直木賞作家・葉室燐の小説を、日本映画界の重鎮・木村大作監督が映画化した『散り椿』が本日から公開になる。岡田准一と西島秀俊が本作で初共演を果たし、黒木華、池松壮亮、緒形直人、麻生久美子、石橋蓮司、富司純子らが出演する。本作は、亡き妻の最後の願いを叶えようと、かつて追放された藩に戻って奔走する男、瓜生新兵衛(岡田)の生き様を描く時代劇。西島は新兵衛のかつての親友で、新兵衛と対峙することになる榊原采女を演じる。木村監督は、黒澤明監督作品『隠し砦の三悪人』の撮影助手として映画界に入り、日本アカデミー賞最優秀撮影賞を5回受賞するなど、日本を代表する撮影監督として活躍。2009年には『劔岳 点の記』で初めてメガホンをとり、第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。名実ともに日本映画界の重鎮として知られている。本作では、同じく黒澤監督の元で助監督を数多く務めた後に映画監督になった小泉堯史が脚本を手がけ、全編オールロケーションで撮影が行われた。また木村監督は本作で、殺陣や重厚な人間ドラマを描きつつも、新兵衛と亡くなった妻の妹・里美(黒木華)のラブロマンスを作品の中心に据える新たな試みに挑戦。撮影された画も、登場人物の生き様も美しい時代劇は、幅広い層の観客を魅了することになりそうだ。『散り椿』9月28日(金)より全国公開(C)2018「散り椿」製作委員会
2018年09月28日徳井義実、後藤輝基、指原莉乃の司会による日本テレビ系「今夜くらべてみました」。その9月12日(水)今夜のオンエアは、「V6」岡田准一と共演の西島秀俊、池松壮亮の3人がゲスト出演。「岡田准一徹底解剖SP」と題してお届けする。1995年に「V6」としてCDデビュー、音楽活動とともに俳優としても活動を開始。2002年放送のドラマ「木更津キャッツアイ」に主演、同作はその後映画化までされる大ヒットシリーズとなったほか、鍛え上げられた肉体を駆使したアクションが大きな話題を呼んだ「SP 警視庁警備部警護課第四係」も大ヒット。最近では『海賊とよばれた男』『関ヶ原』で2年連続日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど演技派俳優としての地位を固めた岡田さん。若手時代には「あすなろ白書」などに出演、その後『ニンゲン合格』で映画初主演、『帰郷』では数々の映画賞を受賞、連続テレビ小説「純情きらり」などで注目され、映画化もされた『MOZU』シリーズや「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」『クリーピー 偽りの隣人』など数々の人気作を世に送り出している西島さん。ハリウッド大作『ラスト サムライ』で映画初出演を飾ると映画『鉄人28号』で主人公・金田正太郎を演じ映画初主演。数々の映画賞に輝いた『愛の渦』『ぼくたちの家族』『紙の月』や、最近では『セトウツミ』『デスノート Light up the NEW world』『万引き家族』など幅広い作品で活躍する池松さん。今回は「今くら」のファンという岡田さんを“いじりまくる”「徹底解剖SP」ということで、思わず西島さんも断ったという岡田さんがプライベートで行く「謎の○○体験」に、ご飯を食べずに角砂糖をかじる…など“こじらせ行動”の数々まで岡田さんを徹底解剖。岡田さんの新たな一面が垣間見えるかも!?さらに西島さんが「今くら」女子相手に本気で大はしゃぎ。池松さんの幼少期(秘)映像やすぐ脱ぎまくる(!?)衝撃の姿まで“演技派イケメン”3人の知られざる素顔が続々明らかになっていく。今夜のゲスト、岡田さん、西島さん、池松さんが出演する『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。藩を追放され妻・篠の最期の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく主人公・瓜生新兵衛役に岡田さん。新兵衛と共に持ち前の頭脳明晰さで藩主の側用人として頭角を現す人物・榊原采女を西島さんが、篠の弟・坂下藤吾を池松さんがそれぞれ演じるほか、黒木華、麻生久美子、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子らも共演する。「今夜くらべてみました」は9月12日(水)21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:散り椿 2018年9月28日より全国東宝系にて公開Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
2018年09月12日「第23回釜山映画祭」に出品される作品がこのほど発表。日本からは、池松壮亮主演の『斬、』や柳楽優弥主演『夜明け』。ほかにも『止められるか、俺たちを』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』『愛しのアイリーン』などが選ばれた。■『斬、』(11月24日公開)池松壮亮×蒼井優共演の時代劇世界中に多くのファンを持つ塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ完全オリジナル作品『斬、』。江戸時代末期、江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作だ。文武両道で才気あふれる浪人を池松壮亮、浪人の隣人である農家の娘を蒼井優と、今作で2人共初めて塚本作品へ参加する。劇中で見せる、2人のぶつかり合うような演技合戦は必見。ガラ・プレゼンテーション部門に正式出品今回本作は、毎年世界の厳選された4~6作品が上映され、過去に日本からは、是枝裕和監督『三度目の殺人』、新海誠監督『君の名は。』が出品された、ガラ・プレゼンテーション部門に正式出品が決定。塚本作品が、この最も話題のフィルムメーカーの最新作を紹介し、芸術性と功績を称えるガラ・プレゼンテーション部門への出品は初めてとなる。塚本晋也監督コメント釜山映画祭は、映画祭が始まった年から呼んでいただき、お客さんのあまりの熱狂ぶりに感動しました。毎回心にあたたかいお土産を持ち帰らせていただきます。このたびも釜山のお客さんとお会いできるのが今からとても楽しみです。そしてこの映画が皆さんの心にどう映るのかが楽しみです。ヴェネチア、トロント、釜山と、『斬、』にとって大切な三本柱を立てることができました。とてもよいスタートがきれたと思っています――塚本晋也■『夜明け』(2019年1月18日公開)是枝裕和・西川美和監督の愛弟子が監督デビュー是枝裕和と西川美和監督が立ち上げた制作者集団「分福」が満を持して送り出す新人監督、広瀬奈々子のデビュー作『夜明け』。ある秘密を抱えて逃れてきた青年と、彼を偶然助けることとなった見ず知らずの初老の男・哲郎の物語を描く、広瀬監督のオリジナル作品だ。ある秘密を抱えて逃れてきた青年を柳楽優弥が、初老の男・哲郎役を小林薫が演じ、映画初共演を果たす。コンペティション(ニューカレンツ部門)に出品そんな本作が、本映画祭のコンペティション(ニューカレンツ部門)に出品が決定。是枝監督のもとで監督助手を務めてきた愛弟子のデビュー作に、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭・史上最年少で主演男優賞を受賞した柳楽さんが主演する、まさに“運命の映画”といえる本作。公式上映には柳楽さんと広瀬監督の参加も予定されている。柳楽優弥コメント映画祭に参加出来る事がとても嬉しいです。以前参加した際に、釜山国際映画祭はとても活気に溢れた映画祭という印象を受けたので、今回も参加出来る事をとても楽しみにしております。広瀬監督の作品が多くの方に届いたらいいなと思います。広瀬奈々子監督コメント昨年、釜山国際映画祭のAPMという場で映画の企画をプレゼンする機会があり、街全体に帯びる映画への情熱と、他国の映画人への懐の深さを感じ、またここに戻ってくることを一年間目標にしてきました。素晴らしい映画祭でデビュー作を上映できることを心から嬉しく思っています。言葉にできないものを言葉にしないまま描くことに挑戦した本作を、韓国、アジアの方々にどのように受け取ってもらえるかとても楽しみです。今ここでしか味わうことのできない様々な景色や言葉に触れ、たくさん吸収してきたいと思います。■『止められるか、俺たちを』(10月13日公開)白石和彌監督×門脇麦×井浦新2012年に逝去した故・若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションによる、映画製作再始動第1弾『止められるか、俺たちを』。1969年、若松プロダクションの門を叩いた少女の目を通して、若松孝二と共に映画、政治、青春が駆け抜けていった一瞬の時を描く。主演の門脇麦が、若松プロダクション助監督・吉積めぐみ役を、監督に若松プロダクション出身の白石監督を迎え、そして若松孝二役は、『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』『キャタピラー』『海燕ホテル・ブルー』、そして監督の遺作となった『千年の愉楽』などに出演してきた若松組常連の井浦新が務める。アジア映画の窓へ出品決定そして今回本映画祭にて、「アジア映画の窓」(A Window on Asian Cinema)出品決定。さらに、アジア映画の成長を支援しアジアの若い映画監督の発掘にその生涯を捧げて亡くなったキム・ジソクを敬い、2017年の第22回釜山国際映画祭から新設された賞「キム・ジソク賞」へのノミネートも決定した。白石和彌監督コメント若松監督が生前最後に参加した釜山映画祭でプレミア上映できる事、心から嬉しく思います。釜山映画祭は私自身も毎作品呼んで頂いているとても重要な映画祭です。しかも昨年から創設されたキム・ジソク賞にノミネートとのことで大変驚いています。デビュー作の「ロストパラダイス・イン・トーキョー」で初めて釜山映画祭に参加して、ジソクさんにお酒をたくさん飲ませて頂いた事、昨日のように覚えています。いろんな思いが過りますが、みんなで釜山映画祭の参加を楽しんできます。釜山には若松監督の手形もあるので、仲間たちと触りに行きます。■『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(11月16日公開)実体験を基にしたコミックエッセイの映画化歌川たいじが実体験をもとに書き綴ったコミックエッセイを、『すーちゃんまいちゃんさわ子さん』の御法川修監督が映画化した『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。