展覧会「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」が、2019年12月14日(土)から2020年2月16日(日)まで、東京・墨田のたばこと塩の博物館にて開催される。印刷技術とともにたどるポスターデザイン明治期、まだ民営だったたばこ業界では、各会社が看板や新聞などさまざまなメディアでの宣伝活動を行った。なかでも石版印刷のポスターは、人目を集めるためにより鮮やかなポスターが追求され、そのことは印刷技術の発展にも寄与した。「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」では、たばこと塩の博物館が所蔵する国内外のたばこ広告などのポスターから、ポスターが広告の中心を担っていた1890年代から1960年代までの作品を展示。約100点のさまざまな資料を通して、印刷技術の歴史や時代を映すデザインについて紹介する。色鮮やかな明治期のポスター注目の1つは、日本でポスター製作が始まった頃や、ポスターによるたばこ宣伝が活発に繰り広げられた頃にあたる明治後期の作品だ。「吉野」や「ピーコック」をはじめ色鮮やかなポスターを紹介するとともに、ポスターの原画や印刷工程を捉えた写真も併せて展示し、印刷の歴史をうかがえる内容となっている。手描きの“デザイン”ならではの魅力大正から昭和初期にかけては、印刷技術の発展と海外の影響で、「図案(デザイン)」のアイディアを導入したポスターが製作され始めた。会場では、デザイナー・杉浦非水や野村昇の手掛けた「みのり」「響」などのポスターデザインを展示。手描きのデザインならではの魅力に触れられる。消費社会のなかのポスターまた、戦後から高度成長期にかけて消費社会へと向かうなかで生まれた、印象的なコピーを散りばめたポスターや、秋山庄太郎や樋口忠男らによる写真を用いたポスターも紹介する。さらに商品宣伝のためではなく、戦意高揚のために作られた戦時下のポスターや、戦後のヤミたばこ防止を訴えるポスターなども展示。作品にうつる社会状況まで垣間見ることができるだろう。詳細展覧会「たば塩コレクションに見る ポスター黄金時代」会期:2019年12月14日(土)~2020年2月16日(日)会場:たばこと塩の博物館住所:東京都墨田区横川1-16-3TEL:03-3622-8801開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日(ただし2020年1月13日(月)は開館)、2019年12月29日(日)~2020年1月3日(金)、1月14日(火)入館料:大人・大学生 100円(50円)、小・中・高校生 50円(20円)、満65歳以上の方(要証明書) 50円(20円)※( )内は20名以上の団体料金
2019年12月13日資生堂(SHISEIDO)が静岡に展開する資生堂アートハウスにて、展覧会「春を詠う、春に詠う -詩歌と愉しむ美術 日本画・洋画・工芸-」が、2020年1月16日(木)から4月12日(日)まで開催される。太陽が力を取り戻し、草木に緑が芽吹く。地上に生命感が息を吹き返す春の訪れは、美術や文学において大きな着想源であり続けてきた。「春を詠う、春に詠う -詩歌と愉しむ美術 日本画・洋画・工芸-」は、資生堂アートハウスの収蔵品から春にちなんだ作品を選び、詩歌とともに紹介する展覧会だ。会場では、上村松篁《春静》や奥村土牛《猫》など、季節の風物を題材にとることの多い日本画をはじめ、牛島憲之《花曇る》といった日本人の筆による洋画を展示する。さらに絵画のみならず、漆芸や陶芸、人形などの工芸品も多彩に織り交ぜ紹介。田村耕一の陶芸作品《青磁椿壺》などを楽しめる。併せて紹介される詩歌は、うつろう季節を繊細に読み留めた和歌のみならず、俳句、漢詩、現代詩とさまざま。美術と文学とがともに織りなす、春の訪れに浸ってみては。【詳細】展覧会「春を詠う、春に詠う -詩歌と愉しむ美術 日本画・洋画・工芸-」会期:2020年1月16日(木)~4月12日(日)休館日:月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合も休館)開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)会場:資生堂アートハウス住所:静岡県掛川市下俣751-1入場料:無料【問い合わせ先】資生堂アートハウスTEL:0537-23-6122
2019年12月12日展覧会「ミュシャと日本、日本とオルリクめぐるジャポニスム」が、2020年4月11日(土)から5月24日(日)まで、静岡市美術館にて開催される。チェコ出身の画家・ミュシャとオルリクにフォーカス「ミュシャと日本、日本とオルリクめぐるジャポニスム」では、チェコ出身の2人の画家、アルフォンス・ミュシャとエミール・オルリクにフォーカス。ジャポニスムの時代に出発した2人の作品と、その影響を受けた日本の作家、オルリクに木版画を学んだドイツ語圏の画家たちなどの作品400点以上を通して、グラフィックを舞台に東西が相互に与えた影響を辿っていく。ミュシャが日本に与えた影響ジャポニスムに沸くパリで、女優サラ・ベルナールを描いた《ジスモンダ》をはじめとするポスター作品で人気を博したミュシャは、藤島武二や中澤弘光など日本の画家に大いに影響を与え、「日本のミュシャ派」ともいうべき作品群が生み出された。「ミュシャと日本、日本とオルリクめぐるジャポニスム」では、浅井忠がパリのアパルトマンに貼っていたのと同図のミュシャのポスターや、雑誌『明星』などを展示し、連鎖し展開していくイメージを追う。日本の技法を駆使したオルリクの石版画プラハ生まれのオルリクは、ドイツのミュンヘンで版画制作を学び、オーストリアのウィーン分離派のメンバーとしても活躍。19世紀末ヨーロッパのジャポニスムの思潮の中で日本に憧れ、来日して日本画の筆法や浮世絵の木版技法を学んだ。さらに、印刷所で当時日本では誰も試みなかった石版画を制作。日本の風景や人々を描いた作品は日本の若い画家たちを魅了し、芸術作品として版画を制作するという新たな考え方を後押しした。会場には、オルリクが滞日中および帰国後に制作した版画や、オルリクに触発されて石版画を始めた織田一磨の〈東京風景〉〈大阪風景〉連作などが展示される。ジャポニスムの影響を受けた画家たちさらに、これまで日本で紹介される機会の少なかった画家のポスターや装幀、版画作品なども集結。20世紀前半のチェコを代表するグラフィックデザイナーのヴォイチェフ・プライシクや、ジャポニスムの影響のもと制作を始め、日本にも立ち寄ったことのあるチェコの代表的版画家タヴィーク・フランチシェク・シモン、オルリクの影響によって多色木版画を制作するようになったヴァルター・クレム、カール・ティーマンといった作家を紹介する。【詳細】ミュシャと日本、日本とオルリクめぐるジャポニスム会期:2020年4月11日(土)~5月24日(日)※会期中展示替えあり。休館日:毎週月曜日 ※ただし5月4日は開館、5月7日(木)は休館場所:静岡市美術館住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3階開館時間:10:00~19:00(入場は閉館30分前まで)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大高生・70歳以上 900(700)円、中学生以下無料※リピーター割引:2回目以降、本展の有料観覧券半券提示で当日券200円引き※( )は、前売および20名以上の団体料金(団体券は来館当日に限り購入可能)※障がい者手帳等持参者および介助者原則1名は無料※前売券は2019年2月29日(土)から4月10日(金)まで販売予定
2019年12月09日シャンデリア アーティスト、キム・ソンヘ(Kim Songhe)の大阪では初となる展覧会「DEARTOY」が、11月30日から12月29日まで大阪・此花区のホテルThe Blend Innにて開催。1982年生まれのキム・ソンヘは、在日朝鮮人として幼少期より自身のアイデンティティに向き合わざるを得なかった環境で育っていく過程で、ふとした瞬間に自らの姿を写し出しているかのように目に飛び込んできた、使い古された日の当たらないおもちゃたちを素材に、人々が集まる明るい場所の象徴として「シャンデリア」をモチーフにした作品を、主な表現として制作し続けている。それらの作品には、国籍や容姿、年齢や性別への差別や偏見といった壁は一切なく、むしろそれらの“違い”があるからこそ成立する美しさや自由さを発見することができる。キム・ソンヘの作品は、今私たちが少しだけ忘れかけている大切なことに気付かせてくれるはず。そして何より、一人一人が幼少期の記憶に持っているはずの素晴らしい経験や場面について、思い起こすきっかけとなるだろう。【展覧会情報】KIM SONGHE EXHIBITION – DEARTOY会期:11月30日~12月29日会場:The Blend Inn住所:大阪市此花区梅香1-24-21時間:8:00〜11:00、15:00〜21:00料金:大人500円、中学生以下無料 ※ホテル宿泊者には無料で会期中何度でも入場できるパスポートを発行会期中無休
