子供の1日のスケジュールを管理するのは大変です。着替えや食事など、親がチェックしないと支度が終わらない子供もいるでしょう。ある日、なみそ(@omochi_nam01)さんは、息子さんを歯医者に連れていく予定がありました。もう家を出る時間になるので、息子さんの様子を部屋まで見に行くと…。歯医者に行く時間なのですが… pic.twitter.com/Qw9IDGXUMg — なみそ (@omochi_nam01) February 22, 2023 息子さんは、猫のクッションとなって眠りこんでいました!なみそさん家で暮らす猫たちは、子供たちが大好きで、いつもくっついています。息子さんも猫を愛しているからこそ、多少無理がありそうな体勢でも平気な様子。互いの深い愛情が垣間見える光景は、多くの人を笑顔にしました。・かわいい鏡餅。動かせない。・このまま歯医者に運びたいな…。・ほのぼのする光景。猫と子供って最強の組み合わせですね。・猫さんのおかげで、身体が柔らかくなりそう。ただし大変なのは、なみそさんです。猫の不満の声を聞きながらも、息子さんを起こして、歯医者に連れて行かねばなりません…!我が子を思うからこそ、おだやかな時間を中断させないといけないのは、親のつらいところですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月23日私は東日本大震災を機に好きな旅行関係の仕事から転職することになりました。しかも、今まで患者として通うことすら苦手ともいえる歯科医院に勤めることになったのです。そのときの私は41歳でした。私の仕事の変遷、働き方についてお話しします。★関連記事:「もう会社に行けない」夫が転職して半年でうつ病に。約2年の療養期間を経て再スタート【体験談 】東日本大震災により退職を余儀なくされた結婚を機に、東京へ引っ越した後からずっと憧れの旅行会社勤務でした。出産を機に仕事を辞めなければいけなくなったのは残念でしたが、娘が小学校へ入学してからは、旅行会社のコールセンターで約7年働きました。しかし、東日本大震災後は長期休暇を余儀なくされました。いろいろと検討した結果、旅行会社は退職することになったのです。私にとっては、こんなに大きな人生の転機はありません。東日本大震災は本当に怖かったですし、しばらくは旅行どころではない雰囲気でしたが、旅行業界から離れることが、本当に悲しかったのです。そんなとき、たまたま近所に歯科医院が開院しました。自宅から近いという点に惹かれた私は、履歴書を手に歯科医院へ面接に行きました。自宅から近い点がよかったのは、愛犬が東日本大震災での経験をきっかけに臆病になったため、働くなら自宅からの近い職場が良いと思っていました。職場が近ければ昼休みにも様子を見に帰れますし、終わるとすぐに帰れるのも安心だと思ったからです。歯科医院での仕事は、今まで経験のない初めての医療業務でしたが、その場で採用となりました。苦手ながらも学んだ歯医者での勤務経験患者として通うのも嫌だった歯医者ですが、歯科助手として勤めながら勉強していくうちに、歯医者が苦手ではなくなりました。歯医者の独特な「キーン」という音や、独特な薬品のにおい、麻酔しているのに痛いのか?など、働きながらその理由や仕組みを学んだためです。しかし、歯科助手の仕事は本当に大変な仕事でした。医師のアシストに付いたときは、少しも気が抜けません。治療している場所を集中して見ているため、目も疲れます。また、立ち仕事なので、足もパンパンです。 朝から医師と二人だけの勤務で、受付から先生のアシスト、洗浄、消毒、最後の診療室の掃除機など、すべてひとりでおこなっていたために、ついに体調を崩してしまいました。精神的にも不調が続き、メンタルクリニックにも通い始めるようになりました私が体調を崩してからは、午後から出勤にさせてもらっていましたが、それでも仕事が終わるのが、夜の9時や10時です。診療時間は夜7時までだったのですが、治療が終わってから2時間は洗浄、消毒に時間がかかりました。ついに体も心も疲れ果てて歯科衛生士は、歯医者では必要不可欠な人材です。同じ過ちをしたとしても、同僚の歯科衛生士は許してもらえても、歯科助手の私はやり直しをさせられました。歯科衛生士は時間が来ると帰ってしまいますが、私は仕事が終わるまで仕事をします。歯科衛生士との待遇の差もありますが、コロナ禍でさらに消毒の手間も増え、疲れ切ってしまいました。休憩もままならないのですが、受付の方が休憩しているコーヒーのにおいを嗅いで、休憩した気分に浸るのが精一杯です。こんな生活に、本当に体と心が悲鳴を上げていたのです。さらに追い打ちをかけるかのように、施設に入っていた祖母が入院したという知らせが入りました。状態も良くないとの連絡です。私はお休みをもらい、帰省しますが、コロナ禍で入院している病院に入れてもらえません。それでも祖母の容態が気になり、すぐに東京へは戻ることができませんでした。祖母に会えないのなら、すぐに仕事へ戻れば良いのでは?と思われるかもしれませんが、私は幼いころから、祖父母に育てられたと言っても過言ではありませんから、会えなくてもそばにいたかったのです。退職し、新たな生活に挑戦中!祖母のこともあり、私は51歳で歯科医院の退職を決意しました。大切な人とお別れもできない職場にいることも、悲しくなってきたのです。結局は祖母に会えないままでしたが、1週間は病院に毎日通い続けることができました。退職後、祖母との別れを悲しむのを避けるために、すぐにWebライティング実務士の資格を取得し、持病を持っているわが家の老犬もいるので、在宅で仕事をすることにしました。さらに、歯科助手経験を小冊子にして出しました。私自身が勉強になったことや、意外と歯医者選びに困っている患者さんも多かったので、役に立てればと思ったのです。1年間修行した歯医者の先生が受付に置いてくれています。心は相変わらずで引き続きメンタルクリニックに通っています。いつもキャパを超えないようにと先生に言われてしまいます。まとめ私にとっては、東日本大震災が大きな人生の転機となりました。ずっと続けてきた大好きな旅行業界から、まさか患者として苦手意識を持っていた歯科医院に勤務するとは思っていませんでした。でも今となっては、良い勉強と良い経験になったと思っています。歯科医院では薬について扱うことも多かったため、薬にも興味を持ち、「登録販売者」の勉強もしています。気付けば、東日本大震災から12年たとうとしています。やはり昔ほど頑張りも利かず、心と体は悲鳴を上げていました。これからは、無理をしない範囲で仕事をしようと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/takaramomo(52歳)2021年に歯科助手を退職し、現在はWebライターとして活動中。夫と生まれる前から反抗期の25歳の娘、宝物わんこの桃太郎くんが唯一の癒やし。好奇心旺盛なアラフィフゆえ寺・国内地理・城郭・日本茶・救急救命指導員・アマチュア無線など多数の資格を保持。
2023年02月16日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。歯医者さんから、寝てるときの食いしばりがひどいと指摘されたフカザワさん。歯の保護のため、3年前からマウスピースをつけて寝るようにしているのですが……。★前の話フカザワさんがマウスピースをつけるのは、布団に入って、いよいよ「さぁ寝るか!」となってから。3年前からそう決めてはいるのですが……。歯を守る効果はあるようだけど…寝てるときに食いしばりがひどいと歯医者さんで指摘され、歯の保護のためにマウスピースをつけて寝るようになって3年ほどたちます。効果はというと、自分では良くわからないものの、歯医者さんに行くと「一時期に比べたら歯の状態がすごく良くなっていますよ!」と言われるので、きっと効果あるんだろうな!口に入れたら最後、何も話せなくなるそんなマウスピースですが、布団に入ってスマホとかひとしきり見て、いよいよ「さぁ寝るか!」ってなってから着けるようにしてまして。布団に入ってすぐつけるのも一つなんですけど、私が使っている市販のマウスピースが上下一体型のものなので、口に入れたら最後、何も話せなくなるんですよね。夫に何か話しかけられて返事とかしないといけないときに、いちいち外すのも面倒だし、マウスピースつけたら会話っていう手段がなくなるのもなんだか寂しくて、本当に眠りに落ちるギリギリまで着けたくなくて。マウスピースを枕のそばにそっと準備して、本格的に眠くなるまでは布団の中でスマホを見ていたりするんですけど、結局すぐに眠くなって寝落ちしてしまうっていう……。わかっちゃいるけど、寝る間際のスマホが好きで…口の中に入れるように洗浄してせっかく準備したマウスピースなのに、ただ添い寝するだけって切な過ぎる! 多いときは週の半分ぐらいそんな感じなので、朝起きたときのやるせなさがとにかくすごいです。布団に入ってスマホを見るのをやめて、マウスピースを着けてすぐ寝ればいいだけのことではあるのですが、寝る間際のだらだらスマホ見る時間が妙に好きで、やめられないんですよねぇ~。よくスマホの明るさとか脳への刺激が睡眠に悪影響だって聞くけれど、私の場合はスマホを見ることで眠りに誘われているような気がします。この悪習慣を断ち切れないうちは、マウスピースに添い寝し続けるんだろうなー。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「確実に増えたな~」40代後半でしみじみ思う #アラフィフの日常1★関連記事:「子どものことが書かれてる!」それを見た瞬間、一気に怒りの炎が #ヤバイ職場を辞めた話 23★関連記事:「ちょっと相談がある」妻の浮気疑惑で精神的に追い詰められた夫が相談に向かった先 #見えない地獄 27著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2023年02月12日50歳を過ぎたころに友人から「口臭うよ」と言われました。それ以来、話していても口臭が気になってしまって人の顔色をうかがうように……。そんなふうに私の悩みの種だった口臭が、あるアイテムを使うようになってからなくなりました! 今では安心して会話を楽しめるようになった、私の体験談をお話しします。★関連記事:「口の中が渇き、口臭も…」50代で気になり始めた口のトラブルの原因に驚き…!【体験談】友人から口臭を指摘されて気になるように以前と比べて食べ物が歯と歯の間に詰まることが増え、年を取って歯と歯の隙間が開いてきたなと薄々感じていました。しかし、歯磨きは念入りにしているつもりでしたし、年相応の変化だとあまり気にしてませんでした。ある日、何げない会話の途中で、友人から「ごめん、ちょっと臭うかも…」と遠慮がちに言われました。私はそのとき初めて自分の口臭に気付いたのです。自分でも手のひらを口に当てて息を吹きかけてみたら、たしかに臭います。なんとも言えない独特の臭い。それ以来、歯磨きはさらに時間をかけて入念におこない、歯磨き後にはマウスウォッシュで口をすすぐようにしましたが、マスクをするとダイレクトに感じる自分の口臭……。「これも加齢臭の一種なのかなぁ。年齢には勝てないのかなぁ」と半ば諦めながら、人と会話をするときはあまり息が飛ばないように気をつかいつつ話すようにしていました。歯医者さんで歯間ブラシをすすめられたある日、歯の詰め物が取れてしまったので歯医者さんへ行くと、治療が必要と言われました。週1回ペースで1カ月間通い、歯を削って新しい詰め物を入れて治療は終了したのですが、歯石取りをすすめられて翌週も歯医者さんへ。歯石取りの前に、歯科衛生士さんに歯や歯茎の健康チェックをしていただきました。「虫歯はありませんね」と言われてひと安心したものの、歯茎のケアに問題ありとのこと。歯間ブラシを見せながら「使ったことはありますか」と歯科衛生士さん。私は、存在は知っていましたが使おうと思ったこともなければ、見たのも初めてです。それでなくても歯の隙間が広がってきたことを気にしているのに、ブラシを入れたら余計に広がりそう。歯茎が腫れているわけでもないし必要なの? と思いつつ、「いいえ」と答えました。でも、「今、試してみませんか。使い方をお教えしますよ」と言っていただいたので、せっかくだからお願いすることにしました。歯間ブラシで出血!使い続けて口臭が改善歯間ブラシにはサイズがいろいろあり、私の場合、Sだと入りませんでした。SSのブラシを歯と歯の隙間に入れてみると、血の臭い。鏡を見ると、歯と歯茎の間の辺りから血が滲み出ていました。痛みはないのですが、差し込んだブラシをゆっくり前後に動かすたびに血が出ます。「歯茎は腫れていないし、歯磨き中に血が出たこともなかったのに、なぜ!? 」 と驚く私に、「出る血は出したほうが良いんです。健康な歯茎ならブラシを差しても血は出ないんですよ」と歯科衛生士さん。その落ち着いた声に「これ、医療ミスじゃないんだ」とホッとするほど、歯茎が出血したことに驚いたのです。上下右半分を歯科衛生士さんにケアしていただき、左半分は自分で挑戦。最初はブラシが入らず苦戦しましたが、すぐに慣れました。何回か繰り返すうちに血も止まり、全部終わってうがいをすると、気持ちよかったです。歯磨きとはまた違うスッキリ感でした。そして帰りにドラッグストアで歯間ブラシを購入して、1日1回、夜の歯磨き後に歯間ブラシでのケアを開始。3日目から血は出なくなり、マスクをしても口臭を感じなくなりました。念のため友人に確認すると臭くないよとOKをもらえました。まとめ今は口臭を気にせず堂々と会話が楽しめてうれしいです。一度うっかり歯間ブラシの在庫がなくなって、2週間くらい歯間ブラシをさぼっていたことがあるのですが、マスクをしたときに口臭を感じて慌てて買いに行きました。2週間さぼってしまったあとに歯間ブラシを使ったら、案の定、歯茎から出血。それ以来、ストックは常に切らさないようにしています。年を取ってから食べ物が歯に挟まったり、口が臭くなったり、口のトラブルは増えましたが、歯間ブラシはそんな私の強い味方です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。【駒形先生からのアドバイス】口臭は胃の不調が原因だったり、扁桃腺に食べ残しがたまって起こったりすることがあるので、歯科治療で軽快しない場合は内科や耳鼻科を受診してみてください。イラスト/村澤綾香著者/K.Y(52歳)平日はパートで働きながら家計を支える52歳主婦。休日にテレビを見ながらハーゲンダッツを食べるのを楽しみに日々頑張っている。
