皆さんは、お子さんに子ども部屋を与えていますか?お子さんは、そのお部屋を気に入っていますか?勉強したり、くつろげるお部屋ですか?また、お友だちを呼べるお部屋になっていますか?もしそうでない場合、子ども部屋の中が、家族の物の置き場となっているということはないですか?そのような状態だと、子どもは自分の部屋なのに、自分の物ではないものに囲まれ、お気に入りの空間とはならないでしょう。そこで今回は、快適な子ども部屋する方法をご紹介します。■ 意外に多い!? 子ども部屋のクローゼットが物置状態に!もし家族の洋服や、布団、家電などを、子ども部屋のクローゼットや押し入れなどに収納しているなら、本来収納すべき場所に収納しましょう。それは、まだ子どもが小さく、専用の部屋が必要ではなかったからでしょう。そのため、子ども部屋としてではなく、物置部屋として使用しておられるご家庭も少なくありません。しかし、子どもの成長とともに、部屋の目的も変わってきます。我が家の三姉妹の子ども部屋(11畳)も、居住年数(11年)と共に部屋の目的は変わってきました。最初は何にも置いていない、ガラーンとした部屋でした。それから、ファミリー寝室になりました。クローゼットは、家族のものでいっぱいでした。つまり、物置きでした……。そして昨年春、子ども部屋にするにあたって、クローゼットは、子どものために明け渡しました。これで、物置部屋から、子ども部屋に変身させてあげました。■ 子ども部屋は子どもにとって「自分だけのお城」子どもの好きなおもちゃや本、洋服や雑貨など、自分だけのお気に入りの物に囲まれた部屋。そこは、子どもにとって自分だけのお城です。Choreograph / PIXTA(ピクスタ)そのお城で、勉強したり、読書したり、時にはお友だちを呼んだり。そんなワクワクするような子ども部屋だったら、お気に入りの空間になること間違いなしです。各部屋の目的(この場合だったら、子どものお気に入りの部屋)を考え、そして物の整理をしましょう。それから、子どもと一緒にお気に入りの子ども部屋を作り上げることができたら、素敵なことですよね。
2018年06月01日できるとことなら子どもにはちゃんと勉強して、安定した進路に進んでもらいたい、というのは多くの親の願い。だからこそ、「うちの子の勉強時間、ほかの子より少ないのでは?」と気になってしまうこともありますよね。そこで今の子どもたちの家庭学習時間について調査してみました。子どもの年齢によっても違うと思いますが、ぜひ参考にしてみてください。Q.お子さまの家での勉強時間、1日どれくらい?1.しない 12.2%2. 1時間以下 63.8%3. 3時間以下 20.0%4. 3時間以上 2.0%5.その他 2.0%お子さまの家での勉強時間は1日1時間以下が63.8%と最も多い結果になりました。しないは12.2%と少なく、今の時代、毎日家で勉強するという家庭が多いようです。■宿題だけしかやらない我が家の困った子どもたち小学校低学年ならいいのですが、いつまでたっても宿題しかやらないという子どもに困っている親も。あまり親が口うるさく言ってもやらないので、見守るスタンスをとっているとは言いつつ、なんとかしたいと頭を抱えているようです。「宿題以外の勉強はやっていません」(埼玉県 40代女性)「小学生の下の子は最低限の宿題を切羽詰まってどうにか終わらせています」(神奈川県 40代女性)「ほぼ宿題のみ!」(神奈川県 40代女性)「宿題だけで、勉強はしていないですね」(奈良県 40代女性)「小2と小5です。帰宅後は宿題のみ! 遊び優先です。暗記や翌日テストがあるときは寝る前に覚えます。サッとしてサッと終わるほうが効率がいい! 友だちと遊んだり、テレビも、ゲームもと思うと、字の汚さは目をつぶっています」(滋賀県 50代男性)「小4です。集中力は学年×10分と聞いたことがありますが、そんなに持ちません。宿題だけで精一杯です」(神奈川県 40代女性)「うるさく言っても何も言わなくても勉強しない。高校生は勉強においては、親の意見など聞く耳を持っていないので、もう言うのをやめました」(東京都 40代女性)■1日1時間は家で勉強しています!イヤイヤやっている子から、進んでやっている子までいろいろですが、毎日1時間程度は家で勉強しているお子さんが最も多いようです。そんな今どきの子どもたちを大変だと思う親も一部いるようです。「宿題と復習のために前学年のドリルをやらせています。イヤイヤやっているので、1時間以上かかってます」(千葉県 40代女性)「小学4年生の娘。平日は宿題以外に30分以上1時間未満。土日は1時間以上2時間未満。早く自分から勉強するように定着させたい」(東京都 40代男性)「医療系の専門学校の息子は、毎日2〜3時間くらい。中3の娘は2時間くらい。6年生の娘は1時間半くらい。なんか大変そう」(北海道 40代女性)「私が寝たあとにしか勉強する気がないらしく、いつも23時ごろからはじめているので謎だけど、1時間くらい」(宮崎県 30代女性)「学校からは、学年プラス20分は家庭学習をさせてくださいと言われています。4年生なので60分。うちは塾の宿題があるので、それに時間を取られて、結果的に1時間くらいにはなってしまいます。我が子を塾に行かせておいて矛盾していますが、今の子どもって大変だなと思う毎日です」(千葉県 40代女性)■先輩ママが思う、小学生のうちにやっておきたかったこと勉強も大事ですが、小学生時代は読書をさせておきたかったという先輩ママも。中学・高校になると部活動や受験などで、否応なしに勉強をすることなるので、自由時間の多い小学生時代の過ごし方は、一度考えてみるといいかもしれません。「子どもは2人とも大学生ですが、小中高のころは学年相応ぐらいに勉強していたと思います。でも、振り返ってみると中高は本当に忙しくて、時間に追いまくられていたので、小学生のうちにもっと読書をさせておきたかったなと思います」(神奈川県 50代女性)Q.お子さまの家での勉強時間、1日どれくらい?アンケート回答数:5939件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年05月28日筆者は、この春から中学生になった男の子と、5年生になる女の子の母です。勉強はほとんど学校と塾任せ。先生達にまかせておけば大丈夫だろう!と、のんびりあぐらをかいている母親です(笑)そんな筆者は有元秀文氏の著書「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)を読んで、今、衝撃が走ってるんです……。そこで、今回と次回と2回にわたって、同書を参考に地頭のいい子どもにするための方法をご紹介いたします。Greyscale / PIXTA(ピクスタ)■ 「勉強ができる頭のよさ」とは違う「地頭のよさ」ってなんだろう?Kazpon / PIXTA(ピクスタ)あなたの身近な人で「この人、頭がいいな」って思う人いますか?計算が早かったり漢字をたくさん知っている人は、確かにすごいなぁ~とは思いますが、「頭がいい人」とはちょっと違うかな……。有元氏の著書の「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」のなかでは、考える力意見を述べる力記述する力討論する力調和する力これらの力がある人が「地頭がいい人」で「頭のいい人」といっています。そんな人を羨ましいと思うし、子どもにもそんな力があればいいなとは思いますが、これらは持って生まれたものなので、親の力ではどうすることも出来ないのでは?と思ってしまいます。そのぶん、これから何とかできそうな「学力アップ」に力を注ぎたくなるのですが、実は「地頭」も努力しだいでどうにかなるそうですよ!■ 「地頭」は学校では良くならない!学校でつく力、つかない力とは?Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)「学歴がよい」「学力が高い」という、かつては武器になったスペックも、その威力が効かなくなっていきます。いまでさえそうなのですから、あと10年も経てば、この傾向がより強くなるのははっきりしています。そうなったときに求められるのは、客観的に数値化されない「地頭」なのです。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-勉強さえ頑張ってれば大丈夫。そんな時代は終わったようです……。「勉強ができるだけの使えないヤツ」そんなレッテルを貼られた人生を、子どもに送ってほしいはずがありません!でも、うちの息子を例に挙げるなら「地頭」が良いとは言えないかな……(笑)。考える力…オリジナルを生み出すのが苦手。意見を述べる力…自分の考えを伝えるのが苦手。記述する力…考えを文章に起こすのが苦手。討論する力…意見がぶつかるくらいなら引っ込めちゃう。調和する力…人に合わせるなら一人でいた方がラクみたい……。これじゃちょっと、まずいですよね……。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)では「地頭」を良くするには、どこでどう学べば良いのでしょうか?日本の学校教育は、「一人の教師が効率よく大勢の子どもたちを指導する」ことに主眼が置かれているのです。教科書一冊を終わらせるというカリキュラムを消化するのに、教師はある意味必死です。未だに点数至上主義、詰め込み主義でついて行けない子どもたちを置いてきぼりにするような教育がまかり通っているのは合理的ではありません。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-個々の特性を見抜いて「頭のいい子」にしてくれないかしら?しかし、学校には頼れそうもありません。学校でつけられない力なら、家庭で力をつけるしかないじゃないかという結論にいたるわけですが、一体どうすれば良いのでしょうか?■ 頭のよい子の家庭には、必ず「会話」がある。HAteruma / PIXTA(ピクスタ)お子さんと一日どのくらい会話をしていますか?うちの中学生になった息子は、自分の事を進んではあまり話しません……。反抗期なんだと片付けてしまえば、それはそれでラクなのですが、母の私は「聞きたがりで知りたがり」。一方的に私が質問をするのですが、「別に」とか「普通」とか、あいまいな返事をされてしまい、終いにはイライラしだすという……。思ったような回答が得られないと「それは違うでしょ?」なんて言ってしまいますし、理想の答えを求めた話の聞き方をしているな……と反省することもよくあります。家庭でのコミュニケーション、親子の会話はその子が将来人間関係を作るベースとなり、人間的な魅力を生む基礎となります。親子の会話はおろそかにしてはいけないのです。親に話したばかりに怒られたり、自分の行動や考えを否定されたりすると、子どもは「親に話さない方がいい」と思うようになってしまいます。これが、親子の会話がなくなる原因の一つだということは間違いありません。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-「グサリっ」。ちょっと思い当たる節があるのは、私だけでしょうか?著書を読み進めて行くと、子どもに話しかける事は問題はなさそうですが、筆者の「質問の仕方」に問題があったようなんです。次回は、「質問の仕方」、親が試される「質問力」について触れていきたいと思います。【参考】※「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)
2018年05月12日勉強や健康のため、文化や知識を身に着けさせるためなどに行う「子どもの習い事」。子どもが興味を示すものなら通わせてあげたい気持ちになりますが、気になるのが「送迎」のことですよね。習い事によって開始時間が異なるため、共働き家庭やフルタイムで勤めているかたは、平日の送迎がネックになって諦めることもあるのではないでしょうか。今回はそんな習い事の送迎について、乗り越えかたをご紹介します。 共働きでもできる子どもの送迎のやりかた習い事は、共働き家庭にとって時間のない「平日」にあるパターンが多く、どのような手段を取ればいいのか頭を悩ませてしまいがち。解決案をいくつかご紹介します。時間をずらす習い事によっては、17時や18時から開始の場所もあります。筆者の子どもの習い事は18時半から開始なので、共働き家庭のかたも多くいますし、それが理由でここに決めたという話も聞きました。また、例えば書道教室など個人的に行う習い事は、16時~19時の間ならいつでも来てよい(所要時間1時間程度)、というようなところもあります。気になる教室があれば、まず開始時間をチェックしてみてくださいね。ただ、遅ければ遅いほど子どもの宿題ができなかったり、夕飯が遅れて寝るのも遅くなるといった問題も出てくるので、お気をつけください。土日の習い事共働き夫婦の休日が土日の場合は、子どもの習い事も土日にすると楽です。だからといって、土日に英会話・スイミング・体操・ピアノ……とたくさん習い事を詰め込むと、子どもにとっても負担になりますし、せっかくの休日がゆっくりできなくなってしまうので、通わせる習い事は厳選しましょう。近所のママ友と一緒にママ友からのお誘いで一緒に通う、ということもありますよね。その際は送迎をお願いしたり引き受けたりと、数人のグループで連携できます。ただ、ママ友の子どもが辞めてしまって送迎する人がいなくなると自分の子どもも辞めざるを得なくなったり、ママ友トラブルに巻き込まれるなどのデメリットもあるので、ママ友に頼むのは緊急時や、本当に信頼できる相手にするのがおすすめです。祖父母にお願いする近所に頼れる祖父母がいる場合は、お願いするのもよいかもしれません。送迎手段は、車・徒歩など様々あると思います。徒歩の場合は習い事の荷物が多くて大変なこともあるので、祖父母にお願いする前に送迎手段や距離などを考えておきましょう。送迎が不要な習い事とは送迎がいらない習い事の中から選ぶのもひとつの手。いくつかご紹介します。保育園保育園によって異なりますが、保育中に英語やリトミックなどを取り入れているところもあります。保育園で完結する習い事をやらせると、送迎の負担も一気になくなりますよ。近所にある保育園のカリキュラムを、ホームページなどで確認してみてくださいね。家に来てもらうキッズラインなどのベビーシッターサービスの中に、モンテッソーリ教育や家庭教師、英会話、ピアノやスポーツのレッスンなどを引き受けてくれるサービスもあります。家に来てくれるので送迎の必要もなく、お子さんも安心した環境で習い事ができるかもしれませんね。通信教材ベネッセ系などの通信教材もよいでしょう。これなら時間を気にせずいつでも取り組めるので、帰宅後や休日など夫婦の手の空いているときに見てあげることもできます。共働きで子どもとの時間が取りにくいかたは、親子の触れ合いの時間にもなりそうですね。近所の場所を選ぶある程度大きくなってからのお話になりますが、近所の学習塾やピアノ教室なら自力で行かせられることができます。小さいうちは家庭学習、大きくなってからは近所での習い事、といったように組み合わせるのもよいかもしれません。長期休みを利用する夏休みなど長期休みに、泊まりでの習い事や、短期の習い事を受けさせるのも良いですね。共働き夫婦に夏休みはないので、平日の送迎が大変なのには変わりありませんが、子どもは次の日も休みなので時間をあまり気にせず通わせることもできます。また、両親が子どもの夏休み中に連続休暇を取得し、その間だけ短期コースに通わせるというのもひとつの手です。 子どもの習い事は「楽しく続ける」というのが大切です。そのためにはやはり、親のサポートが必要不可欠。まずは無理せず送迎できるかということを念頭に、さまざまな習い事の資料を見て決めるようにしましょう。無理やりスケジュールを組むのは、親にとっても子どもにとっても負担となってしまいます。また、習い事のために仕事を辞めるというのも現実的ではありません。共働きだから月謝が出せるという部分もあると思います。もし送迎が無理そうなら送迎不要の習い事、それも無理そうならお子さんがある程度大きくなるまで待つのも良いでしょう。今の働きかたにぴったりの習い事を見つけてくださいね。 参考:キッズライン
