今回は、妊娠中や出産時に起こりやすい痔についてお話しします。 妊娠中に痔になりやすい理由子宮が大きくなると、足から心臓へ戻る静脈が圧迫されるため、肛門周囲の静脈がうっ血しやすいこと、肛門が子宮に圧迫されやすい位置にあること、硬い便の排泄を繰り返すことから、妊娠中は痔になりやすいです。 妊娠すると、妊娠を維持する作用をもつプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンが母体の中で増加しますが、このプロゲステロンは、腸の動き(蠕動運動)を抑える作用があります。妊娠前から慢性的に便秘があると、プロゲステロンの作用がさらに腸の動きを鈍くさせることになります。腸の動きが鈍くなることで便が腸内にたまりやすく、便が硬くなり、ようやく体外へ硬い便が排泄されたことをきっかけに、溜まっていた便が次々と排泄され、軟便~下痢便を排泄することもあります。便秘と下痢を繰り返すことで痔になる妊婦さんもいます。痔は痛み・出血・かゆみなどの症状が起こりますが、出血した場合、切迫早産などに伴う性器出血ではないか、おしるしではないかと驚かされることも少なくありません。妊娠中は特に症状がなくても、経腟分娩のときに強くいきんだことで、痔が発生することもあります。肛門からの出血であれば、妊娠や胎児への影響はありません。痔の症状は塗り薬だけで治るケースが多く、必ず手術しないといけないわけではありません。 妊娠中や出産時に起こりやすいおしりの症状・いぼ痔いぼ痔には、内痔核(ないじかく)と外痔核(がいじかく)があります。直腸(粘膜)と肛門(皮膚)の境目にできるものを内痔核、境目の外側にできるものを外痔核と呼びます。 内痔核の場合、最初はあまり症状がありませんが、次第に大きくなって出血したり、排便や出産のときに肛門の外側へ脱出してきたりします。軽度であれば、脱出しても指で押し戻すことが可能ですが、出血や痛みが続く場合は早めに受診したほうが良いでしょう。 外痔核の場合、小さいうちは軽い痛みですが、大きくなると肛門部分にしこりができて座るのも辛かったり、破裂して出血することもあります。外痔核はしこりが大きく痛みが非常に強い場合は手術が必要なこともあります。 ・きれ痔きれ痔は裂肛(れっこう)といいます。肛門部分は、通常の粘膜よりも血行が悪いですが、硬い便を無理やり押し出したり、緩い便を何回も繰り返すことで、直接便と接する部位が傷つき切れてしまうことがあります。 ・肛門周囲皮膚炎痔があることで、肛門周囲の皮膚にかぶれ・ただれ・かゆみが起こることがあります。妊娠中は便秘や下痢を繰り返すことで肛門が過敏になっていて炎症が起きることもあります。入浴やウォシュレットで清潔を保つことは大切ですが、せっけんでゴシゴシ洗いすぎると、かえってかゆくなることもあります。 いずれの場合も、妊娠中や産後に使用可能な塗り薬を使うことでほとんどは治りますので、症状に悩む場合は担当医に相談しましょう。 日常生活で気をつけること・肛門周囲の清潔を保ちましょう。肛門周囲が汚れていると細菌が繁殖して、かゆみや炎症を起こします。排便後にウォシュレットで洗浄したり、おしり拭きで軽く拭き取るなど、肛門部分の清潔を保つことは予防にもつながります。 ・おしりを冷やさないように気をつけましょう。おしりを冷やすと肛門周囲の筋肉の緊張が強くなります。正常な肛門は排便時に肛門括約筋の緊張を自然に緩めますが、緩みにくい状態で排便するときれ痔になりやすいです。また、血行が悪いときれ痔の治りも悪くなります。毎日湯船に浸かることは、肛門部分だけでなく体全体の血行を促し、症状を和らげるのに役立ちます。 ・便秘や下痢に注意しましょう。妊娠中は便秘や下痢を起こしやすいので、食事や運動、睡眠などの生活習慣を見直しましょう。必要があれば下剤や整腸剤を産婦人科で処方してもらい、肛門部分に負担のかからない排便を心がけましょう。特に便が硬いことで肛門部分に傷ができたり、出るときの痛みがつらいようなときは、酸化マグネシウム製剤という緩下剤で便を柔らかくすることで、症状が改善されることがあります。 ・同じ姿勢を続けないように過ごしましょう。座ったままや立ちっぱなしなど同じ姿勢で長時間過ごすと、肛門のうっ血をきたすことがあります。肛門への圧迫を避けるため、姿勢を変えたり、軽いストレッチをするなど、肛門周囲の血行を促しましょう。 妊娠中の痔に使う薬は?痔の薬は、飲み薬に比べると薬の成分が体に吸収される量が少ないので、比較的安全に使える薬といえます。しかし、長期間は使わないほうが良いと考えられるもの(ステロイド入り)や、妊娠中には使わないほうが良い抗生物質の含まれている軟膏などもあります。いずれにしても使用にあたっては、産婦人科医とよく相談すると良いでしょう。 出産すると、痔は自然に治る?妊娠や出産をきっかけにできた一時的な痔は自然に治ることもありますが、症状を我慢したり、悪化した状態で出産や子育てをすることはつらいことです。 妊娠中は、産婦人科に相談しましょう。症状がつらい場合は、肛門科などの専門医を紹介してもらいましょう。出産直後は入院中や退院時の診察で、自然に治ることが期待できるのか、治療が必要かについて担当医に相談しましょう。 産後は1カ月健診を終えると、産婦人科へ通うことがなくなり、改めて医療機関を受診するきっかけをつかめないまま子育てをする人は多いです。症状がつらい場合は、早めに肛門科を受診して相談しましょう。 まとめ妊娠中に痔になったら塗り薬で治るケースも多いので、悩むよりもまずは産婦人科に相談しましょう。 参考:・産婦人科診療ガイドライン産科編2017・肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン2014年版日本大腸肛門病学会・Pigot F et al:Risk factors associated with hemorrhoidal symptoms in specialized consultationGastroenterol Clin Biol 2005;29:1270-1274・高野正博 妊娠・分娩と痔疾患日本大腸肛門病学会雑誌43(6)19901077-1082 監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士著者:助産師 古谷真紀一般社団法人産前産後ケア推進協会プロジェクトリーダー大学病院勤務を経て、2015年より現職。妊娠中や産後の女性のココロとカラダの相談、ママパパ&赤ちゃんのちょっと気になるコトに日々応えています。
2019年09月24日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの下痢に関するご質問です。 Q.下痢の程度がわかりません生後1カ月の子について質問です。昨日から下痢が続いていますが、熱はなく、おっぱいもミルクも飲みます。どのタイミングで病院に連れていけばよいでしょうか。また、下痢だと思いますが、下痢の程度がわかりません。このまま様子を見ていていいのか、すごく不安です。 高塚あきこ助産師からの回答乳児は腸管が未熟で、腸内細菌が不安定ですので、便秘や下痢を繰り返す場合が多いと言われています。便秘や下痢を繰り返しながら、成長とともに、徐々に腸の力がつき、排便のペースができてきますよ。お子さんのご様子が普段とお変わりなく、おっぱいやミルクもしっかり飲めていて、機嫌もいいようでしたら、生理的なものとして捉えていただいていいのではないかと思います。腸内環境が1回変化すると、赤ちゃんの場合なかなか改善しないことが多く1カ月近く症状が続くことがあります。もし下痢が続いている、嘔吐がある、機嫌が悪い、元気がない、お尻がかぶれる、血便がある、おっぱいやミルクが飲めないなどあれば、小児科でご相談くださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 赤ちゃんの下痢の特徴赤ちゃんは消化管が未熟であることや母乳やミルクしか口にしていないので、大人に比べると便は緩めで、回数も多いのが特徴です。下痢には、軟便と泥状便(でいじょうべん)、水様便があります。見分ける方法としては、オムツに吸い取られてしまうような便が水様便、泥状便はその名のとおり、泥のような状態の便をさします。基本的に、赤ちゃんの便は軟便程度が多いです。 排便の回数は、1日に数回から10回以上と個人差があり、色は黄~薄茶です。赤ちゃんに異常があるとき、違いに気付けるように普段の便の状態をよく観察しておくこと良いでしょう。もし、異常なのかどうか判断がつかない場合は、便の写真を撮るか、便が付いたオムツを持って小児科を受診するのが良いです。 受診が必要な場合とは■発熱や不機嫌、腹痛などの症状、下痢をくり返しているといった場合腹痛を訴えられるのは2歳を過ぎてからの場合が多いですが、身体を内側に折り曲げて痛がることもあります。また、激しく泣いて、一定時間が経ってから再び激しく泣くといったことをくり返す場合も腹痛の可能性があります。 ■激しく泣いては泣き止み、しばらくして再び激しく泣くのをくり返す場合この場合、胃腸炎だけではなく虫垂炎(ちゅうすいえん)や腸重積(ちょうじゅうせき)などの可能性もあります。便のほとんどが鮮血で占められているようなイチゴジャムのような便や、黒っぽい佃煮のような便が出た場合も同様に、夜間でもすぐに受診しましょう。 ■便に粘液が混ざっているものが続くとき粘液は、炎症によってダメージを受けた腸の粘膜を保護するために分泌されるものなので、粘液そのものが悪いものという訳ではありませんが、腸に炎症が起きている状態が続くと、出血したり、ほかの疾患の可能性も考えられるので、一度、医療機関を受診した方がよいでしょう。 ■血液が便に混ざっている場合この場合は胃や腸など消化管のどこかで出血しているということになります。新生児メレナ、細菌感染,リンパ濾胞増殖症(りんぱろほうぞうしょくしょう)などが疑われるので、クリニックで診察を受けましょう。※リンパ濾胞増殖症は多い病気で自然に軽快します。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの下痢の原因は?病気の見分け方、対処法、注意点について」【監修:医師 松井 潔 先生 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2019年07月07日多くの下痢は、食生活を含めた生活習慣が原因で起こります。下痢を起こさないためには、日ごろの健康管理をしっかり行い、腸の健康を保つことが大切です。そこで、腸を元気にするポイント4つと、下痢になってしまったときの注意点について解説します。 下痢を防ぐ4つのポイント1.暴飲暴食を避ける食べ過ぎや水分のとり過ぎは腸の動きを過剰にしてしまいます。すると、腸から吸収されるはずの水分がとり込めず、便の水分量が増えて下痢を引き起こします。また、「早食い」も消化不良を起こしやすく下痢の原因となるので注意が必要です。2.腸を元気にする食べものをとり入れる腸内の善玉菌は、乳酸や酢酸を作って腸内を酸性にし、食中毒菌や病原菌による感染症の予防や免疫力を高めてくれる作用があります。善玉菌を増やすには、ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆・漬物など、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を毎日とり入れるのが有効です。他にも、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖を含む野菜類・果物類・豆類を食べるのもよい方法です。3.腸を刺激してしまう食べものを控える脂っこい食事や香辛料たっぷりの食事、コーヒーやアルコールは、腸を刺激して下痢を起こす原因に。ほどほどを楽しむようにしてくださいね。4.冷えからカラダを守る冷たいものをとり過ぎて胃腸が冷えると、消化機能が低下してしまいます。また、寝冷えでお腹が刺激されたときも同じ状態に。普段からお腹を冷やさないよう工夫することが大切です。 下痢になってしまったときの対処法とは激しい下痢のときは、大量の水分を失ってしまい、脱水症状を引き起こすことがあります。湯冷まし・薄めの麦茶や番茶・常温のミネラルウォーター・スポーツドリンクなどをこまめに少しずつ飲むようにしてください。食事も、おかゆや柔らかめのうどんのような胃腸に負担が少ないメニューを選び、胃腸を休ませてあげましょう。しばらく症状が続く場合は、医師に相談してくださいね。 下痢の時におすすめ食材脂身の少ないお肉・白身魚(タラなど)・半熟ゆで卵・茶碗蒸し・豆腐・よく煮込んだ野菜など 普段から、栄養価の高い食事と適度な運動を心がけるのも下痢の予防に効果的です。できることからとり入れ、体力と抵抗力をつけるようにしましょう。
2019年05月22日妊娠をすると、便秘に悩まされる方も多いのですが、逆に下痢に悩む方もいます。今回は、妊娠中に起こりやすい生理的な変化に伴って起こる下痢と、細菌やウィルスなどの感染によって起こる感染性の下痢について解説します。 生理的な妊娠中の下痢について妊娠中は、生理的な変化に伴い下痢が起こることがあります。主な原因は次のものになります。 プロゲステロン(黄体ホルモン)の作用妊娠すると、妊娠を維持する作用をもつプロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンが母体の中で増加します。このプロゲステロンは、消化器系の内面の平滑筋を緩めさせて、腸の動き(蠕動運動:ぜんどううんどう)を抑制する作用もあります。これは、食べ物を胃や腸内をゆっくりと時間をかけて移動させることで、効率よく栄養の吸収をするためです。プロゲステロンによる腸の動きが鈍くなることで、便が腸内に長く留やすくなります。その後、ようやく体外へ硬い便が排泄されたことをきっかけに、溜まっていた便が次々と排泄される際に、軟便~下痢便になることがあります。 慢性的な便秘の影響妊娠前から慢性的に便秘があると、プロゲステロンの作用が、さらに腸の動きを鈍くさせることになります。直腸内に便が溜まって自力で容易に排便できない便塞栓が生じた場合、直腸の粘膜と便のわずかな隙間から液状の便が漏れ出てきて、下痢と間違えるケースもあります。 食生活の変化妊娠前から慢性的に便秘があると、プロゲステロンの作用が、さらに腸の動きを鈍くさせることになります。直腸内に便が溜まって自力で容易に排便できない便塞栓が生じた場合、直腸の粘膜と便のわずかな隙間から液状の便が漏れ出てきて、下痢と間違えるケースもあります。 鉄剤の内服による副作用妊娠中は貧血になりやすいですが、鉄剤を内服し始めたばかりの時期に、下痢や便秘などの副作用が起こる場合もあります。併せて処方された鉄分の吸収を促すビタミンCを含むビタミン剤を内服することで、下痢や便秘などの消化器症状が助長されるケースもあります。鉄剤を内服し始めてから下痢が起こった場合は、早めに医師や助産師へ相談しましょう。 精神的なストレス妊娠に伴う緊張感や生活環境から受けるストレスによって自律神経が乱れて、腸の動きが活発になりすぎて、下痢を起こすことがあります。 感染性の妊娠中の下痢について妊娠中は抵抗力が弱まり、妊娠していない状態よりも細菌やウィルスなどに感染しやすいため、食中毒や胃腸炎によって下痢になることがあります。感染性の下痢が必ずしも流産や早産、胎児へ悪影響を起こすわけではありませんが、もし感染源に心当たりがあれば、早めに受診して治療を受けましょう。ここでは原因となる代表的な菌やウィルスについて説明します。 カンピロバクター感染源:加熱が不十分な肉料理。菌が付着した調理器具や手指が更なる感染を起こすこともある。特徴:加熱に弱い菌であるが、低温に強いため冷凍庫や冷蔵庫のなかでも死滅しない。潜伏期:2~5日症状:腹痛、下痢、発熱など予防:肉類は十分に加熱する。調理後の調理器具や手指は、しっかり洗浄・消毒する。 サルモネラ感染源:卵特徴:食中毒を起こす代表的な菌。食品を低温で保存し十分に加熱調理することで死滅する。潜伏期:潜伏期8~48時間症状:吐き気や嘔吐から始まり、腹痛や下痢を起こす急性胃腸炎が起こることが多い。予防:妊娠中は生卵を避ける。卵は必ず冷蔵庫に保管して、短期間に消費する。調理する際は、卵黄も卵白も固くなるまで十分に加熱して菌を死滅させる。 ウェルシュ菌感染源:菌が付着した肉や魚の入ったカレーやシチュー、スープなどの煮込み料理。特徴:熱に強く、空気を嫌う。潜伏期:6~18時間症状:腹痛や下痢対策:加熱調理したものを常温で放置しない。一晩以上、常温で放置した煮込み料理は食べない。 ノロウィルス感染源:主に加熱調理が十分でない二枚貝(牡蠣、ホタテ、ムール貝など)。ウィルスに感染した人が調理した食品。特徴:冬場に流行する食中毒や胃腸炎の原因となる。潜伏期:1~2日症状:嘔吐や下痢などの急性胃腸炎を起こす。予防:貝類は十分に加熱する。調理後の調理器具や手指は、しっかり洗浄・消毒する。 妊娠中に注意が必要な食中毒食中毒を起こす一部の菌や寄生虫の種類によっては、妊婦が感染すると、胎盤や胎児へ移行して、流産や早産、死産、あるいは産まれた赤ちゃんへ影響を及ぼすことがあります。下記の2つは、特に妊娠中に感染しないように注意が必要ですが、妊婦さん本人は感染しても必ず下痢をともなうわけではなく、無症状なことがあります。 リステリア菌食中毒の原因となる菌。発育する温度の幅が広く、塩分に強く、冷蔵庫の中でも増殖する菌です。感染してもなにも症状が起こらないケースもありますが、妊婦が感染すると倦怠感や発熱などインフルエンザのような症状を起こし、時に吐き気や下痢を起こすことがあります。 【リステリア菌による食中毒を起こす危険性のある食品】・生肉レアステーキ、ローストビーフ、生レバー、馬刺し、鳥刺し、ジビエ(野生鳥獣の肉)、ユッケ・加熱殺菌されていない食品生ハム、生ベーコン、生サラミ、スモークサーモン、肉や魚のパテ、未殺菌の牛乳、コールスローサラダ、コーンサラダ、カニカマ・加熱処理されていないナチュラルチーズブルーチーズ、カマンベールチーズ、チェダチーズ、モッツァレラチーズ※日本製のものは加熱処理されている製品もありますが、製品によって異なるため食品表示を確認しましょう。輸入品は加熱処理していない製品が多いので、食べないほうが安心です。 トキソプラズマ加熱が不十分な肉や感染したばかりのネコの糞や土の中にいる寄生虫で、妊婦が初めて感染した場合は、流産や死産、赤ちゃんの脳や視力に障害(先天性トキソプラズマ症)が生じることがあります。 妊娠中に下痢になったときに心がけること■まずは自己判断せずに、医師や助産師へ相談する妊娠中に下痢が起こることは珍しいことではありませんが、妊娠にともなう生理的な変化によるものか、それともなんらかの感染によるものなのか、自分で判断することは難しいです。