ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 8歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。2020年から小学3年生での英語が必修化されます。長男は来年小学3年生、英語に興味を持ってくれたら嬉しいなと思い、あるものを取り入れてみました。■お風呂でアルファベット学習我が家では、2年くらい前からお風呂にアルファベット表を貼っています。最初は全然読めませんでしたが、毎日のようにクイズ形式で教えていたらいつの間にか全部読めるようになりました。でもアルファベットを覚えても、英会話を習っているわけでもないのまだまだ活かすことができず「覚えてるまま」の状態が続いていました。しばらくすると長男が「英語で俺の名前ってどれとどれ?(アルファベットの組み合わせ)」と聞いてきたので教えてあげることに。まだ書くことはできないですが、自分の名前がどのアルファベットでできているかはばっちり覚えてくれました!■パソコンでローマ字を打てるようになりたい!うちはリビングにパソコンがあるんですが、たまに触らせてあげています。触らせてあげるといっても主にYouTube(視聴制限有り)や、時々ゲームをする程度で、それ以外はさせないとルールは作っています。長男は見たい動画を自分で検索できるようになりたかったらしく、「ママみたいに文字が打てるようになりたい!」と言い出したのでローマ字を教える事にしました。勉強場所は主にお風呂で、お風呂に貼ってある「あいうえお表」と「アルファベット表」を使っています。あ行以外は2つ以上のアルファベットで1つの文字になるんだよと教えましたが、なかなかそこが理解できず…。ちょっと難しかったかな? と思ったのですが、最近少しずつ理解してきたのか「さ行はSから始まるんだね!」などとわかるようになってきました。キーボードもタイピング練習ゲームをさせてみましたが、それはまだまだ難しいみたいでした(笑)。無理に教えても頭に入らないと思うので本人のやる気に任せています。一応PCの前にもローマ字一覧を貼っていて、見たい動画はそれを見て検索しているようです。この学習方法が合っているのかはわかりませんが、好きな事、したいことの為に勉強したいと思えるのは良い事かなと思って長男のペースに合わせて一緒に勉強しています!
2019年11月28日ウーマンエキサイトでも人気連載中のちひろさんの書籍 『子育て1年生~初めての育児3人家族の慌ただしい日常』 が発売されました。Instagramで人気のコミックエッセイに、書き下ろし漫画も多数収録された充実の内容です。妊娠がわかった瞬間の感動から、予定通りにはいかない出産を経て、初めての育児に四苦八苦する様子…。ちびたろくんの成長を一緒に見守っているような暖かな気持ちになれる本です。<ちひろさんプロフィール>一児の母でイラストレーター。何事にも前向きな性格に育ててくれた母親をお手本に初めての育児に奮闘している。育児疲れは絶大なヒーリング効果を持つ息子のむちむちに癒してもらう自給自足的な毎日。Instagram: ■予定日超過に会陰切開…初めての出産はどうなる?初めての妊娠・出産は楽しみな反面、不安もつきものです。著者のちひろさんも例外ではなく、妊娠初期の出血が心配になったり、中期には胎動を感じなくて怖くなったり…。第1章では妊娠中の繊細な気持ちの変化が描かれ、多くのママや子育て世帯から共感が寄せられています。そして、里帰り出産を選択したちひろさん。ちひろさんを支えてくれるのは実家の家族のほか、助産師をしている伯母(父の姉)さま。親族の勤める病院で出産できるなんて、心強くていいなあと思ったのですが…。予定日を超過したと思ったら、陣痛が始まるとあっという間に分娩室へ…と、予想外の事態の連続だったそう。もしかしたら、全部が予定通りにいく出産なんてひとつもないのかもしれません。いきみ逃しがつらく夫に理不尽になってしまったり、会陰切開するもなかなか産まれず、意識を失いそうになったり(しかし痛みですぐ覚醒!)ちひろさんの持ち味であるかわいいイラストながら、出産時のリアルな様子が伝わってきます。体力の限界が近づいたころ、無事、息子のちびたろくんが誕生! 赤ちゃんが生まれる瞬間って、いつだって奇跡的でとても心動かされますね。■初めての育児は思った以上にわからないことだらけ産後、スクスク成長するちびたろくん。第2章では、ちひろさんの育児の戸惑いが素直に描かれています。初めての授乳や沐浴に苦戦する様子に、赤ちゃんの育児あるあるが満載。息子くんは平均より大きめの赤ちゃんだったようで、ムチムチベビーならではのエピソードも…。さらに新生児期のエピソードには、産まれてすぐに風邪をひいてしまった話や鼻涙管が詰まっていて片目が目ヤニで開かなくなってしまった話など、赤ちゃんの症状についてもまとめられていて、ためになる情報もたくさん!初めての子育てでは、赤ちゃんの様子がいつもと少し違っただけでもハラハラしてしまうものです。こうして実際の例を事前に知っておくと、少し気持ちがラクになるかもしれません。ここでご紹介するのは、乳幼児に多いと言われている肌トラブル「乳児湿疹」のエピソード。このときちひろさんは「薬でキレイにしたほうがいいのか」「キレイにしたいというのは親のエゴか」、なにが子どものためになるのかとっても悩んだそう。当たり前ですが、赤ちゃんはまだ自分で選択することができません。親が悩んで悩んで出した答え…。きっとそれこそが「正解」なのだとちひろさんは考えます。生まれたばかりの赤ちゃんと過ごして、たくさんお世話をして、そしてずっとその子について考えている。だから、親になると「急に世界が変わった」と感じる人は多いのではないでしょうか。ちひろさんは書籍内のコラムで「母になると強くなるというけれど、明らかに弱くなった」と明かしています。だけどそれが新しい「幸せ」だとも…。もしかしたら、ちひろさんと同じように感じるママも少なくないんじゃないかなと思います。子どもの成長の機微に一喜一憂して、車の運転や外出など日常生活にも慎重になって…。でも、それがなぜかイヤじゃない。初めての子育てに向き合うちひろさんが、少しずつ気持ちを「赤ちゃんのいる生活」に対応させていく。その姿は本書のタイトルそのもの「子育て1年生」の姿なのだろうなと思います。■子どもの成長は寂しさもうれしさも半分ずつ初めてのハイハイ、つかまり立ち、ヨチヨチ歩き…。赤ちゃんの成長ってとってもかわいくて、それを近くで見守れる親という立場はとても幸せだと思います。だけど、子どもの小さな時期って本当にあっという間で、ちょっと寂しい気持ちがあるのも確か。ちひろさんは、そんな気持ちを「すこし寂しくて、すごくうれしい」と表現しています。なにげない言葉ですが、10数年続く「子育て」を言い表すのに、とても的確な表現だなあと思いました。きっと親になると、この気持ちとずっとつき合っていくことになるんでしょうね。また、子育てのちょっとしたうれしさを夫婦で共有する微笑ましい場面のイラストも収録されています。「こんにち歯」は、ちょこんと小さい歯が生えてきたときのこと。赤ちゃんの成長は目まぐるしくて、ついつい見逃してしまうこともあるけど…。こんなふうにひとつひとつ大切にできたらステキですね。「共有したいの」は、ラブラブ夫婦なちひろ家ならではのエピソード。息子のことを一番に報告したいのは「大好きな夫」とのことですが、うんちのことまで電話で共有しようとするちひろさんに、クスッと笑ってしまいました。 初めての育児をちひろさんの感性で綴った記録。共感するところが多いのはもちろんですが、「そんな見方や考え方があったんだ!」と発見もたくさんあると感じました。■美しいだけの子育てなんてない…だけど幸せ子育てのことだけでなく、子どもが生まれてからの夫婦の関係の変化にもエッセイでは触れられています。ちひろさんは、その微妙な変化についても、どちらかというと「当たり前」と前向きに捉えている印象。忙しく家事育児に多く関わることができない旦那さんですが、それでも、夫婦での育児の乗り越え方などがまとめられています。一筋縄ではいかない子育ての大変さや、ちひろさんが良い夫婦関係を保つための努力がイラストやコラムから感じられますが、それらは決して悲観的には語られていません。ちひろさんのコミックエッセイでは、「美しいだけの子育てなんてきっとない」としながらも、前を向いていこうという気持ちが伝わってきます。子育ては長く長く続く道だと思います。実際に育児中は先が見えなくて落ち込むこともあるかもしれません。だけど、きっと子どもが大人になるのは思っているよりも早いんだと思います。だから、子育て中にずっと笑顔でいることはできないかもしれないけど、できるだけたくさん笑顔でいられるように奮闘することはできる。そんなちひろさんの姿に勇気をもらえる一冊だと思いました。 『子育て1年生~初めての育児3人家族の慌ただしい日常』 ちひろ著(主婦の友社)1,000円(税抜) 初めての育児は不安なことばかり。でもだからこそ、大切な家族と過ごすなにげない日常が幸せに感じるのかもしれません。Instagramで大人気のコミックエッセイがついに書籍化しました。●ちひろさんのウーマンエキサイトの連載: ちひろの親子成長記録
2019年11月24日小学生の息子に発達障害のこと、伝えるべき?Upload By かなしろにゃんこ。息子がADHDと広汎性発達障害の診断を受けたのは小4の春でした。発達障害の検査や医師との面談に何度もクリニックに通いました。その度に息子は「ぼく何で病院に行くの?」と謎に感じていたようでした。「発達障害の検査をするからだよ」と言っても理解できないかもしれないな~と思って、その頃人間関係からくるストレスで胃痛があった息子だったので、とっさに「お腹の検査だよ」と言って誤魔化しました。子どもに発達障害について伝えるときって、どう言えばいいんだろう?…というか、伝えていいんだろうか?その頃はまだ何も分からない発達障害の子の母1年生の私でした。Upload By かなしろにゃんこ。診断を受けたクリニックの先生や心理士さんに「子どもには発達障害のことを話した方がいいですか?」と聞いたところ、「子どもにカミングアウトをする時期は物事の道理が理解できるようになってきた中学~高校生頃が良いです。また受験のシーズンと重なって気持ちが揺れ動くのを避けるために、受験の前か後がいいですよ」とアドバイスされました。しかし私は反抗期を前に、いやすでに始まっていた反抗期の中、発達障害があると分かった息子にさまざまなことを伝えていかなければならないのに、発達障害のことに触れないでいくことはできないな~と感じました。発達障害の特性によって、周囲の人たちと考え方の違いが生まれていることが息子には多くあったため、一般的にはこうするよ!こう考えるよ!と教えたり話し合ったりした方が良い、そのためには発達障害があることを隠すのはどうなんだろう?とも考えました。息子小5の冬、発達障害について本人に伝えることに。息子の反応は...Upload By かなしろにゃんこ。「発達障害が悪いわけではないし、発達障害があることは強みでもある!」そう言って伝えようと、リュウ太小5の冬のある日、学校から帰ってきたリュウ太に話をしたのでした。なんともいえない複雑な、悲しそうでもある表情で息子は黙って聞いていました。「障害」という言葉がとてもショックだったのだと思います。言わないほうがよかったかな…とも思いましたが、息子の表情をみて、「発達“障害”という名称だけれど、個性だし、脳の機能が他の人と少し違うだけ。ほら障害物レースってあるでしょう!何かに邪魔されてうまく走ってゴールできないやつ!」と、障害という言葉についてフォローをしました。Upload By かなしろにゃんこ。“障害=悪い”というイメージではなく、一つの特性として考えてくれたんじゃないかなと思います。また、リュウ太はADHDだけれど、嫌なことは早く忘れてワクワクすることにすぐシフトできたり、思いついたヒラメキをすぐに形にしようと行動したりするところが、起業する社長さんのような能力なんだとポジティブな面についても話しました。ADHDとは何かなんてよく分からなくても、僕は僕のままでいいんだって思ってくれたら嬉しいなと思いました。そこからは息子に「ADHDの特性で足元を見ないで歩いてケガしやすいから、オモチャはこまめに片づけようね」とか、「忘れやすい特性があるから持ち物はドアノブに引っ掛けるようにしようね」、「思ったことをそのまま友だちに話すと本当のことでも友だちが傷つくから、黙っていたほうがいいこともあるよ」など、原因と結果と工夫の提案を伝えやすくなったのでした。Upload By かなしろにゃんこ。こうして早い段階で発達障害について本人に伝えたわが家でしたが、本人が自分の特性について理解できるようになったのは、中学生のときに学校の図書室にある発達障害の本を読んだときだそう。「コレ、オレと同じだ」と実感したと言います。手に取った本に載っている注意欠陥や衝動性についての解説を読んで「こういうことか~!」と納得したんだとか。そこから自分の特性を受け入れていこうと変わったのかもしれません。中学のときには発達障害やADHDといった単語に対して悲しそうにすることもイヤそうにすることもありませんでした。「ADHDだから楽しいと思ったらすぐやるんだよな、オレ」と、発達障害について受け入れている言葉も発していました。発達障害の告知は専門家に任せたほうがいい場合も!フライング気味で伝えたわが家だったけれど...Upload By かなしろにゃんこ。息子の言葉を受けて私も「そこがADHDのイイところ!どんどんオモシロイことに興味を持って冒険してネ!」と言います。この言葉を額面通りに受け取って本当に遠くに遊びに行っちゃう子です、ハラハラ(汗)ただ…私の本に監修をしてくださった児童精神科医の田中康雄先生は「子どもに障害名を伝えるのは医師の役目」とおっしゃっています。そうか!「あなたには発達障害があります」と告知するのは専門家の仕事だったのか!と、あとから気がついた私。幼児・児童期に診断を受けたとしても、大きくなってから告知する際は子どもと一緒に医師のもとで告知を行ったほうが子どもも理解しやすいでしょうし、親が勘違いしていたりうまく説明できなかったりすると、混乱させてしまうかもしれませんからね。わが家は告知がちょっと早すぎだったかもしれませんが...コレでよかったかな(笑)と、今は笑って息子と話せています。
2019年09月26日宿題・明日の準備までおわったら、ゲームOKが我が家のルールです。しかし楽しい時間はあっという間…。私もゲームするのでわかるのですが、30分は厳しいですよね~。せめて1時間は遊びたい!そんな気持ちはわかるのですが、約束の30分を過ぎても、だらだらとゲームを続ける次男に喝!フラグ!?よく映画にあるシーン「この戦いが終わったら…俺、結婚するんだ…」みたいな!?思わず笑っちゃいました~~。とは言えルールは守って欲しいところ。戦いの途中とか、セーブポイントじゃないからと言って、そのまま続けてることが多いですもんね~。セーブすることも考えて遊んでほしいもんです!
