2014年大活躍が予想される“塩系男子”の代表格にして、いよいよ1月24日に主演映画『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』が公開される西島秀俊(42)。昨年は大河ドラマ「八重の桜」に出演し、パナソニックの家電CMでギャップ萌えの“家電男子”を好演するなど、老若男女を問わずアツく支持されている実力派だ。一方、“濃い”系の代表格といえば北村一輝(44)。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』や『真夏の方程式』での刑事役が印象的だが、サンダンス映画祭にも出品された2月1日公開の『KILLERS/キラーズ』では狂気たっぷりのサイコキラーを熱演する。そう、今年は、この2人のような40代実力派俳優の主演作が続々と公開されるのだ。『ゲノムハザードある天才科学者の5日間』は、西島さん演じる主人公・石神武人が自宅で殺害された妻の遺体を発見するも、目の前で冷たくなっているはずの妻から電話がかかってくる…という衝撃的な展開から始まる。実は天才科学者だった彼の記憶は、上書きされていた。過去の記憶と現在の記憶、2つの記憶の間で彷徨う男が真実を探る5日間を描くサスペンス・アクションだ。かねてより俳優・西島のファンだったと公言する本作のキム・ソンス監督は、「知的で母性本能をくすぐる柔和な外見と、強く男らしく内に熱いものを秘めている内面を併せ持つ二面性のある俳優」と西島さんの魅力を語る。本作では次々と生まれる謎に挑み、記憶の混乱に苦悶する姿を見せる一方で、ほぼスタントなしで臨んだ西島さん渾身のアクションシーンは見どころだ。全力疾走し、屋根によじ登り、大男に投げられ、最後はカーアクションまでこなし、自ら傷の手当てをする場面では鍛え抜かれた上半身も披露。一晩中走りっぱなしという撮影でも「疲れを知らない体力と揺らぐことない精神力」でスタッフを圧倒した西島さんの、42歳とは思えない身体能力には脱帽するはずだ。また、強烈な個性と色気で映画界を牽引する北村さんは、『KILLERS/キラーズ』で、サディスティックな残忍さと独自の美意識を貫くサイコキラーに。日本の『凶悪』『冷たい熱帯魚』とインドネシア『ザ・レイド』の製作陣が、東京とジャカルタを舞台に、ネットを通じて殺しに魅せられた男たちのおぞましくも美しい宿命を描く。監督を務めた“モー・ブラザーズ(ティモ・ジャヤント&キモ・スタンボエルの監督コンビ)”の1人、ジャヤントは、北村さんを「集中力があり、完璧主義」と分析。北村さんはビルから落ちるシーンで、5回の撮影を全く同じように演じ、スタントマン以上のアクションをこなしたという。「Vシネマのときにスタントマンを入れず大怪我までした」という北村さんだからこそ、この壮絶なバイレオレンス・アクションを成し遂げることができたのだろう。さらに北村さんは、TVドラマから映画化が決定している『猫侍』が3月1日に公開されることもあり、本作とのギャップでさらなるファンを獲得しそうだ。ほかにも、生真面目な顔でコミカルな役をやってのけ人気を博す阿部寛(49)は、『トリック劇場版 ラストステージ』が公開中、さらに『テルマエ・ロマエII』(4月26日公開)が控える。また、素顔もモテ男であることを実証した竹野内豊(43)主演の『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2月8日公開)、知的なイメージあふれる仲村トオル(48)主演の『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』(3月29日公開)、二階堂ふみと共演する浅野忠信(40)の『私の男』(6月公開)と、2014年の公開作は脂ののった40代俳優が大健闘。これまで培ってきた経験と個性を自らの武器にして存分に生かすことのできる40代俳優は、製作者からの信頼も厚く、出演オファーはひっきりなし。今後も彼らの活躍から目が離せない。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:私の男 2014年、全国にて公開ニシノユキヒコの恋と冒険 2014年2月より全国にて公開(C) 2014「ニシノユキヒコの恋と冒険」製作委員会トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月17日人気シリーズの完結編『トリック劇場版 ラストステージ』の完成披露試写会の上映後の舞台挨拶に仲間由紀恵、阿部寛、堤幸彦監督らが登壇。しんみりとした雰囲気…と思いきや、登壇陣は劇中さながらのコミカルな掛け合いで観客を沸かせた。2000年に連続ドラマの放送が開始されて以降、連ドラの続編にスペシャルドラマ、劇場版、スピンオフ作品とシリーズを重ねてきた『トリック』の完結編となる本作。この日はおなじみの仲間さん、阿部さん、堤監督に加え、生瀬勝久、池田鉄洋、東山紀之、北村一輝、水原希子の計9名が出席し、初めて完成した映画を観終えたばかりの観客の拍手と歓声に迎えられた。仲間さんは客席を見渡し「いろんな思いがこの作品にはあります」と言葉に力を込める。阿部さんも本作を通じて「新たな自分を発見することができた」と感慨深げ。堤監督は「最後と考えると平常心を保てない。“実家”のような作品」と感傷的な言葉を口にするが、そんなしんみりとした雰囲気も束の間!堤監督は初めて仲間さんと阿部さんと顔を合わせたときのことをふり返り、阿部さん演じる上田が“巨根”の持ち主という設定について「阿部さんに『どんな役どころですか?』と聞かれて、『巨根です』とカッコいいオープンテラスの場所で言いました(笑)。まさかこの作品が14年も続くとは…」としみじみと語り笑いを誘う。そんな堤監督に対し、生瀬さんは言いたいことがあるよう。マレーシアでのロケの後、編集作業の過程で必要に応じて俳優によるセリフのアフレコが行われるが、生瀬さんは「アフレコをやったシーンでカットされていたところがあった。ありえないでしょ!」と怒り心頭の様子。堤監督はこれを「やむおち」と説明。「やむをえず、落とさざるを得なかったシーン」という意味で、DVDやブルーレイ発売の際に特典映像などで加えられるものだが、生瀬さんは「やむおちのためにアフレコは必要ないでしょ!何度も(収録を)やりましたよ」と怒りが収まらない様子だった。一方、仲間さんの母親役を演じた野際さんは登壇陣を見渡し「全員、マレーシアで良い思いをしたらしいですけど、私だけ置いていかれました。時間はたっぷりあったのに…」と海外ロケに同行できなかったことが口惜しそう。これには堤監督も申し訳なさそうに何度も頭を下げていた。さらに野際さんは、本シリーズが終幕を迎える“理由”について「みなさん大スターになったから忙しい」と仲間さんをチラリ。そして「エラくなっちゃって難しいんです(笑)」と語り、仲間さんを慌てさせていた。そして、劇中で阿部さんにただならぬ好意を持ってすり寄るオネエキャラの医者を演じた北村さんは、迫真の演技について「阿部さんがいろいろ教えてくれた」と意味ありげに語り、さらに低い声でボソボソと喋る阿部さんのモノマネを披露。2人の中について東山さんは「手を握り合っていた」と証言し、会場は笑いとざわめきに包まれた。これに対し、阿部さんは復讐とばかり、大事な舞台挨拶の締めの挨拶を、甲高い声の北村さんのモノマネで行い「ありがとうございました!」と“北村口調”でファンにお別れとお礼を告げるという暴挙(?)で、何とも本シリーズらしい、笑いの絶えない完成披露となった。『トリック劇場版 ラストステージ』は2014年1月11日(土)より公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2013年12月18日TVドラマ、映画にスピンオフと14年にわたって愛され続けてきた『トリック』シリーズが完結。フィナーレを飾る『トリック劇場版 ラストステージ』の完成披露イベントが12月17日(火)に開催され、仲間由紀恵、阿部寛、堤幸彦監督らおなじみの面々が来場した。2000年に深夜ドラマとして始まり、多くのファンを魅了してきた本シリーズだが、今回の『ラストシリーズ』では初の海外ロケを敢行。山田と上田のコンビが呪術師と対決する。この日は、堤監督、仲間さん、阿部さんに加え、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、池田鉄洋、水原希子が出席。寒空の下でのイベントにもかかわらず、会場には約1,000人の熱心な「トリック」ファンが足を運んだ。登壇陣は堤監督から順に一人ずつ登場し、それぞれ何もないところから“鳥を出現させる”というトリックを披露。9人の登壇陣が鳥を出す――鳥が9匹、鳥9…『トリック』という、本作らしいダジャレ付きの演出に笑いが漏れたが、一人一人見事にトリックを完成させていく。そして最後に仲間さんは巨大な檻と共に登場。どんな鳥を取り出すかと思えば、幕を掛けて数秒、幕を再び外すと中にはダチョウが!あまりのスケールに客席は驚きに包まれ、拍手と歓声が送られた。最後を迎えるにあたって、仲間さんは「14年間続いた『トリック』ですが、ここまでたくさんの方が愛してくださったおかげです」と感謝の言葉を口にする。「14年前は20歳で、学校を卒業してこれから社会人として頑張っていこうというときに、民放のドラマ初主演で緊張して現場に入りました。たくさん勉強、経験させていただきましたが、まさか14年も続くなんて…」と感慨を口にする。仲間さん、阿部さん同様にシリーズを通じて参加してきた生瀬さんは「仲間さんが20歳、僕が26歳のときに始まって…」と語り笑いを誘う。さらに野際さんまで「始まったときは私は18歳でございました。それなのに、14年しか経ってないのに何故か77歳になりました。それこそが“トリック”」とユーモアたっぷりに語り会場は再び笑いに包まれた。本作から参加となった東山さんは、阿部さんと北村さんを見やり「僕はごらんの通り、2人に比べ顔が薄いので『テルマエロマエ』には出られないんですが、『トリック』の最後に参加させていただき嬉しいです」と微笑んだ。最後の挨拶で阿部さんは「一番最後のシーンで上田の気持ちになって、ポロリと涙が出ました」と明かし、本シリーズへの強い思い、そして惜別の念を伺わせた。『トリック劇場版 ラストステージ』は2014年1月11日(土)より全国にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2013年12月17日2012年に公開され、興行収入59,8億円という歴史的大ヒットを記録し、第36回日本アカデミー賞において「最優秀主演男優賞」受賞(阿部寛)した“風呂”映画史上最高傑作の続編となる『テルマエ・ロマエII』が、“よい風呂の日(4月26日)”に公開されることが決定!これに併せて、本作のポスター・ビジュアルがお披露目となった。前作から引き続き、主演の阿部寛を始め上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親ら奇跡のキャスティングで甦る本作。斬新な“テルマエ(浴場)”を作ったことで一躍人気者になった古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部寛)。しかし、コロッセオにグラディエイターを癒すテルマエ建設を命じられ、またまたアイディアに悩みまくり、再び現代日本へとタイムスリップ。風呂専門雑誌のライターに転向していた“平たい顔族”の真実(上戸彩)との再会も束の間、平和推進派のハドリアヌス帝(市村正親)と武力行使派の元老院の対立に巻き込まれていくのだが――。今回お披露目されたポスター・ビジュアルは、阿部さん演じるルシウスが古代ローマから現代日本へタイムスリップしてきた瞬間をイメージしたもの。立ち上る湯気の中で裸一貫で拳を地面に突き立てるその姿は、『ターミネーター』シリーズのアーノルド・シュワルツェネガーのような物々しい雰囲気さえ漂っている。しかし、その上には「また、来ちゃった。」の文字が浮かび、相変わらずの茶目っ気も健在のようだ。今年4月上旬にクランクインし、日本映画初となるブルガリアでの大規模撮影を敢行。さらに草津、箱根など日本国内の“温泉の聖地”での撮影を経て、6月上旬にクランクアップ。来年2月の完成に向けて、現在仕上げ作業中とのことだ。さらに、“よい風呂の日”である4(よい)月26(風呂)日に公開されることとなった本作。前作を超えるスケールで、2014年のゴールデンウィークをアツく“沸かす”こととなりそうだ。『テルマエ・ロマエII』は2014年4月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テルマエ・ロマエII 2014年ゴールデンウィークより全国東宝系にて公開