2023年02月09日36歳で歯列矯正を始めた双子芸人☆まかりな☆のかなさんの体験を描いた漫画を紹介します。長年、自身の歯並びが気になっていたかなさん。もう歯列矯正をするには遅いと思っていたものの、コロナ禍をきっかけに歯列矯正をしてみることにしました。そこで治療をしてくれる矯正歯科を探していると……。★前の話かなさんは同年代の友人から「矯正は歯医者さん選びが大切!」ということを聞き、自身が今通っている歯医者さんでおすすめの矯正歯科を紹介してもらうことにしました。ちょうど、妹のまりさんが定期検診に行くとのことで、その役割はまりさんに任せることに。歯医者から帰宅したまりさんは、医師に紹介してもらった病院をかなさんに伝えました。かなさんはその病院名を見てびっくり!10代や20代のうちに歯列矯正をしていなかった私は、もう手遅れだと思っていました。しかし、同年代の友人がコロナ禍を機に歯列矯正を始めたということで、私はまだ遅くないんだ! と気付かされました。その友人から歯列矯正について聞いてみたところ、やはり何よりも歯医者選びが大切だと言われました。私たちが今通っている歯医者はとても信頼できる所なのですが、矯正治療をおこなうことができず……どうしても別の病院を探す必要がありました。そこで、信頼している先生に矯正歯科を紹介してもらおうということになり、まりがリサーチに!紹介されたのはT歯科という歯医者でした。その病院は友人が行きたかったけれど紹介制で受診ができなかったという病院!友人のおすすめかつ先生の知り合いの病院だというもあり、ひとまずカウンセリングに行くことにしました。予約は3カ月待ちとのことで、少し時間はかかりましたがT歯科を受診することになりました。ー--------------かなさん姉妹が紹介された病院は、かなさんに歯列矯正について教えてくれた友人が行きたがっていたT歯科でした。T歯科は紹介制でしか受診できないほど人気の病院なのだとか。しかもそこの先生はかなさんが信頼している歯医者の後輩ということで、ひとまずはT歯科を受診することにしました。人気の病院を紹介してもらえるなんて、とてもラッキーですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/☆まかりな☆ かな(37歳)双子で芸人・エッセイギャグ漫画を描いています。40歳になった時に自分へのプレゼントが何かできないかと思い、36歳で思い切って矯正をスタート! あまりの痛さにやるんじゃなかった! と何度も思いましたがやってよかったと思える日まで矯正漫画を描き続けます。
2023年02月01日利用した歯科医院の満足度が何によって決まるかは、人それぞれ。一般的には、スタッフの技術力、待ち時間を快適に過ごせたことといった要因が挙げられます。Taka(@takaboutitt)さんが訪れた歯科医院のよさは、インテリアだったそうです。雰囲気が自分好みのインテリアだと、待ち時間も苦にならないでしょう。Takaさんは、洒落のきいたインテリアが、相当気に入りました!今まで行った中で1番いい歯医者かも pic.twitter.com/HsZDZqu6oL — Taka (@takaboutitt) January 27, 2023 『JUST DO IT』と書かれた文字の下には、デンタルフロスが。スポーツブランド『ナイキ』のスローガンとデザインを意識しているかのようですね!看板や広告とは違い、商業目的で飾っているわけではないものの、一度見たら忘れられなさそうです!Takaさんが歯科医院で目にしたインテリアは、多くの人を笑わせました。・糸と『it』をかけているのかな?考えた人が天才すぎる!・センスあるなぁ~!こういうの好きだわ。・これで歯科医師が、アディダスのスニーカーを履いていたら面白い。「とにかくやってみよう」「行動あるのみ」といった意味の、『JUST DO IT』。Takaさんが利用した歯科医院に来た人々は、歯の治療への専念と日々のケアに努めることをするのみ…なのかもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年01月31日36歳で歯列矯正を始めた双子芸人☆まかりな☆のかなさんの体験を描いた漫画を紹介します。コロナ禍で友人が歯列矯正を始めたことをきっかけに、自身も歯列矯正をすることに決めたかなさん。そこで、矯正治療をおこなう歯医者を探すことにしたのですが……。★前の話新型コロナウイルスの影響で仕事が減ったかなさんは、この機会に何か美容に関することにチャレンジしたいと思っていました。そんなとき、友人が歯列矯正を始めたことを聞き、自分もやってみたいと詳しく教えてもらうことに。友人から歯医者はリサーチが大切だと言われ、矯正歯科のある病院を回ることにしました。かなさんが決めた歯医者とは一体。友人から話を聞いたその日のうちに、私は妹のまりに歯列矯正の話をしてみました。まりも私と同じく歯並びで悩んでいたので、一緒に歯列矯正を始めることに。歯医者選びが大切だと伝えると、まりは「おすすめの矯正歯科がないか聞いてみる!」と言いました。リサーチが面倒だと思っていた私はラッキー! と心の中で笑っていました(笑)。誰におすすめの歯科矯正を聞いたのかというと、自宅から電車で20分のところにあるかかりつけの病院でした。そこの先生は双子の男の子のお父さんで、私たちがとても信頼している先生でした。私とまりは双子で、病院で「妹さんが大丈夫だったから、大丈夫でしょ!」とひとくくりにされてしまうことがあり……。双子のお父さんであれば、片方だけを見て双子だから大丈夫と判断することはないだろうと思い、その病院に通うことに。しかし、この病院には矯正歯科がありませんでした。そこで、定期検診の際に先生にいい矯正歯科がないか聞いてみることにしたのです。「双子でも全然違うからね!」と言ってくれたこともあり、この先生の紹介なら間違いないだろうと思ったのでした。ー--------------歯列矯正をする上で大切な病院探し。かなさんは信頼できる医師を探していました。元々通っていた病院の歯科医はプライベートでは双子の父親であるという医師でした。かなさんはこの医師に対し、双子だからと同じ扱いをするのではなく、1人ずつ向き合ってくれるだろうと思ったのだそう。どんな基準で病院を選ぶかは人それぞれですが、自分に合う信頼のできる病院を見つけることは難しいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/☆まかりな☆ かな(37歳)双子で芸人・エッセイギャグ漫画を描いています。40歳になった時に自分へのプレゼントが何かできないかと思い、36歳で思い切って矯正をスタート! あまりの痛さにやるんじゃなかった! と何度も思いましたがやってよかったと思える日まで矯正漫画を描き続けます。
2023年01月25日かかりつけの歯医者さんはありますか?きっかけは「親の会」でのお話Upload By べっこうあめアマミたとえ発達がゆっくりでも、甘いものは大好きな子どもたち。それなりの年齢になり、何でも食べるようになってくれば、虫歯などの口腔内トラブルに見舞われることもあるはずです。私もそんな不安はありましたが、何となくその不安には蓋をして、長らく息子を育ててきました。しかし、ある日参加した地域の「親の会」のお話し会で、考えを改めることになったのです。そのお話し会では、すでに成人した障害があるお子さんの親御さんたちが、ご自身の経験談などを話してくれていました。その中で、歯科治療の話題が出たのです。お話しくださった方のお子さんには知的障害があるということでしたが、あるとき、虫歯になってしまったそうです。しかし、街の歯医者さんでは暴れてしまって治療ができず、大きな専門の病院に通って治療をすることになり、とても大変だったそうです。知的障害に限らず、発達障害などさまざまな特性があるお子さんに言えることですが、虫歯になってもこのように暴れてしまい、治療にならないケースは少なくないのではないでしょうか。子どもたちにとっては口の中に不思議なものを入れられるだけでも不快なのに、変な味がしたり、痛かったり、その上長時間じっとしていなければならないのです。これは、受け入れがたい苦痛でしょう。でもだからこそ、子どもが小さいときから取り組んでほしいことがあるとも言われました。それは「虫歯になってから」ではなく、「虫歯になる前から」歯医者さんに通うことです。まずは診察台に座れるようになるところから始め、歯磨きだけだったり、フッ素を塗るだけだったり、子どもの様子を見ながらゆっくりと、「歯医者さんに慣れる」ことができるようにしていきます。かかりつけの歯医者さんを決めて定期的に通うことで、最初は入ることさえ抵抗があった子どもも、だんだん慣れていくのではないでしょうか。虫歯になってから初めて歯医者さんに行くと、どうしても痛い治療をせざるをえません。そうすると子どもの中に「歯医者さん=怖い」というイメージができてしまい、拒否感がより強くなってしまいます。でも、何も痛いことをされないときに、ただ楽しい気持ちで通う習慣をつけていけば、結果は変わっていくかもしれません。お子さんが、歯医者さんという場所やそこで会う人たちに心を開き、信頼関係ができていることは、スムーズな治療のために大切なことです。このお話を聞いて、私は大いに納得し、息子にもかかりつけの歯医者さんを探したいと思いました。障害があると診てもらえない?難航する歯医者さん探しUpload By べっこうあめアマミ「息子にかかりつけの歯医者さんを」と思いましたが、実際に探してみると、なかなか障害がある子どもを快く受け入れてくれる歯医者さんは見つかりませんでした。街の診療所ですと人手も限られますし、患者が暴れた場合にしっかり拘束することもできません。口腔内は繊細な治療が必要となりますから、やはり歯医者さん側も不安があるのでしょう。そんなある日、「小児歯科」と看板に掲げている歯医者さんに、当時1歳だった娘(息子の妹)の歯科健診に行きました。娘はおとなしく診察台に座って健診を受け、歯医者さんも褒めてくれました。そして、「今後も定期的にフッ素塗布などしにくるといいよ」とすすめてくれたのです。ちょうど家からも近くて良さそうな歯医者さんだと思った私は、息子のことが頭をよぎり、「今度、この子のお兄ちゃんも連れてきていいですか?」と聞いてみました。すると歯医者さんは何の迷いもなく「どうぞ連れてきてください」と言ってくれました。しかし、その後私が息子に障害があることを話し始めると、歯医者さんは急に別人のように歯切れが悪くなったのです。娘の通院はぜひにとすすめてくれるのに、息子の通院は、本人を見てもいないのに拒まれる。致し方ないかもしれませんが、親としてはわが子2人に明らかな差がある対応をされたようで、少し悲しくなりました。出会いは突然に!息子を受け入れてくれた歯医者さんUpload By べっこうあめアマミその後しばらくして、今度は娘が保育園で歯をぶつけてしまい、またどこかの歯医者さんで診てもらわなければならなくなったときのことです。前回の苦い思い出を踏まえ、今度は別の歯医者さんに行ってみました。そして娘の治療後、またしても私は、歯医者さんにおずおずと息子のことを切り出し、障害がある子どもでも通院は可能か聞いてみました。すると、歯医者さんはさらっと快諾してくれたのです。その歯医者さんも、自分は障害児「専門」ではないとおっしゃっていましたが、「とりあえず連れてきてください」と言ってくださり、後日息子を連れていきました。その歯医者さんは、私が親の会で言われたことと同じことをおっしゃっていました。「息子さんにとって歯医者さんが嫌な場所にならないように、まずは信頼関係をつくりたい、だから無理に何かをしようとせず、ゆっくり進めていきますね」と話してくれました。まずは診察室に入り、診察台に座るところからです。息子は最初は多少緊張があったと思いますが、歯医者さんの人柄もあって安心したのか、初日からおとなしく診察台に座ることができました。診察台が倒れることには少し抵抗があるようでしたが、歯磨きをしてもらい、口の中に異常などがないかも診てもらえました。最後、息子が少しだけ嫌なそぶりを見せたので、その日はそこで終わりました。息子はたくさん褒められて、ご機嫌で帰宅。私もホッとしたのを覚えています。歯医者さんの提案で、最初はお互いの信頼関係をつくることと慣れるために、1ヶ月に1回くらいのペースで通いました。そうして歯磨きや、適切なタイミングでフッ素塗布などをしてもらいつつ、息子がだいぶ慣れてきた今は2、3ヶ月に1回くらいのペースで通っています。鉄則!発達っ子の歯科治療は「治療」より「予防」Upload By べっこうあめアマミ息子は今、8歳の小学2年生ですが、これまで一度も虫歯になったことがありません。いろいろな要因はあると思いますが、良い歯医者さんに出会い、定期的に口の中を診てもらいながら、歯磨きやフッ素塗布などをしてもらっているおかげかもしれません。親の会だけでなく、私の周りの障害があるお子さんを育てる親御さんたちの間では、「かかりつけの歯医者さんを見つけて定期的に通う」ことをよくすすめられます。幼児期のうちから歯医者さんと信頼関係を築き、歯医者さんは怖くない、口の中を触られても大丈夫、と良いイメージをつくり上げていきたいものです。もし、それでも大きな虫歯になって、治療がかかりつけの歯医者さんでは無理ということになったら、そのときは最終手段として専門の口腔センターなどにお願いしましょう。そういう際にはかかりつけの歯医者さんが判断して、治療に適した病院に紹介状を書いてくれるのではないかと思います。発達に課題があったり、障害があったりするお子さんの歯科治療はどうしても大変です。そのため、「治療」より「予防」が何より大切です。虫歯になってから困るよりも、なるべく虫歯にならないように気を付けていきたいですね。執筆/べっこうあめアマミ(監修:藤井先生より)良い歯科医院との出会いがあって良かったですね。信頼関係を築くために、1ヶ月おきにまめに通院されたのも良かったですね。治療となると、口腔内を安全にみるために身体を抑える必要が出てくることもあったり、場合によっては全身麻酔で入院されて治療する場合もあります。痛くない定期的なチェックを継続し、歯科医院の通院ができるようになっていることが、虫歯予防において大切です。今回のべっこうあめアマミさんのお話は、発達障害の特性があるお子さんの親御さんにはもちろんのこと、歯科検診を嫌がるお子さんをお持ちの親御さんにも知ってほしい内容です。
2023年01月23日36歳で歯列矯正を始めた双子芸人☆まかりな☆のかなさんの体験を描いた漫画を紹介します。自分の歯並びにコンプレックスを抱えていたものの、歯列矯正に踏み切れずにいたかなさん。しかし、友人が歯列矯正をしていると聞き、自分もチャレンジしてみることにし、詳しく聞いてみると……。★前の話過去に「胸より歯が出ているぞ!」「矯正したら美人なのに〜」などとひどいことを言われることもあったかなさん。それでも歯列矯正は若い子がやるものだし……と言い訳をして、治療を受けることはしていませんでした。そんなとき、コロナ禍になり仕事が減ったかなさんは、何か美容にチャレンジしようと思ったのだそう。同世代の友人がコロナ禍になってから歯列矯正を始めたと聞き、どういったものなのか聞いてみることに。すると「とにかく、調べて話を聞きにいくことが大事!」と言われました。同じアラフォーの友人とZoomを使って話をしているときのことでした。「私、コロナ禍を期にずっとやりたかった矯正をすることにしたよ」とひと言。アラフォーになったしもう歯列矯正なんて……と思っていた私には衝撃的でした!コロナ禍で仕事も減ったので、美容にチャレンジしようとしていた私は友人に詳しく聞いてみることにしました。歯列矯正は歯医者選びが大変そうだと思っていたのですが、友人いわくやはり大変だそうでいろいろな歯医者を調べたそうです。友人は見た目だけではなく、かみ合わせまでしっかりと治したいということで3〜5箇所の病院を回ったようでした。歯列矯正にも種類があるようで、歯の裏側にワイヤーを通す裏側矯正をしたかった友人は裏側矯正専門の先生がいる歯医者に決めたとのことでした。「とにかく、調べて話を聞きに行くことが大事!」と強く言われ、納得した半面、面倒くさそうとも思ってしまいました(笑)。高いお金を払って失敗したくないし、やるならしっかりとリサーチしなきゃいけないと感じました。ー--------------かなさんは友人の言葉をきっかけに歯列矯正の治療を受けることを決心しました。その友人によると、歯医者選びは徹底的に調べて、歯医者の話を聞くことが大切なのだそう。高額な治療費を払うからこそ失敗はしたくないと思ったかなさんは、面倒だけれどしっかりとリサーチしなければいけないと感じたそうです。病院選びは難しいですが、かなさんに合う歯医者が見つかるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/☆まかりな☆ かな(37歳)双子で芸人・エッセイギャグ漫画を描いています。40歳になった時に自分へのプレゼントが何かできないかと思い、36歳で思い切って矯正をスタート! あまりの痛さにやるんじゃなかった! と何度も思いましたがやってよかったと思える日まで矯正漫画を描き続けます。
