パートナーとの向き合いかたをお伝えするシリーズの最終回。今回、取材を受けてくださったのは、女性のライフ・子育て支援事業を行う企業の経営者、城梨沙さんです。城さんご夫妻には2歳のお嬢様がひとり。家事は旦那様のほうがたくさんこなしているそうですが、それぞれが自分の実現したいことをきちんと大切にしています。そんなお二人は、お互いにどう向き合っているのでしょうか。城 梨沙さん<職業>株式会社エスキャリア・ライフエージェンシー代表取締役<勤務曜日と帰宅時間>平日は毎日19:00頃に帰宅<旦那様の職業>出勤にフレキシブルな仕事に従事<家族構成>夫、子供1人(女2歳)※2009年に結婚良い意味で予想がつかない相手との絆-学生時代のアルバイト先で知り合った男性と結婚されたんですよね。独身時代、旦那様のどんなところを良いなって思いましたか?城さん(※以下、敬称略):自分と全然違う分野にいるところですね。職業的にも先が見えない面白さがあって。これから仕事を通して彼がどうなっていくのか、そして、彼が関わっている世界がどうなっていくのか、横で見ていてなんか面白そうだなって思ったんです。-きっと、お互いにお金がある時期・ない時期があると思うんですけれど、それも含めての「面白さ」ってことですか?城:そうですね!実際、二人ともお金がなかった時代もあって、私の実家が1つ空いていた時に一緒にそこに住んでいたこともあります。家賃がかからないので。お互いに何者でもないときに出会って、いろんな時期を乗り越えているので絆は強いんじゃないかな。感情的になりやすいから工夫しています-ケンカはしますか?城:子供が生まれてからは、時間の取り合いのケンカがめちゃくちゃあります。「こんなに忙しいのに何で自分ばっかり○○をやらなくちゃいけないんだ」のようなケンカ。だいたい私が主人をカチンとさせている気がします。理想論かもしれませんけど、もっとお互いの立場を考えた言葉がけをしないといけないなって思います。-どうやって仲直りしていますか?城:主人はケンカ中でも理性を保って話ができるんですが、私は感情的になりやすいので、自分の感情が整理できないときには、何にもやもやしていたのか、落ちついてじっくり考えてからパソコンでメールを書いて送っています。でも、娘の前では夫婦ゲンカをしないように気をつけています。娘が寝てから話をするとか、タイミングは気にしていますね。-旦那さんは、家庭内で気をつけていることは何かありそうですか?城:どうなんでしょうね。聞いてみたいですね。ただ、私のすることや考えかたは色々衝撃的過ぎて、「いちいち気にしていると壊れるから、何も見ない、聞かないって感じで流している」とは言われたことがあります(笑)。オーストラリア人のライフスタイルを目指して-今の仕事に携わる前に、ご主人の仕事の都合でオーストラリアに住んでいたことがあるんですよね。城:はい。行く前は、「どんな生活になるんだろう~」とワクワクした気持ちでいました。でも、すぐに専業主婦は合わないことに気づいて。私は、時間がありすぎる状態が苦手みたいです。「日本に帰りたい」って夜中にベッドを叩いて泣いたこともあったくらい(笑)。「私から仕事を取っちゃだめなんだな」って思いました。-今は、夫婦それぞれに毎日どんな時間の使いかたなんでしょうか?何か工夫していることはありますか?城:お互いにチャレンジしたいことがあったら応援し合っていますが、子供がいるので飲み会の予定ひとつ入れるのでも常に対話して折り合いをつけています。予定はGoogleカレンダーで共有していますし。子供がいると、お互いに家にいても家事やら仕事やらで追われていて、夫婦でゆっくりした過ごすことは少ないですね。子供が寝てから寝る直前までPCに向かって仕事をしている日もあります。私は、打ち合わせなどがあって主人に比べると時間に融通がきかないので、子供の送り迎えは主人がやってくれることが多いです。家事分担比率は、主人7:私3。私が家で料理をするのは週1回あるかないか。主人のほうが私よりも家事力が高いし、子供への接しかたもうまいんですよ。子供の遠足のお弁当も彼がつくってくれたりして。私はご飯当番の日が苦痛なんですが、主人が予め食材を仕込んで「あとはこれをやるだけで食べられるよ」ってメールをくれたり、「今日は外食にしようか」って言ってくれたりするんです。めちゃくちゃありがたい!今の生活は、結果的にこうなっていました。彼はいわゆる「主夫」ではありません。経済的な部分を私が担っているわけではなく、二人とも仕事をしていて、自分のやりたいことやキャリアは諦めていない。だから、午後から主人に打ち合わせが入っている場合には「午前中から自分の時間にして良いよ」って言って家のことを私がやるようにしたりして、彼の時間をつくるように心がけています。それから、週1回は外部に掃除代行を依頼しているんです。区のサービスなので料金も安くて、月4回で¥8,000です。富裕層でなくても利用できる。いくらでもやりくりできる金額ですよ。子供がいると、毎日料理を作らなくちゃいけないので本当に大変。だから、自分の会社で「ES(エス)キッチン」という料理代行サービスをつくってしまいました。今後は、週1回くらいこれを利用していきたいです。人に家事をお願いすることで、子供と遊ぶ時間ができたり、仕事をする時間が確保できたりするとこんなにも夫婦がお互いに自分らしくいられるんだなーって実感しています。親である私たちの心が整った状態で子供に向き合うほうが、子供にとっても良いと思いますし。「オーストラリア人のライフスタイル良いよね」って二人で話していて、お互いの原点になっています。私たちが見てきたオーストラリアの人たちは、17:00以降はオフィスにいないんです。一度主人の会社の飲み会に参加したことがあるんですが、スタートが17:00からで19:00には解散して家族と過ごす、って感じでした。「今日は娘の誕生日なので15時に帰ります」っていうのが通用しますし、男性も家事や育児を一緒にやっていて、休日に男性がベビーカーを引く姿を目にすることも。日本人に比べるとゆるくて、家族と一緒に過ごす時間を大切にしているし、人生を楽しんでいるなって思いました。日本人もこういう生活を実現できたら、めちゃくちゃ幸福度が高い国になるんじゃないでしょうか。うまくいく夫婦の条件-どんな夫婦がうまくいくと思いますか?城:お互いが大切にしているものを「良いな」って感じられている夫婦はうまくいくと思います。例えば、私は、仕事をしたり自分のコミュニティーを持ったりして外側にエネルギーが向いているので、そういう私を良いと思ってくれる人じゃないと絶対にうまくいかない。主人は、私に家庭的な要素がないことを予めわかった状態で一緒になってくれたと思います。女性に対して「こうあってほしい」っていう固定観念を持っていない人なので、生きかたも考えかたもすごく柔軟。彼のほうがはるかにいろんな能力が高いと思うんですけど、私の良い部分は褒めてくれるし、考えかたも応援してくれる。「自分よりすごい女性にならないでほしい」っていう雰囲気もないんです。それから、主人も私も異性に対して気が多いタイプじゃないので、異性の存在によって自分の心を安定させようとしていない。よそ見をする暇があったら仕事をしていたいって思っている。そういうところも、うまくいっている要因のひとつかもしれません。-精神的な部分を含めた自立は大事ですよね。城:そう!たとえば、「自分が稼げていないからパートナーはお金持ちが良い」とか、自分にないものを埋めようとして相手を選んでしまうと、それ以外の部分で満たされない部分が出てきた時にうまくいかなくなる。相手に色々求める人は自分が満たされていないんじゃないでしょうか。恋愛や結婚がうまくいく人は、自分で自分を幸せにできる人だと思います。自分が自分の足で立っていれば、その分相手とも対等でいられますし、相手のことも思いやれる。私は、そのために全勢力を注いできました。そして、自分がもっと自由になりたかったからこそ、自分の会社で料理代行サービスをつくりました。自分たちがつくっていくサービスで、これからどれだけ人を幸せにできるかな?こういうことを考えながら歩んでいく人生の方が、面白いんじゃないかな。ライター所感:城さんの考えかた、すごく好きだなって思いました。彼女のように自分で自分を幸せにできる人は、「それぞれの人がどれだけ大切な存在なのか」を感覚的に知っているので、周囲の人を幸せにするための方法をたくさん思いつく。そして、接しかたも丁寧。色々なタイプの方に取材させていただき、仕事ではない時間にも多くのかたと対話をして、私なりに、うまくいく夫婦とはなにかを見つけることができたような気がします。大事なのは、「思いやり」と、「相手の優しさに甘えすぎないこと」。「お互いの自然体を尊重すること」。そして、「きちんと想いを伝え合うこと」。これら以外のことは、それぞれの個性によって変わるかなと感じました。結婚していてもしていなくても、人は必ず別の誰かと関わりながら生きています。自分のことだけを考えて雑に接してしまうと、関係はすぐに壊れてしまう。決して簡単にはいかないからこそ、人と関わることは面白いのかも。ライター:藤宮 ありさ
2016年11月29日「今日は餃子の予定だったんだけど、作れなくてごめんね……」キッチンで夕飯の支度をしていたら、風邪をひいている妻が様子を見に来た。いつも家のことは妻に任せっきりだけれど、今日は休みがとれたのでなるべく妻の看病をしてあげたい。僕:「熱があるんだから、もう少し寝た方がいいよ」妻:「うん。わかってるけど、目が覚めちゃって……」僕:「今日は体が温まるように、餃子じゃなくてスープにすることにした」妻:「スープ?それは楽しみね……。あなたの作る料理は何でも美味しいから」僕:「……」僕は特別料理ができるわけではないけれど、妻にとっては僕の料理が元気の源になっているのかもしれない。普段作るときはあまり意識していないけれど、今日は風邪が早く治るような料理を作ってあげたいな。材料作りやすい分量(約5~6人分)・ ココナッツミルク:1缶(400ml)・ 乾燥小海老:適量(7~8g程度)・ ひき肉(豚or鶏):300g程度・ 長ネギ:10cm(50g程度)・ えのき:1/4株(正味50g程度)・ 春菊:1/3袋(50g程度)・ 餃子の皮:1袋(20~30枚程度)・ 生姜、ニンニク:各1~2片ずつ・ 片栗粉:大さじ1杯・ レモン、パクチー、赤唐辛子:(あればお好みで適量)調味料・ ナンプラー:適量(肉用大さじ1杯、スープ用大さじ1杯程度)材料や道具選びのポイント・ 子持ちの甘海老で作るとさらに美味しくなります。アレルギーが心配な場合はお肉多めで海老無しにしたり、イカやアサリ等に置き換えてもOKです・ ひき肉の種類はお好みで選んでください。脂が気になる人は赤身のひき肉がおすすめ・ レモンはかぼすやすだちなどでもOK。市販の果汁でも代用可・ ワンタンの皮でも作れますが、別鍋で茹でる手間があるため餃子の皮がおすすめです・ 使用する青菜は他のものでも代用できます・ お好みで最後にご飯を入れても美味主な栄養成分と期待できる効能・ ココナッツミルク:油に含まれているラウリン酸に抗菌や抗ウイルス作用・ 長ネギ:白い部分に含まれるネギオールという成分に抗菌、解熱、発汗作用・ 春菊:αピネンやベンズアルデヒドなどの香り成分に食欲増進効果・ 豚肉:タンパク質は体温上昇、ビタミンB1に疲労回復、スタミナ増強の効果・ 鶏肉:タンパク質は体温上昇、皮に多いビタミンAには粘膜を正常にする効果(豚肉はネギと一緒に摂ると、ビタミンB1の吸収率が上がり、効能が持続しやすくなります。)1.まずは材料の準備から。春菊は洗って食べやすい長さに切ります。えのきも石づきを切り落とし、食べやすい長さに切ります。(春菊とえのきは同じくらいの長さがベスト。)長ネギはみじん切りに、 生姜とニンニクはすり下ろしておきます。(春菊の茎が太い場合は、下10cm程度のところに縦に切り込みを入れて下さい)2.鍋に水4カップ(800cc)、乾燥小海老、半量の生姜とニンニクを入れて火をつけます。(※生の海老を使う場合は行程4の最後に加えて下さい。有頭の場合は流水でさっと洗い、キッチンバサミで髭を短く切り揃えてから加えます。殻は剥いても良いですが、そのままの方が味が出ます)3.弱火~中火で加熱し、お湯が沸くまでの間にワンタンの具の準備をします。豚ひき肉をボールに入れ、残りの生姜とニンニク、ネギ(半量)、ナンプラーを入れたら、スプーンでよく混ぜます。混ざったら片栗粉を加えてさらによく混ぜます。(片栗粉は調味料と一緒に入れてしまうとダマになる場合があるため注意)4.お湯が沸いたら弱火にして、行程3のひき肉をスプーンで形を整えながら入れます。全て入れ終えたら、春菊とえのきを加えます。(形を整えるときは大きめのスプーンが2つあるとやりやすいです。多少は崩れても大丈夫)5.中火にして再び沸騰してきたら灰汁を取り除き、ココナッツミルクとナンプラーを加えます。ある程度温まってきたら最後に餃子の皮をくっつかないように1枚ずつ入れて、1~2分ほど加熱したら火を止めます。(※皮は必ず食べる分量だけ加えて、加熱しすぎないようにして下さい。また、ココナッツミルクが分離するため、入れたあとはなるべく沸騰させないようにして下さい)残りのネギをのせて、お好みでレモンやパクチー、唐辛子などを加えたら完成です。ぷりっとジューシーな肉団子と、もっちりした餃子の皮がたまらない。風邪をひいた妻も残さず食べてくれました。旨味がたっぷり染み出た濃厚なスープは、一口飲むと病みつきになってしまいます。クセのある野菜もあまり気にならずに美味しく食べられるので、気になった人は是非参考にしてみて下さいね。ライター:なめっこ星人
2016年11月29日全ての結婚生活が円満にいけばよいのですが、悲しいことに多くの夫婦が離婚しており、私も普段、離婚事件をよく扱います。そこで、離婚事件の際に問題になることを予め決めておくことで円満な夫婦生活が送れるかと思いましたので、いくつかご紹介します。結婚時には中々気がまわらない事が多いかと思いますが、これから挙げる4つのことに気を付けるだけでも大分変わってくるはずです。*画像はイメージです:■1.不倫事件が多いので、不倫した時の罰則を予め決めておく不倫した場合の慰謝料を書面化して決めておく、離婚届を予め書いておき、いつでも出せるように手元に置いておく、などがよろしいかと思います。実際に不倫をすることを前提にするわけではありませんが、このようなことをしておくだけで、心理的なプレッシャーとなり、不倫の機会が訪れた時に抑制がかかるものと思います。 ■2.夫の収入は妻が管理し、小遣い制にすること自由に使えるお金を手にすると、やはり遊びに遣ってしまう夫が多く、それが不和の原因になることが多いです。「俺が稼いだお金を何で遣わせないようにするんだ。」というようであれば、結婚はしない方が正解だと思います。また、離婚の際に財産分与の問題が発生します。この時に、妻側がお金を管理しておかないと、全てを夫に隠され、どこにどんな財産があるのかわからず、結局財産分与してもらえないということになりかねません。妻が管理することで、家計が透明化される、これが夫婦円満の秘訣です。 ■3.借金の有無について、明確にしておく結婚する時には、格好をつけて、いかにもお金があるかのように振る舞う男性が多く、蓋を開けてみると借金だらけだった、ということがよくあります。信用情報機関に一緒に赴き、借金の有無を確かめておいた方がよろしいかと思います。 ■4.積立式の生命保険に入っておく、目標額を決めて貯金をする約束をする本来は、子どもの教育費であるとか、夫婦の老後の年金代わりということになりますが、万が一離婚という事態に至った時に備えて、せめて子どもの養育費に相当するお金は準備しておいた方がよろしいかと思います。結婚当初であれば、お互いに愛情をお持ちでしょうから、前向きに生命保険に入るものと思います。万が一、後ろ向きな事態に陥ったとしても、それはそれで役に立ちますし、お金を積み立てることに喜びを感じさせるよう相手方をコントロールできれば、夫婦円満に役立つものと思います。 *著者:弁護士 小野智彦(銀座ウィザード法律事務所。浜松市出身。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする。)【画像】イメージです*zon / PIXTA(ピクスタ)