2018年05月05日勉強は断固拒否!こんな状態で、将来だいじょうぶ?Upload By かなしろにゃんこ。息子リュウ太は気がのらないことは暴れてでも徹底的に拒否する性格!中2で反抗期真っ盛りのころは「受験勉強やりなさい!」と買ってきた問題集を広げて促しても「問題集を見ると気分が悪くなるから見せんな!」と反抗するばかりで、私の言うことは聞いてくれませんでした。こんな状態で、将来この子はだいじょうぶなのかな?と心配になるぐらい、自由に怠惰に生活する息子でした。就活するならPCスキル必須!?リュウ太を早くからパソコン慣れさせようと…Upload By かなしろにゃんこ。そんなとき、仕事で、障害者雇用のコンサルタントをされている方にお話しを伺う機会がありました。発達障害がある子の就職でも、「基本的な挨拶や礼儀を身につけることに加えて、パソコンを使えるようにしておいたほうが良い」とアドバイスをいただきました。パソコンといってもインターネットができる程度のスキルではなく、ExcelやWordなどの事務系ソフトをある程度扱えるようになっておくほうが良いということでした。就活だなんてその時はまだピンときませんでしたが、「就活はあっという間にやってきますよ!準備しておいたほうがいいでしょう」と教えてもらい、「よっしゃ!うちも息子に徐々に教えていこう!」と決意。最近は中高生でもスマホを持つ時代で、若者のパソコン離れが指摘されています。わが家も、自宅にパソコンはあるものの、息子の使用頻度は低かったので、今のうちに何かソフトの操作を教えてパソコン操作に慣れてもらおうと考えました。絵を描くのがスキな息子。まずは、画像編集ソフトからスタート!Upload By かなしろにゃんこ。私のパソコンにはグラフィック系のデザインソフトかマンガ制作ソフトしか入っていません。事務系ソフトはない…。でも、まずはパソコン操作に慣れてもらうことが大切!「絵を描くことからはじめれば覚えやすいかな?」ということで、息子の機嫌が良い日に「フォトショップっていう画像編集ソフト、覚えてみない?」と誘ってみました。息子は絵を描くことがスキで、このソフトにも以前から少し興味がある様子でした。でも、「やりたい教えて~!」とは言わず「やってもいいけど」と、「お前何様だよ…」ってツッコミたくなる返事でした。思春期の子はその辺も難しい!完全に照れ隠しな返事です(笑)ソフトの扱いを教えてみると、普段は人の話を落ち着いて聞くことができない息子なのに、集中して覚えてくれました。話を聞いてくれると親も欲を出して「この波にのってドンドン教えたい」とアレコレ伝えてしまいます。「お母さんの説明は、早くて分からない」と怒りだすこともありましたが、何日間か続けて教えると機能を覚えて、自分だけでスラスラ操作し、好きな絵を描いて楽しめるようになりました。ソフトの面白さにハマってくれて「毎日やりたい」と言うので、私が使わない早朝の時間だけ自由に使っていいルールにしました。すると、寝坊助の息子がパソコンやりたさに朝5時半に起きるようになりました!驚きです。好きな音楽をヘッドホンで聴きながらルンルン♪で2時間絵を描いてから学校に行くようになりました。リュウ太って、2時間座って作業ができる子だったんだ!Upload By かなしろにゃんこ。この子って2時間座って作業ができる子なんだ~と感心したものの…学校の先生から「最近リュウ太くんが授業中に本格的に寝るんですけど、夜はちゃんと睡眠とれていますか?」と聞かれてヤツめ、学校で寝ていやがったのかーーーーー!!(怒)と言うわけで、その日から平日の早朝はパソコン禁止にしました。それでも、息子が落ち着いて作業できるようになった姿を見るのはうれしいものです。高校生になってからは、自分で安いパソコンを買い、いろんなソフトを楽しむように。操作にも慣れ、少しは成長しました!そんな息子も、今年は成人に。本当にあっという間に大人になってしまいました。あ、就活の準備は…まだまだ親が思うようには進んでいませーーーん(焦)そんなわが家に今ドンピシャな本がこちら!就活アドバイスをくれたコンサルタントの方の著書です。子どもの就活前にどんな準備が必要か参考になりますよ。
2018年01月09日みなさま、子どもの勉強や宿題でイライラしたことありますか?私も初めの育児の時こそ気にしてあれやこれや口出したりしていましたが、だんだんと「口うるさく言われるほど子どもはやる気をなくす!」ということを実感したので、今や、最低限の宿題さえやってりゃいいや~という感じです。 そんなある日の末っ子(当時3年生)とのやりとりです。 おやつ抜きは冗談で、終わったらおやつ食べようね~ってことで一緒にテストの見直しをしました。 【ここでちょっとポイント!】・おやつ抜き=罰になって嫌な気持ちになる・ご褒美=癖になると報酬がないとやらなくなるので内容に気を付けたいところ。・やってからおやつ=行動の順番の調整。いつものちょっと嬉しいことが待ってるとご褒美気分になれる。 頭ごなしに怒ってやらせようとすると勉強が「嫌なこと」になってしまうし、テスト隠されたら分からないところ教えてあげられない。分からない所が増えるともっと嫌いになる。悪循環です。 子どもにやって欲しいことは「好きじゃなくても嫌いにさせない」ということって大切な気がします。嫌いでもやれることも大切ですが、それはこなすだけ、最低限になりがちです。 数年先の子どもを考えて、楽しみにしながら「どうやったら子どもをノせられるだろう?」って視点で関わっていけたらいいなと思う(理想)今日この頃です。【お知らせ】前回の第9話「クリスマス親の失敗エピソード3選!」の記事下アンケート「Q. 子どもとのクリスマスで失敗した経験はありますか?」の回答をまとめました! 失敗で多かったのは…? アンケート結果はこちら↓
2017年12月09日子どもに進んで勉強をしてもらうために、お菓子やおもちゃ、お金などのご褒美をあげる人も多いかと思います。この方法だと子どもは欲しいものがあるときには頑張るのですが、ご褒美がないときは頑張らないということにもなってしまいます。Q.子どもの勉強や成績でご褒美、効果ある?1.ある 50.3%2.ない 18.9%3.わからない・どちらとも言えない 30.8%効果があると答えた人は50.3%と約半数。何もないよりは効果があるといことのようです。■各家庭のご褒美システム公開!ご褒美とひとことで言っても、あげるものやあげるタイミングは各家庭でさまざま。そこでみなさんが取り入れているご褒美システムについて聞いてみました。「子どもの誕生日が6月なので、年初めから誕生日までがんばったら欲しいプレゼントをあげて、次はクリスマスまでがんばったらまた欲しいプレゼントがもらえるというシステムになっています」(青森県 30代女性)「ご褒美をチラつかせて頑張る機会を与えることは、間違いではないと思う。おやつを豪華にしたり、テレビやゲームの時間を増やしたり、地味な駆け引きで何とかやってます」(神奈川県 40代女性)「子どもの方から『今度のテストで◯◯点取ったらご褒美くれる?』と気持ちを上げたいのか言ってきます。なので、いいよって言います。でも、残念ながら今までその点数になったことがないので、ご褒美はなしです」(山口県 40代女性)「小・中学生のころは褒めることが大きなご褒美でした。高校受験のときは合格したらスマホと約束していました。そういうご家庭が多いのか、県立高校の発表の次の日は携帯ショップが激混みでした」(神奈川県 40代女性)■勉強を頑張るのは自分のため! ご褒美なんて必要ない親が頼んで勉強してもらっているわけじゃないんだから、ご褒美なんてあげる必要はないという人もいました。何もせずとも、誕生日やクリスマスにはプレゼントがもらえるんですから。「ご褒美制は一時的には効果があると思いますが、何のために勉強するのかの目的を間違えているので、子どものためになっていないと思うので反対です。経過や結果を褒めることはします」(神奈川県 40代女性)「ご褒美…。子どもが宿題や勉強をごほうびのためにするなんて、私には考えられない! もちろんご褒美なんかしません! 泣いてでもやらせます」(栃木県 40代男性)「ご褒美って表現に違和感。勉強や成績って褒美を与える親のためではなく、子ども自身が自分のためにやるものだよね」(神奈川県 40代女性)■小学生までならご褒美目当てでもいい小学生のうちならご褒美と言っても小さなものですし、それでやる気になれるならいいのではという人もいました。大人もご褒美目当てに頑張ることもありますしね。「ご褒美がないと自主的にやらないなどのリスクはないと思います。ご褒美があってもなくても、やる子はやるし、やらない子はやらない。それに節目節目で祖父母がお祝いをくれるし、難関校に合格したらお祝いをしない家庭はないでしょう。どれも立派なご褒美です。素敵なことだと思うし、小学生のうちはいいのでは」(神奈川県 40代女性)Q.子どもの勉強や成績でご褒美、効果ある?アンケート回答数:4801件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月01日中3の通知表をもらう日、救急車に乗るほどのケガをした息子LDの息子が通う中学校は2学期制なので、10月上旬に1学期の修了日があります。修了日は通常授業と修了式を受け、中3になって初めての通知表をもらう予定でした。中2までの通知表は5教科オール2でしたが、ここのところテストの点も上がっていた息子。人が変わったかのような頑張りを見せていたので、この日の通知表を本人も私もとても楽しみにしていました。子ども達を学校へと送り出し、家で仕事をしていたところ、10時頃、息子の通う中学校から電話がかかってきました。体育でバスケットの授業をしていた際に相手プレイヤーと接触し、転倒したとのことです。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ意識はしっかりあるものの、転倒した際の記憶がまったくないというリク。救急車で救急隊員の方から説明を受け、脳外科のある病院に搬送されることに。検査結果は外傷性クモ膜下出血、そのまま入院することに…Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ確かにリクの様子はいつもと違っていました。意識はあるものの、話すリズムや表情、目の焦点が合っていないのです。それなのにこの子、この後に及んで勉強する気なの!?母ちゃんびっくりだよ!目標や夢を抱え、地道に努力を続けていた息子Upload By ひらたともみ私は不安をみせまいと明るく振舞ったまま病院を後にしていったん帰宅し、言われた通り勉強道具を抱え、学校に寄り、通知表を受け取りました。そして通知表を開いたら…。Upload By ひらたともみそこに並ぶのは、3と4の成績。これまで5教科オール2だったのにも関わらず、です。勉強や進路に関しては本人に任せていましたが、普通科高校への進学を希望しているLDの息子に対し、私は心のどこかで息子が無謀な希望を抱いているのではないかと勝手に決めつけていました。元々あきらめないことの大切さを子ども達に教えていたのは、私だったのに…。息子は、自分の抱えるLDの困難さを理解した上で、それでも何倍も努力することで「ようやく人よりプラス1になる」ということを知り、私たち親の知る以上に目標やら夢やらを抱え、地道にただただ小石を集めるように、コツコツと勉強し、中3ではじめて「4」の成績を得られるまでになっていたのです。通知表を見たとき、空に向かって叫びたくなるくらい感動しました。頑張った者が報われ、LDだってできるんだ!と思うと、心から息子を誇らしく思え、肩を震わせて泣きました。しかしこのケガで、リクはリスクを背負ってしまいました。どうしよう‥‥どうしよう…。今頭の中はそればかりです。このお話は、もう少し続きます。
2017年11月29日学生はもちろん、社会人になっても資格や商品知識など、日々勉強することって多いですよね。ちょっと憂鬱な時は、彼氏や気になるカレと勉強デートがおすすめです。恋人でも恋人未満でも楽しめる理由をお伝えします。■・自然に誘える付き合う前は、彼に警戒されないようにいかに自然に誘うか、悩んでしまいますよね。そんな時こそ、勉強はちょうどいい口実になります。片想い中の先輩に「分からないから教えてください!」というのもよし、彼氏に「家だと集中できないんだ・・・」と言って、それぞれの内容を隣で勉強するのもいいでしょう。特に学生なら、テスト前はチャンスです。周りが遊んでいない時期だからこそ、2人で会うことでカレとの距離を一気に縮められること間違いなし。ちょっと抜け駆けして、カレと2人の時間を作っちゃいましょう!■・一石二鳥!時間を節約できる!社会人は仕事、学生は学校にバイト・・・と、日々忙しいですよね。そんな中で、恋愛に時間を費やすのがもったいないと思ってしまうかもしれません。でも勉強と恋愛を同時にこなせば、一石二鳥ですよ。休みの日に1人だとダラダラ過ごしてしまうくらいより、カレとのデートと勉強を同時にできたらお得といえます。勉強しなきゃと思いつつ、カレのことを考えてしまったり、LINEが気になってしまったり、集中できないことってありますよね。でも「明日はデートだ!」と思えば、嫌な勉強を乗り切ったり、当日の朝も早起きできるはず。デートというご褒美を用意して、一緒にいない時間も効率アップを図りましょう!■・真面目な一面を見せあえる勉強デートの1番の魅力は、お互いの真面目なところが見られるところです。友達以上恋人未満で、普段はふざけ合っている彼の真面目な姿を見るのって、何だかドキドキしますよね。ただし彼が真剣に勉強している姿に、見とれたり、たくさん話しかけてしまうのはNG。彼のギャップに惹かれるのと同様に、自分自身の真剣な姿を見せて彼に魅力を感じてもらいたいところ。長い付き合いの恋人同士でも、初デートでも、ギャップは恋を盛り上げます。彼とのデートにテンションを上げすぎることなく、真面目に勉強もしてくださいね。▼彼氏がほしい人はこちら恋活・婚活がしたい人のためのマッチングアプリ15選■・近い距離にいられる!勉強しよう、となったら図書館やカフェ、お家などに行くことが多いですよね。これらの場所では、比較的自然にカレとの物理的距離を縮められます。片想いの彼に、間近で「ここ教えて」と話しかけるもよし、大好きな彼氏に息抜きとしてイタズラを仕掛けるのもアリです。付き合う前のデートだと、距離が近いからこそ緊張してしまう、なんてこともあるかもしれませんが、遠慮しすぎず、彼にアプローチしてみましょう。ただし勉強の妨げにならないよう、タイミングはしっかりと見極めてくださいね!■おわりに「勉強デート」と言うと、高校生のような甘酸っぱい恋を想像するかもしれません。しかし、大人になってもその甘酸っぱさは残しつつ、お互いを高めあえるチャンスです!ぜひ気になるカレを誘ってくださいね。(石川芽衣/ライター)(ハウコレ編集部)(あかねぴ@akanepi0426/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)▼彼氏がほしい!恋活・婚活がしたい方はこちら【最新版】目的別・おすすめのマッチングアプリ15選
