2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の新たな出演者発表会見が12日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の柴咲コウをはじめ、菅田将暉、阿部サダヲ、菜々緒、春風亭昇太、尾上松也、浅丘ルリ子が出席した。大河ドラマ第56作目となる柴咲コウ主演の同ドラマは、戦国時代に徳川四天王と呼ばれた井伊直政を育てた井伊直虎の半生を描く物語。今年5月に主演の柴咲以外のキャスト発表が行われたが、今回はそれに続く第2弾として、今川義元役の春風亭昇太、義元の嫡男・氏真役の尾上松也、義元の母・寿桂尼役の浅丘ルリ子、徳川家康役の阿部サダヲ、家康の正室・瀬名/築山殿役の菜々緒、井伊直親(三浦春馬)の嫡男・直政役の菅田将暉が登壇した。大河ドラマ初主演となる菅田は「朝ドラの『ごちそうさん』(2013~14年放送)の時に『次は大河だね』とプロデューサーや脚本家の方に言われましたが、こうして実現してバックヤードでハグするほど浮き足立っています(笑)」と喜び、「初めての時代劇だし、所作など無知なことがたくさんありますが、徳川四天王の中で一番若い役をやらせていただくので、優しい先輩に甘えながら"キレッキレ"で格好良い直政を演じていきたいです」と気合十分。菅田と同じように同ドラマで大河初出演の菜々緒は「非常に緊張しています。今までは緊張しない方でしたが、今回は人生の中でも一番緊張していると思います。大先輩方と一緒にこの作品に携われて光栄に思っていますので、日々一生懸命やらせてもらおうと思っています」と意欲を示しながら、演じる瀬名について「小さい頃から玉の輿を狙う野心家なキャラクターですが、そういった役は得意な方です。現代の女性にも通じるものがあると思うので、そういったところは楽しみながら演じていきたいです」と話していた。新たなキャストも決まり、体制も整ってクランクインを迎えるばかりの柴咲は「前回の会見に引き続いて感じたことは、男性陣が建設的といいますか、阿部さん以外は歴史が大好きな方が多いみたいですので、男性陣が役を構築してドラマが作られていくという気配があります。女性陣は人数が多くないようなので、華となって確信的というよりは直感的にお芝居をする予感はしています」と語りながら「皆さんすごいキャリアをお持ちですので、色々と教えを請いながら皆さんとお話を交えて盛り上げていきたいと改めて思いました」と意欲を見せていた。ほか今回発表された出演者は以下の通り。菩提寺の僧・傑山(市原隼人)、小野政次(高橋一生)の弟・小野玄蕃(井上芳雄)、瀬名の母・佐名(花總まり)、信濃から来た少女・高瀬(高橋ひかる)、謎の山伏・松下常慶(和田正人)、菩提寺の僧・昊天(小松和重)。
2016年07月12日今月2日(土)より公開している池松壮亮と菅田将暉共演の映画『セトウツミ』。この度、特報映像として解禁されていた第3弾「スタンディングオベーション」に秘蔵1カットを追加した“特別版”が到着した。関西のとある河原。男子高校生の瀬戸と内海が放課後にまったりゆったり喋るだけ。ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンスでクスッと笑えて、なんだかしんみり胸を打つ。シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了するという超シンプルなコミックを実写映画化した作品だ。キャストには、塾通いのインテリ眼鏡、内海役に池松さん。元サッカー部のお調子者、瀬戸役に菅田さん。そして、ヒロインの女子高生・樫村役に中条あやみと、人気・実力派若手キャストが集結している。監督には『さよなら渓谷』や『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣が務め、“放課後無駄話”を全力で作り上げている。本作の公開前から、特報第1弾「けん玉」に始まり、第2弾「タイミング」、第3弾「スタンディングオベーション」が解禁され、話題を集めていたが、今回、本作の大ヒットを祝して、解禁されたのは、この第3弾の最後に手を挙げる内海と瀬戸が、実際に大勢の人々に拍手喝采を受けている1シーンを追加した“特別版 もうひとつのスタンディングオベーション”。本作の撮影中、メインロケ地である大阪の河原には毎日たくさんの地元の人たちが見物に。SNS上でロケ撮影の情報が広まり、日に日に見物客は増えていき、内海と瀬戸が座っているあのほのぼのとした雰囲気漂う階段のまわりには、実はたくさんの人で埋め尽くされていたのだ。本映像は、そんな見物客にも参加してもらい、川の両岸が埋め尽くされるほどの人々によるスタンディングオベーションが実現している。そしてその中心には、ヒロイン樫村を演じた中条さんの姿も。また、併せて4枚の画像も到着。本映像でスタンディングオベーションを浴びる場面や、内海と瀬戸の初対面のシーン、仲良く2人で花火をしている場面、そして気だるそうに河原に座る2人が映し出されている。すでに公開されている本作だが、SNS上では「セトウツミ、2回連続で観てきた。クスッと笑える気楽に見れる映画。ぜひとも続編やっていただきたい」「映画自体もめっちゃおもしろくて、何度か声出して笑っちゃったり。ケンカもない、部活もしない、壁ドンもしない。原作の空気感を壊さずに映像化されてた気がする!」など早くも大好評だ。ハマる人続出中の「喋る」だけの青春。観ればきっと“スタンディングオベーション”したくなる…かも?『セトウツミ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年07月08日映画『デスノート』誕生から10年となる節目に、正当な続編として「6冊ルール」を初適用し放たれる『デスノート Light up the NEW world』。この度、7月1日よりユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催されているリアル脱出ゲーム「デスノート・ザ・エスケープ」に、本日7月7日(木)、映画に出演する東出昌大、池松壮亮、菅田将暉が3人揃って初めて集結。特別に招待されたゲスト約100人の前にサプライズ登場し会場を沸かせた。「デスノート・ザ・エスケープ」は、「ユニバーサル・ジャンプ・サマー」のリアル脱出ゲームとして登場し、『デスノート Light up the NEW world』の前日譚にあたるオリジナルストーリーとして注目を集めている。アトラクション内では、新たなキラの脅威に巻き込まれたゲストの前に、名探偵L(=エル)が独特の方法で登場。「DEATH NOTE」の世界さながらに極限の頭脳戦のなか、数々の謎を解き明かさなければいけない。その結果参加ゲストは、劇場版最新作へ続く濃密なストーリーを体験することになる。この日、「デスノート・ザ・エスケープ」のフィナーレ直後に突然、出演俳優である東出さんら3人が揃ってサプライズでステージ上に登場すると、アトラクション体験後のゲスト約100名は大興奮!その後のトークセッションでは、本アトラクションについて、デスノートの魅力、映画との連動性、脱出ゲームのエンターテイメント性に触れつつ感想を語り合った。 そして、サプライズイベントの最後には、リュークがユニバーサル・スタジオ・ジャパンから飛び去る映像が写し出されると同時に、黒と白の大量の羽根がゲストの頭上に降り注ぎ、リュークが本当に自分の頭上を飛び去ったような空間となっていた。アトラクションを体験した3人は「すごく楽しかった!このアトラクションは伏線の数がすごい!」(東出さん)。「すごく楽しかった。すごく良くできていました。脱出ゲームを経験したことがなかったのでアトラクション気分で入ったら大間違いだった」(池松さん)。「映画とリンクしていてよくできているなぁと思った。深く考えるのが好きで腕試ししたい僕みたいな人がターゲットで楽しめると思う。太ももパンパンですよ!最後の3分間くらいはダッシュでした。正直めちゃくちゃ楽しかった!」(菅田さん)。と3人とも興奮気味に感想を語った。また、東出さんは最初は「割と早くクリアするんじゃない?」と話していたそうだが、「最後は全力疾走でした」と明かし、そして「菅田さんがグングン引っ張って行ってくれました。僕らはチームワークが良かった」と存分に堪能したようだ。さらに池松さんは「ここに来た後にそのまま映画を見に行くのも楽しいでしょうし、ぜひ2つ合わせて楽しんでいただけたら」とメッセージを寄せた。「デスノート・ザ・エスケープ」は、7月1日(金)~9月4日(日)までの期間限定開催。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月07日女優・戸田恵梨香が、漫画『DEATH NOTE』実写映画化シリーズ最新作『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)で演じる"ミサミサ"こと弥海砂(あまね・みさ)を捉えた場面写真が5日、公開された。本作の舞台は、かつての主人公とライバルである、夜神月(やがみ・らいと/藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の死から10年後の世界。デスノートによる大量殺人事件が再発したことで、6冊のノートの存在が判明する。続出するノート保持者に世界中が大混乱に陥る中、"キラウィルス"と呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散。東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の3人がメインキャストとして出演し、キラ復活を望む者とそれを阻止する者たちによる頭脳戦が繰り広げられる。戸田演じる海砂は、かつてキラを崇拝し月の恋人でもあったが、月とLの決着を目の当たりにし、深い悲しみの底にいる。10年前は、自身もデスノートの所有者だったが、その後、所有権を失ったことからデスノートに関する記憶を喪失。そんな海砂は、劇中で時を経てアイドルから女優へと成長を遂げている。また、月とLの死闘の真相を目撃した海砂の記憶は、世界を大混乱に陥れる新たな"キラ事件"の鍵となることも示唆されている。公開された写真では、楽屋でデスノートを手にする海砂の姿が。このノートは誰がもたらしたのか不明だが、海砂が再びノートを使いながら、争奪戦に参加することも予感させる2枚となっている。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年07月05日伝説となった映画『デスノート』誕生から10年となる節目に、正統な続編として放たれる完全新作映画『デスノート Light up the NEW world』。この秋公開となる本作から、前作から続投する戸田恵梨香が演じる“ミサミサ”こと弥海砂の場面写真が到着した。キラこと夜神月(ライト)とLの死から10年。再び死神が地上にデスノートをばらまき世界中が大混乱に陥っていた。夜神総一郎が立ち上げた「デスノート対策本部」は存続していた。