「今回の役は萩原(慎一郎)さんの遺作を背負ってますし、撮影はこれまでになく身の引き締まる思いで挑みました」いじめ、非正規雇用などの経験をもとにした歌集を執筆後、32歳で命を絶った歌人・萩原慎一郎。その遺作をモチーフにした映画『滑走路』(11月20日公開)で、激務の中で理想を失い、無力な自分に悩む若手官僚・鷹野を、浅香航大(28)が演じた。「彼は仕事がうまくいかないストレスをため込んで、世間との関わりを絶った色みのない生活を送っているんですよ。演じるにあたって、細かい気持ちの変化や、上司や同僚との距離感は監督と緻密に話し合って役に入りましたね」(浅香・以下同)じつは取材した時点では、共演者とはほとんど会えていなかった。「鷹野が人との関わりがない生活を送っているということもあって、共演のシーンがほとんどなくて……じつは、(主演の)水川あさみさんとも、まだお会いしたことがないんですよ!これは共演っていうのかな(笑)。舞台挨拶でお会いしたら『はじめまして!』って言います(笑)」一人のシーンが多く、緊張感のあった現場では、20代前半での経験が生かされた。「俳優人生の転機になった、映画『桐島、部活やめるってよ』に出演したころは、社会で自分が置かれているポジションをより意識していたタイミングで。もともとメンタルの上下が激しくてナイーブな性格っていうのもあって、深酒することでストレス解消していました。そういった経験も思い出しながら演じられましたね」今では自分との付き合い方がわかってきて、ひとつの“ルーティン”を見つけたそう。「風呂とサウナとジムと飲み屋がそろって入っている建物があって、基本的に休みは1日そこにいます(笑)。風呂入って、好きなタイミングでトレーニングしてサウナ入って飲みに行くみたいな(笑)。撮影がある時期は(サウナの)休憩室で台本を読むと、めちゃくちゃセリフが入るんですよ!それがストレス解消になってますね」日々、さまざまな役者から刺激を受けているという浅香。最近、とくに感銘を受けた俳優が……。「ドラマ『梨泰院クラス』のパク・ソジュンってすごいなって思いましたね!作中、何年もたって年もとっているはずなのに、ビジュアルはなにも変えてないんですよ!僕も、そういうところを押し切れるだけの説得力をもった俳優になっていきたいですね」「女性自身」2020年11月24日号 掲載
2020年11月16日夭折の歌人・萩原慎一郎の遺作となった歌集を原作とした映画『滑走路』が11月20日(金)より公開。本作で主人公3人のうちのひとり、厚生労働省で働きながら自身の無力さに苦悩する若手官僚を演じた浅香航大に注目にした。連続テレビ小説「マッサン」「ひよっこ」、そして社会現象にもなった人気ドラマ「あなたの番です」の刑事役で人気を博し、2020年は3本の出演映画が公開、木ドラ25「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」も話題となり、若手俳優の中でも群を抜いた存在感であらゆる世代から関心を集めている浅香さん。本作では、厚生労働省で非正規雇用問題や働き方改革に取り組み、苦しむ人々を助けたいと思いながら、過重労働の中で自らも精神を病んでしまう心優しい鷹野役を繊細に演じ、新たな魅力を発揮している。浅香さんは、「台本を読んで、鷹野は純真でまっすぐな人という印象を受けたので、ナチュラルなお芝居を心掛けました」と言う。「心に病を抱えセラピーに通っているというキャラクターなのですが、大庭(功睦)監督をはじめ現場がいい雰囲気だったので、僕自身が落ち込んでしまうことは全くなく、むしろ穏やかだったほどです。作品が真面目なので、現場では常に皆が同じ方向を向いて『素晴らしい物を作ろう』という心地よい緊張感があったので、集中して鷹野の気持ちに寄り添うことができました」と有意義な撮影となった様子。今回到着したメイキング写真では常に真剣な表情を見せている浅香さんだが、「こんな社会派の映画に出られる機会はあまりないので、ぜひやりたい」と挑戦した貴重な社会派作品の撮影現場に手応えものぞかせる。この鷹野という役は映画のオリジナルキャラクター。“非正規歌人”である萩原慎一郎の原作を映画化するうえで、大庭監督は「原作が注目されるキーワードとなった『非正規』の要素を前面に出しすぎると原作が持つもっと多くの人に届く可能性を薄めてしまう」と、あえて職業としては非正規とは正反対のイメージであるエリート官僚をメインの登場人物のひとりに据えることを考えた。エリート官僚である鷹野がそのシステムの中で疲弊し、自身の無力さに苦悩するという状況を描き出すことで、より様々な立場の人に届くようなエピソードが生まれていった。映画を多くの人に届ける大事な役を担った浅香さんについて、大庭監督は「浅香さんは取り憑かれたようにお芝居をする人、憑依型ですね。同じ動作でもシチュエーションにあわせてその見え方をがらりと変えてくるすごさがありました」とコメント。監督も全幅の信頼をおいた、浅香さんの迫真の演技を堪能してみてほしい。『滑走路』は11月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:滑走路 2020年11月20日より全国にて公開ⓒ2020「滑走路」製作委員会
2020年11月15日人気声優・駒田航が初の主演を務めるオンライン謎解きイベント『駒田航 VOICE Re:CORD~失われた記憶~』が、11月21日(土)~12月6日(日)まで毎日開催される。この度、11月28日(土)と12月5日(土)の2日間(6公演)限定で行われる「スペシャルDAY」に駒田自身が生出演するほか、豪華ゲスト声優陣の生出演が決定したことが分かった。駒田は、スマートフォンアプリ『ツイステッドワンダーランド』ジェイド・リーチ役や、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』入間銃兎役など、人気コンテンツの中でも人気のキャラクターを次々と演じる期待の若手。今回のオンライン謎解きイベントでは、ある研究所での実験に協力したことが原因で、記憶と感情を失ったことにより自分の声を無くしてしまった駒田を4つの謎を解いて救い出していくストーリーとなっている。本イベントは11月21日(土)~12月6日(日)まで毎日開催されるが、その中で11月28日(土)と12月5日(土)の2日間(6公演)限定で行われる「スペシャルDAY」には、駒田自身が生出演。さらには、西山宏太朗、神尾晋一郎、ランズベリー・アーサー、江口拓也、羽多野渉といった豪華ゲスト声優陣の生出演も決定した。「スペシャルDAY」は、通常公演とは異なり、駒田自身の生出演による朗読劇形式で謎解きが進行するのが見どころだが、ゲスト声優は、参加者の謎解きをサポートする“研究員”として登場。進行役を務める“新人研究員”役のMCと共に、ヒントや生コメントで謎解きイベントを盛り上げる。今やオンラインイベントでも活躍中の彼らが、謎解きという新しいテーマのもとどんな姿を見せてくれるのかに注目だ。そして、イベント後には、駒田とゲストによるアフタートークも開催。はたして、ゲストとともに謎を解いて無事に駒田を救い出すことができるのか。本イベントで参加者と共に謎を解くサポートを務める新人研究員役として全公演にローテーションで登場するのは、植木慎英、有隅融、猪股速十、新田杏樹といった注目の若手声優たち。主演としてだけでなく、台本へのアドバイスなど企画段階から関っている駒田も「参加者に“面白いね!”と言って頂けるようなオンラインイベントにしたい」と期待を寄せつつ、「ぜひ多くの人に楽しんでもらいたい」と自信も見せる謎解きイベントとなっている。《「駒田航 VOICE Re:CORD ~失われた記憶~」実施概要》【開催日時】・11月21日(土)〜12月6日(日)※11月28日(土)、12月5日(土)はスペシャルDAY【開催時間】※通常公演・平日2回公演:18:00〜19:30 / 20:30〜22:00・土日3回公演:13:00〜14:30 / 16:00〜17:30 / 19:00〜20:30※スペシャルDAY3回公演12:30〜14:30 / 17:30〜19:30 / 20:00〜22:00【チケット価格】・通常公演:2700円・スペシャルDAY 4500円【チケット販売】・発売中各回イベント開始3時間前まで販売【公式サイト】【公式Twitter】・@VOICE__ReCORD( )・公式ハッシュタグ#駒田航とオンライン謎解き【主催/制作】●主催:日テレイベンツ●制作協力:タカラッシュ!
2020年11月06日女優の水川あさみが3日、東京・EXシアター六本木で行われた「第33回東京国際映画祭」(TIFF)特別招待作品『滑走路』(11月20日公開)の舞台挨拶に、浅香航大、寄川歌太、大庭功睦監督とともに登壇した。あふれる才能を遺し、突然この世を去った歌人・萩原慎一郎のデビュー作にして遺作となった「歌集 滑走路」をモチーフに、オリジナルストーリーとして紡いだ本作。水川あさみが扮する翠(みどり)、浅香航大扮する若手官僚・鷹野(たかの)、そして新人・寄川歌太が扮する中学2年生の学級委員長、それぞれ“心の叫び”を抱えて生きる3人の人生が交錯し、現代を生きる若い世代が抱える不安や葛藤、それでもなお希望を求めてもがき生きる姿を鮮烈に描き出す。コロナ禍において映画が公開される意義を聞かれ、主演の水川は「もしこのまま、この距離感を保ったまま、すべての物事……人との距離感も続いていくと思うと、心が折れそうになる瞬間がある」と不安を告白。「表現するお仕事をしている上で、ソーシャルをとることが当たり前になる世の中を受け入れてしまう怖さと、私たちも向き合いながらということを考えると、いまだにちょっと怖いなと思いながら生きています」と打ち明けた。その上で、「そんな中でこの映画にひょんなことから出会って、転がるように私のもとへ来てくれて、今やれってことなのかなと思ってこの映画をやると決めて、今ここに立たせてもらっています」と出演を決意した思いを明かし、「今日初披露して皆さんに見ていただくことで、少しでも心をそっとなでてくれるような映画になればいいなと思っています」と願った。さらに、「今のこの世の中って、人にとっての豊かさとか幸福なことが見えにくくなっていたり、わかりにくい時代だなと思うんですけど、そんな時代でも人のことを救うのは人だと。この映画を見て救われるような気持ちになってもらえたら。寄り添って肩を組んでくれるような映画だといいなと思います」と語った。
2020年11月03日映画『とんかつDJアゲ太郎』の公開初日舞台挨拶が30日に都内で行われ、北村匠海、山本舞香、浅香航大、池間夏海、二宮健監督が登場した。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。同作はもともと6月19日の公開を予定していたが、コロナ禍により4カ月の公開延期に。9月8日には、アゲ太郎(北村)の師匠・オイリーDJ役の伊勢谷友介が、大麻取締法違反の容疑で逮捕され、29日にはライバル・DJ屋敷役の伊藤健太郎が、ひき逃げの疑いで警視庁に逮捕されたと報じられた。伊藤容疑者は舞台挨拶に登壇予定だったものの、欠席となった。北村は「正直、この映画をフラットに観てくれる人がどれだけいるのかと不安な気持ちもあったりとか、僕も今日ここに立つことが少し怖かったり、いろんな思いでいるんですが」と言葉を詰まらせながら心境を吐露する。「でもこの映画はコメディであり音楽映画であり、僕1人ではアゲ太郎という役は演じきれなかったし、映画に登場する色んなキャスト全員に支えられてアゲ太郎という役を1年前に走りきることができました」と感謝した。さらに北村は「今日も同じで、このステージにいる人だったり、ここに来れなかったこの映画を一緒に作り上げた人たちに支えられて二本足でここに立てていることがとても心強いですし、それをお金を払って来てくださる方がいることに、とても幸せを感じております」と語る。「この映画はちょっとおかしなアゲ太郎という役が本当にまっすぐバカなことをしながら突き進んでいく映画なので、少しでもみなさんの笑顔の一つ、前に進める一つになれたら嬉しいです」とメッセージを送った。舞台挨拶の最後にも、「今日、急遽欠席してしまった番組さん、ご迷惑をおかけしました」と謝罪し、「本当に心の底から、今日ここに立てていて、映画が公開できたことがとても嬉しいですし、僕は決してかわいそうなやつではないし、とても幸せ者だと思っています」と振り絞るように語った北村。「本当に人に恵まれて、監督、キャスト、スタッフの皆さんに支えられながら今ここに立てていますし、映画のことを話せて、幸せ者です。みなさんが今日ここに来てくれて、この後映画をみてくれるということにも本当に感謝しています」と重ねて感謝の気持ちを表す。「素敵な映画です。いろんな良さが詰まっていておもちゃ箱みたいな映画です。ぜひとも最後まで楽しんでいってください」と客席に語りかけた。
