アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が23日、都内で行われた主演映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)のレッドカーペットセレモニーに、共演のディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、中村蒼、浅利陽介、本木克英監督とともに登場した。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。丸の内ピカデリーで行われたレッドカーペットセレモニーでは、史上初・ワンフロアを貸し切ったロングカーペットが敷かれ、豪華キャストの登場に観客からも歓声が上がる。男性陣はタキシード、女性陣はロングドレスで華やかに決めた。長瀬は「ようやくみなさんに観ていただける時が来まして」と喜びを表す。「池井戸潤さんの原作に、みんなで撮影に励み、監督に編集という調理をしていただき、素晴らしい作品になったのではないかと思います。早くみなさんに観てもらえることが待ち遠しく思っております」と熱く挨拶した。また、長瀬から「後で一曲歌っていただけるかもしれないですよ」と無茶振りされ、苦笑していたディーン。「とても深い、日本の社会のいろんな面が表現されていると思います」と同作についての印象を語り、「公開までは時間がありますが、一人でも多くの方に観ていただけるように、作品の魅力を少しでもお伝えできれば」と意気込んだ。最後に高橋が、「映画には男性が多く出てきますが、女性もきっと観ていただいた後にそれぞれの正義に向かっていく人間にみなさんが少しでも勇気付けられることを祈っています」と語りかける。長瀬の「空飛ぶタイヤ」という言葉に、観客が「反撃開始!」と応答するシーンでは、長瀬が「それいけ! アンパンマンじゃないですよね?」とボケる場面も。最終的には長瀬が「一発OKでいけますよね!」と観客を信頼した様子で、コール&レスポンスを決めていた。
2018年04月23日5人組ロックバンド・サザンオールスターズの3年ぶりの新曲が、映画『空飛ぶタイヤ』(6月15日公開)の主題歌に決定したことが18日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。今年6月25日にデビュー40周年を迎えるサザンオールスターズ。2015年に発表されたアルバム『葡萄』以来、約3年ぶりとなる新曲「闘う戦士たちへ愛を込めて」が、『空飛ぶタイヤ』の主題歌に決定した。過酷な現代社会を切りとった痛烈な歌詞をポップスに昇華した、書き下ろし楽曲となる。今回の主題歌をオファーするにあたり、松竹の矢島孝プロデューサーは「二面性、いや多面性のあるドラマに乗る曲はサザンオールスターズしかないと思った」と熱く語る。同曲は、映画の公開と同様6月15日から配信リリースされることも決定し、配信リリースに先駆けて、全歌詞がサザンオールスターズ公式サイトで公開される。また、主題歌入りの最新予告映像も公開。度重なる悲劇に追いつめられる赤松社長(長瀬)が「最後まで闘う」と覚悟を決めた強い表情が映し出される。ディーン・フジオカ、高橋一生ら豪華キャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するような主題歌となっている。○長瀬智也コメント社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。そして、頑張れと言われているような気持ちにもなりました。感謝と感激です。○池井戸潤コメントサザンオールスターズは、学生時代から僕のアイドルでした。40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です。次回コンサートには必ず駆け付けます!○本木克英監督コメント映画の内容を繊細に鋭く捉えた歌詞、深刻な本質をからりと奏でるオリジナリティ溢れた曲に鳥肌が立ちました。長く熱狂し、敬愛してきたサザンオールスターズの原点を感じる主題歌にただただ感激いたしました。
2018年04月18日「『この世界の片隅に』の連続ドラマ化が発表されましたが、主演女優が誰になるのかが注目されています」と語るのは、テレビ誌関係者だ。 『この世界の片隅に』は太平洋戦争中の広島県呉市を舞台にした作品で、主人公・すずが懸命に生きぬこうとする姿を描いている。 かつて同作が連載されていた『漫画アクション』で今夏にドラマ版が放映されることは発表されたたものの、出演者も放送局も伏せられており話題を呼んでいるのだ。前出のテレビ誌関係者が続ける。 「作中のすずは、20歳前後のおっとりした性格の女性です。有村架純や黒木華が起用されるのではといった予想もありますが、インターネットで圧倒的に支持されているのはのん(24)ですね。’16年11月に封切りされた長編アニメ版は異例のロングランを記録し、海外でも高い評価を得ています。アニメ版ですずの声を担当して絶賛されたのが、のんだったからです」 だが本誌が取材を進めていくと、ヒロイン役は意外な名前であることが判明した。広告代理店関係者は言う。 「『半沢直樹』や『陸王』『99.9‐刑事専門弁護士‐』といった数々の名作ドラマを世に送り出したTBSの『日曜劇場』の枠で、7月から放送されることが検討されています。主人公のすずは、松本穂香さんに決定しました」 松本は大阪府出身の21歳、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』ではヒロインの同僚・青天目澄子役で好評を博している。のんにとって“朝ドラ女優”の後輩にあたるわけだが、実は意外な縁もある。 「2人の名前でネット検索すると、『のんと松本穂香はそっくり』といった書き込みも多いのです。清潔感のあるショートカットや、透明感のある雰囲気などが似ているということのようです」(前出・広告代理店関係者) 名門枠に大抜擢された若手女優の活躍に期待したい。
2018年04月13日又吉直樹が『火花』を書いた理由を、観月ありさが問う!――小説『火花』をなぞるだけではない構成ですね。観月:そうなんです。私は、小説の世界と舞台独自の世界の両方を行き来する、ストーリーテラー的な役回り。ふたつの世界が複雑ではあるんですが、上手く絡み合っているので、脚本は読みやすかったです。又吉:作中で僕は、観月さんからどうしてこの作品を書いたのかを問われます。正直、小説のテーマって聞かれても答えるのが難しいんです。「ないです」と言ってしまうこともあるくらい、「なんでやろ」という部分は客観的に直視しにくい。この舞台に出ることでそれに迫れるなら、自分が原作の作品に出るのは照れくさいですけど、面白そやなと。――おふたりとも本人役ですね。観月:役名は自分だけど、演じる以上、自分ではない。難しいですね。手探り状態です。又吉:素を出すのとも違うし。観月:どうしたら観た人は、私っぽいと思ってくれるんだろう?又吉:役を演じている時とも、素でバラエティとかに出ている時とも違いますしね。どこを切り取れば、本人としての説得力が出るのか。ベロベロに酔っぱらって演じるとか?観月:確かに、毎日のように飲んでるしね(笑)。又吉:僕は、猫背にしようかな。観月:まったん(又吉さん)ぽい!又吉:自覚はないんですけど、テレビで見ると「もっと背筋伸ばせよ」って思うんですよ。――そもそも、観月さんは原作をいつ読みましたか?観月:当時、『キャサリン三世』という番組で共演してて、書き終わってすぐに贈ってくれたんです。又吉:小説書いてることも、あり姉(観月さん)には話してて。観月:お仕事では芸人さんとして接していたので小説家のイメージが湧かなかったけど、読んだら描写がとても素敵でびっくりしちゃって。まったんは小説を書く前も、執筆中も、受賞後も、変わらずこのまんま。ほっとします。番組が終わっても「また仕事できたらいいね」とお互い言っていたんですけど、社交辞令ではなく、こうして実現させてくれて嬉しかった!又吉:“女優・観月ありさ”は、佇まいそのものが特別な方。お芝居の大先輩ですし、頑張らないと。『キャサリン三世』での僕の芝居、まあひどかったですからね。ただ、あの「もう少し、なんとかならへんか」という頃から、その後お芝居で成長できる機会はなかったので、怒られへんように気合でやるしかないです。観月:お芝居となったら、急に人格が変わって怒ったりして?ない、ない(笑)。楽しくやっていこうね。小説『火花』の物語を織り交ぜながら、“観月ありさ”が“又吉直樹”に、小説を書いた理由を問う。脚本・演出は小松純也。原作世界の芸人役に、石田明(NON STYLE)と植田圭輔。東京公演/3月30日(金)~4月15日(日)紀伊國屋ホール大阪公演/5月9日(水)~5月12日(土)松下IMPホール全席指定一般8000円(税込み)ほかチケットよしもと予約問合せダイヤルTEL:0570・550・100みづき・ありさ1976年12月5日生まれ、東京都出身。4歳からモデルとして活躍し、‘91年、女優デビュー。同年、シングル『伝説の少女』をリリース。代表作『ナースのお仕事』を含む26年連続連ドラ主演記録を持つ。ブラウス、パンツ(共にPINKO/PINKO JAPANTEL:03・3557・9861)ピアス、リング(共にアガタ パリ/アガタ ジャポンTEL:03・6456・4080)またよし・なおき1980年6月2日生まれ、大阪府出身。高校卒業後、NSCに入学。‘03年、綾部祐二とピースを結成。‘15年、純文学デビュー作『火花』が第153回芥川賞を受賞する。‘17年、2作目『劇場』を発表。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年03月31日連続ドラマ初主演となる杉咲花、『honey』『ういらぶ。』に主演する平野紫耀(King&Prince)、「賭ケグルイ」『虹色デイズ』の中川大志ら、いまをときめく若手俳優たちが出演する4月スタートの火曜ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」。このほど、本作に菊池桃子、滝藤賢一、高岡早紀ら、物語をグッと引き締める豪華キャストの出演が決定した。「花のち晴れ」は、日本中に“花男”旋風を巻き起こした「花より男子」の新章。人に言えない“ヒミツ”を抱えた新世代のキャラクターたちが巻き起こす痛快青春ラブストーリーとして、「自分らしく生きる」ことをテーマに新たな物語が繰り広げられる。ドラマ界に欠かせない実力派キャストが“花晴れ”の世界を彩るそんな本作で、超金持ち名門校・英徳学園に通う“隠れ庶民”の江戸川音(杉咲さん)が、密かにバイトをしているコンビニの先輩店員・紺野亜里沙を演じるのは、木南晴夏。映画『20世紀少年第2章 最後の希望』で注目を浴び、「せいせいするほど、愛してる」(TBS)では、夫を愛するがゆえに壊れていく妻を熱演し、第5回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞を受賞。「海月姫」(フジテレビ)にもレギュラー出演中で、狂気をはらんだ役からコミカルな役まで演じきる高い演技力が評価されているだけに、今作にも期待がかかる。また、音の婚約者である馳天馬(中川さん)の実の母親・馳美代子役には、堀内敬子。劇団四季在籍時は「美女と野獣」や「ウェストサイド物語」など数々の作品でヒロインを務め、退団後は映画『THE 有頂天ホテル』『永い言い訳』、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「マッサン」など話題作に多数出演。