今春始まったドラマで、ヒロインを演じる女優たちが多忙を縫って実践している美容&健康にいい「美活」術を一挙公開!その効果を専門家にも聞いてみました――。「朝ドラの撮影現場は長期に及ぶため体調管理が不可欠。今回は北海道での撮影も多く、手軽な栄養補給&美肌維持のため広瀬さんは積極的にいちごを食べています。『ビタミンが摂取できるから大好きなんです』と話していました。1パックは食べられるそうです」(仕事関係者)20%以上の視聴率を保つ『なつぞら』(NHK)主演の広瀬すず(20)は「苺活」。以前、静岡いちごのイメージキャラクターを務めたこともあるほど。すぐ食べられる手軽さが魅力だという。「美容に必須のビタミンCがいちご5粒で約1日分取れます。抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富でエイジング対策にも有効です」(美容ライター・梅野利奈さん)姉・広瀬アリス(24)も連ドラ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)に出演中だ。広瀬姉妹は“写活”に励んでいるという。「インスタグラムやツイッターでまだ顔の知られていないモデルや一般人の男女を見て『このコ、イイ!』と言い合いながら、写真をスマホで送り合っています。“私もまだ負けられない”という美意識へつながり、衣装やメーク、演技に生かしているとか」(芸能関係者)続編が多い今回の春ドラマ。なかでも『科捜研の女』(テレビ朝日系)は20周年を迎え、1年間放送される。主演・沢口靖子(53)は「蜜活」に取り組んでいるという。「沢口さんはお手製のジンジャーハニーティーを現場に持参してきています。紅茶にすり下ろしたしょうがを加え、ハチミツをたっぷり入れています。長丁場のロケを乗り切る必需品だとか」と、ドラマ関係者。「新陳代謝を高めてくれるしょうがは、体の冷えから守ります。さらに、熱を加えるとしょうがに含まれるジンゲロールがショウガオールに変化し、より血行促進効果が高まります」(前出・梅野さん)倉本聰脚本の『やすらぎの刻』(テレビ朝日系)も『やすらぎの郷』から2年ぶりの新作。八千草薫(88)の体調問題で“代役”主演となった風吹ジュン(67)は「茶活」にハマっているという。「風吹さんの中国茶好きは業界では有名なのですが、近年はさらにエスカレート。お店で気に入った中国茶を見つけると、店主に頼み込んで茶葉の買い付けに同行するほど。『産地は20カ所以上巡ったわ。中国茶って人生のすべてを洗い流してくれるのよ~』と笑顔で話していました」(ドラマ関係者)『緊急取調室』(テレビ朝日系)は今回が第3弾となる。天海祐希(51)は「発酵活」に熱心だ。「『納豆やキムチ、漬け物などの発酵食品が大好きで、毎日食べています』と話していました。また、撮影が長引き帰宅がどんなに遅くなってもシャワーで済ませず、必ず湯船に入るようにしているそうです」(ドラマスタッフ)天海と同じく、発酵食品好きで「漬活」しているのが『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)に主演する二階堂ふみ(24)。「できる限り自炊していて『自分で漬けた漬け物を、お味噌汁、玄米、お魚と一緒に食べるのが最高~』と話していました。にんじん、かぶ、大根、きゅうりをよく漬けているとか」(仕事関係者)前出・梅野さんは言う。「発酵食品はこうじ菌、乳酸菌などの健康に必須な菌が豊富。整腸効果、美肌効果などが見込まれ、全身が健康になります」春ドラヒロインの「美活」は、日常生活でも役に立つはず!
2019年05月17日通算50作目となるシリーズ最新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』に、新たに松野太紀、富田望生、倉島颯良、中澤準、田中壮太郎が参加することが分かった。1997年公開の『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来、22年ぶりとなる新作は、車寅次郎(渥美清)の甥・満男(吉岡秀隆)と、満男がかつて思いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。別々の人生を歩んできた2人を軸に、さくら(倍賞千恵子)や博(前田吟)、そして「くるまや」を囲む人たちの“今”が描かれる。今回発表になった新キャストはいずれも本シリーズ初参加だが、松野太紀と田中壮太郎は近年、山田監督の映画『おとうと』『東京家族』や舞台作品に出演している山田組の常連。松野さんはアニメ「金田一少年の事件簿」の金田一一役や、「スポンジ・ボブ」のスポンジボブ役などの声優として有名。田中さんは俳優としてはもちろん、舞台の演出家としても多方面で活躍している。また、今後さらなる活躍が期待される若手俳優たちにも期待。今年、ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」で存在感のある演技を見せ、朝ドラ「なつぞら」にも出演した富田望生、アイドルグループ「さくら学院」を卒業後、本格的に女優として活動をスタートさせた倉島颯良。そして子役出身の中澤準は今回オーディションで出演を決めた。シリーズの初参加組が最新作でどのように登場し、お馴染みのキャストたちと絡んでいくのか、引き続き注目していて。『男はつらいよ お帰り 寅さん』は12月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:男はつらいよ お帰り 寅さん 2019年12月27日より全国にて公開©2019松竹株式会社
2019年05月16日真夏のような暑さを記録した5月10日、東京郊外にある廃校で映画『星屑の町』の撮影が行われていた。昭和の薫りが漂う木造校舎の小学校旧分校。そこに“のん”こと、能年玲奈(25)の姿があった。4月30日、同作にヒロインとして出演することが報じられたのん。14年12月公開の『海月姫』以来4年ぶりの抜擢とあって、現場でも気合十分のようだ。のんは照り付ける日差しのなか、30分以上何度もブランコをこぎ続ける。それでも彼女は最後まで笑顔を絶やさず撮影に臨んでいた――。驚くほどの奮闘ぶりを見せるのん。理由は、念願の映画出演がかなったからというだけではなかった。“ある人物”に元気を届けたいという思いが胸に秘められていたのだ。「実は先日、のんさんのおばあさんが脳梗塞で入院してしまったんです。もう70歳をすぎていますからね。命に別状はなかったものの、後遺症が残ってしまったそうです。現在は退院して、別の病院でリハビリに励んでいます。のんさんのお父さんは長男なので、頻繁に病院に通っているみたいです。自宅には三男、つまりのんさんの叔父さんが住んで留守を守っています」(のんの知人)本誌が昨年10月に取材した際、祖母は元気に孫への想いを語っていた。「大事なのはあの子が生き生きとした姿でいられるかどうかだけです。玲奈には自由に好きなことをやってほしいし、これからもいろんな挑戦をしてくれるはず。私はそれを見届けるため、あと10年は長生きしないといけないなと思っています」そんな孫を応援し続けた祖母が、まさかの緊急入院――。記者は、兵庫県にある祖母の自宅へと向かった。すると夕方になって、のんの叔父が戻ってきた。祖母の病状を尋ねたところ、叔父はこう答えた。「そうです、脳梗塞で2月に入院しまして……。でも、元気なことは元気なんですよ。普通に話したりできますから。ただリハビリが必要と言われたので、専門の病院へ転院したんです」祖母の入院を聞かされたのんは、すぐさま病院へと駆けつけたという。「連絡したらすぐお見舞いに来てくれたみたいです。私は会えなかったのですが、母が『玲奈が来てくれたんや』と言っていました。来てくれたことは、うれしかったと思いますよ。玲奈の活躍を見るとが、母にとってのいちばんの楽しみですからね……」前回の取材時も、祖母はNHK朝ドラ『あまちゃん』の再放送を何度も見ていると語っていた。自分が活躍することが、祖母に元気を与えるはず。見舞いに訪れた彼女はそう決意し、病室から撮影現場へと向かったのだ。叔父はこう語る。「これまでも母はいつも玲奈の活躍を見ては、『ようがんばってるなぁ』と言って喜んでいました。音楽を始めたときは、ステージを楽しみにしていました。映画に出るとなると、同じように公開を心待ちにしていました。そんな母だから、今回の映画出演が決まったことも喜んでいると思います。あの子ががんばってくれることが、何より母のリハビリの励みにもなるはずです」
2019年05月14日「僕と天陽は似ていると思うんです。本心を隠して行動するところ、思っていることを言わないところとか。自分が傷つくのが嫌だし、相手を傷つけるのも嫌で、口数が少ないところや内向的なところも似ているかも」そう話すのは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロイン・なつ(広瀬すず)に絵を描く楽しさを教え、なつの生涯に大きな影響を与える山田天陽を演じている吉沢亮(25)。どうやら天陽との共通点は多そう。朝ドラ初出演となる『なつぞら』の天陽役はオーディションでつかんだ。「朝ドラに出ることは役者として大きなことだとずっと思っていました。100作目という節目の作品でもあるし、何よりオーディションで役をいただけたのがすごくうれしかったです」なつと天陽が18歳になり、子役から広瀬と吉沢へバトンタッチした週は、“美男美女登場!”とネット上でも話題になった。初共演となる広瀬についての感想は?「彼女はすごいなと思います。撮影で大変なはずなのに、まったくそういう部分を見せない。ヒロインを皆で支えよう、みたいな感じになるのかと思っていたんですけど、その逆で、ずっと彼女に引っ張ってもらっている感じ。かと思えば、話してみるとすごく年相応な部分も持っていたり」天陽はなつに影響を与える役。吉沢がこれまでに影響を受けた人は?「柴田恭兵さんです。映画『さらばあぶない刑事』(’16年)で共演したのですが、お芝居はもちろんのこと、現場でのたたずまいがすごくかっこいいなと思って。柴田さんが現場にいらっしゃると、いい意味で緊張感が生まれ、皆のレベルが1つ上がる感じがしました(笑)」『なつぞら』ではなつと天陽は恋人同士になるの?と2人の関係もかなり気になるところ。冒頭の「本心を隠して行動するところ、思っていることを言わないところ」がどういう意味なのか、そのあたりも意識して見てみよう!
