「父(克介さん・70)も同じ視覚障がい者ですが、複数の福祉施設を営む社会福祉法人の理事長として、晴眼者と同じように社会生活を送っているので、私も社会に貢献できるはず。文章を読み上げるパソコンソフトや点字機器、記憶、そして熱意を武器に、優れた弁護士になるため研修に励んでいます」そう話すのは、昨年9月、最難関の国家試験といわれる司法試験に、2度目の挑戦で合格した板原愛さん(28)。弁護士といえば、法廷で分厚い書面や六法全書を駆使しながら立ち回る姿を思い浮かべるが、愛さんは、角膜変性症という重度の視覚障がいがあり、視力は0.02~0.03で、視野も30度程度と狭い。文字を読むのも困難だ。「昨年末で司法研修所での勉強を終えています。今は裁判所、法律事務所などでの研修が始まっています。司法修習生仲間もできて、先日は飲み過ぎてしまいました。研修後、法律事務所への就職活動は大変だと思いますが、この人に依頼してよかったと思われる弁護士になりたいです」障がいがありながらも、人生の試練をくぐり抜けてきた愛さんは、勇壮なだんじり祭で有名な、大阪府岸和田市で生まれ育った。「普通の小学校に通いたいと言ったときは、教育委員会に交渉してくれたし、両親は私の挑戦を必ず応援してくれる。でも、始めたことは“やり遂げるまで諦めるな”と厳しく育てられました」(愛さん・以下同)小学校では、拡大文字の教科書を使用していたが、学年が進むにつれ、扱う文章も長くなり、拡大文字ではスムーズに読み進められない。勉強に遅れが出ないよう、中学校は東京の視覚特別支援学校へ入学。親元を離れての寮生活を始めた。「中学時代、分厚い点字の憲法の本に夢中になり、修学旅行にも持参したりして(笑)。次第に司法に関わる仕事をしたいと考えるようになって、周りには『弁護士になる』と宣言していました」一浪して入学した青山学院大学法学部では、友人とダーツやビリヤードも楽しんだ、と笑顔で振り返る愛さん。卒業後は、本格的に司法試験に臨むため、法科大学院へ進学した。「早稲田大学の大学院法務研究科を選んだのは、司法試験の合格率が高かったこと、それに日本の大学では数少ない、障がい学生支援室が設置されているためです」愛さんのために板書が読み上げられるほどサポートは手厚く、教科書を作った出版社の協力もあって、文章を音声に変換することができた。同級生たちのなかには名門校出身も多く、刺激になったが、「優等生だったことが一度もない」という愛さんにとっては、気後れすることも多かった。そんなとき、希望の光となったのは、日本で初めて視覚障がい者として弁護士になった、野村茂樹氏が所属する奥野総合法律事務所に、計3週間、インターンとして受け入れてもらったことだ。「野村先生は、所長の奥野(善彦)先生に『弁護士に必要なのは書類を読むことよりも、判断力だ』と言われて、弁護士になることを決意したそうです。その話は、私にとって強い励みになりました」1度目の司法試験は不合格。くじけそうになったが、父親からは電話で「刀折れ、矢尽きるまで戦う覚悟で挑め」と励まされた。司法浪人としての1年間は、全力を尽くすことだけを考えた。「布団に入ると、『今日は勉強が少なかった』と不安になってしまう。だから、そんな余裕もないほど疲れ切るまで勉強しました。それで2度目の挑戦は、合格者の中で上位17%に入る成績でした」現在の研修生活が終われば、晴れて弁護士となる愛さん。「弱視の人は、多少は目が見える。そのため社会に出ると、頼まれた書類仕事などでオーバーワークになり、症状が悪化したり、休職・復職を繰り返すケースもあります。障がい者の人たちを助けるため、私だからこそできる活動をしたい。でも、これまで長く仕送りで生活してきたので、まずは、しっかりと一人前の弁護士として、自立して稼いでいきたいですね!」父と母から教え込まれた“諦めない”という強い気持ちが、愛さんからはあふれていた。
2019年01月17日自分の好みや体型に合ったファッションを、思い切り楽しみたい――。こんなありふれた願いを、「身体に障がいがある」という理由で諦めなくてはいけない人たちがいます。「障がい者用のダサい服は、もう着たくない」そんな声を聞いて立ち上がったのが、ファッションデザイナーで「a.ladonna.(アラドナ)」の代表、加藤千晶(かとう・ちあき)さん。ファッションブランド「a.ladonna.」の代表を務める加藤千晶さん。「障がいのある人のために服を作ろうとすると、どうしても“介護者に寄り添った服”になってしまう。それは機能的なだけで、デザインとしてはダサいことが多いんです」加藤さんはこう話します。その現実を目の当たりにしたとき、培ってきた自身のデザインが役に立てるかもしれないと一念発起。“障がいのある方と共に着られる服”をテーマに、新しいライン「a.ladonna.+(アラドナプラス)」を立ち上げました。ここでは、そんな加藤さんの怒りを抱えながら疾走したアパレル時代、人から必要とされる喜びに目覚めた今、そして一歩先に描いたビジョン……など、彼女のヒストリーに迫ります。■“怒り”が仕事への原動力だった——加藤さんが幼い頃から描いていたというデザイン画を拝見したのですが、「本当に子どもが描いたの?」とつっこみたくなる完成度の高さでした。ちゃんと描き始めたのは小学校4年生くらいの頃です。“お絵描き”という感覚ではなく、ちゃんと“デザイン”というものを意識していたのを憶えています。デザインの背景にあるストーリーまで鮮明に思い描いていましたね。加藤さんが小学生時代に描いていた、洋服のデザイン画。「このデザイン画が、私の今の仕事の原点になっています」と話しながら見せていただいた。「こんな髪型のこんな人が、こんなポージングで着ているんじゃないか」というような(笑)。——視点がもはやプロ並みですね。デザイナーさんはやはり、そういう感覚でお仕事をされている方が多いのでしょうか。「こんな人が、こんな風に身にまとってくれたら素敵なんじゃないか」というところからデザインするのが理想の姿だと私は思っています。でもファッション業界も大きく変わってきていて……。ファストファッションが大量に入ってきてからは、やはりブランドからそんな余裕がなくなってしまったように見えます。去年売れたデザインをアレンジするとか、他社で売れているデザインをコピーするとか、そんな方法が一般的になったのかな。——そうしたファッション業界の変化を、加藤さんはどのように捉えていたのでしょうか?職人の技術によってつくられるファッションに憧れを持って飛び込んだからこそ、20代は本当に苦悩の日々でした。業界に対しても、自分の会社に対しても、世の中に対しても、とにかく不満だらけ。怒りを原動力にしてデザインを描いていました。特に疑問に感じていたのは、「技術はないけれど価格が安い」という理由で縫製がどんどん海外へ発注され、日本の職人さんたちがことごとく食べていけなくなったこと。今日履いているこのブーツ、何度も修理し直しているんですが、20代の頃お世話になった職人さんに作ってもらった当時のブランドのサンプルなんです。加藤さんが職人さんに作ってもらったブーツ。20代の頃からメンテナンスをしながら履き続けている。——素敵ですね。とても味があるというか。当時、私が任されていたブランドの靴を作っていた方の作品です。小さなブランドでしたけど、親身になってどんなお願いにも答えてくれて、アドバイスもしてくれて……。でもある日その方から電話がかかってきて。「加藤さん、来年の展示会の分、作れなくなった。もう、(店が)回らんわ」と言われました。業界のコスト削減の煽りをモロに受けてしまったんですよね。その後その工場は倒産して、連絡が取れなくなってしまった。そのとき、私の中で糸が切れちゃったんです。こんな正直者がバカを見る世界、嫌だなって。それでポーンと会社を辞めてしまいました。■たどり着いたのは“身体障がい者の方と共に着られる服”——ご自身のブランドである「アラドナ」を立ち上げられたのは、どんなことがきっかけだったんですか?