2019年09月07日新学期がスタートすると、「また毎日宿題の心配をしなければいけないな…」と少し気の重い人もいるのではないでしょうか。私の息子は現在小学2年生。1年生の1学期は毎日宿題について頭を抱えていましたが、2学期に入り、自ら宿題に取り組むようになりました。悩んでいた日々と、声をかけなくても宿題をするようになった経緯をお伝えします。宿題に口出しをしていた日々入学した当初は、「宿題はやったの?」「夜になると疲れちゃうから、今のうちに宿題終わらせようよ」と、私が宿題に取り組むように促していました。素直に宿題に向かうこともあれば、「うーん、あとで」と動く様子がなく、いつやるのかとイライラすることもありました。子どもには自ら宿題に取り組んでほしいと思っていたので、口出しはしたくなかったのですが、親としてはついつい口をはさみたくなります。個人面談の際に、どうしたら自主的に宿題に取り組むか、担任の先生にも相談してみました。そこでわかったことは、・小学校低学年のうちは、時間の感覚があまりないので、時間管理を自分でするのは難しいこと・学校から帰ってすぐに宿題に取り組ませている家庭が多いことということでした。そこでひとまず、まわりの家庭を見習い、わが家でも「帰宅後遊びに行く前に宿題をする」というルールを息子と一緒に決めました。しかし、このルールは早々に撤廃。学校で帰宅時間が決められていることにより、先に宿題をすると、外遊びの時間が短くなってしまうことに、私が抵抗感を覚えたからです。わが家では「子どもには、勉強よりも遊びを優先させること」を重要視しています。遊びのなかで何かに夢中になったり、自分で想像したり、友達と関わったり、そういったことが生きる力になると考えているからです。そこに立ち返ると、私たち夫婦にとって、子どもの宿題は二の次であることを改めて感じました。また、宿題をしなくて困るのは子ども本人ですから、その状況をどうするか、どう考えるかもまた、子どもが考えて学べばいいと思ったのです。宿題をするための環境を整えることに自分自身の考えが整理できたことで、少し気持ちがラクになりました。とはいえ、宿題をすることに越したことはなく、しないことで授業についていけなくなり、勉強が面白いと思えなくなるのは望ましくありません。そこで、息子自身が宿題があることを忘れないようにするための環境作りをすることにしました。1:声かけの方法を変えた前述したような「宿題はやったの?」という声かけは、「宿題をまたやってないでしょ!」という気持ちが含まれていて、子どもを信頼していないように感じます。そこで、「今日は音読と何だっけ?」「ダイニングテーブル片づけたから、ここで宿題やってもいいよ」と、宿題をやる意思があることはわかっているという、親から子どもへの信頼のメッセージを含んだ声かけにしました。信頼しているのなら声かけは不要なのでは?と思われるかもしれませんが、遊びに夢中で本当に宿題のことを忘れていることがあるので、その確認の意味の声かけです。2:声をかけるタイミングを変えた遊びに夢中になっていたり、何かを作っている最中など、何かに集中しているときに、宿題についての声かけすることをやめました。何かに没頭しているときは声をかけたところでムダですし、集中力を削ぐことにもなってしまいます。子どもの様子を観察し、キリのいいところや、子どもが少し集中力を切らしたタイミングなど、隙間を狙って声をかけるようにしました。3:宿題置き場を作った宿題の存在自体を「忘れてた!」ということがしばしばあったので、忘れないように常に目につく場所に、宿題置き場を作ることにしました。わが家の場合は、「ダイニングテーブルの上に100均のトレイを置く」というシンプルなもの。学校から帰ってきたら、そこに宿題を置くという流れは自然とできあがりました。なお、1、2の“声かけ”についてですが、声をかけたタイミングで宿題をしなくても何も言わないようにしました。親が何か言ったところで、やる気のないときにはしませんし、やるタイミングは本人に任せました。わずか1週間!自分で決めた時間に宿題をするように環境を整えてから、子どもが自分で宿題に取り組むようになるまでに、1週間もかかりませんでした。わが家は平日パパの帰りが遅いので、夕食を済ませた後は私と子ども3人でお風呂に入ります。私と1歳児がお風呂に入り、体を洗い終わったら小学生の息子と当時4歳の娘の2人を呼び出す、という流れです。いつものように上の子2人を呼んだら、娘ひとりしか入ってこなかったので「おにいちゃんは?」と娘に尋ねたところ、「今宿題やってるから、もうすぐ来るよ」と答えが返ってきました。私と1歳の息子が入ってから呼び出すまでの時間は、およそ20分。この時間を生かして、小学生の息子はお風呂に入る前に宿題をやる、というリズムを自分で作りだしたようです。もともと宿題をするのがイヤだったわけではなく、遊びに夢中になって宿題を先送りしているだけだったため、宿題に気づくタイミングと取り組めるタイミングが合えば、すんなりと宿題に向かうことができるのだと、初めて気がつきました。日によっては違うときに取り組んでいますし、金曜日に出た宿題はその日のうちにやらないことも多いです。しかし、どこかで宿題に取り組む時間を自分で作っています。宿題をやったかどうか不透明な日については、「宿題は終わってるんだよね?」とやはり信頼を込めた言葉で確認を行うようにしています。今回の宿題の件でわかったのは、子どもを変えようとするより、子どもの環境や親の意識を変えるのが大切だということ。また子どもは自分の時間の流れやタイミングがうまく合えば、自ら動き出すということです。これからの成長過程でもそれを忘れずに見守っていきたいと思います。<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年08月30日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。今回は 「小さな恋のものがたり」 特集ということで、息子・きゃん太が一年生の時の出来事をお話ししたいと思います。幼稚園までは恋多き男だったきゃん太。クラスの女子、全部俺の女。くらいの勢いがあったものですが小学校に入ると落ち着いたのか、どの子が好きだとかそういう話をすることがめっきりなくなり、私は少し寂しく思っていました。そんなある日…。学校から帰ってきたきゃん太が「同じクラスのあいちゃん(仮名)からもらった」と言い、手紙を見せてきたのです。それは「結婚しよう」という旨の熱烈なラブレター。その手紙を皮切りに、「あいちゃん」からのラブレターが続々と届くようになりました。その中には「きゃん太くんも私のことが好きなら返事を書いて欲しい」という切ない乙女心をつづった内容もあり「ちょっとちょっと、どうすんのよ。はっきりしてあげた方がいいんじゃないの?」ときゃん太に聞いてみましたが「あいちゃんのことは友達だと思ってるけど、よくわからない」とのこと(全部俺の女だった幼稚園時代と比べるとえらい成長ではないですか…)。はっきりと返事はしないままになっていました。そして後日、きゃん太の同じクラスの親友・きみたん(仮名)のママと話していたとき…。 きみたんも「あいちゃん」から手紙を受け取っていたことが判明。あいちゃん、君、きみたんにもラブレターを?そりゃきゃん太は明確な返事してないかもしれないけど…何!?この感情!!…複雑!!色んな想いが頭を駆け巡りました。しかし…まさかの「きゃん太が好き」報告でした。実はきみたんがあいちゃんのことを好きだと言っていて、それに対しての「私はきゃん太くんが好きだからその気持ちに応えられない」という返事かなとも思いましたが、きみたんのママの話ではそういうことではないとのこと…。純粋に友達であるきみたんに自分の気持ちを報告したかっただけのようです。情熱的でちょっと不思議な女の子、「あいちゃん」。二年生になりクラスが分かれた今でも友達関係は続いているとのこと。きゃん太との進展は今後あるのか、ないのか。小さな恋のゆくえを静かに見守りたいと思っています。
2019年08月27日夏休み終盤になると、始まるのが…!?宿題の丸つけです!夏休み前の個人面談で「宿題は丸つけまでお願いします」と答えをもらっているんですよねえ…。やり直しをするってことは…丸付けもやり直しです!やり忘れた箇所、間違っていた箇所を何度も何度も…全問正解するまでやり直し~~!小学生の次男次女の2人分…。お父さんも家にいるときは、時々丸つけはしてくれますが、ほとんどは私の役目になっております。丸つけしつつ、わからない箇所を教える…。しかもなぜか仕事中に限って「丸つけ~!」とやってくるのです…。この丸つけ地獄、早く終わらせたいです!
2019年08月24日夏休みの自由研究、何をするか決まりましたか?私がおすすめしたいのは、「セミの羽化の観察」です。今回は、現在小学5年生の娘が、小学1年生のとき、初めての夏休み自由研究で制作した「セミの研究ノート」を公開します。娘はこの自由研究で、セミの羽化の不思議を体感し、副産物として、時計への理解が深まったのです。時間とともに変化する「セミの羽化」をテーマに決定初めての自由研究。何をすればいいのか見当もつかず、学校からの夏休みのワークショップの案内などを参考にし、自宅でできるものを探していました。そこで気になったのが「セミの羽化の観察」です。羽化は夕方から朝方にかけて行われ、経過によって色の変化などがあるとのこと。娘は小学1年生の1学期、時計の学習についていけず悩んでいたのですが、これなら観察しながら時間の流れの感覚が身につくのではないかと考えました。羽化の様子と時計の絵を組み合わせた観察ノートづくり自由研究として提出するために、観察ノートを作ることにしました。観察ノートには、以下をまとめることに。・セミの幼虫の捕獲方法・羽化するスペースの作り方・羽化の様子と時間の経過スケッチブックに、変化の様子が分かる写真を貼り、その時々の様子をメモします。時間の経過は時計の絵に長針、短針を書き込ませたものを貼って表すことにしました。セミの幼虫を捕まえる方法を検索実際に観察するにあたり、セミの幼虫を捕まえる方法をインターネットで検索しました。ポイントは2つ・時期は7月下旬から8月の上旬・前日に雨が降るか、夕立があった日の18時から19時までの間、土から這い出てくる土から這い出てきたところを捕まえて、自宅へ持ち帰ればゆっくりと観察することができそうです。まずは羽化のスペースづくり捕まえに行く前に、セミの幼虫が羽化する場所として、割りばしとプラスチックのケースで羽が広げられるスペースを作りました。変化の様子がよく見えるように、ケースは透明のものに。セミの幼虫を見つけに行った様子をリポート木の根元に、傘の先で開けたような穴があれば、幼虫が抜け出た場所です。見つけた時刻を時計の絵で表し、メモに記します。私たちが幼虫を見つけたのはマンションの並木道でした。羽化がスタート羽化がスタートしたらその時刻を記入します。羽化は、部屋を暗めにしないと始まりません。捕まえてきたら部屋を暗くしましょう。羽化が始まってしまえば、途中で止まることはないので、部屋を明るくして大丈夫です。羽化してからの変化と時間の流れをまとめるセミは羽化したときは、明るい黄緑色の羽でしたが、その後、こげ茶色の羽へ変化していきました。娘は「幼虫の背中が割れて、黄緑色の虫が出てきた時、また幼虫が出てきたかと思ったけど、本当にセミになったね!すごいね!足もちゃんあるよ!」と興奮しながら話していました。完全に羽化を終えたのは、夜中の1時10分。その間、娘は初めての夜更かしにとても眠そうにしながら「セミさんはみんなが寝てる時に大人になるんだね。」と不思議そうにしていました。そして「夜にも12時があるんだね!」と0時を起きて体験したことで、昼の12時との違いがイメージできた様子でした。リアルな体験はドリルを超える!時間の感覚がすんなりと刻々と変化する羽化の観察をしながら、「今何時?」「何分たった?」と娘自身が時間を書きこんでいた数時間。観察が終わるころには、娘は「さっきより何分経ったね!」「羽が乾くのに何時間かかったよ!」と時計をすっかり読めるようになっていました。ドリルを何冊も購入し、たくさん勉強しても、なかなか時間の感覚が身につかない娘でしたが、羽化の不思議に夢中になりながら、時計を実際に書きこんだことにより、長針、短針がどう動いていくのかすんなりと身についたようです。特に理解しづらかった、昼間の12時と夜中の12時の違いはセミの羽化が夕方から朝方にかけて行なわれたおかげで、スムーズに理解できました。時期さえずれなければ幼虫自体は見つけやすく、取り組みやすい自由研究だと思います。特に昆虫好きな子どもには忘れられない体験になるのではないでしょうか。夜中まで一緒に起きて観察する大変さや、変化の様子を見逃さないように写真におさめるのは気を遣いましたが、親子ともに生命の不思議に夢中になった数時間でした。今の時期がセミの幼虫を見つけるベストシーズンです!ぜひトライしてみてくださいね。<文・写真:ライターあんぱんだYO>========あんふぁん読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年07月28日夏休み宿題の自由研究、子どもになにをさせたらよいか悩ましいですよね。生き物が大好きなうちの息子は小学1年生。この夏、初めての自由研究に挑戦します。息子は、すでにいろいろな生き物を捕まえてきていて、準備万端!どんな研究をしようかとワクワクしています。今回はわが家で飼育中の生き物の中から、子どもが捕まえられる、身近な生き物の飼い方や自由研究としてまとめるときのポイントを、難易度とともに紹介します。難易度★【カタツムリ】は食べ物でフンの色が変わる!捕まえ方ジメジメしたところ、草むらや植木の葉にいます。ちょっぴり生き物が苦手な子どもも、殻を持てば簡単に捕獲できます。飼い方乾燥に弱いので時々霧吹きをしましょう。エサは雑食で、野生では葉っぱや茎、なんとコンクリートも食べるとも言われています!家庭では野菜くずをあげるとよいでしょう。殻をつくるためのカルシウム補給に、時々卵の殻も与えるとよいそうです。自由研究のポイントカタツムリと言えば、歌でもおなじみの角や頭をひっこめる動き。「角」はなんの部位なのか調べてみましょう。また雑食性なのでいろいろなエサをあげてみましょう。食べたものによってフンの色の違いを観察するのもおもしろいです。驚きなのは、性別がないこと(雌雄同体)。2匹以上一緒に飼育すると卵を産むことがあるかもしれません。その場合は、産卵ができるように、ケース内に土を用意しましょう。難易度★★【ザリガニ】は反応があって、観察のしがいあり!捕まえ方公園などのちょっとした水辺の岩影にいます。ヒモに吊るしたスルメイカで釣るのが定番で、スルメイカでおびき寄せたら小さな網ですくうとスムーズに捕獲できますよ。飼い方水を入れた水槽やプラスチックケースに大小の石を入れます。隠れ家になるような植木鉢やコップなどを設置しましょう。エサはしらす干しやスルメイカなども食べますが、市販の「ザリガニのエサ」は水が汚れにくいのでオススメです。自由研究のポイントザリガニのおもしろさは「反応があること」。手を近づけるとハサミを振り上げ「ファイティングポーズ」で身構えます。また、たくさんの足がありますが食べる時に使うのはどの足?口はどこ?など、改めて観察すると、いろいろな発見があります。年に2回ほど脱皮をするのでその様子を観察するのも楽しいです。難易度★★【アリ】は巣作りやエサの運び方にワクワク捕まえ方アリは巣ごと、集団で捕まえましょう。アリの巣を見つけたら、巣の周りから掘って土と一緒にプラスチックケースや深い瓶などにいれます。もしくは本屋さんなどで売っている市販のアリ観察キットを買ってくるのもいいですね。飼い方アリが抜け出してしまわないよう、プラスチックケースのふたに目の細かいネットを挟んで使用します。瓶の場合は空気が入るようふたを少しだけゆるめます。エサは時々砂糖などの甘いものを巣の横に置きます。自由研究のポイント捕まえてすぐのアリは混乱していますが、数日そっとしておくと、みるみる巣ができあがっていきます!うまくいけば、エサの部屋、ゴミの部屋、女王アリが捕まえられていれば女王アリの部屋など、役割ごとの部屋があることが確認できます。甘いものならだいたいなんでも運んでいくので、エサとして子どもが自分のおやつをちょっぴりお裾分けしても。クッキーなどを砕いて入れると、大きさによる運び方の違いを観察できます。難易度★★★【カナヘビ、ヤモリ、ニホントカゲ】は捕食シーンがだいご味捕まえ方草むらなどの日陰にいます。すばしっこいので、網や素手で素早く捕まえましょう。飼い方虫かごに枯れ葉や石などを敷いて隠れ家を作ってあげましょう。ペットボトルのふたなどで水のみ場をつくり、時々霧吹きでも水を与えます。カナヘビなどの飼育が難易度★★★の理由は、生きた昆虫がエサというところ。数日おきに小さなバッタ、コオロギなどを捕まえてくる必要があります。大変ではありますが、育て甲斐があるので、生き物が大好きな子にオススメです!自由研究のポイント最大の見所はやはり捕食シーン。虫かごに小さな昆虫を入れると、生き物たちの弱肉強食の世界をリアルに感じることができます。慣れてくると人間の手で与えても、ぱくっと食べてくれることも。体が大きくなると脱皮をする姿も観察できます。また、トカゲは日光浴が大好き。暑すぎない時に、太陽が当たるところに出して観察しましょう。ただ、夜行性のヤモリは、あまり紫外線を必要としないそうです。高学年では日光浴が必要な理由も調べてみるとよいですね。飼育を通して学んでほしい“命を大切にすること”自由研究としてまとめるときには、図をたくさん書く場合はスケッチブックに書く方法、観察日記として日記形式で書く方法、写真を撮ってアルバムにコメントを書き込んで行く方法などがあります。また、大きな模造紙に写真やイラストを載せて、わかったことをまとめるという方法も。息子は、したことや気づいたことをノートに書きためているので、最後に親子で模造紙にまとめようと思います。どの生き物を飼う場合でも気をつけてほしいのは、炎天下に置きっぱなしにしないこと。そして、腐敗したエサを入れたままにせず、ケース内を清潔にしておくこと。真夏は日陰や室内で飼育しないと生き物は死んでしまいます。身近な生き物は気軽に捕まえることができますが、どれも1つの小さな命。飼育を通して、命を大切にすることを学ぶ機会にもなってくれるといいなと思います。<文・写真:ライターnicoai>