2017年10月07日スキルアップのために勉強したい。資格や英会話に挑戦したい。そして、勉強しながら、痩せたい。太りたくない。そんな時は、勉強ダイエット。勉強の消費カロリーについて知り、勉強ダイエットをマスターしましょう。一石二鳥の「勉強ダイエット」?スキルアップのために勉強したい。資格や英会話に挑戦したい。そんな向上心でいっぱいな時、ふと思うのが、もしかすると勉強すると太るかも?という不安。確かに学生時代勉強していた時は、結構太ってしまった記憶があります。確かに勉強中は基本的に動かないので、あまりカロリー消費はしなさそうですし、それに、ついつい甘いものが欲しくなってしまうこともありますよね。勉強はしたいけれど、太りたくない!勉強は太るの?勉強による消費カロリーは?勉強しながら痩せるのって可能なの?そんな疑問を解消しつつ、勉強しながら痩せられる方法について、見ていきましょう。勉強による「消費カロリー」は?勉強による消費カロリーは、1時間で100キロカロリー程度とされています。これはごはんを茶碗に1杯程度のカロリーですので、すごく高い数値ではありませんね。勉強時に消費するカロリーは、脳を使うことによって消費されています。脳をフル回転させるほど、消費カロリーも多くなりますので、集中して勉強しているときほど、多くカロリーを消費できます。だらだら勉強するよりも、しっかり集中したほうがダイエットにはよいということですね。勉強にとってもメリットのあることですので、ぜひ、集中して勉強に取り組みましょう。勉強ダイエットの”メリット”って?勉強ダイエット最大のメリットは、勉強という本来の目的を達成する副産物として、ダイエット効果が得られる点です。勉強による消費カロリーは、確かに高くはありませんが、勉強が主目的である以上、ダイエット効果はあくまでおまけです。勉強してスキルアップして、さらにダイエット効果まで得られるのですから、こんなにおいしいことはありません。勉強することで、脳はカロリーを消費しますので、基本的には勉強をしていけば、痩せていくという法則にはなっています。それでは、なぜ、勉強していて太ってしまい人がいるのでしょうか?勉強ダイエットで太る?勉強は、本来は脳がカロリーを消費する為、痩せる効果が期待できるはずです。ですが、勉強をして太ってしまう人がいるのも事実。その理由は、勉強中のつまみ食いにあります。勉強をすることで、脳が糖を消費し、甘いものが欲しくなることがあります。このとき、多くの人が選びがちなのが、チョコレートです。チョコレートは糖分が多く、脳の疲労にはもってこいなのですが、脂質が多く、太りやすいのも事実です。なんとか、チョコレートを避け、低カロリーなもので、口さみしさを紛らわすのが、勉強ダイエットの成功のコツと言えそうです。もちろん、お腹が減ったからと言って、菓子パンなどをもりもりと食べてしまったら、痩せるどころか、太ってしまうことでしょう。菓子パンは、ダイエットを考えるなら、厳禁と覚えておいてくださいね。また、甘い飲み物やクリームがたっぷり入ったコーヒーなども、太りやすいので、さけるようにしましょう。勉強ダイエットのお供は、”ローカロリー”な間食勉強ダイエットのおともに、ローカロリーな間食を用意しましょう。カロリーは低くても、口さみしさが紛らわせて、しかも美味しい間食は、ダイエットの味方でもあります。噛んで痩せよう、「ガム」ガムは、お菓子の中では低カロリーで、ずーっと噛んでいられるので、ダイエットにはぴったりの間食です。好きな味を数種類そろえておいて、飽きないように食べましょう。噛むことで、あごの運動にもなりますので、二重あごの解消にも役立ってくれますよ。ミネラル補給、「梅昆布」コンビニでも売っている、梅昆布は、昆布と梅のミネラルが豊富で、しかも低カロリー。昆布はお腹の中でふくらむため、腹持ちがいいのも嬉しい点です。よく噛んで食べることで、満腹感も得られやすいので、勉強中は常備しておきたいおやつです。本当にお腹が減った、いっそ「おにぎり」もう、本当にお腹が減ったときは、いっそおにぎりを食べましょう。米は炭水化物の中では、栄養豊富で、おにぎりであれば脂質も少ないので、菓子パンやドーナツを食べるよりは、はるかにましです。おにぎりは玄米にすると、さらにミネラル豊富で腹持ちもよくなるので、おすすめです。勉強の息抜きには”ストレッチ”と”アロマ”勉強の息抜きにはストレッチとアロマがおすすめです。なぜなら、どちらも太らないから。ストレッチは勉強で固まった体をほぐしてくれますので、1時間おきくらいに行うようにするとよいでしょう。アロマは、勉強中は集中できるように、グレープフルーツやしゃっきりするミントを使用するとよいでしょう。勉強後はリラックスできるように、ラベンダーやイランイランなど、ゆっくりと眠れる香りをチョイスするとよいでしょう。勉強して、”スキルアップ”!さらに”スタイル”もアップ!さあ、勉強をして、スキルアップを目指しましょう。そして、賢いあなたは、そのついでに、ダイエットもして、一石二鳥のおいしいダイエットを達成してしまいましょう!!
2017年08月23日過去問を見るだけで生命力ダウン!?Upload By かなしろにゃんこ。うちの子は今大学生になりましたが、それまで本当に勉強をやりませんでした。小学校のときは授業中に寝ていることが多かったし、勉強をする時間があるなら工作や絵を書いていたいという子でした。中学では数学と英語の塾に通っただけで他の教科はヤヴァイくらい点数が悪かったので、なんとか家庭で自力で学習させようと過去問を買ってきたり、受験勉強のやり方を説得したり…私はかなり焦っていました。しかし、勉強しよう!と誘っても反抗期ですから反発がスゴくて、「過去問見るのイヤだ!やりたくない!」とか「やってもムダ」などと言っては勉強から逃げてばかり。それはそれは頑なに避けまくっていたので、何がイヤなのか聞いてみると、どうも過去問の厚さや文字の詰まった問題を見ていると生きるテンションが下がる(自分生命力が下がる的なこと)らしいのです。そこから私は息子に塾で勉強する以外は求めるのをやめようと思いました。「この子はこのまま一生勉強で努力はせずに過ごすのだろうな…」なんて考えたものでした。勉強に向かわせた目標の国家試験。Upload By かなしろにゃんこ。高校3年間も息子に期待せずにいたのですが、3年生のときの運転免許取得で、息子ははじめて「勉強すれば努力すれば報われる!」という成功体験をしました。そのことがきっかけで、すこしずつテスト勉強をするようになったのです。そして19歳になった今年、来年控えている整備士の国家試験に向けての専門課程に進んだことで、今までとは違いテストで手が抜けないため、テスト勉強は必須だと燃えています。Upload By かなしろにゃんこ。先週、連続8時間机に向かう息子をはじめて目撃…!「うそーーー!うちの子が真面目に勉強するなんて!雪降るわ!」と思いました(笑)。でもとても嬉しいことでした。「テストをクリアしないと夏休みに補習になるのが絶対にイヤだ!!」という理由ももちろんありますが、自分よりも頭のいい子に少しでも勝ちたい競争心が芽生えてきたようでした。テストの結果が出た日は、「オレより勉強できる友だちよりイイ点取れてた!ラッキー☆勉強しといて良かったZe!」と満足げ。今まで勉強を嫌がっていたのは気が向かないや怠惰な気持ちもあったと思うのですが、成功体験をしていなかったために「やってもムダ」と思い込んでいただけなんじゃないかと思いました。ようやく勉強への意欲が芽生えてきたため「オレ、今みたいにあのとき勉強してたら一番行きたかった私立の工業高校に行けたかもな~」と言うので、「そうかもね~今リュウ太ならどこの学校も目指せるかもね~」と少し盛って答えたのでした。
2017年08月08日ファミレスやカフェへ行ったとき、一人で黙々と勉強をしている人たちを見かけますよね。勉強をすることは立派なことですが、お店が混んでお客さんが並んでいる状況でやっている人を見ると複雑な気持ちになるものです。女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』では、『なぜファミレスやカフェで勉強するの?』というトピが立てられ、さまざまな意見が寄せられています。●ファミレスやカフェで勉強する人たちの意見トピ主は、サイゼリヤでご飯を食べているとき、なぜ混んでいるファミレスでわざわざ勉強をするのか理解できなかったそう。これに対し、実際に勉強をしている派の人たちからさまざまな意見が寄せられました。『外の方がはかどるからだよ。家には誘惑が多すぎる』『ある程度雑音があったほうが集中できるから』『誰かに努力してる姿を見てもらわないと頑張れないタイプだから』『家にいると寝ちゃうから』『ドリンクバーがあるから快適な環境で勉強できる』など、まとめると、“誘惑が少ないから勉強に集中しやすい”、“飲食が自由にできて快適”などに魅力を感じている人が多いようです。実際にファミレスやカフェで勉強をしたことがある人は分かると思いますが、ある程度雑音があったり人目があったりするほうがかえって集中できるものですよね。また、自由に飲食もできるため、図書館などで勉強するときのようにわざわざ外に出てご飯を食べに行く必要がないのも魅力です。●他の客には大迷惑!?一方、ファミレスやカフェで勉強をする人たちに嫌悪感を抱いている人は少なくないようで、『本当に迷惑!!家でやれ!こっちは食べにきてるんじゃ!』『この前子どもとファミレス行ったら、隣の勉強してる人に舌打ちされた。はぁ?ここご飯食べるとこなんですけど??』『勉強してるやつもそうだし、PC開いてカタカタやってるやつも同じだよ。とっとと席譲ってほしい』『一番最悪なのは、テスト期間中にスタバとかを集団で占領して勉強もせずおしゃべりしてるやつら。家帰れよ』『席が空いてるときはいいけど、混雑時に居座り続ける人は神経おかしい』『私は店が混んでなくても勉強する人嫌い。気を遣っておしゃべりできないもん』『店員側としては、混雑時にろくに注文もせず勉強のために居座り続けられるのは本当に厄介。回転率落ちることで店の利益も下がるし、他の客からのクレームもすごい。あと消しゴムのカスをまき散らしてる人多くてイライラする』などの厳しい意見が多く飛び交いました。やはり混雑時にもかかわらず勉強をしている人は“迷惑”と捉えられているようですね。また、混雑の有無にかかわらず、気を遣うからやめてほしいという意見もありました。ファミレスやカフェなどで勉強をする際は、お店の雰囲気や混雑状況を見ながらやったほうが良さそうですね。----------受験や資格取得に向けて勉強に励むことは素晴らしいことですが、時と場合によっては周囲に迷惑をかけてしまいます。お店で勉強するときは周囲に気を遣いながら行うようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月26日「子どもの“やる気”を伸ばしたい」「口うるさくなるばかりで、どうにかなるのだろうか?」と思うことはありませんか。子どもの将来を考えている親の気持ちが伝わらず、ため息が出てしまうこともあるでしょう。では、やる気を出す方法、子どもに合った勉強法にはどのようなものがあるのでしょうか。筆者の経験をもとに、未就学、小学生、中学生とそのときどきの勉強方方法を振り返ってみたいと思います。子どものやる気に火をつけよう!まず、自分自身のやる気が出るのはどんなときなのかを考えてみましょう。目標や夢を持ったとき、認められたとき、褒められたとき、人によっては悔しいときという方もいるのではないでしょうか。私の場合は、認められ、苦労したことが報われることで達成感が得られたときに、また頑張ろうと思います。子どもたちも大人と同じです。褒められることで喜び、認められることで自信がつきます。できたという喜びや目標を達成することも自信につながります。目標は小さなものでOKです。一つひとつクリアしていくことで達成感を得やすくなります。それがつぎへのやる気につながります。失敗や悔しさも大切です。その気持ちが新たなやる気に火をつけるのです。だから、大人も一緒に悔しがりましょう。共感してもらうことで、さらにやる気が出てきます。小さなことでも親子で一緒に喜び、褒めることでやる気に火をつけてあげましょう。子どもに合った勉強法とは? 子どもを知ることから始めよう!では子どもに合った勉強法とはいったいどのようなものでしょうか。■未就学児この時期は勉強法というよりは体を動かし、思いきり遊ぶことが大切です。遊びを通して体の使い方を知り、遊び方を工夫したり楽しさを広げたりしながら、さまざまなことを学んでいます。思いきり体を動かしたあとは、絵本やお絵描きなどに集中できるようになります。この時期はのびのびと遊ばせてあげましょう。■小学生小学生になると本格的に勉強が始まります。まずは、親が子どもの勉強への向き合い方を理解することが必要です。先に遊んでから宿題をする子もいるでしょうし、宿題を終わらせてから遊ぶ子、ごはん・おふろが終わり、寝る前にやる気が出る子、朝早く起きて勉強するタイプの子もいるでしょう。それぞれ子どもたちにはタイミングがあります。親のやってほしいタイミングと子どもがやる気になるタイミングが違う場合もあるのです。子どもの勉強するタイミングを探りましょう。また、声かけのタイミングや言い方もポイントです。例えば「勉強したくない」と言ったときに、「ふーん」と親に受けながされたら、そのままやらない子もいれば、反対に勉強をし始める子もいます。いつも口うるさかった親から宿題や勉強という言葉がまったく出なくなったとき、急に自発的に勉強をし始めるという子もいるかもしれません。さまざまなパターンを試し、親に言われていやなことはなにか、親のどんな態度で勉強する気になるのかを見きわめてみましょう。