2019年12月09日伊藤万理華の展覧会「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」が、東京・渋谷パルコ、大阪・梅田ロフト、愛知・名古屋パルコで開催。渋谷パルコは2020年1月24日(金)から2月11日(火・祝)まで、梅田ロフトは2月28日(金)から3月17日(火)まで、名古屋パルコは3月31日(火)から4月19日(日)までの期間で開催される。元乃木坂46・伊藤万理華の展覧会が再び人気アイドルグループ乃木坂46の卒業生であり、ファッションやアートにとどまらず、鉱物や苔までをも愛する独自の世界観から、現代のカルチャーアイコンの一人として注目を集めている伊藤万理華。2017年にはその“脳内”に迫る初の展覧会「伊藤万理華の脳内博覧会」が渋谷・福岡・京都の全国3箇所で開催され、累計3万人以上を動員。特に初開催地の渋谷では、展示ギャラリーに入りきれない観客が日に日に増えるという人気ぶりを見せていた。4人のクリエイターとコラボ、写真・漫画・映像・ファッション&ダンスを展示今回の展覧会では、彼女のクリエイター・キュレーターとしての観点に着目し、4人のクリエイターおよび3つのブランドとコラボレーション。彼らと共に製作した作品を会場に展示する。展示エリアは、写真家・前康輔が伊藤万理華のファッションとプライベートを映し出す「写真ゾーン」、漫画家・椎名うみが本展のために描き下ろした短編新作を展示する「漫画ゾーン」、その漫画をベースに監督・柳沢翔が撮影したショートムービーを上映する「ショートムービーゾーン」、振付師・菅尾なぎさが制作した伊藤万理華のファッション×ダンスの映像を衣装と共に披露する「ファッション×ダンスゾーン」の4つ。「ファッション×ダンスゾーン」では、振付師・菅尾なぎさだけではなく、ボディソング(bodysong.)、パーミニット(PERMINUTE)、Tanaka Daisukeの3ブランドとコラボレーション。これに伊藤の母との共作を加えた4つのオートクチュール衣装が映像内で着用されており、会場でも映像と合わせて展示される。ZINEやアパレルグッズなど記念商品も発売また、会場では自身がディレクションに関わったZINEを販売。ZINEにはオートクチュールの衣装や自宅で撮影したフォトグラフィックなど、ファッションとプライベートの魅力を掛け合わせた写真や、椎名うみの新作書き下ろし漫画『おかえり』を収録する。なお、スペシャルエディションにはステッカー・ポスター・パラパラブックの3点を同封する。その他にも、アパレルグッズ、ポストカードといった展覧会記念グッズも発売予定。アパレルグッズでは、ロゴやグラフィックTシャツ、フーディーほかトートバッグなどをラインナップする。ボディソングとのコラボレーショングッズは、タイダイスウェット、ジャガードハット、ジャガードサコッシュ、ソックスを展開。いずれも本展でしか手に入れることの出来ないスペシャルなアイテムとなっている。開催概要展覧会「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」■大阪会場開催期間:2020年2月28日(金)~3月17日(火)開催時間:11:00~21:00会場:梅田ロフト 4階 イベントスペース住所:大阪府大阪市北区茶屋町16-7入場料:一般 500円(税込)■名古屋会場開催期間:3月31日(火)~4月19日(日)開催時間:10:00~21:00会場:名古屋パルコ 東館 地下1階 イベントスペース住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1入場料:一般 500円(税込)■東京会場(終了)開催期間:1月24日(金)〜2月11日(火・祝)開催時間:11:00〜21:00会場:渋谷パルコ 地下1階「GALLERY X」住所:東京都渋谷区宇田川町15-1入場料:一般 500円※いずれの会場も最終日は18:00閉場。入場は閉場の30分前まで<グッズ価格例>・展覧会記念商品Tシャツ 4,200円+税、ロングスリーブTシャツ 6,000円+税、フーディー 8,800円+税、巾着 1,000円、トートバッグ 2,000円+税、椎名うみコラボトートバッグ 1,500円+税、ピンバッジセット(3個入) 1,800円+税、ポストカードセット(5枚入) 1,000円+税、ZINE ノーマルエディション 1,500円+税/スペシャルエディション 3,500円+税・ボディソング×マリカイトウタイダイスウェット 20,000円+税、ジャガードハット 12,000円+税、ジャガードサコッシュ 12,000円+税、ソックス 2,700円+税
2019年12月08日フランスの女優、サラ・ベルナールの世界を多面的に紹介する展覧会『パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展』が、12月7日(土)〜2020年1月31日(金)まで渋谷区立松濤美術館にて開催される。サラ・ベルーナル(1844〜1923)は、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活動したフランス出身の女優。1862年に国立劇場コメディ=フランセーズでデビューし、ヴィクトール・ユゴーの戯曲などで演技を高く評価され、国際的にも人気を博した女優として知られている。サラ・ベルナールが他の女優と一線を画すのは、その活躍が女優業に留まらなかったところだ。自らの一座を立ち上げて劇場経営に携わったほか、著作の出版や、彫刻作品の制作を行うなど、生涯にわたって多彩な才能を開花させた。また、サラは同時代のアーティストたちにインスピレーションを与えるミューズでもあった。当時無名だった画家のアルフォンス・ミュシャや、新進気鋭の宝飾デザイナーのルネ・ラリックらのパトロンとなり、自身の公演ポスターや装飾品の制作を依頼。のちにアール・ヌーヴォーの旗手となるアーティストたちが大成する素地を作っただけでなく、そのデザイン成立にも深く関わったという。同展では、そんなサラの人生を、当時の貴重な写真や肖像画、舞台衣装や装飾品のほか、ミュシャやラリックの作品を通して紹介。「ベル・エポック(良き時代/美しき時代)」と呼ばれる華やかな時代の中、新しい芸術と社会を切り拓いたサラ・ベルナールの知られざる世界を存分に堪能できる。【開催情報】『パリ世紀末ベル・エポックに咲いた華サラ・ベルナールの世界展』12月7日(土)〜2020年1月31日(金)まで渋谷区立松濤美術館にて開催【関連リンク】 渋谷区立松濤美術館( /target=) C.W.ダウニー《街着姿のサラ・ベルナール》1902年個人蔵ルイーズ・アベマ《サラ・ベルナール》1909年エタンプ市美術館蔵デザイン:アルフォンス・ミュシャ/制作:ルネ・ラリック《舞台用冠ユリ》1895年箱根ラリック美術館蔵アルフレッド・クラレー《白粉「ディアファーヌ」》1890年頃ダニエル・ラドゥイユ・コレクションアルフォンス・ミュシャ《ジスモンダアメリカツアー版》 1895年リボリアンティークス蔵ジャック・ドゥーセ《イブニングドレス》19世紀末個人蔵
2019年12月07日乗り鉄、降り鉄、食べ鉄も!アクティブに鉄道ライフを楽しむ女子が、昨今急増中。それを機に、日本の鉄道会社が一丸となり、アイデアと各社に眠るお宝を蔵出ししたスペシャルな展覧会『特別展天空ノ鉄道物語』が始まった。まず注目したいのは空間演出。52階からの景色と融合した会場では、ビジュアルデザインスタジオ〈WOW〉による演出&AR技術により、様々な鉄道が天空や目の前を走っているかのような迫力映像を体験できる。また鉄道車両ドアをモチーフにした映像インスタレーションも注目作。タッチすると電車の扉が開き、様々なイメージが飛び出す映像が幻想的だ。他にもアーティスト島英雄氏が手掛けた段ボールで作る原寸大のSL一号機関車も。さらに館内では往年の寝台特急「トワイライトエクスプレス」の原寸大レプリカを初公開、展望A個室スイートと食堂車両も忠実に再現されている。〈nendo〉がプロデュースしたガチャガチャマシンによる挽きたてのコーヒーや、オリジナル駅弁、駅そばなどのグルメも充実。マニア垂涎のグッズまで圧巻の内容だ。制服からヘッドマーク、時刻表までコンプリート。JR発足時についていた電車のヘッドマーク全国7社分に加え、JR7社、新幹線5社の現行制服が一堂に。また1964年から現在までの時刻表すべてが360度見渡せる展示も圧巻!他では売っていない駅弁、駅そばなど鉄道グルメが集結!会場のカフェでは種類豊富なオリジナル駅弁や駅そばを提供。グッズショップでは全国の人気駅弁も販売する。また併設のレストランでは限定メニュー〈観光列車豪華コース〉も。鉄道ファンの間で話題沸騰、オリジナルグッズも多数!各鉄道会社のオリジナルグッズや本展限定品が多数販売される。鉄道ファンに大人気だった「国鉄冷蔵コンテナ保冷バッグ」のサコッシュ版も数量限定でグッズセット券の特典に。『特別展天空ノ鉄道物語』森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリー東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52F開催中~2020年3月22日(日)10時~20時(火曜~17時、入館は閉館の45分前まで)会期中無休一般2500円ほか※『anan』2019年12月11日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2019年12月06日乃⽊坂46の卒業⽣にしてカルチャーアイコンと⾔われる伊藤万理華の展覧会「伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”」が、2020年1⽉24⽇から2月11⽇まで、渋⾕パルコ地下1階のGALLERY Xにて開催される。©MARIKA ITO EXHIBITION”HOME SICK”2017年に開催された初の展覧会「伊藤万理華の脳内博覧会」では、ファッション、アート、カルチャーにとどまらず鉱物や苔までをも愛し、独⾃の視点で世界を⾒つめる伊藤万理華の脳内に迫り、渋⾕・福岡・京都の全国3ヶ所で3万⼈以上を動員した。