2019年07月18日最近、「ユーチューバー」や「インスタグラマー」など、一昔前までは耳にしなかった新しい職業が続々と誕生しています。イマドキの小学生の将来の夢は、どんなふうに変化しているのでしょうか。株式会社クラレが行った小学6年生の「将来就きたい職業」と、親が思う「就いてほしい職業」の調査結果をご紹介します!■ 「就きたい職業」はどう変わった?注目のランキング結果!2019年3月に小学校を卒業した子どもを対象に、「将来就きたい職業」を尋ねた結果がこちら。男の子は1位が「スポーツ選手」(18.0%)、2位が「研究者」(7.2%)、3位が「医師」(5.2%)。女の子は1位が「教員」(6.9%)、2位が「保育士」(6.7%)、3位が「看護師」(6.4%)でした。MakiEni / PIXTA(ピクスタ)ぱっと見ると、やはり子どもらしい回答結果だなあという気もします。しかし、よく見ていくと、最近の世の中の動きを子どもが敏感に感じ取っている様子が浮かび上がってきました。さて、一体それはどういう点なのでしょうか。男の子と女の子、それぞれについて詳しくみていきましょう!■ 男の子の1位には最新の職業が含まれている!男の子の方で注目したいのは、1位のスポーツ選手の競技内容です。「サッカー選手」や「野球選手」など、定番の職業が多く票を獲得する中で、今年初めて「eスポーツ選手」に票が入りました。eスポーツの正式名称は「エレクトロニック・スポーツ」。オンラインなどで複数の人と一緒に行う対戦型スポーツゲームのことです。あんころもち / PIXTA(ピクスタ)国内でもプロリーグが発足し、10月には全国初の都道府県対抗eスポーツ大会が開催される予定で、まさにこれからどんどん注目度が上がる職業です。また、4位には「ゲームクリエイター」(4.7%)、5位には「エンジニア」(4.7%)もランクイン。6位の「大工・職人」(3.9%)は、ブロックを積み上げて仮想空間を設計・建築するゲームが発売された影響からか、昨年度の16位から大幅に人気がアップ。このことから、IT系の職業への注目度の高さが伺えます。■ 女の子のランキングは大変動。その理由はあのニュース!女の子のランキングでは、定番ともいえる人気の職業がずらりと並んでいます。しかし、実は9位の「医師」(3.8%)は昨年度1位だった職業です。Mugimaki / PIXTA(ピクスタ)人気が急降下した理由は、おそらく、2018年に発覚した医学部の不正入試問題でしょう。複数の医学部で、女子に不利な条件で入試が行われていたことが明らかになり、大きな社会問題となりました。受験生はもちろん、将来医師を志していた小学生の女の子にとっても、きっと大きなショックだったことでしょう。この騒動を受け、受験方法を見直した一部の医学部では、今年、女子の合格率が男子を上回ったところもあったそうです。今後、すべての大学で公平な入試が行われることを願ってやみません。■ 保護者が「就いてほしい」職業とは?新しい職業の登場や、時代の流れに、保護者はどんな思いなのでしょうか。親が子どもに就いて欲しい職業のランキングがこちら。男の子は1位が「公務員」(13.1%)、2位が「会社員」(8.1%)、3位が「研究者」(7.3%)となりました。女の子は1位が「看護師」(12.5%)、2位が「医療関係」(7.5%)、3位が「薬剤師」(7.2%)でした。男の子には“安定した職業”を求める声が強く、また、女の子には子育てをしながら働き続けられる“専門職”が上位を占め、どちらも親心が反映される結果となりました。8×10 / PIXTA(ピクスタ)技術の発展が目覚ましい今、新しい職業の開拓や、起業のチャンスもこれまで以上に恵まれた環境となっていくかもしれません。ニュースや新聞で世の中の動きをチェックしながら、親子で将来の夢について語り合うのも良さそうですね!【参考】小学6年生の「将来就きたい職業」男の子1位「スポーツ選手」~競技に“eスポーツ”が初登場女の子1位「教員」~「医師」は順位落とす
2019年07月15日意欲的に、家庭学習に取り組む息子。一方、在宅ワーカーの私はストレスを蓄積させ…登校渋りを幾度も繰り返し、8歳の誕生日を迎えたその日に「もう学校には行かない」と宣言した息子は、この4月で小学4年生になった。不登校開始1週間の時点で、「行かない気持ちに変わりはない。万が一気が変わったら申告するから、そちらからは一切聞いてくれるな」との旨の申し出があったので、私から働きかけることは避けていた。根性論にて復学を強く勧める学校側に辟易しつつ、息子の意思を尊重すると決めた私。それが2年生後期までの話である。それが1年前、3年生に進級したとき、風向きが一気に変わった。息子たちのクラスを受け持つことになった担任の先生、そして新しく着任した校長先生と教頭先生は、息子の自宅学習に協力的だったのだ。月に一度、担任の先生が課題を持ってきてくれ(もしくは私が受け取りに行き)、息子が1ヶ月かけてこなす。翌月に終了した課題と新しい課題を交換、さらに翌月には先生が添削した課題をまた持ってきてくれる、ということを繰り返すのだ。通学するのと全く同じペースとはいかないし、教科の偏りは出てしまうが、大幅な遅れを取ることはない。エネルギー出力にムラはあるが、息子はもともと知識欲が強い、勉強の好きな人間だ。学校からいただいた課題以外にも、自ら所望した問題集などにも取り組むほどで、家庭学習はとても順調に進んでいくように見えた。しかし、問題が発生した。息子ではなく、私に。フリーランスのライターである私の仕事は、ほぼ在宅にて行われている。だから打ち合わせ等がない限り、四六時中息子と同じ空間で過ごすことになる。1人の時間が持てないだけでも息苦しいというのに、集中力が途切れやすい私は、自分のペースで作業を進行できない状況にいらだちを募らせていた。分かっている、息子は悪くない。しかし、例年であれは冬季うつの時期にしか服用しない抗うつ剤が、春になっても手放せなくなっていた。些細なことで腹を立て、そんな自分を呵責し、深夜に眠れず涙すること連日。数ヶ月に1回、1泊2泊の出張や1人旅をしたところで、蓄積されたストレスは解消しきれなくなってきたのだ。そんなある日のことだった。平日の午後、小学校が終わるころを見計らって公園へ出向くことが増えていた息子が、帰宅後にこう申し出たのだ。「文化祭の日、学校に行ってみようと思う。同じクラスのJ君に誘われたから。行ってもいい?のん(私の呼び名)も付き合ってくれる?」久しぶりに登校し、文化祭を楽しんだ息子の口から出た意外な発言。しかし、いつ気が変わるかも知れず…出典 : 文化祭のスケジュールは、午前中が体育館で行われる音楽発表会、正午手前に各々の教室で帰りの会を行い解散、あとは自由見学となっていた。いつごろ行きたいのかと息子に聞くと、音楽発表会の時間から行きたいのだという。私の都合で朝一番からの見学は叶わなかったが、それでも早いうちに学校にたどり着けた。実のところ、体育館のような空間に響く音声というものは、聴覚過敏を持つ私が苦手とするものだった。両耳から勢いよく水を流し込まれるような痛みと不快感で、めまいと吐き気を催してしまうのだ。デジタル耳栓を用意していなかったことを激しく悔やみつつ会場に入ると、存外辛くない。不快感がゼロというわけではないのだが、幾分か楽だ。どうやら私は「体育館のような空間で、“複数の人が雑談している声”の響き」が苦手であり、音楽だとそこまでではないようなのだ(体育館や音楽にもいろいろあって、どこでもそうとは言い切れないが)。さて、私自身が特性について再発見をし、1人密かに感激していたところ、担任の先生が私たち親子の姿に気づいた。息子をクラスメイトたちが並ぶ列へ、そして私も発達障害の当事者であり、聴覚過敏を持っているとご存知の先生は、私を保護者席から離れた職員席へと、それぞれ誘導してくださったのだ。息子は列の最後尾についたのだが、前にいた子が気配を感じたのか、振り向いた。更に前の子が何かを察して振り向き、また更に前の子が…というように次々とみんなが息子の存在に気づいて、声こそ出さないし、振り返るのもそれぞれ1、2回であったものの、そわそわとした雰囲気になるのが、見ていておかしいやら微笑ましいやら。演奏が終わり、一旦休憩になった途端、「ハルくんだ!」「ハルくんだ!」「ハルくんがいる!」「ハルくん、久しぶり!」と、たくさんのクラスメイトが一斉に息子に駆け寄ってくれた。詳しい会話の内容までは聞こえない。息子本人はとても照れくさそうな、でも確実に嬉しそうな表情で応対しているのが分かった。それから息子は音楽会だけでなく、終わりの会にも参加し、クラスの友達に誘われて、自由見学にも出向いた。途中でパニックを起こして、途中で何も言わずに帰宅してしまったのだが、後日会ったときにそれを責めることもせず、むしろ心配してくれたのだという。彼らを含む、息子の存在を受け入れてくれたクラスの児童たち、息子だけではなく、私の特性にもご配慮くださった先生方には心から感謝している。その数日後、「行事のときとか、たまには学校に行ってみようかな」と息子がひとりごちた。正直、とても驚いた。とはいえ、いつ気が変わるとも知れない。私はさしたる期待をせずに聞いていた。限界を迎えていた私。約束を守りたい気持ちと復学を促したい気持ちの間での葛藤案の定、「たまに」は年をまたいでも訪れることはなく、私は出張や旅行で息抜きをしつつ、ギリギリのところで踏みとどまっていた。いや、すでにおかしくなりかけていた。寝入る直前に「何か食べたい」と申し出た息子に「もう寝る前だし、牛乳ぐらいにしておこうか」と言葉を返し、寝つかせたあとに「あれはネグレクトではないか?ネグレクトに違いない」と自責を始め、夜半を過ぎるまで泣きとおすなど、精神のバランスも生活のリズムも著しく乱れていた。仕事も思うように進行させられず、「もう私にはコラムなど書けないかもしれない」と、『発達ナビ』の牟田編集長に宛てて、泣きながらメールを打ったのもこのころだ。とにかく、限界だった。「フリースクールや放課後デイ施設などがあるではないか」とおっしゃる方もいるだろうか。もちろん視野に入れ、自分なりに調べた。しかし私たち親子は、施設数が都会に比べて圧倒的に少ない地方に住まう身である。学費や立地など、条件に見合う場所を見つけられなかったのだ。そして3月の半ばになって、「たまに」がようやく訪れた。とても興味を引かれる学習内容ばかりの時間割で、給食は好物ばかりの献立の日があるから、というのだ。息子はその日、朝の会から終わりの会まで学校で過ごし、「音が辛いこととかちょっとあったけど、勉強は面白かったし、みんなと遊ぶのも楽しかった!次はいつ行こうかな?」と笑顔で帰宅し、私に話してくれた。(次の「たまに」はまたしばらく来ないのかな…)と考えるだけで胃から何かがせり上がる。楽しいのなら、もっと高い頻度で登校して欲しい。できれば毎日。でも、私から登校を促す働きかけをしない約束を、息子とは交わしている。だから言えない。私を信頼してくれるこの人との約束を破りたくない。破りたくはないのだが…。約束を破り、私は切り出したさて、話は前後するが、以前のコラムにも書いた、息子が3年生になってすぐの面談で、「息子さんとの(登校を促さない)お約束もありますし、もし学校に行きたいという話を息子さんがしたら、というつもりで聞いていただきたいのですが」という前置きのあと、校長先生がこんな話をしてくれた。「教科書を使って、みんなと同じペースで学ぶ、という学習方法が、向いている児童と向いていない児童がいます。すでにお渡ししている教科書よりも使いやすいと息子さんが思える教材があれば、それを使って児童の数が少ない特別支援学級や、もしくは別の学習室で学ぶという方法もあります。特性の関係で疲れやすいでしょうから、そんなときは遅れてきても構いませんし、早退しても構いません。息子さんが無理をせず、のびのびと学校生活を楽しめるように、私たちはできる限り協力します」フリースクールを検討して調べたことは前項で述べたが、私が調べた限りの、どのフリースクールよりも手厚い。これが公立の小学校である。しかも、身心ともに疲弊しきった息子が不登校を決めたときに、「苦手を克服するということから逃げ続ける息子さんを容認して、成長の機会を奪ってもいいんですか?」と私を叱責し、これは書いたことがなかったが、特別支援学級の利用や、進級を期にした転籍を願い出た際、「息子さんは頑張れば通常学級でもやっていけますから必要ありません」と跳ね除けた公立小学校と、同じ公立学校なのだ。知識欲の強い息子はいずれ、私の学習サポートでは物足りなくなるだろう。現状だって、私は自分の仕事と家事に手一杯で、十分な時間を割けているわけではない。そして条件に合うフリースクールは見当たらない。しかし、フリースクール以上に手厚い、すでに息子が在籍している小学校がある。もう、これは言うしかなかろう。「ごめんなさい、私は今からあなたとの約束を破ります」そう、私は切り出した。何事かと表情を引き締めた息子に向かって、続けた。「約束を破るわけだから、あなたが怒ったとしても無理はない。でも、最後まで聞いてほしい。正直、私は今の生活が限界。仕事をしながらあなたの学習をサポートするのはとても大変だし、正直ちゃんとサポートできているかも自信がない。これからあなたがさらに多くのことを、深く学びたいと願うときが来るかもしれない。そうなったら学力面と知識面、時間の面でも私の手には負えなくなると思う。あなたの学びの妨げを、もし自分がしてしまったら、私は悔やんでも悔やみきれない。それから、仕事の効率が確実に落ちているなと感じている。これは私の気が散りやすいというのが問題であって、あなたが悪いわけではないから、気に病んでほしくない。とはいえ、もっと仕事に集中する時間がほしい。そうした私の勝手な事情で約束を破ることを、本当に申し訳なく思っている。許さなくてもいい。…いきなり、毎日、最初から最後まで、とは言わない。でも、もう少し学校に行く頻度を高くしてほしい」そして、面談で校長先生が話してくれたことを、息子に伝えた。息子は何も言わずに聞いていたが、私の言葉が途切れたのを見計らってか、ゆっくりと口を開いた。「今の学校だったら、行くのは嫌じゃないよ。でも、ずっと家にいたし、のんが言ったように、いきなり毎日最初から最後まで、というのはできないかもしれない」「うん、それは仕方ない。ありがとう、聞いてくれて、怒らずに受け入れてくれて、本当にありがとう」「うん。だって、のんが仕事をできなくなったら、まだ働ける年齢じゃない自分だって困るし」「いきなり毎日最初から最後まではできないかもしれない」などと申していた息子だったが、土日をはさんだ週明けから春休みに突入するまでの1週間、毎日最初から最後まで、つつがなく登校し、帰宅すると、学校での様子を楽しそうに伝えてくれたのだった。「学校に行ってみよう」と息子が思えるきっかけとなった、N先生の寄り添い出典 : 年生の中盤過ぎから始まった息子の不登校生活は、3年生のラスト1週間で、ひとまず終わりを迎えた。ここで私の頭に疑問が浮かぶ。そもそもどうして「学校に行ってみよう」と息子は思えたのか。本人に質問をしてみたところ、このような答えが返ってきた。「(担任の)N先生、学校に来てねみたいなことを一度も言わなかったから」そうなのだ、N先生は「息子さんの顔が見たいのでお構いなく」とおっしゃって、ほぼ毎月わが家にご足労くださっていたのだが、ただの一度も登校を促すような発言はなさならかったのだ。2年生のころ、当時の担任の先生が、クラス全員からの手紙を持って、わが家にいらしたことがある。「早く学校に来てね」との旨の内容がそれぞれの文字と言葉で綴られていたそれに、息子は一瞥もくれなかった。「あなたはこんなに必要とされているんだよ」ということを伝えたい、先生の愛情と善意であることは理解できる。でも、そこに息子はいないのだ。学校に行くことが辛くてたまらない息子の気持ちが、まるで「改めるべきもの」として扱われているように、私には見えてしまったのだ。「助けてってお願いしているのに、無視されているような気持ちになった」と、後日息子も述べている。「N先生って、元気?とか、最近好きな遊びはある?とかは聞いてくるけど、学校に来てねとかは言わなかった。なんかそれが、こっちの気持ちを大事にしてくれているように思えたから」思いやりや寄り添いは、なにも気遣うような優しい言葉をかけることだけではない。言葉少なであるからこそ、自分が尊重されていると感じられることは、大人にだってある。イソップ寓話『北風と太陽』を私は思い出し、次年度もN先生が担任であったらいいなと願いつつ春休みを迎えた。いや、担任がどなたになるかという話の前に、休みが明けたら「やっぱり学校に行きたくない」と息子が言い出す可能性は、なきにしもあらず。心の準備を、私はした。《次回に続きます》