主人公・タイジを太賀、母・光子を吉田羊が演じ、親からも友達からも愛されたことがない青年が、壮絶な過去を乗り越えて、自分を拒絶してきた母の愛をつかみ取るまでの奇跡の実話が描かれる。アジア映画の窓部門へ出品決定『止められるか、俺たちを』と同様、本作も「アジア映画の窓」部門への出品&上映が決定。吉田さん、御法川監督が舞台挨拶を行う予定となっており、吉田さんにとって釜山映画祭への参加は今回が初、御法川監督にとっても初の釜山映画祭への作品出品となる。御法川修監督コメント原作を初めて手にした日から5年。作りたい気持ちと、作らねばならないという気持ちが重なる題材に巡り合うことは稀なことです。本作の企画は、自分とプロデューサーの個人的な情熱だけを頼りに始まりました。最初は行き先の不安な船出でした。やがて太賀さんと吉田羊さんが企画に光を与えてくれ、映画化実現への鼓動が大きくなりました。長い月日を重ねて完成した映画が、釜山国際映画祭でお披露目されることになり、込み上げる気持ちを抑えられません。本作で描かれる母と子の物語が、アジアの玄関口から世界中へと羽ばたいてくれることを期待します。■『愛しのアイリーン』(9月14日公開)主演・安田顕×吉田恵輔監督『さんかく』で映画界の注目を集め、『ヒメアノ~ル』『犬猿』なども手掛けた吉田恵輔監督の最新作『愛しのアイリーン』。本作は、監督が“どんな映画よりも最も影響を受けた作品”と公言する、新井英樹の伝説の漫画の映画化。嫁不足の農村に暮らす非モテの40代男と、貧しく若いフィリピン女性の国際結婚を軸に、夫婦、親子、家族における壮絶な愛の形をダイナミックに描ききった異色のラブストーリーだ。安田顕が主人公の42歳ダメ男・岩男役、物語のもう一人の主人公といえる少女アイリーン役には、フィリピンの新星ナッツ・シトイが抜擢された。アジア映画の窓部門へ出品決定そして本作もまた、『止められるか、俺たちを』『母さんがどんなに僕を嫌いでも』同様、「アジア映画の窓」部門への出品決定した。コメント到着!今回の釜山国際映画祭への正式出品決定を受けて、安田さんは「この映画が多くの方の目に届く機会ができて、嬉しいです。この作品に込められたテーマ、熱量が、アジア含め、海外の方々がどのように感じるか、とても楽しみです」と喜びと期待を語る。一方、吉田監督は「20年前、塚本晋也監督のスタッフとして訪れた、生まれて初めての映画祭。まさか自分が監督となり再び訪れることになるとは。こんなに嬉しい事はないです。皆様に感謝!!」と現在の心境を明かしている。■『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』(11月30日公開)有村架純と國村隼W主演『RAILWAYS』シリーズの最新作日本の美しい風景を走る鉄道とともに、迷いながらも成長していく人々の姿を清々しく描く『RAILWAYS』シリーズの最新作『かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―』。本作は、鹿児島県~熊本県を結ぶ<肥薩おれんじ鉄道>を舞台に、愛する人を失った血の繋がらない3世代3人の、“ふぞろい”な家族の再出発を描いた作品。有村架純と國村隼がW主演を務める。アジア映画の窓部門へ出品決定『止められるか、俺たちを』などと同様、本作も「アジア映画の窓」部門へ出品されることが決定。加えて、國村さんがアジアの精鋭新人監督のコンペ部門である「New Currents」部門の審査員にも決定。韓国では2016年に公開され700万人を超える動員を記録し、カンヌ映画祭でも上映され反響を得た『哭声/コクソン』。この演技により、韓国の最も権威ある映画賞・青龍映画賞で男優助演賞と一般投票で選ばれる人気スター賞の2部門に輝いたことがきっかけで、映画祭たっての希望により実現したという。國村隼コメント『哭声/コクソン』という作品は私にとって初めての韓国映画でした。ナ・ホンジン監督のイメージをどのくらい形に出来たのか未だにわかりませんが、多くの韓国の方々に支持して頂いた驚きと嬉しさは今も忘れることは出来ません。そしてそのご縁もあってでしょうか、今年の釜山国際映画祭に審査員としてお招き頂きました。たいへんな重責に躊躇する気持ちも大きかったのですが、これもご縁とお引き受けする事になりました。また、もうひとつ嬉しい事に、私の最新作『かぞくいろ』も招待作品として決定し、各国の皆さんにお披露目出来る事をとても光栄に思っています。釜山映画祭に集う人たちとお目にかかるのを、今から楽しみにしています。吉田康弘監督コメント憧れの釜山国際映画祭に参加できてとても嬉しいです。作品の中で提示した『かぞくのかたち』は、韓国の皆様にも共感してもらえるのではないかと密かに期待しております。アジアの映画ファンの皆様と一緒に作品を観ることが今からとても楽しみです。■「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」大竹しのぶの初短編映画大竹しのぶが主演を務める短編映画「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」。東京の回転寿司店えお舞台に、大竹さん演じる母と篠田諒演じる息子の会話と沈黙、そこに流れる微妙な想いのやりとりを描く作品だ。監督・撮影・脚本は、学生時代に監督として「Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41」をはじめ3本の短編映画を制作、複数の国際映画祭に出品。「GU」のTVCMや「LOFT」のWebムービーなどの撮影も担当している新鋭・奥山大史が手掛けた。短編コンペティション部門へ出品決定奥山監督は先日、第66回サン・セバスチャン国際映画祭にて、初長編監督作品『僕はイエス様が嫌い』が日本人としては史上最年少での正式出品が決まったことで話題になったが、本映画祭では短編コンペティション部門に正式出品作品として招待されることが決定した。大竹しのぶコメントこのような作品に仕上がるとは、夢にも思いませんでした。妙な身体と顔のバランス、目の動き、顔の角度、細やかな計算によって見えてくるリアリティーに驚かされました。撮影は、まるで映画のようにワンカット長回しのようなこともあれば、細かく何度もやり直したり。それが終わったかと思うと、今度はインスタントカメラで何百枚もの撮影…。目の動きや口を「あえいおう」と開けたり、角度を変えて何度も何度も撮りました。一体これから何が生まれるのだろうと、全く想像がつきませんでした。映画では、ワンカット、ワンカットに想いを込めるといいますが、この作品の場合、1コマ、1コマに想いがこもっているので、凄い力を持っていると思います。人間というのは、複雑です。悲しく、淋しく、恐いものであるけれど、そこには必ず愛があるのだろうと思うのです。出演させていただいて、こちらが勉強になりました。奥山監督のその才能が海外の映画祭で認められたこと、大変嬉しく思います。監督独自の世界観で、また撮れる日が来ることを楽しみにしております。その時はまた、呼んで頂けたら嬉しいです。奥山大史監督コメント釜山国際映画祭に監督作を出品させていただけること、とても嬉しいです。この映画では、新しい技術を使いながらも、懐かしさをも出したかったので「写ルンです」で約3000枚撮影し、それを素材にアニメーションにしました。釜山の方々には、新しさと懐かしさを同時に楽しんでいただけたら嬉しいです。「第23回釜山映画祭」は10月4日(木)~13日(土)の期間で開催。(cinemacafe.net)■関連作品:母さんがどんなに僕を嫌いでも 2018年11月16日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国にて公開Ⓒ2018「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会夜明け 2019年1月18日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ2019「夜明け」製作委員会止められるか、俺たちを 2018年10月13日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©2018若松プロダクション
2018年09月05日黒澤明監督に従事した名キャメラマンとして名高い巨匠・木村大作監督にとって3本目の監督作となる『散り椿』の完成報告記者会見が8月27日(月)、都内で行われ、木村監督をはじめ、主演の岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子が出席した。■『散り椿』とは?享保15年。藩の不正を訴え出たために、時の権力に負け藩を追放された男、瓜生新兵衛(岡田さん)は、病に倒れた妻の篠(麻生さん)から死の直前に「藩に戻りて、榊原采女様(西島さん)を助けてほしい」という願いを託される。新兵衛にとって采女は、かつては良き友であり良きライバルであり、また篠を巡る恋敵でもあった。因縁を抱えた二人は再会を果たし…。木村監督にとっては、初めての時代劇演出となる。主演の岡田さんは、木村監督が撮影を手がけた『追憶』以来の再タッグで「伝説…と言うと、大作さんに怒られるんですが、また誘っていただいたのは光栄。日々戦うつもりで、しびれる現場を体験させていただいた」と感無量の面持ち。「自分の代表作になることを願っている」と格別の思いを語っていた。■名俳優と並び称され、「クラクラしています」(岡田さん)「美しい時代劇」を目指し、メガホンをとった木村監督は「美しいというのは、映像や風景だけじゃなく、日本人の心の美しさを撮りたくて言った言葉」と力説。キャスティングも「僕がぴったりだと思うキャスティング。なのに、東宝の人から『ああしろ、こうしろ』といろいろ言われまして。そんなこと言う必要あるんですかね!」と雑音にも耳を傾けず、自らが望む俳優陣の起用を貫いたのだとか。まさに“大作節”ともいえる発言に、岡田さんは感激しきりだ。また、劇中の大きな見せ場については「殺陣師は年寄りで、口だけ(笑)。殺陣は岡田准一さんが全部つけてくださって、それに西島さんが対応してくれた」と明かした。さらに「殺陣のスピードは三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回る」と絶賛すると、当の岡田さんは「すごいお名前ばかりで、クラクラしています」と恐縮していた。■西島秀俊、岡田准一にまさかのクレーム?西島さんは、岡田さんとの初共演の感想を問われ「一番ひどかったのが、一騎打ちのシーン」とまさかのクレーム?実は3か月稽古を重ねた殺陣のシーンを、本番当日、岡田さんが「変更したい」と言い出したのだとか!「ヒリヒリしましたよね。2回くらい聞き流れて、3回目で『わかったよ!』って」(岡田さん)、「せめて前日に言ってくれたら。移動中、メイク中に変えたいって言われて、『そうかな?そのままでいいと思うよ』って流していたんですけど」(西島さん)。それでも、岡田さんは「西島さんだからできること。(殺陣の変更を)粘って良かったです。とても、気持ちよくお仕事をされる方ですし」と全幅の信頼を寄せていたことを明かした。『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散り椿 2018年9月28日より全国東宝系にて公開Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
