恒例の特集「ポーランド映画祭」が今年も開催されている。8回目を迎える本年度は、映画作家のイエジ―・スコリモフスキが監修を担当。ポーランドの最新作から歴史に残る名作、レア作まで幅広い作品が揃う。映画ファンにとってポーランドは、アンジェイ・ワイダやクシシュトフ・キェシロフスキを輩出したなじみの深い国で、近年も『イーダ』や『COLD WAR あの歌、2つの心』など良質な作品が多く製作されている。2019年はポーランドと日本の国交樹立100周年、ポーランド民主化30周年にあたるアニバーサリー・イヤー。これまで以上に充実した作品群が映画祭に集まった。巨匠アンジェイ・ワイダの特集では名作『灰とダイヤモンド』、『死の教室』、そして彼が創設した映画学校の生徒による短編作品を上映。2017年に翻訳が出版され話題を呼んだボレスワフ・プルスの小説を映画化した1968年製作の『人形』、ワイダがドストエフスキーの『白痴』を原作に坂東玉三郎を主演に迎えて描く『ナスターシャ』、ロマン・ポランスキー監督がポーランド時代に手がけた短編集など、映画ファン垂涎のプログラムが並ぶ。さらに最新のポーランドも数多く紹介され、本映画祭でジャパンプレミアを迎える。飛行機に乗り合わせた様々な人々の姿を描いた『パニック・アタック』をはじめ、映画祭の監修者スコリモフスキが俳優として出演する『ユリウシュ』、知られざる史実に迫るドキュメンタリー『パラグアイへのパスポートポーランド外交における秘話』などが続々と上映される。会期中には上映だけでなく監督によるトークや、ゲストを招いた上映後解説も予定されており、長年に渡って映画ファンを魅了し続けてきたポーランド映画をさらに深く、多角的に楽しめる内容になっている。ポーランド映画祭201911月23日(土)まで東京都写真美術館ホールで開催中
2019年11月14日『戦場のピアニスト』などで知られる巨匠ロマン・ポランスキーの、『ローズマリーの赤ちゃん』と並ぶ初期の代表作『吸血鬼』。1967年に公開されたこのホラー喜劇映画をもとにポランスキー自らが演出を手がけ、1997年にウィーンで舞台化されたのが、ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』だ。その日本版が初めて上演されたのは2006年のこと。初演時から吸血鬼・クロロック伯爵を演じて当り役となっている山口祐一郎が今回も続投し、11月5日、東京・帝国劇場で4年ぶり5度目となる日本版の幕が開いた。舞台はルーマニア中部の、山脈に囲まれたトランシルヴァニア。ヴァンパイア研究に没頭しているアブロンシウス教授(石川禅)と助手のアルフレート(相葉裕樹、東啓介のWキャスト)は、雪深い山に迷いこむ。たどり着いた宿屋で「ガーリック、ガーリック」と歌う村人たちの様子に、ヴァンパイアの存在を確信する教授。一方のアルフレートは、お風呂が大好きな宿屋の娘サラ(神田沙也加、桜井玲香のWキャスト)に恋をしてしまう。だが彼女は、お城に住むクロロック伯爵(山口)の舞踏会に憧れ、深夜に現れた伯爵と共に姿を消してしまい……。脚本・歌詞は『エリザベート』『モーツァルト!』で日本でもファンの多いミヒャエル・クンツェ、音楽は映画『ストリート・オブ・ファイヤー』のテーマ曲を手がけたジム・スタインマン、演出は山田和也が担当。ウィーン発のミュージカルらしい美しくドラマチックなメロディが印象的だが、本作はその旋律と共に繰り広げられる、あまりに人間くさい人間模様が大きな魅力。“理性”を第一義として、ありえない状況でも調査と研究に没頭するアブロンシウス教授、そんな教授の弟子を任じながらも、サラに夢中になってしまう若きアルフレート。そして、しがない村娘ながら非現実的な恋に憧れるサラ。ストーリーは当然、人間対ヴァンパイアの対立を軸に進むのだが、欲望に翻弄される人間たちを笑っているうちに、ふと自分の姿を見ているような気持ちになるのは本作ならでは。つい、人間たちの狂乱を見透かしているかのように端然とたたずむクロロック伯爵に、すべてを委ねたくなったりして……!?その先は、ぜひ劇場で。11月27日(水)まで帝国劇場、12月15日(日)から21(土)まで愛知・御園座、1月1日(水)から7日(火)まで福岡・博多座、1月13日(月・祝)から20日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。文:佐藤さくら
2019年11月06日ロマン・ポランスキー監督映画『吸血鬼』をもとに、『エリザベート』の脚本家であるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を手掛けたミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が11月5日(火)、東京・帝国劇場で開幕する。初日を目前にした4日、主演の山口祐一郎をはじめ、出演者である神田沙也加、桜井玲香、相葉裕樹、東啓介、石川禅が会見で意気込みを語った。チケット情報はこちら物語はヴァンパイアの故郷・トランシルヴァニアを舞台に、欲望のままに生きるヴァンパイアのクロロック伯爵と、吸血鬼研究の権威・アブロンシウス教授の対決が描かれるのだが、個性豊かなキャラクターが観客の爆笑を誘っていく。だがコミカルな展開の中に時折、人生の深淵をのぞき込むようなセリフが鋭く差し込まれる哲学的な面もあり、一筋縄ではいかない中毒性を持つミュージカルだ。今回は4年ぶり5度目の上演。舞台セットが一新され、新鮮な『ダンス オブ ヴァンパイア』になっている。2006年の日本初演より主役のクロロック伯爵役を務めているのがミュージカル界の帝王・山口祐一郎。唯一無二の存在感と深みのある歌声が“ヴァンパイアの伯爵”という非現実的な存在にぴったり、もはや日本版のクロロックはこの人しか考えられないという当たり役になっている。その山口は「ずっと皆さんに愛され、楽しんでいただいている作品ですが、今回のメンバーは今まで以上にエネルギッシュ。とってもチャーミングな作品になっていると思う」とアピール。敵役を務める石川は「島村抱月さんの言葉に『二元の道』というものがある。芸術性と大衆性を持ち合わせている作品は名作になる……というような意味ですが、この『ダンス オブ ヴァンパイア』はその芸術性と大衆性をしっかり持ち合わせた名作」と話した。ヒロインのサラ、教授の助手アルフレートはそれぞれ神田と桜井、相葉と東のダブルキャスト。神田は2015-16年公演に続き2度目の出演で、ほかの3人は初出演だ。欲望のままに生きるヴァンパイアにちなみ「やめられない欲望」を聞かれ、それぞれ「チョコレート。朝起きて水分より先にチョコレートを口にするほど。元気が出ます」(神田)、「食べること。稽古で帰るのが遅くなって“今日は食べるのはやめよう”と思っても気づいたら家でひとりで鍋を始めていたりします」(桜井)、「やめようとも思っていないのですが(笑)、ペットと戯れること」(相葉)、「プライベートのカラオケ含め、歌を歌うことはやめられない」(東)と作品のキャラクター同様、個性豊かに答えていた。11月27日(水)まで帝国劇場にて。チケットぴあでは11月7日(木)18:30、19日(火)13:30に半館貸切を実施。公演はその後愛知、福岡、大阪でも上演される。
2019年11月05日鬼才クエンティン・タランティーノ監督の9作目となる長編監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(公開中)。これまで実現することのなかった豪華二大スターを迎え、古き良き時代だったハリウッド黄金時代の光と影を映し出している。脚本制作に5年を費やし、徹底的なリサーチの下に再現された60年代・ハリウッドの文化や街並みは圧巻!衝撃的な事件が起こった1969年を舞台に本作で描かれるのは、ロサンゼルスに住む主人公2人が織り成すノスタルジックでマジカルな夢物語だ。ヒッピー文化の頂点を迎えた60年代アメリカの息吹1960年代、ベトナム戦争真っ只中のアメリカでは、キング牧師やマルコム・X率いるアフリカ系アメリカ人らを中心とした公民権運動が盛んに行われ、男女の賃金格差や貧困、人権問題など、様々な社会的矛盾への抗議によって国内は分裂の危機に瀕していた。その一方で、若者を中心に新たなる価値観を求めるカウンターカルチャーが隆盛に。ロックンロールやアメリカン・ニューシネマが大人気となり、ドラッグ&フリーセックスや男性の長髪&ひげなど、独特のファッションセンスと思想を持つムーブメント=ヒッピー文化が頂点を迎えた時代だったのだ。ハリウッドを震撼させた「シャロン・テート事件」とは?そんなヒッピー文化最盛期の1969年8月9日。当時『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)で時代の寵児となっていたロマン・ポランスキー監督の妻で女優のシャロン・テートと友人らが、カルト集団「マンソン・ファミリー」のメンバーによって惨殺される事件が起こる。自分流に「聖書」を解釈し、自らをキリストもしくは悪魔と称したチャールズ・マンソンは、家出娘たちを集めてセックスや幻覚剤LSDなどを使って洗脳。ロサンゼルス郊外のスパーン牧場で約20人もの大所帯となるヒッピーコミューンを形成する。そして彼を信奉する3人の女性がポランスキー宅に押し入り、テートの全身を刃物で切り裂き、その血で玄関扉に“pig”と書き残して逃走。当時テートは妊娠8か月、26歳という若さだったという。「昔むかし、ハリウッドで…」タランティーノがかけた魔法このシャロン・テート事件を下敷きにした本作で、タランティーノは落ち目のテレビ俳優とそのスタントマンの悩ましくも夢のような日々と友情に焦点を当て、狂騒的かつ平和でもあった60年代のワンダーランドを見事に再現してみせた。タランティーノがかけた最大の魔法は、これまで共演することが一切なかったハリウッドが誇る二大スターの姿をスクリーンに同時に映し出したことだろう。レオナルド・ディカプリオ:俳優リック・ダルトンピークを過ぎたテレビ俳優リックは、映画スターへの転身を試みるもうまくいかず、精神的に不安定になっていた。いよいよ追い込まれたリックは、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することになるが…。