昨年の第71回カンヌ国際映画祭で最も話題となったスウェーデン作品『Border』(英題)が、邦題『ボーダー 二つの世界』として10月11日(金)より全国で公開されることが決定した。イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ200歳の少女』の原作者としても知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を共同で脚本化した本作。主人公は、醜い容貌のせいで孤独と疎外を強いられる女性ティーナ。国境の税関に勤める彼女は不気味な男との出会いにより、人生が一変する事件に巻き込まれていく。ジャンル映画の枠を超えて高い評価を受け、カンヌの第2コンペティションである「ある視点部門」に出品されると、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させ見事グランプリを受賞。さらに第54回スウェーデン・アカデミー賞では作品賞ほか最多6部門を受賞。本年度アカデミー賞スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でノミネートを果たすなど、各国の映画賞を席巻した。重厚な人間ドラマと奇想天外なストーリーテリングは評論家たちから高い評価を受け、『シェイプ・オブ・ウォーター』のオスカー監督ギレルモ・デル・トロも「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話。メイクアップFX(特殊メイク)に興味があるなら、これ以上に良いものはない。上位1%」と絶賛を贈っている。善悪、美醜、性別、貧富、国境…自己と他者を分けるもの(ボーダー)とは一体、何か?謎が謎を呼び、螺旋のように絡み合いながらたどりつく、心をわしづかみにされるような衝撃の真実とは――。なお、本作には各国の映画祭で「ショッキング過ぎる」と話題になったシーンがあるが、製作者の意向を汲み修正は一切なし、ノーカット完全版での日本公開が決定(R18+指定)。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』『THE GUILTY/ギルティ』『特捜部Q』シリーズなど、数々の傑作ミステリーやスリラーを送り出してきた北欧映画が本作でさらなる進化を遂げることになりそうだ。ストーリー税関職員のティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォーレと出会う。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった――。『ボーダー 二つの世界』は10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年05月13日映画『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』が、2019年6月7日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開。元バンドマンの父×医大を目指す娘の交流を描くハートフルストーリー『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』は、ニューヨーク・ブルックリンの海辺の小さな街を舞台に、赤字のレコードショップを営む元バンドマンの父と、将来のために医大を目指す娘の交流を描いたハートフルなドラマ作品。物語は、ある日ひょんなことから、2人で作った楽曲を音楽ストリーミングサービスにアップしたことから始まる。“We’re Not a Band.”というバンド名で出したその楽曲は、予想外の反響を生み父は歓喜!再び音楽の扉が開けたと夢が膨らむ。もちろん、サムを説得できればの話なのだが…。やがて二人に訪れる、新たな一歩のための人生の決断の行方とは?主演にカーシー・クレモンズ物語の主役・サムを演じるのは、近年メディアから注目を集める女優 カーシー・クレモンズ。父から期待される音楽の道以外にも、将来の夢や恋人との関係など、人生の課題に懸命に向き合うフレッシュな若者を演じる。話題の俳優勢が集結またそんなサムを取り巻くメインキャラクターにも注目俳優らが勢ぞろい。サムの父親役は、アニメ映画『SING/シング』で声の出演も果たしたニック・オファーマン、サムの恋人・ローズ役は、映画『ヘルボーイ』のサッシャ・レインが担当する監督・脚本にブレット・ヘイリー監督・脚本を務めるのは、ブレット・ヘイリー。過去作品『アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス』『ザ・ヒーロー』に続き、本作もサンダンス映画祭に出品している。【詳細】映画『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』公開日:2019年6月7日(金)劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか監督/脚本:ブレット・ヘイリーオリジナルソング・音楽:キーガン・デウィット出演:ニック・オファーマン/カーシー・クレモンズ/トニ・コレット/テッド・ダンソン/サッシャ・レイン/ブライス・ダナー原題:HEARTS BEAT LOUD■ストーリーフランク・フィッシャーは、ブルックリンのレッドフックでレコードショップを17年に渡り営んでいた。かつてはミュージシャンだったフランクの人生は、妻の事故死により自分と娘だけ残されたことで一変する。フランクはシングルファーザーとして娘サムを育て、成長したサムはLAの医大へ通う事が決まっていた。娘の進学後の生計を立てるにはレコードショップは赤字続きだし、フランクはお店の貸主で友人のレスリーに夏の終わりにお店を閉めることを告げる。古くからの友人デイヴが経営するバーに行ったり、年老いて痴呆症の母親の面倒を見たり、彼の人生の未来には心が踊るものがあるわけでもなかった。 ある夜、勉強中のサムの邪魔をして一緒にセッションするよう無理やり誘う。サムは書きかけていた歌詞を引っ張り出し、二人は夜通し曲をレコーディングする。翌日サムはフランクに「私たちはバンドじゃないわよ」(“We’re not a band!”)と告げ、昨晩の共同作業により喜び興奮しているフランクを鎮めようとするが、フランクは娘の才能に感心し、一緒に作った曲を衝動的にSpotifyにアップロードしていたのだった。“We’re Not a Band.”というバンド名で。フランクもサムも驚いたことに、その曲はSpotifyで人気の曲を集めた”New Indie Mix”にリストインされ、たくさんの人の耳に届くことになる。フランクにとっては急に未来の扉が開かれた気分になり、サムとライブやレコーディングをする将来を描き始めてしまう。サムを説得できればの話だが。 しかし、サムには彼女の人生があった。出会ったばかりの恋人ローズとの関係や、進学予定の医学部など、向き合わなければならない人生の課題は山積みだ。音楽で人生の冒険を始めるなんて不可能なことに思えた。夏は終わりに近づき、大学ももうすぐ始まる中、フランクもサムも人生の決断を迫られる。二人が新たな人生に一歩踏み出すために。
2019年05月13日キーラ・ナイトレイ主演最新作『コレット』が、5月17日(金)より全国公開。20世紀初頭、芸術が栄えたベル・エポック(古き良き時代)のパリを舞台に描かれる本作は、衣装の再現にもこだわりが随所に。キーラが見事に着こなす、当時のファッションアイコン・コレットの華麗なる衣装に注目した。20世紀初めのファッションアイコン!華やかなコレットの衣装に注目キーラが本作で演じたのは、昨今の#MeToo運動をはじめ、女性の自立や自由が叫ばれる現代において先駆け的存在ともいえるコレット。男性優位の時代に、慣習やジェンダーにとらわれることなく、あらゆる分野で才能を開花させた。その著書「クロディーヌ」シリーズはフランス中で大ブームを巻き起こし、世の女性たちを虜に。文学界のみならず、20世紀初頭“ベル・エポック“のファッションにも大きな影響を与えたといわれるコレットの衣装も本作の見どころの一つ。ファッションアイコンでもある彼女の物語を描くにあたり、全部で50着の衣装が映画のためだけに作られた。また性別や常識にとらわれることなく自由に自身を表現していた彼女は、法律で女子のズボン着用が禁止されていた時代にも堂々と男装をし、世間を驚かせると同時に、ファッショニスタとしての確固たる地位を確立した。そのスタイルには、映画衣装も務めるスタイリストの北村道子さんも「ズボン着用が処罰された時代に彼女は男装していた。その勇気と洋服のセンスが素晴らしい」とコメントを寄せており、彼女の人生を反映したファッションに絶賛を贈っている。田舎に暮らす少女時代からモダンなパリジェンヌへ本作で衣装デザインを務めたアンドレア・フレッシュは時代の移り変わりを通した展開にもこだわっており、「コレットの衣装には、きれいで、シンプル、そしてモダンなスタイルで作ったわ。田舎の少女時代は、明るい黄色やグレーの色で軽い生地を使用して、モダンなパリの大人の女性になった時には、茶色や、黒白など暗い色の、重さのある生地の衣装を着るようになるの」。さらに、「彼女はジェンダーを気にかけない人だったので、レースやフリルは使用せず、メンズスーツを着用して現れた。彼女の中でゆっくりと形成された男性らしさにヒントを得て、きれいなスタイルを保ちたいと考えたの」と衣装のポイントを明かした。また、コレットの生きたベル・エポック期のファッションについて徹底的に研究したうえで「私の全体的な目標は、コレットのパーソナリティの内に秘めた本質をみいだし、それを衣装で表現すること。つまり、慣習にとらわれず、限界などないということを知っている女性であることを衣装からも見せるのよ」と映画衣装を通じたコレット像について語っている。そんなこだわりの詰まったコレットファッションを、長身細身のモデル体型のキーラ・ナイトレイが劇中で見事に着こなしている。芯の強さが魅力的なコレットのまっすぐな生き方と合わせ、思わずうっとりとしてしまう華やかな衣装も見逃せない。『コレット』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コレット 2019年5月17日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.