2019年06月25日こんにちは!イラストライターのかままです。我が家には今年小学一年生になった6歳の娘がいます。4月から新しい環境に飛び込んだ我が子に、「学校生活上手くやれているかな?」「お友達できたかな?」と心配が尽きない毎日です。理想としては、親としてどっしり構えて見守ってあげたいけれど、 もともと心配性の私は、つい先手を打って娘の世話を焼きたくなってしまうことが多く、 「これではいけないなぁ…過保護かなぁ…」と反省することも少なくありません。先日も、こんなことがありました…。目次 1 娘のお友達が我が家へ遊びに来た時のこと…2 お友達が娘のおもちゃを壊してしまった!3 フォローは必要とされた時に! 娘のお友達が我が家へ遊びに来た時のこと…小学校に入学して初めて、娘のお友達が我が家へ遊びに来てくれました。お友達は我が家にあるミニチュアのお家とお人形でおままごとをするのを楽しみにしてくれていて、 早速2人で小さい家具や食器、食べ物のおもちゃで遊び始めました。そのおもちゃは、大人が見てもびっくりするくらい細かく精巧に作られており、私自身とても気に入っていたものでした。そんなおもちゃで遊ぶ娘たちを、私も近くで微笑ましく見守っていたのです………が!!お友達が娘のおもちゃを壊してしまった!パキッ なんと遊んでいた拍子に、ミニチュアの食器のトングを、娘のお友達が真っ二つに割ってしまったのです!!いや、子どもが遊んでいればこんなこと日常茶飯事。いちいち気にしていたらお友達と楽しく遊ぶことなんてできないというのは百も承知です。ただ、…ただ一瞬。 私を含め、その場にいた全員が一瞬フリーズ。 1秒か2秒の間に、私はついつい、 「ああー!それバラ売りしてないよな…買い直すならセットで買い直さなきゃ…」とつまらないことを考えてフリーズしてしまったんです。やってしまったお友達は、明らかに申し訳なさそうな、ショックな表情をしたまま、何も言えずおもちゃを見つめていました。そんなお友達の様子を見て我に帰った私は、 咄嗟に「気にしないで!!大丈夫だから!!」と声をかけようとしたのです。と、その時。 娘が落ち込むお友達に向かって、 「これ、レストランにあるお料理切るやつに似てない?ナイフだっけ?」と、 トングが割れてしまったことを悲しむでもなく、お友達を責めるでもなく楽しそうに話しかけたのです。私は思わず勝手に口から出かかった 「気にしないで!」という言葉を飲み込みました。娘の反応を受けて、お友達は心底ホッとしたように笑って、そのままおままごとは再開。割れたトングをナイフに見立てて楽しそうに遊びだしました。一瞬、「おもちゃを壊してしまったことについて、お互いあまり気に留めていないのかな?」と思ったのですが、 遊びが軌道に乗ったところで、コソっと小さい声でお友達が娘に謝ってくれていました。娘も「分かってるって」というような笑みを返しながらコソコソとお返事していて、 「あぁ…彼女たちには彼女たちなりの仲直りの仕方があるんだなぁ…」と思わず感心してしまいました。 フォローは必要とされた時に!私はそんな2人の様子を見て、 「あぁ…さっき咄嗟に『気にしないで!大丈夫だよ』と言わなくて本当に良かった…」と思いました。娘の気持ちも確認せず、私が横から口を出すことではなかったということに、後から気付いたのです。大人はついつい遠慮とか気遣いを真っ先に口にしたくなりますが、 子どもたちにはそれぞれの人間関係があって、無闇に大人がフォローする必要はないんだと痛感しました。ついつい手取り足取りお節介を焼きたくなってしまう私ですが、 今回のことで、口や手を出す前に、「これって必要とされてるのかな?」と一呼吸置くことを心掛けるようになりました。これから思春期に向かって成長していく娘と、良い距離感を持って付き合っていくために、 私ももっと子どもを信頼してあげないといけないなと思った出来事でした。●ライター/かまま
2019年06月19日登下校のひとり歩きが心配で用意したのは…我が家の息子は4月からピカピカの小学1年生。息子の入学に備え、ランドセルとともに用意したものがあります。それは「見守りAIロボット」といわれる「GPS BoT」。 わが家は学童にお迎えに行くことも多いですが、基本的にはひとりで登下校することになるので、行き帰りが心配だったのです。入学前から使い始めて2カ月ほど経ったので、その使い勝手をレポートします。位置情報から子どもを見守るAIロボット「GPS BoT」は日本中をカバーする携帯電話回線などに自動接続し、子どもの現在地を専用アプリで見守れるというもの。公式HPによると「一般的なGPSの電波だけでなく、周辺のWiFiアクセスポイントの電波や、携帯基地局の電波もセンシングするため、一般的なGPS端末では難しかった、屋内や地下での位置特定も可能」とのことです。大きさは5cm四方×厚さ19mm、重さは46g。契約手数料や契約手数料、契約年数しばりなどが一切なく、端末は4800円(税別)、月々の利用料は480円(税別)という料金設定、シンプルなデザインと機能が気に入り、夫と相談して購入しました!ランドセルにつけるにはAirPods用のケースがオススメコンパクトな大きさと、スッキリとしたデザインがかわいいBoTですが、本体にはバッグなどに装着できる器具は付いていません。ランドセルのポケットにポンと入れておく分にはいいのですが、習い事やそのほかの外出時にバッグを変えるときはちょっと面倒。また、2~3日に一度充電が必要なのですが、その後ランドセルに入れるのを忘れがち!公式でケースも販売されていますが、まあまあお高いですし、デザインも好みではなくて…。どうしようか悩んでいたら、ネットでAppleのワイヤレスイヤホン・AirPods用のケースに入るとの情報が。早速試してみたら、結構力がいりますが(笑)なんとか入りました!ケースを付けたまま充電もできます。わが家ではランドセルサイドのフックにこのケースつきのBoTを引っ掛けています。ちゃんと持ったかどうか確認しやすいし、ランドセルからほかのバッグへの移動もラクチンです。GPSの精度とエリア設定についてさて、実際の使用感はどうでしょう?BoTでは、専用アプリで表示されるマップ上に今どこにいるか表示されます。誤差は数m~数十mほど(場所によってはそれ以上も)。場所を指定して登録しておくと、そのエリアに着いた時には「つきました」、エリアから離れた時には「出発しました」と通知が来る仕組みです。とても便利なのですが、少し問題も。実はわが家は小学校から割と近く、自宅と学校両方を設定すると、お互いのエリア(約100mの円形)が被ってしまい、登下校時に「到着」と「出発」が同時に通知されてしまうのです…。これは今のところ、誰もいない家に子どもが帰るということがないので、自宅の設定を消去して対応。だいぶ使いやすくなりました。遠足の足どりは夫婦2人でチェック今まで使っていた中で、一番役に立ったのは遠足の時でした。痛ましい事故が多い最近、学校から徒歩で駅に向かい、電車に乗って移動するという遠足は不安でしかなかったです。でも、移動しているであろう時間にGPSを見ると、「あ、今ここにいるな」、「ちゃんと着いたみたい」と移動の様子がわかり、安心することができました。横断歩道の手前でしばらく動かなかったときはドキドキしましたが(笑)。移動履歴も時間も表示されるので、どういうルートで動いているのかもわかります。GPS1台につき、何台もの端末で見守れるのも大きな魅力で、遠足中はパパも仕事中に見ていたそうです。これからどんどん行動範囲が広がり、ひとり行動も増えるであろう小学生。「GPS BoT」のおかげで私自身は少し不安が払拭でき、何かあった時も対処がしやすいので、これからも使い続けたいと思います。<文・写真:ライター清宮(clabocco)>
2019年06月08日4年生にもなると学習内容はぐんと難しくなり、保護者の方も教えるのに四苦八苦するような問題がたくさん出てくるようになります。3年生まではなんとかついていけていたお子さんも、隠れた苦手ポイントが表面化する時期でもあるので、学習に取り組む姿勢から見直さなければならないことも。今回は、3年生から4年生に進級したお子さんが学習面で陥りがちがな苦手ポイントや、家庭でできるフォローの方法などを詳しく見ていきましょう。4年生、学習面での不安はどんなこと?進研ゼミの保護者を対象にベネッセがアンケートを実施したところ、3年生から4年生に上がる際に学習面で準備しておいた方がいいことや、親が注意深く見ておくべきことについて、次のような回答が得られました。□学年が上がるにつれて家庭学習の時間の確保が難しくなる。生活習慣を整えて、勉強時間をきちんと決めておくことが大切。□低学年で学んだ基本ができていないと、どんどん難しくなる勉強に対応できなくなる。わからない問題をそのままにせずに、しっかりと復習して理解するように心がけさせる。これまでのように、わからない問題にじっくり取り組む余裕がなくなってくるのが4年生からです。4年生に進級するまでの積み重ねが表面化される時期でもあるので、各教科の基礎的な部分がきちんと理解できているか改めて確認する必要があるようですね。その際には、テストの点数だけで判断するのではなく、ノートに書かれている内容も確認してみましょう。本人も気づかないような苦手ポイントが見つかるかもしれません。4年生の国語。学習のポイントは?4年生で習う漢字は3年生と同じく200字です。「養」「熱」「議」など、難しい文章の中で出てくるような複雑な漢字も出てきます。また低学年のときと比べて、格段に長く難しい文章を扱うようになり、登場人物の気持ちの深い部分まで読み取る問題も増えてきます。音読の宿題はなくなっていても、読解力を深めるためにも声に出して文章を読む習慣は続けましょう。さらに、作文や読書感想文では書く内容の中心を明確にし、内容のまとまりで段落をつくったり段落相互の関係に注意したりして、文章の構成を考える能力が求められます。最終的には自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫する必要も出てくるため、普段から文章の構成を意識しながら本を読むようにするといいでしょう。また、ことわざや慣用句、故事成語などの意味を知り、使えるようになることも求められます。子どもから意味を聞かれてもすぐには答えずに、漢字の意味から読み解かせたり、辞書を引かせたりしましょう。自分で考えて調べることで、より記憶に残ります。4年生の算数。学習のポイントは?教育評論家の親野智可等先生は、4年生の算数について「基本的な四則計算が身についていないと授業でつまずくケースが多い」と指摘します。そして一度苦手意識を抱いてしまうと、それ以降積極的に授業に関わりにくくなるため、これまで以上に注意深く見てあげる必要があるとのこと。とくに気をつけてあげるポイントは次の2点です。■四則計算、基礎はできている?たとえば「612÷27」の場合、612は約600で27は約30だから、答えはだいたい20いくつになるな、と実際に計算をする前に答えの見当をつけることを「四則計算の結果の見積もり」といいます。これができるかできないかで、今後の算数の授業への理解度は大きく変わってきます。■図形の構造、理解できている?立方体、直方体の見取り図と展開図はかなりの苦戦が予想されます。平面図形に比べて、立体図形はスムーズに理解することが困難なので、親御さんの協力が必要になるでしょう。たとえばいらなくなった空箱を分解したり、展開図を作成して組み立てたりと、工夫次第で家庭でも図形を構成する要素について学ぶことができるはずです。4年生の理科。学習のポイントは?4年生の理科では「空気と水の性質」「金属、水、空気と温度」「人の体のつくり」などについて学習します。その中でもつまずきやすいのは次の単元です。■水の三態変化は台所で学べ!水が温度によって固体、液体、気体と変化することを意味する「水の三態変化」。これは中学で習う物質の状態変化につながる重要な内容ですので、習い始めのこの段階でしっかりと理解を深める必要があります。そこで役に立つのは「料理を手伝うこと」だと親野先生は説きます。なぜなら氷を作ったりお湯を沸かしたりする台所は、「水の三態変化」を実体験するのにうってつけの場所だからです。料理をするときは必ず火を使ったり、水を容器に移したりしますよね。その一連の作業は理科の実験と非常に似ているため、家で料理のお手伝いをしている子どもは、学校での理科実験にも積極的になる傾向があります。理科的思考を身につけるためにも、お手伝いは有効だというわけです。■数字と天気と肌感覚を結びつけるまた、「天気による1日の気温の変化」も苦手とする子どもが多いとのこと。天気を観察して気温を測り、その変化をグラフにして天気と気温の関係を理解することが求められるこの単元は、算数的要素も含まれます。算数でも出てくるグラフに対する苦手意識がつまずきの元になっているのでしょう。「自然現象を数値化する」という考え方は理科の基本的なスタンスであり、今後学年が上がるにつれてもっと複雑になる内容でもあります。朝は1日の天気予報を確認して、「気温が○度なら昨日よりも少し寒いね」「湿度○%なら雨が降るかもしれないね」と、数字を絡めて会話をするように心がけましょう。4年生の社会。学習のポイントは?4年生の社会は、3年生より広い範囲の地域や環境に目を向けた学習をします。その目的は、社会的事象への理解を通して地域社会に対する誇りと愛情、地域社会の一員としての自覚を養うこと。つまり、4年生からは広い視野で物事を見て、自分なりの理解を深めることが重要視されるのです。身近なところでは、飲料水や電気・ガスを供給する事業が、安全で安定的に供給できるように進められていることや、地域の人々の健康な生活の維持と向上に役立っているということも学びます。毎日当たり前のように使っている水や電気も、それを安全に行き渡らせてくれる人や仕組みがあってこそ。家庭における親からの教えも社会科の勉強として充分に役立ちますね。身近な生活の中で生じた疑問は、そのまま社会科の調べ学習につなげることができます。ガス会社や電力会社のホームページにも、子ども向けにわかりやすく説明しているページがあるので、親子で一緒に調べてみましょう。□東京ガスホームページ|キッズ東京ガス□東北電力ホームページ|でんきアドベンチャー***まだまだ小さな子どものように見えて、4年生ともなれば学習内容もかなり難しくなります。そんなとき「うちの子、ちゃんと勉強についていけるかしら……」と不安になるのではなく、子ども自身の“学ぶ力”を信じて見守ってあげることも大切です。また、家庭の中でも学びにつながる機会はたくさんあります。子どもの勉強の「苦手」をちょっとでも「好き」にさせるヒントは、家の中にもあるのです。(参考)Benesse 進研ゼミ保護者通信|新学期準備「コレ重要!」先輩保護者ランキング~高学年(小4ー6)編~文部科学省|小学校学習指導要領(平成29年告示)親力講座|小学4年生の勉強のポイントは?子どもはどこでつまずく?その対策とは?東京ガスホームページ|キッズ東京ガス東北電力ホームページ|でんきアドベンチャー
2019年05月23日2年生から3年生に進級するとき、学習面での不安を抱える保護者の方がとても多いそうです。算数がぐっと難しくなる、理科・社会が教科に加わるなど、2年生までと比べて3年生からは高学年につながる学習のベースを作らなければならなりません。そのため「つまずき」を感じる子どもがぐんと増えるのです。ここでつまずくと、高学年になって取り戻すことが難しくなります。だからこそ、勉強に対する「劣等感の芽」は早めに摘んでおかなければなりません。今回は、2年生から3年生に進級したお子さんが学習面で陥りがちがな苦手ポイントや、家庭でできるフォローの方法などを詳しく見ていきましょう。3年生、学習面での不安はどんなこと?進研ゼミの保護者を対象にベネッセがアンケートを実施したところ、2年生から3年生に上がる際に学習面で準備しておいた方がいいことや、親が注意深く見ておくべきことについて、次のような回答が得られました、□3年生になると授業の進み方も早く、内容が難しくなる。家で軽く予習復習ができるといいと思う。□理科・社会という単元が増え、覚えることも多くて大変。その結果余裕がなくなり、得意だった漢字や計算を間違えるなど他の教科にも影響が出てきた。□6時間授業も増えてくる。忙しさで余裕がなくなる。3年生からは本格的に勉強との向き合い方を見直さなければならない様子がうかがえますね。授業数が増えて放課後の自由な時間が減ることで、忙しさから余裕がなくなる子どもたちが多くなるとのこと。子どもが不安を抱えているのなら、親は安心できる居場所を作ってあげなければなりません。家庭での学習はもちろん大切ですが、まずは生活習慣や平日の時間の使い方、休日の過ごし方について、3年生に進級したタイミングで見直すことをおすすめします。3年生の国語。学習のポイントは?学習指導要領によると、3年生からは「筋道を立てて考える力や感じたり想像する力を養い、考えをまとめる力や伝える力を養う」ことに注意しながら国語の学習を進めるとのこと。その一歩として、主語と述語の関係、修飾と被修飾との関係、指示する語句と接続する語句、段落の役割についての理解を深めることを目標としています。さらに、文章の構成力をつけるだけではなく正しい文法を学び、ことわざや慣用句を使った表現力を身につけることも求められるようになるのです。■覚える漢字は200字に「漢」「業」「筆」など何通りもの読み方がある漢字や、漢字の組み合わせによっては日常的に使わないような単語を覚えることも。普段からいろいろなジャンルの本を読んだり、テレビのニュースで映し出される字幕を意識させたりすると、子どもの記憶に残りやすくなります。■国語辞典を家庭でも活用しよう3年生からはいよいよ国語辞典を学習に取り入れます。できればもっと早いうちから辞書に親しんでおくといいですね。文章力養成コーチの松嶋有香先生は、こどもまなび☆ラボで連載中の『国語辞典の世界へようこそ』の中で、学校の授業以外でも辞書を活用することをすすめています。辞書を引くことで調べ学習の基本動作が身につきます。そして、わからないことをそのままにしない姿勢は他の教科でも役に立つだけではなく、「生きる力」を子どもに与えるのです。ぜひご家庭のリビングにも一冊国語辞典を置いておき、いつでも調べられる準備をしておきましょう。3年生の算数。学習のポイントは?よく聞くのは「3年生から算数につまずく子が増える」ということ。しかし、決して急に学習内容が難しくなるわけではありません。実は、2年生のうちにマスターしておくべき基礎ができていなかったために「つまずき」が生じてしまう子も多いのです。■3ケタ、4ケタの計算が子どもを混乱させるまず、多くの子どもが4ケタの足し算・引き算でつまずきます。たとえば「3007ー2258」といった繰り下がりが2回ある引き算で混乱してしまい、計算に時間がかかって次第に授業についていけなくなることも。さらに「307×57」のように、3ケタ×2ケタで0が入るかけ算でつまずく子もたくさんいます。教育評論家の親野智可等先生は「このような計算は算数の基礎。つまずくようであれば、できるだけ早い段階で修復できるようにしましょう」と注意を促しています。算数は「積み上げ」の教科です。テストの点数だけで判断せずに、毎日使っているノートをチェックして、ちゃんと理解できているか確認しましょう。■図形の学習は作図がネックになることも3年生からは三角定規やコンパスを使いますが、作図する作業が難しくて算数が苦手になる子も多いといいます。どうしても苦手なら、家でコンパスを使って模様を描いて遊ぶといいでしょう。できあがった模様に色を塗ってみると、楽しみながらコンパスの使い方に慣れることができますよ。■表とグラフを積極的に生活に取り入れる親野先生は、数値や項目などの複合的な情報を関連づけて読み取る勉強を苦手としている子どもが多いと指摘します。