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ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツで2歳の息子を育てているぱん田ぱん太です。さてドイツでは、2~3月(年や地域によってまちまちですが)にかけて、大きなイベントがあります。昔からある伝統的なお祭りです。それは…。仮装カーニバル!様々な仮装をした各団体(ビール工場、薬局、学生団体など、こちらも様々です)の参加者たちが、金管バンドで音楽を奏でたり、ダンスをしたりしながらパレードをするのです!見に来ている観客に向かってお菓子を投げたり手渡したりしてくれるので、子どもたちは特に大喜び。今年は仮装カーニバル初体験のフリッツ君を連れて観に行きました!パレード中はかなりの人混みになるので、かさばるベビーカーは置いて、抱っこ紐を利用して行くことに(酔っている人も多くて怖かったり、大変だったりもしますが)。パレードが行われる町までは、普段なら私の住んでいる場所から路面電車で1本なのですが…。この日はパレードの関係で、町まで1本で行ける路面電車がありませんでした。仕方ないので、家から町までのちょうど中間地点あたりにある駅まで路面電車で行き、そこからは20分ほどかけて徒歩で行くことに。2歳のフリッツ君の体重は約10キロ。抱っこ紐を利用しているとはいえ、かなりしんどい…! 思わず「重いねえ」と漏らすと…。本人は「めっちゃおっきいにーちゃ!(=お兄ちゃんの意)」と誇らしげな反応。これには私も同意せざるを得ません!(笑)街に着くまでもう少し、というところで、さらなる試練が…。天気予報で降水確率を見ていたので傘は持っていたものの、路面電車もベビーカーもなく、さらに雨。苦難は重なります。しかしいつかはゴールが見える! 苦労しながらも、ようやく街に着きました。パレードの音楽も聞こえてきます! ほっとひと安心してフリッツ君を見てみると…。はい。すやすやと寝ていました(笑)。街に着くまで、想定よりもずーっと長く時間がかかってしまったので仕方ありません…。やるせないけれど!この後フリッツ君は目を覚まし、無事にパレードを見て、魔女や狼の仮装に怖がりながらも、たくさんのお菓子をもらって大満足でした!来年の仮装カーニバルは、もう少し「街に着くまで」のことも含めて、念入りに計画しようと思います…!
2020年03月12日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは! ドイツ在住の主婦、ぱん田ぱん太です。みなさん、ドイツの独特な形のパン「プレッツェル」はご存じでしょうか? 最近は日本のパン屋さんでも売られているみたいなので、見たことがある方もいらっしゃるかと思います。おいしくて、材料もシンプル(小麦粉、イースト、水、塩、重曹のみ)。価格もパン屋なら60~70セント(約75~85円)、スーパーなら30セント(約35円)ほどと安く、ドイツではいたるところで買えるパンです。手に持って食べやすい形で服も汚すことなく食べられますし、ちょっとしたおやつにぴったりなので、外出先で子どもによく買ってあげています。もちろんわが家の一人息子、フリッツ君もプレッツェルがだーいすき。パン屋さんを見かけるとプレッツェルをねだるので、よく買ってあげています。ある日のこと。ベビーカーに座らせたフリッツ君と一緒にスーパーでお買い物をしていると…。突然、ベビーカーから出たいと泣き出してしまいました。でも、すんなりと出してあげるわけにはいきません。小さな子を持つご家族はわかると思いますが、小さな子どもをスーパーで自由に動き回らせるのは心配ですよね…。迷子の心配もあるし、子どもは買わない商品でもおかまいなしに触りたがるし、万が一何かを壊してしまえば買い取りです(汗)。そのとき目に付いたのが、スーパーに併設されているパン屋さん!プレッツェルを買うことで泣き止まないかなと挑戦してみましたが…。プレッツェルではごまかせなかった様子。と、思いきや…!ちゃんとごまかせていた様子。でもなぜか泣き止まない(笑)。そうなんです、今度は「プレッツェルがほしい」という理由で、泣き止まなくなってしまったのです。結局このあと急いでお買い物を終わらせ、プレッツェルを買ってあげたら、食べ始めるなり、ぴたりと泣き止みました。ちゃんとその手にプレッツェルを手に入れるまでは、安心できなかったのかも。フリッツ君は現在2歳になったばかり。これから、プレッツェルでもごまかせないイヤイヤ期が来るであろうことを考えると、これぐらいはかわいいものですよね…。
2020年02月18日サッカークラブや各種スポーツ団体を対象に「スポーツマンのこころ」と銘打つ講義で、一流アスリートになるための心得を伝え続ける岐阜協立大学経営学部教授の高橋正紀先生。ドイツ・ケルン体育大学留学時代から十数年かけ、独自のメソッドを構築してきました。聴講者はすでに6万人超。その多くが、成長するために必要なメンタルの本質を理解したと実感しています。高橋先生はまた、「スポーツマンのこころ」の効果を数値化し証明したスポーツ精神医学の論文で医学博士号を取得しています。いわば、医学の世界で証明された、世界と戦える「こころの育成法」なのです。日本では今、「サッカーを楽しませてと言われるが、それだけで強くなるのか」と不安を覚えたり、「サッカーは教えられるが、精神的な部分を育てるのが難しい」と悩む指導者は少なくありません。根性論が通用しなくなった時代、子どもたちの「こころの成長ベクトル」をどこへ、どのように伸ばすか。「こころを育てる」たくさんのヒントがここにあります。(監修/高橋正紀構成・文/「スポーツマンのこころ推進委員会」)<<前回|連載一覧>>(写真は少年サッカーのイメージです)■練習の「意味」ではなく「やり方」の質問ばかり。反復練習にこだわる日本人以前、ドイツ人のコーチからこんな話をされました。「タカハシ、ドイツに視察に来る日本人コーチは、ぼくらがやっている練習メニューを一所懸命にノートに書きつけている。どうしてそんなことをするんだろう?意味がわからない」聞けば、4対4を行うと「いつもこのグリッド(範囲)で行うのですか?」とか「何分くらい?」「ワンタッチではやらないのですか?」と練習のやり方に関する質問に終始するそうです。「彼らの質問はおかしいよ。その時のそのチームの課題を改善するためにのみメニューは創られるのだから、それを正確に書き写しても彼らには何の意味もない。私がどんな課題に対して、どんな意図でその練習をしているかを聞かれるのならば話す意味があると思うけどね」加えて、ドイツでは育成年代であろうとも、毎日同じ内容の練習はやらない。そこについても日本人コーチは驚きます。私もドイツに行ったとき、驚きました。日本では、例えば1週間のサイクルである程度同じ練習を繰り返すことが多い。いわゆる、反復練習ですね。この反復練習は、意識を高く持てない場合、何も考えずにトレーニングすることになり易い。曜日ごとにほぼ同じメニューをしばらくの間繰り返すので、そこに"慣れ"が生じることで、練習の質が落ちる可能性があるのです。反復練習にこだわるのは、学校でドリル学習を多くやらされてきたからなのか?と考えたりします。同じスポーツで、野球も素振りという反復を繰り返します。これは自分のよい形を探し、定着させる目的があるのでしょうが、米国では素振りはしないそうです。素振りをしている日本人選手に、メジャーの選手が「空振りの練習をしてどうするのだ?」と不思議そうに言った、という話は有名です。私たち指導者は「何のためにこの練習をするか」をもっと考え、そのことを子どもたちに伝えなくてはいけません。と同時に、「いつも頭を使って考えてやる練習」をやっているかも見直すべきです。育成年代の試合を観に行くと、最近はコーチたちが「自分で考えろ」と叱咤激励している場面に出会います。ですが、その前に大人が工夫しなくてはいけません。子どもたちに自分たちで考えるベース作りをする。間違っても、何をしても叱られない空気を生み出す。考えないとできない練習メニューにする。飽きずに意欲的に取り組めるようにしてほしいと思います。■上達のイメージは「らせん階段」海外では子どもが練習中に改善提案してくることもさらに、もうひとつ。みなさんの頭の中にある上達するイメージを変えてください。従来の日本のサッカー指導は「組み立てていくイメージ」でした。まっすぐの階段を一段一段昇っていくイメージです。最初にドリブルをやって、ひとりでボールを運んでゴールできるようにします。ドリブルができたら、次にドリル練習でキックを改善。次はトラップ練習、そしてパス練習と、スキルトレーニングがすべて段階的です。これは、ゲームを中心に行い、その中で出た課題から総合的にスキルを高めていくドイツとはかなり違います。この「総合的にスキルを高める」イメージは、ドイツの哲学者ヘーゲルが提唱した「物事のらせん的発展の法則」と似ています。例えば、サッカーを始めた小学1年生が、らせん階段をゆっくり登っていく姿を見ている。そんな想像をしてみてください。真上から見ると、1年生はひとつの円をぐるぐる回っているようにしか見えません。ちっとも上に進んでいないように見えます。ところが、角度を変えて横から見ると、少しづつ確実に、上へ昇っていることがわかります。このらせん階段の話は、池上正コーチも著書で説明しています。ゲームを軸に、その日ここが足りないなと思ったらそのトレーニングを足す、という考え方もドイツの育成と同じです。ゲームばかりしていて上手くなるのですか?といぶかしげな指導者は多いのですが、技術を切り出してみるのではなく、全体像で見てあげることが重要です。FCバルセロナの現地スクールで長年コーチを務めた村松尚登さんも、自身の著書で「スペインの育成は氷の塊を削っていく作業」だと語っています。スペインでは、選手が練習の途中で「ナオト!この練習、こうしたほうがいいんじゃないの?」とどんどん提案してくるそうです。ただし、日本では指導者と選手、教師と生徒の関係が主従的なので、子どもたちはそんなふうに教育されていません。したがって、大学教員になってドイツ留学した私は、帰国してからの1年間は毎日メニューを変えて練習してみたのですが、残念ながらチームは強くなりませんでした。選手たちの多くは高校までに、説明された練習の意図を理解してトレーニングに主体的に取り組む経験をしていないため、日々の変化についてこれなかったのです。私の力不足もあったと反省しています。唯一、試合前日の土曜日をもオフにしたのは奏功しました。学生たちは自分たちで課題を持って自主練を始めたことでうまくなりました。■学校でも「当たり前」を見直す動きが。サッカーも......(写真は少年サッカーのイメージです)最近は、日本サッカー協会が勧めるマッチ・トレーニング・マッチ(MTM)の実践をするコーチも出てきましたが、まだまだ少数派。街クラブをのぞくと、対面パスから練習が始まるチームは少なくありません。ぜひ、上達のイメージを、普通の階段から、らせん階段に転換してほしいと思います。ヘーゲルは、らせん階段を昇るのは「進歩・発展」しているけれど、もともといた場所に戻るようにも見えるため、それを「復活・復古」と意味づけします。この2つの視点を組み合わせ「物事の発展はただ発展するのではなく、古いものが新たな価値として復活してくる」と定義しました。社会の発展は、例えば手紙がメールになり、SNSになったように、意味は同じでも形を変えて進化することを私たちに教えてくれています。ちなみに、計算ドリルや漢字ドリルといったドリル学習をやめる小学校も出てきています。「当たり前」を見直す動きは、あらゆる場所で始まっています。<<前回|連載一覧>>高橋正紀(たかはし・まさのり)1963年、神奈川県出身。筑波大学体育専門学群ではサッカー部。同大学大学院でスポーツ哲学を専攻。ドイツ国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に考察を開始した「スポーツマンのこころ」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得。岐阜協立大学経営学部教授及び副学長を務めながら、講演等を継続。聴講者はのべ5万人に及ぶ。同大サッカー部総監督でもあり、Jリーガーを輩出している。Jリーグマッチコミッショナー、岐阜県サッカー協会インストラクター、NPO法人バルシューレジャパン理事等を務める。主な資格は、日本サッカー協会公認A級コーチ、レクリエーションインストラクター、障害者スポーツ指導員中級など。