外ではスターとして格好良くきめていても、家では必至にセリフを覚え、撮影でやらかした失敗に激しく自分を責めるリック。夢を見続けたいと願う落ち目の俳優が、自分の現在の価値を思い知らされ悔し涙を流す~そんな悲しくも滑稽な姿を、ディカプリオは切なさとともに魅力的に演じている。悪役として参加した西部劇でみせた彼の渾身の演技は必見! 目頭が熱くなること請け合いだ。ブラッド・ピット:スタントマンのクリフ・ブースまたリックのスタントマンを務めるクリフは、雇われのお世話係でもあり、車の運転やテレビアンテナの修理など細々とした用事も全て行っている。リックと同じくジリ貧ながらも、マイペースにリックを支える日々だ。仕事以上の深い関係で結ばれる2人だが、その関係にも変化のときが…?妻を殺したとうわさされるクリフ。暴言を吐く妻の姿がフラッシュバックされたり、ブルース・リーと“人殺し”について会話したりするシーンはあるものの、その過去は謎に包まれている。リックに変わり危険なスタントをこなすクリフ役を演じたブラッド・ピットは、55歳とは思えない軽やかなフットワークと鍛え上げられた肉体を披露。余裕たっぷりのアクションシーンにもキュンキュンさせられる。さりげないタイミングで登場するサービス・ショットもお楽しみに!リックの隣人、ロマン・ポランスキー監督&シャロン・テートまた坂の上の豪華な住宅エリアに暮らすリックの隣人は、ハリウッドで最も勢いがあるロマン・ポランスキー監督と女優のシャロン・テートだ。2人はつい最近引っ越してきたばかりで、リック&クリフとは対照的に、華やかなハリウッドを謳歌している。物語はリックとクリフを追う一方で、将来に期待がかかる若手女優であるテートがパーティーに興じたり、自分が出演する映画を観るため映画館を訪れたりと、ハリウッドを満喫する姿も映し出す。扮するマーゴット・ロビーはきらびやかで夢あふれるテートを体現するが、その姿には常に不穏な空気がつきまとう。そして本作が“タランティーノ作品”であることに気づいた観客は、そっと息を詰めて最後まで見届ける決意をさせられるのだ。そして1969年8月9日、映画史を塗り替える事件が起きる。シャロン・テート事件からちょうど50年の節目に、映画を心から愛する監督が渾身の想いでつむぐ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。上映時間2時間41分、タランティーノの映画愛とノスタルジックな魔法に、どっぷりと浸ってみてはいかが?(text:足立美由紀)(text:Miyuki Adachi)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2019年09月02日「味わう、見る、香る、聴く、触る」五感のすべてで体感する日本初のメロン専門店特注の「メロン・タイル」が特徴的な店内は爽やかな雰囲気年間のメロン収穫量10,400t(全国4位)を誇る青森県。その約7割を生産するつがる市が、メロンをテーマにしたアンテナショップをオープン。フルーツ、メロン離れが起こっている日本において、“メロンをもっと愛される果物にしたい“というロマンを掲げて誕生しました。特注の「メロン・タイル」がシンボルのショップは、メロンを気軽に楽しみながら、深く知ることができる空間。「味わう、見る、香る、聴く、触る」五感のすべてでメロンを体験できる、これまでにない新しい形のアンテナショップです。「味わう」- 日本と世界から集めた旬のメロンを食べ比べ国内外の旬のメロンを食べ比べ『3種のメロンテイスティング』680円(税抜)旬の生メロンを自家製の生クリームでサンド『生メロンのフルーツサンド』単品550円、2種セット1,000円(ともに税抜)赤い果肉と青い果肉の2種類のメロンを使用『赤と青のメロンパフェ』1,750円(税抜)つがる市が誇るメロン5品種を中心に、日本と世界から集めた旬のメロンのオリジナルメニューを、カフェとテイクアウトで提供します。旬の生メロンを食べ比べできる『3種のメロンテイスティング』や、大きめにカットした旬の生メロンを自家製の生クリームでサンドした『生メロンのフルーツサンド』、そして、生メロン、メロンクリーム、メロンシャーベット、メロンゼリーを色鮮やかに盛りつけた『赤と青のメロンパフェ』など、ここでしか食べられないメロンメニューが味わえます。メロン果汁のふわふわのかき氷に、メロンの泡がたっぷり『エスプーマメロンかき氷』1,200円(税抜) ※季節限定発売今の季節にちょうど良い、『エスプーマメロンかき氷』も季節限定で販売中。メロンの果汁が入った氷を削り出したふわふわかき氷の上にメロン100%果汁でつくったエスプーマがたっぷり乗っています。「見る」- つがる市が誇る5品種のイメージで作ったオリジナルカラーの万年筆インクつがる市が誇る5品種のイメージで作った万年筆インクつがる市が誇る5品種「タカミ」、「キスミー」、「ホームラン」、「アスコット」、「レノン」のイメージで作ったオリジナルカラーの万年筆インクを展示。店内で自由に試せます。「香る」- フレーバーウォーター飲み比べ“メロンフレーバーテイスティング”複数の品種を飲み比べられるメロンフレーバーウォーターは無料提供無料で飲めるメロンフレーバーウォーターを1Fに設置。「タカミ」や「レノン」といった複数の品種のフレーバーを比較できます。さらにショップ内では、大人がちょっと感動するムービー「女の子とメロン」も上映されています。「聴く」- クラシック音楽を聴かせた“ロマンを聴かせたメロン”メニューで使用するメロンには、クラシック音楽の巨匠のうちロマン派と呼ばれるショパン、シューマン、メンデルスゾーンといった作曲家の音楽を聴かせています。クラシック音楽を聴かせたフルーツは、より一層おいしくなるという説があり、そのロマンを追求しています。「触る」- メロンの網目の凹凸をコースターで表現した“メロンを感じるコースター”各品種のメロンの網目の凹凸を再現したコースターメロンの網目の凹凸をコースターで表現した「メロンを感じるコースター」は、各品種を再現。触って楽しい、学べるコースターです。味わうことはもちろんのこと、見る、香る、聴く、触る、の五感すべてでメロンを体験できる【果房 メロンとロマン】。知的好奇心も刺激する、これまでにないメロンの体験型ショップで、メロンの奥深さに触れてみてください。果房 メロンとロマン【エリア】飯田橋/神楽坂【ジャンル】スイーツ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】飯田橋駅
2019年08月11日レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット、豪華スターが共演するクエンティン・タランティーノ監督作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』から、シャロン・テートに扮したマーゴット・ロビーが登場する本編映像と場面写真が到着した。人気のピークを過ぎたTV俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)の友情と絆、そしてハリウッド黄金時代の光と闇に迫った本作は、すでに全米で公開され、過去タランティーノ作品最大オープニング成績となっていた『イングロリアス・バスターズ』の3807万ドルを更新し、4035万ドルの大ヒット。タランティーノ史上最大のオープニング成績を飾った。今回到着した映像は、本作に登場し、ストーリーの軸ともいえるマーゴット・ロビーが演じる実在の女優シャロンの登場シーン。シャロンは1960年代にテレビの小シリーズに出演し、その後、『吸血鬼』(’67)で共演したことが縁でロマン・ポランスキー監督と結婚。しかしその翌年の1969年8月9日に、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者たちによって、妊娠8か月の身重の身でたまたま自宅に訪れていた友人と共に、ロサンゼルスの自宅で殺害され、犯罪史上未曽有の猟奇的殺人事件として全米を震撼させた。そんなシャロン殺害事件を引き起こしたのは、チャールズ・マンソンと“マンソン・ファミリー”。マンソンは自らをキリストの復活、悪魔とも称し、社会からドロップアウトした若者たちを意のままに操り、本作でもファミリーたちがスパーン映画牧場でマンソンとともに暮らす様が不気味に描かれる。本作では、この“シャロン・テート殺人事件”を軸に展開。到着した映像では、マンソン・ファミリーたちに殺害される前の幸せの絶頂にいる時のシャロンの姿が映し出される。自身が出演する『サイレンサー第4弾/破壊部隊』(’68)を鑑賞しようと、映画館のチケット売り場に現れたシャロン。通常の客と同様にチケットを購入しようとするも、「もし私が映画にでていたら?」と受付嬢に茶目っ気たっぷりに問いかけ、「映画に出ているの。シャロン・テートよ」と説明。そして劇場の支配人に迎え入れられる――というシーン。本編では、自身が出演した作品で笑い声をあげる観客を観て喜んだり、流行ファッションに身を包み、男性誌「プレイボーイ」の創設者ヒュー・ヘフナーの豪邸でのパーティに夫ポランスキーと共に繰り出したりしている。そんな等身大の女性としても描かれるマーゴット演じるシャロン・テートにもぜひ注目してみて。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2019年08月09日ネイト・パーカーが監督と主演を兼任する『American Skin』が、ヴェネチア映画祭で世界プレミアを行うことになった。コンペではなく“スコンフィーニ”セクションでの上映で、賞の対象にはならない。パーカーは、“#MeToo”が起こる1年前の2016年、過去のレイプ事件が浮上し、オスカー狙いの位置付けだった監督デビュー作『The Birth of a Nation』が大失敗に終わるという経験をしている。彼は被害者女性とのセックスは双方合意だったと主張しているが、その女性は後に自殺した。ヴェネチア映画祭は、“#MeToo”、“#TimesUp”の流れを真剣に受け止めていないと批判されている。例えば今年のコンペに、未成年の少女をレイプし、有罪判決を受けているロマン・ポランスキーの新作が含まれていること、また女性監督の作品が相変わらず非常に少ないことなどが挙げられる。文=猿渡由紀