他業界に転職しようと思ったんですけど、やっぱり経験がないからことごとく面接で落とされてしまって。貯金が千円もなくなって「あ、死ぬな」って思ったときに、もう一度自分にじっくり向き合ってみたんです。そこで気づいたのは、私は決して洋服が嫌いになったわけじゃないということ。自分の置かれた環境が許せなかったけど、小さい頃からあんなに大好きだった服を、結局は嫌いになれないということでした。だけど会社に戻る気にはなれない。それならつくってしまおう、と。——貯金千円以下のところから会社を立ち上げるのは大変だったのでは?まずは商社と契約をして、フリーデザイナーとしてデザインを売ることから始めました。2年間で資金を貯めて、以前お世話になっていた工場や職人さんに連絡をして。「ひとりで会社をつくろうと思うんですけど、予算もないし、手広くもできないんです」ということを正直に伝えたところ、何人かの方が力を貸してくれて、なんとか立ち上げることができました。今から10年前、29歳のときです。——その10年の間に加藤さんがたどり着いたのが、“身体障がい者の方と共に着られる服”だったのですね。そうなんです。ブランドを立ち上げて、細く長くデザインをつくり続けていくうちにたどり着いたのが、流行にとらわれず使い捨てでもない、男女問わず自由気ままに着られる服でした。どんな体型の方も着こなせるようにファスナーの代わりにゴムのデザインバリエーションを増やしたり、肌触りの良い素材を使用していたのですが、その発想がバリアフリーとしての機能と合致して。たまたま私がつくっている服を見た福祉関係の知人が、「これって障がいのある人でも着られそう。そういうラインつくれないの?」と声をかけてくれて、3年前に“身体障がい者の方と共に着られる服”「アラドナプラス」として発足。そこからは、生地屋さん、縫製屋さん、モニターの皆さんと何度も意見を交わしパターンを引き直しながら、ようやく最近、最初のサンプルが完成したんです。■介護者のためだけに作られた服に、一石を投じたい——これまで普通のアパレルしか経験のない中で、難しい挑戦だという感覚はありませんでしたか?むしろ「自分こそ役に立てるかもしれない」と思いました。ユニバーサルデザインではなく通常のアパレルで経験を積んでいて、ハイファッションまで網羅する技術もある。着やすくてスタイリッシュな服なら、私に任せて欲しい!と思ったんです。着る人ではなく、介護する人のためだけに考えられたデザインって例えば、(脱がしやすくするために)洋服に巨大なファスナーリングがついていたりする。私だったら絶対にそのようなデザインにはしませんから。——巨大なファスナーリング、たしかにデザイン的にはいけてないですね……。やはり障がいのある方の中には、服に対して不満を抱えているケースが多いですか?多いですね。特に女性でユニバーサルデザインの服を好んで着ている方って、本当に少ないんですよ。理由はひとつ。とにかく「ダサい」から。こんな服を着るくらいなら、着にくいけれど一般の市販服を我慢して着たほうがいいという方が多いんです。特別扱いして欲しくない、健常者と同じ服が着たい、と。——おしゃれを楽しみたい人にとって、選べる服が少ないのは悲しいですよね。今回ブランドのモデルを務めてもらった女性は、右半身麻痺の障がいがある方なんです。「アラドナプラス」では、クラウドファンディングにて資金を募っている。ブランドのモデルを務めている女性も当事者のひとり。もともとおしゃれが大好きだったのに、「車椅子に座ってしまったら、どうせデザインなんて見えない」「普通の服を買ってもひとりでは着られない」といった理由で買い物にも行かなくなって、どんどん閉鎖的な性格になってしまったそうなんです。そうやって諦めなくてはいけないことが増えていくのって、すごく悲しいなと思って。気に入ったものを身につけている時って、本当に気分がいいじゃないですか。そういう、ささやかだけどすごく大切な喜びを取り戻してもらうための架け橋になりたいな、と。■“自立服”の確立を目指して——怒りが原動力だった20代の頃と比べると、ずいぶん仕事へのスタンスが変化したのでは。そうですね。ずっと「打倒・ファストファッション!」みたいな反骨精神でやってきたんですけど、最近やっと“競争”じゃなくて“共存”なのかな、と思えるようになりました。マジョリティが必要とするところじゃなくて、そこからこぼれたところで求めてくれている人たちがいるなら、そこを埋めていくのが私の役割なんだと今は思います。あとはやっぱり、助けてくれた職人さんたちへ恩返しがしたいという気持ちが強いですね。——「アラドナプラス」への挑戦が、自分のビジョンを明確にしてくれたんですね。そうですね。今クラウドファンディングで出資を募ってるのですが、なかなか一筋縄にはいかないと感じることもあります。でもすべて自分で決めてやっているし、我慢だとは思っていません。長期戦になるとは思うけれど、待てるようになりました。実は、挑戦してみたいことがもうひとつあって。「アラドナプラス」には“自立服”という側面もあるんですけど、高齢者の方にもどんどん着ていただきたいと思っているんです。障がいのある方と同じように、“自分で選んで自分で着られる”という体験が、高齢者の方が自分らしくおしゃれを楽しむことができるきっかけにも繋がるはず。高齢者数がピークを迎える2025年までに、この自立服というジャンルを確立させることが今の目標なんです。こうやって新しいビジョンを描いては、逆算しながら生きている。それが私らしい生き方なのかな、と今は思います。クラウドファンディングは7月31日まで実施中です。支援はこちらから!取材・Text/波多野友子Photo/小林航平加藤千晶プロフィールファッションデザイナー・衣裳作家/a.ladonna.合同会社代表/一児の母ブランド名:CHIAKI-a.ladonna.JAPAN/ a.ladonna.+“ひとりからみんなへ 日本から世界へ” 環境や労働問題などを解決するため、ALL-WINの価値観でファッション業界から新たな基準を創り、未来の子供たちに美しい地球と心身を残していくことをミッションとしている。同じ価値観の企業とも契約を交わし、イノベーションやプロジェクトを生み出し中。 webサイト:
2018年07月27日『グッド・ドクター』(フジテレビ系)第1話が7月12日に放送された。山崎賢人が、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーションに障がいがある一方、サヴァン症候群で驚異的な暗記力を持つ小児外科医・新堂湊を演じる本作。湊は子どもを助けるために一生懸命だが、人の気持ちを推し量ることができない。「僕は人と違います」。胸が締め付けられるようなセリフは、たくさんのことを私たちに問いかけた。■サヴァン症候群で小児科を目指すことができるか幼いころから小児科医になることを夢見てきた新堂湊(山崎)は、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことになる。期待に胸を弾ませて迎えた初出勤。湊は途中で事故に遭遇するが、暗記している膨大な医療データから最良の方法でケガをした子どもに応急処置を施し、なんとか東郷記念病院にたどり着く。救出した子どもの母親からは深く感謝される湊だったが、指導医の瀬戸夏美(上野樹里)とともに小学1年生の将輝の病室を訪れた際、ある問題を起こしてしまう。横紋筋肉腫が再発した将輝に対し、両親の意に反して真実を打ち明けてしまい、母親から「二度と近づかないで」と非難されてしまったのだ。夏美からの「カルテには書かれていないそれぞれの事情がある。ご両親の気持ちがわからないの?」という問いに、「わかりません」と即答する湊。事故現場での正確な対応といった医師としての優れた能力が明かされた一方で、コミュニケーションが苦手である湊に立ちはだかる壁が、早くも浮き彫りになったかのようにみえたのだが…。■湊と子どものピュアな心に、あふれる涙その後、将輝の容体が急変。