ceroが本日8月11日、新木場 STUDIO COASTで「Traffic」を開催する。髙城晶平、荒内佑、橋本翼によるceroは2004年にデビュー以降、都会的でいて実験的要素もある楽曲を数多く生み出してきた。さらにこの夏は「SUMMER SONIC 2019」「朝霧JAM’19」など大型フェスへの出演も控えている。本日のイベントは2016年から毎年開催されており、今回が4度目。荒内は企画の趣旨について「何か大きなコンセプトがあるわけでもなく、ただ好きなミュージシャンを呼び、世話になっている店に出店してもらう、というごくシンプルなもの」と語っている。出演アーティストはChara、INO hidefumi、田我流、千紗子と純太など、豪華な顔ぶれが並ぶ。今年は新しい試みとして橋本がプロデュースする野外ステージ「SOM TAM CLUB」も企画され、見どころが多いイベントになりそうだ。その橋本は「一日長丁場なので、音楽を聴くもよし・聴かないでフードを食べたりドリンクを飲みながら友達とダベるもよし、自由に楽しんでもらえればと思います」とコメントを出している。暑い夏の思い出に音楽を楽しむのはいかがだろう。■公演情報「cero presents Traffic」日時:8月11日(日・祝)開場・開演14:00場所:新木場STUDIO COAST<出演者>LIVE:cero / Chara / INO hidefumi / 田我流 / 千紗子と純太DJ:SLOWMOTION / Cocktail Boyz / okadada / KIRAYAMATENT STAGE「SOM TAM CLUB(Produced by 橋本翼)」LIVE:小原綾斗(Tempalay) / 島津田四郎 / 古川麦トリオ / Wool & the Pants / RHYDADJ:橋本翼 / MOOLA(ヤンガオ) / HAPPFAT / サモハンキンポー(思い出野郎Aチーム)FOOD:Roji / えるえふる / YANGGAO / インド富士子
2019年08月11日“インドのコーエン兄弟”などと絶賛される、予測不能なインドのブラックコメディ映画『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』から、クレイジーな予告編と場面写真が到着した。今回到着した映像では、主人公アーカーシュが芸術のために“盲目を装い”、彼女の父親のお店でピアノを弾く毎日。そんな中演奏依頼を受け、大スターの豪邸に行くも、まさかの殺人事件を目撃してしまう!さらに、映像では銃を持ったガタイのいい男が登場したり、「本当に目が見えない!」と叫んだり、災難や困難が加速。軽快なピアノのメロディがよりスリリングさを増し、コミカルでトリッキーな映像となっている。また、映像解禁と合わせて、華やかなピアノ演奏シーンや、事件の香り漂うシーンを切り取った場面写真も到着。予測できない、そして捻りの利いた展開が待っている本作に、ますます期待が高まる。『盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~』は11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年08月06日ようやく梅雨明けを迎え、恋の季節といわれる夏本番になると、自然とラブストーリーへの関心も高まるところ。とはいえ、「ありきたりな展開じゃ物足りない!」という人も多いのでは?そこで、そんな女子にオススメの恋愛映画をご紹介します。それは……。禁じられた恋を描いた『あなたの名前を呼べたなら』!【映画、ときどき私】 vol. 248インドの大都会ムンバイで、住み込みのメイドとして働く農村出身のラトナ。雇い主は、建築会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭のはずだった。しかし、婚約が破談となってしまい、ラトナは広い高級マンションにひとりで暮らすアシュヴィンを気遣いながら身の回りの世話をすることに。若くして未亡人となったラトナと傷心のアシュヴィン。結婚に失敗した共通点を持つ2人は、徐々に心を通わせるようになる。ところが、インドにおける階級と因習が大きな壁となって立ちはだかるのだった……。一見、身分違いの2人によるただのラブストーリーのようですが、背景にあるのは日本人の私たちにはなかなか知ることのできないインドのさまざまな問題。そこで、こちらの方に沸き上がるいくつもの疑問についてお答えいただきました。監督・脚本を務めたロヘナ・ゲラ監督!ゲラ監督にとっては長編デビュー作にもかかわらず、カンヌ国際映画祭などで高い評価を受けている本作。今回は、劇中で描かれているインドの階級問題や女性が置かれている厳しい現状について語っていただきました。―インドでは主人とメイドの恋愛は絶対に起こり得ないことであり、タブーとされているそうですが、恋愛にはそれを変えるほどの力があると思ってこういった作品を作られたのでしょうか?監督その通りよ。もともと私にとってインドにおける階級の問題というのは、子どもの頃からずっと気になっていたことでもあったけれど、そのなかでラブストーリーを描けば変化を起こすことができるんじゃないかと思っていたの。なぜかというと、人は恋をすると、自分の視点だけでなく、自然と相手の世界から見た視点というものを持つようになるものだから。今回は、それが変化につながると考えていたところはあったわね。―とはいえ、インドでは賛否両論の反響もあったのではないでしょうか?監督内容が問題なのではなく、あくまでもインディーズの作品であることが原因ではあるけれど、実はインドではまだ公開が決まっていなくて、いま話をまとめているところなのよ。でも、インド人のなかでもすでに観ていただいた方はいるので、そういう人たちの反応を見ていると、年齢が大きく関係していると感じているわ。―どのように感想が別れているのでしょうか?監督インドに階級の問題が存在していることは、もちろん誰もが知っているけれど、そのことについてもっと話すべきだと思っているのは若い世代。作品のことを肯定的に見てくれているし、すごく応援してくれているの。たとえば、オランダのインド大使は「観客の反応を恐れずに見せるべきだ!」と立ち上がって意見を言ってくださったほど。でもそのいっぽうで、シニア世代のインド人男性からは「君はすべてのタブーを壊してしまえと言っているのか!」と批判的な意見も上がったわ。だから、反応は本当に人それぞれ違うけれど、このことはもっと話題にされるべきだと思うし、そんなふうに居心地が悪くなることも変化の兆しとも言えるので、いいことだと感じているところよ。変化はあっても解決には向かっていない―監督の子ども時代に比べると、よくなりつつあるのでしょうか?監督若い人たちはネットなどのおかげで外の世界を知ることもできるだけに、マインドは変わってきているとは感じるけれど、問題自体はずっと変わっていないと思うわ。つまり、変化は始まっているけれど、この問題の解決についてはあまり進んでいないということね。それは階級だけではなく、問題が複雑化してしまっているというのも理由のひとつ。というのも、いまは農業の衰退によって、田舎から都会へと働き口を求めて出てくる人が増えているのだけれど、低賃金であるからスラムのようなところが都会に増えていて、格差が大きくなってしまっているのよ。そういった問題すべてに対して、いっぺんに立ち向かうことができないというのもあるのじゃないかしら。―確かに、インドにはいくつもの問題があることを感じさせられました。なかでも、ラトナがある洋服屋さんから追い出されるシーンには驚かされましたが、その裏にあるものを教えてください。監督あれは、極端な階級差別主義というのを端的に表しているシーン。日本の方にはわからないかもしれないけれど、インド人から見ると、ラトナの髪の結い方やサリーの素材、歩き方などでお店にはそぐわない客であることがすぐにわかるのよ。例えるなら、パリにある高級メゾンの本店にボロボロのジーンズで入るのと同じことね。―そういった階級はどのようにして決められてしまうのでしょうか?監督ここで描いている階級というのは、昔からあるカーストのことではなく、低賃金の仕事にしか就くことができずに見下されてしまうことによって生じる階級のこと。あくまでもその人が置かれている状況による問題について取り上げているのよ。特に、いまインドで増えているのは、ラトナのように田舎から都会へ働きに行く“国内移民”と呼ばれる人たち。ところが、実際は賃金の低い働き口しかないので、彼らは低いクラスに入れられてしまうのよね。2人の関係をより興味深いものにしたかった―では、ラトナを未亡人の設定にしたのはなぜですか?監督理由はいくつかあるけれど、まずはラトナというキャラクターが田舎から都会に働きに行くうえで、一番あり得る理由であり、それがリアルだったからよ。父権主義が強いインドでは結婚するまで父親の家に住み、結婚すれば夫の家庭に入るのが普通なんだけれど、夫がいなくなってしまったら、妻は居場所もなくなってしまう。となると、都市に行くことが実用的な選択となるだろうと考えたのよ。それと、彼女を未亡人にしたことによって、ラトナとアシュヴィンの関係がより興味深いものになると思ったから。お互いに何らかの形で相手を失くしている2人なので、そこで通じ合う部分も生まれてくるわよね。あとは、19歳で未亡人になったラトナが、「どうしてこんな若い年齢で自分の人生を諦めないといけないのか」ということを考えるきっかけにしたかったから。なぜなら、インドの社会では未亡人になると、「人に良く思われないんじゃないか」とか「家族が恥ずかしい思いをするんじゃないだろうか」といったいろいろなことが付随してしまうところがあるのよ。―インドでは未亡人の恋愛も再婚もご法度と言われているそうですが、それだけでなく、未亡人であるというだけでいくつもの理不尽な思いを強いられている姿は衝撃的でした。とはいえ、未亡人の女性に非があるわけでもないのに、なぜそのような扱いを受けなければいけないのでしょうか?監督それは、地域やコミュニティによっても異なるし、家庭の状況によっても変わってくるもの。たとえば、未亡人になったら親族の結婚式に参加できないところもあれば、できるところもあるし、白い服しか着ない人もいれば、私の祖母のように色物を着る人もいたり。本当にいろいろなのよ。ただ、インドでは未亡人というのは、女性側が悪運を持っているから夫が死んでしまったんだと思われるところがあるのも事実。つまり、そういった迷信のようなものが根強くあることが大きく関係しているのかもしれないわね。それは私も不公平なことだとは思うけれど、そういうことをしてしまう理由は恐怖心からきているものではないかというのがいまの私の解釈よ。インドにおける女性の再婚問題とは?―たとえばですが、女性はお金持ちだとしても、未亡人になったら再婚できないのでしょうか?監督これは階級の問題ではなく、社会の問題。富裕層の人でも、保守的なら周囲の目を気にして再婚しない人も多いものよ。あとは、その人がキャリアを持っているのかとか、女性として自立しているのかとか、そういうことも影響するとは思うわ。私の知り合いのなかに、上流階級にいる60代の女性で、わりと進歩的な家庭にもかかわらず、30年以上前にご主人を亡くして以来、いまだに男性と2人で食事に出かけたこともないくらいの人がいるわ。その理由は社会の目が怖いから。つまり、「仕事と母親を両立するのはいいけれど、両方できるの?そんな人が恋愛をする欲求を持っていいの?」と言われてしまうことを気にしてしまうのよね。再婚している人もいるけれど、私の周りには少ないし、社会全体がそういう考えだから、女性も同じように感じてしまうのかもしれないわ。ただ、男性の場合は、一瞬で再婚しますけどね!―そういった現実があることに驚かされます。監督いま話していて気がついたのは、もしかしたら未亡人が再婚することが問題なのではなくて、女性が自由にいろいろな人とデートすること自体がインドでは猜疑心を持って見られているのかもしれないわね。なぜなら、有名な婚活サイトに再婚者向けサイトも最近できたのだけれど、デートやお付き合いすることを飛ばして、最初から結婚すると決めているのであれば、あまり白い目では見られないところもあるから。もちろん少しずつ変わっているところもあるけれど、やっぱり女性が多くの人とデートをすることが、インドでは女性のすべきことではないと思われていると考えられるわ。決して男性が押しつけているわけではないけれど、あくまでもみんながそういう考え方を持っているということよ。まだまだ話し合うべき問題はたくさんある―ちなみに、バツイチの女性が再婚することに対しては肯定的ですか?監督というよりも、どちらも同じく夫がいない立場ではあるけれど、未亡人とバツイチはちょっと違うわね。なぜなら、10年前のインドにおける離婚率は世界で一番低くて1%以下。つまり、女性は離婚するものではないと考えられていたということがわかるわよね。いまは経済的に自立している女性も増えているけれど、それでも自分から離婚する女性はいまだに勇気があると見られているわ。ただし、離婚に対する見方や離婚率はすごい勢いで変わっているところよ。とはいっても、村に住んでいたり、低所得者は離婚しない人のほうがいまでも多いわね。アル中で手に負えない夫を家から追い出すことはあっても、書類上では離婚しないというパターンもよくあることだから。いっぽうで未亡人の場合は、そういう状況に一旦置かれてしまうと前に進めなくなってしまうということが問題なのよ。―それこそが本作を作った理由であり、疑問に思わないこと自体が問題だと監督はお考えなんですね。監督私はそう思っているけれど、世界中の女性たちのなかには、「それが普通ならしょうがないよね」といろいろなことを受け止めてしまっている人も実際は多いんじゃないかしら。でも、この問題のように話し合わなければいけないことは、まだまだたくさんあると思っているわ。小さな一歩が勇気をくれる恋愛においてだけでなく、どんな逆境のなかでも自分の道を切り開こうと歩き始めるラトナの姿は、生きづらさを感じたり、何かを諦めたりしたことのある人にとっては、希望の光を感じさせてくれるはず。タブーを超えて繰り広げられる2人のラブストーリーは、静かに、そして激しく心を揺さぶる珠玉の物語です。胸がときめく予告編はこちら!作品情報『あなたの名前を呼べたなら』8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ他全国順次公開配給:アルバトロス・フィルム©2017 Inkpot Films Private Limited, India© Inkpot Films
