共働き家庭では、夫婦の家事分担が必須です。ママの仕事復帰前に、お互いの役割について夫婦でルールを決めた、という人も多いのではないでしょうか。でも、復帰後、忙しく毎日を過ごすうちに、当初決めたルールが「なあなあ」になってしまうことも。とくに育休中ママが家事全般を行っていた場合は、その名残でパパも甘えてしまい、結局ママの家事負担が多くなってしまう…というケースも聞かれます。パパもママもお互い気持ちよく家事分担を行うためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。■パパは収納場所をわかっている?食器や調理器具、衣替えをした衣類、タオル、洗剤類など、家の中のものの収納場所は、家族みんなが把握できていますか?育休中に、ママが主に家事をしていた場合、どこに何がしまってあるかをパパが知らないこともあります。ごみ袋がどこにあるかがわからなければ、ゴミ出ししたり、新しくごみ袋をセッティングもできませんよね。その都度、「これはどこにある?」「どこにしまえばいい?」と聞かなければいけない状況では、スムーズな家事分担はできません。家事分担をスタートさせる前に、まず、家の中の収納場所などの情報をきちんと共有しておきましょう。ママがキッチンや洗面所のどこに何が収納しているかの簡単な地図を作って、どこに何がしまってあるか示すだけでも、パパのやる気もスイッチが入るのではないでしょうか。■パパの「手伝っている」感覚をなくすにはパパがこれまで家事をする習慣を持っていない場合、どうしても「手伝っている」という姿勢になりがち。この「手伝う」という感覚が、ママにとってはイライラの原因にも。パパには自分の役割をしっかり認識してもらうことが必要です。この場合に有効なのが、家事の「時間割」です。エクセルなどを使って、1日の家事の流れを表にして「洗濯物を干す」「子どもを風呂に入れる」などの項目を書き出した「時間割」を作ってみましょう。家事も仕事と同じようにタスク化することで、パパにも自分のやるべきことを明確に認識してもらえるようになります。■ママの容赦ないダメ出しはダメージ大共働き家庭のパパからよく聞かれるのが「家事をやってもママからダメ出しされるのでやる気がなくなる」という声。ママの容赦ないダメ出しは、意外にパパにとってダメージが強いもののようです。パパの家事は、ママからみれば「全然できてない」「段取りが悪い」と思うことばかりかもしれません。でも、何でも慣れないうちは上手にできなくてあたり前。一度分担ルールを決めたのなら、文句を言いたくなってもぐっとこらえ、相手の家事内容には干渉しないようにしましょう。また、「ちゃんとできていないから」と、パパがやるべき家事に手を出してしまうのもNG。パパがきちんと家事分担をする気でいた場合は、仕事を横取りされたようでモチベーションが下がってしまいます。さらに「家事は面倒」と思っていた場合は「どうせママがやるから大丈夫」と甘えてしまう結果に。これでは、せっかく決めた家事分担のルールが崩れてしまい、結果的にママが家事をすることになります。共働きの家事分担は最初が肝心です。はじめのうちに「自分の役割をきちんとこなす」というクセをつけておかないと、せっかく決めたルールも意味のないものに。ママ自身がうまくパパを「やる気」にさせて、パパに仕事を任せないと、結局困るのはママ自身。あとでモメることのないように、夫婦でしっかり話し合っておきたいですね。
2017年04月05日暖かくなってコートを脱ぐと、気になるのがボディライン。冬の間に太ってしまったという人も、今のうちに無駄なお肉をスッキリさせたいですよね。しかし、子育て中のママにとっては、激しい運動や食事制限はなかなか難しいもの。子育てシーンで普段行う動作を工夫して、ラクラクダイエットを成功させましょう。■物を拾うときには前屈ではなく“しゃがむ”子育て中は、いろいろなシーンで前屈みになることが多くなります。子どもが床に散らかしたものを拾ったり、外遊びで木の実や虫を「ママ見て!」と呼ばれたり、1日に何度も前屈姿勢をとることもあるかもしれません。そんなときは、前屈ではなく“しゃがむ”ことを意識してみてください。普段の生活では椅子に座ることが多くても、膝を曲げてしゃがむ機会は少ないもの。しゃがむ動作は骨盤まわりの筋肉を緩め、歪みを整えやすくしてくれます。下半身のむくみ解消のほか、太もも痩せやヒップアップを目指したい方にもおすすめです。自宅であれば、お相撲さんや剣道で相手と向かい合ってしゃがむポーズのように、膝を曲げて脚を開いてしゃがむ「蹲踞(そんきょ)」のポーズをとると、さらに効果的です。このときのポイントは、かかとを上げ、つま先と膝の向きを揃えること。そして、上半身はまっすぐに背筋を伸ばすことです。まずは10秒キープを目標に試してみてくださいね。■絵本の読み聞かせは開脚で親子の楽しいふれあいのひとときといえば、絵本の読み聞かせ。そんな日常の子育てシーンも、少し工夫を加えればダイエットにつなげることができます。ダイエットに効果的なのが開脚スタイルです。読み聞かせのときには子どもを自分の膝に座らせることが多いかもしれませんが、赤ちゃん時代を卒業したら、開いた脚の間に子どもを座らせてみてください。脚を伸ばして大きく広げることで、骨盤や股関節まわりの筋肉を緩めることができます。また、開脚スタイルは内もも痩せにも効果的。猫背にならないように気をつけ、つま先は真上に向けるようにしましょう。■親子遊びで二の腕シェイプ赤ちゃんとのスキンシップの中にもダイエットのヒントがあります。これからの薄着の季節に気になる二の腕は、「高い高い」で無駄なお肉をスッキリさせましょう。まず、赤ちゃんの両脇を抱えてママの胸の前に。そのままゆっくりと前方に腕を伸ばして赤ちゃんを身体から離し、腕が伸びきったら再び胸の前へと近づけます。次に、胸の前から上へと腕を伸ばし、赤ちゃんを「高い高い」と持ち上げます。腕が伸びきったら、また赤ちゃんを胸の前に近づけましょう。赤ちゃんの体重が増えると高く持ち上げるのもつらくなりますが、親子のスキンシップの時間にもつながります。無理のない回数からはじめて、徐々に増やしていくようにしましょう。子育て中のママは、エクササイズのための時間もなかなか取れませんよね。普段の動きを無理なくダイエットにつなげ、自信をもって薄着の季節を迎えてください。
2017年03月11日「夫が家事を手伝ってくれない…」こう嘆くママは多いですが、あれこれ理由をつけているときは、もしかしたら「やらない」のではなく、「できない」のかもしれません。そんな夫に「手伝って!」といくら言ったところで詮なきこと。まずは「できること」を探してみるのが得策かもしれません。 今回は、実際に夫の「できること」を見つけて、家事を手伝ってもらえるようになったというママたちに、その体験談を聞いてみました。■「力仕事=自分の役割」夫にはこれがデキる!「夫はまったく家事ができない人でした。食器洗いや洗濯を頼んでも、帰宅してみると何もやっていない。『なぜやってくれなかったの?』と聞いてみると、『キミのように上手にできないから』と言うのです」(Aさん/32歳/食品関連)そこでAさんは、「夫が得意なことならやってくれるのでは?」と考え、ためしに休日に布団干しを頼んでみたそうです。そうすると、意外とすんなりやってくれて、取りこみまで完了していたとか。「『力仕事をやってもらえると、本当に助かるわ』と感謝を伝えたときの夫のドヤ顔には、ちょっと笑ってしまいました」いまでは、天気が良いと夫の方から「布団干そうか?」と聞いてくれるそうです。ほかにも、ゴミ出しを「やっとくよ」と言ってくれたり、古新聞がたまったらまとめてくれたりと、Aさんが頼まなくてもやってくれることが増えたとか。男性にとって、布団干しやゴミ出しなどの「力仕事」は、「自分の役割」として受け入れやすいのかも? 「こういう作業は、やっぱり男性が頼りになるわね」と言いながら、力仕事を頼んでみると良いかもしれません。■持ちものこだわり派の夫にはこれがデキる!「ひとり暮らし経験のない夫は、家事スキルがまったくなし。夫婦共働きなのでこれでは困ると、なんとか夫に家事に参加してもらう努力をしました」(Cさん/29歳/雑貨販売店)Cさんが最初にお願いしたのは『自分の服は、自分でたたんで収納する』ということ。最初はうまくたためずシワになったりもしていたそうですが、そこは口を出さずに我慢。もともと几帳面(きちょうめん)な性格だったCさんの夫は、すぐに自分なりのたたみ方を編みだし、気づけばCさんより早く・上手になっていたそうです。「『洗濯物をたたむのは、あなたの方が上手ね』とたびたび褒めたことも良かったのかも。いまではすっかり夫の担当に。私のもの以外は夫が勝手に終わらせてくれます」「洗濯を手伝って」ではなく、「自分の衣類は自分で管理して」と言った方が、男性としては受け入れやすいのかも。とくに、持ちものや趣味にこだわりを持っている男性には効きそうです。■不器用な夫にはこれがデキる!「夫は本当に不器用で、家事を手伝う気持ちはあるようですが、掃除・洗濯・炊事などを頼むととにかく時間がかかり、仕上がりも期待できません」(Kさん/31歳/教育関連)それでも、Kさんは何か家のことをやってもらいたいと考え、『休日のまとめ買い』をお願いすることにしました。Kさんが作成したリストを渡して、夫に買いに行ってもらいます。最初はほしい商品とは違うものを買ってくることも多かったそうですが、慣れてくるとそれもほとんどなくなったとか。「休日に夫が子どもを連れて買いものに出かけてくれるので、その間、私はほかの家事をこなせます。ときには自分の時間を楽しむことも…」「ほしい商品とは違うものを買ってくる」となると、私なんかは「これじゃない!」とイライラしてしまいそうですが…。そこをグッとこらえて、夫が慣れるまで根気よく任せ続けることが大切なのかもしれません。■メカ好きな夫にはこれがデキる!「我が家では、『食洗器に食器を入れる作業』は夫の担当。料理は一切しない夫ですが、なぜかこの作業は気にいっているようで…。パズルやゲームが好きな人なので、そんな感覚なのかもしれません」(Iさん/28歳/教育関連)また、Iさんの夫は、掃除・洗濯自体を頼むと『やり方がわからない』と言って嫌がるそうですが、掃除機や洗濯機の掃除はすすんでやってくれるそう。もしかしたら機械を触るのが楽しいのかもしれません。「家事」はやりたくないけれど、「メカ」が絡むとやる気が出る…という男性もいるようですね。日々、あれやこれやと湧いて出てくる家事の数々。そのうちの1つ、2つでも夫が担当してくれたら楽になるのに…と、ため息をついているママも多いことでしょう。しかし、「できない」ことを「やって」とお願いするのは時間のムダかも? 少し考え方を変えて、夫が「できること」を見つけるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
2017年02月16日すっかり時代遅れとなった「家事・育児は女性の仕事」という考え方。最近では育児に参加する男性を指す“イクメン”という言葉もすっかり一般的な言葉になりました。芸能人でもタレントのつるの剛士さんやお笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さんらがイクメンとして注目されています。と、表向きは男性の育児参加が当たり前のような風潮ができていますが、実際のところはまだまだ“男性の育児参加”が社会に浸透していないのが現状です。それを示すのが、厚生労働省が発表した2015年の男性の育児休暇取得率。なんとわずか2.65%です。なぜここまで日本の男性の育児休暇取得率が低いのでしょうか。その原因のひとつに“パタニティ・ハラスメント”というものがあると言われています。夫がなかなか育児に参加してくれない、と悩んでいる方。もしかしたら夫は“パタハラ”の被害に遭っているかもしれません。●男性の育児参加を阻むパタニティ・ハラスメント(パタハラ)働く女性が妊娠や出産・育児をきっかけに職場から嫌がらせを受けることを“マタニティ・ハラスメント(マタハラ)”と呼びますが、パタハラはこれの“男性版”にあたります。つまり、働く男性が育児参加をする上で育児休暇を取ったり休んだりすることを職場が阻害、またはそれをきっかけに嫌がらせをすることを指します。パタハラを受けた人の中には、出世コースから外されたり、退職に追い込まれたり という被害に遭った人もおり、深刻な問題といえます。●パタハラを受けた人のエピソード●(1)「会社をやめろ」と脅された『上司に3か月の育児休暇を申請したところ、「男が育児休暇なんて取るの?本気で言ってんの?」と言われ、さらには「もしどうしても取るんだったら会社やめたら? 」と脅されました。結局、怖くて育休を取るのは断念しました』(32歳男性/3歳娘のパパ)この方は、妻の体調が回復するまでの間は育休を取りたかったそうなのですが、上司に全く理解されず、退職を促すようなことまで言われたようです。育休を取った後のことを考え、結局育休は断念したとのこと。●(2)重要なプロジェクトから外された『私は育休は取れたのですが、その際「先方に迷惑だから」という理由で重要なプロジェクトから外されました。実際に育休を取る日までには終わるはずのプロジェクトです。それだけならまだしも、その後評価を下げられて給料を減給されました 。これってパタハラですよね?』(38歳男性/6歳息子・4歳娘のパパ)この方は珍しく育休を取得することができたようですが、それをきっかけに重要なプロジェクトから外されたり、不当な評価を受け給料を減給されたりといった嫌がらせを受けたそうです。●(3)「自分だけ恥ずかしくないのか?」と叱責された『社長に育休の申請をしたら「男が育休取るなんて馬鹿げてる。他の皆は我慢してきたんだ。自分だけ恥ずかしくないのか?」と同僚や上司の前で見せしめのように 叱責されました。結局、育休は取れずじまいです』(35歳男性/2歳娘のパパ)育休を取得する男性は少ないのが現状ですから、自分の会社でまだ誰も育休を取った男性がいないというケースも多いと思います。その場合、育休の申請をしづらいものですが、この方は勇気を振り絞って相談したそうです。すると、まるで見せしめのように他の社員の前で叱責されたとのこと。----------日本人男性の育児参加を妨げている要因の一つに、“パタハラ”があるのは間違いないでしょう。自分の夫が育児のために時間を割いてくれない、というママは、もしかしたら夫がパタハラに遭っているかもしれません。頭ごなしに「ちょっとは育児に参加してよ!」と責めるのではなく、理由を聞いてみるようにしましょう。二人で力を合わせることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。【参考リンク】・「平成 27 年度雇用均等基本調査」の結果概要 | 厚生労働省(PDF)()●文/パピマミ編集部
