想定外に月経が始まって「やってしまった…」という女性ならではのアクシデント、みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか?いつでもちゃんと備えているからそんな失敗はないという人もいるのでしょうか。今回は、anan Beauty+ clubのメンバーに急に月経が始まった時の経験談や対処法について聞いてみました。9割が経験したことのあるピンチ!外出時、想定外に月経が始まったことはありますか?約9割が想定外の月経を経験していることがわかりました。月経の周期をある程度把握していても、ピッタリ始まるとは限らないのが月経。さらに、わかっていたのにウッカリというケースもあるのではないでしょうか?月経ではない時もナプキンを持ち歩いていますか?そんな時に備えて「始まりそうなタイミングになったら」ナプキンを持ち歩く人が多くいることがわかりました。そろそろかな…と思ったらバッグに入れておけば安心。さらに周期が不定期の人や、わかっていてもウッカリタイプの人は「常に持ち歩く」のがよさそう。とてもスリムなタイプもあるので、一つくらいはポーチにしのばせておいても邪魔にはならないですよね。今までで一番、生理が急に始まってピンチだったのはどんなときですか?「まだ生理が始まりたてだった中学生の頃、塾のテスト中にお腹が痛いなと思いながらも、まさか生理だと思わずトイレにも立ちませんでした。ジーンズでしたが椅子にまで染みてしまい、立ち上がって物凄く恥ずかしい思いをしたことを覚えています。誰にも言えず本当に泣きそうでした」(28歳・契約社員)「20代の時、お手洗いへ行けないタイミングで出血してしまい服を汚してしまった。その時の『やばい、やばい…』という嫌な感覚は忘れられません」(39歳・公務員)「学生時代ですが、急に生理になりバイトの制服が漏れてしまいました」(33歳・自営業)「仕事中に急に生理が始まりましたが長時間トイレにいけず、買い物にも行けず、さらに周りに女性がいない現場だったときが最悪でした」(37歳・専門職)「何も気にせずソファでくつろいでいたら、ソファが血だらけになりました」(29歳・会社員)「ディズニーランドに遊びに行った時に生理になり、子連れだったので自分の着替えはなく、汚れてしまった服のまま移動していて見えないように歩くのが大変でした」(37歳・自営業)「旅行中、温泉に入るタイミングで生理が始まってしまった」(35自営業)「旅行に行ったとき、マリンスポーツを予約していたのに急に生理が始まり、初めてタンポンを購入しました」(32歳・会社員)あるある!うなずきが止まりません。まだ月経の経験が浅い10代のころは想定外の連続だったような気がします。大人になってからも、仕事中のピンチは対処が難しくてツライところ。子育て中に子どもの着替えならいくらでもあるのに…という場面は案外よく起きるんですよね!せっかく楽しみにしていた旅行中もなるべく避けたいのによりによって始まることありますね。すべてに共感の嵐です。想定外に生理がはじまった時、どのように対処しましたか?「コンビニでナプキンを購入した」(29歳・会社員)「トイレットペーパーで応急処置してからどこかで購入」(40歳・会社員)「トイレットペーパーを重ねて対処してからコンビニへ」(30歳・その他)「とりあえずトイレットペーパーで抑えて、コンビニで購入」(28歳・契約社員)「とりあえずトイレットペーパーをぐるぐる巻きにしてナプキンの代わりに。友人や仕事関係の女性が周りにいる時は持っていないか聞いて、なければコンビニへ」(37歳・その他)「とりあえずトイレットペーパーを何重にもして仕込み、コンビニでナプキンを購入した」(32歳・会社員)「ナプキンをコンビニで買うまで、トイレットペーパーで代用」(25歳・会社員)トイレットペーパーで応急処置をして、涼しい顔でコンビニに駆け込む、そんな経験ありますよね!「1日目はおりものに色がつく程度なので、おりものシートで対処します」(39歳・会社員)「おりものシートをつけてるので少しの量なら大丈夫。シートをつけていない時は、トイレットペーパーで代用。1日目くらいならトイレットペーパーでも大丈夫」(33歳・会社員)おりものシートはそんなときも役立つとは。心強い存在です。「お腹が痛くなったら持ち歩くようにする」(33歳・会社員)「基本的に持ち歩くようにしているので大丈夫です」(35歳・自営業)「持ち歩いているので大丈夫」(36歳・会社員)「常にナプキンを持っているので大丈夫」(32歳・会社員)きちんと備えておけばピンチにはならず冷静でいられますね。月経が始まるときに備えて、用意していることはありますか?「いつも2つほどナプキン持ち歩いてます」(37歳・専門職)「ナプキンをひとつだけ持っておく。ナプキンが入らない鞄には小さなタンポンをひとつ入れておく」(37歳・その他)「ナプキンを持ち歩く。生理痛が酷いため常に痛み止めは持っているようにしています。また黒の洋服をなるべく着用しています」(29歳・会社員)「ノーシンピュアを常備しておく」(33歳・会社員)「ナプキンを持ち歩く」(33歳・会社員)ナプキンだけではなく、生理痛に備えて薬を常備している声も。「おりものシートをつけておく」(33歳・会社員)「おりものシートをつけています」(33歳・自営業)「始まりそうになったらおりものシートをつけておく」(29歳・会社員)「生理不順もありいつくるのか全くわかりませんでした。高校の頃からはおりものシートをつけるようになり、ほんの少しなら血を吸ってくれるので、非常用のナプキンをトイレですぐ交換してました」(28歳・契約社員)日常的にも、生理前だけでも、おりものシートをつけておくといいですね。「あらかじめナプキンをつけておく」(32歳・会社員)「ナプキンをあらかじめつけておくことが多いです」(37歳・自営業)「予定日の2日前くらいからはあらかじめナプキンをつけておく」(25歳・会社員)「あらかじめナプキンをつけておきます。また、いつ始まってもおかしくない時で長時間トイレに行けない場合はオーガニックの紙ナプキンをつけておきます。外出の時はナプキンを鞄に入れておきます」(44歳・自営業)いっそのことナプキンをつけておくという声も多く上がりました。始まりから量が多い人は、おりものシートよりナプキンのほうが安心かもしれません。ピンチにならないためにできること月経にまつわるピンチや失敗談。多くの女性が同じような経験していたことに、なんだか安堵しました。そして、その経験があるからこその日々の備えがとても参考になりました。1.ナプキンは持ち歩く(生理痛がひどい場合は薬も)2.おりものシートを活用3.予定日前にはナプキンをつけておく備えあれば憂いなし!月経との付き合いはまだ続くので、どんなときも冷静に対処できるようにしておきたいものですね。(C)Josette Taylor / EyeEm/Getty Images文・mayu
2021年12月08日妊娠・出産を経て、大きく変化する女性の心身。出産後にどんな変化が起こるのか。あらかじめ知っておけば、妊娠前&妊娠中の不安を少しでも減らせるはず! 出産後に助産師などプロに助けてもらえる産後ケアセンターもご紹介。劇的な心身の変化に備えて、産前からできること。助産師の永森久美子さんによれば、産後は、心身の変化が大きく、骨盤のゆるみ、首・肩・腰の痛み、尿もれなど、様々な症状が表れる時期。バストのたるみや薄毛は、見た目でわかりやすく気になるところ。「バストのたるみなど、気になる方も多いと思いますが、それは授乳を頑張った証。髪の毛も薄くなりますが、ホルモンが安定したら戻りますから大丈夫!自分が心地よいようにケアすることは大事ですが、あまりネガティブに受け止めないでほしいですね」子供のいる生活に、心がうまく対応できないことも…。「本来、子供の成長を見られることは、幸せな経験。大変な分、喜びも大きくなります。でも、人生初の子育てについ頑張りすぎて、緊張や不安、孤独を感じがち。慌ただしくなる出産後に備えて、出産前から、産後の生活をイメージして準備したり、自分がリラックスできるものを見つけておくといいですね。家族やお友達など、悩みや辛さを吐き出せる相手がいることも大切」出産後、子育てのアドバイスをもらったり、出産・育児で疲れたココロと体を休める場でもある産後ケアセンターの体験談も参考にして。お話を伺った方:永森久美子さん助産師。聖路加助産院 マタニティケアホームを経て、現在は世田谷区立産後ケアセンター・センター長を務めている。共著に『エビデンスをもとに答える妊産婦・授乳婦の疑問92』(南江堂)。anan編集部厳選!! 知っておきたい! 産後のお悩みとアイデアTips産後のお悩み1骨盤のゆるみ通常は3〜4か月ほどで元の状態に戻ります。ゆるみの原因は、妊娠すると分泌されるリラキシンというホルモンによって、骨盤が開きやすくなるから。出産後、開いた骨盤は一般的に3〜4か月かけて元に戻る。骨盤がゆるんだままの状態だと体や筋肉のバランスが崩れ、血流やリンパの流れが悪くなり、冷え症や新陳代謝の低下を招くことも。[お助けアイテム]素肌に直接1枚ではける骨盤サポート産後用ガードル。気になる下半身のたるみを下からグッと引き上げ、スリムなシルエットを追求。産後のゆるみがちな骨盤をサポートする機能付き。直接、1枚ではけるのも。肌リフト 産後[産後用ガードル]¥7,480(ワコールお客様センター0120・307・056)産後のお悩み2気持ちの落ち込みホルモンバランスの変化が原因。自分を責めないで!産後に気分が落ち込みやすくなるのは、体内のホルモン環境の劇的な変化のせい。ココロも体も不安定な状態の中、赤ちゃんのお世話はスタートします。あらかじめ産後の女性のココロと体の状態を理解し、自分のペースをつかんで育児に取り組むことが大切。決して、悩みを一人で抱え込まないように![お助けアイテム]気軽にアクセスできるLINEチャットで相談を。nicomama LINEチャット周囲に相談しにくい場合、LINE相談などのサービスを利用するのも手。月額2200円を支払えば、助産師さんに妊娠中や産後、子育ての悩みを相談できるサブスクサービス。nicomama 公式LINEを「お友だち追加」し、メニューを選ぶだけ。産後のお悩み3尿もれもれを心配して水分補給を控えるのは危険です。出産直後はまだ子宮も大きく、膀胱が圧迫された状態が続いていることや、分娩時のいきみで骨盤底筋群に大きな負担がかかり、締まりの悪い状態になっていることが考えられます。ほとんどの場合は、数か月以内に回復。もれ対策に吸水ライナーなどを使用し、水分はしっかりと摂るようにしましょう。[お助けアイテム]超薄の吸水ライナーで産後のストレスを軽減。見た目もおしゃれで手に取りやすく、吸収力も。今年10月に発売されたばかりの吸水ライナー。ロリエ さらピュア 超薄ランジェリーライナー(少量用)15㏄ 25枚入り¥438*編集部調べ(花王消費者相談室0120・165・695)産後のお悩み4薄毛ホルモンバランスの乱れやストレスなど要因は様々。薄毛の原因は、ホルモンバランスの変化がヘアサイクルに影響を与えるから。また育児ストレスや母乳育児によるカルシウム不足などが、薄毛を助長することも。さらに早く元の体型に戻ろうと無理なダイエットをすると、必要な栄養素が行き届かなくなるので注意を。産後半年くらいから落ち着きます。[お助けアイテム]産後のぺたんこ髪をケアするロングセラー。スカルプD独自の潤い成分配合。頭皮をすっきりと洗い上げ、ハリ・コシ・ボリュームのある髪へ。薬用スカルプシャンプー、同 薬用トリートメントパック[医薬部外品]350㎖ 各¥3,973(スカルプD ボーテ/アンファーご相談窓口0120・722・002)産後のお悩み5肌荒れ保湿と十分な栄養補給で肌をしっかりいたわろう。女性は出産すると、妊娠中にピークだったエストロゲン(美のホルモン)が急激に減少。このタイミングで肌を守るバリアが崩れ、肌荒れが起きやすくなります。夜泣きなどにより、寝不足が続くことも原因として考えられます。乾燥しやすくなるので保湿を意識し、バランスの良い食事も必須です。[お助けアイテム]時短ケアできる潤い成分入りメイククリームや下地が活躍。1.エスプリーク コンフォート メイククリーム SPF50+・PA++++ 35g¥3,080*編集部調べ(コーセー0120・526・311)2.UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ SPF50+・PA++++ 30㎖¥3,740(ラ ロッシュ ポゼお客様相談室03・6911・8572)産後のお悩み6バストの変化産後から卒乳期にかけてバストはめまぐるしく変化。出産直後はボリュームアップし、痛くなるほどにハリを感じる場合も。卒乳後は自然とサイズダウンし、ハリもなくなってきます。体型変化をサポートするブラやマッサージなど、自分が心地よいと思う方法でケアを。変化にネガティブになりすぎず、無理なく体型を整えていくことが大切です。[お助けアイテム]産後用ブラ&バストクリームで産後のバストをやさしくケア。自分が心地よい方法を見つけて。1.バストの変化に対応した産前産後用ブラジャー[秋冬発売予定]¥10,780〜(ワコールお客様センター)2.薬用リンクルリペア リフトエマルジョン[医薬部外品]80㎖¥4,620(ピーチ・ジョン ビューティ0120・066・107)コロナ禍で注目度がUP! 産後ケアセンターって知ってる?お話を伺ったのはここ!世田谷区立産後ケアセンター2008年3月にできた、日本初の産後ケアセンター。助産師さんが24時間常在し、母子の心身をケア。育児相談や、育児技術の伝達などを行う施設。世田谷区だけでなく、ケア施設は全国各地に。コロナ禍で産後すぐに実家を頼れない場合などは、近くの施設を探してみよう。世田谷区立産後ケアセンター(公益社団法人日本助産師会運営委託)東京都世田谷区桜新町2-29-603・5426・2900スタイリスト・MAIKO メイク・AIKO ONO イラスト・山口 歩 取材、文・小泉咲子
2021年12月08日多くの女性は月に1度のペースで月経がやってきます。ナプキンや吸水ショーツ、タンポンなど様々な生理用品を試して、自分に合った月経中の過ごし方を模索している人が多いでしょう。また、「生理中の経血漏れ」に悩まされる人も多いですが、月経の症状が違うため、周りに相談しにくいと感じることも…。そこで今回は、anan Beauty+ clubのメンバーに「生理の失敗をなくす方法」についてリサーチした結果をご紹介します。みんなどうしてるの?「生理中の過ごし方」を約100人に聞いてみた生理中はナプキンによる蒸れやかゆみ、経血漏れ、生理用品への出費など、いろんなお悩みを抱えがち。そこで今回は、anan Beauty+ clubメンバーに「生理中のストレスを少しでも軽減する方法」を聞いてみました。生理期間を、もっと快適に過ごすためのヒントにしてくださいね。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。生理の経血漏れ、どんな対策をしていますか?まずは、anan Beauty+ clubのメンバーに「生理中の経血漏れ対策」について聞いてみました。なんと9割以上の人が経血で下着を汚してしまった経験があるとのこと。具体的なエピソードを聞いてみました。「生理中はいつも眠気がひどく、リビングの絨毯の上に座ったまま寝てしまいました。目が覚めたら体が斜めに傾いていて、絨毯カバーが血だらけに。新しく変えたばかりだったので、家族に申し訳なかった」(33歳・会社員)「生理中、仕事に集中していて、長時間お手洗いに行くことを忘れてしまいました。すると、経血がスカートと椅子にかなり漏れてしまい…。更に両隣が男性社員で、トイレに立つことが困難な状態でした。どうしたらいいかわからず、斜め向かいの女性同僚2人にチャットを送信。1人は私の後ろを隠してくれて、もう1人は椅子の汚れをなんとか隠してくれました」(33歳・会社員)「仕事中、なかなかナプキンを替えに行く時間がなく、それでもなんとかなるだろうと思っていました。しかし、気づかない間に漏れていて椅子を汚してしまいました。幸いプラスチック製だったのできれいに拭き取れてよかったです」(31歳・専門職)「仰向けではなく横向きに寝てしまったため、ナプキンがズレ、布団にまで経血がついてしまっていたことがあります」(29歳・会社員)「いつの間にか服にまで経血が漏れてしまい、街で知らない人に指摘されてしまった」(28歳・専門職)うんうんわかるよ~、大変だったね~、ほんと生理って大変だよね~、と共感できるものが多いのではないでしょうか。では、このような失敗を教訓に、どのような対策をしているのでしょうか。「生理1~3日目は昼でも夜用ナプキンをつける」(33歳・専門職)「こまめにナプキンを変える!シンプルですが私にとってこれが1番漏れにくいです。多い日には1時間おきに替えたり、少し出た時点で取り替えにいきます」(29歳・会社員)「昼間はナプキン、タンポン、吸水ショーツ。夜は夜用ナプキン、タンポン、しっかりホールドしてくれるガードルを履く」(33歳・会社員)「ナプキンをこまめに変える。また、ナプキンの種類をたくさん用意して、経血量に合ったものをチョイスする」(29歳・専門職)「生理中は、なるべくお気に入りの下着をはかないようにする。夜はショーツを2枚はき、ナプキンの羽部分が大きいものを使う」(37歳・専門職)「ピルを飲んで出血量自体を減らす」(28歳・専門職)一番多かった対策は、断トツで「ナプキンをこまめに替える」ということ。なかにはピルを服用したり、吸水パンツを利用したりと、ナプキンとタンポン以外の経血対策もいくつかありました。※ 文・小田原みみ※ 2021年10月1日配信ナプキンは使い分けしていますか?続いては、ナプキンの使い分けを調査。anan Beauty+ clubのメンバーは、なんと全員がナプキンを使い分けている結果となりました!2種類か3種類を使い分けている人が多く、なかには4種類を使い分けている人も。「量が少ない時に夜用のナプキンを使用するのはもったいない気がして、ある程度落ち着いたら昼用にチェンジするようにしています」(29歳・会社員)「量が少ない日に、大きいのを使うのはもったいないし蒸れそうだから」(36歳・会社員)「量に合わせたもの使ったほうがコスパが良いから」(26歳・会社員)ナプキンは大きくなるほどひとつあたりの値段は高くなるので、経血の量に対してオーバーサイズを使うのはもったいない!「ただでさえ気分も良くないので、快適に過ごせるように。また限定パッケージなど可愛い柄のものも選ぶようにしてます!」(28歳・契約社員)「その時の量で決めるほうが付け心地がいいからです」(35歳・自営業)「量に合わせて付け心地を軽くしたい」(33歳・会社員)「ごわつくのが苦手なのと、生理のタイミングに合わせてナプキンを切り替える行為が、自分の体と向き合っている感覚になりとても楽しいから」(44歳・自営業)ナプキンは小さいほうが付け心地が軽く、肌ストレスも軽減できるため、使い分けは月経を少しでも快適に過ごす工夫のようです。さらにパッケージを選ぶ喜びや、体と向き合うことで小さな幸せを感じようとする姿勢が素敵です。では、実際どのようなタイプを使い分けているのか詳しく聞いてみましょう。「2種類使い分け」の場合…「1日目〜3日目が量が多いので常に夜用、量が少なくなってきたら昼用」(29歳・会社員)「生理はじまりの1~2日は量が多い日用、それ以外は普通用」(33歳・専門職)「多い昼用と軽い日用」(36歳・会社員)「昼用と夜用」(32歳・会社員)「昼/夜」または「多い日/少ない日」の2種の使い分けがあるようです。「3種類使い分け」の場合…「昼用(軽め)、昼用(多め)、夜用」(29歳・会社員)「昼用、昼多い日用、夜用」(33歳・会社員)「昼用、夜用、軽い日用」(26歳・会社員)「昼用、夜用、少なくなってきたときの軽い日用」(33歳・会社員)「羽付き、羽なし、夜用の3種類。2日目は羽付き」(37歳・専門職)「多い日用羽つき、少ない日用羽なし、夜用」(39歳・会社員)「多い日は多い日の昼用、普通の量になったら普通の日用、終わりかけにはおりものシートで対応している」(37歳・その他)「昼用、夜用、よく動くときはズレにくいもの」(28歳・契約社員)「昼用、夜用、重い日の夜用のショーツ型ナプキン」(25歳・会社員)「昼用と、夜用に分ける。運動するときは動きやすい薄いものをつける」(24歳・会社員)「軽い日の昼用/多い日の昼用/夜用」の3タイプの使い分けがベーシックのようですね。それ以外にも「羽あり/羽なし」を使い分けていたり、ショーツ型や運動用などを活用している人も。「4種類以上使い分け」の場合…「1~3日目までは、多い日の昼用・多い日の夜用。4日以降は、普通の日の昼用・多い日の昼用(夜に使う)。かなり量が少なくなれば、おりものライナー」(33歳・自営業)「昼用、軽めの夜用、重めの夜用、軽めの昼用」(32歳・会社員)月経の前半の昼と夜、後半の昼と夜などと、経血の量に合わせて細かく使い分けていることがわかりました。※ 文・mayu※ 2021年11月5日配信生理ナプキン購入時にこだわりはありますか?最後は、「ナプキンのこだわりポイント」についてリサーチ。初潮を迎えると、それ以降は、ほぼ月に1回月経と向き合わなければなりません。まずは、月経時にどのようなアイテムを使っているのでしょうか。ここ2~3年で、吸水ショーツや月経カップなどのフェムテックアイテムが急速に増え、多くの女性が興味を持っている一方、ほとんどの女性が生理中にナプキンを使用しているようです。ドラッグストアへ行くと、さまざまな種類が並べられているナプキン。それらの中から、性能にこだわりを持って選んでいるのでしょうか?70%以上の人が、ナプキンにこだわりを持っているようです。具体的に聞いてみると…「エリス 新・素肌感 羽なしは薄めなのにたくさん吸収してくれて、パンツファッションでもゴワゴワならない」(33歳・専門職)「オーガニックコットンのものが好き」(33歳・会社員)「かぶれやすいのでお肌に優しいタイプかつ羽つきがマスト条件。ロリエしあわせ素肌 羽つきがお気に入り。持ち運び用は、ちょっとナプキン感が薄れてかわいいかんじがするユニ・チャームセンターインコンパクト1/2スリム」(38歳・専門職)「ユニ・チャームセンターインコンパクト1/2の香り付きが好き。生理の嫌なニオイが気になりません」(31歳・主婦)「ユニ・チャームソフィ ボディフィットスーパーナイトガード夜用29cm羽なしがお気に入り。多い日の昼用としても使っていて、よれないし安心感がある」(33歳・会社員)「オーガニックコットンのタオル生地の布ナプキンを使ってます。肌あたりが気持ちよく、経血が落ちやすいです」(44歳)ナプキンにこだわる背景には、経血が漏れないため、ということだけでなく、服を着ていても目立たないか、お肌に優しいか、生理のイヤなニオイが軽減できるかということもあるようです。※ 文・小田原みみ※ 2021年10月13日配信自分に合った対策で「月経」と向き合って最近ではナプキン以外にも、月経カップや吸水ショーツ、タンポンなど生理用品のバリエーションが豊富に。長時間席を外せないときやリモートワークのとき、スポーツ中など、それぞれのシチュエーションごとに使い分けられると、月経期間のストレスも緩和できるはず。自分に合った対策やアイテムを見つけて、体調面だけでなく、経血の悩みもできるだけ少なくしていきたいですね。©Cebas/Getty Images©Photoroyalty/shutterstock文・小田原みみ/mayu 再編集・Nana
