夫の海外転勤で、私と1歳の息子は「子どもにやさしい」と言われているA国で暮らすことに。新天地での生活をスタートさせてやっと1週間が経ったころ、家族3人でバスに乗ってお出かけをしました。楽しい気分もつかの間、バスの車内で見知らぬ女性にジロジロ見られ……。見知らぬ女性の言動にびっくりしたものの、のちに家族で感謝したエピソードをご紹介します。バスでひと際目立っている派手な女性バスに乗車して最初に私の目に入ってきたのは、化粧がバッチリきまった強そうな女性でした。ゴールドチェーンと蝶の形をしたヘアアクセサリーをアップにした髪に付け、真っ白なボリュームのあるファーコートとミニスカートに網タイツを合わせた装いをしていました。女性が座っている席の高さと位置が目立つせいもありますが、乗客の中でひと際存在感があったのです。 私たち家族は、その女性が座っている席の斜め前に座りました。すると女性は、私たち家族をジロジロ見てきたのです。私は「何か様子がおかしい。極力関わらないようにしよう」と早く目的地に着くことを祈っていました。 急になぜ!? 子どもが病気だと言われ…ジロジロと見られて10分ほど経ったとき、急に女性が自分の席を立ち私たちのところへ。私は内心ドキドキが止まらず、息子だけは守らなければと少しパニックになっていました。女性は開口一番、「あなたの子どもは病気だと思う」と言ってきたのです。私も夫も突然知らない人から、しかも思ってもみなかったことを言われ一瞬固まりました。 女性から話をよく聞くと、息子は「アデノイド肥大※」という病気の症状が見受けられるとのこと。口をずっと開けているのが特に気になると言われました。私は初めて聞いた病名をその場でネット検索。すると、ネットに書いてある症状と息子の普段の様子がいろいろと当てはまっていることがわかりました。 女性は「急ぎではないけれど一応ドクターに診てもらったほうが良い」とアドバイスを残し、私たちより先に下車していったのです。結局、この女性が何者なのかわからないままでした。 ※アデノイド肥大:鼻の一番奥の突き当たり、喉との間の上咽頭にあるリンパ組織のかたまり(アデノイド)が肥大した状態のこと。アデノイドが肥大すると、鼻声、鼻詰まり、口呼吸、いびき、睡眠時無呼吸などの症状を引き起こすことがある。 気になって病院へ。診察結果は?女性のアドバイス通り、まず近所の小児科へ息子を連れて行くことに。小児科の先生は「たしかにアデノイド肥大の症状や疑いはあるが、手術するほどの大きさではないと思う」と言いつつも、念のため詳しく見てくれる耳鼻科を紹介してくれました。 耳鼻科でも診察していただきましたが、手術するほどではないから大丈夫と鼻炎の薬を処方してもらい経過観察に。幸い息子は大きな病気ではなかったことに、私は心底ホッとしたのでした。 もしあのとき女性が勇気をもって息子が病気かもしれないと私たち夫婦に指摘してくれなかったら、アデノイド肥大という病気のことを今も知らなかったと思います。女性のおかげで、息子の様子を注意して見守る意識ができたことにとても感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2024年01月02日やさしく話しやすい義姉は、甥っ子の衣類やおもちゃをたびたび私の息子に譲ってくれます。育児には何かとお金がかかるのでとても助かるのですが、義姉のある一言がいつも引っ掛かっていて……。お下がりは“譲る”ではない…?親戚の集まりがあると、義姉から「使っていない洋服がたくさんあるから持っていくね」とメッセージが届きます。最初はありがたいと思っていたので、「お願いします」と返信していました。 しかし、渡すときに必ず「これ貸すね」と釘を刺すように言われることに、疑問を感じるようになりました。 義姉にとっては“貸す”だった!?会うたびにお下がりを持ってきてくれる義姉。新たなお下がりを持ってくるたびに、「貸した服はサイズアウトした? もう使ってない?」と聞いてくるようになりました。次第に私も、「義姉にとってのお下がりは貸すものなんだ」と気づきました。 「汚しちゃうから」とやんわり断っても、持ってきてくれるお下がり。「貸す」といえるような服かというと、そうではありません。「使い古した服」だと思うような、記名されている保育園着が多いのです。 しかし、返却するとなると、これ以上汚してはいけないので怖くて息子に着せられません。着ていないことは隠した上で、ある程度時間が経ったら返却するようになりました。ちなみに返却したときの姉の反応は特に何もありません。 義姉は善意でお下がりを提供してくれたのですが、「譲る」ではなく、「貸す」お下がりは、とても気を使います。すでに着古していたものだとしても、使うことにも気が引けてしまいました。今はお互い仕事や子どもの保育園があるため、会う機会が減りましたが、レンタル式のお下がりは続いています。 イラスト/ななぎ著者:宮﨑るか
2024年01月02日娘が中学生の時のことです。娘の友だちはスマホを持っている子も多くいましたが、うちの娘にはまだ早いと思い私のタブレット端末を一緒に使うことにしていました。娘はそのタブレット端末で友だちとSNSでやりとりをするように。するとある日、娘が私に「ママに見つかる前に話しておかなくちゃいけないことがある」と声をかけてきたのです。話を聞いて私は真っ青になりました……。 SNSでの拡散の恐怖娘の話によると、学校で同じクラスの男子生徒が、自分自身の下半身が映った写真をある女子生徒に送ったらしく、その写真がSNSのグループ機能でクラスに回ってきて、さらには学年中に拡散されていると言うのです。 私は「写真が回ってくるのは仕方ないけれど、自分から誰かに送ってはいけない」と、忠告しました。その場でタブレットを取り上げることも考えましたが、娘にとっては友だちとの大切なコミュニケーションツール。対応をすぐに決断できず悩んでしまいました。それから数日が経ち、なんと平日の夕方に警察が家にやって来たのです……! 拡散された男子生徒の親が被害届を出したようで、画像の拡散について娘もヒアリングを受けました。タブレットも警察に資料として持っていかれてしまいました。 この件については学校でも説明会が開かれ、どんどん大ごとに……。警察に預けた私のタブレットは一週間後に返却されました。SNSに対して注意を促されただけで、何かを追求されることはありませんでしたが、SNS上の誰かの過ちで、いつでも事件に巻き込まれる恐れがあることを知った出来事でした。 画像を拡散された男子生徒本人はあまり気にしていないようで普通に登校していたそうですが、明日はわが身。子どもにSNSを使わせる前には、ちゃんと話し合いをして約束ごとを決めなければいけないと強く感じた出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:堂本 晴
