売り場やウェブサイトにダイエットグッズが溢れる世の中、何を買ったらいいかわからない…。そんなあなたにぴったりの、特大お試し企画をご用意。思い切って買いたい大物から、お悩み別のイチオシやインナービューティものまで、芸人・ガンバレルーヤのまひるさんとよしこさんの実感コメント付きでご紹介!SIXPAD Abs Fit 2(MTG)人気EMSシリーズの腹筋用。6つのウィングがお腹にぴったりフィットし、筋肉を効率よくトレーニングする20Hzを採用。腹筋にダイレクトにアプローチすることで、筋肉を鍛えて、ぷよぷよのお腹を引き締めてくれます。筋肉が少ない女性でも効率的に鍛えられるスグレモノ。薄くて軽く、コードレスなのもいい。20段階のレベル調整が可能。¥25,800(MTG TEL:0120・315・765)「想像以上にお腹の内側の筋肉が動いているのがわかります。たるんだお腹が引き締まった気が!」(まひるさん)パタカラプレミアムセット(パタカラ)歯学博士がリハビリ向けに開発した、表情筋を鍛える器具の進化版がこちら。マウスピースのような器具(パタカラ)を口に嵌め、さらに顔の皮膚にピタッと貼りつくサポート器具(フィップル)を使ってエクササイズ。30種類以上ある表情筋全体に一気に負荷をかけることができ、たるみやすい顔の筋肉を引き上げ、小顔効果が。ほうれい線対策にも活躍します。¥9,900(パタカラ TEL:0422・29・8192)「器具を外した後、顔がポカポカ熱くなりました。筋肉がすごく刺激されたんですね。びっくりです。」(まひるさん)4Dトルネードスリム(セレクトプラザ)マシンの台に乗るだけでカラダがブルブルする3D振動だけでも相当な効果があるけれど、新発売のこちらは4D振動がウリ。前後、左右、シェイクの3方向の動きに加え、足の裏から頭の方に向けてまさに竜巻が体幹を突き抜けるような回転運動がプラスされています。体幹が鍛えられ、普段は使わない筋肉まで、全身のバランスアップに。¥150,000(セレクトプラザ TEL:0120・369・486)「説明しづらいのですが、未知の動きです。カラダの奥の方まで動かされている感じでした。」(よしこさん)スケーティングシェイプIII(東急スポーツオアシス)専用シューズを履き、マットの上をスケート感覚で滑るだけでOK。左右に滑る動きが下半身の筋肉を刺激し、太ももやヒップなどを効率よく鍛えることができます。使い方次第で腹筋や胸筋、二の腕などにもアプローチ可能。10分間滑ると、ウォーキングの約2.3倍のエネルギーを消費できるという嬉しいデータも!専用ストック付き。¥8,800*税込み(東急スポーツオアシス TEL:0120・371719)「最初は「楽しい!」と思っていましたが、すっごいキツイです。ゼイゼイしてしまいました。」(よしこさん)ガンバレルーヤ芸人。右・ツッコミ担当のまひるさん1993年生まれ、鳥取県出身。左・ボケ担当のよしこさん1990年生まれ、愛知県出身。二人の癒し系ルックスと、ほんわかしたやり取りにハマる人続出の大注目コンビ。※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年02月19日買って、試して、キレイになろう!セルフ痩せアイテムを芸人・ガンバレルーヤのまひるさんとよしこさんが実況中継。学生時代はソフトボール部で毎日4km走っていたというまひるさん。一方、運動が苦手なよしこさんは、「とにかく楽に痩せたり、帳消しダイエットみたいなことが理想です。だって私、ラーメンが大好きなんですよ~」とニンマリ。体育会系だったまひるさんも最近は忙しさゆえ、すっかり運動はご無沙汰。むくみや便秘に悩まされているそう。そこで今回、二人に試してもらおうと、最新のマシンから効果抜群と話題のアイテムまで厳選。終始、絶叫や笑い声がやまなかったお試し大会を、二人のリアルなコメントを添えてレポート!ショルダーハーネス付きレジスタンストレーナー(パフォームベタージャパン)ショルダーハーネスをつけて走る人にパートナーが後ろから負荷をかける、本格的なスピードトレーニング用具。負荷のかけ具合はパートナーの引く力次第。スピード、加速力、瞬発力を養うことで、鍛え上げられた美脚に一歩近づく。パートナーは二の腕を意識しながらストラップを引くことで、二の腕シェイプアップ効果も!?¥12,000(パフォームベタージャパン)「よっちゃんが引っ張ってくれていたので、すごく楽しく走れました。ダッシュもできますね。」(まひるさん)BODY SCULPTURE デスクトップバイク(TKクリエイト)パソコンやタブレットを設置するデスクと、エクササイズバイクを組み合わせた画期的アイテム。PC作業や動画観賞を楽しみながらの自転車こぎで下半身の筋肉が引き締まり、有酸素運動なので脂肪燃焼効果もアップ。毎日“ながら運動”を続ければ、燃えやすいカラダにシフトしていきます。消費カロリーや速度、距離、心拍数などの表示メーター付き。¥29,800(TKクリエイト TEL:03・6433・5534)「ながら運動っていうのがとてもいいですね!走るのは苦手だけど、自転車だったら楽チンです。」(よしこさん)ツボ押しが大きくなーる(ジョイナス)大きさや形の異なる突起が敷き詰められた足ツボマット。先に行くほど突起が大きくなり、刺激もマックスに。普通の足ツボマットでは物足りなくなってしまった人にオススメのロングタイプ。足裏全体やツボをしっかり刺激することで全身の血流がアップするので、足の冷えが解消され、気になるむくみもスッキリ。約100×34cm ¥2,480*税込み(ジョイナス)「突起の大きいところがヤバイです、鬼ゾーンです。痛いってことは、胃腸とかも悪いんですよね…。」(よしこさん)BODYBOSS 2.0(Grow)コンパクトなのに、ジムのマシンと同等のトレーニングができる、日本初上陸のポータブルフィットネスジム。狙いは体幹を中心とした全身痩せ。ダンベルの役割を担うハンドル、スクワットやベンチプレスの役割を果たすバー、シャドウボクシングやピラティスにも使える持ち手、足首用ストラップなどを使った数百通りのエクササイズ方法が。¥34,000*税込み(Grow)「とても本格的。いろんな鍛え方を試してみたくなりますね。筋肉を使うと気持ちいいです!」(まひるさん)ガンバレルーヤ芸人。右・ツッコミ担当のまひるさん1993年生まれ、鳥取県出身。左・ボケ担当のよしこさん1990年生まれ、愛知県出身。二人の癒し系ルックスと、ほんわかしたやり取りにハマる人続出の大注目コンビ。※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2018年02月19日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、変な気遣いをしない、祝われ上手な「サプライズを素直に喜ぶ女」になりきり。“素直な気持ち”になりきることからスタート。サプライズでお祝いされるのって嬉しいですよね。でも私、いざ、されてみると素直に喜べないのが悩みなんです。それは、「事前の準備、大変だったんじゃないかな…」「お返しは一体、どんなことをすればいいの…?」という気持ちがよぎったり、「泣いた方がいいのかな…」と反応を計算してしまったりするから。あるいは、お店の中が急に暗くなって、バースデーソングが流れ、他のお客さんからも祝われる…。そんな状況を恥ずかしいと感じることが勝ってしまう場合もあります。でも、そういう考えって、すごくあまのじゃくですよね。せっかくのサプライズなのに、用意してくれた人もがっかりしてしまうのではないでしょうか。だからこそ、サプライズを素直に喜び、楽しめる人ってすごく素敵だなって思うんです。「そんなのしなくていいのに~」と、真っ先に遠慮したりせず、まるで子供の頃のように、「やったー!」とはしゃいだり、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えられたら周りも嬉しいし、「またサプライズしてあげたい」と思うと思うんですよね。というのも、私も以前、渡辺直美さんの誕生日を先輩たちとサプライズで祝ったとき、ただただ喜んでくれて、こちらの嬉しさの方が上回った気がしたから。でも、性格はすぐには変えられないものですよね。そんなときは、「サプライズ」というショートコントに参加していると思って、“祝われる人”になりきってみるのはどうでしょうか。たとえ、トイレに行くときにケーキが見えても気づかないフリ。そういう対応ができてこそ大人の女のような気がします。きっと、いつか慣れて、素直に喜べるようになるはず。私も変な気遣いをしなくなるまで、頑張ってみます。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月18日映画評論ユニットのお杉とB子。今回は『エターナル』を紹介してくれました。失意の男の心の旅。行き着く先は?お杉:ビョン様の役者としての奥深さに触れられたわ。『MASTER マスター』の極悪詐欺師から一転、今度は良心の呵責に苛まれるエリート証券マン、カン・ジェフンの苦悩を繊細に演じてるの。B子:でも、大事なのはそこじゃないの。その失意のなか、仕事にかまけて放っていた家族の大切さに気づくというのが感動を呼ぶのよ。お杉:将来のためにシドニーで暮らす妻子に、2年も会ってないってすごくない?B子:それだけ家族のために仕事に打ち込んでいたのよ。それなのに会いに行った彼が目撃したのは隣家の男と親しげな妻の姿。そりゃあ、俺の2年はなんだったんだと動揺。お杉:だから、なかなか妻子の前に姿を見せられないってか?(笑)この男の煮え切らなさがすごくリアルでもどかしいのよ。B子:そんなジェフンの前にワーキング・ホリデー中の女学生ジナが現れる。不良学生のせいで窮地に陥った彼女を助けるうちに、二人が恋に落ちるのかと思ったわけよ。隣人に心が傾いてる奥さんより、絶対いい。お杉:ジナ、かわいいからな。ところが二人の間には別の絆があった! 自分も悩みを抱えながらジナの力になろうとするあたりからも、実は思いやりのあるジェフンの人柄がうかがえる。いろいろと彼について不審に思うことがあるけどね。B子:今の韓国における、エリート家族の母子留学事情や留学生相手の詐欺の実情も描かれてる。留学予定のある皆様、参考になるかもよ。お杉:「うまい話には裏がある」ってジェフンも言ってたわ。この物語の構成もうまいの。冒頭のタスマニアのビーチで遊ぶ妻子の優雅な映像が、ラストに繋がる感動ときたら!B子:その感動の前にワンクッションあります。お楽しみに!監督・脚本/イ・ジュヨン出演/イ・ビョンホン、コン・ヒョジン、アン・ソヒ、ジャック・キャンベルほか2月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国順次公開。(C)2017 WARNER BROS PICTURES, ALL RIGHTS RESERVEDお杉とB子下戸でも面白かった『ウイスキーと2人の花嫁』(2月17日公開)。求婚者の一人、ショーン・ビガースタッフを強力プッシュ!(お杉)スコッチ好きなので、映画を観ながら「飲みたい!」と思うことしきり。映画館さん、上映期間中はウイスキー販売よろ!(B子)※『anan』2018年2月21日号より。(by anan編集部)
2018年02月17日‘90年に伝説のバンドBLANKEY JET CITYを率いて音楽シーンに登場。その後も個性的な複数のバンドとソロ活動で、独自のロックンロールを奏でてきたアーティスト・浅井健一さん。聴く人が光を感じ、少しでも元気になれる歌を作りたい。浅井健一さんの最新作は、一昨年から活動している浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSのセカンドアルバム『Sugar』。「激しくてスピード感のあるサウンドも、スローメロウなのも両方好きだけど、ダークな世界観はSHERBETS(浅井さんがフロントマンを務める別バンド)が凄いので、ソロではそれとは違った世界をやろうと思っていた。メンバーを探し始めたとき、いまのドラマーの瞳ちゃんとベースの憲太郎のグルーヴがキーになったんだわ」日本とコロンビアにルーツを持ち、海外でバンド活動をしていた小林瞳さんと、元NUMBER GIRLのベース・中尾憲太郎さんの2人を擁してスタートした浅井健一&THE INTERCHANGE KILLS。このメンバーなら浅井さんが思い描いていた「攻撃的な音楽ができる」と直感したそうだ。「彼女の叩く8ビートはなんか違って感じる。憲太郎のベースもエッジが利いてて、大好きなマッドマックス。一緒にやり始めて2年経ち、お互いがなじんできて、マッドマックスに近づいてるんだわ。ソロプロジェクトとはいえ、バンドとソロの中間のような気持ちでやっている、どっちでもいいけど」2作目となる『Sugar』は、そんな3人のパートナーシップを感じさせる、バンドの魅力がグイグイ伝わる作品に。とはいえ、1曲目の「Vinegar」では、フィッシュアンドチップスにタルタルソースをかけない彼女に食器の洗い方を教えたり、コミカルな歌詞がしばしば登場し、ちょっとニヤニヤ。「いや、コミカルでいいんだよ、お茶目だもんで(笑)。ただの人間、生活スタイルはみんなと変わんない。音楽を作っているときはいつも自由。1曲目から食器の洗い方を説明してるハードロックって聴いたことないし、最高のアルバムだと思う。『Sugar』には“麻薬”という裏の意味もある。オレはやらんけど(笑)、みんなにとってなくてはならない存在になってほしいアルバムだね」浅井さんのファンにとって、新しいアルバムは“なくてはならない存在”だろうし、初めて聴く人には、見たこともない景色を見せてくれる作品になる、と確信する。「一曲一曲の中に、光のような何かがあるべき。そんなこと昔は考えたこともなかったけど、絶対に希望っていうか、そういうものを感じる音楽じゃないと、オレはイヤなんだわ。このアルバムを聴いて、世界のどっかで、誰かの心を動かし、その人の元気につながっていてくれたら嬉しいし、もっと頑張ろうと思える」2nd Album『Sugar』【初回生産限定盤CD+DVD】¥3,780DVDには「SEXY STONE TV SHOW」と題したMVやスタジオライブなどのスペシャル映像を収録。【通常盤CD】¥3,240*共に税込み(アリオラジャパン)あさい・けんいちBLANKEY JET CITYのV&Gとしてデビュー。解散後はソロ活動と並行してSHERBETSやJUDE などのバンド活動を複数行う。2016年から浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSを始動。3月16日から全国ツアー「Sugar Days Tour 2018」がスタート。※『anan』2018年2月21日号より。写真・内田紘倫(the VOICE)文・北條尚子(by anan編集部)
