1歳の息子は、おもちゃを突然投げてしまう、楽しくなりすぎて物や人をたたいてしまうことがあります。特におもちゃを投げることは、楽しいようで頻繁にしています。その都度、いけないこと、危ないことであると叱っていますが、なかなか改善されずに夫婦で悩んでいました。そんなある日、義理の実家へ遊びに行ったときの出来事です。義理の実家での息子義理の実家には、おもちゃがないので、息子がお気に入りのおもちゃを持って行きました。息子は、おもちゃを投げることやテーブルをたたくことなど、やや乱暴な遊び方をすることが多く悩んでいました。 そんななかでのおでかけなので、おもちゃを投げ始めるかもしれないと考え、投げてよい布製のボールのおもちゃなども用意。義理の実家でも、いつも通り遊んでいる息子。しかし、だんだんと楽しくなってきて、遊びが激しくなってしまいました。 義父の対応は……最初のうちは息子がおもちゃを投げてしまっても、たたいてしまっても、義父はやさしく見守ってくれていました。私は、息子がいけないことをしたときには、必ずいけないことであると伝えています。このときもいつもと同じように、毅然とした態度で息子にしっかり注意しました。 息子に声をかけると、しっかりと話は聞いていました。ですが、しばらくたっても激しく遊んでいる息子に、義父は少しイライラしているように見えました。 息子をたたいた!私たち夫婦は、息子にたたかれても、どんなに悪いことをしても、息子をたたくことはありません。まだ1歳ですし、伝え続けることが大切だと思うので、「だめだよ。痛いよ」と、言葉で説明しています。ですが、息子が義父の足をペンッとたたくと、義父は無表情のまま息子の頭を少し強くたたきました。 息子は、何が起きたのかわからないような表情でそこへ立っていました。義父の手をたたく、頭をたたかれるというのを数回繰り返し……。終始義父は、無表情のままです。頭をたたかれる息子を見ているのが、私はつらかったです。夫はというと、見て見ぬふりをしていました。 私は、私たちの方針と異なる義父の教育方針、“痛いということをたたいて教える”ということに納得できず、その場から息子を離しました。義父に対して、私たちの育児方針を伝えることや、強制することもできず……。それ以降、義実家へ遊びに行く際は、義父を息子がたたくことのないよう、私たちのそばで遊ばせることにしています。 著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2024年04月01日長女が幼稚園でできた友だちと、そのママと私の家で遊んでいたときのことです。子どもたちのことを信じて、私とママ友が子どもたちの遊んでいる様子をよく見ていなかったために裏の家のおじいさんとトラブルになってしまいました……。 友だちと遊んでいたときのことわが家の庭は広いため、子どもたちは走りまわったり、サッカーをしたりします。天気が良ければよく庭で遊ぶ子どもたち。また庭はリビングのカーテンを開けると部屋から見えるようになっているので、子どもたちだけで庭で遊んで、私は部屋からその様子を見ているという状況がよくありました。 事件が起こった日も子どもたちだけで庭で遊び、私と長女の友だちのママは家の中でコーヒーを飲みながらゆっくりしゃべっている状態でした。 わが家の庭は2件の家と面しているのですが、そのうちの1件、裏に面しているおじいさんとトラブルになってしまったのです……。 子どもたちがやらかしていた驚愕の事実わが家の庭は、広い分、芝刈りをしたときに出るゴミが大量。そのため、ゴミ袋には入れず、死角になるところに積んでいました。なんと、子どもたちは私たちの目を盗んで裏の家のほうへ投げて遊んでいたのです……! そのため、裏の家の庭にも大量の芝生が入り込んでしまっていたようです。裏のおじいさんは子どもたちには怒らず、次の日私に直接、大量の芝生が家に入りこんだという旨を伝えにきました。伝え方の口調からとても怒っていることがよくわかりましたが、当然です……。 おじいちゃんは…完全に子どもたちの遊ぶ様子を見ていなかった私や子どもたちの行動に非があるので、とにかく謝りました。するとすぐに許してくださり、「これからは気をつけてね」 と言って去っていった裏のおじいさん。 今回はすぐに許してもらうことができて大きなトラブルには発展しなかったものの、子どもは予想もしないことを親の目を盗んでやらかしてしまうということを痛感。お友だちが遊びに来てテンションが上がっていたようで、しっかり見ていないといけないなと反省しました。 普段の様子から大丈夫だろうと思って油断していると、事件は起こるのだなと勉強になりました。これからはできるだけ細かに子どもの様子を見ようと心に決めた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2024年04月01日子どもが生まれてから、なかなか子育てしながら働けるような職場が見つかりませんでした。やっと採用をいただき頑張ろうと思っていた矢先、小1、4歳、1歳の3人の娘たちが入れ替わりで風邪で寝込む日々。私の子たちと同じ年頃の子を持つオーナーに相談したら……。やっと採用してもらえた矢先の欠勤私の前職は美容師でしたが、引っ越しに伴い前の職場を辞めて、新しい職場を探さなければいけなくなりました。しかしなかなか見つからず、別の業種に転職しようか悩んでいましたが、何とか美容室に採用してもらえたのです。オーナーは私の次女、三女と同じくらいの年頃のお子さんがいるパパで、子どもの病気に関しても理解があるように見えました。しかし、初出勤したその翌日……長女が溶連菌感染症にかかり、欠勤しなければいけなくなったのです。 病児保育に頼り出勤するも…長女の溶連菌感染症を引き金に、子どもたちが入れ替わりで高熱を出すようになりました。さすがに毎回休んではいられないため、病児保育を利用していましたが、リサーチ不足でどうしても預けられない日が出てきてしまい、その旨をオーナーに連絡しました。すると、オーナーから「笑っていると免疫力が上がるんだよ。うちはみんな笑顔だから、子どもも風邪をひかないよ」と言われ、モヤモヤした気分に……。 退職を決意!そんな中、今度は次女がRSウイルス感染症にかかり、高熱とひどい咳が続き、医師から「このまま症状が良くならなければ、入院も視野に入れなければいけない」と告げられました。 私は、オーナーに今後の出勤について相談しなければと、すぐに連絡を入れました。しかし、入院の一歩手前という状況を話しても大げさだと思われたのか、笑いながら「今、家族と出かけてるから」と、早々に話を切り上げられてしまったのです。 