結婚7年目の34歳の翔子は、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けたのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。最初は無理矢理笑顔を作っていた翔子でしたが、次第に心の限界を迎えてしまいます。そして2人で相談した結果、不妊治療を一旦休むことを決意。そんな中、夫の不妊治療に対する意識が変わる出来事が起こります。会社でもうすぐ還暦を迎える部長がパパになる話を耳にした夫は、部長に詳しい話を聞くことに。すると、部長も不妊治療をおこなっていた事実が判明したのです。夫は自分も不妊治療をおこなっていることを打ち明けると、部長は不妊の原因は男性にもあること、さらに精液検査を受ける重要性などを丁寧に教えてくれたのでした。 部長との会話で不妊治療に対する意識が変わり始めた夫。その夜、夫は男性不妊の原因について調べ始めると、自宅でできる精液検査のキットを購入します。キットが届きさっそく検査をおこなった夫でしたが、結果はなんと基準値を下回るものだったのです。 検査結果に落胆する夫。なかなか気持ちを切り替えることができず…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー 岩盤浴から帰って来た妻の存在に気付いていながらも、精液検査の数字が基準値より下回ってしまったことに落胆した夫は、寝たふりをしていました。 (あれはあくまで簡易キットの結果であって、まだそうと決まったわけじゃ……) 翌日、夫は会社で考え込んでいると、ため息をつくところを上司に見られてしまいました。 「すごいため息だねー。どうした?何か息詰まった?」 「プログラムの修正とかならまた手伝うよ」 「ありがとうございます」 (プログラムの構成で遺伝子も操作や修正ができたらいいのにな) 夫がそんなことを考えていると、上司が話しかけてきました。 「片桐くん、検査に行くならひとりで行かないで、奥さんも一緒に誘いなさいね。それだけで奥さんの気持ちもラクになるよ」 「ごめんね。食堂で聞こえちゃって。なんか昔の自分たちを見てるような気分になっちゃって」 そう言うと、「自分の気持ちを語っていかなくちゃダメよ」と、アドバイスをしたのでした。 (もしも俺に原因があったら、翔子はどんな顔をするだろう……?) その日の夜、帰宅すると妻を誘った夫。 行為を終えると、「一緒に病院に行ってほしい」と伝えたのでした。 翌日、夫婦で泌尿器科を受診しました。 「先生からお話があるのでどうぞー」 「翔子、一緒に来て先生からの説明を聞いてくれる?」 2人が部屋に入ると、先生が話し始めました。 「精液検査と触診の結果、精索静脈瘤による乏精子症だと思われます」 「今の状態での自然妊娠は難しいでしょう」 厳しい現実を告げられたのでした。 「どんな結果でも受け入れる」と、覚悟を持って病院を受診した夫。しかし、医師から告げられた診断結果は、非常に残念なものでした。なかなか厳しい現実を受け入れるのはつらいと思うのですが、不妊の原因を知ることでこれからどうしていけばいいのか、しっかり向き合うことができると思います。2人で支え合って乗り越えていってほしいですね。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月26日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精の3度目で念願の妊娠をしたアマさん。数値も安定し、夫と乾杯して喜んでいるとき、夫が「正直、お金がもったいなかった。治療をしなくてもいずれ妊娠はしたと思う」とサラリと言ったのです。さらに不妊治療についても……。不妊症にかける金は無駄とまで…「治療をしなくてもいずれ妊娠はしたと思う」と言い、「不妊治療自体が必要か疑問だった」と言いだした夫。さらに、「転勤で仕事を辞めさせる形になったから許容してきたけど、甘えてるなーとも思ってたんだよね。妊娠なんて、タダでできるもんじゃん?」とまで言ったのです。アマさんが固まっていることにも気付かずに夫は……。「妊娠なんて、タダでできるもんじゃん?」と言いだした夫・ハルト。さらに夫の口は止まらず、「それなのにアマが深刻になり過ぎるし、何かと金をかけようとするし、正直、ついていけなかった」とまで言ったのです。そして、「不妊症なんて別に病気じゃないでしょ? そんなのにかける金が無駄なのにって気が気じゃなかった」とまで……。それまでずっと黙っていましたが、「そうね。病気じゃないね。それが何?」と思わず強い口調になりました。-----------------------アマさんは妊娠できないかもと悩み、妊娠するため懸命に不妊治療に取り組んできました。お金はかかったかもしれないけれど、それを「無駄なのに」の言葉で終わらせられたら、あまりにつらいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月26日不動産関係の会社に勤める園田順也さんは、職場恋愛で結婚した恵里菜さんと幸せな結婚生活を送っていました。しかし、順也さんは恵里菜さんに対して少しずつ気になる部分が増えていきます。頑なに話したがらない過去、体に残る傷跡、嘘を隠すような素振り、月30万円もの不妊治療と称した謎の出費……。お金の使い方に関してはケンカをすることもありましたが、恵里菜さんが使い方に理解を示してくれたことから、順也さんはこれ以上追及することをやめたのでした。数週間後、自分をつけてくる怪しげな男の影に気付いた順也さん。ストーカー行為が3日目に突入した日、思い切って男に話しかけると、「お前のせいでパチンコに行けなくなった!」と謎の暴言とともに頬を殴られてしまいます。その翌日、来訪した順也さんの父から恵里菜さんに対するセクハラ発言のオンパレードを浴びせられます……。父のあまりの態度の悪さに激怒した順也さんは、父を怒鳴りつけて家から追い出したのでした。翌朝、部屋から出てこない恵里菜さんの様子に、心配になってくる順也さん。さまざまな可能性が頭をよぎり……?不安定な恵里菜にもっと寄り添ってあげたい… 恵里菜さんの体を気づかい、部屋で休むよう声をかけた順也さんは、その日いつも恵里菜さんへ任せきりだった家事をこなすことにします。そろそろお昼になろうかという時間、ようやく恵里菜さんが部屋から出てきました。お昼ご飯を食べながら恵里菜さんに労いの言葉をかける順也さんですが、その言葉を聞いた恵里菜さんは「私は褒められるような人じゃない」急に泣き出し、再び部屋へこもってしまいます。それでも夕方には気持ちを切り替えたように、気丈に振る舞いながら普段通り家事をこなそうとする恵里菜さん。順也さんはそんな恵里菜さんを見てさらに心配になってしまうのでした。 情緒不安定な相手を前に、気づかいをすればするほど泣かれてしまうと困るもの。それでも真摯に向きあい、寄り添おうと動く順也さんの気持ちの強さに感心してしまいます。恵里菜さんと順也さんが心穏やかに過ごせる日々が早く訪れたらいいですね。>>次の話 作画:もとむらでん著者:ライター されお
2023年12月26日結婚7年目の34歳の翔子は、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けたのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。最初は無理矢理笑顔を作っていた翔子でしたが、次第に心の限界を迎えてしまいます。そして2人で相談した結果、不妊治療を一旦休むことを決意。そんな中、夫の不妊治療に対する意識が変わる出来事が起こります。会社でもうすぐ還暦を迎える部長がパパになる話を耳にした夫は、部長に詳しい話を聞くことに。すると、部長も不妊治療をおこなっていた事実が判明したのです。夫は自分も不妊治療をおこなっていることを打ち明けると、部長は不妊の原因は男性にもあること、さらに精液検査を受ける重要性などを丁寧に教えてくれたのでした。 部長との会話で不妊治療に対する意識が変わり始めた夫。その夜、夫は男性不妊の原因について調べ始めて……!? 調べれば調べるほど、莫大な量の情報が目に入ってきて…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ※「精液検査の基準値」の出典:WHOラボマニュアル第5版より。(尚、最新の数値はWHOが2021年に更新した第6版のものとなっていて、以下の数字の通りになります) ※精液量…1.4ml以上、精子濃度…1600万/ml以上、運動率…42%以上、総精子数…3900万以上、正常形態率…4%以上 ©森脇葵/ビーグリー (うわ……こんなにあるんだ) 男性の不妊の原因について調べていると、たくさんの情報が出てきました。 (さすがに一晩じゃ読み切れなかった……) 翌日会社のデスクでぐったりしながら、反省をしていた夫。 (唯一得られた情報が、会社の近くに男性不妊をやっている泌尿器科があったことくらい) そんなことを考えていると、同僚が話しかけてきました。 同僚との会話から、夫は“最後にしたのいつだっけ?”と記憶をさかのぼっていたのでした。 退勤後、昨晩調べた泌尿器科で検査を受けようと思ったものの、なかなかクリニックの中に入る勇気が持てず、その場に立ち尽くしていた夫。 すると、泌尿器科の前で会いたくなかった同僚とバッタリ会ってしまったのです。 「あれー? 片桐じゃん。何今帰りなのー?」 「おー偶然だなー。ちょっと温泉でも行こうかなって思って、そこの旅行会社に来たんだよー」 そう嘘をつくと、「じゃ! 俺はここで!!」と、立ち去って行きました。 家に帰り、会社の側の泌尿器科に行くのは、やめておこうと反省した夫。 仕方なく入った旅行会社でもらった温泉旅行の冊子を机の上に置いておくと、翔子が反応してきました。 「最近旅行とか行ってなかったし、どうかなって思って」 「あー、いいねー。温泉行きたいねー」 2人で会話をしながら、“翔子もこんな気持ちだったのかな”と妻が不妊治療に取り組んでいたときの気持ちを想像する夫。 その日の夜、ネットを調べていると、自宅で精子のセルフチェックができるキットがあること知りました。 (とりあえずこれいってみるか) さっそく購入し、調べてみることに。 (へー……こんなんなってんだ) 精子をとり終わり、一連の流れに沿っておこないます。 (俺は大丈夫) 結果が出るまでの間、頭に不安がよぎりながらも、そう自分に言い聞かせていた夫。 しかし、出てきた結果は、WHOが定める精液検査の基準値を下回る数字だったのでした。 部長との会話をキッカケに、不妊治療に対する意識や向き合い方が変わり始めた夫。セルフチェックの数字は残念ながら基準値には届きませんでしたが、体調やストレスの状態によって検査結果が左右されやすいため、2回以上の検査がすすめられています。また、今回の夫のように自宅で精液検査がおこなえる簡易キットのほか、検査機関に精液を郵送して検査するキットなども売られていますが、きちんとした診断を受けるにはやはり医療機関で検査することをおすすめします。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月25日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精の3度目で念願の妊娠をしたアマさん。やっと安定し、夫と乾杯して喜びました。「本当に長かった……」と、思わず涙が出てきたアマさん。すると、夫が「え? 泣いてるの?」と吹き出したのです。ムッとしたアマさんは……。不妊治療が必要かずっと疑問だったと…泣いている自分を見て吹き出した夫にアマさんがムッとしていると、「トータルいくらかかった?」と聞いてきました。そして「正直、もったいなかったな」という言葉が。アマさんが「不妊治療しなかったらこの子を妊娠できなかったかもしれない」と言うと、「治療しなくてもいずれ妊娠はしたと思う」とサラリと言ったのです。さらに夫は不妊治療についても……。「俺はずっと、不妊治療自体が必要かって疑問だったんだ」と言う夫・ハルト。「アマはお金を稼ぐ大変さを忘れたの?」と聞いてきました。さらに、「転勤で仕事を辞めさせる形になったからある程度許容してきたけど、それに甘えてるなーとも思ってたんだよね」と……。そして、「妊娠なんて、タダでできるもんじゃん?」とまで言うのです。-----------------------「妊娠はタダ」と言われてしまえば、たしかに多くの場合そうですが、その一方で、有料の治療をしても妊娠に至らないケースも少なくありません。ハルトさんの見方は、どこか偏っているように思えますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月25日妊活中に子宮筋腫と診断されてしまい、腹腔鏡下での切除手術を受けたもちなべさん。術後2日目の時点で歩けるようにはなったものの、まだおなかには痛みがある状態です。そんな中、術後検査を受けることになり……。本作は著者であるもちなべさんの実体験を描いた作品です。 おなかから謎の音が!患部の痛みと闘いながら、なんとか内診を受け終わったもちなべさん。するとここで、医師から衝撃の事実が明かされました。筋腫は全部で5つ切除したのですが、その総重量は325gにも及んだとのこと。その影響なのか、手術後は横になろうとすると内臓がゴロゴロと動く感覚があって……。 「腫瘍を取った周辺の臓器の位置がまだ安定してないのか、おなかの中がグニャグニャと動く感覚は今でも覚えています。そのため、あまり臓器を刺激しないよう、ベッドに横になったり起き上がったりするときは、1分くらいかけてゆっくり動くようにしていました」と、当時のことを振り返るもちなべさん。 できることが限られる入院生活では、食事が1番の楽しみになることもありますよね。しかし、食事のたびに頑張って起き上がらないといけないとなると、入院生活が少し試練のように感じられてしまうかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年12月25日結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けたのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。無理矢理笑顔を作って夫に報告したものの、心の中では相当なショックを受けていました。夫に心配されながらも翌日いつも通りに出社をした翔子でしたが、会社で望まない妊娠をしてしまった後輩と口論になってしまいます。その後、その場を逃げるように立ち去ると、夫に遭遇しました。ついに心の限界が来てしまった翔子は「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と泣きながら訴えたのでした。翔子の悲痛な叫びを聞いた夫は2人で話し合い、不妊治療は一旦休むこと決意。病院の先生に伝えると、あっさりと了承してくれました。 病院を出ると、草陰で座り込む1人の女性、淡路さんを発見した翔子。一緒に座って話を聞くと、淡路さんも不妊治療で悩んでいました。話しているうちに“友だちになりたい”という気持ちが芽生えた翔子は、連絡先を交換することに。 翌日、淡路さんに誘われて岩盤浴に行きました。そのとき、翔子が不妊治療のことを相談すると、「旦那さんの精子を一度検査をしてもらったほうがいい」という話になりました。淡路さんに相談したことで、“一度夫と話し合ったほうがいいかも……”と思った翔子でしたが、なかなか言い出すことができず……。 その日の夜、夫に誘われて久しぶりに妊活抜きの夜の営みをおこないました。行為が終わり2人で抱き合っていると、夫から「専門の病院で精液検査をしてもらいたい」と告げられたのでした。 還暦を迎える部長がパパに! 詳しく話を聞いてみると…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー ※日本産婦人科学会によると、男性側に理由がある割合と、女性側に理由がある割合はほぼ半々だと言われています。©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー “もしかしたら、不妊治療に対してそこまで真剣に考えていなかったのかもしれない”と思い始めた夫。 この日、会社に行くと、もうすぐ還暦を迎えるという部長が来年パパになるという話を耳にしました。 同僚とその話をしていると、夫と目が合った部長が近づいてきました。 「あの……おめでとうございます。楽しみですね」 「あーいや……ははは……ありがとう。嫁にどうしてもとせがまれてね」 「いいなー。やっぱアレっすか。若い嫁さんだと自分も若くなったりするもんすかねー」 「ははは。だったらよかったんだけどなー」 「まぁいわゆる試験管ベビーってやつよ」 「詳しく知りたかったら個別に教えてやるぞ」 そう言うと、その場を立ち去って行きました。 その後、別の社員に話しかけられた夫。 健康診断の話について軽く話すと、言葉の節から“みんなそれぞれ事情があるのではないか?”と感じたのでした。 お昼の時間になると、朝の話が気になった夫は、部長の隣に行ってごはんを食べることに。 「あの……部長のところ、人工授精か体外受精をしたってことですか」 「ん? あ、子どものこと?何? 興味あんの?」 そう聞かれると、夫は治療をおこなっていたことを話し始めました。 「でもなかなかできなくて少し休もうかってなってて……。なんていうか男の俺にできることなんて何もなくて歯がゆいです」 「いやいやいや、お前にできることいっぱいあるだろ」 部長はそう言うと、男性ができる具体的なサポート例をいくつか挙げました。 さらに、夫に対して精液検査が済んでいるかを尋ねてきたのです。 「あ、それは婦人科で妻と一緒にやりました。問題なかったと聞いてます……」 「はい。ブッブー。アウト―。なんで妻から聞いてんの? 俺が聞いてんのは自分で行ったのかってことですー」 「産婦人科じゃなくて泌尿器科メンズへルース」 「泌尿……? それは行ってないです」 「なぜ!? WHY!?」 「妻はあなたは行かなくても大丈夫じゃないって……。仕事も忙しくて休めないし」 「嫁さんも仕事してんだろ?忙しいのは一緒じゃないの?」 「忙しいのを理由にしてるだけで、自分には必要ないと思ってるんじゃないの?」 厳しい部長の言葉にハッとすると、これまで何1つ祥子をサポートできていなかったことに気付いた夫。 また、部長との会話から、男性が不妊の原因の場合もあるということを知ると、その日の夜、男性不妊の原因についてを調べ始めたのでした。 精液検査は産婦人科でも受けられますが、精液検査のみになります。一方で泌尿器科では、精巣(睾丸)の状態を調べる詳しい検査や、必要に応じてホルモンの状態を調べる検査など、より詳しい検査を受けることが可能です。そのため、最初から泌尿器科で精液検査を受けるほうが、精液に問題があった場合の再検査などを省略することができます。子どもを望んでいる男性であれば、一度は泌尿器科で検査を受けてみるといいでしょう。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月24日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精の3度目で念願の妊娠をしたアマさん。検査の数値が低く不安でしたが、妊婦健診で「来週も順調でしたら卒業です」と言われました。帰宅して夫と乾杯しているとき、今までのことを思い出して泣いていると、夫はプッと吹き出して……。今、それを言うんだ…医師に「来週も順調でしたら卒業です」と言われたことを夫に報告し、2人で乾杯したアマさん。夫から「本当に長かった」と言われ、「言い方はモヤるけど、喜んでくれてるんだ」と思いました。アマさんも今までを振り返って泣いていると、「え? 泣いているの?」と吹き出した夫。思わずムッとしたアマさんでした。アマさんが「何、その表情」と思っていると……。妊娠までの長い道のりを思い出して思わず泣いた私を見て、「泣いているの?」と吹き出した夫・ハルト。「何、その表情」と思ってムカムカしていると、「それよりここまでトータルいくらかかった? 後で金額をまとめて見せてね」と言いだしたのです。「今、それを言うんだ……」と思っていると、さらに「正直、もったいなかったな」とまで……。私が「もし不妊治療しなかったら、この子を妊娠できなかったかもしれないじゃない」と言うと、「別に治療しなくても、いずれ妊娠はしたと思うよ」とサラリと言ったのです。