「胃腸炎」について知りたいことや今話題の「胃腸炎」についての記事をチェック! (1/3)
長男が4歳のころ、お友だちと遊んだときの出来事です。お友だちは長男の保育園の同級生で、子ども同士は毎日のように遊んでおり、そのお友だちのママと私も頻繁に連絡を取る仲。私は何の不安もなく、その日も遊んでいたのですが、そのママ友の言動にモヤモヤしてしまう1日になってしまいました。 「おとといから胃腸炎」にびっくり前日に私とママ友は連絡を取り合い、わが家の近くの公園で遊ぶことに。当日は生後6カ月の次男と夫を家に残し、私と長男だけ公園に向かいました。時間通りにお友だちとママも公園に集合。子どもたちは自由に遊び始めました。するとママ友が「あの子、おとといくらいから胃腸炎なんだよね」と言い出して、私はびっくり。 「胃腸炎なら無理しないで帰ったほうがいいよ」と言ったのですが、「大丈夫! もう吐かないから」と聞く耳持たずといった状況。子どもたちの様子を見ると、密着して遊んでいたり、手をつないでいたり。お友だちの体調も心配ですが、長男にうつらないかばかり気になってしまいました。 わが家のトイレで下痢そして30分ほど遊んだころ、お友だちが「トイレ行きたい」と言い出しました。公園は規模が小さいのでトイレがなく、近くにコンビニもないので、わが家のトイレしか選択肢がありません。私は渋々「うちのトイレ使って」と伝え、案内しました。 私と長男が家の前で待っていると、ママ友は「まだ下痢だわ~」と言いながら出てきました。私はモヤモヤ。なぜならトイレから私の家族に感染が広がるかもしれないのに、ママ友から謝罪はなく、配慮が足りないと思ったからです。 次男はまだ生後6カ月だったので、家庭内感染は本当に不安でした。私はすぐに夫に「消毒するまでトイレには行かないで」と携帯から連絡しました。 悲しい気持ちで消毒ママ友には「下痢なら本人もつらいだろうから、もう解散しよう」と強く言い、そのまま解散することにしました。そして長男には念入りに手洗いとうがいをさせ、私はすぐに玄関からトイレまでのルートとトイレ内をくまなく消毒。 ひとりで消毒しながら、「なぜ前日連絡を取ったときにキャンセルしてくれなかったのか」「長男に胃腸炎がうつってもいいと思っていたのか」と悲しい気持ちでいっぱいになってしまいました。でも、その後は誰も胃腸炎を発症しなかったので、ホッとしました。 子どもが胃腸炎であることをわかっていた上で、遊びに連れてきたママ友。症状も軽快し、約束を断るのが心苦しかったのかもしれません。また、当時はそこまで考える余裕がなかったのですが、もしかしたらママ友は胃腸炎の感染力の強さを知らなかった可能性もあるのかなと思いました。仮にそうだとしたら、私もはっきりとその事実を伝えるべきだったかなと反省しています。ただ、いずれにしても、体調不良での予定変更はお互い様だと思います。私は自分の子どもが体調不良のときは丁寧に謝罪をして、遊ぶ約束を延期してもらうように徹底していきたいです。 イラストレーター/山口がたこ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2024年06月16日生後7カ月の次男が、熱もないのに1日で8回も嘔吐。「ニコニコしていて元気だし、下痢もしていないけど、念のため受診しよう」「きっと胃腸炎かな」と思っていたら、医師からまさかの診断が……。初めて聞く診断名にびっくりしたお話です。卵黄はクリアしたと思っていたこれは、現在1歳8カ月の次男が生後7カ月だったときのお話です。次男は生後5カ月で離乳食を開始し、卵黄は耳かき1杯→小さじ1/4→1/2→小さじ1→小さじ2……と、生後6カ月のころに1週間をかけてアレルギーチェックをしました。 最終的には卵黄1/2を2回食べても何も症状がなかったので「卵黄のアレルギーは大丈夫そうだ」と思っていました。 そして生後7カ月のころ、卵黄を1/2使用した離乳食を作って食べさせたところ、食べ終えてから2~4時間の間に5回嘔吐。私は卵黄はアレルギーチェックをクリアしたと思っていたので「胃腸炎かな」と思い、念のため病院を受診することに。 病院に向かう途中や待合室で待っている間も、嘔吐は数回続きましたが熱はなく、機嫌も良くて、下痢もしていませんでした。 医師から告げられた診断名は…順番が来て診察室に案内され、経過を話しレントゲンを撮ることに。問診とレントゲンの結果、医師から「おそらく卵黄消化管アレルギーだね」と診断されました。 医師いわく、「近年注目されているアレルギーだけど、小児科医でも知らない人もいるから、胃腸炎と誤診されやすい。ショック状態にはならないけど、摂取後に数時間してから嘔吐するのが特徴だよ」とのこと。 その後、血液検査をし、確定診断のための負荷試験をして正式に「卵黄消化管アレルギー」の診断がつきました。現在は医師の指示のもと、卵黄・卵白ともに段階を経て、自宅で摂取している状態です。 その日、受診した医師がたまたま小児アレルギー科の医師だったので、ちょうど良いタイミングだったと思います。卵黄消化管アレルギーは成長と共に治る子が多いようで、現在は次男も全卵を1個摂取しても何も症状はなく、次回の受診で寛解を確認してもらう予定です。胃腸炎を疑って受診した結果、聞いたことのない病名にびっくりした出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:吉川 みきな監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月13日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……?頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないよう見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁと思っていました。 子どものお世話は休めない頭痛やだるさくらいの体調不良であれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず、買い出しにも行けず、グズる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”がやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気づいた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:ライター 横山まい
2024年06月06日年末から年明けにかけて色んな事が重なりまくって気持ちが落ち着かず、バタバタと過ごしていたある日。それは何の前触れもなくやってきました…。子ども達がみんな幼かった頃は恒例行事かの如く、毎年欠かさずやって来ていた胃腸風邪。子ども達も大きくなったし、もう来ないのだろうと思っていたら実に4年ぶりにやってきてしまいました。私自身も突然&久しぶりの胃腸風邪襲来に大パニック!何度も続けて嘔吐。胃の中のモノが無くなって胃液だけになっても吐き続けるので、救急に電話相談(休日だったため)。相談の結果、そのまま自宅で様子を見ることに。6時間たってようやく落ち着いてきたので、最後の嘔吐から1時間後にスプーン1杯から水分を取り始めたのですが、徐々に回復しつつあったタイミングで再び嘔吐したため、再度電話相談し、軽度の脱水疑いがあったため救急へ。結局、点滴の必要はないという事で整腸剤だけもらって帰ってきました。吐き続ける三男にずっと付きっきり&その都度鬼のように嘔吐処理と消毒。幸い下痢の症状はなく、丸一日たってようやく落ち着いてきたものの、いきなり普通の食事に戻すことはできないのでやわらかく煮たおかゆからスタート。他の兄弟たちが美味しそうに色んなものを食べるのを見て悲しそうに『お腹すいた…』と言う三男。完全に回復するまでの間、色々我慢させないといけず。一番辛いのは本人ですが、私もとても辛くて、心身の落ち込みようが半端なかったです。健康のありがたみをまた改めて感じました。
