●タッキーの起用と役作りについて女優の武井咲と"タッキー"でおなじみの滝沢秀明が"禁断の恋"に挑むTBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(毎週火曜22:00~)の伊與田英徳プロデューサーのインタビュー後編。前編では、ドラマ化の理由や作品に込めた思いを聞いたが、今回は滝沢秀明の起用理由や現場での様子を掘り下げた。伊與田氏は、滝沢秀明主演・演出の『滝沢歌舞伎』を見て、"タッキー"ではなく、"役者・滝沢秀明"、"大人・滝沢秀明"を感じ、その雰囲気をこのドラマでも伝えたいと語る。また現場では、自分で演出も行っているからこそのプロフェッショナルな役者魂を感じるという。さらに、GENKINGや橋本マナミら個性派キャストの起用についても語ってくれた。――今回の滝沢さんについて「白馬に乗った王子さまの大人版」と表現されていましたが、あらためて滝沢さんの起用理由と、彼への期待を教えてください。僕的には、"タッキー"ではなく、このドラマを見たときに"滝沢秀明"だと思ってもらえたらいいなと。タッキーはタッキーでいいんだけど、"役者・滝沢秀明"、"大人・滝沢秀明"みたいな…30歳を超えての男の匂いといった雰囲気を感じてもらえたら思っています。実は、『滝沢歌舞伎』を見に行ったときに、「タッキーじゃない」と思ったんです。タッキーなんだけどタッキーじゃない芯の強さみたいのを感じていいなと思いました。いい年齢の重ね方をされている感じたんです。ジャニーズの中心で長く活躍してきた俳優さんだからこそ、男の哀愁まではいかないけど力強さが出ているなと。今回のドラマだと、副社長というティファニーの次世代を背負わないといけない人。会社を背負っている感じが通じると思います。――原作だと海里(滝沢)の髪型は前髪サラサラですが、ドラマだと前髪ピシッとなっています。未亜(武井)も同じく、髪型は違うなと。見た目はどのように決めていったのですか?原作の世界観を尊重しつつも、演じている人が魅力的になってほしいと、そういうことも考えながら。また、海里については、滝沢さんは34歳だけど27、8歳にも見える。そういったこともあり、副社長っぽくさせていただくために、そういった髪型にしたという感じです。――滝沢さん&武井さんの役作りで特にこだわったことは?会社の中はセットですけど、エントランスなどは実際にティファニーの会社でロケしています。ですから、滝沢さん自身もティファニーの中を見て、ティファニーの広報の人とも話をしてキャラクター作りをしている。武井さんも広報の方と話をしたり、身につけているものを見たりして、そういうところからも自然にキャッチしていると思いますね。――原作の漫画だけでなく、現実の世界からも吸収しているんですね。そうなんです。そこから広報の人たちのリアリティなどを吸収できていると思います。(C)TBS●演出経験があるからこその役者魂――クランクインはいつでしたか?5月20日過ぎくらいです。――現場の雰囲気はどうですか?王子様チックなお姫様抱っこのシーンがあったり、武井咲さんも笑ってしまったと会見で話していましたけど「俺に風邪うつせよ」と言うシーンがあったり、そんなことをタッキーが真面目な顔でやってくれているので、現場でもキュンときたり、笑いが起きたりしながら、真面目に取り組んでいる感じです。――『滝沢歌舞伎』で座長を務められている滝沢さんは、ドラマの現場でもド~ンとされているのでしょうか?ド~ンとはされてますね。あまり控室に戻ったりはせず、現場のみなさんと過ごす時間が多くて、めちゃくちゃしゃべる人ではないですけどその空気になじんでいる感じです。スタンドイン(立ち位置確認)も率先して『いいよ』って立ってくれたり、現場のスタッフからはすごく好かれています。僕らも最初は「滝沢秀明だ!」という距離感が少しあったんですけど、その距離を感じさせない空気の作り方…気さくな頼れる兄貴みたいな雰囲気で現場を引っ張ってってくれています。現場はそういう意味では滝沢さんが引っ張ってくれていると思います。――滝沢さんとのやりとりで特に印象に残っていることはありますか?滝沢さんは「僕はこう思う」「こうしたい」ということはあまり言わないんです。演出の意向を聞く。「ここはこういう意味でいいんですか?」「こういう意向ですか?」という風に、脚本の世界観、監督が現場でやりたい世界観、カメラマンが撮りたい世界観をいかにうまくできるかっていうことをいつも考えてくれる。滝沢さんは自分で舞台の演出をしているんですよね。自分で演出をさせている方だからこそ、自分が演じる側になったときにプロフェッショナルとしての役者魂がにじみ出るのかもと思ったりしています。――番宣で武井さん&滝沢さんがテレビに出演されているのを見ると、重みのある滝沢さんと、かわいらしい武井さんという感じで、いい雰囲気だなと。武井さんはお顔立ちが端正でいらっしゃるので、距離感があるように思われがちですが、実際に話すと気さくなかわいらしいお嬢さまで、今回のドラマではそんな魅力も出たらいいなと。どちらかというとキレイで完璧というイメージですが、笑ったときのシワがくしゃっとなる感じがかわいいんです(笑)。今回、そういう魅力を伝えられたらと思っています。(C)TBS●GENKING・橋本マナミら個性派キャストの起用――ドラマオリジナルのキャラクターも登場しますが、GENKINGさんや橋本マナミさんといったキャスティングがおもしろいなと思いました。恋愛のカリスマみたいな人が一言ポンと本質を突くというのがあるといいなと思い、GENKINGさんが合っていると思ったんです。橋本マナミさんはミステリアスに感じていただけたらいいなと。原作にもいないキャラクターなので、原作を読んだ方も謎を楽しんでいただければと思います。もっと色っぽくしてもいいかなと思ったんですけど、そこを抑えているのがまたいいのかなとも思います(笑)――横澤夏子さんの起用も驚きました。未亜というキャラクターがもっと魅力的に見えるためにはどうしたらいいかと考え、同僚でいろんな話をしていく中で恋愛観とか出せたらいいなと思ったんです。そして、その佐伯香澄役には横澤さんがいいなと。神野三鈴さん演じる向井部長の怖さと、横澤さん演じる香澄の笑いと…ティファニー広報部の雰囲気は緩急があっていい感じですよ!――関西弁が特徴のジミー チュウの敏腕広報マン・宮沢綾役に起用された中村蒼さんは、自身とまったく違う性格だと話されていましたが、起用の狙いは?これまでご本人と直接会ったことがなく性格は知らなかったんですが、このキャラクターは十二分に楽しんでやってもらえるなと。会うと性格は確かに真逆だなと思うんですけど、お芝居だとそれがまったく見えない。真逆なのを狙ったわけでもなく、イケメンで潜在能力のある中村蒼君が、大阪弁や独特の距離感の詰め方とか…そういった宮沢綾をやったらおもしろいと思ったんです。■プロフィール伊與田英徳1998年、制作会社からTBSに中途入社。『ヤンキー母校に帰る』(03)や『新参者』(10)、近年では、『半沢直樹』(13)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(14)、『流星ワゴン』(15)、『下町ロケット』(15)など、話題作を続々と手掛けている。(C)TBS
2016年07月19日●北川みゆき原作のドラマ化を決めた理由女優の武井咲と"タッキー"でおなじみの滝沢秀明が今夏、TBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(7月12日スタート/毎週火曜22:00~)で"禁断の恋"に挑む。原作は、小学館『プチコミック』に連載されていた北川みゆきの同名漫画。ティファニーの広報部に勤める主人公・栗原未亜(武井咲)が、ティファニージャパンの副社長であり既婚者の三好海里(滝沢秀明)と恋に落ちる――大人の恋愛ドラマがいよいよ始まる。プロデューサーを務めるのは、『ヤンキー母校に帰る』(2003年)、『新参者』(2010年)や『半沢直樹』(2013年)、『下町ロケット』(2015年)などの伊與田英徳氏。今回ラブストーリーに挑戦しようと思った理由、そして、作品に込めた思いとは。また、武井と滝沢の起用理由や原作の再現度、ドラマ成功の鍵などを聞いた。――まず、北川みゆきさんの同名漫画をドラマ化しようと思った理由を教えてください。たまたま人に勧められて読んだら、男の僕が読んでもおもしろくて、ドラマ化できたらいいなと。この作品の原作権が残っていてラッキーだったなと思います。そして、ちょうど武井さんと何かやれたらいいねという話をしていて、この作品を武井さんでできたらどうかなと思ったんです。――伊與田さんがこういったラブストーリーを手掛けられることに驚きました!まあ、たまには(笑)。おもしろいものはおもしろいし、そうじゃないものはそうじゃない。そのときに出会ったおもしろいことをお届けできたらいいなと思っているので。――新しい挑戦をしようという思いも?自分がこれに向いているあれに向いているという発想はなく、そのときに食指が動いたものを素直にやっていくという感じなので、特に今回が挑戦ということはないです。毎回、何かしら挑戦はあるので。――毎回挑戦というと、今回の一番の挑戦はどこでしたか?ラブストーリーという女心をうまく表現できるかどうかっていうことだと思うんです。そのために、女性の脚本家のチームでつくってみたり、演出を『花より男子』の石井康晴にお願いしてみたり、ということは座組としてやっています。キャスティングでいうと、武井咲さんが今回初めて大人のドラマに挑戦する。これまで、学生だったり職業ものが多かったと思うんですけど、彼女にも新たな挑戦をしてもらうことで今までにない武井咲さんが見られたらいいなと思っています。そして、その相手役の滝沢さんに副社長をお願いしました。滝沢さんもこういう役は初めてだと思うんですけど、白馬に乗った王子さまの大人版というか、大人の恋愛をこの2人がすることでいい形になったらいいなと思っています。また、ティファ二ーやジミー チュウといったブランドさんとコラボレーションさせていただいたり、迎賓館で冒頭シーンを撮らせていただいたり、リアルだけどゴージャスみたいなところを出していきたいなと。設定をお借りする中でしっかりとしたフィクションを作り、リアルな世界観が表現できたらいいなと思っています。(C)TBS●原作再現度…ラブシーンは?――ドラマは、どれくらい原作に忠実に描かれるのでしょうか?キャラクターの設定は忠実にと思っていて、広報をしている女の子とその会社の副社長というところは原作と同じです。化粧品会社をジュエリーの会社に変えたのは、台本を作っていくうちに指輪がキーになったことがきっかけで、ティファニーさんとやらせていただくのがいいんじゃないかと、北川先生にもご相談して。内容を原作に添ってやっていくのでということで、北川先生にもご了解していただいて進めています。――第1話のキスシーンのタイミングが原作のタイミングより遅かったり、少し原作と変えているところもあるようですが、その意図は?連ドラとして10話見せるための起承転結を考え、原作は原作のタイミングのおもしろさがあるけれども、ドラマはドラマのタイミングがあるということで、北川先生にご提案してご了承いただきながら少し変更している部分はあります。逆に言うと、ドラマを見た方でも原作を見るとまた違った見方ができて、2度おいしく楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。――北川さんに伺いながら進めているんですね。はい、ご了解いただきながらやっています。原作を預かっている以上、原作の先生が喜んでくれるドラマを作りたいと思っています。原作者がやってよかったと言ってもらえるものをやらなければ、原作をお借りしちゃいけないというのはいつも僕のポリシーとしてあります。――予告映像にもありますが、第1話でキスシーン、そして、それ以降の回ではベッドシーンも。原作だとかなり過激ですが、そういったラブシーンも再現されていくのでしょうか。できる限り近づけたいとは思っています。漫画と映像では違いますが、できる限りチャレンジはしようと。とはいえ、そういうシーンを見せたいんじゃなくて、2人の相手を思う気持ちがあるからこそすれ違っちゃったり、好きだからこそわがままになっちゃったり、そういった2人の気持ちの部分を伝えられたらと考えています。――会見で滝沢さんが「キュンキュンしてもらえる芝居を」と意気込みを語っていましたが、"キュンキュンしてもらえるように"というのは制作においてもかなり意識されているんでしょうか?