2023年01月18日ある日、突然襲った謎の口腔内の痛み。最初は虫歯かと思って歯医者を受診したけれど、歯には何も異常はないと言われホッとひと安心。けれど日を追うごとに痛みが増して、1カ月後くらいには笑ったり、ごはんを食べたりするのも苦労する状態になりました。原因不明の痛みの原因を知り、痛みから解放された体験談をお伝えします。★関連記事:え、歯ぎしりが原因だった!?歯ぎしりを軽視していたことで起こった体調不良とはある朝、起きたら口腔内に謎の痛みが!いつものように朝起きて軽く伸びをしながらあくびをしたら、あれ? なんだか口の奥に痛み。きちんと歯を磨いてケアしてきたのに、まさか虫歯!と思ってがっかりしました。けれど放っておいても悪化するばかりと思って、早速歯医者さんに予約を入れて受診しました。ところが私の予想に反して歯は健康そのもの、虫歯はまったくないという診断でした。では、この痛みはなんだろうとちょっと気になりましたが、寝違いのようなものなのかなと思い、まずは虫歯でなかったことに安心しました。けれど、何日たってもその痛みは取れるどころか日に日に痛くなり、1カ月後くらいには笑ったり、口を開けて食事をしたりするときに、口を開けるだけでも痛みを感じてつらい状態になってしまったのです。痛みの原因は歯ではなく、顎にあった!?ただただ我慢して痛みをやり過ごしながらもなんとか日常生活を送っていたのですが、ある日朝ごはんを食べていたら向かいに座っていた夫が「あれ? 今日顔がおかしくない?」と言ってきました。顔がおかしいとは何事? 失礼ね……と憤慨しつつも鏡を見てみたら、たしかに痛むほうをかばっていたせいか、顔がゆがんでいるというか、左右均等でなくなっていました。うわあ、これはもう痛みを放っておいたらまずいな……。この痛みはなんだろう、そしてどこを受診したらいいのかなと考えて、ネット検索をしてみることに。そうしたら意外にも同じような口腔内の痛みを感じる女性たちが増えていることがわかりました。そしてネットを見た感じでは、痛みの原因は歯ではなく顎にあり、いわゆる顎関節症かもしれないと見当をつけました。顎関節症専門治療院で痛みを克服いくつかネットサーフィンをする中で気になった顎関節症専門治療院を訪れることにしました。初診では顔の正面、横顔のレントゲンを撮られました。レントゲンを目の前にした診察では、鼻の位置と耳のラインが左右でズレていることがわかりました。そして、鎖骨の位置も左右でズレがあって、これらのバランスのズレを全体で補っていたことがわかり、これらのズレの調整をしていくことで顎関節の痛みが消えるという診断でした。先生のお話によると、顎関節症は歯のかみ合わせが原因になることもあるそうで、歯ぎしりが癖になっている人は長年の歯ぎしりで歯が磨耗して、骨格のバランスが崩れ、全体的な体のバランスが崩れやすいのだそうです。崩れた状態のバランスを保とうとして、年齢を重ねるごとに肩凝りや首凝りにまでつながってしまい、バランスの崩れが体で支え切れなくなると、ついに顎にまで影響が出てくるのだそうです。私の場合はまさにこれに当たるだろうということでした。実際の治療は正直何をどうされているのかわからないのですが、先生が軽く手を当てて特殊な器具で体のあらゆるツボを刺激していくことで、骨格の調整をおこなっていきました。治療自体に痛みもなく1回の受診で痛みは和らぎました。その後1週間に1度、20分程度の治療を2カ月ほどおこなったことで、うまく開かなくなっていた私の口は改善し、以前のように明るく笑えるようになりました。まとめある日口腔内を襲った謎の痛みの正体は、まさかの顎関節症でした。そして、専門治療院で顎関節症のための適切な治療を受けることで痛みを克服。以前と同じように笑ったり、おしゃべりを楽しんだりすることができるようになりよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/きびのあやとら著者/春山サチコ(44歳)小学2年生と年長の男児がいる銀行内勤ママ。ちょっと遅めの出産だったので、周りより高齢。年齢を隠して若作りを心がけているけれど肉体年齢はごまかせないのか、とにかく体の凝りがひどい。
2023年01月03日私は若いころから歯には自信がありました。20代のころに親知らずの抜歯をしたくらいで、歯医者さんのお世話になることは50代後半の今まであまりありませんでした。ところが、気付いていないだけで加齢に伴い歯周病が進行してきており、知らぬ間に大きな虫歯もあったのです。本当にショックでした!! 歯周病と虫歯の治療についての体験談を紹介します。★関連記事:3年で12本の抜歯。手術を7回も受けるも歯周病は一向に良くならず…【体験談】ある日突然、歯が欠けた冷たい物を飲んだときや甘い物を食べたときに右上の奥歯がちょっとしみるなと思っていたのですが、コロナ禍ということもあり歯医者さんに行くのをためらっていました。そのうち、しみる感じもなくなり、痛みが出てきたわけでもないので、そのまま半年くらい放置して過ごしておりました。ところがある日、ハードなパンをかじったとき「がりっ」と音がしたので、固いパンだなと思いながら口の中に残った固い物を出してみたところ、なんと自分の歯でした。恐る恐る右上の奥歯を舌で触ってみると、歯が欠けており、とがった部分が舌で感じられました。「えーっ、歯には自信があったのに」と思わず叫んでしまいました。歯医者を受診すると虫歯が6本も!痛みはなかったのですが、歯が欠けてしまってうまくかみ合わなくなったことで食事のときうまくかめなくなったので、早速歯医者さんを予約し訪問しました。まずレントゲンを撮ってもらい診断を受けたところ、「結構深い虫歯になっていますよ。神経まで届いているので、神経を抜いて治療していきましょう」とのこと。歯には自信のあった私は、そんなにひどくなっていたんだとがく然としました。それから麻酔をして残った部分を削ったり、虫歯によって空いてしまった穴の中をガリガリ削ったりする治療を受けました。その日は麻酔が切れたあと、痛みが続きあまり物を食べられませんでした。幸い右上の奥歯は欠けた残りの部分に金属の被せ物をするだけで良いとのことで、保険内での治療で済みました。ところが虫歯は欠けた右上の奥歯だけでなく、そのほかに5カ所もあり、その後も3カ月くらい通院が続きました。さらに歯周病も始まっていた虫歯治療の合間に、歯科衛生士さんによる歯茎のチェックを受けたところ、歯周病も始まっているとのことでした。加齢に伴い歯茎の弾力が衰えて歯周ポケットが深くなり、そこに食べかすがたまって歯周病や虫歯を引き起こすのだそうです。私は1日に2~3回は歯磨きをしているのですが、歯の内側の根元の部分がよく磨けていないそうで、歯の掃除を丁寧にしていただきました。「歯茎が下がってきていて、歯の間にも食べかすがたまりやすくなっています。歯ブラシと歯間ブラシの両方を使って家でも丁寧に磨いてください」と指導を受けました。それでも自分では限界がありますので、今は2カ月に1度、歯医者さんで歯の掃除をしてもらっています。まとめ今回のことで、歯周病や虫歯は知らぬ間に静かに進行しているんだなと驚きました。若いころなら毎日の歯磨きだけでよかったのかもしれませんが、歯茎が衰える一方の今後は定期的に歯の掃除や点検をしてもらったほうが良さそうです。「8020運動」つまり80歳で20本歯を残すのが理想と言われていますが、手を抜いていたら達成できないなと思いました。食べることは健康の基本ですから、いつまでもおいしく食べて健康でいるためにも、歯は大事にしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/サトウユカ著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年01月02日歯科医院を苦手に思う子供は多いもの。例にもれず、もす(mosumanga30)さんの娘、みよちゃんも苦手なようです。久々の歯科医院で、みよちゃんは、とってつけたような理由で診察を拒否したのでした。歯科医師が女性のふりをして、ぶりっ子のような仕草を見せるも、みよちゃんは「違う」と一刀両断…!歯科医師のとっさの返しも、みよちゃんには効果がありません。子供は自分の感情に忠実です。歯科医師をはじめ、仕事で子供を相手にする人たちは、これまで何度も同じような体験をしてきたはずです…!とはいえ、子供の無茶苦茶な発言にも対応してくれる歯科医師を前に、心の中で「なんかすみません…」と謝罪するしかない、もすさんなのでした。[文・構成/grape編集部]
2022年12月31日歯医者さんでの歯の基本的な予防・治療方法歯医者さんの主な役割としては「検診、予防」「虫歯治療」「歯周病治療」などがあります。そもそも口は食べ物から栄養を取るための入り口です。食べたものをかみ砕き、だ液と混ぜてさらにその奥の消化器官へと送り込むのが口の役割となります。ここで消化活動はすでに始まっているのです。また、食べる飲むだけでなく、おしゃべりするためにも歯と口はとても大切な器官です。また、発達障害がある子どもの歯科治療についての悩みを抱える保護者の方は多くいます。パニックになったり暴れてしまい安全に治療が難しい場合もあるのではないでしょうか。このコラムでは、歯科治療で行う内容から、子どもが治療を受ける際にできる工夫、発達障害がある子どもの歯科治療についてまで解説していきます。まずは定期検診で、虫歯になりそうな部分はないかをチェックして予防します。虫歯ができてしまうと、自然治癒が難しくなるため、できるだけ虫歯にならないようなケアをすることが大事です。それでも完璧にできない場合があるので、3ヶ月おきくらいのペースで検診に通うことができれば、虫歯を早期に発見でき、深く削るほど治療せずにすませることができます。検診だけでなく、積極的な予防をすることもできます。それがシーラントやフッ化物の塗布です。生えたばかりの歯は、歯の表面のエナメル質が未熟で、虫歯になりやすいものです。そこで、特に奥歯のような溝が深く、複雑な形の歯では、汚れがたまりやすい溝をシーラントで埋めるという予防方法があります。また、フッ化物を歯の表面全体に塗ることで、弱い歯の表面を強化することができます。また、歯磨きの方法も教えてくれます。日常の口腔ケアはとても大切です。歯並びや虫歯や歯肉炎の程度など、口の中の状態は個々に異なります。個人にあった歯ブラシや歯磨き剤、洗口剤などを適切にアドバイスしてくれます。虫歯ができてしまった場合は、もちろん治療をします。虫歯は口の中にいる虫歯菌によって浸食された部分なので、それ以上浸食が広がらないために削り、削ったところに詰め物をする、という治療をします。シーラントと違うのは、削れた歯の部分に合うように調整した詰め物をとれないようにかぶせるということです。表面が少し浸食された程度ならまだ治療は容易ですが、奥深いところまで浸食が達してしまった場合は、神経に触れてしまうことも。こうなると神経を抜いて被せ物をするという治療になります。さらに歯が根元まで崩壊するほどに虫歯が進行してしまった場合は、抜歯することもあります。ただ、特に乳歯の場合は永久歯が生えてくるスペースをなくしてしまうことになるので、抜歯は歯列の状態にも大きく影響します。抜歯は「最後の手段」なのです。口の中のトラブルは歯だけが問題なのではありません。歯茎が炎症を起こす歯肉炎や歯を支える骨(歯槽骨)が壊されてしまう歯周病なども治療します。歯医者さんを怖がる子どもを歯医者に連れて行くときにできること歯医者さんでの治療を、なぜ子どもは怖がるのでしょうか。それは、見たこともない道具を口の中に入れられて、大きな音がして、麻酔の注射もチクッと痛くて、麻酔をしたとしても振動は伝わるからでしょう。体の中でも敏感な口の中を触られること自体、怖いことなのです。ではどうしたら、嫌がる子どもを歯医者さんに連れて行くことができるでしょうか。まずは、歯医者さんは「痛くない、嫌なことをされない」場所だということを、子どもに覚えてもらいましょう。そのためには、虫歯になってから歯医者さんに連れて行くのではなく、予防として検診を受けることから始めることです。検診を受けるだけなら実際痛いことはしないので、「歯医者さんに行くのは痛くない」ということを経験できます。最初に「歯医者さんは怖いところではない」という安心感を子どもが覚えることが第一歩です。乳歯が生え始めてから2歳ころまでに、痛くない検診からスタートしましょう。このころはまだ、保護者のそばが何よりも安心できる安全地帯です。歯医者さんと相談して、おすわりができる子どもでも、一人で診察台に乗せるのではなく、保護者が抱っこして一緒に座るなどの配慮や工夫をしましょう。ママやパパがついていれば安心、ということが大事なので、このときに保護者自身が緊張した表情にならないように気をつけましょう。だんだんに自分の周りの状況が分かる3歳ごろからは、歯医者は怖い場所という印象付けをしないことがまず大切です。嫌がりそうだからと、「公園に行こう」など嘘をついて連れて行くと、不信感につながります。嘘は言わないようにしましょう。行く前には、歯医者さんは楽しいところだと伝えている絵本や動画を見せて、心の準備をしてあげましょう。また、タイミングも大切です。午前中の機嫌のいい時間帯や、お昼寝から目が覚めて落ち着いたときなど、子ども自身のコンディションを優先しましょう。空腹時や眠いときなどは避けましょう。ここで大切なのは、連れて行く大人の態度と表情です。保護者自身も歯医者に苦手意識がある場合、緊張感が伝わってしまいますし、無意識に少し怖い顔になってしまうこともあります。子どもを公園や児童館に連れて行くときのような気分で対応したいところです。そして、検診や治療が終わったら、「頑張ってお口を開けられたね!」「歯みがきしていたから虫歯がなかったのね。すごいなぁ、さすが!」など、たくさん褒めてあげましょう。もし、行くまでぐずって泣いていたとしても、歯医者さんに行けた、ということだけでも褒めてあげてください。次も頑張ろうという気持ちにつながるはずです。発達障害のある子どもは、感覚過敏があることで歯磨きを受け入れにくいことがある発達障害のある子どもの場合は、さまざまな特性から歯を磨くのを嫌がる傾向があるために、虫歯になりやすく歯医者さんに通う頻度も高くなりやすいということがあります。こだわりの強さから歯磨きすることを拒否したり、動き回って安全に歯磨きすることが難しかったりします。また、感覚過敏があるために口の中に歯ブラシが入ることを拒んだり、歯を磨くことが健康のために必要であることがうまく理解できなかったりする場合もあります。甘いものなど虫歯になりやすい食べ物ばかり食べるなどの偏食や、食事時間以外にもだらだらと食べてしまうことも虫歯の原因になります。発達障害のある子どもの場合は、一時的に何かをがまんさせる代わりにご褒美として子どもの好物を与えるということもあるかもしれません。こうしたことから常に食べ物のカスがお口の中に残っている状態が虫歯になりやすい口腔環境にしてしまうことがあります。発達障害のある子どもが歯医者に行くときに気をつけたいこと発達障害のある子どもの場合、歯医者さんに行くことを受け入れられるようにするには、行く前からの準備が必要な場合があります。発達障害のある子どもの場合、何が起こるのか分からない、何をされるのかが分からないという状況はとても不安になります。まずは、歯医者さんは怖いところではないことを伝えてあげましょう。