女性の更年期は誰もが知っていますが、男性にも更年期があることはまだあまり知られていないのではないでしょうか。「最近、夫がいつもと違う」「夫婦関係がぎくしゃくしている」と感じたら、夫の更年期が原因であることも。そこで、泌尿器科医でありメンズヘルスにも詳しい窪田徹矢先生に「男性更年期」について聞きました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「身の危険すら覚えた…」物腰柔らかだった夫が豹変! もしかしたら男性更年期障害?【体験談】男性更年期とは?男性ホルモンが低下する時期日本人女性の閉経年齢の平均は50.5歳とされ、更年期は閉経年齢の前後5年、一般的には45歳~55歳といわれていますが、男性はどうなのでしょうか。「女性ホルモンは急激に分泌が減りますが、男性ホルモンはゆっくり、少しずつ減っていくのが特徴です。30代後半から減り始め、40代、50代にかけて減っていきます。ただし、これには個人差があって、例えば運動を定期的におこなっている人や肉体労働をしている人などは筋肉量が多いため、男性ホルモンが維持されやすいことがわかっています。クリニックに相談に来られる方は40代後半から60代前半くらいまでの方が多いです。男性更年期は、働き盛りでストレスが多い時期と重なります」(窪田先生)。男性更年期の症状は?「精神」「体」「性機能」が変化男性ホルモンが低下すると、どんな症状が表れるのでしょうか。「男性ホルモンのテストステロンは、大きくは丈夫な筋肉・骨を作る性機能を高める認知機能を高めるといった働きをします。ですから、テストステロンが減ると性機能の低下性欲低下記憶力、集中力、モチベーションの低下精神不安定(うつ、イライラなど)肥満骨粗しょう症発汗、ほてり疲れやすくなる不眠といった症状が見られます。ただし、その度合いや感じ方は人それぞれです。テストステロンが落ちても症状を感じない人もいます」(窪田先生)。症状は改善できる?メンズヘルスを扱う医療機関で相談を窪田先生によれば、例えばうつっぽい症状があって心療内科や精神科へ行ったものの、改善できずに悩んでいる男性は多いと言います。「正真正銘のうつと、うつっぽい症状を混同される方は多いですね。ただ、自分でその違いを見極めるのは難しいです。まず心療内科などで相談するのは良いのですが、しばらく通院しても改善されない場合は違う原因を考えたほうが良いでしょう」(窪田先生)。40代以降の男性なら、男性更年期の可能性もあるということですね。「そうですね。メンズクリニックを標榜している医療機関に相談してみると良いでしょう。診察は問診と血液検査をおこない、テストステロンの数値を調べます。保険診療で薬を出すことも可能なので、気軽に受診してみてはいかがでしょうか」(窪田先生)。まとめパートナーは、男性更年期症状に当てはまる項目はありましたか。症状が出ていても、自分では気付いていないことも多いもの。客観的に見ている妻だからこそできることがあると思います。気になることがあれば、メンズヘルスクリニックの受診を勧めてみてはいかがでしょうか。取材・文/岩崎みどり(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年07月06日育児をするまでは、夫婦の不仲など一切自分とは関係ないと思っていたまいこさん。しかし、子どもを出産し、いざ育児が始まると、夫とのすれ違いや義母との関係に悩むことに……。なかでも、自分の考えを押し付けてくる義母にはうんざりしていました。そんなある日、保育園に息子を迎えに行くと義母の姿が! まいこさんの家から新幹線で3時間の場所に住んでいるはずなのになぜ……!? 早速義母に確認すると、「引っ越してきたの」と言われて驚愕してしまったまいこさん。その後場所を移し、まいこさんの家で話をすることになったのですが、義母はこれから毎日まいこさんの家で「ご飯を一緒に食べる」と言ってきたのです。 そして、これからは義母が食事を作ると宣言! 挙句の果てに、孫に向かって「ばぁばのことはママって呼ぶのよ」と言い始めた義母。 仰天発言に驚いたまいこさんは、とうとう耐え切れなくなり、義母に対して意見を言うのですが、全然嚙み合わず……。 その結果、義母に反論することを止めてしまうのでした。 義母に振り回される毎日。正直な気持ちを夫に伝えると…? とうとう限界が来たまいこんさんは夫に義母の件を話題に出し、「もう限界なの」と伝えます。 しかし、「メシ作ってもらって、掃除もしてもらっておいてバカなこと言うなよ」と言い返されてしまいました。 すると、言い合いに発展! 夫の言い分とまいこさんの言い分が真っ向で対立し、どんどんヒートアップしていくのでした。 義母に振り回されていたまいこさんですが、夫に相談すると、義母をかばった発言が飛び出し、最後は「お前のせい」とまで言われてしまいました。しかし、これではあまりにもまいこさんがかわいそうですよね。皆さんは夫の発言についてどう思いましたか? 作画:らみー著者:ライター まいこ
2022年06月28日【前編】全盲の弁護士と音楽家の夫婦子どもたちの笑顔は心に映ってから続く夫婦それぞれに「もし、目が見えたら何を見てみたいですか?」と尋ねた。「子どもたちの顔が見たい」こう即答したのは誠さん。いっぽうの亜矢子さんは、「私ももちろん子どもたち。でも、私は幼いころから鏡を見るのが夢だったので、まずは鏡かなぁ」そしてふたたび、大胡田家。「今日のお肉、おいしいね〜」食卓からは、子どもたちのうれしそうな声が聞こえてくる。「今日は取材があるから奮発したんだ、やっぱり和牛は違うよね」こう言って笑う誠さん。亜矢子さんも「うん、おいしい」と器用にナイフで切り分けた肉を、フォークで口に運んでいる。ここで記者は、子どもたちに最後の質問をした。「もし、パパとママの目が見えたら、何を見せてあげたい?」と。響くんは、照れくさいのか声に出さずに自分で自分の顔を指さしてみせた。そんな弟を見て、こころさんは、「私も同じかな。あ、あと鏡、鏡を見せてあげたい」■子どもたちも自分のことはできるようになりましたし、私たちを手助けしてくれる場面も誠さんと亜矢子さん、ふたりはともに全盲の夫婦だ。誠さんはハンディキャップを乗り越え、司法試験に合格。日本の法曹界史上3人目の、全盲の弁護士になった。幼いころからピアノを続けてきた亜矢子さんは、音大を卒業しソプラノ歌手に。弾き語りのミュージシャンとしても活躍。上皇后美智子さまの前で、歌声を披露したこともある。ふたりは’10年に結婚し子宝にも恵まれた。しかし……。健常者でもたいへんな子育て。記者は素朴な、でも、不躾な質問を、ついつい、ぶつけてしまった。「目の見えないふたりがどうやって?」と。「もちろん、できないことや難しいこともあります。でも、そこは割り切ってといいますか、見える人の手を借りながら、ですね。それに、いまでは子どもたちも自分のことは自分でできるようになりましたし、私たちを手助けしてくれる場面も少なくないんですよ」■震災を機に、本当に大切なものはなにかと考え、長女を「こころ」と命名。’11年3月。東日本大震災で日本中が混乱するなか誕生した長女に、誠さんは「こころ」と名付けた。「いろんなものが震災で破壊されてしまった世の中で、本当に大切なものはなにかと考え決めました」さらに1年4カ月後の’12年7月には長男が生まれる。ふたりは「誰かの心に響く人になってほしい」と「響」と命名した。「子どもがふたりとなると、少しの油断で命に関わる事故が起きてしまうかもしれない。そこで、思い切ってサポートをお願いしました」こう誠さんが説明するように、’12年秋から亜矢子さんの母が同居。全面的に家族を支えてくれた。「絵本の読み聞かせや学校とのプリントでのやりとりなど、どうしても視覚情報が必要な部分は義母が助けてくれました。義母はじめ周囲の人たちの手も借りて、どうにかやってきた、そんな感じです」先述のとおり「自分たちだけでは無理」と早い段階からいい意味で割り切っていた誠さん。それは亜矢子さんも同じはずだったが。亜矢子さんの不安は、寄り添い上手な夫、それに成長の早い子どもたちが、徐々に和らげてくれた。「こころは、上手に響にミルクを飲ませてくれました。小学校に上がるころには2人とも料理の手伝いも。掃除のときも『ここにまだゴミ落ちてるよ』と教えてくれたり、拾ってくれたりも」順調だった家族5人の暮らしだったが、昨年、亜矢子さんの母が他界。ここへ来て、改めて4人だけの暮らしがスタートしたのだ。■私たちの場合は頭にきたからって、しゃべらないというわけにはいかないので「最初のころは『皆で役割分担して頑張っていこう』なんて言って、うまくいってたんです。でも、それも、だんだん崩れてきましたね。子どもたち、気が向いたら手伝ってくれますけど。最近は基本的には『私が頑張ればいいのよね』って感じかなぁ」苦笑しながら家事負担が激増したことを訴える亜矢子さん。いっぽうの誠さんは「自分のスタイルを崩さないほうかも」と自己分析するようなマイペース人間。ときに夫婦の間が険悪になることも。「そういう夫婦げんかは、障害のあるなし、関係なくありますよ。ただ、私たちの場合は頭にきたからって、しゃべらないというわけにはいかないので」亜矢子さんの言葉に、誠さんがこう言葉を継いだ。「それはそうだね。うちは、言葉をかけ合わないと、生活が回らないから。僕らはどんなときも、夫婦の会話はなくならないよね」「そうね、怒ってると必要最低限、事務的にはなるけどね。『ほらほら、コーヒー、熱いの通るよ』とかね(笑)」「あれ、まだ怒ってるなとか、声のトーンで判断したりも(苦笑)」■目が見えないからこそ「ありがとう」と言ったり言われたりする機会がすごく多いまた、亜矢子さんがどれだけ頑張っても、ときには見えないことが原因で失敗することだってある。「先日も朝、子どもたちの上履き、それぞれ袋に入れて持たせたんですけど。登校していざ履こうとしたら、姉と弟の上履きが逆に入ってたみたいで。子どもたち、慌てて取り替えに走ったって(笑)」こんなふうに失敗を笑って話せるのも、家族で確かな幸せを実感できているからにほかならない。亜矢子さんは言葉を続けた。「私自身は、よそのママたちと同じようにできないことや、いろんな人に手伝ってもらうことに引け目を感じたこともありました。でも、それはそのぶん、いろんな人と関わりを持てたということでもあって。私たちは夫婦の間でも、親子の間でもそうですけど、『ありがとう』って言ったり言われたりする機会がすごく多いんです。それは決して悪いことじゃないかなと、いまは思ってます」
2022年06月26日今回の「やさしいママのヒミツ」は、セレクトショップ「acutti」(アクッティ)店主の圷みほさん。集合住宅をリノベーションし、剥き出しのコンクリート壁、ステンレスと木が調和したキッチンが印象的な、スタイリッシュかつ心地のいいご自宅のインテリアがSNSでも人気です。オンラインショップを運営する圷さんは、昨年8月にアトリエをオープン。夫の彰太郎さんはリモートワークで家族と過ごす時間が長くなり、6歳の娘・めいちゃんは小学校に入学。コロナ禍を経て、生活だけでなく家族の関係性も変わったという圷さんに、たっぷりとお話を伺いました。圷みほ(あくつ・みほ)さん彰太郎さん、めいちゃん(6歳)の3人家族2015年より、”毎日の暮らしを少し楽しくする衣・食・住”をコンセプトにしたオンラインショップ「acutti(アクッティ)」をスタート。築40年の集合住宅をリノベーション。古道具や古家具にIKEAや無印良品、100均やリユースものなどを組み合わせた、もの選びや部屋づくりをSNSで紹介して人気に。著書に 『かごと木箱と古道具と。日々をいろどる“もの”選び』 (ワニブックス)。HP: Instagram: @mih0n 夫のサポートで、念願のアトリエをオープン早速、圷さんの平日のスケジュールを見てみましょう。 6:00 : 起床。散歩 6:30 : 帰宅。メールの返信 7:00 : 娘が起床、朝ごはん 8:00 : 娘は小学校へ。家事の後、仕事スタート 12:00 : 夫と昼食 14:00~15:00 : 娘が帰宅、習い事や公園へ 17:00 : 帰宅、お風呂 18:30 : みんなで晩ごはん 19:00 : 娘はパパとゲーム。夜の時間をゆっくり楽しむ 20:00~21:00 : 娘が寝たあと、夫婦でおしゃべり 24:00 : 就寝夫の彰太郎さんが自宅で仕事をするようになったのをきっかけに、新しい習慣が生まれたという圷さん。「一年前ほどから家族が起きる前に、近所をひとりで散歩するようになりました。夫が在宅となり、娘といる時間も増えたので “完全にひとりになる時間” が全くなくなったことに気づいて。