三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーである小林直己さん。今、役者としても世界から注目を集めている。退路を断つ覚悟で必死に語学に取り組んだ3年間。11月15日から配信されているNetflixオリジナル映画『アースクエイク バード』で、ハリウッドデビューを果たした小林直己さん。劇中ではルーシー(アリシア・ヴィキャンデル)とリリー(ライリー・キーオ)という2人の外国人女性を翻弄する男・禎司を、ミステリアスに、そして大人の色気たっぷりに演じている。――この作品への出演は、どのような経緯で決まったのでしょう?小林:僕はダンスと並行して10年ほど前から芝居もやっているんですが、3年ぐらい前に、演技でしか伝えられないことがあると改めて思い、芝居に本腰を入れようと、アクティングと英語のトレーニングを始めたんです。海外でも役者の活動ができるように、その窓口になってくれるマネジメントやエージェントとも組織づくりを始めて。そんな中でこの作品と出合い、オーディションを受けました。――舞台は日本ですが、セリフはほぼ英語です。昨年のアンアンのインタビューの時に英語の勉強をされていると伺いましたが、ここまで流暢とは正直驚きました。小林:トレーニングを始める前までは、アメリカのマクドナルドで「Dr Pepper」が通じないレベルでしたから(笑)。でも、役者としての可能性を広げるために英語は必要だと思ったし、その頃30歳を過ぎたあたりだったので、「今を逃すと、もう二度とやらないだろう」という気がしていて。それに当時はグループのみんながソロ活動で忙しくしている中、僕だけ個人の仕事が本当になかったんです。自分はメンバーの隣に立っていていいのか…。そう考えた時、英語をメインにしゃべっているメンバーがその時いなかったから、習得すれば自分の武器になるかもしれない、と。でも、やるなら世界一を目指すぐらいまで突き詰めるのが、EXILE TRIBEのやり方。それを途中で投げ出したら、ここを辞めるのも同然。そんな覚悟で始めたんです。あれから3年ほど経ちましたが、この作品で10 月にロンドン映画祭に参加した時は、通訳なしで20社ぐらいのインタビューに答えました。多国籍な意見が交わる現場。それはもう刺激的な体験!――今作では語学もさることながら、禎司の揺らぎのある表情など、その演技にも引き込まれました。小林:禎司は、自分なりの価値観を持っていて、どちらかというと器用なタイプではない。脚本を読んだ時から、そんなところが僕自身とリンクすると感じていたんです。監督(ウォッシュ・ウエストモアランド)とは、撮影に入る前からLAで食事やミーティングを重ねて、禎司というキャラクターについてお互い意見を出し合い、作り上げていきました。撮影現場でもその自由度は変わらず、多国籍のクルーやキャストとアイデアを持ち寄って、一つの作品を作る作業は、それはもう刺激的でしたね。――劇中には大胆なベッドシーンもありましたが、そのあたりの躊躇はなかったのでしょうか?小林:作品にとって必要であればやるので、そこはとくに意識はしていませんでした。それより、グローバルな作品の中で裸を見せるとなった時に、尊厳としてどうなのかっていう観点で考えられたことや、その選択を自分の意思でしたこと、そしてそれが作品にとってプラスに出たらいいな、というような思考で捉えられたことは、今後の活動にいい形で影響していくのでは、と思います。――製作総指揮は、映画『ブラック・レイン』などで知られるリドリー・スコット監督ですが、直接嬉しい言葉をかけられたとか。小林:映画の撮影が終わってから一度LAでお会いして、この間のロンドン映画祭で久しぶりに再会したのですが、その時に、「君には映画にとって必要な存在感があるから、これからも絶対に続けたほうがいい」と言ってくださって。もともと彼の作品のファンでしたし、世界的な巨匠にそんな言葉をかけていただけるなんて、とても光栄で。ここからがスタートだなっていう思いが強くなりました。ここ最近の芝居の経験を、グループにも還元したい。――小林さんといえば、映画『HiGH&LOW』シリーズの不死身のアクションも圧巻でした。ハリウッドのアクション作品に挑戦したいという気持ちは…?小林:やってみたいです。マーベル映画に、『ジョン・ウィック』『ミッション:インポッシブル』も!でも、海外のマネジメントと仕事をして改めて感じるのは、一人では何もできないんだ、ということ。何をするにもチームで力を合わせることが大事。そういうところは、EXILEや三代目での経験がすごく役立っていると思います。――今、劇場では、小林さんが主演されている「海風」を含む5編の短編映画集『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』も公開中です。小林:「CINEMA FIGHTERS project」自体が面白い試みで、作詞家の小竹正人さんの詞に、それぞれの監督がインスパイアされてオリジナルの脚本ができるという。僕が出演している「海風」は、行定勲さんが監督で、詞の世界観から横浜が舞台になったんですが、「直己が演じるなら、ヤクザか刑事だろう」と。――その二択なんですね(笑)。小林:結果、ヤクザになりました(笑)。この作品でも撮影前に監督と食事に行って、僕が演じる蓮という男について思うところをお伝えしたり、今回あてがきもしてくださるとのことだったので、僕のバックグラウンドをお話ししたりもしました。それに僕のアイデアを脚本に反映していただくなど、“一緒に作った”感覚の強い作品ですね。――小林さんの言葉から、お芝居への充実ぶりが窺えるのですが、その経験は三代目の活動にもフィードバックされそうですか?小林:そうですね。ここ何作かを経て、アーティスト活動に対する向き合い方も、全く変わったので。僕たちの姿は、オーディションの頃から見てくださっている方もいると思いますが、それぞれに夢を持ち、成長をして、そしてまた一つに交わって。七角形が、さらに多角形になるほど三代目自体が大きくなりますし、それはとてもポジティブな変化だと思っているんです。今後、年齢を重ねていく中で、「大人として、共に歩んでいけたらいいよね」みたいな話を、最近メンバーとよくしています。こばやし・なおき1984年11月10日生まれ、千葉県出身。EXILE、三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマー、俳優。舞台『熱海殺人事件 40years’ NEW』(‘13)、映画『たたら侍』(‘17)、『HiGH&LOW』シリーズ(’17~)などに出演。Netflix映画『アースクエイク バード』が配信中。日本のみならず、アメリカでも俳優として活動の場を広げている。ジャケット¥78,000パンツ¥38,000(共にCOMOLI/ワグ インク TEL:03・5791・1501)その他はスタイリスト私物※『anan』2019年12月11日号より。写真・加藤純平スタイリスト・渡辺康裕(W)ヘア&メイク・RYOインタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年12月09日Netflixが、来年の早い時期にテイラー・スウィフトをテーマとしたドキュメンタリー映画『Taylor Swift: Miss Americana』(原題)を配信予定であることを発表した。配信に先駆け、1月23日から2月2日まで開催されるサンダンス映画祭で上映予定だという。作品の内容は、「『Taylor Swift: Miss Americana』は、この時代の最もアイコニックなアーティストであるテイラー・スウィフトの姿を、鮮明かつ感情的に伝えます。ソングライター、パフォーマーとしてのみならず、女性として自身の力を最大限に使って声を届ける。テイラーがそう学んだ、変化の時期を追いました」とのこと。メガホンを取ったのは、ラナ・ウィルソン監督。これまでに手掛けた長編ドキュメンタリーは2本で、デビュー作『After Tiller』(原題)でエミー賞を受賞、日本で自殺防止活動に取り組む僧・根本一徹氏に焦点を当てた『いのちの深呼吸』でも数々の映画祭で上映&賞にノミネートされるなど高い評価を受けている。テイラーは先月、本人の“不本意”な形でこのドキュメンタリー映画に関する情報を伝えていた。「こんな風に発表するつもりはなかったんだけど、Netflixが過去数年の私に関するドキュメンタリーを作った。でも、スコットとスクーターがこの作品で私の昔の音楽やパフォーマンス映像を使うことを禁止している」。テイラーのほとんどの楽曲の権利は、過去に所属していたスコット・ボルチェッタのレコード会社「ビッグマシン・レコード」が所有している。今年に入ってスクーター・ブラウンが同社を買収。楽曲の権利をめぐって、テイラーとの争いが勃発している。果たして『Taylor Swift: Miss Americana』で古い楽曲は使われているのか?(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年12月05日イドリス・エルバがNetflixオリジナル映画『The Harder They Fall』(原題)の主演に決定した。「Variety」誌などが報じた。イドリスの役どころは、ジョナサン・メジャーズ演じるアウトローのナットの両親を20年前に殺害した男。男が刑務所から出所したことを知ったナットは、昔の仲間を募って男を追跡し、復讐を誓うというストーリーだとのこと。「Bullitts」名で知られるシンガーソングライターのジェームズ・サミュエルが初めてメガホンを取る。サミュエル監督はボアズ・イェーキン(『グランド・イリュージョン』シリーズ)とともに脚本も手掛ける。また、ジェイ・Z、ジェームズ・ラシター(『ANNIE/アニー』)、ローレンス・ベンダー(『ハクソー・リッジ』)らとプロデューサーも務めるという。サミュエル監督とジェイ・Zは、バズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』のサウンドトラックでコラボした仲。今作でも2人はオリジナルのサウンドトラックを制作する。配信予定日は明らかになっていないが、イドリスには実写版『キャッツ』、ジェームズ・ガン監督作の新しい『スーサイド・スクワッド』など待機作が多数控えているため、今作の撮影に入るまでにはしばらく時間がかかるとみられる。(Hiromi Kaku)
2019年11月19日長い間難航を続けていた『ビバリーヒルズ・コップ』4作目を、Netflixが製作することになった。パラマウントが1回限定でライセンス許可を与えたもの。パラマウントは2016年3月にこの4作目を公開する予定だったが、本格始動する前にキャンセルしている。『ビバリーヒルズ・コップ』1作目の公開は1984年。2作目、3作目はそれぞれ1987年、1994年。この4作目は、過去3作同様、エディ・マーフィが主演し、ジェリー・ブラッカイマーがプロデュースをする。マーフィは、今年、『Dolemite Is My Name/ルディ・レイ・ムーア』で、Netflixと組んだばかり。この作品はトロント映画祭でプレミアされた。監督はクレイグ・ブリュワー。文=猿渡由紀