2018年02月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「夫婦別姓」です。先月、サイボウズの青野慶久社長らが「選択的夫婦別姓を認めないのは憲法違反だ」として、東京地裁に提訴したニュースが話題になりました。青野社長は結婚時に妻の姓にしたところ、株の名義変更などに多額のお金がかかり、飛行機やホテルの予約が本名でないとしてキャンセルされるなど、多くの不利益を実感したといいます。それは憲法の「夫婦の権利の平等」を侵害するものではないか。戸籍を持たない外国人と結婚した場合は夫婦別姓を選べるのに、日本人同士の婚姻ではどちらかの姓を選ばなければいけない。日本人同士でも同姓か別姓かを選択できるルールを作れないか、というのが青野社長の主張です。姓を変えた従業員に対し、雇う側の労力、コスト増についても言及していたのは新鮮でした。反対意見としては、子供の姓はどちらを選べばいいのか、混乱するのではないか。また、別姓を名乗れば家族としての一体感が失われるなどの声が上がっています。現在の戸籍制度ができたのは明治時代。名字は豊かさの象徴で、人々にとって憧れのものでした。家名を代々受け継いでいく家父長制は日本の伝統とされるようになったんですね。しかし、いまは核家族や離婚も増え、家族のあり方も多様化。離婚後300日以内に生まれた子供は自動的に前夫姓になるため、それを恐れて届け出をしない無戸籍児の問題なども起きています。マイナンバー制度など、個人を特定するシステムが完備されたら、もしかしたら戸籍は必要なくなるのか?それとも戸籍制度があるから、個人の証明や信用が保証されているのか。社会の変化に合わせて、改めて議論を重ねる必要はありそうですね。毎日新聞の2015年の世論調査によると、夫婦別姓を選べる制度に賛成は51%、反対の36%を上回っています。それでも現在、婚姻時に夫の姓を名乗る女性は96%と圧倒的多数です。妻の姓を名乗る男性の割合が半数くらいになったら、生活のなかの不具合は改善されるのかもしれません。「結婚したら当然夫の姓を名乗るもの」という意識から変えていくことが、大事なのかもしれませんね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2018年02月17日ネットで大きな話題を呼んだ、吉田貴司さんの漫画「やれたかも委員会」。それが今回、原作者とのファーストコンタクトはSNSを通じてだったというなんともイマドキなプロセスでAbemaTVが実写化!憑依型芸人・ロバート秋山さんが漫画キャラを忠実に再現!男性なら誰しもが持っているという“あのとき、もしかしたら、あの子とやれてたかもしれない”、切なくも甘酸っぱいエピソードを描くAbemaTV オリジナルドラマ『やれたかも委員会』。しかしこれが、女性から見るとツッコミどころ満載!見ていて感想(ダメ出し含む)を言いたくなる。「男性なら『俺のエピソードを使ってくれ!』であったり(笑)、みんなが話題にしたくなるところが、まさにこの作品の大きな魅力。コメントの拡散が拡散を呼び、熱狂を生むイメージが湧きやすかった」と、編成制作本部局長の谷口達彦さん。毎回、3名からなる“やれたかも委員会”が、ゲストの男性の語る過去の“やれたかも体験”を、本当にやれたかどうか判定する。唯一の女性委員・月満子(つきみちこ)が男性の詰めの甘さを冷静に斬ってくれる様が爽快。委員長に扮するのは、ロバートの秋山竜次さん。キャラクターの再現度の高さに、原作ファンも納得のはず。「キャスティング段階で社長の藤田が『委員長は秋山さんしかいない』と。すべて見透かしているかのような絶妙な目の表情はさすがです」ドラマ版ではなんと、ホリエモンこと堀江貴文さんが登場。「堀江さんは、話題になり始めた初期の頃からの原作ファン。今回、原作者に堀江さんのエピソードを描き下ろしてもらったんです。堀江さんは『やれなかったことはない』と話してましたが(笑)、思い出してもらった唯一の話を、自ら演じます」本作は、AbemaTVオリジナル連続ドラマ第2弾。ドラマ制作でも、バラエティ番組でも、「血の通ったもの」を作りたいと言う。「“なんとなく当たりそう”や“地上波では通らなかったけどネットでは…”という意識で作ったコンテンツは、その程度のものとして、ユーザーにダイレクトに伝わってしまう。制作陣や出演者の強い興味や熱を大切にして、これからも演者も僕らスタッフもたくさん汗をかき、“本気”を包み隠すことなく、夢中になって作っていきたいです」男性ゲストには若手俳優・板垣瑞生さんも登場!主題歌は、泉里香さんが名曲「君のひとみは10000ボルト」をカバー。AbemaTV「AbemaSPECIALチャンネル」にて毎週土曜23時~放送中。Abemaビデオでも視聴可能。依頼者の“やれたかもしれない”モヤモヤを“やれたかも委員会”が各視点から判断して解消!議論を繰り広げる中で名言も誕生する。※『anan』2018年2月21日号より。文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年02月16日声優としてだけではなく、歌手、俳優などさまざまな活躍を見せる宮野真守さん。そんな宮野さんの魅力に迫りました。――こんなふうに言うのも…ですが、以前は、声優というと俳優とは違う裏方のような存在として認識されていたように思います。そういう世間の見方が変わってきたのも、宮野さんの存在が大きかったように思うのですが。宮野:…18歳くらいの頃、本屋でバイトをしていたんですが、職業の本があって、声優の欄に“俳優の副業”って書いてあったんです。すでにその頃、声のお仕事を始めていたんで、コンニャローと思いましたよね。ただ、僕自身、声優を目指して勉強してきたわけではなかったので、やっていくうちに、世間ではそう見られているんだなって徐々に知っていった感じでした。でも、そのことよりも、声の現場が本当に嬉しかったし、楽しかったんですよ。初めてレギュラーをいただいたのが海外ドラマの吹き替えなんですが、毎週仕事があることが嬉しかったし、毎週毎週、大ベテランの先輩方の背中を見て学べるのも楽しくて、本当に感謝しかありません。確かにいま、世間的な変化は感じますけれど、いろんな方々が頑張ってきたことを知っているし、僕がどうこうより、業界自体が変わってきたのかなと。ただ、新しいことにチャレンジしてきたことの自覚はあって、ちゃんとパイオニアとしての道は自分なりに進めているのかなと思っています。――もともとミュージカルがお好きだったそうですね。ミュージカル『王家の絞章』で、ミュージカルの殿堂ともいえる帝国劇場の舞台にも立ちました。かつての夢をいま叶えているみたいなお気持ちはあったりするんですか。宮野:模索していた10代の頃に悶々と抱えていた怨霊が成仏した気はしてます(笑)。――舞台では体の動きを伴う表現が必要ですが、声優は声だけで表現しなければいけないお仕事です。両方を経験することでの変化はありましたか。宮野:もともと劇団で演技は経験していて、そこから声優のお仕事を始めた経緯もあって、違いはさほど感じてはいないんです。たしかに声優は声で伝える仕事ですけれど、例えば、体の動きや体勢によっても声の状態って変わってきますよね。それに関しては、体を使った芝居の経験が、声優としての表現のプラスになっていると感じることが多いです。キャラクターの置かれた状況をリアリティのあるお芝居でちゃんと伝えるためには、やっぱり実感や経験が必要なんですよね。『機動戦士ガンダム00』の出演が決まった時、ある声優の先輩から「ガンダムに乗っている感覚ってわかる?」って聞かれたんです。…そう言われても、わからなくて(笑)。でも、その先輩がすごくカッコよくて、その後で自分のスポーツカーに乗せてくださったんです。ガンダムには乗れないけれど、その時の振動やスピード感だったりを参考に、イメージを膨らませて実感に近づけることはできる。そう教えてくださったんですよね。そういう意味で、舞台もアフレコも、確実に相乗効果はあると思っています。――アニメは、実写や舞台以上に想像で追いつかない世界を形にしていかなければいけませんよね。宮野:時空を超えたり、ノートに名前を書いて人を殺したり、できないですからね(笑)。――それをリアルに落とし込むために、どうされていますか。宮野:集中力と瞬発力と読解力が身につきました。手がかりは台本ですから、まずは本番当日まで台本をとにかく読み込んで、書かれていない部分を想像して、いかに役を自分の中に染み込ませておくかが大事なんです。収録の日は、基本的にテストを1~2回やったらすぐ本番なので、周りの方の芝居や演出の方の指示に瞬時に対応していくことが求められますし。――日常生活の中で、役に使える感情を意識したりもするんですか。宮野:もちろん、こういう時にこう感じるんだって考えることは日々ありますよ。でも、作品の中ではそれ以上のことが起こるので、役にのめり込んで、起こっていることにリアルに反応していく方が感情が動く感覚はありますね。――女性が思い描く理想の男性を演じることも多いですよね。宮野:この仕事を始めた当初、恋愛シミュレーションゲームのアフレコで、ひとりで大量の甘いセリフを収録したんですけれど、恥ずかしくて全然できなくて、「ロマンスが足りない」ってダメ出しを受けたことがあります(笑)。いまも相手がいることを想定してからでないとできないので、収録にだいぶ時間はかかります。――作品の中のキラキラした青春に憧れたりすることはあります?宮野:『ちはやふる』という作品がまさにそう。主人公の千早を演じた瀬戸麻沙美ちゃんは、アニメが始まった当初は本物の高校生。本当にキラキラしていたんですよ。そんな彼女の一生懸命さに感化されて、現場は本当に部活をやっているような雰囲気で、まさに青春だったんですよね。この仕事をやっていると、いつでも青春できるんだなと思って嬉しかったです。――この先の展望として考えていることはありますか?宮野:振り返ってみると、自分でも予期せぬ出会いに恵まれたことが、ここまでいろんなお仕事をさせてもらえてきたことに繋がっているんですよね。例えば、いま出演させていただいている劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりさんは、帝国劇場にミュージカル『王家の紋章』を観に来て、こいつがやるなら大丈夫だと思ってくださったそうで。それって、やり終えた仕事が、次の仕事を繋げてくれているということで、そうなったのも目の前のことを一生懸命やってきたからだと思うんです。お仕事って、自分でやりたいと望んでも、チャンスが巡ってくるとは限らないもの。僕は、見えない先の何かを追いかけるんじゃなく、いまある目の前のことを一生懸命やっていくことを大事にしたいと思っています。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日人気声優の宮野真守さんをインタビューで直撃。撮影中にもお茶目なポーズをしてみせたり、冗談を言って笑わせたりとサービス精神旺盛。“イケボ”と言われる声以上に魅力的なのは、そのキャラクターそのものでした。いまの声優ブームには、この人の存在が大きく影響しているのは間違いない。声優として第一線で活躍する傍ら、歌手としてもコンスタントにライブをおこない、その高い歌唱力で帝国劇場のミュージカルにも出演。そして、現在出演中の劇団☆新感線の舞台『髑髏城の七人 Season月<下弦の月>』では、小栗旬さんや松山ケンイチさんらが演じた主人公・捨之介を演じている。そのマルチな才能で、従来の声優像を更新する宮野真守さんとは。――初の自叙伝『宮野真守Meet&Smile』が大きな反響を呼んでいます。自身を振り返る機会ってそうはないと思うのですが、こういう形でキャリアを振り返ってみていかがでした?宮野:7歳の頃に劇団ひまわりに入って、刷り込みのように、この世界にいることが当たり前だと思っていたんですよね。でも、逐一思い返す作業をしてみると、紆余曲折があったし、挫折もしたんです。こうしていろんな活動をさせていただけているいまだからこそ向き合えた過去のネガティブな部分もありますし、あらためて、自分がなぜこの世界にいて、何が好きで、どうして続けてきたのかを言葉にできた気がしています。――子役時代から、俳優をやめようと思ったことはないんですか。宮野:物心ついた頃に、自分はこの道で生きていくんだって決めちゃったところがあるんですよ。もともと目立ちたがり屋だったので、多くの人に見てもらって笑ってもらえることが単純に気持ちよかったんです。大人になるに従って自分の表現とは何かを考えるようになり、それがモチベーションへと変わっていったというんでしょうか。――ラジオや星野源さんのテレビ『おげんさんといっしょ』(宮野さんは、MCのねずみの声で出演)を拝見していても、トークが達者ですから、子供の頃から学校では人気者だったんじゃないですか。