「小室さんは3年間、帰国することなく勉学に励むと決めています。そのプランに変更はありません。授業がオンラインに切り替わったとしても、ニューヨークには座学だけではない、現地でなければ学べないこともあります」3月19日、本誌の取材に対してこう語ったのは、小室圭さんの代理人を務める上芝直史弁護士。小室さんの留学先であるニューヨークのフォーダム大学は3月9日からキャンパス内でのすべての授業を中止。5月の春学期終了まで、オンライン授業に切り替えられることになった。さらに、学生寮も閉鎖されることになり、3月20日までに原則としてすべての学生が退去することになったのだ。そうした状況にもかかわらずニューヨークにとどまるつもりだという小室さん。滞在先はどうするのか尋ねると、上芝弁護士は「ニューヨークでの生活の詳細についてはお答えしていません」と回答を避けた。しかし、アメリカの状況は日に日に深刻になっている。ニューヨーク州の感染者数は3月20日時点で7,102人に達した。さらに22日には1万5,168人に。たった2日で感染者数が倍増する非常事態となっている。知事はすべての住民に、22日からの外出禁止を指示した。さらに、フォーダム大学は日本時間の20日、同大学の学生1人の感染が確認されたと発表した。学生は10日から自宅におり、症状が出たのは15日だというが、クラスメートも感染している可能性があると注意を呼びかけている。「眞子さまと小室さんは、テレビ電話のスカイプなどで毎日のように連絡を取り合っているそうです。突然の“退去命令”をお知りなって、眞子さまもたいへん困惑されたことでしょう。アメリカで弁護士を目指すには、現地の弁護士事務所でのインターンも必須です。代理人が言う“現地でなければ学べないこと”というのはインターンのような実務経験だと思われますが、外出すら原則禁止となる状況では、オンライン授業と自習しかできることはありません。授業再開は早くても秋学期が始まる9月ですし、それまでの約半年、居場所のないアメリカにとどまる理由はないはずです。すでに利用できない航空路線も急増していますし、一刻も早く帰国するのが得策だと思われます」(皇室担当記者)日本政府は3月23日、新型コロナウイルスのアメリカ国内での感染拡大を受け、アメリカ全土から日本への入国制限を行う方針を決定した。アメリカからの帰国者に、ホテルや自宅で2週間待機することや公共交通機関を使わないことを要請するという。一方、フォーダム大学のホームページには次のような記述もある。《キャンパスコミュニティには2万人を超える学生、教職員、スタッフがいます。今後数週間のうちに、より多くの人が症状を示すことは統計的に確実です》爆発的に感染が拡大するニューヨークにとどまり続ければ、小室さん自身が新型コロナウイルスに感染する可能性も高まるのだ。「事態は急速に悪化しています。ニューヨークでの生活費も高額ですし、もし現地でコロナに感染した場合、莫大な医療費を請求される可能性があります。眞子さまも小室さんの状況をたいへん心配されているはずでしょう。小室さんに”緊急帰国”を強く勧められたに違いありません」(前出・皇室担当記者)ただし、小室さんが帰国となれば、眞子さまと描いていた結婚へのシナリオに大きく狂いが生じるのも間違いない。小室さんは来年ロースクールを卒業し、ニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。しかし、オンライン授業が続けば通常の授業より学習効率が落ちてしまう懸念もある。さらに、9月からの秋学期までに感染が終息しているとは限らない。「秋篠宮さまは、今後の見通しについて『何らかの発表』をするように眞子さまに求められています。眞子さまとしては結婚を支持してもらうためにも、小室さんが3年で留学を終え、国際弁護士になるという将来像を国民に示されたかったはずです。しかし、その目標も修正せざるをえない状況といえます」(前出・皇室担当記者)新型コロナウイルスの猛威は、眞子さまと小室さんの結婚、そして小室さんの国際弁護士の夢まで脅かそうとしている――。「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月24日眞子さまと小室圭さんの結婚延期が発表されてから、2月6日で丸2年が経過した。小室さんの母・佳代さんとの金銭トラブルについて、元婚約者・X氏の代理人は本誌の取材に対し「まったく先方の動きがない」と語った。お二人の結婚への道筋は見えないままだ。ただ、金銭トラブルについてはまったく解決への進展がない一方で、小室さん側の代理人には気になる動きがあった。「民放各局のワイドショーに対して、小室さん側の代理人が訂正を求めていたのです」’19年11月の誕生日会見で、秋篠宮さまが《何らかのことは発表する必要があると私は思っております》と述べられると、各局は眞子さまと小室さんの結婚問題を特集。するとその後、TBS系『あさチャン!』、フジテレビ系『Mr.サンデー』『バイキング』が次々と放送内容を訂正したのだ。『バイキング』では昨年12月26日、榎並大二郎アナウンサー(34)が次のような訂正文を読み上げた。「小室さんがいわゆる金銭トラブルについて、解決済みであると主張したかのような印象を与えました。しかし、小室さんが解決済みだと主張した事実はありません」その訂正部分、謝罪内容はほかの2番組もほぼ同じだった。昨年1月、小室さんが代理人を通じて発表した文書には《母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました》と記されていたのだが……。「この記述はあくまで数年前の認識を示したにすぎないということなのでしょう。代理人は、小室さんは“解決済み”と主張はしていないと、強く訂正を求めてきたそうです」(皇室担当記者)異例ともいえる”横並び謝罪”について、『週刊文春』(2月20日号)が「小室圭さんが『借金』報道の訂正を要求した」と報道。なぜ、ここまで徹底して報道に対して抗議したのだろうか?小室さんの代理人・上芝直史弁護士本人に聞いた。「いくつかの番組で、小室さん側が『譲渡だから返さなくてもいい』と主張し、元婚約者の方と対立しているという前提で番組作りや論評が行われていたので、それは間違っていますよと小室圭さんの代理人として指摘しただけです。昨年1月に公表した文書の趣旨は、元婚約者の方に積極的にご理解を得られるように努めたい、ということです。決して『解決済み』と一方的に主張して、反論や対立をするものではありません」『週刊文春』の記事の中では、テレビ局幹部のコメントとして、上芝弁護士が「関係者」「ご本人たち」「当事者たち」といった言い方で眞子さまの存在をにじませ、「報道が結婚の邪魔をしていると思っている」「報道を見て怒っている」などと発言したとの記述もある。テレビ局への抗議は、眞子さまのご意向を汲んだものなのか――。本誌が上芝氏に真意を問うと「小室さんや関係者はそういった発言をしていません。私が『結婚の邪魔をしている』などと言ったとすれば、あくまで代理人としての意見です」と、報道を否定した。ただ、眞子さまも小室さんとの結婚についての報道をチェックされているに違いないと語るのは、皇室ジャーナリスト。「眞子さまの結婚を応援されている佳子さまが、昨年3月に発表された文書のなかで、意味深な発言をなさっているのです」佳子さまは昨年3月、ICU卒業に際してのご感想を発表。眞子さまの結婚について《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい》と賛同されたうえで、次のように綴られている。《メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています》この発言は、眞子さまと小室さんに関する報道を念頭に置いたものとみて間違いないだろう。眞子さまのお相手として発表された当初、小室さんは爽やかな好青年として報じられていた。しかし母・佳代さんの金銭トラブル発覚をきっかけにその評価は暗転。「夢は国際弁護士」「母親思い」といった当初は好意的に捉えられていた部分まで、批判の対象となっていった。「佳子さまは、発言の機会がない眞子さまのお気持ちを代弁されたのかもしれません。小室さんについての批判的な報道のせいで、小室さんの魅力が正しく伝わっていない――。眞子さまは、この結婚が国民に祝福されていない原因は、金銭トラブルではなく、マスコミの報道にあるとお考えなのでしょう。眞子さまはニューヨークに留学中の小室さんと、頻繁に連絡を取り合われているといわれています。日本での報道内容も、小室さんに伝えられたことでしょう。“マスコミ対策”についても話し合われたに違いありません」(前出・皇室ジャーナリスト)眞子さまが、ご自身の言葉で“小室さんの素顔”をアピールされれば、国民の評価も一変するだろうか――。「女性自身」2020年3月3日号 掲載
2020年02月21日歌手でグラビアアイドル・小室さやかの1st写真集『美しき ふくらみは歌い 微笑は踊る』(2月14日発売)より、ランジェリーカットがこのほど公開された。全編オール台湾ロケを敢行した本作より、選りすぐりの誌面カットが到着。台湾の海でのカットや、ソファに横たわりながら大胆なランジェリー姿を披露する姿も。さらに、寝そべりながら、真紅のランジェリーがはだけつつ、吸い込まれそうな目線を送る瞬間も切り取られている。小室は「見どころはやっぱり、初公開のランジェリー姿ですね。出来上がった写真集を見て、思わず“恥ずかし……”と声が漏れましたから(笑)」と、恥じらいながらも、おススメポイントを明かした。なお、タイトルを名づけたのは、『週刊SPA!』の人気企画「グラビアン魂」にて長年グラビアを論評してきたリリー・フランキー。直近でインスタグラムを始め、たまたま小室を見つけて思わずフォローしてしまったというリリーに、タイトルの命名を依頼したところ、快く快諾してくれたという。撮影:西條彰仁発売元:扶桑社
2020年02月19日最初に“激情派”という特異なジャンルで表現され、火傷しそうなくらいに熱い想いと、声にならないマイノリティの慟哭を歌にしてきたアーティストの大森靖子。いや、彼女に言わせれば、歌手でもシンガーソングライターでもなく、“超歌手”というカテゴリーだそうだ。ライブハウスで音楽活動をはじめ、メジャーデビューしてから早5年となったが、揺るぎない情熱とアグレッシブな姿勢は、インディーズ時代から全く変わらないどころか、加速している印象さえ受ける。そんな大森を直撃し、フルスロットルな超歌手人生を振り返ってもらった。――この5年間を振り返ってみて、いかがでしたか?自分としては5年間でできるフルマックスな分量をやってきたつもりなので、もうこれ以上はできなかったなと思っています。曲を作る時も、同じような曲はいらないと思っていたから、次に作る曲は常に違うものを作る、というようなスタンスでやってきた5年間だったので、情報は過多だったような気がします。――2月12日に自身初となるベストアルバム『大森靖子』をリリース。「ごはん盤」「おかず盤」「デザート盤」と題した3形態となっていますが、このユニークなネーミングも大森さんらしいですね。私が大森靖子なので“大盛り”というところに引っ掛けて、ごはん、おかず、デザートにしました。よく牛丼屋さんで「大盛り」と言っているのを聞くと、いつもハッとしてしまいます(笑)。44曲にそれぞれの楽曲をイメージした食べ物のジャケットもついています。ベスト盤は、今までやってきた思いを全部入れようとしたら、フルマックスの44曲になっちゃいました。――そもそも歌手になられたきっかけとは?たぶんどこかでずっとなりたいと思っていたんですが、幼稚園や小学生の時に「歌手」や「アイドル」になりたいって書いたら、人気の職業すぎて否定されるじゃないですか。「シンガーソングライター」なら“穴”だし、そこまで“キラッと感”が出ないと思って、小6の時にそう書いたら、「私の夢をパクらないで」と怒られて卒業文集を破られちゃったんです。結局、その時は将来の夢について「普通の人」と書き直しました。――でも、かなり昔から歌手を目指し続けたわけですね。中学の時は、女性のJポップの曲をよく聴いていて、カラオケにも通っていました。小室哲哉さんやつんく♂さんを好きになり、信者みたいになっていきました。その時は歌うのが気持ち良くて、ずっとカラオケができればいいやと思っていたんですが、やっぱり音楽に携わる仕事がしたくて。また、東京に行きたいとも思いました。――なぜ東京に行きたいと思ったのですか?私は愛媛県出身なんですが、優しい人たちばかりの町なので、ちょっとでも尖っている気持ちがあると逆に過ごしにくいと感じていたんです。それで、東京へ出るために大学に行こうと。