下痢が続く場合は、次の妊婦健診を待たずに早めにかかりつけの産婦人科を受診して相談しましょう。診察の結果に応じて、妊娠中に内服可能な整腸剤などが処方されますので、下痢止めや整腸剤、吐き気止めの効果のある市販薬や常備薬、過去に処方されたお薬を自己判断で飲むことはしないほうが良いです。 ■水分をこまめに補給する脱水を予防するために、こまめに水分を摂りましょう。水分補給には、胃腸の刺激になりにくい温度(冷たすぎず、熱すぎない)で糖分を含まない水や麦茶などが適しています。水分を飲みこみづらい場合は、胃腸へ刺激にならない程度に、氷の欠片をなめたり、砕いた氷を食べて水分を補ってもかまいません。食事もとれず、水分を飲みこむことさえ難しい場合は、入院治療が必要な可能性がありますので、速やかに産婦人科へ受診しましょう。 ■腸に刺激を与えるものは避ける下痢が続いて、食欲がないときは、できるだけ食物繊維や脂肪の少ない食品をやわらかく調理した食事を摂るように心がけ、酸味や辛味の強い料理、水分の多い食品、乳製品などの腸の動きを刺激するものは控えましょう。食事が摂りづらい状況が続くと、清涼飲料水、飴やガムなどで空腹を満たす方もいますが、清涼飲料水や菓子類に含まれる人工甘味料は、腸内で消化吸収されにくい性質をもち、時に急激に腸の動きを活発にして下痢の原因となることもありますので、下痢が続く間の摂取はなるべく控えましょう。 ■イオン飲料の飲みすぎに注意する下痢が起きた際に、水分補給としてイオン飲料(スポーツドリンク、経口補水液など)を飲む方もいると思いますが、イオン飲料は、糖やミネラルなどを含むものの、糖をエネルギーに変換するビタミンB1を含まないため、多量に飲んだり、水分補給をイオン飲料だけに限定してしまうと、ビタミンB1欠乏による脚気(かっけ:末梢神経障害や心不全)、ウェルニッケ脳症(眼球運動の異常、歩行困難、意識障害)を引き起こす危険性があります。水分補給として、イオン飲料しか飲めない場合は、速やかに産婦人科へ受診しましょう。 ■適度な安静と保温を心がける腹部への圧迫を避けて、ゆっくりと休みましょう。下痢が続く場合は、ブランケットを掛けたり腹巻きなどによる腹部の保温をすることで、おなかの中の臓器の循環血液量を増加させ、消化吸収を助けたり、腸内の炎症の回復をはかることができます。また、保温することは、痛みを和らげたり、精神的なリラックスをもたらします。 まとめ下痢が流産や早産の直接的な原因にはなりませんが、下痢が続けば、十分に食事を摂れず、母体の体力を消耗することになります。妊娠中の下痢が生理的な変化にともなって起きたものなのか、感染によるものなのかは自分で判断することは難しいです。妊娠中に下痢が続いたり、腹痛や嘔吐など他の症状をともなう場合は、早めにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
2019年04月13日32歳で次女を出産したあと、ずっと体調が悪い日々が続きました。症状は、ひどい倦怠感や疲労感。何をしたわけでもないのに疲れ切ってしまうのです。どんどん減っていく体重と一向によくならない体調。これは、病名がなかなかわからずに苦しんだ私の体験談です。 やたらとイライラしてしまった産後次女を出産したあと、やたらと気持ちがイライラすることが多くなりました。出産・育児はすでに長女のときに経験しているので、育児に戸惑うということはありませんでしたが、なぜかイライラ。 とにかく、感情の起伏が激しくなりました。でも、これといった決定的な身体的な症状が出るわけではなく、病院でも原因はわからず、数カ月が過ぎていきました。 「体重減少」と「指先の震え」と「多汗」産後5カ月後には、ダイエットをしたわけでもないのに体重が10kg減りました。相変わらずイライラは続き、そこにひどい疲労感と倦怠感が加わりました。夜はなかなか眠れなくなり、朝は起きられなくなり、生活のリズムは崩れていくばかりです。 そして、新たに表れた症状が「指先の震え」。手のひらを開くと、指先が小刻みに震えました。脈が速くなり、頻繁に汗をかくようになったのもこのころです。 「高熱」と「ひどい下痢」で病院へ2カ月ほど経ったある日、高熱と下痢で病院を受診しました。風邪との診断を受け、帰宅しましたが、症状は一向によくならず、3日後に再び病院へ。そこで新任の内科の先生に診察してもらい、状況は一変しました。 その先生は私を診察すると「バセドウ病の疑いあり」と判断し、血液検査をおこなったのです。その結果、私の不調の原因が「バセドウ病」だと判明し、1カ月の絶対安静、入院生活を送ることになりました。 先生によるとバセドウ病は女性に多く、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される内分泌系の病気で、症状は個人差があるそうです。症状が悪化する前に早めに受診できるとよかったなと思います。著者:恋瀬たまこ一男二女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月12日子どもが、突然吐いた! 服はどうやって洗えばいいの…? 消毒ってアルコール? 汚れた布団はどうすれば…?そんなパニックになったことのある方もいるかもしれません。嘔吐下痢はある日突然やってきます。そして、看病している間に、ふと気づいたら自分も気持ち悪い…。あっ、もしかしてうつったかも…■嘔吐下痢は突然やってくる嘔吐下痢を起こす病原体はたくさんあります。有名なノロウイルスやロタウイルスをはじめ、感染力が非常に強く、適当に処理をしてしまうと家族みんなが嘔吐下痢になってしまうこともあります。看病する側がダウンすると、吐きながら子どものお世話をする事に…。消毒や洗濯、じつは家にあるものでかなり対処できます。感染力が強いので、できる限りのことをやっても感染してしまうことももちろんありますが、看病と同時にやれる範囲のことをやって、家庭内感染を防ぎましょう!■ハイターを使って消毒薬を作ろう嘔吐下痢の場合、「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒するのが確実です。アルコールでの消毒は残念ながらノロウイルスやロタウイルスなどをやっつけるには不十分です。※人体には次亜塩素酸ナトリウムは使えません。例えば手などを石鹸でよく洗った後に補助的にアルコール消毒するのはありです。次亜塩素酸ナトリウムなんて聞いたことがないと思うかもしれませんが、じつはハイター、キッチンハイター、ミルトンなどのことです。(ワイドハイターは成分が違いますので使えません。ラベルの成分表示をご確認ください)▼消毒薬の作り方作り方はイラストのとおり、原液を書いてある量入れ、水で薄めて、注意書きをして子どもの手が届かないところに保存します。イラストに書いてあるのは約200ppmの濃さの消毒液です。この濃さで作れば、衣服のつけおきや、汚染が比較的少ない場所の消毒に使えます。金属を腐食する作用がありますので、拭いた場所は10分後にしっかり水拭きしましょう。また、光に弱く日持ちしないので、1日1回作り直しましょう。※人体には使えません(触る時は手袋で)。そして誤飲が怖いので、絶対に子どもの手が届かないところへ!▼下痢や嘔吐で汚れた床やトイレを消毒する方法嘔吐したものや場所の消毒、下痢のついたオムツを処理するときには、1000ppmの濃い消毒液を作ります。作り方や注意事項は基本的に同じ。<1000ppmの消毒薬の作り方>●ハイターの場合:10ml(付属のキャップ1/2杯分、もしくはペットボトルキャップ2杯分)●ミルトンの場合:50ml(付属のキャップに2杯・もしくはペットボトルキャップ10杯)入れて、水で薄めて作りましょう。※どっちを使っていいか悩んだ時は1000ppmの方を使えば確実です。■嘔吐下痢で汚れた衣服の洗い方さて、汚れた服はどうやって処理するといいでしょうか?すぐ洗うのでなければ、ゴミ袋やバケツに入れておきましょう。乾燥すると病原体が舞い上がって、吸い込むと感染してしまいます。▼嘔吐下痢で汚れた衣服の洗い方次のイラストのとおりに準備し、できる限りの汚れをぬぐいとってから、まず予洗いします。●漂白しても大丈夫なものであれば、200ppmの消毒薬を使って消毒できます。30分〜1時間浸けおきしてから洗濯しましょう。●漂白できないものは煮沸消毒が確実です。ぐらぐら煮立って1分くらいで消毒できます(85℃1分が目安)ので、それから洗濯します。▼漂白、煮沸消毒ができない衣類の場合漂白しても困るし、鍋で煮るにも大きすぎて…と言った場合には、次善の策になりますが、次のような方法もあります。●熱湯を複数回かける●予洗いを何度も水を換えて行う●洗濯機を複数回回す●スチームアイロンをかける確実に消毒できるというわけではありませんが、リスクを抑えることができます。また、これはあくまで「消毒」であり、「嘔吐した後の汚れ」が落ちるわけではありません。嘔吐や下痢で染色してしまうと、洗っても落ちないこともあります。一番手軽で確実なのは「捨てられるものは捨てる」ことです…。最後の手段ではありますが、看病しながら消毒するのは思いの外大変です。できる範囲でやれることをやりましょう。■下痢や嘔吐で汚れた床やトイレを消毒する方法フローリングの床やトイレなど、拭き掃除が可能なところであれば消毒は比較的簡単です。やり方を一度覚えるとさっとできますので、ぜひ習得してください!