-----------------------妊娠はいつするか、何回するか医師でもわからないもの。「いずれ妊娠した」と言われたら、それも反論のしようがありません。ハルトさんはずっとそう思っていたから、お金のことばかり気になったのかもしれませんんね※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月24日40代前半のとき、原因不明の肌のかゆみに悩まされるようになりました。しかし、なかなか治らなかったかゆみが、あることがきっかけで劇的に良くなったのです!肌のかゆみに悩まされ、皮膚科に通院…私は30代まで肌のトラブルとは無縁だったのですが、40歳で原因不明の肌のかゆみに悩まされるようになりました。湿度が高い時期は問題ないのですが、乾燥する季節はかゆくて仕方ない……。そんな状況が続き、だんだん気分が落ち込んでいきました。乾燥を防ぐために保湿剤を塗ったり、肌にやさしい生地の服を着ても、ピリピリする感じが治まらずなかなか良くなりません。思い悩んだ私は皮膚科に行き、かゆみを抑える薬や医療用の保湿剤をもらうことになりました。この処方で症状は少し落ち着いたのですが、以前のように無症状とはいかず、若干ピリピリするようなかゆみは残りました。いつの間にかなくなっていたかゆみ一生このかゆみが続くのか……と悲しく思っていたのですが、ある日子どもの世話に追われて忙しく、体をまったく洗わずに頭だけ洗って済ませた日がありました。すると、その日は肌のピリピリ感が少ない感じがしたのです。またしばらくたったある日、子どもの風邪がうつって、高熱で寝込んだ日がありました。その日はお風呂どころではなかったため、2日間お風呂に入らずに布団でウンウンうなっていました。熱も落ち着き、そろそろ起き上がろうか……と思ったそのとき「あれ? そういえば、体がまったくかゆくないぞ?!」と気付きました。その日はほとんど体を洗わずに、洗髪だけをするようにしたのですが、そうすると、かゆみがまったくなくなったのです! にわかには信じがたく、次の日も、その次の日も体を洗わなかったのですが、やはり、かゆくない……! 数カ月ぶりの開放感にうれしくて泣きそうになりました。かゆみの原因はまさかの洗い過ぎ!私は長年ボディタオルを使用していて、それを使ってゴシゴシ体を洗っていました。かゆみがひどくなってからは、極力こすらずにやさしく洗っていたつもりだったのですが、かゆいからこそ無意識にゴシゴシと洗ってしまっていたようです。体のかゆみの原因は、洗い過ぎだったということがわかり、すぐにボディタオルを捨てました。デリケートゾーンだけは、やさしくせっけんを泡立てて手で洗いますが、その他はまったく洗わずに、湯船に浸かるだけ…という生活を始めました。すると、体を洗わずとも臭くなることはなく、むしろ肌にツヤが出るようになったのです。まとめ若いころはガシガシ体を洗っても何もトラブルにならなかったのに……と悲しい気分になりましたが、もう自分の肌は強くないのだと割り切って、現在も髪の毛だけ洗う生活を続けています。あれだけかゆかったのがうそのように、現在は快適な生活を送っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。イラスト/sawawa著者/中野迷子結婚15年目、小学生と幼稚園の2児の母。大手外資系生命保険会社の総合職を退職後、出産を機に主婦に。現役時代は、省庁へのレポート作成業務・システム仕様書の作成などをおこなっていた。
2023年12月24日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で受けた人工授精はうまくいかなかったものの、体外受精の3度目で念願の妊娠をしたアマさん。しかし、検査の数値が低く、不安が拭えませんでした。数カ月後の妊婦健診で「来週も順調でしたら卒業です。母子手帳ももらっておいてください」と言われ、「やっとここまで来た」と涙が出てきました。夫なりに喜んでいるのだろうと…医師から「来週も順調でしたら卒業です」と言われたうれしさで、「病院を出た後もぼーっとしていたアマさん。「出産まではまだ長いのだから、これから悲しい結果にならないとは限らない。気を引き締めないと!」と思いつつも、今だけは喜びに浸りたいと思うのでした。帰宅後、夫と乾杯しつつ喜んでいたとき……。帰宅後、夫と乾杯していると、これまでの不妊治療を「本当に長かったよなぁー」という夫・ハルト。「言い方はモヤるけど、ハルトなりに喜んでくれてるんだ」と思いました。本当にここまで長かった……そう思ったら、また涙が。すると、「え? 泣いているの?」と吹き出したハルト。思わずムッとしてしまいました。-----------------------ハルトさんに悪気はまったくないのでしょうが、誰でも泣いている自分を笑われたら傷つきますよね。こういう場面では特に、思いをわかってもらえない、分かち合えない寂しさも感じてしまいそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月23日結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。「やっぱダメだったわ」と無理矢理笑顔を作って夫に報告した翔子でしたが、心の中では相当なショックを受けていました。会社では妊娠を望まない後輩がつわりに苦しんでいて、翔子が慰めの言葉をかけると、言い合いに発展。「産みたくなんてなかったのに!」と吐き捨てる後輩に対して、「だったら私にその子ちょうだいよ!」と、強い口調で返した翔子。 その場を逃げるように立ち去った翔子は、夫に遭遇しました。心がズタズタになった翔子は「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と、泣きながら夫に訴えたのでした。 その翌日、会社を休んだ夫は祥子を散歩へ誘いました。2人でコーヒーを飲みながら、今後のことを話し合い、翔子の心は軽くなったのでした。そして、不妊治療は一旦休むこと決意。病院の先生に伝えると、あっさりと了承してくれました。 病院を出た翔子は、草陰で座り込む女性を発見します。翔子が話しかけると、女性の目から突然涙が……。女性は落ち着きを取り戻し、自らの不妊治療の体験を話し始めました。その話を聞いて、“もっと彼女と話をしてみたい”。そう思った翔子は連絡先を聞くことに。翔子は同じ悩みを持つ友だちができたことに、うれしさと心強さを感じていたのでした。 不妊の原因は夫かもしれないと思い始めて…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー 新しくできた友人・淡路さんに教えてもらったホームセンターでネコ用の砂を買い、帰宅した翔子は夫と一緒に夕食を済ませました。 ベッドに入ると、男性不妊について検索をする翔子。 (裕ちゃんに原因があるとは思いたくないけど、やっぱり検査してもらったほうがいいのかな……) その翌日、翔子が仕事をしていると、淡路さんから連絡がきて、2人で会うことになりました。 「でも人工授精5回もやったんだよね?そのとき先生に何か言われなかったの?」 「実は2回ほど運動率が悪くてダメになったことがあって……」 「えっ、そうなの!?それって旦那さんは知ってるの……?」 「ううん。でも最初の検査ではギリギリだったけど、ストレスとか体調とかもあるけど、正常範囲ですって言われてたし……。私もなんか言いづらくて……」 翔子の話を聞いた淡路さんは、「原因がわかったほうが心も軽くなるよ?」と返しました。 その言葉を聞いて、夫を傷つけずに伝える方法を考え始めた翔子。 すると、淡路さんは自分の体験談を話し始めたのです。 「裕ちゃんもそうかなー……。やっぱり男の人からしたら、抵抗があるんでしょうか」 「自分の精子に問題があるとは思いたくないのかもしれないですね」 「どうやって説得したんですか?」 「プライドを傷つけないように、かつ理論的に、感情的にならずかわいくお願いしてみる感じでうちはやっと重い腰を上げてくれたけど……」 「うちはそのせいで未だに、治療に協力してる俺が抜けなくて、めんどくさいことになってますよ」 そう言うと、検査を受けるなら婦人かではなく、泌尿器科のほうがいいとアドバイスをした淡路さん。 (私なんて2年も治療してきてるのに、何も知らないもんな……) 淡路さんの話を聞いて、翔子はふと我に返ってしまったのでした。 不妊治療について夫とちゃんと話し合ったほうがいいと思いながらも、なかなか言い出せずにいました。 “サラッとなんてムリだ……” 頭の中でそんなことを考えると、猫に引っかかれてしまいます。 「大丈夫!?」 「あいたー油断した」 夫は祥子の引っかかれた傷口を見たあと、その手をグッとひっぱりました。 「ごめんしたくなった。そういうの抜きでしてもいいかな……?」 (今日はもういいや……) (なるべく義務にはならないようにしてきたつもりだったけど、やっぱり違ったんだな) 終わったあと、2人で抱き合っていると、「お願いがあるんだけど……」と切り出してきた夫。 「今度俺と一緒に病院に行ってくれる?」 「専門の病院で精液検査をしてもらいたいんだ」 祥子の目を見ながら夫はハッキリとそう言ったのでした。 突然「精液検査を受けたい」と言ってきた夫ですが、夫自身も薄々自分に原因があるのではないかと思っていたのかもしれないですね。“不妊の自分は原因かもしれない”と疑いたくない気持ちもわかるのですが、一度この機会に検査を受けてハッキリとしたほうが、2人のためになるのではないかと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月23日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で受けた人工授精はうまくいかなかったものの、体外受精の3度目で念願の妊娠をしたアマさん。しかし、検査の数値が低いため、不安が拭えませんでした。すると夫から「大げさだなあ。そんなにネガティブだったっけ?」という言葉が。「今までの不妊治療はささいなことだったの?」と思うアマさんでした。感激のあまりぼーっとして夫の言葉にモヤモヤしつつも、おなかの子と自分の体を守るため、ストレスをためないようにしようと思ったアマさん。