子どもの成長に伴って、ママが気になり始めるのが、子どもの習い事。特に芸術を楽しめる子になってほしい…、情操教育にも役立ちそうだし…と、音楽系の習い事を検討しているママも多いのでは?今回は、3歳からバイオリンを弾き続け、現在は2人の子どもに音楽指導を行う筆者が、音楽系の習い事について、始めどきや費用、親の関わり方、習い事の選び方などを紹介します。何歳からがおすすめ?音楽系の習い事の始めどき音楽系の習い事は、人の言うことをよく聞ける子なら3歳代、そうでなくても4歳頃になれば始めることができます。一方、リズム感や音感を効果的に身につけたいなら、5歳までには習い始めておくとよりよいでしょう。音楽に限らず何ごとも、新しいことを始めるのは子どもにとって楽しみでもあり、ストレスでもあります。そういった意味で、入園後すぐや進級後すぐのタイミングよりも、園などの生活に慣れた状態で始めさせてあげると、子どもも余裕を持ってレッスンを受け入れやすくなります。音楽系の習い事が合っている子の特徴とは?子どもに習い事をさせる時、気になるのは、その習い事がわが子に合っているのかどうかということ。音楽系の習い事が合っている子には、どのような特徴があるのでしょうか?音楽に興味を持つ子は、音やリズムに敏感で、音楽を聴いて歌い出したり、踊り出したりすることがあります。ドラムを叩くようにものを叩いて楽しんだり、日常生活の中で、風の音や鳥のさえずりなどに反応し、音を聴いて喜ぶ一面も。でも、最大の特徴は、ママやパパが音楽好きということなのです!親が音楽を好きなら、家庭では音楽を流すことが増え、子どもが聴く機会や時間も増えます。たくさんの音楽を聴けば、自然とリズム感や音感もよくなり、音に敏感になり、音楽が好きになるでしょう。音楽系の習い事は親が関わってはじめて成立するそして、子どもが音楽を習うなら、親が音楽好きでありたい理由がもうひとつ。その理由とは?音楽系の習い事は、親の深い関わりを必要とする習い事です。先生のもとを訪れる日のほかにも、上達を目指すなら、家庭でほぼ毎日のように練習することが欠かせません。しかし小さな子どもには、練習の方法が分かりませんし、自主的に練習することもまずありません。つまり親が1日30分ほどは、つきっきりになって、先生のところで学習してきたことを子どもに繰り返させる必要があるのです。いかに音楽が好きな子でも、遊びのほうが楽しく、練習を嫌がることはよくあります。そこをのせたり、おだてたり、時には怒りながら、先生の言ったとおりにできるようにするのは親の役目。少なくとも小学校2~3年生になるまでは、二人三脚で練習する覚悟と時間が必要になるのです。音楽系の習い事にかかるお金はどれくらい?音楽系の習い事とひとくちに言っても、かかるお金は教室やレッスン体系によって様々です。もちろん地域差もありますので、あくまでも参考価格として紹介します。例えばピアノなら、幼児の個人レッスンのほかにグループレッスンのクラスを開講している教室もあります。個人レッスンの場合の月謝は、7000円~8000円が相場。グループレッスンになると6000円台に下がります。エレクトーンもほとんど同様であることが多いようです。一方、ピアノ以外の楽器であればもう少し高額のレッスン料を想定しましょう。例えばバイオリンの場合は、月謝が8500円~1万円を超えることも。教室によって差があるので、ホームページを見たり、問い合わせたりしてみるとよいでしょう。音楽系の習い事というと、ギターにフルート、ドラムなど様々な楽器を想定しますが、楽器の大きさもあり、これらの楽器は小学生になってから習う人がほとんどです。うちの子には…?と気になる場合は、教室に直接問い合わせてみましょう。子どもを音楽好きにさせるには、まず親から音楽は「音」が「楽しい」と書きます。教室通いや、毎日のレッスンが義務になってしまっては、どうしても楽しめず、続けることができません。始めた習い事を形にしていくためには、ママやパパが音楽を楽しみ、好きでいることが必要不可欠!レッスン以外の時間も、音楽をかけたり、一緒にリズムにのったりすることで、子どもはどんどん音楽やレッスンが好きになります。好きになれば、なかなかできるようにならない難しい課題も「奏でたい!」という意欲だけで乗り越えていけます。時にはべそをかいたり、自分が弾けないことに怒りながら、何百回も練習を重ねて1曲弾けるようになった時、子どもには大きな自信がつくようです。それはきっと将来、音楽ではない部分でも役立っていくのかもしれません。芸術の秋です。音楽系の習い事を検討してみてはいかがでしょうか。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年10月14日関西人主婦で二児の母のモチコです。上の子イチコは4歳。幼稚園の年中さんです。同じクラスには習い事に行っている子や、通信教育をしている子もたくさん。イチコもやりたがりますが……。幼稚園児、教育費はまだかからないと聞きますが、全部させてあげようと思うとそれなりに高くつきます。そのため我が家ではこれらを安く済ませる工夫をしています。⑴絵本は図書館で借りる!絵本、たくさん読んであげたいけど……た、高い〜!ということで、我が家では絵本は図書館で借りています。たくさん読んであげられるし、私の好みの本、イチコの好みの本、タイプの違う本など、いろんなジャンルに気軽に手が出せるのも良いです。そして買った本だと「ちゃんと読んで!」と思ってしまいますが、借りた本だと受けがイマイチでも「まあいいか!」とサッと割り切れます。母の精神的にもとっても良いです!(笑)⑵習い事は地域の広報誌をチェック!習い事もお金がかかりますよね……。少しでも安く抑えたいなぁと思い、イチコの習い事は市が主催するプールにしました!プールを習いたがってたので丁度いい!市の広報誌では、他にも民間の教室より安い習い事がいろいろ載っていました。イチコの体力的にまだたくさんは通えませんが、来年以降通えそうなものがないか、今からチェックしておこうと思います。⑶塗り絵やワークは無料で!イチコは塗り絵が大好き! でもまだ細かく塗ることはできません。肌と髪と服の色は分けられても、小さい模様や背景などはダーッと一気塗り。1枚の塗り絵は5〜10分で出来上がってしまいます。本屋にあるワークも欲しがるのですが、字は書けないし、なのに教えようとしたら怒るし、最終的に自己流の使い方をして「おしまい! 」と自己完結。ワークになってへんやないかーい!ただ塗り絵もワークも、無料でダウンロードできるサイトがたくさんあるんです! それを活用すればプリンターの紙とインク代だけ。買うよりだいぶ安く済むので、多少雑な使い方をされても許容できます。市販のものはもうちょっときちんとできるようになったら買おうねー!ちなみに我が家でよく使っているサイトはこちら。・DISNEYキッズ塗り絵、ワーク、クラフトなどがダウンロードできます。ディズニーのキャラクターが出てくるのでイチコもお気に入り。・ちびむすドリルひらがなの練習や迷路、塗り絵など、知育プリントがたくさん。以上、我が家の教育費(と言っていいのか? )の工夫でした。これから小学校、中学校……と上がっていくにつれ、プロの手が必要な習い事や教材は増えていくと思います。そのときにちゃんとお金を使えるよう、今はしっかり節約して貯めておこうと思います!●ライター/モチコ
2018年09月21日長男は小学生時代に本人の希望でサッカーを習ったのですが、長続きせず1年半ほどでやめました。やめた理由としては…本人のやる気がないのが一番の理由だったのかもしれません。練習は参加したいけど、試合には興味ないって言ってたし…。こんなんじゃ本気でやってる人に失礼ということでやめました。当時はやめさせるべきか続けるべきかで結構悩んでいましたけどね…。「ママ友さんと習い事とはなんぞや?」とか「どこまでさせるべき?」と相談しあってました。その後、長男と長女はスイミングに2年ほど通いましたが、長男も団体競技よりは、スイミングなどの個人競技のほうが合ってたみたいです。そして次男が小学生になり、なんとなく「またスイミングを習わせようかな〜?」と思っていたときに、担任の先生からこんなことを言われました本人にやる気があったので始めることに。とりあえず週1から始めました。その後、小1になった次女も一緒に通うことになりました。スイミングに通い始めて半年、次男から…「習う時間を増やしたい!」と言ったのは次男が初めてだったので、とっても嬉しかったです。習い事ってしてもしなくてもいいことだからついつい悩んでしまいますが、やって無駄だったということはないと思います。サッカーが続かなかった長男も、当時太り気味だったのに体を動かすことで標準体型になり、体力もついたので、そこはとってもよかったと思っています。
2018年09月15日いつの時代も、ママさんは子どもの教育のことで頭がいっぱい!子どもの習い事は何をさせるべきか、同じくらいの年齢の子たちはどんな習い事をしているのか、子どもの将来の可能性を伸ばすためにどのような習い事をさせている人が多いのか……?子どもの習い事や教育に関するあらゆる情報を集めたいと常に思っている知り合いのママさんたちにヒアリングし、その声を集めてみました。さて、いまの子どもたちはどんな習い事をしているのでしょうか?■ 将来仕事の幅が広がるかも!?「サイエンス系」「大人になってから仕事の幅を増やせるように、サイエンス系への興味をもたせることは親としての役目なのではないかと思っています」(35歳/専業主婦)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)これからは科学の力が必要になる時代だといわれています。そのせいか、この種の習い事をさせるママさんも多いようです。年齢にもよるようですが、理科の実験教室などサイエンス系の習い事の月謝は10,000円前後のところも多いようです。■ 2020年には小3年から必修に!親も関心が高い「英語」「どんどんグローバル化が進む中、もはや英語のスキルはマストだと思います」(30歳/パート)Greyscale / PIXTA(ピクスタ)2020年からは小学校3年生から英語の授業が必修になるということもあり、最近ではますます需要が高まっているようです。ちなみに以前、筆者が働いていた塾の英語コース(小学部)の月謝は6,000円でした。■ 2020年から小学校の必須科目に!「プログラミング」「理論的思考も身につくでしょうし、算数への苦手意識もなくなるかと思って」(34歳/パート)ocsa / PIXTA(ピクスタ)こちらも2020年から、小学校の必須科目となる予定の分野です。プログラミング教育とは、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習のこと。とはいえ、プログラミングはまだポピュラーな勉強ではないので、潔くプロに任せてみるのも良いのかもしれませんね。こちらも、だいたい10,000円前後の月謝となるようです。■ 「ピアノ」「スイミング」は昔も今も定番人気「私が学生だったころの音楽の先生が、ピアノを習っていない生徒はテストの点数に関わらず3以上はくれない先生だったトラウマから、子どもにはピアノを習わせています」(36歳/専業主婦)タニホ / PIXTA(ピクスタ)「うちの子は身体が弱く喘息気味なので、肺活量が上がるようにスイミングを習わせています」(33歳/パート)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)社会の移り変わりとともに、これからの社会を見越した習い事をさせているママさんたちも増えてきているようですが、調べてみるとやはり定番の習い事というのも根強い人気があるようでした。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。将来の可能性を広げるため、興味関心のあることを見つけさせるため、個性や才能を伸ばすため、社交性を身につけさせるため……。これらの親心も、習い事をさせる目的のひとつだといえるでしょう。その子にぴったりの習い事に出会うまでには、多少のまわり道もあるかもきれません。「うちの子にも、そろそろ習い事をさせてみようかな?」と思っているのであれば、まずは子どもをどのような世界に進めたいか、その方向性から決めていくのもいいのではないかと思います。子どもの人生が、より豊かなものになるようにというパパママの願いが叶うものが見つかるといいですね。
2018年08月25日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「小学生の進学塾通いは“かわいそう”!? 教育ママはつらいよ」 で、進学塾通いに関するアンケートを実施。小学生に「進学塾に通わせること」について、さまざまな意見が集まりました。■子どもの塾通いを考える人が多数今回のアンケートで一番多数だったのが、お子さんを塾に「時期がきたら通わせるつもりがある」と答えた人の37%。そして、実際に「通わせている」と答えた人と合わせると68%にのぼり、塾に通う、通わせたいと考える人が多いことがわかりました。しかしながら、ちゅいママさんのエピソードのように、アンケートでも塾通いしている子に対して「かわいそう」と言われた経験があるママが多く存在。子どもが塾に通っている人が多いなか、なぜ世間からは「かわいそう」と言われてしまうのでしょうか?Q.子どもを塾に通わせてますか?時期がきたら通わせるつもりがある 37%通わせている 31%通わせてない 22%通わせるつもりがない 6%その他 4%■塾に通わせるのはかわいそうなこと?ちゅいママさんが周囲から言われた「塾に通わせるなんてかわいそう」という意見。「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」などと声を掛けられたそうです。ちゅいママさんは記事のなかで、「例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、“健全な子”という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう」と、疑問を投げかけます。そんな彼女の声に共感するコメントが、アンケートからは多数集まりました。同じ習い事でもサッカー、野球、水泳などに力を注いでるのと、勉強に力を入れているのとでは、周りからの反応が違うように感じられました。なぜか、塾に行かせてる、勉強をさせていることは「かわいそう」というようなこともよく聞きました。机に向かうことより、体を動かす方が良いと認識されているようで塾通いさせている親としては肩身が狭い思いです。「自分たちが決めたことだから」と心に強く思っていても、どうしてもネガティブに受け取ってしまった言葉にママも子どもも傷ついてしまうことがあります。そんな孤独な気持ちはなかなか紛らわせないのかもしれません。■塾に対してなぜ反対なのか小学生が塾に通うことに対して、反対の立場をとる人はどういった意見なのでしょうか。小学生のうちから、帰宅が22時、それからご飯にお風呂、塾の課題をすませ、寝るのが1時2時なんて話を耳に挟み…。脳も体も成長期するときに睡眠時間が足りないのはいかがなものかと。塾に通うならば、子どもが無理せず、本人が自分の時間を持てる範囲が良いと思います。子どもだってストレスがたまりますから。勉強も大事ですが、友達とのふれあいも大事だと思います。勉強も遊びも、程よくが良いと思います。塾に通い始めたら「塾がないと勉強できなくなってしまう」のでは、と思います。家でもじゅうぶん学校以上の学習はできるかなと。「塾で追い込んで偏差値高い学校に入っても、結局塾に行き続けないと学校の勉強に追い付けないよね」と主人と話しています。塾だけで多感な時期を終わらせてほしくないなと思っています。さらに、身体を動かすことについては、スポーツ系の習い事までする必要はないけれど、「やったほうがいい」という意見も。勉強は基礎が大事だと思うので、必要であれば塾など活用して勉強ができる環境を作ってあげることは大切だと思います。ただ、外で遊ぶことは丈夫な身体を作ったり心身ともに成長する上で大切だと思うので、バランスよくできるのが理想だと思います。子どもの個性や環境など難しいとは思いますが。塾に対して否定的というよりは、「適度に勉強と運動、そして遊び、睡眠といったことが子どもの成長には必要」という考えを持っている人が多いことがわかります。■子どもと親にとって、塾の利点とは?一方、塾に通わせているママや、これから塾に通わせたいと思っているママは、どんな部分に「塾の利点」を感じているのでしょうか。また、どのような目的や位置づけで利用しているのでしょうか。都内在住、1人娘で現在5年生。私とダンナの意見はまったく違います。私は中学受験する、しないに関わらず、高学年になったら塾に通わせる考え。ダンナと意見が衝突して勝手に塾に申込み通わせて早2年目に。娘は、学校とは違う環境で学べて、目標を持っている人と関わるのことで刺激があって楽しそうです。成績上昇の成果は出ていないですが。最初は勉強でつまずくと学校がつまらない場所になってしまうから、「わからないを作らない」を目的に始めました。わからないがなくなると、子どもは「もっと先へ行くとどうなるんだろう?」と興味があることは「自分のわかる範囲で突き詰めよう!」に変わっていきました。勉強をさせるために通わせていると思われがちですが、わからなくてつまらない学校の授業をずっと受けている子どもたちの方がかわいそうだ、と私は思います。うちは転勤族で都会と田舎をいったりきたりしています。子どもがこれからの人生を選択するときの選択肢を狭めないためにどこの町に行っても一定の学力を保つために学習塾を役立てたら良いなと思います。上記以外にもママの考える塾のメリットは次のようなものがありました。・他人に合わせず自分のペースで勉強を進められる・ほかの学校の友だちができ、学校以外に世界を広げられる・学校の勉強のフォローができる塾に通わせる理由は、「中学受験」だけが目的ではないようです。■塾通いを躊躇してしまう理由塾通いに魅力を感じるものの、行かせることを躊躇(ちゅうちょ)するという意見もありました。子どもの体力と、送迎する私の体力、下の子とのバランスの取り方ができるか心配です。塾に通うこと自体は、中学受験をするなら必須だと思うので、かわいそうとか言っていられないですよね。今小3です。地域的にまわりのお友だちはほぼみんな中学受験をする予定で塾に通っている。けれど、うちは経済的な余裕がなく通わせてあげられないし、中学受験もさせてあげられない。「中学受験しない子はまともな人生歩めない?」みたいな気分になってしまって、子どもに申し訳なく思ってしまいます。塾に通わせてあげられる家庭がとてもうらやましいです。小学生の塾通いはお金がかかるだけでなく、送迎や子どもへのフォローなど、親の負担がかなり大きく、そのため行かせるのを迷うママも多いことがわかります。なかには「塾開始の年齢を遅らせる」、「家庭で勉強をフォローする」といったことで家計、ママ、子どもの負担を少しでも減らすことを考えているママも。小学生の塾通いは子どもだけではなく、親もそれなりの覚悟を持って臨まないと続かないのかもしれません。■塾に通わせることになったキッカケ塾通いをいつから開始するかも悩むところ。実際に子どもを塾に通わせているママは、どんなキッカケで始めたのでしょうか? また、塾を始めようとしているママはどんな見通しを立てているのでしょうか。小2の算数でつまづき始め、私も本人も「これじゃいかん!」と思った矢先だったので、やる気のあるうちに始めました。私自身が算数が本当に苦手だったので、通わせて良かったと思うことが多々あります 最近の小学校の算数は昔より考える記述式が多く、また中学校の内容を6年生でやるので難易度が上がっています。わからなければ先生に聞けるし、お友達と競いながら成長できるからメリットはたくさんあると思います!うちの地域では、小学4年生にもなると塾に通い出す子がたくさんいるようです。とくに中学受験するわけではなくてもみんな通わせていたりします。わが家はいま小学2年生の子どもがいて、中学受験も視野に入れているので後々塾に通わせようと思っています。私の意見としては、最近の子は習い事の数がとても多いなぁとは感じています。今回のアンケートで意外に多かったのが、「本人が希望したら行かせる」という意見。「本人がやる気にならないと…」という思いがあるようです。一方で塾通いに関しては、子どもの勉強の様子を見て「わからないことが増えてきたな」と感じたタイミングや、中学受験を見据えた時期に、「親が決める」という意見も。親が決めることに難色を示す人もいるなかで、一番子どもの様子をわかっている「親が必要と判断したら必要だと思う」という意見もありました。もちろん、塾に行ってみて本人がどうしてもイヤな場合は、子どもと話し合うことが必要となってきます。塾の何がイヤなのか。ほかの塾ならいいのか。ちゅいママさんの長男くんのように、「最初はイヤがったのに、楽しくなってきた」ということもあります。よく子どもの様子を見ながらどうするか家族で考えていけたらいいですね。■「かわいそうかどうか」は誰が決める?アンケートをとおして、小学生の塾通いについてはいろいろな意見があることがわかりました。しかし、ママたちを悩ませるのは、「賛成」「反対」といった白黒ハッキリと分けることができるものではないようです。塾に反対だからといって、それは「勉強することに反対」なのではありません。塾に通うことで生活リズムが崩れるのではないか、子どもが好きなことをする時間がなくなるのではないか、といった心配が“かわいそう”という言葉に結び付いているようでした。塾通いが結果的に良かったかどうかは、今すぐに結論が出るわけではありません。子どもがかわいそうかどうかは、周りが決めることではない。幸せかどうかの基準がそうであるのと同じで、周りの反応は気にしません。私は、習い事(スイミング、そろばん、習字、ピアノ)に行き、学習塾に2ヶ所通っていましたが、そんなに嫌ではなかったですし、いまでは感謝しています。自分で行きたいと言ったから、行きたくないときも休ませてもらえませんでした。でも、継続する事の大切さ、自分の責任というものがよくわかった気がします。子どもの頃の私からすると、塾に行かせてもらえるなんて、うらやましいです。もしかしたら、きちんと親に気にかけてもらえる、将来を考えてもらえている、それが一番うらやましいのかもしれません。教育ママと言われようが、ガリ勉に見えようが、家族が笑って幸せに暮らしていることが、一番良いことだと思います。いろいろなことがあっても、自分を嫌いにならず、家族のことも大好きであれば、他人からの意見は気にしなくてもいいと思います。親も子どもも迷ったり悩んだりしながら、前に進んでいくんだと思います。周りからの意見によって悩んでしまったとしても、子どもの気持ちや夫との方針をすり合わせながら、それぞれの家庭ならではの方向性をもっていけばいいのではないでしょうか。「何を」「どういった手段で」がんばるのか。子どもの個性も、親の考え方も、それぞれ違っていてあたり前で。それを忘れずに、相手に寄り添い意見も参考にしつつ、適度な距離感で付き合っていけるといいですね。Q.子どもの塾通いについて、ご意見があれば教えてください回答数:92(アンケート集計期間:2018/7/12~2018/7/15)