後日、次女の体調が芳しくないため、オーナーに退職したいと伝えると、「看病といっても寝ているのを見ているだけでしょ? 働いて技術を身に着けたほうがいいんじゃない?」と言われ、入院直前の娘を預けてまで働くことはしたくないと、退職の意思は固いことを告げ、円満とはいきませんでしたがオーナーに了承を得て、2カ月という短い期間で職場を去ることになりました。 看病が子どもの寝顔を見ているだけ、と言われたことはショックでしたが、私にも少し説明不足だった部分があったのかもしれません。同じ子育て中の親同士であっても、環境や状況が違えば考え方が異なるのは仕方ないのかな、と今では思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/ななぎ著者:なか さおり監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月31日ご近所に住んでいる同じ年齢の子を持つ親子の話です。朝の登校班が同じで同じ学年のため娘とその子(Aちゃん)はそれなりに仲良しで、よくうちに遊びに来ていました。 どう言う意味?あるとき、Aちゃんから「週末に家に行きたい」と言われました。しかし、その日はお出掛けの予定だったのでやんわり断りました。どこに行くのかと聞かれ娘は「遊園地だよ!」と話すと「私も行きたい!」と言い出すAちゃん。再度、断るとAちゃんは泣き出してしまいました。その後、どうにかなだめて家に帰すと電話が。相手はAちゃんママで「うちの子も連れて行ってほしい」と言われたのです。 家から電車で2時間もかかる場所に3年生の他人の子を連れて行くのも不安ですし、大人は私一人なので難しいと伝えるとAちゃんママは激高。「連れていけないのに遊園地の話なんてしないでよ!いじわる!!」と言われるまでに。驚きのあまり言葉を失っていると「お土産はそれなりにお願いね」と言われました。 「それなりって何?」と困惑していたのですが、遊園地から帰ると、私たちの帰宅を見張っていたのか、Aちゃん親子がうちに来ました。クッキー缶とキーホルダーを渡すと喜んでくれ「遊園地の話を聞きたい」とその後2時間うちに居座りました。 次の日、Aちゃんはクラスの子に「遊園地行ってきた」と娘に聞いた話を自分の話のように喋っていたそうです。 ♢ ♢ ♢お友だちももちろん大事ですが、家族の時間も大切にしたいですよね。また、自分の子ども以外も連れて行くとなると、それなりの準備やいつも以上の責任が伴います。決して「いじわる」でしていることではないということを、Aちゃんのママにも理解してほしいなとも思ってしまいますが、みなさんが同じ状況になった際、どのように行動しますか? 作画/市田スナオ著者:南川佐奈1児の娘を育てている母。 趣味はお出掛け。テレビやSNSで話題になった場所は娘と行きたいミーハーなタイプ。
2024年03月31日娘が7歳、息子が4歳くらいのとき。実家の母がわが家に遊びにきました。会話の流れから自分のコンプレックスについて話したのですが、思いがけない返答に涙してしまい……。 実母とコンプレックスの話になり…私は諸事情で結婚してからずっと専業主婦をしています。周りの友人やママ友の多くが働いていることもあり、家にいることがコンプレックスで……。収入のない自分に自信を失っていました。 私の母がわが家にきたとき、なぜかコンプレックスの話になり……。自分の気持ちを打ち明けました。すると母が私に、「世の中でいちばん大変な仕事ってなにか知ってる?」と聞きました。なんだろう?と考えている私に母がひと言、「子育てだよ」と。思いもよらない回答に、ハッとしました。 「あなたはひとりでしっかり2人の子どもを育てているのだから、もっと自信をもっていいんだよ」という言葉に、涙がポロポロでてきて……。心に刺さりました。 ◇ ◇ ◇ お母さまのおっしゃる通り、多岐にわたるスキルが必要とされる子育ては立派な仕事。ほかの人と比べることなく、自信を持って日々過ごしてほしいと思います! イラスト/森田家著者:ゆっきぃ
2024年03月30日わが家の次男は絵本が好きで、よく図書館を利用します。図書館の子ども用スペースで過ごしていたある日、見知らぬ中年男性が声をかけてきたのです――。 絵本を読む次男3歳の次男は、絵本が大好きです。まだ字が読めないものの、何度も読んだことのある絵本は自分でページをめくりながら、自分の言葉でストーリーを展開していきます。 わが家はよく図書館も利用するのですが、先日次男が図書館の子ども用スペースで好きな絵本を自分なりに声に出して読んでいました。 他のお友だちも何人かおり、話し声も聞こえていました。すると、そこで突然びっくりすることが……。 近くの中年男性が…子ども用スペースの近くのソファに座った中年の男性から、「なぁおい」と声をかけられました。そして「やかましいだろ! 静かにさせろ! そんなこともわからんのか!」と怒鳴られてしまったのです。周りにいたお友だちも同じように怒鳴られていました。 こども用スペースについては「おはなしのへや」という愛称もあり、「おしゃべりOK」とされており、親子で絵本を読むことがOKとされています。心のなかで、「子ども用スペースでは話してもいいはずなのに……」と思いながらも、男性の勢いに圧倒され、私は「すみません……」と平謝り。次男もそこまで大きな声で読んでいるわけではなかったので、びっくりした様子でした。居心地がとても悪くなったので、その日は帰宅することにしました。 帰り際、近くにいた図書館員の女性からは、男性が去ったあとに「子ども用スペースでは話してもらっても大丈夫ですよ」と言われたものの、男性に説明してくれるわけではなく、少しモヤモヤが残りました……。また、次男を混乱させてしまったことも心苦しく感じました。 ただ、自分たちは控えめに話していたつもりでも周りの人から見ると大きな声に感じて、不快にさせてしまったのかもしれません。この時はモヤモヤしましたが、近くに人がいるときなどはもっと配慮しようと思います。 イラスト/まげよ著者:鬼頭いちか