2019年11月15日Netflixで配信される心温まる友情の物語を描いたアニメーション映画『クロース』より、日本版キーアートと制作秘話が明かされる特別映像が到着した。本作は、“サンタクロースの誕生秘話”を全く新しい伝説として描くアニメーション映画。寒くて暗いスミレンズブルクの町にやって来た落ちこぼれ郵便配達員のジェスパーは、不思議なおもちゃ職人・クロースと友達になり、町の住民におもちゃを配り始めたことで、長年争っていた住民たちのわだかまりが解けはじめ…というストーリー。監督は『怪盗グルーの月泥棒 3D』の共同クリエイター、セルジオ・パブロス。到着した映像では、パブロス監督が「有名だけど生い立ちが不明なキャラクターを描きたかった」と本作を作ったきっかけを明かしている場面からスタート。アニメ映像も併せて流れる本映像では、こだわりのアニメーションのスタイルについても明かしており、「背景にシールを貼ったような図にはしたくない。これはCGを使わない現代のアニメだ」とコメント。<従来のアニメーション>と<本作でのアニメーション>を比較する映像も登場している。様々な国から集まった250名のスタッフが、スペインのSPA Studiosに集結し製作された本作。ディズニー映画『プリンセスと魔法のキス』(2009年)以来の2D手描きアニメーション大作でありながら、キャラクターを照らすライティング技術を反映し、本作では数年前には不可能と考えられていた新しいビジュアルを実現させた。なお、声の出演としては、ジェスパー役を『ダージリン急行』のジェイソン・シュワルツマン、クロース役を『スパイダーマン』シリーズのJ・K・シモンズが担当。日本語版では、内山昂輝(ジェスパー役)、玄田哲章(クロース役)、中村千絵(アルバ役)、塩田朋子(ミセス・クラム役)、斉藤次郎(モーゲンス役)らが参加している。Netflix映画『クロース』は11月15日(金)よりNetflixにて独占配信開始。※15日(金)17時から3日間は登録せずに視聴が可能(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年11月11日「ダイバーシティ」が叫ばれる現代において、人々が抱える悩みも多様化していますが、そんな時代を反映した番組といえばNetflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ』。通称“ファブ5”と呼ばれるファビュラスなゲイ5人組が悩める人たちの人生を改造するリアリティ番組として、世界的な人気を獲得しています。いよいよ配信がスタートする待望の新シーズンは、なんと日本が舞台。そこで、こちらの方に見どころを教えていただきました。写真・黒川ひろみ(水原希子)日本のガイド役を務めた水原希子さん!【映画、ときどき私】 vol. 273『クィア・アイ in Japan!』と題したスペシャルシーズンで、全4話に出演している水原さん。フード&ワイン担当のアントニ、インテリア担当のボビー、美容担当のジョナサン、カルチャー担当のカラモ、ファッション担当のタンという各分野のプロフェッショナルで構成されたファブ5とともに、依頼人の悩みを解決する様子が映し出されています。今回は、超個性的なメンバーたちと一緒の現場で感じたことや読者へのアドバイスについて語っていただきました。―もともと、『クィア・アイ』のファンでもあったそうですが、この番組の魅力はどんなところですか?水原さんまずは、どこの国の誰が見ても、共感できるポイントが多いところですね。あとは、ファブ5のメンバーたちが依頼人たちのことを理解し、みんなで痛みを分かち合ったうえで、「一緒に変わっていこう」といって支えてくれるので、「人間って美しいな」と感じさせてくれる番組だと思います。―では、日本版ならではの見どころを教えていただけますか?水原さんアメリカでは英語という共通言語があるので、依頼人とファブ5がお互いを理解するのにあまり時間はかからないですが、今回は日本が舞台だったので正直言って最初は不安に思っていた部分もありました。でも、言葉が通じなくても、育ってきた環境や文化が違っていても、私たちは同じ人間なんだということ、そして、誰もが幸せになる権利があるんだということをみなさんも改めて感じることができると思います。本シーズンで登場する日本人のみなさんも、ファブ5とともに前を向いていくことになりますが、その変貌ぶりがすさまじかったので、「人間の力って底知れないものなんだ」と学ぶことができました。カルチャーを共有することの素晴らしさを知った―確かに、外見だけでなく、たった数日で内面まで変わっていく姿に、人間の可能性を見たような気がします。水原さん私もそこで目の当たりにしたのは、誰もがダイヤモンドの原石であり、考え方や物事に対する視点を変えるだけで、人はこんなにも変われるんだということ。そして、他者との関わり合いによって生まれるものの大きさも知りました。自分ひとりだと考え方は1通りしかないですが、いろいろな人と関わるなかでさまざまな意見に触れれば、新たな道を切り開いていくこともできますよね。そこで共感し合えるのも、人間が持っている美しさだと思います。―本当に心に響く言葉というのは、言語の壁を越えて伝わるものだと感じましたが、それはファブ5のみなさんがいろんな経験をしてきたからこそ。実際に彼らと触れ合ってみて、印象に残ったことはありましたか?水原さんエピソードがありすぎて選べないですが、なかでもタンは本当に優しさがあふれている人だなと感じました。もちろん、メンバー全員すごく素晴らしい人たちですし、それぞれキャラクターも違いますが、タンは誰に対しても平等でとにかくピュア。言葉が通じなくても、顔を見ているだけでみんなが微笑んでしまうようなパワーを持っている人と思いました。あとは、海外の人の表現の仕方はオーバーだと思っていた部分も最初はありましたが、実はそれがすごくステキなことだと気がついたのも大きかったですね。私自身がカルチャーを共有することの素晴らしさを学んだように、日本人が異なる文化に触れて、開花していく姿は、これまでのシリーズとはひと味違うところだと思います。―ちなみに、水原さんもファブ5のメンバーに悩みを相談したこともあったのでしょうか?水原さん相談してみましたが、みんながいろいろな意見を言うので、どれを信じていいかわからなくなってちょっと混乱したことはありました(笑)。でも、そんなふうに違う考えや意見を持っていることが彼らのいいところでもありますよね。誰かひとりが相談者の悩みを解決するのではなく、そうやってみんなで話し合いながらそれぞれの視点で導いてくれるので、いろいろな方向からアドバイスをもらえるのは心強いことだと思います。―では、もし水原さんが自分に自信の持てない女性に対してアドバイスをするとしたら、どんなことを伝えたいですか?水原さん誰もがそれぞれの個性を持っているので、本来はありのままでいることが素晴らしいことなんですが、実際はけっこう難しいですよね。そんなときに、自分だけがうれしいことをしようと考えてもなかなか答えが見つけられなかったりしますよね?でも、人間って大切な人のためだったらがんばれるところがあるんです。この番組を見てもわかるように、人が喜んでくれる表情を見て、結果的にそれが自分の喜びにつながることもあるので、他人を幸せにすることで自分が幸せになるというプロセスは大切だなと思いました。小さなことのように聞こえるかもしれませんが、実は大きなことだと実感しています。つらいときは周りに甘えさせてもらっている―水原さんも、ありのままの自分でいられずに苦しんだ時期はありましたか?水原さんもちろんありますよ!―そのときはどのようにして乗り越えたのでしょうか?水原さん私も周りに助けられました。それは、家族だったり、友達だったり、恋人だったり、仕事の仲間だったり大勢いますが、そこで自分が悩んでいることを吐き出せたのは大きかったと思います。たとえ答えが見つからなかったとしても、誰かに聞いてもらって、共感してもらうということは大事ですよね。自分ひとりで悩んでいると、同じ考えがぐるぐると回ってしまうこともありますが、たとえば失恋したときに「私も過去に同じ経験をしてすごくつらかったからわかるよ」と言ってもらえるだけで、「自分だけじゃなくて、みんなも同じ悩みを抱えているんだ。私もいつかみんなと同じように前に進めるようになるんだ」と元気をもらえますから。当たり前のことのように聞こえるかもしれないですけど、私にとってはすごくパワフルなことなので、つらいときは周りに甘えさせてもらったり、話を聞いてもらったりしています。―無理に強がらずに、ときには他人に甘えることも必要ということですね。水原さんそうですね。とはいえ、私も最近まで妹にだけは甘えることができずにいました。なぜなら、姉というよりも、親と同じくらいの目線で妹をサポートしてきたので、どうしても彼女には素直になれなくて……。でも、実は去年初めて、妹の前で泣いてしまうという出来事がありました。―きっかけはどんなことでしたか?水原さん2年ほど前に起業したんですが、それからすごく忙しかったので、ストレスが溜まって、いっぱいいっぱいの状態になってしまったんです。でも、そのときに普段なら甘えられない人にも、自分にはこういう部分があるということをわかってほしいと思うようになりました。―それによって、自分自身も解放されたのではないでしょうか?水原さんそれはありますね。妹にも自分の弱い部分を見せることで、わかってもらえたので、私にとってはいい意味で一歩前進したような気がしています。ファッションが持つ力とは?―そういった周囲の存在も大切ですが、モチベーションを上げるうえで欠かせないものといえば、ファッションの力もあると思います。水原さんにとってファッションとは何ですか?水原さんファッションというのは、違う自分を見せてくれる最強のツール。人間にはいろんな側面があることが当たり前ですが、それを表現できるのがファッションだと思っています。見た目が変化することに恐れる必要もないですし、そこにトレンドとか高級なブランドかどうかというのは関係ありません。私は『ル・ポールのドラァグ・レース』というドラァグクイーンが競う番組が大好きで、彼女たちから学んでいることが多いのですが、そこでも自分の出せないところが出せたり、変身させてくれたりするのはファッションの力だと感じています。―今回の番組でも水原さんのファッションは見どころのひとつですが、そんな水原さんに憧れている女性読者は多いので、美を保つための秘訣をお聞かせいただけますか?水原さんお仕事のときはプロの方々にきれいにしていただいて、スイッチを入れている感じですが、普段続けていることは実はあまりないんですよね……(笑)。とはいえ、野菜中心の食生活にするようにはしていますし、たくさんお水を飲んだり、毎日お風呂に入るようにはしています。ただ、お風呂の入り方は少し変わっていて、シャンプーやリンスをするときもお湯を溜めた湯船に浸かったまま。体を温めながら効率よくしているつもりですが、それが美容にいいかどうかは私もわかりません(笑)。いろいろな考え方があるので、一概にいいとは言えませんが、私が唯一続けているのはそのくらいだと思います。毎日幸せを感じながら過ごせていることに感謝―それでは最後に、日常で幸せを感じる瞬間を教えてください。水原さん何でも話せる家族や友達といるときはもちろん、仕事においても自分の望むような形でできていますし、応援してくれているファンのみなさんからもピュアな愛をいただいているので、毎日が幸せです。どれもお金では買えるものではないですからね。今回『クィア・アイ in Japan!』に出演できたことも含めて、みなさんのおかげなので、いまは本当に感謝しかありません。そんなふうに、周りの人たちとお互いを励まし合っている関係でいられることは、ありがたいことだと日々感じています。インタビューを終えてみて……。完璧なスタイルとはじけるような笑顔が印象的な水原さん。部屋のなかに水原さんがいるだけで、雰囲気が明るくなるのを感じるほどでした。ファブ5の存在感も圧倒的ですが、スペシャルシーズンの名にふさわしい華を添えている水原さんにも注目です!誰もが悩みと向き合いながら生きている!どんな人でも、他人には言えないさまざまな悩みを抱えながら生きているもの。そんなときこそ、ファブ5の“魔法の言葉”は新たな人生を切り開くヒントを与えてくれるはず。悩みを乗り越えた先に広がる無限の可能性を依頼人たちとともに手にしてみては?心が躍る予告編はこちら!作品情報Netflixオリジナルシリーズ『クィア・アイ in Japan!』11月1日(金)より独占配信開始