2018年07月26日長男は現在小学4年生。今年の2月から大手の進学塾に通い始めました。何故2月からなのかというと、中学受験を目指すなら3年生の2月からスタートするのが一般的な流れになっていると聞いたからです。■塾に通うのを嫌がる長男塾に行くことを決めたのは親です。本人はものすごく嫌がっていました。嫌がる本人を指し置いて塾に入れたものですから、最初はそれはもうめちゃくちゃモメました。塾に行きたくない理由としては、「授業が速い」「緊張する」「難しい」「勉強時間が増える」「くつろぐ時間が減る」この5つ。家でゴロゴロしながらテレビを見たり、本を読むことが何より好きな長男。それがいきなり休日まで塾になってしまったのですから嫌がるのも無理はありません。長男も泣いて嫌がり、その様子に私も悩み果たしてこれでよかったのだろうかと揺らぎましたが、まだ始めたばかりなので、もう少し、せめて1年は様子を見ようと一度決めたことは曲げないことに決めました。そのかわり、長男が新しい生活に慣れるまではできるだけサポートしようと、私もつきっきりで一緒に宿題を解くことにしました。■徐々に変化が見られるように長男は1人で取り組むよりも誰かと一緒に取り組むほうが効率が上がるタイプなので、この方法が最善だと思ったのですが、こうなると難しいのが他の兄弟2人の面倒を見てあげられなくなること。長男の宿題にかかりっきりになってしまうので、他の2人への関わりが手薄になってしまうことが心苦しかったです。最初の4か月ほどはみっちり横について一緒に宿題をしなくちゃいけない時期が続きましたが、徐々に1人で取り組むようになってきました。1人で宿題をして、答え合わせをして見直しをする。この流れが定着してきたようです。そしてまた、塾での授業の流れやテストの仕組みなどについても慣れてきたようで、最近ではテストの結果を楽しむ様子さえ見られるようになりました。学校の授業とは全然違うスピード感や、先生の巧みな話術、いろんな学校から来ているお友達との交流なども楽しめるようになってきて、塾終わりには「今日は社会が面白かった!」とか「今日は算数が面白かった」とか授業を楽しむようにもなりました。とにかく楽しんで通ってくれるようになってくれてよかった…とうれしく思うと同時に、今度はまた違った発見をするようになってきました。■勉強させられるのは「かわいそう」?我が家の住む地域では中学受験はメジャーではありません。ほとんどの子が地元の公立中学校に進むのが「普通」の地域です。なので、小学校4年生から大手の進学塾に通っている子はごく少数派です。実は長男は塾以外に公文にも通ってるんです。詳しく説明すると、小1から公文に通い始めて4年生になった時点で「辞めてもいいよ」と伝えたのですが、本人が「公文は辞めたくない」というので、塾と公文を併用しているんです。ただでさえ進学塾に通う子が少ない中で、塾と公文にダブルで通っているとなると、周囲の反応で複雑な気持ちになることが時々あります。これは同じ境遇になった方なら分かるんじゃないかな~? という、口ではうまく説明できない何とも言えない気持ちなのですが、要するに「そんなに勉強させられてかわいそうな子」と見られてしまいがちなことです。「そんなに勉強ばっかして…すごいねー」「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」相手は良かれと思って声をかけてくれるんでしょうけれども、こちらとしては何とも言えない微妙な気持ちになります。中学受験をする方も今や全然珍しくない地域もあると思いますが、中学受験という選択肢自体がそもそも少ない地域もあります。我が家の場合は後者です。周りに中学受験を目指す家庭がゼロな中で、いわゆる「教育ママ家庭」であることの孤独感は正直感じます。何事も経験してみないと分からないことってありますね。教育ママって、実はものすごく強い心と我が道を行ける精神がなければなれないんだなと思い知りました。周りの視線や哀れみや好奇心に負けない心が必要なんだなと。■教育ママの精神力よくメディアなどで見る「息子を東大に合格させた母」とか「子どもを全員医学部に合格させた母」といったお母さんが出てきますよね。実はあのお母さんたちの何がすごいかっていったら、周囲の色んな視線に負けずに、「うちはうち」と貫き通した精神力なんじゃないかなと思います。ましてや昔はもっと中学受験や小学校受験に対しての市民権が少なかったと思いますし、今以上に「あそこの家は教育ママだ」と言われたことと思います。その中でチャレンジしてきた先人はすごいなと思います。我が家の長男も、大人と習い事の話をすることがあります。たとえば、お医者さんだったり、看護師さんだったり、美容師さんだったり。正直言って、「なにか習い事をしているの?」と聞かれた時に、「サッカー」だったり「野球!」だったり運動系の習い事だったらすんなり会話が進むはずなんですよねぇ~。「何か習い事をしてるの?」と聞かれて、「塾と公文」って答えるんですから、そりゃ相手の大人も「え! 塾と公文!? 勉強ばっかり!」ってなるわけですよ。■子どもは勉強よりも遊ばなきゃだめ?そしてそこからの、「運動したほうがいいよ!」になるわけです。そうなんですよ。そりゃ運動だってしたほうがいいとは思うんですけど、子どもがみんな運動が好きなわけではないんです。運動が嫌い、苦手な子どもも当然いるんです。長男は、運動系の習い事も嫌がったし…(参考: 第29話「習い事を嫌がる子ども、無理にやらせるべき?」 )例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、「健全な子」という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう。個人的には、勉強をがんばっていても、運動をがんばっていてもいいのでは? と思います。野球でより打てるように練習することと、テストでより高い点数が取れるように勉強すること、分野は違いますが打ち込んでることが大事だと思うのですが…。周囲に中学受験文化がないと、小学生が進学塾に通うことがかわいそう…と思われがちな中での難しさ。今それを実感しています。【お知らせ】第76話 「読み聞かせのお悩み8つを解決! ママも絵本を楽しむコツは?」 の記事下アンケート「Q. 読み聞かせについてお悩みがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓≫ 「読み聞かせ、ママのお悩み一挙公開!気楽に続けるコツは?」
2018年07月12日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。皆さんもお子さんに習い事を習わせていたり、お子さんがやりたい!という習い事をやらせてあげたりしているかと思います。ただ、意外と「習い事のやめどき 」って難しいですよね。今回はわが家の経験などをもとに、習い事を「やめるorやめない」の見極めについてご紹介します。興味&やる気がないものは早めにやめさせる「大切なわが子にはどんな才能があるのか」「できるだけ多くのものに触れさせてあげたい」そんな親心から、色々な習い事をさせている家庭も多いのではないでしょうか。最初は嫌がっていた子どもも続けるうちに好きになり、才能が開花するパターンもあります。でもある期間続けてもまったく興味が出ず、意味なく通っている場合 もじつは結構あります。わが家の息子も2〜3歳の頃英語に通わせていました。小学生から英語を学ぶ時代。早めに慣れておいたほうがいいだろうと思ったのです。好奇心旺盛で社交的な息子は、最初は喜んで英語に通っていました。まだ2歳だったので親子同室。ずっと親子で英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりしていました。でも数か月経った頃から英語へ対しての興味が薄れていき、教室についてもお友達と話したりふざけたりしてばかり。先生の話もマトモに聞かない状態が続きました。親子同室だったので注意し続けるものの、まぁ集中しないこと!興味のあるものには話が聞こえなくなるくらい集中する子なので、いかに英語に対して興味がないかがわかりました。英語のたびに親子でイライラ 。これじゃお金も時間ももったいない。そう思ったので「英語、やめる?」と聞いたら「うん、やめる!」と即答。迷いない息子の返事に退会することにしました。子どものやる気や興味がないものは、なかなかうまく続きません。なんだか親子で気分までスッキリしてしまい、やめてよかったなと思いました。子どもの負担になるものはやめさせる生後6か月から1年生の5月まで、息子はベネッセの通信教育を続けていました。赤ちゃんの頃から大好きで、毎月届くのを親子で心待ちにしていました。歯みがきもトイレもひらがなも、どれだけお世話になったことか…!でも小学生になり学校の宿題が増えると、通信教育の分の勉強に支障が出てきました。さらに1年生からは別の塾のプリントが追加になったので、もう勉強だけでやることがたくさん…!勉強好きの息子にも限界があったようで、ある日宿題の最中に集中しすぎて鼻血を出しました…(!)そして勉強時間のせいで自分の自由時間がなくなりイライラするように 。毎日学校から帰ってきて必死に宿題と向き合っている1年生の息子に、親ながらかわいそうになってきてしまいました。そこで「もう進研ゼミやめる?」と聞いたところ「…うん(涙)」という答えが。やめたくなかったと思うけど、あきらかに息子がつらい思いをしていると判断し、6年間続けた通信教育を退会しました。子どもの負担が増え、代わりとなるものがあるのならば迷わずやめましょう。子どもの心と体の健康が一番 です。子どもがやりたがるものは続けさせるこれは現在息子が習っているピアノの先生の話です。彼女は私の友人で、学生時代のアルバイト仲間でした。その頃からピアノ中心の生活を過ごしており、毎日練習に励んでいました。実家のマンションで暮らしていた彼女は両親に「ピアノの音がうるさい!」とよく怒られていたそうです。ピアノのことも良く思っていなかったとか。彼女のピアノの成績が大学で認められ、ドイツの有名な学校に留学できるという話が出たときも両親には反対されたそう。それでも自分の思いを貫き通した彼女はドイツへ単身留学。難関のドイツの大学院にも進むことができ、現在は日本でピアニストとして活躍しています。いくつものコンクールで賞を受賞しています。(そんな素晴らしい経歴の友人にピアノの講師を頼んでしまう私も私ですが…。)親に反対されても自分のやりたいことを貫き通した彼女。子どもが本当にやりたい、と言ったことは全力で応援 してあげようと、彼女を近くで見ていた私はいつも感じていました。今ではご両親も彼女の成功をとても喜んでいます。でも学生時代からもっと応援してあげられていたら、余計な悩みもなかったのに、とも思ってしまいます。----------「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、子どもが興味を持ったものは積極的にやらせて応援してあげたいですよね。大切なのはその後の子どものやる気次第。やめるのをためらう必要はありません。続けた年月に関わらず、やめる勇気も必要です。●ライター/横山かおり●モデル/前田彩
2018年07月04日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。いざお教室を選んで通わせようと思っても、何も準備がないと、親も子どもも心配になってしまうもの。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、習い始める前の準備について聞きました!そもそも、子どもがバレエを習うメリットとは?バレエのレッスンは、厳しくてハードな印象があり、子どもがついていけるのか…と心配になるママパパも多いもの。子どものころにバレエを習うと、どんなメリットがあるのでしょうか?「バレエは美しい音楽に合わせて踊る芸術です。子どものころからレッスンを積み重ね、長い時間をかけてバレエを踊るために必要な筋肉をつけていきます。バレエは体の中心軸を引き上げて踊るので、正しくレッスンをすれば体幹が強くなって、まっすぐで美しい姿勢を身につけることができます。近ごろは、お子さんの姿勢が悪いとお悩みの親御さんが多いので、正しい姿勢に整えやすいのは大きなメリットです。また、筋肉をよく伸ばして踊るので、柔軟性を高め、怪我をしにくい体を作ることもできます」(四家先生、以下同)また「バレエを習っている子はお行儀がいい」と言われることも多いほど、礼儀作法をしっかりと教えてもらえるのも嬉しいところ。「ご挨拶から言葉遣い、立ち居振る舞いまで、普段のレッスンから礼儀作法を教えていきます。同じクラスにいる生徒たちとの協調性はもちろん、一緒に踊るためのコミュニケーション力を鍛えられることも。また、発表会になると年上の生徒たちとの交流もあり、さまざまな年代の人と触れ合うなかで身につくマナーも多いでしょう」さらに、美しい音楽を聴いて踊ることで音楽性やリズム感も鍛えられるそうです。お教室に通うとき、どんなものを準備すればいいの?では、子どもがお教室に通うときには、どんなものを準備すればよいのでしょうか?バレエショップに足を運ぶと、かわいいレオタードがたくさんあって目移りしそうですが…。「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツのことが多いです。ただし、通い始める前に買ってしまわないこと!というのも、お教室ごとにウェアにルールを設けていることが多く、せっかく買っても無駄になる場合があるからです。子どものウェアはユニフォームのようなもの。先生が、生徒の体の使い方を見極めるため、あえておそろいで、体のラインがしっかり見えるウェアを指定することがあります。また、タイツも微妙に色合いが異なるものがあるので『ピンクであればよいだろう』と買うと、NGが出てしまうことも。幼稚園児はタイツではなく、ソックスを履かせるお教室もあります。購入前に、通うお教室の先生に必ず確認しましょう」また、シューズ選びも慎重におこないたいところ!「『子どもはすぐに成長するから』と、つい大きめのシューズを選ぶ親御さんは多いのですが、バレエを正しく踊るためには足裏を鍛え、床をしっかりとつかむ必要があります。そのため、大きすぎたり小さすぎたりすると、適切に鍛えることができないうえ、怪我につながることも。シューズはとても大切なので、先生に選んでいただくか、またはバレエショップのシューフィッターさんに選んでいただくなど、プロに任せたほうがよいでしょう」ちなみに、バレエと言えば思い浮かべる人の多いトウ・シューズですが、11~12歳ごろから履き始めるのがほとんど。骨が成長し、踊るために必要な筋肉を身につけてから、先生から許可をいただいて履くものです。子どもが憧れるあまり、先生の許可なく買ってしまう親もいるそうですが、怪我につながるので絶対にやめましょう。子どものバレエ・クラスでは、どんなレッスンを学ぶの?初めてクラスに参加するときは、緊張するもの。いったい、どんな内容のレッスンをおこなっているのでしょうか?「幼稚園児のクラスでは、ほとんどバレエらしい動きはありません。でも、その積み重ねが、ゆくゆくバレエを踊るための姿勢を身につけ、正しいポジションでさまざまなステップをこなすためには必要なのです。私のクラスでは、まずさまざまなストレッチやエクササイズをおこないます。たとえば、お尻歩きをすることで体幹を鍛えたり、足指じゃんけんをすることで足裏を鍛えたりします。また、ケンケンパーをしたり、スキップをしたり、背伸びしたりして脚力を鍛えていきます」通常、バレエのレッスンはまず、バーと呼ばれる棒につかまって「バー・レッスン」をおこない、その後、スタジオの中央で両手を離して踊る「センター・レッスン」へと進みます。しかし、体ができあがっていないうちは、まずバーを通して体の軸を整えていくそうです。「小学校低学年のうちは、両手でバーにつかまって、簡単な動きをおこないます。それに慣れてきたら、小学校中学年ごろから、片手でバーにつかまって踊るようになります。片手になると、片足で体を支える動きも増えてくるので、そこでブレずに踊るためには、まず両手バーできちんと姿勢や筋肉を身につけておくことが必要です。バレエの舞台は華やかですが、レッスンは決して派手なものではありません。幼いころから、小さな動きをコツコツ積み重ねることで、両手を離して舞台で踊れる体を養っていくのです」初めてバレエを習うお子さん向けの解説書もたくさんあり、さらにDVDやインターネットの動画でも、バレエ用語やレッスン内容を解説したものは多いです。レッスンに参加する前に観ておくと、子どもも安心して初レッスンに臨めるはず!適した教材がわからないときは、お教室の先生に尋ねてみてくださいね。(取材・文:富永明子)