2020年02月12日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツ在住の主婦、ぱん田ぱん太です。我が家の1歳の息子、フリッツ君は動物が大好きです。犬や猫はもちろんですが、ライオンやクマやぞうなど、身近にはいない動物が特に大好き!しかし、フリッツ君がそれらの動物を知っているのは、もちろんおもちゃやぬいぐるみ、テレビや絵本など、本物じゃないものばかり。本物の動物達を生で見せてあげたくて、フリッツ君を動物園に連れていくことにしました!しかし…ドイツの動物園は、日本の動物園とは少し違う点があります。それは…日本の動物園だと、動物達は比較的小さな檻に入れられていることが多い気がしますが、私がこれまでに見てきた様々なドイツの動物園では、動物達は皆それぞれ広々としたスペースを与えられていました。大きなシロクマには、池のついた大きな庭が。ちょうど木の陰でお昼寝中でした。立派なトラには、広大な林が。ガラス越しに見てみましたが、もはや端や最奥など見えないほどの広さの林。このどこかにトラが隠れているのでしょう。姿すら見られませんでした。フリッツ君はなんだかんだで楽しそうですが、親としては焦ります。だって、何のために動物園に来たんだかって感じじゃないですか!(笑)そのまま先に進むと…ついにはっきりと動物の姿が!ライオンのスペースもやっぱり大きく、遠くからしか見られないのですが、ラッキーなことに高い丘の上に登っていてくれました!これならフリッツ君もついに本物のライオンを見られます!「あそこにライオンさんがいるよ!」と声をかけると、フリッツ君は一目散にライオンのいる方向に向かって駆け出しました!…と思ったら、ライオンスペースの少し手前にあった砂利で遊び初めました…(笑)「ほら、上見て!ライオンさん!」と促してみましたが、気付いてくれず。結局…園内にある子供の遊び場を一番堪能していました…!(笑)本物の動物を見せたくて連れて来た母親の身としては複雑ですが、きっと1歳の子供はこんなものなのでしょう。楽しんでくれたようなのでよし!もう少し大きくなってからまた動物園には来るとして、しばらくは絵本やおもちゃのライオンで満足してもらうことにします!(笑)
2020年01月17日「ポンパドール」の新フレーバー誕生ドイツ発のティーブランド「ポンパドール」のオーガニックラインに、新フレーバー「オーガニック ユアマイベリー」(税抜780円)が仲間入り。2020年1月17日(金)より全国発売されます。素材の味を楽しもう「ポンパドール」のオーガニックシリーズは、ハーブ独自の甘さを引き出し、素材そのものがもつ味や香りを味わえるのが特徴。今回新たに発売される「オーガニック ユアマイベリー」は、有機栽培のハイビスカスやローズヒップ、ラズベリーなど、様々なフルーツとハーブをブレンドした一品です。甘酸っぱいベリーと爽やかなフルーツのフレーバーを楽しめます。春先取りのピンクパッケージ淡いピンク色のパッケージには、ベリーやハートのイラストが散りばめられ、見ているだけで優しい気持ちにさせてくれます。有機JAS認定取得でノンカフェイン、無着色と、身体への優しさにもこだわりが。妊娠中の人でも安心して口にできるでしょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本緑茶センター株式会社のプレスリリース
2020年01月14日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで国際結婚、主婦をしているぱん田ぱん太です。我が家の現在1歳10ヵ月の一人息子、フリッツ君は私が在宅仕事のため、保育園などには行っていません。しかし、とにかく小さなうちからいろんな経験をしてほしいのが親心。そこで、ドイツの「Spielgruppe(シュピールグルッペ)」というシステムを利用してみることにしました!■赤ちゃんとママの憩いの場Spiel=遊び、Gruppe=グループ。どこかの施設が部屋を貸し出し、「〇曜日の〇時から〇時まで」など時間を決めて、そこで自由に子供達とその家族が遊ぶ、というシステムです。年会費などを取る場合もありますが、私たちが通っているシュピールグルッペは完全無料!コーヒーや紅茶、子供達のためのフルーツ、手作りのケーキやクッキーが用意されていて、それらを飲んだり食べたりした人が好きな額だけ寄付をするというルールです。シュピールグルッペは、ある程度大きな町ならあちこちにあるので、私と同じく近所に住んでいる親子が集まってきます。ご近所さんとここで知り合う場合も!子供達の年齢は、生後半年~1歳半くらいが多い様子。1歳10ヵ月のフリッツ君はここではお兄ちゃんです。初めてフリッツ君をシュピールグルッペに参加させることになり、母の私は緊張。なぜかというと…フリッツ君、今までに年上のいとことしか遊んだ経験が無いのです。年上の従兄は、基本的にフリッツ君におもちゃを譲って甘やかしてくれます。しかし、シュピールグルッペにいる子供達は、むしろフリッツ君より年下の子ばかり。果たしてフリッツ君はうまくやっていけるのでしょうか…?■生まれて初めての「譲ってもらえない相手」施設は小さな子供達向けのため、用意されたおもちゃはドイツ国産の木のおもちゃやおままごとセット、年季の入った古くから人気のおもちゃなど、たくさん揃っています。フリッツ君はたくさんの大人たちや子供たちのいる場所に来て緊張した様子でしたが、大好きな車のおもちゃを見つけ遊び始めました。しかし…まだハイハイの小さな可愛い女の子が、フリッツ君の持っていた車に興味を示して手を伸ばしてきました。なんで? なんでぼくのおもちゃ取ろうとするの!?初めての経験に、明らかにショックを受けた様子のフリッツ君。まだおもちゃを取られたわけではないのに、泣き出してしまいました…。しかし!これも成長、社会勉強の一環!母はフリッツ君の背中を押します。今度は別のおもちゃで、その子と一緒に遊ばせようとしてみます。女の子は全く物怖じしません。(女の子の方が強い…?)フリッツ君もすぐに泣き止んで遊ぼうとしてみますが…その女の子が自分の遊んでいるおもちゃに触り始めると立ち上がって、泣きながら謎のポーズをキメて抗議する始末。他の子供達とおもちゃの取り合いになって泣くくらいは想定していましたが、まさかおもちゃを触られただけで泣くとは…。おもちゃを譲ってもらえることが当たり前だったフリッツ君ですから、よほど傷ついたのでしょう…。はじめはこんなやり取りもあり心配しましたが、この後回数を重ねるにつれ、フリッツ君は徐々に慣れていき、今では他の子供達とおもちゃを共有して遊べるように!メンタルが鍛えられたようで、母は安心。毎週のようにシュピールグルッペを訪れ、楽しく遊んでいます。我が子のちょっとした成長をこの目で見られて嬉しくなった出来事でした。
2019年12月30日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツで国際結婚し、1歳10ヵ月の息子の母親で主婦をしているぱん田ぱん太です!11月後半からクリスマス前までにかけて、ドイツはとっても盛り上がる時期です。その理由はもちろん…ドイツ中で行われるクリスマスマーケット!わたしももちろん息子を連れて、近くの町のクリスマスマーケットに訪れるのを楽しみにしていました!しかし、注意しなければならないことが一つ。クリスマスマーケットの特別感に、ついついお財布の紐が緩んでしまい、あれもこれもと買いたくなってしまうのです…!思えば、日本にいた頃も、ずらりと並ぶ夏祭りの屋台を前にすると同じような感じでした。というわけで、家でしっかりお昼ご飯を食べておなかを満たし、いざクリスマスマーケットへ!■賑わいをみせるマーケット※ツヴェッチュゲン/Zwetschgen=西洋すももの一種皆さん、ホットワインはお好きでしょうか?ドイツのクリスマスマーケットでは定番中の定番の飲み物です。寒いドイツの冬に、外で飲むホットワインのおいしさは格別です。これは飲まずにはいられません!※キンダープンシュ/Kinderpunsch=子供用のノンアルコールホットワインシナモンの味がじわりと染み渡る、暖かい子供ホットワインを息子のフリッツ君と二人で分けて飲みました。そして、体が暖まったところで次に見つけたのは…※レープクーヘン/Lebkuchen=スパイスが効いた、パンとクッキーの間のようなドイツのクリスマスの定番お菓子砂糖で文字が描かれている、かわいいレープクーヘンを見つけてフリッツ君にプレゼント!ちなみにメッセージの意味は「君のために」です。ただし、このレープクーヘン…お砂糖とはちみつがたっぷり入っているため、子供にあげる際には結構慎重になります。■盛り上がりはピークに!屋台をあちこち見て回っていると、いつの間にか夕食の時間が近づいていました。わたしたちは南ドイツに住んでいるためお魚料理はあまりしょっちゅう食べる習慣が無く、鮭の専門屋台が珍しかったので、晩ご飯に買っちゃいました!目の前でグリルで焼いた鮭を、ドイツらしい少し固めの丸パンに挟んだサーモンサンドイッチはとってもおいしかったです。おなかもいっぱいになったところで次に見つけたのは…小さい子供用の、移動型メリーゴーランド!車が大好きなフリッツ君が反応しないわけはありません。日本ではメリーゴーランドと言えば白馬や馬車のイメージですが、ドイツのクリスマスマーケットのようなお祭りに用意される小さい子用のメリーゴーランドですと、車などのデザインが多いのです。フリッツ君はメリーゴーランドに乗れて大満足!こっちまで楽しくなっちゃいます。そして、おなかも満たされ、屋台も一通り見回ったところで…お土産に「Gebrannte Mandeln/焼いたアーモンド(=ドイツの屋台の定番お菓子。アーモンドを甘く炒めてある)」まで買って帰路につきました!・・・あれ?お財布の紐を締めて臨むと決意したはずなのに?しっかりとお昼ご飯を食べたアレはいずこへ…年に一度のクリスマスマーケット。愛する我が子の笑顔ために、母は今宵も家計簿がんばります。皆さんもこの時期のドイツを訪れることがあったら、ぜひクリスマスマーケット、堪能してくださいね!
