わが子の癇癪のスイッチが分からなくて悩む母自閉スペクトラム症のある息子P。こちらが良かれと思ってしたことに対して怒ってしまったり、何の前ぶれもなくパニックになったりすることもあり、私は自分が1番近くで見ている親なのにPの気持ちも、接し方も分かってあげられなくてずっと戸惑っていました。思えばPが2〜3歳のころが1番大変な時期だったような気がします。なだめようにも言葉を理解できないのでこちらの言うことも伝わらない。そしてPは言葉を発せないのでこちらも癇癪の原因を想像しかできず本当の気持ちや理由までは理解してあげることもできない。だから癇癪が起きたときはただただ途方に暮れることの方が多かったように思います。Upload By みんそしてPが原因の分からない癇癪やパニックを起こす度に、私は心の中で「大丈夫!大丈夫!時間が解決してくれる!そのうちおさまる!」と思ってひたすら耐え続けていました。「この子は自閉スペクトラム症があるから仕方ない」「この子は知的障害があるから仕方ない」と自分自身に言い聞かせ、納得させながら癇癪の対応をしていたのですが何十分、何時間とも続くか分からない癇癪にどうすることもできない日々が続き、「仕方ないとしてもこれはいつまで続くんだろう?このまま大きくなったらどうなってしまうのだろう?今でも大変なのにもっと大変になるのかな?」と未来を漠然と考えては不安になっていました。Upload By みん癇癪が起きないように常に注意していた私はありとあらゆる癇癪の原因を避け、排除し、癇癪が起きないように先回りするようになりました。そして癇癪が起きても落ち着けるようにと、Pのお気に入りのおやつやおもちゃなどクールダウンできそうな物を、出かけるときは常に持ち歩いていました。そうやっていつ爆発するかも分からない爆弾のようなわが子との日々を過ごしてきました。Upload By みんそんなPが少し落ち着いてきたかな?と思えたのは、5歳を過ぎたあたりです。まだ言葉は上手く出ませんが、ジェスチャーや、絵カードなどで少しずつ自分の要求を、人に伝えられるようになってきたことと、療育でも繰り返しお終いや切り替えの練習を積み重ねてきたので、自分の要求が通らない状況に納得できることも、切り替えられることも増えてきました。また、集団の中で過ごすことにより、家とは違って自分のペースばかりでは動けない経験や、我慢する経験なども増え、本人の中でもいろいろと変化があったのかもしれません。家で母子だけで過ごしていた日々に比べると、圧倒的に指示が通りやすくなり、簡単な意思疎通もできるようになってきたので、お互いに「相手の考えや思いを理解できやすくなった」ということが、癇癪が減ってきた理由の一つではあると思います。Upload By みん癇癪を少しでも減らすために私たち親子に必要だったことは?ずっと癇癪のスイッチが分からなくて、Pの気持ちを分かってあげられなくて悩んでいた私でしたが、それはきっとPの方も同じで、自分の願いや気持ちを伝えたくても伝わらないもどかしさや、伝える方法が分からないつらさの中で、今まではそれらを「癇癪という形でしか表現できなかった」のだと思います。まだまだ全てを分かってあげられないときもありますが、そういう場面になったとしても癇癪以外の方法に置き換えらえるように模索している途中です。自分の気持ちが伝わり、相手に理解してもらえるというのは、一方的ではなくお互いに必要です。たとえ言葉で表現するのが難しくても、さまざまな伝達方法を探し、それを習得しながら、お互いに意思疎通ができるようになるということが、癇癪やパニックを減らせる第一歩になるのかもしれないと思っています。Upload By みん執筆/みん(監修:井上先生より)自閉スペクトラム症のある子どもの子育ての悩みで一番多いのは癇癪などの行動的な問題です。子ども自身が言葉で表現できない場合、また感覚過敏やこだわりがある場合はその理由が分からず親御さんも困惑される場合が多いと思います。直接的な原因が発見しにくい場合も、一人でいるときに起こりやすい/起こりにくい、外出したときに起こりやすい/起こりにくい、など大まかに予測するようにすると、みんさんがされていたように事前の心構えや準備ができると思います。特に小さいころの癇癪については、完璧に予測したり、コントロールしたりすることは難しいと思います。またこのことで親自身が不安になったり苦しくなることもあると思います。そのようなときには、身近な人や相談機関にお話をするのも良いと思います。
2022年03月17日癇癪が心配で、外出できない。広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、現在小学5年生。娘は小さいころから、よく癇癪を起こしていました。当時は、娘の癇癪がいつ起きるかいつも心配で…Upload By SAKURA起きたときの対応で消耗する体力・気力のことを考えただけで、ため息が出るほどでした。ひどい時期は、ママ友に遊びに誘われても、娘が癇癪を起して迷惑をかける可能性を考え、誘いを断ることもよくありました。娘が癇癪を起こしても、放置ができる家から出ることも嫌で、娘と二人っきりの日々を、刺激もなくただ淡々と過ごしていました。癇癪をなくす方法はない?待つのみなら…このころの私は、癇癪をどうにかしてなくす方法はないかと、考えていました。Upload By SAKURA「癇癪をなくす方法」「癇癪を起してもすぐに落ち着かせる方法」など、なにか私が知らない画期的な方法があるのではないかと思い、当時通っていた発達支援センターで聞いてみたのですが…Upload By SAKURAやはり「癇癪を起さないようにする手立て」も「起こしたときに瞬時に落ち着かせる方法」もない…なんとなく分かってはいましたが、そうなると救いはどこに?どういう心持ちでいたらいいのか分からず凹んでいると、発達支援センターの方からUpload By SAKURA「ずっと癇癪が今のままってことはない。段々変わっていく」と言われ、私は、癇癪をなくすこと、ゼロにしようとすることをやめました。それは、娘についてあきらめた訳ではありません。誰だって、うまくいかずにイライラすることもあるし、大人だって泣くこともあります。何かうまく言い表せない気持ちがあって、感情が爆発しているときに、「泣くな!」「やめろ!」は、自分だってつらい。今は「癇癪は仕方ない」「癇癪起こしたっていい」と考えることにしました。自分なりにつくった癇癪のルール。ただ…そう思っても、周りの目は気になります。そこで私は、自分の中でルールを決めました。Upload By SAKURA癇癪が起きたときは、とにかくどこにいても、娘を周りの目にさらされないところ(車や家)に戻れば、いい!どんなに娘が泣き叫んでいても、泣き止ませなくていい!と決めました。そう考えるようになってからは…Upload By SAKURA暴れた娘を抱えて家に戻り、ドアを閉めた瞬間、「よし!!ゴールした!よく頑張った、自分!」と自分を褒められるようになりました。自然と落ち着いていった癇癪。そんな考え方をするようにしてから、娘も、少しずつ…少しずつ変わっていき、癇癪を起こす頻度が減っていきました。回数も減りましたが、癇癪の起こし方も、年々パワーダウンしていきました。Upload By SAKURA特に、ここ最近は、奇声がなくなり、癇癪と言っていいのか?というほど、静かになりました。ただ、パニックになることはまだよくあり、すぐ泣いてしまうのは相変わらずです。しかし私は、それをゼロにしたいという思いは、今もありません。つい先日も、弟にゲームを取られ、大泣きしていましたが…Upload By SAKURA「小学5年生なのに、そんなことで泣くな!」とはあまり思いません。私とのやり取りは、こういう淡々とした姿勢の方がうまくいき、夫との場合…Upload By SAKURA二人で爆笑して終わる…という感じです。特別なことは何もしなかった。今振り返っても、なにか特別よかったという対応や、劇的に効果があった対策というものは、思い当たりません。ただうちの場合は、癇癪を起こしている娘を否定しないという姿勢は、ずっと同じでした。会話がほとんど成立しなかった4歳ごろまでは、ひたすら癇癪が収まるのを待ち…少しずつ会話ができるようになった5歳からは、なぜ悲しいかを聞き、共感し、どうしたらいいか、納得する答えを一緒に考えました。そして、10歳になったころからは、反抗期・思春期に入ったため、私たちの話をほとんど聞いてくれなくなったこともあり、発達外来の先生のアドバイスに従い、「泣いてもいいけど、あとは自己判断で、自己責任で」という対応にしています。(これが今の娘には、合っていたようでした)この記事を書くにあたって、娘と癇癪について話をしてみたら…Upload By SAKURA自分のことではないように、客観的に答えていました。しかし私は、娘がそうやって癇癪について、パニックについて、自分の状況の話ができるというのは、その状態の自分に罪悪感を抱かず、自分を責めていないからだと感じ、安心しました。自分のことを客観的に見ることができたり、そんな自分が嫌いじゃないというのは、きっとこれから生きていく上で、大事なこと。みんなと同じような、年相応の対応ができなくても、癇癪を起こしても、少し幼くても、娘は娘。いつか、大人になって一人で生きていけるようになる、その日まで…私は娘と一緒に、頑張っていきたいと思います。執筆/SAKURA(監修:初川先生より)癇癪についてのこれまでの歴史をありがとうございます。発達支援センターの方のご助言にもあるように「待つ」はとても大事な支援です。癇癪を起こしているときに、一生懸命良かれと思って語りかけても、それが自分にとって大切な語りであると認識できるようになるまでは、残念ながら火に油を注ぐ行動でしかありません。まずは火の勢いが小さくなるのを待つ、気を紛らす関わりができるならしてみる、というところです。大人の話が多少理解できるようになってからは、気持ちを言語化してみる(「悲しいね」「つらいね」など)、説得してみる、交渉してみるといった方法が少しずつ選択肢として浮上します。しかし、これは本当に個人差の大きいことなので、お子さんがそれを受け止められる段階がいつ来るか、それまでは成長を待つしかない面があります。癇癪を起こされたら困るから行動を制限する(ママ友さんの誘いを断るなど)気持ちも生じますよね。実際癇癪が起きたときにそばにいる家族には心身ともに大きな負担がかかってしまいますね。ただ、そこで外出しなくなってしまったり、ほかのお友達との関わりが減ってしまったりすることは、課題を先延ばしにしている面もあります。そういう意味で、癇癪を起こしても大丈夫なシチュエーションで外に連れだすという方法を検討されたのは何よりです。そして、心持ちとしても、「癇癪は仕方ない」「癇癪を起こしてもいい」と思えたこと、大きなターニングポイントとなられたことでしょう。できていないことをなんとかするだけを考えていると、そこにばかり注意が向いてしまい、大人の側がつらくなりますね。今すぐにはできないかもしれないけれど、少しずつ成長するのだと、どーんと構えられたこと、きっとあーさんにも安心感として伝わっていたと思います。
2022年03月16日癇癪を起こさないために普段から気をつけたいことUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンいったん始まってしまうと、癇癪を鎮めるのは難しいので、普段の生活から子どもに十分配慮をし、癇癪が起きないように回避することが重要です。・刺激の過敏性に対する配慮気になるものをなくす、不快な刺激を生み出すものを遠ざける、違うものに変更するなど・見通しの立てられるような言葉がけを気持ちの切り替えを行うことは子どもにとっては難しいことです。いきなり遊びを中断されたりすることは子どもにとって大変ストレスなことなので、癇癪を起こす要因の一つとなります。あらかじめ予定を視覚的に見せることで伝わりやすくしたり、感覚過敏のある場合には、苦手な環境や状況を避けるなど、癇癪の背景にある特性に合わせて、癇癪が起きにくい環境を整えることが大切です。・自分の気持ちを知ってもらう「今、自分はこんな気持ちだ」ということが周囲に知ってもらうだけでも、気持ちが楽になっていくこともあります。例えば、困ったときに口に出すべき具体的なセリフを教えてあげることで、「困ったときには人に頼ってもいいんだ」という安心感が生まれます。・余暇グッズを用意する長時間待たなければならない場合など、何もすることのない状態だと手持無沙汰によるイライラや不安などから癇癪に繋がることがあります。本人の楽しめる余暇グッズを用意することで気を紛らわし癇癪を減らすことができます。・ルールを一緒に決める言葉を理解し、話すことができるくらいの年齢の子どもに対して有効な方法です。癇癪が起きてしまったときにつぶやくと落ち着く言葉や、落ち着く場所や行動など子どもと一緒にルールを決めておくとよいでしょう。対処方法をルール化することで、怒りの感情から抜け出すための「いつもの方法」をもつことができ、癇癪が起こったときに子どもが自分で冷静さを取り戻すことも可能となります。子どもが癇癪を起こしてしまった! クールダウンの方法は?癇癪への対応はそれが起こる前の環境調整や対応に力を注ぐことが原則です。しかし、十分な対応をしても癇癪が起きてしまう場合があります。その場合はどのように接するべきか前もって知っておくことで、焦らずに対応しやすくなります。癇癪が起きたときは、まずは子どもが怪我をしないように安全を確保します。危険なものを遠ざけたり、周りの安全を確保したりします。癇癪が生じた場合、必要以上に声掛けをしたり、注意したりしてかまうことで、結果的にそれが子どもの注目要求をかなえてしまったり、より興奮させてしまうことに繋がってしまうかもしれません。難しいところもありますが、できるだけほかのことに気を散らしたりして落ち着くまで待つほうがよいでしょう。癇癪が止まり、子どもが完全に冷静さを取り戻したタイミングで落ち着けたことをしっかり褒めるようにしましょう。褒めてあげることで子どもは安心感を抱き、さらには気分を落ち着けるための方法を学ぶことで、予防にもつながります。時間が経ってからだと、癇癪を起して落ち着いたという一連の流れを忘れてしまうので、落ち着いたらその場で褒めてあげることを心がけましょう。不適切な対処は、癇癪をエスカレートさせてしまう先に述べたように子どもが激しい癇癪を起こしている様子に周囲の大人が感情的に引きずられないように注意しましょう。親自身も子どもの隣にいるだけでイライラしたり、気分が乱れてしまいます。対応する大人の心が乱れていては、子どもに冷静に対応することはできません。物が飛んできたり、たたいたりと怒りの矛先が自分に向いたときには距離をとることも大切です。・感情的に叱るのはNG頭ごなしに叱りつけたり、いきなり力でおさえるような対応は、子どもを混乱させ、癇癪をエスカレートさせてしまうこともあります。逆に、強い癇癪に対して好きなものを与えてその場をおさめることを繰り返すと癇癪によって自分の要求をかなえると言う事を学習してしまう可能性もあります。・要求を通さないようにする癇癪を鎮めるためにおもちゃやお菓子を与えると、子どもの癇癪はその場では止むこともありますが、子どもに「癇癪を起こすとなにかいいことがある」と言うことを学習させてしまうことに繋がります。また、要求を通さないと最初に子どもに言ったならば、その態度を貫き一貫性をもって接することが大切です。ただ、乳児期の子どもの泣きやぐずりについては、子どもと保護者の愛着関係をつくり上げるための大切なコミュニケーション手段となり、その後の子どもの気持ちの発達の基礎となるので、子どもの要求に合わせて応対するという姿勢が必要です。子どもの癇癪に悩んだら、早めに相談を子どもがたびたび過剰に癇癪を起こす場合、保護者が一人で継続して向き合うことは簡単ではありません。また、癇癪が起こる場面を予測し、予防の方法を考えるには、専門性が求められることがあります。特にプランを見直しながら継続するのは負担が大きいので、専門家と連携しながら取り組むとよいでしょう。もし現在子どもとの関わり方や、癇癪への対応に一人で悩まれているのでしたら、なるべく早く相談できる味方を見つけることをおすすめします。子育て支援センターは、乳幼児の子どもと子どもをもつ親が交流を深める場です。市区町村ごとに、公共施設や保育所、児童館などの地域の身近な場所で、乳幼児のいる親子の交流や育児相談、情報提供などを行っています。子育てをしている家庭の支援活動を行う施設であり、保護者にとっては、育児に関する不安の相談に総合的に応じてくれる心強い施設です。詳しくは、お住いの市区町村のHP内の子育て・育児のページをご覧ください。子どもの特性や困りごとに応じた支援を行う、いわゆる療育プログラムを提供している福祉施設です。事業所によっては相談支援事業も行っており、保護者からの子育ての相談にも乗ってもらえます。また施設にもよりますが、言語聴覚士や理学療法士、 作業療法士などの専門家による支援を受けられる場合もあります。利用までにはお住まいの自治体の福祉担当窓口への申請が必要となりますが「通所受給者証」を取得することで、低い自己負担額で利用できます。発達障害の当事者、及びその周囲の関係者(保護者や教師など)を支援する機関です。大人の発達障害や、その関係者の支援が充実している施設ですが、基本的に年齢に関わりなく相談できる場所です。子どもの問題行動について機能分析の知識をもつ発達支援の専門家がいることもあります。癇癪があまりに強すぎると、反抗挑戦性障害や破壊的気分調節不全障害 、行為障害として診断される場合があります。そのようなときには何らかの医療・福祉的な配慮によってトラブルを解決できることもあります。あまりに高頻度で長時間の癇癪が続いたり、自傷行動を行うなど身体的、精神的にダメージが大きいときや、解決に緊急性が求められるときには医療機関への相談も選択肢の一つです。医療機関に相談する場合、「発達外来」や「小児神経科」「児童精神科」が専門となります。まとめ子どもが癇癪を起こさないように気をつけていても、すべてうまく対応できる訳ではありません。予期せぬ癇癪や、子どもの癇癪が続くことで親自身が落ち込んでしまったり、子どもに対して感情的な態度をとったことで自分自身を責めてしまうことがあります。つらい、どうしたらいいのか分からない、など悩むことがあれば、一人で抱え込まずに上の相談機関などに相談することが重要です。イラスト/かなしろにゃんこ。