2019年07月31日“インドの国宝”アーミル・カーンが製作・出演、『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に続いてインド映画で世界歴代興収第3位を記録(2019年4月現在)した注目作『シークレット・スーパースター』がついに日本上陸。近年、日本で大ブームのインド映画にはエンターテインメント性と社会性を見事に両立させた良作が目立つが、特に8月に公開される本作と『あなたの名前を呼べたなら』は、既存の価値観に捉われない新たな女性像を提案しているという共通点がある。そんな“現代女性の生き方”にフィーチャーした2作品の魅力を徹底解剖する。PCは買えない!ギターは壊される!ならば、素顔を隠してYouTuber!『シークレット・スーパースター』『ダンガル きっと、つよくなる』の若き天才女優ザイラー・ワシームが、夢をあきらめない等身大のティーンエイジャーの少女インシアをみずみずしく演じ、本作では助演に徹したアーミルは彼女のために一肌脱ぐことになる落ち目の音楽プロデューサーを怪演。『ダンガル』では父娘役で共演したふたりが、本作では文字通り“タッグ”を結び人生逆転をかける。今年日本でロングランヒットとなった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が記録していたインド映画としての世界興収記録を塗り替え、歴代第3位に躍り出た大ヒット作だ。歌手を夢見る15歳の少女インシアが夢に向かって突き進む姿をメインに描きながら、裏テーマとして据えられているのは“女性の自立”。ずばり“女の子”という意味である名前を持つインシアと、その名前を付けた当人であり、娘には夢を持ち自分らしく生きてほしいと願い、それを全力で応援しようとするインシアの母親、人生の全てを諦めてしまったインシアの大叔母という3世代女性の姿を通して、現代を生きる女性への強いエールを感じ取ることができる。プロデューサーでもあるアーミルが、『ダンガル』と本作を比較して「『シークレット・スーパースター』は、父性について描いた『ダンガル』とは表裏一体なんだ」と語るように、エンドクレジット冒頭で記されるのは「母と母性に捧げる」という言葉。そこに至るまでに描かれる娘と母の生き様を珠玉の音楽の数々が彩り、涙なしには観られない感動を呼んでいる。なんと、そのインシア役を演じるザイラーは、今年6月に突然俳優業からの引退を発表。初主演作がインドで高く評価され、今後の活躍が期待されていた18歳の天才女優が自ら決めた新たな人生に想いを馳せることで、本作への見え方も違ったものになるはずだ。近くて遠い2人の世界が交差する…『あなたの名前を呼べたなら』結婚わずか4か月で未亡人となった女性ラトナが、都会でメイドとして働きながら巡り合う新たな愛を通じて、インドの厳しい身分制度や因習が描かれる本作。逆境を跳ね飛ばそうとファッションデザイナーという夢をかなえるために奮闘する姿や、たとえ死別であっても死ぬまで婚家に縛られる因習などの不条理からラトナがどんな一歩を踏み出すのかを、詩的なタッチで見せていく大人のラブストーリー。監督をつとめたのは、本作が長編デビュー作であるムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラ。カンヌ国際映画祭批評家週間で「GAN基金賞」の受賞を果たした本作で、インドに存在する“階級格差”をラブストーリーに取り入れたことについて、「恋愛物語にすることで平等と抑制からくる力を通して、階級間の隔たりを越えることができるのか? というテーマを探ったのです」と説明、まずは沢山の人に観てもらい、考えてほしいと話している。この2作に共通するのは、夢を持つ主人公の前に“家父長主義”や“因習”が立ちはだかること。しかし、同時に彼女たちの新たな道を切り開く手助けをするのもまた、男性であることにも注目してほしい。『シークレット・スーパースター』は8月9日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。『あなたの名前を呼べたなら』は8月2日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あなたの名前を呼べたなら 2019年8月2日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開© 2017 Inkpot Films Private Limited,Indiaシークレット・スーパースター 2019年8月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© AAMIR KHAN PRODUCTIONS PRIVATE LIMITED 2017
2019年07月28日映画『ヒンディー・ミディアム』が、2019年9月6日(金)より全国で公開される。インドの受験事情がテーマ超学歴社会と言われるインド。そんな国の“お受験"が『ヒンディー・ミディアム』のテーマ。主人公は下町で洋品店を営むラージと妻のミータ。ラージは、家族想いだがどこか抜けたところがあるキャラ、ミータは学歴コンプレックスゆえ思い込みが激しい。学歴は無いが、可愛い娘ピアの将来のために進学校に入れることを決心。そんな夫婦の姿を笑いあり感動ありで描く。英語が何より重要学歴社会のインドでは英語が超重要。映画のタイトルともなるヒンディー・ミディアムとは、ヒンディー語で授業を行う公立学校のこと。そして、英語で授業を行う私立の名門校のことをイングリッシュ・ミディアム(English Medium)という。ラージとミータは娘をイングリッシュ・ミディアムに入学させようと奮闘する。受験には住居も重要面接では居住地ももちろん評価される。その情報を得たラージとミータは高級住宅街にお引越しを決意する。受験には親の教育水準も重要引っ越したものの、英語で話せないと全く相手にされないという厳しい現実に直面。ラージとピアのふたりは“お受験"のためお受験クラスにも入学。面接のノウハウや試験のコツを学ぶ。神頼みまで駆使しながら娘のために全力を尽くすものの、結果は全滅…。受験には低所得者層のための優先枠も?進学校にも低所得者層のための優先枠があるという。そんな“禁断の手口"があることを教わり、夫婦は藁をもつかむ思いでスラム街にお引っ越し。ラージは慣れない工場仕事に失敗ばかりで、ミータはスラムの暮らしに大混乱。だが、ふたりは次第に周囲の人たちと打ち解け始めていく。そんな二人が“お受験"の行方と、夫婦がドタバタのすえに出す答えとは…?イルファーン・カーン主演主演はイルファーン・カーン。アーミル・カーン、シャー・ルク・カーン、サルマン・カーンについで第4のカーンと言われる。国際的にも知名度が高く『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』では主人公のパイの成人役、『ジュラシック・ワールド』ではパークの所有者を演じてヘリを操縦した。なお、『ヒンディー・ミディアム』の続編となる「Angrezi Medium」(=授業を行う学校"の意味)が2020年春インド公開に向けて進行しているという。イルファーンが引き続き主演を務めるが、どうやら別の家庭のお話しとなる模様。『ヒンディー・ミディアム』あらすじ&作品詳細受験のために高級住宅地に引っ越し&面接の猛勉強…なのに全滅?そんなとき、低所得者層のための優先枠があると…デリーの下町で洋品店を営んでいるラージ・バトラは、妻のミータと娘のピアの3人暮らしている。可愛い娘の将来のため、ラージとミータは進学校に入れることを決意。面接では親の教育水準や居住地までも評価されることを知る。学歴は高くないラージとミータ。2人は娘のために高級住宅地にお引っ越し。本格的に面接に臨むものの、結果は全滅してしまう。落胆する2人だが、進学校が低所得者層のために入学に優先枠を設けているという情報を得る。追いつめられたラージたちはスラム街に引っ越して優先枠での入学を狙う作戦にでるが…映画『ヒンディー・ミディアム』原題:Hindi Medium監督:サケート・チョードリー脚本:ジーナト・ラカーニー、サケート・チョードリー出演:イルファーン・カーン、サバー・カマル上映時間:132分配給:フィルムランド、カラーバード
2019年07月26日インド映画『ガリーボーイ』が、2019年10月18日(金)より公開される。スラム街出身の実在ラッパーを描く映画『ガリーボーイ』は、インドで活躍するラッパーNaezyの実話をもとにしたストーリー。インドのスラムで生まれ育った青年が、フリースタイルラップの大会で優勝を目指す。物語の背景には、インドが抱える格差、宗教的差別、抑圧された社会から解放されたいと願う若者の姿が描かれており、どうしようもない現実に真っ向から立ち向かう姿に胸を打たれる。世界で封切りされるやいなや、2019年公開のインド映画世界興行収入第2位を記録し、映画批評家による世界最大級の映画レビューサイト「ロッテン・トマト」でも100%フレッシュという高評価を得るなど、ヒットを飛ばしている。また、見どころの1つである圧巻のラップシーンが収められた本国版の予告編+MVのネット動画再生回数は1.1億回を超え、『アラジン』でのジーニー役が記憶に新しいウィル・スミスも自身のインスタグラムで絶賛しているという。ランヴィール・シン主演、NASプロデュース主演は『パドマーワト 女神の誕生』にも出演するランヴィール・シン。監督は『慕情のアンソロジー』などを手掛けた北インド界の実力派女性監督ゾーヤー・アクタル、プロデューサーはラッパーのNASが務める。ストーリーインドのムンバイにあるスラム出身のムラド(ランヴィール・シン)は、雇われ運転手の父を持つ貧しい家の青年。両親はムラドが今の暮らしから抜け出し成功できるよう、彼を大学に通わせる為に一生懸命に働いていた。しかしムラドは、親の想いを知る由も無く、地元の悪友とつるみ、親に内緒で身分の違う裕福な家庭の恋人と交際していた。俺の人生はこの先も変わらない…そう思っていたムラドだが、ある日大学構内でフリースタイルラップのパフォーマンスをしていた学生 MC Sher(シッダーント・チャトゥルヴェーディー)と出会い、ラップの世界にのめり込んでいく―親からの反対、友情、恋、様々な経験をし、フリースタイルラップの大会で優勝を目指す。【詳細】映画『ガリーボーイ』公開日:2019年10月18日(金)原題:Gully Boy主演:ランヴィール・シン出演:アーリア-・バット、シッダーント・チャトゥルヴェーディー、カルキ・ケクラン監督:ゾーヤー・アクタル2018/インド/154分/日本語字幕:藤井 美佳/字幕監修:いとうせいこう/5.1ch/シネスコ
2019年06月30日2017年にインドで公開され、年間興収トップ10入りの大ヒットを記録した“インドのお受験”をテーマに描く珠玉の教育エンターテインメント『ヒンディー・ミディアム』(原題:Hindi Medium)が、9月6日(金)より日本でも公開決定。日本版ビジュアルも到着した。デリーの下町で結婚衣装の店を営んでいるラージ・バトラは、妻のミータと娘のピアの3人暮らし。娘の将来のため、ラージとミータは娘を進学校に入れることを考えていた。そうした学校は面接で親の教育水準や居住地まで調べていることを知るが、2人の学歴は高くなく、娘のために高級住宅地に引っ越して本格的に面接に臨むが、結果は全滅。落胆する2人に、ある進学校が低所得者層のために入学に優先枠を設けているという思わぬ話が舞い込む。追いつめられたラージたちは貧民街に引っ越して優先枠での入学を狙うのだったが――。タイトルの「Hindi Medium」は、ヒンディー語で授業を行う公立学校のこと。英語で授業を行う私立の名門校は「English Medium」と言い、デリーの下町で洋品店を営むラージとミータ夫婦は、ピアをこのEnglish Mediumに入学させようと奮闘する。本作では、階級を飛び越え、富裕街に貧民街にと住まいまで変えて悪戦苦闘する中で、人生において本当に大切なことに気づくまでを描いていく。父・ラージを演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン』『インフェルノ』など多くのハリウッド映画に出演するイルファーン・カーン。家族想いでありながら、どこか抜けた部分もある父親をコミカルに演じ、インド国内の映画賞である国際インド映画アカデミー賞、スター・スクリーン・アワード、フィルムフェア賞で主演男優賞3冠を果たした。また、美しき妻で教育ママのミータを演じるのは、パキスタンで最も活躍するトップ女優のひとりサバー・カマル。本作がインド映画初出演となった。監督は、『アショカ大王』『結婚の裏側』のサケート・チョードリー。本作では国際インド映画アカデミー賞で監督賞、フィルムフェア賞で最優秀作品賞を獲得した。現代インドでよい仕事を得るための必須スキルとされ、教育の質を測る上で重要視されている英語。本作は、インドで実際にあった「父親が学位しか持っていなかったため娘の入学を拒否された」という驚愕の出来事を基に、ラージとミータと同じように高等教育を受けることができなかった親たちへの丁寧なヒアリングを経て製作。到着したビジュアルでは、そんなインドの現実も踏まえた“英語が話せないなんて!”というコピーも添えられたコミカルな一枚となっている。『ヒンディー・ミディアム』は9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年06月14日最近のインド映画といえば『バーフバリ』。熱狂的ファンを続々生み、普段インド映画はあまり観ない…という人まで巻き込んだバーフバリ旋風は記憶に新しい。そんなインド映画の熱はまだまだ続き――現代と古代、2本のインド映画をピックアップ!そんな旅ってある?インド人青年の恋と冒険の物語『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』人が旅に出るときは、自分の意志で行きたい場所に向かって旅立つことが多いのではないでしょうか。『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』の主人公アジャ(ダヌーシュ)は、母親の死をきっかけに、一度も会ったことのない父親に会いに、生まれ育ったインドのムンバイからフランスのパリへ旅に出ます。パリに到着!これからお父さんを探すぞ!でもその前に憧れの家具店に行ってみよう!そしてアジャはその家具店で運命的な出会いをします。マリー(エリン・モリアーティ)という女性に一目惚れして、翌日にデートの約束も!そこまでは順調でしたが、彼の所持金は偽札の100ユーロのみ。そこで家具店のクローゼットのなかで一夜を過ごすことに。ところが、そのクローゼットが真夜中にロンドンに向けて発送されてしまったことでアジャの旅は一変。インド→フランス→イングランド→スペイン→イタリア→リビア、自分の意志とは関係なく旅をすることになるのです。トラブルで始まった旅が平穏な旅になるわけがなく…不法移民に間違われたり、空港から出られない日々が続いたり、ローマで大女優のネリー(ベレニス・ベジョ)と出会ったり、奇想天外な旅を経験します。またクローゼットに始まり、飛行機、船、トランク、気球、旅の交通手段がユニークであることもこの映画の特徴のひとつ。インドを舞台にした映画とは少し様相が異なりますが、街から街へ、アジャのような旅をしたくなります(トラブルはなしで、笑)。ムンバイ中の洗濯物が集まるという屋外洗濯場ドービーガート、マリーとデートの待ち合わせに選んだパリのシンボル・エッフェル塔、旅の途中で出会った大女優ネリーと街歩きをしたローマのトレヴィの泉は、この映画におけるマスト観光スポットです。33億円!インド映画史上最大級の製作費で描く圧倒的な映像美『パドマーワト 女神の誕生』『パドマーワト 女神の誕生』は、16世紀に生み出されたインド古来の伝記をもとにした愛と誇りの物語です。舞台は13世紀末。シンガール王国(スリランカ)の王女パドマーワティは、西インドの小国メーワール王国の王ラタン・シンと恋に落ち結婚、王妃になります。同じ頃、北インドではアラーウッディーンが叔父を暗殺してイスラム教国の皇帝の座を手に入れていました。このアラーウッディーンはとにかく獰猛で野心家な人物で、どんどん権力を広げていきます。そして、パドマーワティが絶世の美女であることを知り、メーワール国に兵を差し向けますが、堅牢な城壁と誇り高いラタン・シンの抵抗によって、パドマーワティの姿を見ることは叶わず…。そして、火が付いてしまうわけです、何としてもパドマーワティを見たい、どれほどの美しさなのかと――。そんな一国の運命を変える美貌のパドマーワティを演じるのは、ディーピカー・パードゥコーン。『トリプルX:再起動』でハリウッド進出も果たしているインド映画界のトップ女優です。たしかに美しい!そしてその美貌に比例するかのように王宮も美しい!そこで繰り広げられる踊りも美しい!身に纏う衣装も装飾も美しい!広大な風景も美しい!とにかく、映画全体が“美”で埋め尽くされているような映画なのです。パドマーワティは実在した王妃ですが、歴史的資料は乏しく実像はほとんど不明です。伝記のなかでは、絶世の美女として、女性の尊厳を守るために悲劇的な最期を遂げたことから、インド歴史上の女傑のひとりとして、ラージャスターン地方では女神のように信仰されているそうです。となると、訪れたいのはメーワール王国の都のあったラジャスタン州南部のウダイプル。別名ホワイト・シティとも呼ばれ、『007 オクトパシー』のロケ地としても有名です。王の宮殿シティ・パレスや宮殿ホテルの代名詞レイクパレスホテルなどがあるオアシス都市です。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)■関連作品:パドマーワト女神の誕生 2019年6月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©Viacom 18 Motion Pictures ©Bhansali Productionsクローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 2019年6月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018 Copyright BRIO FILMS-SCOPE PICTURES-LITTLR RED CAR-TF1 AUDIOVISUELS-SONY PICTURES ENTERTAINMENT FRANCE All rights reserved. Brio Films @Sébastien Bossi
