名匠リドリー・スコット監督のもと、マット・デイモンとベン・アフレックがアカデミー賞脚本賞受賞『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来のタッグを組んで参加した『最後の決闘裁判』。この度、歴史を変えた衝撃の史実を描く本作から、本ポスターと共に、重要人物を演じるジョディ・カマーの場面写真が解禁された。今回解禁となった本ポスターで、注目すべきは中央に佇むマルグリット。女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決断した女性を演じたジョディ・カマーだ。カルト的人気を獲得しているテレビシリーズ「キリング・イヴ/Killing Eve」のヴィラネル役で、2019年のエミー賞主演女優賞(ドラマ部門)および英国アカデミー賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞。現在公開中の『フリー・ガイ』では“ゲームの世界”と“現実の世界”で全く異なる一人二役を演じ、その魅力と高い演技力を披露。また、次回作もリドリー・スコット監督の『Kitbag』(原題)でホアキン・フェニックスとの共演が決定しており、かつて『エイリアン』シリーズでシガニー・ウィーバーがスターダムに押し上げられたように、スコット監督のお墨付きをもらった次世代の大注目女優といえる。そんな彼女が本作で演じるのは、14世紀フランスを生きる騎士ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット。カルージュの旧友ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)に暴行されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられるも、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるという役柄である。また、ジョディはキャストとしてだけでなく、脚本のチームにも参画。史実としていまだに真相不明なこのフランス最後の決闘裁判には、男性側の視点でしか記録や資料が残されておらず、これまで抜け落ちていたマルグリットの視点を描くために、マットとベンは女性の脚本家が必要だと考え、『ある女流作家の罪と罰』で第91回アカデミー賞脚色賞にノミネートされた脚本家ニコール・ホロフセナーをチームに迎え入れた。さらに、「この三人の脚本家に会議に招待されて、意見を聞かれ、どうしたいのか、どう感じるかということを聞かれ、それをとても大事にしてもらった」と、ジョディも積極的に脚本会議に参加したことを先日行われたヴェネチア国際映画祭で明かしたばかり。史実には残っていない事件を告発した被害者マルグリットの視点を交え、被害者マルグリットの夫カルージュ、訴えられた被告ル・グリの、3人の視点で描く黒澤明監督の『羅生門』的三幕構成となっていることでも話題の本作。ジュディは、ベン・アフレックから「自分のキャラクターを演じるだけでなくて、まずマットの視点の中にいる彼女を演じる。そして今度はアダムの役の視点の中にいる彼女を演じる。そして最後に自分自身をその全体性を理解しながら演じる。そしてそのどれも他があるということを悟られてはいけない。観客にそれが事前に知られてもいけない。それはものすごい才能を求められ、そうできたことがとてもすばらしく、力強い結果を生んでいる。この映画がうまくいくもいかないもすべてジョディの演技にかかっているということ。針の穴を通すような演技の力!」とコメントをもらうほど。そしてジョディ本人も、「それぞれの視点において、観客がキャラクターの語っていることを本当に信じられるということがとても重要であり、そのように演じることがわたしたちにとっても楽しいことでした。時には頭が少しクラクラにもなりましたよ。3つの異なる視点を、すべて同じ日に撮影することもありましたから!」と尋常ではない集中力を要する現場だったことを明かしている。本ポスターは、毅然とした立ち姿が印象的なマルグリットを中心に、カルージュ、ル・グリ、そして彼らの運命を揺さぶる主君ピエール伯(ベン)がその周りを取り巻き、暗雲立ち込める背景が決闘裁判の行く末を案じさせるビジュアルとなっている。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年10月01日「ザ・スミス」解散のニュースが駆け巡った1987年、夏。5人の若者が自分を探し彷徨う一夜を、「ザ・スミス」の名曲で彩る珠玉の青春音楽映画『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』が12月、公開されることが決定した。1987年、コロラド州デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きな「ザ・スミス」解散のニュースにショックを受け、レコードショップのディーンに「町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、クレオは友達に会いに行ってしまう。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門ラジオ局に行き「『ザ・スミス』の曲をかけろ」とDJに銃を突きつける――。1980年代、痛烈な音楽と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド「ザ・スミス」の名曲の数々と、貴重なインタビュー映像が彩る本作。タイトルの「ショップリフターズ(Shoplifters Of The World)」、代表曲の「ゼア・イズ・ア・ライト(There Is a Light That Never Goes Out)」「ディス・チャーミング・マン(This Charming Man)」「心に茨を持つ少年(The Boy With The Thorn In His Side)」ほか、「ザ・スミス」の楽曲20曲以上が全編に散りばめられ、メンバーとの関係や解散について語る若き日のモリッシーの姿も見ることができる。その音楽だけでなく、80年代のファッションや空気感を見事に再現し、未来への不安と自分を探して彷徨う刹那を描いた、珠玉の青春音楽映画となっている。長年語り継がれた「『ザ・スミス』ファンのラジオ局ジャック事件」に着想を得て本作を監督したのは、『WE ARE X』『JACO[ジャコ]』など音楽映画に定評のあるスティーヴン・キジャック。ラジオ局をジャックするディーン役を演じるのは、『6才のボクが、大人になるまで。』のエラー・コルトレーン、ディーンが密かに恋する“ショップリフター”クレオ役をNetflixの人気シリーズ「ソーシャルディスタンス」のヘレナ・ハワードが務める。クレオの3人の仲間、マドンナのファッションを完コピするシーラ役は、マーク・ミラー原作のスーパーヒーロードラマ「ジュピターズ・レガシー」で話題のエレナ・カンプーリス。シーラのボーイフレンド、パトリック役はビル・プルマン主演のスパイサスペンス『ザ・コールデスト・ゲーム』のジェームズ・ブルーア、軍隊に入隊が決まり皆が集まるきっかけとなるビリー役には『ファミリー・ツリー』のニック・クラウスなど、新進気鋭の若手俳優が集結。「トゥルーブラッド」シリーズのジョー・マンガニエロが、ディーンの突撃に驚きながらも理解を示すラジオ局DJミッキー役で出演している。ジョー・マンガニエロ-(C)Getty Images『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』は12月、TOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド 2021年12月よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2020 SOTW Ltd. All rights reserved
2021年10月01日ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの最後にして集大成となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、ついに公開。日本のファンへ向けてメッセージを寄せた貴重な映像が到着した。この度解禁となったのは、ダニエルが15年間演じてきたジェームズ・ボンド役を本作でついに卒業、キャスト・スタッフともに総力を結集したシリーズ集大成であると改めて語る、日本のファンのためだけに特別に寄せた30秒の特別メッセージ動画。先日、日英をオンラインでつないで盛大に実施されたバーチャルイベントでは、ジェームズ・ボンドを演じた15年間をふり返り「数え切れない程いろんなことがあったけど、十分やり切った」と、正直な気持ちを吐露していたダニエル。この15年間で得たものは、最高のキャストと最高のスタッフと仕事ができたことだと語ったが、本作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の監督を務めたキャリー・ジョージ・フクナガ監督も「『007/カジノ・ロワイヤル』から5作品を通じて紡がれてきた物語がついに完結する。ダニエルボンドの卒業作品を監督できたことは、とても光栄なことだった」とダニエルに対しても感謝と称賛の気持ちを表し、本作が名実ともに集大成にふさわしい作品だということを改めてアピールしていた。今回の映像中には、ダニエル自ら「日本の皆様に愛を込めてありがとう」とメッセージ、そして日本語で「ありがとうございました」とファンへ特別に感謝のコメント。ダニエルが最後のボンドを演じたことへの強い思いと、日本のファンへの愛が伝わる本動画はスポット映像として公開日の本日から放映される。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2021年10月01日『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』のスタッフ陣が集結、『ウォールフラワー』『ワンダー 君は太陽』のスティーヴン・チョボスキー監督がメガホンをとったブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』。この度、待望の予告映像と場面写真が解禁となった。今回解禁となった予告映像は、“DearEvan Hansen”とエヴァンが自らに宛てて手紙を書くシーンからスタート。なかなか馴染めず孤独な学校生活を送るエヴァンが“こんな人生じゃなければ…”と嘆くなか、エヴァン役ベン・プラットが歌う「Waving Through a Window」が流れ出す。