今回は彼⼥のクリエイター、キュレーターとしての観点から、クリエイター4⼈と3ブランドを起⽤しコラボレーション作品を製作・展⽰する。前回の個展でも鮮やかな⾊と瞬間を切り取った写真家・前康輔を起用した「写真ゾーン」では、伊藤本⼈がスタイリングを⾏い、初の⾃宅での撮影も敢⾏するなど、ここでしか⾒られない写真が並ぶ。「漫画ゾーン」では、漫画家・椎名うみにラブコールをして実現した本展の核とも⾔える漫画コラボレーションを展開。本展のために短編新作が描き下ろされ、会場ではレファレンス⽤に書籍化が施された閲覧型の展⽰となる。また、「ショートムービーゾーン」では、漫画コラボレーションをベースにしたオリジナル映像であり、漫画と対をなし完成するとも⾔える映像作品を上映。監督には、前回展覧会で『トイ』を制作した柳沢翔を起⽤した。さらに、伊藤を構成する重要な要素、ファッションとダンスを有機的に掛け合わせた映像を、振付師・菅尾なぎさが制作。「ファッション×ダンスゾーン」では、ボディソング(BODYSONG.)、Tanaka Daisuke、パーミニット(PERMINUTE)の3ブランドと、⾃⾝の⺟との共作を加えた4つのオートクチュールを纏いダンスする映像を⾐装とともに展⽰する。この他、彼⼥⾃⾝がディレクションに関わったZINEをはじめ、アパレルグッズ、ポストカードなど展覧会記念商品も販売。また、本⼈が連載を持つファッション誌「装苑」ともコラボレーションを⾏い、誌⾯での特集など幅広い⽅法で展覧会・作品を展開していく。【展覧会情報】伊藤万理華EXHIBITION “HOMESICK”会期:2020年1⽉24⽇〜2⽉11⽇会場:GALLERY X住所:東京都渋⾕区宇⽥川町15-1 SHIBUYAパルコB1時間:11:00〜21:00 ※最終⽇は18:00閉場、⼊場は閉場の30分前まで料金:⼀般500円
2019年12月06日展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」が、京都国立近代美術館にて、2020年5月26日(火)から7月12日(日)まで開催される。映画とグラフィックの交錯第二次世界大戦の終結以後、共産主義の道を歩むこととなったポーランド。そのなかにあって、政治体制を賞賛する公式美術から脱した自由な表現がもっとも推し進められたのが、映画とグラフィック・デザインであった。とくに映画ポスターにおいてはロマン・チェシレヴィチやヤン・ムウォドジェニェツといったデザイナーが活躍し、映画の世界観を斬新な解釈で表現した。「ポーランドの映画ポスター」では、1950年代後半から1990年代前半にかけてポーランドで制作された、96点の映画ポスターを展示。ポーランド映画はもちろん、ヨーロッパ各国やアメリカの映画、さらに日本映画にも光をあて、“映画”と“グラフィック”双方の文脈から選んだ個性あふれるポスターを紹介する。ポスターでたどるポーランド戦後映画史ポーランドでは1950年代後半以降、アンジェイ・ワイダやイェジ・カヴァレロヴィチをはじめとする新世代の監督が活躍し、数多くの映画を生み出した。本展では、『ダントン』や『イルミネーション』といったポーランド映画のポスターを展示し、その独創的なデザインを楽しむのみならず、戦後ポーランド映画史を俯瞰できる。日本映画と“怪獣”の表現日本映画はポーランドでも盛んに公開され、とくに黒澤明監督の作品や怪獣映画、そして社会派の主題を持つ映画が取り上げられた。そうした映画のポスターのなかから、マチェイ・ヒブネルによる『美しさと哀しみと』などを展示。さらに、ポーランドのアーティストによる怪獣の個性的な表現方法にも迫る。ヨーロッパやアメリカ映画も冷戦のさなかにあっても、ポーランドは西ヨーロッパの映画を数多く輸入し、1980年代からはアメリカ映画の公開も増加した。そうした背景のもと作られた、『めまい』やベルトルッチ監督作『暗殺の森』などのポスターを豊富に展示し、チェシレヴィチをはじめとする一線級ポスター作家による斬新な表現に浸ることができる。展覧会概要展覧会「日本・ポーランド国交樹立100周年記念 ポーランドの映画ポスター」会期:2020年3月17日(火)〜7月12日(日) ※会期中に一部展示替えあり[前期 5月26日(火)~6月14日(日) / 後期 6月16日(火)~7月12日(日)]※3月17日(火)~ 5月25日(月)は臨時休館、 5月26日(火)より再開※当初は2020年3月17日(火)~5月10日(日)の会期を予定していたが、延期しての開催会場:京都国立近代美術館住所:京都市左京区岡崎円勝寺町休室日:月曜日開室時間:9:30〜17:00(入館は閉室30分前まで)料金:一般 430円、大学生 130円※高校生以下、18歳未満および65歳以上、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)※本料金でコレクション展も観覧可※夜間開館は休止※開館時間は変更となる場合あり■東京展〈終了〉会期:2019年12月13日(金)〜2020年3月8日(日) ※会期中に一部展示替えあり会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月30日展覧会「無形にふれる」が、2020年1月18日(土)から2月16日(日)まで、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。いにしえから伝わる型を学び、時代を超えて受け継がれてきた「伝統文化」。それは“もの”としての形はないながらも、日本の歴史と風土に培われた感性と技術を通して、人びとの美意識を宿し、伝えてきた。「無形にふれる」では、伝統芸能・伝統工芸・民俗芸能という伝統文化の3つのカテゴリーをもとに、能楽界を牽引する観世清和や金工作家・中川衛らの作品や資料を紹介。さらにそうした従来的な区分を解体し、“デザイン”というモダンな視点から作品やパフォーマンスへと光をあてる。手がかりとなるのは、視覚や触覚などの五感に、さらに高次の感覚を加えた神秘思想家ルドルフ・シュタイナーのアイディア「十二感覚」だ。古きより受け継がれてきて、まさにこの“いま”にも宿る伝統文化へと、“見る”のみならず、複数の感覚を研ぎ澄ませて迫る展示となる。【詳細】ポーラ伝統文化振興財団40周年記念展「無形にふれる」会期:2020年1月18日(土)〜2月16日(日) ※会期中無休会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで)入場料:無料【問い合わせ】ポーラ ミュージアム アネックスTEL:03-5777-8600
2019年11月29日まとふ(matohu)は、展覧会「matohu 日本の眼展」を表参道のスパイラルガーデンにて2020年1月8日(水)から22日(水)まで開催する。展覧会「matohu 日本の眼展」は、まとふが8年間を通して発表してきたコレクションの集大成となるアートインスタレーション。会場では、様々な日本の美意識を“日本庭園”に見立てたアートインスタレーションと、それを具現化した服を組み合わせて展示する。さらに、展覧会に際し、希少な歴代長着のアーカイブスや復刻長着を限定販売。また、和綴手製本『日本の眼』やHIGASHIYAとのコラボレーション和菓子、オリジナルテキスタイルによる「日本の眼」ミニトートバッグ&おざぶコレクションなども販売される。会期中は、まとふのデザイナーである堀畑裕之・関口真希子によるトークイベントやギャラリー・ツアーをはじめ、まとふデザイナーが点てたお茶を、HIGASHIYAの和菓子職人がその場で作ってくれた和菓子とともに楽しむ立礼茶会「matohu長着茶会」、まとふのショー音楽を手がけた作曲家・畑中正人のライブコンサートといったイベントも開催。まとふの世界観を様々な面から体感することができそうだ。【詳細】「matohu 日本の眼展」開催期間:2020年1月8日(水)~22日(水) 11:00~20:00場所:スパイラルガーデン(スパイラル1F)住所:東京都港区南青山5-6-23※入場無料■関連イベント・トークイベント「日本の眼とは何か?」まとふ 堀畑裕之 & 関口真希子開催日時:2020年1月11日(土) 14:00 ※定員30名 無料・まとふデザイナーによるギャラリー・ツアー開催日時:1月12日(日)・13日(月・祝) 14:00 ※定員各回15名 無料・畑中正人ライブコンサート 「matohu oto」開催日時:1月18日(土) 15:00 ※席数30席 無料・matohu長着茶会開催日時:1月19日(日) 13:00 / 14:30 / 16:00 ※定員各回12名 参加費4,000円※すべてのイベントは要予約。【イベント予約・問い合わせ先】まとふ 表参道店TEL:03-6805-1597