散歩は15分、長くても30分ほどですが、心の中を整理したり、頭をクリアにして考える朝の時間がとても大切になっています」主宰する「acutti」では実際に自分が使っていいと思うものだけを扱い、アトリエをオープンしてからは、品揃えも少しずつ増えているのだとか。「acutti」のアトリエにて。週末にはイベントをすることも。圷さんのインテリアやもの選びのポイントがよくわかる著書『かごと木箱と古道具と。日々をいろどる“もの”選び』。「最近はデザインだけではなく、使いやすさも考慮して選んでいます。オンラインショップでは扱うのが難しかった大きなカゴも、実際に見て、触って選んでいただけるのもアトリエのいいところ。最近は、食器やおやつだけでなくタオルや靴下など、実際に手で触って “すごく気持ちがいい” と言って購入される方も。おうち時間が増えて “家での過ごし方” が変わり、身につけて心地のよいものを選ぶ方が増えたのかなと思います」仕事はめいちゃんの帰宅前に済ませて、夜はできる限り仕事をしないようにしている圷さん。アトリエは週2回のオープンですが、オンラインショップの発送作業などもあって、ほぼ毎日作業をしているそう。子育てを楽しみながら、バランスよく新たな仕事ができるようになったのは、夫のサポートがあったからこそだといいます。自宅近所のアトリエにて。彰太郎さんは、運営や細かな事務作業まで関わっています。「なかなか外出ができない時期に、アトリエをオープンすることに不安もありました。でも、お客さんはもちろん、作家さんや地域の方との出会いも増えたのでよかったですね。小学校入学も大きな変化でしたが、友人にも助けられて娘も楽しそうだし、毎日新鮮な気持ちです。娘が友達と学校に行くようになったことで、朝に1時間ほど余裕が持てるようになり、家事をするのも楽になりました。大変なこともたくさんありますが、個人的にはいい変化もたくさんあったなと思います」ライフスタイルの変化で生まれた「夫婦の時間」夫のリモートワークによってもうひとつ大きく変化があったのは、夫婦で話し合う時間が増えたこと。「以前は夫が夜遅く帰宅し、私も疲れて寝てしまったりして、じっくり話すことがなかなかできませんでした。今はお昼もふたりで食べるので、細かなことも相談もしやすくなりました。常に自宅にいるので、頼めることは頼んで、私自身もイライラしなくなったかもしれません。アトリエオープンもひとりではなかなか進められませんでしたが、サポートもしてもらえたのが大きかったです」めいちゃんが寝た後は、夫婦でコーヒーを飲みながら話し合う時間。ゲームをしたり、最近ハマっているキャンプの計画を立てることも。家事も得意なことはやってくれるようになったのが嬉しいと、圷さん。「私は掃除も大雑把に毎日ささっとやりますが、夫は気になると急にやり始めるタイプ。お風呂も “最後に入った人が掃除しよう” とざっくりと決めるなど、細かな家事分担はせず、そのときにできる人、得意な方がやるようにしています。でも “今日はちょっともう家事をしたくないな” という日は、「やりたくないです」とストレートに気持ちを伝えるようにしています。以前はそれで空気が悪くなることもありましたが、今はお互いのやり方が成立してバランスが取れるようになった感じ。すんなりとやってくれるようになりました(笑)。この生活になってから、夫婦仲もよくなった気がします」彰太郎さんが、キッチンに立つことが以前よりも多くなったそう。キャンプ場の予約がなかなか取れないほどのキャンプブームのなか、家族でキャンプという共通の趣味ができたことも、大きかったといいます。夫婦それぞれがキャンプ道具探しに夢中になり、月に2、3回はキャンプに行っているのだそう。「子どもの頃からキャンプにはよく行っていて、好きだったんです。キャンプ好きの友人が多いのでまた行くようになりましたが、自然の空気に触れられるし、大人も子どももみんな楽しめるのがいいところ。家にいると娘もゲームをする時間が長くなってしまうので、キャンプのように “家族が一緒のことを楽しめる時間” があるのはいいなと思います。外で食べるとごはんもおいしいし、会話も増えますね。ママ友とは会えばキャンプの話をするし、パパ同士も仲がいいので一緒に行くことも多いです。子どもたちもわいわい遊べて楽しいから、毎月のようにいろいろなところに行くようになりました」子どもにも器にもやさしい「もの選び」キャンプを楽しむなか、圷さんには “新たな悩み” も生まれたそう。「キャンプに行くと水が違ったり、お湯が使えないところが多いので、手が荒れてしまうんです。ときどき食器用洗剤を忘れてしまってキャンプ場で買うこともあるのですが、よく落ちると謳われている洗剤しか売っていなくて、次の日仕事をするとき、パソコンで指紋認証ができないほどガサガサになったことも。そういう洗剤は確かに汚れがよく落ちるのですが刺激が強く、日常的に使って子どもも口にする食器やコップを洗うのは、ちょっと心配だなと感じます。自分はよくても、子どものことを考えると気になりますよね。洗剤選びに対する考え方も自然と変わっていきました」キャンプ場ではもちろん、自宅でも油汚れは洗う前にキッチンペーパーなどで拭き取ってから洗う、汚れの軽いものから洗うように。洗い桶に洗剤を入れて溜め洗いすると、洗剤と水の両方の節水、排水への負担の軽減にもつながります。刺激が気になるのは、お店でも取り扱い、家でも愛用している木の器も同じこと。「洗剤の洗浄力が強いと、木の器もその分乾燥して、劣化が早いんです。木製のものはオイルを塗ってメンテナンスをしていますが、オイルが追いつかないくらいガサガサになってしまいます。木工作家さんに聞くと、洗剤はやさしいものを選んで、量も少なめにすることをおすすめされました。 “油っぽい料理を乗せて、油を染み込ませると丈夫になる” とも言われたのですが、逆に洗剤はどうなのだろうと思うと、やさしいものを選ぼうと思いました」圷さんが愛用する木の器やカッティングボードなど。毎日使うので、洗剤量は少なめで手洗いしているそう。そんな圷さんが一年ほど前から愛用しているのが、サラヤのヤシノミシリーズです。ポンプ式ボトルの「ヤシノミ洗剤」に加えて、最近は油汚れに強い「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」も併用。汚れ具合に合わせて使っているのだそう。人と地球にやさしいがコンセプト、無香料、無着色、植物性にこだわったサラヤの「ヤシノミシリーズ」。ヤシの実由来の植物性の洗浄成分で、洗った後の排水は微生物によって水と二酸化炭素に素早く分解。地球に還ります。洗浄成分濃度を16%にすることにより、手肌へのやさしさと洗浄力のベストバランスを実現した「ヤシノミ洗剤」。洗剤を継ぎ足しやすい便利なポンプ式ボトル。「ヤシノミ洗剤」440円(税込) 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う 「いろいろな洗剤を試して、ヤシノミシリーズが一番手荒れしないことに気がついて、それ以来ずっと使っています。ボトルもシンプルで、肌にやさしいところがいいと言って使っている友人も多く『やっぱりこれだよね』 という話をよくしています」また、キャンプ場では「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」が大活躍するのだとか。「生分解性が高く、排水も地球に還る “サステナブルな洗剤” だと知り、キャンプにもヤシノミ洗剤を持って行くようにしています。持ち運びするのにサイズもちょうどいいし、泡がきめ細かくなめらかで、洗っていても気持ちいいんです」油汚れに強い「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」。洗浄成分濃度は26%にアップしつつも、手肌へのやさしさはそのまま、ヤシノミ史上最高の洗浄力を実現。「ヤシノミ洗剤プレミアムパワー」275円(税込) 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う 「スキレットでお肉やハンバーグなど油っぽいものを焼くことも多く、なかなか汚れが落ちにくいことも。『ヤシノミ洗剤プレミアムパワー』は油汚れに強く、手肌も荒れないので助かります。キャンプ場によっては、節水のためお水がチョロチョロとしか出ないところや、お湯が出ないところもたくさんあるから、できるだけ少量の洗剤でよく落ちて、シンプルなものがいい。そういう意味でもヤシノミ洗剤はいいなと思います。ヤシノミシリーズの売上の1%(※メーカー出荷額)は、原材料のひとつであるパーム油の原産国であるマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じ、野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。ヤシノミシリーズを使うことで、気軽に環境保全に参加することができます。キャンプ場では “環境に配慮する” というマナーがありますが、最近のブームによって人が増え、排水のことなどを気にせずに洗剤を選んで使っている人が多くて驚きました。みんなが気持ちよくキャンプを楽しみ続けられるよう、一人一人が気をつけていかないといけないと思います」また、圷さんもめいちゃんも肌が弱く、肌への刺激を考えて洗濯洗剤は “液体の石けん洗剤” を使っていたといいます。洗濯物を畳むのは彰太郎さんの係。この日はめいちゃんもお手伝い。「私が畳むよりきれいで早い」と圷さん。「液体石けん洗剤は “石けんの塊” がついてしまい、紺色のワンピースを洗うと目立ってしまうことがありました。でも、『ヤシノミ洗たく洗剤』に変えてからは、そのようなこともなく、すっきりと洗えています」「ヤシノミ洗剤」と同じコンセプトで作られた、植物性洗浄成分100%の肌にやさしいランドリーシリーズ。洗たく洗剤は高い洗浄力とすすぎ性に優れ、繊維に余計なものを残しません。柔軟剤も無香料で、ふんわりなめらかな肌触りと吸水性を両立しました。「ヤシノミ洗たく洗剤」548円(税込)、「ヤシノミ柔軟剤」548円(税込) 楽天で買う | amazonで買う | 公式通販で買う 「柔軟剤はこれまであまり使っていなかったのですが、今回久しぶりに『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみると、無香料で洗い上がりも柔らかいのがいいなと思いました。洋服が好きで特にリネンの服が多いのですが、柔軟剤を使わないとシワが気になることがよくあって。アイロンがけもあまり好きではないので、柔軟剤を使えば洗ってそのまま着られるのも嬉しいですね。レースやチュールがついた娘の洋服は、洗濯をするとバサバサになってしまうこともありましたが、『ヤシノミ柔軟剤』を使ってみたらアイロンも不要。肌刺激も少ない柔軟剤なので、子ども服にも安心して使えそうです。食器洗いだけでなくお洗濯でも “人と地球にやさしい”上に、使うことで環境保全にも貢献できるヤシノミシリーズは、今の私の気持ちにもぴったり。これからも使い続けたいですね」娘の目線に立ち、考えを尊重するお店に立つことが増え、仕事も増えたという圷さんですが、めいちゃんとの時間を優先したいと話します。「私がお店に立っている間はパパと公園に行くことが多いのですが、たまに寂しくて『ママといたい』と言う日もあって。そんなときは可能な限り、一緒の時間を過ごすようにしています。ママの帽子をかぶって、お店を行ったり来たり。娘が楽しい時間を過ごせるのであれば、お店に一緒に立つのもいいかなと思っています。子連れのお客さんも多いので理解してくださり、一緒に遊んで友達になったりする様子を見るのも楽しいんです」子育てについても夫婦で話し合うことが多いという圷さん。子どもの成長に合わせて考えなくてはいけないことも、夫婦で共有できていると実感しているそう。家ではパパとゲームをするのが大好きだというめいちゃん。いつも元気いっぱい。「娘はマイペースで自分の世界観があるので、『集団生活の中で、娘が娘らしく毎日を過ごすためには、どうしたらいいのかな』ということを夫とよく話します。お互いに『今日のあの対応は、よくなかった気がする』など夫婦でダメ出しをすることも。考え方が違うのでケンカになることもありますが、考えの違いを認めて、なんとか話し合ってやっています。そんな中ふたりで決めたのは、“娘を否定しない”ということ。例えば何かをやりたいといったとき、まずは本人の話を聞いてから話すようにしています。娘が人として大事なことができていないときは、怒ることも増えました。本人があまり理解できないこともありますが、そんなときはお風呂に入りながら『やさしい心ね』という合言葉を言うようにしています」そんな圷さんが、いつもやさしいママでいるために心がけているのは、めいちゃんを一人の人間として接することだといいます。「娘は娘。自分の子どもの頃とは全然違うなと感じます。マイペースなところは私と似ていますが、社交的でよくしゃべるし、誰でも友達になってしまう。理解できないところもたくさんありますが、見ていておもしろい。だからこそ、娘の話を聞いた上で考えようと思っています。同じ景色を見ていても、娘からはどのように見えて、何を感じているのかなと思うことがあって。まだ小さい娘の目線に合わせてしゃがんで、そこからの景色を見るとすごく面白いんです。私と考え方も違うから、そこは大事にしてあげたいなと思っています」子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活を「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「人と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミシリーズはあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 サラヤのボルネオ環境保全活動とは? \ ヤシノミシリーズを買う / Amazon 楽天 公式通販 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし(キャンプ写真は除く)[PR] サラヤ株式会社