音楽の仕事にも携わりたかったから、音楽のジャケットを描けるような仕事に就くために、美術大学に進学しました。――ライブ活動を始められたのは確か学生時代からですよね。美大に進んだのですが、もっと「創造するぞ!」と意識の高い人たちばかりがいるんだろうと思っていたら、そうじゃない人もいて、結局は学校よりも家のほうが集中して作品を描けると思い、引きこもっちゃいました。その間に、銀杏BOYZなどのライブを観にライブハウスに入り浸るようになり、そこで好きな人ができて。その人が組んでいるバンドでメンバーが休んだりすると、代理でステージに立つようになり、そこから私の音楽人生が始まりました。――そのまま、大学に行きながらライブをやっていったわけですね。私は大学時代から音楽を始めたので、当時は親に下宿代を払ってもらっていました。でも、自分の周りで音楽をやっていたミュージシャンは、音楽で生計を立てられているわけじゃないので、バイトをしながらやっている人が多くて、私にはそれがすごくカッコ良く見えたんです。だから、わざわざ貧乏っぽいごはんを食べたりする生活をしていました。――そこから、音楽をやっていったなかで、何か転機はありましたか?自分が大学を卒業する年に、私にギターを教えてくれた師匠のような存在の方が亡くなったんです。大阪在住のシンガーソングライターのおじちゃんで、お酒を飲みすぎて肝硬変になってしまいました。その1カ月後に東日本大震災があって、自分の大学の卒業式もなくなりました。そこから1カ月くらいは怒涛の日々で、音楽に対しても自粛ムードがあったし、大学も終わりました。でも、自分が音楽活動をしていかないと、亡くなった師匠の美学みたいなものがなかったも同然になるかもしれないと思ったんです。――だから、師匠の思いをつないでいこうとされたのでしょうか?はい。師匠は肝硬変で亡くなったけど、その悲しみが、震災によって消されていくみたいな気持ちになってしまって。1つの生命と、何千人の命を比べるという意味ではないけど、一緒にしてしまうのが嫌だなとすごく思いました。その時、私は1つの生命をちゃんと大事にできるような活動をしていきたいと思ったし、これからもずっとその気持ちを大事にして、歌っていこうという気持ちになりました。――まさに、それが今の大森さんのスタイルになったということですね。大森さんは、とても言葉の力が強いですが、語彙力はどんなふうに磨いているのですか?コミュ力と同じで、自分には語彙力なんてないとしか思えないです。だからこそ、伝わるまで探し続け、言い続けるんです。あまり難しい言葉を使わないようにしないと、高校生や中学生に伝わらなかったりするので、語彙を増やしすぎちゃいけないとも思っています。同じ言葉でも、組み合わせで全然意味が変わるから、そういうのを大事にしたり、固定概念を外して、種類の違う言葉同士を隣に寄せて新しい意味を生むとか、そういう違和感も大事にしています。――メジャーデビューされてからも、大森さんは全く守りに入らず、攻め続けている印象を受けますが、ご自身はいかがですか?守りに入ることは一切ないです。それにメジャーになったからできなくなることなんてないですね。使えるお金も増えるし、動いてくれる人たちも増えますし。何よりも、私は「こうしたい」というイメージの共有がちゃんとできていると思っているから。自分は、けっこう細かいところまでチェックしています。――精力的に創作活動を続けてらっしゃいますが、これまでにスランプに陥ったことはありますか? たとえば才能があっても、アウトプットしすぎて枯渇したりすることは?ないです。たとえば才能が枯渇するわけがないです。なぜなら、ずっと作り続けていれば、その分、良くなり続けるはずだから。練習すれば練習するほど、できるようになるに決まっているし。もし、それができないのなら、それをやり続けるという才能がないか、もともとそこまでやりたいことじゃなかっただけのことかと。――2019年から2020年にかけて全国ツアー「超歌手大森靖子2019 47都道府県TOUR“ハンドメイドシンガイア”」も開催されましたが、いかがでしたか?47都道府県ツアーを回って思ったことは、この人たちの欲求って都市に反映されていないということです。だから私が、この人たちの都市にならなければと思っていて。“アグリドリームツアー”としているのは、その人たちの汚れたとされる夢を、肯定するという意味です。みんなの夢を肯定して拾い上げ、歌っていくことで、新しい理想の都市をつくっていく。これからもそういう気持ちでライブがやれればいいなと思っています。――最後に、今後の目標を聞かせてください。とにかく歌が上手くなりたいです。もっと伝わる歌い方がしたいし、もっといろんな人を気持ちよくさせるような歌を歌いたい。いい曲を作れるようになりたい。それだけです。■プロフィール大森靖子(おおもり・せいこ)超歌手。1987年9月18日生まれ、愛媛県出身。学生時代に弾き語りを始め、ライブハウスでの音楽活動で注目を浴び、2014年にエイベックスからメジャーデビュー。2019年に道重さゆみとコラボしたシングル「絶対彼女 feat. 道重さゆみ」や、峯田和伸(銀杏BOYZ)とコラボしたシングル「Re: Re: Love 大森靖子feat.峯田和伸」をリリース。2019年から2020年にかけて「超歌手大森靖子2019 47都道府県TOUR“ハンドメイドシンガイア”」と題した全国ツアーを開催し、2020年2月12日に初のベストアルバム『大森靖子』をリリースした。
2020年02月14日秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚延期が発表されてから、今年2月で丸2年となる。小室圭さんはニューヨークで留学生活を続けている。一方、小室さんの母・佳代さんは、結婚延期の発端となった金銭トラブルの当事者だが、何らかの説明をするどころか、その所在さえ不明となっている。“消えた母”佳代さんの姿を本誌がキャッチしたのは、昨年12月20日の午前5時ごろのことだった。小室さん母子の自宅マンションのエントランスに佳代さんが現れたのだ。周囲を深い闇が包む中、マンションの前には佳代さんが呼んだタクシーが止まっていた。本誌が取材を申し込もうとすると、佳代さんはストールで顔を覆い、マンションへと引き返していった。佳代さんの左手薬指には、ピンクのダイヤモンドのような宝石が入った、真新しい指輪が光っていた。過去の佳代さんの写真を見返しても、左手薬指に指輪をしているものはない。おそらく亡くなった夫・敏勝さんから贈られた指輪ではないだろう。いったい、この指輪は誰から贈られたものなのか――。謎はもう一つある。佳代さんは現在、どのように生計を立てているのかという点だ。X氏と婚約していたころから、佳代さんは都内の洋菓子店で働いていた。一時、休んでいた時期もあったが、’18年夏ごろまでは出勤する姿が確認されている。しかし、本誌があらためて洋菓子店に佳代さんの勤務状況を聞くと「もうウチは関係ないので、電話をかけてこないでください」との返答だった。X氏によると、洋菓子店勤務時の月収は12万円ほどだったというが、その収入がなくなったいま、誰が佳代さんの生活を支えているのだろうか。疑問は尽きないが、本誌は再び佳代さんの動きをキャッチする。12月24日、クリスマスイブの早朝4時のことだった。マンションの前にワンボックスカーが停車。するとマンションから佳代さんが現れ、車に乗り込んだ。運転席には50代ぐらいとおぼしき小柄な男性が座っていた。そして走り去ったワンボックスカーは、夜になってもマンションに戻ってくることはなかった。彼女が早朝に出かけていくのは、マンション住人たちにも自分の存在を知られたくないからなのか。そこまでして姿を隠していた彼女が、直前に本誌の取材を受けながらも外出を強行したのは、どうしてもクリスマスイブをその男性と一緒に過ごしたかったからだろうか。実は、夫・敏勝さんが亡くなったあと、佳代さんが交際した男性は元婚約者のX氏だけではない。『週刊女性』(’18年2月6日号)によると、佳代さんはX氏と婚約する前、数年間にわたり付き合っていた恋人がいた。現在70代で、金属のアクセサリーなどを装飾する“彫金師”として働いていた男性だという。クリスマスイブに現れた男性は佳代さんの新恋人なのだろうか。X氏は以前、本誌の取材にこう語っていた。「変な話ですが、婚約中に佳代さんとはキスすらしたことがないんです。彼女のほうから『そういう仲にはなりたくない』と言われていました。私も若いわけではないので、相手が望まないのであればそれでもいいと考えていましたが、いま振り返ってみると、私は財布代わりだったのかもしれません」X氏には、電話やメールで何度も金銭的援助を求めていた佳代さん。洋菓子店勤務の収入がなくなった現在、X氏のように生活を支援してくれる男性をまた見つけたのか――。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月14日「この2年、本当になんの進展もないというのは、どういうことなのでしょうか。小室さんに、本当に眞子さまと結婚したいという気持ちがあるのなら、母親の佳代さんの金銭トラブルについても、もっと早く解決に向けて動いていたはずです」そう不安げに話すのは、佳代さんの金銭トラブルの相手である元婚約者・X氏の代理人。「停滞した状況が2年も続いていますが、眞子さまはいま、どういったお気持ちなのでしょう……」眞子さまが結婚延期を決断し、文書でお気持ちを公表されたのは’18年2月6日のことだった。その日から、間もなく丸2年がたとうとしている。もともとご結婚延期の発端となったのは、’17年末に発覚した佳代さんとX氏の金銭トラブルだった。「小室さんの父で佳代さんの夫であった敏勝さんは、’02年3月に亡くなっています。小室さんはまだ10歳の小学生でした。シングルマザーとして、懸命に子育てに励んだ佳代さんですが、小室さんがICU(国際基督教大学)に入学した’10年、15歳ほど年上のX氏と婚約。佳代さんはICUの入学金をはじめ、学費や留学費、母子の生活費などの援助を、X氏に求めました。その金額は400万円以上にのぼったそうです。結局2人は2年ほどで婚約を解消。しかしX氏が援助した400万円あまりが、佳代さんから返ってくることはありませんでした」(皇室担当記者)秋篠宮さまは昨年11月の会見で《小室家とは連絡は私は取っておりません》と述べられ、両家の間に結婚に向けた意思の疎通がないことを明かされた。同時に、結婚延期の決定から2年が経過する今年2月に《何らかのことは発表する必要がある》と、眞子さまにうながされた。「眞子さまは小室さんとご相談のうえ、結婚の意思は変わらないという趣旨の文書を公表されるのではないでしょうか。ただ、国民が最も気にかけている金銭トラブルについては、進展を報告することはできないでしょう。当事者である佳代さんとX氏の間で話し合いすら行われていない状況ですから」(宮内庁関係者)去年1月、小室さんが金銭トラブルについて「解決済みの事柄」とコメントを発表したが、当の佳代さんは沈黙を貫いている。佳代さんは何らかの説明をするどころか、その所在さえ不明となっている。報道陣のカメラが佳代さんの姿を捉えたのは、’18年7月が最後だった。1年半にわたり姿を見せなかった“消えた母”――。その佳代さんの姿を本誌がキャッチしたのは、昨年12月20日の午前5時ごろのことだった。小室さん母子の自宅マンションのエントランスに佳代さんが現れたのだ。周囲を深い闇が包む中、マンションの前には佳代さんが呼んだとタクシーが止まっていた。ブラウンのワンピースの上に、同系色で上半身いっぱいを包む大きなストール。バッグを2つ持って、黒いブーツはピカピカに磨かれていた。はたして金銭トラブルを解決する意思はあるのか?本誌が取材を申し込もうとすると、佳代さんはストールで顔を覆い、マンションへと引き返していった。早朝に“セレブマダム風”のファッションで外出しようとしていた佳代さんはいったいどこへ出かけるつもりだったのだろうか。意外なことに、佳代さんの左手薬指には、ピンクのダイヤモンドのような宝石が入った、真新しい指輪が光っていた。過去の佳代さんの写真を見返しても、左手薬指に指輪をしているものはない。おそらく亡くなった夫・敏勝さんから贈られた指輪ではないだろう。いったい、この指輪は誰から贈られたものなのか――。「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月14日眞子さまと小室圭さんの結婚が延期されてから、今年2月で丸2年となる。この2年間、眞子さまは精力的にご公務に取り組まれてきた一方、小室さんは’18年8月に渡米し、ニューヨークでの留学生活を開始。