松居大悟監督が10年以上の構想を経て完成させた映画『不死身ラヴァーズ』より、シンガーソングライター・澤部渡が担当した今作の主題歌「君はきっとずっと知らない」のミュージックビデオが解禁。松居監督が撮り下ろしたMVには、佐藤寛太と青木柚が同作の役柄で出演、さらに原作者・高木ユーナも出演していることが分かった。原作は、講談社「別冊少年マガジン」に掲載されていた高木ユーナ著の同名漫画。松居監督といえば、「クリープハイプ」のミュージックビデオを手掛けたり、「スピッツ」のライブを描いた映画『劇場版 優しいスピッツ a secret session in Obihiro』の公開も記憶に新しい。松居監督が主題歌と劇伴の制作を「スカート」澤部さんに依頼し、書き下ろし楽曲「君はきっとずっと知らない」が誕生した。そしてこの度、映画『不死身ラヴァーズ』のスタッフが集結し、松井監督が撮り下ろした「君はきっとずっと知らない」MVがついに解禁。劇中、見上愛演じるりのの運命の相手役・甲野じゅんを演じた佐藤さんと、りのの親友・田中を演じた青木さんが同じ役柄でMVにも出演。松居監督はMV制作の経緯について「漫画から始まったものが台本になって映画になって、そこにスカート・澤部さんが音楽という彩りを加えてくれました。そうなると、主題歌のミュージックビデオは、漫画から始めたかった」とコメントしている。その言葉通り、MVは、原作者の高木先生が深夜のファミリーレストランで、イラストを描く様子から始まる。描いているのは、ファミリーレストランで楽しそうに会話をするじゅん(佐藤さん)と田中(青木さん)。イラストのように、じゅんと田中は時間を忘れて会話を楽しみ、用事があって急いで立ち去るじゅんを、田中が店の外まで見送る。その後、田中の回想と共に『不死身ラヴァーズ』の本編映像の一部が映し出されていく…。撮影されたのは今年の3月。「どんな暗闇だって、必ず朝が来るような、そんな想いをお手伝いできたら」という松居監督の想いから、都内のファミリーレストランで深夜から朝方まで撮影された。佐藤さんと青木さんは撮影当時の初夏の衣装(半袖)を着ており、さらに映画の撮影から数か月経過して撮影に臨んだそうだが、それを全く感じさせない演技を披露している。そして高木先生にもサイドストーリーがあることが判明。イラストを描く彼女を見つめるのは、ファミリーレストランの店員役で出演している澤部さん。MVに登場するイラストは、高木先生が撮影中と撮影の合間にじゅん、田中、そして澤部さんを描き上げたという。見どころは、なんといっても映画『不死身ラヴァーズ』の裏ストーリーとなっているところ。松居監督いわく「映画を見た後に見ると、より味わい深いものになっている」とのことで、じゅんと田中にどんなやり取りがあったのか、映画鑑賞前にも、そして鑑賞後に観返すことでも楽しむことができそうだ。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月21日ニッポン放送と京都を代表する劇団「ヨーロッパ企画」のタッグで贈るエンタメ舞台シリーズ第4弾『鴨川ホルモー、ワンスモア』が4月12日、東京・サンシャイン劇場で開幕。脚本・演出の上田誠をはじめ、主演を務める中川大輔、共演する八木莉可子、鳥越裕貴、清宮レイ(乃木坂46)、佐藤寛太、浦井のりひろ(男性ブランコ)、平井まさあき(男性ブランコ)、岩崎う大(かもめんたる)、槙尾ユウスケ(かもめんたる)が取材に応じ、意気込みを語った。本作は、第170回直木賞を受賞した万城目学のデビュー作にしてベストセラーとなった小説「鴨川ホルモー」とその外伝的続編「ホルモー六景」を、“ワンスモア”とタイトルを新たに再構築。京都を舞台に、ナゾの競技サークルに参加することになった学生たちの、甘酸っぱくもバカバカしい日々を描き出す青春群像喜劇だ。脚本・演出を務める上田氏は、「もともとは1人称の青春小説なんですけど、今回は18人のキャストで、群像謎競技巨大コメディに作り変えました」と説明。原作小説は「かなり緻密なルール設計がなされていて、オリジナルの要素が入り込むのを拒む性質を持っている」といい、「それを理解した上で、そこから逃れるような、舞台ならではの色合いを出せればいいなと思った」と脚色における“ワンスモア”を語った。演劇界、俳優界のみならず、さまざまなジャンルの出演者が集結しており、「皆さんにホルモー訓練をし、“鬼語”を習得していただき、初日を迎えました。強豪校と呼んで、差しさわりない仕上がりになっています。優勝を目指したいと思います」と自信を示していた。以下、取材会に出席したキャスト陣のコメント■中川大輔(稽古を終え)圧倒的な充足感があって、すごくいい状態で本番に臨めるなと思っています。稽古の時、上田さんが言っていたんですけど、観たら生命の喜びみたいなものを感じられたって言ってくれて、それってすごくいい演劇なんだなと思って、そういうものを毎公演、皆さんに届けられるよう、全力で演じていきたいなと思っています。■八木莉可子今回、初めて舞台に挑戦させていただくんですけど、キャストの皆さん、スタッフの皆さんが、本当に優しくて。今回はエチュードを通して、舞台が作られているんですけど、本当にキャストの皆さんが仲良くて、その仲の良さが実際に、この舞台に現れているんじゃないかと思っていて、それをお客様にも感じ取っていただければ。誰もが経験したことのある、青春の青い部分や、ちょっと恥ずかしいという気持ちが詰め込まれていた群像劇になっているので、そういう部分を肯定してもらえたらうれしいなと思います。■鳥越裕貴稽古中、どうしても“鬼語”がしっくりこなかったんですが、みんなでしゃべっているうちに、どんどん馴染んできました。時には仲が良すぎて、怒られもしましたが(笑)、そういうのを経て、本当に“鬼語”で会話できるぐらい、ホルモーの世界に浸かっています。皆様にも何かひとつ、“鬼語”を持って帰っていただけるよう、しっかり頑張ります。■清宮レイ(乃木坂46)去年の夏頃に、今回のお話をいただいてから、あっという間に今日の初日を迎えることができて、すごく緊張しているんですけど、ホルモーの試合とか、何度も何度もみんなで練習を重ねて、“鬼語”も体に染み付いて、もう自信しかないので、真面目に頑張ります。■佐藤寛太本当に毎日毎日、稽古をやっていて、自分たちが出てないシーンでも、客席に座ってお芝居を見て、学ぶこともすごく多いですし、若い皆さんのお芝居が毎日どんどん変わって展開していって、先輩方もすごい面白い芝居を作り上げていくので、すごくワクワクドキドキしております。今日から本番ということで、すごく楽しみです。■浦井のりひろ(男性ブランコ)(双子役を演じる)ヨーロッパ企画の角田貴志さんと顔が似ている、というありがたい偶然のおかげで、今回出演させていただいた。大学時代に戻って楽しいサークル活動をしているような40日間の稽古でした。最後まで駆け抜けます。■平井まさあき(男性ブランコ)稽古がとても楽しくて、もう40日間経ったんだというのが実感です。一丸となって作って、実際にお客さんがご覧になったらどういう反応になるのか、とても楽しみにしています。楽しみが多いと書いて「楽多(たのた)」です。■槙尾ユウスケ(かもめんたる)今回は女性役なんですが、最近はネタでもあんまり女性役をやってなくて、メイクも最近のトレンドを取り入れて頑張っています。“鴨”川ホルモーと“かも”めんたるで縁があるかな(笑)。男性ブランコは、尖ってる芸人だと勝手に思っていたんですが、いざ一緒に稽古をすると、優しくて話しやすくて、仲良くなれました。■岩崎う大(かもめんたる)ホルモー競技のシーンは、横から見ていてすごくハード。皆さんの動きを見ていると、部活を頑張っている連中の笑顔みたいで、部活を頑張ってこなかった自分としては、なんであのキラキラをまた見せられなきゃいけないんだと(笑)。そこが見どころですし、ホルモーから離れるのが、さみしくなる体験ができる作品なので、見終わった頃にはホルモーをやりたくなっていると思います。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>ニッポン放送開局70周年記念公演『鴨川ホルモー、ワンスモア』原作:万城目学(『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』角川文庫刊)脚本・演出:上田誠(ヨーロッパ企画)■キャスト中川大輔八木莉可子鳥越裕貴清宮レイ(乃木坂46)佐藤寛太/石田剛太酒井善史角田貴志土佐和成中川晴樹(ヨーロッパ企画)藤松祥子片桐美穂日下七海ヒロシエリ/浦井のりひろ(男性ブランコ)平井まさあき(男性ブランコ)槙尾ユウスケ(かもめんたる)岩崎う大(かもめんたる)【東京公演】2024年4月12日(金)〜29日(月・祝)会場:サンシャイン劇場【大阪公演】2024年5月3日(金・祝)・4日(土)会場:サンケイホールブリーゼチケット情報:()公式ホームページ:
2024年04月12日高木ユーナの同名コミックを実写映画化した『不死身ラヴァーズ』の完成披露試写会が4月8日(月)、都内で行われ、主演を務める見上愛、共演する佐藤寛太と青木柚、松居大悟監督(『ちょっと思い出しただけ』)が出席した。主人公・長谷部りの(見上)は、幼い頃に出会った甲野じゅん(佐藤)を運命の相手だと信じ、中学生になると、後輩で陸上選手のじゅんに何度となく告白するが、ついに両思いになった瞬間、じゅんは忽然と消えてしまう。その後もじゅんは、高校の軽音楽部の先輩や、車椅子に乗った男性、バイト先の店主など別人となって何度も、りのの前に現れ、両思いになると消えるという不思議な現象を繰り返していく。松居監督は、原作との出合いから構想10年を経て、悲願の映画化を実現させ、「ようやく日の目を見るんだなと思っていますね。衝動的なものに対する憧れもあって、10年前の自分を追いかけながら作りましたし、今、こうしてここにいるキャストたちと出会えたから(作品が)生まれたんだとも思います」と感無量の面持ちだった。松居大悟監督主人公・りの役の見上にとって、本作は初の映画単独主演作となり、プレッシャーは「ありました」と即答。「初単独主演と銘打っていただいちゃって、それって一生(に一度しか)ない言葉じゃないですか?しかも、松居監督が『10年構想を温めた』みたいなことをおっしゃっていて、重いよと(笑)。私に背負いきれるのかなって思いました」と振り返り、「すごく不思議なパワーを持った作品。見終わった後、めちゃくちゃ元気になりましたし、作品が皆さんの生活に光を灯せれば」とアピールした。見上愛佐藤は、学生時代から松居監督の大ファンだといい、親交のある金子大地が松居作品に出演していると知り、自ら、松居監督のインスタグラムにDMで出演“逆オファー”の連絡を入れていたと告白。「いきなりは失礼かなと思いつつ、『送らなかったら後悔する』と思って送った」と熱い思いを語った。佐藤寛太DMを受け取った松居監督は、「3スクロール分くらいあったし、どうもコピペじゃないようで、ありがたかった」と佐藤の熱意に感服。さらに「自分の出演作を『このサブスクで見られます』と教えてくれた」と佐藤が熱心にプレゼンしたことも明かした。それだけに、当の佐藤は「本当にうれしかった。僕は今、幸せです!」と改めて、喜びを噛みしめていた。また、恋を諦めないヒロインにちなみ、「自分にとって、諦められないことは?」と問われると、佐藤は「ブラッド・ピットが好きで、ジムのトレーナーさんにも『ファイト・クラブ』の頃のブラッド・ピットの体に近づきたいと話している」と回答していた。取材・文・撮影:内田涼<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:
2024年04月08日『ちょっと思い出しただけ』『くれなずめ』などの松居大悟監督最新作のラブストーリー『不死身ラヴァーズ』から、佐藤寛太が5役演じ分けた、様々な甲野じゅんの場面写真5点が解禁となった。解禁された場面写真は、長谷部りの(見上愛)が、運命の相手だと信じる様々な甲野じゅん(佐藤寛太)の姿。劇中で何度も姿を変えて、りのの前に現れる。思春期真っ只中、中学生の尖った表情から、ギターを抱えサブカルな雰囲気漂う姿。車椅子に乗った青年の姿やクリーニング屋で見せる朗らかな表情まで、佐藤さんは見事に演じ分けている。注目なのは、大学生のじゅん。大粒の涙をこぼしながら不穏な表情で見つめる姿には、一体どんな心理が隠れているのか…?今作の物語が大きく動く、キーとなる場面写真だ。この「5人の甲野じゅん」の演じ分けについて、佐藤さんは「自分がもしこう進んでいたら、こうなっているのかな、という延長で役を作っていった」と語る。しかし今回の役は「演じていて割と不安になってしまいがちな役だった」そうで、松居監督に都度相談していたという。そうしたコミュニケーションを重ね、「演じてみて、大きく『違う』と言われたこともなく、割と自由に任せてもらった印象です。ちゃんと見ていてくれているんだというような、安心感を常に与えてくれました」と松居監督の印象を語っている。主演の見上さんにも助けられたようで、「りのから来るエネルギーがすごいから、あまり小難しく考えるよりも、彼女とその日をどう向き合うかを大切にしました」と改めてふり返った。さらに完成した作品を観たときの自身の演技について「ダサかった」と語る佐藤さん。「あまりにも素で“自分”過ぎたのかな?とにかくもうダサいし、『このアドリブつまんねえよ、お前』とか思いながら。いつも自分の芝居を反省しながら観る部分はありますが、いつもよりも自分過ぎたんでしょうね」という。素の演技ともいえる佐藤さんの姿に注目だ。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月08日松居大悟監督最新作『不死身ラヴァーズ』の場面写真が公開された。『不死身ラヴァーズ』は、高木ユーナによる同名漫画を原作とした実写映画。主人公・長谷部りの役を本作が初の映画単独主演となる見上愛、彼女の運命の相手・甲野じゅん役を佐藤寛太が務める。公開された場面写真には、りのが運命の相手だと信じる様々なじゅんの姿が。中学生の思春期ならではの尖った表情から、ギターを抱えサブカルな雰囲気漂う姿、車椅子に乗った青年の姿、クリーニング屋で見せる朗らかな表情まで、佐藤がひとりで演じ分けている。中でも、大粒の涙をこぼしながら不穏な表情で見つめる大学生のじゅんの姿は、物語が大きく動くきっかけとなる1枚だ。この“5人の甲野じゅん”の演じ分けについて佐藤は「自分がもしこう進んでいたら、こうなっているのかな、という延長で役を作っていった」と語る。しかし今回の役は「演じていて割と不安になってしまいがちな役だった」そうで、松居監督に都度相談していたという。そうしたコミュニケーションを重ね、「演じてみて、大きく“違う”と言われたこともなく、割と自由に任せてもらった印象です。ちゃんと見ていてくれているんだというような、安心感を常に与えてくれました」と松居監督の印象を語っている。また撮影中は主演の見上にも助けられたようで、「りのから来るエネルギーがすごいから、あまり小難しく考えるよりも、彼女とその日をどう向き合うかを大切にしました」と振り返っている。さらに、完成した作品を観た時の自身の演技について「ダサかった」と語り、その理由を「あまりにも素で“自分”過ぎたのかな?とにかくもうダサいし、“このアドリブつまんねえよ、お前”とか思いながら。いつも自分の芝居を反省しながら観る部分はありますが、いつもよりも自分過ぎたんでしょうね」と明かしている。<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社