2020年10月30日声優・駒田航を起用したオンライン参加型謎解きイベント「駒田航 VOICE Re:CORD~失われた記憶~」が、11月21日(土)より開催されることが決定。本日10月23日17時からイベントチケットが発売された。スマートフォンアプリ『ツイステッドワンダーランド』ジェイド・リーチ役や、音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』入間銃兎役、ゲームやアニメなども展開する『あんさんぶるスターズ!』椚章臣役、『アイドルマスター SideM』古論クリス役など、人気のキャラクターを次々と演じ、SNSでも24万フォロワーという人気を誇る若手人気声優・駒田航。今回オンライン謎解きイベントで、初の主演を務める。謎解きイベントは、コロナ禍において3密を避けられるということで人気が再燃しており、オンラインでの開催は、外出を控えている人も気軽に楽しめるイベントとなる。これまで、様々な性格のキャラクターを演じてきた駒田は、キャラクターごとに“喜怒哀楽”を使いこなし演じ分けてきているが、今回演じるのは記憶も感情も失った自分自身。これまでにない役どころというのはもちろん、本人役を演じるのも今回が初めて。しかも、声の演技だけではなく映像で見せる演技にも注目が集まる。また、声優だけでなく、プロのカメラマンとしても徐々に活躍の場を広げている駒田だが、本イベントには、探索中のアイテムとして自身がプロのカメラマンとして活躍する前に撮影した未発表の秘蔵写真を含む作品が多数登場。ここだけでしか見ることができない写真を使って、徐々に自分を取り戻していくという駒田の新たな一面も見ることができる。そして展開するのは、声優ならではの声を軸としたストーリー。とある研究に協力した駒田が、事故により記憶と感情を失ってしまったことがきっかけで、声をなくしてしまうというショッキングな事件から幕を開ける。記憶と感情を失ったことで、新たに感情を持たない“コマダワタル”という人格が誕生。駒田の“喜怒哀楽”という感情は、記憶と一緒に4つの箱の中に閉じ込められることに……。事故に遭った駒田から、ある日突然「助けて」というメッセージを受け取った参加者は、駒田を救うために4つの箱にそれぞれ仕掛けられている謎に直面する。見事に謎を解くことができれば、“喜”・“怒”・“哀”・”楽”の感情を取り戻し、本当の駒田に戻ることができるのだが……。さらに。エンディングに仕組まれた最後の謎によって、駒田航と新たな人格“コマダワタル”の関係が変化する、3種類のマルチエンディングが用意されている。本イベントは11月21日(土)~12月6日(日)まで毎日開催されるが、その中で11月28日(土)と12月5日(土)の2日間だけ「スペシャルDAY」として駒田本人がLIVE出演。駒田と一緒に、謎を解くことができるファン必見の内容となっている。また、スペシャルDAYには、ゲスト声優も予定されており、駒田とゲスト声優によるアフタートークイベントも楽しむことができる。また、本イベントに企画段階から関っている駒田は、「参加者に“面白いね!”と言っていただけるようなオンラインイベントにしたい」と期待を寄せつつ、「ぜひ多くの人に楽しんでもらいたい」と語っている。■「駒田航 VOICE Re:CORD ~失われた記憶~」【開催日時】・11月21日(土)〜12月6日(日)※11月28日(土)、12月5日(土)はスペシャルDAY【開催時間】*通常公演・平日2回公演 18:00〜19:30 / 20:30〜22:00・土日3回公演 13:00〜14:30 / 16:00〜17:30 / 19:00〜20:30*スペシャルDAY 3回公演 12:30〜14:30 / 17:30〜19:30 / 20:00〜22:00【チケット価格】・通常公演:2700円・スペシャルDAY 4500円【チケット販売】・10月23日(金)から各回イベント開始3時間前まで販売【公式サイト】・URL 【公式Twitter】・URL@VOICE__ReCORD( )・公式ハッシュタグ#駒田航とオンライン謎解き
2020年10月23日異例のベストセラーを記録した歌集をモチーフにオリジナルストーリーとして映画化した『滑走路』よりロング版予告編が到着した。現在公開中の予告編よりももっと個々のキャラクターに迫った今回の映像。厚生労働省の官僚として非正規雇用の問題に向き合いながら、理想通りにはいかない現実に直面し精神的に追い詰められていく鷹野(浅香航大)。幼なじみを助けたことをきっかけに自らもいじめの標的となってしまった学級委員長(寄川歌太)。そして、切り絵作家の翠(水川あさみ)は妊娠が発覚した途端、夫から無責任な言葉を投げかけられる――。そんな3人の人生が、ひとりの人物の死をきっかけに絡み合っていく。優しさと希望が溢れる印象的なセリフの数々や、Sano ibukiの主題歌「紙飛行機」の温かな歌詞が、胸を打つ予告編が完成した。また、一足先に本作を鑑賞した原作者・萩原慎一郎の両親は「慎一郎が短歌に込めた想いを感じることが出来ました。そして、社会のさまざまな場所で頑張っている方々の横で、そっと寄り添ってくれるような映画でした」と感想を述べ、弟でギタリストの萩原健也は「全力で走る彼の姿に、十代の頃、不登校の僕を救い、勇気と希望をくれ続けた兄を想いました」とコメントを寄せた。『滑走路』は11月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:滑走路 2020年11月20日より全国にて公開ⓒ2020「滑走路」製作委員会
2020年10月15日【音楽通信】第52回目に登場するのは、80年代に数々のヒット曲を放ち「日本一忙しいアイドル」と呼ばれ、2020年にデビュー35周年を迎えた、浅香唯さん!写真・大内香織 取材、文・かわむらあみり【音楽通信】vol.52“浅香唯”として伝えなきゃいけない何かがある1985年6月に、シングル「夏少女」で歌手デビューした、浅香唯さん。翌年には、連続ドラマ『スケバン刑事III少女忍法帖伝奇』で、主役の三代目「麻宮サキ」役でブレイクし、「虹のDreamer」「C-Girl」「セシル」「TRUE LOVE」などがヒットチャート1位を獲得し続けました。その後もトップアイドルとして精力的に活動を続けていましたが、1993年、充電期間に突入。1997年、4年半振りのシングル「Ring Ring Ring」をリリースし、タレント、女優としての活動も再開されました。そんな浅香さんが、2020年6月にデビュー35周年を迎え、9月23日に『YUI ASAKA 35th Anniversary〜君がずっと見ている〜』をリリースされたということで、お話をうかがいました。ーー今年35周年ということで、以前のことから少しお話をお聞かせください。1985年にデビューされましたが、当時のことは覚えていらっしゃいますか。デビューのときのことは、鮮明に覚えていますね。最近のことのほうが意外と忘れます(笑)。デビュー後『スケバン刑事』に出演するまでは、いい曲に恵まれても、なかなか認知してもらえなかったんです。だから、ドラマ出演後の忙しさがすごくうれしくて、ありがたくて。当時は大変でしたが、そのぶん毎日が充実していて、よかったですね。ーーそもそもご自身にとって「歌うこと」はお好きでしたか。鼻歌は好きなんですよ。ただ、子どものときから学芸会や発表会でも、人前に出ることが苦手でしたね。子どもの頃を思うと、いま人前に出るお仕事をしていることが不思議ですが、たとえばステージに立ってドキドキしているときに「ほら、やっぱり苦手じゃん」と再認識することもあるんです。でも、なんだかんだいって30数年このお仕事をやっているというのは、きっと“言葉にできないかえがたい何か”があるんだろうなと。私は“浅香唯”として、伝えなきゃいけない何かがあるんだろうなと感じています。そう思いながらの35年を振り返ると、あっという間でした。35周年記念BOXは観て楽しんでもらえるアルバムーー2020年9月23日に、デビュー35周年記念BOX『YUI ASAKA 35th Anniversary 〜君がずっと見ている』がリリースされました。4枚組BOXになっていて、Blu-rayと3枚のCD、35周年スペシャル・ブックレット付きと豪華です。記念の節目ごとに何か発売しているのですが、この35周年記念BOXは、これまでのなかでも一番歴史が詰まっていますね。今回は、けっこう映像に力を入れていただいているので、「聴いてくださいね」と思うのと同じくらい「観てくださいね」と言いたくなるくらい、観て楽しんでもらえるアルバムになっています。ーーDISC2の1989年の大阪公演のライブCDでは、弾けるような歌声で、MCのときも声援が飛び交い、ライブの臨場感にあふれている内容です。MCで「20歳になる4か月前」と話していらっしゃる19歳のときの公演ですね。そうです。この頃は、もうすぐ「大人になっちゃうんだ」と、ある意味がっかりしている時期でしたね(笑)。どちらかというと私は「大人になりたくない」と思って10代を過ごしてきたので、「20歳までしか子どもの時代はないのになあ」と思っていた、とまどいの時期に行った公演でした。ーーDISC3の1993年の休業前となったクラブチッタ川崎での記念ライブのCDでは、艶やかな歌声を響かせています。休業された当時の心境は。この記念ライブの後に休業しましたが、結果、4年半お休みしたんですね。実はそんなに長くお休みするつもりはなかったんですが、体力的にも精神的にも「いったん止まらないと私自身が壊れちゃう」と思ったんです。お休みするにしても、事務所に在籍してレコード会社に残りながら休業に入るのが大人の考え方なのかもしれないんですが、私はいったん全部リセットしました。ファンのみなさんには申し訳ない気持ちでしたが、すぐ復帰するからという気持ちのほうが強かったんです。ーートップアイドルとして多忙を極めていらっしゃったので、お休み前は大変なこともあったのでは。経験したことのないことがたくさんありました。休業時、23歳なのに、信じられないことに公共料金を支払うということも知らなかったんです。全部事務所の方がやってくださっていましたし、電話料金ひとつとっても「え? 電話料金って払わないと止められちゃうんだ!」と(笑)。銀行でのお金のおろし方も知らないし、「23歳でこれか」と愕然としたくらい、世の中のことを知りませんでした。お休みしてからはとまどいの毎日でしたが、電車にもバスにも乗りましたし、八百屋さんや魚屋さんとか、そういうところにも行きたかったので買い物に出かけたり。そういう小さなことなんですが、ひとつずつ実際に行動していくことが、楽しかったです。ーーその後、1997年にYUI「Ring Ring Ring」でシングルを発表され、音楽活動も復帰されましたね。休業後、活動しようと思ったときに、どんなふうに私がみなさんの前に現れるのがベストかと考えて、自分が一番歌いたい歌や表現しやすいことで出ていきたいと思いました。自分で曲を作ったり、詞を書いたり、自分でデモテープを作って、レコード会社に行ってからがスタートだなと思っていたんです。だから、その作業をしているうちに、どんどん月日が流れていきました。本当に、いろいろなレコード会社を自分でまわらせてもらったんですよ。ーーご自身の力でチャレンジされてきたのですね。はい。チャレンジといえば、会う前にアポイントをとることも知らなかったんです。レコード会社に行くと「アポをとらないと入れない」と言われて、「アポってなんだろう?」って。それまでは私が知らなくていい世界を全部スタッフの方がやってくださっていたんだなと初めて気づいたこともありましたし、だからこそ自分でやらせていただいてからは、周りの方々への感謝の気持ちがより強くなりましたし、こうやって復帰させていただいてからはよりいっそう深くなりましたね。23歳から27歳という、お休みしていた4年半は、私にとっては長いようで、必要だった時間ですね。ーーDISC4には、軽やかで爽快な35周年記念の5年ぶりの新曲「LIGHT A SHINE 〜月はずっと見ている」が収録されていますね。作詞作曲とアレンジを手がけていただいたSUNNYさんから、第一案としてこの曲があがってきて初めて聴いた瞬間に、新しい自分が見えた気がしました。懐かしくもあって、これまでの自分にはなかったものが生まれそうな予感のする曲だったので「ぜひこれでいかせてください」と、一発OKしたんです。ーーでは、ここをこう直してほしいというリクエストもとくになく?全然なかったですね。作っていただく前に、SUNNYさんにお会いして、いろいろと希望を多少お伝えしていたんです。それを全部汲んでくださって、さらに過去の私の作品をものすごくたくさん聴いてくださって、ちゃんと“浅香唯”という私のキャラクターを忘れずに作ってくださったと感じました。ーーSUNNYさんは、Mr.Childrenさんやウカスカジーさんでもサポートメンバーとして活動されていますし、レミオロメンの神宮司治さんがドラムを担当されているなど、音楽界でご活躍の方々がリモートレコーディングされていますね。