2022年03月13日癇癪と発達障害って関連はあるの?Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンたびたび癇癪が起こるからといって発達障害があるというわけではありません。ですが発達障害のある子どもに強く見られる傾向が癇癪が起こるきっかけと絡んでいる場合があります。自閉スペクトラム症、ADHDなど発達障害のある子どもによく見られる4つの傾向と癇癪の関係自閉スペクトラム症のある子どもには、感覚過敏がある場合が多くあります。周りの子が大丈夫な刺激でも過敏に反応して癇癪を起こしてしまうことがあります。また、自閉スペクトラム症のある子どものこだわりや不安の強さによって、普段と違うことが起きたり、突然の予定変更に気持ちがついていかず、癇癪に繋がってしまうこともあります。強い癇癪の背景には、言葉の理解と表出の発達に関するアンバランスさが影響している場合があります。また、知的障害を合併する場合は言葉の発達全般に遅れが見られたり、身振りや手振りなど言葉以外での表現も苦手であることで、その伝わらないもどかしさや要求を伝えるための手段として、癇癪を起こしやすくなると考えられます。このほかにも感覚の過敏性がある、決まったパターンが乱れることが苦手(同一性保持)、余暇の乏しさなどが、癇癪の背景にある場合もあります。私たちは、自分の意思と相手の意思の両方を考えながら、時には譲ったり、自分の願いを優先させるために交渉したりして、他人との関わりの中で生きていきます。発達障害のある子どもたちは、他者の意思と自分の意思を調節することが難しい傾向があります。自分と他者の意思を調整するためには、まず相手の気持ちを把握した上で、「これぐらいなら譲れる(または要求できる)」という2つのステップが必要です。自閉スペクトラム症といわれる発達障害のある子どもの場合、まず最初に必要な相手の気持ちや意図を理解するというステップを通過することが難しく、そのために自分と相手の意図を調節するための材料を持ち合わせていない状態に陥りやすいのです。こだわりがある、他人のペースに合わせるのが苦手、ということもあります。また、ADHD(注意欠如・多動性障害)がある場合は、「やりたい」という気持ちを抑えるのが難しいために、相手の気持ちが分かったとしても、その気持ちを譲ることができないことと、感情がすぐに表面化することで、爆発的に怒ってしまうことがあります。成長するにつれて人は自分のストレスを減らすために工夫を行います。発達障害のある子どもたちは、この自己調整や衝動性のコントロールを行うことが難しい傾向があります。このような行動の工夫を行うことが苦手なので、不快な状況をそのまま経験することになり、ストレスが蓄積されていきます。最後には自分の気持ちをコントロールすることができずに不満や怒りが爆発して癇癪を起こすことがあります。まとめ癇癪の原因は必ずしも子どもに発達障害があるから、というわけではありません。ですが発達障害のある子どもに強く見られる傾向を知っておくことで、子どもに癇癪が起きたときにより良い対応が取れる可能性があります。イラスト/かなしろにゃんこ。
2022年03月05日癇癪の予兆をつかむむっくんは小さなころから癇癪を起しやすい子でした。最近では以前と比べると自力でコントロールできるようになってきましたが、相変わらずときどき元気いっぱいに癇癪を起しています。パニック状態になり叫んだり暴れたり、周囲の言葉が届かなくなるので勘弁してよと言いたくなるむっくんの癇癪ですが、起こすときは必ず理由があります。むっくんの場合は周囲からの強い刺激(騒がしい音などの不快な感覚)や疲れに眠気。また、物事が思うようにいかないフラストレーション、他者から怒られるという恐怖、周囲に自分の想いを伝えられない苦しさ、自分を理解してもらえない悲しさなどが多いです。Upload By ウチノコこういった経験を重ねるうちに、私はむっくんの中にストレスや不快感をためておくコップがあってそれがあふれるときに癇癪が起こるイメージを持つようになりました。一度コップがあふれはじめると、むっくんはある程度発散し終わるまで落ち着くことが難しくなります。だけど癇癪を起こしたいと思っているわけではありません。それしか発散方法がない所まで追い詰められるから、癇癪で放出するしかなくなるのだろうと感じています。そのため、わが家の癇癪対応のカギのひとつは【コップの中身をあふれさせない過ごし方】であると考えています。Upload By ウチノコクールダウンアイテムむっくんの癇癪の予兆は、イライラしていたり家族の生活音を嫌がるなどがあります。基本的には不快、恐怖、不安などがストレスの成分なので、予兆を感じたら安心安全心地よさを感じられるアイテムを発動します。むっくんの大好きな揺れや包まれた感覚、浮遊感などの感覚刺激を入れることができます。そこで本を読む時間がとれると、最高に落ち着けるようです。体重を預けて横になると、とてもリラックスできるようで本人も疲れると自分から横になっています。周囲を囲まれた段ボールの中などの狭い空間は落ち着く様子で、イライラしてくると自分からソファーの下に潜り込んだり、静けさを求めて自分の部屋にこもったりすることもあります。そういうときは家族みんなむっくんが落ち着くまで刺激を与えず、そっと見守るように心がけています。好きな音楽はむっくんにとってクールダウン効果の高いアイテムです。好きな音楽はむっくんのタブレット端末に入れてあり、自分の判断で聞けるようにしてあります。また、好きな音楽を使った音楽ゲームなども視覚、聴覚から心地よい感覚を入れることができる様子です。Upload By ウチノコこれはむっくんが小さなころから大好きな4原則。この要素を含んでいてぼんやり眺めることのできるおもちゃは8歳の今も相変わらず大好きです。こういった同じ動きを反復するものを静かに眺めることはクールダウンにつながりますむっくんは大人向けの宇宙の番組が小さなころから好きでいくつかお気に入りがあるのですが、疲れを感じるときほど好んで見ている様子です。興奮したりワクワクする番組ではなく、何度も繰り返し見ている静かな宇宙の番組を選ぶのは安心できて落ち着くからなのだろうと感じています。全身でお湯の心地よさを感じることができるお風呂やシャワーは小さなころからクールダウン効果の高いアイテムです。癇癪を起こしてからでも水に触れると落ち着きやすいのでよく利用しています。むっくんは空腹感で癇癪を起こしやすくなることがあります。彼には感覚鈍麻な一面があり空腹に気づきにくいことがあるので、イライラしていたらラムネやチョコなどで血糖値を上げることを意識しています。むっくんはどこへ行くにも決まったお気に入りのおもちゃ(ぬいぐるみやブロック)を持っていきます。これは遊ぶためではなく、かばんに入っていると思うだけでとても安心できるから持ち歩きたいのだと教えてくれました。年齢にそぐわない行動かもしれませんが、外出時はいつも以上に不安を感じやすいので彼なりのお守りなのかな?とその習慣を尊重するよう心がけています。Upload By ウチノコ自分と折り合いをつけていく小さなころは癇癪を自制することがとても難しかったむっくんですが、現在は一生懸命自分の中にある激しさと折り合いをつける努力を重ねるようになりました。癇癪は問題行動とレッテルを張られてしまうこともありますが、何より、誰より、本人がそれと折り合いをつけたいと思っているように感じています。むっくんが7歳になったころから、ストレスにうまく対処する方法【ストレスコーピング】を意識してどんなときに緊張が高まるか、どんな方法をつかうと緊張が和らぐかということを一緒に話し合うようになりました。自分の感覚を共に言語化していくことで、自分を知り少しずつ対処できることも増えてきたむっくん。これからも相談し合いながら心地よい環境を整えていけたらと思っています。執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)癇癪を起こすことを“コップに注がれるストレスや不快感があふれるイメージ”と捉え、癇癪を起こしたくて起こしているのではなく、そういう方法しかないところまで追いつめられているからそうなっているのだ、という理解。その理解によってどれほどむっくんは救われていることか…!と思います。癇癪を起こされると、保護者や周りの関わる大人はご自身が困ってしまうため、いかにして癇癪を起こさないようにするか、だって癇癪が起きたら迷惑…そんな風に考えてしまうこともあると思います。しかし、癇癪を起こしたくて起こしているのではなくそうせざるを得なかったから、という理解があるだけで、お子さんへのまなざしはとてもあたたかいものになっているだろうと感じます。不快感やストレスを減らし解消する具体的な方法も、同じように困っている子や保護者の方にはとても参考になりますね。さまざまなところで言われているように、触覚、聴覚、視覚に働きかけるものが多いですね。お子さんの好みに合うものをぜひ探してみてください。持ち歩けないものは写真で持ち歩き安心感を得る、というのはなるほどそういう方法もあるんだなと勉強になりました。むっくんはまだ子どもですが、大人になるにつれて、自分自身でどういう場面でどう疲れてしまうのか、そのためにどうしたらよいか、ということを理解していく(自己理解を深めていく)ことが求められていきます。その準備として、親子で試行錯誤してみることはとても大切ですね。親子での理解、自己理解が深まるにつれ、「折り合いをつける」ことがどんどん上手になってゆくことと思います。
2022年03月04日好きになった人に彼女がいると、ショックを受けますよね。略奪する気はないけど簡単に諦められない……と、思い悩む人もいるでしょう。今回は、彼女持ちの男性を好きになったときにできることをご紹介します。■ 彼女への不満を聞く「どんなに仲のいいカップルでも、不満がないなんてことは絶対にないと思うんです。彼女のダメな部分を聞き出して、それと正反対の行動をすると、ふとしたときにこっちを見てくれる気がします」(30歳女性/秘書)仲のいいカップルでも、不満が一切ないことはありえないのかもしれませんね。気になる彼と仲良くなって恋愛の話をする機会があれば、彼女の話を聞いてみるといいでしょう。彼の抱く不満や悩みに触れることで、改善すべきポイントが見えてくることも。いつか振り向いてもらえる可能性を信じ、試してみるのもよさそうです。■ 諦めずに待つ「今彼女とラブラブでも、その先はわからないですよね。とくに付き合いたてのカップルなんてすぐ別れるかもしれないし……。チャンスを狙って待っています」(28歳女性/商社)諦めきれないときは、無理に諦める必要はないようです。自分のなかで折り合いがつくまで、好きでい続けるのもいいかもしれません。チャンスが巡ってきたら手にできるよう、今しかできない努力を重ねておきましょう。■ さりげなく好意を伝える「『○○さんのこと好きなんですよねー。彼女がいなければ、アタックしてますもん』と気持ちを伝えておくことが大事だと思います。いざとなったら、こっちにやってくるから」(28歳女性/アパレル)自分に好意がある女性のことは、気にしてしまう男性が多いようです。彼女と別れたときには、そんな女性をあてにすることも。恋愛感情という意味だけでなくても、さりげなく好意を伝えておくのがいいかもしれませんね。■ 唯一無二の存在になる「いきなり一番になることはできなくても、愚痴を聞いたり、不満に思っていることを共感したりすることはできますよね。まずはそこからです」(25歳女性/公務員)どんなに彼女といい関係を築けていても、彼女になんでも話せているというわけでもないようです。彼女にも言えない恋愛の話や仕事の話をすることで、距離がグッと縮まることも。いい意味で都合のいいポジションをキープしておけば、恋のチャンスが舞い降りてくるかもしれませんよ。■ 無理に諦めなくてもいい相手に彼女がいても、諦められないときもあるはず。彼の幸せを尊重できるのなら、自分の気持ちを大切にするのは悪いことではありません。無理に諦めようとするよりも、前向きにとらえれば、自然と道が開けるかもしれませんよ。(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年03月03日子どもの癇癪とは?何故起きるの?Upload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホンUpload By 発達障害のキホン癇癪(かんしゃく)とは、声を荒げて泣いたり、激しく奇声を発したりするなどの興奮を伴う混乱状態を指します。怒りや不安などの感情を持つこと自体は誰にでも起こる自然な現象ですが、気持ちのコントロールがうまくできないときに癇癪は起こります。具体的な癇癪行動としては以下のような状態がよく見られ、子どもによって一人ひとり異なります。・床にひっくり返って泣きわめく・物を投げたり、自分の頭をものにぶつけたりする・周りの人を殴ったり蹴ったりするそれまでは問題なく穏やかに過ごしていた子どもが突発的に癇癪を起こすこともあります。また過度な場合だと癇癪を起こしているときに、自制できない衝動的な行為として自分を傷つけてしまったり(自傷行動)、物を壊したり、他者を傷つけてしまう(他害)こともあります。癇癪は、乳児期には空腹や眠気、痛み、おむつが濡れたりといった不快な刺激や状況によって不快な刺激や状況によって生理的に引き起こされるものですが、成長に伴って子どもにとっての何らかの不都合を親や周りの人へ伝え、それを取り除く社会的なコミュニケーションの機能をもってきます。例えば、おもちゃを取り上げられてしまって癇癪を起している子どもの状況を考えてみましょう。