2019年06月06日女の子たちが自信を持って生きるには何が必要なのか——。「国際女性デー」の前日である3月7日、東京ミッドタウン(東京都港区赤坂)で『国際女性デー2019』トークイベントが開催されました。主催は、国際NGOプラン・インターナショナル(以下、プラン)。ウートピでは、このイベントで基調講演を行った国際協力・ジェンダー専門家でプラン理事の大崎麻子さんのお話と、作家の角田光代さん、スポーツジャーナリストの増田明美さんの対談の様子を全3回に分けてお届けします。角田さん(左)と増田さん(右)第1回:「小さな成功体験」が世界も自分も変える第2回:途上国を視察して思うこと走ることで笑顔になった理由提供:プラン・インターナショナル撮影:鬼室黎増田:ラオスでは子ども達と一緒に走ったのですが、そのときみんながパッと笑顔になりましてね。それがすごく感動した。角田:本当に全員いい笑顔で。私、その写真を見るといまでも泣いてしまいます。増田:やらせじゃないですよ。まぁカメラマンの腕もあるけどね(笑)。それまであの子たちは、ただ走るために走ったことがないんですよ。例えば、おつかいのために走るとか、何かをするために走ることはあっても、単純に走るという経験はない。走ることがスポーツだという捉え方をしたのは、今日が初めてじゃないかと、子どもたちの先生も言っていましたね。光代さんも今日写真持ってきているよね?提供:プラン・インターナショナル撮影:小野田麻里角田:私のパネルはインドです。人身売買でさらわれて売春宿に売られてしまった女の子を保護するシェルターを視察した時の写真です。増田:そんな状況だったら笑顔ではカメラの前にいられないかも……。大崎:角田さんは女性性器切除や、人身取引のシェルターなど過酷な国を選ばれていますよね。角田:自分で調べてここに行きたいという希望はしていないのですが……。性格がネガティブなので、ネガティブ担当なのかな(苦笑)。増田:えぇ、そうだったの!?それでも行って、気持ちが暗くならない?角田:長くこの活動に関わって行きたいという気持ちに変わりはないですが、それでも行く前には、これからツラい思いをしている人たちのツラい話を聞きに行くんだなぁ……という気持ちにはなりますよ。増田:私の場合は、幼稚園を作ったから見に行こうとか、女子サッカーチームができたから村がどんな風に変わったかなとか。比較的さわやかなんだけど、光代さんは深刻ね。彼女たちはやっと怒ることができた大崎:角田さんが訪問する先では心が苦しくなることも多いかと思いますが、希望を感じる瞬間もありますか?角田:はい。先ほどのインドでのことなのですが、売春婦のカーストがあることを知って、村の女性たちに話を聞きに行ったんです。売春婦の女性たちが暮らす村で、男性もいるけれどほぼシングルマザーで、これまでひどい目に遭ってきたそうです。プランと出会って対話をすることで何が変わったのか話していると、一人の女性がわーっと喋り出して止まらなくなりました。それに呼応するように、ほかの女性たちもわーっと言い出して。通訳の人が一生懸命通訳してくれるんですけれど、その内容は「怒り」なんですよね。ずーっと怒っている。例えば、「事件が起こった時に警察は何もしてくれないどころか、私たちを見せしめのように逮捕して、加害者には何もしなかった。なぜなら私たちが売春婦のカーストだから」とか。私もひどい、ツラいという気持ちで聞いていたのですが、途中でハッと気づいて。「ああ、彼女たちは怒ることができたんだ」と。それまではきっと自分が置かれている環境について疑問を持つこともなかったはずなんです。「しょうがないよね、だってこのカーストだもんね」って。それがプランの活動に参加し、対話する機会や知識を得ることで、やっとおかしいと気づいて、怒れたんだ、と。それがもう希望なんじゃないかなと思いましたね。増田:怒りの感情は、はき出して泣いて。それだけでもいいんだよね。私も去年ベトナムの山岳地帯で切ない気持ちになりました。ベトナムってホーチミンとかハノイがあるから都会のイメージがあるでしょう?ところが、山岳地帯ではまだ電気が来ていないようなところもあるんですよ。そこに小学校ができたからと視察に招かれたのだけれども、そのセレモニーに赤ちゃんを抱っこした15歳の女の子がいて。妹さんの子守をしているのかなと思ったら、その子の子どもだと言うの。13歳の時に妊娠して出産したんだって。子どもの父親は妊娠がわかったら逃げたと言っていました。それがすごく切なくて。こういう子どもが出ないように学校ができたのだから、みんながそこで勉強できたらいいなと願いましたね。自分は人間であるという尊厳を取り戻すことから始まる大崎さん大崎:プランが実施するエンパワーする活動でも中核になっているのは教育です。自信をつけるとか、自分の権利を知ること。中には、自分の身体を自分のものだと思えない子もいるんです。馬や牛と同じような労働力として扱われてきたとか、カーストの価値観から抜け出せないとか。対話を通じて、自分は人間である、尊厳があると自己発見するところから始まるんです。そしてその先にあるのが、経済的な自立。もし予防接種を受ければ乳幼児の死亡率を下げられると知っていたとしても、それを受けさせるだけの経済力があるか。自分の意思で使えるお金があるかどうかが重要になります。せっかく知識を持っていても、お金がないと行動に移せない場面が多々あるのです。角田さん、増田さんはそのような経済的な自立の支援の場もご覧になりましたか?角田:はい。例えば、先ほどお話ししたインドの売春婦の人たち、あるいはシェルターで暮らしている保護された女の子たちの職業支援について見てきました。彼女たちは年齢が上がると、職業訓練を受ける機会があって、自分で好きなコースを選んで何かお店を出すこともできるんです。お金を半分出すとか独特なルールも存在するのですが、誰かがそんな風に商売をしていると、それを見ている人たちも頑張ればこういうことができるんだって励まされるんですよね。成功パターンを間近で見るのは良い影響があるんだなと思いました。増田:私はハノイで、プランの支援により実施されていた職業訓練の現場を視察しました。私が見たのは、調理師になるための資格を得るコースで。つまり手に職を持たせるというのかしら。お料理とか美容師とか。実際に訓練を経て美容師になった人にも取材させてもらいました。現地スタッフの指導への思いが熱いのよね。角田:わかります。売春を強要されていた女性たちを保護するシェルターの子が「私はデザイナーになりたい。どうしたらいいですか?」と質問をした瞬間に現地のスタッフがわーっとまくし立てるからその子が泣いてしまったんです。何が起こったのか通訳の人に聞くと、「生半可な気持ちでなれるものじゃないのよー!!本当に頑張らなきゃダメなの!!」と言っていて、女の子も「覚悟しなきゃ」って泣いているというんです。現地のスタッフの熱心さ、女性が働くことへの意識革命に対する熱意をすごく感じました。増田:あめとムチだよね。なんかお母さんみたいな感じで。目の前の女の子を一生懸命、育てようとしていますよね。そのあたりは、私たちのマラソンと一緒のように感じます。遠い目標に向かって、高い目標に向かって、こつこつ積み上げていく。すぐに結果が出ることじゃないから本当に地道に。一方でそういう努力を見ていると、私は本当の豊かさってこういうことなのかなって思うんです。お金があるのが豊かではなくて、昨日よりも今日、今日よりも明日というように、自分がより良く成長している、と思えること。少しずつでも変化を実感できる人は幸せだと思います。この活動でそう感じられるのは私も幸せですね。男性が女性をケアする地域は元気になる大崎:ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。その地道な変化ですが、そこで暮らす人たちの意識改革が鍵だなとプランは考えています。学校を作るだけでは子どもは集まりません。これまでの習慣や価値観を変えていくことがまず必要になるわけです。その中でキーになるのはその村の長老のケースが多い。角田:長老や男性、宗教指導者の人達は、村でのいろいろな決まり事や規範などに、影響力を持っていますからね。大崎:はい。プランが村を訪問する時は、まず彼らと信頼関係を作って、「やってみませんか?」という話をします。こんなことをすると、子どもが死ななくなりますよとか、お母さんたちが元気になると全体的に活気が出ますよ、とか。いろんなメリットをお話しするのですが、それでも「やる」と言ってもらえるのは少ないです。けれども、たまにファーストペンギン(最初に挑戦する人)になってくれる男性がいて。それで実際に活動を展開すると、村全体にいい影響があると実感してもらえる。それを見た他のリーダーもやりたがるという好循環につながるんです。そこに至るまでの道のりは本当に遠いのですが……。女の子たちや女性と村で力を持っている男性たちの関係を垣間見るような経験はありましたか?増田:女性がイキイキと活動できるところでは、ちゃんと男性がケアできているなと感じます。ベトナムでもそうでした。山岳地帯のある村で、母親たちに栄養指導をしているところの視察をしたのですが、紙芝居みたいに絵を描きながら説明するんですね。その厚紙を持っていたのが男性でした。大崎:角田さんはいかがですか?角田:実は、この活動をできれば長くやって行きたいなと思ったのが、マリでひとりの男性の姿を見たからなんです。はじめは、寄付とかこのような活動に対してすごく懐疑的なところがあって。例えば、私が寄付した1万円がどこでどう使われて、誰の役に立っているかなんてわからないと思っていたんです。そういうこともちゃんと自分で柔軟に考えたいと思って、マリの視察に参加したんです。現場では女性性器切除が問題ということもあって、基本的に女性だけのチームで、女性たちが立ち働いて細々とした作業を行なっていました。ところがある村で、その女性たちの中に普通のおじさんがひとり混じっているんです。彼は、他の女性たちと同じように椅子を並べたり、立ち働いていて。そこで私は声をかけたんです。「ちょっと聞いてもいいですか。あなた男性ですよね。どうして一緒にやっているんですか?」と。彼からは「なんか関わっちゃんだよね」と返ってきました。その時、私ぱっと開かれた気がしたんです。「あ、それでいいんだ」って。関わっちゃったから関わっている、それだけでいいんだって。例えば大義名分はどうとか、自分は何かを変えたいから、そのためにどうするとか。ガチガチな真面目な態度じゃなくていいんだ。なんかマリ行っちゃったから、じゃあやってみようかなって。増田:あるある!なんだかんだ同じ船に乗っちゃうんだよね。そこで一緒にやっていくことで喜びを感じられて。女性だって男性がいてくれたほうが心強かったりするんですよ。力仕事だって任せられるし。そのおじさん今も活動してる?角田:多分いると思います。途上国、目の前のさまざまな課題に対して、自分は何ができるのかと考え始めると、煮詰まっちゃって、頭の地獄になって、結局何もしないってなっちゃうので。気負いすぎないほうが気もラクだし、学ぶことも多いなと思います。(構成:安次富陽子)
2019年04月23日1月も後半に入り、すっかり元の生活に戻ったものの長い休みのあとは、なかなかやる気が出ないもの。そこで、そんなときにぴったりの心を元気にしてくれる笑いあり涙ありのオススメ映画をご紹介します。それは……。インド発『バジュランギおじさんと、小さな迷子』!【映画、ときどき私】 vol. 211パキスタンの小さな村で生まれた少女シャヒーダーは、幼い頃から声が出すことができなかった。そんな娘を心配した母親に連れられ、ある日インドのイスラム寺院へと願掛けに行くことに。ところが、帰り道で母親とバラバラになり、ひとりでインドに取り残されてしまうのだった。そんなシャヒーダーが街中で出会ったのは、ヒンドゥー教の熱烈な信者でお人好しのインド人青年パワン。母親とはぐれた少女を預かることにするが、シャヒーダーがパキスタン人のイスラム教徒だとわかり、事態は一変する。しかし、パワンはシャヒーダーを家まで送り届けることを決意するのだった。はたしてパスポートもビザもない2人は、無事に母親の元にたどり着けるのか……。近年、『バーフバリ』シリーズが日本でも大ヒットし、大きな話題となりましたが、その影響でインド映画に親近感が湧いている人も多いはず。そんななか、お気に入りのインド映画リストにぜひ付け加えてもらいたいのが、全世界で150億円に迫る興行収入を記録している本作です。『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に次いで、インド映画として世界興行成績歴代3位をキープしているほどの人気ぶりですが、今回はオススメポイントをご紹介していきたいと思います。その1:キャストがとにかく魅力的!バジュランギとはパワンが信仰している猿の神ハヌマーンの別名であり、パワンの愛称。そんなバジュランギおじさんを演じているのは、ボリウッド映画界でもっとも人気と影響力があると言われているスター俳優サルマン・カーンです。鍛え上げられた厚い胸板と精悍な顔立ちが印象的ですが、バカが付くほどの正直者で憎めないパワンを好演しています。華麗なダンスも披露しており、圧巻のシーンは必見!思わず一緒に踊り出したくなるはずです。そして、もうひとりはシャヒーダーを演じた6歳のハルシャーリー・マルホートラちゃん。オーディションで5000人のなかから選ばれたというだけあって、声を出さずに表情だけで演じるという難しい役どころも見事にこなしていますが、天使のような笑顔には誰もが虜に。悶絶級のかわいさは、まさに“天性の子役”と言うにふさわしいほどです。そのほかにも、笑いを誘う個性豊かなキャラクターが次々と登場するので、そちらもお見逃しなく。その2:異文化にも触れることができる!インドとパキスタンといえば、約70年前に分離独立して以降、長年にわたってお互いに確執を抱えている国同士。ヒンドゥー教とイスラム教という異なる宗教も対立の原因とされており、劇中でも宗教に関するさまざまな描写もありますが、日本にいるとなかなか知ることができないことだけに、映画を通じて異文化の実態に触れることができるのも見どころのひとつです。インドとパキスタンの関係性や宗教間での食文化の違いなど、少しでも知識があると、それぞれのシーンに込められた裏側をより理解することもできます。たとえば、一見シャヒーダーがただチキンを食べているように見えるシーンでも、それによってベジタリアンのパワンにとっては自分と階級が違うことを示していたりするので、そんなふうにいままでとは違う視点にもぜひ注目してみてください。とはいえ、詳しい歴史的背景を知らなくてもこの作品は純粋に楽しむことができるようにもなっているので、ご心配なく!その3:まっすぐな思いに涙と感動が止まらない!本作ではシャヒーダーを助けたいというその一心に突き動かされるパワンの姿が描かれていますが、彼が持つ無償の愛と他人に対する深い思いやりは、文化や宗教の違いに関わらず誰にでも伝わるもの。そして、憎しみに支配されている人々の心を溶かすことができるのは、神さまよりも人を思う温かい気持ちなのです。人と人との関係が希薄になりつつある現代だからこそ、いまの私たちに必要なのは、すべての垣根を超えてしまう“バジュランギおじさん精神”。損得や歴史にとらわれないパワンとシャヒーダーの強い絆に、人間が本来持っている優しさや愛情の重みを感じるはず。劇場を出たあとは、いつもより他人に優しくなれる自分に生まれ変わってるかも。心も踊る予告編はこちら!作品情報『バジュランギおじさんと、小さな迷子』新宿ピカデリー他全国順次公開中配給:SPACEBOX©Eros international all rights reserved. ©SKF all rights reserved.