2019年11月01日Netflixで先行配信している大人気のコンテンツ“テラハ”こと『テラスハウス』に出演している話題の男子メンバー3人に、いまどき男子の恋や夢、番組の裏話など(!?)存分に語ってもらいました!今回登場してくれたのは、『テラスハウス TOKYO2019‐2020』から、初期メンバーの松嵜翔平さんと、イタリア人で漫画家のデュラト・ジュゼッペさん、新メンバーでプロバスケットボール選手の田渡凌さん。田渡さんは松嵜さんと入れ替わりで入居したので、この日がなんと初対面!なのに秒で打ち解けて、20代男子3人による、ざっくばらんなクロストークがスタート。――番組を見ていて、女子メンバーは時々モメていましたが、男子同士はとても仲がいいのが印象的でした。共同生活で、ぶつかることはないのでしょうか?ジュゼッペ(以下、ペッペ):ないよね。みんなすごい仲いいから。松嵜翔平(以下、翔平):俺は隠さず何でも言ってたけど、それでモメることはありませんでしたよ。あとは男子同士のヒミツはマジで男子だけで終わらせる。そういう男子の鉄則みたいなところが、仲の良さの秘訣だったのかも。ペッペ:「bros before hoes」ね。田渡凌(以下、凌):暗黙の了解。男の中でとどめるという意味です。翔平:ただ、女子がモメたりしている時、自分からケアしにいくことはなかったなぁ。彼女でもない相手に「大丈夫?」とかって親身になるのも難しい気がして。ペッペ:僕はそれやってあげるよ。翔平:ペッペはやさしいよね。凌:僕も人の話を聞くのとか嫌いじゃないし、一緒に住む女友だちなんて今後いないと思うから、僕で何かできることがあるなら力になりたいと思います。きのうも女子メンバーの悩みを聞きましたよ。翔平:ずるいよ~。俺、最初にしゃべるのやめよう(笑)。――女子メンバーとの接し方といえば、シーズン1で「デートに誘うのは女子ばかり」と不満が出ていました。恋愛には、あまり積極的ではない?凌:僕はがんがんいきますよ。テラスハウスを見ている人には、そう思われないかもしれないけど…。翔平:デートは行った?凌:誘われて行った。翔平:あははは!誘われたんだ。凌:…そうっすね。女の子に誘われたっていうとなんか相手の子に悪いから、「僕が誘った」とは周りには言いますけど。翔平:俺もテラハを見ている人には、おとなしいって思われているかもしれないけど、好きな子ができたら積極的にいきます!ペッペ:僕もこの間、春花(女子メンバーの奥山春花さん)とデートしたよ。レストランに行った。――ちなみにお会計はどうしました?春花さんは以前、デートが割り勘だったことにショックを受けていましたが…。ペッペ:僕がごちそうした。翔平:払っちゃったほうがラクだよね。でも、相手が単なる女友だちだったらどうだろう。俺、お金に余裕があったら払うけど。凌:経済力にもよりますね。それか、女友だちでも僕が食べたいものだったら、僕が払います。ペッペ:女の子がローマから南のイタリア人だったら別払い。みんなインディペンデントな感じだからそうなっちゃう。もちろん好きな人なら「僕が払う」ってがんばるけど、お会計のタイミングでわざとトイレに行く子はいやだな。翔平:わかる~。――しかし、東京編はなかなかカップルが成立しませんね。翔平さんは、「彼女はいないけど、セックスはたくさんしている」と言っていましたが、あれはジョーク?翔平:冗談なわけ、ないじゃないですか。でも、この人と付き合いたいっていう人が現れたら自分からはっきり言いますよ。「付き合おう」って。ペッペ:僕はもう少し恋愛を大切にしたいな。だから、好きじゃない人と遊ばない(ワンナイトしない)ようにしてるよ。凌:僕も、付き合ったらその人とずっと一緒にいるのがかっこいいと思っていて。隣にかわいい子がいても、かわいいと思わない。翔平:うん。勘違いしてほしくないのは、彼女がいない時はふらふらするけど、ひとりの人ができたら、そんなヒマもなくなるし。最近は結婚のことも考えるようになって…。以前まで、結婚をすると今の自由さとか可能性が狭まるような気がしていたんですけど、ひとりの人と長くいるほうが、自分が成長できるというか、むしろ可能性が広がるんじゃないか、と。――翔平さんは、働き方に対する考え方で物議をかもしたこともありました。本業を1本に絞らないのが中途半端と取られたようで、女子から詰められていましたが。凌:流佳(男子メンバーの西野入流佳さん)も、将来設計とか女子から詰められる時あるよね(笑)。翔平:でも俺も、若いうちからやりたいことが一つに決められたら、そのほうが絶対にいいと思うんです。ただ、俺がメインに考えているのは、仕事というより、家族とか友だちと一緒にいる時間を楽しむこと。そのためにはお金が必要だから、仕事をするっていう感じです。ペッペ:翔平がおもしろいのは、いろんなことをやってるでしょ?僕は漫画だけ描いていると思われているけど、その中には監督、脚本、衣装…いろんな仕事が詰まってる。僕だって、映画とか音楽とか、いろいろやってみたい!一つじゃなくていいと思うよ。テラハ男子台本は一切なく、男女6人の日常を写しただけのリアリティ番組『テラスハウス』に出演している男子メンバーのこと。むしろ台本では思いつかないような彼らの本音やリアルな生態には、いまどき男子の要素がぎゅっと濃縮されている!?現在、東京編の新シーズンが進行中で、新エピソードはNetflixで毎週火曜に配信。たわたり・りょう(写真・右)1993年生まれ、東京都出身。横浜ビー・コルセアーズ所属のプロバスケットボール選手。アメリカに留学経験があり、英語が堪能。デュラト・ジュゼッペ(中央)1992年生まれ、イタリア出身。漫画家。日本で漫画家になるため、2015年に日本に移住。10月から『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で、「ミンゴ」が連載中。まつざき・しょうへい(左)1993年生まれ、埼玉県出身。モデル、俳優、コラム執筆など幅広く活動。コロンビアのキャンペーンサイト「川島小鳥とコロンビア」にモデルとして出演中。※『anan』2019年11月6日号より。写真・森山将人(TRIVAL)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2019年10月31日マンガ賞を多数受賞し、国内外で大人気のマンガ『BEASTARS』が、満を持してアニメになります!監督を務めるのは、高畑勲さんの『平成狸合戦ぽんぽこ』で監督助手を、また『宝石の国』の演出を手掛けている松見真一さん。実は“少女マンガ”的要素たっぷりの、動物群像物語。「登場人物が動物ですが、基本はヒューマンドラマなんですよね。肉食動物と草食動物では、一般的には肉食のほうが強いとされていますが、この物語の中では、肉食のほうが肩身が狭く生きづらい。みんなが仲良く生きるために作られたルールでは、特に肉食動物は、本来あるべき本能的な姿では生きられないんですよ。そこにジレンマやズレが生じるわけですが、その生きづらさって、人間が社会で生きる上で感じる、個人としての考えと社会のルールの板挟み感みたいなものと同じなんじゃないかな、と思います」(松見さん)主人公はハイイロオオカミのレゴシ・17歳。彼より年上だが体はとても小さいドワーフウサギのハルとの恋模様を中心に、学園で起こる殺傷事件の謎を追う物語。動物を描くにあたり、スタッフ一同動物園にも足を運び、熱心に観察したのだそう。「群馬のサファリパークにみんなで行ったのを皮切りに、個人的にもあちこちの動物園に行きました。我が家にいる愛犬をいろんな角度から眺めて、レゴシの毛並みを描く参考にしたりもしました(笑)。でも、あまり本物との整合性ばかり気にしてしまうと、作品の持つ魅力を見落としてしまうので、そっちに引っ張られすぎないように注意をしつつ、キャラをデザインしていきました」と、キャラクターデザインの大津直さん。大津さんは『宝石の国』で作画監督を務めています。アンアン読者に見どころを…と伺うと、監督から意外な答えが!「原作のコマ割り、情緒の描き方、モノローグが多い構造、そして男の子2人(匹)の間に女の子がいて、その女子と関わり男子が変わっていく物語も、実は少女マンガそのもの。少年マンガの殻をかぶった少女マンガ(笑)。あるいは、ヴァンパイア物なんかのロマンス小説にも通じる。アンアンを読む方に響く作品だと思うんです。そういった原作の魅力を入れ込むべく、監督は僕のようなおじさんですが、脚本には20代の女性に参加してもらいました。映像も美しさを意識して作っているので、ぜひ見てほしいですね」(松見さん)板垣巴留(ぱる)先生から Specialコメント「最初にアニメ化の話が来たときは、正直全然想像ができなかったのですが、松見監督やキャラデザの大津さんがマンガを読み込んでくださり、私の考えが及ばないようなところに関しても質問をしてくださったりしたので、とても光栄で、本格的にプロジェクトが動いていくにつれ、期待値がどんどん上がっていきました。アニメを初めて見たときには、キレイな映像の中で、精巧に作られた動物のキャラたちが、私が考えマンガに書いた言葉を喋っていたので、思わず爆笑してしまいました。ただそれは照れ笑いというか…(笑)。いずれにしても、素晴らしい体験でした。Netflixで海外でも配信されるということなので、外国の方々にも楽しんでもらえたら嬉しいです!」『BEASTARS』10/9より、フジテレビ「+Ultra」枠で、毎週水曜24:55より放送。また一足早く10/8よりNetflixにて世界190か国へ配信開始。2話以降は毎週木曜日の配信。原作は、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中。©板垣巴留(秋田書店)/BEASTARS製作委員会※『anan』2019年10月16日号より。写真・中島慶子(本)(by anan編集部)
2019年10月13日1.スウィート17モンスター出典:母親への複雑な想いに先生への反抗、本気の兄妹喧嘩、親友とのケンカ、イケメンへの恋……青春時代のイタいあれこれが嫌というほど詰まっていて、思わず目を背けたくなりますが、そこはぐっとこらえて!全米No.1の映画批評サイト「ロッテントマト」での評価も高く、満を持しての日本公開となった本作は、オトナ女子が記憶の片隅に追いやった「あの頃の自分」にもう一度出会える、愛しい青春映画です。出典:2.女神の見えざる手出典:ラスベガスで起きた銃乱射事件から数週間。奇しくも今月、全米の銃規制法案を巡る攻防を描いた『女神の見えざる手』が公開されます。『ゼロ・ダーク・サーティ』でアカデミー主演女優賞にノミネートされた実力派女優ジェシカ・チャステインが、銃規制法案に賛成の立場をとる陣営を支援するロビイストを熱演。思わぬ展開にぐっと引き込まれます。出典:3.ザ・サークル出典:での「いいね!」や、インスタ映えを意識した写真撮影などの日常に、“SNS疲れ”を感じている人も少なくないのではないでしょうか?今週末公開となる映画『ザ・サークル』が描くのは、まさにすべてがオープンになった「完全な」社会。人類の明日を予見するSNSサスペンスに、エマ・ワトソンとトム・ハンクスが挑みます。出典:4.エイミー、エイミー、エイミー出典:『エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』は、幼い頃から「一夫一妻制は悪だ!」と教育された恋愛恐怖症の主人公が、本気の恋に目覚める爆笑ラブコメディ。『ブリジット・ジョーンズの日記』から16年。DRESS世代が絶対に観逃せない、笑って元気をもらえる1本です!出典:5.彼女がその名を知らない鳥たち出典:『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』など、実際に起きた事件をモチーフとした原作の映画化に定評のある白石和彌監督が、初の大人向けラブストーリーに挑んだ本作。蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊が演じる登場人物が全員「嫌なやつ」という設定でありながら、ラストに提示されるそのあまりにも美しい究極の愛の形に、号泣必至の一本です。出典:6.20センチュリー・ウーマン出典:ゲイをカミングアウトした自身の父親を題材に描いた前作『人生はビギナーズ』で大絶賛されたマイク・ミルズ監督が、自身の母親をテーマに6年ぶりに発表した新作『20センチュリー・ウーマン』。本年度アカデミー賞で脚本賞に見事ノミネートされた本作は、ミルズ自身の母親だけでなく、20世紀を生きたすべての女性たちへ贈るラブレターだ。出典:7.勝手にふるえてろ出典:中学の同級生「イチ」に約10年間片思い中の24歳のOLヨシカ。そんなヨシカの前に、暑苦しい会社の同期「ニ」が現れ、告白されて……。芥川賞作家・綿谷りさの同名小説を元に、“脳内片思い”と“リアル恋愛”の間で揺れる恋に臆病なヒロインを実力派若手女優・松岡茉優が熱演!ラブコメ史上最もキラキラしていない主人公の登場です。出典:8.15時17分、パリ行き出典:現在87歳のクリント・イーストウッド監督が、実際に起きた列車テロ事件を描いた最新作『15時17分、パリ行き』。この作品でイーストウッドは、犯人に立ち向かった若者3人にそれぞれ自分自身の役を演じさせるという、前代未聞の試みに挑戦しました。実際の事件の起こった場所で撮影に挑み、究極のリアリティーを徹底追及します。出典:9.オーシャンズ8出典:ジョージ・クルーニーが凄腕の詐欺師ダニー・オーシャンを演じ、強盗集団オーシャンズ”を率いて盗みを行う『オーシャンズ11』から約17年。サンドラ・ブロック演じるダニーの妹、デビー・オーシャンを主人公に、チーム全員が女性の“オーシャンズ”が帰ってきました!豪華キャストで贈る、最高に楽しい犯罪エンタテイメントの登場です。出典:.アリー/スター誕生出典:この冬、最高にエモーショナルでロマンチックなラブストーリーが登場しました。同名映画の4度目のリメイクとなる『アリー/スター誕生』は、主演のブラッドリー・クーパーとレディー・ガガ、ふたりの演技と歌声が素晴らしく、観る者の心を震わせます。ラストステージの圧巻のパフォーマンスは、ファンならずとも必見です!出典:.ムーンライト出典:マイアミの貧困地区を舞台に、自分の居場所とアイデンティティを模索する黒人少年の姿を描いた話題の映画『ムーンライト』。詩的な台詞と色彩豊かな圧倒的な映像美、エモーショナルな音楽で彩られ、LGBTQをテーマにしたラブストーリーが作品賞を受賞したのはアカデミー賞史上初!また、黒人だけのキャスト・監督・脚本家による作品が作品賞に輝いたのも史上初という、アカデミー賞の歴史を変えた作品となり、世界中に問題提起を投げかけ魅了してやみません。出典:.パーティで女の子に話しかけるには出典:『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル最新作は、イギリスの人気作家ニール・ゲイマンの短編を映画化した『パーティで女の子に話かけるには』。パンクミュージックとファッションに彩られ、エル・ファニングが惑星から来た美少女・ザンを演じる、新たな「ボーイ・ミーツ・ガール」ムービーの名作です。出典:.デトロイト出典:イラクを舞台に米軍爆発物処理班の兵士たちを描いた『ハート・ロッカー』、オサマ・ビンラディンの捜索に執念を燃やすCIA女性分析官を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』など、センセーショナルな題材選びに定評のあるキャスリン・ビグロー監督。新作『デトロイト』は、米国デトロイト暴動で起きた戦慄の一夜を映画化した、必見の衝撃作です。出典:
2019年10月12日海外ドラマなどで目にする機会が増えた、セックス・セラピストという存在。日本では、まだ馴染みがないが、セックス・セラピーとはどういう治療を行うのか。日本性科学会理事長であり、産婦人科医の大川玲子さんに教えてもらいました。セックスがうまくできない人を、心理的療法で治す。「セックス・セラピーは、性機能障害、つまり、セックスがうまくできない人への治療です。例えば男性なら性欲障害、勃起障害(ED)、早漏、射精障害です。女性では、気持ちよくなれない、濡れないといった性欲と性的興奮の障害、痛みや恐怖などで性交できない挿入障害、オーガズム障害があります。男性では、バイアグラのような薬物で改善する人も多いですが、女性にはこれといった特効薬はありません。もともと“セラピー”が欧米では精神療法であった流れもあり、セックス・セラピーは心理的な治療法を指すことが多いと思います」大川さんの診療を受ける女性に多いのは、怖くて男性器の挿入を受け入れられないという悩みを抱える人。セラピストと婦人科医それぞれが、治療にあたる。「身体的問題のある人はほとんどいませんが、なかには処女膜が少ししか開口していない人もいるので、その場合は婦人科医に確認してもらいます。そして、セラピストが“身体的には問題なく、女性器は伸展する力が大きいので、安心して臨めば挿入は痛くないものだ”と説明し、その人のできそうなことから膣への挿入練習をしていく“行動療法”を行います。性器を自分で触れることもできない人、指やタンポンなら挿入できる人など、それぞれに合わせた課題を家で練習してもらい、経過を詳しく聞く。その上で、婦人科医が診察で経過を確かめ、次の課題に進みます。ゴールは通常性交できることですが、性交できないために妊娠できない人が不妊治療を受けるための目標といえばいいでしょうか」最近では、セックス・セラピストを題材とした作品も続々と登場している。楽しく、理解を深めてみよう。『セックス・エデュケーション』セックス・セラピストの母を持つ男子高校生のオーティスは、同級生のメイヴに誘われ、生徒のリアルな性の悩みに答えるセックス相談クリニックを開く。Netflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』独占配信中。『おしえて!ドクター・ルース』セックスの悩みに答えるトーク番組で人気を博した90歳の現役セックス・セラピスト、ドクター・ルースのドキュメンタリー。LGBTQの人々や女性のために社会を切り開いてきた姿を描く。8/30~、新宿ピカデリーなどで公開。おおかわ・れいこ臨床的な研究や診療を通じて、性の健康と喜びをサポートする「日本性科学会」の理事長をつとめる。著書に『セックス・セラピー入門性機能不全のカウンセリングから治療まで』(金原出版)がある。※『anan』2019年8月14日-21日合併号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年08月18日7月4日、アメリカ独立記念日にNetflixで「ストレンジャー・シングス」シーズン3の配信がスタートした。8日(現地時間)、Netflixはツイッターで同ドラマのシーズン3がこれまでの視聴アカウント数の記録を更新したことを発表。「7月4日に世界で配信開始後、4070万アカウントで視聴されました。ほかの映画やドラマが4日間でこの記録を達成したことはありません。また、1820万アカウントがすでにシーズン3を見終わっています」とのこと。このツイートに対し、「それってつまり、まだシーズン3を見終わっていない人もいるってこと?」、「私もその1820万人の1人!」という熱狂的なファンの書き込みが寄せられている。Netflixでここ1年以内にヒットした作品の『バード・ボックス』は配信開始から7日間で4500万アカウント、「YOU-君がすべて-」や「セックス・エデュケーション」は4週間で4000万アカウントが視聴したというから、「ストレンジャー・シングス」シーズン3は確かに記録破りだ。視聴率調査会社の「ニールセン」によれば、2017年10月27日に配信開始となったシーズン2は、配信後3日と少しで1580万アカウントが視聴したという。そのうち、1100万が18歳から49歳の会員のアカウント。初日に全9話を見終わったツワモノも36万人1000人いたという。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年07月09日日常生活では触れられない“世界の今”を映し出すドキュメンタリー。堅苦しくて、ちょっと退屈かも…。なんてイメージを持っているあなた!実はいま、ネットフリックスを中心とした配信サービスの登場でそんな認識が変わりつつあります。見逃せない作品を、ピックアップしてご紹介。ジャーナリスト・佐々木俊尚さん、映画評論家・真魚八重子さん、コラムニスト・長谷川朋子さんに伺いました。まだ見ぬ社会の今に迫る佐々木さんセレクト『イカロス』監督:ブライアン・フォーゲル2017年/Netflixオリジナル映画独占配信中【作品紹介】自転車選手でもある本作監督のブライアン・フォーゲルがドーピングの有用性を検証すべく、ロシアのアンチ・ドーピング機関の所長であるロシア人科学者の下、実験を始める。同時期ドイツで、ロシアの国家ぐるみのドーピングが暴露され、ブライアンもその闇に巻き込まれていく。【みどころ】「刺激的な映像、予想を超える展開、そして観るものに大きな感動を与える世界観。観終わったとき、壮大なスパイ小説を読んだような深い感動があります。2010年代のドキュメンタリーの中の、最高傑作だと思いますね。普通はなかなか近づけない闇の内部まで入り込んだところもすごいですし、監督自らドーピングをするというような当事者性のある視点も、とても現代的です」長谷川さんセレクト『テイク・ユア・ピル:スマートドラッグの真実』監督:アリソン・クレイマン2018年/Netflixオリジナル映画独占配信中【作品紹介】覚せい剤と同じアンフェタミンを含む興奮剤アデロールは、アメリカでは、ADHDの処方薬として合法的に入手が可能。それがSNSなどを通じて横流しされ、“スマートドラッグ”と呼ばれ、大学生や社会人が“やる気が溢れる薬”として気軽に服用している現実が。無意識のうちに薬物依存に蝕まれているアメリカをあぶり出す。【みどころ】「いまのアメリカの最も深刻な社会問題の一つである、ドラッグ。この作品を観ると、どこにでもいる普通の人たちがドラッグを使っていることがわかり、衝撃的。でも、その背景には、成績重視、高収入を求める、といった超競争社会があることがわかります。問題に当たったとき何に頼るべきなのか。そのヒントが見つかるのでは」ひとつの視点で世界を旅する真魚さんセレクト『アグリー・デリシャス:極上の“食”物語』出演:デイビッド・チャン、ピーター・ミーハンNetflixオリジナルシリーズ独占配信中【作品紹介】NYの有名シェフ、デイビッド・チャンが、バーベキューや中華料理、タコスなど、アメリカでポピュラーな食に注目。そのルーツや、地域によって異なる発展の仕方などに迫る。【みどころ】「テーマにより毎回作品の作りが違うのですが、フライドチキンの回はケンタッキー・フライドチキンのCMをパロディにしたり、アニメを差し込んだりしており、いずれもポップな作りが楽しいです。一方で、アメリカではファストフード的にしか扱われていない中華料理は宮廷料理がルーツであるということや、フライドチキンは黒人差別と深く関わりがあるなど、食について多面的な事実を知ることができるのもおもしろい。民族史と食文化の関係性の深さに興味が生まれます」ささき・としなおジャーナリスト。「ドキュメンタリーの時代」を映画.comで連載。著書に『広く弱くつながって生きる』(幻冬舎新書)など。はせがわ・ともこコラムニスト。国内外のドキュメンタリー制作事情に関する記事を多数執筆。東洋経済オンラインなどで連載も。まな・やえこ映画評論家、映画ライター。朝日新聞や雑誌『映画秘宝』、ウェブマガジン「ハニカム」などで、映画についての執筆多数。※『anan』2019年7月10日号より。
2019年07月07日いま、“ドキュメンタリー”が熱いんです!ネットフリックスで知る、世界のリアル。エンターテインメント性が低いためか、日本ではそれほどポピュラーではないドキュメンタリー。しかし世界では、ウェブを中心に盛り上がりを見せている。ジャーナリストの佐々木俊尚さん曰く、「21世紀に入り、旧来の世界観では社会を分析できなくなってきています。この新しい世界をどう見ればいいのかという人々からの要請があり、それに応える形で、新しい視点を提供してくれるドキュメンタリーが増えてきたのでは」映画評論家の真魚八重子さんは、「カメラの軽量化や低価格化で機動力が上がり、撮るハードルが下がったことも理由の一つ」と語ります。また「枠や時間にとらわれずに作品を発表できる“配信”という形も、人気の理由」と言うのはコラムニストの長谷川朋子さん。「表現の場が増えて幅が広がり、変わったテーマやタブーを扱う作品も登場するようになりました」特にネットフリックスはオリジナル作品を多数配信しており、定額制で見放題というスタイルも相まって人気が上昇。ここではドキュメンタリー通3人のおすすめ作品をご紹介。“事件”を追う長谷川さんセレクト『オードリーとデイジー』監督:ボニー・コーエン、ジョン・シェンク2016年/Netflixオリジナル映画独占配信中【作品紹介】性的暴行を受けた上、その一部始終を携帯電話で撮影されてしまった、10代の少女、オードリーとデイジー。二人に面識はなく事件は別々に起きたものだが、その後揃ってSNSで噂や写真を拡散され、さらに深く心を傷つけられた。二人やその家族、彼らの関係者に及ぼした深刻な影響を検証する。【みどころ】「アメリカでは有名な事件で、他にもこの事件をモチーフにしたドラマが作られているほど。レイプが悪であることもさることながら、ネット社会が被害女性をいかに追い詰めるのかが残酷に描かれます。日本でも、LINEでの仲間はずれやSNSへの悪意ある書き込みなど、ネットいじめは多発しているので、そういう意味ではとても身近な内容かもしれません」佐々木さんセレクト『FYRE:夢に終わった史上最高のパーティー』監督:クリス・スミス2019年/Netflixオリジナル映画独占配信中【作品紹介】’17年、バハマで開かれたファイア・フェスティバル。最高級のヴィラと食事付きという超豪華フェスのはずが、現地にはトイレも飲料水もWi‐Fiもなく、宿泊は災害用テントという惨状。なぜ人々は、主催者ビリーの杜撰な計画と運営に騙されてしまったのか。その謎を解明する。【みどころ】「モデルやインフルエンサーのSNSから発信されたイメージ動画を見て、人々は踊らされ、リアルも盛り上がる、という状況が非常に現代的。主催者ビリーの詐欺師ぶりも愉快ですが、一方でこの作品は、SNS時代というものが何なのかを俯瞰で見せてくれるのがおもしろい。さまざまな流行が生まれる中で、何を重視し何を無視するのか、見極める力をつける一助になります」食を通して文化を学ぶ真魚さんセレクト『ストリート・グルメを求めて』制作:デヴィッド・ゲルブNetflixオリジナルシリーズ独占配信中【作品紹介】現地の生活に根ざした屋台料理を紹介しながら、そこで腕を振るう料理人の料理哲学や人生を描き出す。現在アジアがテーマのシーズン1が配信されており、台湾やソウル、シンガポール、そして日本の大阪にある屋台などをフィーチャー。【みどころ】「屋台での料理シーンを中心に、シェフや料理の魅力はもちろん、屋台の裏にある社会背景を描く30分です。まず、とにかく料理が美味しそう!!素朴だけれど新鮮な素材を使ったメニューはどれも、無造作に盛り付けただけなのに美しく、食欲をそそられます。おすすめはエピソード1のバンコクのジェイ・ファイ。屋台でミシュラン1つ星を獲得した彼女のシグネチャーメニュー・カニオムレツ、いつか食べてみたい」ささき・としなおジャーナリスト。「ドキュメンタリーの時代」を映画.comで連載。著書に『広く弱くつながって生きる』(幻冬舎新書)など。まな・やえこ映画評論家、映画ライター。朝日新聞や雑誌『映画秘宝』、ウェブマガジン「ハニカム」などで、映画についての執筆多数。はせがわ・ともこコラムニスト。国内外のドキュメンタリー制作事情に関する記事を多数執筆。東洋経済オンラインなどで連載も。※『anan』2019年7月10日号より。
