食べる量は変わらないのに、「最近なぜか太ってきた」「脂肪がやわらかくなってきたみたい」という40代女性に多い声。閉経後はますます体型の変化が予想できるけど、何をしていいかわからない……。そんな不安に、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生が答えてくれました。閉経するとコレステロールがたまりやすくなる閉経すると、女性ホルモンのエストロゲンを生成しなくなりますが、エストロゲンの原料はコレステロール。つまり、エストロゲンをつくらなくなる分、コレステロール値が上がりやすくなります。そこで閉経後、それまでと同じ生活を続けるとコレステロールがたまり、太りやすくなってしまうのです。50代からの食べないダイエットは逆効果!50代になると急激に筋肉量が減り始めます。筋肉量が減ると、筋肉に行っていた血液量が減り、血液量が減ると体は冷えてしまうように。そこで体は、一番大切な内臓を冷やさないように脂肪で固めようとします。そのため、おなか周りに脂肪が付きやすいのです。つまり、内臓を冷やさないようにすることが必要なのですが、そのためには、体を温める食べ物をしっかり食べることが大切です。固形物を食べる吸収熱と消化熱で体は温まります。50代からは食べないダイエットは体を冷やす原因となり、逆効果になるので避けましょう。冷えやすい下半身の筋肉のストレッチから!閉経すると、子宮と卵巣への血流が減っていきます。すると、それまで子宮と卵巣に運ばれていた血液は、上半身に集中します。血液は下に下がるよりも上に上がる力が強いためです。その結果、のぼせたり、めまいがしたりといった更年期症状が出やすくなります。一方の下半身はというと、血流が悪く冷え切っています。そのため、上半身はのぼせているのに足の先は冷えているという現象が起きてしまいます。それを解消するためには、血流を下へ向けてあげることが大切です。効果的なのはスクワットなどの筋トレですが、大変ならばお風呂上がりのストレッチでもOK。まずは意識的に、下半身の筋肉を積極的に動かすことが大切です。まとめいかがでしたか? 筋トレはちょっと……という人も、ストレッチなら始めやすいのではないでしょうか。まずは、意識的に体を動かすこと。そして大切なのは、しっかり食べて体を冷やさないこと。できることから始めてみはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2020年12月24日帯状疱疹(たいじょうほうしん)は皇后雅子さまが40歳直前に発症された病気であり、コロナ禍の生活様式の変化により、最近発症する人が増えているそうです。どの年齢でも起こりますが50代以降に多く、治療が遅れると完治に時間がかかり、顔面麻痺や帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)などの後遺症をもたらしやすくなる、実はかなり怖い病気とのこと。今回は私の体験をご紹介します。出張中に突然左下半身にビリッと激痛が!海外生活も20年を過ぎた47歳のとき、管理職として毎日非常にストレスの多い日々を過ごしていたある日のことです。出張先で会議中に突然、左大腿部の内側にビリッとした激痛を感じました。その夜は痛みが腰まで広がり、激痛と皮膚の腫れのためほとんど眠れませんでした。以前、地方への出張時に虫に刺されて足が腫れたことがあったので、今回も虫に刺されたのかなと思いましたが、応急処置として市販の痛み止めを飲み、なんとか翌日の仕事をこなし夜遅くに出張から帰宅しました。仕事を終えてようやく病院に行ったのは翌日の夕方、痛みが出現してから3日目でした。信頼できる医療機関の数が限られていて、仕事場からも自宅からも病院が遠いため、受診するのが遅れました。自分で症状をネット検索したときには、腰痛や神経痛の可能性が高いと思い、まあ急ぎではないだろうと自己判断し、病院に行くのが遅くなってしまったのです。 診療に来るのが遅いと医師に叱られた理由病院で診察を受けると、ほぼ即決で帯状疱疹ですと医師に診断されました。「症状が出てからすぐに病院に来ていれば、内服薬か点滴で治療ができたのだけれど、もう3日目だから発疹箇所に塗る薬しか出せないし、後日、帯状疱疹後神経痛になる可能性が高いですよ。なぜ早く来なかったのですか?」と医師に叱られてしまいました。医師によると、私のように夜も眠れないほど強い痛みがあったり、皮膚症状が重症な人は、神経痛が残る可能性が高いため、とにかく早く帯状疱疹を発見・治療する必要があるそうです。発症する部位で多いのは胸から背中にかけての上半身ですが、顔面、特に目の周辺に発症すると、角膜炎や難聴、まれに髄膜炎などの重篤な合併症になることもあり、耳の周辺の場合は顔面神経が麻痺する場合もあるそうです。痛みの箇所によって、腰痛、五十肩、歯痛などと勘違いして受診される方がいるそうですが、私の場合は大腿部内側から腰の痛みでした。腰痛や大腿部の痛みはこれまでに経験したことのある痛みであったため、間違えた自己判断による受診の遅れにつながりました。帯状疱疹ウイルスにはストレスが大敵!水疱瘡(みずぼうそう)にかかると、その後もウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスなどによって免疫力が落ちることにより、帯状疱疹を発症するそうです。私が水疱瘡にかかったのは2歳前だったので、実に45年間もウイルスが体内に潜んでいたことになります。帯状疱疹を発症した当時は、夫の単身赴任が始まり、職場での人員削減のため部下のリストラ、部下の汚職が発覚しその対応に追われるなど、ストレスがピークの状態のまま、睡眠時間はいつも5時間以内という生活でした。まとめその後、年に1回程度、帯状疱疹後神経痛が原因と考えられる首、肩や腰の痛みがあり通院していますが、別件で休職してからは睡眠時間も増え格段に免疫力が回復しました。私の場合、帯状疱疹という病気に関する知識がなかったため、免疫力が低下している自覚はあったものの、ストレスの多い生活が続き事前に予防することができませんでした。特に体の痛みは片側のみで、かつ発疹もあるという、帯状疱疹の典型的な特徴を知っていれば、すぐに病院で治療を受けていたと思います。この体験により、体が伝えている病気のサインを見逃さず、免疫力を高める生活を心がけ、自己判断せずに早めに診察を受けるようにしていくということを痛みを持って学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月16日閉経前後から髪の悩みが増えると聞いたことがありました。そこで45歳ころから髪のケア方法を変えました。55歳の現在、白髪は少しありますが、まだ髪を染めていませんし、髪が薄くなったということもありません。私が薄毛と白髪対策におこなった方法を紹介します。白髪染めをしたくない!父も母も白髪がありました。母は30代の後半ごろから白髪が少しずつ出ていたと思います。白髪を気にして時々抜いていたのを覚えています。その後、40歳後半ごろから美容院で白髪染めをしていました。最初は2カ月に1度程度でしたが徐々に回数が増えていました。私の髪は子ども時代は明るめの色でしたが、なぜかだんだん黒くなりました。髪が黒いと白髪が1本でも目立ってしまいます。だからといって白髪を抜いていると、髪が薄くなってしまうかもしれません。母も髪が少なくなることを気にしていたので、私は白髪が生えてきても抜いて薄毛になるのも白髪染めもしたくないと思っていました。基本的に私は自然主義者なので、化学調味料を使いませんし、冷凍食品やでき合いの惣菜も購入したことがありません。そんな私が頭に染料を使うなんて考えられなかったのです。カモミールティーで軽く脱色私はヨーロッパに住んでいるのですが、ヨーロッパに住んでいると、さまざまな髪の色の人たちがいます。私の知り合いの女性はもともと髪の毛が真っ黒で、黒い髪が似合うとてもおしゃれな人。彼女は40歳の半ばで白髪を染め始め、50歳を間近に控えたころには2週間ごとに染めていました。反対に金髪に近い薄い髪の色の女性はほとんど染めていません。白髪があっても気にならないためです。 そこで私も髪の色を薄くしようと思いました。もちろんブリーチ剤などで脱色をしようなんて思ったわけではありません。実はそのころ中学生の娘がせっせとカモミールティーを髪にかけてツヤツヤの栗毛色になっていたので、それを実践してみました。カモミールティーは主に胸がムカついたときによく飲んでいます。そのため出し殻が毎日出るので、その出し殻を少し沸騰させて抽出液を作ります。抽出液をトリートメントと同じように、洗い終わった髪全体になじませたあと、洗い流します。地色がとても黒いので娘ほど明らかに色が薄くなった感じではありませんでしたが、白髪がわずかに薄いカモミール色に染まりました。カモミールは脱色というよりも染色に近いようです。それで髪のツヤができて白髪も目立ちにくくなりました。シャンプーとリンスをやめる私はいつもロングヘアなので、シャンプーとトリートメントにはかなり気をつかっていました。しかし、シャンプーやトリートメントが髪をサラサラにしてくれるのは化学薬品やシリコンなどの化学物質だということを雑誌などで読んでシャンプーとトリートメントをやめ、シャンプーの代わりにせっけん(ナチュラルなもの)、リンスの代わりにりんご酢を使うことにしました。りんご酢にしたのは、同じようにシャンプー、リンスをやめた人がすすめていたから。酢のにおいが気にならないからだそうです。 私の髪はものすごく細くてもつれやすいため、ブラッシングの際にはブラッシングスプレーも必須。すべて使用することをやめて、髪が切れてしまうのではないかと心配でした。やはり最初はギシギシに。しかし、ブラッシングは問題ありませんでした。そして、半年ほど少しボサボサの髪を我慢し続けた結果、新しいケア方法でも髪がまとまるようになりました。 最初はギシギシするので何度もやめようかなと思いました。それでも続けてよかったです。今では洗いっぱなしでちっとも気になりません。まとめ45歳ごろからこのような髪の手入れ方法を続けています。私は、髪は皮膚の一部であり体の一部ですから、健康であることが一番だと思っているので、できるだけナチュラルな方法でケアすること、食べ物もできるだけナチュラルなものにすることを心がけています。おかげで髪の毛は多過ぎることが少々悩みなくらいにボリュームがあります。最初は白髪対策で始めましたが、薄毛対策にもなっているようです。メリットは髪のコンディションだけではありません。毎月購入していたヘアケア製品を買わなくなったのでかなり倹約ができています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月16日骨盤ダイエットブームの火付け役で、奇跡の53歳と呼ばれるほどの美と若々しさを誇るボディーライン・アーティストのMicacoさん。そんなMicacoさんにオトナ女子のキレイをつくる“美常識”について教えてもらう連載。日ごろから美容と健康のためにおこなっていることを紹介していきます。今回は骨盤のゆがみについてお伝えします。骨盤のゆがみが全身に影響することも皆さんは、骨盤のゆがみが顔のゆがみにも関係していることをご存知ですか? 人間の骨は積み木のように、それぞれがつながってバランスを取り合っています。そのため、骨盤のゆがみが背骨、首の骨、頭蓋骨にまで影響を及ぼすこともあります。また、全身は1枚の皮膚で覆われています。そのため、かみ合わせや食いしばり、寝るときの姿勢、頬つえをつくなどの行動により頭蓋骨にゆがみが生じると、皮膚がたるんでしまうこともあると言われています。骨盤がゆがむってどういうこと?「骨盤がゆがむ」とよく表現されますが、骨盤の骨がゆがむわけではありません。実際には、骨盤の周りに付随してる筋肉の収縮で骨盤が引っ張られ、前後に傾いてしまったり左右にねじれたりすることで、骨盤がゆがむと言われています。「骨盤がゆがむと太る」と耳にしたことはありませんか? 骨盤は体の中心に位置し、上半身と下半身をつないでいる要で、私たちの体の土台です。この土台がゆがむと、全身の骨格にも影響を及ぼし、体型の崩れにつながってしまうのです。私は「インスパイリングエクササイズ」という骨盤のエクササイズを14年間、多くの女性に指導してきました。生徒さんには、やせるにはまず骨盤のゆがみを正さなければ始まりませんとお話ししています。骨盤を正すことで、確実に体型は変わってきます。骨盤のゆがみがある方の体型の特徴として多いのが、下半身にお肉が付いている・おしりが垂れて四角い・猫背。こんな体型崩れが気になる方は、もしかしたら骨盤のゆがみが関係しているかもしれません。骨盤のゆがみを正す「インスパイリングエクササイズ」私が多くの女性に指導している骨盤のエクササイズ「インスパイリングエクササイズ」は、「緩める」「矯正する」「流す」「鍛える」の4つの工程で構成されています。最初に全身、特に骨盤周りの筋肉を緩め、骨盤の開閉を作りながら矯正していきます。それから、下半身太りの原因になり得る老廃物や毒素を流し、最後にパーツごとの筋トレをおこない、全身のラインを整えていきます。体の中から健康的で、女性らしいラインを作っていくのが特徴です。激しい動きなどはないので、運動が苦手、けれども健康のために何か運動はしなければと考えている方にもぴったりのエクササイズです。無理なく続けられるのも特徴で、生徒さんの中には、10年以上続けて下さっている方もたくさんいらっしゃいます。骨盤矯正と腹筋運動ができるおしり歩きエクササイズここで、スペースが一畳分あれば「骨盤矯正と腹筋運動」が同時に1分でできる「おしり歩きエクササイズ」をご紹介します。まず、脚を前に伸ばし座ります。両手を脇にもってきます。右のおしりを持ち上げ前に出したら左の腕を前に振ります。このとき、肘を内側に入れるように振るとウエストのくびれができます。そのままおしりをしっかり持ち上げながら前に20歩歩きます。そのあとは、後ろに20歩歩きます。これを1セットとし、2セットおこないます。ポイントはおしりをしっかり持ち上げて前に出し、大きく腕を振ることです。時間もかからず効果絶大のエクササイズなので、1日1回やってみてください。私も毎日おこなっています。まとめ骨盤は日々動き、私たちの健康・スタイルに影響を与えています。特に毎月の生理・出産・更年期と、女性にとってのライフステージが大きく変わるときはさらに骨盤は変化し、私たちの体に影響を及ぼします。そんな変化のときも、骨盤の動きがスムーズであればうまく乗り切れると思います。ぜひ皆さんも、骨盤から自分のケアを始めてみてください。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月16日40歳を過ぎてから、皮膚トラブルを感じることが多くなりました。比較的肌は丈夫だった私にとって、あまりにひどい状態に「もしかして何か病気なのでは?」と心配になったことがあります。病院嫌いのオトナ女子が皮膚科を受診し、その後どうなったのかについてお話しします。ガサガサしてゴワゴワ、これは私の肌?45歳のときです。