好きなキャラクターが歯医者さんに行く話や、歯医者さんは楽しいと伝える絵本を読んであげるのが分かりやすいと思います。また、歯医者さんにはたくさんの道具があるので、どんなものがあるのかを説明することも良い方法です。子どもを診てくれる歯医者さんは、内装なども楽しげな雰囲気にしつらえているところもあるので、怖い場所じゃないよ、ということをよく話して伝えましょう。子どもが歯医者さんについて知っておくようにする一方で、歯医者さんにも患者となる子どもについて、情報を伝えておきましょう。診察室に入るときだけでなく、予約したときにも話しておくと安心です。どのような方法でコミュニケーションをとると良いのか、どういうことをいやがるのか、どうすると落ち着くのか、保護者がそばにいてできることなども伝えます。発達障害のある子どもの場合、見通しが立たないことでとても不安になることも多いです。何時ごろにどこに行くのか、何時ごろに終わるのか、ということと同時に、歯医者さんに行ってどんなことをするのか、そうすると歯や口の中がどんな風にきれいになって元気になるのか、ということを分かりやすく伝えてあげましょう。大切なのは、歯医者さんは怖いところという先入観を保護者自身がもっていると、子どもへの伝え方も変わってきてしまいます。健康のために大切なことをしてくれる場所というイメージに気持ちを切り替えて、説明できるといいですね。障害者歯科(スペシャルニーズ歯科)ってどんな治療をしてくれるの?一般的な小児歯科では、どうしても治療が難しい場合もあります。そんなときは障害のある子どもについて、よく分かっている障害者歯科が味方となります。障害者歯科は、次のような患者さんを診てくれる場所です。・待合室や診療室で待てない・知的な遅れや発語が難しいために、歯の痛みを自分で訴えられない・身体の不自由さや、身体のこわばり・緊張から、治療を受ける姿勢に制限がある・病気や、内服している薬のため、医学的管理が必要である・口に治療器具などが入ると、吐きそうになったり、実際に吐いてしまったりする・歯医者さんに対して極度の恐怖感がある・歯磨きが自分で上手にできない・心身の発達の遅れや病気によって、食べ物を口から安全に食べたり飲み込んだりすることが難しいこうした子どもについての知識があり、どう対処したらいいかについての情報をもっているのが障害者歯科です。実際に障害者歯科で行われる検診や治療は、一般的な小児歯科とはどんなことが違うのでしょうか。一番特徴的なこととしては、障害についての専門的な知識をもち、理解がある人が治療してくれるということです。患者さんの障害について保護者からの情報を聞き、どう接したらいいかの情報をもって、相互理解を基本にして治療にあたってくれます。たとえば知的な遅れがある場合には、ことばで説明するだけでなく、絵や写真、絵カードなどを使って説明をしたり、予想がつかないことを嫌う場合には、治療に使う器具や部屋についての説明を丁寧にしてくれたりします。感覚過敏のある子どもで顔に触られること自体をいやがる場合には、いきなり治療を始めるのではなく、少しずつ体に触れるようにして慣れていくような方法(脱感作)をとるといった、ノウハウも障害者歯科にはあります。また、イヤーマフの準備があったり、患者さんの敏感さがどこにあるのかを、保護者からも聞き取ったりして治療に進みます。いつもと異なる状況や周囲の大きな音などが苦手な子どもには、個室を使用するなどいつも同じ環境になるような配慮があったり、歯科衛生士も同じ人が立ち会うなど、できる限る同じ環境での治療ができるような配慮があります。治療のときの姿勢に制限がある場合には、補助器具を使うことのほか、暴れてしまうなどで十分な協力が得られない場合には鎮静剤などを使用することや、場合によっては全身麻酔で治療を行うこともあります。歯と口の中の健康ケアは、悪いところができてしまったら取り除く、ということではなく、普段の生活の中で虫歯や歯周病にならないようにケアしていくために、家庭での予防が大切です。ただ、発達障害がある場合などには、こだわりが強いことや、食習慣の問題から、家庭での対策をどうしていいかが分からないこともあるでしょう。障害者歯科では、治療をする際に必要な障害についての知識や情報だけでなく、普段の生活についても障害のある患者さんに特化した口腔ケアの指導もします。それは歯磨き以外にも、虫歯になりにくい食べ物の形状、食べさせ方、食事のリズムについて、食べるときの姿勢についてなど、さまざまな視点から歯の健康を守る日常ケアについてと多岐にわたります。こうしてケアをしていても、家族だけではケアしきれない部分、みがききれない歯のクリーニングや口腔のケアを行うのが障害者歯科です。まとめ障害のある子どもが歯医者さんに通うときには、「歯医者さんは怖くない」ということを印象付けてあげてください。家庭でのケアだけで歯と口腔の健康は保ちきれない場合、安心して頼れる障害者歯科をかかりつけ医にして、二人三脚でケアしていくようにしましょう。
2022年12月24日10年ほど前のある日、急に右上の奥歯がうずくように痛みだし、近所の歯医者へ駆け込みました。医師によると、「歯周病」がだいぶ進行しているとのこと。「歯周病」とは、細菌により歯を支える歯茎や骨が壊されていく病気なのだそう。ひどくなると、歯が揺れるようになり最終的には抜歯することになるのだとか。その日から、私と歯周病との気の遠くなるような長い闘いが始まりました。今もまだ、治療を続けている歯周病についてお話しします。★関連記事:「急にどうしちゃったの?」予想外だった歯周病の診断、医師から告げられた原因に驚き【体験談】歯周病治療のために外科手術を7回も!まず、最初にうずいて痛みだした右上の奥歯はグラグラと揺れていたので抜歯しました。他の歯もひどい状態で、最初に駆け込んだ近所の歯医者では対応できないとのこと。なので、都心にある歯科大学病院に紹介状を書いてもらいました。歯科大学病院ではまず検査をして、歯周病治療を繰り返し受けました。でも、それでも良くならない歯が7本もあったのです。最終的には、フラップ手術という歯肉を切って、歯石や感染している組織を取り除く外科手術を受けました。手術は計7回も受けました。近場の病院ではなかったので行き帰りに長時間かかったことや、治療の痛みなど、いろいろ大変なことが多かったです。でも、諦めずに歯科大学病院へと通いました。そのかいあって、3年後、やっと歯科大学病院での治療が終了したのです。あとは定期健診をすればいいとのことでした。レントゲンを見比べて…定期健診はそのまま歯科大学病院でも、近所の歯医者で受けてもどちらでもいいとのことでした。なので、最初に行った近所の歯医者を選びました。近所の歯医者に通うことにした私は、定期検診でまず医師に歯の状態を見てもらいました。しかし医師が、以前より歯周病の状態がどんどん悪くなってると言うのです。その場でレントゲンを撮り、3年前の写真と比べてみたらそれがよくわかりました。歯槽骨(しそうこつ)という歯を支える骨が、確実に溶けて下がっているのです。私はそれを見て恐怖を感じました。以前、歯科大学病院で医師から「ここまでひどい歯周病だと、完全に治すことは不可能。今している治療は、歯周病の進行を遅らせているだけ」とは言われていました。でもまさか、ここまでひどいとは。再び歯科大学病院に戻ることをすすめられ、2回目の紹介状を書いてもらいました。治療を繰り返す日々また歯科大学病院に通うことになってから3年ほどたって、2回目の治療が終わりました。そして今度は、最初に行った近所にある歯医者ではなく、違う病院に通うことにしました。そして現在に至ります。今通っている歯医者でも相変わらず、治療→終了→定期健診で状態が悪い→再び治療というサイクルを繰り返しています。現在、歯周病で抜歯したのは12本です。保険適用の治療なので、抜歯した部分には人工歯のブリッジや部分入れ歯をつけています。インプラントをする方法もありますが、保険適用外なので1本何十万円もします。高額だということもあり、なかなかインプラントをしようとは思えずにいます。まとめ歯周病は、別名「サイレントキラー」と言われるだけあって怖い病気です。私は虫歯になりにくい体質で、歯医者に行く機会が少なかったので、それが災いしました。気が付いたら重度の歯周病になっていたのです。こんなことになるんだったら、前から歯科で定期検診を受ければよかったと後悔しています。今の私にできることは、歯医者にしっかり通うこと。そして、家での歯磨きを丁寧にすることだと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。著者/山吹 いろは(45歳)夫と犬と暮らしている。婦人服販売、ウエイトレスなどの職種を経験。今はコンビニ店員をしながら、ライター業をおこなっている。
2022年12月11日血液検査で大暴れ現在はなんでも食べられるようになったものの、もともと卵と牛乳アレルギーを持っていたスバルは0歳から定期的に総合病院に通っていました。あまりにも長い待ち時間にも苦労しましたが、何よりも私の頭を悩ませていたのは血液検査!ワクチンなどの注射は平気なスバルですが時間がかかる採血は動いてしまいます。危ないので0歳のころはベッドにぐるぐる巻きにされて看護士さん2人がかりで採血してもらっていました。もちろんその間ギャン泣きです。それから数年…困ったことが起こりました。スバルが大きくなり力をつけてきたため、院内に響く声で泣きながらぐるぐる巻きにされた体をベッドごとガタガタ揺らすのです。私も全体重でベッドを押さえ、ほかの看護士さんも応援に駆けつけ5人がかりで採血しました。Upload By 星あかり採血についてはもちろん事前に説明し、本人も「今日は大丈夫」「注射怖くない」と落ち着いているのですが、いざ採血が始まると怖くなってしまい全然「大丈夫」ではなくなってしまうのでした。どうやら病院のベッドがトラウマになってしまったようでした。歯医者さんはきっと無理病院のベッドがトラウマになったことで同時進行で困っていることがありました。ベッドで治療の代表格、歯医者さんです。採血の様子を見る限り、歯の治療なんて「ぐるぐる巻きで大暴れで流血」な絵面しか想像できませんでした。そのため0歳から3歳までは歯医者さんへは行かず市の健診や、公民館などで行われる移動歯科健診で診てもらっていました。ありがたいことに毎回歯の美しさを褒めていただきホッとしました。「自閉スペクトラム症」と診断されたあとの歯医者さん3歳で「自閉スペクトラム症」と診断されたあと「あの採血での大暴れは特性の一部?」と思いたち、『自閉症 歯医者』で検索してみました。そこで目にしたものは、まさに阿鼻叫喚!壮絶な現場の状況と保護者の苦労の数々…。どうやら発達障害と歯の治療は相性が悪いらしいという現実に心が折れそうでしたが、障害児専門の歯科医院があるというありがたい情報を見つけることができました。しかし最寄りの病院でもバスと電車を乗り継いで行かなければならず、この場所に定期的に通えるかと言われたら現実的ではありませんでした。私にママ友がいたら地域の良い歯医者さんの情報が得られたかもしれないのに…と思いつつもママ友はいないので歯医者さん探しはいったん保留にすることに。運命の出合い幼稚園に入園すると幼稚園で定期的に歯科検診がありました。もしそこで虫歯があると言われたら腹をくくって障害児専門の歯科医院へ行こうと決めました。そして歯のトラブルがないまま5歳になりました。ある日の朝、スバルと近所をお散歩中に偶然歯科医院を見つけました。診療時間前に花壇に水やりをしていたスタッフさんが「おはようございます」と声をかけてくださったので、チャンスとばかりに話しかけることにしました。発達障害のこと、歯医者さん未経験のこと、採血での惨状を伝えたところ、スバルに向かって「病院の中を見学してみる?」と声をかけてくれました。そして私とスバルはスタッフさんに案内してもらいながら院内をくるりと1周し、先生やほかのスタッフさんと挨拶をし、診察の椅子に座らせてもらいました。そこで器具を手に持たせてもらい、何に使う物なのか説明を聞きました。スバルは真剣な顔で頷きながら聞いていました。私はその場で初診の予約を取って帰りました。5歳で初めての歯医者さんスバルもやる気満々で挑んだ初診の日。歯の検査で特に問題がなかったので、この日は歯の掃除とフッ素塗りをしてもらいました。痛い治療ではありませんが、水が出たり空気が出たり回転したり大きな音がしたりと刺激がいっぱい。しかし一つひとつ目の前で見せて説明してから始めてくれるので、スバルは最後まで落ち着いていました。たくさんのスタッフさんに褒めてもらってご機嫌で帰りました。あとから聞いた話ですが、スタッフさんの1人に自閉スペクトラム症のあるお子さんがいて、その子がこの歯科医院に通っているため、先生をはじめとしたみなさんが対応に慣れていたということでした。その後も何度か通い、レントゲンや麻酔の注射や抜歯を経験しましたが、歯医者さんを信頼しきって何でもおまかせで治療が受けられるようになりました。9歳の現在「お母さんは待合室で待ってて!」と1人で勇ましく診察室へ向かうようになりました。Upload By 星あかり血液検査その後大暴れの採血はどうなったかと言うと、5歳の後半にロタウイルスにかかり暴れる気力もないまま採血や点滴したことをきっかけに克服しました。参考にならないと思いますが一応…不幸中の幸いのような出来事ですが、このような克服の仕方もあるようです。執筆/星あかり(監修:初川先生より)歯医者さんに苦手意識を持つお子さんは多いですね。星さんが受診された歯科のように、院内の様子を見せていただいたり、治療についてお子さん自身に説明してくださったりすると、不安なりにも取り乱すほどではないレベルのドキドキ度で臨むことができることはあります。子どもは何歳であれ、その子に向けて語られた大人の言葉を分かろうとします。詳細をすべて理解できなかったとしても、分かるように説明しようとしてくれた、事前に見る・触ることのできるものは試させてくれたということは子どもに届きます。スバルくんの採血克服エピソードに関しては、成長もありますし、また、抵抗できずにそれはそれでつらかったことと思いますが、その結果、治療が奏功した(頑張って採血・点滴に耐えたらいいことがあった)という展開もよい働きを見せたのかもしれませんね。
