皆さんこんにちは。寒さの来る秋が待ち遠しいかわベーコンです。猛暑いらない…。さて、今回はちょっと怖い話でもしようと思います。まだ暑いですからね。昨今は、そういう番組も少なくなりましたね。先日、放送していた貴重なホラー番組も、子どもの「怖いからやだ!」で見事に私はチャンネル戦争に負けました。同じようなママさんパパさん達に恐怖をお裾分けするよ(いらない!?)むかーし、まだ実家に住んでいて、娘がおなかにいるときの話です…■誰かが布団の周りを歩いている気配を感じた確実にドアがゆっくり開いて、何かが周りを歩いていたはずなんですが…母の言葉に凍りついた。おなかを踏んでこなかったので、ご先祖様か誰かが、私が健康状態を心配して出てきてくれたのだと思いますが…。ちなみに子どもが生まれて少したってからも、夜中に黒い影が控えめにのぞき込んでいた、なんてことがありました。しかし「ひいじいちゃん?」っと言ったら、静かに消えていったので、多分私の大好きだったひいじいちゃんだったのかなー、と思っています。ひ孫だからね。きっと見たかったんだと…。さて、そんなほっこり? なホラーエピソードもありますが、わりと最近あった怖い話もしましょう。その日は別に寝苦しい気温でもなかったんですけど、なんだか息苦しくてうっすら起きたんです… ■金縛りにあい、背後にいた黒い物体が口の中に!ガチのホラーやんけ…。私の背後にいた黒い物体が、口にズモモモって入ってきた瞬間…やべぇ!! って思って必死でもがいたら、金縛りもとけて、黒いのもいなくなっておりました。マジで怖かった…。後ろでハアハアしてんな!! 変態か!?その黒いやつは、私が起き上がると同時にいなくなってました。ほんと何なのだアレは…(その後また似たような目にあいました…笑えない)この話で少しでも涼しくなってくれればいいな、と思う母なのでした。
2020年09月18日こんにちは、3きょうだい母ニタヨメです!今回は父がゾッとしたエピソードをお話します。それはまだ長女が3歳のころ。当時、住んでいた家で二階に「キノコみたいなオバケがいる」と言って怖がることがありました。小さい子には“何かが見える”と聞いたことはありましたが、まさかな〜と思い、あまり気にしてはいませんでした。■父が長女にある質問をした結果…!?ある日、父が長女にこんな質問をしました。「だれがいちばん好き?」お父さんと言われてうれしそうな父…!父は続けて質問します。えーーー!!こ、怖っーーー!!うしろのおばけって! 予想外すぎる答え 笑 ■まさかの背後霊? それともキノコオバケ?父としては、「お母さん!」と言うと思って、私に軽くマウントをとろうとしたのに、まさかの背後霊。それがキノコオバケだったのかはわかりませんが…笑怖がっていないし、他のオバケだったのかな?その後、父は鏡を見るたびにうしろに何か居ないか気になったそうです。いや、背後霊より順位が低い私って一体…!
2020年09月11日クリープハイプが、9月18日(金)にデジタルシングルとして配信リリースする新曲『幽霊失格』。この楽曲をどこよりも早く聴ける先行試聴空間 「幽霊の試聴機」が開催されることが決定した。「幽霊の試聴機」では、“クリープハイプの幽霊”がステージに立ち、楽曲をフルで演奏する“無演者ライブ”を行う。開催場所は大阪 Music Club JANUS 、下北沢 DaisyBarの2カ所。試聴時間は10分で、チケット価格は98円。入場人数を考慮し、密をできるだけ避けた形で実施される。チケットは9月5日(土)0時より販売スタートする。先行試聴空間「幽霊の試聴機」詳細・試聴時間:10分・出演:クリープハイプの幽霊●会場 / 開催日時大阪 Music Club JANUS9月9日(水) 15:30- / 16:30- / 17:30- / 18:30- / 19:30- / 20:30-9月10日(木) 13:00- / 14:00- / 15:00- / 16:00- / 17:00- / 18:00- / 19:00-下北沢 DaisyBar9月16日(水) 15:30- / 16:30- / 17:30- / 18:30- / 19:30- / 20:30-9月17日(木) 13:00- / 14:00- / 15:00- / 16:00- / 17:00- / 18:00- / 19:00- / 20:00-●チケット詳細価格:98円 ※申し込みはクレジットカードのみで別途手数料が発生致します。予約受付期間:9月5日(土)0:00 - 9月7日(月)11:00抽選発表日:9月8日(火)
2020年09月02日nao(@na01007)さんが『#怖い話書くからリツイートして』というハッシュタグを付けてTwitterに投稿したエピソードに、注目が集まっています。以前、美容師をしていた投稿者さんは、左肩を重く感じていたことがあったのだそう。「日頃の疲れが溜まっているのだろう」と思っていたある日、店内で接客していた女性が鏡越しに投稿者さんを凝視し、こう話しかけてきたといいます。「お兄さん、肩が重くない?つらいでしょ」※写真はイメージなぜ女性が肩の重さに気が付いたのかを不思議に思いながら、「そうなんですよ!最近肩が重くてつらいんですよねー」と答えた投稿者さん。すると、その女性は、投稿者さんの肩に霊が乗っていることを告げたのです。女性の思わぬ発言にゾッとした投稿者さんは、「何が乗っているんですか?」と問い返しました。すると…。「タヌキだね!しかも2匹!仲がよさそうだから、多分親子だね!」※写真はイメージ投稿者さんの左肩に乗る霊の正体は、なんと2匹のタヌキだというのです!除霊はできないという女性に「なついているみたいだからかわいがってあげて」と、明るい表情でいわれた投稿者さん。その日の晩から「反対側の肩に移動してください」「左右に1匹ずつ乗ってバランスをとってください」とお願いして寝るようにしたところ、肩の重みが消えたのだそうです。投稿者さんはその後のことを、「しばらく見えもしないタヌキに感謝をして仕事をしていました」とつづっています。ちゃんと希望通りに移動したりバランスとってくれるようになってしばらく見えもしないタヌキに感謝して仕事してました— nao (@na01007) August 22, 2020 【ネットの声】・怖い話かと思いきや…心が和みました!・不思議な話。投稿者さんは、動物の霊に好かれやすいのかもしれませんね。・私もタヌキに憑かれているといわれたことがあります。なんともいえない親近感がわきました!タヌキの霊がなぜ投稿者さんの肩に乗っていたかは分かりませんが、仕事に打ち込む姿を間近で見守りたかったのかもしれませんね!投稿全文はこちらむかし美容師をしてたとき左肩が重くて上がらなくなったことがあったシャンプーやカットまたは練習での疲労だと思っていたある日、よく来られる綺麗なお客さんが鏡越しにすごく僕を見てきて #怖い話書くからリツイートして — nao (@na01007) August 22, 2020 お兄さん肩重くない?辛いでしょしょ?って言われたのでえ?なんで知ってるんですか!そうなんですよ!肩重くて最近辛いんですよねーなんて話してたら乗ってるよって— nao (@na01007) August 22, 2020 ええ!!何が乗ってるんですか!霊感あるんですか!?って焦ってたら乗ってる乗ってるタヌキだね!しかも二匹!たぶん親子だね!仲良さそう!かわいいwって笑われてしまってえぇぇ!どうにかならないですか?って聞いたら— nao (@na01007) August 22, 2020 無理無理!見えるだけでどうすれば良いか分からないし!お兄さん懐かれてるみたいだから可愛がってあげなよ!