2019年08月08日日本とポーランドの国交樹立100周年記念事業の現代美術展覧会「セレブレーション-日本ポーランド現代美術展2019 in Japan(CELEBRATION-Japanese-Polish Contemporary Art Exhibition)」が5月18日、京都で開幕した。岡本光博「トラロープ」@ロームシアター京都京都芸術センター、ロームシアター京都、ザ ターミナル キョウト、二条城・東南隅櫓の京都市内4会場で6月23日までの約1ヶ月にわたって行われる同展(二条城は5月18、19日2日間のみ開催)には、日本とポーランドの若手現代美術アーティスト21組が参加。パフォーマンスや映像、インスタレーションなどの作品は、すべての会場において無料で公開される。また、ポーランドのポズナン、シチュチンの各都市では、同展を再編した展覧会が行われる。同展はいずれも2000年に設立されたポーランドの国立文化機関であるアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート(Adam Mickiewicz Institute)と京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)の主催により、キュレーションは中欧の現代美術を専門とする加須屋明子・京都市立芸術大学教授と、草間彌生など日本の現代美術を研究するポーランド文化省のパヴェウ・パフチャレク氏(大阪大学博士後期課程)が担当した。@ザ ターミナル キョウト出展作家は先日、ナイキとアンダーカバーのコラボスニーカーのPVに起用され話題になった、コンタクト・ゴンゾ(contact Gonzo)が映像作品で参加。ワルシャワ美術アカデミーと東京藝大で学び写真、映像、音楽、絵画などさまざまな技術を使い、今回は植物を使ったミクストメディアを京町屋(ザ ターミナル キョウト)の床の間に展示しているアグニェシカ・ブシェシァニスカ(Agnieszka Brzezanska)、同町屋のエントランスと地下の防空壕や明倫小学校跡である京都芸術センターの環境を使い、樹脂のオブジェ作品を展示した東影智裕、東京とポーランド・クラクフの両都市に在住し、パンクをテーマとした作品を展開するピョトル・ブヤク(Pitr Bujak)、アーティスト集団「キュピキュピ」を主宰し海外での活動でも知られる石橋義正、本人がモデルとしても登場する映像やインスタレーションなどすべて自身で制作する笹岡由梨子、ロームシアター京都のエントランスに工事用ロープでトラの頭部を制作した岡本光博、造形作品に身体を介在させアクティベートさせたパフォーマンスを作品として提示する谷中祐輔など、日波の若手中堅アーティストのなかでも先鋭的でクリティカルな作風を特徴とする作品がキュレーションされている。笹岡由梨子、ジャイロ(Gryo)@京都芸術センターピョトル・ブヤク(Piotr Bujak)「THIS_IS NOT AMERICA」@京都芸術センター「日本とポーランドの両国と何らかの関係を持つ作家と、ポーランドアートの特徴とも言える内面に深く問いかける作品を特徴とする作家たち」(加須屋明子教授)、「ただ日本とポーランドに滞在して作品を制作するのではなく、それぞれが刺激を与えつつ、何らかの関係性が生まれ、お互い協力して継続していく活動が出来ること」(パヴェウ・パフチャレク)と、キュレーターの2人は今回の企画の意図を説明。主催者のアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートは、今回の展覧会を東京ではなく京都だけで開催した理由を「コマーシャル、経済活動が優先する東京ではなく、歴史を大切にして芸術系の大学も多い京都でじっくりと作品を展示する方法を我々は選択した。セレブレーションのタイトルが示すように過去を振り返るのではなく、未来を見つめ世界が近くなっている現在を提示した」と説明する。アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーなどの映画監督を輩出したポーランド映画のDNAを感じさせる社会性の強い映像作品はカロリナ・ブレグワ(Karolina Bregula)、アリツィア・ロガルスカ(AlicjaRogalsaka)などの作品とともに、日本の小泉明郎の作品が各会場で終日鑑賞可能。京都ロームシアターでは川田知志とスタフ・シュムスキ(Stachu Szumski)が今回のために共作した作品が展示されている。5月17、18、19日のオープニングには京都芸術センターで西原尚とパヴェウ・ロマンチェク(PAWEL ROMANCZUK)の即興演奏、ライブハウス外SOTOで京都を拠点に活動する音楽集団・空間現代とポーランドのギタリスト、フベルト・コストキェヴィチ(Hubert Kostkiewicz)のライブなどが行われた。西原尚とパヴェウ・ロマンチェク(PAWEL ROMANCZUK)@京都芸術センターText by Tatsuya Noda【イベント情報】セレブレーション-日本ポーランド現代美術展2019 in Japan(CELEBRATION-Japanese-Polish Contemporary Art Exhibition)会期:5月19日〜6月23日会場・時間:●芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)10:00〜18:00 ※5月29日、6月12日は休業(ギャラリー北・南は20:00まで、無休)●ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)10:00〜19:00 ※5月29日、6月3日、6月12日は休業●ザ ターミナル キョウト(京都府京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424)10:00〜18:00 ※無休入場無料<出展作家>カロリナ・ブレグワアグニェシュカ・ブジェジャンスカピョトル・ブヤクcontact Gonzo東影智裕Hyslom今村遼佑石橋義正+安藤英由樹川田知志小泉明郎ダニエル・コニウシュロベルト・クシミロフスキマリア・ロボダ松田壯統岡本光博アリツィア・ロガルスカ笹岡由梨子ウーカシュ・スロヴィエツスタフ・シュムスキ谷中佑輔山本麻紀子<イベント>■パフォーマンス「巨人と眠りーポーランド編」ポーランド南部にあるタトラに残る伝説を追いかけた実体験を夢と現実の間で思い出しながら語る。即興演奏あり。全員布団に横たわる。日時:2019年6月23日 14:00〜15:00会場:京都芸術センター 和室「明倫」 ゲスト:野村誠(音楽家)、やぶくみこ(音楽家)定員:15名(先着順)※無料・要事前予約<ポーランドでの展覧会概要(予定)>■セレブレーション-ポーランド日本現代美術展― in ポズナン会期:2019年5月31日〜7月31日 ※5月31日〜6月9日 ポズナンアートウィーク会場:ポズナン芸術大学ギャラリー、スターリ・ブロウヴァルほか■セレブレーション-ポーランド日本現代美術展― in シチェチン会期:2019年6月13日〜8月31日 会場:トラフォスタツィアほか
2019年05月25日『タイピスト!』『モリエール恋こそ喜劇』『ゲティ家の身代金』など、幅広い役柄を演じるフランスの人気俳優ロマン・デュリスの最新作『パパは奮闘中!』が4月27日(土)より全国順次公開。この度、タイトルの通りに、デュリス演じるパパが慣れない子育てに奮闘するシーンが到着した。愛する妻がある日突然行方不明になり、仕事や育児をひとりでこなさなければならなくなった主人公と子どもたちの、奮闘の日々、愛と絆を描いた本作。第71回カンヌ国際映画祭批評家週間で絶賛され、フランスで2018年の最注目作品となった。監督は、初長編作『Keeper』(原題)で70を超える映画祭に招待され20の賞を獲得した、ベルギーの新鋭ギヨーム・セネズ。仕事一筋でダメなところもあるけれど心優しい父親をロマン・デュリスが熱演。『若い女』で注目を集めたレティシア・ドッシュが、主人公を支える妹役を演じている。この度届いた本編映像は、『パパは奮闘中!』という本作のタイトル通り、デュリス演じるパパのオリヴィエが慣れない子育てに奮闘するシーン。妻に出ていかれ、これまで子育てを任せっぱなしにしてきたオリヴィエが子どもたち2人を寝かしつけようとするが…。「ドアを開けといて」と部屋を暗くするのを怖がり、眠れないと甘える娘のローズを何とか説得し、扉を半分開けて出ていこうとするオリヴィエ。すると、今度は同じ部屋で寝ている兄のエリオットが「ドアを閉めて!明るくて寝れない」とひと言。結局、オリヴィエは自分も子ども部屋で一緒に寝ることで、ようやく寝かしつけることに成功する。実生活でも父親のデュリスはおすすめのシーンについて、「子供たちとの日常的なシーンでは特に共感できたよ」と語っている。本作をいち早く見た、自らも子育て奮闘中のマンガ家・横山了一氏も、本作の中でも特にこのシーンに共感したようでイラストを寄稿するほど。俳優として20年以上のキャリアを持つフランスを代表するデュリスが、意外にも初めての父親役(しかもダメ親父)に挑んだ本作。“ママが家出中”の間に成長し、“本当の父親”になるまでを演じたことに、「今回のこの作品が僕も大好きな『クレイマー、クレイマー』のようになると聞いて、まだ脚本なども見てなかったけど、これはやるしかないと思ったんです」と二つ返事で出演を決めたことを来日時に明かしていた。情に厚く人間味溢れ、欠点の多さが逆に魅力的なオリヴィエ。その人物像を作り上げたデュリスの新たな魅力をスクリーンで確かめてみて。『パパは奮闘中!』は4月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月24日『戦場のピアニスト』でアカデミー監督賞の受賞経験があるロマン・ポランスキー監督が、2018年5月にビル・コスビーとともに映画芸術科学アカデミーから追放されたことを受け、同アカデミーに会員権の回復を求めて提訴した。ポランスキー監督は、13歳の女子に性的行為を行ったとして有罪判決を受け、1978年にアメリカからフランスに逃亡したという過去がある。ポランスキー監督の長年の弁護士ハーランド・ブラウンは、「アカデミーの(追放の)過程に公正さが欠けるため、提訴しました。ポランスキー監督に対する警告や、話す機会さえも与えずに彼を放り出したのです。(事件から)40年も経っていまさらなぜという理由も知らせずに。コスビー氏と同じ日にです。うんざりですよ」と「PA」に語っている。なお、ビル・コスビーも性的暴行で2018年4月に有罪となり、アカデミーから除名された。しかし、アカデミー側は「ポランスキー氏の除名の手続きは、公正に、合理的に行われました。アカデミーの理事会は人権の尊重、人間の尊厳を守ることをメンバーに求めており、そういった倫理基準を大切にしてきました。そして、どんな形の暴行、ハラスメントに対し、断固として反対する姿勢です」と声明文を発表している。(Hiromi Kaku)
