ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。人生の選択に迫られた時、迷い、悩んで、後ろ髪を引かれるような思いで決断をする。そんな時が誰にでもあると思います。クライマックスを迎えた第9話。ユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)の人生のターニングポイントが描かれました。それぞれの想いアルバイトでの働きを評価され、正社員になるチャンスが訪れた森生でしたが、赴任先として告げられたのは鹿児島県。鹿児島県まで、飛行機で2時間。車で17時間。その距離は、ユキコと森生にとってあまりに遠いと感じられました。弱視のユキコが鹿児島県まで行くのは簡単なことではないと、ここまで本作を見てきた視聴者には想像に難くないでしょう。しかし2人ならば、どうにか乗り越えられるのではないかと思ったのですが…。この距離に耐えられなかったのは、森生の方でした。獅子王(鈴木伸之)から正社員登用の話を聞き、考える猶予をもらったにも関わらず、すぐに「行かない」という答えを出してしまいました。理由は、ユキコの側にいたいから。ユキコは、森生の気持ちを嬉しいと思う反面、「いつか後悔するのではないか」「自分が重荷になっているのではないか」と不安を抱えてしまいます。そんな中、ユキコにも転機が。緋山(小関裕太)から連絡が入り、飲食関係の会社に見学に行けることになりました。しかし、会社見学で仕事内容が事務職になると聞き、気を落としてしまいます。「広い意味では食に携われる。必要とされるのは幸せなこと」だと緋山からアドバイス受け、自分を納得させようとするユキコ。そして「誰かに必要とされる幸せを、森生にも味わって欲しい」と考えるようになります。そんな時に、ユキコはアルバイト先の『BBバーガー』で茶尾(古川雄大)がアルバイトから正社員に抜擢されたと聞きます。店長として働いて、この仕事が天職だと思えるようになったという茶尾の話に、ユキコは森生を重ねずにはいれらなかったでしょう。悩んでいる時ほど誰かの何気ない話やアドバイスが、一種のお告げのように聞こえてしまうことはあるもの。緋山と茶尾の言葉が、ユキコには「森生の背中を押せ」と言っているように感じられたのかもしれません。一方、森生から正社員の話を断られた獅子王もまた、悩んでいました。森生が心のどこかで「行きたいと思っているのではないか」と感じていた獅子王でしたが、森生の背中を押してやることができません。何故なら、森生が遠くへ行ってしまうと、側で見守れなくなってしまうから。しかし森生がいつか後悔するのではと、ユキコと同様に複雑な思いの獅子王。それぞれに悩みと不安を抱える中、ユキコと森生はさらにすれ違っていくのでした。ユキコの決断森生の気持ちは終始一貫していました。『ユキコの側にいたい』ただそれだけです。しかし、ユキコの気持ちは複雑でした。どうするのが最善の道なのか、森生の幸せのために多くのことを考え、悩んだに違いありません。そんなユキコに「俺のことなんてどうだっていいんスよ。ユキコさんの人生の方が大事なんで」と話す森生。森生のことを大切に思っているからこそ、ユキコはこの言葉に大きく動揺したようでした。一方の森生が気になっていたのは緋山の存在。調理に携わる仕事を諦めると決めたユキコが、緋山の影響を受けていると感じていました。2人で雪の話をしながら、互いのモノローグが交互に入るシーンが切なかったです。どうしてそれを、ちゃんと言葉にしないのか。お互いが想い合っているのに。そんな、もどかしい気持ちで見ていた視聴者も多かったのではないでしょうか。目が見えても見えなくても、結局人は他人の心の中を見ることは出来ないのだと、痛感させられるシーンでした。互いの気持ちが分からず、心に距離を感じ始めたユキコと森生。そんなある日、森生に最大のピンチが訪れます。緋山がユキコを抱きしめ、好きだと告げたのです。ユキコが緋山に影響されていると感じていた最中、この場面を見てしまった森生。何というタイミング!筆者としては、なぜ森生が昼間のオフィス街をフラついているのかと、口惜しい気持ちでした。そこで「俺のユキコさんに触るな!」とでも言って、2人の間に割って入ってくれればいいものを、森生は目を逸らしてその場を立ち去りました。この行動に、森生の自信のなさと戸惑いが感じられました。「もしかして…」ユキコにそんな疑念を抱いてしまったのかもしれません。ユキコは緋山の告白をすぐに断り、同時に「もし、この先どうなったとしても、私は黒川が好きなんだ」と、不穏な言葉を残しました。この時にはもう決断していたのでしょうか。この直後、ユキコは森生に電話をして2人は会うことに。「私たち、別れよう」ユキコの別れの言葉は虚しいほどにそっけないものでした。緋山との関係を勘繰る森生に、何も語ろうとせず立ち去るユキコ。それは彼女の強い決意の現れだったのか、それとも、話をすれば涙が出てしまいそうだったからなのか。森生と別れたあと、ユキコは泣き崩れました。決断をしたユキコ自身、苦しくて堪らなかったでしょう。後悔も迷いも残っていたかもしれません。様々な人の想いが交錯し、悩み、疑い、思い遣り、そのひとつひとつがパズルのピースのように組み合わさり、ユキコはこの決断に至ったのだと感じました。それがどんな未来につながるのかまだ解らないけれど、必ず意味があると筆者は思っています。そして、森生が彼自身の人生を、自分の足で立って生きるために、必要な何かを得てくれることを期待しています。泣いても笑っても、次が最終回。これまで多くの幸せと笑いを与えてくれた本作だけに、きっと最後は笑顔で終わらせてくれると信じて、希望を胸に待ちたいと思います。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月13日岸井ゆきの主演、浜辺美波が共演する『やがて海へと届く』が2022年春に公開。現在ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に出演中の杉野遥亮ら追加キャストが明らかとなり、場面写真が解禁となった。この度解禁となったのは、岸井さん演じる主人公・真奈が大学時代から12年間で出会う様々なキャスト6名。浜辺さん演じるすみれの恋人・遠野を演じるのは、「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」やAmazon Prime Video先行配信中「僕の姉ちゃん」などに出演し、テレビ・CMで大ブレイク中の杉野遥亮。真奈の同僚・国木田を演じるのは、『ワンダーウォール 劇場版』(20/前田悠希監督)、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)など話題作への出演が続く中崎敏。また、すみれの母親・志都香を鶴田真由、東北で民宿を営む幸栄を中嶋朋子が演じるなど、実力派キャストが脇を固めた。さらに、幸栄の娘を演じるのは、アイドルグループ「さくら学院」を卒業し、来年1月29日よりユーロスペースにて公開予定『麻希のいる世界』で映画初主演を務める新谷ゆづみ。そして、真奈の上司・楢原を『わたしは光をにぎっている』など中川監督作常連の光石研が演じる。併せて今回解禁された場面写真も、真奈やすみれを囲む人々の姿が見て取れるものとなっている。『やがて海へと届く』は2022年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:やがて海へと届く 2022年春公開予定©️2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
2021年12月13日女優の岸井ゆきの主演の映画『やがて海へと届く』(2022年春公開)の追加キャストが13日、明らかになった。同作は彩瀬まるによる同名小説の映画化作。突然いなくなった親友・すみれ(浜辺美波)を想いつづける主人公・真奈(岸井ゆきの)が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる物語で、中川龍太郎監督の最新作となる。この度、主人公・真奈が、大学時代から12年間で出会う様々なキャスト6名が解禁となった。浜辺美波演じるすみれの恋人・遠野役に、杉野遥亮が決定。また真奈の同僚・国木田役に中崎敏、すみれの母親・志都香役に鶴田真由、東北で民宿を営む幸栄役に中嶋朋子と、実力派キャストが脇を固めた。さらに、幸栄の娘を演じるのは、アイドルグループ・さくら学院を卒業し、女優として羽ばたいている新谷ゆづみ。そして、真奈の上司・楢原を光石研が演じる。あわせて今回、追加キャストの場面写真が到着した。(C)2022 映画「やがて海へと届く」製作委員会
2021年12月13日「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の9話が12月8日オンエア。人生の岐路に立つなかで、お互いを想うゆえにすれ違うユキコと森生の姿に視聴者からは「胸が痛くなる」といった声とともに、ユキコ役の杉咲花の演技に数多くの絶賛コメントが寄せられている。外出時は白杖が必要な盲学校高等部3年生で、数年前に母を亡くし、父と姉イズミと3人で暮らしている赤座ユキコを杉咲さんが演じる本作。共演には地元では名前を出しただけで相手が逃げていくほど有名なヤンキーだったが、ユキコとの出会いでレンタルビデオ屋で働くことになるなど、生き方が変わってきた黒川森生に杉野遥亮。森生の顔にケンカで刀キズを付けた張本人だが、実は森生に想いを抱いており、それを隠したまま彼を働く金沢獅子王には鈴木伸之。獅子王に想いを寄せ、フラれた後も“推し続ける”ユキコの姉・赤座イズミには奈緒。ユキコの初恋相手で、ユキコが白杖を持つきっかけとなった存在でもある緋山翔太に小関裕太。彼らを取り巻く人々として橙野ハチ子に生見愛瑠。紫村空に田辺桃子。青野陽太に細田佳央太。緑川花男に戸塚純貴。桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。橙野茜にファーストサマーウイカ。茶尾店長に古川雄大。ユキコとイズミの父の赤座誠二に岸谷五朗といった顔ぶれも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。9話では黒川にバイトしているレンタルビデオ屋から正社員の誘いが。森生の工夫が功を奏し、勤務している店舗の業績が上がったことから、業績の悪い店舗を立て直してもらいたいという。獅子王から話を聞いて喜ぶ森生だが、その店舗は鹿児島だった…。社員になるならユキコと離れ離れになってしまう。獅子王から「1週間待ってくれって言ってあるから、考えてくれ」と言われる森生だが、期限を待たずに断りの連絡を入れてくる。ユキコのそばにいたいという森生に対し、自分が森生の人生のジャマになってないかと悩むユキコ。一方そんなユキコに希望している飲食関係の会社が興味を示していると連絡が。しかし会社を訪問すると先方からは、コールセンターや事務関連の仕事をしてもらおうと思っているという答えが…というストーリーが展開。降り始めた雪の中を歩くユキコと黒川。そこに“私、黒川の重荷になってない?”“ユキコさん、俺、近くにいちゃダメっすか”“黒川のことが好きだから、つらい”“ユキコさんのことが好きなのに…遠いっす”とお互いの心の声がナレーションで重なるシーンに「お互いを想い合ってるのにすれ違ってるの辛すぎる」「こんなにもお互い大好きで想い過ぎて切ないシーン、今までのドラマであった?」「「好きなのに辛い」「好きなのに遠い」ってほんとに胸が痛くなる」「こんなすれ違いヤダ……辛い」など、視聴者からの悲痛な声がSNSに殺到。その後、ユキコは森生を呼び出し「私たち、別れよう」と告げる。それは森生を鹿児島に行かせるために、あえて取った苦渋の選択だったが、森生はその直前、ユキコが緋山に抱き寄せられているところを見かけていたため、「やっぱりあいつと…俺じゃダメなんすかね」と、ユキコが自分ではなく緋山を選んだと考えてしまう…。追ってくる黒川を振り切って、1人になり号泣するユキコ…。その演技にも「杉咲花ちゃんの泣きの演技がもう…辛すぎる………」「ユキコの泣き顔切なーーーい」「杉咲花ちゃんの演技すごすぎてガチ泣きした」「最後のユキコの涙は切なくって、さすが杉咲花さん」「あんな泣き方見ちゃったらこっちまで号泣」といった反応が続出中だ。(笠緒)