2023年12月31日私は20歳で結婚し、夫の家族と同居しています。義父はいわゆる亭主関白な人で、義母は何を言われても言い返さず、言われっぱなし……。義父はヘビースモーカーで、妊娠中の私の前でもタバコを吸い続けました。夫から注意してもらったものの、義父が態度を変えることはありませんでした。そこで義母に相談したところ、耳を疑う言葉が返ってきたのです……! 期待はしてなかったけど次第につわりが酷くなり、タバコのにおいがダメになってしまったときも義父はおかまいなしで近くでタバコを吸っていました。さすがに、身体もつらくなり、義父のタバコについて義母に相談すると……。返ってきた返事に私はショックを受けました。 「あなたが煙草の煙を避けるように座ればいいじゃない」義母が義父に何も言えないことは知っていましたが、妊娠中の体のつらさは義母も理解しているはずなので、少し共感してくれるのかなと思っていました。が、完全に突き放す言葉だったため、私は愕然としました。 その後は、義父がタバコを吸っているときは離れるようにして過ごしました。出産し、月日がたった今では自分勝手な義父にも慣れ、言いたいことを意見できる関係になりました。義母は今も義父への遠慮があるようですが、ストレスを溜めないためにも、都度意見を伝えていきたいと思います。 ※タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血流を低下させるため、妊娠中に取りこむと、胎児に十分な酸素や栄養が行き届かず、流早産、胎内発育不全、乳幼児突然死症候群などの発生率が高くなります。また、タバコの副流煙(タバコの火がついた部分から立ち上る煙)は主流煙(喫煙者が直接吸い込む煙)よりも有害物質を多く含むため、妊婦さんが吸わなくてもそばで喫煙されることによって、悪影響が及ぼされます。妊娠中は、タバコの煙を吸わないように煙から離れ、またこまめに換気することが大切です。 イラスト/はたこ監修/助産師 松田玲子著者:佐々木夢子
2023年12月30日義実家の近くに住んでいた私たちはよく週末に遊びに行っていました。私と義両親はとても仲が良く、周囲に羨ましがられるほどでした。ある日、義実家で皆で飲んでいると義母が「そろそろ家のリフォームがしたいわ」言い出しました。私は「いいですね!やりましょう!」と軽く言ってしまいました。すると、とんでもない展開になってしまったのです……。 「手伝い」とは義母が「そろそろ家のリフォームがしたい」と言ったので、「いいですね!やりましょう!」と軽く返事をした私。すると義母は「少し手伝ってほしい」と言いました。好意的な相づちは打ったものの、何をどう手伝うかという話をしないまま、義実家のリフォームが始まりました。 後日……なぜかうちに請求書が届き、金額を見てビックリ!!なんと数百万という金額だったのです。リフォームを手伝うってお金のこと?と焦った私は夫と相談しましたが、夫は「後で返ってくるだろう」と返答するだけ。 私はそれを信じて振り込むしかなく、工事が終わっても義母からお金を返すという連絡は一切ありませんでした。心配になった私は意を決して義母に連絡することに。すると……。 「少し手伝ってくれるっていうから甘えちゃったわ。ありがとう」と言われ、「手伝う=費用を支払う」という意図だったと判明。さらに、「少し=全額」という都合のいい解釈には開いた口がふさがりませんでした。 金額が大きかっただけに返してほしいのに、喜ぶ義母を見て言い出せず……。夫に相談すると「まあいいだろ」という一言で終わってしまいました。 納得のいかない私は、夫づてに一部でも費用を返してもらえないか聞いてみたものの、義実家側に返す気は一切ないようでした。このことがきっかけで義実家への不信感が生まれ、それから遊びに行くことはなくなってしまいました。 夫にとっては実家でも、私にとっては他人の家。家計からリフォームを支援することになるなら、進め方に納得したうえで返事をしたかったです。今後は安易に返事をしないよう気を付けようと思いました。 イラスト/きりぷち 著者:伊藤奈美
2023年12月29日高校の同級生だった友だちはとっても潔癖です。ある日、そんな友だちと、子連れで外食に行きました。友だちが子どもを常に消毒するのは当たり前で、それは理解できます。しかし、友だちの行動はそれだけではなかったのです――。 そこまでするんだ…友だちの娘は小学2年生。一緒に子ども連れで食事に行くと、友だちは自分の娘に持参した食事用をエプロンをつけさせました。友だちの娘も、エプロンをつけることを当たり前のように受け入れています。もうこぼしたりすることはないようですが、友だちは万が一服に着いたら嫌だから、家でもつけさせているとのことでした。 かたやうちの子は4歳。床にこぼしたりせずに食べられるようになったものの、服や、口の周りは汚れることがあります。けれども、お店に迷惑がかかるわけではないので、そのことは私はよしとしています。この日も口の周りに食べ物がついていました。食事中、ふと友だちの方に目を向けると……。 冷たい目で私の子どもを見ているではありませんか。友だちの、今にも「汚い……」と言いたげな表情に価値観の違いを感じてしまいました。 私は子どもが汚してしまった経験から、汚さないように自分で食べ方を工夫することも大切だと思っているので、友だちのやり方には「そこまでするんだ」と驚いたのが正直な気持ちです。また、冷たい目で見られて悲しくなってしまいました。育児にはいろいろな方法や考え方があるので、今回私も驚いたものの、私は自分と違う方法でも尊重できるようになりたいなと感じた出来事でした。 イラスト/はたこ 著者:なかたゆか
2023年12月29日地元の隣の県で結婚、出産した私。私の友だちは地元に残っている子が多く、頻繁にそれぞれの子どもを連れて集まっているようでした。年に数回は私も子どもたちを連れて参加するので、その日も楽しみにして行きました。しかし、合流してみると、なんだか不穏な空気が流れていたのです……。その日は、私を入れて3人とその子どもたちで公園に集合する予定でした。私以外の2人は、AさんとBさん。彼女たちの子どもは、2人とも小学校1年生の女の子です。 ママ友同士が子どものことで喧嘩!?公園で合流すると、子どもそっちのけで言い合いをしているAさんとBさん。わが家の小3と年長の息子たちは2人の子どもと遊具で遊んでいます。2歳の長女は寝ていたので、私が抱っこしながらAさんとBさんの話を聞きに行きました。 私が声をかけると、Aさんが「Bさんの子どもがうちの子の悪口を言ってたって、学童のママ友から聞いた」と言いました。するとBさんがすかさず「私は、Aさんの子どもがうちの子の悪口言ったって学童で聞いたけど?」と言い、まるで学生時代の喧嘩ように「誰に聞いたの?」と探り合っていたのです。 お互いが「学童で聞いた」と言っているので、私がそれぞれに具体的に誰から聞いたのか聞いてみました。すると……。 同じ人の名前、「Cさん」が出てきたのです。つまり、「Cさん」がAさんとBさんのそれぞれに話していたということです。私はとても驚きました。3人ともCさんの話を疑う空気になったこともあり、その日はAさんもBさんも落ち着きました。 明らかになった真相後日、Aさんから連絡がありました。Cさんがやはり吹聴していたことがわかったということでした。 Bさんの家にCさんのお子さんが遊びに来たとき、Cさんのお子さんが「今日はAさんの子どもがいないからうれしい」と発言。そこで、もともとCさんを疑っていたBさんはお迎えにきたCさんを問い詰めたのだそう。 「娘さんはAさんの子どもを嫌っているのか、悪口を言っていたという話は本当か」 すると、Cさんは……。 「うちの子がBさんの子どもと遊びたがっているのに、Aさんの子どもがいつも一緒にいて嫌だと言っている。ママ同士の仲が良いから子ども同士も一緒にいるのであれば、ママ同士の仲が悪くなれば子どもも離れると思った」と泣いて謝ってきたのだとか。 Aさんの子どもは、Cさんの子どもと学校や学童でもよく喧嘩しているそうで、3人で一緒に遊ぶという選択肢はもともとなかったそうです。 Cさんのやったことには呆れてものが言えません。ですが、言い争いをしていたAさんもBさんも、わが子のためとはいえ、大人げがないように感じたのが正直なところです。わが子のこととなると冷静でいられないものなのかもしれません。そんな様子を目の当たりにして、私は、どんなときでも冷静に行動できるように気をつけようと、改めて思いました。 イラスト/きりぷち 著者:安藤 はるか