2019年12月18日いつもは指導者の皆さんからのご相談にお応えしている本連載ですが、今回は番外編としてこの夏池上さんがドイツで視察してきた内容をお伝えします。ジュニア年代が一番多く、年齢が上がるとともにプレー人口が減るピラミッド型の日本と違い、ドイツは子どもから始めたら大人までやめるプレーヤーがほとんどいない、逆三角形に近い。なぜならサッカーを好きでい続けられる環境や、プレーができる受け皿があるからです。「日本とは環境が違う」という方もいらっしゃるかもしれませんが、サッカー大国ドイツの育成には、日本の指導現場でも参考にしたいこと、取り入れたい姿勢があります。(取材・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<熱くなりすぎて喧嘩してしまう子への対応を教えてください■普段の練習一つとっても、上達に差が出る要因がある夏の終わりに、ドイツの育成現場を視察してきました。今年で3回目。ドイツで長年育成コーチを務めている、サカイクでのおなじみの中野吉之伴さんが、案内係を引き受けてくださいました。今回あらためて感じたのは、子どもたちが何かに煽られて必死でやっている感じがまったく見受けられないことです。ここは日本の小中高校生と大きく違ところです。小学生が、左右の足で交互でボールを蹴るような練習をしていたときのことです。全員、交互に蹴っていました。日本で似たような練習をすると、左足は得意じゃないから、右で蹴る、という子が必ずいます。日本の子は自分が下手なのを見せたくないわけです。ところが、ドイツにはいませんでした。みんな練習をやる意味をちゃんと知っているからです。冒頭で伝えたように、そんなに必死に全力でやっているようには見えませんが上手くなるためにできないことにも挑戦する姿勢が見受けられるのです。いかがでしょうか。言われたことをきちんと理解してやっている子ども。うまくやらないとコーチから刺激を受けながら、煽られながらやっている子ども。私は、相当差が出るように思います。■右足しか使わない日本人、上手くいかなくても左右を使うドイツの子小学校高学年の練習に、ひとり日本人の子どもが入りました。このときはロングキックの練習で、時計回りで走ってきて蹴る、その逆に回ってきて蹴るといった動作を4か所に分かれて行っていました。反時計回り、つまり左から回ると、蹴るなら右足になります。逆だと左足になる。そうすると、ドイツの子はコーチに何も言われなくても左右使います。でも、日本の子どもは時計回りのときも右足で蹴ってしまうことがあったのです。動作がつながらないのでなんとなく不自然です。これはその子の個人的な問題ではありませんでした。その時に参加していた他の指導者の方にも聞いたのですが、上手くできないことが恥ずかしいとか、叱られるとかというプレッシャーからか、できないことを隠してしまう傾向は多くの日本の子どもに見られるということでした。この練習で、右利きらしいドイツの子は左足をうまく使えない子が何人もいました。でも、失敗して照れくさそうだったり、暗い顔をしたりする子はひとりもいません。つまり、「うまくできないことが恥ずかしい」と思っていないのだと感じました。ただ、ただ、楽しそうに、でも、熱中してボールを蹴る。次はこう蹴ってみよう、もうちょっと体をたてて、軸足を踏ん張ってなど、自分でいろいろ考えながらやっているのだと思います。■「そんなの無理!」日本の子たちが難しい課題にチャレンジしない理由中学生の練習でも、すごくよくチャレンジする姿が目につきました。ディフェンスの裏をとってゴール前に抜けだして、こんなふうにシュートしてごらん、とコーチが一度デモンストレーションをしたら、それをひとり3回ずつくらいやります。その後に、コーチが「じゃあ、ここからは自分たちで考えてやってごらん」と言います。そうすると、ドイツの子どもたちは、コーチに教えられたかたちではひとりもやりません。日本の中学生に「ここからは自分で考えてごらん」と言っても、きっとコーチが見せたかたちを繰り返す子が大半だと思うのです。そして、もしかしたら、そもそも「自分で考えてやってごらん」というコーチが少ないのかもしれません。日本で「こんな練習をします!」と子どもたちに言うと、「いや、ぼくはそれは上手くないから、こっちをやりたい」言ったりします。特に難しい課題を与えられると、「よし、じゃあがんばるぞ」という感じになりません。「そんなの無理!」のほうが、圧倒的に多いのです。つまり、根本的にサッカーと向き合うベースが違います。そのことを、一緒にドイツを訪れた日本人のコーチたちに話したら、みなさんうなずいていらっしゃいました。ほかにも、3対2をやると、2人チームの方が、一人少ないから勝てるわけないよ!と言って真剣に取り組もうとしないことがあります。少しでも難易度が高いと、チャレンジしなくなってしまいます。きっと普段から、少し難しいことをやって失敗すると、何か言われたり、言われないまでにもなんとなく嫌な雰囲気になる。ダメだったね、というネガティブな空気を恐れながら生きてきたのだと思います。恐らく日本の大人たちが、うまくできないことを、悔しいとか、恥ずかしいと感じることを、子どもたちのモチベーションにしてきたのだと考えます。怒鳴ったり、声を荒げるといった方法しか知りません。そのことによる悪い副作用が、失敗を恐れてチャレンジしたがらないマインドを作って来たのではないでしょうか。ドイツでもコーチはポイントをアドバイスするほかは、子どもと楽しそうにトレーニングをしていました。■同じ年数サッカーをしているのに、日本とドイツの強さに差が出るのはなぜ?(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)ところで、私はここ数年、自分が住んでいる町の中学校で部活動の外部コーチをしています。中学生たちに「ドイツと日本はどっちが強い?」と聞くと、全員が「ドイツ」と答えます。サッカーを始めた年齢は同じくらいなのに、どうしてだと思う?そんな質問をしてから、前述した右足と左足の話をしました。「叱られたり、強制的にやらされたりした人たちと、自分で考えて自分から熱中している人たちが、同じ時間サッカーをやっていると、違いは出てくるね」そんな話をしました。しかも、ドイツの選手たちは18歳くらいまで、週2回か3回しか練習をしないし、週1試合しか試合もやらないのです。大人の方も、なぜ違いが出るのかを真剣に考えてみてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2019年10月21日8月23日(金)から9月1日(日)までの10日間、東京・お台場でドイツビールの祭典「お台場オクトーバーフェスト 2019」が開催される。オクトーバーフェストとは、毎年ドイツ・ミュンヘンで開催されている世界最大のビールの祭典。ミュンヘンでは、9月半ばから10月上旬に開催されており、毎年世界中から650万人が会場を訪れるという。そんな本場のドイツビールを日本でも楽しもうと、2003年、横浜にて初のオクトーバーフェストを開催し、今年で17年目を迎えるのがこの日本版「オクトーバーフェスト」だ。今では日本全国でオクトーバーフェストが開催されており、ドイツ樽生ビールの味を体験した来場者の驚きと感動は、年々ドイツビール愛好家を増やしている。会場には、ドイツビールはもちろん、本場のドイツ料理を販売するブース設置され、オクトーバーフェストバンドによるライブ演奏も行われてドイツビールの祭典を盛り上げる今年の夏を締めくくるイベントで、ドイツビールの美味しさ、オクトーバーフェストの楽しさを体験して、ドイツ文化に触れてみるのはいかが?
2019年08月23日ドイツは朝ごはんが一番おいしい。ミュンヘンへ、毎年仕事に訪れている方から聞いた、異国のおいしい文化の話。ドイツと言えばビールで知られることから、ドイツフードの定番はやはりビールに合う種類豊富なソーセージや大迫力のスタミナ肉料理、お酒の進むプレッツェルなどが真っ先に思い浮かぶ。もちろんそれらもおいしいのだが、ドイツはもっとも朝ごはんがおいしい国だった。3月に滞在したミュンヘン、ハンブルクでの宿泊先は、ドイツとウィーンに計8施設を展開する人気の都市型ホテル、ルビーホテル。ミュンヘン(Ruby Lilly Hotel)でもハンブルク(Ruby Lotti Hotel)でも街の中心部にほど近い場所に位置する。ミュンヘンでは、人気美術館が密集するマックスヴォルシュタット地区にあり、現代美術館ピナコテーク・デア・モデルネ(Pinakothek der Moderne)も徒歩圏内だ。ハンブルクでは大きな窓からすぐ横を流れる運河を眺められた。1階にはワークスペースにもなるカフェ、バーを併設し、私はそこで毎朝朝食を食べた。平日は6時半から始まるビュッフェ式の朝食のこだわりはすべてオーガニック(ドイツで承認された有機検査機関の基準DE-ÖKO-006に準拠)であること。ドイツの朝は、調理をしない冷たい食事が中心。ハム、サラミ、フレッシュミルクにチーズやヨーグルト、バター、卵、トマトや青野菜、ピクルス、フムス、フルーツとフルーツジュース、全粒穀物のシリアルにスーパーフード、ドライフルーツ、地元のベーカリーで作られる全粒パン、Hausbrandt社のコーヒー、オーガニックティー。このルビーホテルに限らず、充実したビュッフェスタイルのホテルの朝食、そしてオーガニック・ビオ・エコ先進国であるドイツにおいて、オーガニック食材はスタンダードだそうだ。まだ人もまばらな早朝、これら一品一品をゆっくり眺めてはお皿に彩るのが楽しみで、毎朝7時には部屋から起き出しカフェに向かった。30分もすると席はたちまちいっぱいになり、新聞を読んだり、昨夜や今日一日の予定についてを会話をしたり、皆がそれぞれゆったりと朝の時間を楽しむ。ドイツの朝は早い。食パン、クロワッサン、プレッツェル、シナモンシュガーを練り込んだフランツブロートヒェン(Franzbrötchen)など、パンの種類はほんとうに豊富。なかでも多くの人が主食とするのは、ハード系のシードやナッツを練り込んだりトッピングしたブロートヒェン(小さなパン)、好きな分だけスライスするブロート(大きなパン)。ブロートヒェンはナイフをくるっと一回転させ、横半分にカットした面にバターやジャムを塗る。スライスしたブロートにハムやチーズや野菜をのせて食べるのも定番。ハムは、鶏ハム、生ハムなど、チーズも新鮮なカッテージ、モッツァレラ、クリームチーズなど5、6種類が用意されている。朝食に卵を食べるのはドイツも同じ。しかし、スクランブルエッグやオムレツではなく、好みの固さにボイルしたゆで卵(ホテルの朝食ではソフトボイルドとハードボイルドの2種類を常備)。殻のまま上部をナイフでコツコツと割りながら切り取り、塩をかけスプーンですくって食べる食べ方が特徴的だ。キウイ、グレープ、オレンジ、スイカ、パインなど自家製のフルーツは、ヨーグルトと合わせてフルーツサラダにする。ウォールナッツや粉末のアーモンド、ヘーゼルナッツ、サルタナ、スーパーフードのフラックスシードなどを好みでブレンドしたオリジナルのミューズリ(グラノーラのようなもの)にヨーグルトをかけても食べるのも良い。食材そのものの味をシンプルに感じつつ、それらを組み合わせる楽しみ。おいしいドイツの朝食ルール、ぜひ試してみて。【ホテル情報】Ruby Lilly Hotel Munich住所:Dachauer Str. 37, 80335 MünchenRuby Lotti Hotel Hamburg住所: Düsternstraße 1, 20355 Hamburg