この曲は舞台版で隠れた名曲として人気が高く、世界の歌姫ケイティ・ペリーなど多くのアーティストもカバーするなど、全世界で愛されている。自分の殻を破り一歩踏み出したいと悩むエヴァンは、同級生のコナー(コルトン・ライアン)と出会う。コナーはギプスをつけているエヴァンに「ギプス真っ白じゃん」と話しかけ、「これで親友のフリができるな」と自分の名前をギブスに書き残す。そんなある日、突如コナーの死を聞かされたエヴァン。コナーの両親がエヴァンのギプスを見て息子の親友だと誤解してしまうものの、2人がこれ以上傷つくことを恐れ、とっさに嘘をついてしまう。エヴァンがついたその“思いやりの嘘”は多くの人々の共感をうみ、SNSにて拡散。エヴァンの人生を大きく変えていく。代表曲「You Will Be Found」とともに「君はひとりじゃない」という強いメッセージが深く響き、人々との繋がりを通して自分を見つめ直すエヴァンがたどり着く未来を予感させる内容となっている。さらに、主人公のエヴァンを中心に、ジュリアン・ムーア演じるエヴァンの母親ハイディ・ハンセンや、エイミー・アダムスやケイトリン・デヴァーら演じるコナーの家族たちの姿などを収めた場面写真も新たに6点解禁。コナーがエヴァンのギプスに名前を書くシーンなど、印象的な劇中の名シーンを切り取っている。第34回東京国際映画祭のクロージング作品に決定本作は10月30日(土)~11月8日(月)で開催される第34回東京国際映画祭にてクロージング作品に決定。1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに“本当の自分”に気づくまでの過程を描く、希望に満ちた物語が映画祭の終幕を飾る。『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年10月01日レディー・ガガ主演、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレッド・レトら共演で贈る、トップハイブランドに君臨する「グッチ(GUCCI)」一族崩壊の闇に包まれた“真実”を描くラグジュアリー・サスペンス『ハウス・オブ・グッチ』(原題:House of Gucci)が、2022年1月14日(金)に公開決定。さらに特報映像が解禁された。1995年3月27日ミラノで多くの目撃者がいる中、銃声が街に響き渡る。殺害されたのは、世界的なトップブランドの元祖と呼ばれる「GUCCI」創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチ。犯人が特定できない状況が続く中、その実行犯の黒幕が明かされる。それは妻のパトリツィア・レッジャーニだった――。グッチ家の光と影を描いたサラ・ゲイ・フォーデン「ハウス・オブ・グッチ上・下」を原作に、グッチ一族の確執とその中で起きたマウリツィオ・グッチ殺害事件が描かれる本作。グッチ家崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニには、世界的なミュージシャンとして唯一無二の存在であり続け、初主演『アリー/スター誕生』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたレディー・ガガ。その夫で殺害される3代目、マウリツィオ・グッチには『スター・ウォーズ』シリーズ出演や『最後の決闘裁判』ほか、高い演技力に注目が集まるアダム・ドライバー。Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Imagesさらにオスカー俳優のアル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、本作でまるで別人のような風貌になったと話題になったジャレッド・レト、『フリーダ』でオスカーノミネートを果たしたサルマ・ハエックなど、ハリウッドを代表する俳優陣が勢ぞろい。監督には、『エイリアン』『ブレードランナー』などの名作から、アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』、アダムも出演する『最後の決闘裁判』など幅広い作品を世に送り続けるハリウッドの巨匠リドリー・スコット。この度解禁となった特報映像には、ゴージャスな毛皮姿でさっそうと登場するパトリツィア役、レディー・ガガの登場から始まる。「その名前は甘く響き、私を誘惑する」というナレーションとともに、グッチ店舗から出る女性を見つめるパトリツィア。グッチ家の御曹司マウリツィオ(アダム・ドライバー)と出会い、結婚を経てグッチ家の一員として迎えられたパトリツィアは、華やかなファッション業界を謳歌し徐々にグッチ家での地位を高めていく。金や家族、権力、裏切りがうごめくグッチ一族の栄枯盛衰が、煌びやかな映像と共に綴られ「特に道徳心は高くないけど、私はフェアな人間」と言いながら、混ぜたカップの端でスプーンの水滴を切るパトリツィア。そのリラックスした表情の裏に隠されたグッチ家最大のスキャンダル事件に期待高まる映像となっている。『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・オブ・グッチ 2022年1月14日より全国にて公開ⓒ 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年10月01日『サンダーバード55/GOGO』の劇場公開日が来年1月7日(金)に決定し、本ポスタービジュアルが到着。また上映に先駆けて、メイキング映像も公開された。1965年にイギリスで、翌1966年には日本でも放送が開始され、英国テレビ界の名匠ジェリー・アンダーソンの代表作にして、スーパーマリオネーションと呼ばれる独自の撮影手法を駆使した特撮人形劇の最高傑作として名高いTVシリーズ「サンダーバード」。今作では、オリジナルの撮影手法を完全再現した新作3話を、樋口真嗣監督が日本公開用に構成し、エピソードはそのままに世界初の1本の映画として誕生させる。本ポスターの作画は、「機動戦士ガンダム」のメカニックデザイン担当・大河原邦男によって特別に制作されたもの。本日行われたファンイベント中で初公開された。当時のビジュアルに近いレトロタッチのポスターには、ペネロープ、スコット、バージル、ゴードンの姿が描かれている。大河原さんは「長い間世界中に多くのファンを持つ『サンダーバード55』のキービジュアルに係れる名誉と責任を痛感しました。このプロジェクトに参加させて頂き仕事人生に又一つの思い出が加わりました。有り難うございました」とコメントしている。そして、後にも先にも類を見ない、60年代当時のスーパーマリオネーションと呼ばれる、独自の撮影手法を使用したメイキング映像も初公開。当時の手法を使うことを選んで製作された本作。プロデューサー兼監督のスティーブン・ラリビエーらスタッフは揃って「この撮影技術や人形・特殊効果は未来に残すべきものだ。サンダーバードが放送や公開されるたびに、さまざまな世代の子供たちが魅了されていく。全ての伝統的な技術を次世代のアーティストたちに受け継いでいくべきだよ」と思いを明かしている。『サンダーバード55/GOGO』メイキング映像『サンダーバード55/GOGO』は2022年1月7日(金)より劇場上映、1月8日(土)よりオンライン上映。(cinemacafe.net)■関連作品:サンダーバード55/GOGO 2022年、劇場・デジタル配信にて公開Thunderbirds ™ and © ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2021. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved.
2021年09月30日国家を揺るがす巨大医療汚職事件の闇と、それと対峙する市民やジャーナリスト達を追ったルーマニアのドキュメンタリー映画『コレクティブ 国家の嘘』より、本編映像が解禁された。この度解禁された本編映像は、地元のスポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の編集長カタリン・トロンタンと記者達が、製薬会社が病院に薄めた消毒液を納めているという驚愕の事実を確認し合うシーンだ。その事実を複数の情報源から突き止めた記者は「細菌じゃなく人を殺してる」と語り、殺人には加担できないとその製薬会社を辞めた情報源もいると話す。そして「多くの読者はこう思うでしょう、“ラボで消毒液の分析を”と」と、事実解明への次なる一手を提案。このシーンの後、彼らはこの製薬会社が作った消毒液を分析し、そのスクープ報道により事件は新たな局面を迎えることになる。アレクサンダー・ナナウ監督は、以前から忖度なき調査報道に定評のあったガゼタ・スポルトゥリロルの調査チームが火災についていち早く取材に乗り出したことを知り、密着をオファー。しかし、取材で得た情報や告発者、そして自分達の身の安全を守るという理由で当初は断られたという。それでも彼らから信頼を勝ち得た監督は、ほぼひとりで彼らに密着。当初は火災の犠牲者や家族の心境を理解したいと彼らに寄り添う立場で撮影をしていたものの、「同じ状況が自分の人生を襲うかもしれないと考え、もっと理解し、深く掘り下げ、手を伸ばし、隠された向こうにあるものを撮影したいと思うようになりました。事件の公式見解を疑うごく少数の人たちの声に耳を傾けていくことは、自然な決断でした。そこで火災の直後から、事件における当局の役割を調査し始めた、ガゼタ・スポルトゥリロル紙の記者たちからなる調査チームのオフィスは、私が理解したいストーリーの撮影をするには最適な場所だったのです」と、密着した理由を語っている。『コレクティブ 国家の嘘』は10月2(土)よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コレクティブ 国家の嘘 2021年10月2日よりシアター・イメージフォーラム、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©Alexander Nanau Production, HBO Europe, Samsa Film 2019