2018年08月27日9月28日公開の映画『散り椿』の完成報告会見が27日、都内で行われ、岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、木村大作監督が出席した。数々の名作にカメラマンとして日本映画に携わってきた木村大作監督の最新作となる本作は、直木賞受賞作家・葉室麟の同名小説を映画化。木村監督にとって初めてとなる本格時代劇で、藩を追放されるも妻の願いを胸に藩の不正や権力に立ち向かう瓜生新兵衛(岡田准一)の姿を描く。木村監督とは昨年公開された映画『追憶』(木村は撮影を担当)以来となる岡田。「大作さんは監督の時、鬼らしいというのは映画界で有名な話。『追憶』と時はカメラマンでご一緒したので(今回は)鬼の部分が出るんだろうな、と思っていましたが、今回は鬼にならず楽しそうに現場で撮影されていたのが印象的でした」と明かし、木村組初参加となる西島も「ピリピリした現場だと思ったんですが、実際に入ると緊張感はありましたけど、理不尽な厳しさは全くなかったので、素晴らしい現場でしたね」と好印象だった。西島と同じく、木村監督とは初めての仕事となる黒木と麻生。黒木が「撮影中もご自身がムードメーカーで楽しそうに見えました。本当にいやすい現場でしたね」と語れば、麻生も「私は現場で色々と言われたら心が折れるタイプなのでどうしようとドキドキしながら入りましたが、そういうこともなく良い緊張感で良い現場でしたね」と安堵した様子だった。本格的な時代劇ということで、殺陣が見どころの本作。木村監督は「殺陣は岡田さんがつけてくれました。スピードに関しては三船敏郎、高倉健、仲代達矢、勝新太郎を上回るスピードだね」と岡田の殺陣を絶賛するも、岡田の殺陣を受けた西島は「一番ひどかったのは、一騎打ちのところで練習してきた殺陣を当日に変えてきたんです。前日に言ってくれてもよかったのに」と思わず本音も。西島の不満を苦笑いで聞いていた岡田は「大作さんは空気を撮りたい方なので、予定調和にならない方がいいのかと」と西島に詫ながら「西島さんだからできることだったし、本当に先輩として受け止めてくださいました。本当に気持ちよくお仕事をされる方で、見習わせていただいています。こういう風になりたいと思いながら現場にいましたね」と西島に感謝していた。映画『散り椿』は、9月28日より全国公開。
2018年08月27日夏が暑いのは当たり前…とはいえ、今年の8月は例年以上にホット!そんな8月に誕生した男性たちは、やはりホット率高し!?圧倒的な熱と官能性を帯びるホットな色気男子たちに、8月生まれが多いのをご存知だろうか。ノーブルな無敵の色気男子、ディーン・フジオカ1人目の色気男子はディーン・フジオカ、8月19日生まれ。日本男性の枠に収まらないノーブルな色気を放つディーンさんは、どんな役にも気品と官能性を混在させられる無敵の色気男子。官能シーンも満載の『結婚』では、様々なタイプの女性を翻弄し、心と金銭を奪い去ってしまう結婚詐欺師に。女性にとっては“敵”とも言える役柄だが、あまりの華麗さと甘美な雰囲気に、「私も騙されたい!」と熱狂する女性が続出!?また、「IQ246~華麗なる事件簿~」では天才貴族に仕える執事にして眼鏡男子(重要ポイント)の男性に。変装をしてもセクシー、アクションをしてもセクシー、眼鏡をいじってもセクシー…と、てんこ盛りのセクシー攻撃で世の女性をとろけさせた。さらには、主演ドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」で究極の復讐ヒーローに。無実の囚人から一転、スマートな紳士となって華麗な復讐劇を繰り広げる展開に、さすがの色気で説得力をもたらしていた。だだ漏れが止まらない!?絶妙な色気男子、斎藤工2人目の色気男子は斎藤工、8月22日生まれ。素顔はおちゃめなのにだだ漏れる色気を止められない斎藤さんは、リアルでありながらも夢見心地にさせてくれる絶妙な色気男子。社会現象を巻き起こした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」では、不倫愛を繰り広げる既婚の教師に。「オトナ女子」では、篠原涼子演じる主人公の年下ヒモ彼氏に。白衣姿が眩しい「医師たちの恋愛事情」では、院内恋愛に身を投じる外科医に。一歩間違えると不快感に転じそうな役柄ですら、ハラリとしがちな前髪も麗しく、端整な顔立ちの斎藤さんにかかると官能心をくすぐるものになる。それでいて、「そんなのありえない!」ではなく、ありそうかも?ありえないかも?いや、やっぱりあるかも?と絶妙なラインで色気を放つのが斎藤さんの技。池松壮亮演じる青年と複雑な関係性で結ばれていた『無伴奏』も、繊細な現実感とどこか浮世離れした感覚を同時に伴う官能シーンが話題となった。清潔感と美しさで“攻める”色気男子、松本潤3人目の色気男子は松本潤、8月30日生まれ。国民的グループ「嵐」の絶対的スターである松本さんだが、映像作品の世界では“攻めた色気男子”と化すことも。20代前半で出演した「きみはペット」では年上女性の家に住みつく“ペット”に。続く『東京タワー』では、専業主婦との不倫にのめり込む青年に。少女漫画を原作にした『僕は妹に恋をする』では、妹に異性としての恋心を抱く兄に。なかなかの禁断シチュエーションに挑み、ときには官能的な描写にも物怖じしない姿勢を見せてきたが、そのどれにも確かな清潔感を漂わせているのがさすがは“松本潤”だ。それは30代のいまも変わることなく、教師と教え子の禁断の関係を描いた『ナラタージュ』も、松本さんの清潔感溢れる色気が物語の美しさと密接な関係を築き上げていた。話題のシャワーシーンもずぶ濡れぶりが超絶美しく、やはり映像作品の松本さんは昔もいまも色気男子として“攻めている”。三者三様の色気を放つ男たちが、全員ホットな8月生まれなのは偶然?必然?暑い夏が終わる前に、彼らの熱に改めて触れてみるのも素敵な過ごし方になるかもしれない。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:僕は妹に恋をする 2007年1月20日より恵比寿ガーデンシネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2006「僕妹」フィルムパートナーズ昼顔 2012年11月17日よりMOVIE ONやまがたにて公開昼顔 2017年6月10日より全国東宝系にて公開© 2017フジテレビジョン東宝FNS27社ナラタージュ 2017年10月7日より全国にて公開© 2017「ナラタージュ」製作委員会結婚 2017年6月24日より全国にて公開© 2017「結婚」製作委員会
2018年08月27日日本中を騒がせたTVアニメ「おそ松さん」が、初の完全新作劇場版長編作品、劇場版『えいがのおそ松さん』と題して、来春公開されることが決定。再びあの“6つ子”たちに会える、超ティザービジュアルと特報映像が到着した。赤塚不二夫の名作ギャグ漫画「おそ松くん」を原作に、主人公である6つ子たちがクズでニートというダメな大人になった姿を描いたTVアニメ「おそ松さん」。今年3月まで第2期が放送され、2016年には「流行語大賞」にノミネートされるなど社会現象化するほど話題に。本作には6つ子役キャストをはじめ、超豪華声優陣が参加していることも人気の一つ。櫻井孝宏(おそ松)、中村悠一(カラ松)、神谷浩史(チョロ松)、福山潤(一松)、小野大輔(十四松)、入野自由(トド松)はもちろん、遠藤綾(トト子)、鈴村健一(イヤミ)、國立幸(チビ太)、上田燿司(デカパン)、飛田展男(ダヨーン)、斎藤桃子(ハタ坊)、井上和彦(松造)、くじら(松代)ら錚々たる面々が演じるキャラクターが本作にも登場する。そして、監督にはTVアニメ「銀魂」シリーズで監督・監修を務める藤田陽一。脚本は同じくTVアニメ「銀魂」シリーズほか、数多くの作品を藤田監督と共に手掛ける松原秀。キャラクターデザインは劇場版「ドラえもん」の総作画監督を務めた浅野直之と、TVアニメシリーズに引き続き劇場版を担当する。そして、おそ松が「公開決定~!」と発表し始まる特報も到着。相変わらずのテンションで「なにやろっかな~」「賞とっちゃう?」と映画化を喜ぶ姿が。劇場版では、“6つ子たちが高校の同窓会に行くことに…”というストーリーとなるようだが、果たして…?また、キャラクターデザインを手掛ける浅野直之描き下ろしのイラストで、映画のスタッフになりきった6つ子たちがスクリーンの中で躍動する超ティザービジュアルも公開された。なお、本日横浜パシフィコにて開催されているTVアニメ第2期スぺシャルイベント「フェス松さん’18」会場及び、WEB通販にて先行前売券(紙タイプ)が販売中。9月16日(日)からは、全国劇場にて劇場前売券(ムビチケ)が発売開始。また前売特典として、超ティザービジュアルを使用した劇場オリジナルクリアファイル(A4)が数量限定で配布。6つ子それぞれのイラストを用いた全6種類を選べる仕様となっている。劇場版『えいがのおそ松さん』は2019年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年08月19日結成10周年を迎える劇団ゴジゲンの第15回公演「君が君で君で君を君を君を」~10周年&映画化だよ!全員集合ツアー~が10月に東京、北九州で上演される。