居合わせた湊は「早くオペしないと死んでしまいます」と、一刻も早い手術を望むが、「触らないでください。ほかの先生を呼んでください」と声を上げる母親。しかし湊は苦しむ将輝を前に居ても立っても居られない。結果として看護師・橋口(浜野謙太)の協力もあり無事に高山(藤木直人)が手術することとなり、将輝は一命を取り留めた。手術を終え、湊に対して「先生が気づいてくださらなかったら、今頃あの子は。それなのに私、大変失礼なことを。本当にごめんなさい」と頭を下げる母親。だが湊はそんな母親に「僕は人と違います。慣れています」とほほえむ。さらに息子がかわいそうだと話す母親に「かわいそうじゃありません。かわいそうなのは、病気であることです」とまっすぐに伝えるのだった。ドラマの最後に明かされたのは、将輝が退院を待ち望んでいた理由。それは早く小学校に行くことではなく、ママの誕生日をおうちで祝ってあげたいということ。つらい状況でも、母親のことを思う子ども。そして、そんな子どもの本音に寄り添う湊のピュアな思いに心が温まるが、同時にさまざまな感情が交錯し、溢れる涙を抑えることができなかった。■自分の子どもが病気だったら…親に突き付けられる難題終始、胸が苦しくなるようなセリフの連続だった第1話。なかでも印象的だったのは「先生たち、自分の子どもを“ああいう人”に任せられますか?」というセリフ。これは、湊が将輝に再発を勝手に告知してしまったことに激怒した母親が、担当医に発した言葉だ。辛辣(しんらつ)な言葉だが、親であれば気持ちがまったく理解できないわけではないから、心苦しい。子どもが命に関わる大きな病にかかったとき、どんな医師に診てもらえたらが安心かといえば、腕もよく、親の気持ちを理解してくれる医師なのかもしれない。けれども、もしも逆の立場だったら? 自分が湊の母親だったら? そう考えると、より一層胸が痛む。そして、そんな行き場のない切なさを癒やしてくれるのもまた、湊の優しさにほかならない。患者より接待ゴルフを優先する医師、規則に縛られ担当医の指示だけに従う医師、障がいがあるというだけで切り捨てようとする医師、はたまた「大人になれない子どもをなくしたい」と切に願う医師。一体、名医=グッド・ドクターとは何だろうか。視聴者は多くのことを自問自答しながら、ドラマと向き合っていくことになりそうだ。■役者・山崎賢人が語る大きな使命とは山崎が自閉症スペクトラム障がいの医師を演じるということで、放送前から注目を集めていた本作。第1話が放送されるやいなや、演技を絶賛する声がSNSに上がった。山崎は、特徴的な手や視線の動き、こわばった表情などを細やかに表現。一方で、子どもに頬をつねられたり、子どもと一緒に絵を描いたりするシーンで見せる、柔らかな表情も絶妙だった。小児外科医は医師全体の0.3%しかいないというセリフがドラマ内であった。山崎は番組の公式インタビューで「このドラマで小児外科の現状を知っていただいて少しでも良い方向に向かえば…小児外科医を目指す方が少しでも増えたらうれしい」と話すなど、大きな使命を持ってこの作品に挑んでおり、その決意が伺える幕開けとなった。次回描かれるのは、未受診妊婦の女子高校生。破水からの緊急出産となるが、生まれてきた赤ちゃんは大きな問題を抱えていて…。『グッド・ドクター』第2話は、7月19日よる10時から放送。木曜劇場『グッド・ドクター』木曜よる10時から※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」
2018年07月19日ニューヨークで1851年に創業し、165年以上の歴史をもつスキンケアブランド、キールズ。「利益を得るためだけではなく、住民や企業、そして地域社会をより良くするために貢献すること」を使命として掲げ、一世紀以上前から様々なチャリティー活動を行っている企業だ。キールズは2017年度のグローバルチャリティー活動として、発達障がいの一種、ASD(自閉症スペクトラム)を支援すると発表した。日本でも、モデルで俳優の栗原類さんと協力して、みんなが輝ける社会を実現するため、ASDへの理解が進むよう取り組んでいる。あまり聞き慣れないASD(自閉症スペクトラム)。アスペルガー症候群(ASDの中に含まれると言われる)と聞くと馴染みある人もいると思うが、ASDは発達障がいの分類の一種で、普通の人に比べ、対人コミュニケーションに困難さがあり、限定された行動、興味、反復行動がある障がいだ。今回Be inspired!は、自ら発達障がい(ADD:注意欠陥障害)であることを公表している栗原さんに、キールズのチャリティー活動にかける想いや自身の経験を語ってもらった。今回キールズが支援する発達障がい、ASD(自閉症スペクトラム)は、世界人口の1%に影響を及ぼすグローバルな問題。特にアジアでの割合が多く、日本では55人に1人がASDと診断されるという。しかし、日本の発達障がいの認知度は、アメリカに比べて約40年遅れているのが現状だ。6歳から11歳までアメリカで育ち、NYと日本を行き来していた栗原さん。日本とアメリカでの発達障がいの理解度の違いはどこから生まれるのだろうか。彼は、“教育”にあるという。アメリカでは、教師と生徒の距離が近く、壁がありません。僕は英語が苦手だったので、みんなと別の教室で個別に授業を受けることもできましたし、手先が不器用で辞書や分厚い本をめくることができなかったので、電子辞書を使わせてもらうこともできました。アメリカの学校は全面的に僕の障害のことを理解してくれましたし、「みんな一緒」がなかったので、居心地がよかったです。苦手なことをしっかりサポートする環境があったおかげで、勉強にも徐々に追いつけるようになった。しかし彼を一番悩ませたのは、「ひとの笑い声」だったという。「人の笑う声がすごい苦手で、誰かが笑うと自分が笑われていると勘違いして、衝動を抑えきれず相手を殴ってしまったり喧嘩してしまったり…」。ある日担任が、僕の母親に発達障がいの検査を受けるよう伝えました。アメリカの学校では、生徒に発達障がいの疑いがある場合、親に言う義務があるんです。三者面談で、先生は母親に「家ではどんな番組を見せていますか?」と聞きました。僕は名作アニメを見ていたんですが、先生は「下品なお笑い番組を見てください。笑いをわからないのは損しているから」って言ったんです。それから僕はいろいろなコメディー番組やドラマをみるようになりました。サウスパークとか。今では、仕事でも、笑いに関する表現をしたいなと思っています。大切なのは、「知ること」。“社会問題”に対して深刻すぎないようにしてほしい発達障がいの問題に対して、深刻すぎず、過剰すぎないように考えてほしい。日本のシステムをすぐに覆すのは難しいし、アメリカに追いつくのはだいぶ先。でもいずれ変わるんじゃないかな。そのためにも、まず障がいの特徴を知ってもらうことが必要だし、周りも偏見をもたないようにしてほしい。国としても障がいの問題にもっと取り組んでくれたらと思います。長い目で見て、ゆっくり認知度を上げ、いつかみんなが生きやすい社会が実現したらいいな。