2023年12月25日子どもが小学校低学年のころ、ある週末に、仲良くしているママ友が家を訪ねてきました。子どもが遊ぶ約束してたかな?と思い玄関を開けると……。立っていたのはママ友だけではなかったのです――。 ドアを開けると…!?仲が良いママ友だったため何もためらわずに玄関のドアを開けました。するとそこには、そのママ友とは別に数人の女性がいたのです……。「え?何これ??」と思ったのもつかの間、ママ友からの前置きもなく、ある教材のお勧めマシンガントークが始まりました。あまりの熱量に「私が紹介してと頼んだんだっけ……?」と記憶をさかのぼりましたが、そんなことを頼んだ覚えは1ミリもありません。 その間もエスカレートする営業トーク。「検討しますので」と伝えても勧誘が続き、あまりにしつこくて、不快感でいっぱいに!ママ友は泣きそうな顔で申し訳なさそうにしながら女性たちの横に立っているだけ……。 よほど抗議しようかと思いましたが玄関前ですし、ご近所の目もはばかられるので、やっとの思いで説き伏せてお帰り頂きました。 某教材の会員だったママ友は、営業の担当者から「誰でもいいから会員候補を紹介しなさい」と言われ、断ることができず紹介してしまったそうです。後日、平謝りで謝罪が入りましたが、あらかじめ相談してくれていてもよかったのでは?とモヤモヤしました。真摯に謝罪してくれたのでその一件は忘れることにしましたが、なんともショックな出来事でした。 イラスト/まげよ 著者:田宮香奈子
2023年12月23日においや騒音のトラブルはよく聞きますが、私の近所でも起こりました。BBQが趣味であろう若夫婦が近くに引っ越してきてから、不穏な空気が流れるようになりました。そしてある日、若夫婦の庭で大人数のBBQが開かれたのです……。 隣家の男性わが家の隣には、60代くらいの物静かな男性が住んでいます。いつも息子たちが庭で遊んでいると、「元気でいいねぇ」と落ち着いた口調でにこやかに話しかけてくれます。男性はひとり暮らしで、庭いじりや家庭菜園が趣味だとおっしゃっていました。 わが家の2軒隣には20代前半と思われる若い夫婦が住んでいるのですが、頻繁に庭でBBQをしています。BBQをすること自体に問題はないのですが、この日は20人ほどの大人数。 お昼から始まったBBQが夜9時を過ぎても終わる気配がなく、近所中に笑い声が響き渡り、においが充満していました。早く終わらないかなぁと、私たちも思っていたところ、何やら大きな声が聞こえてきたのです……。 突然の大声いきなり「いつまでやっとるんじゃー!」という大声が聞こえたので、私たちはびっくり。気になった私と夫は、窓をちょっとだけ開けて覗いてみると、隣家の男性が若夫婦に説教の真っ最中でした。 どうやら、わが家の小さな息子たちの就寝時間を気にしてくれているよう。普段は温厚な男性があんなにも大きな声を出したのには本当に驚きでした。 意外な男性の素顔が見られて、頼りになる人が隣にいるのだとわかり心強くなりました。改めて常識のある行動を心がけようと思った出来事の一つです。 イラスト/海乃けだま 著者:鬼頭いちか
2023年12月22日先日3歳の娘が公園のすべり台で遊んでいたら、娘の前をすべっていた子どもが姿勢を崩して泣いてしまいました。その子の親が近くにいなかったので心配していたら、母親らしき人が駆け寄ってきて――!? 公園で娘とすべり台で遊んでいたら…3歳の長女と1歳になったばかりの次女と公園で遊んでいたときの話です。私は次女を抱っこして長女がすべり台で遊んでいるのを下から見ていました。そのすべり台はローラーすべり台。長さもあってスリルがあります。 長女の前に3歳くらいの男の子がすべって来たのですが、勢いが良くすべり台の上で1回転して泣いてしまいました。すべり台の終点地点に座ったままずっと泣いていたのですが、周りにはその子の親らしき姿も無く、私しか大人がいなかったので心配に……。 長女も次にすべって来たのですが、その子は終点地点でずっと泣いたまま。降りられないので長女が後に詰まってしまい、「大丈夫?」と長女が声をかけたのですが、その子はずっとその場で泣いたままでした。 遠くにいたその子の親しばらくして男の子の泣き声に気づいたらしく、母親が走ってきました。その子に「どうしたの? 後ろの子にぶつけられた?」と言ってその子を抱きかかえて行ってしまいました。 その母親が戻って行った所にはママ友のグループとその子と同じくらいの子どもが遊んでいたので、ママ友と話し込んでいて子どもがいなくなったことに気づいていなかったのでしょう。 母親が見ていなかったために後からすべってきた長女が泣かせたように思われて私はモヤっとしました。そのときに何も言わずあ然と黙ってしまった自分が悔しいです。 いつもの慣れた公園でも子どもはどんな遊びをするかわからないし、公園を抜け出して1人でどこかに行ってしまうかもしれません。まだ3歳くらいの子どもを1人で遊ばせることは危険だと思います。また1人で遊んでいる小さい子どもを見かけることがあったら、大きなトラブルになる前に親のもとに連れていこうと思います。 イラスト/まげよ 著者:堀川京香
2023年12月22日知人のAさんが引っ越しする関係で、Aさんの一戸建てに相場より安い賃貸で住むことになったわが家。4歳、2歳の子どもと夫と4人で引っ越しました。広い家で快適な新生活が始まった一方、Aさんから「近所の人たちは変わった人が多いから関わらないほうが良い」と言われていたことは気になっていました。そんな引っ越し後のある日、お隣さんと世間話をする機会があったのですが――!? 近所の人たちは…その私たちの新居は、夫の仕事でお世話になっている40代の女性Aさんが住んでいた家でした。「諸事情で引っ越すことになり、今の家を借りてくれる人を探しています。よかったら賃貸で住みませんか?」とAさんから私たちに声がかかったのです。 相場よりも安い賃料で、場所も文句なし。Aさんと私は面識があり、お土産を渡しあったり、メールのやり取りがあったり、良い人間関係を築いていた仲です。その信頼関係があったこともあり、私たちは引っ越しを決めました。しかし、Aさんから「近所の人たちは変わった人が多いから関わらないほうが良い」と言われたので、そのことは気になっていました……。 何を信じたら良いのだろう?引っ越し後のある日、お隣さんと世間話していたとき、ふと「前に住んでいたAさんとはどんな関係ですか?」と聞かれ「夫の仕事の関係です」と答えると、お隣さんが声を小さくして話し始めました。 「Aさんね、相当変わっていたの」「子どもに対する怒鳴りつけ方が異常で、虐待してるんじゃないかって近所で噂になっていたわ」「私の家のポストから郵便物を勝手に持って行くの。警察に相談したのも1度じゃないわ」私は声が出ないほど驚きました。Aさんはそんな人には見えないからです。 心配になった私は一連のことを夫に相談しました。すると夫は、「どちらが本当のことを言っているのかわらないけど、どちらにも偏見を持ったり、態度を変えたりしないで、あいさつなど当たり前のことをしていこう」と冷静に言ってくれました。今後、ご近所やAさんとのトラブルに発展しないよう、夫の言う通りに過ごそうと思っています。 イラスト/ぽん子 著者:下園ひかり
