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トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作、映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が、2023年7月21日(金)に公開。『ミッション:インポッシブル』シリーズ初の前後編『ミッション:インポッシブル』は、トム・クルーズ演じるスパイ組織 IMFに所属する主人公イーサン・ハントと、彼が率いるチームの活躍を描く大ヒットシリーズ。2018年公開の映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』に次ぐ第7弾は“シリーズ初”の前後編を予定しており、前編にあたる『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が2023年に公開となる。イーサンの軌跡を辿る“シリーズ集大成”の物語タイトルにある「デッドレコニング」とは、「推測航法」の意。進んだ経路や距離などから、過去や現在の位置を推定する航法のことを指しており、イーサンのこれまでの軌跡を辿る“集大成”の物語となる。「過去からは逃れられない」「ミッションで君は全てを失うだろう」と告げるCIAエージェント、「君は終わりだ」とイーサンの前に立ちはだかる金髪ショートの女性と謎の権力者。極限の選択を迫られるイーサンが守り抜くのは、達成不可能な究極のミッションの成功か?強い絆で結ばれた仲間の命か?イーサンの過去、そして現在までの旅路の果てに待ち受ける“運命”とは?キャラクター紹介『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』には、シリーズお馴染みのキャラクターたちが集結。また、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のヘイリー・アトウェルがイーサンと共闘するヒロイン役に。また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのポム・クレメンティエフ、『バッド・ボーイズ』『ザ・タウン』のイーサイ・モラレスが最強のヴィランとして初参戦する。主人公イーサン・ハント...トム・クルーズスパイ組織 IMFに所属する主人公。最新作では、これまで不可能なミッションを完遂してきたイーサンたちの行いは果たして本当に”善”であったのか?という意味深な問いかけが投げられる。彼を待ち受ける運命とは?ヒロイン…ヘイリー・アトウェルイーサンと共闘する。イーサンと手錠で繋がれたまま、カーチェイスを繰り広げるシーンも。パリス…ポム・クレメンティエフ初参戦となる冷酷無慈悲な最強のヴィラン。金髪ショート、独特なメイクが印象的な謎の女性。権力者ガブリエルとイーサンを追い詰めていく。マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのマンティス役として知られている。イルサ・ファウスト...レベッカ・ファーガソン『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でMI6所属の女スパイとして登場し、ヒロインとして人気を博したキャラクター。前作の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では、世界各国の元スパイによる組織「シンジケート」のリーダー、ソロモン・レーンを巡ってトップイーサンと対立する一幕も。ベンジー・ダン...サイモン・ペッグ憎めないお茶目なキャラクター。もともとはバックオフィスからイーサンを手助けしていた。コンピューター、ガジェットに強い。『ミッション:インポッシブル3』以降、お馴染みのキャラクター。ルーサー・スティッケル...ヴィング・レイムス『ミッション:インポッシブル』全シリーズに登場する、イーサンの長年の友人。コンピューターエキスパートで優秀なハッカー。裏切者が多いスパイの世界の中で、イーサンにとっては信頼できる存在。ホワイト・ウィドウ...ヴァネッサ・カービー表の顔は慈善事業家だが、裏では武器商人として金を稼いでいる裏社会の大物。謎に包まれたキャラクター。政府系組織CIAやMI6にも通じており暗夜している。前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で登場した際には、自らの母のことを「マックス」と言っていた。シリーズ1作目に登場した武器商人のマックスと関係があるのか?ユージーン・キットリッジ...ヘンリー・ツェニーかつてCIAに所属しIMFの監督官だったユージーンが、26年ぶりに再登場。1996年公開のシリーズ1作目に登場しており、当時はIMF職員で、作戦が失敗する中で唯一生き残ったイーサンを裏切者だと疑っていた。孤立するイーサンを追い詰めていった。今回はイーサン・ハントに「過去からは逃れられない。このミッションで君は全てを失うだろう」と告げる。ガブリエル…イーサイ・モラレスイーサンの前に立ちはだかり「君は終わりだ」と追い詰めていく謎の権力者。イーサンの過去に存在するキャラクターであり、「イーサンがこれまで直面した敵の中で最も打破しがたい脅威」と監督のクリストファー・マッカリーは語る。日本語吹替え版キャスト日本語吹替え版キャストには、シリーズお馴染みのメンバーたちが集結する。トム・クルーズ演じるイーサン役には、トム本人の公認を受けている森川智之が続投。加えてベンジー役の根本泰彦、ルーサー役の手塚秀彰、イルサ役の甲斐田裕子と、オリジナルメンバーが揃う。また、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で初登場したホワイト・ウィドウ役は、広瀬アリスが再び演じる。さらに、イーサンと共闘するグレース役には、ヘイリー・アトウェルを演じ続けている園崎未恵、シリーズ史上最も強大な敵であるガブリエル役には、津田健次郎が新たに担当する。トム・クルーズが“俳優人生で最も危険”と語るアクションシーンなお、『ミッション:インポッシブル』シリーズの見どころである、度肝を抜くアクションは、今回も健在。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、アブダビ、ベネツィア、ローマ、ノルウェーなど様々な国でミッションに挑むメンバーたちの姿や、列車での戦闘シーン、ローマ市街地での“大激走”カーチェイスなどを目にすることができる。ハイライトは列車アクションシーンハイライトシーンとなるのが列車アクションで、”過去の得た経験”(おそらくミッション:インポッシブル1作)をもとに撮影に臨んだそう。撮影のために列車を制作し、その車両を撮影のためだけに時速96.5キロで走らせ、車両の上でもアクションを繰り広げる。劇中には、トム・クルーズ演じるイーサンが、バイクで超特大ジャンプを決め、崖から真っ逆さまに落下するシーンも。ロケ地はノルウェー・ヴェストラン地方の最北部、ムーレ・オ・ロムスダールにある山の断崖絶壁だ。これまで数々のアクションに挑んできたトム・クルーズは、このシーンも自ら挑戦した。1万3000回ものバイクジャンプを行い、500回に及ぶスカイダイブをこなすなど、1年以上にもわたる入念なトレーニングを積んだという。トム・クルーズ自身も「俳優人生で最も危険なスタントを行った」と語るほどのハードなアクションに注目だ。【作品詳細】映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』日本公開日:2023年7月21日(金)全米公開:2023年7月14日(金)監督:クリストファー・マッカリー脚本:クリストファー・マッカリー出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、ヘンリー・ツェニー原題:Mission: Impossible – DEAD RECKONING PART ONE
2022年05月29日シリーズ第7弾となる最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が2023年に日本公開となる。この度、本作の特報映像が公開された。「PART ONE」とある通り、本作はシリーズ初の前後編を示唆する様な本作では主人公イーサン・ハントを演じるトム・クルーズのほか、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ(『ミッション:インポッシブル3』以降シリーズ)、イルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソン(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』以降シリーズ)、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムス(全シリーズ)などお馴染みのメンバー、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』から参加のホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーが出演。また1作目以来の登場となるユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーがカムバック。さらに本作よりヘイリー・アトウェル(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)、ポム・クレメンティエフ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)、イーサイ・モラレス(『バッド・ボーイズ』『ザ・タウン』)が初参加となる。特報映像では、かつてCIAに所属しIMFの監督官だったユージンより「君の“大義”のための戦いは 終わりだ」と告げられるイーサン。そして「君が守ろうとしている理想は存在しない どちらにつくか選べ」と、これまで不可能なミッションを完遂してきたイーサンたちの行いは果たして本当に“善”であったのか―?と意味深な問いかけが投げられる。本作のタイトルである「デッドレコニング」とは「推測航法」の意。航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことであり、イーサンのこれまでの軌跡を辿る集大成の物語となっている。イーサンの過去、そして現在までの旅路の果てに待ち受ける運命とは。今回はアブダビ、ベネツィア、ローマ、ノルウェーなど様々な国でのミッションに挑むメンバーたちの姿や列車での戦闘シーン、ローマ市街地でのカーチェイスなどアクションも見どころ満載の予感。映像の最後にはバイクで超特大ジャンプを決め崖から真っ逆さまに落下するイーサンの姿が。なお、ロケ地はノルウェーヴェストラン地方の最北部、ムーレ・オ・ロムスダールにある山の断崖絶壁で行われたという。これまでも数々の超衝撃アクションに挑んできたトム・クルーズは、このシーンにも自ら挑戦。1万3000回ものバイクジャンプを行い、1年以上にもわたるトレーニングを積んだという。クルーズ自身も「俳優人生で最も危険なスタントを行った」と語るほどの史上最もハードな限界アクションにも期待だ。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』2023年公開
2022年05月26日トム・クルーズ演じる主人公イーサン・ハントと彼が率いるチームの活躍を描く、世界的大ヒットシリーズ7作目となる最新作が『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の邦題で日本公開が決定し、特報映像が解禁。今回はシリーズ初の前後編となる。『トップガン マーヴェリック』のPRのため、約4年ぶりの来日を果たしたトム。彼がスパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハントを演じるほか、シリーズ第3弾『M:i:III』以降登場しているベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』から参加しているイルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソン、全シリーズ参加のルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムスなどお馴染みのメンバーに、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』から参加のホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーが再登場。ヴァネッサ・カービーまた、シリーズ1作目以来の登場となるユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーがカムバック。そして、本作よりマーベル作品のペギー・カーター役で知られるヘイリー・アトウェル、同じく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ・マンティス役のポム・クレメンティエフ、『バッド・ボーイズ』『ザ・タウン』などのイーサイ・モラレスが初参加となる。ヘイリー・アトウェルこの度解禁となった特報映像には、かつてCIAに所属しIMFの監督官だったユージーン・キットリッジから、「君の”大義”のための戦いは終わりだ」と告げられるイーサン。「君が守ろうとしている理想は存在しない どちらにつくか選べ」と、これまで不可能なミッションを完遂してきたイーサンたちの行いは果たして本当に“善”であったのか? と問われている。本作のタイトルである「デッドレコニング」とは「推測航法」の意。航空機や船舶で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことであり、どうやらイーサンのこれまでの軌跡を辿る集大成の物語となる模様。イーサンの過去、そして現在までの旅路の果てに待ち受ける運命が気になるところだ。今回もアブダビ、ヴェネチア、ローマ、ノルウェーなど様々な国でのミッションに挑むメンバーたちの姿や、列車での戦闘シーン、ローマ市街地での圧巻のカーチェイスなど怒涛のアクションが展開。映像の最後にはバイクで超特大ジャンプを決め、崖からダイブするイーサンの姿も!ロケ地はノルウェーヴェストラン地方の最北部、ムーレ・オ・ロムスダールにある山の断崖絶壁。これまでのシリーズでも数々の超衝撃アクションに挑んできたトムは、1万3000回ものバイクジャンプを行い、1年以上にもわたるトレーニングを積んだそうで、トム自身「俳優人生で最も危険なスタントを行った」とふり返る驚愕のシーンとなっている。