■中学生中学生になると部活動が始まります。また、受験へ向け本格的に受験勉強を始める子も増えてきます。身近な友だちや先輩の意識にも変化がみられるようになりますので、そんな姿に影響され、子ども自身に自覚が生まれてくるようになります。親として、子どもがやる気をなくしてしまうような言動は避けたいですが、つい口うるさく言ってしまいけんかになることや、やる気に水を差すということもあるかと思います。思春期に入り、子どもでありながらも大人の感情が芽生えていますので、自分の置かれている立場をよく理解しています。ときには言いたい気持ちをおさえ、見守ることを心がけるようにしましょう。家庭での勉強法は?■小学生・家での勉強時間は?学校から学年別の学習時間を指定されることがあります。息子の行っていた小学校は宿題も含め「学年×10+10分」でした。1年生ならば20分間の家庭学習が必要ということになります。学校により、家庭学習に対する指導はさまざまですので、小学校からのお知らせや先生からの指導などを目安に勉強時間を考えるとよいでしょう。・宿題は?息子の小学校からは、3年生までは音読の聞き手や丸つけなどを親がやるように言われていました。親にしてみると大変でしたが、一緒にやることで子どもの意欲がみられ、親子のかかわりも深まるきっかけになったのでよかったです。親子で本を読み合うという課題も年に1回ありました。お互いに読み聞かせてもよし、同じ本をそれぞれで読んで感想を話し合ってもよしというものでした。親子で本に関心を持つことで、本を読むきっかけにすることが目的でしたが、読書は文章力、読解力など国語にかかわらず、どの教科にもつながっていくことですので、ときどき、一緒に読書をする機会を設けるのもいいかもしれません。■中学生・どんな勉強の進め方?中学に入ると自分のやり方で勉強ができるようになりますが、毎日コツコツ覚えていくことが大切です。「ノートづくり=家庭学習」ではなく、ノートを元に家で復習し覚えるようにします。わからない問題があると勉強意欲がなくなってしまいがち。わからない問題をそのままにせず、次の日などに先生や友だち、先輩に教えてもらう習慣がつけられるとよいでしょう。信頼できる相手からなら素直な気持ちで教えてもらえますので、理解しやすくなります。・いつ、どこで勉強すべき?部活動で疲れ、家ではゆっくりしたいと思うこともあるでしょう。できれば朝型勉強法に変えられるといいですね。朝型にするメリットはたくさんあります。■朝方勉強法のメリット◇朝ごはんがしっかり食べられるようになる◇受験に向けて朝から頭を働かせる習慣がつくようになる◇朝は睡眠で疲れが癒されているので、復習、暗記や問題を解くには効率がよい◇学校へ行く前の限られた時間なので、集中力がつくどうしても朝は苦手という子どももいます。その場合は、その子の一番効率のよい勉強方法を理解し、否定せずに認めてあげましょう。勉強する場所についても同じです。私の息子のように、リビングなど少し騒々しいところのほうが集中できるという子もいますので、子どもが集中できるところならば、勉強部屋でもリビングでもよいでしょう。勉強法を身につけるために塾には行ったほうがいいの? 行くならいつから?塾に関してはそれぞれの家庭で考え方がさまざまあると思います。幼稚園のときから英語や勉強の塾に行っている子もいれば、塾に行ったことがないという子もいるでしょう。その子にやる気があるのかどうかが大切ですので、まずは本人の気持ちを確認することから始めましょう。塾へ行くならいつからがいいの?子ども自身にやる気がないのに塾に入れても伸び悩んでしまうでしょうし、塾に入れることが親の安心感だけになってしまうのであれば、もったいないですね。しかし、塾をきっかけにやる気を出す子もいます。どのような塾なのか、子どもに合っているのか、ということが重要になりますので、塾に入る目的や子どもの気持ちを大切にして親子で話し合いましょう。子どもにやる気があるなら、いつから始めても成果は出ます。塾ではなにを習うといいの?ある先生から聞いた話です。「理科と社会は暗記が主なので慌てなくても大丈夫。英・数・国の3教科はわからないままでいると、ついていけなくなります」子どもの不得意教科に英・数・国があるのであれば、子どもとしっかり相談し、塾を考えてみるのもいいかもしれません。子どものやる気を育てるための親の心構え勉強は、本人にやる気があることが一番大切です。子どものやる気を伸ばすことを意識しつつ、親も子どもと一緒に喜んだり、悔しがったりしましょう。もし子どもが失敗しても、一緒に悔しがってくれる人がいるだけで励みになります。子どもにとって言うべきことと見守るべきことを見きわめ、口うるさく言うことがあっても、やる気が失われることがないようにするのもポイントです。きちんと納得できる説明をするといいですよ。じつは、このように書きながら、改めて私も実感しています。
2017年05月21日子どもが小学生になるのを機に、再び仕事を始めたママも多いと思います。小学校では基本的に給食があり、お弁当の準備が必要なくなり、朝のあわただしい時間が解消されるのでは? なんて期待を持っている方もいるのでは。でも実際には勉強や教材のチェックなどで、これまでよりも手がかかることも。仕事も学校関連のことも、すべてをママひとりでこなすのはかなり大変! そこでパパとママでお互いの得意分野をいかして、子どものフォローを分担できるようにしましょう。■勉強は誰がみてあげる?これまでの幼稚園、保育園と小学校生活。どこに大きな違いがあるかといえば、もちろん「勉強」です。小学1年生レベルであれば、まだ内容的に難しくないとはいえ、子どもにとってははじめて勉強。親も勉強を見てあげるのも初めて。だから、どうやればいいのか親子で戸惑ってしまうこともあります。そこでまずは大事なことを押さえておきましょう。低学年の場合、大事なのは「勉強する習慣をつけること」。パパかママ、早く帰宅できるほうが勉強を見てあげるなど、親のどちらかが近くでみてあげるといいですね。簡単な問題につまずいていると、つい口を出したくなりますが、そこはグッとこらえて。まずは自分の力でやり遂げるように「問題を声に出して読んでみて」レベルの声掛けにしましょう。それでもどうしてもわからなそうな場合は、絵を書いてみるなどフォローしてあげましょう。パパ、ママがお互いの得意教科に合わせて分担してフォローしてあげてもいいでしょう。たとえば算数はパパ、国語はママのようにすれば、頼る回数の多い教科が苦手ということもわかります。■時間割が何か理解している?幼稚園や保育園では、遠足などの行事を除いては、持ち物は毎日ほぼ同じもの。でも、小学生になると、時間割に合わせて教科書などを用意しなければなりません。時間割さえあれば、子どもにも何が必要なものかわかるだろう。そう思うかもしれませんが、まだ時間割とは何かを理解していない場合もあります。子どもと一緒に確認しながら、何が必要なのか教えてあげましょう。このとき、子どもにも一緒に考えてもらうといいですね。たとえば、「明日は体育があるけど、何を持っていけばいいかな?」、「国語の授業があるね。ノートはどれを使うかな?」という感じ。ひとつずつ確認してあげましょう。パパの帰りが子どもが起きている時間帯であれば、この作業をパパにお願いしてみては。パパも子どもと一緒に明日の準備をしてもいいですね。コミュニケーションが取れて、パパも積極的に育児にかかわろうとしてくれるかもしれません。■学校からのプリントを担当するのは?遠足のお知らせや教材費のことなど、子どもはほぼ毎日のように学校からプリントを持って帰ってきます。家計を預かっていたり、学校行事に参加したりするのはママという家庭も多いでしょう。そんなご家庭の場合では、ママがプリントの確認をするように、子どもにも毎日声がけをしましょう。子どもは、プリントをもらったことすら忘れているときもあります。ママがプリントの確認を行ったら、持ち物については時間割係のパパに伝達を。パパもプリントの有無をチェックすれば、お互い二重チェックができます。明日、着ていく服や、プールの授業で使う水着などの準備も、ママが一緒に行うほうが向いているかもしれません。「明日は雨だよ」「明日はすごく暑いって」など洋服選びに参考になりそうな声掛けをしながら、子どもが用意するのを見守ってあげましょう。■小学生になると人間関係の悩みが…小学生になると、新しい環境になじめない、友だちとケンカしてしまったなど、子どもが人間関係で悩むことが増えてきます。すぐに気づいてあげるためにも、今日は何があったのか毎日聞いてあげましょう。これは夫婦一緒でもいいですし、子どもが話しやすい、一緒に過ごす時間が長いほうでいいと思います。あえて時間を作ろうとすると大変だと感じるかもしれません。でも、ママが食事の片づけをしている最中にパパが話を聞いてあげる、ママとお風呂に入りながら話をするなど、ゆっくり時間をとれるときに、一日の報告をしてもらえば自然と習慣づけられるでしょう。報告会を毎日行うことで、子どもに何かあったときに気づきやすくなるものです。何もなければいろいろと話してくれていたのに、悩みがあると言いたがらない、言葉につまるなどの兆候が見られることも。「おかしいな」と感じても、すぐには問いたださないほうが無難。子どもだって、親には知られたくないことがあるものです。まずは話を聞くだけにとどめ、あとから夫婦で相談する時間を作り、対策を練りましょう。自分のことは自分でできるようになってほしいと思っていても、なかなかうまくいかないこともあります。それを助けてあげるのが親の役割。でもママひとりでフォローするのは大変です。夫と役割を分担しながら、楽しい小学校生活が遅れるようにサポートしてあげたいですね。
2017年04月15日待機児童の増加と保育士不足が叫ばれる昨今、子どもを産んでから保育士の仕事に興味をもち資格を取得する人も増えています。どのように勉強し、どのような場で資格を生かしているのでしょうか?5人のママにインタビューしてみました。何をきっかけに保育士資格を取ろうと思いましたか?2015年に資格を取得したアルプスさん(47歳)、上の子ども2人は既に成人し、一番下の子どもが現在高校生。常々「子育てがひと段落したら何か資格を取得したい」と思い続け、自分の育児経験を活かしつつ長くできる仕事として、保育士を選びました。保育士資格取得のためがんばって勉強をする友人の姿が刺激になり、自身も資格を取得したのはドリームママさん。バイオリンの講師をしているSeikoさんは、“社会の役に立てるような仕事”をしたい、そして“国家資格”という点にも魅力を感じ昨年受験、見事合格しました。保育士試験についてここで少し“保育士試験”について触れておきます。保育士の人材確保のため平成27年より年に2回、試験が実施されるようになりました。受験料は28年度時点で1万2700円。筆記試験と実技試験があり、筆記試験においてすべての教科で合格点がとれると、実技試験を受けることができます。筆記の合格科目には試験の免除期間が設けられており、3年以内であれば1度合格した科目の受験を免除される仕組み。1度に全科目を合格できなくても、不合格だった科目だけを重点的に勉強し受験すればいいのです。そして同じく平成27年度から対象施設において一定の実務経験がある場合は、合格科目の受験が最長5年間免除されるように。数年かけて焦らず資格取得を考えることができそうです。では、みなさんどのように勉強をしたのでしょうか?勉強は大変だった?費用はいくらくらい?勉強方法や期間は、それぞれの家庭の事情やライフスタイルの違いによってバラバラ。しかしほとんどの人が参考書と過去問を購入し、独学でスタートしていました。1回目の試験は参考書で独学し、2回目に残った苦手な教科はスクールに登録、音声教材を利用したのはSeikoさん(39歳)。費用はトータルで5万円くらい。「短期集中型なので、そのときは大変でしたが、今思えばたいして大変ではなかったのかも…」と振り返ります。4人の子どもの母でもあるブラウンさん(45歳)は、家族や離れて暮らす両親を第一に考えていたので自分のことは後回しに…。思うように勉強がはかどりませんでした。しかし通信教育と、専門学校の短期講座を受講して3年で資格を取得(トータル約8万円)、「私もまだやればできるんだ!」と自信につながりました。1年の独学後、2年目から専門学校に通ったドリームママさん(42歳)は、合計15万円かかったのだとか。しかし少し費用がかかったとしても、学ぶ場として“学校”を選ぶのも良い選択、素敵な自己投資です。それぞれが自分に合うスタイルを見つけて勉強している点が素晴らしいと思いました。補足:通信教育はリーズナブルなところだと4万円台から。模試や学科の添削、DVD・CDの教材、Web配信講座などの内容はもちろん、フォロー体制とサポート期間が異なり、それが値段に反映されているようです。保育資格取得、保育の勉強で得たものは何ですか?バイオリンの講師をしているSeikoさんは、「以前は無意識に、感覚的に子どもに接していましたが、保育を勉強したことで裏付けされる点が多く、安心感が増えました」。「別の視点から自分自身の子育てを見直す機会ができたこと、それがプラスです」と言うのはペコママさん(34歳)。これまで保護者の立場からの視点だったのが、視野が広がり保育園側の立場からも物事を考えられるように。単に知識として学んだだけではなく、日常の小さなところでもその学びが生かされているようです。ある程度子どもが大きくなり、保育士として活動しているアルプスさんとブラウンさん。ファミリーサポートや、有償保育ボランティアのグループで週2~3回活動をしています。2人は「自分の経験を生かして、誰かの役に立てるということが喜びです」と口をそろえます。「子は宝。大変なときは1人で抱え込まず、みんなで支え、ママを助けることが大切」とアルプスさん。子どもを保育するだけではなく、母親の気持ちに寄り添うことも大切にしている様子がうかがえました。「“子どもは社会全体で育み、守っていかねばならない大切な存在”であることが、今までよりも深く実感できるようになりました」。今の世の中で忘れられがちなフレーズを聞かせてくれたのはSeikoさん。この言葉が胸に響きます。保育士としてだけではなく、母親として人としても学びが多そうな保育士資格、ムダにはならない資格のひとつとして注目すべきかもしれません。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年03月19日東大をはじめ、難関大学に合格した人の半数がリビングで勉強していたといわれ、そのことから「リビング学習法」が注目されるようになりました。親がそばにいる安心感や、雑音も気にしない集中力が身につくなどのメリットもありますが、もちろんそれだけではありません。注意すべきポイントもおさえておきましょう。■姿勢が悪くなる可能性もリビングに置かれたテーブルは、食事をしたり、くつろいだりすることを考えて設計されています。学習を目的として作られたわけではなく、これは椅子も同様です。そのため、姿勢が悪くなってしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。クッションなどを使って高さを調整すると、正しい姿勢を保ちやすくなります。また、照明にも注意が必要です。勉強机には部屋とは別に照明がつけられていますが、リビングにはそれがないので意外と暗くなってしまいがち。しかし、文字を書いたり本を読んだりすることはできるので、そのままにしてしまうケースが多いようです。勉強するには1,000ルクスは欲しいところですが、リビングの照明は500ルクス前後が一般的の様子。ムードを演出した場合なら、さらに低いことも考えられます。これでは視力が低下してしまうので、卓上型のスタンドライトを用意するなど、工夫する必要があります。■ママの存在がジャマになることも家族のいる空間で勉強することは、決して悪いことではありません。しかし、あまりにもジロジロ見るのは考えもの。子どもが気になってしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。子どもが勉強しているときは、見て見ないフリをしてあげましょう。ただそばにいるだけでも、安心感を与えることができます。また、ちょっと考え込んでいるだけで、すぐに口を出すのもNG。過干渉になりすぎれば勉強自体がキライになってしまいますし、自分で考える力をはぐくむことができません。わからないことがあれば聞いてもらうようにする、ときどき声をかける程度にとどめておくと、自主性が身につきやすくなりそうです。こうしたことに注意していても、周囲に人がいるだけで集中できないという場合もあります。自室で勉強したほうがはかどるようなら、無理にリビングでやらせないことも考えるべきです。とくに勉強面においては、「東大生が実際にやった」と聞くと試してみたくなるものですが、本当に合う学習方法は人それぞれ。どこで勉強するかよりも、その子に合った環境を作ってあげるほうが、効率よく学習することができるでしょう。