そうできたらいいなとは思っています。北川先生がそういったエッセンスをいっぱい描いてくださっているので、そこを女性脚本家たちにうまく書いてもらって…という感じですね。キュンキュンさせるというより僕自身がキュンキュン楽しんでいて、僕が台本を読んで楽しめないと「ここキュンキュンさせてよ」って頼んでもう一度書いてもらう感じですかね(笑)――武井さんと滝沢さんがキスしているポスターもキュンキュンしました!ポスター撮影はドラマの撮影に入る前なので、実は会ったその日にキスしているんです(笑)。「1回で決めるので、とにかく思い切ってやってほしい」とお願いしました。――お二人はどんな様子でしたか?まるで恋人のようで、私がドキドキしていましたよ。●作品に込めた思いと今後につながる発見――不倫ドラマってたくさんありますが、今回は不倫ではあるけれども"純愛"というのが大きなテーマのようですね。そうですね、純愛です。2人がどういう風に障害を乗り越えていちずな愛を突き通すかという新たなラブストーリー。ただの不倫ではなく、いろんなことがあっての不倫。ぜひとも見ていただいて、「人を愛するということはどういうことなのか」というのを感じていただけたらと思いますね。――「人を愛するとはどういうことか」ということが伊與田さんが今回伝えたいことですか?そうですね、まさに。あとは、連ドラで初めて今回、ティファニーやジミー チュウといったハイジュエリーとコラボしたのも楽しみの一つだと思います。――このドラマが成功する鍵はどこだと思いますか?難しいですね。答えはわかりませんが、とりあえずやれることはやる。マーケティングもしながらやるし、かといってマーケティング通りにやったらつまんなくなっちゃうから、そこにどうやって毒…引っかかりを作るかということを考えるけど、最後はやはり、画面を通したドラマが生き生きしているかどうか。もっと言うと、この時代をうまく切れていうかどうかだと思います。例えば、『東京ラブストーリー』を今見ても面白い。『男女7人夏物語』を今見ても面白い。着ている服は20年前の服だし、しゃべっているセリフは25年前のセリフだったりするし、明石家さんまさんがとんでもなく若くてびっくりしたり、いろいろあるんですけど、やっぱり面白いし古いと思えない。それは、ちゃんと時代を切って、缶詰としてギュッと詰まっているから、僕らがその時代に一瞬のうちに入り込めると思うんです。だから逆に言うと、今作っているものが今の時代をしっかりと捉えられているかどうか、今の空気感がどう缶詰として凝縮して入れられているか、今だからこと放送できているものになっているかが重要なんだなと。それを自分ができているかはわからないけど、そうしたい! 10年後に見てもこれってなんか新しいよねって思ってもらえるものじゃないとヒットしないと思うんです。――気が早いですが、次やってみたいなと考えているものはありますか?作品として、特にこういうのをやりたいということではなく、いろんなことをやりたいなと。自分が面白いと思ったことをそのままお伝えできるといいなと考えています。――今回、『せいせいするほど、愛してる』をやっていることで、何か見え方が変わったことはありますか?実際にティファニーさんやジミー チュウさんの話を聞いて、ブランドイメージをとても大切にしているんだなと痛感しました。僕たちはTBSブランドをどうするか、さらには日本のエンターテインメントのブランドをどうするかって考えないといけないと感じました。今、エンターテインメント業界はどんどんワールドワイドになっている。日本のエンターテインメント業界全体としては高いレベルにいると思うけれど、それをうまく発信する必要がある。日本人って、いいものを作っていれば自然とうまくいくという教育を受けてきているように思うんですが、そうではなくそれをちゃんと発信していかないとこれからはダメだと思うんです。日本が負けるのは嫌だなと思います。――ただ作品を作るだけではなく、その先を考えていこうということですね。そんな大それたことではないですが。でも、いろいろと考えていかないと世界には太刀打ちできないなと思い始めているところです。もちろん、面白いものを作れないとそんなことは言ってられないんですけど、でも、そんなことも必要かなと今回ハイジュエリーのブランドの方たちの仕事ぶりをみて感じたし、とても参考になりました。■プロフィール伊與田英徳1998年、制作会社からTBSに中途入社。『ヤンキー母校に帰る』(03)や『新参者』(10)、近年では、『半沢直樹』(13)、『ルーズヴェルト・ゲーム』(14)、『流星ワゴン』(15)、『下町ロケット』(15)など、話題作を続々と手掛けている。インタビュー後編は来週7月19日に掲載予定。三好海里役の滝沢秀明についてさらに掘り下げ、本作での彼への期待や、現場での様子などを語ってもらう。(C)TBS
2016年07月12日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、27日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007』(毎週月曜22:00~23:00)で、芥川賞を受賞した小説『火花』に続く2作目について、「年内には完成させたい」と語った。相方の綾部祐二とともに出演した又吉。くりぃむしちゅーの上田晋也から「次の目標はなんなの? また賞とりたいという目標があるの?」と聞かれると、「賞というよりは、またちゃんと書いて…。せっかく賞をいただいたので、このまま何も書かずにっていうのはさすがによくないと思うので」と話した。上田が「芥川賞とると次の作品も大変だろうな。2作目コケるわけにもっていうプレッシャーもあるだろうし」と言うと、又吉は「やっぱりプレッシャーはありますね」と打ち明け、「できるだけ早く書きたい」と吐露。「今書いてます。年内には完成させたい」とめどを明かした。また、又吉は「綾部さんが横からいろいろ言ってくる」と言い、「60代くらいのマダムと知り合うっていう設定はどうかな」などと意見してくると苦笑。上田は「先生は官能小説書いてらっしゃるわけじゃないから」と突っ込み、有田哲平が「それは綾部が書けばいい」と提案すると、上田も同調し、「ノンフィクションでいっぱいかけるだろ」と熟女好きで知られる綾部をいじった。
2016年06月27日製作ティム・バートン、主演ジョニー・デップで贈る、空前のブームを巻き起こした待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。この度、新キャラクターの時間の番人“タイム”の日本語版声優として、映画声優初挑戦となる俳優の滝藤賢一が決定した。物語は前作から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原で活躍していたアリス。だが厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへと誘われる。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友を救うため、アリスは時間をさかのぼる。待ち受けるのは、秘められた真実と、時間の番人“タイム”との戦い。赤の女王の脅威も迫る中、果たしてアリスは、運命に逆らい、過去を変えることはできるのか――?キャストには、好奇心旺盛な主人公アリスを演じるミア・ワシコウスカはじめ、マッドハッターのジョニー、白の女王のアン・ハサウェイ、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャスト陣が再集結。また、先日続投が発表されたばかりの白の女王役深田恭子をはじめ、マッドハッター役に平田広明、アリス役に安藤瞳、赤の女王役に朴路美と日本語吹き替えキャストも勢揃い。そんな中、今回声優出演が明らかとなった滝藤さんが演じる時間の番人“タイム”は、誰もが敵に回したくはないと恐れられている人物。無限の空間にそびえる永遠の城に棲む「時間」の化身で、万物にパワーをもたらす万物の大時計を守り続けており、その大時計とシンクロする時計仕掛けの心臓を持つ、半身人間、半身機械という摩訶不思議な存在なのだ。滝藤さんが声をあてるタイムは、『ポラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンが抜擢され、おどろおどろしい姿とは裏腹に、ものすごい自信家で間抜けという愛嬌のある一面も持ち、人間味がある雰囲気がとても魅力的でいままでにいなかったキャラクターを熱演している。「半沢直樹」「重版出来!」や、秋公開の出演作『SCOOP!』も控えるなど、これまで様々な役柄を演じてきた実力派俳優の滝藤さん。今回が映画声優初挑戦となる滝藤さんは「ついにハリウッドデビューか! と嬉しかったです。やっとこの日が来たかって(笑)」と喜びを語る。またアフレコについては「声だけで表現することは難しく、大変でした」と普段と異なる“声”の演技に苦労した様子だったが、「ジョニー・デップやヘレナ・ボナム=カーターと共演している気持ちにさせていただける素敵な現場だったと思います。勘違いしてしまいそうでした(笑)」と話し、苦戦しながらも楽しんで挑戦していたようだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月24日アーティスト、俳優、文化人、アスリートなど著名人2人が登場し、人生の節目で出逢った“大切な10曲”を持ち寄り対談する番組「ミュージック・ポートレイト」の6月9日(木)、16日(木)の放送に、世界の蜷川幸雄が愛した俳優、吉田鋼太郎と藤原竜也が登場する。2011年に始まった当番組はこれまで数々のジャンルやフィールドを超えた2人のゲストが共演、互いの大切な10曲を持ち寄りそれぞれの人生を語り合う番組として話題を集めている。今回は、俳優の吉田さんと藤原さんを迎える。俳優としての活動をはじめてからは舞台を中心に活躍してきた吉田さん。2013年社会現象にもなったヒットドラマ「半沢直樹」に出演、主人公の唯一の理解者ある上司を演じ、翌年には出演した連続テレビ小説「花子とアン」でブレイクを果たす。いまでこそ、数々の映画やドラマに出演し、“日本で一番モテる中年男性”とも呼ばれるが、そんな“遅咲き”の吉田さんの実力をいち早く認め、スポットライトを当てた人こそ、演出家・蜷川さんだった。役者としての生き方を追い求め、下積みを重ねた若き日の吉田さんに寄り添ってくれた歌とは?一方、 蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」で、15歳、芝居未経験ながら初舞台のロンドン公演で見事に主演を務め、“天才少年”と絶賛をされた“早熟”な藤原さん。以来、繊細な少年から悪役まで演じきる高い演技力と端正なルックスで人気俳優として活躍している。そんな藤原さんを見出し育ててきたのも言うまでもなく蜷川さんだった。「鬼」とも呼ばれた蜷川さんによる壮絶な稽古の日々。極限まで追い込まれた藤原さんの背中を押してくれた歌とは?年齢差23歳、対照的なキャリアの2人の人生はこのように蜷川さんとの絆で結ばれている。奇しくも蜷川さんが亡くなる12日前に行われた今回の対談。日本の演劇界を代表するトップスターが、芝居を、女性を、そして人生の師・蜷川さんとの葛藤や衝突、そして深い感謝を語りつくす。「ミュージック・ポートレイト」は毎週木曜22時~NHK Eテレで放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日日本語の文章に、何割ぐらいの漢字が混ざっているのがいちばん読みやすいか、考えてみたことはありますか?2014年に発売された、株式会社コムニコ著『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社)によると、漢字が10%~30%、ひらがなが60%~70%、カタカナが5%~10%で書かれたFacebookの投稿が、最も「いいね!」やコメント、シェアの率が高くなるそうです。しかし、これはあくまでカジュアルに書かれた短い文章でのこと。活字として世に発表されているものでは、どれくらいの漢字比率が適切なのか、さまざまな作品をサンプルとして調べてみました。■各新聞の社説は漢字使用率40%以上カウントに使用したのは、指定したテキスト内で漢字がどのくらい使われているかをウェブ上でチェックできる「漢字使用率チェッカー」というアプリ。