「コロナ」について知りたいことや今話題の「コロナ」についての記事をチェック! (1/2)
全国の「家族の健康を守りたいマザー」の皆様~~!Withコロナの新しい生活様式ですっかり生活習慣化した手指消毒。きっと皆さんもあちこちで消毒する機会が増え、もはや建物の中に入る時には手指消毒して入るのが当たり前になりましたよね。でも、ちょっと待ったぁ!あなたが手に塗ってるその消毒液、ほんとに「消毒剤」ですか!? なんでも一緒じゃないの? とか思っちゃってません?うわっ、突然なんなんですか! 失礼な! そりゃ消毒出来てるでしょ!?ノンノンノン・・・そもそもアナタ、一体誰ですか?わたしですか・・・?申し遅れました・・・はじめまして、SARAYA(サラヤ)から来ました『アルソフト』です。どうぞお見知りおきを・・!アルソフト・・・聞いたことないなぁ。サラヤってあの『ヤシノミ洗剤』で有名なあのサラヤ?そう! あのサラヤ! 一般家庭では『ヤシノミ洗剤』のイメージが強いかもしれへんけど、実は感染対策のプロ集団なんやで!ほんまはひっそり地味に暮らすつもりやったんやけど、本当に効果のある消毒剤と、そうでないものが混在しているようで・・・いてもたってもいられず出てきてしもうた~!言われてみれば・・・私もなんとなく“見た目のオシャレさ”で選んでたかも。だってここは日本だし!? 何らかの審査をクリアしたものが世に出ているって信じてるんだもん!ほぉほぉ。きっと同じようなマザーもたくさんいるはず。コロナ禍に慣れて消毒行為が徐々に雑になったり、アルコール消毒剤はどれも同じだと思っている人が増えてきた今だからこそ、あらためて【アルコール消毒剤を選ぶときの基準】と【その使い方】を一緒に学んでいこ~~!・・・・・・・・・・・・・・【感染対策のプロ! サラヤの歴史】アルソフトくん:「そもそも、サラヤが感染対策のプロオブTHEプロ企業やってこと知っとった?! それは遡ること70年前。戦後日本で流行していた感染症から人々を守るために会社を作ったのが始まりだった。創業以来、ずーーっと、医療現場などで利用される“プロ向けの確かな衛生商品”を、長年研究開発してきた企業やねんで! (今じゃ、世界の“プロ向け衛生市場”でも活躍しとるわ)感染予防のために、医療現場だけではなく『公衆トイレや学校』にも手洗い用のせっけん液(あの緑色の液体のやつ!)を設置&普及させたり、学校給食やスーパーのバックヤード、食品メーカーや病院、福祉施設など、『厳しい衛生管理が必要となる現場』で、サラヤのアルコール消毒剤がたくさん使われてきてん」マザー:「わぁ! 手洗い場でよく見かけたあの緑色の液体せっけん、あれもサラヤだったんだ~!」アルソフト:「そうやで! 病院やスーパーやモールなどの出入り口に設置されているアルコール消毒剤も、サラヤのものが多いねん!70年も前から感染対策のプロとして現場を支え続けているのに、一般の人の目にはなかなか入らないし、自分たちから派手にアピールしてこなかったもんやから、功績を伝えるのがへたくそで地味・・・」マザー:「たしかに地味かも・・私も今言われるまで知らなかったもん」・・・・・・・・・・・・・・【コロナ禍、消毒剤が溢れかえる】アルソフトくん:「そんな中で2020年、突如として世界中に巻き起こったパンデミック。新型コロナウイルスが流行り始めたあの頃、あらゆるものが足りなくなって大変ちゃうかった??」マザー:「そう!!! マスクが全然足りなくて買えなかったし、なぜかトイレットペーパーも奪い合い?! みたいになってた! それに肝心のアルコール消毒剤も一時期なかなか買えなかったもんね」 アルソフトくん:「そうやろ!? 急にやってきたパンデミックで、市場に出回っていたアルコール消毒剤が急に手に入らなくなってしまったもんやから、いろんな会社が『今なら、消毒剤らしきものを作れば売れる!!』と踏んで、効果もワケわからんものを作りまくるようになってん・・・」マザー:「ええ!? そうなの!? 出回ってるものはきちんとしたものだとばっかり思ってた・・・」アルソフトくん:「そんなことないねんで。アルコール濃度も低くて検証データもない、消毒効果が不確かな商品が、い~~っぱい世に生まれてしまったんやから・・・くっ」マザー:「そ・そんな・・・ とはいえ、サラヤさんも感染対策のプロだし、コロナ需要でさぞかし儲かったんでしょ?」アルソフトくん:「ちゃうわ・・! 全然そんなことない!! サラヤは医療現場はもちろんのこと、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人たちの活動を支えるため、アルコール消毒剤を供給できるよう、必死に対応していたから」アルソフトくん:「一般の市場に出せるだけの量を作ることがあまりできず、消毒剤市場が有象無象で盛り上がってる中、サラヤはまたしても千載一遇のチャンスを逃してしまったんやぁぁぁ・・・」 マザー:「あ~~~ん、真面目すぎて損してる~~!! そんなんばっかりじゃん!」アルソフトくん:「うっ、言わんといて。 そして消毒剤市場が落ち着いてきた頃、あとに残ったのは玉石混交状態の商品たち・・・。『アルコール洗浄剤』や『ハンドジェル』って名乗ってるだけの、効果が不確かな、ワケのわからないものまで出回っている始末。そして選び方を知らないマザーたち。どないすんねんこれ!」アルソフトくん:「それに、手指の【アルコール消毒回数】と【消毒剤の使い心地】の関連性を調査しまくったところ、どうやら、使い心地と消毒の回数は非常にリンクすることがわかってきてん。例えばジェルだとベタベタするからイヤ、液体だと飛び散るのがイヤ、そういうちょっとした『不快感』が多ければ多いほど、手指消毒する回数が減る傾向にあるってことがわかってきてん!」アルソフトくん:「そのことに気付いたサラヤが、研究に研究を重ねて生み出したのが僕『アルソフト』やで!」 マザー:「わー-! おめでとう~~~!! まだ新しい商品だから知らなかったのね~~~!」アルソフトくん:「で、こっからが本題!! たくさんある商品の中から【本当に効果のある、アルコール消毒剤を選ぶ基準】、わかるか!?」マザー:「う~~ん、どこだろう・・・」アルソフトくん:「ここ見てみ!!【指定医薬部外品】って書いてあるやろ? これが大事」マザー:「わわっ!! うちにあるやつ、これ書いてなかった!」アルソフトくん:「やろ?! 意外と知らない人が多いねんけど、実は『消毒剤』といえるのは、きちんと申請して承認された【医薬品・医薬部外品】だけやねんで。そしてふたつめ。ここもチェックしてみて! ちっこいけど見えるか・・・?」マザー:「ちょ、ちょっと老眼が・・・」アルソフトくん:「頑張って! この【アルコール濃度】が大事! 厚生労働省は、新型コロナウイルス対策に有効な濃度の基準として【アルコール濃度70~95vol%】(※1)を推奨してるねん。僕は厚生労働省の基準をクリアした、かつ、消毒効果を最大に引き出すベストバランス(※2)の80vol%という高濃度アルコールやで!」※1 出典元: 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について ※2 解説:アルコール濃度が高ければ高いほど効果はあるが、その分揮発性も高まり短時間しかもたず、十分な消毒時間を確保できないため、結果的に消毒効果が下がる。サラヤは研究の結果、「殺菌効果」と「揮発の時間」とのベストバランス80vol%にたどり着いた。マザー:「キャー! アルコール度数までチェックしてなかったわぁ」アルソフトくん:「そ・し・て! 液体だと飛び散ってイヤ! ジェルだとベタついてイヤ! そんなちょっとした不快感が、消毒の回数を減らしてしまってることに気付いた僕は、ここちよい“新感触” を追求したんやで! ちょっと使ってみてや。いくで。手に取った時には飛び散らないようにとろりとしたジェル状で出る!手に広げて圧力がかかった途端、手指全体に広がるように液体に変わるねん!」 マザー:「わあああ~~!!! ほんとだ!!手に取った時はジェルのようなのに、力を加えて広げようとするとサラサラの液体になる!」アルソフトくん:「すごいよく考えられてるやろ? ジェルと液体のハイブリッドやで! ウイルスをやっつけようとすると、ある程度皮膚の上で接触する時間が必要になってくるから、ジェルで手に広げて液体でさらっとした仕上りに仕上げるのがベストやねん」マザー:「なるほど~~」アルソフトくん:「さらに、アルコールは高濃度になると、どうしても揮発性が高くなり手肌も乾燥しがちに。だから保湿成分をしっかりと配合する必要がある。(手荒れしていると、そこに雑菌が繁殖するし『染みて痛い』と消毒しなくなるという悪循環・・・)有効成分の働きを邪魔せずに『保湿成分』を加えるのって、実はめっちゃ難しいこと。でも、それを実現できたのは、確かな技術力を持つサラヤだからこそやで!」マザー:「なるほど・・・知ってるようで知らないことがたくさん! さっそく使ってみるわね」アルソフトくん:「ところできみたち、消毒ってどのタイミングで使ってる?」マザー:「そうね~~~。お外から帰ってきたとしたら・・・は~~寒い寒い・・早くおうちに入ろ~~~・・・って洗面所に一目散。手を洗ってうがいをして、そこから手指消毒かな!」アルソフトくん:「ちょっと待った~~~~!!」マザー:「えええ!? 何でよ! 何がダメなのよ!」アルソフトくん:「手洗い・うがいをしたあとに消毒するのはもちろん素晴らしいんやけど、実は・・その流れだとダメやねん。『外からウイルスや菌を家の中に持ち込まない』を徹底する必要がある。まずは玄関に入ったらすぐに手指消毒! ここで消毒してから家の中に入ると、家中あちこちにウイルスや菌が付着するのを防げるで!」マザー:「なるほど~~! 一度玄関で消毒をしてからその後に手洗い・うがい・消毒ね! わかったわ!」アルソフトくん:「アルコール手指消毒剤の選び方、使い方。そして僕のことを知ってもらえてよかった! 是非今日学んだことを活かして、家族みんな元気にこの冬を乗り越えてな~~~!」マザー:「は~~~い! ちゃんと選んでしっかり使おう! 『アルソフト』なら家族みんなの手肌にやさしく毎日しっかりと使える! これで家族の健康を守るわあぁああ」アルソフトくん:「絶対やで~~~~・・・・!」キラー―ン SARAYA「アルソフト」シリーズを見る 手肌をいたわり、しっかり消毒!毎日の消毒習慣に「アルソフト」「どんなときでも手指消毒を続けてほしい、みんなの毎日にやさしく寄り添いたい」という想いから誕生したのが、サラヤの手指消毒ローション「アルソフト」です。ポンプボトルのほか、携帯用ボトル、詰替え用、手をかざすだけで自動で適量が出る便利なオートディスペンサーなども展開。家でも外出先でも毎日使いたくなる心地よさを追究しました。使うことで、子どもたちの未来を守る「100万人の手洗いプロジェクト」 衛生のプロ「サラヤ」が2010年にスタートしたのが 「100万人の手洗いプロジェクト」 。衛生商品の売上の1%(※メーカー出荷額)を寄付し、アフリカ・ウガンダで展開するユニセフ手洗い促進活動を支援しています。「アルソフト」を毎日使うことで、世界中の子どもたちの未来を守る活動に私たちも参加できるしくみです。 SARAYA「アルソフト」シリーズを見る 特集トップに戻る >> [PR] サラヤ株式会社
2023年01月26日SNS上での知り合いや、子どもの学校等、身近でも新型コロナウイルスに感染される方が増えてきました。逆に自分がまだかかっていないのが不思議なくらいです。そんな中、娘の学校もまん延防止措置により登校自粛に。リモート授業にも慣れてきましたが、そこには弊害も…。インドアゴロゴロ大好き親子なので、どこにも行かなくていいという環境になると、ここぞとばかりにダラダラしてしまいます…。そして更に最近の悩みは「お掃除問題」。掃除機ってなかなかの音じゃないですか。娘が友達を連れてくる事もないので安心しきっています。カオスな部屋を慌てて土曜日に掃除する毎日。これでいいのかと不安になります。
2022年03月14日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツでひとり息子を育てているぱん田ぱん太です。2020年の始めにコロナ禍が始まって以来、私と息子のフリッツ君は日本に行けていません。私にとっては故郷、フリッツ君にとっては自分の生まれのルーツがある国ですから、定期的に一時帰国したいのですが、今の状況ではなかなか難しいところ……。しかし、フリッツ君が日本の文化にまったく触れられていないかと言えば、そういうわけでもありません。ありがたいことに、日本にいるお友達が時々私やフリッツ君にプレゼントを送ってくれるのです。日本の子どもたちが大好きな、幼児向けの有名絵本シリーズは、すっかりフリッツ君のお気に入りシリーズになりましたし、ドイツにはない非常に精巧な作りの食べ物消しゴムシリーズは、フリッツ君の大好きなおままごとで大活躍!(ちなみに私も子どもの頃このシリーズが大好きで、集めていました)フリッツ君が「もっと欲しい」と言うのにすぐに買ってあげられないのが心苦しいですが、次回のプレゼントの楽しみが増えるのもいいことです。そしてフリッツ君はもちろん、ドイツで手に入るおもちゃにも興味がないわけでもありません。最近よく見かける、指で押すとぺこぺこと引っこむゴム製のおもちゃがお気に入り。こちらもフリッツ君は「もっと大きいやつが欲しい」とおねだり。高価なものでもないので買ってあげてもいいのですが、簡単に「いいよ!買ってあげるよ!」と言うのも教育によろしくないので、「見つけたらね」と曖昧な返事をしてみます。すると、まさかの日本が登場。上記の日本の絵本やおもちゃに関して、私がよく「日本にはあるんだけどね」と言っていたのが印象深かったのでしょうか(笑)。そして、また別のある日。おままごとセットのコップを使って遊んでいました。コップは3種類あり、コーヒーと、水と、ミルクの絵柄が描かれたもの。それを見て、私はあることを思いつきました。コップを持って、ごくごく、おいしいね!……だけじゃつまらないので、アレンジをしてみることに。フリッツ君は新しいアイディアが大好きなので、気に入ってくれたようです。フリッツ君も私のアイディアを応用して、『ミルクお水』という謎の飲み物を作っていました(笑)。子どもの豊かで楽しい発想力や想像力を邪魔したくないので、「そんなものないよ!」「そんなのまずいよ!」と否定はしないようにしています。すると……。また出た、日本!!(笑)。どうやら、フリッツ君の頭の中に広がるたくさんの想像(理想?)の物は、全部日本にあると信じているようです……。いずれフリッツ君と実際に日本に行ったとき、彼はどんな反応をするのでしょうか。思っていたより普通でがっかりするのか、それとも、彼の想像を超えるたくさんの新しいものを発見できて、大喜びするかもしれません。何にせよ今はコロナ禍が落ち着いて、以前のように気兼ねなく日本へ行ける日を待つのみ。近々日本に行けたら、その時のことも、ここウーマンエキサイトの記事にてご紹介できたらいいなと思います!
2022年03月01日学校で撮ってもらった写真販売、楽しみですよね。でも今年のものはやっぱり……。■かろうじて判別はできるけど買うかどうか迷う写真がいっぱいあったよ~。3コマ目の目が見えている写真はまだいいけど、帽子とマスクで顔が全然見えない写真もいっぱいあって(汗)。買うかどうしようかすんごく悩んだ~。将来見返して「そういえばマスクしてた時代だったよねー」って思い返せたらいいのかな。今年の写真販売は、みんなそんな感じなのかな。
2021年10月30日本記事は、2021年1月頃の体験談です。時期や地域、ウイルスの種類によって対応が異なる場合があり、すべてのケースに当てはまるものではありません。感染した際は各自治体のルールに基づいて行動してください。こんにちは、菜ノ花子です。実はわが家のおとん(夫)…コロナに感染したんです。当時はどうなるのか先が見えず、漫画に描くなんてできる状態じゃありませんでした。でも、おとんも元気になりましたし、わが家が経験したことを公にすることで、なにかちょっとでもお役に立てることがあるのなら…とそんな気持ちで描くことにしました。誰かを不快にさせないだろうか、など、そんなプレッシャーもあるのですが、参考になることがあれば幸いです。この漫画のようなやりとりがあったのは発症2、3日目あたりだったのですが、自分がこれからどうなるかも分からない中で「漫画に描いていいからね」と発言をするおとんは、やっぱりメンタルが鬼強いと思いました。コロナのキツさは夫本人しか語れないので、私は私が語れることを描いていこうと思います。夫の発症から復帰までの流れと、その期間に経験したこと、知ったことなど、濃厚接触者になった私たちの視点・暮らしに重きをおいた内容になるかと思います。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。※この体験記の時期とは、ウイルスの種類や感染力も変化している可能性があります。最新のウイルスの情報や、感染予防対策をご確認ください。参考: 新型コロナウイルス感染症について/厚生労働省 次回に続く「ウチのコロナの話」(全3話)は17時更新!