2019年04月22日クエンティン・タランティーノ監督の最新作で、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオら豪華キャストが出演する『Once Upon A Time In Hollywood』(原題)のポスターが話題になっている。同映画のツイッターアカウントはまず18日(現地時間)ブラピ&ディカプリオバージョンのポスターを公開。「楽しみ」「ありがとう」など期待や感謝の声が寄せられたが、19日に公開したマーゴット・ロビーバージョンのポスターは不評のよう。その理由はいつものマーゴットの面影が全くない、加工されすぎた顔にあった。今作でロマン・ポランスキーの元妻で、妊娠中に殺害されたシャロン・テートを演じているマーゴット。1月に「Vanity Fair」誌が独占で公開したスチール写真のマーゴットと、今回のポスターの女性が同じ服装であることから「マーゴットなのだろう」と予想がつくが、「加工しすぎ」と批判を受けている。「誰がこのポスターにOKを出したのか知らないけど、とにかく止めるべきだよ。タランティーノ監督の映画だよ?高校のフォトショップの授業の課題じゃないんだよ?」という苦言、「ヒラリー・ダフの新シングル、よさそうだね」という皮肉、「2001年あたりのニコロデオンの映画みたい」と子ども向けチャンネルの映画ポスターに例えたコメントなどが寄せられた。(Hiromi Kaku)
2019年03月20日コメダ珈琲店から、季節のシロノワール「小倉ノワール 紫ロマン」が登場。2018年12月13日(木)から2019年1月下旬まで、全国のコメダ珈琲店で販売される。「小倉ノワール 紫ロマン」は、コメダ特製の小倉あんとホイップクリームをサンドした自社製デニッシュパンに、ソフトクリームをトッピング。さらに上から紫色のブルーベリーソースと、雪のような粉糖をのせて、華やかな見た目に仕上げた。ほんのり溶けたホイップクリームとソフトクリームは、甘い小倉あんとも相性抜群。甘くクリーミーな味わいを堪能することができる。また酸味のきいたブルーベリーソースがアクセントとなり、よりその甘味を引き立ててくれる。【詳細】コメダ珈琲店「小倉ノワール 紫ロマン」期間:2018年12月13日(木)~2019年1月下旬 ※変更になる場合有り販売店舗:全国のコメダ珈琲店(販売は一部店舗をのぞく)価格:800円 ※ミニサイズは550円※一部店舗では、販売価格が異なる
2018年12月07日こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。いよいよクリスマスのイルミネーションも輝いて、忘年会やパーティなど多い季節となりましたね。【シネマの時間】第49回は、そんな季節にぴったりな映画、人生がより一層楽しくなるスパイスの効いた大人のロマンティックコメディ『マダムのおかしな晩餐会』をご紹介します!本作は、エレガントなパリに引っ越してきた裕福なアメリカ人夫婦アン(トニ・コレット)とボブ(ハーヴェイ・カイテル)が、セレブな友人たちを招いてとびきり豪華なディナーを開こうとしますが、手違いで出席者が不吉な13人となるところから大騒動が始まります。慌てたアンがメイドのマリア(ロッシ・デ・パルマ)を友人に仕立てディナーに無理矢理参加させますが、緊張のあまりワインを飲み過ぎたマリアは下品なジョークを連発!しかし、これが大ウケしてダンディーな英国紳士から求愛されるなど、嘘と勘違いが引き起こすユーモラスなシーンが満載。その他、ハイブランドのドレスやジュエリーに絵画、ビュランの円柱をはじめセーヌ川岸やパリで一番の歴史ある映画館シネマ・マクマオンなど、通好みのパリの名所の数々も見所となっており、人生を楽しみたいすべての人に贈る、ごちそう映画です!出演は、晩餐会を開くアンとボブ夫婦にハリウッドきっての演技派俳優として人気のトニ・コレッドやハーヴェイ・カイテル。メイドのマリアには、べトロ・アル・モドバル監督のミューズで世界一美しい鷲鼻を持つロッシ・デ・パルマ。監督・脚本は、フランスの新進気鋭の女流監督アマンダ・ステールが手がけ、上流階級の人たちの豪華な暮らしとスキャンダラスなゴシップを覗きつつ、階級社会や夫婦の問題にサラリと直面させる刺激と毒気が仕込まれた大人のロマンティック・コメディとなっています。是非、秘密の隠し味がいっぱいの『マダムのおかしな晩餐会』をお楽しみください!11月30日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!■映画『マダムのおかしな晩餐会』あらすじー愛には嘘のソースをかけて、召し上がれ!エレガントなパリの都に越してきた、裕福なアメリカ人夫婦のアンとボブ。ヨーロッパのセレブな友人たちを招いて、とびきり豪華なディナーを開こうとするものの、手違いで出席者が不吉な13人に!アンは急遽、スペイン人メイドのマリアを“ミステリアスなレディ”に仕立て上げ、自分の友人として晩餐会の席に座らせます。華やかなヘアメイクを施され、アンの白いドレスを着て見違えるように美しくなったマリアを見た招待客の英国人美術コンサルタントのデビットは、思わず「誰だい?」とボブと前妻の間の息子で駆け出しの作家のスティーブンに尋ねます。すると、悪ノリをしたスティーブンは、「彼女の正体は、両シチリア王国の末裔で、全スペイン国王の又従妹だ」と耳打ちしてしまったのです。ディナーが始まりますが、マリアは周りの話題にまったくついていけません。頼りのアンは、ボブとの倦怠期を見抜いた美術賞オーナーのアントワーヌから口説かれています。ボブの方も若く美しいフランス語教師と何やら妖しい雰囲気です。緊張のあまりワインをガブ飲みしてしまったマリアは、デビットから「ジョークで盛り上げてくれ」と頼まれて下品な下ネタを披露してしまいます。ところがこれがデビットには大ウケして求愛されてしまうのです。今さら正体を明かせないアンとマリアたちのから騒ぎの行方は……!?■映画『マダムのおかしな晩餐会』作品紹介映画『マダムのおかしな晩餐会』11月30日(金)より TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー!公式サイト:www. madame-bansankai.jp原題:Madame監督:アマンダ・ステール製作:シリル・コルボー=ジュスタン、ジャン=バティスト・デュポン、アラン・パンクラツィ原作:アマンダ・ステール脚本:アマンダ・ステール、マシュー・ロビンス撮影:レジス・ブロンド編集:ニコラ・ショドールジュ音楽:マチュー・ゴネ製作年:2016年製作国:フランス上映時間:91分映倫区分G配給:キノフィルムズ© 2016 / LGM CINEMA – STUDIOCANAL – PM - Tous Droits Réservés■映画『マダムのおかしな晩餐会』キャストトニ・コレット=アン・フレデリックスハーベイ・カイテル=ボブ・フレデリックスロッシ・デ・パルマ=マリアマイケル・スマイリー=デビット・モーガントム・ヒューズ=スティーブン・フレデリックススタニスラス・メラール=アントワーヌ・ベルナールジョセフィーヌ・ドゥ・ラ・ボーム=ファニーブレンダン・パトリックス【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年11月30日畠中恵の人気小説を原作とした舞台『若様組まいる~若様とロマン~』が10月6日東京・三越劇場で開幕した。旗本出身の下っ端警官「若様組」や西洋菓子職人・皆川真次郎、勝気なお嬢様小泉沙羅を中心とした、明治時代の若者たちの恋模様や奮闘を描いている作品。初日を前にした5日、囲み取材と公開舞台稽古が行われた。【チケット情報はこちら】主人公の若様・長瀬健吾役を演じる入江甚儀は「稽古で培ってきたものをみんなそれぞれが全力を出して、素晴らしい初日を迎えられるようにカンパニー一同頑張りたいと思います」。ヒロインの小泉沙羅役を演じる宮崎香蓮も「稽古でみんなで積み上げてきたものがあるので、みんなのセリフを聞いて、一生懸命明治の時代を生き抜けたらいいなと思います」と意気込む。本作は『若様組まいる』(2016年、天王洲銀河劇場)、『若様組まいる~アイスクリン強し~』(2018年、サンシャイン劇場)と続き、シリーズ第3弾となる。明治24年の帝都東京を舞台に、若手からベテランまで20名を超える俳優たちが若様たちの恋模様を描き出す。芝居の中に時折織り込まれる殺陣やダンス、歌も華やかで楽しい作品だ。入江は「今回でラスト。第1弾、第2弾とみんな全力でやってきて、こうして第3弾を迎えることを本当に嬉しく思う。戦争が起きる前の明治という平和な時代をたっぷりと堪能して、楽しんでいただけたら」と話す。また、宮崎は「前回、前々回で得たものを持って次に行ける良さもあるが、前回を越えなくてはいけないというプレッシャーもある。すごく素敵な挑戦をさせてもらっている。私は小泉沙羅という役がすごく大好き。この時代で女性の地位が低いなか、自分の意見をはっきりと言って前に進む沙羅が、今の時代にも通ずるところがあって、大きな意味があることだなと思う」と語った。上演時間は約2時間(休憩なし)。脚本・演出は村上大樹。出演は入江甚儀、宮崎香蓮、原嶋元久、宇野結也、井澤巧麻、安川純平、伊崎龍次郎、森田桐矢、内藤大希、鎌苅健太、岡田達也ほか。10月21日(日)まで。出演者のトークを名店の洋菓子とともに楽しめるアフターティーパティーも開催。チケット発売中。文・写真:五月女菜穂※宮崎の「崎」は立つ崎が正式表記
