育児と仕事、その他の雑務で疲れているところに、更年期障害が襲ってきました。その更年期障害をやっと克服し、家族や周囲と向き合う余裕が生まれたと思ったら、気が付けば夫婦の会話が激減。更年期障害と診断され、症状が緩和されるまでの間は夫婦とはいっても、毎日一言、二言程度のあいさつだけでした。そんな私たち夫婦が、実際にどのような行動や態度を取って会話が復活したのかを紹介します。★関連記事:「やっぱり寂しい」夫が初めての単身赴任! 離れてわかった夫婦のコミュニケーションに大切なものとは唯一の会話は「おやすみ」という日々更年期障害で苦しんでいる間は、とにかく周りがまったく見えていませんでした。子どもの学校の支度や宿題、家事だけはなんとかこなそうとしましたが、それ以外は家族と話すのもおっくうに。子どもは無邪気に際限なく話しかけてくるので私も話しますが、夫とは必要最低限の伝達事項しか伝え合わなくなりました。夫は寡黙なほうではないのですが、私の感情を読むのがうまいため、黙っていると夫からも話しかけてくることはありませんでした。しかし、感情を読むのがうまいとは言っても、私に対してやさしくするとか育児や家事などを代わりにしてくれるような気づかいは持ち合わせていないわが夫。そのため、週末は子どもの習い事などに出かけると夫もそれに合わせ外出してしまうので、就寝するときの「おやすみ」という言葉が唯一の会話という日々が3カ月ほど続きました。会話しようと思っても空回りばかり夫と話をしようと思っても、会話のない日々を過ごしてしまうと、前のように話すのは難しくなってしまいました。私たちの場合には、主に3つのことが原因で会話が途切れることに。1つ目はタイミングです。夫が話しかけてきてくれても、私は夕食作りに没頭していたり、子どもの宿題チェックに忙しかったりで生返事ばかり。そうこうするうちに、夫も私に話しかけなくなってしまいました。2つ目は私の感情的な言葉です。私の更年期障害の症状は、いきなり涙がボロボロ流れたり、急にイライラしてしまったりすることでした。普段は気にしない言葉でも感情的になっていると、夫の何げない言葉にもついつい絡んでしまうように。「無理しないでいいじゃん」という夫の言葉についカッとなってしまい、「誰が掃除と料理をやるのよ!」と涙ながらに叫んだこともしばしばありました。3つ目は夫の反応の少なさです。夫はある意味素直な人なので、自分に興味のない話などは表情が固まることがあり、意見を求めても「うん」か「へー」しか言わないことも。最初は怒っていたのですが、徐々に怒るのも疲れてきてしまい、夫が興味のなさそうなことは話さないようになりました。会話復活のためにおこなった3つの方法私にとって夫は家族であり、恋愛感情などはもうないかもしれません。しかし、付き合う前から友だちだった夫ともう一度楽しい会話がしたくて、会話を復活させようと思いました。最初にしたことは、夫の話を真面目に聞く、または聞くフリをすることです。ささいなことかもしれないですが、私は家事や自分自身のことに夢中で、話を聞くどころか夫の顔さえ見ないことも。夫の話はつまらない話も多いので、時には話を熱心に聞くフリをしていました。次は夫の仕事について質問をするようにして、夫からも話させるようにしました。夫はある分野の講師もしていたので、得意分野の話ならば何時間でも話せます。最初は戸惑っていましたが、徐々に私の目を見て話すことも増えてきました。最後にしたことは、夫と話し合うことや家事の分担などを思い切って頼んでみました。夫もいきなりの変化に戸惑っていたそうですが、もともと友だちですので前のように話せるのはうれしかったようです。また、家事や子どもの宿題を手伝ってみて、初めて大変さを実感できたそう。夫は単純な人なので、2週間ほどで前のように話せるようになりました。まとめ育児や仕事、更年期障害など自分の身に降りかかることを必死でこなしていました。それがやっと収まり、周りを見る余裕ができたら夫との会話がなくなっていました。原因も解決策もすべてささいなことばかりですが、2週間後くらいには以前のように会話できるくらいまでに回復。私たち夫婦はこの方法で救われました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/すうみ著者/Yoko(43歳)とても元気な小5の女の子と小1の男の子と家事をしない夫と楽しく暮らしてはいる。しかし、フルタイムで仕事をしていて、さらに更年期のような症状もボチボチ始まり家事と育児と仕事でかなり疲労気味の主婦。
2023年07月12日4人の子どもを育てていた私はネイルとは無縁で、健康的な生活を送っていたので爪のトラブルが起こったこともありませんでした。しかし更年期を迎えてから爪が欠けやすくなり、閉経を迎えるころには割れてしまうのが日常茶飯事となったのです。パソコン作業が欠かせない私が、爪を保護するために始めたネイルケアについてお話しします。★関連記事:「爪をいたわってあげたい!」加齢とともに割れやすくなった爪をお手入れしてみたら【体験談】机に爪がぶつかると割れる!仕事の資料を机に置こうとしたときに、誤って爪をぶつけてしまうことがあります。若いときは痛みを感じるだけで済んだのに、近ごろは必ずと言っていいほど爪が欠けたり割れたりするようになりました。更年期を迎えて洗い物の後はハンドクリームを塗るようにしていましたが、割れた爪を見ると乾燥しているように感じたのです。気になって調べてみると、爪の先端から根元に向かって割れることが多いのも乾燥と関係しているようでした。食生活の見直しからスタート爪の主成分はケラチンと呼ばれる繊維たんぱく質ですが、更年期を迎えて女性ホルモンの分泌量が減少すると体内でケラチンを保ちにくくなるようです。私は更年期対策として女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンを含む大豆製品を食べることは意識していましたが、ダイエットを目的に肉や魚を食べる回数を減らしていました。ケラチンを保持する上でたんぱく質が大事だとわかってからは、肉と魚介類と卵を意識して食べています。また薄い爪を固く丈夫にしてくれる作用があるビタミンAを摂取するため、鶏レバーや緑黄色野菜も食習慣に取り入れました。甘皮部分をしっかり保湿!娘にネイルオイルをプレゼントされたこともあり、爪のケアとして用いていました。生えた爪だけをケアしても、もろさは改善されませんでした。原因を調べてみると、爪の甘皮部分が乾燥したままでは生えてくる爪がもろくなることを知って驚きました。そこで爪の甘皮をケアする際には保湿効果の高い、顔用の乳液やクリームを使うことにしたのです。1カ月ほど甘皮の保湿ケアを続けたところ、爪の状態が良くなってきたように感じます。爪が欠けたり割れたりする頻度も減りました。まとめ更年期になったからには、ドライシンドロームと呼ばれる肌や口、髪の乾燥は避けられないと思っていました。しかしドライシンドロームが爪にまで及び、私にとって小さなストレスになるのは意外な出来事でした。今後も元気に美しく年齢を重ねていくために、爪のケアは日々の習慣として続けていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年07月08日40代になってから、「生理が今までと違う」と感じたことはありませんか? 更年期症状や閉経のことが気になる年代が抱えやすい生理の悩みについて、産婦人科医・漢方内科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:トイレが真っ赤っか! 突然の大量出血、予測不能な生理周期…閉経前に起きた生理トラブルのリアル閉経が近づくと生理はどう変わる?周期が乱れやすくなり回数が減ってきます40代になると卵巣機能が低下し、ホルモンバランスが崩れ、生理周期は乱れやすくなります。閉経が近づくと、生理の回数も1カ月おき、2カ月おき……と少しずつ減っていくことが多くなります。その後、1年間継続して生理が来なければ閉経となります。経血の量は変わる?多かったり少なかったり、人それぞれ回数は減っていきますが、量については個人差があります。閉経が近づくと量が減っていくと思っている人も多いようですが、必ずしもそんなことはありません。卵巣機能が低下してホルモンバランスが崩れることで、急に多くなったり少なくなったりと、経血の量は乱れやすくなります。生理が今までと変わってきたらどうする?生理不順=更年期とは限らず、定期的な検診で自己管理をこのカードは本物ではありません更年期になると生理が乱れやすいのは事実ですが、だからといって生理不順のすべてが更年期症状であり、閉経のサインというわけではありません。閉経の前後5年間、合計10年間を更年期と呼びますが、閉経前の生理不順が更年期によるものだったとわかるのは閉経になってから。生理不順の原因には、さまざまな病気が隠れていることもあります。生理が今までと違うからといって慌てる必要はありませんが、年1回の健康診断は必ず受けてセルフチェックしておきましょう。そのとき、婦人科のがん検診とエコー診断を受けるとさらに安心です。まとめいかがでしたか? 閉経が近づくと、生理の回数や量がそれまでとは違ってくるということがわかりました。ただ、閉経とは関係ないケースもあるということも忘れずに。定期的に健康診断を受けて、セルフチェックすることが大切です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年07月04日疲れや頭痛の更年期症状をなんとか改善したいと、46歳でレディースクリニックを受診しホルモン補充療法を開始した私。1年は順調だったのですが、不正出血から念のためにと子宮がん検査をしたところ異常が出ました。そこから大病院で精密検査を2回することになった一部始終をお話しします。★関連記事:子宮頸がん検査後、病院からの突然の連絡にパニック! 職場にかかってきた電話で告げられた驚きの内容更年期症状からホルモン補充療法に挑戦40代半ばに体がめっきり疲れやすくなってから、更年期症状を疑い始めた私。46歳でレディースクリニックに相談に行ったところ、女性ホルモン補充療法なら改善できるかもしれないということでした。ホルモン剤を服用すると子宮体がんのリスクが少し高まる懸念があるからと、子宮頸がんと子宮体がんの検査をしたところ、結果は陰性。ホルモン補充療法のGOサインが出ました。2種類の錠剤の服用で生理の周期を整えていくことになりました。生理が終わってから1種類の錠剤を晩に飲み始め、2週間くらいたったときからもう1種類を朝晩に追加。1カ月分として渡された錠剤をすべて飲み切ったときに生理が始まるという流れができました。あんなに疲れやすかったのに、ホルモン補充療法を始めると疲れやすさに改善が見られ、頭痛も治まりひと安心。以後2カ月に1度レディースクリニックに通い、薬を処方してもらっていました。不正出血が起き、子宮体がん検査で異常がところが1年後に問題が起きたのです。いつもなら1週間で終わるはずの生理が2週間終わりませんでした。「今回の生理はやけに長いな。年だからかな」と軽く考えていたところ、友人に「それは不正出血の可能性があるからドクターに相談したほうが良い!」と強く勧められたのです。生理と不正出血……血の色は同じなのでピンとこなかったのですが、いつものレディースクリニックのドクターに相談したところ、診断の結果はやはり不正出血でした。「前回の検査から1年たったし、良い機会だから子宮頸がんと子宮体がんの検査をしましょうか」と医師から言われ、検査することに。そして検査の結果「子宮体がんの検査で異常が出ました」との言葉。ショックでした……。「このまま、早めに大病院に行って診断を受けてください」と紹介状を渡され、プチパニックです!大病院で2回の検査。結果は陰性大病院での問診では、30代の男性ドクターに「ホルモン補充療法をしていたとのことだったけれど、更年期の症状はどんなものがあったの?」と尋ねられました。「頭痛と疲れやすさ、だるさです」「ホットフラッシュは?」「……ありません」。更年期なのにホットフラッシュがないの?とドクターは不思議そうでした。1回目の検査で子宮から細胞を採取し検査します。2週間後に検査結果が出て「子宮体がんの可能性は低いでしょう」と言われましたが、念のため3カ月後に2回目の検査を実施。2回目も「問題なし」でした。ああ、よかった……!大病院での検査の間、ずっとホルモン補充療法はやめていたのですが「もう錠剤を飲まなくても大丈夫そうなら、子宮がんのリスクも消したいからここでホルモン補充療法はやめましょう」とのアドバイスでホルモン剤の服用はストップとなりました。まとめ40代半ばで更年期症状が出始めてから、1年ほどお世話になったホルモン補充療法。不正出血が起こるまでは、生理も定期的になり体調も改善し、良いことずくめに感じましたが、現在はホルモン剤は一切飲まずになんとか乗り切っています。子宮体がんではないと診断されたものの、毎日の生活のストレスが消えたわけではなく、疲れやすく、すぐにソファに横になりたくなる状況に変わりはありません。病気のもとはどこにでも転がっている気がするのです。自分の体調は自分が一番よくわかっていると思っていましたが、実際はわかっていないことも多いのかもしれません。わが家は子どももまだ小学生。ちょっと不安があったら早めに病院を受診して対処することが大事だと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/塩り著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2023年06月25日誰にでも訪れる更年期。