2019年01月25日インド発紅茶ブランドのプリミアスティー(PREMIER’S Tea)は、日本初のフラッグシップショップ「プリミアスティー ブティック 銀座(PREMIER’S Tea Boutique Ginza)」を2018年11月30日(金)にオープンする。1988年にインドのコルカタで誕生したプリミアスティーは、優れたインドのティーテイスターが選んだ高品質なティーを取り扱い、鮮度の高いまま提供する紅茶ブランド。茶葉は、日本の最新技術を駆使した機械を使って丁寧にクリーニングした、原産国100%で混じりけのないブレンドを展開している。インドに留まらず、香港、シンガポール、中国、韓国、ロシアをはじめとする世界30か国の高級ホテルやレストランでも親しまれている。日本初出店となる「プリミアスティー ブティック 銀座」のコンセプトは、“インドから、 ガーデンフレッシュの美しい紅茶を”。心を癒し、満ち足りた時間を演出してくれるような、香り高く味わい深いガーデンフレッシュの茶葉を用意する。店舗では、鮮度の高いピュアなダージリン、アッサム、ニルギリなどを提供する他、銀座店限定の茶葉の量り売り、オリジナル紅茶ギフトやプリミアスティーの紅茶を使用したオリジナルスイーツを取り扱う。【詳細】プリミアスティー ブティック 銀座オープン日:2018年11月30日(金)住所:東京都中央区銀座5-15-1南海東京ビル1FTEL:03-6264-7257営業時間:11:00~20:00
2018年11月25日インドといえば、スパイスの効いたカレーをイメージしますよね!味付けに使うのはもちろん、整腸作用や消化促進作用など、組み合わせによって健康への様々な有用性も期待されているスパイス。そんなスパイスをふんだんに使ったインドカレー。ほら、食べたくなってきたでしょう?今回ご紹介するのは、神戸の有名な老舗インド料理専門店『ゲイロード』さんが監修した『ゲイロード ビーフカレー』。製造は神戸ではお馴染みの食品メーカー・MCC食品さんということで、なんだか神戸企業の地元愛を感じるカレーでもあります。「インドなのにビーフカレーっていいのか?」という突っ込み(注1)はさておき、このカレーをさらに美味しく食べるために、もう少し調べてみることにしました。(注1:インドで多数派を占める民族宗教・ヒンドゥー教では、牛を神聖な動物として崇めているので、牛肉食は避けられる傾向にあります) ■35種類のスパイスを独自ブレンドだと…?ゲイロードの公式サイトを覗いてみると、“当店のカレーは、35種類のスパイスを独自ブレンドしたゲイロードスパイスだけで作るため、新陳代謝を高め食欲を増進させ、胃腸の働きを高め、疲労回復するなどの効能をもっている医食同源・カラダが美人になるカレーです。”とのこと。一つのカレーに35種類もスパイスを使っているんですね……!これは期待できます。また医食同源という考え方が、「さすが“アーユルヴェーダ”を生み出した国」といった印象です。 ■インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」って?アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で「生命の科学」という意味だそうです。世界三大伝統医学のひとつで、病気になりにくい心身をつくることを重んじており、病気を予防し健康を維持する“予防医学”の考え方に立っています。今回紹介するカレーは、スパイスをふんだんに使ったレトルトカレー。アーユルヴェーダの考えが生きているインドカレーといっても過言ではないでしょう。通常のご当地レトルトカレーには無印のパウチが多いのですが、ゲイロードのロゴマークや注意事項がプリントされています。見えないところもこだわっている点には好感が持てますね! ■スパイスが効いているのにほんのり甘い不思議な味わい!実際に食べてみたところ、流石スパイスカレーを謳っているだけあって、かなり汗がだらだらでます。しかしなんというか、スパイスが効いて辛いのに、ほんのり甘いんです。これはおそらく、みじん切りのたまねぎとトマトがたっぷり入っているからでしょう。スパイスの辛さと野菜の甘さのコラボレーションとでもいうべきでしょうか。絶妙にマッチしていて、大変美味しかったです。ごちそうさまでした! ■カレーの評価カレーの味★★★★★辛さ★★★★☆本格度★★★★★カレーションの活動を始めてから、レトルトカレーをよく食べるようになった気がします。美味しいレトルトカレーを求めてアンテナを張るようになりました。(笑)お手軽だけど美味しい、そんな神戸・ゲイロードのレトルトカレー、ぜひ一度ご賞味あれ。 【参考・引用】※ ゲイロード公式サイト【筆者略歴】つっくん
2018年09月03日藍色やブルーを基調とした涼しげなカラーが揃う、『イケア』の<インネホルスリクコレクション>は夏の部屋にぴったり。爽やかな見た目はもちろん、天然素材で作られたファブリックはサラサラと肌触りのよさも抜群です。蒸し暑い外から帰ってきたときに涼感を感じるオリエンタルなムードのある部屋へチェンジして、リラックスタイムを楽しみましょう。 ナチュラルに彩る、趣きのある藍色クッションクッションカバー 下から¥1,999 ・¥1,499/イケアインド北部のウッタル・プラデージュ州の熟練した女性職人が作ったクッションカバーは、藍色の染め具合が味わい深く、さりげなく施したデザインがモダンな印象へアップデート。カラーは涼しげでありがながら、どこか作った人の温かみを感じるアイテムです。サイズの異なるクッションをいくつかおけば統一感もさることながら、まったりと寛げますね。<インネホルスリクコレクション>は地域コミュニティの生活向上に向けて女性の自立を支援するプロジェクトの一環として、世界でとくに雇用不足が深刻な地域で、才能ある女性たちに仕事を創出。今回でインドの女性職人たちとの限定コレクションも7つ目に。伝統的な織物からインスピレーションを受けたアイテムや手仕事のファブリックを、イケアならではの気軽さで取り入れられます。 肌すべりも滑らかな、手織りのファブリック下から バスタオル ¥1,999・キッチンクロス¥599/イケアキッチンクロス、バスタオルはインド北西部ビーカーネール地域の女性職人が一枚一枚手織り作業で。薄手の素材が扱いやすく、毎日洗濯したい夏には最適です。タッセルが可愛らしく、見せるインテリアとしてもおしゃれですね。この夏はインドの風を感じながら、ブルーな部屋で涼しく過ごしてみてはいかがでしょうか。イケア(イケア・ジャパン カスタマーサポートセンター) photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年07月14日公開から6か月、異例のロングランヒットを続ける『バーフバリ 王の凱旋』はこれまでにもラージャマウリ監督とプロデューサーのヤーララガッダ氏の来日、そして日本での上映は難しいと思われていた『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』(オリジナル・テルグ語版)の公開決定など、さまざまな夢を叶えてきました。そして今回、ファンにとっては願ってもない奇跡が起きました。クマラ・ヴァルマを演じたスッバラージュ氏が、日本での人気を受けて緊急来日!舞台挨拶に登壇する前日、急きょインタビューに答えていただきました!クマラ・ヴァルマ、ジャイホー!写真・角戸菜摘 文・尹秀姫監督から日本でのクマラ人気を聞いた時は、「オーマイガッ!」と叫びました--クマラが日本で人気だと聞いた時、どう思いましたか?スッバラージュ氏 まずは信じられないという思いでいっぱいでした。インドでならいざ知らず、なぜ日本で? WHY? という思いがありました。実は当時、私は日本で『バーフバリ』が上映されたということも知らなかったんですね。ところが、自分のツイッターに日本人のフォロワーが増えていき、『バーフバリ』が日本で公開されたことを知りました。それで日本人のフォロワーが増えたのかと納得はしたんですけど、1日に200人、300人、400人とどんどんフォロワーが増えていく状態が続いていたので、とにかく驚きました。ちょうどその頃、日本に行っていた監督とプロデューサーが帰国したんですが、日本でクマラが一番人気があるようだぞという話を聞いて、思わず「オーマイガッ!」と叫びました(笑)。インドでも単独で取材を受けたことはないんですよ。それが今、私ひとりで日本で取材を受けているということがとても不思議です。--ラージャマウリ監督とプロデューサーのヤーララガッダ氏が舞台挨拶に登壇された時、壇上から『バーフバリ』の登場人物の中で誰が一番好きかを問いかけたのですが、客席からは「クマラ!」という声が一番大きく聞こえました。その映像はご覧になりましたか?スッバラージュ氏 はい、監督に見せていただきました。客席から「クマラ!」「クマラ!」という声がたくさん挙がっていたのはわかったんですが、実は発音が少し違って聞こえたもので、最初は本当にこれは私が演じたクマラのことなのかと半信半疑だったんですよ。その後、監督が確認の意味で「クマラ・ヴァルマ?」と問いかけた時に大歓声が挙がったのを見て、やっと確信を持てました(笑)。--当日、監督は日本でのクマラ人気を受けて『バーフバリ』のスピンオフとしてクマラが主役の作品を作ると宣言したのですが、もし本当にこの話が実現するならば、どんなストーリーがいいですか?スッバラージュ氏 『バーフバリ』でクマラが行き来するのはクンタラ王国とマヒシュマティ王国でしたが、もしクマラ主演のスピンオフが実現するならば、クンタラ王国から日本にやってくる話がいいですね。もちろん、白鳥のボートに乗ってね! その時は、空飛ぶ白鳥の船ではなく、9時間かけて僕自身がボートを漕いで来ます(笑)。白鳥のボートを漕ぎながら、「これが富士山だよ」と、インドの人に日本を案内してあげたいですね。--白鳥のボートといえば、スッバラージュさんが日本にやってくる直前、「白鳥のボートに乗って日本に行くよ」とツイートされていたのがとてもキュートでした。普段のスッバラージュさんはどんな人ですか?スッバラージュ氏 バーフバリとクマラのどちらに似ているかで言えば、断然クマラですね。私は肉体派でもないですし、あえて危険に踏み込むタイプでもないので。この肖像画(下画像/スッバラージュさんが持っているスマホの画像参照)みたいに、人を持ち上げたりもしません(笑)。まあ、この肖像画は嘘ですけど。とはいえ、クマラと実際の私も、実はあまり似ていないんですよ。私自身は、大学を卒業するまで女の子と話をするだけで緊張するタイプでした。性格的にすごく臆病なところがありますね。--逆に言うと、クマラは女性慣れしているということですか?スッバラージュ氏 クマラの女性関係で言えば、彼は最初、ひそかにデーヴァセーナに想いを寄せていたんですよ。クマラとデーヴァセーナは、実は血縁ではないんです。クマラは王妃の弟で、デーヴァセーナは王の娘ではなく、妹なので。だから法的にも問題なく結婚できるし、恋の相手にもなりえるんです。クマラはデーヴァセーナに好意を持っているから、彼女にいいところを見せたい。でも実際には強くはないことをデーヴァセーナは知っていて、部屋で丸太を斬ってみせてとせがむのも、クマラをからかっているだけなんですよね(笑)。その後、使用人からデーヴァセーナがバーフバリを好きかもしれないと告げられたクマラは激しく嫉妬するんですが、それもデーヴァセーナが好きだからです。--その場面はおそらく完全版でしか観られないと思うのですが、私も実はクマラはデーヴァセーナが好きなのではないかと思ってました!スッバラージュ氏 クマラはデーヴァセーナが好きだったし、デーヴァセーナはバーフバリと恋に落ちて、バラーラデーヴァもデーヴァセーナを愛していたので、デーヴァセーナという女性は実に3人もの男の心を射止めたということになりますね。--クマラが登場するシーンの中で、一番のお気に入りシーンとセリフは何ですか?スッバラージュ氏 俳優としての醍醐味で言うなら、クマラが殺されるシーンですね。あそこは自分でも一番、気に入っています。『バーフバリ』という作品のなかで、クマラは素朴だけど臆病なところのある男だったのが、最期は勇敢に戦って散っていきます。『バーフバリ』に登場するほかの人物は話の中で変化することがないんですが、クマラだけは成長する過程が描かれているんです。そこがクマラという役の奥深さかなと思いますね。そういう変化のある役を演じられるというのは、俳優にとって得難い経験でした。--クマラの最期はスッバラージュさんにとってどういう意味を持つシーンでしたか?スッバラージュ氏 映画は時系列に撮影しないことも多く、『バーフバリ 王の凱旋』全体の撮影としては、バーフバリとデーヴァセーナがマヒシュマティ王国を追放されるシーンからスタートしました。私が一番最初に撮影することになったのは、その殺されるシーンからだったんですよ(笑)。2013年のことですね。今まで数多くの映画に出演してきましたが、あのシーンは自分の俳優人生を大きく変えることになるだろう思いながら撮影したことを覚えています。そしてその時に感じたことは間違っていませんでした。白鳥のボートに乗って、こうしてニホンにやってくることになりましたから(笑)。インタビューを終えてスッバラージュさんは、DELLの会社員から映画監督のスカウトで俳優への道に進むことになったという異色の経歴の持ち主。もともと芸術表現に興味があったそうで、「第1作目の撮影をしている最中に、すでに自分の決断は間違っていなかったと確信した」と語ってくれました。それほど映画を愛してやまないスッバラージュさんですが、こうして日本にやってきて、『バーフバリ 王の凱旋』完全版の絶叫上映と舞台挨拶でのファンの熱狂ぶりを肌で感じ、感極まって涙ぐんでいるのが印象的でした。日本滞在中は浅草や箱根など観光にも出かけ、日本を堪能していたご様子。食べることが大好きだというスッバラージュさん、実は甘い物に目がないらしく、日本でも甘味に興味津々だったそう。そこで今回は特別企画として、スッバラージュさんに和風アイスを召し上がっていただきました! いよいよ暑くなってきたこの季節、アイスを食すスッバラージュさんの写真が癒やしになれば幸いです!そしてまだまだ上映が続く『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)の応援もさらに熱く、燃え上がって参りましょう!Information『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)新宿ピカデリーほか、全国映画館で絶賛上映中!バーフバリLINEスタンプ第2弾も好評発売中!