2019年05月12日『イーダ』のパヴェウ・パヴリコフスキ監督最新作、第91回アカデミー賞では3部門にノミネートされた映画『COLD WAR あの歌、2つの心』。この度、本作の本予告映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回の映像は、冷戦下、歌手を夢見るズーラ(ヨアンナ・クーリク)が、ピアニストのヴィクトル(トマシュ・コット)も審査員を務める、ポーランドの民族音楽舞踏団マズレクのオーディションを受けるところからスタート。2人は瞬く間に激しい恋に落ち、ズーラはマズレクの花形として活躍。しかし、ジャズへの渇望を止められないヴィクトルは、ズーラと共にパリへの亡命を決意するものの、無情にも冷戦の時代は2人を引き裂いていく…。また本作では、美しいモノクロの映像とともに流れる印象的な歌も必聴。映像でも流れる「Dwa serduzka(2つの心)」は、ポーランドの伝統音楽と舞踏を継承する実在の楽団で、本作では“マズレク”のモデルとなった“マゾフシェ”が長く歌い繋いできたスタンダードナンバー。冒頭のズーラがマズレクのオーディションで歌う際は、東側の象徴である純粋なポーランド民謡として。また、パリのジャズバーで歌う際は、当時東側では禁止されていた西側の音楽、ジャズのバージョンとしてと、異なった形で登場している。形を変えながら何度も登場する本楽曲は、ズーラとヴィクトルの関係性や時代の変化を表すメタファーとして表現。ズーラとヴィクトルに次いで、“3人目の主人公”と言われるほどの重要な役割を担う“音楽”を、まずはこちらからご覧あれ。『COLD WAR あの歌、2つの心』は6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:COLD WAR あの歌、2つの心 2019年6月28日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2019年05月11日キアヌ・リーブス主演・製作のノンストップSFアクション『レプリカズ』。一時期の“ぼっち”報道はどこへやら、『ジョン・ウィック』最新作なども待機し、いまノリにノっているキアヌ…のはずだが、実は本作でも数々のぼっち姿を披露していることが分かった。本作では、家族を事故で失った絶望の中、愛する家族を守るため倫理に反した行動を起こし、暴走が加速していく科学者を熱演しているキアヌ。かつては、ニューヨークのソーホーにあるベンチで1人、昼食を食べる姿や、46歳の誕生日に1人カップケーキとコーヒーでお祝いをしている姿を撮られ、“サッド・キアヌ”と名づけられたことも。本作でも、家族を失った悲しみのどん底に陥り、様々な表情を見せるサッド・キアヌが登場。藁にもすがる思いで、家族を甦らせる実験に試みるも機材が足らず、全員を甦らせることが不可能に。そこには、寂し気な灯りに照らされ、頭を抱える“がっかりキアヌ”が…。また、実験がうまくいかずに夜な夜なパソコンに向かうその背中は哀愁が漂い、膝を抱えて悩む姿は同情を越えて愛おしささえ芽生えてしまう、“しょんぼりキアヌ”。そしてパソコンに囲まれながら、ぼっちメシをする姿はまさに“元祖サッド・キアヌ”再び!?数日前まで家族に囲まれて食事をしていた父親にとっては地獄のような瞬間であり、絶望の表情を浮かべるキアヌに思わず手を差し伸べたくなってしまうほど。ぼっちで奮闘するキアヌに、待ち受ける未来やいかに!?『レプリカズ』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レプリカズ 2019年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 RIVERSTONE PICTURES (REPLICAS) LIMITED. All Rights Reserved.
2019年05月10日『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が放つ渾身の大河ロマン『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI, II』。この度、長澤まさみが金城武をバックハグする写真がシネマカフェに到着した。3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語を、国民党(蒋介石)と共産党(毛沢東)との対立が最も激化した1945年国共内戦を舞台に描いた本作。日中韓の豪華キャストで贈る本作の前編は、戦争と時代に翻弄されながらも、命を燃やし、愛を貫いた3組の男女を描き、後編は1,000人近い乗員乗客が犠牲になった大型客船「太平輪号沈没事故」を軸に、客船に乗り合わせた男女それぞれの運命が交差していく。今回到着した写真は、そんな3組の男女のうちの一組、金城さん演じる台湾籍の日本軍軍医イェン・ザークンと、長澤さん演じる彼の幼なじみ・雅子の2ショット。ザークンが軍医として徴兵されることになり、家を出る場面で、雅子が出征兵の腹に巻くと弾丸避けになるとされたお守り、愛する人の無事を祈り、赤い糸で1針ずつ縫って1,000個の結び目をつくった“千人針”をザークンの腰に巻き、戦地に向かう想い人を優しく抱きしめる…切ないシーンとなっている。さらに、併せてピアノを弾く雅子と絵を描くザークンが見つめ合うシーンを切り取った写真も到着した。2人の運命は一体どうなってしまうのか――その結末は劇場で見届けて。『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI, II』は6月7日(金)よりPartI、14日(金)よりPartII、シネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ 2019年6月7日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開©Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅡ 2019年6月14日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開©Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.
2019年05月10日映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の全編を、オーケストラの生演奏と共に鑑賞するシネマ・コンサートの世界初演が、2019年10月14日(月・祝)に東京国際フォーラムにて上演される。本イベントは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の全編を、フルオーケストラによる生演奏と共に鑑賞するもの。音声やセリフ、効果音はそのままに、巨匠ジョン・ウィリアムズによる音楽パートを、オーケストラが映画に合わせて演奏するという、贅沢な映画体験が楽しめる。『スター・ウォーズ』シリーズのシネマ・コンサートは、2017年に『フォースの覚醒』、2018年には『スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018』と題し旧3部作から『新たなる希望』を日本各地で上演。旧3部作を1日で一挙に上演するプレミアム公園も同時に行われるなど、約35,000人のファンを沸かせた。今回も、その2018年の日本ツアーに引き続き、指揮をニコラス・バック、演奏を東京フィルハーモニー交響楽団が担当する。なお、前日の10月13日(日)は、新3部作の第1弾『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のシネマ・コンサートが上演予定だ。【開催概要】『スター・ウォーズ』シネマ・コンサート開催日時:・2019年10月13日(日)[フォースの覚醒 上演]13:00 開場/14:00 開演・2019年10月14日(月・祝)[最後のジェダイ 上演/2回公演]10:00 開場/11:00 開演、15:00 開場/16:00 開演会場:東京国際フォーラム ホールA指揮:ニコラス・バック演奏:東京フィルハーモニー交響楽団<チケット>各公演チケット:S席 9,800円/A席 7,800円/セット券 15,000円子どもチケット:S席 4,800円/A席 3,800円 ※3歳以上・小学生以下が対象※全席指定・税込※3歳未満の入場は不可※セット券は、『フォースの覚醒』(10月13日公演)と「最後のジェダイ」(10月14日公演)の2公演セット。『最後のジェダイ』公演は、10月14日の昼・夜どちらかの公演を選択。座席は、両日で異なる場合あり。チケット最速先行予約:5月4日(土・祝)〜5月19日(日)23:59
2019年05月09日累計アクセス数が1,000万を超えるブログを原作とし、坂口健太郎と吉田鋼太郎が父子役で共演する『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』の場面写真がシネマカフェに到着した。本作は、実際に息子が父親の本音を知るために計画をした一風変わった親子の感動作。普段は広告代理店に勤め忙しい日々を送る息子・岩本アキオ役の坂口健太郎と、突然仕事を辞め、単身赴任先から帰ってきた父・岩本暁役の吉田鋼太郎がW主演を務める。そして家族のツッコミ役でアキオの妹・美樹を山本舞香、そんな3人を支える母親・由紀子を財前直見が演じる。今回到着したのは、そんな岩本家一同勢揃いの場面写真。突然帰ってきた暁のことも責めず温かく見守り、アキオと美樹には朝から栄養満点な朝食を用意している由紀子の様子もうかがえる。また、アキオが少年の頃の財前さん演じる母親と吉田さん演じる父親の姿も解禁され、2人のそんな姿も本編では見逃せないポイントだ。アキオが思いつく“光のお父さん計画”。その計画を影で“知らないうちに”支えるという重要な役どころを演じる財前さんにも注目したい。情報解禁がされるやいなや日本だけではなく世界のTwitterトレンド入りも果たした本作。公開までさらなる続報に期待したい。『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 2019年6月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」製作委員会Ⓒマイディー/スクウェア・エニックス