2018年10月10日日本でも『ART』『大人は、かく戦えり』(ロマン・ポランスキー監督で「おとなのけんか」として映画化)などが上演されているフランスの女性劇作家ヤスミナ・レザの最新作『大人のけんかが終わるまで』が、6月30日・7月1日の東京・THEATRE1010でのプレビュー公演を皮切りにスタートした。キャストは、メインとなる不倫中のカップルに鈴木京香と北村有起哉、彼らが出くわす夫婦に板谷由夏と藤井隆、その姑に麻実れいという“大人の”充実した顔ぶれ。そんな5人の浅いような深いような会話で編み上げたレザ戯曲を、自身のセンスも交えて上演台本にしたのは岩松了。今春に文学座を退座し新たな一歩を踏み出した演出家・上村聡史が、それらを束ねて人間くさくも洒落た悲喜劇に仕上げた。チケット情報はコチラローリング・ストーンズ「サティスファクション」が流れる冒頭。シングルマザーのアンドレア(鈴木)と妻子持ちのボリス(北村)は粋なレストランでデート中だが、些細なことから口論が始まる。帰ろうと車を発進させたそのとき、ある奇妙な老女と接触。その女性・イヴォンヌ(麻実)は、ボリスの妻の親友・フランソワーズ(板谷)の夫(厳密には内縁関係)・エリック(藤井)の母であり、彼らもイヴォンヌの誕生日を祝いに、このレストランを訪れていた。「一杯だけでも」とアンドレアたちを誘ったエリックの一言で、2組のカップルと老女が織り成す嵐のような一夜が始まる……。タイトルにあるごとく、劇中の会話の7割は“けんか”。大げさかもしれないが、体感としてはそんな印象だ。アンドレアvsボリスだけでなく、対戦カードはめまぐるしく入れ替わる。会社経営者のボリス、弁護士のエリックら登場人物は皆ハイクラスの人間。だがひと皮むけば、ボリスは破産寸前だし、フランソワーズは認知症傾向にある義母イヴォンヌの世話でストレスが溜まっている上に、夫の関係も安泰ではない。それらがわかると、縁遠いセレブ層の物語と感じていたであろう観客との距離はどんどん縮まり、仮面を脱ぎ出した彼らも、元も子もない「みんなクソッタレだ!」発言や大人気ない取っ組み合いで、真の姿に近づいていく。その意味では、パートタイマーでシングルマザーのアンドレアは唯一最初から取り繕っていない人物。己の欲望に忠実すぎる奔放な女性像は日本の観客に受け入れられるのが難しいようにも思えるが、鈴木の柔らかな持ち味で包むことにより、その正直さが好感を与えるキャラクターに着地した。それにしても……ナイフも銃も登場しないが、言葉はかくも人を傷つけ、(心を)血みどろにするのかと思い知る。イイ大人たちの、100分間の仁義なき口げんか!その結末は劇場で。公演はこのあと、7月14日(土)から29日(日)の東京・シアタークリエほか、愛知・静岡・岩手・大阪・広島・福岡・愛媛・兵庫でも上演される。(取材・文:武田吏都)
2018年07月04日『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』などを手掛ける鬼才、ロマン・ポランスキー監督が仕掛ける戦慄のミステリー『告白小説、その結末』。この度、本作で10年以上ぶりにフランス映画(正しくは、フランス・ベルギー・ポーランド合作)に出演し、久しぶりに母国語を披露していることも話題のエヴァ・グリーンのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。■主人公は対極的な2人の女性昨年のカンヌ国際映画祭に正式出品された本作は、ポランスキー監督がオリヴィエ・アサイヤス監督を脚本の共同執筆者として迎え、初めて2人の女性を主人公に据えた極上のミステリー。今回インタビューに応じたエヴァが演じるのは、主人公の1人、エル。『007 カジノ・ロワイヤル』『ダーク・シャドウ』『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』などに出演し、人気を集める彼女だが、今回は、スランプに陥っていたベストセラー作家デルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)の前に現れる、熱心なファンであると称する謎の女を好演。本作にはエマニュエルとエヴァ、2人のヒロインが登場するが、当初、監督は妻で創作上のミューズでもあるエマニュエルにどちらの役が向いているか迷っていたそう。しかし、脚本を書き始めるとすぐにデルフィーヌにぴったりだと気づき、その不安を掻き立てるような相手役として真っ先に思い浮かんだのが、それまで面識のなかったエヴァだったという。■エルは「吸血鬼みたいな女性」インタビューでエヴァは、「依頼を受けて光栄だったわ。伝説的な映画監督でしょ。脚本を読まなくても思い切って飛び込むわね」とオファー時をふり返っており、また監督との仕事について、最初は圧倒されたそうだが、「彼は完璧主義者なのよ。細部にこだわって何時間もカメラをのぞいてる。最初は戸惑うけど、やり方に慣れると戸惑いの別のものに昇華できる」と明かしている。謎めいた女性、エルについては、少しずつデルフィーヌの人生を彼女が浸食していく様子から「吸血鬼みたいな女性」と表現。しかし一方で、「とても洗練されてエレガントに見える。自信に満ちているし、ある種の威厳もある。私が思うに、デルフィーヌが夢で憧れる理想的な女性像なのよ」と自己分析も。■「不安だった」エマニュエルとの共演そして、もう一人のヒロインを演じたエマニュエルとの共演もふり返ったエヴァ。昨年のカンヌでは、フォトセッションでキスを交わし大きな注目を集めたが、最初は「不安だった」「厄介かもと心配したわ」と印象を明かす。しかし、「すべて取り越し苦労だった。寛大でいい人よ。この業界では珍しい」と共演したことで印象が変化したと言い、また「彼女とは息が合った。おかげでスクリーンでも化学変化が起きたのね」とコメントしている。『告白小説、その結末』は6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年06月17日昨年のカンヌ国際映画祭に正式出品された鬼才ロマン・ポランスキー監督の最新作『告白小説、その結末』。本作のWEB限定予告が完成し、この度、解禁された。通常の予告編とは異なり、エヴァ・グリーン演じる謎の女性、エルにフィーチャーした内容となっている。■あらすじ心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、差出人不明の脅迫状に苦しめられていた。そんなある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エル(エヴァ・グリーン)が現れ、献身的で、本音で語り合える彼女に信頼を寄せ、共同生活を始めるが、時折ヒステリックに豹変するエルの不可解な言動に翻弄されるようになる。はたしてエルは何者なのか?なぜデルフィーヌに接近してきたのか?やがてエルの身の上話に衝撃を受けたデルフィーヌは、彼女の壮絶な人生を小説にしようと決意するが、その先には想像を絶する悪夢が待ち受けていた…。■エヴァ・グリーン演じるエルの“サイコ”ぶりが伝わる映像とは?『ローズマリーの赤ちゃん』『テス』『戦場のピアニスト』など半世紀以上にもわたって観る者を魅了し続けているポランスキーが、『パーソナル・ショッパー』などで知られるオリヴィエ・アサイヤス監督を脚本の共同執筆者として迎えて贈る、戦慄のミステリー。そんな本作であまりにも強烈なインパクトを放つのが、主人公の1人“エル”を演じているエヴァ・グリーンだ。その謎めいたキャラクターに迫るWEB限定予告がついに解禁された。映像には、高熱にうなされるデルフィーヌにむりやり飲み物を飲まそうとして突然カップを壁に投げつけたり、嫌がるデルフィーヌに笑顔で両手に握ったロブスターを近づけるエルの姿が。そのインパクトは絶大で、そのサイコぶりに「彼女はいったい何者なの?」と、その素顔を明かしたくなる欲求にかられること請け合いだ。エヴァはこのエルというキャラクターについて、「出会った瞬間からデルフィーヌとエルは意気投合するけど、エルが少しずつデルフィーヌの人生を侵食する。吸血鬼みたいな女性ね。私が思うにエルというのは、デルフィーヌが夢で憧れる理想的な女性像なのよ」と分析している。鬼才ロマン・ポランスキーが描く戦慄の世界でエヴァ・グリーンはどのような演技をみせるのか、期待が高まる。『告白小説、その結末』は、6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー。(text:cinemacafe.net)
2018年05月23日モガが目指した美を追究大正ロマンをコンセプトにした化粧品ブランド『よろし化粧堂』が、365日分の柄の記念日ハンドクリーム「365 HAND CREAM」を新発売した。ヘアサロン等で、プロに向けたコスメ商品を展開してきた株式会社菊星が、2018年4月に一般向け基礎化粧品ブランド「よろし化粧堂」をオープン。浅草・雷門エリアに店舗を構えている。大正時代の「モダン・ガール」たちが抱いた「キレイになりたい」という気持ちを引き継いだブランドで、店舗のレイアウトやデザイン、商品パッケージなどに大正ロマンのレトロな雰囲気をうつしこんでいる。私のためのハンドクリーム新発売となる「365 HAND CREAM」は、大正時代の着物をイメージした365柄を展開。ゆず、抹茶、花籠(はなかご)の3種の香りがあり、柄×香りの組み合わせはなんと全1,095通り。パッケージには日付も入っているので、記念日や誕生日などの贈り物にもぴったりだ。もちろん魅力はビジュアルだけではない。「365 HAND CREAM」には日本古来の原材料を使用しており、スクワランも配合。美容液のようにしっとりした肌へと導いてくれる、上質なハンドクリームだ。店舗の壁一面に飾られた「365 HAND CREAMパネル」は圧巻。雅なデザインの数々は写真撮影も可能なので、思い出の記念撮影を忘れずに。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※よろし化粧堂
