気温や気圧など環境の変化により自律神経が乱れると起きる、さまざまなカラダの不調。月経前の不調(PMS)、特に便秘もそのひとつで、季節の変わり目の今、悩んでいる人が多いよう。そこで中医学士で漢方薬剤師の大久保愛さんが、月経前になりやすい便秘を解消する簡単な方法を教えてくれます!月経前、便秘がちになりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 179今週末には、昼と夜の長さがほぼ等しくなる秋分の日が訪れます。秋分の日を過ぎると気候は本格的に秋の気候に落ち着くことがほとんどです。このときを漢方の世界では、『陽』から『陰』のシーズンへと切り替わると考えます。そのためなのか、最近は不安定な気候が続いていますよね。気圧や気温の変化が大きいと体に対して負担がかかってしまい自律神経が乱れるため、便秘になったり、寝つきが悪くなったり、むくみがひどくなったり、朝のダルさが強くなったりと不調を抱える人は増えてしまうことでしょう。そしてとくに、女性の場合には月経周期に伴う不調を強く感じることが多くなります。例えば、月経前の便秘、ほてり、胸の張り、イライラ、フェイスラインのニキビ、過食などを感じることがあるかもしれません。そこで、今週は月経前の不調のなかでも秋に増えやすい便秘を軽減する食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の便秘を軽減する食薬習慣日が沈む時間が徐々に早くなっていることを感じ始めるようになってきました。9月23日に秋分の日をむかえ、夜の時間が昼よりも長くなりはじめます。そして、ようやく気候が安定する過ごしやすい秋の気候となります。そして、この時期を漢方では『陰・陽』の変わり目としますが、その前後に不安定な気候がおとずれます。このタイミングで、とくに女性は月経周期にまつわる不調を感じてしまうことがあります。漢方では、『秋』になると『陰』が不足し便秘になりやすいと考えられています。また、『気』や『血』が不足している女性は、月経前の不調を強く感じやすいため、今の時期には月経前の便秘に悩む方が増えてしまうことがあります。そこで、今週は『気・血・水』を補う食薬をとりいれて、腸を整えつつ月経前の不調を軽減していきましょう。食べるとよい食材・メニューは、【里芋の豚汁】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:里芋の豚汁】作り方は、いつもの豚汁の根菜類を里芋に変更するだけです。仕上げにごま油ではなくオリーブオイルを器にひと回しかけるのがおすすめ。オリーブオイルは保温性が高く、腸を潤す働きがあるので、お腹から温め、腸の働きを助けてくれます。【里芋】ヌルヌル成分のガラクタンが、腸の粘膜を保護したり、腸内の働きをサポートして『水』を補ってくれます。また、イモ類は糖質が多く太りやすいイメージがありますが、里芋はイモ類の中でも糖質とカロリーが低めでダイエット中にもおすすめです。【豚肉】タンパク質、ビタミンB群、鉄をはじめとしたミネラルを多く含み、不足しがちな『気・血』を補うために役立ちます。さらに豚汁にニンニクやネギ、ニラなどを一緒にいれると、疲労回復のパワーがアップします。月経前に不調を強く感じるときは、とくに『血』が不足していることが多いです。イライラしたり、眠気が強かったりして、それを解消するためにお菓子の量が増えてしまい、その影響で食事の量が減ってしまって栄養バランスを乱しているというパターンもよく耳にします。なんとなく不調を感じている人は、間食から食事まで毎日食べているものを一度把握して、客観視してみましょう。もしかするとカロリーだけしっかりとれていて、体を作る栄養が減っているかもしれません。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©hisa nishiya/Gettyimages©stefanamer/Gettyimages©Ridofranz/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月21日秋の訪れは、乾燥する季節の到来とも言えます。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、潤う体質に導く、簡単にできる乾燥対策を教えてくれます!そろそろ、乾燥による手荒れの季節です!【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 178待ちに待った連休がスタート。遠出する人も多いのではないでしょうか。お出かけ前になると、なぜなのか家の中の片づけをしっかりとしたい気分になりますよね。念入りに洗い物や雑巾がけ、書類の整理などをしていると手先の乾燥やひび割れ、手湿疹など手荒れが悪化してしまってはいないでしょうか。水仕事が増えたり、温かいお湯を使う機会が増えたりすると手荒れは悪化してしまいます。手先が荒れていると、痛かったり、シャンプーがしみたり、見た目が気になったり、かゆくなったり、ストッキングが手に引っかかるようになったりと迷惑なことが多発します。とくにこれから気温と湿度が下がるにつれて、ハンドクリームが手放せなくなる人も増えていくことだと思います。そこで今週は、一足早く手荒れ対策になる食薬習慣を紹介していきます。今週は、手荒れ対策の食薬習慣女性にとってこれから寒いシーズン、長期的に気になってしまうことの一つとして、手先のひび割れや湿疹、乾燥などがあるのではないでしょうか。家事をしていてよく使う手先はもちろんのこと、人によっては顔や腕、スネ、かかとなど全身的に気になる部分が出てくる人も多いかもしれませんね。漢方では、秋は全身的な乾燥を招く『燥邪』の影響を受けやすいと言われています。そんな時に、ターンオーバーを整える『気』や潤いをもたらす『陰』が不足していると秋の『燥邪』の影響を強く受けてしまいます。そこで、ターンオーバーを促し『気』を補うタンパク質、ビタミンB2、ビタミンB6、亜鉛を含む食材や体を潤し『陰』を補うビタミンAや良質な脂質、抗酸化物質などを含む食材をとりいれることが大切です。そこで、今週食べるとよい食材・メニューは、【アボカドとツナの和風サラダ】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:アボカドとツナの和風サラダ】作り方は、一口大にカットしたアボカドにツナとポン酢、オリーブオイルをあえて、刻んだ海苔や鰹節をのせて完成です。ポン酢ではなく、味噌で味付けしてもOK。【アボカド】アボカドには、ビタミンAや抗酸化物質、ビタミンD、ビタミンB群、亜鉛、鉄などのミネラル、良質な脂質も豊富に含まれているため『気・陰』を補うことのできる食材といえます。【ツナ】タンパク質やビタミンB群、オメガ3脂肪酸など『気』を補う栄養素が豊富に含まれています。常備しておくと、うま味が強く栄養価も高いため忙しい時の1品が簡単で美容に役立つメニューになりますよ。肌トラブルが慢性的に起きているときには、体の内側に問題があるパターンが多いです。乾燥、かゆみ、湿疹、ひび割れ、腫れなどに対して対処療法をしてもすぐにぶり返してしまう場合には、一度体の中からの対策を検討してみることが大切です。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©hisa nishiya/Gettyimages©Dougal Waters/Gettyimages©Johner Images/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月17日まだまだ食パンブームは続いています!毎朝でも食べたくなる食パンは、シンプルでアレンジ自在の万能食材。買った当日はシンプルにそのまま、翌日はトーストして食べるのが美味しいですね。ハムやチーズをのせたり、サンドイッチにしたり、フレンチトーストにしたりと様々なアレンジを楽しめます。シンプルだからこそ味の違いが出やすい「食パン」。色々なお店のパンを食べ比べてみたいですね。本日はお取り寄せできるおすすめ「食パン」を3品ご紹介します。まだまだ食パンブームは続いています!毎朝でも食べたくなる食パンは、シンプルでアレンジ自在の万能食材。買った当日はシンプルにそのまま、翌日はトーストして食べるのが美味しいですね。ハムやチーズをのせたり、サンドイッチにしたり、フレンチトーストにしたりと様々なアレンジを楽しめます。シンプルだからこそ味の違いが出やすい「食パン」。色々なお店のパンを食べ比べてみたいですね。本日はお取り寄せできるおすすめ「食パン」を3品ご紹介します。「食パン一筋」志を持ったパン屋食パン本舗兵庫県加古川にある「食パン本舗」総本店は、2002年に食パン専門店「職人気質」として創業しました。素材に「とことん」こだわった食パンです!北海道十勝産の生クリーム、バターをたっぷり使用し、豊富なミネラルを含んだ、まろやかでやさしい甘み。卵アレルギーのお子様にも安心して食べていただけるように、卵は使っておりません。そして、イーストフード、着色料、保存料、防腐剤、安定剤などの添加物は一切使用してません。手元に届いたら、まずはちぎってもっちり感を体感してください。【お取り寄せ可】【1日限定30個】“食パン一筋16年”素材の甘みと風味を追求した究極の食パン1.5斤2個セット1,200円(税込)┃食パン専門店食パン本舗総本店人気の最高峰食パン『ふじ森』フランス産バターを贅沢に練りこみしっとりモチモチ食感!東京目黒にお店をかまえる『ふじ森』。「おいしいものは我慢しない」そんな極上の贅沢を追求して、パンをこの上なくおいしく食べるためのコンセプトショップは誕生しました。フランス産最高級発酵バターを惜しみなく使用したことで、一口ひとくちが口の中で上品に"振舞う"最高峰の食パンに仕上がっています。パンの食文化をこの国に根付かせた職人の真髄を受け継いでいるからこそ追求できた味をご堪能ください。ご紹介するお店で一番人気『ふじ森』は通常の食パンと比べて水分量が非常に多いので、とても繊細です。焼き上がりとともに徐々にてっぺんが凹んでくることがありますが、これは粉に対して100%の水分が含まれているからこそ起きる現象で、かつてない”やわらかい”食パン”であることを意味します。スライスする際は、手に力をいれず優しくナイフを入れてください。生で食べるとしっとりまろやかな甘みを感じることができます。トーストするとバターの香りが一層増し、より濃厚な味わいに。【お取り寄せ可】究極の最高級食パン『ふじ森』|1斤半/約19cm3,000円(税込)┃ふじ森毎週土曜にしか届けられない人気料亭「下鴨茶寮」食パン型のあんぱん創業安政3年(1856年)創業の京都の老舗料亭「下鴨茶寮」。お店にお越しいただいたお客様に、「明日の朝のお愉しみに」と差し上げていたお土産が大人気となり、なんと商品化した「食パン型マーブルあんぱん」。練りこまれている粒あんは、なんと、希少な京都の丹波大納言を使用し、パン生地は酒種で仕込んでいます。鴨柄の風呂敷包みに入った、ずっしりと大きなあんぱんは、厚めにスライスしてトースターでこんがり焼き、バターをたっぷり塗って食べるのがおすすめですよ!オンラインショップでは毎週土曜日お届け限定で注文を受付けています。パン好きな方は、土曜の午前にお届けしてもらい、優雅なブランチタイムのお供にいかがですか?【お取り寄せ可】料亭のあんぱん1,998円(税込)┃下鴨茶寮おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年09月16日兵庫にはレアな食材や神戸の名店など、お取り寄せしてでも食べたい絶品グルメがたくさんあります。その中から、兵庫県の食材や人気スイーツを紹介します。ぜひお取り寄せしてみてください。兵庫にはレアな食材や神戸の名店など、お取り寄せしてでも食べたい絶品グルメがたくさんあります。その中から、兵庫県の食材や人気スイーツを紹介します。ぜひお取り寄せしてみてください。淡路島の日本蜜蜂を集めためずらしいはちみつ!季節ごとの食べ比べが楽しめる3種の生はちみつ淡路島の日本蜜蜂が350種類以上の花や木から集めた「島蜜」は、「生」「高い濃度」「深い味わいとコク」「芳醇な香り」「フルーティー」が特徴の天然生はちみつです。美しいはちみつを採取するため、巣箱は珍しい「盛り上げ方式」を採用。日本蜜蜂が採取できるはちみつは一般的な蜜蜂と比べて少なく、スプーン1杯分以下と非常に貴重です。78%という高い糖度も「生」ならでは。季節ごとの食べ比べが楽しめる、3種類のセットになっています。「春蜜」に含まれるのは、桜や梅など200種類以上の花蜜で、ハーブのようなおいしさが特徴。「夏蜜」には、春蜜に加えて夏に咲く花蜜が入っており、琥珀色で濃厚な味わい。「秋蜜」は、春蜜と夏蜜に、秋に咲く花蜜もプラス。最も濃厚な琥珀色と深く豊かな味わいが楽しめます。パッケージは、京都山科の職人が作ったこだわりの桐箱。縁起が良いとされているはちみつを、日本神話に彩られた淡路島よりお届けします。【お取り寄せ可】日本みつばちのはちみつ島蜜百花の恵み15,900円(税込)|香塾本店兵庫県赤穂市のスイーツ店「坂利太」が作る、ナポリにはないナポリ菓子兵庫県赤穂市の人気イタリアン店SAKURAGUMIが運営するスイーツ店「坂利太」が作る、ナポリにはないナポリ菓子。ナポリのスフォリアテッラというパイ生地を牡蠣の殻に乗せて焼き上げたお菓子「てーてってー」。「てーてってー」は、赤穂弁で「連れてって」という意味です。赤穂土産として市外へ「連れてって」という意味が込められています。てーてってーの生地は、タッピと呼ばれるナポリ伝統のパイ生地。ナポリの小麦粉、シチリアの天日塩、純正ラードなどからなる生地に、さらにラードを塗り、何層にも重ね巻きあげていきます。この引き伸ばす時の薄さがポイントで、薄ければ薄いほど層が増えるので、パリパリの食感も増していくわけです。しかしこの1本を巻きあげるのに、なんと30分もかかるそうで、同じ姿勢で30分間、さらにこれを1日に何本も巻くとなるとかなり手間暇がかかる重労働です。この重労働のおかげで、何層にも重なったミルフィーユ状の生地が完成。感動のサクサク食感が生まれます。【お取り寄せ可】てーてってー12枚入り2,286円(税込)|坂利太-Salita-日本で初めてオリーブの栽培に成功した神戸ならでは!オリーブを使ったバターサンド神戸は西洋の文化をいち早く取り入れてきた和魂洋才の土壌があります。1873年の創業以来、創業者が考案した「瓦せんべい」も開発コンセプトは『和の器に洋の素材』というものでした。その思いを引き継いで生まれたのが「神戸元町バターサンドTONOWA」です。神戸は日本で初めてオリーブの栽培に成功。その縁をたどり代表フレーバーとしてオリーブを採用しました。