しかし、具体的に更年期の症状がどんなものかを把握しているという方は意外と少なく、どんな症状が訪れるのかと不安に感じているという方もいるのではないでしょうか? そこで今回は、産婦人科医の粒来 拓先生に更年期はいつから始まり、どんな症状が出るのかを聞いてみました。専門家のお話を参考にして、更年期についての正しい知識を身につけていきましょう。教えてくれたのは…監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。★関連記事:「なぜ更年期はイライラしやすくなるの?」今すぐできる改善策を医師がアドバイス!『この記事はこんな人におすすめ』更年期についての理解を深めたい方更年期の症状がどんなものか知りたい方更年期がいつから始まるのか知りたい方更年期症状ってどんなもの?のぼせやほてりなどさまざまな体の不調更年期症状とは、更年期の期間に表れるさまざまな症状のことをいいます。脳の視床下部は頑張って分泌させようと指令を出し続けますが、それまでのようにはエストロゲンを維持できません。エストロゲンは子宮だけでなく体のさまざまなところに作用しています。不足するとのぼせ、ほてりなどの症状や、発汗など自律神経失調症に似た症状をはじめ、さまざまな体の不調を引き起こします。これが更年期症状です。誰もが迎える更年期ですが、症状が軽く、生活に支障なく過ごせる人も多くいます。自分で心身の変化や状態を受け止めて、医療機関への受診を含め更年期症状とうまく付き合う方法を見つけていくことが大切です。よく表れる更年期症状とは?更年期によく表れる症状は、以下のものがあります。血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、発汗)精神神経症状(イライラする、憂うつになる、不眠、不安感が強い)頭の症状(頭痛、頭が重い)末梢神経系(手足のしびれ、こわばり)運動器系(肩凝り、腰痛、関節痛)生殖・泌尿器系(頻尿、尿漏れ、性交痛)皮膚の症状(乾燥肌、かゆみ)消化器系(喉の違和感、おなかが張る、便秘)循環器系(動悸、息切れ)全身症状やそのほか(だるい、疲れやすい、冷え、めまい、ふらつき、ドライアイ、目の疲れ、においに敏感、物忘れが多い、指が太くなる、太りやすい)特によく表れる更年期症状は、「1.血管運動神経症状ののぼせ、ほてり、発汗」、次に多いのが「2.精神神経症状のイライラする、憂うつになる、不眠」などです。表れる症状は人によってさまざま。症状に強弱はあるものの、いろいろ重なって表れることが多いとされます。【主な更年期症状】・のぼせ・ほてり・発汗・イライラする・憂うつになる・不眠更年期っていつから?閉経前後の10年を「更年期」という卵巣には寿命があり、一般的には50歳前後だといわれています。その卵巣が弱ってきて、今まで規則的に分泌されていた女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少し、その結果、月経が止まることを閉経といいます。この閉経の前5年、後ろ5年の合わせて10年間を「更年期」と呼びます。月経は突然パタッと来なくなる人はまれで、周期が短くなったり、だんだん間隔が空いたり、不順になったと思ったらまた順調に来たり……と閉経までの過程は人によってさまざまです。最終的に、最後の月経から1年間出血がなければ閉経と診断されます。日本人の閉経年齢の平均は50.5歳とされますが、実際には45歳から55歳までと幅があり、その人にとっての閉経年齢から前後5年間が更年期となります。ですので、40代に入れば誰しもが更年期である可能性があります。更年期症状と更年期障害との違いとは?「更年期症状」と「更年期障害」は区別して考えよう!ここからは、「更年期症状」と「更年期障害」の違いについて説明しましょう。更年期症状は、エストロゲンの分泌低下に伴うもので誰しもが通る道です。かといって、過度に不安になる必要はありません。実際に、生活に大きく支障が出ると「更年期障害」といいます。「更年期症状」の範囲内で過ごせるか、「更年期障害」となってつらくなるかは、エストロゲンの分泌低下だけでなく、精神面、環境面の要素が大事であるとされています。一般的には、頑張り過ぎて、更年期に戸惑いを感じている方がなりやすい印象です。残念ながら20代・30代のバリバリ元気な世代とは体が異なります。エストロゲンの分泌量が不安定になり、そのゆらぎが体につらくこたえるのが更年期です。ひとりの社会人であり、妻であり、嫁であり、娘であり、母である。女性を称する言葉はたくさんあります。ひとりでいろいろな役割をこなして休みがない世代といえるでしょう。更年期とうまく付き合うためには、他の誰かのためではなく自分優先、自分のペースを探る必要があります。「更年期症状」誰しも多少は症状が出るもの。過度な心配は不要。「更年期障害」生活に大きく支障が出るつらさがあるもの。病院に受診するなどの対策が必要。まとめ更年期は“更新する”時期です。気張らずに自分のペースでうまく付き合う姿勢が良いですね。更年期のどの症状がどの程度強く表れるかは本当にさまざまです。そして、いつか終わりがあるものです。症状がさまざまであれば、治療もさまざま。サプリや漢方薬といった比較的取り組みやすいものから、ホルモン補充療法や安定剤といった治療まであります。「更年期かしら?」と悩んだら、気軽に婦人科で相談をしてくださいね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。著者/監修/粒来 拓 先生よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
2023年06月16日更年期に入ってからひどい寝汗に悩まされるようになり、特に上半身がびっしょりになることが多かった私。そんなとき、友人から勧められたあるアイテムを使用したところ、寝汗が出にくくなり快適に眠れる日も多くなってきました。超簡単にできる寝汗対策についてお伝えします。★関連記事:「顔汗が止まらず恥ずかしい!」ホットフラッシュで化粧が落ち、寝汗もびっしょり【体験談】寝汗に悩まされる更年期40代後半ごろから、更年期症状に悩まされるようになりました。特に寝汗がとてもひどく、夜中に突然汗が吹き出し、上半身を中心に汗びっしょりになることが多くなったのです。冬であっても大量の汗が出て衣服が濡れるため、着替えをしていました。寝汗によって体が冷えきってしまい、睡眠不足や体調不良になっていました。アイスピローシートとの出合い寝汗がひどいことを同世代の友人に相談してみると、アイスピローシートが良いと聞き、試してみることにしました。アイスピローシートとは枕の上に敷くことができる冷却ジェルシートのことです。最初は半信半疑でしたが、実際に使ってみると驚くほど快適で、上半身のひどい寝汗がかなり軽減されました。アイスピローシートが頭の温度を下げることで寝汗の量が減少したようで体も冷え過ぎず、快適な睡眠を送れる日が多くなりました。それにより睡眠不足も解消されつつあります。もちろん寝汗が完全に解消されたわけではありませんが、これまでの不快な寝汗とは違い、気持ち良く眠ることができるようになりました。頭以外にも使える万能さ!アイスピローシートや冷却ジェルシートは種類が豊富で、値段もさまざまです。私が選んだのはジェル状の枕ではなく、アイスピローシートでした。結露が出ない保冷剤でできているので大変快適で、冷た過ぎにならないこともよかったです。さらにシートになっているため、背中に敷いたり、足に当てたりすることが可能でとても便利でした。夏は冷凍庫に入れていますが、冬には冷凍庫に入れずに使用することもできそうです。まとめ寝汗ぐらいと思って我慢していると、睡眠不足や、脱水などから体調不良のきっかけとなってしまいます。更年期特有の寝汗は上半身に汗が集中することも多く、枕周辺を涼しくしてあげるだけでも快適に過ごせるようになり、体調不良の軽減に役立っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/マメ美著者/伊達 敦子(49歳)3児の母。会社員の傍ら、化粧品検定2級、1級を取得し、コスメコンシェルジュの認定を受けたエキスパート。人々の美しさと自信を引き出すため、日々活躍中。
2023年06月11日ホットフラッシュなどの更年期症状はよく耳にするけれど、私に現れた症状は手の指の関節痛でした。痛みで指に力が入らず、家事や仕事も今まで通りにはできないため、家族や同僚の手を借りることに。つらい日々をどう乗り越えたのか……私の体験談をお伝えします。★関連記事:「手指が痛くて物が握れない」40代から起こりやすい手指の不調の原因って?注意すべきこととはお茶出しや家事がつらい日々…51歳の夏、エアコンの効いた部屋にいるのに頭から滝のような汗が出るように。更年期障害かなと思っていたある日のこと、右手の人差し指と中指の第一関節と左手の親指の付け根が突然痛みだしました。仕事は幸いパソコン作業だったので、キーボードやマウスの操作には差し支えなかったのですが、何よりつらかったのはお客様へのお茶出し。コーヒーカップ、湯のみ茶碗などで飲み物を出していたため、人数が多いとその分重さがあり、手に負担がかかります。そのため、痛みがひどいときには同僚に手伝ってもらっていました。家では、材料の入った鍋を持つだけで痛むことも。特に大根おろしを作る、ペットボトルのフタを開ける、洗濯ばさみをつまむなど、小さな物をつまんで力を入れる作業に支障が出てつらい思いをしました。痛みが出ると指の第一関節と第二関節が曲げられず、手をグーにすることができません。どんな動作で痛くなるかわからないので、いつもの家事をして「これはできる、これはできない」と気付くことが多くありました。家族がいるときは手伝ってもらうこともできますが、いないときは惣菜を購入したりしていました。手指の痛みと滝汗を治したくて婦人科に手の指の痛みも滝のような汗もどちらも更年期障害の症状だと思ったので、改善する方法をネットで探しました。「エクオール」という大豆由来のサプリメントが更年期症状に効果があるということを目にして、試してみることに。1週間ぐらい飲みましたが、私の場合、あまり変化がありませんでした。滝のような汗も止まらず、さすがになんとかしたいと思い、婦人科へ駆け込みました。1週間後に血液検査の結果がわかり、更年期障害と診断されました。体の中ですでにエストロゲンが作られていなかったために発汗の症状が出ていたことがわかり、納得しました。先生からは関節の痛みについては特にしっかりとしたお話はありませんでしたが、もともと整形外科に通うつもりだったので気にしませんでした。更年期障害との診断を受け、ホルモン補充療法で様子を見ましょうということに。薬が体に慣れるまでの2~3カ月は不定期に生理のような腹痛や出血がありましたが、それも徐々に回数が減り、気が付けばなくなっていました。異常な多汗は薬の服用を開始して1週間後には治まり、手指の関節の痛みも引きました。 しかし、手指は毎日使うので、しばらくすると痛みが再発してしまいました。装具を着けたら痛みが軽くなった!当初の予定通り、手を専門に診てくれる整形外科に通院することに。更年期であることやホルモン補充療法をしていることを伝えると、関節の痛みは更年期障害の一つの症状ということを教えてくれました。関節は固定することで安静が保たれるので、私の手にあった樹脂製の装具を制作してもらいました。初めに装着したのはしっかりと固定する装具で、痛みが治まってくるとクッション性の高い装具に変わりました。通院時には、親指と人差し指の付け根あたりの筋肉をマッサージでほぐしてもらいました。さらに、作業療法士さんが私の親指を腹側から押し、私が押し返すというトレーニングもしました。また、自宅でのストレッチも教えてもらいました。手順は①テーブルなどに手のひらをつける。②両手の人差し指と親指同士をつけて三角形を作る。③親指をつけた部分は動かさず、他の指を上側にスライドさせてしずくのような形にする(写真参照)。この動作をして10秒固定×10回を1日3回おこないます。痛みは徐々に取れましたが、どうしても1カ所だけ痛みがひどく痛み止めの飲み薬が効かないので、ブロック注射を打ちました。痛みは引きましたが使い過ぎると再発するので、昼間はテーピングを、夜は装具を装着しています。まとめ女性の更年期症状は、ほてりや発汗、イライラなどは知っていましたが、手指の関節に痛みが出る場合もあることを初めて知りました。関節の痛みが気になったので、悪化する前に病院に行くなどして早めに対処することができました。手の関節痛は一度なってしまうとなかなか治りにくいので、痛みが出にくい手の使い方を覚えるなど、関節痛とともに生活していくことになりました。痛みのつらさは本人にしかわかりませんが、家族や同僚などにしっかりと理解してもらい、サポートしてもらえたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。【粒来先生からのアドバイス】関節痛は更年期のころに課題となることの多い症状です。関節痛とエストロゲン低下は関連しており、ホルモン補充療法の有効性、また、サプリメントとしてエクオールの有効性の報告があります。自分で手軽にできるものとしてエクオールのサプリはお試ししやすい選択肢と思います。婦人科外来でもよく提案されているものですが、エクオール自体がエストロゲン活性が弱いので、1週間と短い期間で判断するのではなく、1カ月または数カ月のスパンで飲み続けてみることをおすすめします。改善が見られない、症状の程度が強い方は、婦人科を受診してホルモン補充療法やプラセンタ治療などの相談をしていただくと良いでしょう。関節痛は原因もいろいろあり、関節リウマチなどの可能性もありますので、初めから症状が強い場合、または婦人科的アプローチで改善しない場合は、整形外科でも相談してみてください。著者/tomo(51歳)アラフィフになり、更年期真っただ中。症状に悩まされながらも家族のやさしさに触れ、過ごす日々。
