●テレビ東京の反応は「みんな爆笑していました」テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーが、4月からニッポン放送『オールナイトニッポン0(ZERO)』水曜パーソナリティを担当している。現役のプロデューサーが『オールナイトニッポン』パーソナリティを務めるのは極めて異例だ。佐久間氏は、オファーについて「笑っちゃいました」と明かしたように、想像もしていなかったようだ。そんな佐久間氏が、『オールナイトニッポン0(ZERO)』放送後のテレビ東京社内や、自身が担当する番組に出演する芸人の反応を振り返った。また、放送では強めにいじられることも多いリスナーについては、「支えられていきたい」と率直な思いも明かした。○■オファー直後に「社長から説教されました」――オファーを受けたときの感想をお聞かせください。笑っちゃいましたね。「テレビ東京の中で話を通さないとな」と思っていたら、オファーを受けた直後に社長が通りかかり、「社長、『オールナイトニッポン』のオファー来たんですけど」と言ってしまったんです。そしたら、「お前は43歳にもなって、(話を通す)順序も分からないのか」と説教されましたね(笑)。――その後、無事にパーソナリティ就任が決定しました。テレビ東京社内の反応はいかがでしたか。話をした上司には「面白そうじゃん」と言ってもらえました。ネットニュースで知った人も多かったのですが、みんな爆笑していましたね(笑)。初回放送の翌日、制作局長が小走りで来て、「いやー、面白かったよ! 俺、リアルタイムで聴いちゃった」って言っていたので、テレ東はいい会社だなと思いました。「お前、しゃべれんだな。俺の前でそんな風にしゃべったことないじゃん」って言われたんですけど、あのフリートークのテンションで上司と話すヤツなんていないですよ(笑)。――そして、放送ではリスナーから強めにいじられていますね(笑)。そうですね。お笑いリスナーが多いので、覚悟はしていましたが。お笑いリスナーは、ラジオではみんなマウンティングしてくるんですよ(笑)。ただ、僕が好きだったラジオはパーソナリティはもちろん、リスナーが面白い番組でした。リスナーのセンスがあるラジオは楽しいなと思っていたので、初回からメールが全部面白かったのはうれしかったです。僕は半分素人みたいなものなので、リスナーに支えられていきたいという思いはありますし、リスナーに転がされた方が面白そうだなと思っています。○■ディレクター&作家の指示には「逆らわない」――3時からの生放送ですが、プロデューサーとしての本業がある中、大変ではないのですか。翌日の木曜は『ゴッドタン』の収録があるんですよ。ゲストのスケジュール次第では、午前中に収録がありますね。また、今年から娘が中学生でお弁当になったんですが、嫁が「4時半まで生放送やってるということは、弁当ちょうど作れるな」と(笑)。『オールナイトニッポン』が終わった後、僕がお弁当を作る可能性が非常に高いので、そっちも大変ですね(笑)。このペースに慣れるまで、時間がかかりそうです。――佐久間さんは普段はプロデューサーという立場ですが、『オールナイトニッポン』において、スタッフとのやり取りで意識している点はありますか。ディレクターの石井(玄)くんと作家の福田(卓也)くんが決めたことに対して、逆らわないことです。1回やって上手くいかなかったことは「違うことやろう」と言うかもしれませんが、最初の提案は全部やろうと決めています。なんでかというと、1回目の提案を断る演者は、僕が大嫌いなんですよ(笑)。自分が嫌いで「お前、1回くらいやれよ」と思うのに、自分がそうなるわけにはいかないので。●『オールナイトニッポン』唯一の“子持ちパーソナリティ”――佐久間さんは就職活動でニッポン放送に落ちて、テレビ東京に新卒入社されたんですよね。改めてパーソナリティとしてニッポン放送で仕事をする心境はいかがですか。発表会見で「夢がかなった」と言っていたんですけど、よく考えたら想像してなかったですね。元々、キューを振る立場の人をやりたいと思っていたので、まさかパーソナリティとして、こんなフレッシュな顔ぶれの中に入れてもらえるとは思いませんでした。2部のパーソナリティ最年長で、子持ちなのも、1部2部含めて僕だけという(笑)。――仮に佐久間さんが現在、『オールナイトニッポン』制作陣だったら、誰にパーソナリティを担当させてみたいですか。千鳥や宮下草薙は過去に特番でやっていますし、EXITも今度特番でやるんですよね。じゃあ、眉村ちあきですかね。眉村ちあきの1人しゃべりは、クレイジーで結構面白いんですよ。――眉村さんも出演した『ゴッドタン』には、過去に三四郎さんやオードリーさんも出演しています。2組とも『オールナイトニッポン』では"先輩"ですが、その点はいかがですか。ラジオに関しては完全に先輩ですからね。オードリーのラジオも毎週ずっと楽しんで聴いてますし、やっぱり面白いなと思います。三四郎はすごい調子良い回と悪い回があるので、調子悪い回がどんどん増えて、(三四郎の枠を)狙えればいいなと思っています(笑)。あいつらの化学反応が起きない回を楽しみにしています。○■おぎやはぎ・矢作兼「真面目だね!」――一緒に仕事をした芸人さんからの反応はいかがでしたか。おぎやはぎの矢作(兼)さんからは、僕がちゃんとトークを組み立てていたので、「真面目だね!」と言われました(笑)。おぎやはぎのラジオはその真逆で、何も決めないでゴシップなどから話を始めるラジオなので。バナナマンの日村(勇紀)さんはすごい褒めてくれましたね。「なにより楽しそうなのがいいんだよ。やっぱり楽しくやるのが一番だからね」って。三四郎の小宮(浩信)は「面白かった」と言ってくれて、相田(周二)はすげえ偉そうに「やるじゃん」という感じで親指を立ててました。「なんだお前」と思って(笑)。――そして、スペシャルウィークの17日深夜の放送では、劇団ひとりさんがゲスト出演します。劇団ひとりは自分でブッキングしました。マネージャーに電話しましたから。――初回の放送では、「スペシャルウィークのブッキングは佐久間さんお願いします」と言われたことを明かしていましたね。衝撃ですよね。やっぱりブッキングもするというのは本当だったんだなと(笑)。――今後、番組に呼んでみたいゲストはいらっしゃいますか。飲んだときに話すお笑いの話がすごく面白いので、千鳥のノブくんは呼んでみたいです。あとは「いつでも出るよ」と言ってくれたのは、テレ朝の加地(倫三)さんですね。僕ならではの出演者の方々、そしてテレビを作っているクリエイターや小説家の皆さんという、2パターンがあると思っています。ぜひそういった方々に来てもらい、リスナーに面白さを知ってほしいですね。――放送を通して、リスナーにどんなことを感じてほしいですか。放送では冗談で「ドリームエンタメラジオ」と言ったんですけど、僕はテレビの仕事を始めてから、テレビのこと以外でも結構夢をかなえてきたんですよ。だから、このラジオをきっかけにくだらない夢をかなえる人がたくさん出てくれるとうれしいです。そして、僕はポップカルチャー全般がすごく好きなので、その面白さを少しでも伝えられたらいいですね。■佐久間宣行1975年、福島県いわき市生まれ。1999年早稲田商学部卒業後、テレビ東京に入社。現在は同局の『ゴッドタン』のプロデューサー・演出、『青春高校3年C組』のプロデューサーなどを務める。
2019年04月15日●バンジーロケの舞台裏「想像以上に壮絶」2月に「けやき坂46」からの改名を発表したアイドルグループ・日向坂46。3月27日リリースのデビューシングル「キュン」は、女性アーティストの1stシングルによる初週売上枚数歴代1位を記録するなど、勢いが止まらない。彼女たちに心を動かされた芸能人もいる。"サトミツ"こと、お笑いコンビ・どきどきキャンプの佐藤満春は、テレビ東京バラエティ番組『ひらがな推し』(4月7日より『日向坂で会いましょう』にリニューアル)のロケで号泣し、大きな話題を呼んだ。そんな佐藤が、日向坂46の魅力について語った。そして、なぜ泣いてしまったのか、番組での号泣の裏側などについても明かした。○■佐々木久美の行動で「ヤバい、泣いちゃう」――日向坂の皆さんと最初に仕事をしたきっかけをお聞かせください。『ひらがな推し』(4月7日より『日向坂で会いましょう』にリニューアル)でバンジージャンプのロケに立ち会ったからです。アルバム(『走り出す瞬間』)のヒット祈願で、6月に放送されました。グループの存在はもちろん存じ上げていましたが、自分の興味の範囲が狭いこともあって、そこまで詳しくは知りませんでした。ずっとオルタナティヴ・ロックの曲しか聴いてこなかったので(笑)。ただ、ロケに行くことが決まったことで、根が真面目ということもあり、いろいろと結成の経緯やメンバーの皆さんのことを勉強しました。――そうして収録に臨まれたわけですね。アイドルの皆さんがヒット祈願でバンジージャンプに挑戦することがメイン。そしてスタジオでMCのオードリーがそのVTRを受ける。僕ら(どきどきキャンプ)はロケの現場の進行だけして、結果的に放送で一言もしゃべってなくてもいいなと思っていました。現場の進行がスムーズに行くことと、皆さんに失礼がないことだけを意識して行きました。ただ、現場の空気が想像以上に壮絶で。そんな空気の中、「じゃあ誰から飛びましょうか」となったときに、キャプテン(佐々木久美)がすぐ手を挙げたんですよ。予習してきた通り、すごいキャプテンシーだなと思って、その時点で「ヤバい、泣いちゃう」と思いました(笑)。子どもが6歳なんですけど、幼稚園の発表会に行って、自分の子どもじゃない子を見ても泣いちゃうので(笑)。でも、現場の進行を邪魔しないという点でいうと、あそこでいきなり泣いたらアウトじゃないですか。○■相方・岸の発言に驚き「ウソだろ~と思った」――確かにそうですよね(笑)。だから当たり前なのですが、絶対泣いたらダメだと思って我慢しながら進行していました。苦手な子が飛べない時間も出てくるだろうから、放送されなくても現場の空気を変える時間をつくらなきゃいけないなと考えていまして。誰も飛べずに空気が滞留した場合、現場の空気を軽くするために、相方の岸(学)が飛ぶという選択肢はあるなと。でも、岸に「もしかしたら(飛ぶことが)あるかもしれない」と話をしたら、「嫌だ」って言われたんです(笑)。「ウソだろ~」と思って(笑)。「え、どういうこと?」って聞いたら、「怖い」と。それで僕の中では1枚カードがなくなったんです。僕はバンジー大丈夫なんですが、僕のようなキャラがなくてリアクションができない人が飛ぶと、逆に変な空気になることもこれまでの経験上分かっていたので、その選択肢もないなと。僕自身、ロケでザンビアで110メートルのバンジーを飛んだ時も、読売ランドで岸の代わりに10回連続で飛んだ時も、全部めちゃくちゃ変な空気になった経験もあって。なんなんですかね(笑)? もちろん2つとも当然放送はカットになりました。――そんな裏側があったんですね。その後、高瀬(愛奈)さんと宮田(愛萌)さんが飛べなくて、キャプテンと井口(眞緒)さんが代わりに飛びました。井口さんは高い所がたぶん苦手なんですが、なんとか変わってあげたいという思いだけで飛んで、すごいなと思って。そこでもう涙腺は限界なんですけど、僕の使命は無事にロケを締めることだったので、なんとかエンディングのコメントまで撮り終えて無事にロケを終わらせることができました。スタッフさんの「終わりました、ありがとうございました!」の掛け声で「良かった、ロケ終わった」と思っていたら、涙腺が決壊しちゃったんですよ(笑)。泣いた映像はスタジオのオードリーに見せるくらいかなと思ったら、お恥ずかしい姿が放送もされてしまい…(笑)。あのロケで、当時のひらがなけやきの皆さんのチームワークと一生懸命な姿を間近で見させていただいてから、チェックするようになりました。●上村ひなのが発した言葉で号泣○■1区で号泣してしまった駅伝ロケ――先日には、シングル「キュン」のヒット祈願駅伝のロケにも参加しました。駅伝ロケでは、1区で早くも泣いていましたね(笑)。非常に申し訳ないことをしたなと(笑)。実はあのロケに行くことがスケジュール的に難しく、何回かお断りしたんです。でも「初日のロケ終わりで1回東京に戻るのはどうか」とご提案いただき、そこまで言っていただけるならと行かせていただきました。前回のヒット祈願でいなかった子のことを、根が真面目なんでまた予習していきまして。――3期生の上村ひなのさんですね。はい、そうです。メンバーになる経緯とか調べて、中学生1人で大変なプレッシャーだろうなと行ってみたら、1区だったんですよ。それを知ったときに「これはヤバいだろうな」と。バンジーのときは一応最後まで我慢したのですが、1区で泣いたらアウトじゃないですか。でも2区のスタート地点で1区の2人が来るのを待っているときに、スタッフさんから「1区の2人は1回も歩いてないです」とか情報が入ってきて、「やめてくれ」と(笑)。――ストーリーが乗っかっちゃいますもんね(笑)。そうなんですよ(笑)。加藤(史帆)さんというグループ内でもお姉さん側の人と、最年少の上村さんが走って来るというのもすごいドラマチックで。2区の子たちとバトンタッチした後、「どうでした?」と聞いたら、上村さんが「とても長かったです」と言ったんです。「あっという間でした」とか取り繕うこともできる中で、結構ドストレートに自分の感情を言葉にしてきたなと思っていたら、泣いちゃったんですよ(笑)。本当に申し訳なく、土下座だなと思って。――泣きながら「秘密にして、オードリーには。オードリーには言わないで」と言ってましたね(笑)。その言葉も「ごめんなさい」というのと、テレビなので無理なんですが「オードリーには見られたくない」という心境からですね。その後も全区で泣けるポイントばかりで、1区でやっちゃっているので全行程で我慢しました。また、スタッフさんと岸と相談してなんか面白くなるかもしれないから「岸が並走するというのはどうか」と話して。岸も「それだったら、別に良いか」みたいな(笑)。岸はずっとカッコつけている感じで(笑)。――ただ、松田好花さんはブログで「車から降りて約15分間、2キロほど一緒に走ってくださいました」と岸さんに感謝していました。現場のテンションも上がったし、あれは良かったですね。ジャックが箱根を走ってる風景は面白かったです。――そして全員がゴールした後、サトミツさんは再び号泣していましたね。放送もされていましたけど、久美さんと加藤さんのやり取りがあって、「ヤバい」と思って20mくらい離れたんですよ。僕が泣いているとなったら、この空気を壊しちゃうなと思ったので。結構離れてたんですけど、すごい角度からカメラで撮ってたんですね。ドアップで放送されていたので、ビックリしました。でもあんなに良いものを見せられたら、しょうがないですよ(笑)。メンバー同士の絆や思いやりがすごくて、感動しますね。○■日向坂46にハマって「楽しくて仕方なかった」――また、横浜アリーナでのライブを訪れ、そこでも泣かれていた姿が放送されていました。バンジーと駅伝を経ているので、何しても泣くんじゃないか、ちょっと肩を揺らしても泣くんじゃないかという状況になっていました。ライブを見て、本当に自分も仕事を頑張ろうと思いました。