2022年12月06日40代半ばのある日、旅行先で姉に指摘された歯ぎしり。自覚症状がまったくなかったため友人にも確認してみたところ、前から気になっていたと聞いてがく然。言われてみると、朝起きたときの奥歯や顎にたしかに違和感があったので、ネットでセルフチェックをしてみることに。結果、ストレスが原因による歯ぎしりだと認識しました。歯ぎしりによる怖い体調不調と私の改善策をお話しします。★関連記事:「ショック!老けた…!?」歯ぎしり改善のため、顎周りにボトックスを注射したら… #アラフォー絵日記 15奥歯の詰め物が取れて歯医者を受診すると…ある日突然、旅行先で姉に「歯ぎしり」を指摘されました。若いころは誰にも言われたことはなかったのに……と思い、ネットで歯ぎしりを検索すると、ストレスが主な原因とわかりました。でも、それほど深刻に捉えておらずそのまま放置していました。 その後、奥歯の詰め物が取れたのが原因で歯医者にかかったときに、奥歯の詰め物がすり減っていると指摘を受けたのです。また、寝ている間の歯ぎしりと歯の食いしばりが原因で、奥歯と顎にかなりのストレスがかかっているとの指摘も。思い起こすと、朝起きたときに奥歯周辺の顎がこわばっていることが時々あり、寝ても疲れが取れていないことがよくありました。顎がガクガクするのは顎関節症?ある日の朝、普通に歯を磨こうとしたら、顎がガクガクしてほとんど口が開かないのです。もしかして顎関節症?と思い、掛かりつけの歯医者に相談。寝ている間の歯ぎしりと歯の食いしばりが大きな要因だと再度指摘を受け、2~3日間は流動食で様子を見ました。その後、改善はしましたが、歯ぎしりを軽視していたことで顎にかなりの負担がかかっていたようです。また、歯の定期健診のときに、奥歯の詰め物が欠けているとの指摘を受け、歯にもかなりの力で負担をかけている現実にぞっとしました。ちなみに、通常の成人のかむ力は40~70㎏と言われているのに対し、歯ぎしりは300㎏もの力が加わるらしく、寝ている間の歯や顎関節、周辺の筋肉への負担圧は相当なようです。また、私は40代前半から急激に仕事が忙しくなり、寝ても疲れが取れなかったり、体力の限界を感じたりと年齢による無理のできない体調の変化も加わり、片頭痛や慢性的な肩凝りに悩まされることが多くなりました。毎週末、マッサージや鍼灸治療に通ってみましたが、一時的には良くなっても根本的な改善につながることはほぼ皆無。調べてみると歯ぎしりが肩凝りの原因になることがわかりました。これらのことを踏まえ、「歯ぎしり対策」に真剣に向き合うことにしました。歯科医のすすめで夜はマウスピースを装着寝ている間の歯ぎしりは、どうしても自分ではコントロールできないもの。そこで、歯医者に相談したところ、「マウスピース(ナイトガード)」の装着をすすめられ、保険適用で約3000円くらいだったので、すぐに購入を決意。その後、自分専用に型取ったマウスピースを付けて就寝することにしました。付け始めはプラスチックをかんでいるような異物の装着の違和感があり、寝付きにくいこともありましたが、そのうちに徐々に慣れ、周囲から「歯ぎしりが気にならなくなった」とのうれしい声をもらえました。実際に、マウスピースを装着することは、①歯のすり減り防止、②歯ぎしりの力が歯列全体に分散され歯の破折を防止、③顎関節の負担を軽減する、など良いこと尽くめのようです。たしかに、朝起きたときの奥歯の痛みや顎のこわばりは改善され、深い眠りにつけるようになりました。そのおかげで、慢性的な肩凝りや時々起こる片頭痛も劇的に改善でき、歯ぎしりを軽視していたことを猛反省しました。まとめ40代半ばからストレスによる体調不良により、知らず知らずのうちに体のあちこちが悲鳴を上げていたことを痛感。自分ではまったく気付かなかった「歯ぎしり」も、体調不良を引き起こすサインだったはず。なのに、軽視していた結果、歯と顎にかなりの負担をかけてしまい、奥歯の欠け、肩凝りや片頭痛などを引き起こす要因になっていたことは、思い起こすだけでもぞっとします。歯は一生付き合っていくもの、そして歯の健康は体全体に大きな影響を与えるものだと再認識。歯に負担をかけないためにも、ストレスフリーな生活をできるだけ心がけていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。著者/いずみ(53歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2022年12月04日ごぼふく(gobohuku)さんがInstagramに投稿したエピソードをご紹介します。投稿者さんが通う歯科医院は、プロフェッショナルな人であふれているのだとか。また、父親や母親が治療をしている最中、託児を引き受けてくれるサービスがあるようです。ある日、投稿者さんが来院した際、歯科衛生士に赤ちゃんを預ける母親がいて…。キリッとした表情で、母親から赤ちゃんを預かった女性の歯科衛生士。バックヤードに戻った瞬間、周りにいた歯科衛生士たち含め、赤ちゃんの愛らしさに悶絶していたのです!「お肌がつきたて」「お目めがクリスタル」など、独特な表現で赤ちゃんを愛でる歯科衛生士たちは、きっと仕事の緊張感がゆるんだのでしょう。クールな歯科衛生士たちが『素に戻る瞬間』を見逃さなかった投稿者さん。メロメロになる姿にクスッとしつつも、心の中で「私も混ぜて」とつぶやいたのでした。【ネットの声】・その現場に遭遇したい…。赤ちゃん、最強!・キリッと対応しつつも、内心はめちゃくちゃ喜んでいたのだろうな。こんな歯科医院に通いたい!・赤ちゃんって、唯一無二の存在ですよね。本当に癒される。・歯科衛生士の私、ものすごく共感!なんなら赤ちゃんが泣いていても、それすらかわいくてとろけています…。我が子はもちろんですが、道行く人が抱える赤ちゃんや幼い子供を見るだけでも、心が癒される人は多いもの。『子に過ぎたる宝なし』ということわざの通り、子供に勝る宝はないのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年11月24日保育園の歯科検診で、指しゃぶりによる歯並びの悪さを指摘された1歳の娘。私は指しゃぶりをなんとかやめさせようと焦りました。しかし指しゃぶりが精神安定剤になっている娘に、急にやめさせるのはかわいそうだという思いも。そこで歯医者さんに相談してみると、私では考えつかなかったナイスな方法を提案してくれたのです。指しゃぶりで気持ちを落ち着けている娘娘は、生後半年ごろから指しゃぶりをするようになりました。落ち着きたいときや眠いときには指が恋しくなるようで、指しゃぶりが娘の精神安定剤のような役割を果たしていました。 歯並びへの影響が心配で、やめさせたほうがいいかなという考えがよぎったこともあったのですが、当時読んだ育児本には「その子が見つけた心を落ち着ける手段なのだから、指しゃぶり=悪ではない」との記載が。 これを読んでからは私も、「指しゃぶりをすれば自分で入眠してくれるし、泣き止んでくれるしありがたいな」と指しゃぶりをポジティブにとらえていました。 指しゃぶり卒業にチャレンジするも…指しゃぶりが大好きなまま、娘は1歳から保育園に通い始めました。そんな中、入園後すぐの歯科検診で、指しゃぶりによって前歯が出てきていることを指摘されたのです。「これはまずい、早速娘に指しゃぶりをやめさせなければ!」思った私。 娘が指を吸っていたら「お指ポイよ」と声をかけたり、手遊びなどで気をそらしたりしました。しかし、娘が指を離すのはほんの一瞬で、なかなかうまくいかないことに、ついイライラしてしまう私。 一方で、慣れない保育園生活を頑張っている娘に、指しゃぶりのことで家でもさらに負担をかけるのはどうだろうかという迷いもありました。そこで私は思い切って歯医者さんに相談に行くことにしたのです。 ※赤ちゃんの指しゃぶりは自然な行為なので無理にやめさせる必要はありません。2〜3歳くらいを目安にやめられるよう、お子さんのペースにあわせて徐々に頻度を減らしていくと良いでしょう。 指しゃぶりを「減らす」という選択肢早速、歯医者さんに行ってみると、先生は「指しゃぶりをやめるのは難しいから、少しずつ吸う時間を減らしていきましょう」と提案してくださいました。やめるか続けるかしかないと思い込んでいた私にとって、「減らす」という選択肢は目からウロコ! 先生いわく、入眠時の指しゃぶりはそのままに、寝付いたあとはすぐ指を外してあげるだけで、長期的にみると歯にかかる負荷はだいぶ少なくなるとのこと。これなら娘にも負担なくできそうです。この日からは保育園の先生とも方針を共有し、無理のない範囲で声かけと並行しながら、娘が寝付いたあとに指を吸う時間を減らすようにしていきました。 歯への負担を減らすために指しゃぶりを「減らす」という方法は、指しゃぶりが精神安定剤となっている娘にも、やめられないとイライラしがちな私にも無理がなくぴったりでした。2歳を過ぎた今も娘の指しゃぶりは続いていますが、声かけの成果か、以前と比べるとだいぶ少なくなってきています。今後も少しずつ指しゃぶりの時間を減らして、いずれ卒業を迎えられたらいいなと、今はゆったり考えています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2022年11月12日地域の歯科医院で行われる、乳幼児の歯科健診。1歳6か月児や3歳児に対して実施される歯科検診は、『乳幼児健康診査』の項目の1つに数えられるため、全国の市町村ですべての子供が無料で受けられるそうです。特に3歳児は、歯が生えそろい、食習慣が多様化する時期。虫歯のリスクが高まりやすくなるため、歯科健診を受けると安心でしょう。人生初めての歯科医院に、3歳息子の反応が?2人の子供を育てる、はなゆい(yuihanada7)さんは、3歳の息子さんを歯科健診に連れて行きました。幼い息子さんにとって、この日が人生初めての歯科医院。家で行う歯磨きを日頃嫌がられてきた、はなゆいさんは、息子さんが泣きわめく姿を想像し、歯科医院の入り口で憂鬱な気分になっていました。はなゆいさんの予想とは裏腹に、息子さんは素直に歯科衛生士のいうことを聞いたのです!女性の歯科衛生士の前で、かっこいいところを見せたかったのでしょうか。褒められながら、歯科検診をあっという間に終わらせた息子さんは、はなゆいさんに対して「もう1回やりたい」と熱望!しかし、歯科検診は一度やれば終わりです。願いが叶わず、大泣きする息子さんを連れ、はなゆいさんは歯科医院を後にしたのでした…。別の意味で大惨事になってしまった息子さんの歯科健診を、はなゆいさんは漫画化しInstagramに投稿。多くの人をクスッとさせたようです。・うちの息子と同じ!若くてかわいい歯科衛生士が健診中に褒めまくってくれました。今では虫歯治療でさえ微動だにせずできる4歳児です!・単純でかわいい!「歯磨きも好きになってくれるかな?」と思ったのですが、夜いつものように暴れられたなあ…。・私の娘は、かっこいい歯科衛生士がいてくれるので、毎回嫌がらずに治療を受けてくれます。はなゆいさんの息子さんと同様、歯科衛生士の影響で、健診や治療を頑張る子供は意外にも多い様子。幼い子供を歯科健診に連れていく場合は、歯科医院選びも重要…かもしれませんね!はなゆいさんは、Instagramのほかに、Twitterやブログでも育児漫画を公開しています。気になる人は、ぜひご覧ください。Twitter:@hanayuistudioブログ:笑う母には福来るブログの読者登録:更新通知を受け取る[文・構成/grape編集部]
2022年10月31日子ども病院の先生に言われた言葉に傷ついて今は大学生になった息子。未就学時代は多動気味で通院となるとその傾向が顕著になりました。息子は軽い食物アレルギーがあり、子ども病院のアレルギー科にかかっていました。息子が3歳くらいのころでしょうか。年度替わりだったのかもしれません、今までの先生とは違う先生が担当医になりました。その日も落ち着かない様子の息子は、診察室の中を歩き回ったり、出て行ってしまったり…。その様子を見て、先生は「こういうお子さんは日本の恥です」と言いました。「こういう子どもが海外に行ったときに、マナーを守らなくてはいけないレストランとかで走り回るんだよ。日本の印象を悪くするんだよね」と。落ち着かせられず焦っていた私は、驚きと悲しさで「申し訳ありません」としか言えませんでした。そしてなぜ、ここで海外のレストランの話が出てくるの…と混乱もしました。ママ友たちにその出来事を相談をすると「無理して通うことないよ。転院したらいいよ」とすすめられました。それ以降、アレルギーは地元のクリニックで診てもらうことにしました。「どんなに名の知られた大きな病院であっても、担当の先生との相性が悪ければ、無理していく必要はない」と思えたからです。Upload By ユーザー体験談地元の小児歯科では治療を断られいつも走り回っていた息子は、よくけがをしていました。家の屋内階段はもちろん、商業施設のコンクリートの外階段を何十段も落ちて、救急車で運ばれたこともあります。激しく転ぶので、とうとう前歯4本が折れてしまい、仮の歯をつくらなくてはいけなくなりました。そこで地元の小児歯科に行ったのですが、治療中じっとしていられず、親や歯科助手さん数人がかりでおさえつけても暴れてしまい「うちでは診られません。大学病院にかかってください」と言われてしまいました。Upload By ユーザー体験談身体拘束はしません、彼ならきちんとできるはずですそこで紹介された大学病院の小児歯科にかかることにしました。そこでも、初診時に暴れそうになったのですが、一番最初に担当してくださったベテランの先生はとても厳しく、暴れる息子を治療台からおろし、廊下で待っている私のところまで一緒に戻ってきて、「うちの病院は、どんなお子さんに対しても治療中身体拘束はしない方針です。4歳なら、言って分かるはずです。治療中に暴れたらけがをして危険なんです。分かりますね?」と、はっきりと言いました。その有無を言わさぬ様子に息子も何かを感じ取ったのか、先生と二人で診察室に戻ったあとは、母子分離で身体拘束もなく、驚くほどきちんと治療を受けることができたのです。正直なところ、あまりに厳しい様子に、母である私も委縮してしまったほどだったのですが…。Upload By ユーザー体験談その後、息子は初診時の大暴れが嘘のように、2回目以降は歯科治療への拒否感はなくなり、きちんと受診できるようになりました。初診時にきちんとできたことが自信になっていたのかもしれません。大学病院の小児歯科では担当医が2回ほど変わり、数年後には大学病院から独立して開業された先生のところで治療を受けるようになりました。もちろんその先生も、身体拘束はしない方針の先生です。クリニックのホームページには「歯医者につれてくる時に噓をつかないでください(買い物に行くなど嘘をついてつれてこず、治療に来ることを話しておいてください)」「日常生活の中で歯医者にかかることを脅しの材料にしないでください」と記載されています。治療方針を明快に説明し、子どもも納得の上で治療してくれる先生です。息子はそのクリニックで習った通りに歯磨きに精を出し、親以上に丁寧に磨き、今も虫歯はありません。Upload By ユーザー体験談成長した息子を見て15年以上たった今も、子ども病院のアレルギー科の先生に言われた言葉は忘れることはできず、時折思い出されます。そしてまた、息子が通院に不安を感じていた未就学時代、どうしたら通院時の不安な気持ちを軽減させることができるのかが分からず、適切に対応してやれなかった自分の力不足もふがいなく思います。一方で、大学生活を謳歌し、毎日さぼることなく勉強に励み、きっと日本を支える立派な技術者になるだろう息子を見ながら「息子は、今も昔も恥なんかじゃないぞ」とも思うのです。そしてまた、たとえ厳しくても、患者のことを思う芯のある厳しさであれば、子どもも何かを感じ取って治療を受けられるのだということも、心に刻まれています。そんな、息子が幼いころの通院の思い出です。イラスト/taekoエピソード参考/あっきー(監修:三木先生より)とても良い歯科の先生に出会われましたね。「嘘をつかない」「子どもを脅迫しない」は、子どもに対峙するときにとても重要なことなのですが、日常生活に追われているとついついやってしまうこともあります。子どもにとって都合が悪いときほど、こういうことを意識してみると良いかもしれません。