どんな役にも成りきってしまうといわれる実力派が、優しく、芯の強い母親を演じる。天馬の父・馳一馬役には世界を舞台に活動する俳優、テット・ワダが決定。テットはニューヨークでビジネスマンとして働いていたところを大手モデルエージェンシーにスカウトされ、その後、ニューヨークで演技を学び、俳優に転身したという異色の経歴の持ち主だ。松坂桃李の主演映画『不能犯』への出演など、今後の日本での活躍が期待されている。さらに、神楽木家の御曹司・晴(平野さん)を支える執事・小林孝蔵を演じるのは、志賀廣太郎。三度の連続ドラマ化、スペシャルも放送された「三匹のおっさん」(TX)など数々のドラマ、映画で知られ、昨年の日曜劇場「陸王」での老舗足袋屋の専務役も記憶に新しい。今作では、晴を思うがゆえのピントがズレた行動などコミカルなシーンが多い小林を、ベテランの志賀さんがどう演じるのか注目だ。菊池桃子、お嬢さま育ちの母親に馳一馬の再婚相手で、天馬の継母・利恵役には、高岡早紀。深作欣二監督の映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』で第18回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞して以降、現在に至るまで多くの作品で圧倒的な存在感を示している彼女だけに、今作でも物語に深みを与えてくれるはず。また、晴の父・神楽木巌を演じるのは、滝藤賢一。映画『クライマーズ・ハイ』の演技で注目を浴び、数々の人気ドラマ・映画に出演。「半沢直樹」(TBS)では第68回日本放送映画藝術大賞優秀助演男優賞を受賞した。昨年はTVドラマだけで、実に17作品に出演。出演作が途切れることのない実力派が演じる父・巌と、フレッシュな平野さん演じる息子・晴の親子関係も見どころの1つとなる。そして、音の母・江戸川由紀恵役には、菊池桃子。1984年に映画『パンツの穴』で芸能界デビューし、「青春のいじわる」でレコードデビュー。その後もヒット曲を多数送り出した。現在は女優、歌手にとどまらず、2012年8月からは戸板女子短期大学で客員教授を務めるなど多彩な活躍を見せている。今作では、生粋のお嬢さま育ちで明るくユーモアのある性格だが、夫が経営する大手化粧品メーカーが倒産したため生活が一変。音と2人でオンボロなアパート暮らしの身になっても裕福だったころを忘れられず、行き過ぎた行動で、しばしば音に叱られる…といった役どころ。80年代を代表するアイドルの輝きそのままに、愛すべきキャラクターを演じてくれそうだ。“大人キャスト”よりコメント到着(抜粋)■木南晴夏(紺野亜里沙)紺野さんという、漫画を読んでいてもなんだか気になる魅力的なキャラクターを演じられること、そして主演の杉咲花さんのファンなので、一緒にお芝居できることもドキドキしながら楽しみにしています。■堀内敬子(馳美代子)「花のち晴れ」の出演のお話をいただいたときは、あの“花男”の!?と驚きとうれしさで少し宙に浮いたような気持ちになりました。台本を読んでいると、ドキドキ、ワクワクして。恥ずかしながら、このような年齢でもドキドキしちゃうんですね(笑)。皆さんが演じられるのを見るのがとても楽しみです。■テット・ワダ(馳一馬)帰国してまだ間もない自分に、このような作品に参加できるチャンスをいただき、とても光栄です。台本を開けば、まさにウィリアム・クラークの「Boys, be ambitious!」。若者だけに与えられたエネルギーを、精一杯出し合っての人間模様。そして、天馬を演じる大志君、その父親役を演じる楽しみは計り知れないものがあります。■志賀廣太郎(執事・小林)執事という、現代においてほぼ絶滅したであろう役でちょっと驚きました。しかしこれは「おとぎ話」と考えれば、1つ1つのエピソードにも合点がいきます。スピーディーに展開するファンタジーか。読み進むうちに1人1人の人物像が浮かんできて、おとぎ話の中で皆が右往左往する様に、ある種のリアリティが感じられました。■高岡早紀(馳 利恵)ひとつの時代をつくった“花男”シリーズから10年が経ち、“花晴れ”の時代がやってきました。制作陣もこれから起こることに“ワクワク”しているそうです。みんながワクワクしている現場に私も参加させて頂けることにワクワクが止まりません。■滝藤賢一(神楽木 巌)役柄的に平野君以外の方とお会いする機会は少ないと思われますが、その中で何ができるのか模索し続けていたら、もう既に何周かいたしました…。平野君の未知なる可能性とセッションできるのがいまから楽しみでなりません!■菊池桃子(江戸川由紀恵)若者が輝く学園ドラマですが、大人キャストも魅力的に輝いて作品を盛り上げていきたいと思います。ドラマの中では娘の音ちゃんを愛情で包み込み、親子の絆もしっかりとお伝えしつつ、“花男” “花晴れ”が創り出すきらめくストーリーを楽しみながら丁寧に演じさせていただきたいと思っています。火曜ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」は4月17日(火)より毎週火曜日22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年03月14日「嵐」の松本潤が主演を務める日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」の最終話2時間スペシャルに、「Hey! Say! JUMP」中島裕翔のゲスト出演が決定。「半沢直樹」以来5年ぶりに日曜劇場に登場することがわかった。本作は、個性的な刑事専門弁護士たちが、ぶつかり合いながらも逆転不可能と思われる刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンターテインメントドラマ。タイトルの「99.9」は、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)を示しているが、本作では最後の0.1%まで諦めず、事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描いており、日曜劇場では6年ぶり2回目となる異例のシーズン化が実現。3月4日放送の第7話までの平均視聴率は16.8%と前作に引き続き好評を維持。第7話は佐田(香川照之)が逮捕されてしまい、佐田の無実を証明すべく同僚の深山(松本潤)や舞子(木村文乃)らが奔走するというストーリーが展開され、17.4%と第2話で記録した番組最高視聴率18.0%に次ぐ好記録となった(ビデオリサーチ調べ・関東地区、3月11日現在)。そしてこのたび、20分拡大にて放送された11日(日)の第8話に続き、次週18日(日)の最終回・第9話の2時間スペシャルに中島さんの出演が決定。中島さんは、その端正な容姿で人気を博すだけでなく、役柄を選ばない幅広い演技力を発揮しており、起用した監督・プロデューサーに留まらず、共演者からも評価を受けている。そんな中島さん演じる久世亮平は、母親を殺害された被害者でありながら、父親がその犯人として逮捕・起訴され、殺人犯の息子として世間から疎外されてきたという役どころ。松本さん演じる深山の元へ弁護の依頼人として訪れるが、久世の依頼内容は、すでに最高裁で死刑が確定した、日本の司法制度上は非常に困難とされる“再審請求”を伴う事件。いわば“開かずの扉”だ。戦後70年の中でも、無罪を勝ち取ったのはわずか9件しかないというほど極めて困難な案件となる再審請求。演じる役柄もさることながら、難しいストーリー展開の中で中島さんが見せる演技にも注目だ。■第9話あらすじ松本&中島の前に笑福亭鶴瓶の“裁判長”が立ちはだかる深山(松本潤)たちの元に死刑囚・久世貴弘(小林隆)の再審請求の依頼がきた。依頼人は、久世の息子・亮平(中島裕翔)。久世は8年前に妻を殺害後、放火したとして死刑判決を受けていた。亮平は、両親は仲が良く、父が母を殺すわけがないと言い切る。深山と舞子(木村文乃)は、かつての自分自身の経験もあり、久世の無実を立証するために調査に乗り出す。しかし、一度最高裁で結審した判決を覆すことはほぼ不可能に近く、苦戦を強いられる。しかも、再審請求を審理する裁判長を川上(笑福亭鶴瓶)が担当することが決まる。深山たちに辛酸をなめさせられ裁判所内で後がない川上は、建前では公平に審議するためと言いつつ、深山たちに無理難題を押しつける。一方、佐田(香川照之)はマスコミで世論にアピールすることで、審議を有利に進めようとするが、週刊誌に都合が悪いことを書かれ、亮平たちを激怒させてしまう。0.1%の可能性さえも潰されつつある中、深山たちは事実にたどり着き、“開かずの扉”をこじ開けることができるのか!?日曜劇場「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」最終回・第9話2時間スペシャルは3月18日(日)21時よりTBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年03月11日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)の予告編、及び本ポスター・チラシ画像が23日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。この度解禁された最新予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする赤松や、沢田(ディーン・フジオカ)、井崎(高橋一生)の初公開シーンが含まれる。さらに赤松を献身的に支える妻・史絵(深田恭子)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇康文)、赤松にすべてを託すもう一人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部一徳)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも初解禁となる。大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収録されており、先の展開に期待が高まる映像となっている。また本ポスター・チラシ画像には、11名のメインキャストが勢揃いしており、全国の一部劇場にて3月3日より掲出開始。同日よりムビチケも発売される。