2019年11月28日2014年に開催され、全国で約38万人の動員を記録した『大浮世絵展』。その第2弾となる展覧会、『大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演』が、2020年1月19日(日)まで、東京都江戸東京博物館で開催されている。今回は特に人気の高い5人の作品にフォーカス。国内外から選りすぐりの名品が紹介される(会期中に展示作品の入れ替えあり)。【チケット情報はこちら】その冒頭を飾るのが、美人画の名手として知られる喜多川歌麿。中でも「婦人相学十躰」や「歌撰恋之部」など、上半身をアップで描く“大首絵”の手法を取り入れた作品群は秀逸だ。また「青楼十二時 続」では、吉原の遊女の1日が12図に描き分けられており、髪型や小物、着物の着くずし方など、遊里の風俗が的確に表現されている。第2章は、衝撃的なデビューからたった10か月で消えてしまった謎多き絵師、東洲斎写楽。それまでの役者絵とは異なり、役者があまり描いて欲しくない特徴を如実に(もしくは誇張して)描くことで、その人物の“真”を描き出そうとした。残存数は非常に少ないが、本展ではデビュー作の役者絵28枚のうち27枚を展示。また「市川蝦蔵の竹村定之進」などは、刷りの異なる同じ作品が同時期に並ぶ。第3章は近年大規模な展覧会が開かれるほか、その人物像にも注目が集まっている葛飾北斎(葛のつつみがまえの中は「人」)。強烈で、オリジナリティあふれる作品は、ゴッホなど後の作家に多大な影響を与えた。特筆すべきはやはり、各地から見える富士の姿を描いた「冨嶽三十六景」より、世界で最も有名な絵画とも言われる「神奈川沖浪裏」。作品の主役である波の表現は、北斎が長年こだわり続けてきたもので、本作はその集大成とも言える。第4章は北斎と同じく、風景画の名作を数多く遺した歌川広重。その代表作「東海道五拾三次」の中の傑作「蒲原夜之雪」は、前期(~12月15日(日))と後期(12月17日(火)~)で所蔵先の異なる作品が展示され、刷りによる背景の違いなどを楽しむことが出来る。また「名所江戸百景」には、「大はしあたけの夕立」や「水道橋駿河台」など、斬新な構図や色合いに改めて驚かされる。最後の第5章には、近年若い世代にもファンが多い歌川国芳。大胆かつ緻密な武者絵が魅力だが、これだけ国芳が支持されるのは、その遊び心にあるだろう。3枚続のワイドな画面を生み出したのも国芳で、画面いっぱいに描かれた鯨が観る者に迫る「宮本武蔵の鯨退治」はまさに圧巻。また猫好きの国芳らしい、ユニークでかわいらしい作品も並ぶ。取材・文:野上瑠美子
2019年11月28日ロックバンド・クイーン(QUEEN)の軌跡をたどる展覧会「クイーン エキシビジョン ジャパン 〜ボヘミアン ラプソディ〜(QUEEN EXHIBITION JAPAN ~Bohemian Rhapsody~)Supported by 集英社」が、2020年1月27日(月)までの東京・日本橋高島屋会場を皮切りに、次いで横浜にて開催される。尚、名古屋会場・大阪会場は開催中止。ヴォーカルを務めたフレディ・マーキュリーの人生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットが記憶に新しい、イギリスのロックバンド、クイーン。展覧会「クイーン エキシビジョン ジャパン 〜ボヘミアン ラプソディ〜」では、ヨーロッパから運ばれたオリジナルのバンドの衣装11点やポスター、さらにこれまで目にすることのできなかった写真などを展示し、クイーンの歩んだ軌跡へと迫る。会場では、1971年のバンド結成から始まり、いかにして人気を博したのか、そして1992年のフレディ亡きあとに残されたメンバーが世界的ミュージシャンたちとともに行った、ロンドンでのフレディ追悼コンサートへといたるクイーンの足跡をたどる。また、1975年のバンドの初来日から1985年の最後の来日ツアーまで、来日時に撮影されたオフショットなども公開し、クイーンが抱いた日本への愛着にも光を当てる。さらに、クィーンにとって思い出深い地でもある名古屋会場では、「名古屋を訪れたクイーン」を特集。名古屋でのフォトコレクションなどを追加で展示する。【詳細】クイーン エキシビジョン ジャパン 〜ボヘミアン ラプソディ〜Supported by 集英社■日本橋髙島屋会期:2020年1月15日(水)~1月27日(月)時間:10:30~19:30(最終入場 19:00) ※1月27日(月)は18:00閉場(最終入場 17:30)会場:日本橋高島屋S.C. 本館 8階 ホール(東京都中央区日本橋2-4-1)■横浜・アソビル会期:2020年1月30日(木)~3月22日(日)時間:10:00~21:00(最終入場 20:30) ※3月22日(日)は18:00閉場(最終入場 17:30)会場:アソビル(神奈川県横浜市西区高島2-14-9)■大阪高島屋〈開催中止〉会期:2020年3月25日(水)~4月6日(月)時間:10:00~20:00(最終入場 19:30) ※4月6日(月)は17:00閉場(最終入場 16:30)会場:大阪高島屋 7階 グランドホール(大阪市中央区難波5丁目1番5号)■松坂屋名古屋店〈開催中止〉会期:2020年4月18日(土)〜5月10日(日)時間:10:00〜19:30(最終入場 19:00) ※5月10日(日)は18:00閉場(最終入場 17:30)会場:松坂屋名古屋店 南館8階 マツザカヤホール(愛知県名古屋市中区栄3-16-1) ※各会場の閉場時間は変更となる場合あり※チケット払い戻し詳細は、公式ホームページにて告知。発券(紙)チケットの場合、払い戻しにチケットが必要となるため半券がついたまま保管が必要。〈チケット情報〉前売り:一般 1,700円、学生 1,300円当日:一般 1,800円、学生 1,400円※チケットの詳細は公式ホームページへ
2019年11月22日ファッションブランド「ミナ ペルホネン」と、そのデザイナーである皆川明のクリエイションに焦点を当てた展覧会『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』が、東京都現代美術館にて11月16日(土)に開幕。2020年2月16日(日)まで開催される。デザイナーの皆川明が設立した「ミナ ペルホネン」。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとしたファッションブランドで、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりで知られている。1995年に「せめて100年続くブランドに」との思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、デザインの領域を超えて幅広い展開を続け、2020年で25周年を迎える。同展は、そんな「ミナ ペルホネン」と皆川明の創作を、「つづく」をキーワードに読み解こうとするもの。生地や衣服、インテリア、食器などのプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料をあわせて展示する。『ミナ ペルホネン/皆川明つづく』()
2019年11月19日展覧会「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」が、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、2020年7月15日(水)から9月13日(日)まで、事前予約制で開催される。なお、当初は2020年4月17日(金)から6月7日(日)までの会期を予定していたが変更となった。“浮世絵”と“日本の食”の関係性に焦点「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」は、日本独自の絵画としてより大きな注目を集めている“浮世絵”と、外国人旅行客の目当ての一つであり、諸国でブームとなっている“日本の食”の関係に焦点を当てた展覧会だ。日本独自の文化が花開いた江戸時代に、その文化を類まれな表現力と技術でいきいきと描きだした浮世絵。その題材は美人画、役者絵、芝居絵、名所絵、春画と多岐にわたるが、江戸の風俗史として欠かせない“食”も、多くの絵師によって描かれたモチーフの1つだ。本展では、すし・うなぎ・天ぷら・そばなど、季節に伴う江戸らしい料理として描かれた“日本の食”のシーンを追いながら、食を描いた浮世絵そのものの魅力と、現代の暮らしにも通じる江戸の食文化、そして四季折々で江戸っ子が楽しんだ食材と料理法を紹介する。北斎に広重、名だたる浮世絵師たちが描いた“江戸の食”浮世絵を語るうえで欠かせない存在である葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳も、江戸の食の風景を描いてきた。会場では、嬉々とした表情ですしを嗜む女性を描いた国芳「縞揃女辨慶 (松の鮨)」や、うなぎを手にする「春の虹蜺」など、名だたる絵師が描いた食の場面を目にすることができる。また、ヨーロッパの画家たちにも多大な影響を与えた北斎の「北斎漫画」から、そばを食する姿を描いた作品や、満開の桜を背景に宴を楽しむ男女の姿を活写した三代歌川豊国「見立源氏はなの宴」などを展示する。さらに広重の作品では、江戸の名店を主題とした「江戸高名會亭盡 両国柳橋 河内屋」や、東海道の宿場町を描いた連作「東海道五十三次」を展示。発展した江戸の食文化や、その土地の食材や名産を垣間見ることができるだろう。展覧会概要展覧会「おいしい浮世絵展〜北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい〜」開催期間:2020年7月15日(水)〜9月13日(日)〈事前予約制〉※会期中展示替えあり※当初は2020年4月17日(金)〜6月7日(日)の会期を予定していたが変更会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階開館時間:10:00〜20:00(7月21日(火)・28日(火)・30日(木)、8月28日(金)は17:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:8月14日(金)料金:一般 1,800円、大学生・高校生 1,300円、中学生・小学生 800円※未就学児ならびに障がい者手帳の所持者とその介助者1名は半額※チケット購入の詳細は公式サイトを参照※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月17日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!