女優の生田絵梨花が、4月10日に1stEP「capriccioso」でソロデビューすることが22日、明らかになった。2021年に乃木坂46を卒業し、現在はミュージカルをはじめドラマ・映画など女優としても様々な作品に出演するほか、昨年12月にはディズニー100周年記念作『ウィッシュ』の主人公・アーシャ役の日本版声優を務めるなど幅広く活躍中の生田。数々の歌番組やミュージカルへの出演を果たす確かな歌唱力、そして幼少期から磨き上げたピアノの実力は各方面から高い評価を得ている。今回リリースする「capriccioso」は、自身が作詞作曲を務めた楽曲を中心に、歌とピアノでリスナーの日常に寄り添う音楽を紡いだ作品。タイトルは“気ままに”“気まぐれに”という意味の音楽用語で、決められたことを守ったりするのではなく、音で遊ぶような感覚を大事にしたいという生田の気持ちと、気軽に好きな時に好きなように聞いてもらいたいという思いが込められている。また、リード曲「Laundry」は洗濯機を眺めながら浮かんだ鼻歌から作った楽曲。共作詞には、いしわたり淳治氏を迎え、ジャジーなサウンドに洗濯機のグルーブを感じる1曲になっている。そのほかにもコロナ禍のステイホーム期間で作詞作曲を始めた際に初めて作った特別な1曲「No one compares」や、楽し気なサウンドが印象的なライブチューン「I’m gonna beat you!!」、藤井風「ガーデン」のカバーが収録される。さらに、初回生産限定盤Aには、昨年10月5日に東京国際フォーラム ホールAにて行われた「Erika Ikuta Autumn Live Tour 2023 TOUR FINAL」、初回生産限定盤Bには、2022年12月11日に神奈川・KT Zepp Yokohamaにて行われた「Erika Ikuta 2022 winter fun夜公演」のライブ映像をそれぞれ特別編集で収録。きょう開設された生田絵梨花Official YouTube Channelでダイジェスト映像も公開される。○■生田絵梨花 コメント歌うこと、ピアノを弾くこと。それは小さい時から続けてきた、自分の人生になくてはならないものです。自分で曲を作ってみようと思ったきっかけは、コロナ禍のステイホーム期間でした。外に出られなくなり、今まで出来ていたことが出来なくなり、ひとり部屋で自分は何をやるべきなのか、悶々と自分に問う日々が続きました。そんな時期に大きな原動力になったのが、「いつかコロナ禍があけてライブができるようになったら、自分で作った曲をみんなに聞いてもらいたい」という思いでした。その景色をイメージしながら、ピアノの前に座って、言葉やメロディを試行錯誤しながら紡いでいく時間が、日々を生きるモチベーションになっていました。あれから4年が経ち、こうして皆さまの元に自分の楽曲たちを届けられる日が来ることになり、とても感慨深い気持ちです。初めはライブで楽曲を聞いてもらいたいというのがスタートでしたが、ファンの皆さまのお声や沢山の方々のサポートのおかげで、このようにミニアルバムを引っ提げソロデビューさせていただく運びとなりました。心より感謝致します。アルバムタイトルの「capriccioso」(カプリチョーソ)というのは、音楽用語で、“気ままに” “気まぐれに”という意味です。かちかち決められたことをやったり守ったりするのではなく、はみ出してみたり音で遊ぶような感覚を大事にしたいという私の気持ちと、聞いていただく皆さんにも気軽に好きな時に好きなように聞いてもらいたいな、という思いを込めました!皆さまの日常に音楽を通して少しでも寄り添えられたら嬉しいです。私も気張らず音楽を楽しみたいと思います!【編集部MEMO】生田絵梨花は、1997年1月22日生まれ。ドイツ・デュッセルドルフ出身。2011年に乃木坂46 1期生オーディションに合格し、2012年にデビュー。2021年にグループから卒業し、ミュージカル、ドラマ、バラエティ番組など幅広く活動している。
2024年01月22日11歳でデビューした当時から、独特の存在感やオーラで注目を集めているモデル・女優の中島セナ。ディズニープラス「スター」で独占配信されている日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャー『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』では奥平大兼とW主演を務めた。中島にインタビューし、本作の魅力や女優業への思いなど話を聞いた。本作は、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」の2つの世界が舞台。横須賀に住む空想好きな高校生・ナギ役を中島、ウーパナンタからやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りの少年・タイム役を奥平が演じ、ナギの親友・ソン役をエマニエル由人、タイムが憧れるドラゴン乗りの英雄・アクタ役を新田真剣佑、謎のコンビニ店員・柴田/スペース役を森田剛が演じている。中島は、アニメと実写で2つの世界を描く本作への出演に喜びを感じたという。「アニメと実写が合わさった作品は本当にないと思いますし、小さい頃からディズニーをよく見ていたので、そういう作品に関われることはすごくうれしかったです。日本でこれだけCGを使ったファンタジーな作品はないと思うので、そこが大きな見どころだと思います」現在17歳の高校生である中島。等身大でナギ役を演じたそうで、「演じた時、私と同い年だったので、同じ高校生として意識したところはありました」と語る。考え方もナギと近い部分があるという。「めちゃめちゃ似ているかというとそうではありませんが、考え方は近しい部分がある気がします。学校あまり好きではないとか(笑)、想像が好きだったり、ちょっと現実逃避しちゃうところは似ているのかなと思います」2017年にモデルとしてデビューし、2018年に映画『クソ野郎と美しき世界』で女優デビューを果たした中島。今の仕事への思いを尋ねると、「5~6年やっている感覚がない」と語る。「毎年映像作品をやっていますが、あまり実感がないままここまできている感じがします。ただ、経験を重ねていく中で、目の前の作品に真摯に向き合って撮影していきたいと思えるようになってきて、そこは成長しているのかなと。映画やドラマとの向き合い方などは変わってきていると思います」今後の抱負を尋ねると、「2024年に成人になるのですが、『成人か……』という感じです。大人になりたいと思わないので、成人したくないなと(笑)」とまだまだ子供でいたいと吐露。その上で、「モデルをやって女優をやってという流れで来ましたが、あまり“女優”というこだわりは持ちたくないなと思っています。絵も描いたりしていて、幅広くやりたいことができたらいいなと。型にはまらずいろんなことに挑戦していきたいと思います」と、モデルや女優など肩書きに縛られることなく活動していきたいとの思いを語った。■中島セナ2006年2月17日生まれ、東京都出身。2017年にスカウトされモデル活動を始める。2018年、映画『クソ野郎と美しき世界』のepisode.2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」でヒロイン・歌喰い役に抜てきされ女優デビュー。その後、映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』(19)、『光を追いかけて』(21)、ドラマ『ももさんと7人のパパゲーノ』(NHK/22)などに出演。スタイリスト:柴原コトミヘアメイク:SHUTARO(vitamins)
2024年01月04日ルイ・ヴィトンは、ゴールデン・グローブ賞を受賞した女優のゼンデイヤ(Zendaya)を初めて起用した、広告キャンペーンを発表し、ルイ・ヴィトンの新たなアンバサダー、そしてアイコンバッグ 「カプシーヌ」 の顔としてデビューします。©LOUIS VUITTONゼンデイヤは、去る3 月に開催されたルイ・ヴィトンの2023 秋冬 ウィメンズショーではフロントローのゲストでしたが、このたび、先駆的なモダニスト建築兼デザイナーのアイリーン・グレイ(Eileen Gray)が設計したロクブリュヌ カップ マルタンのヴィラ 「E 1027」 を舞台に、フォトグラファーのマート・アラス マーカス ・ ピゴット(Mert Alas & Marcus Piggott)のコンビが 彼女 をレンズに収めました©LOUIS VUITTONコート・ ダジュールの夢のような空気に包まれて、ゼンデイヤは、 鮮やかで 抒情的な 風景を背に ポーズを 取り 、その手には、これもキャンペーン初登場 となるミニバッグ「カプシーヌBB」をはじめとする 「カプシーヌ」コレクションを携えています。テラスからバルコニー、そして屋上へと舞台を移しながら、ゼンデイヤは、本キャンペーンと 「カプシーヌ」に新鮮でありながら官能的な優美さを吹き込みます。©LOUIS VUITTON2013年に発表された バッグ 「 カプシーヌ 」 は、1854 年にルイ・ヴィトンが最初の店を 構えたパリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りにちなんで名付けられました。このバッグは今やメゾンの最も象徴的なデザインの 1 つとなっています。フルグレインのトリヨンレザーで仕立てられ、手持ちやショルダーキャリー、クロスボディキャリーといったさまざまな着用スタイルでお 楽しみいただける実用的かつエレガントなバッグで、フラップは、閉じればモノグラム ・ フラワーが現れ、内側にしまえばレザーで覆われた LV イニシャルが現れるスタイルとなっています。ゼンデイヤが登場する「 カプシーヌ 」 キャンペーンは、世界各国の媒体やソーシャルメディア上で展開されています。【クリエイティブ・クレジッド】スタイリスト: Law Roach写真・動画: Mert and Marcusクリエイティブ・ディレクション: The Council Teamヘアー: Raoul Alejandreメイクアップ: Antoinette Hillルイ·ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ·ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ·ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ·ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。
2023年04月26日2023年は女優・芦川いづみのデビュー70周年にあたる。本日2月3日に、主演作『知と愛の出発』を公開以来となるカラー復元版でDVDリリースするほか、3月には神保町シアターで特集上映の開催や、CS映画チャンネルでの特集の放送が予定されている。松竹歌劇団在籍中に川島雄三監督に見いだされ、1953年に『東京マダムと大阪夫人』で銀幕デビューした芦川はその後、68年に藤⻯也との結婚を機に引退するまで、数々の⽂芸映画、⻘春映画で活躍。スタジオジブリ・宮崎駿監督作品のヒロインの原型とも言われるほか、『デビュー65周年記念芦川いづみ DVD』リリース時にイメージイラストを手がけた漫画家・江口寿史も「永遠の心の恋人」とツイートするなど、その清楚な美しさは今なお多くのファンを魅了している。現在は芦川の手型モニュメントが、往年の日活スター約60人の手型と並び、京王線調布駅東口に展示されている。『知と愛の出発』カラー復元版DVDが本日発売⿊澤明監督『酔いどれ天使』などの植草圭之助が脚本を手がけ、『渡り鳥』シリーズの斎藤武市が監督を務めた『知と愛の出発』(1958年)は、美しい湖のほとりで過ごす少女たちの清らかな恋と、性の目覚めを描く⻘春物語。大ヒット作『陽のあたる坂道』で脚光を浴びた芦川と川地⺠夫が共演しており、同性愛など公開当時でもセンセーショナルな題材に挑んでいる。本作はコニカラーというシステムで、公開当時カラー作品として製作・公開されたが、現在では復元が難しく、⻑らくモノクロマスターでの視聴しか叶わなかった。しかしこの度、⽩⿊プリントから4Kスキャンを行い、シュードカラー(Pseudo-color/疑似カラー)による復元が可能となった。DVDは4Kスキャン後、ダウンコンバートを行った2Kでマスターを作成し収録している。『知と愛の出発』 (c)日活■『知と愛の出発』監督:斎藤武市脚本:植草圭之助原作:中村八朗出演:芦川いづみ、川地⺠夫、中原早苗、⽩木マリ、宇野重吉、小高雄二、利根はる恵■『知と愛の出発』カラー復元版DVD 発売中価格:3,520円(税込)発売元:日活株式会社販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング1958年/日活/約89分/カラー※現存マスター等の状況により、復元カラーに一部不鮮明な部分やバラツキが生じる可能性あり。「老若男女問わず人気」神保町シアターで5度目となる特集上映が開催『あした晴れるか』 (c)日活神保町シアターにて3月11日から4月14日の5週間にわたり、特集上映『デビュー70周年記念 恋する女優・芦川いづみ』が開催される。芦川いづみの出演作を20本という大ボリュームで上映する。神保町シアターの佐藤支配人は「当館では2015年9月の初開催から数えて今回で5度目となる特集上映ですが、回を重ねるごとに新たなファンを獲得し、20代の学生から現役時代の活躍を知るシニア層まで老若男女問わず人気を集め、その熱狂ぶりは、引退から50年以上経っている女優に向けられるものとは信じがたいものでした」と語る。今回は過去の特集の人気作はもちろんのこと、目玉として『知と愛の出発』カラー復元版を劇場初上映する。その他にも、ツンデレなメガネっ子をキュートに演じた『あした晴れるか』、石原裕次郎、北原三枝と共演した『陽のあたる坂道』、フェリーニ『道』のジュリエッタ・マシーナを彷彿とさせ、自他ともに認める生涯の代表作『硝子のジョニー 野獣のように見えて』など、芦川のさまざまな魅力が溢れる作品を一挙上映する。■神保町シアター特集上映『デビュー70周年記念 恋する女優・芦川いづみ』期間:3月11日(土)~4月14日(金)上映作品:『東京の人 前篇後篇』『陽のあたる坂道』『堂堂たる人生』『しろばんば』『乳⺟⾞』『⽩い夏』『風のある道』『あじさいの歌』『しあわせはどこに』『完全な遊戯』『男なら夢をみろ』『学生野郎と娘たち』『⻘春怪談』『霧笛が俺を呼んでいる』『あした晴れるか』『⻘年の椅子』『誘惑』『知と愛の出発』『硝子のジョニー 野獣のように見えて』『真⽩き富士の嶺』チャンネルNECOで『その壁を砕け』など3作品が放送!『結婚相談』 (c)日活CS映画チャンネル「映画・チャンネルNECO」では、3月に『特集 デビュー70周年 女優・ 芦川いづみ』として、冤罪事件をテーマにした、中平康監督、新藤兼人脚本の傑作サスペンス『その壁を砕け』(1959年)、石原裕次郎を一躍スターダムにのしあげた大ヒット作のリメイク版『嵐を呼ぶ男(渡哲也版)』(1966年)、 清純派の芦川がコールガールに転落したヒロインを体当たりで演じた異色作『結婚相談』(1965年)の3作品を放送する。清純派から体当たり演技まで、作品や役柄で変幻自在に変貌する芦川の可憐でコミカル、時に妖艶な魅力を堪能できるプログラムとなっている。■チャンネル NECO『特集 デビュー70周年 女優・ 芦川いづみ』放送時期:3月(4月リピート放送)放送作品:・『その壁を砕け』3月12日放送監督:中平康/出演:⻑門裕之、芦川いづみ、小高雄二、渡辺美佐子、清水将夫、芦田伸介、⻄村晃・『嵐を呼ぶ男(渡哲也版)』3月5日放送監督:舛田利雄/出演:渡哲也、芦川いづみ、太田雅子、橘和子、由美かおる、藤⻯也、朝丘雪路、宇野重吉・『結婚相談』3月4日放送監督:中平康/出演:芦川いづみ、高橋昌也、山本陽子、横山道代、浜川智子、稲野和子、高原駿雄