2022年10月23日自閉スペクトラム症のある息子にとって虫歯予防は困難ばかり!Upload By みん幼いころのPはおやつなどの間食も多く、一日中冷蔵庫の前やお菓子を置いている戸棚の前で、自分が食べたい物を私に要求していました。私は毎日24時間Pへの対応に疲れ果てていたころだったので、少しでも癇癪を防ぐため、大人しくしてもらいたいがために、おやつを欲しがるだけ与えてしまっていた時期もありました。そんな食生活を続けていたので、いつしかPに虫歯ができてしまいました。Pの虫歯に悩んだ私は、保健センターに問い合わせて障害児の治療も可能な近所の歯科医院を教えてもらい、通院することにしました。そこでは「治療をするにはまだ危険で難しい」という話になり、まずは場所や人に慣れることから始めることになりました。何回か通っていくうちにPも少しずつ慣れて、やっと診察台に乗れるようになったのですが、仰向けになって口を開けて先生に歯磨きをしてもらう段階になると拒否して暴れるので、身体を抑えつけて先生に進行止めの薬を塗ってもらったり歯磨きをしてもらったりしていました。そんなことを繰り返しているうちに、Pは歯科医院への道を通るだけでパニックを起こすようになり、最後は歯科医院の中へ入ることすらできなくなってしまいました。Upload By みんせっかく慣れた歯医者がトラウマになってしまい困った私は…慣れるために時間をかけて1年以上も通っていたはずだったのに、力ずくで抑えつけるという間違った対応の仕方のせいで、歯科医院に慣れるどころか結局はトラウマだけが残ってしまい、虫歯もどんどん進行してしまいました。こうして近所の歯科医院へはこれ以上通院することができなくなり、先生に紹介状を書いてもらって「障害歯科」を予約し、全身麻酔での治療に進むことを決意しました。障害歯科は1日に4組までしか予約を取っていないので、すぐには診てもらえず、予約をしてから3〜4ヶ月ほど待ちました。全身麻酔での治療になるので、事前に麻酔についての説明があり、前日から私もPもしっかりと準備をして、障害歯科へと向かいました。初めて行った障害歯科の雰囲気は、待合室にはPのほかには1人しか来ていないので、とても静かでほかの人に迷惑がかかることもなく周りを気にすることもなく、落ち着いて過ごすことができました。そして対応してくださる先生たちも、障害のある人に対して知識や経験のある先生ばかりで、親子ともにとても安心できました。治療のために全身麻酔をしてPを眠らせるときに、私はとても後悔をしていました。こうなってしまったのもPに虫歯を作った私の責任だ…と、眠ったPの顔を見ながら申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それから約2時間後、無事に虫歯治療は終了し、Pが麻酔から目覚めると帰宅することができました。私は治療が済んだ安心感と、とりあえずはこれで虫歯の悩みから解放されるのでホッとしていました。1年以上も治療ができない歯科医院へ苦労しながら通って悩んできたけど、もっと早くに障害歯科で治療をする決断を私がしていれば良かったなと思いました。Upload By みんわが子にとって「今」何をどう選択するべきなのか?を親が見極める必要性。思えば長男は虫歯を作ったことがありません。歯磨きをするのも歯科医院へ行くのも親子ともに全く苦労をしたことがなかったのです。でも障害のあるPの虫歯予防と虫歯治療は、どれだけ大変でどれだけ苦労をしたか…と思い返しながら難しさを痛感していました。まずは歯磨きや歯科医院に慣れてほしいと思う私の願いよりも先に、Pの場合はとにかく治療をして、慣れるのはあとから時間をかけてゆっくり始めても良かったのかもしれません。実際、あんなに難しかった歯磨きも、Pが療育を受けながら成長すると、徐々にスムーズにできるようになり、今では自分から「歯磨き」と私に伝えにくるほどになりました。Upload By みん何をするにも、何を選択するにも、その子その子のタイミングがあるのだと思います。Pの発達や状況をしっかりと観察し、今のPの発達段階では何が可能なのか?何が難しいのか?を考え、親の希望するタイミングではなく、P自身のタイミングを見極めながらさまざまな選択をしていけるようになりたいです。執筆/みん(監修:藤井先生より)歯磨きができないならせめてうがいだけでも、とPさんには負担をかけたくないけれど、虫歯予防もしなくてはと、頑張ってこられたみんさん、後悔しながらも、諦めずに向き合われて、今があるのだと思います。Pさんの成長とともに、今では自ら歯磨きをするようになったとのこと、この体験談を通じて、歯磨きを嫌がるお子さんを育て中の親御さんに励ましとなりますね。
2022年10月17日私はまだ永久歯を抜いたことも、抜けたこともありません。親知らずも3本生えていますが、虫歯にもなっていません。だからといって、特別口腔ケアに力を入れてきたわけでもなく、たまたまこの状態を保てているだけです。でも最近、80歳になってもこのまま自分の歯で食べ物を食べたいな……と思い、大嫌いな歯科にも通い続けています。これは私が「歯を大切に生きよう」と感じた体験談です。★関連記事:「急にどうしちゃったの?」予想外だった歯周病の診断、医師から告げられた原因に驚き【体験談】歯科がトラウマに…私は歯科が大嫌いです。好きという人のほうが少ないかもしれませんが、治療をして本当に痛かったと感じた経験があります……。3人目の子を出産してすぐ右下の奥歯が折れてしまいました。生後数週間の赤ちゃんを連れての通院でしたが、幸い先生からも「お母さんのおなかの上にのせて、うつぶせで抱っこしたままで治療しますね」と好意的に接していただき、安心して通うことができていました。それがある日の治療時、先生が受付の方を呼び、わが子を抱っこするようにと言いました。私は言われるがまま、小さなわが子をその方に任せて診察台に上がったのですが……その日の治療は目から火が出るほど痛かったのです。麻酔をせずに根管治療した経験が…それが歯の根っこの神経が通っている管(根管)の炎症や感染している部分を消毒して詰め物を入れる根管治療だったと知ったのは随分後のことでした。麻酔もせず幾度となく歯茎に何かを刺されるような感覚で、いい大人が泣いてしまうほど本当に痛かったです。先生もそれを承知の上で、受付の方に代わり子ども抱いているよう指示されたのだと理解しました。それからというもの、歯科がトラウマになり、とにかく避けてここまで生きてきました。それでも半年前、いよいよ避けては通れない状況が訪れました……。今度は左上の奥歯が半分折れてしまったのです。意を決して歯科へ。痛くなかったものの…それでも歯科には行きたくなかったため、折れてしまった箇所を念入りに歯磨き。とにかく痛みが出るのを防ぐことに注力しました。しかし長くは持たず、すぐにズキズキと痛むようになりました。いろいろな人から情報を得て「痛みの少ない治療」をしてくれる歯科を探しました。予約した歯科でも、診察台に座ってから「とにかく痛い治療は嫌です」と理由とともに先生へ延々と訴え続けました。おかげで痛みの少ない治療ではあったものの、放置した期間が長かったせいか炎症がなかなか治まらず「このまま炎症が治まらない場合は、歯の根元が折れている可能性もあるため、抜歯する可能性もあります」と言われ、大きなショックを受けました。まとめこんなことなら早く歯医者に行くべきだった……まさか自分が「歯を抜くかもしれません」なんて言われるとは思ってもいませんでした。まさに鈍器で頭を殴られたような強い衝撃を受けました。歯が痛いと、おいしいものをおいしく食べられないし、日常生活にも大きく影響します。最近では口内の細菌が体内に侵入し臓器に悪影響を及ぼす可能性があることから、国民皆歯科検診制度という国民に歯科検診を義務付ける動きもあるほど、口腔ケアが見直されています。80歳と言わず、死ぬまで自分の歯で食べ続けられるよう、歯科にはきちんと通って口腔ケアに務めることを決めた今年の夏でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/おんたま著者/日向 くらげ一昨年に離婚。飲食業界の会社に勤めて28年。趣味は旅行と温泉巡り。
2022年10月16日【著者インタビュー】『歯科恐怖症患者を救う!スゴイ無痛歯科治療』を著した歯科医・山本彰美氏は、いかにして「歯医者嫌い」を支えているのか株式会社幻冬舎ゴールドオンライン(本社:東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目9番7号、代表取締役:山下征孝)は、同社が運営する「話題の本.com」( にて2022年9月28日(水)、著書『歯科恐怖症患者を救う!スゴイ無痛歯科治療』を刊行した、大阪中之島デンタルクリニック理事長である山本彰美氏のインタビュー記事を公開しました。▼【著者インタビュー】『歯科恐怖症患者を救う!スゴイ無痛歯科治療』を著した歯科医・山本彰美氏は、いかにして「歯医者嫌い」を支えているのか歯科医院に立ちこめる治療薬の匂いや、歯を削るドリルのキーンという音に触れただけで気分が悪くなり、治療を拒否してしまう「歯科恐怖症」の人は、国内だけで500万人前後いるとも言われています。しかし、治療を受けず放置しておくと、むし歯や歯周病が進んで歯並びがガタガタになってしまうでしょう。すると、見栄えが悪くなったり講習がひどくなったりして対人関係やメンタルに悪影響を及ぼしますし、さらに、糖尿病など他の病気を引き起こす危険性すらあるのです。こうした中、麻酔を用いた「無痛快適歯科治療」を提供して歯科恐怖症の患者を救っているのが、大阪中之島デンタルクリニックの理事長である山本彰美(あきよし)氏です。無痛治療とはどのようなやり方か。そして、無痛治療によって山本氏はどのような社会を実現したいのかインタビューしました。インタビュー記事はこちらから : インタビュー記事一部をご紹介――著書『歯科恐怖症患者を救う!スゴイ無痛歯科治療』刊行のきっかけをお聞かせください。世の中には、「歯科恐怖症」の患者さんがたくさんいらっしゃいます。歯医者が怖くて、つい治療を怠ってしまうのです。むし歯や歯周病を放置しておくと、健康な歯がほとんど残っていない「口腔崩壊」という状況に陥ります。すると、しっかり噛めなくなり、必要な栄養素がとりにくくなって健康に悪影響をもたらすのです。また、口の中で発生した悪い菌が全身の感染症につながったり、糖尿病や肺炎などの遠因となったりする危険性もあります。さらに、歯並びの悪さが気になって人と話すのがおっくうになり、対人関係がうまくいかなくなるという問題を引き起こすことだって十分に考えられます。歯のトラブルは口だけでなく、健康とメンタルの双方にも大きなダメージを与えるわけです。歯科恐怖症で歯科医院から遠ざかっている方々に、むし歯や歯周病を放置する危険性を伝えたい。そして、歯医者が怖くてたまらない人でも、安心して治療を受けられるクリニックがあることを知ってもらいたい。そう思ったのが、この本を書いたきっかけでした。――なぜ人は、歯科恐怖症になってしまうのでしょうか。過去に受けた歯科治療で強い痛みや怖い思いをしたことがトラウマになり、歯科恐怖症になる人が多いです。また、治療時に麻酔をされて気分が悪くなったことがきっかけで、歯科恐怖症に陥る人もいます。この病気は、心配性気味の人や、音や匂いに敏感な人だけがかかるわけではありません。それまで普通に暮らしていた人が、突然かかるケースも多いのです。また、歯科恐怖症から抜け出すのはとても難しいのが実情です。そして「歯医者が怖い!」という気持ちがどんどん強まり、治療放棄へと陥ってしまいます。――歯科恐怖症の患者さんに対して山本先生が提供している「無痛快適歯科治療(以下「無痛治療」)とは、どんなものなのでしょうか。簡単に言えば、「麻酔で眠っている間に治療が終わるやり方」です。大阪中之島デンタルクリニックでは治療時に、「静脈内鎮静法」と「静脈麻酔法」による麻酔をおこないます。どちらも、点滴で静脈から体に薬剤を入れるもので、静脈内鎮静法では患者さんが医師と簡単な意思疎通ができる程度に意識を残し、静脈麻酔法では完全に眠ってもらいます。当クリニックの歯科医師は全員、高度な麻酔の手法を身につけていますし、保険制度の制約を受けない自由診療なので、患者さんそれぞれに最適な麻酔薬を選ぶことが可能です。一人ひとりに合わせた「テーラーメイド」の麻酔をかけることで、痛みや恐怖を感じず治療が済む仕組みになっているのです。ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーーインタビュー記事全文はこちらから : 書籍情報歯医者に来ると身震いしてしまう……怖くて口を閉じてしまう……そんな歯科恐怖症で悩む患者を救う!眠っている間に治療が終わり、長期通院も必要なし!痛みと恐怖心を取り除く無痛歯科治療とは数ある診療科のなかでも歯科ほど怖がられるところはそうないかもしれません。歯を削るときにちょっとしみても苦痛を感じる、器具の音に身が縮む思いをする、自分では口の中を見ることができずに何をされるか分からないまま治療が進むことに不安を覚える……など、歯科治療でさまざまな恐怖を感じている患者は多数います。このような拒絶反応があらわれてしまう状態を歯科恐怖症といい、国内では500万人前後が歯科恐怖症により歯科受診を避けていると推測されています。治療中の痛みや恐怖心に耐えられない歯科恐怖症患者を何人も診てきた著者は、試行錯誤を重ね、医科麻酔の技術で静脈注射や点滴で薬剤を投与し、眠った状態で治療する無痛治療のクリニックを開業しました。本書は無痛治療の特徴やメリットを明らかにし、歯科恐怖症に悩む人にとって希望の灯をともす一冊です。書籍情報はこちら : 著者■ 山本 彰美 /ヤマモト アキヨシ1985 年大阪歯科大学を卒業後、同大学の歯科麻酔学講座へ入局。その後、大阪赤十字病院麻酔科研修を経て、琵琶湖中央病院歯科にて勤務する。次第に「これまで自分が学んできた麻酔の技術を生かしたい」という思いが強くなり、1988 年10 月に和歌山県紀の川市に山本歯科を開業。2008 年には大阪中之島デンタルクリニックを開設し、患者一人ひとりと真摯に向き合い、麻酔技術を駆使した無痛治療に取り組んできた。現在では京都府や大阪府などの近畿圏をはじめ、日本全国、さらには海外からも患者が訪れる。◎所属学会日本歯科麻酔学会(認定医・評議員)日本歯科放射線学会(認定医)日本口腔インプラント学会日本有病者歯科医療学会日本医学シミュレーション学会(セデーションコースインストラクター)日本デジタル歯科学会日本静脈麻酔学会日本臨床麻酔学会日本障害者歯科学会(元認定医)日本歯科心身医学会日本口腔リハビリテーション学会International Dental Implant Association of The United States(専門医)お問い合わせ本記事に関する問い合わせはこちら株式会社幻冬舎ゴールドオンライン〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目9番7号TEL:03-5411-6270URL : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月28日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!義母が勧めてきた歯医者…これは私が歯の調子が悪くなったときのことです。あまりにも歯が痛く、夫にも歯医者に通う予定であることを伝えていました。それを知った義母がある歯医者を勧めてきました。それは義母の親戚が営んでいる歯医者でした。しかし、そこは車で行けるものの、遠いところにありました。また私は行きつけの歯医者があり、すでに予約をとっていたため、それを伝えました。紹介してくれた厚意には感謝の意を示し、かつ、お断りを丁重にしたつもりでした。しかし、後になって義母は「私がせっかく勧めたのに断るなんて。歯医者なんてどこ行っても同じでしょ。親戚どうしの付き合いをむげにするなんてひどい嫁ね」と怒っていたと聞きました。事前に丁寧に伝えていた分とてもモヤモヤしました。(女性/会社員)香ばしい匂いが…同居中の義母の話です。義母が一人で留守番していて、私と妻が外出先から帰ったときです…。ドアを開けると何だか香ばしい匂いが…!?キッチンに行くと義母がステーキをおいしそうにほおばっていました。普段なら「おいしそうですね」で済ますところですが、その肉は私が抽選で当てた神戸牛!みんなで食べようと話していて、義母にもそれを伝えており、楽しみにしてたのに…。義母もまさか私たちが帰ってくると思わなかったのか気まずい顔をしており…。何も断りを入れずに一人で食べてしまった義母にモヤモヤした瞬間でした。(男性/会社員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?こんな義両親と付き合うとなると骨が折れそうですね。子どものためにも適度な距離を保ちながら、いい関係でいたいものです…。以上、義実家トラブルエピソードでした。次回の「義実家トラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年09月27日無傷では帰れなさそうな歯科医院に来てしまった。佐久間ぬた(@sakuma2033)さんは、歯科医院を来院して早々、不穏な気配を感じました。入り口に置かれていたものに、歯科医院からの無言の圧力を感じざるを得なかったためです…!入口のオブジェからして無傷では帰れなそうな歯医者に来てしまった pic.twitter.com/DadTWdv2b7 — 佐久間ぬた (@sakuma2033) September 13, 2022 置かれていたものは、痛みに耐えられずもがく患者と、気にせず歯を引っこ抜こうとしている歯科医師を表しています。歯科医師がヒザで抑えつけていることからも相当、患者は痛がっているのでしょう。「虫歯を放置しておくと、こうして痛い目に遭うかもしれませんよ」といった、歯科医院からのメッセージなのかもしれません!佐久間さんが目にしたものは、シュールな笑いを誘いました。・どうしてこれを置こうと思ったのかを、院長に聞いてみたい!・見たら帰ってしまいたくなる…!・子供が気付いたら、「自分も同じ目に遭うのかも」と泣いちゃいそう!食事になくてはならない歯だからこそ、毎日のケアを大切にしたいと思わされますね![文・構成/grape編集部]