2019年05月13日女優の松坂慶子(66)が5月7日公開の日清食品・袋麺シリーズ新CMに出演した。3月まで放送されていたNHK朝ドラ「まんぷく」で安藤サクラ(33)演じる立花福子の母・今井鈴役として出演し人気となった松坂は、CMでも天真爛漫な“おばあちゃん”役に。さらに孫役として同じく「まんぷく」に出演した深川麻衣(28)、二宮輝生(12)、三宅希空(10)が起用。“まんぷく尽くし”のCMは、早くもネットで話題を呼んでいる。日清の袋麺シリーズといえば「チキンラーメン」「出前一丁」「日清焼そば」でお馴染み。CMで松坂はそれぞれの袋麺を美味しそうに食べる孫たちに「おいしいのは、一口目だけよ」「ごまラー油が手に付くやない」「歯に青のりが付くからいや」といったイジワルな反応をしてみせる。しかし結局おなかが鳴ってしまい、“てへぺろ”を照れ隠しに披露。最後には空っぽになった皿やラーメン鉢を前に、みんなで「あ~、まんぷく!」と満足そうに声を揃える。各メディアによると松坂は、今回のCM出演について「こういう役どころも、板についてきたかなと実感しています」とコメントを寄せたという。Twitterでも《鈴さんそのものじゃないですか 好き~》《鈴さん再来!これは日清さん、やってくれましたね!最後に「まんぷく」という台詞を言うのもいい》《素敵なCMありがとうございます。なんかこの4人に会えたのが嬉しくて涙出ました》と喜ぶ声が上がった。松坂といえば79年のドラマ「水中花」(TBS系)に出演し、ドラマ主題歌「愛の水中花」も歌唱。セクシーな歌声で大ヒットを記録し、以降も色気を発揮する役柄が続いた。しかし近年はチャーミングで魅力的な大人の女性役を務め、評判を呼んでいる。10年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」(NHK総合)で演じた貸本屋の店主・田中美智子は、その暖かな人柄が評判だった。「まんぷく」の鈴も魅力的で、「私は武士の娘です!」という台詞は視聴者に強い印象を残した。しかしがどこかお騒がせな役どころであり、ときに“うざ可愛い”と評されることも。そんな鈴を演じることに当初、松坂は苦戦したという。「松坂さんにとって鈴はコミカル過ぎたようで、『面白さはわかるけど、どう演じれば……』と悩んだそうです。しかし松坂さんは制作側から渡された関西弁の方言指導の音源を聞いて猛特訓することで、大阪の女性がどういった気質であるかを理解。そうすることで、次第にキャラが開花していったといいます。見事キャラは大ハマリとなり、放送後にはNHK大阪放送局の局長も『最後までドラマを引っ張っていただいた』と大絶賛するほどでした」(ドラマ制作関係者)「まんぷく」で新たなファンを獲得した松坂。“アラ70”となり、その魅力は増すばかりだ。
2019年05月07日永野芽郁(19)が4月30日、自身のInstagramで雑誌「Seventeen」の専属モデルを卒業すると発表した。「素敵な卒業号にしてくださいました」と報告し、「幸せ、ありがとう ぜひみてね」と呼びかけた。16年8月から「Seventeen」のモデルを務めていた永野は、自身の出世作である18年の朝ドラ「半分、青い。」(NHK総合)出演時にも並行して同誌の紙面で活躍した。いっぽう3月に放送された「ホンマでっか!TV」(フジテレビ系)に出演した際、“燃え尽き症候群”のような発言をしたことが話題に。ファンから多忙ぶりを心配する声が上がっていた。そのため今回の卒業発表に、「ついに女優業に専念!」とTwitterでは期待の声が上がっている。《めいちゃん朝ドラ以降さらに忙しくなったし女優専念かな 今後の活動も楽しみにしています!》《これからは女優としてやっていくのかな?めいちゃんがどんな道を選んだとしても一生ついて行きます》《seventeen卒業おめでとう!めっちゃ寂しいけど、女優としての活躍を期待してるから、頑張って!》今年に入ってからも話題作に続々出演している永野。特に1月から放送されていた「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)の好演が記憶に新しい。同ドラマの最終回で菅田将暉(26)演じる柊一颯が屋上から飛び降りようとした際、永野演じる茅野さくらが涙ながらに救出する姿は多くの視聴者の胸を打った。そのことも手伝い、視聴率は15.4%を記録した。CM出演も昨年末から急増しており、現在は5社と契約。新世代のCMクイーンとしても名高い。さらに3月に発売された初めての写真集「moment」は発売前に重版が決定するなど、若手女優のなかでは抜きん出た人気ぶりを誇る。そんな永野が、「半分、青い。」の打ち上げの際に女優としての野望を明かしていたと本誌は昨年8月に報じている。朝ドラのプレッシャーにヒロイン女優たちは挫けがちだが、永野が物怖じすることはなかった。撮影が折り返しにさしかかった際には「あと半分しかないんですね」と寂しそうに漏らしていたという。いっぽう同ドラマの共演陣は滝藤賢一(42)や余貴美子(62)といった舞台を経験した俳優陣が揃っており、「舞台は怖い。でもその怖さがいい経験になる」といったアドバイスをもらった。そのため打ち上げでは、こんな場面があったという。「永野さんは『舞台で経験を積んで、その後にまた朝ドラヒロインをやりたいです!』と言ったんです。これにはみんな仰天でした。今までそんなことを言った女優さんはひとりもいませんでしたから。松雪さんも『こんなに大変なのに、またやりたいの!?』と言って唖然としていました(笑)。でも、たしかに今の彼女は伸びしろだらけ。『ひょっとすると、数年後に再登板もあり得るんじゃない?』と言われていました」(ドラマ関係者)女優業専念となれば、“朝ドラ再登壇”の夢はますます近づいたかも!?
2019年05月01日「夫の山本耕史さん(42)は先日、主演映画の舞台挨拶で第2子妊娠について聞かれると笑顔を見せましたが、実は3月に無事出産していたそうなんです。4人家族になり、結婚当初から住んでいたマンションが手狭になってきたそうで、引っ越しを検討中だといいます」(夫妻の知人)12年に放送された朝ドラ『梅ちゃん先生』でヒロインを務めた、堀北真希(30)。彼女は15年8月に山本と結婚し、16年6月に第一子妊娠を発表。17年2月には活動休止を発表し、以降は子育てに専念している。そして今年3月、本誌が第2子妊娠を報じたのだ。「2人が共通して持っている子育てのモットーは“親が芸能人ということに関係なく、普通の子どもとして育てること”。そんななか、京都移住という選択肢が出てきたそうです」(前出・知人)プロポーズが京都に向かう新幹線の中だった、というエピソードは山本も公表しており、ファンの間では有名な話。京都には、ほかにも2人の思い出がたくさん詰まっているという。「堀北さんが独身時代最後に出演したドラマ『妻と飛んだ特攻兵』(テレビ朝日系)は、京都で撮影があったそうです。つまり、結婚という人生の大決断をしたのが京都だったんですね。また昨年、山本さんが出演したドラマ『琥珀の夢』(テレビ東京系)も京都での撮影があり、オフの日には収録現場のウィスキー工場に家族3人で訪れたんだとか。京都には夫婦共通の知り合いも多く、2人とも川床のお店がお気に入りなんだそうです」(テレビ局関係者)例年、川床が開かれるのは5月1日から。物件探しを兼ねてお気に入りの店に行くのかも!?