ミナ ペルホネンとデザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会が東京都現代美術館でスタート、初の3日間開催となる「東京蚤の市」、「青山パン祭り」にこだわりのパン屋さんが集結etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!FASHION◆ミナ ペルホネンとデザイナー皆川明にクローズアップした展覧会が東京都現代美術館で開催(11/16〜2/16)ファッション・テキスタイルブランドのミナ ペルホネン(minä perhonen)と、デザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」では、作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを基本とする皆川とミナ ペルホネンの思想や活動を紐解きながら紹介していく。>>詳しくはこちら◆バーバリーが銀座に新しい路面店をオープン、アイコンバッグの限定モデルを発売(11/17オープン)バーバリー(BURBERRY)が、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)により新しいコンセプトで一から作った路面店として、日本第1号店となる「バーバリー銀座」をオープン。オープンを記念した限定商品なども多数発売予定。>>詳しくはこちらEVENT◆秋の「東京蚤の市」は11月15日からの初の3日間! 会場もより広い昭和記念公園に(11/15〜17)手紙社が選りすぐった古家具、古本、古着など、世界中から集めた古ものを扱うお店をはじめ、雑貨店や飲食店などが集結するイベント「第16回 東京蚤の市」が開催。会場を新たに国営昭和記念公園に移し、今までより広いスペースで、蚤の市史上初となる3日間開催となっている。>>詳しくはこちら◆山本美月が表参道ヒルズのクリスマスイルミネーション点灯式に登場 (〜12/25)表参道ヒルズ恒例のクリスマスイルミネーション「OMOTESANDO HILLS CHRISTMAS 2019」がスタート。今年は、新進気鋭のデザインスタジオ、ウィープラス(we+)を起用し、水の魔法にいざなわれるような絶え間なく変化する神秘的なイルミネーションを魅せる。>>詳しくはこちらART◆アートディレクター・吉田ユニの大型個展がラフォーレ原宿にて開催(〜12/1)ラフォーレミュージアム原宿にて開催されるアートディレクター・吉田ユニの大型個展「Dinalog」では、新作をはじめ、これまでに手掛けたさまざまな作品とその創作過程も展示。本展開催に合わせ、作品集も刊行される。>>詳しくはこちら◆ダムタイプの結成35周年にあわせ大規模な個展が東京都現代美術館にて開催(11/16〜2/16)日本を代表するメディアアーティストグループ・ダムタイプによる個展を東京都現代美術館にて開催。2018年にフランスのポンピドゥー・センター・メッス分館において開催された個展の作品群や新作に、パフォーマンスアーカイブなどを加えて展示を行う。>>詳しくはこちらDumb Type《Voyage》Photo: Kazuo FukunagaGOURMET◆第16回青山パン祭り開催! 1日限りのパンレストランやZINE、恒例のパン食べ比べが登場(11/16・17)第16回目となる、渋谷・青山を中心とした、こだわりのパン屋さんが集う「青山パン祭り」が、東京・青山の国際連合大学前広場にて2日間に渡り開催される。今回は「酵母のテロワール」をテーマに、2日間の開催で、パン屋さん、そしてパンのお供がのべ80店舗以上集結する。>>詳しくはこちら
2019年11月15日展覧会「国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装」が、大阪・阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリーにて開催される。期間は2019年11月13日(水)から25日(月)まで。「国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装」は、世界最大規模の民族学コレクションを持つ国立民族学博物館が収集してきた34万5千点という膨大な資料の中から、“かわいい”をキーワードにセレクトした衣装などを紹介する展覧会。通常見ることのできない貴重なコレクションが、阪急うめだ本店にて期間限定で特別展示される。会場に展示されるのは、スロバキアの上着やルーマニアの帽子、エストニアの靴、中国の帽子など、1920年代から現在までの衣装約120点。ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカから、41の国や地域の衣装が一堂に集結する。様々な気候や風土、社会、文化の中で発展してきた民族衣装。その魅力は、豊かな色彩や、地域独特の文様、形など多岐に渡る。会場に展示された衣装からは、織りや染め、刺繍、レースなど、多彩な手仕事を感じることができ、その服を着て生きる人々の知恵や創意工夫、技術などを垣間見ることができる。【詳細】国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装会期:2019年11月13日(水)~25日(月)場所:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号TEL:06-6361-1381(代表)時間:日~木曜日10:00~20:00、金・土曜日10:00~21:00入場料(税込):一般600円、学生400円、小学生以下無料※小学生以下の入場は保護者の同伴が必要。※阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTACIAカード、国立民族学博物館友の会会員証の呈示で、本人に限り入場料から100円割引
2019年11月11日ジュエリーブランド「カオル(KAORU)」の展覧会「カオルと植物」が、2019年11月23日(土)から12月1日(日)まで、京都のコハクカイラシ(COHAKU KAIRASHI)にて開催される。優雅なレースモチーフや有機的なラインを特徴とするジュエリーブランド、カオル。その設立20周年を記念し、ブランド初となる展覧会「カオルと植物」を開催する。「カオルと植物」では、ブランドを代表する植物モチーフのジュエリーを展示。自然へのまなざしから生まれたアーティスティックなジュエリーからは、自然がもつ力強さや生命力を感じられるだろう。また期間中は、紫陽花モチーフの限定リングとピアスの受注会も開催する。【詳細】展覧会「カオルと植物」会期:2019年11月23日(土)〜12月1日(日)時間:12:00〜18:00 ※11月23日(土)は15:00〜19:00会場:コハクカイラシ B1 ギャラリー住所:京都市東山区東大路高台寺南門通東入ル下弁天町 58-3
2019年11月10日マラミュート(malamute)の展覧会「ニット メーカー展(knit maker展)」が、東京・表参道で開催。会期は、2019年10月24日(木)から11月5日(火)まで。ニットならではのテクスチャーやフォルムを活かしたアイテムでニューエレガンスを表現するブランド、マラミュート。今回開催する「ニット メーカー展」は、そんなマラミュートのニットメーカーとしての活動を物づくりの視点から掘り下げていく展覧会だ。展覧会は、“ハンド”“テクスチャー”“テクニック”“トライ”の4セクションで構成。各セクションそれぞれの視点から、マラミュートのクリエイティブを掘り下げ、過去の実験作やテクスチャーのプログラミングデータ、デザイナー・小高真理本人が撮影した工場のオフショットなどを展示する。また、展示に加えてマラミュートの2019-20年秋冬コレクション、過去のアーカイブアイテムの販売も実施。なお、2020年春夏コレクションの一部アイテムの予約販売も同時に行う予定だ。さらに、会場には、本展覧会開催を記念した「香川手袋」とのコラボレーションによる、ニットストールグローブも登場。マラミュートが誇る高度なニット製造技術を活かしたデザインで、ストールとしてもグローブとしても使用できる新感覚のアイテムとなっている。【詳細】ニット メーカー展開催期間:2019年10月24日(木)~11月5日(火)開催時間:12:00~21:00会場:ハウス@ミキリハッシン住所:東京都渋谷区神宮前5-42-1定休日:水曜日【問い合わせ先】ハウス@ミキリハッシンTEL:03-3486-7673