不安と緊張の日々を過ごしていましたが、数カ月後の妊婦健診で「来週も順調でしたら卒業です。母子手帳ももらっておいてください」と言われました。「やっとここまで来た」と自然に涙が出てきました。アマさんは病院から出た後もぼーっとして……。病院を出た後、ぼーっとしながら歩いている自分に気付き、「いけない! 気を引き締めないと!」と思いました。これまで2回、妊娠検査薬で陽性が出たものの、そのすぐ後に流れてしまいました。また、人工授精も2回受けたものの、うまくいきませんでした。その経験があるだけに、出産まではまだまだ長いのだから、これからだって悲しい結果にならないとは限らないと思ったのです。でも、今だけは喜びたいと強く思いました。-----------------------あまりにうれし過ぎると現実感がなくて、思わずぼーっとしてしまうことがありますよね。アマさんにとってそれほど大きな出来事だったのでしょう。こういうときは思い切り喜びたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月22日結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。「やっぱダメだったわ」と無理矢理笑顔を作って夫に報告した翔子でしたが、心の中では相当なショックを受けていました。翌日出社をすると、妊娠中の後輩に「つわりがつらい」と話しかけられてしまった翔子。“今はあまり聞きたくない話題なんだけどな……”。そんな風に思いながらも、とっさに前向きな言葉を返すのですが、後輩は「妊娠したことない先輩に何がわかるんですか」と言ってきたのです。 さらに、「産みたくなんてなかったのに!」と吐き捨てるように言う後輩。その言葉を聞いた瞬間、翔子はこれまで我慢していた心の糸が切れてしまいました。「だったら私にその子ちょうだいよ!」強い口調でそう言うと、世の中には子どもが欲しくても授かれない人もいると反論。その後、翔子はその場を逃げるように立ち去ると、夫に遭遇しました。夫に泣きついた翔子は、「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と泣きながら訴えたのでした。 その翌日、会社を休んだ夫は祥子を誘って散歩へ行くことに。2人でコーヒーを飲みながら子どもについて話をしていると、夫は祥子と一緒にいられることが幸せだと伝えました。さらに、加えて「ゆっくり自分たちのペースでやっていこう」と提案。その言葉に翔子の心はフッと軽くなったのでした。 帰る途中、2人の後を追ってきた子猫の存在に気付いた翔子。「君のパパとママになってあげるね」と言ってやさしく抱きかかえると、家に連れて帰ったのでした。 不妊治療をいったん休むことを決意。すると…©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー 不妊治療を始めて2年が経過していた翔子は、毎月の期待と落胆に疲れてしまい、一度治療を休むことを決意します。 その日、病院を受診すると、医師から「一旦お休みということでいいんですか?」と確認され、「はい」と答えた翔子。 「再開するときはいつでもいらしてくださいね」 「え……?」 医師が翔子の反応に疑問を示すと、翔子は「もっといろいろ言われるかと思ったので」と答えました。 「お休みしたいとなればそれを尊重しますよ」 「失礼します」 そう言って病院を出た翔子は、茂みの近くに座り込む女性を発見しました。 翔子が声を掛けると、女性の目からは涙が……。 「なんかすみません。お見苦しい所をお見せしちゃって」 「私もつい最近までそんな感じだったので、なんかそのまま通り過ぎることができなくて……」 その言葉に反応した女性は、自分のことを話し始めました。 (私と彼女の境遇は全然違うけど、その気持ちは痛い程わかる) 翔子が内心そう思っていると、「よし次また頑張るぞ!!」と気持ちを切り替える女性。 「こういう話ってなかなか人にできないから……」 「わかります。こっちが軽いノリで言っても謝られちゃったりして、気まずくなっちゃうんですよね」 「あ、いけないもうこんな時間。仕事抜けてきてるからこれで」 女性はそう言って立ち上がると、翔子にペット用品の情報を教えてくれました。 「声かけてくれてありがとう。またクリニックで見かけたら声かけてくださいね」 「あのっ、あ……その……もしよかったら連絡先交換しませんか?」 “彼女ともっと話がしたい”。率直にそう思った翔子は、女性と連絡先を交換したのでした。 突然泣き出した女性のバッグに基礎体温表が入っているのを見つけると、ほっとけなくなり、一緒にその場に座り込んだ翔子。不妊治療を受けていた身として治療のつらさを知っているからこその行動だったの思うのですが、女性にとって翔子のやさしさはとってもうれしかったのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月22日皆さんは、病気で苦しい思いをした経験はありますか?今回は「原因不明の病気」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!原因不明の病気主人公は高校生です。物心ついたときから、原因不明の病気に悩まされていました。しかし、どの病院に行っても心因的なのものだと診断され、まったくよくならないのです。飲むと気持ちが楽になるという薬を病院からもらい、母に薬を飲むように勧められますが…。薬を飲むが…出典:エトラちゃんは見た!原因が心因的なのものではないと思っていた主人公は、不安な表情に。そして主人公の予想通り、3ヶ月間薬を飲んでも体調はよくならず、それ以降は母に隠れて日々薬を吐き戻していました。その後、主人公は大学に進学し、1人暮らしを始めました。するとまた原因不明の病気が悪化してしまい、病院へ。医師は「原因が判明しました」と主人公に言います。なんと、主人公は米アレルギーだったことが判明。主人公は「なんで気付かなかったんだ!」と驚愕するのでした。読者の感想原因不明の病気は怖いなと思いました。米アレルギーだと判明してよかったですが…。長年苦しんだ主人公の気持ちを考えると、もっと早く判明しなかったのかと思ってしまいます。(30代/女性)原因が米アレルギーだったとは、驚きでした。どの病院に行っても「心因的なもの」と診断されてしまうのもつらいですね…。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月22日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精を受けたアマさん。3度目の移植で医師から「妊娠しています」と言われました。しかし、検査の数値が低いと言われて不安が拭えないアマさん。妊娠を喜ぶ夫にそれを伝えると、「大げさだなぁ」と言われました。おなかの子を守るために…妊娠はしたものの、数値が低いと言われて不安がっているアマさんに、「大丈夫だって! みんなサクサク産んでるじゃん!」と笑顔で言う夫。「アマってそんなにネガティブだったっけ?」と言われたアマさんは「大事なものができて、急に失って、なんとかここまできて、私は変わった」と思いつつ、「今までのことは夫にとってささいなことだったの?」と思うのでした。それでもアマさんは「こんなことは何でもない」と……。夫・ハルトの言葉にモヤモヤしつつも、「こんなことは何でもない」と自分に言い聞かせました。おなかの子と自分の体を守るために、ストレスをためないようにしようと思ったのです。そうは言っても不安はあり、緊張もする日々でした。でも数カ月後、妊婦健診で医師から「来週も順調でしたら卒業ですね。母子手帳ももらっておいてくださいね」との言葉が。母子手帳と聞いて「やっとここまで来た」と涙が出てきました。-----------------------これまでずっと妊娠に至らず、アマさんは何度もめげそうになったことでしょう。そうした経験を重ねていただけに、母子手帳と言われたときの喜びは、ひとしおだったでしょうね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月21日妊活中に子宮筋腫と診断され、切除手術を受けることになったもちなべさん。そして迎えた手術当日、全身麻酔で意識を失っているうち、あっという間に手術が終了。しかし、術後2日目になっても体は鉛のように重く、患部にはズキズキとした痛みがあり、さらには微熱もあって……。本作は著者であるもちなべさんの実体験を描いた作品です。 切除した筋腫の重さは…術後2日目、患部の痛みや微熱と闘いながら、なんとか内診を受け終わったもちなべさん。その結果は……? 内診の結果は特に問題なしとのことで、とりあえずホッとするもちなべさん。 するとここで、医師の口から衝撃の事実が明かされます。筋腫は全部で5つ切除したのですが、その総重量は325gだったとのこと。もちなべさんは自分のおなかの中にそれだけの筋腫があったことに驚きながらも、同時に「それだけ取ればポッコリおなかも治るはずなのにおかしいなあ……おなかはへこんでないぞ……?」とも感じたそうです。 そして同室の患者さんの大きなイビキをBGMに、術後2日目を終えたのでした。 子宮筋腫での腹腔鏡手術後は、筋腫がなくなってぽっかりと空いたスペースに内臓が下垂し、下腹部がぽっこりするケースもよく見られるそう。他の原因も考えられますし個人差もあるのですが、もちなべさんもこういった理由でおなかが少し膨らんでいるのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年12月21日結婚7年目の34歳の翔子は、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療をおこなっていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、結局赤ちゃんを授かることはできませんでした。「やっぱダメだったわ」と無理矢理笑顔を作って夫に報告した翔子でしたが、心の中では相当なショックを受けていました。翌日出社をすると、妊娠中の後輩に「つわりがつらい」と話しかけられてしまいます。