すでに亡くなった夜神総一郎の跡を継ぐべく、キラ事件に精通した三島を筆頭に、唯一10年前のキラ事件を経験した松田ほか5人の対策特別チームの捜査官たちを中心に警視庁内に本部を構えていたのだ。ロシア、ウォール街そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、世界的私立探偵にして、“Lの正統な後継者” 竜崎が加わり事件解明に当たり、地上には「6冊のデスノート」が存在する事が判明。その矢先にキラウィルスと呼ばれるコンピューターウィルスが世界中に拡散された。そのメッセージとは「他の所有者に次ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけだった――。“人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで”という「6冊ルール」が初めて適用されている本作。キャストには、「デスノート対策本部」のデスノートを追う男・三島創役の東出昌大をはじめ、デスノートを封じる男・竜崎役の池松壮亮、デスノートを制する男・紫苑優輝役に菅田将暉。世界中に散らばったデスノート6冊のうち、1冊を手にする青井さくら役に川栄李奈。さらに、弥海砂役の戸田さんや、死神・リューク役の中村獅童も続投している。このほど解禁されたのは、戸田さん扮する弥海砂が、楽屋にてデスノートを手にする姿が映された場面写真。かつてキラを崇拝し、月の恋人であった海砂は、10年前、月とLの最期の決着を目の当たりにし、深い悲しみに。デスノートを所有していた彼女はその後、所有権を失いデスノートに関する記憶を失っていた。というのも、デスノートは所有権を失うと、所有していた期間の行動に関してはデスノートの所有者であったことが絡まない形で残るものの、デスノートに関する記憶は一切無くなってしまうのだ。10年の時を経て、アイドルから女優へと成長を遂げた彼女。月とLの死闘の真相を目撃した海砂の記憶は、世界を大混乱に陥れる新たな“キラ事件”の鍵となるのか。そして、このノートは一体誰がもたらしたのか?海砂は再びデスノートを使ってしまうのか!? 究極のデスノート争奪戦にさらなる期待が高まるようだ。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月05日「ぴあ」調査による2016年7月1日、2日のぴあ映画初日満足度ランキングは、氷室京介に密着したドキュメンタリー『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION』がトップに輝いた。2位に池松壮亮と菅田将暉がダブル主演を務めた『セトウツミ』、3位に時間をさかのぼるアリスの冒険を描いた『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が入った。その他の写真1位の『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO…』は、音楽界に多くの伝説を残し、常にトップスターであり続けた氷室を捉えた作品。今年5月の東京ドーム公演を最後に、惜しまれながらもステージを降りた氷室の、次第に明らかになる聴力の問題や、2014年の横浜スタジアムでのライブ、ファンへの思いなどが映し出されていく。映画館に訪れたファンからは「普段は見られない氷室の笑顔をたくさん見ることができた」「ミステリアスなプライベートも映像で見られてよかった」「ライブシーンは本当に会場にいる気分」「行けなかったラストライブも見られてよった」などの感想が寄せられた。本作は、2010年から6年間に渡り撮影されたおよそ180時間に及ぶ密着映像と、6時間のロングインタビューを交えて描かれるが、知られざる氷室の素顔が満載で、「常にベストを尽くし自分に妥協を許さない氷室を、さらに深く知ることができた」「すべてを命懸けでこなすプロ魂が伝わった」「ブレない生き方がかっこいい」「とても志の高い素晴らしい人だと改めて感じた」といった声があがった。また、「氷室世代じゃなくても彼の曲を知っている人にはぜひ見てほしい」「自分の子供にもこんなにかっこいい大人がいるということを伝えたい」などの声も寄せられるほど、氷室の魅力や熱量がしっかりと描き出されていたようで、家族で来場したという12歳の女の子からは「人生について考えさせられた。氷室の言葉がすごくいい。熱を感じた。一生懸命な生き様にボロボロ泣いた」といったコメントが聞かれた。(本ランキングは、7/1(金)、2(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION』公開中(C)NTV, distributed by 「POSTSCRIPT」FILM PARTNERS
2016年07月04日此元和津也の同名マンガを映画化した『セトウツミ』の初日舞台あいさつが7月2日に、都内で行われ、本作で本格的な初共演を果たした池松壮亮と菅田将暉、共演する中条あやみ、メガホンをとった大森立嗣監督(『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』)が出席した。舞台あいさつ その他の写真関西に暮らす高校生ふたりが、ただひたすら喋っている放課後を描いた「ケンカもない、部活もしない、壁ドンもない」ユニークな青春映画。池松がクールなインテリメガネの内海、菅田がちょっとおバカなツンツン頭の瀬戸を演じている。“喋る”だけの本作について、菅田が「完全にDVDで見るタイプの映画」と語ると、大森監督からは「おい!」の猛ツッコミ。菅田はいたずらっぽい笑顔で「そんな作品を映画館で見てくれる皆さんが大好きです。皆さん次第で続編もあるかもしれません」とアピールした。一方、池松は「菅田くんとは今年に入って、共演が続いたのでしばらく(共演は)ないと思いますが、また一周してどこかでお会いしたいです。続編があればね」とこちらも続編に意欲。共演した感想を聞かれ「えぇ、まあ、えっと…」(池松)、「何かあるやろ!」(菅田)と劇中さながらのやりとりも披露した。そんな二人の姿に、ヒロイン役の中条は「言葉よりも、その場の空気感を大切にされている。シンプルな男の友情はとてもうらやましい」と思わず女子目線。大森監督も「お互いに根底で信頼しているから、ツッコんだりけなし合っている(笑)」と池松&菅田のタッグに太鼓判。「日本を代表する若手スターですからね。放っておいても何かしてくれる」と全幅の信頼を寄せていた。『セトウツミ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年07月02日此元和津也の人気コミックを実写化した『セトウツミ』の初日舞台挨拶が7月2日(土)、都内で行われ、主演を務める池松壮亮と菅田将暉、共演する中条あやみ、メガホンをとった大森立嗣監督が出席した。関西の高校生2人が放課後、無駄話をしゃべるだけの“ケンカ無し、部活無し、壁ドン無し”青春映画。 池松さんがクールな塾通いの内海、菅田さんが天然な元サッカー部の瀬戸を演じている。池松さん&菅田さんといえば、本作に加えて『デスノート Light up the NEW world』『ディストラクション・ベイビーズ』と共演作が続いており、池松さんは「今年は共演が続いたので、しばらく(共演は)ないと思いますが、また一周してどこかでお会いしたい」としみじみ…。これには菅田さんも「おれ、死んだみたいやん?」と苦笑いだった。互いの印象を聞かれると「えー、まあ、えー」(池松さん)、「なんかあるやろ!」(菅田さん)と丁々発止のやり取り。池松さんは「とてもいい俳優さんと仕事ができて良かった」、菅田さんも「一緒にいて、自分がとても自然でいられた」と敬意を交わした。映画さながらの独特な空気感を放つ2人に対し、「すごく仲悪そうに見えますけど、安心してください(笑)。言葉よりも空気を大切にされていて、シンプルな男の友情がうらやましく思えた」(中条さん)、「お互い根底で信頼しているから、ツッコんだり、けなし合っている」(大森監督)。実際、『デスノート Light up the NEW world』の撮影現場では敵対関係にありながら、非常に仲が良かったそうで、菅田さんが「東出(昌大)くんが困っていたよね」と明かしていた。『セトウツミ』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中(text:cinemacafe.net)
2016年07月02日藤原竜也&松山ケンイチによる実写映画をはじめ、窪田正孝主演のドラマや、東出昌大&池松壮亮&菅田将暉らで贈る完全新作続編映画…と、永きに渡り日本で映像化される大人気コミック「デスノート」。この度、ハリウッドでも期待を集めている注目の若手サスペンス・ホラー監督のアダム・ウィンガードがメガホンを取り、NETFLIXオリジナル映画『デスノート』を製作することが決定。既に撮影がカナダとアメリカでスタートしたと発表された。原作は、日本で言わずと知れた“原作・大場つぐみ×作画・小畑健”による漫画「デスノート」。ストーリーの主役はある男子高校生。彼はある日、“このノートに名前を書かれた人間は死ぬ”と書かれた1冊の「デスノート」を手に入れる。神のような力を手に入れたことに陶酔した彼は、その恐ろしい力を持つノートを利用し、生きる価値がないと思う人間たちを殺し始めるのだが…。日本では、月(ライト)とLの死から10年後を舞台に、原作に存在しながらもこれまで触れられてこなかった“6冊ルール”に踏み込む最新映画『デスノート Light up the NEW world』の公開を10月29日(土)に控えており、東出さんら最旬俳優陣の出演に加え、“ミサミサ”こと弥海砂役を再び戸田恵梨香が演じることでも話題を集める。そんな中、『デスノート』がNetflixオリジナル映画として製作されることが決定。監督を務めるのは、『ザ・ゲスト』『サプライズ』で知られるウィンガード監督。プロデューサーは『ザ・リング』のロイ・リー、『LEGO(R) ムービー』のダン・リン、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のジェイソン・ホッフス、そして「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」のマシ・オカが担当。出演陣は、ライト・ターナー役に、『きっと、星のせいじゃない。』『パロアルト・ストーリー』のナット・ウルフ。ミサに当たるミア・サットン役に、「The Leftovers/残された世界」のマーガレット・クアリー。L役に、『ショート・ターム』『ストレイト・アウタ・コンプトン』のキース・スタンフィールド。そのほかワタリ役に、ポール・ナカウチ (「アルファ・アンド・オメガ」)、総一郎に当たるジェイムズ・ターナー役にシェー・ウィガム (「エージェント・カーター」)が集結。ウィンガード監督は「今回、このような素晴らしい俳優陣と組むことができて光栄に思います。原作者である大場つぐみさんと小畑健さんのオリジナリティあふれるストーリーを、全世界に届けられることを楽しみにしています」とコメント。さらにプロデューサーのロイ・リーとダン・リンは「私たちは『デスノート』の原作漫画ファンのために、この魅力的なストーリーをぜひ映画にしたい、そしてこのダークでミステリアスな傑作を世界に紹介したい、そう願い続けてきました」と明かし、「今回、多様性に富んだ才能あるキャスト、脚本、製作チームが集結したことで、我々が目指すストーリーコンセプト、すなわち“正義とは何か”という全世界共通のテーマを、忠実に描くことができると考えています」と意気込みを寄せた。Netflixオリジナル映画『デスノート』は、2017年、Netflixにて全世界ストリーミング開始予定。(text:cinemacafe.net)