2022年06月16日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。産後、夫婦喧嘩が増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩が増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気づいたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama著者:岩崎薫1年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第2子の妊娠を目指して不妊治療中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年06月14日誰もが一度は悩みを抱えたことがある問題といえば、家族やパートナーとの関係について。そこで、ある実在の夫婦から学びを得られる注目のドキュメンタリーをご紹介します。『人生ドライブ』【映画、ときどき私】 vol. 485熊本県宇土市で暮らすのは、7男3女の子どもに恵まれた岸英治さんと信子さんの夫婦。今年で結婚から39年が経つ2人は、ドライブをしながらこれまでを振り返ることに。岸家では、子どもたちが月に一度だけ自分が生まれた日にお父さんかお母さんを独り占めできる日や夫婦だけで過ごす日を設けたり、60代を過ぎたいまでもお互いを名前で呼び合ったりして、仲睦まじく過ごしていた。そんななか、自宅の全焼や熊本地震、緊急入院など、さまざまな困難が家族に襲いかかる。それでも、英治さんと信子さんは、ときに2人で、またあるときは家族とともに乗り越えてきた。山あり谷ありの道を走り続けてきた2人が抱える思いとは……。熊本県民テレビ開局 40 周年を記念して制作された本作は、同局が2000年頃から21年にわたって岸家を密着した映像を再編集した劇場版。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。城戸涼子監督2002 年 から熊本県民テレビで報道記者としてキャリアをスタートさせて以降、幅広いジャンルで20本以上のドキュメンタリー制作に携わってきた城戸監督。今回は、岸さん一家と触れ合うなかで教えられたことや撮影の裏側などについて、語っていただきました。―熊本県民テレビ開局 40 周年の企画として、岸さんたちのことが真っ先に思いついたそうですが、これまで数多くの取材をされているなかでもこの題材にしたいと思ったのはなぜですか?監督私は2006年から2年間にわたって岸家を取材したあと、2019年にもう一度担当することになりました。ちょうどそのときに、開局40周年の企画を社内で募集していたので、岸家ならたくさん映像が残っているので何かできるのではないかなと。私が入社する前からの映像もあるので、それらをもう一度見つめ直してみたいと考えて応募しました。―とはいえ、20年以上撮りためてきた映像を見るのはかなりの重労働だったのでは?監督はい、見るだけでも1か月以上かかりました。取材の総合計時間としては、推定でだいたい480時間くらい。ただ、過去の担当者によると、編集されていない素材が300本近く消されているということなので、私もすべてを見ることができたわけではありませんが、今回は過去の映像を見る作業とどこを使うかを考える作業が一番大変でした。お互いを尊敬し合う関係を築いている姿が素敵だった―それだけ膨大な映像を編集するうえで、意識していたこともあったのでしょうか。監督これまでテレビ放送の編集しかしたことがなく、CMなしで90分という映像を作ったことがなかったので、そこは少し苦労したところですね。そのなかで気をつけていたのは、テレビとの違い。たとえば、テレビの場合は、時間に制限がありますし、ピンポイントでしか出来事を伝えられないので、勘違いされないようにナレーションで説明を入れる必要があります。でも、映画ではなるべく余計な説明を入れずに、映像を見て理解していただきたいと思ったのです。構成で入っていただいた佐藤幸一さんのアドバイスを受けながら観客のみなさんと一緒に考える“余白”を残せるような編集にしたいという思いで、最初から最後まで作りました。―なるほど。ちなみに、岸家のみなさんと最初に会われたときは、どんな印象を受けましたか?監督私が初めて行ったとき、家にいたのはおもに小さい子どもたちだったので、もみくちゃにされながらいつも必死に撮影していた感じですね(笑)。本当にみんな元気だなと。でも、2019年に再び訪れたときは、すでに大きくなった子どもたちは家を出ていたので、もはや大家族ではなくなっていた状態。それでも、英治さんと信子さんはお互いを尊敬し合える関係を築いていたので、それが素敵だなと思いました。最初は、子どもがたくさんいる夫婦ということで始まった取材でしたが、最近はどちらかというと、英治さんと信子さんという夫婦を軸に取材しているので、2人にたまたま10人の子どもがいただけのように感じています。円満の秘訣は、気持ちを言葉や態度で示すこと―確かに、大家族の物語と思いきや、夫婦の在り方について学ぶ部分は多いですよね。結婚から40年近く経ったいまでもお互いに恋している感じがひしひしと伝わってきて素敵でしたが、夫婦円満の秘訣は何だと思いましたか?監督わかりやすいところで言うと、「ありがとう」とか「ごめんね」をきちんと口に出していることかなと。お2人の間には、「長い付き合いだから言わなくてもわかるでしょ?」があまりないので、いまでもいい関係なんだろうなと思いました。英治さんと信子さんはお互いが1番で、その次が子どもという感じですが、それを子どもたちもわかっていて、嫌だと思っていないところがいいですよね。もちろんケンカをすることもあるそうですが、普段から相手に対する感謝や尊敬の気持ちを言葉や態度で示しているので、お互いに信じているというか、多少のことでは揺るがない。英治さんが借金を抱えたときも、信子さんは子どもたちに悟られないようにしていたそうですが、そういう姿を見ていたからこそ、子どもたちも安心して育っていったのだと思います。―また、岸家では月に1日は「ちゃんの日」としてお父さんかお母さんを独り占めできる日を作ったり、夫婦でデートする日を設けたり、ルールを決めているのも素晴らしいなと。どういったきっかけで生まれたのでしょうか。監督3人目か4人目が生まれたあたりから、毎月ちゃんの日を作り、そのときに夫婦の日も作ったと聞きました。それ以外にも、子どもたちが寝静まったあとに2人で家の周りをぐるっとドライブすることもあるそうですが、5分だけでも2人きりの空間になれるとリフレッシュできて、また子育てをがんばろうと思えるのだそうです。苦しいことの先には、ちゃんと幸せがある―素敵ですね。子どもが生まれると、夫婦の関係性が変わる人もいると聞くので、そういう方には参考になるのではないかなと。監督そうですね。ただ、スタッフの間では夫婦で観に行ってもいいのか物議を醸しています。というのも、英治さんがすごすぎて比べられそうだという男性陣と信子さんみたいに優しくできないという女性陣がいて、気まずくならないか心配しているみたいです(笑)。そのいっぽうで、「夫婦で観に行きます」という人もいるので両極端ですが、観たあとは相手に優しくできるのではないかなと思っています。取材の帰り、私もカメラマンも「家に帰ったら家族に優しくしよう」と毎回反省していたくらいですから(笑)。―いろいろと話し合うきっかけができるという意味では、パートナーと一緒に観るのは面白いかもしれないですね。また、どんなに大変なことが起きても、つねに笑顔の信子さんが印象的でしたが、あの強さはどうやって培われたのでしょうか。監督信子さんは「どんなに苦しいことがあっても、それが幸せの入口であったことに気づかされることが人生で何回もあったから、多少大変なことがあっても目の前のことを乗り切るためにひたすらがんばれる」とおっしゃっていました。実際、火事や地震、病気などに見舞われたときも、そのあとに子どもたちが結婚したり、孫が生まれたりしていて、よくないことだけが続くことってないんですよね。いいことと悪いことの繰り返しなんですけれど、信子さんのように前向きなとらえ方をするだけで、人はこんなにも表情が変わるのかと。もちろんいろいろな経験をしたからこそではありますが、前向きな気持ちを1週間、1か月、1年と持ち続けていければ、苦しいことの先にちゃんと幸せがあるんだというのを信子さんから教えてもらいました。大切な人との関係を立ち止まって考えてほしい―岸家を通して、家族の絆を深めるために大切なことは何だと感じましたか?監督やっぱり、大事な人こそいい加減にしないことだと思います。小さな積み重ねをすることによって、しっかりとつながることができるというのは、岸さん家族を見ていて感じました。「相手に毎日『好き』と言うべき」とまでは言いませんが、照れたりぶっきらぼうになったりせずに、言葉や態度で相手に伝える必要はあるのではないかなと。ただ、このことは家族じゃない人に対しても言えることなので、近くで過ごしている大切な人と気持ちよく一緒に生きていくヒントは、英治さんと信子さん夫婦や岸さん家族を通して見えてくるのではないかと思っています。―その通りですね。それでは最後に、ananweb読者へメッセージをお願いします。監督映画の表向きの看板は、大家族の21年間を描いた作品ですが、私は英治さんと信子さんのパートナーシップの物語だと思っています。誰に自分を重ねるかによっても、かなり見方が変わる映画ではありますが、参考になる部分はあると思うので、ぜひ大事な人との関係を立ち止まって見つめるきっかけになってもらえたらうれしいです。前を向いて人生を進んでいく力をくれる!英治さんと信子さんが届けてくれるのは、どんなに険しい道でも笑顔で乗り切るための“活きたヒント”。家族やパートナーだけでなく、さまざまな人間関係において大切にしたいことが詰め込まれている本作は、きっと幸せへの近道を教えてくれるはずです。取材、文・志村昌美笑って泣ける予告編はこちら!作品情報『人生ドライブ』5月21日(土)、ポレポレ東中野ほか全国順次公開配給:太秦©2022 KKT熊本県民テレビ