なお、本特報映像はトム主演最新作『トップガン マーヴェリック』公開日から全国の映画館の一部にて上映される。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』は2023年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 2023年、全国にて公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2022年05月26日ティモシー・シャラメを主演に迎え、『ブレードランナー 2049』『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が「キャリア史上最も重要な作品」と断言する映画『DUNE/デューン 砂の惑星』の日本公開が10月に決定。新場面写真も到着した。昨年、予告編が解禁されると「1つ1つのシーンが力強くて、カッコいい。音楽が良い。すごく期待が高まる!」「ハートにぶっ刺さりなので絶対映画館で観たいと思います」「いよいよ来たなぁこれ成功したら伝説になるぞ」など、日本をはじめ世界中の映画ファンの心を鷲掴みにした本作。砂に覆われた惑星“デューン”を舞台に、全宇宙の未来を託された主人公ポールの運命、宇宙世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。主役を演じるのは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』での好演も記憶に新しく、『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚『Wonka』(原題)で若きウィリー・ウォンカ役に決定したティモシー・シャラメ。「本物の映画スターで、狂気のカリスマ性がある」と本作のヴィルヌーヴ監督に絶賛される新世代ハリウッドスターが大抜擢された。また、ティモシーの脇を固める俳優陣にも実力派オールスターキャストが集結。『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤがポールの夢の中に登場する謎の美女チェイニーを熱演し、『アクアマン』でお馴染みのジェイソン・モモア、アカデミー賞俳優ハビエル・バルデム、“アベンジャーズ”の宿敵サノスを演じたジョシュ・ブローリンが、ポールを全力サポートする腹心に。『スター・ウォーズ』シリーズのオスカー・アイザックと『ミッション:インポッシブル』シリーズのレベッカ・ファーガソンがポールの両親役で登場する。そして日本公開決定に合わせ、新たな場面写真が解禁。ティモシー演じる主人公ポール・アトレイデスが水の惑星カラダンの水辺で佇む姿が写され、その頭上には謎の飛行体が浮遊する謎めいたワンシーンが切り取られている。2枚目はアトレイデス家の副官であり、主人公ポールにとってなくてはならない存在のダンカン(ジェイソン・モモア)が、武装した敵と戦うバトルシーンも!どのような戦いが彼を待ち受けるのか、期待に胸が躍る写真となっている。『DUNE/デューン 砂の惑星』は10月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年06月03日2021年3月18日付にて、YouTubeチャンネル『チョコレートプラネット チャンネル』では、『悪い顔選手権』の動画を配信中です。この『悪い顔選手権』は、異なる3つのシーンで撮影された悪い顔の画面を見ながら、どんな悪い人をイメージするかを考察するというもの。この企画は、チョコレートプラネットの長田庄平さんと松尾駿さんのどちらが悪い顔なのかという内容でスタートしました。これが大好評で、その後も、インポッシブル編、純烈さん編、GERATIONS・中務さん&メンディーさん編などの『悪い顔選手権』動画がYouTubeにて公開されています。今回の挑戦者は、なんと、アナウンサーの古舘伊知郎さん。実は、古館さんの方からチョコレートプラネットの2人に逆オファーしたそうです。『OK』が出た時の古館さんには、やってみたい気持ちと勘弁して欲しいという気持ちの両方があったとか…。一体、どんな悪い顔が見られるのでしょうか。早速、動画をご覧ください。いかにも悪そうな顔もさることながら、チョコレートプラネットの2人にせがまれて動画にあてたアナウンスの臨場感!かつて『報道ステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターとして、ニュースを読んでいた古館さんそのものでした。チョコレートプラネットの2人が、「毎回いて欲しい」「完成形を見た」と大絶賛した完成度の高さは、さすがプロですね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年05月31日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心』全5部作が、第24回上海国際映画祭にて海外初のシリーズ一挙上映となることが25日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今年公開の「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。4月23日より公開されている映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は、 23日時点で動員数200万人を突破するなどさらなるヒット中の同シリーズ。アジア最大級の映画祭である「上海国際映画祭(SIFF)」のムービーフランチャイズ部門にて、全5の招待上映が決定した。2016年に新設された本部門はこれまで、『ハリー・ポッター』『007』『ミッション・インポッシブル』といった世界中にファンをもつハリウッド大作シリーズのみが招待されていたが、今年、『るろうに剣心」シリーズが日本実写映画初の本部門での上映となる。また『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映に。現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と来月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』はこれがインターナショナルプレミア上映(海外初の上映)となる。今回海外での上映に対してシリーズで主人公・緋村剣心を演じた佐藤は「武士の心」と「日本の昔ならではの美術」を、同じくシリーズで斎藤一を演じた江口は「日本の様式美と美意識」を、大友監督は「色々なスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション」「濃厚なドラマ」を海外のファンの皆さんに楽しんで欲しいと語る。5作目の『The Beginning』で雪代巴としてシリーズ初参加を果たした有村は、「一視聴者として拝見していた頃から、圧倒的なアクションと映像美と迫力」に圧倒されていたと、シリーズを通じて海外からも高い人気を誇る本作の魅力を表した。同映画祭のプログラミング・ディレクターである徐昊辰は、「ハリウッド映画とは全く違う、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント」と本作の上映を歓迎している。
2021年05月25日リリー・コリンズ、サイモン・ペッグ、コニー・ニールセン、チェイス・クロフォードらが出演する、名家に隠された忌まわしき秘密を巡る極上のミステリー映画『インヘリタンス』より、日本版予告映像と場面写真が到着した。『白雪姫と鏡の女王』『あと1センチの恋』のリリーが、急死した資産家の父が遺した家族にまつわる秘密を解き明かそうと奔走する検事を、『ミッション:インポッシブル』シリーズ(ベンジー役)のサイモンが、30年に渡り地下室に囚われていた謎の男を演じ初共演する本作。今回到着した予告編では、父の死後、鍵を相続したリリー演じるローレンが地下室を訪れるシーンからスタート。怪しげなその場所には、サイモン演じるモーガンと名乗る男が囚われており、ローレンに因縁と忌まわしき秘密を明かす。リリーは「ハラハラドキドキすること間違いなしのスリラーです」と本作について語り、「願わくば、ご覧になる皆さまが予想もできないような真相へお連れしたい。脚本を読んだとき、私は二度驚かされました。ローラーコースターのような体験をお楽しみください」と呼びかけている。『インヘリタンス』は6月11日(金)より新宿武蔵野館ほか順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:インヘリタンス 2021年6月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020. 1483, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年05月01日『Spencer』(原題)から、ダイアナ妃に扮したクリステン・スチュワートのセカンドルックが公開された。前回公開された画像は顔を斜めに傾け流し目気味なダイアナ妃の姿に、「本当のダイアナ妃の写真かと思った」「思わず2度見した」など2人のそっくりぶりに驚きの声が上がっていた。今回は真正面から撮影した、わずかに笑みを浮かべるクリステン/ダイアナ妃の姿なのだが、2人が似ているかについては、意見が割れている。「そっくり」と言う人もいれば、エマ・ワトソン、エリザベス・バンクス、リース・ウィザースプーン、カミラ夫人などに似ているという人も。共通しているのは「クリステン本人の面影はない」ということ。『Spencer』は、ダイアナ妃がチャールズ皇太子との離婚を決意した1991年のクリスマスの週末について描く作品で、撮影は終盤に差しかかっているという。このたび、チャールズ皇太子を演じる俳優は、ジャック・ファーシング(「風の勇士 ポルダーク」)であることが発表された。そのほか、キャストにはサリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、ティモシー・スポール(『ハリー・ポッター』シリーズのピーター・ペティグリュー役)、ショーン・ハリス(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)ら。(Hiromi Kaku)
2021年03月26日2021年1月から3月にかけて、毎週火曜日朝に放送されたパペットアニメ「PUI PUI モルカー」が3月23日、遂に最終回を迎えた。2分半ほどの短い作品ながら、毎週意表を突く展開と、モルモットをベースにした可愛いデザインで多くの人の心をつかんでいる。フェルト素材をベースにした人形をひとコマずつ動かして撮影するストップモーション・アニメーションという手法を用いたこの作品、何が人々の心をつかんだのか、ひも解いていこう。学生時代から世界に絶賛された新鋭、見里朝希監督本作の監督を務めたのは、見里朝希監督。見里監督は東京藝術大学大学院でアニメーションを専攻、卒業制作作品として制作した短編アニメーション『マイリトルゴート』が国内外の映画祭で高く評価され、大きな注目を集めた逸材だ。童話「狼と7匹の子ヤギ」をモチーフに、フェルト素材の可愛いデザインの人形とハードな内容の強烈なギャップが印象的なダークメルヘンで、肉親の暴力や狂気的な歪んだ愛情など、人間の残酷さを抉り出すような作風は驚きを持って迎えられた。「PUI PUI モルカー」はそんな見里監督の初めての商業作品だ。フェルト素材の人形のデザインの秀逸さはもちろん、人間のふるまいをシニカルに描いている点は、『マイリトルゴート』にも通じるものがあり、初の商業作品でも作家性を存分に発揮している。大人も夢中になる、モルカーの魅力本作は、モルモットが車になり「モルカー」と呼ばれる世界が舞台。モルカーは人間を乗せて走るが、意思を持って自ら動くことも可能。クリっとした目とおちょぼ口が特徴的で、レタスが好きなどモルモットの習性と車の特徴を併せ持っている。物語は一話完結で、毎回色々なモルカーたちが騒動を巻き起こしたり、冒険を繰り広げたりする様をコミカルに描いている。本作の第一の魅力は、なんといってもモルカーのキュートなデザインだ。モルモットの特徴を見事に車と融合させており、ややとぼけた味わいの表情が癖になる。また、モルカーの「プイ、プイ」という独特の鳴き声は、本物のモルモットの声を用いている。人間が絡むシーンでブラックなユーモアを盛り込んでいるのも特徴で、日常生活において他者に迷惑をかける行動をとってはいけないという教訓的なエピソードも多い。ちなみに、生身の人間をコマ落しで撮影しているシーンがいくつかのエピソードで用いられるが、第1話で渋滞の原因を作っている青年を演じているのは見里監督本人だ。『AKIRA』から『BTTF』まで…映画ファンの心をくすぐるオマージュの数々また、本作には多数の名作映画のパロディネタが登場するのも人気を支えている要因だ。第2話の街中の背景には、「モルフォーマー」という、『トランスフォーマー』を思わせるポスターが登場し、5話では『AKIRA』のパロディポスターも出てくる。6話では、ホラー映画の定番、ゾンビを物語の軸に据え、さらに荒野を疾走するモルカーに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を連想させる重装備をさせていた。シリーズ中盤のエピソードは映画ネタが満載で、7話では冒険に出たモルカーが『インディ・ジョーンズ』を想起させ、8話「モルミッション」では、サブタイトル通り、『ミッション:インポッシブル』のパロディ回でありつつ、B級サメ映画『メガ・シャークVSメカ・シャーク』に登場しそうな機械のサメまで登場。サメ映画の定番の構図である、飛び上がったサメが人物に食らいつこうとするのを真上から捉えたカットはマニアをも唸らせた。さらには、『ゴジラ』のオキシジェン・デストロイヤーによく似た兵器まで登場するし、モルカーで『AKIRA』の有名シーン、金田がバイクで急停止するシーンを再現している。このエピソードはパロディ満載で、それだけでも注目に値するが、爆発する煙の表現などが非常に巧みでストップモーションの技術的にも特筆すべきエピソードとなっている。10話では、『スーパーマン』のようなスーパーヒーローに憧れるモルカーが描かれ、11話では『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンのようにタイムスリップする車に改造されたモルカーが登場する。惜しまれつつも最終回を迎えた「PUI PUI モルカー」だが、SNSには「ありがとう、モルカー」と、毎週朝に癒やしを提供してくれたことへの感謝や、「すでにモルカーロスがつらい」などのコメントにあふれている。グッズやDVDを買って楽しむと宣言する人も数多く、中には自作でモルカーを制作している者もおり、本作がいかに多くの人に愛されているかがよく分かる。(text:杉本穂高)