2024年03月30日息子を出産したときのこと。母子同室だったので、生まれたばかりの息子の写真を撮って癒やされていました。次の日も写真を撮ろうとスマホを手にしたところ……。 思いもよらないハプニング産後、母子同室で過ごしていたとき。寝ている息子の姿などを写真に撮り、夫や両親に送っていました。次の日も当然のようにスマホを手に取り、夫に連絡をとろうとしたところ、液晶画面が真っ暗に!再起動もできず……。 夫は私が入院している間、荷物を持ってきたり、洗濯をしてくれたりしていたので連絡は必須。慌てて産婦人科の看護師さんに事情を話し、電話をお借りしました。夫に連絡をして、スマホを新しく契約することに。 新しいスマホが届くまでは夫と待ち合わせの時間をしっかり決め、次の約束の時間も必ず決めてからバイバイしていました。スマホでいつでも連絡を取り合える時代なだけに、「いつの時代!?」と言わんばかりの入院生活となりました。 陣痛も長くて大変だったのですが、スマホのない入院生活もなかなか衝撃的で、思い出深い出産体験となりました。 ◇ ◇ ◇ 使えなくなって改めて便利さに気付かされることってありますよね。今回のように前ぶれなく壊れることもあるので、家族の番号は控えておくなど対策をとっておきたいですね。 イラスト/てる子著者:桜 はな
2024年03月29日下の子を抱っこ紐で抱っこしながら、上の子をカートに座らせてスーパーで買い物をしていたときのこと。この日はふとしたことから兄弟同時に泣き始めてしまい……。周りの目も気になり、どうしようと焦っていました。そんなとき、ひとりの女性が声をかけてきたのです。 スーパーで2人同時に泣き出し…スーパーのカートに3歳になる上の子を座らせていたのですが、途中から降りて歩きたがりました。カートから降ろして歩かせたものの、あちこち行きたがり、走り出しそうになるので目が離せずひやひや。買い物どころではなくなってきました。 最初は優しく注意していましたが、段々声のトーンが上がって次第にイライラ。カートに乗せようにも「歩きたい!」とぐずり、泣きわめきだしました。すると0歳の下の子もつられて泣き出し……。次第に周りの目が気になり、ため息をついていたら買い物中のおばさまが声をかけてきました。 「怒られる!!」と思ったのですが、「2人いたら買い物も大変よね」と優しく声をかけてくださり、上の子に目線をあわせて「歩きたいよね」と声をかけてくれました。すると上の子は驚き、ピタっと泣き止みました!これには驚き!そして「カートに座る」と自ら言うではありませんか!! おばさまにお礼をすると、笑顔で去っていかれました。子どもの泣き声は迷惑になるのでは……とドキドキしながら2人連れて外に出ていましたが、こんな風に温かい声をかけられることもあるんだと外出への怖さが減りました。同じようにしんどそうなママがいたら、声をかけてみようと思います。 ◇ ◇ ◇ 子育てをしていると、知らない人からの共感の言葉や「かわいい」という声かけに心が救われることってありますよね。赤ちゃんや子どもが泣くのは当たり前のことなので、最低限のマナーを守って外出を楽しみたいですね。 イラスト/シュー子著者:立花咲子
2024年03月28日ママ友と1歳半になるママ友の娘が遊びにきたときのこと。みんなで楽しく過ごしていたのですが、おむつ替えをすることになって目を疑う事態に……。 おむつ替えをするのはいいけれど…わが家へ遊びにきたママ友が自分の娘のおむつ替えをしたとき。子どもはおむつを外すと裸のまま走り始めました。ママ友は走り回っている子どもを止めることもなく、「新しいおむつを履くよ〜」と声をかけることもなく、様子を眺めて座っていました。案の定、畳の上にお漏らしをしてしまい……。 私がタオルで床を拭いてるときも「ごめ〜ん」と言うだけで動こうとしないママ友。子どもなのでお漏らしをしても仕方ないと思っています。ですが、自宅以外では親の方がもう少し気配りすることも大切だなと感じました。 ◇ ◇ ◇ 多くの人は外出先で子どもが粗相してしまったら、すぐに謝ったり拭いたりという行動をとるかと思いますが、ママ同士で感覚が違うこともあるので難しいですよね。ママ友との距離感を見直すなど、ストレス溜めずにお付き合いしたいですね。 イラスト/しおん著者:浅井こん
2024年03月27日産後、歯科医へ行くために子どもの一時預かりを利用しました。終わって迎えに行くと、保育士さんから息子の体について「すぐに病院を受診したほうがいい」と指摘されて……。 思いがけない言葉にびっくり!息子を一時預かりの保育施設に預け、迎えに行ったときのこと。保育士さんから「落ち着いて聞いてね」と声をかけられました。 聞いてみると、鼠径部(そけいぶ/足の付け根の溝の内側にある三角形状の部分)が固いと言うのです。すぐに受診した方がいいと言われて病院へ。 診断の結果、「鼠径ヘルニア」の可能性があるとのこと。それから大きい病院を受診し、あれよあれよとオペになってしまいました。オペは無事終わりましたが、なぜ早く気づかなかったのか……と涙があふれました。子どもの体をよく観察しようと思った出来事です。 ◇ ◇ ◇ 鼠径ヘルニアとは、股の付け根の少し上あたり(鼠径部)から陰部にかけて腸が出て膨らんだり引っ込んだりする疾患で脱腸とも言われます。男児に多くみられ、生後1年以内に発見されることがほとんど。大半は両側性ですが、片側性の場合は右に多いとされています。鼠径部の膨らみに気づいた際は、一度受診するのがおすすめです。 イラスト/あやこさん著者:山田花子監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2024年03月26日私の職場の上司Yさんは、頭が良くてユーモアもあるし話していて楽しい方です。ただ、たまに出る時代遅れの発言にはがっかりさせられます。普段なら流せるのに、あの日の私は黙っていることができずにとうとう……。 思ったことがそのまま口に出ちゃうYさん私の上司Yさんは嫌な人ではありません。頭が良い方なので話していると勉強になることが多いし、面白い方です。仕事については丸投げが多いですが、その分自分で判断できるので口うるさく言われることもありません。 ただ、ジェンダーに対する考え方が昔のまま……。昨今、日本でもジェンダーに対して非常に敏感になり気を遣うようになってきているのに、Yさんは全然違います。「女の人は話が長いよね」「女の人は感情的だから」「ほんとかわいくないよね」と、こんな表現は日常茶飯事です。 ある日、Yさんと雑談をしているときでした……。「ある会社の役員に女性がなった」という話題になり、嫌な予感がしました。 その私の予感が的中し、Yさんは「ほんと女性って得だよね~。今の時代、女性っていうだけである意味武器になるもんね」とびっくり発言。 私は「私たちも女性ってことわかってるのかな?」と思いながらも話は続き、「今、社会は女性を推してるでしょ。だから同じ評価の男女がいたら会社的には女性を上げるんだよ。この役員の人だってきっとそう。女性ってだけで優遇されたの」と断言するYさん。 いつもなら流せるのに、この日の私は気がつくと「そんなこと言う人がいるから、まだまだ女性が働きにくい社会になってるんですよ!」と言っていました。Yさんは私の発言に驚き「そんなに怒らないでよ~」と苦笑い。ひとまずこの日は、これで話が終わりました。 この一件があってから、Yさんの時代遅れな発言は以前に比べ頻度は減りました。もっともっとジェンダーに対する意識が高まり、女性が働きやすい環境に変わっていってほしいと願うばかりです。 イラスト/ぽん子著者:石井ゆうき