2018年07月04日いつも気になっていたスパイスの香りに誘われてJR大阪駅目の前はビルが立ち並んでおり、地下街と直結したそれぞれのビルの地下には数多くの飲食店が軒を連ね、ビジネスマンの胃袋を支えてきました。その中で最も長く親しまれてきたのが「Indian Restaurant MEERA(インディアン レストラン ミラ)」です。B2Fにあるこの店は「ディアモール大阪」から入ってすぐの分かりやすい場所。緑の看板が出迎えてくれます。62席の店内は意外と広く、壁にインドの神様が描かれた絵などが飾ってあり、スパイスの香りと相まって気分も上がります。インド人シェフたちが家庭の味を守って20年「ミラ」は飲食の激戦地、梅田で開業して20年を数えました。本場インドの一流レストランで腕を磨いたインド人コックたちが腕をふるうのは、彼らが生まれ育った北インドの家庭の味。インド料理と一口に言っても、北部と南部では料理の特徴に大きな違いがあります。暑く雨の多い南インドでは米を主体とし、ココナツや唐辛子を使ったサラリとしたカレー。それに対し、寒さの厳しい北インドでは小麦や乳製品を多用します。濃厚でクリーミーな北インドのカレーをこの店では食べることができるのです。素材とスパイスの絶妙なハーモニーを楽しむ自慢の料理は6種のお肉がセットになった「タンドリーMixグリル」。タンドリーとは、インドで使われるタコつぼ型の土窯、タンドールで焼いた料理のこと。オリジナルのスパイスやヨーグルトに漬けこんだお肉を、じっくり香ばしく焼き上げます。チキンティッカ、シシカバブ、フィッシュティッカ、タンドリーチキン、タンドリージンガ、ムルグマライ。素材や風味のそれぞれ異なる6種のお肉に、ナンとサラダがセットになった、ボリューミーな一皿です。選べない! 北インドのおいしさ全部の欲張りセットインド料理を食べるならカレーは外せない。でも炭焼き料理も美味しそう。という優柔不断な人におすすめなのがディナー限定の「スペシャルセット」です。カレーはベジカレー・チキンカレー・日替わりカレーの3種すべてが楽しめます。それに炭焼きのチキンカバブが付き、ナン・ライス・サラダ・ドリンクがセットになったお得メニュー。あれもこれもの欲張りさんにぴったりです。嬉しいサービス実施中!お得なキャンペーンも。ディナーでは、なんとビール1杯が100円! 仕事帰りにスパイスの効いたタンドリーチキンとビールなんて、最高ですね。しかも、何杯でもOKとは何とも太っ腹です。また、飲み放題コース(2,950円)もおすすめ。会社の飲み会でも使えるお店です。「ミラ」は大阪駅前第一ビル地下2階、「ディアモール大阪」から入ってすぐの場所にあります。JR東西線「北新地駅」からは徒歩2分、OsakaMetro四つ橋線「西梅田駅」より徒歩2分。ショッピングやビジネスの途中に立ち寄りたいお店です。スポット情報スポット名:Indian Restaurant MEERA住所:大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル B2F電話番号:06-6450-8842
2018年05月28日いくつあっても欲しくなる魅惑のアイテムは沢山ありますが、なかでもポーチは買い足すことが多いモノの上位。なにかと携帯品が多い女性にとって、バッグの中で整理して収納するために欠かせません。コスメ、サニタリーのほかに必要な薬や、職場では身につけにくいディナー用のアクセサリーも持っておきたい。ポーチのサイズや素材にしても、収納するものによって変えたいから細々となりますが、それも楽しみのひとつ。好きなデザインだと持ち出すたびに気分が上がります。メイド イン インディア、『PUEBCO』のきらめくユニークポーチクラフトマンポーチ (Brush・Scissors・Chisel・C-Clamp・Tape Measure) 各¥3,700/PUEBCO作りたいものをつくる、欲しいものを見つける、という想いから2007年にスタートした『PUEBCO(プエブコ)』。ブランドがオリジナルのポーチ作りのパートナーに選んだのはインドの縫製工場で、お互いを尊重したモノづくりからなんとも楽しいアイテムが生まれることに。依頼したのはビーズやスパンコール、刺しゅうなどインド特有のきらびやかな素材を使った縫製を得意とする工場で、PUEBCO側からはベースデザインだけを伝え、配色や素材の組み合わせは現地のアイデア。クランプやハサミ、メジャーなど男勝りなインダストリアルなモチーフが華やかに変身、みっちりと刺しゅうされた丁寧な技は圧巻です。カードやアクセサリーのケースに。裏側にはハンドステッチがあしらわれていて、味のあるタッチにキュンとします。コンパクトなサイズですが、デザインによってはICカードも収まるそう。男性のポーチデビューにもぜひ。PUEBCO−3452−6766 photograph:Masatomo Murakamistyling:TAMAtext : Momoko Yokomizo
2018年05月23日2017年12月29日の公開から異例のロングランヒットとなったインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。その勢いはとどまるところを知らず、声出し・鳴り物持ち込み可能な絶叫上映が全国各地で開催されては、チケットが瞬時に完売するという人気ぶりを見せています。写真・角戸菜摘(S.S.ラージャマウリ監督) 文・尹秀姫日本での熱狂ぶりはSNSを通して本国インドにも伝わり、登場人物のコスプレをした写真やファンアートの投稿に監督やプロデューサーから「いいね」がつくなど、海を超えた交流も盛んに。こうして日本でのバーフバリ熱は衰えるどころかますます勢いを増し、ついには今まで上映されていたものより26分長い『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)が6月1日より全国公開されるに至ったのです。そして4月26日、創造神が日本に降臨! 新宿ピカデリーの絶叫上映にS.S.ラージャマウリ監督とプロデューサーのショーブ・ヤーララガッタ氏が登壇。この一連の奇跡としか言いようのない出来事の翌日、幸運にも単独インタビューをさせていただくことに。『バーフバリ』のアイディアの源から監督の次回作の構想まで、様々な話をうかがいました!奇抜なアイディアも個性的なキャラクターも、まずはストーリーありきS.S.ラージャマウリ監督。--まずは『バーフバリ』という素晴らしい作品を作ってくださってありがとうございます!監督 こちらこそありがとうございます(笑)。--昨日は初めて日本の絶叫上映をご覧になったと思うのですが、日本の観客の盛り上がり直に見てみて、いかがでしたか?監督 映画の作り手、ストーリーの語り部として、私にも欲があります。ひとりでも多くの人に自分の話を楽しんでいただきたい、届いてほしいという想いがあったのですが、昨日はまさにそれを目の当たりにしました。私が作ったものに対する見返りというには十分すぎるほどのものをいただいたと感じています。昨日は私の家族、そしてプロデューサーであるショーブ・ヤーララガッタと彼の家族も同席していたのですが、みんな感動で涙目になっていました。ありがとうという言葉だけでは伝えきれない思いでいっぱいです。私が作ったものに比べて、みなさんが寄せてくれた愛情の大きさは比較にならないほど大きいと感じました。--『バーフバリ』はどのシーンにおいても素晴らしいアイディアが発揮され、しかもその物量が半端ないところが稀有な作品だと思います。こういった奇想天外なアイディアはどこから生まれるのでしょう?監督 私のアイディアの源は幼い頃から読んできた『マハーバーラタ』です。なかでも、子どもの頃はアマル・チットラ・カター社から出版されている子ども向けのインド神話のコミックに夢中になっていました。『バーフバリ』のストーリーに関しては、こういったインドの神話や歴史が土台になっています。--椰子の木を使って城壁を飛び越えるシーンは神話には出てこないと思うのですが、そういったアイディアはどうやって思いつくのですか?監督 そうですね(笑)。それは各々のキャラクターの立場の視点で考えて、自然に生まれてきたものだと思います。椰子の木のシーンで言うと、父アマレンドラは幼い頃から王になるための教育を受けて育ちますが、シヴドゥは普通の村人として育ちますよね。父アマレンドラは非常に思慮深くて頭脳明晰な人なのですが、息子のシヴドゥはあまり後先を考えないタイプ(笑)。でも、素晴らしい行動力と身体能力を持っています。そしてあの場面でカッタッパはシヴドゥにこう告げます。「ただ感情に任せて動くのではなく、父のように頭を使いなさい」と。あの場面はまさに父親の頭脳的戦略と、シヴドゥの身体能力が融合されるシーンであり、シヴドゥが父アマレンドラのようになっていくということを示すのに必要なシーンだったのです。--『バーフバリ』に登場する女性はみんな強くてカッコよく、観ていて爽快でした! 守られるだけでなく自ら戦う女性というのはまさに今の時代に求められているヒロイン像だと思うのですが、監督が描く女性はなぜみんな強いのでしょう?監督 この作品の主人公は2人のバーフバリですが、バーフバリが立派な人になれたのは周りの人の影響や育ち方のおかげだと思うのです。たとえばアマレンドラにはシヴァガミという非常に優れた母親がいて、だからこそああいう人物になったと思うのですが、そう考えた時、そんな彼が選ぶ人生の伴侶も当然彼に見合った女性でなくてはいけないでしょう。物語の中で当初、バーフバリはデーヴァセーナを捕虜として連れていかなくてはいけないことになりますが、そこでデーヴァセーナは彼にこう告げます。「私はあなたを愛しているから、あなたのために死ぬことはできる。でも、あなたのために生きることはしない」と。この台詞は彼女が強い主体性を持った人間だということを物語っています。そんな彼女だからこそバーフバリはひれ伏すわけです。バーフバリにとってデーヴァセーナは敬意を持って接すべき相手であり、自分より人間として上だとも見ているわけですね。バーフバリは自分と同等、もしくは自分より上のレベルの女性でないと伴侶に選ばないだろうという、非常に理にかなった流れでデーヴァセーナのこういったキャラクターが決まりました。なので、最初から強い女性を描こうと考えて強いヒロインが誕生したわけではなく、ドラマとして成立するかどうかが重要でした。--デーヴァセーナに出会ったアマレンドラが「私はあなたのもの」と言う台詞が非常に印象的でした。彼女を自分のものにするのではなく、自分が彼女のものになるという考え方は目からウロコでした。監督 本当の愛というものは男女問わず相手のために自分を犠牲にできること、自分よりも相手を優先できることだと思います。デーヴァセーナの場合はアマレンドラのために王宮での暮らしを捨てて村人のように生きることも厭わないわけですよね。ただ、彼女は自分の信念を曲げることはしません。そのことを強く打ち出しているのがこの台詞です。--次回作についてもおうかがいしたいのですが、監督の代表作といえば『バーフバリ』以前に『マッキー』がありますが、こちらの続編の予定はありますか?監督 実は『マッキー』に関しては以前から続編の構想を考えているんですよ。後のストーリーが膨らませられる話なので、続編を作りたいという気持ちはずっとあります。うまくいけばシリーズ化したいという思いもあって、ここ半年くらいずっと考えていたんですけど、『バーフバリ』の成功のおかげでちょっと怠けてしまいまして(笑)。というのは冗談で、なかなかアイディアを練る時間を割くことができなくて、宙に浮いているというのが現状ですね。--アーミル・カーンの『Mahabharata マハーバーラタ』を監督するという噂もありますが、これは本当ですか?監督 たしかにアーミル・カーンからそのような話を依頼されたのは事実です。ただ、私にはもうすでに撮ることが決まっている作品があるので、まずはそちらを優先しなくてはいけないという状態なんです。ですが、アーミルの話も僕は断ったつもりはないので、可能性があるかないかで言ったら、今の段階ではあるとお答えしたいと思います。--『バーフバリ』以降、日本でもインド映画に出たいと熱望している俳優がいます。今後、日本の俳優を起用してみたいという考えはありますか?監督 僕はストーリーありきですべてを考えるタイプなので、僕が作る作品に日本の俳優が出演する必然性があるかどうかが肝要ですね。個人的には『ラストサムライ』といった作品も好きなので、サムライ映画には興味があります(笑)。--今後の作品で言うと、『バーフバリ』のスピンオフについても期待したいところです。昨日の舞台挨拶では日本でのカッタッパ、クマラ人気を実感し、この2人で続編を作ろうという話もありましたが、実際に実現する可能性はありますか? 個人的には『バーフバリ』の前日譚とも言うべきシヴァガミの少女期を描いた小説の映像化を期待しています。監督 実は『バーフバリ』に登場するすべてのキャラクターについては、彼らの人生を映画に出てこないところまで詳細に考えてあるんですよ。映画にはおさまりきらないので、もちろん全部は反映していないのですが、時には省略してしまった部分のほうがおもしろいと思うキャラクターもいます。たとえば今おっしゃったシヴァガミの少女期を描いた『THE RISE OF SIVAGAMI』という小説もそのひとつです。『バーフバリ』には彼女の人生の3分の1程度しか描かれていませんが、この小説を、僕がプロデューサーという立場で映像化することが、実はすでに決まっています。日本のバーフバリ・ファンの方にもご覧いただけるような形で発表になるのではないかと思いますので、どうぞ期待していてください。『バーフバリ』の世界はまだまだ終わらない! そんな強い希望が持てたところで、最後に監督からとんでもない話が飛び出しました。監督 ひとつ、秘密を教えましょう。16歳の少女シヴァガミの野望は、マヒシュマティ王国を滅ぼすことだったのです。それはいったいどういう意味ですか、監督!? と問いただそうとしたところで、インタビュー時間は終了。最後に映画会社ツインの方も、前日から取材に帯同している通訳さんすらも驚くような話をうかがうことができました。監督の意味深発言は気になりますが、今後もまだまだ『バーフバリ』の世界が続くというのは、マヒシュマティの民にとっては朗報ですよね。でもその前に、まずは6月1日より全国公開の『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)を盛り上げようではありませんか。ジャイ、マヒシュマティ! バーフバリ、ジャイホー!Information願いは叶う。待望の完全版、ついに公開! 2017年末の公開以来、異例のロングラン・ヒットを記録中の『バーフバリ 王の凱旋』141分のインターナショナル版から、さらに26分の初公開シーンを加えたオリジナル・テルグ語完全版(上映時間167分)が、ついに日本に上陸! ヒロイン・デーヴァセーナが歌い踊る「かわいいクリシュナ神よ」など、ファンなら見逃せないシーンが満載。完全版もお見逃しなく!『バーフバリ 王の凱旋』(オリジナル・テルグ語版)6月1日より新宿ピカデリーほか、全国順次“熱狂”ロードショー