2023年12月21日子どもが赤ちゃんのとき、抱っこをして近所を散歩していました。すると、向こうから歩いてきた女性2人が「あら、かわいい赤ちゃん!何カ月ですか?お名前は?」と声をかけてきました。答えたところ……。 先輩ママだと思ったら…子どもが赤ちゃんのころ、抱っこをして近所を散歩していました。すると2人組の女性が、「あら、かわいい赤ちゃん!何カ月なの?お名前は?」と声をかけてきました。 ふつうに答えたところ、「子育て大変でしょ? 私たち、先輩ママだから分かるわよ!」と優しく話してくれました。「良かったら今度お茶でもどう?」と言われたので、疑うことなく連絡先を交換。 親切でやさしい先輩ママだと思ったのですが、実はとある宗教の方で……。それから毎日のように電話がかかってきました。「今日はお家にいる?」「明日は?」としつこく聞いてきます。家にも押しかけてきて、宗教についての説明会や教会へ一緒に行こうと誘われ……。居留守にすると電話がかかってくるので、携帯をマナーモードにして過ごすようになりました。 しばらくの間、居留守にして連絡をとりませんでした。その内、諦めたようで連絡がなくなったのでホッとしましたが、道端で会ったらどうしよう?また家に来るかな?と考えるとストレスがたまりました。 ◇ ◇ ◇ 子どもが赤ちゃんのとき、話し相手は夫だけで日中誰とも話さずに過ごした経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなときにやさしい言葉で話しかけてくれたら、うれしくなりますよね。ですが、初対面では相手がどんな人かわからず……。連絡先の交換は慎重にしたいですね。 作画/森田家著者:前川美奈子
2023年12月20日みんなで盛り上がることが大好きな義母は、ある年自宅で忘年会を開催。その年は私たち家族だけでなく、義母の友人たちも招いて、大人数の宴会になりました。まさか大惨事が起こるなんて、思ってもみませんでした……。 義母宅の忘年会で大惨事!義母の友人の中に柔道経験者の方がいて、退屈した子どもたちのために、お酒も飲まず柔道の受け身のとり方を教えてくださいました。飲み会が退屈な子どもたちは、畳で受け身を練習して大盛り上がりです。 義母は、孫や友人に囲まれて上機嫌で、もともとお酒が好きなこともあり、いつもより早いペースでお酒を飲み続けていました。すっかり出来上がった義母は、楽しそうな子どもたちのところにフラフラとやってきたのです。義母はお酒を飲むとトラブルを起こすことがあるので、私はヒヤヒヤしながら見ていました。すると義母は……。 「自分にも受け身を教えてほしい!」と言い出したのです。 何事にも動じない柔道家の方もそれには驚いて、危ないからダメだと説得しますが、義母は全く聞かず……。しびれをきらした義母は、次の瞬間「受け身だあっ!」と言って、バーンと大の字になりました。しかし、そこはあろうことか、調度品の並ぶ床の間の部分! 床の間の壺が粉々に割れ、子どもたちは悲鳴をあげました。心配して駆け寄ると、義母は粉々に割れた壺の隣で横たわり、腕から血を流しながらガハハハと笑っていたのでした……。 幸い腕のけがは大事に至らず、少し切っただけで済みました。その後申し訳なさそうにしていた柔道家の方にも、義母は気にするな!とバンバン肩を叩いていました。義母の酒癖の悪さには辟易しますが、ガハハと笑ってすませてしまうのが、義母の憎めないところです。しかし、酒癖が悪いことに変わりはないので、義母には夫からしっかり注意してもらいました。 イラスト/まげよ 著者:中野 迷子
2023年12月20日水曜日の幼稚園は早帰りの日で、子どもたちの給食はありません。降園後は決まって、数組の家族と一緒に近くのカフェでランチをしていました。そこは、キッズメニューも充実している良心的なお会計のお店で、幼稚園のママたちに人気の場所です。しかし、たびたび会計でおかしなことが起こるのです。そしてある日、私は気づいてしまいました……。 頻繁にお金が足りないのはなぜ!?そのカフェのランチタイムは混みあうこともあり、家族ごとの別会計ができず、いつもテーブルでまとめてお会計をしていました。すると数回に1度、テーブルのお会計が足りないことがあったのです。このお店は、100円単位のわかりやすい会計システムなので、間違いようがないのにもかかわらず、頻繁にそういうことがあってとても不思議でした。 計算し直すのも面倒なので、いつも誰かが多めに出していました。大した値段ではないので、さほど気に留めてはいなかったのですが、あるとき、私は気づいてしまったのです。 それは、ある1人のママ友が100円少なくお会計を払っているということ……。 そのママ友は、いつも親切でしっかりした人だったので、私の勘違いかな?たまたま間違えただけかな?と思ったのですが、また次の月にランチ代を少なく払っていることに気づきました。結局、他のママ友もそのことに気づいていたようで、1人また1人と、その人のまわりから人がいなくなりました。 たった100円で人の信用を失うなんて、本当にもったいないなあと感じた出来事でした。そのママ友が、どういうつもりでお会計をごまかしていたのかわかりませんし、聞くこともはばかられます。仲の良い友だちだったら、勇気を出して注意できるのでしょうが、関係性の薄いママ友には、なかなか本気でぶつかり合えませんでした。ただ人が離れていくのを目の当たりにして、自分も気を付けようと改めて思いました。 イラスト/ぽん子 著者:中野 迷子
2023年12月19日1歳を過ぎても歩く気配のなかった息子。一升餅を背負うときも、もちろんハイハイ。いつかは歩けるとわかっていても、私の不安は募っていきました。そんな息子についての義母の何気ないひと言が、私を傷つけたのです。悪気はないとわかっていても…息子が1歳2カ月になったころ、家族で義父母宅に泊まることに。翌日、義母の友人が息子に会いに来てくれました。楽しく談笑していたのですが、義母の友人が「なかなか歩かないのね。マイペースな子かな?」と何気ないひと言。義母はすかさず「うちの子たちが子どものころは、みんな1歳になる前には歩いていたのに、この子だけなの」と返答。 義母の友人は私に、「あなたの家系は遅かったの?」と尋ね、私は「知りません」とだけ答えました。いつか歩くだろうとわかっていても、気にしていることをサラッと聞かれるとすごく敏感になってしまい、私は深く傷つきました。 その後、実母に会う機会があったので「私はどれくらいで歩いたの?」と聞くと、「1歳3カ月くらいかな」とのこと。同時に、「つたい歩きもしてるから慎重なだけ。賢い子よ」と言われ、息子には息子のペースがあるのだから、と前向きに思えたのです。 1歳3カ月ごろ、息子はついに歩き始めました。義母たちに悪気がなかったとしても、私は責められているように感じてしまい、とても嫌な気持ちになりました。ふとしたときに今でも思い出すことがあるくらい、私の中ではつらい思い出です。今では息子は3歳になり、前転や後転も簡単にできるくらい運動が大好きな子に育っています。 イラスト/ミロチ著者:宮﨑るか