コロナ禍で全員が同じスタジオに集まることができなかったので、作業的には大変だったみたいですが、歌入れのレコーディングのときには、みなさん集まってくださいました。歌入れも「まだまだ全然歌える!」と思っていたんですが、SUNNYさんは何度も歌わせると申し訳ないと思っていたらしくて、ほどほどでOKに(笑)。あとはライブのときに自分らしさをプラスしていけばいいかなと思っています。ーーこうして今回新曲も入っていますが、過去映像もたくさん収録されていて、Blu-ray内容のミュージックビデオ集やライブ映像集にしても、80年代という時代の勢いのようなものも感じました。あの頃は気持ちもイケイケで、ライブ映像やライブ音源を聴くと、「若いな!」って私自身感じています(笑)。80年代は、みんな希望に満ちあふれて“イキイキきらきら”していたいい時代だったなと。ただ、あのときは良かったねと懐かしむのではなくて、その映像を見ることによって、みなさんのなかで忘れていた何かを呼び起こしてくれるものだとうれしいです。いつもライブをやるときに、過去の映像や音源を振り返って選曲するのですが、そこで新しいエネルギーをもらえることが続いているので、そういうもののアイテムのひとつになったらと。80年代の“イキイキきらきら”を心の中で生んでもらえたらいいな。ーーBlu-ray収録の『ONLY YUI』のなかで、「共働きで鍵っ子だけど母は手料理も食べさせてくれたし、尊敬できるし、絶対そういう母親になりたい」と語る場面も。実際にご家族を持たれ母となられましたが、お母さまのようになっていますか。うちの娘は「私はママがママでいてくれて、いつも良かったと思っている」と言ってくれるので、その言葉を信じていますね。私の母親のようになっているかは、娘に聞かないとわからないですが、でも私がこういう仕事をしていてお友達のお母さんとはちょっと違う仕事なので、それをどんなふうに受け止めているのかなあと、肩身の狭い思いしてないかなと気にしてはいます。結婚して、子育てしながら家事してみると、信じられないくらい大変で、あらためて母親はすごかったんだと。私の場合、「今日は大変だからご飯食べに行こう」「何か買って帰ろうか」となるんですが、うちの母親はそれがほとんどなかったんですよ。100パーセント手作り料理で、忙しくてもちょっとだけご飯の時間が遅くなるとか、夜遅くに次の日のご飯の支度をしていたりとか。子どものときはそれが普通だと思っていましたが、そうじゃなかった。だから、母親のことは、全然超えられてはいませんね(笑)。私の母親とは比べられないですが、それなりに私も負けじと、子どもに寂しさはみじんも感じさせたくないという思いがあって。私の母親もすごく忙しかったんですが、その寂しさを埋めてそれ以上のものをくれる人だったので、そんなふうに私もできていたらいいなと思いますね。何かに縛られずにずっと冒険していきたいーー今回、新曲はライザップとコラボレーションされて4か月間で体重-8.8kg、体脂肪-9.6%、ウエスト-13.3cmを達成されましたね。ライザップでトレーニングする様子が、新曲のミュージックビデオにおさめられている斬新な企画です。そうですね(笑)。いま私は“50歳”なのですが、この年齢が私のなかではすごく大きくて、ライザップさんでダイエットに挑戦したんです。40代後半から、私自身のなかで納得できる自分になれているのかなと考えることがあって。50歳というと“大人のかっこいい女性”というイメージがあったのですが、これから人生はまだ長いですし、このタイミングでちょうどライザップさんと縁があって、勇気を振り絞ってやってみようかなと(笑)。ボディメイクに限らず、いろいろなことに対して一歩踏み出せない人たちもいるなかで、私の場合はこの歳だからとダイエットを諦めずにやってみた経験を通じて、新しいことにチャレンジする楽しさを伝えたいと思いました。いままで守りに入りたがる私だったんですが、その殻を自分で破ってみたいなと。長かった髪も数十年ぶりに短く切って、初めてデビュー当時ぐらいの短さにもしてみたり。すべてを新しい自分にしたかったんです。ーー新しい、50代ですね。いま、子どもが大きくなって、ちょっと手が離れた時期というのも大きいかなと思います。50歳のいま「女性って楽しいんだ」と、あらためて思うことがたくさんありますね。ーーおうち時間や普段の生活はどんなふうに過ごしていますか?いまだにジムに通わせてもらっていて、筋トレをやっているんです。ボディビルダーを目指すわけではありませんが(笑)、筋トレの時間は大事。どれだけ短い時間の中で自分に向き合えるか、勝てるかという勝負をしている時間というのがあって、「よし! 今日は自分に負けなかった」「勝った!」という精神的なところで、すごく自分自身と向き合える時間が持てるから。その気持ちがおうちのなかでも、ずっと続いている感じはあるんです。体調によって、「ああ、皿洗いか」「洗濯物か」と家事をすることが大変になるときもあったんですが、それをトレーニングの一環として受け入れられるようになっている自分がいて、全然気持ちが変わったなあと。家事も楽しくできるようになってきました。ーー確かゲームがお好きでしたね。家族みんなゲームが好きなんですよ。いまは前の生活に戻りつつあって、なかなかゲームをする時間がとりづらいのですが、自粛期間中は家族でゲームざんまいの日がありました。『ゼルダの伝説』というゲームでみんなで冒険をして、1回終わっているんですが「もう1回ゼロからやろう!」と盛り上がって。実際にはどこにも出かけられなかったのですが、私たちはゲームのなかで暑いところ、寒いところ、どこかに旅をしていたので、家族で世界一周旅行に行った気分になりました(笑)。コロナ禍は大変ですが、そのなかでも見つけられた小さな幸せもあったなと、ゲームを通して感じられましたね。ーーきっと美人の娘さんなのでは。私が木登りをしていた頃のやんちゃな時期にそっくりなんです。おとなしいところもあるのですが、そこは主人に似ていますね。13歳になったので、私よりも精神的に成長しているなと、教えられることが日々多いです。ーーコロナ禍ではありますが、今後ライブのご予定はありますか。現時点で生ライブは厳しいですし、せっかくホヤホヤでできた新曲をみなさんライブで聴くことを楽しみにしてくださっているのが、ちょっとのびてしまうのは寂しい気もしますが、そのぶんワクワクが続くと思っていてもらえたら。新曲はコール&レスポンスで、みんなで歌えるようにということも意識して作ってもらったので、いつか絶対ライブで聴いていただきたいですね。ーーソロではもちろんですが、『スケバン刑事』で共演されていた大西結花さん、中村由真さんと“風間三姉妹”としてもライブのご予定は。一昨年、“風間三姉妹”としての公演が実現したので、現時点では予定はないですが、いつの日かもしかしたらやることはゼロではないですね。ーーでは最後に、今後の抱負を教えてください。私は若いときから、あえて夢を持たずに来て、未来はどんな自分になっていくのかが楽しみで、こんなふうになりたいというビジョンを持たずにきたんですよ。いきあたりばったりみたいなことが本当に好きで、「どうなるかわからないな」と思いながら生きてきたので、これからもそれは変わらないかなと思うんです。でも、50歳を機に、新しいことにチャレンジさせてもらって、年齢に縛られないで生きることはすごく素敵だなと思いました。「50歳らしくない」とか、「年相応」という言葉が好きではなく、それこそ「年相応ってどういうこと!?」って(笑)。勝手に、その人が作った年齢層であって、「いろいろな人がいていいじゃん!」と思うんです。これからも、何かに縛られずに、ずっと冒険していきたいです。取材後記トップアイドルとしてご活躍されてきた浅香唯さん。大人になっても新しいことにチャレンジしていく姿には、ポジティブなパワーがあふれていて、わたしたちもとても元気づけられますよね。「C-Girl」や「セシル」などのヒット曲の数々は筆者も当時からよく聴かせていただいたり、振り付けも踊ってみたりして、いま聴いてもワクワクしてしまいます。そんな浅香唯さんのデビュー35周年記念ボックスをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。浅香唯 PROFILE1969年12月4日、宮崎県生まれ。1985年6月21日、“フェニックスから来た少女”というキャッチフレーズで、シングル「夏少女」で歌手デビュー。1986年、フジテレビ系連続ドラマ『スケバン刑事III少女忍法帖伝奇』で、主役の麻宮サキ役でブレイクを果たす。その後、「虹のDreamer」、「C-Girl」(化粧品CMソング)、「セシル」、「TRUE LOVE」(主演映画『YAWARA!』挿入歌)と4曲ものヒットチャート1位を連発。“日本一忙しいアイドル”と呼ばれた。2020年6月、デビュー35周年を迎え、9月23日に『YUI ASAKA 35th Anniversary〜君がずっと見ている〜【4枚組BOX:Blu-ray+3CD+35周年スペシャル・ブックレット】』をリリース。現在は、ドラマ、バラエティ、舞台と幅広く活躍する。InformationNew Release『YUI ASAKA 35th Anniversary〜君がずっと見ている〜』【4枚組BOX:Blu-ray+3CD+35周年スペシャル・ブックレット】(収録内容)≪DISC1/Blu-ray≫下記5作品&特典映像を初Blu-ray化一挙収録(約178分)。(1)『ONLY YUI』 (1987年作品/約40分)*全14曲収録(2)『Candid Girl – 浅香唯 IN AUSTRALIA』 (1988年作品/約39分)*全10曲収録。(3)『Fun!Fan!Fun! Yuiグラフィティ』 (1989年作品/約19分) *全6曲収録。(4)『ロックンロール・サーカス’89 浅香唯スパークリング・ライブ』 (1989年作品/約52分)*全12曲収録(5.1chサラウンド音声も収録)。(5)『Self Control』 (1990年作品/約23分)*全4曲収録。【特典映像】雪印とってもゼリー’90 CM MAKING『YUI ASAKA in 7days Girl』(1990年作品/約5分)≪DISC2/CD≫【ライブCD】廃盤のレア・ライブを初復刻『1989.8.23 Yui Asaka Special Live in Osaka』(1993年作品)*全17曲収録。≪DISC3/CD≫【ライブCD】廃盤のレア・ライブを初復刻『ANNIVERSARY 2824』(1993年作品) *全14曲収録。≪DISC4/CD≫35周年記念新曲+未発表ライブ音源5曲収録のスペシャル紙ジャケットCD【35周年記念新曲】「LIGHT A SHINE ~ 月はずっと見ている」【Special Present(未発表ライヴ音源)】02.愛の元気主義 03.トライアル 04.GOAL 5.DREAM POWER 6.Don’t You Know?*M2&3:『1989.8.23 Yui Asaka Special Live in Osaka』《未発表ライヴ音源》*M4~6:『ANNIVERSARY 2824』(1993.3.14クラブチッタ川崎)《未発表ライヴ音源》≪35周年スペシャルブックレット(44ページ)の内容≫01.浅香唯本人セレクトの未公開含む写真で綴るスペシャルフォト集02.浅香唯35周年10,000字ライナーノーツ03.浅香唯×山本竜夫 対談(ハミングバード時代の制作ディレクター)04.35周年新曲プロデューサー:SUNNYインタビュー2020年9月23日発売WPZL-90201/4¥13,000(税別)