2017年03月17日小2から不登校になった娘。「信じて待つ」と決めたけれど…出典 : 娘が学校に通えなくなったのは小2のとき。それから全く勉強もすることなく、時間は流れていきました。引きこもってパソコン、ゲーム三昧、昼夜回転生活する姿を見て心配でしたが、不登校の親の会、教育相談、児童精神科などに足を運んで相談し、「本人に生活は任せ、信じて待つ」ことに決めて待ち続けました。だけど、「信じて待つ」というのは、親にとってとてもしんどいことです。「いつ立ち上がるのか」という見通しが全くつかない中、待ち続けるのですから。でも、娘の変化は突然やってきました。中2になる年のお正月のこと。突然娘が「今年は勉強を始める」と宣言したのです。しかしここで前のめりになって、「じゃあ学校行く?ドリル買う?」と親ばかりが意気込んでは、子どもを追い詰めてしまいます。恐る恐る立ち上がった小動物を見守るように、「そうか」と微笑んで黙って娘の様子を見ていました。すると予想通り、娘はそれから3カ月全く動きを見せませんでした。学力テストを受け、中2の娘に与えられた目標は出典 : 中2になる直前に、幸運にも学習を支援してくれる方とつながることができ、まず現在の学力を計るテストを受けました。様子を見ていた先生によると、娘は九九や繰上りができないのに決してあきらめず、指を駆使して掛け算は足し算を繰り返し、3時間半かけてテストを終えたそうです。漢字はほとんど書けていませんでしたが、へんやつくりの一部を書いてあったりと、必死で思い出そうと努力したあとがありました。結果は読解力、文法力は高校1年相当。だけど算数と文字の書き取りは小2レベル以下と極端なものでした。学習障害(LD)ではなく、学習機会がなかったためと判定されました。そこで、まずは・文字を書く機会を増やすために交換日記をする・基本的な計算ができるように九九を覚えるという目標がたてられたのです。娘なりのペースで始まった勉強。ついに九九を制覇!!出典 : とはいえ、娘はこれまでほとんど勉強をしたことがありません。日記を書くのも最初は筆圧が弱すぎるのを矯正するため筆ペンを使っていました。漢字がほとんど書けない娘は、スマホで漢字辞典のサイトを見ながら「3の段の『段』って漢字は何でこんなに難しいの!」とキーッとなったりもしつつ、自分の出来るペースで(1ヶ月に2日程度のこともありましたが)日記を書きました。そして九九は、本人の希望で、「ママがいないところ(風呂)で声に出して読んで覚える」ことになりました。小2のときに通信教材の付録でついていた、お風呂の壁に貼る九九のポスターを、娘はずっと「はがさないで」と言っていました。この言葉が生きるときが来たのです。娘がお風呂に入っているとき、「にさんがろく、にしがはち…」という声を聞くとかわいくってたまらない気持ちになりました。自信がついたら「ママ聞いてくれる?」とその段を暗唱します。勉強を始めて10カ月たった先日、ついに九の段を暗唱。中2にして九九を制覇したのでした。それでも浮かない顔の娘。どうして勉強しようと思ったのか聞いてみた出典 : だけどせっかく覚えたのに、なんだか娘は浮かない顔をしています。どうしてなんでしょう?思い切って娘に聞いてみました。私「九九、覚えることができてどう?」娘「うれしい」私「そっか。ところでどうして勉強しようと思ったの?」娘「(きっぱりと)困るから。困るやろ?」私「まぁ、それは困るだろうけど…」私はこのとき気づきました。まだ娘は、心の底から「勉強したい」という気持ちが湧いているわけではないのかもしれないと。私は娘に、「小学生程度の勉強ができないと働くのは難しい」と以前から伝えていました。娘は、おそらく中2という学年から逆算して「将来自分はどうなるのか」「そろそろ勉強を始めないと人並みに高校に行けない」と、おびえていたのではないでしょうか。つまり娘の「勉強したい」という言葉は、「○○ができるようになりたい!」という希望の気持ちに基づくものではなく、「勉強できないと人並みに生きていけない」という悲痛な気持ちの表れだったと思うのです。「勉強したい」という気持ちに嘘はなく、だからこそゆっくりなペースながらも九九もやり遂げたのだと思います。ただ、「やりたい!」というよりも「しなければならない」という気持ちの方が強かったのかもしれません。娘が自分の意思で始めた勉強。どんな形であれ、親は信じて待つのみ出典 : 不登校の親の会でも、「本当にやる気になったら小学校の勉強は数か月でクリアできる」「本人の意思で立ち上がったら、親が止めてでもやる」と聞いていました。実際に回り道しても、懸命に勉強に取り組んで大学に進学する子も少なくありません。娘は、エネルギーが満ちて立ち上がったわけではないのでしょう。自分と周りの普通の子どもたちとを比較して、「九九は小2でクリアしなければならないものだ」と自分の学習の遅れを強く自覚しているようです。だから、九九ができたのをほめられても、「そんなの本当はとっくにできていて当たり前なのに」と喜ぶ気持ちになれなかったのだと思います。それでも彼女が自分で「勉強する」と決めたのですから、こうした劣等感や不安とは自分で向き合っていくしかないのだと、親としては考えています。勉強を始めてからというもの、娘は「私は勉強しているんだから」と意気込んで、以前よりもずいぶん意欲的になりました。時には勉強もストップして「しんどい」と寝込んでしまうこともあるけれど、自分の意志で頑張ろうとしているのだから、私は後ろからそっと見守るのみです。不登校や引きこもりから立ち上がろうとする子どもたちは、一気に階段を駆け上がるわけではありません。一段がとてつもなく長い道のりだったり、次の段の前で立ちすくんだりと葛藤しながら進んでいきます。親としてはプレッシャーを与えることなく、長い目で気長に待ちたいところですね。もう、「待つことが育児なり」という心境です。
2017年03月03日春からの新生活に向け、新・小学1年生ママがやるべきことのひとつといえば、子どものための学習スペースづくり。そこで今回は、ウーマンエキサイトのママ読者モデル「ママリーダーズ」の中でも、すでに小学生以上のお子さんを持つ先輩ママたちに、家の中の学習スペースをどうしているのか聞いてみました!■長男(10歳)と次女(7歳)の場合教えてくれたママリーダーズは… 大塚沙代さん / DIYクリエイター 4人の子育てをしながら、DIYクリエイターとして活躍。築49年の団地を“原状回復できるDIY”でカスタマイズし話題に。夫、長女(14歳)、長男(10歳)、次女(7歳)、次男(1歳)の6人家族。●大塚さん宅の学習スペースの変遷きっかけ : 子どもが小学一年生のときに子ども部屋をつくり、学習机を購入。リビングへ : 個室だと気が緩むようなので、勉強の様子を見てあげられるよう、リビングに二人用の小さな机をDIYしてそこで勉強させる。現在 : 小学生ふたり(長男と次女)が隣同士で並ぶとけんかになるため、離れて座れるダイニングテーブルで勉強させるように。子ども部屋に机があり、以前は自分の机で宿題をやらせていましたが、やはり目の届かない場所だと気持ちが緩むようでした。音読などの宿題もありますので、現在は私がキッチンにいてもお互いの声が聞こえる「リビングのダイニングテーブル」で勉強させています。リビング学習に変えてから、きちんと時間内に宿題を終われるようになりました。実は、当初ダイニングテーブルは食事の場所ということで少しだけ抵抗があったのですが、そうしたことにとらわれず、子どもたちが勉強しやすい場所で見守れるようになったので、結果的に良かったと思います。さらに質問!Q.勉強するときに、パソコンやタブレット教材などは使わせていますか? A.使わせておりません。■小学2年生になる娘(6歳)の場合教えてくれたママリーダーズは… 小池弘代さん / (株)スペースマーケットPR この春小学2年生になる娘さんを育てながら、家事にも仕事にも奮闘中。「仕事も家庭もめいっぱい楽しむ」を家族のモットーに、週末も旅行に行くなどアクティブに過ごす。●小池さん宅の学習スペースの変遷きっかけ : 娘が年長(5歳)のころ、リビングの一角にキッズスペースを設け、小さなデスクを購入。小学校進学 : 宿題を一緒に見てあげるようになり、ダイニングやリビングのテーブルを使うように。現在 : 2年生への進学にともない、子ども部屋をつくってあげることに。現在構想中。お絵かきやひらがなの練習を自発的に始めた年長(5歳)の頃に、「そろそろ欲しいかな」と思い、子どもの発育に合わせて小さなデスクを購入。当時「自分のスペース」を喜んで、お絵かきもより一層楽しんでいた様子を思い出します。教科書や自分の持ちもの、とくに女子は小さなステーショナリーやちょこちょことしたものが好きなので、それらを棚に整理して入れていました。ただ、小学生になり身体の成長とともにサイズが合わなくなってきてしまい、また宿題もまだまだ一緒に見てあげないと集中できず効率が悪いことから、最近はダイニングテーブルやソファ前のリビングテーブルで宿題などをしています。近年は共働き家庭が増えたことも影響してか、「リビング学習」という言葉をよく聞くようになりました。我が家でも、私が料理をしている間や食事後に、一緒に宿題・勉強を見てあげられることから、現在は「リビング学習」が習慣付いています。とはいえ、そろそろ個室を用意してあげようかと思っており、将来子ども部屋にしようと思っていた部屋を整理・掃除し、こだわった子ども部屋を作ってあげることを今春の目標にしています。年齢に合わせて、徐々に子ども部屋での学習習慣を取り入れたいと思っています。子ども部屋を作るに際しては、Pinterestなどでおしゃれな海外事例などを見て、どんなお部屋にしようか計画・妄想中です(笑)さらに質問!Q.勉強するときに、パソコンやタブレット教材などは使わせていますか? A.現在は基本使わせておりませんが、タブレット教材の通信を検討していたことはあります。今後本人のモチベーションを見ながら、例えば英語などヒアリングを重視した方がいいような教科については導入も検討してみようと思っています。■小学2年生になる娘(6歳)の場合教えてくれたママリーダーズは… 市来理恵さん / (株)サンスマイル広報 「なるようになる」をモットーに、リラックス子育てを実践中。この春小学2年生になる娘さんを育てながら、コスメブランドのプレスを務める。休日はゆっくりまったり過ごすのがお気に入り。●市来さん宅の学習スペースの変遷きっかけ : 小学校入学の半年前に母からプレゼントしてもらった勉強机を子ども部屋に置き、学習スペースを用意。小学校進学 : 本人もさみしいのか、自然とリビングに来て勉強するように。現在 : 夫はリビング学習派で、私も低学年のうちは勉強を見てあげやすいリビング学習に賛成し、現在のスタイルに。子ども部屋には勉強机がありますが、今はその机は使わずに、いつもリビングで勉強や宿題をしています。教科書やランドセルは、子ども部屋の勉強机に置いています。また、本も子ども部屋の本棚にたくさんあります。勉強するときだけ部屋から勉強道具を持ってきて、ダイニングテーブルで行っています。以前何かの本を読んだときに、「勉強はリビングでさせると集中力が増す」とあったので、今は私たちの目の届く範囲で勉強させています。実際に本人もその方が落ち着いてできるみたいで、そこが定位置になりました。さらに質問!Q.勉強をするときに、パソコンやタブレット教材などは使わせていますか? A.チャレンジ(進研ゼミ)をやっているので、そのときはタブレットで勉強しています。■小学5年生になる双子の娘(10歳)の場合教えてくれたママリーダーズは… 土井地恵理子さん / 「HAVEFUN」ディレクター 10歳になる双子の女の子のママで、現在はバッグブランド「HAVEFUN」ディレクターを務める。休日は家族で音楽イベントやワークショップに行ったり、遠出するのがお気に入り。●土井地さん宅の学習スペースの変遷きっかけ : 小学校入学時に勉強机を購入。その後 : 自分たちの部屋とは別に、リビングで勉強することも。現在 : 勉強する場所は、本人たちに任せている。小学校に入学するときに、ふたりの子ども部屋にそれぞれの勉強机を購入しました。現在は、自分たちの机はありつつもリビングで勉強したり、リビングにひとり、部屋にひとりと別々の場所で勉強することも。本人たちがその時に勉強したい場所でしています。ふたりの部屋には勉強机のほか、教科書などを収納して置いています。それとは別に、リビングにもテキスト用の本棚をつくりました。ネットで紹介されている収納の仕方などを参考にしています。ひとりひとりに勉強できるスペースは用意してあげるけれど、あとは本人たちに任せて、やりたいところでやらせるというのがポイントです。さらに質問!Q.勉強をするときに、パソコンやタブレット教材などは使わせていますか? A.辞書機能などのみで、基本的には使わせていません。この春に我が子の入学・進学を控えるママたちにとっては、まねできそうなアイディアがたくさん。自宅学習しやすい空間づくりを心がけて、春からの学校生活をより充実させられますように!