2018年06月01日子どもたちに習わせたい人気の習い事ごとのひとつに「バレエ」があります。でも、少し調べてみるとさまざまな種類のお教室があり、ママたちは「どのお教室がうちの子に合うの?」と頭を悩ませることも…。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、お教室選びのコツを聞きました!そもそも、バレエを習い始めるのに適した年齢とは?よく話題になるのが「バレエって何歳から習わせたらいいの?」ということ。3歳だと早すぎる気もするし、でも小学生からだと上達するには遅いのかもしれないし…。四家先生、バレエを始めるのに適した年齢はありますか?「3歳か4歳からクラスを開講しているお教室が多いです。でも、始めるのが早ければ早いほどよい、というわけではありません。たとえば、有名なダンサーの吉田都さんや熊川哲也さんは小学校中学年から始めた方々です。上達には本人のモチベーションが関わってきますので、急ぐ必要はありません。ただ、本気で取り組みたい場合はとくに、10歳くらいには始めておいたほうがよいでしょう」(四家先生、以下同)幼稚園生から始める場合、子どもを通わせられるかどうかは、次の基準をクリアできているとよいと四家先生は言います。「まず『立つ』『座る』など、簡単な日本語が伝わるかどうか。おしめが取れているかどうか。そして、40分ほどのレッスン中、ママやパパと離れていられるかどうか。この3つの基準がクリアできていれば、お子さんも苦痛なく、レッスンを受けられると思います。もちろん、講師としても子どもたちが飽きないように、さまざまな工夫をこらしますが、親御さんと離れて泣き通しの場合は『もう少し、大きくなってからのほうがよいかもしれません』と、お話する場合もあります」子どもに慣れていて、スムーズに会話できる先生を選ぶ!上記の基準をクリアしている場合、お教室を選ぶときは、どんな注意点があるのでしょうか?たくさんあるお教室から、子どもに合う先生を見つけるのは難しく、悩んでしまうママやパパも多そうです。「まず大切なのが、先生との相性。これは『子どもと先生の相性』もそうですが、実はそれ以上に『親と先生の相性』も大切なポイントとなります。幼いころのバレエは、普段のクラス中の態度など、教師から親へ伝えることも多いもの。また、その日の子どものコンディションを、親から教師へ伝える機会も多いです。さらに、発表会を開催するお教室の場合、発表会の練習が始まると普段よりも練習量が増え、さらに衣装の準備や本番当日の役割分担など、親と先生との間のコミュニケーションは密になります。そんなとき、会話の波長が合う先生だとお互いのストレスが減ります」つい「子どもが先生になじめるか」を気にしてしまいますが、見学や体験レッスンに行ったときには、親が先生と会話をしてみることも重要なようです。「あと、子どもに慣れている先生を選ぶとよいでしょう。子どものころのバレエは、情操教育の面があります。音楽を聴いて、楽しく踊りながら、正しい姿勢を身につけるとともに、マナーや礼儀作法を学びます。そんなとき、子どもの喜ぶツボを知っている先生だと、子どもも継続しやすいと思います。たとえば、私は右と左の区別がついていない子には、片方のシューズにキラキラ光るシールを貼ったり、姿勢をよくするために頭にリボンを結んで『引き上げる』感覚を養ったりします。子どもにとって、ひとつの場所で長い時間を過ごすのは大変なことなので、飽きずに楽しみながら学べる工夫をします」どんな規模のお教室に通わせたいかを見極めるほかに「入会前に確認したほうがいいポイント」は、どんなものがありますか?「バレエのお教室には、さまざまな種類があります。大きなバレエ団付属の学校のこともあれば、代表の先生の下に何人もの教師がついて構成している大中規模のお教室もあり、また基本的には先生ひとりで運営している個人教室もあります。大きなスクールだと、先生と親の間に事務局が入ることが多くなりますが、事務局があるからこそ、システムがきちんと成立しているメリットも。規模が大きめの個人教室の場合、親だけで構成するPTAのような『母の会』がある場合も。発表会のときだけ集まることもあれば、普段から季節ごとに催しをして、まさに学校のようなお母さん付き合いが発生します。先生ひとりの個人教室では、先生と直接会話をする機会が増えます」どの種類を選ぶかは、親次第。「母の会」で集うことが安心感につながる親もいれば、事務局に間に入ってもらうことで安心する親もいます。また、先生と直にやり取りをしたい親もいるので、どんなタイプのお教室だと安心して子どもを通わせられるか、じっくり見極めたいところです。「ほかにも、通いやすい場所にあるか?どのくらい細かくクラス分けしているか?先生が持っているスタジオか、またはレンタルスタジオか?週のレッスン回数と月謝はいくらか?発表会の有無と費用は?お試し期間を経てから入会できるか?など、確認したいポイントはたくさんあります。そのためには、事前に『子どもに、どんな先生のもとで、どんなふうにバレエを楽しんでほしいか?』を考えておくとよいですよ。かつて、名プリマのマーゴ・フォンテーンが『よい先生選びは親の責任』と語っているのを読んだことがあります。子ども自身が先生を選ぶことはできないので、代わりにしっかりと見学をしたり、先生と話したり、評判をリサーチしたりしてから決めましょう」一度お教室に入会したら、基本的にはほかの教室との「かけもち」はご法度の世界!またほかの教室への移籍もしにくいのが現実なので、最初が肝心です。選ぶポイントを決めて、じっくりとお教室選びをおこないましょう。(取材・文:富永明子)
2018年05月28日英語を単なる”お勉強”だと思わせないためにこのところ、英語教育現場にいろいろな変化が起きています。文科省による「英語教育改善プラン」が出されたのが昨年(2017年)4月のこと。それに伴い、今年に入ってから小学3年生から英語教育を導入する学校が増え、5年生からは必修科目となっています。大学入試のスタイルも変わるとのことで、より実践的な英語を目指す方向に。それに合わせ、早ければ0歳から子どもの英語教育を開始する保護者は少なくありません。ただ問題は、英語に対する子どもの興味をひき出し、学習意欲を高く維持し続けることができるのか、ということ。英語が実際にコミュニケーションツールであることを理解しなければ、それは単なる卓上の勉強であって、子どもにとってはあまり面白くないものになってしまいます。そこで見つけたのが、職業・社会体験施設『キッザニア』の英語プログラム。『キッザニア』では、毎週水曜日は英語デー『English Wedesday!』を開催しており、約40種類以上のアクティビティを英語で体験することができます。これなら遊びながら英語の発話を助け、英語環境に身を置くことができそう!今回10歳の娘とともにプログラムを体験してきました。実在する企業などによる協力で、かなりリアルな職業体験ができるキッザニア。「お金は自ら働いて手に入れるもの」という感覚を養うことができるのも魅力的ネイティブキッズと一緒に職業体験キッザニアでできる職業・社会体験は実に多岐にわたっていて、ピザを作ったりマンガを描いたり、はたまた証券会社や裁判所といった多種多様な職業の内容をかなりリアルに再現。完全入れ替えの2部制となっていて、水曜日は第1部・第2部ともに『English Wedesday!』が開催されています。英語でのアクティビティでは、職業内容についての説明もすべて英語のみ。参加者には日本に駐在する外国人の子女や海外からの旅行者も少なくありません。水曜日には外国人の子どもも多い。この日は修学旅行生の中学生もいて、元気よく「Good evening!」とあいさつをしていた(キッザニアでは”夜の街”をイメージしているため、あいさつは「こんばんは」で統一されているそう)今回筆者が娘とともに体験したのは、『EAP eKspress (English Activities Program Express)』。3つの職業体験がパッケージになったもので、事前予約が必要なプログラム。通常6人までの子どもが1グループになり、スタッフによる案内で待ち時間なく3つの職業体験ができること、子どもをスタッフに預ける形になるので、保護者はその間、一時退場など好きに行動できるといった利点もあります。体験できるアクティビティは曜日によって異なるそうで、この日は「消防署」「石けん工場」「出版社」がラインナップ。娘と一緒に参加したのは1人で、カリフォルニアからおばあちゃんと一緒に初めて日本にやってきたジャスパー君(8歳)です。なかなかハード…でも楽しいから大丈夫!朝9時から始まる第1部、午前中は好きに遊んで、12時45分の集合で入場カウンター前へ。「EAP」のビブを着て、身の回り品を入れるためのオリジナルデザインバッグを受け取り記念撮影などを経て、13時になったら体験スタートです。もちろん説明はすべて英語。ジャスパー君がネイティブなせいもあるのか、担当ナビゲーターでコロンビア人のマリアさんの話すスピードはふつうにネイティブの子ども向け。通訳なんてもちろんありません。もしかして、ネイティブでない英語学習者にはハードルが高いかも…?と一抹の不安を覚えたものの、「キッザニアで遊びたい!」という楽しみが先行するのか、意外とすんなりとついて行く娘。スタッフの方に聞けば、英語がわからなくてもジェスチャーなどで理解できるよう配慮しているので、すべてが英語でも問題なく入っていける子がほとんどとのこと。はじめはドキドキ照れくさそうだった子も、時間が経つにつれ自ら英語を使ってあいさつができるようになるのだそう。子どもの対応力と柔軟性ってすごい!ナビゲーターのマリアさんは日本語を一切発せず、終始英語のみ!なかなかハード…?と思ったものの…全く問題ない様子子どもたちの雄姿も大きな見どころさて、グループが最初に訪れたのは「消防署」。一般の参加者のこどもたちも一緒に消防士として働きます。ジャスパー君は今回のグループの隊長に任命され、番号を呼ばれたらシュタッとかっこよく敬礼!ジャスパー君にならって、ほかの参加者もシャキシャキ動きます。アクティビティを行うのはナビゲーターのマリアさんで、すらすらといいピッチでコトが進んでいきます。参加者には4~5歳くらいの小さな子や、英語がわからないらしい子もいましたが、ジャスパー君にえっちらおっちらとついてきています。午前中から英語だけの環境にいるためか、英語に臆することがないのがいいところ。消防車に乗って火災現場へ行き、放水をしてしっかりと火を消し消防署まで帰ってきました。鎮火してから全員で敬礼をしたときのその誇り高い顔つきに、うるっとすることは請け合いです。やる気に充ちたジャスパー君。さすがにナビゲーターの説明にいち早く反応。そのおかげで、日本人の子どもたちも次にやることがなんとなくわかりスムーズにコトが進むホンモノの水が出てくるホースで消火活動。火が弱まったと思ったらまた燃えさかったりと、火の動きもなかなかリアル消防署のアクティビティが終わると、すぐさま「石けん工場」へ。待ち時間がないのはうれしいところです。この石けんづくりはなかなか高度かも。使われている単語が専門用語で、子ども向けに適当な説明をすることはなく、石けんができるまでがわかるプチ工場見学となっています。もちろん、見学するだけでなく自ら機械を操作しなければならない箇所もあり、そこは説明を聞いていないとできません。なかなかハードではあるものの、ジェスチャーを見ながらなんとかボタンを押すなどの作業を完了。最後に成果物として、体験日が印字された石けんを持ち帰れるので、ちょっとうれしいお土産になりますね。英語を「学ぶもの」から「使うもの」へ3つ目の「出版社」では漫画家となってコミックの1ページを仕上げます。下絵が入ったサンプルの、空いているフキダシ部分にせりふを書き込み、トーンを貼るなどして好きに装飾。作業自体はもくもくと行われます。日本の漫画に慣れていないジャスパー君や小さな子どもでも、好きなように文字やイラストを書きこんでいて、創造性をかき立てられるアクティビティなのだなと思いました。サンプル原稿に文字やイラストを描きいれる、漫画家の作業。できあがったらプリントして表紙をつけてくれる3つすべてのアクティビティが終了するまで約1時間30分。業務に対して支払われる“お給料”「キッゾ」を受け取り、記念写真をもらってプログラムは終了です。待ち時間がなくスムーズであることもさることながら、やはりなんといっても周りからも英語のみが聴こえてくる環境でのアクティビティであることが大きな利点。英語を学ぶ子どもたちにとって、ふだん英語を話す相手は英語の先生など大人であることが多いなか、同年代の子どもたちとも英語で触れ合うことができます。英語は「学ぶもの」というより「使うもの」ということを肌で感じることができたのではないでしょうか。今、英語を勉強している人にもそうでない人にもおすすめです。キッザニア(東京・甲子園)青いポロシャツはイングリッシュスピーカー。場内にも何人もいるので、積極的に話しかけてみよう<文・写真:フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年04月30日将棋を題材にしたマンガ『3月のライオン』や藤井聡太六段の活躍、羽生善治竜王の永世七冠達成と国民栄誉賞受賞などにより、 近年将棋が注目されています。将棋は、高い思考力を要するマインドスポーツ(頭脳スポーツ)。 「自分はできないけど、我が子には指せるようになってほしい」と、興味を持っている人も多いのではないでしょうか? 将棋を覚える場として将棋教室がありますが、一体どんなことをする場所なのでしょうか? 最近将棋がマイブームの息子(4歳)と将棋教室に体験へ行ってきました。「将棋のまち」天童市で将棋教室体験将棋の駒生産量の約9割をシェアする山形県天童市は、「将棋のまち」として有名で、街のいたるところで将棋の駒のモチーフを見付けることができます。今回おじゃましたのは、天童駅一階にある将棋交流室で行われている天童少年少女将棋教室。初級者クラスに参加しましたが、対局が主なので、基本の駒の動きや最低限のルールは家で身に付けてくると楽しめると思います。指導員との対局や、月に数回プロ棋士が指導することもあり、この日も県内外から集まった子どもたちでにぎわっていました。春に行われる桜まつりでは、人間が駒に扮した人間将棋など多彩な将棋イベントも開催しています礼儀作法を重んじる「礼儀の心」を大事にしている天童少年少女将棋教室では「あいさつ」「姿勢」などの礼儀作法の取得を第一に考えているそう。教室を出入りする子どもたちの「こんにちは!」と「ありがとうございました!」のあいさつは、それはそれは素晴らしいものでした。息子も「あいさつをするときは相手の目を見て」「将棋を指すときの姿勢はピシッと胸を張って」と指導してもらい、人から礼儀作法を指導してもらう機会は少ないので、こういったことも貴重な体験です。「駒の並べ方はきれいに」「将棋盤にはものを置かない」と、ものを大切に扱う一面も見受けられました。また、勝ってもおごらない、負けてもひがまない、常に研究心を持ち沈着であること。対局中は冷静に平常心を保つことなど、心も成長できるのが将棋の魅力ですね。家族のサポートが必要不可欠教室の中でひと際目立って姿勢が良い男の子を発見。そのお母さんに話を聞いてみました。もうすぐ小学生で、将棋をはじめたのは5歳の頃。はじめは駒の動かし方から教え、初心者向けの将棋の本を読みながら初歩的なことを教えたそう。教室に通うようになったきっかけは「落ち着きがなく、座っていられなかったので」と、よくありがちな悩みから。「教室に通うようになってからは集中して座っていられるようになり、今では朝4時に起きて詰将棋を解いたり、ノートに棋譜を書いたり、自分から進んで勉強しているんですよ」と、2歳の次男を連れて週4回将棋教室へ通っている親子の熱意に感動しました。日本将棋連盟天童支部会長の大泉義美さんに話を聞くと、「将棋を続けるには、家族の協力が必要不可欠」とのこと。はじめは親も一緒に勉強しながら子どもに教えたり、教室への送迎や自宅で将棋の勉強ができる環境を作ってあげるなど、子どものやる気をサポートすることが重要になってきそうですね。我が家ではじめて購入した「ウッディプッティはじめてのしょうぎセット」動き方が駒に書いてあるのです、子どもでもすぐ覚えられました。普段は詰将棋のプリントや、初心者向けの本などで勉強しています強くなる秘訣は自ら学ぶ姿勢「将棋は、強くなりたい、学びたいという意欲がある子が伸びるんですよ。子どもたちは、マンツーマンで教えなくても対局の中から将棋を学んでいきます。将棋を通して「礼儀の心」「融和の心」「思考力」「粘り強さ」を身に付けてほしい」と、大泉さんは話してくれました。将棋は、教えてもらうだけの受け身ではなく、自ら学ぶ姿勢が身に付くとも言えそうです。<文:フリーランス記者三浦麻耶/取材協力:公益社団法人日本将棋連盟天童支部/天童少年少女将棋教室>
2018年03月24日こんにちは。長男入学&次男の進級、そしてもうすぐ臨月と、なんだか3月もドタバタになりそうなtomekkoです。そんな中ゆっくり考えたいのに全然手がつけられていないこと、それが子どもたちの習い事について。未就学児から新1年生のお子さんに、習い事ってどんなことをさせていますか?■わが家の習い事事情わが家は必要に迫られて…という感じで、長男には習い事をいくつかさせています。ちょっと身体的に運動系の習得に課題があるため、全身運動と体力アップのためのスイミングと、楽しみながらも鉄棒や縄跳びを指導してもらえる体操教室を。そして、これから毎日机に向かう習慣づくりと、左利きの子への書き方指導に自信がなかったので、学研教室へも。でも、母としては時間とお金に余裕があったらやらせてみたいことはたくさんありますよね〜。例えば英語は小学校でも正式な科目になるので気になっています。英語教育は方針もレッスンの仕方も本当にいろいろあるので、どこが良いのか悩みどころです。それに指が柔らかい長男と音楽が大好きな次男には、ピアノはどうだろう!? とか。ボールが大好きな次男にはサッカーやラグビーのような球技を習わせてあげたい…感受性豊かな長男はお絵かき教室も…。…ハッ!!夢だけはどこまでも膨らんでしまいます。そんな時、ふと自分の幼少期を思い出しました。ワタシは小学校時代を通して、週5~6で習い事をしていました。周りも教育熱心な家庭が多く、ワタシは少ない方で、友人の中には1日2つ掛け持ちの日もあって7~8個くらいやっている子もいました。その頃はおませな女子たちですから、自分は下校後もどれだけ忙しいかが自慢話のようになっていましたが、大人になった今、親はどれだけ月謝を払うのが大変だっただろう…と気づくと同時にものすごく落ち込んだのが、あんなにいろいろやってたはずなのに……結局何一つ身についていない…!!!!強いて言えばお絵かきが…今になってなんとか役に立っていないこともない…かな…?(小声)なんというか…お父さんお母さんごめんなさい。■身につかなかった理由を自己分析してみた今思うと、本人が興味を持ったことはとりあえずやらせてみよう、という方針だったようでありがたいことこの上ないのですが、本人の資質や、先生の方針と合っているのかなどの検討が自分も両親も甘かったかもしれません。どの習い事も親のお友達に誘われた教室で、とか、親戚の知り合いに先生がいるから、といった理由で選んでいました。そのため先生と合わなくても辞めにくかったり他の教室を試しにくかったり…その結果、嫌々ながらだらだら続けてしまったのかな。この先その反省を活かすとしたら、習い事を始める前に情報はママ友などにもリサーチするにしても、自分の足でいろんな教室の体験に参加して、しがらみにとらわれずわが子のタイプに合ったところを見つけるべし! といったところでしょうか。ちなみに、自分から滅多に「あれが欲しい」「これがやりたい」と言わない長男が珍しく熱烈に「絶対やりたい!」と言い出し、春から始めることになった習い事、それは…なんと『茶道』ですってよ!保育園のカリキュラムの一環でやっている茶道を、卒園後も習いに行けると聞いた長男。帰ってきて早々「これからもやりたい! 絶対やりたい!!」とと主張してきてびっくりしました。よくよく聞いてみると、本人的には1. 甘い和菓子が食べられるから2. お抹茶の味が意外と嫌いじゃないからという微妙な理由。でも後日先生にお話を聞いてみると、長時間の正座も頑張って、お道具や所作のひとつひとつにも人一倍興味を持って先生に聞きに来る、と普段の生活では見えない長男の熱心さを教えていただいたので、やらせてみることにしました。どんなサポートが必要になるのか想像もつかず、母の方がついていけるのか心配ですが…将来長男のお点前を頂戴する日を夢見て、とりあえず見守っていきたいと思います。
2018年03月20日長男が幼稚園に入園した当初から、年中に進級したら何か習い事をさせたいなぁと考えていました。夫が趣味でサッカーをしているし、友だちからユニフォームのお下がりを貰っていたので私はサッカーを勧めていたのですが…まさかの剣道…。とりあえずいろんな習い事の1日体験に参加してから決めようと思っています。(最終的にサッカーやりたいって言ってくれますように…!!)