2017年09月07日「今回の本で、三女の亜子が発達障がいとともに生まれたことを初めて書きました。私は美宇という日本一の卓球女子を育てた母親と言われますが、同時に障がい者の娘を育てた母親です。どちらも同じ子育てなんです。そのことを伝えたいと思いました」 そう語るのは、ドイツで開催された卓球世界選手権女子個人で48年ぶりの銅メダルに輝いた平野美宇選手(17)の母・真理子さん(48)。 山梨県甲府市郊外で卓球教室「平野卓研」を営む真理子さん。娘の応援に赴いたドイツのホテルで、新著『美宇は、みう。』(健康ジャーナル社)の原稿を書き綴った。その中で、三女の亜子さん(12)が発達障がいだと初告白したのだ。 「亜子は対人関係が希薄で思ったことをそのまま素直に行動に移しますから、幼児期は『先生のお話を聞きましょう』と言われても、嫌なのですぐに向こうに行ってダラーっとしてしまう。無理に引き戻しても逆効果。ゆっくり諭すように話して、時間をかけてやらせました」 真理子さんが美宇選手の遠征に付き添って家を空けるのが寂しくて泣いていた亜子さんは、6歳で「亜子も卓球やりたい」と言い出したそう。 「本人が『やる』と言うならママの私も徹底して付き合おうと。美宇もたまに実家に戻ったときは、卓球で亜子の相手をしてくれます。亜子にとって日本代表の姉は“雲の上”の存在。美宇から『亜子、こういう風に返すんだよ』とレッスンをしてもらうと、『美宇ちゃんが教えてくれたよ!』って大はしゃぎ。『ショートバウンドで打ち返したら相手に勝てるよ』と教えると、ひたむきに一生懸命練習していました。執着心は相当なものなんです」 3姉妹でいちばん最後に卓球を始めた亜子さんは、瞬く間に頭角を現した。昨年には小学生日本代表として海外に派遣されるまでに。「あの亜子がここまでねえ」と真理子さん自身も驚いたという。 「大体ひとりでできるようになりましたが、頬にケチャップがついていても平気とか、気になることもあります。少しずつゆっくり、ですね。美宇の目標は3年後(東京五輪)。そこで金メダルを狙っています。姉妹3人、みんながんばっているのが自慢です!」 卓球一家の子育てママはそううれしそうにほほえんだ。
2017年06月30日障がい者と結婚した人に「偉いね」と言ってしまったあのとき2016年4月から、障がい者差別解消法が施行されました。人の個性に応じて、できる範囲で助けてあげましょうねという法律です。最近はパラリンピックも注目されつつあり、テレビで放送されるようになりました。今までは障がい者と縁がなかった人でも、これからはどんどん身の回りに接する機会が増えていくでしょう。不慣れなものには、不慣れな対応をしてしまうもの。私もいくつか経験があります。もう10年くらい前だったと思いますが、知り合いの女性が、車いすの男性と結婚をすると聞いたときのことです。思わず「偉いね」と言ってしまったのです。直後に、「あれ、思っていることと違うことを言った」と思いました。「車いすの男性とわざわざ付き合うなんて、あなたはいい人ね」と言いたかったのではないのですが、彼女にはそう聞こえたかもしれません。今、Co-Co Life☆女子部という障がい女子のためのフリーペーパーの制作に関わっていることもあり、車いす女子と一緒に出歩くことも普通になりました。まあそれで感じるのは、靴で歩くか車いすで歩くかは大した違いではなく、単に一緒にいて楽しければまた遊びに行く、というだけの話です。あのとき私が言いたかったのは、心のバリアを取り払って一人の男性として車いすの彼を選んだその女性はステキだな、ということだったんですよね。『パーフェクトワールド』(有賀リエ/講談社 KC KISS)既刊3巻『パーフェクトワールド』は、高校時代に好きだった男性と同窓会で再会したら、彼は歩くことができず、車いすの人になっていた、というストーリーです。絵柄はカワイイのですが、ネタはシビアです。ラストで、彼が迫ってくる牛が怖くて思わず立ち上がって歩けるようになりました、みたいことは(たぶん)ないでしょう。「私があなたの足になるわ!」ジャジャーンでハッピーエンド、ということでもないでしょう。少女マンガは社会の問題や来るべき未来を先取りするストーリー中、「幻肢痛」といって、動かなかったり切断してしまった足が痛むことや、排泄などの健康上の問題を次々とぶつけられます。とはいうものの、テレビでよく見かけるような、「車いすの生活は大変だけど頑張っているんです!」みたいなお涙頂戴の障がい者ポルノでもありません。障がいを客観的に見つめ、そこで起こる問題をどう解決していくのか、主人公は努力をしていきます。きれい事だけでは済まない、障がい者との恋愛について真摯に受け止め考える姿勢には、とても好感が持てます。これからますます社会のバリアフリー化が進んで、障がいがあるとかないとかの境界線がなくなっていくでしょう。和久井が少女マンガって素晴らしいと思うのは、こうした社会の問題や来るべき未来を先取りする作品がとても多いことです。障がいを持つ人と関わる機会が増えれば、当然、恋愛や結婚という問題も身近になっていくでしょう。「障がい」と一口に言ってもさまざまで、車いすひとつとってもたくさんの種類があります。「車いすの人はこうだ」と決めつけてしまうことはできませんが、ひとつの例として、そして自分が恋愛に求めるものや条件を考えるのに、参考になるかもしれません。ちなみに和久井は、車いすの男性はけっこう好みです。付き合ったらどうかというのは、経験がないからわからないけど。Text/和久井香菜子
2016年12月06日『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』(菊原智明著、ワニブックス)は、営業に関する本としてはきわめて珍しいタイプだといえるはずです。タイトルからもわかるとおり、営業マンに営業力は必要ないといい切ってしまっているのですから。不可欠な要素であったはずの世間話も雑談もヨイショも、すべてなくても大丈夫だといいます。それだけではありません。コミュ障であったとしてもまったく問題なく、むしろいまの時代は、「コミュ障だからこそ営業がうまく行く」と考えているのだとか。■成功してもいまだにコミュ障のまま著者は営業コンサルタントとして活躍している人物。日本で初めて、大学で営業の授業をした講師としての実績も持っているそうです。いかにもやり手という感じですが、最初からうまくいったわけではなさそうです。大学卒業後にトヨタホームに入社して、営業の世界へ。しかし自分に合う営業方法が見つからなかったため、7年もの間クビ寸前の苦しい時期を過ごしたというのですから。7年もの長きにわたって苦難に耐えるというのは、そうそうできることではないはずです。その過程で精神を病んでしまったとしても、まったく不思議ではありません。しかし底辺にいたにもかかわらず、その後、「自分でラクに楽しくできることだけをする」営業スタイルに変えたところ、4年連続トップの営業マンになったというのですから驚きです。でも、それだけの実績を打ち立てて、いまだ「コミュ障」なのだというのです。■プライベートを犠牲にしなくていい営業マンには、過酷なイメージがあります。事実、プライベートを犠牲にして、毎日遅くまで仕事をしているという方も多いのではないでしょうか。著者も営業マン時代には、「結果が出ないのは自分の努力が足りないからだ」との思いを抱き、朝から夜遅くまでお客様のところを訪問し続けていたのだそうです。それも、99%はアポイントがとれないお客様への突撃訪問。当然のことながら、それではうまくいくはずもありません。だから、なんの成果もないまま夜9時に会社に戻り、以後も毎日ため息をつきながら深夜0時すぎまでサービス残業を続けていたのだそうです。■バリバリ活躍する営業は短命が多いしかしなかには、同じように毎日夜遅くまで仕事をしながら成果を出している営業マンもいるもの。同じようにプライベートを犠牲にし、ひきつった笑顔で「私は仕事が趣味ですから」などというようなタイプです。でも著者の経験上、そういう人は決まって短命だったそうです。身体を壊す、精神的にやられる、離婚する、子どもが問題行動に走るなど、さまざまなことに足を引っ張られるということ。そして気づけば営業成績もどんどん落ちていき、やがて寂しく辞めていくことに。いくら一時的に結果を出せたとしても、最終的にそうなってしまったのではまったく幸せとはいえないはずです。■打ち込めるものがある人は魅力的!一方、長く活躍して結果を出し続けられる人もいるものだといいます。なにが違うのだろうと思って著者が観察したところ、そういう人はプライベートを犠牲にしていないのだそうです。やることさえやれば、ダラダラせずにパッと切り上げるということ。そしてそういう人は仕事以外にも、打ち込めるものや、まわりの人に語れるものを必ずといっていいくらい持っているのだといいます。