▼床を消毒する方法イラストのように進めていきます。汚れた場所が乾かないよう、また間違えて踏んづけたりしないよう、まずキッチンペーパーなどをかぶせて近づけないようにします。窓を開けて換気しながら、捨てる準備と消毒の準備を整え、まずは外側から内側に向かってできる限り繰り返しふきとります。ふき残しがあると消毒の効果が下がるので、ここは念入りに。消毒する場所にキッチンペーパーをかぶせ、上からしっかりひたひたになるくらい1000ppmの消毒液をかけます。10分後に水拭きします。汚れたものは全部まとめて捨てます。一度閉じたゴミ袋はもう開けないこと! 開けると病原体が撒き散らかされてしまいます。■布団にはペットシーツが活躍します!一度汚れてしまうと、消毒するのも洗うのも大変です。とくにソファや絨毯、布団といった大物は汚れるともうどうしようもないことも…。そんなわけで活用して欲しいのがペットシーツ!▼ペットシーツの活用方法ペットを飼っていない人には馴染みがないかもしれません。ペットのトイレ用の使い捨てシーツなんですが、簡単にいうとシート状のオムツのようなものと思ってください。片面が吸水性があり、かつ、反対側は水が染み出ないよう防水加工がされています(オムツと一緒です)。布団などにかぶせておけば、その上で嘔吐したり下痢をもらしても、汚れた部分だけ丸ごと捨ててしまうことができ、処理が圧倒的に簡単です。とくに嘔吐の可能性がある小さいお子さんを布団で休ませるとき、バスタオルなどを下に敷いて布団の保護に使っていると、染み込んでしまって布団も汚れることがあります。また、汚れたバスタオルを消毒&洗濯しているときりがなくなります。ペットシーツを家に準備しておくと、ものすごく処理が楽になりますので、よかったら活用してみてください。ペット用がどうしても生理的に受け付けない方は、介護用の防水シーツというものもありますよ。■畳や絨毯などの消毒はスチームアイロンで!…間に合わず、汚れてしまった布団に関しては、内部に入り込んでしまうので、布団のクリーニング業者さんにお願いするのがベストです。家庭用の乾燥機では難しいのですが、業務用の乾燥機で高熱&乾燥の力で消毒が可能です(ただ、嘔吐なんかの汚れは嫌がる業者さんもあるかもしれません)。そして、ちょこっとの汚れならスチームアイロンでいけます!イラストのように「あて布」を湿らせて、スチームアイロンで2分、消毒できます。熱に弱い素材では変性してしまう可能性がありますので、十分注意して行ってください。あくまで消毒であり、汚れがきれいになるわけではありません。以上、家庭にあるものを活用した、嘔吐下痢の時の消毒方法でした。一度流し読みをしておくだけでも、急場の時に「あっ、そういえばこうすればよかったはず」と落ち着いて対処することができます。その他、詳しいゴミの捨て方やちょっとしたホームケアの話もブログに書いてあるので、困った時はご活用ください。 感染性胃腸炎・ノロウイルス・嘔吐下痢対策総合ブログ /HAL@女医
2019年01月31日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。体調をくずしやすい時期になりましたね。そう…かーちゃんがもっとも恐れる季節です。インフルエンザや胃腸炎など、冬は感染症のオンパレード! いつ病気をもらってくるかわからない子どもたちに、かーちゃんは毎日毎日ヒヤヒヤしています。というのも、わが家の子どもたちは胃腸が弱いのか、毎年、必ずと言っていいほど感染性胃腸炎にかかってしまうのです(涙)。そして感染力の強い胃腸炎で家族全滅! がお決まりのパターン。あ~本当に恐ろしい~!今回は、2歳のモン太が初めて胃腸炎でけいれん(!?)を起こして大パニックになったお話です。この日はおでかけするために準備をしていたかーちゃん。しかし、モン太の機嫌がとても悪く、なかなか準備が進みません…そのとき!突然のおう吐!びっくりしたかーちゃんでしたが、すぐに予定を取りやめ様子を見ることに。その後4、5回ほど吐き、夕方になってから病院で診てもらうとはやりの胃腸風邪とのことでした。「特効薬はなく、とにかく菌を出さないと治らない」と言われ、ひたすら看病…。 次の日、繰り返し続いたおう吐が少しおさまったかなと思ったところで、今度は下痢の嵐!オムツを変えると、白くて水っぽい便! 初めて白いうんちを見たかーちゃんは固まりました…。しかし、水分は取れるようになってきたのでこのまま引き続き様子を見ることに。そして3日目。食欲も出てきたのでおかゆを食べさせてひと安心していたところ…。柵につかまっていたモン太がいきなり後ろに「バタン!」と倒れました。モン太はけいれんを起こしていて、手は突っ張って、口はパクパク泡を吹き目はうつろ…。初めてのことにかーちゃん大パニック! どうしていいかわからず、生まれて初めて救急車を呼びました。 救急車はすぐに来てくれ、着いたころにはモン太の意識は戻っていました。隊員の方にどのくらいけいれんしていたかなどを聞かれ、すぐに病院へ。原因ははっきりとはわかりませんでしたが、「脱水によるけいれんかな?」ということでした。胃腸炎でけいれんを起こすことは、まれにあるようで、お医者さんの優しい言葉に泣きそうになりました。ちなみに、けいれんを起こした場合は時間をはかり、1分くらいでおさまるようなら、焦らずに自分の足で病院に来ても大丈夫とのことでした。もし5分くらい続く場合は、すぐに病院へ行ったほうがいいとも言われました。その後は症状もおさまり、けいれんも起こさず無事に回復したモン太でしたが、また次の年に同じように胃腸炎になり、また同じようにけいれんを起こしてしまいました(涙)しかし! 2度目は、時間をはかって意識が戻るのを確認し、病院に連絡、受診と、取り乱さずに冷静に対処することができました。とはいえ、何度経験してもヒヤヒヤしてしまう冬の感染症。「今年こそはウイルスに負けない!」と消毒スプレーをかけまくっているかーちゃんなのでした…。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2018年11月24日はじめまして、こしいみほです。田んぼに囲まれた地で夫・義両親・娘(3歳)・息子(1歳)と暮らしています。普段は仕事家事育児の合間に子どもたちの成長記録を絵日記としてノートに描き残し、 instagram に投稿しています。今回から育児にまつわるあれこれを書かせていただくことになりました。がんばるぞ! おー!さて第1回目は出産特集に乗っからせていただきまして、私の陣痛についてお話したいと思います。これが陣痛、ってわかるもの? 下痢かもしれないのに? 陣痛です! って言って急いで産院行って下痢でした~ってなったら恥ずかしすぎじゃない??1人目の出産前は、陣痛が来た時に自分がそれに気づくことができるのかというのが大きな不安でした。実際の陣痛がどうだったかというと。ムムッ!? お腹が痛いような…気のせいのような…下痢か? しかしトイレに行きたいわけではない…。ズキッ、っていうかググッ、みたいなこの痛み…もしや? ついに? キタ?!? ………あれ、痛くない。あれー? さっきのは気のせいか? ………ムムッ!?(以下繰り返し)痛みが一旦引き、また同じような痛みが出てくるということが何度か繰り返されたことで、これが陣痛だ! と確信。というわけで、【下痢の痛みに似ているが、下痢の時のようなグルルルルという下ってくる感じ(つまり便意)はない】というのが私の陣痛のはじまりでした。この段階ではひきつり笑いくらいはできます。しかし痛くない→痛くなる の間隔が5分、3分と短くなり子宮口が開いてくると、笑みを浮かべることは不可能に。ウホホーッ! うわさ通り超痛い~!腰から尻方面に走る痛みは、肛門側から同じくらいの力で押し返すことで±0に近づけることができますが、夫が全力でテニスボールを押さえつけても陣痛が勝ってしまうほどに、その痛みのパワーはすごいのです。ではどうすれば陣痛を楽にできるのか?えっと…耐えるしかない…かな…。何の参考にもならない! ごめんなさい! 「絶対にわが子に会うんだーっ!」と心を強く持って痛みに耐え続けたというのが、私の1人目出産時の陣痛でした。これから初めての出産を迎える方に言えることはただひとつ。止まない雨はない、開けない夜はない、終わらない出産はない。そう、陣痛は、終わります! 頑張ってね!!!初回からなんともお役立ち度が低い記事になってしまいましたが、読者の方が愉快な気持ちになるような連載にできるよう努力する所存ですので、これからどうぞよろしくお願いいたします。