2022年05月19日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。始まりは夫から…編集後記おかめさん一家の新型コロナウイルス感染についての体験談vol.1。2022年に入ってもコロナウイルスの勢いは止まりません。2月中旬頃、おかめさん一家もその猛威の渦中にいたようです。夫の発熱で病院へ行き検査を実施してもらい、長男のおまめくんは念のため幼稚園をお休み。検査結果が分かるまでの間、家庭内隔離生活&看病がスタートしました。夫と家族は別室で過ごし、連絡はスマホと徹底。小さな子どもが2人いて、その隔離生活も本当に難しかったことでしょう。検査結果が出るまでソワソワでしたが、なんと結果は陽性。夫の陽性が判明し、おかめさん一家の隔離生活&看病は続きそうです。その後の気になるエピソードは次回へ…。(ままのて編集部)※本エピソードは、2022年2月中旬におかめさん一家が新型コロナウイルスに感染した際のものです。新型コロナウイルスに感染した場合、地域や各家庭では対応が異なるため、あらかじめご了承ください。新型コロナウイルスの情報最新の新型コロナウイルスの情報は、厚生労働省や小児科学会のホームページ、または各自治体のホームページでご確認ください。おかめさんの妊娠糖尿病に関する体験談はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2022年04月25日良好な夫婦関係を築くには、ほかの人間関係の構築と同様に、相手への思いやりが重要です。マツナガ(@onikutosakeda)さんは、夫にある言動をとり続けているのだとか。それは…夫に「かわいいね」ということ。結婚前から、マツナガさんは夫に素直な気持ちを伝えていたのです。ストレートに褒められることに照れたのか、当初は「え~どこが~?おじさんだよ~」と返していたという。夫。しかしマツナガさんが「かわいい」といい続けることによって、そんな夫に変化が表れ、こう返してくるようになったといいます…!「僕は杉並区で一番かわいい」旦那に付き合った当初から「可愛いね〜可愛いね〜」って言い続けてきたんだけど、初期は「え〜どこが〜おじさんだよ〜照」だったのに最近は「僕は杉並区で一番可愛い」って言っててて最高の仕上がりとなった— マツナガ (@onikutosakeda) March 8, 2022 きっと付き合っていた当時、夫は褒められても「お世辞をいってくれているんだろうなあ」「そんなことないのに~」と思っていたことでしょう。しかし、マツナガさんが何度も気持ちを伝え続けた結果、夫の自己肯定感は向上!「僕は、ものすごくかわいい!」と思うようになったのです!これにはマツナガさんも、『最高の仕上がり』と評価し満足げな様子。今後も、夫は完璧な仕上がりを維持していくに違いありません!ほほ笑ましい夫婦のやり取りは拡散され、多くの人が笑顔になりました。・やり取りが最高すぎるだろ!お互いに好きでとてもよい。・真面目な話、やっぱり他人に褒められると自己肯定感って上がるよねえ。・結婚して10年以上経つけど、1回もいわれたことがない。我が家もやりたい!マツナガさん夫婦と同様に、パートナーを日頃から褒め合う『褒め活』を実践している人は少なくない様子。褒められて嬉しくない人はいません。まして、それが大切な人からの言葉であれば尚更です。一緒に生活をしていると、言葉でストレートに褒めることを忘れがち。あなたも大切な人を褒めてみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2022年03月11日今年はいい人間関係を築きたいと思っているあなた。今回は2022年上半期、人間関係が絶好調な人のランキングをご紹介します。自分の星座が何位にランクインしているか探してみてくださいね。5位おうし座おうし座は2022年上半期、たくさんの人から頼りにされるかもしれません。どんなお願いごとをされても、可能な限り引き受けることで人間関係もよりよくなっていきそうです。ですが、キャパオーバーになると健康運や金運などが低下していく可能性も。自分の限界をきちんと把握しておくことが大切かもしれませんね。4位やぎ座やぎ座の人は2022年の前半、素直さと実直さでまわりの人たちを癒やすことができそうです。たくさんの人からのサポートが受けられる運気なので、手が差し伸べられたときは遠慮せずに甘えてみてくださいね。ですが、ネガティブな気持ちになると、魅力が一気に半減するかもしれません。自分の前向きさを保つように心がけるとよさそうです。3位おひつじ座おひつじ座の人は、仕事関係の人間関係にいいことがあるかもしれません。とくに、接客業や営業職など人を相手にする職種の場合、仕事仲間から大きなチャンスをもらうことになりそう。それ以外の職種だとしてもやりがいを持って仕事に向き合うことで、いいことが起きるかもしれませんよ。2位いて座いて座の人は、人間関係のなかでも恋愛についての運が高まっているようです。今すでにお付き合いをしている人がいる場合は、今まで以上にきずなが深まるできごとが起こるかもしれません。もしくは、結婚などの次のステップに向かうことができそうです。今恋人がいない人は、出会いのチャンスが豊富なときなので、人が集まるところにたくさん出かけてみるといいかもしれませんよ。1位みずがめ座みずがめ座の人は2022年の前半、自分にとってプラスになる人たちが続々と集まってきそうです。新しい出会いだけでなく、今まで疎遠になっていた人から連絡が来ることも。さらに、今まで付き合いがなかった人とたくさんコミュニケーションをとるようになるかもしれません。それらは、自分が成長できたり、仕事などの結果に繋がったりする可能性が高いので今はひとりひとりを大切に接してみるとよさそうです。この中に自分の星座はランクインしていましたか?人間関係が良好になると、それ以外のことにもいい風が吹き込んできそうですね。"
2022年03月07日ペットと暮らしていると、飼い主は時にこんな疑いを持つことがあります。「もしかして、背中にチャックがあって中に人間がいるのでは…?」動物とは思えない行動をする姿を目にすると、あり得ないと分かっていても、ついそう思ってしまうのです。ブリティッシュショートヘアの、いわしくんと暮らす飼い主(@IWASHI_0723)さんも、そう思ったことがある1人。それは、いわしくんが人間用のこたつでくつろいでいた時のことです。飼い主さんが目にした光景を、ご覧ください…。コタツのくつろぎ方が人間なのよ... pic.twitter.com/NTdkovJzTS — いわし先生 (@IWASHI_0723) February 11, 2022 クッションを使いながら仰向けで気持ちよさそうに寝る姿は、寒い日にこたつでくつろぐ人間のよう!飼い主さんだけでなく、ネットを通して写真を見た人も、きっと「あの…中に人が入ってます…?」と聞きたくなったことでしょう。ちなみに、この食パン型のクッションは本来、手術後やケガをした時に保護具として使うエリザベスカラーなのだとか。しかし、いわしちゃんはクッションとして活用しているのだそうです。やはり、猫じゃなくて人間なのでは…。いわしちゃんの写真はまたたく間に拡散され、多くの人がその姿に驚かされました!・飛行機の座席で寝てる人かな?・ポーズが完璧すぎて爆笑した。確実に前世は人間じゃん!・めっちゃかわいい。気持ちよさそうに寝てるなあ~!『人間をダメにする家具』の代表ともいえる、こたつ。その快適さは、人間だけでなく動物にも効果抜群なのかもしれません…。[文・構成/grape編集部]
2022年02月12日皆さんは周りの人たちと上手く付き合えていますか…?中には人間関係がややこしくなったり、いらぬ恨みを買うことも…!?。 今回は実際に募集した対人トラブル体験談エピソード「老夫婦との騒音トラブル」をご紹介します!老夫婦との騒音トラブル私たち家族が引越しをしてきて1か月もたたないうちにある事件が起きました。1歳と3歳の子どもがいるごく普通の家族です。子どもの足音がうるさい!2階に住んでる老夫婦から子どもの声や足音がうるさいと苦情が…。子どもは確かにバタバタしますし、泣いてしまうので申し訳ないと思い謝りました。ですが、いくら気を付けて生活していても1か月に1回必ず苦情を言いに来る老夫婦。しまいには私たちが玄関を出入りすると上のドアからのぞいて見張っている始末…。静かにしないと、2階から足踏みをもの凄い音でしてくる時も…。そんな生活が1年くらい続き、「おたくのお子さんは頭がおかしい。うるさすぎる!」と言われてしまいました。不動産屋に…不動産屋に相談にしに行き、事情を話すと「子どもOKな物件で、しかも古い建物なので普通の生活音なら普段気を付けていただければ大丈夫、こちらからもお話させて頂きます。」と不動産屋さんは言ってくれました。結局…。結局のところ、不動産屋さんにいっても収まらないので直接私が出向き「こちらは防音マットをひいてるし子どもたちがうるさくしたら注意してます。隙間からのぞいたりこちらの生活をこそこそ見てんじゃないよ!」と言いました。そこからその人達は私たち家族を見えない空気だと思っています。いかがでしたか?賃貸物件での騒音トラブル、難しい問題ですよね…。人との接し方には注意したいと思える対人トラブル体験談でした。次回の「対人トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年02月11日大人気マンガシリーズ、今回はくらげ(@kurage_essay)さんの投稿をご紹介! 「初彼との恋愛で人間関係がこじれた話」第13話です。えーたさんへの熱も冷め始めてしまったくらげさん…。そんな彼女が取った行動とは…最終話です!<初彼との恋愛で人間関係がこじれた話#13>出典:instagram自分から別れを切り出したけど…。出典:instagramそして現在…。
2022年01月06日大人気マンガシリーズ、今回はくらげ(@kurage_essay)さんの投稿をご紹介! 「初彼との恋愛で人間関係がこじれた話」第12話です。噂を落ち着かせるため、彼と学校で関わらないようにするくらげさんですが…?<初彼との恋愛で人間関係がこじれた話#12>出典:instagram友人にも後押しされて…出典:instagramと思っていたのに…。出典:instagram噂も収まり、彼とデートの約束を取り付けたくらげさん。しかし、それぞれの都合で何度も日程が流れ、それと同時にえーたさんへの熱も冷め始めてしまい…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@kurage_essay)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月05日大人気マンガシリーズ、今回はくらげ(@kurage_essay)さんの投稿をご紹介! 「初彼との恋愛で人間関係がこじれた話」第11話です。変な噂が立ち始め、友達と彼に相談することにしたくらげさんですが…?<初彼との恋愛で人間関係がこじれた話#11>出典:instagram親身になって応援してくれる友達。出典:instagram「学校で関わるのはやめよう!」
2022年01月04日大人気マンガシリーズ、今回はくらげ(@kurage_essay)さんの投稿をご紹介! 「初彼との恋愛で人間関係がこじれた話」第10話です。彼と真剣に向け合っていくため、友人の告白を断ったくらげさんですが…?<初彼との恋愛で人間関係がこじれた話#10>出典:instagram何やら素っ気ない態度…出典:instagram少し苦手な彼女のグループへ…出典:instagramくらげさんを露骨に避けるような態度を取り続けるゆうさん。そんな中、くらげさんがゆうさんをいじめて彼氏と別れさせたというウワサが…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@kurage_essay)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月03日大人気マンガシリーズ、今回はくらげ(@kurage_essay)さんの投稿をご紹介! 「初彼との恋愛で人間関係がこじれた話」第9話です。友達の枠を越えて好きだと言われたくらげさん。どう返答するのでしょうか…?<初彼との恋愛で人間関係がこじれた話#9>出典:instagram突然の友達の告白に…出典:instagram自分の気持ちと素直に向き合ってみたい…出典:instagram後を追うべきかわからず…