劇団立ち上げメンバーである主宰の松居大悟と目次立樹に話を聞いた。【チケット情報はコチラ】2008年に旗揚げし、2011年「極めてやわらかい道」の後、3年間の活動休止を経て2014年に活動再開。昨年7月7日に奥村徹也、東迎昂史郎、本折最強さとし、善雄善雄を新メンバーに迎えたゴジゲン。10周年を迎える今年は、7月7日に前出の「極めてやわらかい道」を原作にした映画『君が君で君だ』(監督・脚本:松居大悟/主演:池松壮亮)が公開され、10月には舞台「君が君で君で君を君を君を」を劇団員6人で上演する。10周年の節目に、過去作品をベースにした映画と舞台を上演することについて作・演出の松居は「『極めてやわらかい道』は休止前最後の公演なのですが、僕が1番意地になっていた時期なんです。周りの言葉を全く聞かず、周りの景色を全く見ずに、“自分が1番正しい”ということをとにかく掘り下げていた究極の頃で。酸いも甘いも含めてすごく強い公演でした」と振り返る。だからこそ「今あの作品のテーマをもとに、みんなの言葉や声を聞いてつくろうと思いました。別の作品にしようと思ったので、映画はタイトルを変えてつくって。舞台ももともと『極めてやわらかい道』を再演しようという思いではいたのですが、自分はもう7年前とメンタルが乖離しているし、なんなら映画を撮った去年と今でもけっこう離れている。なので完全な新作として、より愛について突き詰めるものになると思います」。そんな本作について目次は「作品のテーマは愛や恋ですが、僕らの価値観が『極めてやわらかい道』の頃と今で全然違うんですよ。同じ愛でも、今は周りに既婚者も増えて、その子供もいて、人間愛に近いものが育っている。松居くんのつくり方は、出演者それぞれの恋愛観や人生観が作品にかなり反映されるので、今から“どんな話になるんだろう”と楽しみです」。ただすでに決まっているのは、松居はずっと抵抗があったという“ハッピーエンド”。「ドラマ『バイプレイヤーズ』(メイン監督 松居)を経験して、みんなに愛される作品にすることをカッコいいと思うようになりました」と明かす。10周年公演について「僕らふたりのままだったら普通に本公演をするだけだったと思います。6人になったことは大きかった」と松居。目次が「この次が見えないくらい10周年にふさわしい、すごい作品がでてきそうな気がします!」と言う公演は、10月3日(水)から東京・下北沢駅前劇場、10月19日(金)から福岡・北九州芸術劇場 小劇場にて。チケットは8月19日(日)より一般発売。東京公演は8月18日(土)まで先着先行を受付中。取材・文:中川實穂
2018年08月15日映画『斬、(ざん、)』が、2018年11月24日(土)よりユーロスペースほか全国ロードショー。塚本晋也監督最新作は初挑戦の時代劇。主演は池松壮亮、ヒロインは蒼井優が務める。塚本晋也監督が初の時代劇に挑む『鉄男 TETSUO』『六月の蛇』『KOTOKO』などを世に送り出し、世界中に多くのファンを持つ塚本晋也監督。中でも2014年に発表した映画『野火』は、戦争の恐怖をあぶり出し、究極の状況下での人間の姿を描き出したと話題を呼んだ。時を経て2018年、塚本晋也監督が初の時代劇に挑む。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務める完全オリジナル作品は、江戸時代末期を舞台に物語を進める。江戸時代末期の日本は、250年にわたり平和が続いてきた中で、開国するか否かで大きく揺れ動いていた時代。映画『斬、』では、江戸近郊の農村で時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る。主演・池松壮亮、文武両道で才気あふれる浪人に主人公は、文武両道で才気あふれる浪人。難しい役どころを渾身の力で演じるのは、映画『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『万引き家族』『君が君で君だ』『散り椿』など、話題作への出演が続いている池松壮亮だ。日本アカデミー賞に4度輝く演技派蒼井優が、農家の娘役に浪人の隣人である農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』に出演の蒼井優。日本アカデミー賞に4度輝いた演技派女優が、不穏な時代に精一杯生きる農家の娘を凛とした美しさを体当たりで表現する。また『バレット・バレエ/BULLET BALLET』『野火』に続き、塚本作品への参加となった中村達也、オーディションで抜擢された映画初出演の前田隆成の参加も決定している。なお、映画『斬、(ざん、)』は第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品が決定。さらに、北米最大の国際映画祭・第43回トロント国際映画祭、第23回 釜山国際映画祭への出品も決定した。【詳細】映画『斬、(ざん、)』公開日:2018年11月24日(土)よりユーロスペースほか全国ロードショー監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也2018 年/日本/80 分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー製作:海獣シアター配給:新日本映画会社
2018年08月09日多くの人の支持を集めることが人気のバロメーターである一方、常に評価の目にさらされる宿命にあるのが著名人たち。それぞれの職業観の中で、どのような言葉を支えにして苦境を切り抜けているのか。連載「わたしの金言」は、著名人たちが心の拠り所としている言葉を聞く。第9回は、監督、演出家、脚本家、俳優と多方面で異彩を放つ松居大悟氏。監督として9作目となる映画『君が君で君だ』(公開中)では、池松壮亮が尾崎豊に、満島真之介がブラッド・ピットに、大倉孝二が坂本龍馬になりきった男を演じ、自分の名前すら捨てた3人の生き様を超純愛エンターテイメントへと昇華させた。そんな松居氏にとっての金言は、7作目となる映画監督作『アズミ・ハルコは行方不明』で主演に起用した蒼井優の言葉。取材時に彼女が語ったことが、今でも心に残っているという。蒼井優と一緒に取材を受けている時、彼女の言葉が今でも残っています。ライターさんから、「松居大悟監督に何かアドバイスするとしたら?」と聞かれて、彼女はこう言いました。「とにかく、スタートラインに立って最初に歩き出した時の気持ちを持ち続けている人だと思います。それをずっと持ち続けてほしい。飛距離なんて、歩き続けていたらいくらでも伸びるから。伸ばそうとしないで、とにかく最初の気持ちを大事にし続けてほしい」色んなものを見てきたからこその意見。僕も初期衝動だったり、最初に作ろうと思った気持ちとかを忘れかけて迷走してダメになったりすることもあるので、その言葉は今でも深く胸の中に残っています。いくらの予算があるとか、キャストが誰とか、どんな原作でやるのかとか。実は、そんなことってどうでも良いんですよね。僕にとっての集大成ともいえる『君が君で君だ』は、そこを意識した作品です。一体どういうことなのか。確かめたい人は見てください。自分にとっての「金言」、実はもう1つあるんですが……うーん……。こういうところで言うと狙っているように思われてしまうので……胸の中に大切にしまっておきます。僕の中では終わってないので。片付けるみたいな感じになるのが、すごくイヤなんです。■プロフィール松居大悟1985年11月2日生まれ。福岡県出身。慶應義塾大学在学中に劇団ゴジゲンを結成。2009年の『ふたつのスピカ』(NHK)でドラマ脚本家デビュー。最近では、大ヒットシリーズ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系・17~18)を手がけた。2012年に映画監督デビュー作となる『アフロ田中』が公開された。以降は、『男子高校生の日常』(13)、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(13)、『スイートプールサイド』(14)、『ワンダフルワールドエンド』(15)、『私たちのハァハァ』(15)、『アズミ・ハルコは行方不明』(16)、『アイスと雨音』(18)。放送中のフジテレビ系『グッド・ドクター』(毎週木曜22:00~)では俳優として出演、J-WAVE『JUMP OVER』(毎週日曜23:00~)ではナビゲーターを務めている。
2018年08月01日「V6」岡田准一が主演し、西島秀俊、黒木華、池松壮亮ら豪華俳優陣が集結し、“美しい時代劇”を描く『散り椿』。この度、木村大作監督の映画への“情熱”と“こだわり“が凝縮された予告編と、新ビジュアルが公開された。今回到着した最新予告では、美しい日本の四季折々と武士たちの凛とした生き様が映し出されている。岡田さん演じる瓜生新兵衛のアクションシーンや、新兵衛と妻・篠(麻生久美子)が魅せる儚くも切ない夫婦の愛…。そして、新兵衛のかつての親友であり、一人の同じ女性を想いあう恋敵でもある、西島さん演じる榊原采女との刀を交えるシーンは、短いながらも緊張感溢れる映像に仕上がっている。また同時に公開された新ビジュアルには、予告編にもある「ただ、愛のために――」というコピーと共に、岡田さんや西島さん、麻生久美子、そして映像では涙を見せた篠の妹役の黒木華、その弟役の池松壮亮、それぞれのカットが配置されている。『散り椿』は9月28日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散り椿 2018年9月28日より全国東宝系にて公開Ⓒ2018「散り椿」製作委員会