2018年08月08日お腹の不調がつらい「過敏性腸症候群(IBS)」の具体的な症状とは?出典 : お腹が痛い、下痢や便秘が長引いている、お腹にガスが溜まっているような気がする。腸の疾患がないのにお腹に痛みがあったり、調子が悪く、それに関連した下痢や便秘などの異常が数ヶ月以上続くなどの症状に悩まされているなら、過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome: IBS)かもしれません。過敏性腸症候群の症状は多岐にわたります。代表的なお腹の痛み、腹部不快感、下痢・便秘が続く症状のほかにも、腹部膨満感(腸内に水分やガスが溜まりお腹が張って苦しい状態)、おならがよく出る、食欲不振、頭重感、お腹がゴロゴロ鳴るといったさまざまな身体症状が現れます。夜寝ている時に症状が出ることはほとんどなく、排便すると一時的に症状から解放されるのも特徴です。過敏性腸症候群には身体症状だけでなく、精神症状が伴うケースもあります。特に重症になると、トイレに自由に行けない環境に不安を感じたり、見た目では理解されない苦しみを抱え込んだりします。過敏性腸症候群は命にかかわる病気ではありませんが、日常生活に支障をきたし、生活の質が著しく下がる病気です。学生であれば、授業中やテスト中に何度も教室を抜け出すのがつらい人もいます。働いている人であれば、通勤には各駅停車を使って、いつでもトイレに駆け込めるように対策している人もいるほどです。こういった不安や苦痛を隣り合わせのため、勉強に集中できなくなったり、働く気が起きなくなったりすることもあるようです。さらには外出を控えるようになり、不登校になったり、仕事を辞めることまで考える人もいます。参考:過敏性腸症候群(IBS)患者さんとご家族のためのガイド「Q1 過敏性腸症候群(IBS)ってどんな病気ですか?」|日本消化器病学会ガイドライン実は10人に1人が過敏性腸症候群。4つのタイプや性別・年齢との関係は?出典 : 過敏性腸症候群は、便の形状や排便頻度によって4つのタイプに分かれています。・便秘型: 週に3回以下の排便で便が固くなる。お腹にガスが溜まりやすい。・下痢型: 1日に3回以上の排便で便が水っぽくなる下痢型。急に襲ってくる便意があるため、トイレに自由に行けない環境に不安を感じやすい。・混合型: 便秘型と下痢型の症状を繰り返す・分類不能型: 以上3つのタイプには当てはまらないタイプ過敏性腸症候群は10人に1人がかかっている病気で、決してめずらしい病気ではありません。男性より少し女性に多く、加齢とともに患者数は減少すると考えられています。一般人口の11.2%(95%CI,9.8%-12.8%)が IBS を発症しており,男性に比べて女性が発症しやすいことが示された(男性:女性=1:1.67)。年から,1991年から,2001年からの各10年間にわたるIBSの有病率は変化していない. しかし,30歳未満,30歳代,40歳代,50歳代,60歳以上の有病率は各々11.0,11.0,9.6,7.8,7.3%であり,全体として,50歳以上ではそれより若年者に比して有病率が低い傾向が認められた.過敏性腸症候群を発症する原因は?ストレスとの密接な関係が指摘出典 : 過敏性腸症候群の発症の原因は解明されていません。ただし、腸の検査や血液検査をして、腸に明らかな異常(潰瘍や腫瘍など)がある病気ではないため、ストレスが原因ではないかと考えられることも多くあります。実際に、過敏性腸症候群はストレスと密接な関係があり、強いストレスを感じたときには症状が強く表れ、ストレスが軽減されたときには、症状が軽くなる傾向があります。これは脳と腸が自律神経でつながっていて、脳が不安やストレスを感じ取ると、その影響を受けて腸の動きが乱れ、痛みを感じやすい状態になるためです。特に過敏性腸症候群の患者はこの状態が強く現れる傾向があり、腸の動きの早さによって下痢や便秘などの症状につながります。精神的なストレスを感じていなくても、過労や睡眠不足、乱れた食生活が続いている場合は腸に負担がかかっているため、過敏性腸症候群を発症しやすくなります。また細菌やウイルス性の胃腸炎から回復した後は、過敏性腸症候群にかかりやすいと言われています。そのほか、腸内細菌のバランスが崩れて発症することもあります。善玉菌が減って悪玉菌が増えることによって腸が過敏になるためです。参考:過敏性腸症候群(IBS)の病態・診断・ 治療|日本内科学会雑誌 第102巻 第 1 号・平成25年 1 月10日過敏性腸症候群の症状にあてはまったら…出典 : 過敏性腸症候群の症状が続いている場合は一度病院の受診を検討するとよいでしょう。まずはかかりつけ医もしくは内科医に行き、重症で内視鏡検査などの精密検査が必要になる場合は消化器内科か胃腸科をおすすめします。もし大きなストレスがかかる状態が続いていて、抑うつ状態や気分の落ち込みがある場合は、心療内科やメンタルクリニックの受診も視野に入れてみましょう。診察の際、飲んでいる薬があれば必ずお薬手帳を持参してください。また、直近の健康診断の結果が手元にあれば合わせて持参すると、診断がスムーズになります。腹痛、下痢・便秘を繰り返す腸の病気は、過敏性腸症候群以外にもあるため、医師の診察をしっかり受けることが必要です。過敏性腸症候群の診断にはどんな検査がある?出典 : 過敏性腸症候群の診断は、国際消化器病学会の専門委員会が作成した診断基準で、国際的にも多くの医師が用いている「ローマⅢ基準」によって行われます。IBSの診断基準(ローマⅢ基準)最近3ヵ月の間に、月に3日以上にわたってお腹の痛みや不快感が繰り返し起こり、下記の2項目以上の特徴を示す1)排便によって症状がやわらぐ2)症状とともに排便の回数が変わる(増えたり減ったりする)3)症状とともに便の形状(外観)が変わる(柔らかくなったり硬くなったりする)「ローマⅢ基準」による診断を確定するために尿・便検査、血液検査のほか、症状や過去にかかった病気(既往歴)や家族の既往歴によって、腹部X腺検査、大腸内視鏡検査、超音波検査、CT検査などが追加されることもあります。急激な体重減少・血便・寝ている間もトイレに行きたくなる場合は、過敏性腸症候群ではなく他の病気の可能性もあるため、追加の検査が必要となることもあります。潰瘍性大腸炎やクローン病などの初期症状は過敏性腸症候群の症状に似ていること、細菌・ウイルスに感染していることも考えられるため、自己診断ではなく必ず病院で診察を受けましょう。検査以外にも、心理状態や生活状況を聞き出して総合的に診断することもあります。市販薬で乗り切れているから自分は大丈夫だ、と思っていても重大な病気が隠れている場合もあります。胃に違和感を感じたり、下痢や便秘などの症状に悩まされている場合は、早めに医師による診断をしてもらいましょう。治療法はさまざま。症状に合った治療法を選ぶことが大切出典 : 過敏性腸症候群の治療は、たいてい以下の順番で行われます。1 生活習慣の改善・朝、排便をする習慣をつける・夜更かしをせずに十分な睡眠をとる・運動不足であれば適度な運動をする(運動療法)※運動することでストレスが減り、便通も促されるため2 食事指導(食事療法)・香辛料、冷たい飲み物、脂っこいもの、コーヒーやアルコールなど、腸に刺激を与えるようなものは控える・食物繊維を多く含んだ消化に良い食べ物を食べる・食事は早食いしない、食事を抜かない、1日3食決まった時間にとる3. 薬物療法・生活習慣や食事を改善しても症状が変わらない場合は、症状(身体症状・精神症状)に合わせて薬や漢方を使う4. 心理療法・薬を使ってもあまり症状が改善されないときやストレスが強い場合は心理療法が用いる・心理療法には認知行動療法やストレスマネジメント、対人関係療法などがある※薬を使いながら心理療法を併用する治療もある過敏性腸症候群の治療では、自分の症状に合った治療法を選び、症状を改善させます。日常生活の工夫で過敏性腸症候群を予防することはできる?出典 : 過敏性腸症候群を予防できるという研究はありませんが、普段からの心がけで症状を避けたり軽減したりすることはできます。十分な睡眠、心地よい睡眠環境、規則正しい食生活、お酒やたばこを避ける、ストレス解消法を見つける(休む時間を作る)、胃に優しいものを飲む・食べるなどさまざまな方法があります。もし運動不足であれば、軽い散歩をすることで、腸の働きを整えるだけでなくストレス解消になります。こうした規則正しい生活習慣や自分なりのストレス解消法を取り入れて過敏性腸症候群を改善していきましょう。まとめ出典 : 過敏性腸症候群は、めずらしい病気ではありません。ただし、お腹の不調を伴う病気は過敏性腸症候群以外にも多くあるため、一度病院で医師の診察を受けることが重要です。下痢や便秘が長引けば、ストレスや不安も大きくなり、生活の質も落ちてしまいます。現在過敏性腸症候群の治療法はたくさんあり、自分の症状に合わせて治療ができます。もしもお腹の不調に悩んでいるのであれば、なるべく早めに病院に行って症状を軽減していくことをすすめます。