その理由として「普段の生活の中で馴れ親しむ機会のないまま、教科書で初めて表とグラフに出会うから」と述べています。確かに日常的に家庭の中でグラフなどに触れる機会は少ないですよね。では、日頃から表やグラフに馴れ親しむにはどうしたらいいのでしょうか。親野先生おすすめの方法をご紹介します。□カレンダーに毎日の天気を書き入れる。毎日コツコツ続けることで、立派なデータとして活用することができます。体重や気温などの数字を入れるのもいいですね。□親子でじゃんけんなどのゲームをしてその勝ち負けを表にする。タテ軸とヨコ軸の組み合わせで表を作ります。「2回目と4回目はぼくが勝った」というように、表から情報を読み取る訓練になりますよ。□表に慣れたらグラフの基本である棒グラフを作成してみる。夕食のおかずを棒グラフにするのも面白いですね。1ヶ月集計した結果、「一番多いメニューはカレーだね」「お魚のおかずが少なかった」など、驚きや発見が出てくるかもしれません。3年生の理科・社会。学習のポイントは?いよいよ始まる理科・社会。これから学び始める教科なので、できるだけ苦手意識を持たせないように、楽しく学ぶ姿勢を身につけるための工夫が必要です。■理科:疑問が芽生えたときがチャンス!3年生で学ぶ理科の内容は、「物質、エネルギー」「光と音の性質」「磁石の性質」「電気の通り道」「電気の通り道」などです。とくに子どもたちがつまずきやすいのは「物の形や体積と重さの関係」について。ですから「材料・体積が同じなら、物の形が変わっても重さは変わらない」「体積が同じでも重さが違う物がある」、この2点を理解できるかがポイントになります。家庭でできる簡単な方法として、空のペットボトルに砂を詰めて量り、今度は同じペットボトルに水を入れて量ってみましょう。「同じ大きさの入れ物に入れても、重さが違うよね」と親子で確認し合えば、理解を深めることにつながります。例えば、親子で散歩や買い物に出かけた際には、ただ漫然と歩くのではなく、目にする草花や虫、その日の気温や風の向きなど、様々なことに子どもの関心を向けさせてあげて下さい。日々の生活の中で子どもを意識的にリードしてあげることが大切なのです。(引用元:親力講座|小学3年生の勉強のポイントは?子どもはどこでつまずく?その対策とは?)理科の学習において効果的なのは、実際に体験すること。家の中や近所の道端にも、理科を好きになる要素はたくさん潜んでいます。■社会:身の回りの環境が学びにつながる3年生の社会の授業では、「身近な地域や市区町村の様子を大まかに理解する」ことを目的としています。理科と同じように、実際に見て、感じることでスムーズに理解できるようになるでしょう。たとえば、散歩のときや車や電車でお出かけしたときに「この畑では何が取れるんだろう?」「この川はどこからどこまで流れているんだろう?」などと意識づけしてあげたり、街角に設置されている看板に目を留めたりすることで、自分の住む街や身近な環境への興味が高まります。また、観察・調査した内容を白地図などにまとめる力も求められます。日頃から地図に慣れ親しんでおくために、リビングやお風呂に貼っておいてもいいですね。***3年生では1、2年生のときとは違って「勉強」への意識を高めていく必要があります。遊びの延長のように楽しみながら学ぶよりも、自分なりの学習姿勢をしっかりと固める時期に入っていきます。そのためにも、日常生活の中から学習につながるヒントを見つけて関連づけてあげるのも、親としてぜひやってあげたいことですね。(参考)Benesse 進研ゼミ保護者通信|新学期準備「コレ重要!」先輩保護者ランキング~低学年(小1ー3)編~文部科学省|小学校学習指導要領(平成29年告示)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|ゆか先生の国語辞典の世界へようこそ|たった5歳の子どもにも国語辞典を与えるべき理由。“辞書を引く”ことの莫大なメリット親力講座|小学3年生の勉強のポイントは?子どもはどこでつまずく?その対策とは?親力講座|算数の表とグラフの勉強は生活の中で慣れ親しんでおくことが大切
2019年05月17日小学校に入学して1年も過ぎると、生活面や学習面でさまざまな悩みが出てくるのではないでしょうか。お子さん自身は学校生活に慣れるのに精一杯ですが、ずっとそばで見ている親御さんは、我が子の “苦手” に気づき始めているころだと思います。今回は、1年生から2年生に進級したお子さんが学習面で陥りがちがな苦手ポイントや、家庭でできるフォローの方法などを詳しく見ていきましょう。2年生、学習面での不安はどんなこと?進研ゼミの保護者を対象にベネッセがアンケートを実施したところ、1年生から2年生に上がる際に学習面で準備しておいた方がいいことや、親が注意深く見ておくべきことについて、次のような回答が得られました。□先生の言うことを一方的に聞くことが多かった1年生のころと違い、自分たちで話し合ったり計画したりして授業や行事の計画を進めていく機会が増える。自分のことは自分でするように親子で一緒に確認するなどサポートが重要。□教科書にざっと目を通しておくなど、習うところを保護者が把握しておき、子どもの質問にすぐに答えられるようにする。□生活の中で学習のヒントになるようなことがあれば、積極的に話題に出す。1年生のころは、勉強といっても、言葉や数字に親しんだり、読み書きの基本を学んだりするくらい。子どもたち個人個人の能力に大きな差が生まれることはありませんでした。しかし2年生からは、覚える漢字は倍になり、計算問題は複雑に、さらに2学期からは九九をマスターしなければなりません。より難しくなる授業内容を理解するためにも、家庭における学習サポートはまだまだ必要になるでしょう。2年生の国語。学習のポイントは?文部科学省の学習指導要領によると、1年生と2年生で学ぶ国語の目的は「日本語の言語文化に親しむことや理解する」「伝え合う力を高める」「自分の思いや考えをもつ」こと。つまり、1年生と2年生では内容の難しさに違いはあるものの、その目的は共通しています。1年生で学んだことをさらに深掘りするイメージですね。■覚える漢字の量は2倍!2年生の国語の授業における最大の難関は「漢字」です。1年生では80字の漢字を覚えなければなりませんでしたが、2年生になるとなんと倍の160字に!しかも「顔」「線」「曜」など画数が多く、バランスを取るのが難しい漢字もたくさん出てきます。家庭学習のときには、姿勢や筆記用具の持ち方、筆順に従っているかなど、注意深く見てあげるといいでしょう。基本をしっかりと身につけるまで、何度でも繰り返し教えてあげるのがポイントです。■正しい文章を書く基礎をかためる2年生では文章の組み立てを考えて書くことが求められます。・「はじめ」に何を知らせたいかを書く・「中」に知らせたいことを詳しく書く・「おわり」にまとめのことばを書くこの決まりを守って文章を書くのは意外と難しく、とくに日頃から本を読む習慣がない子どもはつまずきやすいといいます。学年が上がるにつれて文章がより長く複雑になるため、順序を整理して、構成を考えながら文章を作成する力を身につけましょう。普段から家族で短い手紙のやり取りをしたり、映画や本の感想を短い文章にまとめるなど、日常の中で「文章を組み立てる」訓練をするといいですね。2年生の算数。学習のポイントは?1年生の算数の目的は「数や図形に親しみ、算数の楽しさを感じること」とされています。数を正しく数えることや時刻と日常生活を関連づけるなど、身近な数について学ぶことが学習のメインでした。2年生ではさらに進んで、「数の概念についての理解を深める」ことを目的とします。たとえば「買い物に行ってすばやく計算できると便利!」というように、数理的な処理を生活や学習に活用しようとする意識を求められるのです。■基礎の基礎を再確認する東京大学名誉教授で教育学者の汐見稔幸先生は、算数こそ最初につまずかないように家庭で見てあげるべき、といいます。たし算のルール、ひき算のルール、さらに九九といった基礎の基礎のところがきちんとわかっているかどうか、とても大切なので、ここは家庭で意識的にみてあげてください。この基礎部分ができていないと、2ケタや3ケタのたし算、ひき算、やがてわり算などのステップに進むことができなくなります。(引用元:汐見稔幸(2008年),『汐見先生の素敵な子育て「子どもの学力の基本は好奇心です」』,旬報社.)算数は積み重ねていく勉強です。一度つまずくと取り戻すことが難しいからこそ、低学年のうちに理解を深める必要があるのです。■ぐんと複雑になる計算問題2年生では、足し算・引き算・かけ算の3つが計算問題に上がります。進級した時点で「繰り上がり・繰り下がり」をしっかりとマスターできていないと、筆算でつまずいてしまうでしょう。「アメが3つの箱に6つずつ入っています。3つ食べたら残りはいくつ?」このような文章問題では、どの計算からやるのかを考える必要があります。つまり文章問題の読解力も求められるため、複合的な考える力をつけておかなければなりません。■油断しているときにこそ九九の確認を九九が始まる2年生の2学期ごろには、家庭でも毎日くり返し練習をして応援してあげることが大切。夕食後、ホッと一息ついているときやお風呂に入っているときに「九九、忘れていないよね?7の段は?」と突然聞いてみるなど、フォローしてあげるといいでしょう。■基本的な図形の概念を理解する2年生では図形を構成する要素に着目し、身の回りのものの形を図形として捉えることが求められます。日頃から「まっすぐ」「てっぺん」ではなく、「直線」「頂点」といった用語を用いることを心がけましょう。文章問題がすんなり理解できるようになります。理科・社会のベースになる「生活科」2年生までは1年生と同様に「生活科」の授業があります。これは3年生から本格的に始まる理科・社会のベースとなる教科です。たとえば次のような内容の学習をしていきます。□まちたんけん□野菜を育てよう□身近な生き物、小さな虫□廃材を使った遊び、動くおもちゃを作る□赤ちゃんのころの話を親から聞き、“自分新聞”をつくる□これからの自分、目標や夢についてまとめる(光村図書の教科書『せいかつ 下 みんなともだち』を参照)このように生活の授業では、地域の生活に関わることを通して身近な人々や社会、自然との関わりについて考えることを目的としています。また、自分自身を見つめることを通して、自分の生活や成長、身近な人々の支えについても考えます。生活科とは、まさに家庭でも一緒に学べる「生きた学習」です。身の回りの物事に関心を持ち、普段見過ごしているようなことに目を向けると、たくさんの発見があるのだということを知ってもらいましょう。***1年生ほど簡単でもなく、3年生ほど複雑にはなっていない2年生こそ、しっかりと基礎を固める大切な時期です。「ちょっと苦手かも」「よくわかってないけど、なんとなく点数が取れているからいいか」と思っていると、3年生以降のつまずきに直結します。苦手の芽は早め早めに摘んでおきましょう。(参考)Benesse 進研ゼミ保護者通信|新学期準備「コレ重要!」先輩保護者ランキング~低学年(小1ー3)編~文部科学省|小学校学習指導要領(平成29年告示)汐見稔幸(2008年),『汐見先生の素敵な子育て「子どもの学力の基本は好奇心です」』,旬報社.『せいかつ 下 みんなともだち』,光村図書.
2019年05月16日発達障害の娘が小学5年生から始めた、進路選び主治医から、小学校卒業後の進路選択についての話をされたことをきっかけに、いろんな可能性、選択肢を広げるためにも、調べて・考えておこうと決心しました。でも、いろいろと調べるうちに、頭の中は疑問でいっぱいに…。そこで、実際に学校を訪れてみよう、この目で見てみようと考えるようになりました。地元の公立中学の見学に行く主治医から進路について聞かれて暫くしたころ、近隣の公立中学校の文化発表会がありました。私たちの住む地域では小・中学校一貫カリキュラムの一環として、高学年になると校外学習で近隣中学の文化発表会を見に行くことになっています。中学校の部活の様子や有志生徒による舞台パフォーマンスを見た娘は「小学校との違いに驚いた!中学生ってスゴイ」と楽しそうに話しました。当時、家庭や学校での娘の障害に対する認識不足と、クラスメイトからのいじめなどで辛い毎日を送っていた娘が「中学は楽しそう」と前向きな気持ちになってくれたことを私は嬉しく思いました。また、私たちの住む地域では「学校へ行こう週間」というものがあり、期間中は公立校の生徒や保護者に限らず、地域の住民、これから入学を考えている子どもや保護者などが、学校を見学できるようになっています。これは教育委員会が「保護者や地域の住民の学校に対する一層の理解と支援の醸成を図り、開かれた学校づくりの推進に向けた、各学校の主体的な取組を充実するため」に設定したものです。娘の話を聞き、ちょうどその時期に実施されていた「学校へ行こう週間」を利用し、私も近隣中学校への見学に行ってみることにしました。生徒達の「普段の様子」を見る最初に訪れた公立中学校は、こぢんまりとした学校で、学年により多少の差はあれど比較的落ち着いた雰囲気でした。生徒が来校者に自然と挨拶する休み時間に、廊下に設置してあるベンチで生徒がくつろいでいるちょっとしたことですが、このような風景は実際足を運んでみないと分からないことです。特別支援学級を見学中学1年生から3年生までのクラスを一通り見学した後、私は特別支援学級の教室を訪ねました。担任の先生に見学できるか確認すると、大丈夫とのことだったのでしばらく授業の様子を見学しました。見学の後、先生は私とのお話(特別支援学級の説明)の時間を取って下さいました。その対応からも、その学級が落ち着いていることが見てとれました。私は「入級するかどうかは分かりませんが」と前置きをして、娘の様子を先生にお伝えしました。先生は「中学生は自我に目覚める時期なので、通常学級にするか特別支援学級にするかは本人の意思を大切にした方がいい」と仰いました。通級指導教室も併設されていた学校見学を終え、帰ろうとしたとき、私はある教室に気がつきました。そこは『通級指導教室』でした。「ここが、主治医が話していた”通級指導”をしてくれるところだ…!」地元の中学に通級指導教室があることを、このとき私は初めて知りました。「せっかく来たんだし」と私はダメもとで通級指導教室の職員室のドアをたたきました。特別支援学級見学のときと同様に、入級するかどうかは分からないのですが、と前置きをした後「学校に行こう週間」を利用して見学に来た事を伝えると、一人の先生が面談の時間を取って下さいました。知識と経験豊かな、通級の先生通級の先生とほんの少し話をしただけで、先生の「一を聞いて十を知る」様子に私は衝撃を受けました。私は娘の小学校入学時に今の地域に引っ越してきてから、療育センターの心理士さんや相談員さんをはじめ、担任の先生、スクールカウンセラー、校長先生などさまざまな人に娘について相談をしてきました。それでも娘の状態は悪化する一方でした。そのため、この頃私は「公的機関や教育の場では娘のようなグレーゾーンと言われる子どもの対応は限界があるのだ」と感じていたのです。でも通級の先生は初対面にも関わらず娘や私の悩みと苦労をすべて分かっていました。そこに高い専門の知識と長年培われた経験があることを感じ、私は(こんな近くにプロフェッショナルがいたなんて!)と心底驚きました。そして20分ほどの面談の間に(こんな先生がいる学校なら安心して任せられそう)そんな希望を抱いたのでした。娘の特性を考えると、通級教室はきっと対象外だろう…。そう思ってはいても、帰り際に言われた「いつでも相談にいらしてくださいね」という声掛けに安堵感を得ることができました。そしてまた、特別支援学級の先生に言われたのと同じく、「中学生は自我の目覚めの時期なので、進路は本人の意思を大切にした方がいいですね」という先生の言葉を重く受け止めたのでした。教育委員会の教育相談へ秋の公立中学見学から半年がたち、小学6年生になった娘は教育相談に行きました。学校の所属や進路を決める目安になるものに、教育委員会で行われる発達検査と教育相談があります。翌年の中学進学の参考にするため、数年ぶりの発達検査と教育相談を受けることにしたのです。検査後の教育相談時、私は相談員の方に「娘のようなタイプは中学卒業後、どのような進学先がありますか?」とたずねました。Upload By 荒木まち子主治医に「通級」という言葉を初めて聞いたときと同じように、私は最初「手帳」の意味がわかりませんでした。そして私の住んでいる地域では、特別支援学校は療育手帳がないと入学できない(※)ことを初めて知ったのです。※療育手帳の所持が特別支援学校入学のために必要な条件かどうかは、地域によって異なります。特別支援学校高等部は見学できず…「現時点で療育手帳は取得できないとしても、高校入学の頃は療育手帳が取れるようになっているかもしれない」そう考えた私は、相談員さんから聞いた特別支援学校高等部の見学に行こうと思いました。でも当時、特別支援学校高等部では、小学生の保護者対象の学校見学会は行っていませんでした(現在は小学校高学年の保護者向けの見学会を行っているようです)。それでも「軽度の知的障害がある生徒が対象」といっても実際はどのようなタイプの学生が通っているのか、生徒達は何を目標にしているのか、娘に合いそうな学校なのかなど、少しでも情報が欲しかった私は、その学校が「地域支援・センター校の活動」として行っている「教育相談」を受けることにしました。娘がいきいきと過ごせる場所のイメージが、まだわかない私は特別支援学校の「教育相談」で、相談担当のコーディネーターの先生に、娘の中学について迷っている旨を伝えました。「中学から特別支援学級に入級した場合、そこでリーダー性を発揮していきいきと過ごす生徒さんと、自分の居場所は特別支援学級ではないと感じて嫌がる生徒さんがいます」それは通級教室の先生と同様、多くの困り感を抱えている生徒達を見てきた先生の経験に基づいた言葉でした。娘はどちらのタイプだろう?それまで通常級で過ごしてきた娘が「周りのみんな」と一緒が良いと思っているのは確か――。でも「みんな」との違いを感じ悩んでいるのも確か――。娘がいきいきとを過ごせる場所はどこなのか、その時点ではやはりまだ判断ができませんでした。コーディネーターの先生に「この特別支援学校高等部では、小学生対象の見学会は行っていません。でも、「学校に行こう週間」であれば来場者の制限はしていませんので、ぜひお子さんと一緒に見学にいらしてくださいね」と言われた私は、それまでの半年の間に、近隣の私立中学と私立・公立の高校の見学することを決めたのでした。次回のコラムでは、私立中学や高校の見学で感じたことについて紹介したいと思います。