2018年05月18日「Khadi インドの明日をつむぐ - Homage to Martand Singh -」展が、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて2018年5月20日(日)まで開催。また、5月25日(金)から6月24日(日)までは「Khadi インドのものづくり - Homage to Martand Singh - 」が、京都のISSEY MIYAKE KYOTO KURA (蔵)ギャラリーにて行われる。インドの手仕事を象徴する綿布「カディ」手仕事による技法や歴史、文化が根強く継承されているインド。その簡素で美しい生活様式を象徴するテキスタイルとして、今日でも手紡ぎ、手織りによって生み出されているカディ(Khadi)が挙げられる。1本1本の糸の表情や多様な織り目など、作り手が丁寧に紡ぎ出す美しいテクスチャーが特徴だ。インド・テキスタイルを世界に広げたマルタン・シンマルタン・シンは、インドの独立、雇用、死生、創造の観点からカディを「自由の布」と称し、この綿布で仕立てられる服カディ・クルタ(Kurta)を日常的に身に着け、インド・テキスタイルをはじめとする幅広い文化復興活動を行ってきた。カディには、インド国旗に糸車が配された背景にもなっている、輸入品の不買運動や独立運動といったインドの近代史と哲学までもが織り込まれているという考えがあるからだ。イッセイ ミヤケと80年代よりものづくりの対話を継承シンの活動を通じて、インド・テキスタイルは世界に伝播。日本でもイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)と80年代よりものづくりを続けており、今日でもHaaT(ハート)で継続してインド文化との対話ともいえる服づくりを行っている。映像を通して「カディ」を紹介「Khadi インドの明日をつむぐ - Homage to Martand Singh -」展では、このカディと、その魅力を世界に伝えたマルタン・シン(Martand Singh)の思想を、現地で取材した映像とともに紹介する。京都会場では、カディとその思想をマルタン・シンのインタビュー映像とともに特別展示。さらに、母屋ではカディをはじめ、アーカイブシリーズの伝統的な衣服のかたちやプリントを施したアイテムも展開する。オリジナルグッズも販売21_21 DESIGN SIGHT SHOPではHaaTのバッグをはじめとするインドの手仕事を感じられるアイテムを販売するほか、HaaT/AOYAMAではマルタン・シンにまつわる展示と共にカディ(KHADI)シリーズなどを展開。京都会場でも、職人が一枚一枚プリントしたバッグとサコッシュ、カディ コットンで仕上げたワンピースなどを発売する。【詳細】■21_21 DESIGN SIGHT 展覧会「Khadi インドの明日をつむぐ - Homage to Martand Singh -」展会期:2018年4月18日(水)~5月20日(日)休館日:火曜日 ※5月1日(火)は開館。開館時間:10:00~19:00入館料:無料会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンTEL:03-3475-2121■ISSEY MIYAKE KYOTO 展覧会「Khadi インドのものづくり - Homage to Martand Singh - 」 展会期:5月25日(金)~6月24日(日)会場:ISSEY MIYAKE KYOTO KURA (蔵)ギャラリー住所:京都府京都市中京区柳馬場通三条下ル槌屋町89TEL:075-254-7540営業時間:11:00~20:00
2018年04月22日ウッディなテイストが落ち着く店内で料理を楽しむ東京・神田にある「スパイスボックス」は、南インド料理とカレーを味わえるお店。白いタイル張りのビルの1Fで営まれているお店ですが、店の周りは茶色いタイルで縁取られています。黒を基調とした看板と、黒い文字で描かれた店名が目印です。店内はウッディなテイストのおしゃれな内装。テーブル席だけでなくカウンター席もあるため、1人でも入りやすい雰囲気です。「落ち着いて料理を楽しめる雰囲気作りを心がけています」と、店主は語っています。シェフはインドの5つ星で修業を積んだ凄腕の持ち主2016年1月にオープンしたこちらのお店。本場インドのケララ州にある5つ星ホテルで修業を積んだ日本人シェフが腕をふるう、人気店です。その味を求めて、お店には幅広い年齢層の方が訪れます。「スパイスボックス」という店名は、各種のスパイスを入れる容器の名称に由来。「さまざまなお客さんに楽しんでもらいたい」という想いも込められています。ランチライムは「お得な2種盛りカレー」が大人気!「お得な2種盛りカレー」は、ランチタイム限定の人気メニューです。5種類ものカレーの中から、自分好みの2種類の味をチョイスしましょう。チキンカレー(甘口)、チキンカレー(辛口)、野菜とダルのカレーに、フィッシュカレー。そして本日のカレーと、どれにしようか悩んでしまいます。1番人気なのはチキンカレー(辛口)と、野菜とダルカレーの組み合わせです。チキンカレー(辛口)は、本場のスパイスを感じられる逸品。ココナッツのコクで味に深みがでています。野菜とダルカレーは、なんと1日に必要な野菜摂取目標量の2/3がとれるのがうれしいものです。「ビーフカツレツ」や「チキンビリヤニ」もイチオシ「ビーフカツレツ」もお店の人気メニューのひとつ。こちらはケララ地方の郷土料理で、日本で食べることができるお店は少ない、貴重な逸品。粗挽きの牛肉をスパイスと共に炒め、じゃがいもと混ぜ合わせたものを揚げ作ります。トマトのグレイビーソースを付けていただきましょう。「チキンビリヤニ」も、お店自慢の人気メニュー。ご飯とチキン、グレイビーを層にしてオーブンで焼き上げて作る、スパイスカレーとチキンの炊き込みご飯です。ナッツやパクチーなどのさまざまな食感や風味が楽しい、本場スタイルの逸品で、スパイシーな中に爽やかさが感じられます。化学調味料や添加物を使わない体にやさしい料理が自慢「スパイスボックス」では、野菜とココナッツオイルをベースに作る体にやさしいカレーをいただけます。本場の味を楽しめるこちらの料理は、どれも化学調味料や添加物を使用せずに作っており、やさしい味わいが自慢です。ランチタイムはご飯が無くなった時点で、料理の提供が終了になります。お店のオープン直後は比較的並ぶことなく入店できるので、おすすめです。大変人気のあるお店のため、ディナータイムは予約をしてから訪れるのがいいでしょう。お店はJR各線や東京メトロ銀座線「神田駅」から、徒歩5分ほどの場所にあります。西口から商店街を抜け、交差点を右折。「外堀通り」つきあたりの交差点を渡らず左折し、直進するとお店が見えてきます。あなたも「スパイスボックス」でスパイスが香る本場の味を堪能してみませんか。スポット情報スポット名:スパイスボックス住所:東京都千代田区内神田1-15-12 第二斉木ビル1F電話番号:03-5577-3909
2018年04月18日スパイスをつかった本格インドカレー作ってみたいと思っても難しそう、なんて思われている方、必見ですよ。今回は来年で創業70周年を迎える日本最古のインド料理専門店〔ナイルレストラン〕三代目ナイル善己さんに、家庭でもできる本格インドカレーのレシピを教えていただきました。伝統と継承の〔ナイルレストラン〕の歴史と、看板メニューである〔ムルギーランチ〕もご紹介します。材料も近所のスーパーで買うことができて、とっても簡単に、そしてスピーディーに作ることができるので、ぜひ試してみてください!〔ナイルレストラン〕その歴史〔ナイルレストラン〕は、1949年、東銀座で創業。日本で最古のインド料理専門店と呼ばれています。その歴史は深く、創業者である初代A.M.ナイル氏は、インドの独立運動家として活動をした後、兄が留学したことのある日本へ渡ります。京都帝都大学に在学し、そこでのラシュ・ビハリ―・ボース氏との出会いが、〔ナイルレストラン〕開くにあたり大きな影響を与えます。そんな〔ナイルレストラン〕は来年70周年を迎え、日本のインドカレーのパイオニアとして今もなお活躍中なんです。東銀座という場所柄、歌舞伎座も近いのでお客さんには歌舞伎役者さんも多く、子供の頃からカレーはナイルで育ったという役者さんも多いそうですよ。芸能人もよく来店されているそうです。現在は二代目G.Mナイル氏がオーナーを務め、およそ70年間、同じ場所、直系で営業しているスタイルは珍しいですよね。〔ナイルレストラン〕を代表する《ムルギーランチ》伝統と継承の〔ナイルレストラン〕の歴史を聞くと、食べたくなりますよね。さっそく注文してみました。《ムルギーランチ》1,500円(税込)〔ナイルレストラン〕の歴史の中でもダントツの人気を誇るのが、こちらの《ムルギーランチ》です。鶏ももを柔らかくなるまで煮込み、ライスと温野菜が一緒になっているプレートです。インド料理は北インド料理と南インド料理の2種類あるのですが、〔ナイルレストラン〕は南インド料理になります。南インド料理はご飯食が多いのですが、手でカレーを食べる文化なので、全て混ぜて食べるのです。つまり、こちらの《ムルギーランチ》もプレートにのっている具材を躊躇なく豪快に混ぜてしまいましょう。チキンの骨は店員さんが丁寧に外してくれます。カレーのグレービーが残らないように混ぜ続けるのがポイントです。「早く食べたい!」という気持ちも我慢して混ぜましょう。混ぜることによって、ジャガイモが全体に広がって食べやすくなります。なるほど、野菜のうまさに輪郭がしっかりとでてきますね……!辛味もしっかりとしていてスパイシーで本格的なカレーを味わえます。これは人気があるのも納得です。夜はこちらの《ムルギーランチ》も食べられる《ナイルレストランお任せコース》がなんと税込みで2,800円で楽しむことができます。土地柄、銀座なのにリーズナブルですよね。これが〔ナイルレストラン〕三代目ナイル善己さん直伝の家庭でも簡単にできる本格インドカレーレシピ!〔ナイルレストラン〕三代目ナイル善己さんに家庭でも簡単にできるインドカレーのレシピを特別に教えてもらいました!今回はせっかくですので〔ナイルレストラン〕でも実際に使われている《インデラ・カレー》を購入してみました。思ったより簡単にできるので皆さんもぜひチャレンジしてみてください!私も自宅で挑戦してみました!《インデラ・カレー》400g1,150円(税込)今回教えていただいたカレーは、人気のチキンカレーです。まずは材料から。●チキンカレー4人前・鶏モモ肉……2枚程度(約300g)(肉の下味用)ヨーグルト……少々(肉の下味用)インデラ・カレー(カレー粉)……少々・玉ねぎ……中玉1つ・ニンニク……小さじ1・しょうが……小さじ1・ホールトマト缶……1缶・インデラ・カレー(カレー粉)……小さじ1・ガラムマサラ……小さじ1・カルダモン(粒)……10粒程度・コリアンダー(粉)……小さじ2・バター……少々・サラダ油……少々・塩……適量・生クリーム……お好みで①皮をむいた鶏肉を一口大にカットし、《インデラ・カレー》とヨーグルトでマリネします。できれば半日以上、難しい場合は最低でも1時間はマリネしましょう。②次にベースをつくります。バター7、サラダ油3の割合でカルダモンの粒10個を炒めます。カルダモンの粒がふくらんできたら、みじん切りの玉ねぎを入れます。玉ねぎが透き通ってきたら、みじん切りのニンニク、生姜、を入れてキツネ色になるまで炒めましょう。③パウダースパイスを加えます。ガラムマサラ小さじ1、コリアンダー小さじ1〜2、《インデラ・カレー》小さじ1を入れてさっと炒め合わせます。ここにホールトマト缶を1缶、水を少々加え全体を伸ばしましょう。④マリネした鶏肉をヨーグルトごとすべて入れましょう。沸騰したら10〜15分くらい煮込んでください。⑤いよいよ仕上げです。塩で味を調えましょう。インド料理は醤油や味噌のような発酵調味料がないので、塩はひとつまみではなく、味を確かめながらしっかりと味付けをしたら完成です。お好みで生クリームを入れてもマイルドになっておいしく食べられるそうですよ。完成です♡トマトの酸味が効いて、ヨーグルトでマリネした鶏肉に味わいがありとってもおいしくできました。鶏肉をマリネをしておけば30分程度で作ることができます。レシピを聞いて気づいたのですが、チキンカレーの場合は、何時間も煮込む必要はないそうです。牛肉なら2時間煮込むことはありますが、鶏肉はすぐに火が通るので30分あればつくることができるのだとか。こんなにお手軽に本格インドカレーができるなんて、驚きです!東銀座で継承される伝統の味今回お話を聞かせていただいたナイル善己さんは「70周年を迎えますが伝統を守りレシピを創業から変わらず営業を続けていきます。変わらないね、おいしかったよ、といってもらえるようなお店を目指していきます」とおっしゃっていました。創業当時から同じ場所、同じ味で守り続ける伝統の味、いつまでもこの場所で続けてほしいですね。ご自宅でもぜひ、直伝のカレーレシピを試してみてくださいね!【店舗情報】〔ナイルレストラン〕●住所:東京都中央区銀座4-10-7●電話:03-3541-8246●営業:平日/11:30~21:30、日曜・祝日/11:30~20:30、定休日/火曜日、日曜営業●アクセス:日比谷線・都営浅草線東銀座駅A2出口から徒歩1分、昭和通りと晴海通りの三原橋交差点近く〔ナイルレストラン〕公式ホームページ
2018年04月13日静かで隠れ家のようなお店は、一人でも気兼ねせず入れる表参道駅から歩いて数分のところにある、カプリーズ青山という雑居ビルの地下1階に「ハブモアカレー」はあります。お店のドアは飴色で、ドア横に設置されている照明と共に昭和レトロな雰囲気。お店の中はカウンター席とテーブル席の全部で20席。カウンター席はコの字型をしていて、テーブル席が置かれている場所は天井が高く開放的な空間。店内には静かな音量でBGMが流れ、落ち着いた印象を与えてくれます。一人で入っても気兼ねしない、都会の隠れ家のようなお店です。カフェの間借りから口コミの評判を受け実店舗オープンこのお店のシェフは元々、東京都内にあるカフェを間借りしてカレーのお店を始めました。その後、カフェを訪れた人の口コミによって評判が広がり、2015年に表参道で実店舗をオープンさせることになります。お店はカレー屋として位置づけられていますが、旬の野菜やなかなか日本では見ることのできない野菜をスパイスで味付けした創作料理店でもあります。メニューにあるのは日替わりのカレープレートのみお店で提供されるのは、「本日のカレープレート」(1,280円)という一種類のメニューのみです。このプレートは、2種類のカレーと3種類の付け合わせで構成。お盆の真ん中には深めのお皿にターメリックライスがのせられています。日替わりのカレープレートを作るにあたっては、素材の味やスパイスの風味がバランスよく引き立つよう考えられ作られています。使われる素材は野菜中心で、旬のものや、日本では珍しい西洋野菜を厳選。油や刺激のあるスパイスは極力控えて調理されているので、辛い物が苦手な人も安心です。日替わりメニューなので毎日違う味が楽しめる「ハブモアカレー」で提供されるメニューはひとつですが、その内容は日替わりで、違ったカレーや付け合わせを楽しめます。カレーに添えられる3種類の付け合わせのうち、2種類は好みのものを選択可能です。テーブルに置かれている「カレーの御託」には、お店の思いやコンセプトやおすすめの食べ方が記載されていて、「食べ方の掟」では一品ずつ味わった後に全部をご飯に乗せて食べるのがおすすめとされています。素材の味を知り尽くしているシェフのおすすめの食べ方でカレーを味わってみるのも良いでしょう。素材の味とスパイスの風味を両方楽しんでほしいご飯、カレー、付け合わせからなる組み合わせは、和定食を思わせながらも中身はスパイスをふんだんに使った創作インド料理です。スパイスを使うとどうしてもその味が強くなりがちですが、「ハブモアカレー」の料理は、野菜のうま味だけではなく苦みも感じられるように作られています。素材の持つ味とスパイスの風味の両方が楽しめるようなカレーを作ることが、これからのお店が向かう目標です。「ハブモアカレー」があるのは、東京メトロ千代田線の表参道駅、B2出口から徒歩約3分の場所です。青山通りを渋谷方面に向かって進んでいく途中にあり、オレンジ色の看板が目印。スパイスとハーブを使った魅力的なカレーを一度味わってみませんか?スポット情報スポット名:ハブモアカレー住所:東京都港区北青山3-12-7 カプリース青山 B1F電話番号:03-3407-7001