2017年01月15日ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、『逃げ恥』)が絶好調ですね。主演の新垣結衣さんのかわいさに加え、彼女の大胆な提案にたじたじしつつも、ぎこちなく受け入れる星野源さんの初々しさ…なかなか進展しない2人の恋愛模様に“ムズキュン”する視聴者が続出だとか。◆結婚とは?考えさせる要素が満載…とキュンキュンして楽しむのもいいけれど、ドラマの設定を改めて振り返ってみると、同棲や結婚における役割分担についていろいろ考えさせられます。『逃げ恥』では「家事=仕事」として描かれていますが、現実は“共働きが当たり前”。では、家事も等しく男女で分担されているかというと…モノ申したい女性は多いのではないでしょうか。そのあたりの実態をリサーチしてみました。◆ドラマ『逃げ恥』のストーリー本題に入る前に、ドラマをご覧になっていない方のためにストーリーをざっくりご紹介。新垣結衣さん演じる主人公・森山みくりは、大学院を卒業したものの就職活動に失敗し、派遣の仕事も失ってしまいます。父親の紹介で、星野源さん演じる津崎平匡(ひらまさ)の家事代行を始めるのですが、みくりの実家が引っ越すことに。そこで、みくりは家事を仕事とする契約結婚を提案。津崎も同意して2人は結婚(実態は籍を入れない事実婚)、外では新婚夫婦を演じながら、家の中では雇用主と従業員という立場で生活を送ります。当初はビジネスライクな関係だったけれど、徐々にお互いの気持ちに変化が生まれ――という、ラブコメディです。◆共働きor専業主婦、理想はどっち?『逃げ恥』の設定では家事の対価としてみくりに給料が支払われるわけですが、生活費の負担も考えれば、よっぽど高収入の相手でないと厳しいのが現実。共働きか専業主婦(夫)の2択になってしまいますよね。どちらが理想かを20~40代の男女20名ほどにヒアリングしたところ、ほぼ全員が「共働き」と回答。ただ、「結局は女の仕事と役割分担を果たさなくなるのはイヤ」(40代・女性)という声もあったし、「家事だけでなく介護、自治会、PTA、親戚つき合いなどもすべて私任せ」(40代・女性)との現状に不満を漏らす人も(しんどそう…)。『逃げ恥』のような契約結婚は無理でも、細かくルールを決め、お互いの役割をはっきりさせる津崎流ロジックには、学ぶところがありそうです。◆ケンカの種は、曖昧な役割分担にあり!では逆に、役割分担があやふやだとどういう問題が生じるのか?みなさんの実体験をご紹介します。・「洗濯物がそこそこ溜まってたけど、自分の中ではまだ洗うほどの量ではなかったのでそのままにしておいたら、怒られました」(20代・男性)・「ほこりが溜まってるから掃除機をかけたほうがいいのに、お互い他のことをやって見て見ぬふり。結局根負けするのは自分なので、積もり積もった不満がある日爆発し、破局した」(30代・女性)・「共働きなのに家事全般は私がしていて、お願いしても彼は『まだ大丈夫でしょ』と」(20代・女性)・「掃除のついでに、気を遣って相手の部屋を片づけたら怒られてしまった」(20代・男性)・「平日は帰宅時間がバラバラなので、週末の夜だけは一緒に食事することになっていた。当番は特に決めず、挙手制だったけど、彼がやると言い出すことはほとんどなく、結局いつも私が作っている」(30代・女性)掃除、洗濯、料理…各論ではいろいろな例があれど、総括すると「“できる者ができるときにやる”では、お互い甘えが出てどうにもならない」(30代・男性)というところに落ち着きそうです。そんな状況を打破するには「ゴミ捨て、皿洗いなど分担を決めて、彼担当の家事はたとえ汚くても本人が困るまで放っておくことにした」(20代・女性)という割り切りも大事。どこまで溜まったら手をつけるか、といった基準も人それぞれなので、『逃げ恥』における津崎のように、細かくルールを決めておけばよりよいかも?終わりに同棲・結婚生活の現実を知ると、「面倒だから一人でいいや…」と思うこともあるし、『逃げ恥』にもそのような考え方をする人物が出てきます。でも、みくりと津崎の生活はやっぱり楽しそう!二人のような契約結婚については賛否両論ありますが、結婚が契約であることは事実。面倒な部分は契約=役割分担で割り切り、楽しいことをシェアする――そんな理想的な共働きを実現できたらいいですね!ライタープロフィール橘いつき出版社・Web制作会社勤務を経て、現在はWebメディアで執筆・運用業務を行うフ リーランス。好きなモノ・コトは、猫、お酒、読書。
2016年11月26日家事・育児に積極的な男性が増えてきました。でも、妻の立場から見ると、「ありがたいけど私がやってほしいことを分かってない」「言ったこと以外はやってくれない」なんて思うことありませんか?もしかすると、夫側も「こんなに頑張ってるのに妻は全然よろこんでくれない…」と不満をつのらせているかも。一度『本音』で話し合ってみるだけで、簡単に解決できるとしたら?というわけで、理想の家事や育児のシェア、将来設計について夫婦で話し合うワークショップに夫婦で参加してきました!その名も「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」。家事・育児についての満足度は夫婦での話し合いの頻度で決まる生活経済ジャーナリスト・和泉昭子さん、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表・三木智有さん「◯◯家作戦会議」は、内閣府男女参画協議局が主催したワークショップ。16組の夫婦が参加していました。講師は生活経済ジャーナリスト・キャリアコンサルタントの和泉昭子さんと、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表で家事シェア研究家の三木智有さん。夫・妻、親、社会人――いろいろな顔をもっている私たち。その中で家族としての役割シェアをきちんと話し合うことで、充実した生活を送れるのだそう。でも、お互いに満足できる役割シェアってどういうことなのでしょうか?NPO法人tadaimaのヒアリング調査によると、「5:5で家事分担ができていること」よりも、「家事に対する負担感を夫婦で共有できているか」で満足度が変わるそうです。つまり、家事についてよく話し合っている夫婦ほど満足度が高く、話し合いをしていない夫婦ほど不満度が高くなる傾向があるのです。【第1部】ワークショップ「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」いきなり家事分担を押し付け合っても不満がつのるだけ。まずは、ワークシートでお互いの本音を知り、モヤモヤを解消して、その夫婦の価値観に合った役割シェアを話し合いで導き出します。Part.1 素直な気持ちを伝えてみよう最初のテーマは、「自分の素直な気持ちを相手に伝えてみよう」「本当はもっと◯◯に時間を使いたい」の◯◯の部分には、2人とも「もっと自分の時間がほしい」ということを記入。お互いの本心はなんとなく分かっていたけれど、こうやって言葉にして伝えると意外とスッキリ!改めて書いてみることでお互いの理解が深まります。Part.2 2人の今を再確認!Part2は、時間グラフに「現在」と「理想」の時間の使いかたを記入。自分が理想とする時間の使いかたを実現するために、相手に「これをしてほしい!」とお願いします。共働きで、家事も育児もそれなりに分担してやっているわが家のようなケースでは、自分の要望を一方的に伝えるのはちょっと気が引ける……。ところが、このワークシートで、平日の帰宅が遅い夫が「もっと育児に関わる時間を増やしたい」と思っていることが分かりました。しかも「家事の時間が増えてもいい」とのこと!これは意外……あえて時間をとって話し合うことで夫の本音に気づくことができました。Part.3 「家のこと」のシェアの仕方を考えよう一番面白かったのがこのPart3。自分が負担に感じている家事を自由に書き込み、それぞれ自分と相手の負担度を記入して、負担を減らすためにはどうすればよいか一緒に考えます。例えば、毎日掃除をしているという家庭であれば、掃除の回数を減らすというのも1つの解決法です。奥様が主に食事の用意をしているというご夫婦、奥様にとっては毎日食事を作るのはとても負担。でも実は、旦那様が料理に興味があるということを知って奥様はビックリ!これからは休日などに食事を作ってくれることに。わが家の場合は夫がもっと子どもと過ごす時間を増やしたいと思っていることがわかったので、これからはさらに心置きなく育児を任せられそうです。第2部料理教室旦那さんに食事づくりを任せるとすごく時間がかかるし、シンクが洗い物であふれかえるのが嫌――。そう、料理はいかに短時間で効率よくできるかも重要なポイントなんです。第2部は、「男性でも帰ってからすぐ実践できる料理アイデア・レシピ体験」がテーマの料理教室。実際に旦那様におすすめレシピを作ってもらいます。奥さんはそばで見守ります。江上料理学院の松井ゆみ先生教えてもらったレシピは、これからの寒い季節にぴったりの「ポトフ」。ポイントは、冷蔵庫にある食材で、調味料も調理器具もほとんど使わず、短時間でできること。分量もおおよそでいいので、まさに男性向けのレシピ!実際のポトフのレシピ松井先生から一通り調理方法の説明を受け、いざ実践!!パパの料理をそばで見守る娘固い野菜から切ってどんどんお鍋に入れていきます。にんじんもジャガイモもよく洗えば皮付きのままでもOK。こうすれば、ボウルやピーラーを洗う手間や野菜くずを処理する手間も省けます。キャベツもざっくり2等分。レシピの材料以外にも、パプリカやきのこ類など冷蔵庫の中の余り物を適当に入れてもOK。レシピが簡単だから料理中の会話も弾みます。ポトフを煮ている間に、まな板や包丁を洗えばできあがったときにはキッチンがスッキリ。これなら、洗い物でキッチンがぐちゃぐちゃになるから旦那さんに料理してほしくない、という奥様にも喜んでもらえそうですね。ポトフ完成〜!!調理時間は約30分。野菜やお肉からいいダシがでているので、コンソメだけでもとってもおいしかったです。少食な娘もパクパク完食!ワークショップに参加する前は「本音で話し合うだけで何が変わるの?」と半信半疑でしたが、自分の負担感を相手と共有して話し合うだけで気持ちが軽くなるんだとその効果を実感しました。今後は家事・育児について夫とざっくばらんに話し合って、家族全員がハッピーになれる理想の時間を使い方を考えていきたいと思います!「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」藤本美貴・オリラジ中田・鈴木おさむなど豪華講師陣によるトークショーを開催「働く」と「子育て」のこれからを考えるWARCO!2016ライター:柏木 真由子
2016年11月12日結婚前は実家住まいだった夫は、炊飯器や洗濯機など触ったこともありませんでした。それがいまでは、育児も家事もやってくれるように。このように、夫を頼れるパパへと育てるには、妻である私から意識的に働きかける必要がありました。今回は、ほぼ家事経験ゼロの夫に対して、筆者が行ったことをご紹介します。個人的な経験談にはなりますが、家事や育児を怠りがちな夫に悩む方にとって、少しでも参考になれば幸いです。■まずは夫に「どんな生活がしたいか」を確認「新婚の時期は言うことを聞いてくれるだろうから、今のうちに旦那を育てないとダメだよ!」夫をちゃんと家事ができる人に育てなくては…。そう思ったのは、友人からのこんな忠告があったから。当時、まだ新婚だった私は、早速、夫にこの友人の話をしました。そして、2つの選択肢を提示したのです。ひとつめは、私が専業主婦になって家事はできるだけ完璧にやるけれど、もちろん私の収入はなし。貯金をするのは難しいし、旅行にも行けない。ふたつめは、私が仕事をそのまま続ける代わりに、家事はできる方がやる。夫の仕事が早い時間に終わるので、平日は夫の家事負担が大きいかもしれない。でも、貯金もできるし、旅行にも行ける。「どっちの暮らしが理想的?」と聞きました。その答えは「どっちでもいい」。不満そうに回答したので良く覚えています。「だったら、仕事を続けるから家事を覚えてね!」こんな感じの口約束で、家事の指導が始まりました。■私が夫に教えたこと家事は、挙げるとキリがないくらいたくさんの仕事があるので、思い出せる限り書き出したいと思います。まず教えたのは、お米の研ぎ方と炊飯器の使い方。夫の帰りが早いので、お米を炊いておいてもらう機会が多かったからです。まったくやったことがなかったようで、研ぐ方法も一から指導。炊飯器はスイッチを押すだけなのですが、最初の頃は水を入れ忘れたり、スイッチを入れ忘れたり、ほかにもいろいろな失敗がありました。おかずは自ら作ってくれるようになりましたが、料理をしながら「片付ける」という意識がなかったので、それを教えました。いまだにコンロ周りの油はねなどには無頓着ですが、細かい部分は私が掃除しています。食器を洗った後、ついでにシンクや排水溝ネットの生ごみもキレイにする。こんな細々とした家事を少しずつ、少しずつ教えていき、今では大概の家事をこなせるようになりました。■感謝の気持ちは忘れずに気をつけているのは、「ありがとう」を頻繁に伝えることです。そして、やってもらったことに関しては、文句を言わないこと。「文句があるなら自分でやる」が我が家のルールになっています。ご飯を作ってくれたときは、「おいしいね!」と子どもと一緒に誉めちぎりながら食べています。夫も、私が食器を洗えば「ありがとう」と必ず言ってくれます。家事を分担にして一番良かったと思うのは、「家事や育児の大変さ」を理解してくれたこと。もし、結婚後に仕事を辞めて一人で家事をこなしていたら、「家事って楽だろうな」とか、「仕事をしていなくてズルいな」と思われていたかもしれません。■育児はもはや「当たり前」に育児に関しては、分担を決めていません。私が家事をしているときは夫が子どもの世話をして、夫が家事をしているときは私が子どもの世話をします。家事の分担が習慣になっていたためか、育児を2人で協力することは生まれる前から「当たり前」になっていました。今では「家事と育児を一人で完璧にやるより、会社で仕事してた方がずっと楽だよ~」と言ってしまう夫。この先、もし私が仕事を辞めることになったとしても、家事と育児はきっと協力してくれるだろうと思います。「イクメン」や「父親の育児参加」などの言葉を聞くと、正直少し違和感を覚えるほど、我が家で父親が育児をすることは当たり前になっています。本当の「イクメン」を育てる鍵は、結婚直後からの家事指導にあるのかもしれません。
2016年10月31日▲今回の共働きパパ:塚崎卓也さん(40歳) メルヴィータジャポン株式会社 ・フランス発のオーガニック認証ブランド「メルヴィータ」のブランドディレクター。直営店や卸事業、ECなどの営業部および商品戦略や販売促進、受発注などのチームを統括している。・奥さま : 40歳。会社員(IT部門)。学生時代に知りあって結婚。・お子さん : 3人(9歳の双子と6歳)・平均帰宅時間 : 21時30分ごろ【自己採点】塚崎パパの「パパ力」…50点_/100点ママのコメントは文末(3ページ)に!※「パパ力(りょく)」とは、家事や育児へのコミット力のこと■社員の95%以上が女性 社内の働くママたちをサポートする【チェックポイント1:ママの気持ちの理解度】ママのためのサークルを発足! 月1でランチ会を開催する人気商品のアルガンオイルを生みだし、オイル美容の先駆者的存在としても知られている「メルヴィータ」。2010年の日本上陸時からブランドディレクターをつとめる塚崎卓也さんは、小学校3年生の双子のお子さんと6歳のお子さん、合計3人のお子さんのパパでもあります。女性社員がほとんどを占めるという職場環境で働く塚崎さんの「パパ力」が気になるところ。奥さまとの関係性や育児・家事分担について聞きました。――女性社員が多いとのことですが、どのように感じていますか。女性ばかりだからやりづらいということもなく、楽しく仕事させていただいております(笑)。私は姉と妹という環境で育ったせいか、女性のなかで働くことが苦にならないみたいです。保育園の保護者会のときなどに、ママ友ランチのお誘いをいただくことも。10人以上のママたちのなかに私1人という状況で、違和感なくしゃべっています(笑)。――職場には、ママたちも多いのでしょうか。いまは多いですね。この3、4ヶ月で、メルヴィータのオフィスで働く15人のうちの3人が出産しました。以前はママが少なかったこともあり、情報交換のための「こっこクラブ」というサークルを2009年に作りました。発足時は非公認だったのですが、いまは会社の公認サークルに。30人くらいいるメンバーのうち、都合のつく人たちが集まって月に1回ランチをしています。育児の情報交換から悩みまで、会話の内容はさまざま。「託児所を作ってほしい」という声が出ることもあります。ママたちはもちろん、これから妊娠を考えている社員が参加してくれたこともありました。保育園や出産に関してのアドバイスを受けられるので、心強い面もあるのかなと思います。その後、彼女はお子さんを授かり、現在産休中です。いまはオフィスで働く社員を中心としたサークル活動しかできていないので、将来的には店舗スタッフにも広げていきたいですね。■夫婦間のルールは特になし! 自然な流れでの育児参加とは?【チェックポイント2:パパの育児参加】「察して動く」を発揮 毎朝6時に起きて朝食を担当――おもに朝、育児や家事をご担当されているんですね。夜は仕事でどうしても遅くなってしまうこともあるので、自分で時間をコントロールしやすい朝に、できるだけ家事や育児を担当するようにしています。毎朝6時に起きて朝ごはんを作り、上の子どもたちを送りだしてから、下の子を保育園に連れていきます。【塚崎パパの家事・育児分担表】---平日---<朝>・家の片づけ・朝食準備・朝食片づけ・保育園への送り<夜>・上の子どもたちと一緒に寝る---休日---<朝>・家の片づけ・朝食準備・朝食片づけ・下の子をスイミングへ連れていく(土曜日)・子どもたちとおでかけ(おもに日曜日)<夜>・子どもとお風呂子どもは、上が9歳の男の子と女の子で、下は6歳の女の子です。上の子たちは二卵性なのですが、たまに同じような反応をすることもあって、自分たちで「双子だねー」と言っていることもあります。下の子は、上の子たちのマネをして、なんでもやりたがる。「私だってできるもん!」