肌荒れが日に日に悪化し、私は弱り果てていました。カサカサして、ゴワゴワもしている感じとでも言えば良いのでしょうか? そんな症状が顔から首にかけて広がっていました。ちょうど愛犬を飼い始めて数カ月たったころ。「恐れていたことが起こってしまったかも……」。実は犬アレルギーがある私は、慌てて皮膚科を受診したのです。医師の診断は意外なものでした。犯人は加齢だというのです。「年齢を重ねているのに、若いころと同じスキンケアをしていない? 洗い過ぎもトラブルの原因ですよ」と先生に言われ、がっくりとしたことを今でも鮮明に覚えています。病院からの帰りに洗顔料を購入先生のおっしゃることは図星でした。というのも、当時私は節約と称して中高生の娘たちと洗顔料を兼用していたのです。指摘された「若いころと同じスキンケア」どころではありませんでした。40代半ばの母が、10代のピチピチ肌の娘たちと同じものを使っていてOKなはずがありません。帰り道、そのままドラッグストアに立ち寄りました。「洗顔料ってこんなにあったのね……」。ズラっと陳列された商品棚を見ていたら、悔しくて情けなくて涙がにじんできました。そのとき私が選んだのは、乳液タイプの洗顔料です。成分表示もしっかりチェックし、パラベン・アルコール・シリコン・タルクなどが無添加である、できるだけナチュラルなものをセレクト。価格は1,500円くらいだったと思います。洗顔=さっぱりと思い込んでいたその日の夜から、早速新しい洗顔料を使い始めました。私の場合、肌荒れが首まであったので、顔だけでなく、デコルテ辺りまで洗顔料を使用。そして、まず、洗い上がりにびっくり。「さっぱりしなければ洗顔ではない」とさえ思っていた私にとって、乳液タイプの「しっとりモチモチ」な使用感はある意味衝撃でした。洗顔後のツッパリ感は皆無。洗顔に続くスキンケアも、それまでは大急ぎで化粧水を肌にたたき入れる感じでしたが、丁寧にパッティングしました。デコルテ辺りまでしっかり保湿。しっとりした肌にローションをつけると、気持ちも優雅になるから不思議。鏡の前でパッティングすれば、肌のチェックにもなり、自然とスキンケアにも力が入るようになりました。するとガサガサでゴワゴワの肌荒れは、程なくして消失したのです。まとめ皮膚トラブルの原因が加齢と聞いて涙が出るほどショックでしたが、先生に一喝されてよかったと思っています。やはり、何かあったら病院です。あの日以来、洗顔料は乳液タイプかオイルタイプとしています。残念ながら、高級化粧品というわけにはいきませんが、成分もきちんとチェックして、品質の良いものを購入するよう心がけています。シミやたるみといった「オトナ女子あるある悩み」はまだまだ解消されませんが、肌荒れがないだけで気分も上々。今も犬アレルギーが出ることもなく、毎日愛犬とじゃれ合っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月15日元気な南ヨーロッパの老婦人たちを見て、私もこんな老後を過ごしたいと思う今日このごろ。周りの人たちを観察し、なぜ彼女たちはいつまでも元気なのかをいろいろと体験したことを思い出しながら考えてみました。南ヨーロッパの女性たちの元気な老後南ヨーロッパに住んでいると、周りにいる多くの90代の女性の力強さに驚かされます。日本人は40代まではヨーロッパの人に比べはるかに若く見えるのですが、老後の姿はまったく逆のように思います。90歳でパンプスを履いてコツコツと石畳の上に音を立てながら歩いている姿を見ると、私も頑張らねばと思わずにはいられません。南ヨーロッパの人が肉体的に若さを保っていることをしみじみと感じたのは友人との会話から。「Cはお母さんが52歳のときに生まれたんだって! すごいね」すると友人がこう言ったのです。「私もママが52歳のときに生まれたのよ。52歳のときに出産するなんて普通のこと。ただ最近は、大学に行って自立が遅いし教育費も高くなったからあまり産まないようにしているだけよ」と。私自身は41歳で出産していますが、そのときにいろいろとトラブルがありこれ以上は無理だと感じました。この会話から南ヨーロッパの女性が肉体的に強固だと実感しました。周りを気にせず、自分のしたいようにケア私はこちらに住み始めてすぐに妊娠したのですが、婦人科の待合室でよく80歳くらいの女性に出会うことがありました。彼女たちは夫やパートナーとのコミュニケーションをスムーズにするためなど、それぞれの悩みで気軽に診察を受けています。「80歳になってもちゃんとケアして幸せな日々を送るのよ」と言って軽くウインクをしてくれた老婦人の笑顔が今でも忘れられません。妊婦に混じって婦人科に来ることにまったく違和感を持たない老婦人はとてもチャーミングな人でした。婦人科だけではなく、脱毛サロンなどエステサロンにもさまざまな年齢の人がいます。美容マッサージのみの場合もあるでしょうが、60代で脱毛を欠かせないという知人もいます。年齢を気にせず、自分がしたいこと、しなくてはいけないと感じることを優先する姿勢を見習わなければと思いました。男女関係なく好きな人と付き合うこと南ヨーロッパでは、日本に比べ男女関係なく友人になりやすいように感じています。友人の範囲がとても広いことは、気持ちをゆったり持つことの秘訣なのかなと思います。私もここでは70歳に近い詩人や画家の友人もいれば、たまにお茶を飲む20代の友人もいます。女性や男性、トランスジェンダーもいます。キリスト教徒の多い国ですが、違和感もなく生活しています。小学校まではイベントなどで購入しなくてはならない物や学校での問題点などを共有する親のネットワークはありましたが、反対にママ友というものは存在しません。私は、同じような環境の友人だとむしろ嫉妬が生まれることもあるのではないかと思っています。例えば、ママ友なら子どもの成績や夫の収入などを比べてしまい嫉妬することもあると思うのですが、まったく別の世界に住むもの同士なら、この人はこうなんだなと受け入れてしまうように感じています。嫉妬などがあるとストレスになります。趣味が同じで好きなものが同じだと、口論はあっても傷つけ合うような罵倒も皮肉もありません。そのせいか人間関係はストレスフリーです。そうやってお付き合いする姿勢は高齢の方も同様です。私自身も70歳、80歳の友人がいますが、彼らは年齢に関係なく広い友人関係を持っているので若さを保っているのではないかと感じています。まとめ南ヨーロッパに住んでいると、日本人は若いと言われます。先日ドイツのマンガを見たら、日本女性は40代まで20代のころと変わらないけど50代になると突然おばあさんになるということをおもしろおかしく描かれていました。かなりムカつきましたが、自戒を込めて心にとどめています。現在、私は55歳。周りは元気な60代の女性がたくさんいます。少々太り過ぎな方も見受けられますが、皆さんとにかく元気です。私も徐々に老婦人の仲間入りですから、南ヨーロッパの老婦人を見習って、これからも元気に過ごせるようにケアをしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月15日美容師さんからもびっくりされるのですが、アラフィフの私には白髪がありません。母からは「苦労が足りないのね」と笑われます。たしかにそうかもしれません。でも、薄毛は気になるのです。男性も気になるかもしれませんが、女性である私にとってはとんでもないこと! 「今なら薄毛対策がまだ間に合うかも」と、私が実践していることをご紹介します。自粛生活がきっかけで薄毛に気付く私の髪の毛はいわゆる猫っ毛です。細くてやわらかくて、プラス天然パーマ。パーマをかける必要はないので、その意味では非常にコスパの良い髪質かなと思います。しかしこの髪質、実は亡き父にそっくりなのです。わが家は祖父も父も薄毛でした。物心ついたときからそうだったので、正直男性の薄毛はまったく気にならない私。でも、私は女性。そう悠長なことはいっていられません。とはいえ、なかなか行動に移せずにいた私に、長引く自粛生活が警鐘を鳴らしたのです。美容院に行くのもおっくうだったため、伸び切った髪の毛をギュッとひとつ結びにしていた私。が、ひとつ結びにしたことで気が付いたのです。「生え際が薄くなっている!」。こうして私の薄毛との戦いが始まりました。髪型とシャンプーを変更!ネットで薄毛対策を検索すると、髪と頭皮に負担がかかるひとつ結びヘアは好ましくないとのこと。わかってはいたのですが……。半年ぶりに美容院に行き、バッサリとボブにしてもらいました。以来、ここ数カ月は1カ月に1回ペースで美容院に通っています。1カ月だと長さはそれほど変わらないかもしれません。しかし、髪の毛のプロである美容師さんであれば、自分では気付かない変化もチェックしてもらえます。そして、プロにシャンプーしてもらうのはとにかく気持ち良いですし、気心知れた美容師さんとのおしゃべりは気分転換になります。自宅では、スカルプケア系のシャンプーとコンディショナーを使うようになりました。今使っているのは、スカルプDボーテ ORGANICシリーズです。シャンプーとコンディショナーがそれぞれ2,000円弱です。すすぎ残しが原因と思われる頭皮トラブルに悩んでいた私ですが、髪の毛を切りシャンプーとコンディショナーを変えたことで症状は気にならなくなりました。女性向けのスカルプケアシャンプーは種類も豊富なので、これからいろいろ試してみたいと思っています。食事と睡眠を見直しました!髪の毛を構成する主成分は、たんぱく質。そのため、良質で十分なたんぱく質を摂取することがとても重要らしいのです。そのことを知り、今まで野菜だけだった煮物に鶏のささみや高野豆腐を加えたり、魚メニューを増やしたりして今まで以上に毎日の献立に気を配るようになりました。また、睡眠時間にも気を付けるようになりました。フリーランスで仕事をしていると、就寝時間が遅くなることもしばしば。調べてみると髪の成長に不可欠な成長ホルモンは、一般的には就寝後3時間で最大量になると言われているようでした。成長ホルモンに髪の毛を育ててもらえるように、今は23時には就寝するのがマイルール。そのためにも仕事は昼間にすることを心がけるようになり、生活にもメリハリが出てきました。そんなこんなの努力の成果か、私の生え際には新しい産毛が出てきたのです!まとめ髪の毛のことを見つめ直して気が付いたことは、どれも当たり前のことなのかもしれません。「ケアを怠らない」「ストレスフリーな暮らしを実践する」「体に良いものをチョイスする」「食生活を整える」「十分な睡眠時間を確保する」。改めて母として妻として、家族と自分の暮らしを整えていこうと決意しました。50歳になったら、ベリーショートが似合うオトナ女子になるのが目標です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日「老眼鏡なんてかっこ悪い……」。そんなネガティブな気持ちでいた私。娘の眼科受診への同行がきっかけとなり、老眼鏡を作りました。老眼鏡ユーザーになり、どんな変化があったのかご紹介します。まさか30代で老眼?「あれ? 何かおかしい」と目に異変を感じたのは、38歳のころ。私は2人の娘の出産・育児を経て、パートで仕事を再開していました。パソコン作業をすると、とにかく目が疲れるのです。当時はデータの入力作業が主な仕事だったので「仕方ないのかも」と諦めていて、市販の目薬は手放せませんでした。その一方で、私の中に「老眼?」と疑う気持ちもありました。もともと視力がとてもよかった私は、先輩から「あなたは老眼が早いかもしれない」と言われたことがあったからです。でも「30代で老眼鏡は恥ずかしい」という気持ちがとても強く、そのことは考えないようにしていました。40歳を過ぎると、症状に変化が出てきました。パソコンの画面がぼやけるのは当たり前で、仕事中にとんでもない睡魔に襲われることもしばしば。一番困ったのは、夜の車の運転でした。対向車のライトが今まで以上にまぶしく感じられて……。「もしかしたら、何か目の病気なのかもしれない」。病院嫌いな私が「病院に行かなければ」と思い始めたのはこのころでした。42歳、老眼である自分を認める42歳のとき、当時小学生だった次女が学校健診で視力低下を指摘されました。要検査の通知を見て、ようやく「私も行かなくちゃ」と重い腰を上げることができたのです。眼科でひと通りの検査を終えた私に医師が言った言葉は「あなたの目は老眼以外の何モノでもない。事実をきちんと認めて、眼鏡を作りなさい」という内容でした。実際にはもっときつい調子で言われてしまったためショック大でしたが、安心したというのも事実。「よかった、悪い病気ではなかった!」。すぐに眼科を受診しなかったことをとても反省しました。そのまま眼鏡の処方箋を書いていただき、その日のうちに老眼鏡を作るため眼鏡店に向かいました。選んだのはいわゆるおしゃれ眼鏡。仕事のモチベーションアップにもなりました。老眼鏡ユーザーになってみての感想老眼鏡を使うようになり、目の不調は軽減されました。お気に入りの眼鏡に巡り合えたことで、テンションもアップ。老眼の心強い味方となってくれる相棒だから、納得の1本を持つことができたことに満足しています。つらかった読書も苦でなくなり、おうち時間がますます楽しくなりました。日常生活で気を付けるようになったこともあります。仕事柄、パソコンとスマホは手放せないのですが、できるだけ仕事は昼間だけにするよう心がけています。長時間のスマホいじりは厳禁。しっかり睡眠を取り、疲れた目をしっかり休めてあげることが、オトナ女子世代の私には必要と考えるようになりました。まとめこの体験を通じて私が学んだことは、「不調を感じたら、早めに専門家に相談する」「加齢という事実を受け入れて、対応・対策を考える」、そして「老眼鏡はかっこ悪くない」ということです。オトナ女子世代にとって、加齢による変化はごくごく自然なこと。恥ずかしくなんかありません。「次の自分へのご褒美は、とっておきのグラスコードにしよう」。もっとかっこよく快適な老眼鏡ライフを実現するため、私は心に決めています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日私は子宮頸管ポリープの除去を今までに3回繰り返しています。医師によると30〜40歳の出産回数が多い女性によくみられる疾患らしいのですが、どのような経過で除去をしたのか、痛みはあるのかなど、施術の様子をご紹介します。また、ポリープ以外にも疾患が見つかったのでそのことも含めた体験談をお話しします。47歳で子宮頸管ポリープが見つかる私は3回出産をしています。41歳で3人目を産んで、そのときにかなり体調が悪く肉体的にも限界を感じたので、避妊のために42歳でリングを入れました。リングを入れると定期的に検診があり、5年ごとに新しいリングと交換するのですが、リングの交換の際、つまり47歳のときに子宮頸管ポリープが数個見つかりました。発見された子宮頸管ポリープは5カ所ほど。大きさは2〜3mmでした。私の場合は不正出血や痛みなどの症状はなかったため、自分ではまったく気付いていませんでしたが、不正出血によって子宮頸管ポリープを発見する場合も多いようです。