宮野:売れない子役でしたから、学校にしっかり通っていました(笑)。トークが上手いかどうかは自分ではわからないですが、昔から笑ってもらうのが好きで、ふざけてばかりいました。だから、目立ってはいたと思います。いまも、この仕事をやっていて、一番ガッツポーズが出る瞬間っていうのは、笑いをとった時です。…って、こんなふうに言うと、一体何の仕事ですか、って感じですけど(笑)。――笑いをとるために、なにもそこまでやらなくても、と思うことはあります。だって、ものすごい変顔とか、されていますよね?宮野:(こらえきれず笑いだして)…ククク(笑)…それは僕の性分なんで、しょうがないと思っていただくしかないです。だって鼻水描きたいし、ハゲヅラもかぶりたいんですもん(笑)。――そんな宮野さんを形成してきたカルチャーを知りたいんですが。宮野:とにかくテレビっ子で、とくにバラエティ…志村けんさんのお笑い番組が好きでした。あとは漫画、アニメ、ゲーム…。子供の頃、最新のスーパーファミコンのソフトを1個買うか、中古のファミコンのソフトを3つ買うかで悩んで中古を買ったことがありました。最新のほうがいいのではと思われるかもしれませんが、その時の僕はソフトを数多く集めることに意義を感じていたんですよね。――コレクター気質なんですか?宮野:その時はそうでしたが、いまは使える時間が限られているので、一点集中型です。ゲームも、決まったものをひたすらやる。ただ、やり始めるとやめられなくなっちゃうタイプではあります。みやの・まもる1983年6月8日生まれ、埼玉県出身。子役を経て、‘01年に海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューを果たす。近作に、映画『劇場版はいからさんが通る』『GODZILLA怪獣惑星』など。‘08年よりアーティスト活動をスタートさせ、現在までに6枚のアルバムをリリースするほか、俳優として舞台にも出演。※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・横田勝広(YKP) ヘア&メイク・Chica(C+)インタビュー、文・望月リサ
2018年02月15日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「アニソン」です。小学生のころ、僕が住んでいるところとその隣の町内だけ、なぜかテレビ大阪が映らなかったんです。テレビ大阪は、アニメが強いテレ東系列です。学校では、観られる人と観られない人が半々くらいで。観られる側のやつらは、新興住宅地エリアに住んでいてスクールカーストも高めの連中。そいつらが盛り上がっているアニメの会話に入れないっていうのは、けっこうコンプレックス…劣等感がありましたね。『ポケモン』だけは何週か遅れでKBS京都が放送してくれてたので周回遅れでなんとか観ていました。そんな僕が『ポケモン』のエンディング曲を書かせていただいているんですから、本当に衝撃です。映らない側やったのにって。僕の曲が流れる初回の放送は、銀座のホテルでマクド食べながらひとりで観ました。実家やったらおかんとかおじいやおばあと観られたんですけど、仕事だったんでひとりきりで画面を携帯で録画しながら震えて観ました。アニソンを書かせてもらうってなって、子供が口ずさみたくなる子供のための曲にしたいって強く思いました。最近のアニメでは、作品自体に全然関係ないバンドの曲が主題歌になることとかあるけど、そういうのは違うかなと…。アニソンって、子供たちが幼稚園や保育園のお遊戯以外で初めて通る音楽の入り口。子供たちが好きなアニメのための、アニメをより楽しくする曲にしたかった。とはいえ、レベルを下げることはしなかったです。子供は意外と、難しい言葉が入っていたり、ラップみたいな早口がある歌が好き。音程も高低差あるほうが、変化があって楽しめる。子供向けに限らず、2000年代以降のアニソンってすごく複雑です。声優さんが歌う楽曲が増えて、オリコンの上位を独占したりする。僕たち普通のミュージシャンとは別物の独自の文化が形成されていると思います。なかでも僕は『カードキャプターさくら』の主題歌で坂本真綾さんが歌う「プラチナ」が好きです。2000年代以降のアニソンの集大成といえる一曲。この曲、コード譜を見るとめちゃくちゃムズイんです。映画やアニメの音楽プロデューサーとして知られる菅野よう子さんの楽曲で、心理的に刺さるコードや音楽理論を追求した玄人感がある。日本のアニソンここにありって感じがします。とはいえ、僕、実は萌え系アニメがあまり得意でなく。2次元でも女子のキャピキャピ免疫がないんです。おかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHK Eテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年2月21日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年02月14日思春期に引きこもっていた自らの経験を題材にした『ヒッキー・カンクーントルネード』で演劇界にデビュー。いまや岩井秀人さん率いるハイバイの劇団公演は、当日券に長蛇の列ができるほどの人気だ。今回、処女作のその後を描いた『ヒッキー・ソトニデテミターノ』を6年ぶりに再演。独特の風貌と存在感でドラマに映画にと活躍中の古舘寛治さんが、初演に引き続き出演する。岩井:古舘さんと初めてお会いしたのは約10年前ですが、当時から醸し出す雰囲気は面白いし、技術もある方という印象でした。人間が陥る感情や意識を、既視感のある芝居ではなく、自分や周りの人の実体験から素早く持ってこられるのがすごくて。古舘:僕が常に求めているのは、面白くてリアルな作品なんですよ。リアルってどういうことかといえば、セリフにオリジナリティがあるってこと。下手な作家は、皆に合わせようとステレオタイプなセリフを書いて、どこにもない世界にしちゃいがちなんです。でも本来、一人として同じ人間はいないわけで、その会話はオリジナルであってしかるべきですよね。その点、岩井くんの書くものは、オリジナリティがあってリアルで面白いんです。岩井:僕の場合、自分の個人的な問題をこれでもかと突き詰めたものが演劇になっていますから、オリジナリティっていう意味では確かにそうですね。古舘さんの稽古を見てると、僕が書いた役のことを最初っから僕以上に知っていたんじゃないかと思うことがあるんですよ。俳優ってそういうものなんだろうとは思うけれど、なかなかいませんよね。古舘:そう思ってくれてるとしたら、それは台本にそう書かれているからです。僕は俳優の仕事って、役の瞬間瞬間を自分のものにしていくことだと思っています。それってつまり、僕がこの状況に置かれたならこういうリアクションになりますっていうものを、積み上げていくこと。それを観た人が何か感じたり考えたりするとしたら、それは台本がそうなっているからなんですよ。この作品の初演の時、僕、本番中に袖で「幸せだなぁ」って言ったのを今でも覚えているんです。自分が本心から面白いと思える作品で、いい仕事ができていると思えるのって、そんなに頻繁にあることじゃないから。ただ今回は、再演といいながら演出が全然違うものになっているんで、期待と同時に、いまは大丈夫かなとビクビクしていたりもして。岩井:じつはこの数年、ものすごく丁寧に“飽きさせない芝居”を作っていたんです。でもそれって、お客さんの考える隙間をなくしちゃっているんじゃないかと思うようになって。いまは、一方通行の芝居じゃなく、観客の個々の実感や体験を使って考えたり、自分なりの選択をしたりするような、観ている人に意味のあるものにしたいという気持ちが強いんです。演出を変えることで、台本とお客さんの間にあるものも変わってくると思うんです。一緒に考えながら観ていただければ。ふるたち・かんじ1968年生まれ。アメリカで演技を学んだ後、青年団に入団。近年はテレビや映画でも活躍。一昨年には初の舞台演出も。来年の大河ドラマ『いだてん』への出演も決定。いわい・ひでと1974年生まれ。’03 年にハイバイを結成。作・演出を手掛ける傍ら、俳優としてドラマや映画でも活躍。’12 年に向田邦子賞、’13 年に岸田國士戯曲賞を相次いで受賞。元引きこもりの登美男(岩井)は、自分と同じ境遇の人たちを社会的に支援する仕事を手伝っている。その現場で、まるでタイプの違うふたりの引きこもり(古舘、田村)と出会う。2月9日(金)~22日(木)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト作・演出/岩井秀人出演/岩井秀人、平原テツ、田村健太郎、チャン・リーメイ、古舘寛治ほか2月12日までは前半割3500円、以降4000円(当日券は+500円、共に税込み)新潟、三重、兵庫、パリ公演あり。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年02月13日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が2月11日、自身のTwitterを更新。自身の番組出演者に対するバッシングについて言及した。これに対してファンからは賛否両論のコメントが相次ぎ話題となっている。 松本は「たとえばオレの番組にゲストで出たタレントさんが叩かれてたりするとツライです。きっとサービス精神でいろいろ話してくれたのに 。ダウンタウンの番組に出て楽しかった!って思って欲しいもんなー」とツイート。 松本のツイートは特に番組名などには明言していないが、同日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」に、国際政治学者の三浦瑠麗氏が出演。北朝鮮問題を取り上げ、北朝鮮の工作員が日本国内に潜伏しているなどとした三浦氏の発言が、ネット上で物議をかもしていた。 これに対しネットでは「松本さんやさしいですね。 本音でハシゴ酒面白いです〜」「僕はサービスでぶっちゃけちゃうタレントさんは好きですね。 やっぱりいくらタレントとは言え、庶民的な部分あって親近感が湧くというか」とバラエティー番組に対するの発言も見られるが、「サービス精神で話してくれたと思っていること自体が、そもそも間違いであって、何もわかっていない。」「サービス精神。使い方まちがってませんか??根拠の無いこという、差別的発言することがサービス精神なんですか。同感するのも罪。」「三浦氏の発言はマズすぎます。なぜ編集でカットしなかったのか不思議です。」などワイドナショーへの批判の声も見られる。
2018年02月12日詩人の書斎やクローゼットを覗いたら、そのペンが紡ぐきらめく言葉の秘密が見つかるかもしれない。なぜなら詩人・谷川俊太郎にとって詩作は暮らしの地続きにあるものだから。その両者の深いつながりを辿る展覧会『谷川俊太郎展』が開催中だ。会場には巨大な柱が林立する。そこには「私は背の低い禿頭の老人です」で始まる詩、「自己紹介」が1行ずつプリントされ、側面にはそれにまつわる私的な品々が展示されている。古いラジオのコレクション、モノクロの家族写真、愛用のTシャツなど、長く暮らしを共にしてきたものからは、どこか作品と通じるモダンな気配が漂ってくるようだ。もう一つの見どころはミュージシャンの小山田圭吾、インターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーション。谷川自らが朗読する「かっぱ」ほか3編が言葉、音、映像の三位一体となって空間いっぱいにこだまする。まさに詩を体に浴びる先端芸術。ぜひ体感してみて。東京オペラシティ アートギャラリー東京都新宿区西新宿3‐20‐2東京オペラシティタワー3F開催中~3月25日(日)11:00~19:00(金・土曜~20:00、入場は閉館30分前まで)月曜休(2月12日は開館)、2月11・13日休一般1200円TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)20行からなる詩「自己紹介」を柱状のインスタレーションに。会場設営中に谷川が即興で書き、自ら貼り付けたメモが。思わずクスリとさせられるウィットはさすが。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子文・松本あかね(by anan編集部)