自転車レースをやっていたり、バンドで活躍していたり、いろいろですが、そういう人の話はおもしろいものだと著者はいいます。なぜなら仕事とは違う世界のことを知っていて、自分にはないものの見方や考え方を持っているから。■時間を大切にすれば成果につながるだからそういうタイプの人の場合、お客様と話をしていても(自分からぐいぐい攻めなくても)、お客様の方から「もっと聞きたい」「この人、いろいろ知ってそうだな」と距離を縮めてもらえるのだといいます。つまり、お客様と話をするとき、本で読んだ知識よりも、実体験に基づいた話の方が何倍も興味を持ってもらえるということ。それだけではありません。仕事ばかりしている方がお客様が離れていって、プライベートの時間も大切にする方が、お客様がついてくるのだと著者はいうのです。無理のないスタンスでいれば、必然的に、それが仕事の成果につながっていくというわけです。「仕事が忙しくて趣味どころではない」「趣味なんて特にない」そういうのは簡単ですが、なにか小さなことでも仕事以外のことをはじめてみれば、必ず仕事でもいいことが起こるものだと著者は記しています。*実体験がベースになっていて、しかもソフトな語り口で書かれているので、無理なく読み進めることができるはず。「突き抜けたい」営業マンは必読です。(文/書評家・印南敦史)【参考】※菊原智明(2015)『これからの営業に会話はいらない – 「コミュ障」の僕でも売り上げNo.1になれた方法』ワニブックス
2015年12月19日大阪府地域福祉推進財団は、大阪府内の障がいのある方の制作した魅力的なアート作品を美術市場に紹介するプロジェクト「capacious (カペイシャス)」の第2回となるグループ展「capacious Group Exhibition #02 / カペイシャス グループ展 #02」を開催する。会期は2016年1月11日~23日(17日、18日は休廊)。開廊時間は12:00~19:00(11日と土曜日は18:00まで、最終日は17:00まで)。会場は大阪府・肥後橋のCalo Bookshop & Cafe / Calo Gallery。入場無料。同展は、11月18日~28日に有田京子氏、上田匡志氏、平野喜靖氏、橋本良平氏の4名の作品を展示し好評を得た第1回に続く、2回目となるグループ展。今回は、誕生日や曲の長さ、レシートなど身の回りにあるさまざまな数字を独自の計算方法で計算し画面に書き留める柴田龍平氏、憧れの洋服を身にまとった姿を躍動的なポートレート風に描く茶薗大暉氏、アクリル絵具による独特な筆使いで断片化した風景画を描く前田恭氏という3名の作品が紹介される予定となっている。なお、capaciousとは、大阪府主催の公募展「大阪府現代アートの世界に輝く新星発掘プロジェクト」に入選した障がいのある作家を中心に、強い個性と魅力を秘めた作品を制作する7名を選出し、展覧会開催やアートフェア出展を通して作品を販売し、作者の社会参加と就労支援につなげる活動を行うためのプロジェクト。大阪府福祉基金地域福祉振興助成金の支援を受け、今年7月に設立された。
2015年11月30日ソフトバンクモバイルは6月4日、視覚障がい者がiPhoneを使いこなせるようになるアプリケーション「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」の提供を発表した。画面に表示されている項目を音声で読み上げる視覚サポート機能やVoiceOverをオンに設定したiPhoneの基本的な操作方法を学習・練習できる。アプリでは、タッチパネルの範囲やホームボタンの位置など、iPhoneの構造を理解するレッスンからスタート。VoiceOverを活用してiPhoneを操作するための基本的なジェスチャー練習、電話の発着信や文字入力などの応用練習を、ナレーションで進めていく。操作の感覚をつかめるまで指の使い方を補助してもらうなど、晴眼者と一緒に利用してiPhoneの操作に慣れることができる。そのほか、視覚障がい者がiPhoneを便利に使いこなすためのヒントやアプリケーションの情報も紹介している。アプリ開発にあたっては、iPhoneを使いこなしている視覚障がい者とiPhoneの使用経験がない視覚障がい者、および後援者や専門家の意見を取り入れ、学びやすさを意識したという。
2015年06月05日障がい者雇用の調査・研究機関「障がい者総合研究所」は、20~60代の就業経験のある障がい者684名に「就職・転職時の情報に関するアンケート調査」を実施した。調査期間は3月25日~31日。○就職・転職時にもっとも重視する情報は「障がいへの理解・配慮」就職・転職する企業を選ぶうえで、もっとも重視する情報について尋ねたところ、1位は「障がいへの理解・配慮」(25%)、2位は「仕事内容」(18%)だった。求人票の内容だけで必要な情報を入手できたか聞くと、57%が「得られなかった」と、半数が応募時点では情報が不十分であることがわかった。入社前までに必要な情報を得られたか尋ねると、「得られた」「得られなかった」の回答がそれぞれ50%だった。選考過程においても半数が十分な情報を得られていないようだ。入社前までに得られた情報量と会社への満足度との関係について調べると、入社前に得られる情報量が少なくなればなるほど、入社後の会社への満足度は低下していることがわかった。入社前に情報がほとんど得られなかったと回答した人の75%は「会社に満足していない」と回答している。入社前までに、もっと知りたかった情報は何か尋ねたところ、最も多い回答は「仕事内容」(34%)だった。次いで「社風・職場の雰囲気」(17%)、「障がいへの理解・配慮」(16%)となっている。
2015年05月25日「気になる男性とお話したい!でも自慢じゃないけど絶対コミュ障発揮する!」と悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。新しい出会いが多くなる季節、コミュ障という爆弾を抱えて恐れる日々を過ごしていてはもったいない!会話が出来なきゃ恋も始まりませんよ!コミュ障という苦悩を抱えている女性の皆様、大丈夫です、安心してください。今回はコミュ障がバレずに、意中の男性に好印象を与えるコツをまとめて見ました!■1.視線を散らす「数人で話しているときに、特定の人としか視線合わせていないと皆で話している感じがしない。俺この会話に入って良いのかなーとすら思うときがある(笑)」(22歳/学生)数人で話しているときは全員と視線が合うように、全員へ視線を動かしなら話すことを心がけましょう。リアクションしてくれる人や興味を持ってくれている人にだけ視線を合わせていると、会話の輪がどんどん狭くなっちゃいます。勿論「怖くて目なんて見れない!」という人は眉毛の間や、相手の鼻を見るといいですよ!■2.他人を巻き込む「俺の近くで二人で話している友人が相槌を打つ時に、「そう思うよねー?」って俺にも話しかけてきてくれたから、すんなり会話に入れた」(21歳/学生)「たまたま近くにいただけ何だけど、「○○君もそう言ってなかった?」って自然と会話に入れてもらえた。覚えていてくれたのも嬉しいけど、会話に入れてくれるって必要とされてる感じがして嬉しいよね」(22歳/学生)コミュ障最大の的は二人で話すというシチュエーションではないでしょうか。そんなアウェイは周りの人を巻き込んで「数人で雑談」という状況を作ることで打破してしまいましょう!巻き込まれた相手は嬉しいし、あなたの好感度も勝手に上がっていくので良いこと尽くし!■3.相手の名前を入れて話す「俺の話を聞いてくれているときに「上手そうだもんね」より「○○君、上手そうだもんね」って言われると親しみがわくし、名前呼ばれるから嬉しい!」(20歳/学生)「普段の挨拶にも「○○、おはよー!」って名指しされると「俺に話しかけてくれた!」って特別感があるからドキッとする(笑)」(21歳/学生)名前を呼ばれると、特別な関係の相手じゃなくても嬉しくないですか?会話の中でも相手の名前を呼んで上げると、特別感を出すことが出来るようですよ!■4.会話にあった表情「話しているときに相手が全然笑っていなくて、後でつまらなかったか心配だったから聞いてみたら彼女は楽しんでいたらしい・・・。もっと表情に出して欲しい」(22歳/学生)「オチのある話でそこまでリアクションとってくれないと結構がっかりしちゃう!」(23歳/学生)楽しい、悲しいなど会話の空気にあった表情をすることで相手にも自分の感情を伝えることができます。表情筋を駆使して相手に同調してあげると、相手も「俺のこの気持ちが伝わっている!」と喜んでくれるはずですよ!■おわりに会話が続かない、ぎこちないのは単に自分の話が面白くないからというわけではないんです。会話は表情や目でするようにすると、今までのぎこちなさも解消されるはずです!もうこれで「コミュ障乙」と罵られていないか不安で眠れない夜とおさらばです!(佐久間優/ハウコレ)