多分、子宮頸管ポリープが小さかったので出血などの症状が出なかったのでしょう。子宮頸管ポリープの切除私の場合の治療は、鉗子のようなもので軽く引っ張るように子宮頸管ポリープを切り取るだけでした。子宮頸管ポリープの切除はまったく痛くなかったのですが、2〜3mmと小さかったからで、1cm以上になると痛みを伴うようです。入院の必要もなく、時間にして10分程度でした。医師によると、子宮頸管ポリープというのは30〜40歳の、出産回数が多い女性によくみられる良性の腫瘍で、そのままにしておいても悪性になる可能性はほぼないそうです。医師からも「リングの検診の際に切ることはごく普通のことよ。みんなしょっちゅう切ってるの」と言われました。50歳で見つかった袋私は、エアロバイクと水泳でダイエットをしているのですが、エアロバイクで約1時間最高速度で走るようにしていました。ところが座り心地が悪くなったのです。そこでまた子宮頸管ポリープかと思ったら、3cmくらいの大きな柔らかい丸いものがありました。基本的には子宮頸管ポリープでは座り心地が悪くなることはないようですが、自然とまた再発かなと思ったのです。しかし、今回は内部ではなく腟の外側です。病院に行くと、嚢腫の一種で水がたまっていると言われました。応急処置として注射器で内部を除去。麻酔もなく10分程度で終わりました。ただし、内部を取り出しても、袋が残っているのでまた水がたまってしまうため、若い医師に手術の可能性も示唆されました。しかし、信頼している老医師は、袋から注射器で取り出す処置を続けるほうが良いと判断していたため、注射器で取り出す方法なら1年ごとに通院するだけなので、3年間はそのままにしていました。しかし、担当医が定年退職してしまい、次の世代の若い医師になり、強く手術をすすめられました。結果、年末にゆっくりできる日を選んで手術をしたのですが、局部麻酔で切り取る手術で20分程度で終わる簡単なものでした。1時間ほど様子を見てその日に帰宅しました。手術当日は腰掛けられなかったのですが、2日目からは普段の日常が戻りました。ただし、1カ月は違和感がありました。まとめ普段は友人との会話でも子宮頸管ポリープの話など出ませんから、とても特殊な疾患のように感じました。しかし、かなり多くの人が罹患すると聞いて、また驚きました。私の場合、小さいうちに切除したので、痛みもなく、日常にまったく影響がなかったのはよかったです。これを機に女性特有のがん検診も忘れずに受けています。自分の体をケアをして楽しい還暦を目指したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月14日これまでまったくケアしてこなかったネックライン。顔に塗った美容液の残りを塗るくらいでしたが、先日、高校生の娘たちと一緒に写真撮影をしてびっくり! 首に横ジワがくっきりと刻まれていて、首だけ見ているとまるでおばあちゃんのよう。これではいけないと一念発起! ネックラインをもっと美しく改善するために必要な情報を徹底調査してみました。写真を見て首の横ジワを自覚!改善策は?長年ノーマークだったネックライン。ちょくちょく「ネックラインが見た目年齢を左右する」とか「首のエイジングサイン」といった記事をちら見してはいたのですが、正直あまり気にしていませんでした。ところが先日、高校生の娘と娘の友だちと一緒に写真を撮影して、あとで娘にそのときの写真を見せてもらって驚愕したのです。セルフィーで寄って撮影したためか、10代に囲まれた50代の私だけに刻まれた首の横ジワがはっきりとわかり、首だけ見るとまるでおばあちゃん! 少しやせたせいもあるのか、たるみとシワでひどいことになっていたのです。普段から手入れを怠らない顔の肌とのギャップも気になります。このままではいけないと一念発起し、首のシワ改善に本腰を入れることにしました。とはいえ、高級クリームが良いことはわかっていますが、そこまでネックラインに予算は割けません。なるべく効率もコスパも良くケアをしたいと思い、まずはネットで徹底調査することにしました。最初に見つけたサイトには首のシワができる主な原因に姿勢の悪さ、コラーゲンの減少、首の乾燥という項目が挙げられていました。ネックケアの基本は、とにかく保湿!乾燥に関しては、首は汗をかきやすく、顔の2倍以上の汗腺があると言われており、汗をかくことで肌表面の水分も奪われてしまうため、乾燥を促進させてしまうとのこと。更年期で汗をかくことが増えたせいで首のエイジングサインが出始めたのかも知れないと思い至りました。そして、年齢とともに減少していくコラーゲンにより、何もしなくてもハリつやのあったネックラインが徐々にたるんで、同時にコラーゲンに含まれる水分も減少するため、かさつきも増すというのです。読めば読むほど、これから冬に向かっていち早くケアをしなければという気持ちになりました。とにもかくにもまずは保湿だと感じ、保湿力の高いクリームを探し始めてふと気になったのが、ネック専用クリーム、ネック&ハンドクリーム、ボディ全体に使用できるクリームなどがあり、どれが良いのかわからないということです。顔同様、日々の積み重ねが大切と実感調べてみると、ネック専用クリームがベストのようでした。そこで、ネック専用クリームを発売しているブランドを何社か見つけ、価格や効果をじっくり比較。結局、保湿やハリ改善が期待できるゲットウ葉エキスなど天然成分配合のクリームにしました。決め手は2,000円代と予算内であったことと、誰でも知っている信頼度の高いブランドだったことです。わが家の家計から捻出できるネック対策予算は3,000円まで。最後はコスパを重視して探しました。さて、いよいよケアのスタートです。血行が良くなっているお風呂上がりにおこなうことにしました。まずは顔に使用した化粧水が手に残っているうちに首にも化粧水をつけて、ネック専用のクリームでやさしくマッサージをするようにしてみました。首の左側は右手で、右側は左手で、親指以外の指を使用して円を描くようにしながら鎖骨の下までおろし、そこから肩に向かってやさしくリンパを流します。効果うんぬんより、まずこれが予想以上に気持ち良いのです。いつも放置していたネックラインをやさしくマッサージすることで、ちゃんと自分をケアしている感じがあり、充実感もあります。そして、ネックケアをするようになって1週間ほどたったころ、首の色が明るくなったように感じました。1カ月たったころには、普段ケアをしている顔と同じようにピンと肌が張るように。こんなに効果が出るとは正直思っていなかったので、うれしい誤算でした。まとめネック専用クリームの購入から2カ月がたちました。現在も入浴後のネックケアは続けています。恐れおののいたあの写真の首とは段違い。間違いなくワントーン明るくなって潤いもよみがえり、横ジワもだんだん薄くなってきたように感じています。何より気持ちが良くて、入浴後のセルフマッサージを始めてよかったと実感しています。「首きれいだね」と友だちに褒められるのを目標にして、こつこつケアを続けてみようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月13日ベースメイクをして眉毛を書いただけでも目元が華やかになり、手軽にメイクが完了するのが魅力のまつげエクステ。ここ数年、ずっと同じサロンに通ってメンテナンスをしてきたのですが、コロナ禍により足が遠のき、まつげが強制リセットに。自まつげに専用美容液を塗ってケアをしながら「これからもまつげエクステは必要?」と、ふと疑問が湧いてきました。時短メイクに欠かせないまつげエクステも…ここ数年、欠かすことのなかったまつげエクステ。目じりやセンターを長くしてニュアンスも楽しめるし、何より時短メイクを叶えてくれるため、忙しいママライフにはぴったりでした。サロンには定期的に通い続けてきたのですが、コロナ禍によりまつげエクステもお休みに。最初はぽろぽろとまつげエクステが取れていくのが悲しくて、鏡を見てはため息をついていたのですが、全部取れてしまうとそれはそれでスッキリ。しかも、久しぶりに自まつげをよく観察してみると、かなり細く短くなってしまっていることが判明。まつげエクステが完全オフした今こそなんとかしなければと、まずはまつげ専用美容液で毎晩ケアしてみることにしました。自まつげ強化中にまつげエクステに疑問がまつげ専用の美容液を就寝前に塗るようにして1週間。少しずつまつげが生えてきているような様子が実感としてありました。これは、もっと伸びるかも。期待しながら自粛期間を過ごしていました。まつげエクステのサロンは室内で人同士がかなり接近するため、緊急事態宣言が解除されてからもしばらくは足が遠のいていました。夏に入り、同じサロンに通うママ友たちがマスクをつけて施術してもらったと聞いて、そろそろ予約をしようとカレンダーを見ながらふと思ったのです。まつげエクステは本当に必要? まつげエクステのやめどきは一体いつ? 自粛期間中は断捨離にハマり、これからはトレンドに左右されず、ありのままシンプルに生きたいと考えるようになっていた私は、自まつげのままで何がいけないのかと疑問を感じるようになったのです。まつげエクステを再開したママ友たちは一様に、マスクをするようになって余計にアイメイクが気になるようになったと言います。たしかに一理あります。しかし、セーブルやプラチナセーブルと呼ばれる人工まつげを自まつげに接着し、自まつげはその負担に耐え切れずどんどんとやせていき、ますますまつげエクステなしではいられなくなっていく悪循環。なくてはならぬと信じていたまつげエクステが、負のループを作っているように見え始めて予約を迷っているうちに、とうとう夏は終わってしまいました。50代からのまつげは自まつげ強化!夏が過ぎ、新型コロナウイルスの感染が落ち着いた9月。少しずつ新たな仕事もスタートして、人に会う機会が増え、時間に追われる毎日が始まりました。するとまた、まつげが気になるように……。アイメイクをしなくても外出できるまつげエクステの便利さが思い出され強く心惹かれる瞬間もありましたが、そのたびに今の自分に本当に必要? という疑問も生じるのです。というのも自まつげ強化を始めて半年近くがたちましたが、若いころに比べて自まつげの強化が思うほど進まなかったからです。こんなに時間をかけてもなかなか伸びない自まつげに再び負担をかけてまでエクステをするべきなのか、判断がつかなかったのです。また、理想とする50代、60代の姿を頭に思い浮かべたとき、お金と時間をかけて一体いつまでまつげを盛り続けるのかという思いも生じました。ファストブランドでトレンドファッションを楽しみつつ、まつげエクステはマストという30代から続いていたスタイルをどこかでギアチェンジする必要があるのだとしたら、私の場合、それが今なのではないかと感じたのです。もちろん、まつげエクステを楽しんでいる先輩方もたくさんいらっしゃると思いますし、私もまたいつか再開するときが来るかもしれません。でも、今の時点でしっくりくるのはまつげエクステなしの自然な顔なのです。まとめ現在もまつげエクステはしていません。していたころは、まつげエクステが取れるたびにまだらまつげになってしまうのではないかと常にヒヤヒヤしていましたし、目の周りを洗うと取れてしまうのが怖くて、水でやさしくなでる程度にしていました。今はようやくまつげ美容液の効果が出始め、少しずつ伸びてきている自まつげをビューラーで少し上げてメイクを楽しんでいます。以前に比べ、目元の印象は薄くなっていますが、なんとなくやさしい顔になったようで気に入っています。これからは“盛る”のではなく、ありのままの自分を磨いていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月10日ちょっと疲れると決まってうずく、20代に治療した右上の糸切り歯。メンテナンス時にもその歯だけ歯周ポケットが深いなど、歯医者さんにも要注意と言われていた歯でした。ずっと気になってはいたものの、自由診療でセラミックのクラウン(全体をかぶせる詰め物)を入れていたため、壊すのはもったいないとずっと様子を見ていたのですが、先日その詰め物が突然ぽろり。とうとう、長年悩まされていた歯と向き合うときが来ました。セラミックの詰め物を壊す勇気がなく20代に治療した右上の糸切り歯。以来20年近くずっと問題なく過ごしていたのですが、ここ数年疲れたり体調を崩したりすると、その歯のすぐ上の歯ぐきが腫れたり、冷たいものがしみるときもあったりして気になっていました。その歯だけ歯周ポケットが深いこともあり、定期検診を受けている近所の歯科医院の先生からも「要注意だね」と言われていたのですが……。以前治療したときの詰め物は自由診療のセラミック。それを壊すのはもったいないからと経過観察をしてきました。ところが、ここ数年更年期の症状が加速化するにつれ、口腔内の環境も悪化。朝起きるとねばつきや乾きが気になるようになり、それに伴い、問題のこの歯も歯ぐきが腫れるときはそれまでよりずんと重く感じることが増え、少しずつ悪化しているようでした。治さなくちゃいけないのかも知れない。そう感じていましたが、セラミックの詰め物を壊すほどの決定打がなかったのです。外出先で突然詰め物が取れて大慌て!そんなある日、外出先のレストランで食事をしていたら、ゴリっと音がしました。ん?と思い、失礼してトイレに立って鏡で確認したところ、糸切り歯の詰め物が取れてしまっていたことがわかりました。なんの前ぶれもなくぽろりと取れた詰め物を見ながら、「ああ、とうとうこの歯と向かい合うときが来たのだ」と思いました。かかりつけの歯科医院に電話をして事情を説明すると、すぐに診てもらえることになったので、楽しいランチを泣く泣くあとにし歯科医院へと急ぎました。早速詰め物を見せて、レントゲンの撮影をした結果、診断は「歯根破折(しこんはせつ)」。歯の根っこに線が入っており、ちょうど2つに割れていたのです。先生に、そこから菌に感染して、歯ぐきが腫れていたんですよと言われ、詰め物の高さがもしかしたら少し高かったのではと指摘を受けました。遠い昔のことですが、たしかにセラミックを入れたとき少し高かったので調整をしてもらったことを思い出しました。何度か調整したあとに、最初は違和感が出やすいと言われ、そんなものかと違和感が残ったまま使い始めたのです。そんな話をひとしきりしたあと、「抜歯するしかありません」と突然宣告を受けました。「え? 抜くんですか」「そうですね。これはもう仕方ないです」。ショックでした。初めての抜歯。治せないのかを聞いたのですが、「難しいです」とのことでした。インプラントか、ブリッジか究極の選択先生から「抜歯の日にちはいつにしますか」と聞かれて日程の調整をしながら、その先に待っている選択肢についても説明を受けました。インプラントにするか、ブリッジにするか。どちらも一長一短だと感じました。インプラントは周りの歯を削る必要がなく、適合の良い素材を使用するため炎症などが起こりにくいけれど、高額治療です。一歯だけでトータル50万円と言われて帰りたくなりました。また手術になるため、翌日は痛くて仕事にならなかったとか、まれにしびれが残る症例もあるなどと小耳に挟んでいたので、そんな心配もありました。