2018年05月17日タランティーノ監督が実在した連続殺人犯チャールズ・マンソンをテーマに描く『Once Upon a Time in Hollywood』(原題)で、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが共演するようだ。「Variety」誌などが報じた。カルト集団マンソン・ファミリーを率いて60年代に連続殺人事件を起こしたマンソン。最も有名なのは1969年にロマン・ポランスキーの身重の妻シャロン・テートを含む5人が無差別に殺害された事件だ。タランティーノ監督は1969年のヒッピー文化の極みを迎えていたロサンゼルスを舞台に、この事件を中心とした物語を展開すると語っている。ディカプリオは西部劇ドラマの元スターのリック・ダルトン、ブラピは長年リックのスタントマンを務めているクリフ・ブースというキャラクターを演じる。「どちらもハリウッドで再び成功するためにもがいているんだけど、うまくいかない。でも、リックの隣には有名女優のシャロン・テートが住んでいてね…」と2人が事件に巻き込まれていくきっかけをほのめかした。タランティーノ監督は『ジャンゴ 繋がれざる者』でディカプリオと、『イングロリアス・バスターズ』でブラピとタッグを組んだことがある。どちらもアカデミー賞の多部門でノミネートを受けた。『Once Upon a Time in Hollywood』は事件からちょうど50年が経つ2019年8月9日(現地時間)に公開される(Hiromi Kaku)
2018年03月02日東京国立近代美術館フィルムセンターでは、新年最初の上映企画「ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント コレクション」を、2018年1月5日(金)から25日(木)まで開催する。1989年に傘下に収めた映画スタジオのコロンビア・ピクチャーズ エンタテインメントを事業の中心に、現在もなお発展を続けるソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(以下SPE)。本企画は、コロンビア・ピクチャーズとSPEがこれまでに製作あるいは配給した作品のうち、2016年に東京国立近代美術館フィルムセンターに寄贈された作品を上映するものだ。上映作品は全部で17本。デヴィッド・リーン監督『戦場にかける橋』(57)、『アラビアのロレンス 完全版』(62)、マーティン・スコセッシ監督『タクシードライバー』(76)、ロブ・ライナー監督『スタンド・バイ・ミー』(86)、デヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥーの女』(11)、レン・ワイズマン監督『トータル・リコール』(12)、ポール・グリーングラス監督『キャプテン・フィリップス』(13)など、50年代の不朽の名作から00年代のヒット作まで、バリエーション豊かなラインナップが上映される。【開催概要】「ソニー・ピ クチャーズ エンタテインメント コレクション」開催期間:2018年1月5日(金)〜1月25日(木)会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール(2階)当日料金:一般 520円/高校・大学生・シニア 310円/小・中学生 100円/障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料前売り券:2017年12月13日(水) 10:00より、チケットぴあ(Pコード:557938)にて全上映回の前売券(全席自由席・各100席分)を販売。※販売は各上映の前日23:59まで。※詳しい上映スケジュールは施設公式ウェブサイト(より<上映作品リスト>1.戦場にかける橋(161分、1957年、監:デヴィッド・リーン)2.ナバロンの要塞(156分、1961年、監:J・リー・トンプソン)3.シベールの日曜日(111分、1962年、監・脚:セルジュ・ブールギニョン)4.アラビアのロレンス完全版(227分、1962年、監:デヴィッド・リーン)5.追憶(118分、1973年、監:シドニー・ポラック)6.タクシードライバー(114分、1976年、監:マーティン・スコセッシ)7.クレイマー、クレイマー(105分、1979年、監・脚:ロバート・ベントン)8.スタンド・バイ・ミー(89分、1986年、監:ロブ・ライナー)9.おとなのけんか(80分、2011年、監・脚:ロマン・ポランスキー)10.ドラゴン・タトゥーの女(158分、2011年、監:デヴィッド・フィンチャー)11.トータル・リコール(118分、2012年、監:レン・ワイズマン)12.アフター・アース(100分、2013年、監・脚:M・ナイト・シャマラン)13.ホワイトハウス・ダウン(132分、2013年、監:ローランド・エメリッヒ)14.キャプテン・フィリップス(134分、2013年、監:ポール・グリーングラス)15.ロボコップ(117分、2014年、監:ジョゼ・パジーリャ)16.NY心霊捜査官(118分、2014年、監・脚:スコット・デリクソン)17.イコライザー(132分、2014、監:アントワン・フークア)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年12月10日築100年の博多町家を改装した古民家ダイニング博多の名物料理が頂けるダイニング「博多弁天堂」は、若者で賑わう福岡・大名の街にあります。その外観は大正浪漫溢れる古民家のようです。お店の中央には、水が流れる緑豊かな中庭があり、より上質な空間を演出してくれています。その中庭を見ると、誰もが自然と心癒され、都会の喧騒を忘れてしまうことでしょう。贅沢すぎる絶品鍋! 明太子の老舗×博多もつ鍋「博多弁天堂」で味わえるもつ鍋は、普通のもつ鍋ではありません! 福岡の老舗、明太子発祥の「ふくや」の明太子と、お店自慢の「極トロもつ鍋」がコラボした逸品なのです。 その名も「“ふくや”の明太子もつ鍋」。魚介鶏のコラーゲンスープに、たっぷりの明太子とモツが入って、正に贅沢の極み。魚介鶏がベースなので、こってりしすぎず、明太子の味わいもしっかりと楽しめます。女性でもペロリと食べられるでしょう。〆の明太チーズリゾットにワクワクが止まらない「“ふくや”の明太子もつ鍋」を注文したら、絶対に外せないのが、〆の明太チーズリゾットです。チーズは、熟したラクレットチーズを使用します。その場でチーズを削って、鍋に投入される光景を目の当たりにすると、もうワクワクが止まりません。明太子とチーズ、うまみがたっぷり詰まったスープとご飯が絡まって、濃厚な味わいを堪能できます。お好みで、青しそと海苔を添えて、召し上がってください。福岡に来たら注文必至! 絶品の「胡麻サバ」「博多弁天堂」では、玄界灘の天然魚をはじめ、毎日市場から直送された新鮮な魚も自慢のメニューのひとつです。中でも、ぜひ注文してほしいのが、福岡名物の「胡麻サバ」。プリップリの肉厚のサバに、しっかりとした味の胡麻だれを絡めて、頂きます。「胡麻サバ」は、どんな食通の舌をも唸らせる、福岡の代表的な名物料理です。ぜひ、福岡を訪れたら、味わってみてください。大切な人との楽しい時間をここで過ごして欲しいにぎやかな街、大名にありながら、都会の喧騒をすっかり忘れさせてくれる、隠れ家のような居心地のよい空間。その上質空間で味わう福岡の名物料理は格別です。ランチでも利用でき、メニューも充実しているため、ランチタイムに気軽に利用するのもおすすめです。大小様々なタイプの個室があり、それぞれの用途にあわせて、大切な人と楽しい時間を過ごしてみては、いかがでしょうか。「博多弁天堂」は、西鉄天神大牟田線「西鉄福岡駅」より徒歩5分。市営地下鉄「西鉄福岡駅」坂駅5番出口からは徒歩3分。博多名物を食べられるゆったりと心落ち着くお店に行きたくなったら、「博多弁天堂」を訪れてみてはいかがでしょうか?スポット情報スポット名:博多 弁天堂住所:福岡県福岡市中央区大名2-1-41電話番号:092-737-5823
2017年10月20日5月のカンヌ映画祭では、エヴァ・グリーン、エマニュエル・セニエと共にレッドカーペットを歩いた(写真:INSTARimages/アフロ) 映画監督ロマン・ポランスキー(84)に、また新たな性犯罪疑惑が持ち上がった。ニューヨーク・タイムズによると、元女優のドイツ人女性ラナーテ・ランガー(61)が、15歳のときにポランスキーにレイプされたとスイス警察に訴え出たという。ポランスキーによるレイプ被害に遭ったという女性はこれで4人目となる。 ポランスキーは1977年にジャック・ニコルソン邸で当時13歳だったサマンサ・ゲイマーに薬物とアルコールを摂取させた上で性的関係を持ち、強姦をはじめとした6つの罪に問われた。保釈中だった1978年、判決が出る前にフランスへ逃亡し、以後一度も米国の土を踏んでいない。 2人目は『テス』(1979年)の主演女優ナスターシャ・キンスキー(56)。ポランスキーは彼女と交際していたが、その関係は彼女が15歳の頃から続いていた。 2010年には、『ポランスキーのパイレーツ』(1986)でデビューした英国人女優シャーロット・ルイス(50)が、16歳のときにポランスキーに性的虐待を加えられたと記者会見で公表している。 今回新たに名乗り出たランガーは、15歳だった1972年2月、スイスのリゾート地グシュタードにある家で、ポランスキーに性的暴行を受けたという。ポランスキーの代理人と顧問弁護士ハーランド・ブラウンは双方とも、この件に関してコメントを避けている。