2021年12月09日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。『恋です!』ホームに転落したのは…白杖を持った若者が駅のホームから転落し、ユキコの盲学校の友人である青野(細田佳央太)ではないかと、視聴者の間に不安が広がった『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話。ユキコと空(田辺桃子)が病院へ駆けつけると、ベッドで横になっていたのは、青野…ではなく森生だったことが第9話では明らかに。なぜ、森生が入院することになったのかは放送で確認するとして、第9話では、足を骨折した森生のため、身の回りの世話をしようと奮闘するユキコの姿が描かれます。しかし、思うように森生の力になれず、さらには松葉杖をついた森生とではいつものように歩調が合わさせられず、人知れず落ち込むユキコ。そんな中、森生に、獅子王(鈴木伸之)を通じて正社員になるチャンスが訪れます。一方のユキコにも、就職支援をしていた緋山(小関裕太)を通じて、希望していた飲食関係の会社がユキコに興味を示しているという連絡が。何度もすれ違い、しかし少しずつ心を通わしてきた2人に訪れた、最大の大ピンチ。人生の岐路に立たされる2人が導き出した答えとは…。2人の今後が気になる第9話は、2021年12月8日放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月08日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。基本的に、森生(杉野遥亮)は自己肯定感が低いと感じていました。「俺なんか」と自らを卑下するような言葉を使ったり、何かにつけて遠慮がちな言動をすることがあり、気になっていました。「母親に捨てられた」という意識がそうさせているのかもしれません。第8話では、そんな森生の前にユキコ(杉咲花)の幼馴染で初恋の相手でもある緋山(小関裕太)が現れます。ライバルの出現に敵意を燃やす森生でしたが、あまりにもデキる男・緋山のハイスペック攻撃に、コテンパンにされてしまうのでした。森生の自信喪失盲学校の職業支援の講師としてユキコと再会した緋山は、笑顔を見せるたびに『キラーン』と効果音が入るほどの爽やかさ。いつもどんな人にでも優しく、気配り上手で、周囲の女性たちを虜にしていきます。さらに、障害者支援を仕事にしているだけあって視覚障害者の事情に詳しく、ユキコたちへのフォローも完璧。森生は緋山を敵視します。そんな中、ユキコは地域で開催されるクリスマスマーケットに出店する茜(ファーストサマーウイカ)の手伝いをすることになります。緋山も参加すると聞き、手伝いを名乗り出る森生。このクリスマスマーケットの手伝いで、森生は緋山と張り合おうと頑張りますが、全く敵いません。料理では緋山の手際の良さを見せつけられ、森生が荷物を運ぼうとすれば、荷台を用意していた緋山が全て運んでしまい、森生がユキコたちにカイロを渡せば、緋山がストーブを持って来てみんなを喜ばせ…そんな具合に、緋山のスマートさを見せつけられてばかり。空回り、引け目を感じていく森生の表情のひとつひとつが、切なくてたまりませんでした。だからこそ、そんな彼に筆者は言ってあげたい。確かに緋山はデキる男ですが、人間の長所というのは「何かが出来る、出来ない」ということだけで決まるのではありません。森生には森生の良さがあるのだと。何より、森生という男は愛されキャラなのです。逆に、緋山のような完璧な人が、森生のような可愛らしい愛されキャラになるのは難しいでしょう。何ひとつ、森生が負けたことにはならないと思うのですが…。しかし、森生は勝手に焦りを感じ、それに追い討ちをかけるように緋山は高圧的な宣戦布告をするのでした。ユキコと森生が与え合うもの「黒川くんとユキコ、合わないんじゃないかな。ユキコは普通の人を選んだ方がいい」と、緋山は、森生を非難しました。自分の意思で不良の道を歩んだ森生は、自分のせいで目が悪くなったわけではないユキコとは、生きづらさの意味が違うと言うのです。続けて緋山は、自らがユキコを幸せにしたいと森生に宣戦布告をします。このシーンの緋山は、これまで視聴者に与えてきた印象とは異なり、いささか尊大な態度に見えました。これまでのユキコと森生を見守ってきた視聴者からすれば、緋山の『普通』という言葉の使い方には反発を覚えます。森生を「普通ではない」と一蹴する緋山は、色眼鏡で他人を見る人間なのではないかと、そんな不安も抱きました。緋山の辛辣な批判に落ち込んだ森生でしたが、最終的にユキコの言葉によって救われます。緋山に負けじと、免許を取り、勉強をしてユキコの役に立ちたいと言い出した森生を、ユキコは自宅に招き、森生がクリスマスマーケットで食べ損ねたと言っていたメニュー『ナポリタンドッグ』を振る舞います。そして、森生への想いを語りました。一人でバスにも乗れなかったし、洋服も買いに行けなかったし、アルバイトなんてできるわけないと思っていた自分が、それらをできるようになったのは、森生がいたからなのだと。今の森生が好きなのだとユキコに伝えられたことで、森生は自信を取り戻し、前向きになれたようでした。森生の一生懸命さと真摯さは、人の勇気に火を灯す力があると思います。視聴者は、森生に背中を押されて前を向くユキコをずっと見て来ました。今回も、食に関する仕事を諦めていたというユキコに森生がエールを送り、改めて彼はユキコにとって必要な存在なのだと示されました気がします。「俺なんか」であった森生には、弱視というハンデにも負けず様々なことに挑戦するユキコが、自分よりも強い人間に見えるのでしょう。だからこそ尊敬し、恋人になった今でも『さん』付けをして敬語で話してしまう。しかしこのところ、森生は自分を卑下するような言動が減ったと、筆者は思っていました。そして、この第8話では、緋山からどんなに差を見せつけられて自信を失っても、森生は「俺なんか」と言いませんでした。これは森生がユキコと付き合っていく中で、彼女の言葉や思いを受けて、着実に自己肯定感が高まっているからではないでしょうか。森生というのは、非常によく考えられた一貫性のあるキャラクターだと感じます。弱視のユキコが積極的に社会と関わるためには、緋山のようなサポートももちろん必要でしょう。しかし、森生が支えているのは『障害者のユキコ』ではなく『恋人のユキコ』。森生だからこそできる『励まし』が、彼女の原動力になっているのは明白です。ユキコの背中を押して勇気や強さを与える森生と、森生の良さを認めて自信を与えるユキコ。お互いに支え合い、二人でいるから成長できる関係が、微笑ましく、羨ましくも映りました。今回のことを乗り越えて、これからも並んで歩く二人の未来を信じたいところですが…。次回以降も、ユキコの就職に向けてまだまだ緋山が活躍しそうな予感がします。また、ラストでは青野が駅のホームで転落事故を起こしたような描写もあり、彼の安否も気になるところ。第9話も絶対に見逃せません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年12月08日杉咲花、杉野遥亮共演の「恋です!」第8話が12月1日放送。ユキコの初恋相手・緋山の登場に「負けるな森生!」「応援しながら見てた」など森生への声援の声が上がる。一方ラストで細田佳央太演じる青野に訪れた“危機”に心配の声も上がっている。WEB連載で閲覧数累計2,000万PVを突破したうおやまの「ヤンキー君と白杖ガール」をドラマ化。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキーが運命的に出会ったことから始まる、笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディとなる本作。“色がうっすらわかる”“ルーペを使えば大きい字を認識できる”程度の弱視で外出時は白杖が必要な赤座ユキコを杉咲さんが演じるほか、顔に傷があり地元で恐れられるヤンキーだったが、純粋な性格でユキコとともに自分も変わっていく黒川森生には杉野さん。森生に“想い”を抱いており、自分が店長をしているレンタルビデオ屋で森生とともに働く金沢獅子王には鈴木伸之。そんな獅子王が好きだったが彼の本心を知り、“推し”にすることを決めたユキコの姉・赤座イズミには奈緒。また紫村空役で田辺桃子、青野陽太役で細田さん、橙野ハチ子役で生見愛瑠、ファーストサマーウイカ、古川雄大、岸谷五朗らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ユキコの初恋の人、緋山(小関裕太)が就職支援の講師として盲学校にやってくる。ユキコに親しげな態度で接する緋山に森生は嫉妬を覚える。放課後、卒業後の進路が見えないユキコと空はもっと話を聞こうと緋山をいつもの喫茶店に連れてくるが、そこには森生たちもいて、森生と緋山は再び顔を合わせることに。喫茶店でユキコと空は茜から地域イベントのクリスマスマーケットの手伝いを頼まれる。迷惑をかけるのではと二の足を踏むユキコたちだが、自分も手伝うという緋山に背中を押され参加することに。それを見ていた森生たちも参加する。緋山の“ハイスペック”ぶりに圧倒される森生だが、緋山がユキコに想いがあることを匂わせる発言をしたことで、さらに嫉妬と怒りが沸き上がり…というのが8話のストーリー。緋山は森生に対し、視覚障害のユキコと不良の道を選んだことによる“自己責任”で顔に傷を負った森生とでは「生きづらさの意味が違う」と発言。森生とユキコは合わないと告げたうえで、ユキコは「普通の人を選んだほうがいい」と言い放つ…。緋山の発言に「緋山くん、障がいを持ってる方に対しては凄く寛容で知識もあるのに、森生みたいに自分で世界を狭めた人への攻撃半端ないな..」「ユキコのことを大事に思ってる緋山くんだからこそ、普通を決めつける人であって欲しくなかった」などの声が上がる一方、「緋山くん、宣戦布告なんや!強敵すぎるやん 負けるな森生!!」「ひたすら森生の味方して応援しながら見てた」と、森生への声援も。そんな中ラストでは青野が駅のホームから転落したことを示唆する展開に…「青野くん無事だよね?」「なんだか不穏な展開が見え隠れしてて見るのが辛い…」「最後が衝撃で、ほんわかしてた気持ちが吹っ飛んでった」など、放送後には青野の無事を祈る声も多数SNSに投稿されている。(笠緒)
2021年12月02日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。森生に恋のライバルが出現!?森生に恋のライバルが出現し、これまた視聴者をやきもきさせそうな予感がする『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話。そのライバルとは、ユキコの初恋の相手・緋山(小関裕太)。さわやかでイケメン、リーダーシップもあり、さらに障がい者支援にも熱心な緋山に森生は完敗してしまいます。ユキコからは、「付き合ってたわけでもないから全然気にしないで」とフォローがあるも、緋山の存在を気にせずにはいられない森生。ユキコと空(田辺桃子)、そして緋山が、地域イベントのクリスマスマーケットに出店する茜(ファーストサマーウイカ)の手伝いをすることを知り、森生は友人たちを巻き込み、自らも手伝いに名乗りをあげます。対抗心を燃やす森生ですが、クリスマスマーケットでは、緋山の完璧超人ぶりを見せつけられる形に。さらには、緋山がユキコへの好意をちらつかせ、最強のライバルの出現に森生はどう立ち向かうのでしょうか…!最終回を目前に、新たな展開に進む『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第8話は、2021年12月1日、放送予定です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月30日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ユキコ(杉咲花)がイズミ(奈緒)の誕生日を祝うため、父・誠二(岸谷五朗)の出張中に森生(杉野遥亮)と獅子王(鈴木伸之)を自宅に招いて、誕生日会を開くというストーリーが展開された第7話。出張が延期になった誠二が帰ってきて森生と獅子王が浴槽に隠れることになったり、お泊まりセットを持ってきていた森生に誠二が意地悪をしたりと、序盤から爆笑とニヤニヤが止まらないドタバタコメディが繰り広げられました。しかしコメディだけで終わらず、深く考えさせられ、気付きを与えてくれるエピソードも紡がれるのが、このドラマの醍醐味。今回は、これまで秘められていた獅子王の内面が描かれました。森生の顔に傷をつけたのは…ドタバタコメディの空気が一変したのは、誕生日会も終わりに近づいた頃。皆さんはお気づきになったでしょうか。誠二と森生が『ユキコクイズ』をしている間、獅子王は酒の一升瓶を抱え込んで直飲みしていたのです。そして唐突に「森生クイズ行きまーす」と陽気に振る舞い始めました。相当酔っ払っていたのでしょう。酔わなければ出来なかった話なのかもしれません。クイズの第3問(実際には4問目)で森生の顔の傷について触れ、「誰が付けた傷でしょう」という問題を出したかと思えば、自ら「正解は自分でーす」と告白。そこから一気にトーンダウンし、森生の顔に傷を残してしまったのに、自分には傷跡ひとつ残っておらず、どんなに森生に殴られても一生チャラにはならないのだと、神妙な面持ちで訴える獅子王。確かに獅子王のやったことは取り返しがつかないことでした。しかし、自分が残した傷が森生の人生にどんな影響を与えてしまったのか、逃げずに見守り続けた彼は、非常に強い人だと感じます。自分の過失に目を向け続けるのは、とてつもなく精神力のいること。森生が何かにつまずくたびに罪悪感に苛まれる。そんな罰をずっと受け続けてきたのです。森生に幸せになってほしいと願い、それが自分の夢だとさえ言ってしまえる獅子王の強い想い。そこにはまだ、隠し続けてきた秘密がありました。獅子王が打ち明けた秘密誕生日会が終わり、獅子王が忘れて帰った鍵を渡しに行ったイズミは、ついに獅子王に想いを打ち明けます。溢れ出した想いに胸が熱くなる真っ直ぐな告白でしたが、残念ながら断られてしまうイズミ。以前からチラついていた獅子王の『思い人』の存在が、ここに来てズッシリと伸し掛かるようでした。ここで獅子王は、「自分は普通ではない」と話し、思い人は男なのだと告げます。そんなことはいちいち言わず、誤魔化すこともできたでしょう。しかしそうはせず、おそらくは誰にも言ったことがないであろう真実を明かしたのは、イズミの真剣な告白に彼なりにきちんと向き合ったからこそ。獅子王の真摯さが垣間見えるシーンでした。魅力的なキャラクターが多い本作の中で、決して出番が多かったわけではない獅子王がこんなにも存在感を放ち、回を追うごとに魅力を増したのは、森生とはまた違った強さと愚直さを持ち合わせているからなのでしょう。