2021年09月30日第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ、日本でも昨年の東京国際映画祭で紹介された『皮膚を売った男』。本日9月30日、本作にて主人公サムの人生を変えるきっかけとなり、その後はアート作品となったサムを支えることとなるエージェントを演じたモニカ・ベルッチの誕生日を記念し、新しい場面写真が到着した。イタリア出身のモニカ・ベルッチは、元々モデルとして活躍していたが、1990年にTVドラマで女優デビューをし、1992年にはフランシス・フォード・コッポラ監督の『ドラキュラ』でハリウッド進出を果たす。その後も『ドーベルマン』(98)が世界的に大ヒット、ジュゼッペ・トルナトーレ監督『マレーナ』(00)やギャスパー・ノエ監督作『アレックス』(02)では主演を務めて話題を呼び、今年12月に最新作の公開を予定している『マトリックス』シリーズ2・3作目にも出演。さらに10月1日に最新作の公開を控える『007』シリーズ第24弾『007 スペクター』(15)ではボンドガールに起用され注目を集めた。今回解禁となった新場面写真では、金髪ロングヘアに黒いスーツを見事に着こなし、エージェントのソラヤ役をしなやかに、かつセクシーに演じるモニカが写されている。モニカは本作について、「この映画は深い内容でありながら、暴力的かつすごくエレガントな作品です。私達に人と人との繋がりや愛、人としての価値について考えさせてくれます」と語っている。またカウテール・ベン・ハニア監督については、「まだ若い監督が自分を自由に表現したこの映画は強くて、感動できるもので、とても勇気づけられました。女性監督はまだ少ないですが、女性と働く上で感じた共感性のおかげでとても良い時間を過ごせました」と絶大な信頼を語っている。『皮膚を売った男』は11月12日(金)よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:皮膚を売った男 2021年11月12日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 – TANIT FILMS – CINETELEFILMS – TWENTY TWENTY VISION – KWASSA FILMS – LAIKA FILM & TELEVISION – METAFORA PRODUCTIONS - FILM I VAST - ISTIQLAL FILMS - A.R.T - VOO & BE TV
2021年09月30日フランス・イタリア合作アニメーション映画『LA FAMEUSE INVASION DES OURS EN SICILE/(英語題)The Bears' Famous Invasion of Sicily』が邦題『シチリアを征服したクマ王国の物語』として、2022年1月14日より公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁された。遠いむかし、頂きが氷でとざされた高い山に住むクマたちの王レオンスの息子トニオがハンター達によって捕えられてしまう。王は我が子を救出するべく、厳しい冬の飢えと寒さからクマ達を引き連れ、人間が住む平地を目指し山を降りていく。行く手に待ち受けるのは残忍な大公や、化け猫、人食い鬼。ゆうれいもいれば魔法使いもいる。突き進むレオンス王は戦いの末、その国の王となり、クマと人間が共存する太平の世を迎えたが…。原作はイタリアの作家ディーノ・ブッツァーティの名作児童文学「シチリアを征服したクマ王国の物語」(天沢退二郎・増山暁子訳)。監督はイタリア出身・フランス在住のロレンツォ・マトッティが務め、彼の持ち味である流麗な曲線で描かれる風景や色彩の美しさ、素晴らしい構図が本作でも遺憾なく発揮されている。多様な文化の中で他者を受け入れることの大切さをテーマにした本作は、原作の持つユーモアに溢れたファンタジックな世界観を完全再現することに成功。2019年カンヌ国際映画祭ある視点部門、同年アヌシー国際アニメーション映画祭で公式上映されており、フランスのフィガロ紙からは「詩を込めた華やかな色のグラフィックジュエル」と称えられた。今回解禁されたポスターは、美しく高くそびえる山々に囲まれた崖の上からただひとり何かを叫ぶクマの姿、ヴィヴィッドな色彩、淡い色のグラデーションが私たちを夢幻の世界へと誘い、「クマはハダカのほうがいい」という謎めいたキャッチコピーがイマジネーションを刺激する1枚になっている。『シチリアを征服したクマ王国の物語』は2022年1月14日(金)より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2021年09月30日オスカー候補にも名を連ねた、神秘的で驚きに満ちたイタリアのダークファンタジー映画『ほんとうのピノッキオ』より、新たな場面写真が到着した。今回新たに公開された場面写真では、『ピノッキオ』(’02)にて監督兼ピノッキオ役で出演したロベルト・ベニーニ扮するジェペットが、1本の丸太からピノッキオを生み出す過程が写し出されている。さらに、命が吹き込まれたピノッキオの姿も。ディズニーアニメでは、すでに人形として完成され、星の女神がジェペットの願いを叶えるべく命を吹き込むが、本作ではジェペットが自らピノッキオを誕生させる。そんなピノッキオが、「パパ」と呼び動き出すシーンは必見。100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学「ピノッキオの冒険」。ウォルト・ディズニーのアニメーション映画をはじめ、これまで数々の映像化作品を生み出してきた。“嘘をつくと鼻が伸びる”というエピソードが真っ先に思いつくが、この名著の主人公の実像、無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす“悪童”だということを知る人は少ないだろう。映画では、丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を原点に回帰して、斬新にビジュアライズし、旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出している。多くの人が知っているパブリックイメージを大きく覆すことになる本作。マッテオ・ガローネ監督は「久しぶりに原作を読んでみた。自分がよく知っている物語だと思い込んでいたけど、驚いたことにまったく知らないストーリーで、覚えていないエピソードもかなりあった。この本を映画化するなら、観客が驚くような方法を見つける必要がある。この物語を知っていると思い込んでいるからね。だから私にとって皆を驚かせる最良の方法は、原作に立ち返ることだった」と語っている。『ほんとうのピノッキオ』は11月5日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ほんとうのピノッキオ 2021年11月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開copyright 2019 ©ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS
2021年09月29日世界的ラッパーであるジェイ・Zがプロデューサーをつとめた西部劇『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』が11月3日(水)よりNetflixにて独占配信される。この度、予告編とキービジュアルが解禁された。自分の縄張りで暴れる者には情け容赦なく銃を抜く荒くれ者のナット・ラヴ(ジョナサン・メジャース)は、20年前に両親を殺害した憎き仇であり、街の平穏を脅かす悪党たちの親玉であるルーファス・バック(イドリス・エルバ)が間もなく釈放されることを知る。ルーファスを見つけ出し復讐を果たそうとするナットだが、街に戻ったルーファスが従えるのは“裏切り者”の異名を持つトルーディス・スミス(レジーナ・キング)をはじめとする、荒野では負け知らずのつわものたち。強大な敵へ立ち向かうために、ナットはかつてのギャング仲間たちに声をかけ、元恋人のメアリー(ザジー・ビーツ)と、ナットの腹心である短気な男ビル、そして早撃ち自慢のお調子者ジムが集う。クセ者ぞろいの仲間たちは少し頼りなさげだが、ルーファスの悪行に終止符を打つための士気は十分。そして迎えた運命の日。お互いに向けて放たれた銃弾に倒れるのはナットか、それともルーファスか?荒野の決闘の場にて復讐は果たされるのか?グラミー賞への最多ノミネート記録を持ち、ラッパーとしてヒップホップ界の頂点に君臨するジェイ・Zがプロデューサーとなり、監督のジェームズ・サミュエルと共にオリジナルサウンドも手掛ける本作。荒野の西部に生きる荒くれ者たちの復讐劇を熱くて軽快なラップとビートに乗せて描き、これまでにないスタイルの西部劇を作り上げた。解禁となった予告編では、古き良き往年の西部劇らしさはそのままに、ノリのよいリズムが刻まれる軽快な音楽に乗せて、荒くれ者たちの命を賭けた決闘が痛快なテンポで映し出されていく。トルーディスの手荒な手引きによって、銃弾が飛び交うさなかを堂々と通り抜け、世に解き放たれるルーファス。さらに巨大で凶悪な仇を迎え撃つナットと仲間たちが撃ち鳴らす銃弾のリズムに合わせるように場面は切り変わり、荒くれ者たちの命を懸けた決闘とドラマに期待が高まる映像となっている。出演は『ザ・ファイブ・ブラッズ』の演技が高く評価され、「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」で第73回エミー賞主演男優賞にノミネートと、注目が集まっているジョナサン・メジャース、「刑事ジョン・ルーサー」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞し、多数の作品に出演するイドリス・エルバ、『ビール・ストリートの恋人たち』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したレジーナ・キング、『デッドプール2』『ジョーカー』のザジー・ビーツ、『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたキース・スタンフィールドをはじめとする実力派が名を連ねている。西部劇の新たな歴史の幕開けを告げる作品として今年の賞レースでも注目されており、日本でも10月より一部劇場にて公開も予定されている。『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野』は11月3日(水)よりNetflixにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月29日デンマーク・アカデミー賞で9部門にノミネートされ、メイクアップ賞と児童青少年映画賞を受賞した『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』から、日本版予告編が到着した。本作は、俳優として活動したのち、数多くの短編映画を発表してきたマルー・ライマン監督の初長編作。トランスジェンダーをカミングアウトする当事者ではなく、その娘である少女の視点で全編が語られる。90年代末を背景にした、11歳の時に父親が性別移行した経験を持つライマン監督の自伝的な家族の物語となっている。この度解禁された日本版予告編は、愛のつまった懐かしいホームビデオの映像からスタートし、誰が見ても幸せそうで仲睦まじい家族の様子が伺える。しかしある日、家族全員が揃った食事時に娘たちは両親から離婚すると告げられ、エマと姉のカロリーネは一瞬にして凍りついたように固まってしまう。離婚の理由は“パパが女性として生きていきたいから”だった。パパの気持ちが全く理解できないエマ。後日設けられた家族カウンセリングでは、顔をマフラーでぐるぐる巻きにして対面を拒絶する姿が描かれ、これからは「アウネーテと呼んでほしい」と言うパパを受け入れることができない。「パパなんか死んじゃえばいい」と、感情のままにひどい言葉をぶつけてしまうエマ。幾多の葛藤の果てに気づいたエマの本当の気持ちに迫っていく。『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』は12月24日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パーフェクト・ノーマル・ファミリー 2021年12月24日より新宿シネマカリテほか全国にて公開© 2019 NORDISK FILM PRODUCTION A/S