って満面の笑顔で返されて仕方がないのでその日の晩からタヌキに反対の肩に移動してくださいとか、左右いっぴきずつバランスとってくださいってお願いして寝るようにしたら— nao (@na01007) August 22, 2020 ちゃんと希望通りに移動したりバランスとってくれるようになってしばらく見えもしないタヌキに感謝して仕事してました— nao (@na01007) August 22, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年08月24日7月26日が『幽霊の日』ということをご存じですか。その由来は、1825年7月26日に、江戸の中村座で東海道四谷怪談が初演されたからなのだそうです。亡くなった夫が幽霊となって出てきて…?妻にかけた『呪い』とは漫画家のくろたま(@krtmgpl)さんは、『幽霊の日』にちなんで、幽霊が登場する創作漫画を描きました。戦争で夫を亡くした女性の前に、「呪ってやる」と呟く幽霊が現れて…。幽霊の日らしいので、幽霊が酷い呪いをかける恐ろしい漫画を描きました pic.twitter.com/ahrGIy5Xmo — くろたま●連載中 (@krtmgpl) July 26, 2020 幽霊となり現れた夫に、「幸せになれ、生きろ」と呪いをかけられた女性。最愛の人を失ったのに「幸せになれ」というのは確かに酷い呪いなのかも知れません。しかし、それから数十年後、孫に「一生、絶対幸せだよ」と答える姿に目頭が熱くなります。【ネットの声】・感動しました。『いい呪い』って『願い』ともとれると思います。・優しい気持ちになれる呪いですね。泣きました。・泣ける幽霊の話って初めて読んだ。たくさんの人に読んでほしい。夫は呪いをかけた後、幸せに暮らす妻の姿を天国から見守っていたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月27日みなさんは、幽霊を見たことがありますか。不意に見てしまい、恐怖に震えた人もいるかもしれませんが、「幽霊が見れるなんてラッキー!」と思った人はほとんどいないことでしょう。『浮遊霊と彼氏』ホラー系を中心に漫画を描いている、誰でもない(@daredemonaidare)さんの作品『浮遊霊と彼氏』をご紹介します。「浮遊霊と彼氏」 pic.twitter.com/4TYsSQktl0 — 誰でもない(ダレ) (@daredemonaidare) July 15, 2020 絶対に、結婚したほうがいい!幽霊にしがみつかれても動揺しない、男性のたくましい姿に惚れ直した女性。この男性なら、幽霊が出た時だけじゃなく、災害や事件に巻き込まれた時も守ってくれそうです。【ネットの声】・幽霊もドン引きしてる…。もうこのカップルの前には現れないでおこうと思っただろうね。・いい父親になりそう。明るくて幸せな家族になるだろうなぁ。・ポジティブ思考って最強なんだな。幽霊が出ても負けないくらいのポジティブになりたい。幽霊も怖気づいてしまうほどのポジティブな気持ちがあれば、どんなことも楽しく乗り越えていけるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2020年07月17日過去に入居者が亡くなった物件などは『事故物件』と呼ばれ、実際の相場よりも安く貸し出されています。そうした事故物件につきものなのが、心霊現象。もちろん、偶然や勘違いのひと言で片付けることもできますが、事故物件にまつわる心霊体験は後を絶ちません。これは、そんな事故物件から離れられずにいる幽霊と、そこに引っ越してきた少女のお話。悲しくもラストに温かな涙が流れる、爽(@sou_3634)さんの漫画『幽霊と幼女の話』をご紹介します。『幽霊と幼女の話』ひどい虐待を受けていた少女を、図らずも助けることになった幽霊。しかし、少女の母親は幽霊を怖がり、逃げ出したまま家に戻ってくることはありませんでした。突如始まった幽霊と少女の不思議な共同生活…しかし、少女はまだ幼く、ましてや生身の人間です。大人の助けをなくして生きていくことはできませんでした。命の危機に瀕している少女を目の当たりにし、幽霊がとった行動とは…そして、2人が迎えたラストとは。少女と同じ人生を歩んでいた幽霊幽霊と幼女の話 5/5 pic.twitter.com/eWciunrCFS — 爽(創作漫画描いてます) (@sou_3634) June 24, 2020 親からの虐待、学校でのいじめ、職場でのハラスメント…幽霊もまた、生前、つらい人生を歩んでいました。そしてついに、幽霊は自ら命を断っていたのです。そんな生前の自分の姿と少女を、幽霊は重ねて見ていたのかもしれません。幽霊のおかげで最悪の最期を迎えることなく、大人へと成長していった少女…そして生まれてきた娘は、黒髪が美しく、おままごとが好きな少女でした。もしかしたら、生まれてきた黒髪の少女は、あの日の幽霊の生まれ変わりなのかもしれません。つらい人生を歩んできた2人がつかんだ幸せなラスト。今度こそ、幸せな人生を送ってほしいと、漫画を読んだ多くの人が願ったはずです。爽さんのほかの作品はこちらから今回の『幽霊と幼女の話』以外にも、多くの作品を自身のTwitterで公開している爽さん。ぜひ、Twitterもご覧ください。Twitter:@sou_3634[文・構成/grape編集部]
2020年07月14日みなさんは、引っ越しのために家探しをしている時、このような物件を勧められたらどう思いますか。・駅から徒歩5分・バス、トイレ別・日当たり良好、角部屋・敷金礼金なし・家賃1万円理想的な条件なのに、家賃が1万円…。流石に、事故物件なのではないかと疑いますよね。丹念に発酵(@tannen_h)さんの描いた、事故物件にまつわる漫画が話題となっています。事故物件に引っ越したらヤバかった話 pic.twitter.com/6AxG2ZJmQf — 丹念に発酵@コミックス①発売中 (@tannen_h) June 7, 2020 この幽霊、妙に腹が立つ…!見た目はすごく怖いのに、どこか人間らしい口調に笑ってしまいます。この物件の家賃が1万円なのは、事故物件である前に、この幽霊のキャラのせいではないか…と思えてきますね。投稿にはさまざまな声が寄せられました。・入居者の男が「何こいつ、めんどくせぇ」っていう表情になってるのも面白い。・逆に友達になれそうで笑った。・しゃべらなければ怖いのに…!Twitterでどんなことをつぶやいているのかが気になる。コメントの中には、「こんな幽霊となら仲よく暮らせそう」という声も多く上がっていました。幽霊が普通の脅かし方を覚えない限り、この物件の入居者は途切れなさそうです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月09日いろいろな漫画や映画は好きだけれど、ホラーだけは怖くて見られないという人も多いと思います。しかし、幽霊にまつわる話でも、怖くないものもあるようです。一智和智(@burningblossom)さんが描いた、幽霊の漫画が話題となりました。ファンなんです! pic.twitter.com/ekxoVa1RuE — 一智和智バーサスアース続編更新中 (@burningblossom) May 27, 2020 漫画家が幽霊だったのか!てっきり、髪の長い女性が幽霊なのかと思ってしまいます。連載を続けたい一心で成仏できていなかった幽霊。「ありがとうございます」と幸せそうな顔で成仏していく姿に、ファンの女性も嬉しかったことでしょう。投稿には、さまざまな声が寄せられました。・そっちか!でも、とってもいい話です。・優しい世界。天国でまた続きを読ませてほしいです!・ファンの鑑だ。僕も好きな先生の漫画は紙媒体と電子で買おう。コメントの中には「僕なら、続きを描いてもらうために成仏させないかも」という声も。この漫画の幽霊は、優しいファンに成仏させてもらえてよかったですね。一智和智さんは、ほかにも「そうきたか!」と思わせるおもしろい漫画をたくさん描いています。気になった人はぜひ、読んでみてください!いじめられるカメを助けられなかった浦島太郎その後の展開に心打たれるもしも『白雪姫』が毒リンゴを食べていなかったら?「そうきたか」「たった4枚なのに涙が止まらない」男の子が意図せずランプの精を呼び出してしまい…?[文・構成/grape編集部]