2020年10月11日同名の漫画原作を実写映画化した、北村匠海主演『とんかつDJアゲ太郎』が、10月30日(金)に公開される。10月6日、映画の公開を記念し、本作のメイン舞台となった渋谷(東急プラザ)にて、イベント“渋谷の中心でとんかつ愛を叫ぶ presented by 『とんかつDJアゲ太郎』”が実施された。この日は、とんかつのように“カラっと”晴れ渡った青空の下、キャベツをイメージしたステージの上へ、アゲ太郎を演じた主演の北村を始め、ヒロインの苑子を演じた山本舞香、アゲ太郎のライバル屋敷蔵人を演じた伊藤健太郎、さらに加藤諒、浅香航大、栗原類、DJ KOO、ブラザートムらキャストがズラリと登壇した。さらに、総勢129(いい肉)名の観客がリモートで参加。本作で映画初出演、本人役を務めたDJ KOOがDJプレイを披露すると、とんかつの被り物を被ったとんかつ隊が踊りながら登場する。そこへDJ KOOからの紹介で、“とんかつ愛Tシャツ”に身を包んだ、北村らが登場し、会場は大きな盛り上がりに。北村は、「いまだかつてこんなイベントがあったでしょうか!僕が一番興奮しております(笑)。今日は、からし色のスーツで、キャベツにもとんかつにも合うスーツを着てこれて良かったと思います。今日は最後までアゲていきたいと思います!」と元気よく挨拶。DJ KOOは、「DJが日本で映画になる。エンタテインメントになるのは、初めてなんですよ。ディスコから派生する色んな人のドラマがこの中に詰まっている。“最KOO”の映画になっていると思いまーす!」とDJ口調でノリノリで紹介。また、北村のコメディ演技について聞かれた山本は、「(コメディ)初めてだよね?カメラが回る前に変顔をひとりで練習していたり、いつも顔のマッサージをしてから現場に入る姿を見ていたので、完成版を観ても体操着で走るシーンとか、凄い可愛らしくて(笑)。貴重な北村匠海さんを見させていただいたなと思いました」と撮影当時の様子を語り、続けて「あのときちょっとわがままボディだったよね?」と投げかけると、北村は、「当時、何も気にせず飲み食いしていたものですから、今より8kg以上太っていました(笑)。でも、蓋を開けてみたら、とんかつ屋の息子はぷよぷよでも良いんじゃないかと思いました。体操着で走るシーンはほぼ裸というくらい、パンツも短いしタンクトップだし、最初は恥ずかしかったんですけど、もう恥は捨て切るしかないと思い、全てを捨てて演じました」と明かした。北村と親子役で共演したブラザートムは本作について、「渋谷の町で自分が遊んでいた頃の話だったりして、すごく面白くできています」と答えると、北村は、「現場でもトムさんずっととんかつを揚げていて、そのとんかつがめちゃくちゃ美味しかったんですよ!」と絶賛。ブラザートムは、「1日200枚くらい揚げているんです。もういいかなってくらい揚げました(笑)」と裏話を語った。また、北村とプライベートでも仲が良い伊藤は、「プライベートで会う時間の方が長かったので、現場で会うのは少し不思議な感覚ありましたけど、今この場に立てているのは感慨深いです」とコメント。続けて、最後の伊藤との共演シーンについて聞かれた北村は、「ふたりでずっとニヤニヤしていましたね(笑)。10代の頃ドラマで共演して以来だったので、本当にアガってましたね」と笑顔で回答。伊藤も「あれは嬉しかった。(ドラマ当時)“ふたりで売れような”って言っていたので、嬉しさや色んな感情が沸き上がりましたね。若干あそこのシーンは僕らふたりとも嬉しくて素が出ていました」と感慨深げに語った。また、本作の撮影はほぼオール渋谷ロケだったこともあり、自身の“渋谷デビュー”について聞かれた北村は、「8歳から芸能のお仕事をしていたので、初めて来たのはその頃ですね。ただ遊ぶようになったのは、高校生の時で音楽やファッションを渋谷で知ったというのは、僕自身も凄くあります」と回答。続けて浅香は、「22歳で初めて都内で独り暮らしを始めて、それまでは新宿の方が中心のようなイメージがあったんですけど、引っ越してきて住み始めたら、都内の中心は、個人的に新宿から渋谷に変わったんですよね」と渋谷に対する印象の変化を語った。そして、本日のメインイベント、「いい肉」にちなみ、129名の観客と共に一斉にとんかつを食べる挑戦をすることに。北村の「揚げた豚、お好きですか?」という掛け声に合わせ、全員で「大好きー!」と宣言し、とんかつを実食。イベントは大盛況の中、幕を閉じた。『とんかつDJアゲ太郎』10月30日(金)より全国公開
2020年10月07日現在公開中の映画『弱虫ペダル』より、原作者・渡辺航とアニメ版キャストからコメントが到着。あわせて原作コラボ映像が公開された。本作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』が満を持して初の実写映画化。全国レベルの強豪校・総北高校自転車競技部を舞台に、高校生の熱い青春を描いた物語だ。主人公・アニメ好きの高校生・小野田坂道役をKing & Princeの永瀬廉が主演を務め、同じ自転車競技部の仲間として伊藤健太郎、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健ら人気上昇中の俳優陣が本気で自転車競技に挑み、CG一切なしの走行シーンが迫力満点で大きな話題となっている。渡辺は「本物の汗、美しい背景も見どころですよ!」と実写ならではの映像に興奮した様子。アニメ版で小野田坂道を演じる声優の山下大輝は「ワンシーンワンシーン、とても丁寧につくられていることに感動しましたし、アフレコしていた頃を思い出しながらニヤニヤしながら観ていました!!そして僕もまた走り出したくてウズウズしてしまいました!」と、アニメの雰囲気を思い出す感動を表現し、今泉俊輔役を演じた鳥海浩輔も「私の想像を遥かに超えたモノがそこにありました。非常に濃密な約120分を楽しませていただきました」と想像以上の完成度を絶賛した。鳴子章吉役の福島潤は「総北魂を感じる素晴らしい『弱虫ペダル』です。映画を観たら、すごく自転車に乗りたくなっちゃいますよ!」と実写ならではの演出に目を奪われ、寒咲幹を演じた諏訪彩花も「胸の高鳴りや仲間との絆が、沢山詰まっていてずっと心を揺さぶられていました。映画ならではの景色の美しさや迫力も素晴らしかったです!」と興奮のコメントを寄せた。さらに、原作コミックと本作の映像をリンクさせたコラボ映像では、原作のセリフが随所でそのまま使われていることがわかる胸アツなシーンが目白押し。今泉が坂道に勝負を持ち掛けるシーンや、坂道が初めてロードレーサーを手にした瞬間など、坂道の運命が動く印象的なシーンはもちろん、「誰よりも早く、山の頂上にたどりつけ!」と鳴子に背を押されるシーンや、裏門坂で今泉の背中を追いかけようとする坂道の姿など、疾走感あふれるシーンを原作と比較して見ることができる。『弱虫ペダル』公開中
2020年08月28日歌人・萩原慎一郎の遺作となった歌集を原作にした、水川あさみ、浅香航大、寄川歌太出演の映画『滑走路』。この度、本作の予告編とポスタービジュアルが到着した。萩原さんのデビュー作にして遺作となった「歌集 滑走路」は、いじめや非正規雇用を経験しながら、それでも生きる希望を託した歌が、苦悩を抱える人へのエールとして多くの共感を集め、歌集としては異例のベストセラーを記録。映画は、原作歌集をモチーフにオリジナルストーリーとして紡がれる。切り絵作家・翠(水川さん)、若手官僚・鷹野(浅香さん)、中学2年生の学級委員長(寄川さん)、それぞれ“心の叫び”を抱えて生きる3人の人生がやがて交錯していく――。今回到着した映像では、そんな彼らの人生が一人の人物の死をめぐり、交錯していく様子が映し出される。ラストには、タイトルの由来を想起させる「きみのため用意されたる滑走路 きみは翼を手にすればいい」という原作歌集におさめられた一首が登場し、Sano ibukiが本作のために書き下ろした主題歌「紙飛行機」の音源も初お披露目されている。また、青空に1機の飛行機が飛んでおり、歌と呼応してるかのようなポスタービジュアも同時に公開された。『滑走路』は11月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:滑走路 2020年11月、全国にて公開予定ⓒ2020「滑走路」製作委員会
2020年08月05日歌手・女優の浅香唯が、5日より放送されるRIZAP(ライザップ)の新テレビCMで、8.8キロ減量に成功して手に入れた美ボディを披露している。1985年にデビューし、ドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』で主役を務め、1980年代後半を代表するトップアイドルとして有名になった浅香唯。「C-Girl」をはじめ多くのヒットチャート1位ソングを世に送りだすとともに女優、タレントとして活躍してきた。2020年にはデビュー35周年を迎え、公私ともに充実した生活を送る浅香も50歳。自己流のダイエットでことごとく失敗していたという浅香が、50歳を迎えて、「これからも輝きたい」「オシャレを楽しみたい」「新しい自分に出逢いたい」と一念発起してライザップのボディメイクに挑戦。約4カ月間で体重8.8キロ減、体脂肪率9.6%減、ウエスト13.3センチ減を達成し、健康的で引き締まった美しい女性へと大変身した。新CMでは、マイクに見立てたしゃもじを握りながら歌を歌う、どこか滑稽なシーンから一変、華やかな衣装に身を包み、晴れやかな表情で歌う浅香が登場。ストレッチで柔軟性にアプローチ、同時に体の癖を修正しながら体幹から働きかけることで美しく引き締まったプロポーションと美貌を披露している。浅香は、「実は今まで引き締まったカラダになったことないんです。自己流のダイエットをしても長続きせず、ライザップへの挑戦は不安でした。以前から興味はありましたが、敷居が高く感じて、飛び込むのに勇気がいると思っていました。だから、迷っている人、第一歩が踏み出せない人の気持ちがすごくよくわかります。今年で50歳を迎えるので新しいことにチャレンジしたいという思いと、健康の事にも気を配る様になる。そういう意味ではすごく良いタイミングでした。同世代の方で子供もいて、忙しくて自分に時間を割いている暇がないという方に、『私にもできたんだから、できるよ!』と背中を押してあげたいです。今後やりたいことは・・・私ビキニ着たことないんですよ。娘と2人でビキニ着たいです!」とコメントを寄せた。
2020年08月04日現在公開中、Amazon Prime Videoでも同時配信中の山崎賢人主演映画『劇場』が、第23回上海国際映画祭にてインターナショナル・パノラマ部門へ出品されることが決定した。又吉直樹の「火花」に続く2作目の小説「劇場」を、行定勲監督が実写映画化した本作。山崎さんが、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年、儚くも愛しいヒロインを松岡茉優が演じ、2人のラブストーリーが描かれる。2人のほかにも、伊藤沙莉、浅香航大、「King Gnu」井口理らが出演。映画は各地で満席の回が出ているなど大ヒットとなっている。そんな本作が、7月25日から8月2日の期間で開催されている「第23回上海国際映画祭」で上映が決定。7月29日12時(現地時間9時)から行われるインターナショナルプレミア上映を含めた、3回実施されるプレミア上映のチケットは、なんと発売開始後19分で全回全席ソールドアウトに。本作が出品されるのは、インターナショナル・パノラマ部門内のSPECTRUM - NIPPON EXPRESS部門。同部門には、齊藤工監督の『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』の出品されている。今回の決定を受けて行定監督は「上海はかつて撮影をした私にとって忘れがたい特別な場所です。その地で映画『劇場』を観て頂けることを嬉しく思います。下北沢の小さな恋物語が上海の観客に響き、永田と沙希の姿が記憶に残ることを期待しています」とコメントを寄せている。『劇場』は全国のミニシアター中心に公開中、Amazon Prime Videoにて配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場 2020年7月17日(金)より全国にて公開、Amazon Prime Videoにて全世界独占配信。©2020「劇場」製作委員会
2020年07月31日新型コロナウイルスの影響で公開が延期になっていた映画『劇場』が7月17日、東京・渋谷のユーロスペースをはじめ全国18スクリーンで封切り。加えて、Amazon Prime Videoでの全世界独占配信がスタートした。同日、主演の山崎賢人とメガホンをとった行定勲監督が、都内で行われた初日リモート舞台挨拶イベントに出席し、映画公開への思いを明かした。又吉直樹が芥川賞受賞作「火花」より前に書き始めた恋愛小説を映画化。前衛的な作風が災いし、主宰する劇団の開店休業が続く脚本家兼演出家の永田(山崎)が、理想と現実のジレンマと苦闘する。映画には山崎をはじめ、女優になる夢を抱き上京したヒロイン役の松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、三浦誠己、浅香航大らが出演している。当初の予定に比べ、公開規模は縮小されたが、それでも山崎は「“劇場”で見てほしい作品なので、こういう風に初日を迎えられてうれしい。足を運んでいただき、ありがとうございます」と喜びと感謝の声。全世界での同時配信については「こういう時期だからこそ、こういう試みになった。世界中の皆さんに伝わっていけばいいとポジティブに捉えられれば。(コロナ禍の影響を)肯定できるきっかけになれば」と前向きに答えていた。行定監督も「映画館でかけられる(上映できる)喜びをかみしめております。2020年7月17日、新作が公開されたことを一生忘れないと思います。感謝感激です」と万感の思い。さらに「ユーロスペースに大きな看板が飾ってあって、経験のない鳥肌、感動を覚えました。今まで当たり前だと思っていたことが、今思えば奇跡的で、すばらしいことだった」としみじみ語った。「信条としては、完成した作品を映画館に届けたい」としつつも、「選択肢があるというのもいいんじゃないかと。こういうコロナ禍で、まだ劇場に足が向かない人もいるはず」と配信にも理解を示していた。イベントには現在、ドラマの撮影中だという共演者の松岡からビデオレターが届き、「大人たちが悩んで、導き出した答えが単館上映と配信という新しい試み。行定監督にも葛藤や苦悩があったと思いますが、海外にいる皆さんも、同じ日に(本作を)見てもらえるのは、すごくいいこと」と声を弾ませ、「私たちも映画の世界を元気にできるよう頑張りますから、『日本の映画の未来は明るいぞ』という姿を見ていただけるとうれしいです」とアピールしていた。取材・文・写真=内田 涼『劇場』公開中&Amazon Prime Video独占配信中