2021年09月29日トッド・ヘインズ監督とマーク・ラファロ、アン・ハサウェイら実力派キャストの豪華タッグで贈る『DARK WATERS(原題)』が、邦題『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』として、日本公開されることが決定。併せてポスタービジュアルが解禁となった。1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットのもとに、思いがけない調査依頼が舞い込む。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントが、大手化学メーカー・デュポン社の工場廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポン社は発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたことが分かったのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった…。マーク・ラファロ本作製作のきっかけは、2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載されたある記事だった。そこには、米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られていた。そしてこの驚くべき記事は、マーベル・シネマティック・ユニバースのブルース・バナー/ハルク役で絶大な人気を博した実力派俳優マーク・ラファロの心を動かし、環境活動家でもあるラファロは、プロデューサーも兼任してこの実話の映画化に向けて動き出した。ラファロは実際のロブ・ビロット本人への取材を行うなど入念な役作りをこなし、静かな迫力をみなぎらせた渾身の演技を披露。ロブをスーパーヒーローでも聖人でもない生身の人間として体現し、観る者の深い共感を呼び起こす。共演には『レ・ミゼラブル』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアン・ハサウェイがロブの最大の理解者である妻サラに扮し、『ミスティック・リバー』で同じくアカデミー賞助演男優賞を受賞したティム・ロビンスがロブの威厳ある上司タープを演じる。さらに『インデペンデンス・デイ』『ロスト・ハイウェイ』のビル・プルマンが、ロブの弁護団に加わるベテラン弁護士役で出演する。アン・ハサウェイそしてラファロからの直々のオファーを快諾し、本作の監督を務めたのはトッド・ヘインズ。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『ベルベット・ゴールドマイン』『キャロル』『ワンダーストラック』、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『エデンより彼方に』などで知られる鬼才が、実話に基づく社会派リーガル・ドラマという新境地に挑み、卓越した語り口で観る者を魅了する。また、併せてポスタービジュアルも解禁。ラファロ演じる主人公ロブが真っ暗な部屋で一つの明かりを灯し、膨大な資料を読み漁っている姿が切り取られている。さらに「真実に光をあてるために どれだけのもの失う覚悟があるのか―」と添えられたコピーにより、無謀とも思える巨大企業との闘いに挑んだロブの苦難と葛藤が垣間見えるビジュアルとなっている。『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』は12月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年09月29日アクションゲームを原作にした『モータルコンバット』で、超重要キャラクター・スコーピオンを演じた真田広之と、地球上の戦士たちの指南役・ライデンを演じた浅野忠信のインタビューが到着した。真田広之「巡り巡って忍者の役がまた来た」――『モータルコンバット』というゲームのことや、演じられたハサシ・ハンゾウとスコーピオンというキャラクターについてはご存じでしたか。真田知識として知っていましたが、自分でプレイしたことはなかったので、オファーを戴いてから研究しました。調べ始めてからとても有名で人気のあるキャラクターなんだということを知りました。自分は過去に忍者の役を結構やっていましたから、巡り巡って忍者の役がまた来たという驚きがありました。――どのように演じられようと思われましたか。真田ハンゾウは元々日本人という役じゃないですか。それを日本人が演じるのであれば、日本らしさをちゃんと出さなければいけないと思いました。セットデザインから衣装小道具に至るまで、自分がやるからにはこうありたいという思いがあって、小道具や衣装の方々とセッションを重ねて、なるべくオーセンティックな日本ものにしていきたいというところから始めました。スコーピオンに関しては、ゲームのイメージと日本らしさの融合を図らなくてはいけないということが、まず頭に浮かびました。――冒頭でハンゾウとして見せるアクションシーンで留意されたことはありますか。真田振り付けの段階から関わらせていただいたのですが、あそこは感情的なものが大事だと考えました。家族を殺されてすぐ後の戦いなので、ハンゾウが何のために戦っているかを観客が実感できるシーンにしたいと考え、監督やアクションコーディネーターと一緒になって作っていきました。――アクションシーンを演じるにあたって事前にトレーニングなどはされたのですか。真田日頃からやっている基礎的なものに加え、持久力を付けるために普段より少し長く走ったりしましたが、特に前もって準備はしていません。昔取った杵柄ですね。――ハンゾウとスコーピオンとではどのように演じ分けようと思われましたか。真田ハンゾウの時には忍者の統領らしく、そして家族を大事にする男という時代劇に登場するキャラクターを演じていきました。家族とともに自分も殺され恨みをもって地獄に落ち、スコーピオンとして帰ってきた時に同じ思いを引きずりながらも、見え方が違うようにしようと考えました。ハンゾウとスコーピオンとでは、戦い方も使う武器も違ってきます。映画全体を貫く存在でありながらも、それぞれの違いを感じられるようにしました。――もちろんスコーピオンもご自身で演じられたのですよね。真田はい。動きそのものがやはり違いが出てしまうので、殺陣に関しては自分でやりました。スコーピオンの衣装は結構重いので、地面での立ち回りは良いんですが、ジャンプしたり転がったりはかなり負担がありました。それでも向こうは容赦なく何テイクも撮りますから、暇さえあればストレッチをして撮影に臨みました。――スコーピオンが繰り出す「Get over here!」のセリフで撮影現場が湧いたそうですが。真田ゲームの中でも幾つかある有名なセリフの1つだそうで、セットでのリハーサルで1回目に言った時、スタッフやキャストの皆さんが大喜びしたんです。この時を待っていたという感じで拍手が起こりました。そんなに大事なセリフだったのかと気づかされました。やりがいという意味でも楽しかったですし、このリアクションを劇場で得られればいいなという思いで演じました。――ライデンを演じた浅野忠信さんについてはいかがですか。真田ライデンという役の意味合いを背負い、存在感を見せながらしっかりとストーリーテリングをしていく大事な役として、責任を果たしていたと思います。浅野さんとは同じ場面での出演はなかったのですが、現場で一緒になった時は互いのモニターを見に行ったり、待ち時間に雑談をしたりしていました。浅野忠信、ライデンは「いつ何をするか分からない力を感じさせる」――ライデン役は指名だったそうですね。浅野嬉しかったですね。僕はゲームをプレイしていなかったので、ライデンというキャラクターについて色々と調べました。そうしたら『モータルコンバット』の中でライデンがとても重要なキャラクターで、世界中に熱狂的なファンがいると分かりました。脚本を読んだら作中でとても重要な役でしたし、雷を使って戦ったり常に目が光っていたりしていてとてもワクワクしました。――ライデンは人間界の守護神で威厳が求められる役でした。浅野ライデンがストーリーの中で喋る重要なセリフを毎日練習する中で、ライデンという役が自分の中にしみこんでいった感じでした。威厳は絶対にありますが、それはズシンと重たいものというよりは、煮えたぎる何かを持っているといったものだと思いました。ただ落ち着いているのではなく、いつ何をするか分からないという力を感じさせる意味での威厳を、発揮できたのではないでしょうか。――ライデンは格闘こそしませんが杖を振るう仕草などで力強さを見せてくれました。浅野杖を打つシーンは全身でやりましたね。リハーサルの時から思いきりやって、そこまでやらなくても良いと言われたくらいです。杖はしっかり作ってもらったので演技にも勢いが出ました。格闘については、僕の中では絶対にパート2が来ると思っているので、皆さんの力を借りてヒットさせてくれれば、次はライデンが暴れ回るところを見せられると思います。――共演の真田広之さんとは役作りについて何か話されましたか。浅野真田さんとは撮影でご一緒することはなかったんですが、現場で話したり食事にいったりする時間を作れました。真田さんが演じられたスコーピオンはとても重要な役でした。その真田さんを通じてライデンとスコーピオンの関係性が見えてきました。