2015年05月22日東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクモバイル、ソフトバンクグループで教育事業を担うエデュアスは4月15日、携帯情報端末を活用して障がい児の学習・生活支援を行う事例研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2015~魔法の宿題~」の協力校69校を決定した。プロジェクトは、携帯情報端末を校内での学習の場や、校外での家族とのコミュニケーションなど、生活の場で活用してもらい、その具体的な事例を研究・公開するもの。障がい児の学習・生活支援を促進することを目的として、2009年から東京大学先端科学技術研究センターとソフトバンクグループが行ってきた、一連の「魔法のプロジェクト」を発展させた。今年度は初めてWindows OSタブレットを導入し、生徒個々の特性に合わせた支援を強化する。協力校となる特別別支援学校・特別支援学級および通常学級などに所属する児童・生徒・学生と教員を2人1組にした73組に、2015年4月から2016年3月末までの1年間、計180台のスマートフォンやタブレット端末を無償で貸し出し、学習や生活の場で活用してもらう。「魔法の宿題」というプロジェクト名称には、全ての生徒に同じ「宿題」を与えるのではなく、生徒の特性や能力に合わせたデバイスをそれぞれに合った方法で、学習・生活支援の道具として活用してもらうことで、生徒にできることの幅を広げてほしいという願いが込められているという。今後は、地域ごとのセミナーなどの啓発活動を通じて、携帯情報端末の具体的な事例などを紹介する予定。また、専用動画サイト「魔法チャンネル」で、これまでのセミナーの様子や、過去の事例などを紹介している。
2015年04月16日富士通と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は4月14日、聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk(フジツウ ソフトウェア ライブトーク)」を2015年5月中旬に販売することを発表した。同製品は、会議や授業など、複数人が情報を共有する場において、発話者の発言を音声認識し、即時にテキストに自動変換して複数のパソコン画面に表示することで、聴覚障がい者を含む参加者全員がリアルタイムに情報を共有できるソフトウェア。音声認識技術には、アドバンスト・メディアの音声認識ソフトウェア「AmiVoice SP2」が採用されている。パソコンからのテキスト入力や、簡単に意思表示できるスタンプツールなどの機能を装備し、これまで聴覚障がい者と健聴者の情報共有の場で必要とされた筆記通訳などがなくても、円滑な双方向コミュニケーションを実現できる。同製品の開発にあたって、富士通と富士通SSLは聴覚障がい者を交えて共同で開発を行ったという。これまで、聴覚障がい者が会議に参加する場合、筆記通訳などによる情報伝達では議論の内容をリアルタイムに把握することが難しい、話者を特定しづらいという課題があり、聴覚障がい者が適切なタイミングで発言することが難しかった。また情報伝達者側も、聴覚障がい者が会議や打ち合わせに参加する際に要約筆記者を確保する必要があるなど、負荷が高いという。これらの問題に対して、「LiveTalk」はハンドマイクやヘッドセットマイクを通して発話を音声認識し、テキスト化した文字情報がパソコンの画面に表示されるため、文字によるコミュニケーションを可能にした。また、同一の無線LANルータ環境で接続されたすべてのパソコンに対し、テキストがリアルタイムで転送されるため、タイムラグが発生しない。さらに、複数人が同時に発言した場合も同時に表示されるため、話の流れを正確に把握できる。テキスト化された発言内容に誤りがあれば、それをパソコンから修正することも可能だ。富士通 グローバルマーケティング本部 総合デザインセンター 部長の森淳一氏は、「「日頃の経験から、聴覚障害者が業務を行ううえで、会議や打ち合わせが最も支障を来していることがわかった。そこで、パソコンによって、発言者の音声を簡単にビジュアライズし、発言できるようにする製品を目指して開発した。LiveTalkは、筆記通訳を用意できない少人数の会議や打ち合わせで手軽に使ってもらいたい」と語った。富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 公共ビジネス本部 第三システム部 部長の塚野芳一氏は、「最初に制作したプロトタイプの評価結果から、『テキスト情報が表示されるまでにタイムラグが発生する』『聴覚障がい者の発言の入力手段が必要』といった課題が見つかった。LiveTalkでは、それらを解決する機能を整備した」と開発の経緯を語った。競合製品として、NTTソフトウェアの「こえみる」があるが、「こえみる」はWebを介して音声認識を行うため、レスポンスの速度においてLiveTalkはアドバンテージがあるという。販売売価格、および出荷時期は下記のとおり(パソコン、音声認識ソフトウェア、マイク、無線LANルータの価格は含まれない)。「LiveTalk」を利用する際、音声認識を行うパソコンは、別途、アドバンスト・メディアの音声認識ソフトウェア「AmiVoice SP2」を導入する必要がある。
2015年04月15日NTTソフトウェアは、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援する「こえみる」を4月1日から販売すると発表した。特別支援学校では、聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を先生が口話や手話などの多様なコミュニケーション手段を利用して行っており、特に、生活や学習につながる言葉や文章を児童生徒に理解してもらうには、繰り返し教えることが必要となっている。そのため、口話や手話などと同時に先生の発話を文字で表示することで、児童生徒が正しい言葉や新しい言葉をすばやく身につけ理解を深めることを目的に、NTTサービスエボリューション研究所がこえみるを開発。その後、NTTソフトウェアにおいて製品化に向けた実証研究を実施している。こえみるは、聴覚障がいのある児童生徒のコミュニケーションにおける情報保障を目的に、先生が話した言葉を高度な音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示する。従来、手話で伝えにくかった言葉を伝えやすくできるだけでなく、先生が話す言葉の電子化・保存により、パソコン・スマートフォンなどから授業の振り返りを簡単に行うことができる。これにより、特別支援学校の授業で実証研究を行い、実用化に向けて先生方からの要望を反映し、こえみるを改良。今後、全国の聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を行っている特別支援学校への導入を推進していく。システムには「手話では伝えにくい言葉を伝えやすく」「授業の準備作業を軽減し、円滑な授業進行を支援」「簡易に授業内容の振り返りが可能」等といった特長がある。サービス提供価格は月額1万2500円(1教室)。クラウド環境を使わず自社にサーバを設置するSI型も提供するが、その際は「音声認識サーバ」と「管理・閲覧サーバ」が必要となる。