2013年11月20日『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』の完成披露試写会に中居正広(SMAP)を始め、北村一輝、栗山千明らドラマからのおなじみのメンバーから堀北真希ら劇場版からのキャストまで総勢14名が来場。舞台挨拶が行われた。最高視聴率19.9%を記録した人気ドラマの劇場版で、サヴァン症候群に発する特殊能力で事件を解決に導く主人公・ATARU(通称:チョコザイ)の活躍を描く。幕が開け、シャボン玉が舞う壇上に中居さんらが姿を現すと会場は悲鳴のような大歓声に包まれた。この日の観客は日本で初めて完成した作品を目撃する人々とあって、中居さんは「クソ暑い中、初めての試写会にご来場いただきありがとうございます!」と詰めかけた観客に感謝。だがそれも束の間、強いスポットライトを浴び「みなさんの顔は一切見えないので目が合ったと勘違いしないように!」と毒舌まじりに語り、会場は笑いに包まれた。北村さんは「自信を持って面白いと言える作品。きっと帰りに涙をふいてるんじゃないかな」と胸を張る。栗山さんも「私もすごく感動しました」と自信を覗かせる。玉森裕太(Kis-My-Ft2)は「自分の役を一生懸命、演じました」を充実した表情で語ったが、すかさず中居さんから「オレよりも(ファンの)キャーキャーが大きい」、「撮影は2日で終わってすぐに(出演ドラマの)『ぴんとこな』だったでしょ」などイチャモンをつけられタジタジだった。堀北さんは、アタルと同じようにサリヴァン症候群に起因する特殊能力を持つ謎めいた女性・マドカを演じているが、「ちょっと不気味なところがあり、こういう役が来ることが意外でしたが、一生懸命やりました」と述懐する。アメリカでのロケにも中居さん、北村さん、栗山さんと共に参加したが、中居さんについて「優しかったです。優しい言葉を掛けてくれました」と好印象?だが具体的には?と問われると「優しいっぽい言葉を…(笑)」とモゴモゴ。そして「2か月も前のことなので忘れました!」と開き直り、中居さんから「2か月なんて最近じゃん!」とツッコまれていた。2人は幼なじみという設定であり、当然、現場でも親密なコミュニケーションを…と思いきや、中居さんは「堀北さんは全く喋らないし、ずっと一人なのでコミュニケーションはあまり取れなかった」と暴露。数々の番組で司会を務めるなど、トークで相手の心を開いていくのを得意とする中居さんも堀北さんには苦戦したよう…?中居さんが10喋るのに対して1しか返してこなかったという指摘に、「そうですね、確かに」とあっさりと断絶を認め、笑いを誘っていた。『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE & THE LAST KILL-』は9月14日(土)より全国東宝系にて公開。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐ 2013年9月14日より全国にて公開
2013年09月03日仲間由紀恵、阿部寛のコンビによる人気シリーズの完結編映画『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年1月11日公開)で、シリーズ初にして最後の海外ロケがマレーシア・ボルネオ島で行われた。7月5日にマレーシアでクランクインし、約3週間の撮影が行われた。ロケ地となったマレーシアの都市クチンは、マレーシアの首都クアラルンプールから飛行機で2時間ほどのボルネオ島にある都市。またジャングルリゾートとしても有名で、郊外にオランウータンの保護施設があることからも世界中から観光客が集まる、東マレーシアの玄関口とも呼べる都市だ。ボルネオ島のジャングルと雄大に流れるサラワク川を船で上ったジャングルの奥地でも撮影が行われ、雄大な大自然がトリックシリーズの完結に華を添える。自称天才マジシャンの山田奈緒子を演じる仲間さんは「以前から海外で撮影したいと思っていましたが、まさか最後の作品が海外になるとは……」と驚きを隠しきれない。「今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという、懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」とファンにアピール。騙されやすい天才物理学者の上田次郎を演じる阿部さんは「“トリック”で海外には以前から来てみたかったです。日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています」とTVドラマの思い出を語りつつ、「今回久しぶりに夏に“トリック”を撮影するということで、初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第一作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」とコメント。堤幸彦監督は「日差しは強く、気温は高く、スコールもしょっちゅう降る中、いくつものジャングルと洞窟を転々とする過酷な現場ではありますが、現地の方々が協力的で撮影は順調です。なによりマレーシアは、大変奥の深いところで、知れば知るほどおもしろいんです。語れば何時間でも語れますよ。地球の東西、南北の中間に位置し、複雑な歴史背景の中で多民族が住み、様々な宗教と文化が混在し、ジャングルの中でWi-Fiがつながるという、自然と現代文明が交錯する不思議な土地は、奇妙なダークさと底抜けな明るさが渾然一体となった“トリック”の世界にピッタリです」とすっかりマレーシアの虜になった様子。そして「今回の完結編には、”トリック"シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と"トリック・ワールド"の完結編にふさわしい場所だとの感慨を語っている。2000年のドラマ版から始まった「トリック」は、超常現象や超能力にからめた事件のからくりを、仲間&阿部の凸凹コンビが、コメディータッチで解き明かすミステリー。「八つ墓村」などで有名な横溝正史の小説のパロディーが多く、主に閉鎖的な日本の山村を舞台に描いてきた。海外ロケはこれまでの世界観を一変するチャレンジでもある。ストーリーは、ジャングルの地下に眠るレアアースの開発をめぐる事件を解決するという。日本の業者と、立ち退きに応じない奇妙な部族との騒動を描く。そして完結編らしくゲストも豪華な顔ぶれがそろった。東山紀之が貿易会社社員、北村一輝が医師、水原希子が現地部族をそれぞれ演じる。東山は「トリックの世界観は以前から僕も知っていたので、うれしい。監督からはどんな状況でもスーツをきちっと着て、ピシッとしている役柄と言われた。マレーシアの暑さにはまいりました」とコメント。マレーシアでは7月5日から24日まで撮影され、現在は国内撮影に入り、9月上旬にクランクアップの予定だ。『トリック劇場版 ラストステージ』は、2014年1月11日日本全国公開。(text:cinemacafe.net)
2013年07月31日来年1月11日(土)に公開される『トリック劇場版 ラストステージ』に東山紀之、北村一輝、水原希子らが出演することが発表され、場面写真が公開された。その他の写真『トリック』は、自称・天才マジシャンの山田奈緒子(仲間由紀恵)と天才物理学者の上田次郎(阿部寛)が不思議な超常現象の裏に潜む“トリック”を暴いていく物語。映画は、ドラマからのレギュラーメンバー仲間、阿部、生瀬勝久、野際陽子に加え、東山がジャングルの奥に眠る地下資源開発を進めるため、上田に協力を要請する貿易会社社員の加賀美慎一役を、北村がメンバーに同行する医師・谷岡役を、水原がジャングル奥地に住む謎の呪術師役を演じる。撮影は、シリーズ初となるマレーシアでの海外ロケを敢行。今月5日にクランクインし、約3週間行われた。仲間は「まさか最後の作品が海外になるとは…。寂しい気持ちもありますが、今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね」と話し、阿部は「日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています。初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第1作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています」と語っている。東山は「シリーズの最後の作品に出演できることは大変嬉しいことなので、頑張って暑さと、監督の撮影スピードと戦い、有終の美を飾りたいと思います」、北村は「みなさんのキャラクターが強いので、それに飲まれることなく、“トリック”の世界にうまく入っていければと思います」。水原は「記念すべき最後の作品で、重要なキーパーソンになるような役柄を演じさせていただくことに少しプレッシャーを感じていました。しかし、現場に入るとすぐに堤監督の世界観に入ることができ、レギュラーのみなさんのおかげで自然に“トリック”の世界に染まることができました」とコメントを寄せている。堤幸彦監督は「今回の完結編には、“トリック”シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます」と語っている。なお、8月10日(土)から全国の映画館で仲間と上田が出演する『トリック』スペシャルバージョン・携帯マナー特報が上映される。『トリック劇場版 ラストステージ』2014年1月11日(土)全国公開
2013年07月31日歌手で俳優の福山雅治が主演する『真夏の方程式』が29日、全国415スクリーンで封切られ、東京・有楽町のTOHOシネマズ 日劇で福山をはじめ、共演する吉高由里子、北村一輝、杏、山崎光(子役)、西谷弘監督が初日舞台あいさつを行った。福山は「皆さんのご要望があれば、いつでも戻ってきたい」と超満員の客席にメッセージ。ただ、共演する光くんから「福山さんは怖かったです」と打ち明けられると、「役柄的に距離を置いたほうがいいかなと思って……」と苦笑いを見せていた。その他の写真東野圭吾氏原作の“ガリレオ“シリーズの1作を、TVドラマ、映画『容疑者Xの献身』に続いて福山主演で映画化。周囲から変人扱いされながら、驚異的な洞察力と科学知識を駆使して難事件を解決していく物理学者、湯川学が、“手つかずの海”と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦で起こった殺人事件の真相と背後に隠されたドラマを暴き出す。同日、全国415スクリーンで封切られた。日本での公開を前に、香港で行われたプレミアに出席した福山は「熱烈な歓迎に驚きました。街中にポスターが貼ってあったり、ラッピングバスが走っていたり、香港でもかなりの認知度だった」と振り返った。一方、吉高は「国を超えてもキラキラしている」と所属事務所の先輩でもある福山を持ち上げ、「湯川先生とガッツリ過ごした10か月が終わると思うと、とてもさみしい」としみじみ話していた。映画版から参加の杏は「とても光栄。決して明るい役ではないが、まるで心の奥底まで潜っていくようで、すごくいい経験でした。作品も涙が止まらない思いで見ました」と手応え十分。北村は「あまり出ていないので、この場に立つのは気が引ける」と恐縮しきりだった。また、『容疑者Xの献身』でもメガホンを執った西谷監督は「映画とドラマでは、住み分けをしようと意識している。ドラマでは湯川という人物を正面から捉え、映画では横顔を捉え、原作により忠実に描いている」と説明していた。『真夏の方程式』公開中