2024年01月31日現在3歳のこっちゃんは、この3年間とにかく泣いてばかり。夜泣き、着替え、歯磨き、入浴、お出かけなど、日常のあらゆる場面で大泣きするため、ママは毎日泣きセンサーに怯える日々でした。育児を楽しいと思えず、同年齢の子どもと比較してしまう自分にも嫌気がさし、自信を喪失してしまいます。それでも、日々こっちゃんと向き合い、育児に奮闘し、その先にあったのは?保育園から帰宅するなり「靴が脱げないと!」と玄関で大泣きのこっちゃん。お着替えさせて、手を洗わせるのもひと苦労でした。 夕食もお風呂も歯磨きも泣き続け、やっと寝かしつけたと思ったら、起きて2時間泣くというのが日常に疲弊していくママ。 そんな毎日に「もうやだ! いい加減にして!」とママは怒り、泣いてしまいました。ママもこっちゃんも大泣きしていると、パパが帰宅。ふたりの様子を見たパパが「何があったの?」と聞いてみると……。 「話す気力もない…」自信喪失のママ パパに何があったのか聞かれたママですが「説明する気力もない……」とひと言。子どもを育てる自信を喪失してしまうほど、疲弊していました。 疲れやイライラが爆発したママは「もしかしてこっちゃんを、かわいいと思えてない……?」と考えるほど追い詰められてしまったのです。夜、眠りにつこうとしても「朝が来るのが怖い」と涙が止まらなくなってしまいます。 ママの異変を感じたパパの提案により、寝室を分けて、休日はゆっくりするといった、リフレッシュの時間を作ることに。しかし、リフレッシュしたところでこっちゃんが変わるわけではなく、大変な毎日がまた始まりました。 そんなある日、こっちゃんが「おなかが痛い!」と言い、いつものことだから……と思っていると、吐いてしまったのです。 病院を受診し、こっちゃんが胃腸炎にかかっていたことが判明。気づいてあげられなかったことを悔やみます。しかし、いつもクズって泣いているので、ママが気づいてあげられないのも無理はありません。そのときに、「胃腸炎の不快感=こっちゃんの身の回りに起きる事柄」ということに気づき、こっちゃんが泣く気持ちが少し理解できたのでした。 ママにも休息は必要です。たった1回だけではなく、定期的に休む時間を作るなど、家族で協力していきたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年11月09日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋冬に流行しやすいノロウイルスについて教えてくれました。ノロウイルスは感染してからの対処法が重要です。間違った対処法をしてしまうと、家庭内感染など感染が広がってしまうことも……。ぜひ確認しておきましょう!秋や冬になると流行するものとして、ノロウイルスなどの胃腸炎があります。お子さんがかかったときに慌ててしまって、実はNG な対応をしている場合があるかもしれません。そこで今回は、ノロウイルスにかかったときの対処法についてお話ししていきます。 ノロウイルスとは?ノロウイルス感染症は、赤ちゃんだけではなく高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。1度かかっても免疫がつきにくいので、何度もかかることがあります。 冬に多く発生して、11月ごろから流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生することもあります。 原因ウイルスであるノロウイルスは、人の腸管内のみで増えますが、乾燥や熱にも強く長期に生存ができ、感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。 どんな症状?ノロウイルスは体内に入った後、主に「腹痛・下痢・吐き気・嘔吐」の症状を引き起こします。潜伏期間は12〜48時間です。赤ちゃんの場合は食品からというより、家族から感染したり、支援センターなどの公共施設の物品に触れたり空気感染することが考えられます。 ノロウイルスは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴で、勢いよく吐くことが多いです。 発症後、通常であれば1〜2日程度で症状は治まります。下痢は水様性で、重症例では1日に十数回も見られますが、通常は2〜3回で治まります。 その他の症状としては、発熱のほか、筋肉痛、頭痛などが見られますが、後遺症が残ることもなく、いずれも軽症です。赤ちゃんの場合、吐き気や腹痛を言葉で表現できないため不機嫌になったり泣き続けることがあります。 嘔吐したときは、感染予防対策に気をつけて赤ちゃんが勢いよく吐いて機嫌が悪い場合、他のウイルスの可能性もありますが、ノロウイルスの感染を疑って、念のため感染対策をするようにしましょう。下痢は嘔吐してから遅れて見られることが多く、対策が不十分だとお世話をするママや家族に家庭内感染してしまいます。早めに対応するようにしましょう。 ノロウイルスは、アルコール消毒剤や熱に強いのが特徴です。嘔吐物の処理をするときに感染予防としてアルコールで除菌される方もいると思います。しかしノロウイルスの場合、熱やアルコールに強いのが特徴のため、それだけではウイルスは除去できないので注意しましょう。 嘔吐物の処理を適切に行うことで、家庭内感染も防ぐことができます。嘔吐物の基本的な処理方法は下記の通りです。参考にしてみてください。 1. 処理は最小限の人数で、直接触らないように行う嘔吐するとウイルスを含んだ水滴が1~2m程度の範囲に飛散するので、処理をする人以外は近づかないようにしましょう。そして処理をする人は、使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを着用し、ペーパータオルを使ってできる限り嘔吐物に直接触れないようにします。使用したものは、袋にまとめて口をしっかり縛って破棄しましょう。処理後は、手袋をしていたとしても流水で石鹸を使ってしっかり手洗いをしましょう。 2. 嘔吐物をすばやく取り除くしっかり洗浄・消毒できずに取り残された嘔吐物は、乾燥すると空気中を漂ってしまいます。それを吸い込むことで感染が広がる恐れがあるため、嘔吐物周辺の壁や床などの広範囲をすばやく洗浄・消毒しましょう。 3. 感染している人と嘔吐物を処理した人の衣類を適切に洗う嘔吐物が飛び散った衣類は下洗いをした後、塩素系漂白剤を水で薄めた液で消毒し、十分にすすぎます。高温の乾燥機を使用するか、85℃以上のお湯に1分間以上浸すと殺菌効果が高まります。すぐに洗えないときは衣類をビニール袋に入れて密封し、周囲にウイルスが付着しないように気をつけましょう。 水分補給や食べ物はどうする?嘔吐や下痢で水分が失われるので、水分補給が必要です。しかし、水分をとりすぎてしまうことで、余計に嘔吐を誘発してしまい悪化してしまうことがあります。 胃腸炎のときの水分は、赤ちゃんにとっては母乳が適しています。混合栄養の場合も、分泌量に関わらず母乳をメインにあげるようにしましょう。育児用ミルクやそれ以外の水分補給は、様子をみながら少量ずつこまめにあげるようにします。飲めなかったり、飲んでもそれ以上に吐いてしまう場合は、点滴治療が必要になる場合もあるので受診するようにしましょう。 ノロウイルスには、治療薬がなく対症療法となります。ウイルスを体外に出すことが大切なので、下痢止めなどは使えません。症状が落ち着くまで、お世話をするママにとってはつらいかと思います。症状が安定してきて、本人が水分や食事を欲しがる場合でも、小さなお子さんは一気にとりすぎてしまうこともあるので、少量ずつからにするよう大人が調整してあげましょう。 まとめ赤ちゃんはいろいろなものを触ったり、口に入れてしまいます。感染を予防するのは難しいかもしれません。周りの大人からの感染を予防するためにも、家族みんなで手洗いをしっかりしていきましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年10月18日こんにちは! あん子です。今回の話は、娘が難聴になったエピソードです。■耳から音が聞こえる!?1ヶ月ほど前、中耳炎になっていた幼稚園の娘。これって…難聴?「どっちの耳が聞こえないの?」と聞くと、「左耳」と答える娘。あ…、左耳って。中耳炎になったとき、鼓膜切開をしたひどい方の耳だ…。「声は聞こえる?」とたずねると、「うん。でも音が変」と。音!?私:「どんなふうに聞こえる?」娘:「低く聞こえたり響く感じ」え~!? どんな状態? とかなり心配になりました。私は「じゃあ、また病院に行って先生に診てもらおう」と言い、すぐに病院の予約をとりました。外傷などとは違って、耳の中の痛みや聞こえ方は本人にしかわかりません。私は、娘が聞こえづらいことに全く気がつきませんでした。早速、病院に行くと「原因を特定するために大きな病院に紹介状を書くね」と医師に言われました。日を改めて…■果たして結果は…?診察室に呼ばれるまで2時間。やっと呼ばれ…結果は、予想通り難聴になっているとのこと。耳の奥にある蜂の巣のような空洞のところに液がたまる「乳突蜂巣炎」で、「しんしゅつ性中耳炎」と診断されました。これは、レントゲンやCTで確認できるようです。中耳炎を繰り返す場合、鼓膜にチューブを挿入することになるとのことですが、耳は鼻につながっているので「薬で液を鼻から出していきましょう」と医師から説明を受けました。原因がわかって少し安心しました。最初は抗生剤を5日ほど処方され、それから抗生剤から漢方に切り替わりましたが、漢方は匂いや味が独特で飲める子は3分の1ぐらいだと説明を受けました。娘は、耳の影響でめまいもするみたいで、想像以上につらかったと思います。急性中耳炎になったときからずっと頑張って薬を飲み続けていた娘、えらかったと思います。1ヶ月ほどたち、耳がどのような状態か大きな病院に診てもらうと…、完治まではいきませんでしたが、だいぶ良くなり、もう薬は飲まなくて良いとのことでした!本当に安心しましたし、健康の大切さをしみじみ感じた出来事でもありました。季節的に新生活にも慣れ、気を張っていた心身が疲れを感じる時期だと思います。皆さまもどうぞお体、ご自愛ください。