フォーダム大学のロースクールに通っているというが、その生活ぶりは謎に包まれている。渡米以来帰国せず、報道陣の前に姿を現すこともほとんどなかった。そんな中、本誌は小室さんの姿が写された1枚の写真を発見した。それは、ニューヨーク在住の帽子デザイナー・長谷川ゆかさんのフェイスブックに投稿されたものだった。そこに写っていたのは、ポロシャツに短パンというラフなスタイルで、同年代のブロンド美女とニコニコと談笑する小室さん。写真には、次のような長谷川さんのコメントが添えられていた。《今日は 小室圭さんとFordham Universityでfashion lawのpanel discussionに参加しました》《また彼はうちのアトリエにいらっしゃいます。日本だとパパラッチで大変でしょうがこちらでは普通の学生さんでのびのびされてますよ》長谷川さんは、世界的に高い評価を受けているデザイナーで、とりわけハンドメードのユニークな帽子は各国のセレブたちを魅了。レディー・ガガやブリトニー・スピアーズ、スカーレット・ヨハンソン、さらに日本では真矢ミキも、長谷川さんがデザインした帽子を愛用している。いったい長谷川さんは、小室さんとどういった関係なのか――。ニューヨークに拠点を置く長谷川さんが日本に帰国していた昨年末、本誌は彼女から直接話を聞くことができた。「あの日、フォーダム大学で小室さんと出会ったのはまったくの偶然でした。写真は、ファッションに関する法律のカンファレンス(勉強会)に参加したときに撮りました」このカンファレンスがあったのは昨年の夏ごろで、長谷川さんが参加したのは、親交のあるバーニーズ・ニューヨーク(アメリカの高級百貨店)の関係者が登壇するためだったという。「朝の10時から1時間くらいの催しで、会場には無料の朝食も用意されていました。参加者のほとんどは、ファッション関係に携わる社会人だったと思います。こういった会場で日本人に会うことはほとんどないので『失礼ですが、日本の方ですか?』と、私から聞いてみたのです。『はいそうです』とおっしゃるので挨拶して話をしました。ただ、そのときの私は顔を見ても名前を聞いても、まさか眞子さまのお相手の小室圭さんだとは、まったく気がつきませんでした」長谷川さんは、30年以上前から海外を拠点に生活。日本のワイドショーなどを見る機会はほとんどないので、気がつかなかったのだ。長谷川さんは小室さんと、こんな会話を交わしたという。「僕は、この大学のロースクールに在学しているんです」――あと何年いるの?「2年です」――ファッション関係の法律を専攻しているの?「まだ(専攻は)はっきり決めてないんです」長谷川さんが自身の経歴を伝えると「日本人でこんな方がいるなんてまったく知りませんでした」と、感心した様子の小室さん。さらに長谷川さんが近くにアトリエがあることを話すと、小室さんは「それでは今度、アトリエにお伺いしてもよろしいですか。どこにあるんですか」と、積極的にアプローチしてきたという。長谷川さんが名刺を渡すと、その後すぐに小室さんからメールが送られてきた。「連絡先を記したシンプルな文面で、最後にKei Komuroと署名がありました」(長谷川さん)それから少したって、行きつけのレストランで、店員から「日本のマスコミが眞子さまのお相手のことを聞きに来た」と、小室さんの写真を見せられた長谷川さん。「ようやく私は、あのときの青年のことをハッと思いだしたのです。いま思えば小室さんは、皇室の方のような丁寧な話し方をしていたような気もします。ただ、メールにはまだお返事をしていないんです」長谷川さんとの会話から、小室さんがニューヨークでもマイペースに学生生活を楽しんでいることが伝わってくる。ただ本誌は昨年2月、小室さんの代理人を務める弁護士に取材した際、現地での小室さんの様子について次のように聞いていた。「24時間勉強していると思いますよ。寝る間もないので寝ながら勉強していると思います」小室さんは代理人の言葉どおり、弁護士資格取得のため、ひいては眞子さまとの将来のため、休む暇もなく必死に勉強しなければならない立場のはずだが――。「ファッション業界の勉強会に顔を出したり、人脈を広げたりすること自体は悪いことではありませんが、小室さんがいまするべきことはほかにあるように思います。そういった“危機感ゼロ”の姿勢で留学生活を送っているのであれば、日本で待つ眞子さまの期待を裏切っていることにならないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)眞子さまが知らない間に、小室さんはニューヨークでいったい何を目指しているのだろうか――。「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月09日「秋篠宮さまが小室圭さんに要求した、母親と元婚約者・X氏の金銭トラブル解決については、今もその糸口すら見つかっていません。また、結婚延期後に何の説明もなく留学を決めて渡米した小室さんに対し、秋篠宮さまは“不誠実”とお感じになっています。そのお気持ちは簡単には消えないでしょう」秋篠宮さまの憤るお気持ちを、秋篠宮家の知人はそう代弁する。さらに、X氏の代理人もいぶかしがる。「小室さんの代理人弁護士の方と夏にご挨拶して以来、何の話し合いも進んでいません。結婚したいのなら、どうして解決しようとしないのか、意図がわかりません」11月30日に54歳となられた秋篠宮さまは、誕生日に際しての記者会見で次のように述べられた。《この次の2月で2年たつわけですね。やはりその、昨年の2月に今の気持ちというのを発表しているわけですので、何らかのことは発表する必要があると私は思っております》’18年の2月、眞子さまと小室さんは「私たち」という主語を使って、お気持ちを記した文書を発表された。秋篠宮さまは、2年前と同じように眞子さまご自身が“今のお気持ち”を発表するように促したのだ。秋篠宮さまのご発言について、象徴天皇制を研究する名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんはこう話す。「眞子さまの発表を促される秋篠宮さまのご発言には、意思を表明して結婚したいならば、国民に納得してもらえるように説明すべき、といった意味も感じます」11月下旬、小室さんの代理人である上芝直史弁護士に、眞子さまと小室さんは連絡を密にとっているのか尋ねた。「普通にお付き合いされている男女と同じぐらいの頻度では、連絡を取り合っているようです」眞子さまと小室さんは、スカイプのビデオ通話などで連絡を取り合っているとみられる。皇室ジャーナリストは、すでに2月の“結婚宣言”発表へ向けて、準備を始めているのではないかと語る。「お二人とも、ご自分たちの結婚を祝福していない国民が多いことは認識されているはずです。それゆえ公表する内容は綿密に話し合われることでしょう。たとえば、眞子さまが2年間、誠心誠意ご公務に臨まれてきたこと。小室さんが将来のために勉学に励み、好成績を収めていることもアピール要素になるでしょう。もちろん金銭トラブルについては、潔白を主張するための説得力ある説明が必要です。それらをしっかりと示し、1年半会えないままでも決して変わらない“愛の強さ”を訴えれば、国民の心も動かせるはずーー。眞子さまと小室さんはそんな希望を抱きながら“結婚宣言”の文章を着々と練り上げていることでしょう」膠着状態が続いた結婚延期問題。はたして、眞子さまと小室さんの訴えは事態を動かすことになるのかーー。
2019年12月05日「『SHOCK』が始まったとき、舞台はジャニーさんの道楽とかいう人もいました。当時は、CDが売れなかったら、舞台に客が入ってくれない。だから、CDを一生懸命売っていた。でも、だんだんと逆になっていった。いまは舞台を楽しむためにCDを買う。CDが売れない時代になっても、(堂本)光一くんの舞台は即完売ですよ。本当にジャニー(喜多川)さんの先を見通す目はすごい」そう語るのは編曲家の船山基紀さん(68)だ。中島みゆき(67)や沢田研二(71)、C-C-BやWinkなど、時代を彩ってきた多くのアーティストの楽曲の編曲を手掛けてきた。編曲した曲は2,700曲以上を数え、編曲家部門のシングルの総売上げは小室哲哉(60)に次いで日本2位。今も、ヒットメーカーとして、トップを走り続ける船山さんは、10月10日にこれまでの編曲家人生を振り返って、『ヒット曲の料理人 編曲家・船山基紀の時代』(リットーミュージック)を出版したばかり。そんな日本を代表する編曲家の船山さんは、’00年、堂本光一(40)主演の舞台『SHOCK』が始まったときから、編曲に加えて、作曲でも同舞台に関わってきた。『SHOCK』は故・ジャニー喜多川さん(享年87歳)の肝いりで始まった舞台だ。込めた思いは、「Show must go on(何があってもショーは続けなければいけない)」。「もちろん、そういうコンセプトはあります。でも、それ以上に、ジャニーさんは、ラスベガスやブロードウェイのショーのようなマーケットを日本に作りたかった、ということだと思うんですよ。それが、ジャニーさんのいちばん好きなものでしたから」自分自身だけではなく、ときには所属タレントも渡米させて、本場ラスベガスやニューヨークのブロードウェイの最新のショーを見学させていたというジャニーさん。それだけに、舞台に対するこだわりは並々ならぬものだった。「もうね、ジャニーさんが『こういうのやりたい』というのは伝わっていて。しびれるくらい曲の書き直しさせられてね。最初の時すごかった…。いやぁ…何回くらいやったんだろう。10回くらいやり取りしたんじゃないかな」KinKi Kidsの『ジェットコースター・ロマンス』や『フラワー』などを含む、およそ265曲ものジャニーズの楽曲の編曲を手掛けてきた船山さん。それでも、「あれほど書き直させられたことは最初で最後だ」と笑う。本場ラスベガスやブロードウェイのような華やかさに、和太鼓や殺陣など、日本固有の演出を取り入れたジャニーさんの夢が詰まった舞台『SHOCK』は、ジャニーズファンのみならず、多くの人から熱狂と共に受け入れられた。「YOU、最悪だよ!」。9月に行われたお別れの会で、堂本光一はジャニーさんに事あるごとにそう言われたと振り返ったが、半世紀近く年の離れたこの愛弟子の才能を、誰よりも買っていたのもまたジャニーさんだった。’05年にジャニーさんは『SHOCK』の演出を光一に任せるという決断する。名前と内容を一新した『Endless SHOCK』が始まった。「『Endless SHOCK』は光一くんのものですよ。ここでこうしたいとか、ここで階段落ちをみせるとかを、全部光一くんが決めている。もちろん、ジャニーさんが作り上げたいちばん最初の『SHOCK』があってのことですけど、’05年以降の舞台を作り上げているのは、完全に堂本光一です」もちろん、光一のこだわりは船山さんが手がける楽曲にも及ぶ。「『Endless SHOCK』になってから、光一くんから直接注文がきますよ。彼は自分で作曲もして、すごく良い曲を書く。コンピューターで作ったメロディに、自分の歌を入れたデモテープを作ってくる。編曲に関してのリクエストは『こういう場面で使いたいから、こういうアレンジをしてください』みたいな形で具体的なイメージを伝えてくる。本当に素晴らしい才能です。ジャニーさんとは指示の出し方が違いますね。ジャニーさんは『ここは派手に』とかもっと直観的。でも、それがことごとく的を射ているのが、すごいところなんだけどね(笑)」ジャニーさんの舞台は、「3分に1回観客を驚かす」というのが信条だった。「それはもう、叩き込まれていますね。舞台を観てもらえばわかります。“何もなかったら嫌だ”、“絶対驚かしてやる”、“ビックリしてもらう”、“喜んでもらう”。ジュニア時代から何十年、エンターテイナーとしての心得がジャニーさんから叩き込まれている。だから、これほど、愛される舞台ができるのだと思います」ジャニーさんは晩年も、劇場に足を運び、愛弟子が作り上げた舞台を嬉しそうに眺めていたという。’19年3月、『SHOCK』は1700回公演を達成。国内のミュージカルとしては単独主演の最多記録を更新中だ。さらに、光一は、King&Princeの岸優太(24)が主演を務め、ジャニーズの若手が中心となった舞台『DREAM BOYS』(9月3日~27、日帝国劇場)での演技指導も担当。すでに、ジャニーさんの遺志を後輩たちに伝える仕事に取り組んでいる。「ラスベガスやブロードウェイ以上のショーを日本で作りたい」。そんなジャニーさんの夢は堂本光一を通じて、多くのタレントに引き継がれていこうとしている。――Show will go on.(取材:岡野誠)