2022年01月02日仕事やお金、人間関係についての20代男子のリアルなお悩み…。つましく堅実に生きる彼らの悩みは繊細な問題ばかり。3人の先輩たちが、寄り添いながら回答します!お悩み1社会性がなく会社で浮いている気がします。人に合わせるのが苦痛で、ついマイペースな振る舞いをしてしまいます。人付き合いはしたほうがよいものでしょうか。「業務に支障がなければ、無理して合わせる必要はないと思います。この人が、他人に合わせるようになったら、もっとつまらない人間になってしまう気がします。人に合わせるのが正しいわけではないので、マイペースさも自分の個性や持ち味だと思ってみては」(漫画家・ひうらさとるさん)今の気持ちを会社の人に正直に伝えるのも解決策のひとつ。「“人間関係が苦手である”と伝えるコミュニケーションのとり方もあります。たとえば『浮いているような気がするんです』『人に合わせられないんです』と伝えることで、その後の人間関係が円滑になる場合も。それを言うことは勇気がいることですが、一度思い切って向き合ってみることで、道が拓けることもあるのでは」(放送作家・白武ときおさん)お悩み2何にも興味がわかず、趣味がないです。周囲の人は映画やゲームに夢中になれるのがうらやましいです。「趣味っていうハードルは高いですよね。寝ることでも、ボーッとすることでも、好きなら何でもいいかなと。何か趣味を見つけたいなら好きな友だちが興味を持っていることを教えてもらうのがおすすめです。自分で開拓していくのはバイタリティが必要なので、気の合う人の趣味に全乗っかりして、一度飛び込んでみるのがラク。すると、新しい世界が見えてくることもあるかも」(白武さん)「自分の中に、ある程度悩みを持っているほうがいいと思っている節があるかもしれませんね。悩みくらいないといけない、みたいな。でも悩みを持つのって大切なことで、それが晴れた時に、特別な実感を得るわけですから。これ何の解決策にもなっていませんが…」(フリーライター・武田砂鉄さん)お悩み3ゲームへの課金がやめられません!ついレアアイテムを手に入れたいと思うと課金してしまいます。ゲーム中はお金を使っているという意識が低く、気が付くと高額に…。「この方は、今のままでいいんじゃないでしょうか。これほどまでに熱中できる、楽しめるものがあるというのは、とても素敵なことですから。僕自身、自分がテンションの上がることや、快適に暮らせること、友だちを喜ばせることに関しては、金に糸目をつけません。それが、この人の場合はゲームなんですよね。なりふり構わず、お金を好きなことに使えるというのは個性だと思うから、一度、“自分はこういう人間なんだな”と認めたうえで、熱があるうちに楽しめるだけガチャを回し続けてほしいです。もし、どうしてもやめたい、というのであれば、家族や友だち、恋人に止めてもらうなど、第三者に協力をしてもらうのがいいと思います」(白武さん)お悩み4彼女は一緒にいる時間を優先してほしがっているけれど、正直友だちと遊んだりゲームをする時間も欲しいです。「自分の中の最適な時間配分に困っているということですよね。“何がなんでもゲームをやるんだ!”という気概を感じるわけでもないですし。もし、本気でどうにかしたいと思っているのであれば、“ゲームもしたいし結婚もしたい”と全部取りをしようとせず、何を捨てて何を選ぶかということを、シビアに考える必要があると思います」(武田さん)「きっと、仕事など日々の生活でいっぱいいっぱいで、時間に余裕がなく、配分が難しいんでしょうね。一緒にゲームをしてみるとか、彼女を自分の趣味に巻き込んでみるといいのでは。自分の知らないところで彼氏が何をしているかわからないから、不安になっているのだと思いますよ」(ひうらさん)お悩み5このまま実家に居続けていいのか悩みます。でも、給料も少ないし、趣味にお金も使いたい…。「家賃を払っていないことで、自立していない気持ちを感じているなら、家にお金を入れるといいと思います。家を出たいけど金銭的な余裕がない場合は、パートナーと同棲をしたり、シェアハウスに住むのも一つの手です」(ひうらさん)「僕は両親とは1年に1度会うかどうかくらいなので、両親が100歳まで生きるとしても、あと40回くらいしか会えない計算になります。そう思うと、家族と過ごす時間がいっぱいあるということは、大きな幸せですよね。もし、実家に居続けることがラクすぎて成長がないと自分が焦り始めたら出てもいいのかなと思いますが、“世間体を気にして”みたいな理由のために出る必要は、一切ないと思います」(白武さん)お悩み6同世代の給料が下がっているわけではないと思いますが、物価や家賃が高く、少し上の先輩の同じ頃よりも生活が苦しい…。損をしている気がします。「これはもう、おっしゃる通りなんですよね。ただ、上司や年上の先輩は、この方が生活に苦しんでいることに気づいていない可能性がある。『俺たちは乗り越えてきたんで』と強制されたとしたら、それは間違っているし、『あなたたちの時代とは違うんです』と、物申していいと思います。難しいのかもしれないけれど、若い人たちの人口ボリュームは少ないので、声を上げないと上の世代が優先され、不利益を被ることになりやすい。それを自覚して、不平不満を表明してほしい、と思います」(武田さん)「実際に、お給料は下がっていますからね。彼らより上の世代としては、申し訳ないと言いたいです。もう、投票に行くしかないです」(ひうらさん)ひうらさとる漫画家。1966年生まれ。毎月1日発売の『BE・LOVE』(講談社)で新連載「西園寺さんは家事をしない」が10月号からスタート。アプリPalcyで「聖ラブサバイバーズ」連載中。『ホタルノヒカリ』シリーズのコミックスも絶賛発売中。白武ときお放送作家。1990年生まれ。日本テレビ系列『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』など、数々のお笑いバラエティ番組を担当する。Webメディアに詳しい。著書に『YouTube放送作家 お笑い第7世代の仕掛け術』(扶桑社)。武田砂鉄さんフリーライター。1982年生まれ。日本にはびこる男性優位主義について考察した『マチズモを削り取れ』(集英社)、『偉い人ほどすぐ逃げる』(文藝春秋)など、著書多数。TBSラジオ『アシタノカレッジ』の金曜パーソナリティを務める。※『anan』2021年11月3日号より。漫画・松尾モノ取材・文・重信 綾鈴木恵美(by anan編集部)
2021年10月31日結婚式ではあんなに仲良しだったのに、気づいたら「仮面夫婦」と呼ばれるようなピリついた関係になっていた夫婦は周りにいませんか?一方で、手を繋ぐことはほとんどないけれど、日頃から互いを信頼していることが分かるような、穏やかで笑顔が絶えない素敵な夫婦もいます。その違いは何でしょうか?そこで今回は、仲良し夫婦に「絶対にしない」と決めたコトについて聞いてみました。1:朝帰りはしない「妻から何かを言われたわけではないですが、朝帰りは自分のなかで“絶対にしない”と決めています。浮気の心配をされたくないのもありますが、妻は日頃から子育てを頑張ってくれています。なので仕事後は接待があっても、必ず10時までに帰るように心がけているんです」(34歳男性・Kさん)言葉には出さなくとも、相手を思いやる姿に感動しますね。そんな彼の優しさを見ているからこそ、奥様も「子育てに関しては頼りがいがある」と話してくれました。2:乱暴な言葉遣いは避ける「うちの夫は、絶対に乱暴な言葉を遣いません。夫の前に付き合っていた男性は12年くらいの仲でしたが、次第に私のことを“お前”と呼ぶようになりました。話し方もきつく、対等に話せる感じがせず…。結局お別れしました」(38歳女性・Yさん)緊張感がなくなった頃に、言葉遣いとして人柄が出ることもあります。見下しているつもりはなくとも、相手を縛ったり下に見たりするような言動は控えるべきです。夫婦でも同じことが言えるでしょう。3:相手の仕事への口出しはやめる「自営業をしています。僕の仕事がうまくいかず、収入がひどく落ち込んだときも妻は何も言わなかったです。不満や不安は僕と同じくらいあったとは思います。それでも、妻がネガティブな言葉を口にしてきたことはありません。そんな妻を“守りたい”と思い奮起し、今は人並みの生活を維持しています。あの頃、僕を尊重してくれた妻に感謝です」(38歳男性・Dさん)相手が頑張っていることに悪気なく、アドバイスのつもりで口を出してしまうこともあるでしょう。しかし、ここで相手の成長をじっと見守るのも夫婦だからこそできることですね。4:キツい束縛は控える「若い頃は、夫が少しでも男女混合グループで遊びに行けば喧嘩し、仕事中心の生活になると寂しくて泣いてばかりしていました。今思えば、束縛ばかりしていたと思います。でも、歳を重ねるにつれて、怒らなくなりました。夫を信頼しているからこそ、何かあったときに考えればいいかなって。それがよかったのか、今では夫婦円満と周囲から羨ましがられます」(32歳女性・Aさん)キツい束縛は、相手の心をかえって離してしまうのかもしれません。家族内のルールはほどほどにするのが、お互い一緒にいて心地いいと思えるポイントなのでしょう。以上、仲良し夫婦が「絶対にしない」と決めているコト4つでした。長年一緒にいることで紡がれた強い絆は、周囲から見ても素敵な関係!最近夫婦関係に悩んでいるなら、まずは仲良し夫婦の真似から始めてもいいでしょう。©Shestock/gettyimages©Oliver Rossi/gettyimages文・東城ゆず
2021年10月16日家族のかたち。本当に家族の数だけ千差万別ですよね。作者ツムママさんに寄せられたこちらのエピソードは「子どもはまだか?」とプレッシャーをかけてくる義両親と親戚たちの付き合いに悩む夫婦のお話。「こんな親戚がいるなんて…」「嫁って大変!」「旦那に拍手!」など、読者からもかなりの反響があリました。この夫婦は親戚の何に絶望し、ふたりで手を取り合い、前に進んでいくことに決めたのでしょうか? 夫婦が最終的に出した結論とは…? ■家族として認められたい! と頑張っていたけれど…母親が亡くなり、天涯孤独だと思っていた主人公。家族や親戚がたくさんいる夫と結婚したことで、自分にも家族が増えると憧れを持っていたのですが、実際は…。義母はじめ、親戚一同から「嫁=お手伝いさん」扱いをされる忍耐の日々。そんなある日の正月、酔っ払った親戚のセクハラ親父にちょっかいを出されるという事件が!■親戚の心ない言葉と自分を責める夫他にも、普段から親戚は悪気もなく子どもができない夫婦にひどい言葉を浴びせてきました。実は不妊の原因は夫にあり、そのことで夫は自分を責めていました。夫からは「家族をつくってあげられないから離婚したほうが君は幸せ」と言われたり…。しかし、血のつながりだけが家族のかたちではないと伝える主人公。そして、この時はまだ夫の親戚とも仲良くやっていこうと思っていました…。■結婚10年目にして、我慢の限界!!そして、またやってきたお正月の親戚付き合い。ここで、主人公は胸が張り裂けるほどツライ真実を知ってしまいます。我慢の限界を感じ、ついに主人公は覚悟を決めることに! さて、その後この夫婦はどのような選択を取ったのでしょうか!?「こんな親戚がいたら絶対イヤ」「義母の態度にがっかり」など、難しい家族関係に共感の声がありつつ、お互いを思いやる夫婦愛に絶賛の声もたくさん届きました!■嫁って、女って大変! という共感の声が読者からも目白押し!今も女性は生きづらい…そんな思わず感情移入してしまうエピソードに多くの声が寄せられました。・お嫁さんって大変ですよね…。なんなんだろう…この日本的な…嫁は奴隷みたいな…物言えない感じ… 。独立したひとつの家庭って、なんで認めてもらえないんでしょうか…。他人にもそんなこと言えるの?ありえないです。人権、人権って言うけれど、嫁には人権すらないんでしょうか…。歳とってる人間が偉いみたいな…。子供産め、家事しろ、育児しろ、仕事しろ、旦那を支えろ、親の面倒を見ろ、親戚とも仲良くしろなんて、ふざけんな!と思います。昔も昔で大変だったとはおもいますが、今も 女性は生きづらい 早くこの世の中の流れが変わればいいな、と思います。・2人目不妊でクリニック通いしています。もう5年。不妊の原因が妻側にあると思い込んでる人の多さにげっそりします。・年頃になると親戚は結婚は? 子どもは? と容赦ないです。どこも一緒ですね。私は旦那の親に24歳なの? 早く結婚式して、子ども産まないと遅いと言われ、ドン引きしましたよ。・女は健康な子どもを産んで一人前、育ちの悪さは女親のせい、みたいな価値観やめてほしい。父親どこいった?■あるある! 呆れる義父母・親戚の経験談もたくさん届きました読者からのリアルな、ちょっとコワイ経験談も多数あり!・結婚3年目で長女を授かり「次は男の子を」と義父母に言われたが、次女、三女と女の子が続き「女腹のハズレの嫁だ。昔やったら、離婚できたのに」「誰が養子とって家継いでくれるの」など男の子を産めなかったことをずっと文句言われ続けていた。でも夫が常に私の味方で、姑がイヤミなどをいうたびに〆てくれた。・第2子出産時に義家族総出でお見舞いに来て義父から一言、「感動がねぇな」。第1子の時より…と言う意味らしいですが、第1子の前に旦那の子を流産してる過去もあるし悪阻は毎回産むまであるのにと…パニックになりました。本物の悪魔に出会ったかと思いました。・田舎の親戚のあるあるですよね。私もおなかに一人目がいるときから「二人目二人目」と言われ、 二人目ができれば「子供は三人くらい生まないとな!」と言われていました。 三人目が生まれつき難病があり、障害があることを知ると、 腫れ物に触るかのようにさっと引いていく。ほんと、ろくでもない!! 状況は違えど、嫌な親戚にイライラする気持ちがとてもよくわかり、私が鉄槌を食らわせてやりたい気分です。・双子妊婦の時 切迫流産、切迫早産で入院したら「息子が仕事に上の子の世話にかわいそう」「あの嫁は身体が弱い」「小さく生まれたら障害が残って苦労する」と義母に散々言われた。■本当に信頼できる夫の存在に羨ましい!の声も苦しみも一緒に共有できる夫婦ってステキ、といった羨望の眼差しも。・幸せのカタチは十人十色。この夫婦のように辛い事があっても2人で乗り越えていける関係ってステキだなと思いました。 私の周りにも未だに、結婚したら子供を産むのが当たり前、1人産んだら2人目は?という考え方の人が多いことにびっくりです。子どもに恵まれるかどうかは誰にもわからないし、デリケートな問題なので無神経に聞いてくる人達にも読んでほしいです。・はじめ、こんな良い旦那だったら…と、つい泣いてしまいました。読み終わった時には、どの家庭でも色々な事を抱えて精一杯頑張っていると思い、私も精一杯生きていこうと励まされました。・義理の両親や親族の態度は、私にも経験があり、共感します。漫画の場合ご主人が味方になってくれている。自立が難しいなら無理に離婚しなくても乗り越えられそうな気がします。・最初は、大好きな主人の家族・親戚だからと無理してお付き合いしてましたが、無理することなかったです 10年かかってしまいましたが、こちらのご夫婦もお互いを大事にするのが一番と気づけてよかったなぁと思います。家族のかたちに、正解はありません。世代の違う親戚に対して尽きない悩み、みなさんもあるのではないでしょうか? そして、この夫婦はどのように困難を乗り越える決意をしたのでしょうか? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼私たちの家族のカタチ/家族のかたち