2019年05月01日「日本で愛され続けるポケモンと人間が暮らす街がすごくリアルで、ポケモンが登場する場所やタイミングの一つひとつに意味があるんです。僕のように幼稚園のころからポケモンが大好きだったファンには、そこがたまらなくうれしくて。“ポケモンが本当にいたらいいな”という夢が実現したような感じです」そう話すのは、日本発の『ポケットモンスター』がハリウッドで初の実写映画化。5月3日に日本先行公開される『名探偵ピカチュウ』で声優デビューを飾った竹内涼真(25)。主人公ティムの日本語吹き替えを担当した。「この映画に参加できると知ったときは、こんなワクワクすることはないと興奮しました。アフレコ初日の前は夜中まで練習して、ひさしぶりに寝られませんでした。ティムを演じる米国俳優のジャスティス・スミスがとても繊細な演技をしているので、そこに日本語を乗せるのが難しくて。何回もリテークしましたが、だんだん自分がティムをつかんでいくのがわかってすごく楽しかったです」また、同作にポケモントレーナー役でカメオ出演も果たしている。「劇中、僕がモンスターボールを投げるシーンがあるんです。顔が出るうんぬんではなく、モンスターボールが投げられたこと自体がうれしかった。ロンドンの撮影現場では監督や製作陣の強いこだわりを目の当たりにできて、とても有意義でした」朝ドラ『ひよっこ』で注目を浴びてからもう2年。最近の変化は?「2年たちましたか?長期の休みをとることなく走り続けてきたのでずっとつながっている感じがして。自分自身のなかの変化はあまり感じてないですね。ただちょっと、仕事に対してどっしりと構えられるようになってきたのかなあと思います。なんというか、力を入れるところと抜くところの使い分けもできるようになってきているので、さらにいいパフォーマンスにつなげていきたいですね。これからもっと堂々とできるように頑張りたいと思います」
2019年04月27日大ヒット公開中の映画『キングダム』で主演を務める俳優の山崎賢人が、4月26日放送のNHK朝の情報番組「あさイチ」プレミアムトークに登場。映画で共演した吉沢亮や岡山天音らが語る“天然エピソード”にほっこりする視聴者が続出している。「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を務める本番組。いきなりのドアップで登場した山崎さんに「本当に男前なんだなー」など早速視聴者からの反応が集まり始める。朝ドラ「まれ」で広い世代に注目された山崎さん、当時の映像や映画『キングダム』の名場面などが流されると、「山崎賢人くん大人っぽくなった」「山崎賢人、ほんとかっこよくなってません?空気が別人?」「バネのような若さとともに色気が半端ないな。指の先まで色っぽい」など、その成長ぶりに驚きの声が上がる。続いて吉沢さんがVTR出演。山崎さんから連絡をくれたのに返事をスルーされてしまったエピソードなど「素は抜けてる」と山崎さんの“天然ぶり”を明かすと、「山崎賢人をかわいいですよねと言う吉沢亮のかわいさが爆発」「山崎賢人と吉沢亮ののろけを聞かされてます」などのコメントが。その後出演した岡山さんも、山崎さんと2人で居酒屋に行った際、気づかれないように声を変えて注文したことが逆に目立って、周囲に存在がばれてしまったことなど、こちらも“天然エピソード”を披露。「天然がすごくて可愛すぎ」「なかなかの不思議ちゃんw」などの反応も。番組では『キングダム』クランクアップ時の感極まった姿や、半年前から減量しつつ挑んだアクションシーンの練習風景も紹介。これには「アクション凄すぎる。早く観に行きたい」「アクションのスピードとキレが二倍速かと思うくらい」などの声が。さらに藤木直人“直伝”のルービックキューブにも挑戦。生放送での緊張のためかなかなか成功せず、途中で「CM」というワードを繰り出すなど、またまた天然ぶりを発揮。こちらにも「タジタジしてたの可愛かったな」「ルービックキューブであたふたしてる山崎賢人かわいい」などといった感想が集まっていた。(笠緒)
2019年04月26日俳優の小手伸也(45)が23日、ついにアルバイトを卒業したことを自身のTwitterで明かした。小手は、昨年4月期のフジテレビ系月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』での謎の男・五十嵐役で注目を集め、以降、『ハゲタカ』(テレビ朝日系 ※ナレーション)、『SUITS/スーツ』(フジ系)、『私のおじさん~WATAOJI~』(テレ朝系)、そして現在放送中の『集団左遷!!』(TBS系)と、5クール連続で連ドラにレギュラー出演するブレイクぶり。NHK朝ドラ『なつぞら』への出演も決まっている。こうして一躍売れっ子になったものの、コールセンターのアルバイトは継続しており、昨年11月のマイナビニュースのインタビューでは「嗜(たしな)み程度に続けさせていただいております。日常を営む上で、僕が浮かれて流されないようにするための“碇(いかり)”としてのバイトです」と話していた。だが、さすがに俳優業が多忙を極め、バイトのシフトに入れなくなってきたことから、本人は継続を希望していたものの、契約解除されてしまったことを、22日放送の『スッキリ』(日テレ系)で報告。最後の出勤となった23日は「1時間の遅刻で無事(?)終了しました。最後までご迷惑お掛けしました」とTwitterで謝罪しながら、「『この場所を自分に都合の良い、居心地の良い場所にしてはいけない』…そう思いながらひたすら孤独に自分を戒めていた場所が、気が付けば色んな人に気に掛けられ応援してもらえる場所に。5年間お世話になりました!」と感謝の思いをつづった。
2019年04月24日「原作が手放しに面白くて。テルコを演じることの楽しさを想像したら、絶対やりたいと思いました」そう語るのは、映画『愛がなんだ』(4月19日全国ロードショー)で、主人公の28歳のOL・山田テルコを演じた岸井ゆきの(27)。先日まで、朝ドラ『まんぷく』のタカちゃんとして広く親しまれた彼女が挑んだ新作は、角田光代の同名小説を原作にした恋愛映画。「最初は原作の世界観を、私が台無しにしてしまうかもしれないという不安があったんです。でも、実際に動きだしてからは、目の前にあるテルコを理解することに全力投球しようと決めました」(岸井・以下同)岸井扮するテルコは、とあるパーティで出会った田中マモル(成田凌)に恋してからというもの、人生のすべてが“マモちゃん”最優先。しかし、当のマモルはテルコのことが好きなのではなく、自分の都合で彼女を振り回すだけなのだ。この一方通行な恋に「ある種の共感を覚える」と彼女は言う。「私自身は、好きな人に対してテルコのようには到底できません。でも、その行動に出るまでの熱量は、自分の中にもあると思います。私、舞台を見ることにおいてはものすごい熱量があって、時間さえあればどこへでも行くし、チケット代のために貧乏になっても構わない。対人間と観劇では違うと言われればそうかもしれないけれど、何も返してくれないという点では同じだし、そんな相手でもいちずに愛することができる。片思いな部分は似ているなあ、と」主演は2年前、映画『おじいちゃん、死んじゃったって』で経験。「この作品の前と後でわかりやすい変化がありました。というのも、それまでの私は現場で積極的に人とコミュニケーションを取るほうではなかったのですが、初主演で、自分ができることはなんだろうと考えたとき、まずは元気でいることだ、と。自分自身を開くことからやってみようと思ったんです。そして、気づいたら人の輪の中にスッと入れた自分がいて……作品を背負うということを学んだ現場でした。あれがなかったら、いまも1人でいたかもしれません」また、今作では新たな気づきも。「作品によって雰囲気も色合いも違うように、主演の立ち居振舞いも臨機応変でいいんだなって」ポスターには、マモルがテルコをおんぶする幸せ絶頂の2人が。「実は本編にはない場面なんです。でも、なんか素敵ですよね。見終わった後にふわ~っとした気持ちになれるというか、2人にも甘い時間があったんだと感じられます」
2019年04月22日田中圭、吉田鋼太郎、林遣都をはじめ、連続ドラマからのレギュラー陣が全員続投する劇場版「おっさんずラブ」のタイトルが、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』に決定。さらに新キャストとして沢村一樹&志尊淳が加わり、おっさん同士のピュアラブは五角関係になることが分かった。モテない独身ダメ男・春田創一と、誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵、イケメンでドSな後輩・牧凌太の三角関係をピュアに描いたラブコメディが待望の映画化。連続ドラマからのレギュラー陣が全員続投することでファンを歓喜させているが、劇場版では2人の魅惑の新キャストが決定。おっさん同士のピュアラブにさらなる嵐を巻き起こす!TVドラマ「DOCTORS~最強の名医~」シリーズや「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ 」などで主演を務め、現在「白衣の戦士!」に出演する沢村一樹は、天空不動産で新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで、春田たちの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅(まみあなじん)役に。そして朝ドラ「半分、青い。」や映画『帝一の國』など多数の作品に出演し、主演ドラマがカンヌ・国際ドラマアワードにも出品されるなど、目覚しい活躍を続ける若手注目俳優・志尊淳が、“はるたん”こと春田(田中圭)が所属する天空不動産第二営業所に配属された、キラキラネームの陽気な新入社員・山田正義(やまだジャスティス)を演じる。Happy Happy Weddingを迎えたはずの男たちに新たなおっさん2人が加わり、前代未聞の五角関係となる“おっさんのラブ・バトルロワイアル”が開幕!スクリーンで熱い恋の火花を散らすことになる。田中圭、沢村&志尊に「新キャストのような感覚は既にないです(笑)」現在撮影中の劇場版について「連続ドラマが終わってから1年ぶりにキャスト、スタッフが集まり映画を撮影していますが、培ってきたチームワークが、すべてのシーンに活かされていると感じるほど全てが見どころだと思います。現場はとても楽しいです!」と田中さん。