サイトの説明によると、「20%以下:締りがない文章。30%前後:もっとも読みやすい文章。40%以上:硬い感じの文章」という基準があるようです。これは、2010年11月27日に読売新聞の「編集手帳」に掲載された『「大漢和辞典」を読む』(紀田順一郎編、大修館書店)を参考にした数字とのことです。では、あいうえお順で各社の社説を数えてみましょう。いずれも2016年5月19日の社説です。内容は、朝日新聞と読売新聞が党首討論について、産経・東京・日経・毎日の各紙は「1億総活躍プラン」についてでした。『朝日新聞』全体の文字数:960漢字数:408漢字率:42.5%『産経新聞』全体の文字数:885漢字数:360漢字率:40.68%『東京新聞』全体の文字数:944漢字数:429漢字率:45.44%『日経新聞』全体の文字数:1,753漢字数:762漢字率:43.47%『毎日新聞』全体の文字数:1,050漢字数:473漢字率:45.05%『読売新聞』全体の文字数:977漢字数:455漢字率:46.57%やはりいずれも、基準では「硬い感じの文章」とされる40%以上で、45%前後のものが目立ちます。内容はもちろんのこと、読めば漢字の勉強にもなりますね。■文学作品の漢字使用率は30%前後!では、文学作品ではどうでしょうか。『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石(1905年発表)旧字旧かな表記のものカウントした文字数:11,520漢字数:4,185漢字率:36.33%『邪宗門』芥川龍之介(1918年発表)カウントした文字数:1,519漢字数:413漢字率:27.19%『檸檬』梶井基次郎(1931年発表)旧字旧かな表記のものカウントした文字数:5,360漢字数:1,479漢字率:27.59%ちなみに、漱石の『吾輩は猫である』は、新字新かなづかいのものだと28.18%でした。同じ作品なら旧字旧かな表記のものの方が、漢字率が高いといえそうです。■現代のベストセラーは漢字減少傾向?ここ数年の話題作ではどうでしょうか。それぞれ、「はじめに」を除いた本文の冒頭部分をカウントしてみました。『オレたち花のバブル組』池井戸潤(2007年発表)文藝春秋カウントした文字数:1,209漢字数:387漢字率:32.01%ご存じ、大ヒットしたテレビドラマ『半沢直樹』の原作小説です。以下の作品とくらべるとやや漢字は多めですが、その漢字の多さがハードな企業社会を表しているともいえそうです。『人生がときめく片付けの魔法』近藤麻理恵(2010年発表)サンマーク出版カウントした文字数:1,207漢字数:248漢字率:20.55%世界中で大ヒットのこの作品は、わかりやすさと親しみやすさが伝わる20.55%。もし、もっと漢字が多かったら、視覚的に「難しい」と感じてしまう人もいたかもしれませんね。『人生はニャンとかなる』水野敬也・長沼直樹(2013年発表)文響社カウントした文字数:264漢字数:52漢字率:19.7%写真とともに楽しむ名言集という性格を持ち合わせた本のためか、ほかの本よりひらがなが多めになっていますね。『伝え方が9割』佐々木圭一(2013年発表)ダイヤモンド社カウントした文字数:670漢字数:111漢字率:16.57%冒頭部分にたまたま漢字が少なかった、ということもありますが、漢字率がぐっと低めの16.57%。コミュニケーションが題材の本だけに、わかりやすさが重要視されているのかもしれません。数年前までは、ベストセラーの漢字率は20数パーセントといわれていましたが、ここでカウントしたベストセラーは20%を下回るものも。これだけではサンプルが少ないのであくまで仮説にすぎませんが、ヒットする本の漢字率は、Facebookの投稿と同じくらいまで減少傾向にあるといえるかもしれません。■Suzieの人気記事の漢字使用率はここまでくると、「他人のことばかりカウントしていないで、自分たちの文章はどうなの?」という声が聞こえてきそうなので、Suzieの人気記事も漢字使用率をカウントしてみました。『Twitter人気TOP10の傾向が海外と日本で大違いな理由』(5月16日掲載)全体の文字数:2,557漢字数:602漢字率:23.54%『多くの会社員が間違えている「ちゃんと数字で報告しろ!」の真意』(5月17日掲載)全体の文字数:1,332漢字数:322漢字率:24.17%『ラーメン1杯に7g!減塩をどう思うのかラーメン屋に聞いてみた』(5月12日掲載)全体の文字数:1,899漢字数:441漢字率:23.22%ほかの記事も、ほぼ20%~25%に収まっているようです。ちなみにこの記事は29.55%。ちょっと硬い感じになったでしょうか?(文/宮本ゆみ子) 【参考】※株式会社コムニコ(2014)『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』翔泳社※漢字使用率チェッカー
2016年05月23日昨年、公開が発表され、福山雅治が写真週刊誌カメラマンを演じることで話題の映画『SCOOP!』から、ついに、ワイルドな風貌でカメラを構える福山さんのビジュアルと特報映像が解禁された。原田眞人監督・脚本作品「盗写1/250秒」(’85年)を原作とした本作。かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきた凄腕カメラマン・都城静。しかし、その輝かしい業績もいまとなってはほとんど知られることはなく、もはや黄昏モード。芸能スキャンダル専門の中年パパラッチとして、借金、酒にギャンブルと、自堕落な日々を過ごしていた。そんな彼が、ひょんなことから写真週刊誌「SCOOP!」に配属されたばかりの新人記者・行川野火とコンビを組まされる羽目に。この凸凹コンビがスクープを追いかけていくうちに、日本中が注目する大事件にまきこまれていく――。監督は『モテキ』『バクマン。』の大根仁。本作の主人公・都城静を福山さんが、都城の“相方”となる新人記者を、『オオカミ少女と黒王子』『ふきげんな過去』など主演作の公開が控える若手実力派女優・二階堂ふみが演じる。そのほか編集部の女性副編集長・横川定子役に、『ビリギャル』『HERO』『心が叫びたがってるんだ。』と大ヒット作に立ち続けて出演の吉田羊、編集部の男性副編集長・馬場役に、「半沢直樹」『るろうに剣心』などでみせた味のある演技が魅力の滝藤賢一、そして、静の旧友で情報屋のチャラ源に、福山さんと親交の深いリリー・フランキーと、豪華なキャストが脇を固めている。そして、本日解禁となったのは、カメラマン・都城のビジュアル。髪と髭を伸ばし、カメラを構え、スクープという獲物を狙っているまさに“獣”のような表情の福山さん。衣装をクランクイン前から着込んでなじませるなど、徹底した役作りで臨んだといい、いままで見たことのない姿で、“新境地”とも言える役柄に挑む。併せて『SCOOP!』公式サイトでは特報映像も解禁。怪しくも魅力的な東京の夜を、スクープを追い求めるワイルドな都城の姿を垣間見ることができる。この特報映像は、5月14日(土)より全国の映画館で上映予定。『SCOOP!』は10月1日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日今夏のフジテレビ系日曜21時枠にて、ドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」を放送することが決定。そして、「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が、ゴールデンタイムの連続ドラマで初の単独主演を務めることが分かった。一ノ瀬歩は幼い頃に囲碁に出会い、日本棋院の院生となり、プロ棋士を夢見てそれからの時間すべてを囲碁に捧げてきた。高校を卒業した歩は、大学へ進学せず、アルバイトをしながらプロ棋士を目指すも、もう一息のところで試験に落ち続ける日々。日本のプロ棋士採用試験には23歳未満の人しか受けられない、という年齢制限があるため、22歳になった歩は、これが最後のチャンスと、不退転の決意で囲碁に励んでいた。しかしプロ棋士採用試験前日の夜、母親が過労で倒れ病院に緊急搬送されてしまい、歩も試験に落ちてしまう。囲碁の道が閉ざされ、失意のままアルバイトに明け暮れる日々を過ごす歩。その姿に胸を痛める母は知人に頼み、とある総合商社で最終段階をむかえている採用試験に歩が受けられるようにする。試験内容は1か月のインターンシップ。母親の心中を察して、歩はインターンとして働き始める。しかし総合商社だったため、英語はもちろん何か国語も話せて当たり前。特殊な貿易用語が飛び交う世界で、満足な社会経験も学歴もない歩は、コピーの仕方すら分からず、打ちのめされるのだった。同期のインターンからは爪はじきにされ、上司からは早々に「戦力外」の烙印を押されてしまう。しかし、囲碁もなくなった自分が、ここで逃げたら、本当に何もない人間になってしまう、と、戦うことを決意。そんな会社からは期待度0%の歩は、なんとか組織の一員になろうと、ひたむきに仕事に向き合っていく――。原作は、2014年に韓国のケーブルテレビ局で放送された連続ドラマ「ミセン-未生-」。もともと、韓国内では“サラリーマンのバイブル”と称される大ヒット同名WEBコミックをドラマ化したもので、 囲碁のプロ棋士になれなかった青年が総合商社で働くこととなり、彼が1人の会社人として成長していく様を描いたヒューマンドラマ。視聴率では韓国ケーブルテレビ歴代第2位となる成績を記録、名立たるドラマ賞を総なめにし “ミセン・シンドローム”という言葉がニュースになるなど、韓国では社会現象を巻き起こしていた。そんな作品を今回、フジテレビが日本の会社構造、社会背景に合わせてリメイクし、放送する。主人公・歩役を演じるのは、「Hey! Say! JUMP」中島さん。 「水球ヤンキース」「刑事バレリーノ」などで過去にもドラマ主演を務めてきた。そんな彼だが、今回がテレビドラマ主演5作目にして初のゴールデンタイム連続ドラマ単独主演ということで、「少々長い名目ですが初めてのことですし、まずはうれしいです。同時に、どんな作品に限らずですが、こうして出演させていただけることに感謝しています。撮影を前にしていま、心地よい緊張感とワクワクが止まりません」と期待に胸膨らませている様子。また1月に公開された『ピンクとグレー』で初の映画主演を果たすなど、俳優としてますます活躍の幅を広げている中島さんだが、これまでに「半沢直樹」で正義感の強い新米銀行員などと、デキるサラリーマンを演じてきた。しかし今回は自身初のデキないサラリーマンに挑戦ということで、「サラリーマン経験がないからこその新人ならではのリアクションが自然とお芝居に出せるよう、主人公の一ノ瀬歩と同じように一から歩んでいく、という気持ちで頑張りたいと思います」と意気込みを語り、「劇中のキャラクターに勇気をもらって“明日からまた仕事を頑張ろう”と少しでも働く人の希望になれるように、しっかりと役目を果たしたいと思っています」とコメントを寄せていた。今回の中島さん起用について本作の編成企画・渡辺恒也は「演技者としてのこれからに無限の可能性を感じさせる俳優だと思います。一ノ瀬がまっさらな状態から一歩一歩成長していく姿が、中島さん自身が俳優として羽ばたいていく姿と重なっていくのでは」と期待寄せるコメントを残している。さらに本作の演出は、「フリーター、家を買う。」「マルモのおきて」 を手掛け、何気ない日常の感動を描くことに関して彼の右に出る者はいないと言われる河野圭太が担当。また、「スペシャリスト」の徳永友一が脚本を手掛け、いま最も勢いのあるヒットメーカーがそろい踏みしている。スーツがとにかく似合うことで有名な、ジャニーズの“スーツ王子”中島さん。抜群のプロポーションを包むそのスーツ姿が、女性のハートをわしづかみにしてきたが、今回は仕事がデキない、でもひたむきなサラリーマンということで、また様々な世代の女性視聴者を魅了することだろう。「HOPE~期待ゼロの新入社員~」は7月、毎週日曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年04月28日フジテレビの4月番組改編の記者発表が3月7日(月)、ヒルトン東京お台場で行われた。「PLAY!」という標語を掲げ、「何かを始める、始まりの合図です」という意味を込めたと編成部長の宮道治朗氏は表現した。