アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が27日、主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2『カノトイハナサガモノラ』公開ゲネプロに登場し、取材に応じた。同作は「ソウル・ターミナル」と呼ばれるライブハウスのような空間を舞台に、サカモト、ナガノ、イノハラの3人が歌を歌いながら様々な想いを呼び起こしていく。御徒町凧が作・演出を務め、トニセンの楽曲や新曲を織り交ぜた新たな舞台表現に挑んだ。舞台に坂本の恋の話も出てくるため、実際のところを聞かれると、坂本は「唐突だなあ」と苦笑し、井ノ原が続けて「唐突ってどういう字だっけ?」と、作中のセリフを再現。井ノ原は「セリフでごまかしてるんじゃないよ」とつっこみつつ、「それを今、ここで言うはずがないじゃないですか」とフォローする。さらに井ノ原は「坂本くん、ワンちゃんを飼っているんですけど、本当にみんなの集まりだったり、どんなに偉い人との食事でも、『ちょっと1回帰って、餌あげてくるんで』と、餌あげてから来る! むちゃくちゃいい飼い主ですよこれ! みなさんおすすめですよ!」とアピールし、長野は「飼われたい方(向け)?」と驚く。レポーターから「餌をあげに帰るということは彼女がいないのでは」とつっこまれると、井ノ原は「それ言っちゃうとミステリアスじゃなくなっちゃうから。やっぱうちのマサはミステリアスなとこ残しておきたいから」と牽制した。もはや恒例とも言えるレポーターとの攻防に、坂本は「この2人は落ち着いたからいいですよねえ! 四面楚歌だここは」と、すでに結婚している長野と井ノ原を羨む。井ノ原が「恋をするなら坂本昌行ですからね」と言うと、坂本は「みなさんにも心配してもらうのは嬉しいんですけどね」と苦笑。しかし井ノ原は「心配じゃない、心配じゃない。『ミステリアスなマサを見ていたい』って、みんなそう思ってる。心配なんて誰もしてない」となぜか力強く断言した。V6のメンバーでは6人中4人が既婚者となったため、坂本は「どんどん三宅健くんとの仲が深まってますね」と独身仲間との絆を深めている様子。「おとといも電話来ました」と明かしつつ、井ノ原が「どんな話するの?」と尋ねると、「教えない」とニヤリ。「電話来ました。びっくりしました。寂しいんじゃないですか、あいつも」と答え、井ノ原は「言い方もかっこいいよね!」と褒めていた。メンバーの観劇事情について、井ノ原は「健はドラマやってるからわかんないけど、だいたい来てくれますね。(森田)剛が来てくれるってなると、相当ラッキーだよね。『今回森田さん来てくれたんだよ!』って気持ちになる」と説明し、長野も「わかる」と同意。「岡田(准一)もだいたい来てくれるから。前回も来てくれたし」と期待した。
2019年07月27日アイドルグループ・V6の年上ユニット20th Century(トニセン)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦が27日、東京グローブ座で行われた主演舞台TWENTIETH TRIANGLE TOUR vol.2『カノトイハナサガモノラ』公開ゲネプロに登場し、取材に応じた。同作は「ソウル・ターミナル」と呼ばれるライブハウスのような空間を舞台に、サカモト、ナガノ、イノハラの3人が歌を歌いながら様々な想いを呼び起こしていく。御徒町凧が作・演出を務め、トニセンの楽曲や新曲を織り交ぜた新たな舞台表現に挑んだ。坂本は同作について「僕らトニセンの関係性がベースとなって、ストーリーになってるのかなってないのか、ライブなのかお芝居なのか、つかみどころのない作品ですけど、なんとなく来て体験してくれたら嬉しい」とアピールした。井ノ原は「3人でしかできないこと、他でできないことをやろうということで、ちょとやりすぎちゃった部分もあるかもしれない」と苦笑し、例として「長野くんがまっぷたつになったりとか」とマジック演出を挙げる。9日に亡くなったジャニー喜多川さんも「ああいうの大好きですから」と明かし、「僕らもデビュー当時、コンサートで絶対マジックをやらなきゃいけないと思ってたけど、どうやら、やらなくてもいいじゃないですか。『次のマジックどうする?』とか言って、毎回会議してて。人を驚かせたいということも根本にあるので」と振り返った。また「TWENTIETH TRIANGLE TOUR」という公演名を、ジャニーさんが決めてくれたエピソードを語る井ノ原。ジャニーさんに電話をすると話をそらされたというが「お願いしたら次の日に興奮して、『TTTだよ! TWENTIETH TRIANGLE TOURだよ! お客さんみんなにトライアングル配っちゃいなよ! あんなの1個1,000円くらいだよ』と言われて、『それが大変なんだよ』って話して。前回はなかったトライアングルの演出を入れたのもそういうところもあった」と説明した。ジャニーさんについて、井ノ原は「今頃、『ソウル・ターミナル』にいるんじゃないですか」と舞台の設定にかけ、「随分前から台本にあったので、今回こういうことになってつけたわけではなく『あえて変えることもないね』と言って」と説明。「ジャニーさんが寝てる時に、Jr.のいろんな子達が『8月8日にライブあるからきてね!』と言ってて、(ジャニーさんが)行けたらいいなあと思ってたんですけど、逆にこれでみんなのところに行けるようになったんじゃないかな。今日も僕らの初日で、今、新大久保の駅あたりでタピオカかなんか飲んでるんじゃないですかね。並ばないで済むし」と思いを馳せた。ジャニーさんとの1番の思い出を聞かれると、坂本は「やっぱり初対面。社長とはわからずに話をしていて。最後の最後に『社長はいつくるんですか?』という質問をしたら、『今度来るよ』と、明かさなかったんですよ。1カ月後に気づきました」と振り返る。長野もオーディションの時を挙げ、「『僕がジャニーです』と言われて、面接して、『じゃあ来週から来ちゃいなよ』。これ、受かったのかな? みたい感じで、とりあえず来週から行って。『この人がジャニーさんなんだ』と思いました」と語った。井ノ原は「小学生くらいの時から、週末はだいたい松岡(昌宏)とジャニーさんと3人で遊んでて、アイススケートとかボウリングとか、よく行きました。アイススケートは『20年ぶりだよ!』と言いながらやってまして。ジャニーさんが一生懸命滑ってて、また10分くらいして見たらお尻がすごい濡れてたから、相当こけたんだろうなと思って」と思い出話が止まらず。さらに「地元の大井町のヨーカドーの屋上にトランポリンがあって、『トランポリンやりたい』と言ったら連れてってくれて。20分100円だったんですけど、僕ら夢中にぴょんぴょん跳ねてたら、切れちゃったんですよ。『ジャニーさん100円入れて! 100円入れて!』と言ったら、『おお』とお金を入れてくれて、僕らも『早く早く!』って、社長に100円入れさせてた」とエピソードを披露。「いつも小銭いっぱい持ってましたからね。じゃらじゃらじゃらじゃらいっつも! Jr.の子達に、NHKで『お好み麺 D食べる?』と言ってました。小銭いっぱい持ってる印象ありますね」と明かした。今後の"TTT"活動については、「仲が良ければ」という井ノ原。「集められてやるのとはまた違うのでそこそこ仲良くないとできない。関係性が続いているうちは、ライフワークみたいな感じで続けていければいいと思います」と意欲を見せた。
2019年07月27日「V6」としては3年連続となるスペシャル番組「V6の愛なんだ2019」が、9月23日(月・祝)3時間スペシャルで放送されることが決定した。今年は “あなたの周りにウワサの学生はいませんか?”と、全国の学校・街頭で学生たちにインタビュー。学生たちの間で“キャラが面白い!”“特技が凄すぎる!”など、ウワサになってい学生を「V6」が直撃取材する。さらに、「V6」のメンバーが6人そろって学校を訪れ「学生調査」を実施。これまで、基本的にバラエティロケNGだった学校に潜入!その学校は、生徒数約3,600人、101ものクラスがある、日本一の生徒数を誇る栃木県・作新学院高等学校。ところが、学校側から「パニックになってはいけないので、生徒たちには絶対ばれないようロケをしてほしい」と頼まれ…生徒たちの知らないところで、「V6」がこっそり“凄い学生”を調査開始!?果たして、どんな魅力的な学生と出会えるのか?そして、今年の「未成年の主張」では、例年とはひと味違ってOB・OGが母校の現役生徒たちに向けて伝えたいことを主張する「未成年への主張」も。 大人たちが世代を超えて後輩たちへ語る言葉は、いままでにない笑いと感動を生むことになりそう。大人になった「V6」の新たな挑戦、OB・OGと現役生徒たちとの主張交流戦もお楽しみに。<坂本昌行コメント>今年は学生の皆さんが推薦してくれる“噂の学生たち”に僕ら6人が会いに行きます。学生さん主導なので、何がどう出るかわからない楽しさがきっとあるんじゃないかなと思います。今年の「愛なんだ」も是非ともご覧いただけたらうれしいです。<長野博コメント>今回はこれまでにない新しい企画にも挑戦しています。同時に皆さんから反響の多い「未成年の主張」もしっかりありますし、その学校の卒業生からの主張もありますので、どちらも楽しみにしていてほしいです。<井ノ原快彦コメント>6人揃ってのロケは1年振りで、スタッフさんの顔ぶれも変わらず、新しく参加されている方もいて、今年もこの季節が来たなと感じています。今年も皆様に楽しんでいただける番組をお届けできればと思っています。<森田剛コメント>「学校へ行こう!」を見ていてくださった方が親になり、「愛なんだ」をお子さんと一緒に2世代で楽しみにしてくれているというのは大変ありがたいことだなと感じています。9/23の放送までお楽しみにお待ちください。<三宅健コメント>今回もいろんなキャラクターの学生と会えるのを楽しみにしています。学生の皆さんがすすめてくれた学生に会いに行く企画では、どんな学生なんだろうと会うまでの期待値が上がりますね。この「愛なんだ」という番組を皆さんが楽しみにしていてくださるのがすごく伝わってくるのでとてもうれしいです。<岡田准一コメント>僕自身、「楽しみです」という声をたくさんもらっている番組なので、視聴者の皆さんがそれを見たいかどうかはわかりませんが(笑)、メンバーに振られるモノマネは今年も全力でやっています! 新しい企画も満載です。楽しみにしていただきたいです。「V6の愛なんだ2019」は9月23日(月・祝)20時よりTBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年07月27日7月26日(金)放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」は、人気企画「本音でハシゴ酒」に、「20th Century」の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、俳優の小林稔侍をゲストに迎えてオンエア。さらに森山直太朗や高橋ひとみ、麻生祐未らもVTRで登場し番組を盛り上げる。「V6」の年長メンバー3人で構成された「20th Century」。ユニットとして「オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ」などの楽曲を発表しているほか、メンバーの坂本さんは『ターザン』で吹き替え出演と日本語版主題歌も担当したほか、近年はミュージカルでその歌唱力を発揮。長野さんは「ウルトラマンティガ」で主演を務めたほか、こちらも『サンダーバード』の吹き替えや数々の舞台で俳優活動を展開。