2021年12月07日ここ10年ほどで急速に進化を遂げている生理用品。紙・布ナプ、月経カップに吸水ショーツと、さまざまなものが登場しています。かくいう筆者、このようなフェムテック系アイテムに関してとんと疎いものでして…。しかし、そんな自分自身でさえも取り入れたいと思ったのがやっぱり「吸水ショーツ」!今回は初めて吸水ショーツを使ってみた経緯とメリットデメリットについてご紹介したいと思います。きっかけは、一人暮らしを始めたこと。冒頭でもお伝えしたように筆者は、あまり生理用品にこだわりがありません。というのも、もともと生理痛や肌のかぶれに深く悩まされることもないラッキーな体質だったため生理用品は「安ければいい」という考えでした。ですが今年になって一人暮らしを始めたのをキッカケに節約ライフに目覚めた筆者。ふと、生理用品のコスパの悪さに気づいたのです。経血量に合わせて何種類かのナプキンを買うのも場所をとって面倒だし、月経終わりのほとんど経血がつかず捨てられるナプキンにも、なんだか申し訳ない気持ちに。その時「吸水ショーツに完全移行できたら、ナプキン代がけっこう浮くのでは!?」と、なぜ今まで気づかなかったのか不思議なほど当たり前なことにハッとしたのです。時を同じくして、プチプラの大御所【3COINS】から1,320円(税込)で吸水ショーツが登場したと知り、思い切ってトライすることにしました。果たして24年間の紙ナプキン時代に終止符を打つことができるのでしょうか…!?月経であることを忘れる快適さ!とはいえ、月経が始まって即吸水ショーツ!はちょっと勇気がいるので、怖気づいて月経3日目からスタート。この日は趣味で通っているダンスレッスンもあったので運動時のニオイやムレもチェックすることに。3日目とはいえ、なかなか経血量もあるので心配でしたが、いざショーツをはいたら自分が今、月経中であることをすっかり忘れてしまうくらい気になりませんでした。ただ、お手洗いでショーツを履き直した際に、ショーツが経血で湿っているので一瞬濡れたパンツを履く感じに抵抗感を覚えました。この時ばかりはオムツを履いているような気分ですかね。(個人差あります!)とはいえ、めちゃくちゃ不快というほどでもなく、しばらくするとムレがなくなりサラッとした質感に変化します。着用時にストレスがあるとすれば「紙ナプキン生活だったから慣れていない」という感覚に近いですね。ニオイも防臭効果があるためか紙ナプキンよりもキツくありません。運動時に紙ナプキンがズレて漏れないかという心配も吸水ショーツにはなかったですね。よほどゆるゆるのサイズをはいていない限り、横モレもなさそうです。問題のお手入れ。「本当に落ちてる…?」さて、着用時の快適さは想像以上に悪くはない。むしろ月経であることを忘れるほどに快適。しかし問題はお手入れですよね。製品はぬるま湯に20分間つけ置きしたあとに、洗濯機で洗うとのこと。吸水ショーツは経血が目立たないように基本的にどの製品も黒のメッシュ素材が使用されています。これが良くも悪くもといったところで、20分のつけ置きでどの程度の経血が落ちているのかがよくわかりません。つけ置きの後、すすぐと経血が落ちている様子はあるのですが何せショーツに血の色がついているかがわからないので、ちゃんと落ちているかを正しく把握できないのです。気持ち長めにすすいで経血の色が出なくなってから洗濯機に他の衣服と一緒に洗いましたが、この点は衛生面で気になる方もいるので吸水ショーツの良し悪しはこのお手入れの不明瞭さが分かれ道となりそうです。経血の量を把握したい方や、きちんと目に見えた形でお手入れしたい方は、布地が黒以外の吸水ショーツを活用すると良いかもしれません。吸水ショーツ+紙ナプで少しずつ切り替えるとよさそう今回、筆者が初めて試してみて感じたのは、使い慣れた紙ナプキン生活からいきなり吸水ショーツ生活にガラッと切り替えるのは、ちょっとストレスになりそうということです。お手入れの手間しかり、着用時の感覚も紙ナプキンとはまた違うので、時間をかけて体に慣らしたいなといったところ。もう何枚か吸水ショーツを購入して、月経期間の1週間のうち3~4日を吸水ショーツに、その他の日を紙ナプキンで補うといった併用スタイルだと無理なく経済的に続けられるのではないでしょうか。そのうち慣れてきたら完全に移行することを検討に入れても良いと思います。もちろん、生理用品は月経カップやトイレに流せるナプキンなど他にもたくさんあるので皆さんもいろいろ試しながらご自身にとって快適な生理用品・月経ライフを探求してみてくださいね!イラスト・文 角 佑宇子
2021年12月05日みなさんは“タンポン”を使用したことがありますか?タンポンとは、膣内に吸収体を挿入して経血を吸収させる生理用品です。世界的にシェアは多いですが、日本ではタンポンの使用率が低く、ナプキンを使う人がほとんどだと言われています。そこで今回はタンポンを使ったことがない人や使ってみたいと思っている人に向けて、タンポンの使い方やメリット、おすすめの商品などをご紹介します。タンポンとナプキンの違いは?“ナプキン”は体の外に出た経血を吸収するもの。取り替えがしやすく、価格も安いものが多くあることから、国内の7~8割の女性がナプキンを使用していると言われています。対して“タンポン”は、体の中に直接入れて経血を吸収させる生理用品。経血が漏れにくく、月経中でも温泉やプールに入るときに重宝できるアイテムですが、「痛そう」「難しそう」など、ネガティブな印象を持つ人も多いでしょう。今回は、タンポンを日ごろから使っている筆者がやり方やおすすめのアイテムを紹介します。正しい使い方をマスターすればとても快適に過ごせるので、興味がある人はぜひ参考にしてみてくださいね。タンポンの種類「アプリケータータイプ」のタンポンタンポンは主に2種類あると言われています。直接指で装着する「フィンガータイプ」と、タンポン本体がプラスチックのアプリケーターに覆われている「アプリケータータイプ」。日本では「アプリケータータイプ」が主流になっています。そして、「アプリケータータイプ」の中でも経血量に合わせて選べるようにライト・レギュラー・スーパー・スーパープラスなど吸収体の太さが違う種類や、持ち運び用にコンパクトに収納できる形態など、バリエーションが豊富!経血量やスケジュールに合わせて選ぶのがよいでしょう。タンポンの使用方法次にタンポンの使用方法をご紹介します。実際に筆者が使っていて、抑えておいたほうがいいコツもお伝えしますね。STEP1:手を清潔にするデリケートな部分なので、まずは手を清潔にしましょう!STEP2:リラックスできる体勢をとる初めての場合は、装着に時間がかかる可能性があります。まずはトイレやお風呂で試してみてください。STEP3:前から後ろに向かって挿入する中腰になりながら膣に入れたら、垂直ではなく斜め後ろを意識しお尻の方向に挿入します。初めての場合は、なるべく力を抜いて、吐く息で挿入するのがおすすめです。STEP4:奥までしっかり挿入する手前に入れると、痛みや違和感を覚えることも。しっかり奥まで入れることで、違和感なく快適に過ごすことができますよ。STEP5:4~8時間を目安に交換し、8時間以上は使用しない経血量が少なかったとしても、血がついたタンポンを膣内に8時間以上放置しておくと、病気に繋がる可能性も。タンポンはこまめに取り替えるようにしましょう。STEP6:外に出ている紐を引っ張ってタンポンを取り出す勢いよく引っ張らずゆっくり、リラックスしながら取り出しましょう。中腰で、真下に引っ張るのではなく、斜め前に引っ張って外します。取り出したタンポンはトイレに流さず、トイレットペーパーに包んで可燃ゴミとして捨ててください。タンポンのメリット・デメリットメリット・生理中でも海やプール、温泉などでも気にせず入れる・肌がかぶれにくい・ニオイが発生しにくい・タイトな服を着ても生理用品が響きにくい・タンポン自体がコンパクトなので荷物が少なくて済むデメリット・挿入に慣れるまで時間がかかることがある・装着がうまくいかないと痛みや不快感を覚えることがある・ナプキンよりもコストが高くなることがある・長時間の使用は腟内で雑菌が繁殖しやすくなる恐れもある・経血量が多い日や上手く装着できないと血が漏れることがあるナプキンと比べると扱いづらさを感じる人もいるかもしれません。ただ、慣れてくるとタンポンのほうが楽で心地よいという人も多いです。その日の予定や経血量に応じてナプキンとタンポンを使い分けたり、量が多い人はナプキン+タンポンで両方使ったりと、生理アイテムの選択肢としてタンポンも入れておくことをおすすめします。「おすすめタンポン」2選1:ユニ・チャーム 「ソフィ ソフトタンポン 普通の日用 レギュラー」先端が丸くて挿入しやすいアプリケータータイプの商品。ドラッグストアで気軽に手に入り、コスパもいいので普段使いにおすすめです。最長8時間分(※1)の吸収力があるのも安心です。※1:8時間以上は使用しないでください。個人差があるので、経血量にあわせて取り替えてください。【商品詳細】「ソフィ ソフトタンポン 普通の日用 レギュラー」装着方法:アプリケータータイプ個数:34コ入り2:ユニ・チャーム「ソフィ ソフトタンポン オーガニックコットン 普通の日用 レギュラー」吸収体を包むシートに、オーガニックコットンが100%使用されています。タンポンを初めて使う人や、肌がかぶれやすい人、素材にこだわって選びたい人などにおすすめです。【商品詳細】「ソフィ ソフトタンポン オーガニックコットン 普通の日用 レギュラー」装着方法:アプリケータータイプ個数:29コ入り生理期間を快適に過ごそう現代に生きる私たちはナプキンだけでなく、タンポン、布ナプキン、経血カップ、サニタリーショーツ……など選択肢がどんどん増えてきました。月経の状態やライフスタイルに合ったものを選択することで、憂鬱になりやすい月経期間もより快適に過ごせるでしょう。新しいアイテムにも挑戦しながら快適な生活を手に入れていきたいですね。©MasAnyanka/shutterstock©EKATERINA MESILOVA/shutterstock【参考】『ユニ・チャーム』公式サイトNATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2021年12月03日『MOUSSY(マウジー)』などの人気ファッションブランドを展開する株式会社バロックジャパンリミテッドから、女性の下着をメインに展開するフェムテックブランド『re:juu(リジュー)』が誕生しました。老舗紡績メーカーと共同開発したアイテムは注目必至!2021年12月10日(金)~12月16日(木)の期間限定で、オンラインおよび『The SHEL’TTER TOKYO 東急プラザ表参道原宿店』のポップアップストアのみで販売されます。新ブランド「re:juu(リジュー)」が登場『MOUSSY(マウジー)』『SLY(スライ)』といった人気ファッションブランドを手掛ける会社から、フェムテックブランド『re:juu(リジュー)』が誕生し、日本の老舗紡績メーカーである第一紡績株式会社と共同してフェムテック商品が発売されます。注目したいのは、共同開発された4層構造“リアルドライ®”を使用した吸水ショーツ。30~40ml(※1)の吸水を実現し、濡れ戻りやイヤなニオイといった不快感をできるだけ少なくしてくれるそう。さまざまな機能が詰め込まれた吸水シートが4層に重なったことで、女性のお悩みから解放してくれるんだとか!※1:着用状況及び取り扱い状況によって吸水量に差が生じます着心地の良さに妥協しないフェムテックライン新商品は2021年12月10日(金)~12月16日(木)の期間限定発売!オンラインストアである『SHEL’TTER WEBSTORE』と、ポップアップ店舗として『The SHEL’TTER TOKYO東急プラザ表参道原宿店』で取り扱われます。新商品は着心地の良さを追求して作られたそうで、デザインに加え素材やパターンもこだわっているのだとか。デリケートな部分をカバーするアイテムだからこそ、着心地を妥協しないところに惹かれますね。今回は3つの商品をピックアップしてご紹介します。1:サラッとした着心地「Seamless Shorts」なめらかな触り心地のストレッチ素材を採用したショーツ。はき心地がサラッとしていて、やや深めに設計された股上がお腹周りに安心感をプラスしてくれます。「Seamless Shorts」はその名の通り生地を糸ではなく圧着してつなげているので、アウターに響きづらいのもうれしいですね。【商品情報】「Seamless Shorts」価格:¥3,960カラー:BLK/L.ORG/L.PNK/BLU/L.BLU2:バストを美しいポジションに導く「Cachecoeur Night Bra」バストを美しくキープするためにつけておきたいナイトブラ。「Cachecoeur Night Bra」なら、就寝時のバストの横流れを、カップ下から肩にかけて施されたサイドパネルで防いでくれるとのこと。また、アームパッドがあることで脇へ流れていくのも抑えられるので、バストをより正しいポジションに導くことができます。リラックスタイム時のブラ着用にストレスを感じる人もいるでしょう。ですが、こちらの商品はパワーネットがついているためフィット感があり、着用時のストレスも軽減してくれます。【商品情報】「Cachecoeur Night Bra」価格:¥3,960カラー:WHT/BLK/L.ORG/BLU/L.BLU3:細かいアシスト機能でバストを美しく見せる「Cup In Camisole」最後は、カップインキャミソール。カップは深めになっていて、バストを横からサポートしてくれるとのこと。サイドにあるパワーネットが脇の後方まで拾い、ホールド力を高めてくれます。キャミソールタイプでありながら、より美しいバストメイクをアシストしてくれるはず。胸元は谷間が深く開いたデザインになっていて、視覚的にもきれいなバストを演出してくれます。【商品情報】「Cup In Camisole」価格:¥3,960カラー:WHT/BLK/ORG/BLUデザイン性・機能性に優れたフェムテックアイテムだけに注目が集まりそうですね。期間限定なので、早めにチェックしてみてください!【参考】©BAROQUE JAPAN LIMITED文/Nana
2021年11月30日最近話題の吸水ショーツやパッド。気になるけど、漏れやムレがどうなんだろうと使用に踏み出せない…。そういった方もいらっしゃるのでは。かくいう筆者もそうでしたが、いざ使ってみるとその快適さに驚き! 3ブランド使用して、選び方や使い方のコツにも気づきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。話題の吸水ショーツを使ってみた!第三の生理用品として、よく耳にするようになった吸水ショーツ。生理用ナプキンやタンポンに慣れていると、吸水ショーツは漏れやムレ、ニオイなどはどうなのだろうと不安要素もたくさんありますよね。実際に使用してみると、想像以上に快適でした!使ってみたのは3ブランド。写真左から、「Nagi sign standard/Nagi(¥6,105)」「エアリズム吸水サニタリーショーツ/ユニクロ(¥1,990)」1DAYリリーパッド/ベルマカロン(¥2,300)」です。3つを比較しつつ、デメリットも含めてレポートしていきますね。吸水面や吸水量を徹底比較まずは気になる吸水パワー。生理用ナプキンを選ぶときも、漏れないために重視する部分ではないでしょうか。開封後の製品を並べてみました。左の、生理用ナプキンのような形をしているのが1DAYリリーパッド。ショーツ型に比べると心もとない印象。真ん中、パープルのショーツがユニクロ。一番大きくて、パッと見の安心感が強いです。右、ブラックのショーツがNagi(ナギ)です。よくあるショーツと同じくらいのサイズで、日常使いに良さそうな印象を受けました。Nagiの吸水ショーツを裏返すと、ちょうど吸水面が見えます。約28cmで、生理用ナプキンの夜用より若干短め程度。吸水ショーツは、吸水面が黒で経血が目立ちにくいものが多いのですが、こちらはグレーになった新タイプ。経血の量や色が見えやすく、体調の変化にも気づきやすいのがメリットです。吸水量は60mlで、生理用ナプキン6枚分。段差があるので、漏れ防止になりますよ。ユニクロは、2段階構造。黒い部分が防水シートになっています。防水シートは非常に広く、前面にもしっかりあり…背面はショーツの端まであります!測ってみると、なんと約46cmでした。防水シートの中に吸水シートが入っている形です。吸水シートの長さは29cmと、Nagiと同程度。吸水量は30〜40mlで、Nagiの半分強。でも、防水面が広いとやっぱり安心できそうです。Nagiとユニクロの吸水面を比較すると、厚みが違います。吸水量の違いにも納得。Nagiはふかふかしていて、ユニクロは薄手。ユニクロは薄手な分、アウターに響きにくいのがメリット。パンツスタイルを楽しみたいときにも活躍します。ベルマカロンは、一見布ナプキンのようです。吸水量は50mlと多く、生理用ナプキンと同じように使えるのが手軽。長さを測ると約21cmで、昼用ナプキンと同じくらいです。裏面のボタンで、ショーツに固定します。生理用ショーツでなくても使えるので、好きな下着でブルーな気持ちも半減しそう。わかりやすいよう、Nagiのショーツに装着してみました。軽い日用に重宝しそうですね。それぞれの使用感は…ここからは、実際に使用した感想をレポートしていきます。まずはNagi sign standard。しっかりとした生地ですが、締め付け感がなく履き心地が良いです。ふかふかした吸水面は肌触りが良く、生理用ナプキンを着用しているときのような擦れが気になりません。60mlの吸水量とだけあって、多い日の夜に使用しても大丈夫でした。速乾性があるため、ドキッとする瞬間があってもさらさらに。また、防臭シートのおかげで、心配だったニオイも気になりませんでした。特徴のグレーの吸水面はとても役立ちました。黒い吸水面だと経血量や色が把握しにくいため、慣れるまでは不安に…。体調管理にも活用できると思います。また、一番洗いやすかったのもこちら。ぬるま湯に20分程度浸しておくと、経血汚れがほとんど落ちていました。洗濯後に経血跡が残らないので、別途洗剤を用意する必要もなかったです。快適なぶん値段が張るのがデメリットでしょうか…。ただし、洗って何度も使えるため、初期費用と捉えれば使い捨てナプキンよりも経済的です。次にエアリズム吸水サニタリーショーツ。ご存知の通り、ユニクロのエアリズムは湿気を拡散してさらっとした素材。ムレが気になりやすいからこそ、エアリズムの長所が活きたアイテムです。吸水量は30〜40mlなので、人によっては少なめと感じるかもしれません。経血量が普通である筆者の場合、多い日の夜も漏れなしに過ごせました。防水シートが長いため、夜の安心感は大きいです。吸水面も薄手なため、日中の服を選ばないのがメリット。ただし、経血量が多いと乾きが遅く、不快感を覚えることも。多い日を避けるとさらりと快適な使用感が続きます。ニオイも気にならなかったです。経血汚れが落ちにくく、洗濯が大変なのがデメリットです。30分ほどつけ置いても経血が浮き切らず、手間に感じました。下着専用洗剤を使うのもオススメです。量が少ない日であれば快適さも上がり、洗濯も楽。多い日を避けた方が良さそうなアイテムです。最後は1DAYリリーパッド。ショーツ型ではないので吸水パッドになります。生理用ナプキンと同じような形なので、初心者でも入りやすいかと思います。吸水量は50mlと、生理用ナプキン約4枚分。ただし、長さが短いため、横漏れや伝い漏れが気になるシーンには向いていません。デスクワークやお家で過ごす日中などがオススメ。柔らかい肌触りで速乾性にも優れており、ムレや摩擦などの悩みから解放されるような使い心地。ショーツの圧迫感などがないため、軽い日〜普通の日であれば、吸水ショーツよりも快適に感じる人もいるかもしれません。パッドがズレないか心配でしたが、使ってみるとしっかりと固定されて問題ありませんでした。流水に10秒程度当てて洗濯機に入れるだけでお手入れが完了するので、忙しい人にも嬉しいアイテムです。普段のナプキンに合わせて選ぶのがコツ総じて、心配していた漏れやムレ、ニオイなどはほとんど気になりませんでした。摩擦など生理用ナプキン独特の不快感がないため、デリケートな日に嬉しいアイテムだと思います。ただし、吸水量や吸水面の広さが合っていないと、漏れやムレが不安になるかも。普段使っている生理用ナプキンと照らし合わせながら選ぶと、しっくり来るものに出会いやすいでしょう。経血量に合わせて使い分けるのも、快適さをアップさせるポイントです。憂鬱になりがちな日ですが、新しい技術を上手に取り入れてみると、心も体も楽になるかもしれません。(C)AntonioGuillem/Getty Images文・西田彩花
