本誌記者、カメラマンが日々取材に行く記者会見やイベントの数々では、意外な舞台裏やハプニング、記憶に残る発言などがたくさん!緊急事態宣言が解除され、芸能、エンタメ界が再び動き始めた今、2020年前半戦を振り返る。あのころ、こんなに3密だった上半期の芸能会見ーー。■横浜流星(23)、深田恭子(37)/もう見られない!?美男美女のめでたいハグ「エランドール賞」授賞式にて、祝福にかけつけた深キョンが誘って熱い抱擁!ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)共演の2人だが、新しい生活様式の下では実現しなかっただろう。■高橋克典(55)/大戸屋の店員に!今ならマスク必須?大戸屋オリジナルドラマ『小さな幸せごはん』に出演した高橋が、大戸屋の新宿アイランドイッツ店にサプライズ登場。コロナ流行前とあって、エプロンと帽子のみの制服姿。「久々のバイトです」と来店した女性客に定食を配膳していた。■藤岡弘、(74)、藤岡真威人(16)/ほっこりする親子腕相撲イベント初登場となった真威人くんの端正なルックスに報道陣もザワザワ……。お父さんは「俺の若いころに似てきたなぁ」とわが子の成長にニッコリ。■ファーストサマーウイカ(30)/強い(笑)。レポーターのマイクを握って逆質問!イベントの囲み取材で、芸能人の不倫について問われ「どう思いますか?」と逆質問で明言を回避!これには記者も「さすが、うまいですね」と脱帽するしかなかった。■中井貴一(58)、坂田利夫(78)、佐々木蔵之介(52)、友近(46)/アホの坂田にツッコむとみんな笑顔に映画『嘘八百京町ロワイヤル』の舞台挨拶で“結婚できますように”と書いた絵馬を披露した坂田。中井が「寂しさを紛らわすため?」と問うも、お金と祝儀欲しさが理由とわかり、総ツッコミ!「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月18日本誌記者、カメラマンが日々取材に行く記者会見やイベントの数々では、意外な舞台裏やハプニング、記憶に残る発言などがたくさん!緊急事態宣言が解除され、芸能、エンタメ界が再び動き始めた今、2020年前半戦を振り返る。あのころ、こんなに3密だった上半期の芸能会見ーー。■中居正広(47)/さすがっ!!貫禄のショータイムで伝説の会見にジャニーズ退所会見で自ら注意喚起!「退所ロングインタビューを開催したいと思います」と質問を積極的に受ける姿勢を最初に示す名MCぶりを発揮。■ピーター(67)/望遠レンズ……取材陣もソーシャルディスタンス予定より広い場所に変更された芸能界復帰会見で、ふだんあまり使わないズームレンズで撮影。本誌が行った緊急事態宣言前の最後の記者会見となった。■東出昌大(32)/女性レポーターずらり。これは何度も見た!女性に取り囲まれ、矢継ぎ早に質問が飛び交った不倫発覚後初のイベント。取材を終わらせようとする関係者も寄せ付けない異様な雰囲気に、涙目……。■田村亮(48)、田村淳(46)/原点に戻った2人が好印象「緊張している亮のため!」復帰会見前のライブで、登場しやすいように前説を買って出た淳。空気を作ってくれた相方に亮は「ありがてぇな」としみじみ。「女性自身」2020年6月23・30日合併号 掲載
2020年06月17日EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANは15日、サイバーエージェントとの新たな定額動画配信サービス・CL(シーエル)を開始すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今月10日には年内予定していた全168公演の中止を発表したLDH JAPAN。緊急事態宣言が解除されて以降、独自に設置した「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」と感染防止対策などを慎重に検討しながら、1年以上前から「次世代エンタテインメントの創造」に向けても模索し、昨年10月1日にはサイバーエージェントとの共同出資による合弁会社・CyberLDHを設立した。新たな定額動画配信サービス・CLでは、LDH所属アーティストのライブやコンサートの生配信をはじめ、生放送番組やオリジナル番組など豊富な動画コンテンツを配信。日常を生配信しながらユーザーと多彩なコミュニケーションを図ることが可能なライブキャスト配信機能(キャス配信)など、双方向コミュニケーション機能を併せ持つ。今後も順次新機能を導入予定で、6月15日正午から7月31日までプレオープン期間としてライブキャスト配信が視聴可能で、8月1日から本サービスが開始となる。月額料金は1,100円(税込)で、一部無料コンテンツあり。また、7月2日からはオンライン有料配信ライブ「LIVE×ONLINE」を開始。LDHのライブクリエイティブを手掛けてきた「TEAM GENESIS」がオンラインならではのライブに変換し、リアルなライブ会場でのフリスビーや金テープ演出に代わる視聴者プレゼント企画や、ライブ後のファンミーティング企画、オンライン打ち上げ企画など、視聴者参加型のオンライン企画も用意する。第1弾「ABEMA WEEK」は7月2日から8日までの7夜連続開催(20時~/3,900円税込み・決済手数料別/配信プラットフォーム:ABEMA)、第2弾「CL WEEK」の公演スケジュールと概要は後日発表される。そのほか、「ライブ・エンタテインメントの段階的な再開」の一環として、8月1日以降に“ソーシャルディスタンスライブ”の実施も計画。政府のガイドライン(段階的緩和措置)によると8月1日からはドーム規模の会場においても収容人員最大50%の動員が可能となっており、LDHはこのガイドラインに従いながら、「各地方自治体との連携、及び徹底した感染防止対策」、そして「LDH新型コロナウイルス感染症対策専門家チーム」の見解を考慮し、「来場されるお客様や開催する地域の方々への安全を第一優先」に考えて慎重に検討していくという。■LDH JAPAN チーフ・クリエイティブ・オフィサー EXILE HIROコメントこれまでLDHのエンタテインメントはライブを中心としたリアルなものでしたが、次世代へ向けてデジタル、バーチャルでエンタテインメント領域を広げていこうと1年以上前から様々な可能性へ取り組んできました。今回発表したサイバーエージェントさんとの「CyberLDH」はその第一歩となる新たな動画配信サービス「CL」としてスタートします。「CL」はサイバーエージェントさんのテクノロジーにより、LDHの自社メディアがパワーアップし、これまで以上にファンの皆さんと直接繋がることができ、喜んでいただけるものになると思っています。コロナ禍でLDH PERFECT YEAR 2020で計画していたライブ全168公演を中止にせざるを得ない状況になり、ファンの皆さんには本当に申し訳ない気持ちでしたが、「LIVE×ONLINE」というコンセプトで新たなライブ体験をお届けすることができ、僕らもとても楽しみにしています。そして、この「LIVE×ONLINE」を中心にCLでも様々なエンタテインメントを発信し、LDHのエンタテインメントとしてスタンダードとなるようにメンバー、スタッフ一丸となりファンの皆さんに精一杯のパフォーマンスをお届けしたいと思います。さらに政府の方針に基づき、各地方自治体としっかりと連携し安全な体制を万全に整えて実施可能な地域からソーシャルディスタンスライブの開催を準備していきたいと考えています。これからも「日本を元気に」をテーマに、日本のエンタテインメント業界が復活出来るよう、LDH一同最善を尽くして活動していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。■サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏コメントこのたび、LDH JAPANとサイバーエージェントはともに、新時代のエンターテインメントサービスを提供するCyberLDHを始動します。テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」では、これまで「 LDH PERFECT YEAR 2020」とのコラボレーション企画をはじめ多くのLDHグループ所属アーティストが出演する番組を放送し、そのたびに大きな反響を得ておりました。今回、新会社設立にあたってLDH JAPANとサイバーエージェントで共同で開発してきた新サービス「CL」では、クオリティーに対し一切の妥協を許さないLDHグループのステージをそのままにオンラインでお楽しみいただけるよう、技術開発、デザイン、 UI,UXの設計等には一切の妥協なく、最高水準の品質のプロダクトを生み出すことを目的として作り上げてきたつもりです。そして今、皆様にこれまでにない新しいデジタル時代ならではのエンターテイメント体験が提供できる体制が整って参りました。LDH JAPANのエンターテイメントとサイバーエージェントの技術力が力を合わせた新会社に、ぜひご期待ください。