2017年03月01日スキルアップのために英会話の勉強をしたいと思っていても、なかなか時間やタイミングがなくて始められないという人も多いと思います。また、何度もいろいろな教材や教室に手を出しては、「無駄遣いだったな〜」と後悔している人も多いのでは?それならスマホのアプリやネットの無料サービスを利用して、隙間時間に手軽にできる勉強を始めてみてはいかがでしょうか?旅行やビジネスで使える会話の勉強や試験対策に使えるおすすめのサービスやアプリをご紹介します。隙間時間でリスニングが学べるPhoto by The Institute for International Business CommunicationTOEIC presents English Upgraderは、TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会が配信しているポッドキャストをもとに制作されたアプリ。会話を聞きながら、リスニングやフレーズの勉強ができます。リスニングをしながら英語、日本語訳、フレーズごとにタブの切り替え可能で、画面や機能はシンプルでとても使いやすいです。会話のシチュエーションもビジネスや買い物などいろんなシチュエーションが60パターン以上あり、無料とは思えないクオリティ。クイズモードにすると内容に関する質問が英語で出題されるので、TOEICの試験対策にもぴったりです。リスニングデータは一度ダウンロードしてしまえばオフラインでも利用できるので、場所も選ばないのが便利だと感じました。一つ一つの時間は10分程度なので、通勤途中の電車や隙間時間に気軽にできるのも嬉しいポイントです。毎日続けやすいボリュームと時間なので、習慣にするとかなり英語力のアップにつながると思います。海外ニュースで英語を学ぶPhoto by POLYGLOTS inc.リーディングや単語力をアップさせたいという方におすすめなのが、英語リーディングアプリPOLYGLOTS(ポリグロッツ)。New York TimesやThe Guardianなどに掲載されたニュースでリーディングの勉強ができるアプリです。記事を読んでいて分からない単語が出てきても、単語を長押しするとすぐに意味が調べられて、自分の単語帳に登録することができます。リーディングの勉強をしていると単語をいちいち調べるのが面倒で嫌になってしまうんですが、このアプリなら単語を調べながらサクサク読んでいくことができるのでかなりリーディング勉強のストレスがなくなりました。覚えたい単語は単語帳に登録しておき、あとで復習するだけで単語力もかなりアップ。ニュース記事もエンタメやファッションなど幅広いので、自分の興味のあるジャンルにすれば入りやすく継続しやすいと感じました。少しずつ積み重ねていくPhoto by image corp.英語・英会話一日一言は、「一日一言ずつ覚える」がコンセプトの英語学習アプリ。その名の通り、一日に一つのフレーズについて学びます。日常会話でよく使うような会話のクイズが出題されるのですが、このアプリのポイントは解説の動画です。英会話教室を主宰しているイムラン先生が、その日のフレーズについてのポイントや発音について解説しており、理解がとても深まり勉強になります。一日一言だと物足りないと感じるかもしれませんが、解説動画も観るとそれなりの満足感がありますよ。解説動画は2〜3分なので、必要な時間はクイズと合わせても5分程度。短時間でサクッと勉強できるので続けやすいと思います。分厚いテキストなどで挫折したことがある方は、続けやすい勉強から始めてみてはどうでしょうか?番外編:TOEICの試験対策にはTOEICの受験を考えている方は、英語の勉強だけでなく問題を実際に解いておくことをおすすめします。TOEIC試験は時間との戦いでもあるので、問題のパターンを理解し、慣れておくと有利に。TOEICの公式サイトにはサンプル問題が公開されていてすべての問題を一通り解くことができるので、各パートの出題パターンをチェックしておきましょう。リスニングも実際の試験と同じように読み上げを聞きながら回答ができるので、試験対策としては必須です。英語の勉強は継続することが大切です。今回ご紹介したもの以外にも英語学習のアプリやサービスはたくさんあるので、自分にあった続けやすいものを見つけて勉強に利用してみてください。
2017年02月09日こんにちは。勉強嫌い専門コンサルタントの佐々木恵です。お子さんが勉強嫌いで、勉強に全くやる気をみせずに困っているというママは多いと思います。将来のためにもなんとか勉強してほしいけれど、「勉強しろ」と頭ごなしに言ってしまうと子どもが反発する……。どういう風に接するべきなのか分からない……。そんなママのために、今回は子どもが勉強嫌いになる原因と対策についてご紹介します!子どもが勉強にやる気を示さない理由は大きく分けて4つあります。(1)失敗体験(2)セルフハンディキャッピング(3)目的の不足(4)エネルギー不足以上のどれかひとつの場合もあれば、いくつかが複合的に影響している場合もあります。●(1)失敗体験勉強で大きな失敗があり、それがトラウマ化している場合 です。例えば、・それまで優等生だったのに、テストの得点が下がってしまった・勉強ができなくて、先生やお友達から馬鹿にされてしまった・成績のことで、親に強く怒られてしまった、あるいはがっかりさせてしまった・中学受験で失敗をしてしまい、第一志望に入ることができなかったなど、これらの経験からもう失敗したくないと勉強を避けてしまうのです。●(2)セルフハンディキャッピングセルフハンディキャッピングとは、その名のとおり、自分自身にハンディキャップを負わせる考え方です。子どもが試験前に全く勉強しない。試験勉強をせずに試験を受けてしまう子どもの心理が理解できないと考える親御さんは多いと思います。危機感すらないのはなぜなのか。それは「勉強していないから、成績が悪いのは当たり前」と自分に言い訳を用意する ためです。試験前に勉強して、もし成果が出なかったら「勉強したのにできなかった」、つまり自分に実力がないことを受け入れなくてはならなくなるのです。しかし、自分が無能であることを示したくないし、受け入れたくない。だからあえて勉強せず試験に臨み、「勉強しなくても30点取れた」と言いたいのです。●(3)目的の不足勉強することに対して意義や目的を見いだせていない人たちです。「何のために数学を勉強するの?こんなの将来使わないし」「歴史を学ぶ意味がわからない。私は今を生きているのに」と不満そうに口にする人は、勉強に意義や価値を見いだせないから勉強しない のです。大人になれば「勉強しておいて良かった」「もっと勉強すれば良かった」と思うことも多いものですが、子どもにはそれがわかりません。大人になったことがないのですから。●(4)エネルギー不足勉強はそれなりにエネルギーを消費しますので、心身ともに元気でなければできません。いままで勉強を頑張っていた子どもが突然勉強に興味を示さなくなった場合、体調を崩していたり、友人関係や学校での人間関係で何か問題が起きていたり するかもしれません。規則正しい生活を心がけて体力を維持させましょう。あわせて、なにか悩みを抱えていないかも確認しましょう。●まずは話を聞くそこで重要なのは、まずは子どもの本音を聞きだすこと。子どもにじっくりと話を聞いてみましょう。失敗体験を引きずっている子どもに対して「やりなさい!」と強く言ってしまったら、どうなるでしょう?もっと勉強を嫌いになることは目に見えています。勉強しない子どもを見ているとイライラする気持ちはわかります。しかし、まずは聞いてみてください。怠慢ではない原因が見えてくる はずです。●子どもは勉強の大切さを本当はわかっている子どもたち、特に小学校高学年以上だと、勉強の必要性は理解ができています。勉強しないといけない、勉強しておいたほうがいいことくらいは、頭ではわかっているのです。しかし、どうしても重い腰が上がらない、自分のどこかで納得できていないことがある、なんだか疲れた、などなど。子どもたちは心底勉強が嫌いで怠けているように見えますが、そうではありません。やらないといけないことは認識しているのです。加えて、「もっとできるようになりたい 」とさえ思っているのです。思いながら、一歩が踏み出せていません。●まずはできることから子どもたちは、勉強を怠けているように見えるかもしれません。しかし、子どもたちに本音を聞くと「本当はできるようになりたい」と口にします。全員がそう言います。できるようになりたい気持ちは持っていながら、失敗体験が気になったり、勉強して成果が出なかったときのことが怖かったり、意義のないことをしたくなかったり、疲れてそれどころではなかったりするのです。勉強嫌いの子どもに勉強をさせる際は、まずはそんな子どもたちの気持ちを理解してあげてください。怠けているわけではないことを知るだけでも、お互いに気持ちが楽になるはずです。そして、子どもが本音を話したら、どうするべきなのか一緒に考え、ともに解決してあげましょう。お父様お母様は、ぜひお子さんの最高のサポーターでいてあげてくださいね。【参考文献】・『激動社会の中の自己効力』アルバート・バンデューラ(著)・『エブリデイ・ジーニアス「天才」を生み出す新しい学習法』ピーター・クライン(著)・『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』飯山晄朗(著)●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年12月31日こんにちは。学習コンサルタントの佐々木恵です。自分の子どもにはできるだけ賢くなってほしい。勉強を好きになってほしい。親御さんの常なる願いだと思います。できれば良い学校に進学してほしい。もしそれがかなわないとしても、 できれば自宅で子どもが一生懸命勉強している姿が見たいものではないでしょうか。しかし、このごろはパパもママも仕事が忙しく、学校の授業内容も高度になって、なかなか子どもの勉強を見てあげられないという方も多いかと思います。そこで、今日からできる勉強の見守り方のアイデアをご紹介します。●親は“教師”にならなくていい勉強を教えよう教えようと肩肘を張る必要はありません。どんなに教えるのが上手でも、親子だと期待しすぎる気持ちからうまくいきません。子ども側も親の期待に応えなければと頑張りすぎたり、甘えが出たりするもの。勉強を教えようと意気込むのではなく、見守る姿勢 が大切です。あくまで学校の勉強をベースに考えましょう。教えるのが大変でうまくいかないと感じる場合は、学習塾などの専門家に任せてしまうのも一手です。●目標設定をするその日にどこまでやるかを確認します。今日はこれだけできればいい、とその日の目標を決めて取り組みます。それが終わったらテレビを見ていいとか、一緒におやつを食べようとか、何か楽しい予定を一緒に立てられるといいですね。勉強に対する期待感が増します。●クイズをする子どもにたくさん勉強させて、情報を蓄えさせても、使えなければ全く意味はありません。では、使える知識とはなんでしょうか?知識とは、質問に答えられる ことです。勉強というと、どうしてもインプットに偏りがちですが、成績を上げたいのであればアウトプットが重要です。そこで、お子さんのアウトプットを手伝うのです。一番簡単な方法が、クイズなのです。その日勉強したことをクイズにしてみてください。親御さんは深く分かっていなくても大丈夫ですし、間違えても構いません。●子どもに説明してもらうその日学校で学んだ内容をお子さんに聞いてみましょう。ポイントが説明できれば、きちんと理解ができている証拠です。曖昧なようであれば、一緒にノートや教科書を見直して確認することができます。子どもに説明してもらうメリットは、授業の理解度がわかるだけではありません。学習の定着度は、講義を聞くだけではわずか5%、人に教えるとなんと90%になると言われています。授業の内容を説明するようにしてもらうだけで、理解度がぐんと上がる のです。授業の内容を教えてもらうだけで子どもが賢くなるなら、簡単ですね。----------親御さんが頑張って教える必要はありません。教えようと頑張った瞬間、勉強の主役が親御さんになってしまいます。勉強の主役は誰でしょうか?もちろんお子さんですね。自分から勉強する子になってもらうため にも、親御さんはサポーターに徹しましょう。一緒に教科書を読んだり、教わった内容について質問したり、一緒に考えたりする。マラソンにたとえると併走者です。ぜひ、楽な気持ちでお子さんの勉強をサポートしてあげてくださいね。【参考文献】・『1日5分! お母さんがコーチになれば、子どもの成績はグングン伸びる』加藤法彦(著)・『脳が認める勉強法「学習の科学」が明かす驚きの真実!』ベネディクト・キャリー(著)・『使える脳の鍛え方成功する学習の科学』ピーター・ブラウン、ヘンリー・ローディガー、マーク・マクダニエル(著)●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年12月17日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。私は以前、学習塾で講師をしていました。そのときに感じたことは、子どもの語彙力が低下しているということでした。音読をしても読むことはできます。しかし、言葉の意味を知らない子どもが多かったのです。自分で調べることをする子がとても少なかった、ということも同時に感じていました。算数・理科・社会など、国語以外の教科は、「計算できれば解ける」「実験の経験や知識があればできる」と考えてしまいがちです。しかし、問題文は日本語で書かれています。ですから、語彙力・国語力がないと、学年が上がるにつれて勉強が難しくなってくるということを考えていただきたいと思っています。そのための対策として家庭でもできるものが、書写 です。●書写とは?“書写”とは、文字の通り書き写すことです。小学1年生になると授業で習います。習字の授業の一環のように感じる人もいるでしょう。しかし、義務教育である小中学校では、国語に位置づけられています。多くの場合、鉛筆を使って書いてあることをそのままノートなどに書き写すのですが、どうしても句読点やかぎかっこなどを見逃してしまうことが往々にしてあります。これは、文字をしっかりと読んで理解していないために起こることが多いです。私が当時教えていた子どもたちも、かなりの見逃しをしてしまうことがありました。●語彙力・国語力をつけたいのなら、音読+書写!国語力は、ただ読むだけ、ただ書くだけでは身につきません。大事なポイントは、“書いてある内容を読んで理解する”ことです。そのためには、書写をする前にしっかりと音読 することが大切になります(音読とは、声に出して読むことです。声を出さないで読む黙読では意味がありません)。書いてある内容がわかれば、書写することは難しくありませんし、しっかりと頭に入ります。当時小学3年生だった男子が生徒として学習塾に入ってきたとき、教科書をスラスラ読むことが難しく、「勉強つまんない、やりたくない!」が口癖でした。書写をさせたときも、間違いが多く字も乱雑でした。明らかに国語力が低いことがわかりましたので、教室に来るたびに音読と書写をするように時間を取っていきました。