サブレの心地よい歯ざわりの中からあらわれるのは、若摘みグリーンオリーブの香りと風味、そしてホワイトチョコレート入りバタークリームのコク。ジン&ベルモットの香りがかすかに爽やかな風のように吹き抜けて、大人の味覚を楽しませます。【お取り寄せ可】“コクと爽やかさを併せもつ”神戸元町バターサンドTONOWA-オリーブ-6個入り1,620円(税込)|亀井堂総本店おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年09月13日2歳の息子さんを育てている、はっけよいおうどん(@hakkeyoi_oudn)さんは、日々の出来事を漫画にし、Twitterに投稿しています。投稿者さんがある日、息子さんを保育園に迎えに行った時、先生から「今日素敵なことがあった」と報告を受けました。この先生からは同じ血を感じる #育児漫画 #育児絵日記 pic.twitter.com/Va4IjuPYFn — はっけよいおうどん (@hakkeyoi_oudn) September 9, 2022 息子さんが風に吹かれて「気持ちいい」と自然を感じている姿を目撃した先生。その姿を見て、言葉にできないよさを感じたのでしょう。先生は投稿者さんに、当時の息子さんの様子やそのよさを伝えようとしましたが、うまく言葉に表すことができません!最終的に、とにかくよさを伝えたい熱意だけは投稿者さんに伝わったようです。この投稿にはさまざまな声が寄せられました。・こんな先生がいたら、毎日の登園が楽しみになっちゃうな。いい先生だ。・笑った!子供の行動に、言葉にできない『よさ』を感じるの、すごく分かる。・2コマ目の、お友達がちょっとさびしそうな表情になってるのがかわいい。ちなみに、投稿者さんによると、この先生は新人の保育士なのだとか。新人でありながら、子供の様子をなんとか親に伝えようとする姿は素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月12日睡眠も休息もしっかり取ったのにカラダがだるい、眠い、ヤル気が出ない。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生よると、季節の変わり目の今は長引く疲労感に悩まされる人が多いそう。そこで、愛先生が毎日の疲労を軽減し、やる気を取り戻す簡単習慣を教えてくれます!最近、疲れが長引いていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 177みなさん、お元気ですか?この時期、いくら休んでも疲れがとれない、だるい、動きたくない、横になりたい…と感じてしまうことが多いようです。本当は今日はあれもこれも終わらせないといけないのに、ぐったりボーっとしていたら一日があっという間に終わってしまった…など、自分の計画に行動が伴わずストレスを感じていることもあるのではないでしょうか。ただ、9月の前半は季節の変わり目であるため、ある程度このようなことが起こっても仕方のない時期です。ですが、そのままにしていては時間が無駄に過ぎていくばかり、そして後回しにしたタスクは後の自分を苦しめることになるでしょう。ということで、今週はやる気を取り戻す食薬習慣を紹介していきます。今週は、疲れが取れないときの食薬習慣一生懸命仕事をしたり、運動をしたり、出かけたりした後に疲労感を感じることは誰にでもあります。ですが、何もしていない、もしくは睡眠をとりカラダを休めたはずの朝に疲れを感じていては問題ですよね。朝から、だるい、やる気がない、起き上がれないなどの状態は、生活の質をガクンと落としてしまいます。そんな毎日を過ごしている方はすぐにでも脱出したいですよね。漢方では疲れが取れない状態を『脾気虚』といいます。基本的にタンパク質、ビタミンB群、ミネラルなどの栄養素が不足していたり、ストレスが多いのにビタミンCや抗酸化物質などダメージを軽減する食材がとれていなかったりと栄養摂取がアンバランスであることもいけないことですが、疲労感がとれないことは季節的な問題も大いに影響しています。そこで、今週は季節の変わり目が原因となる、長引く疲労感を軽減する、『脾気』を補う食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【モロヘイヤのせ豆腐】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材:モロヘイヤのせ豆腐】作り方は、モロヘイヤをさっとゆでて、細かく刻みポン酢やすりゴマと混ぜて、レンチンした豆腐にのせ、鰹節をたっぷり添えて完成。【モロヘイヤ】「王様の野菜」と呼ばれるほど栄養価の高い野菜。鉄、カルシウム、抗酸化ビタミンなどが豊富に含まれます。さらに、ねばねばの成分が胃腸の働きを支えるので『補中益気』してくれます。【豆腐】タンパク質やビタミンB群、食物繊維やサポニンなどを多く含み、『脾気』を補い体に栄養の補給をしながらも便通の改善や脂肪の蓄積を予防する働きもあるデトックスにも役立つ食材です。朝、今日は何をしようかなとワクワク元気に目覚める日と、動きたくない、何もしたくないと思い目覚める日では一日の内容が大きく変わってきてしまいますよね。時間を大切に楽しく過ごしたいと考えている人は、気候や環境の変化に目を向け、自分のカラダを柔軟に適応できるように食事や入浴、運動などで調整する習慣を身につけていきましょうね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©matsuriri/Gettyimages©SBenitez/Gettyimages©Maryna Terletska/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月09日はちみつは砂糖と比べるとカロリーが少ないことから、ダイエットをしているときでも罪悪感を感じずに、甘いものを食べられる食材です。国産のレアなはちみつと、はちみつを使った絶品スイーツを紹介します。生のはちみつをスプーンに少し取って食べるだけでも、天然の甘さが体に染み渡ります。頑張っている自分へのご褒美におすすめです。はちみつは砂糖と比べるとカロリーが少ないことから、ダイエットをしているときでも罪悪感を感じずに、甘いものを食べられる食材です。国産のレアなはちみつと、はちみつを使った絶品スイーツを紹介します。生のはちみつをスプーンに少し取って食べるだけでも、天然の甘さが体に染み渡ります。頑張っている自分へのご褒美におすすめです。《超希少》淡路島の日本蜜蜂350種類以上の花や木から集めた「島蜜」淡路島の「島蜜」は、350種類以上の花や木から集めた、日本蜜蜂。「生」「高い濃度」「深い味わいとコク」「芳醇な香り」「フルーティー」が特徴の天然生はちみつです。美しいはちみつを採取するため、巣箱は珍しい「盛り上げ方式」を採用。日本蜜蜂が採取できるはちみつは一般的な蜜蜂と比べて少なく、スプーン1杯分以下と非常に貴重です。78%という高い糖度も「生」ならでは。季節ごとの食べ比べが楽しめる、3種類のセットになっています。「春蜜」に含まれるのは、桜や梅など200種類以上の花蜜で、ハーブのようなおいしさが特徴。「夏蜜」には、春蜜に加えて夏に咲く花蜜が入っており、琥珀色で濃厚な味わい。「秋蜜」は、春蜜と夏蜜に、秋に咲く花蜜もプラス。最も濃厚な琥珀色と深く豊かな味わいが楽しめます。パッケージは、京都山科の職人が作ったこだわりの桐箱。縁起が良いとされているはちみつを、日本神話に彩られた淡路島よりお届けします。【お取り寄せ可】日本みつばちのはちみつ島蜜百花の恵み15,900円(税込)|香塾本店はちみつ屋さんが作ったフォンダンショコラ!素材にこだわっているのが特徴のフォンダンショコラです。こだわりその1・ヴァローナ社のチョコレート。世界のトップパティシエも使い、フランス最高峰と評されるこのチョコを使うことで、グラン(特級)の名に恥じないフォンダンショコラを実現!こだわりその2・「クリアハニー」。特殊な膜を通したはちみつ(クリアハニー)を使うことで砂糖を一切使わず、はちみつ100%で作ったフォンダンショコラが実現しました。砂糖を完全にはちみつに置き換えたスイーツは意外と流通していないので、はちみつ好きにはたまりません。【お取り寄せ可】【数量限定】はちみつフォンダンショコラ(5個入り)2,480円(税込)|秋田屋プロポリス入りチョコレート!「生はちみつ」を使ってプロポリスを食べやすくした“スイーツサプリ”健康に気をつけている方のためのプロポリス入りチョコレート。3種類の味わいが楽しめる12個セットです。味は、「贅沢プロポリス」と「ピーナッツ」と「ヘーゼルナッツ・ココア」です。栄養満点かつ最高級の厳選されたトルコ産「生はちみつ」を使用することで、プロポリスを食べやすくした“スイーツサプリ”。グルテンフリーで、人工着色料・化学薬品・遺伝子組み換え作物を一切含まないのもうれしいポイントです。健康に気をつけている方への贈答品や、プロポリス初心者の方には特におすすめの一品。【お取り寄せ可】みつばち38%OFFBEE&YOUプロポリス入りチョコレート★送料無料★3,680円⇒2,280円(税込)|プラスプおすすめの特集【ぐるすぐり】おすすめのはちみつおすすめの特集お得なセール商品も!新店特集おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年09月09日「食欲の秋」という言葉もありますが、秋は野菜や果物、魚などおいしい食材が豊富な季節。せっかく旬の食材を食べるのであれば、栄養を効率よく摂れたら嬉しいですよね。そこで今回は、秋に旬を迎える食材とそれぞれの栄養について、管理栄養士の筆者が解説します。また栄養を無駄なく摂取するためのポイントもご紹介するので、参考にしてみてください。秋の味覚5選旬の時期に獲れる食材は味がおいしいだけでなく、栄養価も高くなるといわれています。これからの季節はぜひ秋の味覚を積極的に摂りたいものですね。まずは秋が旬である食材について解説しましょう。さつまいもさつまいもは、料理だけでなくスイーツにも使える秋の味覚の一つです。主に含まれる成分は炭水化物であり、糖質が多いですが、100gあたりのカロリーは普通の白ご飯よりも低い傾向にあります(※1)。また、整腸作用が期待できる食物繊維が豊富なうえ(※2)、さつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいといわれています。さつまいもは低温でじっくり加熱することで甘味が増して、おいしく食べられますよ。さつまいもの栄養を無駄なく摂るためには、皮ごと食べられる“ふかしいも”や焼き芋にしたり、皮ごとお米と一緒に炊いたりする調理方法がおすすめです。調理の際は皮をよく洗い、傷のある部分や汚れが取れない部分は包丁で取り除くとよいでしょう。秋刀魚(さんま)秋刀魚は漢字が表すとおり、秋の味覚の代表ともいえる魚です。秋刀魚にはビタミンB群やミネラルが豊富に含まれている食材。ビタミンB群は糖質や脂質の代謝に関与するビタミンであり、不足すると疲労の原因となるといわれています。そのため、秋刀魚は疲労回復のためにもおすすめな食材です。また、秋刀魚に含まれている栄養素で注目したいのは、脂肪酸であるDHAやEPA。これらは必須脂肪酸とよばれ、体内でつくることができず、必ず食品から摂る必要があるのです。これらの栄養素は、動脈硬化の予防やLDLコレステロールを減らすなどの効果が期待されています(※3)。秋刀魚といえばグリルで焼いたシンプルな塩焼きが定番の調理方法ですよね。しかし、グリルで焼くとせっかくの良質な脂が落ちてしまいます。秋刀魚の栄養をまるごと摂りたい場合には、刺身や煮物、炊き込みごはんなどで楽しむのもおすすめです。栗栗はさつまいもと同じく糖質が多めで、様々なスイーツや栗ご飯などに使われますよね。お腹の調子を整えてくれる食物繊維や、コラーゲンの生成に必要なビタミンC、むくみを解消してくれるカリウムが豊富なので、ダイエット中のおやつとしてもおすすめです。また栗の皮には抗酸化作用があるポリフェノールも多く含まれているため、皮ごと調理する「渋皮煮」にするとよいでしょう。きのこ椎茸やえのき、舞茸など、きのこは様々なジャンルの料理で活躍する食材です。ビタミンやミネラルのほか、腸内環境を整えてくれる食物繊維が多く含まれています(※2)。また、きのこに多く含まれるビタミンDは、骨の健康を保つために大切な栄養素です(※4)。低カロリーで食べごたえもあり、ダイエット中の人はカサ増し食材として使うのもおすすめ。きのこを調理するときには、水で洗うと栄養素が流れてしまう可能性があるため、水で濡らしたキッチンペーパーなどで汚れをふき取りましょう。また、スープや煮物、あんかけなどにして煮汁ごと食べるようにすると、溶けだした栄養素も一緒に摂りやすいですよ。ごぼうきんぴらや煮物、サラダなど幅広く使える食材であるごぼうは、品種にもよりますが秋に旬を迎える野菜です(※5)。ごぼうには食物繊維が豊富に含まれているほか、老化防止に役立つポリフェノールも摂ることができます。ごぼうの栄養素を無駄なく摂取するためには、泥付きのまま購入し、表面を優しく洗って下処理しましょう。皮の部分に栄養素やうまみが豊富に含まれているため、洗いすぎないことがポイントです。あく抜きの為に水にさらすときは、栄養素の流失を防ぐためにも5分以内に抑えるようにしましょう。旬の食材を味わいましょう旬の食材は栄養価が高くておいしいだけでなく、価格も安く手に入りやすいため、スーパーで見つけたらぜひ手に取ってみてください。今回お伝えした「栄養素を無駄なく摂れるポイント」も参考に、ぜひ秋の味覚を楽しんでください。【参考】※1文部科学省.日本食品標準成分表2020年版(八訂)※2厚生労働省.e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康※3厚生労働省.e-ヘルスネット 不飽和脂肪酸※4厚生労働省.e-ヘルスネット カルシウム※5厚生労働省.e-ヘルスネット 旬を取り入れた食生活(秋・冬)©Wong Sze Fei/EyeEm/hiroyuki nakai/Guido Mieth/gettyimages文/管理栄養士・寺内麻美