2018年03月14日脳も心も豊かになる音楽の習い事今も昔も人気の習い事といえば「ピアノ」です。譜面を見て曲が弾けるようになるだけでなく、左右の手で別の音を弾いたり、音の聞き分けをすることで、脳に良い効果も期待できそうです。ピアノにかぎらず音楽は脳に刺激を与え、豊かな表現力を身につけたり、演奏することや聞いてもらう楽しさを手に入れることができるもの。そしてなんといっても、一度習えば大人になっても楽しめる一生モノです。そこで、ピアノ、リトミック、バイオリン講師に、それぞれのメリットや上達するコツ、かかる費用、親がするべきサポートまで、アレコレ聞いてきました。新年度に何か始めたい、何をやるか迷っているという人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。ピアノ、リトミックはいくつから始めるのがいい?2歳と5歳の男の子のママでもあり、ピアノ&リトミックの講師でもある足立恵子さん。ピアノは3歳から教えていますが、始めるなら指番号や数字が理解できる4歳からがベストだといいます。「数字や音符の長さを理解するために、リトミックを混ぜながら教えています。例えば123のリズムをいちご、バナナに置き換えたり、四分音符はワンワンワンワンとか二分音符はモーモーとか、動物の鳴き声に置き換えることで楽譜が読めるようになります。絶対音感が身につくのは6歳頃までなので、そこに向けて慣れさせていくことが大切です。ピアノでなくても、音にふれる経験をしてほしいですね」小さいころから音にふれる経験をすることで、音楽を習うときにスムーズにストレスなく始めることができるそう。0歳から始められるリトミックは、まさに遊びながら音にふれることができるぴったりの習い事です。「リトミックは音を聞いて走ったり歩いたり、音の聞き分けができるようになります。将来、音楽を習わせたいと思っているなら、音楽の導入としてリトミックがおすすめです。0歳からお母さんと一緒にできますが、やっていることが理解できるのは2歳頃。始めるなら2歳がベストです。リトミックをやっている子がピアノを習うと、すんなり習得していきます。音符の長さやリズムが体になじんでいるので、説明しなくてもスムーズに習得していくんです」宿題より何より大切なことは嫌いにさせないこと足立さんがレッスンで主に行っているのは、ピアノとリトミック、ドレミに合わせて正しい音程で歌う「ソルフェージュ」、音を聞いて楽譜に書き記す「聴音」の4つ。これらを組み合わせて1回約30分のレッスンを行います。とはいえ、上達させるために、親がきちんと自宅で宿題をやらせないといけないというストレスが…。「いいえ、未就学児に宿題は無理なので出しません。例えば、“おじいちゃんおばあちゃんに聞かせてきてね”とか、音符が書けるようにするために、“りんごの〇を書いて見せてね”と絵を描いてもらうことはあります。あとは、お母さんが、“この指何番?”って指番号を普段から聞くようにしたり、肩たたきしながらリズムを取るのでもいいんです。ピアノを練習させなきゃ!って必死にならなくて大丈夫です。何より大切なことは嫌いにならないこと。〇〇しなさい!ではなく、できることを褒めることです。ドの音ってどこだっけ?と、できることを確認していくと自信につながります。その繰り返しが大切です」意外とお手頃!?バイオリン教室にかかる費用とは…音楽の習い事のなかでも、ちょっと敷居が高いイメージなのがバイオリン。楽器代をはじめ、月謝や教材費もお金がかかりそうですよね。そこで、バイオリン講師の波多野瑞穂さんに話を聞いてみました。「バイオリンの価格は、6万円から8万円くらいが主流です。手の長さに合わせてサイズを選ぶので、大人サイズが使えるようになる身長(145cm以上)になるまでは、レンタルを利用するのもアリです。子ども用のバイオリンは分数バイオリンといって、2、3歳は1/16サイズ、4歳は1/10、小学生は1/4または1/8サイズを使います」10万円以上するかと思っていましたが、6万円代から買えるとは意外です。ところで、2歳から習えるとはいえ、おすすめの習い始め時はいつくらいですか。「個人差はありますが、自分がやっていることを理解できる4、5歳くらいです。早く始めたからといって上達するわけではありません。小学校1年生からでも大丈夫ですよ。最初はバイオリンの持ち方や姿勢、音を出す練習をします。楽譜は読まずに、指番号を覚えて音を鳴らすことから始めます」音楽を習うのが初めてで、全く楽譜が読めない子でも、バイオリンをスムーズに弾けるようになれるのか不安になりますが…。「わたしは2歳半から習ったのですが、楽譜が読めるようになったのが小学校3年生でした(笑)。指番号で覚えて弾いた方が早くできるようになって。読めた方がいいですが、読めなくてもそんな困らないです。小学校の授業でも習うので、3年生までには必ず読めるようになるし、心配しなくて大丈夫です」プラスアルファとして宿題があると思いますが、どんなことをどれくらいやるのでしょうか。「必ず宿題を出すわけではないです。無理なことはやらせないようにします。その子に合わせて、ここを1日3回弾いてこよう、ここを5回弾いてこようという感じです。もちろん練習に比例して上達しますが、1日5分から始めて少しずつ伸ばしていくのでも大丈夫です」ピアノとは違って扱いが難しそうなバイオリンですが、親がサポートしなければならないことはありますか。「幼児が調弦するのは難しいので、親御さんにやってもらいます。手のひらサイズのチューナー(2000円くらい)を使って調弦します。ネジを締めたりするだけなので、難しくはありません」持つだけでもオシャレにかっこよく見えるバイオリン。ピアノに比べて場所を取らないというメリットはありますが、ほかにどんなことが得られますか。「弦の押さえ方によって音が変わるので、ピアノよりも細かい音がわかるようになります。ピアノは単体で演奏しますが、バイオリンは合奏することが多いので、一緒に曲を作れる楽しさが得られます。合奏は本当に楽しいですよ!それに、落ち込むことがあっても、バイオリンで感情表現することで発散できたり、バランスを取ることもできます。音楽は不思議なもので、途中で辞めたとしても体が覚えているんです。60歳から再び始めた人や、94歳になっても習いにくる人もいます。人生が豊かになりますね」この春、お子さんの習い事を考えるなら、音楽を選択肢の一つとして考えてみませんか。<取材協力>ピアノ・リトミック教室TEL090-4719-0666(※ピアノは現在空なし)波多野バイオリン教室<文・写真:フリーランス記者岩本亜実>
2018年03月11日子どもたちの習い事についての考え方は、各家庭によって異なります。するかしないか、いくらかけるか、何を選ぶか、いくつ通うのかなど、習い事には多くの選択肢がつきまといます。今回はママたちが子どもの習い事についてどのように考え行動しているのか、対象を幼児に絞って調べてみました。■幼児の習い事にかける費用は減少!?「ベネッセ教育総合研究所」が習い事などにかける費用を調べた2017年の調査結果で、幼児について1ヶ月あたりの平均費用が8年前に比べて約700円減っていることがわかりました。さらに、2016年に文部科学省が行った「子供の学習費調査」の「学校外活動費」では、幼稚園に通う幼児のこれらの経費が、2006年に比べて約900円減少していました。現在、保育園に通う子供が2006年に比べて約150万件増加しています。ですが、4~6歳の子どもについては、保育園児より幼稚園児の方が1ヶ月あたりの教育費が1000円ほど高いことがわかっています。こうしたことを踏まえると、さらに幼児の習い事にかける金額は減っていると考えることができそうです。■共働き家庭の増加も習い事費用減少の原因?なぜ幼児の習い事にかける金額が減っているのでしょうか。●共働き家庭の増加共働き家庭が増えたことで、平日に習い事の送迎ができない家庭が多くなっていることです。土日に習い事をしたり、習い事ができる園に通ったりするなどの工夫をしている人も多いですが、時間がない中で、できる習い事の数はどうしても少なくなりがちです。●幼稚園や保育園にかかる費用の増加園にかかる費用が年々増えていることです。ベネッセ教育総合研究所によると、園にかかる1ヶ月あたりの費用について、幼稚園児では2010年から2015年にかけて、約1500円高くなっていました。また、保育園児では約2500円増えたことがわかっています。園にかかる費用が習い事にかける費用を圧迫していると考えることができそうです。幼児の習い事にかける費用の減少は、時間とお金の制約があるといえそうです。■ママたちの習い事事情とは実際に幼児がいるママは、習い事についてどう考えて、行動しているでしょうか。話を聞いてみました。「上の子が土曜日にピアノを習っていますが、行事や予定が入ることが多く、平日に変更してもらうこともあります。その場合には、同居している義父母に送り迎えをお願いしていますが、義父母がいなかったら習い事に通わせるのは難しいのが状況です。得意なことが一つでもあると、自分の自信につながると思うので、習い事はできるだけ続けさせてあげたいと思っています」(公務員30代/4歳と2歳の女の子)「平日に幼稚園の中でできる体操教室と音楽教室を選びました。決め手は、送り迎えがないことで、本当に助かっています。仕事で平日はヘトヘトになって、習い事の送り迎えはとてもできません。今年から土曜日にも英会話を習い始めましたが、自分は子どもが習い事をしている間に買い物をすませて時間を有効活用しています」(飲食店パート40代/4歳の男の子)「習い事は、質や通いやすさよりも、その安さを重視してしまいます。夏に都市部に引っ越して、幼稚園に払う費用が2万円台から4万円代に増えました。本当はこだわりたいのですが、子どもが興味を持ったことは何でもさせてあげたいので、できるだけ安いものをたくさん選びたいと考えています。下の子もいるので、数年後の出費が不安ですが、パートなどしてできるだけ希望の習い事をさせてあげたいです」(専業主婦30代/5歳と2歳の男の子)どのママも、自分たちの置かれた状況の中で、できるだけ子どもたちにあった習い事をさせてあげたいと考えていました。必須ではない幼児の習い事。そこには時間やお金の制約がある中で、子どもたちの将来を見据えたママたちの思いが詰まっているのかもしれません。習い事の選び方に正解や不正解はありませんが、子どもたちの個性を一番わかっているママだからこそ、フォローできることがたくさんありそうです。幼児期の習い事は、その後の人生にどれだけ影響を与えるのか、はっきりとはわかりません。きっと重要なのは、何をするかではなく、なぜそれを選んだかなのではないでしょうか。幼児を持つママにとって、時間とお金の制約は厳しい現実ではありますが、制約があるからこそ、子どもたちにとってどんな習い事がいいのか、しっかり選択していきたいものですね。【参考文献】・ベネッセ教育総合研究所: 学校外教育活動に関する調査 2017 3歳から17歳までの子どもの子どもを持つ母親への保護者(母親)の教育に関する意識と子どもの学校外教育活動の実態・文部科学省: 「子供の学習費調査」 幼稚園と小学校、中学校、高校に通う子の保護者が対象。「学校外活動費」とは、学校以外で学習するために支出した経費と、けいこごとや学習活動、スポーツ、文化活動などに要した経費のこと。・ベネッセ教育総合研究所: 「第5回 幼児の生活アンケート レポート[2016年] 」
2018年02月04日こんにちは。ママライターのamuです。早い子は赤ちゃんの頃からベビースイミングを始めるなど、習い事をさせるママは、昔よりずいぶん多くなったと思います。サッカーや野球は土日がつぶれがちで親の打ち上げが多いなど、それぞれ特徴もあり、習わせてみてはじめてわかることって意外とあるんですよね。そこで、習い事別あるあるをまとめてみることにしました。●スイミング「なかなか平泳ぎを教えてくれない」(30代、小4男の子のママ)平泳ぎの前にバタフライを教えるスクールが多いそうです。学校では平泳ぎができないと級があがらないため、パパが週末にプールに連れて行って教えたという人が多いとのこと。「他の習い事より、コーチが変わる頻度が高い」(30代、小4女の子のママ)ピアノなどはずっと同じ先生だし、好きな先生が変わってしまう とさみしいですね。「マラソンやトライアスロンの、子どもの大会で遭遇率が高い」(30代、小5男の子のママ)水泳をしている子は、トライアスロンにチャレンジすることが多いんですね。遠目の会場でも遭遇することがあるそうです。●英会話「発表会がないし、家では日本語なので、あまり身についているとは思えないけど、耳だけは鍛えられている気がする」(30代、小4女の子のママ)娘も英会話スクールに通っていますが、スペルは書けないけどCDでのヒアリング問題は解けているけど、耳にとってはいい のかなと感じます。「積極的になった」(30代、小5男の子のママ)とにかく話さないといけないし、グループレッスンで一人一人質問されるし、ゲームもするので、みんな自然と仲良くなります 。緊張せずに発言できるかどうかは、場数と慣れですよね。●体操教室「運動神経がいい子とよくない子の差が顕著に出る。うちは、この分野は伸びないなと思って、早々に辞めてしまった」(30代、小5男の子のママ)跳び箱など、できる子は初めからできる んですよね。「園でお迎え時間後体操が習えるので、託児所代わりに行かせているママも多く、小学生になるとほとんどが辞めてしまう」(30代、小5女の子のママ)同じ幼稚園の友達がやっているからという理由で習わせるママが多い習い事だそうです。●チアダンス「遠征が多い。女子大や体育館など、遠くまで行く」(30代、小5女の子のママ)また、トップに乗る子は目立つけど、いつも後ろで支えるだけの子はつまらなくなって辞めてしまう ことも多いそうです。体はすごく柔らかくなるし、筋肉もつき、笑顔も習慣になる のは、とてもいいことですよね。●バレエ「衣装代やトゥシューズ、発表会費用が高い」(30代、小5女の子のママ)これはよく聞きます。トゥシューズもすぐダメになってしまうから頻繁に買うとか。姿勢がよくなる、首が長くなる、スリムをキープできる など、女子にとっては恩恵が大きそう!憧れの習い事ですね。また、ママがもともとやっていたり、宝塚や劇団四季ファンだったりすることも多いそうですよ。●ダンス「有名なダンススクールは、発表会の規模が大きく出費も多く、会場が東京、千葉、埼玉、神奈川と遠い。リハーサルと本番二日間行くのが普通。チケットは必要なくても何枚か買わなくてはいけない」(30代、小5女の子のママ)スクールがある地域のイベントに出ることはほとんどないので、地域の祭りで踊ったり、地域で友達とワイワイ楽しく踊ることが目的なら、その場所にしかないようなスクールを選んだほうがいいと思います。娘もダンススクールに行っていますが、ヒップホップ以外にも、ジャズやロック、ハウスなどさまざまなジャンルがあって驚きました。テーマパークで踊るためのダンスを教えてくれる専門スクールまであるそうです。●習字「字が綺麗になるだけでなく、漢字を覚えたり、集中力がついたりした。月謝くらいしかかからないのがよかった」(30代、小5女の子のママ)一人じゃすぐ音をあげてしまう正座も、みんながやっていたら頑張れるもの。週に一回でも心を無にする時間を持てるのはいいですよね。●ピアノ「左右違う動きで指を動かすから、苦戦しながらもかなり脳トレになっている感じがする。指先も器用で強くなった。でも、握力は弱いままなのが不思議」(30代、小5女の子のママ)握力には関係無いんですね。また、ピアノを習っていればピアノの先生になれると思っていたママが多かったです。そのためには音大を出たり、ずっとピアノを続けないといけないんですよね。でも、音楽会の合唱でピアノ伴奏をしている子は憧れの対象だったし、幼稚園の先生などはピアノ技術が必須なので、将来の選択肢を広げられるのも素敵ですね。ピアノの発表会はお客さんは無料のことが多く、誘いやすいとの声もありました。●武道「剣道や空手、合気道教室など武道系の習い事は、特撮系が好きなヤンチャな子と、お父さんが硬派で厳しくしつけられた子と両方いて、女の子もたまにいる」(30代、小5男の子のママ)女の子の武道着も素敵ですね。体を鍛えるのはもちろん、礼儀作法を身につけたりできるのも魅力的 です。市民体育館や公民館、学校の体育館などで良心的な値段で教室が開かれていることも多く、親子で習える教室というのもみかけます。●サッカーチーム、野球チーム「チームによって雰囲気が全然違う。和気藹々ゆるめに活動しているところや、厳しい練習をしてレギュラー争いをしているところなど」(30代、小5男の子のママ)親のやる気度合いもチームにより、「親の出番は送迎のみ」というところもあれば当番や保護者会があるなど、近所だから入ったけどついていけなくて辞めてしまうという声もありました。サッカーを辞めてテニスに行くという子がとても多いそうです。サッカーや野球は、集団行動やチームプレイを身につけられるし、試合あとに親子みんなで泣いたり、青春を味わえてよかったというママもいましたよ。自分に合った楽しくて、上達できる習い事に出会えることって、とても幸せなことなんだなと思いました。●ライター/amu●モデル/椎葉咲子