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年06月21日長男が4歳のころ、お友だちと遊んだときの出来事です。お友だちは長男の保育園の同級生で、子ども同士は毎日のように遊んでおり、そのお友だちのママと私も頻繁に連絡を取る仲。私は何の不安もなく、その日も遊んでいたのですが、そのママ友の言動にモヤモヤしてしまう1日になってしまいました。 「おとといから胃腸炎」にびっくり前日に私とママ友は連絡を取り合い、わが家の近くの公園で遊ぶことに。当日は生後6カ月の次男と夫を家に残し、私と長男だけ公園に向かいました。時間通りにお友だちとママも公園に集合。子どもたちは自由に遊び始めました。するとママ友が「あの子、おとといくらいから胃腸炎なんだよね」と言い出して、私はびっくり。 「胃腸炎なら無理しないで帰ったほうがいいよ」と言ったのですが、「大丈夫! もう吐かないから」と聞く耳持たずといった状況。子どもたちの様子を見ると、密着して遊んでいたり、手をつないでいたり。お友だちの体調も心配ですが、長男にうつらないかばかり気になってしまいました。 わが家のトイレで下痢そして30分ほど遊んだころ、お友だちが「トイレ行きたい」と言い出しました。公園は規模が小さいのでトイレがなく、近くにコンビニもないので、わが家のトイレしか選択肢がありません。私は渋々「うちのトイレ使って」と伝え、案内しました。 私と長男が家の前で待っていると、ママ友は「まだ下痢だわ~」と言いながら出てきました。私はモヤモヤ。なぜならトイレから私の家族に感染が広がるかもしれないのに、ママ友から謝罪はなく、配慮が足りないと思ったからです。 次男はまだ生後6カ月だったので、家庭内感染は本当に不安でした。私はすぐに夫に「消毒するまでトイレには行かないで」と携帯から連絡しました。 悲しい気持ちで消毒ママ友には「下痢なら本人もつらいだろうから、もう解散しよう」と強く言い、そのまま解散することにしました。そして長男には念入りに手洗いとうがいをさせ、私はすぐに玄関からトイレまでのルートとトイレ内をくまなく消毒。 ひとりで消毒しながら、「なぜ前日連絡を取ったときにキャンセルしてくれなかったのか」「長男に胃腸炎がうつってもいいと思っていたのか」と悲しい気持ちでいっぱいになってしまいました。でも、その後は誰も胃腸炎を発症しなかったので、ホッとしました。 子どもが胃腸炎であることをわかっていた上で、遊びに連れてきたママ友。症状も軽快し、約束を断るのが心苦しかったのかもしれません。また、当時はそこまで考える余裕がなかったのですが、もしかしたらママ友は胃腸炎の感染力の強さを知らなかった可能性もあるのかなと思いました。仮にそうだとしたら、私もはっきりとその事実を伝えるべきだったかなと反省しています。ただ、いずれにしても、体調不良での予定変更はお互い様だと思います。私は自分の子どもが体調不良のときは丁寧に謝罪をして、遊ぶ約束を延期してもらうように徹底していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/山口がたこ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2023年06月12日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……?頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないよう見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁと思っていました。 子どものお世話は休めない頭痛やだるさくらいの体調不良であれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず、買い出しにも行けず、グズる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”がやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気づいた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:ライター 横山まい
2023年06月01日コロナ禍を経て、ニュースで感染症の情報についてチェックするようになったという方は多いかもしれません。でも、実際に自分の子どもが通っている園や学校では、報道されていない感染症が流行しているということ、ありませんか?そんなときに活用したいのが、医療情報ウェブアプリ「 PRE-SIGN(プレ・サイン) 」。流行している感染症を都道府県別に検索でき、警報がでている地域を細かく確認することができます。さらに、流行している感染症の特徴や症状、予防するためのアドバイスも掲載されているので、こまめに見ておけば慌てることなく感染対策もできます。信頼できる医療情報で子育て世帯に人気すでに約493万以上のライセンスが発行され、全国の自治体や企業団体などが導入。なかでも幼稚園や保育園、子育て世帯を中心に拡がりをみせています。人気の理由のひとつが、情報元がたしかで信頼できること。こちらのアプリは東北大学との共同研究事業として開発されており、総合監修しているのは東北大学環境・安全推進センター教授の黒澤一先生。感染流行の元データは全国の都道府県が発表している感染症動向で、毎週更新。コラムは大学教授や専門医によるもので、感染症予防や拡大防止に重点がおかれています。厚生労働省の「上手な医療のかかり方アワード」で医政局長賞(コンテンツ部門)も受賞しました。感染症流行だけでなく緊急時の医療コンテンツも充実感染症の流行だけではなく、急に体調が悪くなったときに頼れる医療機関の情報も地域別に検索できるのも助かるポイント。休日の療情報のほか、子どもを受診させるか判断に困ったときに相談できる「こども医療でんわ相談」、発熱外来で受け入れられなかったときに便利な「オンライン診察ナビ」など、いざというときに慌てないための12の医療コンテンツがまとまっています。小さな子どもがいると常に感染症には敏感になりますが、このアプリを入れているだけで安心感がアップするはずです。無料の登録用QRコード配布中普段は団体ごとに初期費用や月額料金がかかりますが、今回プレサインに特別協力しているサラヤ株式会社のご協力もあり、ウーマンエキサイト読者に無料で登録用のQRコードを発行いただきました。こちらから登録していただければ、一切費用はかからずご利用いただけます。<ウーマンエキサイト読者専用「プレサイン」登録QRコード>▼登録利用方法 1、ブラウザについてID登録ならびにパスワード登録時に、スマートフォンで表示するソフトウエアはiPhoneはSafari(サファリ)、Androidはchrome(クローム)をご使用ください。 2、上にあるQRコードを読み込む 3、ID、パスワードを入力(ID/パスワードはご自身でお決めください) ※半角英数のみ(記号は利用不可)・ユーザー名:半角英数20文字以内 ・パスワード:半角英数6文字以上、20文字以内 4、ホーム画面追加についてプレサインをホーム画面に追加すると次回から簡単に見ることができます。(下記参照)5、アプリ内地域設定などは右上の歯車マークからできます感染対策の一環として、この機会にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。お問い合わせ: 株式会社ジェイ・エス ※こちらのアプリは株式会社ジェイ・エスと東北大学共同研究シームによるものです。登録についてなどのお問い合わせは、 株式会社ジェイ・エス までお願いいたします。
2023年01月20日こんにちは。渋谷です。あけましておめでとうございます!!新年! おめでたいですね! やっと正月! やったー!!なぜ渋谷がこんなに浮かれているかというと、2022年末を乗り越えたのが嬉しいからです。おっとぅんの仕事は年末年始が繁忙期のため、約1ヶ月の私のワンオペ生活が決まっていたのです。朝起きてもおっとぅんはいないし、子どもが寝る頃に帰ってきます。その間、私がひとりで仕事をしながら、ご飯も学校や保育園に行く準備も宿題を見るのも面倒見るのもお風呂も歯磨きもゆっくんの夜泣きの対応など、全部やるわけです。(おっとぅんもさすがに早く帰れた日はお風呂入れてくれたり寝かしつけしてくれたり、休みの日はいろいろやってくれました)しかし、おっとぅんが繁忙期ということは私も繁忙期なのです。漫画業界ではGWと年末は通常より進行が早くなり、めちゃくちゃ忙しいのです。私も年末進行まっただ中だったひとりです。お仕事を頂けるのはとてもありがたい! 嬉しい! だけどもうちょっとその喜びをかみしめながらじっくり仕事がしたい!!(わがまま)そんな中、躊躇なく襲いかかってくるコロナ、胃腸炎などの流行病。熱出して吐きながら仕事してた私を誰か褒めて下さい。そして、やっと乗り切った年末!正月休み! こりゃあ嬉しいでしょうよ!!酒も進み、千鳥足の毎日。なのに厄年って何???呪われとるんか?そんな私の今年の目標は【しぶとく諦めず強く生きる】です。皆さま、本年も渋谷家を何卒よろしくお願い致します!