獅子王の思い人が森生であるかどうか、彼の口から明かされることはありませんでしたが、森生の写真を持ち歩いていることや、これまでの態度、誕生日会で語られた森生への想いから、そのことは明白です。そしてそれは、程なくイズミに気づかれてしまうのかもしれません。その後、獅子王にフラれたイズミは、彼を『推し』だと思って見守っていくことにしたようです。「推しの幸せは夢ですから」と、笑顔を見せるイズミ。イズミから「最高のファンサ」だと言われた獅子王の笑顔は、心から救われたような、安堵感に満ちていました。森生のことを見守って幸せを願い続けてきた獅子王が、今度はイズミから見守られて幸せを願われるという、このプラスの連鎖。2人とも失恋していることに違いはなく、本来は切ない展開のはずですが、そこに悲壮感はまるでなく、ただただ大切な人の幸せを願うというポジティブさに、見ているこちらまでこの連鎖に巻き込まれたかのような温かさを感じました。それぞれの夢第7話は、『夢』をテーマにまとめられていたことも、強く印象に残りました。視覚障害者が寝る時に見る夢はどんな風に見えるのかという話、そして登場人物たちが各々に思い描く将来の夢や叶えたい夢の話。前述した獅子王とイズミの夢の他にも、ユキコの「森生の顔が見たい」という夢や、誠二の「ユキコに幼い頃の写真を見せたい」という夢のエピソードもありました。森生のホクロを見ることができないというユキコの切ない願いを、写真を拡大するという方法ですぐさま叶えてくれる誠二の大きな大きな父の愛が素敵でした。個人的に気になったのは、ユキコが幼稚園の時に書いたという将来の夢。本人は覚えていないとのことで、具体的には示されませんでしたが、このタイミングで幼い頃の夢について触れられたのは、次回以降のユキコの就職に向けての伏線でしょうか。そしてもうひとつ、森生の夢について。それぞれの夢が何かしらの形で語られる中で、森生だけが『寝ている時の夢』しか出てこず、彼自身の願いや将来の夢については言及されませんでした。ここまで、ユキコの後ばかりを追って来た印象のある森生。ユキコの就職活動を描く展開の中で、森生自身も将来について考える必要に迫られるのかもしれません。2人の歩く未来に何が待ち受けているのか…願わくば、2人が同じ方向を向いて寄り添っていてほしいものですが。次回、ユキコの幼馴染であり初恋の人・緋山(小関裕太)の登場で、波乱の幕開けになりそうな予感がします。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月30日「2022年 東レキャンペーンガール発表会」が29日、都内で行われ、同イメージガールに起用された間瀬遥花が出席した。1981年のクリス・ソロムコをはじめ、山口智子、藤原紀香ら著名な女優やタレントを数多く輩出している「東レキャンペーンガール」。2022年のイメージガールには120人が応募し、書類審査と1次オーディション、2次オーディションを経て3のファイナリストを選出。その中から愛知県名古屋出身で24歳の間瀬遥花が40代目の東レキャンペーンガールに選ばれた。選ばれたことを担当マネージャーからの電話で知ったという間瀬は「最終選考に残った時はここまで来たら絶対に獲りたいと思ったので、素直にうれしかったですね。両親は電話をくれましたし、事務所の方も喜んでくれてお祝いをしてくれました」と周囲と喜びを分け合ったといい、「この2年間、私自身も全然イベントがなかったので、これからの1年間はイベントや人が多く集まる場所に行って触れ合うことを楽しみにしています」とキャンペンガールとして意欲満々。東レという会社のイメージは「繊維の会社とは知っていました。これから自分も勉強する機会があると思いますので、知らないことを勉強していきたいと思います」と話し、「東レさんの魅力を多くの人に発信し、東レさんの会社全体を盛り上げるお手伝いをさせてもらいたいと思っています」と目を輝かせた。間瀬は3年間、地元の名古屋でモデルとして活動した後、今年夏に意を決して上京。「自分が今だと思って直感で決めました。大事な決断に限っては直感で動くことが多いです」と自身の決断で上京を決めたそうで、「周囲は心配してくれましたが反対はされませんでした。私の性格を知っていると思うので」と家族や友人たちの理解があったという。その間瀬が選ばれた「東レキャンペンガール」は、山口智子や藤原紀香ら以降も芸能界で活躍する女優たちが名を連ねているが、「錚々たる過去のキャンペンガールの皆さんと名前を連ねることが出来て光栄に思っています。先輩たちに続けるように再スタートだと思って頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。今後の芸能活動については「今までモデルの仕事をしていたので、もっとモデルとして活躍したいし、今はワークショップでお芝居も勉強もしているのでタレント展開や女優として活躍できるようになりたいです」と展望を明かしつつ、「憧れは中村アンさん。最初はモデルでそこから女優に展開されたので、私もそうなれたらと思っています」と意気込みを語っていた。
2021年11月29日2022年度後期の連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに福原遥が決定した。第107作目となる本作は、1990年代からいまが舞台。ものづくりの町・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島で、様々な人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマを描く。今回、2545人の中からオーディションでヒロインに選ばれたのは、「ゆるキャン△」シリーズや『羊とオオカミの恋と殺人』、「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」、「IP~サイバー捜査班」などに出演、現在は主演ドラマ「アンラッキーガール!」が放送中の福原さん。演じるのは、東大阪市の町工場で生まれ育つ岩倉舞。幼い頃から人の気持ちを察するのが得意な一方、自分の気持ちを抑えてしまうところがあったが、五島列島の祖母や人々とふれあい、変わっていく。また、飛行機への憧れから人力飛行機サークルに入り、つくり手として活動するが、ひょんなことからパイロットに転身することになり、旅客飛行機のパイロットを志すようになるキャラクターだ。ヒロイン決定に作・桑原亮子は「ヒロインを福原遥さんに演じていただけることになり、とてもうれしく思います。福原さんのまなざしには人を信じ切ることができる強さを感じ、福原さんの笑顔には、見ている人まで笑顔にする力を感じます。温かい人々に囲まれて成長していく一人の女性を、元気いっぱいに演じてくださるのではないでしょうか」と期待。制作統括・熊野律時は「福原遥さん以外にいないと確信し、ヒロイン・舞をお願いすることにしました」とコメントを寄せている。なお本作のクランクインは来年春ごろ、大阪府、長崎県五島列島ほかにて撮影予定となっている。連続テレビ小説「舞いあがれ!」は2022年度後期放送予定。(cinemacafe.net)
2021年11月25日杉咲花、杉野遥亮が共演する「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の7話が11月24日放送。鈴木伸之演じる獅子王の“号泣謝罪”と、獅子王の“想い人”が男性だと知ったイズミの「推しの幸せは夢ですから」というセリフに視聴者からの反応が続出中だ。外出時は白杖が必要な盲学校高等部の3年生・赤座ユキコを杉咲さんが、有名なヤンキーだったがユキコに恋する黒川森生を杉野さんがそれぞれ演じる本作。ユキコが森生と出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく物語が展開してきた。2人のほか、森生のライバルだった獅子王が好きになったユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のヤンキー時代のライバルだが、今はレンタルビデオ屋で一緒に働く金沢獅子王に鈴木伸之。ユキコとイズミの父の赤座誠二には岸谷五朗。また生見愛瑠、田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、ファーストサマーウイカ、古川雄大といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はユキコがイズミの誕生日を祝うため、誠二の出張の間に森生と獅子王を家に招いて誕生日会を開こうとする。当日赤座家を訪ねる森生。続いて獅子王もやってきて、飾りつけをしようとしていると、そこに出張に行ってるはずの誠二が帰ってくる。森生と獅子王は急遽赤座家の湯舟に隠れふたを閉めるのだが、大柄な2人のため湯舟のなかでは密着状態に…という展開に。結局森生と獅子王は誠二に見つかり、そこにイズミも帰宅。ユキコ、イズミ、森生、獅子王、誠二の5人で誕生会が開かれる。宴が進んですっかり酔った獅子王は、森生の顔に傷をつけたのが自分であることを明かし、その事を謝罪。森生に「幸せになってくれ。それが俺の夢だ」と号泣する…。この獅子王の言葉に「獅子王はずっとずっと黒川の傷を気にしてる」「獅子王、顔に傷つけてしまったことずっとずっと後悔してるんだな…」といった声が集まる。その後、間違って酒を飲んで眠り込んでしまった森生をおんぶして獅子王は帰宅するのだが、赤座家に鍵を忘れてしまう。鍵を届けに向かったイズミは獅子王に告白するが、そこで獅子王の“想い人”が男性だと明かされる。いったんはショックを受けるイズミだが、ジムで獅子王に「獅子王さんのこと推しだと思って見守ってもいいですか」と伝える…。あきらめるのも無理で、友達関係も無理そうだから“推し”にしたいと語るイズミの「推しの幸せは夢ですから」という言葉に「「推しの幸せは夢ですから」は名言!」「イズミさんの、推しの幸せは夢って言える強さ……すごい」「私もそうでありたいし、みんなもそうであって欲しい。」「この言葉を家訓に今後も生きていきます」などの反応が続出中だ。(笠緒)
2021年11月25日弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、不良少年だけど純粋な少年・森生(杉野遥亮)の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。ついに森生が父・誠二と対面!第7話では、姉・イズミ(奈緒)の誕生日を祝うため、森生と獅子王(鈴木伸之)を家に招くことにしたユキコ。父・誠二(岸谷五朗)が出張で家にいないタイミングを狙ったものの、出張が延期になった誠二が家に帰宅するというハプニングが発生してしまいます。イズミの誕生日会では、森生の『いい彼氏』ぶりが気に食わず、張り合おうとする父・誠二。一方で、獅子王とは意気投合するなど、こちらも波乱の展開…!さらに、お酒が進んだ獅子王の『普段は見せない一面』に、イズミの恋も加速するなど、ユキコと森生以外の恋愛模様からも目が離せない『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』第7話は、2021年11月24日放送です!恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月24日遥海がメジャー1stアルバム『My Heartbeat』を2022年1月26日にリリースすることが決定した。今作には、TVアニメ『波よ聞いてくれ』のEDテーマに起用されたメジャーデビュー曲「Pride」や、映画&ドラマ『科捜研の女』のダブル主題歌「声」、NHK『みんなのうた』2021年8月から9月の放送曲「スナビキソウ」などの既発曲5曲と新録曲5曲の計10曲が収録される。リリース形態は通常盤、初回生産限定盤の2形態で、初回生産限定盤には特典映像が収録されたBlu-rayが付属。併せて各CDショップでの購入者特典も発表された。また『My Heartbeat』通常盤のジャケット写真が公開され、遥海自身が絵の具を使いペイントしたマーブル模様に写真がコラージュされたデザインになっている。<リリース情報>遥海 1stアルバム『My Heartbeat』2022年1月26日(水) リリース遥海『My Heartbeat』通常盤ジャケット●通常盤(CD):3,300円(税込)●初回生産限定盤(CD+BD):4,400円(税込)【購入者特典】・全国共通特典:オリジナルポストカード(Type A)・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナルステッカー(Type A)・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く) / TSUTAYAオンラインショッピング:オリジナルポストカード(Type B)・HMV全店(HMV&BOOKS Online含む / 一部店舗除く):オリジナルステッカー(Type B)・楽天ブックス:オリジナルアクリルキーホルダー・セブンネットショッピング:オリジナル三つ折り卓上カレンダー・Amazon.co.jp:メガジャケ予約URL:<ライブ情報>『Harumi "My Heartbeat" 2022 TOUR』●3月18日(金) 大阪 バナナホールOPEN 18:15 / START 19:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・プレリク2次受付受付期間:11月13日(土) 12:00〜11月23日(火) 23:59受付URL:・夢番地OASIS会員受付受付期間:11月22日(月) 11:00~11月26日(金) 12:00・夢番地一般WEB会員受付受付期間:11月29日(月) 12:00~12月3日(金) 12:00受付URL:お問合せ:バナナホール 06-6809-3016●3月19日(土) 名古屋 SPADE BOXOPEN 17:30 / START 18:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・一般先行受付受付期間:11月6日(土) 12:00~11月28日(日) 23:59受付URL:お問合せ:SPADE BOX 052-212-9028●3月21日(月・祝) 東京 WWWXOPEN 17:15 / START 18:00【チケット料金】オールスタンディング:4,300円(ドリンク代別)・HOT STUFF先行受付期間:11月9日(火) 12:00~11月24日(水) 23:59受付URL:お問合せ:WWW X 03-5458-7688<番組情報>ZIP-FM『Midnight Getaway』毎週月曜日深夜1:00~1:30放送中番組HP:関連リンク遥海 オフィシャルHP:遥海 オフィシャルInstagram:遥海 オフィシャルTwitter:遥海 オフィシャルTikTok:遥海 オフィシャルYouTube:
2021年11月17日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。ラブコメでありながら、恋愛模様だけでなく視覚障害をテーマとした様々な問題を取り上げ、展開していく本作。ユキコ(杉咲花)と周囲の衝突を描いた第5話に引き続き、第6話でも視覚障害者と健常者との間にある、壁の高さを感じさせるストーリーとなりました。今回スポットが当てられたのは、ユキコの友人・空(田辺桃子)。盲学校で開かれるマラソン大会に向けて特訓中だった空が、放置自転車にぶつかって転倒してしまいます。大きな怪我はなかったものの、誰かが道に障害物を置いて空の練習を阻害していると判明し、ユキコたちは憤りを隠せません。森生(杉野遥亮)が犯人探しをしようと協力を申し出ますが、そこで空が見せたのは『見える人』に対しての激しい憎悪でした。白杖を蹴飛ばされたり、本当に見えないのかと難癖をつけられたり、そんな非情に晒されることがあるのだという話を聞けば、空の憤りにも頷けます。しかし、森生もそんな酷いことをする『見えるやつ』と同類だと罵った空に、さすがの森生も気分を害した様子。2人は大喧嘩になってしまうのでした。同じものを好きになれるということ友人と彼氏が激しく衝突してしまい、このままにしておけないと考えたユキコは、2人を仲直りさせるため一計を案じます。ユキコが考えたこの解決策こそが、第6話のテーマだったように思います。ユキコは、自分の考えたルートを森生と空に走らせることで、見えている人も、見えていない人も、同じものを好きになれて、共感し合えるのだと証明しようとしたのでした。次第に心を開いていく森生と空。ユキコの思惑にハマった2人は、最終的にお互いをリスペクトできる関係になれました。さらに言えば、青野(細田佳央太)と花男(戸塚純貴)たちが、鼻の下を伸ばして共感し合っていたボイスコミック『真珠の肌』でさえも、今回のこのテーマに沿ったものでした。『共通点』というよく聞く言葉は、視聴者にとって身近なもの。それをドラマに取り入れる、効果的なエピソードの作り方に感心させられます。住む世界が違う者同士が分かり合う取っ掛りとして、何かに共感したり何かを共有するというのは、関係性を深める近道の1つ。特に好きなものに共通点があれば、前向きな関係が築けます。森生と空がそうであったように、私たち自身も同じことがいえるのではないでしょうか。生まれも育ちも違う、価値観も違う…しかし、きっとどこかに共通点があるはず。違う世界に生きる人間だと感じても、私たちは同じことで笑い、共感できた時、同じ人間だと実感できます。無意識に作り出した『壁』を壊すのは、そうしたほんのささいなきっかけなのかもしれません。森生と空、2人をよく理解しているユキコだから出来た、優しさと遊び心にあふれたアイディアでした。そして、ユキコが2人の距離を近付けるために考えだしたアイディアは、森生と出会ったことで、彼女自身が徐々に変わりつつあるからのように思えます。「ありがとう」と「すみません」の使い分け話は戻り、空のマラソンの練習を邪魔していたのは、彼女がひと月ほど前に別れたという元カレ・拓己(福山翔大)でした。「できる限りのことをしてあげた」と、やけに上から目線で犯行の動機を語る拓己は、本当に空が好きで付き合い始めたのか、それとも目の不自由な彼女を思いやる優しい彼氏を演じたかっただけなのか…。どちらにしろ、その行為は、おそらく彼が思っていた以上に、空を苦しめるものだったに違いありません。空は、何かあるたびに「すみません」と彼が周囲に謝ることで、常に迷惑をかけているように感じ、劣等感に苛まれていたのでした。実は筆者自身、若い頃にこの「ありがとう」と「すみません」の使い分けについて指摘された経験があったため、非常に心苦しい思いでこの場面を見ておりました。人の好意に対して「すみません」と返すのは、相手に「逆に悪いこと(余計なこと)をしたのでは」と思わせてしまうため失礼であり、良いことをしてもらった時は「ありがとう」と返すべき。そう言われて、それ以降「ありがとう」を使う頻度が圧倒的に増えたのでした。障害のあるなしに関係なく、人の心の奥を気遣い、言葉を選ぶことの大切さに再度気付かされた第6話でした。今回は障害者への悪意ある行為を扱ったシビアな内容だっただけに、全体的に重い雰囲気でしたが、最後にはちゃんとユキコと森生の仲良しぶりも見せつけてくれました。序盤での森生は「あぁ~たこ焼きになりてぇ」なんて可愛いことを考えていたくせに、終盤では空にヤキモチを焼いて拗ねるユキコに不意打ちキス。やるときはやるんだな、森生!「今のなんだった?」というユキコの反応も可愛くて、2人の幸せな姿をいつまでも見ていたいと思える名シーンでした。社会的なテーマとラブコメをうまく組み合わせるところも、このドラマが人気の理由の1つなのかもしれません。次回は、赤座家に森生と獅子王(鈴木伸之)が呼ばれてイズミ(奈緒)の誕生会を開くという、これまた楽しそうなイベントが待ち受けているようです。楽しみすぎて、ニヤニヤが止まりません。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月14日杉咲花主演、杉野遥亮ら共演の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第6話が11月10日オンエア。鈴木伸之演じる獅子王の切ない表情に励ましの声が上がるとともに、ユキコと森生のキスシーンには「史上最高のキスシーン」など絶賛の声が上がっている。WEB連載で閲覧数累計2,000万PVを突破したうおやまによる原作をドラマ化、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、地元では恐れられているが根は純粋なヤンキーが運命的に出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていくという恋の物語が展開する本作。外出時は白杖が必要な弱視で、森生と付き合いはじめた赤座ユキコを杉咲さんが演じ、地元で恐れられるヤンキーだったが、純粋な性格でユキコと惹かれあっていく黒川森生には杉野さん。元々は森生のライバルだったが、今はレンタルビデオ屋で一緒に働く金沢獅子王には鈴木さん。獅子王に恋して同じジムに通うようになったユキコの姉・赤座イズミには奈緒。ユキコの盲学校での同級生で、視野が欠損するタイプの弱視の紫村空には田辺桃子。同じくユキコの同級生で全盲の青野陽太には細田佳央太。ユキコがバイトするハンバーガーショップの茶尾店長には古川雄大。ユキコのバイト先の同僚、紺野には大友花恋。橙野ハチ子に生見愛瑠。橙野茜にファーストサマーウイカ。ユキコとイズミの父・誠二に岸谷五朗。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。盲学校で開かれるマラソン大会に向け、ユキコは森生に伴走者になってもらい練習する。2人が近くでマラソン練習をしているはずの空と合流するため公園に行くと、そこには伴走なしで走る空の姿が。さらに空が森生たちの目の前で放置自転車に激突して転んでしまう。空を助ける2人だが彼女はなぜか震えていて…。実は空の走路に障害物を置いた人間がいた。空を助けようとする森生だが、空から拒絶され2人は険悪なムードに。2人に和解してもらおうとユキコは、森生と空の両方が好きなものと出会えるマラソンコースを設定、森生に空の伴走を頼むことに…というのが今回のストーリー。ユキコはイズミにも協力を依頼、イズミは獅子王を連れ、森生と空のマラソンコースで“給水役”になる。「貴様はこんなに走れるとはな」と言いながら森生にペットボトルを渡す獅子王。森生が「ちゃんとしねえとな、ユキコさんの頼みだから」と答えると、「そうか…」と寂しそうで切なそうな表情を浮かべる。この獅子王の表情に視聴者からは「ユキコさんの頼みだから、と聞いて悲しそうな顔する獅子王しんどい」「おおぉん獅子雄、、切ないほんと切ない」「獅子王~切ない顔すな…」「獅子王凹んでるなやっぱり森生好きなのね」といった励ましの声が上がる。その後、空のマラソンの邪魔をしたのが彼女の元カレだったことが判明。元カレの身勝手な言い訳に普段は穏やかな青野が激昂する…。そんな青野にも「青野くんの見せ場カッコ良かった」「青野くんが「ふざけんじゃねえよ!」って立ち上がったところ、何度観ても咽び泣く」などの声が送られる。そしてラストでついに森生がユキコにキス。戸惑いながら笑顔をみせるユキコと、それを見て微笑む森生。この初々しい“不意打ちキス”に「史上最高のキスシーンでした!」「こんなに可愛いキスシーンを初めて見たよ」「照れているユキコと森生にこちらがデレデレになってしまいました」「キスされたあとのユキコのリアクションがかわいすぎるよー」など、視聴者からの絶賛の声が殺到中だ。(笠緒)
2021年11月11日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。水曜ドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』の見どころを紹介していきます。アルバイトに馴染み始めたユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)に告白し、めでたく結ばれた第5話。2人が付き合い始めて幸せムード溢れる展開になるのかと思いきや、意外にもユキコと様々な人物の、衝突と和解が描かれました。特に、ハチ子(生見愛瑠)と紺野(大友花恋)の、ユキコへの心ない言葉は衝撃的で、見る人の心をえぐります。「障害者はズルい。私だって、この白杖があれば許されるんだから」というハチ子と、紺野の「ちょっと甘えてない?こんなことできなくて当たり前、できなくても許されるって思ってないかな?それって、私には障害があることを利用してるように見えるんだけど」。障害という社会的なハンデを負っている上に、敵意まで向けられる…ユキコと同じ立場にある人にとって、そう珍しくない経験なのかと思うと、胸が痛みます。周囲に敵意を向けられて尚、前向きに行動するユキコの強さに惹かれた1時間でした。障害者はズルい?ユキコは視覚障害があるから、出来ないことがあっても許される。今回、ユキコとトラブルを起こしたハチ子と紺野には、どちらもこの思いが根底にありました。ハチ子は、人付き合いが苦手で上手く立ち回れない自分と、周囲から優しくされるユキコを比べて、ズルいと感じていました。しかし、ユキコだって常にみんなから優しくされているわけではありません。そんな自分の実情や思いを互いに主張し合い、伝え合うことで和解に漕ぎ着けた、ユキコとハチ子。一方、ユキコのアルバイト先の先輩・紺野は、仕事がスムーズに出来ないユキコに腹を立てていました。ポテトの注文をレシートを見て受けるという新しい仕事にトライしたユキコでしたが、インクが薄くて読み取るのに時間がかかり、レシートをためてしまいます。それを紺野は「できなくても許されると思って甘えている」と厳しく責めました。紺野の怒りに対して、ユキコはレシートの文字を大きくするという方法を提案。紺野はレシートの印字に時間がかかると反対しますが、いざやってみるとレシートの文字が読みやすくなり、他のスタッフのミスも減ったのです。ここで意外だったのは、紺野が「スタッフのミスが減った」とユキコに言いに来たこと。紺野の口から謝罪の言葉が出ることは、とうとうありませんでしたが、自分の非はきちんと認め、これからも言いたいことは言って欲しいとユキコに伝え、2人のトラブルはひとまず落着しました。ユキコには出来ないことがある。それは変えようがありません。しかし彼女には、欠点の改善方法を考えて行動に移し、乗り越える力がある…そんなユキコの強さが光ったエピソードでした。言葉は道具この第5話では、もうひとつ衝撃的な出来事がありました。それは、森生の過去を聞きたがるユキコに、森生が「話したくないことだってある」と怒ったこと。あの森生がユキコに向かって口調を荒げるなんて!それほどまでに、出て行った母親のことは、彼の中で蓋をしておきたい記憶だったのでしょう。