2018年07月25日テレビ東京の人気番組となった「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」、その最新回が7月22日(日)に放送となる。今回は俳優の福士蒼汰、早乙女太一が参戦。沖縄を舞台に外来種が繁殖してしまった貯水池をキレイにしようと奮闘する。本番組は「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳と「ココリコ」の田中直樹が、外来生物が大量発生し困っている池の水を全部抜いて、そこに潜んでいる生物を調査、駆除をしていく番組。第11弾となる今回は、以前、番組で見事13匹のカミツキガメ捕獲に成功した印旛沼で、今度は水位の下がった田んぼの水路でのカミツキガメ捕獲に挑戦。さらに福士さんと早乙女さんをゲストに迎え、沖縄へ。番組初上陸となる沖縄県の本部町にある「田空の駅 ハーソー公園」にある貯水池は、元々は生き物がいない池だったが、勝手に放された生き物が増えてしまったそう。今回は荒れた池をキレイにすべく、MCの2人に福士さん、早乙女さん、さらに静岡大学の加藤英明先生とNPO法人の久保田潤一氏、地元のボランティアスタッフも加わり「池の水をぜんぶ抜く」ことに。“たも網”を使い、生物を捕獲するなど泥まみれになりながら奮闘する福士さん、早乙女さん。彼らの前にどんな生物が現れるのか!?放送をお見逃しなく。今回のゲストである福士さん、早乙女さんが出演する映画『BLEACH』は現在公開中。ユウレイが見えること以外は普通の高校生、黒崎一護。そんな彼の平和な日常は突然、壊れた。人の魂を喰らう巨大な悪霊・虚<ホロウ>が現れたのだ。自身と家族の命が狙われる中、死神と名乗る謎の女・朽木ルキアが現れ、一護たち家族を守ろうと必死に虚と抗戦するが重傷を負ってしまう。絶望的な状況下、ルキアは最後の手段として本来は人間に分け与えてはいけない死神の力の一部を一護に渡すのだった…。高校生兼死神代行となった一護の、虚との壮絶な戦いが始まる――。主人公の一護を福士さん、早乙女さんは阿散井恋次を演じ、2人のほか杉咲花、吉沢亮、MIYAVI、真野恵里菜、小柳友、田辺誠一、長澤まさみ、江口洋介といったキャストが顔を揃えた。「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」は7月22日(日)19時54分~テレビ東京系でオンエア。(笠緒)■関連作品:BLEACH 2018年7月20日より全国にて公開© 久保帯人/集英社 © 2018映画「BLEACH」製作委員会
2018年07月22日異なる分野で活躍する2人の“達人”がそれぞれの「仕事の極意」について語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。その7月21日(土)放送回に俳優の池松壮亮が出演。池松さんはフランスの映画監督、フランソワ・オゾンと対談する。本番組は単なる対談番組ではなく、番組の前半と後半でゲストとインタビュアーを“スイッチ”して語り合うクロス×インタビューが魅力。2003年、ハリウッド映画『ラスト サムライ』で映画初出演を飾り、2005年公開の映画『鉄人28号』では主人公・金田正太郎役に抜擢、映画初主演を果たした池松さん。その後、『愛の渦』『ぼくたちの家族』『紙の月』などで数々の映画賞を受賞、TVドラマから映画と広がった「MOZU」シリーズや『セトウツミ』『デスノート Light up the NEW world』、そして先日公開の『万引き家族』まで、幅広く活躍する俳優へと成長した。そんな“いま、気になる”俳優の池松さんが対談するお相手は、カトリーヌ・ドヌーヴやイザベル・ユペールらフランスの名女優が集結した『8人の女たち』や、新星マリーヌ・ヴァクト主演で話題を呼んだ『17歳』、妻の死をきっかけに自らの心が女性であると気づいていく主人公を描いた『彼は秘密の女ともだち』などで知られ、先日「フランス映画祭2018」のために来日した映画監督のフランソワ・オゾン。女性の繊細な心理描写に定評のあるオゾン監督に、池松さんが演出について尋ねると「身体はうそをつけない、だから私は俳優の身体に真実を語らせる」と話す。一方の池松さんも演技が「うそ」にならないよう心がけていることなどを語り、カメラの前で俳優はいかに振る舞うべきか、監督は何をすべきか、そしてフランス映画、日本映画の将来まで、2人が互いの人生から映画監督と俳優のあり方までを熱く語り合う。池松さんが主演した『君が君で君だ』は現在公開中。好きな女の子のために池松さんが「尾崎豊」、満島真之介が「ブラピ」、大倉孝二が「坂本龍馬」になりきるという衝撃の完全オリジナルラブストーリーとなり、韓国の実力派女優キム・コッピ、高杉真宙、向井理、YOUらも共演する。オゾン監督の最新作『2重螺旋の恋人』は8月4日(土)より全国にて公開。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は7月21日(土)22時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年07月21日池松壮亮が尾崎豊、満島真之介がブラピに!?ひとクセある役を演じきった2人が、改めて出演映画『君が君で君だ』を振り返りました。その場の空気で相手の想いを感じ取れる。池松壮亮さんと満島真之介さんは、そんな関係の様子。池松:僕ら、共演はないって思ってたけど、よく考えたら1回あるね。朝ドラで一瞬すれ違って。満島:そうだ!あったね~。しかも俺、家に写真あるよ(笑)。池松:初対面はフットサルだけど。満島:芝生の上で最強の出会いをしちゃったんだよね!だから心の距離感は常に近くて。池松:そう、満島さんがいてくれさえすれば、勝手に心が動くというか。すごくやりやすかった。満島:嬉しいね。池松:僕、俳優で収まりきらない人が好きなんだよね。満島さんって、話していても突然違うことを言ったりするでしょ?その感じが本当に好きで。人のテリトリーに踏み込むことに対しても、全く躊躇しないし(笑)。満島:振り返れば俺がいる、みたいな?(笑)俺は役者どうこうよりも、人との関わりに興味があるからね。もう、無意識の境地。池松:今回の作品は、10年一緒に住んでる設定。でも、僕らは少しリハをやって、2週間で映画を撮らなきゃいけない。10年間をどう埋めるか、会った瞬間に確認せずとも共有できる人って、そうそういない。同世代の役者さんで、同じ方向をすぐに向ける感じは、今まで味わったことがなかったな。満島:僕が初体験なわけね!池松:(笑)。それも松居組のなせる業かもね。何がそうさせたかはわからないけど、いい具合だった。満島:確かに、あの空間に一緒にいるだけで、すーっと全部が混じり合っていく感覚があった。池松:演じて気づいたのは、俺の人を想うっていう価値観が、3人を見ていると揺らぐ瞬間があって。満島:うんうん。池松:そこまでする?とか、俺が間違ってる?みたいな。そんな瞬間がこの映画の魅力というか。満島:ここは超えちゃいけないという良識を、作中では超えるからね。池松くんが言うように、自分がこれまで感じていたことが間違っていて、ここまでいくのが愛情なのかもしれない、とか考えたり。普通に生きる5年よりも、撮っている2週間の方が、今後の人生に残っていくなって思ったよ。池松:いい映画に出合ったときってそうだよね。自分の人生や、誰かを想ってしまうというか。映画の持つ力って、無限大であってほしい。やっている身からすれば、そう信じてやるだけだから。でもさ、改めて振り返ると、この作品って本当に狂った物語だよね。満島:うん。自分と掛け離れすぎていて、最初は他人事のように台本を読んでた。でも、松居監督と感じたことを話して、リハをして。みんなで空気感を掴んでから撮影できたのは大きかったかな。池松:確かに。あと、松居さんがいいなと思うのは、舞台をやられてきた方だから台本を手放すのが割と早いこと。俳優が動いて生まれてくることを信じてくれて。満島:監督もそこで新たな発見をして素直に生かしてくれてね。僕は松居さんとは初めてだったけど、出会えたことに希望を感じたんだよね。この瞬間、この年で、この作品をやれたことで、かけがえのない時を共有できた気がします。『君が君で君だ』想いを寄せる女性(キム・コッピ)が憧れる人物、尾崎豊(池松壮亮)、ブラピ(満島真之介)、坂本龍馬(大倉孝二)になりきって暮らすこと10年。あることをきっかけに、この3人の異常な純愛が動き始める。上映中。いけまつ・そうすけ1990年7月9日生まれ、福岡県出身。2003年『ラストサムライ』で映画デビュー後、様々な作品に挑戦。9月公開映画『散り椿』に出演。みつしま・しんのすけ1989年5月30日生まれ、沖縄県出身。ドラマ、映画などで活躍。出演する映画『止められるか、俺たちを』は、10月13日に公開。池松さん/トレンチコート¥298,000ブーツ¥166,000Tシャツ¥28,000(以上メゾン マルジェラ トウキョウTEL:03・5725・2414)その他はスタイリスト私物満島さん/ブルゾン¥189,000Tシャツ¥25,000サンダル¥39,000(以上メゾン マルジェラ トウキョウ)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年7月18日号より。写真・佐藤航嗣スタイリスト・Babymixヘア&メイク・FUJIU JIMI(池松さん)山下サユリ(3rd/満島さん)取材、文・野村紀沙枝
2018年07月16日好きな女の子のために、池松壮亮が「尾崎豊」、満島真之介が「ブラピ」、大倉孝二が「坂本龍馬」になりきる衝撃の完全オリジナルラブストーリー『君が君で君だ』。このたび、『虹色デイズ』『ギャングース』などで大活躍を見せる若手俳優・高杉真宙が、「羽生結弦」に任命される(!?)シーンをとらえた本編映像が解禁となった。池松さん、満島さん、大倉さんの実力派3人による、純情と異常が紙一重の、10年間に及ぶ愛を描く本作。彼らが“姫”と呼ぶヒロインは、映画『息もできない』で世界中の注目を集め、多くの熱烈なファンを持つ韓国人女優キム・コッピが演じている。そんな本作から到着したのは、高杉さん演じる“王子”こと“クズ彼氏”の宗太が、尾崎、ブラピ、龍馬に責め寄られ、先日、国民栄誉賞を授与された氷上の王子「羽生結弦」に任命される本編映像。愛する姫を裏切った宗太に詰め寄る3人。ブラピの「姫が一番ハマっている人間は!?」との問いかけに、宗太は「羽生くん、羽生くん!」と必死に答える。「この期に及んでまだ王子を名乗るつもりか」と宗太に食ってかかる龍馬。さらに、「お前は今日から羽生結弦。羽生君として我が国の兵士になるんだよ、おめでとう!」と尾崎に任命された宗太は、3人を取り巻く異様さに必死に逃げ出そうとするも捕まってしまう。我が国とは、兵士とはいったい何なのか?狂気溢れる尾崎、ブラピ、龍馬に、必死に抵抗する宗太の姿から、この部屋で何が起こっているのか確かめずにはいられない映像となっている。『君が君で君だ』は7月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君が君で君だ 2018年7⽉7⽇より全国にて公開ⓒ2018「君が君で君だ」製作委員会