2015年03月25日ゆとり世代の特徴として、「自分からコミュニケーションを取りたがらない」と指摘されることが多いですよね。あなたも「彼氏ができないのは自分がコミュ障だから…」と、気にしたことはありませんか?でも、どんなに口下手でシャイな女子でも、そんな一面を好きになってくれる男性は案外いるものです。とはいえ、少しでもコミュ障を克服した方が、気になる人との距離はより図れるはず。今回は出会いの季節に向けて、ゆとり女子がコミュ障を脱却する方法について考えてみました。■自分を卑下しないコミュニケーションが苦手と感じているゆとり女子ほど、「私ってコミュ障だから…」と自分を卑下してしまう癖はありませんか?でも、コミュ障に限らず、ネガティブ思考は男性を困り顔にさせてしまいます。「俺、ブサイクだし…」とイケメンじゃないことを気にしている男性よりも、明るく元気に振舞っている男性の方が魅力的に映りますよね。実際、モテる男女ほどどことなく自信に満ちたオーラが漂っているものです。自分を卑下したままでは交流関係も広がりづらいので、まずは自分に自信をつけることを意識してみましょう。仕事に身を投じてもいいですし、新たにスポーツの趣味を持ってみても良し。自分のなかでの成功体験が増えていくと、人は物事に対して前向きになれます。どんなに小さなことでもいいので、自分が「すごい!」と思えることを見つける努力をしてみて。■笑顔、挨拶、感謝を忘れないあなたはどうして自分がコミュ障だと思いますか?男女問わず、コミュ障の自覚がある人は、普段人と話す機会が極端に少ない傾向にあるのかもしれません。よくゆとり世代は「傷つきやすい」「(上司が)ちょっと叱ると、すぐに『辞めたい』と言う」といった特徴が挙げられますが、これらもすべて「コミュニケーションの取り方に不慣れなこと」が原因として考えられそう。あなたがもし特定の人ばかりと付き合っているのなら、もっと交流関係を広げることを意識してみては?付き合いの長い友人と話すことは安心感がありますが、いろいろな人と交流を図ってみると自分の価値観に幅が生まれます。人付き合いを得て、自分の欠点が見えてきたり、自分の良さに気づくことは大いにあり得ることです。なので、日頃から笑顔を心掛けたり、人と会った時は挨拶をする癖をつけたり。人に何かしてもらったら、例え些細なことでも「ありがとう」と素直に言える心を大切にしたいですね。少しでも自分を変える努力をすることで、コミュ障は意外と簡単に克服できるのかもしれません。自分に自信を持つことができれば、毎日がもっと楽しく感じられ、恋愛意欲も高まっていくのではないでしょうか。
2015年03月16日ゼネラルパートナーズが運営する「障がい者総合研究所」では、20~60代の就業経験のある障がい者を対象に「仕事の悩みや不安」に関するアンケート調査を実施した。調査は10月15日~21日にかけて実施し、103名から有効回答を得た。普段、仕事をする上で、悩みや不安を感じることがあるか尋ねたところ、84%が「ある」と回答した。内訳を見ると、身体障がい者が76%、精神障がい者が95%で、精神障がい者の9割以上が悩みを抱えつつ仕事を行っていることがわかった。また、悩みや不安を感じる頻度について聞くと、56%が「よくある」と回答している。職場は相談しやすい雰囲気か聞くと、「はい」は31%、「いいえ」が69%で、相談しにくい雰囲気であることがわかる。内訳を見ると、身体障がい者の66%、精神障がい者の72%が「相談しやすい雰囲気がない」と回答している。仕事の悩みや不安の相談相手について尋ねたところ、1位は「社外の友人・知人」、2位は「家族」、3位は「誰にも相談できない」だった。実際の相談相手は、社外の人が多くなっていることから、相談体制の構築が採用企業にとっての大きな課題と言える。
2015年01月05日コミュ障・・・。大学で男女入り乱れて「ウェーイwww」といっているリア充たちを尻目に、彼ら、いえ、私達はひっそりとおとなしく、影を殺すかのように佇んでいます。今回は、そんなコミュ障にありがちな言動とともに、コミュ症解消策などをご紹介します。■1.慣れない相手にはカオナシ状態「『あっ、お願いします』とか『あ、あの、よろしくお願いします』とか、絶対最初になんかつけてしまう。自分でもカオナシかよって思う」コミュ障にとって、慣れない相手に話しかけるときのカオナシ状態はデフォルト。でもこれで自分の話し出すテンポを調整しているので、必要なんですよね。体育で走るときに、歩幅の調整をしたり、ちょっとした動きをつけてテンポをつかむような、あんな感じです。いつかは「あっ」て言わなくても話し出せるようになるはず。大丈夫、気に病まず頑張っていきましょう。■2.会話シミュレーションは必須「大勢の飲み会とかで、まずどの場所について、そこからどういうテンションで誰に話しかけて、もちろんその内容も事前に考えて頭のなかで1回言ってみて、その返答からどうやって和やかに場が進むか考える。」頭のなかでは完璧ですが、考えすぎてタイミング逃して話しかけられなかったり、仮にできたとしてもシミュレーションの饒舌さはどうしたのだ、と自分に問いたくなるぐらいうまくいかなかったりしますよね。ここはガッツリ計画をねって自分が話して、というのではなく、適当にその環の近くに行って、相槌を打つことから始めていきましょう。■3.常に自分が見られている気がする「話しかけたりできないから基本ぼっちなんだけど、『あいつぼっちだ~w』とか言われてるんじゃないかとか思ってしまう。ちょっと自分が動いた時に何処かで笑い声とかしたらひょええってなる」コミュ症の中でも、「話しかけたいけど話しかけられない」タイプのその理由は、「迷惑がられたらどうしよう」などの不安が大きかったりします。周りに悪く思われたくない、という意識が強いため、周りを気にして、さらに動きにくくなって・・・と苦しくなります。自分でもうすうす気づいていると思いますが、ただの自意識過剰です。また、ちょっとした動きを笑ってくるような人は友達になる必要もないので、無視していきましょう。■4.自分の世界に閉じこもる「人に話しかけられたりしてもびっくりするし、自分からもどうせ話しかけたりできないおから、もうイヤホンして自分の世界に引きこもってる。」ちなみにこの方、イヤホンはぼっちでも違和感を感じさせないツールみたいなもので、実は何も曲は流れてないのだとか。イヤホンをすることで心の安寧を手に入れることができるのなら、全然いいのではないでしょうか。誰にも違和感を感じさせず、自分の精神を守ることができますもんね。ちなみに筆者は買い物に行って店員さんに話しかけられたくない時は、何も流れていないイヤホンを装着しているので、そういった対策にもピッタリです。■5.一生懸命しゃべるけど自分でも何を言ってるかわからなくなってくる「質問とかで自分の考えとか、内容的には自分にも話せそうなこと聞かれたら一生懸命答えるけど、正直途中で自分でも何がどうなってるのかわかんなくなってくる。たぶんあんまり伝わってないと思う」コミュ症ひとみしりだからといって、必ずしも話すのがキライというわけでもなく、「これ!話せる!」と思ったものについては結構頑張って話したりします。でも、もとのトークスキルが低いのか、話しながら「あれ・・・?この話・・・私どうなってる?どういう意味・・・?」と、完全にトーク迷子になってしまうことも。一回ゆっくり落ちついて、要点をまとめてみてもいいかも。■おわりにいかがでしたか?総じて言えるのは、「考えすぎ」「頑張りすぎ」で空回りしてしまったり、がんじがらめになって動けなくなってしまったりします。意外と勢いで話しかけてみたらイケるものです。みなさんも、当たって砕けろ精神でやってみたら、意外と普通に話しかけられる、かもしれませんよ。(Sakura/ハウコレ)