2019年10月17日「これまで多くのアーティストと仕事をしてきましたが、TOKIOの長瀬智也とKinKi Kidsの堂本光一の実力には、驚かされました」そう語るのは編曲家の船山基紀さん(68)だ。中島みゆき(67)の『時代』や沢田研二(71)の『勝手にしやがれ』、五輪真弓(61)の『恋人よ』やC-C-Bの『Romanticが止まらない』、Winkの『淋しい熱帯魚』など、時代を彩ってきた多くの曲のアレンジを行い、堂本光一(40)主演の舞台『Endless SHOCK』などの舞台音楽も手掛けてきた船山さん。これまで編曲した曲は2,700曲以上を数え、編曲家部門のシングルの総売上げは小室哲哉(60)に次いで日本2位だ。10月10日にこれまでの編曲家人生を振り返って、『ヒット曲の料理人 編曲家・船山基紀の時代』(リットーミュージック)を出版したばかり。そんな船山さんは、『Endless SHOCK』で製作総指揮を執る堂本光一と、一緒に楽曲を作り上げる過程で、その才能に触れてきた。一方、長瀬智也(40)にもTOKIOの楽曲の編曲を通じて、才能に驚かされてきたという。船山さんはTOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』や『宙船』などの編曲を手掛けている。’03年の『AMBITIOUS JAPAN!』はなかにし礼さん(81)作詞で、筒美京平さん(79)作曲。JR東海とのタイアップ曲で、ヒットが至上命題とされていた。レコーディングはなかにしさんと筒美さんが見守る中で行われた。「メンバーたちからは緊張感がありありと伝わってきました。でも、TOKIOはさすがですね。満足できるレコーディングになりました」結果、曲は大ヒット。今もJR東海を象徴する曲として、多くの人に愛されている。「製作者」としての長瀬の実力の高さに船山さんが驚いたのは、’06年の『宙船』のときだ。中島みゆきがTOKIOに提供したこの曲の「編曲」は船山さんの名前がクレジットされているが、長瀬も大きく関わっていたという。「TOKIOの曲を中島みゆきがやるというので驚いて。どうなるんだろうと思っていた。みゆきからは『あまり私のイメージじゃなくて、TOKIOのイメージでやってほしいんです』、というリクエストがありました」いったいどういう編曲にしようか、と考えていたら……。「長瀬くんが自分でデモテープを作って持って来た。自分でギターを弾いて、(コンピューターの)打ち込みでドラムを入れ、歌も歌って。ちゃんと、TOKIOの色になっていた。“おお、そっか!”と思って。衝撃的でしたね。こんなことまでできるんだと。それまでも、TOKIOの曲をアレンジしていたので、だいたいのことはわかっているとは思っていたんだけど、裏切られましたね。中島みゆきの曲をこんな風に表現するなんて、すごいなぁと思って」「このまま発表しても何の問題ないくらいの完成度だと思った」と船山さんは笑うが、レコード会社や事務所の意向もあって、より派手な曲になるようにアレンジを施した。「といっても、長瀬くんが作ってきたものを元にして、僕はそれをいろいろと膨らませる作業をしただけだよ」レコーディングは、ほとんど長瀬に任せきりの状況だった。「僕は寝ていたようなもん(笑)。この編曲なら、声を張って歌ったほうがいいとか、勘がすごい。単純な8ビートでも、重いとか軽いとか、ドラムで立たせたい音のポイントとか、強いこだわりを持っている。長瀬智也は生粋のバンド小僧なんです」その後も、中島みゆき提供の『本日、未熟者』や長渕剛(63)提供の『青春 SEISYuN』などのTOKIOの曲の編曲を船山さんは担当したが、いずれも長瀬が楽曲のイメージの指針となるデモテープを作った。「長瀬くんからは、自分の作品を作っていきたいという強い思いを感じていました。彼自身も、当時から曲を常に作り続けていたみたいです。もう好きでしょうがないわけ。本人も『ものすごい量の曲のストックがあるんです』とか言っていたなあ」その言葉を証明するかのように、長瀬は「製作者」としての才能を発揮していく。かつてTOKIOのシングル曲は、プロの作詞家、作曲家によるものや、アーティストの提供のものが多かった。しかし、近年のシングル曲はすべて、長瀬の作詞・作曲によるものだ。長瀬に引っ張られるように、ほかのメンバーも勉強し、研究する。「長瀬くんはいちばん年下じゃない?だけど、すごくTOKIOの方向性にすごく影響力が強いんだと思う。長瀬がやるから、他のメンバーたちもものすごく勉強する。TOKIOのこだわりは、ライブハウスを経てデビューしたバンドと変わらない」しかし、現在、TOKIOは音楽活動を休止中。’17年、長瀬作詞作曲のシングル『クモ』を最期に楽曲の発表はされていない。「あれほどの才能を発揮できないのは、本当に悲しいことだよ」日本を代表する編曲家が惜しむ長瀬の才能。いつの日かまた、TOKIOの新曲を聴くことができる日がくることを、ファンのみならず、多くの人が待ち望んでいる。(取材:岡野誠)
2019年10月17日渡米から1年が経ち、ニューヨークでの留学生活も2年目を迎えた小室圭さん。懸案となっている母・佳代さんの“金銭トラブル”についても新たな動きがあった。約400万円の返金を求めている佳代さんの元婚約者・X氏およびその代理人A氏と、小室さん側の代理人・上芝弁護士との面会がついに実現したのだ。今回の面会は「あいさつ程度」だったというが、A氏によればX氏は「どういう形であれ、圭くんのために出したお金を返してほしい、返ってくればそれだけでいい」と話しているという。X氏の要求は実現するのか。元検察官で弁護士の清原博さんに話を聞いた。「X氏には借用書もないそうですし、裁判で勝てるなんの保証もありません。話し合いでの解決を模索するほかないでしょう。小室さん側が400万円はあくまで贈与だと主張し続けるならば学費や生活費を支援してもらったことへの謝礼という意味合いで誠意を示してもらうしかありません。返済ではなく、和解金や解決金という名目であれば、400万円の一部を小室さん側に支払うのが現実的な解決法だと思います」ただ、金銭トラブルの発覚は1年9カ月も前のこと。今回の初顔合わせも、今年1月に小室さんがトラブルを説明する文書を発表してから実に7カ月もかかった。A氏によると、次回の話し合いの日程は未定だという。なぜかトラブル解消に向けて積極的に動かない小室さん母子。いったいその真意は?清原弁護士は、小室さん側には話し合い以外の選択肢もあると指摘する。「実は、小室さん側から裁判所に訴え出ることも可能なのです。『債務不存在確認訴訟』といって、借金がないということを裁判所に確認してもらうことができます。400万円の援助について、X氏は“借金”、小室さん側は“贈与”だと主張しています。そこで、借金なのかどうか裁判ではっきりさせるのです。注意しなければならないのは、仮に借金ではないという結論となれば、400万円は“贈与”となる点です。小室さん側は贈与税を納付しなければならなくなります」ちなみに、小室さん母子がX氏から最後に金銭を受け取ったのは’12年1月。贈与税の時効は贈与があった翌年3月から数えて7年のため、来年3月以降は贈与税を払うリスクもなしに債務不存在確認訴訟を起こせるようになるのだ。“借金なんてない!”小室さん母子はその主張を押し通し、まさかの“逆提訴”に踏み切ってしまうのか――。秋篠宮家に近い人物は、こう苦言を呈する。「秋篠宮さまが繰り返し求めてきたのは“国民が納得できる解決”です。金銭トラブルそのものというより、トラブルへの不誠実な向き合い方が問題なのです。秋篠宮さまの要望をいまだに理解していないのでは――。小室さんへの疑念は拭いきれません。小室さんが今年2月、眞子さまを通じて秋篠宮さまに今後の対応について報告していたとの報道もありましたが、私はそういった話を伺っておりません。はたして眞子さまは、小室さんが思い描く金銭トラブルの解決策の全貌を、お知りになっているのでしょうか……」小室さんは2年前の会見で、眞子さまとの交際を伝えた際、母・佳代さんからこう言われたと明かしていた。《とても恐れ多いことですが、あなたがそのように決めたのならば、宮様にお幸せになっていただけるよう努めるように》小室さん、そして佳代さんはこの言葉をもう一度思い出すべきではないだろうか――。
2019年09月05日《小室さんと共に、温かく、居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができれば、うれしく思います》眞子さまが晴れやかな笑みを浮かべ、そうお答えになったのは’17年9月3日のこと。小室圭さんとのツーショットを披露された婚約内定会見から丸2年が経過したが、2人は家庭を築くどころか、会うことすらできない状況が続いている――。小室さんの母・佳代さんに金銭トラブルが発覚し、’18年2月に結婚延期が決定。それ以来、事態が好転する兆しはなかなか見えなかった。問題の当事者である佳代さんはもう1年以上、姿を消してしまったままだ。しかし8月上旬、大きな動きがあった。約400万円の返金を求めている佳代さんの元婚約者・X氏およびその代理人A氏と、小室さん側の代理人・上芝弁護士との面会がついに実現したのだ。「昨年11月の会見で秋篠宮さまは《それ相応の対応をするべき》と、小室さんに金銭トラブルの解決を求めました。あまりに時間がかかりましたが、結婚問題打開へ前進し始めたことは評価できるでしょう」(皇室担当記者)ただ、この交渉について気がかりな報道があった。8月29日発売の『週刊文春』によれば、上芝弁護士は「借りたお金ではないので、一切返すつもりはありません」と、400万円の返金を求めるX氏の要求を断固として拒否したというのだ。交渉は初回で決裂してしまったのか――。しかし本誌がX氏の代理人・A氏に取材すると、意外な回答があった。「“交渉開始”と報じられましたが、今回はだいたい1時間くらい話しただけで、あいさつ程度でした。上芝弁護士は、どうして小室さんの仕事を引き受けたのか時間をかけて話したあと、小室さんの考えについて説明をしました。X氏本人が伝えたのは、400万円は全額返してほしい、佳代さんと会って話がしたい、そして眞子さまと小室さんの結婚を邪魔するつもりはないという3点です。お互い、それ以上の話はしていません」小室さん側から、400万円の返金についての言及はあったのか。「上芝弁護士からは『一切返さない』といった発言はありませんでした。ただ『週刊文春』ですから、別のしっかりした情報源があっての記事かもしれません。もし『一切返すつもりはない』が本当に小室さん側の考えならば、X氏はまた無言になり、耳を塞ぎ、目をつぶってしまうでしょう」代理人のA氏によれば、X氏は「どういう形であれ、圭くんのために出したお金を返してほしい、返ってくればそれだけでいい」と話しているという。70代のX氏は、退職金で買った愛車や長年住んだマンションを売却するなど、一時は生活に困窮したこともあった。はたして今後の交渉によって、X氏の要求は実現するのか――。
2019年09月05日《globeも、24歳か。。。早いものですね。デビューの時のステージは今でも、鮮明に覚えています。。。globe愛してる♪》大ヒット曲『DEPARTURES』(96年)が230万枚の売り上げを記録したglobe。その結成24年を祝うメッセージを8月8日、Twitterに投稿したKEIKO(47)。11年にくも膜下出血で緊急手術を受けた彼女は、高次脳機能障害を患い、音楽活動を休業。現在は大分の実家で療養する日々を送っている。「リハビリは順調で、体調が回復していることもあり、歌手復帰への思いが強くなってきています。今年に入ってからは上京の回数が増え、今後について関係者と打ち合わせを重ねていると聞いています。独自にボイストレーニングを行うなど、親しい音楽仲間に『もう一度ステージに立ちたい!』と話しています」(音楽関係者)折しも、来年はKEIKOがボーカルを務めるglobeがデビュー25周年という節目を迎える。「メモリアルイヤーとなるまさにそのタイミングで、本人は復帰を考えているそうです。ジムで体を動かし、定期的に大好きなカラオケに通ってglobeの曲も歌って、その日に向け備えています。ソロ歌手としての活動再開から、globeの再始動まで、さまざまな選択肢を検討しているようです」(前出・音楽関係者)globeの再始動となれば、欠かせないのが、夫であり音楽プロデューサーの小室哲哉氏(60)の存在だ。小室氏は昨年1月、看護師の女性との不倫疑惑が報じられ、会見で騒動の責任を取るかたちで表舞台からの引退を表明した。引退後の昨年5月には、本誌の直撃に「やり残した仕事、作らないといけない楽曲といったものは、もうゼロになりました」と淡々と話し、以降、本人から近況は伝わってこない。「小室さんは以前と違って、何でも1人でやりくりして質素な生活を送っています。頼まれれば新人発掘の手伝いや楽曲のアドバイス、編曲など裏方作業を行っています」(別の音楽関係者)音楽業界にいまでも関わっているという小室氏だが――。「現実的には小室さんはすでに引退した方なので、アーティストとして再び表舞台に立つのはなかなか難しいと思います。ただ、可能性としてあるとすれば、来年の25周年に合わせ“一夜限り”で復活するか、小室さんが裏方として“新生globe”に参加するケースでしょう。マーク・パンサーさん(49)もglobeの復活を心から望んでいますし、KEIKOさんの“もう一度歌いたい”という強い思いに小室さんも応えたいはずですから」(前出・別の音楽関係者)KEIKOが歌姫として再出発する日を、多くのファンはどこまでも待ち望んでいる。