1か月後、3年生の教科書はスラスラ読むことができるようになり、内容も理解し、わからない言葉が出てきたときは自分で調べるまでになったのです。書写のノートは直しがなくなり、花まるが続くようになりました。気になっていた口癖も言わなくなったのです。読んで理解することができれば、ここまで変わるのだということを実感した最初の生徒でした。始めは短めな文からスタートさせましょう。徐々に文字数を増やしていきます。正しく読み、文章の内容がわかること、文字が丁寧に書けて、しっかり写せるようになることができたら、終了する目安です。●書写に向いているノートはマス目の小さいノート書写をさせるには、小さなマス目のノート が向いています。しかし、学校では低学年に大きなマス目のノートを使わせます。大きいマス目の方が文字を書きやすいからです。自宅で書写をさせるときは、10ミリ方眼などのノートをおすすめします。マスの中に合わせて字を書き込むことができるようになりますし、ノートを見返すときに、見渡しやすいからでもあります。見渡しやすいことで、間違った点をいち早く発見することができます。脳科学の面から見ると、小さな文字を書くことで言語能力が上がる ことがわかっています。そして、小さい文字を書くことで集中力がアップし、視野が広がることで捉える文字数が増えることもわかっているのです。ですから、早い段階で小さなマス目のノートを使うことをおすすめします。●おわりに国語力は小さいうちからつけておくことがとても重要です。読んでみてわからないと、授業についていくことが難しいと感じ、勉強が嫌になってしまうことにつながります。そうなっては困りますよね。そうなる前に、“音読+書写 ”を毎日少しでもいいのでスラスラできるまでやってみましょう。学校から宿題として出ている場合もありますが、出ていない日も宿題の前に行ってみてほしいと思います。その方が集中力が継続できるからです。ぜひ、試してみてほしいと思います。【参考文献】・『伸びる子には秘密がある 小学生の勉強法』石井郁男、小学生の勉強法を考える会(編集)●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年12月07日【ママからのご相談】小学6年生の子どもがいます。中学受験に向けて塾に通わせていますが、家では私が勉強を見ています。勉強を始めた時期がほかの家に比べて遅かったので、勉強時間は長く取るようにしています。しかし、勉強時間が相当長いのに、なかなか成果が出てきません。子どもは一生懸命に取り組んでいますが、このままだと受験に間に合わないし、折れてしまわないか心配です。●A. やみくもに学習するのをやめて、優先順位付けをご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木恵と申します。一生懸命勉強しているのに成果が出ないと、お子さんはやる気を失ってしまう可能性が高くなりますし、質問者さん自身も不安やイライラが募ってしまい、ぶつかり合ってしまう危険性もありますね。ここで多くの方が、「もっと勉強時間を増やせば伸びるはず」と、さらに勉強時間を増やして、さらに疲弊してしまうという落とし穴にはまります。穴から抜け出すには、勉強時間を伸ばす以外の解決策 が必要になりますが、一体どうしたらいいのでしょうか?●やみくもに学んでも効果がない理由『パレートの法則 』をご存じでしょうか。『社会現象は平均的に分散しているのではなく、偏りがあり、主要な20%が全体の80%に影響を及ぼしている』というものです。勉強時間は長いのに成果がなかなか出てこない人は、やみくもに学び「すべての範囲を完璧にしなければ!」と考え、全てを均等に頭に入れようとします。すべての範囲をまんべんなく学ぶこともとても重要ですが、短時間で高得点を得ようと思うなら、重要な2割を重視して勉強する 必要があります。それで8割の得点を得られるのなら、理想的ですよね。特に、合否を判定する試験では、満点を目指す必要は全くありません。完璧を目指すというよりも、できるところを確実に解き、ほかの人ができるところを間違えずに着実にとり、プラスアルファで点数を積み上げていくことが求められるでしょう。このことからも、優先順位付けがいかに重要か、ご理解いただけると思います。●優先順位付けのコツは“過去問”にありまんべんなく学習するのではなく、重要なところだけを優先して学ぶ方が効率的ですが、問題はその方法ではないでしょうか。受験のプロではない親御さんには、どこが重要かそうでないかの判断は難しいでしょうし、そこまでのことは必要ないでしょう。そこで、活用したいのが、受験校の過去問 なのです。過去問には、重要事項が詰まっています。早い時期に過去問に触れておけば、受験校の傾向と対策を知ることができるので、受験校が何を重視しているかがわかるのです。過去問は直前まで取っておいて、実力試しにする方が多いですが、それではもったいないのです。過去問を有効活用することで、優先すべきポイントがわかるようになるのです。----------勉強時間が長いのに、うまく成果が出てこない人は、一度“まんべんなく”主義を捨てて 、過去問から傾向と対策を分析してみてはいかがでしょうか。本当に必要なところをしっかり学び、モノにすることで自信もつくはずです。ぜひ実践してみてください。【参考文献】・『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』児玉光雄・著●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年11月27日【ママからのご相談】小学校4年生の息子のことです。学校の宿題になかなか手を付けず、翌日に学校でテストがあるとわかっていても、勉強に身が入りません。「なんで一生懸命勉強しなきゃダメなの?」「テストでいい点をとりたいと思ってない」などと言って、ダラダラ過ごしている姿を見ると腹立たしいです。「勉強しないと将来困るよ」とか「学校で習ったことをしっかり覚えるためにテスト勉強が必要よ」などとさまざまな説明をしていますが、全く心に響かないようです。どうしたら息子をやる気にさせられるでしょうか?●A. ご褒美制度でモチベーションをアップさせるのも手!ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。「次のテストでは100点取りたいから頑張るね!」「大人になったら○○になりたいから、一生懸命勉強する!」というような、絵に描いたように素直なお子さんもいらっしゃるでしょう。けれど、「勉強するイミがわからない」とか「テストの点数なんてどうでもいい」などと投げやりな発言が飛び出して頭を抱える……というご家庭も多いのでは?わが家の高学年の息子もこうした発言が増えてきた気がします。低学年までは親や先生に言われた通り、素直に「やれと言われたことはやる」という態度だった子も、高学年以上になると簡単に従ってはくれなくなります。もともと、知的好奇心が高く、難しい問題に挑戦することが好きで、課題をクリアすることに楽しさを覚えるタイプのお子さんは別として、多くの子どもは「勉強よりも自分の好きなこと(遊びなど)を優先したい」という気持ちが強いものです。その気持ちを我慢して机に向かう“自己抑制”ができるかというと、なかなか難しいのが子どもです。「勉強しないと将来困る」「自分のために勉強は必要」「習ったことの定着のためにテスト勉強が大切」という“正論”で納得するお子さんもいれば、これらの正論が全く心に響かない(ように見える)お子さんもいるでしょう。後者のタイプのお子さんは、“遠い将来の話では危機感が持てない”、“将来の話ではイメージがしにくい”のではないでしょうか?大人と違って、子どもはまだ世の中を知らないのですから、「将来のことを想像しなさい」と言ってもなかなか難しいですよね。そういったタイプのお子さんには、「今頑張れば、近い将来に楽しみがある 」と思わせる方法が合っているのかもしれません。●ご褒美制度を活用してみましょう!遠い将来の見通しを述べても、心に響きにくい子どもには、“近い将来のご褒美制度 ”でモチベーションをアップさせるという方法はいかがでしょうか?「勉強することは当たり前のことなのに、ご褒美なんて邪道だ」というお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、“目先の分かりやすいメリットにしか反応しない”というタイプの子どもや成長の時期があるとすれば、それも一つの方法として試してみるのも良いのではないでしょうか?東大、京大、早慶といった一流大学卒業者の中でも、突出したリーダーシップを発揮してグローバルに活躍する人材200人に幼少期や学生時代を振り返ってもらい、出た意見をまとめた本が、『一流の育て方ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』。この本によれば、「成績がいいとご褒美がもらえ、それが目的になって頑張る気になれた 」という回答が数多くあったそうです。最初はご褒美ほしさでやっていた勉強でも、一度「自分は勉強が得意だ」という自信を持つと、勉強が楽しくなってくるという変化が見られることもありますよね。また、精神科医であり教育評論家でもある和田秀樹氏は著書の中で、『何の努力もしない子を褒めても努力することを覚えないが、ご褒美を出すことで子どもは「努力をすれば認めてもらえる」という実感を得ることができるようになる』とおっしゃっています。勉強を頑張って結果を出す“成功体験”をしてみることで、自分自身への自信が芽生えるケースもあるそうです。----------いかがでしょうか?ご褒美の話をして子どもが「ようし、やってみよう!」と思ったのなら、余計なことは言わずに見守りましょう。せっかくモチベーションが上がったのに、いつものように口うるさくあれこれ言ったのでは、効果は半減です。そっと見守り、子どもが困って助けを求めてくれば助けるくらいに留めましょう。1回目のチャレンジで、もしご褒美を手にすることができなかったとしても、嫌味を言うのはNG。「また頑張ればいいよ 」と励ましてあげることをお忘れなく!【参考文献】・『一流の育て方ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』ムーギー・キム、ミセス・パンプキン(著)・『アドラー流「自分から勉強する子」の親の言葉』和田秀樹(著)●ライター/パピルス(フリーライター)
2016年10月25日小学生の子どもに「勉強しなさい!」と声をかけて机に向かわせても、なかなか勉強に集中しない…。そんな悩みを抱えているママは多いのではないでしょうか? どのようにしたら子どもが勉強に集中するのか気になるところですよね。今日から実践できる方法をご紹介します。■勉強する環境を整える机周りの環境は大事です。大人でも散らかっているデスクだと仕事に集中できないのだから、小学生だとなおさら。勉強に関係ないものは、机の周りに置かないようにしましょう。スマホや漫画、遊びに関するものは、目に入らないところに片づけます。教科書やノート、えんぴつ、消しゴムなどは、定位置も決めておくといいですよ。せっかく勉強に集中していても、「あれ、どこに置いかな?」となってしまうと、集中力も一気に低下してしまいます。デスクランプは白色の蛍光灯がオススメです。蛍光灯は脳を活発に活動させるといわれており、集中力キープにもってこいなのだとか。また、子どもが勉強しているときは親もテレビを見ないなど、家族全員で静かな環境をつくるように心がけましょう。■時間は短めに、目標を低めに設定「1時間半勉強しよう」「今日中にここまで進めよう」とはじめから目標を高くしすぎると、「やっぱり無理…」とお子さんが挫折してしまうことも。最初は時間を短めに、目標を低めに設定します。学校の授業時間より少し短めがよさそうです。机に向かった時間の長さより、勉強にどのくらい集中できたかを重視するといいでしょう。達成できたら、また小さな目標を立てます。大きな目標を掲げるより、小さな目標を少しずつ立てて、自信を積みあげていくほうが、子どもにとってプラスになります。■勉強のやる気スイッチを入れるしくみをつくる勉強のやる気スイッチは、子どもによってもさまざま。たとえば、勉強がはじまる10分前になったら、いつも同じ音楽をかけてみるのもいいでしょう。「勉強しなさい!」とガミガミいうより効果的かもしれません。苦手科目や問題を克服したいときは、漢字練習や簡単な計算問題など単純な勉強からスタートするのがオススメです。目安は15分くらい。お子さんが「もっとやりたい!」と言っても15分でやめるのがポイントです。苦手科目が後回しになってしまい、結局できなかったということになりかねません。ちょっとした工夫でお子さんの集中力は高まります。子どもにとってのスイッチはなにか、お子さんを観察して見つけてみるといいですよ。 (阿部裕子<フォークラス>)
2016年10月09日今や小学生も塾に通う時代。私立小学校に通う子の7割、公立小学校に通う子の4割が通っているというデータがあります。学校の授業だけでは足りないと感じる家庭が増えている中、自宅で本格的な学習ができるオンライン教育サービスが各社から提供されています。いつでもどこでも勉強ができ、塾や家庭教師より割安で利用できることが注目されている理由です。どんな利点やサービスがあるのでしょうか。ゲーム感覚や最新電子機器でやる気UP↑やる気を持たせ、継続させるための工夫が色々施されています。学研の「学研ゼミワンダードリル」では、教科(国語、算数・数学、社会、理科、英語)ごとに分かれる「国」を自分のアバターが冒険するという設定にし、クリアすると新しいステージに進むことができます。ゲーム感覚で子どもが続けやすい設定であり、月額500円という料金も魅力的です。ジャストシステムの「スマイルゼミ」は、今や大人だけではなく子どもにも身近な存在となっているタブレットを教材に使用しています。理科の実験を動画で体感できるなどして、理解度がより深まる仕組みになっています。主要5教科の他に、音楽、美術、技術・家庭、保健体育の配信もあるので、定期試験対策にも活用できます。紙のお勉強にプラスアルファで効果UP↑デジタルと紙のセットでより効果的な学習ができるのは、ベネッセコーポレーションの「進研ゼミプラス」です。記述式の添削以外にも、“赤ペンコーチ”とタブレット上でやりとりできる仕組みや、具体的な学習計画をアドバイスしてもらうこともできます。対象年齢が小4から高校生と高めの設定になっているのは、リクルート関連会社の「スタディサプリ」。大手予備校講師の動画が見放題になっていたり、志望校対策やセンター試験対策の授業動画を視聴したりすることができます。さらに参考書や問題集ごとに勉強した時間やページを記録することができる無料アプリもあり、自宅学習であっても勉強の進み具合を自分で管理することが可能です。オンライン教育を行なうときの注意点オンライン教育を継続するために何よりも必要なことは本人のやる気です。やる気を継続できるような工夫が施されているものは多くありますが、実際に勉強をしなければ意味がありません。時間やスケジュールの管理をしっかりと行い、学習意欲を持ってもらうための働きかけを親も行っていく必要があります。私の息子は園児なので宿題などはありませんが、幼児向けの通信教材が毎月自宅に届きます。年中になってから文字を書くプログラムが始まり、字を書くための教材もいくつか届きました。音が出たり光ったりするオモチャなのですが、ゲーム感覚でなぞるなどをしている内に字が書けるようになるというものです。自然と書き順も覚える仕組みになっています。幸い息子は楽しく取り組んでいるので、お陰で少しずつ字を書けるようになってきました。入り口はどうであれ、本人がやる気を持って取り組むことがとても大切だと思います。小中学生と年齢があがれば内容も難しくなり、やる気の継続は一番の課題となってきます。遊びの延長だから、と敬遠するのではなく、子どもに合ったものを見つけてあげてやる気を上げることは効果的だと思います。各社のサービスも異なるので、比較しながらより良いものを試してみてはいかがでしょうか。