2018年02月23日長瀬智也が主演、共演にディーン・フジオカ、高橋一生らを迎えた『空飛ぶタイヤ』。このたび、豪華キャストの初公開シーンを含む最新予告が公開された。「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」などで知られる池井戸潤による同名ベストセラー小説を、初めて映画化する本作。物語は、ある日突然、起きたトレーラーの脱輪事故で整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬さん)が、自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから始まる。今回到着した最新予告映像では、懸命に真実を突き止めようとする赤松の姿や、製造元である大手自動車会社のホープ自動車の沢田(ディーンさん)、グループ会社・ホープ銀行の井崎(高橋さん)の初公開シーンが。さらに、赤松を献身的に支える妻・史絵(深田恭子)の姿や、自らの信念を貫く刑事・高幡(寺脇康文)、赤松にすべてを託すもう1人の熱い男・相沢(佐々木蔵之介)、そして「証拠はどこにも存在しない」とリコール隠しを匂わせる狩野(岸部一徳)ら、脇を固める超豪華キャストのシーンも初解禁されている。また、最新予告には大企業と孤軍奮闘する赤松が嗚咽する姿も収められており、その先の展開に期待が高まる映像となっている。あわせて、赤松を演じる長瀬さんを中心に、ディーンさん、高橋さん、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、「Love-tune/ジャニーズJr.」阿部顕嵐、ムロツヨシ、中村蒼という11名のメインキャストが勢揃いした本ポスター・チラシ画像も解禁。全国の一部劇場にて3月3日(土)より掲出される。『空飛ぶタイヤ』は6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2018年02月23日27日に公開された映画『祈りの幕が下りる時』が映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)、映画情報サイト・ぴあ映画生活の映画初日満足度ランキングでともに1位に輝いた。『祈りの幕が下りる時』同作は、2010年4月に東野圭吾原作の連続ドラマ『新参者』(TBS系列)としてスタート。2本のスペシャルドラマ『赤い指』『眠りの森』、そして映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』を経て、今回がシリーズ完結作となる。阿部寛演じる日本橋署に異動してきた刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すミステリー要素と、事件の裏に隠された人の心の謎を解くというヒューマンドラマ要素で、"泣けるミステリー"と話題となった。事件の鍵を握る美しき舞台演出家・浅居博美を、阿部と初共演となる松嶋菜々子が演じ、監督は『半沢直樹』などの人気ドラマを手掛けた福澤克雄が務める。事件は加賀の過去と深く関わっており、劇中では「この事件は俺の過去と関わりが強すぎる」と語る場面も。加賀の“最大の謎”がついに明らかになる。27日公開と同時に大きな反響を呼び、Filmarks(フィルマークス)でスコア4.09、ぴあ映画生活で92.1点をそれぞれ獲得し、映画初日満足度ランキング1位に。観客は「キャストの迫真の演技に見入ってしまった。 親子関係の絆の大きさや、 親子愛の凄さを見た。 予想と違うことが起きるので、 この後どうなるのかな? と考えながら観ていて楽しかった。 観終わるとタイトルの意図することがわかった」「今までで一番よかった。 ミステリーと人情ドラマが自然に重なっていた」などとコメントしている。ぴあ映画生活の映画初日満足度ランキングは、同社が公開初日の映画館で出口調査を実施し、観客へのアンケート調査をもとに独自で集計したもの。Filmarksは平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計し、★スコアが高い作品から順に算出している。
2018年01月30日映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で描かれる古都・鎌倉は、人間と、魔物に幽霊、妖怪が共生している不思議な土地。そこに暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)と妻・亜紀子(高畑充希)は日々、奇妙な出来事に出くわしながらも楽しい日々を送っていた。ところがある日、亜紀子が不慮の事故で亡くなって、正和は黄泉の国へと追いかけていく。監督は、先ごろ、2020年東京オリンピックの開閉式の演出を手がけるチームのひとりにも選ばれ、『ALWAYS 三丁目の夕日』を大ヒットさせた山崎貴で、最新のCG、VFX技術がふんだんに使われている。冒頭、嫁いだばかりの亜紀子が、正和の車に乗って鎌倉にやって来るところから、生活圏である鎌倉の風景までもが、レイヤーが重ねられた絵画のように見える。魔物や幽霊が人間世界に当たり前に侵食している土地という設定なので、前半の鎌倉も十分現実離れしてファンタジックにもかかわらず、後半の、中国の武陵源と鳳凰古城を参考にして描いた黄泉の国が輪をかけてファンタジック。夢の世界の二段重ねの、なかなかない映画だ。鎌倉の自然も、正和夫婦の暮らす古民家も、どこもかしこもリアルなアニメのように微細に作り込まれているため、俳優もナチュラルな芝居では埋没してしまうだろう。そこで、舞台出身の堺雅人、高畑充希、堤真一、舞踊家の田中泯などのダイナミックな動きや表情がファンタジーと現実を接続する役割を果たす。なかでも堺が凄い。これまで、ドラマ『リーガル・ハイ』シリーズや『半沢直樹』、大河ドラマ『真田丸』で見せてきた、トゥーマッチにも思えるくらいのカラダの動きや表情が、視聴者を惹きつけてやまなかった堺だが、その力は、映画という大スクリーンでこそ、いっそう発揮することを見せつけた。堺の喜怒哀楽、一挙手一投足が、『鎌倉ものがたり』とは、この世とあの世のふたつの世界だけでなく、この世にもたくさんのレイヤーが重なっているという世界のスケールの広さや深さを表している。最初は、それこそ高畑充希とふたりして、トゥーマッチかなあと思って見ていると、いつの間にか慣れてしまい、最後は黄泉の国でのふたりの冒険が、ジブリアニメを見ているように、心が自由になっていくのだ。洋画の『ナルニア国物語』とか『ハリー・ポッター』シリーズのように、日本の実写ファンタジーで、風呂敷が歌舞伎の波幕のように大きく広がったのは、CG、VFX技術ではなく、俳優・堺雅人の力だ。○顔の筋肉を自由自在に動かす堺まず、冒頭、亜紀子を助手席に乗せて車を運転しているときの、堺の横顔に注目してしまった。眉と額の境がくっきりしていて、眉尻から頬骨の脇を通って、顎に至るまでの顔の筋肉の流れも、まるで薄い面をかぶっているように見える。堺はこの面をじつに自由自在に動かして表情をつくっている。要するに表情筋の動きがいいのだ。それが、『リーガル・ハイ』や『半沢直樹』で火が付き、その後、いろいろなドラマで踏襲された“顔芸”エンターテインメントを開拓した。だが、劇中のそれ(いわゆる顔芸)は最初、正和のある種の自己愛につながっている。かなりの年齢まで独身を貫いていたくらいの変わり者の作家である。なぜか、かなり年の離れた亜紀子と結婚することになったものの、その独特な生活に亜紀子は呆れるばかり。ふだんは穏やかそうだが、仕事や趣味に夢中になり過ぎて、そのときだけ感情表現がオーバーになる。さらに彼は、子供の頃知ってしまった、父母の秘密がトラウマになっていた。『リーガル・ハイ』でパロディをやっていた金田一耕助みたいなところもある。それが突然、亜紀子が黄泉の国に行ってしまい、彼女の魂を取り返しに行くあたりから、彼のモチベーションは亜紀子になって、みるみる頼もしくなっていく。○映画の技術を後押しする魅力印象に残っているのは、ある場面で、堺雅人が、悲しみを表現するときに、涙を流すのではなく、カラダで表現するところ。心の痛みをカラダの痛みに置き換えて表現するのは、演劇的表現だ。これが、この映画ではかなり効いていた。最近、アニメーション映画『君の名は。』や『この世界の片隅に』で描かれる背景や人間描写がリアルなこの現実よりも豊かに細かく描かれ、人間の方は、漫画の絵を真似しているという逆転現象が起こっているところで、堺雅人は想像力の限界まで人間の感情を表現するという偉業をやってのけた。亜紀子を迎えにいって黄泉の国をふたりで逃げ、ある伏線によって事態に変化が起こる流れは、脚本もよくできているし、CGもすばらしいし、音楽もいいのだが、やっぱり俳優の表情が、映画のわくわく感を後押しする。だからこそ、映画がすてきな体験になった。堺雅人は、魔法の仮面をかぶっている。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月05日芸人・又吉直樹さん脚本のドラマ『許さないという暴力について考えろ』にて主人公・チエを演じる森川葵さんに、お話を伺いました。又吉直樹さんが脚本に初挑戦!不寛容をテーマにした人間ドラマ。初執筆の長編小説『花火』で芥川賞に輝き、300万部を超える売り上げを記録した芸人・又吉直樹さんが脚本に初挑戦したドラマ『許さないという暴力について考えろ』。森川葵さんは、服飾専門学校に通う物語の主人公・チエを演じている。「この企画を聞いたとき“又吉さん、脚本まで書いちゃうんだ!”って、びっくりしました。本当にこういう人のことを天才っていうんだなぁって。何でもできてすごいですよね。残念ながら撮影中はお会いできるタイミングがなかったんですけど、いつかお会いしてみたいなぁ」物語の舞台となるのは、又吉さんが下積み時代を過ごした“東京の象徴”渋谷。撮影もすべて、実際に渋谷の街で行われたそう。「渋谷でのロケなんて、考えただけで大変だろうなって。監督からも、“人や車をすべて止めて撮影することは無理なので、一発で決めて、さっとはけるスタイルでいこう”と言われていたんです。でも渋谷って、普段からロケバスが停まっていたり、カメラを抱えてる人がいたり、街にいる人も撮影なんて慣れっこな雰囲気。全然気にしてないというか、むしろみなさん空気を察してくれていつ感じで…。それなりの覚悟をして挑んだのに意外とスムーズに進んだんですよね(笑)。もちろん、私が知らないところでスタッフさんはいろいろ大変だったとは思うんですけど…」物語のテーマは、他者や自己に対する不寛容さ。チエは東京に流され、流行の服ばかり追い求める自分自身を許せないまま過ごしている。「チエちゃんの気持ち、わかるんです。私も仲良しの友達のファンションに影響を受けすぎてしまったり、人に流されやすいタイプ。言いたいこともあまり人に言えなくて、そんな自分がイヤになります。でもこの作品に出合って、自分のことが許せないのは誰しもが抱いたことのある感情なんだなぁって。演じ終わったあとは、もう少し自分のことを許してあげてもいいのかなって思いました。自分のことを許してあげられないと、苦しいから。このドラマが、みなさんの肩の力を抜くきっかけのようなものになれたら嬉しいです」もりかわ・あおい1995年6月17日生まれ、愛知県出身。女優。さまざまな映画やドラマに立て続けに出演。2018年には『DRIVE OVER』『嘘八百』『リバーズ・エッジ』の3本の出演映画の公開が控えている。シャツ¥50,000(メゾン キツネ/メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120・667・588)流行の服を追い求める日々に葛藤するチエは、漫画家の姉や渋谷で出会う人との関わりの中で、自分の色を見つけることの大切さに気づいていく。出演/森川葵、森岡龍ほかNHK総合12月26日(火)22:00~22:49放送。※『anan』2017年12月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Babymixヘア&メイク・成島 亮インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年12月26日「池井戸作品は、最後に跳ねるんです。今回も池井戸マジックが炸裂して視聴率20%超えを達成するのではないかと、期待の声があがっています」(テレビ局関係者) 12月24日、池井戸潤原作のドラマ「陸王」(TBS系)が最終回を迎える。