2016年07月01日池松壮亮&菅田将暉という、いま最も多忙な若手実力派俳優2人が放課後の河原で“ただ喋るだけ”の青春映画『セトウツミ』。このほど、本作でクールな一匹オオカミ・内海を演じる池松さんの初出し劇中画像を、シネマカフェが独占入手。池松さん初挑戦の関西弁を、菅田さんが「78点」と評していることが分かった。本作のタイトルは、主人公の瀬戸(せと)と内海(うつみ)の名前を組み合わせたもの。塾通いのインテリ眼鏡・内海役を池松さん、元サッカー部のお調子者・瀬戸役を菅田さんが演じ、2人にかかわるヒロインの女子高生・樫村役を人気急上昇中の中条あやみが演じることでも話題を呼んでいる。そんな本作から入手したのは、池松さん演じるクールな内海の初出し劇中カットで、下校時もひとりきりで足早な様子と、河原の前で佇む姿、瀬戸との会話中に思わずこぼれた笑みをとらえた3点。池松さん演じる内海は、同級生たちとは一切馴染もうとしない一匹オオカミ。しかし、ひょんなことから陽気なお調子者・瀬戸と放課後の河原で共に過ごすことになる。学校一のマドンナ・樫村から想いを寄せられるも、全くなびかない内海は、樫村に瀬戸と仲良くしていることを問われると「お互い時間を潰したいだけの関係」とバッサリ。そんな2人の“関係”を池松さんは、「瀬戸はやっぱり内海のヒーローだったんじゃないですか?いつも喋っているだけの関係ですけど、本当に好きだったんじゃないですかねえ」と、瀬戸という存在の大きさに想いを巡らしている。撮影を終えて「そんなに急いで撮った感じでもないけど、終わってみたらあっという間でしたね。瀬戸と内海の2人が過ごした時間もこんな感覚だったのかなと思いました。いろんな力をもらいながら、菅田君と2人で瀬戸と内海になれたんじゃないのかなと思います」と充実した現場であったことを明かしている。本作で関西弁に初挑戦した池松さん。撮影中は現場で方言指導のスタッフと、ときには大阪出身の菅田さんとともに関西弁の自主練をしていたとか。「関西弁はまあ大変でしたけど、何かこう柔らかくなるというか、人との距離がちょっと縮まる感じはいいなあと思いました」と関西弁が持つ魅力をコメント。しかし、菅田さんからは「78点」と寸評されており、関西での上映では厳しいチェックが入るのでは?と若干恐怖を感じているそう。それでも、先だって行われた完成披露試写会で舞台挨拶に登壇した池松さんは、「挑戦的で映画になり得るのかなと少し不安もあったけれど、楽しんでもらえる作品になっている自信はあります」と述べ、作品の出来には確かな手ごたえを感じている様子だ。今年も、話題作への出演が後を絶たない池松さん。子役時代から芸能界で活躍、トム・クルーズ主演『ラスト・サムライ』で映画初出演を果たし、その後も『ダイブ!!』『半分の月がのぼる空』から、『愛の渦』『紙の月』『劇場版MOZU』など出演作は多数。今年も『無伴奏』『海よりもまだ深く』に出演して高い評価を得ており、待機作には常盤貴子共演『だれかの木琴』、菅田さんと再共演でも話題の『デスノート Light up the NEW world』が控えている。本作で彼が演じる内海は、ふだんはあまり表情を変えないクールな男ではあるものの、菅田さん演じる瀬戸との会話で時折みせる“素”のような笑顔のギャップと、ウィットに富んだ絶妙なツッコミは必見だ。『セトウツミ』は7月2日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月30日「GReeeeN」の名曲「キセキ」誕生にまつわる軌跡と奇跡を描く、松坂桃李&菅田将暉W主演映画『キセキ ーあの日のソビトー』。この度、本作の新たなキャストとして忽那汐里、小林薫らが出演することが分かった。歯科医師とアーティストを両立し、顔出し一切なしの異色ボーカル・グループ「GReeeeN」。本作で描かれるのは、「キセキ」誕生のバックボーンとなる、ある兄弟の物語。家族との衝突を経ながら、仲間と共に自分のやりたいこと、進むべき道を見つけ出し、前へと進んでいく姿を描き出す。「キセキ」を含む「GReeeeN」の楽曲の全てのプロデュースを手掛けるJINとリーダー・HIDE。「GReeeeN」の中核をなすこの2人の青春期の物語だ。キャストには、兄・JIN役には松坂さん、弟・HIDE役には菅田さんが初W主演を務める。そしてこのほど明らかとなったのは、『BECK』『女が眠る時』などに出演する忽那さん。今回彼女が演じるのは、菅田さん演じるHIDEの恋人でヒロインの理香役だ。また、JINとHIDEの両親で、医者であり厳格な父・森田誠一役に、主演作『深夜食堂』の続編が決定している小林さん、誠一や子どもたちを支える心優しい母・珠美役に、「JIN-仁-」や連続テレビ小説「カーネション」の麻生祐未。そして、誠一の患者である結衣役には、平愛梨の妹で出演作『青空エール』の公開も控える平祐奈が演じることも決定。さらに、森田家長女・ふみ役に早織、JINの親友でありバンド仲間トシオ役に奥野瑛太、レコード会社ディレクター・売野役に野間口徹ら実力派俳優たちも脇を固める。この発表に併せて、7月2日(土)の劇場立ち上げに先駆け、超ティザービジュアルと超特報映像映像も到着。ビジュアルは、昼でありながら星空が覗き、奇跡的に見える虹や流れ星も映し出されている。なお、劇場ほかで配布されるチラシには、本ビジュアルのもののほかに、2,000枚に1枚、“キセキのチラシ”と称した特別版が存在。幻想的な昼間版の通常タイプとは異なり、夜バージョンとなっている。一方、超特報映像では、「夢を信じて諦めなかった2人の青年が、仲間と起こしたキセキの物語」というナレーションと共に、あの名曲が響く。また、美しく広がる青空がとても印象的な映像に仕上がっている。『キセキ ーあの日のソビトー』は2017年新春公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月30日女優・忽那汐里が、音楽グループ・GReeeeNの代表曲「キセキ」誕生の軌跡を描く映画『キセキ -あの日のソビト-』(2017年新春公開)で、運命の恋人役となるヒロインを演じることが30日、発表された。本作は、家族や仲間との衝突しながら自分の進むべき道を切り開いた、グループの全楽曲のプロデュースを務めるJIN(ジン/松坂)と、リーダーのHIDE(ヒデ/菅田)たち兄弟の体験を基に、同曲の誕生秘話を描いた青春ストーリー。2人の青春期の実話を切り取って、物語として展開する。JIN役・松坂桃李とHIDE役・菅田将暉のW主演が明らかになっていたが、今回新たなキャストが発表された。HIDEの恋人・理香を演じる忽那に加え、発表されたキャストは小林薫、麻生祐未、平祐奈、早織、奥野瑛太、野間口徹の7人。小林が兄弟の両親で医者として一家を支える厳格な父親・森田誠一役を、麻生が誠一や子供たちを支える心優しい母・珠美役を、平が誠一の患者・結衣役を、早織が森田家の長女・ふみ役を、奥野がジンの親友でバンド仲間・トシオ役を、野間口がレコード会社ディレクター・売野役を、それぞれ務める。さらに、チラシビジュアルと特報も公開された。劇場ほかで配られるチラシは、昼でありながら星空や虹がのぞく通常版と夜空の合間に銀河が輝く"キセキのチラシ"の2種。後者は、2000枚に1枚の確率で配布される特別版となる。特報映像には、映画のテーマとなっている楽曲が収められており、「未来へ向かう、全ての人へ」の言葉も躍っている。(C)2017年「キセキ ーあの日のソビトー」製作委員会
2016年06月30日此元和津也の同名マンガを映画化した『セトウツミ』(大森立嗣監督)で、今をときめく若手実力派俳優の池松壮亮と菅田将暉が本格的な初共演を果たした。関西に暮らす高校生ふたりが、ただひたすら“喋るだけ”の放課後を描いた“ケンカもない、部活もしない、壁ドンもない”青春映画。「題材と同じくらい、誰と演るかが重要。菅田くんと一緒なら面白くなる予感があった」(池松)、「僕にとって大切なのは、池松くんと一緒に仕事することだった」(菅田)とふたりが生み出す化学反応への期待感を振り返った。その他の写真池松が演じるのは、メガネをかけたクールな塾通いの内海。一方、菅田がツンツン頭で、元サッカー部の若干お調子者・瀬戸を演じている。見た目も性格も異なるふたりの会話劇。関西ノリで、何気ないボケに対してツッコミが入る場面もあるが、ふたりは「コントや漫才にはしたくなかった」と口を揃える。台本こそあるが、その場の空気で偶然生まれたリアクションが存分に生かされており、「楽しい時間が永遠に続かないとわかっている。でも、喋っている」(池松)。そんな儚くも切ない青春のひとコマが切り取られている。原作の舞台と同じく、大阪の堺市でロケが行われ、大阪出身の菅田は「地元に戻った感覚だし、いい意味で“普通”な土地の雰囲気に助けられた」と語る。片や、池松は慣れない関西弁の芝居に「できれば、やりたくないなと思うほど難しかった。(関西弁への)ツッコミが入りそうだから、今も大阪で公開してほしくない気持ち(笑)」なのだとか。「そんなあ。バッチリでしたよ」(菅田)、「でも、78点って言ってなかった?」(池松)とインタビューの席でも、ふたりの会話は静かに弾む。「内海と瀬戸の付かず離れずの絶妙な距離感が映画に作用しているし、それは相手が菅田くんだったからこそ。想像通り、柔軟性がある俳優さんだった」(池松)、「ふたりが親友なのかはわかりませんが、池松くんが内海だったから、僕も瀬戸に命を吹き込むことができた。それが役者として、すごく面白かったですね」(菅田)。ふたりは『デスノート Light up the NEW world』(10月29日公開)での共演も実現しており、さらなる化学反応に注目が集まっている。『セトウツミ』7月2日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼池松壮亮 ヘアメイク:遠山美和子(THYMON Inc.)菅田将暉 ヘアメイク:AZUMA@MONDO-artist(W)