といってやろうとするけど、3歳差があるので、やっぱりできないという感じです(笑)。――お仕事が忙しいなかで、毎日ご家族の朝食を作られるということにびっくりしました。朝食といっても、大したものは作っていません(笑)。フルーツを切ったり、卵を焼いたり。あとは、パンを焼いて、ヨーグルトとジュースを出すくらいです。――毎日続けられていることが、すごいです。分担については、事前に話しあったうえで決まったのでしょうか。分担についてのとりきめは、とくになかったですね(笑)。私たち夫婦は、良くも悪くも、何かについてルールを決めることがほとんどありません。夫婦間でのルールや特別な教育方針もなし。「のびのび育ってくれればいい」と思うくらいです。ただ、妻が出産後も働き続けたいということは知っていたので、できるだけ協力したいとは思っていました。――最初のお子さんが双子ということで、ご夫婦でしっかり育児分担を決められたのかと思っていました。双子だと、夫婦でフル稼働したところで手がまわらないこともあります。分担を決めるというよりは、手が空いたときにできることをしていました。たとえば、妻が疲れて寝てしまっていても朝なら私がミルクをあげられる。そういう感じで、夫婦間のバランスをとりながら、いまの状態になっていきました。――「これをやって」と奥さまが頼む前に、察して動かれたということですね。夫婦間で育児や家事を分担するときには、妻が夫に言葉できちんと伝えないと難しいという意見をよく聞きますが…。両方の実家が近くにあるわけではないので、サポートをお願いしづらいということも関係しているかもしれません。あとは、妻がうまく私のモチベーションを上げてくれているおかげかも…。私が料理を作るとほめてくれて、上手に育ててもらっています(笑)。妻とは学生時代に知りあって、結婚してからも14年くらい経ちます。付きあいも長く、お互いに超えてはいけないラインがなんとなくわかっているので、けんかもしません。たとえば、私はいろいろと言われるのがあまり好きではない方だということも妻はよく知っています。ダメ出しもほとんどないです。何か気になったことがあるときには、後からやんわりというくらいにしてくれています。――「こっこクラブ」でママたちの話を聞いているから、「これはやってはいけない」という地雷ポイントがわかっているのかもしれませんね。それは関係ありそうです。職場で学んだことを家庭で生かす、みたいな(笑)。ワークライフバランスが保てているということですね。――塚崎家は、おふたりの連携がうまく取れていることでしょうか。もちろん、ふたりだけですべてをこなすことはできないので、外部サービスもフル活用しています。会社から補助があるベビーシッターやファミリーサポートなど。妻も仕事柄、子どもが熱を出したからといって休むことができません。いざというときに困らないように、預け先はいくつか確保しています。【チェックポイント3:家族との時間】子どもと過ごす時間を確保するために、引っ越しを決意!――夜はお子さんと一緒に寝るというのは、すごく理想的な生活に思えます。以前は、21時に会社を出て22時に帰宅するという生活を送っていました。子どもたちが寝たあとに帰っていたので、「パパは夜いない人」と認識していたようです。実際に公言もされていました(笑)。子どもともっと関わりを持ちたいと思っているのに、それができていない。自分のなかで、矛盾を感じていました。また、当時住んでいた家が5人で暮らすには手狭になってしまったこともあり、昨年引っ越しをしたんです。――引っ越しをされたことで、どう変化があったのでしょうか。通勤時間が往復で40分くらい短くなったのを機に、帰宅時間を見直すことにしました。20時には会社を出るようにすれば、20時40分ごろには家に着けます。ちょうど、子どもたちがお風呂に入っている時間です。帰ったら急いでごはんを食べて、上の子と一緒に寝る…という感じです。子どもたちには転校・転園をさせてしまいましたが、とてもよろこんでくれています。もちろん、仕事で早く帰れないときや、付きあいで飲みに行かないといけないこともあります。飲み会の席でなかなか帰れないときは、「明日、6時に起きないといけないんだけどな…」と思うことも(笑)。睡眠時間が削られるのがつらいときもありますけど、毎日ではないですからね。それに、妻がいてくれるので、「必ずこの時間には帰らないといけない」という制約がない。それはとても助かっています。――朝もお子さんと過ごす貴重な時間ですね。弊社は遅くとも10時までに出社していればいいので、朝は少し余裕がある方かなと思います。息子の宿題を見るときもありますし、下の子が保育園に行きたくないときは、少し時間をかけて付きあうようにしています。園の外で一緒にうだうだしたり、歌を歌ったり。そうしているうちに、落ちついて中に入ってくれることが多いですね。【チェックポイント3:ママへのケア】記念日には、子どもを預けてデート正直なところ、日ごろはあまり妻へのケアはできていないのかもしれません。ただ、記念日には、子どもたちを妻の実家やベビーシッターさんに預けて、ふたりで食事をしたり、映画をみたりしています。以前は通勤経路が途中まで同じだったので、私の乗る電車に合わせて妻が家を出て、一緒に行くこともありました。ふたりでいても、結局は子どもの話ばかりになってしまいますが(笑)。――学生時代から知っている奥さまが、妻、母へと変わっていかれる様子をそばで見ていて、どのように思われますか。フルタイムで仕事をしながら子育てをしているので、すごいと思います。決して体が強い方ではないので、週末に寝こんでしまうことも。ありがたい反面、「ちょっと無理しすぎじゃないかな」と感じることもあります。――塚崎さんご自身の息抜きはどうされていますか?通勤時間に読書をしたり、スマホでゲームをしたりしています。通勤途中にTSUTAYAがあるので、『ONE PIECE』(集英社)を借りて読んでいた時期もありました。1回に3巻ずつ借りて、やっと最新巻まで追いつきました(笑)。子どもと一緒に寝るようになってから、夜に自分のことをする時間はなくなりました。でも、しっかり寝ているおかげで体調がいいですね。22時に帰っていたころは、「休日はもっと寝ていたい」と思うこともありましたが、いまは土日も元気。子どもたちに感謝ですね。――奥さまからの採点は、どのくらいだと思われますか?50点です。朝は私が担当しているけど、寝かしつけやお風呂など、夜のほうがやることが多いですからね。妻が3人目を出産するときに、2週間ほど入院したんです。ひとりで双子の育児をしましたが、いま思うと、あのときは大変でした(笑)。仕事が終わるとふたりを保育園まで迎えにいってから買い物にいき、ごはんを作って食べさせて…と。それを妻は毎日しているんですからね。とてもありがたいですし、できるかぎりサポートしたいと思っています。▼ママからの評価コメントママから見た「パパ力」は……90点/100点仕事が忙しいなかで、とてもよくがんばってくれていると思います。家事よりも育児についてパパ力が発揮されていることが多く、子どもたちもパパが大好きです。子どもに甘く、すぐに「いいよー」といってご機嫌をとる面もありますが(笑)、本当に助かっています!家事・育児に使える時間にはもちろん限りがありますが、そのなかでは線を引かず、気がついたこと、できることを自分で考えてやってくれる姿勢がうれしいです。私が細かいことをあれこれ言わなくてもすんでいるのは、「こっこクラブ」の皆さんや保育園のママ友など、日ごろからたくさんの働く女性がいろいろ話してくださっているからだったんですねー。みなさんにも感謝です!【「パパの自覚」について】最初の子どもが双子だったために圧倒的に手が足りず、パパが育児に主体的に参加せざるを得ない状況でした。おかげで育児の大変さはよく理解してくれており、パパの自覚も最初から持てていたと思います。ただ、自分が子どものころに大好きだったゲームの復刻版を息子に買い与えて、ゲーム仲間を増やそうという魂胆はみえみえでーす(笑)。【「パパの家事」について】朝食を作ってくれたり、保育園に送ってくれたり、本当に助かっています。欲を言えば、家のなかの片づけをもう少しだけがんばってほしい(笑)。そこにも「察するチカラ」があれば、完璧です。今度寝ている間に「ホコリセンサー(があれば!)」をつけたいなーと思っています。【「パパの育児方針」について】子どもには、とても真剣に向きあってくれています。子どもたちはそれぞれ個性が異なるので、接し方も一人ひとり変えています。私が行きづまったときには意見を言ってくれて、「おお、そうか!」と気づけることがたくさんありました。少しでも時間を見つけて話しあうことで、私たちなりの夫婦の答えをみつけていきたいなーと思っています。【「ママへのケア」について】私が疲れてピリピリしてくると、さりげなく子どもたち3人を連れて遊びに行ってくれたり、外食を提案してくれたりするのがとてもありがたいです。それから、メルヴィータ製品をたくさん買ってきてくれるところも(笑)。パパは自分のブランドだから買ってきてくれるのだと思いますが、使ってみたらとても肌の調子が良くなって驚きました。これからもどんどん買ってきてほしいですね。 Informationアルガンオイルが半額に! 「スタートオーガニック キャンペーン」2016年10月5日(水)~10月18日(火)塚崎さんがブランドディレクターを務める「メルヴィータ」では、現在「スタートオーガニック キャンペーン」を実施中です。なんと、化粧品の空きボトル(どんなブランドのものでもOK)を店頭に持参すると、リサイクル活動への参加のお礼として100%オーガニックオイル「ビオオイル アルガンオイル 50mL」が半額でご購入できるというもの。詳しくはこちら>>
2016年10月05日【ママからのご相談】現在1歳前の子どもがいるママです。来月からフルタイムで仕事復帰の予定です。でも、仕事をしていない今ですら家事と育児でいっぱいいっぱい。仕事復帰した後にどうやって家事の時間をとればいいのか想像すらつきません。チャチャっと家事をこなせるコツってありますか?目次 家事はある程度サボっても大丈夫料理は作り置きが基本とにかく時短に徹する●A. 家事はある程度サボっても大丈夫こんにちは。こじらせ美容オタク家のともです。赤ちゃんを育てていると家事をする暇もないくらい忙しいものですが、働くとなるとなおさらですね。育休を終えて仕事復帰したら、とにかく“どれだけ時間をムダにせず家事をするか ”ということが鍵になってきます。ママがどんなに忙しくてテンパっていても、赤ちゃんが気を使って泣き止むということはありません。仕事から帰った途端、お腹がすいたやら遊んでほしいやらで自己主張を繰り返します。かわいい顔して、ある意味非情とも言えましょう(泣)。そんな猫の手を借りたい状態(パパの手はあまり期待できないのが現実……)で、仕事と家事・育児を完璧にこなそうとするとママの身が持ちません。そこで今回は、小さい子を持つワーママたちに、上手に家事をサボるコツについて聞いてみました。●料理は作り置きが基本『週末に常備菜を作り置き。お弁当作りや、夕飯など忙しい日はプラス一品にすごく助かる』(20代女性/会社員)『買った食材はその日に切ってゆでてジッパーで冷凍保存。下ごしらえをストックしておくと平日が楽』(30代女性/メーカー勤務)働くママにとって、週末に平日の夕飯をストックしておくのは常識 のよう。『お弁当は夕飯の残りものと作り置きだけで彩り重視。色合いがよければおいしそうに見える』(40代女性/受付)『一週間分の献立を子どもの給食と照らし合わせて考えておく。買い物も一度ですむし、食材を使いきれるので節約にも』(30代女性/事務職)幼稚園の場合だと毎日お弁当、という園もあります。とにかく彩り重視で乗り切りましょう。また給食の場合はメニューがかぶらないように、給食リストと一緒に買い物すると無駄もでません。●とにかく時短に徹する『掃除はほぼ掃除ロボットにお任せ』(20代女性/マスコミ)今は勝手に掃除をしてくれる家電もあり、便利な時代になりましたね。進化していく家電を使わない手はないです。『包丁をなるべく使わずに調理ばさみを使うと、まな板も使わないし洗い物もすごく簡単。そのまま鍋の上で切っちゃいます』(30代女性/自営業)『すすぎが一回で済む洗剤使用。早く終わるから時短です』(30代女性/幼稚園勤務)とにかく洗いものは少なく!まな板って結構洗うのが面倒なので調理ばさみは重宝します 。また、洗濯物も洗いすすぎが一回で済むものに変えると、洗濯が終わるのを待てずに寝てしまった……なんて失敗もなくなりますね。『お風呂は最後に水で流して、換気することを習慣にするとカビがつきにくくて掃除が楽ちん』(40代女性/受付)毎日のちょっとした工夫で、後に待ち構える掃除の労力を極力減らすことができます。今はお風呂場に置いておくだけでカビを防いでくれる銀イオンの手抜きグッズも売っていますので、市販の掃除用品もじゃんじゃん活用しましょう。『そもそも物をあまり増やさない。一年使わなかった物は捨てる 』(30代女性/公務員)これぞ究極の時短。あまり掃除をしなくてもいいように物を増やさない、ということ。“物を増やしたらその分だけ捨てる”ということを徹底することは大事。物が多いとやはりどんなに掃除してもキレイに片付きません。赤ちゃんがいるとどうしても物が増えてしまいますが、大きくなって使わなくなった物は友人にあげる、オークションに出す、中古ショップに売るなど工夫して減らしていきましょうね。またママの服も「来年着るかも」「痩せたら着るかも」ではなくて、一年袖を通さなかったものは来年着るハズがないので、いさぎよく手放す勇気も必要。痩せたらまた痩せたときに買えばいいだけです。----------家事の負担はちょっとしたコツで減らすことができます。仕事と家事・育児、大変だと思いますが楽しく両立できるよう応援しています。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年09月24日あなたは“家事”が得意ですか?家事と言っても掃除、洗濯、料理や裁縫など、ありとあらゆるものがありますよね。家事が出来るだけで、『女子力が高い!』と評価され、より女性らしい印象を与えられます。家事がデキる女子には、共通している特徴が3つあるのをご存じですか?あなたにも家事力があるのかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。1:バッグの中身が整理整頓されているバッグの中身が整理整頓されていて、どこに何が入っているのか一目でわかるような女子は、家の中も整理整頓されているという印象に。逆にバッグの中身がごちゃごちゃしていると、もしかして家の中も…というような目で見られてしまいます。忙しいからと、バッグの中身を確認せず、いざというときに「〇〇がない!」、「△△を忘れた!」など慌てることのないよう、何が入っているか、忘れ物がないかなど、常に確認しておいた方が良いですね。また、柔らかい素材のバッグは、キレイに入れたとしても持って歩いているうちにどうしても中身が動いてしまいます。形が決まっているカバンを使うことで、物が動くことが少なくなるので、中身がぐちゃぐちゃになることも減りますよ。2:裁縫セットを持ち歩く出先で裾がほつれかかっているのを見つけ、バッグから裁縫セットを取り出してサッと縫い付けるということが出来ると、女子力がかなり高いと見てもらえますよね。裁縫のように、細かい作業が苦手という男性はとても多いので、スーツのボタンが取れそうだなと思ったら、「ボタン取れそうだよ、つけてあげる」と、さらりと声をかけてあげると好感度もアップ!日常的に裁縫をしていると思わせることができ、気になる相手に声をかけるきっかけにもなりますよね。「わたし、裁縫が苦手で…」という人も、ボタンぐらいは縫い付けられるように練習しておくと良いでしょう。出来ないことを、見栄を張って「何でも作れるよ!」と公言する必要はありません。「難しいことは出来ないけど、ボタンくらいなら付けられるんだ」と謙虚な姿勢を見せることで、好感度をさらに上げることが出来ますよ。3:手作り弁当を持参する会社のお昼に手作り弁当を持参しているのを見ると、毎日の食事をキチンと作り、健康管理もしっかり出来る女子なのだと感じます。また、1人でいたとしても、食べるときに「いただきます」と言えると、教養があり、食べ物に対する感謝の気持ちも伝わって好印象。たとえ、おにぎりと少量のおかずだけというお弁当でも、毎日持って行き続けることで、「家庭的で節約上手な子」だと思ってもらえますよ。かわいいピックやバランなどを使い、女の子らしい盛り付けをしておくと、食べている時に中身を見られても恥ずかしくないですよね。毎日、朝にお弁当を作るのは大変かもしれませんが、意外と慣れると、毎日の日課になっていきますよ。いかがでしたか?最近、家事が苦手だという女子が急増しているようですが、家事が出来るということは、今後生きていく上で得なことしかありません。なんでも完璧にこなす必要はありませんが、必要最低限の家事はこなせるようになっておきましょうね。