主演の役所広司(61)や竹内涼真(24)の熱演が話題を生んでいるこの作品、第9話までの平均視聴率は15.44%。第9話の視聴率は15.7%だが、その前の第8話では17.5%を記録している。 これまで池井戸作品のドラマ化は、いずれも最終回で視聴率を大きく上げてきた。13年7月期に放送されたドラマ『半沢直樹』(TBS系)は第9話が35.9%だったのに対して、最終話は42.2%!6.3%も数字を伸ばし、社会現象となった。 翌14年4月期に放送された『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)も14.1%から17.6%と3.5%増。15年10月期の『下町ロケット』(TBS系)も18.2%から22.3%と4.1%のジャンプアップを果たしている。いったいなぜこうした池井戸マジックは生まれるのか。前出のテレビ局関係者はこう語る。 「池井戸さんの作品は、最後に大逆転があります。主人公は理不尽な扱いを受けて窮地に追いやられる。それでもめげることなく耐え続け、最後に悪を討つのです。ドラマ化に際しては『半沢直樹』に代表されるように、わかりやすい盛り上がりを作っています。勢いをためてためて、最後に決め台詞。そして見栄を張ったところで顔をアップする。まるで歌舞伎のような展開が、クライマックスを盛り上げてくれるのです」 つまりため続けた力を最後に爆発させているのだ。さらにTBSも、そうした最後の盛り上がりを徹底サポート。『陸王』の最終回は、14時からダイジェスト版を放送。19時からもダイジェスト版を入れ、これまで見逃していた視聴者を取り込んでいる。またドラマ自体も25分拡大版にするなど、異例の『陸王』シフトで望んでいるのだ。 果たして、池井戸マジックは今夜も炸裂するのか。ドラマの内容とともに、その数字にも注目したい。
2017年12月24日12月23日(土)今夜放送される「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は、数々のアイドル曲をプロデュースしてきた「ヒャダイン」と歌舞伎からドラマ、映画まで多面的に活躍する片岡愛之助がゲスト。エンタメの“原点”に意気投合した2人のクロストークが展開する。本番組は異なる分野で活躍する2人の“達人”によるクロスインタビュー形式の対談番組。番組の前半と後半でゲストとインタビュアーが“スイッチ”、各々の「仕事の極意」を語り合うことで“発見”し合う独自のスタイルが魅力になっている。今回のゲストの1人、ヒャダインさんは京都大学を卒業後、2007年から本格的な音楽活動を開始。動画投稿サイトへの投稿が話題を呼ぶ一方、本名の前山田健一としてもアーティストに提供した楽曲がヒット。「ももいろクローバー」の「行くぜっ!怪盗少女」をはじめ「AKB48」などアイドルから「SMAP」「ゆず」「郷ひろみ」などのビッグアーティストまで幅広く楽曲提供。数多くのヒットを生み出している。一方の愛之助さんは1981年12月に十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり南座「勧進帳」の太刀持で片岡千代丸を名のり初舞台を踏むと、1992年1月には片岡秀太郎の養子となり六代目・片岡愛之助を襲名。2008年12月には三代目・楳茂都扇性(うめもとせんしょう)を襲名して上方舞楳茂都流四代目家元を継承。歌舞伎だけでなく「半沢直樹」や大河ドラマ「真田丸」などのドラマ、「仮面ライダー鎧武」での仮面ライダーマルスまで多方面で活躍中だ。今回はこの2人がお互いの“極意”に迫るトークを展開。番組前半は兵庫県にある明治時代からの芝居小屋で、ヒャダインさんが客席の間近で繰り広げられる愛之助さんの熱演に感動。デジタル技術に頼らないエンターテインメントの可能性に触れると、愛之助さんも「芝居の原点に帰ることに、逆に可能性を感じる」と答え、大阪で育った愛之助さんが上方歌舞伎を受け継ぐことへの熱い思いを語る。後半ではヒャダインさんのレコーディングスタジオを愛之助さんが訪問し、レコーディングに飛び入り参加。アーティストの魅力を引き出すヒャダインさんのプロデュース術を探るなかで、何よりも音楽を聴くリスナーを大事にしたいというヒャダインさんに愛之助さんも意気投合していく。2018年1月1日の19時20分~からNHK総合で放送される、三谷幸喜演出による正月時代劇「風雲児たち~蘭学革命篇~」で前野良沢を演じて主演を務め、さらに「壽 初春大歌舞伎~松本白 鸚 松本幸四郎 市川染五郎 襲名披露公演」にも出演するなど来年も新春から精力的に活動する愛之助さんがヒャダインさんとの対談で感じたものとは!?「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は12月23日(土)22時~NHK Eテレで放送。(笠緒)
2017年12月23日12月17日放送の第9話で平均視聴率15.7%を記録したドラマ『陸王』(TBS系)。『半沢直樹』『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』に続く池井戸潤氏の原作ドラマとあって、スタート前から注目を集めていた同作。第8話でも最高視聴率17.5%を記録しており、最終回を前に「視聴率20%超え」の期待がかかっている。 そんなドラマの好調の理由とは、いったい何なのか。元芸人の山下しげのり記者(49)が分析する。 今回、僕が注目したいのは視聴率ではなく陸王の個性的なキャスト。通常のドラマより芸人さんが多く出演していることが目につきます。 レギュラー陣では小藪千豊さん(44)、桂雀々さん(57)、「春やすこ・けいこ」の春やすこさん(56)、「かしまし娘」の正司照枝さん(84)、「げんき~ず」の宇野けんたろうさん(35)など。ゲストでも木村祐一さん(54)、ヨネスケさん(69)、鳥居みゆきさん(36)、「シティーボーイズ」の斉木しげるさん(68)、内場勝則さん(57)などです。 なぜこんなにも芸人のキャスティング率が高いのでしょうか。伊與田英徳プロデューサーのインタビューをみると、ドラマにおける演技やストーリーについて新鮮な演技やあざとさがないことを重視されているようです。つまりプロデューサーが求めているのは“自然さ”と“新鮮さ”ということになります。 新鮮さという点では、普段からあまりドラマに出ていない芸人のほうが新鮮な演技になるのも頷けます。また自然さという点でも、芸人は普段からコントで極力自然な演技を心がけています。なぜならフリの演技に少しでも違和感が生じると、その違和感にお客さんが気を取られてしまう。そうするとオチの部分がブレてしまい、笑いが半減するからです。 しかし芸人がいくら新鮮で自然な演技をしていても、輝けるのはやはり俳優陣の熟練された本物の芝居があってこそ。そうした太い屋台骨があって初めて、イレギュラーな芸人陣の演技が際立つのではないでしょうか。
2017年12月19日東野圭吾のベストセラーを阿部寛主演でドラマ化、映画化してきた『新参者』シリーズの最新作にして完結編となる『祈りの幕が下りる時』の完成を記念してシリーズの舞台である日本橋にて12月12日(火)にレッドカーペットイベントが開催!主演の阿部寛をはじめ、松嶋菜々子、溝端淳平、田中麗奈、春風亭昇太、飯豊まりえ、伊藤蘭、小日向文世、福澤克維監督が出席し、約50メートルのレッドカーペットを歩いた。ドラマ放送時以来のレッドカーペットに阿部寛、溝端淳平ら感激!刑事・加賀恭一郎を主人公に、2010年に始まった人気シリーズの劇場版第2弾にして完結編。社会現象になったドラマ「半沢直樹」や放送中の人気ドラマ「陸王」の演出を務める福澤監督が本シリーズでは初めてメガホンを握り、ある殺人事件の謎と共に加賀がなぜ“新参者”として日本橋に来たのかが明かされる。12月の寒空の下、レッドカーペットの脇には多くの人々が詰めかけ、登壇陣に熱い声援を送った。2010年にドラマの放送が始まった際に、同じく物語の舞台である人形町でレッドカーペットイベントが開催されたが、阿部さん、溝端さんらレギュラー陣は当時を思い出し、しみじみ。阿部さんが8年ぶりの凱旋の喜びを「感無量です」と語れば、溝端さんも「7年を経て、この場所でこんなに温かく迎えていただいて…」と感慨深げ。阿部寛、加賀恭一郎役は「僕の基盤であり役者としての芯」2010年の連ドラ「新参者」に翌2011年のSPドラマ「赤い指」、2012年の劇場版『麒麟の翼~劇場版・新参者~』、さらに2014年のSPドラマ「眠りの森」と度々、加賀恭一郎を演じてきた阿部さんは、同役について「8年間、加賀をやらせていただきましたが、僕はそれまでエキセントリックな変わった役が多く、ここまでまっすぐな役をやらせてもらったことはありませんでした。加賀は僕の基盤であり、何年かに一度、帰ってこられる役者としての芯ともいえる部分です」と強い思いを明かす。「今回で最後ということで寂しいという思いはあるけど、その分、素晴らしい作品に仕上げようと頑張りました。スタッフ、共演者のみなさんに恵まれて、いい作品になったと思います」と自信をうかがわせた。松嶋菜々子のあまりの美しさに監督がセリフ「キレイ」から「超キレイ」に変更!シリーズのファンだったという松嶋さんは今回、加賀と対峙する謎めいた美女・浅居博美を演じている。意外にも阿部さんとは初共演となったが「初めてお会いしたとき、「加賀さんがいる!』と感激しました」とニッコリ。一方の阿部さんは、松嶋さんについて「心からお芝居される方でした。勝手に『家政婦のミタ』のイメージでクールで固い人だと思ってたんですが、全然、そんなことなくて、初めてお仕事させていただく方と思えない温かさを感じてやりやすかったです」と感謝と称賛を口にする。ちなみに、予告編で加賀が博美を見て口にする「やっぱ超きれいだな」というセリフがあるが、この“超”という言葉は、当初の脚本になかったにもかかわらず、福澤監督が松嶋さんを見て加えたものだという。福澤監督は「美しい方なんで(笑)。阿部さんと相談して書かせていただきました」と説明。阿部さんは「本当に言いやすかったです!完全一発OKで、加賀の表情の中でも気に入っているとこです」と笑顔でふり返る。松嶋さんは「感想は聞かなくていいです(苦笑)」と照れくさそうに制し、「役柄がそういう設定だったので、頑張って言っていただいて嬉しかったです」と困ったように語っていた。また、今回、初めて登場する加賀の母親を演じた伊藤さんは、阿部さんが俳優デビューした当初の1988年放送のドラマ「花嵐の森ふかく」以来の再共演。いまや押しも押されもせぬ日本を代表する俳優となった阿部さんに「すっかり大人の、渋い俳優になって、嬉しい限りです」とこちらも感慨深げに語っていた。「祈りの幕が下りる時』は2018年1月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月12日「こないだ気づいたんですけどね、僕、びっくりするくらい、ものすごい方向音痴なんですよ」――。お馴染みの少し高めの声色をさらに高揚させ、堺雅人は言う。地図を表示させたスマホの画面をああでもない、こうでもないと回転させながら、眉間にしわを寄せてのぞき込む堺さんの姿を勝手に想像してしまうが、この四十代半ばにしての大発見(?)の論点はそこではない。俳優・堺雅人はどこからやって来て、どこに向かうのか?――それが問題だ。まずは久々の映画出演についての話から。まもなく公開の『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、西岸良平の人気漫画を原作としたファンタジー大作。