2019年05月09日新1年生の娘がいる整理収納アドバイザーのたがわ みどりです。入学に伴い、学習机を購入するか検討していました。リビングで宿題をするので使わないよ、というママ友の話もチラホラ聞いていました。でも、早いうちから机に向かって座る習慣をつけるために、自分のスペースをつくってあげたかったので、我が家は学習机を購入することに。無印良品のオーク無垢材デスク(引出・足元棚付)を学習机として購入したのですが、大正解でした。実際に使い始めてみて、特に良かったと感じている3つのポイントを紹介します。■ 1. 成長しても使えるシンプルなデザイン学習机は、機能がたくさんあっても、子どもの成長に伴って邪魔になってくる場合もあります。筆者は小学校入学時に学習机を購入してもらいましたが、「大きすぎる」「かわいくない」「質感が好みではない」といった理由で、高校の途中で机を買い替えてもらいました。そのため、学習机はシンプルで飽きのこないデザインのものを購入しようと考えていました。無印良品のデスクなら、子どもが成長しても使えるし、もし子どもが飽きても、親である私の机としても使用できます。■ 2. 上置き棚が使いやすい無印良品で購入した商品は以下になります。オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)オーク無垢材デスク用上置き棚ワーキングチェア・ガススプリング昇降式(ベージュ)オーク無垢材デスクキャビネット(ワイド引出2段)ちょうど椅子とセットで購入すると15%オフだったので、ワーキングチェアは予定しておりませんでしたが、購入しました。デスクキャビネットはデスクの中に収納すると座りにくいようなので、キャビネットは私が仕事用に使うことにしました。上置き棚は教科書の収納に。出し入れしやすそうなので、購入して良かったなと感じています。また、足元棚付きのなので収納量が確保できるのも嬉しいポイントです。■ 3. フレキシブルな使い方ができるこの机は同じ幅の引き出しが2つついています。100円ショップの仕切りケースと空き箱を利用して、文具や学校で使うものを分類。右下の空白スペースは名札を収納するようにしています。もう1つの引き出しは、色鉛筆やカラーペンの収納に。仕切りケースもスタンバイさせています。新1年生は、思っているほど物が多くないようです。これから物が増えても、上置き棚へ収納できます。以前から家にある無印良品のスチールユニットシェルフとの相性もよく、ランドセルはこちらの上に置いています。■ まとめ新1年生の娘は、まだまだ無印良品のデスクを本格的に使いこなせていませんが、自分のスペースができたことは嬉しいようです。翌日の準備や習い事の宿題など、面倒な作業は床に広げず机の上で準備したり、机に向かって学習している姿を見ると、少しずつ自分でできるようになったんだなーと娘の成長を感じます。まだ早いかな?とは思いましたが、子どもの自立を意識して、新1年生になるタイミングで購入して良かったなと思います。
2019年04月22日小5なのに、もう中学校のことを考えるの?娘が小学5年生の秋のことです。その頃娘は、通常学級に在籍していましたが、主治医から「小学校卒業後の進路についてどう考えているか」と問われたのです。Upload By 荒木まち子それまでわが家では、毎年度末に「来年は通常学級にするか?特別支援級にするか?」ということを、本人も含めた家族で話し合って決めていました。そのため、主治医からこの話をされた当初は「まだ小5なのに、今から中学校のことを考えるなんて早すぎるのでは?」と思ったのです。でも…よく考えてみると、すぐに「決める」というのではなく、早いうちから「調べて」「考えておく」ことは、娘の将来の選択肢を広げる上で確かに大切なことかもしれないと思うようになりました。発達障害の子どもの進路は「分からないこと」だらけ!この出来事をきっかけに、発達障害がある娘の進路についてあれこれ考えてみました。すると、たくさんの疑問が浮かんできたのです。・中学校から特別支援学級に入級すると、特別支援学校高等部しか選べないの?・知的・身体障害がない場合、中学で特別支援学級に通っていても、特別支援学校高等部には入れないの?・特別支援学級に在籍していても公立高校を受験できるの?(内申書はどうなるの?)・地元の中学校に進学しない場合、その他の選択肢は、私立中学やフリースクールになるの?・高校ではなくフリースクールに進学する場合、高校卒業資格は取れる?取れない学校もあるの?・高校卒業後の進路ってどうなるんだろう?考えれば考えるほど、疑問は増していきます。そして小学校卒業後に通う中学校を決めることは、その先の高校や、さらに先の進路にも影響してくるのだということに気づきました。娘がこれからどう成長していくのかはまだイメージできないけれど、とりあえずどうなっても対応できるように、たくさん情報を集めよう。そして選ぶのは子ども自身だとしても、親がある程度は情報整理しておくようにしよう。私は、そう考えるようになったのです。いざ、情報収集スタート!当時娘は小学校の通常学級に在籍していたため、障害のある子どもに配慮された中学や高校の情報は入手することが難しく、自分たちで積極的に調べて探すしかありませんでした。そこで、娘の学習支援とSST(ソーシャルスキル・トレーニング)をしてくれていた家庭教師の先生に、中学や高校について尋ねてみたところ、さまざまな資料を持ってきてくださいました。そして、私が思っていた以上に多様な学校があることを知ったのです。例えば、通信制高校は学校教育法により「高等学校」と定められているので、一定の条件を満たせば高校卒業資格を取得することができます。でも似た名前の「通信制サポート校」は、通信制高校に通う生徒に対して勉強や精神面での支援を行っているので、通信制サポート校で勉強したとしても、高校卒業資格を取得することはできません。東京都の例だと、小・中学校で不登校になったり、高校を中退したりした子どもを受け入れる総合学科・定時制の「チャレンジスクール」や、小・中学校で十分能力を発揮できなかった生徒が、社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身に付ける「エンカレッジスクール」という取り組みもあります。「え?通う日数を選べるの?」「受験に内申書が不要の学校もあるんだ」「芸術に特化した学校?」「そういえば、こっちの学校はテレビ番組で見たことがあるかも」資料を読みながら、私は自分の知識の無さを改めて感じました。こうした取り組みをしている学校は首都圏に多く、わが家からは距離的に厳しいケースもしばしばありましたが、それでも障害のある子どもにもさまざまな可能性や選択肢がいろいろあることを知り、驚いたのです。参考:これまで設置してきた多様なタイプの学校|東京都教育委員会資料やネットの情報では分からないこともあるこうした学校で、障害がある子どもにどのような配慮や支援をしているのか、具体的な内容を知りたいと思い、ネットのクチコミなども調べてみました。でも、ネットには「偏差値は〇〇」「芸能人の△△が通っている」「設備が充実している」「制服がかわいい」といった表面的な情報しかなく、私が本当に知りたかった情報を得ることはできませんでした。その学校が自分の子に合うかどうかは、やはり直接学校見学や説明会に行って、自分の目で確かめるしかない。そう感じた私は、早すぎるかもしれないと思いつつも、少しずつ学校見学をスタートすることにしたのです。次回コラムでは、実際に学校見学をして感じたことや、私たち親子が大切にした視点などについて紹介したいと思います。
2019年04月22日突然ですが、わが家にはかなり手強い小学一年生の男の子がいます。好奇心旺盛、遊びたい盛り。そして何より、彼はマイペース。目についた興味のあることに次から次へと手を付けて、やりたくないことはどんどん後回し。「先に宿題した?」「やることやってからだよ!」そんなママの言葉も見事に交わす、スルースキルさえも身に付けてしまった次男。さて、そんなわが家の次男坊に届いたのが、整理収納アドバイザーのEmiさん主催のOURHOME × Gakkenの「やることボード」。子どもが自分で楽しく予定を組み立てられるような工夫がたっぷり組み込まれた、お支度を助けてくれるアイテムです。⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 01じぶんだけの「やることボード」をつくってみよう!用意するものは、・じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」・ホワイトボード用のマーカー「やることボード」は、シールとホワイトボード用のマーカーだけで予定を組み立てられるから、子どもが間違えても消せて安心。変更だって、いつでもできるんです。まず、いつの予定をつくるか考えます。わが家の次男は、家に帰ってからの時間のやりくりが苦手。お友達と遊びたいのに、のんびりして宿題が進まない…。約束したから、宿題ができてないまま出かけて行っちゃう…。ということが、くり返し起こっていました。まだ一年生ですもの。仕方ないですよね。ママも理解してあげたい気持ちと反面、ついつい先回りして怒ってしまい反省…。「学校から帰ってきてからの時間を上手に使えるようになろう!」テーマはママから提案しました。 02「やることシール」を順番に並べるじぶんでつくる「やることボード」には、子供の一日の「やることシール」がたくさん入っています。ひらがなの横には、分かりやすくかわいいイラストも描いてあるので、未就学児のお子様にもわかりやすそう。いつも帰宅後にしていることを思い浮かべながら、シールを選び、優先順位を決めて順番に貼ります。次男が選んだのは、・トイレに行く・おやつをたべる・しゅくだいをする・いってきます・じゅんびをする(時間割)いつも何気なくやっていることも、なんとなくやらなきゃいけないと思っていることも、こうしてリスト化させると、やるべきことが明確になります。頭の中でぼんやりと思っていることが、言葉にして表されると、子供って安心するんですよね。ひらがなが読めるようになった小学一年生の次男にも、わかりやすく伝わった様子。優先順位が分かりやすく見えて、ママもサポートしやすそうです。03「とけいシール」で目標時間を決めるホワイトボード用のマーカーで時計の針を書き込み、隣に時間を書き込みます。書き方は自由。「3:30」、「15:30」、「3じはん」。「自分にわかりやすいように書いていいよ。」と声掛けするといいですね。次男は学校から帰ってきたら、15時半。習い事がある日は16時半までに、宿題を済ませなければいません。ママである私のここでの工夫は、細かくタイムリミットを決めて、縛りすぎてしまわないこと。「自由でマイペースな次男には、最初から細かい時間のルールを作るのは向いていないかも」と、私なりに長く続かせるコツを組み込んでみました。スタート時間だけ設定して「宿題が早く済んだら、その分早く公園に行けるよ!」と声掛けをするように。時間に追われるよりも、自分で時間を有効に使っているという意識をもってほしいと願っています。この30分はママも次男の宿題に寄り添う時間に。※これはあくまで、わが家の次男坊の場合。みなさんもぜひお子様と相談してみてくださいね。そして、次男のお楽しみのゲームは18時以降OK!というのがわが家のルール。「ゲーム」という項目はさすがにないので、自分でフリーシールに書き込んで、完成。04どこに設置すれば目につくかな?「やることボード」の設置場所は、時計の横や、リビングの目につく場所など、子供の生活動線に合わせた場所がオススメ。わが家はランドセル置き場の上に。ここに設置すれば、帰宅してランドセルを置いた時に「そうだった!」と、思い出してくれるはず。こうして眺めると、宿題さえ済ませれば、公園、ゲームと、後は好きな時間を思いっきり楽しめるというのがシンプルに分かります。そして、次の目標も。時間割も先にできるようになったら、忘れものチェックも一気に見てあげられて、ママの時間も有効に回せそう。「やることボード」は、裏面も使えるようになっているので、2つのシーン活用できます。習いごとがある日や、忙しい朝、春休みの計画にも。場面を変えてお子様と一緒に楽しく活用してみてください。時間を上手に使って、メリハリのある親子時間を。自分だけの「やることボード」で、時間のお片付けに挑戦してみてくださいね。使用したアイテム⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。 ■こどもと暮らす
2019年03月31日わが家には小学6年生、4年生、1年生の娘がいます。4年生の次女が小学校で1/2成人式を終えた2月のある週末、次女と二人きりで初めての2泊3日の旅にでかけました。子どもと1対1の時間、そこから親の私が学んだこととは…。母をひとり占め、特別な時間かなり前からこの旅を楽しみにしていた次女。出発の金曜日は学校を早退して帰ったので、特別感が5割増しです(笑)。そして三姉妹のわが家は、当然ですが母を独り占めする時間はゼロ。きょうだいの多い子どもたちにとって、この“自分だけの特別な時間”、“特別あつかい”はとても心に残るようです。ちょうど4年前、長女と2人旅をしたときに彼女が発した、「今の私は、一人っ子に見えているのかな~?」。このフレーズが今でも印象に残っています(笑)。いつも上と下に挟まれている次女、今回の旅では自分のペースを貫くことができました。見たいもの、食べたいもの、歩くスピードや食事のペースも、この旅の間は完全にマイペース。親の私も、次女のペースを改めて知るよい機会になりました。娘のリクエストに応えた旅プラン・観光「まだ行ったことのない、四国に行ってみたい」という次女のリクエストに応え、行き先は愛媛県松山市。山口県柳井市から愛媛県まで船の旅、娘は初めてのフェリーです。私も車の運転から解放され、2人でゆっくり話ができるので、この選択はナイスチョイスでした。宿は旅気分を味わうために、あえて道後温泉のど真ん中にとり、浴衣姿で商店街を歩いたり、温泉を楽しむことができました。・食「珍しいものを食べたい」、「おいしいスイーツを食べたい」と言っていた次女の旅のテーマは“グルメ”でした。愛媛といえば“みかん”。大好きな柑橘系の生ジュースやジェラートもはずしません。その他、ご当地グルメの三津浜焼き(お好み焼き)など、食べたいものをひとつずつ制覇しました。・カメラそしてもうひとつのお楽しみがカメラ。わが家は2人旅の際には、娘にもカメラを1台持たせるようにしています。今回は絞り、露出、被写界深度を手元で簡単に調整できるコンパクトデジタルカメラを持たせました。最初に必要最低限の操作方法を教え、その後は自由に撮りたいものを撮りました。道後温泉や松山城などを“観光”しながら、歩いては撮って、食べては撮って(笑)。親子の旅というよりは、“女子旅”。こうして一緒に楽しめるまで成長したんだなと、感慨深いものがありました。この旅で親の私が学んだことは…このような特別な旅には何らかの意味や、子ども自身にも変化を求めたくなるのが親心。私にも“娘と向き合う時間にしたい“という気持ちが、なかったわけではありません。東京から田舎へ引越し、いろいろなことがとあった1年だからこそ、聞きたいことや話したいことがたくさんありました。いつ話そうかとタイミングを見計らっていましたが、結局話を切りだしませんでした。というのも、次女が彼女のペースで旅を楽しんでいたから。日常の話をして、現実に引き戻すのはかわいそうだと思ったからです。「この際、私も純粋に旅を楽しもう!」 と、話したい気持ちを封印したのでした。今回の旅で母親の私が一番学んだのは、毎日見ているはずの娘なのに、知らない部分があるんだなということ。要するに、「親だから分かっている、知っているという思い込みがある」ということでした。子どもは常に成長し、変化しています。しかしその変化は、毎日見ているからこそ見逃してしまったり、気づかないことがあるのかもしれない…。私自身の視点を省みる機会にもつながりました。そして「最近の次女はパステルピンクが好き」「こんなテーマで写真を撮るなんて面白い!」と、彼女の趣味や趣向にフォーカスすることができたのも、新鮮な発見でした。松山城や道後温泉の商店街など、訪れたところで撮った2人のセルフィーには、次女らしい笑顔がたくさん。彼女が何を考え、何を感じていたかは分かりませんが、記憶に残ったことは間違いないでしょう。母の私が楽しかったので、きっと次女も楽しかったはず。それでよしです。“子育ては思い出作り”、どこかで聞いたこのフレーズを思い出しながら、現在、旅の写真と記録をまとめているところです。<文・写真:フリーランス記者林未香>
2019年03月22日子どもが小学校に入学してからもうすぐで1年。とくにトラブルもなく、平和な1年…というわけにはいきませんでした。入学早々から、ちょっと困ったことがありました。■勝手に家に入ってきた!新しくできたお友達が、インターホンも押さずに勝手に玄関を開けて家に入ってきました。帰宅時に子どもが鍵を閉め忘れていて、私も鍵はかけてあるものだと思ってしまっていたのも、勝手に入ってこられた原因ですが…。子どもとお昼を食べていたところ急にお友達が入ってきて「遊ぼう!」と誘ってきました。その日は「家に来るときはインターホン鳴らしてね」と注意をしました。■その翌日から…しかし次の日、インターホンが鳴った瞬間から、玄関をガチャガチャ、ガンガンとたたく音が!「なーくん!あそぼー!!」と大声で玄関をたたくので、この日もそういうことはしないでねと注意をしましたが、連日のようにそれは続きました。ちなみに遊ぶ約束はしていないみたいで、長男は友達と遊びたい時は自分から公園に行きたいと言っていました。約束もしていない友達が土日を含めて毎日くるのに長男も私もちょっと疲れてしまいました。保護者の連絡先もわからないし、何度注意しても玄関をたたいてしまう、そして約束していないのに毎日来てしまう…どうしたらいいんだろう? 誰に相談したらいいんだろう? ひょっとすると「放置子」気味なのかな?もう担任の先生に相談するしかないのかなあと思い、家庭訪問があったときに相談してみました。小学生になってから、こういうトラブルにどこまで親が介入していいのかすごく悩みます。でもまだ1年生ということもあり、今回は相談をしてみました。その後、先生がその子の保護者にも話をしてくれたようです。話をすることによって友達から嫌われたりしないかなども心配はしましたが大丈夫でした。今では勝手に開けようとしたり、玄関をたたくようなことも一切なくなりました。■保育園時代とは違ったお友達トラブル保育園児のときのトラブルとはまた違ったお友達のトラブル。小学生になるとお友達と遊ぶ機会がグッと増えるので、なるべくトラブルなく仲良く遊んでほしいと思う反面、うちの子もよその家で迷惑をかけていないか? という心配もあります。まだ長い小学生生活。なるべくトラブルは避けていきたいな~と思う今日この頃です。