2018年02月12日インタビュー中の印象は、とにかく真面目。加えてこの美しいルックス、もはや完璧です。キラキラした毎日を送っているかと思いきや、千葉雄大さん、実は意外と悲観主義者だった…?!――今年で俳優デビューをして9年目に入るわけですが、今の千葉さんは、役者という仕事をどう捉えていますか?千葉:作り手側の方が求めることに応えることも大事だと思うんですが、それと同時に見ている方に、“千葉雄大ってこんな一面もあるんだ”とか、あるいは“話はよくわからないけれど、なんか心に残った”と思ってもらえる、言葉は難しいんですが、人を感化することができる作品を作りたい。正直最近は、SNSで発信される感想や、視聴率のことがとても話題になりますよね。それも大事なんですけど、そういうところとはまた別の観点で見てもらえて、印象に残るような作品に、携わっていきたいと思います。――千葉さんって、あえて言いますが、“かわいい”と褒められることが多いと思うんです。『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』で演じている執事見習いの楠木松也役も、とても愛らしい役。そういうものを求められているという実感はありますか?千葉:「かわいいって言われるの、どうですか?」って質問、されすぎてて、もう自分でもよくわかんないんですけど(笑)。少なくとも、自分の半径何m、くらいの距離感にいる人たちからは、ほとんど言われないですよ、ホントに。自分的には、これまでいろんなタイプの役をやってきたと思っていますし、1つしかできないと思われるのは、癪ですからね。――今回の楠木の役作りは、世間が思う“千葉雄大はかわいい”っていうイメージを、逆手に取って、より濃度を上げているような感じもしました。千葉:フフフ、そんなつもりはないですが(笑)。ただ、動き一つ一つに効果音がつくような感じを目指してますね。決め顔をするとキラーン、歩くとピョコピョコ、とか。いろんな演じ方を試させてもらえる現場なので、そういう意味ではすごく楽しいです。――ちなみに、どんな言葉で褒められるのが一番嬉しいですか?千葉:「おもしろい」です。あんまり言われないんですけどね(笑)。――ご自分の性格を分析すると、どんな人ですか?千葉:うーん…、すごく面倒くさいと思います。あまのじゃくだし。褒められるのもあまり得意じゃない。仕事のときに褒めていただいても、“あ、機嫌悪そうに見えたから、テンション上げようとしてくれたのかな、申し訳ないな”とか思っちゃう。素直に受け取れない。――仲の良い友人から言われたら、素直に受け取ります?千葉:はい。でも友人関係、すごく狭いです(笑)。あ、この間、何人かで飲んでいる中に初対面の人がいて、珍しく結構いろんなことを話し込んだんですよ。その人が、その場にいた僕の友人に、「千葉くんとすごく仲良くなれたよ」って言ったんですが、それに対して僕の友達は、「でもこいつ、そんな簡単じゃないからな」って言ってて(笑)。そんなふうに見られてるのか~と思いつつ、確かに僕は、誰かれ構わず手の内を見せるタイプじゃないし、自分から壁を作りがちだよなぁと、思いました。仕事の現場で、先輩に「飲みに連れてってください!」みたいなことも、自分からはあまり言えないですし…。――それが対異性でも、距離感とかハードルの高さは同じですか?千葉:いや、もっと遠い、もっと高いかもしれない(笑)。――自分から好きになります?千葉:好きになりづらいと思います。――とはいえ、女性のタイプは、ありますよね?千葉:あります。仕事ができる人。正確に言うと、“あ、この人仕事できそうだな”って思わせる人。例えば、飲みの席とかで、何人かでワーッて盛り上がっているときに、1人でも盛り上がれていない人がいた場合、さりげなくその人のケアをできる人、みたいな。そういう、隙間をサッと埋められる人を見ると、仕事ができそうで、いいなって思って、惹かれます。でもそういう系の人からはモテないんですけどね…。ただ、1個幸せになると、1個不幸せになるって思ってるから、そのくらいがちょうどいいのかも。――え、今、幸せですよね?千葉:はい、仕事が充実しているので。だから逆に、私生活が……(笑)。――えええー!!じゃあ、どうなったら楽しくなりますか?!千葉:家に帰ったら誰かがいて、その家では犬を飼っていて…。それだったら幸せかなぁ。――やっぱり待っててくれるのは女子がいいですか?千葉:もちろん女子でもいいですし、大勢でルームシェアとかでもいいかなぁ。犬、飼いたいんですけれど、やっぱりひとり暮らしだと、独りぼっちにしちゃうから、かわいそうで飼えない。あの、よくひとり暮らしなのに「犬飼ってる」って言う人、絶対ひとりじゃないですからね、僕の経験上(笑)。――鋭い指摘…というか、斜めに見てますね(笑)。千葉:そう、だからあまのじゃくなんですよ(笑)。ちば・ゆうだい1989年生まれ、宮城県出身。大学時代に雑誌の専属モデルとして活躍し、スカウトを経て’10年にテレビの戦隊モノシリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』の主人公で俳優デビュー。その後はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。’17年には7本もの映画に出演した。素顔が見られるブログも人気。現在、日本テレビ系で放送中のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(土曜22時~)に出演中。また29歳の誕生日でもある3/9には、写真集『横顔』がワニブックスより発売予定。1万2000字にも及ぶインタビューや、実家での親子対談なども収録。※『anan』2018年2月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・寒河江 健(Yolken)ヘア&メイク・堤 紗也香(by anan編集部)
2018年02月11日名だたる面々が本人役で出演して話題を呼んだドラマ『バイプレイヤーズ』。熟練した俳優たちの軽妙なやり取りやテレビ東京らしいユルさが熱狂的な人気を呼び、1年前の放送直後から、続編を望む声が殺到。ついに『バイプレ』が『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』として帰ってきます。――前作の反響はいかがでした?遠藤憲一:業界の人から「面白かった」と言われることが多かったですね。スタッフさんが、自分が関わってない作品について言ってくることは珍しいんですよ。田口トモロヲ:若手の俳優たちからも「いいドラマですね」と言われました。もし僕が若い頃に、こんな強面のバイプレイヤーズたちのドラマがあったら、失禁するくらいしびれてましたね(笑)。松重豊:バイプレイヤーが集まったドラマが迷える役者たちの目標になるのならありがたい。大杉漣:僕は、ここでは年長さん。60過ぎてもフワーッと生きていること、そんな役者としての生き方もあるんだってことをわかっていただけたとしたら嬉しいかな。リーダーとは名ばかりのオールドキッズですから。松重:おじさんたちがただ、わちゃわちゃしてるのがいいんです。遠藤:大杉さん、情報解禁前に「またやる」ってスタッフに話しましたよね?僕が「次回作もあるんですか」と聞かれて「まだわからない」って答えたら、「大杉さんは『やる』と言ってましたけど」って。大杉:あれだけ「ここだけの話ね」って口止めしたのになあ(笑)。それだけ皆さんに期待されてた証ってことで許して!――(笑)。続編が作られることになったいきさつは?大杉:僕が前作の打ち上げで、「同じキャスト、スタッフでやりたい」と話しまして。田口:涙ながらに。大杉:コラコラ、トモロヲ君!泣いてなんかいないよ。松重:泣いてましたよ。大杉さんが涙を流すなら頑張ろうという気持ちになったんですから。大杉:松ちゃん、ありがと。それで、前作で感じたことや次回作について、キタンなく話そうということで、監督兼プロデューサーと個人面談をしました。松重:僕は、「感動させようとか、事件を起こそうとか、何かしようとしないでください」とお願いしたんです。無理にフィクションを入れると月並みにしかならないので。田口:虚と実をもっとないまぜにして、おじさんの加齢臭みたいなものが作品全体に漂ったほうが、我々がやる面白みが出るってことですよね。遠藤:(前作のロケ地だった)館山は遠すぎる、とかも言った(笑)。田口:制作側としては、「こいつらいろいろ言ってくるから、島流しにしちゃえ」ってことで、今回は無人島の設定になったのかと(笑)。光石研:僕、個人面談で何話したか覚えてないなあ。大杉:研ちゃんは確か「ロケは、ひとり4500円以下の居酒屋のある場所で!」だったと思うけど(笑)。――前作で、飲み会のお会計が高いと光石さんが物申した件ですね。光石:あのエピソードをバラエティ番組で話したんですよ。そしたら同級生から電話かかってきて「研、ごめん。今度の同窓会の会費1万円なんだけど大丈夫か?」って(笑)。僕だって1万円、出せますから!遠藤:でもまた、初日に行った店がひとり8000円でね。田口:青山真治組や『アウトレイジ』の時の怖い光石さんが出た(笑)。光石:あれは、最初のシーザーサラダはインスタ映えするような大盛りだったのに、右肩下がりに皿が小さくなっていったからで…。――相変わらず、抜群のチーム力!大杉:遠ちゃんが、スマホデビューしたんで、“バイプレルーム”を作ってLINEしてるんですよ。もう、メッセージがくるわくるわ。光石:「おはよう。今日もいい時間にしたいね。よろしく」。遠藤:「こちらこそよろしくね」。大杉:「今、なにしてる?風邪引いてない?」って、女子高生か!遠藤:光石さんが別の現場から「どこそこで撮影してます」って、紅葉の写真を送ってきたこともあったよね。どう対処したらいいかわからず「きれいですね」と返したけど。光石:あれ、インスタ用にマネージャーに送ったつもりだったんですよ(笑)。返信がこないと思ってたら、遠藤さんからレスがきた。大杉:遠ちゃんらしい。律義(笑)。みついし・けん1961年9月26日生まれ、福岡県出身。ドラマ『陸王』での好演も話題に。ドラマ『トドメの接吻』に出演中。公開待機作に『モリのいる場所』『羊と鋼の森』。まつしげ・ゆたか1963年1月19日生まれ、福岡県出身。主演する『孤独のグルメ』は現在シーズン6まで続いている。現在、ドラマ『アンナチュラル』に出演中。たぐち・ともろを1957年11月30日生まれ、東京都出身。映画監督、ナレーターとしても活躍。『プロジェクトX』の名ナレーションも有名。公開待機作に映画『孤狼の血』。おおすぎ・れん1951年9月27日生まれ、徳島県出身。『大杉漣の漣ぽっ』や『ぐるぐるナインティナイン』など、バラエティ番組でも活躍。4・5月には舞台『1984』に出演。えんどう・けんいち1961年6月28日生まれ、東京都出身。昨年の年間CM起用社数では男性部門1位に。ドラマ『家族の旅路 家族を殺された男と殺した男』に出演中。朝ドラ『しまっこさん』で共演することになった5人。しかし、ロケ地を間違えて無人島に着いてしまう。好評だったトークコーナー“バイプレトーク”も続行!テレビ東京系にて、2月7日スタート。毎週水曜21時54分~。※『anan』2018年2月14日号より。写真・山内めぐみ文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年02月11日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の健康を考える、がっつかない女性、「食べ放題で野菜を頼む女」になりきり。量より楽しさを優先できる余裕のある女が素敵。おいしい食事やスイーツをリーズナブルにいただける食べ放題のお店って、いいですよね~。私も大好きでよく行くのですが、お鍋や焼き肉といった肉メニューも用意されている食べ放題で野菜を注文する女性を見て、ハッとしたことがあります。私にとっての食べ放題とは、お店との勝負。「この店にあるもの全部食べてやる!」くらいの気合と勢いで乗り込むので、単価が高いと思われる肉ばかりを狙って食べる。そういう行動をしている身からすると、野菜を頼む人が菩薩に見えました…。その人は、食べ放題であっても普通の食事と同じように自分の健康を第一に考えてオーダーをしている。その様子からは、気持ちにゆとりがあることが感じ取れ、とてもスマートに映ったのです。きっと彼女にとって食べ放題というのは、“おいしかったね!”“みんなでワイワイできてよかった”と思える楽しい場所。きっと、食べすぎて“一生、お肉なんて食べたくな~い!”という気持ちになることこそが損であると思うだろうし、間違っても、胃に食べ物を入れる空間を作ろうとしてジャンプしたり、「アイスを食べて口の中をサッパリさせたら肉がもう一度いける」などと作戦を立てることもありません。お目当てのメニュー目がけて店内で小走りになるといった、残念な行動もしないはず。そんな、がっついていない女性になるために、いつでも“腹八分目”を念頭に置くことから始めます!人からお菓子を勧められたときには、「ひとつだけ、いただきます!」と最初から決め、欲望をセーブしてみるのも効果があるはず。これからは“食べ放題”と“食べ溜め”は違うということを意識して、自分のキャパシティ内で、おいしく食べられる量を見極められる女性を目指します!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月11日柔軟な思考の源とは?仕事柄、思考回路を切り替えることが多い、俳優の岩永徹也さんにお話を聞きました。ゴールからハシゴを下ろす感覚で行動しています。「小学生の頃、『週刊少年ジャンプ』を読んだ後に、一冊の内容すべてを記憶していることに気づいたんです。頭の中でページがめくれるし、“あのコマはここにあった”とわかる。学校の勉強もその方法で行えばいいんだと思い、教科書の内容を全部覚えてテストに臨んでいたので、カンニングしている感じでした(笑)」と話す岩永徹也さんは、なんとIQ148以上。認定薬剤師など様々な資格を持ち、クイズ番組でも大活躍。その一方、『仮面ライダーエグゼイド』での演技も話題に。「演じるときは、最初に作品の完成形を想像して、面白くするための種を蒔く方法を考えます。自分に求められているポジションを考えて、互いの役の魅力が輝くようなキャラ作りをしたり、笑ってもらえるようなアドリブを考えて入れたりする。演技のときもそうですが、僕の思考は常にゴールにあって、そこから今いる場所にハシゴを下ろすという感覚で行動しています。“100年後には自分はいない”と思うと、スタート地点で悩む時間って、すごくもったいないじゃないですか。それに、目標から逆算して動くと、ただゴールに向かうよりも少し先に到達できる。自分の成長や作品の仕上がりが想像を超える体験は、僕にとって楽しいものなんです」岩永さんの思考に影響を与えたもの【自分の考えを伝える方法の大切さを、本で学びました】母が図書館員で、子供の頃から読書好き。「『ブッタとシッタカブッタ』(小泉吉宏著KADOKAWA)は、難解な仏教の考えを簡単な言葉とかわいいキャラクターで説明しているのがスゴい。自分でもこういう本を書いてみたいです。外山滋比古さんの本は、『思考の整理学』(ちくま文庫)をはじめ全部読みました。考えや物事の真理だけを並べても、人は聞いてくれない。興味を持ってもらうため、伝え方を料理する方法を見つけることが大切だと教えられました」いわなが・てつや1986年10月16日生まれ。『メンズノンノ』専属モデルとしてデビュー。人口上位2%のIQを持つ人だけが入れる「JAPAN MENSA」の会員。3/14に初の写真集が発売決定。衣装協力・MACKINTOSH PHILOSOPHY/SANYO SHOKAITEL:0120・340・460※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・中村 剛ヘア&メイク・只友謙也(P-cott)(by anan編集部)
