東野圭吾のベストセラー小説を阿部寛主演で映画化する『疾風ロンド』のキャスト陣が発表になった。大倉忠義(関ジャニ∞)がスキー場のパトロール隊員、大島優子がオリンピックを目指すスノボードクロス選手を演じ、重要な任務を背負ったスキーが下手な主人公を手助けする重要な役どころで出演する。その他の写真映画は、大学の研究所施設から何者かによって盗まれた生物兵器“K-55”を捜す重大なミッションを担った主任研究員・栗林和幸が、日本最大級のスキー場というヒントを手がかりに奮闘するサスペンスとコミカルなエッセンスを吹き込んだエンターテイメント作品。大倉と大島が演じるパトロール隊員・根津昇平と、スノーボードクロス選手の瀬利千晶は、主人公・栗林から、「あるワクチンが盗まれ、このスキー場に隠された。それを捜している」という秘密を打ち明けられ、人命救助になるならと、どこか怪しげで頼りない中年の研究員に協力するという。大倉は劇中で野沢温泉スキー場のパトロール隊が実際に着ているウェアを、自身のサイズに合わせて作り直したものを着用し、スノーモービルに初挑戦しており、「スノーモービルの運転は初めてだったのですが、坂道とかは限界までスピードを出して挑戦しました」とコメント。大島の役は、オリンピック候補になる実力がありながら、競技を続けるか否かで葛藤している女性で、スノーボードについて「実は、9歳からやっていたんです。もはや、この作品のために、私は9歳からスノーボードをやっていたのだと思って、満を持してこの作品に登場させて頂きました(笑)」と語っている。阿部についてふたりは「撮影現場での立ち振る舞いだったり、ストイックさだったり、自分も見習わなければいけない部分がたくさんありました」(大倉)、「身長差があるのにキチンと目線を合わせてくださいますし、真剣にその一つの内容にむきあって話して下さいました。もっとお話させていただきたいと思いました」(大島)とコメント。一方の阿部は「大倉君は飄々としているというか、本当にかっこいい。それでいてなんか掴みどころのないお芝居をするし、不思議な面白さがあります。大島さんはもうとにかく本当に元気で、野沢温泉の町中に点在する公共温泉全部に入ったんじゃないだろうか?!アクティブですね。これがAKB48でセンターを張ってきた人のパワーなんだなと思いました」と語っている。本作には阿部、大倉、大島のほか、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明らが出演する。『疾風ロンド』11月26日(土)全国ロードショー
2016年04月26日舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、4月21日、東京のZeppブルーシアター六本木にて開幕した。原作はミステリー作家・東野圭吾の大ヒット小説で、2013年にキャラメルボックスが初舞台化。今回はキャストをほぼ一新したプロデュース公演となる。初日直前にはゲネプロと囲み取材が行なわれた。物語はコソ泥を働いた青年3人組が廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を見付けたところから始まる。青年たちが遊び心から返事を出してみると、すぐに3人の書いた手紙への返事が届く。しかも、差出人は数十年前の時代の人間だった……。悩みを抱えた過去の人間と、現代を生きる青年たちによる手紙のやり取りが始まる。なぜそんなことが起こったのかというミステリー要素を含みながら舞台は進行する。一見無関係に見える登場人物たちが、不思議な縁でつながっていく展開に目が離せない。その理由が明らかになった時、心がふわりと温かくなるストーリーだ。青年3人組を演じるのは多田直人、松田凌、鮎川太陽。3人のイキイキとした会話が物語を明るく彩る。囲み取材では、初演からの継続キャストである多田が「初演とはまた違った関係性と演出がある。感じ方が変わると思うので、初演を観た人にこそ観て頂けたら」とアピール。松田も「ファンタジーの先にリアリティが感じられる。観ている人それぞれに刺さる部分があると思います」と見どころをコメント。鮎川が「この作品に“ありがとう”という気持ちになってもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。脚本・演出の成井豊は「現実的だけれどロマンチックでもありスリリングでもある、非常に豊かな物語。色んな人が集まったカンパニーですが、稽古もゲネプロも順調でした。ここからさらに上を目指してやっていきたい。毎日進化していくお芝居だと思います」と語り、4年ぶりの舞台出演となる川原和久について「役にピッタリだから是非」と出演を頼み込んだ経緯を明かした。ナミヤ雑貨店の店主を演じる川原は「物語のバックにキッチリこの人物が生きていないと作品の面白みが増してこないので、一生懸命やらせて頂いています」とコメント。多田が「(川原さんは)見た目は怖いけど、初めてお会いした時から新人の私にも優しく声をかけて下さった。今回の稽古中もたくさんご馳走になりました」と明かすと、松田と鮎川も川原に優しくされたエピソードを披露。川原が「じゃあ、寿司行くか!」と掛け声をかけ、一同が歓声を上げるなど仲の良さが伺えた。公演は5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年04月22日ミステリー作家・東野圭吾が描くタイムトラベル・ファンタジー『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を原作とした舞台が、開幕間近だ。2013年にキャラメルボックスにて初演。今回はプロデュース公演となり、主役の三人組を多田直人、松田凌、鮎川太陽が演じる。初日まで残すところ約2週間となった稽古場を取材した。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報この日の稽古は、ステージングの確認からスタート。多田が進行を務め、舞台上の位置取りや芝居のタイミングなどを確かめていく。全キャストが登場するオープニングのシーンでは、複雑な人の流れに混乱が起きないよう、全員が意見を出し合って動きを調整。時間にすれば僅かな場面だが、客席へスムーズに芝居を届けるべく、より良い方法を模索する。芝居のパーツが、一つ一つ丁寧に磨き上げられていく。本作は「手紙」が重要なアイテム。コソ泥を働いた青年3人組が廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を手にする。逃亡中の身でありながら、つい返事を書いてしまう青年たちだったが、その手紙は数十年前の時代を生きた人間が書いたものだった…。時空を超え、過去からの手紙に込められた人々の想い――真相を握るナミヤ雑貨店の店主の懐の深さに、心が温まるストーリーだ。3人組のリーダーを演じる多田は、初演からの続投。多田、松田、鮎川によるダンスシーンでは、カウントが合わずに苦戦する松田と鮎川に多田が助け舟を出す。若手ふたりに優しくアドバイスをする多田は、役柄同様の兄貴肌だ。臆さずに意見を出しつつも、先輩の言葉に熱心に耳を傾ける松田と鮎川は、「現代」に生きる若者を演じるに相応しい素直さを持っている。松田が多田に詰め寄るシーンでは、熱意のあまり松田が間を詰め過ぎ、多田から「もうちょっと、距離開けといてもらえる?」とツッコミも。見ていたキャストから笑いが起こった。鮎川は台本を手にして脚本・演出の成井豊の机前に座り込み、アドバイスを求める。成井が台詞の意図を細やかに解説すると、曇っていた鮎川の表情が「そういうことか!」と晴れ渡った。3人の軽やかな掛け合いも見どころの一つとなりそうだ。ナミヤ雑貨店の店主を演じる川原和久が4年ぶりの舞台出演となる等、注目の俳優たちも本作に集結する。ミュージカル界でも活躍する菊地美香が、人気歌手の役としてその歌唱力を披露する場面も。鯨井康介も加わり、稽古場に美しいデュエットが響き渡った。公演は4月21日(木)から5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。なお、チケットぴあでは「オリジナル・レターセット&お悩み相談付」チケットと「舞台見学&撮影会付」チケットを発売中。取材・文:片桐ユウ
2016年04月13日東野圭吾の人気小説『疾風ロンド』が阿部寛主演で映画化されることが決定した。超危険生物兵器の行方を探すという使命を背負わされてしまった“何だかちょっと頼りなく、とにかくツイテない”主人公の物語で、『サラリーマンNEO』『あまちゃん』を手がけた吉田照幸が監督を務め、サスペンスの中に、コミカルなエッセンスを吹き込んだエンターテイメント作品になるという。その他の画像原作は2013年に発売された17年ぶりの文庫書き下ろし小説で、100万部突破のベセトセラーとなった人気作品。東野原作の『新参者』『麒麟の翼~劇場版・新参者~』では切れ者の刑事を演じた阿部だが、今回の役は、大学の医科学研究所に勤める研究員の栗林和幸。仕事はいまひとつ、家庭でも思春期の息子とのギクシャクした関係に悩んでいる、阿部いわく「最近、あまり演じていないような、ちょっとドタバタとしたキャラクター」だという。阿部は「東野さんの原作なのですが、いい意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさんある」といい、「その東野さんの原作を『サラリーマンNEO』などを手掛けた鬼才の吉田監督が、どうやって作品を仕上げていくのかという期待があります。だからこそ、この作品を引き受けました」と明かす。本作は4月中旬のクランクアップを目指して現在、撮影中。「色々な事件が周りで起きて、それらに振り回されながら話が展開していきます。栗林はある種の受け手なので、その中でどんな面白いことができるかを監督と相談しながら演じています。撮影の途中なのでまだ判りませんが、爽快なアクションコメディが撮れているんじゃないかなと僕も期待しています」とコメント。吉田監督は「これまでの自分の作品は集団劇みたいなことが多く、完全に主役の方がひとり立つ事はあまりありませんでした。阿部さんは、ひとりで立つというパワーがある方だなと、最初率直にそう思いました」と話し、「僕がやってきたのは、真面目にやって笑えるということなんです。ですので、真面目なキャラクターであればあるほど楽しく、しかも共感が得られるという、見世物としての笑いではなく共感して笑えるコメディなんです。そういう意味で、阿部さんは、やっぱり破壊力があります」と語っている。東野は「執筆中から映像化されるといいなと思っていました。でもおそらく無理だろうと諦めていました。撮影が困難だということは、素人でもわかるからです。それだけに今回の映画化には驚きました」といい、「小説を読んだ多くの方が、『これを映像で見てみたい』と思ったのではないでしょうか。その夢が叶う時がきました。関係者の一人によれば、例の雪上チャンバラシーンは、『世界にも通用するレベルの迫力』だとか。目にできる日を楽しみに待ちましょう。」と期待を寄せている。『疾風ロンド』11月26日(土)全国公開