――『モータルコンバット』にはアジアから大勢の俳優が出演しています。浅野さんご自身を含めこうしたアジアの役者たちが世界で活躍していることに感慨はありますか。浅野僕はハリウッドでアジア人が主役となるような映画が作られる時代が絶対に来ると思ってやってきました。『モータルコンバット』でそういったものの一員になれたことを誇りに思いますし、そこまで努力してきたことを発揮できたのではないかとかと思います。――日本の俳優が世界で活躍するためには何が必要ですか?浅野日本で普通に義務教育を受けていると、言うことは聞いてなるべくはみ出さないようになることが染みついてしまって、それが俳優としては邪魔になることがあるのかもしれません。どんどんと世界に出て行って、今まで日本でやってきたことにも疑問を持って違うアプローチをして良いんだということを、考えて欲しいと思いますね。日本人だから日本で仕事をするというのではなく、どこでも仕事はできるしどこでも友達はできるし力を発揮できる。そう思っている若い人たちはきっと大丈夫です。僕と同世代かもう少し下の世代でそういう意識を持っていない人も、すべて忘れて自分が活躍できる場所を広げていった方が良いと思います。――作品を観る人にメッセージをお願いします。浅野アジアの俳優たちが集中して、すべての力を出し切って挑んだ作品です。真田さんや僕も含めた日本の俳優も良い役を戴いて力強く演じさせていただきました。そこを観て欲しいですね。ゲームのファンにも楽しめる作品になっていますし、ゲームをプレイしたことがない人でも、エンターテインメント作品を観たい、アクションを観たいという人に向けて面白い作品になっていると思います。『モータルコンバット』はダウンロード先行販売中、デジタルレンタル中、10月20日(水)ブルーレイ・DVDセル&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モータルコンバット 2021年6月18日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月29日ドリームワークス・アニメーション史上日本歴代No.1に輝く『ボス・ベイビー』待望の続編となる、『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』の新キャラクター、ボス・レディ役の日本語吹き替えに多部未華子が決定。併せて、予告編が解禁された。続編の舞台は、前作の25年後の世界。今回解禁された予告編は、すっかり大人になったボス・ベイビー(ムロツヨシ)とティム(宮野真守)の元に、「悪の天才博士が世界征服を企んでいる」という情報をキャッチしたベイビー社から、ティムの次女ティナが「ボス・レディ」として派遣されるところから始まる。「新たな任務を伝えに来たわ」と、疎遠だった2人をスーパーミルクで赤ちゃん返りさせ、お馴染みの兄弟2人組として潜入捜査に向かわせるボス・レディ。彼女は、古典的なボス・ベイビーとは違い、仕事とプライベートの両立を大切にするイマドキなボス。愛らしい赤ちゃんの見た目からは想像できない、活発で型に捕らわれず、バリバリ仕事をこなすキャラクターで、今作の鍵を握る重要な役どころになっていることが分かる。すでに収録を終えた多部さんは「とても可愛い作品に参加することができて嬉しいです。ボス・レディのティナは愛嬌たっぷりで明るく元気なかっこいいボスなので、声を合わせるのがとても難しかったです。初参加ということもあり緊張しましたが、たくさんの方に“楽しかった”と言っていただけるように頑張りました。映画館で観ていただけたら嬉しいです」とコメント。そんな多部さんについて、ドリーム・ワークスの製作者側からは、早口でたたみかけるような台詞回しの中に、成熟したボス・レディならではのキャラクターを入れ込む必要のある非常に難しい吹き替えにも関わらず、修正すべきポイントがない素晴らしい出来上がりで、期待以上に深みのあるキャラクターにしてもらうことができた、と絶賛の声が寄せられている。『ボス・ベイビーファミリー・ミッション』は12月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ボス・ベイビーファミリー・ミッション 2021年冬、全国にて公開©2020 DreamWorks Animation LLC. All Rights Reserved.
2021年09月29日スティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド・ストーリー』より、華やかなダンスシーンを中心とした躍動感たっぷりの新映像が公開された。映像は、ダンスホールでの情熱的なダンスシーンから幕を開け、運命的な出会いを果たしたトニーとマリアが、周囲の反対をよそに惹かれ合っていき、非常階段で手を取り合う様子も。そして、終盤でアニータやベルナルドを中心とした<シャークス>のメンバーたちが、ウエスト・サイドの街へと飛び出し、エネルギッシュに踊るミュージカルシーンは特に必見。巨匠スピルバーグ監督の手腕が光る、圧巻の映像だ。スピルバーグ監督の手腕光る!「America」編レナード・バーンスタイン(作曲)とスティーブン・ソンドハイム(作詞)の最強タッグが手掛けた名曲の数々が注目の『ウエスト・サイド・ストーリー』。クラシック音楽に囲まれて育ったスピルバーグ監督も、「“ウエスト・サイド・ストーリー”は、うちのファミリーが初めて許したポピュラー音楽だった。私は虜になったよ」と明かしている。これまで、「Somewhere」、「Tonight」が公開されたが、今回の新映像では、雰囲気が一変し、アップテンポなダンスナンバー「Mambo」と「America」が初公開。新生「America」は、<シャークス>のメンバーが異なる場所で育った人々が集う地“アメリカ”を褒めたたえる楽曲。“異なる立場の者は、手を取り合うことができるのか?”というテーマの本作の華やかな一面を歌い上げている。『ウエスト・サイド・ストーリー』は12月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウエスト・サイド・ストーリー 2021年12月10日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月29日『ハロウィン』の続編で40年後を描いた『ハロウィン KILLS』より、“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズのマスクが剥がされる衝撃展開満載の最終予告映像が到着した。「助けてはダメ!!」という、ジェイミー・リー・カーティス演じる主人公のローリーの悲痛な叫びで幕を開ける本映像。燃え盛る炎で葬り去ったはずが、生還してしまったマイケルが、再びハドンフィールドの街で凶行に及ぶ今作。映像では、ローリーの過去の姿がフラッシュバックし、当時の惨劇を経験した住人たちの過去と現在の姿も映し出される。そして、『ハロウィン』ではまだ子どもだったリンジー・ウォレス(カイル・リチャーズ)、最初に襲われた看護師マリオン・チェンバース(ナンシー・スティーヴンス)らが、40年ぶりに再登場することが明らかに。さらに、マイケルがかつて自分が生まれ育った家に向かっていることが判明。ついに、マイケルのマスクが剥がされようとする、衝撃の一幕もラストに登場している。『ハロウィン KILLS』衝撃展開の最終予告『ハロウィン KILLS』は10月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィンKILLS 2021年10月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©UNIVERSAL STUDIOS
2021年09月28日ベネディクト・カンバーバッチが主演、米ソ冷戦下で“スパイ”にスカウトされた英国人を演じる『クーリエ:最高機密の運び屋』。この度、カンバーバッチが劣悪な収容所に投獄された主人公の精神的・肉体的疲弊をリアルに再現するべく、体重を10キロ減量させて挑んだ本編映像が解禁された。今回解禁された本編映像は、スパイ容疑をかけられ、冷戦下ソ連の劣悪な収容所に半年もの間、監禁されているグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)が愛妻シーラ(ジェシー・バックリー)と念願の面会を果たすシーン。肉体的にも精神的にも虐待され、残飯にも劣る食事しか口にできない日々を経たウィン。「大酒飲みで体の緩んだ中年男」と言われていた、かつての敏腕セールスマン時代の面影はゼロ。収容所で過ごした期間がいかに地獄の時間であったのかが一目瞭然となるショッキングなシーンだ。収容所の場面はシーン数としてはそこまで多くないが、カンバーバッチはリアリティを追求するために頭を丸刈りにし、約10キロにも及ぶ体重の減量を実行した。しかも本作の撮影後、マーベル映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』(原題/2022年公開予定)に参加する必要があり、すぐに通常の体型に戻さなければならなかったという。ここまで自らを追い込んだ理由についてカンバーバッチは「映画ではたった数シーンにしかならないのにと思うでしょうが、当時のグレヴィル・ウィン氏の写真を見ると、彼が人生のはるかに長い期間、耐え忍んできた真実を尊重する以外に選択肢はないと思ったんです」と、史実をベースにした作品ならではの使命感を口にする。減量方法については「すべてが健康的な方法で行われました。萎縮や無気力ではなく、すべてを削ぎ落として体を筋肉で縮めようとしました」と適切なプロセスを経てのダイエットとなったようだが、「筋肉を削らなければならない状態の時もあり、それはとても嫌な経験でした。意識が混濁し、脱水症状を起こし、常に空腹を感じる。感情的にも肉体的にも非常に傷つきやすくなる」と地獄も味わったよう。カンバーバッチは「10キロの減量へと至るすべてのプロセスが、収容所での日々を何年も何カ月も耐えてきたであろうグレヴィル・ウィンのキャラクター作りにおいて非常に役立ちました」と、確信を込めて語っている。『クーリエ:最高機密の運び屋』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クーリエ:最高機密の運び屋 2021年9月23日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年09月28日アカデミー賞・グラミー賞W受賞のジェニファー・ハドソンがソウルの女王アレサ・フランクリンを演じる音楽エンターテインメント大作『リスペクト』より、予告映像が解禁された。