2016年11月22日間もなくやってくる11月22日は「いい夫婦の日」ですね。日本の夫婦の皆さん仲が良く「いい夫婦」であれば、こんなに良いことはありませんが、悲しいことに、この仕事をしていると、夫婦円満とはなんと難しいことか、という想いが日に日に強くなっていきます。夫婦間のトラブルにも様々なものがあり、なかなかタイプ別に見ることは難しいと言わざるを得ません。ですが、あえて分類してみると、性格の不一致やお金のトラブルが多いように感じます。今回は、性格の不一致、お金のトラブルを夫婦間で生じないようにさせるためにどんなことが必要か、考えたいと思います。*画像はイメージです:■「夫婦といえども他人」という自覚を持つ性格の不一致の中でも特に多いのが、一方が他方のすることが気に入らなくて、ことあるごとに口汚く罵ったり、いちいち細かいことに口を出したりして、言われている方が限界を超えてしまうというケースです。罵っている方は、自分が相手の嫌がることをしているということに、離婚を切り出されるまで全く気付かない、あるいは、切り出されても、切り出した方が悪いと考えることが往々にしてあります。こういう問題は、結婚したことによって、一方が、“相手と自分が全く同じ価値観を共有したような錯覚に陥ってしまう”、あるいは“何でも自分の思い通りになって当たり前と勘違いする”ことによって生じることが多いのではないかと思います。また、言われる方も、波風を立たせるのが嫌で、言われるがままになってしまうため、相手をつけあがらせてしまうということもあります。夫婦と言えども元は赤の他人。そうそう自分の思うとおりになるわけではありません。夫婦はお互いにこのような自覚を持つことが必要でしょう。また、言われる側は、嫌だと思ったら、都度、自分の気持ちを相手に冷静に伝えるということも必要ではないかと思います。 ■お金の管理方法を結婚時に決めておく結婚後のお金のトラブルも、例えば単なる金銭感覚の違いから、一方に明らかな浪費癖があるケースまで、実に様々です。また、よくありがちなのが、夫が給料の管理を妻に任せていた結果、自分の預金をすっからかんにされて知らない口座に移されていたというものです。先ほどの性格の問題もそうですが、金銭感覚も人によって様々で夫婦とて一致するとは限りません。ですので、夫婦間のお金の管理方法は、結婚時にきちんと決めておくこと、子が生まれた時など節目節目に話し合うことが必要でしょう。例えば、生活費は、お互いに月いくらずつ出してどの口座に入れておくか、貯蓄用の口座はどうするのか、ということです。他人行儀に思えるかもしれませんが、本来であれば、書面にしておくのが一番いいのではないかと思います。 ここまで書いておいてなんですが、夫婦間のトラブルを防ぐ決定的な秘訣はないというのが私の感想です。もしそんなものがあるのでしたら、この世から離婚などというものはなくなっていることでしょう。机上のアドバイスではどうにもならない問題があるからこそ、夫婦と言えるのかもしれません。 *著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)【画像】イメージです*xiangtao / PIXTA(ピクスタ)
2016年11月20日「一日中家にいて、可愛い赤ちゃんのお世話で楽しいはずなのに、産後の妻はいつもイライラしている。何を話しかけてもケンカになりやすく接しかたが難しい」と悩んでいませんか?男性からすると、産後の女性がどんな状態なのか、想像するのは難しいですよね。女性も夫に話したいことは沢山あるのですが、疲れ切って話す余裕もない毎日。また、話すことを躊躇われる内容もあります。今回は2児の母である筆者が、女性の独身時代と産後の体調&生活の変化を詳しく比較。一例ではありますが赤裸々に抽出してみました。体調とホルモン産後産後1ヶ月は悪露という血が流れ続け、お風呂に入れない。いきむのが怖かったり感覚が分からず便秘に。骨盤が元通りになるのは産後2ヶ月だが、それ以降も尿漏れや腰痛などのマイナートラブルを抱えやすい。産後に体調が変わり、頭痛持ちや喘息になる人もいる。また妊娠中に急増したホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」が産後は激減し、代わりに「プロラクチン」が増加。ホルモンの急激な変化に情緒不安定になる。産後は「防衛本能」も働くため、攻撃的になりやすくなる。仕事内容独身時代就業時間:始業時間と就業時間、休日や長期休暇がある。仕事相手:大人の中で、基本的に大人相手に仕事をする。仕事内容:自分で選んだ仕事をする。1日の流れや自分で立てた計画がほぼ決まっており、計画通り実行できることが多い。成果や報酬:目に見える成果があり、月給やボーナスという報酬を貰う。行き詰まったとき:上司に相談したり、周りの先輩をお手本にしたり、同僚と飲みに行って愚痴を言い合う。産後就業時間:24時間365日休みなし。夜間寝ていても起こされる。仕事相手:1人で、常識もマナーも理屈も言葉も全く通じない赤ちゃんを育てる。仕事内容:赤ちゃんのお世話と家事。主に「オムツ替え、寝かしつけ、食事の介助、こぼした味噌汁やおもちゃの片付け、お風呂」など。遊びは歌や絵本、砂遊びや動物の真似など、終始「0歳児の理解」に合わせ続ける。家事は後追いで泣かれたり、ウンチの取り替えや片付けなどイレギュラーな対応に追われながら。計画通りに行く日はほぼない。成果や報酬:目に見える成果・報酬は得られにくい。行き詰まったとき:日中ほぼ一人で育児をしているため、相談相手や愚痴を言える相手はいない。社会との繋がり独身時代常に自分の属する学校や会社があり、友人や同僚など人に囲まれての生活。社会的な自分の役割と居場所を確認できる。産後属するところが何もなく、平日大人と話すことはほとんどない。産前との変化が激しく、あまりの孤独に心のついていけない人が多い。児童館に出かけても、ママ友ができるのは積極的なママばかりになりがち。たまに会う程度なので、実際にママ友になるにはかなり時間がかかる。古い友人と会う機会も、子連れだと年に数回。会っても子どもの世話でバタバタしていて、落ち着いて話ができないことが多い。食事独身時代メニュー:仕事をしてるので、休日以外ほぼ自炊しない。朝はヨーグルトにフルーツ、コーヒーといった美容とラクを考えたメニュー。お昼は楽しみにしている1000円ランチ、夜は飲みに行くかお惣菜。外食:ランチにも飲みにも、よく行く。産後メニュー:1日3食、夫婦分+離乳食を手作り。健康や子どもも食べられるメニューを考える必要があるため、メインは和食。妊娠〜授乳中はカフェインを控え、禁酒。食事中:先に子どもに食べさせる。子どもは食べるペースがゆっくりなので、自分は後で冷めたものをかきこむか、キッチンで立ち喰い。子どもがこぼす納豆や味噌汁を片付けながらのため、食事は少々憂鬱。お金:いかに食費を切り詰めるかが大切。ランチに1000円なんて贅沢、という思考に。外食:平日は行かず、休日家族とファミレスなど。断乳しても気軽に飲みには行けず、オシャレなカフェは静かなため家族では行きにくい。休憩独身時代いつでも休みたいだけ休め、寝たいときに眠れ、気分転換にカフェに立ち寄れる。産後日中の休憩&睡眠時間がゼロのため寝不足で疲労が溜まっている。温かい飲み物は火傷が危ないので立ち飲み。お菓子は子どもに奪われないよう隠れてサッと食べる。好きな雑誌を読んだり、TVやDVD、スマホを見続けることはできない。カフェでのお茶は、夢のまた夢。トイレ独身時代いつでも行ける。産後家事と育児に追われて行く回数が減る。特に生後8ヶ月〜3歳くらいまでは、トイレに行くと子どもが泣き、目を離すと危なくトイレまでついてくるのでゆっくり用を足せない。お風呂独身時代一日で1番のリラックスタイム。半身浴で音楽を聴いたり、本を読んでゆっくり過ごしたり、お気に入りのシャンプーやボディソープでリフレッシュ。お風呂の後は美容のために、髪とお肌を入念なケア。この時間も楽しい。産後一日で1番疲れる時間。自分はサッと洗い、子どもをお風呂に入れる。お風呂を出た後自分はタオルだけ巻き、先に子どもの保湿→着替え。自分のケアや鏡を見る余裕はない。ケア用品も安いものに変更。睡眠独身時代好きなときに眠れ、寝たいだけ寝れる。楽しく飲んだ翌日の寝溜め幸せ。産後新生児期は夜間も1〜2時間ごと、その後も2〜3時間ごとの夜間授乳になるため、常に寝不足。それでも子どもは昼寝をするため、何故か朝5時に起きるときもあれば夜泣きもあり、寝不足に追い打ち。好きなときに寝たいだけ眠れるのは、子どもの目が離せる小学校以降。ファッション独身時代好きな服やアクセサリーを身につけ、オシャレができる。産後動きやすさ重視。スニーカーにズボン、両手を空けておくためリュックサック限定。ピアスやイヤリングは誤飲の危険などがありできない。アクセサリーはオモチャにされてしまうので止め、ネイルも剝げて危ないのでしない。外出独身時代場所:買い物、流行りのカフェやランチ、旅行など、休みがあれば好きなところへ好きなときに行ける。産後場所:公園、児童館、スーパーがお決まり。出かける前:出かけようとするとウンチをしていたり、お茶をこぼして服を濡らしたり、イヤイヤ期で外出したくないと泣かれたり…予定時刻に出かけるのが難しい。荷物:抱っこは重いし、ベビーカーは大きくて押すのが大変。周囲の目線:子どもが泣かないか、騒がないかにいつもビクビク。何をするにも迷惑にならないか迷いがち。外出の流れ:普通に歩けば15分のところが、子どもと歩くと1時間に。買い物に行けばアレコレ売り物を触るので、買いたいものは買えない。最短ルートで帰る。いかがでしょうか。ここに比較した内容も実は一部。これ以上に多くの変化が女性にはあります。いくら赤ちゃんが可愛いとはいえ、変化はストレスを生みますから、これだけの激変下ではどうしてもイライラしてしまうのです。筆者の経験としては、慣れない分1人目が1番精神的に不安定になりやすいです。一方で産後一年の経験は、後では取り戻せないとても貴重な時間だったとも。わからないことは「察する」と期待せず正直に話し合い、夫婦で乗り越えていってくださいね。ライター:宮野 茉莉子
2016年11月19日妊婦さんって「穏やかで優しいイメージ」があるもの。自分の妻も妊娠すれば穏やかになるだろうと思いきや、妊娠前より何かと突っかかってきて夫婦ゲンカが絶えない…。そんな妻の変化に戸惑いを感じていませんか?実は妊娠中の女性は穏やかどころか、イライラしたり情緒不安定、攻撃的に…。それには主に4つの理由があるのです。1. ホルモンバランスの変化でイライラ妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するため、イライラや情緒不安定になることが多くあります。妊娠前なら気にも留めないようなことで激しく怒ったり、不安に陥り泣くなどの状況が続きます。ちょうど生理前の「月経前症候群(PMS)」の女性と同じような状態ですが、生理前よりイライラの度合いは強め。ホルモンの力は何よりも強いので、女性もイライラや不安定を抑えることが難しいのです。どうしても起こってしまうことですから、夫婦ともに「ホルモンバランスの変化なんだ」と認識し話し合うことで、喧嘩は減らせるでしょう。2. 自己防衛本能の働き妊婦さんがイライラしやすいのは、本能もあります。例えば妊娠中の猫は攻撃的で、我が子に誰かが近寄るだけでも怒ってひっかこうとするのをご存知でしょうか。人間も動物ですから、妊娠中は赤ちゃんと我が身を守るための自己防衛本能が働きます。そのため攻撃的になりやすく、これは産後も続きます。2人目の妊娠中に上の子にイライラするママもいますが、実はそれも新たな命、まだ弱い命を守るための本能。動物の本能と知っておくと、ママも安心するでしょう。3. マイナートラブルやできないことの増加でイライラ妊娠中は、変化の連続。つわりから始まり、便秘、不眠、腰痛、胃痛、尿漏れ…などのマイナートラブルが臨月まで続きます。また妊娠前は当たり前にしていた飲酒や夜遊びもできなくなり、体重管理で好きなものを好きなだけ食べることができません。お腹が大きくなるに連れ歩きにくなったり、靴下が履けない、足の爪が切れない…など、日常生活に支障をきたすことも。「ママになるんだからそれぐらいガマンを」という声もあがりそうですが、妊娠中は理性が弱まる期間なので、ガマンが効かない部分もあります。「母性」も実際に赤ちゃんが生まれ、子育てをする中で徐々に育まれるものなので、妊娠の時点ではまだ培われていません。4. 夫との意識のズレでイライラ妻と夫では、子育ての意識にどうしても大きなズレが生じます。妻は胎動などで赤ちゃんを実感しますので、妊娠中から子育てのことを現実的に考えます。一方で夫はどうしても実感が少なく、育児について考え出すのは産後しばらくしてからのケースが多いよう。そのタイムラグが夫婦喧嘩を増やしてしまうのです。たとえば妻の妊娠中、夫はいつも通りお酒を飲んでいるだけなのに、妻は「子どもが生まれてお金もかかるのに、あんなに飲むなんて」「私に何かあったら夫に助けを求めるから、酔うほど飲まないでほしい」などと考えて喧嘩に発展しがち。妻は実感しているからこその「自分ごと」、夫側はまだ実感がありませんから、どうしても「他人ごと」になります。交わるところがないので難しい問題ではありますが、妻の不安を具体的に聞き出すことで、この喧嘩は減らすことができるでしょう。妊娠は女性の体で起こるものですが、赤ちゃんは夫婦2人の子ですから、妊娠も夫婦で乗り越えたいですよね。本能的なママとの対話は難しいところもありますが、まず「何でも話す、何でも聞く」ことから始めるのがおすすめ。この機会に何でも話し合い、お互いの理解を深めてみませんか?ライター:宮野 茉莉子
2016年11月18日家事・育児に積極的な男性が増えてきました。でも、妻の立場から見ると、「ありがたいけど私がやってほしいことを分かってない」「言ったこと以外はやってくれない」なんて思うことありませんか?もしかすると、夫側も「こんなに頑張ってるのに妻は全然よろこんでくれない…」と不満をつのらせているかも。一度『本音』で話し合ってみるだけで、簡単に解決できるとしたら?というわけで、理想の家事や育児のシェア、将来設計について夫婦で話し合うワークショップに夫婦で参加してきました!その名も「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」。家事・育児についての満足度は夫婦での話し合いの頻度で決まる生活経済ジャーナリスト・和泉昭子さん、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表・三木智有さん「◯◯家作戦会議」は、内閣府男女参画協議局が主催したワークショップ。16組の夫婦が参加していました。講師は生活経済ジャーナリスト・キャリアコンサルタントの和泉昭子さんと、NPO法人tadaima(タダイマ)!代表で家事シェア研究家の三木智有さん。夫・妻、親、社会人――いろいろな顔をもっている私たち。その中で家族としての役割シェアをきちんと話し合うことで、充実した生活を送れるのだそう。でも、お互いに満足できる役割シェアってどういうことなのでしょうか?NPO法人tadaimaのヒアリング調査によると、「5:5で家事分担ができていること」よりも、「家事に対する負担感を夫婦で共有できているか」で満足度が変わるそうです。つまり、家事についてよく話し合っている夫婦ほど満足度が高く、話し合いをしていない夫婦ほど不満度が高くなる傾向があるのです。【第1部】ワークショップ「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」いきなり家事分担を押し付け合っても不満がつのるだけ。まずは、ワークシートでお互いの本音を知り、モヤモヤを解消して、その夫婦の価値観に合った役割シェアを話し合いで導き出します。Part.1 素直な気持ちを伝えてみよう最初のテーマは、「自分の素直な気持ちを相手に伝えてみよう」「本当はもっと◯◯に時間を使いたい」の◯◯の部分には、2人とも「もっと自分の時間がほしい」ということを記入。お互いの本心はなんとなく分かっていたけれど、こうやって言葉にして伝えると意外とスッキリ!改めて書いてみることでお互いの理解が深まります。Part.2 2人の今を再確認!Part2は、時間グラフに「現在」と「理想」の時間の使いかたを記入。自分が理想とする時間の使いかたを実現するために、相手に「これをしてほしい!」とお願いします。共働きで、家事も育児もそれなりに分担してやっているわが家のようなケースでは、自分の要望を一方的に伝えるのはちょっと気が引ける……。ところが、このワークシートで、平日の帰宅が遅い夫が「もっと育児に関わる時間を増やしたい」と思っていることが分かりました。しかも「家事の時間が増えてもいい」とのこと!これは意外……あえて時間をとって話し合うことで夫の本音に気づくことができました。Part.3 「家のこと」のシェアの仕方を考えよう一番面白かったのがこのPart3。自分が負担に感じている家事を自由に書き込み、それぞれ自分と相手の負担度を記入して、負担を減らすためにはどうすればよいか一緒に考えます。例えば、毎日掃除をしているという家庭であれば、掃除の回数を減らすというのも1つの解決法です。奥様が主に食事の用意をしているというご夫婦、奥様にとっては毎日食事を作るのはとても負担。でも実は、旦那様が料理に興味があるということを知って奥様はビックリ!これからは休日などに食事を作ってくれることに。わが家の場合は夫がもっと子どもと過ごす時間を増やしたいと思っていることがわかったので、これからはさらに心置きなく育児を任せられそうです。第2部料理教室旦那さんに食事づくりを任せるとすごく時間がかかるし、シンクが洗い物であふれかえるのが嫌――。そう、料理はいかに短時間で効率よくできるかも重要なポイントなんです。第2部は、「男性でも帰ってからすぐ実践できる料理アイデア・レシピ体験」がテーマの料理教室。実際に旦那様におすすめレシピを作ってもらいます。奥さんはそばで見守ります。江上料理学院の松井ゆみ先生教えてもらったレシピは、これからの寒い季節にぴったりの「ポトフ」。ポイントは、冷蔵庫にある食材で、調味料も調理器具もほとんど使わず、短時間でできること。分量もおおよそでいいので、まさに男性向けのレシピ!実際のポトフのレシピ松井先生から一通り調理方法の説明を受け、いざ実践!!パパの料理をそばで見守る娘固い野菜から切ってどんどんお鍋に入れていきます。にんじんもジャガイモもよく洗えば皮付きのままでもOK。こうすれば、ボウルやピーラーを洗う手間や野菜くずを処理する手間も省けます。キャベツもざっくり2等分。レシピの材料以外にも、パプリカやきのこ類など冷蔵庫の中の余り物を適当に入れてもOK。レシピが簡単だから料理中の会話も弾みます。ポトフを煮ている間に、まな板や包丁を洗えばできあがったときにはキッチンがスッキリ。これなら、洗い物でキッチンがぐちゃぐちゃになるから旦那さんに料理してほしくない、という奥様にも喜んでもらえそうですね。ポトフ完成〜!!調理時間は約30分。野菜やお肉からいいダシがでているので、コンソメだけでもとってもおいしかったです。少食な娘もパクパク完食!ワークショップに参加する前は「本音で話し合うだけで何が変わるの?」と半信半疑でしたが、自分の負担感を相手と共有して話し合うだけで気持ちが軽くなるんだとその効果を実感しました。今後は家事・育児について夫とざっくばらんに話し合って、家族全員がハッピーになれる理想の時間を使い方を考えていきたいと思います!「夫婦が本音で話せる魔法のシート◯◯家作戦会議」藤本美貴・オリラジ中田・鈴木おさむなど豪華講師陣によるトークショーを開催「働く」と「子育て」のこれからを考えるWARCO!2016ライター:柏木 真由子