2018年04月11日イケア(ikea)とデザイナー、ピート・ヘイン・イークがコラボレーションした新コレクション「インドゥストリエル(INDUSTRIELL)」が、2018年4月1日(日)より全国のイケアストアで販売される。「インドゥストリエル」とはピート・ヘイン・イークは、オランダ人のデザイナー兼職人で、廃材を使用した、美しい家具を作ることで知られている。捨てられていく素材に価値を見出していく彼の姿勢は、創業当時からのイケアのサステイナブルな考えと合致。また、「職人による手づくりの家具を、高品質のまま低価格にし、より多くの人に普及できないか」というブランドの思考とも意気投合し、今回コラボレーションが実現した、「インドゥストリエル」のアイディアが生まれた。「インドゥストリエル」は、量産体制の工程を踏みながらも、手作りのような温かみのある製品を生み出し、手頃な価格で提供していくというもの。また、サステイナブルという視点にも重点を置き、「一点もの」にこだわった商品を量産するため、木材、ガラス、陶器、テキスタイルなどの素材を最大限に活かすことを追求した。作成過程に拘った、"ハンドメイド"のような仕上がりの新アイテムコレクションからは、チェアやテーブルといった家具用品から、キッチンクロスや花瓶などのホームファッションアイテムまで幅広く展開される。パイン材を使用したチェアやテーブルは、作成過程において、1本1本の木を可能な限り使用。イケアのサプライヤー約1000人に、それぞれ異なる方法で作業を進めてもらうことで、人間味や個性の溢れる仕上がりとなった。陶器の花瓶では、型から手作りにすることで、異なるフォルムが生まれるように工夫。手織りに見えるキッチンクロスは、ピート・ヘイン・イーク本人が手描きした模様を使い、高性能の機械織り機で量産されている。なお、発売を記念して、2018年3月29日(木)には、デザイナーのピート・ヘイン・イークとイケアのクリエイティブリーダー Karin Gustavssonが、千葉・イケア トーキョーベイに来店。トークショーやサイン会が開催される。【詳細】イケア×ピート・ヘイン・イーク 新コレクション「インドゥストリエル」発売日:2018年4月1日(日)発売場所:全国のイケアストアアイテム例:・インドゥストリエル アームチェア 19,990円・インドゥストリエル テーブル 39,990円・インドゥストリエル チェア 14,990円・インドゥストリエル キッチンクロス 799円・インドゥストリエル 花瓶 2,499円■トークショー&サイン会日時:2018年3月29日(木) 16:00~17:30場所:イケア トーキョーベイ 2Fイケアレストラン※イケア ファミリ― メンバーの人が対象。イベントの参加費およびカードの入会費は無料。※イケアのウェブサイトより申し込み。定員に達し次第終了。
2018年03月22日バレンタインデーのその日、『HOUSE OF LOTUS』のプレス向け春夏コレクションのプレビューがあるというので、行ってきました。『HOUSE OF LOTUS』は、桐島かれんさんがプロデユースするブランドです。桐島かれんさんといえば、20代の頃はモデルや歌手をしていらっしゃって、メディアで見かけることも多く、お母様は作家の桐島洋子さん、妹さんはエッセイストのノエルさん、弟さんは写真家のローランドさんという、インターナショナルでアーティスティックな環境で生活してきた方だな、という華やかなイメージを抱くと思います。30代になってからあまり表舞台で見かけることはなくなり、結婚されて子育てを一生懸命していらっしゃるんだな、と勝手に思い込んでいました。ちょうどそんな折に、新聞で桐島かれんさんについての記事を読んで今回の『HOUSE OF LOTUS』の春夏コレクションを知ることとなり、興味津々で青山にあるプレスルームへ伺いました。 青山にあるお店は、おしゃれな住居です、という感じの外観で、中は暖かな雰囲気が漂っています。ドアを開けて中に入ると、一階は小物やアクセサリーが並んでいて、スタッフが着ている洋服も上品で素敵。店内は時間がゆっくり流れているようにすら思えてしまう優雅さです。今回の目的の春夏コレクションのある3階のプレスルームへ向かいます。 まず目に飛び込んで着たのは、写真(左)の薄いサーモンピンクのワンピース。絞りのような生地をふんだんに使ったロング丈のワンピースは、暑い夏でも涼しそうです。よく見るとラメのステッチが入っていて、パールのネックレスと合わせると、上品に着こなせそうです。スタッフの方に伺うと、桐島さんと同じ年代(つまり、50代)から30代くらいのお客様が多いということでした。どんな体型でも似合うデザイン、ディテールにこだわって作らた上質なアイテムが豊富。このワンピースは、他に白や黒などの色違いもあり、大人買いしそうなくらい、気に入りました。 そして、隣のテーブルの上のアクセサリー。大きめのコットンパール、コロンとしていてかなりの存在感です。髪を束ねてつけると素敵そうですね。桐島さんのイメージに近づけそう。そして、こちらは、ゴールドです。エスニックなアクセサリーは欲しいけど、選ぶのはなかなか難しいもの。ぶら下がるタイプのイヤリングも、大ぶりなものは、目立ちすぎたり派手になりすぎて、大人の女性としては躊躇することもあります。でも、これなら、派手すぎる金色ではなく、シンプルなデザインなので、大丈夫。夏に向けて、大ぶりなアクセサリーが欲しくなってしまいますね。続いて、洋服へ。ピンク、黄色・オレンジ、ブルー、白、というように色別に並んでいます。このピンクのボレロ、胸の切り替えから下は、生地をたくさん使っているので、柔らかい素材でも、重さでストン、と下がって、なんとなく安心感があります。切り替えが胸の上の方なので、バストが大きくても小さくても、それが欠点にならない工夫を感じます。凝った模様をビーズで縫い込んだ、丁寧な作りが美しい! そして、上の写真の後ろの方にあるレースのワンピース。ピンクのデイジーが青い空に飛んでいるような、とても綺麗な色合いのワンピース。袖口は広めですが、青い縁取りにすることで、引き締まった印象になりますね。こちらは、ラフに羽織るだけでオシャレに見えるターコイズブルーのガウンドレス。胸のVラインが顔を小さく見せてくれて、エアコンが効いている夏に、とても重宝しそう。切り返しから下の生地の分量がとても多いから、ひらひらした感じではなく、それでいて軽いのも◎。パンツと合わせてもいいし、ワンピースにさらりと羽織っても、エレガントな雰囲気です。黄色のスエードのバブーシュ。ちょこんと付いたタッセルが可愛い。結構サイズが大きいのも嬉しいポイント。スエードなので肌触りもよく、素肌に馴染んで、夏に履いても気持ち良さそうです。コーディネートの差し色に、欲しくなる一足。そして、賑やかな雰囲気のインドのサンダル。華やかなのに、派手ではない、そういう絶妙なセンスが魅力。エスニックな雰囲気を洋服で着こなすのが難しそうという方は、まずはサンダルから取り入れてみては? 夏のバカンスに持って行くのもオススメ。そして、レースにビーズの刺繍がほどこされたベトナムのサンダル。涼しそうなデザインと、シースルーの透け感が可愛い。真っ赤なペディキュアをした素足で履きたくなります。2色とも、欲しい!最後に、「キジマタカユキ」さんに別注されている帽子。ツバの広い帽子はちょっと苦手なので、このくらいがちょうどいい。クラウンの部分が高いと、上下の方向に視線を向ける効果があるので、背を高く見せてくれそうです。夏も帽子が欠かせない世代には、こういうシンプルでおしゃれな帽子は手放せないですね。桐島かれんさんは背が高いから、長めのスカートや、背が高い人が似合いそうなデザインが多いと思っていたのですが、実際、どんな体型でも似合うデザインが豊富でした。派手だな、と思う色も、デザインが落ち着いた感じだったり、丁寧な刺繍やプリントが施されているので、シックに着こなせそうです。桐島かれんさんの世界観を満喫できるショップ、オススメです。 2月21日に新宿伊勢丹に新ショップがオープンし、3月16日には大阪の阪急うめだ本店、3月末からオンラインショップがオープンするとのこと。一度手を通したら、病みつきになりそうな、綺麗な色、柔らかな素材、着やすさが魅力の『HOUSE OF LOTUS』に、足を運んでみてはいかがでしょうか?
2018年03月04日今『バーフバリ』の勢いがとにかくヤバイ!『バーフバリ』は前後編からなるインド映画で、現地ではまるで暴動のように盛り上がったというのもうなずけるほどハチャメチャにおもしろくて血湧き肉躍る、壮大なスケールの王道エンターテインメント作品。一度観たらやみつきになり、何度も劇場に足を運ぶ中毒者が続出。さらには『バーフバリ』を観て健康になったという報告が相次ぐなど、映画の感想とは思えない様子のおかしさは『バーフバリ』未体験者の興味をかきたて、さらに中毒者を増やし続けているのです。写真・文 尹秀姫『バーフバリ』旋風が日本にも!そんな熱に浮かされた人々が「バーフバリ」を唱え続けるなか、現地の映画館と同じような環境で上映される “マサラ上映会” が続々開催。私語厳禁な通常の上映と違って、マサラシステムは声出しOK、鳴り物・紙吹雪などを使ってみんなで映画を楽しもう! というもの。これが『バーフバリ』との相性バツグン! というわけで今回は、マサラ上映の東の聖地・キネカ大森で2月3日に開催された「『バーフバリ 伝説誕生』&『バーフバリ 王の凱旋』2作連続絶叫爆裂マサラ上映~宣誓!マヒシュマティ三代のWooooow!!(王)篇~」をレポートします!コスプレ、鳴り物、ツッコミ何でもアリの上映会当日は開演1時間前にキネカ大森に到着。この日はクラッカーと鈴、お掃除セットを用意しました。時間が足りなくて紙吹雪を作れなかったのが心残りではあるものの、クラッカーは自分なりに想定していた倍の数を用意。しかし24個では全然足りなかった…。自前のお掃除セットとクラッカー、鈴。しばらくすると、さっそくコスプレした方々を発見! 敵役バラーラデーヴァの武器は本物と同じく伸びる仕様だったり、女性陣のサリーは劇中登場する衣装を模して作られていたりと、みなさん愛の火力が高すぎです!バラーラデーヴァの武器、鉄のモーニングスターは伸縮自在。3本の矢を使った弓射シーンを再現。うるわしい女性陣のサリーは、映画を観ればアレ!とわかる。手作りうちわがまるでアイドル現場のよう。かっこよすぎるバーフバリ2名は王の貫禄たっぷり。バーフバリがモチーフになっているサリーはこのために誂えたそう。バーフバリが治める国・マヒシュマティ国民お手製の小物が飾られたスペースもあり、映画への期待を盛り上げてくれます。なかには手作りハンコで王国のモチーフを彫った方も! 入場前、手に押していただきました。ファンが作ったグッズの数々が奉納され、祭壇化。手作りとは思えないほどクオリティの高いハンコ。何も用意してない、という人もご安心を! キネカ大森のスタッフが作った紙吹雪とクラッカーがもらえます。鳴り物の貸出もあり。紙吹雪を作るキネカ大森スタッフ。声を出すのはちょっと…という人には鳴り物が〇。インドビールも冷えてます!上映に先立って、まずはマサラ3原則に関する説明が。マサラ3原則とは、「壊さず、盗まず、喧嘩せず」。この3つを守れば、あとは大声で笑おうが泣こうが、一緒に歌い叫ぼうがかまわないというのがマサラシステムのいいところです。予行演習も済ませ、いよいよレッツ・バーフバリ!マサラ3原則を説明するスウィーティーせんきちさん。上映前、コスプレ勢のみなさんで記念写真をパチリ。上映中はいたる場面でクラッカーが飛び散り、タンバリンや鈴が打ち鳴らされ、紙吹雪が舞い、ペンライトが光り、「バーフバリ」「私だ!」の声がこだまする楽しい上映会でした。アヴァンティカが初めて登場するシーンでは彼女にまとわりつく蝶と同じ青の紙吹雪が舞ったり、敵役ビッジャラデーヴァがお酒を飲むたびに「また酒を飲んで!」と叱咤する声が聞こえたり、自由な雰囲気の中にもバーフバリを心底楽しみたい、さらにおもしろくしたいという愛と工夫がてんこもり。約5時間にも渡る2本連続上映を楽しみ尽くしたみなさんの笑顔が、イベントの楽しさを物語っていますよね!終演後も興奮冷めやらず、紙吹雪が舞い散る!そして終演後、ありえないほど積もった紙吹雪は、みんなできれいにお片付け。片付けまでがマサラです!マサラ上映としてもありえない量の紙吹雪。今回『バーフバリ』☓マサラ上映に参加してみて、この楽しみを味わってしまったらもう普通の上映には戻れないのではないか、と心配になるほど楽しみました。通常上映で観た時は、漏れそうになる心の声を我慢するのに必死だったのですが、声を出してもOKなマサラシステムはとてもストレスフリー。すでに10回以上劇場で観ているというマサラの達人から、今日が初めてという初心者まで、一緒に楽しめるのもいいところ。興味を持ったら、ぜひマサラ上映に参加してみてください!そして今回、取材させていただくにあたってご協力いただいた映画会社ツインさま、キネカ大森さま、そして何より「王のためなら!」と快く撮影にご協力いただいたマヒシュマティ国民のみなさまに感謝します! なかにはこの後、チネチッタ川崎ので “追いバーフバリ” する強者もいたようです(笑)。ちょうどこの原稿を書いている最中、映画会社ツインのTさんより「バーフバリの曲をBGMにするとはかどりますよ」と言われたのでやってみたところ、本当に原稿の進みが早かったことを報告して、レポートを終えたいと思います。バーフバリ! ジャイホー!Informationまだまだ上映中! 『バーフバリ 王の凱旋』前編最後に明かされる最大の謎に対する答えが今、明らかに! インド映画史上、最高興行収入達成。インドの神話「マハーバーラタ」を元に、数奇な運命に翻弄される伝説の王バーフバリの物語。上映館については公式サイトをご確認ください。DVD&Blu-ray発売中 『バーフバリ 伝説誕生』王の伝説はこうして生まれた--。これを観ずには語れない、『バーフバリ』シリーズ前編。インドでは前編から後編上映までに2年もかかったそうで、この衝撃のラストから2年も待ったインドの人は本当によく耐えたと思います。価格:4,700円+税発売・販売元 ツイン©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.キネカ大森『バーフバリ 王の凱旋』のほか、『バーフバリ 伝説誕生』もアンコール上映中!東京都品川区南大井 6-27-25 西友大森店 5FSNSではこちらの#でチェック!#バーフバリ #バーフバリ王の凱旋 #Baahubali #Baahubali2 #バーフバリ連続絶爆マサラ #マサラ上映 #マヒシュマティ
2018年02月07日アンティークのシャンデリアが醸し出す高級感大阪・梅田にある「インドレストランバー バンジャーラ 梅田店」。お店はビルの6階にあります。ダークブラウンを基調とした落ち着いた空間は、オリエンタルな雰囲気と高級感に溢れており、ほのかに漂うスパイシーな香りもたまりません。内装にもこだわり、アンティークのものはインドから買い付けをしたものばかり。オーナーをはじめスタッフは全てインド人ですが、日本語対応可能なので心配は不要です。インドの歴史を感じる異国情緒あふれるお店店名に使われている「バンジャーラ」は、インドの南西海岸部に住む移住民のこと。ジプシーと呼ばれ、幸せな生活を送るための情熱と旺盛な食欲をもっていることで知られています。お店の創業は、1995年。当初は豊中にオープンし、梅田店は1998年からスタートしました。バンジャーラ特有の迫力と情熱を大切にし、お客さんにもおいしい料理を堪能していただきたいとの思いで料理を提供し続けるお店です。焼きたてナンとカレーがベストマッチしたランチ焼きたてナンとカレーのセットをお得に楽しみたい人におすすめなのは「ランチセット」です。ランチセットは、Aランチ・Bランチ・ベジタブルランチ・スペシャルランチの計4種類から選択可能。ランチのカレーは数種類の中から選べます。お店イチオシは、チキンカレーと野菜カレーだそう。なお、スープとサラダ、飲み物はどのセットにもついてきます。飲み物はマサラティ―かホットコーヒーが選べるので、お好みのものを選んでください。分厚くてもちもちのナンは、クセになること間違いなしです。香辛料とヨーグルトに長時間漬け込んだ本格派インド本国の食材とスパイスをたっぷり使った、食べごたえある「タンドリーチキン」は、お店でも大人気のメニュー。スパイスや粉末のパプリカを加えたヨーグルトに6時間漬け込んでじっくり焼いていきます。お皿からはみ出しそうになるくらい大きなチキンはかなりボリューミー。アツアツのうちにどうぞ。インドのデザートやドリンクも充実ナンをはじめ、インド風パンの種類も充実しており、ナンの中に玉ねぎやポテト、ガーリックを詰めたものもあります。また、日本ではなかなか味わうことができないインドのデザートもあります。インド風のフルーツナン「ナンケーキ」も絶品。アルコール類も豊富に揃っているので、インドへのプチトリップ気分を楽しむには最適。お店ではベリーダンスのショーが行なわれることもあるので、チェックしてみてください。お店は、阪急各線「梅田駅」から徒歩4分ほどの場所にあります。ランチはもちろん、夜は食べ放題・飲み放題のコースもあり、さまざまなシーンで活用できるのが嬉しいポイント。豊富なメニューの中から選ぶナンとカレーは、何度訪れても食べ飽きません。スポット情報スポット名:インドレストランバー バンジャーラ 梅田店住所:大阪府大阪市北区芝田1-12-14 渡辺ビル5号 6F電話番号:06-4802-0326