2016年06月28日映画監督に出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、俳優・長谷川博己(39)。数多くの舞台に立ち、故・蜷川幸雄さんにも才能を見出された役者の一人。2010年放送のNHKドラマ『セカンドバージン』で世間から広く注目を集めるように。その後『鈴木先生』『家政婦のミタ』など立て続けにヒット作に出演し、2016年には主演作『シン・ゴジラ』も控えている。映画『二重生活』(6月25日公開)では、門脇麦演じる大学院生・白石珠からある日突然尾行されはじめる編集者・石坂史朗を演じる。誰が見ても幸せそうなエリート一家の裏にある秘密を、珠だけでなくスクリーンの観客にも晒していくこととなるが、役者として冷静に作品と向き合っていたという。○長谷川博己の印象長谷川さんは本当に真面目ですね。キャリアのある俳優さんなので、作品全体のことを俯瞰しながら台本を読み込んだ上で、どう演じていくのかを考えてもらえました。本人は、実際に家族を持っているわけではないので「深みを出すのが難しいんじゃないか」と最初は躊躇したそうですが、役について話し合った結果演じてもらったものが、登場人物の中で一番エネルギーがありました。また、長谷川さんはコメディをたくさんやっているじゃないですか。コメディを演じられる役者さんって、体の中から出てくる言葉や動きを、すごく大切にしていると思うんですよ。そういう方だから、黙って何を考えてるのかわからない表情をしてもらった時に効くんですよね。いい意味で、不気味というか、不穏というか。見ている方がざわっとするような表情を見せてもらえました。○撮影現場での様子僕はその場でセリフを変えてもいいというスタンスの演出をするんですが、ラストに近づく場面ではかなり長谷川さんの意見を取り入れています。芝居を決めすぎないよう、あえてト書きを曖昧にしておいたのですが、結果としてシーンに深みが出たと思っています。長谷川さんが全体を見て、冷静に演じてくれたおかげですね。あとは長谷川さん演じる石坂と愛人の女性が、ビルとビルの間で……というシーン。男性だけでなく、女性も持っているエロさをあの"隙間"に集約しました。長谷川さんは映画全体から見て必要なシーンに、本当に真面目に取り組んでくれる方なので、撮影現場でも全く戸惑いは見られませんでした。○おすすめシーン自分を尾行していた人間と対峙した後、立場が逆転して強くなっていくシーンでしょうか。得体の知れない表情に、長谷川さんの演じている役の内面が浮き出てきて、とても見ごたえのある場面になっていると思います。あと、初めて珠と目を合わせるシーンがあるんですが、あの場面の長谷川さんはすごく色気がある。これまで尾行を続けていた珠の目線では、石坂まで距離があって、細身で軽やかな印象だったのが、珠を認識した瞬間から実体のある、生身の男になった。その時の顔は、凄まじいほどに色気がありました。■作品紹介映画『二重生活』大学院で哲学を学ぶ珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する"哲学的尾行"の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった。6月25日公開。(C)2015『二重生活』フィルムパートナーズ
2016年06月27日映画監督に出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、2014年に公開された映画『愛の渦』で注目を受けて以来、独特の存在感で世間を魅了する女優・門脇麦(23)。第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞、第36回ヨコハマ映画祭日本映画個人賞最優秀新人賞、第88回キネマ旬報ベストテン新人賞など様々な評価を受け、芥川賞小説を映像化したNetflixオリジナルドラマ『火花』ではヒロインに抜てきされるなど、幅広い活躍を見せている。初主演作となる映画『二重生活』(6月25日公開)では、研究のために見ず知らずの男性・石坂(長谷川博己)を尾行する大学院生・白石珠を演じるが、この非日常的なシチュエーションにおいて、役者・門脇麦は監督の目にどう映ったのか。○門脇麦の印象現場でも、オフの時は本当に普通の人なんですよ。でもカメラを前にするとトップギアに入る人で、今まで会った俳優さん、女優さんの中でもギャップが大きい方だと思います。今回の現場ではベッドシーンもあったんですが、僕が濡れ場を撮影するのが初めてだったので、門脇さんのいつもと変わらぬ雰囲気に逆にほぐしてもらいました。ただ、現場では普通にしているように見えますが、おそらく心の中では演技について熟考しているんだと思います。頼れる女優です。門脇さんは台本を読む力、つまり読解力が優れた役者さんなんだと思います。今回出ていただいた俳優さんたちは、演じていないと死んじゃう人たちだと思いますが、門脇さんはそれが抜きんでている(笑)。俳優になるべくしてなったような、気質や能力を備え持っている人だと思います。それが、"実力派俳優"という表現になるのかもしれないですね。○撮影現場の様子今回は 哲学を学ぶ大学院生という設定で、実際に院に通ってる方に取材もしました。門脇さんは、哲学を学ぶ学生に対して世捨て人みたいなイメージを持っていたらしいのですが、実際に会ってみるといたって普通だということに納得し、ようやく自分が演じる珠の内面をどう捉えるかにシフトできたみたいです。尾行をする哲学科の学生という突飛な設定にとらわれなくなったのだと思います。元々勘は鋭い役者さんだと思うのですが、難しい役どころだと本人も分かっていて。取材をしたおかげで、台本にあるキャラクターに、正面から向き合えたんじゃないでしょうか。○映画『二重生活』おすすめシーン菅田将暉さん演じる卓也との同棲シーンで見せる、もどかしさをぜひ観ていただきたいです。自分の内面に抱えているものを自分でも捕まえきれず、大切な人に伝えられないでいるもどかしさが、すごく痛々しくて。本人は演じていて苦しかったと言っていましたけど、門脇麦じゃないと出せない切なさだったと思います。■作品紹介映画『二重生活』大学院で哲学を学ぶ珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する"哲学的尾行"の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった。6月25日公開。(C)2015『二重生活』フィルムパートナーズ
2016年06月26日二階堂ふみとのW主演作『ふきげんな過去』の公開を控える小泉今日子をはじめ、“月9”ドラマで山崎賢人ら最旬イケメンと四角関係を繰り広げる桐谷美玲、主演ドラマ「家売るオンナ」がスタートする北川景子、さらに新垣結衣、上戸彩、すみれ、藤井夏恋&萩花姉妹(E-girls)、森高千里、ローラと、10人もの日本を代表する女優&アーティストたちが出演して話題を呼んだコーセーの70周年記念CM「Tokyo Seven Days」。演出を務めたのは、『青いパパイヤの香り』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)などを受賞した、『夏至』『ノルウェイの森』などで知られるベトナム出身、パリ育ちのトラン・アン・ユン監督。気鋭監督の手により、まさに“美の競演”にふさわしい華々しいCMとなったが、いま、それぞれに個性を放つ日本の有名映画監督も最旬俳優たちとタッグを組んでいる。まずは、今年『ヒーローマニア-生活-』『デスノート Light up the NEW world』に主演、『クリーピー 偽りの隣人』にも出演する東出昌大。先日、プライベートでも妻で女優の杏が双子の女児を出産、パパになったばかりの東出さんは、丸美屋「麻婆豆腐の素」のCMで父親役を演じている。タッグを組むのは、生田斗真がトランスジェンダーの女性、桐谷健太がその恋人を演じる最新作『彼らが本気で編むときは、』が控える荻上直子監督だ。『かもめ食堂』をはじめ、独特の世界観で女性層を中心に支持を集める荻上監督。南カリフォルニア大学大学院で映画製作を学び、デビュー作『バーバー吉野』はベルリン国際映画祭児童映画部門で特別賞を受賞。『めがね』は同映画祭パノラマ部門ザルツゲーバー賞を受賞し、『レンタネコ』も同じくパノラマ部門に正式出品された。『かもめ食堂』はフィンランドが舞台となり、『トイレット』は全編英語のカナダロケで、主演のもたいまさこ以外はカナダ人キャストで撮影を行ったという国際派。東出さんが3歳と5歳の女の子のパパ役に扮するCM「父親になったボク」篇では、自転車で保育園に向かうシーンやスーパーで買い物をするシーン、エプロン姿で調理をするシーンなどが登場。東出さん自ら、豆腐に包丁を入れるカットもこなしている。荻上監督の映画といえば、調理のシーンや料理はもちろん、食卓を囲む人々を印象的に映し出してきただけに、本CMでも家族の団らんから東出さんの自然体の魅力を引き出している。また、東出さんと『デスノート』で共演するほか、『二重生活』『セトウツミ』など話題作が続く、au「三太郎」シリーズの“鬼ちゃん”でもお馴染みの菅田将暉は、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のピエール瀧と「吉野家」のWEB限定CMに登場している。2人が演じるのは、昭和34年に築地で創業した吉野家一号店を切り盛りする店員と店主。タッグを組むのは、本CMの舞台さながらの『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや、大ヒット作『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』などを手がけてきた日本アカデミー賞受賞の山崎貴監督だ。しかも、脚本は「勇者ヨシヒコ」シリーズ、『HK/変態仮面』シリーズの福田雄一であることを、菅田さん自らTwitterで告白。菅田さんとは映画『明烏 あけがらす』や「情熱大陸」に続き、9月からはAmazonプライム・ビデオで配信されるドラマ「宇宙の仕事」でも組むとあって、息もぴったり(?)といったところ。WEB限定ではあるもの、当時の築地市場の一角を再現したセット、美術、衣装、メイクなど、細部までかなりこだわり抜かれており、菅田さんは自らを「おいら」と呼び、威勢もいいが調子もいい店員・しゅうじを熱演。店主・松田栄吉役のピエールさんから、毎回お約束のようなツッコミが入りつつも、昭和のギャグ「どうもすいません」で返していく。実は“隠れ昭和フェイス”(!)という菅田さんや、朝ドラの“森田屋ロス”の人にはうれしい“大将”のようなピエールさん、“マドンナ” の石橋杏奈、常連客の中村倫也まで、山崎監督は「昭和顔」キャストをそろえたそうで、牛丼とともに「昭和」がかおるCMシリーズとなっている。さらに、NHK大河ドラマ「真田丸」で、堺雅人演じる主人公・真田信繁の幼なじみにして生涯寄り添うパートナー、きり役が話題となっている長澤まさみと、同じく信繁の母役の高畑淳子は、キンチョー「虫コナーズ」のCMに出演中。タッグを組むのは、長澤さんも助演女優賞を獲得した『海街diary』で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞、続く『海よりもまだ深く』が本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品された是枝裕和監督だ。しかも、撮影には瀧本幹也、照明には藤井稔恭といった日本アカデミー賞各部門を制覇した『海街』の強力メンバーがスタッフとして再結集する。まさに『海街』を彷彿とさせる夏の縁側を舞台に、長澤さんと高畑さんの息の合ったコミカルな掛け合いが笑いを誘うこのCM。2人ともなぜか関西弁なのも新鮮で、「だださがり」を説明する際、高畑さんの息子らしき人物が帰宅すると、ちょっと気になるそぶりを見せる長澤さんなどもキュート。まるで映画の一コマのようでありながら、日常のドラマを短い時間の中に凝縮した有名監督が手がけるCMの数々。その一端を覗いてみては?(text:cinemacafe.net)