2016年04月13日俳優・阿部寛が、小説家・東野圭吾氏の作品を実写化する映画『疾風ロンド』(11月26日公開)で主演を務めることが13日、発表された。阿部が東野氏の原作映画で主演を務めるのは『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(11年)以来となる。原作は、東野氏の17年ぶりの文庫描き下ろしとして2013年に刊行された同名小説。100万部以上の売り上げを記録した。大学の研究所施設から違法生物兵器が盗まれ、スキー初心者の頼りない中年研究員が大惨事を食い止めようと奮闘する様を描く。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年)の演出を手がけた吉田照幸監督がメガホンを取る。阿部が演じる本作の主人公は、大学の医科学研究所に勤めているものの仕事はいま一つで、家庭でも思春期の息子とのギクシャクした関係に悩む研究員・栗林和幸。そんな"ツイテない"男・栗林は、なぜか危険な生物兵器の行方をわずかな手がかりを元に探し出すという使命を背負わされてしまう。「すごくスピード感のある」「良い意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさん」と説明する阿部。そのスキーでの滑走については、「記憶が定かではありませんが、大学生ぐらいぶり」で、「演じている栗林の役とほぼ同じですね」と明かす。しかし、「ほとんど忘れているだろうな」との考えとは裏腹に身体が覚えており、「そんなにうまくはないです。でもその分、栗林が滑るシーンでは、すごくリアルで下手な演技になった」と胸を張る。そんな栗林の役どころについては、さまざまな事件が起こる中での「ある種の受け手」と表現。「ちょっとドタバタとしたキャラクター」とも言うが、「コメディ的な演技などやり過ぎないように考えながら、やりすぎることも計算して演じています」と明かし、「撮影の途中なのでまだ分かりませんが、爽快なアクションコメディが撮れているんじゃないかな」と自信を見せている。一方、東野氏の原作はほぼ全て読んでいるという吉田監督は、その作品群でも「いろいろな作風のものがあるので、やりたいなと思っていたところにお話をいただいたので、すごくうれしかった」と歓喜。本作を「軽いですよね、パウダースノーのように」と笑みを浮かべながら「本来はアクションとサスペンスとコメディは結構近いところにある」と指摘し、これまでの東野氏原作の映画ではあまり捉えられてこなかったユーモアの部分を「今回何とか表現したい」と意気込む。そんな東野氏と阿部のタッグと言えば、ドラマ『新参者』(10年)での加賀恭一郎役のシリアスなイメージもあるが、今回の栗林はそれとは違ったタイプ。その狙いとして、「真面目なキャラクターであればあるほど楽しく、しかも共感が得られるという、見せ物としての笑いではなく共感して笑えるコメディ」と分析した上で、「阿部さんは、やっぱり破壊力があります」と評する。映画『エヴェレスト 神々の山嶺』に出演した阿部だが本作のスキーのシーンは「エベレストより寒かった」そうで、吉田監督は「演技なのか本当に分からない位リアルでした(笑)」と振り返った。映画は2月の中旬にクランクイン、4月中旬のクランクアップを予定。東野氏は、「小説を読んだ多くの方が、『これを映像で見てみたい』と思ったのではないでしょうか。その夢がかなう時がきました」と呼びかけている。(C)2016「疾風ロンド」製作委員会
2016年04月13日「容疑者Xの献身」「プラチナデータ」などを世に送り出してきた人気作家・東野圭吾の大人気小説「疾風ロンド」。この度、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけた吉田照幸監督のもと、阿部寛を主演に迎えての実写映画化が決定した。大学の研究所施設から、違法生物兵器「K-55」が盗まれた。研究所所長の下に届く犯人からの脅迫メールは「人質は全国民。身代金の3億円を用意しろ」。警察には頼めない、しかも残された時間は4日間。そんな窮地に白羽の矢がたったのは、何故だか、しがない主任研究員。秘密裏に生物兵器を捜す命を受けるも、全く手掛かりがない。そんな中、「犯人死亡」という一本の電話が。まさかの事態に呆然とする一方で、刻々と迫りくる大惨事へのタイムリミット。生物兵器の行方も完全に不明になったと、途方に暮れていたそのとき、犯人の遺品から僅かな手がかりを掴むのだった。そこから浮かび上がったヒントは“日本最大級のスキー場”。スキー初心者、何だかちょっと頼りない中年男・栗林和幸がいま、日本の未来を担う――!?多くのベストセラー小説を世に送り出すと共に第134回直木賞を始めとする数多くの賞を受賞するなど、日本を代表する作家のひとりである東野氏の人気小説を原作とした本作。2013年11月に、17年ぶりの文庫書き下ろしとして出版(実業之日本社文庫)され、100万部を超える売上を記録、いまもなお人気を博している。「サラリーマンNEO」や、連続テレビ小説「あまちゃん」の演出を担当し、登場人物たちの高いキャラクター性の構築や、どこかシュールであるがクスりとさせるようなセンスフルな笑い、そしてそれらを異質なものに見せない演出力に高い評価を得ている吉田監督がメガホンを握り、本作でも、その卓越したセンスと演出力を発揮。息をもつかせぬサスペンスの中に、コミカルなエッセンスを吹き込み、誰しもが楽しめる映画へと昇華している。そして主演を務めるのは、<a href="">『テルマエ・ロマエ』</a>で「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞し、話題となったドラマ「下町ロケット」での好演も記憶に新しい阿部さん。すでに東野作品では、「新参者」<a href="">『麒麟の翼~劇場版・新参者~』</a>で主人公の刑事・加賀恭一郎を熱演しているが、本作で阿部さんが挑戦するのは、大学の医科学研究所に勤めるも、仕事はいま一つ、さらに家庭でも思春期の息子とのギクシャクした関係に悩む研究員・栗林和幸。そんな彼はなぜか超危険生物兵器のゆくえを、僅かな手がかりで探し出さなければならないという使命を背負わされてしまう…というこれまでに阿部さんが演じてきたキャラクターとも一味違う“何だかちょっと頼りなく、とにかくツイテない”男を魅力たっぷりに熱演している。今回の出演決定に阿部さんは「凄くスピード感のある台本だと思いました。東野さんの原作なのですが、いい意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさんある。その東野さんの原作を『サラリーマンNEO』などを手掛けた鬼才の吉田監督が、どうやって作品を仕上げていくのかという期待があります。だからこそ、この作品を引き受けました」と話し、吉田監督は阿部さんについて「なぜか目が行くんです。スターだと思いました。これまでの自分の作品は集団劇みたいなことが多く、完全に主役の方が1人立つ事はあまりありませんでした。阿部さんは、1人で立つというパワーがある方だなと、最初率直にそう思いました」と絶賛。また、本作の見どころの一つでもあるスキー滑走シーンだが、阿部さんいわくスキーに挑戦するのは「記憶が定かではありませんが、大学生ぐらいぶりだと思います」とのこと。「演じている栗林の役とほぼ同じですね。栗林が滑るシーンでは、凄くリアルで下手な演技になったと思います」と述懐。対して吉田監督も、「まさに原作通りでした。阿部さんの初日の撮影だったのですが、猛吹雪で何度も転ばれてました。僕もOKと言うんですが、モニターが吹雪で良く見えないんです(笑)。そんな状態でした。演技なのか本当に分からない位リアルでした(笑)」と撮影をふり返った。稀代の才能が勢揃いして、実写化に挑む本作。一体どんな映画に仕上がるのか、そして阿部さん以外のキャスト情報など、今後の続報に期待したい。『疾風ロンド』は11月26日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月13日演劇集団キャラメルボックスが2013年に舞台化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が、キャストをほぼ一新したプロデュース公演として、4月21日(木)から東京、大阪で上演される。原作は累計100万部を突破した東野圭吾の同名小説。脚本・演出は、初演と同じく同劇団の成井豊。主役のコソ泥3人組を多田直人、松田凌、鮎川太陽が演じる。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報その中で、物語の要ともいえる「ナミヤ雑貨店」の店主・浪矢雄治を演じるのが、ドラマ『相棒』伊丹刑事でもおなじみの川原和久。約4年ぶりの舞台出演となる川原に話を聞いた。キャラメルボックスの作品には、『また逢おうと竜馬は言った』(1992年)や『容疑者Xの献身』(2009・2012年)などに続き6度目の参加となる川原。自身も劇団ショーマに在籍しながら、数多く出演してきたキャラメルボックスについて「昔はね、変えてやろうと思って(出演していました)。もちろん劇団それぞれで価値観は違いますし、やり方は違うんですけど、うち(劇団ショーマ)のやり方もいいよってことをね、トヨタの車もいいけど日産の車もいいよという感じで伝えたかったんですけど、なかなか届かなかったですね」。それでも出演してきた理由を問うと「僕には多くの信頼できる演出家がいまして。成井さんもそのひとり」と厚い信頼をのぞかせた。ストーリーについては「点で散らばっていたものが最終的に線になるっていう、いわゆるミステリーと同じつくり。しっかりその点を描いていかないと、線にはならないなって気はしています」。その中でも自身が演じる役は「(ストーリーの)発端ですよね。浪矢雄治という人が起こした事件によって点が散らばっていって、最終的にひとつの線になる。人間関係が特にね。そこが醍醐味なんじゃないかな」。映像作品にも数多く出演する川原。映像と舞台の違いを聞いてみると「僕はそんなに大きな差は感じてないです。でも、劇場に入って舞台に立って芝居をしていると『やっぱり僕は演劇の人間なんだな』と思います。張ってる声が気持ち良かったり、(客席に向かって)飛ばす芝居だから発散力がすごい。これをずっとやってきたんだなって思い返させてくれる。もちろん映像のお芝居も好きなんですけどね」。20代から50代まで幅広い年代のキャストが揃う本作。川原が食事に連れて行くことも多い。「最近の現場はいつも最年長だから出費が…」と笑いながらも、「なるべくみんなで行きたいですね。あっという間だから」とコミュニケーションも大切にしながら稽古を重ねている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、4月21日(木)~5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)~8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。この5月で11年の歴史に幕を下ろすシアターBRAVA!では、「さよならBRAVA!」と題し閉館までのカウントダウンを飾る。取材・文:中川實穗