2021年03月24日クリストファー・マッカリー監督が、『ミッション:インポッシブル』第7弾の撮影を終えたことをインスタグラムで報告した。「仕上げのためにロンドンに戻る」という。同作は今年11月19日に公開を予定している。しかし、第7弾と連続して撮影予定だった第8弾については、主演のトム・クルーズのスケジュールの都合により、延期を余儀なくされていることが明らかになった。「Deadline」などによると、まもなくトムは7月2日全米公開の『トップガン マーヴェリック』のプロモーション活動を始めなければならないという。第7弾は、当初は昨年2月に撮影開始予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより延期に。さらに、昨年8月にはイギリスでの撮影中にバイク事故が起き、セットが炎上。幸い、けが人は出なかったが、6週間かけて作ったセットが大ダメージを受け、撮影が中断された。度重なる撮影の中断・延期に、プロデューサーでもあるトムはイライラ…。昨年12月には、新型コロナウイルスの感染防止対策を怠ったスタッフに、トムが怒鳴りつけている音声が流出した。現在のところ、第8弾の公開日は2022年11月4日だが、同作の撮影開始は第7弾の劇場公開後とみられており、延期される可能性は十分にありそうだ。(Hiromi Kaku)
2021年02月16日ガル・ガドットが主演する『Heart of Stone』をNetflixが製作配給権することになった。競売に手を挙げた他社を抑えての獲得だ。監督は『ワイルド・ローズ』『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』のトム・ハーパー。世界を舞台にしたスパイスリラーで、女性版『ミッション:インポッシブル』『007』のようなシリーズものを目指しているようだ。脚本は『ドリーム』のアリソン・シュローダーと『オールド・ガード』のグレッグ・ルッカ。ガドットはプロデューサーも兼任する。ガドットの次回作は、ケネス・ブラナーが監督する『ナイル殺人事件』。昨年秋に公開される予定だったが、コロナで延期されている。文=猿渡由紀
2021年01月18日1月15日(金)から2月13日(土)までの期間、完全無料の視聴者参加型オンライン放送局「共感シアター」にて緊急事態宣言下特別企画「おうちDeシネマWeek! Vol.2」が開催される。「共感シアター」で人気番組の一つとして定着している映画の同時再生鑑賞会番組「おうちDeシネマ」。これは出演者と視聴者が、映画配信サービスやDVD&Blu-rayを利用して、同じ映画を同じタイミングで再生し、視聴者は出演者たちのトークを副音声的に楽しんだり、Twitterを連動させたコメントを投稿して番組に参加したり、視聴者同士で会話を交わしたりしながら、一緒に映画を楽しめる生番組だ。2020年の緊急事態宣言期間中には、約1カ月半に渡り23作品の「おうちDeシネマ」を集中展開した「おうちDeシネマWeek!」を開催。その大好評を受け、再び緊急事態宣言が発令された今、外出自粛を余儀なくされている映画ファンに向けて「おうちDeシネマWeek!」の第2弾を開催する運びとなった。今回も「元気の出る映画」「ポジティブになれる映画」「勇気がわく映画」「みんなに愛され続けている名作」をテーマに10作品をチョイス。1月15日に放送される『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TV版』をはじめ、今回は「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)放送作品の同時視聴鑑賞会も実施する。さらに、各回とも作品にちなんだ様々なゲストを招きながら、出演者は全員自宅等からのリモート形式で出演。様々な角度からのトークで番組を盛り上げる。長期化するコロナ禍で心身ともにストレスフルな状況だが、「おうちDeシネマWeek! Vol.2」で日本全国の映画ファンと繋がり、作品の新たな魅力や楽しみ方を発見しよう。【共感シアター 緊急事態宣言下特別企画「おうちDeシネマWeek! Vol.2」概要】実施期間:2021年1月15日(金)~2月13日(土)実施場所:共感シアター(無料&無登録で視聴可能)番組内容:映画の同時再生鑑賞会(同時視聴鑑賞会)番組を毎週2〜3回インターネットにて生配信<番組予定>・1月15日(金) 20:45〜『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TV版』(日本テレビ系列 金曜ロードSHOW!)・1月19日(火) 21:00〜『ワイルド・スピード SKY MISSION』・1月23日(土) 21:00〜『スピード』・1月26日(火) 21:00〜『大福星』・1月30日(土) 21:00〜『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』・2月02日(火) 21:00〜『ミッション:インポッシブル2』・2月05日(金) 21:00〜 後日発表・2月09日(火) 21:00〜『ゴジラvsビオランテ』・2月12日(金) 21:00〜 後日発表・2月13日(土) 21:00〜『ハンターキラー 潜行せよ』※各回のゲストや詳細、及び「後日発表」作品は、順次「共感シアター」にて発表予定
2021年01月15日●すべてを計算したポン・ジュノ監督ソウルの“半地下”住宅に住む無職のキム一家が、高台の高級住宅に住むパク家に徐々に寄生(パラサイト)し始め、思わぬ事態に突入していくポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』。第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)に輝き、ちょうど1年前の昨年1月には日本でも劇場公開され、大ヒットを記録した。この話題作が、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で見放題配信を開始。同時スタートの音声解説バージョンを担当し、「これは全方向映画です!」と高く評価する映画評論家・町山智浩氏に、改めて魅力を聞いた。※編集部注:本記事はストーリー展開を解説する内容も一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■韓国には“半地下”の住宅が実在する物語の中心となるのは、タイトルにもある“半地下”に住む家族。名優ソン・ガンボ演じる父を中心に、母、息子、娘の4人家族のキム一家が暮らす、“半地下”住宅の描写で幕を開ける。「おそらく映画のためのフィクションだと感じる人が多いと思います。でも韓国の事情を知っている人には分かりますが、あのような“半地下”の住宅は実在するんです。もともとは北朝鮮が攻めてきた時のための防空壕として作られました。そのあと、ソウルの地価がどんどん上がっていって住みづらくなったので、アパートとして貸し出されました。だから実際、すごい数の人が住んでいる。自分たちの座っている位置よりも高くにトイレ(下水)があるというのも、誇張でもなんでもなくて、現実。その一方で、IT系を始めとしたものすごい億万長者がたくさん出た。韓国に急激な格差社会が起きたんです」リアルな社会事情を基盤に、ポン・ジュノ監督は徹底的なコントロールのもとで作品を構築していった。「とにかく細かいところまで徹底的に作られていて、計算されている。突っ込みどころのほとんどない映画です。まず序盤。“半地下”というすごく狭いところから始まって、なかなか空を見せない。さらに、すごくうるさい雑踏音がずっと入り続けています。そこから、彼らが潜入していくことになる、お金持ちのパクさんの家に近づくにつれて、画がだんだん広がっていきます。そしてパクさん家に着いた途端に、周りの音がすっと消える。実はキム家もパク家もロケではなく、セットで作られています。監督自ら図面を描いて作ったセットです。全部作り物。舞台も音も、全てが計算されているんです」ため息が出るほどに美しく、憧れを抱かせるパク家だが、建築基準に合っておらず、実際には住みづらい造りなのだとか。しかし一見したところは、素晴らしいロケーションにしか思えない。実際、カンヌ国際映画祭で、コンペティション部門の審査員長を務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(『バベル』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)は、「ロケーションがとてもいい」とポン・ジュノ監督に伝え、すべてがセットだと知って驚いたという。さらに町山氏の音声解説バージョンによると、パク家の広いリビングから見える開けた美しい庭も、グリーンバックではめ込まれた映像なのだとか。●名優ソン・ガンホの存在感※編集部注:本記事はストーリー展開を解説する内容も一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■前半は『オーシャンズ11』や『ミッション:インポッシブル』のよう!?そんな“半地下”と高台を舞台に、ジャンルレスな物語が展開していく。「監督自身も言っていたのですが、前半はいわゆるケイパーもの、ミッションものの形式を取っています。ケイパーものというと、たとえば『オーシャンズ11』のような、ターゲットの組織のなかに入り込んでいって内部を操作してみたいな強奪ものですね。同時に、変装してミッションに挑むような『ミッション:インポッシブル』みたいな感じもある。しかもそれがコメディになっているんです。ものすごく笑うシーンがいっぱいあります」そんな、つい「笑ってしまう」感じも、ポン・ジュノ作品の特徴だという。「笑っちゃうんだけど、やっていることはすごくエグイ。長編デビュー作の『ほえる犬は噛まない』からしてそうです。『殺人の追憶』もそうですね。ものすごく残酷な殺人事件、しかも実話を描いたものにも関わらず、あっちこっちにコメディシーンがあって、笑わせるようにできている。その辺のいじわるな、居心地の悪さみたいなものを感じさせるところがポン・ジュノ監督の特殊なところです」『殺人の追憶』といえば、本作で主演を務めたソン・ガンホとの初タッグ作でもある。その後、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホは、『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』で組んできており、本作が4度目のタッグとなった。「監督が、ソン・ガンホは、どんなに悪いことをしても観客が全然憎めない非常に稀有なキャラクターだと言っています。もしも今回のキム一家のお父さんを、ほかの人が演じていたら、『なんて奴だ』と観る人の心が離れていくと思うのですが、ソン・ガンホが演じると、観客は共感をもって観てしまう。すごく貴重な才能を持った俳優です」本作では、特に彼の“表情”に注目だ。「後半、キムお父さんはほとんどしゃべらなくなるんですけど、パク家の奥さんの買い物に同行するあたりから、どんどん表情が暗くなっていきます。そしてある事件が起きますが、あれは突然起きたのではないことが、ソン・ガンホの表情からよく分かります。セリフではなく、顔の演技で見せていく。その辺はやっぱり彼の凄さです」○■『パラサイト』は、ジャンルものを超えた映画そして町山氏は『パラサイト』は「全方向映画」だと評した。「後半、物語は全く違う色合いを帯びていきます。詳しいことは言えませんが、『パラサイト』はキム家とパク家の二層構造だけには終わりません。前半はドタバタで大いに笑わされますが、一転してどんどん背筋が寒くなってくる。後半はホラーですからね。ビックリしますよ。社会派的なメッセージや現実を描く側面のある映画ながら、前半はケイパーもの、ミッションものとしてのサスペンスをコメディとして撮り、後半はホラーになる。しかも最後はすごくしっとりと深く終わる。『パラサイト』は、ジャンルものを超えた映画になりました。まさに全方向映画です!」音声解説バージョンでは『パラサイト』が強く影響を受けた作品について、前半と後半を転換するスイッチといえる演出、撮影カメラにまつわる話、綿密な絵コンテ、他のキャストについてなど、町山氏によるさらなる解説が、2時間を超える本編と共に語られる。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら(C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2021年01月08日Netflixで2021年1月に配信される作品が発表。『ベスト・キッド』のその後を描いて大ヒット中の「コブラ会」ほか、「スノーピアサー」「リバーデイル」など人気シリーズの新シーズンが続々配信開始。さらにチョ・ビョンギュ、「gugudan」のセジョン共演の韓国新ドラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ」や、キャリー・マリガン主演『時の面影』、ヴェネチア国際映画祭女優賞『私というパズル』など最新映画も満載。「愛の不時着」「梨泰院クラス」「サイコだけど大丈夫」の韓国ドラマの日本語吹き替え版、アカデミー賞最多4冠に輝いたポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』も追加される。「コブラ会:シーズン3」1月独占配信映画『ベスト・キッド』のその後を描いて大ヒット中のドラマ、シーズン3が登場!2つの道場間で繰り広げられた乱闘によって、師匠と弟子たちにも大きな変化が起こる。「スノーピアサー:シーズン2」1月26日より新着エピソード独占配信ポン・ジュノ監督の同名映画をドラマ化した人気シリーズがシーズン2へ。雪で覆われた世界、地球を周回し続ける巨大列車“スノーピアサー”。最後尾の貧困層は革命を起こそうと前方の車両に進む。「結婚作詞 離婚作曲」1月23日独占配信ソンフン、イ・テゴン、パク・ジュミら出演の新ドラマが配信開始。忙しくも充実した毎日を送る3人の女性。しかし予想外の出来事で幸せなはずの結婚生活が不協和音を奏で始める。「Lupin/ルパン」1月8日独占配信話題の新シリーズ配信開始!紳士的かつスマートに、世界中で愛される神出鬼没な大怪盗アルセーヌ・ルパンが今新たに蘇る。主演は『最強のふたり』のオマール・シー。「ウィンクス・サーガ:宿命」1月22日独占配信イタリア発の大人気アニメ原作の実写ドラマ。魔法寄宿学校アルフィアにやってきた5人の妖精たち。恋愛、友情、そしてモンスターと戦うために魔法を習得する。「悪霊狩猟団:カウンターズ」1月31日独占配信チョ・ビョンギュ、「gugudan」のセジョン共演の新ファンタジー・ドラマ。昼はククス麺屋の店員。夜は悪霊ハンター“カウンター”の彼らが特殊能力を駆使して悪霊たちを追跡していく。『時の面影』1月29日独占配信キャリー・マリガン主演、実話に基づく注目作。