2016年11月12日今回インタビューを受けてくださったのは、結婚5年目の江藤さんご夫妻です。お二人の出会いは職場。現在は奥様の美帆さんが立ち上げた会社を夫の慎治さんがサポートしており、休日も一緒に出掛けることが多いのだそう。多くの時間を共に過ごすお二人は、どんなふうにお互いと向き合っているのでしょうか。江藤慎治さん・美帆さん<職業>スナップマート株式会社代表取締役CEO(美帆さん)スナップマート株式会社リードエンジニア(慎治さん)<家族構成>夫婦二人暮らし※2011年に結婚<勤務曜日と帰宅時間>平日勤務が中心で、土日に働くこともある。一緒に仕事を終えて一緒に帰る毎日。結婚について思うこと‐今は、結婚に対する価値観が二極化していて、結婚前に試行錯誤をしておいて離婚しないつもりで結婚する(したい)と考える人と、結婚をお付き合いと似た感覚で捉えていて、結婚後の試行錯誤や、合わなかったらパートナーを変えることはやむを得ないと考える人がいるように感じています。個人の自由なので正解はありませんが、お二人はどんなふうにお考えですか?美帆さん(※以下、敬称略):他人にオススメできるかはさておきとして、私は圧倒的に後者です。私はこれまでに2回、夫は1回結婚を経験しているのですが、結婚にかぎらず、1回のチャレンジでベストの結果を出すことって運の要素もあるし、なかなか難しいと思うんですよ。だから、仕事でも私生活でも、なるべく早く行動して、早く失敗して、トライアンドエラーを繰り返して成功に近づいていくほうが満足のいく結果が得られるような気がしていて。相手もいることですし、子どももいたらそんなにカジュアルに離婚はできないですが、「絶対1回で成功させないと」と意気込むこともないんじゃないかな?とは思います。‐お二人にとって、「結婚」とはなんでしょうか?美帆:結婚は、してもしなくても良いものなのかもしれませんが、ちょっと夢のない話をすると、「相互扶助」ですかね。「互助会」みたいな(笑)。失業したり、体調を崩したり、人生にピンチがおとずれたときに夫婦だと助け合えますよね。助けてもらいたいのもありますし、助けてあげたいとも思いますし。とくに「助けてあげたい」って思えるかが大事なのかも。慎治さん(以下、敬称略):僕も同じです。あとは、やっぱり一人だと寂しいですし、味気ないですよね。一人より二人で生きていくほうが良いなと思いました。そう思ったきっかけは3.11だったかもしれません。この人なら「無理しなくても良い」と思えた‐結婚の決め手になったことはなんでしたか?美帆:私はもう一生結婚はしないだろうなぁと思っていたときに彼と出会ったんです。自分がこの人と結婚したいと思ったというよりは、なんかいろんな人に騙されたりしてたんで、放っておけないなと思って(笑)。‐お付き合いしていた頃には、結婚したらどんな生活を送りたいと考えていましたか?慎治:自然体でいられて、無理をしないで過ごせたら良いなと思っていました。美帆:私も同じです。過去の経験から、本来の姿を変えてまで結婚生活を維持していくのは絶対無理だとわかっていたので。‐どんな人がパートナーだったら自然体でいられますか?美帆:相手を変えようとしない人かな?慎治:感覚的に自然体でいられると思える人ですかね。僕たちは、「そろそろ掃除をしないとまずい」と感じる我慢の限界点や、生活面で気になる部分が近いんです。お互いにあまり細かいタイプではないので、掃除も気づいたほうがやります。こういった感覚的な部分は、付き合っている段階でなんとなくわかっていたので、お付き合い後1ヶ月で結婚しました。‐ちょうど先日、知人からこんな相談を受けたんです。その子は彼と同棲しているんですが、彼女は几帳面で家の中をキレイに使うタイプなんですね。それに対して彼は大らかで、例えば、洗顔の泡立て網に泡がついたまま流さないんだそうです。当初は彼に言えば直してくれていたそうですが、最近はもう直してくれないらしくて。生活面でのそういった小さい出来事の積み重ねがストレスになっていて、これからずっと一緒にいられるのかが不安なんだそうです。私は彼女にアドバイスをするわけでもなく、ただ話を聞いていたんですが、どう思われますか?慎治:その、「直さない状態」がきっと彼の素ですよね。だから、彼は変わらないと思いますし、結婚したらもっと使いかたが大らかになる可能性があります。そんな彼を受け入れられるかどうかが鍵なんじゃないでしょうか。「結婚したら変わってくれるかも」とは間違っても思わないことです。‐なるほど。知人に伝えます(笑)。ちなみに、こういう場合はパートナーに指摘しますか?慎治・美帆:しないです。気になったら、何も言わないで掃除しますね。言って直るものなら、これまでの人生の中でとっくに直ってるでしょうし。‐「相手を変えようとしない」っていう先ほどのお話とつながるところですね。これ以外に、向き合い方やコミュニケーションについて何か大事にしていることはありますか?美帆:うーん、特にないです。夫と一緒にいると、実家の家族よりも気を遣わなくて良いので、一人で生活しているのと何も変わらないんです。新婚の時と同じ楽しい気持ちが今も続いている‐結婚前に相手に対して好きだと感じていた部分は、増えたり減ったり変わったりしましたか?慎治:変わらないですね。妻は、ズバズバホントのことを言ってしまうところが変わっていないです。美帆:同じく、変わらないですね。夫は、正直なところが変わっていないです。‐お互いの同じような部分が好きなんですね。ケンカはします?美帆:結婚して5年、気持ち悪いくらいケンカしたことがなかったんですが、一緒に仕事をするようになってからは、しょっちゅう衝突するようになりました。私はビジネスサイドの人間で、彼はエンジニアなので、仕事のやり方にお互いダメ出しすることが多いんですけども。プライベート面でのケンカは今もしないですね。‐ケンカの仲直りはどうやってしていますか?美帆:その場で言いたいことを言って終わりです。もともと、ケンカというより仕事上の意見交換なので、日をまたいで持ち越すようなことはないです。‐これまでに離婚の危機はなさそうですね。慎治・美帆:ないですね。あったら別れてます(笑)。‐日々、どんな時に相手から「ありがとう」と言われますか? 美帆:色々なときに言うんですが、寝る前に、「生きていてくれてありがとう」って言っています。自分が年とったせいかもしれませんが、ただ元気で、毎日同じようにそこにいてくれるだけでありがたいなと。バツあり同士ということもあって、お互いに多くを望んでいないんだと思います。最初の結婚のときは、「結婚とはこういうもの」という思い込みが強すぎたり、「男の人はこうあるべき」という自分なりの理想があって、勝手に期待して勝手にがっかりしてたんですけど…。あと、感謝の気持ちはちゃんと口に出して言わないと伝わらないんだなっていう反省もあって、いまはなるべく口に出して言うようにしています。‐「何かをしてくれてありがとう」ではなくて、存在に感謝できるって素敵ですね! では、「この人と結婚して良かった」と思ったエピソードを教えてください。慎治・美帆:毎日思います。何か特別なエピソードがあるわけではないんですが、今回は、新婚の時と同じような楽しい日々が今も続いているんです。美帆:若い頃はずっと「良い人と結婚したら幸せになれる」と思っていましたが、前の夫はホントに人間的にも素晴らしい人だったのにうまくいかなくて、「なんでだろう?」「自分は結婚に向いてないんだな」と思っていました。でも夫と結婚して、相手が優れた人かどうかって自分の幸せとはあんまり関係ないんだなって気づきました。こんなふうにありのままでいられて、お互いストレスがたまらない相手と出会えたのは奇跡的なことだと思うので、そのことに一番幸せを感じます。慎治:お互いに飾っていないので、結婚してから「知らなかったこと」が出てくることがないんですよね。その安心感というか、信頼感は大きいですね。これからも何も変わらずに‐これから磨きたいところは何かありますか?慎治:すみません、特にないです。美帆:私は、もっと奥さんっぽいことがしたいです(笑)。健康に気を遣った料理を作るとか。感謝しているわりには行動が伴っていないので、そこは反省しています。‐これからの夫婦生活についての希望・野望は何かありますか?慎治・美帆:このままが続いたら良いですね。何も変わらないのが幸せかな。「一緒に死ねたら良いね。一人だけ残ってもね。」って話をよくしています。ライター所感:終始、「自然体」「気を遣っていない」といったコメントが多く、穏やかな雰囲気に包まれていたお二人。「人に細かな指摘をしない」「期待しない」など、そのスタンスにとても共感する部分が多く、自分の恋愛と重ねながらお話を伺ってきました。仕事でも一緒、家でも一緒、休日も一緒、それでも、毎日「結婚してよかった」と思い、「この人と一緒に死ねたらいいな」と思う。なかなかない、素敵な出会いですよね。これからも末永く、お幸せに!…なんだか新婚さんへのコメントみたいになってしまうのは、5年が経っている今もお二人が新婚さんみたいに仲良しだからでしょうか。ライター:藤宮 ありさ
2016年11月01日今回インタビューを受けてくださったのは、結婚5年目の江藤さんご夫妻です。お二人の出会いは職場。現在は奥様の美帆さんが立ち上げた会社を夫の慎治さんがサポートしており、休日も一緒に出掛けることが多いのだそう。多くの時間を共に過ごすお二人は、どんなふうにお互いと向き合っているのでしょうか。江藤慎治さん・美帆さん<職業>スナップマート株式会社代表取締役CEO(美帆さん)スナップマート株式会社リードエンジニア(慎治さん)<家族構成>夫婦二人暮らし※2011年に結婚<勤務曜日と帰宅時間>平日勤務が中心で、土日に働くこともある。一緒に仕事を終えて一緒に帰る毎日。結婚について思うこと‐今は、結婚に対する価値観が二極化していて、結婚前に試行錯誤をしておいて離婚しないつもりで結婚する(したい)と考える人と、結婚をお付き合いと似た感覚で捉えていて、結婚後の試行錯誤や、合わなかったらパートナーを変えることはやむを得ないと考える人がいるように感じています。個人の自由なので正解はありませんが、お二人はどんなふうにお考えですか?美帆さん(※以下、敬称略):他人にオススメできるかはさておきとして、私は圧倒的に後者です。私はこれまでに2回、夫は1回結婚を経験しているのですが、結婚にかぎらず、1回のチャレンジでベストの結果を出すことって運の要素もあるし、なかなか難しいと思うんですよ。だから、仕事でも私生活でも、なるべく早く行動して、早く失敗して、トライアンドエラーを繰り返して成功に近づいていくほうが満足のいく結果が得られるような気がしていて。相手もいることですし、子どももいたらそんなにカジュアルに離婚はできないですが、「絶対1回で成功させないと」と意気込むこともないんじゃないかな?とは思います。‐お二人にとって、「結婚」とはなんでしょうか?美帆:結婚は、してもしなくても良いものなのかもしれませんが、ちょっと夢のない話をすると、「相互扶助」ですかね。「互助会」みたいな(笑)。失業したり、体調を崩したり、人生にピンチがおとずれたときに夫婦だと助け合えますよね。助けてもらいたいのもありますし、助けてあげたいとも思いますし。とくに「助けてあげたい」って思えるかが大事なのかも。慎治さん(以下、敬称略):僕も同じです。あとは、やっぱり一人だと寂しいですし、味気ないですよね。一人より二人で生きていくほうが良いなと思いました。そう思ったきっかけは3.11だったかもしれません。この人なら「無理しなくても良い」と思えた‐結婚の決め手になったことはなんでしたか?美帆:私はもう一生結婚はしないだろうなぁと思っていたときに彼と出会ったんです。自分がこの人と結婚したいと思ったというよりは、なんかいろんな人に騙されたりしてたんで、放っておけないなと思って(笑)。‐お付き合いしていた頃には、結婚したらどんな生活を送りたいと考えていましたか?慎治:自然体でいられて、無理をしないで過ごせたら良いなと思っていました。美帆:私も同じです。過去の経験から、本来の姿を変えてまで結婚生活を維持していくのは絶対無理だとわかっていたので。‐どんな人がパートナーだったら自然体でいられますか?美帆:相手を変えようとしない人かな?慎治:感覚的に自然体でいられると思える人ですかね。僕たちは、「そろそろ掃除をしないとまずい」と感じる我慢の限界点や、生活面で気になる部分が近いんです。お互いにあまり細かいタイプではないので、掃除も気づいたほうがやります。こういった感覚的な部分は、付き合っている段階でなんとなくわかっていたので、お付き合い後1ヶ月で結婚しました。‐ちょうど先日、知人からこんな相談を受けたんです。その子は彼と同棲しているんですが、彼女は几帳面で家の中をキレイに使うタイプなんですね。それに対して彼は大らかで、例えば、洗顔の泡立て網に泡がついたまま流さないんだそうです。当初は彼に言えば直してくれていたそうですが、最近はもう直してくれないらしくて。生活面でのそういった小さい出来事の積み重ねがストレスになっていて、これからずっと一緒にいられるのかが不安なんだそうです。私は彼女にアドバイスをするわけでもなく、ただ話を聞いていたんですが、どう思われますか?慎治:その、「直さない状態」がきっと彼の素ですよね。だから、彼は変わらないと思いますし、結婚したらもっと使いかたが大らかになる可能性があります。そんな彼を受け入れられるかどうかが鍵なんじゃないでしょうか。「結婚したら変わってくれるかも」とは間違っても思わないことです。‐なるほど。知人に伝えます(笑)。ちなみに、こういう場合はパートナーに指摘しますか?慎治・美帆:しないです。気になったら、何も言わないで掃除しますね。言って直るものなら、これまでの人生の中でとっくに直ってるでしょうし。‐「相手を変えようとしない」っていう先ほどのお話とつながるところですね。これ以外に、向き合い方やコミュニケーションについて何か大事にしていることはありますか?美帆:うーん、特にないです。夫と一緒にいると、実家の家族よりも気を遣わなくて良いので、一人で生活しているのと何も変わらないんです。新婚の時と同じ楽しい気持ちが今も続いている‐結婚前に相手に対して好きだと感じていた部分は、増えたり減ったり変わったりしましたか?慎治:変わらないですね。妻は、ズバズバホントのことを言ってしまうところが変わっていないです。美帆:同じく、変わらないですね。夫は、正直なところが変わっていないです。‐お互いの同じような部分が好きなんですね。ケンカはします?美帆:結婚して5年、気持ち悪いくらいケンカしたことがなかったんですが、一緒に仕事をするようになってからは、しょっちゅう衝突するようになりました。私はビジネスサイドの人間で、彼はエンジニアなので、仕事のやり方にお互いダメ出しすることが多いんですけども。プライベート面でのケンカは今もしないですね。‐ケンカの仲直りはどうやってしていますか?美帆:その場で言いたいことを言って終わりです。もともと、ケンカというより仕事上の意見交換なので、日をまたいで持ち越すようなことはないです。‐これまでに離婚の危機はなさそうですね。慎治・美帆:ないですね。あったら別れてます(笑)。‐日々、どんな時に相手から「ありがとう」と言われますか? 美帆:色々なときに言うんですが、寝る前に、「生きていてくれてありがとう」って言っています。自分が年とったせいかもしれませんが、ただ元気で、毎日同じようにそこにいてくれるだけでありがたいなと。バツあり同士ということもあって、お互いに多くを望んでいないんだと思います。最初の結婚のときは、「結婚とはこういうもの」という思い込みが強すぎたり、「男の人はこうあるべき」という自分なりの理想があって、勝手に期待して勝手にがっかりしてたんですけど…。あと、感謝の気持ちはちゃんと口に出して言わないと伝わらないんだなっていう反省もあって、いまはなるべく口に出して言うようにしています。‐「何かをしてくれてありがとう」ではなくて、存在に感謝できるって素敵ですね! では、「この人と結婚して良かった」と思ったエピソードを教えてください。慎治・美帆:毎日思います。何か特別なエピソードがあるわけではないんですが、今回は、新婚の時と同じような楽しい日々が今も続いているんです。美帆:若い頃はずっと「良い人と結婚したら幸せになれる」と思っていましたが、前の夫はホントに人間的にも素晴らしい人だったのにうまくいかなくて、「なんでだろう?」「自分は結婚に向いてないんだな」と思っていました。でも夫と結婚して、相手が優れた人かどうかって自分の幸せとはあんまり関係ないんだなって気づきました。こんなふうにありのままでいられて、お互いストレスがたまらない相手と出会えたのは奇跡的なことだと思うので、そのことに一番幸せを感じます。慎治:お互いに飾っていないので、結婚してから「知らなかったこと」が出てくることがないんですよね。その安心感というか、信頼感は大きいですね。これからも何も変わらずに‐これから磨きたいところは何かありますか?慎治:すみません、特にないです。美帆:私は、もっと奥さんっぽいことがしたいです(笑)。健康に気を遣った料理を作るとか。感謝しているわりには行動が伴っていないので、そこは反省しています。‐これからの夫婦生活についての希望・野望は何かありますか?慎治・美帆:このままが続いたら良いですね。何も変わらないのが幸せかな。「一緒に死ねたら良いね。一人だけ残ってもね。」って話をよくしています。ライター所感:終始、「自然体」「気を遣っていない」といったコメントが多く、穏やかな雰囲気に包まれていたお二人。「人に細かな指摘をしない」「期待しない」など、そのスタンスにとても共感する部分が多く、自分の恋愛と重ねながらお話を伺ってきました。仕事でも一緒、家でも一緒、休日も一緒、それでも、毎日「結婚してよかった」と思い、「この人と一緒に死ねたらいいな」と思う。なかなかない、素敵な出会いですよね。これからも末永く、お幸せに!…なんだか新婚さんへのコメントみたいになってしまうのは、5年が経っている今もお二人が新婚さんみたいに仲良しだからでしょうか。ライター:藤宮 ありさ