2024年04月08日JO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海、FANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が、映画『逃走中 THE MOVIE』(7月19日公開)にメインキャストとして出演することが7日、明らかになった・同作は2004年から放送が開始され、今年で20周年を迎える、フジテレビ系列のバラエティ番組『逃走中』のドラマ映画化作。賞金総額1億円超、参加総数1,000人の史上最大級の『逃走中』を舞台に、新感覚のアトラクションムービーとして、時には熱く時には泣ける物語が描かれる。○■川西拓実・中島颯太・木全翔也・金城碧海・瀬口黎弥・佐藤大樹、高校時代同じ陸上部だった若者たちに先月3月19日に映画化決定の知らせとともに超特報が公開されると、チラ見せされたゲメインキャスト6人について、SNSでは様々な憶測が飛び交い盛り上がりを見せていた。そして7日に放送された『逃走中』のなかで本作『逃走中 THE MOVIE』の特報映像が解禁され、ついにその正体が明らかに。日本と韓国を中心に人気沸騰中のグローバルボーイズグループ・JO1から川西拓実、木全翔也、金城碧海が、圧倒的なパフォーマンス力を誇るLDHの精鋭・FANTASTICSからは佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥がメインキャストとして夢の競演を果たす。高校時代同じ陸上部で、かつては友情で結ばれていたが、とある事情で今はバラバラとなってしまった若者たちを演じる。特報映像では、『逃走中』が命がけのゲームと化してしまうという衝撃の展開が明かされる。「こんなの『逃走中』じゃねーじゃん!」という言葉のとおり、夢とスリルを楽しむはずのゲームが命を脅かすゲームに一変した様子が描かれ、逃走者を追い詰めるハンターの姿も確認できるが、得体のしれないハンターに人気動画クリエイターのHIKAKINが追いつめられるという不気味な映像も。また6人と関わる田鍋梨々花や川原瑛都も印象的な姿を残している。参加総数1,000人、史上最大規模での『逃走中』が描かれ、内田慈、笠原秀幸、長井短、本多力ら実力派キャストも出演情報も解禁された。2万枚限定!映画特製ステッカー付前売券(ムビチケカード)も10日9時より発売されるほか、全国のセブン-イレブンでもムビチケコンビニ券の取り扱いが決定。セブン-イレブン、セブンネットショッピングならではのコラボ施策も実施予定となっている。○■川西拓実 / JO1 コメント橘大和(たちばなやまと)役…名門・明応大学陸上部の短距離選手逃走中の映画化とそのメインキャストだと聞かされて、ドッキリかな? と思いました(笑) 撮影前に陸上の練習に行き、どんどん日が経つごとに、嘘じゃないんだ! っていうのを実感していきました。僕が演じる大和はちょっと破天荒な部分もあるんですけど、情に厚くて、本当に仲間のことを想っているキャラクターです。FANTASTICSの皆さんも初対面のときから本当にいい方で面白くて…僕は譲司役の佐藤大樹君の出ているドラマを観ていたので共演できてすごく嬉しかったです。20周年の大きな舞台で僕たちがメインキャストとしてやらせていただけるのはとても光栄でありがたいなと思います。逃走中ファンのみなさま、そして逃走中をまだ知らないという方も楽しめる、スリルと感動を味わえる作品になっています。楽しみにしていてください!○■中島颯太 / FANTASTICS コメント大澤瑛次郎(おおさわえいじろう)役…堅実な数学科の大学生最初に映画化と出演を聞いたときはびっくりしましたし、本当に嬉しかったです。出演が決まったことは大樹君、黎弥君とは別々に聞いたのですが、その後に3人で会ったときの喜びようは皆すごかったです。この物語は一人一人の過去や背景など、いろいろな要素が深いところまで描かれていたので作品のストーリーにすごく勇気をもらいました。僕が演じた瑛次郎の仲間へのとある感情や、友情や青春、6人の絆をぜひ観てほしいなと思います。『逃走中 THE MOVIE』を楽しみにしてくださっている皆さん、もともとの逃走中が大好きな方も、絶対勇気づけられる、そして熱くなれるシーンがたくさんありますのでよかったら劇場で観て、さらにSNSでも盛り上げていただけると嬉しいです!○■木全翔也 / JO1 コメント伊香賢(いこうけん)役…投資にハマり中の切れ者大学生『逃走中』といったら僕らド世代というか…学校でみんな「ハンター放出!」 といった真似をしたりして流行っていたので出演が決まってびっくりしました。20周年記念の映画で豪華なメンバーと一緒に出演できることがすごく嬉しいです!僕が演じた賢は自分の心のなかにコンプレックスがあって、でもそこが人間らしくて…ちょっとダサいところもあるのですが、すごくリアリティがあって好きなキャラクターです!FANTASTICSのみなさんとも演技の中で青春を感じられたので役としての絆はもちろんなのですが、撮影を通して仲良くなれて、そこでもリアルに青春を感じました。お互いに「こうしていこう」という作戦を立てたり、時にはふざけあったりと、とてもいい関係性が築けました。『逃走中 THE MOVIE』は大人から子供まで楽しめる深い作品になっていますので、皆さんぜひ劇場まで足を運んでください!○■金城碧海 / JO1 コメント北村勇吾(きたむらゆうご)役…資金繰りに悩む町工場の3代目『逃走中』は僕が幼少期のころからずっと観ていて、子どもながら「自分だったら逃げ切れる!」という強い自信をもったりしたこともあったので、こうして映画に出演することができて、小さい時の自分に自慢したくなるような誇らしい気持ちです。もともと演技の経験が少なかったのですが、真剣に勇吾を演じる中で6人の絆や、サポートしてくださっているスタッフの皆さんの顔や真剣なまなざしを目の当たりにして、感情の線を超えて演じられたような気がします。お互いの成長や絆が描かれているので、特に学生の人や似たような境遇の人に刺さる内容ではないのかなって思います。みなさん、映画『逃走中 THE MOVIE』、ぜひ家族や友達などたくさんの人と観てください。あと部活動で青春に励んでいる皆さんもぜひ、一緒に劇場でご覧いただければと思います。○■瀬口黎弥 / FANTASTICS コメント西園寺陸(さいおんじりく)役…ファッションオタクの専門学校生いつか『逃走中』に出たいなって思っていましたが、今回『逃走中 THE MOVIE』に出演できるという話を聞いたときは自分でも実感がなかったです。ただ、いざ現場に入るとスケールがめちゃくちゃ大きな撮影現場だと改めて実感し、僕もすごく気合が入りましたし、とにかく嬉しかったです。脚本を読んでみて、瀬口黎弥と西園寺陸という人柄に近しいものを感じました。映画では通常のハンター以外に新たなタイプのハンターも出てきますが、その迫力ある存在感は『逃走中』ならではの怖さだなと思いました。今回は僕たちが演じる6人の青春や、仲間同士の友情もありながら、何より自分を信じる気持ちが強く描かれています。何かに挑戦することを諦めずにいる皆さんも、夢を持っていろいろなことを頑張っていると思いますが、『逃走中 THE MOVIE』はそんなみんなの勇気となれるような作品になっています。ぜひ、楽しみにしていてください!○■佐藤大樹 / FANTASTICS コメント寺島譲司(てらしまじょうじ)役…ある日突然姿を消した、元陸上部エース以前参加させていただいたバラエティの『逃走中』では反響がものすごく、一時的にでも子どもたちのヒーローになれたかなって思えていたのですが、今回また、ヒーローになれるチャンスをいただけてすごく嬉しかったです。男同士の友情物語の要素もあり、いつかこういう作品をやりたいと思っていた内容でもあったので、演じていて面白かったです。JO1の3人とお芝居できたのが自分の中で財産になったなと思いますし、刺激をいただきました。譲司はある出来事によって、過去と現在でまったく違ったような人柄になるので、そこは最初に監督と話して丁寧に演じました。その2つの人柄を表現するのが個人的には楽しかったです。『逃走中』は色々な方に愛されてはや20年ということで、お子さまからお年寄りの方まで家族みんなで楽しめる作品でもありますし、海外の方も必ず虜にできる作品だと思うので…後悔はさせません! ぜひ、映画を楽しんでいただければと思います。(C)2024 フジテレビジョン 東映 FNS27社
2024年04月07日フジテレビは、米・スカイバウンド×フジテレビ共同制作ドラマ『HEART ATTACK』の主演に寛一郎さん、三浦透子さんが決定したことを発表しました。■スカイバウンド×フジテレビ共同制作ドラマ第1弾フジテレビは2023年9月、スカイバウンドエンターテインメント(以下、スカイバウンド)とパートナーシップを構築し、その第1弾として、スカイバウンドオリジナルのグラフィックノベルシリーズ『HEART ATTACK』を共同制作でドラマ化することを発表しました。スカイバウンドは、ドラマが120ヶ国以上で視聴されるなど世界的に画期的で魅力的なコンテンツを生み出し、コミック、ゲーム、テレビ、映画、デジタルメディアなどあらゆる分野のコンテンツを多角的に制作しているマルチプラットフォームエンターテインメント企業です。■近未来の日本を舞台に、迫害される超能力者たちをスリリングに描く同作は、『インビンシブル』や『ウォーキング・デッド』などの大ヒット・フランチャイズを手がけるクリエイター主導の米国マルチプラットフォーム・エンターテインメント企業のスカイバウンドと共同で制作するドラマ。原作となる『Heart Attack』は、政府が人権を否定するほどの特殊な力を持つ“ヴァリアント”と呼ばれる人々が存在するパンデミック後の世界が舞台のSF作品です。異なる背景を持つ若い男女二人の出会い、不条理な世界の中で自由を求める戦い、そこで育まれる愛情を描く原作『Heart Attack』。『インジャスティス2』や『モータルコンバット』などのゲームで知られるスカイバウンドのクリエイター、ショーン・キッテルセンと、『ハウス・オブ・エル』の画家として高い評価を得るイラストレーター、エリック・ザヴァツキが共同執筆した作品で、世界的に大ヒットしています。今回制作するドラマでは、近未来の日本を舞台としてヴァリアントが抑圧、権力と闘い、運命的な愛情をスリリングな展開と刺激的な映像演出で描きます。超常的な能力を持ち世間から迫害されているヴァリアントの人々は、“奈落”の集落に隔離され、その奈落をVCU(ヴァリアント犯罪課)という組織が常に監視しています。寛一郎さんが演じる主人公・ウミン(21歳)はヴァリアントですが、VCUのスパイとして活動しています。もう一人の主人公・三浦透子さん演じるエマ(23歳)は、インフルエンサーユニット“L”のメンバーとして、日々Makumaという動画配信プラットフォームでヴァリアントに自由と権利を求め動画を配信しています。二人は共に少し物が動かせる、手が温かくなるといった微々たる特殊能力しかありませんが、あるチャリティーイベントで出会い、偶然二人の手が触れると……。同ドラマは、フジテレビが制作を主導し、スカイバウンドが全世界に配給します。■主演・寛一郎×三浦透子、監督・丸山健志ウミン役を務める寛一郎さんは、2017年に俳優デビュー。以来、第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞、第33回高崎映画祭の最優秀新進俳優賞など数多くのを受賞歴があり、2024年夏に公開される映画『プロミスト・ランド』での主演が決定しています。エマ役を演じるのは、三浦透子さん。2002年6歳で子役デビューし、第45回日本アカデミー賞 新人俳優賞などの授賞歴があり、俳優業だけではなく歌手としても活躍中です。演技派の2人の主演が、真に迫る演技とアクションでドラマをより一層盛り上げます。◇【コメント】<寛一郎さん>「この作品は僕含め、色々な方々のチャレンジや、新しいことが詰まった作品となっています。