2013年06月29日福山雅治主演で、2007年10月に月9枠で放送され、瞬く間に人気となったテレビドラマ「ガリレオ」。このたび、ドラマ「ガリレオ」の続編が決定し、福山さん演じる湯浅学の新たな相棒役に吉高由里子が抜擢!さらに、2008年公開の映画『容疑者xの献身』から5年ぶりとなる劇場版ガリレオシリーズ最新作『真夏の方程式』に、事件の鍵を握る女性役で杏が出演することが明らかとなった。累計発行部数は驚異の950万部を突破した東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズ、その原点ともいうべき短編小説集「探偵ガリレオ」「予知夢」(共に文藝春秋刊)が前回の連続ドラマでは描かれたが、今回は「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「虚像の道化師 ガリレオ7」「禁断の魔術 ガリレオ8」をドラマ化。今回新たに湯川の相棒となるのは吉高さん演じる岸谷美砂。原作にはないオリジナルキャラクターで、警視庁捜査一課の女性刑事で、個性が強くデキる女を全面に出すSキャラという役どころ。一方前回、新人女性刑事として湯川の相棒となり、原作とは違った絶妙なスパイスを加えた柴咲コウ演じる内海薫は岸谷美砂に任務を引き継ぐ形に。全ては内海も登場する第1話で明かされるというのだが…。今回の決定を受け、主演の福山さんは「もう少し早くできればと思っていたんですが…1年間の連続ドラマが入っていたので遅くなってしまいました(笑)。本当にお待たせしました」と自身も続編を心待ちにしていたことを明かす。新たな相棒となる吉高さんは、福山さんとの初共演について「こんな日が来るとはと驚いています」とコメント。「初めての刑事役、初めてのドラマと映画の連動作品が先輩である福山さんとご一緒させていただくことに安心感と同時に幸せを感じます」と喜びを語った。さらに前作で湯浅とコンビを組んでいた内海役の柴咲さんからは「『ガリレオ』の一員、内海薫として、続編が決まり嬉しく思います。今回私が演じる内海薫は、訳あって後輩刑事を湯川先生に紹介することになります。変人物理学者の相手をするのは本当に大変なのですが…。先輩刑事として、後輩刑事の奮闘を応援しています!」と吉高さん演じる岸谷を激励するコメントが寄せられた。さらに、今回新たに明らかとなったのが『真夏の方程式』の新キャスト陣。吉高さんや北村一輝らテレビドラマのレギュラー陣に加えて、事件の鍵を握る女性に映画やドラマでの活躍が目覚ましい杏、ほか前田吟、風吹ジュン、白竜、塩見三省、山﨑光ら演技派俳優の出演が決定している。果たして、福山さんは個性豊かなキャラクター湯川学をどう進化させ、何を語っていくのか?そして吉高さんが同作にどんな化学反応を起こさせるのか?ドラマに映画と、“ガリレオ”一色の春夏となりそうだ。『真夏の方程式』は2013年6月29日(土)より全国東宝系にて公開。(C) 2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社(text:cinemacafe.net)■関連作品:真夏の方程式 2013年6月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社
2013年01月24日NHKのドラマ「火怨・北の英雄 アテルイ伝」に出演している大沢たかおと北村一輝が12月2日(日)、同局内で行われた第1回放送の報道陣向け試写の後に報道陣との質疑応答に応じた。平安京への遷都を控えた奈良時代末期、中央から“蝦夷(えみし)”と呼ばれ蔑まれていた東北に暮らす人々。その族長であり東北後を侵略しようとする中央軍と戦った阿弖流為(アテルイ)の姿を描く。主人公の阿弖流為を演じた大沢さんは「スタッフ・キャストが高いゴールを目指して、岩手、栃木などいろんなところを回り、時には竪穴式住居に入ったりしながら(笑)、ベストを尽くしました」と力強く語った。北村さんは復興支援への思いを強調。自身も関西出身で故郷が阪神大震災で被災していることもあって特別な思いがあったよう。「普段は一つの作品に入るとき、作品性を考えて『この役をどう演じるのか?』と決めますが、今回は『どう伝えたいか?』と意識しました。東北に阿弖流為というヒーローがいるのは素敵なこと。東北の人の目線で阿弖流為がヒーローに見えるように(その親友の母礼の役を)演じてみようと思いました」と明かした。2人は初共演だが「入る前から楽しみだった」と北村さん。「頼りにさせていただき、肩を借りてのびのびとできました。役への取り組みで学ばせていただいたことも多かったです」と語る一方で、「後から思い返すと大沢さんがいるときに雨が降ることも多かった(笑)」とも。大沢さんは「僕はやりたいようにやるので、北村くんは一緒にやっていて大変だったと思います(笑)」とふり返った。東北の地で撮影を行なったことで感じた部分も大きかったようで、大沢さんは「寒かったし、雨にやられたこともあったんですが、彼らが生きた地で(撮影が)できたのは贅沢なこと。奇跡のように霧がかかったり、雨が反射した落ち葉が美しかったり、この仕事をしていてこんなものが見られるのかと驚きました。自然と対峙する自分たちを感じられました」と充実した表情を見せた。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」はNHK-BSプレミアムで1月11日(金)より全4回で放送(毎週金曜日20:00~)。■関連作品:ストロベリーナイト 2013年1月26日より全国東宝系にて公開© 2013フジテレビジョンS・D・P東宝共同テレビジョンFNS27社光文社藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 木内一裕/講談社 © 2013映画「藁の楯」製作委員会
2012年12月03日NHKの大型時代劇「火怨・北の英雄 アテルイ伝」の取材会が東京近郊のスタジオで11月3日(祝・土)に行われ、主演の大沢たかおを始め、北村一輝、内田有紀、大杉漣、石黒賢、神山繁、江波杏子、高梨臨、伊藤歩が出席した。かつて東北で暮らし中央の人々からは“蝦夷(えみし)”と呼ばれた人々がいた。彼らのリーダーであり、奈良時代の終わりから平安時代初頭にかけて、力でもって東北を自らの勢力下に置こうとする朝廷軍と戦った阿弖流為(あてるい)の姿を描く。蝦夷の民の生活習慣や文化に関してほとんど資料が残されていない中、縄文時代の文化をベースに時代考証が進められた。「時代劇というよりも古代劇」という大沢さんの言葉通り、登壇陣は独特の衣裳で姿を現した。大沢さんは「俳優人生の中でまさか竪穴式住居で生活することになるとは…」と笑いつつも、「花ひとつでも、当時あったものなのかを尋ねると美術スタッフは『万葉集に記述があるので、当時もあったものです』と答えてくれた」と数少ない資料の中から最良の環境を作り上げるスタッフ陣を称賛。そして何より、岩手の大自然で行われた撮影のロケーションに圧倒されたようで「普段はあまりモニターを見ないのですが、ちょっと覗いてみたらビックリするくらい美しかった」と驚嘆を込めて語る。阿弖流為という男については「言葉では説明できないので見ていただくのが一番いいかなと思っています。風や木と会話ができて山の痛みが分かる――僕らが失ってしまったものを持っていた人々の中のひとりではないかと思って演じています」と語り、東北ロケでは「いつも(阿弖流為が)そのへんで見ているだろうと思いながら、『どう思ってるだろう?』ということを常に考えながら演じました」と真摯に語った。内田さんは阿弖流為の妻を演じているが“夫”大沢さんの衣裳を「本当にこの格好が似合ってます!」と語り、「大沢さんが立っているだけで圧倒されています」と劇中の阿弖流為さながら現場を引っ張るリーダーを称賛した。阿弖流為の親友で運命を共にする母礼(モレ)役の北村さんは、「原作の小説も素敵ですが、ドラマはちょっと違う部分もある。そのオリジナリティは原作に負けないくらい素晴らしいです」と熱弁。この時期に東北を舞台にした作品に出演するということに関しても強い思いがあるようで、「あきらめない強さや勇敢さを含んだ物語。阿弖流為がヒーローであるということを東北の人たちに伝えて勇気づけるために自分はどう立ち回ればいいか?懸命に考えて頑張っています」と語った。伊藤さんは、女性ながらも勇敢に敵に立ち向かう戦士を演じている。伊藤さんの家族は東北出身だそうで「改めていろんな本を読んで、自分のルーツを知るきっかけにもなりました」と特別な思い入れを口にした。石黒さんは阿弖流為の兄役で、後に中央の都で役人になるなど数奇な運命を歩むことに。大沢さんが今回の衣裳について「コスプレと間違われる(笑)」と語ったのを受け、「僕はまさにコスプレの極みのような役柄」と笑う。そして「誤解を恐れずに言えば、我々の仕事は“ごっこ遊び”。衣裳や髪、ヒゲを身につけるとあの時代の空気を感じられるような気がして楽しんでます」と充実した表情で語った。大沢さんも「みんなでタイムスリップしようとしています。いままでに見たことのないドラマになると思います」と力強く意気込みを語った。今後、撮影は再び岩手や宇都宮でロケも行われるという。「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は2013年1月、NHKにて放送予定。■関連作品:藁の楯 2013年GW、全国にて公開映画 ストロベリーナイト 2013年、全国東宝系にて公開© 2012「ストロベリーナイト」製作委員会
2012年11月04日アジア最大のショートフィルムの祭典で、今年で14回目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が6月24日(日)に閉幕。日本人監督の平柳敦子による『もう一回』がグランプリとジャパン部門優秀賞の2冠を獲得した。会場には映画祭創立者でディレクターを務める別所哲也を始め、審査員、プレゼンターに各作品の監督、キャストなど多くの著名人が来場し、アワードセレモニーの開催前にはレッドカーペットイベントも行われた。審査員を務めた俳優の北村一輝、萬田久子、中村雅俊、プレゼンターとして歌手の大黒摩季や女優の川島海荷、また「ミュージックShort部門」の受賞作の原曲を提供した人気バンド「クラムボン」のミト(『Bubble』)、「グッドカミング」(『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』)、さらに作品に出演している松坂桃李も出席し、会場は盛り上がりを見せた。「ストップ!温暖化部門優秀賞」ではワン・チェンヤン監督の『物を大切に』が受賞。審査員の中村雅俊は「表現の仕方にいろんな手法があり、それぞれ面白かったです」と総評。受賞作で描かれる“環境オタク”扱いされる主人公と世間のギャップに触れ「(環境問題を)他人事ではないことを意識して自分にできることをやっていくのが必要だと感じました」と感想を語った。川島海荷は「CG部門」の特別プレゼンターとして登壇。優秀賞を受賞したトーマ・エシェット監督の『フラミンゴ・プライド』を「フラミンゴの毛の動きなどがリアルで驚きましたし、ユーモアにクスッと笑ってしまいました」と絶賛した。ミュージックShort部門の「クリエイティブアワード」はアーティストの楽曲を基に作られたショートフィルムで競われる。プレゼンターを務めた大黒さんも、過去に自身の楽曲が作品になった経験があり「ミュージシャンなら誰でも思うことですが、私たちは全く台本がない状態で『こんな曲を作って』と言われて、途中で急にタイアップが決まったりと常に映像におびやかされてきました(苦笑)。だからこうして映像クリエイターの方が(曲に)画をつけてくださるというのはすごく気持ちいいです。逆の方向のものやタブーというのはすごい力を生むものだと思います」と本部門の意義を訴えた。ミュージックビデオの中から選出される「シネマチックアワード」を受賞したのは、「グッドカミング」の「明日に」を基にした『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』。松坂桃李は彼らのライヴに行ったことをきっかけに出演が決まり「一つの出会いからこのような作品が生まれ、その中に自分が存在できて光栄です」と喜びを語る。タイトルにあるように猫が登場するのだが、松坂さんは何と猫アレルギー!「撮影の前日に判明しまして…。目薬や鼻の薬で乗り切りました」と苦笑交じりに明かした。そして「オフィシャルコンペティション部門」では台湾のジェイ・チャン監督の『泥棒』が「アジア・インターナショナル部門」に輝いた。審査員を務めた小林政広監督は「日本とアメリカの作品は時代を反映したのか保守的だった」とコンペ作品全体に辛口の批評を加えつつ、「その中でアジア・インターナショナル部門の作品を観るのが楽しみでした。この作品を観てすぐに『これだな』と思いました」と称賛を贈った。「インターナショナル部門」のプレゼンターの北村一輝は「寿命が縮まるかと思った」と選出に大いに頭を悩ませた様子。その中で「メッセージ性の強いものを選ぼうということで、弱者の目線から物事を捉えているこの作品に決めた」とフランク・ディオン監督の『エドモンドとロバ』に優秀賞を贈った。「ジャパン部門」とグランプリの2冠に輝いた『もう一回』はアメリカから15年ぶりに帰国した男性と、変わり果てた母の最後の一日を描いた作品。平柳監督は「信じられません。夢見てるみたいです」と驚きと喜びを口にした。現在、シンガポールの学校で映画の勉強をしており、副賞の賞金について「卒業作品(の製作費)に使います。これで貯まりました!」と笑顔を見せた。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~ 2012年6月4日よりTOHOシネマズにて限定公開ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年06月25日人気漫画を映画化した『テルマエ・ロマエ』が4月28日(土)に公開を迎え、阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、宍戸開、笹野高史、竹内力、武内英樹監督に、原作者のヤマザキマリが舞台挨拶に登壇した。