2019年07月07日映画ライターのよしひろまさみちさんが、映画業界で起きているムーブメントについて教えてくれました。ネットフリックスの登場で、ローカルコンテンツにスポットライトが!ネットフリックスが力を入れているのが、ローカルコンテンツ。「ネットフリックスは、新たなエリアに進出する際、知名度を上げる足がかりとしてローカルコンテンツを制作。同時に多言語の字幕と吹き替えを制作するため、欧州言語やアジア言語のみで制作された作品が、全世界のユーザーのもとに届くことに。イギリスの『ザ・クラウン』、韓国の『キングダム』など、ハリウッド大作レベルの予算が投入されているローカル作品がある一方、日本の『テラスハウス』や『アグレッシブ烈子』のような、予想もしていなかったコンテンツが世界規模でウケる、ということも少なくありません。文化の異なる世界中の作品を手軽に見られる世の中になったことは、コンテンツを見る目を養う意味でもすごく大切だと思います」『キングダム』約20億円といわれる製作費をネットフリックスが投じた、オリジナル韓国ドラマ。朝鮮王朝を描いた時代劇でありながら、ゾンビが登場するという異色の設定が話題を呼び大ヒット。主演は人気俳優のチュ・ジフン。Netflixオリジナルシリーズ『キングダム』独占配信中『アグレッシブ烈子』サンリオのキャラクター、アグレッシブ烈子。OL生活ならではのストレスを、デスボイスで発散するという斬新なストーリーが海外を中心に話題に。公開されたばかりのシーズン2では、白熱のラップバトルシーンも。Netflixオリジナルアニメシリーズ『アグレッシブ烈子』シーズン1~2独占配信中©2015, 2019 SANRIO サンリオ/TBS・ファンワークスSNSでのバズによって、ヒットの方程式が変化!?SNSやニュースサイトの台頭で、作品の評価はよりスピーディに世の中に広まるようになった。「その結果、これまでに有効とされていた日本の広告マーケティングが通用しなくなり、口コミを信用する人が増えました。例えば昨年は、『ゴッズ・オウン・カントリー』という作品が、当初は特集上映のみだったにもかかわらず、上映を望むファンの声によって全国公開にまで拡大しました。その背景には、SNSの評判が地方在住者の渇望感をあおり、さらには配給会社を動かしたことがあり、これは『カメラを止めるな!』と同じ流れです。つまり、今は広告よりも作品自体のクオリティとストーリーが重視される時代。モノさえ良ければ、どんな国の作品でもヒットする可能性が出てきているといえます」『ゴッズ・オウン・カントリー』イギリス・ヨークシャー地方で牧場を切り盛りする孤独なジョニーと、そこへ手伝いにきたゲオルゲの間に生まれた愛を描く。イベントや映画館での限定上映からスタートし、全国公開へ拡大。監督はフランシス・リー。『ゴッズ・オウン・カントリー』Blu-ray&DVD発売中(発売・販売:ファインフィルムズ)映画ライターよしひろまさみちさんオネエ系映画ライター、編集者。小誌をはじめ様々な媒体で執筆。『スッキリ』(日本テレビ)では月1オススメ映画紹介を行う。※『anan』2019年7月10日号より。取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2019年07月04日Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』(2019年秋配信)でメガホンをとった園子温監督が25日、都内で行われた「Netflix オリジナル作品祭」に登壇。今年2月に心筋梗塞で緊急搬送されたことをネタにジョークを飛ばした。園監督は冒頭のあいさつで「本当に長い時間編集して、ダビングして、その繰り返しをした結晶」と本作を表現。「すごく素晴らしいものができたと自負しております」と自信をのぞかせた。最後のあいさつでは「今年2月に心筋梗塞で倒れて、緊急搬送されて、1回死んでよみがえったんですけど、すべての原因はNetflixのこれのストレスのせいで倒れたと言っても過言ではない」と話して笑いを誘い、「ものすごい編集の量で、ものすごい長い時間をかけて作りましたので」と強調。「Netflixに慰謝料を払っていただきたいなと思いますけど…労災ですかね」とジョークを飛ばした。本作は、実際の猟奇的殺人事件にインスパイアされた実録シリーズ第三弾となるサスペンスドラマ。快活で好ましい人物のように見えるが、実際には他人を巧みな話術と暴力で支配し、金を搾り取り、出会った人々を残虐な犯行へと巻き込む冷酷な先天的犯罪者・村田丈(椎名桔平)を主人公に、人間社会の本質と人間の深溝を描き出す。同ステージには、キャストの椎名桔平、満島真之介、でんでん、武藤大司プロデューサーも登壇した。
2019年06月25日動画配信サービス・Netflixとビデオパスの利用料金、スマートフォンの通信料金がセットになった料金プラン「auフラットプラン25Netflixパック」の最新ラインナップが出揃った。『ダンプリン』は『フレンズ』で一世を風靡したジェニファー・アニストンと新人のダニエル・マクドナルドの共演が話題となった作品。 若い頃はミスコンの常連だったロージーの娘がミスコンに出ると言い出すことから始まる青春映画。『ワイン・カントリー』は、カリフォルニアの宝であるワイン産地・ナパバレーで年齢を重ねた女性たちが女子会を開催。20 年来の友人たちが集まり、極上のワインを傾けながら涙と笑いに満ちた週末を過ごすはずだったが…。大人の女性必見の作品だ。『What/If 選択の連鎖』は『ブリジット・ジョーンズの日記』でおなじみの、レネー・ゼルウィガー主演のサスペンス・スリラー。昨年、ニューヨークの下院議員に選出された若干29歳のアレクサンドリア・オカシオ=コルテズが大々的にフィーチャーされているドキュメンタリー『レボリューション 米国議会に挑んだ女性たち』は、アメリカ政治の今を知るにはもってこいの作品である。そのほかにも、新感覚ラブコメディ『いつかはマイ・ベイビー』、アニメでは『甲鉄城の屍りー海門決戦』『スラム ダンク』、そして未だ人気冷めやらない『ボヘミアン・ラプソディー』や、ブルース・ウィリス主演のアクション映画の金字塔『ダイ・ハード』全5作品など。
2019年06月04日映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが、来年の第92回アカデミー賞授賞式から実施予定のルール変更について発表した。結論として、Netflixに不利になる変更はなかった。これまで、スティーヴン・スピルバーグ監督が「Netflixなどのストリーミング配信サービス向けに作られた作品は、オスカーではなくエミー賞の受賞対象にすべき」と強く主張し、ヘレン・ミレンは「映画は映画館で観るべきもの。Netflixは好きよ。でもクソくらえ!」と罵り言葉を用いて批判するなど、長らく“Netflix論争”が展開されてきた。今年はついにNetflix作品でアルフォンソ・キュアロン監督作の『ROMA/ローマ』が監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3つの賞を受賞。危機感を持ったスピルバーグ監督は、アカデミー理事会にNetflixの締め出しを提案するらしいと報じられていたが、ルール改正にスピルバーグの主張は反映されなかった。選考対象となるのに必要なルールの1つ、「ロサンゼルス郡内で7日以上、1日当たり3回以上の有料上映すること」も変わらずそのままだ。大きな変更点は、外国語映画賞の名称が「グローバルな映画製作コミュニティにおいて、“外国”という言葉は時代遅れである」という理由から国際長編映画賞という名称になったこと、メイクアップ&ヘアスタイリング賞のノミネート作品枠が3枠から5枠に増えたことなど。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月25日「Netflix」では、10連休となるGWを<G(がんばらない)W(ウィーク)>として、“Netflixを見て、本気でサボろう!”をコンセプトに、連休に合わせて楽しめるコンテンツを多数配信。これに先駆け、今回コムアイ(「水曜日のカンパネラ」)が出演するスペシャル映像が到着した。公開された映像では、GWの10連休、ポップコーン片手にソファーにごろり。テレビやスマホ、タブレットでNetflix 三昧、とびきりサボった姿が映し出され、まさに<G(がんばらない)W(ウィーク)>を実践するコムアイさん。そんなコムアイさんは、実際、連休には“長いドラマが観たくなる”そうで、「昔、母と合宿のように『24 -TWENTY FOUR-』観ていたのを思い出します」とふり返る。また「歯を磨いた後にチョコとか食べながら眠るのが幸せで、チョコとかドライフルーツを枕元におきます」と独自のサボり術を明かし、「中途半端ではなく、飽きるまで本気でサボることが重要だと思います!!」とコメントしている。なお、「Netflix」ではGW10連休に見て欲しい作品を多数配信予定。7月からシーズン3の独占配信が決定している「ストレンジャー・シングス 未知の世界」は、“昼からビール片手に、80年代レトロ異次元体験”。また、配信開始直後に早くもシーズン2の制作が決定した「セックス・エデュケーション」は、“SNSのことは忘れて、ちょっと刺激的な思春期体験”など、サボり方も併せて提案していくという。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月20日Netflixがハリウッドの歴史的映画館として知られる「エジプシャン・シアター」の買収に向け、交渉に入っているという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。「エジプシャン・シアター」は、1922年にハリウッドで初めてプレミア試写会(アラン・ドワン監督の『ロビン・フッド』)が行われた劇場。1998年から現在まで同シアターを所有しているのは、非営利団体の「アメリカン・シネマテーク」で、これまで古く貴重な映画の上映やアーカイブ、イベントを行ってきた。Netflixが買収後も、「アメリカン・シネマテーク」は週末に映画上映やイベンド開催などを続け、Netflixは平日に自社のオリジナル作品の上映を行う、という方向で交渉が進んでいるとのこと。Netflixは劇場運営ビジネスに参入する意図はないという。メリットとみられるのは、自社の作品をオスカーに出品する際に必要な「劇場上映」の場所や期間の確保が簡単になること、財政難だといわれる「アメリカン・シネマテーク」を助けることになり、彼らもより充実したプログラムを組むことができるということか。「エジプシャン・シアター」の長期的な安定経営も予想され、映画業界への貢献にもなる。なお、Netflixは「エジプシャン・シアター」を買収後、ほかの映画館でもNetflix作品の上映を続けるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月11日ビヨンセがNetflixにやってくる。昨年、コーチェラ・フェスティバルで黒人女性として初となるヘッドライナーを務めたビヨンセ。Netflixで4月17日に配信開始の『HOMECOMING ビヨンセ・ライブ作品』は、黒人文化をふんだんに盛り込み、「歴史的」、「伝説的」とも称されたこのパフォーマンスの全貌に迫るドキュメンタリー作品だという。すでに日本語字幕入りの予告編も公開されており、3日経たずしてすでに再生回数130万を突破。そこにはリハーサルに専念するビヨンセや、娘のブルー・アイヴィーちゃんが踊る姿も。さらに、めったに目にすることができない生後22か月になる双子のサーくんとルミちゃんも一瞬ながら登場!冒頭から半ばにかけて、いまは亡き公民権運動の活動家で作家、詩人の黒人女性マヤ・アンジェロウによるメッセージが語られている。SNS上では世界中の多くのファンが様々な言語で喜びの声を上げており、「17日は私と連絡を取ることはできません。