2020年06月15日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回紹介するのは、’08年のリーマンショック以降、ウォール街の裕福な金融マンから大金を騙し取り、’13年に摘発されたストリッパーたちの詐欺事件を基にした『ハスラーズ』です。■『ハスラーズ』7月2日までアマゾンプライムビデオほかにて先行デジタル配信中。レンタル1,300円。※Blu-ray&DVDは7月3日発売。発売・販売元/株式会社ハピネットおもな登場人物は祖母の介護のためにストリップクラブで働き始めたデスティニーと、そこでカリスマストリッパーとして人気を誇るラモーナです。2人は固い友情で結ばれ、リーマンショック後も最強のタッグを組み、男性たちを手玉に取っていくのでした。しかし、そんな生活も長くは続かず……。見どころといえばやはり、ラモーナを演じるジェニファー・ロペスの圧倒的存在感です。冒頭で圧巻のポールダンスショーを披露。ここでぐっと引き込まれてしまいました。貧困層に近いストリッパーが持てるものを武器にし、仲間と手を組み生き延びていく姿は、大胆不敵でとても魅力的。しかし、アカデミー賞助演女優賞ノミネート確実とまで言われていたにもかかわらず、落選してしまいます。そのニュースの衝撃は、SNS上でジェニファー・ロペス再評価ムーブメントが盛り上がるほどでした。本作をはじめ、今年の2月に公開された『スキャンダル』などは、いずれも女性たちが悪状況のなか、連帯し現状を打破していく様子を描いています。女性の連帯(シスターフッド)を描く作品が一過性のもので終わらないことを期待しています。「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、不正を暴くため危ない現場を走り回る新聞記者がヒロインの、Netflix映画『マクマホン・ファイル』を紹介します。■Netflix映画『マクマホン・ファイル』独占配信中長年記者をやってきたので、芸能関係ばかりでなく、政治や事件、社会問題など、これまでいろいろな現場に出向いてきました。そういった現場での緊張感こそが、記者という仕事の醍醐味かもしれません。’82年、アトランティック・ポスト紙の記者エレナ・マクマホンは、中米でゲリラ部隊に帯同。米政府組織が武器密売に関与しているらしいと知り、真相を追いますが、圧力を受けて大統領選取材に回されます。そんなとき、20年前に家を捨てた父から突然連絡があり、大きな取引があるから代わりに行ってくれと頼まれますが……。スクープの臭いを感じて会社を飛び出し、潜入取材のつもりで現場に行くエレナ。それはもはや正義感からではなく、抑え切れない好奇心や自分の仕事へのプライド、そして何より現場が好きだから。こういった要素が、ジャーナリストという仕事の魔力ともいえます。寄宿学校に通う娘ともぎくしゃくし、全てを失いそうな崖っぷちに追い込まれて、次々現れる不審者に命を狙われるエレナ。どこまでも強い鉄のハートのヒロインではないところに、しばらく忘れていた生身の人間臭さを感じました。いったい誰が黒幕なのか?最後までハラハラドキドキの、手に汗握る展開です。(文:西元まり)「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日アメリカで人種差別に対する抗議デモが拡大していることを受け、エンタメ企業に寄付や支持を表明する動きが広がっている。「Amazon」はアフリカ系アメリカ人の経済的機会、教育、正義のために活動する「全米黒人地位向上協会」など13の団体に合計1000万ドル(約11億円)を寄付すると発表。「ウォルト・ディズニー・カンパニー」は「社会的正義を前進させるNPO団体に500万ドル(約5億5000万円)の寄付を約束します。まずは『全米黒人地位向上協会』に200万ドル(約2億2000万円)を」と表明。「ポケモン・カンパニー・インターナショナル」は「制度的人種差別や無分別な暴力の被害を受ける黒人の従業員、ファン、ファミリーのために立ちあがります」とつづり、「全米黒人地位向上協会」に10万ドル(約1100万円)、「Black Lives Matter」運動に10万ドルを寄付。「Netflix」は「だまっているのは、共犯と同じ。黒人の命は大切です。私たちには黒人の会員、スタッフ、クリエイター、才能あふれる人たちのために声を上げるプラットフォームと義務があるのです」と主張した。「ソニー」、「Spotify」も同様の声明をツイート。「ワーナー・ブラザース」は自社配給の映画『黒い司法 0%からの奇跡』の原作者ブライアン・スティーヴンソンの言葉「みんなが座っているときは、だれかが立ち上がらなければならない。みんながだまっているときは、だれかが声を上げなければならない」という言葉を引用し、「Black Lives Matter」の支持を表明した。(Hiromi Kaku)
2020年06月05日ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した老舗ダンススタジオ『ハッピータイム ダンススタジオ』の活動をサポートする、エンタメサポーターチケットの発売が開始された。カタヤブリな浪花のロックンガールとしてライブを中心に活動を行なっている大阪在住6人組ダンス&ヴォーカルグループ「大阪☆春夏秋冬」を輩出した『ハッピータイム ダンススタジオ』は、東大阪を中心に展開する創業39年の老舗ダンススタジオ。ヒップホップをはじめ豊富なジャンルと優秀な講師陣。タレントスクールも併設している。今回発売が開始されたエンタメサポーターチケットを購入すると、メッセージが入ったオリジナル電子チケットを受け取ることができる。エンタメサポーターチケットとは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているエンタテインメントの再興・再始動を目指し、ぴあが行っている[re:START](リスタート)プロジェクトの一環。アーティストの写真やメッセージ入りのオリジナル電子チケットを購入することで、自宅にいながら応援したい団体・アーティストの今後の活動を支援することができるサービス。