2016年09月23日家事は朝やると良いという話をよく耳にしますが、実際は慌ただしくて、それどころではなという人も多いのでは。そんな人はいさぎよく朝家事をあきらめて、“夜家事”をはじめてみてはいかがでしょうか。無理のない程度に、できる範囲内でいのです。今回はそのメリットとコツを紹介します。■掃除が苦手な人こそ夜に!晴れた日の朝、窓をパーッと開けて掃除する…、というのが理想ではありますが、忙しくてできない日も多いでしょう。そこで、おすすめなのが夜掃除。昼間のように、窓を開け放って掃除機をガンガンかけるわけにはいきませんが、寝る前に掃除をしておけば、朝起きたときに気持ちが良いというメリットが。夜掃除のポイントは頑張りすぎないこと。ホコリが目立つ場所にモップをかけたり、拭き掃除をしたり、物を片付けたり。気になったところをちょっとずつで構いません。それでも毎晩続ければ、家の中を十分キレイに保つことができます。本格的な掃除はゆとりがある休日の昼間にするとして、夜のちょこっと掃除を習慣にしてみてはいかがでしょうか。■夜の洗濯は電気代の節約にもつながる!?近ごろ洗濯は夜やるという人も増えているようです。その大きな理由は、やはり電気代ではないでしょうか? 夜間電力を使用した洗濯なら、電気代節約の効果が期待できます。しかも、その日に着ていた服をすぐに洗えるため、雑菌の繁殖を軽減できるというオマケつき。夜の洗濯は実はとてもメリットの多いのです。ただ、夜は外に干せないというデメリットもあるでしょう。部屋干しはどうしてもニオイが気になりますが、洗濯機の乾燥機能を使って、10分程度乾燥させてから部屋干しすると、嫌なニオイをかなり軽減できます。可能なら、部屋干しの際に除湿器を使用しましょう。さらに、翌朝の天気が良ければ、部屋干しした洗濯物を外に出して干すとより気持ちよく乾きます。■数日先の献立を考えて作ろう晩御飯の支度は夜にするのがオススメ。例えば夕食の支度をする際に、翌日の朝、昼(または弁当)、晩御飯くらいまで見越して作るのがポイント。葉物野菜を多めに茹でて、その日に食べない分を取り分けておけば、翌日はかつお節をのせて醤油をかけるだけでおひたしができます。ほかにも、「お惣菜を多めに作る」「あまった肉は軽く下味をつけておく」など、翌日の料理まで想像しながら夕食の支度をしてみましょう。慣れないうちは少し難しいかもしれませんが、習慣になればどんどん食事の支度が楽になっていきます。もちろん、「朝より夜の方が忙しい!」「夜は疲れて、動きたくない…」という人もいるでしょう。ポイントは家事を少しでも楽に、効率良くこなすこと。まずは自分に合っている方法を見つけることが大切です。あなたのライフスタイルに合わせたベストな方法を見つけてくださいね。
2016年09月08日キャリアコンサルタントの上田晶美です。新米ママが育休から復帰する際に必要な「心構えと準備」を、以前の記事でご紹介しました。今回はいちばんの課題、夫との家事分担をうまーく進める方法をご紹介しましょう。■専業主婦化しがちな育休中 パパは「助っ人」ではない一人目の出産で、育児休業中というのは、ママは専業主婦化しがちです。一日家にいられますからね。超多忙だった仕事漬けの毎日に比べれば、有能なあなたなら、一人分の育児と家事はお茶の子さいさい、というところでしょう。そこが落とし穴です! 夫の巻き込み方は、何よりはじめが肝心です。「おむつを替えてくれない。特にう○○」というのがママの最大の不満で、子供が成人しても覚えているものです。私は息子が24歳になった今でも時々持ち出しますよ。「あなた、今頃偉そうに言っても、この子が赤ちゃんの時、おむつ替えてくれたの?」と「病院に連れて行ってくれたの?」と。育児はママ、家事はパパというような縦割りではなく、どの仕事も二人ともできるようにします。デュアルタスクです。だからこそ、たった1週間でも、パパに育児休業を取ってもらうといいのですが。それがお手伝いでなく、主役として家事育児ができるようになる第一歩ですから。とにかくパパは助っ人ではない。お手伝いではない。サポーターでもない。パパは主役です。あなたの子供でしょ? パパはれっきとした、レギュラー、スタメンなんですよ! その意識を夫婦ともお互いに持ちましょう。 ■仕事量は「数字」で按分するそこでものわかりの悪いパパの説得の仕方です。数字で攻めます。収入によって家事育児の量を按分するのです。ママは普段の3/4の収入になっているとして、元々パパの収入の方が多く、月々パパ30万、ママ20万としたら、収入はパパが3/5、ママが2/5。この逆で家事育児は3/5がママ。2/5はパパ。これでよくないですか?これを突き付けても酷ですから、やんわりと言ってくださいね。物は言いようです。「収入で按分して、私が家事育児の3/5を担当するから、パパが2/5をお願いできる?」 数字で説明すると男性には意外とすっと腹落ちしやすいものです。なぜかというと会社で数字に慣れているから。予算があって、達成率があって、あと何件で目標達成…と。 男性は数字で考えることに慣れています。さあ、次は具体的に何をやるか、です。平日と休日は別に考えるといいでしょうね。それも24時間を朝、昼、晩と分けてやることを書き出します。例えばこのように、朝はパパの出番を増やすことが今後の秘訣です。ママは化粧したり、朝の準備に時間がかかるものですから。こうして書き出すと、やることは整理されてきます。もちろん家庭によって事情は違うとは思いますが、一度、書き出ししてみませんか?
2016年08月19日男性の育児休業取得率はわずか2.3%(2015年厚生労働省調べ)。期間も2週間未満の短期間が半数以上だという現実。なかなか出会うことのなかった育児休業取得パパ。とうとう見つけました!長くて短い3カ月今年2016年4月から3カ月の育児休業を取得した上田千秋さん。復職して1カ月もたたない7月に、お散歩コースの商店街で待ち合わせをしました。1歳になったばかりの娘のNちゃんと一緒です。47歳でパパになった上田さんが“育休”を取得したきっかけは「疲れた妻をサポートして彼女のストレスを軽減したかったから」。温厚だった奥さんが、産後から少し強い口調になり、厳しい表情を見せ始めたことが気になっていたのだとか。マスコミ関係の仕事をされている上田さん自身も、約2年前に育休について取材。制度を知っていくうちに、実際に使ってみたいという気持ちが芽生え、実際に取得するに至ったそうです。では、取得してみてどうだったのでしょうか?変化や気づきなどを聞かせてもらいました。パパの気付き“世の中のお母さんはなんて大変な仕事をしているのだろうか・・・”「頭ではわかっていたんですよ、大変な仕事だって。でも実際にやってみて“実感”としてわかりました」と上田さん。朝起きて食事を作り、食べさせてから子どもを連れて散歩。合間に洗濯、掃除に買い物。育休中は料理にも挑戦したそう。「育児だけでなく、次から次へと迫ってくる“家事”と“雑事”。読書やランニングの趣味も少しは楽しめるかと期待していたのですが、甘かったです」育休前も休みの日は子どもと過ごしていた上田さんですが、それはただの“いいとこ取り”でしかなかったと言います。「もう1つ誤解していたのは、働いているママだけが大変だと思っていたこと。でも実際はそうではなくて、専業主婦のママもものすごく大変だと知りました」育休に入ってから、大人との会話がめっきり減った上田さん。上田さんの場合は専業主婦の妻が家にいたことで、孤独を感じることはなかったそう。でも妻は毎日、朝から晩まで子どもと1対1。仕事という別の世界、逃げ場のない主婦がひとりで育児と家事をこなすのはとても大変なことだと体感したと言います。「この3カ月でお母さんを見る目が変わりましたね。自分の母親も含め、妻にもより感謝するようになりました」。母親代表の一人として、私まで感謝されている気分になる、うれしい言葉でした。「それと“虐待”などは一部の特別な人がすることだと思っていましたが、問題行動の裏には必ず何かがある。そしてそれは特別なことではなく自分たちの日常にも普通にありうることなのだと、実感しました」。この3カ月で以前より視野が広くなった、と話してくれました。ママの感想“週末のお楽しみ子育てから、一緒に子育てをするスタンス”に変化「育休取得前は、夫にとって子育ては週末のお楽しみ!で細かいことは私におまかせでしたが、育休に入ってからは“一緒に子育てをする”スタンスに変化しました」と妻のYさん。成長著しい1歳前の3カ月間を子どもと一緒に過ごすことで、通常だとパパが見逃してしまいがちな“はじめての○○”を、たくさん見てもらえてよかったと、Yさんもうれしそう。以前から食事の準備以外の家事はやっていた上田さんですが、育休中は料理もがんばりました。クックパッドなどでレシピを調べ、パスタ、煮物、中華も作れるように。「『大きくなったら食べてくれるかな』と、将来娘のために料理を作ってあげたいという思いがあふれていて、微笑ましかったです」。Yさんがパパの変化を一番感じているのかもしれません。同時に「子どもがグズる中での料理が、いかに大変かを知ってもらえてよかった」と、強調。実はどれだけ大変でわずらわしいことかを体感してもらうために、料理中の上田さんの足にNちゃんがまとわりつくよう、あえて放置してみたのだとか!口で伝えるよりも実際に感じてもらう作戦です。これからパパになる後輩たちにメッセージを「育休を取得するかどうか迷っているのなら、取った方がいい。しかし20代30代、私はそういう考えを持たなかったし、正直持つ余裕がなかったです。だから後輩たちに“取るべきだよ!”と大きな声では言えないな...」と上田さん。ある程度の年齢になり、人生を振り返る時期だったからこそ育休を取得できたのかもしれないと。「たとえ育休を取得しなくても30分早く家に帰る、お皿洗いや洗濯物を干す、朝は子どもの世話をしてから出勤するなど、男性がやれることはまだまだいっぱいあります」。会社帰りに居酒屋店に立ち寄ったり、マージャンに興じていた自身を振り返ってのコメントでした。「育休は男性も取るべき!どんどん取りましょう!」というメッセージを期待していたので、この返答に驚きを隠せなかった私。確かに働く男性として、会社での立ち位置や仕事内容もいろいろあって、簡単には言えないでしょう。それに妻の立場としても夫に無理を言えないのは私も同じ。まだまだ男性の育休取得は社会に浸透していないのです。最近は保育園の送迎にもパパの姿を多く見るようになりました。育休取得とはいかなくても、毎日子どもの世話や家事をしているパパの存在、そして上田さんのように勇気をもって育休を取ったパパの存在、こうして取材に気持ちよく応じ表に出てくれたこと、これらの小さな積み重ねにより世の中の流れは少しずつ変わっていくはず。そう信じて、今後もパパ取材を続けていきたいと決心したのでした。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年08月18日赤ちゃんが生まれると「育児が大変!」と思いますよね。でもそれだけでなく、「家事ってこんなに大変だった?」と驚きませんか?今回は、育児休業から復帰する準備のひとつとして、家事における 「三種の神器の使い方」についてご紹介しましょう。■赤ちゃんがうまれると、家事は倍増する!大人だけの生活と違って洗濯物は多いし、赤ちゃんがほこりを吸わないようにと掃除も手抜きはできません。ハイハイするようになれば、ごみ箱さえ床の上には置けなかったですね。料理にも気を使います。哺乳瓶の消毒や離乳食を作るときのまな板、食器の衛生面。買い物もオムツなどのかさばるものも増えます。赤ちゃんがいると育児だけでなく家事の負担も倍増なのです。そんな中で外で働くとなると、時間通りに保育園に預ける荷物とともに、子どもの準備と自分の準備をして家を出る… これは神業ではないの? と頭を抱えてしまいますね。■働くママたちよ、家事の機械化を! 「三種の神器」とは?赤ちゃんとともに家事は倍増しています。その分を機械に頼ってもなんら問題はありません。あなたがいかに家事の得意なスーパーウーマンだったとしても、一日は24時間と限られていますから。現代の新たな「家電・三種の神器」をご存じですか?1.洗濯乾燥機2.食器洗い機3.ロボット掃除機です。「洗濯乾燥機」の普及率は、内閣府消費動向調査によれば2016年3月時点で59.1%だそうです。約6割の家庭にあり、高齢者家庭や単身家庭を除けば、かなりの普及率といえるでしょう。続いて「食器洗い機」については2014年5月のパナソニックの調査によれば、全国平均28.4%。意外と少ないことに驚きます。私は「食器洗い機」の導入は、その時短効果や便利さだけでなく、夫や大きくなった子供に頼みやすくなるという効果があっておすすめです。我が家では、食洗器を買ったときから、夫が台所仕事をするようになりました。機械を使うことが好きな男性は多いですよね。まずは購入するときから、夫といっしょに検討し、夫を主役にしていきます。夫が決めて買ったものですから、食洗器は夫のもの。どうやったらきれいに並べられるか、夫が研究し、今でも夫の方が食洗器の使い方は上手で、きれいに洗えます。すかさず、ほめます!「さすがパパ! お皿がきれい! コップもピカピカね!」そうするとまた次は夫が洗ってくれますよ。 ■育児の時間は時短せずに、「増えた家事」を時短する!「ロボット掃除機」の普及率はまだ低くて、2015年11月のインターネットのアンケートによれば5.6%だそうです。まだそのくらいかもしれませんね。家の構造として、二階建て、三階建てだと非効率に感じるし、その前にかたづけないと、という理由など、導入しない理由もさまざまあるでしょう。ロボット掃除機のメリットはたくさんありますが、特にタイマー機能が優れています。朝7時にセットしておけば、ご飯が炊けるように、毎朝、床の掃除は終わっています。朝、床がきれいになっていると、どれだけ心が落ち着くか! きれいな床の上に荷物をならべられますし、きれいなダイニングで朝食がとれますよ。小言も減るというものです。それに、ロボット掃除機はまるでペットのようです。犬のように愛称を決めて、家族で呼び合い「○○ちゃんが掃除してくれるから、床のものを片付けておいてね」と子供たちにいうと、そうか、○○ちゃんのためかと納得してくれます。床の上に脱いだ服を置きっぱなしということもなくなりました。これらの三種の神器は、働くママにはなんらぜいたく品とは思いません。家族が増えて、家事は増えているのです。育児に時間を取ろうと思えば、家事を時短するしかありません。育児の時間は時短しないでほしいですね。 ■ママたちの「家事の時短」経験談他の家事の時短について、仲間のママ達から経験談を聞きました。参考にしてみてくださいね。・洗濯は夜にタイマー設定して、朝は干すだけにする・洗濯機の設定をすすぎ一回にして、そのための洗剤にする・買い物はネットスーパーを利用する・買い忘れも午前中に外からメールすれば、その日に届くAmazonプライムを利用する (会費は約300円/月)・野菜はカット済のものを買う すぐに煮炊きできる・スーパーでの買い物もカード払いにすると会計が早い子供が少し大きくなったら・・・・冷凍食品を買っておき、一人でも電子レンジでチンして食べられるようにする・小学生になったら、子供にご飯の炊き方を教える・その他の機械、洗濯機や食洗器の使い方も教える■これも家事の時短術 「外注する」そして、家事の外注も検討のひとつです。私も台所、トイレなどの水回りの掃除は半年に一度プロに頼んでいます。それを母にもプレゼントして喜ばれています。それが私からのお中元、お歳暮です。一度きれいにしてもらうと、後の掃除が楽ちんです。また、なかにはシルバー人材センターに週に二日三時間、家事を外注しているという人もいました。掃除、洗濯、布団干しだそうです。いいですね。では次回は、肝心の夫との家事分担について、考えます。イクメンになる前にカジメンになろうよ! です。ママたち、応援していますよ。