井ノ原さんは映画『ピカ☆ンチ』シリーズをはじめ10年以上にわたり続く「警視庁捜査一課9係」シリーズや「特捜9」などのドラマはもちろん、「出没!アド街ック天国」の2代目MCとしても活躍中だ。今回「トニセン」の3人が、“V6デビュー秘話”や森田剛、三宅健、岡田准一の3人で構成される「カミセン(Coming Century)」との格差などを告白。井ノ原さんが明かす「V6」のCDジャケットにまつわる話からジャニーさんの“坂本くんだけ特別扱い”実話まで、いまだからこそ明かす数々のエピソードは必見。また『仁義なき戦い 頂上作戦』などの東映やくざ映画から「Gメン’75」「味いちもんめ」などを経て、数多くのサスペンスドラマや刑事モノに出演してきた小林さんは、高橋ひとみ、麻生祐未ら共演女優から“艶っぽい”行動をVTRで明かされ、MCの坂上忍も実際に目撃したという“ある行動”を証言。すっとぼけた様子でタジタジになっていく姿をお見逃しなく。「ダウンタウンなう」は7月26日(金)21時55分~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年07月26日アイドルグループ・V6の坂本昌行が22日、東京・渋谷のBunkamura オーチャードホールでコンサート「ONE MAN STANDING 2019 The Greatest Symphony」の公開リハーサルを行った。この日から26日まで同所で開催される坂本昌行のコンサートは、2016年に行われた坂本自身初となるミュージカルコンサート「ONE MAN STANDING」の第2弾。今回は、舞台で様々な愛の形を演じてきた坂本が、「All of Love」をテーマに女心を歌で表現し、張り裂けそうな愛や一途な想いなど、繊細な女心のつまった楽曲にチャレンジする。本番前に行った公開リハーサル後に、報道陣向の取材に応じた坂本は「再びこうやって同じ場所に立つことができました。オーケストラの方もさらにパワーアップしてこんなに幸せなことはありません」と3年ぶりの開催に満足げ。コンサートでは女心を歌った曲を披露することになり、「歌詞を読んでいるうちに『女性ってこんなこと考えているんだ!』と僕の中で解釈し、女心が少しだけわかった気がします」と話しつつ、「前回同様に素晴らしいオーケストラや素晴らしい仲間とともにオーチャードホールで女心を歌いますので、その時間に浸っていただけたらと思います」とアピールした。坂本が所属するV6は、来年でデビュー25周年を迎える。「正直僕らは活動の機会がなくてソロ活動が多いので」としつつ、「スタッフの皆さんが支えてくれましたし、ファンの皆様が応援してくれた結果の25周年。心からありがとうという思いをファンの方にお伝えしたいですね」と感謝の言葉。また、同コンサートで披露する楽曲は"女心"をテーマにしたものが多いことから、「愛の理解力は?」と質問されると「そればっかしは自問自答ですね。歌いながら、どうなんだ?と(笑)。答えが出てこないですね。僕のここ(隣り)は空いているんですけど」と話していた。
2019年05月23日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。その5月16日(木)今夜のオンエアに「V6」坂本昌行がゲスト出演する。坂本さんはプラスワンゲストとして「嵐」と共に、「アンジャッシュ」児嶋一哉ら「チーム人力舎」と対決する。今回「嵐」チームと対戦するのは、児嶋さんをはじめ「オアシズ」大久保佳代子、「アンタッチャブル」山崎弘也、「東京03」豊本明長、飯塚悟志、ゆってぃ、いかちゃん、川井ら人力舎のメンバーで構成された「チーム人力舎」。こだわりまくりの「ONE PIECE」コスプレに身を包んでの登場も見どころだ。そんな個性派揃いの「チーム人力舎」に対抗すべく「嵐」がプラスワンゲストとして迎えた坂本さんは、1988年ジャニーズ入りすると、「TOKIO」城島茂、国分太一らとともに平家派として当時人気絶頂だった「光GENJI」のバックダンサーなどを担当、その後1995年に「V6」としてCDデビュー。並行して「PLAYZONE」や名作映画をミュージカル化した「シェルブールの雨傘」など舞台でも活動。近年は「フランケンシュタイン」や「ON THE TOWN」などのミュージカルでその歌唱力が高く評価されている。今回坂本さんは「ピンボールランナー」でランナーに挑戦。また特別対決「擬音de嵐」では出されるイラストや写真を見て思い浮かべる擬音を、チーム内でどれだけ同じものにそろえられるかを競うほか、「ボンバーストライカー」などで熱戦を繰り広げる。面白さと迫力が融合したバトルをお見逃しなく。今夜プラスワンゲストで出演した坂本さんは5月22日(水)~26日(日)の5日間にわたりBunkamuraオーチャードホールにてミュージカルコンサート「ONE MAN STANDING 2019 The Greatest Symphony」を開催する。これは2016年に開催され好評を博した「ONE MAN STANDING」の第2弾となるもの。今回は日本の女性シンガーのヒット曲を中心に様々な楽曲を服部克久をはじめ、ボブ佐久間に羽毛田丈史といった日本を代表する音楽界の巨匠たちが大胆アレンジ。オーケストラをバックにコーラスとダンスのスペシャリスト達で結成された“MASA Friends”カンパニーとともに、「All of Love」をテーマとして坂本さんが繊細な女心のつまった楽曲を歌い上げる。「VS嵐」は5月16日(木)今夜19時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年05月16日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が、広告キャラクターを務めるアフラック<新 生きるためのがん保険Days>最新CMで、音楽家の坂本龍一と共演することが21日、わかった。新CM「櫻井翔の取材ノ ート・坂本龍一『まさか、自分が』」編(30秒)は4月1日から全国で放送される。同CMはがんを経験された方のリアルな声を聞き、がん保険について語り合う「櫻井翔の取材ノート」の第3弾。全編ニューヨークで撮影を実施し、細かなセリフを決めず、坂本が"がん"と診断されたときの率直な気持ち、病気や仕事のことについて、ありのままを話す、ドキュメンタリー手法で描いた。撮影前、監督・CMプランナーから撮影手法の説明を受けると、「大丈夫かなあ」と、不安を隠せない坂本だが、「(櫻井は)しっかりしているから、撮影を引っ張ってくださいね(笑)」とお願いする。雑談を開始し、気づかれないようにカメラが回り始める撮影手法に、櫻井も「あれ? これもう始まってる?(笑)」と戸惑うも、がんに関することだけではなく、映画、音楽の話、教育、健康、トレーニング、海外の暮らしについてなど多岐に渡った。櫻井がNHK紅白歌合戦でピアノを弾き、震えるほど緊張したという話も飛び出した。CMでは坂本が中咽頭がんにかかった時のことを思い返し、「まさか自分が、という感じですね」「そのときほど強く生きたいと思ったのは生まれて初めてです」と語る。実は、ニューヨークに到着するまでの機内で 坂本出演のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』を見ていたという櫻井は、映画の中で見ていた坂本が目の前にいるということで、冒頭は緊張していた、と振り返った。2011年からアフラックの広告キャラクターを務める櫻井だが、今回が初めての海外撮影。撮影前日、雪が降るニューヨークに到着した櫻井は合間の時間に少し散歩し、「全身星条旗に染まりました(笑)」と語る。撮影現場について「景色もそうですし、現地スタッフとの会話も英語なので、ああ、ニューヨーク、アメリカに来たなと実感しますね。撮影の合間にいつもとは違う景色を見ることで、非日常を味わえるので、この近年ではなかなかない、かなりリラックスして臨めた撮影ですね!」と、振り返った。撮影終了後、「改めての坂本へ聞きたいことはあるか」という質問に、櫻井は“坂本の創作のモチベーション”についてと答える。「アウトプットが続くと、自分の表現したいものが外に出ていってしまう ため、次作へのモチベーションをどう保っているのか」という櫻井の質問に、坂本は「やりたいことは、いつもたくさんあるから、自分を奮い立たせないとモチベーションがあがらない、ということはないですね」と回答。「仕事上、そしてSNSでも、普段否が応でも情報のインプットがどうしても多くなってしまいますよね。ただ、頭がいっぱいな状態では、何も自分から出ていかない。音楽を集中して制作するときは、メディアやSNSは見ない、“飢餓状態”を敢えて作り、自分から出てくるのを待つ。そういうことをしてます」と明かした。
2019年03月21日V6の三宅健が、18日に放送されたラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm/毎週月曜24:00~24:30)で、歌舞伎俳優・市川海老蔵の長男・勸玄くんとの交流エピソードを明かした。現在公演中の六本木歌舞伎第三弾『羅生門』で、海老蔵と共演している三宅。歌舞伎ならではの化粧について、「海老蔵さんは5分もかからないけど、僕がやると50分くらいかかる」と難しさを吐露しつつ、「自分でやるとメイクダウンになるけど、(共演者の)市川九團次さんにやってもらうと男前になる。いつもお世話になってます!」と周囲の手助けに感謝していることを語った。本番中の楽屋には、海老蔵の長男・勸玄くんや長女・麗禾ちゃんが遊びに来るそうで、化粧中の姿を見た勸玄くんに、「なんで大人なのにお化粧してもらってるの?」とツッコまれたそう。「僕もかんかんと同い年だよ。大人じゃないから、人にやってもらってるんだよ」とジョークで返した三宅は、「本当に5歳なの? こんな大きい5歳は見たことがない……」と半信半疑で訴えられたという、勸玄くんの可愛らしいエピソードを披露した。また、「子供が大好きですぐに仲良くなるタイプ」だと公言する三宅は、勸玄くんと麗禾ちゃんに会うのを楽しみにしていたそうで、「あんな天使が2人もやって来たら、ファ~ってなっちゃう」とメロメロの様子。続けて、「海老蔵さんは、ちょっとでも時間があるとすぐに家に帰って、子供たちの面倒をみたり、遊んだり、すごいパパしてんの。子供たちが来た時も、本当に良い顔、優しい顔をするんだよね。歌舞伎の現場での厳しい顔とは全く違う」とも明かし、海老蔵のパパっぷりに感心しきりだった。さらに、番組内では、ジャニーズアイランド社長の滝沢秀明氏とV6の坂本昌行が、内緒で観覧に来たことにも言及。「楽屋の廊下にいたら、僕の方に紺色のスーツでめかし込んだ超絶イケメンが来て、『滝沢じゃん!』って感じだったんですよ。片や、その後ろに全身真っ白でスター感出してる坂本くんがいて、『改めて、健がすごい舞台に出てるんだなって思ったよ』と一言残して帰っていきました」と振り返りつつ、「観に来てくれるってうれしいなと、今一度思いましたね」と感謝の気持ちを語っていた。