2020年06月05日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、かつてバブルとも呼ばれた’80年代の東京を舞台にした、国際色豊かな映画『アースクエイクバード』を紹介します。昨秋の東京国際映画祭で特別招待作品として上映され、現在Netflixで独占配信中です。■映画『アースクエイクバード』Netflix独占配信中日本に住んで5年余りのルーシーは、友人のリリーが行方不明になり、重要参考人として尋問されます。ルーシーは、写真撮影がきっかけで出会ったアマチュア写真家、禎司を愛し始めます。しかしリリーに彼を紹介し、3人で佐渡島に出かけたことで、ルーシーにある疑念が湧き始めるのでした。ルーシーには常に暗い空気がまとわりついていて、それが大きな謎となっています。また、地震で部屋が激しく揺れるシーンが何度かあるのですが、かつて阪神・淡路大震災を経験した記者は、その瞬間の恐怖を思い出しました。体の奥底から突然揺さぶられる体験は、ずっと信じていた人が信じられなくなった経験と似ているのかもしれません。EXILEの小林直己が、流ちょうな英語を話しながら、何かを隠しているミステリアスな禎司を演じています。しかもベッドシーンまで!地震と死という私たちに付きまとう不安を描きつつ、愛の曖昧さや壊れやすさを描いています。でも最後のセリフに、きっと誰もが救われることでしょう。(文:西元まり)「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年06月01日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。まるで清涼飲料水みたいなドラマーー。4月ごろからSNSで目にするようになった「タイBL」。なんでも『2gether』というドラマを見るとタイ沼へ引きずり込まれ、戻ってこない人が多いのだとか!?その人気の秘密を探るべく、早速見てみました。■ドラマ『2gether:The Series』全13話(1話約50分)※YouTubeでタイトル名で検索するとGMMTV公式チャンネルへ。動画の「設定」から有志による日本語字幕を表示できる制作はタイエンタメ界最大手のグラミーで、国内で放送終了後、公式YouTubeチャンネルに本作を英語字幕で配信。これが世界中に広まり人気に火がつきました。物語の主人公は、大学新入生のタイン。ゲイの同級生から猛烈なアプローチを受けた彼は、それを回避するためイケメンのサラワットに偽彼氏になってもらうことを計画。その計画を実行していく過程でお互いが特別な存在に……。まず何がいいって主演2人のビジュアルです。2人とも180センチ超えの長身で、鍛え上げられた肉体を披露。そして魅力的な登場人物が多い。友人のために親身になる男子たちはとてもいじらしい。あとは恋愛の描かれ方で、自分の好きな気持ちを灼熱の太陽のごとく全力でぶつけていくさまはとても清々しかった。これがある種のカタルシスを与えてくれました。濡れ場はほぼありませんが、それを補って余りある胸キュンシーンも満載です。タイBLがすごいのか、このドラマが格段に素晴らしいのかはまだよくわかりませんが、最終回を迎えロス中のいま、次なるタイBLを探しています。これが沼!?「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年06月01日韓国の人気男性デュオ「東方神起」が5月24日、初のオンライン公演を開催した。その行方に、注目が集まっている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う新たな試みで、チケットは一般3,700円(会員3,000円)の有料公演。メンバーのユンホ(34)とチャンミン(32)はリモートではなく、韓国の同じ場所でそろって生パフォーマンスを世界配信。AR(拡張現実)技術を駆使し、ファンと中継をつないで質問にも回答した。「視聴数は非公表でしたが、配信終了時にはコメント投稿数が60万件。『いいね』も2億2,700万回を超えるなど、大反響でした。通常公演での動員者数よりもはるかに多くのファンが生視聴できますし、会場費や警備などの人件費を抑えられるというメリットもあります」(音楽関係者)今後も新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大規模会場での公演は困難が予想される。このままだと、エンタメ業界の損失がさらに拡大してしまうーー。そんななか、オンライン公演に期待が寄せられているのだ。こうしたビジネスモデルは、海外ですでに取り入れられているという。芸能関係者がこう語る。「国土の広いアメリカではスポーツのビッグイベントに際して、有料コンテンツに料金を支払って視聴するシステムであるペイ・パー・ビュー(PPV)が普及しています。先日も格闘技団体のUFCが無観客試合を敢行し生中継したところ、スポーツ観戦に飢えていた人がこぞって購入。視聴者数は70万人にのぼりました。単価は約60ドル(約6,500円)。視聴収入だけで約45億円を稼いだことになります。さらには放映権料やスポンサー料も入るため、選手にも十分過ぎるほどのファイトマネーを支払えるのです。コロナ禍により、アーティストたちは危機に瀕しています。日本でも、この方式を導入すべきではないでしょうか」果たしてオンライン公演は、日本のエンタメ業界の活路となるのだろうか。
2020年05月26日主演ありきで企画が立ち上がることの多い日本のエンタメ界において、いまミュージカルの世界は比較的フェアになっているのではないかと思う。要は、歌えるか否か、そして、観客の心を掴む芝居ができるか否か。海宝直人さんという人こそ、まさにその象徴的存在だろう。子役時代からのキャリアを考えれば、いまの活躍ぶりは当然のことかもしれない。それでも大人の俳優としてミュージカルの舞台に立ち始めた当初は、ソロパートがまるでないアンサンブルのひとりだった。そんな海宝さんが一躍注目を集めるようになったのが’15年の『レ・ミゼラブル』だ。オーディションによりヒロインの恋人となるマリウスを演じたが、幕が開くなりミュージカルファンの間で海宝マリウスが大きな話題に。そこからは、『アラジン』日本初演でのアラジンや、『ライオンキング』のシンバ、『ノートルダムの鐘』のカジモドなど、超有名大作の主役を次々と射止めている。その快進撃も、彼の歌を聴けば納得のはず。楽曲の音の輪郭を細かく丁寧になぞりながら、そこに役の心情を描写してみせる。その圧倒的な歌唱力と表現力には、ただただ脱帽するばかりだ。「姉が4歳の頃に『アニー』に出演したりして、物心つく前から、自然に歌ったり踊ったりしていたんです。この間、昔のホームビデオを見ていたら姉と競うようにアニーの歌を歌っていて、本当に好きだったんだなって(笑)」そんな海宝直人さんの初舞台は8歳の時にチップ役で出演した劇団四季の『美女と野獣』。その後には、『ライオンキング』でヤングシンバも経験した。「当時は学校とミュージカルとの両輪で生活していた感じでした。でも、どちらかというとお仕事の方が楽しくて、自分としてはそっちがメインみたいな感覚でした」そんな少年がミュージカルの道を選択したのは、ごく自然なこと。大学への進学も考えていた高校卒業間際に『ミス・サイゴン』のオーディションの存在を知る。「いま思えば、あれが大人の俳優としてやっていこうと決めた瞬間だったと思います」と振り返る。「『ミス・サイゴン』はアンサンブルにソロの場面があったりするんですが、僕にはなくて。そこから多くの作品に出させていただきましたが、やはりメインでお芝居がしたい思いがありました」ターニングポイントは’15年の『レ・ミゼラブル』マリウス役。その歌唱力だけでなく、役柄への深い解釈に評価が集まり、注目度が一気に増した。その後、『アラジン』『ライオンキング』『ノートルダムの鐘』と大作ミュージカルの主役を次々と演じている。「幼い頃から出会ってきた方や作品にずっと恵まれてきたんだと思います。それこそ、子役時代にご一緒させていただいた劇団四季の方々は、素晴らしい俳優さんばかり。そういうなかで、自分が何をいいと思うか、どんな俳優になりたいかといったものが形成されていったような気がします」役を表現するツールとしてテクニックは必要なんです。海宝さんの魅力といえば、確かな歌の実力はもちろんだけど、何よりその歌の表現力の豊かさだろう。これまで何度となく聴いていた曲なのに、海宝さんの歌で“ああ、こういう曲だったんだ”と気づかされることも多い。「もともと僕は、この役の心情でこのメロディならばこう表現したいというのが、結構はっきり自分の中にあるほう。それを表現するツールとして、どうしてもテクニックが必要なんです。ただ20代前半の頃は、こういう表現がしたいのにできないとか、こういう音色を出したいのに出ないとかで苦悩していて。例えば高音でメロディが書かれている曲があって、それを歌おうとすると声が細くなってしまったり柔らかい音色になってしまったり、歌のエネルギーが落ちてしまうことがあるわけです。でもそれでは、自分が思う役の心情が表現できない。だとしたら、出せるようにするしかないですよね。苦悩する場面で歌うなら、もっと声帯を閉じた、ガツンと当たった音でちょっと歪みを出したいとか。そのためにボイストレーニングに通うようになったんです」テクニックを磨くことは、つまり表現の幅を広げるということ。