2023年12月17日小3の長男の話です。その日の下校予定時刻は15時だったため、遅くなってもいつも15時半には帰宅します。しかし、その日は15時半を過ぎても帰宅しないのです。心配になって通学路を探してみましたが、小学生の姿はもうありませんでした。そこで、同じ下校班のママさんに連絡して一緒に探すことに。すると驚きの事実が判明したのです――。 通学路を探しても見つからず…その日はわが家の長男と、同じ班のママさんのお子さんきょうだいの3人という下校班で帰宅する日でした。同じ班のママさんに連絡すると、「実はうちの子も帰って来ていなくて、さっき学校に連絡したんですが、もう下校しているようなんです」とのこと。 心配になったので、わが家の年長と2歳の子どもを連れて、ママさんと4人で近所を捜索を始めました。「事故だったらわかりますよね」とママさんと話しながら、子どもが同じ小学校に通っているお宅に「うちの子がお邪魔していませんか?」と連絡を取りながら、通学路周辺を歩くことに。しかし通学路を探しても見当たらず不安は募るばかり……。 すると、ママさんが「もしかして……」と通話を始めました。電話の相手は学校の近くに住むママさんのお義母さん。するとなんと、ママさんの予感は当たり、下校中にママさんのお義母さんが自宅に招いてくれたそうで、わが家の長男もお邪魔していたことが判明したのです。ママさんと一緒にそのお宅へお迎えに行き、長男と「学校から寄り道をしないで帰宅すること、友だちの知り合いだとしても、知らない人の家には上がらない」と約束しました。 ママさんからは「義母はお菓子をいただいたから子どもたちに食べさせてあげたかったそうですが、今度からは一度帰宅させるようにお願いしました」と連絡がありました。 この件から、ママさんのお義母さんは野菜やお菓子をくださったり、学校帰りや散歩中に声をかけてくれたりするようになり、わが家の子どもたちのことも孫のようにかわいがってくれています。とても心配した出来事でしたが、親子ともに再度下校のルールなどについて話し合う良い機会になりました。今は通学路にこのような方がいるのを心強く感じています。 イラスト/きりぷち著者:安藤 はるか
2023年12月15日義父母への誕生日プレゼントは物よりも思い出のほうが良いだろうと夫と話し合い、いろいろな種類のケーキを買っていき一緒に食べることにしていました。一緒に食べることは苦痛でしたが、物を買っても好みではない場合もあると思い、毎年の恒例行事に。そんなことを繰り返し、幼児食を始めたばかりの子どもと一緒にその誕生日会に参加したある年。私は義母の言葉に自分の耳を疑いました……。マナーが合わない義実家での食事義父母宅では、毎晩お酒を呑みながら食事をします。お酒が入ると文句や愚痴が多くなる義父、それぞれの食事のペースを無視して「あれ食べろこれ食べろ」が始まるうるさい義母に、お皿に顔を近づけて食べる義兄。大皿や刺身などに取り箸はなく、みんな直箸です。さらに、ゲップやクチャクチャというそしゃく音……。 私自身も育ちが良いとは言えませんし、楽しくごはんを食べるのが一番と思っています。しかし、あまりにも私の育った環境とは違うマナーの中での食事は、とても苦痛な時間でした。そのため早く終わってと願いつつ、毎回なんとかやり過ごしていました。 ケーキをどうぞある年の会は義兄の誕生日会ということもあり、義母がケーキを用意するというのでお願いすることに。そして、いつものように義父母たちは呑みながらの誕生日会。食事を終えたところで義母が冷蔵庫からケーキを取り出しました。 子どもは幼児食を始めたばかりの段階で、まだ生クリームは本格的に与えたことがなかったので、ケーキの代わりに洋菓子を用意していました。それぞれ好きなケーキを選ばせてもらったのですが、子どものためにイチゴのケーキを選び、上に乗ったメインの大きなイチゴを子どもの口へ。そして残った部分を私も食べようと思ったそのとき、義母が耳を疑うことを言い出しました。 ほらここにもあるよ私のケーキの断面を指をさし「ここにもイチゴあるよ」と。普段なら夫が買ってきているので罪悪感なく食べられますが、今回は義母が買ってきた物。そして相手が面倒な酔っぱらいということもあり、私のケーキなのにと思いながらも中からイチゴをほじって取り出し、子どもの口へ。 すると「まだ中にあるよ」とケーキを覗き込みながら言い出したので、「嫁じゃなく孫にあげたケーキなのよ」が義母の本心かと察し、中のイチゴを全部ほじくり出して子どもの口へと運びました。残った無惨なケーキは義母の言葉の意味を理解していない夫に押し付け、私はお礼を言ってから子どもを連れてその場をあとにしました。 私もケーキの1つごときで心が狭いなとも思います。しかし、なんとなく悲しくなってしまったのです。その後、夫に私の気持ちを伝えましたが理解できない様子でした。この出来事から、義父母とは根本的な価値観が違うことを改めて認識しました。それからは、義父母は相手の立場や気持ちが理解できない人たちなんだと考え、自分が嫌な思いをしないで済む適度な距離感を保つようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:田中敦子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月09日私は、4歳の長女と2歳の長男を育てているシングルマザーです。約2年前、シングルマザーになって間もないころにスーパーでとても悔しく悲しい思いをしました。2年経った今でも悔しいと感じる出来事をお話しします。小さな子ども2人を連れて買い物へ約2年前、私は離婚し、シングルマザーとして再出発をしたところでした。子どもたちの保育所の入所待ちをしていた期間で、毎日子どもたちと買い物へ行ったり公園で遊んだりして過ごしていました。 その日も、2歳の長女と0歳の長男を連れて、一番近くのスーパーへ行くことに。 見知らぬ男性からショックな言葉買い物へ行ったスーパーは、とても広いとは言えませんが、大人が2、3人は余裕で歩けるほどの通路があるスーパーでした。私は、長男が乗っているベビーカーと歩いている長女が他の人の邪魔にならないように必要な物だけ購入し、そそくさとレジへ向かい会計を終わらせました。 生鮮食品を購入していたので、私が保冷用の氷を袋に詰めていると、長女が「やりたい!」と言いました。私は周りを見て待っている人がいないか、邪魔にならないかを確認し、「人が通る場所だから早くやっちゃおうね!」と言って長女と一緒に氷を袋に詰めることに。 氷の袋を縛っていると、作業服を着た30代後半ほどの大柄の男性がやってきたので男性が通れるほどに端に寄ったのですが……。男性は私たちの手前までやってくると、こちらを睨みながら「邪魔やなー。こんなとこですんなよ」と言ったのです。私はすぐに謝り、製氷機のフタを閉めてさらに端に寄りました。 私は、邪魔にならないように子どもたちとベビーカーを端に寄せていましたが大柄の男性からすると邪魔だったようです。 見知らぬ男性からいきなりきつい言い方をされて、私はとても悔しくなってしまいました。しかし、男性が言ったように他の人にとっては邪魔になっていたかもしれないと思い、今後も周りに迷惑にならないように意識し、子どもたちにも公共の場での過ごし方を教えていきたいと思いました。 イラスト/ななぎ著者:本田りか