2020年06月01日無(@orc_n9)さんがTwitterに投稿した創作漫画『ユウコさん』が話題になっています。ある日、夜道を歩いていたら暴漢に襲われた女性。そこに現れたのは、恐ろしい外見をした女性の幽霊でした。『ユウコさん』【創作漫画】ユウコさん(ホラー注意) pic.twitter.com/Nrt6uHN7Ph — 無 (@orc_n9) May 2, 2020 男性に付きまとわれ、命を奪われた生前のユウコさん。彼女は自分のようになる人を1人でも減らすため、幽霊になってもこの場所にいるのでしょう。恐ろしい見た目をしたユウコさんが見せた優しい笑顔からは、彼女が優しい心の持ち主であることが伝わります。投稿で「ホラー注意」という注釈がついた作品ですが、多くの人がユウコさんの優しさに心打たれたようです。・ユウコさんの笑顔が素敵すぎる。生前のユウコさんも助けてあげたかった…。・優しい漫画!幽霊よりも最初に登場した人間たちのほうが怖い。・ちょっぴり悲しく、心温まる素敵な作品ですね。ユウコさん、かっこいい。きっとユウコさんは、今後もこの場所で女性を守ってくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年05月04日ホラー系の漫画をTwitterに公開している、誰でもない(@daredemonaidare)さんの作品が話題になっています。今回ご紹介するのは、あかりという名前の女の子と、恐ろしい顔立ちをした男性の幽霊の物語です。『あかりちゃんと幽霊』『あかりちゃんと幽霊』 pic.twitter.com/YkV10OxFmB — 誰でもない(ダレ) (@daredemonaidare) April 10, 2020 女の子を驚かそうとするも、まったく反応をしてもらえず幽霊はしょんぼりしてしまいました。そんな中、女の子の前に姿を現したのは刃物を持った不審な男性。自分よりも先に女の子を驚かせたことに嫉妬し、幽霊は男性に物理で攻撃!見事に不審者を成敗し、女の子を守ったのでした。ホラーかと思いきや、最後は癒されるこの作品。漫画を読んだ人からは、いろいろなコメントが寄せられています。・「おじさん誰?」っていわれた時に嬉しそうな幽霊、かわいすぎかよ!・最後のコマの「見えてたんかーい!」って反応がすごく好きです。・実際、幽霊よりも生きてる人間のほうが怖いよねえ。女の子は、幽霊に慣れているから驚かなかったのでしょうか。それとも、最初から悪い幽霊ではないと分かっていたのでしょうか。そんな想像をしながら漫画を読み返すとさらに楽しいですね![文・構成/grape編集部]
2020年04月10日片桐はいりが、岡田利規の作・演出によるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演「未練の幽霊と怪物 ―『挫波』『敦賀』―」に出演する。3月上旬、岡田の企画説明をもとに作品のイメージを膨らませる心境を尋ねた。【チケット情報はこちら】能の上演形式に倣い、間狂言を挟んだ2曲の現代能で構成される本作。建築家ザハ・ハディドをシテ(主人公)にした『挫波』と、廃炉の道をたどる高速増殖炉もんじゅをめぐる『敦賀』の2作品が、霊的な存在が思いを語る“夢幻能”の構造を用いて繰り広げられる。新国立競技場の設計者に選ばれたもののデザイン案が撤回され、失意のうちに没したハディド、もんじゅに夢のエネルギー計画を投影した人々が抱える“未練”とは──。岡田からのオファーを「ザハ役かと思っちゃった」と振り返り、周囲の爆笑をさらった片桐。2014年に現代能楽集Ⅶ『花子について』、佐渡薪能『サイコ』と能にまつわる作品への出演が続き、当時の経験やノウハウを求められているのでは……と推測をぶつけてみたところ、「話題にすら挙がらなかった」と笑う。片桐が主に託されているのは、間狂言における“間(アイ)”。通常は狂言師が担い、物語の設定や背景などを解説する役どころで、岡田はドイツの公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリーとして能をモチーフに創作した『NO THEATER』(2017年)でも間狂言を差し込んだ。その“進化版”となる今回、片桐は自身に求められる役割を「狂言の笑いの部分を担当するんじゃないでしょうか」と岡田の構想から類推する。同時に「題材のインパクトを和らげて受け入れやすくするためにお声がけしてくださったわけではない気がする」とも。上演に際して、岡田は「社会の犠牲者が果たせなかった思いを直視せず忘れてしまうことに抗うために、能の構造を借りる」とメッセージを寄せている。開幕は6・7月。東京オリンピック・パラリンピックを前に新国立競技場の問題を再び俎上へ載せるわけだが、片桐は「岡田さんは政治的なメッセージを訴えるために作品をつくろうとしているわけではないのでは」と読み解く。大切なのは、こうしたテーマを題材にどれだけ興味深い作品をつくれるか。キャストに並ぶ森山未來、栗原類、石橋静河、太田信吾や謡手として参加する七尾旅人らの顔ぶれに、片桐は「実現できそうな人たちが揃いましたよね」と信頼を寄せる。「きっといろんな境地へ連れて行ってもらえる、間口の大きな作品になるんじゃないかな」と予想。最後に「通りがかりの人まで驚かせたいですね」と薄く笑った。公演は、6月3日(水)~24日(水)に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。その後、愛知・新潟・兵庫と巡演する。3/23(月)11:00までプレイガイド最速先行受付中。取材・文:岡山朋代
2020年03月18日台湾で遭難していたハイカーが10日ぶりに発見されたが、「幽霊のカップルにガイドしてもらった」と告白。ASIA TIMESが11月22日に報じたところ、ネットで話題を呼んでいる。ASIA TIMESによると、60歳の宋瑞雄さんは屏東県にある山々をハイキングしていたが遭難。栄養源は川の水や天然の砂糖。しかし岩壁を登っていたときに、メガネを紛失。一度は洞窟に避難したものの、やがて「このままではいけない」と決意。そこを後にしたところ、あるカップルに出会ったという。宋さんは彼らと並んで2時間歩き、その間は日々の生活について話していたという。ところが突然、彼らはいなくなった。振り返っても姿が見当たらず、彼らを見つけることができない。その代わりに、宋さんは山の麓へと続く道を発見したというのだ。やがて地元の村人たちに発見され、すぐに警察署で保護された宋さん。出会った幽霊のことを台湾土着の祖先の霊だと信じているという。ネットでは《是非とも映画化してほしい》《メタフィジックなものが歩いていたと……》《キャスパーかな?彼はとても優しいからね》といった声が上がっている。日本でも10年7月、三重県・鎌が岳で遭難した男性が不思議な2人組みに助けてもらったというニュースがあった。asahi.comによると、山中で男性が遠くにヘッドランプの灯りを発見。大声で助けを求めたところ、40代くらいの男性2人組がやってきて道案内をしてくれたという。そして下山。しかし、その直後に2人の姿が見えなくなったのだ。警察は「御在所岳で夜の登山客は通常考えにくいが、無事下山できて何より」とコメントしたという。真相はいかに?