2019年05月08日ジュリア・ロバーツ主演、第13回ローマ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『ベン・イズ・バック』から、共演のルーカス・ヘッジズとキャスリン・ニュートンがジュリアとの初共演をふり返る特別映像がいち早くシネマカフェに到着した。本作は、ドラッグ依存症の療養施設から帰ってきた息子のベンと、息子を信じ続ける母・ホリーの愛情、そしてベンの帰宅によって思わぬ試練が降りかかる家族の絆を、サスペンスフルに描いたヒューマンドラマ。母親ホリーをジュリアが演じ、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカスが息子ベン、『名探偵ピカチュウ』のヒロイン役でも話題のキャスリンが娘・アイヴィーとして出演している。今回到着した映像では、『プリティ・ウーマン』『食べて、祈って、恋をして』などに出演、『エリン・ブロコビッチ』では第73回アカデミー賞(R)主演女優賞受賞と輝かしいキャリアを持つ大女優ジュリアとの初共演を、ルーカスとキャスリンがふり返っている。ジュリアの直接指名により、不幸にもドラッグ依存症に陥った息子・ベンとして出演することが決定したルーカスは「ジュリアにベン役を頼まれた時、面識もなかったので大変驚きました。雲の上の存在の人なので彼女からオファーがあって本当に驚いたよ。心が温かくて謙虚な方で、憧れの人だ」と驚きと興奮を隠せなかった様子。一方、ベンの妹を演じたキャスリンは「ジュリアが大好きよ。お互いが自然体でいられてとても優しいの。愛情深い人よ。本当の家族みたいなの。これは特別」とジュリアの人柄に魅せられたと明かしている。また準備期間中には、ピーター・ヘッジズ監督と共にジュリアの自宅に集まり、親交を深めてから撮影へと臨んだそう。『ワンダー 君は太陽』ではハンディキャップを背負う息子を支える優しい母を熱演し、今作では“キャリアの頂点”と称される演技を見せているジュリア。彼女と彼女に魅せられた若手俳優2人が紡いだ家族の絆に注目だ。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年05月07日かつてドイツが東西に分断されていた時代に、東ベルリン郊外の高校生たちに起きた実話を基にした『僕たちは希望という名の列車に乗った』。本作には、ドイツ映画界期待のイケメン俳優たちが勢ぞろい。優等生ヒーロー系、やんちゃヒーロー系など、それぞれの個性が分かる特別映像が、いち早くシネマカフェに到着した。著者のディートリッヒ・ガルスカが自身の体験を記したノンフィクションに基づく本作は、高校生たちが行ったわずか2分間の黙祷が国家機関の目に留まり、政治的な弾圧へと発展していく衝撃的な物語。少年少女が人生の全てを懸けて下した決断、 そして大人たちに抗う彼らが成し遂げた“小さな革命”とは――?『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』(’16)でドイツ映画賞6部門を制した気鋭ラース・クラウメ監督が、旧東ドイツで起こった知られざる史実に触発され、メガホンをとった。西ドイツの映画館へ忍び込む高校生たち…登場するのは、クラスのリーダー的存在で、労働者階級の出身ながら一族で初めて大学へ進む予定のテオ、テオの親友で市議会議員の父を持つ正義感あふれるクルト、戦争の英雄だった亡き父に憧れている真面目なエリック、映画監督になるのが夢でお調子者のパウル。ほんの数週間前までは卒業を控え、未来への希望に満ち溢れていた彼らが、政府に追い詰められていく様子が分かる映像となっている。祖父の墓参りを口実に西ベルリンを訪れた(※)テオとクルト。街を駆け抜け、ウィンドウに飾られた商品に感嘆し、高校生らしい好奇心で映画館に忍び込み、『ジャングルの裸女』という当時ヒットしていたアドベンチャー・コメディを見ようとする(※当時はまだベルリンの壁の建設前で、検問はあるものの行き来ができていた)。地元に帰り、同級生のエリック、パウルに「トップレス映画を見た!」と自慢し、「ぼくも見たいな」「堕落するぞ」など無邪気に言い合う彼ら。ちょっとやんちゃな面もある、どこにでもいる生き生きとした高校生の姿が映し出される。さらに、この映画館で見たニュース映像をきっかけに、授業中に2分間の黙祷を行ったことから政府に反革命を疑われ、精神的に追い詰められたエリックが「お前を裏切った。申し訳ない」と涙でクルトに告白する教会でのシーンが続く。政府に目をつけられ鋭い追及を受け続けるエリックを演じたヨナス・ダスラーは、1996年生まれのドイツ映画界注目の若手俳優。今年のベルリン国際映画祭コンペ部門に出品されたファティ・アキン監督の新作『Der goldene Handschuh』(英題:The Golden Glove)では主演に抜擢、実在の連続猟奇殺人鬼フリッツ・ホンカを演じている。また、ヨナスと、テオ役のレオナルド・シャイヒャー、クルト役のトム・グラメンツの3人はドイツの名門エルンスト・ブッシュ演劇大学で演技を学んでいる。レオナルドはオスカー・レーラー監督『生きる源』(’13/未)でモーリッツ・ブライブトロイの息子役を演じたことがあり、学生映画やTVで活躍していたトムは本作が初めての大役。劇中ではあまり社会問題に興味がない陽気なパウルを演じたイザイア・ミカルスキだが、実際の彼はハーバード大学に在学中。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(’11)や『もうひとりのシェイクスピア』(’11)などへの出演経験があり、ドイツ映画は今回が初めて。映像は、青春映画らしいみずみずしいきらめきに満ちあふれ、政治的タブーを犯してしまった若者たちが、仲間との友情や恋を育みながら、あるときはまっすぐに主張をぶつけ合い、「人間として正しきこと」とは何かをひたむきに模索していく姿をドラマティックに映し出す。新進俳優たちのフレッシュな演技に、ぜひ注目してほしい。『僕たちは希望という名の列車に乗った』は5月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:僕たちは希望という名の列車に乗った 2019年5月17日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2018 ZDF/ Logos: akzente, zero one, Studiocanal und Wunderwerk
2019年05月05日「ハリー・ポッター」シリーズをはじめ『シンドラーのリスト』『グランド・ブタペスト・ホテル』など数々の名作の出演でも知られるレイフ・ファインズ監督の『ホワイト・クロウ伝説のダンサー』。構想20年を経て伝説のダンサーに自ら迫った本作から、レイフ自身のインタビュー映像がシネマカフェに到着した。英国の名優として知られるレイフが、旧ソ連の伝説のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの若き日からパリでの亡命にいたるまでを映像化し、自らも出演した本作。世界三大バレエ団で活躍し、バレエ史に燦然と輝くヌレエフの光と影を、見事に描ききっている。まず、物語について「彼の青年時代に心を奪われたんだ。青春や学生時代を経て、彼はソ連からの亡命を決断する」と語るレイフ。また、資金調達の際、「君が出演すれば助かる」と言われ、当初予定のなかった自身の出演について触れた。「僕が演じたのはA.I.プーシキン。レニングラードで名が知られていた偉大なバレエ教師だ。ルドルフに関する逸話には、偉大な教員が登場する。彼の指導法は、優しい物腰で、あれこれ指示を出さないんだ。生徒に失敗をさせて、自分で何が悪いか理解させる。生徒はみずから自分を正す。それが彼のテクニック」と言う。自ら監督を務めたことについては演出について「みんなが我慢強く付き合ってくれて感謝している。みんな応援してくれたよ。最高のものを作りたいという雰囲気があった』といい、「最高のキャストに恵まれたよ。とても協力的だった」とレイフ。バレエシーンの撮影についても、馴染みがないながら「大きな挑戦だった」とふり返っている。そして、作品の見どころについては「(オレグ・イヴェンコ演じる)主人公のとりこになってほしい。彼に興味を持ち、刺激を受け、感動してくれると嬉しい。若き芸術家の肖像だから、彼はまだ角が取れていない。彼が体験した孤独、そして想像力、茶目っ気も描かれる。イヤな部分も冷酷さも、すべて彼の若さだ。若者である彼が自己実現する物語。そこが感動的だ」と、期待を込めて語っている。『ホワイト・クロウ伝説のダンサー』は5月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホワイト・クロウ伝説のダンサー 2019年5月10日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネクイント、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2019 BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND MAGNOLIA MAE FILMS