未亡人プリティは自身の土地にある埋葬塚をアマチュア考古学者ブラウンを雇い発掘するが、そこには歴史を変える大発見が眠っていた。『ペンギンが教えてくれたこと』1月27日独占配信ナオミ・ワッツ出演の実話に基づく物語。事故で妻サムが半身不随になってしまったブルーム一家。ある日、息子たちは拾った1羽のひな鳥に「ペンギン」と名づける。『私というパズル』1月7日独占配信「ザ・クラウン」『ミッション:インポッシブル』シリーズのヴァネッサ・カービーが第77回ヴェネチア国際映画祭で女優賞を受賞。夫妻が自宅出産を試みる中、助産師による不運な悲劇が起こる。監督コルネル・ムンドルッツォ、製作総指揮マーティン・スコセッシ。『アリアナ・グランデ: excuse me, i love you』12月21日独占配信グラミー賞受賞の大人気シンガー、アリアナ・グランデが2019年に行ったワールド・ツアー「Sweetner World Tour」の様子を収めた大興奮のライブステージが独占配信。韓国ドラマシリーズ日本語吹き替え版12月24日より「愛の不時着」「梨泰院クラス」、12月25日より「サイコだけど大丈夫」の配信予定。「愛の不時着」リ・ジョンヒョクに日野聡、ユン・セリに沢城みゆき、ク・スンジュンに前野智昭、ソ・ダン:潘めぐみほか、「梨泰院クラス」パク・セロイに櫻井孝宏、チョ・イソ:松本沙羅、オ・スア:藤井ゆきよほか。『パラサイト 半地下の家族』1月1日配信アカデミー賞作品賞を受賞したポン・ジュノ監督作品が早くも配信開始。半地下住宅に住むキム一家と裕福な家族の出会いから始まる物語を描く。話題を集めたモノクロバージョンもNetflixにて独占配信!(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年12月20日『ミッション:インポッシブル7(原題)』の撮影中、新型コロナウイルスの感染予防対策を怠ったスタッフを激しく叱責するトム・クルーズの音声が流出し、物議を醸している。Sun紙が入手した音声によると、撮影クルーが2メートルのソーシャルディスタンシングを守らず、身を寄せ合ってモニターをチェックしている様子を見たクルーズが激昂したようだ。Fワードを交えながら怒鳴るクルーズの声が収められている。「僕らはこの作品で何千もの雇用を生み出しているんだ。もう二度とするな。二度とだ。もし今度やったらきみはクビだ。絶対にこの映画の撮影は止めさせない。わかったか?僕はここにいるみんなを信じてる」今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの映画やドラマの撮影が中止または延期に追い込まれた。そんな中、映画界屈指のビッグバジェット作品の主演俳優であり、エグゼクティブプロデューサーも務めるクルーズは現場の感染予防対策を徹底し、撮影をストップさせないことに腐心してきた。感染者が出れば撮影は中止され、作品に携わる多くの人の収入源が絶たれることに直結するからだ。4カ月遅れでスタートした撮影は、今年8月にはバイクスタントが原因の火事で一度中断されており、この時もクルーズはひどく苛立っていたと報じられていた。欧米のメディアがこの話題で持ちきりだった16日、ジョージ・クルーニーがハワード・スターンがホストを務めるラジオ番組に出演し、クルーズの激怒騒動について聞かれる場面があった。クルーニーは、「彼は過剰反応したわけではないよ。なぜならこれ(予防対策の軽視)は問題だからね。別のテレビ番組でスタッフをやってる友人がいるけど、彼も似たような状況で同じことを言っていた」とクルーズに理解を示した上で、別の形で注意することもできたはずだと指摘。「あんなに大ごとにはしなくてもよかったんじゃないかと。あんな風に人を見せしめにするようなことはね。権力を持っているということは厄介でもあるんだ。自分以外の人の責任も持たなくてはならないし、もし撮影が止まれば、多くの人が職を失ってしまう。人はそれを理解して、自らの行動に責任を持つべきなんだ。誰かのせいにするのではなくてね」。そして「僕は彼がああ言ったことことを理解できるよ。全く間違っていない。ただ、全ての状況を把握しているわけではないからね。これまでにもしかしたら10回や15回、あんな風に怒鳴っていたかもしれないし」とクルーズの肩を持ちつつ、スタッフの事情も考慮してみせた。
2020年12月17日『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作『Mission: Impossible 7』(原題)の撮影現場で、トム・クルーズが新型コロナウイルス感染予防対策を怠ったスタッフに対して激怒。そのときの模様を収めた約2分間のトムの音声が「The Sun」紙によって公開され、瞬く間にSNSで拡散された。『ミッション:インポッシブル』シリーズはトムが7作に渡って主演・プロデューサーを務めてきた代表作。今作がコロナ禍における映画製作の絶対的基準になっていることや、多くの雇用を生み出しているという責任の重大さを説き、「ソーシャルディスタンス」を守っていないスタッフに「もう一度やったらクビだ!」と厳しく言い放った。この件に対し、自身の監督・主演作『ミッドナイト・スカイ』をハワード・スターンのラジオ番組でプロモーション中だったジョージ・クルーニーは、「トムの対応は大げさではない。だって、(感染予防対策を怠ることは)問題だから」と述べ、トムを擁護。「権力のある地位にいると、なにかとやりにくいんだ。みんなに対する責任があるし、それに関してトムは間違っていない。製作が中断されてしまったら、仕事を失う人がたくさんいる。みんなもそれを理解して、責任感を持つ必要がある」と語った。しかし、「ぼくのスタイルではないけどね。ああいう風に人を叱りつけるというのは」と自分だったらトムと同じアプローチはしないともコメント。とはいえ、一貫して「理解はできる」「彼は間違っていない」とトムの行動を批判することはなかった。(Hiromi Kaku)
2020年12月17日「ストレンジャー・シングス未知の世界」のイレブン役で世界的にブレイクしたミリー・ボビー・ブラウンが、あの名探偵シャーロック・ホームズの妹を演じるNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』が最高に面白い。ミリーは『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』以来2作目の映画で主演、実姉ペイジ・ブラウンと共にプロデューサーとしてもデビューし、人気小説シリーズを映画化。「ストレンジャー・シングス」では数々の苦難に直面し、顔を歪めながら仲間のためにパワーを使う姿のイメージが強いが、そのイレブンと同一人物とは思えないほど、今作では「赤毛のアン」のように溌剌として機知に富み、勇敢さも持ち合わせた16歳のエノーラ・ホームズを演じている。物語の舞台となるのは1884年のイギリス。行方不明になった大好きな母を探すため冒険に繰り出すエノーラは、やがて国家の未来を左右する陰謀にも巻き込まれていく。とはいえ、今作は彼女が若き名探偵として元気いっぱいに活躍するだけじゃない。それこそ未来(の女性たち)に向けたメッセージが息づく、エンパワーメント・ムービーとしても必見の作品になっている。この母にしてこの娘あり!ホームズ家のキャスティングに注目ミリーの卓越した演技力は広く知られるところだが、今作では「Fleabag フリーバッグ」や「キリング・イヴ/Killing Eve」などのエミー賞受賞監督ハリー・ブラッドビアとタッグ。彼女が演じるエノーラは、フリーバッグと同じく“第四の壁”を破り、心の声をこちらに向かって話しかけてくれる。その頭脳さながらに目まぐるしく変わる表情は実に豊かで、正直で、まるでエノーラの親友になったような気分に。挿絵のような手描きのビジュアルが時折差し込まれることで、彼女を主人公にした小説のページをめくるような高揚感もある。また、エノーラはヴィクトリア時代のレディのたしなみとも無縁。帽子や手袋は被りたくないし、そもそも持っていない。窮屈なコルセットなんて、探偵稼業でなければ着たくもない。男の子に変装することだっていとわない、当時としてはかなり自由かつ、明快な意志を持った女性だ。そんなエノーラを育てた母親と有名すぎる兄たちのキャスティングにも触れないわけにはいかない。これまでロバート・ダウニー・Jr.やベネディクト・カンバーバッチ、イアン・マッケランなども演じてきた名探偵シャーロックには、『ジャスティス・リーグ』はじめDC映画のスーパーマンとして知られ、『コードネーム U.N.C.L.E』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』で日本でも人気のヘンリー・カヴィル。温和で物腰柔らかく、妹や女性たちに敬意を払う新しいシャーロック像を築き上げている(なんと、このシャーロック像が著作権侵害に当たるとしてコナン・ドイル財団がNetflixや原作のナンシー・スプリンガーらを訴えているという)。長兄のマイクロフト役には『世界一キライなあなたに』『あと1センチの恋』などで知られるサム・クラフリン。近年、『チャーリーズ・エンジェル』や『ナイチンゲール』ほか、英国の人気ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」では実在のファシストを演じるなど、悪役にも挑んでいるサムは、気が短く、家父長制の権化のようなマイクロフトを表現。もっとも当時ならば、彼のような考えの男性が大半だったろう。マイクロフトは大人の女性になるための“教育”が必要と、エノーラを花嫁学校に入れようとするが、母から十分な“教育”を受けてきたと猛反発するエノーラ。フェミニズムの先駆者メアリ・ウルストンクラフトの「女性の権利の擁護」も読んだと得意顔だ。「このままでは夫が見つからない」「夫なんていらない」という兄妹の応酬からも彼女の性格や心持ちがうかがえる。「もう手に負えないよ。シャーロック、何とかしてくれ」と顔に書いてあるマイクロフトと傍観するしかない困り顔のシャーロックも見もの。そのシャーロックが解決した事件の新聞記事は全てファイルしているというエノーラ。聡明な彼女は、16歳の誕生日に突然姿を消した母はもう戻らないと薄々気づいているが、一体何のために、どこへ消えたのか、その謎を解き明かしたくてたまらないことをシャーロックに指摘される。そうすれば、母にもう一度会えることも…。「真実は目の前にある」「よく見てごらん」と、エノーラの背中を押すのもシャーロックだ。そして、マイクロフトに言わせれば“粗野”、シャーロックに言わせれば“過激”、でもエノーラにとっては最高の母ユードリア・ホームズを演じるのは『英国王のスピーチ』から『シンデレラ』『ハリー・ポッター』シリーズまで多数の出演作を持つヘレナ・ボナム=カーター。愛娘に刺繍を教える代わりに、読書や科学、さらに護身術をたたき込み、自立心旺盛な女性になるよう育ててきたからこそ “名探偵”エノーラ・ホームズが誕生した。この豪華な顔ぶれの4人が家族を演じるほか、エノーラが母捜しの途中で出会う、自由を求める若き侯爵テュークスベリーをネクストブレイク間違いなしの新鋭ルイス・パートリッジが好演。フィニッシング・スクール(花嫁学校)のハリソン先生役には、『ハリー・ポッター』シリーズや最近では「キリング・イヴ/Killing Eve」でお馴染みのフィオナ・ショウなど、英国映画・ドラマ好きならニヤニヤしてしまう共演陣も見逃せない。ヒントは母のリボンにあり!?“1884年”を2020年に描く意味一体、エノーラたちの母ユードリアはどこへ行ってしまったのだろうか?エノーラが抜群の記憶力と推理力を駆使してたどり着いた場所には、母からの誕生日プレゼントに結ばれていたものと同じ紫色のリボンが…。このリボンの色、さらに母の部屋でマイクロフトが手に取ったジョン・スチュアート・ミルの著書「女性の解放」などから浮かび上がるのは、今作の謎解きにも大きく関わる歴史の転換点、選挙法改正について。そして、ヘレナも出演していた日本では2017年公開の『未来を花束にして』(原題:Suffragette)という映画のこと。英国では1884年の法改正以降、ますます女性参政権を求める声が高まり、やがて同作で描かれたようにサフラジェットと呼ばれる活動家たちが登場する。紫はそのシンボルカラーの1つで、「尊厳」を現す色だ。当初は“見捨てられた”という思いのほうが強かったエノーラだが、次第に母の思いが見えてくる。自らの目で物事を見聞きし、想像力を働かせ、勇気を持って事実に対峙し、ときには闘う、そんな母の教えがエノーラの中にも息づいていることが分かる。エノーラがロンドンのティールームで出会う、母の知人イーディス(スーザン・ウォーコマ)の言葉もとりわけ印象深い。エノーラの後を追ってきたシャーロックに対して、「(女性が)無力である苦しさを知らない」「世の中の変化は見えてる?」と、現代にも十分通じる無自覚な特権意識を突いてシャーロックをタジタジにさせる。母を探し出す冒険から、思いもかけない形で新しい世界と連帯の形を知ることになるエノーラ。彼女の人生はまだ始まったばかり。この物語の続きもぜひ、観てみたい。Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】エノーラ・ホームズの事件簿 2020年9月23日よりNetflixにて独占配信開始
2020年10月15日Netflixにて配信中の映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でイレブン役を演じ、世界的人気を獲得したミリー・ボビー・ブラウンが主演、製作。配信開始とともに「今日の映画 TOP10」入りし、SNSでも話題を集める中、“世界で最も有名な名探偵”シャーロック・ホームズを演じたヘンリー・カヴィルが、本作が映画初主演となるミリーのファンであったことが判明。出演を決めたのも、ミリーの存在が理由だったと本人が明かした。『マン・オブ・スティール』『バットマン VS スーパーマンジャスティスの誕生』、そして『ジャスティス・リーグ』でスーパーマン役を演じ、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ではトム・クルーズと共演、世界的人気を誇るNetflixオリジナルシリーズ「ウィッチャー」にも出演するヘンリー・カヴィル。経験と人気を兼ね備えた彼が、本作ではミリー演じる頭脳明晰で自由奔放な主人公、“駆け出し探偵エノーラ”の兄として、これまでも数多くの俳優が演じてきた天才名探偵シャーロックの新しい姿を演じ、ミリーをサポートしている。本作へ助演としての参加を決めた理由について、「私はミリーのファンだ。これまでの作品も観てきて、素晴らしい女優だと思う。そんな彼女の助演を務めることができるのだから、考えるまでもなく出演を決めたよ。簡単な決断だった」とヘンリー。そんな“ミリーファン”の彼が実際に初対面を果たした際は、「最初に会ったときは、ハグをして共演できることを喜んだよ。互いにこれまでの作品を褒め合ったりもしたんだ」と、ヘンリーもいちファンとして大喜びしながら、お互いを称え合ったことを打ち明けた。そして、実際に撮影を共にした後には、「彼女は現場でもとてもカリスマ的で、そんな彼女をサポートすることができる役はとても楽しかった。彼女はこれからもどんどんビッグになっていくと思う。その道のりの途中で共演できたことはとても光栄だね」と語り、これ以上ないほどの賛辞を贈っている。加えて、「続編があったらとても嬉しいね、機会があったら飛びつくよ。続編の話が出たら、ミリーとともにどんな話を作っていくかを話すのが楽しみだ」と、続編への強い意欲も語っている。人気と実力を兼ね備えたヘンリーが演じる新たなシャーロック・ホームズと、ヘンリーが全面支持するミリーが全身全霊で表現したエノーラ・ホームズの活躍は見逃せない。Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』は独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】エノーラ・ホームズの事件簿 2020年9月23日よりNetflixにて独占配信開始