2023年02月03日女優の白河れいが8日、東京・明治記念館で「芸能界デビュー&新成人晴着お披露目撮影会」を行った。父は元横綱の貴乃花光司、元フジテレビアナウンサーの河野景子を母に持つサラブレッドの白河れいが、芸能事務所のスペースクラフト・エージェンシーに所属していよいよ芸能界デビュー。1月9日にフジテレビ系で放送する『ぽかぽか』でテレビ出演初登場となるが、その前日に報道陣を集めての撮影会と囲み会見を行った。シックな黒ベースの晴れ着姿で登場した白河は「今日ここに立つことができてすごく光栄に思っています。日本人として世界で活躍できるように頑張っていきたいので、見守っていただけたらうれしいです」とあいさいつし、「この世界で頑張っていきたいと思ったのは、小さい頃からの夢でした。タイミングとして高校時代にイギリス留学したり学業に専念したので、大学に入ったタイミングで少しずつ足を踏み入れようと思い、新成人としてデビューすることになりました」と自ら行動してオーディションサイトに応募したこがきっかけで芸能界デビューすることになったという。家族の反応については「母はそこまでやりたいなら頑張ってと背中を押してくれました。兄(花田優一)とはすごく仲が良くて、笑顔で頑張ってと言ってくれました」と喜んでくれたというが、別々に住んでいる父・貴乃花光司は「知らない状態です。最近会えてないので伝えられていないですね。喜んでくれたら良いなと思います(笑)」と苦笑いを浮かべる場面も。翌日に控えたテレビ出演については「決まった時は本当に驚きましたし、すごく嬉しい気持ちでした。緊張というより実感が湧いていません。明日現場に行ってから緊張が湧くのかな? と想像しています」と堂々とした表情で、「30年前に母がお仕事させてもらったフジテレビでデビューという形でお世話になり、すごく母も喜んでくれています。母からは(フジテレビが)温かい場所だから本当に感謝を忘れず楽しんでおいでと言ってくれました」と笑顔を見せていた。その白河は、母・河野景子のようにアナウンサーになろうとは思わなかったという。「昔の母の映像を見て格好良いな~と思うことはありましたが、自分は女優への憧れとやりたいという気持ちしかありませんでした。小学生の時にアナウンサーも良いな~と思った時もありましたが、女優さん以外選択肢はなかったです」と幼い頃から考えていた胸の内を。女優になりたいと思ったきっかけは「小さい頃からおばあちゃんと一緒に映画やドラマを見ていて格好良いな~と思ったし、私も内側でやりたいと思いました」と明かしつつ、「ジュリア・ロバーツにすごく憧れています。美しい中にも女性としての強さを感じる個性的な女優さん」とその理由を説明。また、高校時代にはイギリスの留学経験もあり、現在は大学で英語を学んでいるということもあって、「自分の中では日本人女性として海外で活躍したいと思っているので、そこに向けて頑張っていきたいと思います」と将来的にはハリウッドデビューも見据えていた。
2023年01月09日女優の唐田えりかが、音楽プロジェクト・YOFUKEのデビューシングル「愛雨」のミュージックビデオで主演を務めることが、わかった。YOFUKEは、TikTokで話題を集めた謎のアーティスト・YOAKEの姉妹プロジェクト。デビューシングル「愛雨」は各種配信サイトでストリーミング・ダウンロード配信中だ。同曲のMVには、唐田が主演キャストとして出演。歌詞の世界観とリンクし、ドラマタッチで描かれた映像作品になっている。MVは、18日(19:00~)からYouTubeチャンネル『JMS BASE』でプレミア公開される。
2022年11月17日●自身とリンクする部分もあった高校生作家役2012年にモデルとしてデビューし、近年は女優としての活躍も目覚ましい玉城ティナ。映画『窓辺にて』(11月4日公開)では、稲垣吾郎扮する主人公と深く関わっていく高校生作家を演じた。玉城にインタビューし、本作での経験や女優業への思いを聞いた。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督によるオリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻の浮気を知るも何も感じない自分に悩むフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、茂巳の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城が演じた。留亜は実年齢よりも若い高校生ということで、オファーを受けたときは、喜びとともに不安もあったという。「お話をいただいたとき23歳だったので、リアルなティーンの方が演じたほうがリアリティが出るのではないかなと思いましたが、今泉さんと一緒にお仕事できるとは思ってなかったので、選んでいただいてすごく光栄に感じ、参加させていただきたいと思いました」10代の人が演じたほうがいいのではという考えも、撮影を経て変化。「過ぎ去ったからこそ自分のものとしてそのときの心情を振り返られるのだなと。そのために年を重ねているのではないかとまで思いました。この仕事は特にそういう記憶が役に立つ仕事で、留亜という役が私の10代とリンクするところもあったので、余計に過ぎ去ったからこそ当時の感覚を取り戻せた気がします」と語った。演じた留亜と自身がリンクした点を尋ねると、「強い人だと勘違いされやすい」という点を挙げた。「女子高生作家と聞くと強い子のように感じるし、登場シーンも強い印象で、そういう子なのではないかと勘違いされやすいところがあるのですが、私も勘違いされやすいタイプでした。年齢を重ねて自分の言葉でちゃんと伝えられるようになってからは減りましたが、17、18歳の頃は、自分もあまり自分のことを理解していない状態なのに人から評価されるという、そこにギャップを感じて思うところがあり、留亜も同じかなと思いました」くっきりとした目鼻立ちが魅力の玉城だが、目力の強さから強い人だと勘違いされやすかったという。「仕事を始める前から、『黙っていると怖い』とよく言われていて、話すとそうでもないとわかってもらえるのですが、最初の入り口としてそういう印象を持たれやすかったです。以前はすごく嫌でしたが、今はそこが強みというか、その結果、私にしかできない役柄があるのかなと前向きに捉えるようにしています」と、悩みでもあったルックスを今では武器として考えられるように。女優の仕事が増え、舞台挨拶など自分の言葉で発言できる機会が多くなったことも、本当の自分を知ってもらうことにつながっていると感じている。「役者のお仕事ができるようになってから、実際に自分の言葉で伝えられるようになりました。あと、年齢もあるのかなと。20歳を超えてからのほうが自分らしくいられるというか、勘違いされることは減ってきたと思います」そして、「察してほしいというのをなくしました」という意識的な変化によっても、本来の自分をより理解してもらえるように。「仕事以外でもそうですが、察してほしいというのはエゴだなと。自分がやりたいことなど、誰に対しても自分の思いをきちんと伝えるようになりました」また、好奇心に従って動く点も留亜との共通点として挙げた。「留亜は市川が聞かれたくないであろうことも聞くし、人との距離感を超えていける何かがあって、私もそういう風でありたいというか、あまり考えずに感覚で生きていくタイプなので、そこも似ているのではないかなと。気になったことや疑問があると聞くようにしています」●「再現性のある女優になりたい」理想像を語る本作での役作りについても話を聞くと、今回は事前に作り込むことはしなかったという。「今泉さんの作品は、言葉で説明して段取りっぽくやるとつまらないと思っていたので、稲垣さんと演技プランについて話すこともなかったですが、稲垣さんが市川さんとして真ん中に立ってくださっていたので、私はどうすればいいテンポやバランスになるのか自分の中で探しつつ、その場で感じたように演じました」事前に作り込まず、相手との演技の中で作っていく役作りは、玉城にとって「新しかった」と振り返る。「これまでは、決め台詞ではないですけど、キャラクターとしてここが大事だという、わかりやすいセリフが多く、そこの表情を意識するなどキャラクターが目立つような立ち振る舞いをしていましたが、今回はできるだけ特徴を出さないように。どこにでもいる女の子にも見えるし、でも評価されている作家という、二面性が自然に成り立つ女の子にしたいと思っていたので、役作りしましたという感じではなかったです。会話がさらっと流れていかないようには心がけましたが、普通にいそうな2人という、そこが目指すところでした」そして、新しい役作りに挑んだ本作で「自分を信じて作品に取り組む大切さを感じました」と、大事な気づきもあったという。「今泉監督の演出もすごく細かくあるわけではないので、自分で何かを探さないといけないとなると、自分の感性を信じないといけない。究極そこに行き着くのだなと、シンプルなところに戻ってきたという感覚がありました。人に聞く前に考えるとか、それは俳優業だけではなく人としても大切だと思いますし、撮影日数は短かったですが濃かったです」女優として存在感を高めている玉城だが、演じるやりがいを感じる日々だという。「キャラクターを生きている時間が楽しいです。実際の私は何なのか考えることもできるし、役と現実の自分が影響し合っているような感覚が好きなので、これからもやっていけたら」と語る。モデルの経験も生きているのか尋ねると「たくさん撮られてきたからこそ、カメラとの距離感をつかむのは上手な方ではないかなと思います」と答え、「(演技においては)ポーズっぽい動きはしないように心がけていますが、決めっぽいカットは得意です」と加えた。また、経験を重ねていく中で「より職業的になっている気がします」と変化も。「それは私にとってはいい意味なのですが、25歳になって20代後半に突入しましたが、もっと根拠のある女優にならないといけないなと。ふわっと感覚でやってきたところがあるのですが、きちんと言葉で説明できるような、再現性のある女優になりたいと思っているので、より職業的になっていきたいです」再現性のある女優とは、「さっきのテイクと全く同じことができるような人」とのこと。「感覚でやっているように見えて感覚だけではなく、きちんと再現できる人に憧れるので。感覚で補えるものは限界がある気がしていて、私は感覚の方面が得意ですが、現実的なものを増やしていけたら」と理想像を明かした。今後については「いつまでできるかわからない仕事なので、いつまでやっているかもわからないですが、お仕事をいただける間は頑張りたいです」と、オファーを受けた仕事に一つ一つ向き合っていくつもりだという。そして、「誰でもできる役ではなくて、きちんと私が演じる意味のある役をやっていけたら」とも話した。■玉城ティナ1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年、講談社主催オーディションでグランプリを獲得し、『ViVi』専属モデルとしてデビュー。2014年に女優デビューし、映画『Diner ダイナー』(19)、『惡の華』(19)、『AI崩壊』(20)、『ホリックxxxHOLiC』(22)、『グッバイ・クルエル・ワールド』(22)、ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(20)、『極主夫道』シリーズ、『鉄オタ道子、2万キロ』(22)、『NICE FLIGHT!』(22)などに出演。アクターズ・ショート・フィルム『物語』(22)では脚本と監督を務めた。2023年1月6日には主演映画『恋のいばら』が公開になる。
2022年11月01日アイドルグループ・Travis Japanが、デビュー日となるきょう28日(22:00~)にデビュー記念SNS生配信リレーを行なう。マイケル・ジャクソンの振付師であるTravis Payne氏のオーディションを経て2012年に結成し、2017年から現在のメンバー7名で活動しているTravis Japan。今年3月よりアメリカ・ロサンゼルスにスキルアップのために留学をしており、世界最大のダンス・コンペティションである「WORLD OF DANCE」全米大会にてチーム部門で4位・世界大会ではチーム部門で9位入賞を果たした。また、7月にはアメリカの人気オーディション番組『America’s Got Talent』に出演し、話題を集めた。きょう(13:00~)配信されるデビュー曲「JUST DANCE!」は、ダンスに定評があるTravis Japanそのものを表現した、ファンキーなダンスミュージック。また、tofubeatsやYaffleがリミックスを行った2種のリミックスバージョン「JUST DANCE! (tofubeats Remix)」、「JUST DANCE! (Yaffle Remix)」も同時に配信がスタートする。そして、デビュー記念SNS生配信リレーは、インスタグラムライブからスタート。公式YouTubeチャンネルでのミュージックビデオのフルバージョン公開、TikTokライブと続き、それぞれTravis Japanオフィシャルアカウントで配信される。公開となるMVは、Bon JoviやNicki Minaj、Austin Mahoneの「Dirty Work」など数々の世界的アーティストのミュージックビデオを手掛けるGil Green氏が監督を務め、振り付けはNicky Andersen氏が担当。撮影はアメリカ・ロサンゼルスのベニスビーチで約10時間かけて行われ、踊ることへの“衝動”や“喜び”を表現しており、世界のスーパースターになろうとしているTravis Japanが映し出されている。