2021年10月11日楽しくおしゃべりできる人間関係を作るには、ポジティブなイメージを与える第一印象作りが大切。“あの人と話してみたい”と思ってもらえる雰囲気作りを、心理学やマナーのプロフェッショナルに教えてもらいました。コミュニケーションは第一印象から始まる。友達が増えない、話しかけてもらえない、とコミュニケーションに難を感じる人は、話術に気を取られがち。でもコミュニケーション上手になるには、まず第一印象をよくするべき、と話し方講座の講師を務める渡辺由佳さん。「素敵な言葉で自己紹介しても、第一印象が悪いとなかなか会話が盛り上がりません。なぜなら、人間は話の内容より見た目の情報を重視するからです」心理学的にも、第一印象は重要、と心療内科医の吉田たかよしさん。「動物は、生命維持のためにネガティブな情報を重視します。そのため他人への印象も、一度ネガティブになると覆すのが難しい。友達を増やしたいなら、まず第一印象をよくして、その後の会話へとつなげましょう」良好な関係を築くまでの3つのSTEP(1)自分に対して危害を加える人間かどうか「適応的無意識」で判断(2)協力関係を結べるかどうか(3)相手との協力関係が自分に利益をもたらすかどうかキーワード(1)適応的無意識アメリカの心理学者ティモシー・ウィルソンが提唱した考え方。わかりやすく言うと、“人間は進化の過程で、重視すべき情報を無意識のうちに選択している”ということ。人間の脳には常に、視覚、聴覚、嗅覚などから無数の情報が入ってくる。それを全て分析していると命の危機が迫ったとき手遅れになるので、反射的に是か非かを判断しているという。初対面の人に会ったときも同じこと。無意識に、瞬間的にその人が敵か味方かをジャッジし、敵と判断したら“なんかあの人苦手”のレッテルを貼ってしまうという。キーワード(2)メラビアンの法則“第一印象は見た目が大切”という話をするとき引き合いに出される考え方。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが行った実験の結果を応用したものといえる。メラビアンが行った実験は、見た目、話し方、話している内容がちぐはぐだったとき、人はどの情報を重視するのか探ったもの。たとえば怒った顔と普通な話し声で「君は素晴らしい人だ」と言われたとき、人はどんな印象を受けるのか。結果、最も重視されたのは見た目の情報。ただし、話し方や言葉はどうでもいい、という意味ではないので注意して。吉田たかよしさん心療内科医、医学博士、本郷赤門前クリニック院長。アナウンサーや政治家秘書などを経てクリニックを開設。受験生の脳機能やメンタルの管理、勉強法指導を行う。TVやラジオへの出演も。渡辺由佳さんコミュニケーションインストラクター、元アナウンサー、大妻女子大学非常勤講師。自分磨きスクール「シェリロゼ」講師。著書に『どんなに緊張してもうまく話せる!』(日本実業出版社)など。※『anan』2021年10月6日号より。イラスト・サヲリブラウン取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2021年09月29日■前回のあらすじ家族会議には“重大な問題”を話し合うイメージがあった私。とあるSNS投稿を知ったことで、その思い込みに変化が起こります。事前にアナウンスしておいたので、特にみいちゃんは会議までにいろいろ考えていました。次回に続く「家族会議で小学生のモチベが上がった話」(全13話)は17時更新!
2021年09月25日田中圭と中谷美紀が夫婦を演じると聞いて、どんな関係の夫婦かとワクワクする人が多いだろう。しかも、その夫婦が「日本初の女性総理大臣(妻)とその夫」と聞けば、いったい何が起こるのか? と想像を膨らませずにはいられない。原田マハによる同名小説を映画化した『総理の夫』が公開を迎える。田中が演じるのは、妻が日本初の女性総理に選出されたことで、思いもよらぬ騒動に巻き込まれていく主人公・相馬日和。中谷は、日和を深く愛し、信頼すると同時に、強い信念で日本を引っ張っていく女性リーダー・相馬凛子を演じている。久々の共演を果たしたふたりに話を聞いた。――タイトルから非常にインパクトが強いですが、最初にこのタイトルを聞いた時、さらに脚本を読んで抱いた印象、感想などを教えてください。田中:『総理の夫』と聞いて全然ピンとこなくて、自分の(演じる役の)ことだとも思っていなく「俺、何役だろう?」って思っていたんです。脚本を読んで「あぁ! “総理の夫”ってそういうことか!ていうか、僕!?」って気づくくらい、最初はピンときていませんでした。脚本を読んで最初に「おぉっ!」と思ったのが、日和が本当に何もしない主人公なんです。僕はそこがすごく好きでした。なかなかないんですよ、そういう主人公って。普通は何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりするものだけど、(日和は)何もしない(笑)。そういうのが中心にいて、周りでみんなが動くって、あんまりない形で、「面白そう!」って思ったし、凛子をはじめ、周りのみんなのキャラクターがすごく立っていて。実際、お芝居を一緒にさせていただいてもすごく面白かったし、映像で観たら現場にいた時以上にみなさんがすごく立ってて、よかったなぁって思いました。中谷:タイトルは単純に考えたのは「男性の総理大臣の夫が男性」ということなのかな? と。それも圭くんにピッタリだなと思いましたけれど。(脚本を読んで)ある意味、ファンタジーといいますか、この1年くらいで少し機運が変わってきていますが、脚本をいただいた時点では「どう考えても無理だろう」と。ジェンダー平等という意識がそこまで浸透していなかったので、ファンタジーというか「そんなことあったらいいよね?でも絶対に無理だよね」という意識で読んでいましたが、「働く女性が子供を産み、育てやすい社会をつくる」という、自分では絶対にできないことを凛子が実現しようとしてくれるので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。『総理の夫』――久々の共演ですが以前、共演された際の印象について、また今回、夫婦役で再共演されてみての印象の変化などがあれば教えてください。田中:女優としての中谷さんは、現場での佇まいだったり、お芝居に対する取り組み方だったりに関して、すごく真面目に取り組まれるというのは、以前の現場でも見せていただいていたし、そこは全然変わらず「さすがだな」というのはありました。ただ、今回はカメラが回っていないところでもお話させていただく機会が多かったんです。基本的には、その(前の現場で抱いた印象のままの)中谷さんなんです。上品で、何かしたら怒られるんじゃないかな? と…言葉は難しいけど若干ビビっていたんですが(笑)、思っていた以上に――といっても、これまでの中谷さんのイメージが壊れることなく――フレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っていたりという“おまけ”の中谷さんの姿を教えてもらえたので、すごく楽しかったです。中谷:前回もとても空気を読んで、ご自分が求められていることを的確にキャッチして、求められていることをお返しするという…。何と言うのでしょう? “余計なことをしない”と言うと語弊があるかもしれませんが、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方という印象でした。今回もそれはより強く感じられて、シーンによって、ものすごく気持ちの切り替えをしてくださって、楽しいシーンはとても楽しい空気を作ってくださるし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださって、ご一緒していてとても楽だったんですね。これもまた誤解が生じる表現かもしれませんが(苦笑)、“人畜無害”といいますか、本当の人畜無害ではないのですが、“気配を消せる”というのか、“愛を乞う人ではない”というのか…何かを証明したり、自分の実力を示して注目を得ようとする方ではないんですよね。ご自身の中で確固たる積み上げてきたものがあるので、そんなに証明する必要がないんでしょうね、とてもフラットな方だと思いました。田中:そうなんですか(笑)?中谷:どうなんですか?すごく柔軟な方だなと思いました。無用なケンカもしないんだろうなぁと。田中:しないですね。中谷:監督と戦ったりもしないんだろうなと。それは恐らく、監督が求めていらっしゃるもの、ある意味、各々の監督の器といったものまで的確に見極めていらっしゃるからなんだろうなと。どんなに議論をしても、どんなに捻じ曲げても、監督のキャパシティー以上のものは作れないじゃないですか。最終的に神の視点をもって編集するのは監督なのだということをわかってらっしゃる方だなと。田中:そこまで考えてないです(笑)。でもそういうふうに見えますか?中谷:きっとそうなのだろうなと。田中:じゃあそうなんでしょうね。――それって作品の中の日和と近いのかなと…。中谷:いえ、日和とは全然違います! 全く違いますよね?田中:そうですね。日和要素は全くないです、僕の中に。――田中さんと日和の間の決定的な違いとは…?田中:まず日和は「凛子のために」というのがあるじゃないですか? 僕、そもそもなくて(笑)!中谷:ははは。田中:何て言えばいいんですかね? 結婚したばかりの頃とか「家族のために」とか「お仕事、また頑張れますね?」とよく言われたんですが、そもそも「家族のために頑張る」気なんてさらさらないですという。中谷:あ、そうなんだ?好きだから励んでいたことがたまたまうまくいった感じ?田中:そうですね。自分が自分のために頑張ったことが結果的に家族のためになればいいなとは思っていますし、自分が頑張りたくないから、それで家族が食べていけなくなっても困るじゃないですか? 「家族にご飯を食べさせないといけないから仕事する」何て感覚は一切ないですね。中谷:なるほど。田中:凛子のために引っ越すとか、凛子のために出張に行けないとか、俺だったら絶対に文句を言いますね。「なんでだよ!」って(笑)。中谷:奥さんが急に「田舎暮らしいがいい」と言い出したら…。田中:「行ってこい! 行ってこい!」って言いますね。「田舎に城買ってやるぜ!」って(笑)。中谷:すごい! 城ですって(笑)。スケールが違いますね。田中:そう言って送り出しつつ、自分は行かないという感じですね(笑)。――中谷さんから見て「日和と田中さんは全然違う」というのは…?中谷:「人畜無害」と言いましたが、本当の人畜無害ではないですので。本当に人畜無害だったら、いまのポジションにはいないでしょうし、野心もあるし、やりたいこと、夢もあるのでしょうけど、それをあまりひけらかしたりはしない方ですよね。日和くんは鳥さえ観察していれば幸せなので、恐らく「目標」や「野心」がないと思うんです。――日和のほうは本当の意味で人畜無害だと(笑)?