中でも、日曜日の21時台には新ドラマ枠を構え、「半沢直樹」「下町ロケット」など近年ヒットが相次ぐTBSの日曜劇場を意識したかに見える編成を発表した。フジテレビは、日曜日の夜は家族揃って楽しめるようにと、上質なドラマを据える。「OUR HOUSE」(仮)は芦田愛菜、NHKドラマ「マッサン」でブレイクしたシャーロット・ケイト・フォックスというW主演で臨み、「とにかく家族が揃う曜日、時間帯です。家族で安心して楽しんでもらえるドラマをどうしてもやりたかったので決定いたしました」と、宮道氏は熱い思いを明かした。野島伸司氏の脚本ということにかけて、担当プロデューサーの高田雄貴氏は「2016年の『ひとつ屋根の下』になれれば」とも意気込んだ。バラエティーでは、水曜日22時に新枠「ホンモノふたり~タレントが“おためし同居生活”してみました~」を設置。レギュラーバラエティーMC初挑戦となる小泉孝太郎、人気者のバナナマンをスタジオに置き、芸能人の未婚男女1組がひとつ屋根の下で同居をするもようをモニタリングする。ゼネラルプロデューサーの中村百合子氏は、「女性視聴者に特に見ていただきたいです。自分の夫や彼氏と見比べて、つっこみながら、ぼやきながら、笑いながら時間を共有していただければと思います」と、メッセージを込めた。そのほか、平日のデイタイムは毎日15時間の生放送を行う編成を発表。宮道氏は、「長年31年にわたって昼間を支えてくれた『ライオンのごきげんよう』、そして東海テレビの昼ドラマを改編しました。これまで支えてくださったスタッフの皆さま、小堺さん、俳優の皆さま方、これまで応援してくれた視聴者の皆さまに感謝と敬意を表したいと思います」と深々と頭を下げ、「思い切ったチャレンジではありますが、視聴者の皆さんと同じ時間を共有したいと目指しています」と、時代の流れに伴いテレビの在り方を新たに提案した。会見にはそのほか永島優美アナウンサー、宮司愛海アナウンサーも出席した。(cinamacafe.net)
2016年03月07日著書「火花」が第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹が、このたび新たにZEROキャスターに加わることが明らかとなった。「ZERO(原点)にかえって、はじめる」「世の中の様々なことをZEROから考え直してみる」をテーマとして掲げる同番組。すでに嵐の櫻井翔や、桐谷美玲らが毎週ZEROキャスターとして活躍しているが、今後、又吉さんは月1回程度のペースで、ZEROに出演することとなる。又吉さんが自ら取材し伝えるのは、「働く」こと。驚きの「職場」、一流の「職人」、最高の「技術」…。さまざまな形で「働く現場」を切り取っていく。又吉さんは東日本大震災5年のテーマで、3月にもZEROに出演予定だが、自身のコーナーへの初回出演は4月28日(木)を予定している。このたびの起用にあたり、又吉さんは「今、日本や世界で起きていることに敏感でありたいです。あらゆる問題に対して簡単に答えを決めず、迷い、悩み、考え抜きたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。また、ZEROのテーマ曲も4月4日(月)から生まれ変わることに!宇多田ヒカルが新たに書き下ろした楽曲が使用されるという。さまざまな分野で才能を見せる又吉さんの、キャスターとしての活躍にも期待したい。「NEWSZERO」は毎週月~木曜23時~放送、毎週金曜23時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月04日俳優・駿河太郎が7月公開の映画『夢二~愛のとばしり』で主演を務め、竹久夢二に扮することが、このほど発表された。1884年岡山で産まれ、明治、大正、昭和の3つの時代を生きた"日本最初のポップアート"アーティストと呼ばれる画家で詩人であった竹久夢二。今でも全国のさまざまな場所で特別展が開催されるなど、ファンを増やしている。本作では、哀しくも愛ある人間あるいは男として夢二を捉える。メガホンを取り、脚本を手掛けるのは宮野ケイジ監督。夢二の駆け抜けた時代を再現しながら、「美人画」のモデルとなった妻・たまきとの憎愛と決別や崩壊、さらに最も愛した女性・彦乃(しの)との逃避行、そして死に至るまでを映し出す。2011年のNHK連続テレビ小説『カーネーション』でヒロインの夫・川本勝役に抜てきされ、TBS系ドラマ『半沢直樹』(13年)の湯浅威役でも注目を集めた駿河。そのほか、本作には女優の小宮有紗、黒谷友香、俳優の加藤雅也らも出演する。小宮は彦乃を、黒谷はたまきを、加藤は彦乃の父を、それぞれ演じる。(C)2015映画「夢二~愛のとばしり」製作委員会
2016年01月31日This!編集部員(左から小林、金城、前列濱谷)昨年11月13日に創刊した小学館のファッションカルチャーマガジン『This!』。ファッション、漫画、書籍、演劇などジャンルも幅広く扱い、表紙の「水曜日のカンパネラ」のコムアイや劇団「マームとジプシー」の主宰・藤田貴大など今注目の才能が続々登場しています。さらには、湯山玲子、まんしゅうきつこなど、SOLOにもご登場いただいた方々のコンテンツも!20代~30代の女性を中心に、今を楽しく過ごしながらも、どこか漠然とした不安を抱えながらその解消策を探している…、そんなニーズを持っている女性に届けたいという思いで作られたという同誌。別々の部署にいる女性3人が集まって実現させた創刊の裏側について、全3回にわたってお話をうかがいました。『This!』編集長は小学館の“半沢直樹”!?――みなさん出版社にお勤めで本来の業務だけでもお忙しいはずなのに、そのうえで新しい雑誌(ムック)を創刊しようと思ったのはなぜなのでしょうか?小林由佳編集長(以下、小林):私は児童書の部署で、これまで児童書のほかに『おじさん図鑑』や『あたらしいみかんのむきかた』など、自分が得意とするサブカルチャーっぽい単行本を“1人編集長”のようにつくってきました。ただ、雑誌を読んで育ったことから「いつかはチームで雑誌もつくってみたい」という思いもあり、それが2人が集まってくれたおかげで実現しました。濱谷梢子さん(以下、濱谷):私はもともと女性ファッション誌の部署に所属していて土日もないような日々でしたが、最近広告部に異動して以前よりは少し自分の時間がとれるようになったんですね。それで、通勤前の早朝に、4コマ漫画をインスタグラムに趣味でアップし始めたら、1週間で1000人もフォロワーが増えたんです。そんな話をあるとき同期の小林にしたところ「そんなにやる気があるんだったら、一緒に雑誌をつくろうよ」と持ちかけられたんです。小林:せっかく雑誌や本をつくれる出版社に勤めていて、色んな意欲があるんだったら公式に仕事としてもかたちにしたいと思って。ですが、私たち2人だけだと分野の幅が少ないと感じ、そこで思い浮かんだのが『週刊ビッグコミックスピリッツ』の編集をしている金城でした。金城小百合さん(以下、金城):私は一昨年中途入社してきたのですが、転職した頃すぐに小林から社内メールでランチに誘われて。それが初対面でした。小林は私が前職で担当した漫画作品を知っていて、仕事ぶりを評価してくれていました。それで『This!』での漫画家さんの開拓を中心に、私もスピリッツの編集をしながら編集部員として参加することになったんです。空気は読めないというか “読まない”――小林さんが求心力となってプロジェクトが進んだんですね。濱谷:小林は、弊社における「半沢直樹」的存在かも。ヒット作を生み出しているから上司からの信頼も厚いけれど、いいものをつくるためだったら目上の人に対しても決して譲らないところがあります。『This!』の創刊を通すための会議でもすごかったよね。小林:空気は読まないところがあるかもしれません。初めに雑誌の新創刊を会議で提案したときに、「雑誌をつくったことのない君にはまだ早い、もう少し準備をしてから出直しなさい」というような趣旨の判断をされたのですが、めげずにその1カ月後にまたすぐ企画を持って行きました。そうしたら、「えっ!?この人また来た。空気読めないなぁ…」みたいな雰囲気に(笑)。でも、空気読んでも通せなければ意味ないですからね。「雑誌をつくったことがないから無理」なのではなく、具体的にどういった部分がダメかを言ってもらえないことには前に進めないと訴えたんです。すると、児童書の部署だけでなく、他部署や営業系や宣伝など雑誌畑の方にも検討していただくチャンスを与えられ、その場でようやく認められました。感性は信じないけど「数字」や「好き」は信じられる――味方の少ないアウェーな状況のなかでも、自分の企画を信じて突き進めるためになにを支えにしていますか?小林:自分の感性はそこまで信じていなくて、大手書店が出しているデータなどを使って、ものすごく調べます。自分の企画の類書が今どれくらい売れているのか細かく数字で分析していくことで自信を付けるんです。まずはそれをベースに、自分の好きなことをプラスするというか。やっぱり好きなことしか本気で頑張れない部分もあるので、数字と自分の好きなこと、そのバランスが取れるところを狙っていきます。濱谷:私の場合はひたすら「リサーチ」です。たとえば、今回出稿いただいたカシオさんの「BABY-G」の公式サイトではイラストレーターさんとのコラボレーションなどを盛んにやっていらして、それがポップで素敵だったんです。きっと『This!』の目指す世界観をわかってくださるはず、とアプローチしました。金城:でも、濱谷も「好き」が仕事の原動力の1つになっているよね。誌面にあるカルビーの「フルーツグラノーラ」でのプレゼンに同席しましたが、向こうの担当社に“フルグラ愛”をとつとつと語る姿がすごい熱量で。まるで憧れの漫画家さんに仕事を依頼するときのような勢いだと思いました。「スピリッツ」での通常業務でも、「好き」という気持ちは重要だと思っています。たとえば、今回登場いただいた漫画家の鳥飼茜さんはほかの漫画誌で活躍する、個人的には大好きな作家さんです。今回『This!』での執筆のお願いを機に初めてお会いしましたが、その際、鳥飼さんから「新しい表現方法を試したい」との要望を伺い、その解答である「鉛筆線」の原稿が最大限に映えるよう、原稿をいただたてからは紙やインクを選び直したり、印刷所に何度も出し直してもらったりしました。鳥飼さんからあがった原稿が素晴らしくて、なんとかそれに報いたくて執念的に頑張った。それが「好き」のなせる業だと思いました。小林:記事でも広告でも意外にも「好きなこと」をやるのが仕事を成功させる一番の近道かもしれないという実感を持ちました。女性3人だけで雑誌を創刊するというと外部からは「健気」にみえることもあるようなんです、実はすごくたくましいメンバーなのに(笑)。でも、自分たちのなかでは「健気」というよりは、客観的なデータと自分の好きなことへの思いをとにかく「一生懸命」に探っているという感覚があります。【プロフィール】小林由佳さん(こばやし・ゆか)さん1980年生まれ。山と溪谷社を経て2007年小学館入社。児童・学習編集局 図鑑百科編集室所属。<主な担当書籍>『あたらしいみかんのむきかた』(岡田好弘 作・神谷圭介 絵)、『おじさん図鑑』(なかむらるみ/絵・文)、『図鑑NEO花』、『図鑑NEOポケット植物』以上、小学館。『おとなのおりがみ』(山と溪谷社)。濱谷梢子(はまたに・しょうこ)さん1979年生まれ。リクルートを経て2007年小学館入社。女性誌局編集部を経て、現在は広告局所属。<主な担当雑誌>『Oggi』(編集部、後に広告担当)、『AneCan』(編集部)、『Domani』(広告担当)以上、小学館。『ゼクシィ』(編集部、リクルート)。金城小百合(きんじょう・さゆり)さん1983年生まれ。秋田書店を経て2014年小学館入社。第三コミック局 ビッグコミックスピリッツ編集部所属。<主な担当漫画>『アイアムアヒーロー』(花沢健吾)『プリンセスメゾン』(池辺葵)以上、小学館。『cocoon』(今日マチ子)、『花のズボラ飯』(久住昌之 原作・水沢悦子 漫画)以上、秋田書店。Text/皆本類客観的なデータの分析を大事にしつつ、「好きなこと」をするのが仕事の成功させる一番の近道かもしれないという予感を感じたという『This!』編集部の面々。ただ、本当に「好きなこと」とは一体どのような基準で測られるものなのでしょうか。次回は、「好きなことで仕事する」の本質に迫ります。