そしてその全てを合わせて、素晴らしい映像を作り出しています。この作品が世界に飛び立ってくれることに心を躍らせています」<三浦透子さん>「アメリカンコミックスの実写化を日本で、という、とても挑戦的な作品です。頭も身体もいっぱい使って、新しい世界観に必死で食らいついたつもりです。はじめて現場に立った時のような、ひりひりする感覚や、ドキドキする瞬間を沢山味わえた、そんな新鮮な現場でした。自由を奪われた生活の中でも、自分らしく生きる方法を模索し、声を上げ続ける登場人物たちのエネルギーを、皆様にも是非体験していただきたいです」<丸山健志監督>「アメコミ原作を日本が舞台でドラマ化しグローバル展開する!そんな新しい座組にワクワクしました。最高のスタッフとキャストが集い、現在撮影中です。寛一郎/三浦透子と共に、強くて新しいものが撮れています。ご期待ください!」■ドラマ概要●タイトル:『HEART ATTACK』●出演:寛一郎、三浦透子他●原作:Skybound Comic Book 『Heart Attack』 by Shawn Kittelson and Eric Zawadski●スタッフ:<監督>丸山健志、八神隆治<脚本>大浦光太、高徳宥介<エグゼクティブプロデューサー>石井浩二、下川猛<プロデューサー>加藤裕将、鹿内植、ビョン ハジョン、梶原富治(ロボット)<SKYBOUND>・Executive Producer Robert Kirkman, Chairman – Skybound Entertainment・Executive Producer David Alpert, CEO – Skybound Entertainment・Executive Producer Rick Jacobs, Managing Partner, Linear – Skybound Entertainment・Executive Producer Glenn Geller, President, TV – Skybound Entertainment・Executive Producer Ash Nukui, COO – Skybound Japan・Co-Producer Wes Mazda, Sr. Manager, TV – Skybound Entertainment●制作プロダクション:ロボット●制作著作:フジテレビSKYBOUND(エボル)
2024年03月25日『ちょっと思い出しただけ』の松居大悟監督作『不死身ラヴァーズ』より追加場面写真が解禁。また、原作者・高木ユーナの描きおろしの台本用イラストも公開された。本作が初の映画単独主演となる見上愛が主人公・長谷部りのを演じ、りのの運命の相手役の甲野じゅんを、佐藤寛太が務める本作。この度解禁された場面写真は、長谷部りの(見上愛)が、運命の相手だと信じる甲野じゅん(佐藤寛太)へ「好き!」という思いを伝えるシーンの数々。中学生のりのがじゅんと再会する場面から、高校時代、バイト先のクリーニング店、そして大学時代まで、りのの「好き!」が全身から溢れ出ている。見上さんは、りのについて「自分だったらこんなにストレートに『好き』ということを伝え続けられないです」としつつ、「諦めずに伝えていくって、とても難しいことだと思うんですけれど、それを素直な気持ちで言っているところも素敵だなと思いました」と魅力を語っている。役作りで大切にしたことは「最初に原作を読んだ時に感じた、真っすぐな『好き』という気持ちの持つパワー」だったといい、「毎日じゅんにラブレターを渡すシーンは、衣装とメイクを変えながらどんどん『好きです』『好きです』と撮っていったんですが、そこでどのぐらい気持ちを重ねていくのか、好きという気持ちが増したり、逆にそのことを忘れられることが悲しくて落ち込んだりっていう変化をつけていきました」とこだわりのシーンも明かした。本作では、原作の好きになる・なられる男女の2人の関係性を大胆に入れ替えているが、「最初に原作を読んだ時に感じた真っすぐな『好き』という気持ちの持つパワーは、演じる時にも大事にしようと思いました」とふり返り、「中高生時代のりのが突っ走っていて、感情表現がオーバーな分、松居監督とも相談し、佐藤さんが演じるじゅんから受け取るものに対して、都度素直に反応して、傷つくところはちゃんと傷つく、ということを意識しました」と語っており、そうしたリアルな感情の変化が、物語に深みと説得力を持たせている。さらに見上さんは、原作者の高木ユーナ氏と一緒に初号試写を観終わった後、高木氏から「本当に同じ時代に生まれてきてくださってありがとうございます」という言葉をかけられたという。「先生が原作を描かれたのは、10年前だったので、『その時だったら出演者の皆さんはきっとこの役にふさわしい年齢じゃなかったと思うから、今この時にやってくださってありがとう』と言っていただいたのが、すごく印象に残っていますし、今後もきっと忘れないと思います」と喜びを語った。また、高木氏が描き下ろし、台本の決定稿にも使用されたイラストも公開。りのが様々な場面で「甲野くん!」と想いを伝えるシーンが満載となっている。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年03月17日映画『四月になれば彼女は』の新たなマンスリートレーラーが公開された。本作は、川村元気の同名恋愛小説の映画化。佐藤健、長澤まさみ、森七菜、仲野太賀、竹野内豊らが参加し、日本のみならず、ウユニ・プラハ・アイスランドと世界各地で撮影が行われた。今回公開されたのは、佐藤さん演じる初恋に痛い思い出を抱えている主人公の精神科医・藤代俊を映す、2月のマンスリートレーラー。映像が公開されると、視聴者からは「胸が痛い……」、「もう泣ける」、「早くみたいです」、「健さんのポロッと落ちる涙は他の作品でも、いつも泣けてしまう」、「また原作を読み返してみました映画ではどんな展開になるのか」、「もらい泣きしてしまう」などとたくさんのコメントが寄せられた。『四月になれば彼女は』は3月22日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:四月になれば彼女は 2024年3月22日より全国東宝系にて公開©2024「四月になれば彼女は」製作委員会
2024年02月29日俳優の佐藤健が主演および共同エグゼクティブプロデューサーを務めるNetflixシリーズ『グラスハート』が2025年に全世界配信される。このたび佐藤健のインタビュー、キャスト・宮崎優、町田啓太、志尊淳、菅田将暉、監督・撮影の柿本ケンサク氏、監督・後藤孝太郎氏、原作者・若木未生氏のコメント、ファーストルックが公開された。1993年から現在にかけて書き継がれ、不朽の名作として知られる若木未生氏のライフワーク『グラスハート』を映像化。所属していたバンドを理不尽な理由でクビになった大学生・西条朱音は、「ロック界のアマデウス」と呼ばれる天才音楽家・藤谷直季から突然、彼が率いる新生バンドのドラマーとしてスカウトされる。壊れものの天才たち。その愛の共鳴から生まれる音。圧倒的熱量で贈る、至高の青春音楽ドラマが誕生する。主演に、社会現象を巻き起こしたTBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』や、大ヒットとなったNetflixシリーズ『First Love 初恋』などヒット作への出演が続く佐藤健。孤高の天才音楽家・藤谷直季を演じる。本作は彼自身の渾身の企画でもあり、共同エグゼクティブプロデューサーも務める。ヒロインとなる大学生の天才ドラマー・西条朱音を演じるのは、オーディションで選ばれた宮崎優(※﨑はたつさき)。努力家のカリスマギタリスト・高岡尚は町田啓太、超音楽マニアの孤独なピアニスト・坂本一至は志尊淳、ライバルとなるカリスマバンドのヴォーカル・真崎桐哉は菅田将暉が演じる。監督は、映像作家として、映画『恋する寄生虫』や、テレビCM、ミュージックビデオなど多くの映像作品を生み出すとともに、写真家としても活躍する柿本ケンサク氏と、Netflixシリーズ『全裸監督』を手がける後藤孝太郎氏。脚本は、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』など話題作を数多く手がける岡田麿里氏を筆頭に、そのほか若手女性脚本家が名を連ねる。○■佐藤健 インタビュー――今回、Netflix で「グラスハート」をシリーズとして制作、佐藤さんは主人公の藤谷を演じると共に 共同エグゼクティブプロデューサーを務めるわけですが、どういう経緯で制作サイドにも立って、この作品を作ることになったんでしょうか?Netflixが現れ、韓国ドラマが世界中でヒットするようになり、日本の実写作品も同じように世界中に愛されるものになってほしいと思うようになりました。それはぼくにとって初めてできた目標であり夢のようなものでした。グラスハートの映像化はその実現にむけて踏み出した最初の一歩です。――なぜグラスハートだったのでしょうか?日本の作品が世界に浸透する時というのは、日本からアジアスターが産まれた時だと思っています。韓国ドラマだったら、冬のソナタのペ・ヨンジュンさん、近年だと愛の不時着のヒョンビンさんなど、新たなカルチャーが世の中を席巻していくときには、コンテンツの力以上に人間の力が必要だと感じています。そのために人々から愛される魅力的なキャラクターを探していました。グラスハートとは20代前半の時に出会いました。それから今日までたくさんの漫画や小説を読んできましたが、ぼくにとってグラスハートの登場人物たち以上に魅力的なキャラクターに出会うことはありませんでした。大好きな藤谷を演じたいという欲と、自分の目標実現のためにすべきことが一致しました。――ヒロインの朱音役はオーディションを行われたそうですが、まず何故オーディションだったのでしょうか?視聴者の皆様がドラマを見ながら、物語の中でだんだんとスターダムにのし上がっていく朱音と同じようにヒロインを応援してくれるといいなと思いました。そして今回の役は知名度や経験よりもとにかく熱量が無いと演じられない役柄だと思っていました。宮崎さんの魅力、根性と熱意に出会えなければこの作品は走り出せませんでした。――他のキャストについても佐藤さんからお声がけされたと聞きました。アジアスターになってほしい人に声をかけました。撮影してるとみんなかっこよ過ぎてにやけます。――今回プロデューサーとして、また主演として大切にしたいことは何ですか?王道のエンターテイメントを、照れずにやれたらと思っています。――最後にメッセージをお願いします。音楽というテーマも、天才という役柄も、ハードルが高いことを承知しています。しかし越えられるかわからないような大きな壁に挑戦していくことだけが、まだ見ぬヒット作を産む唯一の方法だと信じています。配信された時にはどんなもんかと観ていただけたら幸いです。○■宮崎優 コメント西条朱音役の宮崎優です。役が決まった時の衝撃を今でも鮮明に覚えています。尊敬する先輩方と共にお芝居ができる事を、とても光栄に思います。オーディションの時から考えると約1年間、朱音と共に過ごしてきた期間は、初めての連続で不安もありましたが、周りの方に助けられて乗り越えてきました。本当に皆さんの元に届くんだと今からワクワクしています!朱音のように真っ直ぐ最後まで全力で駆け抜けていきます!!よろしくお願いします!○■町田啓太 コメントギタリスト、高岡尚役を務めます。原作の持っている軽妙洒脱なストーリー、その中で沸き立つ熱いものを高岡を通して体現していけるよう励みたいと思います。僕はギター未経験ですが、素晴らしいスタッフの皆さんの力をお借りしてこのために本当にたくさん準備してきました。音楽の力はやはり凄いなと日々実感し、ヒリヒリしながら撮影しています。実は今回、主人公の藤谷が集めたバンドグループのように、とてつもない熱量で佐藤健くんに声をかけられ、みんな集まってきました。そこに参加できて光栄ですし、再共演できる淳ちゃんや菅田くんたち、初めてご一緒する宮崎優さんたち、スタッフのみなさんと熱い日々を過ごしたいと思います。不器用だけれど音楽で通い合う登場人物たちがスターダムに駆け上がれるように、そしてそれを楽しんでもらえるよう撮影に挑み続けます。楽しみにしていてください。○■志尊淳 コメント数年前、健くんに誘われてご飯を食べに行った時、今度初プロデュース作品をやる。坂本という役を志尊にお願いしたい。とすごい熱量で言ってもらいました。健くんのこんな熱い姿を初めて見たと同時に、そんな大事な作品に誘ってもらえて、少しでも健くんの力になれればという想いでやらせて頂くことになりました。そしたら、共演にはまっちー、菅田くん、初めましての宮崎さん。毎日大変な撮影ですが、楽しくやっております。早く皆さんにお届けしたいです。キーボード、ベース、コーラスとやるべきことが沢山ありますが、頑張ります。○■菅田将暉 コメント数年前、健くんに呼び出されました。 自分が創りたい世界、歩みたい表現の道、ものすごい熱量を奥底に、淡々と話してくれました。今思うとその時の姿は、本作のキャラクターそのままに無我夢中で何かを追い求める姿、そこに引き寄せられたのかもしれません。「グラスハート」お楽しみに。○■監督・撮影/柿本ケンサク コメントグラスハートは、藤谷直季=佐藤健のこの社会に対しての挑戦と言っていいのかもしれない。佐藤健というグラスハートに、こんなにも輝く俳優陣、そしてスタッフが集まった。そして、朱音=宮崎優という才能を見つけ出した。監督として声をかけていただいたとき、これは奇跡なのか? と感じました。僕がこれまでに経験し培ってきたことすべてが、まるでこの作品のためにあったように思えたからです。佐藤健のグラスハートを全力で届けます。ご期待ください。○■監督/後藤孝太郎 コメント「自分の俳優人生を全てかけます」Netflixの会議室で佐藤健さんは言い切った。真っ直ぐな目は、今まで演じてきたどの役でもなく、佐藤健の本気の目だとわかった。私も覚悟を決めた。そこに、本気の柿本監督も加わり、果てしなく作品について話してきた。皆、全く妥協しない…。ただ新しい何か生み出す空気は充満している。そして最高のキャスト、スタッフが奇跡的に集まった。日本で、そして世界でヒットする作品を作る。本気で挑みます。ご期待下さい。○■原作者/若木未生 コメント佐藤健さんを信じています。昔からです。さまざまな作品を拝見するたび、なんと信じられる役者さんだろうと思います。ぬきんでたクレバーさと情熱。作品に尽くす無私の姿勢。原作への誠実な向き合いかた。その佐藤さんがある日現れて、仰りました。「十年前から好きなんです。グラスハートが。藤谷直季が。十年経っても好きだから、僕がプロデュースします」夢かなと思いました。現実でした。二年後、最強の仲間たちとともに佐藤さんが再び現れました。十二年ゆるがなかった佐藤さんの意志を、私は信じています。