中谷:はい(笑)。だから全く違うんですよね。田中:確かにそうですね。鳥さえ観察していれば幸せですね(笑)。中谷:高級レストランでおいしいものを食べたいなどという思いもなくて、原作では、お弁当は、実家にいた頃は、運動会でも高級料亭の幕の内弁当が出てきて、結婚後も凛子はお弁当を作っことは一度もなくて、(映画の中で)るい(松井愛莉)に作ってもらったのが初めての手作りのお弁当だったと。「久しぶり」ってセリフを言ってるけど、実は言ってみただけで、本当は手作りのお弁当は初めてだったと。――河合勇人監督から、この映画をどういう作品にしたいなどといった話は?田中:コメディ要素を大事にというか「楽しい映画にしたい」というのは衣装合わせで言われましたね。コメディは監督自身が好きだと思いますが、とはいえ過剰なことはしないんですよ、演出も。すごくバランスがいいなというのは思いました。中谷:凛子の総理大臣像については、肩肘張るのではなく、マスキュリンにするのでもなく、柔らかくしましょうと意見が一致していました。基本的には、私たちを自由に泳がせつつ、でも手綱はしっかりと握っていらして、編集でいかようにもできるという自信がおありだったんじゃないかと思います。きっと監督の中で、物語の流れや緩急がある程度計算されていて、その枠にさえハマっていればあとは自由にしていいと。それは器の大きさと自信の表れですよね。田中:監督の演出について、一個だけ思い出しました! 終盤の凛子の会見のシーンで、僕が家を飛び出すじゃないですか。あの道がすごくデコボコで。走ったら、足元を見ないとグキッといくんじゃないかってくらい。それで「監督、これ下を見てもいいですか?」って聞いたら「下は見ないで!」って。「え? 全力?」(田中)「全力!」(監督)って(苦笑)。「下を見ないで全力か……、よっしゃぁ!」って思いました(笑)。――日和と凛子のなんとも“いい感じ”の夫婦の雰囲気は自然と現場で生まれたのでしょうか??中谷:でもその“いい感じ”の雰囲気を作りたいというのは監督のこだわりで、後半、凛子が総理大臣になってから、ふたりの関係にすれ違いやすきま風が生じるので、その前の部分をとても良い雰囲気にしたいというのは大事にされていましたよね。――特にコミュニケーションを意識した部分などは?田中:変に「しゃべらなきゃ!」と意識してしゃべっているというわけでもないですし、自然とですね。いままではガッツリとご一緒させていただいたわけでもなかったですし、今回は夫婦役というこの作品での関係もあったと思いますが、そうやって一緒にお話をさせていただく機会がたくさんあったということですね。中谷:別にずっとしゃべっていたというわけでもないですしね。――カメラが回ってないところでも“夫婦”の空気を出そうと意識するわけでもなく?中谷:「本番」と言われたらそういう空気を出せばいいだけのことですので。仕事ですからね。それなりに長くこの仕事をやってきましたものね(笑)?田中:そうですね(笑)。中谷:ずっと一緒にいなくとも、そういう空気を瞬時に作るように様々な現場で鍛えていただきました(笑)。――田中さんは、中谷さんが凛子を演じるということについてはどのように感じられましたか?田中:僕はやっぱり「ぴったりだな」と。おそらく映画を観てくださる方のほとんどが「中谷さん、ぴったりだな」と思うじゃないですか? そういう感じなんですけど、でもふとした時に「おいおい、この人ちょっと、おかしな発言してるぞ…」みたいな…。中谷:え? 何? どういう発言(笑)?田中:いやいや、たいしたことじゃないですよ(笑)。ただ、たまに抜けたところを見せてくれて、それが嬉しかったり、こんなこと考えたりもしているんだなぁ…というのは楽しかったですね。――中谷さんは、演じられる前から、周囲にそこまで「ぴったりだ」と見られていて、逆にプレッシャーなどはなかったですか?中谷:こういう作品って、それこそファンタジーですよね。もちろん、どうしたら(観客に)信じていただけるか? というすり合わせは監督とさせていただきましたし、例えば「ヒステリックに叫んでもいまの日本では総理大臣になれないのではないか」といった話は丁寧に重ねましたが、一方で、そもそもそう見えるように本も書かれているわけですし、衣装や照明なども含めて、みなさんのおかげでそう見えるように神輿をかついでいただけているので、そこに乗っていれば、無理に変なことしなくてもいいだろうと。威厳や存在感は出そうとすると失われていくものだなと思うので、変に気負ってもしかたがないなと思っていました。あとはバランスですよね。田中圭さんが日和の“何もしない”キャラクター…本当は何もしていないわけではなく、陰ながら凛子を支えてくれているんですけど、そこに徹してくださっていたからこそ、凛子の総理大臣としての存在感が出てくるはずだと信じていたので、ひとりで作るものではなくて、そこはみなさんに委ねていました。――女性総理大臣を演じる上で、スピーチや佇まいなど、どなたかモデルにした人物などはいましたか?中谷:ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ドイツのメルケル首相、EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長など女性リーダーは海外にはたくさんいらっしゃいますし、特に参考にさせてもらったのはアンガーマネジメントでしたね。不当な扱いを受けても直情的に反応するのではなく、常に冷静に感情をコントロールしているからこそ周囲の人たちが付いてくるのでしょうし、だからこそ時に本当に(強い気持ちを)見せないといけない時に、その発言が際立つんだと思います。例えばメルケルさんも一度、議会で声を張って、コロナ禍における政策の実現について激しくおっしゃったことがありましたし、ニュージーランドでもテロがあったとき、アーダーンさんが「イスラム教徒に対する迫害は、我々の問題である」とおっしゃったことがありました。凛子もヒステリックに声高に何かを叫ぶのではなく常に柔らかく言うことを心がけていました。――先ほど、田中さんが日和と近いか否かという話がありましたが、田中さんは作品ごとにいつも全く異なるタイプの役柄を演じられていて、同一人物が演じていると思えないような驚きを観る者に与えてくれます。とはいえ、見た目をガラっと変えるという感じではないですが、いつもどのように役作りをされているんでしょうか?田中:おっしゃるように見た目はそんなに変えたことなくて、変えたいんですが、その機会がなかなかないままにやってきたのが正直なところで。そもそも、あんまり役作りをしないというか、「役作りって何?」という感じで。当然、台本は読みますし、頭の中で「これはこうなって…」と組み立てたりはするんですけど、でも“役作り”って何なのかがいまだにわかっていなくて、結局、想像でしかないじゃないか? と思ってるんですよね。見た目の部分で思い切り太ったり、痩せたりとか、実在の人物であればその人について調べて…ということはできるとは思いますが…。それこそ医者をやるといっても、役作りで患者さんを切ることなんてできないし、犯罪者だってそうですよね?そういう意味で、僕ひとりでやれる役作りなんてたかが知れてるなと思っているので、そこまで「これが僕の役作りです!」みたいなことは、一切していないんです。――それで毎回、役ごとに切り替えられるところがすごいですが…。田中:逆に周りのみんながどんな感じでやっているのかわからないし…そういっても、そこまでみんな、してないでしょ(笑)?って。――今回、こうして政治をテーマにした作品に出演されて、改めて感じた「政治に期待すること」などがあればお願いします。田中:コミュニティの規模として「夫婦」のことであれば夫婦で決めればいいし、「クラス」の問題であればクラス内で話し合って決めること。「会社」であれば、社長や取締役が何かを決定したり、そういう小さな規模のコミュニティであれば、物事をガラッと変えることも可能だと思うんです。でもそれが大きくなればなるほど大変になっていくし、それが「国」となると、やはり舵取りをしていくのは政治家の役目ですよね。それは大変なことだと思うけど、「面白い」トップの人たちが政治の世界にも現れてくれたらいいなとは思います。中谷:難しいですよね…。凛子のような政治家がいてくれたらいいなと思いますけれど。田中:それは最高ですよ。中谷:私たちではできないことを凛子がやってくれているのでね。ポピュリズムにはしらずに増税も断行したり、いまの自分の立場を守るためではなく、国民の未来を守るために動いてくれる政治家、リーダーがいてくれたらいいなと思いますけれど…。民間から登用したほうがいいのかな? とも思わなくもないですけれどね…(苦笑)。コスト意識もあって視野も広いイノベーター――「名声やお金のため」ではなく志のために政治を司ってくださる方に任せるほうがいいのかなと。そういう意味では、やはり経済的な基盤も重要かもしれません。田中:難しいところですね(苦笑)。中谷:ただ、経済的ゆとりがあることが良いかというと、原作の中でも日和が日記に「“うらやましい”が“妬み”になってはいけない」という意味のことを書いてましたし…。日本人の感情として“平等”を求める部分も強いので、そのあたりも難しいですよね。ぴあのアプリ(無料)をダウンロードすれば、アプリ読者限定写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=8f965a8e-00e0-4b10-b8dd-1deb8c5597d1&contentTypeId=2) から『総理の夫』9月23日(木・祝)全国ロードショー(C)2021「総理の夫」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:伊藤彰紀(aosora)、AKINORI ITO(aosora)田中圭スタイリスト:伊里瑞稀ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)中谷美紀スタイリスト:岡部美穂ヘアメイク:下田英里衣装協力=ドレス/バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)イヤリング/ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)ブレスレット/ハム(エスケーパーズオンライン)パンプス/スタイリスト私物エスアンドティ 03-4530-3240ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店 03-3351-3521 エスケーパーズオンライン 03-5464-9945
2021年09月21日■前回のあらすじ同僚のアドバイスを参考に、自分の気持ちと考えを夫に伝えると…。 自分の気持ちは伝えないとわかってもらえない! 思っていることを言葉にしようと必死に伝えたところ…。その後の話し合いで、今回の旅行は見送ることになりました。夫婦の絆が深くなるか、溝が深くなるかは自分たち次第。こういうことの積み重ねで、少しずつお互いをわかり合うことって大事…と改めて思ったできごとでした。私は今は家族旅行がいいと思っていますが、子どもが独立した後に夫婦で旅行を楽しめる仲の良い関係を目指すにはどうすればいいか考えて行きたいと思います!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ハイボリューム (与久田ベル) /イラスト・ 山口カエ