2023年12月06日長野県に移り住んだのは、ちょうど7年前のこと。以前は、神奈川の自宅から東京の会社まで往復3時間、満員電車に揺られての通勤の日々。深夜残業も多く、これでは生きるために仕事をしているのか、仕事のために生きているのかわからない……。妻と話し合い、自然に近い環境で自分たちのペースで暮らそうと地方への移住を決意。移り住んで2年目に子どもが生まれたのですが……。 育児休業は休暇じゃない移住者ゆえ、私も妻も両親が遠くに住んでいることから、夫婦だけの子育て。妻の負担を考え、私は半年間の育児休業を取ることに。産後まもなく子どもが母乳をうまく吸えずに粉ミルクに切り替えることになりました。 私ひとりで子どもを見る時間も多く、家事をしながらのおむつ交換やミルク作り、夜泣き対応にもうヘトヘト。ようやく眠ってくれたかと思い、ベッドに寝かせるとスイッチが入ったように泣き出し……。育児休業は休暇じゃないと痛感しました。 ある出会いが……町の広報誌に載っていた弓道教室の参加者募集の記事。興味を持った妻は気分転換にと通うことに。週1回、弓を手に的を目掛けて意識を集中。子育ての疲れと不安で暗かった妻の顔が少し明るくなりました。ある時、妻は弓道場に通う初老の女性に出会いました。彼女も移住者で隣村に住んでいる方でした。何度か会ううちに親しくなり、時々、わが家に絵本やおかずを持ってきてくれるように。いつも息を切らせながら自転車に乗って急な坂道を上ってやって来ます。彼女には東京に住む息子夫婦と孫がいるそうです。 もう1人のおばあちゃんやがて子どもは保育園に入り、少し子育ても落ち着いてきました。妻は弓道場に通わなくなりましたが、その後も隣村の女性との交流は続いています。コロナ禍前のこと、あるとき、保育園の祖父母参観の知らせが。 私たちの両親は遠くから来ることが難しく、どうしたものかと、その女性に話すと、「それなら私が行くわ!」とおばあちゃん役を買って出てくれました。保育園側も了承。きっと保育園の先生には本当の祖母のように映ったでしょう。後日、女性は息子の保育園での様子をにこやかに話してくれました。 もうすぐ小学校の入学を控える息子。自然豊かな環境でのびのびと育っています。ライフスタイルや家族のあり方が変わる中、血縁だけでない新しい家族のカタチがあります。移住先で出会った“もう1人のおばあちゃん”。彼女はペダルをこいで坂道を上ります。“もう1人の孫”に会うために。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=“新しい家族のカタチ”について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 著者:鈴木俊輔元出版社勤務。長野県に移住して、地域おこし協力隊に。任期中に子どもが生まれ、育児休業を取得。ローカル紙の記者やニュースメディアサイトの副編集長を経て、現在はフリーライターとして活動中。
2023年12月06日4歳の娘と生後11カ月の息子を連れてスーパーに買い物に行ったときのことです。その日は数日忙しい日が連続して続く予定だったため、いろいろ便利な物を買い込んでいました。そこで話しかけてきた見知らぬおばさんの言葉に驚き、思わず言葉を失ってしまいました……。 袋詰めをしていると話しかけられ子ども2人とスーパーに行った日。その週は息子の健診や私の仕事、娘の幼稚園の行事など忙しい予定が詰まっていたため、ミールキットや総菜・冷凍食品などをいつも以上に買い込んでいました。 買い物を終えて買った物を袋詰めしているとき、ジーっと私のかごを見ているおばさんが同じ台にいました。「何かな……? 」と思いつつ気づかないふり。しかし半分ほど買った物を詰め終わったところで、おばさんは「こんにちは」と話しかけてきました。 「不愉快なの」娘も「こんにちは」と返しおばさんは娘にニッコリ笑顔。そしてスッと私のほうを見て「ママはあまり料理をしないの? 」とかごの中を指さして言います。突然の言葉に少し面食らいながら「あー、まあ……」心の中では「いつもはもうちょっと頑張ってます! 」と思いながらも、知らない人だし適当に流しておこうとあいまいに返事をしました。 しかしこれに続いたおばさんの言葉が衝撃的でした。「最近て、父親に育児させたり、母親がラクをするのがいいみたいなのが流行りよね。私そんなのに影響されて、子育てをおろそかにする母親がとても不愉快なの」と言ったのです。おばさんにはさっき娘に向けた笑顔はなく、冷たい表情に変わっていました。 わが家はみんなの笑顔優先なんで!おばさんが私を批判しているのか、最近の母親全般のことを言いたいだけなのかわからず「えっと、そうなんですか」と返すと、おばさんはため息。「まあ、がんばりなさい」と言って去っていきました。私はおばさんの後ろ姿を見ながら、「……なんだ!? 」と遅れて怒りがこみ上げてきました。 正直、初対面の人に批判的な言葉を言われ嫌な気持ちになりましたし、言い返せたらどんなにスッキリしたかと思います。けれどわが家の優先事項はママも含めたみんなの笑顔。そのためになら食事だって手を抜くし、通りすがりの人の言葉になんて振り回されてたまるもんか! と思い、おばさんの言葉を気にしないよう努めました。 子どもを連れていると、今までにもいろいろと心ない言葉を言われることがありました。嫌な気持ちになることも多いですが、今ではその言葉に落ち込んだりイライラしたりする時間がもったいない! と思うようになりました。他人のトゲトゲした言葉は受け取らないで、できるだけストレスなく子どもと接していようと思っています。そして家族の笑顔を何より優先していこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年12月05日長男がまだ1歳にも満たない赤ちゃんだったころ、家族でアパートに住んでいました。そのとき隣に引っ越してきたのが、2人の子どもを持つシングルマザー。これから仲良くしましょうとあいさつしたのですが、少し厄介なママだったのです。強すぎるお香の香りがわが家までそのママさんが引っ越してきてから、なんだかわが家に強い香りが漂うようになりました。インド香のような香りです。私がおすそ分けで野菜をお渡ししようとしたとき、部屋中に煙が充満していて驚いてしまいました。 そのお香の香りが好きすぎて焚いてるとのことでしたが、何本も焚いていたようで私には耐えられないような異常な香りの強さでした。夫もその香りの強さが少し気になる様子で、夫婦で悩まされることになりました。 突然「病院まで車で送って」と言うママさんある日の午前中、インターホンが鳴りました。出てみると隣のママさんで、「病院へ行く予定があるのに電車に乗り遅れたから、病院まで送ってくれる?」とのことでした。当時その病院がどこにあるのか知らず、距離感をつかめていなかったのですが、ママさんは近いと言うので送ることにしました。 長男は寝ていたのですが、仕方なく急きょ起こして車に乗せ、カーナビで目的地をセットしました。するとビックリ! 10km以上、車で30分以上との表示が……。 なんと目的地は遠い大学病院だった病院が思ったより遠いことに気づきつつも、車に乗せてしまった以上引き返せない状況だったので、そのまま目的地である大学病院へ向かいました。話を聞くとママさんは、長い間大学病院へ通っているとのこと。 離婚を経て、女手1つで子ども2人を育てているママさん。送ってあげるのも仕方ないかと思いながら向かっていたのですが、大学病院周辺は車が多く、慣れない道の運転に私はあたふた。そんな私に、マシンガントークをするママさん。焦りながらもなんとか無事に送り届けました。 自宅へ着くころにはぐったりと疲れ果ててしまいました。ママさんの持病は否定しませんが、今回の出来事を機に、ママさんとの近い距離感は合わないことに気づかされました。当時長男も赤ちゃんでしたし、そのママさんによって生活リズムが崩されるのは困りものです。さすがに友だちにはなれないと思い、距離を置くことに。それ以来、無理なお願いは断ることにしました。 著者:松野椎香今年小3長男、小1娘、年中次男を持つ3児の母。実家は両家共に遠方。次男は知的療育中。調理師免許。書道セラピスト。筆文字やピアノ弾き語りが趣味。心理カウンセラーの資格取得を目指して日々勉強中。