そして、いざ舞台に立った時に歌から自由になるためのもの。「歌っている時、思うように声が出ないとか何か引っかかりがあると、そっちが気になって役に集中できなくなっちゃうんですね。それが自分の中のストレスになるし、お客様にも伝わってしまう。だから舞台上で余計なことを考えずに済むためのものなんです」なんと’18年には世界的演劇都市ロンドンのウェストエンドで舞台デビューも果たしている。しかもそれが、舞台で海宝さんの声を聴いたロンドン・ロイヤル・オペラハウスのコンサートマスターのヴァスコ・ヴァシレフさんからのオファーだったというからすごい。「最初は詐欺じゃないか、と(笑)。でも、こんなチャンスはなかなかないし、飛び込んでみようと思って。右も左もわからないなかでしたが、すごく新鮮な体験でした」世界も認めたその人は、いまどこを向いているのだろうか。「この間、『アナスタシア』という日本初演の作品に携わらせていただいたんですが、自分でイチから作っていけるというのは、すごく価値のあることだなと思ったんです。プレッシャーもありますが、やりがいを感じますよね」転機となった出演作苦悩しながら成長していく人間味が共感を呼んだ。’15年を皮切りに、’17年、’19年の『レ・ミゼラブル』でマリウスを好演。「けっしてヒーローではなく、乗り越えられないものの前で苦悩したりする人間くささが魅力的な役です」制約の多い難役に挑戦。深く丁寧な役づくりが光る。’16年に日本初演となった劇団四季『ノートルダムの鐘』で、公開オーディションにより主人公・カジモド役を獲得。「肉体的にも精神的にも、自分の極限を試された作品でした」かいほう・なおと1988年7月4日生まれ、千葉県出身。舞台を中心に活動する傍ら、ロックバンド・CYANOTYPEのボーカルとしても活動している。※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月25日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、フランスアニメ映画『失くした体』をご紹介します。■Netflix『失くした体』独占配信中日本の漫画やアニメにいち早く注目したのはフランスで、記者は’07年にパリで漫画・アニメブームを取材し、その熱狂ぶりに驚きました。以来、アニメ制作を教える現地の学校も増え、日本とは違ったフランスらしいテイストのアニメも生まれています。『失くした体』は、人生の不条理や恋の切なさを描いた傑作です。いつも無気力なピザの配達人ナウフェルは、遅刻をしては職場で叱られる青年。幼いころは宇宙飛行士かピアニストになるのが夢でしたが、両親を交通事故で失い、幸せだったころを思い出してばかり。ある日、配達先でガブリエルという女性とインターホン越しに話をし、数日後、偶然を装って彼女の叔父の木工店に転職します。そんな彼の人生と交互に描かれるのは、「右手」の冒険。冷蔵庫の中の切断された右手は、まるで強い意志を持っているかのように脱出し、パリの街を突き進みます。ネズミに襲われたり犬にくわえられたりと危険な目に遭いながらも、どこかを目指してさまようのです。果たして右手はどこに行きつくのでしょう?旅する右手に、記者はとても哲学的なものを感じました。厄災のメタファーとされるハエが随所で登場し、不吉な影が付きまといますが、予想を裏切るエンディングが待っています。きっと多様な解釈が楽しめる秀作です。(文:西元まり)「女性自身」2020年6月2日号 掲載
2020年05月25日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。挫折や失敗を乗り越えなくてはいけないとき、あなたはどう考えますか?お笑い芸人「ぺこぱ」のように、全て否定せずに前向きに変える思考ゲームがあると聞き、家族で遊んでみました。■HIROWA「人生よかったカルタ」価格/こども版1,500円、大人版・おじさん版1,800円(いずれも税別)「新・陽転思考」を勧める和田裕美さんが考案したもので、出来事を受け入れ、よい側面を探すプラス思考カルタです。やり方は、たとえば「練習してもちっとも上達しなくてよかった」という札が読まれたとき、絵札を取った人が、どうしてよかったのかを答えます。家族が答えたのは、「ゴルフのときに言われたよ。もっと練習する機会が増えるから!」。次に読んだ札は、「路上駐車で罰金をとられてよかった」。「え〜、難しいなあ。罰金なんか嫌な思い出しかないよなあ」「事故にならなくてよかった、は?」「ふだんできない社会への寄付ができた、とか?」といろんな意見が出ます。遠方に住む息子夫婦ともウェブ会議アプリを使い、やってみました。絵札をパソコンのカメラに映し、こちらで札を読み、なぜよかったかを交代で答えます。「やりたくないことをやらされてよかった」という札は「何がやりたいかわかったから」と答え、「すごくいい!」と会話が弾みました。みんなの感想は「これはカウンセリングだね」。さまざまな人の気持ちや立場、考え方、そして人生観を知る機会にもなりそうです。(文:西元まり)「女性自身」2020年6月2日号 掲載
2020年05月25日CS韓国エンターテインメントチャンネル「Mnet」および、韓国エンタメ動画配信サービス「Mnet Smart」にて、ユ・スンホ主演の新作ドラマ「メモリスト」(原題)が7月より日本初放送されることが決定した。子役から見事な成長を遂げ、「ロボットじゃない~君に夢中!~」「リメンバー ~記憶の彼方へ~」などで知られる若手実力派ユ・スンホの主演最新作。触れるだけで人の記憶を読むことができるサイコメトリー能力を持つ刑事トン・ベクと、冷徹な若き女性プロファイラー、ハン・ソンミが難事件を解決していくミステリー捜査劇。2人の前に現れた殺人犯もまた、記憶を操作できる超能力者だった…!超能力を持つ国家公認のスター刑事トン・ベクに扮するユ・スンホは、被害者を思うあまり、言葉よりも先に手が出てしまう正義感の強いキャラクターを演じ、痛快なアクションシーンを披露。『王になった男』で圧倒的な演技力を見せた女優イ・セヨンが、若くして地位を築いた超エリートプロファイラーのハン・ソンミ役を演じる。彼らは謎に包まれた犯人の正体を突き止め、事件を解決へと導くことができるのか?そして、徐々に明らかになるトン・ベクの過去とは…?サイコメトリー能力とプロファイリング、それぞれの方式で犯人を追う本格ミステリー捜査劇は見逃せない。「メモリスト(原題)」は7月20日より毎週月・火曜日22時~Mnetにて日本初放送。本放送後Mnet Smartにて7日間見逃し配信。(text:cinemacafe.net)
2020年05月18日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、昨年映画化されて話題を呼び、DVDになった『映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ』をご紹介します。■『映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ』Blu-ray&DVD発売中。価格:Blu-ray4,100円、DVD3,500円(ともに税別、特典付き)。発売元/ファンワークス、DMM pictures。販売元:DMM pictures電車でも教室でも端に座ってしまう日本人。そんな日本人らしさを持って生まれた『すみっコぐらし』は、リラックマなどを展開する「サンエックス」の人気キャラクター。『すみっコぐらし』の特徴は、登場キャラクターの種類が多いこと。寒がりの「しろくま」、みどり色をした「ぺんぎん?」、恥ずかしがり屋の「ねこ」などの動物だけでなく、「いつか食べてもらうのが夢」という「とんかつ」や「えびふらいのしっぽ」も登場。記者はエビフライのしっぽは食べる派ですが、一般的に残されるので「食べて食べて~」と言うキャラクターです。いつもモジモジしてすみっこに集まる習性のあるみんなが、ある日絵本の中に吸い込まれ、『桃太郎』や『赤ずきんちゃん』などの童話の世界を旅します。性格の悪いコはいなくて、みんな不器用ながらもけなげで優しい。途中で出会う「ひよこ?」がまたとてもかわいくて、キュン死させられました。見るまでは子ども向け映画かなと思っていたのですが、大切な思いやりを呼び覚ましてくれて、子どもと見るだけでなく、むしろ疲れた大人に見てほしい映画です。記者も、毎日の息苦しさがほぐされて、ふわふわの雲に抱っこされたような気持ちに……。原田知世が歌うエンディング曲にもすっかり癒されました。(文:西元まり)「女性自身」2020年5月26日号 掲載