おもちゃを取り上げられた子どもにとっては「おもちゃが自分の手元からなくなったこと」が不都合なことです。そのおもちゃを取られたという状況をなくすために、手段として癇癪を起こすという行動の流れになります。ですので子どもの癇癪をただ「怒っている」「泣き叫んでいる」という単なる一つの行動ではなく、「不都合な現実(原因)」→「不都合を取り除く方法(手段)」→「目的の達成」というグループ化された行動のまとまりとして捉えていくことが大切です。上の例でいうとおもちゃを自分の手元に取り戻すことが「目的の達成」です。もう一つ大切な点は、癇癪を起こす子ども自身も怒りの爆発を抑えられず困っている場合があるということです。泣き叫ぶ子どもを見ると「どうして早く泣き止まないの?」とイライラすることもあるかもしれませんが、癇癪がひとたび始まると本人も感情を抑えようとしても抑えられないのです。詳しいことはあとで述べますが、これは子どもの癇癪を理解するために重要な、もう一つのポイントとなります。癇癪は赤ちゃんから幼児期、児童期にも見られ、思春期や大人になっても続くこともあります。発達段階やその場の状況によって原因は異なるものの、癇癪が起きているときには、「何か不都合を取り除こうとしている」そして「困っているよとサインを発している」という二つの点を思い出してみてください。癇癪を起こす原因は?その場の状況や子どもの気質によって、癇癪を起こす原因はさまざまです。癇癪を起こす子どもにはどのような背景があり、癇癪がどのような目的を達成するための役割を果たしているのかを考えていきます。子どもが生まれてからしばらくの間は、保護者の養育のもと、眠ったり、おっぱいを飲んだりします。その際に「眠たいのに眠れない」、「お腹が空いた」、「痛い」、「オムツか濡れた」などの生理的な不快を泣くことで表現します。赤ちゃんが泣くと、保護者はあやしたり、ミルクをあげたりといった生理的な不快を解消するお世話をします。この関わりによって、赤ちゃんはコミュニケーションを学んでいきます。ですので、赤ちゃんが癇癪を起したり泣いたりすることは、この時期に必要なことです。※自閉スペクトラム症のある子どもの中には、感覚過敏がある場合が多くあります。周りにいる子どもが大丈夫な刺激でも、過敏に反応して癇癪を起こしてしまうことがあります。1歳ごろになると、保護者のしてほしいことと子ども自身がしたいことが違う場合があることをぼんやりと分かり始めるようになります。このころから、保護者の行為に対して拒否的な反応を示すようになっていきます。癇癪を起してしまうのは、どうしても不都合で回避したい出来事があるようなときでしょう。これらの反応は、自分が保護者とは別の意図をもった人間であるということを子どもが学習し、次第に気付いてきたという成長のあらわれです。これはだいたい1歳ごろから始まるとされており、2・3歳になると言葉も加わって「いやっ!」といいながら自分の意見を主張します。これがイヤイヤ期といわれる時期です。周囲の人と言葉でコミュニケーションができる子どもであれば、苦痛や拒否、要求などを適切に表現して伝え、助けを求めることができるでしょう。前に述べたように、乳児期の不快な状況に対する生理的な泣きは、成長とともにコミュニケーションの機能を持つようになります。特に言葉をまだ覚えていない乳幼児期の子どもの場合には、泣き叫んだり、暴れたりするなどの行動によってしか、自らの気持ちを伝える手段がありません。このような学習性の癇癪には、大きく分けると注目、要求、拒否の3つの場合があります。【注目】注目を引きたい、かまってほしい【要求】物が欲しい、活動を行いたい【拒否】活動をやめたい、ある状況を避けたい等、嫌だという気持ちを伝えたいつまり過去に、癇癪を起こすことによって結果的に要求を叶えたり、嫌なことしなくて済んだりしたといった経験があった場合にはコミュニケーションの手段として癇癪が習慣化してしまっていることが考えられます。例えば、癇癪を起こすと母親が駆けつけて抱きしめてくれた、癇癪を起こしておもちゃを貸してもらったなど、親にとっては癇癪をやめさせようとしてとった行動が、子どもにとっては「癇癪を起こすことで望ましい結果が得られる」というご褒美になっていることもあるのです。癇癪はそれぞれの子どもの状況において別々の原因がありますが、こうした経験が重なることで、かまってほしいときに行うコミュニケーション行動として「泣き叫ぶ」「暴れる」ことが学習され、定着してしまっている可能性もあります。まとめ子どもの癇癪の原因は一人ひとり違います。乳児期には生理的な不快感や状況によって引き起こされる生理的な刺激に基づいた癇癪が多いですが、成長するにつれて学習性の癇癪へと変化していきます。まずは子どもがどのような状況で癇癪を起こすことが多いのかを理解し、癇癪が起きる前に子どもの癇癪の原因の「不都合」や「困り」をできるだけ取り除くこと、癇癪に変わる適切なコミュニケーションを教えていくことがポイントです。イラスト/かなしろにゃんこ。
2022年02月27日1~3歳頃の子供が迎えるといわれている、イヤイヤ期。個人差はありますが、親や周りの大人から指示されることを嫌がり、時には癇癪(かんしゃく)を起こして、おもちゃや家具に怒りをぶつけることもあります。3歳の息子さんである、とまくんと暮らす、きょこ(@kyoco_sora)さんは、息子さんのイヤイヤ期に向き合っている親の1人です。きょこさんは、息子さんが癇癪を起した時の対処法を漫画化し、Twitterに投稿しました。「息子の癇癪を攻略しよう!」最近の息子はイヤイヤ期特有の些細なことで癇癪を起こしやすく、地団駄など大きな物音を立てるのに困ってたときに思いついた対処を漫画にしてみました(幸い、息子は手を上げたりはしません) #とまログ #育児絵日記 #育児漫画 #漫画が読めるハッシュタグ pic.twitter.com/vQSQOOpO3o — きょこ (@kyoco_sora) January 30, 2022 きょこさんが考えた癇癪への対処法は、肩を叩いてもらうこと。うまくいかない場合もあるものの、息子さんは徐々にクールダウンできるのだそうです。また、うまくクールダウンできた時には、そのまま親子のスキンシップになるとのこと。この方法に、多くの親から「素敵な方法!」といった声が寄せられました。・なんて優しくて平和な解決方法…!真似してみたいです。・素敵な対処法で、読んだ後に優しい気持ちになりました。・うちの子も地団駄を踏んだり机を叩いたりするので、試してみます!きょこさんは、息子さんに対し「お友達にやってはだめだよ」と教えているそうです。子供のイヤイヤ期に悩んでいる人は、きょこさんが考えた方法を真似してみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年02月16日「助けて」運良く空きがあった発達クリニックへ2歳の後半からほぺろうの癇癪は悪化。一日のうち10回は癇癪が起爆し、一回につき1時間ほど引きずるという毎日を繰り返し、当のほぺろうも、つき合わされる私も満身創痍でした。さすがの私も「成長を待てば何とかなるものではないかも」と察し、誰かに助けを求めなければと思い始めました。調べてみると、ちょうど近所に発達クリニックがあったので意を決して電話。一般的に発達クリニックは予約を取るのが大変だと聞いていたので、半年は待つことを想定していましたが、運良く「2週間後に空きがあります」との返事に私は飛びつきました。Upload By ぼさ子初めて訪れた発達クリニック。病院っぽい佇まいを見ただけで、ほぺろうは案の定、大号泣!!パニックを起こし、抱きかかえるのも至難の業でした。待合室に検査の人が来て「こんなに泣かれては検査できません。本当に今日検査しますか?」と聞かれました。そう言われて「発達検査って、泣かない子しか受けられないものなの!?」と頭をよぎりましたが、当時の私は発達クリニックをよく知らなかったので、この時点で「ほぺろうは発達クリニックでも手に負えないんだ」と愕然としました。でも今日を逃したらもう予約は取れないと思った私は、「すみません、すみません…やれることだけでもお願いします」と必死にお願いしました。Upload By ぼさ子ほぺろうに検査は到底できないので、暴れるほぺろうを抱えながら行った”保護者の聞き取り調査“。待合室中にほぺろうの泣き声が響き渡り、ほかの患者さんやクリニックに申し訳ない気持ちで心が折れそうでした。検査の人にも「今日は無理じゃないですか?」と何度か声をかけられましたが、当時の私はほぺろうの困りごとを助けてほしくて「聞き取り調査だけでもお願いします!」と必死でした。しかし、やがてベテランらしきスタッフが登場し強い調子で言われました。「こんなに泣くなんて、すごい声」と。お子さんは連れてこないでさらに、「聞き取り調査の結果は10日後に出ますが、説明が泣き声で聞こえないのでお子さんは連れてこないでください」と言われました。結果が出る日は夫にもほぺろうを預けられないことが分かっていたので、「どうか子ども連れでもお願いします」と私は頭を下げましたが、「無理なら諦めてください。その日しか予約は取れませんよ」と言われてしまいました。そして当日、嫌な顔をされると分かりつつ この日しか話を聞けないということなので、号泣するほぺろうを抱えて再び来院。待合室に入るなり、「詳しい説明はいらないでしょう」と言われてしまい、そのまま追い返されるように帰りました。Upload By ぼさ子「今 本当に困っているけど、ほぺろうもしんどいし周りにも迷惑かけるから、ほぺろうに手がかからなくなる日まで診察は諦めるべきなのかな…」そのときすでに心身擦り減っていた私は、何が正しい判断か分からなくなっていました。そして「私たち親子は、発達クリニックにも助けてもらえない存在なんだ」と、ますます孤独が深まりました。Upload By ぼさ子クリニックが変われば対応も変わる時が経ち、その後、引越しを機に現在お世話になっている発達クリニックを発達支援センターより紹介してもらいました。そこでもほぺろうは変わらず大号泣。申し訳なさすぎて、以前の発達クリニックでの経験から「次回から先生のお話だけの日は、息子を夫に預けてきた方がいいですか?」と恐る恐る聞いてみました。すると先生が、「お子さんの様子を見るのも診察のうちなので、なるべく連れてきてほしいです」と仰ってくださり、存在を否定されなかったことに私は目頭が熱くなりました。Upload By ぼさ子医療・療育関係のみなさまへの願い初めて発達クリニックを訪ねてから数年が経ち、優しく親身になってくれる方々にたくさん出会うことができました。今なら「初めて行った発達クリニックは、配慮がなかったな」と思うことができますが、何も知らなかった当時の私は、発達障害のある子を助けてくれるはずの機関に見放されるなんてと思い詰めていました。あのような対応は滅多にないと信じたいですし、現在お世話になっている発達クリニックのような対応が一般的なのかもしれません。『もしかして発達障害?』とわが子の発達に心配を抱える親子は、おそらく診断が出る前が一番精神的に不安定なのではと想像できますし、心身がすでにボロボロになっている可能性が高いと思うのです。医療機関や療育関係のみなさまにとっては、数多くいる相談者の中の一組かもしれません。でもその一人ひとりの親はわが子を心配し、とまどい悩み必死です。どうか保護者の気持ちにも寄り添っていただけたらと願ってやみません。Upload By ぼさ子執筆/ぼさ子(監修:初川先生より)あぁ、なんと最初のクリニックのひどいこと…!!拝読しながら衝撃を受けました…!困っているから受診しているのに、そんな親子をさらに追い詰めて、一体何がしたいんだと怒りすら湧いてきます…。同じ支援者界隈の人間として、つらい思いをさせてしまったことをお詫びしたいくらいです。ほんとにもう…!さて、しかしながら、残念な支援機関や医療機関が存在するというのは、私も各所で耳にすることです。それを回避する方法として、一つには、地域の相談機関や子育て支援機関にまず相談して、その中でおすすめの医療機関など地域の情報を得るという方法があります。行政の相談窓口だと、特定の医療機関をおすすめすることは実は難しいことですが、それでも実際には、「このあたりの人がよく受診する医療機関」については教えてくれたりします。ぼさ子さんが最後のイラストで描かれているように、「子どもの安心って親の安心からつくられる」はまったくその通りです。保護者の方をまず支えるのが支援機関の最低限の務めだと思います。クリニックであれ、相談機関であれ、最初に訪れる際にはとても勇気が要ったことと思います。「相談に来てよかったです」や、「あのとき勇気を出してよかったです」と感じていただけるのが支援者の使命だと多くの支援者は思っています(なのにほんとに、どうしてあんなことに…!)。みなさまが良き支援者・機関と出会えることを祈りつつ、支援者として気が引き締まるお話でした。
2021年12月17日ほぺろう2歳。少しでも癇癪を改善したくて…ネット検索漬けの日々Upload By ぼさ子自閉症と知的障害のある、わが家の息子ほぺろうは、現在保育園の年長さん。6歳になりましたがいまだに発語はありません。1歳半健診のときに発達の遅れを指摘されていましたが、言葉の遅れを気にしている余裕がないくらい悩まされたものが『癇癪』。ほぺろうは2歳を過ぎたあたりから癇癪が激しくなり始め、『なだめる・共感する』も一切通用せず抱っこも拒否。眠っているとき以外は朝から夜中まで、一日10回は地雷を踏み、1回につき1時間は泣き暴れる…そんな毎日を繰り返し、ほぺろうも私も心身疲れ果てていました。こんな大きな困りごとがあるのに当時の私はほぺろうに発達障害の可能性があることを信じたくなくて、「私にできる改善方法はないだろうか」と隙あらばネット検索漬け。暴れ疲れてようやくほぺろうが眠ってくれたとき、私も疲れているのだから寝ればいいのに、チャンスとばかりにスマホにかじりついては検索。疲れているのに頭はさらにフラフラになり、取り憑かれているかのように『検索魔』になっていました。Upload By ぼさ子ネットから得た情報を何でも試しました。声かけや接し方のみならず、コミュニケーションを増やすためにテレビを一切視聴しなくしたり…。でもほぺろうには響かず、ついには『食生活の変更』まで。迷走。約1年続けるほど必死だったそのときよく目にしていた情報の一部ではありますが、それを元に私は『いくつかの食材を断つ』という取り組みをしました。ほぺろうがほしがるといけないので夫にも協力してもらいましたが、今までの食生活を変えることは大人でもストレスを強いられるし、偏食のほぺろうにとってはさらにに食べられるものが狭まってしまう。それでも「この癇癪がおさまるなら…」と私は続けました。レシピ本を購入したり、ほぺろうのおやつもなるべく手づくりしたり(しかも午前と午後)、何をほぺろうに食べさせたら良いのだろうということばかりで毎日頭がいっぱい。当時お世話になっていたデイサービスにまで、おやつの出し方に条件を出して協力をお願いしていました。そんな生活を約1年続けました。ズボラな私がそこまでするなんて今では想像できません。それだけ必死だったんだと思います。とにかく「あのとき取り組んでおけば良かった」という後悔はしたくなかったのと、ほぺろうのためにやれることは何でもやらなきゃとガムシャラだったのです。Upload By ぼさ子迷走を続けた結果、今は…約1年そんな生活を続けましたが、結果ほぺろうの癇癪に何ら変化はありませんでした。保育園に入ったあたりから、給食を選り好みしてる場合でもなかったし、何より食材制限に縛られる私が疲れてしまって、やめました。制限を強いられる生活を続けたことで疲れ果てはしましたが、時間の無駄だったとは思っていません。ほぺろうには効果がなかったと実証できたし「あのときやっておけば…」という後悔にはならなかったので、今はスッキリしています。でも、当時の私に言いたいことがあります…。当時を振り返り、大切だと思うこと今現在 不安を抱えている親にとっては、将来が見通せなくて「とにかくやれることはなんでもやりたい」という気持ちになると思います。