これまでキャストの間でたびたび話題となってきた「誰が最も顔が濃いか?」論争がついに決着!また、劇場来場者にはヤマザキさんの描き下ろしとなる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子がプレゼントされた。ローマ人の浴場設計士の男が風呂を通じて現代の日本へのタイムスリップを繰り返す中で、日本のお風呂文化を吸収し、ローマの浴場に取り入れていくという奇想天外な物語が展開。日本人キャストが古代ローマ人を演じるため、日本映画界の中でもとりわけ“濃い顔”の面々が集められた。ローマのスタジオ「チネチッタ」での撮影時などもたびたび「キャスト同士で誰の顔が濃いか?」という話し合いが重ねられてきたそうで、完成披露試写会やプロモーションの場でもたびたび話題に。上戸さんからは「みんな濃いよ」という半ばあきれたような反応が返されたこともあったが、この日は濃い顔のメンツが一堂に会したこともあり、観客の拍手の大きさでNo.1を決めることになった。“候補者”は阿部さん、市村さん、北村さん、宍戸さんら古代ローマ人役のメンバーの加え、自ら「何で古代ローマ人になり損ねたのか分からない」と首をかしげる“平たい顔族”役の竹内さんの5人。それぞれが意気込み(?)を語ったが、阿部さんは、みながダーク系のジャケットの中、ひとりだけ白い上下に派手なスカーフの北村さんを指し「ひとりだけイタリアっぽくキメて、イジってほしいとしか思えない。某番組でイタリア語講座にも出てるし」と北村さんへの拍手を誘導。その甲斐あってか北村さんが一番の拍手を獲得した。予想通りの結果に北村さんはうなだれ「何なんだ、今日は(笑)。こんなに拍手をもらって微妙な気分になることはめったにないです」と苦笑を浮かべていた。阿部さんは「いやぁ、悔しいです」と言いつつも顔には満面の笑み。さらに「20年くらいソース顔って言われてきて苦しかったけど、これでスッキリしました」と語り、上戸さんも「とにかく、北村さんが濃くて私も良かったと思います!」と笑顔で総評を述べ、客席は爆笑に包まれた。なお、本作は北イタリアの都市・ウディネで開催された「第14回ファー・イースト映画祭」に出品され、武内監督はつい先日までイタリアに滞在していた。現地の観客の反応について監督は「劇場に入りきれずに100人くらいがあふれてました。お国柄もあるのか笑いも日本の3倍くらい起こり、阿部さんのウォシュレットのシーンでは拍手まで起こっていました」と現地の熱気を伝えた。現地では観客のリクエストの多さから急遽、異例の再上映も行われることになったそうで「イタリアで公開されることを期待したい」と語った。原作者のヤマザキさんも「いまの日本にふさわしい映画ができたと思います。漫画で醸せなかった説得力にあふれている」と劇場版に太鼓判を押す。なお、ヤマザキさんの描き下ろしによる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子は先着100万人限定で、映画を鑑賞した人に無料で配布される。こちらには何と阿部さんが登場しており、阿部さんと(映画で阿部さんが演じた主人公の)ルシウスが出会うという物語になっているという。『テルマエ・ロマエ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:銭湯に行きたくなる!?『テルマエ・ロマエ』オリジナル手ぬぐいを5名様にプレゼント阿部寛、10年前の上戸彩との共演の思い出を述懐「すごい女優になると思った」阿部寛が古代ローマ人に変身!『テルマエ・ロマエ』試写会に10組20名様をご招待上戸彩、阿部寛の生尻を堪能「ごちそうさまでした!」阿部寛ら男性陣の“濃い顔”談義に上戸彩「みんな濃いよ」
2012年04月30日お風呂をテーマにした異色の人気漫画を実写化した『テルマエ・ロマエ』の完成報告会見が3月22日(木)、物語にちなんで台東区・蔵前の銭湯「梅の湯」で行われ、主演の阿部寛を始め上戸彩、市村正親、宍戸開が出席した。古代ローマ人の浴場設計士が時空を超えて現代の日本と古代ローマを行き来し、日本のお風呂のアイディアを次々と自らの設計に取り込んでいくというコメディ。阿部さん、市村さん、宍戸さんは“濃い顔”を買われてローマ人に扮しており、イタリア・ローマの映画スタジオ「チネチッタ」でも撮影が行われた。世界初となった銭湯での会見に阿部さんは「すごく不思議な感じですね。(背の高い)僕としては天井が高くて気持ちいいです」と笑顔を見せた。「うちのお風呂よりちょっと大きいかな(笑)」と余裕の市村さんは、子供の頃の銭湯体験をふり返り「親父に足をゴシゴシこすられたものです。日本人に生まれて良かったとしみじみ思いますね」と語った。阿部さんらのみならず、顔の濃い俳優陣が古代ローマ人役として勢揃いした本作。「親のおかげでこういう顔に生まれて、ローマ人をやれて光栄。舞台では洋物は多いけど、映画で本当にやれるのか?と思ってたらやれるもんですねぇ(笑)」と市村さん。阿部さんも「傷をなめ合うような気持ちで(キャスト同士)仲良くなれました」とふり返った。現場でも当然のことながら(?)、「誰の顔が一番濃いか?」という話題で議論が白熱したそう。宍戸さんによると「ローマにいるときにエキストラも含めてアンケートを取ったら、(次期皇帝候補のケイオニウス役の)北村一輝さんが一番でした」という。「この話題になるとケンカになる」(阿部さん)とのことだが、そんな男たちの様子に上戸さんは「現場でも何度もこの話題になって『お前の方が…』とか『お前に言われたくないよ』とか言い合ってたんですが、私は静かに『みんな一緒だよ』って心の中で思ってました。現地の方よりはるかに濃かったです」と呆れ顔で語り、笑いを誘った。ローマでの撮影について阿部さんは「本当に(スタジオが)大きかったです。ほかの大作で使った古代ローマのセットがそのまま残ってて、それを使わせてもらえて日本映画じゃないような気がしました」と並み外れたスケールに驚いたよう。また、お風呂に浸かるシーンでは「洞窟の中で市村さんと2人きりで入るというシーンもあり、撮影だけど気が休まりました」と楽しそうに述懐した。『テルマエ・ロマエ』は4月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:上戸彩、菊川怜、忽那汐里が三姉妹でCM出演!おいしいところを持っていくのは…?ローマ人なのに原作そっくり?『テルマエ・ロマエ』キャストに阿部寛&上戸彩『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2012年03月22日TBSの4月からの番組改編発表会が2月29日(水)に行われ、中居正広(SMAP)や錦戸亮(関ジャニ∞)、竹野内豊主演による各曜日放送の連続ドラマや、櫻井翔(嵐)らを主演に迎えた3夜連続のスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」、さらに18年半ぶりとなる映画専門枠の復活などが発表された。ドラマでは「日曜劇場」枠にて、中居さん主演の「ATARU」を放送。中居さんは映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じたことでも有名なサヴァン症候群(※自閉症や知的障害の症状を抱える人が、特定の分野に関して常人では及びもつかない才能を発揮する症状)の主人公・アタルを演じる。共演陣に名を連ねるのは北村一輝に栗山千明。アタルが特殊な能力を駆使して、警察も気づかなかった犯罪の微細な証拠を発見し、観察、推理することで迷宮入りしかけた事件を解決へと導いていく。中居さんにとっては「砂の器」以来、約8年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。「木曜ドラマ9」では、ドラマや映画でその演技力の高さが絶賛されている錦戸さんを主演に迎えた「パパはアイドル!」(仮題)を放送。錦戸さんは何とドラマの中でも超人気アイドル「関ジャニ∞」の錦戸亮役を演じる。ファンにもメンバーにも黙って年上のシングルマザーと結婚した超人気アイドルの姿を通して芸能界の現実や家族の絆を描くコメディで、優香、川島海荷らも出演する。金曜日22:00から放送される「金曜ドラマ」でスタートするのは、竹野内豊主演の大人のラブストーリー「もう一度君に、プロポーズ」。妻がくも膜下出血で倒れ、手術後に意識を回復するも、夫の波留(竹野内さん)のことや2人で過ごした日々の記憶を全て失ってしまう…。波留はもう一度ゼロから彼女とやり直すことを決意し、再び彼女にアタックする。妻の可南子を始めとする共演陣は近日発表される予定。そして、月曜20時台の「パナソニック ドラマシアター」は、佐々木蔵之介主演の人気シリーズ「ハンチョウ」の第5弾。「ハンチョウ~警視庁安積班~」というタイトルにもあるように、主人公・安積は神南署から警視庁へ異動、エリートたちが集う完全アウェーの中で奮闘する姿が描かれる。共演陣も一新され、小澤征悦に福士誠治、比嘉愛未らが、安積が指揮を執る「警視庁特別捜査一係」のメンバーとして参戦する。また、4月5日(木)からは3夜連続で21:00よりスペシャルドラマ「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」を放送。終戦間際から終戦直後、高度成長後、そして震災後の現代の3つの時代を舞台に、3人の“問題教師”の姿を通して日本社会、そして教育のあり方を問い直す。第1夜では櫻井さんが教師役に挑戦しており、宮沢りえ、大島優子(AKB48)、人気子役の鈴木福らも出演。校内暴力の嵐が吹き荒れる1980年を舞台にした第2夜では佐藤浩市が、異色の教師を演じるほか、志田未来に貫地谷しほり、木村多江、林遣都、染谷将太ら実力派の俳優陣が集う。第3夜のキャストについては今後、発表される予定。これまで数々のヒットドラマを手がけてきた井上由美子の脚本とあって期待がかかる。ドラマ以外での4月の改編での注目は、映画専門枠の復活。1993年に「水曜ロードショー」が終了して以来、18年半ぶりとなる。水曜日の21時台はライバル局の人気ドラマの影響などもあって、視聴率が伸び悩んできた。これまでTBSでは『ROOKIES−卒業−』や『麒麟の翼~劇場版・新参者~』など、人気ドラマの続編としてヒット映画を送り出しており、こうした一連の邦画に洋画も加えた豪華ラインナップで視聴者の奪還を図る。そのほか、タイトル未定ながら、火曜日の21:00からの枠で音楽バラエティも新たに放送。TBSのゴールデンタイムの音楽番組は「ザ・ミュージックアワー」以来、2年ぶりとなる。MCを担当するのはドラマ「ATARU」にも主演する中居さんと、女優の江角マキコに「AKB48」の面々。ライヴとニュースを組み合わせた“音楽ライヴ・バラエティ”となる予定だという。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも向井理「場違い承知」と恐縮しきり 『麒麟の翼』ヒット御礼にサプライズ登壇阿部寛、客席の父への思いを吐露『麒麟の翼』監督、続編に意欲も溝端淳平は降板!?『麒麟の翼』阿部寛インタビュー刑事・加賀を通して見る父への思い、後輩への思い阿部寛、東京・日本橋に凱旋!「第二の故郷」だと感謝しきり
2012年02月29日今年3月と12月に上演され、大きな反響を呼んだ『柳家三三で北村薫。-<円紫師匠と私>シリーズより』の第2弾となる『柳家三三で北村薫。2012』の公演が決定した。5月から7月に東京・草月ホールにて公演が行われる。「柳家三三で北村薫。2012」チケット情報柳家三三本人の発案でスタートした本企画は、直木賞作家・北村薫の記念すべきデビュー作である<円紫師匠と私>シリーズを、落語家自身が以前から愛読していたことがきっかけで実現した。原作の構成・文体を忠実に生かし、舞台上には演者である三三がたったひとりいるだけのスタイルで口演する。今回はシリーズの中から第2短編集「夜の蝉」全3作品を、短編集に掲載されているそのままの順序で、1か月に1作品ずつ3か月連続で上演する前代未聞の試みとなる。上演について三三と北村からコメントが寄せられた。「三月二十六日、まだ東日本大震災の余震が続く中、ぎりぎりまで話し合った末『柳家三三で北村薫。』は開催されました。あの状況で会を行うことには、相当なためらいがあったのも事実です。でもあの日、僕は舞台の上で確かに「空飛ぶ馬」の世界を“私”や“円紫さん”とともに生きたのだと思います。北村薫先生の人を見つめる厳しさと、それをも包み込む優しさにあふれた物語を皆さんと共有できたのではないでしょうか。そして今度は「夜の蝉」の中を歩かせていただける……、こんな幸せなことはありません。」(三三)「三月の末、今、《日常》をお届けするのが、わたしたちの役目ではないのか。そういう思いで『柳家三三で北村薫。』の会が開かれました。福島からのお客様が、“これだけは、どうしても来たかったんです”といってくださり、ああ、大きなものをいただいた……と思いました。そして今度は新たに、三三さん演じる『夜の蝉』中の3作を聴けることになりました。登場人物たちに会えるのも嬉しいし、作中の落語も大ネタばかり。前回以上に充実した会になるだろうと、まことに楽しみです。」(北村)公演は5月19日(土)に「朧夜の底~『夜の蝉』より」+「山崎屋」、6月30日(土)に「六月の花嫁~『夜の蝉』より」+「鰍沢」、7月21(土)に「夜の蝉~『夜の蝉』より」+「つるつる」をそれぞれ上演。会場はいずれも同劇場。チケットは3月3日より発売。