2019年05月02日映画『存在のない子供たち』が、2019年7月シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開する。貧しい12歳の少年を通して描く人間ドラマ映画『存在のない子供たち』は、両親を告訴する12歳の少年ゼインを通して、中東の貧困、移民などの社会問題を描き出す人間ドラマ。貧困の生々しさの中で、懸命に生きる姿に胸を打たれずにはいられない。本作は、2018年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞、エキュメニカル審査員賞を受賞。また、2019年ゴールデン・グローブ賞&アカデミー賞の外国語映画賞にレバノン代表としてノミネートされるなど、世界中で絶賛された作品だ。監督はナディーン・ラバキー監督のナディーン・ラバキーは、2007年の映画『キャラメル』で監督・脚本・主演の1人で行い、カンヌ国際映画祭の初上映で話題を呼んだ、その後は、数々の映画賞を受賞した実力派だ。また、2019年度のカンヌ国際映画祭“ある視点部門”の審査員長も務めることが決定している。出演者は登場人物と似た境遇の素人たち主人公ゼインをはじめ出演者のほとんどは、登場人物と似た境遇にある素人たち。出演者は感情を“ありのまま”に出して自分自身を生き、彼らが体験する“出来事”を演出するという手法を用いて撮影された。それによって、リアリティを追求しつつ、ドキュメンタリーとは異なる“物語の強さ”を持った作品に仕上がっている。ストーリーわずか12歳で、裁判を起こしたゼイン。訴えた相手は、自分の両親だ。裁判長から、「何の罪で?」と聞かれたゼインは、まっすぐ前を見つめて「僕を産んだ罪」と答えた。中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで両親に働かされている。唯一の支えだった大切な妹が11歳で強制結婚させられ、怒りと悲しみから家を飛び出したゼインを待っていたのは、大人たちが作ったさらに過酷な“現実”だった…。詳細映画『存在のない子供たち』公開時期:2019年7月シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開監督・脚本・演出:ナディーン・ラバキー出演:ゼイン・アル=ラフィーア、ヨルダノス・シフェラウ、ボルワティフ・トレジャー・バンコレ字幕翻訳:高部義之配給:キノフィルムズ
2019年05月01日東京ディズニーリゾート内の商業施設イクスピアリは、来たる6月15日と16日の2日間、株式会社タカラッシュとの初めてのコラボレーションとなる人気の謎解きイベント、「Good Night Company」の開催を決定した。この「Good Night Company」は、全国各地で数々の“リアル宝探し”イベントを手掛けるタカラッシュ!が、イクスピアリを舞台に“大人のための謎解きイベント”を仕掛けるというもの。参加ゲストが主役となって、イクスピアリの街に隠されたヒントを探しながら謎に挑戦。与えられたミッションを自分自身の力でクリアしていくという謎解きファンならずとも期待大。今回のテーマは“夢”で“ユメデミー賞”会場であるシアターから物語がスタート。最初にシネマイクスピアリ内でプログラムのルール説明・オープニングがあり、その後シネマイクスピアリ街内で謎解き。最後に解説・エンディングで、制限時間内に謎を解いて素敵な“夢”を創り出す必要がある。「Good Night Company」物語の概要やイベント詳細は公式サイトにて。※取材時の状況に基づいて記事化しています。最新情報を確認ください。(text:cinemacafe.net)
2019年04月30日名女優ジュリア・ロバーツが若手実力派俳優ルーカス・ヘッジズと共演し、“キャリアの頂点”といわれる熱演を見せる『ベン・イズ・バック』。この度、息子を薬物依存に陥れた張本人と出会い、静かに怒りを爆発させるシーンの本編映像が到着した。薬物依存症の息子ベン(ルーカス・ヘッジズ)を全力で守り、信じ続ける母ホリーを演じたジュリア。自身も子どもを持つ母親ということもあり「このストーリーにはとても胸を打たれた」と語るジュリアの体当たりの熱演が絶賛を浴びているが、今回解禁された本編映像こそ、その凄みを感じさせる場面。ベンが薬物依存症に陥ったのは、以前にベンが怪我をした際の主治医クレインが鎮痛剤を過剰投与したことが原因だった、という驚愕の事実が明かされ、自分たちの人生を一変させたにも関わらず、彼は記憶がアヤフヤでほとんど覚えてもいなかったことで、ホリーの怒りが静かに頂点に達する。そして「忘れたフリをしても私は覚えている。苦しんで死ぬがいい」と身の毛もよだつ衝撃の一言…!一方のベンは、せっかく落ち着きを取り戻していたなか、見るからに危ない男と目が合うや否や、頭を抱えパニック寸前。親子水入らずで楽しいはずだったクリスマスのデパートで、ホリーの鬱憤が爆発、ベンにも闇の足音が忍び寄り、物語が一気に不穏な方向へと動き出すシーンとなっている。本作で監督、制作、脚本を務めた、ルーカスの実父でもあるピーター・ヘッジズは、長い脚本家人生の中でもジュリアが演じたホリーは特別に誇らしく思える存在であるようで、「(以前脚本を書いた)『ギルバート・グレイプ』『エイプリルの七面鳥』の母親もそうだったけれど、ホリーという人物を思いついた時、それまでに想像した誰よりも複雑で完全で、熱い母親だった」と言い、「彼女はどうかと思うような選択もたくさんするが、彼女の選択は常に子供たちを守り、何かを与えられる存在でいたいと切に願う気持ちから生まれている」と語っている。また、輝かしいキャリアに一切驕ることなく徹底的に役と向き合い、ホリーをますます深みのあるキャラクターへと昇華させたジュリアへも称賛と感謝を惜しまない。「彼女は驚くほど頭がよくて情熱的だ。そして彼女ほどしっかり準備をして撮影に臨んだ俳優を私は知らない」と監督は語っている。キャッチコピーにもあるように、“救えるとしたら、私しかいない”と息子のために決死の覚悟を感じるホリーの行動や言葉一つ一つに、心揺さぶられること間違いなしの本作。“キャリアの頂点”と称えられるジュリアの気迫の演技を見逃さないで。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年04月29日殺し屋と娼婦の逃避行を描いたハード・クライム・ムービー『ガルヴェストン』。この度、はにかむ可愛いエル・ファニングの姿を捉えた本編映像をシネマカフェが独占入手した。本作は、「TRUE DETECTIVE」『マグニフィセント・セブン』の脚本家ニック・ピゾラットの長編デビュー作「逃亡のガルヴェストン」を原作に、命の終わりが近いことを悟り組織に反旗を翻した殺し屋・ロイ(ベン・フォスター)と、頼る者もなく傷ついた美しい女・ロッキー(エル・ファニング)の逃避行が描かれる。『レオン』(’95)や『ドライヴ』(’12)といった名作を彷彿とさせる繊細なストーリーテリングと映像美だけでなく、時に目を背けたくなるほどに荒々しいヴァイオレンスまでも見事に描ききった本作は、様々な映画祭に出品され高い評価を獲得した。そんな注目の本作から到着した今回の映像では、距離が遠かったロイとロッキーの関係に変化が起こる瞬間が切り取りられている。裏社会から追われるたロイと、娼婦として金を稼いでいたロッキーとの危険な逃避行中、2人が逃亡先として向かうのは、ロイの思い出の地であるガルヴェストン。そこで数日過ごし、見ず知らずの存在から信頼し合える関係値を築き始めた2人。ある日、レストランでロッキーの妹・ティファニーと3人で朝食をとっていると、「今夜、どこかで食事でも」と照れくさそうにディナーへ誘うロイ。初めての誘いにロッキーは嬉しそうに快諾。そしてロッキーは真紅のドレスに身を包み、2人はガルヴェストンビーチにある、おしゃれなレストランへと向かう――。歳が離れた男女の微妙な関係性が描かる本作だが、エルは「原作を読んだとき、何だか懐かしい感じがしたの」とコメント。「子供の頃、映画のセットの中、大人たちに囲まれていた雰囲気を感じたの。撮影の間は恋愛中みたいに、ずっと共演者と一緒だった。すごく親しくなるけど、その期間は人生の一つの章に過ぎない。限られた期間だけど、すごく密な関係だったわ」と続け、それがロッキーとロイの関係と同じものを感じるという。そして「2人の間に存在するのは深い友情と…愛よ」と本作のメッセージ性について語っている。今回到着した映像は幸せそうなシーンだが、この後、誰も予想にもしない展開が2人を待ち受けているという。そんな予期せぬ展開を予想しながら、本作を鑑賞してみては?『ガルヴェストン』は5月17日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガルヴェストン 2019年5月17日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開COPYLIGHT 2018 EMERALD SHORES LLC – ALL RIGHTS RESERVED
2019年04月27日小松菜奈と門脇麦がW主演で女性ギター・デュオを演じる『さよならくちびる』。その完成披露イベントが4月24日(水)に行われ、小松さん、門脇さんに成田凌、塩田明彦監督、さらにサプライズで主題歌をプロデュースした秦基博が登壇した。成田凌、開口一番「付き人」に恨み節いま最も旬なキャストによる注目作をいち早く観る機会とあって、会場は満員。座席チケットは販売開始2分で即完売という超プレミアイベントとなった。場内の期待感が高まるなか、劇中で人気ギター・デュオ“ハルレオ”を演じたレオ役・小松さんとハル役・門脇さん、付き人兼ローディのシマ役・成田さん、そして塩田監督が大歓声に包まれて登壇。挨拶では成田さんが「予告編を観たら、菜奈ちゃんや麦ちゃんの役は『カリスマ』とか『音楽の天才』とか紹介されてるのに、僕は『付き人』って言われて(笑)。確かにそうなんだけど…」と開口一番恨み節を披露し、さっそく会場を沸かせていた。小松菜奈「一緒の練習なら楽しい」小松さんと門脇さんに、成田さんも全員ギターにほぼ初挑戦ということで、毎日何時間もの猛特訓を積んだという。中でも、歌も初挑戦となった小松さんは「スタッフさんは私のことが一番不安だったと思います。演奏して歌うのが3曲と聞いて、それを『出来るのかな』という心配や、みんなの前で披露したものが公開されるという怖さもありました」と、当初の心境を素直に吐露。その一方、「淡々と練習する日々でしたが、麦ちゃんっていう信頼できる人がいたので。なかなか出来なくてイライラするときもあったけど、一緒の練習なら楽しいし、難しいところとかを素直に共有出来て、だんだん楽しくなりました」と、笑顔で明かした。また、音楽の天才・ハルを演じた門脇さんは、撮影開始の1か月半ほど前から練習を始めたといい、「最初は個人個人で先生についてもらって練習していたので、孤独な戦いでした」とふり返りつつ、「プライベートで渋谷の街を(小松菜奈と)二人でギターを背負って歩いて、一緒にカラオケに行って練習しました。