2023年01月17日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋冬に流行しやすいノロウイルスについて教えてくれました。ノロウイルスは感染してからの対処法が重要です。間違った対処法をしてしまうと、家庭内感染など感染が広がってしまうことも……。ぜひ確認しておきましょう!秋や冬になると流行するものとして、ノロウイルスなどの胃腸炎があります。お子さんがかかったときに慌ててしまって、実はNG な対応をしている場合があるかもしれません。そこで今回は、ノロウイルスにかかったときの対処法についてお話ししていきます。 ノロウイルスとは?ノロウイルス感染症は、赤ちゃんだけではなく高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。1度かかっても免疫がつきにくいので、何度もかかることがあります。 冬に多く発生して、11月ごろから流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生することもあります。 原因ウイルスであるノロウイルスは、人の腸管内のみで増えますが、乾燥や熱にも強く長期に生存ができ、感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。 どんな症状?ノロウイルスは体内に入った後、主に「腹痛・下痢・吐き気・嘔吐」の症状を引き起こします。潜伏期間は12〜48時間です。赤ちゃんの場合は食品からというより、家族から感染したり、支援センターなどの公共施設の物品に触れたり空気感染することが考えられます。 ノロウイルスは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴で、勢いよく吐くことが多いです。 発症後、通常であれば1〜2日程度で症状は治まります。下痢は水様性で、重症例では1日に十数回も見られますが、通常は2〜3回で治まります。 その他の症状としては、発熱のほか、筋肉痛、頭痛などが見られますが、後遺症が残ることもなく、いずれも軽症です。赤ちゃんの場合、吐き気や腹痛を言葉で表現できないため不機嫌になったり泣き続けることがあります。 嘔吐したときは、感染予防対策に気をつけて赤ちゃんが勢いよく吐いて機嫌が悪い場合、他のウイルスの可能性もありますが、ノロウイルスの感染を疑って、念のため感染対策をするようにしましょう。下痢は嘔吐してから遅れて見られることが多く、対策が不十分だとお世話をするママや家族に家庭内感染してしまいます。早めに対応するようにしましょう。 ノロウイルスは、アルコール消毒剤や熱に強いのが特徴です。嘔吐物の処理をするときに感染予防としてアルコールで除菌される方もいると思います。しかしノロウイルスの場合、熱やアルコールに強いのが特徴のため、それだけではウイルスは除去できないので注意しましょう。 嘔吐物の処理を適切に行うことで、家庭内感染も防ぐことができます。嘔吐物の基本的な処理方法は下記の通りです。参考にしてみてください。 1. 処理は最小限の人数で、直接触らないように行う嘔吐するとウイルスを含んだ水滴が1~2m程度の範囲に飛散するので、処理をする人以外は近づかないようにしましょう。そして処理をする人は、使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを着用し、ペーパータオルを使ってできる限り嘔吐物に直接触れないようにします。使用したものは、袋にまとめて口をしっかり縛って破棄しましょう。処理後は、手袋をしていたとしても流水で石鹸を使ってしっかり手洗いをしましょう。 2. 嘔吐物をすばやく取り除くしっかり洗浄・消毒できずに取り残された嘔吐物は、乾燥すると空気中を漂ってしまいます。それを吸い込むことで感染が広がる恐れがあるため、嘔吐物周辺の壁や床などの広範囲をすばやく洗浄・消毒しましょう。 3. 感染している人と嘔吐物を処理した人の衣類を適切に洗う嘔吐物が飛び散った衣類は下洗いをした後、塩素系漂白剤を水で薄めた液で消毒し、十分にすすぎます。高温の乾燥機を使用するか、85℃以上のお湯に1分間以上浸すと殺菌効果が高まります。すぐに洗えないときは衣類をビニール袋に入れて密封し、周囲にウイルスが付着しないように気をつけましょう。 水分補給や食べ物はどうする?嘔吐や下痢で水分が失われるので、水分補給が必要です。しかし、水分をとりすぎてしまうことで、余計に嘔吐を誘発してしまい悪化してしまうことがあります。 胃腸炎のときの水分は、赤ちゃんにとっては母乳が適しています。混合栄養の場合も、分泌量に関わらず母乳をメインにあげるようにしましょう。育児用ミルクやそれ以外の水分補給は、様子をみながら少量ずつこまめにあげるようにします。飲めなかったり、飲んでもそれ以上に吐いてしまう場合は、点滴治療が必要になる場合もあるので受診するようにしましょう。 ノロウイルスには、治療薬がなく対処療法となります。ウイルスを体外に出すことが大切なので、下痢止めなどは使えません。症状が落ち着くまで、お世話をするママにとってはつらいかと思います。症状が安定してきて、本人が水分や食事を欲しがる場合でも、小さなお子さんは一気にとりすぎてしまうこともあるので、少量ずつからにするよう大人が調整してあげましょう。 まとめ赤ちゃんはいろいろなものを触ったり、口に入れてしまいます。感染を予防するのは難しいかもしれません。周りの大人からの感染を予防するためにも、家族みんなで手洗いをしっかりしていきましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年10月13日長男が4歳のころ、お友だちと遊んだときの出来事です。お友だちは長男の保育園の同級生で、子ども同士は毎日のように遊んでおり、そのお友だちのママと私も頻繁に連絡を取る仲。私は何の不安もなく、その日も遊んでいたのですが、そのママ友の言動にモヤモヤしてしまう1日になってしまいました。 「おとといから胃腸炎」にびっくり前日に私とママ友は連絡を取り合い、わが家の近くの公園で遊ぶことに。当日は生後6カ月の次男と夫を家に残し、私と長男だけ公園に向かいました。時間通りにお友だちとママも公園に集合。子どもたちは自由に遊び始めました。するとママ友が「あの子、おとといくらいから胃腸炎なんだよね」と言い出して、私はびっくり。 「胃腸炎なら無理しないで帰ったほうがいいよ」と言ったのですが、「大丈夫! もう吐かないから」と聞く耳持たずといった状況。子どもたちの様子を見ると、密着して遊んでいたり、手をつないでいたり。お友だちの体調も心配ですが、長男にうつらないかばかり気になってしまいました。 わが家のトイレで下痢そして30分ほど遊んだころ、お友だちが「トイレ行きたい」と言い出しました。公園は規模が小さいのでトイレがなく、近くにコンビニもないので、わが家のトイレしか選択肢がありません。私は渋々「うちのトイレ使って」と伝え、案内しました。 私と長男が家の前で待っていると、ママ友は「まだ下痢だわ~」と言いながら出てきました。私はモヤモヤ。なぜならトイレから私の家族に感染が広がるかもしれないのに、ママ友から謝罪はなく、配慮が足りないと思ったからです。 次男はまだ生後6カ月だったので、家庭内感染は本当に不安でした。私はすぐに夫に「消毒するまでトイレには行かないで」と携帯から連絡しました。 悲しい気持ちで消毒ママ友には「下痢なら本人もつらいだろうから、もう解散しよう」と強く言い、そのまま解散することにしました。そして長男には念入りに手洗いとうがいをさせ、私はすぐに玄関からトイレまでのルートとトイレ内をくまなく消毒。 ひとりで消毒しながら、「なぜ前日連絡を取ったときにキャンセルしてくれなかったのか」「長男に胃腸炎がうつってもいいと思っていたのか」と悲しい気持ちでいっぱいになってしまいました。でも、その後は誰も胃腸炎を発症しなかったので、ホッとしました。 子どもが胃腸炎であることをわかっていた上で、遊びに連れてきたママ友。症状も軽快し、約束を断るのが心苦しかったのかもしれません。また、当時はそこまで考える余裕がなかったのですが、もしかしたらママ友は胃腸炎の感染力の強さを知らなかった可能性もあるのかなと思いました。仮にそうだとしたら、私もはっきりとその事実を伝えるべきだったかなと反省しています。ただ、いずれにしても、体調不良での予定変更はお互い様だと思います。私は自分の子どもが体調不良のときは丁寧に謝罪をして、遊ぶ約束を延期してもらうように徹底していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/山口がたこ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年06月23日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……?頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないように見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁなんて思っていました。 子どものお世話は休めない体調不良がただの風邪くらいであれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず買い出しにも行けず、ぐずる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”はやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気付いた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 横山まい