2020年05月18日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、ラブコメの金字塔『コーヒープリンス1号店』でブレークしたキム・ジェウクと、“新ラブコメ女王”ことパク・ミニョンという、韓国ドラマ界きっての美男美女が共演した胸キュンラブストーリー『彼女の私生活』をご紹介します。■『彼女の私生活』DVD-BOX1発売中、BOX2は6月3日発売。価格:各1万7,000円(税別)。発売元/『彼女の私生活』パートナーズ。セル販売元:TSエンタテインメントTSUTAYA先行でレンタル中。レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメントヒロインのソン・ドクミはチェウム美術館の優秀な学芸員ですが、私生活では推しアイドルに夢中な隠れヲタク女子。一眼レフを片手にK-POPアイドルを追いかける姿は、記者が韓流取材現場で遭遇した“バズーカ女子”そのもの。ある日、ジェウク演じる天才画家、ライアン・ゴールドが美術館の新館長に就任してきます。一方、推しアイドルのチャ・シアンが美術館で展示をすることとなり、ひょんなことからドクミと噂に。シアンをスキャンダルから守るため、ドクミはライアンとの偽装恋愛を始めますが、ツンデレ館長がいつしか気になる存在になり……。美術館を舞台に芸術家の光と影にもスポットを当てた今作。ある画家の絵によって明らかになるライアンの壮絶な過去もさることながら、ドクミの優しさで彼が幼いころのトラウマを克服していく姿は人間ドラマとしても十分楽しめます。とはいえ熱々なイチャつきぶりは、これぞ韓流。濃厚なキスシーンをあれこれ見せられ、おばちゃん記者はたまりません!(笑)「女性自身」2020年5月26日号 掲載
2020年05月18日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIが16日、ニコニコ生放送とYouTube Internationalサブスクリプション内の『YOSHIKI CHANNEL』にて、LAの自宅より4回目の生配信を実施。新型コロナウイルス終息後のエンタメ業界についてて語った。まずは、YOSHIKIが住むLAで外出制限が3カ月延長されたことに触れ、「今は“STAY HOME”から、英国が掲げるスローガン“ STAY ALERT”という第二のフェーズにきている。 経済も回さなければいけないので、職業によっては営業自粛の緩和が始まっている。しかし、医療崩壊を起こさないためにも、ワクチンができるまでは油断できない」とコメント。知人である医学者達の意見を参考にした上で、「ワクチン開発後も、臨床試験や世界各国への配布を考えると膨大な時間がかかることが予想されるため、今後は経済を回しながら、ウイルスと共存していく必要があるだろう」と推測した。エンタメ業界については、「これはアメリカで議論されている例だが、仮にコンサートができるようになったとしても、フィジカルディスタンスを保つために席を一つずつ空ければ、売り上げが50%減ってしまう。さらに換気システムを整えようとしたら、設備投資もしなくてはならない」と厳しい状況に立たされていることを伝え、「最悪の事態も想定しておくべきでは」と意見。「僕らが今後もミュージシャンとして生計を立てていくのであれば、プランA、プランB、プランC……と、さまざまなプランを持っておかなければいけない。今までのようには戻らないといった想定をして動く必要がある」と、自身の活動についても俯瞰的な考えを明らかにした。また、フランスのモード誌『Numero』や日本経済新聞に記事を掲載されたことをきっかけに、芸術とビジネスの関係性について考えたというYOSHIKIは、「僕は、たとえビジネスとして成り立たなくなったとしても音楽を続けるだろう。すべての芸術がビジネスとして成り立つ必要はないと思う。僕は自分の音楽で人を支えたい。また、もし音楽を続けられるのであれば、自分の作った作品の感想を聞いてから死にたい」と真摯に語った。さらに父やメンバーなど、身近な人たちを亡くしていることに触れ、「僕は、死から逆算して考えるタイプで、ある種、破滅志向がある。残された時間で何をすべきか。あと何曲の作品を世に出せるかを常に考えている。そう考えると、今自分は本当にやりたいことをやれているのかと考えてしまう」と語る場面も。最後には「今は交響曲の作曲を行っており、コンサートが開催できない状況でも、とても充実している」と音楽活動への前向きな姿勢を見せた。この日は『サンリオキャラクター大賞』の中間発表でyoshikittyが第5位にランクインしたお祝いとして、ゴールデンボンバー・歌広場淳からのコメント動画も配信。「今年はどこまでいくのか非常に楽しみです!」と自宅からエールを送る歌広場の姿に、YOSHIKIも思わず笑みを浮かべていた。次回の配信は、5月23日。エンタメ業界の今後について再びYOSHIKIが語る。今回の配信では「2、3週間のうちに、昨年より動いている僕の音楽関係や映画関係に関する発表があるかもしれない」「23日の配信で良い発表ができるかも」といった発言もあり、その発表内容に期待が高まる。
2020年05月17日新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているエンタテインメントの再興・再始動を目指し、ぴあが立ち上げた[re:START](リスタート)プロジェクト。その一環として行われている「エンタメサポーターチケット」の第1弾が5月15日(金)より販売される。「エンタメサポーターチケット」はアーティストの写真やメッセージ入りのオリジナル電子チケットを購入することで、自宅にいながら応援したい団体・アーティストの今後の活動を支援することができるサービス。今回販売されるチケットは「こんなに笑えるシェイクスピアは初めて」と喝采を浴びた青木豪×シェイクスピア喜劇の傑作舞台「十二夜」。500円、1,000円、3,000円支援金額を選択でき、 金額毎に異なる舞台写真と一部キャストメッセージの入った電子チケットを受け取ることができる。詳細は下記特設ページにて。
2020年05月15日台湾の3ピースバンド、Elephant Gym(大象體操=エレファントジム)が、日本のエンタテインメント業界や医療機関・自治体などに対しての活動支援への助成のクラウドファンディングを立ち上げた。台湾を拠点に日本を始めワールドワイドな活動を行っている同バンド。日本の音楽にも強い影響を受け、幾度のジャパンツアーや日本人アーティストとの共演など日本へのシンパシーも厚い。防疫措置のクイックリーな対応や徹底、損失補償等々COVID-19対策において高い評価を持つ台湾。とは言っても自国でもその被害は相当なはず。にも関わらず彼らはなぜ、日本のためにこの支援策を立ち上げたのか?その想いや真意、その先に待っている何か、そして台湾COVID-19対策の国民側からの見地をメンバーが真摯に答えてくれた。|国境など枠組みを越えてサポートし合うという動きが少しでも広まってくれればSUPPORT JAPAN FROM TAIWAN() 」クラウドファンディングページ── 今回の支援金は、どのような形で使われるのが理想でしょうか?「金額的には豊かな生活を補償できるような額では全くないけれど、少しでも生活や家賃の足しにでもなればと思います。もし厳戒態勢を引きながらでも、何とかライブができるようになれば、その時にお互いを守るためのマスクや体温計を準備することに使う、といったこともいいのかもしれないですね」── それによりどのような効果が出ることが理想でしょうか?「日本はとても優しくてプロフェッショナルな人たちが揃っているから、引き続き同じ業界で働くことができればいいと願っています」|台湾では若者はとても政治に関心を持っている。今回のCOVID-19の事態で、それが完全に良い結果として表れた月11日に、新たにこのクラウドファンディング向けにデザインされた3アイテムのリターンが追加。デザインは全てグラフィックデザイナーの MACCIU() が手がけている。詳細はクラウドファンディングのページにて。: : : 編集 / ぴあ編集部インタビュー・テキスト / 池田スカオ和宏
