やらなくても理解できているうちは、勉強など二の次でいい――そう思っていると、あっという間に学習内容が難しくなり、スピードもアップして「何を勉強していいかわからない」「勉強するのが嫌だ」ということになりかねません。子どもが自ら勉強するようになるには、低学年あるいは入学前からの学習習慣がカギになります。「勉強は毎日するもの」と早い段階で脳に刷り込まれている子は、高学年になってもきちんと習慣として身についているので、自主的に勉強を続けることができるのです。今回は、高学年になってから慌てないために、「学習習慣を身につけるコツ」について紹介します。気づいたらついていけなくなっていた……なんてことも小学校低学年で習う内容はまだまだ簡単で、取りたてて復習に力を入れずとも理解できてしまうものも多いでしょう。そのため、家で勉強しなくても学習内容は身についているし、「高学年になって必要に迫られたら、自分で勉強するだろう」と楽観的に考えている親御さんも多いかもしれません。ところが、中学年の頃から抽象的な内容の学習が増え、突然勉強が難しく感じられるようになっていきます。たとえば、算数でいえば、これまで「リンゴが5個あり、2個食べました」のように日常生活に当てはめて具体的にイメージできる問題が主だったものが、突然「がい数」や「角度」といったイメージしづらい問題が増えるのがこの時期。そして高学年になると、理解できていない部分を家庭学習で補うことが苦痛になり、学習習慣が身についていない子は、勉強から遠ざかってしまうのです。また、ベネッセ教育総合研究所が全国の小学校4年生から中学校2年生までの子どもと保護者を対象に行なった実態調査から、学習習慣に対する親子の認識の差が明らかになっています。「小中学生の学びに関する実態調査速報版 2014」によると、小学生の約6割は、「親に言われなくてもコツコツ勉強できている」と感じているよう。一方で、小学生の保護者の46.7%が「子どもの学習に関する悩みや気がかり」に「学習習慣」を挙げています。「子どもは充分に学習していると感じていても、親の目から見ると不十分」というケースが多いようです。放っておくだけでは子どもの学習習慣はなかなか身につかないといえそうですね。早いうちから「勉強は毎日するもの」という意識づけをすることが、学習習慣を身につけるうえで大切なのです。学習習慣を身につけるコツ1:学習時間は短めに教育者の陰山英男先生は、幼いうちの家庭学習は短期集中型をすすめています。陰山先生いわく、小学校低学年までは、学習時間が長いほど成績が下がる傾向にあるのだそう。「週に一度、長くても30~40分、時間が取れない場合には10~15分でも十分です。それに加えて、1日に5分ずつくらい親と子どもで集中して何かをやる癖をつける。読書、音読、宿題をより丁寧にやるのでも良いので、集中力が高まったものを下げないうちに、迅速にやる。すると時間は短くても、子どもの能力は上がります」(引用元:マナビコ|【陰山英男先生に聞く】子どもを勉強嫌いにさせてしまう親の特徴とは?)また、勉強するタイミングも習慣化することが大切です。「学校から帰ったらまず宿題。それから遊ぶ」といった時間固定タイプでもいいですし、「家に帰ってきたら、18時の夕飯までに30分勉強する」といった所要時間確保タイプでもいいでしょう。夕飯の後は大人もくつろぎたい時間ですから、なるべく親子でゆったり過ごせるように、夕飯の前に学習を済ませておけるとお互いのストレスになりません。もしくは、早寝早起きを実践して、朝学習で勉強するのもおすすめです。学習習慣を身につけるコツ2:子どもに合った勉強場所をチョイス「リビングで勉強をすると学力が上がる」「東大生の多くがリビングで勉強していた」という話を聞いたことがある方は多いことでしょう。もちろん、リビングで勉強するだけで賢くなるわけではありませんが、リビングで勉強することにはいろいろなメリットがあります。小学校入学前から低学年のうちは、自分の部屋でひとりになることを怖がる子も多いもの。風で窓がガタガタ鳴ったり、物音がしたりするだけで、「おばけかな」「誰かいるんじゃないか」と不安になってしまう子もたくさんいます。しかし、リビングで学習すれば、一緒にいる家族の気配に安心できますし、物音で不安になって集中力が削がれることもありません。加えて、リビングという空間自体、人間が集中しやすい場所でもあります。ウェブサイト「中学受験情報局『かしこい塾の使い方』」主任相談員の小川大介さんは、次のように述べています。なぜなら、どういうときに人間が集中しやすいかというと、「リラックスできる空間にいて、かつ適度な緊張感と安心感がある」ときだからです。それは、まさにリビングです。一方、自分ひとりの空間である勉強部屋は、あくまでも自分だけの世界ですから緊張感はなく、集中力も下がりやすい場所だと考えることができる。(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|“リビング学習でかしこくなる” は勘違い。東大生がリビングで勉強する本当の理由)このように、リビングは勉強にぴったりの場所なのです。もちろん、兄弟が多い家庭はリビングだと騒がしすぎる場合もありますし、人によって勉強のスイッチが入りやすい場所はそれぞれですから、一概には言えません。「絶対にリビング」とこだわる必要はなく、子どもにとってベストな環境を選ばせてあげることが大切ですね。学習習慣を身につけるコツ3:声かけのサポート学校から帰ってきてのんびりくつろいでいる子どもに、「勉強はいったいいつするの?」「早くやりなさい」という声かけは逆効果です。私たち大人が子どもの頃を思い出してもおわかりの通り、できていないことを責められるような声のかけ方では、やる気は起きにくいもの。まずは子どもに共感してあげましょう。子どもが「今日は暑くてやる気が出ないなあ」「今日は体育で疲れたから勉強したくないなあ」などと言ったときには、「こんな暑い日に勉強なんてしたくないよね」「疲れてるときに勉強なんて大変だよね」と共感してあげるのです。教育評論家の親野智可等氏いわく、子どもはそれだけで「わかってくれた」と安心するそう。一度は共感してあげてから、頃合いを見計らって「そうは言っても勉強しないとね。半分だけでもやってみたら?」と優しく声をかけることで、素直に勉強を始めやすくなるのだとか。子どもにとって勉強が苦にならないようにするためには、ガミガミ言うのではなく、子どもの立場に立ってサポートすることが大切ですね。***小学校低学年までに、勉強が習慣化していると、高学年あるいは中学生になってからコツコツ学習することが苦になりません。習慣化に大切なのは「楽しく、少しずつ」です。大人が先へ先へと急き立てるのではなく、子どもがペースをつかむまでは焦らず見守ることも大切です。(参考)PRESIDENT ONLINE|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣SHINGA FARM|学習習慣の基礎は幼児期からの“TO DOリスト”にあり!ベネッセ教育総合研究所|小中学生の学びに関する実態調査速報版 [2014] 2 学習態度・学習習慣ベネッセ教育情報サイト|伸び続けていくための学習習慣とは?マナビコ|【陰山英男先生に聞く】子どもを勉強嫌いにさせてしまう親の特徴とは?日経DUAL|親野智可等やっぱり子どもは褒めるに限るこどもまなびラボ|“リビング学習でかしこくなる” は勘違い。東大生がリビングで勉強する本当の理由東洋経済|大流行「リビング学習」は”諸刃の剣”であるこどもまなびラボ|「10歳の壁」ではなくて「10歳の飛躍」!親が我が子の10歳をもっと面白がるべき理由ベネッセ教育情報サイト|小学生の宿題、親の関わり方【前編】子どもの意欲を引き出す言葉と方法
2019年08月29日ついつい口に出てしまう「勉強しなさい!」という言葉。いくら繰り返したところで子どもがやる気を出すようにならないのはわかっていても、黙っていられない!という親御さんはきっと少なくないはず。しかし、主体的に学習する姿勢が子どもに身についていれば、自ら考え行動できるはず。したがって、「勉強しなさい」という声がけは、そもそも必要なくなります。では、どうすれば子どもの主体性を引き出すことができるのでしょうか?勉強の強制は逆効果!?「勉強しなさい!」と机に向かうことを強要し続けると、学年が上がるほど、いわゆる「馬の耳に念仏」に。すると、ますます親のイライラは募り、子どもは「ウザい」と感じるようになり、主体的な勉強からはさらに遠ざかっていくばかり……。そのような悪循環に陥るのを防ぐためにも、なるべく早い段階から「勉強しなさい」という言葉を避ける必要がありそうです。つまり、勉強は強制するのではなく習慣化するよう心がけるのが、伸びる子を育てるポイントになります。実は、成績の良い子ほど親から「勉強しなさい!」と言われていません。良い成績をおさめることができている子は、小学生のころから親にガミガミ言われなくても学習する習慣がついているのです。私の経営する学習塾でも、成績が良い生徒には、「親に言われる前にやる」タイプが多く、彼らは自分で考え、前向きな気持ちで勉強を楽しんでいます。(引用元:安村知倫(2017) ,『子どもの成績を「伸ばす親」と「伸ばせない親」の習慣』, 明日香出版社.)また、東大生の6割は「勉強しなさい」と言われたことがないといいます。彼らは、子ども時代に自主性・主体性を重視した教育を受けてきたおかげで、「好きなことに思いっきり没頭できた」のではないかと言うのは、東北大学加齢医学研究所教授で医学博士の瀧靖之氏。脳は、「好き」「興味がある」とポジティブなレッテルが貼られた情報ならば、思考が深まり、しっかり理解して記憶するようになるそう。「勉強しなさい」「やらなくちゃダメでしょ」などといったネガティブな声かけでは勉強が楽しいものだと感じることができず、拒絶するようになってしまうのも無理はありません。まずは行動を認める声がけをそうはいっても、いつまでも机に向かおうとしない子どもを黙って見過ごすことはできないですし、放っておいても進歩は望めません。まずは現在進行形で子どもの行動を認める言葉かけをするとよいと、学習コンサルタントでステージメソッド塾代表の西角けい子さんは言います。たとえば、宿題をしているときに「宿題、頑張っているね」と、声をかけてみましょう。これは宿題や勉強に限らず、ごはんを食べているときに「おいしそうに食べているね」、ゴロゴロしているときに「疲れているみたいね」といった、子どもの「いま」に対する共感の言葉がけを心がけると、家の雰囲気もよくなり子ども自身も親から行動を認めてもらえると感じるようになり、自信につながってきます。「宿題をやらなくちゃだめでしょ!」「今やろうと思ってたんだよ!」と言い合うような、怒る親とふてくされる子どもという悪しき構図からひとまず抜け出す簡単な方法です。また、「褒めて伸ばす」とはよく言いますが、テストの点を褒めたり成績を褒めたりするのももちろんですが、まずは途中の頑張りを認めて褒めてあげることも大切です。誰が見てもわかるような成果がなくても、姿勢よく机に向かっている、字を丁寧に書いている、難しい問題も投げ出さずに取り組んでいる、というような努力の過程の具体的な部分に注目し、「頑張っているね」「いいね!」と声をかけてあげましょう。これは、いちばん身近にいる親だからこそできること。小さな努力を認められ褒められて育つ子は、やる気も出て、その積み重ねで大きな成果を生むはずです。強制ではなく、きっかけづくりを子どもの「いま」を認め、さらにはテストの結果などがんばった面を評価することができたら、次に、わかっていない部分を親子で確認し合います。そこで親が「こんなふうに勉強してみたら」と提案するなどして、子どもが自分に合った勉強の仕方を発見するきっかけを作ってあげることが、勉強への姿勢を変えていくコツ。勉強して賢くなることが実感できれば、子どもは面白がってそれに打ち込むようになります。例えば練習を重ねて50メートル走のタイムがどんどん早くなったり、あるいはピアノが上手に弾けるようになったりするのと同様、勉強することで賢くなるのは、誰にとっても快感なのだから。賢くなり、難しい問題が解けるようになると、子どもなりに手ごたえを感じてくれるものなのです。(引用元:松永暢史 (2007) ,『子どもを親より賢くする本子どもを賢くする親は、ここが違う!』, PHP研究所.)子どもよりも少しだけ上のレベルの目標を設定し、「この目標を達成させるためにはどうしたらいいと思う?」と声をかけ、一緒に目標を達成するための方法や段取りを考えます。ただし、一緒に考えているようで最終的に親が「こうしなさい」と決めてしまうのはNG。あくまでも、学ぶのは子ども自身。本人から「こういう方法があると思う」という考えを引き出すことが大切です。それによって成果を得ることができれば、自ら勉強に取り組む姿がみられるようになるはずです。子ども主導で勉強時間を決めておくしかし、まずは大前提として、宿題や勉強に取り組む「時間」を生活の中に作らなくてはなりません。そこで親が「夕食前に1時間は勉強するようにしなさい!」と押しつけても、子どものモチベーションは続きません。自分で決めさせて実行させるほうが、子どもの責任感も育つというのは、チャイルドコーチングアドバイザーで桜ゼミナール塾長の安村知倫氏。子ども主導で、平日の何時から何時は宿題、何曜日の何時から何時は理科の復習、といったようなスケジュールを決めさせるのです。まずは、1週間のうちで時間が決まっている行動を書き出し、空白時間を見つけ、そこに勉強時間を設定していきます。ただし、空白時間には勉強だけでなく遊び時間もしっかり組み込み、勉強内容は最終的に子ども自身が決めるとよいといいます。効率的なスケジュールを組むことができれば、親は決まった時間に「そろそろ時間だね」と声をかける程度で済むようになるはずです。これは学習面だけでなく、健康で規則正しい生活を送るためにも有効な手段といえますが、親の協力も不可欠。できるだけスケジュールに沿った時間に子どもが夕食や入浴を済ませられるよう、生活の土台となる部分は崩さないようにしていけるといいですね。努力の「見える化」がさらなるやる気を引き出すさらに安村知倫氏は、子どもが自分で努力したことを「見える化」すると効果的だといいます。壁かけカレンダーを用意して、学校の宿題を含めたその日の家庭学習がきちんとできたら、カレンダーに◯をつけていく。学校のプリントを見直ししたら、ひとつの箱に入れていく。漢字練習や計算などの自学ノートを終わったら、同じ場所に積み上げていく。カレンダーに◯が並んだり、箱にプリントがたまったり、ノートが積み重なったりしていけば、頑張った証拠が目に見えることで満足感が得られ、さらなるやる気を引き出すことができるのです。この「見える化」した部分を親も一緒に喜ぶようにすれば、ますます効果的かもしれません。前述しましたが、親だからこそ知ることができる努力の過程を見逃さないことが大切です。テストや試験の「結果が全て」ではなく、それまでの努力が大切で尊いものだとわかっている子どもは、学習習慣が自ずと身につき、いずれ成績に反映されることでしょう。***家事や仕事を「頑張りなさい」と言われるよりも、「頑張っているね」と言われたほうがモチベーションを保てるのは、大人も同じ。何かを「やりなさい」と言われると逆効果になることが多いのは、振り返ってみれば合点が行くのではないでしょうか。「勉強しなさい!」を封印することができれば、親も子も少しずつ良い方向へ変わっていくはずです。文/酒井絢子(参考)こどもまなび☆ラボ|「勉強しろ」は逆効果!統計でわかった、親が本当にやるべき3つのことベネッセ 教育情報サイト|「勉強しなさい」よりも効果的!?な、子どもの学習意欲を高める関わり方PRESIDENT Online|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣「勉強しなさい」と言わない理由SankeiBiz|「勉強しなさい」は逆効果勉強嫌いな子を変貌させた家庭の特徴安村知倫 (2017) ,『子どもの成績を「伸ばす親」と「伸ばせない親」の習慣』, 明日香出版社.明光2020教育改革室 (2018) ,『開始5分の「振り返り」から子どもの学力はぐ〜んと伸びる!』, 主婦の友社.西角けい子 (2010) ,『子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!−−普通の子が次々日本一になったニシカド式勉強法』, ダイヤモンド社.小林公夫 (2009) ,『「勉強しろ」と言わずに子どもを勉強させる法』, PHP研究所.江藤真規 (2009) ,『勉強ができる子の育て方』, ディスカヴァー・トゥエンティワン.汐見稔幸 (2007) ,『親子のハッピーコミュニケーション』, 岩崎書店.瀧靖之 (2018) ,『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える究極の子育て「賢い子」は図鑑が育てる』, 講談社.松永暢史 (2007) ,『子どもを親より賢くする本子どもを賢くする親は、ここが違う!』, PHP研究所.