一方、ブリッジは周囲の健康な歯を削らなくてはならないし、今までと同じ素材の詰め物をする場合、金額もそこそこかかるというのです。ブリッジは固定式の義歯だと説明を受けながら、ますます迷ってしまいました。迷っている私に、先生がさりげなくひと言。「要は未来への投資ですよね。『まだまだ』と思うか、『もう』と捉えるか」。同世代の先生だけに、実感がこもっています。たしかに若いけれど、疲れが見え始める世代。何事も無理はしたくないけれど、投資は必要です。結局その場で決められず、よく考えて返事をすることにしました。そして、自宅に持ち帰って未来への投資について考えました。先生がつぶやいた「まだ」と「もう」。結局私は、「まだ」を選びました。インプラントは高額ですが、メンテナンスしやすいという点と適合性が良いという点から、ブリッジよりはトラブルが少なく長持ちするはずと考えたからです。まとめインプラント治療を選択して、現在は1カ月以内の手術を目標に仕事の調整を始めているところです。クリーニングもしやすいでしょうし、周りの健康な歯も守れます。今回は妥協しないで、噛み合わせもしっかり診てもらおう。そんなことを考えながら、準備を続けています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月10日お風呂上がりに洗面台の鏡の前に中学生の娘と並び、自分の肌の衰えにがく然としたのがちょうど1年前。それからは保湿とUVケアを頑張ったので、肌の状態はしっとりして良くなったのですが、小ジワやくすみといった年齢肌の悩みはなかなか解消できずに悩む日々を送っていました。マスクを着用していると目元の小ジワが目立つ若いころから私のベースメイクは、BBクリームに軽くパウダーファンデーションかおしろいを付けるだけ。最近は新型コロナウイルスの予防のためにマスクを着用しているので、マスクにファンデーションが付着するのが嫌で、どんどん薄化粧になっていきました。マスクをしているせいか、鏡を見るとどうしても目線がいって気になってしまうのが目元の小ジワ。30歳半ばごろに、笑うと目じりに小ジワができるようになり、焦ってアイクリームを塗ったり目じりにシワができないような笑い方を研究したりしたのですが、50代の今は目じりというよりも目の周りの細かいシワが気になり出しました。私は気になり出すとなんとかしたくなる性格で、「目元小ジワ対策」といったキーワードでネットを検索してみました。すると、ヒアルロン酸配合クリームや幹細胞活性化化粧品、ボトックス注射といった高い費用がかかるものや、食生活の改善、マッサージといった時間のかかるものばかり。20代の目元を目指すわけではないので、そこまでは……と考え込んでしまいました。セリアで見つけたスティックグロウに期待粉おしろいとチークが残り少なくなったなぁと思って買い物のついでにセリアに行ったとき、ふと目にしたのが「ACスティックグロウ」。そういえば、ずいぶん前にテレビの情報番組でダイソーのユアグラムの「グロススティック」が目元の小ジワを目立たなくしてくれると言っていたのを思い出しました。商品のパッケージには「仕上げのひと塗りがつくる自然なツヤと立体感」と書かれていて、小ジワが目立たなくなってツヤもプラスできる商品だと思うととても魅力を感じました。ファンデーションにプラスするような商品は使ったことがないので、うまく使えるかなぁと少し不安になりましたが、100均商品なのでうまく使えなかったとしても損した気分にはならないだろうと思い購入することにしました。カラーはオーロラホワイト、ゴールドシマー、ピンクシマーの3色がありましたが、黄色みがかった私の肌に合いそうなゴールドシマーを選びました。見た目の色は程良くパールが入った感じ。触った感じはツルツルしていて塗りやすそうでした。ツヤ感と光の反射でキラキラ肌に初挑戦のスティックグロウなので、失敗しないようにお出かけのない日に試してみました。洗顔後、基礎化粧品で肌を整え、いつもどおりUVクリームとBBクリームで下地を仕上げてから「ACスティックグロウ」を塗ることにしました。まず、目じりのCゾーンに直接塗ってみました。ギラギラしたらどうしようと心配でしたが、派手さはなく程良くパールが光りました。このぐらいの光り方ならと思い、Tゾーン、目の下にも塗ってみました。スティックから直接肌に塗っただけだとパールの輝きが目立ち過ぎますが、境目を指でなじませると自然なツヤ感が得られました。ただ、「ACスティックグロウ」だけだとちょっとキラキラし過ぎかなと思ったのと、肌が少しベタつく感じだったので粉おしろいを重ねてみると、落ち着いたツヤ感の肌になりました。このツヤ感はかなり気に入ったので、ほお骨の辺りにも塗ってからチークをのせてみると、思ったとおりツヤのある頬になりました。光の反射でくすみも気にならなくなりました。ゴールドシマーは私の肌の色にしっくりなじんで、この色にして正解だと思いました。まとめ「ACスティックグロウ」だけだとキラキラし過ぎかなと感じるのですが、パウダーを重ねると程良いツヤ肌になり、目の周りの小ジワも目立たなくなるので、毎日のメイクにプラスしようと思っています。ちょっとおめかししたい日は、アイシャドウにプラスすると華やかなメイクになりそうです。頬から目の周りにツヤがあるだけで、小ジワも目立たないし若々しく見えることを知りました。今回はゴールドシマーを試しましたが、オーロラホワイトとピンクシマーも試してみようと思っています。ゴールドシマーは顔全体に使い、オーロラホワイトをTゾーンに、ピンクシマーをチークの下やまぶたにと使い分けて立体感のあるメイクをしてみたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月09日病気をきっかけにもっとスッキリした生活がしたいと思うようになり、断捨離をスタートしました。気楽な気持ちで断捨離を始めてみたものの、捨てる物はあまりなく思ったような断捨離はできませんでした。そこで断捨離の本を購入して本気で断捨離をしたところ、今まで気付かなかった自分の内面を発見し、やっと断捨離を成功させた体験談です。 心を整理してシンプルな生活をしたいもともとそんなに荷物が多く散らかった家ではありませんでしたが、部屋の一部を整理整頓するだけで、その部屋全体がなんだかスッキリするということは以前から感じていました。そんなとき、突然ぎっくり腰を発症。寝込んでいたときに部屋を見渡すと、ここもあそこもまだまだスッキリできると断捨離への思いは募るばかり。そこで、ぎっくり腰が治ってから早速断捨離をスタートしました。断捨離のドキュメンタリー番組をよく見ていたので、断捨離の精神や方法、コツなどもわかっていたつもりでした。まず捨てやすいと想像していた自分の衣類から始めました。簡単なはずだった断捨離、実は難しかった特に断捨離は捨てる決心が必要なことは覚悟していたので、ある程度目をつぶって不要と判断した物はどんどん捨てていきました。しかし、簡単に捨てられると思っていた自分の衣類をある程度捨てましたが、それ以上はどうしても捨てることができなくなりました。そこで次に食器の断捨離をスタート。食器も以前だいぶいらない物を捨てたので、それ以上捨てることができませんでした。鍋や調理器具などの断捨離に移りましたが、ここでも不要な物は去年の大掃除のときにだいぶ捨てたので、改めて捨てる物はほとんどなく、結果として断捨離はできなかったのです。私は断捨離のドキュメンタリー番組に出てくる人たちのように、断捨離の進行が中断するようなことはないと思っていましたが、結局彼ら以上に中断してしまうことになりました。そこで、テレビで見ていた断捨離の指導者、やましたひでこさんのファンだった私は、彼女の著書である『人生を変える断捨離』(ダイヤモンド社)という本を購入。もう一度しっかり断捨離を理解しようと読んでいき、断捨離をすることでどんな物にこだわっているのか、そして実は物を通して自分のこだわりが見えるということをしっかり頭に叩き込みました。断捨離を通して自分を見直すことができたそれでもなかなか容易に物を捨てることができなかった私は、 “必要不要”という考え方をバッサリ変えなければなりませんでした。今使う物以外は、いずれ使える物も不要な物として捨てることができなければ、断捨離はできないのです。そして、捨てられない物に対してなぜ捨てられないのかを自問自答すると、私は「いつか必要になるから」「いざというときに、これがあれば困らないから」「予備として必要」ということにこだわり、とても用意周到だったことがわかりました。でも、それは決して良いことではなく、トラブルを想定ばかりして生きている私のこだわりが見えてきたのです。もちろんそれも多少は大切なことだと思うのですが、私はそこにこだわり過ぎていました。これが家の中の荷物を増やしている原因であり、私の心の荷物にもなっていたようです。まとめスッキリした部屋に住みたいという思いからスタートした断捨離でしたが、トラブルを前もってイメージしてばかりいる私のこだわりが判明しました。そして、自分のこだわりを捨てるつもりで多くの物を1つずつ捨てながら、自分のこだわりも捨てました。部屋に物が少なくなっただけでなく、実は自分のこだわりを捨てることで、心までスッキリするのだとわかったのです。 これからもうっかりしていると、また私の悪いこだわりが出てくる可能性があるでしょう。そういう意味では断捨離は自分のこだわりのバロメーターになると思うので、これからも定期的に断捨離をしていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月07日子どもが独立してからは、夫婦2人で仲良く暮らしていけると思っていた私。子育て中の意見の相違もなくなり喧嘩も少なくなると楽しみにしていましたが、現実はお互い感情を遠慮なくぶつけてしまったり、ちょっとした言葉に引っかかってしまったりなど、夫婦円満とはほど遠いイメージとなってしまいました。そんななか、夫婦仲を改善するための2つのキーワードを意識したところ、驚くほど良い関係になったという体験談です。いつもギクシャク、喧嘩も派手に! 私はアラフィフ、子どもは独立して夫との2人暮らしの熟年夫婦です。私のなかでの熟年夫婦とは結婚生活が長く、子どもをしっかりと育て上げ、お互いを理解し合うことのできるすてきな夫婦というイメージがありました。でも、現実はちょっとしたことで夫婦間はギクシャク。 2人きりなので子どもがいたときのように喧嘩を抑えることもなく、逆に喧嘩も派手になってしまい、そのまま何日も口をきかないことも。せっかく2人暮らしの熟年夫婦となって、すてきな関係になるだろうとイメージしていたのに、熟年離婚という言葉さえ頭に浮かぶほどになってしまっていたのです。友人に相談すると、意外にも友人のところでも同じような状況が起こっていることを知り、自分のところだけではないのかなと思いました。しかし、このままでは冷めた夫婦になってしまうのではないかという焦りを感じていたのです。2つのキーワードを意識して仲良し夫婦に友人のところでは、ペットを飼ったことで夫婦喧嘩が減ったとのことでした。そこで、夫も動物は好きだったので、相談した上でペットショップからかわいい子猫を家族の一員に迎えることに。 たしかにかわいいペットが増えただけで、2人の関係は以前より和むことが多くなりました。それでも、もっとしっかりと夫婦仲をより良くしたいといろいろ意識していたところ、夫婦円満のコツは“褒め言葉”と“感謝の言葉”を言うことだと書かれているコラムをネットで偶然目にしたのです。半信半疑でしたが、それなら簡単にできるので次の日からは「いつもありがとうね」というような感謝の言葉を意識的に1日1回以上言うようにしました。また、歯の浮くような褒め言葉はあまり好きでなかった私ですが、朝は夫の出勤前に「そのネクタイよく似合うよ」とか、「パパは結構年取ると渋くなるタイプね」など自分的には少し無理矢理感もあったものの、これも1日1回以上必ず言うように頑張ったのです。こんなに簡単だった!“褒め言葉”と“感謝の言葉”何事にも三日坊主の私ですが、まずは1カ月間続けて言葉の効果を見たかったので“褒め言葉”と“感謝の言葉”を意識して言うようにしてみました。すると、たった数日間言い続けただけで、夫の雰囲気が柔らかくなってきたと実感できるように。もちろん機嫌の悪いときもありましたが、今までより私に感情的に当たることが確実に減ってきました。そうなると、私もイラっとすることが減り穏やかになります。それによって夫はますます穏やかになり、私もやさしくなれました。このように2つのキーワードを意識したことで、良い循環が2人の間に生まれてきたのです。その上、かわいい子猫ちゃんが家族に加わり、ますます2人の関係は良い状態になったと感じられました。今では2つのキーワードを試してみて本当によかったと思っています。“褒め言葉”など最初のうちは口で褒めていても、心では「ちょっと褒め過ぎだなあ」なんて思っていましたが、だんだん本気で褒めていることに気付きました。あんなに悩んでいた夫婦仲の問題が、この2つのキーワードを意識するだけで、こんなに簡単に改善するとはうれしい誤算でした。まとめペットを飼うことは、夫婦関係に良い影響があるかも知れないと想像していたとおりでした。しかし、 “褒め言葉”と“感謝の言葉”の2つのキーワードを意識的に使用することが、こんな効果があるとはまったく思っていなかったので本当に驚いています。 しかし、私が “褒め言葉”と“感謝の言葉”を意識的に使っていたことを知らないからこそ、夫の心に大きく響いたのだと思います。これからもこっそりとこの方法を実践し、夫の気持ちをしっかりつかんですてきな熟年夫婦になりたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月06日骨盤ダイエットブームの火付け役で、奇跡の53歳と呼ばれるほどの美と若々しさを誇るボディーライン・アーティストのMicacoさん。そんなMicacoさんにオトナ女子のキレイをつくる“美常識”について教えてもらう連載。日ごろから美容と健康のためにおこなっていることを紹介していきます。今回はオトナ女子が効率的にやせるための運動のコツについてお伝えします。40代以降、お肉の付き方が変わってきた!若いころは少し食事量を減らせばすぐやせたのに、年を重ねるとともに年々やせなくなってきたな……と感じている方も多いのではないでしょうか? 私も40代に入ったころから、若いころとは明らかに太り方も変わってきました。お肉の付く場所が下腹・腰周り・背中の辺りに“でっぷり付く感じ”に変わってきました。というのは、二の腕やおしりにもお肉は付いてきたのですが、それ以上にたるみのほうが気になってきたのです。若いころとは明らかに違う太り方で、若いころと同じダイエット方法ではやせないことを実感しています。効率的にやせるには運動の順番が大切運動には大きく分けて「無酸素運動」と「有酸素運動」があります。無酸素運動とは、短い時間で大きな力を発揮する強度の高い運動です。筋肉を動かすためのエネルギーを、酸素を使わずにおこないます。