2020年05月13日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は再現度が高すぎる、フランス実写版『シティーハンター』をご紹介します。■『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』5月8日Blu-ray&DVD発売。価格:Blu-ray4,800円、DVD3,900円(ともに税別)。販売元:ハピネット・メディアマーケティング去年2月、アニメ『シティーハンター』の新作が20年ぶりに劇場版で公開され、作品の大ファンだった記者はその内容に大満足し、冴羽僚(僚は、けものへん)が歩いた新宿を聖地巡礼したものでした。その劇場版公開時から「フランスの実写版シティーハンターの再現度がすごい」とSNSで話題になっており、ポスターを見てみたら、あらびっくり!確かに再現度が高い!そんなことを思っていたらまさかの日本公開。そして待望のBlu-ray&DVDが発売されることになりました。物語はいつものように、僚と香に仕事が持ち込まれるところから始まります。今回のミッションは嗅いだ者をとりこにする「キューピッドの香水」の奪回で、タイムリミットは48時間。この2日間のてんやわんやが描かれるのですが、僚から海坊主から香から槇村から(なんなら悪役も)、登場してくるキャストがアニメと恐いくらい似ていて思わず笑いがこみあげてきます。細部も実写だというのにアニメに忠実で、香の怒りのハンマー、あきれたときのカラスの登場など驚きの演出です。原作者の北条司氏も「『シティーハンター』への理解が深い」と絶賛したそう。とにかくシティーハンター愛がさく裂していて、記者はその愛情に感動しました。エンディングはもちろん『Get Wild』。最初から最後まで期待を裏切らない傑作をどうぞご覧あれ!
2020年05月11日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。韓国版『テラスハウス』と言われ、日本でも人気の恋愛推理リアリティショー『HEART SIGNAL』のシーズン3が現在配信中。その魅力に迫ります。■恋愛推理リアリティショー『HEART SIGNAL』ABEMA、ABEMA SPECIALチャンネルにて独占配信中。6人の若い男女が「シグナルハウス」という一つ屋根の下で暮らしながら恋愛を繰り広げていく番組。退去までの1カ月間、告白は禁止。毎晩0時にその日いちばん気にいった異性に匿名でLoveメールを送るというのがルール。面白いのは韓国男性の生態が見られること。キッチンで料理をするときや通勤などで車に同乗するとき、という接近チャンスをライバル同士で取り合ったり、一番人気の女性が食事中に料理で少し顔を汚しただけで慌ててティッシュを探し回ったり、早起きして朝食を作ってあげたり……。女性たちは得意な料理を披露したり、笑顔に自信のある人はずっと笑っていたり、あごに手をあてるかわいいポーズをしたりして、それぞれの魅力をアピールする様子も興味深いです。異性への視線・行動=シグナルを読み解きながら、誰が誰にLoveメールを送るのか、スタジオで彼らの様子を見ているパネラーたちが毎回推理していくのを、一緒になって「あの人はあのコを選ぶはず」と想像するのが醍醐味。同居が終わる1カ月後には待望の告白タイムが待っています。結末までドキドキが止まりません。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月11日懐古的なことにツキがある週。エンタメなども懐かしのシリーズや、いにしえの映画に人生のヒントを発見できそう。仕事では、あなたのこだわりが裏目に。意見が通らないと感じたら、柔軟に交わして。恋愛運は、華やか。年下や年上など、様々な異性を引き寄せられる暗示。外国人も本命に。
2020年05月11日新型コロナウィルス感染拡大を受け、緊急事態宣言が5月31日まで延長された。各テレビ局も、ドラマ収録中断の延期を余儀なくされている。いっぽう、4日からオンエアされた新ドラマ『今だから、新作ドラマ作ってみました』(NHK総合)が注目を集めている。人同士が接触することなく、自宅を舞台にリモートトークが繰り広げられるドラマだ。第1話ではコロナ禍でハワイ挙式が中止になったカップルを、満島真之介(30)と前田亜季(34)が演じた。2人が言い争うシーンでは「俺の緊急事態だわ」や「いま流行のソーシャルディスタンス」といったタイムリーなワードも飛び出した。第2話では小日向文世(66)と竹下景子(66)による熟年夫婦が登場。画面越しの「あの世とこの世」で会話を繰り広げる斬新な設定だ。前代未聞ともいえる新ドラマだが、制作過程では並々ならぬ苦労があったという。「企画から1週間以内で許可が下りた異例のドラマです。全てオンライン上で打ち合わせをし、放送まで1カ月弱で仕上げたと聞きました。ドラマでは複数のカメラが入っていますが、スマホに三脚を立てたそうです。画面越しの指示も、場所を示す“こそあど言葉”が通用しなかったとも。演者は短期間で脚本を覚えるだけでなく、カメラの配置や衣装、小物も準備する奮闘ぶりだったそうです」(テレビ局関係者)このような新しい手法は、視聴者から好評を博している。《エンターテインメント界の底力をありがたく満喫してます。ありがとうございます。新しい手法の劇が生まれるところに立ち会った気分です》《第1夜、第2夜とも登場人物2人だけ、かつ場面もお家という限定的な要素しかないないのに1つのドラマになってるのが本当にすごい。派手さは一切ないけどそれですごく良かったです。 第3夜もとても楽しみです。何事もチャレンジだと思う》《良い脚本と良い役者そして演出この3つが揃えば制約された中でもここまでの物ができるのか》NHKでは4月1日からドラマ撮影が中止となった。各メディアによると、大河ドラマ『麒麟がくる』や連続テレビ小説『エール』は7月初旬でストックが切れるという。このような境遇でも、異例のスピードで新作に挑めるのはNHKの強みだろう。「制作費の財源を受信料で賄っている公共放送なので、民放のようにCMスポンサーの制約がありません。テレワークでは、制作費も低額で抑えられるそうです。4月1日から始まったネット同時配信サービスも利用者が増加しているといいます。3密を回避する『新しい生活様式』が提示されたので、民放でもNHKを参考にドラマ制作する可能性もあるでしょう」(前出・テレビ局関係者)
2020年05月07日新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けているエンタテインメントの再興・再始動を目指し、ぴあが[re:START](リスタート)プロジェクトを立ち上げた。今年2月下旬以降、エンタテインメント業界は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府からの自粛要請を受け、長期にわたって準備をしてきたライブや舞台、スポーツ、イベントなどを、断腸の思いで中止・延期を自ら決断してきた。この状況が5月末まで続くと、その数は15万3000本に及び、のべ1億人を超える人達が、エンタテインメントを楽しむ機会を失うことになる(ぴあ総研調べ)。ぴあは、この危機的状況において、「ファンを笑顔にしてきた“エンタテインメントの場”をもう一度、届けたい。」「エンタテインメントを作り上げてきた人達を笑顔にしたい。」という思いから、[re:START]プロジェクトを立ち上げた。[re:START]を旗印に、ぴあの様々なサービスとノウハウを最大限に活用。エンタメの再興・再始動=[re:START]に近づけるサービス・機能の提供を目指す傍ら、エンタメに関わる人々、エンタメファンを一人でも多く、この渦に巻きこみ、“エンタテインメントの場”を取り戻していきたいという思いだ。