2024年02月28日■体調不良でも助けてくれない..ある日のこと。翠は朝から体調が悪く、寛太にリモートにできないか相談しました。しかし、あっけなく断られ、一日中家で息子と過ごしていました。体調不良の中での育児は想像以上に過酷でした。しかし、寛太は体調を気遣う言葉もなく、さらには自分の体調不良アピールを被せてきたので、さすがに翠もイライラが止まらなくなってきました。そんな時、追い打ちをかける出来事が…。立ち上がることもできない急な腰の激痛に耐えながら、翠は救急車を呼び夜間病院へ行きました。寛太の対応がどうしても許せず、翠の中で怒りを抑えられなくなっていったのです。入園式にも仕事で来ないなんて!一緒に参加したいと思っていた入園式ですら仕事を優先する夫。一生に一度の家族のイベントなのに…。入園式に夫婦揃って参加している方々を見て、翠は切ない気持ちになっていました。この夫婦に対して、読者たちはどう思ったのでしょうか。こちらは投稿されたエピソードを元に2023年7月20日 よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■「大変アピール」が鼻につく?まずは、夫の寛太に対する意見をご紹介します。特に、家族の体調不良に対して無関心だった態度に対して、批判的なコメントが多くありました。・子どもやパートナーの病気や体調不良の心配もしないようなやつは、いらない。人としてどうかと思う!・1人目の子育ては1人でしちゃだめだ。「昔はみんなしていた」という年寄りの言うことなど聞いてはいけない。昔は周りに手伝ってくれる人がたくさんいた。全治8か月ともいわれる産後の体調が戻るまで、自分のことしか考えない夫など捨てて実家に帰るべし。・入園式は何ヶ月も前から分かってる、それでも調整出来ないってことは、父親としてその程度ということです。妻の健康も心配できない、子育てもしない、この夫はいらないのでは?・このクソ旦那にも尿管結石の苦痛を味わわせてやりたいですね。 アレはマジで尋常じゃない痛みだった。 本当に苦しくて辛かった。・早く実家に戻って身体を休めて下さい!旦那は勝手にひとりで暮せばよろしい。次にご紹介するのは、意外にも多かった妻・翠に対するコメントでした。「自分の理想を勝手に押し付けている」「自分の方が大変アピールって感じ」「夫が仕事なら仕方がないのでは?」などの意見が…。・これ、勝手に自分で自分の首を絞めてない? 離乳食なんて、瓶詰でいいじゃない。亭主の晩ご飯だってレトルトのカレーとご飯で十分だし。手作りにこだわって、自分で自分を忙しくして「大変だ~」って言ってるだけじゃない?なんで熱が出たときに離乳食と晩ご飯なんか作ってるの??・この奥さんの頼りたくて仕方ない感じが、余計拗らせてる感じもする。 お互いが余裕ないから、自分の方が大変ってアピール合戦してる感じ。・奥さんすごいキレてるけど、私は仕事だし当然と思ってたけど。うちも私が熱があっても心配もせず仕事に行ってたし、実家も遠いから熱あるなか子どもを見てたし、検査に子どもも連れて行ってたし。 なにかと旦那さんにたよりすぎじゃない? 奥さんが甘えすぎてていらつく。・なぜ、夫の仕事が大変なのを知っていながら、知人に頼るでもなく、さらに夫を追い詰めて、妻は悲劇のヒロインぶるのか理解不能。問題が起きたなら解決し、より良い家庭環境を構築しようとせず、夫を罵倒し続ければ環境が改善すると本気で思ってるなら、サイコパスな妻ですね。・私も女だけど、この女性にイライラする。 この人は働いたことないのかな。それと、相手を変えるにはまず自分を変えないといけないのに、一方的に意見を押し付けているようにしか思えない。・ゴチャゴチャ不満いってる姿がいちいちムカつきます。妻が病気になっても心配しないのも、検査のとき子どもを見るのを嫌がったのも、入園式に興味を示さないのも、文句があるなら離婚すればいいだけです。それが出来ないなら我慢して受け入れればいいだけです。・まあでも、男ってこんなもんだよ。「腰が尋常じゃなく痛いから、救急車呼んで!」と指示しないと動かない。ここで女の気持ちに寄り添えるような男は理想的に見えるかもしれませんけど、そんなマメな男はよその女にもマメだったりします。とにかく何でも口に出して具体的に指示するしかないね。・どちらも配慮が足りないですね。 母親は工夫不足な気がします。転勤族なら実家が遠い&ワンオペ育児は当たり前なので、そういうときは一時預かりやシッターを探すのも手です。・最初二人で全部やっていたから変化にイライラするのはわかるけど、 旦那さんも責任ある立場になって、いっぱいいっぱいの時期なのだと思う。 お互いに自分が大変ばかりで思いやりがない。最後にご紹介するのは、入園式に参加しなかった夫に対してのコメントです。夫が仕事で学校行事等に参加できないのは仕方がないし、怒ってもしょうがないという意見も目立ちました。参加できない夫の気持ちも理解してというコメントも。・私もずっと入園式も入学式も運動会も一人だったけど、そんなふうに思ったことなかった。夫は仕事を頑張ってるって思ってたから。・夫の不在を気にしすぎ。うちはいるほうが手がかかるから、子どもと自分だけだと天国な気分です。子どもを一人占めできて、幸せじゃないですか。ご主人も仕事なんかより、子どもの行事の方が楽で楽しいから出たいはず。 そんな気持ちを思いやるのも大切かと。・子どもの行事に参加したくない父親はいないよ。ただ、急な仕事が入ったとき、業種によっては時間すら調整が出来ないことは、多々ある。 男目線でいえば「何、被害者ぶってるねん」という気持ちしかない。・入園式のほうが大事かどうかは人によると思う。個人的には入園式のほうが大事だけど。基本的にこの女性は自分の常識を夫に押し付けている気がする。・我が家は主人の仕事柄、行事に参加するのは諦めていました。だからかこんな感じのご夫婦を見るとそこまで執着しないといけないことなのかなと感じます。 子育てはまだまだ長いです。行事に参加することが大事なのではなくて、普段から話を聞いてくれたり、日常のコミュニケーションが大事だと思います。 今の常識に振り回されない方が良いと思います。・入園式に両親参加って、別にみんなじゃないし…。うちは幼稚園だったけど夫は普通に仕事でしたよ。入園式って本人もまだ良くわかってないし、別に母親だけで十分じゃないですか? 卒園式もその後の入学式も別に夫が参加したくて会社を休むなら行ったらいいし、休まなくても別になんとも思わなかったな。確かに両親揃っての出席も増えているとは思うけど、そうじゃない家も多いと思いますよ。 「夫が社畜」と一言で言っても仕事が忙しい時期は誰にもあるもの。それに育児のピークが重なってしまうこともしばしばですね。それぞれが相手の状況を見て見ぬふりしていれば信頼関係も崩れていってしまいます。二人は互いの信頼関係を取り戻すことはできるのでしょうか…。▼漫画「社畜夫と暮らしてる意味ありますか?」
2024年02月26日松居大悟監督が10年以上に渡り温め続けてきた渾身のラブストーリーのタイトルが『不死身ラヴァーズ』となることが分かった。見上愛が主演し、相手役を佐藤寛太が務める。長谷部りの(見上愛)が“運命の相手”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしまう甲野じゅん(佐藤寛太)。2人は人生の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが《消える》という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは…?構想10年、長きに渡り、「諦めることができなかった」と松居大悟監督を魅了した、高木ユーナ著の漫画「不死身ラヴァーズ」(講談社「別冊少年マガジン」所載)。連載時から「今までに読んだことがないジャンル」と漫画ファンの間でも話題になった原作を松居監督ならではの観客をあっと驚かせる映画の構成力で、切ない想いが交差する無防備な恋愛映画に仕上げた。初めて原作と出逢った時からずっと主人公の2人に強く惹かれていたという松居監督は、「完成した作品を観て、あぁやっと二人に出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐し、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を覗かせる。一足先に本作を鑑賞した高木氏は「私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです」と感激のコメントを贈った。主人公・りのを演じるのは、本作が初の映画単独主演となる見上愛。Netflix「幽☆遊☆白書」(23)、大河ドラマ「光る君へ」(24)といった話題作へのオファーが続くだけでなく、キュートでファッショナブルなビジュアルも感度の高い若者からの注目を浴びている。見上愛松居監督が「この人が映画の中に存在してくれたら、自分の思っているところよりも遠くに行ける気がした」と惚れ込んだ見上さんは、本作では中学時代から大学時代までを溌溂と演じ、唯一無二の透明感とパワフルさを兼ね備えた存在感で観客を惹きつける。見上さんは「りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と撮影時をふり返る。佐藤寛太りのの運命の相手・甲野じゅんを演じるのは、劇団EXILEに所属し、『HiGH&LOW』シリーズをはじめ、数々の作品でキャリアを積んだ佐藤寛太。近年では、『軍艦少年』(21)、『正欲』(23)での演技で俳優としての実力を確実なものとしている。さらに青木柚、前田敦子、神野三鈴らが脇を固める。脚本を手掛けるのは、テレビアニメ「スイートプリキュア♪」や「約束のネバーランド」、映画『海月姫』(14)、『長いお別れ』(19)などの大野敏哉。脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』(10)が震えるぐらい好きだという松居監督たっての希望が叶った。「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」と松居監督は語り、「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせる。併せて解禁されたティザービジュアルでは、主人公・りのの弾ける笑顔が収められており、運命の相手・甲野じゅんへのまっすぐな想いが込められた「“好き”は無敵。」のキャッチコピーが添えられている。コメント全文見上愛/長谷川りの役ずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました!当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑)りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!佐藤寛太/甲野じゅん身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。笑うとパッと華が咲いたように輝く、長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。いつもどう接して良いか分からなくて、でも一緒にいたくて、居心地が良くて。松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。友達のお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、現場では淡々ともう一回って言うし、台本を読んでも分からなくて、現場になっても分からなくて、何が違うんだろ。大丈夫かな。なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。何度でも立ち上がるしかなくて。エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います松居大悟/監督・共同脚本10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。この出会いが明るいところへ連れてってくれました。そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。"りの"と"じゅん"にようやく会えました。みんなも会ってほしいです。高木ユーナ/原作「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。