2016年08月12日育児に仕事、家事に美容とママは毎日忙しいですよね。 “自分だけの時間”もなかなかつくれないのに、ふと隣を見ると、ヘラヘラとテレビを見ながら笑っている夫の姿が!!「少しは手伝ってくれてもいいんじゃないの? 仕事をしているのは私だって同じなのに…」怒ったらいけないとは思っていても、嫌みのひとつくらい言ってやりたい気分になりますよね。エキサイトお悩み相談室の 宇野夏騎(うのなつき)先生 によると、「夫を上手に、かつ、やってほしい家事を気分よくやってもらうための方法がある」のだとか! さっそくご紹介します。■手伝わない、気づかない、気にしようとしないのはなぜ?もともと「ぐうたら」な性質の人もいますが、良い夫を演じるのに疲れてしまっているケースもあります。また、「結婚後は、家事はすべて妻の仕事」と決めつけている男性もいることでしょう。男性は妻に母親の面影を重ねる傾向があり、「女性は身のまわりの世話をすべてしてくれるもの」と思いこんでいるフシもあります。上記以外でも、仕事のストレスや現実逃避、気を利かせたつもりでとった行動で妻から叱責されたトラウマなど、「ぐうたら夫」になる理由はさまざまです。ぐうたらでいることを責めるよりも、上手に使う方法に切りかえてみることをおすすめします。■「ぐうたら夫」に家事・育児をお願いするときのポイントぐうたら夫をその気にさせるのに、頼み方はとても大切です。男心をくすぐるようなフレーズを使って、家事・育児参加をうながしましょう。・お風呂掃除水カビ落としは力がいるもの。背が高い男性が比較的やりやすい作業でもあり、男性にお願いしやすい家事と言えます。“ついでに”お願いするのではなく、“感謝の気持ち”でお願いすることがポイントです。・お願いフレーズ:「お風呂を洗ってくれたら、すごく助かる」・NGフレーズ:「お風呂に入ったついでに洗っておいて」・トイレ掃除「汚い箇所の掃除はできるだけしたくない」という思いは、ママだって同じです。立って用を済ます状況が多いのは夫なのですから、自分でつけた汚れは自分できれいにしてほしいですよね。トイレの天井やファンの掃除は背の高い男性が向いているので、あくまで「手が届かないから」手伝ってほしいことを強調するのがコツです。まちがっても、夫のせいだけにするような頼み方は避けるようにしましょう。・お願いフレーズ:「便器の裏とか天井のファンとか、手が届かないから掃除手伝ってくれるとうれしいなぁ」・NGフレーズ:「あなたが汚したんだから、掃除して!」・子どもの世話日ごろ子どもの相手をしている時間が多い分、夫がいるときくらいは自分の時間を過ごしたいものですよね。「夫が子どもと接する時間が少ないので、子どもとのコミュニケーションを取ってほしい。子どもの成長に気づいてほしい。パパとしての存在と威厳を子どもに理解してほしい」そう願うママの気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえましょう。“○○してほしい”というママの言葉を“子どもの気持ち”に置きかえて伝えるといいですよ。たとえ事実でも、夫の態度を叱責しないよう言葉の変換をすることが大切です。・お願いフレーズ:「~ちゃんがパパとデートしたいって」「○○が野球部のパパとキャッチボールしたいって」「サッカー部だったパパにサッカー教えてほしいって」・NGフレーズ:「パパ、暇そうだから子どもをどこに連れていって!」「ゴロゴロしているなら、子どもと遊んであげてよ!」・買い物の荷物持ち重い荷物を持つときや大量の買い物をするときには、男性の力が必要です。共働きだと休日に1週間分の買い物を必要とする場合があるので、“頼りになる”部分をクローズアップしてお願いすると良いでしょう。くれぐれも、ほかの家と比較したり夫を卑下したりするような言葉を使わないよう注意が必要です。・お願いフレーズ:「あなたの力が頼りなの。手伝って!」「やっぱりパパは男ねぇ~! さすがだわ!」・NGフレーズ:「~ちゃんのパパはいつも手伝ってくれるんだから!」「だらだらしているだけなら荷物持ちくらいしてよ!」■「ぐうたら夫」にイライラ! 予防法と対処法1.夫に期待しすぎない夫に過大な期待を抱かず、「この人はそういう人なんだ」と思うようにしましょう。“他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来”という心がけで、相手を変えよう、気づかせようと無理に動かそうとするのをやめてみると、楽になれるかもしれません。2.クールダウンできる環境をつくるぐうたら夫が視界にいることを感じるからイライラするので、そのような気持ちになる前に、冷静になれる環境をつくっておきましょう。また、香りやお茶、音楽などのヒーリング効果のある環境をに身を置いて、心を落ちつけるのもいいですよ。3.誰かに話を聞いてもらう誰かにぐうたら夫の行動や現状について、グチや悩みを聞いてもらうようにしましょう。不平や不満を聴いてもらうだけで、気持ち的にはすっきりできるはずです。「私には話を聞いてくれる人がいる」と思うだけでも、心が安定しますよ。4.深呼吸をするぐうたら夫に怒りをぶつける前に、いったん深呼吸をしてみましょう。深い呼吸をすることで、冷静になり怒ることが馬鹿馬鹿しく思えるようになります。「ぐうたら夫」に腹は立つけれど、上手に生かすのも妻の腕の見せどころなのかもしれません。夫婦間のことを友人、知人に話しにくいときは、プロに悩みを打ちあけてみるのもいいですよ。きっと心がスッキリするはずです。・取材協力:エキサイトお悩み相談室 宇野夏騎(うのなつき)先生
2016年07月28日各地で梅雨明けが発表され、いよいよ夏の到来。子どもたちにとっては、楽しい夏休みのはじまりでもあります。一方で、夏は主婦の負担が増加する季節。NPO法人tadaima!の調査によると、子どもが夏休みに入ると食事の準備が一食分増えてしまうなどの理由から忙しく、ストレスもたまりやすいとのこと。忙しい主婦の方を救うためには、夫の助けが必要です。そこで今回は昨今の男性の家事参加に関するデータをみながら、夫婦の家事分担について考えましょう。■日本は世界でもっとも夫が家事をしない国国際社会調査プログラム(ISSP)が2012年に実施した「家族と性役割に関する意識調査」によると、日本の男性は世界でもっとも家事をしていないそうです。日本人男性の家事分担率は18.3%で、2割に達していないのは日本だけ。原因は、男女の役割差。男性の方が仕事の時間が長く、女性の方が家事の時間が長いのは世界共通ですが、なかでも日本は男女間の役割差が大きい国だというのです。また、この男女の役割差は、夫婦関係の悪化にもつながっているようです。NHKが既婚の男女2,800人にアンケートしたところ、妻の8割以上が夫に「自分の気持ちが理解されていないストレス」を感じているのだといいます。ストレスの原因は家事・育児などの不公平感が主でした。主婦の方の負担が大きくなり、ストレスも増加する夏休み期間中は、夫婦間に亀裂が入りやすい季節ともいえるかもしれません。■夫に家事をしてほしいならやり方を教えるでは、どうすれば家事を手伝ってもらえるのでしょうか?株式会社Woman&Crowdが行った「夫婦間における家事・育児の分担」に関する意識調査において、「夫に家事・育児の参加を促すためのコツ」を自由回答で尋ねたところ、・子どもたちを寝かせた後は必ず夫婦で情報交換会をする。・結婚するときに家事は完全分担制という決まり事をつくった。・「夫の得意なもの、向いているものを先に聞いて、少しでもやってみる気があるものを選択してもらった。などの声が寄せられました。家事をやったことのない男性は、そもそもなにをどうやったらいいかわからないもの。そこで、しっかり教えてあげることが大切です。わからないことを無理やりやらせても、やる気を削ぎ、頼んだ側の仕事が増える可能性もあります。ですから、まずは簡単なこと、できることからやってもらうのがいいでしょう。また、簡単な家事でも、やってもらったらしっかりほめる。するとやる気がアップし、長期的に手伝ってくれるようになるでしょう。家事の分担で重要なのは、夫婦間でのコミュニケーション。しっかり話し合って、男性が得意なことを分担する。そして家事をしてくれたら感謝の気持ちをしっかり伝える。それが、長期にわたって家事を手伝ってもらうことにつながるわけです。また夫が家事を長期的に手伝ってくれること、しっかりと話し合いをすることは、円満な家庭生活も実現してくれます。■最近の若い男性はわりと家事参加をする!一方、若い男性のなかでは家事に対する考えが変わっているようです。NPO法人tadaima!が2016年6月、全国20~49歳の3歳以上の子どもがいる男女計1000名を対象に行った「男性の家庭進出に関する調査」によると、家事を「手伝う」のではなく、積極的に行う男性は3人に1人。「男性も家事は当たり前」と答えた男性は2人に1人。家事をする理由のトップ3は「好き・得意だから」「妻に喜んでもらいたい」「妻の自由な時間を増やすため」でした。自ら興味を持って家事をする・妻を助けたいと積極的に家事を行う男性は従来あまり見られませんでしたが、今回の調査によれば、特に若い男性がこうした価値観を持っているようです。一方、妻と夫の間で「やりたい家事」「やってほしい家事」をめぐってのすれ違いもあるようです。男性が行う家事は上から、「片づけ」「掃除」「洗濯」「育児」「料理」で、いちばん参加率が低いのが「料理」という結果になりました。料理は男性のやりたい家事・女性のやらせたくない家事ともに1位と、見解が正反対です。妻が夫に料理をしてほしくない理由は、「片づけをしない」「邪魔になる」「段取りが悪い」で、料理の腕前ではなく、料理をすることによって生まれるコストが原因のようです。また、夫に、ご馳走ではなく家庭料理をつくってほしいと考えている女性が多いことも特徴。男性は凝ったものをつくりたがりますが、日常的なものをコンスタントにつくってほしいのですね。*共働きの時代だからこそ、家事の分担は重要です。しかし、いちばん大切なのは夫婦間での思いやり。家事だけではなく、仕事で疲れていたら労うなど、常に感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。(文/堀江くらは) 【参考】※夏休みは1食分準備が増えるなど家事の負担増。ワーママを救えるのは「うちパパ」!?ワーママを支える「うちパパ」が増加中!-NPO法人tadaima!※妻が家事・育児を7割以上担当している家庭が約90%妻たちの本音は?-株式会社Woman&Crowd
2016年07月21日旦那さんを送り出したら家事育児・・・とばたばたなので、時短が光る。買い物はもちろん、子供と公園などに行ってもお直しいらずなUVメイクが基本。そんな時は、UV対策と眉に、血色をプラスする程度のメイクが崩れる心配もなくオススメです。メイクのコツ・ポイント日焼け止め→下地→コンシーラー→クッションファンデの順で顔のベースを作る。外に出ることが多いので、UVは不可欠!眉はケイトのパウダーで簡単に描き、その上から眉マスカラを塗る。アイメイクは崩れが気にならないよう極力薄く。ヴィセのリップアンドチークでささっと血色アップ!このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年07月16日夫婦の一方だけが働いている家庭であれば、必然的に育児の役割はもう一方に任されるようになるでしょう。しかし、経済的な事情により共働きを選択する夫婦も増えています。とはいえ「子育ては女性がするものだ」というイメージもいまだ根強く、 フルタイムで働きながら育児の負担も抱える妻も少なくないのではないでしょうか。そこで、共働き世帯のみなさんに「夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?・1位:妻が8割以上……58%(170人)・2位:妻が6〜7割……17%(51人)・3位:夫は育児をしない……11%(31人)・4位:夫婦で五分五分……9%(27人)・5位:夫が6〜7割……3%(9人)・6位:妻は育児をしない……1%(4人)・7位:夫が8割以上……1%(2人)※有効回答者数:294人/集計期間:2016年7月8日〜2016年7月11日(パピマミ調べ)●9割近い世帯で妻の負担が大きい『結婚してすぐ、私が家のことをやりすぎたのがいけないと思うんですけど、育児も私がやって当然という雰囲気はありますね。言えば夫もやってくれるけど、基本的には全て私です』(30代女性/編集者)『二人とも働いているから育児もきちんと分担するのがいいとは分かってるんだけど、残業がない妻に甘えてしまっています』(30代男性/営業職)およそ9割近くの共働き世帯で、妻の育児負担が大きいという結果となりました。女性の負担の方が大きいという予想はしていたものの、ここまではっきりと差がでるとは思いませんでした。夫がまったく育児をしないという家庭も1割以上いて、男性の育児参加がおろそかになっている ことが浮き彫りとなる結果に……。「旦那が出てくるのは子どもと遊ぶときだけ」「叱るのは私だから育児をしていない夫の方が好かれる」といった不満もあるようです。●五分五分という回答は9%『お互いフルタイムで働いていて勤務時間もほとんど一緒。育児に関して明確に役割分担しているわけじゃないけど、片方にばかり負担がかからないようには意識しています』(20代女性/アパレル)『最初は何にもやってくれない旦那だったんだけど、ひとつひとつやり方を教えて教育しました(笑)。それぞれ得意不得意があるけど、全体的には均等な負担になっていると思いますよ』(30代女性/飲食店)共働きとはいえ、勤務時間などそれぞれの働き方には違いがあるでしょう。残業が多いようであれば、もう一方が育児の負担を多くするというのは自然なことです。しかし、わずかではあるものの、できるだけお互いの負担を均等にし不満を持たないように工夫する世帯も見られました。家事と違い子どもと触れ合う育児は、男性の取り組む意欲も高くなりやすい と言えるのかもしれません。●夫の負担が大きい世帯はほとんど見られず『うちは夫の方が子どもの教育に熱心で、育児に関してはまかせっきりと言ってもいいかもしれません。その分、料理や掃除などの家事は私がしっかりとやっていますよ』(20代女性/事務職)夫の方が育児負担が大きいとした世帯はわずか5%。それも、家事は妻に任せつつ子育て部分のみ負担を大きくするというところも多いようで、“家庭での仕事”と考えるとトータルでの負担はやはり女性の方が大きい と言えるのかもしれません。育児に興味のない夫も問題ですが、育児に力を入れていることを振りかざしてそれ以外の部分をおろそかにすると妻の不満を買ってしまうこともあるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?「俺は働いているんだ!」という言い訳が使えないぶん、男性の逃げ場は少ない はずですが、それでも妻側の負担が圧倒的に大きい様子。「公平な負担で」と考えれば、同じ仕事量になるように分担するのがいいかもしれませんが、子どもがからむだけに役割分担することが有効なこともあります。まずは話し合うところから、お互いに不満を感じないような育児分担を目指してほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?()●文/パピマミ編集部