2011年12月16日阿部寛主演の映画『テルマエ・ロマエ』で、上戸彩のほかに、市村正親、北村一輝、宍戸開が共演することが発表され、現場から古代ローマ人姿に扮した阿部らの写真が届いた。その他の写真今年の3月にクランクインし、阿部らはイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで現地のエキストラ1000人とともに撮影を敢行。日本屈指の“顔濃い俳優”阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人姿を披露すると、現地のスタッフやエキストラからは「あの人本当に日本人なの!?」と声があがるほど馴染んでいたという。本作でローマ皇帝・ハドリアヌスを演じた市川は、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と話しており、北村も「ローマで古代ローマ人をやるとは」と、驚きと興奮を隠せなかったようだ。撮影は5月にクランクアップしており、現代の日本に生きる“平たい顔族”には上戸のほか笹野高史をはじめとする“純和風顔”のキャストが脇を固める。『テルマエ・ロマエ』2012年全国ロードショー
2011年10月19日1960年代に放送された異色のアニメ「妖怪人間ベム」が実写ドラマ化され、亀梨和也(KAT-TUN)、杏、子役の鈴木福がそれぞれ妖怪人間に扮することが明らかになった。オリジナルのアニメは1968年の10月から69年の3月までフジテレビ系列で放送。いつ、どこで生まれたかは分からないが、ひとつの細胞が分裂を繰り返して誕生した、人間でも怪物でもない異形の生物、それがベム、ベラ、ベロという3人の妖怪人間。恐ろしい容姿ながらも正義の心を持った彼らが、時に人間から迫害を受けながらもいつか人間になることを夢見て悪と戦い続ける姿を描いた。人間に受け入れられることのない妖怪人間、醜いヒーローという、かつてないダークヒーローが全国を震撼させ、多くの視聴者を釘付けにした。この名作が土曜ドラマでついに実写化されることに。妖怪ドラマではなく、妖怪“人間”ドラマとして、3人の姿を通じて「人間とは何か?」を描き出す。長く迫害を受け、悲しみを背負い、人間に対する不信感を抱えながらも困っている人を助けずにいられないやさしき男・ベムを演じるのは亀梨和也。気性は荒いが仲間思いで、心の奥底には母親のような優しさと深い愛を持つベラに杏。そして「マルモのおきて」(フジテレビ)で全国区の人気を獲得し、主題歌「マルマルモリモリ」も大ヒット中の人気子役・鈴木福が「人間になりたい」、「人間の友達がほしい」と純粋に願う無邪気で真っ直ぐな少年・ベロを演じる。また、今回のドラマではベム、ベラ、ベロと、彼らを追う側のある刑事の間に芽生える友情が物語の軸になるが、オリジナルキャラクターであるこの刑事を北村一輝が演じる。刑事として腕は一流だが、その優しさゆえにしばしば周囲に利用されてしまううだつの上がらないこの男。少しずつベムらと心を通わせていくが、やがて3人が妖怪人間であることを知り…。亀梨さんはもちろん、リアルタイムではオリジナルのアニメを知らない世代だが「とても有名なアニメ原作なので、驚いたのと同時に大変光栄に思いました。どのように実写化するのか、いまからとてもワクワクしています。自分にとっても特殊メイクや、妖怪を演じさせてもらうのは初めてですし、さらにとてもメッセージ性の強い作品なので、しっかり役に染まりたいと思っています。大人から子供まで楽しめて、なおかつ、色々感じてもらえる作品にしたいです」と意気込みを明かす。杏さんは「アニメのキャラクターを演じることは興味があったので、いつかやってみたいと思っていましたが、まさかベラを演じることになるとは!」と驚きを語る。「レトロな世界観でダークな雰囲気のアニメという印象ですが、それがドラマになるとどのようになるのか、いまからとても楽しみです。ふり返ればいるかもしれない!?そんなリアリティのあるベラを演じられたら、と思います」と早くも気合十分。そして福くんは「妖怪に興味があったので、鬼太郎や妖怪大戦争などにはまった時期があって、『妖怪人間ベム』のことは知っていました。お父さんとお母さんが小さい頃に見ていたと聞いて、僕もDVDを借りて観ました!亀梨さんや、共演者の方々、たくさんのスタッフさんに会えるので楽しみです。どんな衣装とどんなメイクかも楽しみです」と撮影が待ちきれない様子だ。一方、この中で北村さんは、唯一、子供の頃にアニメでベムを見たことがある世代。「記憶に残るアニメの実写化と聞いたときには、とても驚きました。特に自分が演じる刑事は原作にはない、ドラマオリジナルのキャラクターです。妖怪3人とどんな接点や交流が深まるのかと撮影を楽しみにしています」と期待を口にする。日本テレビの土曜の10時ドラマといえば「怪物くん」が放送され、話題を呼んだ枠。今回、脚本を担当したのもドラマ版&映画『怪物くん』も手掛けている西田征史。果たしてどんな妖怪人間ドラマに仕上がるのか?40年を経て蘇った異色の物語で、ベム、ベラ、ベロが迎える結末は――?「妖怪人間ベム」は日本テレビ土曜ドラマで10月放送開始。■関連作品:ちょんまげぷりん 2010年7月31日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開© 2010 J Storm Inc.忍たま乱太郎 2011年7月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開ごくせん THE MOVIE 2009年7月11日より全国東宝系にて公開© 2009「ごくせん THE MOVIE」製作委員会■関連記事:清史郎くん、こども店長ならぬ“一日こども支配人”に!大忙しも夏休みの宿題は…『忍たま』加藤清史郎が“母ちゃん”檀れいの結婚を祝福ミッチーとも意外な接点アリ『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位になでしこJAPAN安藤梢の祝福に、加藤清史郎「金メダル獲りたい」宣言加藤清史郎インタビュー『忍たま』で夢が叶った!大人顔負けのちびっこ忍者参上
2011年08月10日父が子供に対して直接、愛情を示すということが簡単なことではないことは、結婚していない者でもよく分かる。辻仁成は、6年ぶり6本目の監督作となる『ACACIA』を「個人的な…身勝手な立場で書いた手紙のようなもの」と表現する。それは、離婚した妻の元に引き取られ、いまは離れて暮らす息子への手紙。伝えたかったのは「忘れたことは一日だってない」という思い。東京国際映画祭のコンペティション部門の一角を占める、父から息子へ向けたこの“優しい私信”について話を聞いた。「父親って何なのか?分からなくなった」「自分の中で分からなくなってしまったことを表現するのが僕の仕事」――。父親の愛とは?それは母の愛とどう違うのか?そんなストレートな問いに対して返ってきたのはこんな答えだった。「自分が前の妻と離婚してしばらく経って冷静になったとき、そして再婚して2人目の子供が生まれたとき、フッと自分たち夫婦のある瞬間の問題のせいで、不幸を与えてしまった最初の子供に思いを馳せたんです。そのときまさに、『父親って何なのか?母親って?』ということが分からなくなってしまった。そこで映画にしようと思ったんだけど、じゃあ答えが出たかというとまだ出てなくて…。きっと、あの子が大きくなってこの映画を観たときにグランプリをくれるのか?それともダメだって言うのか?それが僕にとってのこの映画の評価なのかな、と思います」。作家、ミュージシャンと多くの顔を持ち、その活動は多岐にわたる彼が、その思いを表現するのに映画を選んだのはなぜか?「時間が経つにつれて少しずつあふれ出してくる思いを、最初は小説にしようかと思った。でも、小説だと自分で書いただけで満足して完結しちゃうんです。でも映画なら演じる人やスタッフがいて、しっかりと“監視”される。『身勝手するなよ!』って(笑)。そうして芝居してもらうたびにみんなの解釈が入るから、自己満足で終わんないんです」。実際、そうやって周囲の意見を取り入れる中で、新たに生まれたことがいくつもあったという。例えば、北村一輝が扮するケースワーカーがいつも持っている腹話術の人形も。「北村が言うんですよ。『辻さんの思いはこんなもんじゃないはずだ』って(笑)。それで第一稿を書き直したんです。『北村が言ってくれたことはどういうことなのか?』って考えて、こういう風に“父親”を示せってことなのかな、と。それで腹話術師という設定が生まれたんです。父親のつらい思いを嘘くさくなく、ある種の奥ゆかしさのようなものを伴う表現として」。世界中どこでも見かけるアカシアに込めた思いこの北村さんの役柄――実の息子と離れて、いまは別の新たな家族と暮らす男は辻さん自身を投影した役と言えそうだが…。そう尋ねると少しだけ笑みを浮かべてこう語った。「そのまま全て、自分の心を投影したとは思ってない。そこはやはり、作家的な感覚で嘘も入れているし、都合の悪いことを隠したりもしてるし(笑)。ある意味、観る人とのせめぎ合いの中で思いを投影して作った登場人物と言えるかな」。タイトルにある、アカシアの花に対しては特別な思いが?「世界中旅してると、どこででも見かける花なんですよ。アフリカ大陸の砂漠でも南米でも、気候や風土に関係なく、同じように花を咲かせる。力強い木なのに花はあんなに可憐で、強くて威張っているけど実はハリボテで、中身は弱い人や孤独の殻の中に生きてるけど心の中は穏やかで優しい人…そんなものを描きたかったんです」。アントニオ猪木をそのまま元プロレスラーの役として主演に据えたことでも注目を浴びているが、期待に違わぬ独特の存在感を醸し出している。特に終盤、猪木さん扮する“大魔神”がたった一人でリングに上がる幻想的なシーンは印象深い。「猪木さんは『(引退後は)二度とリングには上がらない』っておっしゃってたんです。映画監督として、この人をリングに上げたいなって(笑)。若い頃からファンでしたしね。あのシーンが表現してるもの?あまり言葉では言いたくないんですが…父親の抱えている責任感とか、後悔の念、そういったものがリングに表れているのかな」。「9.11」を目撃して心の内に生じたある変化「優しさを内包した作品にしたかった」という監督の言葉通り、スクリーンが映し出す人々の表情、アカシアの花、函館の街からは、切なさと共に確かな優しさが伝わってくる。辻さんはそこに、映画監督としての自身の変化も感じているという。「9.11以前の自分の(監督)作品は、全て暴力なんですよ。暴力で人が無残に死んでいく映画で、海外の映画祭でも客が半分帰っちゃう(苦笑)。でも9.11の惨状を見て『もう暴力はtoo muchだな』って思い、自分の作品を観ることすらなくなってしまったんです。特に海外にいて、テロが日常にあるような時代の中で、何かを繋げていく、ということが映画や音楽、小説の使命だな、と。優しさだけじゃダメだけど、苦しさの中から変化して生まれてくる優しい感情をみんなが持てるようなものを撮りたかったんです」。映画監督の顔なのか、父親としての顔なのか?少しだけ照れくさそうに、だがしっかりと“愛”を語ってくれた。東京国際映画祭2009特集■関連作品:ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日ミュージシャン、作家としても活躍する辻仁成が6年ぶりにメガホンを握り、今年の東京国際映画コンペティションの唯一の邦画作品として送り出す『ACACIA』。主演に映画初出演となるアントニオ猪木を迎えたことが注目を集めているが、映画は猪木の存在感だけに頼ることのない、優しく繊細な物語に仕上がっている。猪木が演じるのは心優しき元プロレスラーの大魔神。