2019年03月20日3月に行われる世界フィギュアスケート選手権に初出場する坂本花織選手。金メダルの期待もかかる全日本女王の魅力を解き明かすべく、会いに行った。ヘタなら、“ヘタクソ~”って、怒られたほうが気持ちいい。昨年末に行われた全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルフリースケーティング。最終滑走の重圧もなんのその、会心の演技で優勝し、初の全日本女王に輝いた坂本花織選手、18歳。一昨年の同大会では、五輪切符を掴んでいる。その、ここいちばんでの強さの秘密は、どこにあるのだろう。そう尋ねると、「お昼寝」という予想外の答えが返ってきた。「公式練習は朝が早いので、お昼寝して、散歩してっていうのが、ちょうどいい気分転換になって、ああいう結果が出ました。ハハハ」笑うと、目が細くなり、エクボが出る。「目は好きじゃないけど、これは好き」と、エクボを指して、また笑う。その飾らない、作らない素顔は、観ていて気持ちのいい演技に通じるものがある。フィギュアスケートを始めたのは、4歳の時。同時に水泳や陸上、モダンダンスも習っていたというから身体能力が高かったのだろう。「小学校2年生になる時、水泳を続けるかフィギュアスケートか、究極の選択を迫られて。当時は、水中で息を止めるのが、とにかくキツくてキツくて…。普通に地上で息をしたいなと思って」フィギュアを選び、以降、ひと筋。やめたいと思ったことはない。ジャンプの練習が大好きで、「失敗してコケても、ずっと笑っている感じ。まぁ、大半は先生(中野園子コーチ)に怒られているんですけど、ごくたまに褒められることがあって。そういう時はすごくうれしいし、新鮮な気持ちでまた頑張ろうと思える。私は、ヘタなら、“ヘタクソ~”って怒られたほうが気持ちいい。ヘンにお世辞言われると、“ウソやん”と思ってしまうので」実は、いまだに恥ずかしがり屋で、目立つのも好きじゃない。モダンダンスも、「恥ずかしすぎて」やめたぐらい。この日も、カメラを前に、時折、“あぁ、恥ずかし~”という表情をのぞかせる。「それでも、衣装を着ると、テンションが上がって、“私を観て”って思えるようになりました。観てほしいところは、う~ん、パワフルなジャンプです」女子シングルにも、高難度ジャンプ時代が到来しつつあるが、「新しいジャンプは、もうちょっと体重を落として、体幹を鍛えて、跳んでもケガをしないような体を作ってからやっていこうと思っています。中3の時にトリプルアクセルの練習中に、あと少しというところで骨折と肉離れを起こしてしまったので。いまは、できるジャンプの練習だけをしています」ステップを踏むかのように、軽々と跳ぶ、幅があって正確なジャンプは最大の武器。でも、それだけではない。坂本選手の演技には、観る者をグイグイ引き込む力がある。その魅力を引き出しているひとりは、昨シーズンからプログラムの振付をしているフランス人のブノワ・リショーさんだ。「ブノワ先生は、ひとつひとつの動きを大事にしなさい、って細かく、細かく振付してくださるんですけど、いままでとはまったく違う動きなので、とにかく難しい。何回やってもついていけない。ジャンプもスピンもない振付のところで転ぶし…。試合が終わるたびにアドバイスをもらうんですけど、厳しいし、まぁ、怖いです(笑)」現在は、3月20日から、さいたまスーパーアリーナで行われる世界フィギュアスケート選手権に向け、猛練習中だ。金メダルも十分狙えるが、本人は「金メダルを目指せば、(表彰台に)乗れるかな」。ちなみに4月からは大学生。フィギュア以外でやってみたいことは?と尋ねると、ずいぶん長いこと考えて、「強いて言えば、パーマかけたい。ゆるふわ、みたいな感じに。似合うかどうかわからへんけど」と。いまは大好きな競技のことで頭がいっぱいの18歳だ。さかもと・かおり2000年4月9日生まれ、兵庫県出身。ジュニア最後のシーズンで、世界ジュニアの表彰台に立ち、シニア1シーズン目から大活躍。平昌五輪でも6位入賞を果たす。好きな色は赤と青。「賢い友だち」を募集中。※『anan』2019年2月27日号より。写真・わたなべよしこヘア&メイク・吉田奈央取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年02月23日11月5日、ミュージカル『TOP HAT』が東急シアターオーブで開幕した。【チケット情報はこちら】まず冒頭から『Puttin’ On the Ritz』に乗せての大人数のタップシーンが壮観!気分が上がる。古き良きミュージカルの味わいと洗練が調和し、スフレのような美しい夢の世界に誘われた。坂本昌行はブロードウェイのスター・ジェリー役を好演。軽妙でお茶目、器の大きさを感じるジェリーだ。『No Strings』の単独の長いタップシーンも、『Top Hat,White Tie and Tails』での燕尾服姿が勢揃いするシーンも見事。モデルのデイル役・多部未華子が実にチャーミング、ジェリーに恋して、でも勘違いで混乱し…と、気持ちの揺れがまっすぐに伝わってきた。ふたりのペアダンス『Cheek to Cheek』は最高にロマンチックでこの名曲の意味を肌で味わえる。デザイナー役の屋良朝幸は強烈なキャラであっと言わせ、益岡徹と朝海ひかるは裏腹な夫婦関係を明るく描く。執事役の浅野は味わい深く、コメディにぴったり。たくさん笑って、時折ホロリ。観劇後は幸せな気分に満たされること請け合いだ。囲み会見で、坂本は「見所はタップ、ペアダンス、群舞、そして衣裳」、初ミュージカルの多部は「歌も踊りも特訓しました。お客さんの前で披露するのは未知の世界」と初々しいが、坂本は「多部ちゃんは本当に初めて?と思う出来。線が綺麗で、どうしたら美しく見えるかを考えながらリードしています」と良きパートナーぶりを発揮した。益岡徹は恐妻家の役で「妻をすごく愛していて、それゆえの惨劇も起こります」と言うと、妻役の朝海ひかるは「残念ながら殴るシーンはなくて(笑)」と、笑いを誘った。坂本と屋良の共演は『PLAYZONE』以来、約20年ぶり。屋良は「坂本くんは昔と変わらず、ストイックで黙々と練習するタイプ。背中で語る先輩で、ついていこう!と思えます。今回、僕は一切踊らないので、稽古場で毎日、“お前、今日も汗かいていないじゃないか”とツッコまれた」。そんな屋良を坂本は「今はジャニーズJr. の枠を抜けて、ひとりの役者として頑張っている。もしかしたら1番大爆笑を取れるかも」と推すと、多部も「そうですね。キャラが際立って面白い役ですし、屋良さんの才能かも」と乗り、屋良が焦るひと幕も。最後に、坂本が「お客さんに“元気や勇気をもらえる!”と思っていただきたい」、多部は「アンサンブルの方達のパフォーマンスが素晴らしく、彼らからもらった元気で乗り切れそう!」と心境を語った。公演は11月25日(日)まで、東京・東急シアターオーブ、12月1日(土)から5日(水)まで、大阪、梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:三浦真紀
2018年11月07日アイドルグループ・V6の坂本昌行が5日、東京・東急シアターオーブで行われた主演ミュージカル『TOP HAT』の初日前に、共演の多部未華子、屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之と共に取材に応じた。同作は、ハリウッド・ミュージカル映画を代表するフレッ ド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演し、1936 年に日本でも公開した映画『トップ・ハット』をミュージカル化。2011年に英国で初演された。ミュージカルスターのジェリー・トラヴァース(坂本)と、美しいモデル デイル・トレモント(多部)のすれ違いの恋を描く。2人のタップダンスやペアダンスなど、見所いっぱいの同作。初ミュージカルとなる多部は「衣装も華やかで、豪華で、これを着る以上は素敵なパフォーマンスをしたいと思っています。歌も、踊りも、だいぶ特訓しましたがそれが今日から、ちゃんとできるか……」と不安を見せつつも意気込む。そんな多部について、坂本は「見ればまず、『本当に初めてなの?』と思うくらい。何と言っても線が綺麗。一緒にやってても、リードしながらどうやったら美しくなるのかなって考えます」と称賛した。また、20年ぶりの共演になるという坂本と屋良。坂本が「少年隊の『PLAYZONE』以来ですね、共演は。初めての時正直覚えてなくて……」と言うと、屋良は「結構、面倒見てもらったんですけどね」と苦笑。坂本は「正直、必死だったんです、僕も」と振り返り、「もうJr.という枠からも抜けて、一人の役者として頑張ってる。どうですかどうですかって言われるけど、アドバイスする必要性もない」と太鼓判を押した。一方屋良は「10代の頃以来で、どうにか成長を見てもらいたいと思ったんですよ。でも今回一切踊ってないので、稽古場で毎日『お前、今日も汗かいてないじゃねーか』ってツッコミをもらっています」と明かす。さらに20年前と比べ「全然かわってない、すごくストイックだし、常に黙々と練習してる姿を見て、背中で語ってくれる先輩。見てついていこうって思える先輩で、すごく嬉しかったです」と語った。20年前の舞台では、井ノ原快彦のアンダースタディも務めていたという屋良だが、坂本は「覚えてますよ。全部忘れるわけないじゃないですか。語っちゃうと長くなっちゃうので」とフォローしつつ、今作で「この中で、もしかしたら一番大爆笑がとれる。悔しいくらい笑いとりますよ」とプレッシャー。多部も「屋良さんの才能と言いますか……」と乗っかり、屋良は「なんなのそれ! やめてくださいよ! 悪意がある」と焦る。ダメ押しで坂本が「今回の見所は屋良ですね」といじると、「変な汗かいてきた!」と苦笑していた。坂本自身は、20歳の時に初ミュージカルに出演したという。「浅野さんと『阿国』(1992年)という舞台でご一緒させてもらって」と明かすと、浅野は「変わってないですね、人間的には。まんまという感じ」と語る。さらに「変わらない秘訣」を聞かれ、「意識したことない。私生活がどうのこうのとか気にしたことないんですけど……」と答えると、レポーターから「今日、私生活聞かないんで、いいです」と断られ、憮然とする坂本。その様子に「聞いて欲しいんですか?」とつっこまれ、「何もないんで、ごめんなさい」と謝っていた。また、秘訣については「目の前にある好きなお仕事を誠心誠意やらせていただくというのが一番」と改めて回答した。東京公演は東急シアターオーブにて25日まで。大阪公演は梅田芸術劇場にて12月1日〜5日までを予定している。
2018年11月05日10月2日(火)、ミュージカル『TOP HAT』の製作発表が行われた。【チケット情報はこちら】最初に、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演した映画「トップハット」や、2011年の舞台映像が流れた後、クリエイターとキャストが登場。演出のマシュー・ホワイトは作品の魅力について、「コミカルでスタイリッシュ、チャーミングでロマンチックなところです。素晴らしい振付と、当時のアメリカで一番有名な作曲家アーヴィング・バーリンによる音楽も魅力。現実社会の悲しい出来事から遠く離れて、軽妙で楽しいコメディをご覧いただくことで現実から逃避できるでしょう」と語った。振付のビル・ディーマーは「本作には1930年代を彷彿させる多くのダンス、タップ、社交ダンス、ジャズダンス、ミュージカルダンスが登場。映画のように、燕尾服を着た素敵な男性たちが1列になって踊る、エレガントな世界を見ていただきたい」と胸を張った。ジェリー・トラヴァース役の坂本昌行は「アステアの軽やかなステップは彼にしかできない。それを自分が演じるわけですから、ダンス稽古は大変です。特に高速ステップは激しくもあり、その激しさを表に出さず軽やかに表現したい」と意気込んだ。デイル・トレモント役の多部未華子は「今年の初め、オーディションを受けました。決まってからは不安、自信のなさ、怖さなど、今もネガティブに(笑)。デイルは1番感情が揺れ動く人物。その感情の流れに沿って、歌や振付が付いているので、トータルで表現したいです」と心情を吐露。屋良朝幸はアルベルト役について「情熱的で自分が大好きな男。この仕事をする上でナルシストな部分は多少なりともあるので、その部分を存分に大きくして、人物を作りたい」。マッジ役の朝海ひかるは「本読みでテンポが大事だと感じました。セリフがとても楽しいので、言っていると興奮する感じ」、マッジの夫ホレス役の益岡徹は「結婚したことで何かが終わった気持ちになっている男。マシューが作品の世界観を“スフレのように”と喩えたような、軽やかで空気がたくさん含まれていて柔らかでふわっとした感じを伝えたい」。執事ベイツ役の浅野和之は「相手の心を読むことに長けた、パーフェクトな執事。衣裳を変えて5役ぐらいを演じます」と語った。坂本と多部はふたりの呼吸の合い方について聞かれ、坂本は「多部ちゃんはマイペース。何事にも動じずニュートラルで、僕もリラックスできて稽古が楽しい」と語り、多部は「まだ呼吸は感じていない(笑)」と笑わせつつ、「この先、ちょっとしたことでも言い合える関係性になれたら、いい作品になると思います」と前向きさを見せた。公演は11月5日(月)から25日(日)まで、東京・東急シアターオーブ、12月1日(土)から5日(水)まで、大阪、梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:三浦真紀