2021年09月07日私は学生時代から社会人になるまでの間、さまざまな人間関係につまずいてきたなという自覚があります。例を挙げると、会社の同僚とトラブルが起きて退職せざるを得なくなってしまった経験などがありました。そんな私も2児のママとなり、ママ友など新たな人間関係を構築してきました。そんな私の「ママ友付き合いのルール」をお伝えします。①お互い家庭の事情には踏み込まない私は、家庭の事情、特に夫婦仲のことや親戚のいざこざなど、まずは私自身が開示しないよう心に決めています。なぜなら、私自身がつい愚痴ってしまうと、ママ友も一緒になって「実は私も……」とさらなる深刻な話へとつながりやすいからです。 深刻な話をお互いにすると、今まで以上に仲が深まるかもしれませんが、私の個人的な話がまわり回って知らないママ友に伝わるかもしれません。気を回しすぎかもしれませんが、実際に私が社会人のころ、先輩や上司の愚痴を、気を許したと思えた後輩や同僚に伝えたところ、その愚痴がいつの間にか本人に知れ渡っていて気まずい思いをした経験があるが故に慎重になっているのです。 ②学生時代の「友だち」とは違うと理解する学生時代の私は、「友だち」に対してより深くつながって近い存在でありたい! もっと仲良くなりたい!と感じていました。しかし、あくまでママ友は「子ども同士でつながりあっている存在」であり、学生時代の友人関係とは根本的に違うのだと私は思っていますし、学生時代の考えは一旦捨てています。 一番気を付けなければならないのは、ママ友と自分の仲がギクシャクしてしまったら、それが自分の子どもにも波及してくるかもしれないという点です。私とママ友がギクシャクしてしまうと、私を避けたい=私の子どもに対しても避けたい、となりかねませんから、ママになったころから自分の根本的な「友達」に対するイメージをあらためて考え直しました。 ③休日などは家族のみで過ごす休日など幼稚園や保育園がお休みの日は、ママ友と子ども同士で遊ばせる、そんな家庭も私の周りには普通にあります。しかし私は、「園の休日にママ友と会おう」とは思いませんし、自分からも遊びには誘いません。夫の休みが不規則なので、園がお休みの日でワンオペ育児の日もありますし、そんな日は「ママ友たちと遊んで孤独感を紛らわせたいな~」と寂しくなるときもあります。 しかし、あまりママ友と深く関わると、①と②でお伝えしたような人間関係トラブルのリスクはおのずと上がってしまうと私は感じており、孤独とトラブルリスクを両天秤にかけたら、私は孤独なままでいいやと思えるようになりました。 このように、ママ友付き合いにおいて「万一、○○があったら……」とネガティブなこともあらかじめシミュレーションしたうえで行動するように心掛けています。そういった甲斐もあってか、今のところ目立ったトラブルはなく、ママ友と程よい距離感を保つことができており、それもこれも私がたくさん失敗してきたからかもしれません。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:石塚みよ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年09月04日この漫画は書籍『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか)の内容から一部を掲載しています(全15話)。 ■前回のあらすじ学費が心配なあまり、ファイナンシャルプランナーに相談に行ったコトミさんだったのですが…。数年に一度おきてしまうコトミさんの家計心配熱。ファイナンシャルプランナーに相談に行ったコトミさんは、「夫婦会議」を緊急招集します。「夫婦でお金の話ができない」というのは、よく聞かれる悩みです。お金問題というのはかなりデリケートな話題ですが、夫婦で切り盛りしていく家族運営のためにはオープンにしたいところ。そうすればコトミさんのように暴走しそうになったとしても止めることができますしね。そして気になる知人さんの発言。「人生プランをまるごとエクセルで作成」とは!?いったいどういった方法なのでしょうか?次回に続く(全15話)「夫婦のミゾが埋まらない」連載は8時更新! 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか(KADOKAWA) ¥1,265(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学」はこちら 子どもだけでなく、家族が幸せであるためには、夫婦間でのすれ違いを解消することが必要不可欠。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年09月02日この漫画は書籍『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか)の内容から一部を掲載しています(全15話)。 ■前回のあらすじ長女のお宮参りに誰を呼ぶかで発生した「家族の定義」。コトミさんは「両親、兄、姉を含めて家族」と言いますが、ダイチさんは「自分たち夫婦と子どもたちだけが家族」と話し…。「家族4人だけでお宮参りに行こう」と話すダイチさんに対して、「お世話してくれた人も呼ぶべき」とするコトミさん。どこまでが家族なのか? その問題にふたりが出す結論は?結婚すれば、どうしても考えざるを得ないパートナーの家族のこと。同じ家に住む人が家族、自分たちと子どもだけが家族、異なる家に住んでもお世話になっている人も家族…どれも間違いではないんですよね。大切なのは、どの家族観が夫婦にとって理解できて、居心地がいいのか。これもダイチさんとコトミさんが話し合うことで見えてきたことのひとつ。ビールも…一緒に飲める日を楽しみに待てるといいですね!次回に続く(全15話)「夫婦のミゾが埋まらない」連載は8時更新! 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか(KADOKAWA) ¥1,265(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学」はこちら 子どもだけでなく、家族が幸せであるためには、夫婦間でのすれ違いを解消することが必要不可欠。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年08月28日この漫画は書籍『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか)の内容から一部を掲載しています(全15話)。 ■前回のあらすじお互いの家族で驚いたことを発表していくうちに、とあることが分かっていきました。その内容とは…。夫婦会議によってさまざまなすれ違いや問題を解決してきたふたり。今度起こったのは、長女ミトちゃんの「お宮参り」についての問題のようで…。「家族」というあやふやな定義。「自分たちと子どもだけ」と考えるダイチさんと、「自分の両親、兄弟も含めて家族」と考えるコトミさん。平行線をたどりそうな難しい問題に、ふたりの出した結論は…。次回に続く(全15話)「夫婦のミゾが埋まらない」連載は8時更新! 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか(KADOKAWA) ¥1,265(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学」はこちら 子どもだけでなく、家族が幸せであるためには、夫婦間でのすれ違いを解消することが必要不可欠。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年08月27日■前回のあらすじ「頑張って稼いでも全部取られる」と話し、仕事にやりがいが見いだせないと話す夫。お金の管理を頼んだのは夫だったはずなのに…! >>1話目を見る 同じ目標があるはずなのに、気持ちは全然一緒じゃなかった。夫の本心を聞いて思ったよりショックが大きかった私。家族で楽しく過ごしたい、子どもたちのためにお金を貯めたい。私はそう強く思ってやってきたのに、夫にその想いはなかったのだろうか。入社してからずっとお世話になっている部長にランチに誘われた私は、昨夜私たち夫婦に起こったことを話してみました。てっきり私の味方をしてくれると思ったら、部長は健斗の心情に理解を示して…。部長夫婦の家計管理のやり方は、私にとっては信じられないものだったのです…。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ のばら
2021年08月26日どんな時代になっても、人間関係の悩みは尽きないもの。そこで今回は、占い師であり心理テストクリエイターの月風うさぎさんに、“好きな浴衣”の柄から「あなたの人間関係において足りないモノ」がわかる心理テストを教えてもらいました。Q. 次の柄の中で、あなたが一番好きな浴衣の柄はどれですか?A:あじさい柄B:スイカ柄C:波柄D:ハート柄あなたはどれを選びましたか?さっそく結果をみてみましょう。この心理テストでわかるのは?あなたの人間関係において足りないモノ深層心理における「浴衣」は、社会に適応するためにかぶっている仮面を表します。そして気になる絵柄は、「周囲からどう見られたいのか?」という自身の願望を投影します。人は自分にない要素を無意識に選ぶ傾向があるため、選んだ答えから「あなたの人間関係において足りないモノ」がわかるのです。A「あじさい柄」を選んだあなた……自己開示力落ち着いた印象を与えるあなたは、周囲から何かと頼られることが多そう。そんなあなたの人間関係において足りないモノは、「自己開示力」かもしれません。というのも、本当のあなたは周りが思うほど大人でもないし、しっかりしていないのに、優等生なイメージばかりが一人歩きしてしまい苦しい思いをしているのでは?人間関係をよりよいものにするためには、周囲に等身大の自分を分かってもらうことが必要でしょう。そして、この夏は「脱・いつもの自分」にトライしてみて。普段は隠している素顔をオープンに出してみたり、オレンジやピンクなどの明るい色の服を身に付けると、マジメな印象の払拭に役立つはず。B「スイカ柄」を選んだあなた……行動力イエローの生地に赤いスイカというビビッドな浴衣を選んだあなたは、一風変わったセンスを備えていそう。そのユニークさに魅力を感じて近づいてくる人も多く、いわゆる男女問わずモテるタイプでしょう。そんなあなたに足りないのは「行動力」かもしれません。自分が何もしなくても周りが何かと手を焼いてくれるおかげで、自ら動くことを面倒に感じがちなのでは?とはいえ、よりよい人間関係を築くためには常に受け身でいてはダメ。特に憧れの人とは、待っているだけでは親しくなれないでしょう。自分から声かけをするようにして。この夏はオンラインでもいいから、自らイベントを企画してみてはいかが?好きな人たち巻き込んで実行に移すと、深い絆が生まれそう。C「波柄」を選んだあなた……共感力クールに見られることが多いあなたですが、内面は人一倍デリケート。だからこそポーカーフェイスというバリアを張り巡らし、人から傷つけられないようにしているのかもしれません。そんなあなたには「共感力」が足りないみたい。人間関係を良好にするポイントは、相手の立場に立って考える想像力を養うこと。この夏は、泣ける人間味のある映画やドラマをたくさん鑑賞してみて。作品を通して人の感情のキビに触れることで、他者への共感力が高まり、心を開いた状態で誰とでもつきあえるようになるはず。D「ハート柄」を選んだあなた……はねのける力いい人オーラを放っているあなたは、誘いやすい、話しかけやすい雰囲気の持ち主でしょう。そのため、「この子なら大丈夫」と圧をかけてくる人や毒のあるタイプからまとわりつかれたり、イジられやすいかもしれません。そんなあなたに足りないのは、「はねのける力」です。内心嫌なのに、頼まれたらつい受けてしまうのは悪いクセ。人間関係を良好にしたいのなら、上手に断るテクニックを身につけましょう。この夏も、お誘いはすべてをOKしないこと。3回に1回は断るようにして厳選したほうが、1回のクオリティが高くなり幸せな交流を楽しめるはず。さいごに周囲の人とうまくやるためには、ちょっとしたコツがいります。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして、実りある人間関係を築いていきましょう。©umiberry/shutterstock©diane555/gettyimages©BananyakoSensei/shutterstock©benntennsann/shutterstock文・月風うさぎ
2021年08月11日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。名前が決まらず大ピンチ!編集後記初めての女の子の出産を前に、おかめさん夫婦は名前が決まらず苦戦していたようですね。赤ちゃんの名前を決める際、「苗字と合うかな」「どの漢字を使おうかしら」などと、多くのママ・パパが、さまざまなお悩みをかかえるようです。そしておかめさん夫婦も、ギリギリまで名前が決まりませんでした。そして最終的に、お兄ちゃんになるおまめくんに想いを託し、名前が決定。おかめさんのように、赤ちゃんの名付けに今まさにお悩みの方や、同じような経験をしたことがあるママやパパも多いのではないでしょうか。とても心温まるエピソードですね。家族みんなで考えた名付けエピソードは、こまめちゃんの成長と共にきっと素敵な思い出となることでしょう。(ままのて編集部)おかめさんの妊娠糖尿病に関する体験談はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年07月19日