2016年04月04日2013年にキャラメルボックスが舞台化し好評を得た『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が再び上演される。ミステリー作家として名高い東野圭吾の同名小説が原作。今回はキャストをほぼ一新したプロデュース公演となる。脚本・演出の成井豊が「それぞれの役に最も合う役者にお願いした」と自信を見せるキャスティングには、ベテランから若手まで納得の俳優陣が揃う。初演からの続投となるキャラメルボックスの多田直人、注目株の若手俳優・松田凌が意気込みを語った。舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』チケット情報多田は「初演を踏まえた上で、今回も同じ役をやらせて頂けるというのは有り難いです。初演に携わってきたメンバーと新しい方々の風が合わさって、相乗効果が出るのではないかと思っています」と期待する。学生時代に観た舞台がキッカケで俳優を志したという松田は「イチ観客だった僕からすると、キャラメルボックスさんの作品に出るというのは夢のような出来事。まして再演ということで、並々ならぬ責任を感じます」とプレッシャーを明かしつつも、「緊張する要素は多いですが、緊張感を持つのは板の上に立つ時だけでいい。僕が鼻タレ小僧の時から演劇界を担っていらっしゃった方々の中に飛び込めるわけだから、お芝居では楽しめたらいいなと思います」と瑞々しさを見せた。物語は、コソ泥を働いた青年たちが廃屋になった雑貨店に逃げ込み、そこに届いた悩み相談の手紙を見付けるところから始まるタイムトラベル・ファンタジー。作品の魅力を、多田は「最後に色々なものがハマっていく爽快感。それと手紙がタイムトラベルするというアイディアの秀逸さ」、松田は「ファンタジー的な要素がヒューマンドラマに繋がっていく、心躍るようなストーリー」だと捉える。さらに多田は「手紙というのは、文字の温かさや気持ちがこもっているもの。その想いと『ナミヤ雑貨店』の店主の優しさが、お芝居を包んでくれている気がした」と初演を振り返った。原作の持つ柔らかな風合いは、そのまま舞台にも流れ込むようだ。初演では幾つか設定の変更が為されたが、今回はより原作に沿ったものになるという。多田は「初演を見た方はまだ記憶に新しいと思うので、ぜひ見比べて欲しいと思います。大なり小なり、みんな悩みを抱えて生活している。そんな背中を押してあげられるような作品だと思います」とアピール。松田は「僕は演劇で人生が変わったので、舞台を見たことのない若い人たちにもぜひ観て欲しいと思います。学生料金がある舞台って貴重ですよ!」と呼びかけた。公演は4月21日(木)から5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、5月6日(金)から8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。取材・文:片桐ユウ
2016年03月24日WOWOW連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」の第1話完成試写会が21日(祝・月)、東京・世田谷の日本女子体育大学で行われ、主演の土屋太鳳、共演の本郷奏多、戸次重幸、耶雲哉治監督が出席。土屋さんは母校での主演ドラマ“凱旋上映”に「この作品を“ニチジョ”で観てもらえるとは思わず、入試以来の緊張です」とはにかんだ。「幻夜」「分身」「変身」などで知られる、作家・東野圭吾の原作小説を実写ドラマ化。“スポーツ遺伝子”をテーマに、元オリンピック選手の父と共にトップスキーヤーを目指しつつも遺伝子に関わる重大な秘密に翻弄されるヒロイン・風美(土屋さん)の姿をサスペンスフルに描く。現在同大学3年生の土屋さんは「先生方も観ていらっしゃると聞いているので、もう1回入試を受けている気分。でもこの大学で習ったことが仕事や、それに取り組む姿勢の大きな根っこになっている。感謝を実感しています」と凱旋に喜色満面。2020年の東京五輪までに成し遂げたい事を聞かれると「昨年までは結婚と言っていたけれど、それもできそうにないので、いまは英語。2020年までには日本語だけではなくて英語も話せるようになりたい」とグローバル宣言した。撮影中のエピソードでは、キャスト陣から大食漢ぶりを暴露された土屋さん。“グミが主食”で有名な本郷さんは「一回のカットでハンバーグを半分食べるのは尊敬する。でもハンバーグって結構気持ち悪い食品だと思う。牛と豚の肉をグチャグチャにして、玉ねぎとパン粉をぶち込んだものだよ?」と疑問を投げかけられると、土屋さんは「そういう考え方も…」と絶句するも「(食に対する)感謝ですよね」とポジティブに返していた。戸次さんは、土屋さんの魅力について「お世辞抜きで天使。太鳳ちゃんがいたから頑張れた。誇張じゃなくて、いるだけで空気が癒される。太鳳ちゃんを車の助手席に乗せてバックしただけで『魔法みたい』と言ってくれる。人間性が素晴らしい」と称賛。耶雲監督からも「朝から晩までの撮影なのに、バレンタインデーには手作りチョコをスタッフ・キャストに手渡しで持って来てくれた。そんな優しい事を女性にされたことがない。土屋太鳳について行こうと思った」と天使ぶりを明かされると、土屋さんは「皆さん素敵なので、大好きという気持ちで」と照れていた。WOWOW連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」は、3月27日(日)22時~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月21日人気ドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第一弾となる映画『容疑者Xの献身』が19日(土)の土曜プレミアム(フジテレビ系)で放送される。同作は東野圭吾の同名小説を映画化、2008年に劇場公開。福山雅治が演じる天才物理学者の湯川学と堤真一演じる天才数学者の石神哲哉の対決が描かれ大ヒットした。顔が潰され指を焼かれた状態で発見された男性の死体。その身元は無職の男・富樫慎二であることが判明し、貝塚北警察署の刑事・内海薫(柴咲コウ)が捜査に乗り出す。富樫の別れた妻である花岡靖子(松雪泰子)のアリバイを確認していたある日、その隣人が帝都大学准教授の湯川学(福山雅治)と同じ帝都大学出身者であることを内海は知る。隣人は高校で数学教師をしている石神哲哉(堤真一)。湯川が「俺の知る限り本物の天才」と称する男だった。内海から事件の相談を受けた湯川は天才的頭脳の持ち主ゆえにかつて唯一理解しあうことができた“親友”が事件の裏にいるのではないかと推理。虚言、盲点、心理戦、ブラフ。さまざまなトリックが複雑に絡まる天才数学者が仕掛けた難問に“探偵ガリレオ”が挑む…というストーリー。出演は福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一ほか。土曜プレミアム・映画『容疑者Xの献身』は3月19日(土)21:00~放送。(笠緒)
2016年03月19日“スポーツ遺伝子”というテーマを元に、親子の絆を描く「カッコウの卵は誰のもの」。この度、本作で主人公のアルペンスキーヤー役に挑戦した土屋太鳳がスキー練習に励むメイキング映像が解禁された。親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美(土屋太鳳)と父・宏昌(伊原剛志)。風美からは、特別な運動能力を示すある遺伝子パターンが検出され、人目を引く容姿も相まってすでにメディアの注目の的だ。新たなスポーツビジネスの可能性を探る遺伝子研究者の柚木(戸次重幸)は、父娘のさらなる検査を申し出るが宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があった。全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を「持つ」がスキーに興味が無い伸吾(高杉真宙)、「持たない」が実績のある恵里香(真野恵里菜)、和真(森永悠希)、年齢的に限界を迎えている翔太(矢野聖人)ら若者たちが、さまざまな想いを抱えながら練習に打ち込んでいた。ところがそこへ「緋田風美をメンバーから外せ。さもなくば彼女に危害が及ぶ」という脅迫状が届く。その頃、ある病院でひとりの青年(本郷奏多)が子どもたちに「才能」に関する物語を読み聞かせていた…。「幻夜」「分身」「変身」に続く人気作家・東野圭吾の同名小説を原作とした本作は、“スポーツ遺伝子”という題材をもとに、親子の絆とは何かを深く問いかける医科学系ヒューマンサスペンスドラマ。主人公の優れた“スポーツ遺伝子”を持つアルペンスキーヤー緋田風美役には、連続テレビ小説「まれ」、『orange -オレンジ-』など主演作がヒットし、「お迎えデス。」『青空エール』など出演作も続々と発表され、まさに躍進中の女優・土屋さん。また、父親・宏昌役に連続テレビ小説「花子とアン」以来2度目の父娘役となる伊原さん、そのほか物語の鍵を握る病院暮らしの青年・文也に本郷さん、冷徹な研究者・柚木に戸次さんと個性的な役者陣が脇を固める。そのほか真野さん、高杉さん、森永さん、矢野さんら若手俳優たちも出演している。そして今回ドラマ放送開始を間近に控えた本作から到着したのは、“天才女子アルペンスキーヤー”を演じる土屋さんのメイキング映像で、風美が自身のタイムを縮めるため、スキー練習に励むシーンだ。氷点下の寒さの中、白銀のゲレンデに映えるショッキングピンクのタイトなレース用ユニフォームに身を包み、何度もテイクを重ねて撮影されてる様子が映し出されている。かねてからスキーには親しみがあったという土屋さん、その実力と持ち前の運動神経を見せつけたシーンとなっている。耶雲哉治監督は「土屋さんが相当スキーができるのを実際に目の当たりにしたことで、より多彩なスキーシーンの演出がしたくなりどんどん新たな要求を出したが、彼女はいつも全力投球で見事に応えてくれました。真摯に役柄に向かう姿勢には我々スタッフも襟を正させられましたし技術的に新たな挑戦も可能にしてくれました。作品に素晴らしい緊張感と豊かさをもたらしてくれる女優さんだと思います」と太鼓判を押している。例年より降雪量が少なく、進行に難を極めた本作の撮影。3月中旬のクランクアップまで、雪山での撮影は約1か月以上に及んだという。スキー検定2級を取得している実力者の土屋さんだが、普通のスキーと本作で挑戦したアルペンスキーでは使う筋肉が違うことを体感。撮影の合間はトレーニングに励み、常に万全の状態で臨んでいた。耶雲監督は「求められているのは単にスキーの腕前だけではありません。ドラマに必要なのは“風美”という一人の人間全体のキャラクター造形であって、スキーはあくまでその中の一つの要素です。ですからスキーシーンにおいても“スキー指導”をするのではなく、“風美という人間の演出”になるよう心がけたつもりです。人間としての感情表現も、アスリート的なスキーもできるという俳優さんは中々いないと思いますので、土屋さん以外にはこの“風美”は考えられなかったですね」と演技だけでなくスキーの腕前に於いても絶賛していた。「カッコウの卵は誰のもの」は3月27日(日)22時~WOWOWにて放送開始。(1話無料放送)(cinemacafe.net)