お互い一人で孤独感を感じながら練習しているというのを聞いて、『共に戦っているんだ!』という気持ちになって、良いターニングポイントになりました」と告白。「しかも二人で演奏すると楽しいので、そもそも『音楽は楽しい』と言うところから始めたんだ、という大事な忘れかけていたことを思い出すタイミングになりました」と、練習時のエピソードを語った。「二人が楽しく練習しているのを今知ってショックです」ハルレオを支えるローディで、元バンドマンという役柄の成田さんは、「僕はギターもやりましたが、主にタンバリン担当なので(笑)」と再び観客を笑わせつつ、「僕は一人でストレスを溜めながら練習していたので、二人が楽しく練習しているのを今知ってショックです。シマは元バンドマンでギターがかなり上手いという設定だったので、大変でした。でも最後は『僕の手元を撮ってくれ』と監督に伝えました」と語った。そんな3人の演奏について、本作をオリジナル作品として完成させた塩田監督は「完璧でした!」と絶賛。「撮影に入る前にスタッフの前で衣装を着て、小松さんと門脇さんに歌と演奏を披露してもらいました。もう感動!『目の前にハルレオがいる!』と思ったし、感極まって泣いているスタッフも居たくらい。でもその頃成田くんは、控室で孤独に練習していました(笑)」と、成田さんをオチにしたエピソードを語ると、会場には大きな笑いが起こった。門脇麦「キノコネタで遊んでいました(笑)」今回、小松さんと門脇さんは初共演。お互いの印象について、「麦ちゃんはとにかく落ち着いていて、でもふざけるときは一緒にふざけてくれます」と小松さんが語ると、門脇さんは「劇中で二人ともマッシュヘアだったんです。でも菜奈ちゃんに、シメジって言われて、私はエノキって言い返しました。撮影中の写っていない時間の半分はキノコネタで遊んでいました(笑)」と微笑ましいエピソードを語り、その仲良しぶりに会場は温かい笑いに包まれた。そんな両人に塩田監督は絶賛を贈っており、小松さんには「インスピレーションの人。現場で感じたことをそのままふっと演じるから、あんまり細かい指示をするより、基本野放しにして面白い。動きの一つ一つが映画的でかっこいいので見とれちゃいました」とコメント。門脇さんについては、「ものすごく周到に準備してくるし、脚本も読み込んでくる。そのくせ現場に入ると、即座にフィットするんですよ。実際撮影に入ってみないと、演技の距離感とかは分からないんですが、どういう撮影でもアジャストする」と、それぞれ直球でベタ褒めした。秦基博「褒めた」のに「どうせお世辞」と言われ…本作では、劇中でハルレオたちが演奏する主題歌「さよならくちびる」を秦さんが、挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」をあいみょんが提供していることも大きな話題となっている。本楽曲について小松さんは「最初に秦さんが歌っているデモテープをもらったんですが、それを聴いた時点で『もう完成している!』と思って…本当にこのまま秦さんが歌って出せちゃうという位、感動するものだったんです。それで台無しに出来ないというプレッシャーがありました」と吐露、「女性二人の心情が繊細で感動的で、大好きな曲です」と明かした。一方、門脇さんは「劇中ではハルがこの曲を作っているという設定でした。ハルがずっと仏頂面だったので、表現しきれない部分があるのではないかと不安でした。でもハルは台詞で自分の心情を説明するキャラクターではなく、この歌に全てが込められているので、この曲に何度も助けられました」と、演技への好影響を語った。また、サプライズ登場した秦さんは、レコーディングの際のエピソードについて「ボーカルブースって一人だし緊張感があるんですよ。ですから、今回“ハルレオ”の良いところはなるべく褒めて、伝えるようにしました。良い歌を収録できたと思ってたんですが、後日小松さんが『どうせお世辞だよ』て言っていたというのを聞いたので、『頑張って褒めたの返して』って思いました(笑)」と冗談交じりにコメント。「緊張していたし、最初は怖い人かと思って、怒られるんじゃないかと心配で…(笑)。優しいですけど実際は」と、小松さんが当時の気持ちを打ち明けると、会場は爆笑に包まれた。そして、塩田監督は「聴いたらブワーって鳥肌が立ちました。シナリオでもあり演技でもあり、全体のテーマでもある。つまり、一番大事なところを人に任せているんですよね。この1年毎日聞いているんですが、それでも聴き飽きない凄い曲です。本当に感謝です」と熱く語っていた。『さよならくちびる』は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さよならくちびる 2019年5月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2019「さよならくちびる」製作委員会
2019年04月25日『スウィート17モンスター』『レディ・バード』に続く、ピュアで不器用な主人公とちょっぴり風変わりな母親を描いたハートウォーミングなコメディ『リアム16歳、はじめての学校』。この度、自宅教育で育った主人公リアムの“プロムパーティ”を収めた本編映像が、シネマカフェに到着した。リアムの母クレア役には、『ジュラシック・ワールド』や『アントマン』シリーズのジュディ・グリア。そしてリアム役は、ベン・スティラーがプロデューサーを務めるNetflixオリジナル映画『アレックス・ストレンジラブ』でも主演を務めるダニエル・ドエニーが抜擢されている本作。今回解禁となった本編映像は、有名大学に入って天文学者を夢見る青年リアムが無事に高卒認定試験を終え、合格を見越したプロム・パーティーシーンが描かれている。高校最後のプロムといえば、アメリカやカナダの青春映画ではお決まりのイベントであり、物語の重要なシーンになることが多い。だが、本作ではなんと自宅で開催(しかも靴下で!)。幼少から学校には通わず、母親のクレアから自宅教育を受けて育ったリアムには友達がいない。クレアが唯一の親友なのだ。もちろん、リアムのダンスの相手もクレア。そして、自宅プロムの翌日に事件は起こる!リアムはわざと高卒認定の試験に落ちたのだ。合格間違いなしと信じていたクレアは激怒し、リアムは「女の子にムズムズして…」「学校に行きたい」と言い出す。実は、はじめて足を踏み入れた高校で、リアムははじめての恋に落ちていた。“このままでは青春を卒業できない”と思ったリアムは、ママ、パパ(?)、おじさんの名前のみが書かれた“友達リスト”のノートをクレアに見せつける。激怒していたクレアは言葉が出てこない…。リアムにとって、“はじめての反抗”ともいえるシーンだ。母と子という枠を越えて、ときには親友、ときには恋人のように仲良く暮らしてきたふたりにとって、“はじめての学校”には、果たして何が待ち受けているのか?ぜひ、本編で確かめてみてほしい。なお、メガホンをとったカイル・ライドアウト監督は来日した際、本作で自宅教育(ホームスクーリング)を描いた点については「特に自宅教育についてのドキュメンタリーを作りたいというわけではなかった。親の文句を言う高校生の映画はよく見るけど、母親がベストフレンドだという高校生の物語はなかなかないと思い、ステレオタイプじゃない親子関係を描きたかったんだ」と制作の意図を明かしている。『リアム16歳、はじめての学校』は4月27日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リアム16歳、はじめての学校 2019年4月27日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開© 2017 SCHOOLED FILMS INC., ALL RIGHTS RESERVED
2019年04月22日2014年に橋本愛主演で映画化され、大自然に囲まれた小さな集落で暮らす1人の女性の姿を描いた“読んで美味しい”と話題の五十嵐大介の大人気コミックを韓国で映画化した『リトル・フォレスト 春夏秋冬』の本編特別映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回到着した本編特別映像では、本格的な冬を迎え、薪割り作業を終えたキム・テリ演じるヘウォンが「汗を流したあとはお酒が必要だ」と、母秘伝のマッコリを作り始めるところから始まる。幼い頃、母が美味しそうに飲むマッコリを味見させてもらったら、“酸っぱい大人の味”で不味かった…。そんな母との想い出を交えながら、丁寧に手際よく作業をこなすヘウォンは、出来上がった手作りマッコリを一口飲んで「この味だわ」と笑顔を見せる。そして、「最高のつまみはお酒を分かち合う仲間」と、心の声が伝わったところで、リュ・ジュンヨル演じる幼なじみのジェハと、これまた美味しそうなキムチチヂミと炒めた豆腐をつまむ姿が。お酒を嗜みながら「寒い、戸を閉めろ」「風に当たりながら飲まなきゃ」「変なことばかり言う、早く閉めろ」と言い合った後、戸を閉めようと近付くジェハにわざと足を引っ掛けて転ばせるヘウォン。ジェハも負けじと反撃し、じゃれ合う形に。そんな彼らの仲睦まじい姿を目撃したチン・ギジュ演じるウンスクはその場を立ち去ろうとするが、ヘウォンに呼び止められそのまま酒席に加わる。ウンスクの嫉妬心はジェハに向けられ、愛情たっぷりの揉め合いが始まるが、最後には3人仲良く乾杯する様子が映し出されている。韓国の飲み物、食べ物といった“料理”を通じて語り合うところ、そしてケンカしたり、ゲラゲラとざっくばらんに話し合ったり、悩みを分け合う“幼なじみの存在”というところは、日本原作漫画には存在せず本作でしか味わえない。そんな韓国版ならではの見どころがたっぷり詰まった映像となっている。自然の恵みと豊かな暮らしが教えてくれる、本当の幸せ、そして生きることとは――?人生に迷える全ての人へ贈る、癒しと休息の特別な四季の物語を是非劇場でチェックしてみて。『リトル・フォレスト 春夏秋冬』は5月17日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リトル・フォレスト 春夏秋冬 2019年5月17日より全国にて公開© 2018 Daisuke Igarashi /Kodansha All Rights Reserved.