2019年05月10日かつてドイツが東西に分断されていた時代に、東ベルリン郊外の高校生たちに起きた実話を基にした『僕たちは希望という名の列車に乗った』。本作には、ドイツ映画界期待のイケメン俳優たちが勢ぞろい。優等生ヒーロー系、やんちゃヒーロー系など、それぞれの個性が分かる特別映像が、いち早くシネマカフェに到着した。著者のディートリッヒ・ガルスカが自身の体験を記したノンフィクションに基づく本作は、高校生たちが行ったわずか2分間の黙祷が国家機関の目に留まり、政治的な弾圧へと発展していく衝撃的な物語。少年少女が人生の全てを懸けて下した決断、 そして大人たちに抗う彼らが成し遂げた“小さな革命”とは――?『アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男』(’16)でドイツ映画賞6部門を制した気鋭ラース・クラウメ監督が、旧東ドイツで起こった知られざる史実に触発され、メガホンをとった。西ドイツの映画館へ忍び込む高校生たち…登場するのは、クラスのリーダー的存在で、労働者階級の出身ながら一族で初めて大学へ進む予定のテオ、テオの親友で市議会議員の父を持つ正義感あふれるクルト、戦争の英雄だった亡き父に憧れている真面目なエリック、映画監督になるのが夢でお調子者のパウル。ほんの数週間前までは卒業を控え、未来への希望に満ち溢れていた彼らが、政府に追い詰められていく様子が分かる映像となっている。祖父の墓参りを口実に西ベルリンを訪れた(※)テオとクルト。街を駆け抜け、ウィンドウに飾られた商品に感嘆し、高校生らしい好奇心で映画館に忍び込み、『ジャングルの裸女』という当時ヒットしていたアドベンチャー・コメディを見ようとする(※当時はまだベルリンの壁の建設前で、検問はあるものの行き来ができていた)。地元に帰り、同級生のエリック、パウルに「トップレス映画を見た!」と自慢し、「ぼくも見たいな」「堕落するぞ」など無邪気に言い合う彼ら。ちょっとやんちゃな面もある、どこにでもいる生き生きとした高校生の姿が映し出される。さらに、この映画館で見たニュース映像をきっかけに、授業中に2分間の黙祷を行ったことから政府に反革命を疑われ、精神的に追い詰められたエリックが「お前を裏切った。申し訳ない」と涙でクルトに告白する教会でのシーンが続く。政府に目をつけられ鋭い追及を受け続けるエリックを演じたヨナス・ダスラーは、1996年生まれのドイツ映画界注目の若手俳優。今年のベルリン国際映画祭コンペ部門に出品されたファティ・アキン監督の新作『Der goldene Handschuh』(英題:The Golden Glove)では主演に抜擢、実在の連続猟奇殺人鬼フリッツ・ホンカを演じている。また、ヨナスと、テオ役のレオナルド・シャイヒャー、クルト役のトム・グラメンツの3人はドイツの名門エルンスト・ブッシュ演劇大学で演技を学んでいる。レオナルドはオスカー・レーラー監督『生きる源』(’13/未)でモーリッツ・ブライブトロイの息子役を演じたことがあり、学生映画やTVで活躍していたトムは本作が初めての大役。劇中ではあまり社会問題に興味がない陽気なパウルを演じたイザイア・ミカルスキだが、実際の彼はハーバード大学に在学中。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(’11)や『もうひとりのシェイクスピア』(’11)などへの出演経験があり、ドイツ映画は今回が初めて。映像は、青春映画らしいみずみずしいきらめきに満ちあふれ、政治的タブーを犯してしまった若者たちが、仲間との友情や恋を育みながら、あるときはまっすぐに主張をぶつけ合い、「人間として正しきこと」とは何かをひたむきに模索していく姿をドラマティックに映し出す。新進俳優たちのフレッシュな演技に、ぜひ注目してほしい。『僕たちは希望という名の列車に乗った』は5月17日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:僕たちは希望という名の列車に乗った 2019年5月17日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2018 ZDF/ Logos: akzente, zero one, Studiocanal und Wunderwerk
2019年05月05日「ChariTea Mate」日本初上陸ドイツ発のドリンクブランド「ChariTea(チャリティ)」が日本に初上陸。人気のマテ茶フレーバー「ChariTea Mate(チャリティマテ)」(税別398円)が、4月下旬より発売されます。「ChariTea Mate」のこだわり「ChariTea Mate」はスリランカの有機農場で育てられたマテ茶と紅茶をブレンドした微炭酸飲料。使われる原材料は、全てオーガニックにこだわっています。着色料や甘味料などの添加物は使用せず、アガベシロップの優しい甘さが特徴です。英国で”食のオスカー”とも呼ばれる国際大会「Great Taste Award」では、1つ星を獲得しています。身体にも地球にも優しいドリンク「ChariTea Mate」は身体だけでなく、地球にも優しいドリンクです。原材料となるのは、全てオーガニック・フェアトレード原料。売り上げの一部は、南米地域にある茶葉の原産地に還元されます。またボトルはリサイクル可能なガラス製を採用するなど、エコにも力を入れています。(画像はプレスリリースより)【参考】※アリサン有限会社のプレスリリース
2019年04月29日季節の変わり目。寒くなったり暑くなったり気温差の激しいドイツは特に体調管理が難しい! よく喉があやしくなり、そこからこじらせると風邪に発展していくタイプの私。ちょっとでも変だな、と思ったら試している方法があります。 1つ目は、Ricolaのハーブキャンディシリーズのアップルミント味。 ホームステイをしていたときホストマザーに、『喉で大事なのは常に潤すこと!どんな飴でもいいから舐めておくといいわよ』と言われたので、ちょっとイガイガしてきたなと思ったときは飴を舐めるようにしています。特にこのアップルミント味はスッキリ食べやすくて、風邪じゃないときも頂いちゃいます。何よりこの小箱が可愛くて持ち運びにも最適。 2つ目は、ドイツのセラピストさんに伺ってから常備しているティーツリーオイル。 風邪をひきそうなときはコップの水に数滴いれてうがいしています。Primaveraのオイルをお勧めされました。高品質な精油だそう。旅行や泊まりでのお仕事のときにも、いざというときのためにポーチに入れておいてお守り代わりにしています(笑) 3つ目はドイツ定番、ハーブティー。 私、日本にいたときはハーブティーが苦手でどちらかというと嫌いな方でしたが、ドイツにはあまりにも種類が多く、体調の症状別にも豊富にあるのでいつの間にか飲むようになり、今では当たり前の存在になりました。 Sonnentorのハーブティーシリーズはオーガニックなうえイラストもタイトルも良くて、うちにはのどのお茶をいつも置いています。 名前は“Frosch im Hals(カエルが喉に)“。喉にたんがからまり「ん ゙、ん ゙」となる状態のことをドイツ語では「喉にカエルがいる」って言うんですが、それを可愛いイラストで表してくれています。どれもお手頃価格で購入でき、普段使いできるのでありがたいです。お土産にもおすすめですよ。 季節の変わり目、皆様も体調にはくれぐれもお気を付けくださいね! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年04月27日皆さんは「海外生活」と聞くと、どのようなことを想像するでしょうか。カッコいい?憧れる?それとも大変そう?楽しみやワクワクのような期待感情と同時に、日本とは違う文化、習慣、生活様式に困惑・驚愕することもあります。筆者が若かった20代の頃は、海外旅行へ行くと「トイレットペーパーの向きが違う!」とか「夜はお風呂に入らないの?」とか「日曜日はお店が開いてないの!?」 などなど、その都度驚いていました。いわゆるアラサーの時にアメリカ生活を経験し、30か国以上の国へ旅行している筆者なので、「さすがにそんな感じだから、ドイツに来て驚くことなんてもう無いだろう」と思っていましたが、人間、何歳になっても何か発見と驚きがあるものですね。ドイツに来てもうすぐ2年。個人的にドイツへ来て驚いたことトップ3をご紹介します。■ 1.ドイツの枕は正方形!この「枕が正方形問題」ですが、いまだに謎が解決しておらず、「何でこの形?」と、いつも思っています。夫はもとより、他のドイツ人になぜ正方形なのかを質問しても「え?日本は形違うの?なんでか?ん~そう言われてもわからない。でも僕は正方形が好きだけどね!」と言われます。すごく奇妙です。とはいえ、海外旅行に行ってホテルに泊まったら、日本と同じ長方形です。ということは、正方形なのはドイツだけなのでしょうか?不思議なことに、ドイツで布団カバーやまくらカバーを買おうとすると、デフォルトで正方形の枕カバーがセットでついてきます。サイズは80cm×80cm が一般的。大きすぎる上、なぜが正方形なドイツの枕に現在では大分慣れてきて、この正方形を2つ折りにして長方形にしているのですが、どうも目覚めが悪く、首が痛くなります。Everything / PIXTA(ピクスタ)ちなみに、「長方形の枕は売っていないのか?」という疑問が沸くところですが、そういう訳でもなく、寝具売り場の隅っこにひっそりと置かれています。もちろん、長方形サイズの枕カバーを探すのも一苦労です。グローバル展開している北欧系の大手家具メーカーならば、もっとセレクションがあるかも?と思って行ってみても、ほぼすべて正方形で、長方形のカバーは隅に単色のみでひっそりと置かれているだけでした。ドイツの不思議のひとつです。■ 2.半端なく強力なカルキ!皆さんは、水には硬水と軟水があるのはご存じのことでしょう。そして、「ヨーロッパは、地域によって硬水のところが結構ある」ということも、ある程度ご存知かと思います。ドイツも地域差があるようですが、一般的にはほぼ全土硬水です。硬水ということは、「ミネラル分が多く、イコール健康的」ともいえるかもしれないのですが、厄介なのが「カルキ」なのです。カルキというと、次亜塩素酸カルシウム。この物質は、日本では一般的に、水道水やプールの消毒に用いられる薬品として知られています。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)ドイツの水は、成分添加されているのではなく、自然にこの成分が多く含まれており、天然水の硬度がとても高い硬水なので、シャワー、洗面ボウル、流し台など、水を使用した後の水滴がすぐに真っ白になってしまうのです。一番驚いたのは、電気ポットに水を入れて沸かしたあと、その水を放置して次に使う時に電気ポットの中の水を捨てたら、白い塊がざっくざっくと出てきたことです!初めてこの「ざっくざっく」を見た時は、思わず変な悲鳴を上げてしまったほどです。そして、実はこのカルキの対処法がそれなりにあります。バスルームの場合には、カルキ除去専用のスプレーやクリーナーが販売されているので、それで掃除すればピッカピカです!キッチン用品は、金物タワシでこするか、これまたキッチンステンレス用のカルキ対策クリーナーがあるので、それで磨けばピッカピカです!そして、「電気ポット真っ白状態」を克服するには「お酢」が効果的です。maruco / PIXTA(ピクスタ)ドイツのスーパーへいって、お酢やドレッシングのコーナーに行くと必ず「Essig Essenz(エッシッヒエッセンツ)」と呼ばれる酸度が超強力なお酢が販売されています。始めは、「これを何かに応用して食用にするのか?」と思い、安かったので買ってみたのですが、ドイツの主婦たちはこれを使ってお掃除することがわかりました。