2019年08月22日小室圭さんが国際弁護士を目指し、渡米してからまもなく1年が経とうとしている。そんな中、姿を見せていない小室さんの母・佳代さんについて、小室さんの実家マンション周辺に住む男性から気になる証言が入ってきた。「最近、久しぶりに佳代さんを見かけました。深夜だったのですが、顔ははっきり見えました。かなりやせていてびっくりしました。以前のふっくらとした顔をイメージしていると、目の前にいても、佳代さんだとは気がつかないかもしれません。息子さんが留学してから、近所の人たちもまったく見かけないと話していたので、なおさら驚きました」佳代さんは以前働いていた洋菓子店にも出勤している様子はない。ほとんど外出もせず、部屋に引きこもっているということだろうか。「留学に関しても、お母さんはすごく寂しかったと思うんです」5月に放送された情報番組『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)で、小室さんの親友だという男性はこう語っていた。小室さんと佳代さんは“一卵性母子”と称されるほど、絆の強い親子だ。「本人も(日本に)帰ってきて、とくにお母さまに、すごく会いたいと思いますよ」そう話す友人男性は、小室さんの母親思いぶりを示すエピソードも披露していた。「ディズニーランドに5人で行ったときも、初めとか帰るときではなくて、途中で何回も母親に電話したり。普通であればディズニーランドで親に電話するってなかなかできないと思うんです」佳代さんが夫を亡くしたのは、小室さんが10歳のとき。それ以来、佳代さんは一人息子である小室さんが“人生のすべて”と言っても過言ではないほどに、愛情を注いできた。「X氏から援助を受けたお金も、多くが小室さんの学費や留学資金に充てられています。愛する息子にもう1年も会えずにいるわけですから、佳代さんの喪失感は想像を絶する大きさなのだと思います」(皇室担当記者)佳代さんが憔悴するなか、小室さんは帰国できないまま夏休みを終えようとしている。前出の友人男性によると、小室さんは留学当初、この夏休みに一時帰国する予定だったが、断念したのだという。番組で友人はこう語っていた。「ニューヨークからの航空券も安くはありませんし、帰国すると、マスコミや護衛の人も巻き込んで、友人、知人、多くの人に迷惑をかけてしまうから今回は見送ると言っていました」NY留学のさなか、最愛の母が苦悩の“激やせ”――。小室さん自身も、気が気でないはずだ。
2019年07月31日公開中の映画『今日も嫌がらせ弁当』で主演を務める女優の篠原涼子が、7月3日(水)今夜の日本テレビ系バラエティ「今夜くらべてみました」にゲスト出演。篠原さんをはじめ群馬出身の芸能人たちが集結して爆笑トークを展開する。90年代前半はライブ中心のアイドルのルーツともいえる「東京パフォーマンスドール」のメンバーとして活動。その後ソロに転身すると94年に発表した「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚超えのヒットを記録。一躍トップアーティストになり、そこから女優へとさらなる転身を遂げ、00年代には「アンフェア」シリーズや「ハケンの品格」などで女性から憧れられる女優としての地位を確立。近年は「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『人魚の眠る家』などに出演、幅広い役柄を演じ分ける女優として知られる篠原さん。そんな篠原さんは群馬県出身。今回は篠原さんをはじめ井森美幸、加藤ナナ、志保、「lyrical school」minanといった群馬出身の芸能人に埼玉出身の若槻千夏も加わって、「トリオ THE黙っていればキレイな群馬の女」をテーマにお届け。2015年に桐生市の観光ポスターのモデルをノーギャラで引き受けた篠原さんは、ノーギャラで引き受けた理由を告白。また「すごく引っ込み思案」だったという子どもの頃の写真を公開。「先輩に憧れてちょっと恋をした」中学時代の恋愛エピソードと、その先輩にやきもちを焼いてもらうためにとった“ある行動”も告白。そしてアイドル時代のメンバーとの同居生活の思い出や「恋しさと せつなさと 心強さと」のレコーディング時に音程に不安を抱えた篠原さんを導いた小室哲哉からのある言葉。そこから生まれた大ヒット曲の誕生秘話も語られる。「恋しさと せつなさと 心強さと」がカラオケの18番だという若槻さんのリクエストに応え、音程を補助し一緒に歌う場面に注目。篠原さんが芳根京子とW主演、ブログで人気となった実話を映画化した『今日も嫌がらせ弁当』は現在大ヒット公開中。反抗期の娘に愛情たっぷりの“キャラ弁”で対抗した母の実話を映画化した作品となり、シングルマザーの持丸かおりを篠原さんが、かおりの次女・双葉を芳根さんがそれぞれ演じるほか、松井玲奈、佐藤寛太、佐藤隆太らが出演する。「今夜くらべてみました」は7月3日(水)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年07月03日秋篠宮家の長女・眞子さまとのご婚約が話題になっている小室圭さん(27)。彼の進路とご婚約の行方に、世間の注目が集まっています。現在、小室さんはNYのロースクールに留学中。てっきり弁護士を目指すのかと思いきや、5月7日放送のフジテレビ系『バイキング』で代理人のものとされるコメントが取り上げられました。それは「弁護士になるとは言っていません。彼はいまライフプランを作っている最中です」という、あくまでも広い視野での“自分探し中”であるという内容だったのです。一般的に特定の勉強をしていたとしても、様々な経験のなかで別の分野や職種に興味を持って進路変更することはままあるもの。とはいえ、彼は婚約中の身。お相手が秋篠宮家の眞子さまであることをのぞいても、多くの人が心配してしまうのは無理もありません。その後、代理人は女性自身の取材に対して「“一般論”として答えたことを、番組側が“小室さんのこと”として報じてしまったのです。『そのままNYで弁護士活動をするとは限らない』といった内容を申し上げただけなのですが……」と報道を否定しています。ただ結婚に対する進展が不明なため、報道は加熱するいっぽう。小室さんの自分探しの旅路は、どうしてこんなに燃え上がっているのでしょう。■婚約後に自分探し!これってアリなの?27歳で独身。これだけ見れば、まだまだ自分の進路を迷ったり大きな資格にチャレンジしたりするには適齢といえます。実際に婚約後や結婚後の将来を考えて、転職や資格にチャレンジをするという話もよく聞きます。しかし婚約後に留学、それも相手を置いて(今回の場合お立場が違うので仕方がないのですが)長期留学するのはどうなのでしょう。当然、一般的によくあることではありません。たとえばある女性が交際中から留学したい希望を相手にも話しており、結婚後に半年間の留学を果たした話は聞いたことがあります。しかしそのケースでは女性が時間をかけて説明し、準備も行っていました。そしてもちろん相手や相手の親の承諾も得て旅立ったので、今回とは比較にならないでしょう。留学費用の出処についてもいろいろと言われていますが、そういった問題を除外しても疑問は残ります。婚約中にパートナーを置いて旅立ってしまい、さらに「将来を探している最中」と発表されたら……。女性からすると不安と寂しさで困ってしまうのではないでしょうか。■男は支えるべき……という根深い問題もただこれが一般人で、そして男女逆であったならば世間の反応はまた違ったようにも思います。たとえば婚約が決まった際、「いったん生活リズムを整えたり、自分のやりたいことを探したい」として退職する女性は一定数います。その後は転職したり、タイミング良く妊娠してそのまま専業主婦に落ち着いたりする人など様々。これもある意味では、“結婚のタイミングで自分探しをした”といえます。こういった行動にあまり批判が集まらないことを踏まえると「小室さんと眞子さまのお話だから」という特例である点に加え、「男だから」という色眼鏡が入っているような気もしてなりません。とはいえ小室さんは一般人でも、お相手は秋篠宮家の長女・眞子さまです。一般論に当てはめるのは難しく、やはりプリンセスをちゃんと幸せにしていただきたいもの。そもそも結婚した場合、ライフプランは夫婦2人で策定するのが一般的かと思うのですが……。このご成婚、どうなることやら。(文・イラスト:おおしまりえ)
2019年05月21日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。漫画家で保守の論客としても活躍する小林よしのりさんは、お二人の結婚に「賛成」だという。その理由とは?■とにかく今は、眞子さまがかわいそうで、かわいそうで……。あんな自由のない世界で育って、初めて本気で惚れた男が小室圭さんだったのに、世間体ばかり重んじる大人たちが寄ってたかってお二人を別れさせようとしている。あまりにも残酷な話です。わしはお二人の結婚に賛成です。ご結婚させてあげてほしい。皇族女性と交際して結婚までしようなんて、これほど勇気のある男っているだろうか。デート中でもボディガードに監視されるんですよ。そんな不自由な恋愛でも眞子さまを選んだのだから、小室さんは本気で惚れているのでしょう。ニューヨークに行ってまで法律の勉強を続けているのも、小室さんが本気である証拠です。わしの本音を言えば、女性宮家が創設されて、小室さんがそこに入るのがベスト。このままではいずれ悠仁さまお一人しか皇室に残られないのだから、もう女性宮家を創設しないと、今の天皇制は続きません。とにかく皇族を残す策が必要です。女性天皇だけでなく女系天皇についても、世論調査では賛成が70%を超えています。頭の固い保守派の政治家も、旧宮家の皇籍復帰に固執せずに、議論を進めるべきでしょう。こんなに恋人の粗探しばかりされたら、皇族はもう結婚できなくなってしまいます。誰も皇族と結婚してくれなくなったら、皇室の存続は危機的になります。ただ、女性宮家もまだ実現するかわからないから、とにかく今は眞子さまのお気持ちを第一に考えるべきです。大衆は、貴い身分の方がスキャンダルにまみれて不幸になる様子を楽しんでしまうところもある。秋篠宮さまは、そんな大衆を気にする必要はありません。眞子さまの幸せだけを考えてあげてほしいです。