2016年06月26日住友生命保険のCM「1UP」の新CMに、俳優の菅田将暉と女優の吉田羊、「ジャングルポケット」斉藤慎二が出演している。これまで俳優・瑛太が演じてきた「上田一」に加え、今回新たに菅田さん演じるマイペースな若手会社員「上野一」が登場し、今後はWキャストで一歩前に踏み出す姿を描いていく。このほど放送されている新CMは、今回デビューとなる上野一が、斉藤さん演じる勤務先同僚Sの付き添いで、吉田羊演じる住友生命ライフデザイナーYから保険の話を聞きに行き、その話を聞いている途中、母親からかかってきた電話に、これまでの「ママ」ではなく「お袋」と呼び、何かが1UPする瞬間を描いたCM第6弾だ。また、この3人のやりとりを見守る、岡野陽一演じる喫茶店店員“O”も新CMに登場する。撮影を終えた菅田さんは「ずっと岡野さんが僕の足を踏むんですよ。コーヒーを運んでくださるときに」と裏話を始める。続けて「僕は最初の1回目はああ仕方ないな、というか別に怒るんでもなんでもなく、ああ踏んだな、くらいなんですけど。2回3回とずっと踏むから(笑)その真意は分からないです(笑)」と撮影でのエピソードを披露した。また今回のCMにちなんで、誰かとの出会いで一歩進めた・変わったというきっかけについて問われると菅田さんは、デビューして3、4年で出会ったという青山真治監督と甲斐プロデューサーを挙げた。「そもそも標準語を喋れなかったりだとかっていう。上京してひとりでよく分からず」「そんな中、俳優という職はこういうことだ、みたいなものを教えてもらった現場だったんですけど。いまだに頭が上がらない師匠的な人ですね」とふり返った。また吉田さんも「中井貴一さんと三谷幸喜さんは大きいかなと思いますね。朝ドラでこの役誰も注視しないよっていう小さい役を中井さんがご覧になって『君は誰だ』、ってご連絡くださって。そこから結構業界の中でご縁が拡がっていったなっていうのは感じてますね」と語った。そして斉藤さんは前職の営業マンだった時代に、“あなた面白いから”と吉本興業へを勧められたという上司を挙げる。「お笑いには元々興味はなかったんですけど。元々その人が芸能プロダクションの社長をやってて、そっから転職して僕の営業先の上司でたまたま」と現在までの経緯を明かした。さらに、いまと別の職業に就くとしたら?というテーマには、菅田さんと斉藤さんは“教師”だと話す。「高2のときに上京しているんですけど、それまで数学しか出来なかったんです。数学が好きで。数学だけが好き、取り柄というか。それで、なんとなーく親友のやつと一緒に教師目指そうかって」と当時をふり返っていた。一方吉田さんは「私いまだに思ってるんですけど、もう辞めたらすぐにやりたいと思ってるのが花屋です。お花大好きなので」「許されるならすぐにでもなりたいです」と熱く語っていた。(cinemacafe.net)
2016年06月26日映画『二重生活』が6月25日(土)に公開を迎え、主演の門脇麦をはじめ、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキー、岸義幸監督がそろって舞台挨拶に登壇した。小池真理子の同名小説をドキュメンタリー出身の岸監督が映画化。修士論文のために人間の“真理”を知るべく隣人の尾行を始めた大学院生の姿を描き出す。門脇さんは本作で映画単独初主演を果たしたが、公開を迎え「感慨深いです」としみじみ。「いかがでしたか?」と客席に向かって呼びかけると大きな拍手がわき起こり、ホッとした笑顔を見せた。完成した映画については客観的に楽しめたと語り「台本も読んでいるし、ずっと現場にいたのに、(完成した映画は)想像を超えていました。自分が出ていないかのように楽しめました」と明かした。門脇さんが尾行を「楽しかった!ついニヤついてしまいました」とふり返ったのに対し、尾行される立場の隣人を演じた長谷川さんは「常に見られているイヤ~な感じがしましたよ」と苦笑。観終わったばかりの観客に向け「みなさん、こういう映画観て、イヤらしい気分になるんでしょ(笑)?」と語り、会場は笑いに包まれた。菅田さんは、門脇さんの恋人役を演じたが、撮影中にあまりの心地よさについ本当に眠ってしまったことがあったという。門脇さんの「寝ちゃいましたね」という指摘に「おれ、寝てました…」と照れくさそうに明かしたが、肝心のそのシーンは、編集で断腸の思いでカットされてしまったそう。カットと言えば、大学教授役のリリーさんがフランス語で話をするシーンも「先生に(セリフを)吹き込んでもらって車でずっと聞いてて、現場にも先生がいてしゃべってたんですが、バッサリ切られました…」と明かす。とはいえリリーさんは「むしろ、絶対に切るだろうと思ったし、切ってくれと思ってました」と本音を漏らし「麦ちゃんがおれがフランス語しゃべると笑うんですよ…」と苦笑していた。この日は、キャスト陣4人がそれぞれ公開を迎えての気持ちを自作の4文字熟語で表現!門脇さんは「多人観欲」と書いたフリップを掲げ「そのまま(笑)。多くの人に観てほしいです』と訴える。菅田さんは「良寝真下」と書いて「普段は、クランクインの前なども寝れないことが多いけど、今回はよく寝れました!」とニッコリ。門脇さんは「“真下”ってそういうこと?頭いい!」と感嘆するが、菅田さんは冷静に「頭よくねえよ!頭よかったらもうちょっとちゃんと4文字で書くわ!」と自虐的に語り、再び会場は笑いに包まれる。長谷川さんは「超門脇麦」と門脇さんを絶賛!舞台挨拶開始の直前に到着し、よくわからないままいまの気持ちを書くように言われたというリリーさんは「今到不解」とまとめ、笑いを誘っていた。『二重生活』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月25日映画監督に出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、俳優・菅田将暉(23)。2008年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストとなり、2009年には『仮面ライダーW』にてライダーシリーズ最年少の主役に。以来、話題作に名を連ね続け、2016年には9本の映画作品が公開される。映画『二重生活』(6月25日公開)では、門脇麦演じる主人公・白石珠と同棲生活を送るも、次第に二人の関係に亀裂が入っていく様子を繊細に演じている。これだけ様々な作品から引っ張りだこになっている理由はいったいどこにあるのだろうか。○菅田将暉の印象いろいろな作品に出演が続いていますが、演出する側がこういう役者を求めているんだと思います。いろんな顔を持っているし、現場で湧き上がってくるアイディアも、どんどん投入してくれるんです。もちろんベースとして、彼が役の人物造形をしっかり作り込んでいるからできることなのですが、現場でさらに深めてくれました。菅田くんのシーンは珠と同棲している部屋がメインだったのですが、部屋の中なんて、撮影場所としては地味なわけです。その中で、2人の関係性がわかるようなアイディアを出してくれたのが菅田くんでした。例えば珠が外出した後に卓也が洗濯物をたたむシーンも、ト書きにはなかったのに自分から動いてくれました。また、そのしぐさがいつもやっているんだろうなと思わせるほどリアルで。きっと頭の中で考えるだけでなく、身体を使って表現できるし、表現せずにはいられないんじゃないかな。○撮影現場の様子最初に台本を読んでもらった時に「これは僕たち世代の映画です」と言っていたのが印象に残っています。菅田くんが「自分の周りでも、考えてることを口に出せないし、出してしまって関係性が壊れるのを怖れるみたいな同世代はたくさんいる」と言っていたのを原作者の小池真理子さんに伝えたら、とても喜んでいました。小池さんは年下の人の話をあまり手掛けてないらしいので、20代の役者さんに共感してもらえて嬉しいと。結構短い撮影期間で、珠との恋の顛末を一気に撮っているので、2人の演技の応酬は面白かったです。カットしてしまいましたが、菅田くんは寝ているシーンで、本当に寝ちゃったんですよね。本人は「撮影チームの雰囲気作りが上手過ぎて、思わず寝てしまった」と言ってましたが(笑)。現場の雰囲気作りに関しては本当に何度も感心してくれてました。○おすすめシーン次第に2人の間に生じはじめた亀裂に、触れずに過ごしていたけれど触れざるを得ない、という場面がおすすめです。彼にはすごくエロさがあるんです。美しさのなかに、長谷川博己さんのような渋みのある男性とは違う、まだ少年性を留めているようなエロさ。麦ちゃんとの相乗効果で、大人と少年の間にいる危うさが際立ったと思います。生きることの根本には性的なものがあると考えているので、色気やエロさというものはかなり意識して撮りました。それも直接的な描写ということではなく、滲み出てくるものを捉えたいと。そういう意味では、菅田くんは20代なのに、直接的じゃない色気の出し方をしていただいたと思います。見えればいいってもんじゃないエロさを、ぜひ感じて欲しいです。■作品紹介映画『二重生活』大学院で哲学を学ぶ珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する"哲学的尾行"の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった。6月25日公開。(C)2015『二重生活』フィルムパートナーズ