2016年01月26日1月13日(水)よりスタートの長瀬智也主演ドラマ「フラジャイル」。この度、新たに第1話に長瀬さんと対立する内科医役として手塚とおるが出演することが明らかとなった。「強烈な変人だが、極めて優秀」と周囲が表する偏屈イケメン天才病理医・岸京一郎。常にスーツ姿で全く医者然とせず、口が非常に悪いため、度々ほかの医者たちと対峙する。一見人格破綻者のようにも見えるが、何より優先するべきは患者の命という信念があり、相手を完膚なきまでに論破し打ちのめすのも、自分の診断は絶対であるというデータと論理に裏打ちされた自信と、患者の命を救いたいという思いの表れである。白衣は着ずに手術もしない、組織や細胞を分析して患者の診断を下す病理医・岸の活躍を描く、これまでにない全く新しい医療エンターテインメント。原作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画。「アフタヌーン」の読者アンケートでは常に人気作品の上位にランクインし、4巻まで発刊しているコミックの累計売上数は45万部を記録、「マンガ大賞2015」の候補にもなるなど、今勢いのある漫画のひとつだ。このほど第1話への出演が明らかとなった手塚さんが演じるのは、呼吸器内科の藤原守役。手塚さんは、長瀬さんと共演をした「華麗なるスパイ」(日本テレビ)ではテロリスト役、社会現象となった「半沢直樹」(TBS)では銀行マン役を演じ、小悪党っぷりを発揮した演技で、悪役を演じれば右に出る者はいないとの声も上がっている。手塚さん演じる藤原は、岸ががんだと報告した患者を受け持ち、岸の言う通り、がんの化学療法をおこなっている。しかし全く効果が見られず、逆に抗がん剤が負担をかけているだけに見える。一方の岸は、そもそも、何のがんか特定するためには新たな検査が必要だと主張しているが、藤原は、自分は最初から肺炎だと思っていた、と聞く耳を持たず、挙げ句「患者を直接治療しない病理ごときが、無責任に口を出すな」と言い放ち、岸と激突するのだ。今回の出演に際して手塚さんは「長瀬智也さんと初めてお仕事したのが、長瀬さんの初主演舞台『青空のある限り』でした。それから数十年たって、またこうやってお仕事をご一緒させていただくと、とても立派で、たくましい役者さんになられた長瀬さんがいて、すごく感動いたしました。またお仕事、ご一緒できたら良いなぁ」とコメント。さらに、今回の役を最初は普通に演じていたという手塚さんだが、監督より“もっと嫌な感じで”とのオーダーがあったようで、「それに従ったのですが…モニターを見ながら監督が“ホント嫌な奴だなー”と言っているのを聞き、複雑な気分になりました(笑)」と語っていた。さっそく第1話から繰り広げられる毒舌で偏屈な天才医師・岸と、医師として決して無能なわけではないが、憎たらしく嫌な男にしか見えない内科医との大激突。初回から目が離せない展開になりそうだ。「フラジャイル」は1月13日(水)22時~フジテレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年01月12日「ザッツ、日本!ザッツ、紅白!」をテーマに掲げる「第66回NHK紅白歌合戦」。先日、曲順が発表され豪華アーティストたちの共演に大きな注目が集まったが、この度、さらに「紅白」を華やかに盛り上げるゲスト審査員10名が発表された。紅組司会を綾瀬はるか、白組司会を井ノ原快彦(V6)、総合司会を有働由美子アナウンサー、そして過去に5回の司会経験がある黒柳徹子が務める今年の「紅白歌合戦」。初出場となる「BUMP OF CHICKEN」、星野源、「レベッカ」、「乃木坂46」らが名を連ね、「X JAPAN」や近藤真彦、小林幸子などカムバック勢にも豪華アーティストがずらり!郷ひろみがトップバッターを華々しく飾り、大トリとして松田聖子がステージを締めくくる。そして今回発表された審査員には、今年大活躍した面々が大集結!映画『ストロボ・エッジ』『ビリギャル』で主演を務め、月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」出演やドラマ「永遠のぼくら sea side blue」での主演など、数々の話題作でメインキャストを務め上げた女優・有村架純。今年はなんといっても連続テレビ小説「まれ」の好演や、大ヒット公開中『orange-オレンジー』やTBSドラマ「下町ロケット」で一躍知名度を上げた女優・土屋太鳳。そして『海街diary』での熱演が記憶に新しく、2016年は大河ドラマ「真田丸」ヒロインのきり役をはじめ『アイアムアヒーロー』『グッドモーニングショー』と出演作が立て続く女優・長澤まさみ。そして、2013年放送「半沢直樹」主演で大きく注目を浴び、来年の大河ドラマ「真田丸」では主役の真田信繁(幸村)を演じる俳優・堺雅人。その兄・信幸を演じる俳優・大泉洋も審査員として並ぶ。大泉さんは、『駆込み女と駆出し男』『バケモノの子』連続テレビ小説「まれ」と今年も映画にドラマに大活躍した。そのほか、デビュー作「火花」で第153回芥川龍之介賞を受賞、単行本は累計245万部を突破するベストセラーとなったお笑い芸人「ピース」の又吉直樹。今シーズンNHK杯で世界最高得点で優勝しながら、グランプリファイナルでは自身の持つ世界最高得点を更新し3連覇を果たした羽生結弦選手。2015年文学賞「本屋大賞」に著書「鹿の王」が選ばれた作家兼川村学園女子大学特任教授の上橋菜穂子。ウエイトリフティング選手・三宅宏実、タレント・所ジョージらが審査員を務める。「第66回NHK紅白歌合戦」は12月31日(木)19:15より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月25日旅行や帰省など、さまざまな過ごし方をする人も多い年末年始。自宅で温かくして、のんびり過ごしたいという人には、気になっていたあの映画や、あのドラマをイッキ見するチャンス。今回、シネマカフェでは話題の4作品をピックアップした。■『スター・ウォーズ』…シリーズイッキ見は最新作の予習&復習にオススメ!ついに公開となった、2015年最大の話題作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。この盛り上がりに合わせて、これまでの過去作を見直したくなった人も多いはず。これから最新作を観る人、「実はシリーズを観たことがない…」という人もこの機会に総チェック。映画の劇場公開は『エピソード4/新たなる希望』からスタートしたが、イッキに観るなら、エピソード1→6の鑑賞順がおすすめ(諸説アリ)。また、最新作に感動して「もう一度見返したくなった」という人にとっても、新しい発見がありそうだ。■「下町ロケット」…あの大ヒットドラマは4年前にも登場していた!?一方、2015年を代表するTVドラマとなったのが、先日最終回を迎えたばかりの「下町ロケット」。「半沢直樹」シリーズの池井戸潤の同名小説を原作に、今クールNo.1の視聴率を誇るドラマとなった。だが、実は2011年にも、WOWOWの連続ドラマWとしてドラマ化されていた。TBS版とは異なる点もあるため、両方を見比べてみてもおもしろそう。主演の佃 航平役は三上博史が務め、帝国重工の財前には渡部篤郎が扮している。全5話。■「glee/グリー」…豪華ゲストの共演!いまは亡き“フィン”の姿も全米で放送開始と同時に大ブームを巻き起こし、エミー賞ほか数々の賞に輝いた青春ミュージカルドラマ。シーズンごとに、ケイト・ハドソン、サラ・ジェシカ・パーカーなどの大物俳優や、ブリトニー・スピアーズ、デミ・ロヴァート、アダム・ランバートなどの豪華シンガーが多数出演し、音楽ファンも楽しめる。あのオバマ大統領も一家で本作のファンであることを公言しており、キャストをホワイトハウスに召集し、歌を披露させたこともあるほど。ちなみに第4シーズンでは、2013年に急逝したコーリー・モンティース演じるフィンの姿も目にすることができる。■「SHERLOCK/シャーロック」…人気者の英国俳優の原点英国では平均視聴率30%超えという大人気ドラマ。世界各国、そして日本でも高い人気を誇り、現代のシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンを演じたベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンは、いまや出演作のオファーが絶えない売れっ子となった。2月には、この元旦に英国で放送される最新作『SHERLOCK/シャーロック忌まわしき花嫁』が劇場で上映されるという嬉しいニュースも発表となったばかり。来年にはシーズン4の制作も決定しており、いまのうちにシーズン1~3をがっつりと見ておきたいところだ。上記4作品は映像配信サービス「dTV」にて配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SHERLOCK/シャーロック [海外TVドラマ](C) Colin Hutton Hartswood Films 2010 John Rogers (C) Hartswood Films 2010スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2015年12月23日阿部寛が主演を務めるドラマ「下町ロケット」最終回の撮影現場に、原作者の池井戸潤が訪問。出演者を激励した。佃航平(阿部さん)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ夢に向かって突き進む――。「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され第145回直木賞を受賞した池井戸氏の同名小説を映画化した本作。朝日新聞にて連載された「下町ロケット2」とほぼ同時進行にドラマが放送され、原作本はシリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーを記録。今週放送の最終回に向けて、さらなる注目を集めている。このほど池井戸氏が訪問したのは、帝国重工・財前が執務をする部屋のシーンを撮影中のつくば市の撮影現場。阿部さんをはじめ、吉川晃司、安田顕、高島彩らキャスト陣は、終始和やかに池井戸氏との会話を楽しんだそう。「半沢直樹」でも監督を務めた福澤克雄監督の現場にも足を運んだという池井戸氏は、今回の報恩を経て「久し振りに福澤組の現場を拝見しましたが、相変わらず熱があり、緊張感のある現場でした。こういうところで役者さんの力が引き出され、そしてそこにリアリティーがあるから、働いている人たち・ものづくりに 携わっている人たちの心に響く熱いドラマができあがったのだと思います」と絶賛。さらに、「夏に書き始めた本が、こんなに早く映像化されること、その事自体が奇跡だと思います。佃製作所という小さな会社が、ロケットエンジンのバルブシステムをつくり上げるというストーリーも奇跡ですが、ドラマを作っているこのチーム自体もある種の奇跡の中にいる、という二重構造になっていると思います。このようなミラクルはもう二度とないのではないでしょうか」と、感慨深く語った。いよいよ目前に迫った最終回は25分拡大での放送。どのような結末が訪れるのか、放送を楽しみに待ちたい。「下町ロケット」最終回は、12月20日(日)21時よりTBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日主演に阿部寛を迎え、「半沢直樹」シリーズなどヒット作を連発する池井戸潤の小説を原作とするTBS日曜劇場「下町ロケット」。いよいよ20日(日)に最終回を迎える本作だが、今回その最終回が25分拡大スペシャルとして放送されることが決定。さらに本放送に先駆けて「超緊急特別ドラマ企画下町ロケット~最終章」を放送することも明らかとなった。主人公の佃航平(阿部さん)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ、夢に向かって突き進む。すべての働く人たちにお送りする、感動のエンターテインメント巨編だ。今回放送の最終回には、神谷弁護士役の恵俊彰をはじめ、原作では描かれていなかった中川弁護士役の池畑慎之介や帝国重工・藤間社長役の杉良太郎も再び登場し、超豪華キャストで放送される。そして、19時からの「超緊急特別ドラマ企画」では、1話から9話までの感動シーンを再編集して放送。「ロケット編」で佃製作所の危機を救った神谷弁護士が再登場するなど、新撮映像も含めて盛りだくさんでお届けするという異例の試みを行うようだ。緊急の決定となったため収録は今週行われる予定で、新撮ドラマにはレギュラーキャストに加え白水銀行の柳井役として話題をさらった春風亭昇太や、まさかの再登場となった池畑慎之介も出演が決定している。また本編では明かされなかった、殿村(立川談春)が白水銀行へ辞表を提出する場面や、水原本部長(木下ほうか)が帝国重工で暗躍する様子も描かれ、佃利菜(土屋太鳳)の彼氏とうわさされる「マサヒコくん」も登場?との情報も。ついにクライマックスを迎える本作。最終回は25分の拡大に加え、いつもより2時間早くドラマの世界を楽しめる1日となりそうだ。「超緊急特別ドラマ企画下町ロケット~最終章」は12月20日(日)19時より放送。「下町ロケット」は毎週日曜日21時~放送。(最終回25分拡大)(cinemacafe.net)