“今はあまり聞きたくない話題なんだけどな……”そんな風に思いながらも、とっさに前向きな言葉を返すのですが、後輩は「妊娠したことない先輩に何がわかるんですか」と言ってきたのです。 さらに、後輩は「産みたくなんてなかったのに!」と吐き捨てるように口にしました。翔子はその言葉を聞いた瞬間、これまで我慢していた心の糸が切れてしまいました。「だったら私にその子ちょうだいよ!」強い口調でそう言うと、世の中には子どもが欲しくても授かれない人もいると反論したのです。 そして、翔子は逃げるようにその場を立ち去ると、夫に遭遇。夫に泣きつくと、「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」と泣きながら訴えたのでした。 妻が目を覚ますと、夫がやさしい提案をしてくれて…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー 夫の提案で2人は散歩に行くことに。 カフェでコーヒーを飲みながら何気ない会話をしていると、突然夫に謝った翔子。 「ごめんね、裕ちゃん」 「なんで翔子が謝るの?」 「子どもがいる人生はきっと楽しいだろうね。でも今だって充分幸せだよ」 「でも普通だったら結婚して子どもがいてこそ幸せなんじゃないの……?」 翔子がそうに言うと、「幸せの定義なんて人それぞれじゃないかな」と返す夫。 「あのとき翔子が泣いてくれて少しだけホッとしたんだ」 「これだけは言わせて。君とずっと一緒にいられることが僕の幸せなんだ」 (産みたいから産まなきゃって意地になってた私。好きな人が傍にいてくれる幸せを忘れてた) 夫の言葉を聞いて、“もう少し肩の力を抜いてみよう”そんな風に思った翔子。 そして、カフェの帰り道、ノラ猫に遭遇した翔子たちは猫を飼うことを決意したのでした。 翔子を少しでも元気づけるため、会社を休んでお散歩に誘ってくれた夫。夫の本音を知れたことで気持ちがラクになれたほか、翔子自身も好きな人が傍にいてくれるという幸せに気付けたのでよかったです。肩の力を抜くことで、また違った景色が見えてくるのかもしれません。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月21日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精を受けることにしたアマさん。費用を気にする夫から「1回で成功させて」と言われたましたが、結果は陰性でした。しかし、3度目の移植で医師から「妊娠していますね」という言葉が! ただし、検査の結果、ホルモンの数値が低めなので、妊娠継続率は高くないかもしれないと言われたのです。夫に妊娠を伝えると……。今までのことはささいなこと?妊娠したことを伝えると、「やった!」と喜んだ夫。しかし、アマさんは検査の数値が低めと言われたことが引っかかっていました。妊娠検査薬で陽性になりながらも、その後流れた経験を2回もしているアマさんには「あんな思いはしたくない」という気持ちが。しかし、夫はそんなアマさんを見て「大げさだなぁ」と言うのです。「大丈夫!」と笑顔で言ってくる夫。そして……。「大丈夫だって!みんなサクサク産んでるじゃん!」と笑顔で言う夫・ハルト。そして、「アマってそんなにネガティブだったっけ? 前はもっとカラッとしていたのに」と言ったのです。そうかもしれません。大事なものができて、急に失って、なんとかここまできて、私は変わったと思います。不妊治療はハルトにしてみれば、私のわがままだったと思います。それでも、今までのことはハルトにとって、ささいなことだったのでしょうか……。-----------------------不妊治療に関して夫との間に温度差を感じていたアマさん。妊娠してもその温度差は縮まっておらず、逆にどんどん開いているように見えますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月20日結婚7年目で子どもがいない34歳の翔子。避妊しなければ子どもはすぐ授かれると思っていました。しかし、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療を始めていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、会社の後輩の妊娠報告に加え、義母からのプレッシャーなど、次第に妊娠への焦りと不安が募っていったのでした。その後、妊娠が確認できた翔子でしたが、病院での血液検査でHCGの数値が低いことが判明。医師からは「胎嚢が確認できない」と言われてしまいます。 さらに、子宮外妊娠の可能性があることに加え、残念ながら赤ちゃんが育たないという事態もあり得るといった説明を受けたのでした。 それから数日後、会社のトイレで出血をしてしまった翔子。慌てて病院を受診するのですが、「今回は残念ですが……」と医師から言葉を掛けられてしまいます。その事実にショックを受けた翔子は、“自分には母親になる資格がないのかもしれない”そんな風に考えるようになっていたのでした。 「子どもが欲しい」というささやかな願いが叶わず…©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー 翔子が出社をすると、つわりがつらいと後輩が訴えてきました。 「5カ月過ぎれば軽くなるらしいし、もうちょっとの辛抱だよ」 「……妊娠したことない先輩に何がわかるんですか。そんなキレイごとどうでもいいです」 翔子は慰めの言葉をかけるのですが、それに対して後輩は反発してきました。 「大体なんで私ばっかりこんなつらい思いしなくちゃいけないんですか」 「私は子どもなんて欲しくなかったし、産みたくなんてなかったのに!」 「だったら……私にその子ちょうだいよ」 「世の中には子どもが欲しくてもできない人もいるんだよ。私みたいに望んでも望んでも何年治療しても授からない人もいるんだよ」 これまでに溜め込んでいた感情が、一気に爆発してしまいました。 その後、夫の姿を見つけた翔子は、思わず泣きついてしまいます。 「頑張るっていつまで!?これ以上何を頑張ればいいの!?」 「ただ子どもが欲しいと願ってるだけなのに、なんで私には叶わないの!?」 そう言い終わると、翔子はその場で泣き崩れてしまったのでした。 後輩と翔子の立場でそれぞれ主張は異なっていますが、どちらもつらい立場ですよね。心に余裕がないと、つい強い口調になってしまうことはあると思うのですが、不妊治療をしている翔子の立場からすると、後輩の「子どもなんてほしくなかった」という言葉を耳にするのは、かなりしんどかったのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月20日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたもののうまくいかず、体外受精を受けることにしたアマさん。費用を気にする夫から「1回で成功させて」と言われたましたが、結果は陰性でした。陰性と知ると、「1回で成功させてって言ったじゃん!」とアマさんを責めた夫。アマさんは次の移植を考え、ストレスをためないためにも「夫はショックで愚痴りたいだけ」と思うようにして……。もうあんな思いはしたくない凍結中の卵子がまだあるので、夫の協力がなくても移植はできます。「それだけでも少し気がラク」と思うアマさんでした。そして3度目の移植で、医師から「妊娠していますね」という言葉が! ただし、検査の数値がまだ低めなので妊娠継続率は高くないと言われたのです……。夫に妊娠を伝えると大喜びで……。妊娠したことを夫・ハルトに報告すると、「やった、やった!」と喜んでくれました。でも、私はまだ喜べませんでした。ハルトに「妊娠すると出るホルモンがあって、それが少し低いって言われて安心できなくて……」と説明しました。私は妊娠検査薬で陽性になりながらも、その後流れてしまった体験を2回もしています。もうあんな思いはしたくありません。それだけに、うれしければうれしいほど、不安になってしまうのです。しかし、ハルトはそんな私を見て「大げさだなぁ」と言うのです。-----------------------過去の体験でアマさんが深く傷ついたのは事実。ハルトさんもそれをよくわかっているはずなのですから、アマさんの不安に共感できなくても、もう少し寄り添った言葉をかけてほしかったですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月19日結婚7年目で子どもがいない34歳の翔子。避妊しなければ子どもはすぐ授かれると思っていました。しかし、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療を始めていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、会社の後輩の妊娠報告に加え、義母からのプレッシャーなど、次第に妊娠への焦りと不安が募っていったのでした。その後、妊娠が確認できた翔子でしたが、病院を受診して検査をおこなうと、血液検査でHCGの数値が低いことが判明。医師からは「胎嚢が確認できない」と言われてしまいます。 さらに、子宮外妊娠の可能性があることに加え、残念ながら赤ちゃんが育たないという事態もあり得るといった説明を受けたのでした。 順調にいかない妊娠に不安が募っていって…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー 病院を受診し、エコー写真をもらったものの、そこに赤ちゃんは写っていませんでした。 次第に翔子の心に不安が広がっていきました。 翌日出社すると、体に違和感を覚えたため、トイレへ駆け込んだ翔子でしたが、確認すると何ごともなく、ホッとしていました。 すると、妊娠した後輩がつわりで苦しんでいる所に遭遇。 後輩を心配していた翔子でしたが、ふとつわりがあることがうらやましいと思ってしまいます。 その後、翔子は再び体に違和感を覚えたため、トイレへ駆け込むと、出血が……! 慌てて病院を受診をするのですが、医師からは「今回は残念ですが……」と告げられてしまいました。 「あは。やっぱダメだったわ」 夫には悲しい表情を1つも見せず、明るく報告を済ませました。 