まず5月より[re:START]プロジェクトから発信されたサービスは以下の3つ。(1)ライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」アーティストの方々に新しい表現の場と、新たな収益源を提供する有料コンテンツ。会場手配、撮影から視聴チケット販売、配信まで、ぴあがイベント主催者やアーティストを一括でサポート。(2)自宅でエンタメ応援企画!「エンタメサポーターチケット」アーティストの写真やメッセージ入りのオリジナル電子チケットを購入することで、自宅にいながら応援したい団体・アーティストの今後の活動を支援することができるサービス。チケットは投げ銭感覚でできるものから、さまざまな特典のあるサブチケット付きなど。(3)エンタメ情報アプリ「ぴあ」特別号エンタメ界全体の動きや様々な支援の取り組みの紹介記事のほか、「ライブ動画配信」「アーカイブや関連映像配信」「オンラインでの支援の取り組み」等を網羅。アプリ内のコメント投稿機能を活用し、コミュニティとしての役割も提供。ぴあは、東日本大震災後、復興支援活動「チームスマイル(TEAM SMILE)」を立ち上げるなど、エンタテインメントを通じた様々な支援活動を行ってきた。かつてない事態に直面する今、この[re:START]プロジェクトが、エンタテインメントを愛する方々の多くの笑顔につながるよう、さらなる展開を目指していく。
2020年05月01日エンタテインメント業界は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府からの自粛要請を受け、長期にわたって準備をしてきたライブや舞台、スポーツ、イベントなどの中止・延期を自ら決断してきました。この状況が5月末まで続くとするなら、その数は15万3000本に及び、のべ1億人を超える人達が、エンタテインメントを楽しむ機会を失うことになります(ぴあ総研調べ)。アーティストやクリエイターをはじめとするエンタテインメントの担い手、ならびにスタッフは、ファンに向けたリアルの表現の場を失い、経済的に大きな打撃を受け、今このときも先の見えない不安と戦っています。世の中はゴールデンウィークに突入したけれども、“STAY HOME”“STAY SAFE”を守りながら過ごす日常は、いつもの“黄金週間”とはぜんぜん違う風景に見えます。「ファンを笑顔にしてきた“エンタテインメントの場”をもう一度、届けたい。」「エンタテインメントを作り上げてきた人達を笑顔にしたい。」[re:START](リスタート)は、ぴあが取り組む、エンタメ再興・再始動のためのプロジェクト名であり、エンタメ再興・再始動の動きそのものを総称して広めていくために掲げるキーワードです。この旗印のもとに、エンタメに関わる人々、エンタメファンをひとりでも多く、この渦に巻きこみ、“エンタテインメントの場”を取り戻していきたいと思います。エンタテインメントの担い手とファンの「出会い」を提供してきたメディアとしての「ぴあ」は、特別編成とし、エンタメ再始動に向けた世の中の動きを伝える記事と情報を毎日発信し、少しでも多くの[re:START]を支えること、広めることにつなげます。そうした特別号の「心のテーマソング」として、コロナ禍の人々を励ます、佐野元春 & THE COYOTE BANDの「この道」(Social Distancing Version) を掲げたいと思います。朝が満ちるその日までこの道はもっと明るくてもいい夜が明けるその日までこの道はもっとおおらかでもいいデビュー40周年迎え、再びアクティブに動き出している佐野元春は、まもなく「ぴあ」アプリの連載企画「クリエイター人生」に登場予定。彼の表現・キャリアを形づくる様々な切り口からインタビューに挑むべく、リモート会議での「セッション」が続いています。どうぞお楽しみに!◆「ぴあ」アプリ 特別号の内容・[re:START]に向けたエンタメ界全体の動きや様々な支援の取り組みなどを記事化し、発信していきます。・日々行われている「ライブ動画配信」「アーカイブや関連映像配信」「オンラインでの支援の取り組み」等を網羅的に収集し、[re:START]につながる出会いにつなげていきます。・ぴあアプリ内のコメント投稿機能を活用して、[re:START]に共感し、広めていく人々が集まるコミュニティとしての役割も提供します。・ぴあのWebサービス「ウレぴあ総研」、「uP!!!」等も順次連携し、[re:START]を広めていきます。
2020年05月01日編集部:学研キッズネット編集部映像・音楽・書籍・ライブなどのエンタメサービスが、au、docomo、SoftBankなどどの携帯キャリアでもいつでもお楽しみいただける「auスマートパスプレミアム」では、 おうちで楽しむためのおすすめコンテンツを3週に渡って特集していきます。おうちフェス”開催!?2020年4月27日(月)からは第1弾として、人気アーティストのライブ音源の配信をまとめた「おうちで楽しむライブ音源」特集を公開いたします。「邦楽編」「洋楽編」ともに定番の名曲やライブで盛り上がる楽曲をラインナップしました。「アルバム編」では、Official髭男dismやL‘Arc~en~Ciel など、人気アーティストのライブ音源を丸ごと収録したアルバムを多数紹介しています。CDとは違う特別なアレンジや臨場感たっぷりの歓声が入ったライブ音源を聞くと、ライブ会場に来たような感覚を味わう事が出来ます。自宅で過ごす時間は是非「auスマートパスプレミアム」を活用して、「おうちフェス」を開催してみませんか。第2弾は5月4日(月)から、「おうちで楽しむ歴代名作ドラマ主題歌」を特集します。この機会にかつての人気ドラマを一気見されている方も多いのではないでしょうか。そんな歴代ドラマの主題歌を年代ごとにあつめました。80年代、90年代、2000年代、2010年代の名作ドラマを思い出しつつ、おうち時間のお供にどうぞ。第3弾は5月11日(月)から、「おうちで楽しむキッズ作品」を特集します。元気いっぱいなお子様がおうちで退屈されないよう、小さなお子様向けのコンテンツをあつめました。自宅にいる時間を、是非auスマートパスプレミアムを活用して、充実させていただければと思います。おうちフェス概要■「おうちで楽しむライブ音源」内容:人気アーティストのライブ音源の配信をまとめた「邦楽編」「洋楽編」のプレイリストと、「アルバム編」ではアーティスト別のライブアルバムを特集で紹介。期間:4月27日(月)10:00〜対象:auスマートパスプレミアム会員URL:■「おうちで楽しむライブ音源」配信曲一例<邦楽編>「宿命 – LIVE」Official髭男dism「ワタリドリ – live at 大阪城ホール 2016.6.26」[Alexandros]「群青日和 – Bon Voyageより」東京事変他全40曲<洋楽編>「We Will Rock You(Live At Wembley Stadium)」Queen「Like a Rolling Stone(Live 1966 “The Royal Albert Hall Concert” The Bootleg Series Vol. 4)」Bob Dylan「The Man Who Sold The World(MTV Unplugged In New York)」Nirvana他全29曲<アルバム編>「one-man tour 2019@日本武道館」 Official髭男dism「愛 am BEST, too tour 2019 ~イエス!ここが家ッス!~ at Zepp DiverCity(TOKYO) 2019.05.02」大塚愛「Philharmonic or die」くるり「ONE MAN LIVE -A STORY-」Nulbarich「THE LIVE- DMCC REAL ONEMAN TOUR 2016/2017 ボロボロ バキバキ クルットゥー/なんばHatch (2017/01/31)」キュウソネコカミ「UVERworld KING‘S PARADE at Yokohama Arena」 UVERworld「25th L’Anniversary LIVE」 L‘Arc~en~Ciel「中島みゆき ライブ リクエスト ‐歌旅・縁会・一会‐」中島みゆき■「おうちで楽しむ歴代名作ドラマ主題歌」内容:80年代、90年代、2000年代、2010年代の名作ドラマの主題歌を年代ごとに特集でご紹介。