2022年10月28日22歳の長女が昨年1月に女優デビューしていたことが報じられた斉藤由貴(55)。芸名は水嶋凜、所属事務所も斉藤と同じだ。かつて本誌は斉藤と長女のツーショットを目撃していた。2017年12月、自宅近くのコンビニで待っていた水嶋を、斉藤が迎えに来ていたのだ。目鼻立ちが彼女とうり二つの水嶋が、母にほほ笑みかける様子が印象的だった。だが当時の斉藤といえば、50代開業医の男性とのW不倫が明るみになり、“禊”の最中だった。「不倫の代償は大きく、決まっていたNHK大河ドラマ『西郷どん』の出演も辞退、レギュラーのラジオ番組も休止、複数のCMも降板と、芸能活動にブレーキがかかっていました」(スポーツ紙記者)危機に瀕していた母の女優生命を救ったのは、じつは水嶋の叱咤だったという。「自宅で意気消沈する斉藤さんは、『もう女優は引退かな……』と漏らすこともあったそうです。そんな斉藤さんに水嶋さんは、『ママには女優しかない!』『女優を続けて!』と、直談判。斉藤さんは引退を思いとどまり、『長女には頭が上がらない』と感謝していました」(テレビ局関係者)そんな“恩人”である水嶋のデビューを、斉藤は静かに見守っていてーー。「斉藤さんからはよく下のお子さんのお話は聞くのですが、上のお子さんの近況については聞いたことはなかったので、デビューしていたことを知って驚きました」(制作会社関係者)斉藤と同じ道を進むことを選んだ水嶋。母と同じ“舞台”に立って共演することが実現する日は来るのだろうかーー。「現時点で、共演する具体的な作品や時期が決まっているわけではないと聞いています。今の水嶋さんは演技力を磨いて経験を積む段階で、斉藤さんとは積んできたキャリアの幅が違いますから。まだ出演作はドラマへのゲスト出演くらいですが、すでに舞台などの仕事は決まっており、本人の意欲も旺盛で、勉強熱心です。いずれは共演が実現するでしょうし、その日は遠くないと思いますよ」(舞台関係者)“禊”が生んだ母娘の固い絆は、簡単に解けることはないーー。
2022年03月28日株式会社Power Stone(所在地:東京都港区、代表取締役:佐藤 佑)では、今年、デビュー20周年を迎えた女優・柳沢ななの20周年記念ファンイベントとして「わたしと1分お見合いしませんか?」を10月31日にオンラインで開催します。チケットは、10月12日から電子チケット販売サイト「LivePocket」にて先着50名様限定で販売開始。宣材1■「わたしと1分お見合いしませんか?」開催の背景柳沢ななは、14才で芸能デビュー以来、今年で女優20周年を迎えました。大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語」の子役から、「仮面ライダーキバ」では女性ライダーヒロイン、10年以上再放送中の「戦国鍋TV」人気キャバ嬢役など幅広く演じ、昨今は海外留学するなど駆け抜けるように過ごしてきました。夢に邁進するあまり、プライベートでは結婚を意識することなく、ファンの皆さんに支えられながら、柳沢ななは、まさに“お一人様”の存在。デビュー20周年の節目に感謝を込めて、オンライン上で何か面白いことはできないか?と考えているなか、今回の企画に至りました。開催日は、1(いっぷん)0(お)3(み)1(あい)の語呂から、10月31日(日)に決定。チケットは、ファンの皆様への感謝(サンキュー)の想いを込めて3,900円(税込・別途システム手数料)。これまで応援し続けてくださっているファンの皆さんはもちろん、柳沢ななと1分お見合いしてみたい方々を募ります。■『わたしと1分お見合いしませんか?』について本イベントは、柳沢ななと1対1による1分間の会話と、自動合成の仕組みで2人で一緒にいるような記念写真の撮影を、カメラ付きスマートフォン・PCからお楽しみいただけます。【イベント内容】・1分お見合い(1on1トーク)・オンライン2ショット記念撮影会(イベント終了後に記念写真画像をダウンロードいただけます。)※1分お見合いと2ショット記念撮影会を合わせて、合計1分30秒のオンラインイベントとなります。■開催概要イベント名:女優・柳沢なな 20周年記念ファンイベント「わたしと1分お見合いしませんか?」開催日 :2021年10月31日(日)14時~16時50分形式 :有料オンラインイベント・イベント開催日時2021年10月31日(日)【一部】14:00~15:05(休憩30分)【二部】15:45~16:50※イベントの入場は各部入場先着順です。※各部の開始時間に遅れた場合は、イベントにご参加いただけない可能性がございます。・所要時間(1on1オンライントーク&2ショット撮影)1分30秒/チケット1枚につき・チケット料金(税込)1枚 ¥3,900円※複数枚購入可能(当日イベント開始30分前まで購入可能)※LivePocketの手数料5%が別途必要です。ホーム : チケット検索/購入ページ: ■女優・柳沢ななのプロフィール1987年1月3日生まれ。身長160cm。趣味・特技は英会話・個性心理学・似顔絵。2001年、サンミュージック新人オーディションで特待生として合格し、NTV『新・星の金貨』で女優デビュー。CM 花王『アジエンス』ではチャンツィイーと共演。2013年にはアマンダ・プラマーとW主演で共演を果たす。近年はロサンゼルスに留学して語学と演技を学ぶ。映画やドラマ・CMで女優として活躍。2021年にデビュー20周年を迎えた。2022年公開予定の映画『さかさまのくに』(橋本一監督)では主演を務める。今後は、海外も視野に入れつつ、個性心理学・英会話・アトピーの経験を活かして活動の幅を広げる予定。【代表作】大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語』『仮面ライダーキバ』(女性仮面ライダー2代目)『戦国鍋TV』映画『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』『世界ウルルン滞在記』他。■会社概要商号 : 株式会社Power Stone代表者: 代表取締役 佐藤 佑所在地: 〒108-0074 東京都港区高輪3-25-27 アベニュー高輪903URL : 【本件に関するお客様・報道関係者からのお問い合わせ先】株式会社Power Stone お客様相談窓口TEL : 03-6450-3260(本社)FAX : 03-6700-1798お問い合せフォーム: info@p-stone.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月08日『犬鳴村』、『樹海村』に続く清水崇監督の「恐怖の村」シリーズ第3弾が『牛首村』に決定。主演は、今作が女優デビューとなるモデルのKoki,が務める。2020年2月公開の三吉彩花主演『犬鳴村』。今年2月に公開した山田杏奈&山口まゆW主演『樹海村』。富士の樹海は都市伝説がなかったり、シンボル的な心霊スポットがなかったり、といった前作『樹海村』の反省を活かし、シリーズ第3弾では最凶の心霊スポット、北陸に実在する“牛首村”を舞台に描く。「ELLE japon」でモデルデビューし、作曲家としての一面も持つKoki,さん。今回の出演について「この様な素晴らしい機会を与えて頂けた事に本当に感謝しています」と喜び、「いただいた役と向き合いながら、清水監督からの言葉をしっかり聞き、一生懸命頑張りたいと思います」と意気込みを語った。「実在する地を拠点にしつつ、あえて実態不明の怪談『牛の首』に焦点を当て、えぐろうと思います」と構想を語った清水監督は、「Koki,さんには、ミステリアスな存在感と物怖じしない物腰、時折垣間見える負けん気に大きな魅力を感じています。初めての映画にホラーを選んでもらえたことにも、日本の通常の芸能活動の枠を超えた度量と野心を感じ、一緒にチャレンジすることが、今からとても楽しみです!」とコメントしている。さらに合わせて、イメージビジュアルが3種類到着。お地蔵さまが並ぶビジュアルでは、赤い着物が写り込み、1体首のないものも確認できる。また、三輪車が沈むビジュアルでは、とある観光名所から広がる景色が写り、タイトルが“生首村”にも見える…。そして3枚目は、傘を持つ少女が一人佇む1枚。鳥が飛びまわる様子と首が切られたようなタイトルが描かれ、不穏な雰囲気感じるビジュアルとなっている。『牛首村』は公開時期未定。(cinemacafe.net)■関連作品:牛首村©2021 「牛首村」製作委員会
2021年06月16日女優・長澤まさみのデビュー20周年を記念した写真集「長澤まさみ20th Anniversary PHOTO BOOK」(仮)が8月5日(木)に発売することが決定した。同写真集では、3人のカメラマンが各テーマを設け、それぞれの世界の中に生きる全く異なる長澤さんを撮影。Shunya Araiは、“私生活をのぞき見しているような、ドキュメンタリータッチのカット”をコンセプトに、バスローブ姿で鏡に向かって笑顔を見せる姿や、自然体な表情の長澤さんを撮影した。またMasami Naruoは、全4種のテーマごとに、質感や色が特徴的なメイクにこだわったページを制作。例えば「Wa」と題したページでは、髪をオールバックに、黒のワンピースと濃いピンクのリップカラーが映える印象的なカットを掲載している。そしてJames Oliverは、“近未来的かつモダンで、異世界に迷いこんだような世界観”をテーマに、川崎市の河原町団地と、栃木県大谷資料館・カネホン採石場で撮影。鮮やかな色みのドレスを身に着け、アーティスティックな作品に仕上がっている。さらに、20周年を記念した企画として、これまで作品で一緒になった共演者や、お世話になった方との対談、アーティストとのコラボ企画なども見どころ。中でも、実際にありそうな広告をイメージして制作した架空の広告ページは特に注目。写真集の公式Instagramアカウントの開設も決定しており、発売に先駆けてアザーカットの公開や動画コンテンツの投稿など、随時、発信をしていく予定だ。※開設日などの詳細は後日発表「長澤まさみ20th Anniversary PHOTO BOOK」(仮)は8月5日(木)発売。(cinemacafe.net)
2021年05月26日女優の川口春奈が16日、YouTubeチャンネル『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』で、デビュー当時の“カオスな日常”を明かした。この日公開された動画「12歳の川口春奈はギャルだった【超貴重映像】」で、芸能界デビューのきっかけとなった小中学生向けのファッション雑誌『ニコラ』について語った川口。小学6年生の春休みに、『ニコラ』愛読者だった幼なじみから「写真を撮らせて」とお願いされたそうで、「いいよ~みたいな感じで送ったのがきっかけで」「私の原点です。デビューのきっかけは『ニコラ』のオーディション」と、懐かしそうに振り返った。デビューしてしばらくは、地元である長崎県の五島列島に住んでいたため、「まあ通ったよ。週に2回くらいは船で通ってて。東京の直行便がないのよ。行きは飛行機で行けるけど、帰りは福岡まで飛行機で行って、博多から(船で)9時間半かけて地元に帰って」と回顧。島に到着すると、母親が車で迎えにきてくれたそうで、「車の中で制服に着替えて、学校に行って。今思えば、カオスだったなって思うけど、そのときは楽しかったというか、必死だったから」と、仕事と学校の両立に苦労したことを吐露。また、「島だしド田舎だし、私はこの雑誌の存在すら知らなかったし。物珍しくて、中学校のクラスの前に、先輩やら後輩やら見に来る。それくらいド田舎だったから、すごかったですよ」と、人気モデルとなった当時の反響を明かした川口。「いまだに『ニコラ』のときから好きですって言って、応援してくださる方もたくさんいる」と言い、「『ニコラ』ってすごいなって改めて思う。このときがあったから今があるんですけどね」と、しみじみ語っていた。
2021年05月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデルで女優の愛花さんです。「興味のあることはとことん掘る、オタク気質です」と語る愛花さんの素顔に迫りました。この春、ドラマで女優デビュー。目標はあの人気アニメの声優!3年前、雑誌『ViVi』のモデルオーディションでグランプリを受賞。東京理科大学に通う才色兼備なモデルとして注目を集める。「高校生の頃はコスメに興味があり、化粧品に関わる職に就くのが夢でした。モデルになって撮影のたびにメイクをしてもらえるし、常に新しい情報に触れられる。今はこの仕事が天職だと思っています」。新ドラマ『ブラックシンデレラ』(ABEMA)では学園一の美女を演じ、女優デビュー。「演技にも力を入れて、いつか大好きな『名探偵コナン』の声優をやるのが目標なんです」『名探偵コナン』のコミックは宝物。実家に全巻あるのに、ひとり暮らしをしてからまた全巻買い揃えました!栄養バランスのとれた食事のために。余裕があれば撮影現場にお弁当を持参。栄養について調べるのも好き。デビュー時からの念願を達成しました。『ViVi』で初のカバーモデルを務めることに。一番に見せたいのは祖父母。えりか2000年生まれ。『ViVi』(講談社)専属モデル。新ドラマ『ブラックシンデレラ』はABEMAにて4月22日22時より放送スタート。Instagram(@hi_erica_)もチェック!※『anan』2021年4月28日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年04月23日アイドルグループ『乃木坂46』の元メンバーで女優の西野七瀬(にしの・ななせ)さん。実は兄も芸能界デビューしており、過去には乃木坂46の冠バラエティ番組『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)で紹介されています。そんな西野七瀬さんの兄の名前や兄妹仲、ドラマ『兄友』(TBS系)に出演していた噂など、さまざまな情報をご紹介します!西野七瀬の兄ってどんな人?名前は西野太盛!西野七瀬さんは、2人兄妹の長女として大阪で誕生。兄は、3歳年上で俳優の西野太盛(にしの・たいせい)さんです。 View this post on Instagram 今日は舞台二本観劇。 充実した1日。 A post shared by 西野太盛 (@taisesese) on Oct 18, 2019 at 4:42am PDT西野太盛さんは1992年1月10日生まれで、 2014年7月にはファッション誌『street Jack』の専属モデルに抜擢。改めて、ストリートジャックの専属モデルになったんで今月24発売日やからみんな買って見てくださいな!— 西野 太盛 (@taiiiseiii) July 9, 2014 現在は、歌や舞台、ラジオ、ドラマなどマルチに活動しています。以前には乃木坂46の冠番組『乃木坂って、どこ?』で行われた西野七瀬さんの誕生日を祝う企画に写真で登場し、兄妹そろって「美形すぎる!」と話題になりました。西野七瀬の兄は芸能界でデビュー?西野太盛さんは2016年12月14日にシングル『未来のPiece』で歌手デビュー。