それからずっと…連載が終わっても…松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ…最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂が二人でさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年02月03日5月10日(金) より全国公開される松居大悟監督最新作のタイトルが『不死身ラヴァーズ』に決定。併せて本作で見上愛が映画単独初主演を飾り、主人公が想いを寄せる相手役を佐藤寛太が務めることが発表された。構想10年の長きにわたり「諦めることができなかった」と松居監督を魅了した、高木ユーナによる同名漫画を映画化した本作。初めて原作を読んだ時からずっと主人公のふたりに強く惹かれていたという松居監督は、「完成した作品を観て、あぁやっとふたりに出逢えたと思いました。今回、演じてくれた見上愛さん、佐藤寛太さんとの出逢いも含めて、これまでの時間は必要だったのかもしれません」と述懐し、ようやく製作できた喜びとともに「好きは無敵。諦めることなんてできなくて、この10年で積み上げてきたものをすべて捨てて挑みました」と作品への覚悟を語っている。本作で見上が演じるのは、両想いになった瞬間にこの世界から忽然と消えてしまう甲野じゅん(佐藤)を運命の相手と信じて止まない主人公・長谷部りの。中学時代から大学時代までを演じた彼女は「りのの真っ直ぐで屈託のない"好き"という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。わたし自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります」と撮影時を振り返った。また見上、佐藤のほかに青木柚、前田敦子、神野三鈴らがキャストとして名を連ねた。脚本を手がけるのは、テレビアニメ『スイートプリキュア♪』や『約束のネバーランド』、映画『海月姫』『長いお別れ』などの大野敏哉。大野が脚本を担当した映画『私の優しくない先輩』が震えるぐらい好きだという松居監督は大野について「大野さんは、リアリズムではない方法で、軽やかで切なく、闇があるのに明るくて、なにより規範からはみ出るほど生き生きとした人物の愛情賛歌みたいなものを描く」とコメント。加えて「本作で、りのは“今、じゅんが好きだ”という気持ちだけで突き進む。“ダサい”と言われるかもしれない姿を正面から描きたいと思って書き直した箇所は、この映画のラブストーリーとしての純度をより高めることになったのではないかと思います」と自信をのぞかせている。■見上愛 コメントずっと観ていて、何度も心動かされた松居大悟監督の作品に出演することが出来て、とても光栄です。高校生時代、お休みの日はTSUTAYAで松居さんの作品を借りて1日中観ていました!当時の私が知ったら、気が動転して家中走り回っていたと思います(笑)。りのの真っ直ぐで屈託のない“好き”という気持ちが、目の前のじゅんくんに、そして観てくださる方々に伝わるように、がむしゃらに生き抜いた撮影期間でした。そしてそのりのを、あたたかい座組の皆さんに見守って頂いた大切な日々でした。私自身も、りのというキャラクターやこの作品自体に救われた部分があります。ついつい、器用に上手に生きたくなってしまうけれど、不器用で下手くそでも一生懸命生きていれば万々歳だな、と。好きという気持ちは偉大だし、とんでもないエネルギーを秘めているんだな、と。なので、ハッピーな方はもちろん、ちょっと最近お疲れの方や、元気不足の方にも届いて欲しい作品です。是非、公開を楽しみにお待ちください!■佐藤寛太 コメント身体の底からエネルギーが漲って、全能感に脳が酔いしれる。目に映る全てが美しく、吸い込む空気は幸せに満ちていて、生きてることを全身で実感する。きっと恋に落ちることは魔法にかけられるということだ。笑うとパッと華が咲いたように輝く、長谷部さんのまっすぐな眼差しがとても素敵で、目が離せなくて。いつもどう接して良いか分からなくて、でも一緒にいたくて、居心地が良くて。松居さんがつくる世界が大好きだから、期待に応えたくて。友だちのお兄ちゃんみたいに接しやすいけど、現場では淡々ともう一回って言うし、台本を読んでも分からなくて、現場になっても分からなくて、何が違うんだろ。大丈夫かな。なんて思いながらも一緒に仕事ができてるのが、嬉しくて、嬉しくて。理想と現実の果てしない差を生きる僕たちは、ものすごくダサくて、ありえないほどカッコ悪い。いつだって僕には、分からないことが分かっただけで、自分と相手との境界線でどこに線をひいたらいいのか、正解なんて来る日は無いのかもしれない。最後に全力疾走で会いたい人のもとへ向かったのはいつだろう。どこまで行っても初心者な僕たちは、みじめに失敗して傷ついて、悔やみきれなくて、それでも立ち上がるしかなくて。何度でも立ち上がるしかなくて。エンドロールが終わったとき、思い浮かんだ相手に駆け出したくなる。初めてこの作品を観た時、未だかつて無いほど恥ずかしくて、言葉が出ませんでした。僕はこれから先、この映画に救われつづけて何度も立ち上がる手がかりにしたいと思います。■松居大悟(監督・共同脚本)10年近く暗がりにいたのは、このふたりに出会うためだったんだなと思います。この出会いが明るいところへ連れてってくれました。そして高木ユーナ先生、お待たせしてしまってすみません。“りの”と“じゅん”にようやく会えました。みんなも会ってほしいです。■高木ユーナ(原作)コメント「不死身ラヴァーズを映画にしたい」松居監督にそう言われたのはもう10年以上前になります。それからずっと……連載が終わっても……松居監督は不死身ラヴァーズの事を大切に考えてくださってました。私以上に作品を愛してくださっている監督の不死身ラヴァーズ……最高にならないわけがなく、初鑑賞中はあまりの素晴らしさに自分の血が沸騰する音が聞こえました。10年の月日がかかりましたが、これはこの作品が見上さんと佐藤さんに出会うために必要な月日だったと思います。これ以上のキャスティングは本当にありません。また映画では原作と男女が逆転しています。元より私の描いた不死身ラヴァーズも性別に拘りはなく、甲野と長谷部が男女、女男、男男、女女、虫になろうが花になろうが魂がふたりでさえあれば不死身ラヴァーズなので男女逆転は全く違和感ありませんでした。この映画でまたこうして甲野と長谷部、そして田中に会えて本当に幸せです。<作品情報>『不死身ラヴァーズ』5月10日(金) 公開公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会 (C)高木ユーナ/講談社
2024年02月03日土屋太鳳フォトブック「たおリズム」が1月29日(月)本日発売された。本書では、20代最後の表情や息づかいを収録。ヘア&メイクアップアーティストの河北裕介、林由香里、Georgeとのコラボで魅せる3つの顔や、妊娠中・出産後に撮影した子どもとのカット。幼少期から20代までをふり返るロングインタビューとともに、思い出の写真も掲載。私服、こだわりの食生活の様子も紹介する。Georgeによる韓国女優メイクさらに、佐藤健、山崎賢人、大友啓史監督、内田英治監督のコメント、姉の土屋炎伽との対談や弟の土屋神葉からのコメントなどにも注目。発売にあたって土屋さんは「この本の世界に包まれている私の姿は、全て『私自身がずっと会いたかった私』ばかり。だからお気に入りを選ぶことは難しいけれど、象徴的だと感じたのは、ライフステージの変化を挟んで同じ場所で撮ったモノクロの対の写真。撮影現場での愛情ある提案によって生まれた写真だと思います。もしかしたらこの本は、編集部の方々による『踏ん張って生きることへの愛情』によって生まれようとしているのかもしれません」とメッセージを寄せている。躍動感あるロケでの1枚土屋太鳳フォトブック「たおリズム」は発売中。(シネマカフェ編集部)
2024年01月29日モデルで女優のトリンドル玲奈(31)が19日、インスタグラムを通じ、俳優の山本直寛(29)との結婚を発表した。トリンドルは「みなさまへ」の書き出しから、「私事ではございますが、俳優の山本直寛さんと結婚いたしました」と報告。「これからもみなさまに笑顔になっていただけるように、一つ一つのお仕事を大切に、日々精進して参ります」と抱負を伝え、「今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。一方の山本も、自身のインスタグラムに「この度、私、山本直寛はかねてよりお付き合いをしていたトリンドル玲奈さんと結婚いたしました」と投稿。「二人で支え合いながら、温かく穏やかな日々を過ごしていきたいと思います」と心境を記し、「未熟な私ですが、感謝の気持ちを忘れず、俳優として、人として、成長していきます。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」と結んだ。トリンドルは、結婚報告と共にウエディングドレス姿のツーショットを披露。妹のトリンドル瑠奈はインスタグラムのストーリーズでその写真に「映画のワンシーンみたいなこの写真大好き!」と触れ、「ずっとずっと幸せにね」と祝福のメッセージを送っている。
2024年01月19日佐藤健が主演する映画『四月になれば彼女は』の公式SNSが、マンスリートレーラーを公開した。本作は、川村元気による同名恋愛小説の映画化。過去と現在、世界各国を舞台に、愛する人の姿を探し求める、切なくも壮大な愛の物語。今回公開されたのは、本作の公開まで毎月配信中のマンスリートレーラー。佐藤さん演じる主人公・藤代俊、長澤まさみ演じる婚約者・坂本弥生、森七菜演じる元恋人・伊予田春をはじめ、先日発表された藤代の親友・タスク(仲野太賀)、大学時代の写真仲間・ペンタックス(中島歩)らも姿を見せている。SNSでは「大きなスクリーンでたくさん観たい」、「徐々にいろいろ解禁されて来てドキドキワクワク楽しみです」、「待ってました」、「誰も言葉を発していないのにそれぞれの表情と音楽だけでも素敵」、「あー早く劇場でこの世界に浸りたい」、「あと3ヶ月楽しみに待ってます」などと公開が待ち遠しいというコメントが寄せられている。『四月になれば彼女は』は2024年3月22日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:四月になれば彼女は 2024年3月22日より全国東宝系にて公開©2024「四月になれば彼女は」製作委員会
2023年12月25日俳優の佐藤健が主演を務める、映画『四月になれば彼女は』(2024年3月22日公開)の追加キャストが、明らかになった。精神科医の藤代俊(佐藤)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランドと、その後も世界各地から春の手紙は届く。時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていたが、弥生は「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という謎掛けだけを残して突然姿を消してしまう。春はなぜ手紙を書いてきたのか? 弥生はどこへ消えたのか? ふたつの謎が次第に繋がっていく。今回明らかになったのは、同作を彩る新キャスト5名。藤代(佐藤)が通うバーの店長・タスク役で仲野太賀、藤代と春の大学時代の写真仲間であり、写真部部長・ペンタックス役で中島歩、弥生(長澤)の妹・坂本純役で河合優実が出演。さらに、藤代の勤める大学病院の同僚・小泉奈々をともさかりえ、春の父親で、唯一の家族である伊予田衛を竹野内豊が演じる。コメントは以下の通り。○■仲野太賀山田智和監督とはショートムービーでご一緒して以来親しくさせて頂いていたので、智和さんの長編デビュー作に参加できてとても嬉しく思います。素敵なキャスト、スタッフに囲まれながら過ごした撮影はあっという間に終わってしまい、現場から帰るのがとても名残惜しかったです。春の訪れとともに、この美しい日本映画が公開される事が楽しみでなりません。是非、劇場にお越しください。○■中島歩美しい物語、美しい俳優、美しいロケーション、美しい撮影。そこへ美しいとは言い難い未熟な人間が浮き出てくる。愛する人と末永く生きるため、今日も努力と思考を続ける私たちの現在地が描かれていると思います。 そんな作品に関われて光栄です。○■河合優実山田智和監督ご自身の長編デビューという大切な機会で、信頼を寄せて役を任せて頂いたことは、いち俳優としてとても嬉しいことです。的確にねらいを持って、ともに空気をつくろうと、掴もうとして下さった事に、共闘してくれる監督だと感じ、少ないシーンながらも現場で充実した時間を過ごしました。藤代と弥生の人生に少しでも奥行きや豊かさをもたらす存在になれたらと参加させていただきました。作品が多くの人に届き、胸の中に残っていくことを願っています。○■ともさかりえ現場での佐藤さんの佇まいや、纏う空気に、救われるような気持ちでした。そして、真摯に作品と向き合う山田監督の演出に背筋が伸びました。ほんの少しの参加でしたが、豊かなものをいただいたなと感謝しています。みなさまにも、ぜひ劇場で味わっていただけますように。○■竹野内豊今回私が頂いた役柄は、原作では唯一登場することのない人物であったため、演じることに少々戸惑いはありましたが、以前、山田監督のオリジナル・ショートフィルム『Somewhere In The Snow』を拝見した際に、美しい映像の中に紡がれた台詞の一言一言に心が込められており、監督の感情がそのまま生きているような、とても素敵な作品でしたので、ぜひ参加させていただきたいと思いました。山田監督の初の長編作、私も公開を楽しみにしております!【編集部MEMO】映画『四月になれば彼女は』は、『怪物』(23)、『君の名は。』(16)など数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏の同名小説の実写化作。米津玄師「Lemon」、あいみょん「マリーゴールド」などのミュージックビデオを演出した山田智和氏が、長編映画監督に初挑戦する。佐藤健が主演を務め、長澤まさみ、森七菜らが出演する。