2020年07月17日行定勲監督が完全リモートで製作したショートムービー『きょうのできごと a day in the home』『いまだったら言える気がする』が、Huluにて配信されることが決定した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、自身も新作映画の公開延期を余儀なくされた行定監督が、映像制作プロダクション「ROBOT」と手を組み、完全リモートでショートムービーを製作してYouTubeで公開。第1弾には、柄本佑、高良健吾、永山絢斗、アフロ(MOROHA)、浅香航大、有村架純が出演。第2弾には、中井貴一、二階堂ふみ、新進気鋭のアイドルグループ「BiSH」のアイナ・ジ・エンドが出演し、大きな反響を呼んだ。オンライン動画配信サービスHuluでは、そのショートムービーを6月6日(土)から配信。さらに、行定監督×柄本佑×高良健吾のインタビュー動画が、「Hulu特別編」として公開される。3人は“Zoomを使用した完全リモート撮影を通して、初めて体験した面白さや難しさ”などを語っている。さらに、第3弾作品「映画館に行く日」の製作も決定。こちらは完成次第、Huluで限定配信される予定だ。■行定勲監督コメント5月25日に非常事態宣言が全国的に解除となりました。これからは、コロナウイルスとうまく向き合いながら経済的な復興に向けたステージに入っていくと思います。今後は、本企画に賛同いただける事業者様との取り組みを通じて医療従事者の皆様、ミニシアター系の映画館などへ寄付を通じた支援をさせていただきたく、その第一弾として配信プラットフォーム「Hulu」より6月6日(土)から2作品の配信することが決まりました。Huluから受け取ります配信許諾料は、一部経費を控除した後、その全額をしかるべき機関を通じて寄付させていただきます。引き続きチーム一同、映画の力を通じてコロナウィルス感染防止に貢献していきたいと思っております。『きょうのできごと a day in the home』『いまだったら言える気がする』6月6日(土)より、Hulu独占配信
2020年06月05日(C)2020SS/ROBOT「いま、やれることをやろうと思います」。『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)、『ナラタージュ』(17)などで知られる行定勲監督と監督のそんな想いに賛同して集まった6人の俳優が、感染拡大を阻止するために完全リモートで撮影、制作したショートムービー『きょうのできごと a day in the home』がYou Tubeにて期間限定で公開中!緊急事態宣言下で、行定監督はなぜこのテレワーク映画を作ろうと思ったのか!? その想いと制作の裏側を聞いた。『きょうのできごと a day in the home』は、“不要不急の外出の自粛が要請されたこんな時でも作り手には何かできることがあるのではないか? こんな困難な状況だからこそエンタテインメント作品を作ることを諦めてはならないのではないか?”と考えた行定勲監督が、感染を拡大させないため、6人の俳優と「お家にいようよ」と呼びかけることをテーマに完全リモートで制作した約45分のショートムービーです。オンライン同窓会の呼びかけで、それぞれの部屋のPCの前に集まった6人が好きな飲み物を片手に好きな映画のタイトルを挙げたり、昔話に花を咲かせるその内容は、現実のリアルとフィクションが混ざり合った不思議な味わい。俳優陣の素顔のようにも見える自然な芝居で、ささやかな笑いや毒も込められていて、PCで6人と同じように作品を鑑賞している視聴者も同窓会に参加しているような気分にしてくれる。もちろん、行定作品ならではの驚きの展開にもなっているし、6人が劇中で挙げる名作映画のタイトルは家に閉じこもっているみなさんの今後の鑑賞の参考に。作品自体も4月24日(金)20時からの配信開始以来1週間ですでに視聴者10万人超を記録し、行定監督のメッセージが静かに確実に浸透していっているようだ。そこで行定監督を緊急直撃!これを読めば、作品の見え方が変わってくるかもしれない。※このインタビューは内容に触れています。作品をまだご覧になってない方は。、鑑賞後にお読みください。――本作を作ろうと思った具体的なきっかけを教えてください。映画『劇場』の公開が延期になり、ディレクターを務めるくまもと復興映画祭も延期が決まってかなり精神的に参っていました。作り手がこの停滞している時間に何も作らないのは不健全だとも思っていました。その鬱屈した気持ちを打破したいと思っていたときに、脚本家の伊藤ちひろさんから「オンラインで何かできるんじゃないですか?」という提案があって、この企画が生まれました。こういう事変のときには音楽が速攻性があると言われていて、映像は後手に回ること多い。でも、我々映画人にもやれることがあるのではと考えたんです。――本作のアイデア(オチ)は、行定監督が思いつかれたのでしょうか?はい、そこはそうです。TwitterなどでZoomを使ったリモート飲み会をしている写真を目にしていて、コロナ禍の即時的な設定として採用しました。基本的には大まかな脚本を私が書いて、その構成立てとキャラクターのディテールを脚本家に書いてもらいました。――柄本佑さん、高良健吾さん、永山絢斗さん、浅香航大さん、アフロさん(MOROHA)、有村架純さんのキャスティングはどのように決まったのでしょう?俳優たちも家に閉じこもっているんじゃないかと思って、高良健吾に今の気分を聞いてみたところ、「何か出来ないかと思っていました」という彼の言葉をもらえたんです。それで、信頼できる俳優たちに声をかけさせてもらいました。――出演のオファーをしたときのそれぞれの反応は?みんな二つ返事でした。MOROHAのアフロ君は役者の仕事をするのは初めてなのでかなりホン(台本)を読み込んで質問してきましたが、他の人たちは全く質問もなかったです。ある意味、即興性を楽しもうという感じだったのではないかと思いました。――ヒロイン役に有村さんを起用された理由は?魔性性を感じない、純真さを感じさせる人がいいと考えていました。意外性のある女優がいいのでは? と思って有村さんに声をかけました。――それぞれのキャストが持ち込んだもの、アイデアなどがあれば教えてください好きな映画を語るところはそれぞれのアドリブです。そこをアドリブにすることで、『ラヴソング』(98年日本公開/監督:ピーター・チャン 出演:レオン・ライ、マギー・チャン 主題歌:テレサ・テン)以降の話の流れにリアリティが持たせられるのではないかと思っていました。――実際の撮影はどのように行われたのでしょうか?全てリモートで、始まったら最後までカットはかけずに通しました。それを録画して、最後にテロップだけ入れて、そのまま完成品にしました。――全員がフレームから出たり、入ったりしますが、そのあたりは俳優に自由にやってもらう形だったのでしょうか?一度だけリハーサルをしました。そこで思ったことを伝えました。あとは全て俳優の自主性に任せました。アップにしたければカメラによって、引きたければ下がる。フレームから出たり入ったりするのも自由。「アドリブも自由に入れていい」と伝えました。――劇中でみんなが話す好きな映画には行定監督の好みが見え隠れしますが、あれはすべて台本通りですか? それとも、各俳優の実際に好きな映画が反映されているのでしょうか?脚本にある部分とない部分があります。ホン・サンスや『ラヴソング』、ジム・ジャームッシュなどは僕の好みですが、それぞれの好きな映画はそれぞれが好きなものをこのシナリオとの相互関係を含めて考えてきたものです。俳優たちは映画をあまり観ていないような役を演じていますが、みんなかなりの映画通なので、絶妙な作品を紹介してくれたし、この映画の内容とも調和がとれていて面白かったです。――音声が聞き取り難いところも逆にリアルでしたね。Zoomの音声をそのまま活かしています。あえて別録りはしませんでした。聞こえないところで聞き返すのはオンラインのリアリティなので。聞こえなければ聞こえないと顔を寄せたり、聞き返してくれればいいと思っていました。――今回、この新しい試みをやったことで映像表現の新たな可能性を感じたりしましたか?今しかないツールを使ったのは必然でした。この頃からこのコミュニケーションが一般化したんだと、数年後に話しているのではないかと思います。新たな可能性なのかは分かりませんが、この状況も含め、この時代の即時的なものに寄り添った表現をしたと思っています。――『きょうのできごと』というタイトルにはどんな想いが込められているのでしょう?2005年に公開された拙作のタイトルからの引用です。あの作品は9・11が起きたときに企画していて、今回は新型コロナ禍。テロやウィルスで世界が揺らいだときに自分たちは何をやっていたのかを映画にするところが同じだったのと一晩の飲み会が一緒だったので、『きょうのできごと』の原作者、柴崎友香さんに許しをもらって同じタイトルにしました。――すでに多くの人が鑑賞されているようですが、その反応をどう受け止められていますか?とにかく未曾有の出来事で世の中が大変なことになり、家に閉じこもって外出自粛を余儀なくされている人たちが楽しかったと喜んでくださっているメッセージをもらって嬉しいです。とにかく、この状況をみんなで乗り越えて、また映画を観にきて欲しいと思っています。――行定監督自身は、いまはどんな日々を送られているのでしょう?ずっと外出せずに次回作を構想しています。――最後に。コロナの1日も早い終息を願っている人、行定監督の2本の新作『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』の公開を心待ちにしている映画ファンの人たちにメッセージをお願いします。正直、どんな形で観客の皆様に映画が届くのか不安な部分もありますが、とにかく楽しみにお待ちください。なるべく早い形で皆様に観ていただけるよう頑張ります!『きょうのできごと a day in the home』は衝撃の事態を記録した、この状況だから産み落とされた作品ですが、行定監督の力強い言葉、こんなときでも諦めずに何ができるのか? を考える前向きな姿勢、6人の俳優陣たちの自然な会話に元気をもらえた人も多いのではないでしょうか?でも、映画はやっぱり映画館で観たいもの。友人や仕事仲間とお互いの顔を見ながら「完全リモートで作られたショートムービーがあったよね」という話ができる日が、行定監督の2本の新作を映画館で観られる日が、1日も早く訪れる日を楽しみにこの苦境を乗り越えましょう。取材・文:イソガイマサト
2020年05月04日北村匠海、山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大ら若手俳優出演で人気ギャグ漫画を実写化する映画『とんかつDJアゲ太郎』。この度、北村さんや伊藤さんらが“とんかつDJゲーム”で遊ぶ特別映像が到着した。今回の動画では、主人公・アゲ太郎役の北村さんをはじめ、ライバルDJ屋敷役の伊藤さん、アゲ太郎の友人“三代目ブラザーズ”を演じた加藤さんと浅香さんという4人が、それぞれの部屋からゲームを楽しむ様子が映し出される。映像で行われているのは、“アゲアゲゲーム”と題された、いますぐ自宅でみんなで楽しめる簡単なゲーム。4分割にされた映像が現れ、まず北村さんが伊藤さんを「とんかつ!」と言いながら指名し、伊藤さんは加藤さんに「DJ!」と指名、そして北村さんと浅香さんが「アゲアゲ!」とリアクションする。さらに映像では、ミスする場面も…。「みんなで遊んでみてください!みんなでやると面白いよ!」と北村さんもメッセージを送っている。『とんかつDJアゲ太郎』は近日公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:とんかつDJアゲ太郎 近日公開©イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会