翌2017年には舞台『イムリ』に出演し、ガヴィド役で注目を集めました。同年にはドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)の2話に登場。2018年1月には映画『ちょっとまて野球部!』に出演し、青春コメディを演じています。ウチの夫は仕事ができない来週もたのしみです!!皆さん西野見つけてくれましたか?何度か写ったり、台詞も全部わかったかな?^o^そしてそしてなんと佐藤隆太さんとお写真を。とても優しくてかっこよかった。緊張でガチガチ。。。 #ウチの夫 #ウチの夫は仕事ができない #佐藤隆太 pic.twitter.com/OMTCecUPRM — 西野 太盛 (@taiiiseiii) July 15, 2017 このほかにもバラエティ番組やラジオ、さまざまな舞台に出演。俳優やタレント、声優として幅広く活動しています。西野七瀬の兄は『兄友』に出演していた?西野太盛さんが、2018年に放送されたドラマ『兄友』(TBS系)に出演していたという噂があります。しかし、これは間違い。西野太盛さんの所属事務所の公式サイトの出演履歴一覧に同作の名前は入っていません。それでは、なぜそのような噂が浮上してしまったのでしょうか。おそらく、同作の主人公の名前が『西野壮太』で、ヒロインの名前が『七瀬まい』、さらにタイトルに『兄』というキーワードが入っていたことが、勘違いを生み出してしまった理由だと思われます。西野七瀬と兄の仲は?西野七瀬さんと兄・西野太盛さんは、とても仲よしのようです。西野太盛さんのツイッターでは家族で食事に出かけたエピソードがつづられており、家族仲がとてもよいことが伝わってきます。この前母と妹と肉そばをしばいてやったぜ✨うまいんだー! pic.twitter.com/lEWIWwGB8H — 西野 太盛 (@taiiiseiii) February 20, 2019 久々に家族4人揃ってご飯!焼肉ー!スタミナ回復あしたもがんばんぞ— 西野 太盛 (@taiiiseiii) September 29, 2018 今では仲よしの2人ですが、一時、疎遠になったこともあったそうです。西野七瀬さんが、自身がMCを務めるバラエティ番組『グータンヌーボ2』(関西テレビ)で、このように告白しました。お兄ちゃんとほとんど干渉しない時期があったけど、自分が上京して仕事始めてから逆にすごい仲よくなって、連絡取るように…。(当時は)なんかしゃべんなかった。グータンヌーボ2ーより引用当時、西野七瀬さんは兄の連絡先さえ知らず、互いの近況を母を通じて知るような状態だったのだとか。しかし、それぞれが上京してからは関係性が劇的に改善。今ではすっかり関係を修復し、同じ業界で切磋琢磨しあっているようです。いつか2人が共演…なんてことも期待してしまいますね!西野七瀬の乃木坂46卒業後は?恋愛を語る 兄も美形と話題![文・構成/grape編集部]
2020年08月07日女優で歌手の観月ありさ(みづき・ありさ)さんが、2020年5月16日にインスタグラムを更新。デビュー当時の写真を公開し、多くの反響が寄せられています。観月ありさのデビュー当時の写真に「懐かしい」「ずっと大好き」同月15日に芸能生活39周年を迎えた、観月ありささん。また、歌手デビュー29周年を迎えたことも報告し、デビュー曲や1stアルバムのジャケット写真などを公開しました。 View this post on Instagram A post shared by 観月ありさ/alisa mizuki (@alisa_mizuki) on May 16, 2020 at 12:06am PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。投稿で、観月ありささんは「その時々の自分を情熱を持って表現できればと思っています」と宣言。最後に、ファンに向けて「これからも一緒に歳を重ねていけたら嬉しいな」と呼びかけています。この投稿を見たファンからは、祝福の声が殺到。また、「かわいい」「素敵な写真」と当時の観月ありささんを懐かしむ声も寄せられています。・懐かしい写真!すべてが尊い…。・デビュー記念日おめでとうございます。これからも仕事頑張ってください!・どんだけかわいくて、スタイルがいいの!?ずっと大好きです。デビュー当時から変わらぬ美貌で走り続けている観月ありささん。今後の活躍からも目が離せません!観月ありさの夫はどんな人?昔と変わらぬ現在の美貌に「尊敬する」の声[文・構成/grape編集部]
2020年05月18日織田裕二主演の新月9ドラマ「SUITS/スーツ2」の第1話ゲストとして、シンガーソングライターの加藤ミリヤが出演することが決定。今作がドラマデビューとなる。全米メガヒットドラマ「SUITS」のシーズン2を原作に、織田さんをはじめ、中島裕翔、新木優子、中村アン、小手伸也、鈴木保奈美らが前作から続投、初回放送には反町隆史と玉城ティナのゲスト出演も決定している。そんな中今回、加藤さんが本作で女優デビューすることが明らかに。演じるのは、全米進出を夢見るアーティストグループ「Bradbury」を率いる実力派ミュージシャンのミズナ。敏腕弁護士・甲斐正午(織田さん)は、「Bradbury」の代理人弁護士として米大手のマネージメント会社「アトランティス・ミュージック・グループ」との専属契約をまとめようとしていたが、その契約交渉時に思わぬ事態が…。「演技をするのは、今回が初めてで、演技をする予定も考えたことがないぐらいでしたので、出演が決まった時は、“本当に私でいいんですか!?”って思いました」と本作への出演が決定したときの心境を明かした加藤さん。「母が本当に喜ぶと思います(笑)。自分も子供の時から月9を見てきたし、特別な枠だと思っています。その月9に、まさか自分がそこに出るなんて考えたこともなかったです!今でもどっきりかなって思っています(笑)」とコメント。主演の織田さんについては「15年くらい前のデビューしたての時に、新宿村のスタジオの駐車場で、たまたまお会いして、私にほほ笑みかけてくれて、それが本当に忘れられないすごく幸せな思い出です!なので、共演できてすごく感動しています」とふり返り、「今日もすごく親身になってアドバイスをしていただき、本当に素晴らしい方だと思います!そして、織田さんの演技はすごすぎて、さらに感動しました。こんな近くで見られて最高でした!」と印象を語っている。「SUITS/スーツ2」は4月13日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(cinemacafe.net)
2020年04月10日女優の小松菜奈(こまつ・なな)さんが、2020年4月7日放送のバラエティ番組『アカデミーナイトG』(TBS系)に出演。女優としてのデビュー作である映画『渇き。』で見せた、複数の俳優・女優とのキスシーンについて語っています。小松菜奈、演技初挑戦で6人とキス!2014年に公開された映画『渇き。』で本格的に女優活動をスタートした小松菜奈さん。同作では主人公の娘という重要な役を演じ、初めてとは思えない演技力を見せたことが話題となりました。映画『渇き。』予告動画小松菜奈さんは『アカデミーナイトG』の中で当時を振り返り、多くの葛藤を抱えていたことを告白しています。何をすればいいのかというレベルだったので、本当に役作りというのもよく分からなかったですし、喜怒哀楽というか笑ったり泣いたりというのも、「なんで楽しくもないのに笑うんだろう?」と思う部分もあったりとか。すごく自分の中で疑問だったり、みんなどうやって感情を作ってやっているのかなとか。「役作りとは何?」っていうものに結構苦しんでいたと思いますね。アカデミーナイトGーより引用デビュー作から大役を任されたこともあり、いろいろな悩みを抱えていた小松菜奈さんをさらに苦しめたのが、日本を代表する先輩俳優・女優6人とのキスシーン!相手には役所広司(やくしょ・こうじ)さん、中谷美紀さん、國村隼(くにむら・じゅん)さん、清水尋也さん、高杉真宙(たかすぎ・まひろ)さん、星野仁さんといった豪華なメンバーがそろっています。男女問わず、複数の人とキスをしなければならないということで「どういう感情でするのかなと、すごい戸惑った」といい、当時の心境を次のように語っています。すごい戸惑いみたいなものもありましたけど、なんかこう…その時、私はもう勢いというか逆に何も考えていなくて緊張はするんですけど、分からない感じでやっているのもあって、「不思議なお仕事だな」って思いました。アカデミーナイトGーより引用多くの葛藤の中、演技初挑戦だからこそのパワーで乗り切ったことを明かした小松菜奈さん。「今、考えると怖いですけどね」と笑って当時を振り返ります。不安だらけの女優デビューを飾った小松菜奈さんでしたが、その後、さまざまな作品に出演し、演技の楽しさを感じられるようになったそうです。小松菜奈さんは今では若手女優の代表格となり、俳優・菅田将暉(すだ・まさき)さんとW主演を務める話題の映画『糸』が公開予定となっています。そんな小松菜奈さんには、これからも輝き続けてほしいですね。小松菜奈はハーフ?「性格悪い」と噂される、その真相は[文・構成/grape編集部]
2020年04月10日「あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知らない」。松本潤主演『ナラタージュ』(2017)の大ヒット舞台挨拶の際、行定勲監督からサプライズで送られた手紙にはそう書かれていたという。確かにそのとおり。柔らかで、可憐で、愛らしいルックスの裏側にある熱く、揺るぎない女優魂をすでに私たちはよく知っている。それでいて、ときには親友のように見守りたくなる親しみやすさと等身大感。「ひよっこ」のみね子、「中学聖日記」の聖(ひじり)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の音(おと)、『映画 ビリギャル』のさやか…などなど、女優・有村架純はつい役名で呼びたくなる、そんな役柄に数多く出会ってきた。今年でデビュー10周年。文字通り老若男女、幅広い世代からの支持を集め、実力を兼ね備えた国民的女優のひとりとなった有村さんに、いま改めて迫った。「あまちゃん」から『映画 ビリギャル』で人気を不動のものに1993年2月13日生まれ、兵庫県伊丹市出身。現在27歳。2010年にドラマ「ハガネの女」で女優デビューし、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で小泉今日子が演じるヒロインの母・天野春子の青春時代を演じてブレイクした。その直後から、「スターマン・この星の恋」「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」「MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~」など話題のドラマに立て続けに出演、「失恋ショコラティエ」(2014)では主演の松本さんの妹で三角関係に悩む女子大生・まつりを演じた。2014年10~11月には「ジャンヌ・ダルク」で舞台に初挑戦した。そして躍進の年、2015年を迎える。金髪やホットパンツ姿でイメージを一新し、ベストセラー小説「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を原作にした『映画 ビリギャル』に主演、女優としてさらに評価を高めることに。同作は興収28億円を超える大ヒットとなり、中国、韓国などでも公開。有村さんは第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞に選ばれ、福士蒼汰との共演作『ストロボ・エッジ』と合わせて第58回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞。この2作のヒット映画と、月9「ようこそ、わが家へ」や連続ドラマ初主演となったWOWOW連続ドラマW「海に降る」などによりエランドール賞新人賞も受賞した。特に、ブレイク以前から連続ドラマ「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」に起用されており、完結編の『劇場版 SPEC ~結~』(2013)まで出演。「スターマン」でも組んだ堤幸彦監督については「やはり“思いきり”が大事だなと、堤監督の作品で学びました」と語っており、「最初はいっぱいいっぱい」だったものの「それから色々な経験を経て、堤監督から学んだことを出しながら、自分の中でも伸び伸びできるように」なってきたと当時のインタビューで語っている。いまからは考えられない⁉︎オーディションに落ち続けた下積み時代2016年1月期には「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(いつ恋)で高良健吾と初の月9主演を務め、翌2017年度前期放送の「ひよっこ」では2度目の“朝ドラ”にしてヒロインに抜擢され、2年連続で紅白歌合戦の司会を担当。さらに、『僕だけがいない街』『アイアムアヒーロー』『何者』『3月のライオン』『関ヶ原』『ナラタージュ』『コーヒーが冷めないうちに』などヒット映画に出演してきた。その駆け抜け方は怒涛のごとくといっていいほど。同世代に菅田将暉や神木隆之介、福士さんらがひしめく中、実力派若手女優としてメキメキと力をつけてきた。『フォルトゥナの瞳』(2019)では、「SPEC」シリーズや「11人もいる」『3月のライオン』と共演してきた神木さんと4度目の共演にして初めて恋人同士を演じたことも話題に。『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』では喪失感を抱えた“母親”役にも挑戦した。知名度や人気が上がるにつれて明らかになったのが、学生時代からアルバイトをしながら女優を目指し、デビュー当時は何度もオーディション落選を経験していたという下積み時代。『映画 ビリギャル』公開時に行われた現役女子高生限定のイベントでは、「(芸能界に)入る前の事務所のオーディションも落ちてるし、事務所に所属してからもことごとく(映画やドラマの)オーディションで落ちてました。すごく落ち込みますよ。自分をどうやったら目に留めてもらえるのか?」という驚きのエピソードを告白。「でもこれが自分なので、どう自分を伸ばすかを考えました」と明かしていた。そして、「『これでダメなら、大学に進学しよう』と思っていた時期にオーディションに受かったのが、いまの事務所に入るきっかけでした。最終的に自分を支えたのは、小さな頃から抱いていた『お芝居をしたい』という気持ちを信じることだったんです」(『ビリギャル』インタビュー)と、自身を支えた夢への思いを語っていた有村さん。『ビリギャル』や「いつ恋」「ひよっこ」などで見せてきた、ひたむきで、真面目で、一途な主人公の姿はそんな有村さん自身に重なって見える。