2016年03月14日若手俳優・高杉真宙が、岩手県平泉にて開催される春の藤原まつり「源義経公東下り行列」にて、これまで稲垣吾郎や滝沢秀明、溝端淳平、山本裕典、吉沢亮らが扮してきた“源義経”役に挑むことが分かった。「東下り行列」は、義経が兄・源頼朝の追討から逃れて平泉の地にたどり着いたときに、奥州藤原氏の4代目・秀衡や地元民に歓迎された故事に倣ったもので、総勢約100名の参加者で平安絵巻を再現する。1955年から続く歴史のある行事であり、沿道には例年、約18万人~20万人の見物客が訪れる。過去の義経役には注目の若手俳優が務めていることでも知られ、2005年の東下り行列は、当時放送中のNHK 大河ドラマ「義経」で主演を務めた滝沢さんが参加したことで話題を集め、過去最高の観光客が訪れた。松岡修造と共演する「ファブリーズ」TVCMや、「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などで知られる高杉さんは、WOWOWの連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」でスキー、「アディダス」のオリジナルムービーではダンスに挑戦しているほか、主演舞台「闇狩人」なども控えるネクストブレイク必至の注目株。「1955年から始まった、本当に歴史あるお祭りで、過去にたくさんの有名な方が義経役をされているので、とても光栄ですし、喜びとともにすごく緊張があります。僕にとっての源義経は“儚く強い”ってイメージです。そんなイメージが表現出来たらいいなと思っています」と、“悲劇の美男子”義経役に意欲満々。「見にきてくださる皆さまに、素敵な義経をお見せ出来るよう、精一杯頑張り、また楽しみたいと思いますので、よろしくお願いいたします!」と、その意気込みを語っている。春の藤原まつり「源義経公東下り行列」は岩手県平泉町にて5月3日(火・祝)開催予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日「ファブリーズ」TVCMや、「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などで知られるネクストブレイク必至の若手俳優・高杉真宙が、アディダスバッグオリジナルムービーに出演することが決定。共演者にはさらにフレッシュな岡本夏美、下村実生、板垣瑞生らが顔を揃え、甘酸っぱい青春ストーリーを繰り広げるという。綾乃(岡本夏美)、景(下村実生)、徹平(高杉真宙)、駿介(板垣瑞生)は高校のクラスメート。ダンス経験が全くない綾乃だが、なぜか皆を誘い、ダンスコンテスト優勝を目指すことになる。綾乃のクラスメートで幼なじみの徹平も、綾乃の誘いでダンスチームに参加した一人。徹平は特にダンスに興味があるわけではない。幼なじみの綾乃の事を密かに好きで、その思いからダンスチームに参加したのだ。お調子者の癖に、繊細で恋に奥手な徹平は、もちろん思いを伝えた事はないのだが…。徹平は、日々ダンスレッスンしながらも、綾乃の行動に一喜一憂し、時にジェラシーに胸を焦がす。ダンスコンテストを目指して日々レッスンに励む4人。性格も、ダンスのスキルも考え方も、心に秘めた思いも実は違う4人は、時に激しくぶつかり合うことも…。夢を目指し、ダンスを通じて共に時間を過ごし、友情を深めて成長していく高校生の甘酸っぱい青春ストーリーが、始まる。高杉さんは、2009年舞台「エブリ リトル シング’09」で役者デビュー。その後、映画『ぼんとリンちゃん』では第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞受賞し、「仮面ライダー鎧武/ガイム」では2面性のある役を見事に演じ切り、その演技力が高く評価された。そのほか「ゴーストライター」「表参道高校合唱部!」「スミカスミレ 45歳若返った女」とテレビドラマにも多数出演。3月からは連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」に出演予定。さらに5月からは主演舞台「闇狩人」が控える。ブレイク間近の若手俳優筆頭の高杉さんが、今回出演するアディダスバッグオリジナルムービーでは、高校生活を舞台に、ダンスをしたこともない女の子が大会優勝を目指して、練習を開始し、友達と練習する中で成長していくという、青春ど真ん中の物語が描かれる。共演者には、『仮面ライダー1号』のヒロインに抜擢された注目の新星女優・岡本さん。ダンスボーカルユニット「フェアリーズ」のメンバーとして活躍しながら「セブンティーン」専属モデルも務める下村さん。そして、映画『ソロモンの偽証』でキーパーソンの神原和彦役で話題になった板垣さん。高杉さんは、今回のオファーを受けて「初めてスポーツブランドのお仕事が決まり驚いたと同時に、すごく嬉しかったですね。しかも日頃からすごくよく使っていて、舞台稽古のときもadidasさんのジャージを愛用していたりしたので、大好きなadidasさんのお仕事で、さらに嬉しかったです」と喜びのコメント。また、演じた徹平という役どころについて「お調子者なところもありますが、ジェラシーをむき出しにしちゃうような、まっすぐに恋をする男の子です。僕はこんな風に純粋に恋に向かう男の子を演じた事がないので、結構頑張って嫉妬しました(笑)。ぜひ楽しみにしてください!」とメッセージを贈った。さらに、本ムービーの見所を「やはりダンス」と話し、「実はこの撮影をした時期、出演中のドラマ『スミカスミレ』でもダンスのシーンがあり、同時期に2つのダンスを覚えないといけなかったのもあり、あまりダンスが得意でない僕にはけっこう大変でした!」と、撮影秘話を語った。アディダスバッグオリジナルムービー「全力Beat!~夢中がワタシを変えていく~」は、3月1日(火)より全4話、週1回更新で公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日東野圭吾の同名小説を原作に、土屋太鳳を主演に、伊原剛志、本郷奏多など豪華俳優陣で贈る連続ドラマW「カッコウの卵は誰のもの」。この度、本作で“アルペンスキーヤー”を演じる土屋さんのビジュアルが初解禁されたことが分かった。親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美(土屋太鳳)と父・宏昌(伊原剛志)。風美からは、特別な運動能力を示すある遺伝子パターンが検出され、人目を引く容姿も相まってすでにメディアの注目の的だ。新たなスポーツビジネスの可能性を探る遺伝子研究者の柚木(戸次重幸)は、父娘のさらなる検査を申し出るが宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があった。全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を「持つ」がスキーに興味が無い伸吾(高杉真宙)、「持たない」が実績のある恵里香(真野恵里菜)、和真(森永悠希)、年齢的に限界を迎えている翔太(矢野聖人)ら若者たちが、さまざまな想いを抱えながら練習に打ち込んでいた。ところがそこへ風美に脅迫状が届く。その頃、ある病院でひとりの青年(本郷奏多)が子どもたちに「才能」に関する物語を読み聞かせていた――。これまでに「幻夜」「分身」「変身」と映像化されてきた東野作品に続く本作は、“スポーツ遺伝子”という題材をもとに、親子の絆とは何かを深く問いかける医科学系ヒューマンサスペンス。主人公の天才女子アルペンスキーヤー・風美役の土屋さんをはじめ、風美を男手一つで育ててきた元五輪選手の父親・宏昌に伊原さん、物語の鍵を握る病院暮らしの青年・文也に本郷さん、冷徹な研究者・柚木に戸次重幸と個性的な役者陣が脇を固める。そのほか真野さん、高杉さん、森永さん、矢野さんら若手俳優たちも出演している。そして今回初公開されたのは、“アルペンスキーヤー”を演じる土屋さんのビジュアル。緊張の面持ちで前を見つめる姿や、競技特有のタイトなユニフォームに身を包み、真剣なまなざしを浮かべている姿はまさに本物のプロスキーヤーのよう。また、現役体育大生の土屋さんは、兼ねてからスキー検定2級を保持する実力の持ち主。高度なテクニックを要する“アルペンスキー”習得のため、撮影の合間にも猛特訓をしているという。そんな土屋さんは、「約5年ぶりのスキーだったので少しドキドキしていましたが、すごくスキーが好きなので幸せです。風美にとっては厳しい勝負の場所でもあるので、空気もピリッとしていますが、一本一本、気を引き締めてやっています。スキーを通して、風美ちゃんを全身で表現していきたいと思っています」と語り、今回のスキー特訓を機に「スキー1級を目指したい」と新たな目標を掲げながら撮影を行なっている。アルペンスキーは、雪の斜面でターンを繰り返しながら、ときには直滑降をおり混ぜつつ滑るもので、高速系競技では100km/hを越えることもある競技。風美のコーチ・高倉正仁役でありスキー指導を務める田村幸士からも「アルペンスキー選手の世界観をすでに持っていて、滑り始めて2日目から急激に上達している」と驚きを隠せない様子。 さらに、「技術と筋力がないとできない滑り方も体現し、一般のスキーヤーとは違う力強い滑りが表現できている」など太鼓判を捺されるほどの運動神経を披露しているようだ。東野圭吾原作×個性派キャストの織り成す人間ドラマに注目が集まる本作。“スポ―ツ遺伝子”を持つ主人公・風美と同様に生まれ持ったスポーツの素質を感じさせる土屋さんの体当たりの演技をぜひドラマで確認してみて。連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」は3月27日(日)22時~WOWOWにて放送開始(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年02月11日フジテレビオンデマンド(FOD)で2015年8月より配信が開始され、1月には地上波特別版が放送されたアニメ『オシリスの天秤』。サイコキネシスによってターゲットを暗殺する謎の殺し屋"T"を声優の梶裕貴が演じ、ほかにも宮野真守、沢城みゆき、浪川大輔、福山潤ら人気声優が声を担当したことで話題を呼んだ。"T"にはおかしなポリシーがあり、必ず暗殺の前にターゲットと会話を行うのだが、その緊張感をはらんだ会話が作品の大きな魅力となっている。2015年10月にはコミカライズされ、さらにアニメ第2期の制作も発表されたばかりの本作。