2019年07月14日世の中に「勉強が大好き」な人は、いったいどれくらいいるでしょうか?子どもだけでなく、大人の実社会を見渡しても「勉強が大好き!」という人に会うのはとても難しいことかもしれません。東大を首席で卒業し、現在は執筆業やコメンテーターとしても活躍する山口真由さんも、これまでの著書のなかで「勉強は楽しいものではない」と率直な感想を述べています。ただ反面、「その楽しくない勉強にも、すごくいい部分がある」ということも強調されています。「勉強しなさい!」と我が子にいうのは簡単ですが、「なぜ勉強をするのか」という具体的イメージの共有も大事なこと。そこで、山口さんが感じてきた、「勉強の良い部分」と、「勉強するうえで忘れてはならない大切なこと」をレクチャーしてもらいます。構成/岩川悟(slipstream)写真/川しまゆうこ勉強の良いところは、やればやっただけ成果が出ることわたしがこれまでの人生で努力を費やしてきた「勉強」について、思うことをお伝えしたいと思います。勉強の良いところは「やればやっただけ成果が出る」ところだと考えています。たとえば、音楽やスポーツなどは、プロとして稼いで裕福に生活していけるのは上位5%程度の厳しい世界。でも、勉強は活躍できる裾野が広く、勉強さえしていればがんばったぶんだけなにかが確実に手に入ります。つまり、たとえ勉強で上位5%に入れなくても、勉強したことが無駄になることはないのです(もちろん、音楽やスポーツの分野でも上位5%に入れなかったからといってそれまでのすべてが無駄になるわけではありませんが)。勉強はオール・オア・ナッシングではなく、社会にさまざまな受け皿があります。そのため、社会で生き抜いていくためには、じつは勉強はかなりコストパフォーマンスが良い方法だと見ることができます。なにごとも、将来の目標をしっかり持っていれば、努力を続けていくモチベーションになります。でも、ぜひみなさんにお伝えしたいのは、たとえその目標に勉強が必要なさそうに思えても、勉強はしておいたほうがいいということです。勉強がいつ役に立つのかは、人それぞれです。もちろん、受験や就職だけに役立つものではありません。勉強で得た知識そのものが役立つこともあれば、考える力や課題解決力、分析力、計算力など、人生のあらゆる場面において勉強した経験は役に立ちます。勉強をすれば、そのぶんだけ活躍できる場所が社会には用意されているのです。勉強でなにより大切なのは、細かく区切った「目標」を持つことわたしは、目標を達成するために、勉強をするという考えを持っています。となると、勉強でなにより大切なのは、まず「目標」を持つことになります。ただ、勉強を手段と割り切るだけでは、ふだんの勉強を続けていくのを難しく感じる人もいると思います。遠い目標や「なりたい自分」を思い描くのは大きなモチベーションになりますが、それだけでは、勉強の苦痛に耐えることが難しいのも現実。そこで、勉強の効果を上げるためには、最終的な目標だけでなく、その過程での小さな目標をいくつか立てることをおすすめします。たとえば、資格試験に臨むなら、そのための模試の判定でもいいし、TOEIC®なら、いまのスコアよりも少しだけ上のスコアを目標にするのです。このときのポイントは、少しがんばれば手が届くくらいの目標を設定すること。高い目標を設定して達成できずに挫折感を味わってしまうと、「根拠のない自信」も傷ついてもとも子もありません。具体的な目安としては、いまのプラス5%程度の目標値を考えると良いと思います。気合だけで勉強を続けることはできません。でも、小さな目標をクリアしていく「達成感」を意図的に配置していくことで、少しずつ最終的な目標へと近づいていけます。また、適度な負荷をかけ続けることで、ストレス耐性も増していくでしょう。※TOEIC®はエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。この製品はETSの検討を受けまたはその承認を得たものではありません***勉強というのは、覚えるべきことをひたすら覚え、同じルーティンを繰り返していく、まさに忍耐の作業です。でも、そこに苦痛を感じるのは子どもも大人も同様であって、むしろそれは正常なことなのです。ではなぜ、勉強をしなければならないのか――。それは、目標を達成するため、社会で生き抜くための手段といえるでしょう。もし、「勉強は楽しいものだ」と思える瞬間がくるとすれば、それはゴールに辿り着いたときなのかもしれません。そんなゴールを迎えることができるよう、子どもの勉強を考えていきたいものですね。※今コラムは、山口真由著『東大首席が教える 賢い頭をつくる黄金のルール』(セブン&アイ出版)をアレンジしたものです。『東大首席が教える 賢い頭をつくる黄金のルール』山口真由 著/セブン&アイ出版(2019)【プロフィール】山口真由(やまぐち・まゆ)1983年、北海道出身。東京大学法学部在学中3年次に司法試験、翌年には国家公務員Ⅰ種に合格。学業成績は在学中4年間を通じて「オール優」で4年次には総長賞も受けるなどし、同大学を卒業。卒業後は財務省に入省し、主税局に配属。2008年に退職し、翌年から2015年まで大手法律事務所に勤務し企業法務に従事。その後、1年間ハーバード・ロースクールへの留学をし、ニューヨーク州弁護士資格も取得。現在は、テレビのコメンテーターや執筆でも活躍している。レギュラー番組として、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系/毎週月曜コメンテーター)。著書には、『東大首席が教える超速「7回読み」勉強法』、『東大首席が教える「間違えない」思考法』(PHP研究所)、『リベラルという病』(新潮社)、『東大首席・ハーバード卒NY州弁護士と母が教える 合格習慣55 家庭でできる最難関突破の地頭づくり』(学研プラス)などがある。
2019年06月21日「24時間勉強していると思いますよ。寝る間もないので寝ながら勉強していると思います」ニューヨークにいる小室圭さんの近況を問われ、こう答えたのは、小室さんの代理人を務める上芝直史弁護士。1月22日に発表された文書は大きな波紋を呼び、連日この話題を取り上げるワイドショーの論調も手厳しい。しかし上芝氏によれば、小室さんに慌てる様子はないという。「ご自身のコメントが誤読や誤解されるかもしれないと、圭さんは想定していました。コメントへの評価も、ネットの記事を読んで把握しているでしょう。現在、日本で言われていることも、圭さんの想定から外れているものはありません」国民からの“猛批判”も想定内。眞子さまとの結婚への障害とは考えていないようだ。「ここにきて眞子さまとの“再会計画”が現実味を帯び始めているようですからね。眞子さまが今年の7月、南米のペルーを訪問する方向で調整が進んでいるのです。日系人の移住120年となった両国を訪れ、親善を深めるそうです」(皇室担当記者)日本からペルーへの直行便はなく、アメリカのロサンゼルスやニューヨークを経由することが多い。「ニューヨークに留学中の小室さんは、5月中旬の期末試験が終われば夏休みに入ります。借金トラブルが国民的な大騒動となっている現在、日本への帰国が難しくなっている小室さんですが、経由地となるアメリカで眞子さまを出迎えるならば実現の可能性はあります。眞子さまは自室にこもって、毎晩のようにスマートフォンで小室さんと連絡を取られているそうです。すでに“夏休みの再会”を具体的に相談されていることでしょう」(前出・皇室担当記者)もし再会が叶えば、昨年8月に小室さんが渡米して以来となる。数々の障害を乗り越えようとする2人の期待は膨らむばかり――。
2019年02月13日親の自分が勉強嫌いでも、子どもには勉強をしてほしいと思う人は多いですよね。とはいえ、子どもだって勉強が嫌いだという子は多く、うまく勉強意欲をかきたてるにはどうしたら…と悩む親は珍しくありません。そこで今回は、子どもの勉強意欲をかきたてる遊び方を3つご紹介いたします。1. 粘土遊びや工作遊びで想像力をつける粘土遊びって、いくつになっても楽しく、ずっとやっていられますよね。特に、何かを作る遊びが好きな子は、世の中にどのようなものがあるのかに興味があり、「ケーキを作りたい」と思ったら、ケーキとはどのような形か、何が乗っているのか、どうしたらリアルに作れのるかと考えるのです。より正確に作りたいと思ったら、まずはその物について調べる必要がありますよね。また、想像で何かを作ったとしても、本当にこんな物はあるのかと確認してみたくなるでしょう。そうしていくうちに、世の中への興味がどんどん膨らんでいくのですね。粘土でも工作でもパズルでも、どうしたら自分の思い描いたものを作り出せるか、どれだけ想像力を膨らませられるのかが鍵なのです。2. トランプやかるた遊びで記憶力をカードゲームは記憶力を育てるにはピッタリ。トランプでの神経衰弱や、かるた遊びでは、どこに何が置いてあったかを記憶していかなければいけないため、とても頭を使います。また、かるたでは文字を読む力も養えるでしょう。日本語を読んだり聞いたり、何かを記憶していったり…、そういう力を育てていければ、普段の勉強にも役に立ちますね。3. 手紙や交換日記で書く力を今ではメールやLINEが主流となっているため、手紙を書くという機会は減りましたが、文章を書くということは、自然と書く力を育てることへと繋がります。友だち同士の手紙、親との交換日記など、なるべく「書く」ということを意識して続けてみてください。子ども1人だけではなく、親や友だちも楽しく学べることでしょう。授業で言葉を書くのと、自分の気持ちを文章に書くのとでは頭の使い方が違うため、手紙や交換日記を続けることで、書く力だけではなく、文章力も自然とついていきますよ。いかがでしたか?楽しく学べば、それだけ子どもの力として蓄えられていきます。つまらないと思いながら勉強しても、まったく身には入らないのです。学ぶことをどれだけ楽しもうとするか、それが、勉強意欲をかきたてるためには必要なのですね。
2019年01月22日夏は園や学校は長い夏休みになりますね。旅行やお出かけなどの予定もあるでしょうが、毎日というわけではないですよね。長いと思いながらも、ダラダラ過ごしていてはあっという間に時間は過ぎてしまいます。夏を有意義に過ごすことはとても大切です。休みの勉強はどのくらい、どんな風に取り組めばいいのか。さらにどんなことを行えばよいのかを見てみましょう。・夏休みにやってほしいこと 1位は勉強休みが続くからと言って毎日ダラダラ過ごしてほしくはないですよね。夏休みに子どもにしてほしい事のアンケート結果です。1.勉強2.お手伝い3.遊び4.自由研究5.スポーツ※「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート有効回答2036名1位~3位は僅差ですが、勉強がリードする結果となりました。実際、夏休みは1学期の復習に最適で、2学期に向けて成績を伸ばすのに効果的です。園児には関係ないと思うかもしれませんが、小さい内から少しでも机に向かう習慣をつけることは今後の学習習慣の手助けとなります。そして意外かもしれませんが3~6歳の子はお勉強が大好きです。長い夏休みの間に、1日1回お勉強する習慣を始めてみましょう。・夏休みの勉強のコツ小学生の1日の勉強時間の目安は「学年×10分」と言われます。1年生は10分、3年生は30分ということですね(受験をする場合は「学年×20分」ともいわれます)。もちろん本人のやる気があればもっと勉強させるのは構いません。しかし、夏休みは学校がないからもっと勉強した方が良いのでは・・・と不安になりこれ以上の時間を無理にさせてはいけません。1日に長く勉強をするよりも、少しの時間でよいから毎日机に向かう習慣をつけた方が力になります。そもそも、子どもの集中力も続きませんよね。3~4年生になってきたら、1学期の苦手な分野を補習し苦手を克服しておきましょう。親が1学期のテストなどを分析して、教えてあげたり練習させたりします。特に算数はつまずいてしまうとその後の積み上げができずどんどん分からなくなってしまいます。ただし、苦手な部分は子どもが嫌いな部分でもあります。例えば漢字が苦手な子に書き取りの練習やドリルばかりさせるのは、余計に嫌いにさせてしまう可能性があります。漢字かるたや学習漫画を読むなどして、楽しく学ぶ工夫をしましょう。歴史が嫌いな子を、夏休みに歴史館や史跡に連れて行ったら歴史好きになったという例もあります。苦手克服のための工夫を色々考えてみましょう。・入学前の勉強のコツまだ入学していない幼児の場合、どんな勉強をしたらよいのでしょうか。基本的に興味を持つものならどんなものでもいいと思います。たくさんの選択肢を用意して本人に選ばせると、自分で選んだので責任を持って取り組みますし、やる気もアップします。選ぶ際の基準は、本人が “一人で” “簡単に” “楽しく” できるということです。子どもはできないことがあると一気にやる気が失せてしまいます。「できた経験」を積み重ねることでどんどんやる気が出て自ら取り組むようになるのです。終わったらしっかりと褒めてあげることも忘れずに。間違っていた場合でも「最後まで取り組んだ」「ふざけないで出来た」など、褒めるポイントはたくさんありますのでうまく見つけてあげてくださいね。幼児用の教材は書店にも色々ありますが、最近はインターネットで無料ダウンロードできるプリントがたくさんあります。参考サイトをご紹介します。・幼児の学習素材館・キッズステップ・プリントキッズ他にも、塗り絵や迷路、読書などどんなものでもいいと思います。間違い探しなども子どもは喜んで取り組みますよね。「勉強」という枠組みにとらわれず、まずは楽しく机に向かう習慣をつけましょう。・夏休みにしかできない経験を!机に向かうだけが勉強ではありません。空いた時間は、通園・通学時には出来ない経験をたくさんさせてあげましょう。・昆虫飼育・サマースクールに通う・博物館・動物園などに行く・家庭菜園・料理づくりさらに2学期に行う学習内容が分かっていたら、つながる体験をさせてあげると授業の理解が深まります。例えば理科で天体学習をするならプラネタリウムに連れていく。歴史の勉強をするなら関連する施設・史跡に連れていく。ゴミ問題を学ぶならゴミ処理場を見学するなどです。机で学ぶだけでは理解が難しいことも、体験したことは理解しやすく記憶にも残りやすくなります。私の息子が行きたい博物館・水族館は全国にいくつかあります(神奈川在住ですが、愛知・福井・兵庫・九州など)。車で1~2時間程度なら普段の休みで連れていくのですが、飛行機ではないと行けないような場所もあり普段は中々難しいですよね。今年はその中から1つ選び、旅行として行ってみようと思っています。せっかくの長い休みですから普段できない所に行くのもいいですね。そして大前提として、早寝早起きを含めた規則正しい生活を送るということを忘れずに。夏休みが終わった後の生活にスムーズにシフトできるようにしておく必要がありますね。