2023年12月05日産後1カ月も経っていない時のこと、授乳時間の間隔も短く、夜中は30分ごとに夜泣きをする赤ちゃんのお世話で毎日寝不足で疲れきっていた私。ギリギリの育児に追われている中、夫の家族が「孫ちゃんに会いたいわ♡」と言いだし家に来ることに。そして、義父母は私にとって容赦ない行動に出たのです……。 義父母のとんでもない発言正直、義父母の相手をするほどの余裕はありませんでしたが、会いに来るだけなら、と迎え入れることにしました。しかし、途中からとんでもない方向に話が変わってしまったのです。 なんと義父母は「泊まる」と言い出しました……。結局、赤ちゃんのお世話も家事も手伝ってくれるわけでもなく、義父母は“お客さん”として一泊して帰っていったのです。子どもに会いたがってくれる気持ちはうれしいものの、ただでさえ慣れない育児でボロボロの私。義父母の食事などのお世話もすることになり、とてもつらい思い出になりました。後日、対策を立てるために夫と話し合い、1カ月に1度、子どもの顔を見せに義実家を訪問することに。それと同時に、自分の子どもに孫ができた時には同じことはしないと心に誓いました。 イラスト/ぽん子著者:中嶋なほ
2023年11月30日私が第二子を妊娠していた時の話です。妊娠後期に入り、だいぶおなかも大きくなっていましたが、夫は仕事で忙しく平日はワンオペ状態のため、1歳9カ月の娘を連れてスーパーへ買い物に出かけました。なかなか収まらない娘の癇癪。スーパーの売り場で困り果てていると、通りがかった女性が「あらぁ~大変そう」と一言。その後続いた言葉に耳を疑いました……。 見知らぬ女性の信じられない言葉…娘と「お菓子は一つだけ」という約束をして出かけましたが、スーパーにつくと「お菓子1個じゃイヤ」「ジュースもほしい」と駄々をこね始める娘。ちょうどイヤイヤ期に入ったところで、一度火が付くとなかなか収まりません。しまいには床をゴロゴロ。抱っこして移動できればいいのですが、娘は暴れるので落としそうなうえ、おなかも重く、なかなかその場から離れられずにいました。 するとその時、60代くらいの女性が横を通りました。「あらぁ~大変そう」と声をかけられたので、一瞬励ましてくださるのかと思いました。しかし……。 「うちの孫はこんな子じゃなくてよかったわ。」と大きな声で言って通り過ぎて行ったのです……。その後、駄々をこねる娘をなんとか抱っこして人通りの少ない場所に移動し、機嫌が落ち着くのを待ちました。 悲しかったけれど、「子どもに対して寛容な人ばかりではない」と気づかされた出来事でした。自分が年を重ねても、子どもが小さかったときに大変だったことを忘れず、同じ思いをしているママに手を差し伸べられるようになりたいとも感じました。 イラスト/はた子著者:山田 まい
2023年11月30日夏に私と友人とそれぞれの子どもを乗せてベビーカー2台でランチに行きました。推し活のため、渋谷にある推し活が運営しているレストランに行くことばかり考えて、細かいリサーチを忘れていた私と友人。お店は地下1階でスロープなし!どうやって降りようか悩み立ち往生してしまいました。すると、見知らぬ人に声をかけられたのです……。 見知らぬ男性が…意気揚々とレストランに着くと、お店が地下一階にあるではありませんか……! あたりを見渡してもエレベーターやスロープもなく、さらには階段が狭いのでベビーカーを横向きに持って降りることもできません。2人で協力して1台ずつ交代で降りようか、抱っこ紐で抱っこしてから荷物とベビーカーを抱えて降りようかと相談していると、後ろに列が。そしてビジネススーツを着た男性に声をかけれられたのです……。 男性は「なにかお手伝いしましょうか?」と言ってくれました。お言葉に甘えて友人の手伝いをお願いをしていると、今度は後ろから外国人の女性が私の肩を叩き「手伝いますよ」と、ジェスチャーしてくれました。そんなやさしいお2人のおかげで地下のレストランへ無事入ることができた私たち。 快くお手伝いをしてくださったお2人は、子どもにも笑顔で手を振ってくれて、リサーチ不足を反省するとともに、とても温かい気持ちに。私も見知らぬ人でも困っている人がいたら積極的に声をかけようと思った出来事でした。 イラスト/はたこ著者:山村なこ
2023年11月29日わが家には現在4歳になる双子の息子たちがおり、特に新生児期にはたくさんの人に声をかけてもらい、かわいがっていただきました。しかし、中には言われて傷ついてしまった言葉もあります。今回は私が言われて嫌だった言葉を、ランキング形式でご紹介します。第3位:「愛情が半分こでかわいそう」散歩中に、道端で出会った高齢の女性に言われました。本当にかわいいわが子たちですが、双子のため、ひとりにだけ付きっきりで過ごすわけにはいきません。 「たくさん構ってあげられなくてごめんね」と常日頃、罪悪感を抱いていただけに、そこを指摘されると傷口に塩を塗られるようなつらさを感じました。 第2位:「男女だったらよかったのにね」親戚の方、他何人かに言われました。わが家の双子は一卵性で、一卵性双胎はそのほとんどが同性で生まれてきます。 私も双子を授かるまでは知らなかった知識ではあるのですが、そのことを言われるたびに説明するのがとても面倒に感じました。 併せて「男の子2人は大変だね!」と言われることも多く、それもいい気持ちはしませんでした。 第1位:「2人一度で済んでラクだね」職場の先輩に言われた一言です。わが子たちは双子特有の病気である双胎間輸血症候群により早産児となり、長期入院しました。そして退院後、私は不眠不休の双子育児に追われ、その過酷さは筆舌に尽くしがたいものがあります。 双子を妊娠・出産することのリスクや双子育児の過酷さを完全に度外視したこの発言に、私は大いに傷つき、怒りすら覚えました。 当時は双子育児の大変さに精神的にも肉体的にも追い詰められていたため、本当に何気ない一言に傷ついてしまうことが多々ありました。自身が経験していないことを理解するのはとても難しいことなので仕方ないのかなと、今なら思うことができるのですが……。子育て中の方への言葉は、いつもより慎重に選んだほうが良いのだと身に染みて感じたのでした。 イラスト/森田家著者:木下うめ子
2023年11月27日まさか自分の身に起きるとは思わなかった出来事です。2人目の妊娠中に義父母からかけられた言葉が忘れられません……。 そんなことを言わなくても……第一子となる男の子を妊娠した時、義父母は「一人目は男の子が一番よね」ととても喜んでくれました。それから時は過ぎ、第二子を妊娠した私。義父母に性別を報告すると耳を疑うような言葉が返ってきたのです……! 第二子は男の子でしたが、義父母は平然と「もう男の子はいらない。女の子がよかったのに」とはっきりと妊婦の私に言ったのです……。義父母の態度から、なんとなく女の子を期待しているのは感じていましたが、「男の子はいらない」の言葉にあまりにも腹が立って泣いてしまいました。 のちに、第三子の女の子が生まれましたが、一度傷ついた心は癒えておらず、義父母が娘に大喜びで色んなものを買ってくる姿を見て、さらにうんざりしました。 次男はたくましく育ち、義父母からは「男らしい」とかわいがられています。しかし、私は性別のことであれこれ言われた時のことをいまだに忘れられません。長女が生まれた後、義父母の家から離れた場所に引っ越してからは、そんな出来事を思い出すことも減り、心穏やかに暮らしています。 イラスト/ぽん子著者:さとう しお