2019年10月26日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!伊勢丹メンズ館にて4回目の開催となる「TOKYO MEN’S FES 」が開催中、塩田千春の大規模個展がついに閉幕、お菓⼦の空箱からアート作品を製作している空箱職⼈・はるきるの展覧会が開催etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! FASHION◆伊勢丹メンズ「TOKYO MEN’S FES 」開催中。STUDIO SEVEN、NEIGHBORHOODなど希少アイテム販売(〜10/29)4回目を迎える「トーキョー メンズ フェス(TOKYO MEN’S FES)」が開催中。本年は「COMPLEX」をテーマに、最新の日本のクリエーションとクオリティーをベースとした、“ブランド×ブランド”や“ブランド×アーティスト”、“ブランド×プロダクト”など、一期一会の希少なコラボレーションを、伊勢丹新宿店メンズ館各階で展開している。>>詳しくはこちら◆3.1 フィリップ リムのポップアップが新宿伊勢丹で開催、ザ・ウールマーク・カンパニーとのコラボを展開(〜10/29)3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)のポップアップが開催。2019年秋コレクションで注目を浴びている、3.1 フィリップ リム×ザ・ウールマーク・カンパニー(The Woolmark Company)とのサステイナブルに配慮したモダンな女性へ向けたカプセルコレクション「Merino Series」がラインアップする。>>詳しくはこちら◆アディダスとカニエ・ウエストの「YEEZY BOOST 700」に新色グレーが登場!(10/26発売)アディダス(adidas)とカニエ・ウエスト(KANYE WEST)のコラボレーションコレクション「adidas + KANYE WEST」から、「YEEZY BOOST 700」のニューカラーモデル「YEEZY BOOST 700 TEAL BLUE」が発売。グレーをベースとした落ち着いたカラーリングとなっている。>>詳しくはこちらBEAUTY◆オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのルーブル美術館コレクションが日本上陸、10月19日より発売(発売中)オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)とルーブル美術館のコラボレーション限定コレクションが日本に上陸。フランスの著名な調香師8名が、ルーブル美術館所蔵の代表的な作品にインスパイアされて創作した香りからなる5種類のアイテムがラインアップする。>>詳しくはこちらART◆六本木・森美術館で国際的に活躍するアーティスト塩田千春の最大規模の個展が開催(〜10/27)約4ヵ月に渡り開催されていた、塩田千春の20年の活動の全容に迫る、キャリア最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」がついに閉幕を迎える。大規模なインスタレーション6点を中心に、立体作品、パフォーマンス映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料などを加え、20年にわたる活動を網羅的に体験できる初めての機会となっている。>>詳しくはこちら塩田千春 《不確かな旅》 2016年 鉄枠、赤毛糸 展示風景:「不確かな旅」ブレイン|サザン(ベルリン)2016年 撮影: Christian Glaeser◆お菓子の空き箱からアート作品を製作する“はるきる”の展覧会が池袋パルコで開催(10/26 〜11/11)お菓⼦の空箱からアート作品を製作している空箱職⼈・はるきるの展覧会「お菓⼦の箱でつくる夢の世界展」が、池袋パルコ本館にあるパルコミュージアムにて開催される。各お菓⼦メーカーからも製作の依頼がくるなど、⼀つのアート作品として認知されている作品の数々は、SNSを中⼼に⼤きな話題を呼んでいる。>>詳しくはこちら
2019年10月25日エルメス(HERMÈS)の展覧会「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」が、六本木ヒルズノースタワー1F&2Fにて開催される。期間は2019年11月1日(金)から17日(日)まで。入場無料。スペシャルオーダーのオブジェを展示「夢のかたち Hermès Bespoke Objects」は、顧客や社員の様々な“夢”を実現してきた、エルメスのスペシャルオーダーにフォーカスした展覧会。顧客の要望に職人のアイデアも取り入れつつ共創していくスペシャルオーダーのオブジェは、メゾンが大切にしている職人技によるものづくりを体現するものでもあり、展覧会を通じてエルメスのクラフツマンシップの真髄に触れることができる。誕生のきっかけとなった“夢”も紹介会場ではスペシャルオーダーに基づき制作された実際のオブジェと共に、誕生のきっかけとなった“夢”の物語を解説。“夢”にまつわるエピソードを紹介する音声に耳を傾けながら、レザーバッグをはじめ、サーフボード、釣り道具、人力車など、顧客にとってもエルメスの職人にとっても遊び心溢れる多種多様なオブジェを鑑賞することができる。ディスプレイを使った体験型展示も会場に足を踏み入れるとまずはじめに手渡されるのが「どんな色が好きですか?」「どんなところへ行ってみたいですか?」「親友をどんなふうに驚かせたいですか?」といった14の質問が記載されたクエスチョンシート。会場入り口の壁面にも同様の質問が記されており、鑑賞者は自分が抱く“夢”のイメージを膨らませながら、展覧会の世界観に入り込んでいくことができる。続いて、絵を描くことによって自分の“夢”を具現化することができるディスプレイが登場。設置された電子パネルの上に自分の“夢”を描いた専用用紙をのせてスキャンすると、壁に設置されたスクリーンに自分の“夢”が現れて、展示の一部になるという仕組みだ。バッグから自動車、帆船まで次に現れるのがスペシャルオーダーされたバッグ類。鼓を収めたいという人のために作られた「Tuzumi bag」や、旅をする時にも33回転LP盤を肌身離さず持ち運びたいという人のための「Vinyl bag」などが並ぶ。通常持ち歩くことの少ない鼓やレコードといったアイテムをも優美に収納してしまうレザーバッグは、エルメスが秘める卓越した技術や大胆な発想力を教えてくれる。フランスのモルビアン湾に浮かべるための半透明のカヌー、エルメスのスカーフ柄《サバンナのダンス》を配したサーフボード、名古屋のブティックスタッフからのアイデアで実現した釣り道具一式などバッグ以外のオブジェも続々登場。展示背景には各アイテムに合わせて海や川の景色が採用されており、それぞれのオーダーに込められた“夢”の世界を感じ取ることができる。その他にも、上質なレザーをシートなどに用いたフランス生まれの自動車「ヴォアザン」や、帆船、人力車などメゾンのクラフツマンシップが光るオブジェの数々を目にすることが可能だ。【展覧会概要】夢のかたち Hermès Bespoke Objects会期:2019年11月1日(金)~17日(日)会場:六本木ヒルズノースタワー1F&2F(東京都港区六本木6-2-31)時間:10:00~20:00(最終入場19:30)入場料:無料【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2019年10月24日展覧会「モネとマティス ―もうひとつの楽園」が、箱根のポーラ美術館にて2020年4月23日(木)から11月3日(火・祝)まで開催される。「モネとマティス ―もうひとつの楽園」では、19世紀後半、近代化する都市を離れ、パリ郊外のジヴェルニーの自邸に造成した睡蓮の池を繰り返し描いた、クロード・モネと、南仏のアトリエを調度やテキスタイルで装飾し、室内画を制作したアンリ・マティスに着目。モネは終の棲み家となったジヴェルニーにおいて、思うがままに庭を作り上げると、その空間をそのままアトリエとして、睡蓮の連作に取り掛かった。また、マティスは、モデルや意匠、調度品によって舞台さながらの装飾をアトリエ内に施して理想的な空間を作り上げ、自身の絵画表現に反映させた。それぞれ「庭」「室内」という作品の主題となる空間を作り上げ、画家の理想の楽園ともいうべき環境で絵画を追究したモネとマティス。自らの生きる環境を理想化し、テーマに据えて絵画制作に取り組んだ両者を比較しながら、国内外の作品を通じて共通点を浮き彫りにしていく。【詳細】モネとマティス ―もうひとつの楽園会期:2020年4月23日(木)~11月3日(火・祝)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)場所:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285TEL:0460-84-2111料金:大人 1,800(1,500)円 / シニア(65歳以上) 1,600(1,500)円 / 大学・高校生 1,300(1,100)円 / 障害者手帳持参者及び付添者(1名まで) 1,000円※( )内は15名以上の団体料金。※中学生以下無料。※シニア割引、障害者手帳持参割引は、他の割引との併用は不可。※価格はすべて税込み。
2019年10月17日展覧会「没後200年 中村芳中」が、2019年10月26日(土)から12月22日(日)まで京都・細見美術館にて開催される。中村芳中は、色をぼんやりにじませた「たらし込み」と呼ばれる技法を用いるなど、おおらかで味わい深い作品を数多く手がけた絵師。近年かわいいとも評される、ほのぼのとした力みのないタッチの画が特徴だ。また、文人画風の山水画や、筆以外の物を使って描く指頭画の名手としても知られている。「没後200年 中村芳中」は、そんな中村芳中を特集する展覧会。ほのぼのと愛らしい芳中画の数々を紹介する。代表作品の一つである「仔犬」は、太く緩やかな輪郭で描かれた、芳中らしい"ゆるふわ"な作品だ。また、琳派風の草花を描いた屛風や人気の高い版本「光琳画譜」のほか、文人画風の山水画、指頭画なども展示する。【詳細】琳派展 21「没後200年 中村芳中」期間:2019年10月26日(土)~12月22日(日)時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)会場:細見美術館住所:京都市左京区岡崎最勝寺町 6-3休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)入館料:一般 1,400円(1,300円)、学生 1,100円(1,000円) ※( )内は20人以上の団体。