2017年12月07日日々子育てに追われているママたち、自分のための時間はとれていますか?習い事でリフレッシュをしたり、自己投資をしているみなさんに、現在何を習っているのか、またいくらくらい使っているのか、習い事選びの失敗談など、ママの習い事について聞いてみました。子育てママの習い事、いくら使う?回答をしてくれた151人の内訳は、主婦48人、フルタイムワーカー57人、パート・アルバイト40人、その他6人でした。95%の家庭に子どもがいます。子どもの習い事や教育費にも結構なお金が必要ですが、ママ自身にはいくら使っているのでしょう?子どもの人数や働き方など家庭の状況で異なりますが、一番多かったのは5000円までで、113人。次いで10000円まで31人。中には20000円以上かけている人も。トップ3はヨガ、スポーツジム、料理教室人気の習い事トップ3は、“ヨガ”、“スポーツクラブ・ジム”、“料理教室”。スポーツクラブ・ジムでは、トレーニング以外にも、バランスボール、ストレッチダンス、エアロビなどもあり、健康とスタイル維持のために通う人も多いよう。ニューヨーク発祥の珍しいダンスエクササイズ“バレトン”をやっているママも。(※バレトンとは・・・バレエダンサーが開発した、バレエと全身の筋肉を整えるエクササイズで、有酸素運動になるのでダイエットに有効らしい)親子で料理教室に通うぢゅぢさん(42歳)は、「子どもと料理ができるので楽しいし、食育になる」。レッスン後に家でも楽しめる、パン作りやお菓子教室も不動の人気です。ピアノ、バイオリン、フルート、ウクレレ、和太鼓などの楽器や音楽は憧れの習い事。ピアノを30年続けてきたナポリタンさん(39歳)は、親子で連弾する夢に向かってピアノを習い続けているそう。書道やペン習字も、大人のたしなみとして魅力的な習い事。英会話などの語学や、パソコン、医療事務、簿記など仕事で役立つ資格系も人気でした。どのくらいの期間、習い事を続けていますか?習い事をやめた理由は?習い始めて半年以内が全体の45%、次いで1年が18%、2年以内が15%、4年以上続けている方が15%でした。習い事をやめた理由で一番多かったのは「時間の確保が難しくなった」43%、「出費が増えた」21%、「通うのが大変」18%。「仕事が忙しいのに気晴らしに習い事を始めたが、結局時間がなくて行かなくなった」(アイラさん40歳)。自分の習い事を続けるのが、いかに大変かわかります。習い事を長く続けてよかった点は?しかし、中には3~4年以上習い続けている人もいます。料理やお菓子教室に通うはるるんさん(29歳)、「料理のレパートリーが増え、パンやお菓子作りの技術が身についた。作ったものを持ち帰り、家族で食べるのも楽しみの一つ」。書道とフルートを続けるIsokichiさん(42歳)「才能はイマイチでも、1歩1歩が積み重なればそれなりになる」、勇気をもらえる言葉ですね。「フィギュアスケート:体力維持、上達したと感じられる達成感」(もりこさん42歳)、「ジム:健康・ダイエット・ストレス発散」(匿名さん39歳)「英語:ビジネス英語が分かるようになった」(匿名さん33歳)など、ある程度続けることで結果や成果が見えるようになると、自然とモチベーションも上がり、継続することができるようです。習い事選びの失敗談。今後は何を習いたい?習い事選びで失敗してしまった! という話も聞いてみました。「“見学だけでも”と誘われて参加したら、会員登録されてしまった」(ぴよさん36歳)、「友達と一緒に見に行って、断りきれず入会したことがある」(もみじさん47歳)。「友だちにはその習い事が合ったようだが、自分には不向きで、友だちにやめると伝えるのが大変だった」(たーくんママさん40歳)。やはり自分が気になるものを、自分の時間で習うのが一番です。そのほか、「安いと思って入会したら、入ってからの出費が高かった」、「体験とは違う先生だった」と、料金や教室の雰囲気、また通う生徒の年齢層が違って失敗!ということもあるようです。最後に今後やってみたい習い事は?やはりヨガやピラティスなど、体を整えるものが人気。中にはキックボクシングや空手、少林寺などの格闘技系も!ストレス発散になり、ダイエットにもよさそうです。ダイエットといえばあのライザップが気になっている人も。アートクラフト系は、ポーセラーツやブリザーブドフラワー、つまみ細工、陶芸。英会話や中国語などの語学、パソコン、簿記などもあげられました。「子どもの名前や連絡帳を書く機会が増え、もう少しきれいな字で書きたいので書道を習いたい」(きのぴよさん32歳)、「娘が習っているのでピアノを習って教えてあげたい」(かおりんさん43歳)など、母になってからでも挑戦したい!新たに学びたいという意欲がモリモリです!今からでも遅くない、自分磨きの時間、自分の楽しい時間を探してみませんか?<文:フリーランス記者林未香>
2017年11月13日女の子に人気の習い事のひとつがバレエ。ただ、「発表会にお金がかかりそう」「ママたちの関係が大変そう」というイメージもあるようです。先日、小学校3年生の娘の発表会が終わりましたので、母の会の活動やかかる費用など、バレエの発表会の舞台裏をご紹介いたします。衣装やヘアセット…。お母さん全員が発表会前にやらなければいけないこと今回は、発表会の2週間前に当日身につける衣装(レンタル品)を受け取りました。汚れたり切れたりしないようお母さんたちが着替えを手伝い、まずはサイズの確認。衣装をつけての動きに慣れるよう、普段の練習でも数回衣装でレッスンをします。サイズが小さすぎて着られない場合は交換になりますが、サイズが大きい場合はお母さんがお直しをします。娘は細身なので毎回“ムシ”と呼ばれるホックの受け部分を縫い付けて詰めます不器用な私が苦手なのがヘアセット。ワックスウォーター、水溶性のハードジェル、スタイリングスティック、ハードスプレー、ヘアネット、シニョンネットを駆使して乱れないようシニョンを作ります。娘は髪の量が多いのでつかみ切れず毎回大変。何度かやり直しをして、完成までに10分以上かかってしまうことも…。首を長く、頭を小さく見せるため、バレエのシニョンはなるべく潰します。後頭部に“お団子”ではなく“甘食”が張り付いているイメージが理想なのだそう発表会当日のベースメイクもお母さんの仕事。ドーランを、顔、首、肩、背中、腕〜手の甲に塗り、おしろいをはたきます。普段使っているファンデーションとは色味もテクスチャーもまったく違うドーランの扱いに、初参加のお母さんは苦戦!恐る恐る塗ってはムラになったところにドーランを足し、それがまたムラになってさらにドーランを足し…といつまでも仕上がらないので、ベテランのお母さんがお手伝いに入ります。その後で先生が舞台用のメイクアップをしてくれます。発表会を見に来てくれたおじいちゃん・おばあちゃん、お友達へのお礼やお返しも大切。私は、親戚には後日写真を、お友達にはハンカチや文具程度のミニギフトを渡しました。先生へのお礼の準備や撮影など。母の会の活動って何をするの?明確に「母の会」が組織されているバレエ教室もありますが、娘の教室は、発表会の前だけ長くいる保護者が中心となり連絡を取り合います。〈発表会前の母の会の活動〉・先生にお渡しするお礼の準備(商品券と花束。それぞれ5000円程度を家庭数でワリカン)・当日の持ち物や諸注意も経験者ママが早めに皆さんに連絡する・事前に場当たり稽古(=出演者の立ち位置や出ハケ、照明・音響など裏方の確認を行うもの。音には乗らずに場面ごとに確認をしていく)や、ゲネプロ(=リハーサル、通し稽古。衣装をつけ、本番と同じ条件で実施)がある場合は手伝いをする。具体的には、舞台袖で待機している子どものトイレや水分補給、出ハケのタイミングを教える、音出しなど〈発表会当日の母の会の活動〉・当日に場当たりやゲネプロがある場合は必要に応じてお手伝い・お教室単体の発表会の時は、先生や舞台監督、音響や照明さんなどスタッフのお弁当を買いに行く・代表者数名が撮影可となっている場合は撮影係を決めておき、撮影する・発表会後に先生にお礼を渡す・返却された衣装の汚れやほつれ、枚数などのチェック〈発表会後の母の会の活動〉・代表者が撮影をした場合、画像をクラウドにアップする、DVDにして配布するなどこうした活動を通して母同士も仲良くなりますし、子どもたちの成長を見守る仲間としての絆が強まります。発表会当日のタイムスケジュール発表会当日の流れは、その教室単体の発表会なのか、複数団体で構成される発表会なのかで異なります。今回の娘の発表会は市民会館で行われた複数団体参加のもの。待機時間が長くなりますし、ほかの団体と楽屋が一緒になるので、迷惑にならないよう気を遣いました。〈発表会当日のタイムスケジュール例〉・10時に楽屋集合・衣装に着替えて10時半からゲネプロ・参加全団体そろってのフィナーレの場当たり・12時近くに楽屋に戻り、練習用レオタードに着替えて昼食・12時半からメイク開始。終わり次第静かに待機・13時半頃、体にもドーランを塗り、おしろいをはたき、衣装をつける。以降飲食もトイレも厳禁・14時半から本番今回の発表会にかかった費用区民祭のプログラムへの参加だったので、参加費6000円(娘は1曲プラスフィナーレに出演)、衣装代送料込8940円。撮影も自由にできて写真やDVDの購入も無し。ほかは個人的に、新しいタイツ(800円)、バレエシューズ(1000円)、アンダーパンツ(820円)を購入しました。今回は格安!バレエを習うことを検討しているお母さんは、母親がどの程度お手伝いをするのか、発表会の頻度、発表会はどういう形態で行っているのか、費用はどのくらいか、確認できるとよいですね。独特のルールも多いバレエ。衣装のお直しやシニョンなど、面倒だなと思うこともありますが、場当たりやゲネプロなどは舞台ならではの貴重な経験!スポットライトを浴びて堂々と踊る娘たち、笑顔でステージから降りてくる姿、花束やプレゼントを抱えて嬉しそうな表情を見ていると習わせていてよかった、と思います。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年10月23日「子どもの可能性を広げてあげたい」「園や学校以外の居場所を作ってあげたい」など、習い事を始めるきっかけはさまざま。でも、限られた時間とお金を使ってどんな習い事をしたらいいのか、子どもが「やめたい」と言ったらどう対応したらいいのかなど、悩みはつきません。そこで、幼児〜小学校高学年の子どもを持つ5人のママが集まって座談会を開催! 習い事をさせて良かったことや後悔していることなど、ホンネをざっくばらんに話してもらいました。座談会出席者Aさん:12歳と8歳、2人姉妹の母。「人生の幅が広がる」「仲間ができる」などの理由で、習い事には積極的。ダンス、水泳、テニス、ピアノ、バスケットボールなど、姉妹を同じ習い事に通わせている。Bさん:10歳のひとり娘を持つ。3歳から習っているバレエにはまり、バレリーナを目指して親子でハードな日々。一方で3歳から始めた絵画工作、4歳から始めたピアノも継続中。Cさん:8歳長女、4歳長男の母。長女は4歳から英語、5歳から水泳、7歳からそろばんを習っている。長男にはこれからスポーツ系の習い事をさせる予定。Dさん:10歳長女、7歳長男、3歳次女と3人の子どもがいるが、習い事に通っているのは長女のみ(6歳から絵画工作、7歳から学研)。長男は「友達と公園で遊ぶことが一番楽しい」という気持ちを尊重して、今も習い事なし。Eさん:8歳長女、 4歳長男の母。長女は3〜4歳に水泳、5〜6歳にダンス・演劇・歌、6〜7歳に水泳と1年単位で習い事を転々としている。現在は7歳から始めたアトリエ教室とテニススクールを継続中。■今も昔も変わらず、習い事の鉄板は水泳とピアノ!——私の周囲でも水泳とピアノを習っているお子さんが多いんですが、やはり人気なんですね。Aさん:うちの姉妹も両方やっていますよ。水泳は水遊びを楽しむためにも、生き抜く力をつけるためにも必要だと思い、私が強く勧めました。ピアノも自分がやっていて、「音楽は人生を豊かにする」と実感しているので、娘たちにも習わせています。Bさん:私もピアノが大好きなので、「一緒に弾けたらいいな」と娘にも習わせています。水泳はまったく興味がなかったんですが、ママ友に誘われて何となく始めたら、意外に良かった! 体が丈夫になり、病気をほとんどしなくなりました。Cさん:水泳はうちも5歳からやっていますが、きっかけは小学校の水泳授業を見学したことです。教えるスピードが遅く、「これではとても泳げるようにならない」と思ったんです。もともと海やプールが好きだった、というのもありますね。——お話を聞いていると、うちの5歳息子がまだ泳げないことが不安になってきました。体験レッスンに連れて行こうとしても「絶対いや!」と拒否されてしまう。もっと小さい頃から習わせておけばよかったと、後悔しています。Dさん:でも、習っていない子もたくさんいるのでそんなに心配はいらないですよ。うちの長男も泳ぐのが好きだからと体験レッスンに連れて行ったんですが、「教えられたり競争したりするのは嫌い!」と入会すらしませんでした。小学校に入ってから「泳げないとマズイ」と気がついて、自分から習いたいと言う子もいるみたいですし、焦らなくていいと思います。Bさん:そうそう、無理させる必要はまったくないですよね。うちも私の趣味で和太鼓の体験レッスンに連れて行ったんですが、まるで興味なし(笑)。一方で、3歳から親子で通っていたバレエには私よりも娘のほうがハマってしまい、もう大変です。週4回レッスンに通っていて、完全にバレエ中心の生活です。バレエは衣装代やワークショップなど本当にお金がかかるので、家族での旅行や遊びは諦めないといけない。娘や夫と何度も話し合いをしましたが、娘の意思が固いので、今はバレエにすべてを注ぎ込んでいます。——Bさんの娘さんはプロを目指しているんですよね。もしプロになれなかったら、これまでのお金と時間がもったいない、という気持ちはないのでしょうか?Bさん:上には上がいますから、正直プロになるのは難しいと分かっています。でも、目標に向かって必死で頑張ったことは娘の心に一生残りますよね。私自身、子どもの頃にピアノや乗馬が大好きだったんですが、その時のことを思い出すだけで幸せな気分になります。娘にもそんな思い出ができるのであれば、後悔はありません。Cさん:それだけ夢中になれるのは、すごいことですよね。うちはまだそこまでのものは見つかっていないんですが、学校以外に仲のいい友達ができるだけでも、意味があると思います。成功したり失敗したりするなかで、達成感や挫折を味わえるのも、学校では味わえない経験です。Aさん:ピアノの発表会で演奏すると度胸がつきますし、学校で伴奏を任せられると自信もつく。自分の世界が広がるし、好きな事や趣味が見つかるきっかけになると思いますね。Dさん:うちの娘は絵画工作を習っているんですが、区のコンクールで毎年入選していることが自信になっているようです。勉強が苦手な分、ほかのことで評価されるのは、親としてもありがたい。好きなことを思う存分やることができ、息抜きやストレス発散になっていると感じています。 ■学習系習い事の登竜門! くもんやそろばんで、算数の基礎が身につく?——勉強系の習い事はいかがでしょうか? 私の周囲では英語やくもん、そろばんをやっているお子さんが多い印象です。Cさん:将来、海外に出て困らない程度の英語力は身につけて欲しくて、4歳から英語を習わせています。公立小学校の低学年には、英語の時間がないところもあるので、習い事で補うしかないんですよね。そろばん教室は、数字に強くなって欲しいのはもちろん、集中力や記憶力も伸ばしたいと思い小1から習わせています。本人もすごく楽しそうですし、学校でも習っている子が多いですね。Dさん:うちは小2くらいから学校の勉強についていけない部分がでてきて、私が教えてもケンカになることが多かったんです。本人も気にしていて「勉強が苦手だから通いたい」と言ってきたので、学研教室に通い始めました。家では勉強をする環境や時間を作るのが難しいので、習わせて良かったと思っています。Bさん:うちはバレエに夢中で勉強系の習い事をさせてこなかったことを、少し後悔しています。今、中学受験を考えているんですが、算数の基礎がほとんど身についていないんですよ。うちの夫はくもんが大好きで、「計算力が付くだけではなく、短時間に物事を解決する訓練にもなるから、勉強全体に役立つ」と娘にもやらせたがっていました。あの時、意見を聞いておけば良かったかな、と今さらながら思います。Aさん:でも、うちも勉強系は何も習わせていませんが、大丈夫ですよ。確かに公立小学校の授業だけでは不安がありますが、親がフォローしてあげれば問題ない。親が忙しくて時間がない場合は、やはり習い事が必要になると思います。■続けさせる? やめさせる? 子どもの「やめたい!」の対処法——実はうちの息子が最近、ピアノの練習をまったくやらなくて時々「やりたくない」と言っているんです。自分から「やりたい」と言って始めたことなのに、やめさせることには抵抗があって…。何でも簡単にあきらめるクセがついてしまいそうで心配です。Eさん:うちは、娘が4歳で始めた体操を1年でやめさせましたよ。友達にちょっかいを出して楽しそうにはしているんですが、全然真面目に練習しないので、見ている私がイライラしてしまったんです。「身体の基礎をきたえるのに良いかな」と思って始めたんですが、娘には合わなかったようです。Cさん:娘が5歳のときに、本人の希望でバレエ教室に通い始めたんですが、たった数カ月で飽きてしまったんです。さすがにこの時は「自分でやりたいと言ったんだから、最低でも1年は頑張りなさい」と説得しました。数カ月では基礎練習ばかりでバレエの楽しさもわからないだろうし、1年経って発表会なども経験したら気持ちが変わるかな、という期待もありました。結局1年経っても意思は変わらずやめてしまいましたが、以降は安易に「やりたい」とは言わなくなった気がします。Aさん:小さな子どもの「やりたい!」は鵜呑みにできないですよね。衣装がかわいいとか、友達がやっているとか、適当な理由が多いですから、あまり真に受けないほうがいいかもしれない。うちは自分からは「やめたい」とは言わないんですが、ピアノに対して明らかにやる気がなくて、全然練習してくれません。Dさん:結局、イヤイヤやったことは身につかないんですよ。私も子どもの頃にピアノを習っていたんですが、やめたくて仕方がなかったのに親に言えなくて、ダラダラと続けてしまった。お金と時間の無駄だったと、今でも思っています。だから、親が習い事を始めるきっかけを作ったとしても、継続するかどうかは本人の意思に任せたほうがいいと思います。Bさん:私も、子どもが楽しくないものはすぐにやめていいと思います。楽しくないことに、お金や時間をつぎ込むのはもったいない。たかが習い事なんだから、そんなに真剣に捉える必要はないですよ。——「たがが習い事」というのは目からウロコです。親の気持ちよりも、子どもの意思を尊重してあげるのが大切ですね。いろいろな習い事を経験させてきた小学生ママのみなさんから、ほかにもアドバイスはありますか?Cさん:周囲で評判がいい先生や教室が、自分の子どもにとってもベストとは限りません。合う、合わないがあるので、必ず体験レッスンや見学に連れて行ったほうがいいと思います。とくにピアノなど芸術系の習い事は、いい先生との出会いが大切だと思います。Bさん:親と子は違う人間なので、興味や関心も異なります。子どもが小さい時には親が選んでもいいと思いますが、本人が好きなものじゃないと上手にならない。子どもの意思で楽しむのが基本だと思います。Aさん:とはいえ、親が関心を持たないと結局長続きはしないですよね。とくに子どもが小さいうちは親のサポートが必要ですから、ある程度は親の趣味で選んでいい気もします。Dさん:自分の好きなことを自分で判断できるのは、小学生以降ですよね。本人が「やりたい!」と言う気持ちを持つまで、じっくり構えていいと思います。子どもには、遊ぶ時間や自由な時間のほうがずっと大事。親が管理してしまうと、何をして遊ぶか、どうやって過ごすかなど、自分で考えられなくなると思うので、あまり予定を詰め込まないほうがいいと思います。——周囲に振り回されず、焦らず、子どもが楽しめる習い事をやるのが一番ですね。本日は勉強になりました!取材・文/まちとこ出版社