2022年09月08日季節が移りゆく今、気温や気圧の変化により胃腸や自律神経が乱れ、心身に不調を感じる人が多いようです。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、胃腸と自律神経を整える方法を教えてくれます!最近、胃腸の不調や重ダルさを感じていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 176急激に、夏が終わったような気候がやってくる日も増えてきましたね。涼しくて夜中ぐっすり眠れるようになってきたなんて話もよく耳にするようになってきました。ですが、天気が不安定であるせいなのか、胃もたれしたり、便秘や下痢になってしまったり、気持ちのアップダウンが増えてしまうということも同時に増えてきたように感じます。今までは、冷たいものの食べ過ぎや冷房などの冷えによる影響も多かったと思いますが、最近では気圧の変化による胃腸や自律神経の不調も表面化してきているようです。そこで今週は、胃腸と自律神経の不調を解消する食薬習慣を紹介していきます。今週は、胃腸と自律神経の不調を解消する食薬習慣ここ数日、暑い日と過ごしやすい日とを頻繁に繰り返すようになってきましたね。暑苦しかった夏から、季節が移り変わるタイミングであることを実感します。ただ、変化が多いことを苦手としているのが、人間の体です。体には、体の状態を一定に保つ働きである自律神経や内分泌系、免疫系などの機能が備わっていますが、頻繁な自然界の変化によりそのバランスを乱してしまうことがあります。代表的なのが、自律神経の乱れによる胃腸の不調や重ダルさ、不安感などメンタルにかかわることなどではないでしょうか。漢方では、胃腸が低下し自律神経が乱れているときの状況を「脾」の働きが低下し、「痰湿」が溜まっている状態と考えます。そこで、今週は「脾」の働きを助け「痰湿」をとりのぞく食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【ワカメとカブの酢の物】です。おまけにストレスを軽減する「気」の巡りを改善する食材である柑橘系をトッピングするとさらに効果的です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:カブとワカメの酢の物】作り方は、葉と、皮ごとスライスしたカブと、戻したワカメをビニール袋に入れ、お酢と塩、お好みで蜂蜜やオリゴ糖などを加え手でよくもんでなじませたら完成。レモンやユズなどを加えるとストレスケアに。アマニ油やオリーブオイルなどを加えるとβカロテンの吸収がアップし抗酸化力アップに。【カブ】カブの皮には、消化を助けるジアスターゼという成分が多く含まれています。「脾」を支え、「痰湿」をとりのぞくために有効な食材です。また、カブの葉には、抗酸化作用の高いβカロテンも多く含むためストレスや寝不足など忙しい毎日で発生してしまう活性酸素の除去にも役立ちます。【ワカメ】腸を潤し、腸から老廃物の排泄を促すためにはもってこいの食材です。水溶性の食物繊維であるフコイダンやアルギン酸などは、胃腸の粘膜と強化したり、肝臓の働きを助けたり、免疫機能をサポートする働きがあります。さらに、ヨウ素やビタミン、ミネラルも豊富です。何が原因のわからない、病気とは言えない小さな不調を感じた時には、ファーストチョイスとして胃腸の働きを改善することを優先させてみるとすんなり症状が緩和することがあります。これから季節の変わり目になるので不安定な気候の日が増えていくことでしょう。そのため、今現在不調がなくとも日ごろから胃腸のケアをしていく習慣つけていくのがおすすめです。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Aleksei Morozov/Gettyimages©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年09月02日フルーツがおいしい時期ですね。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の「今しか食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。フルーツがおいしい時期ですね。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の「今しか食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。希少性の高い桃★古山さん×豊洲からの直送便特別企画!福岡県産『とってだし桃 (ご家庭用)』古山浩司さんは、2017年に非破壊式光センサーで実測糖度28.2度を記録(品種:あかつきネオ)するほどの凄腕生産者です。一般的な桃は特秀品で13度前後の選果基準となっていることからも古山浩司さんの桃は驚異的な糖度であることがわかります。桃の収穫ピークになると収穫、出荷と手が追い付かなくなり、非破壊センターを通していない桃が一定数出るといいます。計測できていないだけで、高糖度の桃がごろごろと混ざっているであろう、そんな『とってだし桃』を今回商品化しました。当然、センサーを通していないためご家庭用のお値段ですが、15度や18度級の桃、20度を超える桃も?!入っている可能性も。特に今年は雨が少ないため、非常に高い糖度が期待されます。【お取り寄せ可】古山浩司氏の『とってだし桃(ご家庭用)』福島県産約2kg(6~8玉)※常温4,780円(税込)|豊洲からの直送便数多くある品種の中で屈指のかたーい桃『かたい桃』 山形県産 約2kg送料無料お届けする品種は「おどろき」と「美晴白桃」のいずれか。「おどろき」の語源は「おどろくほど硬い桃」からきているらしいですが、はじめて食べたスタッフが「硬い!なにコレ。でも桃じゃないと思うと美味しい。」と驚いていたのを思い出します。その食感は、硬い柿やりんごのようです。有名な「川中島白桃」は、硬めで緻密な果肉だと言われますが、比較にならないほど硬いです。日持ちも良く、長い間楽しむことができます。追熟しても、ほとんど柔らかくならないのでご納得の上ご購入ください。『かたい桃』山形県産約2kg(5~10玉)おどろき又は美晴白桃※常温送料無料4,500円(税込)【お取り寄せ可】|豊洲からの直送便【高嶋さんグループの黄桃】見た目が赤い・・本当に黄桃?紅い黄桃【高嶋さんグループの黄桃】見た目が赤い・・本当に黄桃?店頭にはほとんどおかれない、無袋の「黄金桃」。太陽にあてて育てることで圧倒的に味わいが増します!!黄桃は袋をかけないで栽培すると、普通の桃のように赤く色付きます。しかし、きれいなピンク色ではなく黄色と赤が混ざりまだらになるため、店頭では見た目で販売すらされません。しかし、高嶋さんグループの黄桃は、味の素晴らしさから袋をかけた黄金桃と同等か、それ以上の値段が付くというから驚きです。美味しさの秘密は、「太陽の光をたっぷり浴びている事」。糖度が上がり、香り・食味も抜群になります。土作りにこだわる、高嶋さんの桃は天下一品。その桃が、さらに美味しくなるのです。果肉は濃密に詰まり、まるで蜜のように美しい黄金色をしています。硬めの桃ですが、程よく追熟して食べごろを迎えて柔らかくなると、皮をむく包丁の刃元から汁がしたたり落ちるほどのみずみずしさです。とろけ落ちるように柔らかく、トロピカルフルーツにも似た香りはマンゴーにも例えられる事があります。【お取り寄せ可】高嶋さんグループの『紅い黄桃(無袋黄桃:黄金桃・黄貴妃・黄ららのきわみ・他)』山形県産約2kg5~10玉簡易箱※常温送料無料3,980円(税込)|豊洲からの直送便おすすめの特集旬の”イイモノ”をお届け!産地直送「桃」リレー!おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年08月30日だるい、気分が沈む、やる気が出ない、イライラするなど…夏の疲れが出るころです。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、今の時期の「心身の不調」を改善する簡単な方法を教えてくれます!夏の疲れが出ていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 175なんだかだるい、動きがスローになってきた、気分が沈む、やる気が出ない、イライラしやすくなってきたなど、本調子の自分から3割減で活動している人がそろそろ増えてくるころではないでしょうか。というのも、夏の疲れが蓄積してきたころだからです。湿度が高く暑い気候、強い紫外線、大雨の日、寒い室内、氷の入った冷たい飲み物など、カラダにとってあらゆる角度からダメージを受けている状況が続いています。カラダには、ホメオスタシスといって一定の状態に体を保つ働きが備わっています。そのときに酷使されるのが自律神経・免疫・内分泌系です。そのため、長い夏を過ごしていると自然と病気とはいえなくてもなんとなく感じる不調が夏の疲れとして表面化してくるのです。ということで、今週は夏の疲れを軽減する食薬習慣を紹介していきます。今週は、夏の疲れを軽減する食薬習慣8月もあっという間にすぎ、今年も残すところ4か月となりました。年末まで絶好調で過ごすためには、まず始めに夏の疲れを引きずらないようにしなければなりません。猛暑や水害など異常気象も多く、夏バテをしたり、疲労感を感じてしまうことは仕方のないことです。ですが、その都度不調はリセットしていかなければ、心とカラダに対する負担は積み重なり、さらなる気候や環境の変化に体がついていくことができなくなります。そして、季節の変わり目に風邪を引いたり、感染症にかかってしまったり、PMSや月経痛が悪化してしまったりとさまざまな不調をいつも以上に強く感じてしまうことがあります。今月感じている不調は、今月のうちに対処しておきたいですね。漢方では、心と体がバテている状態を『気・血』が不足している状態と考えます。そして、重ダルさは『湿』がたまっている状態と考えます。そのため、今週は『気・血』を補い『湿』を取り除く食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【アスパラと明太子のソテー】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:アスパラと明太子のソテー】作り方は、斜め切りにしたアスパラとほぐした明太子を一緒にソテーしたら完成です。味付けは明太子のみでもOKです。【アスパラ】アスパラガスに豊富に含まれることが理由で名づけられたアスパラギン酸は、エネルギー代謝や新陳代謝をアップさせ『気』を補ったり、体に有毒なアンモニアの解毒をして、利尿を促すはたらきもあり『湿』を取り除きます。【明太子】活性酸素の除去に働くビタミンEやビタミンA、心と体の強化に必要なタンパク質、ビタミンD、亜鉛などが含まれていて『気・血』を補います。さらに、心の安定に欠かせないナイアシンも豊富な特徴があります。明太子のほかにも、たらこや筋子やイクラ、数の子などの魚卵にも共通しています。心とカラダの疲れは、食事だけではなく、睡眠や運動のバランスによっても解消することができます。毎月末には食習慣だけではなく自分の生活全般を見直す習慣をつけることも大切です。9月も元気に過ごせるように整えていきましょうね。ほかにも心とカラダを強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©lemon/Gettyimages©fizkes/Gettyimages©Xavier Lorenzo/Gettyimages文・大久保愛
2022年08月26日「うなぎと梅干は食べ合わせが悪い」と聞いたことはありませんか?古くから迷信のように伝わる話ではありますが、このほかにも食べ合わせが良くないといわれる組み合わせはいくつか存在します。今回は管理栄養士の筆者が、食べ合わせが悪いとされる食品についてご紹介しましょう。食べ合わせが悪いといわれている食品具体的な食品を紹介しながら、なぜ食べ合わせが悪いといわれているのかを解説します。うなぎと梅干結論からいうと、「うなぎと梅干は食べ合わせが悪い」という言い伝えに医学的根拠はないようです。梅干は食欲を増進させやすいため、高級食材であるうなぎの食べすぎを防ぐために、このような迷信が広まったと考えられています。天ぷらとスイカ天ぷらは油が多く、消化に時間がかかる食べ物です。そしてスイカは水分が多く、胃液が薄まり消化を悪くするおそれがあるため、天ぷらとスイカは相性が悪いといわれていたようです。実際には体に影響が出るほど食べすぎることはほぼ無いと思われるため、あまり気にしなくて大丈夫でしょう。ただし、夏バテなどで胃腸が弱っているときには、下痢などの不調を招く可能性があるため、食べすぎには注意してください。トマトときゅうりきゅうりに含まれる「アスコルビナーゼ」という酵素が、トマトに含まれるビタミンCの酸化を促進してしまうので、よくないとされていたようです。しかし、体内に入れば酸化型ビタミンCは体内で還元型ビタミンCに変化するため、特に食べ合わせによる影響はないといわれています。もしきゅうりの酵素による影響が気になるようであれば、ドレッシングやマヨネーズをかけて食べるのがおすすめ。ドレッシングなどに含まれている「お酢」が酵素の働きを抑えてくれるでしょう。ほうれん草とベーコンほうれん草とベーコンの組み合わせが良くないといわれる理由は、ベーコンに含まれるリン酸が、ほうれん草に含まれる鉄分やカルシウムの吸収を阻害してしまうからだそうです。また、ほうれん草の硝酸とベーコンの成分が反応して体に害を及ぼすという説も。とはいえ、健康に影響するほどの量を食べることは現実的には考えられないレベルなので、そこまで気にする必要はないと思います。人参と大根先ほどのきゅうりと同様に、人参の「アスコルビナーゼ」という酵素が大根のビタミンCを破壊してしまうため、食べ合わせが悪いといわれていたようです。しかし、きゅうりと同じように体内に入れば特に問題はないでしょう。焼き魚と漬物焼き魚の「焦げ」に含まれるジメチルアミンと、漬物に含まれる「亜硝酸塩」が結合すると、「ニトロソアミン」という発がん物質が生成される可能性があるといわれています。ただし、実際には大量に焦げた部分を食べないかぎり、影響は少ないとされています。ビタミンCがニトロソアミンの働きを抑えられるといわれているので、もし気になる方はレモン汁や大根おろしなどを添えたり、野菜や果物を摂ったりするとよいでしょう。ナスとそばナスとそばの組み合わせは、体を冷やす食材と考えられていたようです。もし一緒に食べるなら、ナスは漬け物以外の調理法にして、そばは温かくして食べるというように工夫すれば問題ないでしょう。わかめとネギわかめとネギは味噌汁や麺類のトッピングなど、一緒に食べることも多い食材ですよね。しかしネギの成分が、わかめに含まれるカルシウムの吸収を阻害してしまうという説があるようです。カルシウムの吸収を優先するなら、ネギの代わりに豆腐を一緒に食べるといいとされています。カニと柿カニと柿は、“ナスとそば”と同様に体を冷やす食材の組み合わせだと考えられています。また、流通の発達していない時代では、傷みやすいカニと消化の悪い柿の組み合わせは、食中毒へのリスクが高いといわれていた説も。とはいえ現代の日本ではあまり心配はないでしょう。納豆と生玉子納豆には「ビオチン」というビタミンが含まれますが、卵白の「アビジン」という成分を一緒に摂ることで、ビオチンの吸収を妨げてしまうと考えられています。しかし、ビオチンはさまざまな食品から摂れるため、過剰に心配する必要はないといえるでしょう。食べ合わせの良い組み合わせは?食べ合わせが悪いといわれている食品の例を紹介しました。では、逆に食べ合わせが良いといえる食品の組み合わせはあるのでしょうか。具体的な例を解説します。豚肉と玉ねぎ豚肉には疲労回復などに役立つビタミンB1が豊富に含まれています。玉ねぎに含まれる成分がビタミンB1と結びつくと、吸収率がアップするのです。豚肉と玉ねぎを使った生姜焼きは食べ合わせの良い料理といえるでしょう。ヨーグルトとバナナ腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やすことが大切。ヨーグルトには善玉菌の一つである乳酸菌が含まれており、バナナには善玉菌のエサとなるオリゴ糖などが含まれています。そのため一緒に摂ることにより、腸にとっていい働きが期待できるのです(※1)。食べ合わせが悪いといわれている食品は食べすぎに気を付けて昔から言い伝えられている食べ合わせの悪い食材は、「食べすぎを防ぐ」ために言い伝えられてきたという説もあります。今回紹介したなかでは絶対に組み合わせてはいけない食品はありませんが、何でも摂り過ぎには注意が必要です。今回お伝えした食べ合わせの良い食材は、ぜひ積極的に食卓に取り入れてみてください。【参考】※1厚生労働省.e-ヘルスネット 腸内細菌と健康©Goran13/Kitti Boonnitrod/masahiro Makino/Thanit Weerawan/Caterina Oltean / 500px/gettyimages文/管理栄養士・寺内麻美