2021年09月21日我々の生活を一変させた新型コロナウイルス。これからは「コロナ時代」をどう生きるかとも言われるほど……。多くのカップルの関係性も、コロナの影響で大きく変わったようです。今回は、関係性が変化した4つの例から、見直すべき「カップルの形」をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。■ 1、「会えなくても平気」になった強制的に自粛を促され、ふだん定期的に会っていた彼ともなかなか会えなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。そんななかで、こんな気づきをしたカップルもいるようです。「コロナ以前は『彼がいなきゃムリ!』と、よく彼の家に泊まりに行っていました。でも彼の家まではなかなかの距離。簡単に会えないから最初は寂しかったけれど、次第に彼がいなくても平気になり『私、いままで何やっていたんだろう』ってハッとした」(24歳女性/通信)自粛期間だからこそ彼に会いたくてたまらない人もいれば、「会わなくても意外と平気」と気づく人もいるようです。彼と別れるまではいかなくても、今まで彼と会っていた時間を自分のために使う、これを機に自分時間を楽しんでもよさそうですね。■ 2、価値観の違いがわかったコロナが起きたことで、ふだんの生活にも大きな影響がありました。ふだんの生活ぶりから、彼がふだんどんな価値観で生活していたのか、がわかった例です。「手はロクに洗わないし、マスクもしない彼。コロナで価値観の違いが浮き彫りになり、交際を解消しました。結婚まで考えていたけれど、ここで踏みとどまれてよかったです」(31歳女性/サービス業)こちらはいわゆる「コロナ破局」。自分はかからないだろう、自分はこれで大丈夫、と自分のことばかり考えて周りのことは気にしない。そんな自分だけよければいいタイプの彼だと、結婚しても不満が溜まりがちに……。今別れて、正解かもしれません。■ 3、より一緒にいるため、同棲を決意した「会えない日々が続き、お互いにストレスが溜まっちゃって。話し合った末、同棲しようという答えになりました」(28歳女性/広告)前々から漠然と「同棲したい」との思いがあったけれど、なかなか踏み切れなかったカップルもいるはず。コロナが逆によいきっかけとなり、二人でいる時間を作るため、同棲に踏み切ったケースです。一緒にいる時間を増やしたい、大切にしたいふたりにとって、今回の件は同棲や結婚を考える、ひとつのきっかけになったようです。■ 4、意外な一面に気付いた強制的に距離がうまれたことによって、いままで見えなかった面が見えてきた良いケースです。「前までは、彼を『頼りない』って思うことが多かった。でも仕事が激減して落ち込む私を支えてくれたり、買い出しも積極的に行ってくれたりと、私を支えてくれました。彼は、私が思う何倍もしっかりしているんだと気付きましたね」(26歳女性/接客)コロナを機に、彼のよさに改めて気が付いたとの意見も。普段は女々しくても、いざというときに頼れる彼はカッコいいもの。アフターコロナも、安心して一緒にいられますよね。■ 多くのカップルが自分たちを振り返ることにたとえば結婚となればコロナに限らず、病気やケガなど、必ずお互いに苦しい状況は訪れるでしょう。大変なときに協力し合えないようじゃ、これからの長い人生は寄り添えないですよね。だからこそ今回のことをきっかけに、ふたりの関係を見直すカップルも多かったみたい。コロナをきっかけに悪い結果になったカップルもいますが、一方で同棲や結婚など、次のステージに進んだカップルも多いはず。自分たちはどの項目にあてはまるか、ぜひ照らし合わせてみてくださいね。(和/ライター)(愛カツ編集部)コロナ禍でカップルのデートはどう変化した?【愛カツ独自調査】presented by愛カツ ()
2021年06月27日「新型コロナウイルスによる自粛生活で“コロナ太り”に悩む人が増えています。原因は自粛生活の長期化による運動不足や食習慣の長期化、コロナによるストレスなど、さまざまなのですが、いずれにせよ、健康面から見て喜ばしいことではありません」こう話すのは、福岡県みやま市の工藤内科、工藤孝文副院長だ。コロナによる自粛要請が長期化していることで、ストレスを抱える人が増えているが、そういうときについ行いがちな発散方法が過食。脂っこいものや甘いものを食べる頻度が上がるのに加え、外出控えで運動不足になり、どんどん体重が増えていくという悪循環に心当たりのある方も少なくないだろう。「私たちの体は、ストレスが増えるとセロトニンが不足し、糖質を欲するようになります。さらに、人と交流するなどの楽しみが少なくなることで、ドーパミンの分泌が減り、脂っこいものを欲するようにもなります。また、ストレスを感じるとコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは筋肉を脂肪に変える働きがあるのですが、ストレスを感じるたびにコルチゾールが分泌され、筋肉が脂肪に変わっているのです」(工藤先生・以下同)そこに拍車をかけるのが運動不足。本来、通勤やちょっとした移動などの動きがカロリー摂取とのバランスを保ってくれていたのだが、自粛ムードの中で外出を控えるようになると運動不足を招き、カロリー過多→肥満という悪循環に陥ってしまう。なんとかこの傾向を変えたいが、なかなか難しい。工藤先生も自身の25キログラムの減量経験からそれを実感しているという。「食事や生活を大きく改善することが難しいのは、私自身の体験からも理解しています。無理なく体重を減らすには、そのダイエット方法を日常生活の中に習慣として組み込んでしまうことです。そのためにも、ダイエット法は簡単で手軽であることが秘訣です」そこで工藤先生が提案するのが「レモン緑茶」。緑茶にレモン果汁を足すという、極めてシンプルな方法だが、確実に効果を出してくれるのだそう。作り方は、レモンをしぼって、大さじ1杯の果汁を緑茶に入れてできあがりと簡単だ。〈材料〉レモン果汁…大さじ1緑茶…150ミリリットル※緑茶は急須で作っても、ティーバッグにお湯(70〜80度)を150ミリリットルそそいで作っても可。レモン果汁は市販のもの、緑茶はペットボトルでもOK。味はさっぱりとした緑茶という感じで、意外と違和感はない。レモンの酸っぱさが苦手な人はレモンの量で調節するといい。「レモンにはリモネンという、脳を刺激してドーパミンの分泌を高め、気分をリフレッシュさせてくれる働きがあります。緑茶のテアニンにもリラックス効果があります」また、レモンと緑茶に共通している働きに“やせる作用”があるという。「アディポネクチンという通称“やせホルモン”と呼ばれる物質は、脂肪を燃焼する働きがあるのですが、日本一のレモンの産地である広島県で行われた調査では、レモンの摂取量が多い人ほど、アディポネクチンの血中濃度が高いことがわかっています」レモン緑茶でダイエットしつつ健康な体も手に入れよう。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月20日新しい命をこの世に送り出す「出産」という大仕事。その形は、人それぞれに違います。それぞれにストーリーがある出産エピソードについて、今回はウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードの中からご紹介します!■「陣痛も3日たつと痛みに慣れる!?」難産&安産エピソード多く寄せられたのが、「難産で大変だった」というエピソードです。「予定日超過で大きかったため、入院して陣痛促進剤を投与しました。しかし、1日目、2日目は陣痛につながらず、3日目になんとか普通分娩で産まれました。3日もたつと痛みに慣れて、『陣痛がきました! 赤ちゃんまわってます! はい、いきみます!』なんて、自分で実況していました」「自然なお産が売りの病院で、赤ちゃんの心拍モニターも促進剤も会陰切開も基本はなし。もし破水から始まっても、内診はしない方針でした。破水から始まり、そのうち陣痛のピークが過ぎてしまい、赤ちゃんの心拍が落ちているからと、酸素マスクと内診をすることに。そしたら子宮口9.5センチでした。そこから急にいきめと言われても…。結局、出産に38.5時間かかりました」「第一子を出産して、わが子との対面でほっとしていたら『胎盤が崩れてるから残り取りましょう』と手を突っ込まれ激痛。とれない。『輸血しますねー麻酔もしますよー』と言われ、集中治療室へ。カテーテル手術で止血し、動かないように言われて仰向けで寝てなきゃいけないのが一番つらかった…。腰が痛すぎて…。母乳への影響を考えて、担当医が来るまで一晩麻酔してもらえず、我慢できずに泣いた」「夕方、自宅で破水しそのまま入院。その後、陣痛。陣痛から28時間後、子宮口7cmから進まず。羊水が濁り、帝王切開になった。子どもの首にへその緒が巻きついていました」「出産当日にインフルエンザ発症、朦朧(もうろう)となりながら産んだ」壮絶な出産エピソードに、読むだけで拍手を送りたくなります。産んだお母さんも、生まれてきてくれた赤ちゃんも、本当によく頑張ったのだと、改めて出産は奇跡だと気付かされます。一方で、安産だったというエピソードも寄せられました。「初産、予定日より一週間早く、突然激しい張り。すでに陣痛は5分間隔。病院に電話しても『初産でそんなまさか』と、取り合ってくれず。でも、痛みはジェットコースターのごとく。やっと病院に着くが、助産師さんたちは『大げさ!』と冷たい対応。しかし診察台にのったとたん、周りは大慌て。『よく我慢したね』と言われる。結局陣痛らしきものから産まれるまで計4時間。主人は2度寝して間に合わず。助産師さんから『超スピード安産だった』と言われたました」「第1子の時は陣痛促進剤を入れ、その日には生まれず、次の日の朝11時に破水、12時に出産。初出産にも関わらずスーパー安産でした」陣痛から素早く生まれてきてくれると、母子ともにその安全が守られやすく、安心ではあります。ただ、どんな出産も「安産だったから楽」とか「早く生まれてきてくれたから幸せ」とは一言で言えるものではありませんよね。本当に個人差が激しい出産の経験だからこそ、大変さは比べるものではないなと感じさせれらます。■「陣痛で焼肉がお預け…」出産の驚き&笑える体験談また、出産にまつわる驚きのエピソードも寄せられていました。「4人の子どもを産みましたが、次男の出産はロケットダッシュ! 痛みに気づいてからあっという間で、危うく車内で産むところでした。病院の玄関に車を横付け、その時点で赤ちゃんが落ちてきそうな気配が…。主人と、看護師さんに引きずられ分娩室へ直行、分娩室へ入り着替える間もなく5分で出産完了。その間に痛すぎて意識がなくなったようです。無事に生まれてくれてよかったです」「4000g超の巨大児を、普通分娩で産みました。妊娠中20キロ以上も体重が増えてしまい、赤ちゃんも大きく育ちましたが、無事に出産できました」「昔から、ピンチの時も冷静でいられるのが長所で、慌てることがあっても顔色ひとつ変えず、声もあげないようなタイプでした。出産時にも、陣痛開始から産後まで、一度も痛いという声を上げずに、静かに出産を終えました。母子手帳を見た助産師さんに、『あなた初産なの!?』と驚かれたほどです。何より、私が一番驚きました(笑)」超スピード出産に4,000グラム超え赤ちゃんの出産、静かな出産など、驚きのエピソードばかりでしたね。さらに、こんな笑えるエピソードも寄せられています。「2人目の出産エピソードです。その日はゴールデンウイーク最終日。夜は焼肉を食べようと意気込んで、ちょっとお高めのお店を選んでいたところ、腰の痛みが…。『いや、まさか…』と、試しに間隔を計ると、きっちり7分。もちろん、病院からは『経産婦さんだから、すぐ来てね!』と…。おかげで焼肉はお預けで泣く泣く病院に行きました…」「夜の9時前に『あれ、おなかが痛い』と間隔を測ると、まさかの3分! あわてて産院に連絡を入れて、駐車場に着いて降りた瞬間に、急にうなるほどの痛さにみまわれ、這いながら産院にたどりついたけど、受付の2階に上がれない状況に。内診したら『9センチです。もう産まれるよ。旦那さんは間に合わないね』と言われ、頭の中には、『だから実家に泊まれといったのに! 間にあわなかったら恨んでやる』と鬼と化した私(笑)。それから陣痛が弱まり、生まれる5分前に旦那がヘラヘラ登場。2人目は多分パパを待っていたんだと思う。ママに八つ裂きにされたら困るから(笑)」出産の記憶は、それぞれに形は違えど、印象に残るものですよね。焼肉に後ろ髪を引かれたり、夫の判断への怒りが噴出したりと、時に笑えるエピソードとして、思い出になることもあるようです。■「出産は大変なんだよチクショー!」また、コロナ禍の今だからこそのエピソードも寄せられていました。「出産前、経験者の方々にお産の痛みを聞きまくり、 『生理痛のひどいのですよ』という感想を自分に言い聞かせるようにしていましたが、実際は全く違いました。激痛。結局、吸引分娩になり、3回目で息子誕生。コロナ禍で立ち会い出産はできませんでしたが、陣痛、分娩中のあの姿を旦那に見られなくて良かったです」「助産師さんにすごく助けていただきました。コロナで立ち会いができずだったので、たくさん声をかけてくれて嬉しかったです」ここまで、さまざまな出産エピソードを見てきました。どんな出産でも、お母さんたちにとって大仕事ということは同じで、かけがえのない出来事だと感じます。こんなメッセージもありました。「出産はみんなそれぞれに違って、痛みの感じ方、気持ち、環境。 楽な出産なんてあるわけがないし、『命を産む』という事がどれだけすごいことか。出産は大変なんだよチクショー! と思います」これから出産を控えている人もいることと思います。出産に挑む前は誰でも不安を抱えがちですよね。いったいどんな出産になるのか、未知の状態では不安になるのも当然だと思います。もしどうしても不安な気持ちがおさまらないようであれば、病院に相談するなど、ひとりで抱え込まないようにしてくださいね。どんな出産でも、きっと後から振り返った時に、「頑張ったぞ、自分」と思える要素があるはず。出産は当たり前ではなく、奇跡なのだと、きっと実感する日が来ると思います。次回は産後の体験談エピソードをご紹介します!
2021年05月19日コロナ禍で会社の業種に関わらず、全社員リモートワークとなった企業も少なくありません。そうなると、毎日通勤していたパートナーがずっと家にいる状態となります。ある家庭では、多忙を極めていた夫が、仕事をしているとはいえ家にいてくれるという安心感があり、夫婦仲が良くなったという例ある一方で、夫の存在にプレッシャーを感じてしまう妻も少なからずいるようです。それが長期間になればなるほど気持ちが沈み、「一生パートナーが家にいる」という事実に絶望感さえ感じる人もいるようです。どうして、パートナーの在宅にプレッシャーを感じるのでしょうか? そうならない方法はあるのでしょうか?■家族の目があると手を抜けない罪悪感とプレッシャー例えば、家事・育児の多くを妻が担っている家庭の場合、妻は24時間365日働いているようなものでしょう。子どもが小さければなおさらです。1人になれる時間があればホッと一息つける時間も持てるでしょうが、夫がリモートワークでずっと在宅となると気をつかいますよね。テレビをゆっくり観たり、友だちと長電話したりといったことに罪悪感を抱くこともあるでしょう。また、夫が家にいることで、家事育児のルーティンも変わってきます。これまでは、簡単にすませていたお昼ごはんにも手が抜けない、好きな時に出かけていた子どもとの散歩も夫のオンライン会議に合わせるなど、自分の都合だけでは動けなくなるでしょう。夫からこうしてほしいなど何か言われたわけでもないのに、感じてしまう罪悪感やプレッシャー。これまで通り、自分のペースで進められない家事や育児。とくに、育休中の方や専業主婦の方など、家で過ごす時間が長い方は、不自由さを感じることが多いと思います。夫の定年後に訪れるはずだった「夫婦ともに家にいる生活」が、コロナ禍で急に何十年も前倒しになったことで、気持ちや生活の準備ができていないから、一層つらく感じるのかもしれません。まして今はまだ子どもがいて手もかかります。しかし、裏を返せば、そういった問題が若い今のうちにわかって良かったともいえます。夫の定年後に夫源病(夫を原因とする妻の心や体の不調)に悩まされる妻は少なくありません。それを20〜30代で体験できたというのは、順応や立て直しもしやすく、定年後のギスギスが回避できるかもしれません。逆に、共働きで以前から夫はリモートワークが多く、これまでは一人で家で仕事ができていたにも関わらず、妻もリモートワークが始まってしまったことによるストレスを抱えている場合もあります。仕事をしている家庭の場合、生活音がオンライン会議中にはいってしまったり、書斎をどちらが使うか考えたり…。少し休憩していると、仕事をしていないなら家事を手伝ってと言われてしまったり、小言を日中も言われるなんてケースも。それだけでなく、夫婦でずっと家にいることで、仕事と家庭の切り替えがなくなり、ストレスを抱えてしまいがちです。■パートナーをストレスと感じないために「分ける・区切る」家族の前では家事、育児、仕事に手を抜けないという罪悪感やプレッシャーは、多くの場合、自分自身の思い込みによるものが大きいのではないでしょうか。パートナーがすぐそばで仕事をしているのだから、自分も休んでなんかいられない。相手に強制されたわけではないのに、自分で自分にプレッシャーをかけてしまうのです。パートナーが家にずっといることをつらいと感じるようなら、自分で自分に「こうあるべき」と強いていないか、24時間365日、家族のために働くことが家族への愛情と思い込んでいないか、一度自分自身を見つめ直してみましょう。そのうえで、家族がいてもオフタイムを積極的に設ける意識改革をしなければいけません。自分自身も気持ちを切り替え、パートナーにも切り替えを働きかける必要があります。とはいえ、急に「気持ちを切り替えましょう」と言われてすぐできるものではありませんよね。そこで、まずは物理的、時間的に離れる方法をおすすめします。ある定年後のご夫婦は、月水金と火木土で奥さんと旦那さんがそれぞれアルバイトを入れ、丸1日一緒にいるのは日曜だけという生活を送るようにしたそうです。週の半分は日中1人になれる時間が設けられるようになり、関係が良くなったといいます。それをそのまま取り入れるのは難しいでしょうが、人間は1人になる場所・時間が必要です。近い環境を作るために、家の中ではパブリックスペースとプライベートスペースをきっちり分ける、ランチタイムや休憩時間をもうけ、それ以外はお互い話しかけないなど「分ける・区切る」ことを意識しましょう。そして、分ける・区切ることに慣れていくこと。今後、コロナ禍が収束したとしても、リモートワークは日常になると思います。企業によっては、リモートワークを推進することで、社員のパフォーマンスは変わらず、交通費や会社の水道光熱費、賃貸料が節約できるというのが明らかになったからです。そう考えると、今後は家というプライベート空間に、仕事がどんどん入り込んでくるのは防げないでしょう。そのため、仕事がプライベートを侵食していくストレスというのも生じると思います。例えば、始業時間や終業時間が曖昧(あいまい)になり、早朝や深夜にもオンライン会議が設定される、家族の声や音が邪魔をするかもしれないとヒヤヒヤしながらオンライン会議を行っている現状があります。リモートワークの負担は、どちらか片方だけではなく、両者共に感じているのかもしれません。だからこそ、物理的、時間的な区切りをもうける必要があるのです。仕事でも家事・育児でも、夫婦間で業務として取り決めをして、ルールを作ること。今それをしておけば、将来がグッと楽になり、そういう生活に慣れていくのも難しくなくなります。これからは、家と仕事が同居するのがスタンダードになっていくこと、そのために空間と時間を分ける必要があることを、夫や子ども、家族で共通認識として持ち、ルールを決めることが重要となってきます。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年04月13日長引くコロナ禍で、生活が一変した方も多いでしょう。子育てをしながら新しい生活様式に合わせて行くのも大変だと思います。お母さんは小さいお子さんがいるからこそ、子どもや自分が感染しないように細心の注意を払って生活をしていると思います。しかし、感染予防の新しい生活様式と言っても、どこまで取り入れていくかは人それぞれ。