2019年11月28日イクミ(IKUMI)は、2020年春夏コレクションを2019年10月28日(月)に、代官山スペースオッド(SPACE ODD)にて発表。ショーにおいて水曜日のカンパネラのコムアイがパフォーマンスを行い、ランウェイには、剛力彩芽がモデルとして登場した。イクミ×コムアイによる“きもだめし”イクミが東京でショーを開催するのは約3年ぶり。「暗黒の館」と題したコレクションは、コムアイのパフォーマンスとともに“きもだめし”形式で披露された。場内に足を踏み入れると、「暗黒の館」の名前通り、至るところに逆さ吊りにされた人形がぶら下がっていたり、棚の上に顔の見えない幽霊が腰かけていたり、お化け屋敷さながらのおどろおどろしい空間演出が施されている。また、薄暗いショー会場のフロアには、通常よりも明らかに丈の長い断ち切りのロングドレスや、フリルを幾重にも重ねたロングスカートなどが天井に吊るされており、時折光るフラッシュのような照明を受けては人影のようにゆらゆらと漂っていた。コムアイが登場ショーがスタートすると、極端にオーバーな仕立ての、ブラックのフードガウンに身を包んだコムアイが登場。オーバーシルエットのガウンは身体のシルエットを変容させ、コムアイが持つオーラをより一層ファンタジックに見せる。機械音に寄り添うような浮遊感のある歌声によって、フロアの緊張感を高めた。“幽霊”を思わせる華奢なキャミソールドレス今季のテーマは「幽霊」。ストリートの雰囲気を感じさせながら、モード感も併せ持った白/黒のウェアで、あの世とこの世を行き来するゴーストを表現した。中でも象徴的だったのは、ジェンダーレスに着用された、華奢なキャミソールドレスだ。レースを装飾したピースや、可憐な小花をあしらったドレス、生地をたっぷりと使い、ギャザーをよせてふわりと仕上げたロングドレスなど、細やかでフェミニンなデザインが登場したかと思えば、金属のリングやスタッズを配したものや、ハーネスを思わせるようなデザインなど、繊細な雰囲気の中にもエッジを効かせたドレスも展開された。イノセント/エッジのコントラストキャミソールドレスの他にも、対照的な表現が見て取れた。セーラーカラーのワンピースや、身頃やスカート部分をフリルで飾ったミニドレス、白のサテンジャカードを用いたセットアップなど、イノセントな華やかさを強調したピースと、ハトメを並べた金属質なロングドレス、無骨な光沢感のトラックジャケットといったハードなウェアのコントラストが印象的だ。レントゲンプリントやスカルモチーフまた、身頃にあばら骨のレントゲンプリントを施したTシャツやパーカー、少しチャーミングな表情の、片目の無いスカルをダイナミックにプリントしたカットソーなど、ストレートな“幽霊”モチーフのウェアも登場。スカルプリントのカットソーは、ゆったりとしたオーバーサイズに仕立てられることで、カジュアルなポップさを強める。中には手に赤ちゃんの人形を抱えたモデルも登場し、とらえどころのない不気味さを演出した。
2019年10月31日怖いはずが、どこかユーモラス!?命や生の不思議を思う、藤野可織さんによる怪談実話『私は幽霊を見ない』。一般に、幽霊や怪奇現象に対する気持ちは明白だ。「信じている/見たことがある」ゆえに怖い派か、「信じていない/見たことがない」ゆえに怖くない派か。しかし、藤野可織さんは信じていないし見たこともないのに怖がる。それでいて、一度くらいは見てみたいと願う。アンビバレンツを抱えている。「子どもの頃は怪談を聞くとぎゃん泣きしたほどですし、いまも臆病で怖がり。なのに怖い話は好きなんです。ホラー映画やDVDも観ますし、キンドルで実話怪談も読みます」怖いから近寄らないではなく、好奇心が勝つというのが微笑ましい。かくて藤野さんは、怪談話の連載を快諾。ネタ探しのために編集者からタクシー運転手にまで怖い話を知らないかと聞きまくり、廃墟ホテルなどに幽霊ハントに出かけていく。「幽霊が出るというウワサがあるなしの前に、基本、家から出ないのでそういうところには行きません。逆に、誰かとご一緒させてもらうなら、喜んで出かけていきます。でも置き去りにされたり、こけたり踏み抜いて落ちるとかは怖いので、同行者の服をしっかり握っています(笑)」実際に幽霊や怪異に出くわしたわけではないが、その影は感じる。なのに、不思議と怖くない。むしろ忌み嫌われがちな幽霊や怪異に対して、新しい光を当てている。そのひとつが『ジェーン・ドウの解剖』という映画を俎上に載せ、語っていく章だ。「身元不明の若い女性の遺体を検死官父子が解剖し、彼女の死の謎を探るのですが、その父子が見舞われるオカルトな状況はホントに理不尽です。でも殺されたその女性だって、普通に生きていただけでああいう目に遭った。理不尽に何かを求められたり奪われるのは恐ろしいなと」それを踏まえ、幽霊とは何かをこう考察しているのがすばらしい。〈私たちは誰であれ今でも、上げられない声を抱えながら生きているから、それでこんなにも私たちは幽霊を追い求めるのだ〉「私が幽霊を好きという以上に、世の中の人がより幽霊を好きなんだなということを感じましたね。いくら科学が進み、解明できる怪異が増えようが、これからも人々は求めていく。目に見えない存在も、排除できないこの世界の一部なんだろうなと思います」『私は幽霊を見ない』〈三島由紀夫の霊が出るといいなあ〉と願ったり、セント・ルイス第一墓地ツアーに参加したりする、藤野さんのおちゃめな幽霊蒐集。KADOKAWA1500円ふじの・かおり1980年、京都府生まれ。作家。2006年、「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞。’13年、「爪と目」で芥川賞受賞。他の著作に「おはなしして子ちゃん」(フラウ文芸大賞受賞)など。※『anan』2019年10月9日号より。写真・土佐麻理子(藤野さん)中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2019年10月08日落語中興の祖・三遊亭圓朝ゆかりの「幽霊画展」東京谷中にある全生庵(臨済宗国泰寺派)で、2019年8月1日(木)〜31日 (土)まで、谷中圓朝まつり「幽霊画展」が開催されます。江戶末期から明治にかけて活躍し、「牡丹燈籠」「真景累ケ淵」「死神」など、多くの名作落語を創作した落語中興の祖・三遊亭圓朝は、怪談創作の参考に数多くの幽霊画を収集していました。伝・円山応挙から、柴田是真、伊藤晴雨、河鍋暁斎など、著名な画家たちが描いたさまざまな幽霊たち。現在は、圓朝の墓所がある全生庵でこれらのユニークな幽霊画を所蔵し、毎年8月の1ヶ月間のみ特別公開しているのだとか。左から、伊藤晴雨「怪談乳房榎図」、池田綾岡「皿屋敷」、鰭崎英朋「蚊帳の前の幽霊」。すべて全生庵所蔵。谷中圓朝まつり「幽霊画展」【開催概要】会期:2019年8月1日(木)~2019年8月31日(土)※土日祝祭日も開催開館時間:10:00~17:00(最終入場16:30)拝 観 料 :500円今年は8月3日 (土)に「幽霊の怨返し ― 落語にみる情愛」と題した記念イベントも開催されます。(※定員に達したため、受付終了)「幽霊の怨返し ― 落語にみる情愛」8月3日(土) 16:00 ー 18:00(開場15:30)【ゲスト】【聞き手】雲田はるこ(漫画家)金原亭馬玉(落語家)平井正修(全生庵 七世住職) 昨年NHKでドラマ化された大人気漫画「昭和元禄落語心中」の作者・雲田はるこさんと落語家・金原亭馬玉さんをゲストに迎え、三遊亭圓朝がこれほどまでの幽霊画をコレクションしていた理由や、なぜ落語には幽霊がよく登場するのか、人々が「幽霊」に見た意味と、そこから受け取ることができる「生」への学びを考えるトークセッションです。ほか「谷中圓朝まつり」として、全生庵で多くのイベントが開催されます。■8月11日(日)「圓朝忌」法要/奉納落語/扇子のお焚き上げ「圓朝座」出演:鈴々舎馬桜、古今亭菊之丞■8月17日(土)第三十五回圓朝寄席出演:三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭圓橘■8月24日(土)実話怪談師が語る「掛け合い噺『死神』」出演:牛抱せん夏、上間月貴詳細は、特設ウェブサイトよりぜひこの貴重な機会に谷中に足を運んでみては?幽霊画展で暑い夏を涼しく乗り切りましょう!全生庵(東京都台東区谷中5丁目4−7)山岡鉄舟居士が明治維新の際に国事に殉じた人々の菩提を弔うため、明治十六年に建立。居士との縁で落語家・初代三遊亭圓朝の墓所があり、圓朝遣愛の幽霊画五十幅が所蔵されている。アクセス◯JR・京成電鉄「日暮里駅」より徒歩約10分◯東京メトロ千代田線「千駄木駅」(団子坂下出口)より徒歩約5分主催:臨済宗国泰寺派 全生庵企画・運営:有限会社エピファニーワークスお問合せ:info@epiphanyworks.net