2019年10月14日“ネコ家具”を集めた展覧会「ネコ家具LAB!!」が福岡・東京の2ヶ所で開催。福岡会場は、2019年10月12日(土)から14日(月・祝)まで、東京会場は11月23日(土)から24日(日)まで実施される。“ネコ家具”とは?“ネコ家具”とは、福岡・大川市で2017年より町おこしの一環として、市内の家具業者によって制作されたネコ用家具。気まぐれで自由奔放だけれど、“居心地の良い場所”に関してはこだわりのあるネコ。そんな彼らを満足させるために誕生した“ネコ家具”は、通常人が使う家具を縮尺した本格仕様で、細部のディテールまで職人技が詰め込まれているのが特徴だ。ネコが人の家具を使うという斬新なアイディア、そしてそんな“ネコ家具”でゆったりとくつろぐネコたちの姿を捉えたTVCMは、放送以来たちまち話題に。世界中に“ネコ家具”の存在を発信する大きなきっかけとなった。新作を含む計11点を展示&製作過程のムービーも今回第3回目の開催となる「ネコ家具LAB!!」では、そんな“ネコ家具”の魅力をたっぷりと紹介。新作4点を含む計11点の家具が展示されるほか、地元職人による“ネコ家具”製作動画の公開やパーツの解体展示を実施する。なお福岡会場では、抽選で7名に新作“ネコ家具”が当たる嬉しい企画も。是非会場を訪れて、愛するペットの為の“極上の家具”を見つけてみてはいかが?【詳細】「ネコ家具LAB!!」■福岡会場日時:2019年10月12日(土)~14日(月・祝) 9:00~18:00場所:第70回大川木工まつり会場内 大川産業会館2階住所:福岡県大川市 大字酒見221-3■東京会場日時:11月23日(土・祝)9:30~19:00、11月24日(日)9:30~18:00場所:代官山T-SITE GARDEN GALLERY住所:東京都渋谷区猿楽町16-15【問い合わせ先】福岡県大川市 インテリア課TEL:0944-85-5570(担当:石橋)
2019年10月13日展覧会「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」が、2019年10月16日(水)から12月15日(日)まで東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。カミーユ・アンロは、映像やドローイング、インスタレーションなどさまざまなメディアを駆使して「知」と「創造」の新しい地平を探求するフランスの作家だ。作品は、文学や哲学、美術史、デジタル化された現代の情報学など多岐にわたる膨大なリサーチに基づき生み出される。2013年には、映像作品「偉大なる疲労」で、第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞を受賞。また、日本でも、2017年に森美術館 MAM スクリーン006で短編映像9点を特集上映するなど、現代美術家として世界で注目を集めている。今回開催される「カミーユ・アンロ|蛇を踏む」は、大型のインスタレーション作品を含む、作家のこれまでと現在を初めて総合的に展示する展覧会だ。「革命家でありながら、花を愛することは可能か」は、日本のいけばなに触発され制作されているシリーズ作品。作品は、それぞれ一冊の本に由来しており、題名や著者、花材名、本の一節を作品とともに展示。アンロの真摯かつユーモラスな思考や感性を体感できる。今回の展示では、草月流の全面的な協力を得て制作されている。また、宇宙の成り立ちや人間の生、世界の秩序と多義性を、空間全体を使って考察・構成した重層的なインスタレーション「青い狐」や、国立スミソニアン博物館で特別研究員として行った膨大なアーカイヴの調査に基づき制作された、第55回ヴェネチア・ビエンナーレの銀獅子賞受賞作品「偉大なる疲労」も登場する。【詳細】カミーユ・アンロ|蛇を踏む会期:2019年10月16日(水)~12月15日(日)会場:東京オペラシティアートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2開館時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)料金:一般1,200円、大・高生800円、中・小生無料
2019年10月12日展覧会「西洋近代美術にみる 神話の世界 ―生き続ける古典古代―」が、群馬県立近代美術館にて、2020年2月8日(土)から3月22日(日)まで開催される。ルネサンス以降、宮廷人や君主の宮殿や邸宅を飾る美術の主題として人気を博したギリシャ・ローマ神話。市民階級が主役となる近代においても、各時代に合わせて多彩な作品を生みだす土壌を育み続けてきた。「西洋近代美術にみる 神話の世界 ―生き続ける古典古代―」では、18世紀半ばから20世紀にかけての作家に焦点をあて、ギリシャ・ローマ神話や古典古代を主題とする絵画や彫刻、版画を紹介する。古代遺跡の発掘が進んだ18世紀において、ヨーロッパ文明のルーツとしての古代ギリシャ・ローマの重要性が再認識される。その後19世紀の美術制度では、神話は歴史・聖書とともにもっとも正統な主題の1つとなる。本展では、日本初公開となるレイトンの《月桂冠を編む》をはじめ、アングルの《ユピテルとテティス》などを展示し、甘美な古典の世界を紹介する。20世紀に入るとヨーロッパの人びとは、失われた自然への郷愁、そして2つの世界大戦による分断を経験する。会場ではデュフィの《アンフィトリテ(海の女神)》やピカソ、ルノワール、シャガールらの作品を通し、神話や古代の理想郷へと馳せた人びとの思いを垣間見られるだろう。【詳細】展覧会「西洋近代美術にみる 神話の世界 ―生き続ける古典古代―」会期:2020年2月8日(土)~3月22日(日)休館日:毎週月曜日(ただし2月24日(月)は開館)、2月25日(火)開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館30分前まで会場:群馬県立近代美術館住所:群馬県高崎市綿貫町 992-1入場料:一般 820円(650円)、大高生 410円(320円)、中学生以下 無料※( )内は20名以上の団体料金※障害者手帳を提示の本人と同伴者1名は無料【問い合わせ先】群馬県立近代美術館TEL:027-346-5560
2019年10月12日写真を中心として活動するアーティスト・fumiko imanoの展覧会「LA☆Fumiko Imano」が、東京・天王洲のアートコンプレックスにあるギャラリーKOSAKU KANECHIKAで、10月19日から11月30日まで開催。LA☆Fumiko Imano, 2015©2019 fumiko imano Photo by Keizo Kioku Courtesy of KOSAKU KANECHIKAfumiko imanoの代表作は、35mmカメラで撮影したセルフポートレイトを切り貼りし、双子のモチーフに仕上げるフォトモンタージュのシリーズ。無邪気でノスタルジック、思わず微笑んでしまうようなユーモアあふれる家族写真風のイメージである一方で、はさみで切ってつなぎあわせたラインが、それが虚構であるとはっきりと伝えている。コンピュータでイメージを精緻に合成できる時代に、あえて手作業でシンプルにつくられるフォトモンタージュからは、その虚構をアーティスト自身が冷静に見ながらも楽しんでいる様子が感じられる。この手法には、imanoが常にアイデンティティというものに自覚的であるという背景がある。2歳から8歳までリオデジャネイロで過ごし、20代前半はロンドンで学び仕事をした彼女は、帰国後にカルチャーギャップから困難を経験していた。そんな時に自分を元気づけ、没頭できる「マジックのようなもの」として、双子のモチーフが誕生したという。彼女を支えたこの双子のシリーズのプレイフルネスは、鑑賞者にも軽やかに伝わる。LA☆Fumiko Imano, 2015©2019 fumiko imano Courtesy of KOSAKU KANECHIKA「LA☆Fumiko Imano」では、2015年出版の同名の写真集に収録されたシリーズより、27点を展示。双子がLAで自然や動物たち、LAらしいアイコニックなものをオリジナルな風景に変えていく、旅の様子のドキュメンテーションとなっている。2018年春夏コレクションよりロエベ(LOEWE)のルックブックで作品を発表するなど、ファッションとのコラボレーションでも活躍し、高く評価されるimano。同ギャラリーでは初めての個展となる。【展覧会情報】fumiko imano展「LA☆Fumiko Imano」会期:10月19日〜11月30日会場:KOSAKU KANECHIKA住所:東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F時間:11:00〜18:00(金曜日は20:00まで)休廊日:日曜日、月曜日、祝日入場無料