2014年06月18日富士通は、障がい者雇用のさらなる促進に向け、「富士通ハーモニー株式会社」を12月2日に設立した。○障がい特性に配慮した職場環境を整備同社は、これまでも営業やシステムエンジニア、研究開発など、様々な職種で障がいのある人材の雇用を進めてきた。今回、より多くの人に働きやすい職場を継続して提供していくため、特例子会社を設立する。新会社では、個々の障がい特性に配慮した職場環境を整え、障がいがある人材がより活躍できる職場づくりを目指す。なお、同社は事業開始後、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく特例子会社の認定(※)を取得する予定。新会社の本社は、富士通川崎工場内。社長は富士通の総務人事本部長 植栗章夫氏が兼務する。事業内容は、オフィスサポート業務。資本金は1,000万円で、全額富士通が出資している。※一定の条件を満たすことにより、親会社とあわせて障がい者の雇用率を算定できる子会社のこと。
2013年12月03日セブン銀行は12月1日、CSRの一環として、2010年より毎年この時期に行っている視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの認知度向上を目的にしたキャンペーンを開始した。期間は2013年1月15日まで。セブン銀行ATMの特長の一つである音声ガイダンスサービスは、目の不自由な顧客からの強い要望に応えて2007年11月に開始したサービスで、現在1万7000台以上ある全てのATMで、提携する500以上の金融機関の顧客にサービスを提供している。音声ガイダンスサービスで利用できる取引(各金融機関の取引きメニューに準じる)は、「お引出し」と「お預入れ」、そして「残高照会」となっている。サービスの特長は3つ。(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中しているので、タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況の説明を行う。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる。(2)通常以上にプライバシーに配慮しているので、「紙幣をお受取りください」など、通常ATMスピーカーから流れる案内はインターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない。(3)親切でわかりやすい案内を実施しているので、操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内する。カード挿入時には「利用金融機関名」を、取引き終了時には「手数料」を音声案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している。セブン銀行はこのキャンペーンを通じて、より多くの目の不自由な顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしてその使命を果たしていくとしている。【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに設けられた音声ガイダンスサービスキャンペーンページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック【そして体験して!】ATM 利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円をセブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込み手数料を無料にする(※視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの体験レポートを後日掲載する予定です)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日障がい者における障害年金請求代行業者であるステラコンサルティングは5日、精神疾患や身体障がい等で通常就労が困難な人の社会復帰を促進させることを目的とした在宅ワークのマッチングサイト、「Handwork CAFE」の本格運用を開始した。同社は民間企業や一般顧客から、主に在宅で行うことのできる業務(Web関連制作、名刺やチラシなどPOPデザイン、点字刻印、ブログカスタマイズ、データ入力等)を同サイトを通じて受託し、その業務を登録者に委託する。委託する業務は、直接の就労よりも負荷の軽いものとし、専属の担当が登録者の業務進捗を管理することで、社会復帰の足がかりにしていくとのこと。また、登録者に対し、日常生活に関する助言なども提供するという。その一環として、同社のグループ会社である、社会保険労務士事務所ステラコンサルティングの社会保障制度活用に関する助言相談・情報提供サービスを無料で提供することが決定している。業務を発注する企業に対しては、助成金情報など、障がい者就労に関する支援策の提案や、手続きの代行サービス、ホームページ等での「Handwork CAFE」ロゴの利用許可などの、付加価値を提供する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日ユニス・シュライバー氏が設立ソニー生命が、知的発達障がいのある人々を対象とした国際的なスポーツ組織『スペシャルオリンピックス』の日本本部に、500万円の賛助金の贈呈を行った。スペシャルオリンピックスは、1968年にアメリカの故ケネディ大統領の妹であるユニス・シュライバー氏が、知的発達障がいの人々のための、スポーツを通じた社会参加を目指して設立した。同氏の姉ローズマリー氏には、知的発達障がいがあった。ボランティアとしてもソニー生命は昨年11月に行われた『2010年第5回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・大阪』においても、延べでおよそ950名の社員がボランティアスタッフとして参加。大会の運営に大きく貢献している。また平成24年2月に開催される予定の『2012年第5回スペシャルオリンピック日本冬季ナショナルゲーム・福島』においても、同様の取組を予定しているという。同社は今回の発表に際し、下記のようなコメントを発表した。ひとりでも多くの知的発達障がいのある方々の自立と社会参加をサポートし、多様性を認め合う優しい社会の形成に寄与していきたいという思いのもと、「スペシャルオリンピックス日本」を支援しております。
2011年01月29日「一麦寮のこころ自由な巨匠たち」制作アクサ生命保険は、滋賀県の知的障がい者施設「一麦寮」の利用者の作品を採用した、2011年のエイブルアートカレンダー「一麦寮のこころ自由な巨匠たち」を制作した。創作活動の一助にカレンダーに採用された4枚の絵は、「一麦寮」の寮生の手によるもの。アクサ生命では、色鮮やかでユニークな形が描かれた絵の力に着目し、2011年カレンダーとして顧客や取引先に届けて一麦寮の創作活動の一助になりたいとしている。CR活動の一環として一麦寮は、1961年に年長知的障がい児の施設として大津市に設立され、1974年に知的障がい者更生施設へ移行した。現在は男女混合の成人施設として運営されている。一麦寮では、古くから創作活動が盛んで、自由な発想から生み出される作品が、これまでも国内外の美術館関係者から高い評価を受けている。アクサ生命の今回の取り組みは、CR(コーポレート・レスポンシビリティ:企業の社会責任)活動の一環として実施された。
2010年11月08日