2022年08月19日お盆が過ぎ、夏休みを終えた人も多いでしょう。いつものペースに戻れていますか?中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、夏休みボケを解消する方法を教えてくれます。眼精疲労や脳疲労、だるさといった不調を感じている人は必見です!夏休みボケや疲労を酷く感じていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 174お盆が終わり楽しかった夏休みから急激に日常へと引き戻されましたね。お休み明けは、頭がお休みモードとの切り替えに時間がかかったり、休日で止まっていた仕事が一気に流れ込んできたりとちょっとリズムを乱してしまうような機会が増えているころだと思います。また、気候は猛暑だったり、強い雨が降ったり、気圧の変化があったりと目まぐるしく変化するここ最近でした。生活環境に加え、自然環境も大きく変動する今の時期、休みボケや疲労感などをいつも以上に強く感じてしまう人も多いことでしょう。そこで今週は、夏休みボケを解消する食薬習慣を紹介していきます。今週は、夏休みボケを解消する食薬習慣楽しい夏も終盤に差し掛かってきましたね。お盆を過ぎると徐々に暑さは和らぎ始め、過ごしやすい日も増えていきます。ただ、お盆中の不安定な空模様による気圧の変動に伴って頭痛やむくみ、めまい、耳鳴りなどの不調、アウトドアによる紫外線ダメージ、夜更かしからくる疲労感など、さまざまな要因で不調を感じる人も多かったと思います。そんななか、夏休みは終わっていきましたが、長期の旅行で気疲れしたり肉体的な疲労が蓄積したり、休み明けに仕事が一時的に増えたことによる眼精疲労や脳疲労で日常に心も体もついていかないこともあると思います。このように日常が始まり頭や目が疲れ、寝不足や休息不足で体の修復が追いつかずにいる状況を漢方では『肝腎陰虚』とよびます。そこで、今回は『肝と腎』に潤いを補い不調を緩和する食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【クルミ入りキャロットラペ】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:クルミ入りキャロットラぺ】作り方は、千切りのニンジンにお酢、オリーブオイル、塩、ブラックペッパー、砕いたクルミを混ぜてなじませたら完成。レモン汁を加えたり、アマニ油を入れたり、明太子を和えたりと、アレンジしてみてください。【ニンジン】βカロテンを多く含むことが特徴のニンジン。目や鼻の粘膜、お肌の新陳代謝を助けたり、強い抗酸化作用があるため、眼精疲労やドライアイ、日焼けなどの改善にも役立ちます。中心部よりも皮の方に栄養素が高いため、皮ごと食べるのがおすすめ。また、βカロテンは脂溶性なので、油と一緒に食べるとその吸収率が高まります。目の働きを改善し、潤いをもたらすニンジンは『肝陰』を補う食材だといえます。【クルミ】抗酸化作用の高いポリフェノール、脳の働きを助けるオメガ3脂肪酸、食物繊維やミネラルが豊富です。頭がぼーっとするときやストレスが多い時のおやつとしても最適です。脳の働きを助けるくるみは『腎陰』を補う食材だといえます。連休明けの今の時期には、焦らずスロースタートで自分のペースを取り戻していきましょう。急な変化は、自律神経の乱れを生じ、なんとなく感じる不調を増やしてしまいます。今週は、ゆっくりと心を無にしてニンジンを千切りにして心を整えてみましょう。今必要な食材をとることももちろん大切なことですが、料理をする工程にも心と体にプラスに転じる要素があります。リズム運動、短期的な目標の達成などは、心の安定に役立ちます。週末をつかって体調のメンテナンスをしてみてくださいね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©kazuma seki/Gettyimages©tommaso79/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年08月19日空前の食パンブーム。毎朝でも食べたくなる食パンは、シンプルでアレンジ自在の万能食材!買った当日はシンプルにそのまま、翌日はトーストして食べるのが美味しいですね。ハムやチーズをのせたり、サンドイッチにしたり、フレンチトーストにしたりと様々なアレンジを楽しめます。シンプルだからこそ味の違いが出やすい「食パン」。色々なお店のパンを食べ比べてみたいですね。本日はお取り寄せできるおすすめ「食パン」を3品ご紹介します。空前の食パンブーム。毎朝でも食べたくなる食パンは、シンプルでアレンジ自在の万能食材!買った当日はシンプルにそのまま、翌日はトーストして食べるのが美味しいですね。ハムやチーズをのせたり、サンドイッチにしたり、フレンチトーストにしたりと様々なアレンジを楽しめます。シンプルだからこそ味の違いが出やすい「食パン」。色々なお店のパンを食べ比べてみたいですね。本日はお取り寄せできるおすすめ「食パン」を3品ご紹介します。人気の最高峰食パン『ふじ森』フランス産バターを贅沢に練りこみしっとりモチモチ食感!東京目黒にお店をかまえる『ふじ森』。「おいしいものは我慢しない」そんな究極の贅沢を追求して、パンをこの上なくおいしく食べるためのコンセプトショップは誕生しました。フランス産最高級発酵バターを惜しみなく使用したことで、一口ひとくちが口の中で上品に"振舞う"最高峰の食パンに仕上がっています。パンの食文化をこの国に根付かせた職人の真髄を受け継いでいるからこそ追求できた本物の味をご堪能ください。ご紹介するお店で一番人気『ふじ森』は通常の食パンと比べて水分量が非常に多いので、とても繊細です。焼き上がりとともに徐々にてっぺんが凹んでくることがありますが、これは粉に対して100%の水分が含まれているからこそ起きる現象で、かつてない”やわらかい”食パン”であることを意味します。スライスする際は、手に力をいれず優しくナイフを入れてください。生で食べるとしっとりまろやかな甘みを感じることができます。トーストするとバターの香りが一層増し、より濃厚な味わいに。【お取り寄せ可】究極の最高級食パン『ふじ森』|1斤半/約19cm3,000円(税込)┃ふじ森「食パン一筋」志を持ったパン屋食パン本舗兵庫県加古川にある「食パン本舗」総本店は、2002年に食パン専門店「職人気質」として創業しました。素材に「とことん」こだわった食パンです!北海道十勝産の生クリーム、バターをたっぷり使用し、豊富なミネラルを含んだ、まろやかでやさしい甘み。卵を使っておりませんので、アレルギーのお子様にも安心です!そして、イーストフード、着色料、保存料、防腐剤、安定剤などの添加物は一切使用していないので安心してお召し上がりください。【お取り寄せ可】【1日限定30個】“食パン一筋16年素材の甘み、風味を追求した究極の食パン”1.5斤2個セット1,200円(税込)┃食パン専門店食パン本舗総本店毎週土曜にしか届けられない人気料亭「下鴨茶寮」食パン型のあんぱん創業安政3年(1856年)創業の京都の老舗料亭「下鴨茶寮」。お店にお越しいただいたお客様に、「明日の朝のお愉しみに」と差し上げていたお土産が大人気となり、なんと商品化した「食パン型マーブルあんぱん」。練りこまれている粒あんは、なんと、希少な京都の丹波大納言を使用し、パン生地は酒種で仕込んでいます。鴨柄の風呂敷包みに入った、ずっしりと大きなあんぱんは、厚めにスライスしてトースターでこんがり焼き、バターをたっぷり塗って食べるのがおすすめですよ!オンラインショップでは毎週土曜日お届け限定で注文を受付けています。パン好きな方は、土曜の午前にお届けしてもらい、優雅なブランチタイムのお供にいかがですか?【お取り寄せ可】料亭のあんぱん1,998円(税込)┃下鴨茶寮おすすめの特集【ぐるすぐり】おすすめのパンおすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年08月16日中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、暑さや紫外線、屋内外の気温差、気圧の変化などさまざまな要因から、夏は自律神経が乱れやすいのだそう。そこで、愛先生が自律神経を整える簡単な方法を教えてくれます。月経不順や頭痛、だるさや不眠などの不調改善に役立ちそう!最近、疲れが酷くなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 173徐々に世の中は夏休みの時期になりましたね。夏休みをとれる人もとれない人もそろそろリラックスが必要な時期なのではないでしょうか。さまざまな社会的なニュースがあったり、猛暑の中一生懸命仕事をしたりとここ数年、なんだかんだあまり気が休まらないですよね。ですが、緊張状態が長く続くと自律神経は乱れてしまいます。自律神経は、免疫機能やホルモン分泌などにも影響します。なので、自律神経が乱れると月経不順やPMS、頭痛、めまい、湿疹、口内炎、感染症にかかりやすくなるなどの多岐にわたる不調がでてきてしまいます。そして、自律神経を乱す要因は、精神的なストレスだけではなく、気温や湿度、気圧などの変化による肉体的に生じるストレスも要因となります。そこで、今週は過ごしづらい夏の環境でも自律神経を整えられる食薬習慣を紹介していきます。今週は、自律神経が乱れたときの食薬習慣皆さん、今年の夏を楽しむことはできていますか?何かを心から楽しいと感じるためには、心と体がともに健康である必要があります。ですが、夏の暑さ、強い紫外線、冷えている室内、たまにくる低気圧、湿度の高さなどさまざまな変化が私たちの体に影響を与え自律神経を乱してしまいます。とくに、脳の神経伝達物質の栄養が不足していたり、ストレスに対抗するホルモンコルチゾールを分泌する副腎をサポートする栄養が不足していたり、メンタルや免疫に関わる腸内環境が悪い状態だったり、エネルギーを作り出すミトコンドリアの栄養が不足していたりすると環境の変化に弱くなり、少しのイレギュラーなできごとに体がついていかなくなってしまいます。これを漢方では『肝血虚』や『肝気鬱結』などといいます。そこで、今週は『血』を補い、『気』の巡りを改善する食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【漬けカツオのミョウガ添え】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:漬けカツオのミョウガ添え】作り方は、カツオのたたきをビニール袋に入れ、醤油、みりんを同量ずつ、おろし生姜、すりゴマをたっぷり入れ、30分程度冷蔵庫に置いておきます。そして、盛り付けたらミョウガや大葉などお好きな薬味を添えて完成です。【カツオ】カツオには、心の安定に役立つ脳の神経伝達物質の材料となるタンパク質やビタミンB群、鉄が豊富に含まれ『血』を補うことがきます。さらに、感情をコントロールするセロトニンの分泌を促すビタミンD、脳細胞を活性化するDHAが多く思考力の低下やだるさの改善にも役立ちます。【ミョウガ】夏野菜なので、体にこもる無駄な熱を冷ます働きがあります。また、香りや辛みの成分であるα―ピネンやミョウガジアールなどには、『気』の巡りを改善したり、血流を促したり、抗酸化の働きなどが期待できます。私たちの体には、常に体の状態を一定に保つホメオスタシス(恒常性)とい機能が備わっています。ですが、気温が高かったり、湿度が高かったり、室温が低かったりとさまざまな環境下におかれる夏は、体を一定に保とうとするために働く自律神経が頑張りすぎて疲れてしまいます。頑張っている私たちの体を応援するために適切な栄養を取り入れてあげましょうね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化と様々なものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©ayakono/Gettyimages©BartekSzewczyk/Gettyimages©Xavier Lorenzo/Gettyimages文・大久保愛