2018年02月11日目下、ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』で、ちょっとあざとい、でも超キュートな執事見習いを演じ、全女子の心をキュンキュンさせている、千葉雄大さん。撮影中も優しい眼差しでカメラを見つめるたび、その場にいた女性スタッフの口から無意識に「…かわいい」というつぶやきがこぼれまくり。なんて罪作りな28歳!その魅力的なルックスの下に隠れる素顔とは、いったいどんなものなのでしょう…。――撮影中、カメラマン含め私たち女性陣から、キャーキャーと声がかかっていましたが、いったいどんなことを考えながら、写真を撮られているんですか?千葉:え?!そんなこと聞かれると思わなかった(笑)。何考えているんだろう…、光の入り方とかを見てたり、あと「こうしてください」ってことには応えたいので、その辺はしっかり耳を傾けつつ…。でもあんまり何も考えてないかも。――カメラマン以外からの「すてきー!!」みたいな歓声は?千葉:聞いてない…わけじゃないんですけれど(笑)、あんまり気にならない、気にしないというか。周りに人がいても、結構カメラマンさんと二人の世界になります。カメラマンさんが言うことに集中したいので。――学生時代は読者モデルとして活躍されましたが、モデルとしてと、役者として、ポートレート写真を撮られるのは、違いますか?千葉:違いますね。ファッションのときは、服の動かし方とかが大事で、“こう撮ってもらいたい”みたいなものがあるんですが、ポートレートのときは、ただ“そこに佇む姿”を、切り取ってもらうというか。あの、役者の人って、そんなに動かなくても絵になると思うんです。自分もそうかどうかは、また別の話ですが(笑)。僕はまだまだ、カメラマンさんにお任せかもしれません。――読者モデルから俳優の道に進まれたわけですが、どんな志を持ってその世界に入ったのですか?千葉:僕、大学3年生のときに今の事務所に入ったんですが、自分的には、今の事務所に“就職した”という気持ちだったんです。当時普通に就活もしていて、スーツ着て企業説明会とかも行ってましたし、エントリーシートを書く寸前で、今の事務所に入ったというか。――どんな業界を目指していたんですか?千葉:まず映像の制作に興味があったので、制作会社、配給会社、テレビ局。アナウンサーにもちょっと興味がありました。それから客室乗務員、ウェディング業界、あ、あとラジオ局も考えてましたね。――そんな就活生が、なぜ芸能界にお入りに?決め手はなんだったんですか?千葉:昔から表に立つのは得意じゃなかったんです。でも、嫌いではなかったんですよ。たぶん、結構好きだった気もします(笑)。その、“自己顕示欲はあるのに、でも引っ込み思案”というところを、今の事務所の方が見抜いてくれて、それで、“僕一人では絶対に出せない自分”というのを、上手く引っ張り出してくれた。事務所に入るか決断をするまで、すごく時間をかけて待ってくれましたし。それがなかったら、こういう仕事には就いてなかったと思います。――役者としてやっていこうと、覚悟を決めたのはいつですか?千葉:事務所に入って最初に受けたのが、戦隊モノのオーディションで、最終くらいまで残ったときに、「受かりたいな」って気持ちが出てきたんです。そこで、“自分は役者でやっていこう”って思ったんです。なので、結構早い段階から腹は括っていたというか。そこで合格し、『天装戦隊ゴセイジャー』で芝居の仕事を始めることになったんですが、その現場がなんというか、言い方は難しいんですが、新人俳優にとっては“学校”みたいな場所で。1年の間にドラマとして芝居をする、アクションもある、アフレコもある。CMもやらせてもらえるし、ヒーローショーで舞台も経験できる。ものすごくしごかれましたけれど、おかげで、本当に経験値が上がりました。その全てが、今も役に立ってます。――ヒーローショーって、なかなか経験できないですよね。千葉:そう。ヒーロー、というか僕がピンチに陥ると、小さい子たちが本気で応援してくれるんですよ、「頑張れー!!」って。あの生の、計算されていない雰囲気っていうのは、あそこでしか感じられないものでしたね。“こういう子たちのために、僕は仕事をしているんだ”という意識が、すごく芽生えました。なかにはよく来てくれるから僕が顔を覚えたちびっこもいたんですけど、成長が早くて、“あれ、この間まですごい可愛い顔をしてたのに、反抗期みたいな顔になってる!なんでだ?!”とか気づいたりして(笑)。そういうのも、貴重な経験でした。ちば・ゆうだい1989年生まれ、宮城県出身。大学時代に雑誌の専属モデルとして活躍し、スカウトを経て’10年にテレビの戦隊モノシリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』の主人公で俳優デビュー。その後はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。’17年には7本もの映画に出演した。素顔が見られるブログも人気。現在、日本テレビ系で放送中のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(土曜22時~)に出演中。また29歳の誕生日でもある3/9には、写真集『横顔』がワニブックスより発売予定。1万2000字にも及ぶインタビューや、実家での親子対談なども収録。※『anan』2018年2月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・寒河江 健(Yolken)ヘア&メイク・堤 紗也香(by anan編集部)
2018年02月10日柔軟な思考力を持つために心がけていることとは?俳優・鈴木伸之さんに語ってもらいました。思考をスイッチしたり、刺激する方法を自分にも応用してみませんか?予想外の結果が生み出す、爆発力がたまらなく好き。演じる役には理性的に向き合うという、鈴木伸之さん。「準備が大事なお仕事だと思っているので、台本を読み、物語の流れや演じる人物の役柄を考え、大枠を決めてから現場へ行きます。でも、一人で決め込まず、余白を残すことも意識しています。予定調和より、何が起こるかわからないハラハラ感があるほうが、作品が面白くなると思うんです。“1+1は2ではなく、3でも4でもいいだろ!”って考え方。予想外だからこその爆発力が、たまらなく好きです。初の写真集を作るときにも、思いつきで撮影したシーンがたくさんありました。クールさも、ラフさも、素顔の瞬間も出せたんじゃないかなと」長年打ち込んでいた野球も、仕事に影響している。「スポーツもお芝居も、チームプレーという点では一緒。だから、共演者の方やスタッフさんとも垣根なしに楽しく、いい作品を作り上げたいんです」そんな意識はありつつも、他人からの意見に左右されることは“全くない”と、きっぱり言い切れる。「人に興味がないのかもしれませんね(笑)。自分と違う意見には、“俺は違うな”と思うだけ。何かあったときに“あの人のせいで…”と思うのが嫌なんです。いい結果も悪い結果も責任を取るのが役者だと思っています」鈴木さんの思考に影響を与えたもの【くだらないことが最高だと教えてくれた漫画です】毎日のように読んでいたというギャグ漫画『元祖!浦安鉄筋家族』。「くだらないものって最高だし、笑うことはいいなと知ることができた作品でもある。そして、人を笑わせるのって、本当に難しいよなとも感じます。初のカラーページが収録されている7巻がおすすめ!(笑)」すずき・のぶゆき1992年10月14日生まれ。劇団EXILEのメンバーとして、数々の映画やドラマに出演。自身で衣装のリースやスタイリングを手がけたファースト写真集『FACE』が発売中。ジャケット¥64,000シャツ¥38,000パンツ¥59,000(以上スタジオ ニコルソン/キーロTEL:03・3710・9696)※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・平本兼一ヘア&メイク・下川真矢(by anan編集部)
2018年02月10日様々な役を演じ分け、思考回路を切り替えることが多い、俳優という職業。柔軟な思考力を持つために心がけていることについて村上虹郎さんに教えてもらいました。左脳と右脳、そして直感。この3つが行動の基準です。舞台稽古に取り組んでいるときは、普段の何倍も脳を使っている、という村上虹郎さん。「セリフの意味を咀嚼し、共演者のことを考え、演出家の言葉に耳を傾け、客観的にどうしたら面白い“製品”になるか意識しながら、臨機応変に自分の役として動く。今まさに、舞台『密やかな結晶』の稽古中なのですが、スポーツよりもずっと疲れるんです。でも、そういうところが舞台の醍醐味ですし、とても楽しい。もちろん、コテンパンにされて辛いときもありますけど(笑)」悩んだり、辛いときは、自分の心に尋ねる。「感情と理論の両面から“本当はどう思っているの?”と自分に聞いてみます。両方ともが“理にかなっている”と思ったら、ストンと納得できる。頭ではわかっていても感情が整理できなければダメだし、逆もそう」感情と理論に加え、もう一つ大事なものが。「絶対的に、自分の直感を信じています。だから、左脳と右脳と心の3つが行動の判断基準になっています。このあいだ、地球外生命体について調べていて、直感に従って考え続けていたら、右目だけめっちゃ充血したんです!右脳を使いすぎたからだと言われて驚いたけど、直感型なんだなと自覚しました」村上さんの思考に影響を与えたもの【競争社会で生き抜くための方法が勉強になります】「僕の好みではないですが、今の日本は競争社会でもある。生き抜く方法を身につけることは大事だと思っています。漫画『キングダム』は、5~6割が中国の文献に基づいて描かれていることもあり、戦術的な思考が参考になります。ちなみに、僕の風呂上がりは、登場人物の秦王・えい政にそっくりです(笑)」むらかみ・にじろう1997年3月17日生まれ。現在、東京芸術劇場にて上演中の舞台『密やかな結晶』(富山、大阪、福岡公演もあり)では、“おじいさん”役を演じている。カーディガン¥24,000右手のブレスレット¥40,000(共にSURR by LAILATEL:03・5468・5966)パンツ¥27,000(WACKO MARIA/PARADISE TOKYOTEL:03・5708・5277)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・松田稜平ヘア&メイク・矢口憲一(by anan編集部)
2018年02月10日女子にとって一大イベントといえば、まもなくやってくるバレンタインデー。そんななか、ロマンチックな気分をさらに高めてくれる映画としてご紹介したいのは、今“泣ける”と話題のラブストーリー『今夜、ロマンス劇場で』です。今回は、本作で初共演となったこちらの方々にお話を聞いてきました。それは……。綾瀬はるかさん&坂口健太郎さん!【映画、ときどき私】 vol. 141綾瀬さんが演じるのは、モノクロ映画のなから飛び出してきたお姫様の美雪。そして、坂口さんは美雪に密かに想いを寄せる映画監督志望の青年・健司を演じています。そこで、お互いのことや撮影の裏話などについて語ってもらいました。まずは今回が初共演となりましたが、お互いの印象はどうでしたか?坂口さんこれまで何度か同じ作品に出演させていただいたことはありましたが、がっつりお芝居をさせていただくのは初めてだったので、印象は変わりましたね。それまでは、テレビや映画で見る綾瀬さんのふわっとした柔らかい女性というイメージが強かったですが、一緒にお仕事をしてみると、芯のある、ぶれない方なんだというのをすごく感じました。綾瀬さん坂口さんは、すごく優しくて柔らかいんですけど、客観的にいろいろなことを見ているので、勘が鋭くて頭のいい人だなと思いました。あとは、笑顔がかわいいからずるいなとも感じましたね(笑)。最近では原作ありきの映画が多いなか、今回はオリジナルの脚本でしたが、読んだときの感想は?坂口さん僕は最初に台本をもらったとき、ファンタジー要素のすごく強い作品なのかなと思って読み始めたんです。でも、どちらかというとそれはおまけで、美雪と健司の愛の形というのを丁寧に描いているなという印象のほうが強かったですね。綾瀬さん私もファンタジーというよりは、ひとりの人を想う気持ちのまっすぐさが本当に美しくて、心がきれいになるというか、温かくなる作品だなというふうに思いました。奇跡的に運命の出会いをする美雪と健司ですが、ある理由からどうしても触れ合うことのできない2人。好きなのに相手に触れられない恋愛というのは、どう思いましたか?綾瀬さんなかなか難しいですよね。坂口さん僕もやっぱり肌は触れたいし、ぬくもりを感じたいと思ってしまうので、お芝居をしていても、2人の気持ちを考えるとすごいなと感じました。もし、自分がそういう状況になってしまったら、難しいなとは思います。ただ、だからこそ2人の関係性がすごく美しいものに見えるんですよね。綾瀬さんでも、いまよりも娯楽がなくて、物がない時代とかだったら、会話だけで楽しいことが幸せと思うかもしれないですよね。ご飯は一緒に食べられるし、デートもできるし。坂口さん確かに、もっと細かいところにある小さな愛に気がつきそうだなとは思います。