2021年11月17日「いずれは妊娠・出産を」 と思っていても、いざそのときになってから、なかなか恵まれずに悩む人も…。今のうちから備えておくといいことや、妊娠&出産をめぐる様々な現実、さらに日本でも話題になることが増えた卵子凍結について、不妊治療に詳しい杉山力一先生に伺いました。“今”できることをやっておけば、“いつか”のときも安心できる。【ananフェムケア連載】これからの妊娠&出産今はまだ、現実的ではなくても、いつかは子供が欲しいと考える人も少なくないだろう。子供を持つことだけが全てではないが、今後のライフイベントに備えて、今からできることはあるという。「まずは、不妊の原因となる子宮内膜症や子宮筋腫を早期発見できるように、若いうちから年に1回、婦人科検診を受けてほしいですね。『ちゃんと検診を受けておけばよかった…』と後悔しながら、不妊治療を受けざるを得ない方はとても多いです。不妊治療は、男性のほうに原因があり、手術するケースもありますが、精子に対する治療はほぼありません。どうしても、9対1以上という比率で、女性の負担が大きくなるのが現実です」そう話すのは、不妊治療を専門にする杉山産婦人科理事長の杉山力一先生。先生は、子宮内膜症の予防となり、PMS症状や生理そのものを軽くしてくれる低用量ピルの服用も勧める。また〝いつか〞のために、卵子凍結という選択肢も知っておいてほしいと語る。「定期検診から不妊治療、卵子凍結まで、妊娠に関することで、後回しにしていいことは何もありません。そのことはぜひ覚えておいてください。年齢とともに、卵子の数が減り、その機能が衰えるのは生殖的に変えられない現実です。しかし、若いうちに卵子を採取しておけば、妊娠率はほとんど下がりません。その道を選ぶかどうかは別にしても、そういう技術があることを知っておき、ご自身の選択肢を増やしてほしいのです」Q.すぐに妊娠を望まなくても、いつかに備えてやっておくべきことは?A.将来、後悔しないために、年1回は婦人科検診を。低用量ピルも選択肢のひとつ。出産に向けての準備が不妊症の治療からとなると、心身ともに大変。トラブル予防のためにも、できることはしておきたい。「その筆頭が子宮内膜症。年1回エコー検査を受けてほしい」。低用量ピルも排卵を止めることで、子宮筋腫や子宮内膜症の予防にもなる。「不妊治療にあたっている医師の実感として、低用量ピルを服用していた方とそうでない方では、同じ年齢でも排卵で卵巣を使っていない分、前者のほうが、妊娠率が高いです」【低用量ピルの服用】いまだに避妊のイメージが強いピルだが、ピルを飲むと排卵が止まるため、不妊の原因となる子宮内膜症になるリスクが下がるというメリットも。興味がある人は、早めに婦人科で相談を。【年に1度の婦人科検診】不妊症の原因となる子宮内膜症は、早期発見により大事に至らないようにできる病気。最低でも2年に1回、できれば年1回、エコー検査を。会社の健康診断には含まれていないこともあるので注意。Q.年齢を重ねると、妊娠に至る可能性はどのくらい変わるの?A.卵子の質は年齢に応じて低下し、35歳を過ぎるとぐっと妊娠率が低くなる。健康な女性が自然妊娠する確率は1周期あたりで、25歳、30歳の場合はそれぞれ25~30%、35歳になるとグッと下がり18%、40歳になると5%、45歳では1%となります。加齢に伴い妊娠率が低くなる理由は、卵子の質が年齢に応じて低下していくから。「働き盛りでもある20代で出産を現実的に考える人は、それほど多くないかもしれません。ただ、加齢で妊娠率が低下するということは、知っておいてほしいですね」妊娠中に仕事を続けるのは、やっぱり大変?A.無理さえしなければ、続けられます。国の制度も活用を!妊娠中に仕事を続けるには、パートナーや職場の理解は欠かせない。「職場に対しては、妊娠中に働く女性が病院で指導を受けた内容を職場に伝えられる『母健連絡カード』という書類があります。カードが提出された職場は、適切な措置を講じなければなりません」。ちなみに、妊娠中に働くと流産の可能性は高まる?「流産のほとんどは染色体の異常。万が一、流産しても『働いていたせい』とご自身を責めることはありませんよ」不妊治療って、具体的に何をするの?A.タイミング法、人工授精、体外受精の順番で試していくのが一般的。不妊治療は、タイミング法、人工授精、体外受精の3つ。精子に問題がある場合は、精子を卵子に直接注射する顕微授精が行われる。若いほうが妊娠率は高いので、治療を受けるのは早いほうが望ましい。「生理が順調で、排卵日もわかって性交渉を持っているのであれば、妊娠に至るまで半年が目安。授からない場合は男性側の原因も考えられますので、精子検査を受けておいたほうがいいでしょう」。気になる治療費だが、来年春から保険適用範囲が拡大する方向で議論が進んでいる。「回数や年齢制限が自治体によって異なりますが、保険が適用されない治療も、補助金で大部分をカバーできますので、活用を」【Check!】不妊カップルの約半数は男性側に問題があるという現実。不妊というと、原因は女性にあると思われがちだが、男性にだけある場合、男女ともにある場合がそれぞれ24%と、48%は男性にもある。男性も加齢によって精子の質が低下するため妊活、時には不妊治療が必要に。Q.最近、よく聞く「卵子凍結」どんなメリットがあるの?A.妊娠しやすい時期を引きのばすことができます。(ただし、妊娠が成立するという確実性はありません)生き方が多様化した現代。結婚も出産もそれぞれのかたちがある。ただ、いずれは子供が欲しいと思っているけれど、それが妊娠しやすい時期とは限らない。加齢によって、妊娠率が低下する現実があるからだ。そこで、将来の妊娠に向けて、卵子の時間をストップできる「卵子凍結」という方法がある。「卵子を液体窒素のタンクに冷凍保存して、その時点から変化を止めることができるのが卵子凍結です。25歳で採取した卵子は、35歳でも40歳でも、ほとんど25歳のときの状態で使えます。凍結した卵子も、25歳で採取すると妊娠率は5割強ですが、35歳ではその約半分に。自分がやるイメージが湧かない若い世代ほど、考えてほしいですね」。費用は採取時以外に、保管料がかかる。「高いと思われている保管料ですが、杉山産婦人科が提携するGrace Bankでは15個まで年間3万円、1日あたり100円以下。現代を生きる私たちの、子供を望んだときの“保険”として、考えてみるのもよいかも」副作用は大丈夫?排卵誘発剤の副作用で、卵巣過剰刺激症候群という合併症を起こしたり、採卵時や採卵後に、まれに出血する可能性がある。感染症のリスクもゼロではない。生まれてくる子供へのリスクは、ほぼないとされている。採取のときは入院するの?入院の必要はない。採取する卵子が5個程度であれば、座薬の痛み止めを使い、麻酔なしで採取する。その場合、その日のうちに仕事に行くこともできる。麻酔をした場合でも、採取後は自宅で安静にしていれば大丈夫。広がる「卵子凍結」という選択肢アメリカでは年間1万人以上が選択アメリカでは、2012年に生殖医学会が特別なリスクはないと発表。それ以降、加速度的に症例数が増え、2018年では1万3275件が行われた。パリス・ヒルトンなどセレブも利用している。ただ、国によって卵子凍結の考え方や規制は異なるので注意を。メルカリが福利厚生に卵子凍結を採用アメリカでは2014年、Facebookが卵子凍結する従業員に対する費用負担を開始。他のIT企業などもこぞって支援に動いた。日本では、メルカリが今年5月から卵子凍結支援制度を試験導入。社員の配偶者やパートナーも対象で、200万円/子が上限。お話を伺った方杉山力一 先生日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。2001年、不妊治療専門の杉山レディスクリニックを開院。「Grace Bank」が開催する卵子凍結に関する無料セミナーにも登壇。イラスト・山口歩取材、文・小泉咲子※『anan』2021年11月17日号より。
2021年11月13日フェムテックに特化したブランド『+FT SUPREME.LA.LA.(プラスエフティ シュープリーム ララ)』。2021年10月にスタートした話題の新ブランドが、初のポップアップストアをラフォーレ原宿・池袋RARCO・有楽町マルイで開催!女性の悩みに寄り添ったアイテムは、着るだけでストレスが軽減するものばかりです。今回は、『+FT SUPREME.LA.LA.』の魅力とポップアップストアで注目のアイテムをご紹介します。リアルで見て試着できるチャンスは今だけですよ!フェムテック×サステナブルを実現する「+FT SUPREME.LA.LA.」『+FT SUPREME.LA.LA.(プラスエフティ シュープリーム ララ)』は、『ダイアナ』と『SUPREME.LA.LA』それぞれのノウハウを活かして2021年10月に誕生した新ブランドです。補整技術によって着るだけで悩みにアプローチしてくれる『ダイアナ』のノウハウと、『SUPREME.LA.LA.』が持つ洋服技術が掛け合わさることで、女性特有の悩みから救ってくれるフェムテック商品が揃っています。着るだけでボディラインをきれいに見せてくれるアイテムは、洋服選びをより前向きなものに変えてくれるでしょう。また、女性のお悩みに寄り添うだけでなく、地球環境への配慮も忘れないのが『+FT SUPREME.LA.LA.』の魅力。SDGsのことも考えながら、“リサイクル”や“長く愛用できる”といったキーワードを大切にしながら洋服の製作を進めているそうです。デザインや使い心地で洋服を選びながら、環境に貢献できるのがうれしいですよね。リアルで試着できるのは今だけ!期間限定ポップストアが登場『+FT SUPREME.LA.LA.』はこれまでオンラインのみでの取り扱いでしたが、期間限定でポップアップストアが登場することになりました!店頭での販売は今回が初とのこと。ラフォーレ原宿、池袋PARCO、有楽町マルイの3か所で『+FT SUPREME.LA.LA.』のアイテムを実際に見て試着できるチャンスです。【イベント情報】『+FT SUPREME.LA.LA.』ポップアップストアラフォーレ原宿2021年11月12日(金)まで池袋RARCO2021年11月15日(月)~11月21日(日)有楽町マルイ2021年11月26日(金)~12月9日(木)今回は、特に注目したい2つのアイテムをご紹介します。1:履くだけで美姿勢に!? 美尻が叶う「メイクアップパンツ」ガードルを内蔵し、美尻も叶う「メイクアップパンツ」。ガードルに搭載されたパワーネットが、お腹やお尻周りのお肉を正しい位置へと導く優秀パンツ。今までトップスで腰回りを隠していた人も思わずウエストインして履きたくなる、すっきりとした着こなしを叶えるアイテムです。【商品情報】「メイクアップパンツ」価格:¥15,900サイズ:XS/S/M/Lカラー:ブラック/ベージュ2:ストレスの多い生理中を心地よくサポート「モイスチャーボディスーツ」オーガニックコットンとシアバター配合で生理中の敏感な身体をやさしく包み込んでくれるインナーボディスーツ。股下にはスナップボタンが付いているので、トイレに行く頻度が多いときでも安心して着用できます。吸湿発熱後加工でぬくもり設計となっているため、ストレスの多い生理期間を快適にしてくれる救世主!【商品情報】「モイスチャーボディスーツ」価格:¥6,900サイズ:S-M/M-Lカラー:ブラックポップアップストアでは、実際に手に取ってアイテムを選べるので気になるアイテムがあるのなら、この機会は見逃したくありません!今回ご紹介したアイテム含め、ぜひお気に入りを探してみてください。【参考】©ダイアナ文/Nana
2021年11月12日吸水ショーツや月経カップなどのフェムテックアイテムが急速に増えてはいますが、ナプキン使用率は96%と圧倒的に多いことが以前の調査(※12021年10月)で分かっています。その月経に欠かせないアイテムのナプキン。店頭にはずらりと、いろいろなタイプが並んでいます。たくさんある商品の中から、みんなはナプキンのタイプを使い分けているのでしょうか。anan Beauty+ clubのメンバーに「ナプキンの使い分けと種類」について聞いてみました。Q.1回の月経期間内でナプキンのタイプを使い分けしていますか?anan Beauty+ clubのメンバーに調査したところ、なんと全員がナプキンを使い分けている結果となりました!2種類か3種類を使い分けている人が多く、なかには4種類を使い分けている人も。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。※1「ナプキンに羽は必要?女性約100人に聞いた『ナプキンのこだわりポイント』」記事掲載どのようなタイプを使い分けていますか?どんなタイプをどんなふうに使い分けているのか詳しく聞いてみましょう。「2種類使い分け」の場合「1日目〜3日目が量が多いので常に夜用、量が少なくなってきたら昼用」(29歳・会社員)「生理はじまりの1~2日は量が多い日用、それ以外は普通用」(33歳・専門職)「多い昼用と軽い日用」(36歳・会社員)「昼用と夜用」(32歳・会社員)「昼/夜」または「多い日/少ない日」の2種の使い分けがあるようです。「3種類使い分け」の場合「昼用(軽め)、昼用(多め)、夜用」(29歳・会社員)「昼用、昼多い日用、夜用」(33歳・会社員)「昼用、夜用、軽い日用」(26歳・会社員)「昼用、夜用、少なくなってきたときの軽い日用」(33歳・会社員)「羽付き、羽なし、夜用の3種類。2日目は羽付き」(37歳・専門職)「多い日用羽つき、少ない日用羽なし、夜用」(39歳・会社員)「多い日は多い日の昼用、普通の量になったら普通の日用、終わりかけにはおりものシートで対応している」(37歳・その他)「昼用、夜用、よく動くときはズレにくいもの」(28歳・契約社員)「昼用、夜用、重い日の夜用のショーツ型ナプキン」(25歳・会社員)「昼用と、夜用に分ける。運動するときは動きやすい薄いものをつける」(24歳・会社員)「軽い日の昼用/多い日の昼用/夜用」の3タイプの使い分けがベーシックのようですね。それ以外にも「羽あり/羽なし」を使い分けていたり、ショーツ型や運動用などを活用している人も。「4種類以上使い分け」の場合「1~3日目までは、多い日の昼用・多い日の夜用。4日以降は、普通の日の昼用・多い日の昼用(夜に使う)。かなり量が少なくなれば、おりものライナー」(33歳・自営業)「昼用、軽めの夜用、重めの夜用、軽めの昼用」(32歳・会社員)月経の前半の昼と夜、後半の昼と夜などと、経血の量に合わせて細かく使い分けていることがわかりました。ナプキンを何種類も使い分けるのは、手間ではないのでしょうか?どんなメリットがあるのか、使い分ける理由について聞いてみました。Q.ナプキンを使い分けている理由は?「夜は漏れないように専用のものを使いたいので」(34歳・会社員)「夜用は睡眠中に漏れたくないから。昼用はこまめに替えたいから」(32歳・会社員)「絶対に下着やリネン類を汚したくないから」(25歳・会社員)絶対漏れたくない!という気持ち、すごくわかります。「量が少ない時に夜用のナプキンを使用するのはもったいない気がして、ある程度落ち着いたら昼用にチェンジするようにしています」(29歳・会社員)「量が少ない日に、大きいのを使うのはもったいないし蒸れそうだから」(36歳・会社員)「量に合わせたもの使ったほうがコスパが良いから」(26歳・会社員)ナプキンは大きくなるほどひとつあたりの値段は高くなるので、経血の量に対してオーバーサイズを使うのはもったいない!「ただでさえ気分も良くないので、快適に過ごせるように。また限定パッケージなど可愛い柄のものも選ぶようにしてます!」(28歳・契約社員)「その時の量で決めるほうが付け心地がいいからです」(35歳・自営業)「量に合わせて付け心地を軽くしたい」(33歳・会社員)「ごわつくのが苦手なのと、生理のタイミングに合わせてナプキンを切り替える行為が、自分の体と向き合っている感覚になりとても楽しいから」(44歳・自営業)ナプキンは小さいほうが付け心地が軽く、肌ストレスも軽減できるため、使い分けは月経を少しでも快適に過ごす工夫のようです。さらにパッケージを選ぶ喜びや、体と向き合うことで小さな幸せを感じようとする姿勢が素敵です。「量に合わせて変えるのが普通だと思っていた…」(32歳・会社員)という回答もありました。月経が始まって以降ずっと使い分けが当たり前だったのですね。ナプキンの使い分けで、少しでも快適な月経を!多様なナプキンが販売されている今、ナプキンの使い分けはもはや常識だったことが明らかに!使い分ける理由として、経血の多い日の最優先は「絶対に漏れない」こと。そして量が少なくなってきた日の優先は「付け心地の軽さ」ということがわかりました。ナプキンは毎月使うものだし、これからも長い付き合いになるはず。だからこそ、選ぶことを楽しみながら、自分の体の声を聞いて、月経を快適に過ごせる使い分けをしていきたいですね。(C)Emma Farrer/Getty Images文・mayu
2021年11月05日毎月の月経に欠かせないアイテムのナプキン。あると思ったらストックが切れてた!とあわてて買いに行ったことはありませんか?みんなはどのくらいの量をストックしているのでしょうか。anan Beauty+ clubのメンバーに「ナプキンのストック」について聞いてみました。女性約100人に聞いた「ナプキンのストック」さっそく、ナプキンのストックの量について聞いてみましょう。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。Q.ナプキンは1度にどのくらい買いだめしますか?1か月分、2か月分、3か月分と回答が見事に3つに割れました!それ以上という回答はなく、最大でも3か月分という結果に。その他には「2種類使い分けていて予備に1パック」(32歳・会社員)「3種類を使い分けているので、なくなりそうになったら補充」(39歳・会社員)という回答も。では買い足すタイミングはどんなときなのでしょうか?いつ買うかも聞いてみました。Q.ナプキンはどのタイミングで購入しますか?約60%の人がナプキンがなくなったら購入していることがわかりました。ストックがなくなったら補充という流れが多い様子。「オーガニックを購入してるので、売っている店に行ったら買う」(37歳・専門職)というこだわり派や、「ドラッグストアで安くなっている時に多めに購入するようにしています」(29歳・会社員)という節約派も!では、みんなナプキンをどこで購入しているのでしょうか?Q.ナプキンを購入することが多い場所はどこですか?約80%の人がドラッグストアでナプキンを購入していることがわかりました。ドラッグストアは取り扱っている種類が豊富だったり、価格が安いイメージですよね。Q.ナプキンはどこに、どのように収納していますか?ナプキンを使う場所=トイレに収納している人が圧倒的です。その他には「パジャマなどを入れる棚に全て保管しています」(33歳・自営業)「下着の入っている引き出しに専用スペースを作っています」(44歳・自営業)という回答も。ナプキンはトイレに収納する以外思いつかなかった筆者も、そのアイデアがあったのかと新しい気づきがありました!また、トイレに収納している人の中にも「トイレの横に入れ物を用意して、その中に詰め込んでいます」(29歳・会社員)「トイレの棚にストックも含め全て収納しています」(29歳・会社員)「開封済みのものはトイレの収納、それ以外は廊下の収納スペース」(32歳・会社員)と、トイレに全て収納する人、使っている分とストック分で収納場所を分けている人もいることがわかりました。ストック量が多い人は、トイレ収納に収まりきらないという可能性もありますね。安心できるストック量はひとそれぞれストック量は見事に1か月分、2か月分、3か月分に割れました。ナプキンを買うドラッグストアに、いつでもすぐ行けるなら少なめに、すぐには行けないなら多めになどによっても、そのストック量が違うのかもしれませんね。あると思っていたらなかった!なんてウッカリがないようにそれぞれの安心量をストックしておきましょう。(C)zoranm/Getty Images文・mayu