2022年09月16日小児歯科を中心に子供やファミリーの健康サポートを行うはる歯科クリニック(運営:医療法人社団こころは、所在地:神奈川県横須賀市)は、神奈川県三浦市にある「三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ」にて、2022年9月11日(日)に親子でお楽しみ頂ける「はる・カラダフェス2022」を開催いたします。はる歯科クリニックでは、「生涯健やかな人生を送っていただくために、子どものうちから健康について学んでほしい」、そんな思いから『歯医者が必要のない未来を創造する』を理念として掲げ、理学療法士や作業療法士、ヨガインストラクターなど運動機能の専門家が日々、子どもたちの全身の健康サポートを行っております。しかし、長らく続くコロナ時代において、子どもたちが外でカラダを動かす機会はめっきり減ってしまいました。そこで、3年ぶりとなる今年のはる・カラダフェスでは「親子で一緒に思いっきり身体を動かし、汗をかいて楽しめる!」をテーマに、内容盛りだくさんのイベント「はる・カラダフェス2022」を企画いたしました。はる・カラダフェス2022チラシ表■イベント詳細理学療法士や作業療法士が監修した10種類のアクティビティを各専門の講師の元、体験していただけます。かけっこ教室や空手教室、からだやわらか教室、普段ではなかなか体験できないサーフィンフィットネスやロディヨガ、親子ヨガ、モルック体験やフラダンス体験も!なぞときでは、三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジの広大な敷地を利用して、ウォークラリー形式で楽しみながらカラダを動かせます。また身体を動かすのがあまり得意でない方も、縁日やクラフトコーナーなどでお楽しみいただけます。もちろん、歯科健診ブースも!親子で一緒に体を動かすことの気持ちよさや共通体験を通して、絆づくり、楽しい思い出作りのお手伝いができればと思っております。参加費無料ですので、多くのお子様、保護者の方々にお越しいただけると嬉しいです。はる・カラダフェス2022チラシ裏■開催概要開催日 :2022年9月11日(日)開場 :9時30分最終入場:13時30分開催場所:三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジ(MAP: )はる・カラダフェス 過去開催時の様子1はる・カラダフェス 過去開催時の様子2■本イベントに関するお問い合わせ先医療法人社団こころは はる歯科クリニック担当 : 横石 さくらTEL : 046-855-0826イベント公式LINE: イベント詳細HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月26日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんは、アラフィフ女子の日常についてマンガにされています。就寝中の食いしばり対策にマウスピースを使っているフカザワさん。昨年の秋に歯医者で新しいマウスピースを作ったのですが……。★関連記事:「湿布をはがすの忘れてた!」腰痛が悪化してリハビリ通いの夫は… #アラフィフの日常 77食いしばり対策に作ったマウスピースが…こんにちは、フカザワナオコです。この「アラフィフの日常」でも、何度か描いているマウスピースのこと。数年前に歯医者で健診を受けたところ、寝ているときの食いしばりを指摘されて(歯に良くないらしい!)、対策するには寝るときにマウスピースを上の歯にはめることを勧められまして……。歯医者で歯の型も取って、マウスピースを作ったのでした。そのマウスピースは結局2年ぐらい使って割れてしまったのですが、マウスピース効果もあってか歯の状態はすごく良くなったので、また新しいのを去年の秋に作ったのです。が!!!!そのマウスピースが、1年もたたずに割れてしまいまして……。夜寝るときに「付けよう~!」とケースを開けたら、いつの間にかパッキリと真っ二つに(涙)。前回作ったときは、2年間酷使して割れちゃったので「まぁしょうがないな!」と思えたのですが、今回は1年持たなかったことが結構ショックで。また歯医者に行って苦手な型取りするのも憂うつだし(口の中にゴムみたいなのを入れるのですが、めちゃ苦しい!)、何よりマウスピースを作る費用が、保険が適用されて大体4,000円くらい000円くらいかかるのもつらい!歯のこと考えたら、マウスピースは続けたほうがいいとは思うけれど、またすぐ割れたら嫌だなぁと、なかなか踏ん切りがつかなかったのでした。思い切って市販のマウスピースをポチってみたら…でもよくよく調べてみると、市販のマウスピースもいろいろな種類が出ていて、自分で型取りする物もあるし、型取り不要な物もあるし。今後また歯医者で作ってもらうかもしれないけれど、今回は一度市販のものを試してみようかなと。そんなわけで、私がネットで買ったのは、ゴムみたいに弾力のある素材のマウスピース。上下の歯をガードする一体型のもので、型取りも不要だし、しかも2個セット(なんで!?)で1,000円しないぐらい!この値段なら自分の歯に合わなくても諦めがつくかなと思って買ったのですが、とりあえず今のところ特に問題なく付けて寝ています。上下の歯をがっちりガードしてくれるので、食いしばり防止になっているのもいいし、弾力のある素材なので割れる心配もないし。ただ厚みがけっこうあるので、口の中に入れるとちょっと口がボコッと出る感じがあり、それが若干ゴリラっぽいですが……。私は全然平気ですが、すぐ寝ちゃうとはいえ、家族や同居人に一瞬でもゴリラ顔見せられない! という人には向いてないかもと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。著者/フカザワ ナオコ(49歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2021年9月8日に新刊『40代が、こんなにしんどいなんて聞いてなかった』(1430円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2022年08月01日歯が生える時期と、虫歯ケアの関係は?歯が生える時期や順番は個人差が大きいですが、平均的には生後5~6ヶ月ごろに、下の前歯(下顎乳中切歯)から生え始めます。20本の子どもの歯(乳歯)が生えそろうのはだいたい3歳ごろです。永久歯は、歯を支える骨の中に、お母さんのおなかにいるときから存在しています。乳歯から永久歯の生え変わりのときは、乳歯の下にある永久歯から押し出されるようにして乳歯が抜けるのです。5~6歳、ちょうど小学校の入学前後ごろになると、下顎乳中切歯(かがくにゅうちゅうせつし)が抜けて、下から大人の歯(永久歯)が生えてきます。これとほぼ同じ時期に乳歯のいちばん奥の歯のさらに奥に、6歳臼歯といわれる下顎第一大臼歯がゆっくりと生えます。その後、乳歯は永久歯へと生え変わり、13歳ころまでに永久歯列となります。ですから乳歯が最後まで虫歯にならず、しっかり生えていないと、狭い口の中で永久歯が生えてくるスペースを確保できず、それでもなんとか歯ぐきから顔を出そうとするために、まっすぐ生えてこないことがあります。乳歯はそのうち生え変わるから、虫歯になっても問題ないのでは…と思っている方も多くいるのではないでしょうか。ですが、乳歯をケアして虫歯にしないことは、永久歯を守ることにつながるといわれています。子どもの虫歯の原因・特徴について子どもの歯を磨いていたつもりでも、虫歯になってしまう場合にはどんな原因が考えられるでしょうか。歯磨きだけでなく、普段の食生活も虫歯には関係します。そもそも虫歯は、虫歯菌による感染症。虫歯菌は歯の表面や隙間に残った食べカスに含まれる糖質を食べて、ネバネバしたグルカンという物質をつくり、そこに多くの虫歯菌がくっついてプラークという固まりをつくります。このプラークの中で、酸性物質をつくり、歯を表面から溶かしてしまい、歯に穴があいてしまうのです。だ液の働き方によっても、虫歯ができやすいかどうかが変わります。だ液がたくさんでると、だ液で口の中を洗い流すことができます。だ液には虫歯菌を殺す成分も含まれています。だ液をたくさんだすためには、よくかんで食事を楽しみましょう。食事をするたびに口内は酸性になりますが、間食などをせずに、食事と食事の間が数時間空いていれば、だ液は中性(おおよそpH6.8)で、緩衝作用があるので酸性の状態の口内を元の状態に戻そうとします(人の口の中の、pH(ペーハー)変化をグラフで表したものを「ステファンカーブ」と言います)。それでは、子どもの虫歯にはどんな原因や特徴があるのでしょうか。乳歯は永久歯に比べて小さく、エナメル質も薄く弱いので、虫歯から守るためにも歯磨きは必須です。歯が1本でも生えたときから始めましょう。歯が生えそろってから歯磨きスタート、では遅いと言われています。食事、おやつのあとに毎回歯磨きをするのは大変そうに思われますが、歯の本数も少ないうちなら、簡単に歯を拭いたり、歯ブラシでさっと数秒こすったりするだけでも構いません。小さいうちから習慣化してしまえば、歯磨きを嫌がらなくなるかもしれません。ミルク(人工乳)やジュースをほ乳瓶で与えると、糖分が口の中に残ってしまい、虫歯の原因になってしまうこともあります。そのため、歯が生えてからも、一定期間授乳が続きますが、卒乳していない場合、寝る前などに授乳してそのまま寝てしまうことも虫歯の原因につながってしまいます。母乳の場合は、糖分が歯に残ることはあまりないといわれています。ただし、日中の歯磨きができていなければ、残った食べカスにさらに糖分が付着して残ってしまいます。虫歯菌のエサとなる砂糖はさまざまな食品に含まれますが、特に多いのはお菓子類、そしてジュースやスポーツ飲料のような清涼飲料水です。時間を決めずにだらだら摂っていると、歯についた砂糖をだ液によって洗い流す時間がとれず、口の中は虫歯ができやすい環境になってしまいます。離乳食の段階が終ったら、おやつも含めて決まった時間に食事をする習慣をつけましょう。鼻が詰まっていることなどが原因で、口呼吸をしていると口の中が乾きます。虫歯を予防するためにはだ液がたくさん出ることが大事ですが、だ液の出る量が少ないと口の中がすぐに乾燥して虫歯ができやすくなってしまいます。ほかの感染症予防と同様に、虫歯対策にも鼻呼吸は大切です。鼻が詰まっているようだったら、耳鼻科を受診しましょう。小学校に上がるころになると、トイレや着替えなど身の回りのことを自分でできるようになってきます。ですが、歯磨きはまだ十分にできないことが多くあり、どうしても磨き残しができてしまい、そこから虫歯になることも。「もう自分でできるでしょう」と思わず、必ず大人が仕上げ磨きをしましょう。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいません。虫歯菌をもっている親や家族が一度口に含んだ食べ物を与えることで、虫歯菌が子どもに移行して虫歯の原因となります。虫歯菌だけでなく、ほかの感染症のことを考えても、口移しで食べ物を与えることはやめましょう。虫歯を予防する3つのポイント虫歯を予防するには、1.歯磨き 2.糖分を含む食べ物・飲み物をだらだら摂らない、3.エナメル質を強化するフッ化物を利用する、という大きく3つの予防法があります。3つのうちどれか1つではなく、それぞれを続けることが重要です。歯が生える前から、口腔用ガーゼなどで口内(歯茎と頬の間や上あご、舌など)を拭うと口内もさっぱりして、適度な刺激になります。口内の過敏もなくなり、歯が生えてからの歯磨きへの受け入れがスムーズになることもあります。歯が生えたら歯磨きをスタートします。はじめは、さっと歯を拭くだけでもOKです。やがて、棒状のものを握ってコントロールできるようになったら、自分で歯ブラシを持つ練習をスタートします。こうして遊びやおしゃぶりの延長で、敏感な口の中に歯ブラシを入れる練習を始めます。このときに、のどつき防止機能がついた歯ブラシを選びましょう。ただ、この「自分磨き」では歯の汚れを完全にとることができません。自分磨きをさせたあとに、必ず大人が歯ブラシを使って仕上げ磨きをしてあげることが大切です。歯ブラシは、子どもの口のサイズに合った、ヘッドが小さいものを選ぶようにしましょう。だ液は、よくかむことでたくさん出るようになります。だ液がしっかり口の中に行きわたることで、歯に付着した砂糖を流し、だ液に含まれる虫歯菌を殺す成分の働きで虫歯を予防します。お菓子やジュースをだらだらと食べ続けると、虫歯菌が活動しやすくなってしまうので、おやつは決めた時間にとるようにしましょう。特にキャラメルなどは歯にくっつきやすいので注意が必要です。ジュースや甘い清涼飲料水を少しずつ飲み続けるのもやめましょう。うがいがまだできないころは、歯磨きのときに歯磨き剤を使わなくても大丈夫です。「ぶくぶくぺー」と自分で口がゆすげるようになったら、フッ化物が配合されているものをつけて磨くのもよいでしょう。研磨成分を含まないジェル状、泡状、液体などであれば、「ぶくぶくぺー」ができない低年齢児でも使用できるものもあります。歯を強化してくれるのがフッ化物です。ただし、たくさんとると骨への影響があるため、使用には制限があります。厚生労働省では、フッ化物の含有量を6~14歳までの子どもには1000ppm、3~5歳までは500ppmの歯磨き剤の使用を推奨しています。参考:フッ化物配合歯磨剤|e-ヘルスネット 厚生労働省発達障害がある子どもの場合の口腔ケア歯のケアが必要なことは分かっているけれど、どうしてもうまく歯磨きができない、という場合があります。発達障害のある子どもの場合、特性などにより、食生活が乱れたり、歯磨きがうまくできなかったりして、虫歯になってしまうこともあります。