2020年10月04日今月9月、シネマカフェでは、カナダの若き才能グザヴィエ・ドランを特集。6歳で子役としてデビューし、監督・脚本・編集、ときには主演など、ほとんど全てをこなしてしまうドラン監督は、19歳で初監督作『マイ・マザー』を手掛け、新作を発表するたびに世界の映画祭を席巻している。今回は、そんなドラン監督がメガホンを取った作品や出演作品を一挙にご紹介。監督作品鮮烈なデビューを飾った『マイ・マザー』から、日本でもスマッシュヒットとなった『わたしはロランス』、そして今月公開の最新作『マティアス&マキシム』まで、順番にチェック。監督デビュー作!『マイ・マザー』(’09)【監督・脚本・出演】ストーリーカナダ・ケベック州の町で暮らす少年ユベール・ミネリは最近、母が疎ましく思えてしょうがない。その一方で、理由もなくいら立ってしまう自分にも嫌気がさしていた。昔は大好きだった母への憎しみが日に日に増す中、ユベールは川沿いで母を偶然見かけ、その光景が幼い頃に見た情景と重なり、安心感を覚える。そんな幼少期への郷愁と折り合いをつけるべく、とある行動にでるのだが…。★Pick up!cocoユーザーの声この作品を19歳で監督主演したグザヴィエ・ドランの才能に脱帽。ガラスの十代とは言い得て妙だが、監督の繊細な美意識が全体を貫いている。画の撮り方、音楽の挿入も絶妙。美しいナルシズムにほろ酔いになる良作だった『マイ・マザー』、早熟の天才グザヴィエ・ドラン自身の半伝記的な物語。監督・脚本・主演を務め、いわば<私小説>ならぬ<私映画>ということか。青年が親離れするための衝突なのだろうが、安息の地を求めてたどり着く先が“そこしかなかった”というのが切ない。色調の美しさが印象に残る。三角関係…『胸騒ぎの恋人』(’10)【監督・脚本・編集・出演】ストーリーフランシスは、親友マリーも思いを寄せる青年ニコラを好きになる。相手の心の内を探るため悪口を言ったり、ニコラの思わせぶりな態度に揺さぶられたり。複雑な三角関係が展開する。★Pick up!cocoユーザーの声3人三様、ベクトルの方向は常に一方通行。片思いはどんな形であれ辛く、1人で悶々とする。結末をしりたいけど知るのが怖い、失うのが怖い。そんなヒリヒリした感情が痛いほど伝わってきてしまう作品現れた美少年はかつてないほど心を掻き乱し、二人の男女の境界線のようにも思える。ビンテージ感溢れる見事な色彩の中から飛び出すおし潰されそうな感情にこちらまでも魅了されてしまった。愛おしく切ないこの作品に逢えて良かったずっと自分を偽っていた――『わたしはロランス』(’12)【監督・脚本・衣装・編集】ストーリーモントリオール在住の小説家で国語教師のロランスは、美しく情熱的な女性フレッドと恋をしていた。30歳の誕生日、ロランスはフレッドにある秘密を打ち明ける。「僕は女になりたい。この体は間違えて生まれてきてしまったんだ」。それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難。しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランスの最大の理解者・支持者として、一緒に生きていくことを決意する。メイクを教え、女性の服装で生活すべきだと促すも、田舎町で生活するのは困難がつきまとう…。★Pick up!cocoユーザーの声人を愛することを正面から描いた、重い、素敵な作品。大切で愛しているのは本当なのに、セクシャルな壁がどうしても立ちふさがる。越えようともがく。その葛藤と切なさ。美しい映像と音楽。168分、見応えあり。難しい恋愛だけど、二人にしかできない特別な恋愛を切なく駆け抜ける。美しく映像が多くて好き。音楽もよくて、おもしろかったです戯曲を愛のサイコサスペンス仕立てに『トム・アット・ザ・ファーム』(’13)【監督・脚本・衣装・編集・出演】ストーリーモントリオールの広告代理店で働くトムは、交通事故で死んだ恋人ギョームの葬儀に出席するため、実家の農場に向かう。そこには、ギョームの母アガットと兄フランシスが暮らしていた。トムは到着してすぐ、ギョームが生前、母親にはゲイの恋人である自分の存在を隠していたばかりか、ガールフレンドがいると嘘をついていたことを知りショックを受ける。さらにトムは、フランシスからギョームの単なる友人であると母親に嘘をつきつづけることを強要される。恋人を救えなかった罪悪感から、次第にトムは自らを農場に幽閉するかのように、フランシスの暴力と不寛容に服していく…。★Pick up!cocoユーザーの声秀逸の出来栄えのサイコスリラー。静寂の中で高まる緊張感に最後までゾクゾク感が止まらない。なまじなホラー映画よりずっと怖いフランシスの狂気とトムの恐怖。ドラン監督は天才だわ『トム・アット・ザ・ファーム』 嘘 暴力 抑圧 不穏な空気 不在の存在 そして息苦しいほどの官能 サスペンスドラマとしての定形や、あからさまな隠喩の陰にある、解ける事のないいくつかの謎 そのアンバランスな危うさに魅了されるカンヌ審査員賞!『Mommy/マミー』(’14)【監督・脚本・衣装デザイン・編集・出演】ストーリーとある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2か月後、内閣はS18法案を可決。公共医療政策の改正が目的だ。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案。発達障がい児の親が、経済的困窮や身体的・精神的な危機に陥った場合は、法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律。ダイアン・デュプレの運命は、この法律により、大きく左右されることに――。★Pick up!cocoユーザーの声マイマザーを観た時に味わったこのテーマを撮ったのが弱冠18歳の男子だっていう驚愕。今度は15歳のADHD障害の息子と母の物語。1:1の正方形画面から溢れ出す躍動感とヒリヒリするエモーション。凄いめちゃくちゃで破壊的な場面が多いが見事に計算され尽くされた作品で、何から何までリアルな演出で五感を揺さぶる。特に色彩の美しさは秀逸だある家族の1日を切り取る『たかが世界の終わり』(’16)【監督・脚本・編集】ストーリー「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気作家のルイ。母マルティーヌは息子の好きだった料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹シュザンヌは、慣れないオシャレをして待っていた。浮足立つ2人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ、彼の妻のカトリーヌはルイとは初対面。戸惑いながらも、デザートの頃には打ち明けようと決意するルイだが、過熱していく兄の激しい言葉が頂点に達したとき、それぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしる―――。★Pick up!cocoユーザーの声家族愛の話だが、なんか日本映画見たい。この手の話は日本映画がお得意とするものだと思っていたけど、アップの見せ方とか台詞回しとか微妙な間とか難解さとか秀逸限られた登場人物による室内劇は、俳優の演技力に依るところが大きく、誰が撮っても同じだと思っていたが・・・。フランスを代表する俳優たちの演技が素晴らしいのは当然、その演出、映像、カットが冴え渡るドラン作品豪華キャストとタッグ!『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(’18)【監督・脚本・編集・プロデューサー】ストーリー2006年、ニューヨーク。人気俳優のジョン・F・ドノヴァンが29歳の若さでこの世を去った。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、一人の少年。それから10年の歳月が過ぎ、ドノヴァンと当時11歳の少年だったルパート・ターナーの“秘密の文通”が一冊の本として出版される。いまでは注目の新進俳優となったルパートが、100通以上の手紙の公開に踏み切ったのだ。さらにルパートは、著名なジャーナリストの取材を受け、全てを明かすと宣言するのだが──。★Pick up!cocoユーザーの声純粋な二つの魂が心無い者達に踏みにじられていく。才能ある若者が開花できずに終わるのは何ともやるせないがラストシーンに爽やかさと明るい希望が感じられる少年役のジェイコブ君が心に刺さる演技で泣かせる泣かせる。キット・ハリントンは、特徴的な含みのある笑みが複雑な感情を抱えるジョンにぴったりだった恋と友情の狭間で揺れる『マティアス&マキシム』(9月25日公開)【監督・脚本・編集・衣装・プロデューサー】ストーリー30歳のマティアスとマキシムは幼なじみ。その日も一緒に仲間のパーティへ向かうが、彼らを待ち受けていたのは、友達の妹からのあるお願い。彼女の撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった2人だが、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気付き始める。婚約者のいるマティアスは、芽生えた感情と衝動に戸惑い、一方のマキシムは、友情が壊れてしまうことを恐れオーストラリアへと旅立つ準備をする…。出演作品『マイ・マザー』や『トム・アット・ザ・ファーム』など、監督する作品で自ら出演することもあるドラン監督だが、ほかの監督作品で演技者として挑んだ作品にも注目。まず、「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2015」にて上映された短編『鏡』(’06)。本作の監督エチエンヌ・デロシアーズは、80人のオーディションの中でドランを発掘したという。15歳のドランが主人公のジュリアンを演じ、彼の思春期の多感な心の悩みや自身の性への目覚めを描いた作品だ。また、パスカル・ロジェ監督のトラウマ・ホラーの代名詞『マーターズ』(’07)。脚本に惚れこみ、出演を熱望したというサスペンス・ヒューマンドラマ『神のゆらぎ』(’14)。そして脚本を読み、「これは僕だ。僕に演じさせてほしい」と自ら出演を熱望したという『エレファント・ソング』(’14)も必見。精神科病棟を舞台にした本作は、ブルース・グリーンウッド、キャサリン・キーナーら実力派俳優が出演、たたみかけるような会話劇が繰り広げられる心理サスペンス。ドランは、他人を翻弄しつつも痛々しいまでに愛を渇望する青年マイケルを好演している。>見逃し注意!? 近年ではあの作品にも登場…また最近では、同性愛を“治す”という矯正セラピーについて描く衝撃の実話を基にした『ある少年の告白』(’18/ジョエル・エドガートン監督)。ワケありホテルを舞台にした『ホテル・エルロワイヤル』(’18・未/ドリュー・ゴダード監督)。スティーヴン・キング原作のホラー映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(’19)にも出演した。>グザヴィエ・ドランをもっと知りたい方におすすめのドキュメンタリー作品ドランの素顔に迫る奇跡のドキュメンタリー『グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル』。自身の映画作りへの思いやこだわり、数々の名シーン誕生秘話が語られるほか、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイなど、ドラン作品に出演した名優たちが、ドランの魅力の秘密を話す。(cinemacafe.net)■関連作品:わたしはロランス 2013年9月7日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開トム・アット・ザ・ファーム 2014年10月25日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンク、テアトル梅田ほか全国にて公開© 2013 - 8290849 Canada INC. (une filiale de MIFILIFIMS Inc.) MK2 FILMS / ARTE France Cinema© Clara PalardyMommy/マミー 2015年4月25日よ新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2014 une filiale de Metafilms inc.たかが世界の終わり 2017年2月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© Shayne Laverdière, Sons of Manualグザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル 2017年11月11日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかにて限定公開© 2016 Tangaro – Shoot again productions – MK2 – Sons of Manual – Metafilmsある少年の告白 2019年4月19日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開Ⓒ2018 UNERASED FILM, INC.IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ジョン・F・ドノヴァンの死と生 2020年3月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.