2017年10月22日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。子どもが「習い事をやめたい」と言い出して、親が困る・怒るということって結構あると思います。子ども自身が習い事に興味を失ってしまう前に、心に働きかける声かけをすることで、 気持ちが習い事に向くことがあります。特に有効的だと考えている声かけのコツを紹介します。目次動機づけ要因を満たしてやる気アップ上達だけにこだわらない子どもの声を聞くおわりに●動機づけ要因を満たしてやる気アップモチベーションには、2種類あります。・衛生要因……人間関係や習い事の環境、通いの不便さなど、不満のタネとなる・動機づけ要因……おもしろさ・やりがい・評価・成果など、やる気のタネとなるこの2つのうち、『動機づけ要因』の方を満たしてあげることができると、やる気がアップして「習い事をやめたい」ということにはなりません。この部分を満たすために、ちょっとした成果でもほめてあげる ことが大変有効です。ポイントは、“具体的にほめる”です。それがうれしさのツボを突いて「もっと頑張ってみよう!」という気持ちになりやすくなります。●上達だけにこだわらない親は、月謝を払っているため、どうしても上達することに目がいってしまいます。これは仕方のないことです。しかし、子どもにしてみれば、習い事の上達ばかりに目を向けられてしまうと「うまくできればほめられるけど、できないとなじられる」という状態になってしまいます。これでは、やる気や習い事の楽しさを阻害 してしまい、本末転倒です。親が、“上達”という部分にではなく、練習などのプロセスにも目を向けましょう。頑張りをほめてあげたり、励ましてあげたりすることが大切なポイントとなってきます。●子どもの声を聞く子どもが「やりたくない」と言ってきたとき、「は?なんで?」と少し怒り口調で聞いてしまいがちになってはいないでしょうか。なぜかというと、親の心の中にこんな気持ちが少なからずあるからです。・「高い月謝を払っているのに」・「やらせてあげているのに」・「自分ができなかったから、できるようになってもらいたいのに」これらの気持ちに共通するのは、親が主体となっていることです。習い事をするのは子どもであって、親ではありません。ですから、まずは子どもを主体とするために、「どうしたの?」と理由を聞いてあげましょう。解決できることなら親が手を貸すことができますし、相談することでやめないで頑張れる方向に向かわせることだってできます。だから、まずは怒らずに話を聞く ことを大切にしてあげてください。●おわりに習い事をやめたいと言ってきたときに、親ができることを書かせていただきました。モチベーションをアップさせることも大切ですが、不満に思っていることがありましたら、少しでも解消してあげるといいですね。また、親はどうしても習い事に力が入ってしまい、記録を出すことや発表会などを重視してしまいがち です。子どもも最初のうちは楽しいと感じますが、次第に子ども主体から親主体に変わってきたことを察知して、習い事がイヤになったり、苦手意識を持ったりすることもあります。子ども主体で子どもが好きなことや楽しいと思えることを頑張らせるようにすることを中心にするようにしてみてください。たとえやめることになったとしても、少しの期間でも習ったことは経験という財産になります。そこを大切に思ってあげると親の考え方も見え方も変わってきますよ。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編』明橋大二・著●モデル/KUMI●ライター/桜井涼
2017年09月27日スポーツの秋、もうじき運動会が控えているご家庭も多いはず。運動が得意な子も、そうでない子も「少しでも速く走らせてあげたい」「何より自信を持って楽しく走らせてあげたい」と思うのが親心ですね。「0.01秒でも速く走るために」をコンセプトに、子どもからプロアスリートまでを対象に走り方を指導する『0.01』が主催するスプリント教室で、子どもが速く走るためのコツを聞いてきました。運動会目前、いきなりたくさんのことを子どもに言って混乱させてしまっては元も子もありません。今回はポイントを絞り、子どもに伝わりやすいアドバイスをいただきました。そのキーワードはなんと、「焼き鳥」と「モグラ」。■走る時は、焼き鳥になったつもりで体を1本の串のように真っすぐ時おり小雨が降りしきる中、小学生10数人を教えていたのは、十種競技出身の船場大地コーチ。子どものフォームをじっくりとチェックしながら指導していました。船場コーチによると速く走るために一番大切なのは正しい姿勢で、「体が、焼き鳥の串になったように、真っすぐな姿勢で走る」ことだそう。「手を大きく振ること」「大きなストライド」などのアドバイスを予想していた筆者にとって、ちょっと意外なアドバイスでした。「姿勢が悪いと、どの動きをしても効率的に力を使えません。一生懸命、足を高く上げようと思っても、足がつかえてしまったり、そもそも足が上がりにくかったりしてスピードが出にくいのです」(船場コーチ)。まず、自分が焼き鳥の串になったイメージで、足から頭まで一直線になることを意識してみます。そして、その真っすぐな姿勢のまま、進行方向斜めに倒れた姿勢で走ることが理想だそう。一直線の美しい姿勢だとパワーを生かし効率よくスピードが上げられます。走り始めるといつの間にか頭が下がってしまう子も多いそうなので、「頭が下がって、焼き鳥の串が折れたみたいにならない」ことも大切。頭が下がってきたら、「串が折れちゃったよー」と注意してあげましょう。■地下で眠るモグラを起こさない! 軽やかにはずむ感覚で走る「地下にいるモグラさんを起こさないように走ってね~」「アリさんを踏まないように走ってね~」スプリント教室の最中に、さかんに船場コーチが子どもたちにアドバイスをしていたのは、軽やかに走ること。地下にもしモグラがいたら、モグラを起こさないように音を出さないで静かに走る。地面にアリがいたら、足をベタベタつけず、アリを踏まないように、つま先は指先ではなく拇指球(ぼしきゅう:親指のつけ根のふくらんだ部分)周辺が地面に接するようにする。そのような感覚を、声がけで子どもたちに意識づけていました。かかとを地面にベタっとつけて走ったり、ひざを曲げすぎてドスンドスンと重い感じで走ったりすると、やはりスピードが出ないそうです。軽やかに走る動きは、縄跳びを跳ぶ動きに似ているそうで、縄跳びをしたり、その場でピョンピョンと真っすぐ跳ねてみると、子どもたちはその感覚を理解しやすいようです。 ■スプリント教室だけで終わらない! 家でできる練習はコレ速く走るのには、姿勢とはずむ感覚が大切なのはわかりました。それでは運動会目前でも、自宅で気軽にできる効果的なトレーニングはあるのでしょうか? なかなか口で伝えるだけではわかりづらい感覚を、子どもに理解させる練習方法を教えてもらいました。1.縄跳びやその場でのジャンプではずむ感覚を身につける背筋を伸ばし、腕を軽く回しながらピョンピョンと跳ぶ縄跳びは、走る時の体の使い方と共通点が多いそう。「走る動作は縄跳びのジャンプの動きの連続と考えることができます。縄跳びをすると、はずむように軽やかに走る感覚が身につきます」と船場コーチ。縄跳びなしでそのままピョンピョンと軽く跳ぶのでもOKだそうです。あるいは、家の前などにある段差を利用して、段差を前後にピョンピョンと跳ぶのでも、自分の体をバネのようにはずませて走る感覚を理解しやすい、とのことです。2.いい姿勢を意識できる練習をする子どもが跳ぶ時に肩を押さえてあげると、体がぶれにくく姿勢を崩さずに跳ぶ感覚が身につきやすくなります。このほかにも、正しい姿勢を意識しながら、おへそのちょっと下あたりまでひざを上げる、もも上げの運動も効果的です。■もう間に合わない! 運動会直前の一夜づけにはスタートの姿勢を変える1~2週間前から地道に先ほどあげたようなトレーニングをしたいところですが、「本当に一夜づけだったらどうしたらいいですか? 」と図々しい質問もしてみました。「うーん、そうですねえ…」とちょっと困りながらも船場コーチが教えてくれたのは、「一番即効性があるのは、スタートの姿勢を変えること」だそう。スタートの姿勢はあまりきちんと教えられていないことが多く、同じ側の手足を前に出していたり、足の幅を大きく開きすぎて構えていたりするそうです。おすすめのスタートの姿勢は、1.「気をつけ」の姿勢からしゃがみこみ、前に置く足の土踏まずの横に後ろ足の膝を置く。2.そのまま体を串のようにピンとした姿勢を意識しながら立ちあがる。スタート姿勢を作る際には前の足のひざはつま先の上にくるくらいまで曲げてしっかり前の足に体重をかける。3.スタートの合図がなったら真っすぐの姿勢のまま前の足をけって飛び出す。このかっこいい、いかにも速そうなスタート姿勢をマスターできたら、子どものモチベーションもあがりそうですね!取材協力:0.01速く走るためのスプリント指導をするプロフェッショナル集団。様々なプロスポーツの選手から小学生まで幅広く指導。 取材・文/まちとこ出版社
2017年09月22日スイミングでなかなか進級できない、ピアノが全然上達しない…。習い事にかけるお金と時間を考えてしまい、ついイライラ…! そんな経験はありませんか? 今回は私の体験談をもとに対処法をご紹介します。■無理にやる気を引き出そうとするのは逆効果! その子の"時”を待つわが子はとても不器用で、何を習わせても上達がスロー。無意識のうちに周りと比較して「なんでできないの!?」とイライラしてばかりいました。「できなくて悔しくないの?」「もうちょっと頑張ればできるのに、なんでやらないの!」とたきつけてみるものの、本人はシラ~ッ。その覇気のなさ、やる気のなさにまたイライラが募る…という悪循環の繰り返し。でもあるとき、あれだけハッパをかけてもできなかったことが、突然、いとも簡単にできたのです。それも立て続けに! スイミングで蹴伸びができた、ピアノが弾けるようになった、計算ができるようになった…。それは子ども自身が「できる」と信じて「やろう」と決めたタイミングだったからこそできたこと。私はその“時”を待てないあまり、自分の基準で「今すぐできるようになれ!」と無理を押しつけていたのです。■毎週通っているだけでもエライ!特に苦痛だったのが半年以上も進級できずにいたスイミング。どうやら私はプールサイドからすごい形相で子どもを睨みつけていたらしく、子どもは萎縮してしまいガチガチに。先生からも「暑い日も寒い日も、毎週休まず通っているだけで立派ですよ。ぜひ褒めてあげてください」と言われてしまいました。常日頃、仕事でも「プロセスが大事」とか言っているくせに、我が子には結果ばかりを求める鬼母に…。確かに、仕事だって毎日会社へ行くだけでも大変です。誰も褒めてくれないけど、そこを認めてもらえたら嬉しいですよね。身内にスイミングのコーチがいるので相談してみると、案の定「幼児スイミングの壁は水への恐怖と親のプレッシャー」とのこと。水への恐怖心は慣れで克服できても、親の期待値が高すぎるのは弊害でしかないと…。子どものやる気を引き出すには、まず「今どんな練習してるの?」「どんな時が楽しい?」などと、関心を持って話をじっくり聞いてみること。無理に褒めなくても「へえ、難しそうなことやってるんだね」といった声をかけるだけで満たされることもあるようです。■辞めさせ時って、いつ!?とはいえ、本人が楽しめない、どうしても練習が苦痛、という場合は、やめるという選択肢も。特に楽器など、初期投資をしてしまった習い事は、親も決断できずに悩んでしまいがちですよね。そんな時は、子ども自身の本音を確かめましょう。親の目からはやる気がなさそうに見えても、本人が「続けたい!」と言う間は、その気持ちを尊重してあげたいところです。中には一時的に飽きてしまっただけ…ということもあるので、そういう場合はあえて一度中断してみても。また、上手くなったり勝てるようになると急に面白さに目覚めることもあります。辞めさせようか悩んだ時は、正直に先生に相談してみましょう。わが子の場合も、子どもの上達状況を客観的に教えてもらいながら、「○○ができるようになるまでは続けてみよう」「秋の発表会まで頑張ってみよう」などと具体的な目標を設定しました。そうすることで、もうひと頑張りできたり、やめる場合でも気持ちに区切りをつけられました。「頑張れば今度アレ買ってあげる」とニンジンをぶら下げたり、「こないだできなかったからアレ買ってあげない」と過去の反省を促したり、あの手この手と試したものの、結局子どもにとっては「楽しい!」が一番の原動力。ママも自分自身が楽しもうという感覚で、子どものワクワクを上手に引き出せるといいですね。
2017年09月09日子どもに人気の習い事といえば、水泳・ピアノ・野球・バレエ…。そんな人気の習い事にも、子どもの序列やママ友間のトラブルなど、思わぬ苦労や悩みもあるようです。長く習わせているママ、自分もその習い事をしていたベテランママたちに実情を聞いてみました。今回話しを聞いたママたち・水泳:Aさん(8歳長男、5歳次男、2歳三男、ゼロ歳長女のママ。自身も水泳歴あり。長男は水泳歴8年で選手コースに在籍、次男は幼児コース、三男はベビーコースに在籍)・ピアノ:Bさん(6歳長女のママ。現在も夫婦でフルートを吹いている音楽一家。長女はピアノ歴4年で、現在は大手音楽教室の個人レッスンコースに在籍)・野球:Cさん(10歳長男、6歳次男のママ。長男は野球歴5年。パパもコーチとして参加。最初は興味がなかったママも現在はすっかり野球少年の母)・バレエ:Dさん(15歳長女、8歳次女のママ。自身はバレエ講師。長女は受験のためバレエは卒業、次女はバレエ歴6年)習い事を始めるのに何が必要?初期費用はいくらくらい?【水泳】一般コースなら、短期からの入会で水着、キャップ、バッグがプレゼントされることも。キャンペーン期間中などのタイミングによってはお得に入会できます。【ピアノ】趣味で始めるなら電子ピアノを買っておくとよいです。ヨドバシカメラやビックカメラなどに置いてある5万円程度のもので充分(キーボードは鍵盤の数が足りないし、姿勢も悪くなるので不向き)。習い始めた時点でピアノを持っていないと、先生オススメのもの(最低20万円くらい)を買わされることも…。【野球】最初に必要なのは、ユニフォーム、練習用白ズボン、ソックス、ストッキング、チームキャップ、アップシューズ、スパイク、バット、グローブ、リュック(バットが入れられる物)、スポーツジャグ(容量が大きく真空断熱の水筒)。トータルで3万〜5万円くらい。【バレエ】レオタード、バレエシューズ、タイツが必要。こだわりや教室の指定がなければネットでスターターセットとして5000円程度で購入できます。老舗の専門店のものだと3点で1万5000円くらい。シニョンを作るためスタイリング剤も必要。上達してから履くようになるトゥシューズは1足約1万円。週1回の使用で半年〜1年くらいもちます。週4・5回通って本気で踊るようになると3日〜1カ月でダメになる場合も。ケアをしながら工夫して履かないと破産してしまいます!その習い事を始めてみて、不満や問題はある?【水泳】ステップが細かく分かれていて4泳法を習得するのに時間がかかる。「親としては、背泳ぎはいいから平泳ぎをマスターして欲しい」など希望があってもそのとおりには進めません。バタフライまで合格しても、あまりキレイには泳げていないような…。やはり選手コースまで行かないとサマにならないのかな…?【ピアノ】防音・密室での個人レッスンの場合、男の先生だと気になることも。家でも練習させなければいけないけれど、学校の宿題同様やらせるのが大変。次第にイライラしてくるし、つい口出ししてしまって、親も子どもも楽しくなくなります。子どもが練習をしている間は、“見ざる言わざる聞かざる”を徹底しています。【野球】野球の練習は毎週土日の8時〜17時まで。お弁当持参。毎週付き合わされる弟はかわいそうだし、家族でどこかに出かけることもほぼなくなりました。兄弟が土日に他の習い事をしていたりすると、家族は完全に別行動ですね。また、1日外にいてクタクタに疲れて帰ってきた後での泥だらけのユニホームの洗濯がツライ!浸け置き、手洗いをした後にようやく洗濯機に入れられます。【バレエ】お姫様のようなチュチュを着て華麗に踊るのに憧れて入会したけれど、実際は入念なストレッチ、地道なバーレッスンの繰り返し。子どもは飽きたりふざけたりしてしまいます。シニョンを作るため髪を一定の長さに保ったり、日焼けをしないようにも気を使います。月会費の他にもお金がかかる?【水泳】進級テストを競技会形式で実施しているスクールの場合、検定料(テストを受けるためのお金)がかかります。合格すると新しい色のスイミングキャップを買わなければならないことも。選手コースに進むとさらに大変!プルブイ、フィン、セーム、チーム指定水着、チーム帽子、チームTシャツ、チームユニホーム、チームパーカー、指定バッグ、練習用バッグを最初に購入します。その他、練習用の競泳水着数枚。トータルで5万円くらいでしょうか。大会に出る場合は公認水着が必要。