僕は興味の対象は狭いんですが、好きになると、トイレとか掃除のこともそうなんですが、めちゃくちゃ調べるんですよ。その時の感じとすごく近いです。――今までアイドルにハマったという経験はなかったんですか。なかったですね。メンバーの皆さんのパネルと一緒に写真を撮るとかもやったことなかったんですが、全然やれたんですよ。俯瞰で見ると、「なにやってるんだよ」という面もありますが、それも良くて。パネルで撮ることは初めての経験で、一番近しい人に見てもらいたいということもあって、若林(正恭)君に送りつけました(笑)。――そして若林さんがインスタにそれをアップしたんですね(笑)。若林さんも自著『ナナメの夕暮れ』で「おじさんになると自意識過剰がなくなるから、純粋に楽しめる」という趣旨のことを書かれていましたが、そういった面はあると思いますか。そうでしょうね。10年前だったらできていないでしょうが、今は全然平気ですもん。コンビニで対象商品を買うとクリアファイルがもらえるというキャンペーンがあったので、どう買うんだろうとドキドキしながらレジまで持っていきました(笑)。今までやってこなかった経験が新鮮でうれしかったですし、楽しくて仕方なかったです。●「6歳の息子がいるから…」――話は変わってしまいますが、サトミツさんが泣かれるときの「6歳の息子がいるから…」というフレーズが話題を呼びました。富田鈴花さんのブログによると、メンバー間でも流行っているそうですが、いかがですか。若林君がラジオで真似していたのを真似してくれていると思うので、僕としてはそんなのを流行らせてしまって申し訳ないという思いですが(笑)。でも若林君やっていたのが似ていたんですよ。一切、誇張していなくて、本当にあの感じで言ったなと(笑)。僕がどうこうというよりは、よくオードリーのラジオを聴いているなと思います。そういう意味では、メンバーとオードリーの関係もすごく良いんでしょうね。――ラジオではオードリーのお2人が「6歳の息子がいることは関係ないだろ」とツッコんでいましたね。そうでしたね(笑)。でも、5歳くらいの子どもがいるイラストレーターの方と話したときに、「子どもがいるからという理由は、あるあるすぎて笑っちゃいました」となったんです。共感できない人にとっては「アイツ、なに言ってるんだ」と面白がってもらえるし、共感してくれる人もいるという、両方のリアクションがありますね。「関係ねえだろ」という意見もすごく理解できますし、どちらも正解でないような不思議な感じですね。特に春日(俊彰)がめちゃくちゃツッコんでいたのは面白かったです。○■オードリーと日向坂46は「すごい呼吸が合っている」――『ひらがな推し』の放送でも、春日さんはサトミツさんに対して「先帰れよ!」など強くツッコミされていて、ラジオでの姿に近いと感じました。『ひらがな推し』はラジオリスナーが喜ぶ演出も多く登場しました。エミールのシュークリームを置いたりとかね(笑)。そこも含めて、スタッフさんは何をやったらオードリーが笑うかなとアンテナ張っているんでしょうね。僕が感動して泣いているのを流すのも、オードリーが笑うからでしょうし。確かにラジオの空気感はありますよね。それに対して日向坂のメンバーが食らいついていってる感じがすごく良いなと思います。――オードリーさんの日向坂さんへの接し方についてはいかがですか。2人とも日向坂の皆さんとすごい呼吸が合っていて。メンバーの皆さんがオードリーのことを信用してついていき、オードリーもそれにちゃんと答えている。ベタベタしているわけではなく、突き放してわけでもないけど、時々めちゃくちゃ強くツッコんでも良い関係ができているのはいいなと思いますね。そしてスタッフさんも、オードリーと日向坂さんの両方に対して愛のある人たちだなと感じますね。――ところで「サトミツさんの推しメンは上村ひなの」とネット上で言われていますが、実際はいかがでしょうか。バンジーで1回皆さんのことをちゃんと知ったうえで、その後に上村さんのことをめちゃくちゃ調べての駅伝だったので、確かに一番上村さんに対して涙腺が弱いと思いますね(笑)。○■日向坂46の魅力と今後期待することは――一言で言い表すのは難しいと思いますが、日向坂46の魅力はなんですか。結成の経緯も含めて、明確な下積みがあり、そこを乗り越えて、今回のシングルデビューに至るまでのストーリー、そこの強さがあるのが全体の魅力だと思います。あとはキャプテンの佐々木久美さんですね。あの子のキャプテンシー、グループを引っ張っていくぞというたたずまいは人を引き付ける魅力があるなと思います。メンバーのために、グループのために命を懸けているなこの子はと。そして彼女を、加藤さんなどの周りのメンバーがしっかり支えているし、本当にグループのことをすごくよく考え、全員が同じ方向を向いていることが大きな魅力なのでないでしょうか。あとみんな仲良しなのもすごくいいですね。――それでは最後に、日向坂46に今後期待することをお聞かせください。まずはケガをせず、体に気をつけて頑張ってほしいです。無理せず。身近に信頼できるスタッフさんを1人見つけて、何かあればその方とキャプテンに相談しつつ、空まで飛んで行ってください。僕は僕で皆さんからもらった元気を源に、自分の仕事や生活で結果を出そうと思います。――今後更に大きなステージに立つ姿を見たら、また涙腺が大変なことになりそうですね(笑)。そうですね、現場着いたら泣いちゃうでしょうね。客席で邪魔にならないように泣きます(笑)。■佐藤満春1978年2月17日生まれ。お笑いコンビ「どきどきキャンプ」のツッコミ担当。放送作家としても活動している。現在レギュラー番組として、bayfm「ON8+1」(火曜担当)、ラジオ日本「佐藤満春in休憩室」等。★★★佐藤満春からのお知らせ★★★日向坂46『キュン』発売中です!
2019年04月12日お笑いコンビのトム・ブラウンが、20日(27:00~)に放送されるニッポン放送『トム・ブラウンのオールナイトニッポン0(ZERO)』でパーソナリティを務めることが決定した。2018年に行われた『M-1グランプリ』のファイナリストで、「ダメー!」のツッコミでもおなじみのトム・ブラウンが『オールナイトニッポン』に初登場し、生放送でパーソナリティを担当する。土曜日は深夜1時から『オードリーのオールナイトニッポン』が放送されており、同じ事務所(ケイダッシュステージ)の先輩から放送のバトンを受ける形となる。番組では「『ダメー!』に代わるツッコミを募集するコーナー」、スノーボードのインストラクターの資格を持つみちおに「スノボに関する質問をぶつけるコーナー」などを行う予定だ。布川ひろきは「見た目8割でやっている僕らが『オールナイトニッポン』をやらせていただくなんて悶絶です! 北海道の『福永俊介のアタックヤング』でハガキを送ってたパワーを出せたらと思います!」と語り、みちおは「若手の登竜門として、華々しく君臨し続ける『オールナイトニッポン』。たいして面白い話はできないかもしれませんが、楽しんで気合い入れて100%でやりたいと思います。聴いてくれなきゃ、ダメー!」とコメントを寄せた。
2019年04月08日東京駅改札内のエキナカ商業施設「グランスタ」のお土産スイーツ店が2019年4月より生まれ変わる。この記事では、人気店舗や新店舗から登場する注目スイーツをピックアップして紹介。工夫を凝らした様々な新作から旅のお土産を見つけてみて。とらや「TORAYA TOKYO 小形羊羹『夜の梅』」エキナカ初出店となる室町時代後期創業の老舗「とらや(TORAYA)」が送るのは、東京駅丸の内駅舎をデザインしたスペシャルパッケージに包んだ小倉羊羹「夜の梅」。切り口の小豆を夜の闇に咲く梅に見立ててその菓銘がつけられた、「とらや」を代表する一品だ。マイキャプテンチーズTOKYO「チーズチョコレートバーガー」第1号店をオープンする、「銀座ぶどうの木」「東京ばな奈」などを展開するグレープストーンの新ブランド「マイキャプテンチーズトーキョー」は見逃せない店舗。アメリカ西海岸のチーズバーガーからインスピレーションを受けた看板商品“チーズチョコレートバーガー”は、とろりとはみ出るチェダーチーズショコラの濃厚な味わいが堪らない。テラ・セゾン「チーズフォンデュケーキ」東京駅エキナカのお土産人気ランキングで過去1位を獲得したこともある「テラ・セゾン」は、新作「チーズフォンデュケーキ」を東京駅先行販売。ベイクドチーズケーキの中にクリームが隠れている、ちょっと甘いチーズフォンデュを食べているような新しい感覚を味わってみて。喫茶店に恋して。「ティラミスショコラサンド」雑誌『Hanako』の同名人気特集が元のスイーツブランド「喫茶店に恋して。」からは、コーヒー香るサクサクのクッキーでクリーミーなコーヒーショコラとマスカルポーネショコラをサンドした「ティラミスショコラサンド」が登場。人気イラストレーター・たなかみさきが描き下ろした限定パッケージも期間限定で発売される。銀座甘楽「東京駅丸の内駅舎手付最中」銀座甘楽の「東京駅丸の内駅舎手付最中」は、東京駅丸の内駅舎を模した東京駅限定の最中。別添される粒餡をその場で挟むことで、皮のサクサクとした食感を楽しむことが出来る。くすのき「皇居外苑 菊園もなか」「くすのき 皇居外苑販売商品取扱店」は、一般財団法人国民公園協会皇居外苑の監修によって誕生したショップ。提供される「皇居外苑 菊園もなか」は、さっくりと歯ざわりの良い風味豊かな皮と、北海道産小豆を丁寧に炊き上げ、上品な味わいに仕上げた餡が絶妙なハーモニーを奏でる。オードリー「グレイシア」オードリーの「グレイシア」は、ミルキーなクリームと甘酸っぱい苺を口どけの良いチュイールで巻いた焼き菓子。通常のパッケージに加え、駅や空港でしか手に入らないデザインの限定缶も数量限定で用意される。【詳細】東京駅「グランスタ」スイーツエリアリニューアルリニューアルオープン期間:2019年4月9日(火)~25日(木)オープン店舗:銀座甘楽、テラ・セゾン、くすのき、とらや、マイキャプテンチーズTOKYO、喫茶店に恋して。、オードリー 東京駅 グランスタ店■リニューアルスケジュール4月9日(火) 「銀座甘楽」移転リニューアル4月12日(金) 「テラ・セゾン」移転リニューアル4月16日(火) 「くすのき」新規オープン4月19日(金) 「とらや」「マイキャプテンチーズトーキョー」「喫茶店に恋して。」新規オープン4月25日(木) 「オードリー 東京駅 グランスタ店」新規オープン<施設情報>グランスタ住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内地下1階・1階(改札内)営業時間:8:00~22:00※日曜日、連休最終日の祝日は21:00まで。※グランスタ新エリアは9:00から22:00まで。※一部ショップは営業時間が異なる場合あり。※価格は全て税込み。
2019年04月07日4月2日、安田大サーカスのクロちゃん(42)が『しくじり先生俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演。芸能人が過去の失敗をもとに、役立つ人生訓を教える本番組。17年にレギュラー放送が終了するも、根強い人気を受け4月から異例の復活を果たしていた。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などによって、すっかり“クズキャラ”が定着したクロちゃん。冒頭からいきなり、自らを「甘い汁だけを吸って楽して生きていきたい“甘汁モンスター”」だと堂々宣言。42歳になるまで総額6,000万円の仕送りをもらっていたこと。さらに親からもらった予備校の教科書代をパチンコに使ったり、27歳で初彼女ができるもすぐ浮気したクズエピソードの数々を悪びれることなく披露していた。またスタッフとの打ち合わせ回数を実際より多めに申告するなど、嘘つきキャラも健在。こうしたクロちゃんの姿に、生徒役のタレントからは批判が殺到。平成ノブシコブシの吉村崇(38)は「こいつが日本をダメにしてるんだよ!」と怒りをあらわにする。「芸能界の仕事は夢を与えること。辛いところを見せる必要はない」と真っ向から対立する真野恵里菜(28)に、「でも自伝とか出すときはそれを書いて自分のランクを上げようとするでしょ?」とあっさり言い負かす強気な姿まで見せていた。終盤では「クロちゃんだけが甘汁モンスターの中で成立しちゃっている奇跡の男。だから他の人は自分に厳しく努力を怠るな」と謎の教訓を残していったクロちゃん。最後まで過去を省みることなく幕を閉じるという、初回にして番組コンセプトをひっくり返す離れ業を見せて去っていった。しかし、番組終了直後からTwitter上でトレンド1位を獲得するなど反響は絶大。ネット上でも《めちゃくちゃクズなのに全く病んでなくて人生楽しんだもん勝ち!みたいな感じで元気になれた》《反面教師すぎて、明日から頑張ろうって思った!》と意外にも絶賛の声が相次ぐ“確変”を起こしていた。オードリーの若林正恭(40)も「クズを突き抜けるときに変なカタルシスがある」とそのクズぶりに根負けしていた。令和に代わってもクロちゃんの勢いは止まらなそうだ――。
2019年04月05日お笑いコンビ・EXITが、30日深夜(深夜3時~)に放送されたニッポン放送『オールナイトニッポン0(ZERO)~決戦!お笑い有楽城~』で優勝し、『オールナイトニッポン0(ZERO)』の単発パーソナリティ権と優勝賞金10万円を手にした。この番組は、各芸能事務所イチオシの若手芸人がラジオ形式でのトーク力を競うというもの。EXITの他、アナクロニスティック、 紺野ぶるま、 サツキ、 ちゃちゃ丸、 土佐兄弟、HENHEN事変、 マカロン、 山下カズオ、 ゆーびーむ☆、 ロングアイランドが出場し、審査員を松村邦洋、アイドルグループ・SKE48の大場美奈、『オールナイトニッポン』プロデューサーのニッポン放送・冨山雄一氏が務めた。"チャラ男キャラ"のEXITは、トップバッターとして出場した予選ラウンドを1位で勝ち抜き、続く決勝ラウンドでも会場の爆笑をさらい優勝に輝いた。優勝が発表されると、EXIT・兼近大樹は「ホントに良いの? こんなチャラ男が頂いちゃって」と喜びつつ、「ゲスト呼べるんだったら、ここにいる全員呼んじゃいます」と他の芸人への配慮も見せた。また、りんたろー。は「優勝させていただいて、本当にありがとうございます。この機会を無駄にしないように頑張りたいと思います」とあいさつした。「楽しみながらやっていた」(松村)、「会場も爆発的にウケていた」(大場)、「オードリーさんの後の放送(土曜 深夜3時~)というところで、どういう放送になるか今から楽しみ」(冨山氏)とそれぞれ審査員が評価したEXIT。優勝決定直後、2人が囲み取材に応じた。りんたろー。は「ある程度、流れを決めていたんですが、兼近がその通りに一切やらないんです(笑)。だから何とでもなれという感じで。緊張はあまりしなかったです」と裏側を語った。そして兼近は「『勝てる訳ない』と思って、トップバッターを選んだので。チャラ男がぶち上げて、放送が盛り上がるためにトップバッターを選びました」と振り返ると、りんたろー。から「良いヤツじゃん!」とツッコまれていた。実際にラジオブースをつくり、会場の笑い声が聞こえない環境でのトークだったことについて、りんたろー。は「聞こえない分、自分たちだけで楽しくなっちゃいました(笑)」、兼近は「確かに。時間制限がなかったら、ずっとしゃべってました」とまだまだ話足りないことをアピールした。優勝賞金10万円の使い道を聞かれると、兼近は「クラブで"泡パ"ぶっかましです!…まだ"泡パ"やったことないんですが、これから頑張っていこうかなと」と意気込むと、りんたろー。は「貯金をぶっかまします」と堅実な一面を見せた。また、『四千頭身のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演した際、「オールナイトニッポン0(ZERO)のパーソナリティができなかったら、坊主にする」という公約をしていたと言い、兼近は「マジ坊主逃れられました。有言実行かませたので、ラッキーです」と胸をなで下ろした。単発パーソナリティ権の座を手にした『オールナイトニッポン0(ZERO)』は深夜3時からの放送となるが、りんたろー。は「兼近はいつも夜12時には寝てるんです。3時大丈夫かな」と懸念も。兼近は「マジ寝溜めかまさないと。絶対眠くなっているから。深夜はキツイ(笑)」と"チャラ男"らしからぬ一面を見せていた。