2019年06月28日「幽霊画展」が、東京・谷中の寺院「全生庵」にて、2019年8月1日(木)から8月31日(土)までの期間で開催される。毎年開催されている「幽霊画展」では、「全生庵」の境内に墓所がある落語中興の祖・三遊亭圓朝が、怪談創作の参考に収集してきた数多くの幽霊画を展示。普段「全生庵」に非公開で所蔵されている作品を公開する、1年に1度の貴重な機会となる。展示作品は、伝・円山応挙とされる『幽霊図』や、伊藤晴雨の『怪談乳房榎図』のほか、柴田是真、河鍋暁斎ら著名な画家たちが描いた“幽霊画”。江戸時代や近代の絵師たちのユニークな世界観を感じることが出来る。また、2019年はNHKでドラマ化された漫画『昭和元禄落語心中』の作者・雲田はるこ、落語家・金原亭馬玉をゲストに招いたトークセッションなどのイベントも実施。三遊亭圓朝が幽霊画をコレクションしていた理由や、なぜ落語には幽霊がよく登場するのか、といったことを通して、人々が“幽霊”に見た意味と、そこから受け取れる「生」への学びを考える。【詳細】幽霊画展開催期間:2019年8月1日(木)~8月31日(土)開催時間:10:00~17:00(最終入場16:30)会場:全生庵住所:東京都台東区谷中5-4-7拝観料:500円■開催記念イベント「幽霊の怨返し-落語にみる情愛」開催日:8月3日(土)開催時間:16:00~18:00(開場15:30)参加費:3,000円(拝観料込)定員:100名(事前申込制)プログラム:住職による幽霊画展解説、ゲストと住職によるトークセッション、金原亭馬玉による怪談落語「死神」※申し込みは7月19日(金)締め切り。※申し込みは「幽霊画展」特設ウェブサイトより可能。
2019年06月23日アニメーション映画『海獣の子供』の主題歌として、予告編でその一部が公開されていた米津玄師の新曲「海の幽霊」のMusic Video(以下MV)が、5月27日(月)、100名限定で行われた「海の上映会」にて公開された。6月3日(月)に配信限定シングルとしてリリースされる『海獣の子供』の主題歌「海の幽霊」。今回、都内に浮かぶ“船”にて初めて実施されたMV先行視聴会「海の上映会」には、募集開始直後から応募が殺到、その中から選ばれた幸運な100名が一足先に体験した。会場となった船内は、B1Fを“深海”に見立て、薄暗く水泡の音が響くなか、映画内「江の倉水族館」として登場する「新江ノ島水族館」とのコラボレーションで実現した、貴重なクラゲやヒトデなど海洋生物を展示。その奥中央には、原作者・五十嵐大介が描き下ろした「海の幽霊」のジャケットが1.2m四方サイズの水槽の中に浮かび、水中の光の揺らぎを生で感じられるような見せ方で展示されている。1Fは“浜辺”に見立てられ、波の音を聞きながら『海獣の子供』のビジュアル展が展開され、映画の場面シーンのライトアップパネルや、クジラの泳ぐムービーが展示。そして2F・船上デッキの屋上は、“海の空”と題され、そびえ立つ巨大マストにMVが投影されるという荘厳なものに。今回は、史上初めて“海の上”でのMV上映会となり、圧倒的なスケール感を目だけでなく全身にて体感することで、まるで映像の一部になったような不思議な体験に会場は歓喜の声にあふれていた。また、MVは全編にわたり『海獣の子供』の本編映像によって表現されており、「STUDIO4゜C」が描く繊細でもありながらダイナミックな自然や生き物、人物の描写が全編を通して余すことなく描かれている。本作のジャケットも五十嵐氏が書き下ろしたアートワークになっており、様々な分野のトップランナーと共に作り上げた「海の幽霊」の世界観を、まずはここから体感してみて。『海獣の子供』は6月7日(金)より全国にて公開。米津玄師「海の幽霊」は6月3日(月)より配信リリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:海獣の子供 2019年6月7日より全国にて公開©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
2019年05月28日米津玄師の新曲「海の幽霊」が、映画の公開に先駆け2019年6月3日(月)に配信限定でリリース。同楽曲は、アニメーション映画『海獣の子供』に書き下ろした曲であり、米津玄師自身の作品としては初の映画主題歌となる。米津玄師初の映画主題歌国内でも高い評価を受けている、五十嵐大介原作の海洋冒険物語を映画化する『海獣の子供』。アニメーション制作は『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』などを手掛ける「STUDIO4℃」が手掛け、芦田愛菜をはじめ、蒼井優、稲垣吾郎など豪華俳優が声を当てるなど、豪華キャストとスタッフが集結した作品としても話題を呼んでいる。米津自身も原作を読んだことがあり、主題歌を書き下ろすまで、米津と五十嵐の2人は親交があったという。米津が公式イメージソングを担当していたルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」で米津と五十嵐は出会っていたそう。主題歌「海の幽霊」は、こうして作品への2人の想いが重なり、生まれた楽曲だ。「海の幽霊」は米津玄師の待望の2019年第1弾作品でもある。アーティスト写真は、現在Youtubeにて3.5億回以上の再生回数を誇る「Lemon」のミュージックビデオも手掛けた山田智和が撮影した。髪色も新たになった米津玄師の“今”を収めている。アニメ版MVも公開「STUDIO4℃」による『海獣の子供』のアニメーション版ミュージックビデオも公開された。繊細でもありながらダイナミックな自然や生き物、人物の描写で壮大な海の世界を表現している。なお、同映像は、100名限定招待で開催された特別上映会「海の上映会」でも公開されたものだ。「海の上映会」は、深海に見立てた地下1階、海辺に見立てた1階、海の空に見立てた船上デッキの屋上で構成された船の上で実施された。なお、この空間設営は、映画内「江ノ倉水族館」として登場する「新江ノ島水族館」とのコラボレーションにより実現した。新曲ジャケットは五十嵐が担当新曲のジャケットは、「海獣の子供」の原作者・五十嵐大介が担当。これまでの全作品、ジャケットは米津自らイラストを描いていたが、今回初めて五十嵐に依頼することとなった。米津&五十嵐のコメント米津と五十嵐は、以下のようにコメントしている。米津玄師:原作を初めて読んだのは10代の頃だと思うのですが、そのすごさに圧倒されたことを憶えています。今読み返してもあの時の衝撃は全く古びず、更に新しい発見をもたらしてくれます。もし映像化されるのであれば歌を作らせてほしいなあなんていうふうに思ってたことが、今日になって実現するというのはなんとも感慨深いです。原作が持ってるものに負けないよう、それでいてうまく寄り添えるようなものが、果たして自分に作れるのかと、ここ数ヶ月は問答の日々でした。今は映画館で流れる日を楽しみにしています。五十嵐大介:米津玄師さんと初めてお会いしたのは何年前になるでしょうか。それからの様々な人のつながりを経て、映画「海獣の子供」の主題歌を米津さんに…という話を伺った時、来るべきものが来たような、不思議な昂揚を感じました。心を高く深く拡げてくれつつ、同時に着地点を示してくれるような美しい歌に出会えて、今はただ感無量です。【詳細】米津玄師 新曲「海の幽霊」リリース日:2019年6月3日(月) ※配信限定■映画作品情報映画『海獣の子供』公開日:2019年6月7日(金)全国ロードショー出演:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺 徹/田中泯、富司純子監督:渡辺歩音楽:久石譲主題歌:米津玄師「海の幽霊」原作:五十嵐大介「海獣の子供」