2018年08月10日筆者は、この春から中学生になった男の子と、5年生になる女の子の母です。勉強はほとんど学校と塾任せ。先生達にまかせておけば大丈夫だろう!と、のんびりあぐらをかいている母親です(笑)そんな筆者は有元秀文氏の著書「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)を読んで、今、衝撃が走ってるんです……。そこで、今回と次回と2回にわたって、同書を参考に地頭のいい子どもにするための方法をご紹介いたします。Greyscale / PIXTA(ピクスタ)■ 「勉強ができる頭のよさ」とは違う「地頭のよさ」ってなんだろう?Kazpon / PIXTA(ピクスタ)あなたの身近な人で「この人、頭がいいな」って思う人いますか?計算が早かったり漢字をたくさん知っている人は、確かにすごいなぁ~とは思いますが、「頭がいい人」とはちょっと違うかな……。有元氏の著書の「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」のなかでは、考える力意見を述べる力記述する力討論する力調和する力これらの力がある人が「地頭がいい人」で「頭のいい人」といっています。そんな人を羨ましいと思うし、子どもにもそんな力があればいいなとは思いますが、これらは持って生まれたものなので、親の力ではどうすることも出来ないのでは?と思ってしまいます。そのぶん、これから何とかできそうな「学力アップ」に力を注ぎたくなるのですが、実は「地頭」も努力しだいでどうにかなるそうですよ!■ 「地頭」は学校では良くならない!学校でつく力、つかない力とは?Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)「学歴がよい」「学力が高い」という、かつては武器になったスペックも、その威力が効かなくなっていきます。いまでさえそうなのですから、あと10年も経てば、この傾向がより強くなるのははっきりしています。そうなったときに求められるのは、客観的に数値化されない「地頭」なのです。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-勉強さえ頑張ってれば大丈夫。そんな時代は終わったようです……。「勉強ができるだけの使えないヤツ」そんなレッテルを貼られた人生を、子どもに送ってほしいはずがありません!でも、うちの息子を例に挙げるなら「地頭」が良いとは言えないかな……(笑)。考える力…オリジナルを生み出すのが苦手。意見を述べる力…自分の考えを伝えるのが苦手。記述する力…考えを文章に起こすのが苦手。討論する力…意見がぶつかるくらいなら引っ込めちゃう。調和する力…人に合わせるなら一人でいた方がラクみたい……。これじゃちょっと、まずいですよね……。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)では「地頭」を良くするには、どこでどう学べば良いのでしょうか?日本の学校教育は、「一人の教師が効率よく大勢の子どもたちを指導する」ことに主眼が置かれているのです。教科書一冊を終わらせるというカリキュラムを消化するのに、教師はある意味必死です。未だに点数至上主義、詰め込み主義でついて行けない子どもたちを置いてきぼりにするような教育がまかり通っているのは合理的ではありません。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-個々の特性を見抜いて「頭のいい子」にしてくれないかしら?しかし、学校には頼れそうもありません。学校でつけられない力なら、家庭で力をつけるしかないじゃないかという結論にいたるわけですが、一体どうすれば良いのでしょうか?■ 頭のよい子の家庭には、必ず「会話」がある。HAteruma / PIXTA(ピクスタ)お子さんと一日どのくらい会話をしていますか?うちの中学生になった息子は、自分の事を進んではあまり話しません……。反抗期なんだと片付けてしまえば、それはそれでラクなのですが、母の私は「聞きたがりで知りたがり」。一方的に私が質問をするのですが、「別に」とか「普通」とか、あいまいな返事をされてしまい、終いにはイライラしだすという……。思ったような回答が得られないと「それは違うでしょ?」なんて言ってしまいますし、理想の答えを求めた話の聞き方をしているな……と反省することもよくあります。家庭でのコミュニケーション、親子の会話はその子が将来人間関係を作るベースとなり、人間的な魅力を生む基礎となります。親子の会話はおろそかにしてはいけないのです。親に話したばかりに怒られたり、自分の行動や考えを否定されたりすると、子どもは「親に話さない方がいい」と思うようになってしまいます。これが、親子の会話がなくなる原因の一つだということは間違いありません。-「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」より-「グサリっ」。ちょっと思い当たる節があるのは、私だけでしょうか?著書を読み進めて行くと、子どもに話しかける事は問題はなさそうですが、筆者の「質問の仕方」に問題があったようなんです。次回は、「質問の仕方」、親が試される「質問力」について触れていきたいと思います。【参考】※「学力をグングン伸ばす親の『質問力』」(扶桑社刊)
2018年05月12日勉強は断固拒否!こんな状態で、将来だいじょうぶ?Upload By かなしろにゃんこ。息子リュウ太は気がのらないことは暴れてでも徹底的に拒否する性格!中2で反抗期真っ盛りのころは「受験勉強やりなさい!」と買ってきた問題集を広げて促しても「問題集を見ると気分が悪くなるから見せんな!」と反抗するばかりで、私の言うことは聞いてくれませんでした。こんな状態で、将来この子はだいじょうぶなのかな?と心配になるぐらい、自由に怠惰に生活する息子でした。就活するならPCスキル必須!?リュウ太を早くからパソコン慣れさせようと…Upload By かなしろにゃんこ。そんなとき、仕事で、障害者雇用のコンサルタントをされている方にお話しを伺う機会がありました。発達障害がある子の就職でも、「基本的な挨拶や礼儀を身につけることに加えて、パソコンを使えるようにしておいたほうが良い」とアドバイスをいただきました。パソコンといってもインターネットができる程度のスキルではなく、ExcelやWordなどの事務系ソフトをある程度扱えるようになっておくほうが良いということでした。就活だなんてその時はまだピンときませんでしたが、「就活はあっという間にやってきますよ!準備しておいたほうがいいでしょう」と教えてもらい、「よっしゃ!うちも息子に徐々に教えていこう!」と決意。最近は中高生でもスマホを持つ時代で、若者のパソコン離れが指摘されています。わが家も、自宅にパソコンはあるものの、息子の使用頻度は低かったので、今のうちに何かソフトの操作を教えてパソコン操作に慣れてもらおうと考えました。絵を描くのがスキな息子。まずは、画像編集ソフトからスタート!Upload By かなしろにゃんこ。私のパソコンにはグラフィック系のデザインソフトかマンガ制作ソフトしか入っていません。事務系ソフトはない…。でも、まずはパソコン操作に慣れてもらうことが大切!「絵を描くことからはじめれば覚えやすいかな?」ということで、息子の機嫌が良い日に「フォトショップっていう画像編集ソフト、覚えてみない?」と誘ってみました。息子は絵を描くことがスキで、このソフトにも以前から少し興味がある様子でした。でも、「やりたい教えて~!」とは言わず「やってもいいけど」と、「お前何様だよ…」ってツッコミたくなる返事でした。思春期の子はその辺も難しい!完全に照れ隠しな返事です(笑)ソフトの扱いを教えてみると、普段は人の話を落ち着いて聞くことができない息子なのに、集中して覚えてくれました。話を聞いてくれると親も欲を出して「この波にのってドンドン教えたい」とアレコレ伝えてしまいます。「お母さんの説明は、早くて分からない」と怒りだすこともありましたが、何日間か続けて教えると機能を覚えて、自分だけでスラスラ操作し、好きな絵を描いて楽しめるようになりました。ソフトの面白さにハマってくれて「毎日やりたい」と言うので、私が使わない早朝の時間だけ自由に使っていいルールにしました。すると、寝坊助の息子がパソコンやりたさに朝5時半に起きるようになりました!驚きです。好きな音楽をヘッドホンで聴きながらルンルン♪で2時間絵を描いてから学校に行くようになりました。リュウ太って、2時間座って作業ができる子だったんだ!Upload By かなしろにゃんこ。この子って2時間座って作業ができる子なんだ~と感心したものの…学校の先生から「最近リュウ太くんが授業中に本格的に寝るんですけど、夜はちゃんと睡眠とれていますか?」と聞かれてヤツめ、学校で寝ていやがったのかーーーーー!!(怒)と言うわけで、その日から平日の早朝はパソコン禁止にしました。それでも、息子が落ち着いて作業できるようになった姿を見るのはうれしいものです。高校生になってからは、自分で安いパソコンを買い、いろんなソフトを楽しむように。操作にも慣れ、少しは成長しました!そんな息子も、今年は成人に。本当にあっという間に大人になってしまいました。あ、就活の準備は…まだまだ親が思うようには進んでいませーーーん(焦)そんなわが家に今ドンピシャな本がこちら!就活アドバイスをくれたコンサルタントの方の著書です。子どもの就活前にどんな準備が必要か参考になりますよ。
2018年01月09日中3の通知表をもらう日、救急車に乗るほどのケガをした息子LDの息子が通う中学校は2学期制なので、10月上旬に1学期の修了日があります。修了日は通常授業と修了式を受け、中3になって初めての通知表をもらう予定でした。中2までの通知表は5教科オール2でしたが、ここのところテストの点も上がっていた息子。人が変わったかのような頑張りを見せていたので、この日の通知表を本人も私もとても楽しみにしていました。子ども達を学校へと送り出し、家で仕事をしていたところ、10時頃、息子の通う中学校から電話がかかってきました。体育でバスケットの授業をしていた際に相手プレイヤーと接触し、転倒したとのことです。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ意識はしっかりあるものの、転倒した際の記憶がまったくないというリク。救急車で救急隊員の方から説明を受け、脳外科のある病院に搬送されることに。検査結果は外傷性クモ膜下出血、そのまま入院することに…Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ確かにリクの様子はいつもと違っていました。意識はあるものの、話すリズムや表情、目の焦点が合っていないのです。それなのにこの子、この後に及んで勉強する気なの!?母ちゃんびっくりだよ!目標や夢を抱え、地道に努力を続けていた息子Upload By ひらたともみ私は不安をみせまいと明るく振舞ったまま病院を後にしていったん帰宅し、言われた通り勉強道具を抱え、学校に寄り、通知表を受け取りました。そして通知表を開いたら…。Upload By ひらたともみそこに並ぶのは、3と4の成績。これまで5教科オール2だったのにも関わらず、です。勉強や進路に関しては本人に任せていましたが、普通科高校への進学を希望しているLDの息子に対し、私は心のどこかで息子が無謀な希望を抱いているのではないかと勝手に決めつけていました。元々あきらめないことの大切さを子ども達に教えていたのは、私だったのに…。息子は、自分の抱えるLDの困難さを理解した上で、それでも何倍も努力することで「ようやく人よりプラス1になる」ということを知り、私たち親の知る以上に目標やら夢やらを抱え、地道にただただ小石を集めるように、コツコツと勉強し、中3ではじめて「4」の成績を得られるまでになっていたのです。通知表を見たとき、空に向かって叫びたくなるくらい感動しました。頑張った者が報われ、LDだってできるんだ!と思うと、心から息子を誇らしく思え、肩を震わせて泣きました。しかしこのケガで、リクはリスクを背負ってしまいました。どうしよう‥‥どうしよう…。今頭の中はそればかりです。このお話は、もう少し続きます。
2017年11月29日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が8日、それぞれ自身のSNSで3ショット写真を公開し、"リアルSNS勉強会"中であることを報告。また、ツイッターの相互フォローも開始した。稲垣はツイッターとブログで「撮影終わり只今リアルSNS勉強会中!今から二人をフォローします」、草なぎはツイッターで「S NS勉強中!今から二人フォローしまする」と報告。香取もツイッターとインスタグラムで「リアルSNS勉強会ちう.今から2人をフォローします!」と伝えた。3人の相互フォローに「ステキなフォローしあいっこ」「待ってました」「是非是非3人で会話してね!」「これから…お互いのやり取りが見られるのを期待しています」とファン歓喜。また、「3ショット最高です」「3人の素敵なショットが見れてとっても幸せ」 「3人ともかっっっこいいです!!」と写真も反響を呼んでいる。