そして私も実際そうでした。私の場合ですが、ほぺろうの癇癪を改善することばかりに縛られていた当時は本当に殺伐としていたし、睡眠もろくに取れていないので常にイライラしていました。もしかしたらほぺろうの癇癪は、外部的な要因で起こるものだけじゃなく、イライラした私の顔を見てずっと不安を抱えていたことも原因のひとつだったかも知れません。今は「私がリラックスしていると、ほぺろうもリラックスしているな~」と感じます。私が「ほぺろう大好き」と伝えるようになってから少しずつ癇癪が和らいできた気がするのですが、「ボクは愛されている」という安心感も大切な要素なんだと思います。反省を踏まえて当時の私に言うならば、まずは「とにかく寝なさい」ということ。育児をしながら睡眠時間を確保するのは難しいけれど、誰かに助けを求めてでもしっかり寝てほしい。体もそうだけど脳を休めないと、イライラするし迷走する。焦る気持ちもわかるけど、リラックスして接したほうが子どもにとってきっと良い結果に向かうよ。Upload By ぼさ子そして、「“今は”仕方ないと受け止めて」ということ。何をやってもダメな時期ってある。でもそれは、受け入れられる成長段階じゃないだけかもしれない。どんなにこちらが努力しても響かないわが子を見ては「それほど、ほぺろうに問題があるんだ」「ほかのママなら上手くできるのに私にはできないんだ」とマイナス思考になっていたけど、「“今”できないだけ」と受け入れると焦る気持ちが軽減するよ。Upload By ぼさ子悩みの中にいた当時の私は気持ちが擦り切れていたので、上記のことを言ってもなかなか受け入れなさそうですが、「とにかく睡眠だけは取って!!」と言ってやりたいです。周りは変わらない。でも自分が変わって得たもの6歳になった現在のほぺろうは相変わらず癇癪を起こしますし、発達年齢は2歳のままです。それでも今は、ほぺろうと過ごす毎日が楽しいし、ほぺろうが可愛くてたまらないと思えることが幸せだなと感じています。おそらく、ほぺろう以上に変わったのは私の方なんだと思います。Upload By ぼさ子執筆/ぼさ子(監修:井上先生より)子どもの頻繁な癇癪は、親御さんを疲弊させたり精神的に追い込んだりすることがあります。また、それによってさらに子どもへの対応が困難になり、癇癪も激しくなるという悪循環に陥ることもあります。当時のお母さんの大変さがよく伝わり、「まずは休んで」というメッセージもその通りですね。癇癪については、どんなときに癇癪を起こすのか、どんなときに癇癪を起こさないで済んでいるのかを振り返ってみることが大切です。そのためには、少し離れた視点で見られるようになることが必要ですので、難しいとは思いますが割り切って休養を取り、心に余裕をつくっていただけたらと思います。
2021年10月22日週一で遊びにくる義両親。義両親は近くに住んでいるため週一で家に遊びに来ていました。野菜や手づくりのおかずなどたくさん持ってきてくれるので食費も浮き、初めはあまり嫌な気はしていませんでした。しかし娘が成長するにしたがって、義両親は子育てに口を出すことが多くなってきたのです。ある日、自宅で義両親も含めお昼ごはんを食べていたときのこと。いつもどおり全然食べる気配がない娘。Upload By とまぱんUpload By とまぱん『こっちはこっちのやり方があるんだよーーー!!』と心の中で絶叫しました(笑)。この時期、娘は長い間座って食べることができませんでした。どんなに言ってもダメです。一口食べさせて美味しいと分かれば座って食べてくれるのでは、と思いとった行動でした。また別の日。珍しく娘が大人しくごはんを食べていました。自分も今のうちにごはんを食べようと思い自分の食事に集中していたそのときのこと。Upload By とまぱんUpload By とまぱん『えーーーん。うるさいよーーーうるさいよーーー』再び心の中で叫びました(笑)。義両親には(特に義父)、食事どきの訪問を避けてもらえたら…心の中でそう思いました。癇癪を起こしそうな娘。私がとった行動に義両親は義両親とおでかけ中、娘が癇癪を起こしそうになったときのこと。癇癪が起きてからは何をしてもダメだということを知っていたので癇癪を起こす前に娘にお菓子をあげました。娘は大きな癇癪を起こさずにすみ、ほっと胸をなでおろす私。しかし一緒にいた義両親は私にひとこと。「すぐにお菓子をあげるなんて。しつけがあまいな」私のとった行動は、しつけがあまいと取られてしまうのは仕方ないかもしれません。しかしほかの子より癇癪が強い娘。癇癪が始まると、長時間大声で奇声を出し続けてしまいます。力強く暴れまわるので抱きかかえることもできません。床に大声で暴れまわる娘を見つめることしかできない時間は、私にとってつらいものでした。もちろんお菓子に頼らずしつけられるのが理想です。しかし子育てとは理想通りにできないもの。妥協せざるをえないときがたくさん出てきます。親の葛藤と苦悩とは裏腹に、義両親はそのことを知りません。私は義両親と一緒にいることが徐々にストレスになっていきました。義両親と会うのがストレスに。そんなとき夫は義両親と会う前日は「明日はどんなことを言われるのだろう」と考えて眠れなくなる日も。こんな行動したら何か言われるだろうかと、義両親の前で行動ひとつ取れなくなっている自分がいました。ちなみに夫はそんな義両親をどう思っていたかというと…。夫にとっては両親なので、義両親の発言がストレスだということを伝えるのは勇気がいりました。ある日思い切って伝えることに。Upload By とまぱんUpload By とまぱんはい、夫は全く記憶にありませんでした。義父はもともと指摘することが多く、義母に対してもいろいろと言う場面が多かったようです。夫は小さいころから慣れていることもあり、スルースキルが身についていたようです。うらやましい…。うらやましいけど、このつらさを共有できないのがしんどい(笑)。現在の義両親との関係は?今、義両親とはちょうどいい距離感になりました。その理由は夫が義両親に「来すぎ」と言ったからです。ありがたいけど、夫の言い方が強くてシュンとする義両親。ほんのちょっとだけ可哀想になりました。そんなこともあり、今は遊びに来る頻度が週一から月一になりました。孫を可愛がってくれるのは嬉しいですし、可愛い孫の子育てに口を出したくなる気持ちも分かります。口を出すのも孫に会えた嬉しさからなのでしょう。ですが、やはり子育てでとても大切なのは親のメンタル。親の気持ちが不安定だと子どもにすぐ伝わるし、ときには子どもに当たってしまうこともあります。私も夫のように、スルースキルを身につけられればみんなハッピーだったのかもしれません。しかし人間そんな器用なことはできないもの。ときには自分のためにも子どものためにも。自分自身の気持ちを優先することも大切だと思いました。執筆/とまぱん(監修:初川先生より)同居していない祖父母などの親族の言葉はネガティブなものであればどんな些細なことでも刺さりますね。子と生活を共にし、どういうときにどう難しくなるかの歴史や「傾向と対策」を日々身に付けているお母さんからすると、とまぱんさんの「心の叫び」が出るのも当然だろうと思います。祖父母も孫がかわいいし、良い子に育ってほしい思いで助言するのだろうということをそんな状況でも察しているのは素晴らしいですね。ただ、本当に欲しいのは、助言ではなく労いや子育ての苦戦の理解だったりするんですけどね…。「大切なのは親のメンタル」はその通りです。心がざわつく距離感ではなく、良い距離感に落ち着けることが大切です。今は「ちょうどよい距離感」とのこと、何よりです。
2021年10月04日癇癪を起こした息子をほったらかして家から飛び出しましたUpload By かなしろにゃんこ。こんにちは、かなしろです。ADHDと広汎性発達障害がある息子は、気性が荒く幼少期から癇癪持ちでした。過去に癇癪のときの息子の気持ちなどをコラムに書いたことがありますが、今回は私がしていた「息子が癇癪になったときの対策」についてお話ししたいと思います。息子がまだ3歳だったころ、遊びの中でうまくいかなかったとき息子は、頻繁にプンプン腹を立てていました。オモチャを投げたり、足を踏み鳴らしたりして、体全体で怒る息子の様子を見て「なんでこの子はこんなにイライラしているんだろう?」と不思議でしたし、怒っている子と同じ空間にいると、とってもイヤな気持ちになって子育てがつらく感じてしまっていました。ミニカーを並べて遊んでいて、思っていた場所に置けずにずれたりするとキーキー怒り出してしまう息子。そんな息子に「怒らないの、大きな声を出さないの、泣かない」などと私もついつい口を出してしまっていました。口を出すと息子はさらに泣いたり叫んだり、余計に怒ってしまいます。Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。当時私は「癇癪」という言葉がどんな状態を表す言葉なのかよくわかっていませんでした。だから息子はうまくいかないとよく怒るけど、本人の経験不足から我慢が足りずに怒っているだけで、大きくなったら癇癪はなくなるものだと思っていました。しかし息子のうまくいかなかったときのイライラや爆発する怒りは、成長しても収まることはなく、「これが癇癪というものなのか!」と知りました。そんなある日、我慢の限界が来て…Upload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。癇癪持ちは治らない!おもちゃの線路がうまくはめられない、時間内にクリアしないといけないゲームは焦ってできない……など、できなかった場合「そんなこともあるよね」と諦めることができない息子。あるとき癇癪を起こした息子がイヤで、私は息子の視界から少し離れました。すると息子は、(なぜ母はいなくなったのか?)と気になったのでしょう。怒るのをやめてポカーンとしていました。少し離れたところから息子の様子を見ると、息子のさっきの怒りは鎮まっていました。これは効果がある、息子が癇癪を起こしたら離れるといいのかも!Upload By かなしろにゃんこ。それから、息子がうまくいかなくて怒っているときに離れることができない場所では、徹底的に「見ざる聞かざる言わざる」にしてみました。(もちろん、荒れた息子が人の迷惑になったり、危ない行動をとらないように視界の端で気にしながらですが)そうすると、干渉しないことで息子の場合は早く怒りが治まることがわかりました。私が機嫌をとろうとして関わると余計に荒れてしまう。息子自身沸きあがる自分の感情をどうしたらいいのか分からずに、戦っている形が「癇癪」なのかもしれません。癇癪に同調して寄り添う姿勢ももちろん大切だと思います。ですが、今まで息子が癇癪を起したときに、私が無理に止めるような関わり方をしていたせいで、怒りが長引いていたのかもしれないな、と思いました。Upload By かなしろにゃんこ。この経験をきっかけに、癇癪は息子自身の心の問題で、もしかしたら親が必要以上に干渉しなくてもいいのかもしれない。怒りや喜びなど、本人がいろいろな感情を味わい、それが成長につながっていくのかな、と思うようになりました。癇癪のときにどうしてほしかったか、その後成長した息子本人に聞いたコラムもありますので是非読んでみてくださいね。執筆/かなしろにゃんこ。(監修:三木先生より)大人のコンディションが悪いときは、寄り添っても逆効果になってしまうこともよくあります。寄り添いと見守りを大人のコンディションによって使い分けるのはとても良い方法だと思います。つまるところ、「しんどいときは無理をしない」で良いのかもしれません。
2021年09月09日束の間の平和。これから楽しい時間をつくりたかったのに…自閉症と中度知的障害のある、ほぺろうは現在保育園の年長さん。発語はいまだにありません。人見知りや場所見知りが強く変化が苦手なほぺろうは、2歳ごろから癇癪が激しくなり、一日に10回くらい地雷を踏んでは一回につき1時間は泣き暴れ続ける…ということを繰り返していました。3歳で障害の診断がついたそのあとも「神様…ほかのことは諦めますので、どうか情緒だけは何とかしてください」と思わず祈ってしまうほど、ほぺろうも私も心身摩耗する日々を送っていました。Upload By ぼさ子保育園の年少時代いっぱいまで癇癪は続き、ただ保育園に居るだけで精一杯!クラス活動やコミュニケーションを楽しむのもむずかしそうなほぺろう。ところが、年中さんに進級するとだんだんと癇癪が減り、ようやく泣かずに登園できるように。落ち着いてきたおかげで周りが見えてきたのか、お友達の真似をしながら保育園活動を楽しめるようになってきました。2年以上毎日癇癪だったほぺろう。その分ほぺろうは楽しい時間を持てずに過ごしてきました。だからこそ私は癇癪が落ち着いてきたことが嬉しくて、「今までの時間を取り戻すくらい、楽しい思い出をたくさんつくっていこうね!」と張り切っていました。Upload By ぼさ子そして年長さんに進級。間もなくしてほぺろうの気分が崩れがちになり、雲行き怪しい雰囲気に…。癇癪の理由を探すも見極められず…最近のほぺろうは、保育園の登園時・降園時に決まって癇癪を起こします。保育園の先生たちも「保育園活動の練習で疲れてるのかも」「暑いからかも」「イヤイヤ期かも」と一緒に考えてくれますが、それでも原因は特定できないし、全部が原因なのかもしれません。Upload By ぼさ子理由を探って解消してあげたいと思っても、発語のないほぺろうは、ただただ大泣きするだけで原因が読めず…。または発語できないからこそ、余計イライラしているのでしょう。「これって『折れ線発達』というヤツなのかな?」「定型発達だったら右肩上がりなのかな?」疲れのせいか、考えても仕方のないことでグルグル悩みます。『ほぺろう本人が理由を持って泣き暴れているのか』もしくは『ワケも分からず泣き暴れているのか』…。同じ泣き暴れでも その二つの違いは天と地の差。だけどそれすらも見極められず、私は自分で「親として情けないなぁ…」と落ち込んでしまいます。『逆戻り』ではない可能性。それは年中時代の先生の予言現在 再び癇癪続きのほぺろうですが、2~4歳ごろの癇癪とは違う点も見られる気がします。それは『癇癪時間が短くなった』こと。私がそう思いたいだけかもしれませんが、ほぺろうも自分自身で癇癪を抑えたいと頑張っているように見えるのです。泣きながらも自分で精神安定剤(大好きな絵本)を持ってきたり、おやつを要求したり…。ほぺろうなりに気分を切り替えようと努力してるのかな?と思うといじらしくてたまりません。Upload By ぼさ子もしかしたら、決して『逆戻り』ではないのかも…と思ったとき、あることを思い出しました。保育園年中さん時代の個人面談のとき、クラス担任の先生の予言…。「年中になってからのほぺろう君は、いろいろなことが分かってきましたし、新しいことにチャレンジする姿勢も見られるようになってきました。だからこそ、今後は苦労しますよ!!おそらく年長あたりで『2歳のイヤイヤ期』を迎えます。『わかる・やりたい』と思うのに『できない』ことにイライラするはず。お母さんは覚悟してください(笑)」Upload By ぼさ子確かに、ほぺろうの発達年齢は現在2歳。そして実年齢2歳のときは癇癪が激し過ぎてイヤイヤ期だったのかどうだか分からずだったので、今が『2歳のイヤイヤ期』だとしても不思議はありません。正直 今の私は、『逆戻り』なのかそうじゃないのか確証のある理由を見つけられていませんが、やっぱり成長を感じさせてくれる『イヤイヤ期説』を信じたいです。私自身の子ども時代だって右肩上がりじゃなかったほぺろうが3歳のとき ほんの少しだけ言葉が出たのにすっかり消失してしまったことから「ほぺろうは『折れ線発達』なのかな?」という意識になってしまい、今回の癇癪もそんな風に思ってしまいました。でも、私自身の子ども時代を振り返ると、「分かってるけどやりたくない」とか「わざと反抗したい」とか「わかるけどできない」とか、成長するごとにさまざまなジレンマがつきものだったな…と思い出しました。親の私はほぺろうの表面を見ているだけ。ほぺろうの内面ではきっといろんな成長があるのだと思います。発達障害のあるほぺろうの育児は教科書通りには行かないけど、ほぺろうも私も「3歩進んで2歩下がる~」を繰り返しながら親子で成長していきたいです。Upload By ぼさ子(監修:井上先生より)コミュニケーション能力は発語だけではありません。ほぺろうくんは発語以外の自分の行動で、周りの人に自分の意思を伝えようとしているのかもしれません。同じ癇癪でも、「おやつがほしいとき(~ほしい)」「苦手なことをさせられそうになったとき(~するのはイヤ)」「好きなことをやめさせられそうになったとき(~をやめたくない)」「苦手な刺激があったとき(~はイヤ、逃れたい)」など、コミュニケーションのかわりに行っている場合も増えてきたのではないでしょうか。上のようなケースの癇癪では、わかりやすい予測や環境調整に加えて、発語にかわるコミュニケーションとして視覚的に分かりやすいカードを使っての意思決定やサインの活用など、癇癪にかわるコミュニケーションや、「~したら~(良いことが起こる)」というセルフコントロールを教えるチャンスであるとも言えます。