実は、元は舞台用として企画されたもので、アニメ作品としては異例の出自を持つ。このたび4日より、舞台版『オシリスの天秤 THE ORIGIN DONOR HUNT』が渋谷区・宮益坂十間スタジオにて上演開始された。作品の本領発揮となる舞台では、主演に女優の広山詞葉を迎え、脚本の笠井健夫氏が演出を務める。2人に、本作の魅力と舞台の見どころを訊いた。──今回の脚本はそもそも舞台用に書き下ろされたとお聞きしました。笠井「舞台として上映などが決まっていない状態で、稽古しているものをアニメの監督をされた冨士川祐輔さんがたまたま見てくださっていたそうです。そこで企画の話が来たのですが、最初は実写の話もありました。でも最終的にはアニメのほうが表現しやすいということでアニメになったようです。通常、本作のような"会話劇"だけという形式はアニメには不向きと言われていて、そこにあえてチャレンジして新しいことをやっていこうという気持ちがうれしかったですね」広山「実は、アニメの4話までは舞台の稽古をしていたんです。アニメ化が決まったために、その第1シーズンが終わったタイミングに乗っかっていこうということで今回の公演が決定しました」──最近は特にコミック・アニメからの実写映画化、舞台化が多いように感じます。笠井「制作の裏側のことを言ってしまえば、アニメである程度人気があるものはお客さんを呼びやすいというのが理由にあるとは思います。それは大きな規模であればあるほどその傾向が強いのではないでしょうか」──メディアが変わるということは、作る側もそれを意識した作り方になるということでしょうか?笠井「例えば漫画であれば、そこには描いた人の"志向性"が出てしまうと思うんです。それは漫画でしか表現できないことだと思います。一方で、それが広がっていくことを計算して作られた作品は、映画化した時にもクオリティー高く仕上がっていくのではないかとは思います」──広山さんは、アニメ化に続く舞台化ということにプレッシャーはありましたか?広山「先にアニメを見ていたので、最初のうちは梶裕貴さん演じる物静かだけど深みのある緊張感を漂わせた殺し屋"T"に強く引っ張られました。実は梶さんが織田信長を演じたアニメ『信長協奏曲』でモーションキャプチャーを担当したこともあり、打ち上げでごあいさつさせていただいたのですが、あの声の演技にはかなわないなと。映画『デスノート』(2006年)でLを演じた松山ケンイチさんの演技なども研究させていただいたのですが、アニメのキャラクターを生身の人間が演じるとこんなに難しいんだなというのがあらためてわかりました。そこで、今回はアニメとは違って感情の起伏を表現してまったく違うキャラクターとして演じています」──アニメとは違う舞台の魅力とはどんなところでしょう。笠井「舞台は同時空間に役者とお客さんがいるので、時間を共有しています。アニメだとそれを飛ばしたアニメならではの時間の経過の仕方があるので、そこを生かしているところがおもしろさだと思います」広山「それに加えて、"空気感"もあります。会話だけではない、目線だけでも伝わる緊張感を、ぜひ体験していただきたいですね」──舞台版ならではのエピソードはあるのでしょうか。広山「アニメの第2シーズンのクライマックスで描かれるエピソードに近いものが、形を変えて登場しています。これは第2シーズンの制作が決定して、それを意識して作られたものです。実は、薬物中毒者が登場するエピソード『Target02』の裏話を別の舞台で描いていたり、その裏話の後日談がコミカライズされたりとストーリーがリンクしているんです。舞台を見て第2シーズンを見ていただくと、より楽しんでいただけると思います」舞台『オシリスの天秤 THE ORIGIN DONOR HUNT』は、2月4日~7日の期間で、宮益坂十間スタジオ(東京都渋谷区渋谷1-10-7)にて上演。チケットは2500円(前売り)、2800円(当日)となる。(C)フジテレビジョン広山詞葉ひろやまことは女優。2005年、北村一輝主演映画『濡れた赤い糸』でデビュー。フジテレビ系ドラマ『最後から二番目の恋』、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、東野圭吾原作の映画『天空の蜂』(2015年)などに出演。笠井健夫かさいたけお脚本家。映画『最終兵器彼女』(2006年)脚本協力、TVアニメ『Re:キューティーハニー』脚本などを担当。
2016年02月05日WOWOWにて3月27日(日)より放送スタートする、土屋太鳳主演の連続ドラマW「カッコウの卵は誰のもの」。本作に、「ファブリーズ」のCMやドラマ、バラエティなどで活躍する高杉真宙が初挑戦となるクロスカントリースキー選手役で参加することが決定、スキー板を抱えた姿も凛々しい高杉さんのビジュアルとメイキングカットが一挙に解禁となった。親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美(土屋太鳳)と父・宏昌(伊原剛志)。風美からは高い運動能力を示す特別な“遺伝子パターン”が検出されており、彼女の人目を引く容姿も相まってメディアの注目の的に。遺伝子研究者の柚木(戸次重幸)は、新たなスポーツビジネス開発のために父娘のさらなる検査を申し出るが、宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があった。一方、全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を“持つ”もののスキーに興味がない伸吾(高杉真宙)、“持たない”が実績のある恵里香(真野恵里菜)や和真(森永悠希)、年齢的な限界を迎えている翔太(矢野聖人)ら若者たちが、さまざまな想いを抱きながら練習に臨んでいた。ところが、そこへ「緋田風美をメンバーから外せ。さもなくば彼女に危害が及ぶ」という脅迫状が届く。そのころ、ある病院ではひとりの青年(本郷奏多)が子どもたちに“才能”に関する物語を読み聞かせていた…。白銀の世界を舞台に、スポーツと遺伝子の謎が交錯する医科学サスペンスとなる本作。主演の土屋さん演じる風美と同様、トップアスリートになりうる遺伝子を持つためにスキー選手にスカウトされ、五輪選手を目指すメンバーに選ばれた男子高校生・鳥越伸吾役を演じるのは、初主演舞台をはじめ、ドラマ「スミカスミレ 45歳若返った女」など活躍著しい高杉さん。本作では、クロスカントリースキーに初挑戦した。長野県・白馬村にてクランクイン前の1月上旬、約3日間のスキー練習を行い、元五輪選手に1対1の指導を受けてクロスカントリーの滑り方を体得したという高杉さん。人生初のウィンタースポーツに果敢に挑み、意欲的に練習に励んだ高杉さんについて、コーチは「クロスカントリーの板は細長く、動きやすいように踵が固定されていないため、初めはバランスをとるのも難しいです。そのため、まずは板に乗って滑れるように基礎的なストックの押し方、足の動き方の練習から始めていき、徐々に撮影シーンに合うような動きの練習もしていきました。最終的に長野オリンピックのクロスカントリー競技会場であったスノーハープの3kmコースを滑れるほど上達されてました」と絶賛。また、「もともと東野圭吾さんの作品が好き」という高杉さんは、「脚本を読み進むうちにどんどん謎が出てきて明かされて、謎が出てきて…と読み終わるまで止まらなかったです」と、あっという間に本作の世界に引き込まれた様子。「親子の絆の話。そして、才能とは何だろう?自分はこんなふうに努力出来てるかな?って思ってしまいました。(演じる)伸吾は父親のことが好きなんだろうなぁっていうのが、最初一番思ったことですね。 そして、台本を初めて読んだときは暗い子?なのかなぁって思ったんですけど、いまは(役の印象も)ちょっと違って少し試行錯誤しながら作っていますね」と語る。初めてのスキーにして、クロスカントリー選手という役どころには、「雪もあまり経験がなく、初めてのウィンタースポーツなのにクロスカントリーという難しい競技でけっこう大変です。でも練習していくうちにいろいろ覚えて、いまは楽しく滑ってます!!!」とコメント。髪の毛や飲み物もシャーベット状になってしまうという極寒の中でも、「練習しているとすぐに暑くなるんですよ。それくらいクロスカントリーは動く競技で、必死に練習しています。この間はコースに出て滑ってみました。難しいですが、だんだん楽しくなり手応えを感じています」と語り、「1日練習をしないだけでめちゃくちゃ感覚を忘れちゃうので怖いですね。スポーツ選手はやっぱりすごいなぁと改めて思います」と、トップアスリートの役柄を目指して日々奮闘していることを明かしている。これまでどちらかといえば“草食系”の役柄が多かった高杉さんの新たな一面を、このドラマで見ることができそうだ。連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」は3月27日(日)22:00よりWOWOWにて放送(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日WOWOWで3月27日からスタートする土屋太鳳主演ドラマ『カッコウの卵は誰のもの』のオールキャストとポスタービジュアルが22日、明らかになった。同ドラマは「スポーツ遺伝子」というテーマのもと親子の絆について深く問いかける、東野圭吾原作の医科学系ヒューマンサスペンス。土屋演じる天才アルペンスキーヤー・風美が、自らの出生にまつわる危険な事件に巻き込まれる姿を描いていく。風美の父・宏昌役には伊原剛志、物語の鍵を握る青年・文也役に本郷奏多、そして冷徹な研究者・柚木役に戸次重幸と、個性派&実力派キャストが集結。加えて真野恵里菜、高杉真宙、森永悠希、矢野聖人ら人気若手俳優も勢ぞろいし、ドラマを盛り上げる。今回、解禁となったポスタービジュアルのイメージカラーは、ヒロインの風美をはじめ、それぞれのキャラクターが抱える真実のすべてを覆い尽くすほどの純白。そこへ「白銀の世界に遺伝子の謎が舞う」というキャッチコピーが重なり、まるで物語に吸い込まれてしまいそうなミステリアスなビジュアルに仕上がっている。