自分はここまで気をつけたいけれど、他の人からはやりすぎと思われることもあるでしょうし、その逆もあります。コロナ感染予防の感覚が違う人たちと、どううまく付き合っていけばいいのか? 頭を悩ませている人も多いでしょう。■神経質? 非常識? コロナ禍でわかったママ友とのズレ先日、コロナ禍でママ友とどう付き合えばいいか悩んでいるというご相談がありました。子どもを連れて公園へ遊びに行こうと誘われたけれど、正直行くのは気が引ける。飲食は避けたいけれど、子どもたちにねだられたらどうしよう。その時、手を洗うタイミングは?など、悩むことが多いのでしょう。ここで一つの指針となるのが、「コロナの感染予防にはある程度、正解がわかっている」ということです。どう行動すればコロナ感染リスクを最小限に抑えられるか正解がわかっているうえで、「自分とは違うママ友の感覚に、どこまで譲れるか」のラインを見極めることが大切です。例えば、お茶を飲みに行かない? と誘われた時「え、この時期に?」と感覚の違いに唖然として距離を置こうと思うのか、「だったら夜にオンライン飲み会でもしようよ!」と別の提案をしてでも付き合いたいと思うのかが一つの見極めラインとなるでしょう。その際、注意したいのは「多数決に流されないこと」。ママ友グループ4人のうち3人が公園OKとしたから自分も…というのは多数に合わせているだけなので、そのママ友たちと今後も付き合っていきたいからというわけではありません。■教育・しつけの押し付けはママ友トラブルの元前述のママ友とどう付き合っていくかの判断基準は「正解があること」に関してのみ通用します。コロナの感染予防なら、マスクはする、手指は消毒する、家族以外と飲食はしないなどある程度正解がはっきりしていますよね。その場合は、ママ友と多少感覚が違ってもお互い正解はわかっているので、それが原因でもめることは少ないでしょう。しかし、教育やしつけなど「明快な正解がないもの」に関しては、相手に合わせたり、逆に相手を自分に従わせようとしたりすると関係がこじれてしまいがちです。例えば、コロナ禍で習い事や塾が対面とオンラインの両方がある場合、感染予防が第一だからと子どもにオンラインで受講させていると、ママ友から「対面授業のほうが理解度が上がるから一緒に塾へ行かせよう」と言われたとします。しかし、どちらがより習得できるか、成績が上がるかは、その子どもによっても違いますし内容によっても変わります。また、何を重要視するのかそれぞれの価値観が違うだけで、その行動が正しい、正しくないと判断できるものではありません。それぞれがポリシーを持って行動しており、たまたまコロナ禍でその違いが明らかになっただけです。この場合、価値観のすり合わせは難しくトラブルの火種となりかねないので、無理に合わせる必要はなく、相手にそれを求めるのも厳禁です。価値観が合わないママ友の誘いでも、無下に断り続けるのは相手を傷つけてしまうし、「価値観が違う」と言うのも角が立ちます。その場合は、「子どもがちょっとおなかの調子が悪くて」「最近仕事が忙しくて疲れていて」など、子どもや自分、家族の体調などを理由にやんわり断ってもいいと思います。逆に、自分から誘う場合は「もし気になるようなら言ってね。全然断ってもらっていいから」と相手を気づかう誘い方をしましょう。特に、まだ仲良くなり始めで相手の価値観がわからない場合は、そうやってどこからOKなママなのかを探るようにするといいですね。■コロナ感染予防に無頓着な義父母、夫はどうする?価値観の違うママ友なら、少しずつ関係をフェードアウトしていくこともできますが、夫や義父母、実父母ではそうはいきませんね。高齢者の場合、コロナに感染したら重症化しやすいからとすごく気をつけているタイプと、逆に無頓着で子どもや孫に無遠慮に会おうとするタイプと二極化しているように感じます。後者の場合、コロナの感染予防に何が正しいかを伝えても「神経質すぎない?」「大丈夫、大丈夫」となかなか理解してもらえないことも多いでしょう。それなら、嘘も方便で「子どもの園で濃厚接触者が出て、もしかしたらがあるかも…」「夫の会社に感染者が出たみたいですよ」などと、暗に「今会うと危険ですよ」と伝えて先手を打つのも一つの手です。家庭内感染が多くを占めるコロナでは、夫の協力も不可欠です。しかし、リモートワーク可なのに夫が会社に行こうとする、外出時のコートや持ち物をリビングへ持ち込む、手洗い・うがいを習慣としてくれないなど、感染予防に無頓着な夫は多いようです。その場合、徹底的に妥協点を話し合ったほうがいいでしょう。男性は職場のルールに影響されやすい傾向にあり、感染予防ルールが厳しいところなら家庭でも厳しく、適当なところなら家庭でも「ま、いっか」で終わらせてしまいます。もし、飲み会や集まりが好きな夫なら、「自分は賛成できない」というきっぱりとした意思表示を妻はすべきでしょう。夫がなかなか行動に移してくれない、話し合いに応じてくれない場合は、感情にうったえるより目に見える形で示す方が伝わりやすい場合もあります。例えば、子どもの園や学校で指導があったと感染予防ルールをもうけてはいかがでしょうか。このコロナ禍は、誰もが感染する可能性がある状況ですから不安に感じることも多いでしょうが、自分の判断を信じて行動するしかありません。そのため、人との付き合いの「許せる・許せないライン」と価値観を家族で共有しておく必要があります。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年03月30日「もともとかまって欲しいタイプの夫だが、子どもが生まれてわがままがひどくなった」「リモートワークで24時間一緒の日が続き、かまってちゃん夫が本当にうざい」コロナ禍で家族みんなが家にいる時間が増え、「夫が家事育児の大変さを理解してくれ助かる」という声がある反面、「かまってちゃん夫が24時間甘えてきて本当に面倒くさい」「大きな子どもがもう一人増えたみたい」とうんざりする妻も。かまってちゃん夫はどうしてかまってちゃんになってしまったのでしょうか。そのわがままや面倒な要求は、どう波風立てずにスルーすればいいのでしょうか。イライラしないための妻の対処法をお教えしましょう。■どうしてかまってちゃん夫になってしまったのか?かまってちゃん夫は、子どもの頃に母親から過保護・過干渉に育てられたか、逆にすごく厳しく育てられたか、この2つのタイプに分けられます。前者は、母親に十分すぎるほどかまってもらって育ったので、同じレベルを妻に要求してしまうのでしょう。後者は、これまで母親に甘えられなかった分を妻の愛情で埋めてもらおうとしているのかもしれません。特筆すべきは、いずれのかまってちゃん夫も「うちは夫婦円満で自分は妻に愛されているから、かまってもらうのは当然」と信じて疑わないことです。そのかまってアピールが妻に負担をかけているとは少しも感じていないのが難しいところです。さらに、かまってちゃん夫は、子どもが生まれると「あれやって、これやって」と要求がエスカレートするケースが少なくありません。妻が子どもを最優先とするようになったため、わが子でありながら嫉妬してしまうのです。自分の子どもにまでライバル心を燃やすかまってちゃん夫に「あなたもお父さんなんだから自覚して」と言っても、無理な話でしょう。そんな「大きな子ども」が、コロナ禍のリモートワークで1日中家にいるとしたら、いくら仲の良い夫婦でも妻のストレスはたまる一方です。■夫のかまってアピールをスルーする3つの手順かまってちゃん夫のかまってアピールは、どうスルーすればいいのでしょうか。以下の3つの手順で、夫のイライラするお願いごとをかわしましょう。1.お願いされたら「お願い返し」をする。2.「あなただけにはかまっていられない」ときっぱり宣言3.一人時間を楽しむよう促すまず第一段階として、夫のエスカレートする要求にストレスを感じるなら、「あれやって、これやって」返しをしてみてはいかがでしょうか。妻の気を引こうといろいろ頼んでくるかまってちゃん夫は、家事育児がどれほど大変か理解していないケースは多いようです。一方、かまってちゃん夫のお世話をしてきた妻は、人にお願いをしたり頼んだりするのが苦手な傾向にあります。かまってちゃん夫に「言わなくても察して」というのは通用しないので、家事育児は大変だということを自覚してもらうためにも、「これをやってほしい」とますば具体的に頼んでみましょう。この目的は、妻がたびたびSOSを出すことで「育児って大変なんだな」と少しずつ夫にも理解してもらうことです。夫にやってもらうことが目的ではないので、この段階ではかまってちゃん夫が実際にやってくれるかは置いておきましょう。夫が家事育児の大変さを薄々自覚してきた第二段階では、「あなたのことは変わらず好きだからこれまで通りにしたいけれど、子どもが生まれた以上、あなただけに時間をさくのは今は難しい」と伝えましょう。妻のSOSを何度も聞いていた夫は、「嫌だ」とは言えないでしょう。「かまえない」宣言をすることで、夫のかまってアピールや、「あれやって、これやって」リクエストを断りやすくなりますし、自然と減っていくでしょう。しかし、妻にかまってもらえないことで夫の方にストレスがたまってしまうのでは本末転倒です。そこで第三段階です。母親の過干渉が原因のかまってちゃん夫の場合は、平時なら実家でのんびり甘えてきてもらうのが一番でしょう。とはいえ、このコロナ禍ではそれもなかなか難しいですね。そこで、夫に運動不足解消を兼ねて買い物を頼むなどで、物理的に離れる時間をもつようにしましょう。そうすると、精神的なストレスをお互いリセットできるようになるので、夫のかまって欲求とほどよく付き合っていけるでしょう。もしくは、家事育児を一緒にやってもらうというのも手です。かまってちゃん夫は「一人でやって」と言われるのは嫌いですが、「一緒にやろう」には抵抗がなく、むしろ好んでやってくれるタイプもいます。家事育児を夫がやってくれないというイライラからも解放されるでしょう。コロナ禍のリモートワークは、定年退職後の生活が予定より早く始まったようなものです。これを機会にかまってちゃん夫に生活力をつけてもらい、自分のことは自分でできるように促してみるのはいかがでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年03月19日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。みなさん体調はいかがですか? 寒い日が続き、感染症もまだまだ落ち着かない日々……。手洗い、消毒が当たり前の日常になりましたね。子どもたちも忘れずにきちんと手洗い、消毒をこまめに行っていて、大人よりも徹底している印象!そんなある日、モン太が「最近手が痛い」と手を見せにきました。見ると、あかぎれと乾燥で痛々しい手が! モン太は昔からお肌が弱いのですが、ここまで荒れたのは初めてだったので、頻回なアルコール消毒や手洗いがお肌に相当な負担をかけてしまっているんだなと思いました。すぐに保湿クリームと軟膏を塗り、「これからはこまめに保湿をしていこう!」と色々なタイプの保湿クリームを用意。キーちゃんは唇が荒れて真っ赤だったので、唇にも使えるワセリンも。肌荒れの状態で塗り分けられたらと思い、色々なタイプを用意したのですが、結局子どもたちが一番、積極的に塗っていたのは……。ポンプ式のミルキーローション! フタを開けるよりも簡単で、子どもたちには使いやすい様子。さらにベタベタなものよりもさらっとしているほうが、肌なじみもよく塗りやすいようで「これがいい!」と大人気。しっとりとしたクリームは、よく塗りこまないと白いかたまりが残ってしまうので、時間もかかるし子どもたちには大不評……。思った以上に面倒くさがりな子どもたちなので、なるべく使い勝手の良いものを選んで、かーちゃんの負担も軽くしたいのが本音です(笑)。ちなみにとーちゃんもサッとぬれるポンプ式が良いようで、ポンプ式だけ減りが早い!ミルキーローションで肌荒れ予防をして、ひどくなっているところは軟膏を塗って、なんとかきれいな状態に戻りましたが、消毒と同様ハンドケアもセットで行うようにしていかないと、デリケードなお肌はあっという間に荒れてしまうので、注意が必要ですね!あたたかくなるまでは家族で保湿して、つるつるお肌をキープしていきたいと思います!
2021年01月09日’20年はコロナで明けて、コロナで暮れる、まことに暗い1年になってしまいました。私がいちばん残念に思うのは、コロナで人が集まれないために、法話の会ができなくなったことです。立派な会場でする講演会と違って、ここでは本音の法話ができるし、来てくださった人々もざっくばらんに相談してくれます。寂庵で皆さんと会って、お互いの顔を見ながら一人ひとりの悩みを聞いているうちに、今の社会が見えてくる。次に何を話そうか、あるいは何を書こうかというアイデアやエネルギーも、人と話すうちに湧いてくるのです。人は顔を合わせないと、慰め合うこともできません。コロナのせいで人と会えなくなったのは、非常につらい、寂しいことでしたね。その寂しさを救ってくれたのは、私の66歳年下の秘書・瀬尾まなほが産んだ赤ちゃんでした。その赤ちゃんが本当にかわいい。もちろん私の孫ではないのですけど、かわいい子がそばにいるだけで、気持ちが明るくなります。まなほの赤ちゃんと廊下に寝転んで遊んでいると、自分が子どもにかえったような気持ちになる。そのおかげなのでしょうか。年が明けると私は数えの100歳になるのに、自分ではその実感がまったくない。もっとおばあさんになってヨボヨボになるかなと思ったらそうでもないのです。いつも若い人といっしょにいることが、私の元気と長寿の秘訣かもしれません。長寿の秘訣といえば、今から400年ほど前、徳川家康に長寿法を尋ねられた天台宗の天海僧正は、こう教えていらっしゃいます。気は長くつとめは堅く色うすく食細うして心広かれ今も昔も、短気は短命のもとなのですね。「気を長くしてゆったりとした心を持ち、自分の仕事はなまけないでしっかり勤め、色ごとはほどほどにして、大食しないように。心は常に広く持ち、何かにつけ、かっかと怒らないようにしなさい」という意味です。あまり面白味のない生活になりそうですけど(笑)、皆さんも天海僧正の教えどおりになさると、もっともっと長生きできると思います。寂庵の外の出来事に目を転じると、長引く自粛生活によって正社員と契約社員の収入格差、お金持ちの子どもと貧しい家庭の子どもの教育格差などが拡大するとともに深刻な差別社会に進んでいます。安倍さんと代わった菅首相は、国民に「自助・共助・公助」を呼びかけました。つまり「生活苦も病気も老親の介護も自分でしなさい。できなければ地域や仲間で助け合いなさい。どうしてもだめなときだけ国が助けてあげますよ」ということです。実家が貧しく、奨学金とアルバイトだけで都会の大学に通っている大学生や、パートで子どもを養育していた母子家庭のお母さんたちが、コロナで働く場所を失いました。ごはんが食べられない。家賃も光熱費も払えない。保育園や幼稚園にも入れられない。世界的規模のコロナ禍を乗り切るためにはもう「自助」や「共助」の領域を超えています。“公助=国の政治がどう機能するか”、が問われているのです。鎌倉時代の仏教僧で日蓮宗の宗祖・日蓮上人は、こう説いています。国家の安危(あんき)は政道の直否(じきひ)に在り国家が安泰であるか否かは、政治が正しく行われているかどうかにかかっています。私たちの国の運命を左右するのは政治です。政権に不正や混乱が多発して国政を誤れば、日本の将来は危ない。国の危機イコール国民の悲劇です。私たち国民は、政権の動きにたえず関心を持って、悪い政治には反対の声をあげましょう。安倍政権のとき、安保法案や原発再稼働に多くの国民が反対して、私も車いすで反対集会やデモに参加しましたけど、政権はその声を無視しました。菅政権も同じかもしれませんけれども、自分たちの払った税金で行われている政治なのですから、国民は意見を言うべきだし、そうしなければ、不幸になるのは私たち国民なのです。とりとめのない話が続きましたから、新年を迎えるにあたってのミニ法話を一つしましょう。皆さんは、室町時代の禅僧の一休禅師をご存じでしょうか。とんちが得意だった子ども時代のことは昔、『一休さん』というアニメになりました。その一休さんが24歳のとき、こんな歌を残しています。有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け「漏」とは、煩悩をいいます。「有漏路」は「煩悩の有る、私たちが生きているこの世」の意味。「無漏路」は「死んで煩悩が消え去ったあの世」のことです。現代語に訳せば、こんなふうです。「人の一生とは、この世からあの世へ行く短い旅の途上にすぎない。その旅の途上で一休みしているのが今の私だ。雨も風も、好きなだけ降りつけよ、吹きつけよ。豪雨も暴風も旅の途上のほんの一休みの間の出来事にすぎず、たいしたことではない」若くしてこの世の諸行無常を悟った一休さんの、清々しい風貌が目に見えるようです。深夜の寂庵で一人原稿用紙に向かっていると、屋根や雨戸に激しい雨があたる音が聞こえてきたりします。そんなとき私は万年筆を置いて、口ずさみます。「雨降らば降れ、風吹かば吹け」そうすると、不思議に気持ちが落ち着くのです。お釈迦さまは「この世は苦の世の中だ」とおっしゃいました。この世に生きているかぎり、私たちには悲しいことやつらいことが、次から次に押し寄せてきます。いちいちそれに惑わされて右往左往していたら、生きていけません。人間のいちばん大切なことは、優しくあること。優しいというのは、他人が持っている苦しみと悲しみ、怯えと憂いを察して、それを慰めてあげることです。私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、皆さんは一休さんのようにドンと腹を据えていてください。心に余裕ができれば人間として優しくなる。人が慰め合い、いたわり合えば、今のようにどっちを向いてもつらい世の中が、きっと和やかになると、私は信じています。少しは、コロナの年の新春法話らしくなったかしら(笑)。コロナがおさまったら、また寂庵でお会いしましょう。コロナの一日も早い収束と、皆さんの健康と幸せを私はここで切に祈っています。(談)
2020年12月31日こんにちは!イラストレーターのにわゆりです。10月は運動会のシーズン! ですが、今年はコロナの影響で中止!? どうなる~!? とドキドキしていたかーちゃん。というのも、キーちゃんは現在年長さん、幼稚園最後の運動会なのです。こんな状況なので中止になっても仕方ないかな……と思っていたかーちゃんでしたが、待ちに待った運動会のお便りを見ると、色々と制限をかけて開催することに!内容は学年別、時間は1時間程度、保護者1名のみ参加! 密を避けての開催ということで納得はできましたが、保護者1名参加はとっても悲しい~!とーちゃんも行きたがっていましたが、さすがにそこはかーちゃんが行かせていただきます!ということで迎えた当日、会場は今までにないほど人が少なく、不思議な感覚。今までの運動会では父母のほかに祖父母など、子どもたちがかすむほどの保護者の数。人をかきわけながら、我が子を血眼になって探していた状況だったのですが、今回は……。どこにいてもすぐに見つけられ、前もって場所を確保しなくても、子どもの目の前でベストショット撮り放題!毎年毎年、動くこともできずにぎゅうぎゅうの中で見ていたので、それだけでへとへとになっていた運動会でしたが、それに比べ、今回の運動会では子どもをじっくり見ることができて、競技もぎゅっと詰め込んだ年長さんだけの1時間。毎年行われていた組体操や綱引きなどはなくなり、運動会特有の熱気や迫力は欠けてしまいましたが、これはこれでありかも……! と小規模開催のメリットをとても感じました。色々と工夫して開催してくださった幼稚園には感謝です!ちなみにキーちゃんはかなりの恥ずかしがり屋さんなので、目の前の保護者が少なくて、むしろイキイキしていました! 「すごく楽しかった!」と言っていたので、キーちゃん的にも良かったのかなと思います。唯一とーちゃんが見れなかったのが残念でしたが、たくさん撮った写真や動画で我慢してもらいます!(笑)