2019年03月14日この春、我が子が保育園や幼稚園を卒園し、ランドセルを背負って小学校へ通う姿を想像するのは、とても喜ばしいことでしょう。その一方、働くママにとっては、放課後や長期休みの過ごし方に不安があるかもしれませんね。筆者は、小学4年生、6歳と3歳の保育園児の子どもがいるフルタイム勤務のワーママで、第1子が小学1年生の頃から学童保育を利用していました。多くのワーママが学童保育を利用すると思いますので、今回の記事では、筆者の体験を交えながら学童保育のギモンについてお答えします!「学童」ってどんなところ?新学期から学童への入所を考えている場合、お住まいの地域によりますが、前年の秋~年始にかけて募集が行われている場合が多いです。学童は、大きく分けると以下の3種類から構成されています。1.公設公営自治体が主体になって運営しています。放課後に学校の敷地内などで運営されている場合が多いです。2.公設民営自治体の補助金交付を受け、学校の敷地外で運営しています(筆者の子どもはこのタイプの学童に通っていました)。3.民間自治体の支援がないため、保育料は高額ですが、送迎サービスや英語教育などを実施したりしている場合が多いです。なお、各学童で定員が設けられていますので、定員に達すると入所することができません。お子さんの通いやすさや費用などを考慮し、早めに入所希望の学童を決め、アプローチしておくとよいでしょう。それぞれの学童によって詳細は異なりますが、筆者の子どもが通っていた学童(公設民営)の概要を紹介します。項目内容対象児童近隣区域の小学1年生〜6年生開所時間平日:放課後~19時半まで(19時~19時半は延長保育)長期休暇など:7時半~19時半まで(7時半~8時、19時~19時半は延長保育)入所金10000円保育料12000円/月(割引制度あり)延長保育料朝夕ともに300円/回(夕食の提供なし)その他の費用給食代、おやつ代、教材費、傷害保険料など過ごし方まずは、その日の宿題を終わらせます。その後は、学童内あるいは近隣の公園で自由に遊んだり、子どもたちによるイベントが開催されたり、日々楽しく過ごせる工夫が施されています。指導員自治体ごとに「放課後児童指導員」有資格者の配置人数が決められています(筆者の子どもが通っていた学童には、約50人の児童に対し、常勤指導員2名、非常勤指導員2名がいました)。保護者会学童の運営や、学童内・町内でのイベントへの協力など、それぞれの家庭に担当が割り振られます(年に数回、週末に活動)。新1年生の卒園後から入学式までの預かり先は?共働き家庭の場合、「卒園~3月31日までの預け先」と「4月1日~入学式までの預け先」の準備を忘れずに行いましょう。3月31日までの預け先は主に卒園した園になるかと思いますが、もし卒園式以降に園に通うことができない場合、パパやママが交代で有休を取ったり、親族やファミリーサポート(※)・ベビーシッターなどの対応が必要になります。なるべく早めに対応策を練られるように、園に確認を取りましょう。4月1日以降であれば、入所予定の学童で入学前のお子さんも受け入れてくれる場合がありますので、確認してみてください。もし学童での対応が難しい場合は、3月31日までの対応と同様の準備をしておきましょう。なお、筆者の子どもの通っていた学童の場合、4月1日から受け入れ可能でした。実は、子どもが通っていた保育園から同じ小学校に行く子がひとりしかいなかったので、親子ともども入学がとても不安だったのです。しかし、入学式前から学童に通うことで、小学校内の知り合いが増え、安心して入学式を迎えることができました。※ファミリーサポート(ファミリー・サポート・センター事業)とは、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と、当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです(参照:)。各自治体ごとに窓口が異なりますので、詳細はお住まいの自治体のホームページなどで確認しましょう。お迎え時間までのタイムラグの埋め方は?学童の預かり時間が終わってから親がお迎えに行くまでに、仕事の都合などでタイムラグが発生する場合もあるでしょう。その場合、筆者の友人の多くは以下の対応を取っていました。参考までに紹介します。1.学習塾に通わせる学習塾だと、夕方からスタートする教室が多いので、活用している人が多かったです。塾がない日でも自習室を使える場合もあり、重宝しているようでした。2.ファミリーサポートやベビーシッターを利用する学童から自宅に一緒に帰ってもらい、親が帰宅するまで過ごしてもらう家庭も多かったです。シッターさんとの交渉次第で夕食を食べさせてくれる場合も。習い事はできる?公設公営の学童の場合は難しいかもしれませんが、公設民営や民間の学童の場合は、学童の時間の途中に習い事に行って、戻ってくることが可能なところもあります。どうしても平日に習い事に通わせたい場合は、入所前に学童に確認するとよいでしょう。なお、今では週末に習いに行ける教室も増えたので、土日に習い事をしている子も多かったです(筆者の子どもも週末に3つの習い事をしていました)。長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)は学童に通える?長期休暇の間も、ほとんどの学童が開所しています。しかし、以下については事前に確認しておくとよいでしょう。・開所時間と祝日近辺(年末年始、お盆休み)の開所有無・中抜けして習い事に行ってもよいか?・昼食の準備は?(給食があるのか、弁当持参なのか)ちなみに、筆者の子どもが通っていた学童では、長期休暇期間中にショッピングモールに映画を見に行ったり、陶芸教室に行ったり、大きな公園に遊びに行ったりと、毎週イベントが開催されていて、とても楽しそうでした。昼食は、週に1回お弁当の日がありましたが、学童で宅配弁当を頼むことも可能でした。学童は共働き家族を支えてくれるパートナー。入所が楽しみですね!学童では、指導員をはじめ、上の学年のお兄さん、お姉さんと交流できます。小学校だけでなく学童にも入所となると、心配なことも多いかもしれませんが、一緒に宿題をやったり、保育園とはまた違ういろいろな遊びを教わったり、楽しいことも待っています。筆者の場合、小学校生活で気になったことは何でも、学童のベテラン指導員さんに相談していました。いつも的確なアドバイスをくれたので、本当に助かりました。学童は、子どもだけでなく、パパやママも応援してくれる心強いパートナーです。ぜひ一緒に学童生活を楽しんでくださいね!<文・写真:フリーランス記者nanahi>
2019年03月06日小学1年生のちいちゃんが「友達と遊んでくる~!」と公園に出かけたのですが、すぐに帰ってきました。その理由を尋ねてみると…。いつもは仲が良い〇ちゃんに「遊ばない!」と言われたらしい。私「〇ちゃんいつも意地悪なの?」娘「ううん、いつもはやさしい」いつもは仲良しなので、〇ちゃんも大きな理由はないんだと思いますが、悲しむ娘…。 私がした声かけは…いつまでも意地悪に付き合うよりは気分を切り替えて違う遊びをしたほうがいい。私「〇ちゃんがまた優しい子に戻ったら、そのとき遊べば?」子ども(特に小学生低学年)は気分もコロコロ変わります。特に理由はないけどちょっとだけ意地悪しちゃうなんてよくあることです。翌日は仲良く遊んでたりするのもあるあるです。みんなで仲良くできるのが一番だけど子どもだって、そういう気分のときもあるんだと思います。ちいも私が見てないときに、意地悪モードのときがあるのかもしれません。しかし意地悪がエスカレートしそうなときは公園に顔を出して「見てるよ」アピールします。大人がいると、ちょっとした抑止力にもなりますしね。ちなみに〇ちゃんは翌日にはいつもの優しい子に戻ったそうです。その後は仲良く遊んでいます。気を付けないといけないのは、毎日、特定の子に意地悪が行われる場合。これはいじめにつながる可能性があるので要注意なので、続くようなら早めに担任に相談すべきだと思っています。
2019年03月02日お出かけのときは必ず手を繋いでいた息子、どこへ行くにも両親か祖父母、先生と一緒にいる息子。その彼がついにひとりで外を歩くことに…。そう、小学校入学です!子どもの犯罪被害件数は平成14年以降減少傾向にあるのですが、それでも平成28年度の子どもの被害件数は1万7252件(警察庁発表)とゾッとする数字を叩き出しており、親としては心配で、若干胃痛がする日々です。そこで、わが家ではこんな防犯対策をしています。防犯ブザーは大音量、強さ、見た目、簡単操作の4点をチェックまずは絶対に持たせたい「防犯ブザー」!自治体によっては小学校入学時に全児童に配布しています。とはいえ、紛失したり、壊れたりということも。購入する場合は以下の4つがポイントです。・大音量全国防犯協会連合会では85db(デシベル)以上を推奨しています。これはピアノから1メートル離れた場所で聴く鍵盤の音と同じぐらい。セキュリティ会社のセコムでは100db以上をすすめています。100dbは電車が通るときのガード下ぐらいと同じだそう。なるべく大きめのほうがまわりに危険を知らせやすいですね。・強さこれは衝撃や雨に強いものという意味。子どもって、物の扱いが雑ですよね…(うちだけ?)。ランドセルを「置く」のではなく、「投げる」姿が容易に想像できるので、耐衝撃の機能はほしいところ。わが家では、買ったあと、何回か家の中で投げたり落としたりしてチェックしました。そして最近の子ども用防犯ブザーはだいたい防水になっていますが、ここも必ずチェック。子どもって傘を差していてもなぜか濡れてますし、雨でも傘ささないこともありますからね…。・見た目近頃の防犯ブザーってかわいいものが多いです。スイーツの形だったり、キャラクターの姿をしていたり。子どもも気に入りそうですが、わが家では「THE 防犯ブザー」な形状のものを選びました。かわいいものはただのキーホルダーや飾りに見えてしまい、「あの子は防犯ブザー持っていないな…」と思われて狙われてしまうのが怖かったためです。・簡単操作色々な機能があっても使うのは子ども。息子に実物を渡して簡単に使えそうなものか確認、練習しました。息子には2つボタン同時押しは難しい感じです。ちなみにピンを抜くタイプの防犯ブザーを持っているときに、もし万が一があった場合は↑相手につきつけるのではなく、自分からも、相手からも遠いところへポイッと投げるのがよいそうです。そうすると相手は音を止めようとブザーのところに行くので、その間に逃げられるとのこと。一番大事なのは子ども自身の心がけ!息子に言い聞かせている約束ごととはどんなにいい防犯ブザーを持っていようと、子ども自身が危機管理できなければ意味がありません。しかも、子どもに対する犯罪の手口はどんどん巧妙になってきています。実際にあった事例では・子どもの目の前で財布を落とし、財布を拾って追いかけてきた子どもに「カードを盗んだだろう」などと言って自宅へ連れ込む・「こっちに猫がいるよ」と言って誘い出す・「服に虫がついてるよ」と言って触るなどなど。「怪しい人について行かない」だけではもうダメなのですね…。子どもの良心を逆手に取った犯罪では「困った人を助けてあげよう」といった躾が逆効果になってしまう場合もあり、子どもへの声掛けに悩みます。夫と相談して、わが家では次の約束を伝えています。・なるべくひとりにならない。お友達か家族、先生と一緒にいよう・家族、先生以外の年上の人に近づかない(相手が手を伸ばして触れられる距離に入らない)。ついて行かない。物をもらわない・落とし物には触らず、大きな声で落とし主を探そう。いなければ交番のおまわりさんか、知ってる大人に伝えよう・もし困ってそうな人がいたら、大人を呼んでこよう。話すときは少し離れて大きな声で・たとえお友達でも、お洋服で隠れてる場所は触らない、見せない、触らせない・「内緒だよ」「秘密ね」などと言われたことはなるべくパパとママに話してね。・少しでも「やだな」「怖いな」と思ったら大声を出しながら走って家か学校、助けてくれるところへ!こんな感じです。これでもまだまだまだ言いたいことはあるのですが、とりあえずこれらは口を酸っぱくして覚えてもらおうと思います!<文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)さん>
2019年02月20日毎日の宿題がつらすぎる。ひょっとして「学習障害」もあるの?自閉症スペクトラム障害のある小学3年生の長男は、自分の興味のない事にはなかなかとりくめず、小学校入学当初はよく癇癪をおこしていました。とくに漢字の宿題が苦手で、ドリルからノートに写すことをやりたがらず、漢字をマスにおさめるのも難しい…。文字の誤りを指摘すると机をたたきはじめ、冷静ではいられませんでした。でも、やる気になれば、ノートを写すことはできます。おちついていれば、文字をマスにおさめて書くこともできます。だから私には、怠けているようにも見えて、イライラと怒ってしまう。そんな毎日が耐えられないと感じていました。「でもどうして、低学年の宿題で毎回こんなに怒らなきゃいけないんだろう?」「どうして、こんな大きなマスに字をおさめられないんだろう?」「宿題をやっているのに、単元テストで漢字の点が全然とれないのはなぜなんだろう?」「鏡文字がなかなか無くならないのは、なんでだろう?」毎日の宿題のあまりの大変さに、「ひょっとして学習障害があるの?」と、学習障害という言葉が頭をよぎりました。そこで、専門家に相談してみました。すると「癇癪を起こすのは子どもが苦しんでいることを表しているんですよ。癇癪をおこさずにできるところまで、手助けをしてあげた方がいい」とアドバイスされました。あまりに癇癪がひとく、漢字の勉強も難しかったため、2学期からは通級で漢字学習に取り組んでもらうようになりました。また、「長男は怠けているのでなく、苦しんでいるのかもしれない…」そう気づいたところから、長男の特性に合った家庭での支援も始めました。今回のコラムでは、現在わが家で行っている「国語の漢字の支援方法」を紹介します。診断をまたず、すぐに対応をはじめた医療機関での診断がついてから、支援を始めるご家庭も多いかもしれません。でも診断がついたころには、子どもは努力しても報われないことを経験し、怠けていると勘違いされて傷つき、学習そのものへの意欲を失っている状態になってしまうかもしれません。ある療育病院でひらかれた勉強会に参加したとき、「診断をまたずに考えられる支援を始める事が大切」だと言う臨床心理士さんの言葉に出あいました。その言葉を聞いて、改めて「診断を待たずにすぐ動く」のは間違っていなかったと思いました。長男もまだ診断はついていません。でも、宿題や授業中に困り感があると感じたので、診断を待たずに学校の先生と相談して支援を始めることにしたからです。どこに相談したらいい?わが家の場合、まず、担任と通級指導教室に相談しました。小学校1年生の2学期のことです。漢字学習につまづきがあることを認めてもらえたので、1年生の時は通級の個別学習の授業数を増やし、通級で漢字学習に取り組める環境を用意してもらえました。スクールカウンセラーの先生にも「所属している通常学級でも、通級で受けているような学習支援をお願いしたい」と相談できたことで、通級の先生と連携いただき、学級でも通級での支援を踏まえた学習環境が整いました。学内・学外の第三者から、担任の先生に支援の方法を伝えてもらえる方が、どのように支援すればいいかも伝わりやすく、連携した対応をとっていただけるように感じました。家庭でできること先生に配慮をお願いするばかりでなく、保護者も自宅での取り組みを工夫したり、その様子を伝えるなどすることが、先生の協力を得るためには大切だと考え、わが家では、次のような工夫・支援を行いました。Upload By しろくま母さん漢字の宿題は、みんなと同じ漢字ノートを使いながら、以下のような補助をしました。・漢字ドリルからノートへ親が色鉛筆で下書きする→ドリルから転記する辛さをなくし、なぞるだけでいいようにする・漢字の部品を赤と青で色分けする→部品を理解しやすくする・漢字を部品に分解して示す→部品を理解しやすくする・単純な繰り返しは3回まで→繰り返しの苦痛を軽減する・漢字のはらい、とめ、はねなど細かい部分の指摘をしないよう先生に依頼→できているところだけ〇をしてもらうことで学習意欲をそがない部品に分けたり、繰り返し書くのを減らしたのは、小学校2年生の2学期頃からです。この頃からは、だいぶ落ち着いて漢字学習に取り組めるようになってきました。Upload By しろくま母さん学年があがるにつれて、漢字テストの内容も難しく問題数も多くなり、間違えることへの拒否感が強く、登校しぶりをしたり、テストをうけなくなったりしたので、小学校2年生の3学期以降、担任の先生に合理的配慮をお願いし、読みだけのテストに切りかえてもらいました。事前に漢字テストをもらい、答えを記入し、読みがなを()に記入できるようにつくり変えて、当日はそれを解かせるように先生にお願いしました。どんな工夫をしても、仕方なく取り組む雰囲気はかわりませんが、週末、このドリルを使って勉強するときが一番楽しめています。このドリルには、小学校2年生の3学期から取り入れ始めました。全例文に「うんこ」が掲載されており、小学生低学年の男子受けは抜群です。このドリルを使うことで、子どもが例文を外で連呼したらどうしよう、という不安がちょっとありましたが、息子は連呼することなく、その場で楽しんで終わりました。ここでも部品を赤と青で色分けして記入したり、頑張りをみとめるコメントを赤字で書き込みました。息子もコメントは嬉しいようで、書いていない時は「ひとことは?」と聞かれました。Upload By しろくま母さん子どもの成長につながる学習とは?毎日の憂鬱とイライラの原因となっていた漢字の宿題。「学校の授業についていけなくなることが不安。せめて宿題だけはどうしてもしてほしい」。長男が小学校へ入学したばかりの頃は、なかなか宿題が進まない長男の様子を見てさぼっていると思い、クラスメートから遅れないためにもと、叱ってでも、出された宿題は必ずさせていました。でも、「分からない、できない、さぼってみられる、叱られる」の連続の先に、子どもの成長は見えてきませんでした。勉強がよく分からないことを理解してもらえずに傷ついて、息子は意欲も自信も失っていってしまったのです。難しく分からない宿題の前にすわり続けている状態より、本人のペースに合わせて「分かる、理解できる」ような環境を整えて取り組むことが子どもの成長につながるのではないか。療育病院での勉強会で、臨床心理士さんもそう言っていました。それを聞いて、本人が分かる・できるように、難易度や取り組む課題の量を調節することが、家庭でできることだと思い、苦手な漢字学習への取り組み方を工夫してきました。もし、お子さんが宿題で癇癪をおこしているなら、それは「難しい、助けてほしい」とサインなのかもしれません。そんなときは、その子に合った支援を見つけて、環境を整えてほしい。そして、「分からない事も自分で調べたい、学びたい」と子ども達に感じてほしい。わが家での取り組みが、少しでもそんなご家庭の役にたったら、とてもうれしいです。