かつては妻も子もある身だったのだが、うまく愛情を伝えられないまま息子を亡くし、それが原因で妻とも離婚、いまは老人たちの暮らす団地で用心棒をしている。そんな彼の家に、母親が恋人の元に奔ったためにひとりぼっちになった少年が転がり込んでくる。2人の交流を中心に、辻監督が自らを反映させたとおぼしき、少年の実の父親ではあるが、いまは別の家庭を持ち妻と娘たちに囲まれて暮らすケースワーカーの男(北村一輝)の存在を交えつつ物語は進む。それぞれ異なる形で我が子を失った男たち。ずばり、物語の中心にあるのは、揺れ動きつつも確かに存在する“父の愛”である。そもそも父性とは何なのか?人はいつ、どうやって“父親”になるのか?とかく言われることだが、自分がお腹を痛めて子供を産む母親と比べ、世の父親はどうにも自分が父親であるという自覚が足りない…らしい。映画の中でも、少年を大魔神に押し付けて立ち去ろうとする母親(坂井真紀)ですら少年が見せるちょっとした表情の違いに敏感に言及するのに対し、ケースワーカーの父は当初、少年を見かけても、それが自分の子だと分からなかったりする。一方で「あの子のことを考えない日はない」という彼の言葉もまた真実なのだろう。失って初めて知ったかけがえのない存在を噛みしめつつ、心の隙間を何とか埋めようとする不器用な男たちの姿が心を打つ。つい先頃公開を迎えた『私の中のあなた』でキャメロン・ディアス扮する母親やまもなく公開の韓国映画『母なる証明』のキム・ヘジャが演じた母が見せるのが我が子への“絶対的な”愛だとすれば、この映画で示されるのは父親の、戸惑い悩みつつ、というどこか頼りない愛である。終盤にケースワーカーの父が、息子との距離を縮めるために打って出る、大魔神仕込みのまさに“体当たり”の最後の手段には思わず笑ってしまうが、同時にこの父子のやり取りを見ていて、子供を持つ父親もそうでない人も、そして母親である人もうらやましく感じるのではないだろうか?東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:【TIFFレポート】宮沢りえ、山田孝之ら人気俳優、鳩山首相夫妻も来場映画祭開幕平原綾香が初のデュエットで『オーシャンズ』テーマソングを公開収録!矢沢永吉が東京国際映画祭で舞台挨拶に登壇!世界のYAZAWA何語る?開催までカウントダウン!東京国際映画祭オリジナル「マイ箸」5名様にプレゼント東京国際映画祭、今年の見どころは?コンペ出品作15本を選んだ男に直撃インタビュー
2009年10月17日背中を丸めて裁縫仕事にいそしむこの男は…アントニオ猪木!こちらの写真はミュージシャンにして作家、そして映画監督としても活躍する辻仁成の6年ぶりの最新作『ACACIA』の一場面。猪木さんが、70歳を過ぎた心優しき元プロレスラーを演じる本作が、10月17日(土)より開幕する第22回東京国際映画祭でコンペティション部門に出品されることが発表された。昨年の初夏に製作が発表されて以来、“辻仁成×アントニオ猪木”という異色のコラボレーションが注目を集めていた本作。狭き門をくぐり抜け、世界中から厳選されたコンペティション部門15本の中の1作に名を連ねることとなった。物語は美しい港町を舞台に、寂れた団地の用心棒を務める心優しい元プロレスラー“大魔神”と孤独な少年の交流を中心に、高齢化が進む現代社会の一面を描き出す。猪木さんに加え、石田えり、北村一輝、坂井真紀ら実力派の俳優陣が出演する。毎年、高い注目を集める東京国際映画祭。過去に日本映画が最高賞(東京 サクラ グランプリ)を受賞したのは第1回の『台風クラブ』(相米慎二監督)と第18回の『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督)の2作品のみ。3度目の快挙なるか?東京国際映画祭は10月17日(土)から25日(日)の日程で開催。『ACACIA』の前売り鑑賞券は10月3日(土)より発売開始。第22回東京国際映画祭■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催ACACIA© 2008 "ACACIA" Film Partners■関連記事:東京国際映画祭、今年の審査委員長に『バベル』イニャリトゥ監督が就任!辻仁成の最新作にアントニオ猪木主演!高齢化社会に闘魂注入!
2009年09月08日私、「サレ妻予備軍」になりました。
編集部の「これ、気になる!」
兄の連れてきた婚約者は…
皆さんは、店員の態度にイラッとした経験はありますか?今回は態度が変わった店員のエピソードとその感想を紹介します。イラスト:筝湖みう未払いの携帯料金携帯料金が未払いだったことに気づいた主人公。すぐに携帯ショップに連絡をすると、支払いだけなら予約なしでも対応可能ということでした。主人公は仕事終わりに携帯ショップに行きます。「支払いの手紙が届いて…」と伝えると…。さっきまで笑顔だった店員が「…わかりました」と無愛想になったのです。主人公は呼ばれるまで待ち、未払金を払いますが…。確認をお願いする主人公出典:愛カツ不安だったため、念のため「確認もお願いできますか?」と店員に伝えます。すると店員は「通知が送られてきたのならそれだけだと思いますよ」と適当な返事をしたのです。その後、手続きをしてもらうことはできたものの「事前に連絡していたのにな…」と少し戸惑ってしまった主人公なのでした。読者の感想店員の態度が突然変わったら、戸惑ってしまいますよね。未払金があったら不安なので、きちんと調べてほしいと思いました。(30代/女性)店員は携帯電話を買ってもらえると期待していたのでしょうか…。店の売上には直接貢献しないことでも、仕事のため丁寧に対応してほしいですね。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年05月02日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!家のトイレに髪の毛が落ちていた理由主人公の家のトイレに長い髪の毛が落ちていることが何日も続きました。家族のものではない長い髪の毛を不気味に思う主人公。そして主人公は夫に相談してトイレにカメラを設置することに。すると隣人がトイレに髪の毛を故意に落としていたことがわかります。主人公はすぐに隣人を問い詰めました。理由を説明する隣人出典:エトラちゃんは見た!苦情を言われたことが出典:エトラちゃんは見た!隣人が話したまさかの理由に主人公たちは絶句しました。ここでクイズ髪の毛を落としていた理由とは?ヒント!かなり自分勝手な理由でした。文句を言われたくなかった出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「犬の鳴き声で苦情を入れられるのが嫌だったから」でした。犬の鳴き声に対しての苦情を恐れていた隣人。主人公たちを引っ越させようと、わざと不気味な演出をしていたのです。あまりに自分勝手な行動に絶句する主人公夫婦なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年05月02日男性が浮気の道を選ぶことなく、一途に惹きつけられる女性のなかには、特別な特徴を持つ人もいるとされます。ここでは、そのような女性に共通する特性についてお話します。真実と信頼を重んじる常に彼の側を監視することは、かえって関係に悪影響を及ぼし、自分自身の疲弊を招くかもしれません。彼の言葉に耳を傾け、些細な変化にも敏感であることが、浮気の思いを遠ざけることにつながるといわれています。疑念を抱いた時でも、直ちに責めたてるのではなく、見守る姿勢が推奨されます。浮気に対する姿勢を明確に彼を縛りつけすぎるのは反発を招く恐れがありますが、浮気を許容するような態度も、さらに浮気を助長する恐れがあります。彼が浮気に走るきっかけを与えないためにも「自分を失うことなく自由に振る舞える」という考えを持たせないことが肝心です。浮気は絶対に許さないという姿勢「駅で“見知らぬ女”と手をつなぐ彼を発見した直後、彼は駅のど真ん中で相手とハグをし始めて…私にとってはトラウマ級の裏切りの光景に我慢できず、絶対に許さないと感じました」(20歳女性)過去に浮気を受け入れてしまったことのある女性ではあっても、浮気を容認することは好ましくありません。お互いを信頼する心相手を自然と信じられる関係性は、お互いの間にプラスのエネルギーを生み出し、関係をより確かなものにしていくことでしょう。(Grapps編集部)
2024年05月02日皆さんは、ママ友の行動に困惑したことはありますか?今回は家に遊びに来るママ友のエピソードとその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:ささきさやーん遊びに来るママ友幼稚園に通う子どもが夏休みに入ったときのことです。暑い日が続き、主人公の家では冷房が欠かせません。そんなある日、ママ友が子どもを連れて主人公の家に遊びにきました。ご飯が足りていない…出典:CoordiSnapお昼ご飯を持参してきますが…。子どもはいつも「ご飯足りない〜」と言い、主人公の子どもから分けてもらっています。ママ友は図々しく「お茶もらっていい〜?」と要求し、主人公は困惑していました。翌日、気温が低かったのでエアコンはつけずに過ごしていると、ママ友親子は遊びに来ませんでした。しかしそのまた翌日、暑くてエアコンをつけていた主人公。するとママ友から「家行っていい?」と連絡が来たのです。ご飯はいつも少なめで、暑い日だけ遊びに来るママ友に「食費だけじゃなく電気代もケチっているの!?」と思った主人公なのでした。読者の感想仲のいいママ友であっても、連日のように遊びに来られると気疲れしてしまうでしょう。遊びに来る目的も、食費や電気代の節約かと思うとママ友に不満を覚えてしまいます。(20代/女性)おかずを分けてあげる主人公の子どもはいい子だなと感じました。ママ友の本心はわかりませんが、主人公がママ友を疑ってしまうのも無理はないですね。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2024年05月02日2024年春夏に欠かせないビッグトレンドのシアー素材ですが、中でもチュールやオーガンザなど、ちょっぴりハリ感のある素材で立体感をキープしつつも、シアー素材でふわっとしたロマンチックな着こなしのおしゃれさんが急増中です。立体感のあるシアー素材をデイリーに取り入れることで周りと差をつけることも! 歩くたびにひらりと舞うシアーで春の陽気な気分をロマンチックに纏って。即、優雅! ふわっと舞うオーガンザドレスプラダが発表したシルクのオーガンザドレスを纏ったのは、ストリートスナップの常連でドイツ出身のインフルエンサー、レオニー・ハンネ。ヌーディなベージュにオーガンザをレイヤードし、歩くたびに柔らかなオーガンザがふわっと上品に舞う樣がとってもロマンチック。足元とバッグはグリーンでコントラストを強調してメリハリをプラス。ボリュームスカート × ショート丈JKの黄金バランス存在感たっぷりなスカートを身に纏った彼女をミラノの街角でキャッチ。大胆なボリュームがポイントのティアードスカートも透け感のあるチュールなら軽やかで垢抜けた印象に。ロングスカートはショート丈のボンバージャケットと合わせることで脚長効果が期待でき、バランスのよいスタイリングに導いてくれます。夏はTシャツやジレと合わせるのもおすすめ。ハリのあるチュールスカートが新鮮!ロンドンのストリートでキャッチした彼女は、ボリュームのあるチュールスカートを主役にしたコーデを披露してくれました。ボリューミィなスカートはトップスをタイトにまとめることでバランスよく攻略できます。ローファーと白ソックスでプレッピーな雰囲気をプラスした足元も今っぽ。軽やかで華やかなシアーとサテンの異素材MIXブラレットに柔らかく立体的なパープルのシアートップスをレイヤードしたのは、ベルリンを拠点に活動するモデルでインフルエンサーのLea Naumann。サテンスカートの光沢感とシアートップスの異素材ミックスが新鮮で、ワンランク上のシアーコーデへ導いてくれます。イエローのボリュームシアースカートで春爛漫ワンカラーコーデでも奥行きが出て垢抜けた雰囲気に着こなせるのもシアー素材の魅力です。ニューヨークでキャッチした彼女は、春らしいオールイエローの着こなしを披露してくれました。繊細で軽やかな風合いは、フルレングスでも重くならず春らしい雰囲気を宿してくれます。ジャケットを合わせることできちんと感のある着こなしにも。今投入して夏まで活躍できるシアースカートは今季マストバイです。この春夏、ビッグトレンドのシアー素材は立体感のあるチュールやオーガンザを選んでみるのはいかがでしょうか?ボリュームを出しつつも立体的なシルエットがコーデに捻りを与え、よりロマンチックな雰囲気へと誘ってくれます。Senior Writer:H_aco