2020年11月14日今年は新型コロナウイルスの流行が拡大して、人との付き合い方にも大きな影響をもたらしていますよね。そんな中、ママ友やパパ友など、子どもを通じてできた人間関係の中での情報交換にはどのような変化があったのでしょうか?今回は、コロナ禍でのママ友やパパ友との情報交換について、アンケートを元に見ていきたいと思います。■ママ友パパ友と情報交換している?アンケートでは、コロナ禍、ママ友やパパ友と情報交換をしているかどうか聞きました。その結果、「たまにしている」と答えた人が33.4%で最も多い結果となりましたが、「ほとんどしていない」、「全くしていない」と答えた人もそれぞれ32.0%、25.3%で、横並びの結果となりました。一方で、「頻繁にしている」は8.3%と、他の回答とは大きな差がついています。また、「たまにしている」と「頻繁にしている」という回答は合わせて41.7%、「ほとんどしていない」と「全くしていない」は合わせて57.3%で、「していない」人の方が多い結果になりました。Q.コロナ禍、ママ友・パパ友と情報交換してる?たまにしている 33.4%ほとんどしていない 32.0%全くしていない 25.3%頻繁にしている 8.3%その他 1.1%■「ママ友は強い味方!」情報交換をする派の意見まずは、全体の約4割を占めていた「情報交換をする」というコメントをご紹介します。「出かけた先で出会ったら立ち話したり、元気かな?と思ったらLINEでお互いの子どもの様子や近況についてやり取りしています」(愛媛県 50代女性)「必要な情報をお互い交換し合える方が数人いると、本当に助かりますよね。 たまに情報交換しています」(神奈川県 30代女性)「コロナになる前も後も情報交換はしていました。やっぱりママ友は強い味方です!」(千葉県 40代女性)「コミュニケーションはLINEでしています。直接会うのは、お互い家庭があるし、子どもがいるので緊急の用事がないのであれば遠慮しています」(埼玉県 50代女性)「特定の人しか利用できない公園に決まった人だけ集まり、遊びを見守りがてら世間話をしています。 真正面から話すのを避けてマスク着用で、夕方の涼しい時間に出てきます」(神奈川県 30代女性)情報交換をしている人の多くは、直接のやりとりではなく、SNSを利用しているようですね。また直接やりとりする場合でも、公園などの屋外で十分に対策を取っているようです。新型コロナウイルスの流行に伴って、ママ友やパパ友同士の情報交換の方法にも変化が訪れていることがわかります。筆者自身も、以前に比べてママ友と直接会って雑談する機会は減ったように感じています。一方で、ネットを通じてのやりとりは増えました。それも、同じ地域の友だちとのやりとりだけではなく、以前に住んでいた地域のママ友や、学生時代の友人でお互いに子どものいる友だちとも、ちょくちょく連絡をとるようになっています。しばらく連絡を取っていなかった友人に近況をたずねるきっかけになっているとも感じています。■情報交換はしない!一方、全体の約6割を占めたのは、「情報交換はしない」という声でした。「ほとんど連絡は取っていません。考え方や取り組みが違ってケンカになるのも嫌だし、ただでさえ普段より念入りに掃除したりして時間を割いてるのに、あまりにも頻繁に連絡が来ると疲れてしまいます」(宮崎県 30代女性)「こういう緊急時こそ、根も葉もないうわさ話に踊らされたくないし、価値観が違うとストレスがたまるので。情報は情報源のしっかりした場所から得て、たわいない話は昔からの友人としています」(茨城県 40代女性)「もともとママ友との関係が面倒だと思っていたので、連絡が来ない方が楽でいいかなと思っています。もちろん偶然会った時は『最近どう?』などと世間話はしますよ。つかず離れずが一番!」(神奈川県 40代女性)「ママ友には会う機会もなく、特に連絡を取ったりもしていません。気持ち的に楽なので今の状態を続けたいです。以前苦労したので、この位で十分です」(茨城県 40代女性)情報交換をしないという言葉の裏に、絡み合うさまざまな思いがあるようです。コロナ禍で、連絡を取りにくくなったことを歓迎する声も多々寄せられていました。たしかに、ママ友やパパ友は子どもを通じた付き合いであるがゆえに、気を遣うこともありますよね。緊急時だからこそ、気を遣う付き合いはなるべく避けたいという気持ちは、当然かもしれません。また、忙しくて連絡を取り合う暇がないという意見もありました。自分の家庭のことでいっぱいいっぱいで、ママ友やパパ友に連絡する余裕がないという声もあって、情報交換するのも気力と時間が必要なのだと考えさせられます。■情報交換する目的とはさらに、アンケート結果を読み解いていくと、ママ友やパパ友と情報交換をする目的は2とおりあるようです。▼新型コロナウイルス関連の情報を交換したい!まずは、新型コロナウイルスに関連した情報を収集したいという目的です。「自治体によって感染者が出た時の措置が違うので、情報交換しています。隣の自治体でそういう措置を取るなら、私が住んでる自治体も右ならえになる可能性があるなと心構えをしてみたり」(岩手県 40代女性)「マスクが買えなかったときに、 『○○は朝イチなら手に入るよ』『どうしてもそろわなかったら、うちの在庫をあげるからね~』 など、ありがたい情報や心遣いをいただきました」(神奈川県 40代女性)「自粛中は『家でこんな遊び楽しいよ!』という遊びアイデア共有のLINEをちょくちょく送り合い、お互い子どもたちが楽しく過ごせるようにがんばりました。戦友です」(神奈川県 30代女性)▼「励まし合ってホッとできる」という声もさらに、ママ友やパパ友とのやりとりで、ホッとできるという声も。「先が見えない不安な状況ですので、少しでも話す機会があるとリフレッシュできますね」(東京都 30代女性)「パパ友とは、なんだかんだで仕事中心ですが、ちょっとした時にLINEなどで愚痴ったり励ましあったりしています」(千葉県 40代男性)「このコロナ禍で、あっさりと行事が中止になることばかりで、思いがけないことが続き失望の多い年でした。不安な気持ちや前向きな考え方を友人と共有できたことに何だか救われました」(東京都 40代女性)なかなか思いどおりの生活ができない中、ママ友やパパ友と気持ちを共有することで、救われた気持ちになったというコメントには、グッときます。筆者自身も、休校していた期間中、子どもの過ごし方や勉強方法について、SNSでママ友に相談していました。便利なアイテムや声かけの仕方などを教えてもらうだけでなく、悩みや愚痴をはきだせて、前向きになれたことも多くあったことを覚えています。■収集した情報をどう扱うのかママ友やパパ友との情報交換、する派としない派の意見が両極端にわかれていましたが、どちらも意見も納得する部分がありました。する派もしない派も、子どもを通じて知り合った保護者同士でお付き合いする場もあるでしょう。その場合、どういったことに注意して情報交換すればいいのでしょうか。●子どもが自ら情報収集する「低学年のうちは、学校関係で情報があやふやだと、お友達のお母さんに聞いていました。中学年以降は子どもの責任で、わからなければ友達や先生に聞いてきてと言ってあります。いつまでも親が情報収集していたら、子どものためにならないかなと」(埼玉県 30代女性)●情報を差別の道具にはしない「田舎ならではの『○○市第1号にだけはなりたくない、いじめられる』と、会う人、会う人そればかりです。でも、仕事で感染したら不可抗力ですよね。私は感染者をたたく事はしたくない。自分がされて嫌な事をしてはいけないと、子どもたちにもきつく言い聞かせてます」(山口県 30代女性)「地域近郊のコロナ感染者の出た店舗の情報はすぐ入ってきますが、ひぼうや中傷はみんなしませんよ。誰がいつ感染してもおかしくないので、個々でできることをしっかりやるだけですね。会えない分電話やLINEで励まし合いたわいもない会話で笑って明るく過ごす日々です」(神奈川県 40代女性)●信頼できる人と情報交換する「数人とは情報交換をしていましたが、それ以外は連絡が途絶えました。でも、連絡しあえる人たちが今後も続いていく人間関係なのかも」(神奈川県 40代女性)どのコメントも、ママ友やパパ友と情報交換する上で参考にできるようなものばかりでした。有益なものも注意が必要なものも取り扱いには気を付けていることがうかがえます。コロナ禍でのママ友やパパ友との情報交換には、これまでよりも気を使う面があるかもしれません。またこれまで連絡取り合っていても、しんどくなって止めた人、またはどういったスタンスで連絡すればわからなくなった人もいるでしょう。ママ友、パパ友との情報交換は、とても有益な面もある一方、ストレスを抱える場面もあるかもしれません。このため一番ご自身がつらくならずに楽な付き合い方を選ぶことが大切だと思います。もしつらい気持ちを抱えている場合には、ママ友だけではなく吐き出せる場所や人、またはインターネットのサイトなど、ぜひ見つけて助けを求めて欲しいと思います。これまでよりも知らないうちにストレスを抱え込んでいる場合もあるので、心の中の「きついなー」という声を大切にしてくださいね。Q.コロナ禍、ママ友・パパ友と情報交換してる?アンケート回答数: 3839件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年11月01日提供:株式会社 明治コロナ禍が起きた今年、以前より「家族の健康」に気をつけるようになったパパやママは多いかと思います。これから冬にかけては、インフルエンザなど感染症も流行する季節。「予防対策をしなければ」と感じている方は少なくないのでは?インフルエンザの予防接種にも、例年より関心が高まっている!?この傾向を裏付ける、最新の調査結果も出ています。それによれば、「今年はインフルエンザの予防接種を受けたい」と回答した人は、全体の7割。「去年受けていないけれども、今年は受ける」という人は、約41% にも上りました。(参照:2020年9月、明治による調査)。その理由のトップ3は、以下のとおり。第1位:インフルエンザを発症したくないから第2位:子どもにうつしたくないから第3位:新型コロナウイルスとの同時流行に備えたいからコロナ禍との同時流行を警戒する声は、やはりランクインしていますね。特に20歳代女性では「子どもにうつしたくないから」が第1位、30歳代男性では「配偶者/パートナーから強く言われているから」という回答も第3位にランクイン。在宅勤務や外出自粛で家にいる時間が増えている今、「子どものためにもしっかり予防接種をして備えておきたい」という思いが反映された結果となりました。併せて「配偶者/パートナーにインフルエンザの予防接種を受けて欲しいと思う理由」について尋ねた項目では、「子どもにうつしてほしくないから」が第1位。「コロナとの同時罹患」や「重症化」の心配、「家庭内感染」を危惧している人が多い傾向が読み取れます。感染症の流行に備えるには「乳酸菌」の摂取が有効!確かに、家族がひとりインフルエンザにかかると、次々とうつって”看病連鎖”となり、全員が治るまで大変な状況になりますよね……。とはいえ、予防接種をしても罹患してしまう可能性がゼロでないのは、皆さんもご存知のとおり。せっかく受けた予防接種の効果をできるだけ最大化させるには、「Lactobacillus bulgarucus OLL1073R-1(以下、乳酸菌1073R-1株)」の摂取が有効と言われていることをご存知でしょうか?乳酸菌1073R-1株を使用したドリンクヨーグルトを飲用することで、インフルエンザワクチンの効果に影響があるかを確かめた研究結果をご紹介します。健康な25〜59歳の男女62名が、インフルエンザワクチン接種の3週間前から、毎日112mlのドリンクヨーグルトの継続飲用を開始。プラセボ飲料(未発酵の酸性乳飲料)を飲用した方と比べ、乳酸菌1073R-1株を使用したドリンクヨーグルトを毎日飲用した場合、インフルエンザA型H1N1型、B型のワクチン株の抗体について高い抗体価を記録。乳酸菌1073R-1株が、“抗体価をより高めるための物質”として働いている可能性が高いことがわかった。(2013年-2014年、明治による調査)。 つまり、インフルエンザワクチンの効果をより高めるには、乳酸菌1073R-1株を継続的に摂取することで良い効果が得られるかもしれない、というわけです。詳しい試験概要についてはこちら:乳酸菌1073R-1株で、「風邪疾患のリスク」も軽減できるかも!?山形県舟形町に住む70〜80歳の健康な57名と、佐賀県有田町に住む、60歳以上の健康な高齢者85名を対象にして乳酸菌の免疫システムへの働きを調べました。対象者を乳酸菌1073R-1株を使用したヨーグルトを1日90グラム食べるチームと、牛乳を1日100ミリリットル飲むチームに分け、比較したところ、どちらの地域でも、乳酸菌1073R-1株を使用したヨーグルトを食べたチームの方が、有意に風邪罹患リスクの低減を確認できたのです。詳しい試験概要についてはこちら:ワクチン接種と乳酸菌で、今冬も家族みんな健康に! コロナウィルスとインフルエンザのダブル流行が囁かれている2020年の冬。これまでになく感染症対策をしておきたいと思われているご家族も多いと思います。インフルエンザワクチンの接種と乳酸菌の摂取で、家族みんなの健康が維持できるといいですね! 乳酸菌研究の詳細はこちらから! テキスト:外山ゆひら イラスト:ホリカン提供:株式会社 明治編集・運営:エキサイト株式会社(記事に関する問合せ: womanpr@excite.jp)
2020年10月20日新型コロナウイルスの流行により、これまでの日常が一変しました。まだまだ完全な収束は見えず、この先どんな未来が訪れるのか、想像もしにくいですよね。今回は、コロナ後の世界で親としてどんな不安があるか聞いたアンケートを元に、考えてみたいと思います。■進学や就職への影響を懸念する人の割合は?アンケートでは、コロナ後の世界で親として不安なことについて聞きました。その結果、「進学、就職への影響」と答えた人が57.8%となり、最も多い約6割を占めました。続いて、「子どもの対人関係」と答えた人が17.8%となり、二番目に多い結果になりました。Q.コロナ後の世界で親として不安なことは?進学、就職への影響 57.8%子どもの対人関係 17.8%特にない 12.7%その他 11.7%■「どうしてこんな時に…」進学就職への不安約6割の人が不安を感じているのが、進学や就職への影響でした。具体的な不安の声をご紹介します。「中3の息子、部活も大会がなくなったので、そのまま引退。中2の終わりに『お子さんの内申書には書くことがありません。ボランティアでもしてください』と二者面談で担任に言われ、コロナで緊急事態宣言。ボランティアなんて受け入れなし。受験も通常ではいかないとニュースを見るたび、不安の毎日で涙がでてくる」(埼玉県 40代女性)「2人の受験生を抱えていますが、遅れた分の授業と今からやらなければならない授業。スピードが早すぎて混乱する生徒続出。塾もオンライン、学校もYouTube配信。無事に志望校に行けるのか心配」(青森県 30代女性)「高3の我が子。2月あたりから将来の夢の方向転換をし、そのために急いでオープンキャンパスの日程調整をしていた矢先、どんどん中止に。公立なので、私立並みの教職員のサポートがなく、オンラインの塾でなんとか対策しています」(神奈川県 30代女性)コロナ禍に受験を控えている子どものいる親から寄せられたのは、進学への不安の声です。休校中の学業の遅れや、部活や行事が中止によって、例年どおりの進学方法がとれなくなった人もいるようで、子どもたちの不安はどれだけ大きいだろうと、胸が痛くなります。さらに、就職にまつわる不安も多く寄せられていました。「今後コロナの影響で就職先があるか心配です。高三の娘が就職を考えていましたが、さらに2年専門学校に進学する事にしました」(岩手県 50代女性)「大学1年生ですが、今から就職先の心配があります。景気低迷はこの先しばらくは続くでしょうし、ちょっと前まで売り手市場と言われてきただけにキツいです」(神奈川県 50代女性)「高3の息子は専門学校希望でしたが、大学希望に変更したいそうです。専門学校の2年だと、コロナの影響が残っていると思うからだそうです」(東京都 50代女性)「息子が高校三年生で就職活動をしていますが、この前面談で先生から『今年の就職は難しいと思ってください』と言われました。頑張って学校も休まずに登校して来たのに、どうしてこんな大事な時期にコロナが蔓延(まんえん)してしまったのか…」(千葉県 40代女性)人生の大きな分岐点でもある就職活動においても、感染症の影響が大きいことがよくわかります。親としては子どもの行く末はどうしても気になるもの。なかでも「就職をやめて専門学校に行くことにした」とか、「専門学校に行く予定を大学に変えた」など、大切な時期に進路を見直すという苦渋の決断をした親子もいました。■「勉強詰め込んで頑張れ」は学力が心配い…さらに、進学や就職のタイミングではないものの、学習の遅れや学校行事の中止について不安を抱える人たちからも多く意見が寄せられていました。「コロナ禍で在学中の学生さんは、例年と比べると授業時間的にできない、知らない事が多い方が当たり前だと思います。それを『休みを短縮して勉強を詰め込んで頑張れ』はあまりに酷だと思います」(東京都 30代女性)「学校からはプリントの課題が出されるだけなので、学力が心配です。私は自営業で朝から遅いと夜の11時くらいまで会社にいたりするため、毎日みてあげられない。子どもを事務所に連れて来て勉強したりしていますが、毎日となるとなかなか厳しいのが現状です」(神奈川県 40代女性)「学習面での遅れが不安です。 地域により学校の始まるタイミングがバラバラで、このまま受験となった場合に遅れを取り戻すために学校での指導のピッチが早いので、大切なところに重点を置いての指導ができていないと感じます」(千葉県 40代男性)そのほかにも、「休校分を取り戻すために、すごいスピードの授業で、これを機に勉強嫌いになりそうで心配」という声も寄せられていました。筆者の子どもも小2ですが、休校中の遅れを取り戻すため、授業で習うスピードは以前に増して速くなっているように感じます。毎日新しい漢字が出題されてテストがあるため、宿題をしながら「もうやだよ」と泣きそうになっていたことも。休校後の学習における子どもたちのストレスの大きさを感じます。さらに、学校の行事が中止になったことによる子どもたちへの影響を心配する声も。「運動会に修学旅行、文化祭など、学校でしか体験できないことです。楽しい思い出だけでなく、友だちと協力して何かを成し遂げるための過程で、努力する大変さや楽しさを学ぶ事ができないのは、成長過程において非常に残念です」(愛媛県 40代女性)「小6の子がいます。小学校生活が最後の年にコロナでいろいろなイベントが中止になりつつあり、もし延期した運動会が中止になったり、一大イベントの修学旅行や林間学校などまでなくなってしまったらと思うと、親としても不安でしかありません。たくさん楽しい思い出を作ってもらいたいのに」(神奈川県 30代女性)「幼稚園の年長さんです。卒園アルバムの写真も全員がそろわないのでなかなか撮れずだったり、各季節ごとのイベントもできなかったり、経験できたはずのことができないことが不憫(ふびん)です。今は、運動会、遠足が中止になるのかどうなのかってところです。親としては、開催してほしい。でもコロナは怖い。複雑な心境で思い出作りができるのか心配」(福島県 40代女性)今年は、多くの学校行事が中止になったり規模を縮小して行われています。幼稚園や保育園、そして学校で、子どもたちにとって大切な学びや経験の機会が失われていると考えると、なんとかならないものかともどかしい思いを抱える人も多いのではないでしょうか。■「友だちと手をつないではいけない」が小学校…!?アンケートで17.8%の人は「対人関係が不安」だと答えていました。どのような実情があるのでしょうか。「保育園から小学生へと変わる年代で、日常がすべて新しいことの連続のなかで友だちができるのかが心配です」(神奈川県 40代男性)「小学校に入学した娘、『友だちと手をつないではいけません』『向かい合って近距離で話してはいけません』『給食時間は私語禁止』。これが学校というものだと理解している様子」(奈良県 30代女性)「小学生の子どもは外で友達と遊ぶことが多くなりました。うちに呼びたいと子どもがいいますが、お友だちの親御さんがどう考えているかと思うと気軽にいいよと言ってあげられない。どうしたらいいんだろう。大人でも難しいです」(北海道 40代女性)そのほかにも、「先生は消毒ばっかりで、子どもは子どもでマスクをして話もあまりできない。お互いを守るためだから、頑張らないといけないと思うけど、現実はけっこう大変」というコメントも寄せられていました。