実際、お掃除用品のクリーナーにも「Essing」(お酢)の文字が書かれているのをよく見かけます。お酢の成分が配合されているということでしょう。この「Essig Essenz」を少し電気ポットに入れてお湯を沸かすだけで、真っ白だった電気ポットがピッカピカになります。薬剤など使うわけでないので、キッチンのお掃除、キッチン用具のお掃除にぴったりです。最近は日本でもクエン酸でバスルームやキッチンのお掃除をする方も増えていますので、同じ考え方です。ただ、少しお酢臭くなるので、よくすすぐか2度拭きしています。■ 3.洗濯したら白いタオルがピンク色に!ドイツに来たばかりのころは、洗濯機の表示や使い方のドイツ語がまったく分からなかったので、かなり「勘」で洗濯していました。説明書には英語表記もあったので、それを読んではいましたが、なぜかドイツの洗濯機は一度回したら、一回の洗濯時間がかなり長いのです。2時間半とか、3時間とか普通です。良く考えずに「コットンモード」や「スポーツウェアモード」に設定して洗濯していたのですが、ある時、日本と同じ感覚で、色物と白いタオルを一緒に洗った時に悲劇が起こりました。洗濯が終わって取り出してみると、白いタオルやベージュ色の私のブラウスなどがピンク色に!夫の赤いTシャツを一緒に洗って、それが色移りしたらしいのです。maruco / PIXTA(ピクスタ)とはいえ、そのTシャツは、もう何度も着ていて何度も洗濯しているものでした。「このタイミングで色落ちするのは何故だろう?」と思いました。使っていた洗濯洗剤が悪かったのかと思い、違うブランドに変えてみたりしたのですが、どうやらこの色落ち・色移りも硬水の仕業らしいのです。そこで、スーパーやドラッグストアで見つけたのが「色移り防止シート」です。このシートは、黒もの・ダークカラー用、白専用、カラーミックス等、用途別に販売されていて、洗濯する前に洗濯機の中にシートを1枚入れるだけの優れモノ。パッケージによると、このシートが色落ちした水を吸ってくれるとのことです。このシートは、最近は日本でも販売されているようで「身代わり地蔵」と呼ばれ、ネットで話題を呼んでいます。写真左から色移り防止シートのパッケージ、使用前のシート、身代わり後の色吸収したシート写真をご覧いただければ、この「身代わり具合」の凄さに感銘を受けるはずです。「ドイツ生活、それなりにハプニングがあるなあ」と思いつつも、必ずそれに対処できるものが売られているところが、さすがドイツ!と感じてしまう今日この頃です。ドイツ人が「お掃除好き」と言われる由縁も理解できます。きっと「お掃除好き」なのではなくて「やらなければいけないもの」「ほうっておくと大変なことになるから毎日しましょう」的な感覚なのだと住んでいて感じます。ちなみに、ドイツの洗濯機はこのカルキが故障などの原因となるため、カルキ対策モードが内臓されています。ドイツで生活している筆者が驚いた事の多くには、それなりに対処法があり、日本の住まいにも活用できるアイディアがあると思います。ぜひ、お酢やクエン酸を使ったお掃除法、色移り防止シートなどを実際の生活で試してみていただければと思います。
2019年04月15日ドイツの大きなイベントの一つ、カーニバル。私の住んでいる地域周辺だとデュッセルドルフ・ケルン・マインツが代表的なカーニバルタウン。毎年11月11日の11時11分にカーニバル期間がスタートします。 デュッセルドルフの場合はこの日にホッペンディッツというマスコットのお目覚めからスタート。それから数か月経ったあと、大体毎年2・3月に集大成を迎えます。そのカーニバル期間最後の木〜火曜日の6日間はお祭り。仮装して飲んで大騒ぎ! 特にRosenmontag/薔薇の月曜日には大フィナーレとしてパレードが街を闊歩します。そのパレードが偶然、私の家の真下で準備・出発までの待機をするということだったので、せっかくなので今年は友達を呼んでみんなでわいわい上から眺めることにしました! なぜか例年いつもカーニバルの時期に空模様が悪くなるんですが、今年も残念ながらまさにでした…。嵐が迫ってる予報です。 前日の夜に決行か中止か判断しますというニュースが町中を駆け巡り、どうなるのかそわそわしていた日曜日。夜に入った情報は、2時間程遅らせてスタートしますとのこと! 月曜日の朝、身支度やら片付けやらしながらぱっと窓から下を見ると、もうちらほら車が並んでいました。 2時間遅らせてくれたことで私ものんびり来客準備。 こちらは大晦日の過ごし方のお話をした時にも登場したベルリーナー。カーニバルの必需品でもあります。 なぜこの時期にベルリーナーを食べるのかというと、「薔薇の月曜日が終わった2日後の水曜日からイースターまでの40日間絶食期間に入る」という伝統があり、肉・卵・乳製品・お酒がNGになるので、その前にこれらのものを食べ納めすることで始まった習慣だそうです。 そこまでちゃんとカーニバルを祝わないという人でもこの絶食期間にお酒を断ったり、チョコレートを断ったり、オリジナルの断食をする人も多いです。 さて、だんだん下も準備が整ってきました! 途中雨風が強まってきて心配でしたが、カーニバル団体の皆様はなんてことない様子で、さすが…。パレードの上で飲んで談笑して楽しそう! なんだかんだで雨はやみ、出発する頃にはお日様も見えるようになってきました。私がこの日のために窓に書いたペイントもきらり☆Helau!(ヘラウ!)はデュッセルドルフのカーニバルの掛け声です。 寒いですが我が家も窓を全開にして街中に繰り出すパレードたちをお見送り。この時もうすでに音楽はガンガン&パレードMCの盛り上げトークでかなりノリノリ!熱気が上がっています。 次々と出発していくパレードたち。 (右に停まっているのは出発待ち中の車、左側はパレードがどんどん前進していっています)ちなみにこのパレードの中には主にお菓子が大量に用意されていて、街中でみんなに配られます。(配るというか撒くという表現が近いかもしれませんが…。)お菓子目当てに下で待っている人たちは降ってくるお菓子を次々にキャッチ! 酔っぱらっている人も多いしみんなかなり本気なので場所によってはだいぶ強気にいかないともらえない厳しい戦いとなります...。 私は家で上からの参戦だったのでもちろんお菓子はもらえませんでしたが、ちょうどお菓子を投げ込みやすい階に住んでいる人たちは色々投げ込んでもらっていました。本当に寒かったので、私は途中暖かい場所に逃げたり休み休み。こんなのができるのも家の中ならではですね。みんなが小腹が空いたときに食べられるようにドイツ風レンズ豆のスープを作っておいたのですがこれが大正解!冷え切った体にしみる〜。 時間はすぐに過ぎてしまい、3時間程経ってあっという間にパレードがはけ、にぎやかな音楽もなくなりがらんとした道。そこに出現したのは…何台ものオレンジ色の車。そう、清掃車です。手際よく作業して何事もなかったかのように元に戻っていく道…。 切り替えが早い。ドイツらしくて笑ってしまいました。パレードを見送った後はみんなでぬくぬくテレビを見たり映画を見たり、食べて飲んで夜までまったり。これはまた来年もうちでパーティーすることになりそうです。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年03月20日今年は雪も何度か降ったり、どんよりしてたり、まだまだ寒い冬から抜け出せる日は遠いなぁと思う毎日。そんな日々に人気なのがスープ料理や煮込み料理。種類もたくさんあります。今回はドイツの定番家庭料理、私も大好きなケールの煮込みをご紹介したいと思います。ドイツ人の友人に教えてもらいながら作ってみました! ケールはドイツ語ではGrünkohl(グリューンコール)と言って、直訳すると緑キャベツ。こんな感じで袋にどさっと入って売ってます。これで1キロ分。 初めて見たときはなんだか分からず、市場でこの謎の緑の袋が大量に積み重なってる状況を異様に思ってました(笑) 材料はこんな感じ。 多少の地域差はあるかもしれませんが、定番は玉ねぎ、ジャガイモ、そして塩気の強いお肉と一緒に煮込むことが多いです。玉ねぎはドイツの小さい玉ねぎをを2つ、ジャガイモは煮崩れないタイプを3つ使用しました。 そして隠し技のオートミール。これを入れることによってよりとろみが出るそう。量は大さじ1杯程度。 作り方は簡単です。①粗みじん切りにした玉ねぎを炒めます。ここで一般的にはラードを使用しますが、無ければバターでもOK。②ケールも投入して軽く炒めたら500gの水とブイヨンを加え1時間程弱火で煮込みます。③塩コショウで味をととのえ、オートミール・さいの目に切ったジャガイモと肉類を入れて30分程再びコトコト。そして完成! 煮込み料理なので、多少大雑把でもおいしくできます。ジャガイモは別で茹でてもOKですが、今回は簡単に全部一緒に煮込む作り方でした。 体も温まるし栄養も満点で、最高です! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年02月15日レストランやオシャレな雑貨店で見かける鉄フライパン。テーブルの上でも見栄えがよさそうで素敵ですが、本格派のムードもあり、一般家庭ではまだまだ馴染みのないアイテム。でも「どんな料理に使う?」、「手入れが難しそう…」と考えてしまうビギナーこそ、じつは鉄フライパンが向いているんです!焼くスペシャリストである鉄フライパンが料理の腕を助け、いつものレシピもぐっと美味しく感じるはず。 ドイツ生まれ、『turk(ターク)』のクラシックフライパン 一枚の鉄板より打ち出された鍛造クラシックフライパン、無骨な雰囲気はここから美味しものが作り出されることを予感させます。ドイツのブランド『turk(ターク)』の鉄フライパンで、その製法は150年以上変わらず。鉄の塊を高温で加熱して鍛造し、つなぎ目のない一体型なので取っ手がとれてしまうこともありません。その丈夫な作りは「100年使えるフライパン」と言われるほど。 片手で振ったりできる軽さはありませんが、蓄熱性に富み食材の持ち味を引き出して仕上げてくれるのがクラシックフライパンの魅力。調理に気をつかい過ぎず、ただじっくり調理することでジューシーな味わいが楽しめます。シンプルな卵料理、野菜のおかずからメインディッシュのステーキ、さらにはオーブン料理も可能。 使い込むほどに増す味わい 使えば使うほどになじみ、より美味しく調理できフライパンの風合いにもアジが出てきます。調理後はそのまま食卓に出して、テーブルウェアとしても主役級の存在感。簡単におもてなしムードが演出でき、ホームパーティーなど特別な日にも場を盛り上げてくれます。 フライパン¥14,000/turk(ザッカワークス) turkザッカワークス) photograph:kimyongduckstyling:Rina Taruyamatext:Momoko Yokomizo