スタジオジブリの『思い出のマーニー』(2014)では、ヒロインのひとりであるマーニー役で声優に挑戦。その際も、「デビュー当初に一度、ジブリ作品のオーディションを受けたことがあったんです。その時は残念ながら落ちてしまったので、『今度こそ!』という思い」があったそうで、念願のジブリ声優で好演。その後、『くるみ割り人形』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でも声優をつとめ、さらに『駅までの道をおしえて』では主人公の少女(新津ちせ)の10年後に扮してモノローグを担当した。“かぐちゃん”はじめ、CM女王として活躍観る者の共感を呼ぶ有村さんは、CM界でも大活躍。2019年末にメディアの調査・分析を行う「ニホンモニター」が発表した「2019女性タレントCM起用社数ランキング」によれば、起用社数は12社にのぼり、広瀬すず、白石麻衣、齋藤飛鳥と同率2位。とりわけ、2015年1月1日からスタートしたau「三太郎」シリーズでの、桃太郎(松田翔太)と“夫婦”のかぐや姫役でもおなじみ。“かぐちゃん”には鬼嫁疑惑(!?)があり、桃太郎は日ごろ尻に敷かれている…という見方が一般的、そんなドSなところも有村さんの日ごろのイメージとのギャップで人気となっている。しかも、菜々緒が姉・乙姫、川栄李奈が妹・織姫と最強の3姉妹で、ママは池田エライザ扮する親指姫だ。2017年からスタートしたWOWOWのCMでも、飄々とした柳楽優弥に何かと振り回される(?)役柄も、新しいCMが公開されるたび「可愛い」と評判を呼んでいる。また、リクルート「ホットペーパービューティー」のCMでは、『映画 ビリギャル』で“母子”役を熱演し、「中学聖日記」や『コーヒーが冷めないうちに』でも共演してプライベートでも親交がある吉田羊と息の合ったやりとりを見せている。かつての有村さんを彷彿とさせる、7歳年下の浜辺美波とは「JA共済」のCMで姉妹役に。ライフアドバイザーとして働いている姉と大学生の妹という設定で、おそろいのTシャツを着たバージョンのCMでは、初共演とは思えないほどの仲のよさが画面からも伝わってくる。「いつ恋」の後半のごとく、世話を焼く側となった(?)有村さんと浜辺さんが共演するドラマや映画をぜひ観てみたいところだ。お茶の間に鮮烈な衝撃「あまちゃん」(2013)宮藤官九郎が脚本を手がけた朝ドラ「あまちゃん」。ヒロイン・天野アキ役でオーディションを受け、選ばれたのは能年玲奈(現・のん)だったが、有村さんが若き天野春子で出演することに。芸能界に入って4年目で出会った当たり役だ。その春子はとにかく田舎がキライで大都会・東京でアイドルになることに憧れ、母の反対を押し切って家出同然で上京する。「アイドルになって大きく羽ばたいてやる」と、1980年代当時に流行した“聖子ちゃんカット”で登場した有村さんの、その勢いと輝きは鮮烈だった。一度はクランクアップしたものの、好評を受けて最終週の大事な局面でドラマチックな的で再登場!さらに宮藤さん監修・選曲、小泉今日子や薬師丸ひろ子の楽曲も入った80年代ヒット曲集「春子の部屋~あまちゃん 80’s HITS~」ではジャケット写真にも起用された。最強女優戦隊の健気なグリーン『女子ーズ』(2014)桐谷美玲がレッド、藤井美菜がブルー、高畑充希がイエロー、山本美月がネイビー、そして有村さんが売れない劇団員の“グリーン・緑山かのこ”という最強の女子戦隊。「まつエク行きたい」など女子ならではの用事が優先されつつ、“表の顔”の仕事との両立に悩み、戦隊モノあるあるを取り入れた福田雄一監督ワールドの中で懸命に弾けた。桐谷さんは翌年『ヒロイン失格』が大ヒット、高畑さんも朝ドラ「とと姉ちゃん」ヒロインに起用されるなど、それぞれ躍進のきっかけ(!?)となることに。同世代からの支持を集める『ストロボ・エッジ』(2015)2014年ブレイクランキング俳優部門・女優部門それぞれ1位に選ばれた福士さんと最強カップルに。“壁ドン”ほか、バックハグ以上にドキドキする(?)、男子の大きめパーカーの袖を後ろからまくってもらう“袖クル”という新パターンも誕生し、好きな人の肩にもたれかかって居眠りする“肩ズン”も話題となった。駅のホームで何かと“事件が起こる”本作で告白したりされたり、「わかってるよ!」とひとり叫ぶシーンや、壮大な花火を背後にセリフがない中で切ない感情を表現する有村さんの繊細な演技が注目された。「あまちゃん」では直接絡みはなかったが、今作で4度目の共演となった福士さんは「今まで以上に有村さんの中にある演技への“熱さ”も感じた気がした」とシネマカフェのインタビューでふり返っている。ギャルの一念発起を熱演『映画 ビリギャル』(2015)金髪、へそ出しのホットパンツ姿で「ガン見しすぎじゃね?」と登場する姿はインパクト大。そのビジュアルとは裏腹に、高校2年生にして学力は小学4年生レベルのギャル・さやかが慶應大学現役合格という無謀ともいえる目標に向かって、家族と、仲間と七転八倒しながら挑戦する姿が笑いと涙を誘った。ギャル語や名古屋弁にも挑み、一度こうと決めたときの精神力と、周囲の思いを受けとめ真価を発揮していくさまは幅広い層からの支持を集めた。伝説級の月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016)高良さんや「AAA」西島隆弘、仲良しの高畑さんら気鋭の若手キャストが熱演を見せる中、「約4か月、大恋愛しました」とクランクアップ後の思いを当時のブログに語っていた有村さん。都会の片隅で暮らす、それぞれに寂しさや痛みを抱えた6人の20代を描いた青春群像ラブストーリーは、朴訥な“引っ越し屋さん”高良さんとのやりとり、すれ違いを続ける2人の恋が主題歌を担当する手嶌葵の儚い歌声も相まって観る者を夢中にさせた。先日の有村さん27歳の誕生日は、高畑さんと森川葵にもお祝いしてもらった様子。今作・第一部の完結編、“芋煮会”はそこでも話題にのぼるほどの伝説級。降りしきる雨が印象的『ナラタージュ』(2017)『陽だまりの彼女』以来4年ぶりに恋愛映画に臨んだ松本さん演じる高校教師・葉山に思いを寄せ続け、再会後にその思いがさらに激しく燃え上がる、という大学生・工藤泉を熱演。かつて居場所のなかった自分を救ってくれた葉山先生には、妻がいるという許されない恋…。シャワールームでのずぶ濡れハグをはじめ、本格的なラブシーンに初挑戦し、ひたむきに役と向き合った有村さんは、冒頭の行定監督の言葉を引き出すことに。釜山国際映画祭でも上映され、有村さんは「マリ・クレールアジアスターアワード」を受賞。日常を大切に昭和を駆け抜ける「ひよっこ」(2017)戦後の高度経済成長期、日々変わりゆく日本の中で変わらない人情をベースに、微笑ましい日常に寄り添った群像劇。実在した人物でも偉人でもなく、“金の卵”として東京に集団就職した谷田みね子が、まだまだひよっこながら一歩ずつ成長していく姿を丁寧に描いた今作で、「あまちゃん」の“夏ばっぱ”こと宮本信子らベテランと、今作から躍進した佐久間由衣や泉澤祐希、伊藤沙莉、松本穂香、竹内涼真、磯村勇斗らに囲まれ、常にヒロインとして周囲を照らし続けた。神木隆之介に激情をぶつける…『3月のライオン』(2017)主人公・桐山零を演じた神木さんの再現度もさることながら、「前編」「後編」2部作で登場人物たちのそれぞれの心情もつぶさに描いた今作。「いつか演じてみたい」と『ストロボ・エッジ』のインタビューで語っていたような、「人をもてあそんじゃうような悪女」とまではいかないものの、プライドが高く、将棋の才能により父(豊川悦司)から特別扱いされる零に複雑な感情を抱き、父の弟子であるプロ棋士の後藤(伊藤英明)と不倫を続ける姉・香子は確かにこれまでにない役。初の教師役で禁断の恋「中学聖日記」(2018)「ひよっこ」以来の連ドラ出演、民放での連ドラ単独主演作で選んだのは、制服姿からの卒業であり、なんと10歳年下の中学生の教え子に恋してしまうという教師の役。1年にわたるオーディションから選ばれた新星・岡田健史の真っさらで真っ直ぐな演技は役柄とも重なり、劇中と同様、回を追うごとに成長していく彼を受けとめ続けた有村さんの女優としての度量も見せつけた。また、美しいキスシーンやハラハラさせるラブストーリーのみならず、教師という仕事にひたむきに向き合う姿も胸を打つことに。今作も、うわさや他人の目、先入観、偏見と闘い、そんな社会に一石を投じる“勇者”たちの物語だった。新境地に挑んだ連続ドラマW「そして、生きる」(2019)劇場版も公開『ナラタージュ』「いつ恋」の坂口さんと再共演、「ひよっこ」『阪急電車片道15分の奇跡』の岡田惠和によるオリジナル脚本、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が連続ドラマ初演出という豪華な組み合わせ。全編6K収録を行い、4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)版は、復興しつつある気仙沼の風景から海外ロケのフィリピン、焚き火が照らし出す告白に至るまで見応えある映像美を生み出した。演じたのは、幼い頃に両親を亡くした主人公・瞳子。地元・盛岡ではポスターなどに起用される劇団員で、オーディションに落ち続ける中で震災が起き、ボランティアで坂口さん演じる清隆と出会う、という役どころ。震災を通じた経験をはじめ、現代で生きていくことの痛みをすくい上げ、「生きるって何だろう」と問いかける今作は有村さんにとっても、坂口さんにとっても新境地となった。次回作は菅田将暉&「いつ恋」坂元裕二との再タッグこの冬公開映画『花束みたいな恋をした』は、「いつ恋」脚本家・坂元裕二のオリジナル脚本、監督は『映画 ビリギャル』の土井裕泰と、有村さんの新たな魅力を開花させてきたスタッフとのタッグ。そして『何者』でも共演した菅田さんとあれば、期待値が上昇しっぱなし。さらに、4月には「坂元裕二 朗読劇2020」にも参加することが発表されている。柳楽優弥&三浦春馬と共演、戦時下の若者描く「太陽の子」柳楽さんと三浦春馬が兄弟役となり、2人が密かに思いを寄せる女性を有村さんが演じるNHKの国際共同制作ドラマ「太陽の子」が8月15日に放送される。大戦末期、核分裂のエネルギーを使った新型爆弾を作ることを命じられた研究者(柳楽さん)らの苦悩を描く青春群像劇。「サンダンス・インスティテュート/NHK賞2015」でスペシャルメンションを贈られた黒崎博(「ひよっこ」)が作・演出。イ・チャンドン監督の「バーニング」やHIKARI監督の「37セカンズ」と同様、長編映画『太陽の子』(公開日未定)も制作され、テレビドラマ版とは違った視点で描かれるという。そんな有村架純が“撮休”の日に何する…?薄幸で運命に翻弄されるヒロインでもない、よく転ぶドジっ子でもない、“素”の女優・有村架純が急に撮影がお休み=撮休になり「さて、何しよう?」と様々な休日を過ごしていくオムニバスストーリー。WOWOW初参加の是枝裕和監督をはじめ、『愛がなんだ』の今泉力哉監督、星野源のMVを手掛けるディレクター・山岸聖太や、『ウルトラミラクルラブストーリー』「バイプレイヤーズ」の横浜聡子監督、是枝監督が総合監修したオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一編を手がけた津野愛監督ら、これまで組んだことのないクリエイター陣とのタッグで、また新たな姿を見せてくれること間違いなし!デビュー10周年にして、今作で初めて出会えそうなNEW・有村架純には、早くも「楽しみすぎる」「生きててよかった」といった期待の声が上がっている。有村さんの進化は、まだまだ止まらない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:フォルトゥナの瞳 2019年2月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ2019映画「フォルトゥナの瞳」製作委員会劇場版 そして、生きる 2019年9月27日よりイオンシネマ板橋、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 WOWOW
2020年03月17日10代でスカウトされ、デビューしたものの、鳴かず飛ばずで長い下積み期間を経験したという女優の松本まりかさん。先日、某番組にて「同期の女優がどんどんブレイクしていく中、取り残されたような日々が続き、嫉妬心に苛まれた」と話していました。憑依型女優とも言われる彼女の魅力は、持って生まれたものと、当時の苦労とが合わさって生まれたものなのでしょうか?独特の色香を放つ、素敵な女性ですよね。■星に見る、松本まりかの内面松本まりかさん(1984年9月12日)ホロスコープで、ざっと星の傾向を見ていきましょう。【仕事/太陽】乙女座…マニアックさ【プライベート/月】牡羊座…勇敢で負けず嫌い【才能/水星】乙女座…丁寧にリサーチ【魅力/金星】天秤座…愛されるキャラ【行動力/火星】射手座…自由奔放【幸運/木星】山羊座…仕事は特に、晩年ラッキーに【コンプレックス/土星】蠍座…裏切りを許せない【きっかけ/天王星】射手座…解放的な自由を求める【夢/海王星】射手座… 未知なる探求【底力/冥王星】蠍座…生と死に関するモラルの破壊■仕事はマニアックなほどに丁寧人が“仕事で見せる姿勢”を知る際は、主に太陽星座で占います。松本さんは「太陽:乙女座」なので、例えば台本を読むとき、最初から最後まで文字を拾って分析や整理をし、それがどう役立つか、どんなふうに自分や環境に適応するかを考えるタイプ。検証を続けるうちに台本の行間まで読むようになり、質問を受けたら、まるで辞書みたいに丁寧に回答するほどに。乙女座の魅力の一つは、そうした細かさやマニアックさなのです。そして気配り上手でもあるので、乙女座が一人いると、その場が回る、助かることが多いと言われます。一家に一台って感じ?■負けず嫌いだけど、どこかかわいい松本さんのホロスコープを観察すると、「太陽:乙女座」のマニアックさと「金星:天秤座」の愛されキャラ、「土星:蠍座」の持つ愛の裏切りを許せない部分、「火星:射手座」の自由奔放さが、バランスよく調和する配置。彼女の人間性や演技にそのまま反映されているようです。「月:牡羊座」の負けず嫌いも、「金星:天秤座」の愛されキャラと配置的に向き合うので、仮に彼女が戦いや挑戦を繰り広げても、どこか憎めないかわいらしさが垣間見えるはず。■現在の運勢、そして色気の秘密は?運勢的には、昨年の12月頃から「ジュピターリターン」という、12年に一度訪れる、山羊座木星期の恩恵を受けています。これは同世代、いわゆる年女のことです。特に彼女の「水星:乙女座」の発信力ともいい配置なので、インスタをはじめとするSNSなどが、ますます盛り上がるでしょう。土星が3月中旬から6月にかけて一旦水瓶座に入ると、女性的な魅力に加え、グッと謎めいた雰囲気を増していきそうです。ちなみに彼女の色気がどこから来るか?も調べたのですが、特にこの星を持つから!といったパターンはない様子。「太陽:乙女座」が星たちのまとめ役となり、小悪魔感や悪女っぽさ、狂気など…必要なときに必要な表現をするため、手綱を引いているように思えます。■12星座別・今年のあなたの魅力ここまで松本さんの魅力を紐解いてきましたが、あなた自身の魅力はどんな感じになると思いますか?今年、みなさんが山羊座の木星の恩恵を受けて醸し出す「恋のムード」を、12星座別(太陽星座)にお届けします。------------------------------------【牡羊座】世の中の誰もが認める美しいムード【牡牛座】エステ通いなどで最強の美女になれるムード【双子座】何でもプレゼントしたくなる、かわいさ100倍ムード【蟹座】出会いが多く、パートナーから注目度が最も高いモテムード【獅子座】ついつい甘えたくなるようなほんわかムード【乙女座】精神的にグッとくすぐられる意味深ムード【天秤座】後ろ姿に将来の家庭をイメージさせる愛のムード【蠍座】信頼から発展して深い関係になる、愛に狂うムード【射手座】さらに大きな愛で包んでくれそうな温かムード【山羊座】ノリノリのカリスマ性が光るムード【水瓶座】味方として、いつでも傍にいてくれそうなムード【魚座】一緒に夢を叶えたくなる、未来を考えられるムード------------------------------------松本さんの場合は「乙女座」なので、「精神的にグッとくすぐられる意味深ムード」になるってことですね。これまで“あざとかわいい”と言われてきましたが、今後はプライベートでも仕事でも、ミステリアスな大人のセクシーさを発揮するのかも?あなた自身は、どのような「ムード」という結果になりましたか?醸し出すオーラや空気感を、ぜひ、恋愛に活かしていただければと思います。