ビヨンセの『HOMECOMING』が配信開始になるので」、「『HOMECOMING』の配信開始まできっと1万回以上ツイートすると思うので、ビヨンセのことが嫌いだったり、ビヨンセ関連のツイートを見たくない人は私のことをミュートしてね」など、いまから気合の入ったコメントが見られる。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月10日Netflixオリジナルドラマ「アンブレラ・アカデミー」のシーズン2の制作が決定した。同作のSNSアカウントから正式に発表された。「アンブレラ・アカデミー」は、2013年に解散したバンド「マイ・ケミカル・ロマンス」のフロントマン、ジェラルド・ウェイ作のコミックをベースとしたドラマ。ある日、妊娠していない女性たちが、同時刻に突然出産するという怪現象が世界中で発生。生まれた子どものうちの7人を養子に迎えた大富豪のハーグリーヴス卿は、特殊能力を持つ彼らをスーパーヒーローとして訓練するため、「アンブレラ・アカデミー」を創設した。しかし、成長するにつれて家族はバラバラに。十数年後、養父の死をきっかけに再集結した子どもたちは、これまで明かされなかった家族の秘密や世界滅亡の危機に直面し…という物語。1号~7号と呼ばれるメインキャラクター7人を演じているのは、エレン・ペイジ(7号)、「ゲーム・オブ・スローンズ」のトム・ホッパー(1号)ら。「Variety」誌などによれば、シーズン2は7人全員が出演し、前シーズンと同様全10話。今年の夏にトロントで制作がスタートするという。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年04月03日「なんであんな奴のこと好きだったんだろう」「あたし、なんであんなことを…」。恋愛している時、人は盲目。客観視することは難しい。人の恋愛を見て学ぶのが一番。教材は恋愛リアリティ番組がうってつけ。リアルも非現実も、ピュアもドロドロも人のフリ見て直せるものは直しましょう!あいのり Asian Journey シーズン2(Netflix)【真実の愛を見つけるべくアジアを貧乏旅行。強烈キャラ「でっぱりん」に注目!】『あいのり』は恋愛をするために世界を旅する、という特別な空間にいるにもかかわらず、明らかに好意を向けられているのに、気がつけないメンバーが男女問わず多い。自分に自信がないため、ネガティブに受け取ってしまうのだ。例えば男子メンバーが「気になる人がいる」と目を見て伝えることでアプローチしているのに「あたしには興味ないんだ」と真逆な受け取り方をする女子メンバーが多い。男がどういうふうに好意を示すのか、あいのりで学ぼう!あいのりから学べるもう一つの大事なポイントは、自分の個性を出せるかどうか。「でっぱりん」という強烈なキャラクターはお酒に酔うと熱くなり、自分の想いをぶちまける。関わりたくないというメンバーも多い中、「どうにかしてあげたい」と思いを寄せる男性も出現。自分がどういうキャラクターの人間なのか、知ってもらわないと好きにも嫌いにもなれない。でっぱりんは人にどう思われるか恐れることなく本気で真実の愛を見つけに来ている。無茶苦茶な面があっても、そのピュアさが人の心を動かすこともあるのだ。「あいのり:Asian Journey」シーズン1Netflix、FODにて配信中©フジテレビ「あいのり:Asian Journey」シーズン2Netflixにて独占先行配信中、FODにて配信中、フジテレビにて毎週金曜日24:55~放送中©フジテレビバチェラー・ジャパン(Netflix)【ゴージャスで非日常的な空間でのデート。複数の女性から運命の1人を選ぶ!】バチェラー・ジャパンの魅力は女性陣のドロドロの駆け引き。しかし、最後の1人に残るには、そこの強さは必要なし。シーズン2のバチェラー小柳津林太郎さんは、最終的な決め手について「結婚するってことを考え抜いた時に、恋には駆け引きがあってもいいけど、愛には駆け引きはいらないのかな」と答えていた。多くの女性は「私はこう」とありのままの自分を好きになってもらおうとしたり、振り向かせるためあの手この手で駆け引きを駆使していた。しかし、最後の1人に残った女性は、純粋にバチェラーに喜んでほしいという気持ちで動いていた。自分よりも、相手が喜ぶと思うことを大切にアプローチを続けていた。その溢れんばかりの愛にバチェラーは号泣し、最終的な1人に選んだ。シーズン1で大事に思えたのは、キャラかぶりしないこと。似たようなメイクや性格では比較されどんどん落とされてしまう。例えば他が攻めるなら、自分は引く。すると、逆に相手から声をかけられて大事にしてもらえることも。他人のアタックテクを見てデータを収集しましょう。恋愛ドラマな恋がしたい(AbemaTV)【若手俳優男女8人が主役をかけて臨む。演技のキスシーンで恋は生まれる?】出演者は、若手俳優など芸能界で活動経験のある男女。配られる台本には、キスシーンが必ずあり、主役を勝ち取った男女1組だけがカメラの前で演じることができる。この番組の面白さは、なんといってもキスシーンにある。自分の好きな子が演技だからといって、目の前で違う人とキスをする。それと同時に主役を勝ち取れない自分の演技力不足も痛感する。逆に主役を勝ち取れた者同士は、その嬉しさも相まってキスをすると、すぐに恋の矢印が動いてしまう。俳優たちが役に入りすぎて、好きになってしまうところが面白い。何とも思っていない人と手が触れたり、頭をさわられたり、酔った勢いでキスをして気持ちが動く。実際に行動を起こすことで、自分と相手の気持ちがどう変化するのか、それを俳優たちは観察して経験に変えていた。仕事も恋愛も大事なのは本気で向き合っているかどうか。主役を演じたい、俳優として一人前になりたい、愛する人を振り向かせたいと必死に頑張っている人はやはりモテます。一生懸命な人はキラキラ輝いていて、人を引き寄せるんです。私の年下王子さま Winter Lovers(AbemaTV)【年下のイケメン×恋愛豊富なオトナ女子。まっすぐアピールする年下男子の姿が新鮮で心を動かす】お泊まり旅行や抜けがけの個別デートを通して仲を深め合い、年下王子からオトナ女子に告白。告白が成功すれば晴れてカップル成立となり、番組を卒業することができるというのが『私の年下王子さま』のルール。番組を盛り上げるのが執事の存在。執事からLINEで送られてくる「気になる女性を誘い出し、どこかにそっとキスをする」などの思いもよらない指令が恋愛を加速させることも!自分の想いにまっすぐな年下王子たちは、ぐいぐいアプローチを仕掛ける。そんな自信たっぷりにも見える年下王子のアピールに「そのサイン、本気にしていいの?」とオトナ女子がためらっていたり、試すような態度をとってしまうと他の人へ目が移ってしまうこともあり!?なかなか素直になれないオトナ女子の反応に思わず共感してしまう人も多いのでは。大事なのは相手が年下だからといって子供扱いしたり変に距離をとらないこと。年下の男性はとにかくナメられたくない。だから一人の男として扱われないことに敏感。相手や自分の年齢にとらわれすぎず、心を開いて自分をさらけ出せるか、時に弱さを見せられるかが重要なのだ。年下男子のピュアな姿に恋愛で大切なものを気づかされる。白武ときお28歳。ライター、放送作家。担当番組は日テレ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』ほか。大の恋愛番組フリーク。※『anan』2019年3月20日号より。文・白武ときお(by anan編集部)
2019年03月17日2012年にスタートし、今年放送7年目に突入したこの番組は、男女6人のシェアハウスでの生活の様子を追うドキュメンタリー。’15年からNetflixで先行配信、FOD・地上波でも放送している。5月配信予定の新シリーズも話題の『テラスハウス』を徹底解剖します。MC陣の痛快なコメントが最大の魅力! との声多し。アンアン世代の女性に人気のエンタメチャンネルといえば『テラスハウス』。新エピソードが配信されると、すぐさまTwitterでトレンド入り。その人気は日本だけにとどまらず、米TIME誌が発表した「2018年のベストテレビ番組10」に選出。そこで今回はMCのメンバーであるYOUさん、徳井義実さんにインタビューを敢行。――人気の秘密を教えてください。YOU:なんなんでしょう?長いことやってるのもありますよね。でも、軽井沢編になって見てるって人が増えました。徳井:軽井沢編は変わった人が出てきて。いろんなタイプの人たちが巻き起こす事件がいいんですよ。――海外でも大人気ですね。徳井:お正月に海外行ったら指さされますからね。あ!テラスハウスに出てる人だ!って。海外の人が言うのは、日本人らしい行動とかやりとりが不思議らしくて、そこにハマってしまうと。YOU:私もカナダで「見てるよ」って言われました。海外でスタジオメンバーのコメントがどう訳されているのかは気になりますね。どう映ってるんだろう。――まだ見ていない人に魅力を伝えるとしたら?YOU:私たちもわからないです。みなさんで考えましょう(笑)。徳井:誰かが誰かを殴るとか胸ぐらを掴むとかっていう事件は起こらなくて“小さなすれ違いに一喜一憂する日本人たち”みたいな。YOU:人のお肉を食べるとか、起こる事件は小さいです。日本人だったら普通の感覚でも、外国の方からしたら、おかしなやりとりがたくさんあるんでしょうね。――番組が与える視聴者への影響とは?徳井:男は何も考えずにこんなこと言ってしまうけど、言ったらあかんねや!って学ぶことがありますね。女の子も逆に、男の子にこういうこと言うと傷つくんやって、知恵みたいなものはついたりするかもしれない。YOU:確かに。男の子がこういうことを言ったら、女子部屋に帰った時にこういうふうに伝わっちゃうというのは貴重なデータかも。普段なら絶対覗けない女子の部分は、男の子が見たらゾッとすると思いますね。女子の秘密のほうがエグいですから。徳井:あと、イマドキの若者のテンションがこんな感じなのかっていうのは学んでますね。仕事で20歳くらいの子たちと一緒になる時に、テラスハウスを見ているおかげで、まるでわからないということはなくなりました。――テラスハウスを見ている時に気をつけていることは?徳井:本当に、視聴者の人とおんなじというか、楽しませてもらっています。役割としては、山ちゃんがどんどん毒づいてくれて、恋愛については一切理解がないので質問してきてくれて、それを他のメンバーで訂正していく。YOU:山ちゃんの恋愛は1ミリも成長してないけど(笑)。進もうとしたことはあるけど、ねえ。徳井:そうですね。強めの足踏みをしているだけで進んではいない。YOU:本当のほうがドキドキするのに。実体験しないと、成長しないですよ。人の恋愛を見るのは楽しいですけど、自分がやらないと身にならない。徳井:視聴者の人も、テラスハウスで満足してはダメですよ!きちんと自分の恋愛もしましょう。とくい・よしみ4月16日生まれ。お笑いコンビ「チュートリアル」のボケ担当。この3月からチュートリアルライブツアー2019「奮発の黄昏」を開催。ゆう8月29日生まれ。バラエティ、ドラマなどタレント・女優として幅広く活躍。ファッションブランド『PEELSLOWLY』でディレクターを務めている。TERRACE HOUSE男女6人がシェアハウスで生活するリアリティドラマ『テラスハウス』。新シリーズは『TERRACE HOUSETOKYO 2019-2020』。5月から配信予定。出演/YOU、徳井義実、山里亮太ほか現在Netflixでは湘南編~最新シリーズまで全世界で配信中。※『anan』2019年3月20日号より。写真・宮崎健太郎スタイリスト・片貝 俊(徳井さん)ヘア&メイク・shuco(徳井さん)撮影協力・マスターウォール東京(by anan編集部)