2016年07月12日あなたの家では、家事分担はどうしていますか?家事は分担することがママの理想ですが「パパは忙しいので分担なんてしていない」「分担したはずなのに結局ママがすべてやっている」そんな家庭が多いのではないかと思います。実際、わが家もついこの間まで分担はしていませんでした。しかし今年の春、私の仕事復帰を機に、家事について夫婦で考え直してみました。問題だらけだった、わが家の家事分担私が育児休業中は、家事分担はなく、どうしても手が回らないときだけお願いして手伝ってもらっていました。夫が積極的に家事をすることはなく、寝かしつけをしている最中に夫が帰宅し、リビングに取り込んだだけの洗濯物が積み上がっている状態でも、それを畳むことはありません。自分の食事や入浴後、一切家事をせずテレビゲームをしていました。それに対して私が文句を言うと「今できないなら明日やればいい、俺は仕事に行ってるんだから疲れてる」と一言…。言い返したいのは山々ですが、休職をしている私が家でどれだけ忙しいのかわからない夫に、これ以上言ってもムダではないかと感じてしまい、何も言えないことも。しかし、春から私が仕事復帰となると、今までの夫の理論のように「明日やれば」ということではなくなります。そこでいよいよ、家事を分担することになったのです。細かい家事も書き出し、見える化するまずは自分がしている家事を一つ一つ書き出す作業をしました。”保育園のおむつの名前書き"など、細かい作業も書き出すのは多少面倒でしたが、分担するためには必要な作業です。そして週末の夜、話し合いを行い、家事を分担しました。朝の保育園送りは、復帰後は夫が行うため、朝食の支度から見送りまではすべて夫の仕事。私は何もせず自分の支度だけをして早朝に家を出ます。夜の家事は分担。夕食の支度など、帰りの遅い夫では絶対にできないものから私の分担にしていき、どちらでもできるものだけを残します。そして残りを話し合いの上分担しました。分担は5:5が望ましいのですが、わが家の場合は夫の帰宅が遅いので、だいたい7:3で私のほうが多くなりました。そして「どちらがやってもよい」とされたものはホワイトボードに見える化し、とりあえず担当者で色分けされたマグネットで進捗がわかるようにしました。終わったらマグネットを右に移動することで、何が終わっていないかがひと目でわかります。どちらかが家事が終わらない場合は、お互いにフォローすることを約束しました。このとき夫は「こんなことしなくても楽勝」と言っていましたが、その予想は見事に外れることになるのです…。復帰直後「楽勝」とはほど遠い状況に…復帰直後は戦争のような状態が続きました。帰宅してから食事に入浴、子どもの話を聞き、遊び、寝かしつけ。子どもが起きている時間に家事を終わらせることは不可能でした。夫が帰宅すると2人で協力して家事を片付けます。主人はホワイトボードを見ては「こんなにやることがある…」とつぶやき、それが私の仕事であっても手伝うようになりました。この変化は、主人が朝の担当をしたことも大きく影響しています。子どもがいる時間、1人で面倒を見ていたら家事なんてできないことがわかったのです。また、昼間に時間があったとしても「夜しかできない」家事がとても多く(夕食の後片付け、子どものお風呂、洗濯、翌日のお弁当準備など)、昼間家にいるからといって家事がすべて片付けられないことも、日々の家事の順番を考えていく中でわかったようです。そしてホワイトボードに、山積する今まで私が1人でしていた家事の数々が「見える化」されていること。それだけの量をこなすのがどれだけ大変か、身をもって感じてくれたようでした 。気づいたことはこまめに話し合いを1度は決めた家事分担も、時間が経つにつれ「これは厳しい」「これは分担に入っていない」ということが出てくるもの。わが家では「月に一度は分担について話し合おう」と決めていましたが、結果として月に1度を待たず、気づいたことは何でも相談するようになっています。たとえばシャンプー等の詰め替えや、保育園用の書類作成など、細かい作業が増えた時は「こちらはやるので、あれはお願い!」と、細かく分担し、なるべく同時に作業を終えて休めるように工夫しています。“見える化”で家庭円満元々はほとんど何もせず、俺の方が大変、と胸を張っていた夫。それがこんなにも変わってくれたのは、やはり家事の「見える化」が大きな要因だと思います。ママがいつもどれだけのことをしているのかが見え、それを自分がやろうとするとどれだけ大変かを知ってくれたことで、夫婦喧嘩も減りました。また「見える化」することでやり忘れが減り、翌日に「あれをやっていなかった!」ということがなくなりました。夫が家事に積極的になり家事の負担が減ると、これまでは「家のことはなにもしてくれない」と、夫に対して攻撃的になりつつあった私自身の気持ちも変化し、仕事をがんばる夫を尊敬する気持ちも持てるようになりました。夫婦円満は家族にとってもいい影響があり、とても忙しい毎日ですが、家庭でみんなの笑顔が多く過ごせていると思います。みなさんも家事の「見える化」に取り組んでみませんか?<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年07月07日女性の社会進出が当たり前になっている今、家事や育児はもはや女性だけの仕事ではなくなりつつあります。それに伴って世間では“イクメン”と呼ばれる男性たちが増加しており、芸能人でもSNSやブログで自身のイクメンぶりを披露している人をよく見かけますね。「育児に参加する男性ってステキ!」と、女性たちからもてはやされるイクメンですが、実際のところは“外面”がいいだけという男性もいるようで……。そこで今回は、そんな夫たちの“イクメン気取り”にイライラしているママの声を集めてみました!先輩ママたちが経験した“夫のイクメン気取りあるある”、共感できますか?●夫の“イクメン気取り”にイライラしたエピソード4つ●(1)義実家ではイクメンぶる『普段は全然育児を手伝わないくせに、私の実家に来たときだけイクメンぶるのが本当にイラつく。うちの両親はそれに騙されて「いい男掴まえたね」とか言ってくるけど苦笑いしかできない。普段からやれよ』(32歳女性/2歳男児のママ)“仮面イクメン”の特徴の一つに、“外面がいい”というものがありますが、自宅では育児放棄してるクセに外ではイクメンぶる感じは見てて薄ら寒いですよね。「普段は育児しないのにね〜」とか言ってやりたくなります。というか、人前でだけイクメンぶってる男は大概あなたのことを“ナメて”ます ので、一度ガツンと言って恥をかかせた方がいいかもしれません。人によっては普段から育児に参加するようになるかもしれませんよ。●(2)「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる『ウチの旦那はたまにしか育児しないくせに、ご飯や寝かしつけがスムーズにいったら「俺の方がうまいよな」とかドヤ顔してくる。数回うまくいったからって何?って感じ 。こちとら何百回何千回ってやっとるわ!』(28歳女性/1歳女児、3歳男児のママ)これもあるあるですね〜。たまに気まぐれで育児に参加して、少しでもうまくいったら「俺の方がうまい」とか言ってくる感じ。完全にビギナーズラックですし、日頃から子どもと接しているママよりもうまいはずはありません。本来なら「んなわけねーだろボケ!」と言い返したいところですが、夫を本当にイクメンにするためには“褒める”ことが何よりも大切なので、「そうかもね」とか適当に相づち打つしかないところも歯がゆいです。●(3)汚れ仕事は絶対にやらない『自称イクメンな夫。たしかに休日は子どもと公園に出かけたり遊んだりしてくれますが、おむつ替えだけは絶対やりません。理由は「汚いから」 。育児をナメるなよ!って言ってやりたいです』(35歳女性/0歳男児、2歳男児のママ)育児の楽しい面だけ味わって、面倒なことは全てママ任せというパパも多いですね。仕事から帰ってくるなり子どもを起こし、気が済むまで遊んだら泣いている子どもをママへパスして自分は寝る、という黄金パターンもこれに当てはまりますが、疲れが極限に達しているときにこれをされると、○してやりたい気持ちに襲われますよね。イクメンと名乗る以上、楽しいことも面倒なことも合わせて引き受けて欲しい ものです。●(4)イクメンぶりを“盛る”『夫は普段育児をしないくせに、ブログやSNSでは頻繁に子どもの画像を上げます。この前も、「今日は一日公園で遊びました」などとイクメンアピールをしていました。いやお前、20分で心折れて帰ってきただろ』(27歳女性/3歳男児のママ)こういう話、多いですよね。正直、芸能人でもブログやSNSで“イクメンアピール”している人の一部は“仮面イクメン”なんじゃないかと思っています。男性は見栄を張りたい動物なので多少“盛る”のは仕方ないのかもしれませんが、あまりにも盛りすぎるとそれは“ウソ”になるんだ ということを知って欲しいですね。あと純粋に“盛るのはダサい”ということにも留意してほしいものです。----------いかがでしたか?育児を手伝ってくれるのはとてもありがたいことですが、中途半端な“イクメン気取り”は逆に癪に障るのでやめてほしいですね。とはいえ、夫を完璧な“イクメン”にできるかどうかは、ママの腕にかかっています。『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』の精神を大事に、夫を育てていきたいですね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月22日夫婦共働きが当たり前の時代となった今、家事を夫婦で分担して行っているという家庭も珍しくないかもしれません。とはいえ、まだまだ女性が家事の大半を担っているという家庭の方が多いように思います。既婚女性同士で集まったときにも、「うちの旦那は何もしてくれない。食べたら食べっぱなし」「うちもそうだよ。妻は家政婦じゃないのにね」など、 夫が家事を手伝ってくれないという愚痴は、よく話題にあがるものです。そんな中で、「うちは手伝ってくれるけど、逆に迷惑なんだよね 」という声もチラホラ聞こえます。旦那さんが家事を手伝ってくれるというだけで、手伝ってくれない夫を持つ女性には羨ましいものですが、彼女たちは一体なぜ「迷惑」だと言うのでしょうか?今回は、夫の家事にイライラしたエピソードを伺ってきました。●料理・買い物編『料理してくれるのはありがたいけど、作り終わった後の台所が悲惨。ごちゃごちゃで後片付けが大変 なの。片付けまで責任を持ってやってくれるならいいけど、結局私が片付けるハメに……』(30代女性/事務)『うちの旦那は、一人で買い物に行かせると高い食材ばっかり買って来る !しかも、食べたことないような食材まで買ってきて、「これ、珍しかったから」って悪びれずに報告してくるから困る。買い物を任せたら食費が恐ろしいことになるから、もう頼みたくない』(40代女性/営業)『夫がめずらしく料理してくれたことがあったんだけど、味付けが濃くて健康に悪そうだった。結局、味を整え直して手間だった』(30代女性/編集)『うちは夫婦二人なのに、何人前だよってくらいの量のチャーハンを夫が作ったときがありました。考えれば普通、わかりそうなものなのに……』(30代女性/事務)●洗い物編『食べ終わった後の食器をたまに洗ってくれるのはいいんだけど、いつも汚れが落ちきってなくて二度手間 になる』(30代女性/編集)『旦那が洗い物をすると、大量の洗剤をつけて食器を洗うからすぐ洗剤がなくなるし、すすぎが不十分で泡がまだ微妙に残ってるし、いいことない』(40代女性/営業)●洗濯・掃除編『色柄物とか汚れがひどいもの、私の白いシャツなんかを全部一緒に洗濯しちゃったときがあって、大喧嘩しました。向こうは良かれと思ってやってくれたんだろうけど、ロクなことにならないからやめてほしい』(30代女性/事務)『洗濯物をパンパンってしないで干すから、乾いたときにシワシワ だった』(20代女性/営業)『掃除機をかけてくれたはいいけど、物をどけずにやっていた。それじゃ掃除になってないでしょって感じだった』(40代女性/事務)----------いかがでしたか?経験がある方も少なくないかもしれません。また、多くの方がおっしゃっていたのは、「やるなら完璧にやってほしい」「完璧じゃないくせに、手伝ってやったぞってドヤ顔されるのがムカつく 」「どうせやるならゴミ出しとトイレ掃除、お風呂掃除にしてほしい(失敗がないから)」ということでした。手伝ってくれたという気持ちに感謝しつつもイライラしてしまう気持ちもわからなくはありませんが、褒めて伸ばす、というのも一つの手かもしれません。とりあえずは、「ありがとう!」と笑顔で感謝してから、「次はこうしてもらえるともっと嬉しいな」なんて言えたら、旦那さんも成長していくかもしれませんよ。●文章/パピマミ編集部
2016年06月20日「育児、家事、仕事…。毎日忙しく動きまわっているのに、気がつけばどれも中途半端で自分が嫌になる」エキサイトお悩み相談室の 佐藤栄子(さとうえいこ)先生 によると、ここ最近、こういったママのお悩みが増えているそう。1日は24時間。体はひとつしかないのに、目が回るように慌ただしい毎日を送っているママ。どうしたら「育児、家事、仕事」をバランスよくこなすことができるの? 佐藤先生に聞いてみました。■理想を高く掲げすぎず、割りきることも大事「中途半端が当たり前」とハラをくくる100人のワーキングマザーがいたら、「家事も仕事も育児も完璧にこなせています」と自信を持って答えられる人は、おそらく1人いるかいないかだと思ってください。まずは、「私だけが中途半端である」と、自分を責めないこと。「中途半端だ」と感じるということは、そもそもあなたが、普通の人よりがんばり屋さんである証です。はたから見れば、十分できていることもあるはずですよ。他人と比べるのをやめる雑誌やネットに華々しく取りあげられる、“仕事もプライベートも充実している風”のスーパーウーマンと自分を比べて「私は中途半端だ」などと落ちこむ必要はまったくありません。そのような方は、いろいろな意味で「一般的ではない」ため、そもそも比較対象にはならないということを覚えておきましょう。同様に、専業主婦の方の育児や、独身の同僚の仕事内容と自分を比べる必要もありません。1日は誰しも24時間、その使い方は人それぞれです。どちらがいい悪いということではなく、自分は自分と割りきりましょう。「いま」優先することを決めるたとえば、この1週間「家事、育児、仕事」の、どれを最優先にするか決めてみましょう。そして決めたもの以外には、思いきって目をつぶってみましょう。平日は仕事、土曜は家事、日曜は育児など、曜日でわけても良いですね。半年、もしくは1年のトータルで見て、それぞれにかけるパワーのバランスをとっていくようにしましょう。他人の手はネコの手でも借りる子どもが小さいうちは、もったいないと思わずに「時間」を買うようにしましょう。ハウスキーピング、ベビーシッター、タクシーでの移動など、時間を意識するといいですよ。もちろん、親や夫へも、遠慮せずに協力を願い出るようにしましょう。自治体などで行っている子どもの預かりサービスなど、あまりお金がかからないものがないか探してみるのもひとつの手です。親しくなったママ友と協力して、お互いの子どもを預かりあうという方法も、子どももよろこぶ良い方法のひとつです。1日のなかで、無駄に使っている時間がないかをチェックする自分の1日の行動を5分単位で書きだしてみましょう。平日と休日、両方書いてみることをおすすめします。5分単位で書くと、無駄に使っている時間や行動が浮かびあがってきます。家事を同時進行でこなしたり、夫と時間を合わせて一緒にすませたりするなど、工夫してみてください。たとえパフォーマンスが悪かったとしても、仕事は「継続する」ことが力になります。不本意な状況であっても、「いま自分にできること」をとにかく精一杯やりましょう。子どもは成長していきますから、この状態は永遠に続くものではありません。昨日より今日、今日より明日、すべてがいい方向に向かっていると信じてください。今回ご協力いただいた佐藤先生は、ひとりひとりの悩みに向きあい、一番ベストな道を一緒に考えてくれる先生です。「家事や子育て、仕事の両立がキツイ」と感じたら、あれこれ悩んでしまう前に、まずは相談してみてくださいね。●取材協力:エキサイトお悩み相談室 佐藤栄子(さとうえいこ)先生
2016年06月16日夫婦の家事分担について、あなたはどう思いますか? 昭和の時代なら“家事は女の仕事”という考え方でしょうが、近頃はイクメンや主夫など積極的に家事に参加する男性も増えており、夫婦の在り方も変化しています。アメリカ・イリノイ大学の研究によると、「不平等な家事分担は結婚生活に悪い影響を及ぼす」というデータもあるくらいですから、良好な夫婦関係を築くにあたり家事分担は軽視できない問題です。研究員のブライアン・G・オゴルスキーさんは、結婚2年以内の夫婦220組を対象に「家事の役割分担」について調査。同じ質問を男女それぞれに聞き、「夫婦で相談しながら答えるのはNG」というルールのもとアンケートが行われました。全回答を集計した結果、『家事に参加しない夫をもつ妻は結婚生活に不満を抱いている』ことがデータから判明しました。オゴルスキーさんが言うには、「夫は妻と考え方が食い違いっていることに気づいていない。家事は女性の役割という固定概念が強い」とのこと。このすれ違いが妻に一方的なストレスを与え、やがて夫婦間の危機を招くのではないかと考えられています。 「家事分担」について お互いの認識を確認しておく共働きや女性のキャリアが求められる現代、女性に家事を押しつけるのはもはや時代遅れの考え方。結婚する前に、家事の役割分担について互いの価値観を見直す必要がありそうです。今回の研究結果を見てもわかるように、男性は「問題ない」という意見が多いのに対し、女性は「手伝ってほしいのに協力してくれない」という不満の声。この価値観の不一致は、理想の夫婦像には適合しない大きな問題点と言えるでしょう。一昔前なら女性の社会進出が消極的だったので、「家事は女の仕事」そんな風習を自然に受け入れる女性も多かったでしょうが、今と昔では状況が違います。実際には、家事を女性に押しつける男性はまだまだ多く、家事分担に不平等さを感じて離婚に発展するケースも例外ではなくなってきているようです。そこで大切なのは、恋人同士の時から彼と価値観をすり合わせておくこと。共働きになるのなら、なおさら認識を合わせておきましょう。もっとも簡単なのは彼に直接「夫婦の家事分担についてどう思う?」って聞いて、どんな反応が返ってくるかを確かめてみる方法。「女性がやったほうがキレイだよね」とか「男は慣れてないからね」なんて言葉を彼が口にしたら、結婚しても積極的に家事に参加してくれない可能性が高いかも。理想的なのは、“なんでも協力し合って解決する”という価値観を二人がもっておくこと。それをクリアできるか否かが、結婚生活の満足度を左右する一つのカギになりそうです。 参考:EurekAlertAAA