2018年10月17日アイドルグループ・V6の三宅健が3日、東京グローブ座で行われた主演舞台『二十日鼠と人間』の公開ゲネプロに登場し、共演の花乃まりあ、章平、藤木孝、山路和弘と共に取材に応じた。同作は『怒りの葡萄』や『エデンの東』などで知られるアメリカのノーベル賞作家ジョン・スタインベックが1937年に発表した小説を原作とし、スタインベック自身が戯曲化した作品。1930年代の世界大恐慌下のアメリカを舞台に、主人公のジョージに待ち受ける厳しい現実と相棒への想い、そしてその想いゆえの葛藤と苦悩を描く。「休憩でもこの芝居の話ばっかりしている」という三宅は、「すごく面白い戯曲なんですけど、追究して行けば行くほど奥が深いというか、いろんなところにスタインベックがギミックを仕掛けている」と明かす。ゲネプロでは最後に小道具が出てこないというハプニングもあったが、「いろいろ事件もあったので」と苦笑しつつ、「ゲネはそのためにある。お金を取ってないので!」と胸を張った。共演する藤木は「頼もしい主役です。頼りにしてます」、山路は「よくセリフ忘れてもフォローしてくれます。今日は私が、ストーブを『コタツ』と言ってしまった」と座長・三宅を絶賛。花乃も「どの瞬間を切り取っても、いつも美しくかっこよく、あたたかく優しく、感謝の気持ちでいっぱいです」と気持ちを表した。これまでにあまりない役に挑戦し、「疲れます。この作品に感情がひっかき回されてる気がします」と心境を吐露し、終わった後は「どんよりします」と語る。V6のメンバーについては「腐れ縁なので、来たり来なかったり、いちいち確認もしない」というが、「リーダー(坂本昌行)に関しては絶対に観に来ますね。いの一番来る。だいたいいつも一番最初に、各メンバーの舞台を必ず。観にこない時はないんじゃないかと思います」と関係性をのぞかせた。相棒・レニー役の章平とは同じシーンが多く、三宅は「初めてご一緒するんですけど、2人の密な関係が重要なので、いろいろね? 自主練とか一緒にしちゃったりして」と明かす。「集まってセリフ合わせをして。人生で一度もやったことなくて」と前置きしつつ、経緯を説明。立ち稽古に入る前に、互いに「読み合わせをしたい」と思いながら言い出せず、共演の瀧川英次が仲を取り持ってくれたという。章平は「本当によく気にかけてくださるんで、安心してずっと頼ってられる」と改めて印象を語り、「『優しいんだろうな』とずっと思ってたんです。だからイメージが変わったという感じはなく、そのまま」と明かすと、三宅もまんざらでもない表情を見せていた。また、後輩であるタッキー&翼が解散を発表し、滝沢秀明は引退、今井翼はジャニーズ事務所を退社するが、三宅は「滝沢も翼も本人たちの意思なので、そこは応援していきたいなと思います」と思いを表す。「思い入れはすごくありますけど、何よりもファンの皆さんがすごくびっくりしているでしょうし、まだ心の整理もつかないと思いますけど、そこが一番心配かなと思います」2人のファンを気遣った。「僕もニュースで見てびっくりしました。連絡はとりましたけど……」という三宅だが、レポーターから内容を求められると「それは、言うわけないだろ」とつっこみ、その日一番の爆笑をさらう。「それぞれの道なので、とにかく二人ともに、僕は幸せになってほしいなと思います」とエールを贈った。東京公演は東京グローブ座にて10月3日~10月28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて11月8日~11月11日。
2018年10月03日ミュージカル『TOP HAT』の製作発表会見が2日、都内にて行われ、坂本昌行(V6)、多部未華子、屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之、マシュー・ホワイト(演出)、ビル・ディーマー(振付)が登場した。同作は、ハリウッド・ミュージカル映画を代表するフレッ ド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演し、1936 年に日本でも公開した映画『トップ・ハット』をミュージカル化。2011年に英国で初演された。ミュージカルスターのジェリー・トラヴァース(坂本)と、美しいモデル デイル・トレモント(多部)のすれ違いの恋を描く。演出のマシューは「世界でいちばんのキャストだと思います」と絶賛。「実は昨日稽古の初日で、ホン読みと歌をやりましたが、それ自体がとても素晴らしく、これからより良いものになっていくと確信しています」と期待を寄せた。来日公演を観ていたという坂本は、出演に対し「100%の喜びと100%の怖さを感じました。あの軽やかなステップはおそらくフレッド・アステアにしかできないものだと思ってます。それを自分がやるとなった時にどこからスタートしたらいいのか」と苦笑。「これから深く愛せる作品になる」と見通しつつ、「一言で、大変です。何をどう踏んで音を出しているのか。激しさを出さずに華麗にやるのが難しいですね」と苦労を明かした。オーディションで役を射止めた多部は「受けてはみたものの、決まってからは、不安と自信のないのと、怖いのと、ネガティブな感情しか生まれていません。今も……」と終始不安そうな様子。坂本はそんな多部について、「僕の想像を簡単に超えた。『ここにもミュージカルスターが一人居たんだな』とびっくりするくらいです。タップもたまに僕よりちゃんと音が出てますし、皆さんの印象を180度変える多部ちゃんがそこにいました」と絶賛する。一方多部は「坂本さんのミュージカルを何年も前に拝見させていただいたことがあったので、大きい舞台に立つことに慣れていらっしゃる大先輩みたいなイメージ」と語り、「これから本番まで頼りまくって、たまに坂本さんのせいにして。身をまかせる」と周囲を笑わせた。また、2人の間の呼吸について、坂本が「何事にも動じず常にニュートラルにいていただける方なので、僕もリラックスできて、非常に稽古が楽しいです」と言ったものの、多部は「まだちょっと感じてないんですけど」とバッサリ。多部は「『今日は疲れてる』とか、ちょっとしたことでも言い合えるような関係性になれたらもっとより良いものが生まれるんじゃないかと思って、もっと自然に話しかけられたらいいなと思います」と抱負を表し、坂本は切なそうな表情を浮かべていた。会見後の取材では、得意のダンスを封印するという屋良が「ダンスを封印した自分をどういう風に見せるか、模索したい」と語る。先輩の坂本について「日本のフレッド・アステアだと思ってるので、楽しみです」と賞賛すると、坂本はプレッシャーに固まった表情をしつつ、「褒めていただいてありがとうございます」と頭を下げた。「もともとミュージカルが大好き」という多部は、会見後も「そんなに期待値を上げたくないんです。全く自信ないです。全くないので、歌入りのホン読みも、本当に帰りたいと思うくらい」と弱気を見せ、顔を覆ってしまう。その様子に、坂本が「本番になるとガラッと変わるんで」とフォローしていた。座長を務める坂本は「僕、『座長』と思ったことが一度もなくて」とこれまでの作品も振り返る。「僕にできることは休憩中の、ちょっとした一口のおにぎりとかを差し入れることだけ。一生懸命やりたいと思います」と胸を張ると、なぜか急にレポーターから「もっと良い差し入れにはならないですかね」といじられ、「いいじゃないですか!」とツッコミ。「V6でもそうなんですけど、引っ張っていくのがなかなかできないタイプなので、みなさんと歩調を合わせて進んでいけたら」とまとめたものの、演出のマシューから「引っ張っていってほしい」という期待されていたことを指摘され、「僕も今、多部ちゃんと一緒に不安になりました」と苦笑していた。
2018年10月02日「V6」のスペシャル番組「V6の愛なんだ2018」が、9月24日(月・祝)に放送されることが決定。人気企画「未成年の主張」は全国大会を開催するほか、例年以上に盛りだくさんな内容となっているようだ。「V6」としては、昨年8月放送の「V6の愛なんだ2017史上最高の夏まつり!」に続き、2年連続でのTBSスペシャル番組出演となる今回。3時間にわたり放送される本番組では「未成年の主張」の全国大会を開催し、北は北海道、南は九州まで、「V6」が全国を飛び回る。そして、厳選された全9校で超個性的な学生が続々登場!さらに、“ナイスキャラ”学生の想いを叶える後追い企画も実施予定だ。ほかにも、「V6」による学校巡りの旅も実施。恒例のサプライズ訪問が続く中、最後に彼らが訪れたのは、来春閉校する熊本県のとある高校。少子化の影響で100年近く続く歴史に幕を下ろすことになったその高校には、現在3年生のみが在籍。生徒数が少ないため、校舎の掃除が大変という生徒たちと、「V6」が学校を大掃除…と思いきや、プール掃除で大はしゃぎ!最後は「お世話になった地域の方々に恩返しがしたい!」ということで、学生だけでなくOBや地域の人々に集まってもらい、「未成年の主張・特別編」が開催される。テーマは「生徒と一緒にV6も汗をかく」だという今回。坂本昌行は「より学生の皆さんとの距離を近く感じることが出来ました」とロケをふり返り、森田剛も「今回は、本当に学生さんの沢山の声を聞くことが出来ました」、岡田准一も「前回より学生さんに会いに行くロケが多く、身近に接することができたような気がします」と学生とのふれあいを楽しんだ様子。そして、長野博は「よりパワーアップしたところを見ていただけると思います」と言い、井ノ原快彦も「学生さんたちのキャラクターがとても良いので、そのあたりもぜひ見ていただきたいです」と見どころアピール。三宅健は「本当にたくさんの学校に今年も行かせていただき、パワフルな学生さんたちから自分たちも多くのかけがえのないものをいただきました」と感想を述べている。「V6の愛なんだ2018」は9月24日(月・祝)19時~TBS系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年07月20日2011年英国で初演、ローレンス・オリヴィエ賞で3部門を受賞した名作ミュージカル『TOP HAT』が2015年の来日版に続き、待望の日本人キャストで上演される。演出は英国のオリジナル版を手がけたマシュー・ホワイト、振付・衣装・セットもオリジナル版を踏襲する。勘違いが招く恋の大騒動を描いた本作は、1936年公開の同名映画を舞台化したもの。