2020年04月28日俳優の北村匠海が主演を務める、映画『とんかつDJアゲ太郎』(近日公開)の特別映像が28日、公開された。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。動画では、主人公・アゲ太郎役の北村匠海をはじめ、ライバルDJ屋敷役の伊藤健太郎、アゲ太郎の友人“三代目ブラザーズ”役の加藤諒・浅香航大の4人がゲームをそれぞれの部屋から楽しむ。北村が「お家で皆様に楽しい時間を過ごして欲しいなと思いまして、映画『とんかつDJアゲ太郎』チームでゲームをして遊んでみました!」とスタートを切ると、加藤が「イェーイ! アゲアゲ~! ブヒブヒブヒ~!」とテンションMAXで登場し、浅香も「撮影現場でも空き時間でいろんな遊びをしました」とのコメント。伊藤は「ちょっとしたリフレッシュになればと思います」とメッセージを送る。“アゲアゲゲーム”と題されたゲームは、リモート会議の画面を利用したもの。画面越しで「とんかつ!」「DJ!」と指名を回し、「DJ!」と指名された人物を挟んだ2人が「アゲアゲ!」と手振りを交えながらリアクションする。オンラインで友人や家族とグループ通話をする機会や、オンライン飲み会など新たなコミュケーションが増えている昨今、自宅で楽しめる“とんかつDJゲーム”となっている。
2020年04月28日緊急事態宣言により人々の暮らしが一変する中、行定勲監督がショートムービーを製作。感染拡大を阻止するために“お家にいよう!”と呼びかける映画で、YouTube上にて公開されている。現在、不要不急の外出を自粛する“要請”が出され、事業者などに対しては店舗や施設の使用制限や休業要請が出されている。身近なところでいえば、全国の映画祭の中止、映画館は休業せざるを得ない状況に追い込まれている。もちろん、今は皆が一致団結して耐えなければならない時だ。しかしこんな時でも、作り手には何かできることがあるのではないか、むしろこの困難な状況だからこそ、エンタテインメント作品を作ることを諦めてはならないのではないかと考えて、本作の製作に至ったようだ。この監督の思いに賛同した柄本佑、高良健吾、永山絢斗、MCアフロ(MOROHA)、浅香航大、有村架純ら俳優陣に協力を得て、外出を我慢している人々へ、少しの笑いと少しの人間的な自虐を込めて、新型コロナ感染拡大のために外出を自粛する東京の人々を描き出している。完全なリモートで撮影・制作された約30分の“テレワーク映画”で、行定監督が俳優、スタッフと共に、エンタテインメントの力で社会に勇気と希望を示そうとする姿勢が伝わってくる。『きょうのできごと a day in the home』期間限定配信中
2020年04月24日32歳で命を絶った“非正規歌人”萩原慎一郎による歌集「滑走路」が、水川あさみ、浅香航大、寄川歌太出演で映画化、秋に公開されることが決定した。厚生労働省で働く若手官僚の鷹野は、激務の中で仕事への理想も失い無力な自分に思い悩んでいた。ある日、陳情に来たNPO団体から、非正規雇用が原因で自死したとされる人々のリストを持ち込まれ追及を受けた鷹野は、そのリストの中から自分と同じ25歳で自死した青年に関心を抱き、その死の理由を調べ始めるが――。原作は、いじめや非正規雇用など、自らの経験をテーマに短歌を発表し続けた萩原氏の初の歌集にして遺作となった「滑走路」。この295首は、作者と同じように苦悩を抱える人へのエールとして多くの共感を呼び、初版500部、自費出版がメインの歌集において累計8刷30,500部と異例のヒットを記録。今回の映画では、劇場アニメーション『ジョゼと虎と魚たち』でも注目の桑村さや香が脚本を、西谷弘監督作品などで名助監督として活躍する大庭功睦が監督を務め、「滑走路」から着想を得てオリジナルストーリーとして映像化。非正規、いじめ、過労、キャリア、自死、家族――現代を生きる若い世代が抱える不安や葛藤、それでもなお希望を求めてもがき生きる姿を鮮烈に映し出していく。本作の主演を務めるのは、ヒロインを演じる舞台「リムジン」の上演を控える水川あさみ。30代後半に差し掛かり、将来への不安を抱える切り絵作家・翠を演じる。「心に響くエールをくれる」と萩原氏の短歌を語った水川さんは、「映画では、それぞれの人生が交差し行き交いながら葛藤し決断し立ち止まり、前に進む姿は誰しもの背中を押してくれる作品になったのではないかと思っています」と自信を見せる。また、非正規雇用者の自殺問題に向き合いつつ、自らも過重労働に苛まれる厚生労働省の若手官僚・鷹野役に、連続テレビ小説「ひよっこ」、『チア男子!!』、『劇場』の浅香航大。幼なじみをかばったことでいじめの標的にされてしまう中学2年生の学級委員長役を、もうすぐ公開予定の『燃えよ剣』では田村銀之助役で出演している寄川歌太が演じる。浅香さんは「僕が演じた鷹野は、厚生労働省に勤める若手エリート官僚で、官僚の仕事は、想像を超える仕事量と情報量、責任感などに圧倒されましたが、鷹野の苦悩や葛藤を演じるうえで重要なピースとなりました。撮影に入る前の打ち合わせから印象的に感じた大庭監督の熱量の高さと、キャスト・スタッフ共に高い緊張感のなか撮影を終えた今、仕上がりをとても楽しみにしています」と現在編集作業中だという本作の完成に期待を寄せる。そして寄川さんは「全ての撮影を終え、役から自分自身に戻った瞬間、涙が止まりませんでした。沢山の方に支えていただき、僕にとって大きな一歩となりました。是非観て感じていただきたいです」と、とても大切な一作となったと語っている。『滑走路』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年03月25日中村アンと浅香航大が出演する、“顔ヨガ”と“ドラマ”をかけ合わせたミニ番組「顔ヨガドラマ ムンクの叫びはビューティフル」の放送が決定。2月24日(月)から4夜連続で放送される。顔の筋肉を鍛えることで老化を防ぎ、美しい表情を作る“顔ヨガ”。やり方さえ知っていれば、空き時間に手軽にできるが、少し人には見せられないようなポーズ(変顔)ばかり…。そんな顔ヨガをドラマに取り入れたら――?今回、各回5分×4本シリーズとして、中村さんと浅香さんが出演し、ドラマを見ながら顔ヨガも学べる(!?)新感覚ドラマを制作した。中村さんがノンフィクションライターを目指すアオバ、浅香さんがフリーカメラマンのケンジという、付き合いだして10年になるカップルを演じる本作。かつては仲のよかった2人だが、いつの間にかその心はすれ違ってしまう。そんなとき、ケンジが別の女性と関係を持っていたことが発覚、大きな転機が訪れる…というあらすじ。番組では、視聴者も実際に試せる顔ヨガのレクチャーも放送する。撮影前は「顔ヨガドラマと聞いてどんなものになるのかとドキドキしていました」と語った中村さんだが、「お芝居に集中しながら真剣に顔ヨガをし、すごく面白かったです。浅香航大さんと笑いをこらえながら楽しく撮影させていただきました!!」と撮影をふり返る。そして「是非楽しんで見ていただけたら嬉しいです」と視聴者へ呼びかけている。「顔ヨガドラマ ムンクの叫びはビューティフル」は2月24日(月)~27日(木)23時45分よりNHK総合にて4夜連続放送(5分番組)。(cinemacafe.net)
2020年02月20日演劇の世界で夢を追う主人公と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希との恋を描いた又吉直樹の恋愛小説の映画化『劇場』。この度、主演の山崎賢人演じる永田と松岡茉優演じるヒロイン・沙希を写し出す本ポスタービジュアルが到着。追加キャストも発表された。本ポスタービジュアルは、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田と、葛藤や迷いを抱えながらも、純粋に彼を愛そうとする健気な沙希の切ない表情を切り取り、一方で仲睦まじい2人の様子も写し出す。「生涯忘れることができない恋」というコピーや、タイトルロゴの後ろでクロスする赤と青のライン…想いあいながらもすれ違ってしまう2人の未来を暗示しているかのようなビジュアルとなっている。そして今回2人のほかに出演者が発表された。永田と中学時代からの友人で、共に劇団「おろか」を立ち上げる野原役には、『一度も撃ってません』での親子共演が期待される寛 一 郎。劇団「おろか」の元団員で、永田と仲違いするものの友人として彼を心配し続ける青山役を、「獣になれない私たち」『生理ちゃん』などに出演する伊藤沙莉。また、「あなたの番です」の刑事役が記憶に新しい浅香航大が、劇団「まだ死んでないよ」の団員で、沙希のバイト先の居酒屋の仲間・田所役。そして、昨年は紅白出場も果たした「King Gnu」のボーカル・井口理が、注目の劇団「まだ死んでないよ」を主宰する小峰を演じる。そのほか、上川周作、大友律、三浦誠己など多才な顔ぶれが集結した。『劇場』は4月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場 2020年4月17日より全国にて公開©2020「劇場」製作委員会
2020年02月14日俳優の北村匠海が、映画『とんかつDJアゲ太郎』(6月19日公開)に主演することが29日、明らかになった。ほか山本舞香、伊藤健太郎、加藤諒、浅香航大、栗原類、前原滉、池間夏海、片岡礼子、ブラザートム、伊勢谷友介が出演する。同作は原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうにより、集英社『少年ジャンプ+』で2014年から2017年まで連載されていたギャグ漫画を実写化。東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」を舞台に、主人公・勝又揚太郎(北村)は弁当の配達ではじめて訪れた渋谷のクラブで、音楽にあわせ盛り上がるフロアにこれまでにない高揚感を体感し、“とんかつ”も“フロア”もアゲれる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指す。主人公・アゲ太郎を演じる北村は、『君の膵臓をたべたい』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、『君は月夜に光り輝く』などのヒット作で支持を受けている一方、ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル&ギターとしても幅広い活躍を魅せている。繊細な表現で高い演技力が評価されている北村が今までのイメージを覆す、勢いと勘違いが持ち前のお調子者のアゲ太郎を演じ、まさにあの手この手で観客の笑いを誘う。とんかつ屋の三代目としてキャベツの千切りの練習もこなし、「線のように細くリズミカルに千切りできるまで」に上達した。またアゲ太郎が憧れる見習いスタイリスト・苑子を山本舞香、アゲ太郎のライバルともなる気鋭の大人気DJ屋敷蔵人(やしき くらうど)を伊藤健太郎、アゲ太郎のDJの師匠・DJオイリーを伊勢谷友介が演じる。監督は映画『チワワちゃん』で疾走する若者の姿を切り取り、日本映画業界が注目する二宮健が務める。○北村匠海 コメント原作コミックは僕の周りにいる音楽関係の友達たちの間でも話題の1冊でした。ポップでキャッチーな絵柄とコミカルな笑い。そこに、DJのレジェントたちへの深い理解とリスペクトもあり勉強にもなる。ユーモアと本気の、そのいい塩梅のギャップが最高です。そんなマンガの主人公、アゲ太郎をまさか自分が演じるなんて…と、最初は戸惑いました。バカで全力で一直線。そんなアゲ太郎のテンションについていくのに必死でした。正直、「DJととんかつは同じだ!」と、と言われてもちょっと違うんじゃない? って思います(笑)。でも、とんかつビートの中に身を委ねていると不思議と「あ、これ同じかも!?!!」となる瞬間がいくつもあって、それが面白かったです。撮影前にはDJの練習だけでなく、キャベツの千切り練習もかなりしました。おかげで線のように細くリズミカルに千切りできるまで上達しました。○山本舞香 コメント台本を読んだ時、どんな映像や音楽になるんだろうと想像するだけでワクワクしました。私は、クラブに行ったことがなくて、もちろんDJも見たことない! だから、クラブでの撮影は、どんなところなんだろう!?と、かなり好奇心旺盛に観察してしまいました(笑)。苑子はアゲ太郎の憧れの女の子です。アゲ太郎みたいな不器用な男の子を助けてあげる優しさがあり、場を明るくする子だなって思ったので、笑顔を大事に演じました。匠海くんのアゲ太郎はこれまでにない新鮮な感じ。撮影前は変顔して気合いを入れていて。それで、振り切ったお芝居をしているのが面白かったです。○伊藤健太郎 コメント僕が演じた、屋敷はアゲ太郎のライバル的存在。IT企業を立ち上げ、社長業をやりながらDJとしても才能を持つすごいヤツ。一見、無表情でクールなんだけれど根っこにはアゲ太郎くらいアツいものを持っている。その熱量を忘れずに大事にしながら演じました。17、8歳から「売れような」って切磋琢磨してきた匠海とこんないい形で共演できたことは夢のようです。○伊勢谷友介 コメント同じ道を志す若いヤツに、いい加減ながら道を指し示すDJオイリーという存在は、今いる自分の立場とも似通う部分が多く、抵抗感なくとても自然な形で役柄に入ることができました。北村くんはもちろん、三代目のチームと一緒にいることが多かったので、若い子たちとの時にくだらなく、時に真面目な会話もとても楽しかったです。なにか没頭できるものをみつけ、パワフルに人生を広げていく若者たちの姿をみることは、それだけでとてつもない幸福感や高揚感を与えてくれる。そのことに、この作品で改めて気づかされました。○二宮健監督 コメントこの度、とんかつもクラブのフロアもアゲられる男「とんかつDJ」を目指すアゲ太郎に負けない、華やかなパワープレイで『とんかつDJアゲ太郎』を実写映画化するという大業を、偉大なキャスト&スタッフチームで成しました。「お客さんに思いっきり楽しんで欲しい!」という熱いバイブスヤバめの一品に揚がっております!そして、グルーヴ感MAXのキャストたちが、アゲ太郎ワールドの中で、未だ見せたことのなかったコメディセンスをアゲアゲのサクサクで炸裂させてます。揚げたてで早くお届けしたい。それでは、前人未到のウルトラHAPPYムービーで、皆さんのハートとお腹と耳を満たしに2020 スペシャルイヤー参上致しますので、どうぞお楽しみに!!○原案:イーピャオ コメント先走るけど、やるときゃやる! 愛すべき東京ボーイ・アゲ太郎と北村さんとのハマり具合が最高でした!そして彼を取り巻く家族、友達、DJ、憧れのヒロイン…渋谷の道玄坂を一本入れば現実にみんな住んでんじゃないか? って妙な感覚に…この世界、混ざりたいッス!○漫画:小山ゆうじろう コメントこんなヘンテコな作品に、日本が誇る超実力・超個性派俳優たちが結集し、結果、良い化学反応が起こりまくっていた! 全キャストのハマり具合にbig up! は言わずもがな、特に、勝又一家の4人からは、グルーヴ感すら漂っていた!(C)2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会