2019年03月31日京セラよりポール・コステロ氏が監修のジュエリー発売ファッション界の巨匠と言われるポール ・ コステロ氏が監修したジュエリー。京セラ株式会社が運営する京セラジュエリーオンラインショップ「オードリー」から発売される。リング1点、ピアス2点、ペンダント4点の合計7点で、2019年4月1日(月)に発売。素材には金属アレルギーの肌に優しい「コバリオン」が使用されている。繊細な肌に嬉しい素材「コバリオン」プラチナのような美しい素材であるコバリオンは、付加価値の高いコバルト合金である。ニッケルを減らすことによって、金属アレルギーを持つ肌に対して優しい素材となった。コバリオンを開発したのは株式会社エイワ、岩手県、東北大学。変色しにくい素材のため、夏場の暑い時期に汗を気にすることなく着用が出来る。また、着用したまま温泉に入ることも可能だ。そして、硬度はシルバーの約4倍とされているため、コバリオンはジュエリーに傷が付くのを避けたい方に最適な素材だと言える。金属アレルギーの肌に優しく、シンプルかつ繊細な見た目のこのジュエリーはどんな場面でも活躍してくれそうだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※京セラ株式会社のニュースリリースより
2019年03月27日堀江貴文(46)が3月10日、AbemaTVの企画で挑んだ東京大学受験に失敗したことを発表した。『堀江メソッド』と名付けた勉強法を実行して一次試験の足切りは免れたが、二次試験の結果が振るわなかった。番組では、堀江と一緒に若手タレントが半年間の勉強で東大を目指した。明治大学卒のグラビアタレント・わちみなみ(24)は合格したら「東大の赤門の前でグラビア撮影がしたい」と語っていたが、センター試験のボーダーラインに届かず二次試験を断念。わちは「もう一度受けたい」と再挑戦の意思を見せている。近年、有名人がこうした大学受験に挑戦するケースは多い。ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)も2018年、AbemaTVの企画で青山学院大学を受験している。大学受験の理由について、田村は「中学校から全く勉強してこなかったため、知識や学力にコンプレックスを持っている。44歳になる今、勉強したいという意欲が湧いてきた」と語っていた。またオードリーの春日俊彰(40)は、2017年にテレビ番組の企画で東大を受験。あえなく不合格となったが、のちに「このままじゃ終われない」と負けん気を見せ、自費で予備校教師を雇い受験勉強を続けているという。2015年に73歳で駒澤大学に入学した萩本欽一(77)の目標は「ボケ防止」だ。「勉強には目的があったほうが楽しい」と、大学合格を目標にしていた。もちろんその背景には、挑戦が話題作りになるという考えもあるのだろう。だが前述の通り、先にあげた全員が受験勉強を楽しんでいるようなコメントをしているのだ。こうした風潮は、一般人の中にも増え始めているという。「ネットでも趣味でセンター試験に挑戦した人の声が上がっていますが、私の知り合いも社会人になってから高校時代の友だちと受けていました。すると昔はあれだけ嫌だった試験が、楽しいらしいんです。『もし落ちたら…』というプレッシャーがないこともあるのでしょうが、それ以上に義務ではなくイベントとしてとらえられることが楽しさにつながっているようです」(30代男性)有名人のこうした挑戦は、学ぶことの本当の楽しさを教えてくれているのかもしれない。
2019年03月11日アイドル界屈指の才女、乃木坂46の高山一実(25)にテレビ業界が熱視線を送っているという。高山といえば読書を趣味にあげ、昨年11月に発表した初の長編小説『トラペジウム』が20万部を超えるベストセラーとなるなどまさに才色兼備。そのいっぽうで、その高いバラエティ力にも注目が集まっている。3月5日には、4月6日に放送される『オールスター後夜祭19 春』(TBS系)で高山が司会を務めると発表。本番組は毎年春と秋に放送されている『オールスター感謝祭』の“延長戦”として昨年春から始まったもの。3回連続で司会を務める高山だが、その見事な司会ぶりは毎回大きな話題になっている。昨年4月の初回時には司会初挑戦ながら、100人以上の芸人を相手に堂々かつスムーズな進行で周囲を驚かせた高山。起用した総合演出の藤井健太郎氏は放送終了後にTwitterで「しかし、高山さんにお願いして本当に良かったな」と称賛。メインMCを務めた有吉も「高山さんが小梅さん(編集部注:小梅大夫のこと)の数倍しっかりしてて助かりました……」一風変わったエールを送っていた。その他にも『しくじり先生』(テレビ朝日系)や『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などバラエティ番組への進出が続いているが、今後ますます加速していくという。「アイドルはイメージ上言えないことも多いですが、高山さんは頭の回転が早いので無茶ぶりされても場の雰囲気を壊さないと現場から評判です。番組で共演したバナナマンの設楽統さん(45)やオードリーの若林正恭さん(40)らも高く評価していると聞いています。キャラクターも売り出し方も違いますが、その才能から“第2の指原さん”と呼ぶ声もあるそうです。今後はMCなどの仕事もどんどん増えていくでしょうね」(テレビ局関係者)
2019年03月08日放送作家の高田文夫が、4日に放送されたニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月曜~金曜 11:30~)に出演し、お笑いコンビ・オードリーの武道館ライブを絶賛した。オードリーは2日、東京・日本武道館で『オードリーのオールナイトニッポン 10周年ツアー in 日本武道館』を開催。武道館には1万2千人、そして全国41カ所で行われたライブビューイングには1万人が集まった。高田は番組冒頭、「トゥース! 俺はリトルトゥース(リスナーの呼称)で有名だよ。舐めてもらっては困るよ」とあいさつ。そして「1万2千人すごいだろ、武道館。全部グッズ売れちゃったんだよ」と盛況ぶりを振り返り、さらに高田自身も番組グッズを自宅から着ていったことを明かした。高田はオードリーのフリートークと漫才について「完璧に良くできているよ」と絶賛し、「最高だったね。あいつら本当にすごいな。10年間ファンでいて良かった。リトルトゥースの中では最年長じゃないですか」と語っていた。
2019年03月05日お笑いコンビ・オードリーが2日、東京・日本武道館で『オードリーのオールナイトニッポン 10周年ツアー in 日本武道館』を開催した。昨年6月に青森公演、9月に愛知公演、12月に福岡公演を行っており、今回のライブが全国ツアーのファイナルとなる。武道館には1万2千人、そして全国41カ所で行われたライブビューイングには1万人が集まった。若林正恭と春日俊彰が、プロレスラーのような演出で登場すると、会場は大歓声。若林は「全員リトルトゥース(リスナーの呼称)なんですか?」と尋ね、「お弁当に?」「グー!」、「土曜の夜?」「カスミン!」などと、番組お決まりのフレーズでコール&レスポンスも。また、「新潟の人、ウケてますか~?」など、ライブビューイングで見ているファンにも問いかけしていた。イベントでは、ラジオの放送と同じように、2人によるオープニングトークの後、若林と春日それぞれによるフリートークゾーンが。若林は父親を降ろしてもらうため、青森へイタコを訪ねたエピソードを披露。そして春日は写真週刊誌『FRIDAY』(3月1日号)で「お泊まり愛」が報じられた後、"狙ってる女"にお詫びの意味を込めて旅行し、1泊11万円の宿に宿泊したエピソードを語った。トークゾーンの合間には、実際の放送のように"CM"も。前番組ディレクターの宗岡芳樹が現在担当するTBSラジオの番組を告知したりと、番組ゆかりの人物が多数登場した。そして春日が体を張るコーナー「ひろしのコーナー」を挟み、オードリーがかつて出演していたものまねショーパブ『そっくり館キサラ』の先輩・バーモント秀樹とビトタケシが登場し、ネタを披露。さらには松本明子に加えて、シークレットゲストとして梅沢富美男が登場し、「夢芝居」を歌った。曲の途中には若林が乱入し、梅沢へのdisラップを披露したかと思えば、曲のラストにはケツバットをお見舞いした。ラストには、オードリーが漫才を披露した。カーテンコールであいさつした若林は「武道館なんて埋まる訳ないと思っていた」と漏らすと、春日も「ボケだと思ったもんね」と同調。若林は「皆さんのおかげで全部埋まることができました。ありがとうございます」と感謝した。さらに若林が「"トゥース"ですね。1言で言うと。"トゥース"しか言いようがないですね。"トゥース"だなって思うときあるじゃん」とボケると、春日は「そんなに"トゥース"は万能じゃないからね」とツッコむ場面も。そして、「リトルトゥースの皆さん、おやすミッフィーちゃん」(若林)、「この後、1時にお会いしましょう。アディオス」(春日)と締めくくっていた。
2019年03月02日GACKTと二階堂ふみのダブル主演映画『翔んで埼玉』の好スタートを受け、埼玉県に縁のある27の市区町村・団体キャラクターがコメントを寄せた。同作は魔夜峰央氏のマンガを原作とし、『テルマエ・ロマエ』シリーズや『今夜、ロマンス劇場で』などで知られる武内英樹監督がメガホンをとった作品。埼玉県人が東京都民から迫害を受ける様がユーモラスに描かれ、初週の週末興行ランキングで1位を獲得。都道府県別の興行収入でも他県を引き離して埼玉県が1位になるなど、注目が集まっている。“埼玉ディスり”が話題になっている同作。各キャラクターたちの評価は概ね好評のようだが、埼玉県のマスコット・コバトンは「最後は埼玉愛でいっぱいだったから認めちゃうトン! だけど、一言言わせてほしいトン! 埼玉は映画の中で出てきたような砂漠みたいなところじゃないトン! 緑いっぱいでとっても住みやすい、いいところトン! 」と主張。所沢のマスコット・トコろんは、「もちろん公認します! 所沢育ちの竹野内豊さんに、所ジョージさん、オードリー春日さん、大相撲の北勝富士関、岡井千聖ちゃんも所沢出身だーん!」と所沢出身の著名人を次々と挙げ、そのほかのキャラクターたちも各々の地元をアピールしている。アルディ(大宮アルディージャ)「公認します! しかし、大宮は2018年住みたい街ランキング関東版で9位! 埼玉で一番! 浦和より上! なのに試写会では、大宮アルディージャの名前を見つ見つけられなかったなぁ」彩夏ちゃん(朝霞市民まつり実行委員会事務局)「朝霞市で開催の『彩夏祭』が出てこなかったけど、埼玉愛にあふれていたので、この映画、認めまーす! ちなみに、2019年8月2日~8月4日、朝霞の『彩夏祭』ぜひ来てね~!」いるティー(入間市企画部企画課企画渉外担当)「ここまでディスれば笑いに変わる! ので認めます! だけど、ひとこと言わせて! 埼玉は煎餅とねぎだけじゃない! 入間の狭山茶、お忘れなく!」オケちゃん(桶川市観光協会)「謹んで公認します! 映画ではお役に立てなくてごめんべに~」かいちゃん&つぶちゃん(埼玉県三郷市商工観光課)「埼玉の魅力いっぱいの映画だから、認めます。だけどね、あそこで決戦するなら、三郷市も取り上げてほしいんですけど!」カパル(公財 志木市文化スポーツ振興公社)「翔んで埼玉、サイコーだったお埼玉disりも認めるお! だが一言言わせておっ…カパルもdisられたかったお」こぜにちゃん・フラべぇ(行田市環境経済部商工観光課)「公認します! だけど、行田市は埼玉県名発祥の地だから、もっとディスってほしかったのに~」コバトン(県民生活部広聴広報課魅力発信担当)「最後は埼玉愛でいっぱいだったから認めちゃうトン! だけど、一言言わせてほしいトン! 埼玉は映画の中で出てきたような砂漠みたいなところじゃないトン! 緑いっぱいでとっても住みやすい、いいところトン!」こむぎっち(上里町役場総務課)「埼玉がいっぱいでとっても面白い映画! こむぎっちも認めるよ! でもひとこと言わせてもらうと、群馬県にはあんな険しい道を通らなくても行けるよ!」サイコミ君(彩の国コミュニティ協議会)「埼玉のいろんな地域が出てきて嬉しかったよ! 認めます! だけど、埼玉県民はみんなボロボロの服じゃないし、地元、地域をもっと大切にしているよ」さいのブンたくん(埼玉新聞社)「右も『埼玉』、左も『埼玉』でした!! 公認します!! だけど、埼玉新聞も出演したかったなぁ…」さかろん(坂戸市役所総合政策部)「愛県心のあるディスり映画認めます! だけど、埼玉のへそは坂戸って言って欲しかった 第2弾あったらぜひうちもディスってくださいw」シラオ仮面(総合政策部秘書広報課)「埼玉愛は認める! だけど、次回作は白岡市のシラオ仮面を主役にしてもらわないと困る!」すぎぴょん(杉戸町役場商工観光課)「これ以上ない、埼玉県の主役感! 認めます。もし、第2弾? があれば、杉戸町も参加させてね」ゾウキリン(新座市シティプロモーション課)「面白かったから認めるゾウ! でも新座市は出てこない! いじられない! いっそ思い切りディスられたいゾウ!」つなが竜ヌゥ(さいたま市 経済局 商工観光部 観光国際課)「さいたま満載でお腹いっぱいです。認めます。だけど、ひとこと言わせてもらうと、出演したかったなぁ」つるゴン(鶴ヶ島市産業振興課)「カパル氏が認めるならつるゴンも認めるよ。…でもひとこと言いたい。『この春、全鶴ヶ島市民が涙する』だっていっさい出てこないんだもの」トコろん(所沢市役所 産業経済部 商業観光課)「もちろん公認します! 所沢育ちの竹野内豊さんに、所ジョージさん、オードリー春日さん、大相撲の北勝富士関、岡井千聖ちゃんも所沢出身だーん!」とまちゃん(埼玉県北本市産業振興課)「埼玉愛にあふれた映画だったトマ~もちろん認めるトマ! 名産品がない?北本市にはご当地カレーグランプリ優勝の『北本トマトカレー』があるトマよ!」はにぽん(本庄市役所市民活動推進課)「すごく埼玉愛を感じたよ~もちろん認めるよっ! でも、熊谷がほぼ群馬なら本庄はどうなっちゃうの!?」ふっかちゃん(深谷市役所 協働推進部協働推進課 シティセールス推進係)「ふっかちゃん出演の映画『翔んで埼玉』! もちっ、公認だよぉ♪ だけど、いつもより太って観えたんだけど!? あんなにでっぷりしてる…の? 武内監督! 撮り直しよろしくおねぎしまぁ~す」プラスちゃん(十文字学園女子大学)「笑いが止まらなかった のは認めるプラ! でも、一言言うプラ! プラスの大学には天然芝のグラウンドがあるけど、草は食べないプラ」ぽぽたん(埼玉県朝霞市役所シティ・プロモーション課)「面白かったから認めるぽ~。だけど、朝霞の文字だけじゃなく映像も撮ってほしかったぽ。むしろ、ぼく、ぽぽたんも映画にでたかったぽ!」ぼんサイくん(アルコグランデ)「笑えるから認めるぼん。だけど、ひとこと言わせてぼん。埼玉の名産品は世界盆栽大会も開催されるほどの『盆栽』があるぼん。わすれちゃダメだぼん」わこうっち(和光市 市民環境部 産業支援課)「埼玉の素敵なところもたくさん出てきてうれしかった♪ よろこんで公認しまーす。でも、ひとこと言わせてね。関所を置くなら和光でしょ~?」夢馬(飯能市産業環境部観光・エコツーリズム推進課)「埼玉県民必見の映画なので認める! だけど、東京と長ぁ~く接している飯能に関所がないぞぉ! 山ばっかりだからか…」ブコーさん(横瀬町役場 まち経営課)「公認します! ただし、海なし県っていうけれど、1700~1500万年前の大昔、秩父は海の底だったんだからね! ドコドン!」