2016年06月25日笑福亭鶴瓶と森川葵が司会を務め、ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」の6月24日(金)放送回に女優の門脇麦が出演する。2011年に女優デビューした門脇さんは2013年『スクールガール・コンプレックス』で映画初主演を飾ると翌年公開された『愛の渦』でヌードを披露するなど体当たりでヒロインを熱演、大きな注目を集めた。その後2015年放送の連続テレビ小説「まれ」でヒロインの同級生役を演じたことでその知名度を大きく高め、最近では5月28日公開した『オオカミ少女と黒王子』、現在Netflixで配信中のドラマ「火花」でヒロインを務めるなど、いま最も成長著しい若手女優のひとりである。番組の司会の森川さんとは『スクールガール・コンプレックス』でW主演を務めて以来の共演となる門脇さん。門脇さんは仕事のこともプライベートも全て家族に筒抜けだといい、いまでも家族で温泉旅行に行き、貸切で家族風呂に入るほど家族との仲が良いのだとか。そんな門脇さんの意外なプライベートが明かされるトークをお楽しみに。門脇さんは初の映画単独主演作となる『二重生活』が6月25日(土)から新宿ピカデリーほか全国で公開となる。同作は『欲望』『無伴奏』などで知られる直木賞作家・小池真理子の同名小説を、数多くのTV番組で演出やプロデュースを手がけNHK「ラジオ」が文化庁・芸術祭大賞受賞、国際エミー賞にノミネートされるなど高い評価を受けた岸善幸が大胆な脚色で映画化。大学院の哲学科に通う珠(門脇さん)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった――。門脇さん、リリーさん、菅田さん、長谷川さんというそれぞれが独自の個性を放つ俳優たちがみせる世界は必見だ。「A-Studio」は6月24日(金)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月24日10月に公開される新作映画『デスノート Light up the NEW world』の場面写真が解禁になった。“夜神月”の父の跡を継いだデスノート対策本部・捜査官の三島(東出昌大)と、“L”の遺伝子から生まれた世界的名探偵・竜崎(池松壮亮)が一触即発の状態にある様が映し出されている。その他の画像本作は、夜神月とLの対決から10年後の世界を舞台に、再び地上にばら撒かれた6冊のデスノートを巡って繰り広げられる攻防戦を描くもの。捜査官・三島が率いるデスノート対策本部の前身はキラ対策室。仕事熱心で正義感に燃える三島は、あの事件以降、新たなデスノートによる犯罪を危惧し、キラやデスノートのルールについて研究を重ねてきた誰よりもデスノートに精通した人物だ。一方、探偵・竜崎は、Lが生前に残した遺伝子から生まれた、天才的な頭脳を持つ人物で、10年前を彷彿させるようなデスノートによる大量殺人が起こる中、ICPOから派遣され、警視庁内にあるデスノート対策本部にやってくる。このほど公開になった場面写真は2枚あり、2枚目は三島に銃口が向けられ、形勢逆転している。事件解決の為、6冊のデスノートを封印するという同じ目的を持ちながらもふたりは仲間ではなく、あわよくば相手を出し抜こうと互いに牽制し合うライバルだといい、その関係性はまるで月とLのようだが、本作には、さらにそこに“キラ信仰者”と名乗るサイバーテロリスト・紫苑(菅田将暉)が登場する。『デスノート Light up the NEW world』10月29日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリー他全国拡大ロードショー
2016年06月23日映画『デスノート』誕生から10年目となる今年に、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉という最旬俳優を迎えて正統な続編として放たれる『デスノート Light up the NEW world』。このほど、東出さん演じる三島創と、池松さん演じる竜崎の新たな場面写真2点が解禁。月の父・夜神総一郎の遺志を継ぐかのように、誰よりもデスノートを研究し尽くした“秀才”と、Lの遺伝子から生まれた、その頭脳を受け継ぐ“天才”の関係性を象徴するものであることが分かった。10年前、「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という死神のノート“デスノート”を拾った天才的頭脳を持つ大学生“夜神月”(藤原竜也)。月は、自らの手で理想の世界を作ろうと決意し、デスノートを使って世の中に野放しになっていた凶悪犯を粛清。犯罪者が次々に謎の不審死を遂げ、人々からは救世主“キラ”と呼ばれるように。そんな中、現れたのがもう一人の天才・世界的名探偵の“L”(松山ケンイチ)。神がかった推理力でキラの正体に迫ったLと、それに対し知略を尽くして捜査網から逃れようとした月。本作では、月/キラとLとの命をかけた天才同士の対決から10年を経たいま、新たに“6冊のデスノート”が地上にもたらされていることが判明する――。本作で、東出さんが演じる三島創とは、月の実父である亡き夜神総一郎が立ち上げた「キラ対策室」を前身とする「デスノート対策本部」の若手捜査官。仕事熱心で正義感に燃える三島は、10年前の事件以降、新たにデスノートによる事件の発生を危惧して、自らキラやデスノートの研究を重ね、手書きの研究ノートを作成。誰よりもデスノートに精通する秀才だ。一方、池松さん演じる竜崎は、Lが生前に残した遺伝子から生まれ、天才的な頭脳を引き継ぐ世界的名探偵。合理的で冷静沈着な自信家であり、終始クールな態度でキラ事件の真相へと向かう、まさに生まれながらの天才といえる。ロシア、ウォール街、そして渋谷でのデスノートによる大量殺人が行われる中、インターポール(ICPO)から派遣された竜崎を迎え入れたデスノート対策本部。三島と竜崎は事件解決のため、地上にもたらされた新たな “6冊のデスノート”を封印するという同じ目的を共有してはいるものの、“仲間”とは言いがたい関係だ。自らの額に三島の銃を当てさせる竜崎。竜崎から銃を突きつけられる三島。「俺が信用できないなら撃てばいい…」とばかりに、あわよくば利用してやろうと互いを牽制し合う、ライバルに近い関係の2人は、どちらが先にデスノートに辿り着くのか…。さらにこの2人に、キラ信仰者のサイバーテロリスト・紫苑(菅田さん)が加わり、三つ巴の戦いが勃発する本作。豪華キャストによる究極のデスノート争奪戦は、これからも目が離せない。『デスノート Light up the NEW world』は10月29日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月23日まもなく2016年も折り返し地点。思えば、今年の日本映画は、初めから“何か”が違っていた。「Hey! Say! JUMP」中島裕翔&菅田将暉で「NEWS」加藤シゲアキの小説を映画化した『ピンクとグレー』は、開始62分後にガラリと “世界が変わる仕掛け”が施され、原作を知る人にとっても度肝を抜く展開を行定勲監督が見せつけた。また、ゴールデンウィーク中、お馴染みの人気アニメやハリウッド大作がありながら、客足が落ちなかった1本といえば、「ZQN」(ゾキュン)とよばれるゾンビ化した人々が次々襲ってくる、日本映画としては異色のパニックホラー『アイアムアヒーロー』。大泉洋主演で花沢健吾のベストセラーコミックを映画化した同作は、ヘタレで情けない主人公がいつ“覚醒するのか”にもハラハラドキドキしながら、スカッとするラストが用意されており、エンターテイメント性も十分。『リング』『呪怨』など、いわゆるジャパニーズ(J)ホラーとは一線を画しながらも、海外の映画祭で絶賛を受けていた。そんな挑戦的で冒険的な、これまでにない刺激と衝撃を与える日本映画が、近ごろ急増中だ。まず、日本が世界に誇るJホラーでは、“本家”の二大対決が実現してしまった。何かとヒーロー同士が激突を見せる今年、『コワすぎ!シリーズ』などを手がけてきた白石晃士監督の『貞子vs伽耶子』(6月18日公開)では、『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子という、2大“最恐女子”までも世紀の対決を果たす。しかも、“呪いのビデオ”で貞子に狙われるのは山本美月で、“呪いの家”で伽耶子に狙われるのは玉城ティナという人気モデルでもある若手女優2人。しかも、そんな “最恐女子”を「引き合わせてしまえ」という霊媒師の経蔵役を演じるのが、いつでもクールな色気たっぷりの安藤政信とあれば、見逃せない。さらに今年は、『呪怨』の清水崇監督と清野菜名とのタッグで、水や風などを体感できる4DX限定の『雨女』(公開中)まで登場。劇場でしか出会えない恐怖を実現させている。そんなJホラーの醍醐味といえば、ごく普通の日常の中に忍びよる驚愕の恐怖。だが、“呪い”とまではいかなくても、穏やかな日常とすぐ隣合わせにある究極の狂気は、身を凍らせるには十分だ。「V6」森田剛の映画初主演作『ヒメアノ~ル』(公開中)は、「ヒミズ」「行け!稲中卓球部」の古谷実によるコミックが原作。これも映画らしい見せ方で、前半は「これがR15指定?」というほどに、濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美によるほのぼのとした三角関係が繰り広げられていく(若干、ムロさん演じる先輩の“想い”に危険な香りがするが…)。しかし、ほのぼのカップル成立と同時に起動するのが、森田さん演じるサイコキラーの残忍すぎる狂気。華奢な体つきの森田さんが、全体重をかけるかのような殺人シーンには戦慄を覚えずにいられない。仮にもアイドルである彼が挑戦した、容赦のないバイオレンスと過激描写はかつてないほど。同様なことは、『ディストラクション・ベイビーズ』(公開中)にもいえる。柳楽優弥に菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、さらに池松壮亮、北村匠海ら、最旬ともいえる人気若手俳優が新進気鋭の真利子哲也監督のもとに集結。どんな青春映画に仕上がるのかと思いきや、柳楽さんが演じるのは路上で見知らぬ人にいきなり殴りかかり、ストリート・ファイトを繰り返す青年で、全編ほぼ無言。その暴力の衝動は止まることを知らず、ただ殴り、殴られ続ける。また、菅田さん演じる高校生は青年のギラギラとしたカリスマに惹きつけられ、「おもしれえ」と傍観者から暴力で支配する者へと転じてしまう。劇中には、小松さんが菅田さんに本気で殴られる(それ以上)シーンもあり、この衝撃はかなり後を引く。日常に迫りくる狂気に、後を引く“気味の悪さ”+豪華キャストといえば、『クリーピー 偽りの隣人』(6月18日公開)も忘れてはならない。前川裕のミステリー小説を原作に、黒沢清監督のもと西島秀俊と香川照之がまたも競演。それぞれ、『ニンゲン合格』『蟲たちの家』『LOFT ロフト』、『蛇の道』『トウキョウソナタ』「贖罪」に続き、4度目の黒沢作品ながら “初”タッグ。香川さん演じる“奇妙な隣人”は、初対面からどこかとらえどころのない現実感のなさを醸し出し、かなりヤバめ。この隣人と6年前の未解決一家失踪事件の関係に気づいた西島さん演じる犯罪心理学者は、竹内結子とせっかく夫婦になれたのに(?)、平穏な日常を浸蝕されてしまうのだ。さらに、『その夜の侍』で決して笑わない堺雅人の喪失と憎しみを描き、映画ファンを震撼させた劇団「THE SHAMPOO HAT」赤堀雅秋の監督2作目『葛城事件』は、『64-ロクヨン-』の三浦友和が暴力的で高圧的な父親を怪演。無差別殺傷事件を起こした死刑囚の家族が崩壊する様を、不穏な空気感たっぷりに描き出すこの問題作には、父親に反抗できない長男役に引っ張りだこの個性派・新井浩文と、無差別殺傷事件を引き起こす次男役に新鋭の若葉竜也、そして思考停止の母親役に南果歩と実力派がずらり。そんな家族を暴力で支配する父親・三浦さんが体現したパブリックイメージへの “裏切り”は、いつまでも心をざわつかせるに違いない。また、綾野剛と『凶悪』白石和彌監督がタッグを組んだ『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)にも“裏切り”が満載。