翌日、翔子が出社をしようとしたタイミングで目の前を親子連れが通り過ぎていきました。 その光景を冷静な瞳で見つめていた翔子。 (私には母になる資格がないのかもしれない) 頭の中でそんなことを考えていたのでした。 夫に報告をおこなった際、明るく振る舞っていた翔子。せめて夫の前では感情をさらけ出してもよかったのでは?と思ってしまいましたが、明るく振る舞うことが翔子なりの夫への配慮だったのかもしれません。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月19日結婚7年目で子どもがいない34歳の翔子。避妊しなければ子どもはすぐ授かれると思っていました。しかし、なかなか子どもを授かることができず、不妊治療を始めていました。経済的な理由と体の負担を考え、ステップアップ治療をしないと決めていたため、最後のチャンスと思い5回目の不妊治療を受けた翔子だったのですが、会社の後輩の妊娠報告に加え、義母からのプレッシャーなど、次第に妊娠への焦りと不安が募っていったのでした。 後輩の言葉にハッとして…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー 翔子の体の変化に気付いた後輩。 「もしかして妊娠したんじゃないですか?」 その言葉に翔子はハッとしてしまいます。 下がっていると思っていた生理予定日の基礎体温も上がっていました。 さらに妊娠検査薬で調べると、なんと陽性の線が現れたのです。 「えっ、これどういうこと? 妊娠してるの?」 「なんか信じられないから病院行ってくる……」 病院を受診した翔子は、医師から妊娠反応が出ていることを告げられました。 「ただ、まだ週数が早いから、エコーは来週にしましょう。今日は念のため血液検査しとこうか」 さっそく妊娠の報告をすると、「やったー」と喜ぶ夫。 しかし、後日の診察で、血液検査の値が低すぎると告げられてまいます。 さらに、子宮外妊娠の可能性や、赤ちゃんが育たない場合もあることが告げられたのでした。 妊娠の反応が出ていたものの、子宮外妊娠の可能性や赤ちゃんが育たないケースもあると告げられてしまった翔子。待望の妊娠で夫婦ともに喜んでいただけに、ショックを受けてしまったことかと思います。ただ、今の段階ではあくまで可能性があるという話なので、これから数字が伸びることを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月18日男が“彼女との別れ”を決意した瞬間彼氏との関係が冷めた気がする…。もしかしたら彼は別れを検討しているかもしれません。今回は男性が「彼女との別れを決意する瞬間」を紹介します。いつも受け身「いつもデートの場所や食事の意見を言わないし、自分から積極的に動いてくれないんです。付き合っているのに、一方的に頑張っている感じがしてしまって…」(27歳)デートでも、意見を言わずに彼に合わせてばかりでは、関係は冷めてしまいます。デートは2人で作り上げるものですので、彼も積極的に動いてくれることを期待します。彼からの行動に注目してみましょう。忙しくて会ってくれない「最近、彼女が忙しいのは分かるけど…。仕事や習い事など、他の用事ばかりを優先していて。そろそろ僕との時間も大切にして欲しいなと思っているんだけど。自立した女性は素敵だけど、放置されすぎると寂しく感じちゃうんだよね」(30歳)自立した女性は魅力的ですが、自分自身を優先しすぎることで相手を置いてしまうことは避けたいです。忙しいときでも、彼に思いやりを持って連絡することを心がけましょう。同じ理由でケンカが繰り返される「彼女が食事中にいつも携帯電話に触るんです。友達からの連絡が入って気になるらしく、食べながらでも返事をしてしまう。こんなことで何度もケンカになって、別れを考えたこともあります」(24歳)性格や価値観の違いが原因だとしても、関係を継続させるためには互いに譲り合うことも必要です。ケンカになったときは、相手だけを責めずに自分自身の行動も振り返ってみましょう。改善の余地は必ずある彼に対して「私にはこんな癖があることを分かっているけど、変えるのが難しいんだよね…」と素直に話してみると、一緒に問題解決の努力をしてくれるかもしれません。良い関係を築くために、2人で協力しましょう。(愛カツ編集部)
2023年12月17日結婚7年目で子どもがいない34歳の翔子。避妊しなければ子どもはすぐ授かれると思っていたのですが、なかなか授かることができず、不妊治療を始めていました。周囲の妊娠の報告に加え、義母からのプレッシャーなど、次第に翔子の中で焦りと不安が募っていって……!? 子どもが欲しいのに、なかなか授かることができず…©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー ©森脇葵/ビーグリー©森脇葵/ビーグリー 結婚7年目の翔子は自然妊娠で子どもを授かることができず、人工授精で妊活をおこなっていました。 5回目の治療を終え、おなかに願いを込める翔子。 会社に遅れて出社すると、翔子は後輩から妊娠の報告を受けたのです。 自分が妊娠しているとわかった後輩は、「大失敗」と言ってきました。 「私は別に今じゃなくったっていいんですよ。まだまだやりたいこといっぱいあるのにさ。また次産めばいいじゃん!!」 「あのね、茜ちゃん。欲しい時にすぐできるとは限らないんだよ」 「今おなかにいる命を大切にしてよ」 後輩にそう伝えた翔子。 その日の帰りは夫と2人で外食に行くことに。 すると、義母から電話がかかってきました。 「母さん、もういいだろ」 母親に反論して電話を切り、翔子に謝る夫。 それに対して明るく振る舞う翔子でしたが、本当は夫が子どもが欲しいことを知っているからこそ、内心複雑な気持ちを抱いていたのでした。 会社で後輩の妊娠を目の当たりにした翔子でしたが、このとき、正直複雑な心境だったのではないでしょうか。後輩は何も知らなかったとはいえ、授かりたいのに授かることができない人もいる中で、「大失敗」「また次産めばいい」などという発言をしていましたが、少々残念な印象を受けてしまいました。翔子自身、今回の人工授精は最後のチャンスだと言っていましたが、授かることができるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 森脇葵
2023年12月17日新婚時代は週1回はセックスしていたのに、不妊治療・妊娠・出産や夫の病気を経てセックスレスになってしまった私たち夫婦。「セックスしたいのにできない」と悩んでいた状態からセックスレスを解消した、私の体験談を紹介します。セックスレスになった遠因は不妊だった セックスレスの間接的な原因は不妊だったように感じています。子どもが欲しくて、排卵日を調べて義務的にセックスしていたため、ムードが感じられないこともしばしば。夫は気が乗らないときでも協力してくれましたが、「場所を変えたい。自宅ではなくホテルに行かない?」など気分をセックスにもっていくのに苦労していたようでした。一方、私はどうしても子どもが欲しかったので、夫がつらそうでもセックスを要求してしまっていました。義務的なセックスをした経験がもとで、私たち夫婦の間には「甘くてお互いが求め合うセックス」がなくなってしまいました。第1子妊娠・出産と夫の病気でセックスレスが決定的に不妊治療の結果、体外受精で第1子を妊娠して無事女の子を出産した私。妊娠中にセックスするのはもちろん怖いし、出産後も初めての育児に追われてセックスどころではありませんでした。ようやく育児に慣れてきて「そろそろセックスも再開したいな」と思っていたときに、夫の転勤が決定。夫は慣れない仕事と人間関係に悩んでうつ病を発症し、「うつ病になってから性欲がまったくなくなった」とつぶやきました。服薬して病気から回復しようと頑張っている夫に「セックスしよう」なんて言えるはずもなく、転勤先ではまったくセックスしないまま過ごしました。この時点でセックスレス期間は2年以上となっています。セックスレスを解消したきっかけは第2子妊娠セックスレスのまま第2子を妊娠した私。セックスレスでも、第1子の不妊治療時に凍結していた受精卵があるので、妊娠は可能でした。すると、なんと妊娠中にかなり性欲が強くなってしまったのです。どうしても性欲が我慢できず、セルフプレジャーすることもあったのですが、ある日我慢できずに夫に「どうしてもエッチしたくて我慢できない」とお願いしてみました。すると夫も応じてくれ、おなかに負荷がかからないかたちでセックスしました。「妊婦は性欲が強くなることもある」と知ったことで、「自分からお願いしても恥ずかしくない」という気持ちになれたのが大きかったと思います。まとめ私たちの場合は、女性(妻)側からの誘いがセックスレス解消のきっかけになりました。恥ずかしがらずに「セックスしたい」と伝えることで、夫も答えてくれて心が満たされたように感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/ゆきこマンガ/へそ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月16日うすだレディースクリニック(本社所在地:東京都武蔵野市、代表取締役:臼田 三郎)は、不妊治療経験者を対象に、「不妊治療のクリニック選びで失敗したと感じたポイント」に関する調査を実施しました。妊活を続けているものの、思っていたように進まないため「不妊治療」を検討している方もいらっしゃるかと思います。しかし、不妊治療といってもさまざまな治療(検査)方法があります。また、どのような治療がご自身に合っているのか悩んでしまい、なかなか先に進めないという方も少なくないかもしれません。そもそも、不妊治療を行っているクリニックは、どのように選ぶと良いのでしょうか?そこで今回、体外受精等の高度生殖医療が可能なうすだレディースクリニック( )は、不妊治療経験者を対象に、「不妊治療のクリニック選びで失敗したと感じたポイント」に関する調査を実施しました。