デュエット・ダンスが見もので、映画版でフレッド・アステアが演じた主人公ジェリーをV6の坂本昌行、ジンジャー・ロジャースが演じたヒロイン、デイルを多部未華子が演じる。公演に先駆け多部が来阪し、「念願のミュージカル作品」への意気込みを語った。ミュージカル「TOP HAT」チケット情報小学5年生で観たミュージカル『アニー』に感銘を受け芸能界へ。いつかはミュージカルにとの思いはあったが、現実には「歌もダンスも得意じゃない…」と幾度かのオファーにも二の足を踏む時期が続いた。「今回お話をいただいて、やる前からできませんと断って20代を終えるのは嫌だな」と思い直した。やれることはやってみたいと一念発起、約2か月間仕事をセーブして課題曲を猛特訓。年始に英国で行われたオーディションに挑戦し、見事合格した。演出家には、デイル役は「自立したかっこいい女性」など、演じるうえでのヒントを貰った。特に課題曲のタップシーンは思い入れが強いとも。「最初は、ジェリーに対してツンツンしているのに、だんだんと波長が合って、戸惑いながらも愛に変わっていく。一曲の中にデイルの気持ちが詰まっているんだよと教わって。ひとつひとつの振りにも意味があることを初めて知って、とても楽しかったです」。ダンスは不安だが振付はすべて頭に入っている。「単に踊るだけでなく、感情を乗せた踊りができればいいかな。坂本さんは経験豊富ですし、早く稽古を重ねて波長が合えばいいなと思います」。これを機にミュージカルへの出演が増えそう?「生意気なことを言えば、今のミュージカル界と映像界には境界線があると勝手に感じていて。きっと『TOP HAT』でも、なぜ私がヒロインに?と思っている人も少なくないと思います。今は私みたいにどちらもやりたいと思う俳優が本当にどちらの作品にも挑戦できる環境になればいいなと思う夢はあります。そうすればもっといろんな人と出会えるし、可能性が広げられる」。ミュージカルの魅力は「なぜか心が震えて感動して、前向きになれる」。そんな無条件の喜びをこの作品でも伝えたいと微笑む。「劇場で感じたハッピーな気持ちが翌朝まで続くような素敵な作品にしたい。興味を持っていただければうれしいです」。公演は、11月5日(月)から25日(日)まで東京・東急シアターオーブ、12月1日(土)から5日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは7月14日(土)10:00より一般発売開始。取材・文:石橋法子
2018年07月13日音楽家・坂本龍一が音楽を担当した映画をスクリーンで上映するイベント「坂本龍一映画祭」が、2018年6月4日(月)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催される。2017年11月に公開された坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』のDVD・Blu-ray発売を記念して、坂本龍一が音楽で携わった名作映画の数々がスクリーンに帰ってくる。上映作品は、『戦場のメリークリスマス』(1983)、『シェルタリング・スカイ』(1990)、『ラストエンペラー』(1987)、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)に、前述のドキュエンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)、200人しか観られなかったプレミアライブの様子を収めた『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』(2018)を加えた全6作品。各作品はそれぞれ1日限り、200席限定での上映となる。【開催概要】「坂本龍一映画祭」劇場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズチケット料金:1,500円※「坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async」は通常2,500円で上映しているが「坂本龍一映画祭」に限り、特別価格1,500円で上映。<上映作品・上映日>■『戦場のメリークリスマス』上映日時:2018年6月4日(月)19:00~21:05 終了予定チケット申込み:■『シェルタリング・スカイ』上映日時:2018年6月5日(火)19:00~21:20 終了予定チケット申込み:■『ラストエンペラー』上映日時:2018年6月6日(水)19:00~21:45 終了予定チケット申込み:■『レヴェナント:蘇えりし者』上映日時:2018年6月11日(月)19:00~21:40 終了予定チケット申込み:■『Ryuichi Sakamoto: CODA』上映日時:2018年6月12日(火)19:00~20:45 終了予定チケット申込み:■『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』上映日時:2018年6月13日(水)19:00~20:10 終了予定チケット申込み:
2018年05月28日アイドルグループ・V6の坂本昌行が、ミュージカル『TOP HAT』の主演を務めることが1日、わかった。同作は、ハリウッド・ミュージカル映画を代表するフレッ ド・アステア&ジンジャー・ロジャースが主演し、1936 年に日本でも公開した映画『トップ・ハット』をミュージカル化。2011年に英国で初演された。舞台やミュージカルを中心に活躍し、確かな歌唱力とダンスパフォーマンスで観客を魅了する坂本が、アステアが演じたジェリー・トラヴァース役に。ヒロインのデイル・トレモント役には幅広く活躍の場を広げている多部未華子が抜擢され、ダンス初披露となる。他、屋良朝幸、朝海ひかる、益岡徹、浅野和之といった実力派キャストが集結した。生オーケストラが奏でる音楽のもと、主人公カップルによるデュエットダンスの美しさや、燕尾服にシルクハット姿のキャストが魅せるパワフルなダンスシーンが見どころ。演出・脚色は、マシュー・ホワイトが務める。○マシュー・ホワイトコメント坂本昌行さんと多部未華子さんのような、とても才能あふれるお二人と一緒に作品が作れることをとても楽しみにしています。おニ人とも、ジェリー・トラヴァースとデイル・トレモント役としてぴったりの魅力と洗練さの持ち主です。本当に彼らと一緒に働けることを心待ちにしていますし、彼らがこの作品に独自の才能をもたらし舞台上で2人の”相性”は魔法のようだ(魅力的だ)と確信しています。坂本昌行さんは、歌、ダンス、演技のすべての分野において優れたスキルを持つダイナミックな パフォーマーです。彼は、チャーミングでカリスマ性のあるジェリーになると思います。プロ意識と専門 技術(知識)で、カンパニーを導いてくれるでしょう。彼のダンスと歌は、ステージを明るく照らし、観客は彼に恋に落ちることは疑いようがありません。品位と美を兼ね備えた多部未華子さんは、主演女優としてパーフェクトです。観客は、数多くのテレビや映画、ストレートプレイで活躍する彼女が、歌とダンスにも秀でている(堪能である)ことに感動するでしょう。素晴らしい衣裳をまとい、まるで空を飛んでいるかような彼女のダンスを見るのが待ちきれません。彼女はセンセーションを巻き起こすはずです。○坂本昌行コメント来日公演を観劇させていただいた際に、なんてスマートでお洒落なミュージカルなんだろうと思いまし た。TAPあり、ペアダンスあり、ユーモアあり、いつかはこんな作品に出られたらなと思っていたときにお話しをいただきました。この作品でジェリーとして生きられることを本当に嬉しく思います。願いは叶う! 次の願いはスタッフキャスト一丸となり、より良い作品を作り、そして日本のフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースと呼ばれるよう頑張りたいと思います。○多部未華子コメント今までにやったことのない本格的なミュージカルに挑戦することにしました。この作品の魅力はやはり歌と踊りなので、皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。ただ、今は歌と踊りのことで 頭がいっぱいなので、本番までにデイルになれるようにこれから作っていきたいです。ロンドンのスタッフの皆さんも本当に素敵な方々で、楽しんで作品作りができそうな気がしています。 緊張していて不安もありますが、全力で20代最後を楽しみたいです。
2018年05月01日日本を代表する世界的アーティスト、坂本龍一。2012年から“脱原発”を掲げた音楽フェス「NO NUKES FES」を開催するなど、長年、平和活動や環境活動に積極的に取り組んできた。日本の音楽シーンを変革し続けているだけでなく、声をあげるアーティストとして、政治への向き合い方、社会問題への関わり方を模索し続けた第一人者である。そんな坂本龍一の姿勢に多大な影響を受けて始まったのが、5月26日に渋谷で開催される、音楽×アート×社会をつなぐ都市型フェス『M/ALL』だ。イベント開催に向け、『M/ALL』の運営メンバーや参加アーティスト、賛同者に取材をしていく連載の第3弾として、今回Be inspired!は、坂本龍一に独占インタビューを行なった。『M/ALL』への賛同をいち早く表明し、「職業に関係なく社会・政治に参画するのは、民主主義の基本」と言い切るアーティストは、私たちに何を語るのだろうか。Photo by Zakkubalanー坂本さんは、2012年に脱原発をテーマとした音楽フェスティバル「NO NUKES FES」を始めましたよね。なぜ、デモではなく音楽フェスを始めようと思ったのですか?デモにも個人的に行ってましたが、音楽の現場でもやろうと思ったのは、主にデモに来ない若い層にも話しかけたいと思ったからです。デモには行かないけど、音楽は聴きに行くという人は多いと思います。好きなバンドを聴きに行って、そのバンドのメンバーが一言でも、社会的問題への気づきとなる言葉を投げてくれれば、少しは問題意識をもってくれるファンの人もいるのではないかと思うからです。ー最近「音楽に社会や政治をもちこむな」という批判をよく耳にします。このような風潮をどう思いますか? そのようなことを言う人たちは、音楽の中でなくとも、社会・政治問題を話すのが嫌なのではないでしょうか。理由は分かりませんが。もう一つは、音楽家を蔑んでいるからでしょうか。職業に関係なく社会・政治に参画するのは、民主主義の基本だと思いますので、そのような人たちはまず民主主義から学んだらどうでしょう。ー資本主義的な利便性や実用性が最上の価値を持つとされがちな日本社会ですが、アートに意味や価値があるとしたら、それは私たちの人生の中で、どんな意味や価値だと思いますか?アートの価値というものは、「誰かにとって意味があるから存在価値がある」というようなものではないとぼくは思っています。ある人にとって、「それをやらざるを得ない」、「それを作らないと自分とは思えない」ぐらいに何かを作りたいという衝動があるから作るわけです。それをアートと呼ぶか、そこにどんな価値を見出すかは本人には関係ない。ましては、それがいくらになるかなど関係ない。アートの有り様とは本来そういうものだと思います。例えば草間彌生さんを見るとよく分かります。Photo by Yoshie Tominagaー今の日本社会は、もはや「リベラルvs保守」や「左vs右」といった単純な図式で語れないほど複雑になっています。特に若い世代は、差別問題や貧困問題、奨学金問題やハラスメントの問題など、先が見えない様々な社会問題を前に「生きづらさ」や「閉塞感」を抱えている人が多いと思います。