2019年04月27日夜の帰り道、背後に何者かの気配を感じたことはありませんか?振り返っても誰もいない……。でも、確かに何かがそこにいる。そのまま帰宅したら、その“何か”を家まで連れて帰ってしまうかも……。そこで今回は、占い師の脇田尚揮さんに“夜、帰り道でしてはいけない不吉なこと”をご紹介いただきます。文・脇田尚揮■電線の下や線路沿いに歩いて帰る夜、帰り道に電線の下や線路沿いといった電気が流れている場所を、通って帰る人も少なくないでしょう。ですが、これは霊的な意味においては、危険な行為。霊は不思議なことに、強い電気が流れている場所に現れやすいのです。そのため独りでトボトボと歩いていると、あなたの存在を察知した霊が家までついてくる可能性も。できれば、帰り道に通るのは避けたほうがよさそうです。■SNSを利用しながら帰宅する夜の帰り道、独りだとどこか寂しいですよね。そんな時、スマホでSNSチェックしながら歩いていませんか? しかし、Facebook投稿やLINE投稿はポジティブなものだけではなく、ネガティブなものも少なくありません。そんなネガティブな投稿を見ているあなたは“陰気”に包まれ、低級霊を引き寄せやすく、自宅まで連れ帰ってしまうことも……。■神社・お寺に入って手を合わせる神社やお寺への参拝は、朝~昼が最も良いとされていますが、逆に夜の参詣は禍々しいものを呼び寄せてしまうことも……。夜は参拝できないようになっている神社やお寺も多いですが、出入りできる場所も。夜の神社やお寺は、“丑の刻参り”など呪いや呪術を行うために出入りする人もいて危険です。気まぐれに訪れるのは絶対に避けましょう。■ゴミ箱以外の場所にゴミを出す次の日、朝が早い場合は、夜のうちにゴミを出してしまう方も多いでしょう。でも実はこの行為、NG。ゴミ捨てのルール云々ではなく、あなたの出したゴミの中の腐った食べ物などが負のオーラを発し、そこに動物霊などが集まりやすいのです。その場の気が悪くなるだけではなく、出したあなたに霊がそのままついてくることも少なくありません。ゴミは、朝出すように心がけましょう。あなた自身のためにも……。もしも、このようなことをしてしまった場合は、自宅に帰ってすぐに塩を自分にふりかけたり、線香の煙を浴びたりすると良いでしょう。そうすることで、低級の霊や動物霊などは去っていってくれるでしょう。しかし、中には素人では祓うことができないものもあるので、心身の不調が続くようならプロにお願いするのもひとつの手かもしれません。まずは、とにかく家に持ち帰らないことです。(C) Rafal Bloch / shutterstock(C) blackzheep / shutterstock(C) Weerapon Nantawisit / shutterstock(C) 26ShadesOfGreen / shutterstock
2018年08月24日よく、幼児には大人に見えないものが見える…とか言いますよね。あらぬ方を見て笑ったり、大人には内緒の「お友達」がいたり…。ワタシは霊感全く無い方で、霊的なものはあまり信じてはいないのですが、想像力だけは無駄にあるので怖い話系は大の苦手。自分が見えないだけに、子どものそういう系の話を聞くのも空恐ろしくて嫌でした。残念ながら、常に目の前にヴェールがあるように薄ぼんやりしていることの多かった長男はやっぱり2歳くらいまで「見えていた」系。天井の隅をニコニコと見つめていたり、窓の向こうを指差して「お友達がいる」と言ったり…。一番怖かったのは、寝る前にあらぬ方を見上げながら「あのおじさんはもういいの?」とおもむろに呟いたこと…。もういいの? って何!?何が「もう」なの!?詳しく聞こうとしましたが、口止めされたかのように無言になって、その後は何事も無かったように遊びに戻った長男に、その夜は寝るに寝られなかったビビり母でした。そんな長男も年齢が進むとともに意味不明なことは言わなくなりホッとしていたのですが…。いかにも、いかにも現実的なものしか見えなさそう(勝手な親側の願望)な次男までもが、最近なにやらおかしいんです。なにもない空間を、明らかに動くものを追っているような目の動き。「何か」からご飯を守る次男。絶対に通るはずのない方角にバスの姿を見る次男。あんたも見えてるんかーい!!(涙)でも、次男の場合はなんとなく本人のキャラも相まって、コミカルなものを見ていそうなイメージなのでこちらも怖いというよりは、ちょっとファンタジーな気分。ご飯を取ろうとしているのは小動物っぽい気がするし、バスも、あのジブリ映画の猫型バスなのでは? とか思えたり。想像してちょっとほっこり(でも半分ゾワゾワ)しています。まだまだ、おしゃべりができるようになってきたばかりなのでこの先が怖いですが、以前も長男の見えていたものの話をブログで紹介した際、子どもに見えているのは「守護霊」や「ご先祖さま」だよ、と教えてくださる方も多かったので、またそんな日が来た時にはできるだけポジティブ変換して。「どうかわが子たちが健やかに育つように見守ってくださいませ~」と祈るようにしたいと思います!でも、できれば見えないで!! 母さん怖いから!!(涙目)
2018年02月20日ジャレッド・レトの家には幽霊が住んでいるそうだ。ハリウッド・ヒルズにある広大な元空軍基地で暮らしているジャレッド。第二次世界大戦中に建てられたというこの基地には、防空施設や武器庫、レーダー基地が備わっており、母親からここを勧められたときには「クレイジーだ!」と驚いたが、実際に見てみるとすぐに気に入ってしまったのだとか。何と言っても広いのが魅力で、盛大なパーティーも開ける。ただ、部屋数が多すぎて、ほとんどの部屋の内装に手を付けられていない状態だという。お気に入りではあるものの、困ったことも起きている。ジャレッドは、ここに“住んでいる”幽霊のせいでスタッフが辞めてしまったと「ES Magazine」に語った。「お手伝いさんが幽霊を見たって報告してきた。幽霊と遭遇しちゃった便利屋さんは、もうここで仕事をしたくないって(辞めちゃった)」。それでもジャレッドは引っ越す気にはないらしい。「俺にとって、ここは家なんだ。隠れ家みたいなね。山の頂上にいるような気分だよ。そよ風も入ってくるし、ここを離れるっていうのは考えられないな」。(Hiromi Kaku)
2017年06月09日「近代演劇の父」と称されるヘンリック・イプセンの傑作『幽霊』が、朝海ひかる主演で9月から上演される。演出は、数々の話題作を手掛け、昨年も『廃墟』『マンザナ、わが町』で読売演劇大賞最優秀演出家賞を受賞した鵜山仁。舞台『幽霊』チケット情報シェイクスピア以降、世界で最も盛んに上演されている劇作家のひとりであるイプセンだが、その戯曲の数々は発表当初、“スキャンダラス”と考えられていた。中でも本作は、自由恋愛や近親相姦などタブーに言及した内容で、イプセンの母国・ノルウェーの劇場は上演されず。結果、発表の翌年1882年に、イプセン戯曲としては初のアメリカ(シカゴ)で初演された作品。孤児院の開院式を翌日に控え、アルヴィング夫人(朝海)の屋敷には、マンデルス牧師(小山力也)が立ち寄り、愛するひとり息子のオスヴァル(安西慎太郎)も帰省していた。だがそんな中、彼女がおそれていた〈幽霊〉が再び現れる。そこから明るみになっていく数々の真実。夫人がひた隠しにしてきた因襲の幽霊とは――?稽古開始から2週間ほど経過したこの日。稽古場では、アルヴィング夫人がマンデルス牧師にある秘密を告白する濃密なシーンが繰り返されていた。朝海と小山の会話だけで、“立派な夫”を持つ妻として生きてきた夫人の、予想だにしない過去が明らかになっていく場面。美しい言葉遣いでやり取りされる会話の一つひとつに、長年ひた隠しにしてきた真実やそのさらに奥にある夫人の執念が現れ、稽古場にも緊迫感が漂う。稽古は、シーンを少しずつ区切り、ひとつの言葉、ひとつの動きの意味を確認しながら進められていた。演出の鵜山は、台詞について一方的に説明するのではなく、例えば「捨てた男にこういう話をするのはある種の復讐なんですかね?」