2016年10月31日冒頭からノロけになりますが、筆者は外を歩くときも寝るときも夫と手をつなぎます。行ってらっしゃいのハグもかかさないように気をつけています。とはいえ、ここ数年は子どもが生まれたりお互いに働き盛りだったりですれ違いがちに。これじゃいかん!限られた時間の中で最大限のスキンシップをすべく、「LOVEもみ」レッスンをうけてきました!「LOVEもみ」の基本は、前回の記事「「LOVEもみ」で嬉し恥ずかしスキンシップ!! 愛をカラダで伝えよう。」を読んでくださいね♪まずはご挨拶の「ソフト・ランディング」まずは「ソフト・ランディング」でそっと相手の身体にご挨拶。いきなり触らずに、そっと肩に手をのせます。お手本を実演してくれるカシス先生と、うっとり身を任せる筆者。実はレッスンを受けるのは今回で2度目の筆者。基本タッチのなかで、この「ソフト・ランディング」が一番好きだと今回確信しました!始まる感じがドキドキするんだよ…肩に乗せた手をそのままゆっくり肘まで降ろします。相手が息を吐くタイミングに合わせて降ろすと効果的。最後は手のぬくもりを伝えるように肘を包み込んで、そーっと離します。肘を包み込まれるとすごく心地いい!この動作を最低3回繰り返します。相手がまだ緊張しているようなら焦らずに同じ動作を繰り返して。「センシュアルタッチ」は触れるか触れないかのギリギリで場の空気があたたまってきたら「センシュアル・タッチ」に移りましょう。「センシュアル…、何やらエロティックな響きだ!」とついつい「セクシュアル・タッチ」と覚え間違いをしてしまうのは筆者だけでしょうか。「センシュアル=官能的な」「セクシュアル=性的な」と、前者のほうがより濃厚です!座ったままでタッチしてもいいのですが、もし勇気があるのなら添い寝スタイルがオススメ!身体の柔らかい部分を相手に密着させながらレッツトライ!!ピッタリくっついたカシス先生のぬくもりに癒されて…エロより眠気が…き、きもちいいいいいい〜♥お外デート中に彼との距離を縮めたいあなたには、抱き合いながらのタッチもオススメ。ちなみに、くすぐったい場所は性感帯の卵なんだとか。お尻の割れ目のすぐ上にある「仙骨」は性的エネルギーの源。エネルギーを高めるには下から上へ、沈めるには上から下へ、背中を優しくさすってみようカップルだけじゃない、先輩や義両親とのスキンシップには「L字ほぐし」恥ずかしがり屋さんや、「今さらラブラブな雰囲気は恥ずかしい」という熟年カップルさんにオススメなのが「L字ほぐし」です。2人の距離は近いのに目線を合わせずにすむのでハードル低め。面と向かって話しにくいことや、ちょっとおねだりしたいときにも効果的だそう。首から肩にかけてのL字ラインを、肘から手首をつかってマッサージします。手のひらを下にして首の根元においたら、体重をかけながら腕をかえすだけ。力がいらないのでテレビを見ながら長く続けても大丈夫。同性に触られるのが苦手だというコヤナギ氏も、「L字」ほぐしならリラックスできたようこれなら残業中の気になる先輩にもさりげなくできちゃいますね♪ 日頃の感謝をこめて義両親にするのもアリです。自宅に返ってさっそく実践してみたら!?筆者にとっては今回で2度目の「LOVEもみ」レッスン。前回受けたときから夫に「早くLOVEもみ実践してよ」と楽しみにされていたのですが…改まってお願いされるとこっぱずかしくてのらりくらりかわしておりました。ですが今回は勇気を出して実践しましたよー!!!相手に「LOVEもみだ!!」と悟られぬよう(だって恥ずかしいじゃない…)、あくまでさりげなく「L字もみ」からスタート。実はマッサージの心得がある夫…最初のうちは「圧が入ってない」と辛口でしたが…揉み解すことよりも、身体を密着させて体重を預けることに集中!! 夫がまったりしてきたところで、「ソフト・ランディング」から肘までさすりました。我ながらスムーズな流れだったと思います!!後日、夫に感想を聞いてみたところ「後ろから密着されてドキドキした」とのお言葉をいただきました!! ただし「癒されて眠くなった」らしいので、うーん…わたし、センシュアルさが足りなかったのかしら… (カシス先生曰く、眠くなったら15分ぐらい寝かしてあげると、彼のジュニアが元気になるのでいいんだとか…わお♡)夫婦生活が長くなるとラブラブムードはどんどん減ってしまいがち。それどころか、お互いの身体に触れることもなく、挙げ句はセックスレスに…。「最近ふれあいが少ないなあ」という夫婦こそ、ぜひこの「LOVEもみ」でふれあいの心地よさを思い出してくださいね。関連書籍&リンク・ラブライフアドバイザー、夫婦コミュニケーションアドバイザー、LOVEもみ考案者「OLIVIA」公式サイト・「愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス♥︎」(Amazon )ライター:金延さえ
2016年10月24日冒頭からノロけになりますが、筆者は外を歩くときも寝るときも夫と手をつなぎます。行ってらっしゃいのハグもかかさないように気をつけています。とはいえ、ここ数年は子どもが生まれたりお互いに働き盛りだったりですれ違いがちに。これじゃいかん!限られた時間の中で最大限のスキンシップをすべく、「LOVEもみ」レッスンをうけてきました!「LOVEもみ」の基本は、前回の記事「「LOVEもみ」で嬉し恥ずかしスキンシップ!! 愛をカラダで伝えよう。」を読んでくださいね♪まずはご挨拶の「ソフト・ランディング」まずは「ソフト・ランディング」でそっと相手の身体にご挨拶。いきなり触らずに、そっと肩に手をのせます。お手本を実演してくれるカシス先生と、うっとり身を任せる筆者。実はレッスンを受けるのは今回で2度目の筆者。基本タッチのなかで、この「ソフト・ランディング」が一番好きだと今回確信しました!始まる感じがドキドキするんだよ…肩に乗せた手をそのままゆっくり肘まで降ろします。相手が息を吐くタイミングに合わせて降ろすと効果的。最後は手のぬくもりを伝えるように肘を包み込んで、そーっと離します。肘を包み込まれるとすごく心地いい!この動作を最低3回繰り返します。相手がまだ緊張しているようなら焦らずに同じ動作を繰り返して。「センシュアルタッチ」は触れるか触れないかのギリギリで場の空気があたたまってきたら「センシュアル・タッチ」に移りましょう。「センシュアル…、何やらエロティックな響きだ!」とついつい「セクシュアル・タッチ」と覚え間違いをしてしまうのは筆者だけでしょうか。「センシュアル=官能的な」「セクシュアル=性的な」と、前者のほうがより濃厚です!座ったままでタッチしてもいいのですが、もし勇気があるのなら添い寝スタイルがオススメ!身体の柔らかい部分を相手に密着させながらレッツトライ!!ピッタリくっついたカシス先生のぬくもりに癒されて…エロより眠気が…き、きもちいいいいいい〜♥お外デート中に彼との距離を縮めたいあなたには、抱き合いながらのタッチもオススメ。ちなみに、くすぐったい場所は性感帯の卵なんだとか。お尻の割れ目のすぐ上にある「仙骨」は性的エネルギーの源。エネルギーを高めるには下から上へ、沈めるには上から下へ、背中を優しくさすってみようカップルだけじゃない、先輩や義両親とのスキンシップには「L字ほぐし」恥ずかしがり屋さんや、「今さらラブラブな雰囲気は恥ずかしい」という熟年カップルさんにオススメなのが「L字ほぐし」です。2人の距離は近いのに目線を合わせずにすむのでハードル低め。面と向かって話しにくいことや、ちょっとおねだりしたいときにも効果的だそう。首から肩にかけてのL字ラインを、肘から手首をつかってマッサージします。手のひらを下にして首の根元においたら、体重をかけながら腕をかえすだけ。力がいらないのでテレビを見ながら長く続けても大丈夫。同性に触られるのが苦手だというコヤナギ氏も、「L字」ほぐしならリラックスできたようこれなら残業中の気になる先輩にもさりげなくできちゃいますね♪ 日頃の感謝をこめて義両親にするのもアリです。自宅に返ってさっそく実践してみたら!?筆者にとっては今回で2度目の「LOVEもみ」レッスン。前回受けたときから夫に「早くLOVEもみ実践してよ」と楽しみにされていたのですが…改まってお願いされるとこっぱずかしくてのらりくらりかわしておりました。ですが今回は勇気を出して実践しましたよー!!!相手に「LOVEもみだ!!」と悟られぬよう(だって恥ずかしいじゃない…)、あくまでさりげなく「L字もみ」からスタート。実はマッサージの心得がある夫…最初のうちは「圧が入ってない」と辛口でしたが…揉み解すことよりも、身体を密着させて体重を預けることに集中!! 夫がまったりしてきたところで、「ソフト・ランディング」から肘までさすりました。我ながらスムーズな流れだったと思います!!後日、夫に感想を聞いてみたところ「後ろから密着されてドキドキした」とのお言葉をいただきました!! ただし「癒されて眠くなった」らしいので、うーん…わたし、センシュアルさが足りなかったのかしら… (カシス先生曰く、眠くなったら15分ぐらい寝かしてあげると、彼のジュニアが元気になるのでいいんだとか…わお♡)夫婦生活が長くなるとラブラブムードはどんどん減ってしまいがち。それどころか、お互いの身体に触れることもなく、挙げ句はセックスレスに…。「最近ふれあいが少ないなあ」という夫婦こそ、ぜひこの「LOVEもみ」でふれあいの心地よさを思い出してくださいね。関連書籍&リンク・ラブライフアドバイザー、夫婦コミュニケーションアドバイザー、LOVEもみ考案者「OLIVIA」公式サイト・「愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス♥︎」(Amazon )ライター:金延さえ
2016年10月18日「ねぇ、どうしてママの絵だけ線があるの?」買い物中、娘が鞄から出して見せてくれた絵が少し気になった。横に〝ママ〟と書かれた似顔絵には何故か2本のかすれた線。〝パパ〟と書かれた似顔絵はまん丸で点が3つ。風邪をひきやすい娘の似顔絵には、四角いマスクのようなものが描かれていた。娘:「え?だって、ママのおかおにはね~、せんがあるんだもん。」私:「こんな線あるかなー?」娘:「あるよ。おくちのよこにちゃんとあるもん。よくみてごらん?じぶんで」私:「……」細い腕を上に挙げているだけの似顔絵かと思ったら、まさかのほうれい線。流石にちょっとショックだったので、今日の夕ご飯はちゃんちゃん蒸しにしようかな……。【材料】作りやすい分量(約3人分)・ 生鮭:3切れ(250~300g程度)・ えのき:1/2パック(正味100g程度)・ 人参:小さめ1本:(正味100g程度)・ キャベツ:1/8玉(正味300g程度)・ コーン:適量(50g程度)・ 柚子:1個(直径約4cm/70g程度)・ にんにく:1片【調味料】・ 酒、みりん、味噌:各大さじ2杯ずつ・ バター:あればお好みで適量(20~30g程度)・ 塩:適量(※塩鮭の場合は不使用)【材料や道具選びのポイント】・ 柚子は皮も使うので、極力無農薬のものを使用して下さい・ 塩鮭を使用する場合は塩を使わず、味噌の分量も適量減らして下さい・ 野菜やキノコは他のものでも代用可。(代用する場合は香りや味が強すぎないものがおすすめ)※ 行程1で使用する器やバットは、耐酸性のある陶器やステンレス製のものを使用して下さい。(耐酸性の低い発泡スチロール製のトレーや樹脂、プラスチック製のものを使用すると変質する場合があるため注意。フライパンや鍋も、鉄やアルミ製など酸に弱いものは念のため使用を避けて下さい。)【主な栄養成分と効能】キャベツや柚子(特に果皮)にはビタミンCが豊富で、風邪予防にピッタリ。人参に含まれるカロテンと鮭に含まれるアスタキサンチンには抗酸化作用があり、美肌などのアンチエイジング効果が期待できます。1.まず柚子の表面をたわしなどでよく洗い、飾り用に皮の黄色い部分を剥き取ります。(柚子の強い香りが苦手な人は、皮無しでもOK)終わったら水平方向に半分に切ります。鮭は洗ってぬめりや鱗を落とし、ペーパーで水気を取ります。塩(一切れに対し一つまみ程度)と柚子の半量分の果汁を絞りかけ、全体的に馴染ませます。(骨取りはこの時点でしてもOKですが、食べる直前にしたほうが取りやすいです。)常温に戻すため、終わったらそのまま室内に置いておきます。2.コーンはよく汁をきり、野菜とキノコは食べやすい大きさに切ります。人参はいちょう切りか半月切りに、キャベツは芯を薄く切ってから全体をざく切りにします。柚子の皮は千切りに、えのきは1/3の長さに切ってからほぐして下さい。3.フライパンか広めの鍋に野菜を広げ、上に鮭をのせます。(鮭は汁気をペーパーでよく取り除いてからのせて下さい。)終わったら酒とみりんを上から回しかけます。(水分が多い葉物野菜→根菜類→キノコ類の順で重ねると、焦げ付きにくく火も通りやすくなります。)4.蓋をして、弱火で10~15分程蒸し焼きにします。その間に、味噌とすり下ろしたにんにくを耐熱皿に入れておきます。加熱が終わったら蓋を開けて煮汁をすくい、味噌に適量加えて溶きのばします。(すくうときはフライパンを少し傾けて下さい。最終的にケチャップくらいの固さになればOK)5.鮭を中心に味噌をかけてバターをのせたら蓋をして、さらに5分ほど加熱します。器に盛り、残りの柚子を絞って回しかけたら、皮を飾って完成。鮭をかるく解し、混ぜてから食べて下さい。余った場合は、焼きうどん等の具にしても美味しくいただけます。ちゃんちゃん蒸しで娘は風邪予防、私はアンチエイジング。柚子の程良い香りと酸味が、野菜と鮭の旨味をより引き立ててくれます。しかも鮭はパサつかず、ふっくらジューシーで感動。栄養バランスも良く一度に沢山作れるので、時間があまりない人も是非作ってみて下さいね。ライター:なめっこ星人