2019年04月22日チャーリー・ハナムとラミ・マレックのいま旬俳優が共演する、脱獄映画の金字塔を45年ぶりに映画化した『パピヨン』。この度、緊迫したシーンが続く予告編映像と本ビジュアルが到着した。今回到着した予告編では、無実の罪で投獄された“パピヨン”(チャーリー・ハナム)が、偽札作りの天才ドガ(ラミ・マレック)に脱獄を持ちかけるシーンが登場。また、「脱獄などムリだ」と言うドガに、「方法はある」とパピヨン。脱獄不可能とされる南米ギアナの悪魔島からの脱出や、看守の隙をみて逃亡する場面など終始緊迫感のある映像となっている。さらに、映像と併せて命をかけた脱獄を繰り広げる、アツき男たちの姿が写し出されたビジュアルも到着した。『パピヨン』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パピヨン(2018) 2019年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年04月22日フランスのアカデミー賞と言われる「セザール賞」にて最多10部門にノミネート、フランスで動員400万人突破した大ヒット作『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』(原題『Le grand bain』)から、本予告映像とシーン写真が到着した。本作は、スウェーデンで実際に起き、ドキュメンタリーも公開されるなど話題を呼んだ、実話を基に描くサエないおじさんシンクロチームの人生リスタートをかけた感動のヒューマンドラマ。監督は、フランス公開1週目で興行収入25億円を突破した『セ・ラ・ヴィ』(’17)にも俳優として出演したジル・ルルーシュ。主演は『潜水服は蝶の夢を見る』でアカデミー賞にノミネートされた、フランスを代表する演技派俳優のマチュー・アマルリック。今作では、うつ病を患い引きこもりがちのなさけないニートおじさんを演じている。今回到着した予告編では、そんなマチュー扮するベルトランが地元の公営プールで男子シンクロナイズド・スイミングの練習風景を偶然目にするシーンからスタートし、現在の日々をどうにかしたいと思っていた彼が、チーム入りを決意する姿が映し出される。そしてそこで出会ったのは、家庭や仕事、将来になにかしらの不安を抱え、ミッドライフ・クライシス真っただ中のおじさんたち。不満だらけの短気おじさん・ロラン(ギョーム・カネ)、会社は倒産寸前の中二病おじさん・マルキュス(ブノワ・ポールヴールド)、ミュージシャンを目指し続ける夢追いおじさんシモン(ジャン=ユーグ・アングラード)、いつも一人ボッチのピュアな童貞おじさんティエリー(フィリップ・カトリーヌ)…。彼らと“世界の頂点・金メダル”を目指すことになるが、そう簡単には上手くいくはずもなく、あらゆるトラブルが彼らを襲い始めるのだ。登場するのは、まるでダメなおじさんたちだけど、思わず応援したくなる愛らしさで溢れた部分も。まずはこちらから、おじさんたちの逆転の幕開けを覗いてみて。『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は7月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢 2019年7月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、ほか公開©2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
2019年04月20日全米初登場No.1を記録、自分の誕生日の夜に殺されては同じ誕生日の朝に戻る物語を描いたジェイソン・ブラム製作のタイムループホラー映画『ハッピー・デス・デイ』から、予告編とポスタービジュアルが到着した。今回到着した予告編では、ビッチ大学生のツリー(ジェシカ・ロース)が誕生日に、見知らぬ男子カーター(イズラエル・ブルサード)の部屋で目を覚ますところからスタート。口うるさい寮長ダニエルから「ビッチの朝帰り?」と嫌味を言われ、ルームメイトのロリからのお祝いもそこそこ日常を過ごし、夜はバースデーパーティーに繰り出す。しかし、最高の誕生日のはずが、不気味な殺人鬼<ベビーマスク>が突如現れガラスで一突きされ、この日が“デス・デイ”に…。ところが、ツリーは目を覚まし、またカーターの部屋に。経験した同じ日をまた過ごすことに。何度も死んでベビーマスクの悪夢から逃れようとするも、執拗に追ってくるベビーマスク。怖さもあり、またどこかクスリとしてしまう部分も入り混じった映像となっている。また予告編と併せて公開されたポスタービジュアルでは、誕生日ケーキを持ったべビーマスクが。微笑んでいるようにも見えるマスクは何度見ても不気味だ。『ハッピー・デス・デイ』は6月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。続編『ハッピー・デス・デイ 2U』は7月12日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハッピー・デス・デイ 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© Universal Pictures
2019年04月19日東京・二子玉川にて「オードリー・ヘプバーン映画祭」と題したイベントを実施することが決定。オードリー出演映画の上演のほか、パネル展示やトークイベントなどが行われる。いまなお世界中で愛され続ける“銀幕の妖精”オードリー・ヘプバーン。映画エンターテインメントサービスの「BS10スターチャンネル」では、彼女の生誕90年のアニバーサリーイヤーを記念し、今年1月から7月までの7か月に渡る特大特集「生誕90年特別企画 麗しのオードリー」を放送中だ。今回このアニバーサリーイヤーを飾る、スペシャルイベントとして、日本初の「オードリー・ヘプバーン映画祭」の開催が決定!未だ色あせないオードリーの魅力を再発見できるスペシャルなイベントだ。1、“銀幕の妖精”オードリー・ヘプバーンを大スクリーンで!(6月14日~16日)109シネマズ二子玉川では、期間中『麗しのサブリナ』『昼下りの情事』『パリの恋人』『ティファニーで朝食を』『噂の二人』『おしゃれ泥棒』『いつも2人で』『初恋』『ラベンダー・ヒル・モブ』『オードリー・ヘプバーンの若妻物語』と、ファン必見の不朽の名作や劇場未公開作品を、大スクリーンで上映!上映スケジュールやチケットなどの詳細は、ぜひ映画祭の公式サイトで確認してほしい。()2、パネル展やトークイベントも(6月14日~16日)iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ会場では、オードリーの出演作のパネル展示や、オードリーにまつわるスターチャンネル制作の特別番組を上映。さらに、様々な豪華ゲストを招いてのトークイベントやミニコンサートも実施予定だ。3、映画祭開催記念! 期間限定コラボメニュー展開ティーサロン「オードリー・アフタヌーン」6月16日(日)15時から、二子玉川エクセルホテル東急にてティーサロン「オードリー・アフタヌーン」を実施。本映画祭のナビゲーターのトークと共に、オードリーが好んだチョコレートケーキをアレンジしたスイーツを楽しめるイベントとなっている。こちらは要事前申し込みとなっており、5月7日(火)12時より二子玉川エクセルホテル東急にて電話予約受付開始される。コラボメニュー展開6月1日(土)から30日(日)までは、二子玉川エクセルホテル東急「The 30th Restaurant/The 30th Dining Bar」にて、オードリーが好んだとされる食材や料理をホテル流にアレンジした特別メニュー(ランチ&ディナー)を展開する。映画上映に様々なイベントと盛りだくさんの同映画祭。ファンはもちろん、まだオードリーの魅力に触れたことのない方も、ぜひ映画祭に足を運んでみては?「BS10スターチャンネル presents オードリー・ヘプバーン映画祭」は6月14日(金)~16日(日)109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ、二子玉川エクセルホテル東急にて開催。BS10 スターチャンネル 7か月連続特集「生誕90年特別企画麗しのオードリー」は毎週土曜日21時~放送中【STAR2 字幕版】。(cinemacafe.net)■関連作品:麗しのサブリナ 1954年9月より公開
2019年04月19日第71回カンヌ国際映画祭で見事、脚本賞を受賞したイタリア映画『幸福なラザロ』。本作に関わった現代イタリア映画界を語る上で欠かせない存在で、日本のファンからは「イタリアの安藤桃子&安藤サクラ」との声も上がる“ロルヴァケル姉妹”の魅力を徹底解剖する!本作の監督を務めたのは、前作『夏をゆく人々』(’14)がカンヌ映画祭グランプリに輝き、世界が注目したイタリアの新しい才能、アリーチェ・ロルヴァケル。待望の新作となった本作は、2018年カンヌ国際映画祭で上映されるやいなや「異彩を放つ傑作!」と話題を呼び、世界各国から配給権のオファーが殺到。北米公開時には巨匠マーティン・スコセッシが絶賛し、映画完成後にプロデューサーに名乗りを上げる異例のバックアップをするなど、世界の著名人をも動かしてきた。1981年生まれのアリーチェは、養蜂で生計を立てる一家の夏を描いた自伝的作品である前作『夏をゆく人々』が長編映画2本目にしてカンヌでグランプリを獲得。その翌年には、ファッションブランド「MIU MIU(ミュウミュウ)」のショートフィルムシリーズ「女性たちの物語」の第9弾として「De Djess」を発表、同ブランドのデザイナーであるミウッチャ・プラダがいま一番インスピレーションを受けている存在のひとりとしてアリーチェを挙げるなど、ほかの世界的アーティストに刺激を与えている。一方、物語の後半に登場し、主人公の青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)と行動を共にすることになるアントニアを演じるのはアルバ・ロルヴァケル。ふたりはアリーチェが妹、アルバが2つ上の姉となる。主人公の少女の母親役を演じた『夏をゆく人々』に続いて『幸福なラザロ』と妹の監督作に続けて出演しているが、観客の視線を釘付けにさせてしまう圧倒的な存在感と変幻自在な演技力が持ち味。本作でも、都会の片隅で必死に生きながらラザロと再会し、日常や心に“揺らぎ”が生まれていく女性を好演する。昨年だけでも6作品に出演したアルバは、いまやイタリア映画界を代表する女優のひとりといっても過言ではない。