2019年05月02日令和へと持ち越された眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。元インドネシア大統領夫人のデヴィ・スカルノさんは、お二人の結婚に「条件付き賛成」だという。その理由とは?■婚約内定会見までは、眞子さまと小室圭さんの物語は素敵なロマンスとして祝福されていました。ところがそこに、自分の名前も顔も出さない「小室さんの母の元婚約者X氏」なる男が現れました。小室さん母子に貸していた409万円を返せ、あのお金は贈与ではない――。X氏は週刊誌やテレビに何回も登場してそう訴えたのです。小室さんの母・佳代さんは、ご主人を亡くして母子家庭となっても、洋菓子店などのパートを掛け持ち。圭さんにバイオリンを習わせ、授業料の高いインターナショナルスクールに通わせ、ICU(国際基督教大学)にも入学させました。そんなけなげな佳代さんを愛して婚約までしたのなら、一人息子である圭さんの留学費用くらい出すのは当然のこと。それなのに匿名で「何月何日にいくら貸した」「何日にいくら銀行に振り込んだ」と409万円の内訳を喋りまくるX氏には、憤りを覚えました。その行為は、小室さん母子を侮辱するばかりか、どれほど眞子さまを苦しめているか。彼の言動は日本の皇室をもおとしめていることにほかなりません。マスコミはそんなX氏をとがめるどころか、言い分をそのまま連日のように報道する一方で、母子家庭である小室家の貧困さを書き立てました。婚約解消時ではなく、5年後の小室さんの婚約発表後に表沙汰にするとは悪意を感じます。小室さんは実際には弁護士事務所の正規職員だったにもかかわらず、非正規雇用で年収200~300万円といった誤った情報も流れました。佳代さんのご主人とその父が自殺している、怪しげな新興宗教を信仰している、などとセンセーショナルに取り上げられましたが、はたしてそれらは責められるべきことでしょうか?そもそも、一連の小室家の“スキャンダル”は、モナコやイギリス、ほかのヨーロッパの王室のスキャンダルに比べれば何でもなく、貧しいことも罪悪ではありません。モナコのアルベール王子は、トーゴ人のキャビン・アテンダントとの間に隠し子がいました。イギリスのチャールズ皇太子はダイアナ妃がいるのにカミラ夫人との不倫を続けていました。しかし、それでも国民は王室を敬愛しています。ヨーロッパ王族のほとんどが一般人と結婚している時代です。王族といえども恋愛は自由なのだと認めているのです。ところが日本では、眞子さまの妹の佳子さまが《結婚においては当人の気持ちが重要》《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい》とおっしゃっただけで「『公』より『私』を優先」とバッシングが起こりました。自分を犠牲にすることのみが「公人」なのですか。私自身も初めは小室さんに対し、身分不相応、不釣り合い、不敬、不遜、なぜ辞退しないのか、ご遠慮すべきなのに……と、常識の無さに怒りを覚えました。しかし、今は2019年ですよ。とっくに世界は身分も差別もなく自由思想の時代。結婚に家の問題を言い立て、公人の自由恋愛を許さない報道は日本の恥です。お二人がこのまま交際を続け、結婚の意志を折らなければ、バッシングはより一層激しくなるでしょう。でも私は「お二人がそれに耐え、乗り越えられ、愛を貫く覚悟がおありなら」という条件付きで、結婚に賛成いたします。
2019年05月02日「小室さんは留学を終えて帰国後、同じ事務所で勤務する予定だといいます。事務所から借りていた留学中の生活費も働きながら返済することになるのでしょうが、NYでの3年分の生活費となれば1,000万円以上になるはずです。しかも、2年目以降の学費を工面できる確証もないままに渡米したとすれば、あまりにもリスクが大きすぎます。奨学金獲得への“秘策”があったのでしょうか……」(皇室ジャーナリスト)謎に包まれた小室さんの留学生活。数々の疑問が湧いてくる中、フォーダム大学関係者が小室さんの現在の様子を語ってくれた。「授業はほとんど皆勤賞で、成績も優秀と評判です。講義が終わると、教授のもとに駆け寄って熱心に質問をしています。友人も何人かいるようですが、1人で黙々と勉強している姿を見かけることが多いです。ほとんど大学の外には出ず、授業がないときにはずっと図書館や寮にいるみたいですね」この大学関係者は、小室さんの奨学金について、こんな話も聞いたという。「小室さんは入学時の奨学金申請の際に、前例のないほど長い自己PR作文を提出したそうです。フォーダム大学には強い憧れがあり、熱意は誰にも負けないと示したかったのでしょう。電子メールに添付されていたその文章を印刷したところ、厚さ1センチ近く、枚数にして80枚ほどになったそうです。選考に関わった教授陣も驚いたといいます」日本のプリンセスと知り合うまで、そして国際弁護士としての目標……。そんな“輝く過去と未来”を綴った小室さんの作文が、奨学金獲得の決め手だったというのだ。したたかともいえる戦略が実り、ロースクールの同級生でたった1人にしか支給されない『マーティン奨学金』の獲得に成功。小室さんは“首席待遇”を得ることになった。前出の大学関係者によると、キャンパス内では小室さんのことが噂になっているという。「日本のテレビ局が小室さんを追いかけているので、学生だけでなく職員や教員の間でも小室さんのことは話題に上がります。キャンパス内で、小室さんはひそかに“Happy Prince”というあだ名で呼ばれているのです」オスカー・ワイルドの童話に『幸福な王子(The Happy Prince)』という作品がある。自我を持った王子の像が、自分の体を飾る金箔や宝石をツバメに託し、貧しい、不幸な人々に分け与えていくという物語だ。「多額の学費を払っているほかの学生たちからは、学費が全額免除されている小室さんは羨望の的なのでしょう」(前出・大学関係者)『幸福な王子』では、王子が最後には金箔の剥がれたみすぼらしい姿になってしまうが、だからこそ自己犠牲の精神はいっそう輝いて見える。“プリンセスのフィアンセ”という肩書でNYに迎え入れられた小室さん。その“金箔”が剥がれたあとでも、真価を見せることができるのだろうか――。
2019年04月17日小室圭さんが文書を発表し、金銭トラブルの解決に動き出したのは1月22日。それから1カ月以上が経過したが、進展は見られないようだ。皇室ジャーナリストは言う。「小室さんは文書の発表にあたって、眞子さまにその狙いを説明していたはずです。秋篠宮さまは昨年11月の会見で、お二人の婚約には《多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況》が必要だと述べられました。小室さんは、秋篠宮さまが定められたハードルを超えることを眞子さまに約束されたのでしょう。つまり借金トラブルを草々に解決し、国民の支持を得るという“2つの公約”を掲げたのだと思われます。しかし日に日に風当たりが強まる展開に、眞子さまは『約束を破られた』とお感じなっていることでしょう」ニューヨークに留学中の小室さんに代わって、借金トラブルの解決には代理人弁護士があたっている。この人選に疑問を呈するのは法曹関係者。「この借金トラブルは法的な決着よりも、道義的な解決を目指すべき案件でした。取材の様子などを見る限り、マスコミ対応に長けた弁護士だとは思えません。小室さんに対する不信感はテレビ報道を通じてむしろ強まる結果になっています」元検事で国際弁護士の清原博さんもこう指摘する。「小室さん側は、元婚約者男性から『返さなくていい』という趣旨の説明があったため、返金しなかったと主張しています。この債務免除があったかどうかは、裁判になった場合、小室さん側が証明しなければなりません。録音などの証拠がなければ、立証は難しいと思いますが……」こうした“戦略ミス”が重なり、X氏と和解する見通しはいまだに立っていない状況だ。さらに、小室さんの留学計画にも疑念が生じ始めている。「ニューヨークのフォーダム大学で法律の勉強に励んでいる小室さんですが、この留学は特例だらけなのです。授業料は大学からの奨学金で全額免除となっています。留学は3年間の予定と見られていましたが、一部週刊誌は『今年7月にニューヨーク州の司法試験を受けるのでは』とまで報じています」(前出・皇室担当記者)東京大学法学部出身で、ニューヨーク州弁護士の資格も持つ山口真由さんはこう指摘する。「私がハーバードのロースクールで学んだ時は、人生で一番といえるほど忙しい毎日でした。夜は眠気に耐えながら夜の12時まで勉強して、家と大学を往復するだけの日々が続きました。決して簡単な試験ではありません」東大出身で日本の弁護士資格も持つ山口さんでさえ、猛勉強が必要だったのだ。法学部出身ですらない小室さんが仮に7月の試験を受験しても、合格の可能性は低いと言わざるをえない。前出の皇室ジャーナリストは言う。「ただ、小室さんの留学はあまりにも特例だらけなので『合格基準も特別扱いなのでは』といった臆測が生じるのも無理はありません。小室さんが眞子さまのご婚約相手として報じられた当初、パラリーガルという職業が議論の的になりました。収入も多くはないため『内親王のお相手としてふさわしいのか』という声が一部にあったのです。小室さんとしては、一刻も早く国際弁護士の資格を取得して国民からの支持を得たいという思いがあるのかもしれません。しかし弁護士になるための留学がこれほど不透明な経緯では、国民は不信感を抱くばかりです。本末転倒としか言いようがありません」前出の皇室担当記者は言う。「“借金トラブルのスピード解決”も“国民の支持の獲得”も遠ざかるばかりです。小室さんの2つの“公約違反”に眞子さまは深く失望されたことでしょう。固かった結婚のご意志も揺らいでいるのではないでしょうか。眞子さまのお気持ちが薄れ始めれば、もはや秋篠宮ご夫妻が破談に躊躇する理由もなくなります」小室さんは自ら招いたピンチを乗り越え、眞子さまの“失望の涙”を拭うことができるのか――。
2019年03月06日「24時間勉強していると思いますよ。寝る間もないので寝ながら勉強していると思います」ニューヨークにいる小室圭さんの近況を問われ、こう答えたのは、小室さんの代理人を務める上芝直史弁護士。1月22日に発表された文書は大きな波紋を呼び、連日この話題を取り上げるワイドショーの論調も手厳しい。しかし上芝氏によれば、小室さんに慌てる様子はないという。「ご自身のコメントが誤読や誤解されるかもしれないと、圭さんは想定していました。コメントへの評価も、ネットの記事を読んで把握しているでしょう。現在、日本で言われていることも、圭さんの想定から外れているものはありません」国民からの“猛批判”も想定内。眞子さまとの結婚への障害とは考えていないようだ。「ここにきて眞子さまとの“再会計画”が現実味を帯び始めているようですからね。眞子さまが今年の7月、南米のペルーを訪問する方向で調整が進んでいるのです。日系人の移住120年となった両国を訪れ、親善を深めるそうです」(皇室担当記者)日本からペルーへの直行便はなく、アメリカのロサンゼルスやニューヨークを経由することが多い。「ニューヨークに留学中の小室さんは、5月中旬の期末試験が終われば夏休みに入ります。借金トラブルが国民的な大騒動となっている現在、日本への帰国が難しくなっている小室さんですが、経由地となるアメリカで眞子さまを出迎えるならば実現の可能性はあります。眞子さまは自室にこもって、毎晩のようにスマートフォンで小室さんと連絡を取られているそうです。すでに“夏休みの再会”を具体的に相談されていることでしょう」(前出・皇室担当記者)もし再会が叶えば、昨年8月に小室さんが渡米して以来となる。数々の障害を乗り越えようとする2人の期待は膨らむばかり――。
2019年02月13日「頼まれて銀行口座に振り込んだぶんは、全額を返してもらいたいと考えています」1月25日の早朝、本誌の取材にそう語ったのは、小室圭さんの母の元婚約者・X氏。409万3千円の金銭的援助についてX氏は小室さん側と真っ向から主張が対立している。皇室ジャーナリストは言う。「X氏が『返してもらいたい』と強く主張するのは、金銭的援助が借金だったと証明できる“動かぬ証拠”があるからです」実は『週刊現代』(’18年3月10日号)が、小室さんの母・佳代さんからX氏へのメール(’11年3月16日)を掲載している。そこには《申し訳ありませんが当分の生活費をお借りしても良いでしょうか》との文言があったのだ。小室さん側はこの「借金証拠メール」についてどう考えているのか――。本誌は24日、小室さん側の代理人を務める上芝直史弁護士に質問状を送付。翌日、上芝氏が電話取材に答えた。――小室氏の文書では、X氏が「借金」の証拠としているメールについては反論がありませんでした。小室氏は金銭的な援助について、少なくとも一部は借金であったと認識しているのでしょうか。「先に申し上げると、公表された文書はご自身たちの認識を説明したものであって、『反論』や『主張』をするという趣旨のものではありません。その上でメールについてですが、(元婚約者から)実際にご提供いただいたわけでもありません。そういうメールが本当にあるのかどうかも、ちょっとよくわからないんですよ。コメントしようがないです」――では小室氏が返金の義務がないとする理由は、「借金ではなく贈与だったから」ではなく、’12年9月の婚約解消時に「元婚約者の方から『返してもらうつもりはなかった』という明確なご説明」があったから、だと受け取ってよろしいでしょうか。「その通りです」はっきりと答えた上芝氏。つまり小室さん側は「当時、金銭を借金として受け取ったか、贈与として受け取ったか」を論点にしていない。仮に小室さん親子が当時「借金」と認識していたとしても、婚約解消時にX氏から「返してもらうつもりはなかった」との説明があった以上、返済の義務はないとのスタンスなのだ。X氏は25日、「私は『返さなくていい』などとは言っていません」と本誌に断言しているが、前出の皇室ジャーナリストは次のように語る。「小室さん側はメールという“動かぬ証拠”を封じ、証明が難しい『返してもらうつもりはなかった』との説明の有無を論点とすることで、交渉を有利に進める思惑があるのかもしれません。小室さんの文書には『拍子抜け』『実質ゼロ回答』などと疑問視する声が上がっていましたが、実は極めて練り上げられた文章だといえます」X氏は代理人・上芝氏との面会を検討しているという。このまま小室さんの思惑どおりに決着してしまうのか――。