2015年12月14日日曜劇場「下町ロケット」で阿部寛演じる主人公の元・部下役として、民放連続ドラマ初出演を果たしている“ミュージカル界のプリンス”山崎育三郎が、その美声でナレーションに初挑戦。12月12日(土)15時から放送の「下町ロケット」ダイジェスト番組にて、役柄の“真野賢作”としてこれまでの物語をふり返っていることが分かった。半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を連発する池井戸潤の第145回直木賞受賞作を原作に、主演を2010年4月期の「新参者」以来、5年ぶりに日曜劇場に帰ってきた阿部寛が務めている本作。阿部さんや魅力的なキャスト陣の演技合戦もあり、原作「下町ロケット」は、ドラマ開始後も増刷を重ねて155万部を突破。ドラマ後半部分の原作となる「下町ロケット2 ガウディ計画」も45万部に到達し、シリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーとなっている。阿部さんが演じる主人公の佃航平は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ、仲間たちとともに新たな夢に向かって突き進んでいく。そんな本作で、民放の連ドラ初出演の山崎さんが演じている真野賢作は、いま大反響を呼んでいることもあり、今回は“ミュージカル界のプリンス”といわれるその美声でナレーションに挑戦。クライマックスに向けて激動の展開が待ち受ける13日(日)放送の第9話の放送を前に、「下町ロケット」のスペシャルダイジェストと9話の見どころを、“真野”としてお届けする。山崎さんは、「医療やロケットの専門用語が出てくるので、やってみて難しかったですし、また緊張もしました。やはり役の真野として読んだほうが気持ちが入るので、その点を意識して収録させていただきました。ただ気持ちが入りすぎ、懐かしいシーンを見て、自分でぐっときてしまいました(笑)」と明かしており、その気持ちの入り方が伺える。いよいよ最終回まで残すところあと2回となった「下町ロケット」に、引き続き注目だ。「下町ロケット」スペシャルダイジェストは12月12日(土)15時より放送。第9話は12月13日(日)21時よりTBS系列にて放送(15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2015年12月12日主演に阿部寛を迎え、毎回様々な俳優がゲスト出演することでも話題の「下町ロケット」。ついに物語も佳境を迎える本作だが、この度、13日放送の9話より元フジテレビアナウンサーの高島彩が出演することが明らかとなった。佃航平(阿部さん)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ、夢に向かって突き進む――。原作は、第145回直木賞を受賞した池井戸潤の同名小説。受賞時には「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され「オレたちバブル入行組」をはじめとする半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」、「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を連発する池井戸氏の著書の中でも代表作との呼び声が高い作品。またドラマ開始後、増刷を重ね、直近でシリーズ累計155万部を超え、先月に発売となったドラマ後半部分の原作となる「下町ロケット2ガウディ計画」は、当初30万部で販売開始したものの、好調のためたちまち15万部の重版が決定し、早くも45万部に到達。シリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーとなっている。そして今回高島さんが演じるのは、元毎朝新聞の記者で、現在は医療関係の事件を専門にしているフリージャーナリスト・咲間倫子。夫の死に疑問を持ち、病院側に訴訟を起こしたことをきっかけに、医療事件のフリージャーナリストに。ノンフィクション作家としても注目を集めており、医療機関の闇を切り裂くような著作を次々と発表。ある事実を確かめるために、佃製作所へやってくるのだ。本作が連続ドラマ初出演で、本作のキーとなる咲間を演じる高島さんは「毎週楽しみにしている『下町ロケット』出演のお話をいただき正直震えております。新たな挑戦ではありますが、ひとつまみのアクセントになれるよう、みなさまの中に身を投げて全身全霊で取り組みます。ガウディ計画から感じている命の大切さを丁寧に伝えられるよう、鋭く、芯のある咲間倫子を演じられればと思っております」と本作への意気込みをコメントしている。またプロデューサーの伊與田英徳は「いつも他局ながらも“うまい”と思っていました。笑いの突っ込み、しっとりとした泣かせのナレーション、はちゃめちゃな現場のまとめ方…などなど、どの部分を切り取っても完璧な仕事をされていました」と高島さんを絶賛し、また「そんな方と、縁あってお仕事できるのは嬉しい限りです。高島さんが、旅番組に出演したとき、体当たりでレポートをしているのを拝見して、感情を全面に表現する演技も必ずできると確信してオファーしました」と今回の抜擢の経緯について語った。プロデューサーも絶賛の高島さん、初の連ドラ出演で重要な役どころをどう演じるのか、ますます見逃せない。「下町ロケット」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2015年12月03日主演に阿部寛を迎え、すべての働く人たちに贈る、感動のエンターテインメント巨編「下町ロケット」。先月22日放送の6話から後半パート「ガウディ計画編」が放送され、いよいよ佳境に突入する本作だが、この度新たに歌舞伎役者の中村歌昇が出演することが決定した。佃航平(阿部さん)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ夢に向かって突き進む――。原作は、第145回直木賞を受賞した池井戸潤の同名小説。受賞時には「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され「オレたちバブル入行組」をはじめとする半沢直樹シリーズや「空飛ぶタイヤ」、「ルーズヴェルト・ゲーム」などヒット作を連発する池井戸氏の著書の中でも代表作との呼び声が高い作品だ。また、ドラマ開始後に増刷を重ね、先月に発売となったドラマ後半部分の原作となる「下町ロケット2ガウディ計画」は、当初30万部で販売開始したものの、好調のためたちまち15万部の重版が決定し、早くも45万部に到達。シリーズ累計で200万部を超える大ベストセラーとなっている。今回が初のドラマ出演となる中村さんは、世良公則演じる貴船が教授を務める「アジア医科大学」の研修医・葛西役を演じる。中村さんは、「今回初めてのドラマ出演で、このような素晴らしい作品に出演させて頂き、とても光栄に思っております。また、原作の下町ロケットのファンで、ドラマもずっと拝見していて、その中に自分が参加するという現状がまだよくわかっていません。研修医葛西は、これからのお話のきっかけになる出来事を起こす人物なので、色んな方々のお話を伺いながら一生懸命演じたいと思います」と、出演への喜びと意気込みを語っている。そして中村さんが出演する6日放送の第8話では、貴船がかねてより開発を推し進めてきた人工心臓・コアハートの念願が臨床試験がついにスタート。しかし、突然患者の容態が急変。たまたま担当医が不在だったため、研修医の葛西が応急処置をすることに。言わば貴船の“夢”が詰まった患者を、絶対に死なせてはならない…。そんな極限な状況が求められる葛西という役を、中村さんがどのように演じるのか、放送を楽しみにしていて。「下町ロケット」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2015年12月02日映画初主演となる板野友美を主演に迎え贈るホラー映画『のぞきめ』。この度、本作の公開が来年4月に決定すると共に、特報映像と出演キャストが解禁に。「仮面ライダーウィザード」の白石隼也をはじめ、東ちづる、吉田鋼太郎らの出演が明らかとなった。テレビ局のADをしている三嶋彩乃は、ある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様なものだった。青年の恋人は、狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学のサークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と“のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは彩乃自身の身にも…。原作は、本格ミステリ大賞を受賞したホラー作家・三津田信三による同名小説で、同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語。過去と現在に共通するのは事件のカギとなる怪異“のぞきめ”の存在。窓、タンス、カーテンの隅。それは日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から視線を投げかけ、目があった人物を恐怖のどん底に突き落とすのだった。今回本作の監督には『トリハダ-劇場版-』シリーズの三木康一郎。そしてテレビ局の新米ADの主人公・彩乃役を元「AKB48」の板野さんが好演し、のぞきめにまつわる真相を追う。さらに、今回新たに発表されたキャストには、彩乃の彼氏・津田信二役に「仮面ライダーウィザード」で主人公を演じたいま注目の俳優・白石さん、彩乃が取材した怪死事件で死んだ青年の彼女・岩登和世役に「ラッキーセブン」(フジテレビ)に出演していた入来茉里、その和世の母親役には、ドラマから情報番組のコメンテーターなど幅広く活躍する東ちづるが決定した。そしてそのほか、玉城裕規、小澤亮太、石井心愛、池田鉄洋、つぶやきシロー、石井正則ら豪華俳優陣が脇を固めている。そして本作のキーとなる盲目の老人・四十澤想一役を、「半沢直樹」(TBS)で話題を集めた実力派俳優・吉田鋼太郎が好演する。この度解禁された特報映像は、一般女子高生の「ある!あるよね~」という街頭インタビューから始まる。彼女たちが口を揃えて言う“あるある体験”とは一体何のことなのか。そして映像は変わり、板野さん演じる彩乃が映し出され、ゆっくりと後ろを振り向く彼女の視線の先に待ち構えていたのは一体…。最後はぱっと目を背けてしまいそうになる、そんな特報映像に仕上がっている。日常に潜む恐怖、だれもが1度は感じたことのある“見られている”という覗かれる怖さを題材とした本作。視線の先に待ち構えているものとは一体なんなのか、続報にも期待したい。『のぞきめ』は、2016年4月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月20日タレントの壇蜜と俳優の石丸幹二が18日(水)、都内で行われた「えひめスイーツコレクション」キックオフイベントにゲスト出演した。愛媛県産イチゴ「紅い雫」のイメージキャラクターを務める壇蜜さんからイチゴタルトを“あ~ん”された石丸さんは「壇蜜さんに“あ~ん”されて、幸せ。一緒になって“あ~ん”と言ってしまいました」と大照れで「素敵な方に“あ~ん”されたことは一生忘れません」とデレデレ。さらに共演したTBS系連続ドラマ「半沢直樹」を振り返り「個性がしっかりしている方。それに壇蜜さんと撮っていると、輝くんです。これはマネできないなと思いました。オンリー・ワン」と、壇蜜さんの女優としての唯一無二の存在感を賞嘆していた。一方、来月3日に35歳を迎える壇蜜さんは「来年はいよいよ年女で本厄。神社に行かなければ」といい、新たなるセクシー系タレントの台頭について聞かれると「私のような老兵は死なず、ただ消え去るのみ。物事に執着せず、同じ土俵に上がる事もないので、粛々と自分の年齢に向き合っていきたい」と持論を展開。イメージキャラクターを務めたイチゴ「紅い雫」にかけて「一歩踏み出せば、私ももうオバハン。このような公の場で、ほかのタレントさんの事を言うのは“瑞々しくない”ですよ」と笑わせた。(text:cinemacafe.net)