2019年02月26日ノミネート作品や受賞者にハリウッドの多様性が反映された第91回アカデミー賞。レッドカーペットに集ったセレブたちのドレスは今年もカラフルで華やかだった。主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)は「プラダ(Prada)」のカスタムドレス。深いグリーンのハイネックのドレスにグレーのドレープがついたデザイン。助演女優賞を受賞したレジーナ・キングは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」。ストラップレスでスリットが大胆に入ったデザインだ。『アリー/ スター誕生』の「Shallow」で歌曲賞を受賞し、主演女優賞候補でもあったレディー・ガガはレッドカーペットでは「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」のストラップレスのブラックドレス。オードリー・ヘプバーンが『ティファニーで朝食を』(61)の劇中でつけた「ティファニー(Tiffany & Co.)」のイエロー・ダイアモンド128.54カラットをあしらった推定3000万ドルのネックレスとイヤリングを合わせた。助演女優賞候補だったエマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)は「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の赤銅色のメタリックで、80年代風の肩を強調したデザイン。レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)は「ジバンシィ(Givenchy)」のオートクチュールで、上がラテックス、下がチュールという異素材の赤のドレス。エイミー・アダムスは「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のストラップレスのシルバードレス。プレゼンターを務めたジェニファー・ロペスもシルバードレス。ハイネック+ロングスリーブで全身にフィットした「トム・フォード(Tom Ford)」のドレスは、ミラーのように輝いていた。同じくプレゼンターだったブリー・ラーソンは「セリーヌ(Celine)」のシルバー。こちらはスリットの大きく入ったデザインだった。Netflixのオリジナルシリーズで、全米でも人気沸騰中のコンマリこと近藤麻理恵は「ジェニー・パッカム(Jenny Packham)」のピンクのレースドレスをキュートに着こなした。ピンクは今年のトレンドで、作品賞のプレゼンターとして登場したジュリア・ロバーツは「エリー・サーブ(Elie Saab)」のワンショルダーのドレスをチョイス。アンジェラ・バセット(『ブラック・パンサー』)は「リーム・アクラ(Reem Acra)」、ジェンマ・チャン(『クレイジー・リッチ!』)はたっぷりしたデザインの「ヴァレンティノ(Valentino)」、ヘレン・ミレンやサラ・ポールソンも鮮やかなフューシャ・ピンクを選んだ。女性のみならず、ヘレンと一緒にプレゼンターを務めたジェイソン・モモアの装いもピンク。「フェンディ(Fendi)」の薄いピンクのスーツはベルベット製で、以前から愛用のシュシュとおそろい。ステージ上でヘレンは「ジェイソンと私はおそろいにしたんじゃないのよ。でもハワイの神とイギリスの熟女が同じ色を着る時代になったんです」とスピーチした。肩やデコルテをきれいに見せるデザイン、そしてパンツルックもトレンド。助演女優賞候補だったマリーナ・デ・タビラは赤のストラップレスドレス、歌曲賞候補の「I’ll Fight」(『RBG 最強の85才』)を歌ったジェニファー・ハドソンは「エリー・サーブ(Elie Saab)」のワンショルダーのレッドドレスでカーペットに登場した。短編アニメ賞のプレゼンターを務めたオークワフィナは「ディースクエアード2(Dsquared2)」のパンツスーツ。エルシー・フィッシャー(『Eighth Grade(原題)』)はスリーピースのブラック・スーツ。エイミー・ポーラーは「アルベルタ フェレッティ(Alberta Ferretti)」。『ある女流作家の罪と罰』で主演女優賞候補だったメリッサ・マッカーシーもパンツルック。「ブランドン・マックスウェル(Brandon Maxwell)」のカスタムのツーピースで、長いケープのついた白のトップスに黒のワイドパンツというスタイルだった。7度目のノミネートで本命視されていた主演女優賞候補のグレン・クローズ(『天才作家の妻40年目の真実』)は「キャロリーナ・ヘレラ(Carolina Herrera)」のゴールド一色のドレス。彼女自身が長いケープをまとったオスカー像のような輝きを放っていただけに、今回も受賞を逃したのがなんとも残念だ。同じく主演女優賞候補だったヤリッツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)は「ロダルテ(Rodarte)」のミントグリーンのワンショルダー。シャーリーズ・セロンは黒髪のボブカットに背中が大胆にあいたブルーグレイのドレス。ミューズを務める「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のオートクチュールで、エマ・ストーンと同じく肩を強調したデザインだ。男性陣で何と言っても注目を集めたのは、2013年にドラァグクイーンを演じた「キンキーブーツ」でトニー賞を受賞したビリー・ポーター。ハリウッドのレッドカーペットでは男性はタキシード、女性はロングドレスが不文律。だが、ビリーが着ていたのは、上半身は蝶ネクタイのタキシードだが下半身は裾が大きく広がったロングスカートというデザインの、「クリスチャン・シリアノ(Christian Siriano)」のタキシード・ボールガウンドレス。「オスカー・ハイマン(Oscar Heyman)」の20カラットのダイアモンドの指輪を合わせた、このユニークなスタイルは今年度のベストドレッサーという声も上がっている。主演男優賞受賞のラミ・マレックは「サンローラン(Saint Laurent)」のオーソドックスなタキシードを着用。奇を衒わずに綺麗に着こなした。助演男優賞受賞のマハーシャラ・アリは「エルメネジルド・ゼニアXXX(Ermenegildo Zegna XXX)」のブラックスーツ。イスラム教徒である彼はムスリムの帽子「クフィ」を合わせた。『女王陛下のお気に入り』に出演したニコラス・ホルトは「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」。ボディをクロスするようなトレインがついたユニークなデザインのブラックスーツが長身に似合っていた。同作で共演のジョー・アルウィンは「トム・フォード(Tom Ford)」のベーシックなタキシードを選んだ。『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンは「ジバンシィ(Givenchy)」のオートクチュールのロングジャケット。クリス・エヴァンスやマイケル・B・ジョーダンも着ていたベルベットのジャケットが今年のトレンドだった。(text:Yuki Tominaga)
2019年02月25日ハリウッドでミュージカル映画の黄金期を築いた監督たちのひとり、スタンリー・ドーネンが亡くなった。享年94。第91回アカデミー授賞式の前日の23日(現地時間)、息子が「Chicago Tribune」に明らかにしたという。ブロードウェイ・ダンサー、振付師としてのバックグランドを生かし、数多くのミュージカル作品を手掛けたドーネン監督。代表作としては、ジーン・ケリー主演、彼と共同監督した『雨に唄えば』が知られる。また、オードリー・ヘプバーンを主演に迎えた『パリの恋人』、『シャレード』、『いつも2人で』も有名。監督人生の中でドーネン自身がオスカーにノミネートされたことはなかったものの、1998年の第70回アカデミー賞では功労賞を受賞。プレゼンターのマーティン・スコセッシ監督からオスカー像を受け取ると、BGMで流れ始めたアーヴィング・バーリンの「Cheek to Cheek」のメロディに合わせて「天国、天国にいるようだ。しゃべれないくらい心臓がドキドキしている」と歌い、タップも踏んでみせて大歓声を浴びた。ドーネン監督は生涯で5回の結婚・離婚を経験し、1999年から亡くなるまではコメディエンヌのエレイン・メイと生活をともにしていた。(Hiromi Kaku)
2019年02月25日筋肉芸人のパイオニア、サバンナの八木真澄さんと、アメリカへ筋肉留学までした、なかやまきんに君。「ザ☆健康ボーイズ」の名でユニットを組む二人が、和気あいあいと、時に真面目に、筋肉談議!――おふたりが筋トレにハマったきっかけは?八木:僕は、小6の頃、肥満児やったんですよ。160cmで80kgもあったんで、ダイエットとして始めたんが最初ですね。なかやま:おにぎり食べては褒められまくった時代(笑)。八木:「よく食べるね」って。筋トレと食事制限で中2の頃には173cmで65kgまで落ちて、今の体型ベースができた感じですね。なかやま:僕は、高校のバスケ部を引退して、運動不足解消でジムに通いだしたのが始まりです。――なぜユニットを組むことに?なかやま:八木さんが土下座して頼んできたんで仕方なく…。八木:誰がやねん!違うわ(笑)。なかやま:本当は、僕がNSC生だった’99年頃、深夜番組の運動対決企画に呼んでもらったんです。その対決相手が、八木さんとレイザーラモンHGさん。八木:僕がいちばん先輩で、すでに筋肉キャラでやってて、HGは新人、きんに君は無名のマッチョなNSC生。この中ならテレビの流れ上、僕が勝つはずなんですよ。なかやま:八木さんは、その番組のレギュラーでしたしね。八木:なのに、こいつ全然、手加減せんと優勝してしまった(笑)。それ以来、交流が続いてて、結婚式の2次会の余興で組むようになり、営業もやりだして。タンクトップ&短パンで、冬の営業は過酷ですよ…。北海道の陸別町というマイナス30°Cの世界でやった時なんて、食べかけのラーメンが食品サンプルみたいに立ってましたから。暖かいって言われて入った楽屋の温度が0°C(笑)。なかやま:山形県で冬に終日ロケした時、八木さんはトレンチコート羽織ってましたよね?八木:あまりの寒さに我慢できへんくて着させてもらったら、翌年、きんに君はそのままで、僕だけが代えられた(笑)。――(笑)。ザ☆健康ボーイズのネタはどうやってできたんですか?八木:ロケバス内の遊びで、筋トレクイズをお互い出し合ってたんです。「プロテインと書いて何て読む?」「神の粉」「女神の涙といえば?」「コラーゲン」って感じで。それを一本にまとめました。――八木さんは、筋肉芸人の先駆け的存在ですよね。八木:僕が始めた25年くらい前は、鍛えてる人がほんまにいなかった。プロテイン飲んでるだけで珍しがられて、「何、飲んでんねん、ステロイドか!?」って笑いになって。当時は筋肉芸人の先駆けとしてやってましたけど、今はいっぱいいるでしょ。HG、(品川庄司の)庄司、他事務所にも小島よしお、オードリーの春日…。後輩からの突き上げがすごすぎる(笑)。なかやま:八木さん、本当に筋肉キャラやってきました?昔、一緒にトレーニングした時だって、ベンチプレスが全然胸まで下がってませんでしたよ。「ベンチプレスは110kgでやってる」って言っちゃった手前、無理やりやっただけでしたよね?八木:後輩と筋トレするからには「かまさな!」と思って。普段より5kg重たいので回数も多めにやったら、1週間筋肉痛でまともに動けんかった…。左・八木真澄(サバンナ)やぎ・ますみ1974年8月4日生まれ。京都府出身。YouTubeチャンネル「YAGI TV」やSNSで情報発信中。吉本坂46『泣かせてくれよ【八木真澄(サバンナ)盤】』が好評発売中。右・なかやまきんに君1978年9月17日生まれ。福岡県出身。「ザ・プロテイン」をプロデュース。昨年『ウケる筋トレ』を上梓した。YouTubeチャンネル「ザ・きんにくTV」や「ザ☆きんにくブログ」も好評。※『anan』2019年2月20日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年02月17日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が、16日深夜に放送されたラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送 毎週土曜 25:00~)にて、写真週刊誌『FRIDAY』(3月1日号)で「お泊まり愛」が報じられたことについて言及した。報道されたドッグカフェの店員について、これまでにも同番組では、"狙っているオンナ"として話題にあがっていた。そのため、相方の若林正恭は「イジられる側が『そこを突かれたらちょっとやだな』という気持ちがないと、こっちもイジりがいがない。だから春日のことはイジりません」と言及。さらに若林は「余裕で受けられてもしゃくで。"ヘビーリトルトゥース"(番組リスナー)は全部知ってた事実だから。『今日楽しみだな』と言ってる人は"リトルトゥース"じゃないね」と語った。また、若林が記事について「『本命彼女』って書いてあるけど、ここが違うの?」と確認すると、春日は「そうだね。見出しも違うんだよね~。『結婚決めて』なんつって。『狙っているオンナ』だから、そこは」と指摘したが、「泊まっているのは本当。頻繁によ」「週2~3回、実家に泊まっている」と話した。若林から「泊まってはいるけど、彼女ではないのね?」と問われると、春日は「彼女ではないし。『お付き合いしてください』って言ってないからね」としていた。