種目によってその泳ぎに適した水着に替えるので複数枚購入しますね。1枚あたり、男子用5000円、女子用8000円くらい。他に選手登録やスポーツ保険代を支払います。大会会場が遠い場合、交通費もかかりますし、合宿や強化練習も別途必要。「ほぼ裸だから、お金はかからないでしょ?」と言われますが大間違いです!【ピアノ】発表会が1年に1回あります。出演料1万円。衣装は安くてかわいいものを自分で探します。ほかに業者が撮影したビデオや写真の購入をします。【野球】市の補助がある少年野球チームに在籍しており、そこまでお金はかかっていません。【バレエ】なんと言っても発表会!1曲いくら、という計算です。低学年だと2曲くらい踊るとして、衣装代込10万〜13万円。外部に舞台メイクを頼む場合、プラス3000〜5000円。ロビーなどに飾るお花代と先生へのお礼として5000円程度を母の会が集金。スクールのオリジナルTシャツを作る場合も多く、1枚2000〜3000円(これを着て当日お手伝いをしたり、楽屋に入る際に保護者であることが明確になったりします)。撮影は基本的に不可なため、DVDや写真も後日購入します。上手な子でパ・ド・ドゥ(男性と踊る)の場合はプラス10万〜12万円。発表会後には先生と、一緒に踊ってくれた男性に個人的にお礼をお渡しします。子どもの序列やママ同士のいざこざがある・・・?【水泳】選手コースの序列はタイム順!練習でも常にタイム順に並ぶシビアな世界ですよ。選手コースに入ったばかりの頃は口をきいてくれなかったママたちが、子どものタイムが上がってくるにしたがって優しくしてくれるようになりました。他の子のタイムや、次の大会に出るのかをさりげなく探り合ったり、ひがみ・妬みもありますね。【ピアノ】個人レッスンのため、人と比べることも他のお母さんと顔を合わせることもなく、今のところトラブルはありません。【野球】どのくらい熱心なチームなのかによりますが、野球はチームプレイ。休んでばかりの子や、ふざけている子のママに、ベテランママがチクリとクギを刺すことはあります。ただ、あまり言いすぎて相手が止めてしまうのもメンバー層が薄くなってしまうので困りもの。また、子どもだけが練習に来て親が来ない家庭もありますが、その子の水分補給や熱中症対策、ケガをした時の応急手当は他のママがすることになります。どうしても親の都合が悪い場合は仕方ないと思いますが、毎回となるとモヤモヤ…。【バレエ】芸歴と一緒で年功序列。長く習っている子が前列やセンターに立ちます。その子たちのママが母の会を取り仕切り、発表会の時には先生のサポートをします。これから習い事を始めるママたちにアドバイスお互いの話を聞きながら、「スポーツ系の習い事は親の戦い! そもそも親の目が入ると闇が深くなるのかもしれませんね…」と頷き合うママたち。小学校高学年ママからは「受験をするなら4年生から塾が忙しくなり、習い事に割ける時間も少なくなります。その頃までに子どもの特性を見極められるとよいかも」というアドバイスも。「どの習い事も、趣味にとどめておけばさほど苦労はありません。また、ここでの話はほんの一例。例外もたくさんあります。そのチームのカラーや本気度をよく見定めて入会することが大切」とのことでした。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年07月30日最近話題となっている「やり抜く力」というワードをご存知ですか?「やり抜く力」は、近年教育現場から子育て世代の間でも関心が高まっている非認知能力のひとつです。非認知能力とは、やり抜く力をはじめ、社交性や自尊心、思いやりといった、よりよい社会生活をおくるうえで重要な要素になる力のことです。これらを伸ばしておけば、将来社会に出たときによりよい人間関係を築き、仕事で活躍するうえでの土台となると言われています。では、「やり抜く力」をはじめとする非認知能力を伸ばすには、親としての心がけや環境づくりはどうしたらいいのでしょうか。長年幼児教育に携わっている、日本女子体育大学准教授の桐川敦子先生にお聞きしました。■日本女子体育大学 スポーツ健康学科幼児発達学専攻 准教授 桐川敦子先生日本女子体育大学准教授。児童学修士。幼児発達学専攻講師。保育現場で25年経験を積んだのち、現在は、保育士、幼稚園教諭の養成、現職保育者の研修講師などを中心に活動している。研究テーマは、子どもの遊びと援助方法、保育者養成など。著書に『保育園・幼稚園のわくわく運動遊び』(監修)(成美堂出版)など。非認知能力は、「子どもが幸せに生きる」ための土台ここ数年で、非認知能力という言葉をよく見聞きするようになりました。2020年の大学入試改革でも重視されるとの話がありますが、いったい非認知能力とはどんなものなのでしょうか。「非認知能力とは、知能指数(IQ)や学力、偏差値などのように、数字であらわせるものではありません。社交性や思いやり、自尊心、意欲や好奇心、意志の強さ、ものごとをやり抜く力といったさまざまな力を非認知能力と呼びます。非認知能力は、学校の勉強のように座学で習得できるものではなく、親や周囲の大人、お友だちなどとのコミュニケーションや、実体験のなかではぐくまれるものです。非認知能力が高い人は、周囲から好かれやすく、そして仕事などでも成功しやすい傾向にあることは、なんとなくイメージしやすいのではないでしょうか。非認知能力をはぐくむことは、ひいては子ども自身が“幸せに生きる”ための土台となる力につながるのです」(桐川先生)。すぐに結果をとあせらないで!「やり抜く力」を高めるために、親ができることいわば「人間力」とも言い換えられそうな非認知能力。また、非認知能力の中でも、何度失敗してもめげずに粘り強く取り組む「やりぬく力」は、社会的な成功につながりやすいとして注目されています。それを伸ばしてあげるには、親はどんなことを心がければよいのでしょう。「これまでの学校教育では、偏差値や学歴など、数値化できるものが結果として評価されてきました。そして、ママ・パパも経験しているとおり、社会に出ても結果を求められるシーンは多いですよね。だから、子育てでも、つい結果や正解を求めてしまいやすいものです。けれど、子どもの「やりぬく力」をはぐくむためには、結果を急がないことがとても大切です。子ども自らが手足を動かして、失敗して、考えて、工夫して。親や周囲の大人はその過程をじっくり見守り、寄り添い、ときに一緒に考えたりすることが、子どもの「やりぬく力」を養ううえでとても大切なんです」(桐川先生)。なにかを「やり抜く」経験の積み重ねが、自信、自己肯定感につながる「子どもが最も伸びるのが、自分からすすんでなにかに取り組んでいるときです。小さいうちはちょっと遊んではまたすぐ次の遊びにうつるのは、よくあることなので心配いりません。夢中になれることを探している最中かもしれませんので、そんなお子さんは、ゆっくりあせらず見守ってあげましょう。もし、夢中になれることがみつかっても、なかなか上達しない、失敗を繰り返すなどの壁にあたり、子も親もやきもきしてしまうことだってあると思います。でも、そんなときこそ「やりぬく力」を育むチャンスととらえてみましょう。どうすれば 問題を解決できるのか、子どもに寄り添いながら一緒に考えて、子どものやる気を引き出すような言葉をかけたり、小さな目標をいくつか設定するのもいいでしょう。ひとつのことをやり抜いて、できなかったことができるようになった! そんな喜びの体験は、子どもにとって大きな自信、自己肯定感につながりますし、達成の喜びを知ることは、さらなる向上心の芽生えにも結びつきます。そして、ゆくゆくなんらかの壁が立ちはだかったときにも、それを乗り越える力になりますよ」(桐川先生)。これからさまざまな人との出会いやできごとが待っている子どもたちにとって、「やりぬく力」を伸ばしておくことはあらゆる意味で「幸せに生きる」ことにつながるはずです。たくさんの可能性を秘めている幼少期だからこそ、「やり抜く力」というワードを意識しながら、我が子と向き合ってみてはいかがでしょう。幼少期からはじめたい! 「やり抜く力」を伸ばせる習いごととは?「やり抜く力」を育てるには、親の姿勢が大事なのはもちろん、やりぬく環境、やりぬかざるを得ない環境を与えてあげることも重要です。幼少期の「習いごと」は、そういった視点から選ぶのもおすすめします。例えば初めての習い事として人気のスイミングスクールも、取り組み続けるための工夫があるか、目標を設定してクリアする練習を習慣化できるかなどに注目してみましょう。できたことを具体的にほめる指導で、「やり抜く力」を鍛えることができる「イトマン スイミングスクール」では、泳ぎの技術を身につけることはもちろん、「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」を理念に掲げ、「心の教育」も重視した指導方針を取り入れています。その特長の一部をご紹介します。・スモールステップで「やり抜く力」が育つイトマンスイミングスクールでは、子どもひとりひとりのレベルに合わせた細かなクラス・階級を設定しています。2歳6カ月から始められる幼児クラスは水との親しみ具合に応じた4つのクラスを設定。4歳~中学生が対象のジュニアクラスでは初級~上級までの間を25級から1級にわけた3段階25進級制をとっています。たとえば初級では、水に慣れる、立ち飛び込みができる、浮き輪をつけて浮く…などの目標をクリアするごとに進級でき、16級のクロール・スイム(無呼吸)が達成できると中級に進めるといった、スモールステップのカリキュラムになっています。そのため、子どもでも目標がわかりやすく、またスモールステップの効果で達成感や向上心につながりやすい指導を行っています。・できるところからはじめるから「自主性」が育つ最初のうちは水が顔にかかるのがいやだったり、潜るのが怖かったりする子も少なくありません。そこで、まずは水と親しむ、水で楽しく遊ぶところからスタートします。無理強いはせず、プールに入るのが楽しくなる指導を丁寧に行うため、子どもの「やりたい!」「楽しい!」気持ちが育ち、自ら楽しんで取り組める自主性を身につけられます。・苦手をそのままにしない指導で「自信・向上心」が育つなかなか思うようにいかないときには、どうすれば上達できるのかを子どもと一緒に考えます。そして、繰り返し練習することで、苦手を克服し、できなかったことができるようになった成功体験を通して、子どもの自信、向上心につなげます。・ほめる指導で「自己肯定感」が育つちょっとした「できたこと」でも、具体的にほめる指導を実践しています。ほめることで子どもの自己肯定感をはぐくみ、それを重ねていくことでやり抜く力にもつなげます。・お友だち、コーチとの交流で「社交性」が育つ保育園や学校とは違うお友だちと関わり合うことで、社交性が身につきます。また、集団レッスンを通してルールやマナーも学べます。イトマンスイミングスクールでは、2歳6カ月~小学生(※)の子どもを対象に、2日間の無料体験教室を実施しています。受講者にはスイミングキャップとカードケースをプレゼント。また、入会すると入会金ゼロ円、水泳用品のプレゼントという受講特典も。からだはもちろん、こころの成長もはぐくむイトマンスイミングスクール。この夏は、無料体験教室に足を運んでみてはいかがでしょう。※一部校舎では4歳からの実施となります。◆詳細はこちら>> PR:イトマンスイミングスクール
2017年07月13日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)の3兄弟の母です。「大変なことこそ笑いに変えて」をモットーに日々子育てに奮闘しています。■わが子には「やりたい習い事」がない!?みなさん、子どもの習い事ってどうしてますか?私自身は、自分でやりたい習い事を決めて、自分で「やりたい!」と言って通わせてもらった幼少期でした。私が通ったのはエレクトーン、ピアノ、習字、そろばん。どれもそこそこ習って中学生頃でやめてしまったのですが、今になってみたらこういった勉強以外の教養が役に立つ場面が多々あります。その経験があるので、自分の子どもにも習い事はさせてあげたいなって思っていました。子どもが「これやりたい!」っていうものがあればどんどん応援しようって思っていました。がしか~~~し、待てど暮らせどうちの息子たち、「これがやりたい!」って言ってきません。3人もいるのだから誰か一人ぐらいは言ってくるかなーと思ったんですが誰も言ってきません(あ、あれ?)別にいいんですよ。別にいいんですけど周囲を見渡してみれば3歳頃になると何かしら習い事始めたりするんですよね。そして、「え…うちも何かやったほうがいいのかな。」って急に焦り始めるんです。えぇ、もちろん私も流れに乗って習い事を探したましたとも。私、実は憧れがあるんです(恥)■母の憧れ、「ピアノ男子」みなさんも「子どもが産まれたらこれを習わせたい」って夢見ることありませんか?私の場合、なにか楽器をやらせたかったんですよね。特にピアノが弾ける男子!!ピアノ男子に憧れてうちの息子にも習わせたいなぁって思ってました(広く言えば楽器ならバイオリンでも太鼓でもなんでもいいです)。楽譜が読める、ピアノが弾けるって結構役に立つんですよね。私自身、保育士試験や幼稚園の行事で役にたちましたし、耳で聞いただけで音程を取れるのも結構役に立ちます。「これ、知ってる?」って即興でリコーダー吹けたりしますから(あ、役に立つレベルが低いって? 汗)そこでわが子をピアノ男子に育てるためには、まずは親である私がピアノを楽しそうに弾けばいいんじゃないかと思ったんですね。親が楽しむ姿を見せて子どもの関心をひこうと一時期ピアノを弾きまくっていました。がしか~~し、弾けども弾けども誰も寄ってこない!え。嘘やん。見てぇぇぇ!! 今、めっちゃママピアノ弾いてるよ~~~! ほらほら弾いてますよーー!!しーーーーーーん(無視)え・・・誰も興味なしー!!! カァカァ。こうなったらしょうがないと全員に直接「ピアノやってみない!?」と聞き、超絶技巧の動画を見せては「これ、格好いいと思わない!?」と聞きまくり、最終的には「ピアノ習おうよぉ~~」と懇願しましたが、3人:「べつに」「やだ」「やらない」カーーーーン!!!!息子が3人もいるのに…誰一人…ピアノ男子への夢…叶わず。ちーん。続いて、私がさせてみたかったのが「道」のつく競技。■男の中の男! 「柔道」なかでも柔道がさせてみたかったんですね。格好よくないですか!? ビターン! って倒してご飯モリモリモリィー! おかわりーーー!!! みたいな。(はあ?)男の中の男! って感じがして、うん、良いではないか!男たるもの柔道じゃ。と思い、さっそく道場に連れて行ったのですが、え。何しに来たん、これ。師匠が「おいで」と言っても、「なかなか良い体格じゃな」と言っても、「やらない」「やらない」の一点張り。一歩も畳の上に踏み入れず、ひたすら私の影に隠れて終わっただけでした。もぉぉぉ~~~!!(笑)親がやらせてみたい習い事をことごとく拒否する息子!理想どおりにはいきませんね~~(汗)■親が「レールを敷く」のは難しい…字が汚すぎるので書道に通わせようと思っても、断固拒否。スイミングスクールも一回連れていったことあるけど断固拒否。そろばんも私がお願いして通ってもらったけど一瞬でやめちゃいました。野球やサッカーなどもってのほか。ダンスもないない。なんやこれ。無気力か。長男があれいやこれいや言うもんで、次男も三男もそういうもんだと思って「これが習いたい」って一切言ってきません。私なんてやりたい習い事が多くて困ったぐらいなのに、自分の子どもが自分と違いすぎてとまどいます(これ、習い事に限らずよくあります。自分の子どもながら3人とも自分と違いすぎて、わが子というより、他人みたいな感じで不思議な感覚です)。他のお母さんたちが「うちはあれもやりたい、これもやりたいで絞らせるのが大変よ」なんて事をおっしゃっているのを聞くと、うらやましく思います。なかなか思ったようにはいかないですね(汗)親がレールを敷くって私にとっては逆にすごく難しい。でも、きっと息子が「やりたくない」っていう理由もあると思うんです。■無理やりやらせても続かない長男の場合は、ママと離れたくないとか(ほんっっとーーにヘタレ!!)みんなが出来るようになってるところに一人だけ出来ないまま入っていくのが嫌だとか。次男の場合は、そもそも話が面白くないとか、一人で行くのが嫌とか。三男は…なんとなく嫌なんだと思います(笑)本人たちがやりたくない理由をしっかり持ってる以上無理やりやらせることはできませんし、やったとしても長続きしないのは経験上よーくわかりました。習い事って「やりたい!」「うまくなりたい!」っていう意志がないと習っててもあんまり意味がありません。ですので、彼らが「これやりたい!」と言ってくるのをいまかいまかと待っているのですが、果たして来るのでしょうか。もうこのまま来ないかもしれません(笑)あーーあ。私の憧れのピアノ男子ぃ…誰か一人だけでもやってほしかったな…。(まだ言うか)ちなみにですが、私が親になってみてから自分の親に感謝したことは…やめたいって言った時にすぐやめさせてくれたことです。■一度始めたら最後までやらせるべき?これねぇ~、親になってわかりました。入るはよいよい、出るのは怖いんですよ。私、子どもが「やめたい」って言いだしたら「もうちょっと続けてみたら?」とか「せっかくここまで来たのに」とか口出ししちゃうと思うんですよね。実際止めたことありますし。でも、私自身はそれを言われた記憶がなくて、「やめたい」って言ったら母がすぐに「やめます~」って伝えに行ってくれました。お母さん、あのときはごめん!!(笑)しかも親になると、一度始めたものは最後までやり抜くべきだ! みたいなスポコン精神(?)が不安を煽るんですよね。簡単にやめてしまうような子では忍耐力が育たないんじゃないか~~みたいな。大丈夫!私、あちこちかじってどれも中途半端にしか成し得てないけれど、自分の好きなものはとことん頑張れる性格に育ってます。ちなみにうちの弟、意気地なしで体操教室入った瞬間速攻やめたんですが、現在普通に会社員してます(姉ながらに「もうやめんのかーい!! 大丈夫かこいつ」って思ってました 笑)まさに好きこそものの上手なれだと思います。うちの子たちにも早く「これが好き!」が見つかりますように!