2022年08月10日厳しい暑さが続いています。睡眠はしっかり取れていますか?PMSは酷くなっていませんか?中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、睡眠不足や月経前は、食欲の増す人が多いそう。そこで愛先生が、「快眠」と「食欲コントロール」をテーマに解決策を教えてくれます!猛暑の夏、月経前に食べ過ぎていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 172蒸し暑いから、ついでに食欲が落ちれば痩せるのに…でも、そんな気配はなく、むしろ食べ過ぎてしまって困っている…と感じている人はいないでしょうか。夏バテで食べられなくなり痩せてしまう人の方がレアなのかもしれませんね。睡眠と食欲は密接に関係しているのですが、ムシムシして寝苦しい日が続き、寝つきが悪くなったり、エアコンが効きすぎて早朝に起きてしまったりと睡眠時間が減少してはいないでしょうか。睡眠が十分にとれていない人は、食欲を抑えにくくなってしまう傾向があるのです。さらに、PMSの影響で月経前に食欲を抑えられなくなることが多い人は、この時期いつもよりも過食に走ってしまうかもしれません。そこで、今週は月経前の過食対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の過食対策となる食薬習慣夏になって、太り始めてしまったということはないでしょうか。腕や足など露出が増えたり、腰回りがタイトな服が増える夏に太り始めることは避けたいことですが、暑くて運動もしたくないし、食べることを控えることも難しく感じてしまうこともあると思います。とくに、蒸し暑いと寝つきが悪く睡眠不足になってしまうこともあると思いますが、睡眠不足は食欲を増進させてしまいます。睡眠時間が短いと、食欲を抑えるレプチンというホルモンが減り、食欲を増進するグレリンというホルモンが増えてしまうからです。さらに月経前にはプロゲステロンというホルモンの分泌量が増えますが、これにより体に栄養を蓄えようとするように働くため食欲が増していきます。漢方では、貧血傾向、栄養状態が悪いなど『肝血』が不足した状態であったり、神経過敏でイライラが爆発しやすい『肝火上炎』の状態であるときに、睡眠の質が低下しやすく、PMSの症状を感じやすくなると考えます。そこで、今週は『血』を補い『肝火』を抑える食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【イカとトマトのバジルソテー】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:イカとトマトのバジルソテー】作り方は、輪切りにしたイカとカットしたトマトをニンニクとオリーブオイルで炒めて、火が通ったら塩やブラックペッパーで味を整え、バジルをあえたら完成です。【イカ】睡眠の質を高める『グリシン』という成分が多く含まれています。また、高タンパク、低脂質、ビタミンB群、タウリン、ビタミンE、DHA、EPAなどが豊富なため、心を安定させる『血』やエネルギーを作り出すミトコンドリアを活性化させる『気』などを補う働きがあります。さらに、アスパラギン酸や、ベタインなどの旨味成分も豊富なため、塩や醤油などシンプルな味付けでOKな食材です。【トマト】夏野菜の代表的な存在トマトは、体にこもった熱や炎症を抑える『肝火』を抑える働きを持つクエン酸やリンゴ酸を含んでいます。さらに、抗酸化作用の高い、ビタミンACEとリコピンも多いため夏の紫外線疲労や日焼けによるダメージケアにも役立ちます。イカとトマトに、香り高く『気』の巡りを改善するバジルを合わせることで、より感情のムラを和らげるために役立ちます。自分でコントロールしづらい心と体の不調が起きたときには、まずは食事・睡眠・運動量などの基本的なことの見直しをすることが改善の近道だったりします。食欲が止まらないときは、意外と栄養不足により起こっていることも多いです。偏食になっていないか振り返ってみましょうね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方がぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©sashimi/Gettyimages©Laura Olivas/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年08月03日フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。希少性の高い桃★見つけた人はラッキー!伊達の蜜姫約2㎏6~8玉4380円送料無料特秀桃のさらに上をいく桃・・「蜜姫」蜜姫の糖度は、例年であれば13度(その年によって基準が±0.5度程度します)。桃は一般的に糖度10度程度で、産地の中で一番の扱いになる特秀品でも12度が一般的です。伊達の蜜姫は、糖度で特秀のさらに上をいく逸品。ちなみにこの蜜姫、今までは福島を出る事がありませんでした。特別な桃であるため、福島県内の、とあるお店以外では販売されることが許されなかったのです。そんな桃を、産地とタッグを組んで販売する事が出来るようになりました。特秀品よりも高糖度、しかしそれだけではない果肉と果汁のバランス。甘さと言うのは不思議なもので、食感が悪くても酸味が強くても、又は鮮度が悪くても薄く感じてしまいます。このバランスが何よりも大切で、ただ単に糖度だけでは美味しさが測れないのが果物です。蜜姫は、糖度の選果だけではありません。最高の美味しさになるよう全ての要素にこだわり、極上と太鼓判が押された物だけを厳選しています。【お取り寄せ可】伊達の桃蜜姫(みつひめ)福島県産6~8玉約2kg送料無料御中元お中元ギフト贈り物桃産地直送4,380円(税込)|豊洲からの直送便これから!! 「御所の桃」≪ピンク桃≫ 山梨県産 1箱 約1.5kg 3280円送料無料で登場!甲府盆地の中央部に位置する旧御所村。そこに18名からなるピンク桃部が存在します。その部会は毎年毎年、品種・栽培研究を重ね「より美味しい桃を生み出し、食べてくれる人を笑顔にさせる」その原点を追求し続けております。今回の桃は、こだわりの贈答桃を生み出す過程で多少色付きと形が整わなかった、ご自宅用の「ピンク桃」になります。【品種に対するこだわり】数ある桃の品種の中から厳選した30品種を栽培。さらに食味・糖度・色づきを見て10品種に絞り込み、1シーズン変わらぬ美味しさをお客様に提供しています。【栽培に対するこだわり】土壌は牛糞を用いて樹勢(木の持つ力)を保ち、秋になると鶏糞を用いて、渋みのない桃にします。1玉1玉手間を惜しまず袋をかぶせます。美しく味の良い桃を作るための最大限の努力をしています。さらに収穫の直前にしっかりと水分を切る事により糖度を高めます。【お届けする桃につきまして】梱包は十分に注意いたしますが、ご自宅用の桃ですので、多少の打ち身等はあらかじめご了承ください。【お取り寄せ可】送料無料「御所の桃」≪ピンク桃≫山梨県産1箱約1.5kg(目安として5~8玉)産地箱※常温3,280円(税込)|豊洲からの直送便期間限定スポット価格!山形県産 ”尾花沢スイカ” 大玉 4Lサイズ 1玉 約8~10kg■暑い時期に甘いすいか、シャリシャリ感も抜群です!尾花沢すいかを出荷しているJAみちのくは東部と西部、二つの選果場を持っていますが、今回ご用意したのは選果基準がより厳しく、評価も高い「東部選果場」のすいか限定です!■抱え上げるのに一苦労!1玉9kg前後はビッグサイズ♪普通、スーパーで見かける「大玉」すいかは7kgくらい。8~10kgは「わ~!大きい!」と声が出てしまうくらいの超ビッグサイズ♪■果肉にワレやスキなどがありますが大きさに免じてお許しください。等級Cでのお届けですが等級Aと味に変わりはありません!この大きさはかな~りレアです!一玉一玉に生産者の名前入りラベル付き!安心安全なおいしさをお届けします♪すいかでひとときの涼を味わいませんか。【お取り寄せ可】山形県産”尾花沢スイカ”大玉4Lサイズ1玉約8~10kgちょっと訳あり【予約8月以降】2,980円(税込)|くらし快援隊幻のプラムが登場!山梨・長野産 ”貴陽プラム” 12~20玉 約2kg■“フルーツ王国”長野・山梨から幻のプラムが届きました♪甘くてさわやか、大玉で肉厚だから食べごたえもばっちり♪お中元・ご進物にも!■貴陽はプラムのイメージを変える、大きさ+甘さをもつ衝撃的な品種!上品で力強い甘さと、深いコクを生み出すほどよい酸味!そしてその大きさに見合った肉厚!食べ応え・甘さ・食味、全てを兼ね備えた夢のプラムといっても過言ではない品種です♪■今回お届けするのは迫力の超大玉限定!美しい秀品で見栄えも抜群だから、失敗できない贈り物にも最適です♪プラムは桃より種が小さいから食べ応え抜群!【お取り寄せ可】山梨・長野産”貴陽プラム”12~20玉約2kg【予約7月下旬以降】3,800円(税込)|くらし快援隊おすすめの特集旬の”イイモノ”をお届け!産地直送「桃」リレー!おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年07月31日月経前は便秘気味となり、月経中は下痢になる。月経周期に伴いお腹の調子が悪くなる人は少なくないでしょう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、そうした腸内環境の悪化はセロトニンの減少や、免疫細胞の機能低下などにつながってしまうそう。そこで愛先生が、腸の不調を整える簡単な方法を教えてくれます!最近、お腹の調子はどうですか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 171夏になるとお腹を冷やして下痢になる人もいれば、便秘になる人も多いと思います。どちらにせよ腸に問題を抱えることがあるのではないでしょうか。冷たい飲み物をよく飲み、入浴はシャワーだけですませ、夜にアイスを食べ、冷房で芯から体を冷やして、そうめんや冷やし中華や焼きそばなど麺類ばかり食べて、野菜を食べる機会が減ってはいないでしょうか。もし該当していたら、胃腸にダメージがかかっていると思います。特に女性の場合には、月経前に便秘になり月経がはじまると下痢になるなどタイミングによってもお通じに悩まれる人も多いので、胃腸のコンディションは常に安定させておきたいですよね。そこで、今週は、月経周期に伴う腸の不調を整える食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経周期に伴う腸の不調対策としての食薬習慣暑い日が続きますが、体調はお変わりありませんか?今月もあっという間に終盤に差し掛かり、今年の夏も後半戦へと突入です。夏といえば、夏バテにより食欲が落ちることもあれば、冷たいものを食べ過ぎることもあり、何かと胃腸の不調を感じる機会が増えます。それに加え、女性の場合には、高温期にプロゲステロンの分泌が増えますが、それによって腸の動きは抑制され、大腸での水分の再吸収も促されるため便秘傾向になります。コロコロで黒くて硬く、ニオイのきつい便になったり、残便感を感じやすくなることがあります。そうなると腸内環境が悪化することによる二次災害が起こり始めます。例えば、腸に多く存在するハッピーホルモンであるセロトニンが減少したり、腸に多くが存在する免疫細胞の機能が低下したりしてしまいます。漢方では、これを『陰虚燥熱』などと表現し、体の潤いが不足し、腸や肌が乾燥したり、ほてりや炎症など熱の症状を感じやすくなると考えます。そこで、今週は、『陰』を補うことで体を腸から潤し『清熱』する食薬習慣を紹介します。今週食べるとよい食材・メニューは、【梅干しとメカブの和え物】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:梅干しとメカブの和え物】作り方は、梅干しの種を取り除き包丁で叩き、メカブとお酢と醤油で一緒に和えたら完成。キュウリや長芋、すりゴマを和えるとさらによいです。【梅干し】胃の働きを助けたり、疲労を回復したり、肝臓の働きを助けたりする酸味の成分クエン酸を含みます。さらに、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸などの有機酸やリグナンなども含むため抗菌作用や抗ウイルス作用なども期待できます。また、汗として消耗しがちなミネラルも豊富。夏に必要な栄養素を優しく補い『清熱』『補陰』する食材です。【メカブ】ネバネバ成分であるフコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維が腸内を潤し『陰』を補うことで、腸内環境を整え便通を促します。さらに、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどもミネラルも豊富なので、脱水しがちなシーズンにぴったり。便の状態は、自分の生活習慣に対する腸からのフィードバックでもあります。便秘をしたり、お腹が張ったり、便のニオイがきつかったり、便が緩くなったりするのは、直近の生活が影響していることが多いです。腸の不調を感じた時には、前日の食事や睡眠の状態、冷えの状態などを振り返り、体にとってマイナスな行動をしていないかチェックし、その都度対処していくことで、体質を好転させていきましょう。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©hisa nishiya/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年07月28日小さい頃から、ケーキを食べると腹痛を起こすことがあった筆者。そんな理由などもあり、かなり早い時期から和菓子が好きになりました。昨今では、和菓子は『ヴィーガン・デザート』として注目され、お店には『あんペースト』や『あんバター』なるものが出回っています。先日、コーヒーや酒、輸入食品の販売店『カルディ コーヒーファーム(以下、カルディ)』に足を運んだ時、ジャム・コーナーで『あんペースト』という商品を発見。やや洋風のパッケージが気になって手に取ってみると、さすがカルディの『あんペースト』はひと味違いました。なんと、ドライフルーツとナッツ入り!原材料には、北海道産あずきに加えて、いちじく、くるみ、レーズン、パパイヤが使用されています。「ひょっとしてワインにも合うかも…」と思いながら、早速購入。食べてみると、ベースはしっかり『あんこ』ですが、くるみの濃厚さやドライフルーツの凝縮された甘酸っぱさも感じられて、とても深い味わいです。「これをさらに引き立てるとしたら、なんだろう」と考えましたが、正解は『クリームチーズ』。その酸味やクリーミーな味わいが『あんこペースト』とよくなじんで、よりいっそうおいしく感じました。後味もあっさりして、果実味豊かな赤ワインにピッタリ。いちじくのツブツブ感やドライフルーツの果肉も感じられて、リッチな気分になれますよ。ぜひ、お試しください。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年07月27日フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。希少性の高い桃★選ばれるのは、糖度12度以上の美品のみ!