2019年02月17日お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明と矢作兼が、14日深夜に放送されたTBSラジオ『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木曜25:00~)にて、写真週刊誌『FRIDAY』(3月1日号)で「お泊り愛」が報道されたお笑いコンビ・オードリーの春日俊彰について語った。春日について、小木は「見たよ、『FRIDAY』。すげえ、怖いじゃん。コイツの写真。殺し屋のさ…」、矢作も「殺し屋だな。フードかぶってメガネしてマスクして」と、写真を撮られた春日の怪しげな姿に言及した。続けて「春日ってさ、そういうやつだったんだな。俺、知らなかった。もっと普通に歩く人間だと…」と言う小木に対して、矢作は「いや、春日は普通に歩けないよ。春日みたいな人間は絶対危険。(春日に対して)何しても良さそうな感じするじゃん」と分析。小木も「あ~、いじられるから。いきなり飛び蹴りしても良さそうな感じするしね」と納得した様子だった。春日のお相手について、小木は「相手も良さそうな感じでいいんじゃないの」と語っていた。春日の所属事務所は『FRIDAY』の取材に対して、「春日のほうが一方的に狙っているオンナとしか聞いていませんが……」とコメントしている。
2019年02月15日この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし氏、奥田泰氏、藤井青銅氏、ディレクターの石井玄氏、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第6回は、1月19日深夜の放送回に密着した。24時50分にはすでにブース入りしていた若林に対して、春日がスタジオに現れたのは24時55分頃。放送直前の24時59分、AD・舟崎彩乃が春日に「ケツバット」をして気合注入するという"恒例行事"の後、春日も放送直前にブース入りし、生放送が始まった。この日のオープニングトークでは若林が、春日が番組収録で泣き出した女性タレントに優しく声を掛けたり、頭をなでてあげたりするという"嘘エピソード"を披露。春日が「夢みたいなこと言うんじゃないよ!」「なんだソイツ! 気持ちわりぃな!」とツッコむたびに、若林はのけぞるように笑っていた。また、放送前に実施したインタビューで若林は「スタッフが『長くしゃべるんだろうな』とイスに深く座っているのを見ると、すぐオープニングを切り上げてやろうかなと思うときがありますね(笑)」と話していたが、その言葉通り、12分すぎで早々にオープニングトークを切り上げようとする場面もあった。その後、春日の日本語と英語が混じる独特な数字の数え方に関する話題から、若林が春日に"復ビン"(往復ビンタの復だけのビンタ)をする流れに。若林から"復ビン"されるたび、春日は「バランスが悪りぃよ」などと嘆いていた。春日に"復ビン"しようとする若林この日のオープニングトークもいつも通り40分を超える長さに。若林は放送前のインタビューで、「今は内容がないですからね」と苦笑いを浮かべていたが、若林と春日の掛け合いにスタジオのスタッフからも大きな笑いが起きていた。またオープニングトークでは、3月2日に行われる「オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館」にて、ライブ・ビューイングが実施され、第1弾ゲストとしてオードリーともゆかりが深いバーモント秀樹とビトタケシの出演が発表された。若林のトークゾーンは、所属事務所の新年会に行き、新年会では恒例になっている「島崎チャレンジ」の話題。「島崎チャレンジ」とは、事務所の大先輩である島崎俊郎に対して、若林が気付かれずにどのくらい失礼なことができるかというチャレンジのことだ。そして自身のトークゾーンが終わり、CM中にスタジオの外に出た若林は、春日のトークゾーンのスタートに間に合わず。春日がしゃべり始めた後、若林は堂々と遅れてブースへと戻った。春日のトークゾーンに遅れる若林春日のトークゾーンは、フジテレビ系の新番組『でんじろうのTHE実験』(2月3日スタート)の話題。でんじろう先生の気合が入りすぎ、実験の爆発がとんでもない規模だった様子を、春日は時にイスから立ち上がり、身振り手振りで伝えていた。爆発の様子を伝える春日その後、『チン!』のコーナーを挟み、番組エンディングへ。ADの舟崎が編集したハイライトが流れる中、早くも帰り支度を始めるオードリーだったが、時折ハイライトに笑顔を浮かべる場面も。放送終了後、27時2分にはスタジオを後にした。かつてチェ・ひろしにインタビューした際、「ブースの外にも、石井さんとか青銅さん、ADの舟崎(彩乃)さん、ミキサーの大坪(秀嗣)さんがいて、その人たちもめちゃくちゃ笑うんですよね。こんなみんな楽しそうに笑いながらやるんだなと思いました。みんなでラジオを聴いてるような感覚で、ビックリしましたね」と語っていた。その言葉通り、スタジオのスタッフは皆笑いつつも、もちろん集中しそれぞれの仕事に臨んでいた。パーソナリティであるオードリーとスタッフとの信頼関係も、『オードリーのオールナイトニッポン』がここまで長く続いている要因なのだろう。■オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館 ライブ・ビューイング 2019年3月2日(土)16:30開演会場:全国各地の映画館(※開場時間は映画館によって異なる)料金:3,000円(全席指定/税込)2月17日からチケットぴあで一般発売(先着)■オードリーツッコミ・若林正恭、ボケ・春日俊彰によるコンビ。2000年にナイスミドルを結成し、後にオードリーに改名。2008年「M-1グランプリ」2位。コンビとして『スクール革命!』(日本テレビ系)、『ひらがな推し』『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京)などに出演中。
2019年02月09日『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が新たに贈る、1970年代を舞台にした若い恋人たちの物語『ビール・ストリートの恋人たち』。本作では美しい映像や音楽もさることながら、70年代のニューヨークを再現した衣装やヘアスタイルも魅力的。特にキキ・レイン演じるティッシュ役のスタイルには、オードリー・ヘプバーンを思い描いていたという。■『ムーンライト』『アンダー・ザ・シルバーレイク』の衣装デザイナーが担当本作の舞台は、70年代ニューヨークのハーレム、イーストヴィレッジ、そしてウエストヴィレッジ。ジェンキンス監督の前作『ムーンライト』や、昨年10月に公開されて日本でも話題になった『アンダー・ザ・シルバーレイク』などの衣装も手掛けたキャロライン・エスリン=シェイファーは、撮影の準備として各キャラクターのイメージボードを作り、ジェンキンス監督が脚本に描いたキャラクター像の可視化を計ったという。今作では、衣装がキャラクターの姿を伝えるのに大きな役割を果たすと考えていた彼女は、劇中の衣装を仕上げるにあたり「60年代後半~70年代初頭の雰囲気を掴むのにゴードン・パークス、ジャック・ガラファロー、ポール・フスコといった写真家の作品が役立った」と説明する。衣装やメイクを担当するチーム全員でそのイメージを共有し、キャラクターが生きる環境や性格など、原作(ジェイムズ・ボールドウィン著)に描かれた情報なども基にしながら徹底的に考察。その人物像にあったスタイルを、シチュエーションによっても変えている。■『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘプバーンを参考に例えば、キキ・レイン演じるヒロインのティッシュは、普段はカールされた髪をひとつにまとめ、少しワイルドな印象も与える美しさだが、デパートの香水売り場でのお仕事スタイルは、洗練された上品なルックに。美しい女性像の代表格であり、70年代に生きるティッシュも間違いなく憧れていたであろう『ティファニーで朝食を』(61)のオードリー・ヘプバーンを参考にしたという。さらに、原作に描かれている通り、ティッシュはデパートで唯一の黒人女性でもある。差別や偏見がより激しかった時代、経済的な事情から「きっとティッシュは、通勤にはお気に入りのドレスをローテーションして着回しているだろう」と考えを巡らせながら、キャロラインたちは衣装やヘアスタイル、メイクを完成させていった。白のケープを淡い水色や黄色の服に羽織ったデートスタイルも、とても可愛らしく、純真なキャラクター像を映し出している。そのほか、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされているレジーナ・キング演じる、ティッシュの母シャロンがプエルトリコを訪れるときは、眩しい南米の日差しに映える鮮やかな緑色を基調とした衣装が採用されている。また、ティッシュの恋人ファニーの家族は仕立ての良さそうなジャケットやワンピースを身にまとい、比較的リッチな“ハイクラス”に属すことが見て取れる。細部にわたり、原作に敬意を払ってこだわり抜かれた衣装やヘアメイクは、前作『ムーンライト』からより進化した映像美とスケールアップした世界観を作り出すのに欠かせない重要な役割を担っているといえそうだ。『ビール・ストリートの恋人たち』は2月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビール・ストリートの恋人たち 2019年2月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
2019年02月08日キーラ・ナイトレイが『アリスのままで』のウォッシュ・ウェストモアランド脚本・監督のもと主演を務める『コレット』(原題:Colette)が、5月17日(金)より全国公開されることが決定した。フランス文学界で最も知られ、時代を作り上げたアーティストとして、いまなお人々を魅了し続ける女性作家シドニー=ガブリエル・コレット。片田舎に生まれ育った自由奔放な少女が、いかにしてフランス屈指のベストセラー作家と呼ばれるようになったのか。彼女が“本当の自分”を見つけるまでの波乱と情熱に満ちた半生を、実力派キャストとスタッフにより映画化。■キーラ・ナイトレイ、慣習やジェンダーを打ち破るアイコン的女性を熱演魅力溢れるコレットを体当たりで演じたのは、人気英国女優キーラ・ナイトレイ。知性と行動力を持ち合わせるエネルギッシュなコレットの19歳から34歳までを演じた。監督を務めたのは、『アリスのままで』でジュリアン・ムーアにオスカーをもたらしたウォッシュ・ウェストモアランド。かねてよりコレットに想像力を掻き立てられてきたウェストモアランド監督は、公私ともにパートナーだった故リチャード・グラッツァーと16年以上に渡って脚本を推敲したほど、思い入れの強い意欲作となっている。■ココ・シャネルに愛され、オードリー・ヘプバーンを見出した自著作品を舞台化する際には、当時無名だったオードリー・ヘプバーンを主役に大抜擢し、オードリーを一躍スターにした立役者として、またファッションデザイナーのココ・シャネルや詩人ジャン・コクトーら多くの芸術家に愛された唯一無二の存在として知られるコレット。男性優位の時代でも慣習やジェンダーにとらわれることなく、力強く生きた彼女は昨今の#MeToo運動をはじめ、女性の自立や自由が叫ばれる現代において先駆け的存在ともいえる。あらゆる分野で才能を開花させたコレットの姿は、いまだからこそ観るべき1作となっている。■ストーリーフランスの田舎町で生まれ育ったコレット。14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のパリへと移り住む。“ベル・エポック”真っ只中の活気にあふれていた1890年代のパリ。コレットは夫とともに芸術家たちの集うサロンで、享楽の世界に浸っていた。そんななか、コレットの才能にいち早く気が付いたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせることに。その後、コレットが執筆した「クロディーヌ」シリーズは、社会現象を巻き起こすほどの一大ブームとなる。いつしか、世間もうらやむようなセレブ夫婦として注目されるコレットとウィリー。しかし、コレットは自分が作者であることを世間に認められない葛藤と夫の度重なる浮気と抑圧に苦しめられることとなる。激動の時代に流されることなく、心の声に従って愛と自由を手にしたひとりの女性。ありのままの自分でいるため、あらゆる困難と闘いながらも、最後まで自分自身に正直であり続けようとする意志は揺らぐことはなかった。自らの力で切り開いた道の先にコレットが見つけた“希望”とは――。『コレット』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月08日●幼少期から変わらない2人の関係性『第46回NHK上方漫才コンテスト』(2016年)優勝、『M-1グランプリ2017』3位、そして昨年も敗者復活から『M-1グランプリ2018』で4位になるなど、多くの実績を残すお笑いコンビ・ミキ。そんな彼らは3月から全国ツアー『ミキ漫2019 全国ツアー』を開催する。兄弟でコンビを組むに至った経緯や、2人の関係性、そして漫才やラジオへの想いなどを語った。○■弟・亜生「お兄ちゃんは絶対やと思っています」――兄弟でコンビを組まれていますが、どのような経緯があったのですか。昴生:僕が先に芸人になって活動していました。亜生は社会人として働いていましたが、「しんどい、芸人になりたい」という夢があったらしく、相談されてコンビ結成にいたりましたね。――元々、お2人はお笑い好きだったんですか。昴生:好きでしたね。テレビもずっとお笑い番組を見ていましたし。亜生:『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)は一緒に見てましたね。僕はちょっと世代ではなかったんですが、お兄ちゃんの影響で見ていました。昴生:でも『ごっつ』を今見ると、「あの時、なんで笑ってたんやろ」って思いますね(笑)。「トカゲのおっさん」の哀愁とか、子どもからすれば訳が分からないはずなのに、当時は本当に理解して笑っていたのかなと思います。亜生:兄ちゃんもそれを言っているぐらいですから、僕はまったく分かってなかったです。「お兄ちゃんが笑ってる=面白い」と、笑っていましたね。○■兄弟の関係性は「すごくちゃんとしているかも」――そういった兄弟の関係性というのは、現在では変化しているんですか。亜生:いや、変わっていないです。基本的に僕の中では、お兄ちゃんは絶対やと思っていますね。昴生:変わらないですよね。舐めた口きいたらしばきますし(笑)。亜生:「お兄ちゃんが笑っているということは面白いんやな」ということは植え付けられています。昴生:いまだにやりますからね。ひな壇に座っていても、僕の顔を見て「笑っていいんやな」と笑いだすんです。亜生:小さい頃からのクセが抜けないんですよ。時々、僕だけ笑っていて「ヤバい」って(笑)。昴生:別にええねん! 笑っても。