2021年08月24日伝わるように伝えるということウチノコ(以下、――)むっくんと暮らしていると、私の言いたいことが思うように伝わらない結果、本人が怒られたと感じて癇癪を起すことがあるんです。そこで生活する中でむっくんの琴線に触れにくい言い回しを意識しています。例えば夕飯前の「お菓子ちょうだい」に対して「今はダメ」と言うと【怒られた】と受け止めて癇癪を起しやすくなってしまうのですが「明日の3時ならいいよ」って返すと、癇癪起こさないんです。これって特殊なのでしょうか?Upload By ウチノコ三木先生:へぇ!それで納得してくれるんですね。「そんな先は嫌だ!」とはならないのですか?そんなに見通しが立つのだろうか…?――見通し…どうだろう、ひょっとしたら見通しよりも「ワード」縛りかもしれません。「ダメ」って言葉や「あとで」なんかが大嫌いなんです。それでそこを避けて、「明日の3時」と時間を具体的に伝えて「いいよ」っていう許可の言葉で伝えることで怒られていないと思うのかもしれません。三木先生:ああ~!なるほど、それはありえますね。Upload By ウチノコ――ありえますか!でも大変なんです、同義語を探す国語問題みたいで。私に余裕がないとできないし、言いながら「私、屁理屈を言ってるなぁ」って思うんですけど、なぜかむっくんは納得するという。三木先生:あ!屁理屈!!屁理屈であるという認識は良いです。要は相手の論のどこを押さえれば落ち着くかを、とにかく考え続けるってことになるんですよね。僕はあるタイプのお子さんの親御さんに「性格悪くなってください」っていう話をすることがあるんです。要求に対しての答えを「ダメ」だけではなく、『何が』『どうなって』『こうだから』『ダメ』と、理屈でねちっこく順を追って説明することで理解させてあげてくださいって。そのほうが入りやすい子や、そういう関係性もあるんですよ。――なるほど…友達にこの言い回ししちゃうと嫌われちゃうな~って思っていましたが(笑)私と息子はそういう関係性だと思えばいいのか。三木先生:いろいろ試して論を繋いだ結果、「これが一番本人が落ち着ける」に達したのならアリだと思います。仮に、子どもがおやつを食事前に食べたがったとして、親の発する「今はダメ」という言葉の奥には、「今は食事前、夕飯食べてほしいから許可できないけど、明日にはまたおやつを食べることができるよ」という意味が含まれている。そう言った曖昧な背景や状況などの隠れた情報をその子と共有できていなかったり、その子にとって意味の分かりにくい言葉を使うくらいなら、誰がどう読んでも伝わる形で、見えない部分も理解できるように細かく本人に伝えていく必要があるんじゃないかと思いますよ。Upload By ウチノコ――確かに丁寧に理屈で伝えるほうが伝わる子なんですよね。でもあんまり頑張るとお母さんの話は長い!うるさい!って言われちゃうけど(苦笑)三木先生:(笑)様子見ながら、ときに短くしたり、伝わらなければ長くしたり、それを何度も繰り返すうちに、本人も全体の構造が分かってくるとこもありますからね。――確かに以前よりは分かってきているかも。でも先は長いなぁとも思います…三木先生:繰り返すことで理解できていくこともありますからね。ただ、繰り返してる間に年齢が上がっていくから、あれこれやったのが良かったのか、単純に本人が成長したのかどっちなのか分からないという。――あ~!それあります。なんかむっくんに起こる変化って、私がどうこうじゃなくて、結局全部本人の成長のような気がするんですよね~。三木先生:お!そこのまなざしは持っていてもらうとすごくいいと思います。私がこれを頑張ったからこの子はこれができるようになった!と思う親御さんは危ういというか、つまずきやすいんです。私は果たしてどれくらいできただろうか、全部この子が頑張ったからだって思えるほうがいいんじゃないかな。――そっか……そっか!よかった~(笑)なんだか自信つきました!ありがとうございます。Upload By ウチノコいつもなら深刻になってしまう癇癪の話が、笑いながらできたこと。それがなにより嬉しい時間でした。癇癪は困るからしないように子どもを変えなくては!という思考ではなく、私はこの子が理解しやすいように、落ち着けるように、言葉を選んで発信しただろうか?という視点を忘れずにこれからもむっくんに関わっていきたいと思います。執筆/ウチノコ
2021年08月20日少しでもハラハラ要素を減らしたい!Upload By koto娘の癇癪や多動、危険行為が激しかった1~4歳前ごろ。例えば、ガラスを割ろうとしたり、玄関から外に出ようとしたり、家具に登ったり、テレビを叩いたり…。動き回り、次から次へと手を出すので、たとえ家の中でも気を抜くことは許されませんでした。それに加えて、謎のこだわりや強い要求など、感情を爆発させ続ける娘。あまりに泣き声や絶叫する声が大きくて長いので、通報されるのではないかとハラハラしながら過ごしていました。そんな中で、少しでも心が乱れる機会を減らすためにした、対策の数々。まず、食器はすべてプラスチックやメラミン、木製の物など割れにくい素材に替えました。大人が使う物もすべて割れない食器に。娘のコップは、マグを卒業してもずっとフタつきの物を使い、娘が不注意でコップを倒してもこぼれず、落としても割れる心配がない物にしました。パンクするかもしれないと思ってUpload By kotoまた、断捨離を行い、触って欲しくない物や危険な物を極力なくし、安全な玩具以外は置いていない、ガランとした家にしました。テレビ付近には人工芝を裏返したもの(踏むと痛いので近づかなくなる)を置き、ベビーゲートもあちこちに置いて、自分がトイレへ行くときなどは少し目を離しても大丈夫なように、できる限りの工夫をしていました。それでも、「最低限のことをするために少し目を離せるようになった」だけ。少しの休憩やリラックスするほどの時間は取れません。娘が寝ているときに、SNSで同じような思いをしている人の投稿を見つけたり、療育で知り合った人と励まし合ったりすることで少し気が紛れるようになったのですが、今思えば、当時は娘の感情にまっすぐに向き合い、すべて受け止めようとしていたように思います。それでは、母親といえどもキャパオーバーして当然です。夫は帰宅が夜になることも多く、私1人ではパンクしてしまう、そう思ったころから、理解ある友人に声を掛けて会ってもらったり、安全対策万全の療育園の園庭で遊ばせたりして、積極的に少し気を抜く時間をつくるようになりました。”耳でつながる”外の世界Upload By koto私が唯一、子どもの様子を見ながらできた気晴らしは、ワイヤレスイヤホンでラジオや音声配信を聴いたり、音楽を聴くことでした。子どもと2人きりの家の中でも、他人の声を聞いたり、好きな曲を聴きながら寝かしつけ等をすることで、少しリラックスした気分を味わうことができたのです。有線のイヤホンは、娘が気づくので使えませんでしたが、無線で片耳だけで聴けるイヤホンは、つけていることに気づかれにくく、もう片方の耳は娘の声や動きの音を拾えるので、安全かつ快適に気晴らしをすることができました。私が現在、ライブ配信や音声配信をさせてもらっているのも、自分自身がそういったことでかなり救われた部分があるからです。目を離せない、息抜きできない、手を離せない…。そんなときでも、耳は外の世界と繋がっている。コロナ禍で密室育児になりがちな方たちにも、オススメのリラックス方法です。執筆/koto(監修:井上先生より)kotoさんのお子さんのように、家の中で物を壊すなどの危険な行動をしてしまい、親御さんが1日中片づけてまわらなければいけないという悩みはよく聞きます。kotoさんが工夫されたように、被害を最小限にしたり、暴れていい場所を限定したりといった環境調整をすることが有効なのですが、インテリアを変えるなどの部屋の整理や断捨離は思い切りが必要になります。インターネットを通じて同じ立場の親御さんと支え合う、旦那さんなど周囲の応援を求める、自分自身の余暇を工夫してリラックスすることも大切です。この記事を参考に、できるところから始めてはいかがでしょうか。
2021年08月16日ほぺろうくんが3歳ごろ、癇癪がひどく、ぼさ子さんは精神的に追い詰められて限界に……。しかし「大好きだよ」と思いを伝えるようにすると、寝る前の癇癪が落ち着いてきました。「適応できないことがたくさんあって、ほぺろうは大変だな……」と、ほぺろうくんの思いを想像してみることに。 息子の正体を妄想してみたら…!? とにかくいろんなものの感覚が合わなくて、すぐ癇癪を起こすほぺろう。 「そう言えば自閉症児って、宇宙人に例えられることあるよな」と思い想像してみました。 急に「ほぺろうの正体は宇宙人なんじゃ?」と妄想にふける私。 そう思うと「もしかして地球人の体をコントロールできていないのでは!?」という気になってきました。(あくまでもぼさ子の妄想です) 「やりたいことがうまくできなかっただけ」かどうかは定かじゃないけれど、お母さんへの攻撃は「怒り表現」のときもあっただろうし「甘えたいけどうまくできなかった」ときもあったのかもしれない。 ほぺろうは焦っていたのかなって。 ◇◇ ◇ 「体をコントロールできない理由」について考えていると、不意に目つぶしされたことも、突然頭突きされたことも、髪の毛を引きちぎられたことも、なんだか納得いくような気がする……?! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子自閉症と中度知的障害を持つ、2015年生まれの息子を育児をしています。いまだに発語はありませんが、母目線でその成長記録を綴っています。
2021年07月30日自閉症と中度知的障害を持つ2015年生まれのほぺろうくんのママ、ぼさ子さん。ほぺろうくんが3歳ごろ、保育園に入園できたものの癇癪がひどすぎて精神的に追い詰められて限界に……。しかし突然「もしかして、ほぺろうは、ずっと前から私の表情に苦しんでいたんじゃ?」と思いつき、「ほぺろう! 大好きだよー!」と思い切り抱きしめました。 いつも寝るときに大暴れするほぺろうくんですが、このとき、ぼさ子さんがぎゅっと抱きしめると? 「気づかなくてごめんね…」 ほぺろうは言葉もなく、考えていることもよくわからない子だったので 「お母さんのことなんて何とも思ってないんだろうな」 と勝手に決めつけていたのですが、そんなことはなかったのかも……。 この当時のこと思い出すと、本当「うわぁあああーーっ」ってなる。 ほぺろうはずっとお母さんが寄り添ってくれるのを待っていたのかと思うと、私、大罪すぎるー(泣)!!! ◇◇◇ いつも寝るときに大暴れするほぺろうくんですが、このとき、ぼさ子さんがぎゅっと抱きしめると、癇癪がスッと落ち着き、安心したように眠りに落ちたのでした。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子自閉症と中度知的障害を持つ、2015年生まれの息子を育児をしています。いまだに発語はありませんが、母目線でその成長記録を綴っています。
2021年07月28日興味がない人でも、あって困らないのがお金ですよね。みなさんは将来、どれくらいのお金を持っているでしょうか?今回は、星座で見る”将来お金持ちになる人”をご紹介します。みなさんの星座が何位にランクインしているか、チェックしてみてください♪6位【おとめ座】おとめ座さんはストイックな性格をしていて、貯金をすることが上手なので将来お金持ちになると言えます。普段から無駄遣いをしないタイプなので、自然と貯金に回せるお金が多くなるでしょう。また、買い物のセンスがあるので、身の回りの物を見ると実際の収入以上を稼いでいるように見えるでしょう。5位【うお座】うお座さんはなんと、玉の輿運を持っています!そのため、お金があるパートナーを選ぶことで将来お金持ちになれるかもしれません。また、普段から男性に奢ってもらうことが多いので、自分でお金を工面しなくても生きていくことができるでしょう。生まれ持った甘え上手なところを活かして、おねだりすれば欲しいものを手に入れることができます。4位【みずがめ座】みずがめ座さんは自分の才能をお金に変えていく力があり、将来お金持ちになることができる星座です。フリーランスで働く人が増えている今の世の中では、自分らしい働き方で収入を得ることができるでしょう。天才肌なので、その波に乗り遅れることがなければうまく道を切り開いていけそうです。3位【てんびん座】てんびん座さんは相続運が強いです。さらに、資産運用能力があるので将来お金持ちになることができます。今持っているお金を、資産運用でさらに増やしていくことができます。また、金銭感覚がしっかりとしているので、収入に合わせたお金の使い方ができます。2位【おうし座】おうし座さんは財運を司る星なので、将来お金持ちになると言えるでしょう。働くことが好きなうえに、生まれつきお金の使い方や貯金が上手です。また口実な性格なので、騙されたり流されたりしてお金を使ってしまうことがありません。その財運と能力は、本人だけでなく家族や親族をも繁栄させていくことができます。1位【かに座】かに座さんはお金の使い方が上手で、さらに投資の才能を持っています。そのため、将来はお金持ちになることができます。お金を貯めることもできるタイプですが、貯める理由は自分ではなく大切な人のため。また、「今だ」というタイミングを見定めることができるので、持っているお金をさらに大きくすることもできるでしょう。みなさんはいかがでしたか?使い道が決まっていなくても、お金はどれだけあっても困らないですよね。上手な稼ぎ方や貯金方法を知って、金運をどんどん上げていきましょう♪(監修:NOTE-X)"
2021年07月27日どんな人にとっても、お金はあればあるほど嬉しいですよね。あなたがお金持ちになるかどうかがわかっちゃうかも…!今回ご紹介するのは、星座で見る”将来お金持ちになる人”です。ランキング形式でご紹介するので、ぜひチェックしてみてください♪12位【しし座】しし座さんは、お金があるとその分使ってしまうタイプです。そのため、将来お金持ちになるとはあまり言えません。ケチケチした使い方をすることは、しし座さんにとってはストレスになってしまいます。ですが、そのお金の使い方のおかげで、人からお返しを貰ったり得るものが大きかったりなど、思わぬところでプラスに働いてくれることがあります。11位【いて座】いて座さんは、お金に対して無頓着である傾向にあります。将来お金持ちになるとは言えませんが、自分の収入の中で楽しく生活していくことができるタイプです。ですが、自分で決めたことは最後までやり切ることができるので、貯金をすると決めたら目標額まできちんと達成することができそう。10位【ふたご座】ふたご座さんは、お金よりも人間関係や自分のことを大切にするタイプです。そのため、あまりお金持ちになるタイプとは言えません。ですが、お金がなくて困るということはないのが特徴で、いいお金の使い方をすることができるので自分の収入の中で人生を充実させることができます。9位【おひつじ座】おひつじ座さんは人並み以上にお金を稼ぐことができますが、星座の中ではあまりお金持ちになるとは言えません。リーダー気質で働き方も上手ですが、稼いだ分を周りの人や恋人に浪費してしまいがちです。ご飯を奢ったりプレゼントを贈ったりする場面ではつい奮発してしまうので、たくさんお金を稼いでいても貯まりにくい傾向にあります。8位【さそり座】さそり座さんは金銭感覚がしっかりとしているので、将来それなりにお金持ちになりそうです。ゆとりのある生活を送るために、貯金することは必要だと考えています。そして、美意識がとても高く、好きなものに囲まれて生活したいと思っています。それを実現させるためにきちんと貯金することができます。7位【やぎ座】やぎ座さんは倹約家で、本人も気付かないうちにお金持ちになっていることがあるでしょう。コツコツと継続してお金を貯めることができます。ですが、元々節約好きの星座なので、貯めたお金の使い道に困ってしまうことも。そういうときは、思い切って贅沢をしてみるとさらに金運が上がっていくかも。みなさんはいかがでしたか?何かやりたいことができたときや欲しいものができたときには、やはりお金が必要になりますよね。そんなときのために、ある程度は貯金しておくといいかもしれませんね。(監修:NOTE-X)"