<調査概要>【調査概要】「不妊治療のクリニック選びで失敗したと感じたポイント」に関する調査【調査日】2023年11月22日(水)【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査【調査人数】505人【調査対象】調査回答時に不妊治療経験者であると回答したモニター【モニター提供元】ゼネラルリサーチ■ ●不妊治療を受けるまでの期間と種類についてはじめに、妊活を始めてから不妊治療を受けるまでの期間について伺っていきたいと思います。「妊活後どのくらい期間が経過してから不妊治療を開始しましたか?」と質問したところ、『1年以上~2年未満(34.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『1年未満(32.7%)』『2年以上~3年未満(17.2%)』と続きました。妊活を始めてから1年以上~2年未満で不妊治療を始めた方が最多のようです。不妊治療といってもさまざまな治療法がありますが、みなさんはどのような治療を受けたのでしょうか?そこで、「どのような不妊治療(または検査)を受けましたか?(複数回答可)」と質問したところ、『不妊検査(73.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『一般的な婦人科検診・診療(48.7%)』『排卵誘発剤などの服用(40.0%)』と続きました。7割以上の方が、不妊となる原因がないかどうかを調べる不妊検査を受けたようです。また、一般的な婦人科検診を受けた方や、排卵を促す誘発剤の服用をした方も多いことがわかりました。■ ●不妊治療に対する不安は?一方、あまり不安を感じなかった方はどのようにしてクリニックを選んでいる?妊活を始めてから不妊治療を受けるまでの期間や、受けた治療法などがわかりました。なかなか授かれないことから悩んでしまう方も多いと思いますが、不妊治療を始める前に不安を感じた方はどのくらいいるのでしょうか?「不妊治療を始める前、または検討を行う際にどのくらい不安がありましたか?」と質問したところ、9割以上の方が『とても大きな不安があった(46.7%)』『やや不安があった(43.6%)』と回答しました。非常に多くの方が、不妊治療を始める前や検討をする際に不安を感じていたようですが、特にどのような不安を感じていたのでしょうか?前の質問で『とても大きな不安があった』『やや不安があった』と回答した方に聞いてみたいと思います。「特にどのような不安が大きかったですか?近いと思うものを教えてください(上位3つまで)」と質問したところ、『治療費について(74.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『不妊治療の内容について(62.5%)』『出産に至る確率について(期待通りの結果になるか)(52.2%)』と続きました。不妊治療は高額費用がかかるイメージもあるため、治療費について特に不安を感じた方が7割以上いるようです。また、治療の内容や期待通りの結果になるかどうかといったことも大きな不安を感じていた方が多いことがわかりました。さまざまな不安を抱えて不妊治療を受けるわけですから、クリニック選びも重要となります。では、みなさんはどのようにしてクリニックを選んだのでしょうか?全員に聞いてみました。■どのようにしてクリニックを選んだ?・インターネットで自宅から通える信頼できそうな実績あるクリニックを検索した(30代/パート・アルバイト/愛知県)・もともと通っていた婦人科の担当医より、知人医師の不妊専門クリニックを教えてもらった(30代/会社員/神奈川県)・あらゆるところに行ってカウンセリングを受けた(30代/専業主婦/埼玉県)・口コミをインターネットで調べたり、知り合いからの情報を経て決めた(30代/パート・アルバイト/埼玉県)インターネットで口コミがいいところや、通うことができるクリニックを探したり、通っていた婦人科の担当医の紹介だったりといった方法でクリニックを選んだようです。■ ●実際に不妊治療を受けた満足度はどのくらい?失敗談として多いのは『期待していた結果にならなかった』や『待ち時間が長い』先程の調査結果で、治療に対する不安やクリニックの選び方などが明らかになりました。では、実際に不妊治療を受けて満足した方はどのくらいいるのでしょうか?「不妊治療の満足度を教えてください」と質問したところ、『とても満足できた(25.0%)』『ある程度は満足できた(49.9%)』『あまり満足できなかった(18.8%)』『大きな不満があった(6.3%)』という回答結果になりました。7割以上の方が満足できた一方で、『あまり満足できなかった』『大きな不満があった』と回答した方を合わせると、2割以上の方が満足できなかったようです。では、あまり満足できなかった、大きな不満があった理由とは一体何なのでしょうか?前の質問で『あまり満足できなかった』『大きな不満があった』と回答した方に、「不満を感じた理由として、近いものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『期待していた結果にならなかった(58.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『待ち時間が長いと感じた(33.9%)』『医師やスタッフの誠意が感じられなかった(30.7%)』と続きました。半数以上の方が、期待していた結果にならず満足できなかったようです。また、クリニックでの待ち時間が長いことや、医師やスタッフの対応について不満を感じていた方も多いことがわかりました。■ ●3割が同じクリニックには行かないと回答!失敗を繰り返さないためのポイントとは?不妊治療について満足できなかった方が一定数いることがわかりましたが、もう一度クリニックを選ぶとしたら同じクリニックを選ぶと思う方はどのくらいいるのでしょうか?「もう一度クリニックを選ぶとしたら同じクリニックを選びますか?」と質問したところ、『はい(64.7%)』『いいえ(35.3%)』という回答結果になりました。多くの方が同じクリニックを選ぶようですが、選ばないと回答した方が3割以上いるようです。では、不妊治療クリニック選びに失敗しないためには、どのようなことを重視すべきなのでしょうか?そこで、「不妊治療クリニックを選ぶ際、重要視すべきだと思うポイントを教えてください(上位3つまで)」と質問したところ、『自分に合った治療(66.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『医師の実績(52.9%)』『治療費(41.2%)』と続きました。6割以上の方が、自分に合った治療を受けられるかどうかを重視すべきだと思うようです。また、医師の実績があることや費用面についても重視すべきポイントだと思う方が多いことがわかりました。最後に、そう思う理由について具体的に聞いてみました。■クリニックを選ぶ際の重要ポイントはこれ!その理由とは・【自分に合った治療/治療費/豊富な治療方法】選択肢があって選べた方が自分に合った治療ができると思う(20代/会社員/埼玉県)・【医師の実績/最新の治療/治療費】実績がないと不安だから(30代/会社員/岐阜県)・【医師の実績/自分に合った治療/治療費】自分が納得できる治療法や医師の説明でないと続けられないと思うから(40代/自営業・自由業/東京都)・【医師の実績/自分に合った治療】ある程度実績がないと信用ができない(20代/会社員/鳥取県)治療法に納得して受けられることや、実績があることで信頼できるといった理由から、クリニックを選ぶ際には自分に合った治療や医師の実績といったことを重要すべきだと思うことがわかりました。■ ●【まとめ】不妊治療クリニックを選ぶ際のポイントは『自分に合った治療』『医師の実績』!今回の調査結果で、不妊治療を受けた方の9割以上が、不妊治療を受ける前に不安を感じていたことが明らかになりました。特に、治療費や治療内容、期待通りの結果になるかといった不安を感じていた方が多く、不妊治療を受けて満足できた方がいる一方で、不満を感じた方も一定数いるようです。また、不満点として、期待通りに結果にならなかったことや待ち時間が長かったこと、医師やスタッフの誠意が感じられなかったといった理由があり、もう一度クリニックを選ぶなら同じクリニックを選ばないと思う方もいることがわかりました。不妊治療のクリニックを選ぶ際は、自分に合った治療ができることや医師の実績があることと、治療費などを重視すべきと回答した方が多いことから、実績のある医師が在籍するクリニックを選ぶことが重要だといえます。■ ●不妊治療なら実績のある『うすだレディースクリニック』がおすすめ今回、「不妊治療のクリニック選びで失敗したと感じたポイント」に関する調査を実施したうすだレディースクリニック( )は、不妊治療機関としての専門性と女性のトータルケアをサポートするホームドクターとしての役割を兼ね備えた施設です。■うすだレディースクリニックとは<大切な命をお迎えするために>すべての患者様が安心・安全に、妊娠をするためのサポートを行っております。大切な命をお迎えするための環境はもちろん、豊富な知識・経験を持った医師/スタッフが皆さまをお迎えいたします。【当院の不妊治療特徴】取り違え防止システム体外受精で取り違えが起こる確率はゼロではありません。体外受精では、卵子と精子をクリニックに提出し、媒精をおこないます。数は多くはありませんが、日本でも取り違え事例が報告されているのは確かです。一般的なクリニックでの取り違え防止策は人的チェックが多い傾向にあります。卵子や精子、受精卵を保管している容器に氏名を記入し、人の目で確認する対策となります。一方当院では、「ART取り違え防止システム」と呼ばれる最先端のシステムで取り違えを防止できるよう務めております。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )体外受精「卵巣に形成された卵子を体外に取り出し(採卵)、精子と受精させ(媒精)、さらに数日間育てること(培養)で得られた受精卵を子宮内に移植(胚移植)して妊娠を成立させる治療法」です。採卵から培養までの一連の操作が体外で行われるため、卵子の存在・成熟度、精子の受精能力、受精卵の状態を直視下で評価でき、治療法以外に不妊症の検査としても有用性を持っています。