亜生:人の感性だから別にいいのに、ヤバいことしてると思っちゃうんです。昴生:楽屋の大部屋で僕が話していて、亜生は離れたところにいて聴こえてないのに、僕が笑ったりすると「ハハ!」って笑ったりしますから。亜生:心がこもってない笑いですよね。とりあえず笑っとけみたいな。僕が舞台とかでボケたときも一番最初にお兄ちゃんを見ますもん。これ笑ってくれてるのかなって。昴生:めっちゃ視線感じるわ~。亜生:今年31歳でこれやから、一生クセが抜けないでしょうね。ただ、そういった意味では、お兄ちゃんと弟という関係性がすごくちゃんとしているかもしれないです。昴生:兄ちゃんってまだ呼んでる段階でね。この年で兄ちゃんはなかなかですよ(笑)。●下積み時代は「ボロクソに言われた」――2012年にお2人はコンビ結成されて、2016年には『NHK上方漫才コンテスト』で優勝、その翌年には『M-1グランプリ』で3位になりました。結果だけを見ると、かなり順調なように感じます。昴生:コンビを組んで1カ月後にオーディション受かって、劇場のメンバーになれました。ただ、そこから賞を獲る4年間はしんどかったですね。劇場のメンバーから落ちて、また受かってを繰り返していたので。亜生:正直、最初の1カ月で受かった時に、「俺、キングコングになれる」って思いましたもん。すぐ売れるって。昴生:当時腐らなかったから、今の自分たちがあるなとは思いますね。亜生:作家さんとかに「漫才が古い」とかめちゃくちゃボロクソに言われてました。でも、お兄ちゃんは「変えへん」って言ったから、「じゃあ、これでやろう」と。そしたら、賞レースも取れたので、「ざまあみろ」と思いましたね(笑)。昴生:芯だけはブレたらアカンなと思っていました。ただ、霜降り明星とか和牛さんの新しい漫才を見ると、「このままじゃアカンかな」とブレそうになることもあったんですが(笑)。○■ミキが漫才で大事にしていること――大事にしている芯というのは、具体的にはどんなことですか。昴生:昔から変わっていないのは、「2人だけの会話を大事にしたい」ということです。みんなは新しいお笑いを作るのをすごく頑張っていますが、僕らはそれは無理やと思っていますし、昭和の古い漫才が好きなので。天才じゃないから、僕らの物差しで「無理せんとこ」と(笑)。いかに昔から受け継がれてきた伝統的な漫才を昇華して、その灯を絶やさないことが出来たらいいなと思っていますね。亜生:(笑)。「伝統の灯を絶やさない」とかカッコイイこと言いますよね(笑)。ホンマにインタビューでこういうことを残すんですよ。僕はそのたびに恥ずかしくなるんです(笑)。「人を傷つけない漫才をしたい」とか、そういうのを残したがるんですよ。昴生:「人を傷つけない漫才」って言って、1年間マジでしんどかったです(笑)。亜生:僕らの漫才を見て、「コイツら、伝統を受け継ぐやつか」と思われるのも(笑)。僕は純粋に漫才が楽しくなりましたね。舞台に出る前はしんどいと思っていても、出たらめちゃくちゃ楽しい。NGK(なんばグランド花月)でやった後とかも、絶対に袖で「ええわ~!」って言っちゃうんですよ。漫才をしていて鳥肌が立つような感覚です。●いつか東京でラジオをやりたい――昨年も様々な場でご活躍されたお2人ですが、個人的には『ミキのオールナイトニッポン0(ZERO)』や『爆笑問題カーボーイ』へのゲスト出演など、ラジオでのご活躍も印象的です。昴生:ラジオはやりたい仕事の1つですね。今もKBS京都で『ミキの兄弟でんぱ!』という番組をやっていますが、日曜のお昼放送なので、ちゃんと言葉を選んで話しています。ミキを好きな人は面白いと感じていただけると思いますが、『オールナイトニッポン』を聴いてくれた方には物足りないと思うんですよ。『オールナイトニッポン』はかなりアダルトな内容だったので(笑)。僕らもそういう内容にしようとは考えてなかったんですが、作家の(奥田)泰さんが仕向けるからああなってしまいました。亜生:でも、泰さんも僕らのことをすごく好いてくれて、台本もペライチで「2人はフリートークが面白いから、フリートークをしてください」と言ってくださってありがたいですね。ただ、内容は全部下ネタなんですが(笑)。――それこそ、奥田さんが作家として携わっている『オードリーのオールナイトニッポン』も、かなりフリートークが多いことで知られていますね。昴生:オカンは「あんなラジオやめて」と言ってましたが、オトンは「あれがラジオだ」と言ってました(笑)。僕らもいつか東京でラジオをやりたいですね。深夜の生放送ができれば最高です。亜生:生のラジオはやりたいですね。○■『爆笑問題カーボーイ』での裏話――『爆笑問題カーボーイ』に出演した際には、同番組の常連ハガキ職人「ひろだ☆つの」さんが、亜生さんと高校時代に同じサッカー部だったことが話題を呼びました。亜生:高校時代のサッカー部の先生が手紙をくれるというネタだったんですが、「なんでこれ知ってるの? インタビューでも言ったことないのに」ということばかりで。「怖いな」と思っていたところ、CM中にディレクターさんが「本名はこういう方で」と言ったときに「え~~!」と驚いて。僕らはただビックリでしたけど、リスナーさんや爆笑問題さんは感動してましたね。「え、そことそこ繋がってるの?」って。彼にもすぐ連絡したんですが、いつもネタを投稿している番組に後輩が出て、「めっちゃ感動した」と言ってましたね。昴生:実力はあるし、「作家に誘ったらええやん」って言ったんですけどね。ハガキ職人から作家になるパターンは結構ありますし。亜生:でも彼も他に夢中になっていることがあるので。そういうのを知っているくらい仲良いんですよ(笑)。――昨年、もっとも印象的なお仕事はなんですか。昴生:去年はやっぱり全国ツアー(『ミキ漫2018』)ですね。『M-1』の前でしたが、「「おっしゃ~! やり切った! 今年はこれでええわ」って思ったくらいです(笑)。かなりしんどかったんですが、「やって良かったな」という達成感がありましたね。――今年も全国ツアー『ミキ漫2019』が開催されます。意気込みをお聞かせください。昴生:昨年は「漫才を見てもらいたい」と思ってやりました。今年ももちろん漫才が中心ですが、2人をもっと見てもらいたいなと思っています。漫才の他にも、VTRを使ったりコーナーで2人で遊んだりという企画を考えています。亜生:去年と違うことをやりますので、ご期待ください。個人的にも、2019年は色々やってみる、チャレンジの1年にしたいですね。■ミキ兄・昴生、弟・亜生による兄弟漫才コンビ。2012年4月にコンビ結成後、2016年『第46回NHK上方漫才コンテスト』優勝、2017年『M-1グランプリ2017』3位。コンビとして『ミキの兄弟でんぱ!』(KBS京都ラジオ)などに出演中。■ミキ漫2019 全国ツアー【料金】前売3,000円/当日3,500円3月22日(金)東京:銀座ブロッサム 中央会館4月5日(金)愛知:日本特殊陶業市民会館5月1日(水)鹿児島:鹿児島県民交流センター 県民ホール5月19日(日)岩手:盛岡劇場 メインホール6月2日(日)愛媛:内子座6月23日(日)北海道:道新ホール7月6日(土)福岡:ももちパレス 大ホール7月15日(月・祝)富山:富山県民会館8月4日(日)島根:島根県民会館 中ホール8月25日(日)長野:北野文芸座9月29日(日)大阪:新歌舞伎座※チケットに関する詳細はチケットよしもとホームページ。
2019年02月06日アイドルグループのKis-My-Ft2がパーソナリティを務めたニッポン放送生特番『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(2018年12月24日正午~翌25日正午)。募金受け付けが1月31日に終了し、3カ月間に寄せられた募金総額が8,815万8,161円となったことが発表された。同特番は75年にスタートし、目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンだ。全日本交通安全協会や日本点字図書館などを通じ『音の出る信号機』の設置や、本を音声朗読した『声の図書』、『立体コピー機』など、多数の視覚障害者用機器などに使われる。今回のテーマは「ありがとうは魔法のコトバ」であり、Kis-My-Ft2のメンバーが目の不自由な方々をとりまく現状への理解を深めるために事前取材を行い、放送内でレポートした。また、当日の放送では萩本欽一、榊原郁恵、ゆず、サンドウィッチマン、オードリーなど多くのゲストがスタジオを訪れたほか、元SMAP・中居正広がサプライズで出演した。
2019年02月05日●10年前と現在の違いとはお笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)が、2018年10月で放送10年目に突入。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし氏、奥田泰氏、藤井青銅氏、ディレクターの石井玄氏、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第5回は、オードリーの若林正恭と春日俊彰にインタビューを実施した。○■若林正恭「振り返れば10年という感じです」――まず、「オールナイトニッポン」が決まったと聞いたときの感想をお聞かせください。若林:「オールナイトニッポン」という看板の大きさはもちろん知っていました。2人とも演者が多い現場がそんなに得意じゃないので(笑)、ラジオで2人だけで話すというのに魅力を感じましたね。――春日さんは学生時代、伊集院(光)さんやナインティナインさんなどのラジオを聴いていたそうですね。やはりラジオの仕事というのは目標だったんですか。春日:目指していたというのは違うかもしれないですが、聴いてきたのでラジオの影響力のデカさは分かっていました。やりたい仕事ですけど、下手こけないというか、大変なことだなと。単純に面白い人、魅力がある人なのか、バレたりしますからね。自分も、ラジオで好きになった人とテレビだけで好きになった人では、好きの"濃さ"みたいなものが違いましたし。でも、やりたい、うれしいという気持ちの方が強かったです。――番組がレギュラーとしてスタートしたのは2009年10月でしたね。初回放送で春日さんは「20年続けることが目標」と話されてましたが、ここまで続くと正直思っていましたか。若林:思ってなかったかな。毎週のトークでギリギリっていうか、トークのために「なんか起こんねえかな」というのを毎週続けてきましたので、あんまり先のことは考えられず、振り返れば10年という感じです。最初の放送でも、春日が「20年」って言ったときに俺、笑ってるんですよ。だから続くと思ってなかったでしょうね。振り返ってみると、「あれ? 去年くらいに言い始めたんだっけ」というのが、調べてみると6年前から言ってたりすることもあります(笑)。春日:残り10年もやらないといけないんだなとは思いますけどね。でも10年ってすごいですよね。我々もそうですし、聴いている方の環境が変わっているでしょうからね。学生が社会人になっていたりとか、結婚して子供が産まれたとか。なかなか大したもんですよね、10年やってるというのは。○■オープニングトークが長くなった理由は――10年前にスタートした当初と現在で、変わったなと思うことはありますか。放送内容でいいますと、初期はリスナーと電話で会話することもありましたが、ここ近年はフリートークの時間が増えている印象です。若林:だんだんオープニング(トーク)が長くなっていったんですよね。しゃべる時間がとにかく長いラジオなので、スタッフのイスに座る深さがかなり深くなりましたよね。音楽を流したりといった仕事があまりあるわけではないから。「長くしゃべるんだろうな」と深く座っているのを見ると、ちょっとぶっ叩きたくなりますけど(笑)。たまに、すぐオープニングを切り上げてやろうかなと思うときがありますね(笑)。春日:(オープニングが長くなったのは)あまり考えてしゃべってないからでしょうね。なにかが起こるまで、ただ時間が伸びているだけなんじゃないですかね。テレビはそんなダラダラしゃべれないじゃないですか。それに比べると、最初の頃はテレビに近いような感覚があったんでしょうね。――確かに以前インタビューした、番組の作家・藤井青銅さんは「若いときはいいところを見せようと無理するし、誰しも弱みは見せたくないものだが、どこかの時点で『ある程度、弱みを見せてもマイナスにはならない』『これぐらいまで心を許してもいいんだ』と気付いたのでは」と話されていました。若林:そうですね。結果を出さないといけなかったときは、実際に起こったエピソードを話すじゃないですか。今は内容がないですからね(笑)。ずっと「今年の目標は何?」って聞いてる10分間とか。なにも話してないのと一緒なので(笑)。でも逆に言えば、高校とか大学のときはそういったやり取りをしていただろうし、それに慣れてるというのもあるんですかね。春日:「決めなきゃいけない」というのはテレビではありますけど、この番組ではなくなってきたかもしれないですね(笑)。「どうだ、いい返ししたでしょ」って見せたいスタッフも別にいないですしね(笑)。――ただ10年間も続けていると、かなり番組への思い入れも大きいと思います。昨年(2018年)に掲載されたポスターでは、若林さんは「オールナイトニッポンは、オードリーの代表作」と答えていました。○■2人が語る『オールナイトニッポン』への想い若林:ずいぶん真面目に考えてますね、それ(笑)。ムキになったんでしょうけど。でも本当にそうですね、本心です。――代表作だという想いに至ったきっかけをお聞かせください。若林:やっぱりはっきりは震災(東日本大震災)のときかな。手紙をもらったりしたときにすごく思って。――震災直後の放送では、被災者を勇気づけるために漫才を披露していましたね。その後に5周年の国際フォーラムのイベントがあって、「こんなに聴いてる人がいるんだ」と思いました。そして、お笑い芸人になったからには、「テレビで代表作を」と思うじゃないですか。でもいろんな番組が終わって、なかなか時代的にも実力的にも難しいのかなと俺なんかは思っちゃって。そんなときに「それはラジオなんだな」と思いましたかね。だからといって、すごくカロリーを増やしたわけではないんですけどね(笑)。――春日さんは、ポスターで「オールナイトニッポンは、春日がキラー春日になる所」と答えています。春日:秀逸ですね。若林:本人、手ごたえがあるみたいですね。春日:やはりその言葉に集約されていますね。テレビ、TVショーなんかはやっぱりベビーフェイス…若林:「テレビ」でいいじゃねえか。春日:"ショー"ですからね。やっぱりツラが出るわけですから、極端に言えばベビーフェイスでやってるわけです。この番組はキラー春日ですよね。――普通の春日とキラー春日では、なにが違うんでしょうか。春日:やっぱりワルですね(笑)。ワルというか、勝つためにはなんでもやるぞと。あの(アントニオ)猪木さんもキラー猪木状態のときは、反則したり手段を選ばないというところで、笑いのために手段を選ばないですね。若林:でも、一緒に仕事をしている感じだとあまりそれを感じたことはないですね(笑)。俺が感じられてないだけで、彼が夜のお店に行ったり、熱海でコンパニオンを呼んだりするのがそうだと思うので、その辺に関しては反応しなきゃなと思います。