2021年07月27日ほぺろうくんの癇癪がひどかった3歳ごろ、あるとき突然気づいてしまったこととは?障害児を子育てするなかで気づいたこと、心境の変化を綴る「障害のある息子からの学び」を短期連載でご紹介します。ほぺろうくんが2、3歳のころ、癇癪がひどすぎて精神的に追い詰められて限界だったという、ぼさ子さん。 しかし、ひょんなことからの気づきによって、今は母子ともに笑って過ごせる時間が増えたそう。その心境の変化とは? 繰り返される癇癪に、気分は落ち込み… 保育園に入園できたものの、この頃はまだ癇癪がひどかったほぺろう。 でも、パートに行き始めて、ほぺろうと離れる時間を作れたおかげで母(私)のほうが少しずつ変わっていけた気がします。 ◇◇◇ 「なにこの癇癪……」「感覚過敏のせい? 眠いのが理解できないせい?」 暴れながら泣き叫ぶほぺろうくんの癇癪をみて、うんざりしてしまったママ。 しかしその瞬間、気づいてしまった「大切なこと」とは一体? 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子自閉症と中度知的障害を持つ、2015年生まれの息子を育児をしています。いまだに発語はありませんが、母目線でその成長記録を綴っています。
2021年07月26日リキッドチークは密着力が高く色持ちが良い!出典:byBirthマスク生活が続くこのご時世、チークやリップがマスクに色移りしてしまった経験はありませんか。ただでさえ気温・湿度が高い夏は、化粧がドロドロと汚く崩れやすい季節です。蒸し暑さに加えてマスクをつけていると、摩擦によってより化粧が崩れやすくなりますよね。そのようなマスク生活で活躍してくれるのが、リキッドチークです。リキッドチークはその名の通り、リキッドタイプになっているチークで、お肌への密着力が高く、内側からじんわりと溢れるかのような自然な血色感を再現することができます。普段はパウダータイプのチークを使っている方も、マスクへの色移りや化粧崩れに悩んだら、ぜひリキッドチークを取り入れてみてください。リキッドチークはどうやって選ぶ?出典:byBirth近年、リキッドチークはデパコスからプチプラまで、各人気ブランドで続々と展開されています。豊富な種類の商品が販売されている中で、リキッドチークはどのように選んだら良いか分からないと悩んだ時は、形状で選ぶのがおススメです。リキッドチークとは言っても、チップ式、チューブ式など複数の形状の商品が販売されています。迷った際には、自身がなりたいイメージやメイクに合わせて選びましょう。血色感が強い「おフェロメイク」ならチップやハケ式のアイテム数年前から定番となっている「おフェロメイク」。お肌の内側から溢れるような血色感を強調したおフェロメイクは、血色感が失われくすんで見えるマスク生活に適しています。若い層でのトレンドのイメージが強いおフェロメイクですが、リキッドチークはより自然な血色感が最大のメリットであるため、厚塗り感が出ることなく、ナチュラルな血色感を演出することができます。チップ式やハケ式のリキッドチークは、色の調節がしやすいので、自身のなりたいイメージに合わせて絶妙な発色を再現できます。自身のなりたいイメージへと絶妙な発色を再現しやすい分、初めのうちはつけすぎてしまうことがあるので、慣れるまでは気持ちやや少量で使うのが良いかもしれません。「大人の艶感」を重視するならクッション式のアイテムより大人っぽく、トレンドの艶感メイクに仕上げるには、クッション式のリキッドチークが適しています。クッション式の場合は、頬にポンポンするだけでナチュラルな血色感を演出できるので、リキッドチークに慣れていない方でも使いやすいのが利点です。クッションでポンポンするだけなので手を汚さず、忙しい朝の時短メイクにも役立ちますし、出先でのお直しアイテムとしても便利です。ナチュラルな仕上がりかつ光沢感のある艶っぽい発色なので、どのようなシーンにも合わせやすいです。色のキープ力が高いリキッドチーク3選ADDICTIONチークポリッシュ L3,080円(税込)この投稿をInstagramで見る ADDICTION アディクション(@addictionbeauty_official)がシェアした投稿 ADDICTIONから発売されているものは、重ね付けしやすくぼかしやすいので、自身がなりたいイメージを自由自在に演出できます。サラサラと水のようなテクスチャーで、お肌の内側からジュワっとはじけるように、少量でもしっかりと発色します。また、色味にトレンドの透け感があり、儚げな印象へと導きます。チークポリッシュは、色持ちの良さが強みで、長時間経過してもサラサラとした質感と血色感をキープできます。無香料のためマスクをつけていて香りがこもるといった事もなく、色移りがしづらくキープ力があるので、現在のマスク生活にも、普段の生活にも活躍する優秀なリキッドチークです。SHIROカレンデュラチークリキッド3,850円(税込)※画像は「0C10 カッパーレッド」この投稿をInstagramで見る SHIRO(@shiro_japan)がシェアした投稿 SHIROから発売されている「カレンデュラチークリキッド」は、ナチュラルな発色で上品に頬を彩ります。高い保湿力を持ち、デリケートになったお肌をやさしくケアするカレンデュラが配合されているので、毛穴や肌荒れといったお肌の悩みを目立たせず、血色感を再現します。また、チークとしてだけではなく、アイシャドウとしても使用できるのが利点です。主張しすぎないナチュラルなカラーが展開されているので、シェーディングのように小顔に見せたり、2色を使用してグラデーションとしても活用できます。SKINFOODフレッシュフルーツジュース エクストラクション ブラッシュ1,925円(税込)この投稿をInstagramで見る 스킨푸드 SKINFOOD(@skinfood_official)がシェアした投稿 SKINFOODから発売されている「フレッシュフルーツジュース エクストラクション ブラッシュ」は、果実のジューシー感をテーマに、透け感とツヤ感、そして内側から滲み出るような血色感を同時に叶えます。薄づきでナチュラルな仕上がりなので、各色がお肌に馴染みやすく、デイリーメイクに取り入れやすいです。色持ちがよく密着力が高いので、さらに血色感を出したいといった際には、パウダーチークを重ね付けしてもヨレづらいです。プチプラ価格なので試しやすく、薄づきの仕上がりを求めている方にとてもおススメです。蒸し暑い夏もリキッドチークで血色感をキープ蒸れやすくチークが崩れやすい夏も、密着力が高いリキッドチークで血色感をキープしましょう。
2021年07月23日うっかり忘れが多くて、「持ち歩くバッグはひとつだけ」とずっと決めていたわたし。だけど子育てで荷物が増え、そうも言ってられなくなりました。何しろ持ち物が多い。バッグに手を突っ込んでゴソゴソ探すのはしょっちゅうですし、リュックの時は毎回降ろしたり背負ったりするのも面倒です。Agreableアグレアーブルのスマホポシェットは、そんなわずらわしさをスマートに解決してくれる便利なアイテム。大きな荷物と貴重品類を分け、バッグを2個持ちすることで、お出掛けがウンとストレスフリーになりました。本当に必要なものだけをコンパクトにひとまとめ大きすぎず、小さすぎず。かさばらないけど、必要なものはまとめられる。Agreableアグレアーブルのスマホポシェットが使いやすいのは、その絶妙なサイズ感。スマホ、鍵、子どもとのお出かけで欠かせないハンカチにティッシュ。さらに、エコバッグや除菌アイテムといった新しい生活での必需品もスッポリ。特にエコバッグは、いつどこで必要になるか分からないので、機動力のあるポシェットに入れておけると安心です。最近のキャッシュレス生活ではこれだけ持ち歩けば足りますが、念のため少しお金を入れることも。わたしのスマホは初代iPhone SEで、一般的なスマホと比べると小さめです。このサイズのスマホなら、ポシェットのメインポケットとファスナーポケット、どちらにもおさまりました。子どもを抱っこしてても、片手で出し入れラクラク身長157cmのわたしが持つと、ちょうど腰のあたりにバッグがきます。歩いている時にブラブラせず、公園で子どもと一緒に遊ぶ際も邪魔になりにくい、ちょうど良いポジション。▲選んだカラーはライトグレー。スッキリ持ててコーディネートしやすいのがお気に入り。スマホを入れているメインポケットは口がバネ式なのでワンタッチで出し入れでき、それでいてかがんだりしても中身が落ちる心配ナシ。サブポケットのファスナーも片手でスッと開けられます。内側にはカードポケットがあり、バスや電車に乗る際はポシェットをかざすだけでOK。子どもとのお出掛けでは、手をつないでいるか抱っこで、だいたい片手がふさがっています。そのため、荷物の出し入れや移動を片手で、しかもワンアクションで済ませられるというのは、かなりの高ポイントです。バッグ2個持ちで良かった!と感じたシーン大きな荷物とスマホポシェット、バッグの2個持ちをはじめてみたら、いろんなシーンで便利さを実感することになりました。ちょっとそこまでのお出掛けが身軽に近所のコンビニ、公園遊び、ドライブ中の立ち寄りなど、ちょっとしたお出掛けなら、このポシェットさえあれば大丈夫。余計な荷物は全部置いて行けます。貴重品を肌身離さず持っていられる公園や児童館で子どもと遊んでいると、荷物を置いた場所から遠く離れてしまうことがよくあります。そんな時でも、貴重品を無防備に置きっぱなしにしなくて済みます。パパに大きな荷物を預けやすい貴重品の入っていないバッグならパパに預けやすく、重くてかさばる荷物運びが分担しやすくなりました。そしてそのおかげで肩や腕の負担が少なくなるというありがたい効果も。育児ママ以外も。荷物多めさんに便利なスマホポシェットバッグの2個持ちが便利なのは育児ママだけに限りません。大きなバッグを持つまでもないという場面は、暮らしの中でたくさんあります。・仕事でのランチや会議・旅行時の散策・ペットの散歩・幼稚園や塾などの送り迎え大人感のあるデザインはカジュアルでもオフィススタイルでもコーディネートしやすく、何かと出番が増えそうな気配。大事なものがすべて手元にあると、出し入れが本当にスムーズです。特に荷物が多い時ほど、サブバッグのありがたみを痛感。外で過ごす時間が増える春。スマホポシェットで身軽にお出掛けを楽しみませんか? 【ご紹介したアイテム】スマホの置き忘れや紛失防止にも役立つスマホポシェット(ショルダーポーチ)。上品なラムレザーはお仕事シーンにも馴染みます。名刺入れや小銭入れなども入るポケット付き。⇒ ラムレザー スマホポシェット/アグレアーブル Agreable【送料無料】 ■ファッションのはなし ■こどもと暮らす スマホポシェット使用レポ 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2021年04月25日「『ルナルナ』を使ってるということは、恋人がいるに違いない」一部の男性によるそういった書き込みが、ネット上で議論を呼んでいます。ことの発端は、ある女性バーチャルYouTuber(通称:VTuber)の配信中。VTuberのスマホの画面が映し出されると、女性の体調管理アプリ『ルナルナ』のアイコンが表示されていました。女性VTuberが『ルナルナ』を利用していることを知った一部の視聴者は、「『ルナルナ』を使っているということは、このVTuberには恋人がいるに違いない」と発言したのです。「ルナルナを使ってる女性は恋人持ち」が議論に同アプリは、月経(通称:生理)の日程を記録することで、生理周期を予測できるサービス。ほかにも、基礎体温の記録や排卵日予想などを行うことができます。生理は女性の身体を持つ人に必ず起こるもの。しかし、一部の男性は『ルナルナ』を性行為の予定を調整するために使っていると思っているようです。この意見に対し、ネットでは多くの女性から反論が上がりました。・生理周期の管理は性行為のためだけじゃない。恋人がいない人だって使ってるよ。・「服を汚さないように」とか「体調が悪い日を予測したい」とかの理由で使ってる人が大半でしょ。・本気でいってるなら信じられない…。ネタだとしても、ただただ不快すぎる。しまいには『ルナルナ』がTwitterのトレンドワードとして表示される事態に。今回の件を受け、『ルナルナ』のTwitterアカウントはこのように思いを明かしています。ルナルナがトレンド入りしていますね2018年にも同様の話題が挙がっていましたが、2021年になってもこういった内容で話題になってしまうのは少し悲しいですルナルナについてはもちろん、女性のカラダやココロについても正しい知識や理解が進むようにもっと頑張らないとなぁ。。— 【公式】ルナルナ (@lunaluna_mti) March 5, 2021 たくさんの温かいお言葉ありがとうございます公式がネタツイに反応するなんて…と言われてしまうかもしれませんが、ネタだとしてもこの話題が盛り上がってしまうこと、それがきっかけで対立してしまうこと…どちらも同じくらい悲しいです正しく理解して寄り添いあえる世の中を作っていきたいな~— 【公式】ルナルナ (@lunaluna_mti) March 5, 2021 一方で、「ネタだと分かった上でいってる」「定番のネタなのに本気で怒るな」という反論も上がっています。確かに、「生理周期を記録している女性は恋人がいる」「生理用品を持っているということは性行為の予定がある」などの、とんでもない発言が出るたびに、ネットでは『気持ち悪い発言の定番ネタ』にする流れがありました。しかし、ネタなら何をいってもいいというわけではありません。また、生理は多くの女性にとって悩みの種であるため、不快に感じる人は少なくないでしょう。日本の性教育を問題視する声がたびたび上がっている昨今。身体の仕組みや人権、道徳についての教育が求められています。[文・構成/grape編集部]
2021年03月06日カラーの色持ちが良くなるために【ブリーチ・ハイライト】について最近、ブリーチやハイライトをするお客様が増えてきました。若いお客様はもちろん、30〜50代のお客様もされる方が増え続けております。理由としては白髪をぼかして明るくできると言うことだと思います。ですがブリーチをしてしまうとカラーの抜けが早くなってしまうのが欠点にあげられるのですが、今回はそれを補えるシャンプーを紹介したいと思います。黄色っぽさが出てきた方には「ムラサキシャンプー」ブリーチをして、何週間かすると色が落ちてきて金髪になってしまうという経験がある人は多いと思います。そのような方には黄色くなってきたのを抑える「ムラサキシャンプー」がオススメです。こちら使用して頂くと、色落ちの段階で出てくる黄色味を抑えてくれます。なので色が長持ちします。ホワイト系、アッシュ系に染めた方が使って頂くと綺麗に保持することができると思いますピンク、レッドを持続させたい【ピンクシャンプー】お次は、赤やピンク系に染めた方におすすめのシャンプーです。特にピンク系のカラーをされてる方はぬけが早いので、カラーシャンプーをオススメします。こちらもフィヨーレの「クオルシアカラーシャンプーピンク」を紹介します。他のメーカーさんよりも圧倒的にシャンプー終わりのピンクが強いです。カラーをしていないのにしたかのような高彩色な仕上がりになります。まとめこのようにカラーシャンプを使用してカラーの持ちを持続させることができるので是非参考にしてみてください!当店ではカラーシャンプーはもちろん、ヘアケアできる商品がたくさんございますので是非お越しいただいてご検討ください。