沢村さん、志尊さんも「新キャストのような感覚は既にないです(笑)」と言い、「沢村さん演じる狸穴とは、営業所と本社でぶつかりあいますが、沢村さんの大きな瞳に吸い込まれながら楽しく撮影をしています。志尊くんは早くも東京第二営業所の仲間みたいな感じで一つのシーンを皆で作る時も参加してくれる」と語る。「映画はスケールアップして五角関係になっています。爆破あり、笑いあり、涙あり、そしてアクションありのスペクタクル超大作!となっています」と語っており、ストーリーも気になるばかり。吉田鋼太郎「俺の立場がいよいよ危うくなってきたな」黒澤部長役の吉田さんもまた、「沢村さんは役柄上もお芝居上も『最強のライバル現る!』と感じる方。実際に存在感がすごくて目を見るとたじろいでしまう感じがします」とコメント、「俺の立場がいよいよ危うくなってきたなと感じていまして、負けるもんかと思いながら演じさせていただいています」と複雑な胸中(?)を明かす。志尊くんには「ドラマにも出演していたんじゃないか? と思うくらい現場に馴染んでくれていますし、これからもずっといてほしいと思うぐらいの存在」と言う。「台本はすごく面白いし、ものすごく良いチームワークでやはり『おっさんずラブ』の世界はすごいなと思いながら日々撮影しております」と語る。林遣都「圭くんがみんなを引っ張ってくれています」ツンデレな牧役で人気を博した林さんは、「ドラマの後に様々な事が起きて映画のストーリーに繋がっていくのですが、牧はドラマの最後から変化しているんです。その変化のきっかけになるのが、沢村さんが演じる狸穴さん」と激白。そして、チームワークができ上がっている中に加わる「志尊くんの気持ちはよく分かりました。でも(田中)圭くんが先頭となってみんなを引っ張ってくれていますし、気持ちの面で通じ合えているように思います」と言う。「映画版はスケールアップして、天空不動産の人たちに様々なことが降りかかるのですが、届けたいものは変わっていない」と林さん。「人と人との物語や、大切な人たちの存在、愛することの喜びが映画でより強く深く届けられると思っています」と期待を込めている。沢村一樹「愛情や人を愛する気持ちがより伝わる作品」「皆さんの人間関係や人間関係を超えたラブみたいなものが出来上がっているとすごく感じました。今回は仲間というよりは、少し敵対するような役柄ですので、みなさんの輪の中にずっと入っていられないのが残念なのですが、楽しく演じさせてもらっています」と、撮影に臨む沢村さんはコメント。視聴者として見ていたときから「ラブがテーマの作品だと思っていました。それは性別も年齢も超えた、人としての思いやりも超えた愛情のような『純愛の物語』だと思っています。今回の劇場版では、僕と志尊くんが新たに参加したことで関係性も複雑に絡み合っていきますが、その分、愛情や人を愛する気持ちがより伝わる作品になっていると思います。気合十分です!」と頼もしい。志尊淳「映画ではさらに皆さんのことが好きになる」「チームのみなさんの空気感に早く馴染めるように心掛けました」と志尊さんも語り、「(田中)圭さんが率先してコミュニケーションをとってくれて引っ張って下さいますので、安心して付いていかせて頂いています」と言う。「テンションを高くキープすること、また現場で感じる生の空気感を真っ直ぐ受け取って発信するということを意識し大切にしています。僕もいち視聴者として、ファンとして見させていただいていたこの作品に参加することができ、皆さんと同じ時間をお芝居で共有することができてとても幸せです。そして、映画ではさらに皆さんのことが好きになる素晴らしい姿を観て頂けると思います」と、それぞれが連ドラから変化している劇場版をアピールしている。『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』は8月23日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~ 2019年8月23日より全国東宝系にて公開©「劇場版 おっさんずラブ」製作委員会
2019年04月22日「第1回の放送日は4日1日で、現場でも新元号の話題で盛り上がっていました。なかでも感慨深そうにしていたのが松嶋さん。『平成が終わっちゃうね……』と感じ入っていたそうです。松嶋さんがスカウトされたのが平成元年。平成は、彼女の芸能界での歩みでした。新時代の第一歩を踏み出そうと、主演・広瀬すずさんの育ての母役を引き受けたそうです」(NHK関係者)連続テレビ小説『なつぞら』は第3回で視聴率23.0%を記録。幸先のよいスタートを切った。今作は朝の連ドラ100作目に当たる記念作。小林綾子(46)や山口智子(54)など歴代ヒロインたちが、さまざまな役柄で登場することが見どころの1つとなっている。松嶋菜々子(45)も96年の『ひまわり』でヒロインを務めた。「松嶋さんは23年ぶりの朝ドラ出演が決まり、昨夏のクランクイン直前に『ひまわり』で母親役だった夏木マリさんや、祖母役の佐々木すみ江さんらと、報告を兼ねた食事会を行ったそうです。演技経験がほぼなかった彼女にとって『ひまわり』は誰もが認める出世作。当時の先輩女優の教えは、いまも彼女の演技の礎になっているそうです」(NHK関係者)特に夏木は、松嶋に演技の基礎から現場での振舞いまで、女優としてのイロハを教えたという。「夏木さんは実家を出て一人暮らしを始めた松嶋さんに『ちゃんと眠れてる?』『ご飯食べてる?』と実母のように親身になって不安を和らげていました。撮了後、松嶋さんは“将来、私も夏木さんのように後輩を支える女優になる”と誓ったそうです」(番組関係者)そんな“約束”を胸に、共演後も2人の交流は絶えなかった。「定期的に連絡をとっています。夏木さんの還暦ライブには松嶋さんがお祝いのビデオメッセージを送っていました。久々に再会した昨夏の食事会では、松嶋さんが本物のひまわりの花束を夏木さんに贈っていました。夏木さんは本当に認める人にしか『女優』という言葉を使わない方。演技力に加え、気配りもできる彼女の姿に『素晴らしい女優に成長して……』と目尻を下げていたそうです」(前出・NHK関係者)松嶋は“母”夏木に受けた恩を最大限返すべく『なつぞら』の現場に臨んでいるという。「広瀬さんは女優経験は豊富なものの、歴代朝ドラヒロインが集結する記念作品だけに当初は戸惑っている様子がありました。彼女の不安を松嶋さんは誰よりも早く察して“朝ドラあるある”を丁寧にレクチャーしていました。また早朝ロケ時、低血圧でテンションが上がらない広瀬さんに『睡眠とれてる?』と優しく声をかけ、おすすめの安眠法を教えていると聞きました」(番組スタッフ)夏木から松嶋、そして広瀬へ。朝ドラの“母娘愛”は次世代ヒロインに受け継がれていく――。
2019年04月11日いよいよ今月で幕を下ろす平成。日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では今週と来週の2週にわたり「さよなら平成2週連続スタジオジブリ」と銘打ってジブリ作品を連続放送。1週目の4月5日(金)今夜は高畑勲監督作『平成狸合戦ぽんぽこ』を放送する。本作は『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『かぐや姫の物語』など数々の名作を手掛け、昨年4月5日に逝去した高畑監督の手によって1994年(平成6年)に公開され大ヒットした作品。放送日である本日は高畑監督の一周忌でもある。舞台は昭和40年代の東京・多摩丘陵。当時の多摩地区はまだタヌキたちが平和に暮らしていた山だったが、宅地造成の波が押し寄せるなかで、激しい縄張り争いの末にタヌキたちの“合戦”が始まる。しかし人間の宅地開発のために森が切り崩されていく事態に「戦っている場合ではない」と、おろく婆(清川虹子)に一喝されたタヌキたちは、菩提餅山・万福寺の長老・鶴亀和尚(柳家小さん)の元で緊急会議を開き、先祖伝来の秘術「化け学」を復興させることに。佐渡や四国に住むという伝説の長老を招いて指導を受けるべく、玉三郎(神谷明)たちが使者として派遣されることになる。正吉(野々村真)やぽん吉(林家こぶ平)、おキヨ(石田ゆり子)ら若いタヌキたちは変化術の特訓を積み、遂に人間に「化ける」ことができるまでに。合法的に人間界で1000円稼いでくるという卒業試験にも合格したタヌキたちは、習ったばかりの変化術を駆使して人間撃退作戦を実行に移すことになる。武闘派の権太(泉谷しげる)は宅地開発のためにやってくるトラックの走行妨害をするという過激な作戦に着手するが、権太が怪我をしてしまい今度は怪奇現象を起こして人間を追い出そうとする。突然の妖怪の出現はマスコミに大きく取り上げられるが開発阻止には効果ゼロ。そんななか、四国から長老たち(芦屋雁之助、桂米朝、桂文枝)が到着して…という物語。正吉の声優にはバラエティやドラマなどで活躍する野々村さん、おキヨには大ヒット作「逃げるは恥だが役に立つ」や『コーヒーが冷めないうちに』などの石田さん、朝ドラ「まれ」「後妻業」などの泉谷さんをはじめ、三代目古今亭志ん朝、林家正蔵(当時:林家こぶ平)、三木のり平、芦屋雁之助、桂米朝、桂文枝、柳家小さんといった落語界から数多くのキャストが起用されている。これが平成最後のTV放送となる『平成狸合戦ぽんぽこ』は4月5日(金)今夜21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠で放送。次週4月11日(金)は『風立ちぬ』をオンエア。(笠緒)