2023年06月07日婦人科系の疾患の中には、自覚症状のないまま疾患が進行していってしまうこともあります。自覚症状がないと婦人科に行く機会がないという方もいるでしょう。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。「しあわせの見つけ方予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」Jさんの場合……結婚前にブライダルチェックのつもりで産婦人科で検査を受けた際に、多発性子宮筋腫が見つかりました。生理のときに出血がひどいということはなく、まったく気がつきませんでした。筋腫が大きくなるにつれ、徐々にお腹が圧迫されていると感じるように……。どんな治療を受けましたか?筋腫を取り除くため、手術をして10日ほど入院しました。術式が腹腔鏡手術か開腹手術のどちらかで、傷跡があまり残らない腹腔鏡手術ができる病院を選択しました。また、手術件数の実績が多い病院を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?我慢せず早めに病院で受診し、必要な際は早めに手術を受けて下さい。定期的に婦人科で受診してみて結婚前のブライダルチェックのつもりで受けた検査で、多発性子宮筋腫が見つかったJさん。Jさんは手術により無事に筋腫は取り除かれましたが、早期に治療したことで貧血などの辛い症状は免れたようです。何か違和感を覚えたときは、早めに婦人科で受診すると早期発見につながるでしょう。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月04日同じ疾患だとしても出てくる症状には、個人差があります。症状がない場合でも、定期的に検査を受けることで早期発見につながるかもしれません。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。33歳/栄養士Aさんの場合……32歳に受けた子宮頸がん検診で、自覚症状は全くありませんでしたが「要精密検査」と結果が出ました。かかりつけの婦人科で触診やHPV検査を受け、HPVは陽性、その後のコルポスコピー検査の結果と合わせ子宮頚部高度異形成の可能性があると医師から伝えられました。今後手術が必要となる可能性が高いとのことで総合病院への転院を指示され、そちらで再度触診、コルポスコピー検査を受けた結果、正式に子宮頚部高度異形成と診断され手術を受けることになりました。どんな治療を受けましたか?2泊3日の入院で子宮頚部円錐切除術を受けました。入院前に血液検査をはじめとした術前検査を一通り受けてから入院する流れでした。1日目はとくに行動制限はなく、2日目は朝食と昼食のみ絶食で午前中に手術しましたが、静脈麻酔で1時間もかかりませんでした。術後は出血と生理痛程度の下腹部の痛みのみで、食事は夕食から再開。翌日に異常はなかったため退院しましたが、大事をとって2週間程度仕事は休み、自宅でゆっくり過ごしました。世の女性陣へ伝えたいことは?私が受けた手術では、切除した細胞を検査し異形成部分を切除しきれているか、どこまで進行していたかを診るのがセットでした。手術を無事終えても最後的な結果を聞くまで気が気じゃなかったです。将来子どもを持つ意思がなくても選択肢を断たれるとなると、やはり辛いものがあります。多くの方は2年に1度子宮頸がん検診を受けていると思いますが、毎年受けて損はないと思います。定期的に自分の体と向き合おう自覚症状がないまま、子宮頚部高度異形成だと診断されたAさん。自覚症状が出た時点で症状が進んでしまっている場合があるので、定期的に検診を受けて自分の体と向き合ってみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)公式Instagram公式TikTok
2023年05月31日だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味。プレ更年期かもしれないという不安から、更年期検査を受けてきました。果たして結果は……。★関連記事:「もしかして更年期の始まり!?」疲労感、イライラが気になる43歳、更年期検査を受けてみた!「問題なし」との結果もホルモンバランスは…更年期検査を受けて2週間後、再びクリニックへ。完全予約制なので待ち時間ゼロで、診察室へ通されると先生が満面の笑みを浮かべ…… 「女性ホルモンはまったく減ってませんね、まだまだ更年期ではないですよ」と。渡された「総合検査報告書」で先生が説明してくれた数値は次の3つでした。* LH(黄体形成ホルモン):排卵を促し、排卵後、黄体を刺激してプロゲステロン(黄体ホルモン/女性ホルモンの一つ。月経周期における子宮内膜の変化に関わっている)の分泌を促進する働きがある。* FSH(卵胞刺激ホルモン):卵子の元となる卵胞を刺激し、卵子を発育させる。また、エストロゲン(卵胞ホルモン/女性ホルモンの一つ。更年期以降で分泌が低下する。身体の健康維持に重要な働きをするため、低下すると骨粗しょう症や脂質異常症などのリスクが高まる)の分泌を促す働きがある。*エストラジオール:エストロゲンの1種。血液中のエストロゲンの主成分。そして私のこの3つの数値は…*LH:4.99mlU/ml(閉経後5.72~64.31)*FSH:4.54mlU/ml(閉経期157.79以下)*エストラジオール:151pg/ml(閉経後39以下)ということで数値的にまったく問題ない結果に。数値的に問題がないとわかっただけでも気持ちがスッキリ。「まだ更年期ではない」とわかったものの、疑問が残るのはここ数カ月の不調と生理周期が早くなっていること。この症状について先生は、ホルモンバランスが乱れているかもしれないので、ピルを飲むことでホルモンを調整することができるというアドバイスをくれました。43歳、初めてのピル先生からのアドバイスもあり、だるさ、イライラ、疲労感……をなんとかしたいということで、診察後すぐにピルを飲み始めています。飲み始めて1週間、体調の変化は特になく過ごしています。ピルを飲むときに心配される飲み忘れですが、朝食後、歯磨きのあとに飲むように洗面台に置いているので今のところなし。ピルは避妊薬のイメージが強かったのですが、子宮内膜症の症状の緩和やPMS(月経前症候群)の改善というメリットがあることが今回の通院でわかりました。まずは数カ月間、ピルを飲んでみて今後どのように対応していくか決めていきたいと思います。更年期に備えてかかりつけ医を持つちなみに2回目の診察代は1カ月分のピル代も含めて3,160円。これで体の不調が改善されるなら決して高くないかなと思います。次回の診察はピル処方後の体調の変化の報告などで3週間後。これを機会にいずれやってくる更年期への備えとして、かかりつけ医として通院しようかと思います。まとめ更年期検査はホルモンの状態が数値で表されるので、自分の体の状態が今どの状態にいるのかわかります。「もしかして更年期かも……」と思ってモヤモヤしていた私は検査を受けて、数値に異常がなかったのでスッキリしました。体の不調はPMS(月経前症候群)だったこともはっきりしたので、ピルでホルモンバランスを整える方法で対処することに。今後やってくる更年期の備えとして、定期的に婦人科に通院しようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。【天神先生からのアドバイス】閉経の診断は1年間月経がないことと、血中のエストロゲン(E2)が20pg/dl以下でかつ卵胞刺激ホルモン(FSH)が40mlU/ml以上の条件を満たしたときと婦人科ガイドラインに書かれています。月経前だけに調子が不良なら、むしろPMS(月経前症候群)みたいですね。更年期症状は月経に関係なく現れてきます。PMSと更年期症状とのきちんとした鑑別が必要だと思います。著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2023年05月31日急に顔がほてって汗が止まらない、少し歩いただけで疲れてしまう、心臓がドキドキする。話は聞いたことがあるけれど、これってもしかして更年期障害? という症状が出てきたのは40代に入ったころでした。他の症状も出てきたため、これは少しおかしいなと思い病院で検査をした結果、思いもしなかった診断が! そんな私の体験談を紹介します。★関連記事:「更年期の症状だと思っていたら」突然倒れて救急搬送!実は命に関わる怖い病気だった!2カ月後、他の症状も出てきて受診すると…長年の冷え性が突然改善された!?手先や足先が1年中冷えていて、冬になると暖房の効いた部屋の中でも、背中やおなか、足先と何枚もカイロを貼らなければ体が冷え切っていた私。それが40代に入った年の秋、いつもより寒さを感じていないことに気が付きました。そろそろカイロが登場するころなのにと思いながらも、今年の冬はいつもより暖かいのかな? それとも長年の悩みだった冷え性が今年は突然改善されたのかな? とポジティブに捉えていました。その年の冬、カイロの出番はほとんどありませんでした。手足はいつも温かく、寒い朝でもパソコンのキーボードを打つ指がおもしろいくらいによく動き、朝から仕事がはかどりました。いつもは寒くて室内でも手放せなかった上着も、顔がほてり始め汗がじわじわと止まらなくなり、一度脱ぐという日が続きました。冷え性で寒がりの私にとっては、この状況はまさに夢にまでみた理想の生活!今まで自己流でいろいろな冷え性対策を続けてきた効果がやっと出たのか? きっと私に合っていたんだ! とこのときは突然の体質の変化に、ただただ喜ぶだけでした。たった5段の階段を上りきれない夢のような冬でもぬくぬく暖か生活が終わり、その延長のような暖かい春を迎えていました。相変わらず手足は温かく、寒さを感じることはほとんどありませんでしたが、このころから疲れやすさや動悸を感じるようになりました。睡眠時間は6〜7時間でぐっすり眠ったはずなのに朝起きるとだるく、自室からキッチンに行くまでの数mもゆっくりしか歩けません。食後の歯磨きの数分さえも鏡の前に立っていられず椅子に座って歯磨きをする毎日。さらにたった5段の階段を3段上った時点で心臓がドキドキして、次の一歩が出ないという状態の日々が続きました。季節柄、気温も上がってきたし、日ごろの疲れがたまっているのかな? でも、この症状はもしかしたら更年期? と疑い始めました。それはネットで調べた更年期障害の症状例と自分の症状が同じだったからです。年齢的に少し早いような気もすると思いながら、しばらく無理をしないような生活を心がけました。しかし、1カ月たっても2カ月たっても症状は変わらないばかりか他の症状も出てきたのです。いくら食べてもおなかが空き、食べても食べて太らない。さらに朝起きると、手の指の関節がパンパンにむくんでいて、グーパーができないのです。まさかの診断結果!と反省年中ダイエットを意識していたその当時の私にとっては、食べても太らないことさえもうれしい状況でした。ただ、さすがにこれはおかしい。更年期ではないのかもと思い始めるように。このころは手の指の関節のむくみが一番気になっていたため、これまでの症状も含め総合病院で診察を受けました。医師は丁寧に問診をしてくれ、血液検査の結果や手のむくみもしっかり診てくれた上で、「別の科に紹介状を書きますから、早急に予約を取ってください」と。後日、診察を受けたのは内分泌科でした。検査の結果、私に告げられた病名は甲状腺の病気のバセドウ病で、その日から投薬治療が始まりました。このとき、初めてバセドウ病がどんな病気なのかを理解しました。これまでの私の体に表れたあらゆる症状がすべて当てはまります。その当時の脈拍がなんと1分間に180回! 医師からも「横断歩道の信号機が点滅したら走って渡らないで、次を待つようにしてね」と言われ、自分の心臓にもかなり負担をかけていたことを反省しました。まとめ私にとって、この病気になったことは残念なことでしたが、自分の体のちょっとした変化に気付くこと、そしておかしいと思ったら自己判断せず、早めに病院でしっかり検査をしてもらうことがとても大切だと、改めて考えさせられた出来事でした。今回のように症状が出るものばかりではありません。定期的な検査で早期発見ができるものがあるのなら、自分の体は自分で管理する! という考えをしっかり持って、これからも対応していきたいと思いました。自分の体は、自分が一番大切にして、守ってあげること!と、いつも自分に言い聞かせています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/山口がたこ著者/バニラ(44歳)独身。病気を機に自分の体を大切にしてあげることを痛感。食事内容に気を付け、運動する機会を増やすよう奮闘中!