2021年02月12日子どもが生まれて変わった意識。それは”挨拶”育児をするということだけでも子どもに接する大変さがありますが、社会の中で生きていく限り「周囲の目」も気になるもの。ましてや障害児の育児ともなると、それが大きなストレスになったりします。ほぺろうの癇癪がピークだったころ、どんなに対策しても効果がなかったこともあり「ご近所からどう見られているか」も私の頭を悩ませる要因の1つでした。Upload By ぼさ子子どもを授かる前、もともと社交的でないこともあって「ご近所付き合いは首を突っ込まないことが親切。無干渉がモットー」と思っていた私達夫婦。だけど、ほぺろうが生まれた途端にその考え方はガラリと変わりました。私達が意識したのは「人にきちんと挨拶すること」。Upload By ぼさ子Upload By ぼさ子苦労しているという事実は変わらないのに対応1つで誤解されるのは悲しいですし、親の印象が少しでも良くなれば、それがわが子を守ることに繋がると思ったのです。「たまたま会ったら...」くらいではありましたが、普段の「おはようございます」「こんにちは」を、こちらの様子を伝えるツールとして相手に安心感を持ってもらうために欠かしませんでした。通報されてもおかしくないレベル。それでも見守ってくれたご近所さん達現住所に引っ越してきたとき、ほぺろうは3歳。自閉症の診断は出ていませんでしたが、すでに癇癪が激しい時期でした。引っ越しのご挨拶のときにご近所さん一軒一軒に「息子の泣き声が激しめです。ご心配掛けることもあるかもしれません。気になることがあれば遠慮なく教えてください...」と伝えたことを覚えています。「何も言われてないと、泣き声が聞こえたときに気になっちゃうよね。最初に伝えておけばご近所さんのストレスが少しでも減るかな...」と思ったのと、自分も早めにカミングアウトした方がラクになれるかもしれないという気がしたのです。Upload By ぼさ子寝ているとき以外は一日中泣き暴れていたほぺろう。事情を知らない人から見たら「騒音」や「虐待の疑い」で、それこそ「いつ通報されてもおかしくない」レベルでした。ご近所に住む方々にご迷惑をかけていたのは間違いないです。(実際に最近「あの時は泣き声がすごかったもんね~」と言われました)それでも「泣き声のことなんて気にしなくて大丈夫だよ!」と温かく見守ってくださったのは、私達家族が「怪しい者ではない」と思っていただけたからという気がします。Upload By ぼさ子自閉症の診断を受けた後ほぺろうが自閉症の診断を受けたことも、ご近所の方々に説明しました。自閉症という診断名を聞かされても、当事者ではない方々にとっては「?」だと思うので、「理解してほしいとまでは望まない。他の子と違う困りごとがあるとだけ伝われば儲けもの」くらいの気持ちで簡単に。「自閉症、知ってるよ~。確かに特徴が当てはまるね」とか「自閉症って??」など反応はさまざまですが、診断名があるおかげで「そういう理由がある」と思ってもらえたと感じます。Upload By ぼさ子やがて、嬉しい変化も...事情を知ってくださっているからか、その後もご近所の方々には優しい言葉を掛けてもらえたり、困ったときは手を差し伸べてくださったり...と親子共々お世話になっています。また、普段から挨拶をしているからか、ほぺろうの成長に気付いてもらえたり、人見知りだったほぺろうがいつの間にかご近所さんに懐いていたり...親としてはありがたい変化もあります。Upload By ぼさ子Upload By ぼさ子療育と同じくらい大切。”居場所”をつくることほぺろうの癇癪が激しいと、後ろめたくて周囲と疎遠になってしまいがちです。私はいまだに、ほぺろう連れでの集会やイベントは癇癪が怖くて尻込みしてしまうのですが、それでも「大丈夫だよ。ほぺろう君連れておいで!」と声をかけていただけたりします。”挨拶”という何のひねりもないことですが、これを大切にしていたから周りの方々に助けてもらえるようになったのかな...?と勝手に思っています。いろいろな癇癪対策をやってみても効果が出ず、「ほぺろう自身がすぐに成長するのはチョット無理だな...」と落ち込むこともありましたが、今振り返ると「ほぺろうを成長させることだけが、生きる手段ではない」と気づかされました。ほぺろうがありのままでも生きやすい環境があれば、それ以上に素晴らしいことはないのかもしれません。Upload By ぼさ子※発達ナビに無料会員登録をしていただくと、他の【かんしゃく特集】記事もお楽しみいただけるようになります。
2020年11月24日Twitterやnoteで子育てに関する『気付き』を発信している、保育者のきしもとたかひろさん。連載コラム『大人になってもできないことだらけです。』では、子育てにまつわる悩みや子供の温かいエピソードなど、親や保育者をはじめ多くの人の心を癒します。まだ感情のコントロールが苦手で、癇癪(かんしゃく)を起こしてしまう子どもたち。他人の苦しみや欲求は、どうすれば理解できるのでしょうか。第10回『同情するならお湯をくれ。』「怒りたくて怒ってるんじゃないよ」と言われて「なら怒らなければいいじゃないか」と思ったことがあるのは僕だけではないだろう。学校からの帰り道、歩きながらノートを広げている子がいた。「危ないからノートしまって歩きなよ」と声をかけると「だってー」と返してきた。「危ないことは危ないからやめてね」と口答えを制した。理由があろうと危ないことは危ないのだ。しばらく歩いたところでお茶を飲みながら、またノートを広げていた。「しまっときって言うたやろー!」と少し語調を強めると、注意されて落ち込むというよりも楽しみを邪魔されたというような表情をした。心配していることを伝えるつもりで言い訳のように「怪我したらあかんからな。ほんで、暑いから水分しっかり取ってな」と言うと「だから飲んでてんやん」と言い返してきた。なんだかやけに反抗的だなと思いながら視線を落とすと、広げたノートに地図のようなものが書かれているのが見えた。スタートらしき場所には「がっこう」と記されており、路線図のようにいくつかの四角を線で繋げていて、ところどころに手書きの星マークがつけられていた。双六のようにも見える。「なに見てたの?」と、指摘としてではなく興味本位で尋ねた。「帰り道に暑くてお茶飲まなあかんから、飲むポイントを書いてんねん、いまここ」と言って[学校]と[学童]の間にあるチェックポイントの一つを指した。「真夏の水分補給」も子ども達に指導している交通ルールと同じく大切なことだ。それを自分たちで工夫して実践できるようにしていることに感心しながらも「いいことやけど、危ないからノート広げて歩くのはやめような」と伝えた。しばらくしてから、「おもろいなあ」とそのノートのことを思い出していた。自分たちで相談して書いたんだろうか。決められためんどくさいことも、あそびに昇華してるなんてすごいじゃないか。「いいことやけど」ってなんやねん。ただただめっちゃおもしろいやん。「いいことや」って取ってつけたように言ったけど、あの子たちには「怒られた」ってことだけが残っているんじゃないかと少し後悔した。自分で自分に「怒りたくて怒ったんちゃうねん」と言い訳した。「なら怒らなければいいじゃないか」と子どもの頃のぼくが顔を出す。危ないことは危ないからやめてもらわなきゃいけない。けれど、もっとほかに伝え方があったんじゃないか、間違いを指摘することをそんなに焦らなくてもいったん話を聞くことくらいはできたんじゃないか、と何度も考えていた。思い通りにいかないときに癇癪を起こしてしまう子がいる。諭すように話したり、思いに寄り添うように声をかけたりしてみても全く応じることはなく、言葉をかければかけるほど興奮したり、脱力して床に寝そべり駄々をこねたりする。腫れものを触るように接していき、癇癪玉が爆発したら最後「鎮まりたまえ!」と災難が過ぎ去るのを待つようになだめ、根負けして思い通りにさせるか、そうでなければ開き直って強引に言うことを聞かせるしかない。その子は好きなあそびを中断されるたびに駄々をこねた。みんなで遊んでいるときには機嫌よく過ごしているけれど、終わってしまったり中断されると手をつけられなくなっていた。ある日、その子は好きなあそびをせずに一人で過ごしていた。ひとりでのんびり過ごしているのかといえばそうではなく、かと言って別のあそびに夢中になっている訳でもなさそうで、あえてそのあそびから離れているように見えた。何かあったのか尋ねてみると、その子は少し黙ってから「もう、ああなるの嫌やねん」と小さく言った。「ああなるの」とは「キーーーッ!」ってなること、つまり「癇癪を起こしてしまうこと」だ。「思い通りにいかないことがあったら癇癪を起こす子」ぼくはそんな風にその子のことを見ていた。思い通りにいかないことを押し通そうとする姿は、半ばわがままにも見えた。その子にも制御ができないのだ、とそのときに初めて気が付いた。本人が苦しんでいるなんて思ってもいなかった。癇癪を起こさないようにしたり、それを鎮める方法を話し合いもした。けれど、それは「その子がしんどいから」ではなく、「僕たちがしんどいから」やっていた。その子が癇癪と戦っているのに、僕とも戦わなきゃいけないなんてそりゃあしんどい。僕には見守るか支えるしかできなかったのだ。もしかしたら、わがままな姿や怠慢に見える姿が、ただ気に食わなかったのかもしれない。誰も困りはしないのに何故だか許せない、そんな感情ってあるんだよね。その子が感情をコントロールできなくて、うまく表現できなくて苦しんでいるかもしれない。それを分かっていても、それでもやっぱり「自分の言う通りにしたいだけじゃないか」とか「ただのわがままなのではないか?」と感じてしまう自分がいる。考えてみれば、その子が癇癪を起こさずに言うことを聞いて欲しい、と望んでいる僕の考えも、自分の思い通りにしたいというわがままだよね。僕たちはなんで、人がわがままに振る舞っていたりサボっているように見えたりするのが許せないんだろう。たとえば危険があるとか誰かの迷惑になるとかなら分かるけれど、誰に迷惑をかけるわけでもないのに、手を抜いていたりサボっていたりズルをしていたりすると許せない。気に食わないな、と思うだけなら勝手だけれど、「その子のためにならない」というもっともらしい理由をつけて厳しくしてしまうこともある。親を甘やかしたらいけないという価値観も、保育や教育の業界から聞こえてきたりする。「気に食わない」だけで批判するのは理不尽だって誰でも分かるけれど、それが「教育」とか「当たり前」という仮面を被ってたら、そういうものなのかもと思ってしまう。しんどい人は救われるどころかさらに追い込まれていく。しんどいのなら、甘えてもいいんじゃないのかな。なんで、甘えたり手を抜いたりすることが許せなくなってしまうんだろう。あ、例えば、狩りで生きてきた時代には、サボってしまったら生死に関わるから本能的に「サボるのは許せない」と感じるのかもしれないな。とか適当なことを考えてみたけれど、「サボりたい」「休みたい」も生きるために必要な心の声じゃないか。「何個しんどかったら帰れるんですか?」中学校に勤めている友人が、保健室で生徒に聞かれたらしい。熱は無いけれどアトピーの調子が悪いし具合もよくないので帰りたい。けれど、サボりだと思われて帰らせてもらえないとのこと。甘やかしてクセになってもいけないし、だからって子どものしんどさに寄り添えないのもつらいものだ。僕は子どもの頃からアトピーなんだけれど、痒いとか痛いとかだけでなく、向けられる視線やかけられる言葉に傷付いたり、自分は頑張りたいのに頑張れないしんどさもある。学童でも身体が痒くて目の前の宿題に集中できない子がいて、それを見て「集中力がないな」と思ってしまいそうになる。けれど、絶対に「集中しなよ」と声をかけることはしない。だって、集中できるならしてるもんね。痒いから集中できなくて、集中できないからまたイライラして掻いちゃって、終わりが見えなくてボーッとしてしまうんだ。荒れた肌は見た目も良くないし、フケが服についたりするから清潔感がないとか言われる。清潔にしていないとすぐに悪化するから、一度来た服を洗わずに着ることはないしシーツだってしょっちゅう洗う。その辺の清潔感のあるイケメンよりも、きっと清潔であることを心がけているけれど、見た目の清潔感は伴わない。食生活が良くないんじゃないかとか生活習慣が悪いんだよって言われることもある。怠慢だから、サボっているからだよと病気をその人のせいにしたがる。しんどくてエネルギーを使いすぎて、いつもなら容易にできることが、ガス欠でできないこともある。当たり前にできるべきことができていないから、またやっぱりサボってるって思われる。その人のしんどさはその人にしか分からない。同じ痛みでも、平気な人もいれば、動けないくらい苦しむ人もいる。その人にしかその苦しみはわからない、という至極当たり前のことを忘れて、苦しむ人が弱いのだと、それを悪いことのようにしてしまう。忍耐力が足りない?みんな我慢してる?その事実があったとしても、それでしんどさはなくならないのに。病気に限らない。健康でも、その時の環境や状況でしんどい人はきっとたくさんいる。家族がケガをしたり、飼っている猫が病気だったり、失恋したり、推しが引退したり。病気だからとか障害だからとかではなくて、なにもなくてもそのしんどさに目を向けていたい。「そんなことくらいで」なんて他人が言っちゃいけないんだよね。みんなは大丈夫なのに自分がしんどくても、「そんなことくらいで」って自分で思ってしまうことも、もうやめたい。みんなしんどいことは嫌なはずだよ。そのしんどさから逃げたり解放されることを望んだりするのって悪いことじゃないはず。みんながしんどくなくて、みんながサボれる社会の方が断然生きやすいやんか。「なぜしんどいか」なんて関係なくて、そこにしんどさがあるのなら、それをまずは解消したい。甘えてなにがいけないんだろう。弱くてなにがいけないんだろう。教育というモノを言い訳に、育てるという名目のもとに、その子のしんどさを否定してはいないだろうか。まっとうに生きる。勤勉に生きる。それが幸せになるためではなく、ちゃんとした大人として見られるためなのであれば、もうそれにならなくてもいいやって思うの。ちゃんとした大人、を目指すなら、人のしんどさを自分の尺度で測らずに、想像したり寄り添える大人でありたいと思う。「正しいこと」よりも先に「生きやすいこと」を大事にしてみようよって思う。他人が大切にしているものを否定しないのと同じように、他人のしんどさを否定しない。それができたならきっと、自分の大切にしているものもしんどいことも、自分で否定しないでよくなるんだと思う。子どもの育ちを見守る立場である僕が、こんな風にサボることを肯定したら、それで不安になる人もいるかもしれない。けれど、ぼくははっきりと言いたい。一個でも十分しんどいよ。みんながしんどくないことでも君がしんどいのならしんどいんだよ。休んでいいんだよ。手を抜いていいんだよ。苦しみを我慢して厳しくされた分だけ辛抱強くはなるかもしれない。けれど、その分相手にもその強さを求めてしまうのであれば、自分のしんどさに気づいて誰かに甘えられるほうが、その誰かもまた誰かに甘えていけるほうが、みんながしんどくないんじゃないかな。少なくとも、相手には相手のしんどさがあることを知れるから、強さを求めて追い込んだり傷付けたりすることは減るだろう。みんなが強いことを望んで傷つけ合うよりも、弱さを認め合って支え合えたら。甘いと言われようと、僕はそうありたいと思うのだ。余談ですが別の日の帰り道に、「泥棒って、ご飯食べてるんかなあ」と尋ねてきた。不意に問われたその意図が分からなかったので、なるべく断定するような答えにならないように「どうやろうなあ」と返すと「食べてないんやったら、カップラーメンにお湯入れてあげたいわ」とその子は言った。ただカップラーメンをあげたい、ではなく「お湯入れてあげたい」という具体的な優しさが、哀れみとか同情ではなくその子の本当の思いであることを感じさせた。「泥棒ってお金ないんやろ、だからカップラーメンに」と繰り返す。生まれながらに悪い人、ではなく、お金がないから悪いことをしてしまう。そんなふうに考えられる人がどれだけいるだろう。悪い人の代名詞である泥棒だけれど、その子にとっての泥棒は悪い人ではなく困っている人なのだ。犯罪を犯すのはその人のせいで、貧乏なのは自己責任だと叩かれるこの社会で、この子は泥棒のカップラーメンにお湯を入れてあげたいと言っている。それを聞いてぼくが抱いた感情を、なぜだろう、うまく言い表せられない。考えを巡らせすぎたのだろうか、「あーーー」と叫んで「あかん、ほんまに泥棒にお金配りたくなってきた」と泣きそうな顔で呟いた。もしぼくが泥棒なら、って少し想像したら、泥棒でもないぼくが何故か救われたような気持ちになった理由が分かった気がした。ぼくが泥棒だったなら。きっと、そのもらったお金でカップラーメンを買うだろう。ビールを飲んだり美味しいお肉も食べたいけれど、餃子やお寿司も食べに行きたいけれど、でもきっとカップラーメンを買うだろう。そして、その子がお湯を入れてくれるのを待つのだ。きしもとさんの記事やこれまでの連載コラムはこちら[文・構成/きしもとたかひろ]きしもとたかひろ兵庫県在住の保育者。保育論や保育業界の改善について実践・研究し、文章と絵で解説。Twitterやnoteに投稿している。⇒きしもとたかひろnote⇒きしもとたかひろTwitter