このような社会である原因は何でしょうか?「みんなが生きやすい社会」はどんな社会だと考えますか?原因は一部の階層による富の収奪からきていると思います。世界中の富がますます一部の少数の者の手に集中しています。そして生産の機械化、AI化はこれから進んでいきます。当然、世界には職のない人が溢れます。これから地球は職のない何十億の人間を食べさせていかなくてはならないのです。残念ながら、このままだとますます生きにくい社会が到来してしまいます。日本も例外ではありません。本当は根本の原因を改善しないとこの現象はなくならないと思いますが、それは大変な事業になりますね。ー坂本さんの眼から、今の日本はどのように映っていますか? 坂本さんがお住いのアメリカでは2016年にトランプ政権が誕生してから、アーティストの積極的な社会的発言が目立ちます。日本のアーティストとの社会的態度の違いはなんでしょうか?こんなことを言っても生産的ではないかもしれないけれど、やはり犠牲を払って自分たちの力で民主主義を獲得してきた長い歴史をもつ国と、戦争に破れて他の国からそれをいきなり与えられた国とでは、それを守ろうという人々の意識や意志がずいぶん異なると感じます。だから、今の日本はどうしたらいいかというと、すぐ答えは出てこないのですが。ただ、ここまで憲法がないがしろにされ、民主主義の屋台骨が壊されているのだから、それを復活させる、再構築することが市民の急務で、その行為を通して民主主義が血肉化したものになっていく可能性はある。最近よく思うのですが、日本にはまだフランス革命が起きていない。こんなことを言うと歴史学者には笑われると思いますが。もう一つはフランス革命のような大変革があったとしても、人間性が変わらない限り結局、富と権力を収奪しよう、あるいは富と権力にすり寄ろうとする人たちはい続けるでしょう。それは政治体制がどうなっても同じだと思ってしまうのです。もちろん独裁制よりは民主主義の体制の方がましではあるでしょうが、根本に人間性の変革なしには同じことの繰り返しになるような気がします。Photo by Yoshie Tominagaー坂本さんは影響力も大きいので、「NO NUKES FES」をはじめ、社会的な発言をする際に、たくさんの批判や誹謗中傷を受けてきたと思います。そんな坂本さんから、「社会問題や政治に関心があるのに友人と話しにくい」と感じている若者を勇気付ける言葉、アドバイスはありますか?そんなに批判や中傷を受けたという自覚はないんですが(笑)。どうなんでしょう、ほんの少しの勇気でいいんじゃないかな。一度しかない人生なんだから、自分に嘘をつかずに生きていきたいね。自分を大切にする気持ちがあればこそ、言いたいことは言わないと。ー今回のM/ALLのコンセプトは「MAKE ALL」です。MAKE(つくる)ことは、葛藤が伴う行為でもあると思いますが、坂本さんにとってMAKEはどんなものですか?一番楽しいのは、作っている当の本人が何を作っているのか分からない状態。一番つまらないのは、青写真があってその通り完成を目指すこと。人生は即興じゃなきゃ面白くない。そして人生は決してプラン通りにはいかない。ぼくはいつも音楽を作るとき、子どもの砂遊びだと思ってやってるよ。何を作るのか自分では分からないけれど、とりあえず砂をもってみるでしょう。そして途中までいって壊してみたり。それと同じだな。ー最後に、5月26日に開催されるイベント『M/ALL』に賛同している坂本さんから、運営メンバーやアーティスト、支援する方々へ応援のメッセージをお願いします。社会は若者が作るもの。消えていく世代はそれを見守り、時に応援し、時には助言を与える程度でいいと思うよ。THE M/ALLクラウドファウンディング「音楽」「アート」「社会」をひとつに繋ぐ”カルチャーのショッピングモール”、「THE M/ALL」が渋谷で初開催! 「MAKE ALL(すべてを作る)」のマインドで、この社会をいまより少しでもマシなものにするために。クラウドファンディングを通し本イベントの無料開催を目指します。「音楽xアートx社会を再接続する」をテーマに、ミュージシャン&DJによるライブ、アートと社会問題について各分野の若手クリエイターや専門家が語り合うトークセッション、会期前日から会場に滞在するアーティストがその場で作品を作り上げていくアーティスト・イン・レジデンスなど、さまざまな企画が4つの会場(WWW、WWWX、 WWWβ、GALLERY X BY PARCO)をまたいで同時進行します。<WWW / WWW X / WWWβ>2018年5月26日(土)OPEN 15:00 / START 16:00<GALLERY X BY PARCO>2018年5月26日(土)~5月27日(日)OPEN 15:00 / START 16:00【出演者】<WWW / WWW X / WWWβ>出演アーティスト・コムアイ・BudaMunk・MOMENT JOON・odd eyes・行松陽介・1017 Muney・Gotch・Awich・田我流・Yellow Fang・テンテンコ・Maika Loubté・Bullsxxt<GALLERY X BY PARCO>出演アーティスト・中川えりな(Making-Love Club)・野村由芽(She is)・桑原亮子(NeoL)・haru.(HIGH(er) magazine )・村田実莉(アーティスト)・ヌケメ(ファッションデザイナー/アーティスト)・歌代ニーナ(マルチクリエイター)・JUN(Be inspired!)・UMMMI.(映像作家)・五野井郁夫(国際政治学者)・奥田愛基()
2018年04月26日前代未聞の整形宣言アイドルグループ「仮面女子」のメンバー坂本舞菜が29日、整形手術のための資金集めとして、クラウドファンディングをスタートさせたことを発表した。YouTuberとしても活動している坂本は同日に投稿した動画にて、過去に30万円をかけて二重形成手術を受けていたことを告白。元々は奥二重だった目元にコンプレックスがあったため、親を説得して手術に踏み切ったという。再度手術に挑む理由そして、「もっとかわいくなりたい」という想いと、自分のように容姿にコンプレックスがある女の子たちに勇気を与えたいとして、新たな整形に挑む決意をしたことを明かした。坂本は次の手術にて口元のほくろと目のクマの除去、涙袋の形成と、二重の幅の調整を検討していると話し、手術前からダウンタイムの様子まで一部始終を動画にアップするという。アイドルならではのリターン資金源として設置されたクラウドファンディングの目標金額は、600,000円に設定されている。リターンとしては、サイン入りチェキや直筆の手紙、本人からのメッセージDVDのほか、YouTube動画への出演などが用意された。坂本は「全てを公開することで私と同じコンプレックスを持っている女の子たちに一歩踏み出せるようなきっかけになりたいと思っています。どうしてもやり遂げたいです。どうか応援よろしくお願いいたします。」(クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」より引用)と、この整形手術にかける強い想いを綴っている。(画像はTwitterより)【参考】※坂本舞菜Twitter※CAMPFIRE「アイドル生命をかけ、整形し人生を変えたい。」※YouTube「整形します。人生を変える決断をしました。」
2018年03月31日(写真:アフロ) いよいよ開幕した平昌五輪!そんななか注目されているのが坂本花織選手(17)だ。昨年末の全日本選手権で準優勝し、1月の四大陸選手権では初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいる。そんな女子フィギュア界の新星の原点を追った――。 兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として生まれた坂本。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人はすでに社会人だという。坂本が通っている美容室で働くAさんは言う。 「いつも周囲を笑わせてくれる、明るい子。私がカットをしているとき、いつも鏡ごしに“変顔”をするんです(笑)。お母さんには『そんな顔ばっかりして!』と怒られていますね。でも海外の試合ではそれが生きているみたいです。というのも言葉が通じなくても、彼女は変顔で笑いを取れる。そうすることで、海外の選手とすぐ友達になれるそうです」 そんな天真爛漫な坂本。その“個性”を伸ばしてくれたのは、家族だった。 「フィギュアスケートはお金がかかります。その資金を家族一丸となり捻出していました。お父さんはもちろんの、お姉ちゃん2人も働いて花織ちゃんを支えていました。お母さんは専業主婦ですが、いつも花織ちゃんについて支えていました」(近所の住民) 実際、Aさんは母の苦労をこう振り返る。 「花織ちゃんは本格的にフィギュアを始めた当初、大阪まで早朝練習に通っていました。その後で神戸へ戻って学校に行き、放課後は再び大阪で練習。お母さんは毎日、送り迎えに奔走していました。思えばあのころのお母さんは、いつも目を充血させていました。ほとんど睡眠もとれないほど大変だったのだと思います」 中学までは試合に付き添っていた母だが、坂本が高校生になると“自立”を促すように。 「中学卒業直前、お母さんから『あの子が高校生になったら、1人で試合に行かせたい。でも、そうなるとメークも自分でできないとダメ。だから、あの子にやり方を教えてくれませんか?』と頼まれたんです。レクチャーしているときも、お姉ちゃんが『後で見返すことができるように』と言ってビデオ撮影をしていました。そんなときでもあの子は“変顔”をして、お姉ちゃんに『こらっ!やめなさい!』と怒られていましたね(笑)」 Aさんは、最後に期待を込めてこう語る。 「彼女がどこでも変顔になれるのは、見方を変えると“物おじしない性格”だということ。大きな試合でも、緊張したりナーバスになったりすることがない。いつも平常心でいられるんです。だから花織ちゃんならきっと五輪のような大舞台でも、普段の試合と同じように見事な演技を見せてくれるはずですよ!」
2018年02月19日(写真:アフロ) 平昌五輪の女子フィギュアでいま注目を集めている坂本花織選手(17)。11日からの団体戦を終了、21日からシングル戦に突入する。 ここ最近の日本女子フィギュア選手にはなかった“高く遠く跳ぶジャンプ”を武器に突如、彗星のごとく現れた坂本。昨年末の全日本選手権で準優勝して代表入りを果たすと、1月の四大陸選手権ではみごと初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいるのだ。 そんな女子フィギュア界の新星は、いかにして誕生したのだろうか。兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として誕生。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人は、すでに社会人だ。家族の支えを受け、幼いころからフィギュアや水泳、ダンスなどの習いごとをしてきた坂本。4歳から通っていたイトマンスイミングスクールの羽谷明美コーチは言う。 「フィギュアと同じ時期に始めたそうですが、彼女は水泳のセンスも抜群。選手専門のコースへの推薦がコーチから出てくるほどでした。他の子が四苦八苦するようなことも、彼女は自然にできてしまうんです。でも器用というわけではなく、壁にぶち当たることも。そんなときでも決してあきらめず、クリアするまで努力を続けるような子でした」 彼女の天真爛漫さは、いつも周囲を惹きつけていたという。羽谷コーチがこう振り返る。 「彼女は、気がつくと輪の中心でリーダーシップをとっているような子でした。目立つようなことをするわけでもないし、『私が!』と手をあげるわけでもない。でもいつの間にか、みんながついていくんです。あの明るい性格と、面白いキャラクターがそうさせているのだと思います。それに年下の子が泣いていると、彼女はそっと近づいて声をかけてあげていました。そうしたさりげない優しさがあるから、みんな好きになるのでしょうね」 坂本は中学卒業まで12年間、通い続けた。水泳で培った空間認識能力があの高いジャンプを生み出し、身についた持久力が終盤になっても衰えない演技を生み出したのだろう。 4日には決戦の地、韓国に降り立った坂本。四大陸選手権での初優勝について聞かれると、力強くこう語っている。 「この勢いのまま、いこうと思う――」 女子シングルでミラクルを起こすことができるのか。今から目が離せない。