献上桃の郷・特選「雅」送料無料桑折町の歴史、素晴らしい桃をご堪能ください!桑折町は福島盆地の中に位置し、盆地特有の昼夜の寒暖差の激しい気候が果物の栽培に適しており、中でも品質の高い桃の産地として栄えてきました。400近い果樹農家の内の9割が桃を生産しており、この地域で農業と言えば桃栽培の代名詞となっています。その品質が評価され、桑折町の桃は、平成6年から連続して献上されており平成8年には皇太子殿下・雅子妃殿下が、平成27年には天皇皇后両陛下が桑折町を訪れています。「献上桃の郷」と名乗れるのは、桑折町の桃の中でも突出して甘い桃で、1玉1玉がセンサーにかけられます。選抜される品種は福島を代表する桃「あかつき」も含みます。緻密でジューシーなあかつきは別格です。お届けする「雅」糖度12度以上で厳選されています。贈り物にも適しておりますが、ご家族の皆様でもお楽しみいただきたい絶品桃です。【お取り寄せ可】『献上桃の郷』福島県桑折町産特選「雅」約1.5kg(5~6玉)※常温送料無料3,280円(税込)→セール価格2,592円(税込)|豊洲からの直送便希少性の高い桃!伊達の蜜姫約2㎏6~8玉3942円送料無料特秀桃のさらに上をいく桃・・「蜜姫」蜜姫の糖度は、例年であれば13度(その年によって基準が±0.5度程度します)。桃は一般的に糖度10度程度で、産地の中で一番の扱いになる特秀品でも12度が一般的です。伊達の蜜姫は、糖度で特秀のさらに上をいく逸品。ちなみにこの蜜姫、今までは福島を出る事がありませんでした。特別な桃であるため、福島県内の、とあるお店以外では販売されることが許されなかったのです。そんな桃を、産地とタッグを組んで販売する事が出来るようになりました。特秀品よりも高糖度、しかしそれだけではない果肉と果汁のバランス。甘さと言うのは不思議なもので、食感が悪くても酸味が強くても、又は鮮度が悪くても薄く感じてしまいます。このバランスが何よりも大切で、ただ単に糖度だけでは美味しさが測れないのが果物です。蜜姫は、糖度の選果だけではありません。最高の美味しさになるよう全ての要素にこだわり、極上と太鼓判が押された物だけを厳選しています。【お取り寄せ可】伊達の桃蜜姫(みつひめ)福島県産6~8玉約2kg送料無料御中元お中元ギフト贈り物桃産地直送4,380円(税込)→セール価格3,942円(税込)|豊洲からの直送便これから!! 「御所の桃」≪ピンク桃≫ 山梨県産 1箱 約1.5kg 3280円送料無料で登場!甲府盆地の中央部に位置する旧御所村。そこに18名からなるピンク桃部が存在します。その部会は毎年毎年、品種・栽培研究を重ね「より美味しい桃を生み出し、食べてくれる人を笑顔にさせる」その原点を追求し続けております。今回の桃は、こだわりの贈答桃を生み出す過程で多少色付きと形が整わなかった、ご自宅用の「ピンク桃」になります。【品種に対するこだわり】数ある桃の品種の中から厳選した30品種を栽培。さらに食味・糖度・色づきを見て10品種に絞り込み、1シーズン変わらぬ美味しさをお客様に提供しています。【栽培に対するこだわり】土壌は牛糞を用いて樹勢(木の持つ力)を保ち、秋になると鶏糞を用いて、渋みのない桃にします。1玉1玉手間を惜しまず袋をかぶせます。美しく味の良い桃を作るための最大限の努力をしています。さらに収穫の直前にしっかりと水分を切る事により糖度を高めます。【お届けする桃につきまして】梱包は十分に注意いたしますが、ご自宅用の桃ですので、多少の打ち身等はあらかじめご了承ください。【お取り寄せ可】送料無料「御所の桃」≪ピンク桃≫山梨県産1箱約1.5kg(目安として5~8玉)産地箱※常温3,280円(税込)|豊洲からの直送便日本一の桃生産量を誇る山梨県の春日居の桃4200円送料無料日本一*の桃生産量を誇る山梨県の春日居の桃。山梨の中でも極めて高い評価を得る理由は、実は春日居の桃が収穫後選別される山梨県春日居統一共選所にあります。農家さんが納めた桃は1個1個、お皿にのせられてベルトコンベアで検査され、産地箱に入れるまで一切人の手に触れません。糖度検査、重さ、色合い、すべてあらゆる方向からセンサーが入ります。他の共選所に比べ、糖度基準が1度以上も高く選別されることから、山梨桃の中でトップクラスと言われる程の春日居共選所なのです。気温や天候により異なる場合があり目安となる発送時期です。また、品種をお選びする事はできませんので、ご了承くださいませ。※農林水産省令和2年産もも、すももの結果樹面積、収穫量及び出荷量【お取り寄せ可】山梨県産「春日居の桃」秀品化粧箱入り5~6玉約1.4kg※常温送料無料4,200円(税込)|豊洲からの直送便おすすめの特集旬の”イイモノ”をお届け!産地直送「桃」リレー!おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年07月23日月経前の不調のひとつ、ほてりやのぼせ。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によれば、冷房の効いた室内と高温多湿の屋外との行き来で自律神経が乱れやすいこの時期は、それらが強く出やすいそう。そこで愛先生が、自律神経を整え、かつほてり対策となる簡単な方法を教えてくれます!月経前のほてり、気になりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 170蒸し暑いと体に熱がこもって、ほてりを強く感じることはないでしょうか。冷房で足元が冷えたり、お腹を触ると冷たかったり、肌の表面は冷えているのに体感として熱がこもっている感じがすることってあります。冷やしたらいいのか温めたらいいのかわからなくなりますよね。特に女性の場合には、月経前にほてりやのぼせを強く感じてしまう人も多いと思います。月経前症候群(PMS)の一種でもありますが、不快な症状ですよね。そこで今週は、まだまだ蒸し暑く自律神経を乱し、それにともないホルモンバランスまでも乱れを生じさせてしまいやすいので、ほてり対策の食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前のほてり対策としての食薬習慣私たちは、夏の暑さを感じると汗をかき、汗を蒸発させることで熱を冷まし体温調整を行っています。ですが、高温多湿の環境では、なかなか汗は蒸発できません。さらに、冷房の環境にいて暑い外にたまに出ることを繰り返していても体がその寒暖差に適応できずに、体温調節がうまくできません。これらによって自律神経を乱してしまうことがあります。こうして、ほてり、だるさ、不眠、めまい、むくみなどさまざまな不調を感じさせてしまいます。さらに女性の場合には、女性ホルモンが1か月の中で大きく変化していますが、このホルモンの調節を行っている部分が自律神経も調整している脳の視床下部です。そのため、自律神経が乱れているときには、ホルモンバランスにも影響して、月経前の異常も感じやすくさせてしまいます。もともとPMSを感じやすい人は強くほてりを感じてしまうことがあります。漢方では、このときに体を潤し熱を冷ます『清熱滋陰』をするとよいと考えます。さらに、同時に血流を促す『活血』を行うことも効果的です。そこで今週食べるとよい食材・メニューは、【モロヘイヤと豚の生姜炒め】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:モロヘイヤと豚の生姜炒め】作り方は、ニンニクと豚肉を炒めて、モロヘイヤを加え、醤油、みりんで味を整え、すりごまとおろし生姜をたっぷりあえたら完成です。【モロヘイヤ】夏野菜の王様と言われるモロヘイヤ。ネバネバ成分のマンナンなどが、胃腸の粘膜を強化し、消化を助けます。栄養素としては、抗酸化ビタミンACE、カルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンB群なども豊富で、夏のバテた体にぴったりです。漢方では、『清熱滋陰』作用があるとされています。ビタミンAやビタミンEは脂溶性なので、炒めて油と一緒に食べると吸収が高まり効果的です。【生姜】生姜は、生で食べるか加熱して食べるかで効能が変わります。生で食べると強い抗菌作用があり、体温調節がうまくいかず体にこもってしまった熱を発散したり、血流を促すために役立ちます。逆に加熱して食べると有効成分に変化が起こり、体を深部から温める働きが期待できるので、冷房で冷えている人は加熱がおすすめです。暑いから単純に冷たいものを食べて体を冷ますというのは、熱中症のときなどには適していますが、自律神経の乱れによるほてりには、食事による栄養成分によって問題を解決していくことが好ましいです。ほてりで悩む方は、ぜひお試しください。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©SIphotography/Gettyimages©kali9/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年07月22日程度の差はあれど、月経前に不調を感じるという女性はほとんどと言ってもいいかもしれません。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、月経前の気分の落ち込みを改善する簡単な方法を教えてくれます!月経前は気分の落ち込みが酷くなる?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 169女性にはどうしても気分が落ち込んでしまう瞬間があります。特に、月経前。理由もなく涙がでたり、悲しくてどうしようもなくなったり、どんな出来事も悪い面しか見えなくなったり、みんなが笑っていても笑えないときがあったり、必要以上に反省してしまうことが多かったり…。また、ネガティブな考えは、迷宮入りするパターンが多く、悪い思考や過去の記憶を連鎖的に結び付け、嫌な気分が長期化したり、寝る時間を削ってまでくよくよと嫌な思考が頭の中を巡ってしまいます。たまにであれば、そんな自分の一面もあるんだなと客観視して吹き飛ばしてしまえばよいですが、頻繁に起きてしまうのであれば、自分の人生において深刻な問題になってしまうと思います。女性の場合には、高温期である月経前のタイミングに深刻な気分の落ち込みを数日間感じてしまう人が多いです。そこで、今週はただでさえ、暑さにやられ心がバテてしまいそうな人が増えてきていると思うので、月経前の気分の落ち込みを軽減する食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経前の気分の落ち込みを軽減する食薬習慣月経前、月経中、排卵時など全く何の不調も起こらないという人は、非常にレアだと思います。みなさんはいかがでしょうか。何も起こらないことが理想ですが、さまざまな複合的な要因で、気分の落ち込み、不安感、イライラ、過食、膨満感、出血、腹痛、下痢、便秘、胃痛などさまざまな症状に悩まされるものです。このなかでも、気分の落ち込みについては、漢方では胃腸が弱く疲れやすい『脾気虚』や『血虚』のタイプの人に起こりやすいと考えられています。気分の落ち込みは、脳の神経伝達物質に関係する必要な栄養の吸収がしっかりできることや、腸内環境と関係するセロトニンという物質の量も関係してきます。さらに、今のような湿度が高い時期には『脾』がダメージを受けやすいと考えられています。そこで、今週は『脾』の働きをサポートし『気血』を補う食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【オクラ納豆】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:オクラ納豆】オクラは生でも食べることができるので、抵抗がない人は生で食べると便利。キッチンバサミでそのままオクラをカットしながら納豆に混ぜて、醤油を加えたり、お酢やカイワレ、ブロッコリースプラウトなどを混ぜて食べても良いと思います。気になる人は、オクラをレンジでチンしてから加えてみてくださいね。【オクラ】オクラは夏野菜なので、体にこもる熱を冷ましてくれたり、ネバネバ成分が胃腸の粘膜を強化したり、腸内環境を整えるために役立ちます。『脾気』を補い、『胃熱』を抑える野菜です。他にも、ビタミンB群、ビタミンC、マグネシウム、鉄、カルシウムなども含まれています。足がはやく余りやすい野菜の一つでもあると思うので、納豆や味噌汁にポトポト落として新鮮なうちに食べ切りましょう。ちなみに冷凍保存も可能です。【納豆】納豆は、タンパク質が豊富で、腸内環境にプラスに働く優秀な食材です。また、オクラに含まれるネバネバ成分はタンパク質の吸収を促すため、納豆との食べ合わせは最高です。『気血』を補うことのできる食材です。気力も体力もないときには、お菓子やお総菜などではなく納豆を食べるようにしてみましょう。便秘解消、ダイエットにもなりますよ。気分が落ち込んだときには、自分の目の前の世界が暗くなりますよね。たまにはそんな日もあっていいと思いますが、毎月訪れたり、長期的に続くようでは生活に支障がでます。まずは何からはじめたらよいかわからないときは、食事の内容の見直しをしてみましょう。もし、それも面倒なときには、とりあえずオクラ納豆を食べてみて一休みしてみてくださいね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Valeriy_G/Gettyimages©Igor Ustynskyy/Gettyimages©Inside Creative House/Gettyimages文・大久保愛