今回解禁された予告映像は、10歳にして天才的な歌声を持つ主人公アレサに、父親(フォレスト・ウィテカー)が「お前は天才歌手になる」と期待をこめた言葉をかける場面から始まる。アレサの才能は周囲の大人たちにも知れ渡り、彼女には明るい未来が待っていると思われた。しかし、成長したアレサを待ち受けていたのは、ヒット曲に恵まれない日々や、信頼していた父からの激しい束縛、そして愛する夫からの心無い扱いだった。自由を奪われ自分を見失いつつあったアレサに、彼女が尊敬して止まない歌手ダイアナ・ワシントンが「あんたの歌を見つけなさい」と声をかける。自分自身の声に耳を傾け、初めて自分自身の想いを歌い始めたアレサは、自分を抑えつけるものに立ち向かうことを決意。映像の中盤、「私には、歌いたいことがある」と力強く訴えるアレサの姿に、もう恐れはない。“リスペクト”を取り戻し、誰もがもっと自分らしくという“心の叫び”を解放した彼女の歌声は、同じく不当な扱いを受けている世界中の人々の心を震わせていく。さらに、ジェニファーが歌う「シンク」や「リスペクト」、「ナチュラル・ウーマン」といったアレサの名曲たちにも注目。アレサ・フランクリン直々にオファーを受けたジェニファーは、自分自身の声とアレサの声の比較。また、年代ごとのアレサの声を研究し、少しでも憧れのアレサに近づけるよう徹底した役作りを行った。そんなジェニファーのソウルフルな歌声を、本編では余すことなく堪能できる。『リスペクト』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスペクト 2021年11月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年09月28日ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の日本公開日が、ついに2022年1月28日(金)に決定し、予告映像が到着。さらに10月30日(土)~11月8日(月)の10日間で開催される第34回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に出品されることも決定した。『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したウェス・アンダーソン監督の記念すべき第10作目を飾る最新作の舞台は、20世紀フランスの架空の街にある「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集部。ひと癖もふた癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食に至るまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得している。ところが、編集長が仕事中に急死、遺言によって廃刊が決まってしまう。果たして、何が飛び出すか分からない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とは――?解禁された予告映像は、ナレーターの「始まりは休日だった」という言葉に始まり、“フレンチ・ディスパッチ誌”がどのようにして誕生したのかが説明される場面からスタート。ビル・マーレイ演じるアーサー・ハウイッツァー・Jrが編集長を務める「フレンチ・ディスパッチ」誌は、オーウェン・ウィルソン演じる向こうみずな自転車レポーターのサゼラック、ティルダ・スウィントン演じる批評家であり編年史家のベレンセン、フランシス・マクドーマンド演じる孤高のエッセイストのクレメンツ、ジェフリー・ライト演じる博識家のローバック・ライトといった、アーサーが誇る当代一の海外ジャーナリストたちが勢揃い。そんな彼らがアーサーの不幸をきっかけに、「自転車レポーター」「確固たる名作」「宣言書の改定」「警察所長の食事室」と名付けられた思い出のスクープの数々をふり返っていく。各ストーリーではベニチオ・デル・トロ、レア・セドゥ、ティモシー・シャラメ、シアーシャ・ローナンといった豪華キャスト陣がユーモアに溢れた個性的なキャラクターに扮する姿も確認でき、観る者をワクワクさせる。まったく趣向の異なる4本の物語と錚々たるキャスト陣を、アンダーソン監督がどのようにまとめ上げるのか期待が膨らむ予告編となっている。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年、全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年09月28日園子温ハリウッド監督デビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』より、主演のニコラス・ケイジとヒロインのソフィア・ブテラのメイキング写真が公開された。本作は、架空未来都市サムライタウンを舞台に繰り広げられる、痛快エンターテインメント。今回到着したメイキング写真では、園監督の世界観を表現すべく、悪名高き銀行強盗ヒーロー役のニコラス、ヒロイン役のソフィアが、それぞれゴーストランドでの演技について、園監督と入念に打ち合わせする姿が収められている。また、アクションが見どころとなるサムライタウンでの動きについて、2人が園監督に相談している場面や、クランクアップ時のスリーショットも併せて到着した。『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』は10月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:プリズナーズ・オブ・ゴーストランド 2021年10月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2021 POGL SALES AND COLLECTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年09月27日リドリー・スコット監督の最新作となる、実話ミステリー『最後の決闘裁判』から、中世フランスの甲冑を纏ったマット・デイモン&アダム・ドライバー、そしてジョディ・カマー、ベン・アフレックと主要キャラクター4名が並ぶキャラクター・ポスターが解禁された。史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫(マット・デイモン)、訴えられた容疑者(アダム・ドライバー)の登場人物3人の視点で描かれ、日本が誇る黒澤明監督の『羅生門』から影響を受けたマット、ベンの脚本が話題となっている本作。1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”は、600年以上経った現在もなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している世紀を越えたスキャンダルといわれている。この度解禁となったのは、生死を賭けた“決闘裁判”にいざ挑もうとする直前の緊迫した雰囲気を切り取ったビジュアル。左から、数々の戦地で生き抜いてきたことを物語る右頬の傷跡が生々しいカルージュ(マット)。もしも夫が負ければ自身も偽証の罪で火あぶりの刑を受ける身の上であるマルグリット(ジョディ)。かつては旧友の仲であった相手を見据え、兜から眼光の鋭さをのぞかせるル・グリ(アダム)。裁判の行く末を見守るピエール伯(ベン)。それぞれ異なる立場の異なる思惑を抱いたコピーも添えられている。このシーンに対し、スコット監督は「あれは6日間かかったかな。そのくらいかけて詳細な暴力を描いたわけです。それがとても大事だったから」と、製作秘話も明かしている。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月27日マッツ・ミケルセン×アナス・トマス・イェンセンの北欧最強タッグが贈るリベンジ・アクション・エンターテインメント『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より、バイオレンスなシーン満載の予告編が解禁となった。『ファンタスティック・ビースト』『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作への出演も決定し、ハリウッドの第一線で活躍する国際派俳優のマッツ・ミケルセンが、本作で5度目のタッグを組む盟友アナス・トマス・イェンセン監督の下、復讐の炎を燃やす軍人に扮し、ハードなアクションや重厚な演技を披露している本作。この度解禁されたのは、電車での爆発事故で妻を亡くしたマッツ・ミケルセン演じるマックスが復讐の鬼と化して暴れまくる過激なシーン満載の予告映像。軍隊を抜け家に帰ったマックスは妻の死を愛娘と悲しむも、ギャングが絡んでいると知らされて展開はまさにバイオレンス一色に。ギャング集団のリーダーの弟を突き止め対峙すると、いとも簡単に首をボキッとひとひねり。至近距離でも容赦なく銃をぶっ放し、大暴れする。あまりに凶暴なマックスにおののいた数学者のオットーは「復讐なんて意味がない」と諭そうとするが、逆に顔面に強烈な一発をお見舞いされてしまうのだった。そんな強面マッツのアクションはもちろん、軍人マックスとは正反対に大人しい理数系の3人との笑いを誘うコミカルな掛け合いも見どころ。列車事故で妻を失った軍人。事故は仕組まれたものだと主張する数学者とその仲間たち。傷ついた魂が交錯し、予測不可能な復讐劇が幕を開ける。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たして…?マッツ・ミケルセン史上1番凶暴な姿を見せてくれている本作に期待が膨らむ予告編となっている。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は2022年1月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2021年09月27日『ブリジット・ジョーンズの日記』製作陣が手掛けた青春エンパワーメントムービー『ビルド・ア・ガール』。その主演を務めたのは、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』でゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門で主演女優賞ノミネートも果たしたビーニー・フェルドスタインだ。彼女への厚い信頼を、プロデューサーや監督らが語った。ビーニーが演じたのは、パワフルでキュートな辛口音楽ライター、ドリー・ワイルドとしての顔を持つ高校生ジョアンナ。重要な主演のキャスティングについて、プロデューサーのアリソン・オーウェンは「主演を務められるのはビーニーだけ」と太鼓判。