2017年11月09日学生はもちろん、社会人になっても資格や商品知識など、日々勉強することって多いですよね。ちょっと憂鬱な時は、彼氏や気になるカレと勉強デートがおすすめです。恋人でも恋人未満でも楽しめる理由をお伝えします。■・自然に誘える付き合う前は、彼に警戒されないようにいかに自然に誘うか、悩んでしまいますよね。そんな時こそ、勉強はちょうどいい口実になります。片想い中の先輩に「分からないから教えてください!」というのもよし、彼氏に「家だと集中できないんだ・・・」と言って、それぞれの内容を隣で勉強するのもいいでしょう。特に学生なら、テスト前はチャンスです。周りが遊んでいない時期だからこそ、2人で会うことでカレとの距離を一気に縮められること間違いなし。ちょっと抜け駆けして、カレと2人の時間を作っちゃいましょう!■・一石二鳥!時間を節約できる!社会人は仕事、学生は学校にバイト・・・と、日々忙しいですよね。そんな中で、恋愛に時間を費やすのがもったいないと思ってしまうかもしれません。でも勉強と恋愛を同時にこなせば、一石二鳥ですよ。休みの日に1人だとダラダラ過ごしてしまうくらいより、カレとのデートと勉強を同時にできたらお得といえます。勉強しなきゃと思いつつ、カレのことを考えてしまったり、LINEが気になってしまったり、集中できないことってありますよね。でも「明日はデートだ!」と思えば、嫌な勉強を乗り切ったり、当日の朝も早起きできるはず。デートというご褒美を用意して、一緒にいない時間も効率アップを図りましょう!■・真面目な一面を見せあえる勉強デートの1番の魅力は、お互いの真面目なところが見られるところです。友達以上恋人未満で、普段はふざけ合っている彼の真面目な姿を見るのって、何だかドキドキしますよね。ただし彼が真剣に勉強している姿に、見とれたり、たくさん話しかけてしまうのはNG。彼のギャップに惹かれるのと同様に、自分自身の真剣な姿を見せて彼に魅力を感じてもらいたいところ。長い付き合いの恋人同士でも、初デートでも、ギャップは恋を盛り上げます。彼とのデートにテンションを上げすぎることなく、真面目に勉強もしてくださいね。▼彼氏がほしい人はこちら恋活・婚活がしたい人のためのマッチングアプリ15選■・近い距離にいられる!勉強しよう、となったら図書館やカフェ、お家などに行くことが多いですよね。これらの場所では、比較的自然にカレとの物理的距離を縮められます。片想いの彼に、間近で「ここ教えて」と話しかけるもよし、大好きな彼氏に息抜きとしてイタズラを仕掛けるのもアリです。付き合う前のデートだと、距離が近いからこそ緊張してしまう、なんてこともあるかもしれませんが、遠慮しすぎず、彼にアプローチしてみましょう。ただし勉強の妨げにならないよう、タイミングはしっかりと見極めてくださいね!■おわりに「勉強デート」と言うと、高校生のような甘酸っぱい恋を想像するかもしれません。しかし、大人になってもその甘酸っぱさは残しつつ、お互いを高めあえるチャンスです!ぜひ気になるカレを誘ってくださいね。(石川芽衣/ライター)(ハウコレ編集部)(あかねぴ@akanepi0426/モデル)(かしゅかしゅ@cashe_cashe2525/撮影)▼彼氏がほしい!恋活・婚活がしたい方はこちら【最新版】目的別・おすすめのマッチングアプリ15選
2017年10月07日スキルアップのために勉強したい。資格や英会話に挑戦したい。そして、勉強しながら、痩せたい。太りたくない。そんな時は、勉強ダイエット。勉強の消費カロリーについて知り、勉強ダイエットをマスターしましょう。一石二鳥の「勉強ダイエット」?スキルアップのために勉強したい。資格や英会話に挑戦したい。そんな向上心でいっぱいな時、ふと思うのが、もしかすると勉強すると太るかも?という不安。確かに学生時代勉強していた時は、結構太ってしまった記憶があります。確かに勉強中は基本的に動かないので、あまりカロリー消費はしなさそうですし、それに、ついつい甘いものが欲しくなってしまうこともありますよね。勉強はしたいけれど、太りたくない!勉強は太るの?勉強による消費カロリーは?勉強しながら痩せるのって可能なの?そんな疑問を解消しつつ、勉強しながら痩せられる方法について、見ていきましょう。勉強による「消費カロリー」は?勉強による消費カロリーは、1時間で100キロカロリー程度とされています。これはごはんを茶碗に1杯程度のカロリーですので、すごく高い数値ではありませんね。勉強時に消費するカロリーは、脳を使うことによって消費されています。脳をフル回転させるほど、消費カロリーも多くなりますので、集中して勉強しているときほど、多くカロリーを消費できます。だらだら勉強するよりも、しっかり集中したほうがダイエットにはよいということですね。勉強にとってもメリットのあることですので、ぜひ、集中して勉強に取り組みましょう。勉強ダイエットの”メリット”って?勉強ダイエット最大のメリットは、勉強という本来の目的を達成する副産物として、ダイエット効果が得られる点です。勉強による消費カロリーは、確かに高くはありませんが、勉強が主目的である以上、ダイエット効果はあくまでおまけです。勉強してスキルアップして、さらにダイエット効果まで得られるのですから、こんなにおいしいことはありません。勉強することで、脳はカロリーを消費しますので、基本的には勉強をしていけば、痩せていくという法則にはなっています。それでは、なぜ、勉強していて太ってしまい人がいるのでしょうか?勉強ダイエットで太る?勉強は、本来は脳がカロリーを消費する為、痩せる効果が期待できるはずです。ですが、勉強をして太ってしまう人がいるのも事実。その理由は、勉強中のつまみ食いにあります。勉強をすることで、脳が糖を消費し、甘いものが欲しくなることがあります。このとき、多くの人が選びがちなのが、チョコレートです。チョコレートは糖分が多く、脳の疲労にはもってこいなのですが、脂質が多く、太りやすいのも事実です。なんとか、チョコレートを避け、低カロリーなもので、口さみしさを紛らわすのが、勉強ダイエットの成功のコツと言えそうです。もちろん、お腹が減ったからと言って、菓子パンなどをもりもりと食べてしまったら、痩せるどころか、太ってしまうことでしょう。菓子パンは、ダイエットを考えるなら、厳禁と覚えておいてくださいね。また、甘い飲み物やクリームがたっぷり入ったコーヒーなども、太りやすいので、さけるようにしましょう。勉強ダイエットのお供は、”ローカロリー”な間食勉強ダイエットのおともに、ローカロリーな間食を用意しましょう。カロリーは低くても、口さみしさが紛らわせて、しかも美味しい間食は、ダイエットの味方でもあります。噛んで痩せよう、「ガム」ガムは、お菓子の中では低カロリーで、ずーっと噛んでいられるので、ダイエットにはぴったりの間食です。好きな味を数種類そろえておいて、飽きないように食べましょう。噛むことで、あごの運動にもなりますので、二重あごの解消にも役立ってくれますよ。ミネラル補給、「梅昆布」コンビニでも売っている、梅昆布は、昆布と梅のミネラルが豊富で、しかも低カロリー。昆布はお腹の中でふくらむため、腹持ちがいいのも嬉しい点です。よく噛んで食べることで、満腹感も得られやすいので、勉強中は常備しておきたいおやつです。本当にお腹が減った、いっそ「おにぎり」もう、本当にお腹が減ったときは、いっそおにぎりを食べましょう。米は炭水化物の中では、栄養豊富で、おにぎりであれば脂質も少ないので、菓子パンやドーナツを食べるよりは、はるかにましです。おにぎりは玄米にすると、さらにミネラル豊富で腹持ちもよくなるので、おすすめです。勉強の息抜きには”ストレッチ”と”アロマ”勉強の息抜きにはストレッチとアロマがおすすめです。なぜなら、どちらも太らないから。ストレッチは勉強で固まった体をほぐしてくれますので、1時間おきくらいに行うようにするとよいでしょう。アロマは、勉強中は集中できるように、グレープフルーツやしゃっきりするミントを使用するとよいでしょう。勉強後はリラックスできるように、ラベンダーやイランイランなど、ゆっくりと眠れる香りをチョイスするとよいでしょう。勉強して、”スキルアップ”!さらに”スタイル”もアップ!さあ、勉強をして、スキルアップを目指しましょう。そして、賢いあなたは、そのついでに、ダイエットもして、一石二鳥のおいしいダイエットを達成してしまいましょう!!
2017年08月23日過去問を見るだけで生命力ダウン!?Upload By かなしろにゃんこ。うちの子は今大学生になりましたが、それまで本当に勉強をやりませんでした。小学校のときは授業中に寝ていることが多かったし、勉強をする時間があるなら工作や絵を書いていたいという子でした。中学では数学と英語の塾に通っただけで他の教科はヤヴァイくらい点数が悪かったので、なんとか家庭で自力で学習させようと過去問を買ってきたり、受験勉強のやり方を説得したり…私はかなり焦っていました。しかし、勉強しよう!と誘っても反抗期ですから反発がスゴくて、「過去問見るのイヤだ!やりたくない!」とか「やってもムダ」などと言っては勉強から逃げてばかり。それはそれは頑なに避けまくっていたので、何がイヤなのか聞いてみると、どうも過去問の厚さや文字の詰まった問題を見ていると生きるテンションが下がる(自分生命力が下がる的なこと)らしいのです。そこから私は息子に塾で勉強する以外は求めるのをやめようと思いました。「この子はこのまま一生勉強で努力はせずに過ごすのだろうな…」なんて考えたものでした。勉強に向かわせた目標の国家試験。Upload By かなしろにゃんこ。高校3年間も息子に期待せずにいたのですが、3年生のときの運転免許取得で、息子ははじめて「勉強すれば努力すれば報われる!」という成功体験をしました。そのことがきっかけで、すこしずつテスト勉強をするようになったのです。そして19歳になった今年、来年控えている整備士の国家試験に向けての専門課程に進んだことで、今までとは違いテストで手が抜けないため、テスト勉強は必須だと燃えています。Upload By かなしろにゃんこ。先週、連続8時間机に向かう息子をはじめて目撃…!「うそーーー!うちの子が真面目に勉強するなんて!雪降るわ!」と思いました(笑)。でもとても嬉しいことでした。「テストをクリアしないと夏休みに補習になるのが絶対にイヤだ!!」という理由ももちろんありますが、自分よりも頭のいい子に少しでも勝ちたい競争心が芽生えてきたようでした。テストの結果が出た日は、「オレより勉強できる友だちよりイイ点取れてた!ラッキー☆勉強しといて良かったZe!」と満足げ。今まで勉強を嫌がっていたのは気が向かないや怠惰な気持ちもあったと思うのですが、成功体験をしていなかったために「やってもムダ」と思い込んでいただけなんじゃないかと思いました。ようやく勉強への意欲が芽生えてきたため「オレ、今みたいにあのとき勉強してたら一番行きたかった私立の工業高校に行けたかもな~」と言うので、「そうかもね~今リュウ太ならどこの学校も目指せるかもね~」と少し盛って答えたのでした。
2017年08月08日ファミレスやカフェへ行ったとき、一人で黙々と勉強をしている人たちを見かけますよね。勉強をすることは立派なことですが、お店が混んでお客さんが並んでいる状況でやっている人を見ると複雑な気持ちになるものです。女性のためのコミュニティサイト『ガールズちゃんねる』では、『なぜファミレスやカフェで勉強するの?』というトピが立てられ、さまざまな意見が寄せられています。●ファミレスやカフェで勉強する人たちの意見トピ主は、サイゼリヤでご飯を食べているとき、なぜ混んでいるファミレスでわざわざ勉強をするのか理解できなかったそう。これに対し、実際に勉強をしている派の人たちからさまざまな意見が寄せられました。『外の方がはかどるからだよ。家には誘惑が多すぎる』『ある程度雑音があったほうが集中できるから』『誰かに努力してる姿を見てもらわないと頑張れないタイプだから』『家にいると寝ちゃうから』『ドリンクバーがあるから快適な環境で勉強できる』など、まとめると、“誘惑が少ないから勉強に集中しやすい”、“飲食が自由にできて快適”などに魅力を感じている人が多いようです。実際にファミレスやカフェで勉強をしたことがある人は分かると思いますが、ある程度雑音があったり人目があったりするほうがかえって集中できるものですよね。また、自由に飲食もできるため、図書館などで勉強するときのようにわざわざ外に出てご飯を食べに行く必要がないのも魅力です。●他の客には大迷惑!?一方、ファミレスやカフェで勉強をする人たちに嫌悪感を抱いている人は少なくないようで、『本当に迷惑!!家でやれ!こっちは食べにきてるんじゃ!』『この前子どもとファミレス行ったら、隣の勉強してる人に舌打ちされた。はぁ?ここご飯食べるとこなんですけど??』『勉強してるやつもそうだし、PC開いてカタカタやってるやつも同じだよ。とっとと席譲ってほしい』『一番最悪なのは、テスト期間中にスタバとかを集団で占領して勉強もせずおしゃべりしてるやつら。家帰れよ』『席が空いてるときはいいけど、混雑時に居座り続ける人は神経おかしい』『私は店が混んでなくても勉強する人嫌い。気を遣っておしゃべりできないもん』『店員側としては、混雑時にろくに注文もせず勉強のために居座り続けられるのは本当に厄介。回転率落ちることで店の利益も下がるし、他の客からのクレームもすごい。あと消しゴムのカスをまき散らしてる人多くてイライラする』などの厳しい意見が多く飛び交いました。やはり混雑時にもかかわらず勉強をしている人は“迷惑”と捉えられているようですね。また、混雑の有無にかかわらず、気を遣うからやめてほしいという意見もありました。ファミレスやカフェなどで勉強をする際は、お店の雰囲気や混雑状況を見ながらやったほうが良さそうですね。----------受験や資格取得に向けて勉強に励むことは素晴らしいことですが、時と場合によっては周囲に迷惑をかけてしまいます。お店で勉強するときは周囲に気を遣いながら行うようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月26日「子どもの“やる気”を伸ばしたい」「口うるさくなるばかりで、どうにかなるのだろうか?」と思うことはありませんか。子どもの将来を考えている親の気持ちが伝わらず、ため息が出てしまうこともあるでしょう。では、やる気を出す方法、子どもに合った勉強法にはどのようなものがあるのでしょうか。筆者の経験をもとに、未就学、小学生、中学生とそのときどきの勉強方方法を振り返ってみたいと思います。子どものやる気に火をつけよう!まず、自分自身のやる気が出るのはどんなときなのかを考えてみましょう。目標や夢を持ったとき、認められたとき、褒められたとき、人によっては悔しいときという方もいるのではないでしょうか。私の場合は、認められ、苦労したことが報われることで達成感が得られたときに、また頑張ろうと思います。子どもたちも大人と同じです。褒められることで喜び、認められることで自信がつきます。できたという喜びや目標を達成することも自信につながります。目標は小さなものでOKです。一つひとつクリアしていくことで達成感を得やすくなります。それがつぎへのやる気につながります。失敗や悔しさも大切です。その気持ちが新たなやる気に火をつけるのです。だから、大人も一緒に悔しがりましょう。共感してもらうことで、さらにやる気が出てきます。