2019年04月05日1961年の放送開始から、58年間、女性の生きざまや社会が抱える問題を描いてきた朝ドラ。すべてのドラマに、「あっ!」と驚くようなトリビアが隠されている――。「NHK朝ドラは多くの作品で、“女性の生きざま”を描いてきました。民放のドラマと違うのは、視聴者が主人公と自分を重ねて見るのではなく、“おとなりさん”“ご近所さん”感覚で見守っていることです。お茶の間で見ていても疲れない、ほどよい距離感が、100作も続いてきた要因のひとつでしょう」そう語るのは40年にわたりNHK連続テレビ小説(以下=朝ドラ)を見続けているドラマウオッチャーの田幸和歌子さん。4月1日スタートの『なつぞら』は通算100作目。58年の歴史で生まれた数々の“特ネタ”を、田幸さんとともに振り返ってみよう。【1】“視聴率王”『おしん』朝ドラ最大のヒットは31作目『おしん』(’83年)。最高視聴率69.2%という驚異的な記録だった。「明るく前向きなこれまでのヒロインの定番とは違っていましたが、豊かになった日本人が忘れていた物の大切さや清貧を描き、作中で食べていた白米に大根をまぜただけの“大根めし”もブームになりました」(田幸さん・以下同)世界60カ国と地域で放送され、なかでもイランでは最高視聴率90%超を記録。当時の最高指導者ホメイニ師を抜いて、“最も尊敬する人”におしんが選ばれた。【2】『ロマンス』で初の主題歌初めてオープニングの主題歌に歌詞がついたのは、32作目『ロマンス』(’84年)から。主役の榎木孝明(63)が歌い上げた。その後、『ひらり』(’92年)にはDREAMS COME TRUEの『晴れたらいいね』、『春よ、来い』(’94年)には松任谷由実(65)の同名の曲が採用されるなど、次第に人気アーティストが主題歌を手掛けることに。【3】吉永小百合の出演は“脇役”新人女優が演じることが多いヒロインは、オーディションで決まることも多い。中越典子(39)は5度目の挑戦で『こころ』(’03年)のヒロインに抜擢され、女優として活躍するきっかけを手に入れた。日本を代表する女優・吉永小百合(74)は、意外にも朝ドラのヒロイン経験はゼロ。出演は『鮎のうた』(’79年)で主人公の母親役を演じたのみ。【4】『ゲゲゲの女房』が変えたヒロイン像2作目の『あしたの風』(’62年)以来、48年ぶりに放送開始時間が変更となった『ゲゲゲの女房』(’10年)。’90年代半ばから『ゲゲゲの女房』以前の朝ドラは、ヒロインの自分探しや内面の葛藤が描かれるばかりで、15分の中であまり物語が動かず、視聴者も離れていったと田幸さんは語る。「さらに、放送時間が朝8時に早まったため、初回視聴率は歴代最低の14.8%を記録……。しかし、松下奈緒(34)が演じたヒロインは、これまでのように自ら道を切り開くヒロインとは違い、天才肌の夫を静かに見守り才能を開花させる“サポーター型”でした。このヒロイン像が共感を呼び、視聴率は右肩上がりに。このヒロイン像は、『マッサン』(’14年)や『まんぷく』にも受け継がれていきます」【5】おかえりヒロイン・宮崎あおい『まんぷく』でヒロイン福子の夫・萬平を救う弁護士を演じた菅田将暉(26)は、『ごちそうさん』(’13年)以来、5年ぶりの出演だった。「最近では、ヒロインの再出演にも注目が集まっています。『純情きらり』(’06年)でヒロインを務めた宮崎あおい(33)が、『あさが来た』(’15年)でヒロインの姉役を好演していましたよね。これをきっかけに『まんぷく』の松下奈緒もそうですが、4月から始まる『なつぞら』には『おしん』の小林綾子(46)、『ひまわり』(’96年)の松嶋菜々子(45)が朝ドラに戻ってくると話題です。マニアにはたまらないこのブームは、まだまだ続くと思いますよ!」100作目の『なつぞら』には、まだまだ驚くようなさまざまな仕掛けが用意されているに違いない。
2019年03月31日「人や作品の巡り合わせの運が異常に強い自信があって」そう話すのは、通算100作目、平成から新時代への元号またぎのNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロイン・なつ役を務める広瀬すず(20)。昨年末は平成最後の『紅白歌合戦』で司会を務めた。「特別な区切りに出合えて携われることは、すごく幸せなことだと思います。不安になってしまうときも、せっかく巡り合わせの強い運を持っているんだし、楽しませてもらおうって思うようにしているんです」物語は戦災孤児のなつが北海道・十勝へやってきたところから始まる。聞くと、これまでにも両親のいない役が多かったのだとか。「親がいないことで孤独を感じる瞬間が、今回はさらに多い気がしています。でも、なつは太陽のような子。自分はあんなにいい子じゃないので、見習わなくちゃ」朝ドラのヒロインとなると、ハードな撮影というイメージがあるが――。「あまり仕事の話はしない姉(広瀬アリス・『わろてんか』に出演)から、『朝ドラのヒロインは大変。ヒロインじゃなかった私でも大変だった』と、今回だけはメールが来て(笑)。だから覚悟はしていました。でも、撮影が始まったら、楽しいし、まだ全然大丈夫です!」北海道の大自然を背景に、なつのファッションはチェックのシャツにオーバーオールが多いそう。「『こんなに似合う子は今どきいないよ』って言われるんです(笑)」そんなファッションも楽しみな『なつぞら』、いよいよ始まります。
2019年03月31日1961年の放送開始から、58年間、女性の生きざまや社会が抱える問題を描いてきた朝ドラ。すべてのドラマに、「あっ!」と驚くようなトリビアが隠されている――。「NHK朝ドラは多くの作品で、“女性の生きざま”を描いてきました。民放のドラマと違うのは、視聴者が主人公と自分を重ねて見るのではなく、“おとなりさん”“ご近所さん”感覚で見守っていることです。お茶の間で見ていても疲れない、ほどよい距離感が、100作も続いてきた要因のひとつでしょう」そう語るのは40年にわたりNHK連続テレビ小説(以下=朝ドラ)を見続けているドラマウオッチャーの田幸和歌子さん。4月1日スタートの『なつぞら』は通算100作目。58年の歴史で生まれた数々の“特ネタ”を、田幸さんとともに振り返ってみよう。【1】なぜ「連続テレビ小説」?1作目『娘と私』(’61年)は、その3年前に放送されたラジオドラマの反響を受け、映像化したものだった。「当時は朝からテレビを見る習慣がありませんでした。そこでNHKは、主婦に朝の番組を見てもらうために、当時ラジオで放送していた『朝の小説』や、新聞の連載小説のような連続したお話をテレビ番組でも展開しようと立案。“連続テレビ小説”といわれるのは、これが理由です」(田幸さん・以下同)第1作は朝8時40分から20分間の放送。8時15分から15分間、月から土曜日にかけての放送が定着したのは、2作目『あしたの風』(’62年)から。【2】大阪NHK制作のきっかけは?現在は、NHKの東京放送局と大阪放送局が、半年ごとに交互に制作している。放送中の『まんぷく』は大阪放送局によるものだ。初めて大阪が手がけたのは『うず潮』(’64年)。東京五輪により、東京放送局がドラマ制作に手が回らなくなったことが理由だった。「俳優陣が長期間、大阪に宿泊するため、チームとして一体感が生まれやすくなるのが大阪制作の特徴。また、『芋たこなんきん』(’06年)で使用された茶だんすが『ちりとてちん』(’07年)や『ごちそうさん』(’13年)にも登場したといわれています。大阪制作の朝ドラはマニアの心をくすぐる“遊び心”も随所にちりばめられているんです」【3】川端康成がエキストラ出演5作目『たまゆら』(’65年)は、のちにノーベル文学賞作家となる川端康成による書下ろし。宮崎県でのロケを勧めるなど、川端は積極的に制作に参加。さらに通行人役として出演も果たしている。“意外な有名人の出演”も多い朝ドラ。『ふたりっ子』(’96年)には、当時現役のプロ野球選手だった古田敦也(53)が登場。宇宙飛行士を目指すヒロインを描いた『まんてん』(’02年)では、宇宙飛行士の毛利衛氏(71)が、本人役として出演した。【4】脚本作品が多いのは橋田壽賀子橋田壽賀子(93)は8作目『あしたこそ』(’68年)の脚本を執筆してから『おしん』(’83年)『おんなは度胸』(’92年)、そして『春よ、来い』(’94年)と4作品の脚本を手がけている。ちなみに、46作目『君の名は』(’91年)は、放送開始以来の平均視聴率20%台と、低迷にあえぎ、脚本家が5人も交代することに。【5】聖地巡礼は『おはなはん』から「主婦は家事そっちのけで『おはなはん』(’66年)にくぎ付けになるほど人気で、“放送の時間帯は水の出がよくなる”と言われたほどです。ロケ地として愛媛県大洲市が注目。ヒロインのはながドラマの中で登った木を求めて、観光客が大洲市に殺到。でも、その木は愛媛県ではなく、スタジオにあったものなのですが……。『ゲゲゲの女房』(’10年)の鳥取県境港市、『あまちゃん』(’13年)の岩手県三陸地方など、今ではゆかりの地が観光地化していますが、『おはなはん』が“聖地巡礼”のきっかけを作ったのです」ちなみに、『おはなはん』のヒロインは当初、樫山文枝(77)ではなく森光子さん(享年92)が演じる予定だった。
2019年03月30日東出昌大が主演を務め、『桐島、部活やめるってよ』以来7年ぶりに共演する太賀らを迎えたM&Oplaysプロデュースの舞台「二度目の夏」から、ビジュアル写真が到着した。にじんでいた景色が涙がひとつぶ落ちた時みたいにはっきり見えてきたのでした。そして知ったのです。嫉妬ではない、私は強く愛していただけなのだと。あれは、二度目の夏でした…。本作は、愛と嫉妬がうずまく、大人のための恋愛劇。裕福な家庭で何不自由なく育ち、美しい妻を迎えて誰もが羨むような人生を贈る半面、物語が進むにつれて嫉妬という自らの感情に押しつぶされ、追い詰められ壊れゆく主人公の“夫”を演じるのが東出さん。自身3度目の舞台で、初めてタッグを組む岩松了(作・演出)とどのような化学反応が生まれるのか、見逃せない。東出さん演じる“夫”の親友を演じるのは、岩松了作品は本作で4回目となる太賀。“妻”役には、「私のおじさん~WATAOJI~」朝ドラ「わろてんか」などにも出演していた注目の若手女優・水上京香。岩松了作品には本作が初出演となる。そして主人公たちを取り巻く個性豊かなキャラクターたちを、独特の存在感で舞台のみならず活躍の幅を広げている清水葉月、舞台経験豊富なベテラン俳優・菅原永二、さらに作・演出の岩松さんも出演。数々の作品で観る人の印象に残る名バイプレーヤー・片桐はいりという魅力的なキャストが集結。公開されたビジュアルには、真っ白な衣装に身を包み、夏らしさを感じさせつつも、それぞれが意味深な目線を向ける全キャストのビジュアル。湖畔の別荘を舞台に、ある夫婦と夫の親友、そして彼らの周りの男女が“嫉妬”をめぐり、どんなドラマを繰り広げられるのか、期待していて。M&Oplaysプロデュース「二度目の夏」は7月20日(土)~8月12日(月・祝)、東京・本多劇場にて公演(福岡、広島、静岡、大阪、名古屋、神奈川で公演あり)。(text:cinemacafe.net)