堺さんにとって、2013年3月公開の『ひまわりと子犬の7日間』以来、実に4年半ぶりの映画出演作となった。だが、当人はそれを深く意識することはほとんどなかったという。「映画ってことは、当初から特に意識してなくて、撮影が始まってしばらくして『4年ぶりか…。こんなに長かったのか!』と気づきました。始まる前に思っていたのは、クランクイン自体が久しぶりということ。大河ドラマ(『真田丸』)が長かったから、『始まる』ということが久しぶりで、新鮮で楽しくもあったし、(クランクインに)緊張するという感じも2年ぶりくらいで『始まるって楽しいな。怖いな』って印象はありました」。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』など、最新のVFXを駆使した映像世界で知られる山崎貴監督作品で、本作は妖怪に魔物、幽霊などが入り乱れるファンタジー大作。黄泉の国へと旅立ってしまった妻を取り戻すべく、冒険の旅に出る作家という、これまでとは明らかに毛色の違うジャンルの作品、CGのためのグリーンバックでの撮影にも、特に構えることはなかった。「とても大きな物語なのに扱ってることは、よくよく見てみると、小さなお話なんですよね。夫婦の話であり、大きな世界で小さなことを話してる。そのギャップが実は面白い気がします。グリーンバックのシーンも多かったけど、やっていて思ったのは背景がどうだろうと、妻(高畑充希)との関係がしっかりしていれば、役者として満足できるっていうこと。そこがどこで、どんな風景かということは、普通に演じているときも、あまり考えてなかったんですね。隣の人、目の前にいる人との関係だけで作ってたんだなって。完成してみると超大作だけど、やってる側は、20人くらいの小さな劇場で高畑さんと2人芝居していたとしても、同じ楽しみ方ができたんじゃないかなって気がしています」。「これまでも『映画だからこの演技!』とか思ったことはないし、それは演劇部で演技を始めた頃からずっとそう。大学に入って『演技を変えよう』とか思うこともなかったし、深く考えてなかった」。そうサラリと言ってのけるが、堺さん自身のスタンスは変わらずとも、「俳優・堺雅人」の存在が、世間でどんどん大きくなっていることはまぎれもない事実だ。4年半前の映画『ひまわりと子犬の7日間』の公開時の段階で、既に多くの人々が堺さんの顔と名前を知っており、主演作をいくつも抱える人気俳優だったことは間違いないが、社会現象を起こした、ドラマ「半沢直樹」も大河ドラマ「真田丸」もまだ放送前。当時といまとでは、世間の堺雅人の受け止め方は全く違う。だが、当人はそんな周囲の変化に対しても無頓着だ。これだけの大きな変化の中で、ぶれることなく自分を保ち続けられるのはなぜなのか?そんな問いに対して、堺さんの口から出てきたのが、冒頭の「方向音痴」発言である。「方向音痴じゃない人と話をしてて気づいたんですが、あの人たちは世界を1枚の地図と捉えて見ているんですよ。だから、この建物(インタビューが行われたホール)の中から、どっちの方向にどの通りがあるとか、新宿はだいたいどっちの方向とか指差せるんですよね。僕にはそれが信じられない!僕らは毎回(=知らない場所に行くたびに)、地図を開き直すんです。で、何が言いたいかというと、“始まり(=スタート地点)”があって、“終わり(=ゴール、目的地)”があって、『いまはここにいる』という感覚は、家を出て、有楽町に着くために、いまはここにいて…という方向音痴じゃない人の感覚があるからわかるんですよ。『ここまで来たな…』とか『あの頃から考えると、いま俺はここにいる』というのは、わかる人はわかるんでしょうけど、僕は毎回、忘れるから、(時系列が)繋がってないんです」。つまり、方向音痴であることは、俳優のキャリアという旅にもしっかりと影響しており、「過去」「現在」「未来」を1枚の地図として繋げて捉えておらず、「現時点」の地図(本人曰く「使い捨ての粗雑な地図」)しか見ていないからこそ、常に新鮮な気持ちを失うことがないということ。ただ、それは周囲の喧騒や評価を気にしたり、揺らぐことがないという説明にはなっていない。実際、周囲やインターネットの声に一喜一憂したり、それこそ“エゴサーチ”をしてしまうことはないのだろうか?「たまにしちゃいますね(笑)。WEBの記事とか、あんまり見ないようにしつつ、ちょっと見ちゃうんですよ。やっぱり、自分がかわいいからほめてもらいたいし…でも『ほめてもらいたい』と思ってやることは、ほめてもらえなかったりするんですよね(苦笑)。“エゴサーチ”って、言葉自体に悪意がありますよね(笑)?それこそ、鏡を見ることだってエゴサーチですから。周りにどう思われるかは気になるし、でも、それを気にしだしたら自由に何もできなくなっちゃう。『(エゴサーチを)しない』にやや寄り気味の『する』。それくらいがちょうどいいのかな…?『しません』とは言えないけど、積極的にするでもなく、見ちゃう感じですね」。今回、初めてタッグを組んだ山崎貴監督も「方向音痴」だという(堺さん談)。ちなみに、人と会ったり、本を読んで『あ、この人(もしくは作家)は方向音痴だ』と識別するのが、堺さんのマイブームなのだとか…。山崎監督に話を戻すと、あれだけ緻密かつスケールの大きな世界を作り上げ、ダイナミックな映像で表現する山崎監督が、方向音痴だとはにわかに信じがたいが…。「でしょ(笑)?でもそうなんです。つまり、役者を型にはめていくタイプの監督じゃないんですよ。『ここにたどり着きたいから、このルートを通って』と指定するタイプじゃなく、一緒に新しい地図を作っていくタイプの監督なんです。それは、いい悪いじゃなく、楽しかったですね。『そのお芝居、ちょっと違うんだよね』じゃなく、『あぁ、そうするんだ!じゃあ、こうしよう!』と、役者の演技ではなく、全体のプランの方をちょっとだけ変える。それはそれだけの技術と懐の深さがあるからできることなんです」。「いい悪いじゃなく」という本人の言葉にもあるように、山崎監督とは正反対の役者を型にはめていくタイプの監督に操られる面白さも堺さんは十二分に知っている。「内田けんじ監督(※堺さんは『鍵泥棒のメソッド』、『アフタースクール』に出演)は完全にそっちですね。最初から完成図があって、そのための地図がある。だから、こちらの演技に対して『あと目盛2つ分、落としてください』といった調整が求められるんです。山崎さんは、こっちの演技に対して『その目盛で来ましたか?じゃあこっちをこうしよう』って発想。方向音痴の役者の方がいい場合もあれば、そうじゃない役者の方がいいときもあると思います」。今回、演じた主人公の一色正和は、鎌倉に居を構えるミステリー作家で、警察署の求めに応じて探偵のごとく事件の捜査にも協力するという人物。読書好きで知られ、エッセイでも本や作家について書くことの多い堺さんだが、作家を演じることはさぞ心が躍ったのでは?「作家というのも面白いけど、民俗学にも精通している部分があって、そこが面白かったですね。鎌倉が舞台で、目に見えるものだけでないいろんな世界がある。多様性、優しさ、一神教ではなく多神教の世界――1枚の地図じゃなく、何枚ものいろんな地図が折り重なっていて、簡単に道に迷い込むことができる楽しさがありました。役作りに関しては、原作漫画(作・画:西岸良平)の一色は、面長で芥川龍之介のようなビジュアルなんですよね。僕はそうではないので、どうしようか?と考えたとき、“鎌倉”、“夫婦でひっそりと暮らす”というところで、漱石の『門』が思い浮かんだんです。そこで漱石を何作か読み返しました。芥川は無理だけど、漱石の雰囲気ならイメージできそうだと、やってみました」。タイトルの『Destiny』は“運命”を意味するが、堺さん自身は運命を信じるのか?ここでも、これまでの話を踏まえた上で、明快に「全然、信じない」という答えが返ってきた。「(運命は)決まっていると言えば決まっているのかもしれないけど、よくわかんない時点で僕には関係ないですね。わかるなら知りたいけど、わかんないから。決まっているならそれでもいいけど、(運命による)法則なんて、俺は知らないよって感じです」。「1枚の地図じゃ世界は語れない」――堺雅人は方向音痴を楽しみながら、行き先を決めずに旅を続ける。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月08日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。12月3日の放送回には俳優の堺雅人がゲスト出演。映画やドラマとはまた違った“素”の堺さんの魅力にSNS上では「かわいい」の声が溢れていた。本番組は上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務め、ゲストの私生活やこだわりの趣味など、普段見ることのできない“イズム”を探るトーク番組。「エレベーターに乗って降りると方向感覚がリセットされる」ほどの“方向オンチ”だという堺さん。番組冒頭から「“撮影終わったら旅行に行く”という女優が多いが意味がわからない」「温泉と家の風呂と何が違うのかと思う」など自らの徹底したインドア派ぶりを熱くトーク。そんなインドア派ゆえなのか、妻で女優である菅野美穂の仕事が忙しいときは自分が家事をするのだとか。あくまで「家事は“控え選手”」だといいながら、最近はみそ汁作りにハマっているそうで、自らが作ったみそ汁をいくつか紹介。そのみそ汁だが具が「バナナ」「タコ焼き」「から揚げと餃子」など“珍味”のオンパレードで、スタジオにもその具とみそ汁が登場。「バナナのみそ汁」を試食した森さんも藤木さんは2人とも微妙な表情を浮かべていた。その後堺さんは藤木さんと共に、主演映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の舞台でもある鎌倉にロケへ。鎌倉の野菜畑で自ら収穫した野菜を地元のレストランで調理してもらい味わうという展開に。「半沢直樹」や大河ドラマ「真田丸」などでみせる表情とは違う、笑顔いっぱいの陽気な“素”の堺さんの姿に「堺雅人可愛すぎない?」「終始ニコニコしてるの癒される」などの声がネット上には続出。「素敵すぎてすごい元気出た」「堺雅人に癒されて眠りにつく」など堺さんの明るさに元気をもらったという投稿も多数見られたほか、「菅野美穂さんがうらやましい」といったツイートも。役柄で見せるシリアスさや力強さと笑顔が絶えない陽気な素顔のギャップにやられた視聴者も多かった様子だった。堺さんの主演最新作となる『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(笠緒)