2024年03月26日息子が生まれたときのこと。夫はひとり息子なので、義両親にとっては初孫で大興奮でした。その後、義実家を訪れたときに出産祝いをいただいたのですが……。 気持ちはうれしいけれど…息子が生まれたときはまだ新型コロナウイルスが流行っていた時期で、義両親に孫の顔をすぐ見せてあげられず……。年始には実家へ行こうと夫と相談していました。そして元旦に義両親の自宅へ。着いて早々に義母から「○○くん(子ども)にお年玉があるの!」と興奮気味に言われました。 「そんな、まだ0歳なのでご用意いただかなくてもよかったのに……。お気遣いいただき、ありがとうございます」と返し、義母から渡された紙袋。「お金じゃなくてプレゼントなのかな?」と思いながら開けてみると、袋からホコリと防虫剤の臭いが。 「息子が昔着ていた服よ!かわいいでしょ!」と笑顔で話す義母。夫のお下がりということは30ウン年前の服。良く言えば昭和レトロで希少かもしれませんが……。 このとき息子は生後3カ月で洋服サイズは60〜70でしたが、いただいた洋服は100〜110。ずっと保管しておくのかと思うと、なんだかモヤモヤしました。気持ちはうれしかったのですが、プレゼントは難しいなと思った次第です。 ◇ ◇ ◇ 義母にしてみれば、思い出のある洋服を孫にも着て欲しかったのかもしれませんが……。サイズアウトした子ども服や使わなくなった育児用品は相手に聞いてから、必要であれば譲るのがいいかもしれませんね。 イラスト/森田家著者:匿名希望
2024年03月25日私が住んでいる場所は言ってしまえば田舎。車がないと生活はできません。普段、買い物に行くときは車なのですが、お店まで行ける巡回バスが家の近くを通っているので、物は試しと生後3カ月の息子と抱っこひもで巡回バスに乗ってみました。すると、帰りのバスで私の隣りに座った高齢女性に声をかけられ、あの言葉を言われたのです。初めて子連れで巡回バスを利用1時間弱バスに揺られ、小声で息子に声かけをしながらお店に到着。息子はご機嫌です。車移動では後部座席でひとりになってしまい、よく泣いてしまう息子。「たまにはこうやって買い物に行くのもいいかもしれない」と私は感じていました。 買い物を終えて帰るために巡回バスの待機列に並んでいると、私の前後に並んでいた高齢の女性たちが、息子を見てほほ笑んでいます。温かい目で見てくださるのはうれしいので、私もほほ笑み返していました。 そして巡回バスに乗る時間になったのでバスに乗り込み座席に座ると、先ほどほほ笑んでくれていた女性の1人が私の隣に座ってきたのです。 隣りに座った女性と話していたら…私の隣に座った高齢女性は、待ってましたと言わんばかりに息子をじっと見つめ、「かわいいわね〜! 男の子?」と話しかけてくれました。 長男であることを伝えると「あら〜! それじゃ、最初が男の子でお父さんは喜んだでしょ! 安心ね!」とニコニコしながら話す女性。息子がかわいいのは同意ですが、私は性別に関係なく、赤ちゃんを授かったことに喜びを感じていたので、少しモヤモヤしながらバスに乗り続けたのでした。 その女性が若いころは、跡継ぎが必要な時代だったのだろうと思います。しかし今は令和。必ずしも男の子が継ぐ時代ではないと思いますし、男の子でも女の子でも継ぎたい子に継がせるのが私たち夫婦の考えです。赤ちゃんの性別はどちらでも問題ありません。女性の発言は悪気がないものでしたが、「第1子は男の子じゃなきゃ」という思考の人がいることに「いまだにその感覚なんだなぁ」と驚く気持ちがありました。 イラスト/森田家著者:たなか かな
2024年03月25日保育園最後の発表会。わが子の演目を目の前で見て感動していたのですが……。 えっ!?突然のことに驚いて…下の子が年長さんのときのこと。保育園最後の発表会をとても楽しみにしていました。わが子の演目を目の前で見て感動していた次の瞬間、それは突然起こりました。 息子が保護者に向かって突然大声で叫んだんです。「うちのママ、ビールばっかりー!!」予想もしない息子のひと言に、驚きと恥ずかしさからフリーズしてしまいました。 周りの優しい保護者の皆さんが笑いにかえてくれて事なきを得ましたが、とても恥ずかしかったです。その後、子ども達の前での言動には気をつけるようになりました。ビールはやめていませんが……、わが家で語り継がれるかわいいエピソードです。 ◇ ◇ ◇ 子どもは幼いながらも親のことをよく見ていますよね。みんなの前で言われると恥ずかしいですが……。子どもならではの素直な発言や行動を楽しみながら、成長を見守っていきたいですね。 イラスト/あやこさん著者:林 恵理子
2024年03月24日子どもが幼稚園に通っていたときのことです。自分勝手すぎるあるママの発言とは園児が全員で30人しかいない小さな幼稚園だったため、役員をじゃんけんで決めることになっていました。しかし、いざじゃんけんをすると負けてPTAになったママが急に幼稚園を辞めると言い出したのです。まさか幼稚園を辞めると言い出すとは思っておらず、みんなで必死に説得し、結局幼稚園を去ることはありませんでした。しかし、みんなが説得して幼稚園に残ったため、そのママがPTAの仕事を真面目にしなくても誰も文句を言うことはできず、本当に腹立たしい気持ちでした。◇◇◇ 幼稚園を辞めないで欲しいと言ったのは子どものためであって、正直みんなで説得したのがあとから考えると馬鹿らしくなりました。最後までまともにPTAの仕事もしないで卒園していったのは嫌な思い出です。 作画/まげよ著者:井本桜子40代、12歳を育てる母。趣味は、ドラマ鑑賞とスタバでお茶すること。