2019年03月29日NHK連続テレビ小説『まんぷく』で「ユーアービッグビッグライスカレー、オッケー」と、めちゃくちゃな英語でオーダーを確認するのが、喫茶店「パーラー白薔薇」のマスター・川上アキラ。そんなマスターのボケに、鋭くツッコミを入れる妻のしのぶ。毎朝のように繰り広げられる、まるで夫婦漫才のような掛け合いが、あと少しで見られなくなる……と、早くもロスに陥りかけている人も多いのでは?2人を演じる加藤雅也(55)と牧瀬里穂(47)に、名物キャラの誕生秘話を聞いた。加藤「『まんぷく』の撮影楽しかったね」牧瀬「はい。私は久しぶりのドラマだったので、最初に現場へ行ったときは、知っている役者さんばかりだ、って興奮しました(笑)。関西弁には最後まで悩みましたが……」加藤「いやいや、完璧にやってたじゃない。関西に住んでる辛口の友達が『関西の役者さんみたいに見える、オッケー』って言うてたし」牧瀬「本当ですか?うれしいです。朝ドラの影響力はすごいですよね。私の周りにも『ユーアー○○、オッケー』って言われたい人がいます」加藤「娘(8歳)の同級生からも言われたりする。変な英語なのに(苦笑)。アキラって人は変わり者だし、アメリカに憧れていた人だから、面白いかなと思ったんだよね。NHKにもちゃんと『間違った英語だけど大丈夫ですか?』って確認取ったし」牧瀬「『パーラー白薔薇』のシーンは遊び心がいろいろあって、お店に飾ってある私たち夫婦の昔の写真も、3パターンあったんですよね」加藤「牧瀬センセイ、楽しそうに着替えて撮っていたみたいで」牧瀬「いえいえ、兄さん(加藤)がノリノリだったって聞いていますよ(笑)。世良さん(桐谷健太)との掛け合いも、仲よしの友達みたいで楽しかったです」加藤「健太はどうボケてもちゃんと返してくれるから、アキラのキャラが濃くなったのはそのせいもあるのかな」牧瀬「ラストでは、私たちの結末もきちんと描いてくれてましたよね」加藤「長年連れ添った夫婦だからこそ出てくるいいセリフもあったね。打ち上げも今まででいちばん楽しかったな」牧瀬「2次会で若いADさんが松坂慶子さんの『愛の水中花』をモノマネをしながら歌いだして」加藤「それを受けて、松坂さんも歌ってくれたもんね。鈴さん(ヒロイン福子の母)役も見事だった。立派なコメディエンヌを演じていらして」牧瀬「本当、すごいです。大先輩だけど、素顔もかわいい方で」加藤「牧瀬センセイも、役を離れるとめちゃくちゃ若くてびっくりした」牧瀬「現場では、『いつ老眼鏡にする?』なんて2人で相談したりしてましたけど(笑)」加藤「女優さんはキレイなままがいいけど、男は太ったら太ったで味になるし、禿げたら禿げたで個性になる。禿げたりしないように努力はするけど。いつまでも若い顔して『おっさんベイビー』みたいじゃ、おかしいでしょ」牧瀬「フフフ、その表現、面白いです。うちの旦那さんはテレビをほとんど見ない人なんですけど、家に置いてあった『まんぷく』の台本を見つけて“あ、『まんぷく』だ、すごい!”って。萬平さんのいつまでも夢を追いかける姿勢に引かれるみたいです」加藤「そうだよ。僕らもいろんな新しいことやっていこうよ。2人で吉本新喜劇の舞台に出るとかさ」牧瀬「えー!役づくりのために毎週見てましたけど、すごい世界ですよね。これ見て育つと兄さんみたいな“お笑い魂”の人になるんだ、って納得したけど(笑)」加藤「牧瀬センセイも、関西魂バリバリのしのぶちゃんを演じきったから大丈夫。出るなら今年だよ!」牧瀬「あー、また緊張してきました(笑)」
2019年03月25日米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、日本アカデミー賞最優秀賞8部門を受賞し、凱旋上映中の『万引き家族』が、“アジア全域のアカデミー賞”と呼ばれる第13回アジア・フィルム・アワードにて、作品賞と音楽賞を受賞。是枝裕和監督、安藤サクラ、細野晴臣らが参加した。動員数380万人、興行収入46億突破(3月17日時点)という是枝監督作品最大のヒットを記録している本作。現地時間3月17日(日)に開催されたアジア・フィルム・アワードにて作品賞、監督賞、主演女優賞(安藤サクラ)、助演女優賞(松岡茉優)、音楽賞、美術賞の6部門でノミネートされていたが、作品賞と音楽賞の受賞を果たした。日本映画で作品賞を受賞したのは、黒沢清監督『トウキョウソナタ』以来10年ぶり、日本映画で音楽賞を受賞をしたのは、久石譲の『崖の上のポニョ』以来、同じく10年ぶりとなった。■是枝監督、樹木希林さんとの思い出の映画賞に「お墓まいりをして報告したい」受賞を受けて是枝監督は、「謝謝(シェイシェイ)ありがとうございます。アジア・フィルム・アワードは賞の結果よりは本当に尊敬するアジアの映画人たちと再会をして交流を深めて、そういう時間が一番の目的だと本当に思ってこの場に来ているんですけれども、やはり賞をもらうと嬉しいものですね。ここに来られなかったスタッフとキャスト、昨年の9月に亡くなられた樹木希林さん、希林さんと最初に映画祭に参加したのがこの香港の映画祭だったという思い出があって、このことをさっき思い出してました。戻ったらお墓まいりをしてこの賞を報告したいと思います。ありがとうございました」と、希林さんとの思い出に触れてコメント。また、細野さんは「ありがとうございます、驚いています」と語り、「『万引き家族』の音楽はそれほど多く作曲したわけではないですが、とてもシンプルなものなのに、『万引き家族』のおかげで僕の音楽を見つけてくれてとても幸運です。これからもいっそう頑張ります。謝謝!」と喜びを語った。■安藤サクラ「本当に華やかでなかなか味わえない場所」授賞式当日は、是枝監督、細野さんと、朝ドラ「まんぷく」が佳境となっている安藤さん、美術賞ノミネートの三ツ松けいこの4名が映画祭に出席。授賞式の前にはレッドカーペットにも登場し、現地メディアからは大量のフラッシュを、観客からは大きな歓声を浴び、アジア圏においても人気の高さをみせつけた。今回で第10回以来二度目の参加となる是枝監督は、「ノミネーションは勿論ですが、アジアを代表する、尊敬するフィルムメーカーの皆さんと、短い時間ではありますが交流を育める貴重な機会が有難く、楽しみにしております」と語り、第4回にて『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でのノミネート以来二度目の参加となる安藤さんは「2010年のアジア・フィルム・アワードに参加させていただいたことがあり、当時の映画の助演女優賞で参加させていただきました」とふり返ってコメント。「私も20代前半でしたし、ただ会場の雰囲気に圧倒されてしまい、自分は場違いなように、その場所にマッチしていないように感じてしまい、ただすごい華やかなものを見たなという思い出があります。今日はそれから約10年経ちましたので、また違う気持ちで参加できるのかなと楽しみにしています。本当に華やかでなかなか味わえない場所なので楽しみたいと思っています。皆で海外に来れたのも嬉しいです」と喜びの様子だった。細野さんと同様、初参加となった三ツ松さんは「自分のことでないような気持ちです。『万引き家族』に連れてきてもらったという、ご褒美のような気持ちでいっぱいです。せっかくですので楽しく過ごさせていただき、一緒に頑張った美術のスタッフ、他のスタッフの方にも喜びを共有したいと思います」と語った。なお、是枝監督は、日本でも公開中の『バーニング 劇場版』にて本アワード最多8部門のノミネートを果たし、功労賞を受賞したイ・チャンドン監督のプレゼンターを、そして細野さんは、日本でも人気の高い歌手・アーティストでアジア新人賞を受賞したジェジュンのプレゼンターを務め、注目を集めていた。『万引き家族』は全国にて凱旋上映中、4月3日(水)よりブルーレイ・DVD発売&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年03月18日放送中の「初めて恋をした日に読む話」をはじめ、いまドラマに映画に引っ張りだこ、幅広い役柄を演じ分け観る者を魅了する俳優・中村倫也が、3月15日放送のNHK朝の情報番組「あさイチ」のプレミアムトークに登場。過去の映像や舞台稽古の様子を映した映像と共に中村さんの魅力に迫ったほか、生田斗真がVTR出演し視聴者を沸かせた。「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を務める本番組。放送前から「あと二分」「楽しみすぎる!あさイチ!正座して見ます」と続々と待機組が現れ、いよいよ時間となると、中村さんの顔アップで「おはようございます」という爽やかな挨拶からスタート。これに視聴者は「朝から幸せ」「うわあああ朝から中村倫也~~~~!!!」「倫也からのおはようございます 最高!!!」「中村倫也くんのアップ顔キタ~」「アップでドキドキした~」という黄色い声や、「朝からまーくん」「まーくん!」と大きな話題となった朝ドラ「半分、青い。」での役名も飛び交った。またブロッコリーが苦手だという中村さんだが、番組では「食べられました」と報告し、「味付けがちゃんとされていれば食べられるなという発見がありました」と言い、“そのまま”はまだ苦手な様子。またシイタケも嫌いだそうで、「小っちゃい頃、お母さんが乾燥シイタケを台所で戻しているのを見て号泣」といった可愛らしいエピソードも飛び出した。これには、「かわいーなぁ」「ブロッコリー食べられるようになったの偉すぎる…偉いよ…」「おめでとう」「泣かないで倫也少年んん」「号泣するチビ倫也かわいい」などの反応が。そして、「君が大好きな生田斗真です」と、舞台共演から仲良くなったという生田さんがこれまた爽やかにVTR登場。“一昨日も会った”という生田さんからは「一緒にいる恋人・女性をダメにしてしまうタイプ」「なんでも自分でできちゃうタイプ」と中村さんについて語られ、一方、中村さんも「良い兄ちゃん」「スターのくせにあんなにフランクでいいのか」「馬が合う」と仲の良さが垣間見えた。ほかにも、生田さんが誕生日にアルバムをもらい、「すごく感動した」というエピソード、「売れたい」と生田さんに言っていたという中村さんが、朝ドラへ出演し「やっと来たか!倫也の時代が!ってすごい嬉しかったですね」と笑顔を見せる場面も。「グッジョブあさイチぃー」「朝から中村倫也と生田斗真ってイケメンがすぎる」「中村倫也さんと生田斗真さんが仲良いという夢みたいな情報!」「コメントにウルっときた」「生田斗真と仲良しとか尊いof尊い」「めっちゃいい関係……!!」「泣きそうになる」と歓喜に沸いた。また8年前に本番組登場した、まだ初々しい中村さんの映像が流れる場面では、「中継リポーター中村倫也くんも可愛い」「若い中村倫也くんかわええーー!」「歌が上手い」「ただただ可愛い…」などのツイートが。現在取り組んでいる舞台「クラッシャー女中」(3/22より上演)の稽古模様の映像も流れ、「稽古場…どゎ 感涙」「おヒゲ感があってこれまた良き」「舞台稽古の様子も可愛い」「舞台稽古風景ありがとうございます観たい行きたい」といった反応が続々。放送中は“中村倫也くん”“あさイチ”などがトレンド入り。「朝から中村倫也でパワーチャージされる…」「こんなにチャーミングな人だったんだ」「中村倫也 がテレビ前から離してくれないいぃぃぃ!!!!!!…好き」「ふ~イケメンやわ…朝から得しました」「朝から福眼」とファンをさらに虜にし、また新たな中村さんの魅力を発見できた回となっていた。(cinemacafe.net)