イルミネーションが煌めく街で、突然姿を消した母を泣きながら探し回る森生少年は、本当に不憫でした。ずっと過去から逃げていた森生でしたが、ユキコの友人や獅子王(鈴木伸之)の言葉で、向き合う決心をします。森生は、ユキコが母親のようにいなくなるのが怖かったのです。それはユキコが好きで、大切に思っているからこその恐怖。ユキコが森生の心に踏み入ろうとしたのも、森生を好きだと思う気持ちからでした。2人はお互いの思いを伝え合って、仲直り。森生の「好きです」に、これまでにない彼の激情を見た気がしました。思えば、今回のユキコをめぐるトラブルは、どれも自分の思いをきちんと言葉にして伝え合うことで和解しています。ユキコは言葉を欲しがる傾向があります。それはユキコの、「ムカついてたけど、はっきりに言ってくれたことは嬉しい」「ストレートに言い合えた方が、お互い後腐れないしね」「前にも言ったよね。私は人の顔色を読むことが難しいから、何でも言葉にして欲しいって」といったセリフにも表れています。耳からの情報を頼りにしているユキコにとって、言葉がどんなに大切なものか、想像に難くありません。しかし、言葉を大切にしなければいけないのは、ユキコだけではないでしょう。ユキコは白杖を「生きていくために必要な道具」だと表現しましたが、言葉もまた、私たちが社会生活を営むために必要な道具だと言えます。人を傷つける凶器にもなれば、お互いを理解し合うためのツールにもなるのです。当然のことのようですが、普段私たちがどれだけその事を意識して生活を送っているのか…。考え直してみる良いきっかけになりそうです。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月09日弱視の盲学生・ユキコと、不良少年だけど純粋な少年・森生の恋愛模様を描く、日本テレビ系で放送中のテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。ラブコメ作品ではあるものの、主人公のユキコが抱える『弱視』というハンディキャップを通して描かれる現代社会や、周囲の人間との関係性など、社会的な要素でも観る人の心をつかんでいます。ユキコの友人・空にフォーカスがあたる第6話第6話では、盲学校で開かれるマラソン大会に向け、ユキコ(杉咲花)の練習に付き合うことになった森生(杉野遥亮)。運動嫌いですぐにサボろうとするユキコの新たな一面を知り、ますます森生は愛おしさを募らせるなど、2人の関係はゆっくりと、しかし順調に深まっていきます。一方で、ユキコの親友で同じ盲学校に通う空(田辺桃子)には、トラブルが。空が走る道にわざと障害物を置いて、練習を邪魔しようとした悪意ある人物がいるというのです。空を救うために行動を起こす森生。しかし、唯一の取り柄である『走ること』を諦めたくない空は、森生を頼ることを拒否してしまいます。それは、森生もまた、『見えない』自分をバカにする『見える人』たちと一緒なのではないかという思いからでした。空の言葉を受け、『見える』人である自分とユキコたちの間には超えられない壁があるのではないかと、いらだつ森生。ユキコもまた、親友と恋人、自分にとって大切な2人が分かり合えないことを悲しく思い、何か自分にできることがないかと考えます。さらに、獅子王(鈴木伸之)に想いを寄せる、ユキコの姉・イズミ(奈緒)は、なんとかお互いの関係を進展させようと奮闘!この2人の関係性にも注目の第6話は、2021年11月10日の夜10時から放送です。恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜/日本テレビ系で毎週水曜・夜10時~放送『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』のドラマコラムはこちらから[文・構成/grape編集部]
2021年11月07日杉咲花、杉野遥亮共演による「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」の5話が11月3日オンエア。ユキコと森生、2人が口にした「好き」に「可愛すぎ」「ほんと応援したいカップル」などの声が集まる一方、ラストシーンで獅子王が漏らした“ため息”にもSNSがざわめいている。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子が、地元では恐れられているが根は純粋なヤンキーと運命的に出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく物語が展開する本作。外出時は白杖が必要な盲学校高等部の3年生・赤座ユキコを杉咲さんが演じるほか、有名なヤンキーだったがユキコに恋して、レンタルビデオ屋で働くことになった黒川森生に杉野さん。森生のライバルだった獅子王に想いを寄せ始めたユキコの姉・赤座イズミに奈緒。森生のライバルだった金沢獅子王に鈴木伸之。森生のことが好きな橙野ハチ子に生見愛瑠。ユキコの同級生・紫村空に田辺桃子。青野陽太に細田佳央太。森生のヤンキー仲間・緑川花男に戸塚純貴。森生の子分的存在・桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。森生たちの溜まり場になっている喫茶店の店主・橙野茜にファーストサマーウイカ。ユキコがバイトしているハンバーガーショップの茶尾店長に古川雄大。ユキコとイズミの父の赤座誠二には岸谷五朗といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。5話ではついにユキコが森生に告白。森生のためにバイト先で自分が作ったポテトを手渡すと「あのさ、黒川…好きなんだ」と想いを伝えるユキコ。それを聞いた黒川は思わず自分の頬を叩き、さらに驚きのあまり腰を抜かし、その後「やったぁー!」と叫びながら走り出す…。そんな森生の姿に「告白シーン可愛すぎた、眼福です」「今日のハイライトを選ぶのは難しいけど、きゃわきゃわだったのは告白されて走り回る森生と嬉しそうなユキコ」などの声が上がる。こうして交際をはじめた2人だったが、ユキコから母親のことを聞かれた森生は表情を一変させ、付き合っていても話したくないことはある。なんでも全部言わなきゃいけないのかと怒ってしまう。森生は母親が自分を捨てて出て行ったという過去を背負っていた。ユキコは森生の心に土足で踏み込んだことを後悔するのだが、空と青野から話を聞いた獅子王の説得で森生は自分の過去と向き合い、そしてユキコにすべてを話す。森生の話を聞いたユキコは「私はいなくなったりしない。黒川のこと、ひとりぼっちになんてさせない」と語りかける。その言葉に森生は「好きです」とユキコを抱きしめる…。この「好きです」にも「こんなストレートなセリフが響くのは、これまでの物語があってこそ」「森生の返しが「好きです!」って想い溢れすぎてこんなの泣くしかないだろ…」「ほんと応援したいカップルだわ」などの言葉がタイムラインにあふれる。一方、ラストではジムのロッカールームで獅子王が、森生の写真を見つめため息をつくという場面が。このラストシーンに「やっぱり獅子王はもりおだとおもったー!!」「ちょっと待ってー!!!獅子王!マジかー!!!!それはそれでキュンだけど…」といった反応も続々集まっている。(笠緒)
2021年11月04日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。姉妹喧嘩の末、イズミ(奈緒)から認めてもらえたユキコ(杉咲花)と森生(杉野遥亮)。ユキコとイズミの関係は、以前よりも仲睦まじく感じられました。良い姉妹ですね。2021年10月27日に放送された第4話では、働き始めた森生と対等でいたいと思ったユキコが、アルバイトを始めます。森生に甘えないために「アルバイトで認められるまでは会わない」と宣言し、やる気満々のユキコ。しかし、いざ仕事を始めると失敗を連発してしまいます。ユキコのアルバイトを通して、障がい者が健常者の中で働くのがいかに大変かを、痛感させられるストーリーとなりました。障がい者が健常者の中で働くということ最初に行ったスーパーマーケットの面接で「メリットがなければ雇えない」と断られたユキコ。忙しい業務の中で、健常者と同じ働き方ができない障がい者にとって、雇うメリットを問われてしまうのは過酷です。森生にとっては、ユキコと働けること自体がメリットになるようで、職場のスタッフがみんな森生だったらいいのにと思えてしまいます。盲学校の先生からは「これがやりたい」というパワーが大切なのだと助言してもらい、ユキコは大好きな『BBバーガー』の面接へ。店長の茶尾(古川雄大)は、即座に採用を決定。喜ぶユキコでしたが、周囲のスタッフはあからさまな迷惑顔。しかしスタッフたちの表情は、ユキコには見えません。アルバイト初日。店内の様子がぼんやりとしか見えないユキコは、歩くこともままならず、厨房の隅で立っているしかできませんでした。忙しいスタッフたちは、ユキコを邪魔者扱いするばかり。スタッフたちは皆、ユキコと一緒に働くことにメリットを感じていなかったのでしょう。しかしユキコを採用した茶尾だけは、彼女に「新しい風」を期待していたのでした。指導係になった紅林(吉住)のポテト作りの説明も、弱視のユキコには解りにくいものでした。手本を見せながら「ボタンを押す」「スイッチを入れる」と説明するので、健常者であれば何の問題もなく伝わりますが、ユキコにはそのスイッチやボタンを見つけるのも困難です。いかに私たちが、普段の生活で視力を頼りにしているのかに気付かされます。ユキコがどのくらい見えないのか。それを知らなければ、ユキコがなぜ出来ないのか、どうすれば出来るのかが解らないのですね。知るということは本当に大切です。どんなに嫌な思いをしても、店のマニュアルを持ち帰って拡大読書機を使って熟読したり、早く出勤して店の中の配置を覚えたり、ユキコは努力を惜しみません。その姿を見た紅林は、一生懸命な彼女を応援したいと思うようになっていくのでした。ユキコが生んだ一体感一方、第3話のラストでハチ子(生見愛瑠)にキスをされた森生。なんと、あの出来事をハプニングだと思っていたようです。ピュ…ピュアにもほどがある…!ハチ子の中の嫉妬心や憎悪など、想像もしていないのでしょう。どこまでも心が綺麗なヤンキーです。そんな『ピュアヤンキー』こと森生は、ユキコと会えない期間にハチ子から正式に告白され、それ以降ハチ子のことが頭から離れず、「俺は浮気者なのか」と自責の念に駆られていました。そんな時に偶然、森生は青野(細田佳央太)と出会います。森生はユキコと行動を共にしてきただけあって、青野のことも当然のように誘導していました。さすがです。誰とでも分け隔てなく接することができる、森生の能力にも感心させられます。森生の恋愛相談を受けた青野は、「信号とポストの赤が違うように、好きにもいろんな種類があるのではないか」とアドバイス。結局、森生はハチ子を妹のようにしか思えず、ハチ子は森生にフラれてしまうのでした。そんなある日。BBバーガーのスタッフの一人が急遽休むことになり、ユキコがポテトを作る係になります。このシーンは本当に緊張しました。注文はどんどん入るのに、何もできず失敗を重ねるユキコ。とうとう紅林がポテトを作り始めて、何もできないまま終わるのかと思いましたが。そこへ聞こえてきたのは、「フレー!フレー!」とユキコにエールを送る森生の声。離れていても、会えなくても、応援してくれていると感じられる森生の存在が、この時のユキコには、どんなに有り難かったか。森生に力をもらったユキコは、もう一度ポテト作りに挑戦します。油を使う作業ですから、見ているこちらまで、火傷をしやしないかとハラハラさせられました。スイッチを探すユキコに、先輩スタッフがマグネットを貼って教えてくれて、揚げたての熱々ポテトをケースに入れて…。気がつけば筆者だけでなく、テレビの中のBBバーガーのスタッフたちも、ユキコの作業に釘付けになっていました。きっとみんな同じ気持ちで、ユキコを見守っていたに違いありません。ついにユキコがポテトを完成させた時には、筆者だけでなく、あんなに迷惑そうだったスタッフたちにも笑顔が。そこにはテレビの画面を超えた、一体感が生まれていました。茶尾が望んでいた『新しい風』とは、これだったのです。ユキコが働くことで、スタッフの多くが障がい者に対して配慮できるようになるでしょう。彼女を通して障がい者について知ることができるからです。それは、お店に様々なお客様を迎えるための配慮にも、繋がるかもしれません。または、お互いに配慮し合うことで、チームワークが良くなるかもしれません。意識が変わっていくのは、ユキコと関わったからこそ。この作品を通してユキコを知ってきた視聴者も、BBバーガーのスタッフも、同じ体験をしているようです。イズミと獅子王が…?第4話では、ユキコと森生の恋のドキドキは抑え気味でしたが、ユキコの努力と成長に心が温まるストーリーでした。ドキドキといえば、イズミと獅子王(鈴木伸之)の距離感にもドキドキさせられます。ヤンキーなんてダメだと、あれだけユキコに言っていたイズミが、獅子王を好きになってしまうなんて…!想い人がいるのかと尋ねて「はい」と返された時の、あまりにも小さな「そう、ですか」が切なかったです。でも諦めないで欲しい!それにしても、獅子王の想い人とは一体誰なのか。筆者には森生しか思い浮かびませんが、いつか明かされる日が来るのでしょうか。そして今回のラストも、嫉妬心に燃えるハチ子が登場。森生にフラれてしまったハチ子は、ユキコに何をするつもりなのか…。次回、第5話が待ちきれません。[文・構成/grape編集部]