2023年05月26日婦人科疾患となると、何らかの症状が出るとイメージされている方は多いでしょう。一方、症状がない状態で疾患が判明する場合もあります。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Eさんの場合……子宮筋腫と判明しました。妊活のため排卵のタイミングを診てもらいたいと思い婦人科を訪れたのがきっかけです。自覚症状は全くありませんでした。確かに生理は周期が長く、不順気味ではありましたが、鎮痛剤を飲むほどの生理痛はここ何年なかったのでびっくりしました。どんな治療を受けましたか?私の場合、できたのは豆つぶ程度の小さな子宮筋腫でした。これくらいならすぐ摘出する必要はないとのことで、特別な治療はしていないです。痛みや出血などの症状もないので、今も普通に過ごしています。世の女性陣へ伝えたいことは?人によって、摘出する必要がある場合とそうでない場合があると思います。どちらにせよ、定期的に検診を受ける必要があると改めて実感しました。自分の体の変化に気づこう自覚症状のない段階で子宮筋腫だと判明したEさん。Eさんは妊活がきっかけで早期発見できましたが、病に早く気づくためにも検診は欠かせないと言えるでしょう。ぜひ定期的に検診を受け、自分の体と向き合う時間を作ってみては。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月25日だるさ、疲労感、イライラ、食欲不振……の症状が続き、気付けばここ半年で生理周期も28日から24日に早まり気味に。もしかしてこれが更年期の始まり!?と不安がよぎり、クリニックへ。更年期検査を受けてきました。そのときの様子をお伝えします。★関連記事:「イライラが止まらない!」もしかしてプレ更年期?イライラ感情と付き合う方法【体験談】どこに行けばいい? 診察料は? どんな検査?今まで感じたことがなかったどうしようもない体のだるさを感じ、ここ半年は生理周期が短くなっていることになんとなく気付いていました。ちょうど43歳になったころでした。これが更年期の始まりなのかも。それならちゃんと女性ホルモンの数値を確認して、もしも減り始めているならそれなりに治療をしたいと更年期検査を受けることに決めました。しかし、いざクリニックへ行こうとすると、どこに行けばいいのか? 診察料は? どんな検査をするの?などなど、不安ばかり。ネットで検索しても偏った情報ばかりで知りたい情報が手に入らない。そこで、私はクリニック選びの優先順位として3つの条件を上げました。①今後のかかりつけ医として診てもらいたいので自宅から通いやすい場所にあること②気持ち的に同じ女性の先生に診てほしい③治療の方法が偏っていない。東洋医学も西洋医学もOKな先生その条件から導き出されたクリニックは3つほどになり、そのクリニックのサイトを見て先生のメッセージやクリニックの雰囲気を知ると1つに絞られました。完全予約制ということもあり、まずは電話をしました。更年期検査を受けたい旨を伝えると、以下のことを聞かれました。症状年齢妊娠の可能性の有無最終月経の始まった日~終わった日予約希望の日は内診するので生理日を避けたいが生理の予定はいつなのか区の子宮頸がん検査ができるのでチケットを持っているのか(チケットがある場合は一緒に受けられるとのこと)金額は1万円前後かかるがそれでも大丈夫かなど。なんとこの電話の2日後には診察を受けられることになったのです。問診票に書き込むことは…完全予約制であるのと予約したのが平日の午後だったため、待合室には私を含めて3人だけ。受け付けを済ませると、問診票を渡され記入。これは更年期検査のための問診票ではなく、産婦人科の一般的な問診票でした。ここでも最終月経の始まった日~終わった日、生理周期を書かなければいけないので、正確な日にちを確認しておく必要がありました。最後に待合室に置いてある血圧計で血圧を自己測定し、看護師さんに血圧の測定値の用紙とともに問診票を渡して終了。名前を呼ばれたら、いよいよ診察室へ。検査が必要と判断されれば保険適用に診察室では今の体の状態、どんな症状に悩んでいるかを聞かれました。診察室での問診が終わると、内診台へ。子宮頸がん検査をおこない、経腟エコーで子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、卵巣がんなどがないか診ていきます。医師に「子宮、卵巣ともにとてもきれい」と言われ、ひと安心。その後、別室で看護師さんに採血してもらいました。費用は、問診時に生理前の体のだるさ、イライラ、疲労感があることを先生に強めに伝えたため、PMS(月経前症候群)かもしれないということで、経腟エコー検査も血液検査もすべて保険適用に。その結果、初診料と区の子宮頸がんの割引チケット500円を合わせて4,500円で検査を受けることができました。血液検査と子宮頸がんの検査の結果は2週間後なので、その結果を見て治療方針を決めることになりました。まとめ数カ月前から「もしかしてプレ更年期?」と感じる体の不調、生理周期の乱れから婦人科のクリニックを受診しました。更年期検査は問診、内診、採血の3つがおこなわれ、検査費は初診代、子宮頸がん(区の診察チケット利用)含め4,500円(保険適用)。検査の結果は2週間後とのことでした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/茂原 好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2023年05月24日ダイエットにもぴったりなヘルシーフードとして注目され、現在スーパーやドラッグストアなどでもよく見かけるようになった「大豆ミート」。さまざまな大豆ミート製品が販売されていますが、業務スーパーにもオリジナリティのあるコスパの良い商品があります! 今回はこだわりの大豆ミートアイテム2種を紹介します。女性にうれしい栄養がたっぷりスーパーなどでもよく見かけるようになり、手に入りやすくなった大豆ミート。大豆は栄養効果の高い食材なので、「健康的にダイエットしたい」という方にもぴったりだと思いました。食物繊維が豊富で便秘予防につながり、ぽっこりおなかの解消になりそう! また、女性ホルモンの分泌が減少することでさまざまな不調が出るといわれる更年期。大豆に含まれるイソフラボンには女性ホルモンに似た働きをする成分があるといわれており、更年期のつらい症状を軽減する効果が期待できるそうです。とにかくおいしい「畑のお肉のカレーそぼろ」業務スーパーには、ご飯のおともになる瓶入り商品がいろいろ販売されています。中でも、大豆ミート使用の「畑のお肉のカレーそぼろ」(購入時:138円税抜き)がとってもおいしくておすすめ。業務スーパーのサイトには掲載がありませんが店頭で購入できました。具材には大豆ミートの他、にんじん、ごぼうなども入っています。大豆ミートはちゃんと肉っぽい食感があって癖もなく、甘めのカレー味がしっかりついているので、肉を使っていないとは思えないおいしいカレーそぼろです。カロリーは100g当たり239kcal。ご飯の上に「畑のお肉のカレーそぼろ」をのせて、温泉卵をトッピング。もうこれだけで1食完成という手軽さと、肉を食べているような満足感もしっかりあって、忙しい朝やランチにもパッとできておすすめ。これから旬を迎える里いもをだし汁で煮て、「畑のお肉のカレーそぼろ」を加えてとろみをつけたあんをかけた和のおかず。カレーベースの甘辛い味付けが、ねっとりとした里いもによく合います!肉そぼろを使った普段の料理に置き換えて活用してみると、お肉不使用の物足りなさはまったく感じず、カレー風味のためいつもとは違った味わいも楽しめます。商品名にある通り大豆は「畑のお肉」と呼ばれるだけあり、たんぱく質は肉と同じくらい含まれているそうです。ご飯のおともに、おかずにも活用できる便利なアイテムが1瓶100円台なのは、とてもコスパが良くてお買い得です!うまみたっぷり「ソイボロネーゼ」トマトソースもいろいろなラインアップがある業務スーパー。その中の一つ、大豆ミート使用のトマトソース「ソイボロネーゼ」(購入時:258円税抜き)は、たっぷり680g入り。こちらもコスパが良く買いやすい価格なのがうれしい! こちらも業務スーパーのサイトに掲載されていませんが店頭で購入できました。こちらも肉不使用で、大豆ミートの他、にんじん、玉ねぎ、セロリが入って具材たっぷり。大豆ミートは大きめのそぼろ状で、カロリーは100g当たり80kcal。オリーブオイルで炒めたなすに「ソイボロネーゼ」をからめただけの簡単ヘルシーな一品。食べてみると肉が一切入っていないとは思えないほど、ひき肉感がしっかりあって、食感もまさにお肉! 違和感がまったくありません。「ソイボロネーゼ」をトマトソースペンネに。他に具材を加えなくても十分おいしいです。野菜のうまみがしっかり出ているので、物足りなさは一切感じません。後味もくどくないので、いつものミートソースに比べて重たくないのもうれしいですね。まとめ上で紹介した料理を、家族に何も言わずに食卓に出してみたら、肉不使用とはまったく気付かれませんでした。肉を食べているような満足感も得られ、カロリーや脂質も抑えられるうれしい商品! ただ、おいしいからといって食べ過ぎるとカロリーオーバーになってしまうので、注意してくださいね!常備しておくととっても便利な業務スーパーの大豆ミート商品、適量をおいしく続けていければと思っています。気になる方はぜひ店頭でチェックしてみてくださいね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/久野多恵さん(管理栄養士)行政において、離乳食・幼児食相談、妊娠期相談、成人期・高齢期の栄養相談・講話をおこない、幅広い層への栄養知識を深める活動をしている。現在は乳幼児の食育活動を中心とし、献立作成等にも携わる。また、フリーランスの活動として記事監修・栄養相談・レシピ作成等もおこなう。著者/舞(43歳)コストコ・カルディ・業務スーパーマニアの3児の母。学生のころから続けているバレーボールを今でも継続中。家事・育児に追われながらも、なるべく体を動かし健康・若さを保つべく日々奮闘中!