小さなことでも親子で一緒に喜び、褒めることでやる気に火をつけてあげましょう。子どもに合った勉強法とは? 子どもを知ることから始めよう!では子どもに合った勉強法とはいったいどのようなものでしょうか。■未就学児この時期は勉強法というよりは体を動かし、思いきり遊ぶことが大切です。遊びを通して体の使い方を知り、遊び方を工夫したり楽しさを広げたりしながら、さまざまなことを学んでいます。思いきり体を動かしたあとは、絵本やお絵描きなどに集中できるようになります。この時期はのびのびと遊ばせてあげましょう。■小学生小学生になると本格的に勉強が始まります。まずは、親が子どもの勉強への向き合い方を理解することが必要です。先に遊んでから宿題をする子もいるでしょうし、宿題を終わらせてから遊ぶ子、ごはん・おふろが終わり、寝る前にやる気が出る子、朝早く起きて勉強するタイプの子もいるでしょう。それぞれ子どもたちにはタイミングがあります。親のやってほしいタイミングと子どもがやる気になるタイミングが違う場合もあるのです。子どもの勉強するタイミングを探りましょう。また、声かけのタイミングや言い方もポイントです。例えば「勉強したくない」と言ったときに、「ふーん」と親に受けながされたら、そのままやらない子もいれば、反対に勉強をし始める子もいます。いつも口うるさかった親から宿題や勉強という言葉がまったく出なくなったとき、急に自発的に勉強をし始めるという子もいるかもしれません。さまざまなパターンを試し、親に言われていやなことはなにか、親のどんな態度で勉強する気になるのかを見きわめてみましょう。■中学生中学生になると部活動が始まります。また、受験へ向け本格的に受験勉強を始める子も増えてきます。身近な友だちや先輩の意識にも変化がみられるようになりますので、そんな姿に影響され、子ども自身に自覚が生まれてくるようになります。親として、子どもがやる気をなくしてしまうような言動は避けたいですが、つい口うるさく言ってしまいけんかになることや、やる気に水を差すということもあるかと思います。思春期に入り、子どもでありながらも大人の感情が芽生えていますので、自分の置かれている立場をよく理解しています。ときには言いたい気持ちをおさえ、見守ることを心がけるようにしましょう。家庭での勉強法は?■小学生・家での勉強時間は?学校から学年別の学習時間を指定されることがあります。息子の行っていた小学校は宿題も含め「学年×10+10分」でした。1年生ならば20分間の家庭学習が必要ということになります。学校により、家庭学習に対する指導はさまざまですので、小学校からのお知らせや先生からの指導などを目安に勉強時間を考えるとよいでしょう。・宿題は?息子の小学校からは、3年生までは音読の聞き手や丸つけなどを親がやるように言われていました。親にしてみると大変でしたが、一緒にやることで子どもの意欲がみられ、親子のかかわりも深まるきっかけになったのでよかったです。親子で本を読み合うという課題も年に1回ありました。お互いに読み聞かせてもよし、同じ本をそれぞれで読んで感想を話し合ってもよしというものでした。親子で本に関心を持つことで、本を読むきっかけにすることが目的でしたが、読書は文章力、読解力など国語にかかわらず、どの教科にもつながっていくことですので、ときどき、一緒に読書をする機会を設けるのもいいかもしれません。■中学生・どんな勉強の進め方?中学に入ると自分のやり方で勉強ができるようになりますが、毎日コツコツ覚えていくことが大切です。「ノートづくり=家庭学習」ではなく、ノートを元に家で復習し覚えるようにします。わからない問題があると勉強意欲がなくなってしまいがち。わからない問題をそのままにせず、次の日などに先生や友だち、先輩に教えてもらう習慣がつけられるとよいでしょう。信頼できる相手からなら素直な気持ちで教えてもらえますので、理解しやすくなります。・いつ、どこで勉強すべき?部活動で疲れ、家ではゆっくりしたいと思うこともあるでしょう。できれば朝型勉強法に変えられるといいですね。朝型にするメリットはたくさんあります。■朝方勉強法のメリット◇朝ごはんがしっかり食べられるようになる◇受験に向けて朝から頭を働かせる習慣がつくようになる◇朝は睡眠で疲れが癒されているので、復習、暗記や問題を解くには効率がよい◇学校へ行く前の限られた時間なので、集中力がつくどうしても朝は苦手という子どももいます。その場合は、その子の一番効率のよい勉強方法を理解し、否定せずに認めてあげましょう。勉強する場所についても同じです。私の息子のように、リビングなど少し騒々しいところのほうが集中できるという子もいますので、子どもが集中できるところならば、勉強部屋でもリビングでもよいでしょう。勉強法を身につけるために塾には行ったほうがいいの? 行くならいつから?塾に関してはそれぞれの家庭で考え方がさまざまあると思います。幼稚園のときから英語や勉強の塾に行っている子もいれば、塾に行ったことがないという子もいるでしょう。その子にやる気があるのかどうかが大切ですので、まずは本人の気持ちを確認することから始めましょう。塾へ行くならいつからがいいの?子ども自身にやる気がないのに塾に入れても伸び悩んでしまうでしょうし、塾に入れることが親の安心感だけになってしまうのであれば、もったいないですね。しかし、塾をきっかけにやる気を出す子もいます。どのような塾なのか、子どもに合っているのか、ということが重要になりますので、塾に入る目的や子どもの気持ちを大切にして親子で話し合いましょう。子どもにやる気があるなら、いつから始めても成果は出ます。塾ではなにを習うといいの?ある先生から聞いた話です。「理科と社会は暗記が主なので慌てなくても大丈夫。英・数・国の3教科はわからないままでいると、ついていけなくなります」子どもの不得意教科に英・数・国があるのであれば、子どもとしっかり相談し、塾を考えてみるのもいいかもしれません。子どものやる気を育てるための親の心構え勉強は、本人にやる気があることが一番大切です。子どものやる気を伸ばすことを意識しつつ、親も子どもと一緒に喜んだり、悔しがったりしましょう。もし子どもが失敗しても、一緒に悔しがってくれる人がいるだけで励みになります。子どもにとって言うべきことと見守るべきことを見きわめ、口うるさく言うことがあっても、やる気が失われることがないようにするのもポイントです。きちんと納得できる説明をするといいですよ。じつは、このように書きながら、改めて私も実感しています。
2017年05月21日東大をはじめ、難関大学に合格した人の半数がリビングで勉強していたといわれ、そのことから「リビング学習法」が注目されるようになりました。親がそばにいる安心感や、雑音も気にしない集中力が身につくなどのメリットもありますが、もちろんそれだけではありません。注意すべきポイントもおさえておきましょう。■姿勢が悪くなる可能性もリビングに置かれたテーブルは、食事をしたり、くつろいだりすることを考えて設計されています。学習を目的として作られたわけではなく、これは椅子も同様です。そのため、姿勢が悪くなってしまう可能性があることを忘れないようにしましょう。クッションなどを使って高さを調整すると、正しい姿勢を保ちやすくなります。また、照明にも注意が必要です。勉強机には部屋とは別に照明がつけられていますが、リビングにはそれがないので意外と暗くなってしまいがち。しかし、文字を書いたり本を読んだりすることはできるので、そのままにしてしまうケースが多いようです。勉強するには1,000ルクスは欲しいところですが、リビングの照明は500ルクス前後が一般的の様子。ムードを演出した場合なら、さらに低いことも考えられます。これでは視力が低下してしまうので、卓上型のスタンドライトを用意するなど、工夫する必要があります。■ママの存在がジャマになることも家族のいる空間で勉強することは、決して悪いことではありません。しかし、あまりにもジロジロ見るのは考えもの。子どもが気になってしまい、勉強に集中できなくなってしまいます。子どもが勉強しているときは、見て見ないフリをしてあげましょう。ただそばにいるだけでも、安心感を与えることができます。また、ちょっと考え込んでいるだけで、すぐに口を出すのもNG。過干渉になりすぎれば勉強自体がキライになってしまいますし、自分で考える力をはぐくむことができません。わからないことがあれば聞いてもらうようにする、ときどき声をかける程度にとどめておくと、自主性が身につきやすくなりそうです。こうしたことに注意していても、周囲に人がいるだけで集中できないという場合もあります。自室で勉強したほうがはかどるようなら、無理にリビングでやらせないことも考えるべきです。とくに勉強面においては、「東大生が実際にやった」と聞くと試してみたくなるものですが、本当に合う学習方法は人それぞれ。どこで勉強するかよりも、その子に合った環境を作ってあげるほうが、効率よく学習することができるでしょう。
2017年03月17日小2から不登校になった娘。「信じて待つ」と決めたけれど…出典 : 娘が学校に通えなくなったのは小2のとき。それから全く勉強もすることなく、時間は流れていきました。引きこもってパソコン、ゲーム三昧、昼夜回転生活する姿を見て心配でしたが、不登校の親の会、教育相談、児童精神科などに足を運んで相談し、「本人に生活は任せ、信じて待つ」ことに決めて待ち続けました。だけど、「信じて待つ」というのは、親にとってとてもしんどいことです。「いつ立ち上がるのか」という見通しが全くつかない中、待ち続けるのですから。でも、娘の変化は突然やってきました。中2になる年のお正月のこと。突然娘が「今年は勉強を始める」と宣言したのです。しかしここで前のめりになって、「じゃあ学校行く?ドリル買う?」と親ばかりが意気込んでは、子どもを追い詰めてしまいます。恐る恐る立ち上がった小動物を見守るように、「そうか」と微笑んで黙って娘の様子を見ていました。すると予想通り、娘はそれから3カ月全く動きを見せませんでした。学力テストを受け、中2の娘に与えられた目標は出典 : 中2になる直前に、幸運にも学習を支援してくれる方とつながることができ、まず現在の学力を計るテストを受けました。様子を見ていた先生によると、娘は九九や繰上りができないのに決してあきらめず、指を駆使して掛け算は足し算を繰り返し、3時間半かけてテストを終えたそうです。漢字はほとんど書けていませんでしたが、へんやつくりの一部を書いてあったりと、必死で思い出そうと努力したあとがありました。結果は読解力、文法力は高校1年相当。だけど算数と文字の書き取りは小2レベル以下と極端なものでした。学習障害(LD)ではなく、学習機会がなかったためと判定されました。そこで、まずは・文字を書く機会を増やすために交換日記をする・基本的な計算ができるように九九を覚えるという目標がたてられたのです。娘なりのペースで始まった勉強。ついに九九を制覇!!出典 : とはいえ、娘はこれまでほとんど勉強をしたことがありません。日記を書くのも最初は筆圧が弱すぎるのを矯正するため筆ペンを使っていました。漢字がほとんど書けない娘は、スマホで漢字辞典のサイトを見ながら「3の段の『段』って漢字は何でこんなに難しいの!」とキーッとなったりもしつつ、自分の出来るペースで(1ヶ月に2日程度のこともありましたが)日記を書きました。そして九九は、本人の希望で、「ママがいないところ(風呂)で声に出して読んで覚える」ことになりました。小2のときに通信教材の付録でついていた、お風呂の壁に貼る九九のポスターを、娘はずっと「はがさないで」と言っていました。この言葉が生きるときが来たのです。娘がお風呂に入っているとき、「にさんがろく、にしがはち…」という声を聞くとかわいくってたまらない気持ちになりました。自信がついたら「ママ聞いてくれる?」とその段を暗唱します。勉強を始めて10カ月たった先日、ついに九の段を暗唱。中2にして九九を制覇したのでした。それでも浮かない顔の娘。どうして勉強しようと思ったのか聞いてみた出典 : だけどせっかく覚えたのに、なんだか娘は浮かない顔をしています。どうしてなんでしょう?思い切って娘に聞いてみました。私「九九、覚えることができてどう?」娘「うれしい」私「そっか。ところでどうして勉強しようと思ったの?」娘「(きっぱりと)困るから。困るやろ?」私「まぁ、それは困るだろうけど…」私はこのとき気づきました。まだ娘は、心の底から「勉強したい」という気持ちが湧いているわけではないのかもしれないと。私は娘に、「小学生程度の勉強ができないと働くのは難しい」と以前から伝えていました。娘は、おそらく中2という学年から逆算して「将来自分はどうなるのか」「そろそろ勉強を始めないと人並みに高校に行けない」と、おびえていたのではないでしょうか。つまり娘の「勉強したい」という言葉は、「○○ができるようになりたい!」という希望の気持ちに基づくものではなく、「勉強できないと人並みに生きていけない」という悲痛な気持ちの表れだったと思うのです。「勉強したい」という気持ちに嘘はなく、だからこそゆっくりなペースながらも九九もやり遂げたのだと思います。ただ、「やりたい!」というよりも「しなければならない」という気持ちの方が強かったのかもしれません。娘が自分の意思で始めた勉強。どんな形であれ、親は信じて待つのみ出典 : 不登校の親の会でも、「本当にやる気になったら小学校の勉強は数か月でクリアできる」「本人の意思で立ち上がったら、親が止めてでもやる」と聞いていました。実際に回り道しても、懸命に勉強に取り組んで大学に進学する子も少なくありません。娘は、エネルギーが満ちて立ち上がったわけではないのでしょう。自分と周りの普通の子どもたちとを比較して、「九九は小2でクリアしなければならないものだ」と自分の学習の遅れを強く自覚しているようです。だから、九九ができたのをほめられても、「そんなの本当はとっくにできていて当たり前なのに」と喜ぶ気持ちになれなかったのだと思います。それでも彼女が自分で「勉強する」と決めたのですから、こうした劣等感や不安とは自分で向き合っていくしかないのだと、親としては考えています。勉強を始めてからというもの、娘は「私は勉強しているんだから」と意気込んで、以前よりもずいぶん意欲的になりました。時には勉強もストップして「しんどい」と寝込んでしまうこともあるけれど、自分の意志で頑張ろうとしているのだから、私は後ろからそっと見守るのみです。不登校や引きこもりから立ち上がろうとする子どもたちは、一気に階段を駆け上がるわけではありません。一段がとてつもなく長い道のりだったり、次の段の前で立ちすくんだりと葛藤しながら進んでいきます。親としてはプレッシャーを与えることなく、長い目で気長に待ちたいところですね。もう、「待つことが育児なり」という心境です。