さらに監督も一目惚れしたそうで、ユーモアに溢れながらも内面の葛藤と向き合う少女ジョアンナを演じられるのは彼女しかいないと、製作陣が満場一致で彼女を指名したという。『ブリジット・ジョーンズの日記』など大ヒット作品を手掛けてきたプロデューサーを筆頭に、メインスタッフを全て女性で構成した本作。彼女のキャスティングの経緯について、アリソンは「ジョアンナが映画そのものと言えるから、キャスティングが最重要でした。演技力とカリスマ性のある女優を探しているときにビーニーに出会い、彼女以外に適役はいないと思えました」と語り、さらに監督のコーキー・ギェドロイツも「『レディ・バード』で親友役を演じていたビーニーに釘付けでした。どうしても彼女を主演にしたかったから、すぐに連絡を取りました」と話す。また、原作はイギリスの作家・コラムニスト、キャトリン・モランの半生をベースにした半分実話の物語となっており、キャトリンは、「ビーニーがジョアンナを演じる姿がすぐに想像できました。必ず彼女が演じるべきだと感じたのです」と、自身の少女時代を演じるともいえるビーニーに絶対的信頼を寄せていることを語る。ジョアンナは、あふれる表現欲求や持てあましていた自己実現を昇華させ、真っ赤な髪と奇抜な衣装が特徴的な人気音楽ライター“ドリー・ワイルド”へと大変身する。ビーニー自身は「文章を書くのが大好きなところや、時には周りが見えず暴走してしまうジョアンナは私と瓜二つ。だから役が自然と体に入ってきました。大人になろうともがく彼女の葛藤には私も深く共感しました」と、共通点の多い彼女だからこそ、挫折や失敗を経験しながらも自分を見つめ直し、未来へ突き進むようなジョアンナの心の成長も自然と演じられたことを打ち明ける。ビーニーなくしては、本作は実現し得なかったともいえるのだ。『ビルド・ア・ガール』は10月22日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビルド・ア・ガール 2021年10月22日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC,CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, 2019
2021年09月27日史上最高額510億円で落札されたレオナルド・ダ・ヴィンチによる「男性版モナ・リザ」といわれる名画(!?)を巡るミステリー・ノンフィクションムービー『The Savior For Sale』(原題)が、邦題『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』として日本公開決定。予告映像、ポスターが解禁された。レオナルド・ダ・ヴィンチには“消えた絵”があり、それには救世主が描かれているという一説があった。ある競売会社のカタログに掲載された絵を見て、もしかしたらと閃いた美術商が13万円で落札する。彼らはロンドンのナショナル・ギャラリーに接触、専門家の鑑定を得たギャラリーは、ダ・ヴィンチの作品として展示した。2017年、ダ・ヴィンチの最後の傑作とされる「サルバトール・ムンディ」=通称「男性版モナ・リザ」とされる1枚の絵が、オークションで史上最高額となる510億円で落札された。“購入者は誰なのか、これによって本当にダ・ヴィンチ作品だと証明されたのか?”本作では、世界中の人々の関心を集め、いまなお謎が深まるばかりのこの名画にまつわる疑問を鋭く紐解き、知られざるアート界のからくり、闇の金銭取引の実態をまでも生々しく暴いていく。予告編では、100年以上も行方不明だったこの名画が、由緒あるオークションハウス“クリスティーズ”で、史上最高額の510億円という驚きの価格で落札されるシーンから始まる。その後、“2本の親指”や“奇妙な修復の跡”など、あらゆる美術鑑定によって次々と明らかになる不可解な謎、そして華やかなオークションの裏で仕組まれていた強欲なクセものたちによる策略。果たして、この絵は本物か、それとも偽物か?「美術界最大の謎解きです」「あの絵の購入者は誰か?」まさかの一般家庭から発見、最初13万円という激安で売られていたこの絵画が、やがて世界を巻き込んだ大騒動へと繋がっていく。絵画を投資目的とする大財閥やそこから手数料をぼったくろうとする仲介人、大衆を利用して絵の価値を釣り上げていくマーケティングマンと、利用されたというレオナルド・ディカプリオ、アートを利用して覇権を手に入れたいサウジアラビアの皇太子――「多くのいかがわしい奴らが、この絵を狙って何か企んでいる」その言葉通り、あらゆる世界の人々がこの絵をめぐる因縁の人物として登場!しかしこの狂乱ともいえる落札の後、この絵画は世間から忽然と姿を消してしまう――。誰が、どうやって、この絵を13万円から510億円に生まれ変わらせたのか?この史上最高額の取引の裏に隠れていた驚きの真実を容赦なく暴き出す爽快な予告となっている。また、ポスターは本作の主役ともいえる“サルバトール・ムンディ”を前面に推し出したもの。男性版モナ・リザとも言われるほど静かで美しい微笑が印象的な絵画だが、そのモデルといわれるイエス・キリストが手に握るのは、まさかの札束!?まるで絵を引きちぎるように延びた複数の人間の手が、欲にまみれる人間の滑稽さを際だたせ、印象づけるようなビジュアルとなっている。『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は11月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダ・ヴィンチは誰に微笑む 2021年11月26日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2021 Zadig Productions (c) Zadig Productions - FTV
2021年09月27日前作『007 スペクター』から6年の時を経て公開される『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。この度、本作でボンドに協力する2人の新・女性エージェントを演じたラシャーナ・リンチとアナ・デ・アルマスのインタビュー映像が収められた特別映像が解禁された。2年前から00(ダブルオー)のコードネームを持つ女性エージェント・ノーミを演じたラシャーナ・リンチは、「ノーミは腕が立つ少し生意気だけど」と語り、本映像内でもボンドに対して「邪魔をしたら ただじゃおかない」と強気な発言をし、圧倒的存在感を放つ。また、ボンドの旧友であり、CIA出身のフェリックス・ライターから「サンティアゴで女と会ってくれ」と紹介されたキューバのエージェント・パロマを演じるのはアナ・デ・アルマス。「アクションシーンが多かった」と語るように、本編ではラシャーナとアナは激しいガンアクションや飛び蹴りなどタフなアクションを見せつけている。実際に彼女たちは軍事トレーニングを受けたそうで、アナは「いかに説得力を持たせるかに力を注いだ」と言い、ラシャーナは「最新作は時代の変化がわかる女性はあらゆる意味で強く 最高にカッコいい」と力を込めて語っている。本作では、ラストとなる“ダニエルボンド”だけでなく、ラシャーナとアナら強い女性エージェントたちの華麗なアクションからも目が離せない。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2021年09月27日誰もが思い浮かべる“嘘をつくと鼻が伸びる”エピソードだけではない、“本当の”姿を描く『ほんとうのピノッキオ』。丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を、鬼才マッテオ・ガローネが映画化。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出した。知っているようで実は知らない童話で描かれる本当の姿、そして童話から派生した新たな物語の形。世界中で愛されてきた童話から、そんなスパイスが利いた映画化作品を集めてみた。ようこそ、美しくも残酷なダークファンタジーの森へ『ほんとうのピノッキオ』11月5日(金)より公開1883年に出版されたイタリアの作家カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」は、100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学。その主人公は無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だった!?貧しい木工職人のジェペット爺さんが丸太から作った人形が、命を吹き込まれたようにしゃべり始めた。ピノッキオと名付けられたやんちゃな人形は、ジェペットのもとを飛び出して、森の奥深くへと誘われる。道中、ターコイズ・ブルーの髪を持つ心優しき妖精の言いつけにも、おしゃべりコオロギの忠告にも耳を貸さない。なおも命からがらの冒険を繰り広げるピノッキオは、はたして「人間の子どもになりたい」という願いを叶えられるのだろうか…。おとぎの国で、バトルが始まる――『白雪姫と鏡の女王』(2011)父を亡くし意地悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)に国を牛耳られていた白雪姫(リリー・コリンズ)は、舞踏会で出会った王子と恋に落ちるが、財産目当てに王子との結婚を狙っていた女王は白雪姫を森に追放、惚れ薬で王子を強引にモノにしてしまう。白雪姫は、森で出会ったギャングや7人の小人たちの助けを借り、あくどい女王を打倒するため立ち上がる――。故・石岡瑛子による、絢爛豪華な衣装にも注目。2人の間で揺れる恋をした、大人になった赤ずきん『赤ずきん』(2011)赤ずきんことヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は木こりのピーターと愛し合っていたが、ヘンリーとの婚約を親が勝手に決めてしまう。ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、魔物ハンターのソロモン神父は人オオカミのしわざだと宣告するが…。『トワイライト初恋』のキャサリン・ハードウィック監督がメガホンをとり、製作にはレオナルド・ディカプリオが名を連ねた。野獣の秘密、ベルのあやまち――『美女と野獣』(2014)ディズニーアニメ版でも広く知られるファンタジードラマの名作を、1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版を基に物語が生まれた場所、フランスで実写映画化。バラを盗んだ父の罪を背負い、野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベル(レア・セドゥ)。