2022年06月08日「ニシカタ体験談」第93話は、胃腸炎で苦しむ娘さんとのエピソードです。朝4時に目が覚め「トイレ行く」とママを起こすえみりんちゃん。「おなか痛い」と苦しむ娘の姿をニシカタさんは眠気を我慢して見守ります。しかし、この後予期せぬ展開が訪れて……?娘の発言にママ、大ダメージ! ママのまつ毛はもうお役御免なんだ。 今の長いまつ毛を、生涯大切にするんだよ……。 胃腸炎はなんだかんだ年1回くらいかかってる気がします。 やはり園で流行すると感染防ぐの難しいですよね。 このときは下痢のみで発熱はせず、症状が軽くて助かりました。 胃腸炎、つらいですよね。近くで見守っていたママですが、顔が近くにあったことで、思わずまつ毛に目がいってしまったのでしょうか? 「ありがとう。大丈夫」と答えるしかないママの気持ちが、読んでいて何とも切なかったです……。 著者:マンガ家・イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2022年02月28日登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。胃腸炎のバトン編集後記2022年、新たな気持ちでスタートを切った1月、おかめさん一家にまさかの悪夢が訪れていたようです。ことの始まりは息子のおまめくんに異変からで、それは胃腸炎…。嘔吐や下痢症状などで苦しい胃腸炎ですが、その後娘のこまめちゃんにうつり、その次はおかめさんへと…みるみる感染。もれなく家族全員が胃腸炎に襲われました。それはまさに家庭内で起きたパンデミック。胃腸炎やインフルエンザなど多くの感染症がありますが、ママやパパがかかってしまうと、育児もおろか、家事も進まなくなってしまい、それこそ大惨事ですね。子どもに比べ大人は治りに時間がかかるようで、ママとパパは完治までに日数もかかったようです。とにかく、今は家族皆が治って元気を取り戻すことができ、良かったです…!(ままのて編集部)子どもの胃腸炎に関する記事はこちらおかめさんの妊娠糖尿病に関する体験談はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2022年02月14日今まで以上に手洗いうがいの徹底、人ごみは避け、外出時は必ずマスク着用。そのおかげで、過去10年以上ずっと高頻度でお世話になっていた小児科通いもほぼなくなり、子ども達が体調を崩すこともほとんどなくなりました。まだまだ完全とはいかないものの、少しずつ元の生活に戻りつつあった先日、末っ子が突然の腹痛を訴えました。腹痛以外はすこぶる元気で、便も少しゆるいだけ。しかし…長年の勘がこういったのです。【来る】と…。案の定、翌日から急に水下痢に。前日とは違い、色やニオイからして恐らく感染性胃腸炎のものだと思いました。(まさにその日、全国的に流行しはじめたとニュースでやってました)幸い、オムツがまだ残っていたのでオムツをはかせ、そこから頻回おむつ替え。夜も枕元に嘔吐した時用のアイテムを揃え、明け方まで寝ずの看病。幸い、嘔吐することなく症状は下痢のみで、2日ほどで回復してくれました。回復したものの、念のため保育園はお休み。完全寝不足&看病疲れのまま2日を取り戻すかのごとく、すこぶる元気な末っ子の相手はかなり大変だったのですが(笑)それでも元気になった姿を見て、本当にほっとしました。今回あらためて、健康でいることのありがたみをとても感じました。
2021年12月08日子育て家庭にとって、子どもの感染症は、警戒すべきことのひとつなのではないでしょうか?わが家の子どもたちも、毎シーズン、いろんな流行の菌を学校や保育園からもらってきます。その中で、姉弟共通で圧倒的に多いのが、胃腸炎。■息子が胃腸炎になったときに頼りになるのが「旦那」娘の場合、小学生になったぐらいから、枕元にビニール袋や洗面器を置いておけば、布団を汚すさず、自分で対応してくれるため、特に手はかかりません。しかし、大変なのが息子。寝たまま吐いて、自分のおう吐物におぼれかけたこともありますし、直前に気がついて洗面器を構えても、それを弾き飛ばして、布団に吐いてしまいます。ここで心強い存在なのが旦那。私の「吐いた!」の一言で飛び起き、すぐに雑巾を取りに行き…。吐ききって、汚れた息子を抱え、お風呂へ直行。 ■以前はまったく使いものにならなかったパパが経験を積んで…!?声をかけながら、体と服を洗ってくれます。私はその間に、布団をきれいに直し、息子の寝床を確保できます。息子をきれいにして、お風呂から出た後は、汚れたシーツをお風呂場で洗い、洗濯機を回してから、静かに眠りについてくれます。この対応のおかげか、息子はよく寝る前に…。吐いたときの話をします。旦那のお風呂での声かけや、洗い方が息子にとっては、安心できる心地良いものになっているのだなーと感じました。今はこんなに頼りになる旦那ですが…。実は娘が小さいときは、娘のおう吐を見ただけで、自分も気分が悪くなり、吐いていたので、まったく使いものになりませんでした。当時はイライラしましたが、経験を積んだことで、別人のように頼りになるパパへと成長したのでした。
2021年09月02日自分が体調不良のときは子どもを見守ることで精一杯。そんなとき、夫にごはんを作れないことを伝えると、「外食してくるよ」と返事がきて……? 頼れない環境両親や知人のいない土地で子育てをしていた私は、体調不良になっても誰かに頼ることができず、とにかくわが子にごはんを食べさせて危険のないように見守り、無事に1日を終えることしかできない日もありました。 夫は洗濯や掃除などの家事には協力的でしたが、料理は絶対にしない人だったので、私が体調不良のときに掃除はお任せできても料理は無理して作っていました。胃腸炎の際はさすがに無理だ!と仕事中の夫に状況を説明するメールを送ると、「晩ごはんは食べて帰るからいらないよ。ゆっくり休んでね」と返信が。夫に申し訳なく思いつつも食事を作らなくていいことに安堵し、うちの夫はやさしいなぁなんて思っていました。 子どものお世話は休めない体調不良がただの風邪くらいであれば、多少無理をしてもお出かけや買い出しに行っていましたが、親子ともに胃腸炎になった際は外出することもままならず、いつもより多い夜泣きに寝不足になりながら、無理をしてでも汚れたシーツの洗濯や家事をしていました。 しかし、なかなか症状が治まらず買い出しにも行けず、ぐずる子どもを抱いていて料理できない日が長引き、ついには食料も底をつきてきたころに、ふと気がつきます。こんな状況でも夫は毎日おいしいものを外で食べているのだ!と。私は頭をハンマーで殴られたかのような衝撃を受けました。 察してもらうのは難しい!食事を作れないことに罪悪感をもっていたので、夫からの“ごはんいらないメール”はやさしさだと思っていた私は、その間違いに気がつきませんでした。一見、体調不良の妻を気づかうようでいて、同居する家族の状況がまるで見えていないのでは!?とも感じたのです。 料理ができないほどの体調不良なら、妻がまともな食事を食べられていないことは想像に難くありません。外出もできていないなら食材だってない。気付いた際には一瞬怒りが湧いてきましたが、単に知らないだけかもと思い直し、すぐさま夫に買い出しリストと簡単で良いので何か作ってほしい旨のメール。その日の夕食は私が教えながら作ってもらった温かいお味噌汁にありつけました。 言わなくても察してもらうということは難しいことなので、体調不良のときはどんな状況になって何が困るのかを夫に説明しました。ちなみに夫は、今ではごはんやスープ、カレーなど簡単なものは作れるように! あのときのことは笑い話になり、私の体調が悪いときには「何を買っていく?」とメールをくれるようになりました。 監修/助産師REIKO 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2021年06月28日長男が4歳のころ、お友だちと遊んだときの出来事です。お友だちは長男の保育園の同級生で、子ども同士は毎日のように遊んでおり、そのお友だちのママと私も頻繁に連絡を取る仲。私は何の不安もなく、その日も遊んでいたのですが、そのママ友の言動にモヤモヤしてしまう1日になってしまいました。 「おとといから胃腸炎」にびっくり前日に私とママ友は連絡を取り合い、わが家の近くの公園で遊ぶことに。当日は生後6カ月の次男と夫を家に残し、私と長男だけ公園に向かいました。時間通りにお友だちとママも公園に集合。子どもたちは自由に遊び始めました。するとママ友が「あの子、おとといくらいから胃腸炎なんだよね」と言い出して、私はびっくり。 「胃腸炎なら無理しないで帰ったほうがいいよ」と言ったのですが、「大丈夫! もう吐かないから」と聞く耳持たずといった状況。子どもたちの様子を見ると、密着して遊んでいたり、手をつないでいたり。お友だちの体調も心配ですが、長男にうつらないかばかり気になってしまいました。 