2018年05月15日妊娠すると、自律神経が乱れ、腸の働きがうまくいかなくなるため、便秘をしたり下痢をしたりすることがあります。多くの人は便秘がちになりますが、中には便秘の後に下痢をするという方も。やわらかめの便が出る程度なら心配はありません。様子を見ましょう。1日に何度も水のような便が出るときは要注意。妊娠中は免疫力が低下するため、通常よりも食中毒などになりやすくなります。なにかのウイルスや菌に感染している恐れがあります。このような場合には、受診して、下痢の原因が何かを確認し、治療することが必要です。また、妊娠の初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは全くのウソです。妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いていたとしても、それが子宮収縮につながることはありません。ただ、あまりに長引く下痢には注意が必要です。下痢によって引き起こす脱水症状と栄養不足が胎児の発育に悪影響を及ぼします。あまりに下痢がひどいときは、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給するのがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠中の「下痢」の体験談・いつもは便秘気味なのに、妊娠と同時に下痢気味になり、下痢の時にくる腹痛に毎日悩まされました。また、下痢は胎児によくないと聞いたことがあったので、不安でたまりませんでした。不安とはよそに、子どもはすくすく育ってくれて安心しました。・秘が続くと下痢になってしまいます。そうすると赤ちゃんがおりやすくなるので、妊娠中期も便秘に注意することが大切と聞きました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に下痢をすると流産するといった迷信がありますが、これは全くのウソです。そもそも、自然流産の発生率は、一般的に15%と高め。これってつまり、6~7人に1人は流産の可能性があるということ。たまたま下痢をしていた妊婦さんが流産したということから、このような迷信が広まったのだと思われます。(イメージ的にもおなかがくだる=流産って浮かびやすいですものね)妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いたとしても、子宮収縮につながることはありません。ただ、あまりに長引く下痢は要注意。というのも、それによって引き起こす脱水症状と栄養不足が胎児の発育に影響を及ぼすからです。あまりにひどい時は、病院で点滴などを使用し、身体に水分と栄養を補給するのがいいでしょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「下痢」の体験談・いつもは便秘気味なのに、妊娠と同時に下痢気味になり、下痢の時にくる腹痛に毎日悩まされました。また、下痢は胎児によくないと聞いたことがあったので、不安でたまりませんでした。不安とはよそに、子どもはすくすく育ってくれて安心しました。・お腹と腰に鈍痛があり、生理痛のような下痢のような痛みがありました。・とにかく胃のあたりが痛かった。その後、下痢と便秘が交互にきました。・胃のあたりが食あたりみたいに痛み、激しい下痢になりました。・妊娠4~5ヶ月の頃に、下腹と足の付け根あたりにズキンズキンとした痛みがありました。あとは、下痢の痛みがひどかったです。・下腹部あたりが痛くて、ずっと下痢が続いたので心配でした。・下腹部がピキピキと痛かったです。時々下痢のような痛みもありました。・下腹部に下痢の時のような痛みがありました。・下痢が続き、毎朝起床時や食後はお腹がキューっと締め付けられるような痛みと、ギュルギュルした波のある痛みやシクシクした痛みがありました。・下痢と便秘を繰り返したので、お腹の痛みは頻繁にありました。・下痢になる時の痛みで、下腹部がズキズキしました。・妊娠初期は感覚としては内部で、下痢のときのような痛みがありました。妊娠後期は、下腹部が硬くなって突っ張る感じがしました。・嘔吐下痢になり、1週間大変だったことが2回もありました。・鉄分の薬を飲んで下痢になり痔になってしまいました。でも先生は鉄分の薬が原因だったと言う事に気付くのが遅く、薬を飲み終わる頃にもしかしたら下痢の原因って鉄分の薬だったかなぁという感じで悲しかったです。・妊娠初期に下痢がひどくてのた打ちまわり、救急車を呼んでと頼んだのに、夫は「救急車呼ぶ程痛いの?」と心配していませんでした。(31歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期に下痢をすることがあります。妊娠をすると、自律神経の調節が乱れるために、腸の働きがうまくいかなくなることが原因と考えられていますが、その多くは便秘症状。ただし、便秘の後に下痢が見られることもよくあります。少しやわらかめの便が出る程度なら心配はありません。肛門を清潔にし、様子を見ましょう。1日に何度も水のような便が出る場合は注意が必要です。腸の動きすぎでおなかが張りやすくなり、子宮口が開きやすくなる可能性があるからです。妊娠中は免疫力が低下するため、通常よりも食中毒などになりやすくなります。このような場合には、受診して、早産傾向がないかを調べ、下痢の原因が何かを確認し、治療することが必要です。みんなどうだった? 妊娠中期の「下痢」の体験談・便秘が続くと下痢になってしまいます。そうすると赤ちゃんがおりやすくなるので、妊娠中期も便秘に注意することが大切と聞きました。・便秘が3日ぐらい続くと、お腹に激痛が起こり冷や汗が出て、その後下痢をしてしまいます。出してしまうと痛みは治まるのですが、この痛みが、便秘からなのか、それとも子宮の異変なのか心配になります。医師にたずねたところ、心配ないとのことでしたが、今までに無い経験なのでとても不安になりました。・妊婦になってからから、潰瘍性大腸炎にかかり、下痢の様な状態が続きました。・妊娠初期から中期の悪阻期に下痢がちで、整腸剤を飲んで良いか迷いなるべく飲まないようにしていました。しかし医師に確認すると、我慢するより早い段階で治した方がよいと言われたので、妊婦でも飲めるように処方された整腸剤は飲むようになりました。・妊娠中期、悪阻であまり食べていない時期、クリスマスにチキンを食べたらおいしくて、食べすぎてしまいました。次の日は下痢で大変な事になりました。・便秘で出ない日が続くと腹痛をともなう下痢になってしまいました。下痢になる度に不安でした。胃痛も妊娠中頻繁にあり薬を飲めず辛かったので飲んで良い薬があるのか知りたかったです。・2時間くらい運転をした後に下痢の様な痛みを感じました。・お腹と腰に鈍痛があり、生理痛のような下痢のような痛みがありました。・とにかく胃のあたりが痛かった。その後、下痢と便秘が交互にきました。・胃のあたりが食あたりみたいに痛み、激しい下痢になりました。・胃のあたりが痛くなり、立つことが出来ませんでした。胃をギュッと握られたような痛みでした。それに加え、下痢と嘔吐の症状もありました。・一時期お腹が緩くなり、下痢が続いたことがありました。・妊娠4~5ヶ月の頃に、下腹と足の付け根あたりにズキンズキンとした痛みがありました。あとは、下痢の痛みがひどかったです。・全体的に張るような症状が度々ありました。一度咳止めの漢方薬を飲んだ時に下痢を伴う腹痛がして、慌てて漢方をやめた記憶もあります。コーヒーを飲んだ時も、下痢を伴う腹痛がしたのでやめました。・腸炎になり、下痢で下す痛みで気を失いそうになりました。・便秘や下痢で痛みがあり、妊娠中だったので心配になり、翌日受診しました。・嘔吐下痢になり、1週間大変だったことが2回もありました。・鉄分の薬を飲んで下痢になり痔になってしまいました。でも先生は鉄分の薬が原因だったと言う事に気付くのが遅く、薬を飲み終わる頃にもしかしたら下痢の原因って鉄分の薬だったかなぁという感じで悲しかったです。・便秘と下痢を繰り返すので相談したら、「妊娠中はそんなもんだ」というような曖昧な答えをされました。結局いただいた整腸剤を飲んだら、すぐには効きませんでしたが、1週間くらいで治りました。・もともと便秘性で、妊娠中期から産後1ヶ月の今も病院で下剤を処方してもらっています。そのせいか、薬を飲むと授乳後 赤ちゃんが下痢気味のような。毎日飲まないようにしているが、どうしても出ないので対処方法としてはやっぱり薬に頼っています。・もともと胃腸が弱く妊娠中は下痢で悩まされました。産院で整腸剤と下痢止めをもらいました。・妊娠中期から便秘に悩まされていましたが、後期に貧血が酷くなり鉄剤を服用し余計に酷くなりました。一緒に頂いた整腸剤とのバランスが難しく、便秘と下痢を何度も何度も繰り返し痔も悪化。シモトラブルには本当に悩まされました。大分よくなりましたが、産後1年以上経っても痔は治らず。長い付き合いになりそうです。・もともとおなかを壊しやすかったが妊娠中はさらにひどくて下痢が続きました。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日数ある感染症の中でも、おう吐や下痢など複数の重い症状に苦しめられるノロウイルス。寒さも厳しくなってくるこれからの季節、注意しなければならないウイルスの1つだ。感染予防への意識を高めるためにも、今回はノロウイルスに感染したことのあるマイナビニュース会員300人に具体的な症状や、症状が続いた期間について聞いてみた。感染中につらかったときのエピソードもあわせてご紹介する。Q.ノロウイルスにかかったときの症状を教えてください(複数回答可)1位: 下痢(69.0%)2位: おう吐(68.3%)3位: 吐き気(67.0%)4位: 腹痛(40.3%)5位: 発熱(27.0%)6位: 頭痛(12.0%)7位: 筋肉痛(4.7%)Q.ノロウイルスの症状が続いた期間を教えてください1位: 2日以上~4日未満(41.0%)2位: 1日以上~2日未満(31.7%)3位: 4日以上~1週間未満(14.7%)4位: 1日未満(9.3%)5位: 1週間以上(3.3%)Q.ノロウイルスに感染し、つらかったときのエピソードを具体的に教えてください■トイレから離れられない・「トイレと友達だと言えるくらいずっとトイレにいた」(33歳女性/建設・土木/技術職)・「下痢が止まらず、ずっとトイレにいて、そこで寝ていた」(33歳男性/電機/技術職)・「下痢とおう吐が止まらなくてトイレに張り付きっぱなしだった。