2023年05月20日講演後に婦人科検診を受けられるセミナー6月24日(土)、静岡県浜松市中区にある聖隷健康診断センターにおいて、女性のためのセミナー「その症状、更年期かも?」が開催される。講演では同センター婦人科医師の浅沼栄里氏や、管理栄養士の木下裕香子氏が登壇。現在、参加希望者を募集しており、講演のみの参加であれば無料で、誰でも参加できる。講演後には婦人科検診が予定されており、検査項目ごとに費用が必要である。イベントは医師をはじめ、女性スタッフによる対応となる。更年期や乳がんなどの相談コーナーも実施この日、講演を行う浅沼栄里氏は、日本産婦人科学会専門医で、日本女性医学学会専門医、検診マンモグラフィ読影認定医であり、当日は「その症状、更年期かも?~気血水の考え方と漢方治療をメインに~」と題し講演を行う。また、「これからもHAPPYに過ごす食事」をテーマに木下裕香子氏が管理栄養士の立場から講演する。相談コーナーも予定されており、更年期に関わる広範な知識を持つメノポーズカウンセラーや、乳がん、検診、治療についての正しい知識を持つピンクリボンアドバイザーに相談できる。なお、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、当日、発熱や体調不良がある人の来場は不可。参加者にはマスクの着用、手指の消毒、検温への協力が求められている。日時: 6月24日(土) 9:00~10:00(8:30から受付)講演後、検診がある場合は婦人科検診会場へ場所: 聖隷健康診断センター静岡県浜松市中区住吉2-35-8費用: 無料(婦人科検診は別途必要)定員: 40名(婦人科検診20名)予約締切: 6月22日(木) 定員になり次第終了(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※6月24日(土)2023年度ウーマンヘルスイベント 女性のためのセミナー「その症状、更年期かも?」を開催いたします ‐ お知らせ ‐ 静岡市・浜松市の人間ドック、健康診断|聖隷保健事業部
2023年05月20日男性と女性の体の仕組みは違うとわかっていても、夫に少しぐらいわかってよ! とついイライラしてしまうのは、やっぱり更年期のせいなのかなと思う今日のこのごろ。激しく落ち込むこともありましたが、いつだって前向きな夫に負けたくない一心で、更年期でもポジティブに過ごせている私の体験談です。★関連記事:「動きたいのに動けない」半端ないだるさは更年期が原因? 私がつらい症状を克服できた理由更年期は寝付きの悪さが最悪だった私が更年期で一番つらかったのは、寝付きが悪かったことです。「あー、今日はすんなり眠れたなあ」と思っても、1時間もしないうちにパッと目が覚めてしまいます。うつらうつらではなく本当にシャキッと目がさえてしまうので、そこからなかなか寝付けなくて本当に苦しかったのです。寝付きが悪いと血圧も心配だし、動悸も気になりました。もともと私は高血圧で通院してたので、通院日に担当医に相談したら一度婦人科で診てもらうと良いと言われました。たしかに女性の更年期は婦人科だなと、その足で近所の婦人科へ出向きました。婦人科検診でお世話になってる先生のところだったので特に不安はありませんでした。とにかくぐっすり眠りたい一心で、今の体の状況と、眠れなくてつらいことも正直に伝えました。睡眠導入剤で朝までぐっすり眠れないつらさが長引くと仕事にも生活にも支障があります。あのまま不眠が続いてたら精神的にも追い詰められてたかもしれません。でも、病院で処方された睡眠導入剤が私の体質に合ったのか、少しずつ不眠の悩みは解消されていきました。睡眠導入剤は初めて飲むので少し不安でしたが、医師や薬剤師の説明が丁寧だったので不安はすぐ解消されました。何度も夜中に目が覚めて苦しかったのに、処方されたお薬のおかげで朝までぐっすり快眠です。私が病院で診察を受けようと思ったきっかけはママ友のアドバイスです。子どもの学校のつながりで親しくなったママたちは自分と同世代が多いので、更年期は共通の悩みのようです。みんな同じ地元で暮らしているので評判の良い病院や相性のよかった先生などの情報もアドバイスしてもらえるので、ママ友の存在はありがたかったです。ママ友から更年期のつらさは聞いてましたが、まさかこんなにしんどいとは想像もしていませんでした。まだ更年期らしき症状が出ていないママ友には、少しでも変だと思ったら受診したほうがいいよとアドバイスはしています。いつでも前向きな夫に救われる更年期の悩みは不眠だけではなく、体がだるくて重いとか、急に体がほてって汗が出るとか、一般的にいわれる更年期の症状がオンパレード。こうなるとやっぱり精神面がどーんと落ち込む日が増えてしまいます。そんなとき、いつだって前向きな夫の存在の大きさに気付きます。夫はいたって健康体なので、私の苦しみが伝わってるのかどうか疑問だったのですが、夫に救われる場面がいくつもありました。例えば、なかなか寝付けなかったときは「なんか温かいものでも飲む?」とか、仕事が休みの日は「お風呂を洗っといたよー」とか、そんなさりげない気づかいが本当にうれしかったのです。夫は普段からマイナスの言葉を言いません。結婚前からそうでした。私はマイナス思考なので、プラス思考の夫に惹かれたんだなあと、改めて今そう思います。私が更年期で苦しくても、それを否定するわけでもなく、また無理に理解しようと夫まで苦しむようなこともなく、「2人で一緒に楽しいことしよう」「しんどかったら俺がごはんも作る! 洗濯もする!」と張り切ってます。料理も掃除も苦手なのに……とちょっと申し訳なく思うこともありますが、素直に夫に甘えることも更年期を乗り越えるために必要なことなのかなあと感じています。前向きな夫に良い影響を与えられているのか、更年期でもポジティブに過ごすために少しずつ意識を変えてる途中です。まとめ意識を変えただけで更年期のつらさが解消されるわけではなくて、体のことなのでやっぱり専門の先生に診てもらうのが一番だなあと思ってます。夫の理解も、ママ友のアドバイスも本当にありがたかったです。あまり焦らず、時の流れに任せて更年期とじょうずに付き合おうと思えるのは、周りの人の支えがあるからだと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/おみき著者/さくらさくさく(53歳)子どもが巣立ち、夫婦二人暮らし。夫と同い年なので互いの体の不調は理解し合おうと思っててもなかなか理解し合えない現在、筋トレマニアの夫はいたって健康体、私は更年期真っただ中。凸凹夫婦だけどなんとかうまくやっている。
2023年05月18日下肢静脈瘤は、ふくらはぎの血管が浮き出てコブのようにボコボコしたり、赤紫色の血管が透けて見えたりと、見た目の症状の印象が強い病気。そのため、美容的な側面から捉えられがちですが、病気の本質は血液の逆流。見た目以外にもさまざまな症状が出ます。下肢静脈瘤の予防法や症状の改善に役立つセルフケアについて、1万人以上の治療実績を持つ大阪静脈瘤クリニック院長の佟暁寧先生にお聞きしました。教えてくれたのは…監修/佟 暁寧 先生大阪静脈瘤クリニック院長。2010年9月清華大学第一附属病院心臓血管外科医員、2011年9月清華大学大学院心臓血管外科専攻博士課程、2018年4月大阪大学医学部附属病院心臓血管外科などを経て2019年4月伏見静脈瘤クリニック入職。2021年7月現クリニック入職。下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医。★関連記事:足がむくんで痛みで眠れない!「下肢静脈瘤」の施術でむくみが改善【体験談】1日5000歩~8000歩、歩くことが予防に――下肢静脈瘤の予防法や改善方法を教えてください。佟先生下肢静脈瘤を予防・改善するためには、下肢の静脈にかかる負担を減らすことと、足から心臓に向かって血液を戻す静脈の機能をサポートすることが大切です。予防法として有効なのが下肢の運動です。なぜかというと、足の静脈は筋肉に囲まれているからです。歩いたり足首を動かしたりするとふくらはぎや太ももの筋肉が収縮し、静脈は周囲の筋肉に押しつぶされて血液が心臓に向かって押し上げられます。この働きを「筋肉ポンプ」と呼びます。よく“足は第2の心臓”といわれますが、この言葉は下肢の筋肉ポンプの働きを表現しています。下肢の運動として最適なのが歩くことです。「ウーマンカレンダー」世代の女性でしたら、1日5000歩~8000歩程度歩くのが良いでしょう。私のおすすめはテレビを見ながらその場で足踏みをする「ながら歩き」です。この方法なら外に出かけなくても下肢の運動をすることができます。例えば、親御さんが下肢静脈瘤の場合、遺伝的に下肢静脈瘤を発症する可能性は高くなります。運動をして下肢の筋肉を鍛えることは、発症を遅らせたり重症化の予防にある程度の効果を発揮すると考えられます。また、下肢の血流が滞らないような生活を心がけることも下肢静脈瘤の予防に有効です。座って仕事をする時間が長い方は、30分から1時間に1度は立ち上がって歩くなど足の筋肉を動かすようにしてもらいたいものです。また、1日の仕事を終えて帰宅して休むときは、足を台などに乗せてできるだけ心臓に近い高さに上げると下肢の血液が心臓に戻りやすくなります。セルフケアは症状の改善に有効――下肢静脈瘤のセルフケアとして、あお向けになって手足を上げて小刻みに揺らす「ゴキブリ体操」や、座りながらかかとを上げ下げする運動、足首からふくらはぎにかけてさすり上げるような足のマッサージなども有効でしょうか?佟先生ゴキブリ体操は、足が心臓より高い位置になることで、下肢にたまった静脈の血液が心臓に戻りやすくなります。さらに、手足を小刻みに揺らすことで毛細血管の血流も良くなりますから、より心臓に血液が戻りやすくなるという効果もあります。かかとを上げ下げすることはふくらはぎを動かすことですから、効率良くふくらはぎの筋肉ポンプを活用することができます。足を下からさすり上げるようなマッサージには下肢の血流を促す作用があり、血液を心臓に押し戻すためのサポートとなります。いずれの方法も下肢静脈瘤の症状の改善には有効ですから、毎日の生活で実践することはまったく問題ありません。ただし、下肢静脈瘤に限らず、病気の予防と症状の改善は別ものです。下肢静脈瘤の予防という意味では、定期的に運動する習慣をつけることが大切です。下肢静脈瘤は早期発見・早期診断・早期治療が大切――先生が下肢静脈瘤の治療をした患者さんからは、どのような声が届いているのでしょうか?佟先生治療の直後では、こむら返りがなくなったという声は圧倒的に多いですね。就寝中にこむら返りが起きると目が覚めてしまい、結果的に睡眠の質が悪くなってしまいますから。しっかりと睡眠が取れることで生活の質が上がっているようです。足の浮き出た血管が気になっていた方は、足を出すことに抵抗感がなくなり「スカートがはけるようになった」「プールに行けるようになった」と喜んでいます。――最後に、ここまでの記事を読んで「もしかしたら、下肢静脈瘤かもしれない……」と不安を覚えた方に向けてお言葉をお願いします。佟先生下肢静脈瘤は良性の病気なので、全身の健康に大きな影響を及ぼすことはありません。ただし、自然に治ることはないため、治療をしないと確実に進行していきます。下肢静脈瘤の診断をつけるためのエコー検査は短時間で終わりますし、痛みもありませんし、保険適用となりますから。気になる症状がある方は、血液外科や下肢静脈瘤クリニックでエコー検査を受け、早期発見・早期診断・早期治療を実践してもらいたいと思っています。※解説内容はすべて、大阪静脈クリニック・佟暁寧先生の見解によるものです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/熊谷あづさ(50歳)ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。著者/監修/佟 暁寧 先生とう ぎょうねい。大阪静脈瘤クリニック院長。2010年9月清華大学第一附属病院心臓血管外科医員、2011年9月清華大学大学院心臓血管外科専攻博士課程、2018年4月大阪大学医学部附属病院心臓血管外科などを経て2019年4月伏見静脈瘤クリニック入職。2021年7月現クリニック入職。下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医。Instagram:@zetith.tong