わが家のトイレで下痢そして30分ほど遊んだころ、お友だちが「トイレ行きたい」と言い出しました。公園は規模が小さいのでトイレがなく、近くにコンビニもないので、わが家のトイレしか選択肢がありません。私は渋々「うちのトイレ使って」と伝え、案内しました。 私と長男が家の前で待っていると、ママ友は「まだ下痢だわ~」と言いながら出てきました。私はモヤモヤ。なぜならトイレから私の家族に感染が広がるかもしれないのに、ママ友から謝罪はなく、配慮が足りないと思ったからです。 次男はまだ生後6カ月だったので、家庭内感染は本当に不安でした。私はすぐに夫に「消毒するまでトイレには行かないで」と携帯から連絡しました。 悲しい気持ちで消毒ママ友には「下痢なら本人もつらいだろうから、もう解散しよう」と強く言い、そのまま解散することにしました。そして長男には念入りに手洗いとうがいをさせ、私はすぐに玄関からトイレまでのルートとトイレ内をくまなく消毒。 ひとりで消毒しながら、「なぜ前日連絡を取ったときにキャンセルしてくれなかったのか」「長男に胃腸炎がうつってもいいと思っていたのか」と悲しい気持ちでいっぱいになってしまいました。でも、その後は誰も胃腸炎を発症しなかったので、ホッとしました。 子どもが胃腸炎であることをわかっていた上で、遊びに連れてきたママ友。症状も軽快し、約束を断るのが心苦しかったのかもしれません。また、当時はそこまで考える余裕がなかったのですが、もしかしたらママ友は胃腸炎の感染力の強さを知らなかった可能性もあるのかなと思いました。仮にそうだとしたら、私もはっきりとその事実を伝えるべきだったかなと反省しています。ただ、いずれにしても、体調不良での予定変更はお互い様だと思います。私は自分の子どもが体調不良のときは丁寧に謝罪をして、遊ぶ約束を延期してもらうように徹底していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! イラストレーター/山口がたこ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2021年06月26日ウイルス性の胃腸炎などの場合、親が嘔吐物の片付けをしているときなどに家庭内でのウイルス感染が起きることが多くあります。自分自身や他の家族への感染を防ぐためにも、正しい消毒や片付け方を知りましょう。 嘔吐の原因になる病気は?嘔吐などの急性の胃腸炎をおこすウイルスとしては、ノロウイルスやロタウイルスがあります。これらのウイルスは感染力が非常に強いため、適切な処理をしないと、家族間で感染をしてしまうことがあります。感染しても潜伏期間があり、発症に時間差があることがあります。 赤ちゃんが嘔吐してしまったらまず何をする?まずは部屋の換気をします。 次に処理するのに、必要な物品を用意します。・使い捨てのマスク・使い捨てのビニールエプロン・使い捨てのビニール手袋(ゴム製やビニール性)・キッチンペーパー(吐物を拭いたり片付ける場合には、なるべく使い捨てのものを使用します)これらは使用後、ビニール袋に入れ口をしっかり結んで捨てましょう。 吐物がついたシーツや洋服も基本的にはビニール袋に入れてしっかり口を縛り、捨ててしまったほうがよいと思います。捨てたくないものでしたら、キッチンペーパー等で吐物を除去したあとに周りに飛び散らないように大きめのゴミ袋などでカバーしながら手洗いしてから消毒をしましょう。 消毒方法と消毒液の作り方は?嘔吐の場合、「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒するのが確実です。アルコールでの消毒はノロウイルスやロタウイルスなどの消毒効果は不十分です。次亜塩素酸ナトリウムは、衣類・台所用の塩素系漂白剤、哺乳瓶用の消毒剤にも含まれるものがあります。人体には使用できないので注意しましょう。 【消毒方法】床などに飛び散った吐物などを拭き取ったあとは、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床を拭き取り、そのあと水拭きをします。また、おむつや拭き取りに使用したキッチンペーパー等をビニール袋に密閉して廃棄する際は、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウムを入れることが望ましいとされています。また、食器などの下洗いや嘔吐後にうがいをした場所なども次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、洗剤を使って掃除をするようにしてください。 【消毒液の作り方】消毒には、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作る「塩素液」を使います。以下は、いずれも一般的な家庭用の漂白剤(製品の濃度:6%)で作る場合です。 ●消毒や拭き取りに使う場合(200ppmの濃度の塩素液)液10mlに対して、3Lの水で薄めて作ります。●嘔吐などの廃棄物を袋の中で浸す場合(1000ppmの濃度の塩素液)液50mlに対して、水3Lで薄めて作ります。 赤ちゃんが嘔吐してしまうと、心配で焦ってしまうかと思います。赤ちゃんの安全を確保しつつ、家族内の感染が広がらないように冷静に処置するようにしましょう。 <参考>・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」・厚生労働省「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年05月15日冬は風邪が流行する季節。しかし、わが家では風邪でもインフルエンザでもない3種類の感染症にかかってしまいました。冬のいろいろな感染症が流行する時期にかかると、病気の判別が難しいものです。わが家が冬にかかった感染症体験を予防も含めてお伝えします。 娘2人が突発性発疹! 熱が下がると発疹!わが家の娘2人ともが、たまたま冬に突発性発疹にかかりました。ちょうどインフルエンザの流行期と重なり、症状としても高熱が3日ほど出るという状態でとても似ていました。1人目のときは焦って発熱後2日目の朝に病院へ行き、インフルエンザは陰性だったものの何の病気かわからず、かつ病院でもインフルエンザの罹患者が多かったので院内感染も心配でした。熱が下がって発疹が出てから突発性発疹だとわかって安心できましたが、発疹による不機嫌さに閉口しました。 夫が溶連菌感染症に! 子どもにも感染!夫が「のどが痛くて高熱で調子が悪い」と言って、病院で診てもらうと溶連菌感染症でした。高熱が続くことからインフルエンザの検査を受けに行ったのですが、のどが腫れて耳が痛いということから念のために医師が検査をし、原因が判明しました。その後、私も子どもたちも調子が悪くなり、念のため病院に見てもらうと同じ溶連菌感染症でした。抗生物質を2週間ほど飲み続けなければならず、完治するまでが長くて大変だったのを覚えています。 家族全員が胃腸炎! 感染症の予防法は?ウイルス性胃腸炎は2月ごろにかかりました。子どもたちが最初にかかり、その後夫や私もかかってしまいました。下痢・嘔吐で体力の消耗も激しく、大人もつらかったです。そして、家事や育児などを手伝いに来てくれた祖母にまで感染が広がってしまい、申し訳なく思いました。原因はおむつ処理後の手洗いや、おむつ替えの場所や替え方に問題があったかなと思っています。途中から、子どもたちのおなかの調子が悪そうなときは手洗いを徹底したり、自分も予防のために使い捨てのゴム手袋をするようになりました。そして、感染防止のためにおむつ処理はゴム手袋で、飲食などの際は必ずしっかり手洗いして消毒をするようになりました。そのおかげか、その後は特に大きな感染症にかからず過ごせています。 これらの感染症に家族でかかった結果、予防としてはいずれの感染症もまずはウィルスや菌を体内に取り込まないようにすることが大切だと感じました。わが家では飛沫感染する病気の場合は、感染した人もしていない人もマスクをして、できるだけ別の部屋で生活するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