2018年02月19日アイドルグループ・V6内のユニット 20th Century(トニセン)の舞台DVD『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』(2月14日発売)のジャケット写真が15日、公開された。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく"Play with Music"という新たなジャンルとして、2017年1月に公演を行った。初回生産限定盤は、赤を基調に惑星が浮かび上がるシックなデザインに。また、通常盤はトニセンの坂本昌行・長野博・井ノ原快彦3人が上半身裸で満面の笑みを浮かべるジャケットとなっている。全員が40代となったが、衰えない肉体美を見せた。通常版のジャケットは公式サイトで確認できる。初回生産限定盤には、舞台本編で使用された楽曲がまとめられたCDが特典となっており、舞台のために書き下ろされた新曲「Change Your Destiny」を新たにレコーディングし収録した。通常盤はトニセン3人によるオーディオコメンタリー付きとなっており、【~話逸れまくりの鑑賞会~】は、ただのコメンタリーではない面白コンテンツとなっているという。メンバー3人が実際に本編を鑑賞しながら、トークを繰り広げるも、舞台のここでしか聞けない裏話から、何故か3人の昔話、「このシーンがこうだったら」という想像の話や宇宙の話までに発展したりと、どんどん逸れていくトークに、トニセンの3人だからこそ醸し出される雰囲気が楽しめる内容となっている。○収録内容『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』■初回生産限定盤DVD+CD(AVBD-92631/B) 税抜6,800円※先着予約特典『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・CD収録曲:舞台本編使用曲(全7曲入り)Change your destiny ※CD初収録曲不惑オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃSingちぎれた翼days-tears of the worldDahlia■通常盤DVD(AVBD-92632) 税抜5,300円※先着予約特典 『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・メンバー3人によるオーディオコメンタリー(副音声)付き※初回盤・通常盤とも映像は同内容
2018年01月15日アイドルグループ・V6内のユニット 20th Centuryの舞台『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』がDVD化されることが20日、わかった。発売日は2018年2月14日。同作は生きることに惑う3人の男たちが、胸深くしまい込んでいた「本当の自分」と再会するための心の旅路を描く。トニセンの楽曲を使用するがミュージカルではなく"Play with Music"という新たなジャンルとして、1月に公演を行った。坂本昌行、長野博、井ノ原快彦からなる同ユニットだが、3人の舞台共演はBROADWAY MUSICAL『ON THE TOWN』から2年ぶり、オリジナル作品では『SAY YOU KIDS』から実に13年ぶりとなった。安定した歌唱力・演技力に加え、舞台上では 坂本がトロンボーン、長野がホルン、井ノ原がフリューゲルホルンの演奏にも挑戦したことで話題を呼んだ。初回生産限定盤特典は、舞台本編で使用された楽曲を1枚にまとめたCDで、この舞台のために書き下ろされた新曲「Change your destiny」を新たにレコーディングし収録する。通常盤特典はトニセン3人による爆笑オーディオコメンタリー。聞いている側もまるでその場にいるかのような雰囲気で、話が逸れまくり誰が軌道修正するのかもわからないという、トニセンの3人だからこそ醸し出される空気をとことん楽しめる内容となった。また、初回生産限定盤・通常版ともに、耳の不自由な人でも楽しめる「日本語字幕ON/OFF」機能が付いている。○商品情報『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』■初回生産限定盤DVD+CD(AVBD-92631/B) 税抜6,800円※先着予約特典『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・CD収録曲:舞台本編使用曲(全7曲入り)Change your destiny ※CD初収録曲不惑オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃSingちぎれた翼days-tears of the worldDahlia■通常盤DVD(AVBD-92632) 税抜5,300円※先着予約特典 『戸惑いの惑星』オリジナルポストカード・メンバー3人によるオーディオコメンタリー(副音声)付き※初回盤・通常盤とも映像は同内容
2017年12月20日音楽家の坂本龍一が、第30回東京国際映画祭のSAMURAI(サムライ)賞に選出され1日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた授賞式に出席した。第27回東京国際映画祭より新設されたSAMURAI賞は、比類なき感性で"サムライ"のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞。今年は、『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一が選出された。同映画祭の久松猛朗フェスティバル・ディレクターからトロフィーを受け取った坂本は、「刀の絵が描いてある」と"刀"デザインを発見。「映画に関わった最初の作品『戦場のメリークリスマス』では、役者として刀で居合いをするシーンがあり、撮影の前に居合道場に通って刀の使い方を習ったのを思い出しました」と懐かしそうに話した。また、「撮影現場でも刀を振り回して刀が曲がっちゃったり」と続け、「こういうのを持つと切りたくなっちゃうんですよね、人間って」と、やんちゃにトロフィーを刀のようにして振り回す動きも。「そんな思い出が頭をよぎって思わず振り回したくなっちゃった」と笑い、「侍という名に私がふさわしいか、大いに疑問がありますが、ありがとうございます」とネーミングと自身のギャップにやや戸惑いつつ、受賞を喜んだ。授賞式に続いて、特別招待作品として出品された坂本龍一のドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』(11月4日公開)の舞台挨拶も行われ、坂本とスティーブン・ノムラ・シブル監督が出席した。なお、SAMURAI賞の第1回受賞者は北野武とティム・バートン、第2回受賞者は山田洋次とジョン・ウー。第3回受賞者はマーティン・スコセッシと黒沢清となっている。
2017年11月01日第30回東京国際映画祭において、音楽家の坂本龍一が時代を切り拓いていた映画人に贈られる「SAMURAI賞」を受賞。11月1日(水)に授賞式が行われ、坂本さんは映画『戦場のメリークリスマス』撮影時の思い出などを語った。今年で4回目を迎えるSAMURAI賞。大島渚監督作で、音楽のみならず、俳優としてビートたけし、デヴィッド・ボウイらと共演を果たした『戦場のメリークリスマス』、アカデミー賞受賞の『ラストエンペラー』、また近年では山田洋次監督作品『母と暮せば』、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント:蘇えりし者』、李相日監督作品『怒り』など、そのキャリアにおいて数々の映画音楽に携わってきた坂本さんに贈られた。■坂本龍一、『戦場のメリークリスマス』撮影時をふり返り「当時はそんな意識も高くなくて…」侍の刀をイメージしたトロフィー受け取った坂本さんは、自らに突き刺すようなしぐさを見せるなど、壇上でも茶目っ気たっぷり。「思い起こすと『戦場のメリークリスマス』では、役者として居合いをするシーンがあり、撮影前に道場に通って、文字通りの付け焼刃で刀を振り回すのを習いました。現場でも、みんな軍人の役で刀を持ってるんですが、振り回して曲がっちゃったり…(笑)。こういうのを持つと、振り回したくなっちゃうんですよ。危ないですね、人間って(笑)。いまでこそ森林保全の運動とかやってますけど、当時はそんな意識も高くなくて、撮影が行われた南太平洋の島の木をバッサバッサと切ってました(笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。坂本龍一/第30回東京国際映画祭■5年にわたるドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』について言及この日は授賞式に加えて、坂本さんに密着し、その活動を5年にわたって追いかけたドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』の上映も行われた。坂本さんは「僕は、自分の素顔をさらけ出すとか、そういう趣味はないんです。ではなぜ撮影を承諾したのか?ひとえに監督の人柄、人間性に惹かれて、任せてもいいかなと思ったから」と同席した本作のスティーブン・ノムラ・シブル監督を称賛する。坂本龍一&スティーブン・ノムラ・シブル監督/第30回東京国際映画祭5年におよんだ撮影について「当初、監督も何か『こういうものに…』という計画があったと思うけど、だんだん収拾がつかなくなっていきました(笑)。そのうち僕が病気(※2014年7月に中咽頭癌の罹患を発表。その後、1年にわたって治療、療養を行なった)になって『やった!』と思ったでしょ(笑)。『これでドラマチックになる!』と。思ったに違いないです(笑)。計画通りじゃなく、起こることを追ってるうちにこうなって、気がついたら5年経っていました」とふり返った。坂本龍一にとって“映画音楽”とは?大島渚、ベルトルッチ、ペドロ・アルモドバル、イニャリトゥなど、これまで錚々たる名匠たちと仕事をしてきた坂本さん。改めて「坂本さんにとっての映画音楽とは?」と問われると「難しい質問だな…(苦笑)」と思案しつつ「映画にはルールはない。自分の仕事を否定するみたいですが、必ずしも映画に音楽は必要なくて、あってもなくてもいいと思っています。映画が(音楽を)必要とするかどうか?