2015年11月18日ほっこりした笑いがちりばめられた作風で知られる西加奈子さんと、プロのお笑い芸人である又吉直樹さん。お互いに“笑いのツボが似ている”というおふたりにとっての笑いとは?笑うこと、笑われることへの優しさがあふれる対談が実現!***西:又吉さんとは、最初はイベントでお会いして。私が『炎上する君』という短編集を出した時に帯コメントをお願いしたんですよね。又吉:それがきっかけでお会いするようになって、最初はすごく質問されたんです。興味を持って聞いてくださっているのかなと思ったけれど、だんだん、研究されてんのかなと思えてきまして…。西:つい聞いてまうねん(笑)。「今なんでそれ言ったん?」「今、最後に言ったやつは、最初から頭の中にあったん?」とか。又吉:「最初から頭にあって、はやく言いたいと思いながら喋ってました」と言ったら「ほう…」って。西:だって又吉さんは、どうしたら思いつくんだろうってことを言うから。又吉さんの笑いには2種類あると思うねん。ひとつは、例えば小学校の授業中に校庭に犬が入ってきて興奮する、という思い出みたいな笑い。それって、うちの世代にとっては「あるある」やん?でも、そんなこと人に言われるまで思い出さないでしょう?又吉さんは「ああ、そういうことあった!」って思い出させて、私の中の体温をあげてくれるの。もうひとつは、私の体の中にはまったくなかった熱が、隕石が落ちたようにバーン!と入ってくるような笑い。又吉さんが、どちらの笑いも持っていることにおののいてしまう。又吉:自分ではあまり分からないですね。「こうなったらこうなる」とは考えずに、「こんなんあったら面白いな」とは思うんですけど。西:又吉さんは自分はどっちもできまっせ、みたいに気取ってないでしょう。超フラット。帯コメントをお願いしたのは、そんな人が、もしも自分の本を「面白い」と言ってくれたら、すごく自信になるなって思ったから。又吉さん、昔、「優しい人は必ず面白いです」って言ってましたよね。又吉:言ったかもしれません。西:その時は、すぐには分からなかった。「面白い人は優しい」なら分かる。誰かを楽しませようって気持ちは美しいし、誰かに笑われてもいいっていうのは、心が大きいことだし。その逆が分からなかったけれど、今は分かる。又吉さんは絶対にスカさないし、どんな無茶なことや寒いことを言われても「そうですね」と受け入れてますよね。又吉:ああ、それだけは決めているかもしれないです。自分たちがMCをする番組に後輩が来ると、めっちゃ緊張して訳の分かんないこと言い出す奴がいっぱいおるんです。その時に「何言うてんねん」とは言わず、一回そいつの言葉を信じて、質問していくんです。それでおもろなる時があります。西:おもろなくなる時もあるでしょう?又吉:そん時は、みんなでおもろない方向に突っ走っている1~2分がおもろなっているというか。それが芸人としていいのかは分からないですけれど。「芸人やったら笑われんと笑かせ」とは、先輩たちが言うてきた言葉ですけれど、僕はあまり気にしいひんというか。西:『火花』にもそういう話がありましたよね。又吉:そう、自分の小説に書いた時、先輩から批判されるかなと思ってたんです。でも、木村祐一さんがいろんな芸人さんたちにインタビューした映画が京都国際映画祭で上映されたんですが、そのタイトルが『ワレワレハワラワレタイ』なんです。むっちゃいいタイトルだと思って。木村さんに話したら、「俺も先輩に怒られるかと思ったけれど、でもみんなの話を聞いていて、そう思ってん」って。嬉しかったですね。西:人から笑われたいって、めっちゃ懐深いことだと思う。又吉:自分が笑っていたいんです。人が笑っているのを見るのは嬉しいですし。◇にし・かなこ 1977年、テヘラン生まれ、大阪府育ち。’04年に『あおい』でデビュー。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、『サラバ!』で直木賞受賞。◇またよし・なおき 1980年、大阪府生まれ。芥川賞作品「火花」の、俳優・堤真一による朗読CDが発売中。2016年春にはNETFLIXでのドラマ『火花』が配信スタート予定。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)取材、文・瀧井朝世
2015年11月12日今年でデビュー25周年を迎え、アーティストとして役者としてますますその活躍に注目が集まる中、結婚発表でさらに世の視線を独り占めにした福山雅治が、新作映画『SCOOP!』にて、2013年公開『そして父になる』以来の主演を務めることが決定。『バクマン。』が大ヒット公開中の大根仁監督と初タッグを組み、週刊誌のパパラッチ役を演じることが明らかとなった。フリーカメラマンの都城静(46)は、かつて数々の伝説的スクープをモノにしてきたが、現在は芸能スキャンダルを中心に追うパパラッチ。そんな彼が、写真週刊誌「SCOOP!」の新人記者とタッグを組む中で、スクープを獲得していき、次第に大きな事件を追う事になる…。1985年に劇場公開された原田眞人監督・脚本作品『盗写1/250秒』を原作映画として、大根監督が自ら脚本も務め、芸能スキャンダルから社会事件まで様々なネタを追いかける写真週刊誌カメラマンと記者の物語を描く本作。大根監督といえば、映画『モテキ』で第35回日本アカデミー賞話題賞・優秀作品部門を受賞し、現在公開中の『バクマン。』でも観客動員120,8万人、興行収入15,6億円と大ヒットを記録するなど、いま最も勢いのある注目株だ。大根監督と本作で初タッグを組む福山さん。本作では、カメラの腕は確かではあるが、ギャンブル好きで、借金に追われる中年パパラッチ・都城静役を演じる。写真週刊誌「SCOOP!」編集部に在籍時代は数々のスクープを飛ばしていたが、いまはフリーランスで黄昏モードの中年カメラマンという役どころに対し、髪と髭を伸ばし、衣装をクランクイン前から着込んでなじませるなど、徹底した役作りで臨んでいるという。今回の主演について福山さんは「ずっと演じてみたかったタイプの役のオファーが、ある日舞い込んできました。しかも同世代クリエーターの星、大根監督から。盛り沢山のエンターテインメント作品になる手応えを感じながら撮影中ですが、すでに役から離れるのが寂しくなっている自分がいます」と、早くも手応えあるコメントを寄せた。また共演者にも実力派が集結。「SCOOP!」編集部の新人記者・行川野火役に、『蜜のあわれ』『オオカミ少女と黒王子』と来年も主演作が目白押しの若手実力派女優・二階堂ふみ。編集部の女性副編集長・横川定子役に、『ビリギャル』『HERO』『心が叫びたがってるんだ。』と大ヒット作に立ち続けて出演した吉田羊。編集部の男性副編集長・馬場役に、「半沢直樹」『るろうに剣心』などでみせた味のある演技が魅力の滝藤賢一。そして、静の旧友で情報屋のチャラ源に、福山さんと親交の深いリリー・フランキーが配役。豪華キャストの共演も本作の見所のひとつといえそうだ。大根監督にとって、本作は長年温めてきた企画だそうで、「撮る側と撮られる側の関係を、スリリングに、エロティックに、センシティブに描き、なおかつエンターテイメント映画として成立させることが出来るのは福山雅治以外にはありえない。これまで観たことのない映画、そしてこれまで観たことのない福山雅治をどうかご期待ください!!」と自信をみせた。『SCOOP!』は2016年、秋より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日「半沢直樹」シリーズなどヒット作を連発する池井戸潤原作のTBS日曜劇場「下町ロケット」。主演に阿部寛、ヒロインに土屋太鳳を迎え話題となっている本作だが、この度、帝国重工の審査担当者として、戸次重幸が出演することが明らかとなった。原作は「第145回直木三十五賞」を受賞した池井戸潤の同名小説。受賞時には「人々の希望を繋ぐ爽快な作品」と評され、文庫版を含め累計130万部を超えるベストセラーを記録した。主人公の佃航平(阿部寛)は、宇宙科学開発機構の研究員だったが、自分が開発したエンジンを載せたロケットの打ち上げ失敗の責任を取らされ退職。父親が遺した「佃製作所」を継いで社長として第二の人生をスタートさせ、夢に向かって突き進む。先週放送の第2話では、訴訟を起こされたナカシマ工業との和解が成立。佃製作所は大きな試練を乗り越えたが、第3話からは帝国重工という新たな敵との対決が待っている。そして11月1日の第3話では、ナカシマ工業との訴訟において事実上の勝利を手に入れた佃製作所。多額の和解金も入り、そのうえ帝国重工に特許を譲ればさらに大金が入ってくるとあって、社内は大いに盛り上がるが、ひとり佃だけは別の可能性を探っていた。特許売却か、使用契約かを帝国重工に返答する当日。いずれにしてもバルブシステムの使用権利を手に入れ、「スターダスト計画」の遅れを取り戻そうとしていた財前(吉川晃司)と富山(新井浩文)だったが、佃の口から「部品供給」という予想だにしなかった提案をされる。バルブシステムは自分たちにとって死活問題ということもあり、一度持ち帰って検討すると答えた財前だったが――。今回、帝国重工の企業審査担当者・田村役として「ヤメゴク」や『桜蘭高校ホスト部』に出演していた「TEAM NACS」の戸次重幸が第4話に出演することが決定。そんな戸次さんは「私個人も、視聴者として大変楽しませていただいている作品に出演させていただけること になり、喜びを隠せません。同じ劇団メンバーである安田の肩を借りて、精一杯演じさせていただきました(笑)」とコメント。戸次さんも言っていたように、佃製作所サイドには技術開発部長の山崎を演じる安田顕が出演しており、“TEAM NACS対決”という側面からも楽しめるようだ。また安田さんは「同じTEAM NACSの戸次重幸くんが、下町ロケットに新しい風を持ってきてくれます。佃製作所と対峙し、審査する帝国重工マンとしての役柄と演技に注目です。そして、佃製作所が4話以降どうなっていくのかますます目が離せない展開になっていきますので、是非御覧ください。」とこれからの展開に期待が膨らむコメントを寄せた。物語も序盤のクライマックスに向けて、益々目が離せない展開となってきた本作。「TEAM NACS対決」が物語に拍車をかけること間違いなし。本作の今後も見逃せない。「下町ロケット」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2015年10月31日昨年末特別番組として放送された、吉田鋼太郎主演のドラマ「東京センチメンタル」。この度、来年1月から“ドラマ24”枠で連続ドラマとして放送されることが決定した。本作は、東京・言問橋の老舗和菓子屋「くるりや」の職人久留里卓三が繰り広げる日常を描いた完全オリジナルの脚本をドラマ化したストーリー。東京の下町で、老舗和菓子屋『くるりや』の倅として生まれた久留里卓三(吉田鋼太郎)は生まれも育ちも東京。昔気質の二代目の父に厳しい教育を施され、店の看板である団子を作る職人としては父を越えるほどの技量を身につけているが、私生活では離婚歴がありバツ3の、女性に対しては“ちょこっとだらしない”男。55歳になった今も、自由気ままな日々を送っている。そんな日々の中、ひょんなことから女性に出会い、ほんのひと時をその女性と一緒に過ごす卓三。昔から変わらない東京下町の景色の中で描かれる淡い恋心。その想いを成就することはできるのだろうか――。主人公・卓三を演じるのは、前作に続いて、本作が初の連続ドラマ主演となる吉田鋼太郎。2013年一世を風靡したドラマ「半沢直樹」(TBS)で半沢の上司を、昨年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」では一代で巨万の富を築いた石炭王など、数あるクセの強い脇役を演じている吉田さん。