2016年01月23日連続テレビ小説「まれ」や「下町ロケット」、『orange -オレンジ-』など話題作に出演の土屋太鳳が主演の連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」。このほど本作のポスタービジュアルが完成し、併せて伊原剛志、本郷奏多、戸次重幸らオールキャストが明らかとなった。親子2代でトップスキーヤーを目指す緋田風美と父・宏昌。風美から高い運動能力を示す特別な遺伝子パターンが検出され、人目を引く容姿も相まってメディアの注目の的だ。遺伝子研究者の柚木は、新たなスポーツビジネス開発のために検査を申し出るが宏昌は拒絶。実は風美の出生には大きな秘密があったのだ。全日本の強化合宿では、風美のほか、同じく“スポーツ遺伝子”を「持つ」がスキーに興味が無い伸吾、「持たない」が実績のある恵里香、和真、年齢的な限界を迎えている翔太ら若者たちが、さまざまな想いを抱きながら練習に臨んでいた。ところがそこへ風美をメンバーから外せという脅迫状が届く。その頃、ある病院でひとりの青年が子どもたちに「才能」に関する物語を読み聞かせていた…。原作は、人気作家・東野圭吾の同名小説。これまでに「幻夜」「分身」「変身」と続けて映像化される東野作品だが、本作は「スポーツ遺伝子」を題材に、親子の絆、才能、また真の幸せとは何かを問う医科学系ヒューマンサスペンスだ。既に発表されている主人公・天才女子アルペンスキーヤー風美役の土屋さんに加え、今回新たに発表されたキャストには、風美を男手一つで育ててきた元五輪選手の父親・宏昌に伊原さん、物語の鍵を握る病院暮らしの青年・文也に本郷さん、冷徹な研究者・柚木に戸次重幸と個性的な役者陣が脇を固める。そして今回の出演にあたって、3人からコメントも到着。『十三人の刺客』「医師たちの恋愛事情」など数々の作品に出演する伊原さんは「私の演じる緋田宏昌という男がこのストーリーの秘密を握っています。ミステリアスに、そして親としての愛情を表現したいと思います」と語り、また『GANTZ』『進撃の巨人』などに出演しいま最も注目される俳優の一人ともいえる本郷さんは「東野圭吾さんの作品は本当に素晴らしいものばかりですので、今回参加することができて非常に嬉しいです。共演者の方々も素敵な方ばかりですので、見応えのあるドラマに仕上がることは間違い無いと思います」と喜びと自信を語っている。さらに人気演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーで、昨年電撃結婚を発表した戸次さんは「非常に楽しみです。雪山でのロケなど、大変な撮影になりそうですが、作品の世界感をしっかりと皆様にお伝えするべく頑張りますので、どうぞご覧ください」とコメントしている。またそのほか、真野恵里菜、高杉真宙、森永悠希、矢野聖人ら人気若手俳優たちも出演し、人生のある一瞬にすべてをささげるトップアスリートたちの残酷ながらも輝きに満ちた運命を映し出していく。同時に解禁されたポスタービジュアルは、競技をする自身を写し出している卵を持ち、神妙な面持ちの土屋さんをメインに、今回発表されたメインキャスト3人も写し出されている一枚。白銀の世界をイメージしたかのように白を基調としていて、背景には化学式が描かれ、まさに医科学サスペンスらしいポスターとなっている。現役体育大生で抜群の運動神経を持つ土屋さんならではの役柄に大きな注目を集める本作。原作ファンも期待する中、今回のフルキャスト発表でまたさらに盛り上がりをみせそう。連続ドラマW「東野圭吾 カッコウの卵は誰のもの」は3月27日(日)22時~WOWOWにて放送開始(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2016年01月23日先日、久しぶりに中国・上海の書店に行ってみると日本の推理小説作家を集めたコーナーができていた。京極夏彦、有栖川有栖、島田荘司、様々な作家の作品が並んでいる。もちろん、中国で人気の高い"あの作家"の作品も並んでいる。中国で人気の日本人作家、その名は東野圭吾だ。○アマゾン中国のベストセラー作家第1位東野圭吾はアマゾン中国の「2015年セールストップテン」の第2位を『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で獲得し、中国における「ベストセラー作家ベスト10」の第1位に輝いている。その人気はもしかして2015年の一時的なものではないかと思い、アマゾン中国をチェックしてみた。アマゾン中国では1時間ごとのセールスランキングが発表されているが、1月5日20時30分現在も、2位には『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が鎮座している。その人気はいまだに衰えていないようだ。ちなみに、東野圭吾の次に出てくる日本人作家は誰かとランキングをたどってみると、61位に『ほんとうに使える論理思考の技術』(高杉尚孝)、62位に『我が輩は猫である』(夏目漱石)、66位に『窓際のトットちゃん』(黒柳徹子)、67位に『断舍離』(山下英子)が登場した。○東野圭吾は寝る前に読むべからず「東野圭吾の本は寝る前の読書にはよくないよ。1章読み終わったら寝ようって思っても、読み始めたら、結局徹夜しちゃうからね」中国版ツイッター「ウェイボー」にこんなコメントがアップされていた。東野圭吾に関するコメントは非常に多く、900万に迫る勢いだ。「『容疑者Xの献身』がオススメ。東野圭吾のベスト作品だよ」「2016年の1冊目は『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。ゆっくり読もうと思ったのに、一気に読み終えちゃった。東野圭吾のストーリーには一種の魔力がある」「『白夜行』を読み終わった後には、全身の細胞の一つひとつが震えるかのようだった」「以前、『白夜行』を読んで東野圭吾に傾倒した。それから彼の推理小説を何冊も読んだけど、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を読んでさらに傾倒した。いったいどんな頭脳になっているんだろう」最近のコメントを見ると『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『白夜行』『容疑者Xの献身』の人気が高いようだ。中国での東野圭吾人気はまだまだ続きそうだ。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2016年01月06日テレビドラマの制作者やファンにとって、その作品が視聴者に愛され、続編や映画化が実現するようなブームになっていくことは喜ばしいはず。ことし7月期に関西テレビ・フジテレビ系で放送されたEXILE・AKIRAさん主演のドラマ「HEAT」は、放送開始前から映画化を見越していたことが話題でしたが、プランが白紙に戻ってしまったことがわかりました。ドラマの平均視聴率は4.1%(ビデオリサーチ調べ)と苦戦を極め、第9話で終了。映画化の話はいったんストップし、関西テレビの福井澄郎社長は「一回見なおすということでご理解ください」と会見で述べています。やはり映画化まで成功させるのは、なかなか難しいことのようです。では、どんなテレビドラマが映画化されるほど愛される作品に成長するのでしょうか?調べると、5つの理由がみえてきました。自分の好きなドラマが、このポイントに当てはまれば劇場版の公開日も遠くないかもしれませんよ。■1:漫画原作だからテレビドラマの原作として、メジャーなのが漫画原作。漫画ファンを裏切らないベストマッチなキャストと、作品の空気感がうまくハマれば、大きなヒットも見込めます。例)映画「ROOKIES-卒業-」(2009年5月公開)TBS系「ごくせんTHE MOVIE」(2009年7月公開)日本テレビ系「のだめカンタービレ最終楽章」(2009年12月、2010年4月公開)フジテレビ系「映画怪物くん」(2011年11月公開)日本テレビ系■2:ファンが多い刑事ドラマだから刑事モノは、キャラ立ちのする主役と、練られた脚本が見事に合わさると、テレビドラマでも長寿番組になる傾向にあります。連続ドラマとして2002年から放送中の「相棒」(テレビ朝日系)は、現在「season14」まで続く人気作。主演の水谷豊さんの「相棒」は、寺脇康文さん、及川光博さん、成宮寛貴さんに継ぐ、4代目として反町隆史さんが演じており、「相棒-劇場版-」も2008年以降、3作品公開されています。刑事モノですと「踊る大捜査線THE MOVIE」(フジテレビ系)は1998年から4作品(スピンオフ作品を除く)、「アンフェアthe movie」(フジテレビ系)も2007年から3作品が公開され人気となりました。「あぶない刑事」(日本テレビ系)シリーズに至っては1986年のドラマ放送以来、2016年1月30日に第7作目の公開が決定しており、30年愛され続けたシリーズがいよいよファイナルを迎えます。■3:ドラマのラストを映画で見せる展開だからテレビドラマを全話見続けた人にとって、これは映画館に足を運ばずにはいられない手法です。劇場版で「衝撃の事実が明かされる!」、またはドラマでカップルになるまでを描いた恋愛モノが「あの2人が新婚旅行!」などと宣伝されていますね。例)「SPTHE MOTION PICTURE」(2010年、2011年公開)フジテレビ系「セカンドバージン」(2011年9月公開)NHK「映画ホタルノヒカリ」(2012年6月公開)日本テレビ系■4:原作者×主演の最強コラボだからドラマがヒットする条件にもいえることですが、原作と主演に絶大な人気があれば、劇場版までそのコンテンツが流行るのは間違いありません。「容疑者Xの献身」(2008年10月公開)はテレビドラマ「ガリレオ」の劇場版。東野圭吾さん原作で、主演は福山雅治さんですね。連続ドラマは一度終了したものの、再び月9として返り咲き、2013年6月には第2弾「真夏の方程式」も公開されました。■5:ドラマの視聴率が良かったからなんといってもこれに尽きるかもしれません。ドラマのヒットで成功すれば、おのずと劇場版で興行収入が見込めるので、スポンサーもつきやすく大いに映画製作陣の助けになるでしょう。例をあげると、「HERO」(2007年9月、2015年7月公開)のドラマ第1シリーズ(2001年フジテレビ系)の平均視聴率はなんと34.3%!日本一の視聴率男である木村拓哉さんの代表作のひとつです。しかし、このドラマはなぜ「○○THEMOVIE」になったの?と思うようなB級……いや失礼、マニアックな映画もありますね。その理由についてはまた、改めて調べてみたいと思います。*以上、5つの理由がすべて当てはまったとしても、映画化されないケースも。制作費の問題や、キャストのスケジュール、また劇場版として見られるだけの壮大なスケールが実現しないとなかなか難しいのでしょう。いろんな人の想いやタイミングが合わさって実現する、テレビドラマの映画化。もしもお好きなドラマが映画化されたら、ぜひ映画館へ足を運んでください!(文/中田蜜柑)
2015年12月11日土屋太鳳がWOWOWで2016年春にスタートする東野圭吾原作の連続ドラマ『カッコウの卵は誰のもの』で主演を務めることが5日、明らかになった。ドラマは「遺伝子」という題材をもとに、 親子二代でトップスキーヤーを目指す父と娘が不可解な事件に巻き込まれながらも真実に近づこうとする姿を描きつつ、親子の絆、血のつながりとは何かを深く問いかけるヒューマン・サスペンス。NHKの連続テレビ小説『まれ』の後、初の連続ドラマ主演となる土屋は「今回の出演が決まったと聞いた時は、ただただ驚きました。あの深い世界を私がどこまで表現できるのか、今は緊張の思いでいっぱいです。スキーは趣味として親しんできたスポーツで、高校の授業を通して検定を受けた経験もあるので、それを題材とした作品に出演できて本当に幸せです。しかし、トップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも厳しい撮影になると覚悟しています。また、物語の重要なテーマの一つに『遺伝子と命』の考え方があり、内容的にも時代的にも重いテーマだと思うので、体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に臨みたいと思います」と意気込みを語った。原作者の東野は「この作品は、私の三大持ち芸である『科学』『スポーツ』『親子愛』を投入した作品です。あのスト ーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、今からわくわくしています。撮影は困難だと思いますが、無事に果たされることを祈っております」と、早くも映像化に大きな期待を寄せている。