皆さんが知っているところでは、筋トレや短距離走を指します。一方、有酸素運動は軽~中程度の負荷を継続的にかける運動です。酸素を取り込みながら長時間にわたって続ける運動で、ウォーキングやジョギングがその代表です。この2つの運動を組み合わせておこなうことで、効率的にやせることができるのです。そこで、運動する順番が大切になってくるのですが、順番は無酸素運動→有酸素運動。この順番で運動することで、効率的にやせることができるのです。脂肪は、そのままでは排出されません。まずは、脂肪を遊離脂肪酸に変えなければ脂肪は燃焼されないのです。そこで先に無酸素運動をおこなって、体に蓄えられている脂肪を「グリセロール」と「遊離脂肪酸」に分解します。ただこの段階では、まだ遊離脂肪酸が燃焼されないので、ここから有酸素運動をおこなうと遊離脂肪酸がエネルギーとして使われ燃焼するのです。よく「有酸素運動は20分以上しないとやせない」と言われるのは、脂肪が遊離脂肪酸に分解されるまでに20分はかかると言われているからです。従って時短で効率的にやせるためには、無酸素運動で脂肪を分解してから、有酸素運動で燃焼させれば良いのです。ダイエットをイベントにしてはダメ!私の生徒さんのなかには、ダイエットを“イベント”にしている方がたまにいらっしゃるのですが、心当たりがある方はいらっしゃるのではないでしょうか? ダイエットをイベントにしてはいけません。イベントにするとは、普段好きなものを好きなだけ食べ、運動もまったくしない。そして「あれ? 最近太ってきたな。ダイエットしなきゃ」と気が向いたときだけ食事に気をつけたり運動を始めたり、またいつの間にかやめてしまうこと。これでは、やせて、太って……の繰り返しです。一番大切なことは、継続することです。それも日々の生活に組み込んでしまうことです。朝、起きたら少しでもいいので腹筋やスクワットなどの簡単な筋トレをする。それから家事をする。出勤のために駅まで歩く。買い物に行くのに歩く。これらはすべて有酸素運動です。このように、わざわざ時間を取らずにできることはたくさんあります。私はまずは起きたら筋トレ。やる気のない気分も一気に上げてくれますよ!まとめ運動というと、面倒だなと思う人もいるかと思いますが、家事、出勤や買い物のときに歩くということでも有酸素運動になります。筋トレも朝起きたら3分など時間を決めてルーティーンにしてしまえば、意外とできるようになると思います。運動を日々の生活に組み込んで、やせなくなってきた40代、50代を乗り越えていきましょう!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月02日子どもが独立してからは夫と2人暮らし。今まで仕事、家事、母親業で手いっぱいでした。だから遊ぶといえば家族でどこかに行ったり、たまに友だちと会ったりする程度。でも、これからはもっと遊んでもいいはずだと気付きました。そして慣れていなかった遊びをじょうずに取り入れて、今はメリハリのある毎日を送っているという体験談です。仕事と家事の毎日に遊びを取り入れる今までアクセサリーを作る仕事をしながら家事と母親業を両立してきましたが、子どもが独立した今は時間にもお財布にも少しゆとりができるようになり、昔から憧れていたアロマオイルを取り入れた生活を楽しむようになりました。それでも、もう少しメリハリが欲しいと感じるようになっていたのです。あるときテレビドラマを見ていて、「主婦だって遊ぶことが必要なの」というフレーズを聞いてハッとしました。「遊ぶ」と「主婦」という言葉が私の中ではスムーズにつながらなかったのです。私は今まで、主婦は仕事、家事、子育て、息抜きの趣味を持っていればいいと思っていました。でも、そのフレーズを聞いたときに主婦も遊んでも良いのではないだろうか、今こそ遊ぶ時期が到来したのかもしれないと感じたのです。もちろん今までも年に数回の家族旅行や、たまには友だちと1日中おしゃべりをすることもありました。でも、少しだけ自由な時間とお小づかいが使えるようになったアラフィフの今だからこそできる遊びがもっとあるように思ったのです。もっと遊びたいけど遊び方がわからない私遊びたいと言っても、遊び慣れていない私はどのように遊んだらいいかわからないし、そんなにお金のかかる遊びをする気はないし……。そうなると今の生活のなかに遊びをじょうずに取り入れるにはどうしたらいいのか、何をして遊ぼうかなどいろいろと悩むことに。やはり遊ぶということに私はどこか抵抗があり、遊びたい半面、遊びは身を亡ぼすというようなイメージがありました。そのため、とにかく遊びに溺れてはいけないと思ったのです。そこでいろいろ考えた結果、だらだらと遊ぶのではなく、まず1週間に1回のルーティンとして遊びの時間を作ろうと考えました。そして、その1日は何をしようかと考えると、ショッピングや友だちとのおしゃべりは今までもしているし、特に遊びたいことはというとなかなか浮かびません。そんな柔軟性のなさに自分自身驚きながらもいろいろ考えたところ、昔から映画が好きで1週間に1回は映画を見ていた時代もあったのに全然見に行ってないと気付いたのです。結婚してからは休日のたびに夫婦で映画に行くということもなくなり、子どもができてから見に行く映画は『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』です。考えてみたら随分我慢してきたなと思えてきました。そこで、私は今だからこそしてみたい遊びを映画鑑賞に絞り、それを1週間に1回のルーティンにすることにしたのです。遊びのルーティンを作ってみた自宅の近くのシネマでは、毎週月曜日は通常1,800円の料金が1,100円になる割引デーだったので、毎週月曜日は仕事を一切やめて、必ず映画を見に行くことにしました。そして、映画を見たあとはゆっくりお茶を飲んで自分の時間を楽しむことに。最初はひとりで遊ぼうと思っていましたが、その話を聞いた友だちもその意見に大賛成。一緒に遊びのルーティンをしてみることにしました。 それからは必ず月曜日になると、午前中に映画を見たときはそのあとにランチを楽しみ、また午後から映画を見に行ったときはそのあとにお茶を飲んでおしゃべりを楽しみ、帰りに夕食の食材を購入して帰るようになりました。このようなルーティンを繰り返して、毎週いろいろな映画を見ているうちに映画の楽しさがよみがえってきました。 そして、だんだん映画にこだわらず美術館に行ってみたり、神社回りをしてみたり、そのときに応じていろいろな遊びを楽しめるようになりました。ただ1週間に1回、できるだけ月曜日というところを崩さないことが生活にメリハリをつけるためにとても効果的でした。今ではこんな遊びのルーティンに同感した仲間が増え、毎回2~4人で遊んでいます。まとめ今考えると、子どもが成長していくタイミングで、少しずつ時間や気持ちに余裕が持てるようになってきました。特に子どもの独立によって今までにないゆとりができたことから、人生を楽しく有意義に過ごすためにも今だからできる遊びをしようと思いました。 しかし、いざとなるとどのような遊びをしたら良いか柔軟に考えられませんでしたが、今はじょうずに遊ぶことができるようになり、メリハリのある毎日を過ごしています。遊びで弾けていた10代、遊びをぐっと抑えていた子育て時代。そして、今アラフィフだからこそできる遊びを思い切り楽しんでいこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月01日疲れやすい、疲れが取れない、だるい、やる気が出ないなども更年期の症状の1つですが、自己判断は禁物。必ずしも更年期の症状から来ているとも限りません。原因をきちんと調べ、必要な治療を受けるのがおすすめです。それらの症状には更年期症状なのか、ほかにどんな病気の可能性があるのか、何科にかかればいいのかなど、産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。疲れが取れない、やる気が出ない場合は何が原因?更年期には、疲れやすい、疲れが取れない、だるい、何もやる気が出ないなどの症状が出ることがあります。診療の中で相談されることが一番多いといっても過言ではなく、皆さんが悩んでいる症状と言えます。これは卵巣ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が急激に減っていくことが原因です。ただ、全身のだるさや倦怠感は貧血、甲状腺機能低下症などから来ることもあり、何もやる気が出ないのはうつ病から来ているのかもしれません。まずは何が原因でその症状が出ているのかをきちんと診断してもらうことが治療のスタートとなります。どんな状態だったら医療機関への受診が必要?疲れやだるさ、やる気が出ないことで、家事も進まない、出かける気も起きない、自分で気分転換もできないなど日常生活に支障が出るようなら受診を考えましょう。更年期にそれらの症状が出ているようなら、まずは婦人科に相談してみるのが良いでしょう。婦人科ではカウンセリングから働き過ぎ、気づかい過ぎ、睡眠不足、運動不足はないか、食事はしっかり摂れているかなどを問診して、生活習慣の見直しを提案します。検査の結果や症状から他科の受診をすすめられることもあります。婦人科以外の受診をすすめられるケースも婦人科でおこなった検査で、貧血や甲状腺機能の異常がある場合、もしくは更年期症状以外の症状を伴った全身の疲れやだるさがひどい場合は、内科での治療がおすすめされます。何もやる気が出ない、食欲もないということであれば心療内科や精神科への受診も提案されます。診療、治療の流れ・セルフケアは?のぼせ、発汗など、更年期のほかの症状も伴っている場合は、エストロゲンを体に補充するホルモン補充療法(HRT)が有効で、漢方療法も検討します。漢方では、体の元気を補う“補剤”といわれる人参養栄湯(にんじんようえいとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などが有効である可能性があります。内科では、貧血があるようなら鉄剤の投与、甲状腺機能低下症であれば甲状腺ホルモン剤が投与されます。改善されるまでに2~3カ月かかることもありますので、つらいかもしれませんが長い目で考えましょう。精神科などでうつ病から来るものだと診断された場合は、カウンセリングと併用しながら抗うつ剤が処方されます。また、補助的に漢方薬を処方されることもあります。セルフケアとしては、まず頑張り過ぎないことが大切です。20代、30代と同じように働くことは難しい体になりつつあるのが更年期。周りのため、家族のため、仕事のため、休まず働くのではなく、ぜひ自分のために自分のペースで動きましょう。状況的になかなか難しいかもしれませんが、常に余力を残すことが症状緩和のコツです。また、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。睡眠は6時間以上、糖分、油分は控え、ビタミン、ミネラルをたっぷり摂って栄養バランスの良い食事と適度に体を動かすことが大切です。更年期世代はうつ病を発症しやすい更年期の女性は、子どもの進路や夫との関係、親の介護や職場での責任、立場の変化、さらに加齢に伴う身体的な変化など、さまざまなストレス状況が重なり、それが女性ホルモンの急激な減少と複雑に絡み合うため、うつ病の好発年齢といわれます。実際、閉経前と比較すると罹患率がかなり高いというデータもあります。うつ病の治療は薬物療法と精神療法でおこない、近年、依存性の少ない抗うつ薬も普及していますので、悩むよりまずは受診するのがおすすめです。まとめ疲れやだるさ、やる気のなさで病院にかかるのは、なんとなくちゅうちょしてしまうこともありますが、それらが原因で日常生活が立ち行かず、生活習慣が乱れてしまうようであれば、やはり専門家に診てもらうことが必要です。体が動かないということは、体がなんらかの助けを求めているため。自分だけで解決しようとせずに早めに受診しましょう。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年12月01日夫と2人暮らしになった私は母としての毎日の忙しさから解放され、以前より精神的にも肉体的にもラクになりました。でも、そんな毎日にどこか張り合いのなさを感じるようになったのです。しかし、そんな今に不満を感じるより、今だからこそできることをしようと思い、ずっと憧れていたアロマ生活をスタート。香りのある生活の魅力にハマってしまったという体験談です。変化のない毎日こそチャンス!ひとり息子も独立し、母としての家事も激減。しかしラクになった半面、変化のない毎日に空虚感さえ抱くようになりました。しかし、今だからこそ昔からしたかったことができるチャンスだと考えたのです。そこですぐに頭に浮かんだのが、香水やアロマオイルの香りに包まれたアロマ生活でした。私は昔からコロンや香水などの香りがとても好きだったので、そんなアロマ生活に憧れていました。妊娠中は友人からプレゼントされたグレープフルーツのアロマオイルの香りを嗅ぐことで随分つわりから救われ、出産までずっと手放さなかった思い出があります。しかし、子どもが生まれてからは、子どものためにも無臭であることを心がけていたため香りから遠のいていたのです。憧れだったアロマ生活をスタートさせるアロマ生活をスタートしようと決心したものの、どこから始めて良いかわからず、とにかくネットでアロマオイルの種類や効能をチェックし、それと同時にいろいろな使用方法があることも知りました。例えば、アロマオイル入り手作り化粧水を作ってみましたが、とても簡単に安価でできるので顔だけでなく全身にお風呂上がりなどに使用しています。ちなみに材料はアロマオイル1~2滴に対して精製水45ml、グリセリン5ml、新しい清潔なスプレー容器だけでOK。ほかにもアロマディフューザー機能が付いている卓上加湿器を使用したり、薄めたアロマオイルを入れた小さな瓶に細いスティックを数本差しただけのものをトイレ、玄関、廊下、洗面所、各部屋などに置いたりしています。どれもアロマオイルさえあればすぐにできることばかり。香りに包まれている気分は幸せ感でいっぱいです。アロマオイルは通販で購入しているので、思ったような香りでなかった場合もありますが、それはそれで楽しんでいます。アロマ生活には想像以上の効果があった思ったより気軽にアロマ生活をスタートすることができましたが、想像以上にいろいろな効果がありました。まず子どもに手が掛からなくなった時間が、ぜいたくな自分のための時間として感じられるようになったのです。ハリがない毎日をぼやいていた私ですが、空いた時間こそ自分のためのすてきな時間だと思えるようになりました。そして、家の中にかわいい香り瓶などが置かれた香りのある生活にはおしゃれな空間がぴったりなので、自然と部屋をきれいにしたくなります。また、お風呂でもアロマを楽しんでいるのですが香りはその日の気分で替えています。私の一番好きな香りはローズ。パッケージを見ると「自信をつける」「緊張をほぐす」「女性度UP」などの効能が期待できるようですが、とにかく幸せ感が胸に広がり最高の気分にしてくれます。