2017年03月03日スキルアップのために英会話の勉強をしたいと思っていても、なかなか時間やタイミングがなくて始められないという人も多いと思います。また、何度もいろいろな教材や教室に手を出しては、「無駄遣いだったな〜」と後悔している人も多いのでは?それならスマホのアプリやネットの無料サービスを利用して、隙間時間に手軽にできる勉強を始めてみてはいかがでしょうか?旅行やビジネスで使える会話の勉強や試験対策に使えるおすすめのサービスやアプリをご紹介します。隙間時間でリスニングが学べるPhoto by The Institute for International Business CommunicationTOEIC presents English Upgraderは、TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会が配信しているポッドキャストをもとに制作されたアプリ。会話を聞きながら、リスニングやフレーズの勉強ができます。リスニングをしながら英語、日本語訳、フレーズごとにタブの切り替え可能で、画面や機能はシンプルでとても使いやすいです。会話のシチュエーションもビジネスや買い物などいろんなシチュエーションが60パターン以上あり、無料とは思えないクオリティ。クイズモードにすると内容に関する質問が英語で出題されるので、TOEICの試験対策にもぴったりです。リスニングデータは一度ダウンロードしてしまえばオフラインでも利用できるので、場所も選ばないのが便利だと感じました。一つ一つの時間は10分程度なので、通勤途中の電車や隙間時間に気軽にできるのも嬉しいポイントです。毎日続けやすいボリュームと時間なので、習慣にするとかなり英語力のアップにつながると思います。海外ニュースで英語を学ぶPhoto by POLYGLOTS inc.リーディングや単語力をアップさせたいという方におすすめなのが、英語リーディングアプリPOLYGLOTS(ポリグロッツ)。New York TimesやThe Guardianなどに掲載されたニュースでリーディングの勉強ができるアプリです。記事を読んでいて分からない単語が出てきても、単語を長押しするとすぐに意味が調べられて、自分の単語帳に登録することができます。リーディングの勉強をしていると単語をいちいち調べるのが面倒で嫌になってしまうんですが、このアプリなら単語を調べながらサクサク読んでいくことができるのでかなりリーディング勉強のストレスがなくなりました。覚えたい単語は単語帳に登録しておき、あとで復習するだけで単語力もかなりアップ。ニュース記事もエンタメやファッションなど幅広いので、自分の興味のあるジャンルにすれば入りやすく継続しやすいと感じました。少しずつ積み重ねていくPhoto by image corp.英語・英会話一日一言は、「一日一言ずつ覚える」がコンセプトの英語学習アプリ。その名の通り、一日に一つのフレーズについて学びます。日常会話でよく使うような会話のクイズが出題されるのですが、このアプリのポイントは解説の動画です。英会話教室を主宰しているイムラン先生が、その日のフレーズについてのポイントや発音について解説しており、理解がとても深まり勉強になります。一日一言だと物足りないと感じるかもしれませんが、解説動画も観るとそれなりの満足感がありますよ。解説動画は2〜3分なので、必要な時間はクイズと合わせても5分程度。短時間でサクッと勉強できるので続けやすいと思います。分厚いテキストなどで挫折したことがある方は、続けやすい勉強から始めてみてはどうでしょうか?番外編:TOEICの試験対策にはTOEICの受験を考えている方は、英語の勉強だけでなく問題を実際に解いておくことをおすすめします。TOEIC試験は時間との戦いでもあるので、問題のパターンを理解し、慣れておくと有利に。TOEICの公式サイトにはサンプル問題が公開されていてすべての問題を一通り解くことができるので、各パートの出題パターンをチェックしておきましょう。リスニングも実際の試験と同じように読み上げを聞きながら回答ができるので、試験対策としては必須です。英語の勉強は継続することが大切です。今回ご紹介したもの以外にも英語学習のアプリやサービスはたくさんあるので、自分にあった続けやすいものを見つけて勉強に利用してみてください。
2017年02月09日こんにちは。勉強嫌い専門コンサルタントの佐々木恵です。お子さんが勉強嫌いで、勉強に全くやる気をみせずに困っているというママは多いと思います。将来のためにもなんとか勉強してほしいけれど、「勉強しろ」と頭ごなしに言ってしまうと子どもが反発する……。どういう風に接するべきなのか分からない……。そんなママのために、今回は子どもが勉強嫌いになる原因と対策についてご紹介します!子どもが勉強にやる気を示さない理由は大きく分けて4つあります。(1)失敗体験(2)セルフハンディキャッピング(3)目的の不足(4)エネルギー不足以上のどれかひとつの場合もあれば、いくつかが複合的に影響している場合もあります。●(1)失敗体験勉強で大きな失敗があり、それがトラウマ化している場合 です。例えば、・それまで優等生だったのに、テストの得点が下がってしまった・勉強ができなくて、先生やお友達から馬鹿にされてしまった・成績のことで、親に強く怒られてしまった、あるいはがっかりさせてしまった・中学受験で失敗をしてしまい、第一志望に入ることができなかったなど、これらの経験からもう失敗したくないと勉強を避けてしまうのです。●(2)セルフハンディキャッピングセルフハンディキャッピングとは、その名のとおり、自分自身にハンディキャップを負わせる考え方です。子どもが試験前に全く勉強しない。試験勉強をせずに試験を受けてしまう子どもの心理が理解できないと考える親御さんは多いと思います。危機感すらないのはなぜなのか。それは「勉強していないから、成績が悪いのは当たり前」と自分に言い訳を用意する ためです。試験前に勉強して、もし成果が出なかったら「勉強したのにできなかった」、つまり自分に実力がないことを受け入れなくてはならなくなるのです。しかし、自分が無能であることを示したくないし、受け入れたくない。だからあえて勉強せず試験に臨み、「勉強しなくても30点取れた」と言いたいのです。●(3)目的の不足勉強することに対して意義や目的を見いだせていない人たちです。「何のために数学を勉強するの?こんなの将来使わないし」「歴史を学ぶ意味がわからない。私は今を生きているのに」と不満そうに口にする人は、勉強に意義や価値を見いだせないから勉強しない のです。大人になれば「勉強しておいて良かった」「もっと勉強すれば良かった」と思うことも多いものですが、子どもにはそれがわかりません。大人になったことがないのですから。●(4)エネルギー不足勉強はそれなりにエネルギーを消費しますので、心身ともに元気でなければできません。いままで勉強を頑張っていた子どもが突然勉強に興味を示さなくなった場合、体調を崩していたり、友人関係や学校での人間関係で何か問題が起きていたり するかもしれません。規則正しい生活を心がけて体力を維持させましょう。あわせて、なにか悩みを抱えていないかも確認しましょう。●まずは話を聞くそこで重要なのは、まずは子どもの本音を聞きだすこと。子どもにじっくりと話を聞いてみましょう。失敗体験を引きずっている子どもに対して「やりなさい!」と強く言ってしまったら、どうなるでしょう?もっと勉強を嫌いになることは目に見えています。勉強しない子どもを見ているとイライラする気持ちはわかります。しかし、まずは聞いてみてください。怠慢ではない原因が見えてくる はずです。●子どもは勉強の大切さを本当はわかっている子どもたち、特に小学校高学年以上だと、勉強の必要性は理解ができています。勉強しないといけない、勉強しておいたほうがいいことくらいは、頭ではわかっているのです。しかし、どうしても重い腰が上がらない、自分のどこかで納得できていないことがある、なんだか疲れた、などなど。子どもたちは心底勉強が嫌いで怠けているように見えますが、そうではありません。やらないといけないことは認識しているのです。加えて、「もっとできるようになりたい 」とさえ思っているのです。思いながら、一歩が踏み出せていません。●まずはできることから子どもたちは、勉強を怠けているように見えるかもしれません。しかし、子どもたちに本音を聞くと「本当はできるようになりたい」と口にします。全員がそう言います。できるようになりたい気持ちは持っていながら、失敗体験が気になったり、勉強して成果が出なかったときのことが怖かったり、意義のないことをしたくなかったり、疲れてそれどころではなかったりするのです。勉強嫌いの子どもに勉強をさせる際は、まずはそんな子どもたちの気持ちを理解してあげてください。怠けているわけではないことを知るだけでも、お互いに気持ちが楽になるはずです。そして、子どもが本音を話したら、どうするべきなのか一緒に考え、ともに解決してあげましょう。お父様お母様は、ぜひお子さんの最高のサポーターでいてあげてくださいね。【参考文献】・『激動社会の中の自己効力』アルバート・バンデューラ(著)・『エブリデイ・ジーニアス「天才」を生み出す新しい学習法』ピーター・クライン(著)・『いまどきの子のやる気に火をつけるメンタルトレーニング』飯山晄朗(著)●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2016年12月31日【ママからのご相談】小学6年生の子どもがいます。中学受験に向けて塾に通わせていますが、家では私が勉強を見ています。勉強を始めた時期がほかの家に比べて遅かったので、勉強時間は長く取るようにしています。しかし、勉強時間が相当長いのに、なかなか成果が出てきません。子どもは一生懸命に取り組んでいますが、このままだと受験に間に合わないし、折れてしまわないか心配です。●A. やみくもに学習するのをやめて、優先順位付けをご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木恵と申します。一生懸命勉強しているのに成果が出ないと、お子さんはやる気を失ってしまう可能性が高くなりますし、質問者さん自身も不安やイライラが募ってしまい、ぶつかり合ってしまう危険性もありますね。ここで多くの方が、「もっと勉強時間を増やせば伸びるはず」と、さらに勉強時間を増やして、さらに疲弊してしまうという落とし穴にはまります。穴から抜け出すには、勉強時間を伸ばす以外の解決策 が必要になりますが、一体どうしたらいいのでしょうか?●やみくもに学んでも効果がない理由『パレートの法則 』をご存じでしょうか。『社会現象は平均的に分散しているのではなく、偏りがあり、主要な20%が全体の80%に影響を及ぼしている』というものです。勉強時間は長いのに成果がなかなか出てこない人は、やみくもに学び「すべての範囲を完璧にしなければ!」と考え、全てを均等に頭に入れようとします。すべての範囲をまんべんなく学ぶこともとても重要ですが、短時間で高得点を得ようと思うなら、重要な2割を重視して勉強する 必要があります。それで8割の得点を得られるのなら、理想的ですよね。特に、合否を判定する試験では、満点を目指す必要は全くありません。完璧を目指すというよりも、できるところを確実に解き、ほかの人ができるところを間違えずに着実にとり、プラスアルファで点数を積み上げていくことが求められるでしょう。このことからも、優先順位付けがいかに重要か、ご理解いただけると思います。●優先順位付けのコツは“過去問”にありまんべんなく学習するのではなく、重要なところだけを優先して学ぶ方が効率的ですが、問題はその方法ではないでしょうか。受験のプロではない親御さんには、どこが重要かそうでないかの判断は難しいでしょうし、そこまでのことは必要ないでしょう。そこで、活用したいのが、受験校の過去問 なのです。過去問には、重要事項が詰まっています。早い時期に過去問に触れておけば、受験校の傾向と対策を知ることができるので、受験校が何を重視しているかがわかるのです。過去問は直前まで取っておいて、実力試しにする方が多いですが、それではもったいないのです。過去問を有効活用することで、優先すべきポイントがわかるようになるのです。----------勉強時間が長いのに、うまく成果が出てこない人は、一度“まんべんなく”主義を捨てて 、過去問から傾向と対策を分析してみてはいかがでしょうか。本当に必要なところをしっかり学び、モノにすることで自信もつくはずです。ぜひ実践してみてください。【参考文献】・『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』児玉光雄・著●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年11月27日今や小学生も塾に通う時代。私立小学校に通う子の7割、公立小学校に通う子の4割が通っているというデータがあります。学校の授業だけでは足りないと感じる家庭が増えている中、自宅で本格的な学習ができるオンライン教育サービスが各社から提供されています。いつでもどこでも勉強ができ、塾や家庭教師より割安で利用できることが注目されている理由です。どんな利点やサービスがあるのでしょうか。ゲーム感覚や最新電子機器でやる気UP↑やる気を持たせ、継続させるための工夫が色々施されています。学研の「学研ゼミワンダードリル」では、教科(国語、算数・数学、社会、理科、英語)ごとに分かれる「国」を自分のアバターが冒険するという設定にし、クリアすると新しいステージに進むことができます。ゲーム感覚で子どもが続けやすい設定であり、月額500円という料金も魅力的です。ジャストシステムの「スマイルゼミ」は、今や大人だけではなく子どもにも身近な存在となっているタブレットを教材に使用しています。理科の実験を動画で体感できるなどして、理解度がより深まる仕組みになっています。主要5教科の他に、音楽、美術、技術・家庭、保健体育の配信もあるので、定期試験対策にも活用できます。紙のお勉強にプラスアルファで効果UP↑デジタルと紙のセットでより効果的な学習ができるのは、ベネッセコーポレーションの「進研ゼミプラス」です。記述式の添削以外にも、“赤ペンコーチ”とタブレット上でやりとりできる仕組みや、具体的な学習計画をアドバイスしてもらうこともできます。対象年齢が小4から高校生と高めの設定になっているのは、リクルート関連会社の「スタディサプリ」。大手予備校講師の動画が見放題になっていたり、志望校対策やセンター試験対策の授業動画を視聴したりすることができます。さらに参考書や問題集ごとに勉強した時間やページを記録することができる無料アプリもあり、自宅学習であっても勉強の進み具合を自分で管理することが可能です。オンライン教育を行なうときの注意点オンライン教育を継続するために何よりも必要なことは本人のやる気です。やる気を継続できるような工夫が施されているものは多くありますが、実際に勉強をしなければ意味がありません。時間やスケジュールの管理をしっかりと行い、学習意欲を持ってもらうための働きかけを親も行っていく必要があります。私の息子は園児なので宿題などはありませんが、幼児向けの通信教材が毎月自宅に届きます。年中になってから文字を書くプログラムが始まり、字を書くための教材もいくつか届きました。音が出たり光ったりするオモチャなのですが、ゲーム感覚でなぞるなどをしている内に字が書けるようになるというものです。自然と書き順も覚える仕組みになっています。幸い息子は楽しく取り組んでいるので、お陰で少しずつ字を書けるようになってきました。入り口はどうであれ、本人がやる気を持って取り組むことがとても大切だと思います。小中学生と年齢があがれば内容も難しくなり、やる気の継続は一番の課題となってきます。遊びの延長だから、と敬遠するのではなく、子どもに合ったものを見つけてあげてやる気を上げることは効果的だと思います。各社のサービスも異なるので、比較しながらより良いものを試してみてはいかがでしょうか。