日本では『幸福なラザロ』以外にも、『ザ・プレイス運命の交差点』(公開中)に神の存在を感じたいために妊娠を命じられる修道女という難しい役どころで出演しているほか、イタリア映画ファンにはお馴染みのGWの恒例行事「イタリア映画祭2019」では、自由奔放な母親を演じた『私の娘よ』、子育て、恋愛、仕事に奮闘するシングルマザーを演じた『ルチアの恩寵』と出演作が2本上映。映画祭のポスターにもその姿が登場しており、さながら“アルバ祭り”の勢いすら見せている。アリーチェは、姉・アルバについて「常に私の仕事にインスピレーションを与えてくれて、とても信頼している存在です」と語り、『夏をゆく人々』では4姉妹の長女を主人公に据えるにあたり、姉つまりアルバの視点で物語を捉えようとしていたことを公言している。この活躍著しい姉妹に対して、SNSでは「イタリアの安藤桃子&安藤サクラだ」と例える声も上がるほど。アルバとアリーチェの両方にインタビューをしたことのある翻訳家・ライターの岡本太郎氏は、「ふたりにはとても強い信頼感を感じさせます。顔は余り似ていませんが、ふたりの声を聞くとしゃべり方がそっくりなんです」と語り、性格面では女優のアルバには几帳面さを、監督のアリーチェには自由な知性を感じるという。アリーチェ監督作のカンヌ上映時には姉妹そろってレッドカーペットに登場してきたが、姉妹での来日はまだ実現していない。アルバも出演するアリーチェの次回作で、もしかしたら実現するのか、イタリア映画界を牽引する姉妹に引き続き注目していて。『幸福なラザロ』は4月19日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸福なラザロ 2019年4月19日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開©2018 tempesta srl ・ Amka Films Productions・ Ad Vitam Production ・ KNM ・ Pola Pandora RSI ・ Radiotelevisione svizzera・ Arte France Cinema ・ ZDF/ARTE
2019年04月18日ヴェネチア国際映画祭にてマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝いたチャーリー・プラマー主演、『さざなみ』アンドリュー・ヘイ監督による『荒野にて』。ついに日本公開される本作から、チャーリーのインタビュー映像をシネマカフェが独占入手した。母に捨てられ、父を亡くし、愛してくれる人を全て失った15歳の少年チャーリーが、愛馬とともに自分の居場所を探し求める姿を繊細に描きあげる本作。主人公チャーリー役の孤独、やるせない心の痛みを瑞々しく演じたのは、若き期待の新星チャーリー・プラマー。1999年生まれの彼は映画プロデューサーの父、女優の母を持ち、2012年に長編映画デビュー。その後、本作で第74回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞し、リドリー・スコット監督作『ゲティ家の身代金』、リチャード・ギア主演作『冷たい晩餐』(ともに’17)に出演するなど、いま最も勢いのある若手俳優のひとり。そんなチャーリーは、インタビュー映像でオーディションでこの役を得たことを明かしており、「(脚本を)読んだ瞬間に『これはヤバイ!』って。主人公の境遇が僕にそっくりで。今でも覚えてるけど、読んだ直後に父にメールした」と、強いつながりを感じたことを興奮気味に明かしている。その後、監督の過去作『さざなみ』や『Weekend』(原題)を鑑賞し、「これは本物だ。僕に出来る事をすべてやり尽くさなきゃ」とより一層思ったと語るチャーリー。実際にオーディションを受ける段階でテープを送りつつも、溢れる気持ちをどうにか伝えようと、監督に直接手紙を書いたそう。ヘイ監督はその手紙を読んだ際のことを、「手紙を読んで、プラマーが主人公の特性を敏感に捉えていたことに驚いたよ。彼の演技は自然で大げさなところがなく、心の深くに感情の揺れや痛みを隠し持ちながら表現することが出来る。僕たちはそこに惚れ込んだんだ」とふり返って言う。そうして役を得たチャーリーは、「今までもやりたい作品はいっぱいあったけど、この作品は関われるんなら何でもやるって思ってたプロジェクトだから、この作品に関われることになって、本当に嬉しくて、皆と一緒にこの映画を作れることがただ幸せだ」と念願のプロジェクトへの想いを真っすぐに語っている。そんなチャーリーの熱心な思いが溢れる本作『荒野にて』は、いま最も勢いがある気鋭スタジオ「A24」が北米配給したことでも話題となっており、日本でも注目を集めるに違いない。『荒野にて』はヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2019年04月14日中国公開1か月で約230億円突破の大ヒットを記録した巨匠フォン・シャオガン監督による『芳華-Youth-』。この度、約5億7千万円を投じて再現されたという、軍歌劇団“文工団”の練習風景をとらえた本編映像がシネマカフェに到着した。本映像は1970年代の、文工団・舞踏班の練習風景から始まる。「情景を浮かべて表情を」「もっと優雅に」「伸び伸びと」美しいソリストとそれに続く統制された群舞の踊り。入団当日、偶然この光景に出会った17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)は、その美しさに心奪われ、これからの新生活への期待に胸を膨らませる。実父が労働改造所にとらわれた彼女にとって、この文工団は新しい人生へと一歩を踏み出すための念願の場所であり、この練習風景は輝かしい未来を暗示するものとなっている。かつて自身も所属していた監督「記憶の中に帰った気が」本作では、練習風景から実際の舞台まで様々な箇所でこの文工団の舞踏シーンが登場するが、自身も実際に文工団に所属していたシャオガン監督が当時の記憶と想い出を再現するためにかかった総額は、なんと3,500万人民元(5億7千万円)!「文工団の準備が出来て、リハーサルホールで、バンドの音楽を聴き、俳優たちのリハーサルシーンを見たとき、私は記憶の中の文工団に帰った気がしました」と、本作への熱い思いを語っている。京劇とモダンバレエを融合させたような華麗で躍動的なダンス、そして心揺さぶるオーケストラの生演奏。当時、誰もが憧れてやまなかったという文工団による美しい舞踏シーンを、ここから堪能してみて。『芳華-Youth-』は4月12日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:芳華-Youth- 2019年4月12日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、 YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。© 2017 Zhejiang Dongyang Mayla Media Co., Ltd Huayi Brothers Pictures Limited IQiyi Motion Pictures(Beijing) Co., Ltd Beijing Sparkle Roll Media Corporation Beijing Jingxi Culture&Tourism Co., Ltd
2019年04月12日2004年、アメリカ・トランシルヴァニア大学で実際に起きた事件を描いたリアルクライムムービー『アメリカン・アニマルズ』。本作で大学生の強盗犯のひとりを演じた、若手俳優きっての存在感の持ち主バリー・コーガンの場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。本作に登場する、犯罪に手を染める大学生4人組の中で一番の小心者スペンサーを演じたのが、『ダンケルク』のジョージ役や『聖なる鹿殺し キリング・ オブ・ア・セイクリッド・ディア』の不穏な少年マーティン役などでその強烈な存在感とカメレオンぶりを見せつけてきたバリー・コーガン。今年の英国アカデミー賞(BAFTA)にて、昨年1年間で優れた才能を開花させた若い俳優を表彰するライジングスター(新人)賞に『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライトらとともにノミネート。同賞は、過去にクリステン・スチュワートやトム・ハーディ、トム・ホランドらが選ばれており、スター俳優の登竜門となっている。まさにいま、映画界から注目を集めるバリーが演じるスペンサーは、画家になることを目標に平穏な学生生活を送っているものの、自分には何かが足りないと思い悩んでいる。後世に残る傑作を生みだしてきた画家たちは、困難を乗り越えてこそ素晴らしい作品を残してきたが、自分の人生はあまりにも平凡だ、というのだ。そんな中、彼が知ることになったのが、図書館に保管される12億円を超える値が付く「アメリカの鳥類」という超貴重本。これを盗み出せば自分は変われる、そう信じて少しずつ道を踏み外していく姿を、バリーは繊細に演じている。本作ではとにかく弱気なキャラクターを演じたバリー。だが、二日酔いで撮影に挑み、撮影中に寝落ちした挙句に前日のセリフを言い出してしまう、という珍エピソードも。そんな彼のことを、共演したエヴァン・ピーターズは「バリーは野獣さ」とひと言。また、バリー本人は自身の演じたスペンサーに対して、「本を盗むことが彼にとっては冒険になるんだ。お金はおまけに過ぎない。それは本を転売することじゃなくて、それ以上のものなんだ。彼はすべてを投げうって荒野へと進んでいく類の男だよ」と独特の表現で分析している。本作でも新しい魅力を振りまいてくれるであろうカメレオン俳優、バリー・コーガンの演技を楽しみにしていてほしい。『アメリカン・アニマルズ』は5月17日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・アニマルズ 2019年5月17日より新宿武蔵野館、HTC渋谷ほか全国にて公開© AI Film LLC/Channel Four Television Corporation/American Animal Pictures Limited 2018