2022年07月15日異常な暑さがひと段落したとはいえ、蒸し暑い日は続いています。そこに月経が重なれば、カラダのだるさをより感じる人は多いでしょう。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、自律神経を整え、だるさや疲労感など月経時の不調を防ぐ簡単な方法を教えてくれます。最近、月経時のだるさが酷くありませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 168最近、グッスリ眠れていますか?朝スッキリしていますか?日中元気に活動できていますか?もし、毎日疲れが上乗せされ続けている気がするという場合には、寝室の湿度を気にしてみてください。日本の夏は、どうしても湿度が高くなりがちです。気温がそれほど高くなくとも、湿度が高ければ体感温度が上がってしまいます。いくら部屋の温度を調整しても嫌な感じがする人は、湿度が高いかもしれません。夏は、睡眠時に室温が26度前後、湿度が60%前後に保たれていることが理想です。もし、7月に入りダラダラ過ごす時間が増え、ダメ人間のようになっている人がいたら、湿度や温度を測定して管理してみましょうね。そして、基本的に女性が1か月のうちにだるくなりやすいのは、「血」が不足しやすい月経中です。そのため、今月は月経時にだるさをいつも以上に感じてしまっている人も多いのではないでしょうか。自然界、女性ホルモンの2つの影響により、体調は悪化傾向です。そこで、今週は月経中のだるさを軽減する食薬習慣を紹介します。今週は、月経中のだるさを軽減する食薬習慣暑かったり、雨が降ったり、少し気温が落ち着いたり、最近の天気は私たちの気分と同じようにコロコロ変わりますね。気候の変化は自律神経に影響するので、気分が気候に合わせてコロコロ変わるのは仕方ないことではあります。ですが、だるい、眠い、やる気がでない、集中力がでない、動きがスローになるなどの状況は、生活に支障を少しずつきたしていきますよね。疲労感と同時に、効率が悪い行動が続くとやるべきことも積み重なっていき、気分は滅入ってしまいますね。これを漢方では、エネルギー不足の「気虚」自律神経が乱れる「気滞」だるさを感じる「痰湿」などと表現します。さらに、女性の場合には月経が重なると、心と体の安定に働く「血」が不足してしまい、状況はどんどんと悪化していく一方。そうならないためにも、「気血」を補い、巡りの改善をしてだるさから解放されましょう。今週食べるよい食材・メニューは、【ココナッツオイルチョコレート】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:ココナッツオイルチョコレート】作り方を紹介します。まずココナッツオイルを常温に置いておきます。今の季節だとココナッツオイルは常温で液化します。そこに、ピュアココアとオリゴ糖や蜂蜜をお好みで加え、よく混ぜ保存容器や製氷機に入れ、冷蔵庫で冷やします。1時間くらいすると固まってチョコレートのようになっています。【ココナッツオイル】ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸が多く含まれています。中鎖脂肪酸はエネルギー効率がよく、だるい、疲れなどの「気」が不足しているときの即戦力になってくれます。さらに、抗菌作用が高く、腸内環境を整えるためにも役立ち「痰湿」を取り除くためにも役立ちます。【ココア】強い抗酸化作用、血行促進作用、抗菌作用、血糖値の上昇を抑える作用、リラックス作用などがあり、巡りの改善にも役立ちます。さらに、マグネシウムや鉄、亜鉛などミネラルも豊富で「血」を補う働きも。疲れた時に、チョコレートを食べたら元気になるというのは、とっても嬉しいことです。しかも、面倒な手作りチョコレートが、ココナッツオイルを使うと非常に簡単に作れてしまいます。最近、本調子じゃないなと感じている人は、ぜひお試しくださいね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©bymuratdeniz/Gettyimages©bymuratdeniz/Gettyimages©Eugenio Marongiu/Gettyimages文・大久保愛
2022年07月08日中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、月経前は皮脂分泌が増え、便秘がちになるため、フェイスラインのニキビなど肌荒れが起きやすいそう。さらに日本特有の高温多湿の気候、マスクによる蒸れ、暑さによる偏食からくる腸内環境の悪化などから、今の時期はさらに肌状態が悪化する人が多いとのこと。そこで、愛先生が月経前の肌トラブル予防策を教えてくれます!月経前の肌荒れ、気になりませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 167猛暑の中、食欲が落ちてげっそりすると思いきや、むしろいつもより食べ過ぎてしまうことはないでしょうか。夏の暑さにバテているなら食欲が落ちて痩せたらいいのにと思ってしまいますが、現実には食欲は落ちずたくさん食べて、痩せずに重だるさだけを感じる人も多いようです。高温多湿の時期に食べすぎてしまうと腸に負担がかかり、出てくるのがフェイスラインやマスクの内側のニキビや赤みなど肌トラブルです。そして、紫外線が強い今の時期は、お肌と目に入る刺激が体中に活性酸素を過剰に発生させたり、マスクの中の肌を蒸れさせ、擦れて肌トラブルが加速していきます。さらに、女性の場合には月経前に皮脂の分泌が増えるため、この時期に肌トラブルを起こしてしまう人も続出するとだと思います。そこで今週は、月経前の肌トラブル予防のための食薬習慣を紹介します。今週は、月経前の肌トラブル予防のための食薬習慣長時間、外にいることに危機感を感じるほど暑い日が続きますね。みなさん、いかがおすごしでしょうか?外に一歩出ると早くも日陰や室内に入りたくなりますよね。汗をかき、マスクで蒸れ、紫外線の刺激を受け、エアコンで乾燥するお肌はこまめなお手入れをしなければ荒れてしまいそうです。さらに、夏バテをしつつも室内の冷えた空間で過ごす時間が多い私たちは、食欲を落としてしまうよりも、麺類やパン、すぐにつまめるお菓子やお総菜などちょっとジャンクな食べ物が欲しくなることもあると思います。さらに、仕事終わりや夕食時に冷たいハイボールやビール、アイスクリームなどを摂る習慣がついてしまった人もいるかもしれませんね。ということで、暑い夏には意外と偏ったものを食べ過ぎてしまうことがあるのですが、それによって腸内環境は当然悪化の一途をたどります。そして、腸の鏡とされるお肌の状態も悪化の一途をたどることでしょう。さらには、女性の場合月経前に皮脂分泌が増え、便秘がちになるため、フェイスラインのニキビなどに悩む人も増えることでしょう。これを漢方では、体の内側から炎症の原因になる『湿熱』がたまっている状態と考えます。そこで、体の外と内側から炎症を起こしてしまう今の時期、『湿熱』をとりのぞき肌トラブルを防ぐための食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【米なし手巻き寿司】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:米なし手巻き寿司】作り方は、海苔の上にレタスをのせ手巻きずしの要領で好きな具材をのせ、お醤油やドレッシングをつけて食べます。ピクルスを一緒に入れると酢飯のような味わいになりより手巻き寿司のようになります。暑い時期には、生野菜離れをしやすくなりますが、手でちぎって巻いてすぐ食べられる米なし手巻き寿司はすごく簡単で便利な一品です。サニーレタスレタスよりも色素が多いサニーレタスは、抗酸化作用のある物質を多く含みます。また、不溶性と水溶性の食物繊維の含有バランスが腸にとって理想的であるため、偏食で腸内環境が乱れている人にもってこいの食材。たっぷり食べると『湿熱』をとりのぞく働きが期待できます。また、カリウムも豊富なため、冷房でむくみが気になる人にもおすすめです。海苔サニーレタスと同様に食物繊維が豊富で『湿熱』を取り除くために役立ちます。さらに、マグネシウム、鉄、カリウムなどのミネラル、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンKなどの栄養もマルチに含んでいます。肌荒れに悩んだとき、月経前に過食気味になるとき、野菜不足に悩むときなど気軽にできる一品なので、ぜひお試しください。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Prostock-Studio/Gettyimages©Cavan Images/Gettyimages©Inti St Clair/Gettyimages文・大久保愛
2022年07月01日フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。フルーツがおいしい時期になってきました。フルーツは1年を通して旬があり、その季節しか食べることができないものが多い食材です。また、気候の関係もあり数量も少ないものも多いのではないでしょうか。今回ご紹介するのは限られた時期にしか食べられない、なおかつ数量限定の今しか「食べられない」限定“レアフルーツ”のご紹介です。どれも希少でスーパーではなかなか手に入らないフルーツですので、ぜひ試してみてください。これから!! 「御所の桃」≪ピンク桃≫ 山梨県産 1箱 約1.5kg 3280円送料無料で登場!甲府盆地の中央部に位置する旧御所村。そこに18名からなるピンク桃部が存在します。その部会は毎年毎年、品種・栽培研究を重ね「より美味しい桃を生み出し、食べてくれる人を笑顔にさせる」その原点を追求し続けております。今回の桃は、こだわりの贈答桃を生み出す過程で多少色付きと形が整わなかった、ご自宅用の「ピンク桃」になります。【品種に対するこだわり】数ある桃の品種の中から厳選した30品種を栽培。さらに食味・糖度・色づきを見て10品種に絞り込み、1シーズン変わらぬ美味しさをお客様に提供しています。【栽培に対するこだわり】土壌は牛糞を用いて樹勢(木の持つ力)を保ち、秋になると鶏糞を用いて、渋みのない桃にします。1玉1玉手間を惜しまず袋をかぶせます。美しく味の良い桃を作るための最大限の努力をしています。さらに収穫の直前にしっかりと水分を切る事により糖度を高めます。【お届けする桃につきまして】梱包は十分に注意いたしますが、ご自宅用の桃ですので、多少の打ち身等はあらかじめご了承ください。【お取り寄せ可】送料無料「御所の桃」≪ピンク桃≫山梨県産1箱約1.5kg(目安として5~8玉)産地箱※常温3,280円(税込)|豊洲からの直送便日本一の桃生産量を誇る山梨県の春日居の桃4200円送料無料日本一*の桃生産量を誇る山梨県の春日居の桃。山梨の中でも極めて高い評価を得る理由は、実は春日居の桃が収穫後選別される山梨県春日居統一共選所にあります。農家さんが納めた桃は1個1個、お皿にのせられてベルトコンベアで検査され、産地箱に入れるまで一切人の手に触れません。糖度検査、重さ、色合い、すべてあらゆる方向からセンサーが入ります。他の共選所に比べ、糖度基準が1度以上も高く選別されることから、山梨桃の中でトップクラスと言われる程の春日居共選所なのです。気温や天候により異なる場合があり目安となる発送時期です。また、品種をお選びする事はできませんので、ご了承くださいませ。※農林水産省令和2年産もも、すももの結果樹面積、収穫量及び出荷量【お取り寄せ可】山梨県産「春日居の桃」秀品化粧箱入り5~6玉約1.4kg※常温送料無料4,200円(税込)|豊洲からの直送便おすすめの特集旬の”イイモノ”をお届け!産地直送「桃」リレー!おすすめの特集ぐるなびふるさと納税
2022年07月01日中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、暑さにカラダが慣れていない今の時期は、カラダのだるさや月経異常などが起きやすいのだそう。そこで、愛先生がそれら女性特有の不調対策を教えてくれます!最近カラダがだるく、月経絡みの不調が悪化していませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 166今年も夏至が過ぎ、太陽が真夏の位置へと移動したことによって、夏らしい日差しや気温を体感するようになってきましたね。暑さをしのぐためにエアコンに頼る時間が増え始めているのではないでしょうか。この蒸し暑さによって、早くも夏バテのようなダルさや疲労感を感じることもあるかもしれません。漢方ではこのバテやすいタイプを『脾気虚』といいます。その特徴としてよくある症状は、月経がダラダラと長引きやすかったり、排卵出血があったり、月経中貧血になりやすかったり、あざができやすかったり、傷の治りが悪かったり、胃腸が弱かったり、筋肉が少なかったり、代謝が低く疲れやすかったり、冷えやすかったりというものがあります。そのため、バテやすい今の時期、これらの不調は悪化していきます。ということで、暑さを強く感じやすくバテがちな今週は、月経にまつわる不調の対策となる食薬習慣を紹介していきます。今週は、月経にまつわる不調のための食薬習慣最近、不正出血があったり、月経がダラダラと続いてしまったり、月経中に強いだるさを感じたりと今までとちょっと違う症状がでてきてはいないでしょうか。これを漢方では『脾気虚』といいますが、『脾気』の働きの1つとして『固摂』といって出血のコントロールがあります。そのため、『脾気』が不足している『脾気虚』の人は、月経の出血が長引いたり、排卵出血など不正出血が起こりやすかったりすることがあります。その改善のための食薬としては、胃腸に負担をかけずに『脾気』を補給できる食材をとりいれることが必要になります。また、ホルモンの乱れを整えるためには生殖機能に関わる『腎』の働きの強化も同時に必要となります。そこで、今週は『脾気』を補いながらも『腎』をサポートする食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは【ソラマメのペペロンチーノ風炒め】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:ささみとソラマメのペペロンチーノ風炒め】作り方は、ささみとソラマメをニンニクと鷹の爪と一緒にオリーブオイルで炒めて塩で味を整えるだけ。【ソラマメ】ソラマメにはビタミンB群が豊富で、「気」を補う力が強いため代謝を上げたい人におすすめ。また、若返りに働くビタミンB3の一種NMNもわずかですが含まれ『補腎』にも役立ちます。さらに、鉄、カルシウムなどのミネラル、タンパク質、食物繊維、そして薄皮に抗酸化に役立つポリフェノールも含まれています。【ささみ】筋トレの味方といえばささみですが、筋力をつけたり、代謝を上げるために必要なタンパク質が多く、低脂質、低カロリー、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンK、ミネラルも豊富です。『気』を補う代表的な食材です。暑い夏に不調を感じたら、冷たいものをたくさん食べて一時的な快適さを求めるのではなく、今の体に必要な食べ物を考え、長期的な改善策を立てましょうね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Poike/Gettyimages©PixelsEffect/Gettyimages©Dimitri Otis/Gettyimages文・大久保愛