2021年02月05日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 産後9カ月くらいのとき、夫婦仲が最悪も最悪でした。 これは本当に私がひどいと思うけど、こっちにも言い分があってですね〜……。風邪気味なのにオールで飲み明かして、午後に帰ってきた夫に対する怒りで、高熱が出ようが心配なんてできなかったのでした。 「風邪ひいたときに何もしてくれなかった」って言われたんだけど、「何もしてもらえない状況を作ったのはあなたよ!」って返しました。 あなたは今戦力なの!むしろ風邪ひいてごめんくらいないの!?看病なんてしてる余裕ないわ!!それに氷枕つくって、ポカリもコンビニのうどんも買って少しは看病したのに、何もしてくれなかっただと……??意味不明。たまには早く帰ってきてくれよ。お願いだからって、いつも思ってました。そう言っても仕事だから、付き合いだから、理解がないって言われて、伝えても無駄だとわかったので、当時はイライラすることしかできなかったです。 今はほとんど不満に思いません。むしろラッキーくらいの勢いです。 パパがいるとテンション高すぎてそまくんが本当に寝ないので!いつまでも私の上で飛び跳ねてズタボロにされます……! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2021年01月06日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 そまちゃんが生後6カ月過ぎてから胃腸炎に2回かかり、2回ともバッチリ移りました。体調不良から復活……! かと思ったら……。 育児疲れが限界に達してしまったのか……。生後10カ月の子ひとりしかお世話してないのに、やっぱ育児向いてないんだ……。 なんて思ってたら、熱!!! それでか〜www 胃腸炎治ったと思ったらまた風邪、2日寝れば治るだろうと思っていたら、肺炎でした……。 みなさんもお気をつけて。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2021年01月02日わが家にママ友が集まったときのことです。1人の赤ちゃんがリビングで嘔吐してしまいました。私はとっさに正しい判断ができず、大変なことになってしまいました。 部屋の床も服も吐瀉物まみれに…その日は2人のママ友が遊びに来てくれて、子どもたちをリビングで遊ばせながら、私たちはお茶をしていました。しばらくしたとき、ママ友Aが抱っこしていた生後10カ月の赤ちゃんが突然嘔吐。ママ友Aの服も床も吐瀉物で汚れてしまい、みんな大慌て! ママ友Aが、赤ちゃんの嘔吐は「車酔いしたせいかも」と説明したので、「そんなこともあるよね」と話しながら私は吐瀉物を拭いて、ママ友Aと赤ちゃんの汚れた服を洗い、帰りまでに乾くように浴室に干して乾燥をかけました。 赤ちゃんは吐いたらラクになったのか、それからは嘔吐もせず、おとなしくママに抱っこされていました。なので、これで一件落着と思っていたのですが……。本当に大変なのはそれからだったのです。 赤ちゃんが感染性胃腸炎だったと判明!翌日のこと。ママ友Aから連絡がきました。「○○(赤ちゃん)が胃腸炎だった」と……。家に帰ってからも嘔吐を繰り返し、熱も出てきたので病院に行ったら、感染性胃腸炎と診断されたとのこと。ママ友Aは「みんなのいる前で吐いてしまったから、うつっていたらごめんなさい」と謝っていましたが、赤ちゃんの嘔吐は予測できるものでもなく仕方のないことです。 それ自体を責めるつもりはまったくありませんでしたが、私は自分の対応を思い返して真っ青になっていました。 そして予想通り、私と息子、その場にいなかった夫までもが胃腸炎にかかり、一家でダウンすることになってしまったのです。 万が一のことも考えて慎重に対処を私たち家族が感染してしまったのは、間違いなく私の責任です。私の対処が間違っていたと思うのは、「床の吐瀉物を拭き取るだけで消毒しなかったこと」「吐瀉物がついて洗った服を浴室に干したこと」です。また、菌がついた手でドアノブなどを触り、新たな感染経路となった可能性も。 もちろん胃腸炎で嘔吐したら慎重に処理しなければいけないことは知っていました。だけど、そのときは「車酔い」だという言葉を信じ込み、「それなら消毒までは必要ないな」と勝手に判断してしまったのです。対応を誤ってしまったことを猛反省しました。 嘔吐しやすい赤ちゃんや子どももいるので、吐いたからといって胃腸炎ではないことも多いと思います。でも、その場では嘔吐の原因まではわからないもの。赤ちゃんや子どもが突然吐いてしまったときは、万が一のことも考えて、慎重に対処すべきだと身にしみました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2020年11月28日わが子が生後9カ月のころ、1週間程度ゆるい便が続いていましたが、あまり気にせずに過ごしていました。ある日外出時に急に泣きだしたので、おなかが空いたものと思いミルクを飲ませていると、急に嘔吐したのです。初めての大きな病気に驚き、後悔したエピソードをご紹介します。 ゆるい便が続く日々わが子は生まれたときから便秘知らずで、毎日しっかり排便する子でした。便秘で困るという話もよく聞くので、便通が良いのは良いことだと安心して過ごしていました。 生後9カ月ごろ、便がゆるく1日に何回か洋服を汚して着替えるということが続きました。けれど、離乳食もミルクもしっかり飲んで食べていて、元気に遊んでいたので特に気にせず、早く下痢が治ればいいのにと思うくらいでした。 突然の嘔吐に驚き…朝から出かける予定があったので、ミルクを飲ませて外出しました。普段どおりミルクも飲んでいて、その日の朝はゆるい排便もなかったので「治ってよかった」と安心していたのです。 しかし、出先のカフェで子どもが泣いたので、おなかが空いたのかと思い、ミルクをつくって飲ませていました。すると、急に嘔吐し始めたのです。少しミルクを吐くのではなく大量に吐き始めたのでおかしいと思い、急いで小児科に電話した私。「しっかり水分を摂らせて脱水にならないよう気をつけて」と言われたので、水分を飲ませることに気を配りました。 病院の休診時間だったため、昼過ぎに電話して受診できたのは夕方。その間、「もっと早く病院に行っていれば」と、何度も後悔して自分を責めました。 「ウイルス性胃腸炎」との診断小児科を受診すると、ウイルス性胃腸炎との診断でした。吐かないように様子をみながら少量ずつミルクを飲ませるようにと言われ、薬をもらいました。 次の日の夜、つらそうなわが子を看病しながら寝かしつけしようとしていたら、私自身が嘔吐と下痢を発症。体がつらくて動けなくなってしまいました。わが子が泣いているので駆けつけようとしても体が動かず、夫の帰りを待つしかなかったのです。夫が帰ってくると、嘔吐物が付いた物をきれいに洗浄してくれましたが、次の日には夫も発症。嘔吐はなかったものの動くことができませんでした。わが子は食事が摂れなかったので、小児科を受診して点滴をすることに。初めての点滴に大泣きで、1時間抱きしめながら点滴が終わるのを待つのはとてもつらい時間でした。私たち夫婦も嘔吐や下痢、熱の症状があったので内科を受診しました。医師からは、「子どもの嘔吐物に触れて、ウイルス性胃腸炎に二次感染したのでしょう」との診断。血液検査をすると白血球が正常値を大幅に超えていて、脱水症状もみられたため、点滴をすることになりました。その日は1日動かない体を引きずりながら、わが子と夫の看病で過ごすことになったのです。 私たち夫婦は比較的早く治りましたが、わが子は離乳食が再開できるまで1週間もかかり、本当につらかったです。もっと早く小児科を受診していれば、早めに対処できて軽く済んだのでは……と思うと、わが子には申し訳ない気持ちでいっぱいです。この病気になってからは、少しでも不安なことがあるときは病院に行こう、と思うようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:矢野えみ1歳男児の母。妊娠を機に、5年間続けていた介護職を退職。出産後、ハンドメイド作品販売をしながら、子育てと仕事の両立を目指してライターに転身。自身の体験をもとに子育ての体験談を執筆中。
2020年11月07日妊娠しているとは思いもせず、胃のむかつきや気分が悪い日が3日続いたので、また胃腸炎になったと思い込み薬を飲んでしまいました。しかし、夫が妊娠してるのではないかと気が付いてくれて、妊娠検査薬を使うとなんと陽性! 今回は、妊娠に気付くまでの体調の変化や妊娠判明までの様子についてお話しします。 普段、健康なのになぜか気分が悪くなり…年に1〜2回しか体調を崩さない私ですが、その日は通勤途中の電車で気分が悪くなり、体調の変化に戸惑いました。その日はなんとか出勤しましたが、1日中体調がすぐれなかったので早退することに……。 胃のあたりが気持ち悪かったので胃腸薬を飲んで寝ましたが、翌日も体調は悪いままで食欲もなくなっていきました。腹痛も起こってきたので胃腸炎だと思って受診しようと思いましたが、あまりのしんどさに病院へ行くことができませんでした。 夫が妊娠ではないかと気付いた 体調がすぐれないまま3日目に突入し、その日は仕事が休みだったので寝込んでいました。夫が友だちに「妻が体調を崩している」と伝えたところ、「妊娠ではないか」と言われ、念のために妊娠検査薬を使うことに。 すぐに夫は妊娠検査薬を買いに行き、試したところくっきりと陽性反応の線が出ました。妊娠と思っていなかったのでうれしかった反面、初めてのことでどうしたら良いか夫婦共にわからず、とりあえず近所の産婦人科を探しました。 産婦人科の検査で妊娠確定!翌日は日曜日でしたが、胃腸薬を飲んでいたことも不安だったので休日受診できる産婦人科を探しました。検査を受けたときは妊娠6週で、心音も確認でき一安心! 妊娠確定後は私の負担を軽くするために、夫婦で家事の分担や働き方について話し合い、夫が家事を半分負担することに。 仕事のほうも残業はせず、土日も休みをもらうことに決めました。上司にすぐに報告するか迷いましたが、体力仕事だったため事務作業に回してもらうようにお願いし、体への負担を減らしたのです。 私はこのことから妊活中に体調を崩したら、自己判断せずに妊娠の可能性を考えるべきだと思いました。妊娠検査薬で陽性が出たらまずは産婦人科を受診し、妊娠確定後は夫婦でこれからどのように生活していくか考えることが重要だと実感しました。妊娠が確定してから、夫と家事や仕事について話し合うことで、つわり期間中の体への負担を少なくできてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。