1978年にEdwardsとSteptoeの両氏により世界初の体外受精児であるルイーズブラウン氏が誕生してから、本法を含めた高度生殖医療により、世界で400万人、我が国では年間6万人以上、累計70万人以上の生命が誕生しております(2019年時点、日本産科婦人科学会)。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )ERA(子宮内膜着床能検査)子宮内膜着床能(ERA)検査は、子宮内膜の着床能のタイミング評価を目的とし、アイジェノミクス社が開発し、特許を取得した検査法です(PCT/ES2009/000386)。分子生物学的ツールとして次世代シーケンサーを用い、子宮内膜の着床能に関連する236個の遺伝子の発現レベルの分析を行います。具体的には、子宮内膜の組織検体から抽出したRNAを次世代シーケンサーによって解析し、遺伝子の発現プロファイルから受容期(Receptive)または非受容期(Non-Receptive)に分類します。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )【院長 医学博士 臼田 三郎】日本産科婦人科学会専門医日本生殖医学会 生殖医療専門医・生殖医療指導医母体保護法指定医<所属>日本産科婦人科学会日本生殖医学会日本受精着床学会日本産科婦人科内視鏡学会<経歴>東京都武蔵野市生まれ1988年3月 慶応義塾志木高等学校卒業1995年3月 東京医科大学卒業1995年5月 東京医科大学大学院研究科入学/ 東京医科大学産婦人科講座入局1996年1月 東京医科大学八王子医療センター1997年8月 東京医科大学産婦人科不妊、内視鏡治療グループ1999年4月 東京医科大学大学院修了1999年5月 東京医科大学産婦人科講座助手2001年4月 聖ヨハネ会総合病院桜町病院医長2002年4月 医学博士2003年8月 杉山産婦人科2006年4月 うすだレディースクリニック院長【料金】■先進医療・ERA検査 110,000円(非課税)・タイムラプス 30,000円(非課税)・子宮内フローラ検査 40,000円(非課税)・スパームセパレーター 25,000円(非課税)高度生殖医療は2022年4月より保険適用となり『40歳未満の方は 移植回数6回まで』『43歳未満の方は 移植回数3回まで』となります。※高度生殖医療は2022年4月より保険適用となり『40歳未満の方は 移植回数6回まで』『43歳未満の方は 移植回数3回まで』となります。採卵回数ではありませんのでご注意ください。■保険診療人工授精 1,820点 5,460円※3割負担の場合の料金表示となります。・採卵術 3,200点 9,600円※加算料金は以下の通りになりますイ.1個の場合 2,400点 7,200円ロ.2個から5個までの場合 3,600点 10,800円ハ.6個から9個までの場合 5,500点 16,500円二.10個以上の場合 7,200点 21,600円※保険診療に関する注意事項月3回まで超音波検査は保険適用となります。タイムラプスは、先進医療となるため自費30,000円(非課税)となります。(先進医療とは、将来保険適用となるものです。)妊娠判定日以降から卒業までの妊婦健診にかかる費用はすべて自費となります。詳しくは当院のサイトで解説しております。( )■うすだレディースクリニック: ・お問い合わせTEL:0422-28-0363(受付時間/午前8:50~12:00、午後14:50~18:30)・診療ご予約はこちら: 【記事等でのご利用にあたって】本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。・引用元が「ゼネラルリサーチ調査」「うすだレディースクリニック」である旨の記載・ ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月14日皆さんは、体調不良に悩んだ経験はありますか?今回は「原因不明の体調不良に悩まされ続けた男性」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!幼少期から続く体調不良主人公は幼少期から、原因不明の体調不良に悩まされ続けてきました。病院に行っても、心因性のものだと言われて…。薬も吐き戻して…出典:エトラちゃんは見た!親に隠れて、薬も吐き戻す日々。そんななか、主人公は大学に進学して一人暮らしを始めます。1人のほうが案外リラックスできるかと思いきや、体調は悪化する一方で…。そして全身に蕁麻疹ができたことをきっかけに、主人公は改めて病院を受診します。検査の結果「原因がわかりました」と言う医師。主人公はなんと米アレルギーだったのです。まさかの原因に衝撃を受ける主人公なのでした。読者の感想幼少期からずっと体調不良が続いていたなんてつらいですね。一人暮らしで体調が悪くなると、心細くなってしまっただろうなと思いました。(30代/女性)心因性のものと言われていたのに米アレルギーだったとは驚愕ですね。主人公は長い間つらい思いをしましたが、原因がわかってよかったなと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月14日皆さんは、体調不良に悩んだ経験はありますか?今回は、原因不明の体調不良に悩み続けた男性のエピソードと、その感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!原因不明の体調不良大学生の主人公は、幼いころから原因不明の体調不良に悩まされてきました。とにかく体がだるく、食後は吐き気を感じていた主人公。胃腸のどこかが悪いのだと思い、中学までにありとあらゆる検査をしたのですが、原因はわからず…。そんなある日、突然身体中に謎の蕁麻疹が現れたのです。今まで蕁麻疹が出たことがなかった主人公は…。病院へ行こう!出典:エトラちゃんは見た!なにか分かるかもしれないと思い、病院へ向かうことに。すると医師から「原因が判明しました」と言われます。なんと主人公は米アレルギーだったのです。それに気がつかず、幼いころから毎日米を食べていた主人公。思いもよらぬ病名に絶句したのでした。読者の感想米は身近にあるものですから、アレルギーだと大変そうですね。主人公の症状が少しでも抑えられたらいいなと思います。(30代/女性)原因不明の体調不良に悩まされていたなんてつらかっただろうと思います。やっと原因が判明して良かったと思ったら、米アレルギーだったなんてショックですね…。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年12月12日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたものの、うまくいかなかったアマさん。体外受精のための採卵をした翌日、腹痛で緊急入院すると、夫は入院費を気にしてアマさんを退院させようとしたのでした。体外受精の日、夫の運転で病院へ向かう途中、夫が「1回で成功させてね」と言ってきました。「約束できない」と言うと、「何回もなんて無理だからね」と怒る夫。しかし、移植の結果は陰性でした。検査の数値がまだ低めなので…体外受精の移植の結果が陰性だったことを伝えると「うそだろー」とため息をついた夫。「1回で成功させてって言ったじゃん!」と責めるので、アマさんが、「そんなの誰も約束できない」と言うと、またため息をつくのでした。「夫はショックで愚痴りたいだけ。ストレスをためていたら次の移植もダメになる」と思うアマさんでした。正直、移植するだけなら夫の協力がなくても……。正直、移植するだけならハルトの協力がなくてもできます。それだけでも少し気がラクでした。そして3度目の移植で、医師から「妊娠していますね」という言葉が!ただし、検査の数値がまだ低めなので、妊娠継続率は高くないと言われたのです……。-----------------------念願の「妊娠しています」の言葉。アマさんは本当にうれしかったことでしょう。でも、その喜びが大きければ大きいほど「数値が低め」ということがショックですし、不安も大きかったのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月08日5年間の不妊治療体験を持つ梅原こうめさんが、ブログのフォロワーさんの妊活・妊娠体験談を描いたマンガ。不妊治療専門病院で人工授精に2回チャレンジしたものの、うまくいかなかったアマさん。体外受精のための採卵をした翌日、腹痛で緊急入院してしまいました。病室で入院費のことばかり気にする夫に、「子どものためだから」と伝えたアマさん。しかし、夫から「早く退院してね!」と念押しされ、「伝わってなかった」と思ったのでした。そんな思いを抱えたまま体外受精の日に……。まさか本気で言ってないよね?夫が運転する車で病院に向かいながら「やっと体外受精をする日が来た」とうれしさでいっぱいのアマさん。すると、夫が突然「体外受精は1回で成功させてね」と言ってきました。アマさんが「約束できない」と言うと、「ダメだよ! 何回もなんて無理だからね」と言ったのです。移植の結果は陰性でした。それを夫に伝えると……。移植の結果が陰性だったことを夫・ハルトに伝えました。「は? 陰性? うそだろー」とため息をつくハルト。そして「1回で成功させてって言ったじゃん!」と責めてきたのです。「そんなの誰も約束できない」と言うと、「何やってんだよ」とまたため息。「きっとハルトもショックで愚痴りたいだけ」と思うようにしました。凍結中の卵はまだあったので、移植のチャンスはあります。ストレスをためていたら次の移植もダメになってしまうと思ったのです。-----------------------移植が失敗したのがアマさんのせいと言わんばかりのハルトさん。アマさんの気持ちや体を心配する言葉がないことも、アマさんにとってつらく、ストレスになったことでしょう。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/海原 こうめブロガー&マンガ家。2023年11月17日に新刊『まんがでわかる腸の整え方』(1320円/イースト・プレス)を発売。不妊治療の経験を基に、読者の妊活体験談やエッセイマンガをブログやSNSで更新中。Instagram:@umihara_koume
2023年12月07日