でも、もっと論理的に予算を決める方法があります。
それは、「リノベ後の家に、月いくらの家賃を余分に払えるか考えること」です。
ちきりんさんはまず、リノベをした後、何年ここに住むだろうと考えました。
その答えは「できれば20年は住みたい」。
次に考えたのが「今の部屋と新しくなった部屋、もしどちらも賃貸だったら、何万円、家賃が高くても新しい部屋に住みたいか」
そういう流れでちきりんさんは予算を考えたそうです。
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ちきりんさんの答えは「お風呂もキッチンも新しくなる。動線も完璧。二重窓で断熱性も高くなる。
これなら家賃でプラス月3万円は払う」。
次に考えたのが「フリーランスなので、仕事の打ち合わせやネット会議ができるスペースを整えたい。そのために月いくら払うか?」
その答えは「月2万円ならオフィス分として払える」。
つまり「圧倒的に暮らしやすくなる家に月3万円、オフィスとして使うための費用として月2万円、合計5万円が、自分として納得できる額」というのが、ちきりんさんの答えだったのです。
そして、この額×住むであろう期間をかけた額が、ちきりんさんのリノベ予算となりました。