2017年12月03日主演に長瀬智也、共演にディーン・フジオカ&高橋一生と、いま日本でいちばん熱くかっこいい男たちを迎えた『空飛ぶタイヤ』。池井戸作品初めての映画化となる本作から、待望の30秒特報が公開された。現在放送中の「陸王」をはじめ「半沢直樹」「下町ロケット」「花咲舞が黙ってない」など、数々のヒットドラマをとなった池井戸潤の原作のうち、初めて映画化される本作。長瀬さん、ディーンさん、高橋さんという旬な男たちの競演で2018年最も期待されている日本映画の1つとなっている。そんな本作からこのたび公開されたのは、30秒の中に見どころが凝縮された特報映像。ある日、突然起きたトレーラーの脱輪事故。“空飛ぶタイヤ”が映し出され、整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)が、自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから物語は始まっていく。映像には、赤松に、トレーラーの製造元であるホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)、同社のグループ企業であるホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)が、それぞれの立場で巨大企業の闇に迫っていく姿が描かれている。そのほか、深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、「Love-tune/ジャニーズJr.」阿部顕嵐、ムロツヨシ、中村蒼ら、豪華すぎる話題のキャストもずらり。世紀の大逆転エンターテインメントを盛り立てている。『空飛ぶタイヤ』は2018年6月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年11月21日アイドルグループ・TOKIOの長瀬智也が主演を務める映画『空飛ぶタイヤ』(2018年6月15日公開)の特報が21日、公開された。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。特報では、タイトル通り事故で"空飛ぶタイヤ"の姿、そして整備不良を疑われた赤松が自らの無実を信じ、大企業に対して調査を開始するところから始まる。またトレーラーの製造元であるホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)、ホープ自動車のグループ企業であるホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)が、巨大企業の闇にそれぞれの立場で迫っていく姿が描かれている。さらに深田恭子、岸部一徳、笹野高史、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼と話題の豪華キャストが動く姿も。特報とともに、ティザーポスター・チラシが解禁となり、公開日も2018年6月15日に決定した。ポスターは全国の一部劇場にて23日より掲出される。
2017年11月21日10月に始まった秋ドラマもそろそろ中盤に突入。そこで、本誌女性記者たちが、ドラマファンの目で熱烈に、芸能記者の目で冷静に、今からでも見てほしいドラマ作品を紹介!題して「ドラマ大好き本誌女性記者による女性のための2017秋ドラマ座談会」。 A「『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系・木曜21時〜)の視聴率が、今シーズンも相変わらずいいです。第5話は20.8%」 B「『相棒 season16』(テレビ朝日系・水曜21時〜)とか、2シーズン目の『コウノドリ』(TBS系・金曜22時〜)もそうだけど、あの辺は揺るぎない面白さがあるね。あと、シリーズじゃないけど『陸王』(TBS系・日曜21時〜)。あの『半沢直樹』枠の池井戸潤さん原作ものは、外れがない!」 C「3話で鳥居みゆきがゲスト出演していて、そういう遊び心も楽しい。ほかのドラマでも、最近、印象的なゲスト出演が多い気が。浅野忠信と神木隆之介が共演の『刑事ゆがみ』(フジテレビ系・木曜22時〜)も毎回ゲストが豪華。1話は杉咲花ちゃんでしたから」 B「あれもキャストがいいよね。やっぱり浅野忠信はこういう役をやらなくちゃっていう感じのぴったりの役」 C「沢村一樹主演『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』(テレビ東京系・金曜20時〜)も好きです。構えず気楽に見られて」 B「脚本家がNHK朝ドラの『ひよっこ』の岡田惠和さん。出演者も沢村さんはじめレギュラーの8人中4人が『ひよっこ』に出ていた人で、話題になってるよね」 A「ここまでそろえるか、ってくらいそろってますよね」 B「『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(フジテレビ系・月曜21時〜)はどう?私は面白いけど」 A「視聴率もっと高くてもいいんじゃないかって思う。周りでも面白いという意見聞いています。大人の女性に受けている印象。保育、介護、貧困とか、社会問題がちりばめられてて、身につまされるけど、篠原涼子が明るいノリで解決していくのが気持ちいい」 B「テンポよく進んでくよね。でも、セリフが、胸にぐっときたりして」 A「篠原がみんながモヤモヤしていることを大きな声で言ってくれるんですよね。『それっておかしくないですか?』って。あと私、遅ればせながら高橋一生の魅力がわかってきました」 C「月9の一生は、二度おいしいな、って思ってます。市議会議員としての姿と、なじみのデリヘル嬢と過ごすときのリラックスした姿があって。髪形も違うんですよね。びしっとしてるのと、クシャッとしてるので」 A「NHK朝ドラの『わろてんか』の伊能栞役でも話題になっているけど、あちらは完璧な紳士。月9のほうが、人間味が出てるかな。両方頼りになる人ではあるけど、どちらがいいか好みが分かれそう」 C「私はどちらかというと月9!」 A「私も!」 B「1話では、高橋一生のシャワーシーンがあったし、篠原の夫役の田中圭が着替えシーンで腹筋見せたり。そういうお色気サービスも充実してるね(笑)」 C「同じスカッとする系だと、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系・水曜22時〜)。綾瀬はるかが悪をやっつけるアクションシーンにスカッと。元工作員の綾瀬の過去が、毎回ちょっとずつ見える回想シーンも好き」 A「今クールって女性が強いドラマが多いですよね。『監獄のお姫さま』(TBS系・火曜22時〜)もそうだし」 B「女ばっかりでね。しっかり出てくる男性は、伊勢谷友介ぐらい。伊勢谷がおばさんたちにもてあそばれてる(笑)」 A「若いコがいっぱい出てるのが、井上真央主演の『明日の約束』(フジテレビ系・火曜21時〜)。学校が舞台のヒューマンミステリーで、特にいじめられて自殺しちゃったキーマン的な男のコが気になる。独特の雰囲気で」 C「あのコ、羽生結弦に似てる」 B「遠藤健慎くんってコだね」 C「『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・日曜22時30分〜)では、今年春ドラマの『あなたのことはそれほど』の“有島くん”役で注目された鈴木伸之も出てますよ」 B「ディーンさんのドラマだね。あのドラマのディーンさんの髪形、好き。なんだかんだで、やっぱり最近、高橋一生とかディーンとか、30代以降の俳優の活躍が目立つよね〜」
2017年11月15日京都の陶芸作家・ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち が自社サイトのみ先行で再入荷します。販売は11/3(金)朝8:00〜アンジェのあきいろ作家市でも大人気だった松尾直樹さんのうつわたち。今回も数が少なめです。気になる方はぜひ早めに手に入れてくださいね。■ 置くだけでテーブルが華やぐ、松尾直樹さんの輪花のうつわこげ茶色を帯びた趣のある黒に、揺らぎが美しい白。松尾さんの輪花のうつわたちがどこかスタイリッシュに瞳に映りこむのは、きっと、そのふたつの色のせい。松尾さんが丁寧に作ってきたその黒と白には特別な存在感が漂います。花びらの一枚一枚に陰影を纏った、松尾直樹さんの輪花のうつわたち。心をこめて作ったものはもちろんのこと、ちょこんとのせるだけで昨夜の残り物や買ってきたお惣菜までとっておきのご馳走にしてくれるうつわは、インスタグラマーのt_ammyさんもご愛用中です。アンジェ自社サイトのみの先行再入荷。置くだけでテーブルが華やぐ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち をぜひこの機会にどうぞ。=写真:t_ammyさんご提供、宮城文:宮城=【ご紹介したアイテムはこちらから】 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち 食のはなし 器のはなし 新商品・モノのはなし
2017年11月02日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が主演を務める映画『ラプラスの魔女』(2018年公開)の追加出演者が1日、明らかになった。同作は小説家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品で発行部数は28万部を突破し、原作権の獲得には12社が競合したという。連続しておきた不審死の調査を担当することになった地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井)は、謎の女・円華(広瀬すず)とともに行動をともにする。櫻井、広瀬、福士蒼汰の初共演に加え、監督が三池崇史、脚本を『半沢直樹』の八津弘幸が手がけることでも話題となった同作。さらに豊川悦司、玉木宏、志田未来、佐藤江梨子、TAO、高嶋政伸、檀れい、リリー・フランキーという豪華キャストの出演が明らかになった。また、特報映像、およびポスター・ちらしビジュアルも公開。事件に関わることになった青江は、刑事の中岡(玉木)から「殺人事件の可能性は?」と問われ、「ありえません」と断言する。さらに「私たちに未来が見えているとしたら、知りたい?」と問いかける円華、「ラプラスの悪魔になるには、覚悟が必要なんだ」と語る青年・甘粕(福士)など、謎の多いカットが続く。最後には、青江に対して円華から「見た目より馬鹿ね」と辛辣な一言が投げられる。この映像とビジュアルは3日より劇場で放映、および掲載される。
2017年11月01日「休みの日は早起きし、7時には駅へ。それから行き先を決めずに電車に乗ってしまう。クルマでも高速に乗って、いつのまにか新潟の近くとか。道の駅で特産物をつまみ、温泉場で風呂につかって……」 そう語るのは、端正な顔立ちと美しいテノールで“ミュージカル界のトップスター”と呼ばれる実力派、石丸幹二(52)。人気ドラマ『半沢直樹』で半沢の敵役を演じてお茶の間でもブレークした、劇団四季出身の俳優だ。 最新作はミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』。物語の舞台は18世紀末のフランス。恐怖政治家で革命の指導者ロベスピエール率いるジャコバン党が、貴族たちを次々とギロチンにかけていた。イギリス貴族のパーシー・ブレイクニー(石丸)は、断頭台の露と消える無実の貴族たちを救うべく、妻マルグリット(安蘭けい)にさえ内密に秘密結社を立ち上げる。 「作曲のワイルドホーンが『コメディだよ。革命に対し動こうとするイギリス貴族を、アメリカ人がエンターテインメントに描いてる話だから』って。他国の話だからこそ楽しめる。そうか、コメディとして演じていいんだな、と」(石丸・以下同) たとえば『レ・ミゼラブル』はフランス革命をフランスの民衆側から見た作品。けれど、本作は同じ革命をイギリス側から見て、巻き込まれてしまった貴族たちを救済する話。’16年秋の初演は好評で、チケットは入手困難だった。 「歴史って違うアングルの視点から見ると、見え方が異なってくる。いっぽうで、いつの時代も世の中は同じだな、とも思える。演劇には社会を映す一面があり、この作品が見せる当時も今も危機感はなんら変わりがなく、古今東西ピリピリした中でみんな生きてることを実感します。コメディなドラマから時代が透けて見えると思いますよ」 着付けに何人もの手を借りる絢爛豪華な衣装と、メロディアスな楽曲でも観客を魅了するが、演者にとっては体力を消耗する作品だという。 「年齢を重ねると体力的にどんどん難しくなっていくので、一日でも早いうちに再演できて助かります(笑)」