2024年03月24日私には幼稚園に通っている3歳の息子がいます。赤ちゃんのころからよく熱を出していて、幼稚園に通い出したことで、さらに熱を出すようになりました。他の子より熱を出すのか、お休みするたびに言われる、副園長先生からの何気ないひと言にいつも引っかかっていました……。 副園長先生の言葉にモヤモヤ風邪が長引きがちな息子。よく中耳炎にもなるので、通院のため幼稚園をお休みすることもあります。いつも門であいさつをする副園長先生。やさしい先生なのですが、息子が長く休んでいると、私に「なんで休んでいたの?」と聞いてきます。 ある日お迎えに行くと、いつものように副園長先生が門に立っていました。前日に中耳炎で休んでいたので、また休んだ理由を聞かれ、私は「中耳炎です」と答えました。 息子を連れて帰りのあいさつを済ませ、門に行くと、また副園長先生に呼び止められ、副園長先生が「もう風邪引かないよ。休むのダメよ」と言い、息子は黙ってうなずきました。私は副園長の発言にモヤモヤしつつも、あいさつを済ませ、園をあとにしました。 救世主、現る入園して半年以上が経過。相変わらず息子は風邪を引きやすく、休むたびに言われる副園長先生からのひと言に私は嫌気が差していました。ある日、再び中耳炎で休んだ息子。すっかり元気になったので、登園すると、朝から副園長が「もう風邪引かないよ。休まないよ」とひと言。 するとたまたま通りがかったママ友が、「風邪治すの頑張ったね。◯◯くんだって好きで風邪引いてるわけじゃないもんね」と言ってくれたのです。副園長先生は苦笑いし、何事もなかったように他の保護者と園児にあいさつをしていました。 ママ友のひと言で長くモヤモヤしていたことが、すっきりしました。この出来事をきっかけに、「もう風邪引かないよ」と言われることはなくなりました。あとでママ友にお礼を言うと、「実はうちの娘もよく言われてモヤモヤしてたのよ」とのこと。副園長は悪気はなかったとは思いますが、息子が風邪に罪悪感を抱かないか心配していた私から見ると、ママ友の心強いひと言が多くの園児の心を救ったと思えてなりません。私も言葉には気を付けようと思います。 イラスト/きりぷち著者:宮﨑るか監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月24日娘の小学校の入学式に行くと、前列はすでに満席でした。しかしあるママが、既に満席の前列に座りたいがために信じられない行動に出て!?そんなことする!?娘の小学校の入学式での出来事です。誰もがわが子の晴れ姿を近くで見ようと、席取りの緊張感が漂う中、信じられない行動を取る保護者を発見しました。入学式が行われる体育館には事前に保護者用のパイプ椅子が並んでいたのですが、私が入場したときには既に前の2列は全て埋まっており、そっと3列目に座りました。ところが、私よりずっと後に来た1人の母親が後方のパイプ椅子を抱えると、なんと1列目の端に置き、堂々とそこに座ったのです! まさかの行動に、私はとっても驚いてしまいました。 周りの保護者はそのことに気づいたものの、怖すぎて注意ができません。先生たちも見て見ぬふりをしたまま、結局入学式は終わりました。しかし、ほかの保護者の中で「変わったお母さん」という印象がついたのは間違いありません。その後の学校生活でもほかの保護者はみんな距離を取っていて、その母親はいつも1人になっている様子……。私も価値観が合わなさそうなので、こちらからは関わらないようにしています。 作画/森田家著者:やまね まや
2024年03月24日特別仲が良いわけではないですが、親しくさせていただいているママ友がいました。そのママ友はとても温厚な性格の方で、彼女と話すととてもリラックスした気持ちになれました。ママ友には、大学から仲の良い親友がいるようで、写真を見せてもらったこともありました。 どうしよう…!私が友だちと久しぶりに出かけたある夜。ママ友に写真で見せてもらった親友らしき女性がママ友の夫(何度か会ったことがあります)と手を組んでホテルらしき所へと入って行くところを見かけました。 その夜の後、ママ友に話そうかどうか迷ったのですが、本当に良い方だったのでダメ元でそのときの話をしました。すると、ママ友は全部知っていたのです。 夫とママ友の親友の不倫は数カ月前から気付いていたらしく、ママ友は不倫の証拠を集めて、その後賠償金を2人に請求して離婚したそうです。 作画/miyuka 著者:中田英子1児の母。フリーランスで翻訳の仕事をしている。趣味はアニメ&漫画。
2024年03月24日2人目を妊娠、予定日まで1週間くらいのときでした。長男が生まれて初めて熱性けいれんを起こし、どうしようかとアタフタ。そうこうしていたら、おなかに痛みを感じて……。 長男が熱性けいれん、そのとき陣痛が…その日は昼間に長男と近くの公園へ。元気に遊んでいたのですが、夕方になると長男の具合がなんだか悪くなり、38℃の熱がでてしまいました。 寝かせて様子を見ていたら、長男が生まれて初めての熱性けいれんを起こしたのです。どうしようかと考えていたら、私のおなかが痛くなり始めて……。これは陣痛かも、と感じました。 このタイミングで!?と思いましたが、里帰り出産で実家にいたことが救いでした。すぐに実母を呼び、長男のことをお願いしました。そして私は従兄弟の運転で産婦人科へ。 無事に次男を出産しましたが、ホッとする間はなく……。長男が心配で母に電話をする日々。連絡しては長男の様子を聞く1週間を過ごしました。この体験から、いつ何が起こるかわからない!何が起きても大丈夫なように考えておくことは大切だと実感しました。 ◇ ◇ ◇ 突然のことにびっくりしたかと思いますが、ママ以外の大人の手があってよかったですね。無事ご出産、おめでとうございます。母子2人っきりでどちらも緊急の場合は迷わず救急車を要請し、救急車を呼ぶか迷った際は救急安心センター事業(♯7119)に電話をしても。万が一のために、スマホに電話番号を登録しておくと安心ですね。 イラスト/さくら著者:小野利菜監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月23日公園で思いっきり遊んでいると、見知らぬ子どもと接触してしまったりどうしても距離が近くなるため、私はいつもヒヤヒヤしながら息子を見守っています。今回は息子が知らない子にけがをさせられたのですが、相手の親の対応に腹が立ってしまいました……。 やたらと距離が近い見知らぬ子ある日の休日、私は3歳の次男と公園に行きました。遊具で遊んでいると、同年齢くらいの見知らぬ男の子が次男のあとをついて回るようになり、自然とふたりで一緒に遊ぶように。 相手の子の母親とは最初に会釈をしたくらいで特に話すことはなく、それぞれの子どもを静かに見守っていました。 滑り台にて事件が起こった…何度も遊んだことがある子ども用の滑り台の階段を、息子はひとりで上っていきました。階段を上る息子のすぐ後ろには、公園で出会った男の子が続いていたのですが……。 頂上で、息子がいざ脚を伸ばして滑ろうと膝を曲げた瞬間、後ろから男の子に背中を思いっきり押されてしまったのです。