2018年07月06日アスリートタレントの武井壮が3日、自身のツイッターを通じ、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝トーナメントで敗れた日本代表を激励し、相手国・ベルギーへの“全力応援”を誓った。武井壮日本時間3日午前3時キックオフの試合で、日本は2-3の逆転負けを喫した。武井は試合展開に一喜一憂しつつも、終了後には「いやー、ベルギーの底力はんぱねえなやっぱ。。でも次への可能性はガッチリ魅せてもらえた試合だった。。次の世代の日本サッカーが歴史を大きく変えてくれると信じてる!お疲れ様!!!最高に楽しかった!!!!」と日本代表の選手たちに向けてツイート。さらに、「よし!もう切り替えて日本を倒したベルギーを全力で応援しよう!」と宣言し、「この大逆転勝利で勢いに乗って優勝してくれることを願う!!そしたら日本が残り20秒まで追い詰めたチームだぜ!!頑張れベルギー!!!」とベルギーがさらに勝ち上がることを願った。この武井のツイートには多くの感想が寄せられ、「最高にポジティブな意見です!」「そうだ、ベルギー優勝させるぞ」「ベルギーに夢を託しましょう!!!」「全くもってその通りです!ブラジルを是非倒してほしい!」「ブラジル戦でも素晴らしい攻撃を見せてくれよ!」「頑張れよベルギー!!」「全力で応援します」といった声が上がっている。
2018年07月03日7月7日公開の映画『君が君で君だ』の完成披露試写会が26日、東京・新宿バルト9で行われ、池松壮亮、満島真之介、大倉孝二、高杉真宙、向井理、YOU、松居大悟監督が出席した。松居大悟監督のオリジナル作品となる本作は、好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いたもの。劇中では主演の池松壮亮が日本の伝説のロックシンガー・尾崎豊になりきる役柄で、世界中の誰もが知るハリウッドの名俳優ブラッド・ピットになりきったのが満島真之介、さらに大倉孝二が日本の歴史を大きく変えた人物の坂本龍馬になりきり、ヒロインには韓国人女優キム・コッピが務めている。試写会前には舞台あいさつが行われ、池松らキャスト陣と松居監督が登壇。先日行われた上海国際映画祭で上映された本作だが、池松が「偉い人から帰り際に『こんな映画上映するな!』と文句を言われたみたいで、日本でも打ち切りにならないか心配ですね」と笑いを誘い、池松と同映画祭を訪れた松居監督は「ちょっと変態が過ぎると言われて(笑)」とエピソードを明かした。また、本作について池松は「すごく乱暴で破天荒で狂っていて、純粋な映画になったと思います。人生において一生懸命になったり愛する人がいるというか、そういう変化を望んでいる人に見ていただきたいと個人的には思っています」とアピールし、「狂った純愛映画です。ヤバイ人たちのテラスハウスみたいな映画ですね(笑)」と独特な表現で本作を紹介した。純愛がテーマの本作にからめ、小学生の頃に好きな女の子のリコーダーを舐めたいという衝動に駆られる男の子の話題となり、そういう経験があったのかという問いに、池松、高杉、向井は「なかった」と答えたが、満島は「僕は2本ですね。(満島が好きだった)その娘がリコーダーを変えたんですよ。同じ人のを2本ですから、一途な男です」と明かして会場は大盛り上がり。満島の回答に思いを巡らせた大倉は「俺は舐めたことないと思ったけど、だんだんあったかもと思えてきました(笑)」と曖昧な過去の記憶を覆していた。映画『君が君で君だ』は、7月7日より全国公開。
2018年06月26日塚本晋也監督が初時代劇に挑戦した『斬、』(ざん、)が、11月24日(土)より公開されることが決定。塚本作品初参加となる池松壮亮と蒼井優を主演とヒロインに迎えることも明らかになった。■塚本晋也監督が挑む、初時代劇!『鉄男 TETSUO』『六月の蛇』『KOTOKO』などを手掛け、世界中に多くのファンを持つ塚本監督。究極の状況下での人間の姿を描き戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、今回さらに時代を遡り初の時代劇に挑戦。監督をはじめ、脚本、撮影、編集、製作そして出演もする、完全オリジナル作品となっている。舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村で、時代の波に翻弄される1人の浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作だ。■池松壮亮&蒼井優、塚本作品の世界へ…主演を務めるのは、昨年公開された主演作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』が各方面から高い評価を受け、今年に入っては「宮本から君へ」『万引き家族』『君が君で君だ』『散り椿』など、話題作への出演が続いている池松壮亮。本作では、文武両道で才気あふれる浪人を演じる。また、その浪人の隣人である農家の娘を演じるのは、『おとうと』『彼女がその名を知らない鳥たち』などで、4度の日本アカデミー賞に輝いた蒼井優。本作で初めて塚本作品への参加を果たした2人のぶつかり合うような演技合戦も本作の見どころのひとつだ。■蒼井優、撮影をふり返り「この上なく幸せ」「これまでの俳優人生の中でもかけがえのない作品に出会えた」と語る池松さんは、「この世界の悦びと、同じ数だけある痛みを、11月24日、塚本晋也監督が見せてくれると思います」とコメント。また蒼井さんも「15歳の私が映画を好きになったきっかけの1本が、塚本監督の『双生児』でした。その塚本監督の下、3週間という短い期間でしたが、映画作りに本当に大切なものだけに支えられた現場は、私にとってこの上なく幸せでした」と充実した撮影だったとふり返っている。一方、塚本監督は「池松壮亮さんと蒼井優さんを迎え、最高に贅沢な作品となりました。一本の刀を過激に見つめるひとりの若い浪人の姿を通して、過去から今という時代に斬り込んでくる作品になったと思います」とコメントを寄せている。池松さんと蒼井さんのほかにも、『バレット・バレエ/BULLET BALLET』『野火』に続く塚本作品への参加となった中村達也。オーディションで多数の候補の中から抜擢された映画初出演の新人、前田隆成も参加。さらに、『沈黙-サイレンス-』『シン・ゴジラ』などにも参加した塚本監督自身も出演する。『斬、』は11月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年06月23日女優の安藤サクラが9日、都内で行われた映画『万引き家族』の公開記念舞台あいさつに、共演のリリー・フランキー、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ(子役)、樹木希林、メガホンを撮った是枝裕和監督とともに登壇した。先日開催された第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で最高賞パルムドールを受賞した同作が、いよいよ日本で公開された感想を聞かれた是枝監督は「もう少し小さく産んで、小さな声で届けていくような作品を作ろうと動き出したんですけど、結果的にはこんなに広く、遠くまで届くことができたのは、スタッフとキャストがとてもいい形でこの作品を支えてくれたおかげだと思っております」と感謝し、「すごくうれしいです」と笑顔を見せた。そしてリリーは「是枝さんみたいな奥ゆかしい方は賞をもらうことに照れがありますけど、賞が決まったことで映画館の(上映)館数が増えたり、たくさんの方に見ていただく機会が増えたことはいいことですよねと(監督と)話したりしました」と告白。イベントでは、みゆちゃんがテレビ画面に映るパルムドール像を見ながら段ボールで作ったという手作りトロフィーを是枝監督へプレゼントする一幕もあり、それを受け取った是枝監督は「本物はプロデューサーにあげて、僕はこっちをいただきます」と目尻を下げた。また、周りを見渡した安藤は「ここにいる皆さん、ものすごい方なのに、納豆ご飯みたいな感じなんです(笑)。キャビアを食べているような感じなのに、いつも納豆ご飯のようでした」と独特の表現をして笑いを誘い、「監督の器の大きさと深さを見ていると本当に恐ろしくなるくらいなんですけど、その器は納豆ご飯を食べるように、心地よく受け止めてくださるので、すごく不思議な時間を過ごしています。ものすごく日常的で落ち着く時間の中で、突然、爆発が起こるので、ちょっと混乱をしております」と吐露。「初日を迎えて、この家族とひとつ区切りがつくと思うと、さっきからさみしくてしょうがないです」と目に涙を浮かべた。さらに、締めのあいさつを求められた是枝監督は「納豆ご飯のような映画です」とコメントして会場を沸かせ、「なので、毎日食べられると思いますし、見るたびに味わいかたも変わる映画になったのではないかと思います。今日見て気に入っていただけたら、また劇場に足をお運びください」とお願いした。東京の下町で質素に暮らす、一見ありふれた家族。しかし、彼らは生計を立てるため、家族ぐるみで万引きなどを重ねていた。犯罪でしかつながれなかった家族の"許されない絆"が、ある事件をきっかけに衝撃の展開を迎える。人と人との関係が希薄な今の時代に、真の"つながり"とは何かを問う、心揺さぶる感動作となっている。