2024年05月02日5人組グループ・Aぇ! Groupの新番組『あっちこっちAぇ!』が、5月11日からABCテレビで毎週土曜日深夜0時25分~0時55分に放送する(※関西ローカル)。初ロケを終えたメンバーからコメントが到着した。最初のロケは北の大地へ。地元の人たちとふれあえる魅力的なスポットの中から、行き先を決めるのはどこで何をするかはカード次第。動物とのふれあいから北海道発の雪上スポーツまででAぇ! Groupの素顔が盛りだくさん地元に溶けこんでいく姿を余すところなく届ける。■メンバーコメント【正門良規】ーー新しい番組が始まると聞いたときの率直なお気持ちをお聞かせください。すごくホッとしました。というのもグループとしてすごく思い入れのある枠で大好きなスタッフチームとまたご一緒できる安心感と、とにかく多幸感でいっぱいです!ーーどのような番組にしていきたいですか?幅広い層の方を虜にしたいです。うちの地元にも来てほしいと思ってもらえる番組を目指して頑張ります!ーー訪れてみたい場所はありますか?屋久島!ーー初回のロケを終えての感想をお聞かせください。とにかく楽しかったです!これで大丈夫なんか…!?なんて自問自答しながら。ダメなところ もあった かもしれませんが、そこも勉強させてもらいながらこれから楽しく頑張ります!ーー視聴者の皆さんへ、みどころ・メッセージ、意気込みなど お願いします!皆さんにとって僕らAぇ! Groupがより身近になって、グループ全体が視聴者の皆さんにとってのお兄ちゃん、息子、友達のような、距離感になりたいです!【末澤誠也】ーー新しい番組が始まると聞いたときの率直なお気持ちをお聞かせください純粋に嬉しかったです!またグレショースタッフの皆さんと一緒に番組を作れることが楽しみです。ーーどのような番組にしていきたいですか?Aぇ! Groupだけで 旅ロケは初めてなので“素”の部分も出てくると思います。ゆるくもあり、スタッフさんとも仲良くアットホームな雰囲気で、たくさんの方々とふれあえる番組にしたいですね。ーー訪れてみたい場所はありますか?アリーナツアーで行く場所には番組でも行きたいです。よりAぇ! Groupを知ってもらいたいです。ーー初回のロケを終えての感想をお聞かせください。こんなにゆるい感じになるとは思ってなかったです(笑)でもグレショーでお世話になっていたスタッフのみなさんだからこそAぇ! Groupもより良い空気感でロケできたと思います。初めてのことばかりを体験させてもらって、いろいろな方とふれあえたのでただただ楽しい二日間でした!ーー視聴者の皆さんへ、みどころ・メッセージ、意気込みなど お願いします!僕もまだどんな仕上がりになるのか分からないですが、Aぇ! Groupだけのロケは今までほとんどなかったので、より素に近い僕たちが見られるんじゃないかなと思います。その訪れた場所の良さや、人柄の良さを皆さんにお伝えできたらなと思いますし、僕たちの新たな一面も知ってもらえたら嬉しいです 。【草間 リチャード 敬太】ーー新しい番組が始まると聞いたときの率直なお気持ちをお聞かせくださいまたABCテレビさんで番組ができると聞いてすごく嬉しかったです!まだ内容も聞いていなかったのでどんなことをするのかワクワクしました。ーーどのような番組にしていきたいですか?この番組でしか見られないAぇ! Groupの姿をたくさんお届けしたいです。色々な地域の方との交流を通してここからAぇ! Groupの知名度が上がったよねと言っていただける番組にしていきたいです。ーー訪れてみたい場所はありますか?愛媛県に行ってみんなで宇和島の『鯛めし』を食べたいですね 。四国にもたくさんファンの方がいるのをグループで体感しに行きたいです。ーー初回のロケを終えての感想をお聞かせください。温かい方々とたくさん交流させていただき、ほっこりとした気持ちになったとともに、こんなにゆるゆるで進めていいのかスタッフさん含め、探り探りやっている感じが新鮮ですごく楽しかったです!放送ではどうなっているのか今から楽しみです。ーー視聴者の皆さんへ、みどころ・メッセージ、意気込みなど お願いします!これまでなかったAぇ! Groupの新たな姿が見られると思います!あなたの地元にも行くかもしれません!その時は 温かく 迎え入れて欲しいです!笑みなさんと共に楽しい番組を作り上げていけたらと思いますので、放送も、見逃し配信も是非繰り返しチェックしてください!!【小島健】ーー新しい番組が始まると聞いたときの率直なお気持ちをお聞かせください自分たちがやっていた枠で同じスタッフさんとご一緒 できるということが何より嬉しかったです。旅をテーマにするのもAぇ! Groupでは経験したことがなかったので、ただただ楽しみたいと思います。ーーどのような番組にしていきたいですか?Aぇ! GroupにしかできないAぇ! Groupらしい番組ーー訪れてみたい場所はありますか?地域の方とふれあえるスポーツがしたいですーー初回のロケを終えての感想をお聞かせください。一日中、身体を使いました。ゆるく、きつく、メリハリがあって楽しかったです。ーー視聴者の皆さんへ、みどころ・メッセージ、意気込みなど お願いします!何も考えず気楽に見られる番組になっています!家、道中、電車の中、どこでも見てください。みんなが毎週土曜日の夜を楽しく思えますように。見なきゃやん◇(◇=ハート)(CV.佐野)【佐野昌哉】ーー新しい番組が始まると聞いたときの率直なお気持ちをお聞かせください「Aぇ! groupだけで旅をする番組」と聞いて、いつかできればと思っていた理想の番組だったので嬉しかったです。ーーどのような番組にしていきたいですか?行きたい場所、やる事まで自分たち主体で作っていけるような“Aぇ色”の強い番組にしたいです。ーー訪れてみたい場所はありますか?リチャくんに京都を案内してもらいたいです。観光地!ではない、地元の人しか知らないような所に連れて行ってほしいです。ーー初回のロケを終えての感想をお聞かせください。これがテレビで流れると思うと少し不安です(笑)。こんなに緩くていいのかな?と最初は少し焦りました。ーー視聴者の皆さんへ、みどころ・メッセージ、意気込みなど…お願いします!今まで見たことのないAぇ! groupをたくさん見ることのできる番組です!全国をこの番組のステッカーだらけにできるように頑張ります!
2024年05月02日俳優の赤楚衛二が主演、錦戸亮が共演するフジテレビ系木曜劇場『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(毎週木曜後10:00~10:54)の第4話(2日放送)から“新たな物語”へと突入する。新章スタートに先駆け、主演の赤楚と本作の主題歌を務めるStray Kids(バンチャン、リノ、チャンビン、ヒョンジン、ハン、フィリックス、スンミン、アイエン)のスペシャル対談が実施された。■主題歌の制作秘話が明らかに!赤楚衛二は生で聴いて「最高の経験」全4公演、計16万人以上を動員し、日本中を熱狂させたオフラインファンイベント『Stray Kids Fan Connecting 2024 “SKZ TOY WORLD”』のさなか、4月27日の埼玉・ベルーナドームの終演後、対談が行われた。初対面とは思えないほど終始穏やかな雰囲気の中で、主題歌への思いや制作秘話など、さまざまなトークが繰り広げられた。公演後の対談とあり、赤楚は「(ステージを見て)圧倒的な歌とダンス、パフォーマンスはもちろんのこと、トークやゲーム部分で皆さんとの親近感がわきました。ギャップにすごく引き込まれて、本当に最高でした」とイベントの感想とともにStray Kidsと初めて対面した喜びをかみ締めた。Stray Kidsも「ありがとうございます。僕たちが聞きたかった言葉を言ってくださりうれしいです」と笑顔で応えた。本作の主題歌をStray Kidsが担当することが決まった時の心境を聞かれると、赤楚は「Stray Kidsさんは、楽曲がすごく力強くてカッコいいな、と思っていました。今回、このドラマは復讐劇ということで、Stray Kidsさんの曲とすごく合うだろうな、と思っていたので、決まった時は本当にうれしかったです」と語る。また、本作のために書き下ろされた「WHY?」が劇中で流れた時の気持ちについて、赤楚は「『WHY?』という曲が“反骨心”をテーマにしていると聞いて、さらにロック調のサウンドで、予測不能なこのドラマ展開と世界観がマッチしているな、と思いました。ドラマの映像のパワーに加え、“音楽の力”で、よりこの作品をワクワクさせてくれるな、と感じました」と熱い思いを吐露する。赤楚のコメントを受け、バンチャンは「日本のドラマ主題歌を歌わせて頂くことは、今回が初めてだったのですが、僕たちもこの『WHY?』という曲がドラマによく合うんじゃないかと思っていました。赤楚さんからも“ドラマの雰囲気と主題歌がよく合っている”とお聞きして、お互いに相乗効果をもたらせているということであれば、すごくうれしいです」とコメントした。実際に生で(イベントで)主題歌を聴いてみた感想を聞かれた赤楚は「イントロから“キタ!”ってなりましたね。特にラップの所がすごくカッコよくて、改めて生で聴いて、体感して、本当に最高の経験をさせて頂いたな、と思います。ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えた。するとバンチャンは「ラップ担当のメンバー、チャンビンとハンくんは、まだまだ(ラップを)努力しているところですが(笑)、そんな風に褒めてくださり、とてもうれしいです」とにっこり。ラップ担当のチャンビンとハンも「(これからも)一生懸命、頑張ります!」と意気込むと、すかさず赤楚が 「これ以上(さらに)、進化するんですか!?」と驚いていた。そして、主題歌に込めた思いを聞かれるとチャンビンは「曲を作っている時は、反抗的な気持ち、そういった意気込みを歌詞に込めていたのですが、抑圧された場所から抜け出そうとする感情も込めたいと思いました。ロックサウンドで表現することによって、ダークで、抑圧から抜け出そうとしている熱望のようなものを表現できたと思います」と制作秘話を語る。続く質問では、主題歌「WHY?」にかけて、「『最近なぜ?』と思ったことはありますか?」という質問に。赤楚は「僕の周りでちょっと話題になっているのですが、『WHY?』の歌詞の最初に“Age(エイジ)”って出てくると思うのですが、それは僕、赤楚衛二をもじってるんですかね?(笑)もじってくれてたらうれしいな~と思うのですが、どうでしょうか…?」と問いかけると、一同、笑顔で「はい!当たり前じゃないですか!」「もちろんです!」と即答。うれしい返答に赤楚も「(主題歌を)一生、毎日聴きます!(笑)」と満面の笑み。また、アイエンも「なぜ?」と思うことがあったようで…「春なのになぜ桜はこんなにも早く散ってしまうんですか?ステキな桜をどうして長く見ることができないんだろうか?と思います」と率直な意見を述べると、「咲いているのが短いから、より美しく感じるんじゃないのかな?」と赤楚が粋な言葉で返すと、一同「あ~!」と感嘆の声が上がる。■赤楚のリベンジは韓国語!アイエンの推し韓国語は「サランヘヨ(愛してる)」ドラマタイトル『Re:リベンジ』にかけて、リベンジしたいことを聞かれると、赤楚は「2回ほど韓国に行ったんですが、韓国語がしゃべれなくて、何かオススメの韓国語を教えてほしいです。その韓国語でリベンジしたいです!」と相談。アイエンが「サランヘヨ=愛してる、は?」と聞くと、赤楚は「(サランヘヨは)知ってますが…使ったことがないですね(笑)」と少し照れる様子も。リノは「ケサネジュセヨ=お会計をお願いします」とオススメの韓国語を伝えると、赤楚は「キムチ ケサネジュセヨ!(キムチのお会計をお願いします!)」と早速、韓国語を披露。赤楚の流ちょうな韓国語に一同、「お~!」「完璧!」「もう韓国人です!」「発音がとってもいいですね!」と絶賛した。最後に対談を終えて、Stray Kidsとの初対面の感想を赤楚に聞くと「言語の壁はありつつも、本当に皆さんフレンドリーで楽しくお話できましたし、すごく皆さん優しくて、さらに大好きになりました。韓国語をいろいろ教えてもらったので、是非使って、皆さんに報告したいです!」と語る。そして「(第4話から)理事長選に突入しますが、3話のラストでも描かれていた海斗と大友郁弥との対決の所が、4話以降より濃く描かれます。他にも陽月や紗耶との関係性もだんだん掘り下げられていくので、さらに面白い展開になっていると思います。海斗の欲望とともに、さらに“こういうところもあるんだ!”って思って頂けるような一面もお見せできると思います。楽しみにしてて下さい!」と呼びかけた。赤楚演じる海斗VS錦戸演じる郁弥の出会いと、その2人を取り巻く登場人物たちの「欲望」がむき出しになっていく時、巨大病院を舞台とした権力闘争は大きく拍車がかかっていく。果たして、“理事長の座”に君臨するのは誰なのか。そして「野心」と「復讐心」が入り乱れ、「欲望」に食い尽くされた者たちの先に待つ未来とは。TVerでは、第1話~第3話まで無料配信している。