期間:5月4日(月)10:00〜(予定)対象:auスマートパスプレミアム会員■「おうちで楽しむキッズ作品」内容:ご家族でお楽しみいただける小さなお子様向けのコンテンツを特集でご紹介。期間:5月11日(月)10:00〜(予定)対象:auスマートパスプレミアム会員■「auスマートパスプレミアム」とは「auスマートパスプレミアム」は、スマホライフを充実させる便利なアプリや、おトクなクーポン、あんしんのスマホサポートなどを月額情報料499円でご利用いただけるサービスです。2019年11月19日より、従来の「おトク」、「楽しい」、「あんしん」特典に加えて、映像・音楽・書籍などのエンタメデジタルコンテンツをお楽しみいただけるようになり、さらに人気アーティストの完全招待制ライブやチケットの先行予約といったリアル特典も拡充いたしました。なお、2019年12月18日より、auに限らずスマートフォン・タブレットをお持ちのすべてのお客さまが利用可能です。公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月27日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、実際の事件に着想を得たというドラマ『アンビリーバブルたった1つの真実』をご紹介します。■Netflixオリジナルシリーズ『アンビリーバブルたった1つの真実』全8話独占配信中。物語はマリーという少女のレイプ事件から始まります。警察へ行くも、マリーの出生への偏見から刑事たちは作り話と決め込み、強引に訴えを取り下げさせます。その後、彼女はうそつきのレッテルを貼られ、社会的信用を失っていくのです。マリーの事件から数年後、女性刑事2人がレイプ事件の犯人を追っていました。どの犯行も似た手口で同一犯とみた2人は、執念で捜査を続けていきます。その捜査上でマリーの事件が真実であったことが明かされていくのです。全編を通して感じるのは性被害に対する男女の温度差。マリーの担当刑事である男性2人は、被害者である彼女に何度も状況説明をさせます。これはもうセカンドレイプ。一方、女性刑事のカレンとグレースは、被害者を尊重する方法で聴取を進めます。しゃべり口は事務的でも気配りが感じられるやり方。2人は性暴力がいかに人間の尊厳を奪うのかを実感し、重く受け止めているからです。問題児扱いされるマリーと真正面から向き合ったのも女性のカウンセラーでした。彼女たちのような熱量を持った人物でなければ、性犯罪や冤罪事件はなくならない気がします。真実は1つ。レイプ事件を真摯に描いた作品です。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月27日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、アメリカでゴールデン・グローブ賞を含む38の賞を受賞した国民的人気ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』の企画・脚本・製作総指揮が監督を務めた映画をご紹介します。■『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』4月24日DVD発売。価格:3,800円(税別)。発売元:キノフィルムズ/木下グループ。販売元:TCエンタテインメント舞台はニューヨーク。ボブ・ディランを愛する女性アビーは、ウィルと大恋愛の末、結ばれることに。出産を間近に控え幸せの絶頂にいたとき、事故に遭遇してしまいます。そしてその事故に関わってしまったロドリゴという少年は徐々に情緒が不安定に。両親の関係も悪化していくのでした……。おもな登場人物は7人で現在と過去が交差していく展開。そう、『THIS IS US/ディス・イズ・アス』とこのあたりが同じです。先が読めず謎解きのような展開で、伏線が回収されるのはけっこうあと。7人の人生を約2時間のうちに収めるのはちょっと難しいのかなというのが率直な感想でした。とはいえ、スペインの名優、アントニオ・バンデラスの渋さを最大限に見せ、最後の最後にホロリとさせる話の積み重ね方にうなりました。やっぱりすごい。たとえ苦難の人生であっても、その命はいろいろな偶然から生まれた奇跡の集合体。そんなことを思い、やさしい気持ちになれることでしょう。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月27日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、“性”をテーマにした見て学べる異色ドラマ『セックス・エデュケーション』をご紹介します。■Netflixオリジナルシリーズ『セックス・エデュケーション』シーズン1、2独占配信中。セックス・エデュケーション=性教育。このタイトルで「なに、エロドラマ!?」と鳥肌が立った人、その逆でエロい何かを期待した人。どちらの人にもみていただきたいのが本作です。主人公は16歳のオーティス。セックスセラピストで奔放な母を持った反動か、奥手でドがつくほど真面目な青年。そんな彼が母親譲りの性知識と分析力で、性に関するカウンセリングを同じ高校の生徒たちに始めていきます。制作は移民の多いイギリスなので、外国にルーツを持つ生徒らが登場。そして生徒会長・ジャクソンの両親はレズビアンカップルと、多様なルーツとセクシュアリティが描かれています。ドラマが進むにつれ「性教育を学校ぐるみで!」「カップルでもセックスの同意を得て」など、書き留めておきたいセリフが次々と出てきます。このドラマの特徴は、性をポップに扱い、けして卑猥なものにしていないこと。そもそも性教育とは、性活動を促すものではなく、ジェンダーの平等、多様なセクシュアリティ、メディア・リテラシーなど人権を前提とした教育を指すのです。そういった意味で、人物の背景、セリフ、物語の展開とすべてにおいて性教育要素を盛り込んだ本作は、作品自体が教科書そのもの。英国の自然風景を楽しみながら、勉強してみてください!「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月20日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、年代を問わず、誰もが知っているビートルズ。でももしも、ビートルズを誰一人知らないとしたら?そんなありえない設定の音楽映画『イエスタデイ』をご紹介します。■『イエスタデイ』4月22日発売。Blu-ray+DVDセット3,900円、4K Ultra HD+Blu-ray5,990円(ともに税別)。発売元:NBCユニバーサル・エンターテインメントイギリスの小さな町に住む売れないシンガー・ソングライターのジャックは、幼なじみのマネージャーのエリーに「もう音楽はやめる」と宣言します。その帰り道、世界中で12秒間の大停電が起こり、ジャックは交通事故に遭ってしまいます。退院後、ビートルズの『イエスタデイ』を友人に歌って聞かせると、全員が感動し、みなこの曲を初めて聴いたと言うのです。「ビートルズ」を検索しても出てこず、この世に存在しないと知ったジャックは、ビートルズの楽曲を歌い、たちまちスターになっていきますが……。そのきっかけが実にユニーク。本人役のエド・シーランが近所に住んでいて、ジャックの才能にほれ込み、ロシア公演の前座を頼むんです。そこで披露する『バック・イン・ザ・U.S.S.R.』は大盛り上がり。大観衆のシーンはエド・シーランが行う実際のライブ会場で撮影しただけあって、すごい熱気が伝わってきます。主演のヒメーシュ・パテルの声も吹き替えかと思うほどの高クオリティで、まさにビートルズ!記者は、ライブ会場にいるような臨場感にどっぷり浸りました。観賞後、ビートルズをまた聴きたくなる映画です。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月20日