2016年10月18日「ねぇ、どうしてママの絵だけ線があるの?」買い物中、娘が鞄から出して見せてくれた絵が少し気になった。横に〝ママ〟と書かれた似顔絵には何故か2本のかすれた線。〝パパ〟と書かれた似顔絵はまん丸で点が3つ。風邪をひきやすい娘の似顔絵には、四角いマスクのようなものが描かれていた。娘:「え?だって、ママのおかおにはね~、せんがあるんだもん。」私:「こんな線あるかなー?」娘:「あるよ。おくちのよこにちゃんとあるもん。よくみてごらん?じぶんで」私:「……」細い腕を上に挙げているだけの似顔絵かと思ったら、まさかのほうれい線。流石にちょっとショックだったので、今日の夕ご飯はちゃんちゃん蒸しにしようかな……。【材料】作りやすい分量(約3人分)・ 生鮭:3切れ(250~300g程度)・ えのき:1/2パック(正味100g程度)・ 人参:小さめ1本:(正味100g程度)・ キャベツ:1/8玉(正味300g程度)・ コーン:適量(50g程度)・ 柚子:1個(直径約4cm/70g程度)・ にんにく:1片【調味料】・ 酒、みりん、味噌:各大さじ2杯ずつ・ バター:あればお好みで適量(20~30g程度)・ 塩:適量(※塩鮭の場合は不使用)【材料や道具選びのポイント】・ 柚子は皮も使うので、極力無農薬のものを使用して下さい・ 塩鮭を使用する場合は塩を使わず、味噌の分量も適量減らして下さい・ 野菜やキノコは他のものでも代用可。(代用する場合は香りや味が強すぎないものがおすすめ)※ 行程1で使用する器やバットは、耐酸性のある陶器やステンレス製のものを使用して下さい。(耐酸性の低い発泡スチロール製のトレーや樹脂、プラスチック製のものを使用すると変質する場合があるため注意。フライパンや鍋も、鉄やアルミ製など酸に弱いものは念のため使用を避けて下さい。)【主な栄養成分と効能】キャベツや柚子(特に果皮)にはビタミンCが豊富で、風邪予防にピッタリ。人参に含まれるカロテンと鮭に含まれるアスタキサンチンには抗酸化作用があり、美肌などのアンチエイジング効果が期待できます。1.まず柚子の表面をたわしなどでよく洗い、飾り用に皮の黄色い部分を剥き取ります。(柚子の強い香りが苦手な人は、皮無しでもOK)終わったら水平方向に半分に切ります。鮭は洗ってぬめりや鱗を落とし、ペーパーで水気を取ります。塩(一切れに対し一つまみ程度)と柚子の半量分の果汁を絞りかけ、全体的に馴染ませます。(骨取りはこの時点でしてもOKですが、食べる直前にしたほうが取りやすいです。)常温に戻すため、終わったらそのまま室内に置いておきます。2.コーンはよく汁をきり、野菜とキノコは食べやすい大きさに切ります。人参はいちょう切りか半月切りに、キャベツは芯を薄く切ってから全体をざく切りにします。柚子の皮は千切りに、えのきは1/3の長さに切ってからほぐして下さい。3.フライパンか広めの鍋に野菜を広げ、上に鮭をのせます。(鮭は汁気をペーパーでよく取り除いてからのせて下さい。)終わったら酒とみりんを上から回しかけます。(水分が多い葉物野菜→根菜類→キノコ類の順で重ねると、焦げ付きにくく火も通りやすくなります。)4.蓋をして、弱火で10~15分程蒸し焼きにします。その間に、味噌とすり下ろしたにんにくを耐熱皿に入れておきます。加熱が終わったら蓋を開けて煮汁をすくい、味噌に適量加えて溶きのばします。(すくうときはフライパンを少し傾けて下さい。最終的にケチャップくらいの固さになればOK)5.鮭を中心に味噌をかけてバターをのせたら蓋をして、さらに5分ほど加熱します。器に盛り、残りの柚子を絞って回しかけたら、皮を飾って完成。鮭をかるく解し、混ぜてから食べて下さい。余った場合は、焼きうどん等の具にしても美味しくいただけます。ちゃんちゃん蒸しで娘は風邪予防、私はアンチエイジング。柚子の程良い香りと酸味が、野菜と鮭の旨味をより引き立ててくれます。しかも鮭はパサつかず、ふっくらジューシーで感動。栄養バランスも良く一度に沢山作れるので、時間があまりない人も是非作ってみて下さいね。ライター:なめっこ星人
2016年10月15日誰からも「優しい人」と言われながらも少し頑固なところがあった夫と、何でもきっちり管理したがる小うるさい妻…夫がいなくなるまでは「よくある夫婦のカタチ」と思っていました。日本の「行方不明者届」の数は年間8万件を超えるそうです。でもまさか自分の家族が、自分の夫が、そのうちの1人になるとは……どういう想いで失踪してしまったのか……夫を“日常”に戻したのは、家族の声でした。夫が行方不明になった日夫の誕生日、人生が大きく変わりました。あの日、サラリーマンの夫はいつも通り「行ってきます」と言って出かけました。パート勤めの私も家事を済ませ出勤。駅へ急ぐ私の携帯に、夫の会社から「彼がまだ会社に来ていない。連絡もつかなくて困っている」と電話がかかってきました。夫に電話をかけるもコール音は鳴りますが一向に出ません。まじめな夫ですが、まさかどこかでサボっているのか……最初に感じたのは苛立ちでした。「何やってるの!?」時間が経つにつれ苛立ちは怒りに変わり、責め口調で何度もメールを送るものの反応なし。そのうち夫の母からも「息子が会社に行っていないようだ」という電話が入り、少しずつ不安になり始めます。午後2時を回っても全く連絡が取れない状況に「何かが起きている」とは考えるものの、なぜか他人事のように感じていました。なぜ夫はいなくなったのか翌日になっても夫とは連絡が取れませんでした。「夫が行方不明になりまして……今日は帰らせてください」とパート先の上司に早退を申し出ました。「夫が行方不明に…」こんなセリフをまさか使うときが来るとは……自宅に帰ったところでどうすることもできず、唯一できたのは警察に電話すること。近くの駐在所から警察官が来てくれましたが、捜索願は警察署まで行く必要があるとのことでした。「もしかしたら帰ってくるかも」と考えて警察署には翌日出向くことにしましたが、“予定通り”翌日は夫の両親と共に警察署で捜索願を提出。思い当たる原因があるかと聞かれ、まず答えたのは職場のパワハラ。夫とは同じ職場で出会ったため、実際にパワハラのようなことが起きているのを知っていました。でも本当は「原因は当然自分以外のどこかにある」と思いたかったのかもしれません。言葉にならない恐怖と戦う毎日一人でいると、不安と恐怖で胸が張り裂けそうでした。「このまま帰ってこなかったら、一人で生きていく方法を考えなくては」「パートを辞めて正社員の就職先を探そう」。夫の携帯に何度も電話をかけ、メールも送りながらも、そのときはただひたすら自分のことしか考えられませんでした。正直、自分をつらい目に合わせる夫に怒り、心の中でなじってもいました。眠れない、食べられない。上司からは止められたものの普通に会社に行ったり、前々から約束していた友人との会食、読書をして今の境遇を忘れることで、どうにか気持ちを落ち着かせる日々……居ても立ってもいられず、夫のフェイスブックを覗いて夫の幼馴染みたちに呼びかけました。「夫が行方不明です。幼いころを過ごした地域に行っているかもしれないので、探してください」。海が好きな夫を探しに、私も自分が行ける範囲の海沿いの場所へ。夫の写真を持ち歩き「この人見かけませんでしたか?」と聞いて歩きました。「死ぬまでにもう一度夫に会わせてほしい」朝から晩まで探しまわっている間は良かったです。しかし、日が暮れて一人で部屋にいると途端に不安に押しつぶされそうに。それを紛らわすために帰宅後はひたすらネットを見ていました。藁をも掴む思いで普段は興味がない「占い」を利用し、占い師に言われた通り神社もうでをしました。そこで少し気持ちに余裕ができ、夫がどんな気持ちなのかを考えるように。もしかしたら夫にとって、家庭は居心地が良い場所ではなかったのかもしれない。失踪した原因は自分以外にあると思っていたが本当にそうだろうか……夫を責めてばかりいた自分が恥ずかしくなりました。そして神社で「死ぬまでにもう一度夫に会わせてほしい。会って謝りたい」と願っていました。夫が帰ってきて夫から「迎えに来てほしい」とメールがあったのは、いなくなってからぴったり2週間後。再会の瞬間、涙ながらに発した言葉は「ごめんね、気付いてあげられなくて。つらい思いしてたんだね」。夫は今でもその一声を忘れないと言います。夫は人生を終わらせようとして失踪しました。「大きな原因は職場」と言っていましたが、もしかしたら家庭にもあったのかもしれない、と思っています。それでも夫を救ったのは家族からのメッセージ。私や夫の親から毎日送り続けていたメールを、夫はちゃんと読んでいました。結婚して初めて旅行した温泉地で、自分を思って心配してくれる家族のメッセージを見て「帰ろう」と決意したそうです。あれから3年。夫は会社を解雇され、私はパートを辞めて夫と共に就職活動をし、正社員で働くことに。その後も色々ありましたが、二人で力を合わせて乗り越えてきました。いま振り返ってもこう思います。「今後の人生で、あれ以上の恐怖と困難を経験することはないだろう。これからは、どんなこともできる気がする」ライター:メオトーク編集部
2016年10月13日「LOVEもみ」と聞くと「え!? アダルト!?」と思うかもしれません。「メオトークって健全なメディアじゃなかったの!?」そうです、メオトークは「夫婦ふたりで生活を創るライフスタイルマガジン」です。共同生活が長くなるとトキメキやスキンシップが減ってしまいがち…愛する人とふたりで創るハッピーライフには身体の触れ合いがとっても大切!! ふたりの時間をより健やかなものにする、それが「LOVEもみ」なのです。「LOVEもみ」レッスンを受けてきた夫とはお付き合いも含めてそろそろ10年目に突入する筆者。ここ最近は忙しくて一緒に過ごす時間が少なくなってきました。貴重なふたりの時間をもっともっと濃密にするべく、「LOVEもみ」認定講師のカシス先生によるレッスンをうけてきました!「LOVEもみ」考案者OLIVIAさんの新刊「世界でいちばん幸せなおうちセックス」を持つカシス先生。カシス先生は介護福祉士を経て、現在は保健室の先生をされています。「LOVEもみ」のレッスンには整体師やセラピストなど、身体に関わるお仕事をされているかたが多いんだとか。たかがセックス?されどセックス?「なんでわたしたちがセックスレス夫婦に?!」によると、約半数の夫婦がセックスレスだといいます。セックスレスの原因はほんの些細なことかもしれませんが、その「小さなすれ違い」の積み重ねが重大なコミュニケーション不足に繋がってしまっているのかも。「恋の賞味期限は3年?パートナーにずっと恋をし続ける方法」でも書いたように、しあわせ物質「ドーパミン」はセックスをしているときに大量分泌されるのです。肌と肌の触れ合いってめちゃくちゃ大事!!カシス先生も、自身のセックスレスをきっかけに「夫ともっとふれあいたい」という想いで「LOVEもみ」を始めたそう。実際に習得してみると、セックスだけではなく「人を安心させる触れかた」を学べたとのこと。パートナーと「触れ愛」を通してラブラブに!!「最高に気持ちがいい!感じるセックス、飽きないセックス」「誰も教えてくれなかった飽きないセックス」などを著書にもち、アロマセラピストの経験もあるOLIVIAさんが考案した「LOVEもみ」。OLIVIAさんの公式サイトにはこんな風に紹介されています。(一部抜粋)恋人、家族のみならず、まわりのみんなとラブラブになっちゃうLOVEもみ。パートナーの健康管理や愛を深めるスキンシップ・コミュニケーションは、「花嫁道具」としても必須アイテム。LOVEもみ講座は、受講生から「究極の花嫁修業」と呼ばれています。引用:ラブコミニュケーションのプロが伝授する技をもってすれば、セックスレスも解消できるかも!?「LOVEもみ」の基本タッチは3つでは、簡単に「LOVEもみ」の基本タッチを紹介しましょう。「ソフト・ランディング」はじめるときに相手のカラダにご挨拶しましょう。いきなりガシっと触ると相手をビックリさせてしまいますしムードがないので、とにかく「そっと」はじめます。「エアーイン・タッチ」いきなりエロティックなムードは御法度です。手のひら全体を使って相手の身体にタッチします。手のひら全体で相手のぬくもりや身体の線を感じましょう。手のぬくもりが伝わると相手も安らぎます。「センシュアル・タッチ」お互いの緊張がほぐれてまったりしてきたら、いよいよ少しだけエロティックに。指の腹が触れるか触れないかのギリギリラインでそーっと触れましょう。まったく圧をかけなくても、指先の熱が相手に伝わります。カシス先生いわく、どのタッチも相手の呼吸に合わせることが大切なんだとか。焦って先に進めないこと。相手の準備ができていないと感じたら、じっくり時間をかけて心をほぐすこと。あくまで筆者の感想ですが、「LOVEもみ=セックスではなく、触れ合ってぬくもりを感じることを目的とする。セックスに向かうまでの心地よい入り口。」という気持ちで挑むといいんじゃないかと思いました。次回は実際にレッスンをうけている様子を交えながら、効果的かつナチュラルなスキンシップ方法をレポートします!! レッスンをうけた筆者が夫に「LOVEもみ」を試してみた感想もお届けしますのでお楽しみに!!関連書籍&リンク・ラブライフアドバイザー、夫婦コミュニケーションアドバイザー、LOVEもみ考案者「OLIVE」公式サイト・「愛され女子は知っている 世界でいちばん幸せなおうちセックス♥︎」ライター:金延さえ
2016年10月13日「卒婚」という言葉、みなさまご存知でしょうか?「結婚を卒業する」。あれ、それって「離婚」…?でも離婚とは違うらしいんです。最近、学業以外に「卒業」って言葉みんな頻繁に使いすぎ!普通に「退職」「脱退」とかでいいじゃん!と謎の怒りを持っていたわたしに、この「卒婚」という言葉は全くもって理解できませんでした。卒婚とは?「卒婚」。わたしはこの言葉をミセス向けの雑誌で見つけました。わたしが知らないだけで、メジャーな言葉なの?と思って早速検索。Google検索では約 9,090,000 件ヒット(2016年9月末現在)。またサジェストには「卒婚」まで入れると、続いて「意味」「ブログ」「加山雄三」などのキーワードが出現。最近の言葉かと思ったら、すでに2004年にフリーライターの杉山 由美子氏が『卒婚のススメ―後半生もハッピーに生きるため結婚のかたちを変えてみる』という本を出版していました。そして加山雄三氏は、奥様がNYへ移住し「卒婚」したと、2014年に女性週刊誌に報じられていました。申し訳ございません。わたしが無知でした。「卒婚」とは、籍は抜かずに法律上は夫婦のまま、結婚から卒業することだそう。調べるまで、「事実婚」の反対のようなもの?と思っていたのですが、籍はそのままですし、別居する夫婦も入れば同居のままと、卒婚スタイルは夫婦それぞれ自由とのこと。卒婚という言葉を調べていくうちに、「熟年離婚」を回避する形で生まれた「卒婚」が、子育てが一段落したシニア世代だけはなく、40代でも選択をするひとが出てきたように思いました。どういう流れで卒婚するの?卒婚を提案するのは妻からが多いそう。夫として、妻としてのそれぞれの役割を卒業するという「卒婚」。お互い自由に、そして精神的にも経済的にも自立して生きるための選択肢のようです。またシニア世代より下の世代だと、奥様がお店を構えたもののご主人が転勤となったのがきっかけで卒婚する夫婦や、親の介護が必要となり、そちらで手一杯となったために卒婚を選ぶというケースもある様子。なかには夫と離婚したいけど、子どもの受験で片親は不利というウワサを聞いて奥様だけ「精神的卒婚」をしているというケース、夫と姑にほとほと愛想がつきて離婚を見据えた「卒婚」をしているかたもいるようです(それは「卒婚」というより「仮面夫婦」なのでは……)。卒婚っていいもの?たしかに「卒婚」は新しい夫婦のスタイルと言えます。ですが定義が人それぞれで、また受け止めかたも違います。卒婚を自由だと捉えるひとも、中途半端だと捉えるひとも、いやまだ「家族」として縛られていると考えるひともいるでしょう。実際わたしも「えー、さっさと離婚か別居したらよくない?え、同居でも卒婚ってありなの?なんじゃそりゃ」と思っていましたから。しかしいざ離婚となれば、長い夫婦生活でできた共有の財産も多くなり、手続きも大変。時間も精神力も多く取られてしまうのであれば、卒婚は一時的にストップさせる手段となります。それにたとえ母親がいきなり「熟年離婚よ!」と言い出したときにも、「まぁ、慌てず卒婚からはじめてみれば?」という言葉をかければ、家族全員が冷静になる時間もできて、娘・息子世代も慌てずにすむかもしれません。また先の独立や介護のケースのように、「夫」や「妻」の役割から一時的に解放され、誰にも気を使わずに「経営者」や「娘」という役割にだけ集中できるのもメリット。病気やケガなどいざというとき、法律上は「夫婦」ですから、安心感もあるでしょう。卒婚は今だけ?ただ、女性が活躍する社会、イクメンなど男女の役割が区切られなくなってきた現代で、あと30年も経てば、「妻(夫)としての役割から開放されたい、だから卒婚したい!」という声の理解者は少なくなりそうな気もします。女は家事を、男は仕事をという価値観のなかで結婚した世代の夫婦が、現代の新しい考え方に合わせるためのひとつの方法が卒婚であり、若い世代が使ってしまうと、上の「仮面夫婦では?」というような、ひずみが起きるのかもしれません。調べてみるまでは全く理解できないスタイルでしたが、いろいろ調べていると、卒婚もたしかにひとつのスタイルなのかもしれない、そう思い始めました。みなさんは「卒婚」についてどう考えますか?ライター:三谷 アイ
2016年10月13日たった数ヶ月で別れてしまうカップルもいれば、何年も長く付き合いが続くカップルもいます。この違いが生まれる理由を“人それぞれ”と一言で片づけるのではなく、もっと深く考えてみてください。そうすると、長く続くカップルとそうでないカップルの違いがおのずと見えてくれるのです。本気で言い合えるかどうか本音で言い合えないカップルの場合、その理由は“相手を喜ばせたい”ことにあります。例えば、彼氏を喜ばせたいがためにあなたが本音を出さずに接すれば、確かに彼氏はあなたにベタ惚れになるでしょう。しかし、そうすると2つの問題が起こります。1つはいずれあなたが疲れてしまうことで、彼氏と一緒に過ごす時間が苦痛になってしまいます。もう1つは、疲れたあなたがうっかり本音を出したことで、今までとのギャップに彼氏が失望してしまうことです。どちらも別れる原因となり得ますし、お互い本音で言い合えるかどうかは、2人が長続きするかどうかの重要なポイントになるのです。お家デートができるかどうか手抜きのデートと言うとイメージが悪いですが、実はこれができるかどうかが長続きするかどうかに大きく関わってきます。と言うのも、必ずしも外出するデートは確かに楽しいものの、いくつかの危険要素が潜んでいるからです。まず、現実的な問題で言えば毎回お金がかかります。特に、奢りを意識する男性はこれが重荷になります。また、外出デートでは必ず何回か何かを決める機会が訪れます。例えば、食事をするお店を決めたりするのもその1つですね。こうした何らかの決断が必要なポイントでは意見が分かれることがあり、それがケンカの火種になることもあるのです。その点で、時にはお互い何も考えずに会話が楽しめるお家デートをすることは、長続きする上で必須になるのです。本音で言い合うからには、少なくともドラマのようなロマンチックな会話にはなりません。お家デートをするからには、二人の記念になるような思い出深いデートにはなりません。本音で言い合ってお家デートをするカップルの姿は、酷く現実的な夢のない二人に思えるかもしれません。しかし、そんな現実的で夢のない時間でも楽しめるカップルこそが、本当の意味で相性が抜群で長続きするカップルでもあるのです。