春日:ヤバいですからね、そんなことを言っちゃうヤツは。●2人が語る「リトルトゥース」の存在○■印象深い相方のトークは――10年続けてきた中で、特に面白かった、印象深いという相方さんのトークはありますか。若林:3つありますね。まずは、春日のお母さんが犬の骨を小銭入れに入れて、沖縄まで行って話しかけたという。すごいお母さんですよね(笑)。口に直接つけて話しかけていたそうなんです。声を直接届かせたい、風船を膨らませる発想だと思うですよ。気持ちの風船というのかな、この場合(笑)。2つ目は、「むつみ荘」から春日が顔を出して寝てたという話。顔出しながら寝てるという情景がすごく頭に浮かぶというか(笑)。あとは、ゆで卵を作っている途中で寝たら、お湯が全部蒸発して「カンカン チンチン カンチンカンチンチン」っていう卵の音がした話(笑)。その3つですかね。――春日さんはいかがですか。春日:うーん、、、ありますけどね!(笑)。若林:あるなら、なさそうな間で言うなよ(笑)。なさそうだけどな。春日:1番を選ぶのは難しいですよね。毎回毎回、秀逸なトークですから。毎週毎週ね、最高記録を更新していくというね。若林:恥ずかしいコンビだな、おい! 記事になるんだから、そういうこと言うの止めた方がいいぞ。「自分の話に集中していてないです」でいいんだよ、お前のキャラだったら(笑)。春日:その中でも選べと言ったら、若林さんがホームパーティに呼ばれて、ロベキャン(ロバート・キャンベル)さんがいたやつですね。それ以来、ロベキャンさんのイメージが変わりました(笑)。――放送では、ロバート・キャンベルさんが手土産にチョコレートケーキを持ってきたものの、あまり食べる人がいなかったと話されてましたよね(笑)。若林:生放送の後にメールが来たんだから(笑)。「隅に置けない人」って。インテリジェンスが漂っていたよ。○■必ず小声で言われる「リトルトゥースなんです」――ところで、街中で「ラジオを聴いてます」「リトルトゥース(リスナーの呼称)です」と言われる機会もあるかと思います。お2人にとって、リトルトゥースはどのような存在ですか。若林:「あ、リトルトゥースなんです」って、みんな必ず小声なんですよ。「俺もフリーメイソンなんですよ」みたいな、怪しい匂いも若干する、ゾクゾク感がありますね(笑)。春日:やはりテレビ、『ヒルナンデス』『スクール革命』を見てますとか。そして『ソレダメ!』とか…若林:「いるか!」とは言えないけどね。春日:『ひらがな推し』見てますとか。若林:それはいるよ、最近。春日:それらよりも「サンキューな!」って肩を組みたい感じはありますよね。「『ポケんち』(『ポケモンの家あつまる?』)見てます」って言われても、「ウーッス」って(笑)。若林:やめた方がいいぞ、お前! ただでさえ、お前のレギュラーは首の皮一枚なんだから。「見てます」って言われたら、どの番組でも肩を組みたいですけどね。春日:TVショーもうれしくないわけではもちろんないですよ。ただ、ラジオは「小学校同じなんですよ」って言ってくる野郎と似たような親近感というか。ありがたいという気持ちもあるし、「聴くんじゃねーよ」っていうこっぱずかしさもあるし、ちょっと複雑ですよね。ベストは「ラジオを聴いてます」と小声で言ってくる野郎がかわいいなと思いますけどね。「リトルトゥースです!」って大声で言ってくる野郎は「ウーッス」って(笑)。若林:感じ悪りいな。春日:ラジオはちょっとそうじゃないんですよ。聴いている方もこそっと「すみません、聴いてて」って言う感じが欲しいんですよね(笑)。「リトルトゥース」と言うのも恥ずかしいみたいな。テレビのスタッフさんでも、聴いてる人は可愛がりたくなりますよね。――それこそ『ひらがな推し』にはリトルトゥースの方がいらっしゃいますよね(笑)。かなり本編でも、リトルトゥースが喜ぶネタが登場します。若林:そういえばそうなんですけど、「聴いてます」という話はしてこないですね。でもそう考えると、スタッフさんの中にも聴いてる方がいるのはすごいことですよね。○■『オードリーのオールナイトニッポン』の今後――それでは最後に、番組が今後さらに続くにあたって「こうなっていたい」というイメージはございますか。若林:まあ、どっちかが結婚しないとね。話題も「何年同じ話してるんだ」っていうことがどんどん多くなって。おじさんだから(笑)。どっちかが結婚すれば、新鮮味は出ますけど、こればっかりは分からないので。後は、俺が言うのもなんですけど、身内に死人が出たりすると、話すことも変わってきますね。――放送では、若林さんのお父様が"お隠れになった"話をよくされてますよね(笑)。春日さんは、今後「こうなっていたい」というイメージはございますか。春日:変えていきたいというよりも、変わっていくでしょうしね。変わっていくことをお伝えしたいですよね。――確かにこれまでの放送でも、部族ロケやフィンスイミング、ボディビルなど、様々なお仕事について話されてきましたね。春日:そういうのをレディオで話せるというのがありがたいですよね。レイディオで話すということがメインなんじゃないかと思う仕事が入ってきたりしますからね。若林:「ラジオ」ね。春日:そういうのを1個ずつ報告していきたいですよね。後から振り返ったら「このタイミングで海外ロケ始まったんだな」とか、この番組は「歴史書」みたいなものです。これからも積み重ねていくだけですよね。■オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー in 日本武道館 ライブ・ビューイング 2019年3月2日(土)16:30開演会場:全国各地の映画館(※開場時間は映画館によって異なる)料金:3,000円(全席指定/税込)チケットぴあでプレリザーブ(抽選)受付中!■オードリーツッコミ・若林正恭、ボケ・春日俊彰によるコンビ。2000年にナイスミドルを結成し、後にオードリーに改名。2008年「M-1グランプリ」2位。コンビとして『スクール革命!』(日本テレビ系)、『ひらがな推し』『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京)などに出演中。
2019年01月26日2009年10月に放送が開始されたニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』。放送開始10周年を迎えることを記念してイベント『オードリーのオールナイトニッポン 10周年全国ツアー』が開催されており、3月2日には東京・日本武道館で最終公演が行われる。武道館公演のチケットは19日に一般発売されたが、即日完売となった。また、同日深夜に放送された『オードリーのオールナイトニッポン』では第一弾ゲストも発表。オードリーの"ショーパブ"キサラ時代からの先輩であるバーモント秀樹とビトタケシの出演が決定した。そして放送では、ライブ・ビューイングが実施されることも発表された。全国30館の劇場で当日の模様が生中継される。
2019年01月20日最近ネット上で、お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が少女漫画誌『ちゃお』2月号(小学館・2018年12月28日発売)に登場したことが大きな話題となった。『ちゃお』は売上、部数ともにNo.1の少女漫画誌だ(紀伊國屋書店、TSUTAYA BOOKS、文教堂調べ。50万部発行)。そんな『ちゃお』と春日。意外とも思えるこのキャスティングの真意について、小学館ちゃお編集部の関桃子氏と池田汐里氏に聞いた。○■オードリー春日の起用は「奇をてらったつもりはない」――今回の2月号は「ATM型貯金箱」が付録でついており、誌面上では春日さんが節約術を紹介しています。関:ATM貯金箱は過去(2016年01月号)にもやりましたが、そのときも非常に好評でした。そういった背景もあり、「さらにパワーアップしたものをやりたいね」と今回、「タッチ認証! ATM型貯金箱」に決定しました。付録が決まり、さらに誌面上でどう盛り上げるか、どうすれば「ATM型貯金箱」をより楽しく使ってもらえるか考えた結果、春日さんに登場していただくことになりました。池田:今回は私が企画案を出し、実際に春日さんのページを担当しました。お金の専門家として大学教授などが登場しても小学生はピンとこないでしょうし、テレビに出てる芸能人の方が説得力があるなと。その中で春日さんは、普通の貯金の仕方ではない"ケチエピソード"をたくさんお持ちですし、小学生からの知名度もあるので、適任だと考えました。――とはいえ、少女漫画誌に春日さんが登場したのは正直、驚きました。実際にネットでもそういった反響が多い印象です。池田:仕事柄、小学生がどんなことに興味を持っているか知るため、小学生に人気のあるものを必ずチェックしてます。春日さんは、『ポケモン』の番組や『スクール革命!』(日本テレビ系)といった小学生からの人気が高い番組に多く出演しているんです。なので、こちらとしてはそんなに奇をてらったつもりはないですね。――それではネット上で大きな反響を呼んだのは想定外でしたか。池田:ビックリしましたね(笑)。過去にアンケートをとったこともあるんですが、小学生はTwitterなどのSNSをほとんどやっていません。そのため、ネット上でニュースになったのは「まさか」と思いました。おそらく親御さんの目に留まって、拡散していただけたのかなと。関:とはいえ、小学生読者からのアンケートの結果も良かったです。春日さんの記事は「面白かった記事」のアンケートで上位でした。読者にも面白がって読んでいただき、良かったなと思っています。○■小学生は新鮮に感じる 春日の"ケチエピソード"――春日さんにオファーしたときの反応はどうでしたか。池田:事務所の方も「なんで『ちゃお』?」「なんで今さら"ケチエピソード"なんだろう?」と思われたのではないでしょうか。ただ、小学生にとって春日さんが人気であり、節約企画でぜひ出てほしいと話し、引き受けていただきました。――確かに「飴ジュース」など、大人にとってはすでに知っている"ケチエピソード"も多く紹介されていますね。池田:オードリーさんがブレイクされた2008年から数年間は、"ケチエピソード"をよくテレビで話されていた印象ですが、やはり当時を知らない小学生がほとんどです。そういった意味では、小学生にとっては強いネタと言いますか、新鮮に感じてもらえたのではないでしょうか。――現場での春日さんの様子はいかがでしたか。池田:多少困惑はされていたと思いますが、本当にサービス精神のある良い方でした。読者である小学生女子をすごく意識したコメントをしていただきました。――過去にオードリーさんが『ちゃお』に登場されたことはあるんですか。関:編集長にも確認したのですが、ないと言ってましたね。おそらくこれまでなかったと思います。実は社内の制作局のメンバーにオードリーさんのファンがいて、「まさか『ちゃお』で、春日さんのページを担当するとは思わなかった」と言っていました(笑)。――そうなんですね(笑)。では、相方の若林(正恭)さんはこれまで『ちゃお』には登場していないんですね。関:大人は若林さんのツッコミなどのフレーズを面白いと感じますが、小学生にとっては春日さんの方が視覚的に分かりやすいですよね。あとは「トゥース!」を真似しやすかったりと、小学生と親和性が高いと思います。若林さんも今後、別の形でぜひ出ていただきたいなと思っています。○■デヴィ夫人の登場も話題に――ところで、1月号の付録にはデヴィ夫人が登場し、こちらもネット上で話題になっていましたね。池田:実はそれも担当させていただきました(笑)。デヴィ夫人は小学生に人気がある『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に出演されていて、"出川ガール"に良いことを言っているし、体を張る企画の中でも上品だなと。この時も「キラかわ☆オーロラ手帳2019」という上品なプリンセスのような女の子になろうという付録が先に決まっていて、"プリンセスの先生"としてデヴィ夫人が身近で説得力があるのではと依頼しました。――それでは春日さんもデヴィ夫人も、意外性を狙ったキャスティングではなく、「小学生に人気」「付録・企画と親和性が高い」という基準で決定したものなんですね。池田:そうですね。小学生にどうやったら一番伝わるか、楽しんでもらえるかを考えた結果です。今後も素敵な漫画や記事、付録を考えていきます!そんな話題の『ちゃお』3月号は2月1日(金)発売予定!【付録】 ■いちごチョコペンケース ■ラッキーミルキー☆ おみくじシャーペン【プレゼント&よみもの】 ■胸きゅん?スイーツモチーフプレゼント ■ほっこりやすらぎのひと時?座椅子プレゼント ■チャレンジちゃおガール 写真でKawaii(カワイイ)テクに挑戦★ 【漫画】 ■完全新作よみきり! 巻頭カラー41ページ!!『純情ガールフレンド』(まいた菜穂) など
2019年01月18日オードリーの春日俊彰(39)が昨年12月28日発売の「ちゃお」2月号に登場。その意外な組み合わせが、ネットで大きな話題を呼んでいる。「ちゃお」といえば、77年から40年以上続く歴史ある少女誌。小学生の女子を対象にした同誌と春日は一見、無関係のように見えるがーー。登場するのは「ケチケチは貯金箱を救う!!!」という特集。そのなかで春日は、独自の節約術を少女たちに伝授している。「ケチキャラで名高い春日さん。昨年11月に放送された『スクール革命』(日本テレビ系)では、仲のいい芸人・中川パラダイスさん(37)からあるエピソードを暴露されていました。2人でリス園に行った際、モルモットに10分100円で触れ合えるコーナーを発見。しかし春日さんは『100円は高い』と猛反発し、さらに『5分50円で』と交渉していたそうです。もちろん、断られていたそうですが……」(テレビ局関係者)そんな春日が「ちゃお」の特集内で掲げるのは、“作れるモノは作れ!!”“モノの命が消えるまで使え!!”“頭を使え!!”といった「ケチケチ三か条」。赤ちゃんのおしりふきで体を拭いたら光熱費の節約になるといったことや、レストランの換気扇から漂う匂いでご飯を食べる“ダクト飯”を紹介している。その過激な節約術には《ちゃおの読者層にまったく寄せず、いつもどおりの節約術を披露する春日さん》《春日の節約術は常軌を逸している》といった声がネットで上がっている。いっぽう「ちゃお」の紙面で見る春日について「溶け込んでいる!」「違和感がない!」といった声も上がっていた。《春日さんはマスコットキャラやからちゃおに居てもなんら不思議ではないんですよね》《コミック風のデフォルメが効いた容姿をしているせいか、違和感というほどの違和感がなく、でも冷静になるとやっぱりおかしい》《若林研究員「今日の激レアさんは『周りが引く位ドケチを突き詰めたら、少女漫画雑誌で特集が組まれたお笑い芸人』です」》またその前月号ではデヴィ夫人が登場し、「レディーのこころえ」を指南していた同誌。ネットでは「2号続けて攻めてる!」といった声も。《デヴィ夫人にオードリーの春日にと攻めててやばい(褒めてる》《少女漫画雑誌がなにを目指しているのかいよいよわからないと感じるのは私がもう少女ではないからなのだろか》《ちゃお凄いぞ。どんどん攻めてほしい》次はどんな芸能人が登場するだろう?