2023年11月26日子どもたちと家族で週末に大型商業施設へ行き、施設内の上の階に向かうエスカレーターに乗ったときのことです。ふと上を見ると、降り口あたりにやっと歩けるようになったようなよちよち歩きの1歳くらいの子どもの姿が……!?とっさに駆け上がって抱っこしたところ……!? 目が合った子どもの母親らしき人が…状況が分からないものの気になったので、目をこらしながらエスカレーターを登って行くと、今にも転びそうによちよちと歩く子どもが……!「転がり落ちてきそう!!」という恐怖をおぼえ、思わず駆け上がり急いで子どもを抱っこ! 辺りを見回しても親らしき人は見当たらず、エスカレーター付近の洋服屋さんにいる、夫婦と目が合ったと思ったその瞬間! 女性がこちらを睨みながら先ほど救出した子の名前を呼び、抱っこしていたその子を取り返すように抱っこしてきて……「何なんですか?!」と私に言い放ったのです。女性は子どもの母親だったので状況を説明しましたが、「目を離した隙に歩いて行ったんだろう」と言うだけで、お礼もなく去っていきました。その態度には同じ親として信じられない気持ちになりましたが、何もなくてよかった、と思い直しその場を後にしました。小さい子どもにとってはたくさんの危険があると再確認させられるヒヤリとした出来事でした。 作画/きりぷち著者:すずきはまこ
2023年11月25日実家に帰省する途中に、夫と2歳の子どもと3人でご飯を食べに立ち寄った定食屋さん。子どもは自分一人ではうまく食べられないので大人の手助けが必要です。いつもは外食と言っても結局バタバタになるのですが……!? 店員さんの神対応夫と子どもと3人で遠方にある私の実家に帰省する途中、ご飯を食べに立ち寄った定食屋さんでの出来事です。子どもが小さく、まだ一人ではうまくご飯を食べれないので、夫は定食を頼んで、私は子どもと一緒に食べられるようにミニうどん付きの定食を頼むことに。注文をお願いすると店員さんが、「お子さんにご飯食べさせるなら、お父さんとお母さんのご飯は時間差で持ってきましょうか?」と気遣ってくれたのです……! そのおかげで、夫の食事中に私が子どもにご飯を食べさせ、私の食事中は夫が子どもを見ることができ、夫婦2人とも出来立てのご飯を食べることができました。それから、時間のある時には家でも交代でご飯を食べるように夫が提案してくれて、落ち着いて食事を味わう機会も増えました。子どもにご飯を食べさせながらだと、どうしても大人の食事は後回しになってしまいがち……。店員さんのちょっとした気配りに感動しつつ、夫婦円満の秘訣さえも学んだ出来事でした。 イラスト/きりぷち著者:yuuki emi
2023年11月24日私は、4歳の長女と2歳の長男を育てているシングルマザーです。ある日電車で出かけた帰りに、子どもたちが車内で寝てしまいました。ベビーカーを持って行かなかった私は、子ども2人と荷物を持ってどうやって電車を降りようかあたふたしていたのですが……。 ベビーカーなしで電車移動の理由私と子どもたちの移動は主に、電動自転車を使用しており、遠方へ行くときは電車です。この日も、電車で40分ほどの場所にある水遊び場へ遊びに行くことにしました。 まだお昼寝が必要な2人の子どもたち……。ベビーカーがあれば、長男を抱っこして長女をベビーカーで寝かせていれば問題ありません。しかし、電動自転車のカゴに大きなベビーカーを乗せることはできず、私は一か八かベビーカーを持たずに子どもたちと電車で出かけてしまったのです。 2人とも寝てしまった!目的地に到着し、子どもたちはとても楽しそうに水遊びをしていました。そして午後3時ごろ、そろそろ帰宅しようと駅へ向かっていたときに長男が抱っこで寝てしまいました。駅に着き、電車に乗ると今度は長女が座席で寝てしまい……。 降りる駅に着いても、長女は起きずどうしようかとあたふたしていたそのとき、「お子さん抱っこしましょうか?」と高校生の息子さんとそのお母様が話しかけてくれました。するとお母様が、座席で寝ている長女を抱っこして一緒に改札まで運んでくれたのです。涼しい場所まで運んでくださり、「ここで大丈夫?」「お母さん大変だね」など最後まで気にかけてくれました。 長女が近ごろ、昼寝をしなかったり夕方ごろまで起きていることがあったので油断してしまいました。助けてくれたお母様と息子さんには、とても感謝しています。この日のことがあってから、電動自転車のカゴに積められるコンパクトに畳めるベビーカーを探して購入しました。現在は、電動自転車のカゴにベビーカーと荷物を乗せて、公共交通機関を利用して楽しく外出することができています。 ※ベビーカーを自転車のカゴに乗せる際は、飛び出さないよう自転車用のネットなどでしっかり取りつけたうえで、ゆっくり走るようにしましょう。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:本田りか
2023年11月23日今日も4歳の娘を連れて、近所の公園へ。小学生もよく遊んでいるこの公園では、小学生が娘と一緒に遊んでくれることもよくあります。小学2年生のAちゃんとBちゃんもその1人です。この日公園に着くと、AちゃんとBちゃんがいました。しかし、何か様子がおかしい。2人で私たちを見ながらヒソヒソ話をしているのです……。 娘への無視は突然始まった娘はAちゃんとBちゃんを見つけると、勢いよく2人に向かって走り出しました。「なにしてるのー?」と、ブランコに乗っていた2人に声をかける娘。しかし、2人からは何の答えもありません。少し離れたところから様子を見ていた私。2人は答えないどころか、娘の顔を見ないようにしているようです。 娘は「Aちゃん、なにしてるの?」ともう一度聞いています。お互いに顔を見合わせると、逃げるように2人は走り出しました。私は意図的に無視をしているな、と察しました。 娘が何かした?その後も娘は公園内にいた2人に近づいては声をかけますが、すべて無視されています。私は目の前で起こっている状況に、とても悲しくなりました。幸いだったのは、娘は無視されていることを気にしていない様子で、他のお友だちと楽しく遊んでいたこと。 しばらくして、Bちゃんが私の近くに来たので話しかけてみました。 私「どうして無視をしてるのかな?(娘が)何か悪いことしたかな?」Bちゃん「別に、なにもないよ」私「話しかけても答えてくれなかったのは何でかな?」Bちゃん「……。Aちゃんが『無視しよう』って言った」 2人はゲーム感覚で無視しているのだろうと思い、その悲しい現実に私は心が痛みました。 あの日以来、数日間無視は続きましたが、AちゃんもBちゃんも再び娘と遊んでくれるようになり一安心。ですが、今回少なからずショックを受けたのと、これからまたこのような出来事があったときに、小学生に対してどのような声のかけ方が適切なのだろうと悩んだのも事実。今は小学生の子どもを持つママ友や、子育て支援センターなどで相談して助言をもらうのが良いかなと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/ぽん子著者:下園ひかり
2023年11月21日