今回演じる卓三について「真面目で実直な一面を持ちつつ、離婚歴のある独身で、自由人でもあります。すぐに恋に落ちてしまうのが弱点でしょうか。知り合った女性が、自分に気があると思い込むのが特技です。 酒好き女好き、そして自由が好き。まるで吉田鋼太郎自身のような人物です。」と魅力を語ってくれた。また、「連ドラ化のお話を頂いた時は、俄には信じられない気持ちでした。、ある程度久留里卓三という役を楽しみながらやっていこうと思っています。毎回登場する美しいマドンナ達にお会いするのも大変楽しみですし!」と本作に於ける抱負をコメント。そして“くるりや”の看板娘・須藤あかね役を演じるのは、『植物図鑑』や、2016年4月から始まるNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のヒロイン決定している今注目の若手女優の高畑充希。卓三の昔馴染み柴田幸吉役には、個性派俳優・ラーメンズの片桐仁が前回に引き続き好演する。さらに今回本作連ドラ化にあたってレギュラーキャストとして卓三の過去を知る謎多き女性玲子役に、新たに大塚寧々が参戦。そんな大塚さんは「いままでの雰囲気を壊さないようにがんばりたいと思います。台本の中で感じる“玲子”は、さっぱりしている性格だと思う。さっぱりしている中にも、いろんな事情がきっとあるはずです。大人の女性として、それを含みつつ抑えつつ、でも表面はさっぱりと…な玲子を演じていきたいです」と意気込みをみせている。また、ほかにもこれからさらに加わる新レギュラーや各話のゲストに超豪華な俳優陣が登場する予定だそう。誰がどんな役柄で登場するのか注目していきたい。ドラマ24「東京センチメンタル」は、2016年1月毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2015年10月08日「半沢直樹」「ルーズベルト・ゲーム」など、大ヒットを記録したドラマ化作品が相次ぐ池井戸潤原作となる10月スタートの日曜劇場「下町ロケット」に、今田耕司の出演が決定した。「池井戸潤氏絶対の代表作」とも評される直木賞受賞作が原作の本ドラマ。すでにキャストには、父親が遺した「佃製作所」の二代目所長となった主人公・佃航平役に『エヴェレスト 神々の山嶺』の公開を控える阿部寛、その娘である利菜役を『orange』の土屋太鳳と、豪華出演陣が発表されているが、このほど追加キャストとして今田さんの出演が決定。今田さんは、フジテレビ系「シバトラ~童顔刑事・柴田竹虎~」以来7年ぶりの連続ドラマ出演となる。本ドラマは、10月3日(土)から朝日新聞にて連載スタートする「下町ロケット2」と同時進行でドラマが進行していくという仕組みになっており、今田さんは後半パートの「ガウディ計画篇」にて重要な役どころを演じることが決定している。今田さんは今回の出演決定に際して、「このチームの作るドラマのファンだったので、参加できてとても光栄です。嫁探しは来年に回します」と、ドラマへの意気込みを語ると同時に、先日、結婚報道があった芸人の千原ジュニアを意識したコメント。プロフーサーの伊與田英徳氏は「役に関しては、後半の内容をお伝えできないのでまだ公表できませんが、キーになる重要な役どころです。どんな演技をしていただけるのか今から楽しみです」と期待のコメントを寄せた。「下町ロケット2」では、ロケットで培った佃製作所の技術が、最先端の医療技術に転用されるというストーリーであり、今田さんは医者として登場するのか、もしくは技術者として登場するのかも注目だ。今田さんの熱演と続報に期待したい。日曜劇場「下町ロケット」は、TBSにて10月18日(日)21:00より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月01日アカデミー賞受賞の英国の名女優ヘレン・ミレンが、クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた主演最新作『黄金のアデーレ名画の帰還』の公開に先駆け、サイモン・カーティス監督とともに来日することが決定。10月22日(木)より開催される、第28回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された本作の舞台挨拶に登壇することが分かった。20世紀が終わる頃、ある裁判のニュースが世界を仰天させた。アメリカに暮らす82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が、オーストリア政府を訴えたのだ。それは、“オーストリアのモナリザ”と称えられるクリムトの名画<黄金のアデーレ>を、「私に返してください」という驚きの要求だった。マリアの伯母であるアデーレの肖像画は、第二次世界大戦中、ナチスに略奪されたもので、正当な持ち主である自分のもとに返して欲しいと、彼女は主張する。そんなマリアの弁護をするのは、駆け出し弁護士のランディ(ライアン・レイノルズ)。対するオーストリア政府は、真っ向から反論。大切なものすべてを奪われ、祖国を捨てたマリアが、クリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは──?今回、『REDリターンズ』以来、映画のプロモーションでは約2年ぶり2度目の来日となるヘレン・ミレン。2006年に公開された『クィーン』で、実話に基づくエリザベス女王の苦悩や葛藤を表現し、アカデミー賞「主演女優賞」を受賞。最近では『RED』シリーズや、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』などハリウッド作品でもおなじみ。2003年には、英国女王から“デイム”の称号を授与された。本作では、クリムトが描いた伯母アデーレの肖像画、通称「黄金のアデーレ」を取り戻すため、オーストリア政府を訴えた実在の女性マリア・アルトマンを、つらい過去と向き合いながらも確固たる信念を持ち、常に明るく前向きでジョークを欠かさないキュートな姿で演じている。役作りにあたり、ヘレンは当時82歳だったマリアの大量の供述録を読んだほか、映画でも取りあげられたユダヤ人迫害についての書物にも、可能な限り目を通したという。また、親日家としても知られており、前回の来日では、当時の人気ドラマ「半沢直樹」の決めゼリフ「バイガエシ(倍返し)!」を日本語で披露してくれたことも。今回の来日では、どのようなファンサービスを見せてくれるのか、要注目。なお、数々の舞台やTVで活躍し、ミシェル・ウィリアムズ主演の『マリリン 7日間の恋』で知られるサイモン・カーティス監督は、プライベートも含めて初の来日となるという。『黄金のアデーレ名画の帰還』は11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日俳優の江口洋介が9月14日(月)、都内で行われた主演ドラマ「連続ドラマWしんがり~山一證券最後の聖戦~」の完成披露試写会に出席。証券マンを演じ「台本には難解で膨大なセリフをあり、この夏は眠れない熱帯夜が続いた」とふり返った。ジャーナリストで元読売新聞記者・清武英利のノンフィクションを原作に、90年代後半、日本を震撼させた山一證券の自主廃業をドラマ化。その要因となった2,600億円の簿外債務は、いつ、どのように生まれ、どのように隠し続けられたのか?誰もが予想だにしなかった巨大金融企業の破綻の裏で、“沈没船”となった社内に踏みとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちがいた。主演作『天空の蜂』もヒット中の江口さんが、WOWOWドラマで主演を務めるのは「連続ドラマWパンドラIII 革命前夜」(’11)以来、およそ4年振り。不正への怒りを胸に、社員、顧客、家族のために自らを奮い立たせるという役どころで「重厚な原作に負けない圧(あつ)と熱量をもった、根性のヒューマンドラマになった」と誇らしげだった。完成披露試写会には江口さんをはじめ、共演する萩原聖人、勝村政信、矢島健一、若松節朗監督(映画『沈まぬ太陽』)が出席。「エリートって柄じゃないんで、監督の演出通りに演じました」(萩原さん)、「これほど現場がひとつになった経験はない。ぜひスタッフにも声援を送ってほしい」(勝村さん)、「暑いし、現場は遠くておじさんばっかり(笑)。でも楽しかったです」(矢島さん)、「内部の人間が不正に立ち向かう姿が興味深かった。群像劇の良さを引き出せたと思うし、『半沢直樹』に一歩迫った作品に仕上がった」(若松監督)と本作への熱い思いを語っていた。「連続ドラマWしんがり~山一證券最後の聖戦~」は9月20日(日)22:00~よりWOWOWにて放送開始(全6話、※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2015年09月14日教師役に城田優、神田沙也加、生徒役に芳根京子、志尊淳、吉本実憂、森川葵らフレッシュな若手俳優を迎え、「合唱」を通じて高校生たちや教師、家族が本当に輝ける場所、そして絆を取り戻す物語を描いた「表参道高校合唱部!」。本作にて主人公の母親を演じる堀内敬子と、劇団四季の同期生でもある石丸幹二が退団後初共演し、9月4日(金)放送の第7話では美しいデュエットを披露することが分かった。本作の主人公で合唱が大好きな女子高生・香川真琴役を、NHK連続テレビ小説「花子とアン」や「探偵の探偵」(フジテレビ)に出演した芳根さん。そのほか「烈車戦隊トッキュウジャー」(テレビ朝日)主演の志尊さん、「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した吉本さんや、森川葵、堀井新太、高杉真宙、萩原みのり、泉澤祐希らネクストジェネレーションが集結。さらにミュージカル「ファントム」主演や映画『シンデレラ』日本語版声優としても話題の城田さんと、「レ・ミゼラブル」(コゼット役)など数多くの舞台で大活躍し、『アナと雪の女王』日本語吹き替え版にアナ役として出演し圧倒的な歌唱力をみせた神田さんがキャスティングされ、歌唱シーンにも期待が高まる実力派が勢揃いした。そんな本作では現在、主人公・香川真琴の母・美奈代役の堀内さんと、ゲスト出演で美奈代の高校時代の同級生・内田勇輝役で石丸さんが共演中。堀内さん演じる美奈代は、母親として真琴を常に支えながらも、夫・雄司(川平慈英)とは離婚寸前。石丸さんはそんな美奈代の前に突然現れた、容姿・学業・人望全てを兼ね備えた理想の男性像・内田勇輝役として美奈代の心を揺さぶってゆく。石丸さんは堀内さんと時を同じくして劇団四季に入団。「オペラ座の怪人」で華々しくデビューしてから「ハムレット」「美女と野獣」などに主演し、劇団の看板役者として活躍。退団後は「半沢直樹」(TBS)など数多くのドラマに出演しており、堀内さんとの共演は退団後初めてとなる。今回の共演について石丸さんは「彼女とは劇団四季に所属していた時代に同じ釜の飯を食い、劇団に育ててもらった仲です。何年も会ってなかったのですが、お互いにセリフと歌の掛け合いをしたときに、本当に阿吽の呼吸がつかめ、感動すらしました。劇団四季時代には何度もデュエットをするシーンがありましたが、最初、彼女はまだ10代だったかと思います。天真爛漫さ、妖精のような魅力をいまでも持ち続けていますね」とかつての同朋との再会を喜んだ。先日行われた撮影では、美奈代のもとを訪ねた内田が、美奈代や真琴の前で「大きな古時計」を披露。その内田の歌声にまるで寄り添うかのように美奈代も歌声を重ね、現場ではその素晴らしい2人のハーモニーに“まるでミニミュージカルのよう”と大きな拍手が起こったそう。それについて聞かれると「(大きく笑いながら)この番組だからこそありえるのだと思います!楽しく、しかし真剣にコーラスできる。僕にとってこの現場は絶好の場所であり、気持ちよく歌うことができました。ドラマでこんな経験ができるなんて…、もっと歌いたいので(そんな場面を)どこかに無理矢理にでも入れてください(笑)!」とコメント。2人が素晴らしい合唱を披露した「大きな古時計」は、第1話で、“香川家がまだ円満であった時期に歌われていた曲”として登場しており、いわば香川家の“絆の象徴”。美しいハーモニーもさることながら、内田に対する美奈代の心の動きもこれから見逃せない。ドラマ「表参道高校合唱部!」は毎週金曜22時~よりTBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年09月04日