自閉スペクトラム症の特性から、こだわりが強いために極端な食べ物の好き嫌い(偏食)があったり、パニックをなだめるためにお菓子やジュースなどを頻繁に与えてしまったりという場合もあるのではないでしょうか。ADHDがある場合は、歯磨きの間じっとしていられなかったり、歯磨きをすること自体を忘れてしまったり。手先の不器用さやボディイメージの弱さがあると、自分ではうまく磨けないということもあります。また、感覚過敏があると、口や顔を触られることを嫌がって歯磨きするのが難しいということもあります。歯磨きの時間がバトルになってしまい、そのことを考えるだけで憂うつ、という保護者の方も少なくありません。こうした特性がある場合は、後述する脱感作(だつかんさ)などの方法をはじめ、子どもがいやがらない歯磨きの工夫を試してみてください。また、かかりつけの歯科医ともよく相談してみることも大切です。基礎疾患がある子どもの場合の口腔ケア低出生体重児や先天性の心疾患、脳性麻痺、重症心身障害などがある子どもの場合には、体質や特性、生活環境によって虫歯ができやすいことを知っておきましょう。上記のような虫歯予防を守っても虫歯ができてしまう、あるいは歯磨きをしようと思ってもできない、という場合があります。低出生体重児や先天性の心疾患、脳性麻痺、重症心身障害などがある子どもの場合、歯の表面のエナメル質など歯の質が弱い場合があります。また、基礎疾患などで服薬をしていると薬剤の影響で歯肉増殖や唾液分泌低下などが起こることで虫歯になりやすいともいわれています。重度の障害などによって、よくかんで食べることや飲み込みがうまくできず、食形態がペースト食に限られている場合は、歯に食べ物が付着しやすくなります。また、反芻癖があって口の中にいつも食べ物が残っている状態や酸性の状態が長く続くといったことによっても、虫歯予防がしづらくなります。歯周病になると歯肉に炎症がおきますが、この炎症の原因は細菌によるものです。歯茎から細菌が血管に侵入し、血流にのって心臓に到達して心臓の損傷がある部分に付着し、感染性心内膜炎などを起こすことがあります。毎日の歯磨きのための工夫って?毎日の歯磨きで大変なのは、何よりも子どもがいやがること。歯磨きが親子ともにストレスとなっているということもあるでしょう。子どもがいやがる原因を考えてみると、少し解決の糸口が見えるかもしれません。毎日の歯磨きを続けるためには、次のようなことが大切です。仕上げ磨きをされるときに、どこかに痛みを感じている場合があります。ゴシゴシと強く磨こうとして歯ブラシがあたって痛いことも、子どもが歯磨きをいやがる原因になります。歯ブラシは鉛筆を持つようにしてやさしく握り、こまかく震わせるようにして歯に当てましょう。特に、上唇小帯(じょうしんしょうたい)という上唇の真ん中で、唇と歯茎をつないでいる「すじ」が長く伸びていることがあります。この部分に歯ブラシが当たると、とても痛いです。歯ブラシを持っていない手指で上唇をしっかり排除して、確認しながら磨いてあげましょう。感覚過敏がある子どもの場合は、口の中を触られること自体がいやで暴れてしまう、という場合があります。その場合は、脱感作を試してみましょう。脱感作とは、触っても大丈夫な体の部分から、手のひらを動かさないようにしっかり触れて、声をかけながら少しずつ慣れさせていくことで、歯磨きなら口周りを触ることができるようにしていく方法です。肩→首→頬→口の周り→口の中の順序で触れていき、慣らしていきます。口の中に指を入れる時は指の腹でしっかり歯茎に触れて、いやがらなくなるまで動かさないようにするのがポイントです。そのようなアプローチをすることで、歯ブラシのような刺激が強いものも受け入れられるようになります。歯磨きができてもできなくても、ブクブクうがいで食べカスを口の中から減らすことができます。でも、いきなり「ブクブクうがい」と言っても、やり方が分かりません。プロセスを分解して、少しずつトライしてみましょう。ブクブクうがいには、①水を口に含む →②口の中に水をためておく →③口の中で頬を膨らませて、水を左右に移動させる →④吐き出す、という動作のプロセスがあります。このプロセスを1つひとつ確認しながらやってみましょう。最初の①水を口に含む では、口を閉じないと水がこぼれてしまうので、そこから挑戦します。ぶくぶくうがいのやり方の動画などもあるので活用してみましょう。水を含まずに、1つひとつ動きを模倣しながら練習するのも良いでしょう。大人になるまでに、歯磨きが自分でできるようになることが最終的な目標ですが、まずは歯磨き習慣の定着が大切です。口の中が過敏な子どもの場合は、前述のように、歯が生える前からミルクを飲んだ後に口腔用ガーゼや柔らかいガーゼなどで口内を拭くことで、過敏を防ぐことにつなげていきます。また、歯磨きの前に、指で過敏を和らげるなどを行うことで、仕上げ磨きの歯ブラシをいやがらないで受け入れられるようになり、仕上げ磨きもしやすくなります。歯磨きする部分を絵カードなどで示して、時間の長さを決めて、「10まで数えるよ。1、2…10、はいOK」というようにカウントします。終わったらほめてあげましょう。このようにして、終わりを提示することで、最終的には歯磨きを受け入れてもらいます。一見、歯磨きができているようでも、特に小学校中学年くらいまでは、細かいところまで自分で歯ブラシを当てることが難しいので、大人が仕上げ磨きしてあげることが必要です。磨き残し部分が赤く染まる液なども市販されていますから、親子でときどき磨き残しをチェックして、残っているところをうまく磨く方法を研究したり教えたりしましょう。家庭で口腔ケアをするときに、正しいやり方が分からないことがあるでしょう。歯磨きの習慣づけも、歯ブラシのじょうずな使い方も、専門家の指導を一度受けてみてください。歯医者さんは、虫歯の治療や歯科検診だけでなく、気軽に口の健康についての相談ができる場所です。最初の乳歯が生え始める頃から、ぜひかかりつけの歯科医を通いやすい場所で見つけてください。もし、子どもに障害がある方で、どこに相談していいか分からないという場合は、各地域に障害のある子どもを専門にみている口腔保健センターなどがありますので、利用してみてください。日本障害者歯科学会のホームページにも、口腔保健センターや障害者歯科学会の認定医の案内があります。かかりつけの歯医者に、気になることは気軽に相談して、定期的に健診を受けることで、虫歯を予防することもできます。まずは、子どもが安心していやがらずに通える歯医者さんを探しましょう。まとめ歯の大切さは分かっていても、実際にケアしていくことが難しい場合や、障害の特性によっては特別なケアが必要なこともあります。虫歯予防は毎日のことなので、毎回完璧にできなくても少しずつ続けていくことが大切です。口は体の中でも特に敏感なパーツに触れるケアだからこそ、子どもとの信頼関係がとても大切です。ひどく嫌がるときには、かかりつけの歯科医ともよく相談しながら続けていきましょう。
2022年07月26日美容やファッション好きな女性が集まるanan Beauty+ clubのメンバーの「オーラルケア」について徹底リサーチ。笑顔を彩る「歯」について、どんなケアをしているのか質問してみました。すると意外なケアグッズや、ユニークな時短方法が続々!毎日の歯磨きを何気なく行っている方こそ、必見です。歯磨きの頻度は?※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。まずはanan Beauty+ clubのメンバーに歯磨きの習慣について調査してみました。すると、全員が「2回以上」と回答!3回と答えた方は32%、4回という回答も4%ありました。それぞれのコメントを見てみましょう。【毎日の歯磨き】2回「朝食後、寝る前の2回」(30歳・公務員)【毎日の歯磨き】3回「起床後すぐ、昼休み、就寝前。オフィスのランチ後は必ず磨くけれど、お出かけの日は昼をパスすることも」(35歳・会社員)「起床後、昼食後、夕食後」(31歳・会社員)【毎日の歯磨き】4回「1日中家にいるときは4回磨きます。起床後すぐ、朝食後だらだらしてから、お風呂に入る前(夜ご飯のあと)、寝る前」(30歳・自由業)1日に2回磨く方は「起床後、就寝前」の回答が多く、寝起きのタイミングや、ベッドに向かう動線で歯磨きをしているようです。3回、4回と磨く方は「食後の歯磨き」が習慣になっている様子。歯磨きをすると「せっかく口の中が気持ちいいから、間食はやめておこう」と、お菓子に手がのびにくくなるもの。健康にも美容にも良いので、まずはオフィスに置き歯ブラシをして、ランチ後の歯磨きにトライしてみては?歯ブラシの他に使っているものは?歯磨きとひと口に言っても、どれだけ丁寧に取り組んでいるのかは人によりますよね。フロスや歯間ブラシを使っている方はどのくらいいるのか、聞いてみました。すると61%がYESと回答!半数以上が、丁寧なオーラルケアを行っていることがわかりました。フロスや歯間ブラシを使っている「フロスをしないと歯の間に汚れが溜まったままで虫歯や口臭の原因になるから」(30歳・自由業)「今年から歯列矯正を始めているので。デンタルプロI字型歯間ブラシが使いやすい!」(34歳・自由業)「妊娠中、毎日歯を磨いていたのに歯間が3か所も虫歯になって、丁寧なケアの大切さを歯医者さんに教わったから…」(29歳・主婦)歯ブラシによるケアのみ「使っていたが面倒だから」(31歳・公務員)「以前は使用していたのですが、最近はサボりがち」(35歳・会社員)やったほうがいいのはわかっているけれど、面倒臭いという気持ち、とてもわかります!ですが歯医者さんのほとんどが「毎日の歯間ケア」を推奨しています。スキンケアやお風呂と同じように、習慣にしてしまいましょう。使っているのはどんな歯ブラシ?電動歯ブラシの愛用者はまだまだ少ないことが判明。普通の歯ブラシについて、こだわりを聞いてみました!「豚毛の天然毛のものを愛用してます。歯あたりとスッキリ感が好き!」(37歳・会社員)「歯科専門家との共同開発で、『マツコの知らない世界』でも紹介されていた『TePe』というブランドのものを使ってます。ヘッドが小さくて小回りがきくし、ブラシ部分がバイカラーで見た目も可愛い」(29歳・契約写真)「デンタルプロのブラックダイヤという歯ブラシのコンパクトタイプ。毛のコシが強くて、歯間にもよく届いているのを毎回感じられる。コンパクトタイプは口の奥にも届くからなお良い。もう他の歯ブラシに戻れないかも」(29歳・専業主婦)「エビスのプレミアムケア歯ブラシ。ヘッドが大きく、毛も細くて多くて磨きやすい」(34歳・会社員)「メーカーにこだわりはないですが、衛生面を考えてこまめに歯ブラシを替えるようにしています」(33歳・会社員)さすが美容に関心の高いanan Beauty+ clubのみなさん。歯ブラシもコスメと同じようにブランド指名で購入したり、小まめに取り替えるようにしたりと、オーラルケアに気を配っていることが窺えました。歯のこと、プロに診てもらっていますか?学生の頃は学校で定期検診がありましたが、大人の健康診断ではパスされてしまう「歯」のこと。ですが半数以上の方が、ご自身で定期検診に行っていることがわかりました。「2、3か月に1回。10年ほど前から経過観察になっている虫歯のチェックと、口腔内のお掃除のため」(30歳・自由業)「半年に一回ほど。歯石がたまると気持ち悪いので、つるつるにしてもらうためにも通っています」(30歳・会社員)「できるだけ年1で行くようにしている」(34歳・会社員)頻度はまちまちですが、みなさんオーラルケアを気にしているんですね。「しばらくプロのところに行っていない」という方は、この機会に予約してみては?歯磨きのマイルールを教えてください美容の話題とは違って、友達にわざわざ話す機会の少ない「歯磨き」のこと。知られざる生態がわかるかも……と、みなさんのマイルールを聞いてみました!「夜はフロスと舌磨きで念入りに行う」(30歳・自由業)「歯磨きしながらスクワットしてます」(37歳・会社員)「歯を磨いている間に本を読む」(31歳・会社員)忙しいみなさん、時短には余念がない様子。なかには、「時短のため御手洗いの時間に歯磨きをしています(笑)」(30歳・会社員)という猛者も!そのほか「磨いた後にフッ素の入った虫歯予防薬の洗口液を使う」(34歳・自由業)「必ず鏡の前で見ながら磨く」(35歳・会社員)など、丁寧なケアへのこだわりも見受けられました。おすすめのデンタルグッズを教えてくださいさらに深掘りして、おすすめのデンタルグッズを聞いてみました!「フロアフロスを愛用。大容量が嬉しいのと、水を吸うと広がって汚れをしっかり取ってくれます。舌磨き専用ブラシ&ジェルはNONIO。これまで5種類ほど舌ブラシを試したけどこれが一番!味蕾を傷つけないし、オエッとなりにくいし、ブラシとシリコンでしっかりこそげ取れます。これに出会うまでは歯磨きジェルで舌も一緒に磨いていたけど、NONIOは味が薄くてきつくないのもポイント」(30歳・自由業)「クリニカのY字フロス。持ち手が丈夫なので奥歯など狭いところに入れるときも安定する。糸のフロスをうまく使えない私にはかなりありがたい」(29歳・専業主婦)アイテムにこだわることで、毎日の歯磨き時間が楽しく、そして楽ちんになりそうですね!もっと笑いたくなる、心地よい歯へ!anan Beauty+ clubのみなさんは、オーラルケアにも関心が高く、丁寧なケアを心がけていることがわかりました。毎日のメイクと同じで、歯磨きにも心を配ることで、より自分に自信を持つことができますよ。もっと笑いたくなる気持ちのいい口内環境を目指して、ぜひ歯磨き習慣やグッズにこだわってみてください!(C)Larry Williams/Getty Images文・牧ぐりこ
2022年07月25日薬品の匂いが苦手、痛いのが苦手、そもそも行くこと自体が面倒くさいなど、大人であっても、歯科医院を苦手とする人は多くいます。Twitterに自身の体験を投稿した、ぬこー様ちゃん(@nukosama)さんもまた、歯科医院を苦手としていた1人。しかし、1人の歯医者との『運命の出会い』により、これまでの苦手意識が払しょくされたといいます。運命の人にやっと出会えた話 pic.twitter.com/g8z4ii2LVU — ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新 (@nukosama) July 6, 2022 実際に歯科医院に行かなければ、診察してくれる歯医者の人柄までは分かりません。これまで、高圧的な態度で接してくる歯医者にばかり出会ってきた投稿者さんは、「ここも同じに違いない」と、諦めにも似た思いを抱いていました。しかし、初めて訪れた歯科医院の歯医者は、違ったのです。「よく勇気を出して来てくれましたね。ありがとうございます」そういって、マスク越しでも分かる笑顔を見せた歯医者は、その後も、患者である投稿者さんに寄り添った言葉を投げかけてくれたのでした。これまでとは違う歯医者に運命の出会いを感じたという投稿者さん。一気に歯科医院に対する苦手意識がなくなり、むしろ大好きになったという投稿者さんの体験談は共感を呼び、多くのコメントが寄せられています。・医者との相性って、すごく重要ですよね。いい医者に出会えると、やる気が出て、治療も進みますしね。・言い方って大切。・超分かる。今、通っている歯科医院がまさにこんな感じ。治療してくれる医者が偉いわけでも、お金を払っている患者が偉いわけでもなく、両者に立場の優劣はありません。だからこそ、高圧的な態度よりも、お互いに心を通わせるコミュニケーションをとれたほうが、その後の治療もスムーズに進むはず。相手によりそう言葉選びの大切さを実感しますね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月07日