たとえば、いままで普通に触れていたことでおざなりになっていた部分とかにもう少し意識が向くというのもあるかもしれないですよね。そんな2人の印象的なシーンが多いなか、特にロマンチックなのがガラス越しのキスシーン。実際に演じていてどう感じましたか?綾瀬さん私は普通のキスシーンよりもすごく恥ずかしかったです!坂口さんそうですね。意外とこっちのほうがドキドキするので、僕も目を閉じて待っているときは緊張しました。透明なものを一枚通すことによって、してはいけないことをしているみたいな感覚になるのかもしれないですね。綾瀬さんあとは、2人だけの特別な感じがするのかな。とにかくすごくドキドキしました。坂口さんは、女性として美雪のようなタイプはどう思いますか?坂口さん僕は好きですね。前半はすごく強い女性にも見えるし、健司は振り回されてはいるけれど、どうしてそういう態度を取っていたのかという理由がわかる瞬間に、全部クリアになって、美雪がすごく愛しくてかわいらしいなと思いました。綾瀬さんにとって健司みたいな男性はどうですか?綾瀬さん一生懸命だし、誠実だし、私も好きですね。あとは、いじったりしてもおもしろそうだなと思いました(笑)。劇中において女子が見逃せないところといえば、綾瀬さんが着こなす25種類もの衣装の数々。どれもステキな衣装でしたが、お気に入りのスタイルは?綾瀬さん今回はいろいろな衣装を着られて楽しかったですが、なかでもピンク色のシルクのブラウスは、レースや縫い目がすごく繊細で、絶妙な色合いも含めてとても好きでした。坂口さん着ているシーンとしては短かったですけど、あれは本当に美しかったですよね。綾瀬さんあとは、ワンピースも好きでしたけど、シャツを入れてウエストをきゅっと細くするスタイルがいくつかあって、それがお気に入りでした。王女を演じるうえで意識していたことはありますか?綾瀬さんヒールを履いて、威厳のある凛とした感じで、王女っぽく美しく歩くのが何気に難しかったです。というのも、やりすぎると慣れていない人がすごくがんばってやってるみたいになってしまうので、そういう意味でも歩くのが一番苦労したかもしれないですね。最後に、本作の舞台でもある映画館の思い出やなかに入ってみたい映画があれば教えてください。坂口さん昔は、僕にとって映画館というのは、アトラクションやアミューズメントパークみたいな感じでしたね。『平成狸合戦ぽんぽこ』が好きだったので、なれるならあのたぬきになりたいです(笑)。綾瀬さん私も子どもの頃は、自分ひとりでは行けない特別な場所だったので、家族でテーマパークに行くのと同じくらいワクワクするようなところでした。なかでも、小さいときは『オズの魔法使い』が好きで、どうしてもあのなかに入って、ほうきで空を飛んでみたいと思っていましたね。インタビューを終えてみて……。初共演だったとは思えないほど、絶妙なやりとりを見せていた綾瀬さんと坂口さん。おふたりのほわっとしたかわいらしい魅力と天然っぷりに、最初から最後まで笑いの絶えない取材となりました。そんな最強コンビの綾瀬さんと坂口さんが繰り広げる息の合ったやりとりは、ぜひスクリーンでもお楽しみください。切なすぎる愛の姿に胸が熱くなる!大人になると、ただ好きな人を想うというピュアな気持ちをつい忘れがちですが、その大切さを思い出させてくれる本作。美雪と健司のように隣にいるだけで幸せを感じられる人と出会えたなら、いますぐその思いを伝えてみては?ストーリー映画監督を夢見る青年の健司。ある日、通い慣れたロマンス劇場という映画館の映写室で古いモノクロ映画を発見し、そこに映し出されたお姫様の美雪に恋してしまうのだった。いまや誰も見なくなったその映画を毎日のように見ていた健司だったが、突然奇跡が起き、美雪がスクリーンから飛び出してきた。その日から不思議な同居生活を始め、同じ時間を過ごすなかで徐々に惹かれあっていく美雪と健司。しかし、美雪には人のぬくもりに触れることができないという秘密があったのだ。好きなのに触れられない2人が出した答えとは……?キュンとする予告編はこちら!作品情報『今夜、ロマンス劇場で』2月10日(土)、大ヒット公開中!!監督:武内英樹脚本:宇山佳佑音楽:住友紀人主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)キャスト:綾瀬はるか坂口健太郎 本田翼北村一輝中尾明慶石橋杏奈西岡德馬柄本明加藤剛配給:ワーナー・ブラザース映画©2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会
2018年02月10日役の切り替えから、アドリブまで!人気俳優たちの柔軟な思考の源とは?今回は窪田正孝さんに自身の思考について語っていただきました。苦しみ、もがいた時間が自分の糧になると思う。以前に比べ、演じる役に引きずられることが少なくなったという窪田正孝さん。「場数を踏ませていただいたこともありますが、日常に役の影響が出てしまうのが怖く、気持ちが楽になれる方法を考え始めたことがきっかけです。先輩の役者さんを見ていると、それぞれに切り替えや、仕事での不安との向き合い方を持っていて、僕の場合は現実逃避でした。映画を観たり、ドライブをすることが大切な時間です」映画『犬猿』で演じる“クソ真面目”な性格の金山和成役には、自分を重ねるところもあったそう。「自分を理性で抑える現代の男の子という感じには共感できたし、本能のままに生きる正反対の性格を持つ兄に憧れる気持ちも、わかります。つい慎重になりがちですが、人生は一度きり。やりたいことを、人目を気にせずできればいいですよね。たとえ失敗して苦しんだり、もがく結果になっても、そういう時間が後で糧になるのかなと。それに、僕にも役と同様、兄弟がいますが、ぶつかっても一緒にいられる、人という“家”があるのはいいことです。その相手は親や友人など人それぞれでしょうが、考えや本音を話すことで思考がまとまると、自分自身を理解でき、人として成長できると思っています」窪田さんの思考に影響を与えたもの【邦画を観ていると、俳優としての考え方や心が揺さぶられます】「最近は、『百円の恋』や『君の名は。』など、邦画に触れる機会が多いです。仕事から気持ちを切り替えるために観ますが、“こういう役をやってみたい”とヒントになったり、心を揺さぶられるなど、役者としての自分について考える刺激やきっかけに」。DVD『百円の恋』¥3,800発売元:東映ビデオ販売元:東映くぼた・まさたか1988年8月6日生まれ。2月10日公開の映画『犬猿』では、凶暴な兄の卓司(新井浩文)に振り回される真面目な弟の金山和成を演じる。ドラマ『アンナチュラル』(TBS)に出演中。カットソー¥42,000上に羽織ったカットソー¥42,000パンツ¥62,000(以上YOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03・5463・1500)※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・糟谷美紀(by anan編集部)
2018年02月10日まだまだ寒さの厳しい日が続いていますが、そんなときこそ熱量の高い映画で気持ちだけでも熱くしたいところ。そこでオススメしたい話題作とは、衝撃のサスペンス・アクション『マンハント』です。今回は、劇中に起きる事件で、ある重大な秘密を握っている役どころを演じたあの方にお話を聞いてきました。それは……。アジアでも人気の池内博之さん!【映画、ときどき私】 vol. 14010年前からアジア圏にも活動の場をひろげ、国内外の作品に積極的に参加している池内さん。今回は、『レッドクリフ』シリーズや『ミッション:インポッシブル2』で知られる巨匠ジョン・ウー監督の現場で感じたことや主演を務めた福山雅治さんとのエピソード、そして本作の見どころについて語ってもらいました。まずは、でき上がった作品をご覧になった感想は?池内さんやっぱりアクションシーンはすごかったですね!特に福山さんとチャン・ハンユーさんが水上バイクに乗っているところは、日本でもこういうシーンが撮れるんだなと思いながら見ていました。ご自分の出演しているシーンに関してはいかがですか?池内さん僕は自分のシーンになると、そわそわして縮こまっちゃっうんですよね。なので、そこはもう一回劇場でちゃんと観ようと思います(笑)。今回、この作品に出演することになったきっかけを教えていただけますか?池内さんもともとはオーディションでしたが、演技をするということではなく、監督にお会いして、面接みたいな感じだったんです。監督はあのまんまの雰囲気で、巨匠感がわーっと漂っていましたが、「ぜひ使ってください!」とだけ言いました。出演が決まったときはいかがでしたか?池内さんちょうど他の撮影中だったんですけど、マネージャーさんから「決まりました」と聞いて、それはうれしかったですよね。「おおー! 決まったー!」って思わず周りの人に言ってました(笑)。ただ、決まったのはいいけど、どんな役をやるのか、そして乗り越えなきゃいけない課題は何かというのを考えました。もともとは違う役でお話をいただいていたんですが、途中でこういう役を作るからこっちをやってもらえないかという話になったんです。その役がどういうふうに作品に関わっていくのかは見えなかったですが、一緒に仕事ができることのほうが大事だったので、そこは監督に任せようと思っていました。そんな池内さんが演じることになったのは、製薬会社の社長の息子にして、次期社長の座を狙う野心家の酒井宏という役。役が決まってからは、どのようにして役作りをしていきましたか?池内さん普通、脚本にはセリフのやりとりやシーンが書いてあるんですが、今回事前にいただいたのは脚本というか大まかな流れと状況説明しかないものでした。なので、セリフは現場で覚えながら演じていたんです。これまで海外の作品をやっていて思うのは、海外はすごく流動的で現場で変わることも多いので、その場その場で対応していくということですね。本作ではジョン・ウー監督が日本でのオールロケにこだわったそうですが、現場の雰囲気はどうでしたか?池内さんとにかくスタッフの人数が多かったですし、向こうと日本とでは撮影スタイルも違うので、最初はなかなかスタッフサイドでもうまく連携が取れないところもあったとは思います。でも、後半になるにつれて、だんだんみんなが打ち解けてすごく仲良くなっていく姿も見ていたので、そうやって現場の雰囲気もよくなっていったんだろうなという気がしました。これまでに海外の現場も経験している池内さんが、ジョン・ウー監督の現場で驚いたことはありますか?池内さんこれは聞いた話なんですけど、監督があるシーンで「ここで実弾使えないかな?」と言っていたらしいです(笑)。さすがにそれは無理ですよとなったそうですが、そういう発想をすること自体がジョン・ウー監督ならではなのかなとは思いました。池内さんが演じる役について、監督から直接演出されたこともありましたか?池内さんそれもけっこうありましたよ。たとえば、ここではこういうオーケストラの曲が流れてすごく盛り上がっていくところだから、愛と憎しみを出して欲しいとか、イメージをちゃんと伝えてくれていました。ただ、基本的には役者が好きなように演じていいよという感じではありましたね。今回は豪華な俳優陣が揃っていますが、共演者の方との印象に残っているエピソードはありますか?池内さんみなさんと話すことは、だいたい「お店見つけました」とか、ご飯の話なんですけど、福山さんとは餃子の王将の話で盛り上がってましたね(笑)。あとは、大阪ではあまり時間がなかったんですが、岡山での撮影が長かったので、そのときは僕の父親役である國村隼さんとご飯に行ったりもしていました。現在41歳の池内さんは、俳優としては1997年のテレビドラマでデビューしてからすでに20年以上のキャリア。改めて振り返ってみてどう感じていますか?池内さん最近は海外の作品にも少しずつからめるようになってきたのかなと思っていますが、大事なのはこれから。もっといろいろな作品にも出たいと思うし、それを続けるためにはどんな仕事でもちゃんと結果を残して、しっかりと向き合わなければいけないと思っています。前の作品でご一緒した人とまた別の作品で一緒になったりするようなことも増えてきたので、自分も海外の作品でもちゃんと仕事できてるかなという気がしているところです。ただ、もっと勉強しなければいけないこともあるし、課題も多いなとは感じています。40代に入って心境の変化というのもありますか?池内さん確かに、精神的にも肉体的にもリアルにいろいろと感じることはありますね。ただ、仕事でもプライベートでも、いまやっていることにちゃんと結果を出せたらいいなと思っていますし、まだまだやりたいこともいっぱいありますよ。最後に、この作品でananweb読者に注目してもらいたいオススメポイントをお願いします!池内さんアクションシーンの部分とかはスカッとするところもあるので、見ていて気持ちいい作品になっているんじゃないかなと思っています。事件の真相がどうなっていくのかというところも見どころのひとつですが、僕が演じた酒井という人間がそこにどう関わっていくのかというところもぜひ注目して欲しいですね。インタビューを終えてみて……。まっすぐな瞳と大人の雰囲気が魅力の池内さん。これからも国境を超えた作品で、日本のみならず、アジアのファンを楽しませてくれそうです。本作では、事件解明に欠かせない重要な役どころを演じているだけに、一挙手一投足をお見逃しなく!満を持していよいよ日本に上陸!日本をはじめ、アジアを代表する実力派スターたちが集結して作り上げられた本作。ジョン・ウー監督の集大成ともいわれている圧巻のアクションシーンの連続に、思わず息をするのも忘れてしまいそうなほど。次々と繰り広げられる迫力のシーンは、ぜひスクリーンで堪能してください。ストーリー天神製薬の顧問弁護士として信頼を集めていたドゥ・チウ。ある朝、目を覚ますと隣に女の死体が横たわっており、無実の罪を着せられてしまう。何者かにハメられたことに気が付き逃亡するドゥ・チウだったが、敏腕刑事である矢村の捜査によって徐々に追い詰められていくことに。そんななか、事件のカギを握る謎の美女・真由美も姿を現し、新たな事実が発覚する。製薬業界を牛耳る酒井が目論んでいる陰謀とは一体何なのか。事件解明へ向けてそれぞれが立ち上がるのだった……。心を撃ち抜かれる予告編はこちら!作品情報『マンハント』2月9日(金)TOHOシネマズ新宿他日本公開!!監督:ジョン・ウー出演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン友情出演:國村隼特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠配給:ギャガ©2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.ヘアメイク:UEJI ARiSAスタイリスト:Tsuyoshi Kurata衣装:ブルゾン 参考商品/ティシャツ ¥12,000(全て The Letters Tel 03-6427-0280)/パンツ スタイリスト私物写真・大嶋千尋(池内博之)