両方のにおいでさらに吐き気が増した」(28歳女性/ソフトウエア/技術職)■水分が十分にとれない・「脱水状態になり倒れた」(32歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「下痢が続いて脱水症になりかけたこと。身体からどんどん水分が抜けていくのが分かった」(24歳女性/食品・飲料/専門職)■家族で感染・「下痢が止まらないのと、おう吐がひどいなか、同じ症状の子どもの看病をしなくてはならなかったこと」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「子どものノロウイルスが家族全員にうつってしまい、みんなトイレの順番待ち。つらいのに子どもが吐きまくるから、洗濯物がたまるし、乾かない地獄になりました」(38歳女性/情報・IT/事務系専門職)■旅行中に発症・「台湾でウイルスにかかった。ずっとトイレとベッドの往復。せっかくの旅行が台無しだった」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「旅行中で電車の中でもよおすなど最低でした」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)■複数の症状を発症・「おう吐しながら下痢をしていた」(37歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「下痢と吐き気が同時に来て、どちらを優先するか悩んだ」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)■その他・「デートした次の日からかかったので彼氏にうつしたのではないかと自分の体以上に心配でつらかった」(34歳女性/その他/その他)・「1人暮らしの時だったので非常につらかったです。ご飯が食べられないし動けなかったので本当に死ぬかと思いました」(39歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「ブラック企業勤務だったので症状があったが休めず会社に行き失神しそうになった。帰り道の駅で失神し救急車で運ばれた」(31歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)■総評具体的な症状については、6割以上の人が「下痢」「おう吐」「吐き気」を訴えた。ほかにも、約4割が「腹痛」と回答。少数ではあるが、頭痛や筋肉痛をあげる人もいた。症状が続いた期間としては、「2日以上~4日未満」と答えた人が最も多かった一方で、「4日以上~1週間未満」(14.7%)、「1週間以上」(3.3%)など、長期間苦しめられた人も少なからずみられた。さらに、ノロウイルスに感染してつらかったことについて自由回答で答えてもらったところ、「トイレから離れられない」という内容の回答が目立った。「胃の中に何もなくなっても吐き気が止まらずトイレから離れられなかった」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)など、離れられない事情から症状の重さがうかがい知れる結果となった。また、「家族全員でおう吐下痢の症状があり、きつかった」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)という回答があった一方、1人暮らしで症状に対処する大変さを訴える人もいた。これらのエピソードに加えて、やはり多かったのが「症状自体のつらさ」に関する回答だ。複数の症状が同時に発症したり、これらの症状が派生して痔(じ)や脱水症状になったりする人もいた。厚生労働省によれば、現在ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はなく、発症した場合、水分と栄養の補給を十分に行って回復を待つしかないとのこと。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になるという。苦しい症状に悩まされることのないよう、手洗いや食品の加熱処理などを徹底し、事前の予防をぜひとも徹底してほしい※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月6日~11月13日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性122名 女性178名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年11月17日生理痛で悩む女性は多い。それと同時に、生理前の便秘や生理中の下痢の症状が気になっているという人もいるのではないだろうか。実は、下痢や便秘といったお腹の不調の原因は「生理」にあるかもしれない。今回は、ライオンのヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんに、生理とお腹の関係について詳しく教えてもらった。○その下痢、もしかしたら生理の影響かも生理周期は、約5日間の「月経期」から約8日間の「卵胞期」を経て排卵し、約15日間の「黄体期」を経て、また月経期へと戻る。排卵の前後で、体内では女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌される。プロゲステロンには、子宮の収縮をおさえる作用がある。しかし、子宮だけでなく腸にも作用してしまい、便をスムーズに移動させるための腸の収縮運動も抑制してしまうため、黄体期には便秘がちになるというのだ。一方、生理が始まって月経期に入ると、プロゲステロンは減少。今度は子宮を収縮させる作用があるプロスタグランジンという物質が体内で分泌され始める。プロスタグランジンも子宮だけでなく腸の異常収縮を促すことがあり、下腹部痛を伴う下痢を引き起こしてしまう。「2014年のライオンのWEB調査では、生理年齢にある女性の15~20%が『生理時に下痢をしてしまう』と回答しています。プロスタグランジンのほかに、自律神経のバランスが崩れると腸が不調になってしまうこともあり、生理によるストレスが原因でお腹がゆるくなっている可能性もあります」と、山岸さんは解説する。同調査では、生理中に下痢が起こりやすい女性の70%が下痢に対して「何も対処していない」と回答。多くの女性が、生理中の下痢をなんとかしたいと思いながらも対処法がわからず放置していることがうかがえる。○便秘や下痢、あきらめずにしっかり対処!では、生理前の便秘や生理中の下痢には、どのように対処すればいいのだろうか。まず便秘の場合は、食事のリズムやバランスに気をつけたいとのこと。「黄体期には腸の動きがにぶくなっているので、腸を動かすために、朝・昼・晩の食事のリズムを整えるようにしましょう。朝起きたらコップ1杯の水を飲んで、朝食をしっかりととることがお勧めです」。食材は、穀類やイモ類、豆類、海草、果物など食物繊維が多いものを選び、水分をしっかりとるのがいいとのこと。ただし、栄養バランスには注意。「腸の動きをよくするためには、水分だけでなく、脂肪分もある程度は必要です。栄養バランスが崩れるような極端なダイエットは避けましょう」。なお食事以外では、腹筋やストレッチ、ウォーキングなどの適度な運動をすると腸の動きが活発になるという。続いて下痢対策についても、「刺激物や吸収されにくいものなどを避けることが大切です」と食事をポイントにあげる。具体的には、辛い食べ物やコーヒー、冷たい飲食物は消化管を刺激してしまうのでNG。また、「糖類」や「人工甘味料」が含まれている食べ物も、水分を腸にためる作用があるため、生理中は控えめにしたほうがよいとのこと。「特に、菓子やガムなどに使われている人工甘味料の中には、吸収されにくくお腹をゆるくしてしまうものもあるので要注意です」。また、早食いや食べすぎの場合も、消化不良を起こして腸を刺激するガスが発生してしまうという。食事では腹八分目を意識し、ゆっくりと味わって食べるとよいだろう。そのほか、腹部をあたたかくして体を冷やさないことも対策の1つ。冷えの改善は下痢に限らず、生理痛にもよいといわれるので、試してみると体が楽になるのを実感できるかもしれない。また、急な下痢の症状で困ったときには、下痢止めの薬を飲んでもよいという。「水なしで飲める下痢止め薬もあるので、携帯しておくと安心です。生理痛用の鎮痛剤を飲んでいる方は、飲み合わせについて薬剤師に相談してから選ぶとよいでしょう」。「そういう体質だから」とあきらめてしまっている人も多い、女性特有のお腹のトラブル。つらい下痢や便秘を解消するために、生理のサイクルにあわせた食事や生活習慣を意識してみてはいかがだろうか。○取材協力: ライオン ヘルスケアマイスター・山岸理恵子さんボディーソープほか、スキンケア商品の開発に長年携わった後、現在のヘルスケアマイスターとなる。商品開発の経験を生かし、主にライオン快適生活研究所にて健康で快適な暮らしのための情報発信に尽力している。