2021年11月04日最近話題になっているフェムケア。デリケートゾーン専用のソープや保湿剤など、使い心地が気になっている方もいらっしゃるのでは。筆者が愛用しているアイテムをご紹介しつつ、ケア方法を解説していきます!1年半使用してみた嬉しい結果もレポートします。デリケートゾーン専用アイテム、何を揃えれば良いの?話題にはなっているけど、なんだか手間がかかりそうなイメージ…。フェムケアに対する最初の印象でした。でも、実際に始めてみるとメリットも見えてきました。面倒かもと思っていたけれど、1年半ほど続けていると、いつの間にか化粧水や乳液などのスキンケア同様に習慣化しており、今では使わないほうが違和感があるほど。また、ケアしたぶん応えてくれるのも嬉しいところ。結果についてもレポートしますね。いくつか試しましたが、現在愛用しているのは、アンティームオーガニックのシリーズです。左から、「アンティーム ローズローション(¥3,300)」「アンティーム フェミニン ウォッシュ(¥2,200)」「アンティーム ホワイトクリーム(¥2,860)」です。アンティームオーガニックは、”洗う・うるおす・保湿する”の3ステップを推奨しているので、3アイテムあります。多くのブランドでは”洗う・保湿する”の2アイテムなので、必ずしも3つ揃える必要はありません。アンティームオーガニックも、トライアルキットに入っているのは洗浄料と保湿クリームの2アイテムのみです。まずはデリケートゾーン専用の洗浄料と保湿剤を揃えてみるのがオススメです。専用ソープの使い方デリケートゾーンは優しく洗うのがポイント。しっかりと泡立てて、擦らないようにして洗います。和式トイレにしゃがむような体勢になると、汚れがたまりやすいひだ部分も洗いやすくなります。膣内を洗う必要はありません。気になるニオイやかゆみの原因を洗い流しましょう。デリケートゾーンは、顔と同じように優しく洗って。泡立ちの良いタイプを選ぶと、余計な刺激を与えにくいですよ。時短したい方は、泡タイプを選ぶと良いでしょう。「アンティーム フェミニン ウォッシュ」は、柔らかい泡で、うるおいを残したまま洗い上げます。専用クリームの使い方デリケートゾーンは乾燥しやすいといわれています。なかなか自分で見る機会がなかったのですが、手鏡で見ると乾燥や黒ずみでショックを受けました…!保湿も大切だと認識し、ケアを始めました。お風呂場の外にローションとクリームを用意しておき、出る直前に塗るのが習慣です。デリケートゾーンについた水を軽く払い、そのまま保湿剤を塗ります。「アンティーム ローズローション」は、とろみのあるテクスチャー。塗るとスーッとなじんでいきます。その後、「アンティーム ホワイトクリーム」を塗ります。バストトップや脇、ヒップなど、黒ずみや乾燥が気になる部分にも使えるのが特徴。お風呂上がりのボディケアとしても使えます。塗る前に、両手のひらで温めるようにして伸ばすと、デリケートゾーンでもなじみ良くなりますよ。アイテムによってはベタつきが気になるものも。まずはオイル系よりもローション系のように、サラッとしたタイプから始めるのがオススメです。下着を履いたときに不快感がある方は、ボディタオルで優しく押さえて、表面に残った保湿剤を軽く拭き取るようにすると良いでしょう。筆者の場合、たまに手鏡でチェックしています。顔のケアと同様、しっとりうるおっているかどうかを確認することで、自分と向き合う機会にも。きちんと保湿されているのがわかると、毎日のモチベーションも上がります。1年半続けた結果は…筆者が特に気になっていたのは、黒ずみ。普段見えないからと油断していました…。そこで、試したアイテムは、すべて黒ずみ対策を謳っているものにしました。今回ご紹介したアイテムでは、「アンティーム ホワイトクリーム」が該当します。徐々にハリ感が出てきて、黒ずみも気にならなくなってきました。バストトップも同様です。さらに、ニオイも気にならなくなっていました。特に月経前後に気になり、香り付きのおりものシートを使うことがあったのですが、今は無香料を使っています。デリケートゾーンケアは大切だなと改めて実感し、これからも続けていきたいと思っています。自分を大切にするオススメのケアデリケートゾーンは、普段の生活で人に見られることがない部分。だからこそ、きちんとケアしていると、自分を大切にしているような感覚になります。もちろんパートナーとの時間でも自信を持てるようになるかと思います。まずは手鏡でチェックするところから始めるのがオススメです。最初は抵抗感がありましたが、慣れてしまうと他の部位と同様に肌状態を確認できるように。自分をもっと大切にしたいと思えると、日常生活の意識も少し変わったように思います。きっかけのひとつに過ぎないですが、今まで気にしていなかった部分もケアしてみてはいかがでしょうか。(C)PeopleImages/Getty Images文・西田彩花
2021年10月23日吸水ショーツや月経カップなど。紙ナプキン、タンポンに代わる新しいフェムケアアイテムが続々と登場しています。そこで、anan Beauty+ clubのメンバー約100人に、使ってみたい生理用品をリサーチ。生理中の悩みを軽減させる工夫とあわせて詳しくお伝えします!女性約100人に聞いた、使ってみたい生理用品は?月経カップや吸水ショーツ…。生理用品といえばナプキンやタンポンが主流でしたが、続々と新しいアイテムが登場していますよね。anan Beauty+ clubのメンバー約100人にアンケートを取ったところ、気になっているという意見がたくさん!実際に使っているという声も。使用を検討している方にとっても参考になるかと思います。また、生理中の不快感を軽減させるための工夫も聞いてみました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。月経カップや吸水ショーツ…何が気になる?生理用ナプキン(紙)やタンポン以外の生理用品は、気になっているけど使ったことがないという人が多数。具体的に何が気になっているかというと…。1位吸水ショーツ…40%2位履くナプキン…27%3位月経カップ…27%4位布ナプキン…6%(複数回答可)吸水ショーツが一番多いという結果に!「ナプキンによるムレで肌荒れしてしまうので、吸水ショーツを使った場合はどうなるのかが気になります」(29歳・会社員)「吸水ショーツがどのくらい吸収するのか気になります」(33歳・自営業)「吸水ショーツが気になります。ナプキンのムレが嫌で…。あとは、多い日にかなりたくさんナプキンを持ち歩くため、かさばるのが嫌です」(29歳・自営業)ナプキンによるムレが悩みで、吸水ショーツが気になっているという声が多かったです。その他のアイテムでは…。「漏れなくて済みそうな、履くナプキンが気になります」(28歳・会社員)「月経カップです。慣れてしまえば月々の出費やナプキン特有の不快感から解放されるんだろうなと思いつつ、なんだかんだ手を出せません」(33歳・会社員)「月経カップですが、装着が難しいと聞いて挑戦できていません」(38歳・自営業)「履くナプキンが話題で気になっていますが、重く感じないか、ムレや違和感がないのかが心配です」(29歳・会社員)気になってはいるものの、実際はどうなのかがわからず手を出せないという人が多いようです。実際に使用しているという人の声は…少ないながら、使用中だという人もいました。「タンポンとナプキンを併用しても漏れがひどかったため、吸水ショーツを使用しています。漏れの心配が減り、持ち歩くナプキンやタンポンが減ったのも楽でした。ただし、経血量が多いと吸収してくれません」(会社員・33歳)「吸水ショーツを使っています。ゴミが出ないのがメリットですが、手洗いは手間です」(30歳・会社員)「月経カップを使用しています。ムレが気になりにくいです。爪を伸ばせないのがデメリットです」(30歳・会社員)デメリットを聞くと、なるほどと思うものばかり。「月一のことなので、大きく変えるというところに踏み出せない」(33歳・会社員)こうした意見もあるように、デメリットもしっかり知った上で試してみたいのが本音という人も少なくないのではないでしょうか。経血量や不快感などには個人差があるため、自分に合った生理用品を見極めて使うと、生理期間もグッと楽になるかもしれませんね。生理中の悩みを軽減させる工夫は…生理用品を変えるところまでは行かなくても、不快感を軽くするために工夫しているという人は多かったです。似たような悩みがあれば参考になるかも。「基本的には腹痛と頭痛で悩んでいるため、体を温めるようにしています。温かいドリンクを飲み、生姜を食べるなど、食事にも工夫を。また、腹巻やレッグウォーマー、ひざ掛けを活用しています」(29歳・会社員)「よもぎ蒸しへ通うようになってから、生理周期の乱れや生理痛が軽減。私の体には合っていたようです」(29歳・会社員)「夏でもカイロを使い、冷えているものは飲まないようにしています。シルクの腹巻きが良いと聞き、家では必ず1年中使っています」(26歳・自営業)「経血量が非常に多い日が続いてつらかったのですが、ピルを飲み始めてから軽くなりました」(28歳・会社員)「生理痛がやわらぐと聞いて、カフェインを取るのをやめました。カフェインレスの飲み物を選び、甘いものは控えています」(33歳・会社員)「生理痛がだんだん重くなっているため、眠いときは無理せずすぐ休むようにしています」(31歳・自営業)「普段の食事では栄養不足だと気づいたため、健康に良い間食に置き換えています。また、家でもできるストレッチを継続中」(33歳・自営業)「できるだけ大きめのナプキンを使っています。夜はタンポンとナプキンを併用して漏れ対策に」(27歳・会社員)生理中だけでなく、日頃の生活習慣から気をつけている人が多いです。病院などで専門家の意見をあおぐのも良いですし、何より無理しないことも大切。生理用品の新しい選択肢が増えている昨今。工夫を続けつつ、自分に合ったアイテムを見つけられると快適に過ごせる日が来るかもしれません。(C)Ivan Nadaski/Getty Images(C)CasarsaGuru/Getty Images(C)Deagreez/Getty Images文・西田彩花
2021年10月14日月経前になると体がむくんでだるいと感じたり、急に体重が増えた経験はありませんか?女性の体は月経期を中心に4つのサイクルで変化しているため、ホルモンバランスの影響から体が軽く調子が良いと感じるときもあれば、そうでないこともあります。そこで今回は、エステティシャンである筆者が、月経周期別におすすめのボディケアをご紹介します。月経周期の「4つのサイクル」とは?女性の体は「月経期」を中心に4つのサイクルで変化しています。その時々で高まるホルモンの影響によって肌トラブルを感じたり、体調の変化を感じやすくなるのです。それでは、周期別に詳しく説明していきます。月経期卵子が受精せず、子宮内膜が剥がれて体外に排出される期間のことを一般的に月経期と呼ばれています。女性の体には2つのホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があります。月経が始まるとともにこのホルモンの分泌量が低下することがあり、このときに生理痛やPMS症状を感じる人もいます。そういったホルモンの影響から、・体温の低下や冷えを感じる・体がむくんでだるい・頭痛や腹痛などの生理痛を感じる・気分が憂うつになり、やる気や集中力が低下する傾向にあります。卵胞期月経開始とともに新たな卵子ができ、排卵日に向けてどんどん卵子が成長していく期間が卵胞期です。このとき卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まると同時に、子宮内膜も少しずつ厚くなります。こういったことから、・むくみやだるさが落ち着き、体が軽いと感じる・気分が穏やかでポジティブになりやすい・肌や髪のツヤが高まり、調子が良いと感じる傾向にあります。排卵期生理開始から約14日が経過した頃から、成熟した卵胞が卵子から排出されることを「排卵」と言います。排卵が終わると、黄体ホルモンの分泌が始まるため、ホルモンバランスの影響が出やすいのもこの頃です。そのため、・排卵によって体調が不安定になりやすい・ホルモンバランスの変化によって気分が不安定になりやすい傾向にあります。もしくは、特に変化を感じないという人もいるでしょう。黄体期排卵期が過ぎると、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が落ち着き、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まる傾向にあります。また、子宮内膜もさらに厚くなります。この頃には・黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響から、イライラや不安など感情が不安定になりやすい・眠気を感じるが、睡眠が浅いため寝つきが悪くなりやすい・水分を溜め込みやすくなることからむくみを感じやすい・体が重だるいと感じる傾向にあります。「4つのサイクル」の特徴から取り入れたいボディケア「月経期」は無理をしない&体を温めてリラックスする月経期は生理痛やPMSによって、何もしたくないと感じる人が多いでしょう。月経期は気分や体調が不安定な時期なので、あれこれするよりもゆっくり過ごすことを心がけてみてください。具体的には・お腹や腰周り、足先を温める・イライラや不安な気持ちになるときは、落ち着く香りのルームディフューザーや入浴剤を取り入れて気持ちを落ち着かせる・体がしんどいときは無理に動かず、横になるなどこまめに休憩するといったボディケアがおすすめです。「卵胞期」は身体の巡りに注目してリセット&チャージしよう月経の終わりが近づくと、体調が回復し、なんとなく体が軽く感じることもあるでしょう。「卵胞期」は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まり、肌調子も良くなりやすいときなので、角質ケアやエステなどでしっかりとしたケアを始めるのに最適。具体的には・ボディスクラブでひざやひじ、かかと、背中などの古い角質のケアをする・スクラブ後にボディクリームでしっかり保湿する・足裏やふくらはぎ、太もも、二の腕のマッサージをして、血液やリンパの流れを良くする・半身浴やストレッチ、ウォーキングなど体を動かすといったボディケアをするのがおすすめです。「排卵期」はペースダウンしたゆったりケアを意識する排卵期は人によって体調が良いと感じる場合と、悪いと感じる人がいるでしょう。調子が良いのであれば、卵胞期と同様のボディケアをおこなってOK!ただ、排卵が終わると黄体ホルモンの分泌が始まるため、黄体期に備えて少しゆるやかなケアに切り替えていきたいですね。具体的には・ハードな角質ケアよりも、「ミストローションで水分を補う」「クリームで油分を補う」など保湿ケアを重点的におこなう・心が安らぐ香りを取り入れてゆったりと入浴し、リラックス力を高める・卵胞期よりも少しペースダウンした運動を取り入れるといったボディケアをするのがおすすめです。「黄体期」はリラックス気分でむくみケアをする黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まることで、肌の調子が悪く、むくみやすいと感じたり、食欲が増して体重が気になったりと、気分が下がりやすいと感じたことはありませんか?些細なことでイライラして不安になりやすい人は、刺激的な状況を避けながらリラックスできる環境を整えていきましょう。具体的には・感情を揺さぶる刺激になりそうなものから離れてみる・常温の水をこまめに飲み、トイレの回数を意識する・ハーブや癒し系の香りの入浴剤を試してみる・入浴しながら、ふくらはぎや太ももをもみほぐす・お風呂上がりにストレッチやマッサージをして体をほぐすといったボディケアをするのがおすすめです。このように月経周期サイクルの特徴に合わせてボディケアの方法を変えることで、気分を安定させたり、肌の調子を高めたり、むくみやだるさの軽減が期待できたり……と、自分の身体との付き合い方がわかるようになると思います。毎日身体や気持ちに負荷をかけるケアをするのではなく、ホルモンバランスや気分の波に合わせたボディケアを取り入れるようにしてみてくださいね。©IAN HOOTON/SCIENCE PHOTO LIBRARY/gettyimages文/寒川あゆみ
2021年10月08日月経前はニキビや吹き出物ができたり、顔がむくみやすくなりませんか?女性の体は月経期を中心に4つのサイクルで変化しているため、ホルモンバランスの影響から肌の調子が良いと感じるときもあれば、悪いと感じるときもあるはず。そこで今回は、エステティシャンである筆者が、月経周期別におすすめのスキンケアをご紹介します。月経周期の「4つのサイクル」とは?女性の体は「月経期」を中心に4つのサイクルで変化しています。その時々で高まるホルモンの影響によって肌トラブルを感じたり、体調の変化を感じやすくなるのです。それでは、周期別に詳しく説明していきます。月経期卵子が受精せず、子宮内膜が剥がれて体外に排出される期間のことを一般的には月経期と呼ばれています。女性の体には2つのホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」があり、月経が始まるとともにこのホルモンの分泌量が低下します。そういったホルモンの影響から、・血行不良になりやすい・くすみ、くまが目立つ・肌が敏感になりやすいと感じやすくなる人が多いです。卵胞期月経開始とともに新たな卵子ができ、排卵日に向けてどんどん卵子が成長していく期間が卵胞期です。このときに卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まると同時に、子宮内膜も少しずつ厚くなります。こういったことから、・新陳代謝が高まり、血行が良くなる・肌や髪のツヤが高まり、調子が良いと感じる傾向にあります。排卵期生理開始から約14日が経過した頃から、成熟した卵胞が卵子から排出されることを「排卵」と言います。排卵が終わると、黄体ホルモンの分泌が始まるため、ホルモンバランスの影響が出やすいのもこの頃です。そのため、・なんとなく肌調子が不安定になりやすい・皮脂の分泌が高まりやすいといった症状を感じやすくなります。黄体期排卵期が過ぎると、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が落ち着き、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まります。また、子宮内膜もさらに厚くなります。この頃には・黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響からイライラや不安など不安定な状態になりやすい・体温が高まりやすい・水分を溜め込みやすくなることからむくみを感じやすい・血行不良によって“くすみ”や“くま”が目立つ・ニキビや吹き出物があらわれやすいといった症状が出やすくなります。「4つのサイクル」の特徴から取り入れたいスキンケア「月経期」は無理をしない&体を温めてリラックスする月経期は生理痛やPMSによって、何もしたくないと感じる人も多いでしょう。また、月経期は肌も敏感になりやすい時期なので、あれこれするよりもゆっくりと過ごすことを心がけましょう。具体的には・角質ケアパックや美顔器などハードなケアはしない・最低限のスキンケア(化粧水、乳液、クリーム)で乾燥対策だけはしておく・肌が敏感になりやすく乾燥しやすい時期なので、化粧水をなじませたあとに乳液やオイルなどを重ねて保湿重視のスキンケアを行なうといったケアがおすすめです。「卵胞期」は肌をリセット&美容成分をチャージしよう月経の終わりが近づくと体調も回復し、何となく体が軽く感じることもあるでしょう。「卵胞期」は卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が高まり、肌調子も良くなりやすいときなので、角質ケアやエステなどでしっかりとしたケアを始めるのに最適。そのため、・クレイパックや酵素パックでザラつきやくすみなど角質ケアをする・炭酸パックなどで肌代謝を高めて肌コンディションを良くする・化粧水をたっぷり浸透させ、シートマスクなどで美容成分をチャージする・サロンケアや美顔器などでケアするといったスキンケアをするのがおすすめです。「排卵期」は保湿重視のケアをする排卵が終わると黄体ホルモンの分泌が始まることから、肌の不調を感じたり、皮脂の分泌が気になりやすくなります。そのため、この時期は次の黄体期に備えて、保湿重視のケアに切り替えましょう。具体的には・化粧水をたっぷり浸透させたあと、保湿美容液を塗り、上からラップ&蒸しタオルをのせて血行を促進する・水分をたっぷりと浸透させて過剰な皮脂分泌をコントロールする・フェイスマッサージをしてむくみ予防、こりほぐしをするなどがおすすめです。「黄体期」はリラックス気分でむくみケア黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まることでニキビや吹き出物が出たり、むくみやすいと感じ、それが気になってテンションが下がることはありませんか?そんなときは、・ニキビや吹き出物ができても触ったり潰したりせず、化粧水のあとに保湿系のシートマスクを取り入れて潤いを低下させないようにする・保湿系シートマスクの上から蒸しタオルをのせて顔を温めてむくみ予防をする・首の後ろや肩を温めて血行促進、リラックスを高めるといったケアを実践してみましょう。いかがだったでしょうか?このように月経周期サイクルの特徴に合わせてスキンケアの方法を変えることで、肌の調子を高めたり、肌トラブルの予防ができると思います。毎日お肌にとってハードなケアをするのではなく、ホルモンバランスや肌の調子の波に合わせたスキンケアを取り入れるようにしてみてくださいね。©LumiNola/gettyimages文/寒川あゆみ