2021年11月02日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。ユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)と会っている所をイズミ(奈緒)に見つかって、険悪ムードが漂う赤座姉妹…。10月20日に放送された第3話では、身長差のせいで自分の声がユキコに届きにくいと知った森生が、身長差を埋めるため、ユキコにハイヒールを購入します。しかし、森生はそれをユキコの自宅の玄関先に置いて帰ってしまい、宛名がなかったために、イズミが「元彼からのプレゼントだ」と勘違してしまいます。そしてこのハイヒールをきっかけに、姉妹の喧嘩が激化するのでした。ユキコとイズミの大喧嘩いつものように登校中に森生と会ったユキコ。ハイヒールが森生からのプレゼントだったと知って驚き、イズミから取り返そうと決心します。そんな中、森生たちの溜まり場の喫茶店に獅子王(鈴木伸之)がやって来て、就職が決まったと報告します。この時の森生の全財産は、驚愕の18円。度肝を抜かれる金額です。森生は、獅子王に触発されて就職活動を始めますが、どこからも相手にしてもらえず落ちこんでしまいます。その後、ハイヒールはいつの間にかイズミに捨てられており、焦ったユキコはゴミ置き場を漁ります。ゴミ袋に顔を寄せながら、手探りで探す彼女の姿が健気でした。その姿からも、もうすっかり森生に恋をしている様子のユキコ。ハイヒールを見つけ出したユキコは、森生にお礼の電話をします。ユキコにハイヒールは危ないと気がついた森生でしたが、少しで良いから履いている所を見たいと言います。全力で支えるから、好きなだけつまずいても大丈夫だと。本当に優しい男です。就職活動がうまく行かず落ち込んでいる時に、電話で話すだけで元気を取り戻せるという、2人のあたたかい関係が素敵です。しかしこの直後、ハイヒールが森生からのプレゼントだったとイズミに知られてしまい、イズミは激怒。大喧嘩に発展します。この喧嘩のシーンは強烈でした。杉咲さんと奈緒さん、2人の演技がリアルすぎて本当にハラハラさせられたし、どちらの気持ちにも共感できて、途中から涙が溢れました。イズミは、ユキコのことを自分が一番近くで見てきたと自負していました。「普通の人とは違うユキコ」が傷つくのが心配でたまらないのです。一方のユキコは、イズミの過干渉で自由にできず、不満を持っていました。新しいことができないのは楽しくないと感じていたのです。ユキコは不満を抱きながらも、世話を焼いてもらっている立場の弱さから、自分を押し殺してきたのでしょう。しかし、イズミがユキコを大切に思っていたのは本心。自分のやりたいことを我慢して常に妹のことを考える、優しく責任感の強い姉だったのです。森生が姉妹に与える影響ユキコとの電話で元気を取り戻した森生は、アルバイト募集の張り紙を見てレンタルショップを訪れます。店員がいないのを不審に思いつつ、音声ガイド付きのDVDが多いと気がついてテンションが上がり、ユキコを連れてきた時のシミュレーションを始める、どこまでも可愛くて面白い森生。そんなことをしている内に、セルフレジで困っている年配の女性を手伝うことになります。そこへ突然現れた獅子王が、その女性に親しげに話しかけてきて、森生はキョトン。視聴者もキョトンだったでしょう。その女性は獅子王の祖母で、そのレンタルショップは獅子王の就職した店だと聞いてビックリ。この店の店長になったと話す獅子王は、森生に店の不親切なところを指摘されたことから、森生のアルバイト採用を決めてしまいます。なんと、獅子王が森生の上司に…。驚きの連続です。森生の採用決定をめでたいと思う反面、何かと殴り合いになりそうな二人に、少々不安が残ります。話は変わり、ユキコとイズミの喧嘩は、「お節介を焼いたら感謝された」という森生の話を聞いたユキコが、仲直りの方法を思いついたことで解決へ。ユキコは、ハイヒールに似合う服を買うためにイズミを誘います。いつもイズミについて来てもらっていた買い物に、一人でチャレンジするところを外から見守ってもらいます。一人で買い物をするユキコを見つめて涙を流すイズミ。ずっと世話を焼いていた妹が、独り立ちしていく嬉しさと寂しさが感じることができて、ここでも涙が出ました。買い物を終えたユキコに、イズミは「あいつのおかげかもね」と悔しさを滲ませます。そんなイズミに「強くなれたのはお姉ちゃんのおかげ」と言えるユキコが素晴らしい。世話を焼いてくれた姉への感謝を言葉にして、その上で、もっと色んなことにチャレンジしたいという自分の考えを伝えられて、仲直りとしては最高の形で着地できたのではないでしょうか。思えば、喧嘩のきっかけを作ったのも、仲直りのヒントを与えてくれたのも森生でした。雨降って地固まる。姉妹の絆はより強固なものになったようです。森生は知らず知らずのうちに、この姉妹に大きな影響を与えていますね。後日。森生が働き出したレンタルショップに、ユキコがやってきます。足元には、あの赤いハイヒール。慣れないハイヒールに足元がおぼつかず、くぼみにハマってつまずくユキコを森生が抱き止めます。「履きやすい靴をプレゼントする」と言った森生への、ユキコのセリフにキュンとしました。「この靴は黒川の声を聞くためのものなんだよね?じゃあこれでいいじゃん。だって、これ履くときは、いつもいてくれるんでしょ?」恋です!〜ヤンキー君と白杖ガールーより引用この言葉に、ユキコをギュッと抱きしめる森生。そりゃぁ、嬉しいでしょう。時に偏見の眼差しで見られ、イズミに罵倒されて悩みながらも、一直線にユキコを想って、果敢に前へ進んできたのです。彼の努力が報われたような気がしたシーンでした。森生の愛おしそうなハグにも感動。それを遠くで見守って涙を流すイズミに、もらい泣き(泣くの3回目)。さらに、イズミにさりげなくハンカチを渡す獅子王に大笑い(いつの間に!)。泣いたり笑ったり、忙しいドラマです。獅子王は、DVDを借りる祖母の手伝いをしたり、前にもバス停でユキコを拾ってくれたり、見た目によらず紳士ですね。彼への興味も深まった第3話でした。そして問題のラストシーン。一気に距離を縮めたユキコと森生に、腹を立てたハチ子(生見愛瑠)が不意打ちキス。なんてことをー!!ハチ子の行動に腹を立てつつ、次回、あの森生がどんな反応を示すのか、楽しみなような怖いような…。期待と不安を寄せつつ、第4話を待つことにします。[文・構成/grape編集部]
2021年10月28日10月29日公開の映画『アイの歌声を聴かせて』の公開直前イベントが21日、都内で行われ、福原遥、工藤阿須加、メイプル超合金のカズレーザーが出席した。『イヴの時間』、『サカサマのパテマ』などで海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦康裕監督が、自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生たちが織りなす瑞々しい群像劇で描いた本作。ちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンに土屋太鳳、もうひとりのヒロイン・サトミに福原遥、幼馴染のトウマに工藤阿須加が声を担当。本作で声優初挑戦となったカズレーザーがシオンたちの担任を演じている。公開を直前に控えたこの日のイベントは、カズレーザーがMC役を務めて実施。本作の感想を求められた福原は「感動し過ぎて言葉にならないぐらいでした。現実とAIのキラキラした世界観も素敵だし、土屋太鳳さんの歌声もめちゃくちゃ感動して本当に素敵な作品だと思いました」と絶賛し、工藤も「すごく愛が溢れている映画だと感じました。土屋太鳳さんの歌声もですが、キャストの皆さんの声が素敵で、大好きな作品になりました」と気に入った様子。また、普段の芝居と異なる声優業について、初挑戦のカズレーザーが「自分のペースで喋れないから難しいですね」と振り返り、何度か経験のある福原も「自分が映ってないので表情や身体全体で表現できない部分があります。声で色々表現できないのは毎回難しいと思います」と苦労を語った。この日はSNSで募集した学生とリモート中継を結び、福原と工藤が学生の悩みや質問に答える特別授業も実施。「好きな人に振り向いてもらえるコツは?」という男子学生の質問に工藤は「好きな人のことをよく知ることが大事で焦らないこと。僕が学生の時、好きな人の連絡がどうしても知りたくて、あいさつしかしたことがなかったのに連絡を教えてもらおうとしたら警戒されちゃいました。悪い噂が広まって嫌な思いをしたことがあります」と過去の失敗談を明かし、カズレーザーも「持久戦に持ち込んでください」とアドバイスした。最後に福原がカズレーザーに質問することとなり、福原が「家に帰ってやらなくてはいけないことがあるのにいつも睡魔に襲われて出来ないんです。良い方法はありますか?」と悩みを打ち明けると、カズレーザーは「福原さんっておきれいじゃないですか。だから掃除をしない。しなくても大丈夫です。汚い訳がないんですから。めちゃくちゃお仕事している訳ですから意外と何かのタイミングでやりますよ。毎日気しなくてもいいと思います。論破ですね」と回答。続けて「家に帰るまでやるようにしてますね。作業場とか事務所の会議室とか、外でやって家では寝る。家では何もしません。これ結構オススメです」とアドバイスを送っていた。映画『アイの歌声を聴かせて』は、10月29日より全国公開。
2021年10月21日杉咲花、杉野遥亮ら共演の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」3話が10月20日オンエア。鈴木伸之演じる獅子王を讃える声が上がるとともに、ユキコと森生の“ハグ”には「100億満点」などの反応が続出中だ。勝ち気だけど恋には臆病な盲学校の女の子と、地元では恐れられているが根は純粋なヤンキーが運命的に出会い、お互いのことを理解し、惹かれ合っていく、ギャグ&ラブコメ要素をふんだんに盛り込んだ思わず応援したくなる恋の物語が展開する本作。キャストは現在盲学校高等部の3年生。数年前に母を亡くし、父と姉イズミとの3人暮らしの赤座ユキコに杉咲さん。地元では名前を出しただけで相手が逃げていくほど有名なヤンキーの黒川森生に杉野さん。超がつくレベルの心配性で、ユキコに口うるさくしてしまう姉の赤座イズミに奈緒。森生の顔にケンカで刀キズを付けた張本人の金沢獅子王に鈴木さん。森生のことが好きでユキコに嫉妬心を抱く橙野ハチ子に生見愛瑠。ユキコとイズミの父、赤座誠二に岸谷五朗。また田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、ファーストサマーウイカ、古川雄大といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ユキコは森生と会っているところをイズミに見られ、姉妹の間に険悪な空気が流れる。そんななか背の高い自分の声が届きにくいことがユキコのストレスになると知った森生は、身長差を縮める手立てはないかと考えユキコのために赤いハイヒールを購入。自宅に届けに行くが、インターホンを鳴らすと対応したのは誠二。思わず家の前に靴を置いて去ってしまう。イズミはその靴を元カレからのプレゼントだと勘違い。そんな矢先、いつもの喫茶店に溜まっていた森生のもとに獅子王が現れ「就職する」と報告してくる…というのが3話のストーリー。緊迫感溢れるムードでの“就職報告”に「内定通知書wwwwww爆笑したwwwwww」「わざわざ就職報告しに来るヤンキー可愛すぎる」「就職報告そんなシュールなことある??」といった声が上がる。そんな獅子王に影響され森生も就活を始めるのだが、なかなか上手く行かない。そんな折たまたま訪れたレンタルビデオ屋で獅子王と出くわす。彼はこの店で店長をしており、店に対する森生の意見を聞いて「ここで働いてくれないか」と誘う。かくして森生はレンタルビデオ屋でバイトすることが決まるのだった。この展開に「おおーバイトから店長に昇格したんか獅子王!」「バイトから店長に昇格て頑張ってたんやん」などの反応や「獅子王、いいやつだな笑ちゃんと話聞く笑」など獅子王を讃える声がSNSにあふれる。一方、ユキコは森生からもらった赤い靴に似合う服を買うため、イズミの助けを借りて店まで案内してもらう。が、そこでイズミに対し“1人で服を買いたい”と懇願。自力で靴に合う洋服を購入。森生の働くレンタルビデオ屋に赴く。慣れないハイヒールが道路の窪みにはまり転倒しそうになるユキコを、ユキコに気付いた森生が抱きとめる…という展開に。森生の優しさにあふれるハグにも「森生のハグも大切な物を包み込むような優しさと笑顔で素敵」「なんかもう気持ち抑えられなくてぎゅーってしてる感じがたまらなく可愛かった」「ハグの仕方が100億満点」などの感想が続々と投稿されている。(笠緒)