2015年10月08日東洋新薬はこのほど、同社商品「サポート乳酸菌 YM」にロタウイルス感染による下痢発症抑制作用が確認されたことを発表した。ロタウイルスによる感染性胃腸炎は、年末から徐々に患者数が増加し、春先にピークを迎えるとのこと。ロタウイルスは、感染力が非常に強いため感染予防は極めて難しく、5歳までに世界中のほぼすべての小児が感染し、胃腸炎を発症するとされている。日本でも感染者数は非常に多く、小児感染症における重要な病原体の一つだという。一方でサポート乳酸菌とは、「阿波晩茶(あわばんちゃ)」から単離された乳酸菌のこと。抗ウイルス作用をもつ「サポート乳酸菌 YM(Lactobacillus pentosus)」と、抗アレルギー作用をもつ「サポート乳酸菌 FG(Lactobacillus plantarum)」がある。阿波晩茶は茶葉を微生物によって発酵させた"後発酵茶"と呼ばれるお茶で、中国のプーアル茶はその一つである。日本国内では阿波晩茶(徳島県)のほか、「富山黒茶(とやまくろちゃ)」(富山県)、「碁石茶(ごいしちゃ)」(高知県)、「石槌黒茶(いしづちくろちゃ)」(愛媛県)があり、限られた地域で古くから伝わる伝統的なお茶だという。「近年、後発酵茶による血糖値抑制作用、肝機能の向上など機能性食品としての一面が注目されています」と同社。同社の実験では、母マウスに「サポート乳酸菌 YM」を出産6週間前から摂取させ、その子マウスにロタウイルスを感染させた時の下痢発症率を調べた。その結果、予防接種をしていない「ロタウイルス非免役群」の場合、「サポート乳酸菌 YM」摂取群の下痢発症率は非摂取群より約40%以上減少した。同様に、予防接種をしている「ロタウイルス免役群」の場合も、「サポート乳酸菌 YM」摂取群の下痢発症率は非摂取群の約10分の1以下に下がっている。これらのことから、「サポート乳酸菌 YM」にはウイルス性の下痢の発症を抑制する抗ウイルス作用があることがいえるという。
2015年02月17日ライオンはこのほど、「生理と下痢に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2014年6月19日~25日、インターネットで実施。20~40代の女性の中から健康上の不調を感じている人720人を無作為に抽出し、さらに生理時に「腹痛」「下痢」「頭痛」の各症状を感じる人に対象を分けて調査を行った。1年のうちに常に何らかの不調を感じることのある人は76%にものぼった。その中で生理時に感じている不調は、「生理の時に腹痛が起こりやすい」(25%)「生理の時に頭痛が起こりやすい」(18%)「生理の時に下痢をしやすい」(17%)などであり、多くの女性が生理時にさまざまな不調を感じやすいことがわかった。生理時に感じやすい「腹痛」「下痢」「頭痛」の原因について聞いたところ、いずれも1位は「体質的なもの」、2位は「ホルモンバランスの乱れ」だった。不調の症状は違っていても、原因はいずれも体質やホルモンバランスの乱れであると考えている人が多いことがわかった。続いて、生理時に感じやすい「腹痛」「下痢」「頭痛」の対処法について聞いたところ、「腹痛」は、1位の「何もしていない」(34%)と2位の「市販の薬を買う」(33%)がほぼ同数となった。「下痢」は、1位が「何もしていない」(70%)、2位が「身体を温める」(13%)となり、「頭痛」は、1位が「市販の薬を買う」(43%)、2位が「何もしていない」(28%)となった。これらの結果から、ほとんどの人が「何もしない」か「市販の薬」を飲んでいるということがわかった。対処しない人に対し理由を聞いたところ、いずれの不調も「対処したいが、対処方法がわからず、できていない」という答えが4割以上だった。調査結果を受け、同社のヘルスケアマイスター・山岸理恵子氏は、「生理周期による下痢は、そのメカニズムを理解し、正しい予防法・対処法を知ることで、軽減させることが可能です」とコメントし、原因や予防法、対処法について次のように述べた。○生理周期と下痢の関係生理周期による下痢の症状には、生理周期によるホルモン量の変化が関係しているとのこと。排卵前から排卵後にかけて体内で「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が分泌。黄体ホルモンは、子宮の収縮を抑える作用があると同時に、腸の収縮運動(便などを移動させる動き)も抑える。そのため、排卵して黄体ホルモンが分泌されると腸の働きが悪くなり、便秘になりやすくなるという。一方、生理が始まると黄体ホルモンが減少するため便秘症状は解消されるが、その反面、子宮を収縮させる「プロスタグランジン」の分泌により腸が異常収縮し、下腹部痛を伴う下痢が起きやすくなるという。また、生理の時は心理的にも不安定な状態が続くので、ストレスから下痢を起こすこともあるとのこと。○予防法&対処法は?生理周期によるの下痢の予防法として、まずは体を冷やさないようにすることが大切だという。衣服や防寒具などに気を配り、腹部を温かくすることに気をつけたいとのこと。次に下痢を起こしやすい食品を控えることもポイント。具体的には、甘味剤や果物や豆類に含まれる糖類は水分を腸内にためる作用があるため、下痢を引き起こすことも。また、辛い食べ物やアルコール、コーヒー、冷たい食べ物や飲み物なども、消化管への刺激によって下痢を引き起こすことがあるため控えたいという。また、生理の時に限らず、食べ過ぎや早食いは消化不良を起こし、その結果発生したガスが腸の粘膜を刺激して腸が異常収縮するため、下痢が起こりやすくなるという。食事はよくかんで、ゆっくり食べるように心がけたいとのこと。下痢になった場合の対処法として、生理周期による下痢は、食中毒などによる下痢とは違い、"悪いものを外に出す"という役割がないため、症状が続く場合は市販の下痢止め薬を使用するのもひとつの方法だという。「通勤時、通学途中や仕事中の急な下痢が心配なら、水なしで飲める下痢止め薬の携帯をおすすめします」と同氏。
2015年01月06日便秘や下痢のときになってしまう痔(じ)……。事前に防ぎたいけれど、なかなか人には相談しにくいものです。そこで、内科医で大阪府内科医会副会長・泉岡医院院長の泉岡利於(いずおか・としお)先生に、痔(じ)の原因と予防法についてお尋ねしました。■便秘や下痢は肛門に大きな負担がかかる――便秘や下痢のときに痔(じ)になりやすいのは、どうしてでしょうか。泉岡先生痔(じ)は、一言で言うと血流障害、血管のトラブルです。便秘や下痢になると肛門の血流、血管に大きな負担がかかり、痔(じ)になる確率も高くなります。例えば、便秘などで便が硬くなると、排便のときに肛門に圧力がかかり、出口が切れて「きれ痔(じ)(裂肛)」になります。下痢の場合は粘膜に便がたまっている状態なので、普段より肛門が刺激されて細菌感染を起こしやすくなります。また、肛門付近にある静脈叢(じょうみゃくそう)と呼ばれる毛細血管が集まった部分がうっ血してはれ上がり、「いぼ痔(痔核)」になることもあります。■アルコールや香辛料は痔(じ)の大敵――痔(じ)の予防法を教えてください。泉岡先生痔(じ)の症状が出るかどうかは、普段の生活習慣が大きくかかわります。薬や手術で治ったとしても、生活習慣を見直さなければ同じ症状を繰り返してしまいます。薬を使うことも大切ですが、何より「生活習慣を改善すること」が基本となります。また、アルコールや辛い食べ物をとりすぎると下痢や腸の炎症悪化につながることがあります。痔(じ)が気になる人は、過度の飲酒や香辛料の強い食べ物を控えるようにしましょう。ほかに、立ちっぱなし、座りっぱなしなど長時間同じ姿勢でいると肛門に圧力がかかり、血行不良を招くことから痔(じ)になりやすいと言えます。同じ姿勢を避け、血流をよくするために軽い運動やストレッチなどを心がけるようにしましょう。予防の方法を整理すると、次の6つです。痔(じ)予防のための6か条1.便秘や下痢にならないようにする2.適度な運動をする3.大量の飲酒は控える4.辛いものを頻繁にとらない5.立ちっぱなし、座りっぱなしなどの同じ姿勢を続けない6.規則正しい生活をする■痔(じ)と大腸がんでは、血の色が違う――痔(じ)と間違えやすい病気はありますか。泉岡先生痔(じ)というと、「痛い」、「血が出る」といったイメージを浮かべる方も多いのですが、実は出血もなく、痛みもない痔(じ)というものもあります。「ご本人に痛みなどの自覚症状がなく、排便時に突然、大量の血が出た。何か重大な病気かと思いあわてて来院されたが、検査の結果、体の内側にできるいぼ痔(内痔核)だった」というケースもありました。ただ、出血、腫れ、痛みなど、痔(じ)と思うような症状のなかには、大腸のトラブルが原因となって起こっている場合もあります。例えば、肛門からの出血は、「いぼ痔(じ)」や「きれ痔(じ)」のときに多い症状ですが、大腸ポリープや大腸がんの可能性もあります。それらの病気でも肛門からの出血や血便が見られることから、痔(じ)と間違いやすい疾患です。見分ける目安として、血の色があります。痔(じ)は肛門近くで出血するために採血をしたときのような鮮血になります。大腸がんなどのケースは内臓での出血のために暗い赤色になります。――ありがとうございました。痔(じ)を肛門の問題と考えるのではなく、自分の生活の根本的な生活の問題としてとらえることが、完治への近道と言えそうです。監修:泉岡利於氏。医学博士。内科医、大阪府内科医会副会長。医療法人宏久会泉岡医院院長。泉岡医院:大阪市都島区東野田町5-5-8JR/京阪電鉄京橋駅中央出口から徒歩7分TEL:06-6922-0890岩田なつき/ユンブル)【関連リンク】【コラム】ドキドキ、汗、便秘、頭痛……ストレスと疾患の境目は?【コラム】漢方医が教える。便秘プラス「ほかの何か」を治す方法【コラム】からし、ワサビ、ショウガ、ネギ。薬味には「腹やせ」効果が!
2011年12月31日