2021年10月06日月経期間中は、できるだけ肌ストレスなく快適に過ごしたいもの。近年は特に「肌に良いもの」「環境に良いもの」など、素材でアイテムを選ぶという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、美容ライターの筆者が「ドラッグストアで購入できるオーガニックコットンナプキン」を3種試して感じたことをご紹介します。オーガニックコットンナプキンってどう?ドラッグストアで買える3種を比較してみた!ドラッグストアに行くと、各メーカーから形状やサイズの違うナプキンが多数展開されていますよね。そのため「どれを選べば良いのか迷う」「何を基準に選べば良いのかわからない」「結局いつもと同じものを購入する」という人も多いのではないでしょうか。今回は、生理ナプキンの中でも「オーガニックコットン素材」の「ふつうの日用」を3つピックアップし、実際に使用してみた感想をご紹介します。薄くてつけ心地が軽い!吸収力もあるオーガニックコットンナプキン「ソフィ はだおもい® オーガニックコットン100% 特に多い昼用 羽つき23cm」生理ナプキンで有名な『ソフィ』では、「はだおもい」「ボディフィット」「超熟睡」「センターイン」などのシリーズが展開されており、日中用や夜用などサイズ別に多数揃っています。そのなかから今回紹介するのは、敏感肌の人でも安心して使える「はだおもい® オーガニックコットン100%」。多い日に使えるサイズ展開が豊富で、「日中用」として羽つき23cm、羽なし23cm、羽つき26cm、「夜用」として羽つき29cm、羽つき36cmの5種類が販売されています。「はだおもい® オーガニックコットン100%」の特徴は、デリケートゾーンが触れる面の上層に100%オーガニックコットンを使用しており、高分子吸収剤不使用(ノンポリマー)であること。ナプキンの厚みは比較的薄めで、実際につけていてもゴワつきが少ないです。表面は「オーガニックコットン」を使用しているためフワッとした肌触りで。経血を吸収しやすいデザインになっています。装着していてもチクチクしづらく、薄いのにフィットしやすいのでパンツスタイルやよく動く場合でも安心して使えます。また、表面に経血が残りにくく、下に落ちるように経血が吸収されるので、経血残りによるかゆみを感じる人や敏感肌の人でも安心して使えそうです。【商品情報】「ソフィ はだおもい® オーガニックコットン100% 特に多い昼用 羽つき23cm」サイズ:23cm個数:15個厚みがあって吸収力も抜群!マツモトキヨシで購入できるオーガニックコットンナプキン「大王製紙 ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 多い日の昼用 羽つき24cm」マツモトキヨシのプライベートブランドとして販売されているオーガニックコットンナプキン『ネイチャリス』。『ネイチャリス』は「ふつうの日〜多い日用」の羽つき20.5cm、「多い日の昼用」の羽つき24cm、「特に多い日の昼用」の羽つき27cmの3種類展開です。こちらもデリケートゾーンが触れる表面シートに「100%オーガニックコットン」を使用しています。また、アメリカテキサス州のオーガニックコットンマーケティング協会(TOCMC)のメンバーが栽培するオーガニックコットン原綿を使用した製品です。ナプキンは経血をしっかりと吸収し、時間が経ってもサラッと快適な状態が続くように通気性パックシートになっています。ナプキンはフワッと柔らかく少し厚みがあるタイプで、つけていてゴワつくほどの違和感はありませんが、スリムタイプが好きな人にとっては少し厚みが気になるかもしれません。表面に経血が残りにくく、下に経血が吸収されるというより、表面と中間層に染み込むような吸収の仕方なので、量が多く安心感が欲しい人におすすめです。【商品情報】「大王製紙 ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 多い日の昼用 羽つき24cm」サイズ:24cm個数:20個うさぎのイラストが特徴!オーガニックコットンナプキン「コットン・ラボ オーガニックコットンナプキン ふつうの日用 羽なし 約23cm」うさぎのイラストが特徴的な『コットン・ラボ』のオーガニックコットンナプキン。「ふつうの日用」の羽つき約21cm、羽なし約23cm、「夜用」の羽なし約32cmの3種類展開になっています。デリケートゾーンが触れる表面に無農薬有機栽培の綿花でできた「100%オーガニックコットン」を使用していることと、「高分子吸収剤不使用(ノンポリマー)」であることが特徴です。一般的な使い捨て生理ナプキンによって感じるムレ、におい、かゆみなどの不快感は、通気性の悪さも原因の一つ。ですが、このナプキンはオーガニックコットンシートによって通気性をよくすることで、その不快感を軽減しています。また、デリケートゾーンは子宮に近い場所。しかし、一般的なナプキンに使用されている「吸水ポリマー」は女性にとって天敵となる冷えの元になることも。そのため、デリケートゾーン周りを冷やさないように素材にもこだわっています。ナプキンの厚みは少しありますが、ゴワつきは少ないです。表面はフワッとしたガーゼのような肌触りでチクチク感などはありません。表面に経血が残りにくく、下に経血が吸収されるというより、表面と中間層に染み込むような吸収の仕方です。【商品情報】「コットン・ラボ オーガニックコットンナプキン ふつうの日用 羽なし 約23cm」サイズ:23cm個数:20個3種のオーガニックコットンを実際につけて感じた「質感」「厚み」まとめ3種類を使用してみて感じたことをまとめました。【3種類に共通する特徴】・3種類とも、デリケートゾーンが触れる表面シートに「オーガニックコットン」を使用している。・チクチクするなどの肌ストレスは少ない。【表面の質感】・ナプキンの表面のフワッと感が欲しい人は「ソフィ はだおもい® オーガニックコットン100%」。・フワサラ感が欲しい人は「大王製紙 ネイチャリス オーガニックコットンナプキン」もしくは「コットン・ラボ オーガニックコットンナプキン」。【ナプキンの厚さ】・ナプキンの厚みが薄いものを好む人は「ソフィ はだおもい® オーガニックコットン100%」。・量が多く、ナプキンに厚みを求める人は「大王製紙 ネイチャリス オーガニックコットンナプキン」もしくは「コットン・ラボ オーガニックコットンナプキン」。3種類とも、オーガニックコットンを使用しているということから、肌に優しいうえに、つけていてもストレスが少なく、吸収力も抜群。オーガニックコットンナプキンが気になっている人は、選ぶ際の参考にしてみてください。【参考】『ソフィ』公式HP『ネイチャリス』公式HP『コットンラボ』公式HP文/寒川あゆみ
2021年10月04日ナプキンを付けなくても経血モレを防ぐ生理用品として話題の「吸水ショーツ」が、ついに『ユニクロ』から登場しました!生地感や着用感、吸水力など気になるその実力を、筆者が実際に使用した感想を交えてご紹介します。ユニクロ「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」を試してみた!ナプキンやタンポン要らずの生理アイテムとして沸々と使用者も増えている「吸水ショーツ」が、2021年9月17日(金)より『ユニクロ』からも登場。「本当にナプキンやタンポンをつけなくても、経血が漏れたりしないの?」「生地や着心地はどうなの?」「衛生面は大丈夫?」など気になることもたくさんあるはず。そこで今回は、美容ライターの筆者が『ユニクロ』の吸水ショーツを実際に使用した感想を踏まえながら、みなさんの疑問にお答えしていきます。「吸水ショーツ」とは?「吸水ショーツって最近よく聞くけど、いまいちどういうものかわからない」「吸水ショーツは初めて聞いた」という人もいるでしょう。まずは吸水ショーツの特徴について簡単にご紹介します。吸水ショーツとは、吸水性や防水性、抗菌・防臭効果などがある布で作られた生理用ショーツのこと。ショーツが経血を吸水する構造になっているため、生理ナプキンをつけずに過ごすこともできるんです。そのため、「ナプキンによる“かぶれ”や“かゆみ”がないうえに、ナプキンをつけるより快適」、「通気性が良いためムレやにおいが少なく、衛生面でも安心」「荷物が減る」「ごみが減る」といった理由で注目を集めています。ユニクロ「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」¥1,990筆者が購入したのは、『ユニクロ』の「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」。サイズはM、カラーは「09 ブラック」です。まずは、生地感からチェックしてみましょう。身生地部分は、エアリズム特有のなめらからでつるんとした触り心地。全体的に生地は薄めで伸縮性があり、通気性が良く汗をかいてもムレにくそうな印象です。生地は薄いですが、透ける感じはありません。一番重要な吸水部分(クロッチ部分)は、少し厚みのある生地で、薄めのナプキンを一枚つけたような厚さと大きさの形状になっています。クロッチ部分は三層構造となっており、表面に「水分を素早く吸水する速乾・抗菌防臭機能付きの布」、中心部には「約30ml~40mlの液体を吸水する吸水シート」、底部分には「漏れを防ぐ防水シート」が使われています。横から厚さを確認してみると、生地の薄さがわかりやすいですね。クロッチ部分と本体の生地が分かれており、そのせいか通気性が良く感じられます。クロッチ部分の前から後ろの長さを測ってみたところ、約28.5cmとサイズが大きめなので多い日でも安心できそうです。また、この吸水ショーツには、クロッチの下(本体との間)にへそ下や尾てい骨に向かってもう一枚生地があるので、前後に流れる経血や汗もしっかりとカバーしてくれそう。平置きにして前から後ろのサイズを測ってみたところ、約55.5cmでした。ちなみに、本体はナイロン71%とポリウレタン29%を配合。クロッチ部分は表側ポリエステル57%、複合繊維34%、ポリウレタン9%。裏側はナイロン71%、ポリウレタン29%となっています。実際に着用してみた感想エアリズムならではのつるんとした質感でヒップや骨盤周りの肌に触れていても違和感はありません。デリケートゾーンに触れるクロッチ部分もチクチク感や摩擦はないのでとても快適でした。ボトムスを履いてもサニタリーショーツを履いたとき特有のゴワつきがなく、通気性も良いように感じられます。ただ、一点気になったのは「Vライン部分のゴムが少しキツイ」ということ。ピタッと密着して漏れないようにカバーしてくれているのですが、筆者の場合、生理中はむくみやすいので鼠蹊部が締め付けられると座ったときや歩いているときに少しキツさを感じることがありました。正直、太ももやVラインのサイズによって感じ方は人それぞれかと思いますし、慣れたり、洗濯して繰り返して使っていくうちに違和感がなくなるのかもしれません。クロッチ部分に関しては、多い日に歩いたときや座ったときに感じやすい“前後に流れる経血”もしっかりと守ってくれるサイズ感で、汗や経血モレが伝わりにくいように生地が工夫されているなと感じました。吸水力は、他の吸水ショーツに比べて生地が薄いため「多い日だと、経血が漏れるのではないか?」と思いましたが、筆者は3日目の日中に使用してもモレませんでした。生理ナプキンを併用しなくても大丈夫?「吸水ショーツを使用しているときは生理ナプキンがいらない」と言われますが、本当にナプキンを付けなくても大丈夫なのか不安ですよね。とはいえ、生理期の経血量を人と比較することは難しいですし、普段の生活では経血量を測ることもないため、自分の経血がどれくらいの量なのかわからないという人も多いはず。なお、生理期の一般的なイメージとしては、このような人が多いでしょう。生理直前〜1日目:血液というより汚れ程度(少なめ)生理2日目〜3日目:経血量が多め、数時間で経血がたくさん出る、夜にモレやすいなど(普通〜多い)生理4日目〜7日目:だんだん経血量が少なくなり、ナプキンも小さいサイズで十分、血液というより汚れ程度になる(普通〜少なめ)※体質によって個人差があり、月によって違う場合もありますちなみに、「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」の吸収量は約30ml〜40mlなので、経血量が普通~少なめの「生理1日目」「生理4〜7日目」は大丈夫だと思います。ただし、経血量の多い「生理2日目〜3日目」の量に関しては個人差が大きくなるため、下記のような対策を取るのがおすすめです。・こまめにナプキンを変えないと漏れるほど量が多い場合は、ナプキンを着用する・吸水ショーツは半日または一日中履きっぱなしになるため、多い日に長時間外出する場合は、ナプキンを着用するなお、6時間程度の外出であれば、最初の2〜3時間は吸水ショーツにナプキンを装着し、あとの2〜3時間はナプキンを外して吸水ショーツだけで過ごすのがおすすめです!お手入れ方法お手入れ方法は、洗濯機に入れる前に水温30度以下で水洗いをして経血汚れを落とす。もしくは吸水シート部分を下に向けて30分程度水につけておくと汚れが落ちやすくなります。洗濯機に入れる際は、ネットに入れて洗濯するようにしましょう。漂白剤や柔軟剤の使用、乾燥機の使用は吸水力の低下を早めてしまうので控えた方がいいです。「エアリズム 吸水サニタリーショーツ」はおすすめ!実際に着用してみて筆者は「Vラインのゴムが少しキツイかも」という部分以外に不満はなく、着心地、吸収力などは魅力的だと感じました!吸水ショーツはラクなので快適さを知ると、使い捨てナプキンをつけたときの不快感や煩わしさに気づくこともあります。吸水ショーツは手洗いしなければいけないという手間はあるものの、特に「ナプキンかぶれが気になる人」「ナプキンのチクチク、ゴワゴワが気になる人」におすすです。そのほかにも、「外出時に生理ナプキンを持ち歩かなくて良い」「ゴミが減る」などのメリットもあるので、気になる人はぜひ参考にしてみてください。【商品情報】『エアリズム 吸水サニタリーショーツ』カラー:09 BLACK、34 BROWN、59 DARK GREEN、72 PURPLE 全4色サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL、3XL価格:¥1,990【参考】『ユニクロ』公式サイト文/寒川あゆみ
2021年10月02日PMSや妊活など、女性ホルモンに関する悩みがある人は少なくありません。そこで、どんな悩みがあり、どう対策しているかを20代~30代の女性が集まるanan総研メンバー約200人に調査しました。1人じゃ思いつかないような対策法が見つかると、参考になるかもしれません。女性ホルモンが原因の悩みはどういったものがあるの?女性ホルモンが原因と思われる悩みがある人は、63%。女性には毎月生理が来ることもあり、やはり少なくない結果となりました。具体的な悩みとしては、こういったものが挙がっています。「生理周期が一定でないです」(23歳・会社員)「生理前にイライラするのと、甘いものが食べたくなります」(29歳・自営業)「生理前になると、自分は必要とされていない人間なのではないかと、落ち込みます」(33歳・会社員)「生理前の肌荒れや胸の痛みが気になります」(25歳・学生)生理周期やPMSの症状が目立ちました。悩みは人それぞれ違いますが、体やメンタルの不調は本当にしんどいですよね。具体的な対策を聞いてみました!実際に悩みを持っている人の中には、工夫して過ごしている人もたくさん。誰かに合うからと自分にも合うとは限りませんが、対策のヒントになるかもしれません。「生理周期が乱れがちなので、処方された漢方を飲んでいます。また、1年中体を冷やさないよう、常に気を遣っています」(25歳・会社員)「生理前にすごくイライラしますが、ピルを飲み始めてから軽減しました」(27歳・学生)「生理前の肌荒れがひどいため、その時期は新しい化粧品を控えて慣れたアイテムのみで過ごしています。また、PMSで心の乱れもひどく、なるべくストレスを感じないよう気をつけています」(29歳・会社員)「生理前も含めてよく肌荒れするので、基本的に敏感肌向けのアイテムを使用中です」(31歳・会社員)いっぽう、女性ホルモンによる不調をあまり感じないという人も。「栄養は食事やサプリで20代前半から気をつけているので、生理周期が乱れることがほとんどないです」(33歳・専門職)「よく食べてよく寝るようにしており、不調はあまり感じません」(34歳・会社員)生活習慣に気をつけているという声が目立ちました。もちろん個人差はあるので一概には言えませんが、日々の積み重ねも大きいようです。将来への不安…妊活はどうしてる?女性ホルモンにまつわる将来への不安のひとつに、妊活もあります。妊活への不安や悩みを抱えている人は59%と、こちらも高めの結果に。「今すぐ子どもがほしいわけじゃないけれど、いざほしくなったときにすぐできるとは限らず不安です」(29歳・会社員)「体外受精で子どもを授かったので、第二子も同様の手順と費用をかけなければならないのが憂うつ…」(31歳・会社員)「30半ばの今、妊娠できないのではないかと不安になっています」(35歳・会社員)今ほしいわけではないけど将来が不安という声が目立ちました。また、不妊治療の費用に関する悩みもチラホラ。具体的に対策を取っている人の意見も聞いてみました。「いざというときのために葉酸を摂取して、食事にも気をつけています」(29歳・専門職)「生理周期にバラつきがあるため、病院で排卵日を調べてもらっています」(25歳・会社員)「年齢を重ねるたびに影響があると聞いて少し不安です。たまにパートナーに聞いて、来年ぐらいにほしいとアプローチしています」(29歳・自営業)栄養に気をつけたり、病院に通ったりして備えている人が多いようです。パートナーがいる人は、計画を立てているというケースも。専門家にも頼りながら、日々の習慣を見直そう生理周期やPMS、妊活への不安など、女性ホルモンにまつわる悩みは本当にさまざま。もちろん個人差はありますが、対策しているという人は、病院に通ったり生活習慣を気をつけたりして工夫しているようです。我慢せずにかかりつけ医を頼るのも大切なこと。また、日々の習慣で楽になるケースもあるので、改めて見直してみるのも良いかもしれませんね。©Prostock-Studio/Getty Images©Westend61/Getty Images文・西田彩花
2021年10月02日9割以上の女性が経験があるという「生理中の経血漏れ」。みなさん何か対策をしていますか?ということで、anan Beauty+ clubのメンバーに「生理の経血漏れ対策」について聞いてみました。生理の経血漏れ、どんな対策をしていますか?anan Beauty+ clubのメンバーに「生理中の経血漏れ対策」について聞いてみました。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。なんと9割以上の方が経血で下着を汚してしまった経験があるとのこと。具体的なエピソードを聞いてみました。「生理中はいつも眠気がひどく、リビングの絨毯の上に座ったまま寝てしまいました。目が覚めたら体が斜めに傾いていて、絨毯カバーが血だらけに。新しく変えたばかりだったので、家族に申し訳なかった」(33歳・会社員)「生理中、仕事に集中していて、長時間お手洗いに行くことを忘れてしまいました。すると、経血がスカートと椅子にかなり漏れてしまい…。更に両隣が男性社員で、トイレに立つことが困難な状態でした。どうしたらいいかわからず、斜め向かいの女性同僚2人にチャットを送信。1人は私の後ろを隠してくれて、もう1人は椅子の汚れをなんとか隠してくれました」(33歳・会社員)「仕事中、なかなかナプキンを替えに行く時間がなく、それでもなんとかなるだろうと思っていました。しかし、気づかない間に漏れていて椅子を汚してしまいました。幸いプラスチック製だったのできれいに拭き取れてよかったです」(31歳・専門職)「仰向けではなく横向きに寝てしまったため、ナプキンがズレ、布団にまで経血がついてしまっていたことがあります」(29歳・会社員)「いつの間にか服にまで経血が漏れてしまい、街で知らない人に指摘されてしまった」(28歳・専門職)うんうんわかるよ~、大変だったね~、ほんと生理って大変だよね~、と共感できるものが多いのではないでしょうか。では、このような失敗を教訓に、どのような対策をしているのでしょうか。「生理1~3日目は昼でも夜用ナプキンをつける」(33歳・専門職)「こまめにナプキンを変える!シンプルですが私にとってこれが1番漏れにくいです。多い日には1時間おきに替えたり、少し出た時点で取り替えにいきます」(29歳・会社員)「昼間はナプキン、タンポン、吸水ショーツ。夜は夜用ナプキン、タンポン、しっかりホールドしてくれるガードルを履く」(33歳・会社員)「ナプキンをこまめに変える。また、ナプキンの種類をたくさん用意して、経血量に合ったものをチョイスする」(29歳・専門職)「生理中は、なるべくお気に入りの下着をはかないようにする。夜はショーツを2枚はき、ナプキンの羽部分が大きいものを使う」(37歳・専門職)「ピルを飲んで出血量自体を減らす」(28歳・専門職)一番多かった対策は、断トツで「ナプキンをこまめに替える」ということ。なかにはピルを服用したり、吸水パンツを利用したりと、ナプキンとタンポン以外の経血対策もいくつかありました。生理を少しでも快適に吸水ショーツをはじめ、月経カップなど生理関連のフェムテック商品は今急速に広がりつつあります。約1か月に1度のペースでやってくる生理。自分に合った対策やアイテムをみつけて、体調面だけでなく、経血の悩みもできるだけ少なくしていきたいですね。そして、あまりに経血が多いなと感じるときは一度婦人科へ行ってみるのもおすすめです。(C)Isabel Pavia/Getty Images文・小田原みみ