2021年10月21日ブログ『現実逃避は前向きに。』で注目ドラマの感想をつづる、malcoさんによる新連載。2021年秋ドラマの見どころを紹介していきます。第1話から「勉強になる」「二人の恋を応援したくなる」と好評だったテレビドラマ『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』。前回、ユキコ(杉咲花)が森生(杉野遥亮)に心を開いたかに見えたのですが、「知らなかった世界」の住人同士、そう簡単に距離を縮めることは出来ないようです。2021年10月13日に放送された第2話では、住む世界が違いすぎる二人のすれ違いが描かれました。序盤、ひょんなことからユキコと森生が二人で映画を観に行くという、楽しい展開になります。観に行ったのはゾンビ映画。そこで森生は初めて「スマホアプリで映画の音声ガイドが聞ける」ということを知ります。筆者も森生と同じく、初めて知りました。本当に勉強になるドラマです。映画館では、森生がポップコーンをユキコの手に乗せてあげたり、お返しにユキコがチュロスを森生の口に突っ込んだり、ユキコに顔を近づけられた森生が「キスをされる」と勘違いしたり。※写真はイメージ微笑ましいシーンの連続にニヤニヤとしながら、ゾンビに怯えてユキコにすがりつく森生の姿に「黒ヒョウじゃなくて子猫だな」なんて思って笑っていたのも束の間。着実に親密さを増していた二人の間に、亀裂が生じる出来事が起きるのです。あなたには分からない二人の間に亀裂を生じさせたのは、森生に恋心を寄せる幼馴染・ハチ子(生見愛瑠)。彼女はヤキモチから、ユキコに心ない言葉を浴びせます。「森生は困ってる人を放っておけないタチだからユキコの事も放っておけない」と話し、「私も白杖を持ちたい」などと軽率な発言をして、ユキコの逆鱗に触れてしまいました。ハチ子の言葉に傷ついたユキコは、自分に優しく接する森生に「私の気持ちなんて分かるわけない」と言って突き放し、それ以降、彼と会うのを避けるようになります。ユキコにとって白杖を持つことは「自分は障害者だ」と認めることであり、辛い覚悟を強いられることでした。ユキコの相棒である白杖に、そんな意味と覚悟があったとは。失言をしてしまったハチ子にも、おそらく森生にも、想像できなかったことでしょう。もちろん筆者も衝撃を受けました。言われて初めて「そうか」と気が付けることであり、経験した人にしか分からない、まさに「あなたには分からない」本音であると言えます。※写真はイメージユキコから突き放された森生は、ユキコの姉・イズミ(奈緒)からも「見えない世界にいるユキコの気持ちは、あなたには分からない」と言われ、さらに追い討ちをかけられます。ユキコだけならまだしも、イズミにまで「あなたには分からない」と責められる森生が、不憫で仕方ありませんでした。「あなたには分からない」というのは、相手の理解を拒んで距離を置くための、とても寂しい言葉に感じます。「そもそも違う世界に住んでいたのだから、分からないのはお互い様なのに…」と、筆者はイズミの発言に腹を立てました。しかし、森生は、そんなことで諦めるようなヤワな男ではなかったのです。分からないなら、分かるための努力を森生と会わない日々が続いたユキコでしたが、父親との何気ない会話でこれまでの森生との時間を思い出し、それを「楽しかった」と感じます、ユキコは、森生に会いに行く決心をしました。森生の住む町までバスで行くのですが、知らない場所に一人で行くのは、ユキコにとってはリスクを伴う行為です。勇気を出してバスに乗って、乗り間違えて、知らない場所で降りて途方に暮れて…と一波乱ありますが、たまたま通りかかった森生のライバル・獅子王(鈴木伸之)に送ってもらい、無事に辿り着けたユキコ。※写真はイメージそこで彼女が遭遇したのは、タオルで目隠しをして階段から転げ落ちる森生でした。なんと森生は、ユキコを理解するために、目隠しをして歩いてみたりカップラーメンを作ってみたり、日常生活の様々なことにチャレンジしていたのです。「あなたには分からない」と言われて「そんなのお互い様よ」と、そこでイジケて思考を止めてしまう筆者のような人間には、全く思いも寄らない行動でした。もしも森生が筆者のような思考の持ち主であれば、この恋はとっくに終わっていたに違いありません。「分からないなら分かるために努力をする」そんな森生の純真さと無邪気さに心を打たれました。目隠し体験から、今まで目で見ても気付かなかったことに気が付けて、「ユキコに近づけた気がした」と話す森生。そんな森生に「会いたいから来た」と素直な気持ちを伝えるユキコ。ユキコは森生の優しさに触れて少しずつ心を開き、森生はユキコに寄り添うことで成長している気がします。※写真はイメージ違う世界の住人だった二人の間には、まだまだ高い壁がありそうです。それは、二人の気持ちのすれ違いだったり、あるいはラストで二人の前に立ちはだかった姉・イズミの存在だったりするのでしょう。今回、森生が投げかけられた「あなたには分からない」という言葉に象徴されるように、人の背負った苦しみを他人が理解するのは難しいのかもしれません。それは「幸せの形」が人によって違うのと似ていますね。目の不自由なユキコ、顔に傷があって不良として偏見を持たれる森生、好きな人に全く相手にしてもらえないハチ子。誰がどのくらい辛くて不幸せなのか、ある程度想像はできても、本当のところは本人にしか分からないことです。ユキコも言っていましたが、生きていれば、嬉しいことも悲しいこともラッキーもアンラッキーも日常の中には訪れて、それを繰り返して人生は進んでいきます。その中で何を不幸と思い、何を幸せと思うかは自分次第。そして森生という青年は、ユキコの苦しみも喜びも共有できるキャパシティを持っていると感じます。これまでのストーリーを通して見えてきた、森生の素直さと一生懸命さ。これだけ視聴者に届いているのだから、きっといつかイズミにも届いてくれると信じて。第3話も楽しみに待ちたいと思います。[文・構成/grape編集部]
2021年10月17日女優の福原遥が出演する、シチズン・wiccaの新WEB動画「どっちにときめく? 『クリスマスプレゼント』」編、「どっちにときめく? 『モヤモヤ』」編が、14日より公開された。新WEB動画では、福原が様々なシチュエーションで何かをきっかけに心動かされる瞬間を演じる。物語の途中で展開がゲームのように分岐し、全4パターンの異なるスタイルで福原が登場する。とある朝、恋人からプレゼントされた時計の箱を嬉しそうに開ける福原(「クリスマスプレゼント」編)。「きょうはwiccaと、どう過ごす?」と自らに問いかけ、その後は「かわいく彼女モード」と「きっちり仕事モード」の2つのシチュエーションに枝分かれする。カフェで友人からの恋愛相談を受けていると口論になり、怒った友人が出て行ってしまう「モヤモヤ」編。ケンカをした後の行動を2つのパターンで描き、「癒される」ではペットと戯れていると自然と笑顔に。一方の「発散する」では、気分転換に映画を観て思わず号泣していると、そこに友人からの着信が入る。笑ったり泣いたりときめいたりと、福原の表情の切り替わりと感情豊かな演技に注目だ。■福原遥インタビュー――イメージキャラクターになられていかがですか?とにかく嬉しかったです。今までの(wiccaの)CMやポスターも見させていただいていたのですが、すごく可愛らしくてキラキラした世界で、憧れの存在でした。イメージキャラクターをさせていただけてすごく嬉しかったです。―――本日撮影した「モヤモヤ」編・「クリスマスプレゼント」編について、印象に残っていることなどをお聞かせください。今回、沢山のシチュエーションで撮らせていただきました。「クリスマスプレゼント」編について、私自身、四季の中でもクリスマスのある冬が好きで、イルミネーションの中で撮影させていただけて楽しかったです。プレゼントで時計を貰うのは憧れと言いますか、貰ってみたいなという気持ちがあったので、ときめきながら撮影できて楽しかったです。――最近友人や家族など身の回りの人とケンカをしたことはありますか?あまり人とケンカをしなくて。友達とはほとんど(ケンカ)したことがないのですが、弟とはちっちゃなことで(ありますね)。「このご飯先食べたでしょ」みたいな言い合いをしたり(笑)家族と見たいテレビ番組を争奪するような、軽めのケンカはたまにします。――やわらかな印象の福原さんですが、普段怒ることはありますか?怒ることはそんなにないですね。カーっとなって叫ぶ・怒鳴るというのはあまりないですね。――福原さんはケンカした時に、自分からすぐに謝るタイプですか? それとも謝るのは苦手なタイプですか?悪かったと思ったらすぐに謝ります。少しおかしいなと思う時はとことん話し合います。相手の意見も聞きながら、結構長く話し合うことが多いです。――モヤモヤした時、気分が下がったりした際の、福原さん流の対処法を教えてくださいモヤモヤした時は、なるべくそれを解決できるように考えたり、誰かに相談したり。人間関係でモヤモヤしたらとことん話し合うとか。気分が落ちた時は、とにかく寝る・食べる(笑)。それで気分を上げています。美味しいものを食べに行く、時間があるだけたっぷり寝る。寝たら忘れるタイプです。――犬と触れ合って癒されるシーンがありますが、最近どんなことで癒されましたか?私自身も犬を飼っていて、家に帰ったらワンちゃんが飛びついてくるので、それに癒されています。あとは、音楽を聴く。朝起きたら聴いて、お風呂入る時も寝る時もずっと音楽を聴いています。今日は「クリスマスプレゼント」編があったので、クリスマスソングをとことん聴こうと思って。朝からずっと(クリスマスソングを)かけていました。――映画を見て涙を流すシーンがありますが、最近涙を流したことは?しょっちゅう泣いています。テレビでドラマを観て泣きましたね。――普段、感情が動いて涙することは多い方ですか?嬉し泣き、悔し泣きはたまにします。――福原さんが考える理想のクリスマスデートは?今日も撮影した“イルミネーション”は憧れなので、ツリーを観に行ったり、素敵なイルミネーションの場所へデートに行くのが、クリスマスの理想のデートです。――クリスマスプレゼントでもらったら嬉しいものは?それこそ時計を貰ったらすごく嬉しいです! 時計の他にもアクセサリーなどは、女性にとってテンションが上がったり、ときめくものだったりするので。大切な人(からのプレゼント)だからこそ、アクセサリーや時計は欲しいなって思っています。――クリスマスプレゼントで貰って一番嬉しかったプレゼントは?小さい頃の記憶が強くて。小学生の頃の、メイク道具にハマっていた時があって。サンタさんに、メイク道具が沢山入っている大きなメイクボックスをお願いしました。それが届いた時はすごく感動して、はしゃいでいました(笑)。今でも思い出に残っています。―――クリスマスのエピソードで印象に残っていることは?クリスマスパーティーを家族や友達とするのですが、中学生の頃、仲の良い友達と集まってお泊り会をしました。みんなでサンタさんの格好をして、クリスマスプレゼントを持って行って、音楽をかけながらプレゼント交換をして、ケーキ食べて。すごく楽しかったのでまたやりたいなと思います。――今年のクリスマスは何をして過ごしたいですか?もうすでに楽しみにしていて。クリスマスソングを聴いちゃうくらいなので(笑)。今年はイルミネーション(を見)に行きたいですね。家族でクリスマスパーティーもしようかなと思っています。ケーキやごはんをみんなで作ったりして。――「wicca」の時計を身につけられてみていかがですか?すごい憧れていましたし、つけると女性らしくて、心も全部綺麗になれるような、本当にときめく時計だなと思っていて。デザインもキラキラしていて、ピンクゴールドという女性らしい色合いも素敵です。時計1つ1つに込められている想い・願いがすごく素敵だなと思って。中の秒針などにもこだわられていて。「願いが叶いますように」「笑顔でいられますように」(というメッセージ)を見て、私もときめきました。つけたいな、つけていたら頑張れるなと思えるような、そんな時計だなと感じました。――最後に動画をご覧になる皆さんへ一言メッセージをお願いします皆さんこんにちは。福原遥です。この度wiccaのイメージキャラクターをさせていただきました。今回の動画はときめく瞬間が沢山あって、見ていて心温まる動画になっていると思います。皆さんもwiccaの時計をつけて一緒にときめきましょう。
2021年10月14日杉咲花主演「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」が10月6日からスタート。弱視の主人公を演じた杉咲さんの演技を讃える声とともに、杉野遥亮演じる森生に「ピュアでいいやつ」「見習わないと」といった反応も続出している。WEB連載で閲覧数累計2,000万PVを突破した原作をドラマ化、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生と、喧嘩上等だけど根は純粋なヤンキーが運命的に出会ったことから始まる、笑って泣けて時々ハッとする新世代ラブコメディとなる本作。本作で杉咲さんが演じるのは“色がうっすらわかる”“ルーペを使えば大きい字を認識できる”程度の弱視で外出時は白杖が必要な赤座ユキコ。そんな彼女が出会う黒川森生には杉野遥亮。黒川は地元で有名なヤンキーで、ケンカでつけられた顔の傷から周囲からは白い目で見られることが多く“社会から疎外されている”という思いを抱いており、この2人を中心に物語が展開していく。また超がつくレベルの心配性で、ついつい口うるさくユキコに接してしまう姉の赤座イズミに奈緒。森生のライバルで彼の顔にキズを付けた張本人でもある金沢獅子王に鈴木伸之。ユキコとイズミの父・赤座誠二に岸谷五朗。ユキコが通う盲学校の同級生で、視野が欠損するタイプの弱視の紫村空に田辺桃子。同じくユキコの同級生で生まれたときから全盲の青野陽太に細田佳央太。森生のヤンキー仲間、緑川花男に戸塚純貴。森生の子分的存在の桃井草介に堀夏喜(FANTASTICS from EXILE TRIBE)。森生のことが好きな中学時代の同級生・橙野ハチ子に生見愛瑠。森生や花男たちの溜まり場になっている喫茶店の店主、橙野茜にファーストサマーウイカ。盲学校の近くにあるハンバーガーショップの茶尾店長に古川雄大といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は通学中のユキコが点字ブロックの上で話し込む森生と出会い、ユキコに恋してしまった森生がその日以来ユキコを通学路で待ち伏せするように。ラブレターを渡す森生だがユキコは冷やかしだと相手にしない。そんなある日、ユキコのために点字ブロック上に放置された自転車を移動させていた森生たちが、自転車を盗難しようとしたと勘違いされ警察に連行されてしまう…というストーリーが展開。要所要所で弱視についての説明を織り込みながら進む構成に視聴者からは「弱視の人が実際どういう風に見えてるかがわかるのもいいドラマ」「弱視や色々詳しく説明してくれて分かりやすかったな~」「ドラマで描こうとすると説教臭くなりがちなテーマがすごく自然なトーンで伝わってきてよかった」といった声が集まる。また「杉咲花ちゃんのルーペの使い方やスマホの見方、上手だった」「弱視の演技、すごく難しいだろうに、すっと入ってきてしまった。杉咲花凄すぎる」など、ユキコを演じた杉咲さんの演技を讃える数多くの声がSNSに寄せられている。一方ユキコが弱視であることを知り、弱視について勉強していき、放置自転車を移動させるなど彼女のために行動する森生の姿に「森生、めちゃくちゃピュアでいいやつ」「森生がユキコへの接し方を考えて行動する所に感動したし 私達は見習わないと」「始まったばっかなのにもう森生ロスになるの決定」などの反応が殺到。森生を演じる杉野さんにも「森生がまんま杉野くんなんよ、まじで愛おしい尊い」「杉野くん、ヤンキー役も新鮮でとにかく可愛かった」といった感想が続々と送られている。(笠緒)