2017年12月22日武蔵関駅前通り商店街にあるカレー屋「スワガット」東京・武蔵関駅前通り商店街にあるカレー屋さん「スワガット」。レンガのビルの1Fと2Fがお店になっており、赤い看板が遠くからでも目を引きます。お店の外にはたくさんのメニューが写真付きで飾られています。店内にはテーブル席とカウンター席があり、お子さま連れのファミリーにも楽しんでもらえるよう座敷の席も用意されています。本場の味が楽しめる絶品インド料理!こちらのお店では、インド料理を中心にタイやベトナム・ネパール料理などが味わえます。多くの人にインド料理を楽しんでほしいというのがお店の願いです。「スワガット」はネパール・インド語で「ウェルカム」を表す言葉。多くの人に訪れてもらいたいという思いが込められた店名となっています。目指しているのは街の雰囲気になじむお店。おいしそうなスパイスカレーの香りに惹かれて多くの人が訪れています。味のおいしさはもちろんのこと、手軽に通うことができるお得な価格設定も人気の理由のひとつです。本格的なナンとともに味わう絶品インドカレーお店自慢のカレーはチキンやキーマ、ダルカレーなどたくさんの種類が用意されています。辛さは年配の人や子どもでも安心して食べることのできるマイルドから、辛口、激辛とえらぶことができるのもポイントです。好みの味わいをチョイスしてください。カレーと一緒に味わいたいのが窯で焼かれる薄い生地の本格的なナンです。ふんわりパリパリと色々な食感を楽しむことができるのが魅力!噛めば噛むほど広がる甘みも特徴です。おかわりも無料なので思い切り堪能できます。自慢のメニューはカレー以外にも! 本場の味わいを堪能お店の自慢メニューは「チーズナンセット」です。ていねいに焼き上げたチーズ入りナンは、普通のナンとはまたひと味違った味わい。そのまま食べてもよし、カレーと一緒に食べてもよしの濃厚なおいしさを楽しむことができる一品です。「野菜チョウミン」もぜひ味わってほしいおすすめメニュー。ネパール風の焼きそばで、たくさん入った野菜とスパイシーな味わいをお試しください。ヘルシーさも魅力のインド料理を思い切り堪能しようスパイスは元気の源。スパイスをたっぷり使用して作られるインド料理は、栄養価も高く元気になれます。老若男女問わずおすすめのインド料理を思い切り堪能してください。デートでもグループでも家族連れでも、幅広く利用できるのもこの店の特徴です。ぜひ足を運んで、毎日でも通いたくなるクセになる味わいを楽しみましょう。「スワガット」は西武新宿線「武蔵関駅」から歩いて5分の武蔵関駅前通り商店街の中にあります。スパイシーな味わいを求めて絶品インド料理を食べに足を運んでみてください。スポット情報スポット名:SWAGAT住所:東京都練馬区関町北2-29-8電話番号:03-5991-4533
2017年12月19日インドの“いち家族”を描いた実話映画でありながら、全世界興行収入340億円を突破し、インド映画の世界興収No.1という大ヒットを記録した『DANGAL』(原題)が、2018年4月に日本でも公開されることが決定した。レスリングを愛する男。生活のために選手として生きることはあきらめたが、道場で若手を指導しながら、いつか息子を金メダリストにすることだけを夢見ていた。ところが、生まれたのは女の子。それから神頼みに始まりありとあらゆる産み分けを試すも、4人連続の女児。すっかり意気消沈し、道場からも遠ざかっていたが、ある日、ケンカで男の子をボコボコにした長女・次女の格闘センスに希望を見出し、翌日からコーチとして、2人を鍛えはじめる。男物の服を着せ、髪を切り…一家は、町中の笑いものとなるが、外野は意に介さず、ブレずに特訓に熱を込める父と、ささやかな抵抗を企て続ける娘たち。やがて、目覚しい才能を開花させた娘たちは――。規格外のキャラクター、規格外の感動、規格外の胸熱、世界でも絶賛に次ぐ絶賛で話題を呼ぶ本作。中国では、そのヒットが日本でもニュースとなった『君の名は。』の興収96億円に、Wスコア以上の差をつける200億円越えという驚異的大ヒットを記録し、英語除外する歴代外国語映画興収はぶっちぎりのNo.1に。さらに、香港でもインド映画歴代No.1を樹立している。主演を務めるのは、『きっと、うまくいく』『PK』のアーミル・カーン。そのほか、サークシー・タンワル(『始まりは音から~インド詩七篇』)、ファーティマー・サナー、サニヤー・マルホートラらが出演。監督・脚本はニテーシュ・ティワーリーが務める。『DANGAL』(原題)は2018年4月よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月06日インドの神様「ガネーシャ」がお出迎え大阪あべのルシアス内にある「神戸アールティー あべのルシアス店」は、象をモチーフにしたインドの神様・ガネーシャが目印の本格インド料理店。店内はインドから取り寄せた柱や、伝統的なデザインの細かい彫刻絵画など、こだわりの装飾で異国情緒あふれる空間となっています。「アールティ」とは「祈り」という意味で、インドの神様たちに守られている寺院をイメージして造られたそう。まさにインドへ旅をしている気分になれます。たっぷりとスパイスの味が染み込んだ「タンドリーチキン」経験豊富な熟練コックをインドから招き、お店をオープンした「神戸アールティー」では本場インド料理の数々を食べることができます。大好評の「タンドリーチキン」は、厳選した数種類をブレンドしたスパイスをヨーグルトに混ぜて下味用のソースを作ります。そのソースをたっぷり肉に練り込み、じっくりこんがり焼き上げたら完成!インドビールやインドワインなどのドリンクメニューも充実しているので、ぜひお酒と合わせて食べたい逸品です。トロットロッにとろけるチーズナンが絶品「神戸アールティー」でカレーとセットのプレーンナンは、ふわっふわっの食感。なんとプレーンナンは食べ放題です。そんなプレーンナンに負けない人気を誇るのがこちらの「チーズナン」。オリジナルブレンドのナチュラルチーズは、チーズ専門業者に特別に作ってもらうこだわりよう。濃厚でトロットロッにとろけます。あまりの美味しさにチーズナン目当てで訪れる人も少なくないとか。野菜不足の人にはおすすめの「ベジタブルビリヤニ」ビリヤニとはインドの炊き込みご飯のことで、スパイスと具材を一緒に炊き込み、その旨味をお米にしみ込ませています。インドではお祝い事にいただく特別な料理です。「ベジタブルビリヤニ」は野菜がたっぷり入っていて、ヘルシー志向の方には嬉しいご飯。罪悪感ゼロで美味しく味わえます。この店ではベジタリアンやハラールの方にも対応できる料理を用意しています。カレーの辛さは自分好みでオーダーできる「神戸アールティ」の創立者はなんと日本人女性。インド人の旦那さまと結婚したのがきっかけで「こんなに美味しいカレーを日本人の人にも知ってほしい」という想いから、始めはイベントへの出店やカレー教室などから始まったそう。老若男女・世代を問わず人気のこの店では、カレーの辛さを自分好みに調節可能です。辛いのが苦手な方も安心して食べることができます。JR・大阪市営地下鉄各線「天王寺駅」徒歩5分、映画館などが入るルシアスビルの地下1階にあります。インドには行ってみたいけれど難しい、という人にぜひ訪れて欲しい、旅人気分が味わえるお店です。スポット情報スポット名:神戸アールティー あべのルシアス店住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-1 ルシアスビルB1F電話番号:06-6646-5578
2017年12月05日source:「せっかくだから子どもが産まれる前に夫婦だけで旅行をしたい!」というプレママさんもいると思います。しかし安定期に入っていても、やはり不安はつきもの。では妊娠中の旅行は、どこに行くのがベストなのでしょうか?そこで今回は、筆者が妊娠中に体験した海外旅行と国内旅行のエピソードを元に、妊娠中の旅行についてお伝えしたいと思います。クリスマスや年末年始の連休に旅行を考えていたプレママさん、ぜひ参考にしてくださいね!インド旅行出発日に「妊娠発覚」!実は筆者は、アーユルヴェーダの研修のためインドに行く予定をしていたのですが、出発のその日に妊娠が発覚しました。妊娠8週目の超初期で、しかも場所はあの、インドです!しかし滞在先がアーユルヴェーダ病院でドクターもいる環境であるため、悩んだあげくに出発を決断しました。しかし丸1日くらいかかるフライトが終わる頃には、脚がパンパン!2倍くらいにむくんでしまい、歩くことも苦痛でした。そして24時間スパイスが香る環境や、急なスコールの後のジメッとした土の匂い、全ての匂いが気持ち悪くて、滞在中は毎日吐いていて過酷な日々でした。もともと「まあ何とかなるだろう!」という性格なのですが、その経験から「妊娠中の海外はもう行かない……。」と心に決めました。 事前準備が大切!シミュレーションは念入りに初めての妊娠だと、自分の体や赤ちゃんに、この先何が起こってくるのか予測ができないですよね。何が起こるのか分からないので、遠くまでの旅行は控えたいという考え方も良いと思います。しかし、体の変化や産後の不安から“ストレス”を溜め込んでいる場合など、旅行はとてもリフレッシュできるものになるかもしれませんよ。そこでもし、行く決断をした場合は慎重に準備をしておくべきだと思います。安定期に入って近場のグアムやアジア圏に旅行に行く方も少ないですが、妊娠中はただでさえ、急に何かが起こってもおかしくない状態です。そのため、もしものハプニングが言葉も通じない海外で起こった時に、どのような行動をとるべきなのか? またその時に何が必要なのか?(母子手帳の持参・保険の加入など)事前に確認を徹底することをオススメします。 「マタニティハネムーン」は国内がオススメ!海外にしても国内にしても、旅行に行くのであれば安定期に行くことがオススメです!しかし安定期とは言え、妊婦健診で突然「今日から絶対安静です。」「トイレ・お風呂以外は動いてはダメですよ。」なんて言われることも珍しくありません。そうすると、旅行前日に急に行けなくなることも覚悟しておく必要もあります。しかし気になるのが“キャンセル料”。もし旅行会社の、パック旅行などの多くは返金不可だと思うので、事前に確認しておきましょう。それも覚悟で予約するのか、キャンセルが可能な交通機関・ホテルを自分で予約(パックよりは割高になることが多い)するのかです。筆者のオススメは、車で1~2時間あれば行ける温泉地!東京にお住まいの場合だと、熱海や箱根・湯河原あたりは車でも近いですし、車がなくても交通機関を利用して行きやすい場所です。筆者は現在2人目を妊娠中なのですが、先日熱海に1泊で旅行に行ってきました。今回は初めての新幹線を利用しての熱海だったのですが、なんと品川から30〜40分で着いてしまいました。安定期とはいえ、長時間の移動はかなり腰に負担がくるので、この短時間の移動はかなり楽でしたよ。また、妊娠して全身に湿疹ができて24時間痒みがあったのですが、温泉に入ったせいなのか気持ちがリフレッシュしたせいなのか、東京に帰る頃には痒みを忘れていました。もちろん、近場の国内旅行とは言え、旅先で何があるか分からないというリスクはありますが、リフレッシュすることはとても大切だなと実感しました。 関東近郊のマタニティプラン付き宿泊先source:ここでは、関東から近場で行ける温泉施設で、マタニティプランのある宿をご紹介いたします。伊東温泉 伊東ホテル聚楽箱根湯本温泉箱根花紋箱根芦ノ湖温泉和心亭豊月伊豆高原全室露天風呂付きの宿花の森クラリス※参考:楽天トラベル上記の宿はマタニティプランがあり、特典としては宿それぞれですが、・急な体調の変化によるキャンセル料免除・抱き枕の貸出・ノンカフェイン・ノンアルコールの飲物の提供・マタニティエステサービス・マタニティウエアをプレゼントなどの嬉しい特典があります。ぜひチェックしてみてくださいね!また、温泉はとてもリフレッシュできますが、お風呂は滑りやすく、特にお腹が大きくなると足元が見えにくくなってきますので、ご主人と一緒に入れる貸切風呂や、客室風呂のあるお部屋などを予約した方が良いかもしれません。 いかがでしたか?この冬にマタニティハネムーンを予定していた方も、妊娠中に夫婦の最後の2人きりの時間を楽しみたい方も、安全に行ける旅行先を探してリフレッシュしてくださいね。また、旅行の際には医師に念のため相談しておくことをオススメいたします。※ 本記事で掲載する情報は、すべて2017年11月25日時点のものです。プラン内容の変更の可能性もあるため、最新情報を確認してください。 【参考・画像】※ 楽天トラベル※ Billion Photos , Africa Studio / Shutterstock
2017年11月26日ふっくらした手すきの紙にシルクスクリーンの多色印刷、そして製本までもがハンドメイドの美しい絵本。南インドのちいさな出版社「タラブックス」が、今、世界の注目を集めています。絵本づくりから社会や働き方を変革するタラブックスは、1994年、南インドのチェンナイに生まれた出版社。創設者で発行人のギータ・ウォルフと、共同発行人でもあるV・ギータはともに女性で、出版や教育などにかかわる活動を行っています。タラブックスの出版物は、今や世界で計90万部以上も刊行。なかでも中央インドのゴンド民族のアーティストが神話的世界を描いた『夜の木』は、2008年イタリアで開かれた「ボローニャ国際絵本原画展」でラガッツィ賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得ています。図録『世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦』(ブルーシープ刊)より。上:手漉きの紙にシルクスクリーン印刷の『世界のはじまり』、下:じゃばら式の絵本『むらさきいろになった すずめ』印刷技法や造本の妙に目を奪われがちですが、タラブックスの真髄は、その編集方針にあるようです。まずは本づくりのアイデアが生まれると、インド各地に調査に赴むき、民俗画家と出会い、彼らとワークショップを繰り返しながら時間をかけて本づくりに取り組むのだそう。このことは、良質なプロダクト生産だけでなく、インド社会のあり方に一石を投じるアクションにもつながっているはず。とかく所得や地域、教育において格差が深刻なインド社会では、高等教育を受けてない農民や技術者などに正当な対価が支払われないという社会背景があります。そこでタラブックスでは、民俗画家たちに著作権の概念を知らせるなど、「誰もが平等である」という環境を作り、よい社会への変革を目指しているのです。この現場の問題とじっくり対峙して、納得するものを生産し、世界を変えていくという姿勢は、スモールパブリッシングの枠組みを超えて、私たちの仕事の取り組み方にもヒントを与えてくれそうです。タラブックスの全てに触れる展覧会&シンポジウム板橋区立美術館では、そんなタラブックスの出版活動を、原画・映像など300点近い資料と共に紹介する「世界を変える美しい本インド・タラブックスの挑戦」展を11月25日より開催します。また、併催シンポジウム「世界を変える本作り」では、ギータ・ウォルフさんの基調講演のほか、アフロヘアーがトレードマークのフリーランサー稲垣えみ子さん、画家・装丁家の矢萩多聞さんなど魅力あふれる7名の登壇者が、これからの本のあり方を話し合っていきます。手仕事とイノベーションの未来を考える絶好の機会をお見逃しなく。世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦場所:板橋区立美術館期間:11月25日(土)〜2018年1月8日(月)開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(但し1月8日は祝日のため開館)、12月29日〜1月3日観覧料:一般650円、高校大学生450円、小中学生200円※土曜日は小中高校生が無料巡回展:刈谷市美術館(2018年4月21日〜6月3日)など予定図録『世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦』(ブルーシープ刊)、Amazonほか書店で発売中。シンポジウム「世界を変える本作り」11月28日(火)14:00〜18:00会場:コクヨホール(港区港南1-8-35)料金:参加費1,000円(同時通訳あり、要事前申込、定員300名)※申込が定員数に達したため、キャンセル待ちのみ受付中。問い合わせ:写真/吉次史成
2017年11月20日