私はびっくりし過ぎて声も出ず……。滑るスペースに顔面から突っ込み大泣きする息子をすぐに助け出しました。幸い擦り傷程度だったのですが、けがはけがです。 非常識な相手の親…怖い思いをしたであろう息子に、この親子はいつ謝ってくれるのだろうかと待っていたのですが……。母親は「押したらダメでしょ」と男の子に言うだけで、息子に謝罪する気配がありません。 子どもがやったことだから仕方がないと思ったのでしょうか。私は呆れてなにも言う気にもなれず、無言でその場を去りました。 いつもなら、公園ではじめて会った子と一緒に遊ぶのをやめさせることはありませんが、このときは相手の親のあまりの非常識さに、一緒に遊ばせていたことを後悔したほどでした。もし故意でなくても相手にけがをさせてしまったときは、絶対に謝罪しようと改めて思った出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:鬼頭いちか
2024年03月23日子どもが成長してサイズアウトした服は、仲良しのママ友さんにお譲りしたり、逆に譲っていただくこともあります。そんなやり取りにおいて、少し困ったことがありました。 私も譲ってほしいな息子が着なくなったワンサイズ小さくなった服を、近所のママ友さんに子ども同士を遊ばせる際に、お譲りしたときの話です。偶然その場に居合わせた別のママさんが私たちのやり取りを見て、「私も娘の服を譲るから、よかったら男の子の使わない80cmの服を譲ってほしい」と言いました。 私も末っ子の娘に服を譲ってもらえるのならありがたいと思い、後日サイズアウトした綺麗で使えそうな男の子用の服をお渡しすることにしたのです。 お下がりを喜んでくれた後日、綺麗に取ってあった服をいくつかお譲りすると、大喜びで受け取ってくれました。そして見かけるたびに息子のお下がりの服を着せて、うれしそうに「よく似合っているの。ありがとう」とお礼を言われました。 後日、そのママさんに「娘が着なくなった服だから娘ちゃんによかったら使って」と女の子用の服をいただいたのですが……。 服を確認してみてびっくりいただいた服を全部広げてみると、なんと黄ばんだシミや毛玉だらけ。その服を見て、夫も絶句。多少のシミは気にならないけど、さすがにあまりにもあちこちがシミだらけだと気になります。 服を譲っていただく前に「シミがあるけれどいいかな」などとひと言確認が欲しかったなと思いました。 悩んだ結果、いただいた服は着せることがないのですべて処分することにしました。私はお下がりを譲るとき、服の状態には気を配っていたつもりです。今後はそれだけでなく、もらってくれる人にひとこと配慮の言葉をかけることも忘れないようにしようと感じた出来事でした。 イラスト/ぽん子著者:小川 朝美
2024年03月23日小学生になり新しく友だちもできて、よく昼休みに外で遊んでいた長男。ある日、私の職場に学校から電話がかかってきて、長男がけがをしたため「すぐ学校に来てください!」とのこと。診てもらうと、まさかの骨折! 転んだだけだと言う長男に、詳しく話を聞いてみると……。 お迎え要請の連絡小学校に入って同じ保育園からの友だちは1人もいませんでしたが、新しく友だちができ安心していました。「昼休みにはみんなで外で遊んでるんだよ」と話してくれていたある日、私の職場に学校から「長男くんが転んでけがをしたのですぐ来てください」と連絡があったのです。私は転んだだけで呼び出されることに驚きつつ、心配になって急いで小学校へ向かいました。 保健室に着くと、長男が足をけがして歩けない状態でした。「お友だちと鬼ごっこをしていて、花壇のところで転んだようです」と改めて先生からの説明がありました。長男の足はみるみるうちに腫れていったので、急いで病院に連れていきました。 衝撃の診察結果、そして本当の原因は…診察してもらったところ、レントゲンを撮るとなんと骨折していることが判明。ギプスで固定され、しばらく松葉杖で生活することに。 病院の帰りに長男にどうやって転んだか聞いてみると、「鬼ごっこをしていて、Aくんが鬼で、逃げていたらちょうど花壇のところで押されちゃったの……」と言いました。Aくんに悪気があったわけではないことを知っていた長男は、先生には自分で転んだと言っていたのです。私はモヤモヤしてしまいましたが、長男は自分がけがをしたことで大事にしたくなかった様子でした。 初めてのギプス生活。通学は送迎し、お風呂はギプスが濡れないようにビニールで巻いてなどギプスがとれるまでは大変な毎日でした。ただ、学校で不便なところは友だちが助けてくれていたようで、長男を押した子もよく荷物を持ってくれたりと助けてくれました。それを見て、大事にしたくなかった長男の気持ちがわかったような気がしたのです。 小学校生活ではけがをすることもあった長男でしたが、その後もその友だちとは良い付き合いをしているようです。友だちとの関係性をいつの間にか自分で築けるようになったんだと感心した出来事でした。 イラスト/はたこ著者:松田みさと監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月23日娘の1歳半健診。頭囲が大きすぎるということで精密検査をすることになりました。 大丈夫…?たしかに他の子と比べて頭でっかちな娘でしたが、引っかかるほどとは思っていませんでした。「多分大丈夫だと思うけど、水頭症だったら大変だから」と精密検査をすすめられ、大学病院に行き、MRIを撮ることに。MRIを撮るためには娘を眠らせなければならないのですが、うまく眠ってくれず……。結局CTを取って異常なしでした。 そのときの診察で先生が娘と私たち夫婦を見てひと言……。 「遺伝ですね」 たしかに私たち夫婦も頭が大きかったのです。何はともあれ、娘が異常なしでよかったです! 作画/きょこ著者:高木 優子2児のママ。公務員で育休中。