しかし、城の主の野獣(ヴァンサン・カッセル)は毎夜ディナーを共にすること以外、何も強要してこない。やがてベルは野獣の恐ろしい姿の下にある、もうひとつの姿に気づきはじめ、野獣が犯した罪や城で過去に起こった出来事の真実が解き明かされていく。ボクを残して、君は大人になる『ピーター・パン』(2003)本国イギリスでの舞台初演以来100周年を記念し、原作に忠実に実写映像化。小説家を夢見る少女、ウェンディーは本当の恋も知らない13歳の女の子。でも、周囲の大人たちはそろそろレディになるための教育を始める頃合いだと感じている。いよいよ明日からのレディ教育を前にした、子どもとして過ごす最後の夜、彼女の前に不思議な少年ピーター・パンと小さな妖精ティンカー・ベルが現われる。ピーターは、ウェンディーが夜ごと弟たちに語るお話を聞きに何度も彼女たちの部屋へ訪れていたのだ。すぐに打ち解けた彼らは、海賊と妖精が住み、永遠に子どもでいられる島“ネバーランド”へ向けて一緒に飛び立つ――。新時代に生まれたミュージカル映画『シンデレラ』(2021)『ピッチ・パーフェクト』のケイ・キャノンが監督・脚本を手掛け、おとぎ話として誰もが知るシンデレラの物語を、1980年代から現代までの世界的大ヒットポップソングで彩りながら、新たに描いたミュージカル。王子との結婚、真実の愛を求めるだけでなく、ドレスデザイナーになるという自分の夢を実現させるために邁進する新たなシンデレラ像を描く。Amazon Primeのオリジナル映画。『ほんとうのピノッキオ』は11月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:赤ずきん 2011年6月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.白雪姫と鏡の女王 2012年9月14日より丸ノ内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Relativity Media, LLC. All Rights Reserved.美女と野獣 2014年11月1日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2014 ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTIONACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMSシンデレラ 2021年9月3日よりAmazonPrimeVideoにて配信ほんとうのピノッキオ 2021年11月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開copyright 2019 ©ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS
2021年09月25日「ムーミン」の原作者として知られる、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』より、メイキング映像とショットが解禁された。この度解禁されたメイキング映像は、「彼女の優しさこそが自身の体験を活かす才能なのです」とトーベ・ヤンソンの姪のソフィア・ヤンソンが彼女との想い出を語るシーンから始まる。彼女の声とともに映るのは、ヘルシンキ市庁舎のためにトーベが1947年に手掛けたフレスコ画「都会のパーティー」を映し出した映像。どこか不思議な印象を残すこの絵画は、童話作家というだけでなく、彼女が優れた画家でもあったことを示している。そしてその後に続くのは、“自分のリズムで気ままに踊る”ことが大好きだったというトーベ本人が草原で踊る貴重な映像。少しユーモラスで個性的なこのダンスを踊る彼女の姿は、ザイダ・バリルート監督の「映画を作るにあたりトーベの“真実”を描くのは不可能だと理解しました、そんな無謀なことは諦めました」「私に出来たのは彼女の人生に触れ、ある意味遊ぶこと。この挑戦をクリアにするため真剣に遊びました」という言葉を裏付けるようにも見える。また併せて解禁されたメイキング写真は4点。ムーミンの舞台劇やトーベのアトリエなど、いずれも彼女のアーティストとしての人生で重要な役割を担った場所で、監督がキャストに直接演技指導をする姿を切り取ったものとなっている。『TOVE/トーベ』は10月1日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOVE/トーベ 2021年秋より新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2020 Helsinki-filmi, all rights reserved
2021年09月25日『007/カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンド役に抜擢されて以来、誰もが知る世界的なヒーローを演じるプレッシャーをはねのけてきたダニエル・クレイグが主演する『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。この度、最後の敵であり最凶の悪役となるサフィンを演じたラミ・マレックとの2ショット日本独占ロングインタビュー映像が到着した。ダニエル・クレイグ「人生そのもの、キャリア、何もかもが一変した作品」本作への出演に対し「本作で最後だよ」と語るダニエル・クレイグは、2006年に公開した『007/カジノ・ロワイヤル』 から本作まで、5作にわたってジェームズ・ボンドを演じてきた。彼の俳優としての長いキャリアの中で『007』に出演したことにより、人生にどんな影響があったのだろう。「話すと長くなる。とてもじゃないが時間が足りないよ。あまりにも(影響が)大きくて言葉にできない。人生そのものも、キャリアに関する何もかもが一変した作品だ」と、ひと言では表せない深い思いがあるということを語る。最後の敵であり最凶の悪となる、サフィンそんなダニエル演じるボンドの前に立ち塞がるのは、シリーズ史上最も危険でミステリアスな男・サフィン。完璧な頭脳と狂気を併せ持ち、人類の破滅を狙いながら己を絶対の正義と信じて疑わない、「悪」をも超越した存在。この難役を演じたラミ・マレックはサフィンについて、「底意地が悪く、悪意に満ちている。自分のしていることを極めてポジティブに捉えている。だからこそ二人は激しく対立するんだと思う」と説明する。本作でボンドに真っ向から対峙する敵を演じるラミは、「アカデミー賞受賞(『ボヘミアン・ラプソディ』にて主演男優賞受賞)も尋常じゃなかったが、この役のオファーを受けた時も本当に特別な瞬間だった」と振り返る。「俳優にとって夢でしかないような機会だ。一瞬思ったよ。“まだ若いけどこのあと引退するかも”ってね。」と、「俳優ならだれもが夢見る仕事だ」とプレッシャーをも上回る喜びがあったことを語った。ダニエル&ラミ、初対面の印象は?お互いの印象を問われるとまずラミが、「僕はダニエルを前にしても気後れしないように、十分準備したつもりだったけど、初めて現れた時の、ダニエルの武器の持ち方にやられた。そのパワーたるや、もう…」と嬉しそうに語る。「あまりのオーラに最初のセリフが出てこなかった。(気迫に圧された?)イエス! だって、ビビらない俳優はいない。ボンドを何年も演じたこの人物を前にしたら、俳優ではなくたって及び腰になるはずだよ。克服できたと思いたい」と前のめり気味で話すと、終始照れるように微笑んでいたダニエルは「気づかなかった。すばらしかったよ。(平静を装っていたというラミに)すっかり騙されたよ。ラミは真剣そのものでプロに徹していた」と、リスペクトを返す。「想像を超えたすばらしさだった。ラミが役になり切っているおかげで、その場にいるだけで自然にリアクションできる」と返し「光栄だな。ありがとう」「とんでもない」とお互いを称え合った。最新作は「究極的には“愛”についての物語」最後に、ダニエルは「究極的には“愛”についての物語だ。本作はそういう作品だ」と初めて本作の内容に触れ、言葉少なめに締めくくった。牢獄から不敵な笑みを浮かべるブロフェルド、最凶の敵サフィン、CIAの旧友フィリックス、MI6でかつて共に働いていた仲間たち、共に戦う“ボンド・ウーマン”、そしてマドレーヌ・スワン。ダニエルボンドの愛についての物語が、ついに壮大かつエモーショナルなまもなくフィナーレを迎える。なお、ダニエルとラミは、9月27日(月)に行われる日本向けバーチャルイベントに出演予定となっている。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は10月1日(金)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 2021年10年1月より全国にて公開© Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc.All Rights Reserved.
2021年09月25日2019年、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて優秀賞を受賞したブラジル発のドキュメンタリー『これは君の闘争だ』が11月より全国順次公開。この度、学校占拠、道路封鎖、学生たちが自ら学校を守るために奮闘するテン年代のリアルな学生運動を描いた予告編が完成した。初の極右政権成立にゆれるブラジル社会、高校生たちの言葉ラップで紡ぐ、青春群像ドキュメンタリーとなる本作。2013年6月、サンパウロで起きた公共交通料金賃上げに対する大規模な抗議デモは、初めはバス料金20セントに対する要求だったものが、次第に政治に対する深い嫌悪感のなかで、物価上昇や重税、LGBTQ+や女性の権利、人種差別など、様々な問題に対する抗議へと広がっていく。そして2015年10月、サンパウロの高校生たちが公立学校の予算削減案に抗して自らの学校を占拠、翌月には200以上の学校が占領されるまで発展、ブラジル社会で高校生たちによる大きな変革が起きようとしていたが…。本作で描かれる高校生たちによる社会への希望と不安、学生が自らの学校を守り、それぞれの想いをラップバトルのように衝突させていく様子をとらえた予告編。軽快なテンポと映画全体がヒップホップミュージックに包まれており、観る者にもその熱が伝わるものとなっている。『これは君の闘争だ』は11月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:これは君の闘争だ 2021年11月、シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開
2021年09月24日