2021年10月01日生理の症状は人によって異なり、痛みや辛さの感じ方も人それぞれ。そのため、誰かに話したり相談するのに気が引けますよね。そこで今回は、エステティシャンである筆者が、生理と10年以上付き合い続けてみて感じたことと、生理痛やPMSと上手く付き合うために日頃から気をつけていることをご紹介します。経血量や症状に関しては個人差があるため、あくまで参考として読んでみてください。10年以上生理と付き合い続けて感じたこと生理に関して色々と感じている人も多いと思いますが、人に話したり相談しづらいですよね。また、人によって症状や痛み・辛さの感じ方が違ううえに、経血量などを比較することもできないため、「経血量はこれぐらいが普通なの?」「生理ってこんなに辛いの?」と思うこともあるのではないでしょうか。筆者もその一人でした。生理に対して深く考えていなかった10代〜20代前半筆者に初めて生理が来たのは10代の頃で、当時から以下のような症状を感じていました。・生理前は食欲が増える・生理前になると片付けがしたくなる・生理前は些細なことでイライラするかと思えば、突然不安になるなど感情の浮き沈みが激しい・生理前にはニキビや吹き出物が増える・生理前〜生理中はお腹や腰が痛く、全身がむくむ・初日から5日目くらいまで量が多い(少ない日があまりない)といった、よく言われる生理痛やPMSの症状がほとんど当てはまっていました。10代〜20代前半の頃(約10年前)は、今よりもっと生理の話をすることが恥ずかしく感じられ、当時はインターネットなどでの情報も少なかったので、「この痛みや辛さは当たり前。みんな経験しているのだろう」と思い込んでいました。生理に対して深く考えるようになった20代半ば〜30代20代半ばになっても症状はほとんど変わりませんでしたが、ふと「みんな生理中は私のような症状があるの?」と気になり、当時勤めていたエステサロンのスタッフに「生理痛やPMSはある?」と聞いてみました。すると、・生理前に感情のアップダウンがない人・筆者と同じように感情のアップダウンを感じる人・生理中は痛みやしんどさが全くない人・痛みやしんどさはあるけれど軽い人・痛みやしんどさに耐えられないくらい重い人など、聞けば聞くほど「生理に関する症状は、人それぞれなんだ……」と感じました。なお、年上の人には「経血量は年齢とともに減るよ!」「経血量が多いのは、体が冷えているからじゃない?」と言われましたが、20代前半の筆者にとって経血の量が減るのは未知の世界。また、体が冷えていると言われても「何に気をつければ良いのだろう」、「もう少し具体的に何か方法はないのかな」と思っていました。そして、20代半ばで初めて婦人科検診に行ったことから、より深く生理に向き合うようになりました。生理前〜生理中の症状を分析し、和らげるために意識したこと生理前〜生理中に感じる症状を“生理痛”や“PMS”と言うものの、自分が感じる症状を思い浮かべるうちに“心身的なもの”と“身体的なもの”に分かれると感じました。心身的な症状・生理前になると片付けがしたくなる筆者の場合、生理前になると普段こまめに掃除しないところが無性に気になったり、身の回りの物を整理したくなります。なお、その際は「大掃除スイッチが入った」と思い、気がすむまで片付けています。そうすれば、部屋もキレイになりますし気分もスッキリするので、あくまでポジティブな気持ちで片づけを行なうようになりました。・生理前は些細なことでイライラする、不安になるなど感情のアップダウンがある生理日を管理するアプリを確認して、だいたい生理日何日前に感情のアップダウンが起こるのかを把握し、そういうときはできるだけ人と会う予定を入れない、SNSを見るのを控えるなどして感情の刺激になりそうなものを排除するようにしました、その他、良い香りの入浴剤やアロマディフューザーなどを取り入れたりして、心をリラックスさせるようにもしています。身体的な症状・生理前は食欲が増える生理前は、普段食べたいと思わない甘いものや辛いものなどを食べたくなることも。そこで我慢すると余計にイライラしてしまうので、我慢せず食べたいものを食べるようにしています。しかし、量を食べすぎると生理後も過食モードが続いてしまうので、お菓子などは少量サイズにするなどして、少し食べて満たされるくらいにコントロールしています。そして、生理が終わったらウォーキングをして脂肪を燃焼したり、お菓子や甘いものは極力見ない・買わない・食べないようにしてメリハリをつけるようにしています。・生理前にはニキビや吹き出物が増えるホルモンバランスの影響から、ニキビや吹き出物が増えてしまうのは仕方がないことと割り切っています。ですが、日頃からスキンケアを徹底したり、ストレスを溜めないようにしたり、入浴やストレッチなどで血流を良くするなど、できることはやるようにしています。・生理前〜生理中はお腹や腰が痛い、全身がむくむ仕事で立ち仕事が続くときや、用事で外出しなければいけないときは、痛みが本格的になる前に鎮痛薬を飲んでおく、もしくは持ち歩くようにしています。ただ、あまりにも辛いときは小一時間横になったり、お腹や腰にあずき枕などを置いて温めるようにしていますよ。日頃から「体を冷やさない」、生理中は「我慢、無理をしないこと」生理に真剣に向き合うようになってから、「体を冷やさない」「我慢や無理をしないこと」がとにかく重要だと気づきました。というのも、筆者の場合、夏にエアコンの効いた部屋で過ごしたあとの9月、10月頃は特に生理痛が増しやすく、甘いものを食べすぎたときや、冷たいものをたくさん飲んだときなども同様に症状が重たくなることがわかりました。そういったことから、・生理期間に関わらず毎日最低10分間だけでも入浴する・入浴後にストレッチなどをして体をほぐす・冷たい飲み物、砂糖など体を冷やすものを減らすといったことで、常に体の内外から冷やさず、体を温めるようにしています。さらに、血行やリンパの流れがよくなると、だるさや痛み、むくみが軽減し、リラックスすることでイライラしづらくなり、生理時に感じていた症状も和らいでいる気がします。他にも・生理期間中は痛みを我慢しない、初日や2日目は鎮痛薬をうまく取り入れる・横になれるときは横になる・食べたい、何もしない、寝たいなど、心が望んでいる“〇〇したい”ということを優先するようにしています。生理に関することはなかなか人には聞けず相談しづらいですが、気になることがあれば早めに婦人科に行くのがおすすめです。「不正出血があるわけでもないし、薬を飲んだら耐えれる痛みだから」と、婦人科に行ったことがない人もいるかもしれませんが、大切なことだからこそ、自己判断ですませず、定期的にチェックしておく方が安心できると思います。生理痛は体質によるところが大きいと言われていますが、生理時の症状に悩んでいるのなら今一度自分の症状を分析し、日頃の生活の中に生理痛を加速させている原因がないか確認してみてはいかがでしょうか。そうすれば、生理時に快適に過ごすためのヒントが見つかるかもしれませんよ。©goffkein.pro/shutterstock©New Africa/shutterstock文/寒川あゆみ
2021年09月26日生理期間中は、さまざまな症状に苦しむ女性が多いですよね。最近では生理中は仕事を休める“生理休暇”がある会社も増えてきましたが、実際のところ一体どれくらいの女性が活用できているのでしょうか?そこで今回は、女性に特化した転職サイト『女の転職type』が実施したアンケートをもとにその実態を見ていきましょう。生理が仕事に影響した人は全体の8割以上!『女の転職type』は、会員818人を対象に「生理休暇とったことある?」というアンケート調査を実施。その結果、生理やPMS(※1)によって仕事に影響が出たことがあるかという質問については、全体の8割以上の人があると回答しました。※1 PMS(月経前症候群)は、生理の3~10日ほど前から生じる精神的および身体的な不調と定義具体的に仕事上でどのような影響があったかについては、仕事をうまく進められなくなるといった意見が6割以上も寄せられています。なかには、早退やお休みをする人もいるとのこと。その他にも、イライラして他の人に強く当たってしまうことや、普段は間違えない箇所でミスをしてしまうことがあるという声がありました。生理現象というやむを得ない事情ではあるものの、症状が重い時やナプキン交換などで担当の仕事を離れる回数も増えるため、周囲に迷惑をかけていると感じている人もいました。「生理休暇」という制度はあるものの、活用が進んでいない…生理が仕事に影響することに悩む女性が多いなか、生理休暇を導入している企業はどれくらいあるのでしょうか?今回のアンケートによると、会員が所属している企業の就業規則に、生理休暇があると答えたのは36.5%。有給か無給かどちらの扱いになるかは、およそ半々という結果です。一方、就業規則にないと回答した人は5割にのぼります。このことから、生理休暇は企業の制度としてまだ広く普及していないと言えそうです。さらに、生理休暇を実際に活用したことがある人に関しては全体の7.0%、生理休暇が企業の制度としてあると答えた人のなかでも、活用したことがあるのは12.7%という結果に(※2)。このアンケート結果を見るに、生理休暇は制度としてあるものの、積極的に活用されているとは言えない現状が伺えます。職場が忙しく人手が欠けると業務が滞るなど、利用しにくい要因はさまざまあると思いますが、やはり周囲への負担や活用しづらい社内の空気感が休暇取得のハードルになっているのかもしれません。※2 生理で欠勤したことはあるが、生理休暇を取得しなかった人は「ない」を選択いかがでしたでしょうか。今回のアンケートからは生理休暇の活用が進んでいないという実態が浮き彫りになりました。休暇を取るのが難しい側面もありますが、生理の日は業務量について上司に相談するなど、できる範囲の行動を積み重ねるようにすると、生理に対する職場の人々からの理解も徐々に深められるかもしれませんね。【参考】生理休暇を使ったことがある人は7.0%!約8割の女性が生理、PMSが仕事に支障をきたすと回答/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第32回】 - PR TIMES©株式会社キャリアデザインセンター©kei907/shutterstock文/Nana
2021年09月22日女性にほぼ毎月訪れる「生理」。みなさんは普段どんな生理用品を使っていますか?最近では「紙ナプキン」だけでなく「布ナプキン」「吸水ショーツ」「月経カップ」など生理用品のバリエーションも増えてきていますよね。そこで今回は、ナプキンをオーガニック素材に変えて2年ほど経つ筆者が、今までと変わった点やおすすめの商品などを紹介していきます!デリケートゾーンの肌荒れやかぶれの原因はナプキン?生理時に多くの女性は「紙ナプキン」を使っているかと思います。コンビニやドラッグストアで販売されているナプキンの多くは「ケミカルナプキン」とも呼ばれ、石油から作られているものがほとんど。高分子ポリマーの吸収剤や塩素系漂白剤、ポリエステル、ポリエチレンなどといったたくさんの化学物質を使っているものが多いと思います。しかし、デリケートゾーン周辺の皮膚はかなり繊細なので、そういった化学繊維が当たることで「かぶれ」や「かゆみ」「ムレ」を引き起こしてしまうことも。もし生理時のムレやかゆみが気になるなら、今使っているナプキンの肌面の素材には何が使われているのかチェックしてみることをおすすめします。オーガニックナプキンを使い続けた感想筆者がオーガニックナプキンを使い始めたのは2年ほど前から。当時はケミカルナプキンを使用していましたが、「ムレ」や「かぶれ」などの肌トラブルに悩まされることがありました。そんな頃「オーガニックナプキン」や「布ナプキン」というワードを聞くことが多かったので、まずはオーガニックナプキンから試してみることに……。個人的な感想になりますが、それまで使用していたナプキンは薄手のモノが多かったので、初めてオーガニックナプキンを使ったときは「少し厚手だな」と思ったり、肌に触れる面の素材にも違いを感じました。ただ、使っていくうちにナプキンの厚さは徐々に気にならないように。そしてなにより、オーガニックナプキンを使い続けた結果、今まで度々あった肌トラブルがなくなったんです!個人差は大きいと思いますが、「生理痛が軽くなった」という話も聞いたことがあるので、生理痛に悩んでいる人や、筆者のように肌トラブルを感じている人は一度試してみるといいかもしれません。筆者のおすすめブランド2選!ケミカルナプキンに比べるとオーガニック素材のナプキンは少し価格が上がってしまいます。しかし、お肌への負担を考えると、オーガニック素材や天然素材に変えて良かったと筆者は感じています。では、筆者が普段から購入している商品を紹介しますね。『Natura Moon(ナチュラムーン)』2011年、医薬部外品認可を受けた生理用ナプキンとして誕生した『Natura Moon(ナチュラムーン)』。トップシートにはコットン100%の不織布を使用しているため、かぶれにくく、敏感肌の人にも優しい仕様になっています。そして、吸収体には高分子吸収材ではなく、吸収力の高い綿状パルプを使用。少し厚みもありますが、しっかりと経血を吸収してくれます。また、トップシートには肌にも環境にも優しい酸素漂白が行なわれており、燃やしてもダイオキシンが発生しないのが特徴です。豊富なサイズ展開で、このほかにもタンポンや布ナプキン、吸水ショーツなども販売されています。国産ですが、比較的お財布に優しい値段で購入できますよ。【商品情報】『ナチュラムーン 生理用ナプキン 普通の日用 羽なし コットン100%』価格:¥521内容量:24個入り特徴:天然コットン使用/高分子吸収剤不使用/酸素漂白/無香料素材:表面材はコットン、吸収体は綿状パルプ製造国:日本『ナトラケア(natracare)』1989年、世界初のオーガニックコットンナプキンのメーカーとして環境保護活動家のスージー・ヒューソンによって創業されたブランド『ナトラケア(natracare)』。現在では世界約70カ国で商品が販売されています。『ナトラケア(natracare)』のナプキンは、肌に触れるトップシート、吸収剤、漏れ防止シートに植物素材を使用しており、通気性の良さと優しい肌触りが特徴です。地球環境にも配慮しており、包装までプラスチックフリー。とってもスリムですが吸収力がしっかりとあり、テープの粘着力も高いので運動する人にもおすすめ!しかし、値段は若干お高めです。【商品情報】『ナトラケア ウルトラパッド ノーマル』価格:¥704内容量:12個入特徴:天然コットン使用/高分子吸収剤不使用/塩素不使用/プラスチック不使用/無香料/添加物不使用素材:表面材はコットン(オーガニックコットン100%)、吸収体はセルロースパルプ原産国:スウェーデン生理は毎月のことなので、なるべく体にもお財布にも優しいものを使いたいですよね。「布ナプキン」を使うのにはハードルが高いと感じる人は、天然素材のナプキンからトライしてみてはいかがでしょうか?【参考】『Natura Moon』公式サイト&オンラインストア『natra care』公式サイト&オンラインストアNATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2021年09月06日紙ナプキン、布ナプキン、タンポン、吸水ショーツなど生理用品のバリエーションは増えていますが、ここ最近ジワジワと認知度が上がっているものといえば「月経カップ」ではないでしょうか。そこで今回は、筆者が月経カップを使ってみた感想や使い方などをご紹介します!月経カップとは?月経カップとは、医療用シリコンなどの柔らかい素材で作られたカップ型の生理用品のこと。ナプキンやタンポンに代わる第三の生理用品として、近年注目を集めています。月経カップはタンポンと同じように膣内に挿入して使用しますが、タンポンのように経血を吸収するのではなく、カップの中に経血を溜める仕様です。最大で12時間ほど装着でき(※1)、何度も繰り返して使うことができるのでゴミが出ず、使い捨てのナプキンやタンポンと比べて経済的かつ環境に対する負荷も低いと考えられています。そのためエコ意識が高まっている今、特に注目されるようになりました。※1 個人や商品によって差があります。「月経カップ」に挑戦!今まで様々な生理用品を使用してきた筆者ですが、月経カップはなんだか難しそうで手を出せずにいました。しかし、友人から勧めてもらったことがきっかけで試してみることに。今回筆者が購入し使用したのは米国製の『スクーンカップ』。在米日本女性が2002年に立ち上げたオーガニックコットンのブランドのもので、日本人女性を含めた何百人もの現代女性へのヒヤリングとユーザーテストを行ない、商品開発と改良を3年ほど経て作られたアイテムです。サイズは『サイズ1(直径40mm・長さ40mm)』と『サイズ2(直径45mm・長さ50mm)』の2種展開。筆者は経血量が普段から少ないので『サイズ1(直径40mm・長さ40mm)』を選びました。カラーも8種類のなかから選ぶことができます。ちなみに、筆者は『クラリティ(透明)』を購入しました。【商品情報】『スクーンカップ オーガニックコットンポーチつき』価格:¥5,670サイズ:サイズ1(直径40mm・長さ40mm)/サイズ2(直径45mm・長さ50mm)月経カップの使い方使用前の準備使用する前に、月経カップを無香料の石けんや専用の洗浄液で洗うか、煮沸消毒をしましょう。どの月経カップメーカーも煮沸消毒をこまめに行なうことを推奨しています。しかし、お鍋に入れて煮沸するのに抵抗がある方は電子レンジで使えるような月経カップ専用の洗浄・保管カップも売られています。あらかじめ用意しておくといいかもしれませんね。月経カップの挿れ方カップを折り畳み、ゆっくり膣内に挿入します。ある程度挿れたあとに手を離すと、カップの口が開き自然に収まってくれますよ。なお、筆者は力を抜いて深く息を吐いたときが挿れやすかったです。使用中の注意事項筆者の場合、月経カップが正しく入っていれば、違和感なく過ごせました。月経カップは挿れた後、最大12時間程度そのままで過ごせるそうですが、経血量の多い方は取り替える用のカップを用意したり、お尻ふきシートやアルコールフリーのウェットシートなどがあると外出中でも安心かと思います。月経カップの取り出し方膣内に指を入れてカップの底をつかみ、前後にずらすように揺らしながら取り出します。カップの底を掴めないときは、腹部に力を入れてカップを押し出すといいですよ。ちなみに、筆者はこの取り出す作業に初めは苦労しました。トイレでもできますが、慣れていないうちはお風呂場で行なう方がよさそうです。使用後のお手入れ方法月経カップ内の経血を流し、始めと同じようにカップを石けんや煮沸消毒でしっかりと洗浄します。空気穴も含めすみずみまで洗い、乾燥させればお手入れ完了です。月経カップを使ってみた感想筆者が月経カップを初めて使用したときは、挿入するのに30分ほど時間がかかり、取り出すのにもとても苦労しました。ただ、きちんと装着できたときは痛みも違和感もなく、運動しても漏れることなく過ごせました。現在月経カップ歴2か月目にしてようやく慣れてきましたが、今もお風呂場で付けたり外したりしています。もちろん個人差があるものですが、初めは苦労する方が多く見受けられますね。慣れると15〜30秒ほどでつけられるそうですが、筆者はまだ時間がかかりそうです。月経カップのメリットとは?装着するのに慣れが必要な月経カップですが、どんなメリットがあるのか紹介していきます。1.ゴミが減る使い捨てのナプキンやタンポンだと毎度様々なプラスチックなどのゴミを捨てることになりますが、月経カップはゴミが全く出ないので、とてもエコフレンドリー。すぐに買い替えるようなものでもないので、丁寧に扱えば長期間使用できます。2.コストが減る月経カップ自体は平均¥5,000~と決して安くないものが多いですが、毎月¥500~¥1,000ほどをナプキンやタンポンの購入代にあてていることを考えると、長い目で見ればコストが抑えられると思います。3.皮膚かぶれなどの肌トラブルが起きにくい経血やナプキンによって蒸れやすい陰部は、暑い時期や運動するとき、通気性の悪い衣服を着用するときなどに、様々なことが原因で皮膚かぶれなどを引き起こしがち。ですが、月経カップの場合は経血を吸収させるのではなく体内に溜めておくものなので、ナプキンなどに比べて肌トラブルが起こりにくいと思います。4.ニオイが発生にしにくい経血の独特なニオイが気になるという方も多いですよね。しかし、月経カップの場合は膣内から経血が漏れないので酸素に触れることがなく、筆者が使用してみたところニオイが発生しにくかったです。5.長時間の使用が可能旅行やプール、温泉、あとは長時間の移動や飛行機に乗るときなど、ナプキンをこまめに取り替えるのが難しいことも多いですよね。そんなとき、月経カップなら比較的使用可能な時間が長いので安心できるかと思います。月経カップのデメリットとは?そして、筆者が使用して感じたデメリットとしては下記の5つがあげられます。1.慣れが必要個人差はありますが、慣れるまで装着に時間がかかる人が多いと思います。2.消毒が面倒毎度しっかり洗浄、乾燥までさせる必要があるので、使い捨てのものと違い手間がかかります。3.気軽に試すにはコストがかかる安くても¥3,000以上するものが多いので、「一回試してみたい」というときには高く感じるかもしれません。4.出先での交換がしづらい出先だと洗って再度装着するということが難しいので、替えを用意しておいたり、お尻ふきシートを持ち歩く必要があります。そのため、初めは短時間のおでかけや、おうち時間で使用することで慣れる必要があるでしょう。5.完全に漏れないことはない商品によっては「正しく装着すれば漏れない」と記載があるものもありますが、経血量が多い方や、運動時などは少し漏れてしまう可能性もあると思います。ですので、気になる方は慣れるまで薄いガーゼを挟んだり、おりものシートをつけておくといいでしょう。おわりに個人差が大きくあるので一概に良い・悪いと言えませんが、気になる人はメリット・デメリットを把握したうえで試してみるのがよいのではと思います。日本ではまだまだ馴染みの低い生理用品だと思いますが、筆者の周りでは「慣れるととても快適!」という意見も多いです。体や生活スタイルに合わせて生理用品を選ぶ際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。【参考】スクーンカップ(月経カップ)、第3の生理用品として世界中の女性が支持。日本で初めて医薬品医療機器等法に基づいた製品を販売開始!-PRTIMES©株式会社スクーンジャパン『スクーンカップ』公式サイトNATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文/NATTY