2024年03月23日ママ友の家で、子どもたちが遊んでいたときのエピソードをご紹介します。 何これ…!ある日、ママ友の家の庭でプールをしたときのこと。ママ友は子どもたちの写真をかなり撮っていました。その後、写真を送ってもらってありがたかったのですが、ママ友はその写真をすべて、顔も隠さずに自分のSNSにアップしていたのです。 1回の投稿に10枚投稿でき、ママ友は2回投稿したので計20枚……。すべて水着の写真でした。うちの子は男なので上半身裸。すぐに消すように頼んだところ、1日経って削除してもらえました。ママ友は「別に良くない?」などと裏で言っていたようですが、子どもの裸を許可なく出されることに危機感を感じ、それからは距離を置くようにしました。 ♢♢♢思い出として写真を撮ってくれることはありがたいですが、無断でのわが子の写真をSNS載せられるのはやめてほしいですよね。SNSに掲載したいと思うママもいると同時に、不特定多数がみるSNSで写真を投稿し、何らかの事件に巻き込まれてしまう可能性を考えて、なるべく載せたくないという家庭もあります。ママ友には自分のような考えの家庭だけではないと自覚してもらい、SNSに載せてもいいか事前に許可をとって、許可が得られた写真のみ投稿してほしいですね。 作画/miyuka 著者:佐藤あかり1児の母。在宅ワーカーで趣味は音楽。楽器も練習中。
2024年03月22日先日、娘と2人で出かけたときのこと。娘は1歳になったばかりでまだ歩けません。そんな娘をベビーカーに乗せて、電車に乗り20分ほどで目的地に到着。用事を済ませて帰ろうとしたとき、ハプニングが起きたのです。電車が運転見合わせ!暴れる娘に焦る私用事を済ませ、家へ帰ろうと駅へ向かいました。すると数分前に事故があり、電車が運転を見合わせているとアナウンスが聞こえてきたのです。事故発生直後だったようで、電車がいつ運行再開するのかわからない状況。 私はとりあえず、ホームで運行の再開を待つ行列に並びました。ところが並んでいると、娘がそわそわ。そしてベビーカーの上で「抱っこ! 抱っこー!」と叫びました。私は抱っこしたのですが、しばらくしてベビーカーに乗せようとすると大暴れ。仕方なくずっと抱っこをすることに……。 抱っこ中も、周りをキョロキョロ見回して抱っこから下りたがったり、おなかが空いたようで泣き始めたりする娘。私はなんとかあやしながら「早く電車来てー!」と心の中で思っていました。 救世主!?若い男性が近づいてきて…ホームで隣に並んでいたのは、20代であろう男性グループ3人。みんなスマホを見ながらワイワイおしゃべりをしている様子でしたが、しばらくして男性の1人が「これよかったら」と、未開封のタバコを箱ごと差し出してきたのです。私は心の中で「私はタバコ吸わないけど!? 吸える状況でもないし! まして赤ちゃん連れなんですけど……どういう意味!?」と混乱していました。驚く私に男性は「振ったら音がするから、喜ぶかなと思って」と……。 私はその瞬間、焦りや不安から解放され、スッとラクになりました。娘はまだ何でも口に入れてしまうことがあるので、タバコは受け取りませんでしたが、私は男性に何度もお礼を言いました。 タバコを渡すなんて発想は驚きましたが、男性は暴れる娘の対応にひとりあたふたしている私を見て「自分にできることはないか」と考えた結果、行動に移してくれたのだと思います。その方の行動がとてもうれしく、心から救われました。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)のものは誤飲するおそれがあるため、赤ちゃんに渡さないように注意してください。飲み込むと危険なので、お子さんの手の届かない場所へ保管しましょう。 ※赤ちゃんの誤飲事故のうち、圧倒的に多いのがタバコの誤飲で、消費者庁の調査によると、特に1歳前後の子どもで多く発生しています。タバコを吸う家庭では、タバコや灰皿を赤ちゃんの手の届かない場所に置くのはもちろんのこと、灰皿に吸殻をためない、ジュースの空き缶を灰皿代わりに使わないといった注意が必要です。 イラスト/ミロチ著者:海原えめ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月20日子どもが通っていた小学校では、PTA役員を決める方法はクラスや学年によってさまざま。じゃんけん、あみだくじなどいろいろな話を聞き、うちのクラスはどうするのだろう……と思いながら話し合いに参加しました。 PTA役員決めは大いに荒れて…教室でPTA役員決めの説明を聞いたところ、うちのクラスは「ポイント加算性」とのこと。役員を引き受けられない理由をポイントにし、未就学児がいる・在宅介護している・フルタイム勤務などがプラスポイント、専業主婦・フルタイムではない勤務・子どもの数が少ない場合などはマイナスポイントになります。 加算されるポイントも1~3Pに分かれており、ポイントの低い人が強制的に役員となるため、他人のママ情報を暴露したり、引き受けられない家庭の実情を訴えたりと、大荒れな役員決めとなりました。 泣き出すママ、怒り出すママと事態はヒートアップ。状況を見かねたママさんが立候補してくれて、その場が収まりました。家庭内のことは見えづらく、うちの学校もPTA役員がなくなる時代がくればいいのにな、と思ってしまいました。 ◇ ◇ ◇ 昔に比べて共働きや核家族が多くなり、みんなが同じ時間に集まって何かをするということが難しくなっていますよね。PTAを廃止する学校もあるようですが、活動のスリム化や負担軽減など、時代に合わせてアップデートしていきたいですね。 イラスト/シュー子著者:斉藤くるみ
2024年03月20日私の娘の幼稚園の入学式のときの話をご紹介します。 どうしよう…!娘の入園式のとき。私は以前知り合ったママさんたちと出会い、話をしていたのですが、そこで一際目立つ女性が現れました。 その方は容姿は外国人の方で(アメリカの方だそうです)きれいな着物を着た方でした。そして小さいかわいらしい息子さんを連れていました。周りにいた人たち全員が釘付けになるほどのすごいきれいな方で、歩き方も上品でまるで彼女だけ別世界。何なら映画の中から出てきた女優さんみたいでした。 入学式を終えた後、話す機会があったので話してみると彼女自身あまり日本語が上手ではなく、私は一応英語はできたので、話してみることに。すると彼女は日本では入学式などは着物を着なければいけないとアメリカのテレビか何かで見たらしく、自分なりに着たものの周りが誰も着ていなくて恥ずかしいなどのお話を聞きました。少しかわいそうでしたが「とてもきれいですよ」と言うと拙い日本語で「ありがとうございます」と言ってくれました。 作画/miyuka 著者:中村幸子女の子を育てる母。フリーランスで翻訳の仕事をしている。