2017年07月06日春に新しい習い事を始めたお子さんも多いと思います。私は15年ほど子どもの水泳指導に携わっていました。毎週泣いているお子さん、いつまでも上達しないお子さん、他の習い事とのかけもちで多忙なお子さん…。いろいろなお子さんと関わる中で感じた“習い事のやめ時”“親ができる対応”について考えてみました。短期水泳教室と定期水泳教室は少し異なる場合も・・・意外なことに、お試しの短期教室を経て入会してから3カ月以内に退会するお子さんは少なくありません。理由のひとつは「短期教室は楽しかったけど、最近は行くのをイヤがる」というもの。実はこれはムリもないことなのです。スクール側の短期教室の目標は“入会してもらうこと”。お子さんには「楽しかった!ずっと習いたい!」、保護者には「短期間で上達した。やはりプロに習うと違う」と思ってもらえるようなレッスンを意識しています。一方、定期教室の目標は“正しいフォームをマスターさせ、規定の距離を規定のタイムで完泳させること”。そのため「短期のときはいろんなことを次々やらせてもらえたのに、今は同じことの反復練習ばかり」「短期のときはほめてもらえたのに、今は泳ぎをいちいち直されて好きなように泳げない」と子どもも保護者も感じ始める時期が入会して3カ月経った頃なのです。もちろん、このギャップを埋めるのはコーチの仕事。コーチや受付のスタッフに、子どもの言葉をそのまま伝えて相談するとよいと思います。私は現役時代、このような意見をもらったら“レッスンのテンポやカリキュラムを見直す。より笑顔で指導するよう心がける。頭をなでたり小さな子なら抱きしめてあげる、スキンシップを交えて大げさにほめる”など、その子のやる気が回復するよう気を引き締めていました。結果として他のお子さんにもいい影響がありますから、コーチへの意見や要望は遠慮なく伝えてほしいと思います。続けるかやめるか迷ったら、習い事の目的を考えてみよう私がいまだに忘れられないのが、年少から6年生までずっと通ってくれたAくん。9年間しっかり通ってくれたのに、クロールも背泳ぎも25メートル完泳することができませんでした。担当をベテランに替えても、土日の無料補習レッスンに招待してもなかなか上達できず。もともと関節の硬いお子さんでしたし、水に顔をつけられるようになるまでに5年かかったことを考えると、もしかしたら水恐怖症だったのかもしれません。Aくんのお母さんは、「上達や進級はしなくていい。始めたことを最後までやり遂げること、継続することの大切さを教えたい」という意見。私は、自分より小さな子・後から入会した子にどんどん抜かされながらも黙々と練習しているAくんを見ていると、正直胸が痛みました。コーチたちは全員、Aくんが少しでも楽しく練習できるよう、他の友達がAくんをからかったりすることのないよう、気を配ったつもりです。Aくんのお母さんのように“あきらめず、ひとつのことに取り組み続ける大切さを教えるため”、苦手な習い事をあえて続けさせる、というのもひとつの考え方。親となった私個人としては、習い事は“わが子が実力を発揮できて、輝ける場所を探すための手段”であり、“限りある時間とお金は、わが子の得意分野を伸ばすために使いたい”と考えています。どちらが正しい悪いということではなく、“その習い事に何を求めているのか”じっくり考えてみると“続けるかやめるか”、答えが出るかもしれません。お母さんの笑顔とほめ言葉が1番のモチベーションコーチとしてお母さんにお願いしたいのは「楽しかった!」という感想で終われるよう、お子さんを誘導してほしい、ということ。レッスン後、子どもたちをロッカーまで送っていくと、怖い顔をしたお母さんが待ち構えていて「なんでずっと泣いてたの!」「なんで途中で立っちゃうの!」と叱りつける、ということがよくありました。お金を払って通わせているのだから、という親としての気持ちもよくわかります。でも、それをグッとこらえて何かひとつでもほめてあげるのが「来週もまた来よう」と思わせるヒケツ。逆に、心配のあまり「どうだった?水は冷たかった?寒かった?コーチは怖かった?」など不安げに質問をするお母さんも多く、「言われてみれば冷たかったかも、寒かったかも、コーチもちょっと怖かったかも…」と、さっきまで元気だった子どもがだんだん暗い顔になっていくこともありました。レッスン中は厳しいコーチも、最後は楽しい雰囲気で終われるよう気を配っているもの。お母さんには笑顔で子どもの背中を押してあげてほしいと思います。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年06月25日最近は習い事も多様化しています。ロボット教室、パズル道場、ミュージカル教室など、子どもの基礎学力の底上げや、将来的に能力を発揮するであろう後伸びを狙った“進化系の習い事”が注目です。今回はその中から「レゴスクール」を紹介します。レゴスクールってどんなところ?レゴスクールは子どもが大好きなレゴブロックを教材に取り入れ、楽しみながら理系脳を育てられる教室です。大井町教室のチーフインストラクター・山口幸子さんにスクールの特徴を聞きました。「レゴスクールでは必要以上に教えこまないようにしています。子どもたちに自主的にやらせ、考えさえ、やりたいと思っていることに自ら近づけるように指導しています」とのこと。レッスンはそれぞれの年齢に応じた年間カリキュラムにそって進みます。たとえば、年少さんでは「ごっこ遊び」を通して自分の感情や気持ちを表現することが目標。年中さんになると「ルールがある遊び」をしながら友達との関わり方、ゲームの得点から、加算・減点など数字を理解していきます。年中さんのレッスン「マイワールドディスカバリー」年中さんの年間目標は「友達と一緒に作業をしながらコミュニケーション能力を深める。物を観察し、比較・分類する。数学の基礎を学ぶ」というもの。「テックマシーン」と呼ばれるオリジナル教材を使い、生活の中で活躍する乗り物や機械を組み立てます。この日のテーマは「車輪の世界」。みんな真剣な顔で荷物を運ぶ車を組み立てていました。その後の集荷と宅配の疑似体験では「この荷物をおばあちゃんの家に運ぶんだ」など嬉しそう。レッスンの最後には自分が工夫したことをみんなの前で発表するプレゼンタイムがあります。スクール生のお母さんによると「人前で話すことに自信がついた様子。自分の考えを言葉でしっかり説明できるようになりました」とのこと。小学1年生のレッスン「マイワールドアドベンチャー」1年生の目標は「物理・数学・テクノロジーの基本概念を学ぶ。自分の考えを整理し作品で表現する」というもの。ギア、アクセル、レバーなどのパーツが入った「アーリーシンプルマシン」という教材を使用しています。「つかんでみよう」をテーマに、手の動き、親指の役割を学んでいました。ゴムの張力を利用して強度を増す、てこの原理(支点・力点・作用点)なども盛り込まれた高度なレッスン。「10秒で何個のボールをつかめるか」というゲームで子どもたちは大盛り上がり!2年生からはプログラミングのコースも選べるようになり、「それまで絶対やめない!将来はゲームを作る人になりたい」というお子さんも。空間認識・理系脳の他に自己肯定感も養われる?実は私の娘も小さい頃にレゴスクールに通っていました。今でも心に残っているのは「1本足の生き物を作ろう」というテーマ。1本足の生き物をブロックで作り、自分も一本足で立ってみる。「一本足だとバランスが悪い、動きづらい」と確認したあとで「好きなようにパーツを付け足して、安定した動きやすいものに作り変えてみよう」というレッスンでした。足を付け足す子、エンジンを取り付ける子とさまざま。娘は折り紙で羽を作り、セロテープで貼り付けていました。「歩きづらいから飛べば良い」という発想。先生にたくさんほめてもらって嬉しそうな娘を見て、私も誇らしい気持ちになりました。ブロックを使って想像力を膨らませながらそれぞれの回答に向かって工夫できるレゴスクール、気になる方は体験レッスンに参加してみてください。レゴスクール大井町スクールデータ住所〒140−0014品川区大井1−49−15アクセス大井町ビル1階電話(新規問い合わせ受付)03−6413−1360レッスン曜日火・水・木・金・土問い合わせ受付時間火〜土10:00〜18:00アクセスJR京浜東北線大井町徒歩1分高速鉄道りんかい線大井町駅徒歩2分東急大井町線大井町駅徒歩3分<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年06月06日新しいことをはじめたくなる春。新年度のスタートをきっかけに、子どもに何か習い事を……と考えているママも多いのではないでしょうか。子ども向けの習い事は、多くの場合入会前に見学や体験の機会があります。子どもに合う習い事を見つけるためには、見学や体験でどんなところに気をつければよいのでしょうか。■先生との相性は大事個人レッスンの習い事はもちろん、グループレッスンやチームスポーツでも、指導してくれる先生との相性はとても大切です。相性のいい先生なら、子どもも「しっかり練習しよう」という気持ちになり、習い事の上達度合いも変わってきます。体験レッスンの際には子どもの様子や表情をしっかりチェックし、楽しく取り組めそうか、先生のことが好きになれそうか、などを見極めてあげたいですね。また、「楽しむことを優先したい」「多少厳しくても高い技術を身につけたい」「試合やコンクールなどの経験を積みたい」など、習い事に求めることは家庭によって違うはず。希望があれば見学や体験の時に先生に伝え、教室のカラーとママの考えが合うかどうかを確認してくださいね。■自分の子だけでなく他の子の様子もチェック体験レッスンを受ける時には、つい自分の子どもの様子ばかりを気にしてしまいがち。他の子たちも一緒のレッスンの場合は、教室全体の様子にも気を配るようにしましょう。子ども達がレッスンに集中していなかったり、騒いでいる子を先生が注意していなかったり、という状況では、習い事をするのによい環境とはいえません。通常プログラムとは別に体験レッスンが設けられている場合は、可能であれば、一度普段の様子を見学しておくとよいでしょう。■“できない子”に対する接し方は?どんな子どもにも得意不得意があり、習い事の上達スピードもそれぞれ違うはずです。見学や体験レッスンでは、“うまくできない子”に対して、先生がどう接しているかを注目してみてください。“できる子”ばかりを熱心に教えるのではなく、“できない子”のフォローもしながら丁寧に教えてくれる教室を選びたいですね。■トイレや教室内の様子も確認を小さな子どもが集まる教室は、衛生面も気になるポイント。とくに乳幼児の習い事は、掃除が行き届いていなかったり温度や湿度の管理が不十分だったりすると、少し不安になりますよね。見学や体験の時間だけでは、その教室が衛生面にきちんと配慮しているかを知るのは難しいかもしれません。そんなときは、教室内の用具の様子やトイレの清潔さなどが判断材料になりますよ。習い事は、園や学校生活とは違った子どもの可能性を伸ばすこともできます。せっかくはじめるなら、楽しく長く続けていきたいですよね。必要ならいくつかの教室を見学して、子どもにピッタリ合う習い事を見つけてあげてください。
2017年04月09日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。新年度がスタートしましたね! 入園、入学、そして進級おめでとうございます。モン太は4月から年長さんになります。しみじみ思うのですが、時が経つのは早いものですね。さて、新しい環境になり、習い事を考えている方も多いのではないでしょうか。モン太の幼稚園は習い事が充実していたので、入園してすぐに幼稚園のサッカー教室に入りました。やっぱり男の子は体をたくさん動かさないとね! ということで、今回はサッカー教室のお話です。サッカー教室では、最初の30分で、ボールに慣れるところからスタートです。ボールを投げて遊んだり、カラーコーンに向かって真っすぐに蹴ったり、普段では体験できないことがたくさん。集団で何かをすることが今までなかったので、わたしにとってもモン太にとっても新鮮なことがたくさんでした。サッカー教室に通い始めた頃は、30分でも集中力が続かず、途中で座り込んだり砂いじりをしていました。しかし、練習を重ねるうちに、少しずつ集中力が付きサッカーらしくなってきたかなという頃。その集中力がプツンと切れてしまう瞬間があることに気づいたのです。それはかーちゃん(わたし)の登場!大体練習の途中から見に行くのですが、気づかれるとじりじりと寄ってきます。かわいいけど、サッカーに集中してほしいな…そして、まさかのかーちゃんの近くで砂いじり! 完全にサッカーのことなど忘れています。かーちゃんが来たから張り切って頑張ろう! とかないのでしょうか~?(汗)サッカー教室の様子は見たいけど気づかれると子どもの集中は切れてしまうことが判明…。そんな、甘えん坊男子に手を焼いていたお母さん達は、途中からみんなコソコソと園の外からのぞくスタイルを編み出しました。その様子は、完全に怪しい集団! 年中になったら練習時間も長くなるし、試合もあるのに続けていけるのか? 「行きたくな~い」とメソメソする日もあったので、タイミングを見て辞めようかな、なんて思っていたんですが…年中にあがり、急激に上達して自信がついてきたモン太! コーチにほめてもらえる日もあって、すっかりサッカー大好きに! 簡単な試合もやるようになって、ひたすらボールを追いかけている姿に感動(涙)コーチいわく、子どもはある日突然、うまくなる時期があるそうなのです。特に1番感動したのは、みんなお母さんに気づいてもちゃんとボール追いかけてるところ! たま~にこちらへ来ることもあるのですが、すぐに戻ります。1年前と比べたら、考えられなかった姿がそこにあって、続ければちゃんと出来るようになっていくんだなとしみじみ思うのでした。全力で頑張ったサッカーの後は、魂が抜けたようにおとなしくなるモン太。そこまでパワーを出し切ることもなかなかないので、かーちゃんも大変助かるのです(笑)まだまだ、これからもモン太のサッカーを通して成長を見守りたいと思うかーちゃんなのでした。
2017年04月06日もう少しで新学年が始まりますね。4月を機に子どもに新しい習い事をさせようか悩んでいるママは少なくないと思います。習い事は子どもを心身ともに成長させる素晴らしい機会ですので、どうせ習わせるなら子ども自身が楽しめてきちんと結果が出るようなものがいいですよね。しかし、最近は習い事の数が多過ぎてどれを選んで良いか分からないという人が多いのも事実。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに「子どもに通わせたい習い事」について聞いてみました!●子どもに習わせたいものは?・1位:水泳(スイミング)……18%(25人)・同率2位:ピアノなどの楽器……17%(24人)・同率2位:英語……17%(24人)・4位:武道(剣道・空手・柔道など)……9%(13人)・5位:ダンス……9%(12人)・6位:そろばん……7%(10人)・7位:テニス……6%(8人)・8位:書道……5%(7人)・9位:プログラミング……4%(5人)・同率10位:サッカー……2%(3人)・同率10位:学習塾……2%(3人)・同率10位:リトミック……2%(3人)※11位以下は省略※有効回答者数:138人/集計期間:2017年3月17日〜2017年3月20日(パピマミ調べ)●1位:水泳(スイミング)第1位に輝いたのは、『水泳(スイミング)』で18%(25人)という結果になりました。昔も今も大人気の水泳ですが、なぜママたちは子どもを水泳に通わせたいのでしょうか。『私自身が通っていたっていうのもありますけど、何よりも健康な子どもに育ってほしい という思いからスイミングを選びました。今年うちの息子が小学校に上がるので、このタイミングで通わせようと思っています』(35歳女性/5歳男児のママ)水泳には運動神経を鍛えたりバランスのとれた体作りができたりといったメリットがありますが、体力もかなりつくので免疫力も高まると言われています。子どもを健康的に育てたいというママにとって水泳は魅力的ですね。また、一方ではこんな意見も。『周囲のママ友がみんな水泳を習わせてるので私もそろそろ習わせようと思っています。一人だけ仲間外れもかわいそうですし……』(37歳女性/6歳男児のママ)周囲に水泳を習わせている人が多いから自分も……という人もいるようです。それだけ水泳が身近にあり、習い事として人気が高いということでもありますね。ちなみに、都内だと水泳教室(スイミングスクール)の月謝は大体6,000円〜10,000円 ほどが相場のようです。公共施設などを利用している場合はもっと安くなりますが、逆にフィットネスクラブなどの整備が整った施設だとさらに高額になります。また、通わせるスパンが週に1回か2回かなどの条件でも金額は変動します。ちなみに、3月4月でも入会キャンペーンで入会金・年会費が無料になっているところもあるので、ぜひお近くのスイミングスクールのHPで確認してみてくださいね。●同率2位:ピアノなどの楽器/英語同率で2位に輝いたのは『ピアノなどの楽器』と『英語』で17%(24人)という結果になりました。この二つも人気が根強い習い事ですよね。まずは『ピアノなどの楽器』を選んだ人の意見から見て行きましょう!『絶対音感は幼いうちにしか身につかないと聞いたことがあるので、音楽系の習い事はなるべく早めに習わせたいです。バイオリンとかだとお金かかりそうだから、やっぱりピアノになるかな』(29歳女性/2歳女児のママ)たしかに絶対音感は小さいうちに磨いておかないと習得できないとよく聞きますよね。絶対音感は比較的レアな才能 ですから、ママとしてはぜひとも習得させたいものの一つではないでしょうか。また、とくに女の子の場合は感受性を豊かに育てる という狙いで通わせる人も多いようです。ちなみに、都内の音楽教室の大体の月謝相場は以下の通りになっています(コース内容や年齢で大きく上下します)。・ピアノ教室……7,000円〜10,000円・バイオリン教室……10,000円・ギター教室……7,000円〜10,000円続いて、英語を選んだ人の意見を聞いてみましょう!『これからはやっぱり英語話せた方が有利だと思う。小さいころから習わせてたほうがいい と聞いたことがあるので、英語を習わせたいです』(33歳女性/3歳男児のママ)英語も多くのママが関心を持っている習い事ですね。ビジネスの世界では英語を話せる人材は重宝されますから、幼いうちから英語を習得させたいと考えるママは多いようです。都内の大手英語教室だと、月謝の相場は大体以下の通りになっています。・0〜5歳……3,000円〜6,500円・小学校低学年……7,000円・小学校高学年……7,500円また、月謝以外にも教材費が約10,000円ほどかかるので入会する際はその点に注意しましょう。●4位:武道(剣道・空手・柔道など)第4位にランクインしたのは、『武道(剣道・空手・柔道など)』で9%(13人)となりました。こちらも昔から人気が根強い習い事ですね。選んだ人の意見を見てみると、『最近はイジメ問題のニュースが多い し、先生もあてにならない。だから自衛するだけの力を持った子どもになってほしい』(35歳女性/5歳男児のママ)『やっぱりイジメが怖い。小学生で自殺した子のニュースとか見てると、強く育てないといけないと思う。うちは今年から空手を習わせるつもりです』(6歳男児のママ)など、やはり昨今のイジメ問題がかなり影響しているようです。イジメのニュースを見ていると、担任の先生が見て見ぬ振りをしていたり、一緒に加担したりしているケースもあるので、最終的に頼れるのは自分自身だけという感じですよね。剣道、空手、柔道などのメジャーな武道は学校の体育館などで行われていることもあるため、送迎の負担が少なく、月謝も安い傾向にあるようです。体験教室をやっているところも多いので、興味のある方はまずそこから始めてみてはいかがでしょうか?----------上位は昔ながらの習い事が多い傾向にありますが、英語は昨今のグローバル化の影響から人気が出ているようです。最近注目されているプログラミング教室は9位にとどまる結果となりました。子どもにどういう力を身につけさせたいのか、あるいは子ども自身が何をやりたいのかを十分にリサーチして習い事を選ぶようにしたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜13位)】子どもに習わせたいものは?()●文/パピマミ編集部
2017年03月22日4人の子ども育ててます
子育て楽じゃありません
良妻賢母になるまでは。