2019年01月31日1月22日、小室さんが代理人の弁護士を通して“借金トラブル”に関する文書を公表した。小室さんの突然の行動に対し、極めて厳しい意見を口にするのは宮内庁関係者。「小室さん親子に対する秋篠宮ご夫妻の不信感は、決定的なものになったと言えます。ご結婚に近づくどころか、秋篠宮ご夫妻は破談を強く望まれることでしょう」一方、皇室ジャーナリストはまったく真逆の“驚愕のシナリオ”を口にする。「事態は小室さんの思惑どおりに進んでいます。実は、窮地に追い込まれたのは秋篠宮ご夫妻のほうなのです。なぜなら借金トラブルが和解となれば、秋篠宮ご夫妻が眞子さまの結婚に反対する“大義名分”がなくなってしまうからです」マスコミに小室さんの文書が送付された翌日の23日、小室さんの母親の元婚約者・X氏は小室さん側の代理人から郵送された文書を受け取った。当初は憤りをあらわにしていたX氏も「直接会うのがいいのか検討したい。よい方向に進んでほしい」と報道陣に語り、話し合いに前向きな姿勢を示している。小室さん側の代理人を務める上芝直史弁護士も25日、本誌の取材に応じ、マスコミに送付した文書について次のように説明した。「小室さんが借金トラブルに『反論した』などと報じられましたが、そういった趣旨の文書ではありません。あくまで“トラブル”とされる問題の経緯を説明し、ご自身たちの認識を示したものです。元婚約者の方への反論ではありません。また『解決済み』とも主張していません。文書には、その当時は解決済みだと認識していた、と書いてあるだけです。小室さんが文書で示したのは、理解を得るように努めたいと考えています、ということなのです」一方的にも見えた小室さんの文書公表だが、代理人はX氏と敵対するつもりはないようだ。両者は対立を望んでおらず、借金トラブルは意外にも早期解決に向かい始めたのだ。象徴天皇制を研究している、名古屋大学准教授の河西秀哉さんはこう語る。「トラブルが解決に向けて動き出したことは、眞子さまと小室さんにとって大きいと思います。もしかすると秋篠宮ご夫妻は、小室さん側からの結婚辞退を望んでいるかもしれません。ただ、両陛下から受け継がれてきた“開かれた皇室”の理念は守らなければなりません。秋篠宮ご夫妻にとってたいへん難しい問題だと思います」日本国憲法第24条には《婚姻は、両性の合意のみに基いて成立》と書かれている。前出の皇室ジャーナリストは、複雑な表情を見せながら語る。「眞子さまと小室さんに固い結婚の意思があるのに、ご両親がそれを無理やり阻止するのは、憲法で保障された『婚姻の自由』を侵害することになります。秋篠宮ご夫妻が『人権侵害』などと批判を受ける事態は絶対に避けなければなりません。“開かれた皇室”を目指された両陛下は、国民に寄り添うとともに、皇族であっても個人の意志は尊重されるべきとお考えになってこられたのです。その理念をも傷つけることになりかねません」《関係者によると、眞子さまと小室さんの結婚の意思は固い。眞子さまも文書の公表を把握している》と、『共同通信』は報じている。「借金トラブル解決後も結婚に反対し続ければ、苦しい立場に追い込まれるのは秋篠宮ご夫妻のほうです。そのため小室さんは眞子さまに相談し、どんなに国民の批判を浴びようとも、秋篠宮ご夫妻と対立しようとも、借金トラブルの解決に突き進む道を選んだのでしょう」(皇室ジャーナリスト)’20年4月に秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が終われば、結婚への動きが再開すると見られている。「小室さんは、もう1つのハードルであるアメリカでの弁護士資格取得に邁進することでしょう。留学は3年間の予定で、ロースクールを修了する’21年5月が一つの区切りと思われます。眞子さまのお気持ちが変わらなければ、秋篠宮ご夫妻は、内心はどうであれ、いずれはご結婚をお認めになるほかないでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)小室さんの思惑どおりに動き出したシナリオ。追いつめられた秋篠宮ご夫妻のご胸中はいかに――。
2019年01月30日今年もさまざまなできごとがあった芸能界。平成最後の年末に、女性自身の記事のなかでも反響の大きかったスクープを改めてお届けしたい。今年1月に引退を発表した小室哲哉(59)。日本中から撤回を求める声が挙がるなか、本誌直撃にマスコミの取材を受けるのは「これが本当に最後」として真相を告白。実は”左耳の聴力ゼロ”で緊急入院していたことを明かし、さらには自分流を貫いてきた音楽活動について「“小室っぽいね”と言われるのが、僕にとっては苦痛でした」と語った(以下、2018年5月22日掲載記事)。本誌の直撃取材に“左耳の聴力ゼロ”という危機的状況で緊急入院していたことを明かした小室哲哉(59)。1月に“引退”を発表した小室は、マスコミの取材を受けるのは「これが本当に最後」と断りつつ、妻・KEIKO(45)との将来や日本中から声が挙がる“引退撤回”の声について率直に答えてくれた。1月の記者会見当時、大分の実家に戻っていたKEIKOは、あの会見を見たのだろうか。「はい。あのあと、電話で何度か話しています」――どんなお話をされたんでしょうか。「簡単なコミュニケーションをとってるだけなんですよ」――会見では最後、“介護の大変さ”に言及されました。ご自分の体調もよくないなか、KEIKOさんとの今後についてどうお考えでしょうか。「僕が自分勝手というのが大前提なんですけれど……。一般の方でいったら“定年”みたいな年齢で、家族や夢について、今後の道先を決めていかなければいけないんですが、どういうふうに2人でやっていけるものなのか。そして、どういう道があるのか。まだまだちゃんと決められてないんです。彼女のケアを含めて、今後どうしていくか……見守ってください」この日、無事に退院した小室はファンからの応援の声も療養の励みになったという。本誌の直撃に短く答えて立ち去ろうとする彼に、最後の質問をぶつけた。――応援の声に感謝されているとのことですが、“引退”を考え直すおつもりはないでしょうか。すると小室は記者に向かってきっぱりと言った。「まったくありません。僕は学歴もなく、よくも悪くも自己流で音楽をやってきたんです。クラシック音楽のような作曲とかはできなくて、音楽のどこをどう切っても“小室哲哉”で。自分では最新鋭のことをやったつもりなのに、曲への評論として“小室っぽいね”と言われるのが、僕の中ではいちばんきつい。ある種、ほめていただいてはいるんですが、僕にとっては苦痛でした。それでもともと去年から身近な人たちには、音楽家としてけじめをつけて引退するということも含めて、いろいろ話していたんですよ。結果的に、(不倫疑惑報道で)自分が考えていた予定より1年ほど早くなってしまいましたが……」騒動後、多くのメディアで論じられた“引退撤回”の可能性を、小室は少しの迷いも見せずに否定した。本当にこのまま“私人”として表舞台から消えるつもりなのか。車に乗り込むその背中は、少しさみしそうに見えた――。
2018年12月31日気づけば2018年も終盤。というくだりを、筆者も何回使ったことでしょう。今年は『平成最後』ということで世間の空気もスクープも、また一段と違ったものがあったように思います。新しい元号は何なのか。19年をより楽しんで生きるためにも、18年の空気感を一緒におさらいしていきましょう。■安室&小室の引退で感じる時代の転換期今年1番のビッグスクープといえば、やはり安室奈美恵さん(41)と小室哲哉さん(60)の引退でしょう。40歳の節目に引退を決意し、1年かけて本当にキレイに表舞台から身を引いたアムロちゃん。そして不倫報道をキッカケに、突然糸が切れたかのように表舞台から消えていった小室氏。両者の引退理由はまったく違うものの、平成の音楽シーンを象徴する存在がいなくなる。それは、まさに“平成最後”にふさわしい流れといえます。また現在の音楽シーンを見渡すとボカロ(ボーカロイド)出身アーティストが増えているのも、新たな時代の流れを感じます。今年最もブレイクし活躍したアーティストはおそらく米津玄師さん(27)だと思いますが、彼はもともとボカロ作家。これからの時代は才能が発掘される時代から、自己発信から夢をつかむ時代に変わる。そう思うと、あなたはどっちの時代が良かったと思いますか?■芸能界が変わる!起業に引退!独立続出芸能界が華やかな世界と呼ばれなくなってずいぶん経ちますが、その流れは今年も加速。もはや人生をかけて芸を磨き、居座り続ける場所ではないのかもしれません。その証拠に今年は芸能人の引退や独立、留学や起業、はたまたインターネットへ活動を移す人と様々な動きがありました。引退でもっとも感慨深くみていたのは、今年で表舞台からは身を引くことが決まっている滝沢秀明さん(36)です。彼が10代のころは筆者もそれはそれは大好きで、毎週『木曜の怪談』は録画して見ていました。他にも芸能界ではありませんが、おそらく日本一有名な力士である貴乃花親方が、すったもんだの末に角界から引退しました。今年は業界のエース的存在が身を引くことが多かったように思いますが、これはただの偶然で片付けてよいのでしょうか。■品行方正が正しいのか?悪さは即謝罪して大人しく……正直、今年1年通して筆者が感じたことは「芸能ニュース、つまんない!」の一言です。16年のベッキーに始まり、不倫報道が加熱。そんな流れの中、芸能人は自己発信に細心の注意を払うようになりました。何より感じるのがトラブルや不祥事を起こした場合、程度の差はあれ、ほとんどが謝って落ち着くまで活動休止or事務所解雇になるという“極端に品行方正な空気”です。不倫しかり、トラブルしかり。悪いことは悪いことなのかもしれません。昔と比較してはいけないのでしょうが、以前ならスクープをも凌駕するスター性や事務所のケアがあったもの。しかし、今はそうも言っていられないようです。こればかりはインターネットが起こした害悪かな。と個人的には思うのです。この退屈で良くない流れを断ち切るには、私たちひとりひとりがもっと寛容でユーモアを持つこと。そしてイメージに流されない価値観を持つことが、なにより大切です。■2018年の漢字大予想!色々あった18年。12月12日には、毎年恒例今年の漢字が発表されます。みなさんはどんな文字を予想するでしょうか。筆者が個人的に考えるならば、今年は『結』です。数年前から色々変わりつつあった世の中も、平成最後の今年で一旦結びとなります。大きな時代の結びの時に立ち会っている私たち。あなたにとってどんな1年でしたか?そして2019年は、どんな1年にしたいですか?(文・イラスト:おおしまりえ)
2018年12月07日「毎年11月27日の誕生日は、盛大な誕生会を開いていましたが、今年は“還暦祝い”にもかかわらず開催されませんでした。妻・KEIKOさん(46)は大分県の実家で病気療養中のため、自宅で何でも一人でやりくりする簡素な生活を送っています」(音楽関係者)今年1月、芸能界引退を発表した小室哲哉(60)。引退後の5月には本誌の直撃取材に応じ《やり残した仕事、作らないといけない楽曲といったものは、もうゼロになりました》と告白。以後は小室の近況は伝わってこなかったものの、11月9日にはエイベックス松浦勝人CEO(54)のインスタに久々の登場。一心不乱にピアノを弾く姿があった。「小室さんの復帰を望む声は多い。松浦さんのインスタのコメント欄にもそんな声が書き込まれています。引退前は運転手付きの高級車でしたが、最近、自分で運転する姿が目撃されています。海外生活で失効していた免許証を最近取り直したそうです。リフレッシュになるそうで、ピアノを弾く意欲も湧いてくるようになってきたとか。オファーがあれば裏方として楽曲制作に携わっていければと願っているそうです」(前出・音楽関係者)かつての“時代の寵児”は静かに、第2の人生を送っていた。