2016年10月06日秋はさまざまな実りの季節。「学びの秋」「勉強の秋」ともいわれるように、自分をステップアップさせるチャンスです。せっかくなら子どもと一緒に学びを深め、親子で同じ資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。検定試験の中には、園児から小学生くらいの子どもでも挑戦できるものがたくさんあります。親子で一緒に勉強すれば、子どもの興味もぐんと伸ばしてあげられそうですね。■日本漢字能力検定【漢検(R)】年3回試験が実施されている漢検。その名の通り、漢字についての知識を問う検定試験です。ただ読み書きができるだけでなく、文章の中で漢字を正しく使える能力が試されるのもポイント。10級から1級まであり、10級のレベルは小学校1年生修了程度。受験に年齢制限はないので、漢字に興味がある子なら、年長さんくらいでもじゅうぶん挑戦可能です。■児童英検子どもの習い事としても人気の英語。普段英語を習っているなら、児童英検にチャレンジしてみてはいかがでしょう。検定試験を受けることで、英語へのモチベーションもアップしそうです。子ども向けの児童英検はさまざまな団体によって行われていますが、よく知られているのは日本英語検定協会が主催する英検Jr.や、日本児童英語振興協会(JAPEC)によるJAPEC児童英検。英検Jr.はリスニング形式で試験が行われ、JAPEC児童英検には面接官と話すスピーキング試験があります。子どもと一緒に、ママも英語のおさらいをしてみては。■手話技能検定【手話検定(R)】耳の不自由な人たちと会話ができるようになる手話。手話を身につければ、普段の生活の中で耳の不自由な人のお手伝いができるようになるかもしれません。ママやパパも手話を学んで、親子で手話をしてみるのもよいですね。一番やさしい7級は在宅受験が可能なので、気軽に挑戦することができそうです。 ■家庭料理技能検定(R)料理好きな子におすすめなのが、この検定試験です。料理の技術と食についての知識が試されるため、試験を通して栄養や食生活についても学ぶことができます。小学校高学年でも、普段からお手伝いなどで料理をしている子なら挑戦できそうです。検定試験に向けて、親子でキッチンに立つのもいいコミュニケーションになりますよね。■歴史能力検定歴史が好きなら挑戦したいのがこの検定試験。教科書で勉強する範囲にとどまらず、未来への判断力や洞察力を養うため、歴史に対する理解を深めることを目的とした検定です。5級から1級まであり、5級は小学校修了レベルの日本史の問題となっています。歴史ドラマやクイズ番組などで出てくる話題も扱うようなので、勉強も楽しくなりそう。歴史を知ることで、普段ニュースで見聞きする出来事への理解も深まるかもしれません。■親子で効率よく勉強するには親子で試験を受けるなら、まずはママが真剣に勉強しましょう。ママの姿を見て、子どもも「自分も頑張ろう」とやる気がアップするはず。机に向かう場合も子どもと一緒に。肩を並べて勉強することで一層集中力が高まります。受ける試験の種類によっては、パパも巻き込んでしまうのもおすすめです。それぞれのレベルにあった級を選んで、家族で検定にチャレンジしてみても。お互い質問を出しあって、「正解したらおやつをプラス」など、ゲーム感覚で取り組むのもよいですね。興味のある分野で試験を受けることは、子どもにとっても大きな自信になります。子どもの力をしっかり伸ばせるように、上手に働きかけてあげたいですね。
2016年09月30日【ママからのご相談】子どもが音楽を聞きながら勉強しています。勉強をするのはいいのですが、音楽を聞いていたら集中できないので、意味がないのではないかと思います。注意するとすねて勉強をやめてしまうので、どうしたものかと……。 音楽を聞きながらの勉強は効果があるのでしょうか?●A. 子どもが集中しているか見極めましょう。ご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木です。子どもが勉強したり、宿題をしたりするのはいいのですが……。音楽を聞きながら勉強していたら、ちょっと気になりますよね。とはいえ、せっかく子どもが自分から勉強を始めたのに「音楽は聞くな!」と言うと、勉強しなくなってしまうのではないかと不安になるのではないでしょうか。悩ましい問題ですよね。●音楽を聞きながら勉強するのには理由がある音楽を聞きながら勉強する理由は大きく分けて2つです。ひとつは、“落ち着かない”から。音楽を聞きながら勉強する中学生は、こんなふうに言います。『静か過ぎると落ち着かない。少し音楽がある方が集中できるし、はかどる気がするんです』(中1男子)実はこれ、脳科学の観点でも言われていることなのです。人間は、“静かで壁に囲まれた狭い空間にたった一人でいること”に慣れていないそうです。たとえば、こんな経験はありませんか?自宅で読書よりも、カフェの方が落ち着く、はかどったという経験が。BGMや周りの人のおしゃべり、調理するときの音。適度な雑音がある方が、人間は集中できるのです。自然に生活していれば、何かしらの音が出るのが当然 ですね。全く音がない状態というのは、かえって不自然な状態なのです。だから、静かな部屋で一人で勉強するときに音楽を流したくなるのです。反対に、あまりにも音がうるさいのも、不自然な状態といえます。自宅の近くで工事をしていて騒音がひどい、家族がテレビを見ていてその音が漏れ聞こえてくるから集中できないという理由で、要するに耳栓がわり。私の生徒にも、こんな子がいます。『毎晩のように夫婦げんか、兄弟げんかが聞こえてくる。うるさくて集中できないから、音楽を流して聞かないようにしないと集中できないし、音楽がある方が安心できる』(中2女子)●勉強の環境は適切か?もし「音楽を流さないと集中できない」なら、静かすぎる、うるさすぎる不自然な状態に耐えられないのかもしれません。「音楽を聞きながら勉強してはいけない」と言う前に、環境改善が必要 です。音楽を聞くにしても、日本語の曲はやめて洋楽にするとか(日本語の曲は感情移入したくなったり、歌いたくなったりする)、集中できる音楽にするとか、音楽のジャンルを選びましょう。●音楽を聞きながら勉強してはいけない人そして、もうひとつの理由は、“音楽が好きすぎる”こと。『音楽が大好きで、音楽を流して歌いながら勉強しています』(中1女子)もしこちらの理由で音楽を聞きながら勉強しているなら、やめましょう。音楽に気を取られてしまい、勉強に集中できるわけがありません。特に、歌を歌ってしまうような人は絶対にやめた方が良いです。ただし、いずれの理由にせよ、「最初は音楽が聞こえていたけれど、気が付いたら聞いていなかった」という人は、音楽を聞きながら勉強しても大丈夫です。聞こえないのは集中している証拠。集中するための儀式として音楽を聞いている ならそれで大丈夫です。結論としては、集中できているなら音楽を聞きながら勉強してOK。集中できていないならやめるべきです。一度、お子さんが音楽を聞きながら勉強する様子を観察してみましょう。加えて、なぜ音楽を聞きながら勉強しているのか聞いてみてください。音楽がある方が集中できているようであれば大丈夫です。歌いながらであればやめたほうがいいでしょう。【参考文献】・『記憶力の脳科学』柿木隆介・著●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年08月13日【ママからのご相談】小学校1年生の男の子がいます。勉強が嫌いみたいで、学校の宿題もほとんどやらず一日中友達と外で遊んでいます。1年生でこの様子だと先が思いやられます。なんとか勉強をしてくれる方法ってないでしょうか。●A. 小学校3年生までを目標に。勉強癖はつけられます。こんにちは。ライターのakiです。小学校時代は、のびのび外遊びをすることも大切ですが、勉強をする習慣を早めにつけておくことも大切です。一説によると、小学校3年生までにしっかり勉強癖をつけるのがいいそうです。宿題がまだ少ない小学校時代の前半のうちにという意味もありますが、単純に記憶が得意な時期であり、脳の前頭前野の発達過程でもそのころが大きな節目になるからだそうです。では、具体的にどのように勉強癖をつけるといいのでしょうか?●子どもに勉強癖をつけさせる方法●(1)歯磨きと一緒で、毎日やらないと気持ち悪いと思わせる歯磨きは毎日します。虫歯になるからという理由もありますが、毎日しなければ気持ち悪いという完全な習慣化が確立しているからです。それと同じように、勉強も“しなければ気持ち悪い” と位置づけするのです。頭の中のバイキンをイメージさせて、「勉強をやらないと頭の中のバイキンがなくならないよ」と吹き込んで毎日少しづつでもいいので勉強をさせるのです。感覚的に勉強をしないことがなんだか落ち着かない……という状況にもっていくよう、まずは親がうまく立ち回りましょう。●(2)最初に音読から一緒にやってみる小学校の宿題でほぼ必ず出されるのが“音読”の宿題です。たいていのお子さんは、「音読なら簡単だからやる」と比較的取りかかりやすいはずです。もしくは音読が嫌いなお子さんも、「お母さんと読んでみようよ」と一緒に誘ってみると素直に聞いてくれることが多いです。脳科学の分野で有名な東北大教授の川島隆太氏は、音読をしているときは脳がもっとも活性化する と断言されています。脳が活発になったところでそのまま勢いにのってほかの宿題や課題をしてもいいですし、集中力が途切れたらまた音読に戻って……というやり方で上手にのせるといいかもしれません。読解力にもダイレクトにつながると言われている音読。家で遊びのように毎日音読ごっこをしてもいいくらいです。まずは、音読を基本に学習を導いてみましょう。●(3)天狗になってもけっこう。おだててやる気を持続させる勉強を好きになるには“達成感”が必要です。そのためには、親がとにかく子どもをほめることが大切です。子どもの意欲は、親が達成感を味わわせる力次第とも言われているくらいです。たとえば、小学校低学年のうちはテストでも100点や高得点を取ることが多いです。その際も、「100点すごいねえ」だけではなく、「学校を休んであまり習ってないところだったのに100点?すごいわねえ」や「この前の日曜日、一緒におさらいして頑張ったもんね。すごいねえ」などと、点数以外でも頑張った部分を具体的にほめてあげること が大切です。時には「勉強しないのにいい点とれた」と言ってくるかもしれません。その場合も、「勉強しなかったのにすごいわねえ。頭いいのね」とうぬぼれさせて新たな勉強をさせる弾みにしてもいいのです。とにかくおだててやる気を引き出すことが親の役目です。----------以上です。勉強は、中学、高校……とこの先もずっと続いていきます。親が横について勉強をさせられるのも小学校のうちだけかもしれません。小学校低学年の素直な時期に勉強癖をしっかりつけておくと、それ以降は自主的にできるお子さんになる可能性が高いです。今のうちにしっかりと親子二人三脚で頑張ってみてください。【参考文献】・『小3までに「勉強グセ」をつける法ー親の「教育力」次第で子どもの学力はいくらでも伸びる!』和田秀樹・著●ライター/aki(中高英語教員)
2016年08月07日【ママからのご相談】小学校高学年の子どもがいます。成績がどんどん下がっていて、1学期の成績は目も当てられない状態でした。子どももすっかり自信をなくしてしまって、勉強が大嫌いになってしまったようで、一切勉強をしたがりません。この夏休みのうちに自信を持ち直してもらい、勉強する習慣をつけたいのですが、どうしたらいいでしょうか。●A. 一つの目標を達成できるように、家族ぐるみでサポートしましょう。ご相談ありがとうございます。勉強嫌い専門コンサルタントの佐々木です。勉強が嫌いになってしまうと、今のうちから心配ですよね。心理学者アルバート・バンデューラが提唱した『社会的学習理論 』では、自己効力感を上げる(自信をつける)ために、4つの要素(個人的達成、代理学習、社会的説得、情緒的覚醒)が必要とされています。そのうち、勉強に対して自信と習慣をつけるためには、特に個人的達成、つまり“成功体験 ”が重要です。夏休みのあいだに、一つ目標を持って何かを達成できるように、家族ぐるみでサポートしましょう。●(1)下の学年の復習から始めるお子さんが5年生なら、4年生あるいは3年生の問題集を解くことから始めましょう。ポイントは、つまずいたところの“少し前”まで戻る ことです。どうしても、つまずいたところに戻りたくなってしまうと思うのですが、つまずいたところではなく、その子が簡単にできるところまで戻るのです。できないことを克服するのは大人だって大変なこと。できる問題をやって調子をつけてから、できないところの復習に取り掛かりましょう。●(2)カレンダーに印をつける少しでも勉強ができた日には、カレンダーに印をつけたり、シールを貼ったりしてみましょう。夏休みの約40日、全てにシールが付いたらちょっとしたごほうびを用意するのもいいですね。話し合ってルールを決め、実践してみてください。ラジオ体操に毎日行って、スタンプを集めた経験はありませんか?最初はいやいやでも、続けることで楽しくなり、やってみようという気持ちが湧いてくることも。頑張りが見えることでやりがいが出てくる ものです。●(3)ほめるそして、なんといっても最大のコツはほめること。下の学年の問題ができたら「こんなにできるんだから大丈夫!」と励ましましょう。どんなに量が少なくても、きちんと続けられたら「頑張ってるね」と、続けることが素晴らしいと伝えてあげる のです。テスト形式で問題を解いて、全問できたら大きな花丸をつけたり、大きく“100点”と書いてあげたりするのもいいですね。自信と習慣をつけるためには、小さなミスにこだわりすぎず、できたことに目を向け、ほめてあげることが大切です。厳しいことを言うのは、自信がしっかりついてから。----------勉強が嫌いな子は、できないことに嫌気がさしている場合が多いので、できていることに着目して、一つひとつ階段をのぼるように伸ばしていきましょう。夏休みの長いお休みで、「できた!」「やり遂げた!」体験を一つさせてあげることで、自信がアップします。ぜひ、家族一丸となってサポートと演出をしてみてくださいね。●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年08月01日