2019年02月15日ドイツ社会で一緒に切磋琢磨してきた友人の1人が、寂しいことにドイツ生活に終止符を打ち日本に戻ることに。海外生活には出逢いより別れの方がたくさんある気がして、そんな時は寂しく思ってしまいます。そんな彼女、日本に帰る前に英語もちゃんと習得したい!との想いでイギリス留学を決断。いつも前に進み続けるその向上心には本当に頭が下がります。 留学がんばってねの気持ちを込めて共通の友人で何かプレゼントをしようということになりましたが何をあげようかでだいぶ悩みました。 日本への帰国も控えているからそんなにかさばるものをあげても・・ハンドクリームやお茶は確かたくさんあると言っていたし・・と色々試行錯誤した結果、勉強がはかどりそうなものがいいなと思い文房具をチェック。そこでいいもの発見。Kawecoの万年筆です。 コンパクトでおしゃれ、友人の大好きな淡いピンクもあってしかもドイツ製!てことで即決。 インクは青や黒は定番すぎるし、彼女のイメージとも違うのでブラウンをチョイス。インクのケースもレトロで可愛い〜。 ギリギリ荷物が届き、なんとか留学出発前にプレゼントすることができました。ドキドキしながらプレゼントしましたが、なんと、手帳を新調したばかりでそれに合うペンをちょうど探してたとのことでとっても喜んでくれました。私も試し書きをさせてもらいましたが軽くてとても書きやすい。デザインもシンプルでよい。 これは私も自分に購入の予感です...笑 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年01月28日明けましておめでとうございます。 年末はクリスマスでバタバタとしているドイツ、そしてみんなクリスマス休暇に入り世の中の流れがゆっくりになるドイツ。不便なことも多いですが、あぁ、年の瀬だなぁと感じます。 クリスマスで実家に帰ったり、家族とのんびりするのは終わり、大みそかはどんちゃん騒ぎ。普段は禁止されている花火も年末だけ特別に販売されます。今年の大みそか、どうする?どのパーティー行く?誰と過ごす?なんて会話が飛び交い、年明けは二日酔いなんてあるある。そうそう、不思議な習慣もあります。ベルリーナーというドーナッツがあるのですが、大晦日にそれを食べるんです。普段より種類多めで嬉しい。カーニバルの時にも登場します。普段はない、変わり種の方が好きだったり。 我が家もいろんな種類を購入して、がぶり。シャンパンをゴクリ。そうこうしているうちにカウントダウンが始まり2019!Frohes neues Jahr!日本とは8時間遅れでドイツも新年を迎えました。そこからはもう大花火大会。(みんな我慢できずもっと前からやってますが。笑) 9月に引っ越した今の家は大通り沿いで、トラムも車も通るので近くではそこまで花火上がらないかなと思っていたら大間違い!真下から目の前でドカンドカン。窓を開けていたら中に花火が入ってきそうなスリル、もくもくと上がる煙そして爆音。普段できない花火ができるとあってここぞとばかりに次から次へと 点火していきもう大爆発です。私は数分だけ楽しみ、あとはもううるさいので窓を閉めてしまいました(笑)あとはゆったり映画を観ながら余韻にひたりつつしっとりと。 次の日は前日の騒ぎからは一変、静かで、ドイツらしいグレーな空で新年の幕開け。薄暗くていまいち外に出る気にはなれませんでしたが近所の公園までお散歩することに。 道中道端には至る所に花火のゴミ・大晦日の残骸だらけ。あらあらと思いますが、これら、年末のゴミ専用のお掃除スタッフが年始に配備され、いつの間に綺麗になっているんです。このシステム、良いんだか悪いんだか。公園では、おそらくやっと静けさが戻りほっとしたであろう鳥さんたちがお出迎えしてくれました。 お散歩の後は出来ればそのあとカフェ・・といきたいところでしたが、残念ながらどこも閉店。お家でのんびりカフェタイムとしました。 今年も皆様にとって実りある年になりますように!本年もどうぞよろしくお願いいたします。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2019年01月12日今回はドイツで定番なクリスマス菓子をご紹介!クリスマススパイスという香辛料のミックスが入っているものが多いのですが、実はこちら、日本の方にウケの良くないものも多いという残念な点が…。なので今回は、食べやすいものもご紹介しますので、よければお土産などのご参考にしてくださいね。 まずは、Lebkuchen/レープクーヘン。これはかなり定番で、ドイツ人に大人気です。スパイスの風味は強め。外はチョココーティング、中にはジャムが入っているものが多いです。 こちらはMarzipankartoffel/マジパンカルトッフェル。ドイツではお菓子に入っていることも多く大人気のマジパン。クリスマスにはこういったマジパンのみの商品も多いです。見た目がお芋に似ているのでマジパンポテトと名付けられてます。日本の方にはレベルの高いものになりますが、好奇心のある方はドイツ人になりきって是非お試しを! そしてZimtsterne/ツィムトシュテルネ(左)・Dominosteine/ドミノシュタイネ(右)も定番。ツィムトシュテルネはシナモンスターという意味なのですが、その名の通りシナモンの味が強く、しっとり系のクッキーになっています。ドミノシュタイネはプラリネのような見た目の中にゼリーや、上述したレープクーヘン・マジパンなどが入っています。 次からは比較的くせの少ないものを。クリスマスのクッキーといえば、こちらのSpekulatius/シュペクラツィウス。パン屋さんでも売っていることがあります。家庭で作る人も多いです。香辛料の苦手な方は、香辛料なしのButterspekulatiusもおいしいので、是非。 以下は、Kokosmakronen/ココスマクローネン(左下)・Nussecke/ヌスエッケ(左上)・Kipferl/キプフェル(右下)・Spritzgebäck/シュプリッツゲベック(右上)。いずれもクッキー系で、どれもくせがなくて食べやすい、私もお気に入りのお勧め品。ココスマクローネンはココナッツベースのクッキー、ヌスエッケはナッツベースのしっとり系お菓子です。 こちらはもう日本でも最近はよく見かけますね。シュトレン。こちらもマジパン入りも売っていて、私も最近はマジパンが入ってる方がおいしいななんて思うように。ドイツ人化してます(笑) 。シュトレンはまるまる買うと1キロくらいあって結構ボリューミーなので、私はミニシュトレンや、半分で売ってるものを買うことが多いです。 そうそう、豆知識ですが日本で大人気のバウムクーヘンは、ドイツでは一部のお菓子屋さんを除きクリスマスの時期にしか登場しません。なので、バウムクーヘンを知らないドイツ人も多いんです…。 クリスマス時期にドイツにいる皆さん、バウムクーヘンをお土産に買うなら今です! くせのあるものが多いドイツのクリスマス菓子ですが、食べると一気にクリスマスムードに浸れます。食べたことのないものがあれば、是非何か試してみてくださいね♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年12月25日ドイツを中心にヨーロッパ各地で開催されている伝統的なお祭り・クリスマスマーケット。大きなクリスマスツリーが点灯し、賑やかにデコレーションされた雑貨店や屋台が軒を連ね、クリスマスの訪れをお祝いします。イルミネーションが輝き、ロマンチックムード溢れるマーケットで飲むグリューワインのおいしさは格別!いつもお世話になっている人へのちょっとした贈り物や、普段頑張っている自分へのささやかなプレゼントをクリスマスマーケットで選ぶのも、愛おしい時間に。今回は日比谷公園と横浜・赤レンガ倉庫で開催している2箇所をご紹介します。開催は12月25日まで。この週末に、出かけてみませんか? 【日比谷公園】東京クリスマスマーケット2018 日比谷公園で12月14日から開催中の東京クリスマスマーケット2018。開催時間が11時〜22時(L.O.21時半)なので、ランチを兼ねてお昼からゆっくりと会場を回るのも良し、日が暮れてからホットワインをたしなむのも良しと、1日の中でいつ行っても楽しめるクリスマスマーケットです! クリスマスムードいっぱいの会場! 会場にはフラワーアーティストによる手作りクリスマスリースの展示も。北欧、フランス、ドイツなど国によってリースのデザインが異なるようです。たしかによく見ると、傾向が違うような気がします。どれも可愛くて素敵!気に入ったリースには投票もできるので、ぜひ。 東京クリスマスマーケットのシンボルになっている「クリスマスピラミッド」(写真内右)は、クリスマス・オーナメントの本場、ドイツ・ザイフェン村からやってきた高さ14mもある機械仕掛けの塔。ザイフェン村は、別名「おもちゃの村」としても有名で、クリスマスシーズンが一番賑わうのだそう。村のあちこちにおもちゃが点在しているとってもかわいい村だとか。行ってみたくなりますね。 クリスマスピラミッドに付いているロゴは、ザイフェン村のあるエルツ地方のおもちゃ工房のもの。ロゴまでがファンシー!よく見るとこんなところにも…小さなクリスマス発見! 会場にあるツリーにはサンタクロースの手伝いをする北欧の妖精トントゥらしき姿も。どこにいるかぜひ探してみてください。 キリスト生誕の瞬間を模したジオラマ・クリッペ。中世壁画の雰囲気があるフォトジェニックなスポットなのに夜はライトアップされないため、明るいうちに立ち寄った方はぜひお写真に納めましょう。 「ヒュッテ」と呼ばれる各小屋の屋根にも注目!雪だるまやサンタクロースなどクリスマスモチーフの装飾がちりばめられていて、夜になればライトアップされて、とっても幻想的。見ているだけで心が和みます。 見ているだけでワクワクの本場・ドイツの木工雑貨会場には、本場・ドイツからやって来た木工雑貨が大集合。クリスマスのオーナメントは見ているだけでもワクワクしてきます!オーナメントは、ツリーがなければアクセサリースタンドにかけてもOK。ドアノブや玄関に吊り下げるだけでもかわいいインテリアになります。 ショーウィンドウを眺めているだけでも楽しくて飽きない! ドイツ製のキャンドルホルダー。絵柄の種類が豊富でどれにしようか迷います。気になったものは実際に明かりを灯してみてくれるので、雰囲気がわかりやすいですよ。 キャンドルホルダーは中にアロマキャンドルを入れたり、ホルダーをひっくり返せば、電気笠としても使えます。明かりを灯したとき、黄色や赤が強ければほっこり、青や緑が多ければしっとり。夜が来るのが楽しくなるように、お気に入りを見つけてください。 ホットドリンク片手に楽しむマーケットホットドリンクやドイツビールを片手にマーケットを歩いてみましょう。東京クリスマスマーケットでは、1杯目に「マグカップ(購入)とホットドリンクのセット」もしくは「ビールグラス(デポジット)とビールのセット」を購入するスタイル。カップかグラスを持っていれば、2杯目からは空のマグカップに好きなドリンクを注いでくれます。(ドリンク代はかかります) マグカップはその年限定のオリジナルデザインなので、毎年集めたくなりますね!1杯目には「エッグ・ノック」を注文。牛乳と卵を使ったカスタードベースのとろりと甘い冬のドリンクです。 北米では寒い季節によく飲まれるそうです。ハリーポッターの中でも登場したので、知っている人も多いのでは?味はミルクセーキに似ています。甘くておいしい! おやつには、ハンガリーの伝統的な焼き菓子の「クルトシュ」を。外はカリッとしていて、中はもちもちの不思議なスイーツ。くるくると巻いて焼き上げるので、渦巻き状になっています。沖縄の国際通りにお店がある「クルトシュ カラーチ」がこの時期限定出店。 プレーン、シナモン、ココナッツ、キャラメル、ココアの5種類の中から選べます。写真はシナモン。その場で焼いてくれるので熱々の出来立てをいただけます!これだけでも結構な食べ応えがありました。 暖かいテントでショーを見ながら一休み 会場にはステージのある大型テントの設置も。バンド演奏や弾き語りなど日替わりのステージがあるので、タイミングが合えば音楽を聴きながら、ゆっくりと休憩するのもいいですよ。冷たいビールも暖かいテントの中ならついつい飲むペースが上がっちゃうかも。 お腹が空いたらしっかりと食事もとれます。ドイツビールとソーセージの定番の組み合わせはもちろん、クリスマスマーケット限定のメニューもチェックしてみてください!最近パンに目がない私は、ふわふわブリオッシュの中に濃厚なビーフシチューが入った「シチューパン グラーシュ」をいただきました。