2017年10月04日女性向け恋愛サイトを見ていたら、ランキング上位の記事にはだいたい「セックス」の文字が入ってることに気づいてしまいました。みんなそこに思いや悩みがたくさんある…。ならば人気キーワードにあやかりたい少しでも女子のお役に立てるよう、今回のテーマは「セックスから入る恋愛」です。始めに言っちゃいますが、私個人は「恋愛はセックスから入らない方がいい」と思っています。「最後(告白→同意、の後)までとっておいた方がいい」派です。理由は簡単、セックスは「切り札」だから。駆け引きの切り札という意味ではなく(なきにしもあらずだが)、恋心だろうが性欲だろうが、ひとが誰かに惹かれた時に欲するものでいちばん濃いものだからです。言わば「最初のクライマックス」。それを初手からあっさり差し出してはあまりにもったいない。クライマックスから始まったらさらに上がるのはなかなかに難しい。特に男性は。もちろんそれでうまくいったカップルもいるだろうし人によりけりではあります。ただ「なるべく最初に致さない方がいいよ」ということで先に進みますね。恋愛サイトに頻出する記事内容で多いのは★セックスした後、彼に「また会いたい」と思わせるには★セックスしたら好きになってしまった…この後どうする?です。これに関して私の回答は明快ですが、色んな記事を読んでも同じ考えの人が出てこないので心配…。でも言います。セックスしたら即、去れそしてこちらから連絡するなです。「何それひどい」と思うかもしれない。でもそのくらいでいい。無言で服を着て去れとは言いません。(楽しかったのであれば)「楽しかった」という気持ちをきちんと伝え、そしてスマートに素早く去りましょう。あなたの家に彼が来たのであれば、居座らせず「この後用事があるのでご退出願いたい」とやんわり伝えましょう。お互いの気持ちの確認がいまいち取れてない場合、つまり勢いとノリでヤッてしまった場合、そのセックスは「アクシデント」。非日常です。なのでこちらから勝手に意味をつけ始めるのは早計です。いったん現実に戻り1人になって落ち着くべし。女性が「楽しそうだったのにすぐ帰ってしまって連絡をしてこない」と男性はおそらく「??」となります(ならない人は一夜の関係に慣れっこのヤリチン君の可能性大)。なので高い確率で向こうから連絡がくる。そこで浮かれず、あくまでクールに礼儀正しく一線を引き、レスポンス極少でいきましょう。ただこの「すぐ去って連絡しない」方法、「二度とやりたくない」場合との区別が相手にはつかないというのがたまにキズです(笑)ちなみに、★「次はないな」と思われてしまう女の子の行為とはに対する回答は・した後もずるずる居残って彼女気取りで世話を焼く・「した仲だし」という感じでいきなり距離を詰めてくるです。正確に言うと2度め3度めはあり得る。ただ本命になるのは難しい。これらは(男が女に以前から好意を抱いていない限りは)「セフレ候補」に進む行為なので大変危険です。セックスを境に世話を焼いたりやたら会いたがったりするのは「都合のいい女」か「鬱陶しい女」です。以前「セックスの後は彼の服をたたんだり朝ご飯を作ってあげるといい」という記事を見つけて仰天しました。既に付き合ってるんでなければ絶対やらない方がいい。セックスは素敵で楽しい。でも特別視しすぎるといつしか「特別だから何を置いてもそれに応じる」人になってしまいます。それは結果的に自分の価値を赤マジックでバーゲン価格に書き換えてワゴンに投げ入れることになる。安く簡単に手に入れたものを男性はあまり大事にしません。特別なものを手に入れるためにはなるべく頑張ってもらう方が得策です。した後こそ、セックス以外の場で自分自身と彼がどういう態度と言葉のやりとりをしていくか。恋心発動の前にそれを目ん玉見開いてしっかり見極めるのがいちばんのキモだと思います。Written by あゆみ
2017年09月21日~雨もロマンに〜梅の雨、つゆ。雨は万物の命のもと。渋い裾模様の着物のような薄曇りの空、肌に潤いを与えるおしめりの空気。この世には功罪相半ばするというか、もの事には良い面と悪い面があるのです。雨の日など気持ちがジメジメする時は、発想の転換を図る。この時期に合う情緒的な音楽、文学、美術、服装、洋和装、小物で、逆にその梅雨を風情として楽しんでみてはいかが?蛇の目傘や、あでやかな色の洋傘でちょっとした散歩も粋ですよ。ヴェルレーヌの詩に「巷に雨の降るごとく、わが心にも涙ぞ降る」というのがあります。ロマンの味つけをすれば雨も又、素敵じゃありませんか。
2017年06月05日竹久夢二が4月15日から6月25日まで神戸ファッション美術館にて「夢二ロマン ―神戸憧憬と欧米への旅」を開催する。大正ロマンを代表する画家、叙情詩人、芸術家と多彩な顔を持つ武久のハイカラかつエキゾチックで異国情緒あふれる作風には、彼の神戸での少年期の体験が反映されている。同展では舞妓姿の美人画・屏風絵・オリジナルの港屋版画をはじめ、特別出品の「滞欧米の素描作品」など約200点を出展予定だ。また、4月29日の13時30分からは国際浮世絵学会常任理事の中右瑛を講師に迎えて「大正ロマン講座」が行われる他、4月16と5月5日の14時からは同館学芸員とスタッフによる「ギャラリートーク」が、4月23日、5月21日、6月18日の10時から11時30分には「バックヤードツアー(美術館探検編)」も行われる。【イベント情報】「夢二ロマン ―神戸憧憬と欧米への旅」会期:4月15日~6月25日会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)入館料:一般500円、小中高生65歳以上250円和装での来館は入場無料
2017年03月27日公開初日を迎えた映画『愚行録』の舞台あいさつが18日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、石川慶監督が出席した。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による直木賞候補作の同名小説を映画化にした本作は、ロマン・ポランスキーなどを輩出した名門・ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川慶監督の長編映画監督デビュー作。主人公・週刊誌の記者である田中役を妻夫木聡、田中の妹・光子役を満島ひかりが務め、人間関係における羨望、嫉妬、見栄、駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の愚行が複雑に絡み合い、人間性が極限まで試される戦慄の群像劇を描き出す。妻夫木は「このお話は見終わった後に『面白い!』というような感じではないかもしれませんが、皆さんの心に確実に何かを残せる作品だと思っているので、最後までスクリーンの絵の中に引き込まれていただければと思います」とアピール。妹役の満島ひかりについて「ひかりちゃんだったら話し合いを抜きにして、通じ合っている部分があると思っているので、安心したというのが正直な感想です。女優さんとして尊敬できるし、人間としてもお付き合いが長いので、話し合って構築するよりも感覚的に一緒に入れられるという思いが最初からあり、心強かったですね」と話し、満島も「右に同じく(笑)。私も妻夫木さんがお兄さんじゃなければできなかったと思います」と信頼を寄せていた。劇中で満島扮する光子がある秘密を抱えているが、それにちなみ「自身の秘密は?」という共通質問に、妻夫木は「秘密って言った時点で秘密じゃないですよね」と疑問を呈すも「今日は勝負パンツを穿いています。上手に何でもできるように『ジョーズ』のパンツを穿いています。あまりにも穿きすぎて穴が開いていたので、先日自分で縫いました(笑)」と告白。そんな妻夫木の回答に満島は「妻夫木さんが『ジョーズ』のパンツを穿いているのをみんなが想像している! 面白い(笑)」と茶化すなど観客の笑いを誘っていた。
2017年02月18日20世紀を象徴するフランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの人生と創作に迫る、初のドキュメンタリー映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』が、2017年4月22日(土)より東京都写真美術館ホールとユーロスペースにて公開。順次、全国でも上映される。ロベール・ドアノー、その名は知らなくとも「パリ市庁舎前のキス」という写真を目にしたことのある人は少なくないだろう。1950年にアメリカの雑誌「LIFE」の依頼で撮影され、1980年代にポスターとして発売されると世界中に広まった。この写真が撮られた当時のパリでは、恋人たちが街中でキスすることなど珍しい時代であったという。ドアノーの演出によって生まれたこの一枚は、誰もが憧れる恋人たちの都・パリのイメージを創り上げていった。生涯を通してドアノーは、“パリの日常”をとらえた数々の名作をのこしていくこととなる。街角に潜む“瞬間のドラマ”を職人技で釣り上げ、ときには演出によって“人生の真実”をより深く表現した。しかし、彼の独自の写真哲学による撮影現場はあまり知られてこなかった。本作は、撮影風景やインタビューなどの当時の貴重な資料映像や、親交のあった著名人による証言により、写真家ロベール・ドアノーのすべてに迫る、初のドキュメンタリー映画。今では世界でもっとも有名な写真のひとつとなった「パリ市庁舎前のキス」の知られざる撮影秘話も明かされる。さらに、ピカソ、フランソワーズ・サガン、ロマン・ポランスキー、サビーヌ・アゼマ、イザベル・ユペールなど、ドアノーが撮った同時代を代表する著名人のポートフォリオ作品も楽しめる。監督は、ドアノーの孫娘であるクレモンティーヌ・ドルディル。家族だからこその視点で、優しさにあふれた祖父、撮影にこだわりぬく写真家の両面を描き出し、愛とユーモアに溢れたドアノーの写真家人生を浮き彫りにする。【概要】映画『パリが愛した写真家 ロベール・ドアノー<永遠の3秒>』公開日:2017年4月22日(土)劇場:東京都写真美術館ホール、ユーロスペースほか全国順次公開監督:クレモンティーヌ・ドルディル出演:ロベール・ドアノー/ダニエル・ペナック/サビーヌ・アゼマ/ジャン・クロード・カリエール/堀江敏幸制作:2016 年/フランス/フランス語/アメリカンビスタ/80分原題:ROBERT DOISNEAU: THROUGH THE LENS字幕翻訳:星加久実/字幕監修:佐藤正子/配給:ブロードメディア・スタジオ©2016/Day For Productions/ARTE France/INA ©Atelier Robert Doisneau