感染予防のため、ソーシャルディスタンスの確保や給食時間の対面禁止など、子どもたちの日常生活でも、直接触れ合う場面は大幅に減っています。そうした距離を保ちながら、対人関係をうまく築くことの難しさを訴える声が聞かれました。■「外に出るのを嫌がる…」登校拒否が心配そのほかにも、さまざまな不安の声が集まっていました。「ネット依存が心配。第二波で休校になれば、また学習タブレットやパソコンなどの電子媒体がますます主流になるだろうし、これから必要ではあるけれど、不安です」(神奈川県 40代女性)「勉強面も気にかかりますが、体の事ですかね、一番は。何カ月もの臨時休校から明けてすぐに元の学校生活に戻す。自分の息子だけかもしれませんが、体がついていけず時々熱を出す」(北海道 40代女性)「家にいれば安心だと記憶されてしまった。外に出る事が嫌になり、学校に行きたくないと言うことがあります。このまま登校拒否にならないよう親として頑張りたいです」(神奈川県 50代女性)「学校や習い事が休みになると、『このままずっとナシでいい』と言うように。自粛って便利な言葉だなと感じています。面倒なことは、コロナが落ち着いたらって言えば勝ちですから」(東京都 30代女性)「少しの風邪症状で学校を欠席しなくてはいけなくなる。まだ低学年で1人で留守番できないので、在宅ワークができない仕事をしている身としてはかなり痛い」(愛媛県 30代女性)今現在だけではなく、今回の感染症は落ち着いた後も、その影響が子どもたちに大きく残ってしまうのではないかと、心配を抱えている親もいるようです。■子どもたちに「生きる力」を身につけさせるにはコロナ後の世界への心配が尽きない今、どういった心持ちで私たちはいればいいのでしょうか。コメントの中にもそのヒントがたくさんあったので、ご紹介したいと思います。▼生きる力や心の強さを身につけて「コロナの前でも後でも関係なく、心の強さを持って生きてほしいです。顔のないネット社会に産まれたからこその強さを」(神奈川県 30代男性)「今のこの状況をどうチャンスに変えていけるかを、自分でも家族でもよく考えて、少しでもポジティブに考えられればいいなと思っています。前を見て、明るくまっすぐに生きてほしい。親としてはそれだけです」(神奈川県 40代女性)「コロナのためだけではなく、世の中は大きく変わるでしょう。そしてどのように変化するのかは誰にも予測できません。子どもには世の中に柔軟に対応していけるように、優しくしぶとく生きる力をつけてあげたいです」(石川県 50代男性)▼どんな時でも親は見守るのみ「コロナ関係なしに、子どもの進学や対人関係の心配はつきないので、特別コロナだからと心配な訳ではないし、心配してもしょうがない! 我が子を信じるしかない。元気に独り立ちできるように見守るのみ」(神奈川県 30代女性)「自分たちはいつかはいなくなるのですから、生き抜く力を身に付けてもらわなくてはいけないので、口を出さず、見守る事もあります。でも、必ず子どもたちには言います。『どうしても解決できない時は、いくらでも力になるから言いなさい』と」(愛媛県 40代女性)▼子どもたちの可能性を信じよう「高3の息子、周りの大人から見るとさまざまなことが中止になり、かわいそうだと言われますが、本人いわく『全然かわいそうじゃない、だってこれがぼくたちの高校生活だから』と。たくましく育ってほしいです」(神奈川県 50代女性)「今回の事で感じたのは、子どもの適応能力の素晴らしさです。それなりに勉強し、少し体を動かし、たくさん遊んでお手伝いもし、今与えられた状況を子どもたちなりに一生懸命受け止めてました。私が子どもの頃には経験しなかった事だけど、こんな貴重な経験はなかなかできない! 今を乗り切り成長してほしい」(奈良県 40代女性)どのコメントも思わずうなずいてしまうようなものばかりでした。感染症の収束はまだまだ終わりが見えませんが、そんな中でも今できることをやろうという前向きな親子の姿が見えてきて、自分たちも頑張ろうと、エールをもらえたように思います。最後に、こんな声も寄せられていました。「当たり前だと思っていた日々が当たり前ではなく、ありがたい幸せな日々だったとつくづく思います。災害も多かったここ数年。子どもたちの元気な姿を見て暮らせる日々は、それだけで幸せなんだと思うようにしています」(神奈川県 40代女性)いま現在、我慢しなくてはいけないことが多い日々が続いています。しかし、コメントにもあるように、「日常ははけっして当たり前ではなく、幸せな日々なんだ」という実感は、きっと誰もが抱いていることと思います。新しい生活様式の元、これまでできていたことができなくなったり、生活に変化が訪れて、戸惑いがあるのも事実ですよね。ただ、どんな日常でも家族が健康に笑顔で過ごせる日々というのは、けっして当たり前ではなく、貴重なものなのだと気づかされた人も多いことでしょう。これからの世界はまだまだ想像もつかず、不安を抱いている人も多いとは思います。ただどんな時代に合っても未来が不透明なのは変わらないこと。困難な時代に合っても、前を見ようとする人々も多く、打ち克とうと努力している人たちも多くいます。親としても子どもたちのタフな精神に励まされた人もいるでしょう。だからまずは子どもの力を信じて、大切に過ごしていければいいなと思います。Q.コロナ後の世界で親として不安なことは?アンケート回答数:4144件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年10月13日新型コロナウイルスの感染拡大により、生活にさまざまな変化がもたらされていて、現在も続いていると言う人も多いでしょう。そんな生活の変化の中で、夫婦仲にはどのような影響が出ているのでしょうか? 今回は、コロナ禍の夫婦仲について、考えてみたいと思います。■コロナ禍で夫婦仲はどうなった?アンケートでは、コロナの影響で夫婦の仲がどうなったか聞きました。その結果、「変わらない」と答えた人が68.5%となり、7割近くの人は変化がなかったことがわかりました。一方、「よくなった」と答えた人は11.4%、「悪くなった」と答えた人は8.3%で、2割程度の人は何かしらの変化を感じているようです。Q.コロナ禍で夫婦の仲はどうなった?変わらない 68.5%よくなった 11.4%悪くなった 8.3%その他 6.5%わからない 5.3%■コロナ禍で夫婦関係変化がないワケは?約7割がコロナ禍でも「変わらない」と答えた夫婦仲。どうやらその答えは、「夫婦仲は悪かったのが悪いまま」という回答と、「夫婦仲はよかったのが良いまま」という回答に二分されているようです。▼夫婦はいつでもソーシャルディスタンス?「変わらず仮面夫婦です。旦那とは年中、社会的距離で」(鳥取県 40代女性)「もともと冷めきった細い細い糸でつながっているだけの関係なので、コロナがあろうがなかろうが変わりません」(埼玉県 50代女性)「変わらない。価値観が違うのも、一言多いなと思うのも、相変わらず変わらない」(三重県 50代女性)「コロナがあってもなくても、主人と私はソーシャルディスタンス」(神奈川県 40代女性)「主人はリモートで自宅にいる事が多く、一方の私は大忙しで残業続き。自宅学習の息子を少しでもみててくれるかなーとか、夕飯をつくってくれてるかなーとか少し期待したけど、そんな事はなく、コロナ前と変わらずです」(神奈川県 40代女性)どのコメントからも、冷め切った夫婦の関係性がうかがえます。「コロナがあってもなくても、ソーシャルディスタンス」とはよく言ったもので、ある一定の距離をとりつつ夫婦関係を維持しているようにも思えます。▼コロナ関係なく仲良し夫婦一方で、心温まる仲良し夫婦からのコメントも寄せられていました。「夫婦仲は変わりません。私がそれまで電車通勤でしたが、夫が車で送迎してくれるようになり、すごく助かりました。体も楽でした。この恩は今後も忘れません」(東京都 40代女性)「変わらず仲良しです。家族勢ぞろいの三食が続いていた時に、『〇〇さん(私のこと)、家族全員が家にいたら、やることが多くて休まる時がないよね』って、しみじみと話してくれました。私が休まっていないこと、気がついてるんだなって」(神奈川県 50代女性)「コロナの影響は特にありません。結婚当初から土日の料理を担当してくれているし、家のことをいろいろやってくれたり、子どもの勉強を見てくれたりもするので、本当に助かっています」(茨城県 40代女性)「夫は配送業で、コロナに関係なく仕事に行っているから、夫婦仲も変わらずです。かえってこんな最中にいろんな人に会うであろう業種で、体調をいつも以上に心配しています。本当にお疲れさま、 ありがとう!」(千葉県 40代女性)「今まで通り、お互いに思いやる気持ちに変わりなし。やっぱり、この人と結婚して良かったとあらためて思った」(愛媛県 30代女性)印象的なのは、どの夫婦もお互いに思いやりを持って接しているということです。こんな状況だからこそ、いつも通りにお互いを思い合う心が大切なのだと感じさせられます。■コロナ禍で「仲がさらに深まった」1割の思いアンケートによると、約1割の人たちは、コロナ禍において夫婦仲がよくなったと回答しています。どのような経緯で、夫婦の関係がよくなっていったのでしょうか。「普段から仲は良いですが、さらに深まった気はします。こんな時だからいつもより気を遣い思いやり、感謝し支え合うのが夫婦だと思います」(北海道 30代女性)「普段夫は家にいないので、子育てや家事の大変さを知ってもらい、理解と協力してもらえるようになりました。また、子どもの話題が増えました」(東京都 30代女性)「私の出社日数が減り、嫁も仕事が休業状態。子どももずっと家にいました。家族で平日の昼間に自宅バーベキューをしたり、料理をしたり、ダラダラしたり、家族の会話も今までの比にならないほど増えました」(千葉県 40代男性)「コロナで部屋が片付けられ、心が穏やかになったような気がします。なのでけんかも減ったかな! 反対に子どもとぶつかる事が多くなり、愚痴を聞いてもらって感謝です」(神奈川県 50代女性)「もともと仲良しですが、長期間一緒に顔を合わせてても大丈夫ということがわかり、老後も楽しみになりました」(神奈川県 30代女性)新型コロナウイルスの流行によって、テレワークが始まったり、仕事が休業になったりした人も多いですよね。その影響で家族での時間が増え、家族仲がそれまでよりもよくなったというコメントが寄せられていました。筆者自身も普段は夫の帰りが遅く、夕飯はいつも別々に食べていたのですが、夫がテレワークになってから毎日一緒に食べられるようになりました。それによって家族での会話が増えて、家族仲もグッと深まったように感じています。■「イライラはコロナのせい!」夫婦仲が悪化した人も一方で、全体の約8%の人は、コロナ禍で「夫婦仲が悪くなった」と回答しています。「在宅ワークが多くなり、子どものことで話す機会が増えてお互いの意見がかみ合わず、イライラが止まらない。けんかもほとんどなかったのに、多分これはコロナのせい!」(広島県 50代女性)「ウイルスに対する危機感が私とは違い、『甘い』と感じました。必要以上に言い合いしてもお互いのためにはならないのでやめましたが、パートナーからうつされたら大げんかになりそうです」(宮城県 30代女性)「表向きは変わらないけど、コロナで外出自粛要請の時に平気で毎週朝から夕方まで遊びに行ってた主人とは、後々一緒にはいられないと心に決めてます」(千葉県 50代女性)「余計な食費やら電気代がかかると小言を言われて、基本的に邪魔者扱いです。会社に行っている方がいいですね」(神奈川県 40代男性)今回、社会全体でもウイルスへの危機感は大きく異なっていることを認識した人が多かったのではないでしょうか。それは家庭内でも同様のことが起こったことは想像に難くありません。しかしウイルスへの危機感の違いは、感染症の流行がなければ、なかなか価値観の違いとしては認識しにくいことですよね。しかし、この状況で意識せざるを得ない上に、万が一感染したら健康上大きなリスクがあるため、夫婦仲に大きな危機をもらしてしまうのかもしれません。■コロナで変わったことと変わらないことコロナ禍での夫婦関係、どうしたら良好に築いていくことができるのでしょうか。「今まで旦那の給料に不満があったけど、コロナでも減ることなく振り込まれる給料に感謝しかなかった。何が良くて何が悪いのか、それは現時点ではわからないから、不満を言うのはやめようと思う」(三重県 40代女性)「一緒にいれば疲れるし、それは仕方がないのかなと思います。だからこそ、お互いが愛のある言葉を使わないと幸せが逃げていってしまいます。コロナが原因ではなく、日常の結果が今を作り出しているんですよね」(神奈川県 40代男性)「家族でいる時間、夫婦の時間が多くなって、もっとのんびり過ごしていたいと考えました。日本人としての働き方、今の職場の働き方に疑問も湧いて、家族で話し合ったりしました」(千葉県 40代男性)「今さら特には何も変わりませんでしたが、定年後、老後はこうなるんだな、と思わず先取りできた分、心に備えができたかも」(大阪府 50代女性)コロナをきっかけに、夫婦関係や家族関係、そして生き方まで考えたというコメントが寄せられています。非常時こそ、当たり前の日常の大切さが感じられたり、これまでの生き方を見直したりするいい機会になりえますよね。一見マイナスの出来事も、前向きに考える姿勢が大切だと感じさせられます。また、コメントの中には、このような問いかけもありました。「何でもかんでもコロナのせいにするのって、どうなんかな」(鳥取県 40代女性)「正直、『コロナ離婚』ってあるけどコロナは関係がない気がする。老後は2人なんだし。仲が良くても1人のスペース、時間は大事だよね」(千葉県 30代女性)「コロナ離婚」という言葉が取り沙汰されたこともありましたが、夫婦仲の変化をすべて新型コロナウイルスの流行だけのせいにはできない気がします。これまで蓋をして、見ていなかったことが、たまたま今回露わになっただけというケースもあるのではないでしょうか。コロナ禍でたしかに生活様式は大きく変化した部分もあります。でも変わらないこともたくさんあるはず。夫婦間で思いやることの大切さや、協力して生活していくことは、今も昔も変わりませんよね。そして、当たり前だった日常は決して当たり前ではなかったことに気づいた人も多いのではないでしょうか。筆者自身も、あらためて家族が健康で笑顔でいられる時間の尊さを感じました。大切なのは、どんな夫婦関係を築いておくか、築いていきたいを、たまに自分の心を見つめて、そしてその気持ちを夫婦でも共有することなのかもしれません。Q.コロナ禍で夫婦の仲はどうなった?アンケート回答数:4019件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年09月17日こんにちは! あん子です。朝晩は秋らしくだいぶ涼しくなりましたが、昼間はまだまだ暑いですね~!今回は、小学生の娘が下校中に遭遇した出来事をご紹介します。■暑い日の下校中…感染症はいまだに収束せず、マスクをすることは日常の標準装備に。今年の夏は夏休みも短縮され、マスクをしながらの登下校は暑いだろうな…、熱中症が心配だな…、と思っていました。そんな酷暑が続くある日の下校中…、「コラーー!」と後ろから男性の叫び声が聞こえたそうです。何事かと振り向くと、ものすごい形相の男性が小学生の男の子を一方的に怒鳴っていました。男の子は、何も言えずうなだれておびえているように見えたそうです。その翌日…■学校にまで電話が!?「マスクを着用していない子どもがいる。ちゃんと着用させるよう教育しなさい」と、学校に電話があったことを先生から伝えられたそうです。下校中にマスクをつけていないことを怒られ、学校にまで連絡がくるなんて、去年の今頃は考えもしなかったことですよね。マスクをしていなくて注意される時といえば、給食当番がマスクを忘れた時ぐらいではなかったでしょうか。娘が通う学校ではマスクを忘れた子には、先生からマスクを渡してくれるので、怒られていた子もきっとマスクは持ってはいたんだと思います。もしかしたらその男の子は、熱中症になりかけていて具合が悪くてマスクを外していたのかもしれない…。未知のものに対しての恐怖や不安は誰にでもあります。私も毎日ニュースで流れる感染者数を聞くたびに、まだ小さい我が子が感染して入院してしまったら…と想像しゾッとします。感染症にマスクの有効性が確認されていることから、マスクをしていない人を見かけると感染対策として不十分に見えるのかもしれません。屋外でもマスクをするべきだと思う人もいれば、屋外ではソーシャルディスタンスを保てばマスクをしていなくても大丈夫と思う人、人それぞれ価値観の違いもあると思います。でも過度な心配をするのではなく、正しい知識を知ることが大切なんだと思うようになりました。感染症を広げないための心がけは大切ですが、自粛警察やマスク警察、感染者や医療従事者への差別や偏見…、ごく一部の人たちだけだと思いますが、自分の考えを押し付け過ぎるのは悲しいことだと感じました。真夏にマスクを着用した時のように、息苦しくなってしまう…と思った出来事でした。
2020年09月16日先日長男が明るい顔をして学校から帰ってきました。「今度の金曜日、お友達がうちに来る約束したけど来てもいい??」え!! 珍しい~~!!長男のお友達が我が家に遊びに来るなんていつぶりでしょう…!しかも遊びに来てくれるのは日頃からよく名前を聞くお友達だったんです。小学校5年生で今の小学校に引っ越してきて、新しくお友達が出来るかどうか心配していたので、尚更嬉しさ倍増です。話には聞いてましたが私は直接会った事がなかったので、遊びに来てくれることをとても楽しみにしていました。そして当日。学校から帰ってくると、なんと!!来れなくなっちゃったんですってーーー!!えーー!!楽しみにしてたんだけどなー!どうしたの?急な用事??長男に聞いたのですが、なんだか歯切れの悪い的を得ない回答でした。「なんか~…お友達のお母さんがコロナだから行っちゃダメとかなんとか…」ほぉ~~!??コロナが気になるから出来るだけ外部との接触を避けてるのかな?と思いましたが、でもそれだったら最初っから遊ぶ約束をしてこなかったんじゃないかな~という気もして、わかるような分からないような…。そう思っているうちに、お友達のお母さんから連絡がありました。お友達のお母さん:「今日はドタキャンをしてしまって申し訳ありません」いえ、とんでもないです。またいつでもいらしてくださいね~。お友達のお母さん:「そう言っていただけて嬉しいです。実は、コロナ自粛をどこまで徹底したらいいのか悩んでまして。お友達のお宅に我が子があがっていいものかどうかも迷ってしまい…急にこのような事になってしまいました」あ~~~なるほど!!そういうわけだったんですね…。難しいところですよね~。このお母さんの気持ちわかります。もしも我が子がよそのお宅に上がり込んで、菌を持ち込んでしまったら/持って帰ってきてしまったらどうしよう…と不安になりますよね。目に見えないウィルスももちろん怖いですが、それよりも私はコロナにかかってしまったら/うつしてしまったら、それまで築いてきた人間関係が壊れてしまうかもしれないっていう恐怖の方が大きいです。病気が原因で人間関係が壊れてしまうなんて差別の一種のようなもので、絶対にあってはいけないことなのですが、絶対にないと言い切れないのもまた現実…。コロナが生み出したもののやっかいさを感じずにはいられません。お友達のお母さん:「毎日ニュースを見てはすごく不安になったり、SNSを見てると気持ちが楽になって楽観的になったり、でも次の瞬間には周りの人の目や行動も気になって、自分がどうしたいのか、どうすればいいのかわからず悩んでばっかりです…」わかります! すごく正直な気持ちだと思います!たぶんほとんどの人が決めきれず揺れ動いてるのはないでしょうか。自分の身を守るため、他の人にうつさないためと言いつつ、周りの人達から浮かないようにはみ出さないように様子をうかがってるうちに、だんだんと自分はどうしたらいいのかわからなくなってきますよね。お友達の家にあがって遊ぶなんて今まではごくごく当たり前だったじゃないですか。でもコロナがやってきてからというもの、子どもの向こうにいる保護者の顔がよりちらつくようになりました。子ども自身のやり取りよりも、相手の親御さんがどういう価値観なのかな? コロナについてどういう風に考えてる派なのかな? とかすっかり顔色を伺ってしまってどこを見て育児してるのかたまにわからなくなる時あります。気にする人、気にしない人、その2つがどうやって折り合いをつけて暮らしていくのか…っていうのが、今後コロナと付き合っていく大きな壁だなってひしひしと感じた出来事でした。