2020年09月16日深遠な世界を見事に具現化し大ヒットとなるのか? はたまた――?過去に幾度も映像化されてきた伝説的SF小説を現代の鬼才・ドゥニ・ヴィルヌーヴがティモシー・シャラメ、オスカー・アイザックら豪華キャストで映画化する、今年最大の注目作『DUNE/デューン 砂の惑星』。その世界観の一端を見ることができる予告編が全世界で一斉に解禁となり、ヴィルヌーヴ監督、ティモシー・シャラメ、オスカー・アイザック、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリンら主要キャストがオンラインで出席した記者会見が開催された。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督「この物語は人間の本質へのオマージュ」フランク・ハーバートの原作は、『スター・ウォーズ』や日本のアニメにも大きな影響を与えたと言われており、遠い未来の砂漠の惑星を舞台に展開。惑星を治めていた父親・レト公爵(アイザック)が謀殺され、砂漠の荒野に逃れた主人公・ポール(シャラメ)が、民を率いて立ち上がり、戦うさまが描き出される。今回、解禁となった予告編は、ティモシー演じるポールの「意識が覚醒している」という言葉で始まる。ポールが、夢で惑星の先住民の戦士・チェイニーと結ばれる未来や反乱軍の蜂起を予知するさまや、謎めいた「箱」に手を入れ、苦痛に襲われるシーンなどが見られるほか、美しい映像、個性的で色彩豊かな衣装からも映画の世界観がうかがい知ることができ、最後は「恐れてはならない。恐怖は心を殺すもの。恐怖が去ると、自分だけが残る」というポールの言葉で締めくくられる。10代半ばで原作と出会い、夢中で全シリーズを読み耽ったというヴィルヌーヴ監督は「映画化を夢見た十代の私自身の期待を裏切りたくない、というプレッシャーを感じました」と自身にとっての本作の“重み”を語る。SF大作というイメージが強い本作だが、ヴィルヌーヴは「この物語は人間の本質へのオマージュ」と語り「テクノロジーが省かれた世界が舞台なので、新しい環境に直面し、生き残りをかけて順応していく家族の悲劇が、より浮き彫りになります」と人間ドラマとしての魅力を強調する。ティモシー・シャラメ抜擢の理由「類稀なるカリスマ性」ティモシーは、原作にある「Thou shalt not make a machine in the likeness of a human mind.”(人の知能に類似する機械は創造することなかれ)」という一文に触れ「現代に精通するメッセージだと思います。ソーシャル・メディアやスマホに夢中になり、テクノロジーに知能が侵害されているという点は、現実問題を指摘する比喩のように感じました」と指摘する。予告編の最後に出てくる「恐怖は心を殺すもの」という言葉は、劇中に登場する、ポールの出生にも深く関係する女性たちの秘密結社「ベネ・ゲセリット」の詩の一文だが、シャラメは「世界や環境、そして勢力の対立に圧倒されると、人は恐怖によって本能的な行動に走ってしまう。そんなとき、自ら恐怖を直視すると、恐怖と己の間には、平穏な“嵐の目”があると言うことに気づく、という意味だと思う」と語った。ミュージシャンで女優のゼンデイヤが、ポールの恋人であるチェイニーを演じるが、彼女とのベッドシーンの有無についてのファンからの質問に、シャラメは「本にも書いてあるだろ(笑)? あるよ…いや、ないかもね(笑)」と照れながらも“肯定”していた。ヴィルヌーヴ監督は、未来の“救世主”となる主人公・ポール役へのシャラメの起用について「本作のような超大作を率いる役柄には、才能と技術を持ち合わせる俳優が必要」とし「ティモシーは、人生を重ねたような魂を持ち、知性が瞳に現れています。映像では実年齢よりも若く見える点も、10代のポールを描く上でふさわしいと感じました。ティモシーには、1920年代のサイレント・スターの様な、類稀なるカリスマ性があり、見る者にロマンスを感じさせてくれます。ポールは宇宙界を率いるリーダーになっていくのですから、そんなカリスマ性が非常に重要だったのです」と人々を惹きつける特別な力を持っていると称賛と共に抜擢の理由を説明した。キャストを絶賛「監督として感動してしまうほど」ポールの父・レト役を演じるオスカー・アイザックは、役に合わせて自前のヒゲを伸ばして撮影に挑んでおり「妻の飲んでいるヘア&ネイル用のビタミンサプリを飲んで、育毛剤を顔に塗ったんだ(笑)」と冗談めかして語る。その妻でポールの母であるレディ・ジェシカを演じたレベッカ・ファーガソンは、『ミッション・インポッシブル』最新作の撮影のため、この日の会見は欠席となったが、アイザックは「ジェシカはこの物語のエンジンだ」とその重要性を指摘した。予告編にはチャン・チェンやシャーロット・ランプリング、ステラン・スカルスガルドといった豪華キャストの姿も確認できる。ヴィルヌーヴ監督は「この映画には大勢の俳優達が携わっています。撮影中は、いつ誰が“問題児”になり、文句を言い始めるのかと心配しましたが、最後まで誰も文句を言いませんでした。キャストたちの協力的な意識の高さと、周囲への忍耐力、そして作品への忠誠心は、監督として感動してしまうほどでした」とふり返る。また、本作には、ヴィルヌーヴ監督とコラボレーションした経験のあるWWEの元プロレスラー・バティスタことデイヴ・バウティスタも出演しているが、幼少期からWWEの大ファンだったというシャラメは、「バウティスタ本人に会えて嬉しかったよ!既にドゥニと仕事をした経験があるのに、彼の謙虚で情熱がある様子を見て、この作品のレベルの高さを感じました」と興奮気味に語っていた。果たしてどのような映像世界、人間ドラマが展開するのか?日本公開を楽しみに待ちたい。(text:cinemacafe.net)
2020年09月10日英国オックスフォードシャーで撮影中の映画『ミッション:インポッシブル7』(原題)。11日、大掛かりなバイクスタントを行った際に大規模な火災が起き、撮影は中止に追い込まれた。英Sun紙によると、事故を起こしたスタントは、200万ポンド(約2億8千万円)の巨費を投じ、6週間もかけて準備されてきた本作の目玉とも言えるシーンだった。スタントマンは高く組み上げられたスロープをバイクで疾走。ワイヤーに吊られた状態で空中へ勢いよく飛び出し、大型のクッションが敷き詰められた段ボール製のベッドへ無事着地した。しかし、スタントマンの近くに落下したバイクのタイヤの摩擦で散った火花が段ボールに引火し、勢いよく炎上。5台の消防車が急行し、おびただしい煙が発生したことで近くの飛行場は閉鎖せざるを得ない状況となった。幸いにも負傷者は出なかったが、主演のトム・クルーズはひどく立腹しているという。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で撮影には既に4カ月の遅れが出ている。今回の事故でさらに進行に遅延が生じると、来年7月の公開予定日をやむを得ず後ろ倒しにすることになるかもしれない。これ以上制作を遅らせたくないクルーズは苛立ちをあらわにしていると関係者は同紙に語っている。
2020年08月14日新型コロナウイルスの影響で多数の映画製作に遅れが出ているなか、『Mission :Impossible7』(仮題)はさらなる遅れが出ることが見込まれる。撮影中にバイク事故が起きてしまったのだ。「The Sun」紙によると、事故が起きたのは約2億8000万円(200万ポンド)を費やし、6週間かけて準備したイギリス・オックスフォードシャーのセットでのこと。現在は使われていない採石場に作られた傾斜路で、予定ではバイクに乗ったスタントマンが傾斜路を飛び越えたあと、スタントマンだけがダンボールをふんだんに使った巨大クッションに着地し、バイクはそこから離れた場所にクラッシュするはずだった。しかし、6週間かけて準備した計画には計算ミスがあった模様。いざスタントが始まると、スタントマンの身体から離れたバイクがその巨大クッションに落ち、タイヤの熱や摩擦によってダンボールに火が付き炎上。黒煙が上がり、消防車が何台も出動する騒ぎとなった。幸いけが人は出なかった。主演・プロデューサーのトム・クルーズは、事故が起きたとき、同じ採石場でパラシュートを装着して「雪のシーン」を撮影していたという。(Hiromi Kaku)
2020年08月14日秘密主義の独裁国家に潜入し、真実を追い求めた実在の英国人記者の姿を描いた映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』が、8月14日(金)より日本公開。今作でキーパーソンを演じている、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ミッション:インポッシブル』シリーズなど、いま大注目の女優ヴァネッサ・カービーの魅力に迫った。ヴァネッサ・カービーは1988年4月18日生まれ、イギリス・ロンドンの出身。舞台で女優活動を開始し、英国女王エリザベス2世の半生を描くNetflixオリジナルシリーズ「ザ・クラウン」の奔放なマーガレット王女役で一躍人気に。最近では『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(18)に出演した際にはトム・クルーズを翻弄した謎の美女としても話題を呼び、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)の圧巻のアクションシーンで、まさに世界的女優に一気に上り詰め、活躍の幅を広げている。さらに、現在は撮影延期となっている『ミッション:インポッシブル』シリーズの第7弾&8弾への出演も発表され、乗りに乗っている女優のひとり。重要な秘密を持つ!?物語のキーパーソン、エイダの役どころとは?今作でのヴァネッサの役どころは、ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長であり、ピューリッツァー賞も受賞したウォルター・デュランティ(ピーター・サースガード)のもとで働く優秀な女性記者エイダ。そんなエイダのもとに、友人が殺害された原因を探るべく主人公のジョーンズ(ジェームズ・ノートン)が訪れる。しかし、日頃から当局に監視されているエイダはなかなか口を開こうとしない。そんなエイダを見てジョーンズは熱心にジャーナリズムの想いを語る。ひたむきに真実を追い求めようとするジョーンズに、心を動かされたエイダは、「ウクライナ」というキーワードをジョーンズに告げるのだった――。ハリウッド作品では迫力のあるアクションシーンをこなし、心身共にタフな女性を演じていたヴァネッサだが、今作では様々な圧力を受けながら悩みもがくエイダを繊細に表現。また、ほんの一瞬だけ、ひとりの女性としてジョーンズを引き止めたい衝動に駆られた顔を垣間見せる場面も。同じジャーナリストであるという誇りを持ち、彼を慈しみを持って想う芯の強い女性を見事に演じ切る。これまでのタフさとはまた違う、ヴァネッサの演技に注目だ。「スクリーンの注目をさらってしまう」監督が語る彼女の魅力とは?そんなヴァネッサとの撮影について、アグニェシュカ・ホランド監督は「お祭り騒ぎですね(笑)」と話す。「ヴァネッサは凄くエネルギッシュな人なんです。カリスマ性にあふれ、スクリーンの注目をすべてさらってしまう。だからこそ主役を食ってしまうのではないかと少し心配しましたが、そんなことはありませんでした。ジェームズとは対照的でありながら、絶妙に調和していました」と、彼女の実力は折り紙付き。ワールドクラスの女優に成長した彼女が、冷たい大地を舞台にした物語に鮮烈な印象を放つ。『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』は8月14日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:赤い闇 スターリンの冷たい大地で 2020年8月14日 新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB - JONES BOY FILM - KRAKOW FESTIVAL OFFICE - STUDIO PRODUKCYJNE ORKA - KINO ŚWIAT - SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE
2020年07月29日ウィル・スミスとトム・ホランドというビッグネームの声の共演もあり、『アイス・エイジ』シリーズで知られるブルースカイ・スタジオの最新作『スパイ in デンジャー』が久々に日本で(他社のアニメ作品と同様に)劇場公開されることを期待していたファンは多いはず。全米では2019年のクリスマスシーズンに公開され、当初は5月22日(金)公開予定だった今作は、コロナ禍転じて福と成すということか、スタートしたばかりのディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて配信公開されることになった。息つく暇もないスピード感ある展開にスパイ・アクションやガジェットが満載で、102分があっという間。もちろん映画館で楽しめたならベストだったとは思うが、配信だからこそ、大人も子どもも気軽に観てほしい魅力が詰まっている。ウィル&トムホがイメージそのまま、アニメの姿に何と言っても、最高にスタイリッシュなエリートスパイのランス・スターリングと、奇想天外なガジェットを開発する若き発明家ウォルター・ベケットが、アニメーションのキャラクターながら、もうウィルとトムホにしか見えないハマりっぷり。ウィルといえば、実写版『アラジン』でも持ち前の軽妙なトークとウィットに富んだユーモアでジーニーに新たな魅力を加え、同作の大ヒットにひと役買ったが、今作では“ハトになっても”その魅力が全開。アニメーションの声を担当するのは、2004年のドリームワークス製作『シャーク・テイル』以来、約15年ぶりとはいえ、キャラクター設定やストーリーなど企画段階から関わっていただけある。まるでウィルの分身のようなキャラクター:ランスがジェームズ・ボンドやイーサン・ハントさながらにカッコいいエージェントとして、しかも“アガる”ラップミュージックにノって活躍するのだから楽しくないわけがない。また、日本びいきのウィルだけに、冒頭を飾るミッションも“岩手県”のとある怪しい五重塔からスタート、「こんにちは」と日本語の挨拶も飛び出し、ヤクザのキムラ(マシ・オカ)と対決する。一方、そのエリートスパイを、あろうことかハトの姿に変えてしまう珍薬を開発するウォルター役は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のピーター・パーカー/スパイダーマンとしてお馴染みのトム。ヒーローにして天才科学者トニー・スターク/アイアンマンを師と仰ぐピーター同様、今作でもずば抜けた発想力と頭脳を持つものの、周囲からは“変人”と呼ばれてしまうキャラ。先日解禁されたインタビュー映像でも、また“スーパーナード”の役と照れくさそうに自己紹介していたトムが印象的だった。彼が演じるウォルターは、15歳で世界最高レベルの名門マサチューセッツ工科大学(MIT)を卒業した超逸材だ。『007』でいえばQ、『ミッション:インポッシブル』シリーズではベンジーのように、ガジェット開発や技術担当としてハトになってしまったランスをサポートする。ありがちなキャラといえばそうだが、彼の実験室にはK-POPガールズグループの女王「TWICE」が流れ、作業の合間には韓流ドラマで涙する、という時流を読んだ(?)今時の若者である点が面白い。韓流ドラマはちょっとした伏線にもなっているので要チェック。スパイ・アクション映画ファンも必見のワケこの凸凹なコンビが世界中を巻き込むピンチを前にチームを組み、ドローン型のアサシンロボや巧みな変装ギミックを持つ強敵キリアン(ベン・メンデルソーン)に立ち向かっていく。2人の関係性は『コードネーム U.N.C.L.E.』のナポレオン・ソロとイリヤ・クリヤキンのように水と油で、『キングスマン』のハリーとエグジーのような師弟関係ともいえ、そんな彼らが次第にチームらしくなっていく点も見どころ。その冒険の物語は、オープニングからして『ミッション:インポッシブル』のごとく導火線で幕を開け、タイトルバックのキャラクターのシルエットは60年代の『007』映画のよう。カーチェイスが白熱するあまり、車が階段を飛び跳ねるシーンもどこかで観たような…。ウィル演じるランスがペン型ガジェットを手にすれば、『メン・イン・ブラック』のニューラライザーがつい浮かんでくるし、ターゲットを執拗に追い続けるドローンやヴェネチアを舞台にした大アクションはまるで『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』!そんなオマージュが随所にあり、さらにアニメーションだからこそ描けるスケール感や定石をくつがえす展開が味付けをする。また、同じくブルースカイ・スタジオの『ブルー』シリーズでは絶滅危惧種のインコが主人公だったが、今回も細やかな観察やリサーチから生まれたであろうハトの習性や動きの描写はデフォルメされながらもリアルで、それをウィルが演じるからこそ余計にコミカル。そもそもハトはどんな街にも溶け込めるため、スパイの隠密行動には最適なのかも!?これまで見たことのないスパイ・ガジェットが伝えるもの有能なスパイゆえに、“群れない主義”だったランス。だが、ハトとなってしまっては“得意分野”がまるで違ってくる。優れたテック担当のウォルターが共にいて1つのチームとなり、ときにはその魅力で“ハト仲間”さえも惹きつけるからこそ、強敵に立ち向かうことができるのだ。今作を、世代を問わず、できれば家族揃って観てほしいと思うのは、このランスとウォルターのようにそれぞれの違い、長所や弱みを受け入れることの大切さを描いているから。少年時代のウォルターが母親と語り合ったように、あくまでも平和的な技術で「世界を変える」という彼の科学者としての信念を通じて、寛容さや相互理解、連帯というテーマが浮かび上がってくるからだ。目には目を、火には火を、拳には拳を…やられたらやり返し、暴力に対してさらなる暴力を重ねることは果たしてどうなのか?アロマを使った正直ガスやキラキラなラメと子猫の癒しのパウダーなど、天才発明家ウォルターが作り出す“人を傷つけない”ガジェットの数々は、例えば「Black Lives Matter」や香港の付箋の壁「レノン・ウォール」のような非暴力の抗議の拡散をも思い起こさせる。『スパイ in デンジャー』は7月10日(金)よりディズニープラスにて独占公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:スパイ in デンジャー 2020年、ディズニー公式動画配信サービスにて公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年07月09日ナオミ・ワッツ主演『ウルフ・アワー』が、ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」にて公開決定。日本版アートワークと予告編も到着した。記録的な猛暑を迎えたニューヨーク。治安の悪化により、暴徒と化した市民が至るところで略奪を繰り返し、さらに女性ばかりを狙う連続殺人鬼の出現が街に暗い影を落としていた――。ブロンクスに暮らす女流作家のジューンは、カウンターカルチャーの旗手として輝かしいキャリアを築いてきたが、ある事件をきっかけで筆を断ち、それ以来外界と隔絶し、自宅に閉じこもっていた。ある日、ジューンの暮らすアパートのブザーがけたたましく鳴り響く。そのブザーは、彼女を待ち受ける地獄の始まりにすぎなかった…。本作は、保険金目当ての放火や暴動、強盗も多発、ドラッグが蔓延…と、治安が全米最悪だった1977年のニューヨークの中でも最も危険な地区とされたサウスブロンクス地区が舞台。1976年から1977年にかけ、ニューヨークで若い女性を中心に13人を襲撃し、うち6人を殺害した連続殺人鬼“サムの息子”の存在が街を恐怖のどん底に陥れ、ニューヨーク大停電も発生、バイオレンスの嵐が蔓延。そんなサウスブロンクスのアパートで、過去のトラウマから自宅に閉じこもって暮らす女流作家のジューンが体験する、凄絶な体験をスリリングに描き切る。そんなジューンを演じたのは、『21グラム』と『インポッシブル』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたナオミ・ワッツ。今作では、製作総指揮も兼任し、深い深い闇に堕ちていく女性を演じている。サンダンス映画祭で正式上映されるなど、高い評価を得た本作。今回到着した映像では、外界から隔絶して自宅に閉じこもる作家と、危険な街の様子が映し出される。アパートのブザーが鳴り響き、作家が次第に追い込まれていく、緊張感たっぷりの映像だ。『ウルフ・アワー』は7月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画たち2020 延長戦」にて公開。(cinemacafe.net)
2020年07月08日Netflixのメガヒットシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で大ブレイクしたミリー・ボビー・ブラウンが、あの“世界一有名な名探偵”シャーロック・ホームズの妹を演じるNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』が9月に全世界配信されることが決まった。本作は、ミリー主演、自ら製作にも名をあげた本格ミステリー・アドベンチャー。原作は作家ナンシー・スプリンガーによる人気小説シリーズ。舞台は、1884年のイギリス。16歳の誕生日を迎える朝、エノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)が目を覚ますと、母親(ヘレナ・ボナム=カーター)が突如行方不明となっており、残されたのは謎めいた暗号だけ…。エノーラはやむなく、兄のシャーロック(ヘンリー・カヴィル)とマイクロフト(サム・クラフリン)の世話になるが、兄たちから一流の婦人に育てるための花嫁学校に行かされそうに。しかし、自由奔放なエノーラは兄たちに従わず、母親を探すために1人ロンドンへ。旅の途中、思いがけず若き貴族(ルイス・パートリッジ)の失踪事件に関わったことをきっかけに、世界の歴史を覆しかねないほどの恐ろしい陰謀と巨大な謎へと巻き込まれていく。エノーラは兄譲りの天才的推理力を発揮し、名探偵の仲間入りを果たすことはできるのか?そして消えた母親の行方は…!?社会現象とも言えるムーブメントを巻き起こしている「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1の配信開始当時12歳だったミリーは、若くしてすでに卓越した演技力を発揮し、一躍大ブレイクを果たした。映画出演は『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』以来2作目。本作でミリーは、『パシフィック・リム』シリーズや『名探偵ピカチュウ』を手掛けたメアリー・ペアレントや、実姉であるペイジ・ブラウンらと共にプロデューサーも務めており、現在16歳の彼女が新たな才能を開花させる。さらに、エノーラの兄であるシャーロック・ホームズを演じるのは、『マン・オブ・スティール』や『ジャスティス・リーグ』のスーパーマン役で知られ、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ではトム・クルーズとも共演した人気俳優ヘンリー・カヴィル。数多くの俳優が演じてきた天才名探偵を、新たに筋骨隆々かつクールに演じる姿は必見。この度、解禁された場面写真には、イレブン役で魅せてきたミステリアスな可愛らしさだけでなく、少し大人びた髪型でクラシックなドレスに身を包んだ姿や、勇敢に弓矢をかまえる凛々しいミリーの姿が!これまでに見せたことのない彼女の活躍が堪能できそう。また、ヘンリー・カヴィル演じる、これまでにない新たなシャーロック像にも期待が高まる。さらに、『ハンガー・ゲーム』シリーズや『世界一キライなあなたに』のサム・クラフリンが長兄のマイクロフト役を演じる。エノーラの母親役には、ティム・バートン監督作品や「ハリー・ポッター」シリーズのベラトリックス・レストレンジ役でも知られ、『英国王のスピーチ』ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた名女優ヘレナ・ボナム=カーター。若手俳優ルイス・パートリッジにも注目だ。Netflix映画 『エノーラ・ホームズの事件簿』は9月より全世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年06月26日新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月下旬にヴェネチアでの撮影を中断していた『ミッション:インポッシブル』第7弾。撮影再開は、9月を予定しているという。ベンジー役のサイモン・ペッグが「Variety」誌に明かした。サイモンは「外で行う撮影が9月に再開される予定」と話し、「その頃ならまず大丈夫だろうと思う。もちろん予防措置はしっかり講じるはず」と前向き。アクションシーンについては「1.5メートルは離れて撮影しないとダメじゃない?」とジョークを放ちながら、「至近距離での撮影が必要とされる人たちは、やっぱり安全が確認されないとできないよね」と語った。時を同じくして、同作のファースト・アシスタント・ディレクターのトミー・ゴームリーもラジオで「9月に撮影を再開したいと思っている。予定していた国をすべて訪れたい。大部分はイギリスの野外撮影所とスタジオでできれば」と語っている。今後、撮影において挑戦だと感じることは、スタントシーンや人がたくさん集まっている中でのシーンだという。「『ミッション:インポッシブル』シリーズは、ファイトシーンやカーチェイスといった(そういう)シーンなしには作れないので」という苦悩を明かした。(Hiromi Kaku)