ほかにも便秘解消効果があると言われているレモンの香りをトイレに置きました。便秘解消効果があるかはまだわかりませんが、スッキリした香りがトイレタイムをさわやかにしてくれます。また、睡眠効果があると言われているローマンカモミールを寝室にセッティング。青りんごによく似た、さわやかさと甘さが特徴の香りですが、たしかにとてもよく眠れるようになったと思います。このようにそれぞれの置き場所に合ったアロマオイルを選ぶのも楽しみの1つです。まとめ毎日の母親業がなくなり、どことなく空虚感を抱いていた毎日をなんとかしたいと思ったことからスタートした憧れのアロマ生活。いざ実行してみると味気なかったモノクロのような毎日が、まるでカラーになったような新鮮さを感じるようになりました。特に香りに包まれた毎日の生活は、自分のなかでとても充実感があります。アロマオイルは手軽に手に入るので、まだ私の知らない香りをいろいろ試してみたいと思っています。朝はスッキリと気分良く目覚め、家事もスムーズに進むように。また、昼下がりにはほっとひと息つきながら、とてもぜいたくな時間を感じる毎日。そして、夜は寝床の中で今日も1日無事に終わったことへの感謝の気持ちがあふれ出るようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月30日50歳を過ぎて、肌は乾燥しているのに顎や眉間の辺りに吹き出物ができて困っていました。開きっ放しの毛穴のせいか、頬全体が硬い感じ。徐々にシワもシミも増え不安が募りましたが、保湿が足りないのか、それとも油分を落とし足りないのかもよくわかっていませんでした。そんななか、ある日曜日の朝、テレビをつけると「健康カプセル!ゲンキの時間」という番組が始まりました。題材は「肌トラブル対策」。この番組で取り上げていた対策を実践してすぐに効果を感じた私の体験談です。肌に触れ過ぎないことがポイント番組に出ていたよしき皮膚科クリニック銀座の吉木伸子院長によると、クレンジングをおこなうときは肌をゴシゴシこすったり引っ張ったりしてはいけないとのこと。これはよく聞く話で、私もゴシゴシはしないようにしていました。けれど映像を見てびっくり! 指で肌に触れるのはほんのちょっとだけ。クレンジング料をおでこから鼻のラインに伸ばしたら、あとは本当に軽く顔に付けたという程度だったのです。すぐに水で洗ってしまい、その間1分ほど。「うそでしょ。あれじゃメイクは落ちないよ」とテレビに突っ込む私。先生いわく、その後の洗顔で洗い落とせるから大丈夫なのだとか。とはいえ、洗顔料で洗うときもクレンジングと同じ手順でおこなってすぐに水洗い。落ちなければ洗顔の回数を増やせば良いというのです。映像のインパクトに驚きながら、これが本当ならすごいと思いました。洗顔料で顔を洗ってすぐに違いを実感!さらに朝起きたら、洗顔料で顔を洗うようにとのこと。寝ている間も皮脂が出ていて、それが肌の老化の原因になるので、洗顔料で落とさないと吹き出物などができてしまうというのです。今まで肌に負担をかけると思い、朝は洗顔料を使っていませんでした。私の吹き出物の原因はこれなのか。時刻は午前7時過ぎ。ちょっと今試してみようかなと、早速CMの間に洗顔料で洗ってみました。洗ってすぐに違いを実感。「うそ! 肌がやわらかい!」。びっくりです。たった1回の洗顔で、毛穴が開いて硬くなったと感じていた私の頬が、つるんとやわらかくなったのです。中学生のころ、「大福みたい」と言われながら友人に頬を触られていたころを思い出しました。化粧水も肌を触り過ぎないように注意化粧水を付けるときも肌に触り過ぎないように、パックは多くても週に1回だそうです。もともとパックはしていませんでしたが、その分、化粧水を付けた手で顔を覆い、しばらくそのまま体温で温めて肌に吸収させるようにしていました。先生の言うとおりにするべきか悩みましたが、少し時間を短めにしてこれだけは継続することにしました。パックはまったくしていないし、手のひらの温度を感じるのが私の癒しでもあったからです。まとめまだ始めて1カ月ですが、クレンジングを含め今も吉木先生のおすすめの洗顔方法を実践して、吹き出物は出なくなりました。これまでテレビの情報番組で見た美容法を数々試しましたが、こんなに即効性があったのは初めてです。しかも、特別なものを用意するわけではなく、手間もかからない。昔、化粧をした分だけ落とす時間をかけるようにと母から教わった記憶がありますが、あれはなんだったのかと思います。また、シミ・シワ対策のために、日焼け止めはしっかり塗るようにとの吉木先生の言葉に従い、併せて継続中です。シミ・シワには今のところ変化ありませんが、化粧乗りは良くなり、毛穴が閉じたもちもちの肌になってきました。それだけでも十分幸せです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月30日更年期症状といえば、まずよく聞く症状はのぼせ、ほてり、発汗ではないでしょうか。これは女性ホルモン(エストロゲン)欠乏で起こる代表的な症状です。ただ、どの程度の症状で受診を考えるのかは悩ましいところですね。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。のぼせ、ほてり、発汗の主な原因は?閉経前後の更年期に入ると、卵巣機能の低下、つまりエストロゲンの分泌が低下します。脳は一生懸命に刺激を出すのですが、卵巣からのエストロゲンの分泌量には波があり、うまく調整されません。いわゆる“ゆらぎ期”という、ホルモンバランスが乱れた状態になります。のぼせ、ほてり、発汗はエストロゲン減少により、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることで起こります。更年期の女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を来すほど重症になるのは1割程度といわれています。医療機関への受診の目安は?症状としては突然2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍も早くなります。ほてりや発汗は顔をはじめ、頭部、首から胸に広がります。また、突然体がカッーと熱くなったり、急に顔が紅潮したり、涼しいのに汗が止まらないなどの症状なども見られます。はじめは戸惑う症状ですが、許容できる範囲内なら様子を見ても構いません。ただ、それらの症状が日常生活に支障を来すようなら気軽に婦人科で相談をしましょう。不快さやつらさは本人の感覚ですし、仕事や環境によっても感じ方は変わります。我慢せずに自分の気持ちを最優先して受診を決めましょう。婦人科以外の受診をすすめられるケースものぼせ、ほてり、発汗といえば更年期症状の代表ともいうべき症状ですが、甲状腺疾患のサインであることもあります。甲状腺機能異常は更年期世代の女性に多い疾患です。甲状腺の機能が亢進するとバセドウ病、低下すると橋本病といわれます。どちらも疲れやすい、だるいといった症状になりますが、バセドウ病は特に熱感、発汗を伴います。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診がすすめられます。診断・治療の流れとセルフケアは?治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。HRTはエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状のなかでも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。セルフケアの1つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。【自立訓練法】●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。①気持ちがとても落ち着いている。②手足が重い。③手足が温かい。④心臓が静かに打っている。⑤呼吸がラクになっている。⑥おなかが温かい。⑦額が涼しい。●終了のための消去動作をおこないます。①手足が軽い。②手足の温かさが引いてくる。③おなかの温かさが引いてくる。④額の涼しさが引いてくる。⑤気持ちがとても落ち着いている。●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。起こりやすい病気と注意したいことホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。まとめのぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月29日更年期症状は誰にでも起こるもので、症状の程度はさまざま。軽く済む人もいれば、日常生活もままならない状態に陥る人も。症状がつらく日常生活に支障を来すのなら、それは更年期障害です。我慢しないで医師の診察を受けましょう。ただ、更年期障害の症状はさまざまで、何科にかかればいいのかわからないということも。受診の目安や何科を受診すればいいのかを産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。更年期障害に我慢は無用。受診の目安は?更年期障害はさまざまなので、日常生活に支障が出るくらいひどいようなら我慢せずに医師の診察を考えましょう。まずは、更年期障害の全体的な不安を相談するという目的で、婦人科で相談してみてください。子宮がんや子宮筋腫、卵巣嚢腫など婦人科の病気の有無を確認し、月経の状態やホルモン値の結果などから更年期障害なのかを判断してもらいます。更年期には、実は更年期障害が原因ではなく、ほかの病気が隠れているケースもあるので、本当に更年期から来るものなのかをきちんと調べることも大切です。例えば、動悸・息切れは本当は心臓の病気かもしれません。めまいは耳鼻科疾患や脳梗塞のサインなんてことも。婦人科から症状に合ったほかの科での詳しい検査をするよう紹介される場合も多くあります。更年期障害は多岐にわたるので複数の科との連携で診察していくものなのです。自分と相性の良いクリニックの見つけよう更年期障害で複数の科を受診するようになったとしても、とりあえずなんでも相談しやすいホームドクターがいると心強いものです。それは婦人科に限らず、どんな科の医師でも自分との相性の良さを優先し決めましょう。つらい本音を話しやすく、何科で診てもらうべきか相談できるような医師を見つけられるといいですね。日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)のホームページで、産婦人科の中でも特にホルモン関連に伴う不調を専門とした女性ヘルスケア認定医を検索できるので、それを利用してみるのもおすすめです。※日本女性医学学会まとめ更年期障害は程度の差こそあれ何年か続くケースもあるので、我慢しないで早めに受診を考えることは大切です。自分と相性の良い医師を見つけ更年期障害とうまく付き合っていくことができれば、ひとりでつらい思いをしなくても済みますね。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月25日更年期症状がひどくなり、更年期障害となる原因はあるのでしょうか? 実は更年期障害は、環境の変化や加齢などさまざまな要因が重なって起こるものだそうです。そこで更年期障害の原因を産婦人科医の粒来 拓先生に聞きました。更年期症状が現れる仕組み卵巣の寿命は50年前後といわれます。卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌は、脳にある視床下部と下垂体が卵巣を刺激するホルモンを使ってうまく調整されています。しかし、卵巣の機能が弱ってくると、エストロゲンの分泌量が不安定になり、脳からの刺激がうまく機能しません。そのゆらぎの結果、自律神経が乱れ体にさまざまな不調が現れるようになります。それが更年期症状です。更年期障害になりやすい人や環境要因はあるの?更年期症状は、程度の差や出る症状の違いはありますが、つらいと思わずにうまく付き合っていける人もいます。その症状がひどくなり更年期障害になってしまう場合、エストロゲンの分泌量の減少が第一の原因ではありますが、なりやすいタイプや社会的環境も影響しているといわれています。特に更年期障害になりやすいタイプは、“まじめ”“完璧主義”“神経質”な人が多いとされます。一方、なんでも「ま、いいか~」「なるようになる」などとおおらかに考えられる人は軽く済む傾向があるとされます。社会的環境の要因としては、育児、家事、仕事、親の介護など、自分の生活に大きな変化があり、それらのストレスが重なると症状をひどくする原因になります。症状を悪化させ更年期障害までいかないようにするためには、ひとりで問題を抱え込まず、できるだけ周りの人に相談したり、協力を得られるようにすることが大切です。まとめ更年期症状を更年期障害へと悪化させないためには、周りの人に協力してもらいながら、自分の不調を受け入れ、つらいときはつらいと声に出し、いつかは安定すると信じて過ごすことです。ただ、気軽に話せる人がいないと思うなら、婦人科、心療内科、精神科、内科など更年期の専門家に頼るのが症状軽減の近道です。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月24日誰にでも訪れる更年期。でも、更年期っていったいいつから? どんな症状が更年期症状なの?などよくわからない人も多いのでは。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に更年期はいつから始まり、どんな症状が出るのかを聞いてみました。更年期っていつから?卵巣には寿命があり、50歳前後といわれています。その卵巣が弱ってきて、今まで規則的に分泌されていた女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少し、その結果、月経が止まることを閉経と言います。この閉経の前5年、後ろ5年の合わせて10年間を“更年期”と呼びます。月経は突然パタッと来なくなる人はまれで、周期が短くなったり、だんだん間隔が空いたり、不順になったと思ったらまた順調に来たり。閉経までの過程はさまざまです。最終的に、最後の月経から1年間出血がなければ閉経と診断されます。日本人の閉経年齢の平均は50.5歳とされますが、実際には45歳から55歳までと幅があり、その人にとっての閉経年齢から前後5年間が更年期となります。ですので、40代に入れば誰しもが更年期である可能性があります。更年期症状ってどんなもの?更年期症状とは、更年期の期間に現れるさまざまな症状のことを言います。更年期に入ると女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が減っていきます。