2016年10月06日女優の石原さとみ(29)が、3日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007』2時間SP(21:00~22:54)で、看護師の勉強をしていることを明かした。今年の12月24日に30歳を迎える石原は、「20代にやっておきたいこと」を聞かれると、「ほとんどしました」と返答。「手帳にこうなりたいっていう夢を細かく書いてたんですけど、20代のうちにすごい叶った」と話した。書いていた夢は、「月9の主演やりたい」「ファッション誌の表紙やりたい」「メイクのCMに起用されたい」といったものだったという。そして、30代の目標については、「2017年の元旦に書こうと思って、今いろいろ考えています」と説明。今思い描いているものを聞かれると、「いろんな勉強もしたいです。今もしてるんですけど、看護師さんの勉強をしていて」と打ち明けた。しゃべくりメンバーはこの発言に「えー!」と驚き、くりぃむしちゅーの上田晋也が「なりたいの?」と質問すると、石原は「なりたいです」ときっぱり。上田が「女優さんやりながら看護師さんもやってくの?」と追及すると、石原は「もし(芸能界を)干されたら…」と将来を心配していることを明かした。
2016年10月03日学生時代に学んだ英語や国語、政治経済などの一般教養とも言える科目の知識は、日常生活や子育ての中でも必要になることがあります。「もっと勉強しておけばよかった」と感じる瞬間が訪れるかもしれません。そこで今回は、忙しいママが仕事や家事をしながら、一般教養や興味のある分野の知識を深める方法について紹介します。■図書館の予約システムを徹底活用まず利用したいのが、公共の図書館です。新しい本を買うと、費用もかかる上に部屋のスペースをとるので、買いたい本があってもためらってしまいがち。その点、図書館の本なら、気兼ねなく読書を楽しめます。最近では、公共の図書館の多くが、自宅から貸出予約できるインターネット予約システムを導入しています。学びたいテーマに関する本を予約して借りて、時間があるときに一気に読めば、それだけでもある程度の基本知識が身につくでしょう。■子どもといっしょに主要科目をおさらい小中学校で習う国語、数学、理科、社会、英語の主要5科目に自信がない人は、子どもの宿題を見るついでに、おさらいをするといいでしょう。特に、海外旅行や仕事で使う機会の多い英語は、一から勉強し直すチャンスです。ママが「教えてあげる」、「チェックする」立場だとなかなか言うことを聞かない子どもも、「ママもいっしょに勉強する」という姿勢を見せると、やる気になってくれるかもしれません。■ラジオ・テレビの講座を活用語学や中学高校の主要科目の基礎レベルの知識を身につけたい人にとって、NHKのラジオ・テレビの講座は最適。種類も豊富で、主要科目はもちろん、簿記やビジネスなどの仕事に役立つ番組もあります。また、番組によっては、インターネット上の自分専用ページで学習の進捗管理ができるサービスやストリーミング配信が行われているケースも。一昔前よりグッと便利に、勉強しやすくなっています。■通信制大学で専門知識を学ぶ一般教養レベルの勉強では物足りない人や、心理学や教育学、法律などの専門知識に興味がある人は、思いきって大学で学ぶという手もあります。ママにおすすめなのは、自宅学習が中心の通信制大学。通信制といえば「スクーリング」と呼ばれる対面授業のために、一定期間は通学する必要がありますが、近年はインターネットによるスクーリングや、地方スクーリングを実施している通信制大学も増えています。また日本のほとんどの大学には、正規の入学とは別に、希望者が好きな科目の授業だけを受けられる「科目等履修生」という制度があります。子育てが少し落ちついたママは、この制度を利用して、無理のない範囲で学生気分を味わうのもよさそうです。10代、20代のころはほかに楽しみが多すぎるせいで、なかなか勉強に集中できない面がありますが、歳を重ねると、不思議と知識欲が高まってくるものです。学生時代は続かなかったラジオやテレビの英語講座も、いま始めると、息抜きのひとつとして楽しめるかもしれません。
2016年09月16日【ママからのご相談】子どもが音楽を聞きながら勉強しています。勉強をするのはいいのですが、音楽を聞いていたら集中できないので、意味がないのではないかと思います。注意するとすねて勉強をやめてしまうので、どうしたものかと……。 音楽を聞きながらの勉強は効果があるのでしょうか?●A. 子どもが集中しているか見極めましょう。ご質問ありがとうございます。学習アドバイザーの佐々木です。子どもが勉強したり、宿題をしたりするのはいいのですが……。音楽を聞きながら勉強していたら、ちょっと気になりますよね。とはいえ、せっかく子どもが自分から勉強を始めたのに「音楽は聞くな!」と言うと、勉強しなくなってしまうのではないかと不安になるのではないでしょうか。悩ましい問題ですよね。●音楽を聞きながら勉強するのには理由がある音楽を聞きながら勉強する理由は大きく分けて2つです。ひとつは、“落ち着かない”から。音楽を聞きながら勉強する中学生は、こんなふうに言います。『静か過ぎると落ち着かない。少し音楽がある方が集中できるし、はかどる気がするんです』(中1男子)実はこれ、脳科学の観点でも言われていることなのです。人間は、“静かで壁に囲まれた狭い空間にたった一人でいること”に慣れていないそうです。たとえば、こんな経験はありませんか?自宅で読書よりも、カフェの方が落ち着く、はかどったという経験が。BGMや周りの人のおしゃべり、調理するときの音。適度な雑音がある方が、人間は集中できるのです。自然に生活していれば、何かしらの音が出るのが当然 ですね。全く音がない状態というのは、かえって不自然な状態なのです。だから、静かな部屋で一人で勉強するときに音楽を流したくなるのです。反対に、あまりにも音がうるさいのも、不自然な状態といえます。自宅の近くで工事をしていて騒音がひどい、家族がテレビを見ていてその音が漏れ聞こえてくるから集中できないという理由で、要するに耳栓がわり。私の生徒にも、こんな子がいます。『毎晩のように夫婦げんか、兄弟げんかが聞こえてくる。うるさくて集中できないから、音楽を流して聞かないようにしないと集中できないし、音楽がある方が安心できる』(中2女子)●勉強の環境は適切か?もし「音楽を流さないと集中できない」なら、静かすぎる、うるさすぎる不自然な状態に耐えられないのかもしれません。「音楽を聞きながら勉強してはいけない」と言う前に、環境改善が必要 です。音楽を聞くにしても、日本語の曲はやめて洋楽にするとか(日本語の曲は感情移入したくなったり、歌いたくなったりする)、集中できる音楽にするとか、音楽のジャンルを選びましょう。●音楽を聞きながら勉強してはいけない人そして、もうひとつの理由は、“音楽が好きすぎる”こと。『音楽が大好きで、音楽を流して歌いながら勉強しています』(中1女子)もしこちらの理由で音楽を聞きながら勉強しているなら、やめましょう。音楽に気を取られてしまい、勉強に集中できるわけがありません。特に、歌を歌ってしまうような人は絶対にやめた方が良いです。ただし、いずれの理由にせよ、「最初は音楽が聞こえていたけれど、気が付いたら聞いていなかった」という人は、音楽を聞きながら勉強しても大丈夫です。聞こえないのは集中している証拠。集中するための儀式として音楽を聞いている ならそれで大丈夫です。結論としては、集中できているなら音楽を聞きながら勉強してOK。集中できていないならやめるべきです。一度、お子さんが音楽を聞きながら勉強する様子を観察してみましょう。加えて、なぜ音楽を聞きながら勉強しているのか聞いてみてください。音楽がある方が集中できているようであれば大丈夫です。歌いながらであればやめたほうがいいでしょう。【参考文献】・『記憶力の脳科学』柿木隆介・著●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年08月13日【ママからのご相談】小学校1年生の男の子がいます。勉強が嫌いみたいで、学校の宿題もほとんどやらず一日中友達と外で遊んでいます。1年生でこの様子だと先が思いやられます。なんとか勉強をしてくれる方法ってないでしょうか。●A. 小学校3年生までを目標に。勉強癖はつけられます。こんにちは。ライターのakiです。小学校時代は、のびのび外遊びをすることも大切ですが、勉強をする習慣を早めにつけておくことも大切です。一説によると、小学校3年生までにしっかり勉強癖をつけるのがいいそうです。宿題がまだ少ない小学校時代の前半のうちにという意味もありますが、単純に記憶が得意な時期であり、脳の前頭前野の発達過程でもそのころが大きな節目になるからだそうです。では、具体的にどのように勉強癖をつけるといいのでしょうか?●子どもに勉強癖をつけさせる方法●(1)歯磨きと一緒で、毎日やらないと気持ち悪いと思わせる歯磨きは毎日します。虫歯になるからという理由もありますが、毎日しなければ気持ち悪いという完全な習慣化が確立しているからです。それと同じように、勉強も“しなければ気持ち悪い” と位置づけするのです。頭の中のバイキンをイメージさせて、「勉強をやらないと頭の中のバイキンがなくならないよ」と吹き込んで毎日少しづつでもいいので勉強をさせるのです。感覚的に勉強をしないことがなんだか落ち着かない……という状況にもっていくよう、まずは親がうまく立ち回りましょう。●(2)最初に音読から一緒にやってみる小学校の宿題でほぼ必ず出されるのが“音読”の宿題です。たいていのお子さんは、「音読なら簡単だからやる」と比較的取りかかりやすいはずです。もしくは音読が嫌いなお子さんも、「お母さんと読んでみようよ」と一緒に誘ってみると素直に聞いてくれることが多いです。脳科学の分野で有名な東北大教授の川島隆太氏は、音読をしているときは脳がもっとも活性化する と断言されています。脳が活発になったところでそのまま勢いにのってほかの宿題や課題をしてもいいですし、集中力が途切れたらまた音読に戻って……というやり方で上手にのせるといいかもしれません。読解力にもダイレクトにつながると言われている音読。家で遊びのように毎日音読ごっこをしてもいいくらいです。まずは、音読を基本に学習を導いてみましょう。●(3)天狗になってもけっこう。おだててやる気を持続させる勉強を好きになるには“達成感”が必要です。そのためには、親がとにかく子どもをほめることが大切です。子どもの意欲は、親が達成感を味わわせる力次第とも言われているくらいです。たとえば、小学校低学年のうちはテストでも100点や高得点を取ることが多いです。その際も、「100点すごいねえ」だけではなく、「学校を休んであまり習ってないところだったのに100点?すごいわねえ」や「この前の日曜日、一緒におさらいして頑張ったもんね。すごいねえ」などと、点数以外でも頑張った部分を具体的にほめてあげること が大切です。時には「勉強しないのにいい点とれた」と言ってくるかもしれません。その場合も、「勉強しなかったのにすごいわねえ。頭いいのね」とうぬぼれさせて新たな勉強をさせる弾みにしてもいいのです。とにかくおだててやる気を引き出すことが親の役目です。----------以上です。勉強は、中学、高校……とこの先もずっと続いていきます。親が横について勉強をさせられるのも小学校のうちだけかもしれません。小学校低学年の素直な時期に勉強癖をしっかりつけておくと、それ以降は自主的にできるお子さんになる可能性が高いです。今のうちにしっかりと親子二人三脚で頑張ってみてください。【参考文献】・『小3までに「勉強グセ」をつける法ー親の「教育力」次第で子どもの学力はいくらでも伸びる!』和田秀樹・著●ライター/aki(中高英語教員)