2019年03月16日今やエンタメはスマホやタブレットでも楽しめる時代に。寝る前のベッドのなかで、通勤中の電車の中で、ジムでトレーニング中に、と好きな時に好きな場所で好きなチャンネルを楽しめるのが良いところ。今回は読者の座談会をもとに、注目の人気コンテンツや視聴のシチュエーションなど、イマドキのエンタメ事情を総調査しました。ジムでもネイルサロンでも好きな番組を視聴できる!座談会メンバーはこちら!A子さん26歳・営業。恋愛ものは必ずチェック。通勤などの移動中に視聴する派。Y子さん28歳・映像ディレクター。コアなバラエティ番組を彼氏と一緒に見るのが楽しい。N子さん27歳・美容師。平日はジムで、休日は自宅のソファで海外ドラマを見ている。N子:ジムで走りながら見ててハマってるのがHuluの『GONE/ゴーン』。1話完結なんだけど、次も見たいっていうモチベーションでまた次の日もジムに行く。Y子:Huluは海外ドラマが充実してるよね。休みの日とかに一日中がっつり見たりする。最近面白かったのは『NYガールズ・ダイアリー大胆不敵な私たち』。強い女性が描かれてて元気をもらえる。A子:私はNetflixの『テラスハウス』と『あいのり』が大好き。N子:テラハ、私も好き。ネイルサロンに行く度に、施術中にiPadで見てたんだけど、待ちきれなくなって、ついに自分で契約しちゃったもん。軽井沢編は一気見した!Y子:テラハの話だったら延々できる!軽井沢編の最後は本当に面白かったよね~。N子:Netflixはレコメンド機能が充実してて超私好みの作品を提案してくれるから、新しい番組との出合いも楽しいんだよね。A子:私は恋愛リアリティショーが大好きでAbemaTVをめちゃくちゃ見てる。最近ハマってるのが『恋愛ドラマな恋がしたい』と『私の年下王子さま』。どっちもその設定でしか見られない胸キュンがあって、疑似恋愛を楽しんでます(笑)。Y子:『私の年下王子さま』、私も見てる!年下っていう魅力でいかに戦うのか。イケメンたちが年上女性に迫っていくのが面白い。A子:そう!誰にも選ばれなかった男性メンバーが強制リタイアさせられたり、恋のハラハラがたまらない!人の恋愛を見て、自分も直そうって思うことが多い。N子:Amazon Prime Videoの『バチェラー・ジャパン』もサバイバル要素があるし、デートのスケール感がすごいよね。Y子:Amazon Prime Videoといえば、彼に教えてもらったんだけどダウンタウンの松本人志さんがやってる『ドキュメンタル』が超面白い。芸人さんたちが笑わせ合うっていう番組なんだけど、過激でクセが強い人が光る場所。芸人さんの真剣勝負が見られる。N子:気になる!私はちょっとした時間にYouTubeを見てる。Y子:すきま時間で見るならYouTubeかも。音楽を聴いたり、動物の動画とかを見て癒されてる。A子:私は料理を作る時に、レシピ動画を見ながら作ってる。わかりやすいし、たいていのメニューの作り方があるから便利だよね。Y子:YouTubeはピンポイントな情報を探せるからいいよね。N子:私はメイク動画が好きで、NMB48のアカリン(吉田朱里さん)の動画はめちゃくちゃ参考にしてる。Y子:わかる!現役アイドルのメイクのやり方を動画で見られるなんてすごい時代だよね。N子:あと木下ゆうかさんっていう大食いYouTuberの動画は見漁ってる。見た目は細くてゆるい感じの可愛い女の子なんだけど、ハンバーガーを何十個とか食べるの。見てると気持ちいいんだよね。A子:こうやって人のおすすめもすぐ見られたり、ネットコンテンツってシェアしやすいのもいいよね。YouTube世界最大の動画投稿サイト。好みの動画を検索しよう。世界一の動画プラットフォーム。日本に約2万人いるといわれるYouTuberたちが作る動画は、熱狂的なムーブメントを生み出している。その中で日本最多視聴登録者数を持つのがYouTuberのはじめしゃちょーさん。その数なんと約760万人!最近ではキングコングの梶原雄太さんや藤田ニコルさんもチャンネルを開設。YouTubeのアプリやブラウザにて無料で視聴可能。Netflix海外ドラマ&ドキュメント、オリジナル作品多数!190か国以上で1億3900万人超の会員数を誇る世界最大級のオンラインストリーミングサービス。海外ドラマやドキュメンタリーなど様々なジャンルで、ハイクオリティなオリジナルコンテンツを配信し続けている。過去の視聴データから、自分にマッチしている作品を教えてくれるレコメンド機能があるので、好みの新しい作品を見つけやすい。月額800円から。AbemaTV恋愛リアリティの中心地。胸キュンしたい人は必見!特に人気なのが、恋愛リアリティショー。初対面の高校生たちが限られた時間の中で本当の恋を見つけられるか?に迫った『今日、好きになりました。』や、イケメン参加者の中に誘惑や嘘のトラップを仕掛ける“オオカミくん”がひそむ『オオカミくんには騙されない(ハート)』シリーズなど、数々のヒット番組を放送中。AbemaTVアプリで無料で視聴可能。Amazon Prime Video刺激的なバラエティ多数。会員なら見ないと損!Amazonプライム会員なら追加料金なしで視聴可。攻めたオリジナル番組が多く、今田耕司さん&東野幸治さんが出演する『今田×東野のカリギュラ』では、鹿狩りや芸能人が火をまとう火の鳥人間コンテストなどハードな企画に挑戦!他にも『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE』『戦闘車』など刺激が欲しい、笑いたい人におすすめ。月額400円から。Huluバランスいいラインナップ。ドラマ好きにおすすめ!海外ドラマや古い名作映画、子供向けアニメのラインナップも充実。さらに日本テレビグループという強みを活かし、同局ドラマのスピンオフ作品、『今夜くらべてみました』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』等のバラエティ番組の見逃し配信が充実!日本オリジナルドラマも他に先駆け制作している。ドラマからお笑い、音楽もバランスよく揃っている。月額933円。白武ときお28歳。ライター、放送作家。担当番組は日テレ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ』ほか。大の恋愛番組フリーク。※『anan』2019年3月20日号より。取材、文・白武ときお(by anan編集部)
2019年03月16日海外ドラマの注目作品を5つリストアップ!すきま時間にちょこちょこ見る派も、休日に何時間も没頭して見る派も、ライフスタイルや好みに合わせて海外ドラマをもっと楽しもう。金曜のベッド×手に汗握る『ホームカミング』退役軍人のための施設で働いていた元ケースワーカーが国防省の役人の訪問や元恋人との再会を機に当時の記憶を失っていることに気づき、やがて施設で行われていた薬物投与と治験者の元軍人の存在が明るみに出始める。その名もホームカミング(帰郷)という施設が実はワケありで、国防省の役人の調査が進む現在と元ケースワーカーが徐々に思い出す過去が交錯しながら物語が進行する。施設で何が起きたのか?その目的は?ヒロインのハイディが記憶を取り戻すにつれ視聴者が抱く疑問への答えが次々と明らかになる仕掛け。クリエイターのひとりは『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』を大ヒットさせたサム・エスメイルで、陰謀論はお得意。国防省と契約した民間企業が戦争ビジネスに参入するアメリカだから、本ドラマで描かれるような陰謀も実は進行しているかもと思わせる。後を引く物語なので、夜更かしをしてもOKな金曜の夜にじっくりと見入って。【作品紹介】退役軍人の社会復帰を援助する施設の元ケースワーカーが勤務時の記憶を失ったと気づいたことから、国防省をも巻き込む危険な陰謀が明らかに!? 監督/サム・エスメイル脚本/デイヴィッド・ウィーナーほか出演/ジュリア・ロバーツ、ボビー・カナヴェイル、シェー・ウィガムほかAmazon Prime Videoでシーズン1を独占配信中連休おこもり×没頭『マニアック』AIと接続された治験者の仮想体験は、トラウマを浮かび上がらせ、心の奥に閉じ込めた原因を解放し、向き合うということ(らしい)。アニーとオーウェンが共有する仮想体験はハチャメチャで笑えるし、セットや衣装もドラマとは思えない豪華さ。エピソードごとにテイストが異なるのも魅力。しかし単なる娯楽で終わらせないのがキャリー・フクナガ監督流で、潜在意識や精神世界にまで話が及ぶ。見終わった時には人間が抱える孤独や悲しみ、絶望をより深く理解するはず!ちなみに本ドラマが気に入ったら、主演のエマとジョナが初共演した映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』もチェックして!隠れた傑作だよ。【作品紹介】あらゆる心のトラブルを解決する新薬の治験に参加したアニーとオーウェン。悩み多き二人が、心の奥に隠していた自分と向き合うまでを描くダーク・コメディ。製作総指揮/パトリック・サマーヴィル監督/キャリー・フクナガ脚本/パトリック・サマーヴィルほか出演/エマ・ストーン、ジョナ・ヒルほかNetflixオリジナル作品現在全10話配信中Netflixオリジナルシリーズ『マニアック』独占配信中ジム×モチベUP『GONE/ゴーン』「全米では1時間に75人が行方不明となっている」というFBIの報告に背筋が凍るけれど、決して他人事ではない犯罪ドラマ。ヒロインのキックは誘拐事件のトラウマや怒りを乗り越えるために救ってくれたFBI捜査官フランクの勧めで身を守るためのあらゆる方法を学び、護身術センターを運営している設定。キックを演じるレヴェン・ランビンが見事なアクションを披露するので、ジムでワークアウト中に見るとモチベーションUPは確実。誘拐ネットワークを暴くという大きなテーマもあるけれど、基本的に1話完結。なので、事件解決の痛快感を味わいながらワークアウトのラストスパートを頑張れるはず。【作品紹介】幼い頃に誘拐され、犯人に育てられたキック。誘拐犯と被害者の心理を知り尽くした彼女がFBI特殊チームに加わり、アメリカ各地で発生する誘拐事件や失踪事件を解決に導いていく!製作総指揮/マット・ロペス監督/ジョン・タレンスキーほか脚本/マット・ロペスほか出演/レヴェン・ランビン、クリス・ノースほかHuluで現在独占配信中©2018 Open 4 Business Productions L.L.C. All rights reserved.ボディケア×女子気分『#REALITYHIGH/リアリティ・ハイ』地味めな女子高生ダニが学校一のイケメンと恋に落ちる!ひと昔前の少女漫画のような展開だけど、ヒロインのライバルがインスタグラムで900万人のフォロワーを誇るインフルエンサーJKのアレクサという点が今どき。策士の彼女は「敵は身近に置いておけ」とばかりにダニを人気者グループに引き入れ、華やかなパーティシーンへ連れ回す。真面目で優しかったダニがすぐに「いいね!」の数ばかりを気にする薄っぺらな女の子となり、本来の自分を見失うのが痛々しい。またSNSにおける自身の影響力を最大限に利用してダニを陥れるアレクサをティーンが真似したら大変だ~と不安も芽生える。SNSって本当に怖いし、警鐘を鳴らす意味もあるのだろう。とはいえネスタ・クーパーやアリシア・サンスら若手女優陣が着こなす南カリフォルニア・ファッションがまぶしく、インスタ映えするように日々のボディケアに励まねばという気分になること請け合い。【作品紹介】獣医を目指してる地味めな高校生ダニは、意を決して大変身。学校の人気者キャメロンと急接近するが、彼の元恋人の怒りを買い……。JK映画の金字塔『ミーン・ガールズ』にSNSを絡ませたテイストの青春ラブコメ。監督/フェルナンド・レブリハ脚本/ブランドン・ブロサードほか出演/ネスタ・クーパー、キース・パワーズほかNetflixオリジナル作品で現在配信中。Netflixオリジナル映画『#REALITYHIGH/リアリティ・ハイ』独占配信中おうちのソファ×ハラハラ『ボディガード ‐守るべきもの‐』イギリスのBBC放送が過去10年間に放映したドラマのなかで最高視聴率を記録した政治サスペンス。アフガニスタンでの従軍経験からPTSDに悩み、家族との関係が崩れかけている警官バッドが要人警護の任務に抜擢されたことで政界の陰謀に巻き込まれていく姿を追う。子供たちと一緒に電車に乗ったバッドが、自爆ベルトを巻いた女性テロリストと対峙する冒頭からスリリングで、見る側は緊張感を強いられっぱなし。片手間での視聴などとんでもなく、ここはソファにどっかりと腰を据えて見るべし!最初はソリが合わなかった女性大臣とバッドが肉体関係を結んだり、意外な裏切り者の存在が明らかになったりと毎回驚くべき展開で、先が読めないのも魅力。そしてバッド役はなんと、『ゲーム・オブ・スローンズ』でロブ王を演じたリチャード・マッデン!私生活で苦悩しながらも生真面目に任務をこなす姿に「守られたい」と思う女子続出のはず。【作品紹介】列車で乗り合わせた女性テロリストの自爆を阻止した警官バッドは、内務大臣モンタギューの警護担当に抜擢される。PTSDに悩む元兵士のバッドは、政界が絡んだ危険な事件に直面!?製作総指揮・脚本/ジェド・マキューリオ監督/トーマス・ヴィンセントほか出演/リチャード・マッデン、キーリー・ホーズ、ジーナ・マッキーほかNetflixオリジナル作品現在シーズン1を独占配信Netflixオリジナルシリーズ『ボディガード ‐守るべきもの‐』独占配信中山縣みどり映画ライター。弊誌などで映画レビューやインタビューなどを中心に幅広く執筆。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のシーズン3が早く見たい!※『anan』2019年3月20日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2019年03月15日Netflixで、シャネル(CHANEL)の2018年春夏 オートクチュール コレクションの舞台裏に迫ったドキュメンタリー『7DAYS OUT』が配信されている。© CHANEL本作を手がけたのは、映画『メット ガラ ドレスをまとった美術館』の監督として名を馳せたアンドリュー・ロッシ(Andrew Rossi)。2018年1月、シャネル2018年春夏 オートクチュール コレクションショーの開催にあたって、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)から舞台裏に入ることを許可されたアンドリューは、カールとチームにより夢のようなオートクチュールが生み出される現場を捉えた。『7DAYS OUT』は、ファッション、スポーツ、宇宙、グルメ、エンターテーメントなど、様々なフィールドにおける一大イベントの行われる7日前から舞台裏を捉える番組で、現在シーズン1エピソード6まで配信中。