2017年10月23日芸人で作家の又吉直樹が、NHKとタッグを組み初の脚本に挑戦。完全オリジナルの新作ドラマ「許さないという暴力について考えろ」が制作されることが決定した。お笑いコンビ「ピース」として活躍しながら、初執筆の長編小説「火花」が芥川賞を受賞し、300万部を超える売り上げを記録、映像化もされ大きな話題となった又吉さん。そんな又吉さんが今回ドラマの舞台に選んだのは、常に発信を続ける街、そして世界が注目する街、“渋谷”。上京したばかりの下積み時代、渋谷のライブハウスでネタを勝負していた又吉さんにとって、“東京の象徴となった街”。今回、ほぼオールロケによる撮影で「渋谷 SHIBUYA」のいまを切り取ることにも挑むという。又吉さんは、「渋谷を舞台にしたドラマの脚本を書きました。渋谷を実際に歩きながら、いろいろな場面を想像するのが楽しかったです。ドラマが完成するまで渋谷を1人でブツブツ言いながら歩いていますが、元気なので心配しないでください!」とコメントも寄せた。なお、本作には「監獄学園-プリズンスクール-」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」などに出演し、今後も『恋と嘘』『先生!、、、好きになってもいいですか?』の公開を控える森川葵。連続テレビ小説「あまちゃん」や『イニシエーション・ラブ』の森岡龍らが出演する。「許さないという暴力について考えろ」は12月26日(火)22時~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月10日10月期放送の新ドラマ「陸王」の特別試写会&舞台挨拶が10月8日(日)、都内にて行われ、主演の役所広司、共演の山崎賢人、竹内涼真らが登壇した。物語の主軸となる老舗業者「こはぜ屋」の倒すべき巨大シューズメーカー「アトランティス」に属す役の小籔千豊は、共演シーンした竹内さんとのエピソードをポロリ。小籔さん曰く、「僕は役作りに入りたいほうなので、あまり話したくないんですけど、竹内さんがいっぱい話しかけてくれる。優しい人やと思いながらも話しかけんといて、って」と明かせば、竹内さんは笑顔で「あれ!?」と小首をかしげた。続けて、小藪さんは「役に没頭したいので、何回か無視しているんですけどねぇ…でも、終わるまでに、どこかで1枚Instagramを撮れたらな、と思っています」と、実は仲良くしたそうなアピールをしていた。池井戸潤の同名原作をドラマ化した「陸王」は、企業再生を描く感動ストーリー。足袋作り100年の老舗業者「こはぜ屋」の四代目社長・宮沢紘一(役所さん)が、会社の存続を賭けてランニングシューズ「陸王」の開発に挑み、もがく姿を描き出す。本作は、「半沢直樹」、「ルーズヴェルト・ゲーム」、「下町ロケット」など、池井戸作品を手掛けてきたプロデューサーや監督など制作陣が集結した。この日、特別試写会にて第1話を観客と共に観ていたという登壇陣。宮沢の息子・大地役の山崎さんは、「いい話です。最初は本当にずっと(宮沢と)ぶつかり合っているんですけど…、けど、すごく役所さんは優しいです」と温かいムードを広げた。実業団「ダイワ食品」陸上競技部の部員・茂木裕人役の竹内さんも「こみあげてきそうなので、あまりしゃべりたくない」と感動の面持ち。竹内さんは、「いま見て、本当に感動しましたし、誇りに思いました。最後までもっと死ぬ気で気持ちを入れて、頑張らないと」と、決意を誓った。15年ぶりのドラマ出演かつ主演となった役所さんだが、「15年くらい前に連続ドラマって大変だなって思っていて。いま、台本を5冊くらい持って頑張っています。いますごく楽しいです。魅力的な人たちばかりなので、毎日ドキドキして刺激をもらいながらやっています」と実感を込めながら、「毎週、盛りだくさんで面白いドラマができ上がっています」と、できに自信をのぞかせた。そのほか、舞台挨拶には上白石萌音、風間俊介、ピエール瀧も出席した。日曜劇場「陸王」は10月15日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。(初回2時間スペシャル)(cinamacafe.net)
2017年10月08日武井咲(23)主演で注目を浴びているドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日)。ドラマの中で武井は権謀術数をはりめぐらす銀座のクラブのママを熱演。そして、主人公の過去を知る元上司役を怪演しているのが俳優の滝藤賢一(40)だ。 「もともと俳優・仲代達矢さん(84)主宰の俳優養成所・無名塾・に在籍し、舞台を中心に活動し演技力を磨いてきました。その後、映像作品に幅を広げるために退所。コツコツ脇役をこなしてさらに演技力を磨き、13年放送のTBS系『半沢直樹』では堺雅人さん(43)演じる主人公と同期の銀行員を熱演。一躍注目を集めました」(民放キー局のドラマ班スタッフ) 今クールは「黒革の手帖」に加え、高視聴率を獲得しているフジテレビ系ドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」に8月7日放送の第4話から登場することも決定している。 そんな俳優として絶好調の滝藤だが、ここへきて存在感を高めている。実は、その陰には昨年の“ある出来事”が影響しているという。 「滝藤さんは、昨年公開され福山雅治さん(48)がパパラッチを演じた映画『SCOOP!』に出演。福山さん演じる主人公が出入りする週刊誌の副編集長を演じました。本人としてもかなり手ごたえがあったようで、周囲には『これで助演男優賞をとる!』と野望を明かしていたんです。でも賞レースからことごとく漏れてしまって……。一時期は落胆していたこともありました」(映画関係者) だが、周囲からの評判は依然として高いようだ。 「彼は基本的にオファーを断りませんし、地道な努力で培った演技力はたしか。すっかり名脇役の仲間入りを果たしています。そのため『そのうちこれだと思える作品に出会えるはず』と、今から注目されていますよ」(映画業界関係者) プライベートでは4児のパパでありながらも、俳優としてもバリバリ働く滝藤。映画賞の戴冠の目標は、仕事をこなすうえでの大きな活力になりそうだ。
2017年08月05日阿部寛が主人公の日本橋署刑事・加賀恭一郎を演じ、2010年4月に連続ドラマとしてスタートした東野圭吾原作の「新参者」。このほど、阿部さんが約3年ぶりに本シリーズに復帰、初共演の松嶋菜々子と原作シリーズ10作目「祈りの幕が下りる時」の映画化に挑むことになった。東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は、ハウスクリーニングの会社で働く滋賀県在住の押谷道子。殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫も行方不明になっていた。松宮(溝端淳平)たち警視庁捜査一課の刑事たちが捜査にあたるが、押谷道子と越川睦夫の接点がまったく見つからず、捜査は難航。なぜ、滋賀在住の道子が東京で殺されたのか。やがて捜査線上に浮かびあがったのは、明治座で舞台を上演中の女性演出家・浅居博美(松嶋菜々子)だった。道子は学生時代の同級生である博美を訪ねて東京に来たことが分かるが、博美と越川の間にも接点がなく、捜査は進展しない。松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、捜査を進めるうちに、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎(阿部寛)は激しく動揺する。それは孤独死した加賀の母に繋がっていた――。「新参者」シリーズといえば、阿部さんが演じる日本橋署に赴任してきたばかりの“新参者”で、鋭い洞察眼を持つ刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、さまざまな人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となったヒットドラマ。ベストセラー作家・東野圭吾がデビュー当時から描き続けた「加賀恭一郎シリーズ」が原作となり、2010年の連続ドラマ以降、2本のスペシャルドラマ「赤い指」(’11)、「眠りの森」(’14)、さらに2012年には、共演に新垣結衣や松坂桃李、菅田将暉らを迎えた映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(興行収入16.8億円)も公開。“泣けるヒューマンミステリー”として絶大な人気を誇っている。もちろん主人公の加賀刑事も、事件のトリックのみならず、その裏に隠された人間たちの心情をも解き明かす“人の心の謎を解く名刑事”として人気が高いキャラクターだ。だが、加賀のたぐいまれなる推理力で数々の事件が解決されてきたものの、未だ明かされていないのが、“加賀の母の失踪”。これまでの作品で何度も触れられていながらも解き明かされなかった“最大の謎”が、今回の映画ではついに明らかになり、「新参者」シリーズが完結を迎えることになるという。原作は、「加賀恭一郎シリーズ」10作目にあたり、第48回吉川英治文学賞を受賞した「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫・発行部数79万部/6月19日時点)。加賀恭一郎の母はなぜ息子を残し失踪したのか?加賀が日本橋に留まる理由とは?本作で描かれる加賀とある女性演出家の出会い。その演出家の周りで起こる不可解な事件。数々の人生が絡み合い、加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか…という謎が描かれていく。今回の映画化では、加賀恭一郎役の阿部さんをはじめ、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある元刑事の亡き父・隆正役の山崎努ら、レギュラーキャストが続投。さらに、本作では女優で演出家の浅居博美役に、阿部さんと初共演となる松嶋さんが決定!そのほか新キャストとして小日向文世、伊藤蘭など豪華出演者が脇を固め、監督は、阿部さん主演の「下町ロケット」をはじめ、「華麗なる一族」「半沢直樹」などの大ヒットドラマや映画『私は貝になりたい』を手がけてきた福澤克雄が務める。■阿部寛コメント3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。■松嶋菜々子コメント阿部さんとは初めてご一緒させていただきますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。■原作・東野圭吾コメントついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります。とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております。良き作品に仕上がることを祈っています。『祈りの幕が下りる時」は2018年、全国にて公開。。(text:cinemacafe.net)