2021年09月01日生理中の多い日の夜は、寝返りや動きによる“モレ”が気になる人も多いのではないでしょうか。ただでさえ生理中で体が重だるく気分が優れないときに、朝から経血で汚れたパジャマやショーツ、布団シーツの洗濯をしなくてはいけないとなると、余計に憂うつな気分になることも。そこで今回は、美容ライターの筆者が「多い日の夜に使える!」と感じたショーツ型ナプキンについてご紹介します。経血量が多い日に感じていたこと生理中は経血量に合わせてナプキンのサイズを選び、日中はこまめに替えるという人がほとんどだと思います。しかし、デスクワークなどで座りっぱなしが続くときや、立ちっぱなしや動く作業をしているときにはナプキンがフィットせずにモレてしまう、もしくは仰向けに寝転んでいたら隙間からつたって経血が後ろや横にモレてしまったという経験はありませんか?寝ている間の寝返りによってモレると、起床時からげんなりしてしまうこともあるでしょう。こういった経験によって「衣類やシーツに経血がつくのはなんとか阻止したい」という思いを抱えた筆者が見つけたのが『ショーツ型ナプキン』。今回はその『ショーツ型ナプキン』2種を使ってみた使用感についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。『ショーツ型ナプキン』って何?正しい位置にナプキンをつけられていなかったり、フィットしないショーツを使っていると経血モレが起こりがち。そこで、ナプキンとショーツを一体化させ、ズレやヨレ、隙間を作らないように作られたのが『ショーツ型ナプキン』です。今回筆者が使ったのは、『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』と『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』の2種。初めてショーツ型ナプキンを見たときには「これって紙パンツ?それとも、おむつ?」「履き心地はどうなの?」「ゴワゴワしないのだろうか?」という疑問や、「パンツを洗う手間がないのなら便利かも」と感じていました。そこで、実際に使ってみることで「どれくらい経血がモレるのを予防してくれるのか」を検証してみました!『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』まずご紹介するのは、『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』。腰まで全面的にガードし後ろモレを予防。さらに、デリケートゾーンにぴったりとフィットするギャザーで横モレも予防してくれます。生地は柔らかくふわっとした触り心地で、厚すぎないため通気性が良さそう。お腹周りのゴム部分も強すぎず、ほどよいストレッチ感があると感じました。ナプキン部分は長さ、横幅もしっかりあり、サイドギャザーが大きいのでモレ対策はバッチリ。表面はふわっとした素材感で、厚みは「夜用ナプキンより少し厚みがあるかな?」という程度です。測ってみると、前から後ろにかけて約49cm、ナプキンは約35cmほど。実際に履いてみたところ、ナプキンの後ろ部分が仙骨あたりまでくるので、お尻の谷間からも経血がモレなさそうでした。また、筆者はよく寝返りを打つため、後ろや横だけでなく前部分の長さもあることに感動しました。ショーツ部分の生地は薄めに作られているので、通気性もよく、衣類を着ても暑くなく快適。使用後はサイドから破って脱ぐこともでき、写真のようにくるっと丸めて結んで捨てることができます。【商品情報】『ソフィ 超熟睡®ショーツ ショーツ型ナプキン』価格:オープン価格 ※筆者が購入したときは、2個入りが¥228、5個入りが¥547。サイズ:M~L(ウエスト64~77cm/ヒップ87~100cm)『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』続いて紹介する『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』も、腰までしっかりガードし後ろモレを予防してくれるアイテム。さらに、お尻の谷間にぴたっとフィットする設計にこだわっていて、約48cmの超ロング吸収体が徹底的に経血モレを防いでくれます。しなやかな素材ですが、少し厚みがあり、大きく感じました。また、白いデザインのため見た目がおむつっぽい印象があります。こちらのナプキン部分も長さと横幅がしっかりあり、サイドギャザーが大きいのでモレ対策はバッチリそう。表面は少しメッシュ感のある柔らかい紙のような素材でできており、結構厚みがあるような印象です。前から後ろの長さは約55cm、ナプキンの長さは約36cmほど。48cmの超ロング吸収体と表記されているのは、ウエストゴムのピンクの部分を省いた前から後ろまでの長さだと思います。実際に履いてみたところ、ナプキンの横幅&後ろが長めなので仰向けや横向きに寝たときも安定感は抜群!ウエストゴムがしっかりとしていてフィット力があるため、徹底的に経血をブロックしたい人におすすめです。ショーツ部分の生地は少し厚いため、夏場は履いていると生ぬるさを感じるかもしれません。ナプキン、ショーツ全体にやや厚みがあるため、履いたときに「少しゴワつきを感じるかな?」という印象です。こちらもサイドを破ると簡単に脱げるようになっていることと、後ろにテープがついているので、使用後はくるっと丸めたあとにテープで留めて捨てるだけ。使用後の処理は簡単でした。【商品情報】『ロリエ 朝までブロック 安心ショーツタイプ』価格:オープン価格 ※筆者が購入したときは、2個入りが¥217、5個入りが¥627サイズ:M~L(ウエスト64〜77cm/ヒップ87〜100cm)ショーツ型ナプキンを使ってみた感想ショーツ型ナプキンを使う前は、「正直おむつっぽいしちょっと抵抗があるかも?」と感じていたのですが、実際に2種類とも使ってみたところ「後ろや横モレをしっかりとガードしてくれるうえに、安心感があるので朝起きたときにげんなりすることがなかった!」ということ。寝ている間のモレによるドキッと感や洗濯ストレスを考えると、「もっと早く使っておけば良かったかも」と感じました。筆者的にはナプキンの長さやモレをガードしてくれる点においてはどちらも優秀だったのですが、長時間履く場合に履き心地が快適だと感じたのは「ソフィ」でした。一方で、捨てる際の便利さを考えるとテープ付きの「ロリエ」が良いなと感じました。就寝時のモレ以外にも、旅行時、あまり頻繁にトイレに行けないとき、過多月経でモレやすい人には特におすすめです。また、最近話題になっている「吸水ショーツ」だと、多い日のモレに対する不安や洗う手間があることからチャレンジできないという人もいると思いますが、これだと量に対する不安と洗う手間もありません。経血が多い日の夜や日中のモレ対策の参考にしてみてくださいね。【参考】『ソフィ』公式サイト『ロリエ』公式サイト©kei907/shutterstock文/寒川あゆみ
2021年08月29日生理中はナプキンによる蒸れやベタつきが気になったり、生理中に限らず汗や蒸れによるデリケートゾーンのニオイが気になることってありますよね。そこで今回は、そんなデリケートゾーンの悩みをサポートしてくれるアイテムについてご紹介します。デリケートゾーンのニオイやベタつきをなんとかしたい!デリケートゾーンは長時間着用している下着やナプキンによって多湿になり、蒸れやすい部分。また、汗や尿、経血によって菌が繁殖しやすいといった理由から、「ニオイ」が気になる場所でもあります。そこで今回は、生理中に感じる不快なニオイや、生理時以外でも汗やおりものによるベタつきが気になるときに便利なアイテム「デリケートゾーンウェットシート」を使ってみました。デリケートゾーンウェットシート2種を試してみた!デリケートゾーンウェットシートは、「なんとなくドラッグストアで見かけたことがあるけれど、意外と使ったことはないかも」という人が多いのではないでしょうか?そこでドラッグストアでも気軽に購入できる『ソフィ デリケートウェットシート』と『ロリエ デリケートフレッシュシート』の使用感についてご紹介します。『ソフィ デリケートウェットシート』『ソフィ デリケートウェットシート』は香り別に「無香料」「フレッシュフローラルの香り」「フレッシュグリーンの香り」の3種があり、今回筆者が使用したのは「無香料」のものです。6枚入りで、ポーチにもすっぽりと入るほどのコンパクトさ。ウェットティッシュも取り出しやすくなっています。ストライプ柄のデザインでシール部分は「Delicate Wet Sheet」と英語で書かれているため、バッグやポーチから見えてもデリケートゾーンアイテムとわかりにくいのも嬉しい点ですね。髪の毛の1/1000の超極細繊維を配合したシートで、ノンアルコール、パラベン無配合と肌への優しさを考えて作られおり、水解性の不織布なので使用後はそのままトイレに流せます。しっとりとしたウェット感があり、生地は薄すぎずしっかりとしている印象。無香料タイプなので香りもありません。【商品情報】『ソフィ デリケートウェットシート』価格:オープン価格 ※1 筆者購入時は¥207枚数:6枚×2P『ロリエ デリケートフレッシュシート』続いて紹介する『ロリエ デリケートフレッシュシート』は、「無香料」の1タイプのみで、15枚入りと少し枚数が多めに入っています。『ソフィ デリケートウェットシート』に比べて枚数が多いため、サイズがやや大きめですが、ポーチやバッグにサッと入るくらいのサイズ感です。白とピンクのシンプルで可愛いデザインなのも良いですね。弱酸性で作られており、拭き取った後も乾燥しないように天然保湿成分が配合されています。さらに、アルコールフリーで作られているので敏感肌の人でも安心して使えると思いますよ。こちらも使用後はそのままトイレに流すことができます(※2)。『ソフィ デリケートウェットシート』と比べると生地が少し薄く、ウェット感が少ない印象です。無香料タイプなので香りはありませんでした。【商品情報】『ロリエ デリケートフレッシュシート』価格:オープン価格 ※3 筆者購入時は¥272枚数:15枚※2 トイレのつまりを避けるため、必ず1~2枚ずつ「大」の水量で流してください。程よいウェット感と生地の安定感では「ソフィ」の方が良い!四つ折りにしてデリケートゾーンをふき取ってみたところ、どちらも刺激は感じづらかったです。ニオイの原因となる汗やベタつきがすっきりとする感じは『ソフィ』『ロリエ』ともにありました。生理中にナプキンを交換するときや、おりものによるベタつきが気になるとき、デート前のエチケットなど、様々なシーンで活躍してくれそうなアイテムです。また、トイレでさっと拭き取るだけでデリケートゾーンをさっぱりとクリアにできることや、そのままトイレに流せることも便利な理由です。さらに、一般的な使い捨てナプキンだけではなく、吸水ショーツや布ナプキンを付けているときでも問題なく使用できると思います。実際に筆者が使用してみたところ、生地のウェット感と厚みがしっかりとあることから、『ソフィ』の方が拭き取る際に安心感がありました。デリケートゾーンウェットシート1枚を広げてみたところ『ソフィ』(写真左)は約19.5cm×16cmで、『ロリエ』(写真右)は約20.3cm×14cmでした。また、シートの入っている枚数が違うため、厚みも大きく変わります。生理期間中だけの使用であれば6枚入りの『ソフィ』の方が荷物にもならずスリムですが、ニオイケアとして枚数がある方が安心という人には『ロリエ』の方が良いと思います。ちなみに筆者は、災害時は手や体を洗えない状況になることも考えられるので、防災グッズの中にもデリケートゾーンウェットシートを常備しています。アルコールの含まれていないものであれば、デリケートゾーンはもちろんのこと全身を拭き取る際にも便利ですよ。デリケートゾーンの悩みに合わせてアイテムを使い分けよう!デリケートゾーンのニオイや汚れ、ベタつきをオフするために、ボディソープや石鹸などでデリケートゾーンを洗っている人もいるでしょう。しかし、デリケートゾーンは粘膜に近い場所であり、その名の通り敏感なところ。洗浄力の強いボディソープで洗ったり、刺激を与えるような洗い方はよくないと言われています。そのため、デリケートゾーンの汚れを落としたいときには「デリケートゾーン専用ソープ」を。外出中や生理中のニオイ、ベタつき予防には「デリケートゾーン専用ウェットシート」。さらに、デリケートゾーンの乾燥、黒ずみ予防には「デリケートゾーン専用美容液」などを取り入れるのがおすすめです。いかがだったでしょうか?生理中のニオイやベタつきをすっきりさせたいときに便利な「デリケートゾーン専用ウェットシート」。ぜひ商品を選ぶ際には、参考にしてみてくださいね。【参考】『ソフィ』公式サイト『ロリエ』公式サイト文/寒川あゆみ
2021年08月24日女性特有の“生理”にまつわる悩み。デリケートな内容だからこそ、大切なパートナーにも理解してほしいと思うことはありませんか?では、男性は生理についてどのようなことを理解しているのか、今回は581名の男性を対象に、『エラベル』が行ったアンケート結果についてご紹介します。生理のことを知っている男性は約4割!『エラベル』が男性581人に「生理に関する」アンケート(※1)を実施。まずは、生理を理解しているかという質問への回答を見てみましょう。結果を見ると、4割以上の男性が生理について理解があると回答。しかし、残りの5割弱は「理解していない」「どちらとも言えない」と答えていることから、理解している男性よりも、“よくわからない”と思っている男性が一定数いることがわかりました。約9割の男性がメンタルへの影響を理解生理期間中、さまざまな症状に悩まされる女性も少なくないでしょう。男性は、そのような生理の症状についてどのように理解しているのでしょうか。具体的な症状について聞くと、アンケートに参加した約8割の男性が、生理中に「イライラする」症状が出るのではないかと回答。生理時は女性のメンタルにも影響を及ぼすということを、多くの男性が理解しているようでした。他にも「1週間程度の出血」など生理の特徴や、「腹痛」「倦怠感」など、体の不調が出ることについても半数以上の男性が理解していることがわかりました。生理用品の費用についても把握また、生理用品の費用についてのアンケートも見てみましょう。経血量や頭痛などの症状によって1か月あたりに生理にかかる金額が変わってきますが、男性の意見としては「1,000円〜1,500円」と回答した男性が最も多く、全体の31.3%にのぼりました。症状に加え費用面についても把握している方が多いようです。生理中に控えた方がいいのはどんなこと?他にも、生理中に女性が控えた方がいいことは?という質問も行われました。一番多く回答が集まったのは「性交渉」。生理中の性交渉については、女性の体への負担だけでなく、血液を媒介した感染症リスクも注意する必要があると言われることもあります。生理期間中に性交渉は控えるべきという男性の意識は、それらを防ぐためにプラスに働いていると言えるでしょう。さらに、「体の冷え」や「体をゆっくり休めること」について理解していることがわかりましたが、「糖類」や「アルコール」など、飲食に関する理解度はあまり高くありませんでした。彼女の生理周期を理解したい?生理の症状だけでなくタイミングもパートナーに知ってもらえると、気持ちが楽になりますよね。彼女の生理周期を理解したいかという問いには、約6割の男性が理解したいと思っていることがわかりました。「知りたい」理由・気遣い、サポートしてあげられるから・こちらの心構えのため・理解を深めたい・二人のことだから知っておきたい・イライラさせたくない、ケンカしたくない※一部抜粋生理周期について理解したいと答えた男性のうち、彼女をサポートしたいという理由を挙げる人が最も多くいました。「どちらとも言えない」「知りたくない」と回答した男性の意見はこちら。「どちらとも言えない」理由・パートナー次第・知られたくないかもしれないから・何となく知ってる・あえて聞かなくてもいい・知っても何もできない※一部抜粋「どちらとも言えない」と迷いを見せた男性からは「パートナー次第」といった声があり、生理というデリケートな悩みに踏み込めず遠慮しているような意見が多く集まっています。「知りたくない」理由・知っても何もできない・知りたくない、興味がない・聞きづらい・相手が嫌がる・知らないほうがいいと思うから※一部抜粋また、「知りたくない」と答えた理由で一番多かったのが、知ったとしても何もしてあげられないという声。いずれにせよ、あまり積極的でない回答をした男性は、生理に対して自分が関与していいのかためらう方が多いようです。男性に直接的に生理のことを伝えるのは難しいですよね。また、生理時の症状は人それぞれ違い、年齢を重ねると悩みの種も変わってくるでしょう。もし機会があればパートナーに生理のことを伝えることで、理解が深まり、生理中もお互いに心地よく過ごしていける時間を増やしていくことができるかもしれませんね。【参考】©株式会社PLAN-B『エラベル』公式サイト※1エラベル調べ文/Nana
2021年08月20日美容ライターであり、様々なブランドの生理ナプキンや布ナプキン、吸水ショーツを使ってきた筆者が『無印良品』の生理ナプキンを試してみました!「ドラッグストアなどで販売されている生理ナプキンと比べて何が違うの?」「使い心地、コスパはどう?」など、実際に使ってみた感想を詳しくご紹介します。『無印良品』の生理ナプキンをレビュー衣類や生活雑貨、食品など幅広いアイテムを展開している『無印良品』。シンプルなデザインで、素材や品質にはこだわっており、“体や肌に優しくて安心”とスキンケアや衣料品も人気ですよね。最近は生理や妊娠、更年期障害など女性特有の悩みをテクノロジーで解決する「Femtech(フェムテック)」や女性のカラダを支えるアイテムやサービス「Femcare(フェムケア)」に関する話題も豊富なため、筆者が「無印良品の生理用ナプキンはどうなのだろう」と感じたので、実際に使ってみて感じたことをご紹介します。普通のナプキンと無印良品の生理ナプキンは何が違うの?ドラッグストアなどで購入できる生理用ナプキンと『無印良品』の生理用ナプキンに違いってあるの?と感じる人もいるのではないでしょうか。一般的な生理用ナプキンは、主に石油系素材を使って作られているものが多く、吸収力を高めるために高分子吸収剤などが使われています。近年ではナプキンによるかぶれやかゆみを考慮し、メーカーによっては肌表面に触れる部分は特殊なシート加工をしているものやコットンシートを採用しているものもあります。『無印良品』の生理用ナプキンは、肌に触れる面にオーガニックコットンを使用していて、高分子吸収剤は不使用。『無印良品』の衣類でも多く見かける「オーガニックコットン」とは、化学肥料や農薬を使わず、有機栽培されたコットン(綿)を使用しているという意味です。なので、敏感肌で生理用ナプキンをつけるとかぶれやかゆみを感じるという人でも安心して使用できるのです。『無印良品』の生理用ナプキンのサイズは2種類。『無印良品 生理用ナプキン/羽あり 約21cm/10個入り』(写真左)と『無印良品 生理用ナプキン/羽なし 約23cm/12個入り』(写真右)です。無印良品の生理用ナプキンの使用感は?パッケージは、紙製でできた箱に入っています。シンプルなデザインで、発売当初はSNSでも話題になりました。このまま置いていても生理用ナプキンだとわかりづらいのは嬉しいですよね。箱を開けると、ナプキンも取り出しやすい仕様になっています。触った感じは、中に綿が入っているようなふわっと感があり、一般的な生理用ナプキンに比べて少し厚みがあります。一般的なナプキンでは、経血を吸収しやすいようにくぼんだデザインになっていたり、前モレや後ろモレを予防するようにハート型のデザインになっているものが多いですが、無印良品のナプキンの表面にはデザイン等はありません。肌に触れる表面すべてにオーガニックコットン素材を使用していて、よく見ると表面の質感がよりなめらかになっています。実際につけてみると肌あたりがすごく優しく、動いても擦れやかゆみなどのストレスは少ない印象。一般的なナプキンに比べて、横幅もあるため横モレしやすい人にとっても安心感があると思います。また、厚みについては、つけるとそんなに気にならず、むしろデリケートゾーンが温かく感じるので布ナプキンをつけているような感覚です。一般的な生理用ナプキンの場合、経血がスッと吸収されてナプキンの底に落ちるイメージだとすると、無印良品の商品はナプキンの中の素材に経血が吸い込まれていくような感じです。「経血量が多くガツンと吸収してほしい」、「ナプキンの表面に経血が残るのが気になる」という人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれないです。メリットとデメリットは?メリット1.肌に優しいオーガニックコットン素材2.摩擦、かぶれが起きにくい3.横幅が大きいので横モレに安心4.環境やゴミにも優しい紙のパッケージデメリット1.サイズ展開が少ない2.経血量が多いとちょっと不安3.厚みがあるため荷物がかさばりやすいサイズ展開が羽あり21cm/羽なし23cmの2種類なので、日中や普通の日の使用であれば問題ないですが、経血量が多い時や夜用として使用するには物足りないと感じるかもしれません。経血を吸収しないわけではありませんが、オーガニックコットン素材のため、どっと出た経血をしっかり吸収してくれる、表面に残るのが苦手という人には気になるポイントかもしれません。少し厚みがあるため小さめのバッグに数個入れると、カバンの場所をとる可能性もありそうです。【商品情報】『無印良品 生理用ナプキン 羽あり 約21cm』価格:¥399・¥190個数:10個・2個入り『無印良品 生理用ナプキン 羽なし 約23cm』価格:¥399・¥190個数:12個・2個入り今回、羽ありの10個と羽なしの12個タイプを購入しましたが、2個入りタイプもあるので、外出時に急に生理になったという時にはとても便利だと思います。一般的なナプキンに比べて割高な印象もあるかもしれませんが、オーガニックコットンを使用していて、肌への優しさを考えるとその価値はありますので、ぜひ参考にしてみてください。【参考】『無印良品』公式サイト文/寒川あゆみ