2023年12月20日佐藤健主演映画『四月になれば彼女は』の新キャストが発表。仲野太賀、中島歩、河合優実、ともさかりえ、竹野内豊が出演する。仲野さんが演じるのは、精神科医の主人公・藤代(佐藤さん)が通うバーの店長・タスク。それぞれの抱える恋愛観について語りあい、自身も恋愛について悩みを抱える藤代の親友だ。繊細でどこか物憂げな雰囲気を纏ったキャラクターとなっている。また中島さんが、藤代と春(森七菜)の大学時代の写真仲間であり、物語の鍵を握る写真部部長のペンタックス。河合さんが弥生の独特な恋愛観を知る唯一の存在、藤代の婚約者・弥生(長澤まさみ)の妹である坂本純。ともさかさんが、突然失踪した弥生について手がかりを知っており、藤代の相談に乗りながら、優しく見守る大学病院の同僚・小泉奈々。竹野内さんが、妻を亡くし、シングルファザーとして春に深い愛情を注ぎながらも、拭いきれない深い孤独を抱えた繊細で複雑な役柄となる、春の父親・伊予田衛を演じる。新キャストコメント・仲野太賀山田智和監督とはショートムービーでご一緒して以来親しくさせて頂いていたので、智和さんの長編デビュー作に参加できてとても嬉しく思います。素敵なキャスト、スタッフに囲まれながら過ごした撮影はあっという間に終わってしまい、現場から帰るのがとても名残惜しかったです。春の訪れとともに、この美しい日本映画が公開される事が楽しみでなりません。是非、劇場にお越しください。・中島歩美しい物語、美しい俳優、美しいロケーション、美しい撮影。そこへ美しいとは言い難い未熟な人間が浮き出てくる。 愛する人と末永く生きるため、今日も努力と思考を続ける私たちの現在地が描かれていると思います。 そんな作品に関われて光栄です。・河合優実山田智和監督ご自身の長編デビューという大切な機会で、信頼を寄せて役を任せて頂いたことは、いち俳優としてとても嬉しいことです。的確にねらいを持って、ともに空気をつくろうと、掴もうとして下さった事に、共闘してくれる監督だと感じ、少ないシーンながらも現場で充実した時間を過ごしました。藤代と弥生の人生に少しでも奥行きや豊かさをもたらす存在になれたらと参加させていただきました。作品が多くの人に届き、胸の中に残っていくことを願っています。・ともさかりえ現場での佐藤さんの佇まいや、纏う空気に、救われるような気持ちでした。そして、真摯に作品と向き合う山田監督の演出に背筋が伸びました。ほんの少しの参加でしたが、豊かなものをいただいたなと感謝しています。みなさまにも、ぜひ劇場で味わっていただけますように。・竹野内豊今回私が頂いた役柄は、原作では唯一登場することのない人物であったため、演じることに少々戸惑いはありましたが、以前、山田監督のオリジナル・ショートフィルム 『Somewhere In The Snow』を拝見した際に、美しい映像の中に紡がれた台詞の一言一言に心が込められており、監督の感情がそのまま生きているような、とても素敵な作品でしたので、ぜひ参加させていただきたいと思いました。山田監督の初の長編作、私も公開を楽しみにしております!『四月になれば彼女は』は2024年3月22日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:四月になれば彼女は 2024年3月22日より全国東宝系にて公開©2024「四月になれば彼女は」製作委員会
2023年12月19日俳優・佐藤健が、自身の公式YouTubeで“佐藤健アワード”を発表する映像を公開した。来年は、シリーズ完結編となる「義母と娘のブルースFINAL2024年謹賀新年スペシャル」や、川村元気の恋愛小説を映画化した『四月になれば彼女は』の放送・公開が控える佐藤さん。今回の映像は、“佐藤健アワード”と題し、漫画/A(佐藤健プロデュースアパレルブランド)/旅行/映画・ドラマ/音楽/謎解き/写真という7部門での最優秀賞を決めていくというもの。最初はお蕎麦をたしなみながら、それぞれについて熱く語る佐藤さんが見られ、その作品に触れてみたくなる、これまでのYouTubeをまた見たくなるような映像となっている。映像を見た視聴者からは「推し(健さん)が推し(トム様)の話してるの最高!」、「お話も面白いから最高大好き」、「健さんと会話してるようで楽しかった漫画買います」、「漫画よんでみます!」、「好きな映画やドラマが共感できて嬉しい」、「私も大好きな作品」などと、反響を呼んでいる。なお、佐藤さんが今回映画・ドラマ部門で挙げた『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、トム・クルーズがIMFのエージェントであるイーサン・ハントを演じるシリーズ第7弾。イーサンのバイクアクションが公開前から大きな話題となっていた。本作は現在、各配信サイトやBlu-ray&DVDで観ることができる。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年12月08日朝井リョウの同名ベストセラー小説を『あゝ、荒野』や『前科者』などで知られる岸善幸監督が映画化した『正欲』。息子が不登校になり妻と衝突している検事。地方のショッピングモールの販売員と、地元に戻ってきた同級生。大学のダンスサークルに所属するダンサーと、彼に想いを寄せる大学生。群像劇の中である性的指向が描かれ、多様性という言葉や“普通”であることについて観る者に揺さぶりをかけてくる作品だ。佐藤寛太が演じたのは、他者との繋がりを拒むようにして暮らすダンスサークルのメンバー、諸橋大也。わずかな目線の動きやダンスという身体表現を通して、大也の内側にうごめく感情を伝えている。この原作をどう実写化するんだろうと、聞きたいことがありすぎた――原作を読んで、どんな感想を持ちましたか?佐藤朝井リョウさんの小説をずっと読んできて、視点を変えながら物語を進める手法が巧みな作家さんという印象を持っています。『スター』もちょうど自分の世代にすごく刺さる小説だったのですが、『正欲』はこれまで磨き上げてきた表現によって、朝井さんの思いや覚悟がより強く伝わってくる小説だと思いました。知らないうちに誰かを傷つけてのほほんと生きているだけの個人の幸せに、果たして価値があるのか?という問いが深いところまで響きすぎて、一度読むのをやめてしまったくらいです。読み終えるのに体力が必要だったし、ずっと登場人物のことが心の中に残る小説だと思います。――今回はオーディションで大也役に決まったんですよね。資料に載っている岸監督のインタビューを読むと「オーディションに現れたときはちょっとふてぶてしい印象でした(笑)」と書かれていますが……。佐藤そうらしいですね(笑)。思い返してみると途中で止めていた原作を読み終えてからオーディションに行ったので、礼儀よりもこれをどうやって実写化するんだろうって興味の方が先に出ちゃったんだと思います。聞きたいことがたくさんあって、「初めまして」も言っていないかもしれない(笑)。オーディションでも踊らなきゃいけなかったから公園やスタジオで練習もしたし、当日はビルのガラスに映っている自分の姿を見ながら直前まで確認もして。お芝居としては大学で(大也に想いを寄せる)八重子と向き合うシーンだったので、オーディションに向けて調整をしていました。だからあの日、正解だと思っていることをとにかくやってみようって、自分の中では撮影当日みたいな感覚だったんです(笑)。上半身を見せてほしいとのことだったので見せたら、リアクションが“あ〜……”みたいな感じだったので、不服だったことも覚えています。『テッパチ!』の撮影の後で仕上がっているのに、なんで!?って(笑)。でも後で考えたらもっと絞ってほしいってことだったみたいです。それとたぶん一番ふてぶてしいと思われたのは、僕が「この役は台本に書いてあるダンスのジャンルは踊らないと思うんですよ」とか言ったこと。原作者と話して脚本を練ってきた人たちを前にして、まだオーディションにも通ってもいないのにヤバいやつですよね(笑)。――結果的にダンスシーンは大也の内面を表現するうえで、とても重要な役割を果たしていますね。佐藤岸さんがダンスシーンに関しては演出部の岩屋拓郎さんに任せるということで、役についての話し合いもしながら信頼関係を築くことができました。すごく仲良くなったし、同じダンスサークルのメンバーを演じた坂東(希)ちゃんが先頭に立ってくれて。ダンスの練習をする時間も、特別なものになりました。――大也を演じるうえで、軸にしたのはどんなことですか?佐藤劇中には一瞬も出てこないのですが、どういうときにこいつは笑うのかな、何をしているときに幸せって感じるのかなということをまず考えたんです。映画がラストを迎えた後の世界で大也はどうやって生きるのか、それとも生きることを選ばないのか。それについてもすごく考えて、答えが出ないままインしました。結局、最後のシーンを撮り終わるちょっと前ぐらいに答えが見えてきて。最後のシーンがクランクアップだったので、そこは不安なく撮影に向かうことができました。八重子役の東野(絢香)さんっていうものすごい芝居をする人のお陰だし、撮影の仕方や順番も含めて岸さんのスタンスに助けられて、どの側面においても自分の実力以上のものを引き出してもらった作品だと思います。大也という役から見た価値観は、きっと古傷のように残り続ける――岸監督の現場でのスタンスは、寛太さんの目にはどのように映りましたか?佐藤みんなが“映画を撮りにきている”感じがするんですよね。働かないと食べていけないという意味では仕事なのですが、本当にもの作りをするために集まっているチームというか。俳優を受け入れるスタッフの体制が出来上がっていて、愚痴もなければ大声で誰かを責め立てる人もいない。すべてのことが淡々と粛々と着実に行われていて、みんながめちゃくちゃプロだなと思いました。それぞれの部署のチーフが部下たちにすごく信頼されていて、この人の下で学びたいという感じが伝わってくるんです。その一番上にいる岸さんは、みんなに愛されている監督でした。先導していくタイプの指揮官と助けられるタイプの指揮官がいると思うのですが、岸さんはその両方だと思います。話していると優しいけど、譲らないところは譲らない。だから面白かったし、これから先も岸さんに「この役を今の寛太にやらせてみたいな」と想像してもらえる役者でいたいです。――寛太さんが好きな岸監督の作品を教えてください。佐藤『あゝ、荒野』も心に残っていますし、『前科者』もすごい作品だと思います。有村架純さんはメジャーと社会派な作品の両方に出演している、素晴らしい役者さんじゃないですか。そういう方が新人保護司を演じることで、その世界に注目していなかった人たちの目線を向けさせることができる。岸さんはキャスティングをするときにも、その作品を分かってくれるひと握りの誰かではなく、マスに届けることを意識している監督だと思うんです。その的確さは『正欲』に稲垣吾郎さん、新垣結衣さん、磯村勇斗さんをキャスティングしたことからも伝わってくるし、岸さんはドキュメンタリーを撮ってきた監督だから、その人が“何を持っているのか”と“どう見えるのか”の両方が分かるんだろうな、と。しかも自分で編集までやっているなんて、本当にすごい監督だと思います。――他者と繋がることを拒んでいる大也を演じるのは、しんどい経験だったのではないかと思います。佐藤インする前も、撮影中も終わってからもしんどい役でした。撮影が始まってからも、ダンスも何かが足りないし、芝居をするにあたってもまだ全然役の気持ちなんて掘り下げられていないんじゃないかと感じていて。(東野)絢香ちゃんも同じことを言っていたんですけど、インする前が一番しんどかったかもしれない。いい役に出会ったときってずっと役の目線で世の中を見て毎日を過ごしているから、価値観が身についてくるんです。今回はそれが古傷とかしこりみたいに残り続けるんだろうな、って。大也の目線で日常を過ごしていると、全部がどうでもいいし、全然笑えないし、すべてに対して「へぇー……」という感じ。道を歩くときも人のおへそのあたりから視点を上げずにいると、歩いている人も広告も目に入ってこないからめちゃくちゃ楽だったんです。人にも会いたくなくて、実際に誘いも断っていました。でもインして最初に八重子とのホットドッグのシーンを撮影して監督からOKをもらったとき、自分が考えてきたことの方向性はあっていたんだと思えたんです。もちろん準備していったものを修正していくこともありましたが、大也としての目線は変えないままだったと思います。――憧れの存在だと語ってきた、磯村勇斗さんとの共演はいかがでしたか?佐藤実年齢よりも役の年齢が上ということもあり、懐の深さや包容力を感じました。すごくやりやすかったですし、大也としても俺はここで安心していいんだと思えたんです。最後のシーンも素晴らしかった。共演させてもらったことで、ずっと追いかけてきた方の背中が見えてきたような気がします。――観終わったとき、“普通”や“多様性”について考える観客の方も多い作品だと思います。佐藤エンターテイメントにはいろいろな形があって、SNSのショート動画を見て癒されたりすることもあるし、映画を見て笑って日常を忘れることもありますよね。でも『正欲』という映画は、これを観なければ気づかなかった視点を得られる作品だと思います。その視点に気づかなくても生きていけるし、どうしても必要なものではないかもしれない。でも気づいてしまったからには考えることをやめられない。『正欲』は観た人にその種みたいものを植えて、疑問を投げかける作品だと思うんです。疑問を求めて映画館に行く人はいないだろうから、きっかけはどうあれ、まずは気軽に観て、自分の感想を大事にしてほしい。自分の知らなかったことについて調べてほしいとか、配慮を持って生きてほしいとか平たいことを言いたいわけじゃないです。ただこの映画を観た感想を持ち続けて生きていってもらうことができたら、作品をつくった意義や僕らが出演させてもらった意味みたいなものがあるんじゃないかな、と思っています。取材・文:細谷美香撮影:源賀津己メイク:KOHEY(HAKU)スタイリング:平松正啓<作品情報>『正欲』上映中(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会