2020年09月09日「家計をシンプルにする第1歩は、お金の流れをシンプルにすること」。そう言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。でも、そもそも、家計の把握の方法がわからない場合は、何から始めたらいいですか? 引き続きお話しを伺います。この記事は、 「『コロナで家計がヤバい!』やりがちな失敗パターンと今やるべきこと」 なぜかお金が貯まらない…じつはお得だと思っていたものが元凶!? の続きです。■夫婦で「家庭」という会社を共同経営する――家計の「お金の流れ」、なかなか把握ができないんです皆さん、そうですよ。ただ、とくに共働きのご家庭は、忙しいから、それぞれの収入にノータッチになりがちゆえに、複雑になってしまいがちだという印象があります。夫婦それぞれの入出金が不透明だと、家計が悪化しやすい傾向があります。――共働きなのに、お金が貯まらない‥‥。それって、よくあることなんですか?そうそう(笑)。正直なところ、それはよくあります。そういう方たちに対して、僕は、「どちらか一人が黒字会計にしようとがんばるよりも、二人で力をあわせれば圧倒的に効果がでやすいんです」とお伝えしています。できれば、夫婦で「家庭」という会社を共同経営しているという感覚が持てるようになると良いですね。夫婦(家族)の家計づくりは、次のような手順で進めます。●夫婦(家族)の家計づくりの手順1)お互いの収入を把握する2)夫婦共通の口座から支払う支出、おこづかいから支払う支出を決める3)毎月の夫婦の目標貯蓄額を決める4)それぞれのおこづかいの予算額を決める5)毎月の振り返りを一緒に行い、必要があればルールを調整する出典: 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 (出典:『横山先生ド素人の私にわかりやすく教えてください! これからの「お金」の貯め方&使い方)■お金と上手につきあっていく、たった2つのポイント――「夫とお金の話をする」というだけで、めちゃくちゃ、ハードルが高いです その気持ちも、よくわかります。でも、要は、次の2つができれば良いんです。この2つさえできていれば、お金を使いすぎて赤字会計に陥ることはありませんから。1)今の状態を知る(現状把握)2)収支のバランスを記録&チェック「夫婦でお金の話し合いをするのは、ハードルが高い」と感じる人は、大切なことは先ほどの2つなんだという、ゴールのイメージを知ることから始めると良いかもしれませんね。●夫婦の家計づくり■家計簿をつける上で、最も大切なこと――そう言って頂けると、少し心が軽くなります…家計簿も、難しく考えずに、「次の2つをするためのもの」と、ある意味、割り切ってみてはどうでしょう? 大切なことなので、何回も繰り繰り返しお伝えします。1)今の状態を知る(現状把握)2)収支のバランスを記録&チェック家計簿の肝は、「ふりかえり」なんです。家計簿が続かない理由として、「細かくつけようとして数字が合わない」とか「分類や記録の仕方がわからない」といった声をよく聞きます。けれども、家計簿で大切なのは、「費目分けがきちんとしていること」でも「収支がきっちりとしていること」でもないんです。家計簿は、自分のお金の現状を把握し、収支のバランスを記録&チェックするためのものです。■「記録をつける」ということに労力を使わない工夫を!僕が声を大にしてお伝えしたいのは、くれぐれも、家計簿の「記録をつける」ということに囚われない(労力を使わない)工夫をして欲しい! ということです。そのためには、例えばスマホのアプリなどを活用するのも一つです。スマホには多くの家計簿アプリが存在します。そのなかには銀行口座やクレジットカードと連携することで、細かな記録をつけなくても自動管理してくれるものもあります。家計簿の肝である「ふりかえり」に一番、労力が割けるように、「記録をつける」部分を楽にする方法を、自分なりに工夫をしてみる。その工夫をする試行錯誤にこそ、まずは労力を使って欲しいですね。いかがでしたか? 筆者は、「このままでは、ヤバイ!」と思いつつ、なかなか着手できない3大項目のひとつが、「お金のこと」だと思っています(他の二つは、「ダイエット」と「お片付け」)。自分を上手にあやしながら、「お金のこと」と向き合うキッカケに本連載がなるとうれしいなと願っています。最後に、横山さんから、皆さまにエールをいただきました!「今回お伝えした事柄は、一見、地味に感じるかもしれません。でも、最初にお伝えしたとおり、普通の道を着実に歩いた方が、結局、挫折はしないから長続きするんです。今、コロナ禍で不安に感じている人が多くいると思います。でもパパママ世代は、心配することはありません。今から、頑張れば大丈夫です!これらの方法を実践した人は、最初こそ『お金のことが苦手』だったかもしれませんが、いつしか『家計の達人』になりました。23,000万件以上の家計相談を受けてきた僕は、その事実を、皆さんに強くお伝えしたいのです」■「これからを生き抜くお金の貯め方」第3回まとめ1)家計の再生は、夫婦二人で力をあわせれば圧倒的に効果がでやすい2)家計簿の肝は、「ふりかえり」である3)効果が出やすい見直し費目は、「携帯費」「交際費」「保険料」である■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 (横山光昭 (著), マネーフォワード (著)/かんき出版 ¥1,540)マンガとイラストで、わかりやすくて面白い「お金」の本。書籍では、年金2000万円問題から電子マネーやスマホ決済まで、「お金」の今さら聞けないことや得することが、この本1冊でわかります。さらにスマホで行えるらくらく家計簿についても解説!横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで23,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
2020年08月30日「貯まらない人の共通点は、『お金の流れ』がごちゃごちゃしていること。反対に言えば『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにすることで、お金はきちんと貯められるようになるんです」と言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。そこで、『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにする具体的な方法を、伺ってきました! 「『コロナで家計がヤバい!』やりがちな失敗パターンと今やるべきこと」 の続きです。■『家計の混乱』ほどき方その1、銀行口座を書き出すまず、最初にやっていただきたいのが、銀行口座の確認です。お給料の入ってくる口座、貯金をしている口座、教育資金を貯めている口座、生活費などを支払っている口座、生命保険や自動車保険の支払い口座、住宅ローンの支払い口座、クレジットカードの引き落とし口座などなど、とにかく全部書き出してみます。――うっ! それを、全部やるんですか? いきなり、気分が萎えてしまいますここは、がんばりどころです。自分を励ましながら、書き出してみましょう。全部書き出したら、次は、これらの口座を絞り込んでいきます。大切なのは、「使う口座」を一つに絞り込むことです。人によっては、光熱費はA銀行で引き落とし、食費はB銀行から引き出して使う、クレジットカードの引き落としはC銀行というふうにあちこちの口座からお金が引き落とされ、何にいくら使ったのかよくわからないという状況に陥っています。――銀行口座を絞り込む基準は、何かありますか?絞り込む基準は、「自分にとって使い勝手が良い金融機関かどうか」です。たとえば、「家や会社から近い」、「ネットでの口座管理がしやすい」というように、あくまで自分にとって便利な口座を選んでください。――なるほど!「ただ数を減らせばいいというわけでもないんですよ。3つの袋(口座)の考え方をお忘れなく! すると、銀行口座は、次のように絞り込まれると思います。※3つの袋(口座)とは家計を①使う袋、②貯める袋、③増やす袋で考えます。ポイントは、できるだけ『使う袋』の口座に、出費や引き落としを集結することです。●銀行口座の絞り込み着地点1)お給料振り込み口座(共働きなら2口座)2)使う口座(生活費やローンの支払い) ⇒ 毎月一定額を補充する3)貯める口座(貯金用) ⇒ 毎月一定額を貯める4)増やす口座(資産運用・証券口座) ⇒ 毎月一定額を運用する出典: 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 ■『家計の混乱』ほどき方その2、クレジットカードの絞り込み――銀行口座の絞り込みが終わったらどうすればいいですか?銀行口座の絞り込みが終わったら、クレジットカードも絞り込みます。クレジットカードの複数持ちも、ごちゃごちゃ家計の元凶です。クレジットカードは店頭での決済タイミングと、引き落としタイミングが約1ヶ月ズレるため、いつ、何に、いくら、支払うかが、とにかくあいまいになりがちです。だからこそ、枚数はできるだけ絞り込んでください。「カードは一人1枚のみ!」と声を大にしていいたいくらいです。それくらい、家計の混乱を招くものなのです。――クレジットカードや電子マネーの選び方を教えてください!「自分の生活圏だったら、どれが使いやすいか?」で、考えてみると良いですね。たとえば、自分がよく行くスーパーと相性の良いクレジットカードや電子マネーってあると思うんです。そうなると、おのずと選ぶべきものは、決まってきます。あとは、お得に翻弄されないということも大切です。――ドキっ! お得に翻弄されない…。耳が、とても痛いですクレジットカードや電子マネーは、ポイントに目がくらんで、使おうとしないということです。あくまで、ポイントは、お金を使うからつくものであるので、お得ではない…。それくらいのシビアな気持ちを持っておいて欲しいと思います。■『家計の混乱』ほどき方その3、お金の出口を厳選する――ここまでできたら、結構すごいこどだと思います仕上げは、お金の出口を一本化することです。まず、日頃、お金をどんなことに使っているか思い浮かべてください。次のように、ざっと思いつくだけでもずいぶんあると思うんです。これらの支払い方法は、現金だったり、口座引き落としだったり、クレジットカード払いだったり、現金で支払っていたりと、普通、バラバラですよね? ●「日頃、お金をどんなことに使っているかの例生活費(水道光熱費、日用品、食費、被服費)、医療費、通信費、住宅ローン、保険料、教育費(学校教育費や保育料)、レジャー費(交際費や旅行費)、習い事代出典: 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 ――あらためて考えてみると、たしかに、いろいろな方法で支払っていますねぇ~ここも、絞り込んでいきます。「口座引き落とし」「クレジットカード払い」「現金払い」を、なるべく1つの方法にまとめます。たとえば、光熱費や通信費をカード払いにしているのなら、それを先ほど選んだ、1枚のクレジットカードから引き落とすようにするんです。当然、口座引き落としもクレジット払いも、元となる口座は、1本目で絞りこんだ『使う口座』にします。――はぁ(溜息) やっぱりお金のことって、面倒ですね…最初だけです。たしかに、おっしゃるとおり、ここでお伝えしたことは、面倒なことかもしれません。でも、最初だけなんです。一度だけ、覚悟を決めて銀行口座やクレジットカードを整理してしまえば、後は、そのまま使えます。それに、振り返りもしやすくなります。口座引き落としは、通帳。クレジットカード払いは、使用明細にお金を使った記録が残りますからね。ここは踏ん張りどころと思って、トライしてみて欲しいですね。■「これからを生き抜くお金の貯め方」第2回まとめ1)銀行口座やクレジットカード、電子マネーは、「自分にとって使い勝手」で絞り込む2)ポイントに目が眩まないようにする3)お金の出口を一本化するのは大変だが、大変なのは最初だけ次回は、誰もが気になる「家計簿」について、横山先生にレクチャーしていただきます。!--[ARTICLE-E1596790262201]-->■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 (横山光昭 (著), マネーフォワード (著)/かんき出版 ¥1,540)マンガとイラストで、わかりやすくて面白い「お金」の本。書籍では、年金2000万円問題から電子マネーやスマホ決済まで、「お金」の今さら聞けないことや得することが、この本1冊でわかります。さらにスマホで行えるらくらく家計簿についても解説!横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで23,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
2020年08月29日withコロナの生活が「日常」になって、「家計が厳しい!」と感じている人は多いのではないでしょうか?「残業代が減るなど、月額1~3万円収入減のご家庭は珍しくないんです。そうなると、『ギリギリ何とか回っていた』『少しは貯蓄ができていた』というご家庭でも、俄然、厳しいと感じるようになっています」とおっしゃるのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで23,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。■コロナ禍にあって、家計が心配な方へ横山光昭さんは、こんなふうに言います。「私は、長年、赤字家計の悩みを解決し、黒字にすることを仕事にしてきました。やり方さえ理解すれば、誰でも『家計の達人』になれるんです」――ええ! 本当ですか? ぜひ、そのやり方を教えてください!承知しました。最初にお伝えしたいことは、「まずは、落ち着こう!」ということです(笑)。「家計を何とかしないと、本当にヤバイ!」というような勢いがある時って、気分的には修行系、茨の道をガシガシと行きたい気分なんだと思うんです。けれども、普通の道を着実に歩いた方が、結局、挫折をしないので長続きするんです。■自分が使っている金額は、世の中の平均的か?――そう言われても、気持ちばかりが焦るんですそんな人は、家計の現状把握から始めましょう。「家計が黒字なのか? 赤字なのか?」。そこまでは、何となく把握している人が多いんです。けれども、その先になると、じつは、「何にいくら使っているのか? さっぱりわかりません」という人は、多いものです。ましてや、自分が使っている金額が平均的なのか? そして、家計全体から見て、その割合が適正なのか? といったことになると、ほとんどの人が把握していません。――え? そうなんですか?これは そういう方を否定している訳ではないんです。まずは、「多くの人が、家計の現状把握ができていない」という事実を、皆さんに知って欲しいなと思ってお伝えしています。でも、それって、ある意味、当然のことだとも思うんです。お金のことって、とてもセンシティブです。たとえ夫婦間や気のおけない友人に対してでさえも、細かい内容まで踏み込んで話す機会がないことの方が普通です。そうなると、「自分のお金の使い方を客観的に眺めてみる」という経験や発想がないことの方が、当たり前だと感じます。でも、たくさんの家計をみてきた僕から言わせてもらうのであれば、「がんばっているのになぜかお金が貯まらない、毎月赤字になってしまう」という方々には、やっぱり共通点があるんです。■赤字の「元」を根本から断つために必要なこと――共通点!?それは、「お金の流れ」がごちゃごちゃしていることなんです。生活費や水道光熱費、教育費、住宅ローンなどの支払い用の銀行口座が複数あり、いつ、どこの銀行から何円の支払いがあるか、ほとんど把握できていないご家庭がとても多いのです。――「それって、自分だけじゃないんだ」と、逆に、少しほっとしましたそうなんです! 繰り返すようですが、「多くの人が、家計の現状把握ができていない」という事実を知るだけでも、皆さん、安心されます。それが家計と向き合う第1歩なんです。ちなみに、ごちゃごちゃしているのは、支払い用の銀行口座だけではありません。貯蓄用の口座や資産運用のための口座が複数あったり、クレジットカードや電子マネーも、ポイントを貯めるために複数持っている人が多いですね。――だんだん耳が痛くなってきました…ひとつ言えることは、お金の出口が分散しすぎると、全体像が見えづらくなるということです。そうなると、家計は必ずと言っていいほど、うまく回りません。でも、反対に言えば、複雑に絡み合った「家計の混乱」をうまくほどいて、シンプルにするだけで、お金はきちんと貯められるようになるんです。■家計は、「3つの袋」で考える――シンプルにする…。それって、どういうことですか?最初に、目標とするイメージをお伝えしますね。考え方としては、次の図のように、家計を、「3つの袋」で考えます。ポイントは、できるだけ『使う袋』の口座に、出費や引き落としを集結することです。●「3つの袋」――なるほど「家計を何とかしないと!」という今の焦りや勢いを、銀行口座やクレジットカードを整理することにぶつけてみてはどうでしょう? 最初はちょっと面倒ですが、一度やってしまえばあとは手間がかからないから、おすすめです。■「これからを生き抜くお金の貯め方」第1回まとめ1)自分のお金の使い方が適正かどうか把握している人は、実は少ない2)『家計の混乱』をほどいて、シンプルにすることで、お金はきちんと貯められる3)家計は、「3つの袋」で考える。次回は、銀行口座の統合や、クレジットカードの整理の手順を具体的にお伝えします。■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 (横山光昭 (著), マネーフォワード (著)/かんき出版 ¥1,540)マンガとイラストで、わかりやすくて面白い「お金」の本。書籍では、年金2000万円問題から電子マネーやスマホ決済まで、「お金」の今さら聞けないことや得することが、この本1冊でわかります。さらにスマホで行えるらくらく家計簿についても解説!
2020年08月28日こんにちは!どすこい母さんこと、ケイコモエナです。一時期落ち着いていた感染症も最近はまた増えつつありますね。みなさん元気でお過ごしでしょうか? 私は元気です!今回は外出自粛解除後すぐのお話です。 スイスでの日常生活で感染症拡大後一番変わったのは、挨拶の仕方だと思います。スイスでは「こんにちは」と「さようなら」の時、ビジネスや学校関連以外は、初めての人でもビズ(ほっぺチュー3回)が必須なのですが、(男性同士は握手です)この感染症が拡大した以降は避けるべき行為とアナウンスされています。日本人の私からするとビズなんて別になくてもいいし、なんならない方がありがたいのですが、スイス人からすると、ビズをしないことはすごく失礼だし、しない人は相当な例外で「変わり者」と思われるようです。そういう文化の中で育った人々なので、人と会ったら反射的にビズのために体が勝手に動くようで…、すごいですね。コロナ後、その反射神経を封じ込めてる感がすごくて、あっちこっちでギクシャクした場面が見かけられました。だけどまれに、結構強気に「今まで通りを突き通す!」という人も出てきたりで、度肝を抜かれる場面もありました。それ以来、誰かと会うと「わたしはビズしないからー!」と手を体の前に突き出す風にしていたのですが、今考えてみると結構失礼な動作で、さらにギクシャクしてしまい…。どうしたものかと考えていたところに、最高の解決法到来!それは「投げキッス連打!」。このイタリア人の彼女から作法を伝授してもらい、それ以来とってもスムーズかつフレンドリーに人と挨拶をかわせるようになりました。ビズってどれだけ必要かっていうのを日本の友達に説明する時、「人と目を合わすのと同じくらい大切な行為かも」と言うとへーー、って驚きながら納得してもらってます。最後まで読んで頂きありがとうございました!それではまた次回に!