2019年04月12日いまや、ハリー・ポッター・シリーズ第3の故郷となったメルボルン。ハリウッド進出を果たした監督、俳優を多く輩出しているオーストラリアの中でも、エンターテインメント文化が華やかな街だ。実際に訪れてみると、それ以外にもなぜここがクリエイターたちに愛されるのか、その理由が分かってくる。映画の風景に馴染む&美食の街“メルボルン”メルボルン市内では、これまでも数々の映画が撮影されてきた。オ―ストラリア出身のバズ・ラーマン監督による『華麗なるギャツビー』(2013)や、観光客も多く行き交う街の中心部はヤラ川やメルボルン・ジェネラル・セメタリーなどで撮影された『ゴーストライダー』(2007)ほか、世界的ヒットを記録した大作もある。『シャーロットのおくりもの』(2006)では市内を始め郊外のアットウッド、ホーソン、ウィリアムズタウンのネルソンズ・プレイス、牧場シーンはグリーンデールのグリーンデール・ファーム、スポッツウッドのスポッツウッド・パブリック・スクール、グリュイエールといった複数の場所で撮影された。『かいじゅうたちのいるところ』(2009)も市内を含め、ニューポート、ポート・メルボルン、ウィリアムズタウンなどでロケを敢行。最近では『LION/ライオン』(2016)、古くはメル・ギブソンの出世作『マッドマックス』(1979)にも登場している。ヨーロッパの伝統を感じさせる古く美しい街並み、郊外に広がるファンタジックで風光明媚な光景がフィルムメーカーたちに愛されるのだろう。メルボルンにやって来たなら、市内はもちろん、デイトリップでロケ地を訪れるのもいい。そして、すっかり大人になったハリポタファンなら、世界的に熱い視線が注がれている美食の街メルボルンまで来て、ワインと食事を堪能しない手はない。約120か国にも及ぶ多種多様な味がおよそ3000店舗以上もあるというレストランで味わえるのだ。移民大国ならではの、そして固有の食材が豊富な国ならではの、特別な食が楽しめる。映画ファンを魅了する郊外の大自然また、中心部から車で1時間ほど走ったところにもぜひ訪れて欲しい場所が。オーストラリア有数のワイン生産地ヤラ・バレーだ。ここも、まさにシネマティックな風景が広がる地域。日帰りでも楽しめるが、その雄大さを実感するためには宿泊して、翌朝、気球に乗るのがおすすめだ。朝霧に覆われたワイン畑、飛び跳ねるカンガルーの家族など、この国の美しさを違った視点から楽しむことができる。たとえば、こんな1日ツアーはいかがだろう。まずはオーストラリアの代名詞ともいえる固有種の動物たち、コアラやカンガルーに会いにユーカリの林を抜け、車で60分ほどの場所にあるヒールズビル・サンクチュアリーへ。いわゆる動物園ではなく、保護された動物たちを手当したりリハビリさせたり、自然を守るための活動を行う。自然、そして野性の動植物と人間とが共存するための環境づくりに貢献している場所だ。園内を歩き回って喉が渇いたら、ヤラ・バレーのクラフト・ジン醸造所フォー・ピラーズへ。2013年の創業以来、オーストラリア固有のハーブを取り入れた個性的な味わいが世界的に高い評価を受け、早くも多くの受賞歴を持つ。テイスティングの人気は年々高まっている。ワイン地区なので、やはりワイナリー巡りも外せない。質の高いピノ・ノワールとシャルドネで創るワインが愛好家たちを唸らせるタラワラ・エステート、家族経営でフランスの影響が色濃いワインを創り出すドミニク・ポーテッドなど、入場料不要で広い敷地内でゆっくり過ごせるので、ピクニック気分で出かけるのにもぴったり。いずれも、テイスティングが可能。ワインに良く合う料理を提供するレストランも人気だ。道中、フレッシュな手作りチーズに人気が集まる可愛らしいショップ、ヤラバレー・デイリーやチョコレートショップなどに立ち寄るのもいい。宿泊するなら、おすすめはシャトー・イエリング・ヒストリックハウス。250エーカーに以上に及ぶ広大な敷地は、丘陵地に囲まれていて静かなひと時を過ごすのにぴったり。1854年に建てられた母屋を中心に、まるで映画のセットの中にいるよう。日常から逃避してリラックスするのにもってこいだ。各部屋のベッドには猫のぬいぐるみが置かれているのもユニーク。実はこれは、ドアの外に置いておけば、“Do Not Disturb”のサインにもなる。また、朝には部屋から敷地内に遊びにやってくる野生のカンガルーを見られることも多い。クリアな空気、真っ青な空、樹木の爽やかなグリーンに囲まれていると、映画の主人公になったような気分にも浸ることができるメルボルン郊外。大都市のすぐそばにもかかわらず、大自然を感じられる恵まれた環境も、オーストラリアが映画のロケ地として愛されている理由だろう。アジア・パシフィック地域の隣国でありながら、全く異なる文化、風土、環境が楽しめるオーストラリア。カンタスによる成田~メルボルン間直行便の運行により、より便利でより近い国になった。『ハリー・ポッターと呪いの子』は、すでに大評判となりロングラン上演が決定している。すくなくとも年内は公演が続く予定なので、GWや夏休みにハリーたちに会いに出かけてみてはいかがだろうか。協力:オーストラリア政府観光局/ビクトリア州政府観光局(text:June Makiguchi)
2019年04月12日『ターボキッド』で高い評価を得たカナダの映像制作ユニット“RKSS”最新作であり、1980年代ホラーのスタイルと精神をいまに甦らせた思春期映画『サマー・オブ・84』の予告編と場面写真が解禁となった。本作は、10代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の黄金期であり、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもあった1980年代のアメリカへのオマージュを捧げた、ジュブナイル&スラッシャー映画。監督は、フランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン=カール・ウィッセルから成るカナダの映像制作ユニット“RKSS”。製作は、『ルイの9番目の人生』『シンクロナイズドモンスター』のショーン・ウィリアムソンが務めた。今回解禁となった予告では、オタク、メガネ、デブ、不良の仲良し4人組が連続殺人事件の犯人捜しに挑む様子が映し出されている。主人公デイビーは隣に住む警察官のマッキーが怪しいと、親友のイーツ、ウッディ、ファラディと極秘捜査に乗り出すも、周囲には呆れられ相手にされない。それでも諦めず徐々に事件の真相へと迫っていく。正義のヒーローにでもなったつもりで生き生きと捜査する少年たちの様子は、ラスト30秒で一変。ついに犯人の魔の手がデイビーたちに襲い掛かり、鬼気迫る4人の表情と不気味なBGMが恐怖を加速させる。真犯人の正体は?デイビーたちは生き残ることができるのか?結末が気になる予告映像となっている。仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子ども目線で細やかに描きながらも、クライマックスで驚くべき急展開を迎え、しばし言葉を失うほどの容赦ない残酷なエンディングが待ち受けている本作。トラウマ級の衝撃を受ける心の準備ができたら、4人の運命をその目でしっかり見届けて。『サマー・オブ・84』は8月3日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマー・オブ・84 2019年8月3日より、新宿シネマカリテほか全国順次公開2017 (C) Gunpowder & Sky, LLC
2019年04月11日Netflixがハリウッドの歴史的映画館として知られる「エジプシャン・シアター」の買収に向け、交渉に入っているという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。「エジプシャン・シアター」は、1922年にハリウッドで初めてプレミア試写会(アラン・ドワン監督の『ロビン・フッド』)が行われた劇場。1998年から現在まで同シアターを所有しているのは、非営利団体の「アメリカン・シネマテーク」で、これまで古く貴重な映画の上映やアーカイブ、イベントを行ってきた。Netflixが買収後も、「アメリカン・シネマテーク」は週末に映画上映やイベンド開催などを続け、Netflixは平日に自社のオリジナル作品の上映を行う、という方向で交渉が進んでいるとのこと。Netflixは劇場運営ビジネスに参入する意図はないという。メリットとみられるのは、自社の作品をオスカーに出品する際に必要な「劇場上映」の場所や期間の確保が簡単になること、財政難だといわれる「アメリカン・シネマテーク」を助けることになり、彼らもより充実したプログラムを組むことができるということか。「エジプシャン・シアター」の長期的な安定経営も予想され、映画業界への貢献にもなる。なお、Netflixは「エジプシャン・シアター」を買収後、ほかの映画館でもNetflix作品の上映を続けるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月11日カルトムービーとして世界的に話題を呼んだ『鉄男』の誕生から今年で30年。この度、立川シネマシティの極上音響上映にて、シリーズ3作が上映されることが発表された。上映作品は、『鉄男』(1989)『鉄男II BODY HAMMER』(1992)『鉄男 THE BULLET MAN』(2009)の3作。それぞれ1週間ずつ、今回の上映のために新しく調整された音響で上映される。第1作『鉄男』は、ローマファンタスティック映画祭でグランプリを受賞。金属に侵食されていく男の物語を、メタリックな美術、音響、機関銃のようなリズムのコマ撮りで映像化した。世界中で話題となり、マーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノ、ダーレン・アロフノスキーなど、いまの巨匠監督の間で支持されたことでも知られている。『鉄男』『鉄男II BODY HAMMER』の初日には、主演の田口トモロヲ、そして監督・出演の塚本晋也が登壇し、トークイベントを開催する予定。さらに『鉄男 THE BULLET MAN』の初日には、塚本のほか、エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、などが集まるという。この度の発表にあわせた塚本監督のコメントは以下の通り。■塚本晋也監督コメント平成の幕開けとともに誕生した『鉄男』。節目の年に30年を迎えました。映像と音響でライブハウスにいるような感覚で体感してもらいたいと願って作った映画です。今回の立川シネマシティでの極上音響上映は、『鉄男』にとっての大きなひとつの達成になると思っています。30年を記念して、そして未来にも広がっていくよう最高の環境で観ていただけるよう企画しました。この機会に、『鉄男』を直に感じていただければと思います『鉄男』5月11日(土)〜17日(金)上映初日、上映前に田口トモロヲ、塚本晋也トークあり。司会:三留まゆみ『鉄男II BODY HAMMER』5月18日(土)〜24日(金)上映初日、上映前に田口トモロヲ、塚本晋也トークあり。司会:塩田時敏『鉄男 THE BULLET MAN』5月25日(土)〜31日(金)上映初日、上映前にエリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、塚本晋也トークあり。司会:森直人
2019年04月11日