2019年01月06日■「生誕90年特別企画麗しのオードリー」『ティファニーで朝食を』© 2019 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.今なお世界中で愛され続ける、‟銀幕の妖精”オードリー・ヘプバーン。2019年は彼女の生誕90年となるアニバーサリーイヤー。映画専門サービスの「BS10 スターチャンネル」ではこれを記念し、貴重な未公開作から誰もが知る代表作まで、2019年1月から7ヶ月にわたってオードリーの出演作品を総力特集します。なぜ、オードリーは今なお世界中で愛され続けているのか――。オードリー・ヘプバーンに憧れるすべての映画ファンに贈る特別企画です。1月はアカデミー主演女優賞を受賞した代表作『ローマの休日』、舞台劇を映画化したサスペンス『暗くなるまで待って』、巨匠フレッド・ジンネマン監督によるヒューマンドラマ『尼僧物語』の3作品を放送。さらに、オードリー・ヘプバーンの魅力を、家族の独占インタビューを交えて紹介する特別番組「生誕90年特別企画麗しのオードリー」を合わせて放送します。『暗くなるまで待って』(c) Warner Bros. Entertainment Inc.また、「生誕90年特別企画麗しのオードリー」の関連特集として、毎月テーマ別にセレクトした特集を放送。今後もレギュラー放送のほかに月別で、「ファッション」、「メイク」、「劇場未公開作」など、様々な角度からオードリーの魅力に迫ります。まず1月は「ヒストリー・オブ・オードリー」と題し、20代~50代のオードリーの代表作を1本ずつセレクト。ハリウッドデビュー作『ローマの休日』、主題歌「ムーンリバー」も有名なラブストーリー『ティファニーで朝食を』、家族と暮らす時間を取るための約9年間に及ぶブランクを経て出演した『ロビンとマリアン』などの4作品を放送し、オードリーのキャリアを振り返ります。『ロビンとマリアン』© 1976, renewed 2004 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.■放送情報BS10 スターチャンネル 7か月連続特集「生誕90年特別企画麗しのオードリー」【STAR2 字幕版】1月12日(土)より毎週土曜日よる9:00~放送※関連特集:「ヒストリー・オブ・オードリー」【STAR2 字幕版】1月14日(祝・月)午後2:30~一挙放送ほか■スターチャンネルとは映画を愛するすべての人のための“映画エンターテインメントサービス”。「BS10 スターチャンネル」は、BSハイビジョン3チャンネル編成のTV放送に加え、オンデマンドサービス、インターネットTVなど、多様な視聴方法が利用できます。TV初放送の最新映画から、メガヒット作や不朽の名作、話題の海外ドラマまで、充実のラインナップで放送中。加入者向け会員組織「MY STAR CLUB」は映画専門サービスならではの特典が用意されています。毎晩8時からは無料の映画情報番組「映画をもっと。」を放送中、さらに毎週土日よる9時からは映画無料放送が実施中。2018年9月、より手軽に楽しめる新しい配信サービス「スターチャンネルEX」がスタートし、ますます身近に!すべての映画ファンに、映画をもっと。
2018年12月29日●コンビ結成の経緯は12月2日に放送された『M-1グランプリ2018』で決勝に進出し、「ダメ~!」などのフレーズで大きな話題を集めたお笑いコンビ・トムブラウン。今回、コンビ結成に至るまでのエピソードや、下積み時代の思い出、そして今年の『M-1』について語った。○大きかった『M-1』の反響――『M-1』後の反響はいかがでしょうか。布川:ありがたいことに反響はありますね。街を歩いていても、ロン毛だからか、速攻気づかれます。みちお:カレー屋でチーズ納豆カレーを食べていたとき、学生が気づいてくれたみたいで「チーズと納豆とカレーを合体させてるよ」とひそひそ言ってました。それと、姪っ子がずっと「好きな芸人はトム・ブラウンのみちお」って言ってくれていたらしいですけど、周りの友達は「え、みちおって誰?」という反応だったそうです。でも今は分かってくれてるみたいで、1人家で泣きました(笑)。布川:え、1人で泣いたの(笑)? 反響でいうと、LINEは600件くらい来ましたね。○高校の柔道部の先輩と後輩がコンビ結成――そもそも、お2人が出会ったのはいつなんですか。みちお:高校の柔道部の先輩と後輩なんです。僕は中学時代に相撲をやっていて、団体戦で北海道大会に優勝して全国大会に出ました。高校に相撲部がなくて、どうしようかなと悩んでいるときに、1年生の教室に布川くんが現れて、「君、相撲で全国行ってるらしいね」と言われて、こんな漫画みたいなことがあるんだと。見学したらすごい和気あいあいとしていたので、入部しました。――お笑いの道に進んだきっかけは何だったのですか。布川:僕は高校卒業したらお笑いをやると決めていました。そのときにみちおを誘ったら、「俺はプロスノーボーダーになりたい」と断られました。みちお:プロを目指して、インストラクターの資格まではとったんですが、プロになるの無理だなと思って。友達が着地失敗して、骨が飛び出すほどの大ケガをしたのを見たときに、「スノーボードは無理だ」と思いました。布川:一方の僕は札幌の事務所に入って、ピンで活動していました。オーディションライブのMCをしていたら、みちおが別のコンビで出場していて、「なんで? 誘ったぞ、俺」と聞いたら、「お笑いやりたくなっちゃって」と。――みちおさんは元々、別の方とコンビを組まれていたのですね。みちお:お笑いは昔から好きでしたし、布川くんが北海道のローカル番組に出ていたのを見て、「お笑いは簡単かもな」と思って(笑)。布川:そんなわけないだろ。なめるんじゃないよ(笑)。その後、みちおはコンビ解散を繰り返していて、元相方たちは「言ってることやネタの内容が意味分からない」と言って辞めていました。ただ、僕は昔からみちおを知っていましたし、ピンもそろそろつらいなと思っていたので、「俺とコンビでやってみないか」と聞いたら「今日はいい酒ですね」と。気持ち悪かったですね(笑)。――事務所の先輩でもあるオードリーの春日(俊彰)さんみたいですね(笑)。みちお:確かに、たまに雰囲気が似てるとは言われますね(笑)。――コンビを組まれたのはいつ頃ですか。布川:ちゃんと組んだのは2009年の1月くらいですね。●審査員から絶賛された『M-1』○観客が0人だったトークライブ――『M-1』決勝進出者会見では、「地下の地下で活動していた」とも話されていました。布川:今年の9月くらいには、お客さんが0人の前でトークライブをしたこともありましたね。トークライブでは僕らの昔の話をしたので、ただお互い知ってる話をしあうという状態で、「なんだこれは。誰に対して話しているんだ」と思いました(笑)。みちお:僕はお客さんがいてもいなくても関係ないですね。感情を持っていないので。布川:一番怖いな(笑)。「キャ~」だよ、お前(笑)。――『M-1』でみちおさんは、中川家の礼二さんから「この人、普段怖いんやろうな」と言われてましたね。みちお:「優しいですよ~」と言ったんですけど、全然ウケませんでした。布川:色んなところで言われるよね。おぎやはぎさんや爆笑問題さんにも言われてたよな。みちお:村人と友達になりたいけど、バケモノだから仲良くなれないという童話『泣いた赤鬼』の気持ちがよくわかります。布川:かなしいな~(笑)。○『M-1』決勝進出で「不覚にも泣いてしまいました」――決勝進出を伝えられたときの心境をお聞かせください。お2人とも泣かれていましたね。みちお:エントリー番号順の発表だと思っていたら違っていて、頭が混乱していたら、「919番 トム・ブラウン」と聞こえて、思わず「えっ」と言っちゃいました(笑)。最初はビックリした後、実感がこみあげて泣きました。布川:準決勝は正直、3回戦や準々決勝ほどの手ごたえがなく、呼ばれないかなと思っていたので、訳が分からなかったですね。そしたら、みちおが号泣してたので、冷めました(笑)。みちお:いやいや、泣いてただろ(笑)。布川:僕は泣きそうじゃなかったんですけど、奥さんに電話したときに不覚にも泣いてしまいました(笑)。何年か分からないぶりに泣いちゃいましたね。――後輩のコスモスライダーの石田さんのTwitterでは、後輩芸人たちが決勝進出に大喜びされている動画が公開されていました。他にもそういった激励はありましたか。布川:決勝前にはかなりLINEが来て、恥ずかしかったですがうれしかったです。みんなが神輿を担いでくれました。今までの人生でなかった経験です。みちお:敗者復活戦が終わったのち、決勝に行けなかった人たちで集まって見ていたらしくて、(敗者復活戦で2位だった)プラスマイナスさんが僕らの時に「トムブラウン行け~!」と言ってくれて。負けた人全員の星みたいになれたのはうれしかったです。みんなに応援してもらった感じで、本当に感慨深かったです。○『M-1』で口走ってしまった「ほげえ~」――『M-1』本番では、6位に終わったものの、審査員からは評価するコメントが多かったですよね。振り返ってみていかがですか。みちお:率直に興奮しましたね。子供の頃から見ていた松本(人志)さんに「めちゃくちゃ面白い」と言われるのは1時間前には考えられなかったことですし。(立川)志らく師匠にも97点、塙(宣之)さんにも93点の高得点をつけていただきました。布川:自分の中ではマイナスなことを言われると想定してました。特に志らく師匠は落語家さんなので、一番点数が悪いんだろうなと思っていたら、「もう1本ネタ見れないのが寂しい」と言っていただきました。気持ちが高ぶりすぎて、「ほげえ~」って訳が分からないことを口走ってしまって(笑)。みちお:今、アドリブで出たみたいな言い方をしましたけど、2日くらい前から「言うから」って決めていましたよ。録画している方は改めて見てほしいんですけど、ちょっと前くらいから「ほ」の口になってるんですよ(笑)。しかも「ほげえ~」じゃなくて、「ほげえですね」って一番意味が分からない感じになってましたし(笑)。――香取慎吾さんが以前に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で両津勘吉を演じたとき、「ほげえ~」とよく言っていましたよね。やはりそこから来てるんですか。布川:あ、そうなんですか! 知らなかったです。僕の脳からの発想だと思っていました。これは恥ずかしい(笑)。みちお:だって実写版も見てたもんね。絶対そこからだよ。布川:僕、『こち亀』のコミックもかなり持っているんで、『こち亀』っぽい言葉もよく使うんですよ。まさに「ほげえ~」ですね(笑)。●事務所の先輩・オードリーからのアドバイス――同じ事務所のオードリーさんは『M-1』で準優勝し、ブレイクしました。何かアドバイスはありましたか。布川:若林(正恭)さんとたまに飲ませていただくんですけど、「色んな人が何か言うけど、気にするな。自分が思ったことだけが正解だから」と言ってくれて、まさにそうだなと。若林さんに直接は聞かなかったんですが、ビックスモールンのゴンさんに「若林さんはどうやって『M-1』の出番前を過ごしたんですかね」と聞いたら、それをラジオで話してくれたんですよ。ゴンさんが若林さんに言ってくれて、若林さんも間接的にラジオで言ってくれたんじゃないかなと。若林さんはゲームして過ごしたというのを聴いて、僕も食堂に行ってテレビを見たりしていました。みちお:僕は準決勝前に春日さんと番組でご一緒した際、『M-1』の話になったときに「俺には分からない」と(笑)。布川:「分からない」じゃないんですよ(笑)。――『M-1』後、『オードリーのオールナイトニッポン』で布川さんに生電話する場面がありましたが、出ませんでしたね。布川:あれは失態ですね。『M-1』に備えてずっと禁欲生活をしてたので、その時に限って"自分磨き"をしすぎて寝てしまいました(笑)。後で若林さんにLINEで謝ったら、「全然大丈夫だよ。そんなことより喉とか大丈夫?」と心配してくださりましたが、まさか後輩が磨きすぎて寝ていたとは思ってないでしょうね(笑)。○『M-1』後のエゴサーチで「なんじゃこれは」――『M-1』の反響でいうと、布川さんの股間の膨らみが大きかったことも話題になっていました。布川:エゴサーチをしたら、検索関連ワードで「トムブラウン 股間」と出たので、「なんじゃこれは」と思いました(笑)。あれからライブでも、お客さんが僕の顔を見た後に目線が下にいく感覚があるんですよね(笑)。ただ、どうしても腑に落ちないのが、本気で大きくなったら、あんなもんじゃないよ、ふざけんじゃないよと。みちお:どこに誇りもってるの(笑)。布川:『M-1』が終わって家に帰ったら、奥さんもすぐにそれを言ってきましたね。「盛り上がってたね」みたいな(笑)。どっちの意味なんだって(笑)。みちお:どういう心境なんだそれ。よく笑えるな。――それでは最後に、今後の目標をお聞かせください。みちお:熱湯風呂のような何も考えなくても見られる番組や教育番組に出たいです。布川:教育番組? 「ダメ~!」ですよ、それは(笑)。みちお:あとは内村(光良)さんと一緒に、『イッテQ!』を冠番組にしたいですね(笑)。布川:やばいね、それ(笑)。みちお:いずれね。6,000年後くらいに(笑)。布川:僕はバンジージャンプとかを怖いと思うことがあまりないので、過酷な企画に出て、怖いと思わせてほしいですね。後は北海道出身なので、北海道で番組をやりたいですね。みちお:そうだね。
2018年12月28日アイドルグループのKis-My-Ft2がパーソナリティを務める、ニッポン放送特番『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』の生放送がスタートした。同特番は、12月24日正午から翌25日まで24時間生放送される。同特番は75年にスタートし、目の不自由な方が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンだ。今回のテーマは「ありがとうは魔法のコトバ」と題して、目の不自由な方たちを取り巻く現状への理解を深めるべく、Kis-My-Ft2のメンバーが個別に積極的な事前取材をするなど、時間をかけて準備をしてきた。本番直前には7人全員でこれから始まる24時間生放送への意気込みを新たにした。そして、番組開始とともに、Kis-My-Ft2のメンバーが心に思う「ありがとう」のメッセージを1人ずつ伝えた。取材の模様は24時間生放送の中で「君と僕のありがとう物語~キスマイグッドセブン~」と題して、本人達のレポートにより紹介される。また、ゲストとして24日には萩本欽一、ゆず、わたなべちひろ、サンドウィッチマン、オードリーが、25日には増田太郎、榊原郁恵が出演する。さらに24日深夜には、Kis-My-Ft2のクリスマススペシャルライブも予定している。
2018年12月24日お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰が、15日深夜に放送されたニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)に出演し、アイドルグループ・けやき坂46のライブに感動したことを明かした。オードリーは、けやき坂46のテレビ東京バラエティ番組『ひらがな推し』(毎週日曜 25:05~)でMCを務めている。2019年3月に開催される『オードリーのオールナイトニッポン10周年ツアー』武道館公演の話題から、「武道館といえば、けやき坂46のライブ行ったんですよ」と切り出した若林。「俺、初めてだと思うな、アイドルのライブ行ったの」と言う若林は、「前も話したんだけど、なんか涙もろくなってきちゃって。出てきたとき泣きそうだったもんね。もうね」「なんだろうね? もう泣いてるからね。全然。感動しちゃうんだよね」と振り返った。相方の春日も「うん、分かる」と同調し、「でも、出てきた時点でしょ? まだ甘いよね」と評した。ライブ開始に遅れて訪れた春日は「武道館が見えたくらいで、外にも聞こえるのね、音って。音も聞こえるし、それ以上にファンの声が聞こえるのよ。プロ野球の試合やってるのか? ってくらい声が漏れ聞こえるの。それ聞いて泣いたもんね」と明かした。若林が「もうじゃあ武道館の外で泣いてたんだ?」と聞くと、春日は「うん、そうね。ちょっとそうね」と言い、「こんなに応援してくれる人がいるんだというところに感動したのよ」と振り返っていた。
2018年12月17日