2019年03月15日「まだラーメン作りを終えたばかりで、この大河ドラマの重厚な雰囲気についていけなくて……」3月8日、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』の新キャスト発表会見に出席した長谷川博己(42)はこう苦笑した。主役の明智光秀を演じる長谷川は大河に懸ける意気込みを、胸を張って口にした。「自信はあります。ぜひ楽しみにしてください。精いっぱい、僕も真ん中を務めさせていただきたいと思います!」2月末にNHK連続テレビ小説『まんぷく』がクランクアップしたばかりの長谷川だが、早くも大河ドラマの主演という大役が控えている。会見前日の7日は、長谷川の42歳の誕生日だった。午前10時過ぎ、長谷川は事務所の車で外出した。そこは、鈴木京香(50)の自宅マンションだった――。昨年末には鈴木との破局が一部で報じられたが、現在も交際が続いていることを実際、記者がこの目で確認できた瞬間だった。「朝ドラがクランクアップした後、長谷川さんは長期にわたった大阪の住まいを引き払い、東京の京香さんのマンションへ戻りました。お互いの誕生日には2人はどんなに忙しくてもスケジュールを空けてお祝いしてきたそうです。7日の夜も鈴木さんの手料理やケーキでお祝いしたんじゃないでしょうか」(スポーツ紙デスク)そんな“2人のお約束”を過ごした翌朝、長谷川は再び鈴木のマンションから大河の会見へと向かった。迎えに来たタクシーに乗り込んだ長谷川に記者は声を掛けた。――昨夜は、お誕生日を京香さんと2人でお祝いされましたか?しかし、無言のままタクシーを走らせ、長谷川は去っていってしまった。10年にドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)で共演し、恋に落ちた2人。芸能レポーターの城下尊之さんはこう語る。「長谷川さんはすでに京香さんの母親にも挨拶をすませ、結婚の承諾を得ていると聞いています。でも、京香さんは結婚にそれほど固執していないようで、『大好きな彼がそばにいてくれるだけで満足』と周囲に話しているそうです。『それよりも彼が大好きな仕事で成功してくれるほうが私はうれしい』と、いまは長谷川さんをサポートすることに幸せを実感しているのでしょう」お互いの仕事を邪魔しないように、“大人の交際”を続けている――。
2019年03月12日女優の永野芽郁(19)が3月6日放送の『ホンマでっか!TV』の人生相談コーナーに登場。「人生の楽しみを見つけられません」「この先何をしようとか、今自分がしていることが果たしてあっているのかとか、今やっていることが先につながることって何だろう」など、胸に抱えた悩みを打ち明けた。この売れっ子女優らしからぬ悩みに、スタジオはどよめいた。マツコ・デラックス(46)や島崎和歌子(46)からは「真面目すぎる」「朝ドラ終了後の“燃え尽き症候群”では」と心配する声もあった。だがこうした心境に陥るのは、永野だけではない。朝ドラは撮影が長期間かつハードなことで知られている。そのためヒロインは、つねに重圧と闘い続けることになるという。「2年に『純と愛』でヒロインを演じた夏菜さん(29)は、後にテレビ番組で『視聴率20%いかないと誰もほめてくれない』と告白。15年に『あさが来た』でヒロインを演じた波瑠さん(27)は睡眠時間3時間の生活が続き、声が出なくなったそうです。17年に『べっぴんさん』でヒロインを演じた芳根京子さん(22)も“朝ドラ女優は精神が崩壊する”というジンクスをテレビで告白。撮影終了1カ月前に『爆発した』と明かしていました。それだけに、撮影後はみな燃え尽き症候群のようになってしまうようです」(芸能関係者)しかし充電期間を経ることで、“脱皮”する女優も多い。前出の芸能関係者は続ける。「2014年放送の『花子とアン』で主演を務めた吉高由里子(30)は放送終了後、しばらく連続ドラへの出演を控えていました。しかし17年からは毎年出演し続け、女優としての力を見せつけています。また夏菜さんもしばらく悩んでいたといいますが、17年にWEBドラマでキャバ嬢役を演じて心機一転。バラエティでは暴露キャラとしても引っ張りだことなっています。重圧に耐えたからこそ、成長も大きい。だからこそ、みんなが朝ドラヒロインの座を目指すのです」永野にも、再び自分なりの楽しみを見つけられる日が来てほしい。
2019年03月08日北山宏光が主演を務める映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』で、要潤の圧倒的存在感が話題となっている。朝ドラ「まんぷく」でも人気を博している要さんだが、本作ではクセがすごいカリスマ漫画家・浦上栄剛を熱演。今回はそんな要さんの“カリスマ演技”の魅力をピックアップした。■リピーターも毎回笑う!?クセがすごいカリスマ漫画家・浦上栄剛要さんが演じる浦上は、主人公・寿々男(北山さん)の同期の漫画家。寿々男が「ネコマン」以降、鳴かず飛ばずの売れない漫画家なのに対し、テレビでも取り上げられるほどの超売れっ子。一方で、「きあああああああああああ!」と大絶叫しながら瓦割をしたり、鍵盤楽器のチェンバロを演奏したりと、クセがすごいキャラクターでもある。SNSでは、「要潤が良い味出してた」「トラさんは要潤の使い方が最高だからまずはそこを見てほしい」という声のほか、「浦上先生に毎回笑ってしまう」と、その“カリスマ演技”にハマってしまうリピーターが出現するほど。■脱イケメン!?唯一無二の個性派俳優ポジションを確立そんな浦上を演じる要さんは現在、NHK連続テレビ小説「まんぷく」にメインキャストとして出演中。安藤サクラ演じる福子の義兄で、心優しく家族思いの画家・忠彦役を演じており、好感度がぐんぐん上昇中。先日は、娘婿役の瀬戸康史との“入浴シーン”が話題となったばかりだ。2001年に、いまや若手イケメン俳優の登竜門となった「平成仮面ライダー」シリーズの2作目「仮面ライダーアギト」でデビューし、数多くの映画やドラマに出演。2009年より、ドキュメンタリー風に歴史を取り上げる人気番組「タイムスクープハンター」に“時空ジャーナリスト”として出演すると、お茶の間でお馴染みの顔となった。また、2011年より出身地の香川県をPRする“うどん県副知事”に就任。ケンタウロス姿を披露したり、ヒップホップグループとコラボしたりと、精力的に活動中。その活動はうどんだけに留まらず、人気カップ麺の原材料の生産量で香川が1位ということで、公式Twitterに次々と自身の顔写真を加工したおもしろ画像を投稿。自ら話題を提供する姿は、まさに香川の顔ともいえ、コミカルで親しみ溢れるイメージで活躍の幅を広げている。■瓦割では人知れず涙も…撮影をふり返る本作で、要さんは筧昌也監督と3度目のタッグ。先月行われた完成披露舞台挨拶では、撮影をふり返り「脚本を読んだ時、『今度はオレ何をやらされるのだろう』って不安もありましたが(笑)、瓦割とか色々やらせてもらって、実際の撮影は楽しかったです」とコメント。「まんぷく」での穏やかな忠彦役とはひと味違った、振り切った演技は見どころのひとつとなっている。しかし、その一方、はりきり過ぎて失敗もあったようで、「瓦割のシーンで、1発OKで全部割れたんですが、実は足元に破片が落ちてしまい、皆が拍手してくれている中で、痛みでちょっと泣いてました」と、笑いを交えたエピソードも。「まんぷく」が無事クランクアップを迎え、今年はさらに大作映画『キングダム』で原作コミックスでも屈指の人気を誇る武将・騰役で出演が決定。長髪とヒゲ姿や、不可解な言動が特徴的なひとクセあるキャラクターを要さんが演じることに、早くも期待の声が上がっている。『トラさん』でのカリスマ演技はもちろん、今年も個性派俳優・要潤から目が離せなくなりそうだ。『トラさん~僕が猫になったワケ~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トラさん~僕が猫になったワケ~ 2019年2月15日より全国にて公開© 板羽皆/集英社・「トラさん」製作委員会
2019年03月03日スピッツの新曲「優しいあの子」が、4月1日から放送される広瀬すず(20)主演による朝の連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)の主題歌に決まった。スピッツが朝ドラに楽曲を提供するのは、今回が初めてとなる。NHKの公式ホームページでは2月19日、スピッツのボーカル・草野マサムネ(51)のコメントを公開。そのなかで草野は「記念すべき“朝ドラ”100作目、大好きだった『おしん』や『あまちゃん』のようにインストがいいのでは?とも考えましたが、今回は歌ありです」と明かした。さらに「ドラマタイトルが『なつぞら』なのに詞がかなり冬っぽい仕上がりになってます」と綴り、その理由についてこうコメントしている。「お話をいただいてから何度か十勝を訪ねました。そこで感じたのは、季節が夏であっても、その夏に至るまでの長い冬を想わずにはいられないということ。『なつぞら』は厳しい冬を経て、みんなで待ちに待った夏の空、という解釈です。広く美しい北海道の空の力で書かせてもらいました!」Twitterではスピッツの主題歌起用に《朝ドラ100作目よ???スピッツ様重役任されたのね。きっと素敵な作品だろな》《新元号発表のニュースの後にスピッツが聞けるってこんなん推し全員涙流すレベルやぞ》と喜ぶ声や、草野の楽曲コメントに《新曲への草野さんのコメントがもう詩みたい》《草野さんのコメントが草野さんのコメントすぎて涙出てきたな》《草野さんの感性がほしい》と感激する声が上がっている。いっぽう初の朝ドラ起用ということで、「スピッツは紅白歌合戦に出場するのか?」との待望論が早くも浮上している。「スピッツはライブやレコーディングを中心に活動しているため、テレビ出演は稀。草野さんも『テレビが苦手』と過去に発言しています。しかし次回の紅白は、新元号になって初の開催となる貴重なもの。加えて、『なつぞら』は通算100作目の朝ドラという記念すべき作品です。NHKも近年は特別枠を設けるなど、出演方法をいろいろ考えています。近年は朝ドラ関連の出場が定番化していますし、出場の可能性も十分にありそう。業界でも期待の声が上がっています」(音楽関係者)答えは年末のお楽しみ?