2020年01月28日音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第14回目に登場するのは、今年女優デビューを果たした、シンガーソングライターのchayさん!写真・大内香織映画に出演して大切な仲間ができた【音楽通信】vol. 14シンガーソングライターで、モデルでもあるchayさんは、今年の8月に公開された矢口史靖監督の映画『ダンスウィズミー』で女優としてもデビュー。多岐にわたり活躍されるchayさんが、11月13日に3枚目のフルアルバム『Lavender』をリリースされるということで、お話をうかがいました。ーー映画『ダンスウィズミー』では、謎のストリートミュージシャン・山本洋子役でご出演されていましたね。初めて演技をされてみていかがでしたか。映画に出演できるとは思ってもみませんでした。今回、映画のオーディションのお話をいただいて受けたのですが、決まったときは、「まさか!」と思いました。撮影は、すごく楽しかったです。右も左もわからないまま現場に入ったのですが、毎日が遠足気分で新鮮でした。主演の三吉彩花ちゃん、共演のやしろ優さんともすごく仲良くなって、大切な仲間ができました。充実していましたね。ーー学校のようですね。本当に学校のようでした。撮影が終わったあとも、やしろさんのお部屋にキャストが集まって、おしゃべりやゲームをして過ごしていましたし、プライベートでも、やしろさんたちと一緒にディズニーランドに行ったり、お家に行ったりして、すごく楽しかったです。ーー女優として演技をすることも、歌い手として歌うことも、同じ“表現をする”ことですが、女優経験がシンガーソングライターとしての表現に活きたことはありましたか。たくさんありました。ひとつのものをみんなで一丸となって作る姿勢は、映画に限らず曲作りやCDを作ることとも一緒ですが、映画は規模が全然違いました。関わっている人数もとても多いですし、「すごく大きなものを作っている」と感じました。作品を作る過程を体験して、映画ができあがったときの喜びや達成感、感動は、CDを作っていくときの感動とはちょっと違ったものでした。この経験は、音楽制作にもつなげていけると思っています。ゴージャスで華やかなアルバムが完成ーー11月13日に3枚目のフルアルバム『Lavender』をリリースされます。プロデュースに、日本を代表する音楽プロデューサーの武部聡志さんを迎えたきっかけは何でしょうか。武部さんには数年前からお世話になっていて、歌番組などでもご一緒させていただいています。『Lavender』が20代最後のアルバムなので、自分を出し切るものにしたいと思いました。いままでやってきた音楽がポップスなので、日本のポップス界といえば、私の中で武部さんの存在が大きかったんです。今回、ご縁があってご一緒させていただいて、とても充実したアルバムになりました。ーーchayさんが作ってこられた、いままでのポップスの集大成ということでしょうか。そうですね。武部さんがアレンジを手がけてくださったということもあって、ゴージャスで、華やかなアルバムになったと思うのですが、そういうアルバムを1枚、20代のうちに出せてよかったなと思っています。ネガティブなタイトルはchayらしくないーー収録曲のテーマが、繊細、疑い、期待、許し合う愛など、ラベンダーの花言葉に合うと気づいて『Lavender』というタイトルにされたそうですね。はい。前々作も前作も今回も、最初からコンセプトを決めて作ってはいないんです。いつもアルバムはバラエティに富んだ楽曲を揃えて、すべて完成してから、タイトルをつけているんです。前作から27歳、28歳、29歳と歳を重ねてきて、それぞれの歳で感じたことを描いています。今回のアルバムは、漠然とした焦りや迷い、不安といった同世代の女性の悩みがテーマになっています。最初からそこを意図して書いたわけではなかったのですが、「いま自分がこういう気持ちで、こういうことが書きたかったんだ」と、最後に楽曲を並べて見つけたんです。でも、ネガティブなタイトルにしてしまうと、chayらしくないと思いました。chayらしい言葉でネガティブを表現できないかと思って、いろいろな単語をたくさんあげていくなかで、花言葉に注目していったら、ラベンダーの花言葉がぴったりで。そしてアルバムのタイトルを『Lavender』にしたら、chayらしさも表現できるのではと思いました。ーーchayさんご自身が思う、“chayさんらしさ”というのは、どのようなものですか。きっと、chayといえば、明るいイメージがあるのではと思っています。コーライティングは新しい視野を広げてくれたーーご自身で曲を作るときは、どのように作曲しているのですか。ふと思い浮かんだときに録音したり、メモしたり。基本的にはギターを持って、コードを弾きながらメロディを作って、そこに歌詞をつけていくことが多いですね。ーーアルバムには、4月にリリースされたシングル「大切な色彩(いろ)」も収録されています。この曲はchayさん含む4人の方でコーライティングされていて珍しいと思いました。おひとりで作詞をされるときとの違いや変化はありましたか。ひとりで作詞作曲するものとは、かなり違ったやり方ですし、たくさんの方とディスカッションしながら作り上げていく作業は、すごく勉強になりました。刺激を受けることが多かったです。たとえばメロディでも、「私だったらこのコードの次は、このコードにいって、このメロディの展開にしていきたくなる」と思っても、そうはいきません。自分で冒険するのはかなり勇気がいるのでなかなかできないことなのですが、4人で作り上げたことで新しい視野が広がりました。「伝えたいこと」は思い入れの強い曲ーーアルバムのリード曲「砂漠の花」や「伝えたいこと」は、喪失感のある女性の心情を描いていますが、実際にはどのような思いで作られたのでしょうか。「伝えたいこと」を作ったきっかけは、すごく大切なスタッフさんが亡くなったときの後悔からでした。それこそ暗くネガティブな曲になってしまうのは本意ではなかったので、リスナーの方の受け取り方によってどのようにも捉えてもらえるような普遍的なものにしようと思って作りました。だから、ラブソングともとれるし、家族や親友、友達、恋人、ペットでもいいのですが、そんな大切な人との大切な時間は当たり前だと思っていても、いつその時間がなくなってしまうかわからないから、伝えたいことはいま伝えないと届かないということを言いたくて書きました。思い入れの強い曲です。ーーそうだったのですね。では収録曲の「ブーケの行方」についても教えてください。この曲はchayさんの作詞、武部さんの作曲・編曲の楽曲です。結婚する友達へのメッセージが込められている歌詞で同世代の女性に響く曲ですが、実体験なのでしょうか。これは私の同級生の結婚式の帰りに、お友達と集まったときに、みんながしゃべっていた内容が面白いなと思って、それをテーマにして書いたんです。結婚する友達に対して、「おめでとう」と祝福する思いがあるけれど、自分が独身であることについ焦ってしまう気持ちは、少なからず女性が抱えているテーマだと思って書きました。でも、この感情をテーマにするのはセンシティブな問題でもあったので、それを曲にするのはどうなんだろうという葛藤はあったんです。そんなときに、武部さんの曲を聴いたら、とても明るくて、このサウンド感だったら歌えるんじゃないかなと思って、この歌詞を書きました。あまりウエディングソングでこういう目線の曲もあまり多くないので、面白いかなと思いました。尾崎亜美さんの楽曲で親孝行ができたーー昨年の冬ドラマ『あなたには渡さない』の主題歌で、Crystal Kayさんとコラボレーションされた「あなたの知らない私たち」も収録されていますが、オンエア後はどのような反響がありましたか。Crystal Kayさんと声がマッチしていたという声をいただきましたね。もともとCrystal Kayさんのファンだったので、実際に声が重なり合ったときに、感激しました。ーー「To Shining Shining Days」は、心地よく聴けるグルーヴィンなナンバーで、尾崎亜美さんが詞曲を担当されていますね。収録曲はchayさんが手がけているものもあれば、尾崎さんのように作詞家の方が担当する場合もありますが、他の方にはどのような意図でご依頼されているのですか。「この方が作った曲を歌いたい、届けたい」という思いから、お願いしています。尾崎さんもご縁があり、何年も前からお世話になっていて、ライブにも出演させていただいたり、尾崎さんのセルフカバーアルバムにも呼んでいただいてご一緒したりしました。「尾崎さんの作った曲を歌いたい」という思いが強くて、今回お願いしたんです。尾崎さんが「作るにあたってお話を聞かせてください」と言ってくださって、あらためていま自分がどういう気持ち、状況かをお伝えしたうえで作っていただきました。まさにこのアルバムを象徴する楽曲となって感無量です。両親も尾崎さんのファンなので、親孝行もできてよかったです(笑)。悩んでいる方に聴いていただきたいアルバムーーところで、お休みの日はどのようにして過ごしていますか。出不精なんです。好きな映画を見ながらゴロゴロして、休息についやします。でも、ツアー前や大事な撮影が控えているときなどの前のお休みは、積極的にジムに行ったり、近所を走ったり、体力作りをします。ーーモデルとしてもご活躍されていますが、美容について気をつけていることがあれば教えてください。すごく食べることが大好きで、しかも背脂ラーメンが大好きなんですよ(笑)。本当だったら毎日食べたいぐらいなのですが、いまは何か成し遂げた後のご褒美に食べることにしています。20代前半は何を食べてもわりと平気でしたし、その場しのぎの美容法でなんとかなっていたのですが、25、6歳ぐらいから、その場しのぎだと追いつかなくなりました。お肌も、メイク落としや保湿など、スキンケアの基礎の基礎から見直して、やっと自分の肌に合うものを見つけ出して使っていたら調子がよくなってきました。ひとつひとつ丁寧にやるだけで、全然変わります。とくに20代前半はメイクをしたまま寝落ちして、肌荒れしてもそれを隠すためにさらに厚塗りして、それでもなんとかなっていたイメージなのですが、いまはそんな時期が懐かしいなと思うくらい変わりました。ーーそして来年は2月に全国ツアーがありますね。アルバム『Lavender』を引っ提げたものになります。いままでのツアーはとにかく演出や衣装にも重点を置いて、アグレッシブに華やかに行うツアーが多かったのですが、今回はまだこれから詰めていくので内容の確定はしていません。でも、もちろん今回も耳だけではなく、目で見ても楽しめるライブにしたいという気持ちは変わりません。今回のアルバムはよりメッセージ性があり、ひと言ひと言をちゃんと届けたい曲が多いので、あらためて歌に重点を置いたツアーにしたいと思っています。ーー最後に、このアルバムをどのようにみなさんに聴いてほしいでしょうか。少し大人になった同世代の女性が抱える悩みに寄り添いたいと思いながら作ったアルバムですが、女性に関わらず男性でも、年齢問わずみんなに共通する気持ちや悩みがちりばめられています。多様化して選択肢が多い時代だからこそ、悩みを抱えている方に聴いていただきたいと思います。取材後記モデル活動もされているだけあって、撮影では華麗なポージングを披露してくださったchayさんの20代最後となるポップスの集大成が完成しました。シンガーソングライターとして、モデルとして、女優として、幅広く活躍されているchayさんのニューアルバムをまずはチェックしてみてくださいね。chay PROFILE1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を開始。2012年10月に「はじめての気持ち」でメジャーデビュー。2013年10月から2014年3月まで恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演し、各方面で話題に。2014年5月より『CanCam』専属モデルとしても活動を始める。2015年2月にリリースされた「あなたに恋をしてみました」は、フジテレビ系 月9ドラマの主題歌となり、50万DLを突破し大ヒット。その後、配信限定リリースを含めた10枚のシングルと、2枚のアルバムを発売。2019年8月、矢口史靖監督最新作、映画『ダンスウィズミー』で女優デビュー。9月、初の単行本『chay’s BEAUTY BOOK』を発売。11月13日に、3枚目のフルアルバム『Lavender』を発売する。2020年2月6日の名古屋ダイアモンドホールから2月16日六本木EX THEATERまで全国4都市でアルバム『Lavender』を提げた全国ツアー「chay LAVENDER TOUR 2020」を開催する。InformationNew Release『Lavender』1.伝えたいこと02.大切な色彩(いろ)03.私が私になるために04.砂漠の花05.Snowflake06.ブーケの行方07.To Shining Shining Days08.ずっと きっと 叶う09.My Fairy Tale10.あなたの知らない私たち(feat.Crystal Kay)11.Girl Friends12.HIKARI13.With14.小さな手11月13日発売WPCL-13116(通常盤)¥3,300(税込)ヘアメイク・sachi、スタイリスト・田臥曜子ワンピース/31 Sons de mode(TEL:03-6450-3522)イヤリング/グロッセ(グロッセ・ジャパンTEL:03-5413-6039)ブレス/グロッセ グラッセ(グロッセ・ジャパンTEL:03-5413-6039)パンプスはスタイリスト私物