2016年10月04日女性である私は「男の人は、友達同士で家庭の話をあまりしないもの」というイメージを持っていました。家庭の話より仕事の話をする。友達の前で家庭の話をするのはどこか気恥ずかしい。私以外にもそんなイメージを持っている女性がいるかもしれません。今回取材させていただいた渡辺賢智さんは、仲の良い知人男性に「奥さんのことが大好きなんだ」というお話をしていたそうなのです。こんなカッコイイことを言ってしまう彼は、日頃どんなふうに奥様と向き合っているのでしょうか。渡辺賢智さん<現在の仕事>株式会社白ヤギコーポレーション代表<勤務曜日と帰宅時間>平日勤務で、帰宅時間は日によって異なる。オフィスが自宅から近いため、一度家に帰って子供たちをお風呂に入れた後、また戻る日が週に1~2回。<家族構成>妻、子供2人(男7歳、男1歳)<奥様の職業>専業主婦人はなぜ結婚するのか?–結婚の決め手になったことはなんでしたか?渡辺さん(以下、敬称略):大きなきっかけは、僕の上海赴任です。もともと好きな人ができてその人と付き合ったら結婚するものだと考えていましたし、上海と日本と国をまたいでのお付き合いは大変かなと思ったので結婚したっていう感じでしょうか。–結婚前ってお金の使いかたや価値観など、いろいろ考えてしまったりしていませんでしたか?渡辺:僕は何も考えてなかったです。(笑)–結婚前に人生観や仕事観については何か話をしていましたか?渡辺:していました。「MBAを取ります」「起業します」という話はしていましたし、どちらも実現しました。そして、妻はついてきてくれました。コンサルタント時代は高かった年収が、起業したら下がってしまったんですが、お金のことを気にしない人で良かったなと思っています。そういえば、彼女のキャリアプランや人生プランは聞いていなかったですね。「やりたいことができたら良い」といった雰囲気で、大きな野望はなさそうでした。僕は野望ばかりですけど(笑)。–少し哲学的な質問なんですが、人はなぜ結婚するのだと思いますか?渡辺:良い質問ですね!個人的には、税金と法制度だけだと思います。結婚は社会制度だから、扶養控除とか、法的な整備がされているからするんだと思います。だから結婚は、本質的にはしてもしなくてもどっちでも良いものだと思うけれど、ずっと一緒にいたいと思う人がいるのであれば結婚して社会制度に乗っかったほうが色々便利だと思います。対外的にも「大事な人です」と言うより「妻です」と言ったほうが伝わりやすいですし。「なぜ結婚するのか?」は、「なぜ人は服を着るんですか?」っていう問いと似ているかもしれません。–上海生活はどうでしたか?渡辺:楽しかったんですが、自分ならカンタンにできることが妻にはできなくて、それだけがお互いにストレスでした。例えば、サービスアパートなので、電球が切れた時には「替えてください」って電話で依頼するだけなんですが、妻はそれを嫌がったんです。言葉がわからないし、誰が来るかわからないし怖い。あのときは、用事を全部僕がこなしていたので、面倒だなって思ってました(笑)でも、途中で気持ちが変わったんです。できることや耐えられることは人によって違うんだなぁって。「なんでそんなことができないの?」「なんでそんなことで文句言うの?」っていうポイントが自分とは違うわけです。だから、結婚したらそれを早く見つけて理解することが大切だなってあの経験で早めに気づけたのは良かったです。–逆に奥様が合わせてくれていると感じたことは何かありますか?渡辺:いっぱいありますよ。例えば、僕はすごく道に迷うんです。そういうのは、妻にとってはすごいストレスだと思うんですけど、「しょうがないな」って感じで受け止めてくれています。あと、僕は適当なので、必要なお金の支払いを忘れてしまったりするんですが、見逃してくれています。(笑)もちろん文句を言われることはありますが、あくまでも「しょうがないなこいつ」って感じで、「なんでそんな簡単なことができないの?」とは言わないんです。もしも「頼むから道に迷わないようになってほしい」と言われたら、すごく負担になってしまうと思います。浮気したくない、想いを立証できる手段は行動だと思う–共通の知人から、渡辺さんは奥さんが大好きだと伺ったんですが…渡辺:大好きですよ。超好きですよ。–奥様のどんなところが好きですか?渡辺:難しい質問ですね。(笑)いつも素で、はっきりしているところですかね。わかりやすいっていうか。–一緒にいて楽だし信用できるってことですかね?渡辺:そうです!結婚していても、一緒にいる時間は一日数時間程度。夫婦って実は会っていない時間が長いもの。実際に見えているものと見えていないものの間にギャップがないこと、裏表がないことが大事だと思うんです。見えない部分を知りたいとは思わないけれど、見えない部分を知らなくても良いと思えるような人と一緒にいたい。これはすごく重要です。–見えない部分を知らなくても良いと思えるってどういうことですか?渡辺:たとえば、彼女や奥さんがいて「その人のことが一番だ」と言っているのに、別の女性と遊んでいる男性が世の中にはいますよね。それはその男性の心の中ではつじつまが合っているのかもしれないけれど、男性が取っている行動を見た周囲の人からしたら、全然つじつまが合っていない。人の心は目に見えないものだからこそ、目に見えるものである「実際の行動」が伴っていないと「何を考えているのかわからない人」になってしまいます。だから、嘘やその場しのぎの会話の積み重ねで勝負していくのではなく、考えていることと実際の行動を一致させられる人間でいたいですし、パートナーもそういう人であって欲しい。じゃないと一緒にいられませんよ。–理性と本能のせめぎ合いが起きた場合に、浮気することなく、きちんと理性で判断できる人でいるってものすごく大切ですよね。渡辺:相手を大切に想う気持ちを伝えられるのは行動だけですから。夫婦生活はマラソンなので、長きに渡ってその想いを感じてもらうイメージです。–短い時間しか一緒にいられない日々の生活の中で、工夫していることは何かありますか?渡辺:工夫しているとまでは言えないですが、気を遣うようにしています。妻に家事の負担をかけないようにしているつもりです。お皿洗いをしたり、子供を幼稚園に連れて行ったり、お弁当を作ったり。いつも手はつなぎますよ。あとは、変な恰好で家の中を歩かないようにしています。彼女の前で着替えたりもしません。お付き合いしていた頃と同じような“大好き”テンションでずっと一緒にいます。子供ができて、夫婦ゲンカの内容が変わった子どもたちの送り迎えもできる側がやる–子供がいなかった時と比較して、奥様とのコミュニケーション方法や接し方は何か変わりましたか?渡辺:夫婦ゲンカの内容が変わりましたよ。子供がいる場合のケンカの理由は3つあると思うんです。1つは、「これは誰のものか」っていう所有権をめぐるもの。うちではあまりないんですが、例えば「これは誰のお金か」といったことです。2つ目は、「誰がこの仕事をするのか」っていう役務の争い。子供がいると、これが圧倒的に増えます。「誰がお皿を洗うのか」、「誰がお金を振り込むのか」、「疲れて帰ってきた後に、誰がおむつを替えるのか」、「誰が子供のお弁当をつくるのか」「子供を遊びに連れていくのは誰なのか」といったこと。あともう1つは、ポリシーの争い。「子供は保育園か幼稚園か」、「旅行はどこに行くか」といったことです。どっちも譲らないってことはないですが、最後は奥さんが決めている気がします。解決のためのコツは、譲り合いですね。譲ってもらうときには、予め宣言します。–何を宣言するんですか?渡辺:例えば、明け方の3時まで仕事をしていた時には、「明日の朝は起きられないからごめん」ってあらかじめ言っておくんです。明日の朝のお弁当作りは妻にお願いする。–家族と接する際の座右の銘は何かありますか?渡辺:「明日から頑張る」。できないことが多くあるので、それについてクヨクヨしてしまうと暗くなっちゃう。だから、「明日から頑張る」んです。これからやりたいこと–これからの夫婦生活についての希望・野望はありますか?渡辺:家事や子育てを楽にしたいです。妻を楽にしてあげたい!もっと稼いで、家事をやってくれるかたを雇うとか。あとは、人生の選択肢を広げたいです。たとえば、私自身が台湾人と日本人のハーフなので、子供は他の国で暮らすのもありだと思っています。ライター所感多くの女性が考える「素敵な男性」って、渡辺さんみたいな人のことなんじゃないかと思いました。 人から褒められることがなくても、見えないところで正しいことを続けられる人。よそ見することなく正面を向いて生きる彼がとても幸せそうに見えるのは、目の前にいる人を愛していて、人から愛される喜びも知っていて、心がいつもポカポカと満たされているからなのかもしれません。ライター:藤宮 ありさ
2016年09月28日「1回経験したから大丈夫!」と思いきや、実は1人目と同じようにはいかない2人目の妊娠。妊娠毎につわりも変わるように、2人目はつわりがひどかったり、切迫早産になったという人も少なくありません。今回は2人目を考えるかたに向けて、妊娠前中にやっておいたほうが良いことをピックアップしました。1. 上の子と遠出や旅行をする2人目が0歳の1年間はなかなか遠出ができません。特に海やプール、スキー場など暑さ・寒さの厳しい場所は諦めることが多いです(中にはキッズスペースありのスキー場もあります)。また、我が家の場合、2人目の子は大のチャイルドシート嫌い。30分以上乗ってられず、ヤンチャでもあるので長時間電車や新幹線などにも乗れません。1歳半になり少しは落ち着いてきたものの、それでも移動に2時間以上かかる場所への旅行はまだ難しい状態。他にも大型テーマパークなど0歳児を連れていきにくい場所には、上の子を積極的に連れていっておきましょう。2. 時短家電購入の検討我が家は2人目妊娠中に食洗機を購入しました。「食器を洗う時間がもったいない。2人いたらこの時間に上の子と触れ合えるのでは?」と考えたのですが、購入してみて「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と後悔しました。現代は家電次第で、省ける家事も多くあります。他にもお掃除ロボットや乾燥機など、あればママがラクになるものはありますよね。値段の高さから躊躇することもありますが、昔と違って核家族な分、機械に頼ることは必然的な流れ。親子のふれあい時間を増やすためにも、買うなら早めをオススメします。3. 宅配サービスの検討子ども1人と2人では、忙しさが全く違います。2人目妊娠中や産後、子どもが病気になってしまった時など、食事を作るだけでも体力と時間がなくなることがあります。今は宅配サービスでお弁当を宅配してくれたり、炒めるだけで調理できるキットを扱っているところもありますから、利用しない手はありません。2人連れての買い物は予想以上に大変。もしもの時まで考えた宅配サービスを選んでおくと後が楽になります。パパを家事育児に巻き込むママ1人で子ども2人を見るのは、1人のときよりも大変さが2倍以上に増えますから、パパには今まで以上に活躍してもらう必要が出てきます。とはいえ、産後にパパに協力してもらうのではちょっと遅いでしょう。1人目の育児にあまり参加しておらず何もできないパパに教えるとなると労力が必要。おっくうになりがちですが、妊娠中のほうがまだママの心身に余裕があります。「もう1人増えるから」という理由で、家事や育児にパパをうまく巻き込んでいきましょう。パパが育児家事に参加する良いチャンスでもあります。ほかにもつわり期や産後など、上の子が外遊びをしたくても外に連れていけない時期があります。パパに協力してもらうのも良いですが、ジャングルジムや部屋の中で運転する車など、室内遊具を誕生日などでセレクトしておくと安心です。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月27日「夫を立てる」という言葉が嫌いだった。女系家族で代々婿取りの家に生まれ、中学で父を亡くしその後は母子家庭育ち、さらに女子高女子大卒の筆者。ザ・女の世界で生きてきたため女性が何でもやるのは当たり前だったし、世間でいう「夫や跡取り長男を敬う」的な空気とは無縁だ。だからだろう、長男である夫と結婚して男優位な義実家のムードに心底ビックリしたし、夫を立てる友人を見ると未だに驚く。そう、私は夫を立てることができないのだ。夫婦はフィフティフィフティ夫婦間に差はない、と思っている。今はフルタイム、パート、専業主婦など様々なライフスタイルを持つ妻が多いが、どれが偉いなんてない。人にはそれぞれ適性があり、自分の適性を生かしてさえいれば、妻が何をしていようと夫婦はあくまでフィフティフィフティだ。同等の関係なのに、なぜ妻が夫を立てないといけないのかわからない。元々の性格もお世辞を言うのも下手で、まず思いつかないタイプ。甘えるよりも甘えられるほうがラクだし、甘え下手でもある。「人を立てる」なんて、ガラじゃないのだ。最初のうちは「女性は結婚すれば家事、育児、親戚付き合い…って負担が増えるのに、何で夫まで立てないといけないの。もうこれ以上頑張れないよ…」という暗い気持ちさえ出てきていた。しかし暮らしていくうちに「夫を立てたほうが自分も家族もラクかも」と気付いたのだ。毎日のほほんと暮らしたいそれに気付いたのは、男女の性格差を意識してからである。あくまで我が家比だが、男性は気分転換がうまくなかったり、何かと神経質だったり、プライドが高い割に自信をなくしやすかったりし、前を向くのにとても時間がかかることもある。ここにフォローを入れて家庭を明るくするのが女性の役目なんだなぁ…と気付いた。ほっておけば家庭の雰囲気自体が暗くなってしまう。「妻は家庭の太陽」とはよく言ったものだ。これは何も、夫や子どものためだけではない。毎日のほほんと過ごしたい筆者としては、一緒に過ごす人も明るくノンキでいてほしい。夫をフォローして前向きになってもらうことで、自分も毎日のほほんと暮らせる。ギスギスしていた夫婦関係も言動が丸くなるように感じるし、ほんのたまには、家事の手伝いなど現実的な効果もあるのだ。立てるより、小さな感謝を立てる必要性がわかってきたものの、急に褒めるなんてできない。それに「立てる」という言葉は違う気がするのだ。それよりも「小さいことへの感謝を言葉にする」「小さな長所も認めて言葉にする」ほうがしっくりくる。まずは会話を増やした。単純なことだが、「『言わなくてもわかってもらえる』と思っていてもわかってもらえてないこと」が多く、そこで夫婦関係に問題が生じていることに気づいたのだ。他人同士だからこそ、何でも何度でも話すべきである。不思議と会話が増えることで、夫に感謝を伝える心の余裕も生まれた。「会話が少ないから言えなかった言葉がある」ということにも気付いた。とってつけたような褒め言葉は言えないが、「助かった」「ありがとう」「◯◯してくれてよかった」「◯◯が得意だよね」なんて日常会話で出てくるようになった。これが私なりの最大限の「夫を立てる」ことだとわかったのだ。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月26日みなさん、夫婦一緒にお風呂って入ります?実は一緒にお風呂に入っている夫婦と、入ってない夫婦とを比べると、「夫婦の円満度」にびっくりするぐらいの差が出ているんです!そろそろ秋の行楽シーズンがやってきます。夫婦で温泉旅行を考えているかたにも嬉しいデータを見ていきましょう!夫婦でお風呂って入っていますか?まずどのぐらいの夫婦が一緒にお風呂に入っているのでしょう?夫婦風呂することがある…41.2%一緒に入ることはない…58.8%半々、というところでしょうか。ちなみに頻度としては、「一緒に入る」方の3割程度のかたが月に1回は夫婦で入浴しているそう。また、なかなかお子さんがいると夫婦二人で…というのは難しいかもしれませんね。夫婦でお風呂に入ることが夫婦円満に繋がる?一緒に入らない理由は「ひとりでゆっくり入りたい」「お風呂が狭く感じる」など。さらに30代女性は「恥ずかしい」「体型が気になる」と答える傾向が見られます。しかし!一緒にお風呂に入る夫婦と、入らない夫婦では「夫婦の円満度」に大きな差がでているのです!Q:夫婦の円満度に点数をつけるとしたら?・夫婦風呂をする…77.4点・夫婦風呂をしない…59.2点16.2点も差が開いていますね!しかも「夫婦円満度は100点」と答えた人も、「する」人は19.2%だったのが、「しない」人は7.3%とこちらも12.1%もの開きがあります。夫婦風呂のメリットとして挙げられているのが、「スキンシップが取れる」「夫婦の会話が楽しめる」ということ。夫婦二人だけコミュニケーションが取れることが、夫婦の円満度に繋がるようですね。奥様を「夫婦風呂」に誘うには?しかし、先にも書いたように女性には「恥ずかしさ」がハードルとなっています。夫婦風呂をしたい、けれどもどう誘ったらいいものか…とお考えの男性陣に、とっておきの言葉をお教えしましょう。これです。「電気とガス代の節約になるから一緒にお風呂入ろうよ」ポイントは「節約」実は、女性は夫婦風呂のメリットについて、「スキンシップがとれる」よりも、「電気・ガス・水道代の節約になる」と捉えている人が多いのです!女性って現実的!主婦として考えると、一緒に済ませてしまえば電気代はもちろん、お湯が冷めたときの炊き直しが不要なのでガス代は浮きます。これは奥様もグラっとくるのでは?いっそ旅行!それでもグラっとこない奥様には、こちらを。「温泉旅行へ行こう」旅行先で人気の温泉地は、草津、由布院、箱根など。さらに夫婦で楽しむのであれば、「満点の星が見える温泉」「海の沈む夕日が見える温泉」などのシチュエーションも人気です。最近は泊まりではなくても日帰り温泉も人気。秋の行楽シーズンまえ、夫婦温泉デートを検討してみては?また最後に、面白いデータをご紹介します。夫婦風呂をするならここに注意して!「夫婦で一緒にお風呂に入っていて、パートナーにやってほしくないことは?」という質問に、女性はご主人に対して1~3位は「お湯・シャワーを出しっぱなしにする」、「しぶきを飛ばす」「かけ湯をせず湯船に入る」などのマナー系。一方、男性が奥様にしてほしくないことは、1位は「会話の内容が愚痴ばかり」、次に「かけ湯をしない」、3位は「ムダ毛を処理する」…。お風呂で愚痴もムダ毛もすっきりさせたい!という女性に対して男性は「やめてくれ!」と思っているよう。女性よりも男性のほうがロマンチストなのかな?という結果でした。※データ出典:ゲンナイ製薬会社調べライター:三谷 アイ