2020年01月29日DisGOONie第7弾公演 舞台『PSY・S』の公開ゲネプロが7日に東京・シアター1010で行われ、栗山航、萩谷慧悟、松村龍之介らが登場した。同作は2002年にAND ENDLESSにより初演された作品。西田大輔が作・演出を手がけ、17年の時を経て、新たな脚本となりディスグーニー第7弾公演として上演する。ロンドンを舞台に、彼女を探しにきた1人の若き医師コナン・ドイル(萩谷慧悟)は、ジョン・H・ワトスン(栗山航)、シャーロック・ホームズ(栗山航)に出会い、大きな事件に巻き込まれていく。舞台にはほか、赤澤燈(アルセーヌ・ルパン役)、中村静香(リオン役)、谷口賢志(教授役)、田中良子(リサ役)、村田洋二郎(ワーカー役)、中島早貴(メアリー役)、松岡里英(ライザ役)、伊藤孝太郎(エドモンド大佐役)、書川勇輝(トビー役)、鈴木勝吾(ディマリア役)らが登場。ホームズ、ワトスンといったおなじみのキャラクターに加え、怪盗ルパンや切り裂き魔、果てはルパンが狙う名画にまつわる謎など様々な物語が交錯し、アクションや大掛かりな仕掛けも満載のエンターテインメント活劇を繰り広げた。東京公演はシアター1010にて7日〜15日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて23日〜25日。○栗山航 コメント至極のミステリーが始まります!!皆さまも一緒に頭を悩ませて、僕たちが時間をかけてつくってきた世界にどっぷりはまって帰っていただけれたら嬉しいです!それではベイカー街でお会いしましょう!○西田大輔 コメント小さな頃から、読んでいたシャーロック・ホームズを独自の視点で描いた物語です。この旅もかけがえのない冒険になると思います。
2019年11月07日俳優の山田孝之と満島真之介が28日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」にシークレットゲストとして出演した。前回に引き続き、山田孝之プロデュースのQALBスペシャルステージが実現。マギーと八木アリサ、馬場ふみかと浅香航大と朝比奈彩、鈴木ゆうかと浪花ほのか、志田愛佳と藤田ニコルとNiki、そして、Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』の共演も話題の山田と満島が、それぞれ2ショットや3ショットでランウェイを歩いた。さらに、出演した12人が1列になってランウェイを歩くフィナーレもあり、豪華共演に会場から拍手が起こった。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催した。撮影:蔦野裕
2019年09月28日2019年9月18日(水)、新宿・バルト9にて「武田航平ナイト3」と題した『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』大ヒット御礼舞台挨拶が開催。映画の上映後に、主演の武田航平、高田夏帆、滝裕可里、赤楚衛二が登壇した。キャスト呼び込みの前に、MCを務める谷中寿成プロデューサーから「俺はキャーキャー言われるために仮面ライダーになったんだ!」と武田からのメッセージが読み上げられ、それに応えるような声援の中、キャストたちがステージに登場。「キャーキャー言ってくれ!このやろー!」と叫びながらステージに登場した武田。「武田航平ナイト3」開催の心境を問われると、「僕がやってきたことというよりもみなさんのおかげだと思ってますので、今日は一緒に楽しんでいきたいと思います」と真面目な顔を覗かせつつ、「もっとキャーキャー言っていいんですよ。隙をついてキャーキャー言ってくださいね!」とコメント。そこで「カズミン!」と次々上がる男性ファンの声に、「なんか最近、男が多いんですよね」と武田がこぼすと、女子にキャーキャー言われたいという武田の言葉を受けた赤楚が「男は僕に任せてください!」と頼もしく発言。「万丈!」の声が響く会場に赤楚は満足げな表情をみせていた。そして、今作の興行収入が9月17日時点で9500万円を超えたとの発表も。赤楚の主演作『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』が9000万円超えをしていることから、「二人で2億いけるんですよ」と武田。「5000万くらい入ってこないですかね?」とおどける赤楚に乗っかって、高田が「いいなー!そしたら叙々苑連れてってよ!」とちゃっかりおねだりすると、会場に笑いが起こった。また、武田は、「一海を100億の男に、って『コナン』の真似してふざけてハッシュタグをつけてたんですけど、上映館数が少ない中で1億突破したらすごいことですよ。1億の男にするためにはまだまだみなさんの力必要なので、引き続きよろしくお願いしますね」と、メッセージを送った。高田には、同時上映の短編『ドルオタ推しと付き合うってよ』について、脚本を最初に読んだときの感想が質問された。噛み噛みになりながらも「これぞドルオタドリームだと思いました!」と笑顔をみせた高田は、「試写会で初めて見たんですけど、航平さん、鼻血出してました!」と突然暴露。「すごすぎてね、展開が」と高田に話しかけられた武田は、「すごすぎて鼻血を吹き出して、隣では栄信が涙ぐむという謎の展開(笑)」と試写室での出来事を語り、キャストたちにとっても特別な作品になったことを感じさせた。そして、意外にも、木山廉彬演じる葛城巧との共演シーンが初めてだったという滝は、「現場では会ったりしてたから、初共演だというのを芝居しながら気づいて」と、振り返る。「芝居しながら気づいたの!?」と驚く武田に、「そういえば、葛城巧って桐生戦兎の中にいたんだなっていうのを改めて感じた」と滝。さらに、赤楚がうっかりネタバレしかけて、「それ言っちゃいけないんじゃないの?」と武田が割って入ると、思わず手を額に当てて天をあおぐ一幕も。「何も言えないです。とにかく暴れまくりました」と無理やり締める赤楚だった。ちなみにこれは、戦兎とのコメディシーンについての話題で、掛け合いがほとんどアドリブだったということが明かされた。改めて、『ドルオタ推しと付き合うってよ』についての感想を問われた武田は、撮影を振り返って「夏帆ちゃんの普段見せない顔を見てしまったので、その日からちょっと意識してしまいまして」と打ち明け、会場からは「ヒュ〜!」と声があがる。しかし、前回の舞台挨拶の話題を出し「高田夏帆的に一海はアリよりのナシ、武田航平はアリよりのアリよりのナシって言われたんですね。結果ナシなのかと。で、今日夏帆ちゃんに会ったら、なんか申し訳ない気持ちになったんですよ、振られたあとの男の気持ちになって」と、武田。すると高田は、最近、舞台挨拶でのトークについて相談したときのことを引き合いに出し、「同じ話できないし、どうしよう〜!って言ったら『全部俺に投げてくれていいから、大丈夫だよ』って言ってくれたんですよ〜!!」と武田の男前エピソードを披露する。その出来事から武田への評価も変わったそうで、「ナシよりのアリになった!!」と高田は笑顔で宣言。「結果、振られやすいし、都合のいい男みたいになってるじゃん!」と嘆く武田に、「でも、地球上でふたりになったらアリってことだよね」と謎のフォローを入れる赤楚だった。また、高田や滝が不在のシーンでは男ばかりになることから、「麻痺るよね。男子校にいるのか、ヒロインいないじゃねーか、って」と言う武田に、赤楚も「思います!」と賛同。それについて「ヒロインとしてどう思います?」と武田から問われた高田は、「欲してたんですね、逆に。うれしい〜」とニコニコ。すると、赤楚が「(水上)剣星さん、欲してましたね」と、『ビルド』おなじみの水上いじりがスタート。「なにを欲してたの?」という武田に、『仮面ライダークローズ』のゲストキャストの永尾まりやを水上が気に入っていたことから、「まりやちゃ〜ん!」と現場での水上の様子を赤楚がモノマネ(?)で披露した。水上演じる氷室幻徳とのシーンについて、滝に質問が及ぶと「最終回を思い出した」ことによって、幻徳に対する感情を自分に“思い込ませて”演じたと語り、笑いを誘った。そこへ「イチャイチャするシーンはどうだったの?」と武田が切り込むと、「思いのほか、剣星さんが積極的で。仕事だからやらなきゃなと思った」と割り切った様子をみせた滝。そこで、赤楚が「滝さん的に幻徳は何よりの何なんですか?」と尋ねると、「ナシよりのナシよりのナシ!」と答え、会場からはなぜか拍手が上がった。さらに武田が「剣星さんは?」と深掘りすると、滝は「ナシよりのちょっとアリよりのすっごくナシ!」とバッサリ!「滝さんも剣星さんも既婚者ですしね」と、武田がフォローして場を納めた。続いて、赤楚には、「もう一度観る人にここに注目してほしいというポイント」について質問された。谷中プロデューサーが「今回、捕らわれている美空を助けに行ったり、戦兎のお使いでグリスにパーフェクトキングダムを渡したり、万丈にも重要な役割がありましたが」と話すと、“お使い”というワードに、客席からはクスクスと笑いが。「なんで笑いが起きてるの……?」と不可解な顔を浮かべる赤楚だったが、「(仮面ライダークローズのスーツアクターの)永徳さんがかっこいいんですよね!」と熱っぽく語る。特にクローズマグマの名乗り口上は、『仮面ライダークローズ』のときは脚本になく「さみしいなと思った」そうで、力を込めて演じた注目シーンに仕上がっているという。舞台挨拶も終盤にさしかかり、改めて『仮面ライダービルド』が自身にとってどんな作品か、それぞれ振り返ることに。「ただ芝居をして作品に関わるということではない作品だったので。こんなにたくさんの人に出会える作品って他にないなって思いましたし、こんなにも観てくださる方がたくさんいるんだなぁとか、愛してくださる方がたくさんいるんだぁっていうのを感じることができて、この仕事をより好きになれた作品でした」と滝。赤楚は『仮面ライダーアマゾンズ』を含めて役者人生の半分が仮面ライダーだと話し、「第二の故郷みたいなところはありますよね。第一の故郷は名古屋なんですけど。名古屋、ライダーみたいな」と続けると、武田から「ライダーって地名(笑)?」とすかさずツッコミが。「大泉学園ですね。第二の故郷です!」と宣言する赤楚に、「大泉じゃなくて、『ビルド』はどういう作品?」と谷中プロデューサーも思わず苦笑。赤楚は「宝物のような経験でした」と締めた。高田は「青春かなって思うんですよね。そこまで成長できてないし、まだまだ未熟だし、青春!って大きな声で言えないんですけど、すごくキラキラしてて、楽しいことばっかりじゃなかったけど、大変なこともあったけど、みんなといる時間がすごく蘇ってきて、また戻りたいなって思えるような作品だから、青春だなって思いました」と語り、滝に「ちょっと泣きそうになってない!?」と照れ隠しのように話しかけると、赤楚からは「夏帆ちゃん、泣いていいんだよ(笑)」と声がかかり、滝は「ウルウルしてるの見てちょっとウルウルしそうになった」と共感していた。最後に「『キバ』と『ビルド』、2つのライダーを歩まれた」と谷中プロデューサーから言葉をかけられた武田は「長かったですね。『キバ』を1年以上やって。だから、大泉学園が……(笑)」とおどけながら、「何がいいって、人と人の縁がつながっていくことですし、今日も大森さんと対談してたんですけど、大森さんが言ってくれたのは、この映画は武田航平に対しての恩返しだ、って言ってくださって。僕は常に恩返ししたいな、お世話になった方々に、って思ってたんですけど、大森さんがそういうことを言ってくださったことで、やってきてよかったなぁという思いと、さらに『ビルド』を通してやっていきたいことや自分が成長することで恩返ししなきゃいけないな、と強く思うことができましたね。そう言った意味では、ビルドはさらに自分を高めてくれたし、このあとの役者人生、もっともっと頑張ろうと再認識させられた作品になりました」と、思いを語り、舞台挨拶を締めくくった。