2015年10月06日人気作家東野圭吾の長編サスペンス小説「カッコウの卵は誰のもの」(光文社文庫)がWOWOWで連続ドラマ化することが決定。この度主演に、連続テレビ小説「まれ」で主演を務め話題となっている土屋太鳳が務めることが分かった。親子二代でトップスキーヤーを目指す父と娘。ある日、その娘にトップアスリートのみが持つ遺伝子が発見された。遺伝子が人間のすべての能力を決定する――。その秘密を解き明かしたいと研究者は父に調査を申し出るが、なぜか頑なに拒絶されてしまった。なぜなら父は娘の出生に関わる忌まわしい過去を背負っていたのだ。十数年前に起きた新生児誘拐事件と妻の死。この娘は一体誰の子なのか?次々と明らかになる苦悩に満ちた事実。そして不可解な事件。ひたすら娘の幸せを願う父の最後の決断とは――。WOWOWではこれまで「幻夜」「分身」「変身」などの東野作品をドラマ化し話題を集めてきた。今回は、“遺伝子”という題材をもとに、「親子の絆とはなにか」を深く問いかける物語だ。今回主人公・緋田風美を務めるのは、NHK連続テレビ小説「まれ」で主演を務め、今後の女優活動に大きな期待を集める土屋太鳳。朝ドラ後本作が初の連続ドラマ主演となる土屋さんは重大な秘密に翻弄されるヒロイン役だが、撮影ではアルペンスキーにも実際に挑戦するなど、演技力はもちろん、現在日本女子体育大学に通う、運動神経抜群の土屋さんならではの役柄に注目を集める。今回の出演決定を聞いた土屋さんは「東野圭吾先生の作品が原作であるドラマは子どもの頃からずっとファンとして拝見してきました。ですので、今回の出演が決まったと聞いたときは、ただただ驚きました。あの深い世界を私がどこまで表現できるか、いまは緊張の思いでいっぱいです」と語った。またスキーには親しみがあると語っていた土屋さんは「トップアスリートの物語ですので、壮絶な努力と精神力を描くためにも、厳しい撮影になると覚悟しています。重要なテーマの一つに“遺伝子と命”の考え方があり、内容的にも時代的にも重いテーマだと思うので、体と心の両方を研ぎ澄まして撮影に挑みたいと思います。」と緊張感あるコメントを寄せた。そして原作の東野さんは「私の三大持ち芸である、科学・スポーツ・親子愛を投入した作品です。あのストーリーがどのように映像化されるのか、とても楽しみです。また、大好きな雪山のシーンがふんだんに出てくるに違いなく、いまからワクワクしています」と本作に対して期待と喜びのコメントを寄せていた。前作同様多くの期待を寄せる東野作品の最新ドラマ。土屋さんの演技に注目を集める本作の続報にも期待したい。連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」は2016年春より、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2015年10月06日東野圭吾の“予言的”衝撃作を堤幸彦監督が映画化したクライシス・サスペンス超大作『天空の蜂』。本作には、主演の江口洋介をはじめ、大御所から若手まで主役クラスの超豪華キャストが勢揃いしていることでも注目を集めている。<天空の蜂>と名乗る犯人が、爆薬を積んだ超巨大ヘリをハイジャックし、“全国すべての原発の破棄”を要求、ヘリの燃料が切れる8時間以内に応じなければ、原発に墜落させる…という衝撃の展開を描く本作。堤監督らしいエンターテイメント性もさることながら、やはり目を引くのは、その豪華なキャスト陣だ。主人公・湯原役の江口さんと、同じ設計士・三島役として引けを取らない俳優として、キャスティングされたのは本木雅弘。そして、三島の恋人を仲間由紀恵と、かつてない顔合わせの俳優たちが中心人物として名を連ねる。さらに、本作に重厚感を加えているのが、柄本明、國村隼、石橋蓮司、竹中直人といった大御所俳優たち。彼らが演じているのは、それぞれ老練の現場刑事、原発関係者、警察庁長官と、この大事件に翻弄される側の人々であり、一人一人の存在感は本作の真実味をより深め、緊迫感を一層高めている。また、話題作への出演が絶えない人気俳優の綾野剛、向井理も出演。彼らも多忙なスケジュールの合間を縫って撮影に挑み、重要な役柄を緻密に演じている。その上、永瀬匡、松島花、落合モトキなど、若手の魅力も光っており、今後期待の新鋭たちと大御所俳優たちとの共演は、見事なバランスと化学反応を生み出すことにもなった。これほどまでのキャストが集結したのには、やはり“いまだからこそ”との想いが、それぞれに強かったという。日々、科学の恩恵を受けて生活している私たちは、大震災を経験し、その技術がもたらす危険性を知ることになった。これからはどのように付き合っていくべきなのか、未来を担う次の世代に何を遺すべきなのか…。“見て見ぬフリはできない、何か行動しなければ”という強い思いがあり、本作への出演を決意したキャストもいる。本作で取り上げられた原発問題を始め、安保法案、テロ、自然災害など、大きな課題やリスクに直面している現在の日本。東野さんの原作を踏襲し、作品全体を通じて語られる「“沈黙する群衆”になってはいけない」というメッセージは、そんないまだからこそ、日本人の心に深く突き刺さるものがあるはず。エンターテイメント大作でありながら、その中に込められたメッセージが1人でも多くの人に届くようにと、キャスト・スタッフが“本気”の思いで臨んだ本作の“温度”を、ぜひ劇場でも体感してみて。『天空の蜂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月26日映画『天空の蜂』のヒット御礼舞台挨拶が9月20日(日)に都内で開催され、主演の江口洋介、その息子役を演じた田口翔大、堤幸彦監督が登壇した。東野圭吾が1995年に発表した人気小説を映画化。テロリストにより乗っ取られたヘリコプターが原発の上空で停止し、全原発の即時稼働停止が要求される中、ヘリの設計士で息子がヘリ内の取り残されてしまった湯原、かつての友人で原発の設計士である三島らが解決に向けて立ち向かう。20年前に書かれた原作ではあるが、映画では東日本大震災の様子も描くなどしており、原発という非常にデリケートなテーマに果敢に挑んでいる。江口さんは「こういった作品はとるのが難しい。日本ではなかなか通らない企画です」と語り「東野さんが書いて、松竹と堤さんの『やる』と言った勇気があって、僕らを動かした」と語る。「難しい問題を抱えて、どこかに偏ると難しいけど、堤さんの計算の中で、映画ではみんなが戦ってます!こういう時代に少しでもみなさんの中にグッと入って背中を押す作品になっていると思います。感無量です」と力強く語った。堤監督は「原発のこと、企業、国の体制、ヘリに関する防衛産業、そこで働く人々の心情まで読み取れる、緻密で完成度の高い原作でした」と東野さんによる小説の質の高さを称えつつ「私のスキルで大丈夫か?『貧乳』とか言ってた自分で大丈夫か…?と思いましたが、チームで向き合って、何年もかけて原発のことを調べ、ヘリがそもそもどうやって飛ぶのかから研究しました」とこの原作の映画化に傾けた思いの強さを明かした。湯原の息子でヘリに残されてしまう高彦を演じた田口くんが姿を見せると、江口さんも監督も「大きくなった!」と驚いたよう。劇中、湯原が高彦に「(ヘリから)飛び降りろ!」と体ごと受け止める覚悟で語るシーンがあるが「もう無理かも…(笑)」と漏らしていた。田口くんは、江口さん、監督宛ての手紙を朗読し、撮影中のアドバイスへの感謝や本作への参加の喜びを伝えた。江口さんは「嬉しい限りです。“子役”というのを超えてました。高彦の目線がなかったら、湯原の勇気ある行動はなかったです」と改めて田口くんを称えた。最後に改めてマイクを握った江口さんは「世の中、いろいろ騒がしくなっている今日この頃ですが、この2時間17分45秒を映画館でぜひ味わってほしいです。忌野清志郎さん(RCサクセション)の曲で『君と話した長い長い電話2時間35分』という歌詞がありましたが(※『2時間35分』)、それには及ばないですが(笑)。何が言いたいかというと、この映画は手をつないで見られるデートムービーでもあり、仲間と見てもいいし、一人で見るなら誰かを思いながら見てほしいし、親子で見ると、(劇中の湯原親子は)問題がありますが(笑)、この問題を勇気に変えて、見られる映画だと思います!」と力強く呼びかけ、会場は大きな拍手に包まれた。『天空の蜂』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月20日「ぴあ」調査による2015年9月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、少年合唱団を舞台に歌うことに魅了された少年の成長を描いた人間ドラマ『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』がトップに輝いた。2位にダンスに出会い自己表現に目覚めていく少女たちの姿を描いた『ガールズ・ステップ』、3位に東野圭吾の同名小説を基に、原発を狙ったテロリストとの戦いを江口洋介、本木雅弘をキャストに迎えて描くサスペンス『天空の蜂』が入った。その他の写真1位の『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』は、ひとりぼっちの少年・ステットが少年合唱団に入団し、厳しい指導者との出会いによって自分の運命を切り開いていく姿を描いた感動作。少年期特有の奇跡の歌声“ボーイ・ソプラノ”をテーマにしており、出口調査では「彼らの声がすごく綺麗で感動した」「DVDではなく音響の良い映画館で観てよかった」「主人公の演技も歌声も素晴らしくて、ソプラノは天使の歌声のようだった」などの感想が寄せられた。美しい歌声だけでなく、少年の成長物語も描いている本作。主人公ステットは、複雑な家庭環境ゆえにトラブルばかり起こす問題児だが、たぐいまれな美声の持ち主で、歌への情熱を膨らませながら人間としても成長していく。観客からは「合唱の素晴らしさを少年の成長を通して描いているところがよかった」「辛い過去を背負いながら歌の素晴らしさに気づき、努力していく姿は感動的」「合唱を通して苦悩し、成長していく主人公に共感した」「音楽映画としても人間ドラマとしても満足できた」といった声が聞かれた。歌の魅力に気づき、生きる希望を見出していくステットだが、ボーイ・ソプラノを出せるのは変声期を迎えるまでのわずかな時間だけだ。「ボーイ・ソプラノへの少年の葛藤が切なかった」「少しの期間しかいられない少年合唱団の姿に胸を打たれた」「観終わって、少年がその後どのような人生を歩むのだろうと思いを馳せることができた」など、観客は子供時代ならではの輝きや、時の流れに思いをめぐらせたようだ。(本ランキングは、9/11(金)、12(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』公開中
