【持続可能な恋ですか? 第6話 感想】ともに生きる上で『大事』なこと
「結婚を前提とせず、僕とお付き合いしてもらえませんか?」
これは第1話で、杏花が晴太に言った言葉だ。しかしあの時と違う。
杏花は今やっと独立に向け動き出し、晴太には何より大切な虹朗の存在がある。
だから今も二人に結婚願望がないというのは同じだ。でも純粋に、大切な人と共に今を過ごしたいという気持ちがそこにはあるのだ。
「ただ好きっていうだけで付き合うのはダメですか?手を繋ぎたいんです。繋がれたくないんです、他の人に」
「私も」と杏花は晴太に手を差し出し、手を取り合う。これが二人が出した答えなのだ。
大人になるとただ好きって伝えることさえ億劫になる。だが虹朗が言っていた「いっぱい友達がいても、すぐわかる、好きな人の声はよく聞こえる」というのは、いくら成長したって変わらないものだ。
虹郎の好きな人に対して真っ直ぐな向き合い方が、私たちに気づかせてくれてくれる。
純粋に好きだと伝える大切さに年齢は関係ないのだ。
気になる三角関係の行方は…
そして三角関係の行方。颯は虹朗の後押しで、肝試しの帰りに想いを伝えようとしていた。
勘違いではなく、本当に好きだと伝えたい…そんな雰囲気を出すも、杏花にはぐらかされてしまう。