2019年11月12日女優・有村架純の姉でタレントの有村藍里が1日、YouTubeチャンネルを開設し、YouTuberデビューを果たした。チャンネル名は「おさんぽ あいり ちゃんねる」で、「有村藍里がただただお散歩しているだけの動画です」と説明。初回は、和装姿の有村が東京・浅草をめぐり、食べ歩きや写真撮影する様子などが映し出されている。同チャンネルは今後、週1回のペースで更新していく予定だという。
2019年11月01日女優の桜井日奈子が11日、東京・とっとり・おかやま新橋館で行われた「鬼カワイイ岡山市 プロモーション動画完成試写・公式VTuberHINAKOデビュー記者会見」に出席した。桜井は、同市公認のVTuber「HINAKO」としてデビューし、岡山県の魅力を発信していく。桜井をモデルにしたVTuber「HINAKO」は、「桃太郎の日」である明日12日から公開される岡山市のさまざまな魅力を紹介する「鬼カワイイ チャンネル」で活動を行う。今回初お披露目された動画では、桜井と「HINAKO」が入れ替わり登場して共演し、「ぎょうさん紹介するけんな〜」など岡山弁全開で、有名な桃太郎伝説をはじめ、グルメ・レジャー・スポーツなど紹介していく。同市のPR大使を3年連続で務める桜井は、「3年連続で岡山市のPR動画の出演できて光栄です」とにっこり。普段YouTubeをよく観ると言う桜井は、「VTuberやれたことはすごく嬉しい」と感激していた。またイベント後の囲み取材では、同郷で同じ「ひなこ」である女子ゴルフの渋野日向子選手について問われた桜井は、「いつかご一緒できたら」と期待を寄せ、「年齢も近いですし、勝手に親近感がわいている。あちらは世界で戦うすごい人なんですけど、本当に素敵」と絶賛。しかしその直後には「(私は)来年はいないかも」とポツリと自虐トークを交え笑いを誘いながら、危機感?をアピールしていた。お披露目会には、同市の市長を務める大森雅夫氏も出席。桜井を起用した理由を「かわいらしさと全国の皆さんに注目されている。さまざまな映画やドラマに出演して若い人に人気もあり、桜井日奈子さんになっていただきたかった」と説明すると、桜井は「ありがとうございます」と姿勢を正していた。
2019年10月11日日本テレビ系ニュース番組「news zero」のメーンキャスターの有働由美子アナ(50)が女優デビューを飾ると、各メディアが報じた。有働アナが出演するのは、中井貴一(57)主演で三谷幸喜監督(57)が手掛ける最新作映画「記憶にございません!」(9月13日公開)。中井が演じるのは、国民から嫌われ史上最低の支持率を叩き出した総理大臣役。一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になるという役どころ。有働アナは現実世界と同様、夜のニュース番組のキャスターをつとめるという。「有働アナは三谷監督が脚本をつとめた16年の大河ドラマ『真田丸』でナレーションをつとめていました。もともと親交があったようだが、敵役での女優デビュー。『ZERO』と同じようなテンションでいくのか、それとも“映画仕様”のキャスターにチェンジするのか注目が集まっています」(芸能記者)この件についてネット上では《有働さんは、何がしたいのかよくわからない》《自身の立ち位置が未だに定まっていない》《独立は失敗だったと思う》など、厳しい声もあがっている。「退社の際に有働アナは『今後、有働由美子というジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります』と決意表明。ところが、現状ではまったくジャーナリストらしい活動をしていません。あのときの言葉はいったい何だったのでしょうか。にもかかわらず、いきなり女優デビューでは厳しい声が飛ぶのも仕方ないでしょう」(日本テレビ関係者)タレントとしてNHKの番組に参加する日も近いかもしれない。
2019年05月13日今月の人Illustration:Hidemi Ito女優水野美紀さん1974年、三重県出身。1987年にデビュー。以降、ドラマ『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、映画、ドラマ、CMなど数多くに出演。最近では舞台の台本やエッセイの執筆を手がけるなど、活動の幅をますます広げている。2016年に俳優でイラストレーターの唐橋充さんと結婚、2017年に第1子を出産した。現在、AERA dot.にて、育児に奮闘する日々を綴ったエッセイ『子育て奮闘記「余力ゼロで生きてます」』を連載中(毎週木曜日更新)。最新出演作は、NHKドラマ10『ミストレス~女たちの秘密〜』(4月19日放送開始、毎週金曜22時~)、WOWOW連続ドラマW『坂の途中の家』(4月27日放送開始、毎週土曜22時~)。人生で大切なことを優しく教えてくれる感動のファンタジー『100万回生きたねこ』作・絵:佐野洋子¥1400/講談社100万回も死んで、100万回も生きた猫がいました。これまでの飼い主は王様、船乗り、手品使い、泥棒、おばあさん、女の子……100万人のひとがその猫をかわいがり、猫が死んだとき泣きました。あるとき、猫は初めてノラ猫になりました。どんなめす猫も、猫のおよめさんになりたがりましたが、猫は相手にしませんでした。誰よりも自分が大好きだった猫は、やがて一匹の白く美しい猫に出会って――。愛と命の尊さを描く不朽の名作。「100万回も生まれ変わって、いろんな人生を生きてきた猫が主人公。この猫は自分のことが一番好きで、泣いたこともない。そもそも死ぬことが平気なんだから、怖いものなんて何もないんですよね。そんな彼が白い猫と出会ったことで、大きく変わっていくんです。猫が初めて声をあげて泣く場面は本当にせつなかったですね。大切な人と出会って、たった1回きりの人生を大事に生きることに意味があるんだよって、教えてくれるお話です」親になって初めて知った、自分よりも大事に思える存在がいるという感覚「子どもの頃に読んで夢中になった絵本って、大人になっても、ずーっと記憶に残っているものですよね」と語る女優の水野美紀さんは、自他ともに認める本好き。現在、1歳9ヵ月になるお子さんが、もう少し大きくなって、ストーリー性のある絵本を一緒に楽しめるようになる日を心待ちにしている。「大人になってから改めて読んで、グッときた絵本といえば『100万回生きたねこ』です。子どものときは、猫が生まれ変わるたびに、いろんな国で、いろんな人生を送るっていうところにすごくワクワクしていました。それでいて、悲しいお話だなぁっていうイメージがあって。それが今、私も結婚して、子どもが生まれて……この主人公の猫の気持ちがすごく分かるんですよ。自分よりも大事に思える存在がいる、っていう思いが実感として。小さな子は、この絵本をどのように読むんでしょうね。ワクワクしたり、悲しかったりするだけじゃなく、もしかしたら、お父さんとお母さんは、自身よりも、子どもである自分のことを大事に思ってくれているのかな……って何となく感じるのかもしれませんね」家の近くにあった絵本専門店で過ごしたキラキラした時間の思い出小学校5年生まで三重県四日市市に住んでいた水野さんが、今も懐かしく思い出すのが、当時の家の近くにあった、子どもの本専門店「メリーゴーランド」だ。絵本を中心に、さまざまなジャンルの子どもの本を扱っているほか、おもちゃや雑貨も販売している。「家から車で5分くらいの場所にあったので、親にしょっちゅう連れて行ってもらっていました。お店では、いろんな絵本を読んで、おもちゃで遊んで、気に入ったものがあったら買ってもらって。お店の内装もすごくおしゃれで、かわいかったなぁ。店内の雰囲気とか、たくさんの絵本がどんなふうに棚に並んでいたかとか、よく覚えていますもん」取材中、ネットで調べてみると、お店が現在も営業中であることが判明!ワークショップなどのイベントも定期的に開催されていて、水野さんが行っていた四日市市のお店のほかに、京都店がオープンしていることも分かった。「わー!今も営業しているなんて嬉しいです!今度は子どもを連れて、また行きたいですね。京都店だったら、京都で仕事があったときに行けるかな。私、小学生の頃、図書室の本を読破しちゃうくらい、めちゃくちゃ本が好きだったんですけど、私が本好きになったきっかけは、このお店と出会ったおかげだと思います。考えてみれば、本が好きっていうことは、物語の中の人物を演じる今の女優の仕事にもつながることですよね。そういう意味では、メリーゴーランドで絵本を読んでいた、あの至福の時間は、私にとって原体験といえるかもしれないです」絵本の世界で、いろんなことを疑似体験することで心が強くなる今、水野さんの自宅には、絵本がたくさんある。その多くは、お子さんのためというより、もともと絵本が好きだった水野さんとご主人がそれぞれ買い集めていたものだ。「主人はイラストレーターなので、仕事の資料として絵本を山ほど持っていたんですよね。子どもには絵本を毎日たくさん読んであげたいなぁと思っています。私のほうがやる気満々(笑)。たまに主人と役を割り振って読んでみるのもいいかなって(笑)。今、子どもが寝る前によく読み聞かせしているのは、出産後に主人の父からもらった『あかちゃんとあそぶ絵本』という全4冊の絵本セット。二つ折りになったページを開くと、夜が明けて、太陽が出るとか、子どもがアッと驚くようなしかけがあって楽しいです。うちの子はその中でも『あけてみたいな』という一冊が気に入っていますね」水野さん自身がそうであったように、絵本は、その子が将来、本好きになるきっかけにもなる。そして物語を読んで得たものは、決して空想の世界だけにとどまらない。「私は大人になったいまも、ファンタジーの要素がある話が好きなんです。それもやっぱり、子どもの頃に絵本にいっぱい触れていたことが影響しているのかもしれない。本の世界にひたって、いろんなことを疑似体験すると、何より心が強くなると思うんですよ。たとえば、童話の『青い鳥』を読めば、チルチルとミチルに自分を投影しながら、幸せの青い鳥を探すための冒険の旅に出て、最後は自分たちの部屋の鳥かごの中に青い羽を見つけることができる。主人公と一緒に大変な経験をした後に、感動と達成感が味わえるんです。そういうことの積み重ねって、きっと実生活にも反映されてくるはず。子どもながらに『大丈夫!チャレンジしてみよう!』っていう勇気が生まれると思います」【 水野美紀さん、これもオススメ 】思いやったり、ケンカしたり……リアルに描く“友達”という距離感『ふたりは ともだち』作:アーノルド・ローベル訳:三木卓¥950/文化出版局いつも友達の “がまくん” を思いやる心優しい “かえるくん” と、わがままいっぱいで甘えん坊だけど、放っておけない可愛らしさがある “かえるくん”。性格は全然違うけれど、一緒にいると、しっくりはまる凸凹コンビの日常。仲良しの “がまくん” と “かえるくん” を主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。最後のお話「おてがみ」は小学生の教科書に採用されています。読み聞かせにもぴったりなローベルの傑作です。「単純明快な仲良しのお友達同士の話じゃないところが、おもしろいなぁと思います。ときにはケンカしたり、ちょっとすねてみたり、わがまま言ったりしながら、それでもずっと仲がいいお友達だという関係性が、何だかリアルに感じるんですよね。子どもながらに、相手の気持ちを思いやるって、どういうことなのかと考えさせられました。個人的には “がまくん” が水着を着た姿を恥ずかしがる『すいえい』のエピソードがかわいくて好き(笑)」カラフルで鮮やかな美しい絵の力ずっと眺めていたくなる世界観『はらぺこあおむし』作:エリック・カール訳:もりひさし¥1200/偕成社世界中で愛され続けている絵本作家エリック・カールの代表作。日曜日の朝、卵からかえった小さなあおむし。月曜日にはリンゴ、火曜日には梨……もりもり食べ続けて大きくなったあおむしは、やがてさなぎになり、何日も眠った後、最後は美しい蝶へと変身します。ページに穴の開いた仕掛け絵本で、まだ物語を理解できない赤ちゃんも穴に指を入れて楽しめるのが魅力。レギュラー版のほか、ボードブック、ミニ版などさまざまなタイプがあります。「エリック・カールの絵本は、絵のタッチがすごく素敵で、小さい頃からずっと覚えています。あおむしから蝶に成長するまでのストーリーだけでなく、食べるということもテーマのひとつ。はじめの頃はイチゴやオレンジといったフルーツを食べていたあおむしが、途中でケーキとかアイスとかサラミとか、ジャンクっぽい食べ物もいっぱい食べて。結局、おなかを壊しちゃうんだけれど、緑の葉っぱを食べて回復するという展開もいいんです(笑)」作ってみたいし、食べてみたい!大きな黄色いカステラのインパクト『ぐりとぐら』作:中川李枝子絵:大村百合子¥900/福音館書店お料理することと食べることが何より好きな野ねずみのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけました。目玉焼きにしようか、卵焼きにしようか考えたすえ、カステラを作ることにしました。でも、卵があまりにも大きくて運べません。そこでフライパンを持ってきて、その場で料理することにしました。カステラが焼けるにおいにつられて、森じゅうの動物たちも集まってきます……。子どもたちの人気者ぐりとぐらが初登場した記念すべき絵本。「『ぐりとぐら』といえば、大きなカステラですよね!おいしそう~って思わずにはいられないビジュアル・イメージ。お料理って、日常にある身近な題材なので、すごく親近感を持って楽しめるお話です。小さな子どもにとって、大きな卵を割るとか、大きなフライパンで大きなカステラを焼くとか、大きいものに取り組むのも、ワクワクするんですよね。どんな味だったんだろうなぁって想像しながら、お料理に興味を持った記憶があります」Illustration:Hidemi ItoText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年04月26日カミラ・カベロが女優デビューを果たすことになった。2016年に「フィフス・ハーモニー」を脱退、ソロ転身後も順調にキャリアを築き、今年はグラミー賞2部門でノミネートされたカミラがその活躍の場をさらに広げる。「The Hollywood Reporter」などのメディアによると、カミラはジェームズ・コーデン原案の新しい『シンデレラ』に主演し、映画に使用する音楽制作にもかかわるという。