直径10cm、高さ15cmというボリュームたっぷりの食事系パン。 シチューに合わせて、ドリンクは「国産木苺の自家製グリューワイン」をチョイス。グリューワインも各ヒュッテでメニューが違うので、会場に着いたらまずはマップを入手しましょう。アルコールが苦手な人やたくさん飲めない人も、ノンアルコールのワインメニューがあるので安心ですよ。 昼から夜までゆっくりと楽しめる東京クリスマスマーケット。おすすめは、夕方の少し明るい時間帯から出かけて、ワインやビールを飲みながらのんびりと雑貨を見て回り、暗くなってからはヒュッテのイルミネーションを堪能するコースです。ステージの時間帯に合わせて出かけるのもアリですね! 東京クリスマスマーケット2018開催日程:〜12/25まで(全日11:00〜22:00 L.O.は21:30)場所:日比谷公園 噴水広場※雨天時開催、荒天は中止の場合も有。【横浜 赤レンガ倉庫】クリスマスマーケット横浜の赤レンガ倉庫で開催しているクリスマスマーケットは、ドイツの古都・アーヘンのマーケットをイメージ。今年で開催9回目となる人気会場です。アーヘンのクリスマスマーケットは、伝統の焼き菓子「プリンテン」がモチーフになっているそう。そこで横浜会場のエントランスでも、巨大プリンテンが出迎えてくれます。 ロマンチックムード全開の赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット。プリンテンのアーチを前にアツアツな雰囲気…!異国情緒たっぷりです。 クリスマスツリーに願いをかける エントランスのプリンテンアーチをくぐると、奥には立派なクリスマスツリーがお目見え。ツリーに続く道々にはクリスマスフードのヒュッテが並びます。 近くに寄るとその大きさに圧倒!ぜひライトアップして幻想的な夜に見て欲しい光景。「永遠に枯れない命」を意味するクリスマスツリー。眺めていると、どことなく厳かな気持ちになります。 赤レンガ倉庫のヒュッテもバリエーション豊か。サンタクロースやトナカイのモチーフ以外にも三賢者とマリア様など、聖夜にまつわるシーンを見つける楽しさもありますね。 大切な人にプレゼントしたくなるクリスマス雑貨 ドイツ雑貨が並ぶ中、ひときわ目立つマトリョーシカのヒュッテ。台いっぱいにところ狭しと並んでいて、賑やかで鮮やか!ツリーやサンタクロースなど、中にはクリスマスにちなんだ珍しいモチーフのマトリョーシカも。手作りなので、顔が一つひとつ違う一点モノ。どの子にしようか迷います。 マトリョーシカはロシアの縁起物。お守りなのだそう。幸せな願いを込めたマトリョーシカを、クリスマスプレゼントに送るのも素敵ですね。 会場限定オリジナルマグはクリスマスブーツ型 横浜・赤レンガ倉庫のオリジナルマグはピンクのクリスマスブーツ型。限定マグカップで飲むと、クリスマスムードも倍増です。アップルグリューワインにホイップとシナモンを追加して、甘さが体に染み渡るとびきりの冬のホットドリンクに。寒ければ寒いほど、幸せが募ります。 ホットワインやドイツビールに相性抜群のオリジナルソーセージ。付け合わせのザワークラウトのすっぱさもクセになる、最強の組み合わせです。一品でも満足感があるので、いろいろなフードを楽しみたい人は友達やカップルで行って、みんなでシェアを!クリスマスマーケットを堪能した後は、赤レンガ倉庫で買い物も楽しめて一石二鳥。 クリスマスマーケットin横浜赤レンガ倉庫開催日程:〜12/25まで(11:00~21:00 L.O.は21:30)場所:横浜赤レンガ倉庫※荒天時は休業の場合有※イルミネーションのライトアップは16:00~営業終了まで(ツリーのみ23:00まで)※物販ブースの営業時間は11:00〜21:00まで一年中クリスマスのお店・Christmas Toys 横浜の赤レンガ倉庫に行くなら、少し足を伸ばして欲しいのが元町・中華街駅が最寄りの「Christmas Toys」。ここは、クリスマスが大好きなオーナーがつくった”一年中クリスマス”のお店です。隣にある「ブリキのおもちゃ博物館」と双子の洋館につくられたこのお店、店構えからクリスマスの楽しげなムードが溢れています! どこからともなくサンタクロース大集合! 敷地内に、一体何人いるのかわからないほどたくさんのサンタクロースが!滞在中にも、お店のスタッフさんがどこからともなくサンタクロースを抱きかかえてやってきます…。 反射して写らなかったのですが、ワゴン車の中にも複数のサンタクロースが乗り合わせています。まだお店の中に入っていないのに、店先だけでもかなりの人数のサンタに出会えます。 クリスマス好きにはたまらない!テンションが上がる店内 お店の中に入ると思わず「わー!」と声が出てしまうほど、クリスマス一色!まるでヨーロッパの雑貨屋さんへ来たかのような錯覚に陥るかも。どこを見ても、クリスマスが溢れていてテンションが上がりっぱなしに。 クリスマス雑貨はシーズン以外でも入れ替わりがあり、新しい商品が入荷してくるそう。夏場はバリエーションが若干少なくなるとのことですが、その時期にしか手に入らないものや、人気があって売り切れてしまうアイテムも多くあるので、気になる人は要チェックです! ブリキのおもちゃ博物館にも立ち寄って! 「Christmas Toys」に来たら隣の「ブリキのおもちゃ博物館」にもぜひ立ち寄ってみてください。この博物館には、1890年代から1960年代にかけて主に日本で製造された玩具、約3,000点が常設展示されています。どこか懐かしく感じる玩具からTVドラマで使われた小道具まで、オーナーの貴重なコレクションは見応えたぷり。 どこかで見たことのあるブリキロボットも。ブリキの質感が、懐かしくてなんとも味わい深い。博物館で玩具を見た後は、入口のショップでついつい買い物しちゃいます。 アイドル犬・ロビーに会おう! 博物館のアイドル・ロビーくんは、地元でもちょっと有名な看板犬。ロビーくんへ会いに、お客さんがリピートして来店するほど。その大きさに、初めて会う人はきっとビックリするかと思いますが、とっても大人しくて賢いから、一目会えばロビーの虜になってしまいますよ! 大抵は看板犬としてお店にいるそうですが、タイミングによっては外出していることも。訪問した日、実はシャンプーをしにお出かけ中でした。たまたまタイミング良く、ふわふわになって帰って来たロビーくんと遭遇!会えてよかった! Christmas Toys / ブリキのおもちゃ博物館(TOYS CLUB)所在地横浜市中区山手町239営業時間9:30~18:00 (土・日・祝日は~19時) いくつになってもやっぱりワクワクしてしまうクリスマスシーズン。クリスマスマーケットで存分に楽しみましょう!
2018年12月22日redfries(レッドフライズ)はドイツ人のグラフィックデザイナー男女2人によるペーパープロダクトブランド。キャッチーでコミカルなイラストが魅力で、ドイツのデザイン賞に連続ノミネートされるなど、国内外で注目されています。DELFONICSでは、2018年11月より、「DELFONICS×redfries」コラボレーションアイテムを、直営店限定で販売しています。 また、DELFONICS WEBSHOP、スミス一部店舗では、コラボレーションアイテムに加え、ドイツから届いたグリーティングカードやラッピングペーパーを取り扱っています。 redfries グリーティングカード クリスマス(全5柄) 550円+税 redfries ポストカード クリスマス(全3柄) 200円+税 redfriesのチャーミングなイラストが、クリスマスのムードをさらに盛り上げてくれます。ギフトへプラスして、贈り物を色鮮やかに彩ってみてはいかがでしょうか。 ギフトに最適なアイテムをご紹介なお、今回のコラボレーションでは、DELFONICSの文房具や雑貨にredfriesのイラストをデザインし、持っていると楽しくなるような、ポップなアイテムが多数ラインナップ。 全11アイテムの中から、ホリデーシーズンの贈り物や、自分へのご褒美にも最適なアイテムをピックアップしてご紹介します。 redfries iPhoneケース 色鮮やかな遊び心溢れるイラストをあしらった、iPhoneXS用のケースです。5柄それぞれに「STATIONERY LOVER」や「HELLO!」、「STAY COOL」などのメッセージが添えられています。 redfries トートバッグコットン素材のトートバッグです。B4サイズを収納できる大判サイズで、4.5cmの薄いマチ幅があり、肩にかけてもゆったりと使えます。前面にredfriesによる色鮮やかでコミカルなモチーフをプリント。3柄それぞれ違った色味でご用意しています。 書きおろしの「ステーショナリー柄」文具セット消しゴム、鉛筆、ステープラーなどの文具モチーフに加え、DELFONICSの木軸シャープペンシルや、キトリのカードケースも描かれたステーショナリー柄。redfriesが今回のために描きおろしたデザインです。ロルバーンやペンケース、ポーチ、マスキングテープなど同じ柄でそろえて、文房具のギフトセットにするのもおすすめです。 ※アイテムの詳細、コラボレーションアイテムの一覧は、DELFONICS WEB SHOPの特集「DELFONICS×redfries」でご紹介しています。併せてご覧ください。 DELFONICS HPはこちらから
2018年12月20日週末に時間があったので、ふと思い立って“ホームタウン“ドルトムントのクリスマスマーケットに遊びに行きました。 ドルトムントは巨大なクリスマスツリーがあることで有名なのですが、本当に大きくて高さはなんと45m!たくさんのもみの木を積み上げてできるツリーなので、クリスマスツリーと言えるのかは・・・?ですが、毎年写真スポットになっています。 ちなみに、作っている最中はこんな感じ。 出来上がるとこうなります。 あ、そうそう、土日の16時と17時にはサンタさんがツリーからひょっこり出て、トランペットでクリスマスソングを奏でてくれます。↑の写真にもちいさ〜く写っています。数字の8の横です(笑) さて、着いてまずは軽く腹ごしらえ。マッシュルーム炒めをいただき、 その後は、アップルムースと一緒に食べるReibekuchen(ライべクーヘン/揚げポテトパンケーキ)も好きなので悩んだのですが、Backkartoffel(バックカトッフェル)に決定。いつも食べていたお店「Kartoffel-König」にて。 これぞお芋の国ドイツ!という感じ。オーブン焼きの大きなじゃがいもが丸々登場し、ハーブバターやサワークリームソース、チリコンカンなどから選んだトッピングを乗せてくれます。かなり大きいので数人で分けるとちょうどいいです。 今回はチーズをチョイスしました。中までずっと熱々ホクホクなので、よく混ぜるとチーズが溶けてきていい感じ。 お次は不思議の国のドイツvol.2でもお話しした、老舗のパン屋さんでのお買い物。ここのシュトレンは小さいサイズがあって、味もおいしくて、よくプレゼントにします。マジパン入りとなしとあるのですが、日本の方へのお土産は無しのものを選んでます。 お買い物も済ませ、お食事系のものもいただいたお腹に、ここいらでホットワイン・・・という流れが普通かと思いますがお酒よりコーヒーな私、せっかくなのでドルトムントの美味しいコーヒーが飲みたいなぁと思い、近くのお気に入りカフェへ。 自家焙煎の豆をハンドドリップで淹れてくれる、丁寧なコーヒー。冷えた体に染みます。これ、コーヒーなの?というほどのフルーティーな風味で、今まで飲んだことがない味わいでした。小さいけど、暖かいカフェの雰囲気に癒やされます・・・。 マーケットにずっといるのも楽しいですが、こんな過ごし方も好きです。