2023年11月14日映画『正欲』の公開記念舞台あいさつが11日、都内で行われ、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が出席した。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013 年『何者』で直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた原作小説を、『あゝ、荒野』(2017年)、『前科者』(2022年)の岸善幸監督が映画化した本作。息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突している検事の寺井啓喜(稲垣吾郎)、中学の時に転校した佐々木佳道(磯村勇斗)が地元に戻ったことを知る販売員の桐生夏月(新垣結衣)など、家庭環境や性的指向、容姿などが異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。前日に初日を迎えたこの日は、キャスト陣と岸監督が登壇して舞台あいさつ。本作は先の東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞を獲得し、冒頭では稲垣から岸監督に花束が手渡された。稲垣は「本当に自分のこと以上にうれしかったんですけど、その知らせを聞いて、一刻も早く監督に『おめでとうございます』と伝えたかったんです」と岸監督を祝福し、新垣も交えてのスリーショットをカメラマンに要望する場面も。続けて稲垣は「今日集まってくださった共演者の皆さんはもちろん、来られなかった皆さんも演技が本当に素晴らしくて、一人ひとり色んなモノを考えて大変なご苦労で臨んだと思います」と共演者の労をねぎらい、「素晴らしい監督を始め製作スタッフに仕上げていただいたので、1人でも多くの方に届けたい気持ちです」と観客にアピールした。稲垣は、息子が不登校になって教育方針を巡り妻と度々衝突する検事の寺井啓喜を演じている。「僕自身の中では新しい挑戦というか、だんだん(啓喜の)心が崩れ、自分の正義とは何なのかと綻び始めます。そういうのをなるべくはっきりとした表現ではなく、静かに緩やかなグラデーションをつけて演じていければと思ってやりました。新しいチャレンジで楽しかったですね」と満足げ。また、新垣に対しては「ガッキーじゃない目の輝きで違った光り方でしたよ」といつもとは異なる新垣の姿が印象に残ったという。一方の新垣は磯村扮する佳道と偽装結婚をして愛情のない共同生活を送る夏月を熱演している。2人の関係性を問われた新垣は「手を取り合ってこの先未来を一緒に乗り越えていくという意味では、何ら変わりないというか偽装ということでもないような気がしたので、2人の形は不自然なことだと思っていませんでした」とコメント。相手役の磯村も「僕も何ら違和感もなく家族とか家庭は色んな形があると思うので、こういう2人の関係性で過ごすというのは今の時代だからあるべきだと思います。実際に暮らしている人もいると思うので、2人の時間が愛おしかったですよ」と新垣の意見に同意していた。
2023年11月11日第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を映画化した『正欲』の公開記念舞台挨拶が11月11日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、岸善幸監督が登壇した。ある事件をきっかけに、家庭環境、性的指向、容姿など、さまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が交差する様を描いた問題作。第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。岸監督は「(審査委員長の)ヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、世界各国の映画に造詣が深い方々が審査してくださった。この作品は、世界にも通じるんじゃないかという感触がある」と今回の受賞、さらにアジア各国のプロモーションでつかんだ確かな手応えを観客に報告した。受賞結果が発表になって以来、岸監督と初めて対面した稲垣は「自分のこと以上にうれしかったです。早く“おめでとう”を伝えたかった」と花束のプレゼント。本作を「誰かを愛しつながること、そして、自分を愛することの大切さを肯定してくれる美しい映画だと思う」とアピールし、「今日ここに集まってくださった、そしてここには来られなかった役者の皆さんの演技が素晴らしいです。ひとりひとりが、大変な覚悟で臨んだはずだと思う」と共演陣にも感謝を伝えた。稲垣吾郎また、稲垣は、劇中で佐藤と東野が対峙するシーンについて「素晴らしかったです、二人のシーン」と絶賛。新垣も「スタッフさんから『あのシーン、すごく良かったよ』と聞いていて、実際に見ると、心が震えました」と最大限の賛辞を送った。新垣結衣佐藤が演じる諸橋大也は、大学のダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる役どころ。磯村との共演シーンについて「自分の秘密を共有できる仲間がいる強さがあった」と振り返り、東野が演じる女子学生との関係性に関しては、「セリフは僕のほうが少ないんですけど、ずっと見えない言葉の綱引きをしていた」と語り、俳優としての新境地に自信を示していた。佐藤寛太取材・文=内田涼<作品情報>映画『正欲』公開中(C)2021 朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会関連リンク公式サイト::
2023年11月11日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太らが出演する、朝井リョウ原作映画『正欲』が、「第36回東京国際映画祭」コンペティション部門観客賞&最優秀監督賞をW受賞した。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのか、というテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして、『あゝ、荒野』『前科者』の岸善幸監督と脚本家・港岳彦が映画化。稲垣さん主演映画の本映画祭での観客賞受賞は、『半世界』(阪本順治監督)、『窓辺にて』(今泉力哉監督)に次ぐ3度目となり、本映画祭が開催されて以降、主演作が3度の観客賞を獲得するのは初めてとなった。また岸監督は、初の国際映画祭コンペティション部門出品にして、監督賞受賞というこちらもWの快挙。プレゼンターのアルベルト・セラ監督は本作を「ソーシャルメディアに支配された社会のなかで、アイデンティティを確立することの難しさ、複雑さを描き出した」と評した。授賞式に出席した岸監督は、「東京国際映画祭の審査員のみなさん、本当にありがとうございます。この作品は『すべてのひとが自由で自分を偽らずに生きていける社会とは何か』ということを問いかけています。日本のみならず世界中が自分のアイデンティティを確立するのがなかなか難しい時代です。この映画を観て『多様性』の意味を考えていただけたら嬉しいです。素敵な賞をいただけて幸せです」とメッセージ。妻と息子と3人で暮らす検察官・寺井啓喜を演じた稲垣さんは「東京国際映画祭で『正欲』が監督賞と観客賞をダブル受賞できたことを大変嬉しく思います。岸監督、おめでとうございます」と喜び、ショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役の新垣さんも「監督賞、観客賞、受賞おめでとうございます!作品に関わる一人として本当に嬉しいです」「この受賞をきっかけに映画『正欲』がさらに多くの皆さんに観ていただけること願っています。改めて、おめでとうございます!」とコメントを寄せている。『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年11月02日第36回東京国際映画祭にて、映画『正欲』ワールドプレミア舞台挨拶が10月25日(水)、都内劇場にて開催され、出演する稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、そして岸善幸監督が登壇した。『正欲』は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウ同名原作を映画化。横浜に暮らす検事の寺井啓喜(稲垣さん)、広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月(新垣さん)、両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(磯村さん)など、異なる背景を持つ人々を同じ地平で描写。「人が生きていくための推進力になるのは何なのか」というテーマを炙り出していく物語。稲垣さんは新垣さん&磯村さんらと初共演。感想を尋ねられると、稲垣さんは「普段からいろいろな作品で拝見している素晴らしい俳優さんたちなので、共演できるのをうれしく思いました。現場では新垣さんや皆さんは、普段の表情と違った映画の登場人物になりきった人になっていて、そこに存在してくれて。自然といざなわれて気持ちよく演じることができました」と絶賛。すると、ぺこっと新垣さんが会釈をした。新垣さんも「(稲垣さんと)ご一緒できたシーンが本当に濃密というか、シリアスというか、重要なシーンだったので、濃い時間をともに過ごしました。ひとつのシーンを作り上げるのに、一緒に力を尽くすことができてとても光栄でした」と丁寧に語り、稲垣さんも照れたようにぺこりと会釈で返していた。すでに行われているマスコミ試写では、キャストの演技が話題になっている。新垣さんの芝居について、稲垣さんは「僕もイメージを覆されたというか、映画の現場で会ったときは普段の新垣さんとまったく違っていて本当にびっくりしました。皆さんもびっくりするのでは、と思います」と太鼓判を押す。この日は映画祭上映とあって、英語の通訳が入る構成になっていた。キャストがしゃべった後英語の通訳が入るたび、稲垣さんたちは何だかそわそわ。佐藤さんが「会話のテンポが難しいっすよね!」と口火を切ると、稲垣さんは強くうなずき、「僕もワンセンテンスが長かったかなって!ずっと1個1個(佐藤さんに)聞いてたんですよね!」と話していた。映画『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年10月25日映画『正欲』(11月10日公開)に出演する稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香が23日、東京・日比谷で行われた「第36回東京国際映画祭」(TIFF)のレッドカーペットに登場した。コンペティション部門に選出されている『正欲』は、朝井リョウ氏による同名小説が原作。稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を出演者として迎え、家庭環境、性的指向、容姿――異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく。フォーマルな衣装でレッドカーペットに登場した5人。稲垣は「すごい華やかですね。華やかな映画祭の祭典、東京国際映画祭にお招きいただきありがとうございます」と挨拶し、本作について「出演者みんなそれぞれ覚悟の必要とした作品だったのですが、それが報われる素晴らしい作品に仕上げていただきました。ぜひ映画館で見ていただきたいと思います」と自信をのぞかせた。今年の「東京国際映画祭」は、10月23日から11月1日の10日間、昨年に引き続き日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。上映作品数は昨年の174本から219本に増加し、海外ゲスト数も昨年の104人から600人以上と大幅に増える見込みとなっている。コンペティション部門は、114の国・地域から寄せられた1942本の中から15作品が選ばれ、日本からは『正欲』(岸善幸監督/稲垣吾郎主演)、『曖昧な楽園』(小辻陽平監督/奥津裕也主演)、『わたくしどもは。』(富名哲也監督/小松菜奈&松田龍平主演)の3作品が選出されている。撮影:蔦野裕