これまで、幾多の映画・ドラマで“正義のヒーロー”として描かれてきたはずの警察官が、やらせ逮捕におとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸など、これでもかと悪に染まっていく姿を描き、もはや振り切れて逆にコメディかと見間違うほど。これが日本警察始まって以来最大の不祥事という実話であることも、観る者を驚愕させる。そのほか、門脇麦が“哲学的尾行”を行う『二重生活』(6月25日公開)も、絶妙な変化球で観る者を引き込ませ、困惑させる問題作。哲学の修士論文に悩む学生が、偶然出会った隣人(長谷川博巳)を尾行!尾行する者の視点と、そんな彼女の姿をとらえるカメラの視点が巧みに入り交じり、ドキュメンタリーを見ている感覚から一歩進んだ、他人の日常を覗き見する高揚感と罪悪感に心がざわついていく。変化球といえば、宮藤官九郎監督・脚本×「TOKIO」長瀬智也×神木隆之介による『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(6月25日公開)にも注目。不慮の事故で地獄に堕ちてしまった高校生が、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)の赤鬼・キラーKの力を借りて、初キスのために“生き返り”に挑む。長瀬さんをはじめ鬼の面々は素顔が誰だか分からないほどのキャラ変だが、神木さんも負けじと“ウザキャラ”で弾けている。抱腹絶倒コメディにロック青春ミュージカルがかけ合わされた、かなり挑戦的な1作となっている。バイオレンスで過激、不気味で後味が悪い作品からぶっ飛んだコメディまで、予定調和に収まらない日本映画の挑戦を、あなたは受けとめられるだろうか?(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピンクとグレー 2016年1月9日より全国にて公開(C) 2016「ピンクとグレー」製作委員会
2016年06月18日異なる分野で活躍する2人の“達人”がお互いの仕事の極意について語り合い、発見し合うクロスインタビュー感覚の対談番組「SWITCHインタビュー達人達(たち)」の6月18日(土)放送回に菅田将暉と板尾創路が出演する。菅田さんは「仮面ライダーW」で最年少ライダーとして鮮烈なデビューを飾り、その後連続テレビ小説「ごちそうさん」をはじめ「問題のあるレストラン」や「民王」、『海月姫』『暗殺教室』など注目作に出演。2016年からは福山雅治主演の月9ドラマ「ラヴソング」や『ピンクとグレー』『星ガ丘ワンダーランド』『暗殺教室-卒業編-』『ディストラクション・ベイビーズ』と立て続けに出演作が公開。さらに6月25日(土)公開の『二重生活』のほか『セトウツミ』『何者』『デスノート Light up the NEW world』『溺れるナイフ』と続々出演作の公開が控えており、今や最も勢いのある若手俳優のひとりになった。そんな菅田さんが今回指名したのが芸人・板尾創路。お笑い界の奇才としてその独特の世界観でファンを魅了する板尾さんだが、俳優としても『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』『電人ザボーガー』などに出演しているほか監督業にも進出。自ら主演、脚本も手がけた監督第2作「月光ノ仮面」は第35回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ長編部門に出品されるなど、その活躍の場を広げている。番組では板尾さんの“どチンピラ”だった過去から衣装を白タキシードで通す理由、「笑いが輝く瞬間」をつかむ方法までその内面に迫る一方、ブレイク後、「役作りする場所はなんと美容室」「洋服を手作りすると癒やされる」など菅田さんの意外な素顔も明らかに。さらに「演技がうまいと言われたくない」という菅田さんの内面に板尾さんが切り込んでいく。52歳の板尾さんと23歳の菅田さん、笑いあり演技論あり人生相談もありの年の差トークをお楽しみに。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は6月18日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2016年06月18日6月25日公開の映画『二重生活』の完成披露試写会が14日、東京・新宿ピカデリーで行われ、門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキー、岸善幸監督、原作の小池真理子が出席した。直木賞作家・小池真理子の同名小説を、映像作家の岸善幸が映像化した本作。大学教授から見ず知らずの他人を尾行して哲学的尾行の実践を持ちかけられた大学院生の珠が、いつしか禁断の行為にはまっていく、というストーリーだ。リリー・フランキーが演じる大学教授にそそのかされて隣人の石坂(長谷川博己)を尾行する珠役の門脇は「クランクインしてから初日と2日目は恋人(菅田将暉)とのシーンを撮っていて、非常に悶々とした日々を送っていました」と振り返ると、恋人役の菅田から「悶々としてたんだ(笑)。俺のせい?」と茶化される場面も。すかさず「そうことじゃなくて!」と否定した門脇は「監督に『大丈夫でした?』と言う日々を過ごしていました。でも尾行になった瞬間から尾行に集中すればよかったし、尾行は見ているだけで頑張ることがなかったのですごく楽しかったです。長谷川さんと女性がイザコザを起こすんですけど、面白くて面白くてニヤニヤしながら見てました」と明かした。その門脇から尾行された長谷川は「役とはいえ、ずっと尾行されて嫌な気持ちでした(笑)。尾行されている気持ちを消して集中しなくてはいけなかったので変な感覚でした。監督も静かなサディストで、結構なものを要求されるんですが、『お任せします』と言ってくるんです。今までの役を作るのとは違う感覚になりました」と戸惑った様子だった。映画のタイトルでもある『二重生活』に引っ掛けて、『共演者の意外な一面は?』という質問に「門脇さんは、理性というか、色んなことを考えているイメージがあったんですけど、実際にお会いしたら動物的で意外でした」と語った菅田。対する門脇は「私は基本的に何も考えていないです」と菅田のコメントを肯定しながら、菅田について「最近はトリッキーな役や"わ~!"っていう役あ多いんですけど、テンション低い時はめっちゃテンション低いんですよ。それに寝るのが早くて、気づいたら撮影中でも寝ていましたね」と明かして観客を驚かせた。映画『二重生活』は、6月25日より全国公開。
2016年06月15日映画『二重生活』完成披露試写会が14日、都内で行われ、門脇麦、菅田将暉、長谷川博己、リリー・フランキー、岸善幸監督、原作者の小池真理子が登壇した。直木賞作家・小池真理子の小説を基にした本作は、門脇さん演じる平凡な学生が、“尾行”という禁断の行為にのめり込んでいく様を描いた心理エンターテイメント。菅田さんが珠の恋人・卓也、長谷川さんが尾行される石坂、リリーさんが珠に「哲学的尾行」を勧める大学院教授・篠原を演じる。映画単独初主演の門脇さんは撮影をふり返り、卓也役との同棲シーンについて「不安もあり、非常に悶々とした日々でした」とつらそうに話すが、尾行シーンでは「自分の演技は置いておいて、尾行の対象に集中すれば良かったので、なんて気楽にできるんだと思った」とぶっちゃけて笑顔。一方の長谷川さんは「役と言えども、ずっと尾行されるのはすごい嫌な気持ちでした」と苦笑い。また、岸監督について「静かなサディスト」と評すると、「結構なものを要求されるんですが、お任せしますと言われるので、いままでの役を作るとは違う感覚になりました」と役作りに苦労したことを明かした。この日は、長谷川さんとリリーさんの意外な関係も明らかに。約20年前、長谷川さんが大学生のときに出版社でアルバイトをしており、リリーさんの家に原稿を受け取りに行っていたそうで、リリーさんは「僕はずっと長谷川くんに尾行されていました」と吐露。その言葉をきっかけに、2人は「居留守使われたこともありました」(長谷川さん)、「仕事場に貼ってあるポルノ映画のHなポスターを見て、どこに売ってるんですか?と食らいついてきた」(リリーさん)と各々の思い出を暴露。さらに、リリーさんが初めて出演した映画『盲獣vs一寸法師』(2004)の同役オーディションを長谷川さんが受けて落選した事実も判明。そんな逸話があるリリーさんと長谷川さんが同じ舞台に立つ不思議を、2人は「変な感じですね…」と噛みしめていた。『二重生活』は6月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月14日福山雅治が主演の月9ドラマ「ラヴソング」が6月13日(月)今夜、最終回を迎える。これまで「ひとつ屋根の下」をはじめ「いつかまた逢える」「パーフェクトラブ!」「ガリレオ」と数々の“月9”ドラマで主演を務めてきた福山さん。「ガリレオ」シリーズ以来3年ぶりとなった本作では、ミュージシャンとしても数々の記録を打ち立ててきた福山さんが“一発屋”の元音楽アーティストを演じることも話題となった。またヒロインの佐野さくら役にはオーディションで選ばれた藤原さくらが抜擢。藤原さんは音楽アーティストとしての活動経験はあるものの本作が演技初経験ということもあり、月9ヒロインで女優デビューという“シンデレラストーリー”にも注目が集まった。福山さん演じる主人公の神代広平は、唯一のヒット曲はあるものの、その後はヒットに恵まれず、音楽業界を離れて20年が経つ元プロミュージシャン。いまだ音楽への情熱を完全に断ち切ることができないまま退屈な毎日を過ごしていたところに、“人とのコミュニケーションが苦手”というコンプレックスを抱え孤独に生きてきた藤原さん演じるさくらが現れるところから物語は始まった。さくらの“歌声”という才能に魅了され「もう一度自分を試したい、認められたい」と考えるようになる神代。その後さくらはレコード会社のスカウトを受け、神代もレコード会社からラヴソングを作るよう求められることに。2人はラヴソングを作りさくらはレコーディング。神代もトップアーティスト・シェリル(Leola)に楽曲提供することになる。そんな中、さくらの喉に悪性の肉腫が発見される。手術が必要で、手術後に声が残る可能性がきわめて低い病状だということが分かる。さくらから話しを聞いた幼なじみの天野空一(菅田将暉)は「いまのうちにやりたいことをやろう」と提案。さくらの本当にやりたいことは…というのが前回までの物語。最終回となる第10話では、さくらの手術を知った中村真美(夏帆)が野村健太(駿河太郎)との結婚式を前倒しし、披露宴でさくらに頼んでいたスピーチをしてもらおうとする。手術でさくらが声を失ってしまった場合、その願いは叶わなくなるからだ。スピーチ前に神代にいままで言えなかったことを伝えようとするさくらだが、空一が迎えに来てしまう。手術前日、神代は増村泰造(田中哲司)から、さくらが手術の同意書にサインすることを拒んでいると相談される。さくらの病室へ行く神代だがさくらは真美や空一、神代の言葉にも反応しない状態。空一は神代に手術を延期できないかと問うが、神代はさくらは手術を延ばせば延ばすほど声を失ってしまう可能性が高いと告げる。