2019年09月20日公開まであと1か月に迫った映画『見えない目撃者』の完成披露試写会イベントが昨日8月22日(木)に実施され、主演の吉岡里帆をはじめ、高杉真宙、國村隼、大倉孝二、浅香航大、柳俊太郎、松大航也、田口トモロヲらキャストが登壇した。「怖い部分も是非噛みしめて楽しんで」交通事故によって自らの視力を失うとともに最愛の弟を亡くし、警察官の道までも絶たれた主人公・浜中なつめ役を演じた吉岡さんは「R-15指定作品なのでスリラーな部分を攻めに攻めていて、目をそむけたくなるシーンももちろんあるんですが、そっと開いてみてほしい」とコメント。また「ネタバレが出来なくてとっても辛いのですが、登場人物の亡くなり方とかも、こんなひどいことがあるのか思うくらいのあり様だったりして、絶望というものを目の当たりにしてもらえるかなと思います。怖い部分も是非噛みしめて楽しんでいただきたいです!」と初お披露目となったこの日を迎えた心境を明かす。撮影で大変だったことは?撮影についてトークが展開すると、なつめの“もう一つの目”となり事件に立ち向かっていく人物を演じた高杉さんは「吉岡さんとのシーンが多いなかでパルと3ショットで撮るシーンも多いのですが、吉岡さんのバディは僕か、パルか!?となることなこともあって、僕がバディになれるように頑張りました(笑)スケボーは初めて挑戦したのですが、いろんなひとの助けを借りて頑張りましたのでご注目ください!」とさり気なくアピール。一方、ほかのキャスト陣も「走ることも大変でしたが、寒い時期の撮影だったのが大変でしたね!」(大倉さん)、「僕も走って走って(笑)先輩のおふたりが頑張っている姿を見て、弱音吐いちゃいけないなと思っていましたね」(柳さん)「僕は宙吊りになるようなシーンがあるのですが、セリフをいうのが大変でした…」(松大さん)とそれぞれ大変だったエピソードを明かした。吉岡里帆の役作り――視力を失ったなつめが、ある事件を追うという物語となっている本作だが、そんななつめを演じるにあたって吉岡さんは「3人の目の見えない方に取材をする機会があって、クランクインの2か月前から、盲導犬と一緒に過ごされている方も含めてお話を伺いました」と撮影前をふり返り、「なつめは、一見、弱者のように見えるけど、誰よりも本質を見ていて、信念と正義感を持っている。そのようなキャラクター像をみなさんの貴重なお話から作っていきました」と入念な役作りを行ったという。さらに、元警察官という役どころから、警察学校などにも訪問したそうで「丁寧な指導をしていただいたり、皆さんのモットーや想い、実際にあった難しい事件のことなど、普段聞けないようなお話をお伺い出来ました。2か月間のなかでも会える時に極力会うよう心がけていました」と明かし、「犯人と対峙するときに弱弱しく見えないように、撮影の3か月ほど前から背筋を鍛えました!」と肉体改造も行っていたようだ。“相棒”パル登場!なつめのもう一人のパートナー、犬のパルについて、吉岡さんは「パルはあくまで盲導犬役なので、パル自身は役者犬なんです。本番始まるまでは注意散漫で、楽しそうに遊んでいるんですけど、“本番!”というスタッフの声を聞くと、スッとした表情で、とっても素敵なお芝居をしてくれて」と絶賛。「パルがいたから、この映画の中で強く、自分を保ってられるような、安定した気持ちでいられたのかなと思います」とパルに支えられていたという。そしてイベント終盤では、そんなパルがサプライズ登場。キャスト陣も久しぶりの再会に大盛り上がりする中、吉岡さんは「パルは北海道に住んでいて、もう会えないのかなと思っていたので、すごく嬉しいです!」と喜んだ。パルもそんな彼女に応えるように抱きつき、それを見た田口さんは「覚えてるって!」と説明をいれるなど、和やかな再会となっていた。『見えない目撃者』は9月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:見えない目撃者(2019) 2019年9月20日より全国にて公開(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ(C)MoonWatcher and N.E.W.
2019年08月23日映画『見えない目撃者』(9月20日公開)の完成披露試写会が22日、都内で行われ、主演・吉岡里帆のバディ役で盲導犬を演じたパルがサプライズで登場。久しぶりの再会に、壇上で大はしゃぎする場面があった。同作は、吉岡演じる視力を失った元警察官・浜中なつめが、車の接触事故に遭遇したことをきっかけに、聴覚・触覚・嗅覚で感じたことを手掛かりに女子高生連続殺人事件を追うノンストップスリラー。なつめの「人を救いたい」という熱意に触発され、“もう1つの目”となって事件に立ち向かう少年・国崎春馬を高杉真宙が演じる。盲導犬役のパルについて、「パル自身は役者犬なんです。お芝居をする感覚が鋭くて、本番始まるまでは注意散漫で遊んでたりするんですけど、『本番!』という監督の声を聞くと、スッとした表情になって。集中力もあって、すてきなお芝居をしてくださった」と絶賛し、「パルがいたから、自分を強く保つことができました」と感謝していた吉岡。イベントの締めくくりとなるフォトセッションで、司会者から「この方が駆けつけてくれました」と紹介されてパルが現れると、吉岡は「うそ! うそ!」「パル?」と驚きの声を上げる。パルも覚えていたようで、すぐに吉岡にすり寄り、テンションが上りすぎたのか田口トモロヲが差し出した舞台あいさつ用マイクをガブリ。会場が爆笑に包まれる中、共演シーンはなかったはずだが、今度は吉岡の隣りにいた國村隼を標的に。覆いかぶさるように飛びつき、フォトセッション時には國村や高杉真宙の手を甘噛みし、会場を和ませていた。この日は吉岡、田口、國村、高杉のほか、大倉孝二、浅香航大、栁俊太郎、松大航也、森淳一監督が出席した。
2019年08月22日女優の吉岡里帆が22日、都内で行われた映画『見えない目撃者』(9月20日公開)の完成披露試写会に出席し、自身のコンプレックスと役作りについて語った。同作は、吉岡演じる視力を失った元警察官・浜中なつめが、車の接触事故に遭遇したことをきっかけに、聴覚・触覚・嗅覚で感じたことを手掛かりに女子高生連続殺人事件を追うノンストップスリラー。なつめの「人を救いたい」という熱意に触発され、“もう1つの目”となって事件に立ち向かう少年・国崎春馬を高杉真宙が演じる。クランクインの2カ月前から、3人の視覚障害者を取材したという吉岡。「先天性の盲目の方、後天性の盲目の方、盲導犬と一緒に過ごされている方」との対話を通して、強い信念や正義感を持った役柄の肝となる「強さ」を感じ取り、「みなさんからのエッセンスをいただいてキャラクターが作られていきました」と感謝する。また、同時期に警察学校で訓練を受け、警察官としてのあるべき姿や、実際に起きた事件のことなど「普段は聞けないような話」も取材。さらに、「こうやって並ぶとすごく分かりやすいんですけど、めちゃくちゃ身長が低くてコンプレックスなんです」と打ち明けつつ、「アクションをする時に犯人と対峙するシーンで、弱々しく見えないために背筋をめちゃめちゃ鍛えました。背中の筋肉がついていると強く見えると聞きまして。3カ月ぐらい前からトレーニングしました」と体力面での克服法を明かしていた。この日は、吉岡のほか、高杉真宙、國村隼、大倉孝二、浅香航大、栁俊太郎、松大航也、田口トモロヲ、森淳一監督が出席した。
2019年08月22日又吉直樹作の小説『劇場』が、山崎賢人×松岡茉優を迎えて実写化。映画『劇場』として、2020年7月17日(金)より全国公開される。なお同日には、動画サービス「Amazon Prime Video」でも同時配信される。又吉“作家人生”の原点となる小説が映画化小説『劇場』は、又吉直樹が芥川賞を受賞した『火花』以前に書き進めていた“作家人生の原点”ともいえる小説。「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」と又吉が語るこの作品では、劇作家を目指す主人公・永田と、想いを募らせながら永田を支えようとする沙希の、生涯忘れることができない7年間の恋を描いている。<あらすじ>夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた—演劇を通して世界に立ち向かう永田と、彼を支えたいと願う沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。 高校からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放し てしまう。解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想。そのはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。そんなある日、永田は街で、自分と同じスニーカー を履いている沙希を見かけ声をかける。女優になる夢を抱き上京し、服飾の学校に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。お金のない永田は沙希の 部屋に転がり込み、ふたりは一緒に住み始める。沙希は自分の夢を重ねるように永田を応援し続け、永田もまた自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いつつも、理想と 現実と間を埋めるようにますます演劇に没頭していき―。豪華クリエイター勢実写化にあたっては、『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』など、これまで名立たる恋愛映画を手掛けてきた行定勲が監督を担当。また脚本は、行定勲と『ピンクとグレー』以来2度目のタッグとなる蓬莱竜太が手掛ける。登場人物(キャスト)山﨑賢人×松岡茉優が共演メインキャラクターに抜擢されたのは、『キングダム』や『ヲタクに恋は難しい』など話題作への出演が耐えない山﨑賢人と、『万引き家族』の松岡茉優。また人気バンド「King Gnu」のボーカル井口理など、多方面から多彩な顔触れが集まる。主人公・永田(山﨑賢人)実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年。中学時代の友人・野原と2人で劇団「おろか」を立ち上げ、演劇の世界で成功を信じ演出と脚本を担う。演じる山崎は、人生で初めて“ひげ”を生やした無精ひげ姿で臨む。沙希(松岡茉優)女優になる夢を抱き上京、服飾の学校に通っている学生。永田の夢を公私ともに永田を支えていく。<2人を取り巻く登場人物>野原(寛 一 郎)永田と中学時代からの友人で共に劇団「おろか」を立ち上げる。青山(伊藤沙莉)劇団「おろか」の元団員。永田と仲たがいするものの、友人として彼を心配し続ける。小峰(井口理)永田と同じ年にして、今注目の劇団「まだ死んでないよ」を主宰する。田所(浅香航大)劇団「まだ死んでないよ」の団員。沙希のバイト先の居酒屋の仲間。山﨑賢人×松岡茉優からコメントなお主演を務める2人からのコメントも到着。山﨑は、「初めて本を読んだ時、人としてダメな部分ばかりですが、表現者としてとても共感できる弱さを見せる永田をすごく魅力的だと感じました。自分にとってとても挑戦的な作品でしたが、以前からご一緒したかった行定監督のもと、今しか出せない自分のものを全部出せているのではないかと感じています。」とコメント。松岡は「とても繊細な本で、私たちの演じ方が変わってしまうと、話の到着すら変わってしまいそうで。行定勲監督が若い私たちを導いてくれました。全国の恋する、愛する、はたまた情で離れられなかったり、何かのきっかけを失っているパートナー達が救われる映画になると思います。」と声を寄せている。【詳細】映画『劇場』公開日:2020年7月17日(金)全国公開※当初2020年4月17日(金)より公開予定だったが延期となった。同日には、「Amazon Prime Video」にて全世界独占配信もスタート。出演:山崎賢人、松岡茉優、寛一郎、伊藤沙莉、井口理、浅香航大監督:行定勲原作:又吉直樹「劇場」(新潮社)脚本:蓬莱竜太
2019年07月19日