2017年06月26日俳優の高橋一生が長瀬智也主演の映画『空飛ぶタイヤ』(2018年公開)に出演することが21日、わかった。同作は、『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の同名小説を映画化。トラックの脱輪事故によってバッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。高橋が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、ホープ自動車の担当をしている井崎一亮。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、調査を開始する。冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころで、物語の大きな軸の一つとなる。長瀬とは『池袋ウエストゲートパーク』(00)、『ハンドク!!!』(01)に続き3度目の共演、また池井戸潤原作作品への出演も3度目となった。矢島孝プロデューサーは、高橋の起用理由について「沈着冷静に物事を判断しようとする眼力の強さと佇まいで、登場しただけで鮮烈な印象を残せると思い、オファーさせていただきました」と明かす。また、本木克英監督は「作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います」と高橋の良さを表現。「低音の美声と不意に見せる笑顔に、世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました」と、魅力に気づいた様子だった。高橋は池井戸作品に対して「勝手にご縁を感じてしまっています」と語り、「池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」と熱弁。役については「秘めたる熱量がとても強い男」と説明した。すでに撮影は終了しているが「外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ……という過大評価はできないですが(笑)」と自信を見せる。「でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!」と語った。(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年06月22日3月の映画化発表以来、原作本は累計140万部を突破し、各所で「絶対に観たい!」と話題になっている「TOKIO」長瀬智也主演『空飛ぶタイヤ』。この度、本作の新たなキャストとして、「鉄の骨」「民王」に続き今回が3度目の池井戸潤原作作品への出演となる、俳優・高橋一生の出演が決定。また、高橋さんのスペシャルインタビュー映像も到着した。よく晴れた日の午後。1台のトラックが起こした事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、警察で信じられないことを聞く。走行中のトラックから突然タイヤが外れたと。整備不良を疑われ、世間やマスコミからバッシングをされる毎日の中、彼はトラックの構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元のホープ自動車へ再調査を要求する。ホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)は、赤松の要求を疎ましく思いながらも真実を突き止めるため、また同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社である ホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査をそれぞれ開始していく。突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”。過去にも行われていたそれは、二度とあってはならないことだった。果たして、男たちは大企業にどう立ち向かうのか。正義とは何か、守るべきものはなにか。日本で一番熱くかっこいい男たちによる大逆転劇が始まる――。「下町ロケット」「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「民王」など、世相や現代社会の歪みを反映させた数多くの作品がドラマ化されてきた池井戸作品だが、今回は累計140万部突破の大ベストセラー「空飛ぶタイヤ」が満を持しての初映画化。巨大企業と戦う運送会社の社長・赤松徳郎役を主演の長瀬さんが演じるほか、先日、赤松と対峙するホープ自動車の沢田課長役をディーン・フジオカが演じることが発表された。そして今回参加が発表されたのは、「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」「カルテット」『3月のライオン』などに出演し、10月から放送の連続テレビ小説「わろてんか」にも参加が決定している高橋さん。彼が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮役。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころ。赤松や沢田と直接対決することはないが、物語の大きな軸の一つとなっている存在だ。本作で3度目の池井戸作品への参加となる高橋さんは、「勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます」とコメント。役柄については「秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ…という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます! 」と話し、「社会派というと定義づけられてしまうかもしれませんが、色々な人間が描かれていて、余すことなくそれぞれの人の魅力が描かれています。しっかりとした人間ドラマになっていますので、ぜひ来年の公開を楽しみにしてくださったら嬉しいです 」とメッセージを寄せた。『空飛ぶタイヤ』 は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定。ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
2017年06月22日「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」として高い支持を得ている同名小説を、「Hey! Say! JUMP」山田涼介主演で映画化する『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。この度、尾野真千子、門脇麦、成海璃子ら豪華キャスト陣に続き、小林薫、鈴木梨央、山下リオ、手塚とおる、PANTA、吉行和子と新たに追加キャストが発表された。2012年。幼なじみの敦也、翔太、幸平の3人は、悪事を働いて1軒の廃屋に忍び込む。そこはかつて悩み相談を受けることで知られていた「ナミヤ雑貨店」だった。いまはもう廃業しており、自分たち以外誰もいないはずだったが、突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてくる。なんとその手紙は、32年前に書かれた悩み相談だった…。敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書く。次第に明らかになっていく雑貨店の秘密と、相談者たちと敦也たちの共通点。彼らがこの雑貨店に忍び込んだのは偶然ではなかったのか?そして、敦也たちがある人物からの“最後の手紙”を受け取ったとき、彼らの運命が大きく動きだす。隠された繋がりの謎が明らかになるとき、思いもよらない感動と衝撃のラストが待ち受ける――。主人公・敦也役を山田さんが演じるほか、ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治役を西田敏行、物語の鍵を握る田村晴美役を尾野さん、敦也と同じ養護施設で育った翔太役を村上虹郎、敦也の幼なじみ3人組の1人、幸平役を寛一郎、雄治の昔の恋人・皆月暁子役を成海さん、世代を超えて引き継がれている歌を歌う人気シンガー・セリ役を門脇さん、ナミヤ雑貨店に相談する松岡克郎役を林遣都、浪矢雄治の息子として雄治のことをそっと支える浪矢貴之役を荻原聖人ら、注目の若手俳優から実力を備えた豪華俳優たちが出演している本作。そして今回、物語をさらに魅力的に、そして感動的に彩るキャストが決定。魚屋の跡を継ごうとせず、ミュージシャンを目指す息子を厳しくも背中を押す松岡健夫役に、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』や「深夜食堂」などに出演する小林さん。門脇さん演じる物語の軸となる、世代を超えて引き継がれている歌を歌う人気シンガー・セリの少女時代役に、子役の領域を越えた抜群の演技力で見る者を引き付ける鈴木さん。母親の死と自分の出自に対して悩み、つらい過去を抱える映子役に、連続テレビ小説「あまちゃん」や『シャニダールの花』などドラマ・映画・CMと幅広く活躍する山下さん。さらに、施設の運営費を不正に使用している疑いがある「丸光園」の現園長・刈谷役に、「半沢直樹」や現在放送中の「小さな巨人」など、出演作では確実に印象を強く残す手塚さん。先代から続く「丸光園」の元園長・皆月良和役に、「頭脳警察」のメンバーとして活動する傍ら、『カムイ外伝』『眼球の夢』『沈黙-サイレンス-』などにも出演するPANTAさん。尾野さん演じる晴美の大叔母で、晴美の世話を見てきた田村秀代役に、『東京家族』『家族はつらいよ』シリーズなど数々の作品に出演、日本を代表する女優の吉行さんが演じる。今回のキャスティングについて本作のプロデューサーは、「小林薫さんについては、監督たってのご希望でドラマ撮影中の大変お忙しい中でしたがご調整いただき、頑固一徹ながらも息子を思う昭和の優しい親父を見事に演じていただきました。鈴木梨央ちゃんは天才歌手の幼少期で演技は勿論、歌声についても説得力が欲しかったので、天才子役というよりもすでに立派な女優さんといえる梨央ちゃんにお願いしました。素晴らしいお芝居と歌声で改めて底知れぬ才能だと思いました。山下リオさんの役どころは物語の中盤で必ずお客さんの気持ちをグッと掴みたいところでの登場になります。門脇麦さんとのお芝居は必見です」と話し、「手塚さんはこの物語唯一の悪役という設定でしたが、監督がそんな彼でも何か原因があったと考えていらっしゃって作品をよく観ていただくと、その移り変わりが見られると思います。PANTAさんは成海璃子さんの演じる暁子役の弟という設定でご本人も『璃子ちゃんの弟だ』と喜ばれていました(笑)。林遣都くんとギターを弾くお芝居していただいているので、音楽ファンの方には 嬉しいシーンになっていると思います」とも明かす。さらに、「吉行和子さんの役は、監督から『大女優でお願いします』とかなりのムチャ振りされた役どころです。吉行さんは『夏美のホタル』で廣木組を経験されていたこともあり、オファーさせていただきました」とそれぞれキャスティング理由や見どころをコメントしている。『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は9月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月16日