病室でさくらと2人きりになった神代はさくらが持って来ていたギターで、初めてさくらの歌を聴いた時の曲を奏でる。ともに歌ううち表情が戻って来たさくらは「もう一度歌いたい」と泣きじゃくる。神代は歌うためにも手術をしようとさくらに伝える。手術を受けることになったさくらは再び神代と歌うことができるのか――。福山さんと藤原さんの歌声が織りなす美しいハーモニーも今夜がファイナル。感動の結末をその目にしっかり焼き付けて。「ラヴソング」は6月13日(月)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年06月13日今すぐ恋愛がしたい!そんなときに読みたい本は、女性としてのツヤっぽさも身につきそうな王道恋愛小説。本好き有名人の映画監督・山戸結希さん、書評家・藤田香織さん、ライター・瀧井朝世さんに“とにかく恋がしたいときに読む本”を選んでもらいました。≪山戸さんおすすめ!≫■『ハチ公の最後の恋人』吉本ばなな青年ハチと出会ったマオは、彼の最後の恋人に。別れの予感の中で二人は、切なく幸せな時間を過ごして…。「中学生の頃に読んでから、誰を好きになっても、その人の最後の恋人のことを考えてしまう。ばななさんの世界には、男の子と出会って初めて視覚化されてしまう恋の存在が煌めきながらも、それよりもっと前から、いま見つめている世界そのものに内在している恋が、零れ落ちそうに輝いています」。中公文庫457円≪藤田さんおすすめ!≫■『いろは匂へど』瀧羽麻子恋人のいない30代半ばの紫に、無邪気に好意を示す15 歳上の光山。紫は徐々に光山に惹かれていくが、彼には、想像もつかない過去があった。「お金も時間も好きなように使える自由さに慣れてしまうと、恋愛が面倒くさいというモードに陥りがち。そんな恋愛こじらせ系の人にも◎。ままならない、大人の恋の苦味もまた美味し。恋の醍醐味を思い出させてくれるはず。舞台となる京都の魅力も堪能して」。幻冬舎1500円≪瀧井さんおすすめ!≫■『マチネの終わりに』平野啓一郎強く惹かれ合う蒔野と洋子だが、洋子には婚約者がいて…。恋を忘れた大人に効くアラフォー恋愛小説。「互いに運命の相手だと確信するほどに惹かれ合いながら、すれ違いが重なってなかなか結ばれない二人。仕事や家族のことなど背負うものが多く、恋愛に突っ走れないなかで、彼らは何を考え、どう人生と向き合うのか。ロマンティックだけれども現実的な恋との向き合い方も示してくれる」。毎日新聞出版1700円◇やまと・ゆうき映画監督。乃木坂46 のシングルMVを手がけるなど、注目の新鋭。小松菜奈・菅田将暉主演の最新作『溺れるナイフ』が11月公開。「本は私にとって、世界を映すカメラのレンズを増やしてくれるものです」◇ふじた・かをり書評家、エッセイスト。著書に『だらしな日記』シリーズ、杉江松恋氏との共著『東海道でしょう!』(共に幻冬舎文庫)、『ホンのお楽しみ』(講談社文庫)など。ツイッター@daranekos◇たきい・あさよライター。小誌をはじめ、雑誌、新聞、WEBで書評や作家インタビュー、対談企画などを担当。TBS系『王様のブランチ』のブックコーナーのブレーンも務める。ツイッター@asayotakii※『anan』2016年6月15日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)文・熊坂麻美
2016年06月11日「三太郎」CMシリーズで、これまでずっと一緒にいたことが分かった“一寸”こと一寸法師役の前野朋哉。このほど、三太郎とともに“鬼チャン”菅田将暉も交えた「キーマン」篇と、夏の雰囲気たっぷり(?)の「フェス」篇という新CMが2本、同時オンエアされる。新CM「キーマン」篇では、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)、鬼(菅田さん)というおなじみのメンバーに加え、シリーズの新顔として人気上昇中の一寸法師(前野さん)が、実はそれぞれの物語の鍵を握る“キーマン”だったとして登場。また、「フェス」篇では、一寸法師が三太郎に夏フェスに行こうとグイグイ推していく様子が描かれていく。まず、「キーマン」篇では、囲炉裏を囲んで三太郎と鬼、一寸法師の男5人で談笑中、「で、誰っすか?」と鬼が初対面の一寸法師を指さすと、聞かれた桃太郎も「誰だっけ?」と問いかける。耐えかねた本人が「だから、一寸だよ!」と叫ぶと、浦島太郎が「まだ帰んないの?」と迷惑そうな表情。すると、「帰っちゃっていいのかな~?」と急に思わせぶりな態度を取り始める一寸法師。「どういうこと?」という金太郎を横目に、「桃ちゃん、なんでばあちゃん、桃に気づいた?」と、まずは桃太郎に話を振る。「さぁ…」と首を傾げる桃太郎に、すかさず一寸法師は「オレが叫んだのよ!」とアピール。なんと、川を流れる桃のすぐ近くで、お椀に乗った一寸法師が「どんぶらこ~!どんぶらこ~!」と叫んでいたというのだ。その話に、「え、マジっすか!?」と目を丸くする鬼。続いて、一寸法師は「浦ちゃん! 竜宮城行けたっしょ?」と浦島太郎に話を振る。「うん、亀のおかげで」と答える浦島太郎に、「あれ、オレの亀!」。「ね、オレといるとイイコトあるっしょ!」と得意気の一寸法師。興奮した鬼は「マジすげーっす!!」と一寸法師に抱きつくが、三太郎はあ然。しかし、鬼が「金ちゃんは?」と訊ねると、「特にないね」とバッサリ切り捨てる一寸法師。怒った金太郎は「やっぱ帰ってもらおう!」と一寸法師を抱え上げると、ほかの3人も加わり、「ちょちょっ…待って!!」という一寸法師の声を無視して「どんぶらこ~どんぶらこ~」と桃が川を流れるように追い出すのだった。昔からずっと一緒にいた一寸法師が、ある意味、三太郎の人生を後押しした“キーマン”であることが分かる(?)このCM。今回、鬼役の菅田さんと一寸法師役の前野さんは初共演となったが、そうとは思えない2人の見事な掛け合いを中心に、現場はいつものアドリブ合戦へと発展。表情豊かな前野さんの演技に、ほかの出演者が思わず吹き出すこともしばしば。また、常に全力投球な前野さんは、夏のライティングということもあって汗だくに。 それをネタにまたいじられている姿が微笑ましく、前田さんにつられてオーバーリアクションになっていく菅田さんにも要注目だ。さらに「フェス」篇では、桃太郎「夏が来るね~」、浦島太郎「なんかイイコトないかな」、金太郎「恋とかしたいなー」と、来たる夏の季節に思いを馳せる三太郎に、「どっかいこうよ!どっかいこうよ!」とひとりハイテンションで一寸法師が割り込んでくる。「てか、なんでまだいんの?」という桃太郎の問いかけを、もう慣れたものでさらりと聞き流し、「いいじゃん!一緒にどっかいこう!」と、三太郎とどこかへ行きたい様子の一寸法師は「フェスとか?」と提案する。「フェス?」と何のことだかよく分かっていない三太郎に、「夏フェス、それはパラダイス!」と説明するものの、あまりにも抽象的すぎて、「全然分かんない」。それでも「行けば分かるって!」と、とにかくフェスの魅力をアピールし、縁側にいた三太郎を軽々と飛び越えて、庭へ大きくジャンプ!?ところが、着地に失敗して、思いっきり転倒。「あ、いってー」と絶叫する一寸法師と、それを見て爆笑する桃太郎と金太郎。その中で浦島太郎だけが、終始冷静に「フェスって何?」と訊ねながらも、外に繰り出すことに。歩きながら、「で、どこよ?」と訊ねる金太郎に、一寸法師は「山の方!」と、やっぱり適当に応えるのだった。「ずっと一緒にいたじゃん !」と言わんばかりに、もうすっかり三太郎と意気投合した前野さんの一寸法師。みんなで、どうやってジャンプするのが一番おもしろいのかを相談し合ったようで、監督からの「陸上選手みたいにジャンプできる?」という無茶なオーダーにも、前野さんよりも先に、松田さんら三太郎たちが「できます!」と即答。実際、前野さんは汗だくになりながらも、100回以上もジャンプしては転倒。濱田さんの金太郎の「もう1回やって!」というアドリブにより、1本の中で2回飛ばなければならないということもあり、まさにCMさながら、「頑張る一寸」と「盛り上げ、見守る三太郎」という構図が展開されていたという。au「三太郎シリーズ」新CM「キーマン」篇、「フェス」篇はオンエア中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月10日住まいや食事、コミュニケーションからなる日々の生活をもっとよくしたい…。そんなときに読むとよい本とは、どんなものでしょうか?“生活をグレードアップさせたいときに読む本”をテーマに読書家のみなさんに選んでもらいました。タレント・壇蜜さん、テレビ東京アナウンサー・森本智子さん、映画監督・山戸結希さんです。≪壇さんおすすめ!≫■『日本全国「ローカル缶詰」驚きの逸品36』黒川勇人ユニークかつ実力派の「ご当地缶詰」を、世界中の缶詰を知り尽くす缶詰博士の著者が厳選して紹介。製造の裏側や意外な食べ方、人情味あふれるエピソードも満載。「ここまで『缶詰って愛すべき食べ物だったのか…』と思い知らされたことはありませんでした。この本と出会い、缶詰を楽しむという新しいジャンルが私の生活に誕生したのです。結構高価なものも。缶詰をあなどることなかれ」。講談社+α新書840円≪森本さんおすすめ!≫■『世界一予約の取れない美容家(セラピスト)だけが知っている成功者たちの「極意」』早野實希子ハリウッド女優や一流経営者から絶大な支持を集めるカリスマ美容家が「成功者の共通点」を初公開。「早野さんの施術を受けたことがありますが、人間的に尊敬できるうえ結果も出してくださった素晴らしい方。彼女が顧客と接するなかで得た、成功者に共通する体の作り方や心の持ち方などが、リアルな体験を基に記されています。すぐ生活に取り入れられることがたくさんありますよ」。大和書房1400円≪山戸さんおすすめ!≫■『我が家の絶品ママカレー』田中優子市販のカレールウを使った“ママカレー”に隠し味や香りを加えて、名店に負けない味わいにする技を紹介。「近頃定年を過ぎた父や上京した母がカレーを作ってくれる。それに確かに満たされてしまう子どもが自分の中にいます。誰かを甘やかしてあげられる大人になりたいと思ったとき、心のこもったカレーを作ってあげられたら、元気がない人も、ポジティブな食欲を湧かせてくれると思います」。イカロス出版1300円◇だんみつタレント。『オール讀物』(文藝春秋)に掲載した「光ラズノナヨ竹」で、小説家デビュー。著書に『どうしよう』(小社刊)、『壇蜜日記』(文春文庫)などがある。「本は、打ち解けるまで時間がかかる友人です」◇もりもと・ともこテレビ東京アナウンサー。経済ニュース『WBS』ではゲストがお薦めの一冊を紹介する「スミスの本棚」の進行を務め、現在は『NEWSアンサー』『主治医が見つかる診療所』などを担当する。◇やまと・ゆうき映画監督。乃木坂46 のシングルMVを手がけるなど、注目の新鋭。小松菜奈・菅田将暉主演の最新作『溺れるナイフ』が11月公開。「本は私にとって、世界を映すカメラのレンズを増やしてくれるものです」※『anan』2016年6月15日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)文・熊坂麻美
2016年06月10日