など、役者自身の解釈をその都度聞き、会話しながらそのニュアンスを確認していく。動作についても、一歩近づくときの距離から椅子から立ち上がるタイミングまで、すべてを精査し、繰り返し、探っていく。そうやってじわりじわりと変化を重ね、気付いたときにはふたりの言動の端々から濃密な空気が漂う、見てはいけないものを見せられているような気にさせられるシーンになっていた。淡々と進められているように見えて、すべてのシーンに熱量と体力が注がれている。その分観る側は、本作の恐ろしさや重苦しさにどっぷり浸り、存分に楽しめると感じた。最後に待っている衝撃の重さへの期待が高まる稽古場だった。舞台『幽霊』は9月29日(木)から10月10日(月・祝)まで、東京・紀伊國屋ホール、10月13日(木)・14日(金)兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2016年09月27日“最後の浮世絵師”と呼ばれることもあり、小説の挿絵から責め絵まで多種多様な作品を手がけた伊藤晴雨。今回、落語家の五代目柳家小さんの手元に残された晴雨の幽霊画たち、通称“五代目柳家小さんコレクション”が東京都江戸東京博物館にて展示。また特設コーナーでは、晴雨の幽霊画に魅了されたスタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーによるコメントとともに見る「幽霊が美しい―スタジオジブリ鈴木敏夫の眼―」が開催されることが分かった。伊藤晴雨は、明治15年浅草生まれ向島育ち。看板絵描きとなった彼は25歳で新聞社に入社し、講談や小説の挿絵、演劇評を担当して評判を得、挿絵画家として認められるようになる。時代考証や風俗研究を行うかたわら、30代半ば頃から責め絵を描くようになると、その名は一気に広まり、昭和36年に78歳で没するまで多様な制作を続けた。今回展示される伊藤晴雨の幽霊画は、落語家五代目柳家小さんの手元に残された“五代目柳家小さんコレクション”。歌舞伎や落語でおなじみの怪談の一場面、よく知られた妖怪などが、のびやかな線で描かれており、舞台芸術や演芸界とも関わりの深かった伊藤晴雨ならではの作品が並ぶ。また同時に、「この世のものではないもの」を描くことによって成し得た、伊藤晴雨の芸術的世界観が見て取れる。さらに本展では、晴雨の出版物や絵画資料のほか、晴雨が行った江戸時代考証や風俗研究についての緻密な江戸風俗図などを展示し、彼の観察眼と筆力に迫るという。また、伊藤晴雨の幽霊画との出会いをふり返り「まるで夢のような一日で、強烈な印象をぼくに残した」と語るほど心惹かれたというスタジオジブリの鈴木プロデューサー。今回、「幽霊が美しい―スタジオジブリ鈴木敏夫の眼―」と題した特設コーナーにて、柳家小さんコレクションの複製画を和室をイメージした空間に展示し、自身のコメントとともに掲示するという。鈴木プロデューサーは伊藤晴雨の幽霊画に心惹かれる理由をこう語る。「晴雨の巧みな筆捌きに魅了された。真っ白な紙に筆を置いて、すっと書き下ろす。濃い薄い、速いゆっくりは書きながら瞬時に判断する。その思い切りの良さ。見ているだけで、何物にも代え難い快感がある。それは鳥獣戯画の実物を初めて見たときの興奮に似ていた。印刷物だと、微妙に再現できないのがその筆捌きだ。身体中を快感が走る。比べるのもおこがましいが、ぼくにしても、下手を承知で筆を執り書と画を描く。ゆえに、その捌きの見事さに圧倒された。手練でなければ、ああは書けない」。責め絵や縛り絵で知られる伊藤晴雨だが、鈴木プロデューサーは「晴雨に対する世間の評価を引っ繰り返したい。ぼくのささやかな野心」との思い立ち、今回の展示を提案。さらに、伊藤晴雨の幽霊画を寄贈した五代目柳家小さん師匠との縁についても「ぼくは、小さん師匠の最期の高座に立ち会っている」「小さん師匠が晴雨に引き合わせてくれた。そう信じている」と明かし、今回の展示への想い入れの強さを伺わせた。鈴木プロデューサーが心底惚れ、絶賛する伊藤晴雨の幽霊画で、この夏を涼しく過ごしてみては。企画展「伊藤晴雨 幽霊画展」は8月11日(木・祝)から9月25日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日夏の風物詩といえば怪談。そこで今回は夏にぴったりな“幽霊画”の展覧会をご紹介。そもそも幽霊とは、化け猫や塗り壁などの妖怪とは違う、現世に怨念が残って成仏しきれなかった“人間”の姿。そのうらみつらみといった人の情を、おどろおどろしく、巧みに表現するのが幽霊画で、だからこそ「その気持ちはわかる、可哀想…でもやっぱり、こわい」というリアルな恐ろしさが伝わってくる。本展で並ぶのは、谷中の全生庵(ぜんしょうあん)が所蔵する明治時代の噺家・三遊亭圓朝(さんゆうていえんちょう)ゆかりの幽霊画コレクション50点が中心。圓朝は怪談を得意とした噺家で、幽霊画のコレクターとしても有名だった人物。希代の“幽霊マニア”と呼べる彼が収集した作品だからこそ、間違いなく“怖い”ラインナップだ。会場では「怪談牡丹燈籠」や「四谷怪談」「番町皿屋敷」など、有名な怪談のストーリーも解説。美術に興味のない人でも、名画とともに恐ろしいストーリーを追えば、背筋がゾクッ!お化け屋敷とはまた違う、不気味な肝試し気分が味わえる。◇information「うらめしや~、冥途のみやげ」展―全生庵・三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に―東京藝術大学美術館地下2階展示室東京都台東区上野公園12‐8開催中~9月13日(日)10:00~17:00(8月11日・21日は~19:00、入館は閉館の30分前まで)月曜休TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)一般1100円◇毒殺されたお岩の悲劇『東海道四谷怪談』。病気がちのお岩を厭う夫・民谷伊右衛門は、出世のため隣家の伊藤喜兵衛の孫娘・お梅と結婚すべく、お岩に毒を盛る。容姿が崩れたお岩は苦しみながら死ぬが、その後、民谷家には不幸が続き…。醜い顔のお岩の亡霊が夫の前に現れた恐怖の瞬間が、この場面。歌川国芳≪民谷伊右衛門市川海老蔵・お岩亡霊 尾上菊五郎≫天保7 年(1836)大判錦絵8/18‐9/13(後期)展示◇愛しい男の心変わりで女が鬼に変わる『葵上』。元皇太子妃で光源氏の愛人・六条御息所は気高く教養深い高貴な女性。けれど源氏の足が遠のいたことで、彼の正妻である葵上に嫉妬の炎を燃やし、呪術で葵上の魂を抜き取ろうとする…。この絵は御息所の心に巣くっている嫉妬心が生霊となって表れたシーン!上村松園≪焔≫大正7年(1918)絹本着色東京国立博物館9/1‐9/13展示◇父子で間男を討つ復讐劇『怪談乳房榎』。絵師の菱川重信の妻・お関に惚れた磯貝浪江は、重信に弟子入りして、お関に関係を強要したうえ重信を惨殺。さらに子供まで殺そうとする浪江の前に、重信の亡霊が登場し、我が子を救出する絵がこちら。その後、成長した子が、父の仇討ちを果たす。伊藤晴雨≪怪談乳房榎図≫明治~昭和時代(20世紀)絹本着色全生庵8/18‐9/13(後期)展示※『anan』2015年8月12日・19日号より。文・山田貴美子
2015年08月18日東京都・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYでは、20名の現代美術家が"幽霊画"に挑むグループ展「現在幽霊画展」を開催している。会期は2015年8月23日まで。入場は無料。本展は、「幽霊画」という日本美術史における伝統的モチーフを、20名の現代美術家たちがそれぞれの解釈によって表現するグループ展。2014年にインターネット上で開催された「幽霊画展2014」の流れを汲んで開催される展示会で、絵画はもちろん、映像、写真、染色、彫刻、フィギュア、イラスト、パフォーマンスなど、さまざまな形式の作品が展示される。出展作家は、精神疾患を抱える現役芸大生による展覧会「メンヘラ展」の主催者・あおいうに氏、炎上アート集団・じゃぽにかの主要メンバーとしても活躍する杉田陽平氏、インターネットから生まれた芸術集団・カオス*ラウンジの創設者である藤城嘘氏など現在のアートシーンを象徴する気鋭の若手作家から、「幽霊画展2014」にて大賞を受賞した内田すずめ氏、子どもをモチーフとして現代社会が抱える問題を表現する下田ひかり氏、鉄彫刻作品を数多く手がける藤井健仁氏といった実力派作家など、主催者の美術作家・笹山直規氏のキュレーションによって選出された20名となっている。なお、笹山氏は本展のコンセプトについて、「古来より自然の中にある『気配』を敏感に感じ取ってきた日本人の美意識に注目したい。(中略) 本展は『妖怪・幽霊画』といった日本美術の歴史と、アーティスト達の『現在』が重なった新しい表現を追求してみたい」と語っている。詳細はTAV GALLERY公式サイトにて。