2023年10月23日朝井リョウによる原作小説を、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗らを迎えて映画化した『正欲』。豪華キャストの集結でも話題を集める本作において、中心人物の1人である諸橋大也を演じるのは、ドラマと劇場版で人気を博した「HiGH&LOW」シリーズなどで知られる佐藤寛太。本作への出演や役柄について、佐藤さんがコメントした。近年は映画『軍艦少年』(2021)、ドラマ「あせとせっけん」(2022)で主演、また今年は舞台「サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-」にも出演するなど、幅広い分野で活躍を見せている佐藤さん。最新出演作となる本作『正欲』では、大学のダンスサークルで活動し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持ち、一見華やかな場所にいるように見えるにも関わらず、人との交流を避けている大也を熱演。公開中の予告編では、涙を流す姿や、「あんたが想像もできないような人間が、この世界にはたくさんいるんだよ」というセリフ、そして抜群の身体能力を活かしたダンスシーンも登場。大也はひとりで何を抱えているのか、一体どんな青年なのか?事情を抱えた役柄も相まって、ファンからの期待値も高まっている。佐藤さんは本作への出演について、「自分の身体の目に見えるところに傷をつけられたような、今後一生自分が向き合っていくことになるものだと気づかされた」とコメント。「杭を一本一本打ちながら登っていく力強さを大也に感じたから、それは誰にでもあるものじゃないから、勇気をもらうじゃないけど、今までにない感じ方をした役柄でした」と、大也役が自身の新たな挑戦になったことを明かしている。本作でメガホンを取った岸善幸監督は、そんな佐藤さんについて「オーディションに現れたときはちょっとふてぶてしい印象でしたが(笑)、台詞を読んでもらったら、それとは真逆のセンシティブな演技を見せてくれて、とてもよかった」と、その表現力を絶賛。「大也役は、見た目が繊細に見えるだけじゃなくて、ダンスや身体の動きも大切だったので、トータルで繊細さを表現できる人が欲しかった。そういう意味で、彼に興味を持ちました」として、まさに大也役がハマり役となったことを語っている。映画本編では、佐藤さんの迫力満点のダンスシーンはもちろん、岸監督が絶賛する繊細な演技にも注目だ。佐藤さん自身、「この作品、この役に悔いを残したく無いなと思いました。この映画観てくれたひとがみんな傷つけばいいのに、傷ついてハッとして人にやさしくなればいいのにって思います」と語るように、並々ならぬ思いで挑んだ本作。佐藤さんの新境地である大也の生き様はもちろんのこと、それぞれのキャラクターたちの人生がその後どこに向かうのかも気になる言葉となっている。映画『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年10月21日世界的に大ヒットしたNetflixシリーズ『今際の国のアリス』のシーズン3の制作が決定したことが28日、発表された。あわせて、W主演の山崎賢人&土屋太鳳と佐藤信介監督の続投、そしてトランプのJOKERカードで『今際の国のアリス』が帰ってくることを表す制作決定アートも披露された。原作『今際の国のアリス』は、2010年から2016年まで『週刊少年サンデーS』『週刊少年サンデー』(小学館)にて連載された、麻生羽呂(あそう・はろ)原作の大ヒットコミックス(全18巻)。2020年から2021年にかけて、新章となる『今際の国のアリスRETRY』(全2巻)が刊行されている。生きる意味を見失っていたアリス(山崎賢人)やウサギ(土屋太鳳)たちが元の世界に戻ることを希望として命懸けの“げぇむ”に挑み、仲間との絆が深くなるほどに緊張感が高まるストーリー展開で、知力・体力・チームワークなど登場人物たちの特性が活かされる多種多様な“げぇむ”と手に汗握るアクション。その世界観が国内外のファンを魅了している。2020年12月に配信開始された『今際の国のアリス』シーズン1は世界70以上の国と地域でTOP10入り、海外レビューサイトのRottenTomatoesでもオーディエンススコア96%を記録。続編を待望する声が世界中から寄せられた。そして、スケールアップして2022年12月に配信スタートした『今際の国のアリス』シーズン2では、さらなる話題を世界中で巻き起こし、90以上の国と地域でTOP10入り、うち17の国と地域で首位獲得。日本国内では14日連続1位獲得し、配信からわずか4週で日本発作品として最高記録となる視聴時間が2億時間を突破する大ヒットを記録した。そしてこのたび、シーズン3の制作が決定。先日Netflix公式ソーシャルに突如投稿された一枚の「謎の広告」。「渋谷駅」「10枚のトランプ」「不気味なキャラクター」……、SNS上で様々な憶測を呼び、続報への注目が集まっていた。そして本日、この「謎の広告」への回答として、シーズン3の制作決定が発表された。「今際の国」の謎に迫り、絵札カードの“げぇむ”に挑むアリスやウサギたちの戦いが活写されたシーズン2のラスト、意味深に映された「JOKERカード」が、公開されたアートへも印象的に描かれており、新たな”げぇむ”の開始を予感させるビジュアルとなっている。佐藤信介監督は「誰もがこれで終わりだと思っていた。でも、ただ一つ、残されていた欠片があった。Season3が始まります。まったく誰も知らない、新たな旅が始まります。さらなるゲーム。さらなるプレイヤー。一体敵は、誰なのか? 生き残るのは、誰なのか? その答えを知る者はいない未知なる旅。お楽しみに」とコメントしている。※山崎賢人の崎はたつさきが正式表記(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT
2023年09月28日朝井リョウによるベストセラー小説を、稲垣吾郎と新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え岸善幸監督が映画化した『正欲』が、第36回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品されワールドプレミア上映されることが決定。キャスト陣5人のコメントと新場面写真が解禁された。原作小説は、家庭環境、性的指向、容姿、様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語。これをある種のラブストーリーとして、『あゝ、荒野』『前科者』などを経てその手腕にさらに期待が高まる演出家・岸善幸と、原作を大胆に再構築しながら監督の演出の可能性を拡げていく脚本家・港岳彦が映画化した。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。物語が進むにつれ、別の場所でそれぞれの人生を歩んできた彼らの関係は、少しずつ交わっていく。この度の出品決定に際し、本作メインキャスト陣からコメントが到着。さらに、豪華キャスト陣の出演シーンを写し出した新たな場面写真も解禁。家族団らん中のはずが、啓喜(稲垣さん)を見る妻・由美(山田真歩)と息子・泰希(潤浩)の表情は穏やかではない様子。ショッピングモールでの接客中の夏月(新垣さん)は何かをこらえるようにうつむき、佳道(磯村さん)は何とも言えない表情で一心に誰かを見つめているようだ。ダンスサークルのリーダー・高見優芽(坂東希)が同席する中、学祭実行委員として大也(佐藤さん)にイベント出演依頼をする神戸(東野さん)や、啓喜にある事件の資料を渡す検察事務官の越川秀己(宇野祥平)、パソコン画面をのぞき込む子どもたちと由美、右近(鈴木康介)。目を閉じて一心不乱に水を浴びる中学生時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)など、物語を彩る様々な登場人物たちの気になる場面写真が到着している。キャストからのコメント◆稲垣吾郎観た後、それぞれ違った感じ方をしていただきたい映画になっていると思います。全てに疑問を持ちながら、純粋な気持ちで演技に向き合うことができました。◆新垣結衣問われている感覚が、原作を読んだ時から、映画が完成した後もずっとそばにあります。自分が想像しえない世界は確実にあって、そこにいまも生きている人がいる。それがどういうことなのかを常に考えながら撮影した作品でした。◆磯村勇斗観終わった後、温かい気持ちになり、自分を大切にしようと思いました。この『正欲』を通して、我々と観て下さった方が「何か」を共有し育み、互いに勇気を持って、一歩でも半歩でも自分の人生を進めていけるようなれたら嬉しいです。◆佐藤寛太善く生きるということ。人と共存するということ。人生の意義を考えること。暮らしのなかでは保留することができる答えのない問いが、映画という実態を伴って眼の前に現れました。僕はこの作品を引きずって大人になっていこうと思います。◆東野絢香完成された『正欲』は、人間の命がとても美しく描かれた映画でした。上手に息が吸えない私たちに、今を生きるための酸素を送り届けてくれる作品です。この映画が、少しでも多くの方に届く事を、心から願っております。『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年09月27日稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え、朝井リョウによる小説を監督・岸善幸、脚本・港岳彦で映画化した映画『正欲』から、30秒予告と本ビジュアルが解禁された。本作は、家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語。原作とは違い、ある種のラブストーリーとして映画化する。解禁となった30秒予告映像は、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」と夏月(新垣さん)が啓喜(稲垣さん)に問いかけるシーンから始まる。正義で世界を測る検事の啓喜は「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と語り、そのセリフとともに登場人物たちの意味深で印象的な表情が次々と映し出される。「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」と語る大也(佐藤さん)。「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」とつぶやく佳道(磯村さん)。検事の啓喜は一体何と対峙していくのか…。違う場所、違う人生、違う境遇で生きていて、まったく接点がないように見える彼ら5人の距離は少しずつ近づいていき、予想もできなかった“ある事件”をきっかけに交差する。「生きるために必死だった道のりをありえないって簡単に片付けられたこと、ありますか?」と、問いかける夏月。そして、水浸しのベッドに横たわる夏月の画とともに映し出されるタイトルが興味を引く。併せて本作の本ビジュアルも解禁。何か遠くを静かに見つめる啓喜と、無言で前後に並びバスに揺られる夏月と佳道、そして「観る前の自分には戻れない」のコピーが印象的な1枚となっている。さらに本作の主題歌を、若者を中心に幅広い世代で絶大な人気を誇るVaundyが担当することが決定。Vaundyが映画主題歌を手掛けるのは本作が初めてで、主題歌となったのは未発表楽曲である「呼吸のように」。書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供。まるで書き下ろしたかのように映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌う楽曲は深い余韻を本作の最後にもたらしている。『正欲』は11月10日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:正欲 2023年11月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2021 朝井リョウ/新潮社ⓒ 2023「正欲」製作委員会
2023年09月19日俳優の阿部寛が出演する、味の素「Cook Do」の新CM「Cook Do 極麻辣麻婆豆腐 本気に痺れろ」編が15日より、放送される。○■阿部寛の「本気に痺れる」表情も新CMで、目の前のことに常に全力で挑み続ける男性役を演じる阿部 。真剣な眼差しでランウェイを歩き、「みんなに愛されたい、とか。売れるとか、売れないとか。全部捨てて向き合ったのは、うまいか、うまくないか。ただ、それだけ」 と語る。これらのセリフは、「Cook Do」がリミッターを解除して、「麻婆豆腐好きにとって、ひたすらにおいしい麻婆豆腐」を追求した姿勢を表している。また、麻婆豆腐を食べた阿部の「本気に痺れる」表情も必見だ。○■阿部寛 インタビュー――撮影お疲れ様でした。CM撮影を終えての感想をお願いいたします。斬新で、今までない感じの撮影で面白かったですね。実際に商品を食べているときが今回のCMの最大のハイライトかなと思いましたね。――撮影では新商品の麻辣麻婆豆腐を食べるシーンもありましたが、感想を教えてください。目が覚めるような感じでした。びっくりしましたね。実際に口に入ったときにリアルな表情が出たというか。二口か三口食べたんですけど、ものすごいからい、衝撃的なからさなんですけども、その後にうま味というものが出てきて、僕は本当はからいものはそんなに得意じゃないんですけど、この商品は本当に衝撃でした。おいしかった!――今回の新商品のパッケージの感想をお願いします。(パッケージを見ながら)まさにこういう感じでしたよ。高級感のある、深みのある、味に深みがある、そういう感じでした。大人のからさっていうんですかね、玄人好みするのかもしれないんですけども、からいものが得意じゃない僕でもしっかりそのおいしさが分かったから、得意な人、得意じゃない人も両方いける味だと思いましたね。――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。今回この商品のCMに出演させていただきましたけれども、本当に今この年齢でこれをやれる喜びを感じてます。なぜかというと、今回の新商品は本物な感じがするんですね。これだけ骨太な商品というか、そういうものをこうやって自分でCMさせていただいたこと、今日は非常にうれしかったです。よろしくお願いします。
2023年09月13日兄の連れてきた婚約者は…
妻は看病してもらえないのが普通ですか?
モラハラ夫図鑑