2020年10月27日癇癪とパニックについてコウに聞いてみるUpload By 丸山さとこ「ふと周囲を見たときに『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」と言うコウ。癇癪とパニックを繰り返した6年間。母との試行錯誤の末に得た、小5ASD息子の気づきとは【かんしゃく特集】現在のコウは以前よりパニックになることは減り、癇癪もジタバタと暴れることは少なくなっています。今でも癇癪を起こさないわけではないのですが、大爆発をしているとき以外の小規模な癇癪のときは“ただのイライラしている人”といった雰囲気になってきました。そんなコウに、癇癪とパニックはコウの中で何が違うのか聞いてみました。「癇癪とパニック、それぞれコウの中で何が違うの?」という質問に対して、癇癪については「『あー!』ってムシャクシャする感じ」と即答したコウ。Upload By 丸山さとこ一方、パニックについては「意識がうっすらしていて記憶が曖昧なんだけど」と前置きをした上で、「うーん…心や思考が遠心分離機にかけられる感じ?回されてバラバラになっちゃう。まとまってないから答えるのが難しい…」とゆっくり考えながら答えてくれました。癇癪についての『ムシャクシャする感じ』というシンプルかつストレートな答えに「なるほどー!」と深く納得しつつ、「意識があって会話も可能な癇癪は、自分の内面に起きていることについても言語化しやすいのだな」と興味深く思いました。私はコウに対して、「ムシャクシャするのはOK」と言っています。同時に、「それをそのまま他人や物にぶつけるのはOKではないと思う」とも伝えています。Upload By 丸山さとこ「感情が生まれてくることも、それを出したいと思うことも自然なことだし悪いものではない。けれど、”自然なことだし仕方ないでしょ!”と言えばトラブルになる。人と暮らしていく中で、何らかの対処は必要になると思う」と言うと、「それはそうか」とコウも納得したようでした。Upload By 丸山さとこ脳の機能やホルモンバランスや精神の発達度合い等の事情により”感情のコントロール”が難しい状況はありますし、”感情をぶつけられた相手の痛みや不快”を理解し配慮するということも、コウにとっては高度なことなのではないかと私は考えています。けれど、それをそのまま爆発させれば近くにいた人まで爆風を浴びることになるのも事実です。そのときに「僕は爆発しただけであって『爆風を浴びせよう』と思ったわけではない」と言えば、非難を浴びるのは必至だろうなと思います。癇癪とも共存していける(かも?)爆風を浴びる周囲の人が大変なのは事実ですが、それと同時に「爆心地である本人も大変なのだろうな」とコウを見ていると思います。私自身、時々爆発して泣き怒りすることがあるのですが、エネルギーの消耗が激しく後になって寝込むこともあります。Upload By 丸山さとこそれでも、私の場合の爆発は家族や友人に「それは仕方ないね、爆発もするよ」と共感や同情を得られる理由であることが多く、爆発を責められることはありません。コウの場合は「そんなことで爆発するなよ」と対応されてしまうことは多く、本人にとっては癇癪の最中もその後も散々な目にあって踏んだり蹴ったりだろうな…と思います。癇癪を起こすとき、近くに人がいると爆風に巻き込んでしまうのが問題だ…ということで、「1人で爆発しとけばええやん」と私は考えています。Upload By 丸山さとこコウにも、「周囲を巻き込まない癇癪」を勧めています。「お母さんはストレスがマックスになったとき、枕に顔をつっぷして叫んだり筋トレしたりするよ」と言うと、「お母さんそんなことしてんの!?(笑)」とコウは笑いながら意外そうにしていました。「せやでー。お母さん、『あー!』ってなると声が出ちゃうんだけど、突然家族がいるところで叫んだら皆ビックリしちゃうでしょ」と言うと、「そうだね、『うわぁ!ど、どうしたの?』ってなるよねぇ」と頷いていました。「あ、爆発しそうだな、してるなって思ったら、周囲の人もそっと離れるといいのかもね」と話し合いながら、『何より、癇癪の理由に対して爆発せずにアプローチできるようになったらいいよねー…』としみじみ頷きあう、爆発しがちな親子でした。※発達ナビに無料会員登録をしていただくと、他の【かんしゃく特集】記事もお楽しみいただけるようになります。コラムをもっと読みたい!無料会員登録はこちらから
2020年10月15日穏やかそうなコウだけれど、実際は癇癪を起こしたりすることも多く…?Upload By 丸山さとこ折り紙や読書や手芸のように「静かに室内で行うイメージ」の趣味が多いためか、大人しく穏やかな性格だと思われることも多いコウです。ところが、実際の彼は思い通りにならない時にパニックになったり癇癪を起こしたりすることも多く、普段の穏やかそうな印象とのギャップに驚かれることも珍しくありません。癇癪だったりパニックだったりした幼少時かんしゃくは「思うようにならない苛立ちや不満」などの気持ちの表現であり、要求を通す為の交渉として使われることもあります。Upload By 丸山さとこ保育園の頃のコウは交渉としてのかんしゃくを出せる程の高度なコミュニケーション能力は無かったため、「思うようにならない苛立ちや不満」をブリッジで表現するだけでした。そんな風に時々叫んだりブリッジをしたりしながら登園していたコウでしたが、5歳頃になると少し様子が変わってきました。思うようにならない時、かんしゃくよりもパニックを起こすことが増えてきたのです。無関心、一人遊び、ブリッジで怒り表現...?小5ASD息子が放課後に友達と遊べるようになるまで。「こんなとき、どうする?」を親子で具体的にシミュレーション1年生の頃のコウは、パニックになることが更に増えてきました。“やらなくてはいけないこと”ができていない時は「あ、あ…どうしよう!」とオロオロしてパニックを起こし、青ざめてうつろな表情のまま固まってしまうこともありました。そんなコウは“やりたいこと”ができていない時も同様にパニックを起こすようになり、2年生の半ば頃まで“ハッキリとした癇癪”を起こすことは減っていました。コウがパニックを起こす時は、大体PCがビジー状態になった時のように“処理できる情報量を超えてしまった時”だったので、パニックを起こした時はできる限り落ち着くまでそっとしていました。Upload By 丸山さとこ落ち着いてからであっても再び同じ量の刺激に晒されれば再度パニックになってしまうため、コウが落ち着いた時点で“スモールステップに分割した指示”を出すようにしていました。(宿題のプリントであれば、 「椅子に座って鉛筆を持つ」 「名前を書く」「1マス埋める」などの指示を出していました)この時、コウに対して「お母さんの話を聞いてくれる?」「お母さんも一緒にやっていい?」「どうしたの?」などの質問調の話しかけ方をしないように気を付けていました。今ある情報の処理で一杯一杯なコウにとって“答えなければいけない質問”はタスクを増やすだけであり、パニックを誘発するきっかけにしかならなかったからです。再び癇癪が目立ち始めた小学2年生そんな状態だったコウは、2年生の途中くらいから再び癇癪を起こすようになってきました。座ったまま地団太を踏んだり叫んだりするのです。Upload By 丸山さとこネガティブな発言が増え、「どうせ僕なんか!僕が下手だからできないんだ!」「あぁもう折角ここまでやったのに!」と怒るコウと一緒にいると私まで引きずられそうになるので、長引くようであれば、彼が落ち着くまで私は家事をしたりして心理的な距離と物理的な距離を空けて過ごしていました。(癇癪を起こした後はコウのサポートに時間をとられる可能性がある為、先に家事を終わらせておくと段取りが良かったというのもあります)「やりたい」と「できる」のギャップで癇癪に!ゲーム、料理、工作も…今、趣味を楽しむASDコウとの親子二人三脚の道のりその頃のコウは癇癪が復活した一方でパニックになりやすい状態も続いており、“癇癪のまま終わるのか、癇癪からパニックになっていくのか”を見守る必要もありました。Upload By 丸山さとこ癇癪の間は怒りつつも会話は成立するコウですが、一度パニックになるとしばらく言葉が通じない状態になり、“やりたい(やらなくてはいけない)ことができていない状態”が長引くことと“パニックそのものの疲労”で、親子共々ぐったりしてしまいます。癇癪を起こしたコウには“状況確認”と“感想(共感)”で対応コウが癇癪を起こした時は、何が起きたのかなどの状況確認だけして“手助け”は行わないようにしていました。“癇癪を起こす→助けられる”というパターンをコウが学習すると、「癇癪を起こせば大体のことは解決するな!」と考えるようになるだろうと思ったからです。「どうしたの?」「見せて」と状況や意思の確認を行った上で「そうか、それは困ったね」などと“感想の言葉”のみ伝えると、調子の良い時であればコウの方から「手伝ってほしい」「ここ助けて」と返ってくるので、それに応じる形で手助けしていました。Upload By 丸山さとこ「そうなんだよ!僕は困っているんだよ!」と返ってくる時は「手伝ってほしい?」と助け舟を出し、会話にならないほどの癇癪を起こしている時は、ある程度落ち着くまでそっとしていました。そうこうして“その日・その時”をしのいでいる内に、5年生になった今では癇癪を起こしても以前より早く落ち着くようになりました。コウが言うには、「ふと周囲を見た時に『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」のだそうで、「そんな風に思ったことも、そう思うくらい周りを見て自分と対比したってことも、驚きだよ。成長だねぇ…」と感心しました。次回は、そんな風に過去を振り返るようになったコウに“癇癪とパニックの違い”について聞いたり、“ムシャクシャすること・人にそれをぶつけること”について一緒に考えたりしたことを書いていきます。
2020年10月08日子どもが癇癪を起こすと、どう対応をしてよいものか…途方に暮れたことのあるお母さんも多いのではないでしょうか。子どもとの向き合い方は、家庭によってそれぞれありますが、tawawa__homeさんがInstagramに投稿した「息子さんの癇癪への対応方法」に共感の声が多数寄せられています。今までは、息子さんの癇癪が始まると1~2時間は続いていたそう。そこで息子さんとの向き合い方を変えてみたところ、息子さんの癇癪は30分程度で収まるように!詳しくは投稿をご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by @tawawa__home on Aug 31, 2020 at 6:53pm PDT矢印をクリックすると、次の画像をご覧いただけます。変えたことは大きく2つ。まずは「抱っこしようか」と手を広げ、ひたすら息子さんのいっていることを「うんうん」と聞くこと。次に、息子さんが落ち着いてから、正論をいうのではなく、「お母さんはこういう気持ちだった」という怒った理由やできなかった理由を伝えること。一見すると簡単にできてしまいそうなことですが、日々、時間も余裕もなく動き回っているお母さんにとっては、なかなかできないことかもしれません。でも、これで1~2時間の癇癪が30分に短縮されるなら試してみる価値はありそう。親子の絆も深まり、一石二鳥かもしれませんね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年09月14日過去に彼女がいる人を好きになってしまい、恋愛がうまくいかなった苦い経験をした人もいるでしょう。最初から彼女がいるのかどうかさえわかれば、失恋の切なさを軽減することができますよね 。彼女持ちの男性を見分ける方法を紹介します!スマホを気にしていることが多い彼女を持っている男性の特徴のひとつは、頻繁にスマホを気にしていることです。男性の立場からすれば、彼女がいるにもかかわらずほかの女性と会っていることに引け目を感じている可能性があります。そのため、ほかの女性に会っているときでも彼女から連絡があった場合は、すぐに連絡を返して普段通りの自分を装いたいと考えます。もし、通知が来てすぐに返信しているようならば、その男性には彼女がいる可能性が高いです。ただし、確証を持とうとして相手のスマホを覗きこむのはマナー違反と覚えておきましょう。夜や休日にLINEが来ない男性とLINEでやり取りしていても、夜や休日になるとぱたりと連絡が来なくなることがあります。この場合は、彼女がいる可能性が高いでしょう。その理由は、男性が彼女と一緒にいる場合、他の女の人から連絡が来たとわかれば厄介なことになるからです。そのため、男性としてはスマホの電源すら入れていない可能性も考えられます。休日明けや平日の昼など、しばらく時間が経過してからLINEが来ることが多いのは特定の相手がいる証拠です。飲み会のときに時間を気にしている飲み会で気になっている男性が時間をやたらと気にしていることがあります。頻繁にスマホを取り出しては、時間を確認してそわそわしていることもあるかもしれません。何か予定があるため時間を気にしているのかもしれませんが、時間を気にした結果「早く帰りたい」と言った場合は彼女がいる可能性が高いです。彼女持ちの男性の立場に立てば、飲み会の2次会や3次会まで行ってしまうと浮気を疑われてしまう可能性が高くなります。そのため、なるべく早く飲み会を切り上げて自宅に帰ろうとしている可能性があるからです。時間を気にしたあと、席を立って電話やLINEをしているとすれば、さらに彼女がいる可能性が高まります。あまり似合わないアクセサリーをつけてるアクセサリーを身につけている男性は少なくありませんが、その人らしくないテイストのアクセサリーをつけているとすれば、彼女からのプレゼントの可能性があります。特に、彼女とおそろいのものを身につけているときには女性にテイストを合わせることもあるため、男性にはあまり似合っていないことも多いです。大事そうに身につけている場合には、彼女からのプレゼントと思って良いでしょう。
2020年04月21日