2023年05月16日だんだん年を重ねることに伴う体力の衰えなどは納得できます。でも、「それって更年期じゃないの?」と言われると少し悲しくなります。「まだまだ若いのに」と思っているせいだと思いますが、50歳を過ぎたころの出来事には本当に更年期であることを実感させられました。私が体験したのは今まで経験したことのない「半端ないだるさ」です。そんなつらい症状をどうやって克服したのかをお話しします。★関連記事:「私の身に一体何が?」ささいなことでイライラ、疲労感も…41歳、婦人科を受診してみると動きたいのに動けない!?突然の重力「半端ないだるさ」を初めて経験したのは、50歳を過ぎた夏の終わりごろです。私の仕事は外での作業が多いので、夏の季節は特にばててしまいます。でも、そのときはいつもの「ばて」と全然違っていました。仕事中にもかかわらず倒れてしまい、その後しばらくは起き上がれなくないように。まるで体が鉛になったように、手を動かすことにも抵抗があるくらいでした。でも、働かなくてはいけないと必死に自分に言い聞かせて、無理やり体を起こして仕事をしたのを覚えています。だるくて仕方がなく、夕飯の準備もできません。リビングのソファに寝そべったまま家族に謝るしかできませんでした。脱水症状を疑って水分をとるなどしましたが、少しだけ気分が紛れただけであまり変わりはありません。だるさはつらかったのですが、家族に怠けているんじゃないかと思われることが嫌でした。そして、いつもくたびれている「お母さんの姿」も子どもに見せたくありませんでした。そんなだるさは何日も続くときもありますが、数日に1回というときもあります。こうなる理由もわからず、かといって病院に行くのもなんだか気が引けます。そしてあるとき、ふと思ったことがありました。これが更年期症状?受け入れたくなかった私「これって、更年期のせいじゃないの?」。更年期の時期は閉経前後の5年間を指すそうなのですが、当時はそのことを知らず、私が更年期に突入するのはもっと先のことだと思っていました。でも、生理が終わった時期から少しずつ体調に変化があり、自分も更年期になってもおかしくないんだと思うようになりました。でも、変なプライドが邪魔をして、そのことをとても受け止められませんでした。別に変な汗はかかないし、イライラも特にありません。鉛のように重くなった感じがするだけです。どうにか対処したいので、いろいろとネットで調べてみました。更年期症状は急なのぼせや冷え、肩凝りなどたくさんあることがわかりました。そして、私のようなだるさも症状であることがわかりました。そんな症状を理解した途端、変なプライドも吹っ切れて、「じゃあ、しょうがないな」と思うようになりました。私がつらい症状を乗り越えられた理由あれから1年以上たちますが、本当にたまにだるくなるくらいで今は元気に過ごしています。それは、やはり家族のおかげでもあります。しんどいとき、家族みんなが助けてくれました。夕飯もお風呂掃除も夫が中心になって家族で分担してやってくれました。「すぐしんどいって言うから、もう聞きたくない」と娘に言われていたので、なるべく我慢していました。でも、今は私のつらさを家族が認めてくれたおかげで気がラクになり、だるくなって起きられない日も少しずつ減っていきました。また、つらくても頑張ろうという気持ちが大きくなって、少し休めたら少し動く、だるくなったらまた休むというふうに頑張り過ぎないようにしました。更年期なんていつまでも続くわけがないし、一生に比べたらほんの一時でしかない。更年期に比べたら出産のほうが何倍もつらかったことを思い出したら、どうってことないことだと気付きました。まとめ私は50歳前あたりから生理も不安定になり、誕生日を過ぎたころにとてつもないだるさを覚えました。人には伝わらないしんどさですが、家族の理解と協力で乗り切ることができました。また、夫や子どもたちが家事をしている姿を見るのもなんだかうれしかったです。それから少しだけですが、家族が私にやさしくなったような気もします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/ch(53歳)生き物をこよなく愛し、家中生き物だらけ。4人の子育ても無事終了し、好きなことを仕事にして頑張っている日々。今は良き恋人で友でもある夫と二人暮らしを楽しんでいる。
2023年05月13日生理痛や出血量には個人差がありますが、あまりに症状がひどい場合は婦人科を受診することもあるでしょう。しかし、いつまで経っても症状が改善しないと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。会社員Eさんの場合……30代前半の頃に経血量が増え、いつものナプキンでは追いつかないほどになりました。ある日意識が遠のくほどの生理痛があり、救急車を呼ぶか救急でやっている病院を探すかであたふたしたことがあります。近くの婦人科を受診し、超音波検査をしてもらったところ子宮内膜症、子宮筋腫でした。その後5ヶ月程度通うも症状はひどくなり、1ヶ月のうち生理がない日が1週間しかない程度になりました。入浴や着替えさえも息が切れ、医大へ紹介状を書いてもらい受診することになりましたどんな治療を受けましたか?最初の婦人科では人工的に閉経状態にして出血を減らし、筋腫、内膜症を小さくする点鼻薬が出され、治療を行いました。良くなることを期待して、5ヶ月近く続けましたが症状は良くなりませんでした。医大では入院してすぐに腹腔鏡手術で筋腫を切除したところ、完全に通常の生理に戻りました。最初の病院できちんと相談していたため、スムーズに紹介してもらうことが出来ました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理で「いつもと違う」と感じたら、すぐ婦人科へ行くべきです。そして治療に疑問を感じたら正直に先生に相談すること。私のようにきちんと相談していたからスムーズに治療することができました。最初は恥ずかしいことがあるかもしれませんが、治療を終えて日が経てばもうそんな恥ずかしさは忘れてしまいます。「何か違う」と思ったらすぐ相談を重い生理や経血量の増加は、子宮内膜症・筋腫が原因だったというEさん。Eさんはスムーズに適切な治療を受けられる病院を紹介されましたが、これは主治医と良好な関係を築いていたからです。疑問がある場合は主治医にどんどん質問してください。必要であればセカンドオピニオンを検討したりしても良いかもしれません。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋 裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月11日鼻水やせきなど風邪症状はないのに体温を測ると微熱が……。これは40代のお悩みとして見られる症状です。微熱だけなので受診するほどでもないと様子を見ていても、何度か起こる場合は心配になります。女性の体の変化と微熱にはどんな関係があるのでしょうか。産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「風邪だと思っていたら…」指定難病の診断が! 退院したらまったく別の体に変わり【体験談】微熱が気になる場合はまず内科を受診どれくらいまでの熱を微熱というのでしょうか。「平熱が37度以下の方の場合、目安として37.0~37.9度までの体温を微熱といいます。38度以上を発熱とするのが一般的です。しかし、平熱には個人差があり、体温の低い人は35度台の場合もあり得ます。1日の中でも午後になると高くなったりするなど、年齢や時間帯によって異なります」(駒形先生)。微熱というと37度くらいまでと思っている人も多いのではないでしょうか。意外に高く感じましたが、更年期症状として微熱を訴える人は多いのでしょうか。「婦人科に、微熱だけに受診する患者さんはほとんどいないでしょう。まずは内科を受診されるからだと思いますし、それが良いと思います。微熱を症状とする病気のあらゆる可能性が否定されてから、更年期症状を疑う順番が正しいです」(駒形先生)。更年期は水分や血流のアンバランスが原因に内科など受診しても微熱がたまに出るという場合、更年期とはどんな関係が考えられるのでしょうか。「これまでずっと過多月経やダラダラ月経があった場合、毎月体内の大量の血液や水分が失われていきます。血液が減れば深部体温が下がるので内臓が冷えないように上げようとして微熱が出ることがあります。また、更年期は痩せにくく太りやすい時期でもあるため、むくむから、水太りになるからと十分な水分補給をしない人も多いですね。人間は汗を出すことで体温を調節していますが、慢性的な水分不足で汗を出せずに熱が上がっていくことがあります。また、更年期は子宮周りへの血液が減り、上半身に血液が集まりやすいのが特徴。熱を測るときは脇の下などが多いですが、上半身が熱くなりやすいので、熱が高めに出ることがあります。生理前の高温期が影響している場合もありますが、それは基礎体温をつけてみないとわかりません。ただ、更年期に入ると生理前の高温期は和らぐ場合が多いです」(駒形先生)。以上のように、さまざまな理由から40代の微熱は引き起こされているそうです。更年期の微熱をできるだけ防ぐためには?受診するほどではないとはいえ、微熱があれば多少のだるさが出るもの。予防のためにできることことはあるのでしょうか。「更年期症状による微熱は、閉経すれば治まってくることが多いでしょう。体が血流のアンバランスにも慣れて安定するためです。閉経前ならば、水分不足や血流のアンバランスを改善することで予防できます。まず水分不足ですが、こまめに水分をとること。経口補水液は効率的に水分を補給できるのでおすすめです。次に血流改善については、下半身の血流をできるだけ増やすことが大切です。ウォーキングやストレッチなど、意識的に下半身を使う運動を少しずつでいいので毎日取り入れると良いでしょう」(駒形先生)。まとめ駒形先生によれば、更年期女性が全員微熱が出るというわけではないということ。こまめな水分補給や運動を心がけることで改善できるということです。微熱があるとなんとなくだるくて家事や仕事に集中できないもの。長い間微熱で悩んでいるなら、まずは試してみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年05月11日同じ疾患でも、症状には個人差があります。なかには、自覚症状のないまま進行してしまう場合も。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。主婦Aさんの場合……子宮筋腫と診断されたことがあります。自覚症状は全くなく、子宮がん検診を受けた時に「筋腫があるね」と言われて初めて気づきました。どんな治療を受けましたか?検診の時に紹介状を出され、1番大きい病院に行きました。現在は3ヶ月に1回診察を受けて経過観察しているところです。先生は女性の先生の方が受診しやすいですが、男性の先生でも良い先生もたくさんおり、相性が大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?自覚症状がなくても健診は必ず行った方が良いです。婦人科の診察は、内診、がん検査、超音波検査があります。会社の健診や人間ドックなどは内診とがん検査しか行わないことがほとんどです。子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などは超音波検査を行わないと分かりません。私の場合、たまたま分かりましたが、自覚症状が全く無くても症状が進行している場合があります。血液検査で「貧血がある」「月経痛が強い」「月経量が多い」「腹部の違和感がある」ような場合はきちんと婦人科を受診することをお勧めします。定期的な検診を受けよう子宮がん検診で、子宮筋腫だと判明したAさん。Aさんは自覚症状がないまま発見されましたが、自分の体を定期的にチェックする機会を持つことは大切かもしれません。忙しい生活を送っている方も多いでしょうが、年に1度は定期検診を受けてみてください。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋 裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月10日更年期症状の代表格である、のぼせや発汗などのホットフラッシュ。実は身近な運動で改善できることを知っていますか? 運動が嫌い、苦手という人でも手軽にお金をかけずにできるホットフラッシュ対策について、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:ホットフラッシュが1日200回も!軽く考えていた更年期症状。苦しみから解放してくれたのは?【体験談】更年期症状を改善できる身近な運動とは?更年期症状を改善できる運動とはどんなものでしょうか。「ウォーキングです。皆さん、ウォーキングは体に良いということは漠然とわかっていると思いますが、何がどのように良いのかまで理解している人は少ないのではないでしょうか。ウォーキングにはさまざまな効果がありますが、更年期症状の改善にもとても役立つのです」(駒形先生)。歩くことで下半身を動かすことが更年期症状の改善に良いと駒形先生は言います。「40代も後半となり閉経に向かうと、子宮への血流は少しずつ減り、上半身に血流が集中しがちになります。特に重要な器官である脳に血流が集中してホットフラッシュを引き起こすのですが、ウォーキングをすることで下半身にも血流が届き、全身の血流バランスが改善されるのです」(駒形先生)。ウォーキングにはこんな症状にも効果が!ウォーキングはホットフラッシュの改善だけでなく、40代以降の女性が抱えるさまざまな体の悩みの対策となるそうです。「更年期の女性は、筋肉が減少し内臓脂肪が増加しやすくなりますが、ウォーキングにより筋肉の減少と体重の増加を防ぐことができます。また、体重を適正にコントロールできれば高血圧が改善し、動脈硬化の進行も抑えられます。他にも、閉経後に急増する骨粗しょう症の予防や、ストレス解消といった効果もあります」(駒形先生)。効果を上げる歩き方のポイントさまざまな効果が期待できるウォーキングですが、効果を上げる歩き方があると言います。「歩数や時間を気にする方が多いのですが、それよりも気を付けて欲しいのが歩くときのスタイルです。腕を振って骨盤をしっかり動かしながら歩いてほしいので、荷物は最小限に、リュックやウエストポーチにします。最小限といっても必ず飲み物を持参して、こまめに水分補給をすることが大切です。よりダイエット効果を求めるなら、最初にストレッチとスクワットなどの筋トレをプラスしてから、ウォーキングは30分以上続けます。有酸素運動は30分後から脂肪を燃焼するからです。また、骨粗しょう症予防効果を求める場合は、日光を浴びながらおこなうのが効果的。