2017年01月16日「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」展が上野・国立西洋美術館にて開催。会期は2017年2月28日(火)から5月28日(日)まで。19世紀フランスのロマン主義画家テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau)。新古典主義を代表する画家アングルを師に持った彼は、「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめるほどの才能の持ち主であった。この画家の作品の魅力を際立たせるのは、彼の生い立ちや画家人生における様々な葛藤や孤独感であろう。スペインの旧植民地に生まれ、父親は不在。そして、師アングルから学んだものとは矛盾する方向へと進んで行く自分の芸術観。複雑なバックグラウンドを持つ彼から生み出される作品は、独特のメランコリックな情熱を持ち、観るものの心を揺さぶる。そんな彼は画家人生を通じて、様々な様式や主題に取り組んだ。初期のアングルを唸らせた、細かく精密な筆致と調和のとれた美しさを持った作品。そして、それとは相反する、荒いタッチで溢れる怒りや嘆きなどの感情を描きだしたドラマチックなロマン主義的作品。そして、ユダヤやアラブの人々を描いた東方主題や、晩年の主教主題まで。本展で紹介される、彼の初期から晩年までの作品約110点を見れば、彼の芸術観の変化が見て取れるだろう。さらに会場では、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そして彼から影響を受けた画家たちの作品を展示。彼の作品だけでなく、その時代の美術の動きまで見て取れるだろう。【詳細】シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才会期:2017年2月28日(火)〜5月28日(日)会場:国立西洋美術館住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30〜17:30 / 毎週金曜日 9:30〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日 (ただし、3月20日(月)、3月27日(月)、5月1日(月)は開館)、3月21日(火)観覧料:・当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円・前売 / 団体:一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※上記前売券は2016年10月14日(金)~2017年2月27日(月)まで販売。ただし、国立西洋美術館では2016年10月15日(土)~2017年2月26日(日)まで販売。※団体料金は20名以上。※中学生以下は無料。※入館の際に障害者手帳の提示で、付添者1名を含め無料。
2016年11月21日第73回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ・コンペティション」部門で、日本から唯一、長編実写作品として正式上映された妻夫木聡×満島ひかりの『愚行録』。このほど、妻夫木さん、満島さんを取り囲む豪華実力派キャストたちが、全員イヤ~なやつであることが見えてくる本予告編が完成。意味深な笑みを浮かべる本ビジュアルも解禁となった。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を映画化。東北大学物理学科出身で、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で学んだ期待の異才・石川慶が、満を持しての長編監督デビューを果たす。撮影はポーランド出身のピオトル・ニエミイスキが担当し、鮮烈な印象を与えている。絵に描いたように幸せなエリートサラリーマン一家を襲った惨殺事件の真相を追う、週刊誌の記者・田中を主人公にした本作。今回の予告編は、先日解禁された特報映像よりも各キャストの人物像がより明らかになり、それぞれが妙にイヤ~な感じを醸し出し、「誰は犯人だ!」と、ますます謎が増していく映像に仕上がっている。登場するのは、妻夫木さん、満島さんはじめ、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和といった豪華実力派俳優陣。被害者、関係者を含む彼らの、思惑を持った表情とセリフが次々と飛び出してくる。「俺のために動いてくれたお礼は、ちゃんとしてるよね?」と被害者の田向浩樹(小出さん)がイヤミたっぷりに言えば、田向夫婦の学生時代の同級生・宮村淳子(臼田さん)は「やめてよ、人のせいにするの」、さらに「皆、愚かで空っぽなのよ」(稲村恵美役/市川さん)、「人間ってホンマ勝手な生き物やなあって思いますけどね」(渡辺正人役/眞島さん)と、矢継ぎ早に登場するイヤ~なセリフの数々。実は、他人のことを語っているようでいて、話している彼ら自身の本性が露わになっていく。果たして、真の被害者、そして加害者はいったい誰なのか?また、「私、殺した人知ってます」という声の主が、満島さん演じる田中の妹・光子であったことが分かる。そして、田中が放つ「悪魔みたいな生き物が、この世にはいるんです」という締めくくりの言葉と共に、画面いっぱいに登場する「仕掛けられた3度の衝撃」とは…?そして、冒頭に笑顔で走り希望に満ちていたはずの光子は、どんな秘密を抱えてしまったのか…?併せて解禁となった本ビジュアルでは、そんな豪華キャストたちの表情に迫ったカットで構成されており、妻夫木さん演じる田中武と満島さん演じる田中光子以外、全員が含みをもった笑みを浮かべ、イヤ~な印象を残している。「他人を語り、本性を現すのは、誰だ?」のキャッチコピーがさらに不穏さを押し出し、彼らの“愚行”の数々を予感させる仕上がりとなっている。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月18日『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲監督が初のロマンポルノに挑む『ジムノペディに乱れる』が、板尾創路主演で11月26日(土)より公開されることが決定。この度、本作のポスタービジュアルと予告編が到着した。自宅のピアノから流れてくるエリック・サティの「ジムノペディ」の音色。目を覚ました映画監督の古谷慎二(板尾創路)はピアノが置かれた部屋へ足を踏み入れるが、そこにはピアノを弾いていた妻の姿はない――。古谷は久々に新作映画の撮影に入っていた。国際映画祭で高い評価を得た名声は過去のものとなり、いまでは低予算映画の仕事にありつくのがやっとだった。かつては「精神が研ぎ澄まされていれば、金がなくても映画だ」と、どんな条件でもやる気を失わなかったが、いまでは「こんな現場は映画じゃない」と愚痴っている。撮影直前になって、主演女優の安里(岡村いずみ)がラブシーンで愚図りはじめ撮影が進まない。古谷は強引に説得するが、安里と言い争いとなり、険悪な雰囲気のまま撮影は中断してしまう。その日、古谷は昔から関係がつづく衣装部スタッフと一夜を共にする。そして翌朝、彼女から安里が降板したことを知らされる…。映画は製作中止となり、時間を持て余した古谷は、街で会った映画専門学校の教え子・結花(芦那すみれ)の部屋に転がり込む。思わせぶりな態度で挑発してくる結花と体を重ねる古谷。雨の音に紛れてどこからかジムノペディが聞こえてくる…。本作は、今年生誕150年を迎えたエリック・サティの名曲「ジムノペディ」の調べにのせ、ラブストーリーの名手・行定監督が、切なく不器用な大人の愛を官能的に描いている。今年で製作開始から45周年を迎える“日活ロマンポルノ”のリブートプロジェクトの一環で製作された本作。今回メガホンを取った行定監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、園子温監督、中田秀夫監督ら第一線で活躍する監督陣が完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも話題。さらに、先日行われた「第21回釜山国際映画祭」でのワールドプレミア上映には、韓国を代表する鬼才映画監督キム・ギドクや、映画プロデューサーのアン・ドンギュなど韓国映画関係者が来場し本作を絶賛した。主演を務めるのは、芸人や俳優など様々な顔を持つ板尾さん。映画監督としても2本の作品を残し注目される彼が、今回は全てを失い自暴自棄になっている映画監督の男・古谷演じる。古谷を惑わすヒロイン・結花には、これまではBOMI名義でミュージシャンとして活動しており、本作が本格的な映画デビュー作となる芦那すみれ。もうひとりのヒロイン・安里には、大河ドラマ「真田丸」の出演など、注目の若手女優・岡村いずみ。2人とも本作で初めて濡れ場に挑戦し、美しく官能的なラブシーンを披露している。そして、本作の見どころの一つとなっているのが、古谷が<1週間>、ヒロイン2人を始め、田山由起、田嶋真弓、木嶋のりこ、西野翔らが演じる様々な年齢層の女性たちと官能的に乱れる姿。さらに、ロマンポルノを代表する女優・風祭ゆきもカメオ出演している。このほど初解禁された予告編には、古谷が女たちの肌のぬくもりに助けられながら、失った何かを探し求める姿が描かれており、古谷をとりまく女たちとの官能的なシーンを想起させる映像がちりばめられている。本作は、中央線沿線が舞台になっており、ロマンポルノにも深い関わりがある映画監督の実話エピソードにもインスパイアされているそう。終盤に放たれる「感じるんだ」というセリフには、不感症で不寛容な時代へ一石投じるものになっている。なお、豪華監督陣による完全オリジナルの新作ロマンポルノを、「新作製作 powered by BSスカパー!」として製作開始。新作公開に併せ「BSスカパー!」にて、各作品の劇場公開同日の深夜0時より【R15+版】で放映される。『ジムノペディに乱れる』は11月26日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年10月18日