2020年06月03日コロナで中断されていた『ミッション:インポッシブル』7作目の撮影が、9月にも再開される見通しのようだ。助監督トミー・ゴームリーが、BBCラジオに対して語ってわかったもの。中断されたのは撮影開始の数日前で、クルーはヴェネツィアでのアクションシーンの準備に入っていた。今後も、最初に予定されていたロケ地をすべて訪れるつもりらしいが、多くの部分はイギリスのスタジオで撮影されることになりそうだ。撮影期間は来年の4月か5月に及ぶだろうとのことである。撮影の一時停止を受けて、映画の北米公開は来年11月19日に延期された。監督はクリストファー・マッカリー。文=猿渡由紀
2020年06月03日平日午後の映画番組「午後のロードショー」では、6月2日(火)にブルース・ウィリス主演、アレック・ボールドウィンらの出演による『マーキュリー・ライジング』を放送する。『ダイ・ハード』シリーズが大ヒットを記録したことで一躍ハリウッドスターへの階段を駆け上がることになったブルース・ウィリス。1994年には鬼才クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』に出演、さらにテリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』、リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』、超メガヒットとなったマイケル・ベイ監督の『アルマゲドン』、M・ナイト・シャマラン監督作品『シックス・センス』と世界で注目される監督とのタッグで次々とヒット作を世に送り出した。今年1月にはエドワード・ノートンが監督・主演を務めた『マザーレス・ブルックリン』に出演、常に第一線で活躍を続けるブルース・ウィリスがFBI捜査官に扮したのが本作となる。FBIの潜入捜査官アート(ブルース・ウィリス)は、潜入先のテロ組織が起こした人質立てこもり事件での説得を無視した強行突入により犯人グループの少年を死なせてしまう。怒ったアートは強引な突入指示を出した上司を殴り、潜入捜査班から外されてしまう。そんなアートのもとに無理心中事件の捜査が舞いこむ。現場に出向いたアートは事件は何者かによる殺人だと疑い、子ども部屋でサイモン(ミコ・ヒューズ)が隠れているのを見つける。保護され病院に入院したサイモンだったが何者かに命を狙われ、アートは間一髪で救出。病院を抜け出したアートとサイモンは執拗に追ってくる殺し屋をなんとか振り切る。サイモンは自閉症でパズルに関して天才ぶりを発揮、彼が偶然パズル雑誌で解いた暗号は、NSA(国家安全保障局)が開発した絶対に解けないとされる“マーキュリー”という暗号システムで作られたもので、NSAのクドロー中佐(アレック・ボールドウィン)は国家機密保持のため、暗号を解いたサイモンを抹殺しようとしていた…という物語。サイモンを狙うNSAのクドロー中佐には『レッド・オクトーバーを追え!』のジャック・ライアン役や、『ミッション:インポッシブル』シリーズなどの作品で知られるアレック・ボールドウィンが出演している。午後のロードショー『マーキュリー・ライジング』は6月2日(火)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月02日そこまで映画に興味はなかったけれど、出演俳優にひと目惚れをしてしまってどハマり…なんて人も少なくない昨今。イケメンぞろいのハリウッドの映画界ですが、名前が『トム』の俳優はひときわ美形ぞろいな印象です。映画界で活躍する5人の『トム』と名のつくイケメン俳優をフォーカスしました!あなたもお気に入りのトムを見つけて、映画の世界に足を踏み込んでみてはどうでしょうか。天然、キュート、野生的…あなたの『推しトム』は誰?トムと名前が付くイケメン俳優①トム・ハーディ最初に紹介するのは、イギリス出身の俳優トム・ハーディです。トム・ハーディは、2015年公開の映画『マッド・マックス怒りのデス・ロード』や、2018年公開の映画『ヴェノム』で主役を演じるなど、役ごとにまったく違うイメージを見せる、演技の多彩さと繊細さが魅力の俳優。 View this post on Instagram A post shared by Tom Hardy (@tomhardy) on Dec 1, 2017 at 6:24pm PSTそんなハーディは、ロンドンでいくつもの演劇学校を渡り歩いてスキルを磨いてきた演技派としても知られています。デビュー作は、2001年に公開された、名匠リドリー・スコット監督の映画『ブラック・ホークダウン』。その後、2010年の映画『インセプション』のイームス役でブレイクを果たしました。日本では『トムハ』の愛称で親しまれる彼の魅力は、ムキムキ&硬派なビジュアルから想像できないほどの人懐っこさではないでしょうか。まるで子犬のように、変顔をしたり笑顔を見せたりする無邪気な様子はキュンときちゃいますよね…。トムと名前が付くイケメン俳優②トム・ヒドルストン次は、イングランド出身の俳優、トム・ヒドルストンです。『トムヒ』の愛称で親しまれる彼を、有名な『あの役』で一度は目にした人も多いのではないでしょうか。『あの役』とは、2012年公開の映画『アベンジャーズ』などに代表されるアメコミ映画・ドラマの一大叙事詩シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)』での名悪役・ロキです。兄への思いをこじらせた、ずる賢くもチャーミングな性格で、世界中で黄色い声援を獲得しました。ヒドルストンは、なんとイギリスの名門校『イートン・カレッジ』の出身で、同級生にはイギリス王室のウィリアム王子などがいるそうです。その後はケンブリッジ大学を出るなど、まさに秀才エリートですね。 View this post on Instagram I've met so many brave children in South Sudan, who keep smiling in spite of the civil war which continues around them. The great people @Unicef and @unicefssudan are on the ground, helping to protect them from physical and psychological abuse, providing clean water, vaccines and education. We mustn’t forget about them. @Unicef_Uk #southsudan #southsudannow A post shared by Tom Hiddleston (@twhiddleston) on Dec 1, 2016 at 2:15am PST13歳から俳優を目指していたヒドルストンは、2006年にデビュー。2011年公開の映画『マイティ・ソー』でのロキ役という大抜擢を経て、スターの仲間入りを果たしました。187㎝の高身長で、性格はチャーミングかつ超紳士。ユニセフの英国大使を務めるなど、慈善活動にも積極的です。トムと名前が付くイケメン俳優③トム・フェルトン次は、世界的大ヒット映画で活躍した子役出身のイギリス人俳優、トム・フェルトンです。その映画とは何を隠そう 『ハリー・ポッター』シリーズ。フェルトンが演じたのは主人公・ハリーのライバルであり、悪らつないじめっ子役であるマルフォイです。回を重ねるごとに、望まずに悪の道へ引きずり込まれていく様を見事に演じていました。2020年5月現在、32歳のフェルトン。デビューは1995年の広告のモデルで、当時は8歳でした。その後、『ハリー・ポッター』シリーズで大ブレイクを果たし、2011年には大ヒット映画『猿の惑星: 創世記』にも出演しました。フェルトンは、ドラマなどを中心に比較的落ち着いたキャリアを積む一方で、ミュージシャンとしても活動しています。そんなフェルトンが、『ハリー・ポッター』シリーズで共演した美人女優、エマ・ワトソンの初恋の相手であることは、ファンの間では有名な話。エマのInstagramで笑顔のツーショットを撮るなど、現在でも友人関係のようですね。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram Tom’s @origin_series is out on 14th November. Congrats dear friend. #TFToleratingmysubparskatingskillssince1999. A post shared by Emma Watson (@emmawatson) on Nov 8, 2018 at 7:01am PSTトムと名前が付くイケメン俳優④トム・ホランド次は、いつも笑顔でおっちょこちょいなイケメン、イギリス出身俳優のトム・ホランドです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Tom Holland (@tomholland2013) on Jun 29, 2019 at 6:50pm PDT『トムホ』の愛称で、圧倒的な女性人気を誇るホランド。彼の出世作といえばMCUの『スパイダーマン』シリーズでの、主人公ピーター・パーカー役でしょう。愛嬌たっぷりに画面を駆け巡り、世界中を魅了し続けていますよね。ホランドの芸能デビューは2008年の舞台『ビリー・エリオット』で、映画への初出演は意外にも声優でした。しかも、その作品はスタジオ・ジブリの映画で2010年に公開された『借りぐらしのアリエッティ』。日本では神木隆之介さんが演じた、人間側の主人公・翔役の吹き替えを務めています。 View this post on Instagram Trying out some rings with @bobbydazzler84. My arms are shaking like crazy A post shared by Tom Holland (@tomholland2013) on Feb 8, 2018 at 1:27pm PSTそんなホランドの魅力といえば、その天真爛漫さ。映画のネタバレをしてしまうことで有名で、映画のインタビュー中に共演者のジェイク・ジレンホールに口を押さえられるなど、その『犯歴』は数知れません。また、そんなキュートさと裏腹に肉体はバキバキ。身体能力も高く、テレビなどでは難なくバク転を披露しています。まさに『ギャップ萌え』ですね…。トムと名前が付くイケメン俳優⑤トム・クルーズ最後は、『トムと名のつくイケメン俳優』といったら外せないハリウッドのレジェンド、トム・クルーズです。圧倒的な笑顔のさわやかさと、身体を張り続けるサービス精神で、今なお多くのファンを魅了し続けています。彼はハイスクール時代、レスリング部でケガをし、代わりに入った演劇部がきっかけで芸能の道を目指すことになります。その後、ニューヨークで演劇の訓練を積み、1981年公開の映画『エンドレス・ラブ』でデビュー。1986年には、空戦映画『トップガン』が世界的大ヒットとなり、世間にその名を刻み込みました。トムの名をさらなる次元に押し上げたのが、今や自身がプロデューサー兼主演を務める『ミッション・インポッシブル』シリーズでの、度を越したノースタントアクションです。超高層ビルの壁面を走り、飛行機にしがみつき、ヘリを操縦するなど、縦横無尽の活躍を見せています。新作ではついに宇宙での撮影をするとも報じられており、目が離せません!イケメンの『トム』はまさに十人十色。お気に入りのトムが見つかったら、ぜひ出演作も見てみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月29日