2016年08月07日【ママからのご相談】小学校高学年の子どもがいます。成績がどんどん下がっていて、1学期の成績は目も当てられない状態でした。子どももすっかり自信をなくしてしまって、勉強が大嫌いになってしまったようで、一切勉強をしたがりません。この夏休みのうちに自信を持ち直してもらい、勉強する習慣をつけたいのですが、どうしたらいいでしょうか。●A. 一つの目標を達成できるように、家族ぐるみでサポートしましょう。ご相談ありがとうございます。勉強嫌い専門コンサルタントの佐々木です。勉強が嫌いになってしまうと、今のうちから心配ですよね。心理学者アルバート・バンデューラが提唱した『社会的学習理論 』では、自己効力感を上げる(自信をつける)ために、4つの要素(個人的達成、代理学習、社会的説得、情緒的覚醒)が必要とされています。そのうち、勉強に対して自信と習慣をつけるためには、特に個人的達成、つまり“成功体験 ”が重要です。夏休みのあいだに、一つ目標を持って何かを達成できるように、家族ぐるみでサポートしましょう。●(1)下の学年の復習から始めるお子さんが5年生なら、4年生あるいは3年生の問題集を解くことから始めましょう。ポイントは、つまずいたところの“少し前”まで戻る ことです。どうしても、つまずいたところに戻りたくなってしまうと思うのですが、つまずいたところではなく、その子が簡単にできるところまで戻るのです。できないことを克服するのは大人だって大変なこと。できる問題をやって調子をつけてから、できないところの復習に取り掛かりましょう。●(2)カレンダーに印をつける少しでも勉強ができた日には、カレンダーに印をつけたり、シールを貼ったりしてみましょう。夏休みの約40日、全てにシールが付いたらちょっとしたごほうびを用意するのもいいですね。話し合ってルールを決め、実践してみてください。ラジオ体操に毎日行って、スタンプを集めた経験はありませんか?最初はいやいやでも、続けることで楽しくなり、やってみようという気持ちが湧いてくることも。頑張りが見えることでやりがいが出てくる ものです。●(3)ほめるそして、なんといっても最大のコツはほめること。下の学年の問題ができたら「こんなにできるんだから大丈夫!」と励ましましょう。どんなに量が少なくても、きちんと続けられたら「頑張ってるね」と、続けることが素晴らしいと伝えてあげる のです。テスト形式で問題を解いて、全問できたら大きな花丸をつけたり、大きく“100点”と書いてあげたりするのもいいですね。自信と習慣をつけるためには、小さなミスにこだわりすぎず、できたことに目を向け、ほめてあげることが大切です。厳しいことを言うのは、自信がしっかりついてから。----------勉強が嫌いな子は、できないことに嫌気がさしている場合が多いので、できていることに着目して、一つひとつ階段をのぼるように伸ばしていきましょう。夏休みの長いお休みで、「できた!」「やり遂げた!」体験を一つさせてあげることで、自信がアップします。ぜひ、家族一丸となってサポートと演出をしてみてくださいね。●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年08月01日【ママからのご相談】40歳、専業主婦です。中2の息子がいます。「勉強しなさい!」と毎日繰り返すのに疲れてしまいます。自分から机に向かわせる方法はありませんか?●A. 反抗期に入ると「勉強しなさい!」の声がけだけでは逆効果です。こんにちは。ご相談ありがとうございます、ライターの渦マキです。「勉強しなさい!」というお母さんの声に、はじめは「はーい!」と機嫌よく返していますが、だんだん「うん……」「いまやる!」「わかってる!」と、子どもの返事の仕方や声の調子が変わってきますよね。言う側、言われる側ともにいい加減うんざりしてしまうでしょう。反抗期に入ると、親から「勉強しなさい」と執拗に言われるとかえって逆効果になることもあります。●自分から勉強をはじめる子ども親から言われなくても机に向かうことができる子どもは、自己管理力がしっかりと身に付いています。勉強することが、顔を洗ったり歯を磨いたりする行動と同じで習慣化されている ので、「遊びたいけれど勉強を終わらせないうちに遊んでしまうとスッキリしない……先にやってしまおう!」となるわけです。●習慣づけるにはどうしたらいい?まずは親御さんと子どもとで、約束ごとを作りましょう。約束ごとは原点に立ち返り、「なぜ勉強しなければならないか 」という根本的なことを話して納得させていき、次に細かい約束ごとを決めていきます。・勉強しなければ、子どもにどのような損が生じるか(将来社会人になってからどのように影響していくか)・宿題はどのようにやるかを教える(予習、復習の仕方などをアドバイスする)・勉強と遊びの時間割をつくるといった内容を話し合いながら、親子一緒に計画をたてます。ゆっくり会話しながら、命令口調ではなくアドバイスしてあげてください。「勉強しなければならない」ことは漠然とわかっていても、それが「将来どのように影響を及ぼすか 」までは考えていない子どもが案外いるものなのです。●親がしっかり見守ることが大事先に示した決めごとを子どもがしっかり実行できたかを確認することが親の役割です。時間割通りに漫然とやっただけでは、やっつけ仕事になってしまいます。中身が薄ければ何の意味もありません。時間よりも、その中身をしっかりと親御さんが評価します。また、勉強の内容を見て、「ここの部分はこういう風におぼえるといいよ」などといったアドバイスをしながら、親子の会話を増やしていきましょう。子どもが一生懸命取り組んでいることが認められたなら、褒めることも大切 ですね。褒められることで、子どものモチベーションはぐんとアップします。そこから、勉強が子どもにとって日常生活の一部として習慣化されていくようになるでしょう。●万が一、子どもに勉強する兆しが見えなかったら「勉強しなさい!」ではなく、「おかあさん、ご飯の支度するんだけど、そろそろ勉強の時間だよね?」といったように軽く声をかけてあげましょう。諦めないで根気強く見守ることが大事です。親の見守りがなくなると、子どものやる気は途端になくなってしまいます。親……特にお母さんの取り組み方次第で子どもはどんどん変わるものです。【参考文献】・『勉強好きにする導きかた』品川不二郎・著・『男の子は10歳になったら育て方を変えなさい!』松永暢史・著●ライター/渦マキ(フリーライター)
2016年06月29日【ママからのご相談】子どもが「どうして勉強しないといけないの?」と繰り返し聞いてきます。どうやら、勉強がつまらないらしく、やる気が出ずにこんなことを言っているようです。超有名な学校に入ってほしいとは思わないですが、せめて勉強を嫌いになってほしくありません。家でできることはありますか。●A. 子どもが興味をもつ4つのツボをおさえる!ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。これまで勉強に興味のない子どもに対して勉強を教え、興味を持たせることに取り組んできました。●勉強が嫌いになる理由勉強が嫌いになってしまう理由は大きく2つあります。1つは「できない」から 。上手にできないことを好きになるのは、大人であっても難しいですよね。上手にできないとき、頑張っても成果が出ないとき、一生懸命頑張れば頑張るほど、子どもは勉強を嫌いになっていきます。もう1つは「つまらない」から 。自分のやっていることに意義が見いだせていないのです。意味のわからないことを1日何時間もやらされていれば、嫌いになるのも無理はありません。大人はつい「勉強は我慢してするものだ!」なんて言ってしまいますが、子どもは楽しみが見いだせないとどんどん勉強が嫌いになります 。●勉強のやる気を引き出すツボ4つそこで、勉強が「できない」「つまらない」を解消するために、『ARCSモデル』 をご紹介します。ARCSモデルは、アメリカの教育工学者ジョン・M・ケラーが「学習のやる気を出す方法」をモデル化したもので、4つの要素の頭文字をとって、このように呼ばれています。『ダイヤモンド社』の人材開発用語集サイトでは、以下のように説明されています。**********①注意(Attention)学習者の興味関心を引き、探究心を喚起する。マンネリを避け、学習者に「面白そうだなぁ」 と思わせることである。②関連性(Relevance)学習の目標に対して親しみをもたせ、与えられた課題を受身的にこなすのでなく、学習者が自分のものとして積極的に取り組めるようにする。目標に向かうプロセスを楽しめるようにし、学習者に「やりがいありそうだなぁ」 と思わせることである。③自信(Confidence)ゴールを明示し、成功の機会を与える。自分の努力によって成功したと思える教材にし、「やればできそうだ」 と思わせることである。④満足感(Satisfaction)学習の結果を無駄に終わらせない。目標に到達した学習者をほめて認める。公平な評価を行い、「やってよかったなぁ」 と思わせることである。**********この4つを順番に刺激できればやる気がアップします。どれか単体として刺激しても、効果が現れます。おうちで子どもと一緒に勉強する際には、この4つ全てを考えながら勉強を教えるのは難しいかもしれません。しかし、どれか1つをおさえることはできそうなのではないでしょうか。例えば、・勉強のときに一緒に絵を書いて「おもしろい!」と思わせる・勉強することやその内容が、日常生活と密接に関わっていることを教えて「やりがいがありそうだ」と思わせる・たくさんある、やるべきことを細かく小さく分解して、「これならできそうだ」と思わせる・勉強が終わったらほめて、「やってよかった」と思わせるこれだけなら、普段の取り組みと心がけ次第で、おうちでできることがたくさんあるはずです。むしろ学校よりも家でこのような話をしておいたほうが、勉強に対して興味関心を持てるかもしれません。この4つのツボをおさえて、お子さんと話をしてみてくださいね。【参考リンク】・ARCS(アークス)モデルとは | ダイヤモンド社の適性検査・社員教育・研修()●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年05月22日ドリルだけやっていても前頭前野は発達しない、キーポイントは「遊び」 前編 でもご紹介したように、たしかにドリル的な勉強は、子どもの脳の前頭前野を活性化させてくれます。でも、ただひたすらドリル学習をしていけば前頭前野がぐんぐんと発達していくかというと、それは違います。ポイントとして押さえておきたいことは「遊び」です。このことは、運動になぞらえて考えてみるとよくわかります。筋肉は、一定の負荷をかけた後、適宜休ませることで、負荷をかける前よりも筋肉が強くなるということが知られています。ですから、運動をするときにはずっと動き続けているのではなく、適当に休憩を取り入れているのです。考えてみれば脳だって体の一部分です。ですから、基本的には運動をするときと同じように訓練していけばよいのです。つまり、「遊び」を適宜取り入れながらやっていくということ。前頭前野を鍛えるためにドリル学習などの勉強をしますね。そうしたら、少し前頭前野が休まるような行動を取り入れればよいのです。ゲームは決して悪者じゃない、バランスよくやれば味方になる前回、「テレビゲームは頭を使うようでいて、前頭前野を働かせるような効果はあまりない」という研究報告があるとお伝えしました。何かと悪者になりがちなゲームですが、前頭前野を働かせる効果がない分、勉強の合間の遊びとしては適しているのです。ほかにも、漫画を読むこと、テレビを見ることなどもよいでしょう。これらも子どもに好かれることでありつつ、前頭前野を成長させる刺激にはあまりならないものだからです。でも、「今まで『テレビばっかり見てないで!』『またゲームしているの!?』と怒ってきたけど、やらせていいのね。楽になったわ~」なんて言わないでくださいね。子どもたちがこれらの前頭前野をあまり使わない遊びに夢中になり、他のことが手につかないということは、非常によくあることですよね? 子どもたちが自らを律して勉強と遊びを両立するのは難しいのです。つまりは、親のほうで勉強と遊びのバランスをとるように誘導してあげなければならないということです。たとえば、30分間勉強を頑張ったら、その後10分間はテレビや漫画・ゲームOKとする、とか。こうすることで、子どもが勉強の中に効果的に遊びを組み込んでいけるよう、引っ張っていってあげるのです。もちろん、子どもが中学生や高校生になってまでやってあげなければならないこととは言いませんが、少なくとも小学校低学年くらいまでは必要です。親が子どもの勉強にリズムを作ってあげることで、いつかは親に言われなくても、上手に勉強と遊びのバランスがとれた方法を実践していくことができるでしょう。
2016年03月27日「うちの子は遊んでばかりで全然勉強しないのよ…」そんな悩みはよく聞かれます。確かに遊んでばかりでは脳を鍛えることはできませんが、だからと言って勉強ばかりしていても効果的なやり方とは言えません。勉強と遊び、その取り入れ方をどう考えていけばよいのでしょうか。頭の良い子が育つのは遺伝ではなく環境よく、「あそこのうちは、両親がいい大学を出ているから、子どもも賢いのよね」なんていう話を聞きませんか? 勉強ができるかどうかは、遺伝性があるのでしょうか。答えはノーです。頭の良い子を育てるのは、生まれてからの環境や教育でしかありません。では、わが子を賢く育てたいと思ったら、親はどのような働きかけをしたらよいのでしょう。それは、子どもの脳の前頭前野と呼ばれる部分を訓練してあげることです。前頭前野が反応するという程度ではなく、活動的になるように行動させましょう。子どもたちの大好きなテレビゲーム。やっているときの子どもたちは頭脳を使い、非常に集中しているように見えますが、前頭前野の働きを調べてみると、ゲーム中の前頭前野はほぼ100%活動していなかったという研究報告があります。つまり、賢い脳を育てるための手段として、テレビゲームは適切とは考えにくいと言えます(無論すべてのゲームを調べたわけではないでしょうから、ゲームがすべてダメというわけではなく、ゲームによってケースバイケースではあるかと思います)。前頭前野を訓練するのは音読や計算問題では、前頭前野を訓練するには、どのような活動が適しているのでしょう。友だち同士での(テレビゲームではない)遊びを通しても、前頭前野を活動させることができるのですが、ほかにも前頭前野にとって良いと言えるものがあります。それは、音読や計算問題といったドリル勉強です。学校などの集団の中に、落ち着いて活動に取り組めない子どもがいます。授業中立ち歩いたり、静かに話を聞けなかったり…。このように集団行動になじめない子どもは、前頭前野の発達が未熟であると考えられています。そんな子どもたちに、授業前、音読や単純な計算プリントなどをさせると、その後の授業への取り組みがとても落ち着いたものとなったのです。ですから、「うちの子はどうも落ち着きがないようだ」とお悩みであれば、自宅での勉強タイムに読書の時間をたっぷりととったり、単純な計算問題や数を数えるような問題をやらせてみたりしましょう。そしてそれは、ぜひ親であるあなたも一緒に取り組んでください。見違えるほど、子どもの集中力がアップする可能性大です。ちょっと信じられないくらいの効果をもたらしてくれる報告もあがっています。< 後編 に続く>
2016年03月27日