脳の視床下部は頑張って分泌させようと指令を出し続けますが、それまでのようにはエストロゲンを維持できません。エストロゲンは子宮だけでなく体のさまざまなところに作用しているので、不足すると自律神経失調症に似た症状(のぼせ、ほてり、発汗など)をはじめ、さまざまな体の不調を引き起こします。これが更年期症状です。誰もが迎える更年期ですが、症状が軽く、生活に支障なく過ごせる人も多くいます。自分で心身の変化や状態を受け止めて、医療機関への受診を含め更年期症状とうまく付き合う方法を見つけていくことが大切です。よく現れる更年期症状とは?更年期によく現れる症状は、以下のものがあります。①血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、発汗)②精神神経症状(イライラする、憂うつになる、不眠、不安感が強い)③頭の症状(頭痛、頭が重い)④末梢神経系(手足のしびれ、こわばり)⑤運動器系(肩凝り、腰痛、関節痛)⑥生殖・泌尿器系(頻尿、尿漏れ、性交痛)⑦皮膚の症状(乾燥肌、かゆみ)⑧消化器系(のどの違和感、おなかが張る、便秘)⑨循環器系(動悸、息切れ)⑩全身症状やそのほか(だるい、疲れやすい、冷え、めまい、ふらつき、ドライアイ、目の疲れ、においに敏感、物忘れが多い、指が太くなる、太りやすい)多く見られるのは、①血管運動神経症状ののぼせ、ほてり、発汗、次に多いのが②精神神経症状のイライラする、憂うつになる、不眠などです。現れる症状は人によってさまざま。症状に強弱はあるものの、いろいろ重なって現れることが多いとされます。更年期症状と更年期障害との違いひとえに更年期と言いますが、“更年期症状”と“更年期障害”は区別して考えると良いでしょう。更年期症状は、エストロゲンの分泌低下に伴うもので誰しもが通る道です。かといって、過度に不安になる必要はありません。実際に、生活に大きく支障が出ると“更年期障害”と言います。“更年期症状”の範囲内で過ごせるか、“更年期障害”となってつらくなるかは、エストロゲンの分泌低下だけでなく、精神面、環境面の要素が大事であるとされています。一般的には、頑張り過ぎて、更年期に戸惑いを感じている方がなりやすい印象です。残念ながら20代・30代のバリバリ元気な世代とは体が異なります。エストロゲンの分泌量が不安定になり、そのゆらぎが体につらくこたえるのが更年期です。ひとりの社会人であり、妻であり、嫁であり、娘であり、母である。女性を称する言葉はたくさんあります。ひとりでいろいろな役割をこなして休みがない世代と言えるでしょう。更年期とうまく付き合うためには、ほかの誰かのためではなく自分優先、自分のペースを探る必要があります。まとめ更年期は“更新する”時期です。気張らずに自分のペースでうまく付き合う姿勢が良いですね。更年期のどの症状がどの程度強く現れるかは本当にさまざまです。そして、いつか終わりがあるものです。症状がさまざまであれば、治療もさまざま。サプリや漢方薬といった比較的取り組みやすいものから、ホルモン補充療法や安定剤といった治療まであります。「更年期かしら?」と悩んだら、気軽に婦人科で相談をしてくださいね。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月23日老人性色素斑は、これまで浴び続けてきた紫外線によってできるシミで、年齢を重ねるにつれ出現しやすくなったり、濃くなったりします。どうしてできるのか、できたシミをリカバーするにはどうしたらいいのか、皮膚科医の馬場直子先生に詳しく教えてもらいました。紫外線によるシミで加齢とともに出現しやすく老人性色素斑は別の名を日光性黒子(にっこうせいこくし)とも言い、これまで浴び続けてきた紫外線によるダメージによってできるシミです。紫外線を浴び続けると、肌を守るためにメラニン色素が生成されます。通常、メラニンが作られても、ターンオーバーによってシミとして見える前にあかとして肌の外へと排出されていきますが、加齢とともにターンオーバーのサイクルが長くなると、シミとして目立つようになります。なぜなら、作られたメラニン色素がターンオーバーで剥がれ落ちる前に、表皮の一番下の基底層にあるメラノサイトによって新しいメラニン色素が作られるため、消えないでずっと残っているように見えるから。実際には新しいメラニン色素に入れ替わっているのですが、剥がれる前に新たなメラニン色素が押し出されるということが繰り返されるため、シミとして見え続けることになります(下図参照)。また、長年の外部刺激や光老化(太陽光を浴びることによって現れるシミ、シワ、たるみなどの老化現象)によって、もともと基底層にしかなかったメラニン色素が、表皮の下の真皮にも落ちて沈着するようになります。真皮はターンオーバーしていくわけではありません。そのため、メラニン色素が居座り続けます(下図参照)。真皮にあるメラニン色素はレーザー治療などで焼かない限り消えないのです。大きさは5mm~1cm程度で大小さまざま老人性色素斑の主な原因は紫外線であるため、日の光を浴びやすい顔や手の甲、腕、デコルテなどにできやすいです。10代のころから部活動や仕事、レジャーなどで外にいる機会が多かった場合は20代ごろから見られることもあるようですが、主に40代ごろから出現し、60代にはほとんどの人にできるといわれています。大きさは5mmから1cm程度の円形または楕円形をしていることが多く、大小さまざまで、次第に大きく広がったり、数が増えてきたりします。また、沈着しているメラニン色素の量によって薄い茶色から黒色のように見えます。ただし、老人性色素斑は肌の表面にある表皮細胞の老化現象にすぎないため、見た目を気にしなければ病気ではありませんので放っておいても構いません。しかし、シミの部分が周りの皮膚に比べて盛り上がっていて、かさかさしているようなら、いわゆる老人性イボの老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)の可能性があります。また、黒色のシミがいきなりできる、急に広がるようであれば、皮膚がんの初期症状、前がん状態であったり、基底細胞がんや悪性黒色腫の可能性がありますので、気になる症状があれば必ず皮膚科医を受診しましょう。老人性色素斑の予防と対策はどうする?1年中紫外線対策を万全に老人性色素斑の主な原因は紫外線です。普段から紫外線を浴びないような工夫をしましょう。日焼け止めは1年中使用を。曇りの日や室内にいても紫外線が入ってきます。季節や天気、場所にかかわらず、日焼け止めを使うようにしましょう。使用する際はむらなく、こまめに塗り直すこと。化粧品と併用する場合は、まずは日焼け止めを塗ってからファンデーションを使うのがおすすめです。ファンデーションは顏半分にパール1個分、顏全体でパール2個分が適量。1度では塗りむらができるので、5分ほどおいてからに2度塗りをするとより安心です。塗ったファンデーションは、帰宅後できるだけ早く落としましょう。いつまでも皮膚に付いたままになっていると、正常なターンオーバーを乱したり、皮膚が乾燥するリスクが高まります。落としたあとは保湿剤をたっぷり塗りましょう。塗るだけでは時間がたつと取れてしまったり、頭皮、手・指など塗りにくく落ちやすい部位があったり、完全ではありません。1日中、外にいるような場合は、飲む日焼け止めの併用もより効果があるといわれています。ただし、飲み薬はどんなものでも長く続けるとアレルギー症状を引き起こしたり、なんらかの成分の過剰摂取になってしまったりする可能性が考えられます。長時間日に当たる日だけに限って飲むのがおすすめです。また、日焼け止めのほかに、日傘やサングラス、手袋、帽子、衣類などで極力肌の露出を防ぎ、紫外線を過度に浴びないようにすることも大切です。ただし、紫外線を全く浴びないでいると、ビタミンDが足りなくなり骨がもろくなる恐れがありますので、少しくらいは浴びても構いません。もしくはビタミンDが多く含まれる食品(魚類やきのこ類)をよく食べるように心がけるか、あるいはビタミンD入りのサプリメントを摂ると良いでしょう。肌の健康を保つようにする加齢によってターンオーバーサイクルが長くなることで、シミができやすくなります。肌のターンオーバーサイクルは一般的に、30代は40日、40代は55日、50代は75日程度になるとされています。正しいスキンケアによってターンオーバーの正常化を目指しましょう。また、肌が乾燥して角層が剥がれかかっていたり、薄くなっていたりすると角層のバリア機能が弱くなり、紫外線のダメージをより受けやすくなります。皮膚の乾燥は紫外線防御の点からも大敵。徹底した保湿スキンケアをおこないましょう。また、血行を促進することで、肌の新陳代謝が活発になります。手っ取り早く血行を促進できるのが入浴です。シャワーだけでなく湯船につかると、全身の血行が良くなります。適度な運動も血行を促進します。逆に血の巡りを悪くするのが睡眠不足や食生活の乱れ、便秘、ストレスなどです。血行を良くするため、肌の新陳代謝のためにも規則正しい生活習慣を心がけましょう。ターンオーバーを促進する成分としてL-システイン、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンAなどが挙げられます。これらを多く含む食べ物やサプリを利用するのもいいでしょう(L-システインは食べ物から摂取することはできません)。ビタミンB6を多く含む食べ物はレバー、豚肉、いわしなど、ビタミンCを多く含む食べ物は柑橘系の果物、小松菜、いちごなど、ビタミンAを多く含む食べ物はにんじん、うなぎ、かぼちゃなどがあります。まとめ長年浴び続けてきた紫外線によってできてしまうシミ。加齢によって出現、目立つようになるために老人性色素斑と呼ばれており、代表的なシミの1つです。少しでも紫外線を浴びない努力をする一方で、ターンオーバーを促進して健康な肌を取り戻すことが大切なんですね。次回は、皮膚科医によるシミ治療にはどんなものがあるのか、詳しく紹介します。取材・文/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2020年11月23日なんだかだるいから動きたくないなぁ……。45歳を過ぎたころから、アクティブと真逆の思考回路に陥りました。もしやと思い体重計に乗ると体重が増加しており、身長156cmでなんと60kgの大台に。食事も運動も以前と変わらないのに体重が増えたのは、加齢のせいで代謝が落ちたからかもしれません。数字を見てしまったからには何か行動しなくてはと思って考えたのは、夕食の取り方を工夫すること。食べたい物を我慢しないで減量に成功した私の体験談をお話しします。リバウンドを繰り返す私が減量するには?私には、若いころから体重が増えると動きたくなくなる傾向がありました。だから、「こんなにも動きたくないのは体重が増えたからかもしれない」と気付いてはいたのです。だけど、体重計に乗るのは怖い……。そんなふうに逃げ腰のままダラダラ時間だけが過ぎていき、やっと体重を量ったのは体重増加に気付いてから3カ月後でした。体重は60.8kg。予想より重くてがっくり。さて、どうするか。若いころからダイエットとリバウンドを繰り返してきた経験から、私の場合は食事制限をしても結局リバウンドして効果がないとわかっていました。では運動はというと、ジョギングどころかウォーキングでも三日坊主で今まで続いたことはありませんでした。しかし、私はもう50歳間近。健康のためにも生活を改善して減量につなげたい。何か良い方法はないかと真剣に考えました。休日は18時までに食事を終えるそんなとき、昔見たテレビ番組で歌手の倖田來未さんが夕方18時以降は何も食べないと言っていたのを思い出しました。もちろん、あの素晴らしいスタイルをキープするには、ほかにもいろいろな努力をされているのだと思います。その一部だけでもまねしてみようと思い立ちました。とはいえ、仕事から帰宅するのはいつも19時ごろ。平日は18時までに食事を終えるのは無理です。だから、まず休日に実践することにしました。休日は早起きして、朝食は5時ごろ、昼食は11時ごろに食べて、夕食は早ければ16時ごろからゆっくり18時まで2時間かけて好きな物を食べます。早い時間なので、おやつとして甘い物も食べ、明るいうちから早めに晩酌をスタート。ビールやワインを楽しみながら休日を満喫しました。減量のためだったはずが、休日を堪能できて気分もリフレッシュできました。夕食を食べておなかが落ち着いたあとは、見たいテレビを見て21~22時ごろに就寝しました。平日は夕食の量を減らす休日は18時までに夕食を終えるようになりましたが、平日はどうしようか。18時までに食べ終えることはできません。けれど、仕事を終えてやっとリラックスできる時間に何も食べられないなんて考えたくもありません。できる範囲ですれば良いと開き直り、夕食は軽食で済ますことにしました。例えば、ある日はシャインマスカットを半分、別の日は菓子パン1個とコーヒー1杯、また別の日はおにぎり1個とお味噌汁1杯など、日によって食べたい物をちょっと少なめに食べるように心掛けたのです。その分、朝食や昼食は栄養バランスを考えて、しっかり食事をします。休日にのんびりと好きな物を食べ、晩酌を楽しめることを考えるとまったく苦になりませんでした。その結果、体重は55.3kg。約半年で5.5kgの減量に成功しました。まとめこの半年間、できるだけ毎朝、体重計に乗るようにしました。朝起きて体重計に乗ると決めて自分の体重から目をそらさないようにしたことが、夕食を控えるのに役立った気がします。この生活を続けるようになってから、おなかが鳴るようになりました。これまで自分では気付かずに、おなかがすく前に食べていたのかもしれません。それに伴い、朝食を食べるとスルッとお通じが出るようになりました。食べ方にメリハリがついたことで、胃腸の調子が良くなったと実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月22日先の見えないコロナ禍での生活が続き、気分転換をしたいと思うことが増えてきました。仲間と楽しく過ごしたいと思っても、おっくうに思う気持ちがあって重い腰が上がりません。また、40歳を過ぎてからはストイックに汗を流す気力も体力も減退。そんな自分にため息が出て、落ち込むことも。「気分転換できる方法を見つけなくては」と考えてはみたものの、何も思い付かないまま。そこで一旦考えるのをやめて、ただぶらぶらと自宅周辺を歩いてみることにしました。ゆっくり歩いたらささやかなプレゼントが!まずは最寄りの駅まで歩くことにしました。最寄りの駅までは交通量が少ないので、ゆっくりと周りを見渡しながら歩けます。この日は天気が良く、時折吹く風も、思考を停止していた頭がほぐれていくような心地良さでした。気分良く歩いていると、今まで気付かなかった道があるのを発見。その道を進んで行くと、川が見えてきました。自宅近くに川があることは知っていましたが、普段は気に留めておらず近くまで行くこともありませんでした。でも、その日はせっかくなので川まで行ってみました。すると、川に沈んでいる石の上に何やら黒い塊が。