2024年03月20日現在5歳で保育園に通っている息子が、まだ未就園児だったころの話です。1日中一緒に過ごす中で、私が特に大変と感じていたのは毎日の食事。1人目ということもあり、かなり悩みました。試行錯誤した結果、息子に大きな変化が訪れたのですが、今回はそのときの体験をお話しします。料理が苦手な私は頑張りすぎてヘトヘトに…子どもと1日一緒にいるということは、1日3食の食事を準備しなければならないということ。息子が赤ちゃんのときは離乳食、1歳半を過ぎたら幼児食、本で調べてまねをして作るのですが、うまくできない上に全然食べてくれません。 さらに、育児書に書かれている通り、毎日決まった時間に食べさせなければいけないというプレッシャーから、私はだんだんストレスが溜まってつらくなってきました。寝ても覚めても「今日は何を食べさせよう」と考えていました。 子どもも人間…時間がずれても大丈夫!まだ保育園に通う前の0歳から2歳ごろまでは、午前中は毎日子育て支援センターに通っていました。息子が1歳ごろのこと。お昼ごろに帰宅して食事をする予定でしたが、息子があまりにも楽しそうに遊んでいたので、いつもより長く子育て支援センターにいたら、帰るのが遅くなってしまいました。 おなかが空いているだろうと思い、帰宅後に急いで簡単に塩おにぎりを作って食べさせると、びっくりするくらい息子がよく食べるのです。そのとき「子どもも人間だから、おなかが空いていないときに食事を出されても困るよね」と気付かされました。時間通りに行動しなければと思い、息子を振りまわしていたことをとても反省しました。 「おいしい」と笑う息子の笑顔1人目だったこともあり、毎日離乳食の手作りレシピが書かれた本とにらめっこしていた私は、手作りにこだわっていました。しかし料理が苦手な上、息子は全然食べません。私は、心が折れかけていました。しかし、息子が2歳になったある日の夕飯。大人用に準備したお総菜の唐揚げを指して「食べたい」と息子が訴えてくるのです。 抵抗がありながらも食べさせてみると、満面の笑みで「おいしい」という息子。その笑顔を見た瞬間、お総菜でも十分おいしいと喜んで食べてくれる。頑張らなくても大丈夫なのだと思うことができた瞬間でした。手作りの食事も大切だけれど、子どもと楽しく食事をすることが大切だと思うようになりました。 時間通りに手作りの食事を準備しようと頑張っていましたが、お総菜をおいしそうに食べる息子に大切なことを教えられたような気がします。5歳になった今では手作りにこだわることはなくなり、レトルトやお総菜を使うこともあります。今では気持ちもずいぶんラクになり、息子もしっかり食事をしてくれるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/Michika著者:岡田 うた
2024年03月20日妊娠がわかり、夫に報告したときのこと。ドラマのような感動的なシーンを期待していたわけではないのですが……。未だに忘れられません。 赤ちゃんができたと話したところ…結婚して1カ月後に妊娠が判明し、夫に報告したときのこと。泣いて感動してほしいとは思っていませんでしたが、「ヤッター」とか「楽しみだね」など喜びの言葉を期待していました。それに対して夫が言った言葉は、「誰の子?」でした。結婚して1カ月での妊娠だったので、そういう思いが心のなかに少しあったのかもしれません(正真正銘、夫の子ですが……)。だからといって、不倫を疑っているとしか思えない発言をするとは思ってはいませんでした。 後から夫に発言の真意を聞いたところ、びっくりしすぎて思わず言ってしまったとのこと。この件は未だに許せておらず……。あのときの自分はよく離婚しなかったなと思っています。 ◇ ◇ ◇ 夫は思ったことを口に出したのかもしれませんが、親しい仲であっても言っていいことと悪いことがありますよね。相手の心に一生残る場合もあるので、発する言葉には気をつけたいですね。 イラスト/さくら著者:茶山 紅
2024年03月19日2歳差で3人の子どもがいるわが家では1番上の長女が年長になったとき、次女が年少として同じ幼稚園に入園しました。最初は「姉妹一緒に通えると妹も楽しく行けていいな」「行事もひとまとめでラクちん」と思っていたのですが、最初の授業参観を終えた結果、自分の考えの浅さに気がつき、猛反省しています。その理由は……。長女は2階、次女は1階娘たちが通う幼稚園では年少の教室は1階、年長の教室は2階にまとめられていました。さらに2人の教室は真ん中にある階段を挟んで右端と左端。つまり、幼稚園の中で一番離れている2教室なのです。 当時、末っ子の息子は1歳前で抱っこひもの状態、さらに先天性疾患の影響で酸素吸入が必要だったので酸素ボンベのリュックも背負い、1階と2階を往復するのは本当に大変でした。 時間は分かれていたけれどとはいえ、わが家のように2歳差で2人の子どもを幼稚園に入れている親御さんは少なくなかったので、幼稚園のほうでも「きょうだいへの対応」として親と一緒におこなう作業があるような「絶対に親が必要な時間」は学年ごとに分けられていました。 ただ、それ以外の時間はどちらのクラスにいてもよかったので、必然的に甘えん坊で手のかかる次女のほうの教室で過ごす時間のほうが長くなってしまいました。 意外だった長女の涙ようやく授業参観が終わり、次女を連れて長女を迎えに行くと、長女は暗い顔で私に抱きついてきました。そして「お母さん全然こなかった……日直だったから帰りの会も見てほしかったのに全然こなかった……」と言いながら泣き出してしまったのです。 日直のことを知らなかったとはいえ、次女にグズられて「普段しっかり者の長女なら大丈夫だろう」とほとんど2階に行けなかったのは事実。長女をギュッと抱きしめながら「ごめんね」と繰り返しました。 2人の授業参観をひとりでこなすのは無理長女の涙を見て「もう2度と繰り返したくない」と強く思った私は、そのあとから平日の授業参観でも夫に有給休暇を取ってもらうようにしました。お互い移動はせず、それぞれにひとりの子どもをしっかり見て写真や動画を撮り、授業参観後に家族みんなで楽しんでいます。 どうしても夫が行けないときは娘たち2人ともに「お母さんひとりだと2人を公平に見るのは無理」ということを伝えたうえで、「どうしても見にきてほしい時間があったら教えて」と授業参観前に確認するようにしています。 普段聞き分けの良いしっかり者の長女が見せた涙は、今でも私の心に残っています。わが家の場合、親ひとりで「公平に」参観することが思った以上に難しかったです。結果、子どもを泣かせてしまったので、最初からもっと人に頼ったり、前もって子どもに「大変だから無理かもしれない」と伝えておいたりしたらよかったなと思います。 著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。 監修者・著者:助産師 松田玲子
2024年03月18日ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~