2020年08月13日新型コロナウイルスの感染はなかなかおさまりを見せませんね。そんな中、スタートした今年の夏休みは、例年とは全く違う過ごし方になりそうです。今回は、夏休みの過ごし方について考えてみたいと思います。■「自宅にいる」が4割を超える結果にアンケートでは、夏休みの予定について聞きました。その結果、「自宅にいる」という回答が42.4%、「これから決める」が32.8%となり、7割以上の人は予定がないことがわかりました。この数字を見るだけでも、異例の夏休みだということがわかります。Q.夏休みの予定は?自宅にいる 42.4%これから決める 32.8%帰省 8.6%旅行 6.0%その他 5.5%海水浴やキャンプなど 4.7%■「今は我慢の時!」ステイホームを続ける声が多数もっとも多かったのは、「自宅にいる」という回答で、全体の4割を占める結果になりました。「夏休みはおとなしく自宅にいることにしようと思います。子どもたちの夏休みが減ったのもありますが、出かけるとしても近場にと思っています。コロナも今が正念場。我慢すべき時は、家の中での楽しみを見つけて、家族で団結して乗り切ろうと思います」(千葉県 40代女性)「現状では、今年はどこも行けないと諦めています。その代わり、掃除や今までできていないことをじっくりする期間と考えてます」(神奈川県 40代男性)「給付金も普段の生活費や子どもたちの雑費に消えていく勢いだし、夏休みも短縮されたし、まだまだコロナも心配なので、庭でバーベキューと花火で終わりそうです」(千葉県 40代女性)「今年はこんな状況なので、家でプールやバーベキュー、星の観察をしたり。子どもとしてはつまらない日々になるかもしれないけれど、安易に出られない。親の私としてもリフレッシュしたいけど、今は我慢!」(千葉県 30代女性)「旅行は行きたいですが、その後何かあると困るので控えようと思う。感染された方へのバッシングを見ていると、怖くなる」(鹿児島県 30代女性)今年の夏は、自宅に留まりステイホームをしようという人たち、コメントで多く見られたのは「我慢」という言葉でした。どこかへ出かけたい気持ちはあるものの、現在の状況をかんがみて、我慢しようという気持ちが伝わってきます。そして、多くのパパやママ達は、自宅での時間を少しでも充実させて楽しもうと、工夫を凝らしているようです。■「予定は未定」決められない事情とは次に数が多かったのは、「これから決める」という回答で、32.8%でした。感染症の流行状況は刻一刻と変わっていくため、なかなか予定を決めきれない苦悩の声が寄せられています。「まだまだコロナが心配で決めていません。不安になりながら行くのが嫌だし、移しても、移されても嫌なんで。多分今年は旅行はないかなぁ」(鳥取県 40代女性)「新型コロナの状況によって決めようと思います。東京都は特に感染者が増えているので、他県の方に迷惑をかけないためにも完全に自粛するか、家族のみでのバーベキューを一回くらいやろうかと考えています」(東京都 30代女性)「まだはっきり予定は立てていない。コロナや災害の状況を見ながら臨機応変に決めようと思う」(埼玉県 40代女性)「コロナの影響で、うちの地域の学校は8月8日から16日までの休みだけ。想像するだけで、どこも人であふれそうで怖い! 周りの様子を伺いながら決めようと思っています」(大阪府 40代女性)たしかに、1日先のことも予想がつかない今、予定を入れることに対して抵抗感を覚えてしまいますよね。新型コロナウイルスの収束が見えない今、夏休みをどのように過ごすべきか悩む人の思いが伝わってきます。■「帰省は中止」予定を取りやめた人多数また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定を取りやめたというコメントも多く寄せられていました。「本当は毎年両家に帰省してますが、今年はコロナの影響で帰るのをやめようかと思っています。じいじ、ばあばも孫に会いたがっていますが、万が一私たち家族がうつしてしまったら…と考えると、怖くて帰れません」(神奈川県 40代女性)「海水浴を目的にツアーを予約しているけど、キャンセルするつもり。行ったら迷惑がられるのは目に見えている」(東京都 50代男性)「自宅、実家ともに東京ではありませんが、東京を通らないと帰省できません。東京からの不要不急の外出自粛が発表され、帰省は中止しました」(神奈川県 40代女性)「1年前から北海道行きの飛行機のチケットをゲットしていた。できる感染予防は徹底しているけど、空港、飛行機内で三密は防げないし、自分が良くてもコロナの感染リスクを北海道の方々に持って行ってしまうと思うと、申し訳ないからキャンセル」(神奈川県 40代女性)苦しい胸のうちが伝わってきますね。筆者も、毎年長期休暇は実家と義実家に帰省するのが通例でしたが、今年は見送ることにしました。公共交通機関に長時間乗らなければならないことや、首都圏から地方の実家や義実家にウイルスを持ち込むのを懸念して判断しましたが、決めるまではとても悩みました。次第に増えていく感染者数を見て、「今年は帰省を諦める」と連絡した時は切なかったです。■「一泊だけ羽を伸ばそう」出かける人の思い一方で、旅行や帰省、海水浴やキャンプなど「予定がある」という人は合わせて19.3%でした。「夏休みも少なくなった子どもと旅行に行くよ。観光地は悲鳴をあげている。『今やること?』って人もいるけど、今やらなきゃ仕事がなくなる人が増えるんだよ」(東京都 50代女性)「子どもの夏休みは2週間だけになり、帰省もできない。近県のホテルをグレードアップして、一泊だけ羽を伸ばそうと思っています」(神奈川県 40代女性)「キャンプしてキャンプしてキャンプ。車もキャンプ用に買い替えて、キャンプ道具も一式をそろえたので、キャンプ以外は考えられない」(北海道 30代女性)「九州へ帰省します。『旅行に行く人は悪人!』みたいな感じに世の中はなっていますが、観光業を助けたいので、特例給付金の全額を使うつもりです」(神奈川県 30代女性)「車で実家に帰ります。海がめちゃめちゃ近いので、だれもいないプライベートビーチなみの穴場のところで遊んだり、バーベキューをしたり、短い夏休みなので夏休みが終わった瞬間気絶するくらい全力で楽しみたいです」(神奈川県 30代女性)旅行や帰省などの予定を立てている人たちは、「近場に行く」「感染対策を十分にする」など、何かしらの感染対策を立てているようです。また、新型コロナウイルスの影響で、大打撃を受けた観光業をなんとか盛り上げたいから旅行に行くと決めた人もいて、さまざまな思いのもと、「お出かけをする」という判断をしていることがわかりました。■コロナ禍の夏休みの過ごし方、正解はあるのか?それでは、今年の夏休み、出かけるか出かけないか、どのように判断すればいいのでしょうか。「コロナ感染症の流行に伴い、出かけるに出かけられない。キャンプに行きたいと思っているが、『行ってもいいのかな? 現地の方にも嫌な思いをさせてしまう?』と考えながら出かけるなら、やめておこうかなと悩み中」(神奈川県 40代女性)「お盆に帰省は厳しいのでしょうか? 年末以降、コロナで実家に帰れず、年老いた両親が心配で会いたいのに、同居している兄夫婦から、『来るな』と言われていて切ないです。同じ県内なのに」(神奈川県 40代女性)「帰省も旅行もしません。当初帰省する予定でしたが、コロナで断念。そんな中、春休みも休校中も、そして夏休みも新幹線で行く距離の実家に『帰省しまーす!』と言っているママ友さんにモヤモヤしています。人の価値観って違うんだなってあらためて思いました」(北海道 30代女性)寄せられたコメントからは、出かけてもいいものか悩んでいる様子が伝わってきます。さらに、「帰省するママ友にモヤモヤした」という声からは、新型コロナウイルスの流行によって、身近な人との価値観の違いがあらわになることもあるのだと考えさせられました。どこまでの行動をよしとするか、家庭ごとに判断は異なるため、それぞれの判断を、「正解、不正解」と分けることは難しく感じます。ただ、出かける時に、きちんとマナーを守ることは間違いなく正解だと言えそうです。そして、自分や家族に発熱やけん怠感、せきなどの症状が見られたら、例え症状が軽くても予定をキャンセルするなど、感染を広げない工夫も必要になってきそうです。最後にこのようなコメントも寄せられていました。「子どもは数週間あるはずの夏休みも、学校開催の夏期講習で埋まっています。子どもたちは休みたくない時に休み、休みたい時に休めなくても頑張っている! だからこそ、1日も早くコロナを収束させてあげたい」(神奈川県 40代女性)いつもと違う夏休み、おそらく一番我慢しているのは子どもたちでしょう。筆者の小2の息子も「夏休み半分になっちゃった」と悲しそうにつぶやいていて、「そうだよね…」と切ない気持ちになりました。コメントにあるように、「1日も早く収束させたい」という思いは、どの親にも共通していることでしょう。これまで親も子どもも頑張って過ごしてきただろうと思います。それでも感染が増えている状況では、どうしても窮屈な気持ちになりがちですが、できるだけ家族と過ごす時間だけはリラックスした気持ちになりたいものです。ママパパも手を抜くところは手を抜き、子どもと向き合う時間を濃密にしたり、些細な楽しみを見つけたりとできるといいなと思います。おうちBBQ、家族と作る料理、工作、星空観察など、ネットでも夏休みの過ごし方の工夫アイディアが掲載されています。あまり親が思いつめずに、一緒に面白がれるものを見つけたり、ときにはぼんやりだらだらして頑張らない日を設けたりしながら、特別な夏となる時間を過ごしたいですね。Q.夏休みの予定は?アンケート回答数: 5005件期間:2020年7月6日~7月25日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年08月06日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、「専業主婦っていいよな」という不用意なプチモラハラ発言に対してどう対処すればいいかについてご紹介しました。しかし、記事のアドバイス通り夫に対して笑顔を切り返しているものの、毎日のこととなるとつらくモヤモヤする妻からお悩みのご相談が寄せられました。■質問:夫のプチモラハラに笑顔で切り返すのも限界に…病気を機に退職し、専業主婦になってから 「『専業主婦はいいよな』夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?」 記事と全く同じ状況になり、ストレスで胃がおかしくなりました。記事での先生からのアドバイスで少し気が楽になりましたが、笑顔で切り返してはいるものの、やはり毎日のように「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われるとモヤモヤします…。■回答:夫の嫌味の裏にある感情は「妻への甘え」「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と毎日のように言う夫。そう言われても、妻はどうリアクションすればいいのか困りますよね。病気をきっかけに退職なさったということですから、体調を整えるために専業主婦の道を選ばれたのだと思います。しかし、それでストレスがたまってしまうのでは元も子もありません。アメリカの心理学者 アブラハム・マズローが提唱した「人間の欲求階層説」というものがあります。人間の欲求には以下のように5段階あり、1の低い階層の欲求が満たされると、2、3…と、高次の欲求に向かっていきます。1.生理的欲求(生きたい)2.安全の欲求(生命を安定維持したい3.所属と愛の欲求(社会や仲間に受け入れられたい4.承認の欲求(価値がある存在と認められたい)5.自己実現の欲求(自分らしく生きたい)出典:産業能率大学出版部 A.H.マズロー著 人間性の心理学 改訂新版)日本のような社会が成熟している環境であれば、1と2は満たされていて当たり前なので、人々は3以上の欲求に目が向いているのが日常でした。しかし、今回の新型コロナウイルス流行は「2.安全の欲求」を脅かすものであり、多くの人が今まで経験したことのない精神的な不安を抱えているのではないかと思います。もしかするとあなたの夫は、「仕事のため外出する=感染(生命)の危機にさらされる」という恐怖、心配を強く持ってしまったのかもしれません。または、夫はもともと仕事や人間関係など外の世界に不安や不満を抱えていて、それが新型コロナウイルス流行への不安から顕在化してしまい、あなたへの嫌味という形に変えてはき出されている可能性もあります。もし夫が、これまでは日常的にあなたに対して不満や攻撃的な感情を持っていなかったのであれば、この嫌味は「妻なら聞いてくれるはず」という甘えから生まれた、不安解消の八つ当たりかもしれません。■「仕事をしていない自分には価値がない」という思い込みが潜んでいる?さらに、あなた自身の心の声にも耳を傾けてみましょう。病気を機に退職なさったとのことですが、もしかすると「仕事を辞めた専業主婦の自分、お金を稼いでいない自分は、社会的に価値がない」と心のどこかで感じていませんか?そのため、夫からの「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」の言葉に傷ついているにもかかわらず、我慢して何も言い返せずにいるのではないでしょうか。オックスフォード大学の研究者が発表した論文「10年後になくなる職業」(原文:Carl Benedikt Frey and Michael A. Osborne 「THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?」 )は日本でも大きな話題を呼びました。それに付随して、いろいろな立場から述べられた記事が多くありますので、一度は目にしたことがあるのではないかと思います。その中で「将来も残る仕事」の一つとしてよく挙げられているのが「人の命や感情に働きかける仕事、人と情感を交流させる仕事」です。育児はそのスキルを磨くのに最適な仕事といえます。人間の著しい成長を見守ることができるのは貴重な体験です。自分の今後の仕事にも何らかの形でつながるかもしれない良い機会ととらえ、この時間には価値があり、子育てをしている自分自身の価値も認めてあげましょう。子育ては大変なことも多いですが、そうやってどっぷりと子どもと過ごす時間を楽しんでいただきたいと思います。■夫の嫌味から逃げず、真っ向から向き合う夫の嫌味が甘えや八つ当たりであると理解しても、あなたがじっと我慢する必要はありません。それこそ、精神衛生上良くないことでしょう。「ずっと子どもと一緒に家にいられていいよなー」と言われたら真顔で「それ本気で言っている?」と聞き返してみましょう。そして、「仕事を辞めてでも本当に毎日子どもと一緒に家にいたい?」と夫に確認します。夫がしどろもどろになったり、「そんなことをしたら生活できないだろう」などとはぐらかすようなら、「冗談でもそのような言い方をされると傷つく」ときちんと伝えてもいいと思います。または「子どもと一緒に家にいるのが楽だと思っているのなら、あなたもそうしたいよね。それなら私も何か社会の役に立てそうなことがないか探してくるから、その間子どもと家にいてね」と伝えて、休日に子どもをお任せして出かけましょう。ハローワークで仕事を検索してみたり、興味が持てそうな資格はないか図書館で調べてみたり、ボランティアの登録をしたり、今できることを探してみてはいかがでしょうか。また、仕事や学習、ボランティア活動ではなくても、子どもの園・学校の役員や町内会の地域活動を夫のかわりに引き受けて、無理のない範囲で外に出かけていき、夫に子どもと過ごす時間を持ってもらうのもいいと思います。どんな形であってもいいので、今自分にできることを精一杯やりつつ、夫の不安な気持ちも理解して「一緒に頑張ろうね」という思いを伝えていけば、嫌味も少なくなってくるのではないでしょうか。夫の言葉をそのまま受け止めて自分を追い込まず、リラックスできるように少しずつ行動してみましょう。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。
2020年07月31日ウーマンエキサイトのみなさまこんにちは。ぐっちぃです。今年は自粛やら休校やらまだまだ遠出ができない状況ですが、せめて気持ちだけでも旅行気分を味わいたいですよね。旅行と言っても、会話に出てくるのは食べ物のことばかり(笑)。もしかしてわたし、ご当地の食(グルメ)さえ味わえれば、旅行気分を満喫できるんじゃ…?そうそう、気軽に手に入るご当地グルメ、あったんです! なんで今まで気づかなかったんだろう!わたしは普段、宅配サービスを利用しています。そのカタログに「ご当地お土産コーナー」が掲載されているときがあるんですよ!(ないときもありますが)47都道府県全部の商品が載っているわけじゃないので、そのとき自分が食べたいグルメが載っているかどうかは「運」なのですが、どこの地域であれ、食べ物を通してその土地へ行った気分になれそう…!ということで、娘たちにカタログの中から、好きなご当地お土産を選んでもらいました。近くのスーパーとの往復だと、こういう食べ物にはお目にかかれないので、宅配サービスさんの存在が本当にありがたいです。そして数日後、待望のご当地お菓子(とビール)が届きました!わたしも別に東京駅で食べたわけじゃないのですが(笑)、なんとなくお土産コーナーとか、迷路みたいなあのホームを思い出したよ…。夫は「社員旅行で沖縄に行ったことを思い出した」と言っていた…うらやましいぜ…。娘たちは東京も沖縄も行ったことがないので、ただお菓子としておいしく食べていたけど、いつか旅行先でお土産をみかけたときに「これか!」って思い出してくれたら楽しいな。たまたま宅配サービスのカタログで見かけて買うようになったのですが、通販サイトなどにもおいしそうな食べ物はたくさんあるので、実際に旅行に出かけられるようになるまで、自宅で「食べ物」の予習をたくさんしておこうと思います!