2021年08月17日最近話題となっている『布ナプキン』ですが、試してみようと思っても「紙ナプキンと何が違うの?」「 デザインや、形、サイズがたくさんあって選び方がわからない」という人も多いのではないでしょうか。そこで今回は美容ライターの筆者が、実際に試してみてわかったことと「こういったものの方が使いやすい!」と感じたポイントをご紹介します。布ナプキンを使う前はこんな風に感じていた昔に比べて、インターネットや雑誌などでも生理に関する情報をたくさん見かけるようになりましたよね。『布ナプキン』は「肌や体に優しい」「冷え予防」「生理痛の緩和」「環境問題にも良い」として最近話題となっているのをご存知でしょうか。筆者は『布ナプキン』の存在を知ってからというもの、「なんか良さそう」「気になる」とは思いつつ、「実際のところどうなんだろう……?」という疑問がたくさんありました。ちなみに、筆者が布ナプキンを使う前に感じていた疑問は以下の通り。・洗わなきゃいけないの?・布ナプキンだけでモレたりしないの?・肌に優しいの?・蒸れたりしないの?・冷え予防や生理痛が緩和するってどういうこと?・ホックが邪魔そう……・持って帰るときはどうするの?・どんなサイズや形を選べば良いの?みなさんも布ナプキンに対して、こういった疑問を抱いているのではないでしょうか。布ナプキンを使ってみて体感したことそこで、こればかりは「実際に使ってみないとわからない!」と思い『布ナプキン』を購入して使ってみました。1.肌への優しさ/つけ心地/蒸れはどうなのか、そして、冷え予防や生理痛が緩和するのか多くの布ナプキンは、綿やオーガニックコットン綿を使用した生地で作られています。一方で、使い捨ての生理ナプキンは、ポリエチレンやポリエステル、ポリプロピレンなどの素材で作られていることが多いため、動いたときの摩擦や長時間の使用によって粘膜に近いデリケートゾーン周りにかゆみやかぶれを感じやすい傾向にあります。素材によってはデリケートゾーンが冷えやすくなることで生理痛がひどくなったと感じる人もいるようです。そういった意味では、綿素材の布ナプキンはチクチク感もなく、ほわっと肌を包むような肌当たりなので“かゆみ”や“かぶれ”が軽減し、肌ストレスが少なく感じられました。デリケートゾーンが温かくなることで冷え予防や、生理痛の軽減にも良さそうです。ちなみに綿素材は、汗も吸い取るうえに乾きも早く、通気性が良いので蒸れや蒸れによるニオイもしづらいなと思いました。2.布ナプキンだけで経血がモレないのか、洗わなきゃいけないのか、持って帰るときはどうするのか布ナプキンの種類にもよりますが、主には表面と裏面の間に生地が何層か重なっている構造のものが多いため、ある程度の経血量であればモレたり衣類に伝わりにくいと思います。ただ、経血量には個人差があるため、「何日目なら布ナプキンでも大丈夫!」と断言することはできません。筆者は初日や最終日などの少なめの量であれば問題なく使用できました。量が多い日でもこまめに変えることができる場合は問題ないかと思います。布ナプキンを使う上で気になるのは洗濯方法。お湯で洗うと経血が固まってしまうため、筆者は水またはぬるま湯で大まかに汚れを落とし、その後セスキ炭酸ソーダを加えた水で半日ほどつけ置き洗いをしています。その後もみ洗いし、洗濯機または手でしっかりとすすぎ、水気を切り、形を整えて干しています。その際、酸素系漂白剤や合成洗剤などが入ったものは生地が痛む可能性もあるので、使わないようにしたほうがいいでしょう。経血汚れをシミにしないためには、使用後すぐに洗うのが理想的ですが、外出先で交換する場合はすぐに洗えません。そういったときには布ナプキンをくるっと折りたたんで、持ち帰り用の防臭袋などに入れ、持ち帰って洗うといいですよ。「どうしても洗うのが嫌」、「面倒なことはイヤ!」という人には布ナプキンは不向きだと思います。購入する際の布ナプキンの選び方布ナプキンを購入する前は、「デザインも豊富で、サイズや形もたくさんあるので何を基準に選べば良いのだろう」と感じていました。ですが、実際に使ってみると、どのようなものを選べばいいのかがなんとなく分かってきた気がします。デザイン、色について装着時に肌に触れる面は、無地になっている布ナプキンがほとんどだと思います。一方、肌に触れない面のデザインは使い終わったあとに見えるくらいなので、自分好みのデザインを選ぶといいでしょう。裏面が好きな柄になっていると、生理中の憂うつな気分も上がるはず。ただし、肌に触れる面の生地の色はベージュ系がおすすめです。使用後すぐに洗っていても、何度が使用していくうちに経血汚れがシミになってしまうかもしれないと考えると、ベージュ系の方が目立ちにくいと思います。生地の構造、サイズについて上記でもお伝えしたように、モレにくさ、衣類への伝わりにくさを考えると、生地が何層になっているかをチェックした方がいいでしょう。筆者としては、3層くらいがベストだと思います。サイズは、普段使っている生理ナプキンと同じくらいのものを選びましょう。筆者の場合、少ない日は21cmくらい、普通の日や長時間座り続けるときは25cmくらい、夜だと27cmくらいが安心できるという情報を元に布ナプキンのサイズ選びを行ないました。布ナプキンによって横幅の大きさが違うので、太ももの内側部分に当たるのが気になるという人は、横幅がスリムなものを選ぶといいでしょう。形状、ホックのあり/なしについて形に関しても、各メーカーによって様々あり、三つ折りタイプ、ホックなし、ホックつきなどがあります。筆者は使う前、「ホック付きって邪魔じゃないのかな?」と感じていたのですが、実際に使ってみたところホック付きのものは股下で留められるので動いてもズレにくく、意外と違和感がありませんでした。さらに、持ち帰るときもホック付きならコンパクトに折りたためるんです。自宅などで使用する人や、外出先から帰宅した際にすぐに布ナプキンを洗える人、もしくはゴワつき感はできる限り少なくしたいという人はホックなしタイプでも良いと思います。布なので折りたたみづらく広がりやすいので、外出先から持ち帰ることを考えるとホック付きでコンパクトに折りたためるものの方が便利だと感じました。いかがだったでしょうか?実際に布ナプキンを使用してみたところ、肌にも優しく、使っていると安心感がありました。また、繰り返し使えるので長い目でみると経済的にも環境的にもエコな気がします。使い捨てナプキンでかゆみやかぶれ、ニオイなどの悩みを感じている人や、「布ナプキンに興味はあるけれど、実際どうなんだろう?」と気になっている人はぜひ参考にしてみてくださいね。©Coolpicture/gettyimages©zoranm/gettyimages©A. Mertens/gettyimages文/寒川あゆみ
2021年08月09日美容ライターの筆者が実際に『布ナプキン』を試してみました!通常の生理ナプキンと比べたときの布ナプキンのメリットやデメリット、購入する際の選び方、実際に使ってみた感想などについて詳しくご紹介します。布ナプキンを試してみた!実際の使用感を徹底レビュー肌や体にもやさしく、冷え予防や生理痛の緩和、環境問題にも良いということで数年前から話題になっている『布ナプキン』。“良さそうだな”と思いつつも、なかなかチャレンジする勇気がでないという人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、美容ライターである筆者が実際に布ナプキンを使ってみて感じたことをご紹介します。普通のナプキンとはどう違う?布ナプキンのメリットとデメリット一般的には、ドラッグストアで購入できる使い捨てタイプの生理用ナプキンを使用している人が多いかと思います。ただ、使い捨てナプキンは石油系素材で作られていることが多く、経血を吸収しやすくするために高分子吸収剤を使用しているものがほとんど。使い捨てタイプなので便利な反面、蒸れやかぶれを感じる、ニオイが気になるといった悩みを抱えている人が多い印象です。一方で『布ナプキン』は、その名の通り「布でできた生理用ナプキン」のこと。肌に優しく、“かぶれ”や“かゆみ”がおきにくいといった特徴があります。そのため、通常の生理ナプキンで感じる不快感や悩みを軽減させたい人に支持されています。ほかにも、布ナプキンを装着することでデリケートゾーンや子宮周りが冷えにくくなることから、『生理痛が以前よりも辛くなくなった』という声も筆者の周りでは多いため、生理痛に悩む人にも試して欲しいです。また、使い捨てではないため、経血の量やナプキンを交換する頻度に関心を持つようになることで自分の生理状態を把握しやすくなるという点や、ゴミの量が減ることで環境へも配慮できるといった点などがメリットとしてあげられます。ただ、使い捨てではないぶん、外出先で交換する際には持ち帰らなければいけなかったり、使用したものを洗う手間などが発生します。初めて使ってみた!布ナプキンの使用感は?今回筆者が試してみたのは、楽天市場で購入することができる『Baby Hearts 布ナプキン 防水 お試し 3枚セット』です。サイズやデザインの種類が豊富な点も魅力ですが、一番の決め手は「防水タイプかつオーガニックコットンを使用している」ということ。肌に触れる面の素材には、繊維の強さや、光沢、風合いに優れた素材であるアメリカの最高級綿「オーガニックコットンアカラシード」を使用。肌に優しいだけでなく繰り返し使っても長持ちしそうな点に加えて、透湿撥水加工を施した防水布を使用しているため経血を吸収しても漏れにくいという特徴があります。こちらのショップでは好みのデザインを選ぶことができるほか、肌に触れる面の素材を「さらふわニットタイプ」か「さらふわメッシュタイプ」の2つから選ぶことができます。筆者は「モロッカンデザイン」の「さらふわニットタイプ」で「Sサイズ」を購入しました。広げたときの長さは縦23cm、横20cmです。Sサイズの他にもL、LLサイズやおりもの用の布ライナーもあるので、用途に合わせてサイズを使い分けるとよさそうですよ。取り付け方は、通常の生理ナプキンと同じで肌に触れない面(デザイン側)をショーツに合わせます。股下部分で羽を折り返し、ホックを止めるとずれにくく、固定されます。実際に生理中に使用してみたところ、布なので少し生地の厚みはありますが、経血もきちんと吸収されていて、生理の始まりや終わり、軽い日であれば漏れることはありませんでした。通常の生理ナプキンに比べて、デリケートゾーンが温かく感じたことと、しばらくつけていてもチクチク感やゴワつきなどが気になることもなく、肌にフィットしている感じがありました。生地の厚みはありますが、思っていたよりも通気性がいいので蒸れることもなく、交換時のニオイも気にならず、とても快適に感じられましたよ。ただし、よく動く場合は布ナプキンの横幅が少し大きく感じたり、生地の厚みによって暑く感じるという人もいるかもしれません。布ナプキンのデザインや形の選び方は?実際に使ってみたところ、ホック付きの布ナプキンの便利さに気づかされました。というのも、ホック付きであればショーツからずれないように固定することもできるうえに、外出先などでくるっと折りたたんで持ち帰ることもできるんです。上記の写真のように、使用した面を内側に折りたたみ、ホックで止めるとコンパクトに畳むことができます。ホックのないものやプレーンタイプでも折りたたむことはできますが、ホック付きの方がよりコンパクトにできるので便利そうな気がします。色に関しては、汚れが目立ちにくいことから、写真右のような肌に触れる面がベージュのものの方がおすすめです。汚れを洗い流すとある程度は汚れが落ちますが、時間が経ってしまうと落ちにくくなったり、何度も使用しているうちにシミっぽくなるかもしれないことを考えると、ベージュタイプの方が洗った後の汚れが目立ちにくいと感じました。外側のデザインはそれぞれの好みで良いと思いますが、内側に関しては肌に直接触れるもののため、科学的な処理をした布や素材ではなく綿100%やオーガニック素材でできた布ナプキンを選ぶのがおすすめです。【商品情報】『Baby Hearts 布ナプキン 防水 お試し 3枚セット』価格:¥1,925サイズ:Sサイズ枚数:3枚デザイン:モロッカンタイプ質感:さらふわニットタイプなお、布ナプキンのメリットとデメリットをまとめると下記のような形となります。メリット1.吸収性が良い2.蒸れやかぶれが起きにくい3.生理痛が軽減されることもある4.ゴミを削減できる5.長期的に使用すればお財布にも優しいデメリット1.洗う手間がかかる2.外出先では持ち帰る必要があるちなみに筆者は、付け心地や使い勝手などから、総合的に『布ナプキンも良いかも!』と感じました。外出時の持ち帰りが不便に感じてしまうときや経血量が多くて漏れが不安な場合は、状況に応じて通常の生理ナプキンと使い分けてみるといいと思います。ぜひ、今後の布ナプキンを購入するときには今回ご紹介したことを参考にしてみてくださいね。【参考】『Baby Hearts』販売サイト文/寒川あゆみ
2021年07月26日女性にとって欠かせない「生理」ですが、生理に関することは人に話したり相談しづらいですよね。また、みんなが同じ症状や悩みを持っているわけではないため、比較することも難しいもの。そこで今回は、エステティシャンである筆者が20代から30代になって感じた生理の変化と、自身の生理痛やPMSを受けて意識したことについてご紹介します。年齢とともに感じた生理の変化と、情報を得て取り入れたこと今回は、筆者が実際に年を取ることで感じた生理の変化や、様々な情報を取り入れたうえで意識していることについてご紹介します。あくまでも経血量や症状に関しては個人差があるため、参考として読んでみてください。20代〜30代で感じた経血量や症状の変化は?生理に関して、あまり深く考えていなかった10代の頃筆者に初めての生理が来たのは10代の頃。その頃から「量が多い」「生理前は食欲が増える」「生理前は不安やイライラなど気分が不安定になる」「お腹が痛い」「腰が重い」といった、いわゆる生理痛やPMSと呼ばれる症状がほとんど当てはまっていました。10代の頃は「毎月やってきて約7日間続くもの」といった認識をしていて、「量もこれが普通」、「痛みがあることも普通」、「きっとみんなこれを乗り越えているんだろう」と思っていたため、生理に関してあまり深く考えていませんでした。生理に疑問を抱き、婦人科の検診を受けた20代そんな「生理」に対する疑問を抱き始めたのは、社会人になった20代の頃です。「前よりかたまりっぽいのが出るようになった」「量が多いのは普通なの?過多月経なの?」「生理痛やPMSがない人もいるの?」「痛み止めの薬を飲まなくても過ごせるの?」といった、なんとなく感じていた疑問について深く考えるようになりました。友人や職場の人との会話から同じような症状の人もいれば、量は多いけれど痛みはない人など、人それぞれ症状が違うことに気づきました。また、インターネットで調べて自分にその情報を当てはめたりしたものの、毎月リズムよく生理は来ていたし、不正出血などはなく我慢できるレベルの痛みだったので「やっぱりこういうものだよね」という認識だったんです。ですが、女性特有の病気を公表する芸能人が増えはじめたことから、「念のために」と思い婦人科の検診を受けに行きました。その結果「子宮筋腫」(子宮壁にできる良性の腫瘍で筋肉が増殖したもの)があることがわかりました。詳しく調べてもらうと、できている場所に異常はなく、サイズも小さかったので毎年検診を受けて様子を見れば問題ないとのことでした。そのとき初めて婦人科の先生に、「かたまりっぽいものが出るのは普通なのか」「生理痛があるけれど、薬を飲んだ方がいいのか」という相談をして、「冷えによって血流が悪くなったことが原因で経血がかたまりのように出ることもある。また、ストレスや睡眠などの体のリズムも関係する」というアドバイスをもらいました。そして、「経血を押し出すために子宮が収縮することで痛みを感じるため、我慢せずに痛み止めを取り入れてください」というアドバイスもあり、それを受けて、生理1日目と2日目の痛みが強い日には鎮痛剤を取り入れるようにしました。生理に対して理解が深まった30代30代となった現在も、生理前の食欲の増加や気分が落ち込むといったPMSの症状や、お腹が痛い、腰が重だるいなどの生理痛は変わらずにあります。ですが、自分の中である程度傾向がわかってきたので、食べたいときには食べ、無理をしないようにして体のサインに従うようにしています。一方で、経血のかたまりが出ることはなくなり、10代の頃は7日間、20代の頃は5日間だった生理期間が30代になってからは3日〜5日と少しずつ減ってきているような気がします。生理に関しては量が多かった印象があったため、量が少なくなってきたことに対して「大丈夫なのかな?」と感じましたが、年齢的にもホルモンバランスが安定してきた結果なのかなと自分では考えています。生理痛やPMSに合わせて、20代・30代で変えたこと1、入浴で体を温める習慣をつけた10代、20代前半の頃は、「湯船に浸かるのも暑いし、そんな時間ももったいない!」と感じていたため、シャワーだけですましてしまうことも多かった筆者。ですが、婦人科検診に行ってからは、経血のかたまりや腹痛、腰痛をやわらげるために、毎日違う入浴剤を入れて気分を落ち着かせたり、少し扉を開けて涼しい風を入れながらのぼせないように工夫して短い時間でも体を温めるようにしています。その結果、20代の頃に感じていた足先の冷えやむくみが改善され、現在では経血のかたまりもほとんどありません。2、砂糖を摂りすぎないようになった「体にとって白砂糖は必要なのだろうか?」と調べたことがあります。砂糖の摂りすぎは太る原因や冷えを招きやすくするだけでなく、砂糖を摂取すると脳が記憶し、また欲しい、もっと欲しいというスパイラル状態になり、食べないとイライラする、食べると落ち着くと行った依存状態になると知りました。その情報を見たときに「確かにそうかも……」と自分にも当てはまると感じたため、筆者は健康のために砂糖を控えるようにしました。以降は、調味料には砂糖の代わりに“はちみつ”などを使用し、毎日のように取り入れていたジュースやお菓子もほとんど食べないようにすることで砂糖の摂取量を減らしました。その結果、冷えやイライラが以前よりも軽減されたような気がします。3、デリケートゾーン用ソープを使うようになったデリケートゾーンは汚れがたまりやすく、年中ショーツを履いているために蒸れによるにおいや、摩擦による黒ずみなど、生理期間に関係なく年中悩みがつきません。そこで、これらの対策としてまずはアンダーヘアを処理することで通気性を良くしました。筆者は毛の巻き込みが減ることで、デリケートゾーンの衛生面や快適さが変わったと感じています。なお、デリケートゾーンは粘膜に近く乾燥しやすい場所なので、洗浄力の高いボディソープなどで洗うのではなく、肌に優しいデリケートゾーン専用のソープで洗うことで清潔さを保つようにしています。『iroha INTIMATE WASH【 FOAM TYPE 】』¥1,650筆者が実際に使用しているのは、『iroha INTIMATE WASH【 FOAM TYPE 】』というデリケートゾーン専用のボディソープ。ベルガモットとビターオレンジという柑橘系の香りで、きめ細かなふわっとした泡の状態で出てくるので泡立ての手間もなく洗うのがとても楽チンです。洗っていても泡が潰れにくく、ニオイやかゆみ予防をしながら、3つの保湿成分によって皮膚が乾燥するのを防いでくれます。【商品情報】『iroha インティメートウォッシュ フォームタイプ』内容量:150ml価格:¥1,6504、ナプキンの選び方が変わった10代20代の頃は量が多いということから、サイズ重視で生理ナプキンを選んでいた筆者。当時は、素材や種類を吟味して選ぶこともほとんどありませんでした。しかし現在は、素材にこだわったナプキンの種類も豊富にあるため、サイズだけでなく付け心地や通気性の良さなどを踏まえて自分のお気に入りのナプキンを探すようになりました。ちなみに、筆者のお気に入りは『ソフィ はだおもい 多い昼用〜普通の日用 羽つき 21cm』と 『ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 普通の日〜多い日用 羽つき 20.5cm』です。『ソフィ はだおもい 多い昼用〜普通の日用 羽つき 21cm』『ソフィ はだおもい 多い昼用〜普通の日用 羽つき 21cm』はふわっとした肌あたりで、立ったり座ったりしてもゴワゴワ感がなく肌ストレスが少ないナプキン。さらに、厚さも薄めなのに吸収力もあるという点がお気に入りの理由です。『ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 普通の日〜多い日用 羽つき 20.5cm』『ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 普通の日〜多い日用 羽つき 20.5cm』は、100%オーガニックコットン素材を使用したナプキン。初めてオーガニックコットンナプキンを試したときに、筆者は感動しました。クッションのようなふわっとした厚みがあり、デリケートゾーンが温かく包まれているような感じがするのでなんとなく生理痛が和らいでいるように感じられるところがお気に入りです。【商品情報】『ソフィ はだおもい 多い昼用〜普通の日用 羽つき 21cm』サイズ:21cm個数:26コ入『ネイチャリス オーガニックコットンナプキン 普通の日〜多い日用 羽つき 20.5cm』サイズ:20.5cm個数:24コ入生理に関することは、なかなか人には聞けず、相談しにくいもの。とはいえ、生理は体のバロメーターの1つでもあります。経血量や症状は他の人と比較しづらいため、いつもと違うと感じた場合や気になることがあれば、婦人科検診に行くことをおすすめします。また、日々の生活習慣の見直しや冷え対策、身につけるナプキンの選び方などを変えてみることも生理期間を快適に過ごすためには大切ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。【参考】『iroha』公式サイト『ソフィ』公式サイト『ネイチャリス』販売サイト©Oscar Wong/gettyimages©visualspace/gettyimages※この記事は個人の体験や感想をもとに執筆しています。文/寒川あゆみ
2021年07月25日