2016年04月16日パパが「家事をする」ことが大切な理由とは妊娠期間中、ママの心と体には大きな変化が訪れています。それはもちろん、お腹が大きくなっていくという見た目の変化だけではありません。吐き気や倦怠感があったり、疲れやすく体調を崩しやすかったりなど体や体力面での変化があります。あるいは、妊娠中のホルモンバランス変化の影響で精神的に不安定になりやすく、ちょっとしたことでイライラしたり泣いてしまったりすることもあります。これらはお腹の赤ちゃんを守り育てるために必要な体の変化ですから、ママ自身の心がけや努力によってコントロールするには限界があります。それまでできていた家事や仕事ができなくなってしまうのも、妊娠期の変化として必然的なことなのです。また、一見心身ともに元気そうな妊婦ママであったとしても、妊娠中の無理は厳禁です。スーパーに一人で買い物に行き、食材を多めに買い込んでくるだけでも、その荷物の重さが負担となって切迫流産から入院になってしまうケースもあります。ママはいま、まさに全身で母親になる準備をしています。パパも少しずつ父親になる準備をはじめましょう。妊娠中だけに限らず産後も、そして子どもが大きくなっていくにつれて、すべての家事をママだけが担うというのは現実的に難しいものです。だからこそ、パパもママと一緒に家事を担っていくことが家族として、そして父親としての自覚を高めてくれるのです。妊娠超初期~初期のママを持つパパにおすすめの家事妊娠初期のママはつわりによる吐き気や倦怠感、眠気などで思うように身体を動かすことができません。またにおいに対して敏感になり、それまで気にしていなくても受け付けられなくなる場合があります。食欲もわかず、食材や生ゴミのにおいに吐き気をもよおしてしまうため、この時期には通常の食事を摂ることはおろか、キッチンに立つことすら避けたくなるママも多いのです。そこでこの時期にパパがすべき家事は、日々の買い出しと、自分の食事くらいは自分でどうにかする、食事の自立です。この時期のママは食欲がなかったり、健康を考えてヘルシーな食事にこだわっていたりと、日によっても人によっても状況がさまざまに変わります。料理が得意なパパであれば、ママの体調やこだわりに合わせた料理を準備することもできます。しかし、仕事で夜が遅かったり、料理があまり得意でないのであれば、自分の食事管理は自分でできるようになりましょう。自分の食欲と向き合うだけで辛いママもいます。そのうえパパの晩ごはん、朝ごはんの心配までするのはなかなか大変なのです。とはいえ、パパが外食ばかりになってしまうのもママの本意ではありません。ママとコミュニケーションをする大切な時間としても、できれば一緒に食卓を囲みたいものです。休日など時間に余裕があるときは、今のママの体調でも食べられる料理などを聞き、一緒に作って覚えるなどして、パパの家事ができる力を高めていくといいでしょう。また、ママが「買い物に行こうと思っていたけど、身体が辛くて行けなかった」という日も多くなります。できる限り、日々の買い出しは仕事帰りなどにパパが行いましょう。スマホアプリのリマインダー機能などをうまく活用して、買い物リストを共有しておくのもおすすめです。複数のスマホでリストを共有できるようなアプリを使用すれば、ママがその日に食べたいものや買ってきてほしいものなどを手軽に共有することができます。妊娠中期のママを持つパパにおすすめの家事妊娠中期に入ると、少しずつお腹が大きくなっていきます。妊娠初期の流産しやすい時期を抜けて、安定期に入ったとは言われますが、ママは免疫力が落ちているので体調を崩しやすく、疲れやすくなっています。また、人によってはつわりが続くケースもあります。この時期には、掃除や洗濯といった身体を動かすような家事を、パパも積極的に行いましょう。休日など時間のあるときに掃除をして空気を入れ替えると、家の中もママの気持ちもすっきりします。また、この時期にはウォーキングを始めたり、軽い運動を心がけているママもいます。実は、掃除も室内で安全にできる運動として効果的です。ママの体調が良いようであれば、パパから率先してママと一緒に掃除を楽しみましょう。ただし、お腹が大きくなってくるとしゃがんだり、かがんだりする動作で腰が痛くなったり、気分が悪くなったりすることもあります。洗濯物をたたむ・しまうというような腰への負担が大きい家事はパパが担当し、もののしまい方やしまい場所などをこの時期からシェアしておきましょう。妊娠後期のママを持つパパにおすすめの家事妊娠後期にはママのお腹はさらに大きくなり、動きが限られるため日常的な動作にも支障があらわれます。また、早産などのトラブルが起きやすい時期でもあるため、なるべくママにとって無理のない生活環境を整えたいものです。この時期のパパにぜひやってほしいのは、お風呂の掃除です。お風呂場はスペースに余裕がないうえに足元が水気ですべりやすくなっています。そのお風呂場で、お腹の大きなママが床や浴室を磨くことがどれだけ不自由かつ転倒の危険が高いか、想像に難くありません。仕事をしながら毎日浴室を洗剤で磨くのはなかなか大変ですが、パパが日々お風呂から出るときにざっと全体を流したり軽く磨いたりするだけでも効果があります。また、ちょっとしたところですが食事後の洗い物も、お腹の大きなママにとっては不自由な動作かつ腰への負担が大きいため、パパに代わってもらえるととてもありがたいところです。パパが家事をするときのポイントもちろんパパにも日々の仕事があり、家事の何もかもをフォローするのは難しいでしょう。そこで、食器洗い機、乾燥機能付きの洗濯機、お掃除ロボットの導入など、時短できる家電の購入を検討してみるのもひとつの手です。とくに、妊娠中よりも赤ちゃんが生まれた後の方がパパもママもより時間の融通がききづらくなりますので、長い目で見れば意味のある出費だと考えられます。また、何事も率先して動いてしまうタイプのママだと、せっかくパパに家事を手伝う気持ちがあってもどのタイミングでどのようなフォローが必要なのかわからず、手を出しにくくなりがちです。そうなるとお互いに「口ばかりで全然手伝ってくれない」「やってほしいなら言ってくれればいいのに」といった不満につながります。そこでおすすめなのが、パパとママの家事分担の範囲や役割を明確に分けてしまうことです。ママからそれぞれの家事の引継ぎを受けながら、ママでもできること、パパにやってほしいこととその頻度を聞き出し、票などに書き出して2人で共有してみましょう。家事におけるパパの責任の範囲がはっきりして動きやすくなります。そのうえで、ママが担当分の家事をしているけれど、具合が良くなさそうだな…と感じたら、積極的に声をかけてあげてください。思うように家事ができずにいるママは、後ろめたい思いからなかなか「家事を代わってほしい」と言い出しづらいものです。「動けているみたいだから問題ないだろう」と思わず、パパが気遣いの言葉をかけてくれるだけでもママは安心できるのです。
2016年04月04日出産後、ママの生活は一変します。赤ちゃんのお世話に24時間かかりきりになり、自分のための時間はもちろん、まとまった睡眠時間もほとんどありません。生まれて間もない赤ちゃんはまだ昼と夜の区別がなく、昼間よく寝ていたり、逆に真夜中に泣いたりして起きることも多いものです。赤ちゃんのペースにあわせて、ママとパパが力を合わせてお世話をしていく必要があります。育児ってどんなことをするの?・授乳(ミルク)母乳育児かミルク育児かの違いや、赤ちゃん自体の性格や体質などの個人差にもよりますが、赤ちゃんは1.5時間~3時間おきの授乳が必要だと言われています。母乳育児のママは、特に初産の場合は赤ちゃんが満足する十分な母乳が出ないこともあります。母乳の量や、ママの体調次第でミルクも上手に利用していきましょう。ミルクは作りおきができないので、その都度適量を作ります。ミルクの作り方(調乳方法)は、産前の両親学級で学んだり、ミルク缶に記載されていたり、育児雑誌などで知ることができます。ママの場合は、お産後の入院中に、分娩施設内で開かれる調乳講座などで学べる機会もあります。・おむつ替え個人差もありますが、生後まもない赤ちゃんは、おしっこやうんちを1日15回~20回ほど行うと言われています。おむつが濡れたり汚れたりするたびに新しいものと取り替え、患部を清潔に保ちましょう。布おむつを使う場合は、洗濯をして常に新しいものを用意しておきます。おむつの替え方は、産前の両親学級で学産前の両親学級で学ぶほか、育児雑誌などでも知ることができます。ママの場合は、お産後の入院中に、分娩施設内で助産師などから教わる機会もあります。・沐浴赤ちゃんは新陳代謝がとても活発です。体を衛生的に保つために、沐浴は欠かせません。生後1ヶ月までは抵抗力が弱いため、気温が温かい日中のうちにベビーバスなどで5分程度の沐浴を行います。生後2か月目からは大人と一緒のお風呂での入浴が可能ですが、湯船に浸かりすぎないよう5分程度で済ませましょう。前後に風邪を引かないように、ベビー服を脱がせてから沐浴上りまでの手順を手際よく行えるよう、あらかじめ準備しておきましょう。また、親子のスキンシップとして、赤ちゃんの全身のチェックができるなどの点としても、沐浴は大切なお世話の一つです。沐浴の方法は、産前の両親学級で学ぶほか、育児雑誌などでも知ることができます。ママの場合は、お産後の入院中に、分娩施設内で助産師などから教わる機会もあります。そのほかにも、生後一週間前後を目安にへその緒が取れますが、沐浴後には必ずおへそのお手入れをします。また爪もすぐに伸びるので、専用の爪切りばさみなどで切りましょう。耳、鼻の入り口も綿棒で優しくふき取り、清潔を保ちましょう。家事・育児を分担しよう産後のママは赤ちゃん自身のさまざまなお世話にかかりきりとなります。また産後3~4週間ごろまでは、ママの子宮や体調そのものを回復させるための床上げと呼ばれる期間でもあります。ママが赤ちゃんと自分のことだけに集中できるように、パパが活躍しましょう。育児はもちろん、家事もパパと分担できることは、ママにとってとても心強いものです。パパにおすすめの家事・育児とは基本的なすべての家事と、母乳をあげること以外の赤ちゃんのお世話に関して、パパが行えます。慣れない物事が多く戸惑いもあるかもしれませんが、家事も育児も、ママも含め、最初からうまくできる人はいません。家事一つ一つのやり方を妊娠期間中からママに教わっておくか、メモを取っておくなどして学び、パパにしかできないアレンジや時短方法を見つけながら、赤ちゃんとの暮らしを楽しみましょう。家事・買い出し料理が苦手なパパは、食材などの買い出しを担当しましょう。産後は外出もままならないママの代わりに、足りないものや食材を買いに行きましょう。買い出し時に、冷蔵庫の中身を思い浮かべるようにすれば買いすぎなども防げるようになります。・洗濯赤ちゃんは、母乳やミルクを吐き戻したり、おしっこやうんちが下着や服に漏れたりして、1日に何回も着替えます。洗濯回数も量も増えるので、気が付いた時にパパも洗濯機を回す癖を付けましょう。・洗濯物を畳んで、しまう家族が増えると、畳む洗濯物もぐんと増えます。赤ちゃんの下着や服は洗う回数が多いため、使いやすいように畳んでおくのがママの負担を減らすポイントです。こまめに畳み、都度しまうことで、洗いあがった服にホコリやダニが付着するのを防げます。・掃除お部屋のほか、お風呂やトイレの掃除は運動量が多く産後のママには大きな負担になります。パパが率先して行うことで、清潔な環境が保てます。・ゴミ出し紙おむつを使用している場合、おむつゴミは非常にかさばって重たく、ゴミ出し作業が力仕事になります。おむつだけではなく家じゅうのゴミを集め、分別してまとめ、ゴミ捨て場に捨てに行き、新たに家じゅうのゴミ箱に新しいゴミ袋をセットするまでを行いましょう。育児・沐浴ベビーバスや湯船を掃除し、お湯を張って、赤ちゃんの着替えなどを用意するなど、一連の流れにもたくさんの準備があります。ママと協力し合いながら、赤ちゃんに風邪を引かせないことを優先に、手順をスムースに行いましょう。・おむつ替え一度手順を覚えると、取り組みやすい育児です。紙おむつやおしりふきがなくなる前にパパが買ってくるなど、必要なものの備えにも気を配りましょう。・抱っこ抱っこは親子にとって大切なスキンシップです。赤ちゃんが泣いたときだけでなく、時間があれば積極的に抱っこしてあげましょう。お互いの絆が強くなり、赤ちゃんの情操教育にも役立つと言われています。・兄妹のお世話兄妹がいる場合は、パパが上の子と一緒に遊んだり、食事やお風呂などのお世話を担当したりして、子どもの心身に向き合いましょう。ママに思うように甘えられなくて寂しい思いをしがちな子どもの気持ちを受け止めながら、親子の新しい絆を作りましょう。そのほかママの話を聞いてあげることも、パパの大切な役割です。ママは、産後のホルモンバランスの乱れから不安を感じやすくなったり、体調の回復が思うようにいかなかったりすることからストレスを感じている場合もあります。パパが家事や育児に協力的な姿を見せながら、ママの話にも耳を傾けいたわることで、夫婦の絆はより深まることでしょう。
2016年04月04日「フランスでは夫やパート―ナーは女性が働くことに理解を示していて、家事の手伝いから子供の世話まで協力してくれる」と日本では知られているようです。しかし、実際にフランスに住んでいて周りの様子を見てみると、そうとは言いきれないようです。本気で協力してもらうためには本音で話し合うフランス人男性でも女性に協力的ではないことは多く、夫婦の協力体勢がうまく行っている家庭は「初めから理解ある男性を選んでつき合った」か、「話し合いで解決している」場合が多いのが実状。実はフランスも日本も悩みは共通なのです。では、夫に家事や育児を手伝ってもらうためにはどうすればいいのでしょうか?女性が家庭を持ちながらも仕事する場合は、夫婦が本気で協力しなければどうにもなりません。ですが男性は、女性が仕事を続けることがどのぐらい大変なのか、具体的には理解していません。女性を取り巻く厳しい現状を知らないのです。支えてくれるパートナーなしで家事と仕事を両立するのはとても大変です。まずは、パートナーに理解してもらえるよう、十分に話し合うこと。これが重要なのは、日本もフランスも変わりありません。また、話し合いで分かり合えても、すべての家事を平等に分担するには無理があります。不公平さを感じたとしても、女性と男性には得意分野と不得意分野も違いますし、男性も毎日の仕事をこなすだけで必死な場合も少なくありません。男性に家事を任せるためには、女性側にも心がけるべきポイントがあります。得意分野を見つけてもらい、その件に関しては任せるこれまでまったく家事をしていなかった男性の場合は特に、少し家事をすると、「俺、すごくよくやっている」と得意げになることがあります。でも、実際にやっている量は全体の一部だけの場合が多く、不公平感がぬぐいきれないこともあるでしょう。そんなときは家事や育児の作業をすべて書き出したリストを見せて、全体像を把握してもらうのがおすすめです。そして、そのリストの中から活動ルーチンに合った作業を選んでもらい、得意分野を業務として振り分けましょう。家電を買い替えるときには一緒に選ぶのもいいかもしれません。ただし、機能が豊富なマニアックな物を選んでも怒ってはダメ。購入した機器を使った作業が得意分野になってくれれば、それに越したことはないと、前向きに考えましょう。男性は、「なんとなく察して自分から動く」ことが苦手な場合が多いもの。具体的にイメージできて実現可能なことを見つけると、作業に取りかかりやすくなります。やってくれたことに不満を言わず、最後に「ありがとう」を忘れないで最近は、イクメンという言葉も定着して、家事や育児を率先してやってくれる男性も増えました。しかし、最初はやる気があったのに、すぐにやらなくなってしまう男性も多いようです。その理由は、「一度手伝ったときに文句を言われたから」というのがダントツ。最初は誰でも初心者。ベテランのようにはできません。会社に入社して初めて取り組んだ仕事に、頭ごなしに文句を言われたらやる気がなくなってしまいますよね。それと同じです。不器用でも、やってくれたことに対して、ちゃんと「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。慣れていくうちに手順も覚えてくれます。自分に時間がなくてできないことも「やってくれる人がいてありがたい」と感謝できるような状況になることが最終目標です。夫婦で上手なバランスを見つけて、段階を踏みながら体勢を整えていければいいですね。(Ulala<フォークラス>)