2018年06月10日池松壮亮演じる新米営業マン、宮本浩の成長を描くヒューマンドラマ「宮本から君へ」。テレビ東京にて来週5月25日(金)深夜に放送される第8話で、宮本が坊主になることが明らかになり、この度、その衝撃シーンの場面写真が公開された。■ストーリー大学を卒業して都内の文具メーカー・マルキタの営業マンになった宮本浩(池松さん)は、未熟で営業スマイルひとつできず、自分が社会で生きていく意味を思い悩んでいた。そんな宮本は通勤途中、代々木駅のホームで一目ぼれしたトヨサン自動車の受付嬢・甲田美沙子(華村あすか)に声をかけるタイミングを伺っていた。何度かチャンスはありながらもなかなか声をかけられずにいる宮本は、同期の田島薫(柄本時生)にヤイヤイ言われながらも決死の思いで声をかけるが…。そこから始まる甲田との恋模様、仕事での数々の人間模様の中で、宮本は成長し、自分の生き方を必死に見つけていく――。5月から、主人公・宮本が仕事で成長する様子を描く後半話に突入した本作。5月18日(金)本日深夜に放送される第7話では、先輩の神保(松山ケンイチ)が独立のため退職することになり、宮本と最後のコンペに向けて奮闘する…というストーリーが展開される。■自らバリカンで坊主に!そして、翌週5月25日(金)に放送される第8話では、なんと宮本が坊主に!大手製薬メーカーの取引をめぐり、ライバル会社の営業マンに思わず掴みかかってしまった宮本が、同僚・田島の家で反省の念から頭を丸める、本作にとって重要なシーンのひとつだ。第7話放送終了後の5月18日(金)深夜1時23分に、そのシーンの予告編が解禁となる。■5月18日(金)第7話あらすじ宮本浩(池松さん)と神保和夫(松山さん)は、仲卸業者であるワカムラ文具の島貫部長(酒井敏也)を訪ねた。しかし島貫部長は、コンペの競合相手である業界最大手のニチヨン営業マン・益戸景(浅香航大)に肩入れしている。昔からライバル視していた益戸に見下され、火がついた神保は、退職前の最後のコンペに力が入るが、打開策がなかなか見つからない。宮本も神保の想いを感じるが、時間だけが過ぎていき…。ドラマ25「宮本から君へ」は毎週金曜、深夜0時52分~テレビ東京、テレビ大阪ほかにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年05月18日「宮本浩はひとことでいうと星。男だから感じるのかわからないけど、みんなが本当はこうしたいって思うことをやっていて、これだけ純粋なまま生きていける人は、僕が会ってきた人の中にはいなかった。この作品には生きるということが詰まっています」 放送中のドラマ『宮本から君へ』(テレビ東京ほかにて毎週金曜深夜0時52分~)で主人公のサラリーマン・宮本浩を演じる池松壮亮(27)は、作品の魅力をこう語る。 「傲慢ですけど、みんながずっと映像化しようとしてきた作品で、誰かが決着をつけなきゃいけないし、自分ができたらいいと思い続けてました」(池松・以下同) 作品への出演を決める際には、こだわりがあるそうだ。 「自分が面白いと思えるか、誰か大切な人に見せたいと思えるかで決めます。今回も自分が面白いと思ったし、視聴者に『宮本ファンです』って言われたら『いや僕のほうがファンです』と言えるから」 誰よりも宮本が好きな池松にとって、作品との出合いはどんなものなのだろうか。 「物語のいいところは、ごくまれに、ひょっとしたら自分の物語かもしれない、これは自分のためにあるのかもしれないという錯覚を起こすような出合いがあることなんです。僕にとって『宮本から君へ』はまさにこれは自分の物語かもしれないと思えた、思わせてくれた作品です。原作ファンにはそういう人がいっぱいいて、だからこそ何かをギリギリまでやって提供できる情熱が僕にもあったので、演じられると思いました」
2018年05月14日「現場では携帯を触らないんですよ。かばんに入れて、そこから出さないんです。昔は、現場で携帯を使ってる人は何しに来てるんだ?と思っていたくらい。今は気にならないですけど、僕は触りません」 そう話すのは、放送中のドラマ『宮本から君へ』(テレビ東京ほかにて毎週金曜深夜0時52分~)で主人公のサラリーマン・宮本浩を演じる池松壮亮(27)。不器用で熱い営業マンの生きざまを描く伝説のマンガの実写化だ。 「傲慢ですけど、みんながずっと映像化しようとしてきた作品で、誰かが決着をつけなきゃいけないし、自分ができたらいいと思い続けてました」(池松・以下同) 誰よりも宮本が好きと池松は言う。 「移動中は音楽を聴いていて、今回の撮影中はエレカシ漬けでした。主題歌が大好きなエレファントカシマシですごいうれしくて。宮本(浩次)さんがやってくれなかったら主題歌はいらないくらいに思っていたので、ものすごくパワーをいただきました」 作品中、とにかく熱血な宮本は、がむしゃらなあまり、周囲と摩擦が生じることも。 「当時はこんな会社員がいたらすぐに切られるって散々バッシングを浴びたらしいんですけど、原作者の新井さんもそれは重々わかってると思うんです。それでもひとりの人間としての可能性を宮本浩にのせて模索してたんだと思う」 池松自身も、俳優としてどこを目指すかは日々模索中だと語る。しかし、確かな信念がある。 「映画やドラマって面白いし、俳優としていいものを提供したいという思いは変わらない。この作品を、夢がある人、野心がある人、自分を疑ったことがある人、自分の可能性をちゃんと模索して何か未来につなげようとしている人が見たら、響くものがあるんじゃないかと思っています」
2018年05月14日7月7日(土)公開の松居大悟監督、池松壮亮が主演を務める映画『君が君で君だ』。この度、本作でクズ彼氏を熱演する高杉真宙の場面写真が解禁となった。高杉さんは、キム・コッピ演じるソンのダメ彼氏・宗太役で出演。ソンの献身的な愛情を受けるも、借金を肩代わりさせるなどひどい仕打ちの数々。YOUと向井理の借金取りコンビには媚びへつらいながら、ソンには冷たく接する。ソンの好きな伝説の男たちになりきって生きる池松壮亮、満島真之介、大倉孝二はソンと宗太の成り行きを潜めて見つめ続けているが、ある日借金取りに見つかってしまい大いなる騒動へと発展していく…。高杉さん史上、最悪最低の男に成り下がり、池松さん、満島さん、大倉さんたちとの衝撃の競演を見せている。高杉真宙コメント「君が君で君だ」で僕が演じる宗太は、自分の借金を官女の押し付けて返済してもらっているヒモ男です。宗太は仕事もせずにフラフラしているような男。劇中で「クズ」と呼ばれたりするようなダメ人間なので、今回は髭を生やして髪を無造作にあげてだらしない感じを出しました。髭を生やす役自体初めてですし、やっとビジュアルを見ていただける時がきた!という感じです。今後もこういう役に挑戦できたらなぁと思います。松居監督の作品はいくつか観させて頂いているんですが独特な雰囲気の中に美しさがあり、いつかご一緒したいと思っていましたので、このお話を頂いたときは監督のオリジナル作品に出演できるのが嬉しくて。そして「尾崎豊、ブラッドピッド、坂本龍馬」が出てくる物語というのに衝撃を受けました。そして自分にこんな役をやらせていただけるとは思っていなかったのでびっくりしました。キャストの皆さんは素晴らしい役者さんばかり、お会いするのもほとんど初めての方ばかりで、とにかく緊張した中で演技をしたのを覚えています。その中で、自分のできる限りの返しを出来ていたらいいなと思います。この作品は、はちゃめちゃですが愛の物語だと思います。青春も感じますし「楽しそうだなぁ」って思うところもあります!宗太は軽いお調子者なのでそんな僕の演技にもぜひ注目して頂けたらと思います。『君が君で君だ』は7月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君が君で君だ 2018年7⽉7⽇より全国にて公開ⓒ2018「君が君で君だ」製作委員会
2018年04月25日映画『君が君で君だ』(7月7日公開)に出演する、高杉真宙の場面写真が25日、公開された。同作は好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、 10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。池松壮亮が「尾崎豊」になりきる男、満島真之介が「ブラッド・ピット」になりきる男、大倉孝二が「坂本龍馬」になりきる男を演じ、韓国人女優キム・コッピがヒロインを務める。高杉が演じるのは、ソンのダメ彼氏・宗太役。借金を肩代わりさせるなどひどい仕打ちで、借金取りコンビ(YOU、向井理)には媚びへつらいながら、ソンには冷たく接する。高杉史上、最悪最低の男に成り下がり、池松、満島、大倉たちとの衝撃の競演を見せた。今回公開された場面写真では、髭を生やして胸ぐらをつかまれるなど、今までの爽やかな二枚目イメージとは真逆の"クズ彼氏"っぷりをうかがわせた。○高杉真宙コメント『君が君で君だ』で僕が演じる宗太は、自分の借金を彼女に押し付けて返済してもらっている ヒモ男です。 宗太は仕事もせずにフラフラしているような男。劇中で「クズ」と呼ばれたり するようなダメ人間なので、今回は髭を生やして髪を無造作にあげてだらしない感じを出しました。髭を生やす役自体初めてですし、やっとビジュアルを見て頂ける時がきた! という感じです。今後もこういう役に挑戦できたらなぁと思います。松居監督の作品はいくつか観させて頂いているんですが独特な雰囲気の中に美しさがあり、いつかご一緒したいと思っていましたので、このお話を頂いたときは監督のオリジナル作品に出演できるのが嬉しくて。そして「尾崎豊、ブラッドピッド、坂本龍馬」が出てくる物語というのに衝撃を受けました。そして自分にこんな役をやらせて頂けるとは思っていなかったのでびっくりしました。キャストの皆さんは素晴らしい役者さんばかり、お会いするのもほとんど初めての方ばかりで、とにかく緊張した中で演技をしたのを覚えています。その中で、自分のできる限りの返しを出来ていたらいいなと思います。この作品は、はちゃめちゃですが愛の物語だと思います。⻘春も感じますし 「楽しそうだなぁ」って思うところもあります! 宗太は軽いお調子者なのでそんな僕の演技にもぜひ注目して頂けたらと思います。(C)2018「君が君で君だ」製作委員会
2018年04月25日岩田剛典、池松壮亮、白濱亜嵐、青柳翔らが出演し、6編のショートフィルムで構成される6月22日(金)公開の『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』。この度、『カナリア』『ファンキー』『アエイオウ』『Kuu』『Our Birthday』『幻光の果て』と6作品のメインビジュアルが解禁された。本作は、EXILE TAKAHIRO、「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」、「JAY’ED&鷲尾伶菜」、「DANCE EARTH PARTY」、「DEEP」と6組のアーティストがそれぞれ歌い上げる新曲の世界観を、6名の監督が映像化。それぞれの作品では、『トイレのピエタ』の松永大司監督が手掛ける『カナリア』にTAKAHIRO、夏帆、高野春樹、塚本晋也。『舟を編む』の石井裕也監督が手掛ける『ファンキー』に岩田剛典、池松壮亮、前田航基、芹澤興人、岡根拓哉ら。『0.5ミリ』の安藤桃子監督が手掛ける『アエイオウ』に白濱亜嵐、木下あかりら。『663114』の平林勇監督が手掛ける『Kuu』に石井杏奈、山口乃々華、坂東希ら。「SSFF & ASIA」で4度観客賞を受賞しているYuki Saito監督が手掛ける『Our Birthday』に青柳翔、佐津川愛美、ランディ・ジャクソンら。そして、『こころ、おどる』の岸本司監督が手掛ける『幻光の果て』に、山下健二郎、中村映里子、大城優紀、加藤雅也らが出演する。今回公開されたのは、そんな本作の6つのショートフィルムのメインビジュアル。