2019年10月11日ファッション・テキスタイルブランドのミナ ペルホネン(minä perhonen)と、デザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、11月16日から2020年2月16日まで、東京・清澄白河の東京都現代美術館にて開催。デザイナーの皆川明が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきた。皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張。展覧会の会期中である2020年には25周年を迎える。今回の展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」では、作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを基本とする皆川とミナ ペルホネンの思想や活動を紐解きながら紹介していく。“pur”2018-19→AW photo: Mitsuo Okamoto展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものだが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもある。多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、会場では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示される。建築家・中村好文と皆川による新たな「宿」のプロトタイプも展示される他、現代美術家・藤井光がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品が誕生。展示構成は田根剛、グラフィック・デザインは葛西薫が担当する。会期中には、各界で活躍するクリエイターやアーティストと皆川によるクロストークを多数開催。詳しい情報は展覧会特設サイト()にてチェック。“one day”原画 2018-19→AW photo: sono (bean)前売券は、10月1日より販売中。皆川が朝日新聞のコラム「日曜に想う」のために描いたイラストのポストカード(非売品)3枚がセットになった「ポストカードセット前売券」も数量限定で販売されている。私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらしてくれる「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」 にぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】ミナ ペルホネン/皆川明 つづく会期:11月16日~2020年2月16日会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F住所:東京都江東区三好 4-1-1時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)料金:一般1500円(1300円)、大学生・専門学校生・65歳以上1000円(800円)、中高生600円、小学生以下無料 ※( )内は前売券料金。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。20名以上の団体購入は当日券料金から2割引(東京都現代美術館で購入の場合のみ)休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日~2020年1月1日、1月14日
2019年10月07日展覧会「お菓⼦の箱でつくる夢の世界展」が、池袋パルコにて2019年10⽉26⽇(⼟)から11⽉11⽇(⽉)まで開催される。展覧会「お菓⼦の箱でつくる夢の世界展」は、お菓⼦の空箱からアート作品を製作している空箱職⼈「はるきる」による“空き箱アート”の展覧会。まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような「はるきる」の作品の数々は、多くの⼈々を魅了。各お菓⼦メーカーからも製作の依頼がくる程の話題を呼んでいる。会場には、「プリングルズ」の空き箱を使用したフィギュアのような作品や「オレオ」の空き箱から作った飛行機、「アルフォート」の空き箱で作られた船の模型など、これまでの作品の中から厳選した30点以上が集結。お菓子の空き箱から作ったとは思えない繊細さと、なるべく元のパッケージデザインを生かしつつ作られた、ユーモアにあふれる表現が魅力だ。また、作品展示の他、トートバッグやクリアファイルなどの記念グッズを販売。作品で使用されたお菓子も一緒に販売される。【詳細】お菓⼦の箱でつくる夢の世界展期間:2019年10⽉26⽇(⼟)〜11⽉11⽇(⽉) 10:00〜21:00※最終⼊場は閉場30分前 ※最終⽇は18:00閉場会場:池袋パルコ 本館7F・パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2⼊場料:⼀般 800円、⼩・中学⽣ 500円(⼩学⽣未満無料)※画像はイメージ。※作品の空箱は製作当時のもの。※展⽰、イベント内容は変更になる場合あり。※商品は品切れになる場合あり。■「はるきる」来場イベント来場日時:・10⽉26⽇(⼟)〜10⽉27⽇(⽇)・11⽉1⽇(⾦)〜11⽉4⽇(⽉祝)・11⽉9⽇(⼟)〜11⽉11⽇(⽉)※各日13:00〜18:00(予定)※会場にて書籍または2,000円(税込)以上グッズを購⼊した人に、サインを実施。※サインは1人1点。※会場内ショップで購⼊した商品に限る。
2019年10月05日展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」が、兵庫県立美術館にて、2021年9月11日(土)から11月7日(日)まで開催。その後、2021年12月18日(土)から2022年3月27日(日)まで東京ステーションギャラリーに巡回する。イギリス・大英図書館史上最大の成功を収めた展覧会が日本上陸展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」は、2017年にイギリス・大英図書館史上最大の成功を収めた「Harry Potter: A History of Magic」の国際巡回展。世界的大ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの記念すべき1作目である『ハリー・ポッターと賢者の石』の日本での出版20周年を記念して、2018年のニューヨーク・ヒストリカル・ソサエティに続き、日本に巡回する。魔法にまつわる貴重な歴史的資料を紹介現代のファンタジー文学として、20年にわたり世界的な人気を誇る「ハリー・ポッター」シリーズだが、その物語の背景には、イギリスをはじめとする世界各国に古くから伝わる魔法や呪文、占いといった文化が重要な要素として存在している。科学が発達していなかった時代、薬草による治療や占星術による占いは魔法のように考えられており、かつての書物をひも解いてゆくと、そこには当時の人々が信じた魔法や魔術の記録が残されている。展示はホグワーツ魔法学校のカリキュラムに沿って本展では、大英図書館が誇るコレクションの中から、物語の主人公・ハリーが通ったホグワーツ魔法学校のカリキュラムに沿って、薬学、錬金術、天文学、フェニックスやドラゴンといった想像上の動物などにまつわる資料を厳選して展示。J.K.ローリング自身が所有する直筆原稿やスケッチも合わせて、シリーズに欠かせない“魔法”にまつわる様々な資料を紹介する。もっとも美麗な錬金術の書籍が来日全10章で構成される展覧会の中でも特に注目したいのが、「錬金術」の展示コーナー。同コーナーには、記念すべきシリーズ第1巻のタイトルであり、中世ヨーロッパの錬金術師たちがその獲得に奮闘したという「賢者の石」の作り方が記された、世界で16点のみが知られる数メートルの巻物『リプリー・スクロール』や、錬金術に関して書かれた書籍でもっとも美麗と言われる『太陽の輝き』が展示される。古今東西の薬草書や「天文学」に関するダ・ヴィンチの手稿もそのほか、「ハリー・ポッター」シリーズにも魔法薬の材料として登場する「マンドレイク」や「ヘレボルス」「ハナハッカ」といった薬草について書かれた古今東西の薬草書、ホグワーツの必修科目でもある「天文学」について、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年に渡って取り組んできた科学的考察を書き綴った「アランデル手稿」、誰もが知る呪文「アブラカダブラ」に初めて言及したとされる13世紀の書物など、貴重な歴史的資料の数々が用意されている。■大英図書館についてイギリスの国立図書館である大英図書館(British Library)は、世界で最も優れた研究図書館の一つ。その所蔵品は、学術やビジネス、科学など幅広い分野を包括的に網羅し、世界最大規模の資料へのアクセスを提供している。250年以上をかけて収集されてきたコレクションは1億5000万点に上り、いずれも有史以来のさまざまな時代の文明を代表する資料だ。書籍のみならず、地図や写真、音声データに至るまでが、記録媒体の形態を問わずコレクションとして収蔵・保存されている。開催概要展覧会「ハリー・ポッターと魔法の歴史」■兵庫展会期:2021年9月11日(土)~11月7日(日)※当初の会期2020年9月5日(土)〜11月8日(日)から変更会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1-1■東京展会期:2021年12月18日(土)~2022年3月27日(日)※当初の会期2020年11月21日(土)〜2021年2月7日(日)から変更会場:東京ステーションギャラリー住所:東京都千代田区丸の内1丁目9-1※最新情報は展覧会公式サイトにて告知
2019年10月04日