【持続可能な恋ですか? 第6話 感想】ともに生きる上で『大事』なこと
もう逃げるわけにはいかなかった。
急に腹痛に襲われたと言い、仕事を抜け出した晴太はキャンプ場へ急ぐ。
「仮病を使った大人が、救世主のように堂々と入場してくるなよ!」と突っ込んでしまったのだが、『これぞ波乱のキャンプの幕開け!』と思わせる演出が楽しかった。
本気で杏花と向き合おうと決めた晴太
カレー作りのチーム分けは奇しくも杏花と離れた晴太。
仲良さそうな杏花と颯を見て、更に負けじとカレー作りに没頭する。
こうした晴太が時折見せる子どものような姿がとても愛らしく思える。
しかし「好きなものは簡単に譲れないんだよ」と、ここぞというところで真剣な表情を見せるのだ。
なかなか素直になれず、少し臆病で不器用な晴太だが、本気で杏花と向き合おうと決めているのだ。
虹朗の告白が無事に成功し、別のテントに泊まることになり、気まずくなった晴太と杏花は、焚き火を囲んでお茶を飲んでいた。
皆寝静まり、薪が爆ぜる音だけが響く。そんな非日常的な空間は、不思議と人を素直にさせる。
「キスのことは全然気にしていない」と話す杏花に晴太は食い気味に「気にしてください」と言う。
今まで通りにはさせない、晴太の決心は固まっていた。