2022年06月26日月経前に起こる不調、月経前症候群(PMS)に悩まされている人は、腸内環境を整えることに目を向けるといいかもしれません。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、簡単にできる腸活を教えてくれます。最近、生理前の不調が酷くなっていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 165最近、便がスッキリ出ない、コロコロする、お腹が張ってくるというようなことはありませんか。蒸し暑い日が続くと傷みやすいサラダなど生野菜を食べる機会が減ってくるという人もいるのではないでしょうか。また、低気圧やエアコンの影響で自律神経を乱してしまう人も増えてくると思います。食物繊維の摂取量が減り、自律神経が乱れると起こるのが腸の不調です。腸の状態は、お肌、体臭、口臭、免疫、メンタルなど広い範囲に影響してきてしまいます。とくに、生理前に便秘や肌荒れ、気分の落ち込みなどを強く感じる人が多い傾向があります。そこで、今週は生理周期によって体調が変動しやすい人のための腸からはじめる食薬習慣を紹介していきます。今週は、女性のための腸からはじめる食薬習慣生理前になるとイライラしたり、急に涙が出てきたり、ニキビができたり、過食したり、体重が増えたりとさまざまな不調に悩む人は多いと思います。そんなときに、注目してほしいのが腸です。ここ最近、スッキリ便が出ているのか、おならや便のニオイがきつくなっていないか、便が硬すぎたり緩すぎたりしないかということです。さまざまな不調の諸悪の根源は腸にあるかもしれないからです。腸内環境は、メンタルやお肌の状態とリンクしています。生理前の不調に悩んだら、まずは食物繊維や発酵食品、温かい飲み物などをとる意識をしてみましょう。漢方では、生理前に自律神経が乱れメンタルの不調を感じやすくなる状況を、セロトニンなど脳の神経伝達物質の材料となる『肝血』が不足していると考えます。そして、過食やニキビなどの不調が起こりやすい状態を腸内環境が乱れている『湿熱』が生じている状態と考えます。ということで、今週は『肝血』を補い、『湿熱』をとりのぞき腸内環境を整える食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材・メニューは、【シラスとモヤシのポン酢和え】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:シラスとモヤシのポン酢和え】作り方は、レンチンしたもやしにポン酢とシラスを和えたら完成です。【しらす】カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛のミネラル、ビタミンD、タンパク質、ビタミンB群、オメガ3脂肪酸を含む超栄養価の高い食材です。『気血水』すべてを補う働きがあります。【モヤシ】かさ増し食材として有名なモヤシですが、消化を助けるアミラーゼ、腸内環境を整え、便通を促す食物繊維が多く含まれているため『湿熱』を取り除く働きがあります。また、『血』の材料となる鉄の利用を促すモリブデンが非常に多く、葉酸も含むため『肝血』を補うために役立ちます。なんとなく不調を感じた時には、ピンポイントで不調だけをとらえるのではなく、腸をはじめとしたカラダ全体を整えることを意識すると意外とすんなり不調が解決することがあります。もし生理前に不調を感じている場合には、まずは腸活をとりいれてみてくださいね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。月経前症候群※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Marc Romanelli/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©MixMedia/Gettyimages文・大久保愛
2022年06月17日『家庭の味』の定番ともいえる、味噌汁。調理法はシンプルですが、使う味噌の種類やだしの取り方、中に入れる食材によって、さまざまな味を楽しむことができます。土井先生の『味噌汁ツイート』が話題「家庭料理は、ご飯を炊いて、具だくさんの汁ものを作れば十分」という、『一汁一菜』の食事スタイルを提唱している、料理研究家の土井善晴先生。土井先生が、普段どんな味噌汁を食べているのか、気になりますね。Twitterで反響を呼んだ、土井先生の『味噌汁ツイート』をいくつかご紹介します。『あげたまご』『あぶらげ』『ほしえび』『あおさ』『かまんべーる』あげたまご あおさ あぶらげ おきなわのおみそほしえび あおさ かまんべーる とやまのおみそたまごとじ ねぎ おきなわのおみそ pic.twitter.com/PigAqvPcaK — 土井善晴 (@doiyoshiharu) June 7, 2022 『おとし芋』おとし芋のみそしる(山の芋) pic.twitter.com/yPKAC7Gw3q — 土井善晴 (@doiyoshiharu) May 27, 2022 『たらの芽』『こしあぶら』『若ごぼう』たらの芽のみそ汁こしあぶらと若牛蒡のみそ汁みつ葉の玉子焼き pic.twitter.com/lNUOg011ep — 土井善晴 (@doiyoshiharu) May 19, 2022 どれもおいしそう…!旬の食材や珍しい食材を使ったり、具材に合わせて味噌を変えたり、土井先生の味噌汁は、自由な遊び心にあふれていました。投稿を見た人たちからは、たくさんのコメントが寄せられています。・カマンベールを入れるとは斬新!どんな味なのかが気になります。・旬のもの以上のぜいたくはないですね!身体が喜びそう。・味噌汁に『あげたまご』は目からウロコ。私もいろいろ試してみよう。土井先生の投稿を通して、改めて、味噌汁の奥深さを多くの人が知ったのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年06月13日寝てもカラダがだるい、やる気が出ない。梅雨に入り、これらをより強く感じている人は多いかもしれません。そこで、中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生が、もうすぐやってくる猛烈な暑さに負けないためにも、今からできる「スタミナがつく」簡単な方法を教えてくれます。最近、特にだるさを感じていませんか?【カラダとメンタル整えます愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 164どんよりした空模様が続き、心も体もなんだかシャキッとしないどんよりした毎日をお過ごしの方はいないでしょうか。気候の変化にともなって、気持ちや体調が左右されることを実感しますよね。雨の日は、朝からやる気が喪失、重だるい足取りに、顔のむくみ、日中の眠気を感じることも。かと思えば、夜になると目が冴えたり、朝方目を覚ましてしまったり…。疲れをリセットする余裕がなくなってしまい、スタミナ切れを感じてしまう日も増えてしまうかもしれません。そこで、今週はお天気に負けない、スタミナが充実した体になるための食薬習慣を紹介していきます。今週は、スタミナをつける食薬習慣朝から「あー、疲れた」と何度も口に出してはいないでしょうか。疲れてだるい毎日は、ぼーっとしたり、集中力が低下することで大切な自分の時間をあっという間に消費してしまいます。休日には、ダラダラしてしまい気がついたら夜だったなんてこともあるかもしれません。高温多湿の天候を漢方では、『脾』が弱りやすく、スタミナがなくなってしまう『気虚』になりやすいと考えます。今後、気温も湿度もどんどん上がっていくことが予測されます。今からスタミナ切れに陥っていたら、今後が心配です。そんなときは、食薬で対策をとっていくことも必要になります。そこで、今週はスタミナ対策として消化の働きをしている『脾』を支えながら『気』を補い、元気はつらつを目指す食薬習慣を紹介していきます。食べるとよい食材・メニューは、【豚肉のおろしポン酢】です。食薬ごはん【今週食べるとよい食材・メニュー:豚肉のおろしポン酢】作り方は、豚肉と玉ねぎを炒めて、大根おろしをたっぷりのっけて千切りした大葉や万能ねぎを添えてポン酢をかけたら完成です。【豚肉】タンパク質、鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンB群を豊富に含む『気血』を補うスタミナ食材です。特に、糖質のエネルギー代謝を上げるビタミンB1を多く含むため、疲れているとき、肌寒く感じるときにも役立ちます。【大根おろし】ジアスターゼという消化を助ける酵素が含まれるので、胃腸の調子が悪くてもお肉などちょっと消化に負担がかかる食材と合わせて食べるとその栄養の吸収を促してくれる『補気』を助ける野菜です。『脾気虚』の改善に役立ちます。また、抗酸化作用が高いイソチオシアネートという辛み成分も含まれるので辛みも有効成分と考え、大根おろしの汁までいただきましょう。スタミナがほしいからと栄養ドリンクやカフェインを着火剤のように使ってはいないでしょうか。一時的にスタミナを沸かせるようなことではなく、食薬を習慣として根本から元気な体を作っていくほうが、今後さらに過ごしづらくなる梅雨や夏の気候を乗り越えるために必要なことです。今、スタミナ切れを感じている人は、食事の見直しをしてみましょうね。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。※食薬とは…漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか?一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。Information大久保 愛 先生漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。公式LINEアカウント@aika『1週間に一つずつ心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。©Laurence Monneret/Gettyimages©South_agency/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・大久保愛
2022年06月10日湿度が高く、じめじめしやすい梅雨の時期。同時に気温も高くなり、食べ物が傷みやすい季節でもあります。傷んだ食材を知らずに食べてしまうと、場合によっては食中毒の原因になる可能性もあるので、できるだけ避けたいですよね。なるべく早めに食べきることが大切ですが、あらかじめ傷みやすい食材や保存方法を知っておくことで、フードロスを防げます。そこで今回は、管理栄養士の筆者が、梅雨時期の買いだめで注意したい食材をご紹介します。食べ物が腐りやすい条件や保存方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。食べ物が傷む原因とは食べ物が腐ってしまう原因の一つは、微生物が増えることと言われています(※1)。湿度や温度が高い環境は微生物の一種である細菌が増殖しやすいとされているので、梅雨の時期を含め夏場は特に注意が必要です(※2)。また、湿度が細菌の増殖条件の一つであることから、水分が多い食材は細菌などが増えやすく、傷みやすいと言えます。そのため、昔から塩漬けや砂糖漬けにして食材の水分を減らしたり、乾燥させて水分を飛ばしたりする保存方法がとられているのです。このような保存方法が向かない食材もありますが、なるべく食材を無駄にしないように管理には気を付けましょう。では、具体的に傷みやすい食材やおすすめの保存方法についてお伝えします。1.玉子玉子は安く手に入りやすく、良質なたんぱく質が摂れるため、常備している人も多いでしょう。常温でも保存はできますが、温度が高い場所に置いておくと傷む原因にもなります。なので、冷蔵庫で保存しておくことが望ましいです。ゆで玉子にした場合は傷みやすいため、なるべく早めに食べきることがおすすめ。半熟玉子はさらに傷みが早いため、お弁当などには不向きです。自宅で早めに食べるようにしましょう。また、冷凍保存も可能です。殻付きのまま、または卵黄と卵白を分けた状態どちらでも構いません。2.チーズチーズはさまざまな食事に使えて、カルシウムやたんぱく質が補給できる便利な食材です。しかし、一度開封すると、冷蔵保存していてもすぐに固くなったり、カビが生えたりして食べられなくなった経験がある人もいるのではないでしょうか。チーズは一度開封すると傷みやすいため、開封後は1週間以内に食べきるといいでしょう。また、冷凍保存すると1か月くらいはもちます。解凍するときは加熱調理しましょう。3.もやしもやしは一年中安く手に入りやすいため、節約するときにぴったりな食材の一つ。食物繊維が豊富であり、低カロリーでかさ増しにも使えるため、ダイエットにも向いています。しかし、もやしは日持ちしにくい食材でもあります。水分を多く含んでいるため、冷蔵保存しても傷みやすいのです。一度茹でてから水気を切り、冷蔵保存しておくと日持ちしやすくなりますが、できるだけ早めに使いきりましょう。また、加熱してからの冷凍保存も可能です。解凍後は汁物や和え物に使うといいでしょう。4.きゅうりきゅうりには水分やカリウムが多く含まれているので、夏に食べたい食材。しかし、水分が多いため傷みやすい食材でもあります。冷蔵保存し、1週間以内に食べきるようにしましょう。また、浅漬けにしたりピクルスにしたりして保存することもおすすめです。きゅうりの場合、冷凍すると食感が変わり食べにくくなるため冷凍保存は避けた方がいいかもしれません。5.加工肉ハムやベーコンなどの加工肉は、お弁当などにも使いやすくて便利ですよね。しかし、一度開封すると細菌が増殖しやすく傷みやすい食材の一つです。開封後はラップでしっかりと密閉して冷蔵保存しましょう。ハムやベーコンは冷凍保存も可能です。使うときは自然解凍し、加熱調理するといいですよ。食材を無駄にせず、梅雨を乗り切ろう高温多湿になりやすい梅雨の時期から夏場は、細菌などが増えやすいシーズン。せっかく節約のために買いだめをしたのに傷んでしまった、なんて事態になりかねません。早めに食べきることができなさそうな場合は、傷みやすい食材を買いだめしないようにしてみましょう。もし大量に買ってしまった場合には、冷凍保存などもうまく取り入れてみてください。【監修】管理栄養士寺内麻美管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。【参考】※1 有害微生物による食中毒を減らすための農林水産省の取組(リスク管理):農林水産省※2 厚生労働省食中毒予防の原則と6つのポイント©Stokkete,Lonny Garris/shutterstock©Westend61,DigiPub,Alberto Rojas Garcia,/gettyimages文/管理栄養士・寺内麻美
2022年06月05日