2018年02月08日頑張る、なんでも頑張る。やる気ゆえに仕事を詰め込み、結果的に時間&余裕がなくなり、仕事の質も低下。そんなあなたは、2つのステップで、仕事にかけるキャパを広げるレッスンを。バラエティプロデューサーの角田陽一郎さんに聞きました。順序をつけたり選ぶことをやめ、環境に身を委ねて仕事をしよう。あれもやらなきゃいけない、こっちも片付けなきゃ。今あるタスクだけでもいっぱいいっぱいなのに、さらなる案件が降ってくる…。頑張りやさんが陥りがちなこのループ。混乱した状況を、なんとか自分でコントロールして乗り越えたいと思うものですが…。「そもそも仕事とは、往々にして“他者の都合”にコントロールされるもの。自分の都合だけでは調整できません。例えば僕の仕事である“テレビ番組作り”なら、タレントさんの撮影時間が1時間しか頂けない場合は、その1時間でできることを考えるのが仕事なわけです。そこで“2時間ないと作れない”みたいな、こちら側の都合を持ち出してコントロールすることは、不可能なんです。環境的なマイナス要因は、どの仕事にも必ずある。ならば抗うのではなく、環境に身を委ね、そこでできることを考えるような思考法へと変えたらいいんです。その枠の中で最も心地よい状況は何か、が大事なんです。また、何を先にやると効率が良いか、といった順序もあえて考えない。来たものからただ順番にこなす。結果的には、それが一番効率が良い方法だと思います」フルに詰め込まず、埋める率は7割程度。バッファを持つと、一つ一つの質が向上。でも、環境に身を委ねまくってしまうと、頼まれた仕事を全部受けることになり、逆にいっぱいいっぱいになるのでは…?「そこで覚えたいのが、まずは“詰め込みすぎない”ということ。理想は、自分のキャパの7割程度にし、残りの3割は“バッファ”としてキープしておくことが、カギです」例えば多忙な人の場合、2時間あれば30分の打ち合わせを3本入れられる…と思うものですが、そこを2本にしてみる。「間に30分の空き時間が生まれますが、そこがバッファ。まず時間が空いていることで心に余裕が生まれ、心が落ち着きますし、次の打ち合わせに向けて頭の中もゆっくりと準備ができる。打ち合わせの本数が減るので、仕事量は減っていますが、打ち合わせの質は上がるので、結果的にはこっちのほうが、“いい仕事”ができると思います」とはいえ、キャパの7割にとどめるためには、仕事を断るという覚悟も必要になるのだが…。「断っていいんです。大事なのは断り方。“忙しいから無理です!”と正論をかざすのではなく、笑顔や言葉遣いでチャーミングさを持って断る。ぜひその術を身につけてください」角田陽一郎さんバラエティプロデューサー。TBS を経てフリーに。著書『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(アスコム)など。※『anan』2018年2月14日号より。イラスト・小迎裕美子(by anan編集部)
2018年02月07日今『バーフバリ』の勢いがとにかくヤバイ!『バーフバリ』は前後編からなるインド映画で、現地ではまるで暴動のように盛り上がったというのもうなずけるほどハチャメチャにおもしろくて血湧き肉躍る、壮大なスケールの王道エンターテインメント作品。一度観たらやみつきになり、何度も劇場に足を運ぶ中毒者が続出。さらには『バーフバリ』を観て健康になったという報告が相次ぐなど、映画の感想とは思えない様子のおかしさは『バーフバリ』未体験者の興味をかきたて、さらに中毒者を増やし続けているのです。写真・文 尹秀姫『バーフバリ』旋風が日本にも!そんな熱に浮かされた人々が「バーフバリ」を唱え続けるなか、現地の映画館と同じような環境で上映される “マサラ上映会” が続々開催。私語厳禁な通常の上映と違って、マサラシステムは声出しOK、鳴り物・紙吹雪などを使ってみんなで映画を楽しもう! というもの。これが『バーフバリ』との相性バツグン! というわけで今回は、マサラ上映の東の聖地・キネカ大森で2月3日に開催された「『バーフバリ 伝説誕生』&『バーフバリ 王の凱旋』2作連続絶叫爆裂マサラ上映~宣誓!マヒシュマティ三代のWooooow!!(王)篇~」をレポートします!コスプレ、鳴り物、ツッコミ何でもアリの上映会当日は開演1時間前にキネカ大森に到着。この日はクラッカーと鈴、お掃除セットを用意しました。時間が足りなくて紙吹雪を作れなかったのが心残りではあるものの、クラッカーは自分なりに想定していた倍の数を用意。しかし24個では全然足りなかった…。自前のお掃除セットとクラッカー、鈴。しばらくすると、さっそくコスプレした方々を発見! 敵役バラーラデーヴァの武器は本物と同じく伸びる仕様だったり、女性陣のサリーは劇中登場する衣装を模して作られていたりと、みなさん愛の火力が高すぎです!バラーラデーヴァの武器、鉄のモーニングスターは伸縮自在。3本の矢を使った弓射シーンを再現。うるわしい女性陣のサリーは、映画を観ればアレ!とわかる。手作りうちわがまるでアイドル現場のよう。かっこよすぎるバーフバリ2名は王の貫禄たっぷり。バーフバリがモチーフになっているサリーはこのために誂えたそう。バーフバリが治める国・マヒシュマティ国民お手製の小物が飾られたスペースもあり、映画への期待を盛り上げてくれます。なかには手作りハンコで王国のモチーフを彫った方も! 入場前、手に押していただきました。ファンが作ったグッズの数々が奉納され、祭壇化。手作りとは思えないほどクオリティの高いハンコ。何も用意してない、という人もご安心を! キネカ大森のスタッフが作った紙吹雪とクラッカーがもらえます。鳴り物の貸出もあり。紙吹雪を作るキネカ大森スタッフ。声を出すのはちょっと…という人には鳴り物が〇。インドビールも冷えてます!上映に先立って、まずはマサラ3原則に関する説明が。マサラ3原則とは、「壊さず、盗まず、喧嘩せず」。この3つを守れば、あとは大声で笑おうが泣こうが、一緒に歌い叫ぼうがかまわないというのがマサラシステムのいいところです。予行演習も済ませ、いよいよレッツ・バーフバリ!マサラ3原則を説明するスウィーティーせんきちさん。上映前、コスプレ勢のみなさんで記念写真をパチリ。上映中はいたる場面でクラッカーが飛び散り、タンバリンや鈴が打ち鳴らされ、紙吹雪が舞い、ペンライトが光り、「バーフバリ」「私だ!」の声がこだまする楽しい上映会でした。アヴァンティカが初めて登場するシーンでは彼女にまとわりつく蝶と同じ青の紙吹雪が舞ったり、敵役ビッジャラデーヴァがお酒を飲むたびに「また酒を飲んで!」と叱咤する声が聞こえたり、自由な雰囲気の中にもバーフバリを心底楽しみたい、さらにおもしろくしたいという愛と工夫がてんこもり。約5時間にも渡る2本連続上映を楽しみ尽くしたみなさんの笑顔が、イベントの楽しさを物語っていますよね!終演後も興奮冷めやらず、紙吹雪が舞い散る!そして終演後、ありえないほど積もった紙吹雪は、みんなできれいにお片付け。片付けまでがマサラです!マサラ上映としてもありえない量の紙吹雪。今回『バーフバリ』☓マサラ上映に参加してみて、この楽しみを味わってしまったらもう普通の上映には戻れないのではないか、と心配になるほど楽しみました。通常上映で観た時は、漏れそうになる心の声を我慢するのに必死だったのですが、声を出してもOKなマサラシステムはとてもストレスフリー。すでに10回以上劇場で観ているというマサラの達人から、今日が初めてという初心者まで、一緒に楽しめるのもいいところ。興味を持ったら、ぜひマサラ上映に参加してみてください!そして今回、取材させていただくにあたってご協力いただいた映画会社ツインさま、キネカ大森さま、そして何より「王のためなら!」と快く撮影にご協力いただいたマヒシュマティ国民のみなさまに感謝します! なかにはこの後、チネチッタ川崎ので “追いバーフバリ” する強者もいたようです(笑)。ちょうどこの原稿を書いている最中、映画会社ツインのTさんより「バーフバリの曲をBGMにするとはかどりますよ」と言われたのでやってみたところ、本当に原稿の進みが早かったことを報告して、レポートを終えたいと思います。バーフバリ! ジャイホー!Informationまだまだ上映中! 『バーフバリ 王の凱旋』前編最後に明かされる最大の謎に対する答えが今、明らかに! インド映画史上、最高興行収入達成。インドの神話「マハーバーラタ」を元に、数奇な運命に翻弄される伝説の王バーフバリの物語。上映館については公式サイトをご確認ください。DVD&Blu-ray発売中 『バーフバリ 伝説誕生』王の伝説はこうして生まれた--。これを観ずには語れない、『バーフバリ』シリーズ前編。インドでは前編から後編上映までに2年もかかったそうで、この衝撃のラストから2年も待ったインドの人は本当によく耐えたと思います。価格:4,700円+税発売・販売元 ツイン©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.キネカ大森『バーフバリ 王の凱旋』のほか、『バーフバリ 伝説誕生』もアンコール上映中!東京都品川区南大井 6-27-25 西友大森店 5FSNSではこちらの#でチェック!#バーフバリ #バーフバリ王の凱旋 #Baahubali #Baahubali2 #バーフバリ連続絶爆マサラ #マサラ上映 #マヒシュマティ
2018年02月07日沖縄アクターズスクール出身で、Folder、Folder5のメンバーとして活躍し、現在はアーティスト・タレントとして活動するAKINAさん。デビュー20周年を迎えた昨年12月、作詞やプロデュースにも挑戦し、自主制作したミニアルバム「Flash」をリリースしました。自身の名義で14年ぶりとなるアーティスト活動の再開。なぜ今、あらためて歌おうと思ったのでしょうか?アルバムの制作秘話や、引退を発表した先輩アーティストの安室奈美恵さん、さらに昨年、紅白にも出場して圧巻のパフォーマンスを見せた“戦友” 三浦大知さんとのエピソードなどについても語っていただきました。沖縄アクターズスクールで磨いた感性と実力ーーオーディションに合格したのは小学生のときですよね。なぜ沖縄アクターズスクールを受けてみようと?AKINAさん安室奈美恵さんが大好きだったので、迷うことなく選びました。オーディションで歌ったのも、「You’re my sunshine」や「Chase the Chance」や「Body Feels EXIT」など、安室さんの曲ばかり。合格したときは、「これで安室奈美恵になれる!」「カリスマだ!」と嬉しかったですね。子どもならではの考えなんですけど(笑)。ーー沖縄アクターズスクールといえば、安室さんだけでなく、MAX、SPEEDなど超人気グループを排出した名門。AKINAさんが所属したFolderは男女混合のグループで、メンバーにはアーティストの三浦大知さんや、女優の満島ひかりさんもいらっしゃいましたよね。何か当時のエピソードがあれば教えてください。AKINAさんレコーディングのとき、大知のことをからかって泣かせてしまったんです。プロデューサーに「仕事中だぞ!」と、こっぴどく叱られました。小学生だったこともあり、どこか部活みたいな感覚があったのかもしれません。ただし、活動を続けていくうちにプロ意識やライバル意識が芽生え、心の中ではいつも「私が一番うまく歌える!」「ダンスだってうまい!」と思っていました。メインボーカルだった大知よりも2歳年上で、姉の影響もあり海外アーティストの楽曲をたくさん聴いていた自負もあったんです。今思うと恥ずかしい限りですが……(笑)。忘れられない出来事は、あるイベントで安室さんと同じステージに立ち、名曲「NEVER END」を一緒に歌わせてもらったこと。しかも会場の沖縄コンベンションセンターは、私が人生で初めて安室さんのコンサートを見た場所でした。勝手に運命を感じて、震えるくらい感動したことを覚えています。「生音」に触れられる環境が作りたかったーーFolderの女性メンバー5名で結成したFolder5。代表曲の「Belive」は、TVアニメ「ワンピース」の主題歌となり大ヒットしました。ユーロビートに乗せた軽快なダンスとAKINAさんの伸びやかな高音ボイスが印象的でしたが、今でもファンが多いそうですね。AKINAさんお会いした方に「当時、ダンスを完コピしました!」とか「初めて買ったCDです」などと言ってもらうことが多くて嬉しいです。私にとっても思い入れのある大切な曲なので。ーー去年、AKINAさんが主催した「親子のための音楽会」のステージでも、「パラシューター」や「Belive」などグループ時代の曲を歌われたそうですね。そもそも「親子のための音楽会」を始めたきっかけは?AKINAさんライブや演劇を鑑賞するのが好きで、独身時代や子どもを産む前はよく出かけていたんです。