日光を浴びることで体内でビタミンDが合成され、カルシウムの生成を助けるからです。直射日光である必要はないので、日差しが強くない朝を選ぶのも良いと思います。ただ、まずは毎日続けることが大切なので、自分がおこないやすいペースで良いと思います。慣れてきたら、歩き方や時間にこだわってみましょう」(駒形先生)。まとめウォーキングするだけで、こんなにたくさんの効果があるとは! 筋トレやスポーツに比べてキツくなく、マイペースでできる点も魅力です。まずは細かいことにこだわらず、習慣にすることを目標に始めてみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年05月05日更年期になると、ホルモンバランスの影響でさまざまな症状に悩まされている方も少なくありません。代表的なものとしてイライラや不眠などが挙げられますが、それ以外の症状が出る場合もあります。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修産婦人科医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人。1978年生まれ。2005年、聖マリアンナ医科大学大学院を卒業。同大学初期臨床研修センター、産婦人科に入局。16年間の医局勤務中、約2年間ブリティッシュコロンビア大学へ留学しがん研究に従事。2019年につづきレディスクリニックの院長に就任。現在は産婦人科×医療脱毛で産婦人科における医療脱毛、産婦人科×訪問診療で女性がん患者さんに特化した訪問診療、産婦人科×スポーツ医学で女性スポーツ選手のサポートなどで活躍。さらに産婦人科医としてフェムテックの業界にも参入中。在宅ワークCさんの場合……閉経前後あたりに度々激しい動悸が起こるようになり、ある日顔を中心にひどい湿疹が出てしまいました。結果は、更年期障害です。1日中体調がすぐれず、度々寝込んでしまうこともありました。どんな治療を受けましたか?まずは薬局に行き、そこで婦人科の診療を受けることをアドバイスされました。定評のある病院に行くと、ホルモン剤を処方されました。世の女性陣へ伝えたいことは?異変に気づいたら我慢や放置はしないこと。専門家の診療を受けることをおすすめします。無理や我慢はせず……湿疹や動悸の原因が、更年期障害だったCさん。Cさんは定評のある病院で適切な治療を受けられましたが、症状が重くならないためにも早めに病院に行くことが大切なのかもしれません。何かつらい症状で悩んでいるのなら、無理や我慢はしないで病院に行って相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:つづきレディスクリニック院長、吉岡範人※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月03日49歳の私が一番ストレスを感じているのは、更年期症状・更年期障害の代表的な症状といわれている「ホットフラッシュ」。他人から見てハッキリとわかる症状なので、最初のうちは「また起こったらどうしよう!?」と不安になり、精神的に落ち着かない日を過ごしていました。そんな私がホットフラッシュ対策として工夫していること4つを紹介します。★関連記事:汗が止まらない!電車内も寝ているときも大汗のホットフラッシュが恥ずかしい…ホットフラッシュが嫌な「理由」とは?滝のような汗が恥ずかしい…ホットフラッシュがなぜそれほど嫌なのかを改めて考えたとき、「滝のような汗をかいている状態を他人に見られるのが恥ずかしいから」と気付きました。そこで、汗をかいている姿が他人にわかりづらければ、それほど不安にはならないのではないか?と考え、いくつかのことを試し始めました。ホットフラッシュは他人に気付かれなければ安心できる汗を目立たせない・抑える「4つの方法」汗ジミがわかりづらい服を着る冷たい飲み物で体を冷却「保冷剤」は小さな助っ人スカーフや帽子などおしゃれ小物で隠す【1】汗ジミがわかりづらい服を着るまずは、汗ジミがわかりづらい服を着ること。例えば、グレーをはじめ無地の服は、汗をかいたことがすぐにわかるので避けるようにしています。夏であれば、ゆったりとした透け感のあるクロッシェ(かぎ編み)風トップスの下にキャミソールを合わせると、とても涼しく、また汗をかいたことがわかりづらいのでよかったです。色は白か黒が最もわかりづらいように思います。グレーをはじめ無地の服は避ける夏はクロッシェ(かぎ編み)風トップスの下にキャミソール(色は白か黒)が◎ただ、夏は周りの人も汗をかいていますから、ホットフラッシュが起こったとしてもそれほど違和感はありません。問題なのは、クーラーが効いている場所や冬の寒い日などの誰も汗をかいていない状況で起こるときです。ひとりだけ大量に汗をかいているのは本当に恥ずかしく、何か症状を落ち着かせたり、うまく隠せたりする方法はないかといつも思っていました。そこで考え付いたのが以下の対策です。【2】冷たい飲み物で冷却電車やバスなど、多くの人がすぐ近くに来ることがわかっている場所に行く前には、よく冷えた飲み物を買い、首や脇の下などを冷やします。私はミニボトルを2本買ってから、トイレに行って両方の脇の下を一気に冷やすようにしています。首の後ろや耳の下辺りも冷やしておくと、その後しばらくは汗をかかなくなることが多いです。もちろん、ホットフラッシュが起こってしまってからも、早めに落ち着かせるのに役立っています。よく冷えた飲み物で首や脇の下などを冷やす首の後ろや耳の下辺りも冷やすと、より効果的ホットフラッシュが起きてしまっても、早めに落ち着かせるのに役立つ冷たい飲み物以外にも、人目に付かず冷却してくれる便利アイテムがあります。【3】「保冷剤」は小さな助っ人デパ地下などでケーキや総菜を買ったときにもらえる「保冷剤」もホットフラッシュの強い味方です。例えば、ポーチ型になっているミニタオルの中に忍ばせておくと、ちょっと顔を押さえるフリをして冷やすことができます。【4】スカーフや帽子などおしゃれ小物で隠す次に、洋服以外に汗を吸収してくれる物をあらかじめ身に着けておく方法を紹介します。例えば私はショートヘアなので、首の辺りにかいた汗で襟足がびしょびしょになることがあります。これを避けるために、汗を吸い取りやすいガーゼや手ぬぐいなどを首に巻いておき、その上から軽い巻き心地のスカーフを巻いて隠します。上から巻くスカーフは、下に巻いたガーゼが乾きやすいように通気性の良い素材を選んでいます。冬は首に巻いたガーゼや手ぬぐいをタートルネックで隠しています。また、汗をかいて濡れてしまった髪の毛を隠すために帽子も使っています。夏ならつばの大きいもの、冬なら髪を覆い隠してしまうものもよかったです。頭をすっぽりと覆うキャスケットタイプのすてきな帽子をたくさん見つけたので、今後はそういうものもじょうずに利用していきたいなと思っています。帽子の中にミニタオルを入れておけば、ここでも汗を吸い取ることができるので便利です。先ほど紹介した、冷やした保冷剤をビニールテープなどで細長く貼りつなげておき、ガーゼ・手ぬぐいの中に入れて首に巻いたり、帽子の中に入れたりしながら使うこともできます。最初から帽子やスカーフにガーゼハンカチを縫い付けて、保冷剤を入れる場所を確保しておくのも良いと思うので、今後試してみます。汗を吸い取りやすいガーゼや手ぬぐいなどを首に巻き、その上から軽い巻き心地のスカーフで隠す(冬はタートルネックで隠しても◎)帽子は、夏ならつばの大きいもの、冬なら頭をすっぽりと覆うキャスケットタイプなど帽子の中にミニタオルを入れて汗を吸い取る冷やした保冷剤をガーゼ・手ぬぐいの中に入れて首に巻いたり、帽子の中に入れたりしながら使うこともまとめ私の場合、焦ったり心配したりすることで大量の汗が出てくることが多いので、いつホットフラッシュが起こっても大丈夫なように準備をしておくことが安心感につながっています。人前に出たときに「今起こったらどうしよう?」と考えることもホットフラッシュを助長させている気がするので、きちんと準備を済ませて安心していると、不思議とホットフラッシュは起こりづらいように思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/望月かおり(49歳)気持ちが落ち込むことが増えてきたので、前向きになる方法を探しつつ、趣味を増やそうといろいろな習い事を始める。既婚、自宅でリモートワーク。猫と犬が大好きで、保護した猫2匹も家族として一緒に暮らしている。
2023年04月30日更年期に入り生理周期が長くなり始めたころから、おりものが減っている自覚がありました。50代に入って閉経すると、デリケートゾーンにまったく潤いを感じなくなり、これまでにない症状に悩まされるようになりました。更年期を迎えてからの私のデリケートゾーントラブルについてお話しします。★関連記事:シワシワ、たるみ、かゆみも…専門医が教えるデリケートゾーンのアンチエイジング対策とはジーンズの縫い目に当たると痛い!閉経を迎えてからジーンズをはく機会が減ったのは、縫い目の部分がデリケートゾーンに当たると痛いと感じるようになったからです。それまではジーンズの縫い目など気にしたこともなかったので理由を調べたところ、腟の粘膜が渇くことが原因だとわかったのです。思い返すとおりものが減ってデリケートゾーンが渇くようになってからは、下着が擦れて違和感を覚えることも増えていました。その結果、デリケートゾーンがほてったりヒリヒリしたりすることも珍しくなくなっていったのです。排尿時の違和感も増加して混乱腟の粘膜の乾燥とともに頻出するようになったのが、排尿時の違和感です。排尿時に不快感を覚えるのは、膀胱炎の前兆だと予想がつきました。ナプキンをこまめに変えずにいると、菌が増えやすくなり膀胱炎になりやすいということを聞いていました。しかし閉経後はナプキンをつけることはなく、尿漏れの経験もない上、1日の水分摂取量や体を冷やさない生活習慣を心がけている自分が、なぜ頻繁(ひんぱん)に排尿時の違和感を覚えるのか、最初は理由がわからずに混乱したものです。腟の粘膜が乾燥することで炎症が起こりやすくなると、かかりつけの内科の先生が教えてくださってからは、自らケアするしかないと思うようになりました。フェムケアを見直すそれまでの私はデリケートゾーンを洗う際には、普通のボディソープを用いていました。しかし閉経によるデリケートゾーンのトラブルを回避するため、デリケートゾーン専用ソープを用いることにしたのです。さらにトイレでデリケートゾーンを拭くときのように、前から後ろに洗うことを徹底しました。ソープをお湯でしっかりすすいだ後はタオルで押さえ、デリケートゾーン専用のクリームを塗るよう意識しました。その習慣を続けるうちに、デリケートゾーンのトラブルが減ってきた実感があります。まとめ閉経による女性ホルモン減少の影響がデリケートゾーンに及ぶのは、当然のことだと思いました。40代のうちにデリケートゾーンのケア方法を知っていたら、トラブルの頻度を減らすことができたかもしれないと思うこともあります。今後もデリケートゾーンのケアを続け、痛みを感じることなく好きなファッションが楽しめる自分でいたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/やましたともこ著者/サトウ ユカコ(54歳)広告制作プロダクションで、プランナーやディレクター、ライターを兼務。双子を含めた4人の子どもがいる。小学校教諭、幼稚園教諭の資格を持っている。
2023年04月26日更年期と思われる症状が現れ、日々の感情の起伏の波や疲労感に悩まされていました。状況を改善するためにおこなったことは、現状の自分を振り返り、悪習慣の改善と、運動や食事、睡眠にとって良いと思うことを実践することでした。さらに周囲に更年期症状への理解が得られるようになって、少しずつ状況が変化していった私の体験談を紹介します。★関連記事:閉経後は子宮の冷えに注意!更年期ののぼせやイライラ対策のためにやりたいことは【医師監修】感情の波と疲労感に翻弄される日々もともとストレスをため込みやすい性格の私。40歳を目前に、感情の波がやたら激しいことと、疲労を感じやすくなっていました。パートの仕事も、体調不良から早退や欠勤することも度々あったのです。私の身に一体何が起こっているのだろうか……。調べてみると、私が抱えている悩みは更年期によくある症状と重なりました。更年期は閉経を挟んだ前後10年で、一般的には45歳からとされていることから、41歳の私の場合はプレ更年期にあたると婦人科で診断されました。ささいなことでイライラし、感情が抑えられないことはしょっちゅうでした。とにかく頭に血が上りやすく、導火線に火が付きあっという間に爆発する感じ。夫とすぐに喧嘩をしたり、子どもにきつくったりすることが増えて、家庭内もギクシャク。イライラから落ち着きを取り戻したときに、なぜあんなに荒れていたのかと自己嫌悪になっては繰り返すという負のスパイラルに陥ります。また一方で、気分が落ち込み、何もかも嫌になり、自暴自棄になることもありました。感情の振れ幅が大きく、コントロールが効かないのです。加えて、問題だったのが疲労感です。近所へ犬の散歩に出かけるだけでも、どっと疲れてしまい、横になった状態でしばらく動けなくなることもありました。とりあえず私は、今の自分の状態を知るために体調や心情を書き留めることにしました。仕事や家庭内の人間関係や気候の変化などによるストレスも悪化の要因になっていることがわかり、この振り返り作業は意味のあることでした。日常を観察すると、症状の有無や重さの波が見えてきたのです。生活の見直しと漢方薬でラクに更年期症状には、ホルモン補充療法や抗精神薬、漢方薬などの治療法があることを婦人科の医師から説明されました。