2016年03月24日2歳の子どもがいる筆者。出産後に仕事復帰してからは、家事と育児+仕事でほぼ一日が終わってしまいます。小さな子どもを育てながら仕事をしているママには、筆者と同じ状況の人も多いのではないでしょうか。そんな忙しいママが少しでも“時間”にゆとりを持てるようにするにはどうすればいいのか、一緒に考えていきましょう。■最難関!? 子どもの寝かしつけが勝負仕事から帰ってきて、夕飯とお風呂をすませたら、いかに子どもを早く寝かせられるかが勝負に。子どもが早く寝てくれれば、ほかの家事をやったり、ゆっくりテレビを見たり、さらに睡眠時間もしっかり確保できます。寝かしつけには、まず下準備が重要です。1.夕飯をキチンと食べさせる2.お風呂で体をよく温める大人でもごはんを食べた後や体が温まると、眠くなることがありますよね。子どもも同じなので、おなかを満たして、体を温めて、眠りに入りやすくさせておきます。あとは時間を決めて寝室へ行き、「もう寝る時間だ」と思わせることが大事です。寝かせたい時間の約30分前には寝室へ行けるようするといいかもしれません。部屋の明かりを暗くして、オルゴールのような、ゆったりとした曲を小さな音で流し、絵本を読んであげましょう。子どもに「ママと一緒だ」という安心感を与えると、眠りにつきやすくなります。■夫をうまく操縦しよう!共働きなら休日はもちろんのこと、普段の家事でも夫の協力を仰ぎましょう。掃除や洗濯、食器洗いなど、家事の負担が減れば、ママもひと息つけるようになりますね。男性へお願いするときに大切なのは、「具体的に言うこと」と「ほめること」です。たとえば「食器を洗って」とだけ言っても、男性には面倒なように思われてしまいがち。ですので、「子どもを21時に寝かせたいのだけど、あと食器洗いと洗濯、明日の保育園の準備がある。どれか手伝ってほしい」と状況も伝えながら、具体的にお願いしましょう。そうすると「いま、ママは大変なんだな」とわかってもらえて、相手も手伝う気になりやすいです。手伝ってもらえたら、必ず「手伝ってくれるから頼りになる」「優しいね」「ありがとう」とほめることを忘れずに。“女性にいいところを見せたい”と思う男性は多いので、ほめてもらえたら、きっと上機嫌になってくれるでしょう。■通勤時間はひとりになれる絶好のチャンス働くママにとってムダにしたくないのは、通勤時間や会社の休憩時間。とくに通勤時間は長い人ほど、ぜひ有効活用しましょう。寝不足がちのママなら仮眠時間にあてるもよし。音楽を聴いて心を落ちつかせるのもよし。なにより、家ではやりにくい読書やゲームなど、気分転換ができるチャンスです。最近では銀行振込や、レストラン、旅行の予約など、インターネットでできることが増えました。平日、仕事で時間をとりにくい諸手続きも、スマートフォンやタブレットを利用すれば手間が省けそうです。■たまには思いきって「ママ休日」を普段の心がけとは別に、ときどき「ママ休日」をつくって、自分の時間をゆっくり満喫してみませんか? 有給があれば、思いきって自分のためだけに使ってもいいでしょう。お店が空いている平日にショッピングを楽しんだり、平日休みの友人とお茶をしたりして、リフレッシュすることも大切です。また、土曜保育や一時預かりなどの保育サービスを利用するのもいいかもしれません。料金はかかってしまいますが、保育サービスの割引や提携など、会社の福利厚生にある場合もあるので、一度確認をしてみては。忙しい毎日のなかでも、子どもには笑顔で接してあげたいですよね。ママが笑顔を保てるように、ゆとりのある時間をつくれる良い方法を見つけていきましょう。
2016年03月22日彼との最初のデート。ワクワクと楽しみな出来事ですが、気になるのがデート費用の分担ですよね。付き合っていくうちになんとなく決まってくるでしょうが、最初はどうすればいいか分からなかったり、はたまた、「なんとなくこれが基本になっちゃったけど、ちょっと不満・・・」と思う部分もあったり。そこで、今回は20代の女性に『今の彼との最初のデート費用は、どうやって分担したか』を取材してきました!■1.全額、彼のおごり「最初は、全部おごってもらった!ご飯だけだったけど、最初のデートって“特別なイベント”だから、『今日は、おごるね』って感じで出してくれたかな。今はほとんど割り勘だけど、やっぱり最初はおごってくれると嬉しいです」(学生/20歳)「おごられたいです。今の彼とも最初のデートは全おごりでした。毎回はキツいのは理解してるから、最初くらいはおごってほしいなぁ」(飲食/21歳)『最初くらいは・・・』という意見が多かったです。普段は割り勘でも全然良いけど、初めてのデートというイベントだから、このデートを大切に思ってるよという気持ちが伝わる気がして嬉しいとのこと。■2.気にしてなくて、覚えていない「割り勘とかおごりとか気にしないから、最初のデートどうしたか記憶にないです・・・映画を見に行ってご飯食べたと思うけど、どうしたっけな?」(教育/24歳)「割り勘だったはず。でも、正直あんまり覚えてないです。ランチは出してもらって、そのあとのカフェは私とかだったかな?」(メーカー/27歳)覚えていない!という人もかなり多かったです。振り返ってみましたが、私も全然思い出せませんでした・・・。最初のデート費用分担を覚えていない人たちの中には、『いつも、なんとなく会計』『日によって出す人が違う』など、普段からルールなく分担している人が多いようでした。■3.少し多めに出してもらった「普段からそうだけど、最初も彼が少し多く払ってくれた。誕生日とか記念日は、彼が全部出してくれることもあるけど、学生だとみんなこんな感じじゃないのかな?」(学生/23歳)「会計はいつも、まず彼が全部出して、ご飯のときとか遊びに行ったときは『じゃあ、3000円だけもらえる?』みたいに言われる制度。カフェとか小額だと徴収なくて、彼の方がちょっと多く払うみたいな感じです」(学生/22歳)『最初とか関係なく、普段はいつも彼の方が少し多め』これが、一番多かったような気がします。社会人になると、また変わるのかもしれませんが、彼に少し華を持たせる意味でも、学生にとっては良い分担方法なのかもしれませんね。■4.完全、割り勘「絶対、割り勘!お互い働いてるし、男女で差をつける理由が分からない」(金融/24歳)「最初から今でも常に割り勘です。多く払ってもらうと、毎回借りを作っているみたいで嫌なので。対等が良いです」(学生/21歳)1割もいないくらいでしたが、完全割り勘派も。ものすごい歳が離れているとかなら別として、同じような金銭環境なら男女関係なく割り勘にするのが普通なのでは、という意見でした。彼からしたら、頑張りすぎなくて良いので、嬉しいかもしれないですね!■おわりにいかがでしたか?『最初のデート』というと、楽しみと同時に、彼との付き合いに慣れていない分、気になることもたくさんありますよね。でも、やっぱりあまり気にせず楽しむことが一番です!「費用は、こうしたい!」という意見があれば、軽く彼に伝える程度にして、まずは2人で一緒にいれる最初のデートを思いっきり楽しめると良いですね。(下村さき/ライター)(ハウコレ編集部)(横田彩夏/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年03月19日【ママからのご相談】3歳の子を持つワーキングマザーです。仕事は短時間勤務なのですが、仕事、家事、育児で1日が終わってしまい、自分の時間をなかなか上手に使えません。周りには2人きょうだい、3人きょうだいのワーママもたくさんいて、みなさんそれぞれ充実して過ごしているようですが、どうやって時間をやりくりしているのでしょうか?●A. 少しの工夫を積み重ねましょう!こんにちは。ライターのNANARUKAです。「趣味の裁縫で子ども服をたくさん作ってあげたい」「育児中だって大好きな映画をたくさん観たい」「幼稚園の役員に選ばれて作業が山積み」などなど、その理由はさまざまですが、家事、育児、仕事と自分時間のバランスは、多くのママたちが抱える永遠のテーマ。家庭を持ち、子どもを育てている身では、自分のことはとかく後回しになりがちですよね。それでも、ママだってひとりの女性であり一人の人間。趣味や自分磨きに没頭する時間、さまざまなことに考えを巡らせる時間というものは、わずかな時間であっても必要なことです。そこで、先輩ママさんの時間捻出術をリサーチしてみました。どの方も2人以上のお子さんを育てているお母さんですが、少しの手間と少しの工夫で、みなさん驚くほどの時間を手に入れていることがわかりました。●ひと手間、5分の手間で30分獲得! 食事準備編『朝ごはんの支度時に、夕食に使う野菜をすべて切って調理するだけの状態にしておけば、夕食はあっという間に仕上がります。残った野菜は翌日の味噌汁に入れて使い切れば、翌朝も包丁いらず』(3歳・7歳のママ)『晩のおかずと汁物は翌朝も出せるように多めに作っておきます。そうすれば翌朝はお茶をいれてご飯を盛るだけでOK』(1歳・3歳のママ)『残り物のおかずは次の食事ですぐ出せるように食器で保存します。それまではプラスチック製のタッパーを使っていましたが、油汚れが落ちにくいしそのまま出せないのですべて処分しました』(2歳・5歳・9歳のママ)『野菜は、面倒でも買ったその日に下ごしらえして冷凍保存 。次の使用時には必ず「やっててよかった!」って思います』(4歳・9歳のママ)●そのときできる作業を後回しにせず5分獲得! 洗濯編『洗濯前の仕分けに時間がかかっていたので、カゴを3つ用意し、家族に“肌着類”“洋服類”“タオル・ハンカチ類”に分類しながら脱いでもらうことに 。そのおかげで、忙しい朝もワンアクションですぐに洗濯機を回せるようになりました』(5歳・7歳・9歳のママ)『乾いた洗濯物は取り込む際に収納場所ごとに分けておき、一気に畳んでいます。畳みながら分類するより早いです』(8歳・11歳のママ)『干す時点で、ハンカチやタオルは角をそろえたり、半分に折って干すようにすれば畳むときにとても簡単』(8歳・12歳のママ)『汚れ物がたまってからまとめて洗うより、こまめにスピードモードで洗濯機を回す方が時短になります。干すのも畳むのも大量だとその都度時間がかかりますが、少量ずつなら合間時間をうまく使えます』(4歳・8歳・10歳のママ)●プチ掃除の積み重ねで掃除時間を大幅カット! 掃除編『トイレを使うたびに便器と床をサッと拭く、洗面所を使い終わったら水跳ねを拭き取る、帰宅時すぐに玄関の泥や砂を掃き集める、など、自分が行く先々でちょこちょこ掃除する習慣を付ければ、わざわざ掃除時間を確保する必要なし !』(2歳・4歳・6歳のママ)『それまで、掃除時間に毎日20分は要していましたが、コードレス掃除機にチェンジしてからは気付いたときにこまめに掃除しているので、20分の掃除時間がなくなりました』(5歳・9歳のママ)『床や卓上用の掃除シートを各所にそろえておき、気になったその場で掃除するようにしています。掃除機の出し入れや雑巾がけの手間を省けてすぐにキレイにできるので、私にはこの方法がベスト!』(2歳・5歳のママ)----------取り入れられそうな方法やアイデアはありましたか?どの方もその都度、少しずつの積み重ねで大きな時間を手に入れていました。どんな家事もたまれば億劫になるし、手数が多いと煩わしくなりますよね。そうなる前に処理できて時間も得られるベストな方法、ぜひ見つけてみてください。●ライター/NANARUKA(フリーライター)
2016年03月02日【パパからのご相談】もうすぐ里帰り出産を終えた妻が戻ってきます。職場の先輩や子どものいる友人たちから、家事の分担はきっちり決めたほうが良いとアドバイスを受けました。これまで特に分担せずやってきてしまったのですが、 子どもができたらやっぱり決めたほうがよいのでしょうか?●A. 最初にガチガチに決めすぎず、日々を過ごすうちに決めるのもアリです。パパライターの矢山ユースケ@育休中です。先日、「家事育児を『やっているつもり』の旦那へ見せた執念の分担図」という画像が話題になりましたが、家庭での家事・育児の分担 はもはや“永遠のテーマ”と言えますよね。子どもが産まれると、なおさら重要になってきます。しかしながら、「がっつり分担すべき」「分担なんて必要なし」と、けっこう意見が真っ二つに分かれるのも、このテーマの特徴でもあります。ということで、分担派・非分担派のそれぞれのパパママよりコメントをいただきました。●分担派のコメント『パパができることはパパの分担にしています。ありがちですが、家事だったらゴミ捨てとお風呂掃除、育児だったら子どものお風呂、みたいな感じです』(33歳・2児のママ)分担派でもっともポピュラーな意見がこの「パパができることはパパに」 ですね。“できることからやってもらって、徐々に増やしていく”場合もあれば、“できることだけやってくれればいい”という場合もあります。『うちはどちらも放っておくとなにもしないので、小学校の係決めレベルで決めましたよ。玄関掃除とか庭の水まきとか、いくつかのことは月決めで持ち回りにしています。子どもが大きくなったら、持ち回りメンバーに加えてもいいかなとか思いますね』(35歳・1児のパパ)お子さんが大きくなったときに、持ち回りメンバーに加えるのは、いいアイディアかもしれません。『最初は特に何も決めていませんでしたが、お互いの得意分野を引き受けていたら、自然と分担が決まった感じですね。トイレ掃除は僕、風呂掃除は妻、みたいな』(30歳・1児のパパ)無理やりではなく自然に、というのが良いですね。お互いに苦手なことがあった場合、どうするのかが気になりますが……、『結婚当初、お互いの収入差や残業を含めた勤務時間を考慮して、家事の分担を決めました。妻が妊娠して体調の変化があったので、負担割合を調整しました。出産後、実家から戻ってきて今度は育児を追加した新しい分担を決めました。今は妻が育休中なので、彼女が復職したタイミングでまた調整が必要だと思っています』(34歳・2児のパパ)かなりきちんと考えてるご様子。収入差 や勤務時間 など、分かりやすい指針を基準にするのもよさそうです。●非分担派のコメント『気がついたときに気がついた方がやる ようにしています。決まりごとってなんか好きじゃないので』(29歳・2児のママ)非分担派のメジャー意見はこちらでした。「わざわざ家でまでルールに縛られたくない!」という声も。『面倒臭いと思うことは相手も同じように思っているだろうから、率先してやるようにしています。思いやりが大切ですよね』(37歳・1児のパパ)ステキな心がけですね。お互いがこのように思っていれば、家庭円満、家事育児もスムースに行えそう。『分担を決めてしまうと、何かの理由でそれができていなかった場合に、文句言っちゃいそう なのであえて決めませんでした』(32歳・1児のママ)確かに、「なんでゴミ捨ててないの?」「なんで洗い物してないんだよ!」などと夫婦で言い合ってる姿は、子どもに悪影響を与えそうですね。●お互いに無理がかからないようにわが家の場合、基本的には“非分担派”に属すると思います。ですが、朝食の主な担当は私で、夕食は妻が主に作ります。お風呂の準備はもともと私がメインでしたが、最近は妻がすることのほうが多いです。コーヒー豆をひくことが趣味のひとつなので、コーヒーは私の担当です。逆に、紅茶や日本茶の場合は妻がいれています。これらは、“なんとなく”過ごしてきた結果です。“はじめにルールありき”でももちろん良いとは思いますが、“結果的にルールっぽくなってきた”でも、“ルールはないけど、問題なく過ごせている”でも、別に構わないと思うのです。たとえ文句のつけどころのない素晴らしいルールでも、守ることが苦痛となってしまっては、本末転倒になってしまいます。一番大切なのは、家族みんなが無理なく過ごせること です。それを忘れずに、がんばってくださいね。●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)
2016年02月25日