2016年09月25日アスペルガーの私。知らないうちに周囲の人を追い詰めていた?出典 : 歳でアスペルガー症候群の診断を受けた私は、自分の障害がどういったものなのかを調べる過程で、「カサンドラ症候群」という言葉にたどり着きました。カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群当事者との意思疎通が適わない配偶者や家族、友人が陥る二次障害のことです。体験談をつづったブログ等をいくつか読み、私は背中に冷たいものが伝うような気持ちに襲われました。「マイペース過ぎで思いやりがない」「こちらを糾弾するような物言いをする」「自分のことにしか興味がない。一緒にいても寂しい」カサンドラ症候群の方々が吐露するアスペルガー症候群当事者への思いは、かつて私がお付き合いした男性に言われてきた言葉だらけだったからです。私は知らず知らずのうちに相手を追い詰め、カサンドラ症候群にしてしまっていたのだと、今さらながらに気付いたのでした。では、アスペルガー症候群の人は、誰しもパートナーを追い詰めてしまうのでしょうか?また、わかり合う方法はないのでしょうか?私よりもアスペルガーっぽい父。では、母もカサンドラ症候群だったのだろうか?出典 : 「カサンドラ症候群」を考えたときに思い出したのが、私の父のことです。父は70代、未だに健在です。この父というのが私とそっくり。頑固でこだわりが強く曖昧が苦手、発する言葉は理屈っぽく、意図せず論破モードになることも多々あります。このように、診断は受けていませんが、アスペルガー症候群の特性にぴったり当てはまってしまうのです。父の偏屈ぶりは、今に始まったことではありません。母は父との結婚を決めたとき、「本当にこの変人と結婚しても大丈夫なのか」と、父の家族から随分と心配されたのだとか。「はい、もちろん大丈夫です」と笑顔で答えた定型発達の母。彼女は70代になった今、カサンドラ症候群のカの字も感じられないほど朗らかに、父と2人で暮らしています。なぜ、カサンドラ症候群にならなかったのか?母に聞いてみた出典 : 両親はとても仲が良く、大きな喧嘩をしている光景を私は見たことがありません。でも実は、カサンドラのような苦しみがあっても、それを見せないようにしていた時期もあったのかもしれない―そう考え、私は母に聞いてみました。すると、彼女はそんな私の疑いを母「あー、ないない。話があまりにも通じないから、イラッとすることは今でもあるけどね」と、すぐさま笑って否定したのです。私「へー。ほら、女の人ってさ、『察してよ!』みたいに思う人が多いって聞いたことがあるんだけど、お母さんはそういうのなかったの?」母「そんなあ、お互い超能力者じゃないんだから!相手の言いたいこととか、察して完全に理解するなんて私だって無理だもん。お父さんや、のん(私の呼び名)はその度合いが違うだけ。伝わらないなら伝わるように、通じてないなって感じたら、通じるようにすればいいでしょ?」私「ほう…素晴らしいお心がけでございますなあ…」母「だってしょうがないよ、あの人はああいう人なんだし」時折うっかり曖昧さを出してしまい、「それじゃあわからん」と父に苛立たれることもある母。そんなときは「あー、めんどくさいなあこの男」とぼやくなど、感情を出すことも忘れません(笑)それでも、会話の中では曖昧な表現を避ける、頼みごとをする際には方法や目的などもわかりやすく伝える等の工夫をし、母は自ら父に歩み寄っています。それもこれも「相手にどうにかしてもらおう」という期待をせず、「自分がどうしたいか」を主軸にしているからできることなのでしょう。父から聞いた母への感謝の言葉に、夫婦の支え合いを知った出典 : こういう母の言動を父はどう思っているのでしょうか?20年以上前の話ですが、「ノゾミ、お前の母親はとても素晴らしい女性だぞ」と、父が唐突に言い出したことがあります。父「俺にとっては、人の気持ちを察することはとても難しいし、曖昧なことを理解できないことがある。そういう俺がわかるようにして、伝えてくれるんだぞ。曖昧なことがわかる人にしたら面倒だろうし、もしかしたら、思いつかないことかもしれないよなあ」この言葉から察するに、アスペルガーの診断こそないものの、父は自分の特性について何となく理解をしていたようです。父「それを数10年も続けてるんだぞ?相当なことだよな。俺も(母に)歩み寄りたいんだけど、やっぱり曖昧なことはわからないから、せめて頼まれたことはこなしたいし、困っているときは支えたいんだよ」この会話で、父が母に対して日々感謝をしており、「できる限りで自分の妻を支えたい」という気持ちを強く抱いていることは、まだ10代だった私にもよく伝わってきました。違いを認め合うことで深まる、コミュニケーション出典 : アスペルガーとカサンドラの関係は、特性の出方や人間的な相性もあるので、私の両親の例だけで全てを語ることはできません。ただ、母の場合は父に対して過度な期待を持たなかったことが吉と出たように思えました。そして、「自分とは違う種類の人間なんだ」と感じて、コミュニケーションを投げださず、「どうしたら円滑なコミュニケーションができるか」と模索したからこそ、父の特性を受容できたのでしょう。父も父で、「自分にはどうしてもできないことがある」と諦め、自分なりの歩み寄りをしてきたからこそ、母と仲良く暮らすことができているように感じられます。「諦める」という字面は、なんだかネガティブに見えるかもしれませんが、言い方を変えれば「違いを認めること」と同義だと思います。これはアスペルガーとカサンドラの関係に限らず、円滑な人間関係を築く秘訣の1つかもしれません。「だってしょうがないよ、あの人はああいう人なんだし」母から話を聞き父のつぶやきを思い出すにつけ、この言葉が愛情に満ちた、とても温かいものに感じられるのでした。
2016年09月18日長い妊娠期間を経て、我が子が生まれた瞬間…その喜びは他の何にも代えがたいもの。「新たな家族を迎えて幸せな家庭を築いていこう」そう決心するはず…ですが夫婦生活において夫が最も注意すべきは妻の産後という、このタイミングなのです。 産後、妻に避けられているように感じる?出産した後、妻が目を合わせてくれず、コミュニケーションも最低限のものしかできない。ましてや夜の営みなんて…そんなことを感じている旦那さんは多いのではないでしょうか。「産後クライシス」という言葉もあるように、出産後の亀裂から夫婦仲が悪化していき、離婚に至ってしまう…そんなケースも少なくありません。「子育てが忙しくストレスが溜まっているのだろう」程度に軽く考えてはいませんか?こうした妻の「産後うつ」の症状は、実は出産によるホルモンバランスの急激な変化が原因なのです。女性の体内で起きていること妊娠中の女性の体内では、プロゲステロン(乳腺を発達させる、子宮筋の働きを調整するなど)やエストロゲン(胎児の成長に合わせて子宮を大きくする、母乳の通り道である乳管を発達させるなど)などのホルモンが盛んに分泌されます。しかしこれらの女性ホルモンは、産後急激に分泌量が減少します。代わって活発に分泌され始めるのが、プロラクチンというホルモン。プロラクチンは母乳を生成する役割を持つ、とても重要なホルモンです。ひとつ注意が必要なのは、このプロラクチンがそのまま妻の体調不良に作用するというわけではなく、ホルモンバランスの変化が原因であるということ。ホルモンバランスの変化によってイライラしたり感情的になるなど、産後うつになりやすくなります。不足しているホルモンを補っていく、という方法を選ぶことが大切なのです。夫がするべきこと不足した女性ホルモンは、1. 大豆イソフラボン・ビタミンB6・ビタミンEを多めに摂取し、バランスのいい食事を取ること2. ウォーキングなどの軽い運動をする3. 気分転換ができる趣味をし、ストレスを解消するなどの方法で補うことができますので、妻の様子に不安を感じたらぜひ夫婦で実施してみてはいかがでしょうか。また産後の妻と共同生活を送る旦那さんがまず第一にすべきことは、こうした妻の変化に気付き、その変化の原因を正しく理解すること。その理解の上で、家事・育児のサポートをしたり、相談に乗ったりすることで妻との関係に良い影響を与えるはず。些細なことで喧嘩になったり、理不尽なことで文句を言われたりと、辛いことも多いでしょう。ですが、「ホルモンバランスの変化のせい」と割り切れば、大目に見ることができるかもしれません。子どもを育てる、ということはとても大変。こうした妻の変化に対応することも子育ての一環だと捉えることが、「産後クライシス」を乗り越える第一歩につながるはずです。ライター:メオトーク編集部
2016年09月17日「入籍することこそが結婚である」という観念が薄くなり、事実婚や週末婚といった形態を選ぶ人が増えている近年。こうした結婚観の変化は若者特有のものではなく、シニア層でも広がりを見せているようです。とくに、夫婦別姓が法律的に認められていない現状では、改姓せずに済む“事実婚”に対するニーズが絶えることはありません。そこで事実婚とはどういうものか、そのメリットとデメリットを改めておさらいしてみたいと思います。 事実婚とは?事実婚とは、当事者の夫婦が主体的に婚姻届を出すことなく、事実上の夫婦生活を営んでいる状態を指します。いわゆる「同棲」状態との違いは「夫婦であるという意思」が共有されているかどうか。また扶助義務や貞操義務、財産分与請求権などが付与されるといった違いもあります。とはいえ、やはり一般的な届出婚と異なる部分はたくさんあります。事実婚を選んだ際のメリット・デメリットについて見ていきましょう。事実婚のメリット1. 姓を揃える必要がない2. 改姓に伴う手続きを省くことができる3. 離婚の際にバツが付くことがない現在では、夫婦別姓のために事実婚を行う夫婦が多いようです。届出婚の場合でも職場などで通称としてこれまでの姓を使うことはできますが、この場合は(2)のメリットが得られないことに加え、二つの姓を使い分ける煩雑さも出てきます。また、事実婚では嫁・婿といった概念がないため、対等な夫婦関係を築きやすいという声も。事実婚のデメリット1. 社会的認知度が低い2. 子どもが非嫡出子になる3. 夫婦間の相続権がない・配偶者控除が受けられない4. 家族向けのサービスが受けられない場合がある事実婚は増加傾向にあるとはいえ、やはりまだまだ社会に受容されていないのが現状。子どもが非嫡出子になるのを避けるために、子どもが生まれたタイミングで届出婚する夫婦も多いようです。子どもが非嫡出子になると戸籍上の手続きや、届出婚では得られる権利を手放さなければならないなどの問題が出てきます。自由な選択の代わりに自立が求められる、というのが事実婚の現状なのです。事実婚にはメリットもデメリットもたくさんあります。こうした現状をよく把握した上で適切な方法を選びたいですね。ライター:メオトーク編集部
2016年09月14日「記念日」と聞くと、思わずため息が出てしまう…「記念日を忘れていて喧嘩になった」「記念日に仕事が入ってしまってパートナーが不機嫌になった」など記念日に苦い思い出がある男性も多いはず。一般的に女性のほうが「記念日を大切にする」イメージがあるように、記念日の捉えかたは男女ではっきり分かれています。実はこの考えかたの相違の原因は、脳の違いがあったのです。記念日の捉えかたは男女の脳の違い一般的に女性の脳は男性のものと比べて、大脳辺縁体が発達しているといわれています。この大脳辺縁体には記憶を司る”海馬”があり、そのため基本的に女性は男性に比べ記憶力の面で優れている傾向が。さらに、女性は感情を司る部分である”偏桃体”と大脳辺縁体の連携が強いようです。このため、強く感情を揺さぶられた出来事は、より記憶に残りやすくなります。女性が記念日を大事にし、男性が女性に比べて記念日に関心を持ちにくいのはこうした脳の構造の違いのため。決して愛情が薄れているからなどの理由からではありません。また、必要以上に記念日を意識し過ぎることもあまりよくないといった説もあります。記念日だけ特別にしても意味がない?ある心理学者によると、「記念日などのイベントに縛られない夫婦のほうが理想的である」そうです。というのも、普段の生活がおざなりな夫婦ほど、そうしたイベントに気合を入れる傾向が見られるのだそう。イベントにこだわるのではなく、普段から2人の時間を大切にすることが、夫婦生活を良好にするには必要なことなのかもしれません。また、男性は自分が覚えていることが重要であり、女性は人に覚えてもらっていることが重要であるという傾向も。さりげなく「覚えているよ」とアピールをするのが、女性には効果的ということになります。記念日にはサプライズを画策しようでは記念日において、最も妻に対し効果的な方法はなんでしょうか…もうピンと来ているかたもいらっしゃるかもしれません。そう、サプライズです。基本的に、相手を不快にさせるものでなければサプライズを喜ばない女性はいないですよね。長年付き合っていく夫婦なら、洒落たレストランに行き、絢爛な花束を用意し、豪華なプレゼントをあげて…なんてことを毎年のようにしてもマンネリ化してしまうかも。だったら、ちょっとしたプレゼントのほうがお互い気持ちも楽ですし、効果的です。相手が本当に欲しいと思っているものを、記念日にサプライズでプレゼントする。それぐらいの心持ちでお互い過ごしたほうが、案外上手くいくものかもしれませんね。ライター:メオトーク編集部
2016年09月12日良くないと分かってはいても、長年一緒にいると起きてしまうのが夫婦喧嘩。些細なことから大喧嘩に発展し、しばらく口をきかずに過ごした……なんて経験があるかたも多いのではないでしょうか。喧嘩をしてしまうことは仕方ない面もありますが、できれば穏便に終わらせたいというのが共通の認識でしょう。夫婦喧嘩の主な原因は、「態度」「お金」「姑」の3つに大別されると言います。それを踏まえて今回は、夫婦喧嘩を落ち着かせる3つの方法をご紹介します。感情的になりすぎないことそもそも、夫婦喧嘩は絶対的に避けるべきものというわけではありません。日頃たまった不満を解消するためにも規模の小さいものであればするべきです。ここで大切なのが、感情的になり過ぎないこと。規模の小さい喧嘩に抑えるためにも、あくまで冷静さを保ちながら、話し合うようなテンションで喧嘩ができればベストです。責任の所在をはっきりし過ぎないこと夫婦で共同生活を送っている限り、生活の全ては二人の協力関係によって成り立っています。そうした中で責任の所在を執拗にはっきりさせることは無意味。かえって相手が「いわれのない責任を押しつけられている」と感じる原因にもなります。特にお金関係の揉めごとではこれが起きやすいので、気をつけてください。相手の立場に立ってコミュニケーションを取ること嫁姑問題や仕事、家事での衝突……「そんなことはよくある」、「そういうものだ」、そんな風に思って話すこともなく諦めていませんか?夫婦間で起きる問題にも様々な要因があります。きちんと相手の話を聞いて、一つ一つ個別に対応していくことが大切です。前述の通り、夫婦喧嘩は不満のガス抜き程度にするのは良いこと。大きなものに発展してしまうと離婚など思わぬ結果になることもあります。些細な問題を“些細”な状態で抑えるためにも、相手の立場や考えを尊重する姿勢を持ちましょう。ライター:メオトーク編集部