2019年02月04日1年生のちいちゃん、学校から帰宅しました。親としては、まず宿題を終わらせてから…と思うのですがお腹が減ってるのはかわいそうだしと、おやつを出しましたが食べ終わっても宿題をする気配なし。今度は「宿題より先に遊びに行きたい!」と言い出しました。遊びたい気持ちはわかるけど…「宿題が先」と告げた場合、の次女の反応は2パターン。↑素直に宿題をする。↑暴れる。最近めっきり暴れるパターンが多くて憂鬱(ゆううつ)…。 私だって子どもは楽しく外で遊んでほしい。勉強も大事だけど遊びも友達関係も大事です。でも…次女の場合、先に公園に行ってしまうと帰ってきてもだらけてしまって、なかなか宿題をしないんです。そのまま夕飯・お風呂タイムがきてしまい宿題は寝る直前までにずれ込むことが多々あります。下手すると就寝時間になっても終わってない時がある。そんなわけで、宿題は絶対先にやってほしい!ここ数か月「遊びたいなら宿題やってからね!」方式なのですがだらだら宿題をするので、結局遊びに行けない日が多いですね。次女よ…宿題さっさと終わらせようよ!だらだらしてる時間がもったいないぞ~! と思う母なのでした。
2019年02月03日今年の4月より新1年生になった息子。新生活でお友達ができるのか、楽しく過ごしていけるのかとても心配だったある日。こっそり下校の様子を見に行くと、なんと全然知らない上級生のお兄さんと談笑しながら下校しているのを発見。そんな1年生は誰もいないのでびっくりしました。年上のお兄さんと盛り上がった「ライダーベルト」の話帰宅した息子に、お兄さんと何の話をしていたのかそれとなく聞き出してみると、どうらや「仮面ライダー」の話をしながら帰宅してきた様子。もちろん6年生のお兄さん、「仮面ライダー」はもう見ていません。息子も1年生になり、めっきり見なくなってはいたのですが、今はどんなライダーなのか、過去どんなキャラクターだったのか、懐かしいね!こんなライダーベルト持ってたよ!など会話が盛り上がっていたそう。友達の輪を広げたのは、おもちゃやゲームの話題小学校入学後のクラス発表では、幼稚園からの友達は誰もいない状況でのスタートになりました。初登校を終えた日、クラスではどう過ごしていたのか聞いてみると、息子の名前シールのイラストを見て、ひとりの男の子が「あ!マリオ!ゲームしてるの?」と話しかけてくれたそうです。そこから話は盛り上がり、ゲーム機の話、どんなソフトをやったことがあるか。ユーチューブでのゲーム実況は見てるのか?とたくさん話ができたそう。またその会話を聞いて話に加わる子も多かったようで、息子は楽しく一日を終えて帰宅。明日はこんな話も聞いてみる!とうれしそうに話していました。子どもの日常で、どんなものがどんな場面で役に立つのかはわからない。正直、子どものおもちゃなんてムダ。ゲーム、ユーチューブなんてやらせるべきではないと私は思っていました。しかし、わが家には4年生の娘がおり、彼女が勉強の際に、つい静かにしてほしいという理由から、息子にゲームなどを渡してしまっていたのです。それが″会話のきっかけ″になり、息子の小学校生活はスムーズにスタートすることができたよう。誰も知り合いのいない中、早い段階でお友達との会話が進んだことは、とてもよかったと思います。また「仮面ライダー」や「ベイブレード」など1年ごとにモデルチェンジがあるが続いているおもちゃの話題は、上級生も懐かしがって会話のきっかけになっているようです。おもちゃやゲームは、いつ、どんなタイミングで与えるかは悩みますし、親としては必要性を感じないものばかり。できるなら、その時間を勉強にあててほしいと思ったりもします。ただ、今回のことをきっかけに、おもちゃやゲームは大人が考えている以上にコミュニケーションツールとしての役割を担ってるということを知りました。もちろん、モノに頼らず仲間が増やせるのが一番いいのですが、会話の入り口として共通の話題があるとよりスムーズに輪を広げていけると思います。もちろん、勉強や外で体をうごかして遊ぶ時間も必要。おもちゃやゲームをただ与えるのではなく、大人が見守りながらバランスよくかかわっていけるようにしたいと思います。<文・写真:フリーランス記者あんぱんだYO>
2018年12月30日日本一かわいい女子中学生を決める「JCミスコン2018ファイナル審査」が26日、都内で行われ、北海道出身で中学1年生のあいるぅさん(13歳)がグランプリに輝いた。昨年からスタートした同コンテストは、「女子高生ミスコン」の姉妹コンテストで、芸能事務所に所屬していない女子中学生なら誰でも出場できるというもの。グランプリ特典として大手芸能事務所と契約できるほか、「JCミスコン2018」のPR大使、各種メディアでの活動などが予定されている。グランプリ発表が行われたこの日は、応募総数約3,000人の中から書類審査、面接審査を勝ち抜いた13人のファイナリストが登場。この日はファイナル審査が行われ、自己PRで得意の歌とダンスを披露したあいるぅさんがグランプリに輝いた。名前を呼ばれて信じられない表情のあいるぅさん。MCから感想を求められて「まさか自分がグランプリになれるとは思わなかったので嬉しいです。しかも皆さん可愛いし、特技も失敗したのでダメかと思いました」と半信半疑だったようだが、「応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」とこれまで支えてくれた友人や家族、ファンへの感謝の気持ちを語った。また、準グランプリには自己PRでダンスを披露した愛知県出身で中学1年生のこころんさん(13歳)、モデルプレス賞には広島県出身で中学3年生の綺華さん(14歳)、mysta賞には岡山県出身で中学1年生のゆうりさん(13歳)が獲得。こころんさんは「惜しくも目標だったグランプリは獲れませんでしたが、準グランプリになれて嬉しいです。応援してくれた方々、本当にありがとうございました」と受賞を喜んだ。
2018年12月27日年長のお子さまをもつママは、年が明ければ卒園式までカウントダウン。そして、その先には小学校入学が控えています。園から小学校に上がると生活に大きな変化がありますが、それに加えて2020年に施行される新学習指導要領で、大きくシフトチェンジがあるのが気になるところです。「一体何がどう変わるの?」「普通に勉強をしているだけではだめなの!?」などと不安を抱くママも多いのではないでしょうか。そこで、教育市場動向や入試傾向にも詳しい、Z会 幼小事業部『みらい思考力ワーク』開発責任者の田中多恵子さんに、2020年に向けてどのように備えればいいのか、お話を伺いました。◆Z会 幼小事業部 みらい思考力ワーク開発責任者田中多恵子(たなか・たえこ)さん1986年入社。長きにわたり、Z会小学生コース 国語の教材開発を担当。<Z会小学生向けコース>コースやレベル、教科の選択など柔軟なシステムで、お子さまの未来を拓く教材を提供。1・2年生向けには、親子での学びをとおして知性と感性を育む「小学生コース」がある。新一年生のママたちへ、2020年に向けて専門家からアドバイス!Q.2020年度には何が変わるのでしょうか?田中さん: 2020年度から小学校では「新学習指導要領」が施行されます。この年度には大学入試制度も大きく変わり「大学入試センター試験」が廃止されますので、日本の教育界全体で大きな変化があると言えます。大学入試では、単なる知識力だけではなく、その知識を使いこなす力、自分で問題を発見して答えや新しい価値を生み出す力が問われるようになります。その流れで小学校でも広い視野をもち、知識を活用できる力を身につけることが求められます。Q. 具体的には、各教科の学習内容も変わりますか?田中さん:小学校の学習でもっとも変化があるのが、英語(外国語活動)です。3年生から対話中心の英語(外国語活動)の授業が必修化され、5年生からは成績がつき、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の育成がこれまで以上に重視されます。この対話を重視した活動は英語に限らず、すべての教科で重視されるようになります。さらに、知識を身につけることが中心だった従来の学習から、知識を活用していく力が求められるようになります。Z会ではその変化に対応し、小学生コース1・2年の国語では、通信教育ではめずらしい「はなす」というカリキュラムを設けています。対話によって、コミュニケーション能力を高め、表現力を豊かにするための取り組みです。また、理科・社会へつながるZ会オリジナル教科「経験学習」では、経験するための材料を揃えるところからはじまり、工夫したり考えたりしながら体験。実際に五感を使って感じるなかで、身近な事象に対する興味・関心を広げ、意欲的に学ぶ姿勢を身につけます。一生使える「考える力」を養うための “6つの力” とはQ. 「考える力」は、どのように勉強したら身につきますか?田中さん:これからの社会で求められているのは、何かを教わるだけではなく、自分で考え、他者を動かし、一緒に行動することができる力です。単に問題を早く多く解くというのではなく、わかるまで考える、どうしてこの答えになるのか納得する、ということが大切になります。Z会では2019年4月に『みらい思考力ワーク』が開講します。この講座では子どもたちの「考える力」を伸ばすために、まずは6つの力を身につけます。1)論理的判断力2)情報整理力3)試行錯誤力4)連想力5)注意力6)推理力教科の枠を超え、教科の知識や日常生活で習得した知識を組み合わせて解く問題で「知識の活用の仕方」を学べます。あれこれ試行錯誤したり、ひらめいたり。将来の受験でも社会生活でも役立つ、粘り強く考えぬく力を養います。 考える力を育む『みらい思考力ワーク』の問題例をみる 「年長の冬」から、徐々に勉強へ移行しようQ. 小学校のスタートで “つまずかない” ための準備とは?田中さん:小学校入学の時期は、通う場所も友だちも変わるため、お子さまにとっては大人が考える以上に大きな変化を経験します。入学前は、まずは「1年生になることが楽しみ」と思えるように準備をしてあげてください。ひらがなや数字などは入学後も取り組む時間はとれるので、あせらずおおらかな気持ちで接してあげてください。逆に、勉強が進んでいるお子さまの場合、すでに知っていることだと学校の授業がつまらなくなってしまう場合もあります。そして、気がついたら授業が先に進んでいた…ということがないように注意が必要です。Z会の幼児コースでは、小学校入学にそなえて徐々に国語や算数の教科的な取り組みを行っていきます。これまでとは違う「勉強する」という雰囲気に慣れておけます。正解しなければいけないものではないので、親子で楽しみながら取り組んでいただくことで、入学後の学習がスムーズになります。 Q. 子どもの勉強はどうやってサポートしたらよい?田中さん:保護者も仕事や家事で忙しい時代。勉強中ずっとそばに付きそう必要はありません。Z会を受講されているご家庭では、朝の時間帯を活用したり、家事をしながらお子さまを見守っていたりするご家庭も多いです。忙しいときは、お子さまが取り組んだものを後で○をつけてあげるだけでもよいでしょう。大切なのは認めてあげること。出来不出来に関わらず、がんばりをほめてあげましょう。Z会の幼児コース、小学1・2年コースでは、親子で学ぶことを大切にしていますが、教えることが負担にならないよう、「サポートブック(保護者用指導書)」を用意しています。大人にとって教えるのが難しい問題でも、ほめながら正答へ導く方法を掲載しているので、お子さまのやる気をそがずに楽しく教えられます。お子さまのがんばりを目に見える形で表すシールやスタンプも用意していますので、継続の原動力になります。 小学生コース1年生の「おためし教材」(無料)はこちらから 年長さん親子がZ会の「おためし教材」を体験!そんなZ会の『みらい思考力ワーク』のおためし教材を、来春、新1年生になる「まちちゃん」親子に体験してもらいました。早生まれのまちちゃん。お母さんは「何でもゆっくりで心配」と話しますが、教材を開くと、楽しそうにさっそく「まちがいさがし」の問題から取り組み始めます。遊びの延長で取り組めそうな問題ですが、実は思考力の中の6つの力のひとつ、「注意力」を育てる問題です。日常生活での知識をもとにおかしいところを探します。「ここがヘン!」まちちゃんの楽しそうな声が響きます。右ページの「影」の問題は、光と影の理科的な知識がなくても解けるのでしょうか? 「むずかしいから、おうちのひとといっしょにさがそう」と書いてあるので、まちちゃんもお母さんと一緒に取り組みます。「注意力」は全体や部分を比べて発見する力なので、影の法則を知らなくても、注意深く見比べることで、違いを発見できそうです。字を覚えたてのまちちゃんが次に挑戦したのが「文字の入れ替え」問題。ひらがなを入れ替えて、違う生き物の名前を作る問題です。4文字の「くろしま」は「しろくまだ!」とすんなり思いついたまちちゃんですが、5文字、6文字となるとちょっと苦戦。お母さんも「ただ答えを教えるのではなく、どうやったら考える力を伸ばせるかな」と少し迷います。そこで付属の「サポートリーフレット(保護者用指導書)」を参考にしていただきました。ママもサポート!「教え方アドバイス」も充実Z会の「サポートリーフレット(保護者用指導書)」には、正解だけでなく、その時期の子どもがつまずきやすいのはどこか、どのようにアドバイスをしてあげるとよいのか、「間違えたときの接し方」が載っています。「理由を確認して、お子さまの考えを認めてあげてください」というアドバイスに、“間違えたときこそ学びの大きなチャンスがある” ことに気づかされます。「ほめ方や子どものひらめきを応援する声かけ例が載っているのはとても心強いですね」とまちちゃんママ。まちちゃんが体験した「文字の入れ替え」問題で問われているのは「試行錯誤力」で、解決にはいくつかのアプローチがあるそう。まちちゃんママも「『て』のつく言葉を考えてみる?」と、「て」がつく5文字の生き物の名前を考えてみることを提案します。まちちゃんのご家庭では、すでに兄妹とも塾通いや通信教育を経験しているそうですが、「どんどん解いてあっという間に終わってしまうような教材よりも、ちょっと難しいけれどきちんと考えるようにできていて、やりごたえがある」と、考える力を伸ばすZ会のおためし教材にも納得の様子。早生まれのまちちゃんも、お母さんの心配をよそに粘り強く問題に取り組み、「楽しかった」と笑顔を見せてくれました。小1・小2コースが大幅リニューアル!「プログラミング学習」もスタートそれぞれの「おためし教材」を見たまちちゃんのお母さんは、「思考力が鍛えられて力がつきそう。以前から子どもには『書く力』をつけてもらいたいと考えていました。添削問題もあるし、教材も書くものが多く、これなら『書く力』も養えそうですね」とも話します。2020年度の新学習指導要領の施行に対応し、Z会では教材を大幅にリニューアル。子どもたちの主体的な取り組みを促す国語・算数・経験学習の教材に加えて、家庭にある機器で手軽に取り組めるプログラミング学習も追加料金なしで学ぶことができます。「プログラミング学習 Z-pro」は年4回配信。2019年度の小学生コース1・2年生を受講した方には、標準サービスとしてついています。プログラミング学習では「論理的思考力」「問題解決力」「創造力」の3つの力が鍛えられ、「プログラミング的思考」を伸ばす土台が作られていきます。「プログラミングってどんなことを学べばいいのかわからなかったからよかった」と、まちちゃんママも安心した様子でした。変化の速い現代社会。子どもにどんな力をつけさせたらいいのか、と不安なママが多いのではないでしょうか。親としては、学校の成績や受験だけでなく、一生役立つ「考える力」を伸ばしてあげたいですね。ずっと使える「考える力」を身につけよう!【新1年生の学習スタートに、Z会がピッタリの6つの理由】 1) 将来の可能性を広げる“考える力”が身につく『みらい思考力ワーク』※『みらい思考力ワーク』なしのご受講も可能です※『みらい思考力ワーク』に提出課題はありません2) 「保護者用指導書」で、保護者も効果的な学習支援ができる3) 1日10~15分で、無理なく学習習慣が身につく4) 毎回同じ担任の先生から、一人ひとりに合ったアドバイスがもらえる5) プログラミング学習も追加料金なし6) 努力賞プレゼントで、モチベーションもアップ Z会小学生コースについて 詳しくはこちら PR: Z会 取材・執筆・撮影:まちとこ出版社
2018年12月20日