2021年10月07日女優の福原遥が出演する、ハウスウェルネスフーズ・たんぱくDaysのWEB動画「福原遥のゆる~いハルカさん」(ゆるゆるモーニング」編、「ゆるゆるクッキング」編、「ゆるゆる自分磨き」編)が、5日より公開された。WEB動画では、福原演じるOL・ハルカさんの日常を通して、一見ゆるすぎる行動を「実は効率や要領の良い行動」だとポジティブにとらえ直すことで、「がんばりすぎなくて良い」というメッセージを伝える。満足げに過ごしているハルカさんの日常を朝時間、クッキング、自分磨き時間の3つのシーンで切り取り、福原がコミカルに演じる。福原は「普通のCM撮影とは一味違うナチュラルな雰囲気での撮影でした」と現場を振り返り、「長回しで撮る事が多く、アドリブもやらせていただきました!」とアピール。「『ゆる~く』というテーマでしたので、『ゆるさ』を出すためにスタッフの皆さんと考えながら撮影させていただきました」と明かし、「出来上がりが凄く楽しみです!」と完成を心待ちにしていた。
2021年10月06日anan本誌で好評連載中、益田ミリさんの『僕の姉ちゃん』がドラマ化され、Amazon Prime Videoで配信スタート。社会人1年目の素朴な弟に、鋭い視点でツッコミを入れる姉。ユーモアを交えつつも物事の本質を突くビビッドな会話劇を姉ちゃん役の黒木華さんと、弟役の杉野遥亮さんが演じます。顔を合わせた途端、和やかで気安い空気感が流れる。“姉ちゃん”ことちはるを演じた黒木華さんは、柔らかな中にキリッとした雰囲気が。弟・順平を演じた杉野遥亮さんには、どこかリラックスした仔犬感が。それがまるで本当の姉弟みたいで撮影中の関係性を映し出しているようにも。――おふたりがこの作品の実写化にどのように臨まれたのか伺えますか。杉野遥亮:僕、黒木さんとご一緒できるっていうのが、とにかく楽しみだったんです。企画書を読んだ段階から、絶対にいい作品になるだろうなっていう確信に近いものがあって、あとはもう自分が順平としてどういうスタンスでいるかを考えればいいだけというか…。黒木華:ここまで会話中心のお芝居ってドラマでも珍しいと思うんです。しかも、そのほとんどが姉弟で二人暮らしをしている実家の中での会話。役者としてやり甲斐があるなと思いました。撮影が進むにつれ、杉野さんとも打ち解けられたと思っています。杉野:僕も思ってますよ。黒木:撮影が始まった当初から、いい距離感でお芝居ができていると思っていましたが、後半にかけて、より姉弟の絶妙な雰囲気が作れた気がします。杉野:そう思います。でも僕は、クランクインした当初は作品の空気感を掴むのが難しかったです。家のセットとか衣装とかがあって、そこに助けてもらいながらなんとかやれてた感じで。黒木:撮影当初、たしかに悩まれていたよね。監督と話しているところを見ました。杉野:姉ちゃんとのシーンに関しては、回を追うごとにだんだん黒木さんとの距離が近づいていけたんで、弟としてそこが楽しかったかな。黒木:私も楽しかった~。杉野:後半、撮影スケジュールがタイトになってくるにしたがって、だんだん変なテンションになってきて。とくにアレ…かるた式に、“あ”は何々で、“い”は何々でって、日々つれづれのことを言い合うっていう場面、めちゃくちゃ楽しくなかったですか?お芝居しながら純粋に楽しんじゃいました。黒木:たしかに。そういう何気ないやり取りが楽しかったです。姉ちゃんのちょっとした言動を、杉野さんがお芝居の中で丁寧に拾ってくれるんですよね。「モヤモヤしている気持ちを捨てられたらいいね」と言いながら投げるフリをしたら、さりげなくゴミ袋でゴールを作ってくれたり。ちょっとふざけて返してくれたりもして。どう返してくれるかが楽しみで、私から無茶ブリしてみたり(笑)。私自身にも弟がいて、優しさから姉の相手をしてくれるときがあるんですが、杉野さんとも、そういう姉弟っぽい関係性が築けた気がします。杉野:本来、僕は無茶ブリとか苦手なタイプなんですけど、今回は自然にできてた、というかやれたんです。それはたぶん黒木さんとだったからで…。黒木:それならよかったよ~。かわいいから、姉ちゃんとしては、ついかまいたくなっちゃうんですよね。――お話を伺っているだけでも、おふたりの強い信頼関係が窺えます。実際に共演して感じたお互いの魅力は?杉野:黒木さんっていうと、着物というか“和”な感じの、しっとりとしたイメージがあったんですけれど…。黒木:フフフ(笑)。杉野:ユーモアがあってチャーミングなところがいっぱいありました。現場ですごくいいなって思ったのが、黒木さんがスタッフさんとフランクにしゃべってるところ。すごく人間っぽい方なんだなって。あとお笑い好きとかも。だけど表に出るときには、ちゃんとスイッチが入るのがすごいです。黒木:杉野さんは爽やかな好青年というイメージがあったのですが、ご一緒したらイメージ通りの方で、さらに人間味を感じて興味が湧いたし、魅力的な俳優さんだなと。杉野:ありがとうございます。撮影中とくに印象的だったのが、ソファに横になりながら姉ちゃんがグダーッてしてるシーンなんですよ。黒木さん、カメラ回ってない間もその姿勢のままで、そういう女優さんの姿を見ることってあんまりないので貴重だなって思って。黒木:アハハ(笑)。杉野:そういうリラックスした姿が、すごく姉ちゃんぽかったです。黒木:実家にいるときの私は、大体あんな感じです(笑)。杉野さんも、弟の空気感がすごく出てるなと思いました。ゆったりしてて、クスッと笑える感じや、ふとした瞬間にすごくいい表情をするんですよ。姉ちゃんの言葉に対してちょっとニヤついてみせたりするんですけど、それが本当に良くて笑っちゃった。くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。近作に舞台『ウェンディ&ピーターパン』、ドラマ『イチケイのカラス』、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』など。来年4月に上演される舞台『もはやしずか』に出演予定。すぎの・ようすけ1995年9月18日生まれ、千葉県出身。近作に、ドラマ『直ちゃんは小学三年生』、映画『東京リベンジャーズ』などがある。出演ドラマ『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(NTV系)は、10月6日放送スタート。【番組名】『僕の姉ちゃん』【配信】Amazon Prime Videoにて全10話一挙配信中【放送】テレビ東京にて2022年放送予定【主演】黒木華【出演】杉野遥亮、久保田紗友、若林拓也、平岩紙、渡辺大知、遊屋慎太郎、片桐仁【原作】益田ミリ「僕の姉ちゃん」シリーズ(マガジンハウス刊)【監督・脚本】吉田善子【脚本】清水匡、高田亮©テレビ東京※『anan』2021年10月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年10月02日杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之らが出演する新水曜ドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」に、古川雄大が出演することが分かった。本作は、勝ち気だけど恋には臆病な盲学校生ユキコと、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年の森生、運命の出会いをした2人が惹かれ合っていく、新世代ラブコメディー。今回新たに出演が決定したのは、「エリザベート」「モーツァルト!」など多くのミュージカル作品に出演する古川さん。今作で演じるのは、ユキコ(杉咲さん)が通う盲学校近くのハンバーガーショップの店長・茶尾。ユキコをはじめクラスメイトの空、青野の3人を温かく見守る、陽気でおしゃべり好きなキャラクターだ。また、「チャオ!」が口癖であり、ゆえにチャオ店長と呼ばれている。「かわいいタッチで純粋な恋愛が描かれていく中で、社会への強いメッセージや人のあるべき姿を胸に訴えかけられ、心が震えました」と原作を読んだ印象を明かした古川さんは、「素敵な作品に杉咲さん、杉野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できてとても幸せです。是非ご覧いただけると嬉しいです」とコメントしている。「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」は10月6日より毎週水曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月27日福原遥とOKAMOTO’Sのコラボ曲「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」が、福原が主演を務めるドラマ『アンラッキーガール』の主題歌に決定した。ドラマおよび福原サイドからの熱烈なオファーをOKAMOTO’Sが快諾したことでコラボが実現した同曲は、作詞とゲストヴォーカルにオカモトショウ、作曲をオカモトショウとオカモトコウキが担当し、バンドサウンドに福原の透明感のある歌声とオカモトショウの力強いボーカルがくせになるデュエットソングとなっている。合わせて10月15日より「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」が配信リリースされることが発表された。10月7日より読売テレビ・日本テレビ系にてスタートするドラマ『アンラッキーガール』は、とにかくツイてなさすぎる、“世界一不運”な3人の女性たちが、次々にトラブルに巻き込まれながらも幸せを掴もうと奮闘していくアンラッキーコメディで、福原は金運を筆頭にあらゆる運がゼロの主人公・福良幸(読み:ふくら・さち)を演じている。■福原遥コメント今回OKAMOTO’Sの皆さんとご一緒させて頂き、すごく嬉しい気持ちと、私で大丈夫かなという不安な気持ちがありましたが、皆さんがとっても優しく温かく迎え入れてくださり、楽しくレコーディングをさせていただきました!前向きな歌詞に、落ち着いた曲調のバランスが聴いていてとても心地よく、聴き終わったあと自然と前向きな気持ちになっている素敵な曲です!皆さんに寄り添えるような、そっと背中を押せるような主題歌になっていたら嬉しいです!■オカモトショウ(OKAMOTO’S)コメント今回、曲をドラマと福原さんのために書き下ろさせてもらいました。ドラマのストーリーの奥にあるテーマと、日常とがクロスオーバーする地点に歌詞の内容を上手く置けたと思うので、是非ドラマのエンディングで、そして普段聴く音楽として楽しんでもらえたら幸いです。■読売テレビ 中山プロデューサー コメント女優のみならずアーティストとしても才能あふれる表現力を備えていらっしゃる福原遥さん。その澄み切った歌声、嘘のないまっすぐな言葉はすごく魅力的で、皆さんの心に届く主題歌になっています。今回、以前から私自身もファンであったOKAMOTO’Sさんに素晴らしい楽曲を作っていただき、本当に感謝しています。“不運”なことばかりが起きるドラマですが、とても“幸運”なコラボを実現させていただくことができ、嬉しい限りです。苦難を乗り越えながら、1日1日を懸命に前向きに生きていく不運な女性たちの背中を後押ししてもらえる素敵な楽曲です。はたして、主人公たちに“ラッキーな日々”は訪れるのか…ドラマと主題歌、ともに是非楽しんでもらえたらと思います。どうぞご覧ください!<リリース情報>福原遥「Lucky Days feat. OKAMOTO’S」2021年10月15日(水) 配信リリース<ドラマ情報>プラチナイト モクドラF『アンラッキーガール!』10月7日(木)より読売テレビ・日本テレビ系にて毎週木曜23時59分~放送スタートドラマ『アンラッキーガール』ビジュアル番組HP:番組Twitter:番組Instagram:関連リンク福原遥オフィシャルホームページ福原遥 MUSICオフィシャルホームページ(@haruka.f.official)(@haruka_staff)(@haruka_music_s)’SオフィシャルHP::::’S公式アプリ「オカモトークQ」:
2021年09月27日