『カナリア』のビジュアルでは、セットされていない無造作な髪で牛舎に佇むTAKAHIROさんが写り、『ファンキー』の写真にはタイトル通りファンキーな装いの岩田さんや池松さんら5人の男たちの姿が。そして、『アエイオウ』の写真にはどこか重い表情で遠くを見つめる白濱さんや、『Kuu』の写真には岩場に斬新な髪型や服装の石井さん、山口さん、坂東さんの姿。『Our Birthday』の写真には、幸せそうな笑顔で誕生日ケーキを持つ青柳さんと佐津川さん。『幻光の果て』の写真では、山下さんがモリを躍動感たっぷりに振り上げる姿が捉えられている。『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』は6月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年04月17日‘90年代に多くの若者を魅了した、新井英樹の漫画が原作のドラマ『宮本から君へ』が放送中。主人公の営業マン・宮本浩役を務めるのは、21歳のときに漫画を読み、宮本を演じたいと思ったという池松壮亮さん。宮本浩は僕のヒーロー。こんな人間でありたかったです。「1か月のうちに知り合い2人から“お前がやったほうがいい原作がある”と言われて読み、衝撃を受けました。その後、映像化のお話を頂いて、傲慢かもしれないけど、これは運命だなと感じたし、やるしかないと思いました」営業スマイルもうまくできず、生き方に不器用な宮本浩。そんな彼だが、池松さんにとっては特別な存在。「宮本浩という人間は、ヒーローであり、スターです。言葉にするのは難しいですけど、神にも抗っているような人だと思うんです。周りに流され、自分が持っている信念というものが変化していくのが当たり前とされている世の中にいながら、闘い続け、核の部分は絶対に変わらない。こういう人間でありたかったなと思います。多分、原作が好きだという方たちも、本当はこうありたかったという自分を、宮本に託しているんじゃないでしょうか」作品に取り組むうえで、真利子哲也監督と話し合うことも。「監督自身、『宮本から君へ』という作品にものすごく触発され、バイブルにしてきた方です。真利子さんは作品を宮本浩の成長物語にしようとしていたんですが、僕が思う宮本は、いろいろなことがありながらも、ずっと変わらずに叫び続けている人。だから、そういう部分で話をすることはありました」主題歌は、主人公の名前の由来になった宮本浩次さんがボーカルを務める、エレファントカシマシが担当。「僕は自分の体の2割がエレカシでできているんじゃないかと思うくらい、エレカシが好きなんです。宮本さんは50代なのに青春をしている感じがしますね。僕が言うのは失礼かもしれないですけど、ずっと人間讃歌を歌い続け、何を歌っていても祈っているように聞こえます。変わらないというところでは宮本浩と同じだと感じます」そんな楽曲と同様、「この作品も誰かの応援歌になってくれれば嬉しいです」と池松さん。「きっと、自分を問うということの意味がないと感じられがちな今の時代なので、それをし続ける宮本浩が幼稚に見えたり、苦手に思う人もいると思います。でも、彼のように人生を模索したり、壁にぶつかったりと、人間らしさを抱えている人には、必ず響くものがあると思います」いけまつ・そうすけ1990年7月9日生まれ。福岡県出身。主演を務める映画『君が君で君だ』が7/7に公開される。そのほかにも『万引き家族』(6/8~)、『散り椿』(9/28~)と出演作の公開が控える。自らの未熟さゆえ、社会で生きていく意味について思い悩む営業マンの宮本浩。ある日、通勤途中に一目惚れした甲田美沙子(華村あすか)に決死の思いで声をかけるが…。毎週金曜24時52分~、テレビ東京で放送中。©「宮本から君へ」製作委員会※『anan』2018年4月18日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月12日"ホリエモン"こと実業家の堀江貴文が6日、池松壮亮主演のテレビ東京系新ドラマ25『宮本から君へ』(4月6日スタート 毎週金曜24:52~)を視聴し、コメントを寄せた。同作は1990 年から1994年まで講談社「モーニング」にて連載され、1992年に第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した新井英樹のコミックを実写化。文具メーカー「マルキタ」の新人社員、恋にも仕事にも不器用な宮本浩(池松)の物語を描く。監督・脚本は映画『ディストラクション・ベイビーズ』で注目を集める真利子哲也監督が務める。原作のファンだという堀江。「宮本から君へ。もう20年以上前の作品をどうやって現代的な文脈で描くのかなと思ったら、スマホなどは使われてるものの、原作のまんまのガチまっすぐな青春群像劇的に描かれててビビった」と語った。第5話には、原作者の新井が宮本の父親 宮本武夫役として出演することも明らかに。「真利子くん、この実写化を考えた時からずいぶん長い期間"悩んでる""どうなるかわからない"と聞かされていて、やれることは全部協力するって言った手前、出演の話が来た時に、『何の冗談だ? 何の罰ゲームだ?』と思った」と心境を明かした。実際に撮影し、池松の姿を見た新井は「彼の宮本としての表情を見た時に"あ、完全にいける!"って」と確信したという。「なんか本当にまだ何も知らない男の子っていう感じが、すごくその表情にも出ていて、かなり楽しみですね」と期待を寄せた。
2018年04月06日ドラマ「賭ケグルイ」でのヘタレ男子っぷりも話題となった俳優・高杉真宙が、池松壮亮主演純愛エンターテインメント『君が君で君だ』に出演することが決定。高杉さん史上、最悪最低の男を熱演するという。本作は池松さんが尾崎豊、満島真之介がブラッド・ピット、大倉孝二が坂本龍馬になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。今回新たに本作に出演することが明らかになったのは、『散歩する侵略者』で毎日映画コンクールの新人賞を受賞し、「セトウツミ」「賭ケグルイ」『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』など近年メインキャストでの出演作が続く高杉さん。今後も、『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』『ギャングース』と主演映画の公開を控え、また劇団☆新感線の舞台「メタルマクベス」、劇場版アニメ『君の膵臓をたべたい』への出演も発表されるなど、その勢いは増す一方だ。今作では、キム・コッピ演じるヒロイン・ソンの“ダメ彼氏”宗太役を演じる。彼は、ソンの献身的な愛情を受けるも、借金を肩代わりさせ、YOUと向井理の借金取りコンビには媚びへつらいながら、ソンには冷たく接するひどい男。ソンの好きな伝説の男たちになりきって生きる3人の男たちは、ソンと宗太の成り行きを身を潜めて見つめ続けているが、ある日借金取りに見つかってしまい、大いなる騒動へと発展していくのだ。果たして、爽やかイケメン俳優の高杉さんはどんなクズな彼氏を演じるのだろう?『君が君で君だ』は7月7日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年04月02日俳優の高杉真宙が、映画『君が君で君だ』(7月7日公開)に出演することが2日、わかった。同作は好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、 10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。池松壮亮が「尾崎豊」になりきる男、満島真之介が「ブラッド・ピット」になりきる男、大倉孝二が「坂本龍馬」になりきる男を演じ、韓国 人女優キム・コッピがヒロインを務める。松居大悟監督が⻑年温め続けてきた完全オリジナルラブストーリーで、高杉が演じるのはヒロイン・ ソンのダメ彼氏・宗太。ソンの献身的な愛情を受けるも、借金を肩代わりさせるなどひどい仕打ちで、借金取りコンビ(YOU、向井理)には媚びへつらいながら、ソンには冷たく接する。爽やかな二枚目の高杉だが、本作ではクズな彼氏を熱演。高杉史上、最悪最低の男に成り下がり、池松、満島、 大倉たちとの衝撃のコラボレーションを見せる。
2018年04月02日主演の池松壮亮が尾崎豊、共演の満島真之介がブラッド・ピット、大倉孝二が坂本龍馬に“なりきる”純愛エンターテインメント『君が君で君だ』。このほど、ドラマ・バラエティと多方面で活躍し唯一無二の存在感を持っているYOUと、ドラマ「きみが心に棲みついた」で話題を呼んだ向井理が、本作に出演することが分かった。本作は、好きな女の子の“好きな人”になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描く恋愛譚。池松さんが伝説のロックシンガー「尾崎豊」になりきり歌も披露、満島さんがハリウッド俳優「ブラッド・ピット」となって英語を話せば、大倉さんは日本の歴史を大きく変えた「坂本龍馬」になりきり、「日本をいま一度洗濯し候」との名セリフを放つ。彼らが恋するヒロインには、韓国映画『息もできない』での演技で世界中の注目を集めたキム・コッピが務める。監督・脚本は、ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などで知られる松居大悟。長年温め続けてきた完全オリジナルラブストーリーをついに世に送り出す。YOUは借金取りの女ボス!向井理はその子分のチンピラにYOUさんが演じるのは、キム・コッピ演じるヒロイン・ソンに迫る借金取りのボス・星野役。無慈悲な借金取りを見事に体現する。また、その子分の友枝役に向井さん。爽やかなイメージを一新するようなチンピラを迫力の演技で演じる。ソンの好きな伝説の男たちになりきって生きる3人の男たちは、この星野、友枝の執拗な取り立てから彼女を守るべく立ち上がろうとするが、返り討ちに遭い、大いなる騒動へと発展していくことになるとか。YOUさんと向井さんが演じるのは、ソンを見守りながら生きている、そんな3人の存在を浮かび上がらせる重要な役どころ。松井監督のラブコールに出演を即決したという2人と、池松さん、満島さん、大倉さんという実力派との芝居バトルは、大きな見どころとなりそうだ。『君が君で君だ』は7月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月25日