2024年05月02日7人組グループ・なにわ男子の道枝駿佑が、きょう2日発売の雑誌『日経エンタテインメント!』6月号(日経BP)で表紙を飾る。単独で同誌の表紙を飾るのは初となり、9ページにわたってロングインタビューも掲載する。タイトルは「アイドル“新”王道の肖像」。“みっちー”の愛称で親しまれる道枝の俳優デビューは2017年。14歳で、連続ドラマ『母になる』に出演した。21年には『消えた初恋』で主演(Snow Man目黒蓮とのW主演)、22年には『金田一少年の事件簿』に出演し、今年1月期『マルス-ゼロの革命-』で「ようやく周りが見ることができた」と明かす。さまざまな転機を持つ道枝だが、特徴的なのは海外からの期待の高さ。人気のきっかけとなったのは、22年公開の映画『今夜、世界からこの恋が消えても』(福本莉子とのW主演)。同作は韓国で日本の実写映画としては異例の観客動員数100万人を突破。今年1月には中国最大のソーシャルメディア・Weibo(微博)で個人アカウントをスタートし、3月12日にはフォロワー100万人超えを記録した。「めっちゃうれしかったです!なにわ男子のグループでやっているインスタグラムのアカウントはあるけど、個人でSNSをするのは初めてやから『中国のみなさんはどんな写真が好きなんやろう?』っていろいろ考えてます」と語る。3日公開の映画『青春18×2 君へと続く道』は、『新聞記者』『余命10年』の監督を務めた藤井道人氏による日本・台湾合作の国際プロジェクト映画。「アジア進出を考えていたタイミングで、藤井監督に声を掛けていただいて、僕にとって大きなチャンスをいただいたと思っています」とコメントする。演じたのは、台湾から来日した主人公のジミー(シュー・グァンハン)が旅先で出会う18歳のバックパッカー・幸次。無邪気で人懐っこく、まだ何物でもない真っさらな青年で、まさに道枝のハマリ役とも言える。道枝と藤井監督のスペシャル対談も掲載する。また、国内外のボーイズグループが興隆する中、「アイドルとしての立場で言うとすれば」と口火を切り「僕たちもここからが正念場」と語る。インタビューの最後ページは、同誌恒例「一問一答」コーナー。「最近のプチ贅沢は?」「入浴剤は入れるほう?」など8問を掲載する。プロデューサー陣も俳優・道枝の魅力と成長についてコメントを寄せる。メイン特集の「男性俳優最新ブレイク事情」では、2500人以上の俳優を調査。磯村勇斗、綱啓永、増子敦貴(GENIC)、尾崎匠海(INI)にもインタビューする。巻末のロングインタビューには、Aぇ! groupのCDデビューに合わせ、12ページのスペシャルインタビューを掲載する。
2024年05月02日●「今の顔が一番好き」「味が出ていい感じになっている」NHK連続テレビ小説『ブギウギ』での羽鳥善一役が記憶に新しい俳優・草なぎ剛。5月17日には、寡黙で実直な武士を演じた主演映画『碁盤斬り』が公開を迎える。「僕の代表作になった」と胸を張る草なぎにインタビュー。本作での役作りや演じることへの思いを聞くとともに、経験を重ねてたどり着いた「適当が一番」という生き方に迫った。○白石和彌監督との初タッグに安心感「慎吾ちゃんのおかげ」『孤狼の血』などの白石和彌監督がメガホンをとった本作は、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りを賭け仇討ちに挑むリベンジ・エンタテイメント。冤罪に貶められた浪人・柳田格之進を草なぎ剛、格之進の一人娘・お絹を清原果耶が演じた。白石監督とは今回が初タッグとなった草なぎ。格之進という役について監督と話し合うことはなかったものの、監督の中にある明確な格之進像を感じ取ることができたという。「監督の中にはっきりとしたものがあって、僕なりにそれを感じ取って演じられたのかなと。当たり前ですけど台本にセリフが書いてあるので、それを言うという感じでやりました(笑)」『凪待ち』で白石監督とタッグを組んだ香取慎吾から話を聞いていたこともあって、最初から安心感があったと明かす。「白石監督は慎吾ちゃんと友達なので、安心してできました。慎吾ちゃんから『つよぽんもいつか一緒にできたらいいね』と言われていて、僕も意識があったので、慎吾ちゃんのおかげだったのかなと。白石監督も慎吾ちゃんから剛くんのことを聞いているよという感じがあり、役についてほとんど話さなくても通じ合えているところがありました。年も一緒なので、監督と遊びながらできた感じがしています」草なぎが演じた格之進は、冤罪に貶められ復讐に燃える武士。普段のお茶目な草なぎとは別人のような、気迫あふれる姿を見せている。「清原さんや國村(隼)さんとの掛け合いの中でどんどん楽しくなって、そこに白石監督のグルーヴ感というか、こんな角度から撮るんだとか、周りに乗せられて演じることができました」完成した作品を見て、「俺すごいことやってるな!」「俺こんなことやってたの!?」と驚いたという。「役に集中して入り込んでいたのかなと。こんなことやっていたんだなと思ったのは人生で一番かもしれない。自分で見て『俺かっこいいじゃん!』『迫力すごい』と思って、『生まれた時代を間違えちゃったかな』と(笑)。江戸時代に生まれたらもっと人気が出たんじゃないかなと思いました。自分のクレジットが出た時に、『ミッドナイトスワン』の時は放心して立てなくて、今回は『俺、生まれた時代間違った』というのが最初の感想です(笑)」また、笠姿にご満悦の様子。「似合っているなと。笠が似合う人ってあんまりいないと思うんですけど、馴染んでいてかっこいいなと思ったので、令和でも笠かぶろうかな。1周、2周回って笠が流行るかもしれないですし、2024年は“笠剛”でいこうと思います(笑)」と満面の笑みを見せた。○目指すは“つよヴィンテージ”「経験を重ねてにじみ出てくるものがある」そして、「僕は今の顔が一番好き。昔も嫌いではなかったけど、年齢を重ねて自分の顔が好きになりました」と語る草なぎ。「ヴィンテージが好きで、デニムもギターもちょっと汚れたり枯れたりしわが入ったりしているものが大好き。若い時からなぜかそういうものが好きで、最終的に自分がヴィンテージになりたいと思っているんですけど、今回の格之進を見た時に、味が出ていい感じになっているなと手応えがあり、うれしかったです」積み重ねた経験や生き様が顔に出るというが、草なぎもそう感じているという。「(愛犬の)クルミちゃんと出会ったことで母性が目覚めて、清原さんのことを愛おしく思う父の気持ちが出たり。人間は一つ一つ経験を重ねて、特に失敗を重ねる中で顔ににじみ出てくるものがあるのかなと思います」そして、「私は剛くんなので“つよヴィンテージ”を目指していければ」と笑顔で宣言。「うれしいことや悲しいこと、どちらもありますが、その時その時、自分に素直に生きることが自分の未来の顔を作っていくことなのではないかなと思います」と語った。●演じることは「心も体も健康的でいることと向き合う仕事」本作では、セリフなしで背中だけで見せるシーンも男らしさがあふれているが、「何も考えてないですよ」と話す草なぎ。「京都がめちゃめちゃ寒かったので、寒いなと。國村さんと2人で抱き合って、励まし合っていました(笑)。震えたらダメだから耐えて。寒さに耐える感じが男らしさとして出たのかなと思います」また、演じた格之進について「何でこんなこと言うんだろう」とイライラすることが多かったと明かし、その怒りが役にいい影響を与えていたのではないかと考えている。「復讐に固執せずに娘と2人で穏やかに暮らせばいいのになと。娘を苦しめるたびに格之進に腹が立って、その怒りが格之進の怒りとしていい感じに出たのかなと思います。格之進には共感できるところが少なかったが、素敵な役にしないといけないと思ったので、古き良き、譲れないという、今にはない美徳があるのではないかという思いを込めて演じました」そして、白石監督について「とても穏やかで丁寧な方」と印象を述べる。「なんでそんなに気が利くのかなと思うくらい、いろんなことにすぐ気づいて自分で動くんです。バイオレンスな作品を撮っている方とは思えないけど、丁寧で細やかな方だからバイオレンスをしっかり撮れるんだなと逆に思いました」技術的にもこだわってさまざまな撮り方をしていたため、「待ち時間が多かった」と言うも、完成した映像を見て感動したという。「まさしく1カット1カット魂を込めて映画を撮っているぞという、すごく素敵な画になっていたので、『なんで時間かかっているの?』なんて言わなくてよかったなと(笑)。時間をかけて丁寧に撮ったからこそ、素敵な画が撮れたんだなと」○「お芝居は元気じゃないとできない」 年齢を重ねてより実感『ミッドナイトスワン』(2020)で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021)やNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(2023~2024)などでの演技も好評を得た草なぎ。俳優としてますます注目を集めているが、自身は演じることをどのように捉えているのだろうか。「あまり深く考えてないですが、演じるということは心も体も健康的でいることと向き合う仕事なんだなと感じています。体を使う仕事なので、元気でポジティブじゃないと現場も進まない。年を重ねてよりそう思うようになりました」本作の山のシーンでも元気でいる大切さを実感したという。「山のシーンは超大変でした! 行くまでに1時間ぐらい山登りをして、撮影は7分ぐらいで終わって、また1時間ぐらいかけて帰るという。元気がないと行くまでに疲れてしまう。スタッフさんもそうですが、みんな元気じゃないとできないと思うので、それがお芝居なのかなと思います」●「いかに力を抜いて楽しむか」 そのほうが満足のいく演技に草なぎは演技についてたびたび「適当にやりました」と話すが、時間をかけて役と向き合っていた時期もあったという。「努力したとは思っていませんが、30代とかは寝る間も惜しんで何度も何度も台本を読み、役についてすごく考えた時期もありました。若い時に思い悩んだ経験があっての今なので、ただ単に適当にやっているというわけではないのかもしれません」数々の経験を重ねたからこそたどり着いた“適当”という境地。「今の僕としては適当が一番なんです! そのほうが自由に演じられて楽しいし、夜遅くまで台本を読んでいたら朝のパフォーマンスが落ちてしまうので」と語る。『碁盤斬り』や『ブギウギ』、そして昨年末から今年にかけて上演された主演舞台『シラの恋文』で力を抜く大切さをより感じたという。「白石監督にも本当によくしていただいて、リラックスした状態でお芝居できる環境の中で演じられた結果、すごく満足のいくものができました。『ブギウギ』もリラックスして向き合えて。肩の力を抜いてやったほうが、むしろ力が入る。ここぞという時にバシッといく気がします。『シラの恋文』も力をうまく抜くことでいい感じにできたなと思っていて、力を抜くことを覚えました」今後の抱負を尋ねると、「これからも適当に生きていけたら」と笑顔で回答。「いかに力を抜いて楽しむか。力を抜きながら力を入れるというのがテーマです。力を抜いて楽しんで行こう! という気持ちです。そのほうが高く飛べる気がします。あと今年はファンミーティングも楽しんでいきたいと思います」と語ってくれた。■草なぎ剛1974年7月9日生まれ。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。17年9月に稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げた。俳優、歌手、タレント、YouTuberなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞した『ミッドナイトスワン』(20)、『サバカン SABAKAN』(22)、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(21)、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『罠の戦争』(23)、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(23~24)など。(C)2024「碁盤斬り」製作委員会スタリイスト:細見佳代(ZEN creative)ヘアメイク: 荒川英亮衣装:ジャケット・Tシャツ・パンツ・シューズ EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ)
2024年05月02日