2015年09月14日2015年9月12日、13日の全国映画動員ランキングは、人気ゲームキャラクターが地球を侵略する様を描いたハリウッド映画『ピクセル』(全国312館)が初登場でトップに輝いた。その他の画像/映画動員ランキング本作はアダム・サンドラーが主演し、『ハリー・ポッター』のクリス・コロンバスが監督を務めたエンターテインメント大作。ゲームキャラの外見をしたエイリアン種族による地球侵略に、レトロゲーマーたちが立ち向かう様を描く。ランキングには『ピクセル』のほか、週末に封切られた新作3本がランクイン。東野圭吾の小説を江口洋介、本木雅弘の共演で映画化した『天空の蜂』(全国311館)は3位に。コリン・ファース×マシュー・ヴォーン監督によるスパイアクション映画『キングスマン』(全国217館)は6位。そしてロック様ことドウェイン・ジョンソンが主演するディザスター超大作『カリフォルニア・ダウン』(全国217館)は9位に入り、先週は4本だった洋画勢が7本ランクインする結果になった。『ピクセル』公開中
2015年09月14日俳優・江口洋介が、映画『天空の蜂』でスタントや合成に一切頼ることなく挑んだシーンのメイキング写真が14日、初公開された。作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、「20世紀少年」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けた本作。全長34メートルの超巨大ヘリコプター"ビッグB"を奪って原子力発電所の上空に静止させるという原発テロ事件とその危機に立ち向かう人々との攻防が描かれる。本作は今月12日から公開され、先月20日には都内で完成披露試写会が行われた。登壇した江口は高所での撮影について、「緊張感の中、ある程度やれました」と胸を張るも、「めっちゃくちゃ怖かったですね」と本音もポロリ。演じたのはヘリコプター設計士・湯原一彰役で、航空自衛隊のヘリでの撮影にも果敢に挑んだ。テレビ番組の番宣などでも「スタント・合成なし」と語っていた江口。今回公開されたのは地上400メートルの高さで、湯原が飛行中のヘリから身を乗り出して上空を仰ぎ見るシーン。危険を伴うため、ブルーバックでの合成撮影も検討されたが、提監督からの「どうしても実写で撮影したい」という熱い要望のもと、万全の安全対策を整えた上で撮影が決行された。役者としての覚悟を決めた江口は、ヘリに乗り込んだ時の表情は硬かったが劇中の緊張感漂うシーンと重なり合う。わずか数秒のカットでも実際の撮影は10分以上にわたって行われ、無事に着陸した江口は興奮気味に「あまりに高度がありすぎて逆に怖くなかった」と語っていたという。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年09月14日映画『天空の蜂』の初日舞台あいさつが12日、都内で行われ、キャストの江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、松島花、永瀬匡と堤幸彦監督が出席した。本作は、東野圭吾の同名小説を実写化したサスペンスアクション。1995年8月、遠隔操作によってハイジャックされた巨大ヘリが、原子力発電所の上空で静止するテロ事件が発生。ヘリの設計士・湯原(江口)、原発の設計士・三島(本木)らは、ヘリ墜落を阻止すべく奔走する――というストーリーで、映画は全国公開中。原作者の東野からは、「映像と演技の熱さに目がヤケドしました」とメッセージが届けられ、主演の江口は、「さすが東野さんの文は格好良いですね。シビアな題材なので、気遣いながらやってきた作品。今日を迎えられてうれしい」とあいさつ。また、本木も、「それぞれの立場や正義がある。物の見方は人によって違うので、みなさんも自分なりの答えを見つけて欲しい」と真剣な表情でアピールした。そんな江口と本木は、本作が初共演。「本木さんとは同じ時代を生きてきたので、名前が挙がった時は絶対に上手くいくと確信した」と語った江口は、「刺激的な芝居のバトルを繰り広げました。お互いに家族もいるので、今の社会状況を感じながら取り組みました」と満足げ。一方の本木は、「初めての割に、良い化学反応だった。江口さんは思っていた以上に繊細で、情感が体からあふれて出ている。包容力のある男の情は江口さんにしか出せない」と笑顔を見せ、2人は固い握手を交わした。また、『トリック』シリーズで堤監督と長年タッグを組んでいた仲間は、「撮影直前に方言のセリフに変えられ苦労した」という松島の話に、「3日前で良かったですよ。本番をやった後に変わることもあるから」と苦笑いでフォローする場面も。本作をもって3週連続の初日舞台あいさつに挑んだ綾野は、「初日おめでとうございます」と共演陣を祝福し、「他人事じゃん!」(佐藤)、「3週連続で訳わかんなくなってる」(本木)と突っ込まれて観客の笑いを誘っていた。
2015年09月13日東野圭吾によるサスペンス小説を映画化した『天空の蜂』が9月12日に封切られ、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで初日舞台あいさつが行われた。主演を務める江口洋介をはじめ、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、松島花、永瀬匡、堤幸彦監督が登壇した。『天空の蜂』舞台挨拶その他の写真原子力発電所の上空に、大量の爆発物を搭載した巨大ヘリを静止させ、「全国すべての原発の破棄」を要求するテロリスト“天空の蜂”に対し、ヘリの開発者(江口)と原発の設計士(本木)が共闘し、ヘリの燃料切れを迎えるタイムリミット8時間の攻防を繰り広げる。江口は「シビアで繊細な題材だけに、傷ひとつ付かずに初日が迎えられて、心からうれしい」と胸をなで下ろしていた。江口と本木は初共演を果たし、「同じ時代を生きてきた同士、初めてという感覚はせず、絶対にうまくいくと確信があった。日々、芝居のバトルを繰り広げ、刺激的な現場だった」(江口)、「包容力のある情感が体からあふれ出ていた。自分には一生出せません(笑)。いい化学反応が生まれた気がする」(本木)と強い手応えを示した。一方、ヘリを奪うキーパーソンを演じた綾野は『S -最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE』(8月29日公開)、『ピース オブ ケイク』(9月5日公開)に続き、3週連続で出演作の初日舞台あいさつに登壇する売れっ子ぶりを発揮。本木から「今日が何の舞台あいさつか、分かっていないでしょ?」とイジられ、堤監督からは「撮影中、これだけは倒さないでと言っていた柵を、綾野くんが壊しちゃって。あとで請求書を送るから」とツッコミ。当の綾野はタジタジだった。舞台あいさつには、原作者の東野氏から「映像と演技の熱さに、目がヤケドしました」と絶賛コメントが寄せられ、堤監督は「東野先生の洞察力が高い地平にあり、難題だったが、プロフェッショナルのチームが難題をクリアし、そしてここにいる皆さんが素晴らしく表現してくれた」と東野氏の太鼓判に感無量の面持ちだった。『天空の蜂』9月12日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年09月12日映画『天空の蜂』が9月12日(土)に公開を迎え、主演の江口洋介をはじめ、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、國村隼、佐藤二朗、松島花、永瀬匡、堤幸彦監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。東野圭吾が1995年に発表した人気小説を原作に、新たにいまの時代ならではの描写を取り入れて映画化。巨大ヘリコプターテロリストに乗っ取られ、原発の上空に停止するという事件にヘリの設計士、地元の刑事、原発関係者らがそれぞれの思惑を胸に立ち向かう。舞台挨拶では原作者の東野さんから公開を祝福するとともに「映像と演技の熱さに目がやけどしました」というメッセージが到着。江口さんは「嬉しいです。さすが東野さん!このセンス、カッコいいですね」と笑顔を見せた。綾野さんは自身も出演者なのになぜか共演陣に対し「公開おめでとうございます」と他人行儀な挨拶で周囲からのツッコミが集中!本木さんは「(『S-最後の警官-』、『ピース オブ ケイク』に続き)3週続けて舞台挨拶に出てるから、何の作品なのか分かってないんだと思います。今日は『天空の蜂』ね」と優しく(?)諭し、会場は笑いに包まれる。本木さんはさらに綾野さんの劇中での流血アクションを絶賛し「ようやく親指も生えてきたね(笑)」と語り、これに佐藤さん「綾野剛は切ってないでしょ!」と異議を唱えるが、堤監督も「切ってますよ」と綾野さんの流血をいとわない熱演(?)を称賛。綾野さん本人も「切ってますね」とうなずき、正論を唱えているはずの佐藤さんは一気に形勢不利に…。さらに堤監督は「佐藤二朗、出てたっけ?」と語り、これには佐藤さんも「出てたわ!あんたがオファーしたんだろ!」とブチ切れ、会場は再び爆笑に包まれた。本作で演技初挑戦となった松島さんは、尾張弁の刑事を熱演したが「標準語でセリフを入れてたのに3日前に尾張弁に変わった」と苦笑交じりに告白。これに対し、堤組常連の仲間さんは「3日前ならまだよかったですよ。当日とか、本番を撮った後で変更になることもある」と堤組の過酷な状況を明かした。江口さんと本木さんは改めて、初共演について問われ、江口さんは「初めての気がしなかった。毎日、刺激的な芝居バトルを繰り広げてました。役柄もありつつ、(プライベートでも)お互いに家族がいて、(映画が描く)社会状況も感じながら、この歳になってこういう映画に携われる楽しさを感じていました」と振り返る。本木さんは劇中での自身と江口さんの関係を「陰と陽」と評し、さらに江口さんのパーソナリティについて「思っていた以上に繊細で一見、乱暴なようで包容力のある男の情というのは自分には一生出せない」と絶賛。「初めての割に良い化学変化が出せたのでは?」と手応えを口にし、壇上でガッチリと握手を交わした。『天空の蜂』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天空の蜂 2015年9月12日より全国にて公開(C) 2015「天空の蜂」製作委員会
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