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年12月15日女優の中谷美紀(42)が27日、公式サイトを通じて、ドイツ出身のヴィオラ奏者ティロ・フェヒナー氏との結婚を報告した。中谷は「突然ですが、このたび結婚の運びとなりましたこと、ご報告させていただきます」と報告。お相手について「ドイツ出身の音楽家ティロ・フェヒナーさんで、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、そしてウィーンフィルハーモニー管弦楽団、さらには管弦楽アンサンブルPHILHARMONIXにて、ヴァイオリンより少しだけ大きく、チェロよりはずいぶんと小ぶりなヴィオラという楽器を奏でています」と紹介した。続けて、「日本とオーストリア、異なる国で暮らす私たちは、話せば長くなるような不思議な偶然が重なって、2016年の秋に出逢い、信頼関係を育んで参りました。共に山歩きをする時などは、常にこちらのペース配分に配慮し、自らの楽しみや利益よりも、人の幸せを優先する彼の人柄に惹かれました」と馴れ初めを説明。「ヴァイオリンをはじめとする様々な楽器の音に真摯に耳を傾け、自らの音を主張するのではなく、調和を大切にして来たヴィオラ奏者だからこそ、私のような自由を愛する人間をも手なずけることができるのでしょう」とつづった。そして、今後について「これより拠点はオーストリアになりますが、語るべき物語を携えた誰かを演じる日々と、何者でもない自分に戻る日の緩急をつけて、これまで通り大切にお仕事をさせていただきますので、変わらぬご愛顧をいただけましたら大変ありがたく存じます」と伝え、さらに、「オーストラリアへ送ることのできる荷物には限りがあり、お礼のご挨拶に馳せ参じることも叶いませぬゆえ、お祝いなどのお心遣いは謹んでご遠慮申し上げます。最後になりますが、皆様のますますのご健勝を心よりお祈りいたしております」と呼びかけた。
2018年11月27日ドイツでは、クリスマスから数えて4つ前の日曜日を"第一アドベント"と言います。そしてクリスマス直前の日曜日の「第四アドベント」まで、"アドベントクランツ(Adventkranz)"というクリスマスリースのキャンドルに毎週1つずつ火を灯していく…という習慣があります。 そしてお花屋さんはお店オリジナルのクランツをたくさん制作し、第一アドベントに向けて販売するのでこの時期大繁忙期!様々なデザイン・色味・アレンジで、リースとキャンドルで作り出す世界を魅せてくれます。販売展示会をするお花屋さんも多く、先日フローリストの友人のお店でも展示会が開催されるとのことでご招待頂いたので、遊びに行ってきました!こちらのお花屋さん、家具屋?雑貨屋?というほど普段からおしゃれな雰囲気で広いので、展示も大規模。外観から素敵でした。 入店してすぐ、ポップコーンを配っていて早速いただき お店の中を散策。 色・スタイル別にコーナーが分かれていて、見て回っているだけでも楽しい!クリスマス菓子やホットワインもあり、クリスマスソングも流れていたのでるんるん気分。クランツだけでなく、オーナメントや花瓶などの雑貨も多数あります。 私もお家に飾る様にオーナメントをゲット。黒のオーナメントボールは意外と見かけないので大小両方購入しました。どんなデコレーションにしようか今からわくわくです♪ 老舗のお花屋さんで、毎年この展示会を楽しみにしてる人も多いので、店内は大賑わい。聞くと、開店前から待っていたお客様も結構いらしたとのこと。 お花屋さんのクランツは持って帰るのが大変!という場合は雑貨屋さんでもクランツやキャンドル飾りを作るキットなどがたくさん売られてますので、是非オリジナルデコレーションを作ってドイツ風にクリスマスまでの日々を楽しんでみてくださいね♪ Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月26日今年は本当に珍しくお天気が良かったドイツの夏。いよいよこの暖かさも終わりかな、、というタイミングで、素敵カフェで最後の夏日を堪能してきました。中庭に向かう途中の通路を通ると、なんだか違う空間に来たような感覚に。 隠れ家のような中庭に加えここはフランス風のかわいいケーキがたくさんあるので、それだけでも気分が上がるんです。静かで、普段見ないケーキに出会えるこのカフェは、日常から離れさせてくれる私の特別カフェ。薔薇のマカロンケーキをチョイスしてみました。 可愛くて食べるのがもったいない〜私、マカロンが好きなんですが、ドイツではほぼ出会うことがないんです。なのでこのケーキを見つけた瞬間、即決でこちらを注文(笑)バラの味は好き嫌いが分かれますがおいしく頂けました。素敵空間に加え可愛くておいしいものを堪能できるなんて幸せ。 そしてこのあと本当に寒くなってしまい、いよいよ冬の到来を感じています…。またゆったり中庭でお茶できるのはいつになるかなぁ。 Pure FreudeHohe Str. 19, 40213 Düsseldorf Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月11日コンスタンツという街に住む友人を訪ねつつ、チューリッヒへ。 コンスタンツはスイスとの国境付近にあるので電車でチューリッヒまでは電車で1本。 通貨は違うけどユーロが使えて、方言はすごいけどドイツ語が通じるこの国はあまり外国に来た感じはしませんが、そんな中でもドイツと違うと思うことも。 横断歩道が黄色なのにはビックリ。 今回の旅の目的は、日本の水墨画の展示『長澤蘆雪展』を見に行くこと。 チューリッヒの駅に着き、そこから路面電車でトコトコ。 電車を降りると早速ポスターがずらり。 矢印の方向へ。冒険みたい。ミュージアムは結構高台にあり、上まで少し歩きました。 こちらがリートベルク美術館。ガラス張りの外観によく見ると三角形の模様がびっしりとデザインされていてかっこいい。 入場券が特徴的でした。ドイツだと腕に巻くタイプが多いのですがこちらはクリップ式。さすがスイスはおしゃれ〜と思ってしまうのは外から来てるからでしょうか(笑) 展示エリアに行くまでの階段も木でできていて素敵。 中は撮影NGだったので写真はここまで。展示内容はそれは素晴らしく、和歌山県は無量寺にある実際のふすまを柱・部屋の位置から全てオリジナルに忠実に再現して展示してあったのは圧巻でした。何よりこんな遠い異国の地で日本の歴史ある作品が展示されているのは日本人として嬉しくなってしまいますね。中は解説ツアーもあり終始大盛況。人が絶えることはありませんでした。 展示を見終わったあとはミュージアム前の庭園をお散歩。芸術で満たされた心にチューリッヒの街並みを見て、私の想像力も豊かになったかなぁ、なんて…。 また行きたいな。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月02日ドイツは秋に新種のワインが出現します。その名も“フェーダーヴァイサー“! このワインはなんと発酵途中なんです。ワインにするには品質が足らないブドウや、早く熟したブドウがフェーダーヴァイサーとして製造され出荷されます。ビンの中で発酵していくので、その時に発生する二酸化炭素を逃がすためにもビンは完全に閉めずに売られます。つまり横にしてしまうとこぼれてしまうのでフタには「立てて保管してください」との文字。 発酵がまだ進んでおらず開けたばかりの時はまだブドウ汁の中の糖分がアルコールに変わっていないので甘くてフルーティーなジュース感覚で楽しめます。初めアルコール度数は4%くらいなので、お酒が飲めない方、是非!発酵をすすめてもう少しお酒っぽく楽しみたければ、常温で置いておくと発酵がより進みます。お好みでどうぞ。 発酵度合いによりいろんな味が楽しめますが、1週間以内では飲み切ることをお勧めします。出荷時期は、9月中旬から11月中旬まで。残念ながらお土産にはしづらいと思いますが、レストランや、スーパーでチェックしてみてください! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年10月18日今回はドイツの意外なグルメをご紹介します。 それは…生のひき肉!味付けがされていて、生で食べられるひき肉です。Mett(メット)といいます。ハムやサラミが売っているコーナーにありますが、お肉屋さんのカウンターで新鮮なものを是非!そのままパンに乗せて頂きます。 写真のように小分けにしっかり包装されているものと、通常のひき肉と同じように売られてるのとお店によって違いがありますが、小分けになっていないメットはその日のうちに売り切らなければならないという決まりがあるそう。 日持ちもしないし、そんなに大量に食べないので、これくらいが私にはちょうどいいです。見た目もちょっとコロコロしてて可愛い(笑)。開けると、ひき肉そのもの。 メットを乗せるパンは、バゲットだったり、ドイツではおなじみのミニパン、Brötchen(ブロートヒェン)だったり様々。ちなみにブロートヒェンもたっくさん種類があるのですがそれはまた別の機会に...今回はゴマとケシの実のものを。このパンを上下二つにナイフでザクっと切り分け、断面に色々のせて食べるのがドイツ流。ドイツに来たばかりのころ、このパンのカットがうまいことできず何度ドイツ人に笑われたことか。 お陰様で今では完璧です。笑 スタンダードな食べ方は、生の玉ねぎと塩コショウと共に。そしてそのままパクっと豪快に! ちなみに、ドイツ在住の日本人の間ではわさびやごま油などかけてご飯のおかずにするのもブーム。なかなかいけるんです。パン屋さんでも、パンにのせた状態で売ってることもあるので初めての場合はそちらの方がお試ししやすいかもしれません。ちょっと最初は戸惑うとは思いますが、是非チャレンジしてみてくださいね! Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年09月25日ちょっと足を伸ばして、オランダへお邪魔。 ドイツ国境近くEnschede(エンスヘーデ)というオランダの街に電車で行ってきました。 ドルトムントから直通の電車が出ているので、乗り換えなしでピュンっと行ける外国。電車で行くことができるし、ドイツ語ができる人はいるしで、外国に来た感じはあまりないのですが、道端で知らない言葉が聞こえてきたり建物の作りや習慣がドイツとは違うところもあり、やっぱり違う国にいるんだなと感じます。 旅先でも、カフェタイムは必須! カフェ好きの私。旅先でのカフェタイムは必須です。事前に少し調べていったのですが、街を歩いていると賑わっているところを発見したのでそこに入ることに。インターネットの情報より、実際目で見ていい感じがしたところにふらっと入る方がワクワクして好きです。今回は80年代の音楽が流れるカフェ。 ドイツではなかなか見かけないバタークリームのケーキを注文してみました。かなりどっしり系ですが、美味しい! そしてふとカフェの中を見渡すと一角に不思議な自動販売機を発見!中にはマッチ箱ほどのサイズの箱たちが積み重なってます。なんと4ユーロで芸術品が買えるそう。 気になるので早速コインを投入。箱はこんな感じ。 どきどき。 開けると出てきたのは… ドングリでした(笑)陶器を使ったモチーフを作るアーティストさんの作品だそうです。可愛い。こんな風に小さい作品が箱に入って売られてるんですね〜。アートと偶然の掛け合わせで、ゲーム感覚で様々なアート及びアーティストに出会える仕組み。こういう風になっていると芸術がより身近に感じられますね。 来たことがある街でしたが、また発見があって楽しいショートトリップとなりました。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年09月13日