2020年08月08日こんにちは! グラハム子です。だんだんと暖かくなってきましたね。ようやく冬も終わりかな、という感じです。この冬、みなさまは元気に過ごせましたでしょうか?私はと言いますと、園ではやっていた胃腸炎に子どもが感染し、もれなくうつってしまいました(泣)感染症に気をつけてマスクなどをしても、子どもとの接触時間が長いので母親はどうしてもうつってしまいがち…。そんな胃腸炎に感染してしまった私。その日は1日中トイレとお友だち状態でした。子どもたちはすでに回復した後だったので元気元気。幼稚園に行く気満々だったし、むしろ行ってくれないと私の身も持ちません。しかし、私は体調が悪すぎてなにもできません。夫にヘルプをお願いしました。■幼稚園になにを持っていくか知らなかった夫助かりました。本当に感謝です…!あぁ、これでゆっくり休める…と思いきやそうなんです。幼稚園の準備は、いつも私がすべてやってしまっているため、夫は園の持ち物などが全くわからないのです。内心「もお〜! ちょっとは自分で考えてよ!!」と思いましたが、そのときは小言のひとつも発する元気もなく…。とにかく子どもたちを無事に送らなければなりません。体だけでなく、頭も全く働かず。これを言うのが精一杯でした。■母の体調不良で息子の成長を感じる起きてきた息子は、びっくりするほどテキパキと準備をしてくれました。頼もしい息子の一面が見られて、体調は最悪ながらも心はホッとしました。こうして子どもたちは無事に幼稚園に行くことができました。夫にも子どもにも、助けられた1日でした。このあと1日中寝ていたら、体調もだんだん良くなってきました。そして回復してきて思ったのは、園の準備の件については、息子の方がずっと頼れる男でした(笑)でも、このような「もしもの時」に備えて、夫婦のどちらかだけが幼稚園のことを担当するのでなく、夫婦どちらも把握しておくと助かるのだな、と学びました。そして朝の準備は「時間がないから」「遅刻したらダメだから」と母がやってしまうのではなく、子どもを信じて、見守るのも良いかもしれないな、と思いました。今回の胃腸炎で、このことに気付けたのは私の中で収穫でした。体調不良ってつらいし、大変なんですが、だからこそ新しい気付きに出会えることもあると思います。
2020年03月02日こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、4歳の子育て中です。 胃腸炎で代表的なものはロタウイルス、ノロウイルス。ロタウイルスはワクチンの普及でだいぶ少なくなってきたなと感じますが(入院するのも小学生が多いです)、年間約80万人が罹患します。一方ノロウイルスは、3歳以上になると保険適応外のため検査をしないことも多いですが、検査をするとノロウイルスだった……ということも多いです。ロタウイルスにしてもノロウイルスにしても、家族内感染を防ぎたいですよね。1人の看病だけでも大変なのに、他のきょうだいも……なんて事態は避けたいですし、看病しているママやパパが感染してしまうと、本当に大変です。今回は、感染を防ぐためにできることをお伝えできたらと思います。 まずは、感染経路を理解しよう! 感染症はその細菌やウイルスにより、感染するパターンが違います。多くの風邪は接触・飛沫感染です。空気感染というのは、同じビルにいるだけで感染してしまうことがある怖い病気ですが、それは麻疹や水ぼうそうくらいしかありません。胃腸炎は、主に接触感染で感染します。家での感染パターンは、嘔吐や下痢を直接触ってしまう、嘔吐が飛び散ったものに触れてしまう、トイレで感染する(多いのはドアノブを通じての感染です!)が多いです。触るといっても、目に見えるほどうんちが手についてしまった訳ではなくても感染します。胃腸炎ウイルスは、手などについたウイルスが口から入ることによって感染するので、とにかく手を口に持っていかないことで感染を大幅に予防できますよ。感染経路がわかると、そこで注意するようになるので、トイレのあとは念入りに手洗いしなくちゃ、となりますよね。おむつ替えのときは手袋をするのがとても有効です。 「アルコール消毒が効かない」って本当?アルコールは、消毒剤としてとても有名で有効ですが、アルコールが効きにくいウイルスがあります。ウイルスの形によりアルコール抵抗性が決まるのですが、ノロウイルスやロタウイルスという胃腸炎のウイルスは、悲しいかなアルコールがとても効きにくく、長時間アルコールを使わないと消毒の効果がありません。 つまり、日常生活でアルコールを使っても、胃腸炎のウイルスには効果がないのです。(最近、アルコールがノロウイルスに似たウイルスの不活化に効果があるという報告が厚生労働省から出ていますが、さまざまな条件が必要です) ロタウイルス、ノロウイルスに効く消毒法とは?ロタウイルス、ノロウイルスに対する消毒は、次亜塩素酸や次亜塩素酸水など酸性の消毒剤が効きます。次亜塩素酸水でも中性のものは効かないので、次亜塩素酸が良いというよりは、「酸性の消毒が効く」と考えられています。 また、胃腸炎に関しては、 ①しっかり洗い流すこと②しっかり拭き取ること③加熱処理 の3つが有効です。例えば、ノロウイルスと似たA型肝炎ウイルスだと、85℃1分間の加熱で失活すると言われています。 家でできる感染対策方法は?私が実際、子どもが嘔吐してしまった際に家でやっていた処理方法はこんな感じです。①おむつ替えのときは手袋をする②汚れた衣類やシーツは次亜塩素酸水スプレー(弱酸性のものを選びます)③洗濯のときには汚染物だけ洗濯し、乾燥機をかけ、しっかりと乾かす④手洗いを念入りに長くする(30秒以上) でした。さらに念を入れたい場合は、スチームアイロンなどで消毒するといいと思います。ポイントは①触らない②酸性で消毒③熱で消毒です。詳しくは、厚生労働省のホームページ「ノロウイルスに関するQ&A」を参考にしてみてください。感染症の正しい予防法、感染対策を知って、流行期を乗り切りましょう! 著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生医療法人アドベンチスト会東京衛生病院小児科医師。株式会社メドイース代表取締役。2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。Twitter:@kanoppeInstagram:@atama4970_yasuda
2020年02月26日冬は風邪が流行する季節。しかし、わが家では風邪でもインフルエンザでもない3種類の感染症にかかってしまいました。冬のいろいろな感染症が流行する時期にかかると、病気の判別が難しいものです。わが家が冬にかかった感染症体験を予防も含めてお伝えします。 娘2人が突発性発疹! 熱が下がると発疹!わが家の娘2人ともが、たまたま冬に突発性発疹にかかりました。ちょうどインフルエンザの流行期と重なり、症状としても高熱が3日ほど出るという状態でとても似ていました。1人目のときは焦って発熱後2日目の朝に病院へ行き、インフルエンザは陰性だったものの何の病気かわからず、かつ病院でもインフルエンザの罹患者が多かったので院内感染も心配でした。熱が下がって発疹が出てから突発性発疹だとわかって安心できましたが、発疹による不機嫌さに閉口しました。 夫が溶連菌感染症に! 子どもにも感染!夫が「のどが痛くて高熱で調子が悪い」と言って、病院で診てもらうと溶連菌感染症でした。高熱が続くことからインフルエンザの検査を受けに行ったのですが、のどが腫れて耳が痛いということから念のために医師が検査をし、原因が判明しました。その後、私も子どもたちも調子が悪くなり、念のため病院に見てもらうと同じ溶連菌感染症でした。抗生物質を2週間ほど飲み続けなければならず、完治するまでが長くて大変だったのを覚えています。 家族全員が胃腸炎! 感染症の予防法は?ウイルス性胃腸炎は2月ごろにかかりました。子どもたちが最初にかかり、その後夫や私もかかってしまいました。下痢・嘔吐で体力の消耗も激しく、大人もつらかったです。そして、家事や育児などを手伝いに来てくれた祖母にまで感染が広がってしまい、申し訳なく思いました。原因はおむつ処理後の手洗いや、おむつ替えの場所や替え方に問題があったかなと思っています。途中から、子どもたちのおなかの調子が悪そうなときは手洗いを徹底したり、自分も予防のために使い捨てのゴム手袋をするようになりました。そして、感染防止のためにおむつ処理はゴム手袋で、飲食などの際は必ずしっかり手洗いして消毒をするようになりました。そのおかげか、その後は特に大きな感染症にかからず過ごせています。 これらの感染症に家族でかかった結果、予防としてはいずれの感染症もまずはウィルスや菌を体内に取り込まないようにすることが大切だと感じました。わが家では飛沫感染する病気の場合は、感染した人もしていない人もマスクをして、できるだけ別の部屋で生活するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。
2020年02月22日私の愛すべき家族
育児に遅れと混乱が生じてる !!
こどもと見つけた小さな発見日誌