映画が主人公であり、作っているうちに、必要とされる場所、いい場所に必要とされる“音”があれば、映画音楽の役割として、最高に幸せなケースだと思います」と語った。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日坂本龍一のライブパフォーマンスを収録した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』が、2018年1月27日(土)に全国劇場公開される。監督はドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』と同様にスティーブン・ノムラ・シブルが務める。幻のライブパフォーマンスを収録『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』には、2017年4月にニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われた限定ライブの様子が収められている。2日間にわたって行われた限定ライブは、各日100人ずつしか見ることのできなかった“幻の”パフォーマンスだ。「非同期的な音」を表現限定ライブは、8年ぶりに発売されたオリジナルアルバム「async」を記念して行われた。これまで映画音楽やテクノといった“同期”を前提とする楽曲を手掛けてきた坂本龍一が、「async」で表現するのは「非同期的な音楽」。通常は音を組み合わせ、調和させて音楽を形成していくが、「音」そのものを中心に据え“非同期的な”音楽を作り上げていく。ライブでは、「アンドレイ・タルコフスキー監督の架空の映画音楽を書く」というコンセプトの下、ピアノやガラス板を使って、感じるがままに「非同期的な音楽」が演奏された。「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくなかった」という鮮烈なキャッチコピーで締めくくられる予告編からは、ライブならではの緊張感と、観客も坂本龍一本人も「音」そのものと集中して向き合う様子が見てとれる。ドキュメンタリーと連続でプレミア上映も2017年11月3日(金・祝)には、2017年11月公開の『Ryuichi Sakamoto: CODA』と2本連続でプレミア上映される。坂本龍一の人物像とパフォーマンスを一度に体感することが出来る機会となっている。作品情報『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』公開日:2018年1月27日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場料金:全国共通観賞券 2,200円(税込)、当日窓口料金 2,500円(税込)均一(各種割引・招待券不可)チケット販売:チケットぴあ、イープラスオンラインチケット予約 ※11月4日(土)10:00から発売原題:RYUICHI SAKAMOTO: asyncAT THE PARK AVENUE ARMORY監督:スティーブン・ノムラ・シブル『Ryuichi Sakamoto: CODA』出演:坂本龍一配給:ライブ・ビューイング・ジャパン©KAB America Inc./SKMTDOC, LLC■プレミア上映上映作品:Ryuichi Sakamoto: CODA』『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』※2作品連続上映(途中休憩なし)日時:2017年11月3日(金・祝) 19:00場所:角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、大阪ステーションシティシネマほか料金:5,000円均一※来場者には当日のみの限定オリジナルチケットホルダーをプレゼントチケット販売:チケットぴあ
2017年10月27日「学校へ行こう!」のスタッフが再集結し、「V6」が若者たちのこの夏最高の思い出作りを応援するスペシャル番組「V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり!」。この度、本番組にて「男子校&女子校!夢の交換留学!!」と題した企画を放送することが分かった。「この夏、あなたが青春の1ページとしてあなたがやってみたいことは何ですか?」と題し、視聴者からの想いを募集していた本番組。すでに「一度でいいから、東京に行ってみたい!」という小中学生たちの想いを受け、人生初の“東京への夢の修学旅行”を実現する模様が放送されることが発表されているが、「一度でいいから女子のいるクラスで授業を受けたい!!」「男子とスクールラブしたい!」といった応募が全国の男子校・女子校からたくさん届いたことから、スタッフが応募のあった様々な学校を取材し、その中から「もうこれ以上は我慢の限界だ!」という男子校・女子校をそれぞれ選び、ロケが行われた。もちろん、この夏最高の思い出作りを応援するのは、「V6」の面々。今回、大阪にある女子高校の3年生の生徒5名が岡山にある男子高校へ。岡山にある男子高校の3年生の生徒5名が大阪にある女子高校へ、それぞれ1泊2日の交換留学が決定。交換留学生を選ぶ過程でも生徒たちのアピール&テンションはMAX。女子高校では、自薦・他薦問わず男子校に留学すべきだと思う5名を投票で決定。男子高校では、自己アピールVTRを作成し、「V6」が入念に留学メンバー決定した。そして、いよいよ交換留学生を発表するため、女子高校には坂本昌行と井ノ原快彦が、男子高校には長野博と三宅健がそれぞれ訪れる予定だった…が、長野さん&三宅さんにハプニング!一体何が…?交換留学当日は、それぞれの高校で歓迎する催しが準備されており、開校以来初めて女子を迎える男子高校では、応援団による歓迎の挨拶や体操部によるパフォーマンス。一方、女子高校ではマーチングバンドが大歓迎。それぞれの授業中の様子は?放課後は!?一体どんな青春が繰り広げられるのか楽しみにしていて。「V6の愛なんだ2017 史上最高の夏まつり!」は8月30日(水)19時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月23日城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也の「TOKIO」メンバーが毎回ゲストを迎えトークや“心理戦”を繰り広げる「TOKIOカケル」。8月9日(水)今夜は「V6」の坂本昌行と三宅健を迎えてのオンエアとなり、2人が「V6」にまつわる様々なエピソードを明かす。坂本さんは“トニセン”として出演した1月以来の、三宅さんは初出演となる同番組。今回2人を迎えて行う企画は前回の坂本さん出演時にはじまった「ジャニーズ年表」。今回の放送ではまず事務所に入所したきっかけを年表を見ながら整理。異例の履歴書審査のみで入所したという三宅さんがジャニー喜多川社長から受けていたという“超エリート待遇”について明かす。一方坂本さんは生活を変えるために自ら応募したと当時をふり返る。そして「TOKIO」メンバーも三宅さんも知らなかった坂本さんのジャニーズ事務所入所に関する衝撃の事実が発覚する。また坂本さんが「TOKIO」のデビュー前に、ジャニー喜多川社長から「TOKIOどう?」と「TOKIO」入りを打診されていた過去も明らかに。「TOKIO坂本」が誕生しなかった衝撃の理由とは!?そしてもし坂本さんが「TOKIO」だったらどのパートを担当していたなどの話題で「TOKIO」メンバーが盛り上がる。そして坂本さんが「V6」に加入することになった経緯を語ると、ここで三宅さんが「墓場まで持って行こうと思っていた」という「V6」結成の真実を告白。それが「坂本の話と全く違う!」ということで全員大爆笑。さらにデビュー当時はメンバーを引っ張っていた優等生キャラの坂本さんについて、デビューから20年以上たって三宅さんがようやく気づいたという“本当のキャラ”も明らかになる。1995年のCDデビュー以来、多くの人気曲を世に送り出してきて「V6」だが、4年半ぶりに13枚目となるオリジナルアルバム『The ONES』を本日リリース。「ジャニーズ年表」のV6パートがついに完成となる今夜の「TOKIOカケル」は8月9日(水)23時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2017年08月09日「TOKIO」国分太一と真矢ミキがMCを務める、毎週月から金曜日までTBS系にて放送中の番組「ビビット」。この度、7月25日(火)は、国分さんが気になる現場を直撃取材する月イチ企画「月刊太一」の“夏休み特別編”として、ジャニーズ歴29年の国分さんがジャニーズJr.の現在のレッスン場に初潜入する模様を放送。そして、翌26日(水)は、国分さんと同年代で同じ時期にジャニーズJr.だった「TOKIO」と「V6」のメンバーが大集合し、緊急座談会を開催する。まず25日(火)は、多くのトップスターを育成し、世に送り出してきたジャニーズ事務所の“若い才能を伸ばす秘訣”を徹底調査!現在、約300人ほどいるというジャニーズJr.のメンバー。そのうち、未来のトップスターになれるのはほんの一握りで、彼らは厳しい競争の中で日々レッスンに励んでいる。今回はそのレッスン場へ国分さんが潜入。そこで稽古に励んでいた「Mr.KING」「HiHi Jet」「東京B少年」「Snow Man」「Travis Japan 」といったジャニーズJr.たちの魅力に迫る。続く26日(水)の放送では、「TOKIO」から城島茂、山口達也、「V6」からは坂本昌行、長野博と、同世代のジャニーズが大集合。国分さんとともに、ジャニーズ事務所に入所した経緯や、オーディションの内容、さらには合宿所生活や稽古の思い出など、いまだから話せるジャニーズJr.時代の秘話を大告白。城島さんに初めて会った国分さんは、「リーダーに“サイン書いて”って言われて、この人もう事務所を辞めるんだな」と思ったエピソードを披露。また、山口さんは中学2年生のときに事務所に履歴書を送ったが、連絡が来たのはなんと高校2年生のときで、そのオーディションに遅刻してしまった際、ジャニー社長に「おじさんだね」と言われたことを告白。そして坂本さんと長野さんはそれぞれ社会人経験があり、坂本さんは過去に一度だけジャニー社長に怒られたあるオーディションの話を披露し、長野さんも2年半のブランクを経てジャニーズJr.に戻ることとなった、ジャニー社長からかかってきたある電話について語るなど様々な話題が飛び出す。収録を終えた国分さんは、「意外だったのが、ジャニーさんはいろんな場所に行って自らスカウトしていたというのが判明して。謎が多いですよ、ジャニーさんは(笑)まだまだやりたいことが沢山あるとも言ってましたし、いろんなことを常に考えているからやっぱり凄い人だなと思いました」と改めて感じたそう。また「今回のロケを通じて、いまの仕事があるのは、先輩たちが道を切り開いてくれたおかげだと思いますし。僕らもそうしなきゃいけないんだなって。だからこそ、事務所に恩返しじゃないけど、もっとジャニーズ事務所に誇りを持ちたいと感じました。これまではTOKIOというグループに誇りを持ちすぎていたけど、根本はジャニーズだってことにもっと誇りを持つべきかなと」とコメントした。いま注目のジャニーズJr.に迫り、座談会ではメンバーでも初めて聞くような話しや、ジャニーズJr.時代の秘蔵映像も映し出される、ジャニーズJr.と同世代ジャニーズが大集合する2日間。ぜひ、楽しみにしていて。「ビビット」は毎週月~金曜日8時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月22日