漢方薬は心身の調和を図り、症状を改善する効果が期待できるそうです。婦人科で治療方法の話を聞いたときに、身体症状だけでなく、精神症状を抱える私には漢方薬が適しているのではと感じました。また、服用が長くなる可能性もあるため、副作用が少なくて安心な方法だと考え、処方してもらうことにしました。漢方薬の種類はたくさんありました。自分の症状や状態について、信頼できる漢方内科の先生に相談することで、自分の状態に合った漢方薬を処方してもらえました。初めは加味逍遙散(かみしょうようさん)を試しましたが、精神的な症状が強いことから甘麦大草湯(かんばくたいそうとう)と真武湯(しんぶとう)の組み合わせが処方されました。漢方医の指示通り必要なときに適宜飲むことで、心身の不調を緩和させることができ、気持ちも少しラクになりました。できることを実践し、周囲へ理解を求める更年期症状に限らず、食事・睡眠・運動は、健康に過ごすための三大要素だと感じています。食事は色彩りを良くすることで食材のバランスに気を配り、イソフラボンには女性ホルモンと似た作用があると知り、大豆製品を積極的に摂取するようになりました。また、睡眠は質も大切な要素だと感じます。香りはダイレクトに脳に届きやすいと聞き、リラックス効果のあるアロマを炊く、お風呂にゆっくり浸かって体を温める、寝具を寝心地の良いものにするなど、良質な睡眠のための環境づくりにこだわりました。運動はまったくする習慣がなかったのですが、手軽にできる散歩やヨガなど軽く体を動かすことから始めました。気分がスッキリする、仕事の生産性もアップするなどの相乗効果を感じたこともあり、無理なく続けられました。体に負荷をかけることにより、動悸や息切れ、体力不足の緩和につながっています。さらに自分のための時間を意識的に取ることを心がけました。好きなものを食べる、体をほぐす、あえて何もしない時間を作るなど、リラックスして心を開放する時間を持つのです。すると、心に余裕が出て、症状の波も以前と比べて緩やかになってきました。最後に、周囲からの更年期症状の理解が不可欠だと感じています。これまでは家事は自分の役目だと思っていました。家事を手伝ってもらうことに罪悪感があり、無理にでもやらなくてはとひとりで抱えていました。そこで、症状に波があり、家事をするのがつらいときがあることを夫や子どもに話して、私からも理解を求めました。そしてあるとき、食器の洗い物が片付けられていたのを見て、とても心がラクになったのを覚えています。夫と気持ちのぶつかり合いも次第に少なくなっていきました。家事は無理に自分ひとりでやるものではないのだと感じました。まとめ更年期症状による不調の波を緩和する術は、その人に適したものがあると思います。私は緩和するためにおこなった自分自身の振り返りが、悪習慣を見直すきっかけになり、つらいときには声をかけて助けてもらうほうがずっとラクだということに気が付きました。周囲の理解があると、手伝ってもらうことや心身を休めることに抵抗が少なくなりました。更年期をじょうずに乗り切るためにも、心のうちや症状のつらさについて、自分自身への理解を深めること、周囲のサポートを得ていくよう努めることは大切だと感じました。プレ更年期をきっかけに、健康や家族のありがたみを改めて実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/はな(44歳)小学生の子どもがいる。料理をすること、ヨガや瞑想にハマっており、シニア犬とともにマイペースな暮らしを実践中。
2023年04月26日47歳の私は更年期に片足を突っ込んだくらいと思っていました。加齢による記憶力の低下は感じても、更年期の症状と思われるものはまったくなく無縁だと思っていたからです。ところが最近次々と不調に見舞われ、更年期を疑うことに。でも、更年期の症状かと思ったら、そうではない病気が見つかり……。★関連記事:更年期症状はさまざま、種類は数百とも! 女性ホルモンの影響は? 病気との見分け方は?【医師監修】始まりは生理不順わが家はひとり親家庭のため、仕事・家事・犬の介護・副業と忙しい毎日。娘が家事や犬の介護を手伝ってくれていましたが、昼夜問わずの寝たきりの犬の介護はとても大変でした。2022年10月に愛犬を看取った後、ふと生理が来ていないことに気付きました。もともと生理痛は軽かったものの、出血量が多く大変だったこともあり「生理が来なくてラッキー。早く閉経してほしい」くらいに思っていました。しかし、体調の変化は生理不順にとどまらなかったのです。肩凝りや頭痛、吹き出す汗。もしかして…私は普段あまり頭痛はしないのですが、ちょうど生理が来ていないことに気付いたすぐ後くらいから頭が痛い日が数日続き、同時にひどい肩凝りに襲われました。鎮痛剤を使わないと耐えられないほどの頭痛と、今まで感じたことのない肩の重さや痛みが1週間ほど続き、とてもつらかったです。そして、肩凝りや頭痛がなんとなく治まった11月の寒い夜。推しのライブの帰り、乗り換えのため電車を待つ間のホームで急に汗が吹き出し、ちっとも止まらず自分でもビックリ! 「これはちょっとおかしい。これがうわさに聞くホットフラッシュ?」と更年期を疑い始めました。毎年秋に子宮筋腫の経過観察と子宮がん検診を一緒に受けているのですが、この年はまだ受診していなかったので、産婦人科に行ってみることにしました。診察がひと通り終わった後、生理が来ていないこと、頭痛や肩凝り、汗がひどいことを先生に話すと、「子宮筋腫が小さくなってきているから、女性ホルモンが減少しているかも。更年期かもしれないね」とのことでした。不調もあることから、まずは生理不順や更年期症状を改善する「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」という漢方薬を試してみることになりました。急な胸の痛み! 更年期? 狭心症?ある日、お風呂上がりに胸の真ん中が急にキューッと痛くなると同時に背中も痛くなり、さらに喉が締まる感じになりました。更年期のことを調べているとき、更年期に胸の痛みが起こることがあるとあったので「これも更年期のせいか……」と思いましたが、胸の痛みは一向に治まらず、治まるまで10分ほどかかりました。「この胸の痛みは更年期のせいじゃないかも」と思い、後日循環器内科を受診しました。先生の話では「疑わしいのは狭心症。でも食道や胃が悪くても胸が痛くなることがある」とのことで、まずは心電図と胸部X線検査を受けましが結果は異状なし。ただ狭心症の可能性も否定できないということで、念のため後日24時間ホルター心電図検査を受けましたが、こちらの検査でも心臓に異常はありませんでした。実は胸が痛くなる1週間ほど前に会社の健康診断がありました。最初に循環器内科に行ったときにはまだ結果が出ていなかったのですが、ホルター心電図検査の前日に結果が届き、食道裂孔(しょくどうれっこう)ヘルニアと診断されていたことが判明。検査の後、先生に健康診断の結果を見せたところ「胸の痛みは食道裂孔ヘルニアが原因かもしれないね」ということでした。まとめ半年ほどの間に私が経験した症状は、すべて目にしたことのある更年期の症状だったので「とうとう更年期が来たのだな」と思いました。また、胸の痛みは更年期によるものではありませんでしたが、胸の痛みの原因と思われる食道裂孔ヘルニアは加齢が原因だそうで、紛れもなく自分が老化しているという事実を突きつけられる出来事でした。現在、産婦人科で処方してもらった漢方のおかげか、153日ぶりに生理が再開。周期は不安定ですが今も生理が来ています。頭痛や肩凝り、ホットフラッシュも落ち着いているので、このまま漢方薬を飲み続けてみようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/村澤綾香著者/谷 海(47歳)おもしろおかしく生きるのがモットーのシングルマザー。
2023年04月25日YouTubeでも人気の整体院院長4月20日、血流を改善してさまざまな不調を改善しようという新刊『1分で血流はよくなる! 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!』が発売された。著者は柔道整復師で鍼灸師、京都市北区にある等持院駅前整体院院長の塚田真也(つかたしんや)氏であり、同氏のYouTubeは登録者数約11万人である。A5判、128ページ、発行はGakken、定価は1,540円(税込)となっている。1分体操・1分ツボ押し・生活習慣・食事整体院の院長として「血流を改善すれば不調は解消する」をモットーに施術してきた塚田真也氏だが、数年前「異型狭心症(安静時狭心症)」だと診断される。自らの体において、自分自身のための血流改善生活を始めることになり、あらためて「健康は血流がすべて」だと実感したという。薬がなくても血流は改善できると確信している同氏。たとえば、高血圧では血圧を下げる薬が処方されるが、それらは血管を拡張することによって血圧を下げるものが多い。もしも、血管を拡張できるほかの方法があれば、薬は不要になるかもしれない。ストレス、抜けない疲れ、不眠、腰痛、肩こり、首こり、冷え、むくみ、高血圧、肥満、生理痛、頻尿、抜け毛、便秘、乾燥肌などにも血流が関係しているとしており、新刊では、「1分体操」や「1分ツボ押し」などの血流を改善する方法を紹介する。また、生活習慣や食事についてもくわしく解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『1分で血流はよくなる! 1分のかんたん体操で不調がスッキリ解消!』 ‐ 学研出版サイト
2023年04月25日縮毛矯正ってなんだか疑問がいっぱい。ちょっと心配...カウンセリング時に実際にお客様からよくいただくご質問です。ぜひご参考にしていただきサロンでもじっくりカウンセリングさせてください(^^) この投稿をInstagramで見る 巻ける縮毛矯正/つや髪になる髪質改善/前髪ストレート(@tsubasa_isobe_zacc_vie)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 巻ける縮毛矯正/つや髪になる髪質改善/前髪ストレート(@tsubasa_isobe_zacc_vie)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 巻ける縮毛矯正/つや髪になる髪質改善/前髪ストレート(@tsubasa_isobe_zacc_vie)がシェアした投稿 ツヤ髪が出来上がった後、続けていくと良いメニューやヘアケアもお伝えさせていただきますのでツヤツヤになりたい方はまず髪質改善をお試しください☆
2023年04月25日普段はマッサージ師として働いている、和泉桃福(いずみももふく)さん。彼女は昔から生理のトラブルに悩まされていて、近年では更年期のような症状も現れ、ある日、つらい不調の数々に耐えられなくなってしまいます。今回は、そんな和泉桃福さんがミレーナを試してみようと決意するまでの経緯や、実際にミレーナを装着されたときの感想を、ムーンカレンダー編集部がマンガでご紹介します。ミレーナを入れるか悩んでいる方や、和泉桃福さんと同じような不調で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。 ミレーナを入れたいと思ったきっかけ10代のころから生理やPMS(月経前症候群)に悩まされてきた、和泉桃福さん。婦人科で薬を処方してもらったり、市販のサプリメントを試したり、ストレスが爆発しそうなときは友人とおしゃべりしたりして、長い間、どうにか心身の不調を抑え込んできました。 ところが、40代を迎えたころに突如、体に異変が現れ……。 「10代のころから、生理やPMS(月経前症候群)に生活を振り回されてきた」と語る、和泉桃福さん。 生理が近づくと体がむくんでだるくなり、気分もイライラしたり落ち込んだりして、生理前にはいつも「またしんどい時期がきたか」と憂うつになってしまうそう。20代後半のころは特にPMSの症状がひどく、婦人科でむくみ対策の利尿剤を、精神科では抗不安薬をもらっていたのだとか。 そんな彼女ですが、40代を迎えたあたりで突如、体に変化が訪れます。もともとタンポン愛用者だった和泉さんですが、タンポンを入れて2時間ほど経つと下着に経血が漏れてしまうほどに経血量が増え、なぜか更年期のような症状が現れたのです。仕事中、いきなり動悸や冷や汗に襲われた和泉さんは、軽いパニックになってしまいます。さらに、後日には手足のほてりも感じるように。 ーーもう、ホルモンバランスに振り回される生活は嫌だ……! もう自分の心身は限界だと感じた和泉さん。以前からミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム)が気になっていたこともあり、「不調の原因がホルモンバランスだとしたらミレーナで治療するのがいいのでは?」と考え、ミレーナの治療実績が多い婦人科で相談することにしました。 「もう耐えきれない」と思うほどの不調であれば、すぐに病院で相談したほうがよさそうですね。医師に相談すれば、きっと最適な治療法を一緒に考えてくれるはずです。現状、和泉さんの中ではミレーナによる治療が第一希望のようですが、まずは自分の症状を医師に伝え、どのような対処法があるのか聞いてみるのがいいかもしれませんね。 原案/和泉桃福さん作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 和泉桃福さんのミレーナ体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2023年04月22日