2016年09月06日性格が正反対同士で付き合ったり、結婚している人は多いでしょう。性格が正反対だと、「自分はこうなのにどうして…」と結婚生活で悩むこともありますよね。しかしメリットもあります。実際に性格が正反対の夫と付き合って5年、結婚して7年目の筆者がご紹介します。諦めることがありのままでいられることにつながる私と夫は育った生活環境、性格、趣味嗜好、価値観…とほぼ全てが正反対。違うからこそ大きくぶつかったり、日常では小さくイラっとすることもあります。ただこの「イラっ」は、年々減っているのも事実。それは相手の素性が分かってきて「またあぁ言うぞ」と言動パターンが読めてきたから。最初はイラッとするものですが、慣れるとこちらも諦め、やがて気にならなくなります。それは相手も同じで、お互い多くのことを諦めているでしょう。「諦め」と言うとイメージは悪いですが、仏教用語では「明らかに見る」と言う意味。お互いがほどよく諦めることでかえってありのままでいられると考えると、これも良しかと思うのです。自分の良くないと感じていた性格が変わる諦める一方で、自分自身が変わったと思うところもあります。それは主に、自分で良くないと思っていた部分。たとえば私は考えても仕方ないところで思い悩んでしまうところがありますが、それを夫に話すと「考えても仕方ない」とバッサリ切られます。これを繰り返すうちに、「ここは考えても仕方ないな」と自分でも区分けをする癖をつけることができました。また、夫は問題が起こると原因追求や犯人探しをしがちなタイプ。私が「それより今何をすべきか考えよう」と勧めることで、問題解決も進みやすくなっているように思います。自分と違う我が子とうまくやっていく練習私と長男の性格は正反対で、つまり長男は夫と性格が似ています。「長男の考えていることがわからない」と、何度も悩みました。そこで気付いたのが、「正反対の夫とうまくやっていくための葛藤は、我が子を受け入れるための練習でもある」ということです。我が子とはいえ、他人は他人。性格も価値観もきょうだいそれぞれ違ってきます。それでも親子ですから、うまくやっていかないといけませんよね。性格の違う我が子に自分を押し付けてしまうのは、違うと思うのです。夫と話し合ったり、相手から学んだり、諦めたり、見守ったり…この積み重ねが実は我が子ともうまくやっていく練習になっている。最近はそう思うようになり、正反対であることが大きなメリットに感じてきました。夫婦で性格が正反対だとぶつかることも多いですが、ぶつかることは分かり合うためのキッカケに過ぎません。大切なのはぶつかった後、どうするか。自分と100%同じで分かり合える人間なんていませんから、無理に受け入れる必要もなく、メリットを見つけることも大切なことだと思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月05日7月の第4日曜日「親子の日」は約6000組もの親子写真を撮影してきた写真家のブルース・オズボーンさんが提唱する「親と子の関係を見つめ直す日」です。活動開始から14年目を迎える今年は、親子の日普及推進委員会のもと「第10 回 親子大賞 授賞式」と「第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション」を開催。今回はイベントのレポートと「親子の日」発起人であるブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻からのメッセージをお届けいたします。第10回親子大賞授賞式7月23日(土)、新宿にあるオリンパスプラザ東京で親子大賞の授賞式が行われました。実は「親子大賞」自体は10年前から開催されているものの、授賞式は今年が初。授賞式はいきなり2016年の親子大賞を受賞した親子の発表から始まりました。今年一番ホットだった親子は誰なのか…!?まさかのウルトラセブンとウルトラマンゼロ親子。会場では両者に受賞の感想を聞いた映像が流されました。「受賞の感想は?」「ジュワッ」「印象深い親子エピソードは?」「ダァッ」※コメント部分は字幕つきでした。ほかにも親子にちなんだエッセイや写真のコンテストも開催、受賞者にはオズボーン夫妻から賞状と景品が手渡されました。受賞者のスピーチでは、「実は、まだこのこと親には言っていなくて…怒られるかも(笑)」、「子どもに『授賞式に一緒に行こうね』と言ったら『用事があるから無理』と断られました…」といった驚きのエピソードが飛び出し、会場の笑いを誘っていました。> 親子の日 エッセイコンテスト2016 入賞作品> 親子の日 写真コンテスト2016 入賞作品「どの作品にもいろいろな家族の想いが込められていて、選ぶのが大変だった…」と語ったオズボーン夫妻。授賞式は東京のみの開催ですが、写真の展示自体は地方の写真館など様々な場所で実施していますので、みなさんも是非お立ち寄りください!!会場に展示された写真コンテスト入賞作品イベントの最後には、親子大賞の特別賞としてサックスプレイヤーの平原まことさん・歌手の平原綾香さん親子が登壇。「親子が仲良くする秘訣は?」という質問に対し、平原綾香さんは「父の影響で私も中学1年生のときからずっとサックスを吹いていたので、父は親であると同時に師匠のような存在。尊敬していたので反抗する暇がありませんでした(笑)」とコメント。そんな娘に対してお父さんは「サックスを吹いているときはすごく素直に言うことを聞いてくれるんです。歌は敵いませんけど、サックスでは勝っています!」と、“音楽”という共通項を持つ親子らしい掛け合いが見られました。親であると同時に尊敬できる存在であるというのは、親子が円満な関係を保つ秘訣のひとつなのかもしれません。> 第10回親子大賞の詳細はこちらから第 14 回 親子の日スーパーフォトセッション翌7月24日(日)、親子の日当日には写真家でもあるブルース・オズボーンさんによる100組の親子を撮影するフォトセッション。写真スタジオでの撮影というので、少しかしこまった撮影風景を想像していたのですが、会場に入ってビックリ。スタッフさんが生茶パンダのパペット、マラカスなどを使って歌ったり踊ったり…小さい子どもでもなんなくリラックスできるような盛り上がりでした。実際にメオトークの山川編集長自ら撮影に参加(きちんと予約しました)。その様子を見ていると、いい大人同士気恥ずかしいのか、当初はこれだけ距離のあった親子が…ちょっと寄りましょう!とスタッフさんからぐいぐい来るリクエスト…しかし照れる山川親子。撮影するオズボーンさんまで出てきて…最後は照れながらも肩を組むほどに!!!!さすが親子写真のプロフェッショナル…!!たった数分の間に写真を通して親子の距離をぐんと縮めることに成功していました。物理的な距離だけでなく、心の距離も縮まったようです。(お母さんの腕がかたいですが、編集長との身長差でとまどったそうです)※ブルース・オズボーンさんが撮影した第 14 回 親子の日スーパーフォトセッションの写真は、こちらからご覧いただけます。(2016年8月30日現在は準備中)発起人が語る「親子の日」について最後に「親子の日」発起人のブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻に今年、そしてこれからの「親子の日」について語っていただきました。今年の「親子の日」を終えてみて今年も全国から様々な想いを持った親子が集まってきてくれました。遠方に住むお母さんを誘って撮影に参加してくれた娘さん、「久しぶりに親子写真を」と撮影会に参加した親子、海外出張前の記念として参加してくれた家族、病気の回復を願って参加してくれたかた。全国からサポートに駆けつけてくれた応援団も。みなさんのおかげで一日中にぎやかな「親子の日」の会場となりました。今年はとくに新聞、テレビ、ラジオ、Webなど様々なメディアで「親子の日」を取り上げていただき、たくさんの人たちに「親子の日」を知ってもらうことができてとても嬉しく思っています。これからの「親子の日」「親子」という単語は英語には存在しません。(編集部註:英語にはfamily=家族はありますが、親子はparent and child=親と子で分かれている)「親子」というのは日本の特別な言葉。この言葉のように「親」と「子」をひとつの単語につなげ命の連鎖の一体感を表す…そんな日本の文化を日本の“誇り”として海外に発信したいです。誰もが生まれて来たことに感謝できる社会になって欲しいというのが、「親子の日」に込めた願い。この願いを叶えるために、活動の場をもっと広げていきたいと考えています。記事を読んでいるみなさまへ年齢が進むにつれ、「親子」と言うとついつい「自分」と「自分の子ども」をイメージしてしまいます。でも、「自分」と「自分の親」もそうである意識を忘れないでほしいと思います。「親」のいない命はいませんから、「親子」は世界中の誰もが共有できるテーマ。世界が不安定で悲しいできごとも多い時代だからこそ、命の原点である「親子」という最も基本的なテーマについて考えることが大切です。みなさんもぜひ「親子の日」を親子の関係を見直す機会のひとつにしてください。「1+1は?」「にーっ」という掛け声にも代表されるように、最後が「い」の段で終わると口角が上がり自然と笑顔の写真を撮ることができます。親子の日の掛け声はもちろん「おやこのひー」。「親子の日」と言うだけで笑顔になれるのです。授賞式でもフォトセッションでも、会場にはそんな「親子の日」の笑顔がたくさん溢れていました。> 親子の日について詳しくはこちら:親子は自分の原点、「親子の日」を自分に自信を持つきっかけにして欲しい−−ブルース・オズボーンさん、佳子さん夫妻のインタビュー> 親子の日公式サイトライター:山口聖子
2016年09月05日なんだか近頃、夫婦の会話が減った気がする。ズバリ、倦怠期だと思う。もう夫婦の仲が冷えきっている……そんなご夫婦のみなさん!諦めるのはまだ早いです!ご主人が「愛妻家」になればすべて解決するんです。愛妻家って…なに?「イクメン」はよく聞きますが、「愛妻家」という言葉は「イクメン」に比べて影が薄いような気もします。そもそも、愛妻家ってどんなひとのことを言うのでしょう?たしかに「お宅のご主人は愛妻家ね~」なんて言われたら嬉しいけど、うちの夫は愛妻家に当てはまるの…?という奥様。自分が愛妻家になるってそんなの無理だ!と思っているご主人。『サラリーマン 妻夫木マモルの愛妻生活』を(ご主人が)読めばその答えが見つかります!サラリーマン 妻夫木マモルの愛妻生活本の監修は「日本愛妻家協会」が担当。ちなみに、お値段も1,122円、「いい夫婦」プライスというこだわり!『サラリーマン 妻夫木マモルの愛妻生活』(竹書房)この本は、結婚10年のサラリーマン妻夫木氏(35歳)が周りの友人と愛妻家を目指す、実践的な専門書。妻夫木夫婦は最近会話もなく関係は冷め切っており、「熟年離婚」も頭をよぎる日々。妻夫木氏の友人は、「それは妻がモンスター化している!愛妻家になるしかない!」と強くアドバイスします。でもいきなり愛妻家になると言っても、どうしたら……。妻夫木氏が悩んでいると、「実はオレも!」と仲間が集結。ひとりではできないことも仲間がいたら大丈夫!こうして、妻夫木氏の愛妻家になるためのクエストが始まったのです!内容は漫画とコラムで構成され、1…いえ、ゼロから「愛妻家になるため」の方法が詳しく書かれています。料理本に例えるなら“どこのスーパーで買い物するか”から書いているぐらい、本当に初歩からです。どうして妻がモンスターに?「妻は、夫婦関係が冷めてくるとモンスター化してしまう」とこの本には書かれており、妻夫木氏の妻は頭に角が生えたモンスターとして描かれています。え…妻がモンスターに見えてしまうって、それまで一体何があったの!?とツッコまずにはいられません。私はまだ結婚3年目のペーペーですが、10年も経つと女はモンスターになってしまうんでしょうか…。この奥さん、残業で帰ってきた妻夫木氏にご飯も用意していませんが…。妻夫木氏が実践していく「愛妻家の道」。まずは残業せずに早く帰ること。家事を習うこと。妻に「ありがとう」と言うこと。…妻夫木氏よ、今までこれ、してなかったんか! そらあかんわ!奥さんもモンスターになるわ!…つい素の関西弁でつっこんでしまいました。いや、もしかしたら結婚当初はしていたのかもしれない。けれども年数を重ねて当たり前になり、倦怠期を迎える。もしくは忙しくなり、余裕がなくなってそのままになってしまった…。妻夫木夫婦はそうだったのかもしれません。そんな妻夫木氏がこなしていくクエストは、女性から見ても「たしかにこれをされたら嬉しいなぁ」と思ってしまう納得の内容です。日本愛妻家協会の活動が感動的巻末にはクエストスペシャルとして、日本愛妻家協会の詳しい活動内容が掲載されています。「キャベチュー」こと「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」、愛妻の日の1月31日に花を買って早く帰る「男の帰宅花作戦」などなど…。特に気になったのが、夫婦がハグをするためにお互いの足の置く位置が書かれている「ハグマット」を使った、30代から60代のご夫婦の体験談。「恥ずかしかったけどよかった」「妻が一回り小さくなった気がしてさらに愛おしくなった」「お互いお腹が出て、年を取ったねと笑いあった」などのコメントに胸がじんわりと温かくなりました。「愛妻家」を軸とした夫婦のありかたを提案するこの本。愛妻家の定義は、きっと夫婦の数だけあると思います。だからこの本すべて実践してもよし、ポイントだけ試してもよし。カバー裏にも素敵な仕掛けがあるので、こちらは奥様から活用してもいいかもしれません。さぁ、あなたも「愛妻生活」で素敵な夫婦関係、はじめてみませんか!?日本愛妻家協会ライター:三谷 アイ
2016年09月03日突然ですが、「パートナーから愛されているなあ」と感じることはありますか!?わたしはあります。 どんなときにそう感じるかというと、朝起きて「おはよう」と言い合ったとき、夕飯を作ってくれるとき、肩をもんでくれるとき…などイロイロありますが、なかでも「ほっこり」させてくれるのは「わたしの愚痴をしっかり聞いてくれるとき」だったりします。お互いに移動が多く、一緒にいられる時間 はわずか。じっくり顔を合わせて話す機会もあまりないので、日々の連絡は LINE中心になっています。だから愚痴もLINEで聞いてもらうことが多いのですが…先日、気づいてしまったんです。実は多い? bot旦那に心当たりはありませんか!?LINEを送ったらそんなに間をあけずにお返事がくるし、ときにはやさしく励ましてくれる。うちの旦那さまってなんてマメでやさしい人なんだろう!!なんて思っていたわたしですが、どうやら違ったんです。旦那さまとのやりとりを読み返してみると…出てくるわ出てくるわ、同じことばの繰り返し!!!「かわいそうに」「そうだね」「かわいそうなさえちゃん」を乱用していることに気づいてしまいました…lonelyの綴りが間違っているのはご愛嬌 この事実があまりに衝撃的だったので思わずFacebookでつぶやいてしまったところ…「あはは、それうちと一緒ですwww」というコメントが!!Facebookにいただいたコメントでの共感は1件だけでしたが、このつぶやきを更新して以来、打ち合わせ先・飲み会の場で「うちもですよ! !」と思わぬ反響をいただくことに。そんなに世の中には「bot旦那」が多いのでしょうか!?「嫁はよく愚痴る」「夫は生返事」そういえば…「嫁がぎゃんぎゃん愚痴っている横で生返事をする夫」って、アニメやドラマではあるあるの光景かもしれません。Googleで「愚痴る嫁 生返事」と検索をしてみるとこんな結果が出ました。実際の検索結果には記事にそぐわないタイトルがあったため、一部削除しておりますなるほど、世の男性は女性の愚痴に飽き飽きしているようです…たしかにパートナーからくるLINEが愚痴やぼやきばかりだと少し「嫌だな」と思ってしまいますよね。旦那だって毎日仕事で愚痴りたくなることもあるのに、癒しであるはずの嫁からのメッセージが「つかれた」「イライラする」ばかりだとよけいに疲弊してしまうかも。そのうちもっと癒しをくれる女の子とLINEを楽しむようになっちゃうかも…愚痴るなら、面白おかしく完結に。とはいえわたしだって愚痴りたいときもあります。わたしはひとりでお仕事をすることが多いので、同僚がおらず愚痴る相手は旦那ぐらい。きっと専業主婦をされている奥さまや、出産直後のママもわたしと同じように愚痴る相手がいないかたが多いはず。愚痴を我慢していると参ってしまうので、せめて面白おかしく愚痴ってみましょう。例えば「何度も電話番号を教えてるのに、何度も聞いてくる人がいる!!いい加減イライラするんだよね」と言いたいときは、「忘れないでリメンバー昨日わたしたマイナンバー……」と昭和のJpopはたまたラップ調に言い換えてみるなんてどうでしょう!? (え?例えのセンスが悪いですって!?おだまりっ)愚痴ばかりではなく、たまには恋人時代のようなラブラブ会話も盛り込んでみましょう。筆者も、旦那さまが仕事の合間についつい読みたくなるような、かわいらしいメッセージを心がけてみようと思います♥(※LINE画面はプライバシー保護のため一部加工しています)ライター:金延さえ
2016年09月02日