2018年12月07日「嵐」櫻井翔と有吉弘行の2人が話題の人物、一流芸能人の願望・疑問・悩みを出演者、スタッフ、視聴者の力を借りて解決・実現するバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」。その11月15日(木)今夜の放送に女優の篠原涼子がゲスト出演する。1990年に「東京パフォーマンスドール」のメンバーとしてデビュー、現在のライブアイドルの先駆けともいえるライブメインの活動で着実に人気を獲得しつつ、1991年「ダウンタウンのごっつええ感じ」に出演するようになると、体当たりでコントに挑む姿が話題を呼んで注目の存在となった篠原さん。1994年、「篠原涼子 with t.komuro」名義でリリースしたシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が200万枚を超えるメガヒット、同年には紅白出場も果たすなど、一気にトップアーティストの階段を駆け上がるとその後は女優へと軸足を移し、『下妻物語』でのヤンママ役や「光とともに…~自閉症児を抱えて~」では自閉症児を抱える母親役を演じ、「アンフェア」シリーズや「ハケンの品格」などの作品で演じた女性像が視聴者から熱い支持を受け、女優としても高く評価されるように。昨年の月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」では主婦から議員を目指す主人公を演じたほか、自身もプロデュースを受けた小室哲哉の楽曲と共に90年代の青春を描いた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』もヒット。現在も一線で活躍し続ける篠原さん。そんな篠原さんが今回、新橋のガード下で“はしご酒”。ほろ酔いで超ハイテンションになった篠原さんがカラオケで歌うのはまさかのあの歌!? また“あまり語らない”という篠原さん流子育て術なども明かしてくれる。今年は春に『北の桜守』が公開され、夏には先述の『SUNNY』とすでに2作もの映画が公開された篠原さんだが、11月16日(金)からは最新作『人魚の眠る家』が全国公開となる。同作は「ガリレオ」などの人気作家・東野圭吾の原作を「SPEC」や『真田十勇士』などの堤幸彦監督が映像化。西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈らを共演に迎え、愛する娘が突然、意識不明のまま病院に搬送され、医師から「脳死の可能性が高く、回復の見込みはない」と宣告されてしまった母親と夫、それを取り巻く人々の苦悩と、そこから生まれていく狂気を描いていく。「櫻井・有吉THE夜会」は11月15日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2018年11月15日12月にディナーショーを開催する華原朋美(44)。しかし現在、その生活ぶりから歌える状態にはないと11月13日にデイリー新潮が報じている。デイリー新潮によると、ディナーショーは事務所が一年前から予定していたとのこと。そのため開催の方向ではあるものの、華原自身は「渋々」というのが実情だという。今年8月、本誌は華原に直撃取材を行っていた。その際、彼女はこう語っていた。「今、事務所と話し合いを進めています。うまくいかない場合は引退も考えています」当時、SNS閉鎖騒動が話題になっていた華原。アカウントを事務所に管理され、内容を確認してもらってから投稿するようになっていたという。だがファンにリアルな思いを伝えられないというジレンマを抱えており、さらには元恋人・小室哲哉(59)に関するツイートをしたところで事務所から注意を受けた。その際、彼女は「信用されてない」と失望したという。そういったこともあり、事務所と話し合いを進めていると明かしていた華原。しかし思いは揺れていたようだ。彼女はこうも語っていた。「これまでも私は嫌だと言っていたのに、テレビ特集などで小室さんの話をさせられてきました。なのに今回のことだけ怒られるのは、やっぱり納得いきません。信頼関係がないなかで仕事を続けていくのは難しいと思います。でもいっぽうで今の事務所の社長には本当にお世話になってきましたし、他の事務所に移籍する気はありません。そういう恩を仇で返すようなマネは絶対にしたくない。だから私も話し合いがうまくいけばいいと思います。もっと私を信じてほしい……」今回のディナーショー危機報道について、ネットでは《私は昔から華原朋美さんが好き。メンタルは弱いかなとは思うけど、応援しています。ディナーショーも行きます》《やっぱり朋ちゃんの歌は素晴らしいと思う。どうか立ち直って》と根強いファンの声も。果たして華原は、ディナーショーでファンに元気な笑顔を見せてくれるのだろうか。
2018年11月13日上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務める日本テレビ系「おしゃれイズム」の11月11日(日)今夜放送回に、女優の篠原涼子がゲスト出演。意外なプライベートなどを語ってくれる。歌手から女優へと転身。「アンフェア」シリーズや「ハケンの品格」などで同世代のシンボリックな存在となると、最近は一人二役で親子を演じた「愛を乞うひと」や主婦から議員になっていく女性を演じた月9「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などでさらなる進化をみせ、この夏には自身がメガヒットアーティストとなるきっかけとなった小室哲哉プロデュース楽曲をふんだんに使用し、90年代に青春を謳歌した女子高生の仲良しグループを描いた『SUNNY 強い気持ち・強い愛』が公開され、25年以上にわたるその業績が改めて脚光を浴びた篠原さん。そんな人気女優の篠原さんが今回は、“大食い動画でダイエット”“わんぱく盛りの息子たちとケンカの日々”など意外な休日の過ごし方を公開。こだわりの“洗濯モノのたたみ方”や“インスタ映え必至手料理”なども紹介されるという。また11月16日(金)に公開を控える『人魚の眠る家』で俳優・西島秀俊が篠原さんに勘弁して欲しいことを暴露するほか、番組MC・藤木さんとの爆笑ドライブデートなど、篠原さんの素顔が満載の30分になっている。篠原さんが主演を務め、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈ら豪華キャストを共演に迎える『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国にて公開。「ガリレオ」シリーズや『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など、数多くの作品が映像化されている人気作家・東野圭吾の原作小説を「トリック」「SPEC」シリーズなどで知られる堤幸彦監督がメガホンをとって映画化。愛する娘が不慮の事故に遭い、回復の見込みのない深い眠りについたことから当たり前の日常が一変する、ある家族の過酷な運命の物語を描くもので、篠原さんと西島さんが演じる夫婦の娘役で「この世界の片隅に」の晴美役も記憶に新しい子役・稲垣来泉が出演しているのも注目のポイントだ。「おしゃれイズム」は11月11日(日)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年11月11日斜め上ゆく妄想力で世の中を斬るコラムニスト・辛酸なめ子さんと共に噂のサイキックカウンセラー・ウィリアムレーネンさんに、いろいろ聞いてみようというこの企画。前回は、一方的に批判や上から目線なアドバイスをしてくる人への対処法についてお話を伺いました。必要のない意見には、はっきりNOと伝えること。それでもダメなら、その関係をやめる勇気を持つべきという意見が心に突き刺さります…。“やめる”って、簡単なようでなかなか難しいもの。今回は“やめる”ことについて、世間をにぎわせたニュースにも触れつつレーネンさんの見解をご紹介していきます。■安室奈美恵さんの引退…その意味は?― レーネンさんは、常人には見えないオーラが見えるそう。写真を目にしただけで、相手の本性を見抜く能力を持っていると言います。直接会えない有名人の人となりや心根もわかってしまう!?ということで、9月16日に引退した安室奈美恵さんの写真を見てもらいました。レーネン:(安室さんの写真を見て)この方が引退を決めたのは、とてもいい決断だったと言えます。人気が陰っていく前のこのタイミングでやめると判断できてよかった。彼女は直感的にやめようと考えたんだと思います。なめ子:自分でやめ時を決めるのは難しそうです。レーネン:ホイットニー・ヒューストンを覚えているでしょうか?彼女はポジティブな判断ができず、世界的スターへと上り詰めた後、転落していきました。そのため、亡くなった今でも悪く言う人たちがいます。人気絶頂のときにやめることで、人々の心に美しい記憶として残る存在となるのです。きれいな思い出だけを残すのは、本人にとってもファンにとっても大事なことです。その点、安室さんはご自身のみならず、世間の人々から見てもポジティブな選択をされました。彼女があなたに何をもたらしたかを想像してみてください。みなさんの青春時代を輝かせてくれたことを思い出すでしょう?なめ子:確かに、オーラを失くした安室ちゃんの姿を見たら、ファンはもちろん、歳が近い私たちも老けたような気持ちになりそうです。― レーネンさんによると、人の記憶にポジティブな印象を残してお別れをすることで関わった人々をその記憶で励ましたり癒したりすることができるのだそうです。私たちも“やめる”決意をしたら立ち去り方にも気をつけなければいけませんね。そして、もう一人、安室ちゃんと同時期にヒット曲を連発した、音楽プロデューサーの小室哲哉さんも今年引退を発表しました。彼についてもレーネンさんの意見を伺ってみましょう。レーネン:(小室さんの写真を見て)この方は、根はいい人だと思います。誤解され続けて疲れたのでしょう。世間に騒がれる状況が続くならば、芸能界をやめたほうが楽だと考えたのではないでしょうか。なめ子:一時期は不倫騒動でかなり騒がれていましたからね…。レーネン:彼は女性とのつながり・交流を持ちたかったのだと思います。性的なものは人間誰もが必要とすることです。奥さんとの間に性的な関係がなかったのであれば、二人の事情を知らない私たちが、小室さんだけを批判することはできないでしょう。なめ子:小室さんは昔から恋愛の話題が尽きない方ですね。レーネン:特に彼は性的エネルギーが強い人のようですね。だからこそ、女性に支配されやすいのでしょう。■悪口や誹謗中傷にも意味がある!?― ここまでテレビ・ネットなどのメディアに溢れる悪口や誹謗中傷、身近にいる嫌いな人との付き合い方など、ネガティブな面にフォーカスを当ててきました。レーネンさんによると、人の気持ちを落ち込ませるこのような側面も、なくてはならないものなのだそうです。その理由は?なめ子:海外セレブの話ですが、テイラー・スィフトとケイティ・ペリーは、仲が悪いことで有名ですね。どうして二人はケンカばかりしているのですか?(インタビューのあとしばらくして和解が報じられましたが……)レーネン:私の見解では、二人は楽しんでいるんです。魂レベルではとてもいい間柄なのですから。二人の姿を見ている他の人たちの心の成長を促すために、二人は無意識で戦っているだけなのです。なめ子:他の人に見せるためというのは…?レーネン:宇宙にはネガティブな面もポジティブな面も存在しています。二人のセレブが醜く争う姿を見た人は、自分はこんな諍いを起こさないようにしようと考えるでしょう。彼女たちのケンカはそんな風に他の人の役に立っているのです。それだけではありません。どんな問題でも、多くの人たちの成長を促す役目を持っています。人の批難ばかり繰り返しているようなテレビの情報番組であっても、それは私たちが生きる世界にとって必要不可欠なこと。彼らは私たちに「他人を批難しかできないのは、いかに虚しいか」ということを教えてくれるのですから。なめ子のひとことレーネンさんのコメントを伺い、ニュースの表面的な部分ばかり見ていたことに気づきました。引退は淋しい、不倫は悪い、いさかいは良くない、など……。どんなことにもポジティブとネガティブ両面があって、学びを得ることができるんですね。テイラーとケイティの話は、本当は二人は魂レベルで仲が良いと聞いたあとに、ケイティから手紙を送って二人が和解したというニュースが出て、鳥肌が立ちました。二人とも世界的なスターなので、高次元で約束していたのかもしれませんね。そのあと今度は金正恩が核兵器を廃止するという意思を表明したり、険悪だった関係がどこも少しずつ良いほうに向かっているのを感じました。ともかくセレブ二人の和解で、世界平和に一歩近づいた気がします。【プロフィール】辛酸なめ子漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。近著は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)など。ウィリアム・レーネンアメリカ生まれ。1960年代よりワールドワイドに活躍するサイキックトランスミディアムの第一人者。これまでアメリカを中心に、マスメディアや教会、企業、大学 などでのワークショップ、個人セッションを展開。数十万人の人々に、幸福に生きる方法を伝授してきた。日本でも、よしもとばなな氏、道端ジェシカ氏などの対談を収めた著書も多数。
2018年09月25日