2015年08月17日7月26日は幽霊の日です。1825年、当時の江戸中村座で東海道四谷怪談が初演された日にちなんでそのように呼ばれているようです。暑い夏の夜、背筋も凍る幽霊話で涼んでみるのもいいかもしれません。○幽霊といえばお化け屋敷気軽に幽霊に会える (!?) 現代のスポットはお化け屋敷ですよね。ひと昔前のお化け屋敷は、仕掛けに驚かされるものがほとんどでしたが、最近はストーリーやコンセプトが設定されていて、シチュエーションで恐怖感を与えるものが多くなっています。施設内を自身の足で歩き回り、与えられたミッションをこなしていくものもあるなど、体感型の "アトラクション" へと変容しているのが特徴です。○今年も様々なお化け屋敷が設置されるそんな体感型お化け屋敷は、全国で様々な広がりを見せています。明治時代の建築物を活用したお化け屋敷や、密室から逃げ出す脱出ゲームとコラボしたもの、また、住宅街の中の空き店舗を利用したものまであるそうです。お客さんを単に驚かせるだけではなく、リアルに怖い場所も活用して、ひと味違う非日常空間を作り出しているのですね。テーマをもとに気になるお化け屋敷を探し、遊びに行ってみるのも面白そうです。ちなみに7月26日は幽霊の日のほかに、以下のような記念日にもなってます。・ポツダム宣言記念日など。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年07月26日長編アニメ映画製作からの引退を宣言した宮崎駿監督が、中学時代に読んで影響を受けたという江戸川乱歩の長編小説「幽霊搭」をテーマに、自ら企画・構成を行った新企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」が三鷹の森ジブリ美術館にて5月30日(土)よりスタートする。『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』など、いまなお愛され続けるアニメーション作品を数多く生み出し、2014年にはアカデミー賞名誉賞を受賞するなど、世界の映画史にその名を刻む宮崎監督が、劇場長編作品として初監督した映画『ルパン三世 カリオストロの城』。その舞台設定に大きな影響を与えたことで知られるのが、本展示で取り上げられる江戸川乱歩の長編小説「幽霊搭」だ。英国の作家 A・M・ウィリアムスンの小説「灰色の女」を、江戸川乱歩が“乱歩流”の変化を加え書き改めた「幽霊塔」を中学生のときに読んだ宮崎監督は、主人公たちの織り成すロマンスや、物語の重要な舞台である時計塔の歯車やその機構に憧れたそうで、『ルパン三世 カリオストロの城』に“宮崎監督流”の時計塔やロマンスを盛り込んで作品を作った、と語っている。本展示では、「幽霊搭」の通俗的な面白さや、作品の舞台となる“時計塔”を、監督自らの書き下ろし漫画にて解説。さらに、館内中央ホールには、宮崎監督デザインによる大きな“時計塔”が出現。その中の螺旋階段を昇り展示室へ向うと、宝物が隠された地下迷宮を思わせる迷路が来場者を待ちうけ、その先には『ルパン三世 カリオストロの城』のジオラマが登場!物語の舞台としての“時計塔”を読み解きながら、怪奇大ロマンの世界を堪能することができる展示となっているようだ。また三鷹の森ジブリ美術館では、チケットの日時指定予約制を取っており、毎月10日に翌月分のチケットを発売中。さらに今年の夏休み限定で、チケットの“先行抽選販売”が実施予定。今年の夏休みに本展示を見に行きたい方はぜひ“先行抽選販売”情報も併せてチェックしてほしい。「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道-」は2015年5月30日(土)~2016年5月まで開催予定。(text:cinemacafe.net)
2015年04月04日大阪歴史博物館は6月9日まで、同館6階特別展示室において、特別展「幽霊・妖怪画大全集」を開催している。幽霊や妖怪は古来より想像され、江戸時代以降は特に文学や芸術において盛んに取り上げられ、多様な作品が作り出された。それらを精力的にコレクションしたのが、日本画家の吉川観方(よしかわかんぽう)(1894~1979)だった。観方は服飾の歴史や時代風俗の研究家としても知られ、研究の途上において日本の幽霊や妖怪にも関心を持ち、資料の収集に没頭したという。同展は、現在は福岡市博物館に所蔵される観方の収集品から、江戸時代に活躍した伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)や円山応挙(まるやまおうきょ)らの著名な絵師をはじめ、個性的な浮世絵師として人気のある歌川国芳(うたがわくによし)とその一門が描いた幽霊や妖怪画の優品を多数紹介。また、大阪ゆかりの幽霊や妖怪にまつわる歴史的な資料も展示し、人々が未知の世界に対してどのような観念を持ち、表現したのかを観覧することができる。開催日時は、4月20日~6月9日 9時30分~17時(金曜日は20時まで)。入館は閉館の30分前まで。毎週火曜日休館(ただし、4月30日は臨時開館)。会場は、大阪歴史博物館6階 特別展示室(大阪府大阪市中央区大手前4-1-32)。観覧料は、特別展のみ大人1,200円、高大生800円。常設展との共通券は、大人1,680円、高大生1,120円など。その他、詳細は同館Webページにて確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月26日日本で幽霊と言えば、白い着物を着て額に三角の白い布(天冠)をつけた姿を想像する人が多いでしょう。では外国の幽霊というと、どんな姿を思い浮かべるのでしょうか。外国人20人に聞いてみました。・目と口だけ穴が開いた白いブランケットを着たイメージです(スペイン/男性/30代前半)・足に鎖を付けて、白いシーツを被っている姿 (フランス/男性/20代後半)・ポチョンという幽霊で、白い死装束に身を包み、足がないのでフワフワと浮遊しながら徘徊します (インドネシア/男性/40代後半)日本同様、白装束をまとった姿をイメージする国が多いですね。生前同様足があり歩いて来る幽霊もいれば、足がなくてフワフワ浮いている幽霊もどちらもいるようでした。・黒いマントを羽織って、ドクロの付いた杖を持って歩く男の人(ブラジル/女性/50代前半) こちらは逆に黒い格好で、悪魔のようですね。・母国では、幽霊は死んだ人の魂だと思われています。なので、幽霊は生前の姿とほぼ同じです(アメリカ/男性/30代前半)特に幽霊らしい格好というわけではなく、生前の姿で現れると思われているのですね。「ゴースト/ニューヨークの幻」「シックスセンス」などの映画でも、確かに生前同様の姿で現れています。・白い長い服を着て髪の毛も長く、唇が真っ赤で顔が真っ白です(ラオス/女性/20代後半)・映画「リング」の貞子(フランス/男性/20代後半)白い着物に長い黒髪、恐ろしい形相という日本の幽霊のイメージをそのまま再現したのが映画「リング」の貞子ですが、世界中でヒットしたために日本の幽霊のイメージとして貞子を思い浮かべる外国人は多そうです。「白くて長い服装で、髪の長い女性」(スイス/女性/40代前半)や「白いチマチョゴリを着た黒くて長い髪の姿」(韓国/30代/女性)といった回答からもわかるように、「白い服装」「髪の長い女性」というのは日本も海外も共通のキーワードとなるようですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日