2018年12月26日「Netflix」は、シンガポールで開催されたコンテンツラインアップを紹介するアジア初のイベント「See What’s Next: Asia」にて、新作アニメ5作の発表を行った。今回のイベントでは、世界中の人々にアジア発のエンターテインメントを提供することにより一層注力していくことを発表。「Netflix」創業者兼CEOのリード・ヘイスティングスとコンテンツ最高責任者のテッド・サランドスをはじめ、Netflixオリジナル作品に携わる出演者やクリエイターが登壇し、アジアはもちろん世界へ向けて実写・アニメを含めた「Netflix」のコンテンツをアピールした。そして今後、「Netflix」に登場する新作アニメとして、大ヒット映画のアニメ化「パシフィック・リム」、Netflixオリジナルの近未来SFアクションドラマ「オルタード・カーボン」、橋本花鳥原作による人気コミック「虫籠のカガステル」、群雄割拠の戦国時代を描く「YASUKE」(原題)、そしてフィリピン発の「TRESE」(原題)の5作品を発表した。発表された5作品は以下の通り。<ハリウッド超大作がNetflixオリジナルアニメに!>「パシフィック・リム」シリーズギレルモ・デル・トロ監督による『パシフィック・リム』。4月には待望の続編となる『パシフィック・リム:アップライジング』が公開され話題に。今回は、実写映画1・2作目をベースにアニメ化。失踪した両親を探すべく、敵陣で錆びれたイェーガーを操縦することを余儀なくされた10代の少年と妹を中心に描いていく。「オルタード・カーボン」Netflixオリジナルの実写SFシリーズ(スカイダンス・テレビジョンがシーズン2制作中)と同一の世界観で展開していく本作。物語の中で語られる神話の新しい側面を発見していく。脚本は、「カウボーイビバップ」「サムライチャンプルー」の佐藤大らが手掛ける。<日本発コンテンツが世界へ――>「虫籠のカガステル」シリーズ橋本花鳥による「虫籠のカガステル」(徳間書店リュウコミックス)が原作の本作。21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する。“虫(カガステル)”は理性を失い、人を襲う。世界的に“虫”の駆除が認められたのは、世界人口の3分の2が喰い殺された後。カガステル発生から30年後、人殺しと言われる無情な<駆除屋>の青年キドウは、“虫”の巣窟である“虫籠”に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘・イリを託された。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが2人を、世界を変える――。「YASUKE」(原題)シリーズメカと魔法の入り混じる群雄割拠の戦国時代。一度は隠居の身となった浪人が、邪悪な力によって命を狙われる不思議な子どもを運ぶため、再び刀を取る――。なお、主人公・弥助の声はキース・スタンフィールドが務める。<フィリピン発のグラフィック・ノベルが世界へ>「TRESE」シリーズバジェッテ・タン、カジョ・バルディッシモ作のフィリピン発の同名グラフィック小説をベースに制作する本作。フィリピンに伝わる伝説の生物が人間の間に身を潜め暮らすマニラで、アレクサンドラ・トレースは邪悪な生き物がうごめく裏社会と対峙する――というストーリーだ。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年11月08日園子温が監督を務める新たなNetflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」が、来年「Netflix」にて配信されることが決定。椎名桔平を主演に迎え、新たな問題を全世界へ投げかける。市井の平凡な人々が、どのように犯罪に巻き込まれ被害者となり、時に犯罪に加担して加害者となってしまったのか?彼らはどのような経緯で「善人」であることを放棄してしまったのか?現在も常識を超越した事件は世界中で起きている――。Netflixと園監督がタッグを組み制作する本作では、ある猟奇的殺人事件にインスパイアを受け、人間社会へ深く切り込み、その本質と人間の深淵を描きだしていく。■監督・脚本の園子温も「非常に楽しみ」今回、監督・脚本を手掛ける園監督。監督の代表作、『冷たい熱帯魚』『恋の罪』も実際の猟奇殺人事件にインスパイアされた作品で、善悪の狭間でうごめき合う深い人間描写が、日本のみならず世界中に衝撃を与え熱狂の渦に巻き込んだ。海外にファンも多い園監督は、「世界中の人々、これまで私の作品を支持して下さった方はもとより、新たな観客に向けて、残酷でありながらもロマンティックな、全く新しい愛の物語をお届けします。普段からNetflixをよく視聴しており、この作品がどのように受け止められるのか、非常に楽しみです」とコメントしている。■椎名桔平が犯罪者役…「これまでに無いほど手強い役」本作の主演を務めるのは、『新宿スワンII』に続き2度目の園子温組参加となる椎名桔平。冷酷な先天的犯罪者・村田丈を演じる。村田は表面上は明るく快活だが、実際は他人を精神的に支配し、金を搾り取り、残虐な犯行を行わせる人物だ。園監督の脚本を読み、椎名さんは「あまりにも可笑しく、あまりにも凄惨で、あまりにも愛おしい物語だと。撮影に入るまで、どこまでこの脚本通りに撮影するのかと、期待と不安が入り混じっての日々でした」と受けた衝撃を語る。演じる役柄については、「村田丈は、詐欺師的な側面があってか、膨大なセリフ量が伴います。しかも村田は、その時々で別人格の様な人間になるので、本来の村田をしっかりと意識しながら多様な村田を演じなければならない。これまでに無いほど手強い役だと実感しています」と演じたことのない役柄だと言い、「現在の日本の文化や、日本人そのものをダイレクトに感じてもらえる機会になればと願ってます」と期待を寄せている。■満島真之介&でんでんも参加そして、『東京ヴァンパイアホテル』『ピアニストを撃つな!』に続き3度目のタッグとなる満島真之介が、「何かでかいことをしたい」と上京し、自主映画サークルの仲間たちと猟奇的な事件に巻き込まれる若者・シン役。『冷たい熱帯魚』以来、園作品の常連ともいえるでんでんが、村田に籠絡される娘を通じて事件に絡め捕られていく父役で参加。満島さんは「Netflixが日本に来る前から園監督と、動画配信で世界はどうなるんだろう、という映画の未来の話をしていたので、絶対に参加したかったんです。『ちゃんと伝える』(2009年)では助監督として現場にいたこともあり、作る側としても深い関わりのある園監督から、『一緒に世界でやろう』と言われて、覚悟を決めました」とコメント。でんでんさんは、「『冷たい熱帯魚』では、加害者初代・村田の鬼畜を演じ、今回は真逆の被害者。台本を読む前からこれは難しいぞと感じた。難しい程にやりがいも大きい。どのような被害者になるか自分自身に興味がある」と話し、「園子温監督筆頭にスタッフキャスト一団となって世界を震撼させるぞ!」と意気込みを語っている。Netflixオリジナルシリーズ「愛なき森で叫べ」は2019年、Netflixにて全世界配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年09月29日理不尽な上司など曲者たちに囲まれた職場で、ストレスを抱えながらも日々をやり過ごすOLの奮闘記『アグレッシブ烈子』。Netflixで独占配信中のこのアニメ、実はハローキティでおなじみのサンリオによるオリジナル作品。しかも今年のサンリオキャラクター大賞では、イギリスとブラジルで1位を獲るなど、日本以上に海外で大人気とか!世界が注目。サンリオの異端児が働く女子の心を掴む!「烈子は、デスボイスでグチをシャウトすることでストレスを発散するのですが、とくにデスメタルが根付いている欧米では、その姿がかっこいいと捉えられるようです。それに、理不尽なことで上司に怒られるようなオフィスでの悩みは世界共通らしく、烈子の境遇に『共感する』という声もたくさん届いています」(「サンリオ」アニメ担当・渡辺周作さん)そう、『アグレッシブ烈子』には、仕事はもちろん恋や人間(動物!?)関係の悩みなど、働く女子が共感するポイントがてんこ盛り。気軽なアニメかと思いきや、深すぎる物語にどハマりする人が続出とのウワサ。「キャラクターデザイナーのYetiが人間観察に長けていて、彼女の頭に詰まっている“あるあるネタ”を、アニメの監督のラレコさんがうまく引き出してくれました。その積み重ねで、『うちの会社にもいるな』というリアルなキャラクターたちが誕生したんです」(「サンリオ」マーケティング担当・青木睦さん)でも、あのサンリオのキャラクターが、お酒を飲んだりと、だいぶ大人向けで現実的だけど大丈夫!?「子供の頃に親しんだキャラクターもいいのですが、大人心を直接つかむキャラクターが、今の時代あってもいいのでは、と。通勤電車の中で観て『私もがんばろう』と思ってもらえたら嬉しいですね」(青木さん)くすりと笑えて、時に胸が痛くて。新タイプのサンリオアニメは必見!Netflix オリジナルアニメ『アグレッシブ烈子』2018年4月より、Netflixで全世界独占配信中。1話15分で全10 話。来年にはシーズン2も配信決定。アニメの始まりは、2016 年~今年3月『王様のブランチ』(TBS)内で放送されていた1話1分の完結モノ。©2015, 2018 SANRIO サンリオ/TBS・ファンワークス※『anan』2018年9月5日号より。文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年08月29日ジミー大西さんの半生を描いたドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』とは?多くの芸人から愛され続けるジミー大西の半生を描いた作品。小2まで喋れず、監督のサインが理解できずに野球を諦め、常にいじめられて育ったという大西少年。高校卒業後に吉本興業に入り、明石家さんまにその才能を見出されると、ジミー大西という名でお笑い芸人となった。35歳の時に絵の才能が開花し、画家の道へ進むことを決意してNYやスペインに留学。帰国後も絵を描き続けていたが、ある時、画家としての収入を計算したら時給約300円だったと気づいて、断筆…。本能のままに生き、師匠から兄さん、後輩など多くの芸人から愛されてきたジミー大西さんの半生を描いたドラマがこの『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』。実は、ジミーさんの借金を返すために、さんまさんが企画したものだ。ジミー役は「ジミーよりジミーだった」と本人が絶賛する、中尾明慶さん。明石家さんま役は玉山鉄二さんが務める。脚本は、すべて実話が元。なんば花月の階段で、ジミーが首…ではなく男性の大事な部分を吊っていたところにさんまが現れるという出会いのシーンから、まさに“事実は小説より奇なり”の連続である。「若い子は、ジミーちゃんのこと知らんてよ。だからこのドラマ失敗と思うんや」と冗談を飛ばすさんまさん。だが、天才芸人を数々生み出した、古き良き昭和の吉本を舞台に、ジミーが巻き起こす珍事件や、ほろりと泣けるエピソードの数々は、世代を超えてきっと胸に刺さるはず。“何をやってもダメなアホ”と言われ続けた大西秀明が、明石家さんまと出会い、売れっ子芸人になっていく…実話を元にその半生を描いたNetflixオリジナル作品。全9話が配信中。出演/中尾明慶、玉山鉄二ほか※『anan』2018年8月1日号より。文・若山あや(by anan編集部)
2018年07月27日