監督・脚本は、『ピッチ・パーフェクト』シリーズ全3本の脚本を手掛けたケイ・キャノン。ジェームズは、製作会社「Fulwell73」を共同経営しているレオ・パールマンとプロデューサーを務める。ディズニーのアニメ映画『シンデレラ』(1950年)、ドリュー・バリモア主演の『エバー・アフター』(1998年)、リリー・ジェームズ主演の『シンデレラ』(2015年)など、これまでに何度も世界中で映画化されてきたシンデレラ。今度のシンデレラはジェームズのアイデアをキャノンが膨らませ、カミラが演技と音楽で色付けしていく。公開日などの詳細は明らかになっていないが、製作元のソニーは今作の製作を急ピッチで進めているとのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開© 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年04月10日女優の瀧本美織が23日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYAで『瀧本美織 カレンダー 2019.4-2020.3』(発売中 2,700円税込み 発売元:SDP)の発売記念イベントを行った。女優として活躍している瀧本美織が、女優デビュー10周年となった今年に2019年度のカレンダーを発売。同カレンダーは、自身が過去に出演した作品を彷彿とさせるオマージュ的な衣装やモチーフ、 さらには様々な時代のトレンドやファッション要素も取り入れながら、オリジナリティ溢れるビジュアルで構成されている。瀧本が過去に出演した作品をモチーフにした同カレンダーについて「私が提案させていただいたことが実現できてうれしく思っています。今年で女優として10周年という節目を迎えて、ファンの方にも喜んでもらえるモノを作りたかったし、今までの作品でやってきたことを写真にして表現してみてはどうかなと思い、提案させていただきました」と説明。お気に入りを10月に掲載されているスーツを着用した男装姿の写真をあげて「男の子っぽい役をやることが多いんです。私のそういう一面を知らない方にもこういう雰囲気があるんだと思ってもらえるんじゃないでしょうか」と紹介した。また、「10年間をまとめることは難しいことだと思うんですが、自分の意見も織り込んでいただき、こうやって一つの作品に出来上がったことはすごくうれしく思います。ファンの方には楽しんでいただければと思いますね」とアピールした。これまでの10年間の中でも最も印象に残った作品を「選びれないんですが」と迷いながらも「やっぱり原点となった朝ドラの『てっぱん』かなと思います。私にとって初めてのドラマ作品が『てっぱん』でした。初めてのドラマが朝ドラというのは大きいことですし、今でも大切な作品で、これがあったから10年間続けてこれたんだなという感謝の気持ちも年々増していってますね」と回答し、「この10年間は楽しかったですね。やっぱりお芝居が好きなんだなって思います」と振り返った。刺激を受けた共演者も『てっぱん』で共演した富司純子だといい、「女優さんとしてはもちろんですが、普段の人柄も本当に素敵でした。こういうふうに歳を重ねていきたいなと思わせていただいた女優さんでしたね」と明かしていた。
2019年03月24日昨年9月惜しまれつつ亡くなった樹木希林さんの世界デビュー作にして、女優として最後の出演作となったドイツ映画『Cherry Blossoms and Demons』(英題)の日本公開が、8月に決定した。■ストーリードイツ・ミュンヘンで1人暮らしをする男性カール。酒に溺れた彼は、仕事を失い、妻は幼い娘を連れ家を出てしまった。孤独に苦しみ、泥酔の末に「モノノケ」を見るようになるカール。そんなある日、彼の元を日本人女性のユウが訪れる。ユウは10年前に東京を訪れていたカールの父親ルディと親交があり、いまは亡きルディの墓と生前の家を見に来たのだと言う。しぶしぶ彼女に付き合うカールは、次第にユウに惹かれていく。2人は人生を見つめなおすため、ユウの祖母に会いに日本へと向かうが――。■小津安二郎や是枝裕和、そして樹木希林さん自身も縁ある旅館でロケ主演を務めるのは、ドイツ人俳優ゴロ・オイラーと日本人ダンサーの入月絢。この2人が、人生を取り戻すために共に旅をする物語で、樹木さんは2人が訪れる茅ヶ崎館の女将役を演じている。本作は、2018年4月にドイツで撮影がスタートし、7月6日~16日に日本での撮影を敢行。日本パートのロケは、主に神奈川県茅ケ崎市に実在する「茅ヶ崎館」で行われた。もともとは、茅ヶ崎館が1950年代に小津安二郎監督が滞在し、脚本を書いた宿であり、近年では是枝裕和監督も執筆のために宿泊する場所だと知った本作のドーリス・デリエ監督が、彼女の前作『フクシマ・モナムール』(16/桃井かおり出演)のジャパンプレミア上映後に宿泊。高齢の女将に、かつて小津監督が滞在した部屋を案内してもらった際に、本作のインスピレーションを得たという。樹木さんも茅ヶ崎館とは縁があり、訪れたのは小津監督の遺作となった『秋刀魚の味』(62)の撮影時に、女優・杉村春子の付き人として現場に参加して以来のこと。当時、樹木さんが小津監督と一緒に過ごしたまさにその部屋で、今回の撮影は行われた。また、本作のラストには、樹木さんが庭を眺めながら「ゴンドラの唄」を歌うシーンがある。「ゴンドラの唄」といえば、黒澤明監督の『生きる』(52)にも登場する有名な歌で、「いのち短し恋せよ乙女 朱き唇褪せぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に明日の月日はないものを」と歌うこのシーンが、本作撮影から2か月後、9月15日に亡くなった樹木さんの女優としての最後の映画出演シーンとなった。■ドイツ人監督からコメント到着「心温かく、オープンで、非常に情に厚い存在」愛、喪失、家族、生きることの美しさと残酷さを描いた本作において、この樹木さんの歌は、まるで彼女が私たちに遺してくれた最後のメッセージのようだったと、デリエ監督は思いを寄せる。「私は長年にわたり日本が誇る名女優・樹木希林の演技に魅了されてきました」という監督は、「『歩いても 歩いても』から始まる是枝裕和監督の作品群や、河瀬直美監督の『あん』などの彼女の演技がとても好きです。今回の役に関しては、彼女以外に考えられませんでしたので、彼女が今回の役を受けてくださった時には、深く深く光栄だと思いました。また本作で、最後の演技を見ることは、哀しくもあり、同時にとても美しさに満ちた体験となりました。本作中での樹木希林は、心温かく、オープンで、非常に情に厚い存在であり、それゆえに観客は彼女にぐっと心を掴まれ、強烈な感動を感じるのです」とコメント。さらにデリエ監督の『HANAMI』『フクシマ・モナムール』に出演し、本作でも主演を務める入月さんもまた、「今作中で忘れる事ができないのは言うまでもなく樹木希林さんの存在です。作中での存在感は勿論ですが、惜しくも遺作となってしまった事実、また日本へ紹介される大きな架け橋となって下さったこと、撮影中私達に残して下さったかけがえの無い体験や時間を思うと、感無量で言葉に詰まります。人への愛情、生きること、死ぬこと。人生という旅を深い深い部分で体験させられる映画です」とコメントを寄せている。映画『Cherry Blossoms and Demons』(英題)は8月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Cherry Blossoms and Demons(英題) 2019年8月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開予定©Constantin Film Verleih GmbH/ Mathias Bothor
2019年03月19日日本の有名女優に似ているとSNSで話題となった中国人女子大生、ロン・モンロウが20日、アーティストデビューを果たした。本格的なデビュー前からインスタグラムのフォロワーが14万人を超えるなど、日本でも知名度を上げつつあるロンは、1994年に中国の湖南省・湖西に生まれた現役の大学生。中国の少数民族である土屋族(トゥチャ族)にルーツを持つ彼女は、大学進学をきっかけに上海へ移り、そこで2014年に中国中央テレビ(CCTV)が企画したオーディション番組『来たれ! シンデレラ』の制作スタッフにスカウトされ出演を果たす。その透明感あふれるビジュアルとポジティブなキャラクターもあいまって、2015年には見事グランプリに輝いた。2017年後半には、本人が投稿したSNS画像が日本の有名女優に似ていると話題に。これをきっかけとして、数多くのメディアにも露出。日本各地で観光大使を務めたり、TVCMや地上波ドラマに出演したりと活躍の幅を広げている。そして本日20日、rhythm zoneから配信シングル「PLANET」でアーティストデビュー。発売から10年以上経った今もなお中国で絶大な人気を誇るラムジの「PLANET」のカヴァーバージョンを、透明感のある声で歌い上げた。
2018年06月20日女優、モデルとして活躍中の中条あやみ。『劇場版 零~ゼロ~』で、カリスマ的美しさを持つアヤを神秘的に演じスクリーンデビューを果たすと、その後も『ライチ☆光クラブ』のカノンや、『セトウツミ』での憧れのヒロイン、『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』でのキャプテンなど、さまざまなヒロインを演じていた。そんな彼女が「本当に苦悩しました」と撮影後語っていた『覆面系ノイズ』がDVD&ブルーレイとしてリリースされる。中条さんにとって非常に思い出深い本作で、いったいどんなことを得たのだろうか。■苦悩した『覆面系ノイズ』の現場が女優としての成長に!福山リョウコの人気コミックを実写映画化した『覆面系ノイズ』。中条さんは一度聴いたら忘れられなくなる声の持ち主の女子高生・仁乃を演じたが、本作でメガホンをとった三木康一郎監督は、中条さんに対して「こうしてほしい」という演出はほぼ一切出さなかったという。そこには「仁乃という役柄は少しおどおどしながら演じるのが正解だと思った」という監督なりの明確な意図があったのだが、当時中条さんは、「困惑した」と語っていた。しかし、公開から半年たったいまでは「現場にいたときは、監督がなにを考えているのかわからずに悩んでいましたが、時間がたって冷静に考えると、見えてくることも多かった」と女優として苦悩した日々が、自身の糧となっている実感があるという。現在、中条さんは『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』でメガホンをとった河合勇人監督と新作映画の現場を共にしているというが、「河合監督から“『チア☆ダン』が終わってからなにかあったの?以前はおどおどしていたけれど、いまは頼もしい部分が見える。すごく根性がついたよね”と言われたんです。そのとき“あー、『覆面系ノイズ』の経験がプラスになっているんだな”と思ったんです」と笑顔をみせる。■苦手克服で、自分に自信が持てた!さらに『覆面系ノイズ』では、自身が「苦手だ」と避けてきたという歌にも挑戦し、劇中、見事な歌声を披露している。前作の『チア☆ダン~』でも、不得手だと敬遠してきたダンスに挑戦し、その魅力に気づいたという中条さんは、作品ごとに、自身でも気づかなかった自分を発見し、人として、女優として自身を高めている。こうしたことはコミュニケーションの場でもプラスになっているという。中条さんは「もともと人と話すのが苦手で、現場でもなかなか会話ができなかったのですが、最近は“人見知りの時間”が短くなってきました。初めて会った人でも、割と早く自分の素を出せるようになりました。こういったことも、いろいろな作品で苦手を克服したことによって、自分に少し自信が持てるようになったからかもしれません」と分析する。役に対するアプローチ方法も少しずつ変化していった。個性的な役柄を演じることが多い中条さんだが「いままでは自分の考えるキャラクター像に寄せていく作業が多かったのですが、いまはまったく自分と違う役柄の場合は、潔く割り切ることができるようになった気がします」と自身の成長を実感しているという。■主演としての自覚!「自分の態度で相手に影響を与えてしまう」女優活動を始めて約5年の歳月が流れた。その間もモデルとして雑誌の表紙を飾ったり、数々の大手クライアントのCMで、さまざまな顔をみせたりと幅広い活躍がうかがえる。こうした現状に、中条さんは「バランスよくお仕事をさせていただけていることは奇跡だなと思うんです」とやや謙遜気味に語ると「10代のときとは考え方も変わりましたし、自分らしさを出しつつも、プロとしてしっかりお仕事ができているかは常に気にしています」と現状に満足しない貪欲さもみせる。自分らしさとプロ意識――。ややもすると、相反する方へ向かっていってしまいそうな心掛けだが「この仕事は普通のお仕事ではない部分があり、楽しいことがあれば大変なこともあります。そこは自分の感情と、自分だけの感情ではないという両方の思いをくみ取って、一つ一つ丁寧に取り組んでいこうと心掛けています」と中条さんは語る。その一つの思いが、主演として現場に臨むときの姿勢だ。以前は「自分のことで精いっぱい」と語っていたが「いまも映画の撮影に入っているのですが、そこには現場が初めてという新人の子もいたりします。自分の一つの態度で、その子の作品への印象も変わるだろうし、女優というお仕事への思いも変わってしまう。まだ現場を引っ張るようなことはできませんが、自分の行動が、相手に大きく影響するんだという自覚を持って臨んでいます」と責任感が増した。クランクインし、撮影が終わる。そしてプロモーション活動、公開…という映画の流れのなか、多くのことを学んでいるという中条さん。『覆面系ノイズ』はこうした過程を経てパッケージング化される。「寂しいです」とつぶやくと「正直、ほかの作品にも入っているので、『覆面系ノイズ』からは遠のいてしまっている部分はありましたが、パッケージング化されるというのが作品の最終形というイメージがあるので『もう携わることがないんだ』という寂しさはあります」と強調する。「これまでの映画すべてですが、そのときの自分でしか表現できないようなものが、たくさん詰まっています」と中条さんは神妙な面持ちで語ると「私はこの作品で仁乃という女の子を演じて、共感してもらえるだろうかという思いやネガティブな考えも、自分の行動次第で、いくらでも人の心を動かすことができるんだと、強く実感しました。観ていただいた人にも、そういった思いを感じてもらえたらうれしいです」と熱い思いを語ってくれた。(text: Masakazu Isobe/photo:You Ishii)■関連作品:覆面系ノイズ 2017年11月25日より全国にて公開ⓒ 2017映画「覆面系ノイズ」製作委員会
2018年05月31日