2020年07月30日毎年、夏になると熱中症の危険が叫ばれます。とくに感染症の流行でマスクを外すことに躊躇されるなか、熱中症のリスクが高い夏になりそうです。今回は、熱中症のリスクから子どもを守る方法について、書籍 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 からご紹介します。■熱中症になったらどうする?熱中症とは、おもに初夏から夏にかけて、環境に体が適応できないことで起こるさまざまな症状の総称です。暑い日だけではなく、湿度の高い時期にも起きやすいため、注意が必要です。■子どもは熱中症にかかりやすい?子どもは、熱中症のリスクが高いのが特徴です。<熱中症のリスクが高い原因>●体温が上がりやすく脱水になりやすい●大人よりも背が低く地表の熱を受けやすいまた、年齢が低い子ほど自分の症状をうまく伝えることができないため、とくに注意深く様子を見る必要があります。外出時は休憩や水分補給をこまめに取らせる、室内の温度調節をするなどして、子どもの様子をこまめに見てあげましょう。■熱中症予防のポイントそれでは、熱中症にならないために、普段から心がけたい予防のポイントについて、見ていきましょう。<熱中症予防のポイント>●体調のコントロール・十分な睡眠(午後の昼寝が効果的)・食事をしっかりとる・胃腸炎や風邪などにかかっている時は熱中症にかかりやすいので注意する●暑さに慣れさせる・日頃から適度に外遊びをして、体を暑さに慣れさせておく●十分な水分と電解質補給・こまめな水分補給が大切●日焼け対策・適した服装をする(薄い色、吸水性や通気性のいい素材)・屋外では帽子を着用・直射日光を避ける・保冷剤の併用・ベビーカーの日よけそして、とくに注意が必要なシーンは次の項目です。<熱中症に注意が必要なシーン>●天候:梅雨の晴れ間、梅雨明け、30度以上●地面:地面の熱に注意●屋内:屋内でも油断しない●車内:暑い環境に置き去りにしない生活のふとした瞬間にも熱中症のリスクは潜んでいます。とくに注意したいタイミングを把握しておくことで、子どもたちを熱中症のリスクから守ってあげましょう。■おうちでできる応急処置子どもが軽い熱中症になった場合にできる、おうちでの応急処置についてご紹介します。1、涼しい場所に移動し、仰向けに寝かせるクーラーがきいた室内など、涼しい場所に移動させましょう。2、身体冷却服を緩め、保冷剤やタオルで首や脇の下、太ももなど太い血管の部分を冷やしましょう。肌に水をかけたり、ぬれタオルなどで拭き、厚紙などで仰ぎます。3、水分摂取脱水の治療のためには、経口補水液がおすすめです。ただ、意識レベルが悪い場合や、おう吐がある場合は、水分摂取は控えましょう。おうちでの応急処置をしても症状が改善しない場合は、病院を受診しましょう。熱中症の症状は進行することがあるので、経過には十分注意してください。また、そもそも頭痛や吐き気がある、体温が高い、呼びかけへの反応がおかしいなどの症状が出ている場合には、中等症や重症の熱中症になっている可能性があります。すぐに病院を受診するか、救急車を呼ぶ必要がある場合もあるので、子どもの様子をしっかりと見て、対応してあげましょう。■【子どもの熱中症】教えてドクターQ&A最後に、「教えて!ドクタープロジェクト」に熱中症にまつわる心配事について、教えていただきました!――マスクをしながら、熱中症を予防するためにどのようなことができますか?まず大前提として、マスク着用している場合はとくに子どもが熱中症を起こしやすくなります。このためマスクをしながら熱中症予防を考えるということは、「暑い日に長袖で外出しても暑く感じない方法を考える」と同じようなものです。ですから、「子どもは必要なときにマスクをつける」という考え方をお勧めします。――子どもの体にはどのような特徴があるのでしょうか?まず、子どもは大人より呼吸回数が多いです。大人は1分間に12〜20回ですが、乳児は30〜50回/分、幼児は20〜30回/分です。呼吸回数が多いことは、マスクで口元が覆われていると十分な空気を吸えないことになり、大人より苦しくなりやすいことを意味します。また、呼吸筋が発達していないため、息を深く吸い込む深呼吸が大人ほど上手にできません。そのため、呼吸が苦しくなると深呼吸ではなく、呼吸回数を増やして対応します。ただでさえ多い呼吸回数がさらに増えます。心臓や肺も未発達なため、十分な空気を取り込めないと、これらの臓器にも負担がかかります。――子どもにとって、マスクの着用が大きな負担になることがわかりますね日本小児科医会は、2歳未満のマスク装着はしないように注意勧告しています。3才以上でも注意が必要です。そもそも、子どもは大人よりも熱中症にかかりやすいという特徴も知っておいてください。汗腺が未発達で、体温調節が大人ほどうまくできない、体重あたりの体表面積が大きく、暑いところで体温が上がりやすい、などです。息を吐くことで、人は体の中の熱を外に逃がすことができるのですが、マスクをすることで熱がこもってしまいます。子どもの熱中症リスクはさらに高くなります。――それでは、子どものマスク着用についてはどのように対応すればいいのでしょうか?これまでの報告から、子どもの感染の多くは保護者から感染していること、学校や保育所などでのクラスター発生の可能性は高くはないことがわかっています。子どもの行動範囲は学校・保育園と家が中心です。いろいろな所に出かける大人の行動範囲と比べるとはるかに狭いのです。つまり、感染リスクは大人が圧倒的に大きいのです。子どもを守るためには、大人自身の感染症対策がもっとも大切だと言うことを知ってください。したがって、熱中症対策としては、「必要なとき以外にはマスクをしない」ことをお勧めします。外で遊ぶとき、運動するときにマスクをしてはいけません。また、「暑くて嫌だ」、「気分が悪い」という子どもの訴えを尊重し、3才以上であっても強要してはいけません。そして普段の熱中症対策と同じように、こまめな水分補給と、しっかり休養をとることです。病み上がりは体力が落ちていて熱中症のリスクが上がるため注意が必要です。マスク以上に効果的な感染症対策が、手洗いです。みんなで遊ぶ前と後、食事の前後、トイレに行った後は必ず手洗いをしてください。――熱中症による頭痛や発熱などの症状は、新型コロナウイルスをはじめとする他の病気との見分け方が難しく感じます。どうやって判断すればいいでしょうか?もともと夏に増える熱中症は、胃腸炎や夏かぜとの見分けが難しいです。この見分けは医師でも難しい場合が少なくありません。今年の夏も、頻度としては新型コロナウイルス感染症より圧倒的に夏かぜや胃腸炎の方が多いと思います。保育園や学校で胃腸炎や夏かぜが流行している、家族に似たような症状がある、などは参考になる情報です。また公園で遊んでいる途中にぐったりするようなら熱中症の可能性も考えなくてはいけません。夏に流行る病気はいずれもウイルス感染症が多く、水分を摂って安静にすることでよくなります。熱中症の対策もこまめな水分補給と体の冷却です。見分けは難しくても、最初の対策は大きく変わらないので、本人の様子をしっかり観察し、ぐったりする、水分摂取ができないなどの症状があれば早めに医療機関で相談してください。※本連載で紹介する情報は、2020年6月30日時点のものです。 『マンガでわかる!子どもの病気・おうちケアはじめてBOOK』 (佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクトチーム/KADOKAWA ¥1,430)赤ちゃん・子どもの病気、ケガ、事故…突然の「どうしよう」この1冊があれば安心!病院に行く? 行かない? こういう時は様子を見ても大丈夫など、子どもの体の心配ごと、 マンガと解説でわかります。突然起こる子どもの病気、ケガで不安になるときに、親が慌てずに対処するための常備本。●「教えて!ドクタープロジェクトチーム」とは?長野県佐久医師会・佐久市による、子どもの病気、ホームケア、地域の子育て支援情報などを発信するプロジェクトチーム。地域の子育て力向上事業としてだけでなく、SNS発信により「医師による確実な情報」を、リアルタイムで全国に発信している。公式HP: 教えて!ドクタープロジェクトチーム
2020年07月20日千葉県の市原緑高校、習志野高校、流通経済大学付属柏高校をサッカー強豪にし、高校サッカー選手権や高校総体で複数回の全国制覇を達成した本田裕一郎さん。これまで45年にわたって高校サッカー部の監督として育成に携わり、今年からは国士舘高校でテクニカルアドバイザーに就任するなど今なお新たな挑戦に挑んでいる名将に、今だからこそ若い指導者に伝えたいことを伺いました。(取材・文:元川悦子)国士館高校サッカー部(2020年3月19日撮影)<<連載一覧:ベテランの金言「言わずに死ねるか」-今だからこそ、若い指導者・保護者に伝えたい-■SNSツールの弊害がサッカーの現場にも千葉県の市原緑、習志野、流通経済柏で45年間にわたってユース年代の指導に携わり、高校サッカー選手権や高校総体で複数回の全国制覇を達成しているのが、本田裕一郎先生です。2006年ドイツワールドカップ日本代表の玉田圭司(長崎)らを数多くのプロ選手を育てた名将は、2020年1月から国士舘高校でテクニカルアドバイザーに転身。新たなチャレンジに打って出ています。新天地ではトップチーム約30人を主に指導していますが、「笑ってグラウンドに立つ」と新たな目標を設定。明るく接しやすいイメージを作ろうと心掛けています。「練習前からしかめっ面だとチームのモチベーションは上がりません。そう気づいて、『今日は元気?』『目標は何?』とまず笑顔で選手に話しかけ、彼らの考えを聞くところからスタートするようになりました。昨年まで指導していた流経柏はAチームの9割方が『プロを目指す』という目標をハッキリと持っていましたが、国士舘の場合は『全国大会に行きたい』という子がほとんどで、プロを目指しているのは1~2割程度。それはそれでもちろんいいのですが、全国に行くためにやらなければいけない具体的なビジョンをうまく描けないのかなと感じます。それを自分から言葉にして説明できればいいんですけど、今の子どもはコミュニケーション不足なのか、何か聞いても一言二言で終わってしまう。それも目標達成の足かせになっていると思いますね」本田先生がコミュニケーション不足の最大要因だと考えるのがスマートフォンの普及。昨今は『LINE』などの通信アプリで簡単にやり取りできるので、子どもたちが言葉を発しなくていい環境になっています。それがサッカーの現場にも影響しているというのです。「日本人のよさというのは、挨拶や礼儀正しい行動、場の雰囲気を察知したり、相手の表情を見ながらうまく会話を運ぶことだと思うんです。しかし『LINE』だと単にスタンプを押すだけで意思疎通が成り立つ。そればかり多用していたら、目で会話をしたり、相手の思いを汲んで物事を進めていく力は身に付きません。人間関係も希薄になり、サッカーのようなチームスポーツをやるうえでは大きなマイナスになります。現場に立っていて2~3年前から生徒の質がだいぶ変わってきたなという印象を受けるので、我々指導者も工夫を凝らしていく必要があると思います」■選手自身が「何が必要か」に気づくことが一番の早道国士舘に来てからの本田先生は「生徒たちにより高い経験をさせてやりたい」とモチベーションを高めています。同時に「どうすれば全国大会出場へ導けるか」というテーマを真剣に模索し始めました。その一歩として、目標達成への道筋をより明確にさせるところから取り組もうとしています。「選手たちが全国に出るまでの段取りを探っていく中で『何が必要か』を自ら気づいてくれるのが一番の早道なんです。人によってはボールコントロール力やドリブル技術、シュートのスキルを磨かなければいけないという人間もいるでしょうし、走力やパワーが足りないと感じる人間もいるでしょう。個人レベルでもチームでもできることは沢山ある。そこに気づいて行動するように、指導者が仕向けていかないといけないと思います。子どもたちの『全国大会出場』への気持ちは同じでも、重さが100gから1kgになれば取り組み方は全然違ってくる。そうやって情熱をかきたてることが大事なんです。長年、子どもたちを教えてきた私が『全国はそんなに遠い目標じゃないんだ』と言えば『そうかな』と感じる生徒がいるかもしれない。そんな期待を持って、最初に話したように笑顔でグランドに入ることを心掛けたり、言い回しを工夫したりとトライを続けているところです」■高校サッカー部員の休校中の過ごし方、多かったのは......現在も連日感染のニュースが流れていますが、本田先生の新たなチャレンジが始まって約2か月が経過した今年2月末。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、安倍晋三首相が全国一斉休校を要請しました。私立の国士舘も部活動休止に踏み切りました。練習は3月19日にいったん再開され、3月末までは2日に1度ペースで継続できていましたが、東京都から外出自粛要請が出た4月頭から再び活動を停止。少なくとも4月いっぱいまでは全員が自宅待機することになったのです。もともと「日本サッカー界もオフシーズンを設定すべき」と主張し、定期的な休みを取ることに前向きな本田先生にとっても、これは予期せぬ出来事。45年超の高校サッカー指導者人生の中でも初めてのアクシデントだと言っていいでしょう。そんな時だからこそ「選手のことをより知りたい」という思いが強まり、休部期間に彼らがどんな過ごし方をしていたかを調査してみたといいます。「2月末から3月19日までの約3週間に何をしていたかを尋ねたところ、1日の生活は睡眠が約8時間、食事は家族のいずれかととっている選手が多かったですね。ただ、勉強はほとんどしておらず、読書をしたと答えた者も皆無に近かった。スマホでSNSなどで流れてくるニュースを見る子もいましたけど、それを含めてもニュース記事などに目を通していたのは1日1時間以内。活字に触れる時間が極端に減っているなと考えさせられました。外出は1日5時間以内。外で走っていた者、ボールを触っていた選手、買い物に行った選手などさまざまでしたが、それ以外は外出自粛を意識して自宅にいたようです。その多くの時間を(ニュースチェック以外の)スマホ利用と向き合っていたというのはやはりもったいないと感じました。生徒の行動調査をしたのは私自身も初めてでしたが、練習がストップし、時間が空いたことで見えるものもありました。彼らの行動をしっかりと把握したうえで、再開後の部活動に役立てたいと思っています」こうやって目の前の事態を冷静に受け止め、臨機応変な対応を取り、先の段取りを考えていくのが本田先生流のやり方です。何度も全国制覇を達成し、数多くのプロ選手を輩出してきたベテランの発想力や行動力はやはり特筆すべき点でしょう。そこは多くの指導者に見習ってほしいところです。<<連載一覧:ベテランの金言「言わずに死ねるか」-今だからこそ、若い指導者・保護者に伝えたい-本田裕一郎(ほんだ・ゆういちろう)1947年5月1日、静岡県生まれ。順天堂大卒業後、千葉県市原市教育委員会を経て、75年に千葉県立市原緑高校サッカー部監督に就任し佐々木雅尚、宮澤ミシェル、石井正忠らを指導。その後86年に習志野高に転勤し福田健二、広山望、玉田圭司らを指導し、95年のインターハイで初の日本一に。2001年より流通経済大柏高に赴任し、2007年の全日本ユースを皮切りに5度の全国制覇を成し遂げた。2020年4月より国士舘高サッカー部のスーパーバイザーに就任。指導者としてだけでなく高円宮杯U-18サッカーリーグの前身である関東スーパーリーグの立ち上げなど高校サッカーの発展に大きくかかわっている。
2020年07月14日今年の夏休みは新型コロナウィルスの影響で短縮傾向と言われてます。短い休みだからこそ、より充実した時間にしませんか?一般的なサッカーキャンプでは技術の向上がメインですが、サカイクキャンプではサッカーの練習だけでなく、子どもたちが成長する際に身に付けたい「ライススキル」をプログラムに導入しています。なかなかチャレンジができなかった子が積極的になって帰ってきたと、親御さんからも好評です。キャンプでチャレンジを促すためにどのような工夫をしているか、サカイクキャンプの菊池健太コーチにお話を伺いました。(取材・文:前田陽子)クーラーボックスに氷を常備、いつでも適温の水分補給ができるよう準備しています<<【熱中症対策】子どもたちを守るためサカイクキャンプが実施する万全の対策-オンザピッチ編-■キャンプに参加すること自体が、子どもたちにとってはチャレンジサカイクキャンプは、初心者でもサッカーを始めて何年か経つ子でも誰でも参加できます。年齢を対象に分かれているので参加してくれる子どもたちのレベルは様々です。保護者の方にキャンプ参加の動機についてうかがうと「消極的でチャレンジができないので、キャンプを通してチャレンジすることを身につけてほしい」という声が多くあります。「キャンプは親元を離れて、まだ知らない友達やコーチ、初めての場所で生活するという大人でも大変なことだと思います。そこに参加してくれるということ自体、子どもたちにとってはチャレンジだと思います」と菊池コーチ。キャンプでは子どもたちの経験値などを見て、キャンプに慣れている子と初めての子にはそれぞれに合ったチャレンジを提案できるようにしているのだそうです。トレーニングでは、個々のキラリと光る部分を見つけてその部分を評価。自分のしたことを認められると、子どもたちはもっとチャレンジしようと頑張ります。最初の段階では得意なプレーを見せてもらい、「こういうこともするといいよね」と提案をしてその子の苦手なことでも取り組めるように促しています。■ミスした経験の少なさが、チャレンジの邪魔をする最近は、やる前から「絶対ムリ」「下手だから出来ない」とチャレンジする前からあきらめてしまう子もたくさんいるという声も聞きます。そうなってしまう要因のひとつは、ミスした経験の少なさです。親が先回りしすぎてミスした経験が少ないので、失敗に対する免疫がなく「どうしよう、どうしよう」という考えが頭の中に先行する子がたくさん見られるのです。チャレンジしてほしいと考えている親が、先回りして子どもがチャレンジする機会を奪っているのはとても残念なことですよね。また、サッカーの現場では指導者が指導をしすぎる点があるようだとコーチは言います。キャンプで練習していると、プレーが終わるたびにコーチの顔を見る子がよくいるのだとか。「指導者はミスを正してあげよう、欠点を補ってあげようとしているんだと思うんです。けれどそれではどうしても子どもたちは窮屈ですし、コーチは次に何を言うんだろうと顔色を見てしまいます。僕たちサカイクキャンプのコーチたちは常に笑顔を見せ、どんなプレーであっても『やるじゃん』という気持ちで子どもたちを見ています。いいタイミングでシュートを打っても入らないことはたくさんあります。シュートを外そうと思って打っている子はいないので、『いいシュートだったね。でもこうするといいよ』とひとつヒントを与えます。そのとき具体的にこうしろとは言いません。そうすると自分で考えて次にいいプレーをしてくれます。そんな声かけからチャレンジが出てくるかなと思います」と菊池コーチは言います。■サッカーはミスが多いスポーツ。キャンプではミスしてもいい雰囲気を意識サカイクキャンプでは最初にサッカーはミスが多いスポーツだということを子どもたちに伝えるのだとコーチは教えてくれました。先述したように、普段の生活の中で失敗経験の少ない現代の子どもたちは、チャレンジしようとすると「失敗したらどうしよう」という気持ちが先に立ってしまいます。コーチたちもその気持ちは理解しているので、キャンプでは「ミスしていいよ」という雰囲気を作るようにしているのだそうです。指導者はどうしても、パスが通らなかった、シュートが入らなかったという結果に着目してしまいますが、サカイクキャンプでは結果だけでなく過程も見ているといいます。「たとえシュートが決まらなくても、その子なりのちょっとしたチャレンジに良かったよと、Goodサインを出してあげるととてもいい笑顔を見せてくれます。そうやって過程を認めてあげることを続けていると自己肯定感が高まり、キャンプ2日目、3日目になると、僕らもびっくりするくらいいいプレーをしてくれるんです」と菊池コーチ。菊池コーチは、子どもたちのサッカーは上手い下手ではなく、経験が多いか少ないかだと考えているそう。「どうせ下手だから出来ない」ではなく、いろいろなことをやってみる。経験が積み重なってサッカーは上手くなっていきます。リフティングの出来る回数が3回から5回になった。そいういう経験をしてほしい。ボールを取られたら、取り返せばいい、シュートを外したら次に入れればいい。サッカーとはそういうスポーツだとコーチは語ります。■キャンプの主役は子どもたち。短期間でも必ず成長して帰りますご自身もサッカー少年の親でもある菊池コーチ。親の視点でもサカイクキャンプの魅力を語ってもらいました。「サカイクキャンプの主役は子どもたちです。子どもたちのことは、様々な面をしっかり見ていますが、大人が必要以上に手を出すことはしません。道具の忘れ物などちょっとした失敗が予想できる場合も先回りはせず、こういう失敗もするだろうなと見守っています。そうやって失敗してみて気づくことがあったり、次回から注意しようと意識するようになるので」と、子どもたちが失敗できる環境を用意しているのも成長を促すきっかけになっているといいます。もちろん、大きな失敗にはならないように、これ以上は危険だなという時には声をかけています。例えば水筒を忘れてずっと飲料がないのは危険なので、練習に入る前に声かけをします。その時も「水筒忘れているだろう?」とは言わずに、「何か心配なことない?」と気づきを促します。そして一緒に取りに行きながら、こんな会話をするそうです。「荷物の準備はいつも誰がしているの?」「お母さん」「そうか、今回は自分で準することができたね。いい経験になったね」水筒を忘れたことをダメなことにせず、サッカーの準備を自分ですることを意識するような会話にしているのだそう。そういう経験を経て、人間的にも成長できるといろいろなことにチャレンジできる。自己肯定感を高めてあげることも必要だと思っているとコーチは教えてくれました。サカイクキャンプでは熱中症だけでなく新型コロナウイルス感染予防の対策を徹底して行っています。キャンプは数日ですが来れば、間違いなく何かきっかけをつかんでもらえるはずです。子どもたちにとってキャンプに参加してくれることが大きなチャレンジ。親御さんにも子どもをキャンプに行かせるというチャレンジをぜひしてください。帰ってきた子どもはキラキラしているはずです。<<【熱中症対策】子どもたちを守るためサカイクキャンプが実施する万全の対策-オンザピッチ編-
2020年07月13日