でも子連れだと行ける場所がほとんどありません。ライブの多くは夕方以降に行われるし、そもそも子連れNGということも多い。私自身、12歳でデビューして以来、良質な音楽を聴いて育ったので、自分の娘だけでなく、子どもたちには「生音」を聴いて何か感じたり、「音楽は楽しい」と知ってほしかったんです。また子育てを頑張っているママやパパにも、リラックスして音楽を楽しんでほしいな、と。「そんな会がないのならば作ってしまえ!」と企画しました。ライブの間、会場では授乳やおむつ替えなどの出入りも自由ですし、子どもたちが動きやすいように、椅子ではなく座布団などに座ってもらうスタイルにしています。実際に会場を走りまわる子や、ステージに上がってくる子もいて、すごく微笑ましいです(笑)。自分が歌いたい曲を自主制作したアルバムーー2017年12月20日、ご自身名義としては14年ぶりとなるミニアルバム「Flash」をリリースされました。自主制作とのことですが、なぜこのタイミングで作られたのでしょうか。AKINAさん「親子のための音楽会」を開いたことで、私自身、音楽の力を再認識したんです。まだ言葉をうまく話せない年齢でも、子どもたちはライブが始まると食い入るように見つめ、音に合わせて踊っている。それを見ながら、心の底から「歌うことって楽しいな!」と思ったんです。そして「今、自分が歌いたい曲」や「今だから歌える曲」に挑戦してみたいと思いました。シンガーソングライターのイナダミホさん(プロデュース)と、バンド「all about paradise」の飛田興一さん(サウンドプロデュース)という才能豊かなおふたりの力を借りて、楽曲作りからレコーディング、ミュージックビデオの撮影に至るまで、すべて自分たちの手で作り上げました。タイトルの「Flash」には、「過去と未来がクロスして輝く今」という意味があります。グループ時代の経験と、ソロになってからの日々、そして結婚・出産を経て感じたこと、未来への希望……。すべてが溶け合って、自分らしいアルバムが完成したんじゃないかと思っています。まるで浮気をしてしまったような気分!?ーー「246」では、SPONTANIA/アスタラビスタのMCMASSATTACK(マサタック)さんがラッパーとして参加されています。楽曲を聴いて惚れ込み、急きょ、名乗りを上げられたとか。AKINAさんそうなんですよ!夢を追いかけながら都会で生きる女性の心情をつづった歌詞にあわせ、MCMASSATTACKさんが男性側からエールを送るようなラップ歌詞を書いてくださって。すごくかっこよくて、都会的な曲に仕上がっています。ただし、大知以外の男性とコラボするのは初めてだったので、なんだか浮気したような気分になりました(笑)。「City Of Stars」は、さまざまなファッション(私服)に身を包んだAKINAさんが、颯爽と街を歩くミュージックビデオ(※下に動画あり)も素敵です。さらに、歌詞には安室さんを思わせるフレーズもありますよね?AKINAさんアルバムを作り始めてしばらくした頃、引退のニュースが流れたんです。かなり動揺したし、涙が止まらなかった。でも私は自分のできることを丁寧にやるだけだと、気持ちを引き締めて制作を続けました。私が安室さんの曲を聴いて励まされたように、私の曲を聴いた方が少しだけ笑顔になったり、一歩前に歩き出すきっかけになったら嬉しいですね。ワンマンライブにはサプライズゲストも登場!ーーちなみに、夫のビビる大木さんからはCDを聴いた感想などはありましたか?AKINAさんそれが、ないんですよ! スルーです!(笑)。でも、出演したラジオ番組でいつのまにか宣伝してくれていたり、CDの発売日に突然、花束を買ってきてくれたり……。彼なりに気にかけてくれているのでしょうね。それで十分です(笑)。ーーさて最後になりましたが、2月12日(月・祝)の昼と夜に、CDリリースパーティ(ワンマンライブ)を下北沢で開催されるとのこと。どんなライブになりそうですか?AKINAさん「Flash」の楽曲はもちろん、グループ時代の楽曲や思い出の曲などをバンドやダンサーを交えてお披露目します。そして昼公演にはサプライズゲストが出演することも決まりました!「あの人があの曲を……!?」という、本当の意味での “サプライズ” になっていると思いますので(笑)、ぜひ遊びに来てください!Informationミニアルバム「Flash」¥2,300「花とポップス」オンラインショップ(
2018年02月07日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の深川麻衣さんです。乃木坂46卒業後、女優の道へ。今月、初主演映画が公開に!2月17日公開の『パンとバスと2度目のハツコイ』で主演を務める深川さん。映画に出ることは、長年の夢だったとか。「エンドロールで自分の名前を見た時はジーンとこみ上げてくるものがありました。監督が自由に演じさせてくださる方だったこともあり、みんなで創り上げていく感覚が強かったんです。いい空気の中で初主演に挑めたのは、本当に幸せでした」。春には、初の朗読劇に挑戦する。「今からドキドキしています。イラストを描くのが好きで、チラシの絵も担当させていただきました!」私服ではヒールよりもスニーカー派。かわいいデザインを発見すると、ついついチェックしちゃいます。お笑いコンビ“和牛”に注目!ライブDVDを買いました。「手料理」という漫才がたまらなく面白い!お米が大好き!家では土釜を使用。お米がもっちりつやつやに!いろんな銘柄を食べ比べています。ふかがわ・まい1991年生まれ。初のフォトマガジン『MY magazine』(宝島社)が2月22日に発売。4月20日、草月ホールにて開催の朗読劇、SONG&PLAY『ふじ子の恋』に出演。※『anan』2018年2月14日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年02月07日「anan」2089号2/7水曜日発売「思考の整理術。」特集、表紙には平昌五輪直前の羽生結弦選手が登場。今回の表紙撮影の様子を紹介します。anan編集部羽生結弦選手、anan3度目の表紙です!ファンの方でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、2015年のグランプリファイナル、2017年の世界選手権どちらも試合直前に羽生選手に表紙を飾っていただいております。そして、いよいよ、2018年。平昌五輪前。何が何でも、表紙を飾っていただきたい! と約半年前からプロジェクトを開始いたしました。今回の独占シューティングのカメラマンはずっと羽生選手をとり続けていらっしゃる能登直さん。昨秋に行われたカナダ・トロントにあるクリケットクラブの公開練習からはじまり、9月のオータムクラシック、10月のロステレコム杯まで、追いかけていただきました。長年、取材に携わっている能登さんは、羽生選手ともすっかり顔なじみ。目が合うと、手を振ってくれたり、笑顔でカメラを見てくれるそうで、試合中や練習中には見れない、無邪気な表情の写真なども。いまの拠点、カナダでの練習中のストイックながらもリラックスした表情にも注目です!インタビューでも「やっぱり勝ちたい!という気持ちはありますね」と語る羽生選手。ケガを乗り越えて、どんな演技でワタシたちを感動させてくれるのか、今から楽しみでなりません。もちろん羽生選手だけでなく、平昌五輪での日本代表選手のみなさんをanan編集部は心より応援しています!(HK)
2018年02月06日石原さとみさんが、4年ぶりに舞台に出演。そこには、自身の気持ちの変化やタイミングが重なったよう。本を読んだ時、これを舞台化したい、と思いました。「30歳になった頃からいろんな欲が出てきて、より演劇的な舞台に出たいとずっと思っていました。今の自分から背伸びをするわけでも、若くするわけでもない等身大の役で、面白い本に出合いたい…そんな気持ちの時に読んだ小説が『密やかな結晶』。今の私が求めていたものにぴったりの世界観で、あっという間にのめり込んで読み切ってしまい、これを演じたいって思いました」鄭義信(チョンウィシン)さん作・演出の舞台を観て以来抱いていた「いつか鄭さんとご一緒したい」という願いも叶った。「鄭さんの作品には、冷たさの中にもみなぎる生命力みたいなものや、ほんのりとした温かさをいつも感じていて、すごく惹きつけられていました。いつか私も鄭さんの作品に出てみたいと思っていたから、まさか実現するなんて。自分から発信したことが形になっているので、前に進んでいる感じがして、すごく贅沢な気分だし、稽古が楽しみ!」ドラマや映画でアウトプットを続けてきたという石原さんが、そろそろインプットしたい、そう思った時に戻ったのが、舞台の稽古場だった。「ドラマの現場は時間もたっぷりあるわけではないし、なかなか立ち止まることってできないから、私自身、インプットが足りないとも思っていて。だから舞台に立ちたかったんです。そもそも私は、舞台の稽古が大好きなんですね。1回の本番に向けて、毎日稽古をして叱られて、恥をかいて、やり直して。何かひとつでも偽っていると一瞬でバレるから、演者たちはすっぴんで自分をさらけ出して、がむしゃらに稽古をする。そんな姿を見るのも、そこにいる自分も好きだし、それこそが私にとってすごく大切な時間なんです」30代になり、ものづくりの面白さをひしひしと感じているんだとか。「今までは、好きとか可愛いとか夢だけで本能的に突っ走ってきたけど、それではこの先、すごく狭い世界でしか生きられないような気がして。プライベートも含めてこの先も充実した人生を送りたいから、自分発信で好きな人たちと好きな作品に出て、自分をもっと広げていきたいと思うようになりました」主人公の“わたし”については、等身大だからこその人物像を描く。「純粋で優しくて、柔らかい人でありたい。この物語は、自分の身の回りにあるものが次々に消え、その記憶も消えていくという話なんですが、ピュアな人間であるほどその事実が明確に伝わると思うし、その後何事もなく生活していく無情さ、一方で大切な人を亡くした時に抱く感情、そして未来への恐怖みたいなものが伝わるのかな、と思っています」ところで、作品に絡めて、石原さんが失くしたら困るものとは一体…。「そっか、それ今後の取材でもたくさん聞かれそうですね(笑)。そうだなぁ…幼馴染みかな。親以外に私の過去をよく知ってくれているのは、幼馴染みたちだけ。今でもプライベートで一緒に過ごす時間が多いから、安心して帰れる場所なんです」いしはら・さとみ1986年生まれ。東京都出身。ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』などの人気作に出演。現在、ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)に出演中。ワンピースはスタイリスト私物鳥や香水など、昨日まで存在していたものが消え、人々は物が存在していた記憶も失くしていくという島に住む、小説家の“わたし”。しかし、記憶が消滅しない人たちがいることがわかる…。2月2日(金)~25日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス原作/小川洋子脚本・演出/鄭義信出演/石原さとみ、村上虹郎、鈴木浩介、山内圭哉、ベンガルほかS席9000円サイドシート7000円*共に税込み3月に富山、大阪、福岡公演あり。ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・宮澤敬子(WHITNEY)ヘア&メイク・菊地美香子(TRON)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2018年02月06日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、面倒くさがらずにお手入れができる「好きな家事がアイロンがけの女」になりきり。便利な世の中に、あえて手間をかけるのがいい女。「好きな家事って何?」と聞かれたとき、何と答えますか?洗濯や料理、掃除などいろいろな種類があるけど、私が「おっ!」と思うのは、アイロンがけと答える女性。他の家事よりも、一歩進んでいる感じがするんです。だって、今はシャツやジャケットなど、服に形状記憶機能が備わっていることが多い時代。にもかかわらず、自分でアイロンをかけて形を整えようとする“手間”をいとわないところに、きちんとした女性像を感じます。きっと彼女は、友達の服にシワがあると「アイロンかけようか」と聞くでしょうし、アイロンがけが好きな理由を聞くと、「かけているときの匂いがよくない?」と、思いもよらない答えを返してきそう。でもそれは、普段アイロンがけをしているからこそ言えること。ちなみに、私の家にもスチームアイロンがありますが、家電のセット販売の中に入っていただけで、なかなか出番なし。そもそも、服がシワシワで、洗濯してみてもダメなら「こういう素材だ」と割り切って着るタイプなもので…。この前なんて、久々に使おうとしたら、いつ使ったか覚えていないくらい前の水が入ったままという恐怖体験をしました。こんな私ですが、アイロンがけを日常の一部にするために、比較的時間がかからないハンカチからアイロンがけを始め、習慣づけてみようかなと思います。アイロンがけが好きな人たちを見ていると、タオル地ではないハンカチを使っていたり、かちっとしたブラウスなどを着ている人が多い気が。どちらもシワになりやすくて敬遠しがちなものなのに、ケアを面倒くさがらずに愛用する、なんていい女なんでしょう。習慣づけて、「ハンカチくらいなら、余熱でサッとできるよ」と人に言える女性を目指して、頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年02月06日