目を凝らしてよく見ると、亀の親子でした! のんびりと過ごしている亀たちの姿は、ほほ笑ましかったです。思わず笑顔になるサプライズで、ささやかなプレゼントを受け取ったようでした。歩くペースを上げたらおなか周りに変化アリ親子の亀を見つけてからは、その姿見たさに川の周辺まで歩くことが日課になりました。初日から3日間はゆっくりと歩いていましたが、だんだんと体が慣れてきたのか歩くスピードを上げたくなり、翌週からは速く歩くことにしました。そして、歩き始めてから2週間後、ほんのわずかながら、おなか周りがスッキリしているのを発見! いつも着ていたジャケットのボタンが、スムーズに留められるようになっていました。40歳を過ぎると短期間でのサイズダウンは起こりにくいと思っていたので、まさかのできごとについついガッツポーズ! うれしい副産物がありました。思考がクリアになり、創造力も働いてきた!今回、日課として歩くようになったことでの一番の発見は、歩いている間に頭の中がクリアになっていくことでした。「あ、スケジュールやタスク管理は手帳に書いていたけど、アプリを使ってみようかな? でも、スマホだと文字が小さいし……。そうだ、パソコンでエクセルを使ってみよう」「迷っていた保険の見直しは、やっぱり最初に選んだものにしよう!」など決断が速くなり、アイデアも浮かんでくるように。あんなに悶々と悩んでいたのがうそのように、取捨選択がスムーズにできるようになっていました。歩くと血流も良くなっていくと同時に滞っていた思考も動き始めるという感覚だったので、このことを家族に話すと、アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏も歩くことでさまざまな発想をしていたということを教えてくれました。偉大な人も歩くことで多くのアイデアにつなげていたと聞くと、歩くことで思考整理をするのは間違っていないかもしれないと少し自信も出てきました。まとめこれまでは、仕事や家庭内のことで煮詰まったとき「速く答えを出さないといけない」と焦って空回りしていました。しかし、それでは良いアイデアは浮かびません。今回、シンプルに歩くということを始めただけでスムーズに思考整理ができたり、おなか周りも少しだけ細くなったりと、多くのうれしいことがありました。これからも、気持ちが沈むことはあると思います。そんなときこそ、わずか数分でも歩くことで頭の中をクリアにし、充実した生活を送っていきたいなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月19日43歳を迎えたある日、美容院で白髪染めの最中に、頭皮にかすかな痛がゆさを感じました。その夜は猛烈な頭皮のかゆみで眠れず。2カ月後の白髪染めの際、美容師さんに前回かゆくて寝られなかったことを話しました。すると美容師さんは「加齢による女性ホルモンの減少が原因と考えられます。40歳を過ぎたお客様に多いですよ」とのこと。それを皮切りに、自分に合う白髪染めを求めて美容院を転々とするようになった私の体験談をお話しします。オーガニックやハーブカラーの美容院巡り行きつけだった美容院によると、白髪染めをしたことで頭皮がかゆくなる症状は私だけではなく年齢的にはよくあることなんだそう。この症状は私だけではなかったという安心感と、女性ホルモンが減少しているという事実を突きつけられた落胆とで、なんだか複雑な心境になりました。そして、その美容院ではカラーをするなら我慢するしかないと言われてしまったので、次に白髪染めをする際には美容院を変えることに。美容院の総合サイトで髪にやさしそうなオーガニックカラーを取り扱っている美容院を見つけたので、そこへ行ってみました。しかし、またしても夜には頭皮にかゆみが……。そのため、次に白髪染めをする際にはまたまた美容院を変えて、別のハーブカラーを取り扱っている美容院へ行ってみましたが、そこでもやはり結果は同じ。そんなふうに頭皮のかゆみが出ない白髪染めを求めて、結局10店以上の美容院を巡ることになりました。10店目の美容院で解決の糸口をゲットどの美容院も、相談すると保護剤を塗ったり丁寧に洗髪やすすぎをしたりしてくれました。そのおかげか、夜にはかゆくなるものの白髪染めの最中に異常が出たのは3店目だけでした。その美容院では、頭皮に薬剤が染みるのを防ぐと言う煌水(きらすい)をすすめられて追加したのですが、白髪染め中にピリピリとした痛がゆさが。さらにトニック系のシャンプーで洗髪されたことで、頭が熱いほど痛がゆくなってしまいました。再び数々の美容院を巡って相談。すると10店目で、「ジアミンアレルギーかも。オーガニックカラーでもジアミンは入っています」と言われました。ジアミンは染まりにくい白髪を黒く染める物質で、頭皮にかゆみが出たりかぶれたりすることがあるそうです。ただ、ノンジアミンだと黒くは染まらないと言うので、黒く染めたかった私は、とりあえず11店目はオーガニック認証のヴィラロドラの製品を取り扱っているお店へ行きました。3回目の白髪染めまでは問題なかったのですが、4回目に夜かゆくなってしまいました。そして12店目は、カラー剤を頭皮に付けず根元ギリギリにカラー剤を塗布するゼロテクの美容院へ。こちらはかゆみが1週間続きました。満を持してノンジアミンカラーの美容院へできれば髪を黒く染められる方法でなんとかしたかったのですが、結局はかゆみが発生……。八方塞がりとなった私は、ついにノンジアミンを試すことにして、13店目にノンジアミンカラー対応の美容院へ行きました。こちらの美容院でも、まずノンジアミンのヘアカラーでは白髪を黒く染めることは不可能で、髪色はかなり明るくなるとの説明を受けました。黒く染めるならヘアマニキュアやヘナのほうがおすすめと言われて悩みましたが、かゆみにもう耐えられないので、ノンジアミンカラーで一番暗い色を選択。一般のオーガニック系のカラー剤に比べて鼻にツンとくる香りが強く、一抹の不安を覚えましたが、夜になってもかゆみはなく一安心。髪色も「その色、いいね」と友人たちに褒めてもらえる明るさです。ようやく、自分に合う白髪染めを施してくれる美容院を見つけることができました。まとめ若いころからヘアカラーをしていたので、まさか自分がヘアカラーに含まれる物質に対してアレルギーの可能性があり、そのせいでかゆみが発生しているとは想像もできませんでした。真相にたどり着くまでに13店もの美容院に通い、けっこう高い勉強代を支払うことになりましたが、最終的には、自分に合う美容院を見つけることができたのでよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月12日現代病としてさまざまな症状を引き起こす心の病気。なかでも私がかかった双極性障害は、心の病気のなかでも最も治癒率が低いと言われている病気の1つです。どのような症状があるのかについて私の体験を紹介します。双極性障害になった経緯私は16年間介護の仕事をしてきました。21歳のときに夫の金づかいの荒さをきっかけにうつ病になり、通院していましたが、息子が1歳半のときに離婚。一時的に良くなったものの、再婚後、夫との性格の不一致で離婚し、うつ病を再発。それまで通院していた病院では正式な診断名がついていなかったため、紹介状をもらい、現在の主治医がいる病院へ転院しました。もうそのころには最初の通院から10年以上の時間を費やしていました。新しい主治医から「あなたは月にお金はどのくらい使いますか?」と聞かれ、「あるだけ」と答えると、「あなたは躁うつ病だね」と言われました。双極性障害とは?躁うつ病とは、正式には双極性障害と言われる病気です。いわゆる躁と言われる気持ちが高揚している時間と、うつと言われる気持ちが低下している時間が短期的もしくは長期的に続く病気で、薬を飲んでコントロールしないと難しい病気です。私の場合は躁状態になると気分が高揚し過ぎて、暴力行為を起こして何度か警察のやっかいになったこともあり、うつ状態になると仕事に行けなくなったりとずいぶん差がありました。双極性障害と診断されてから薬が変更され、しばらくは2週間に1回通院していました。もともとうつ病だと思っていたので、カウセリングも必要かと思っていました。ですが、躁うつ病にはカウセリングは合わないと主治医から言われため、カウセリングは受けませんでした。躁うつ混合状態で入院することに!あるとき急に怒りっぽくなったり、どうかするとうつ状態でぐったりするようなことが続きました。主治医に相談すると、「ちょっと入院してみようか」という話になり、自分で入院手続きをしました。まだ息子も小学生のころだったので、元夫と実家に入院中の生活計画を作り、そのように動いてもらうようにお願いし、主治医のいる病院へ入院となったのでした。入院中は、4人部屋の大部屋でした。私のように家庭のある入院患者さんはほとんどいない療養病棟でした。入院中はさまざまな検査がおこなわれ、時には脳波検査のように器具を取り付けることで髪の毛がグチャグチャになってしまう検査もありました。その姿を心配してくださった看護助手の方が、入浴日ではないのに「ここで髪の毛洗いなさいよ」と気をつかってくださるなど、大変快適な生活を送っていました。また、介護職をしている私が入院してきたということで、介護業界に興味を持つ看護師から声をかけられることも多くありました。本来であれば3カ月間の治療が必要と言われていたのですが、毎週日曜日に面会に来ていた元夫から金銭的なこともあり、悪いけど1カ月で退院してほしいと頼まれました。主治医と相談し、結局1カ月で退院することに。自宅療養をすることになりましたが、結局数カ月もしないうちに介護職へ復帰することになりました。薬と主治医とうまくかかわることで、症状も安定していき、それまで2週間1回の診察も1カ月になりました。まとめ双極性障害に限らず、心の病気は誰でもかかる可能性があるものだと思います。薬と主治医との信頼関係ができていれば症状が安定し毎日を過ごすことができるので、休むべきときは休み、できるときはやるというふうに自分のペースを守ることが大事だと感じました。私はグレーな状態が嫌だったので3級の精神障害者保健福祉手帳を取りました。手帳を取得して10年ほどになりますが、だいぶラクな毎日を送れるようになり、気持ちもラクになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月08日私は36歳で現在の会社に転職しました。最初は英語・日本語翻訳という担当で雇用されたのですが、43歳のときに営業職をやってみないかと言われ、突然のキャリアチェンジのオファーにビックリ! それまでのキャリアで営業職に就いたことはありませんでしたが、悩んだ結果、新しい職務に挑戦することに。加齢と戦いながら人生初の営業職に40代でチャレンジした体験談です。36歳で前職とは異なる分野の会社に転職現在の会社に転職したのは36歳のときでした。それまで勤務していた会社をリストラで退職することになり、2カ月間くらいの転職活動を経て転職したのです。転職した会社は外資系企業で、応募したポジションは英語と日本語の翻訳という100%内勤でした。私にとってはまったく新しい分野での仕事で、最初は業界のことを学ぶのに必死。業界内の関係性を理解することから使っている業界用語まで、初めて知ることがたくさんあり、毎日が残業しながら勉強の日々でした。当時のオフィスは小規模でビジネスのサイズに対して人員が不足しており、私も翻訳担当のはずがカスタマーケア、イベント担当、マーケティング資料作成など担当業務内容が広がっていきました。さまざまな業務を担当していくうちに業界のことや扱っているサービスのことを学び、なじみのお客様も増えてどんどん仕事がおもしろいと感じるようになりました。会社の上司にも信頼してもらえるようになってきたと感じ始めていた矢先、会社に勤めて7年目を迎えたタイミングで上司から「営業をやってみないか?」と言われたのです。43歳で訪れたキャリアチェンジの機会私はそれまでのキャリアのなかで営業職に就いたことはありませんでした。しかも外資系企業での営業の厳しさはうわさに聞いていたので、営業職のオファーを受けるべきか否かで悩みました。仕事の厳しさとは別に、43歳という自分の年齢でまったく新しい職務に挑戦できるのか?という点にも不安があったのです。43歳という年齢は更年期に向かって一直線という状況です。営業職となると出張も多く、仕事量は圧倒的に増えるため、体力的にも厳しくなるでしょう。不安のほうが大きかったというのが正直な気持ちでした。悩んだ結果、営業職への職務転換について伯母に相談してみることにしました。伯母は大企業で定年まで勤め上げ、当時としては珍しく女性で課長にまでなったキャリアの持ち主です。女性が年齢と戦いながら企業で働く厳しさを知っています。43歳での営業職挑戦について、「女性としては40代後半から50代にかけて体が変化する時期なので加齢との戦いは覚悟しておくことが必要。でも、新しいことにチャレンジするのはやりがいもあるし、やってみたいのなら応援する」と言ってくれました。その言葉を受けて、営業職のオファーを受けることを決めたのです。チャレンジによる責務と加齢との戦い営業職はまったく新しい世界でした。法人営業担当として、名の知れた大企業を相手にそれまでの経験や知識を総動員して、信用・信頼を勝ち得てサービスを導入してもらう。お客様となる新しい企業やその担当者である人々とのお仕事はやりがいを感じると同時にプレッシャーや責任は重く、53歳の今、人生で一番忙しく働いているように思います。そして、10年前の伯母の言葉どおり、体力的にはキツいものです。例えば、更年期の症状の1つであるホットフラッシュと戦いながら、日帰りで大阪や神戸に出張に行くことなどはこたえました。40代までは1日に複数のアポイントを入れてお客様訪問をしていましたが、50代になると体力的に厳しくなり1日1つをしっかりこなすように方針転換しました。また、加齢によりだんだん理解力が衰え物覚えが悪くなり、新しい商品やサービスを学ぶのに時間がかかるようになりました。営業なのに扱う商品やサービスを覚えられないのは最悪です。お客様に迷惑をかけることのないように、わからないことや理解できないことは恥ずかしがらず周囲のわかっている人に教えてもらうようにしています。まとめキャリアチェンジの相談をしたときに伯母が言ってくれたように、更年期の症状とともに営業の職務を果たすことは容易ではありません。頭は鈍ってきているし、体力的にも厳しいなぁと感じることもしばしば……。しかし、年齢を重ねても新しいことにチャレンジするチャンスをもらえたことは、とてもありがたいとも感じています。それまで自分が担当してきた翻訳業務やイベント担当、カスタマーケアなどの職務をしっかりこなしてきたからこそ、新しいポジションのオファーがいただけたのだと思っています。お客様との打ち合わせや社内のミーティングなどのスケジュール調整をうまく工夫して、キャパオーバーにならないように心がけてこれからも頑張ろうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年11月05日