2019年02月20日高畑充希演じる女性刑事とシェアハウス暮らしの“敏腕隠居刑事”たちがチームで事件を解決していく「メゾン・ド・ポリス」。2月15日放送の第6話には水谷果穂、水石亜飛夢という2人の注目若手俳優が出演。フレッシュな演技に視聴者からの反応は!?加藤実秋の小説「メゾン・ド・ポリス」シリーズ(角川文庫刊)をドラマ化した本作。高畑さん演じる若手刑事・牧野ひよりが西島秀俊、小日向文世、野口五郎、角野卓造、近藤正臣らが演じる退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れたことから、ワケあり“おじさま”たちと共に事件を解決していくという物語になっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は小日向さん演じる高平厚彦の娘がメゾン・ド・ポリスを突然訪問、彼氏の無実を証明して欲しいと言い出す。事務方出身で女子力高めの管理人・高平だが娘・小梅(水谷さん)には元捜査一課のエースと嘘をついており、ひよりらは高平の部下として振る舞うことに。事件は小梅の彼氏・駿(水石さん)の祖母・春江が自宅で何者かに頭部を殴打され金品を奪われたという。家族が疑われるなか現金を保管していたタンスから駿の指紋が検出され駿も嫌疑がかけられる。高平は事件以前に小梅の彼氏の存在を知らなかったことにショックを受ける…という展開。小梅役でゲスト出演した水谷さんは次期朝ドラ「なつぞら」への出演も決定した新進若手女優。朝ドラ「とと姉ちゃん」で高畑さんと共演した経験もあり「とと姉ちゃん以来の共演!!」などの反応のほか、「水谷果穗ちゃん可愛い過ぎる」「とてもとてもかわいかった」などの声が寄せられている。また駿役の水石さんも「テニミュ」や『センセイ君主』などで注目される存在。こちらも「とと姉ちゃん」に出演したことがあり、「なんか顔がいいな~と思ってたら水石亜飛夢」「水石亜飛夢くんめっちゃイケメン」といったツイートが続々とタイムラインに上がり続けている。ラストでは西島演じる夏目惣一郎の衝撃的な過去、さらにひよりの自宅が盗聴されていることなども発覚。ひより自身に秘められた過去と相まってさらに物語に深みが増してきた「メゾン・ド・ポリス」から目が離せない。(笠緒)
2019年02月16日水谷豊が2017年の『TAP -THE LAST SHOW-』に続いてメガホンをとり、自らも出演する監督第2作『轢き逃げ-最高の最悪な日-』。手嶌葵が歌う本作のテーマソング「こころをこめて」が盛り込まれた予告編映像が解禁となった。■水谷豊、監督・脚本・出演で描く“人間の心の奥底”ある地方都市で起きた交通事故。ひとりの女性が命を落とし、轢き逃げ事件へと変わる。加害者、被害者だけでなく、平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれる人々。それぞれの人生が複雑に絡み合い、それぞれの抱える心情、隠された思いが浮き彫りになっていく。だが、本当の「真相」はまだ深い闇の中にあった――。初監督作品『TAP -THE LAST SHOW-』では圧巻のタップダンス映像と確かな演出で、監督としての第一歩を踏み出した水谷さん。2作目は一転、轢き逃げをテーマに、他人には見せることのない“人間の心の奥底”に深く切り込んでいく。■水谷豊×手嶌葵が初タッグ!映画に寄り添うテーマソング誕生今回、自ら初めて脚本をつとめた水谷監督が執筆段階で構想を抱いていたのが、観た人が映画館を出るときに前向きな気持ちになってほしい、そのためには優しく包むような女性の声で最後を締めてほしい、ということ。その思いを受けた製作陣から名前が挙がったのが、映画『ゲド戦記』挿入歌「テルーの唄」でデビュー、その後も数々の主題歌やCMソングを通し、その唯一無二の歌声で多くの人を魅了してきた手嶌葵。デモ音源の中から水谷監督を含めた製作陣で話し合い、今回の楽曲が決定。その後、歌詞がつけられ、レコーディングで手嶌さんが命を吹き込むことで、水谷監督が作品を通して描きたいと話す“人間の心の奥底”に寄り添う、テーマソング「こころをこめて」(楽曲リリースは未定)が誕生した。本楽曲は轢き逃げ事件を起こした秀一(中山麻聖)の親友で、自身も助手席にいた輝(石田法嗣)が、学生時代聞き続けた思い出の曲という設定。劇中では轢き逃げ事故を起こしたあと、秀一の部屋で2人が聞く劇中歌として使用され、そしてエンディングでも物語の余韻とともに映画を締めくくるものとなっている。手嶌さんは「水谷監督とは初号試写の時に初めてお会いしましたが、とてもやわらかな雰囲気をお持ちで、素敵な監督さんとご一緒できたのだと、とてもありがたく思いました」とコメント、「人間、友情、愛情について、そしてその時々で、自分の正義感がどう動くのか、観ている中でも、観終ったあとでもいろいろなことが浮かぶ映画」と本作について語る。また、水谷監督も「1点だけ、どこか母性が現れる優しさが欲しい、とお願いをしました。轢き逃げ事件をきっかけとする物語ではあるものの、最後は未来に向かって前を向いていきたい、そう思っていましたが、この素晴らしい歌声と楽曲が、すべてが終わった後、映画の締めくくりとして流れることで、その思いを叶えてくれました」と、絶賛のコメントを寄せている。■予測不能なサスペンスから涙を誘う感動へ――。加えて、手嶌さんの透明感あふれる歌声が彩る予告編も完成。「轢かれたとき、娘は生きていたんですか…?」水谷さん演じる被害者の父・時山の悲痛な問いかけから始まる本映像。ストーリーが明らかになるとともに、新たな謎が提示される前半。主人公の2人が起こした轢き逃げ事件をきっかけに出会うはずのなかった7人が交差する、スリリングな展開が予期される。だが一転、後半からは手嶌さんの歌うテーマソングを背景に、7人の心の動きが印象的なセリフとともに描き出されていく。果たして、7人がたどりつく“真相”とは?そして彼らがたどり着くそれぞれの“答え”とは?水谷監督は主演の2人、ミュージカル「テニスの王子様」や劇場版『薄墨桜 -GARO-』の中山麻聖、『友罪』や『空母いぶき』に出演する石田法嗣をオーディションで選び、「21世紀の女の子」の『ミューズ』に出演している小林涼子、朝ドラ「まんぷく」の毎熊克哉も参加。檀ふみ、岸部一徳のベテラン勢の姿もあり、予測不能のサスペンスから深い感動へ観る者を誘う予告編となっている。『轢き逃げ-最高の最悪な日-』は5月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月15日「昨年12月に破局報道がありましたが、2人はいまも付き合っています。報道直前の11月には鈴木さんが長谷川さんの滞在する大阪を訪れ、2人で舞台を見に行っていましたよ」(舞台関係者)昨年末、長谷川博己(41)との破局を報じられた鈴木京香(50)。2人は10年にドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演を機に交際をスタート。近年はたびたび“結婚間近”と報じられ、交際は順調とみられていた。そんななか交際9年目にして一転、破局報道が……。長谷川は、放送中のNHKの連続テレビ小説『まんぷく』に出演中。昨年5月から大阪でホテル暮らしをしている。「破局報道では、長谷川さんは撮影休みの週末も東京へ戻ることが少なくなり、帰京しても鈴木の自宅を訪れなくなったそうです。鈴木の友人談として『私、もう育てきったでしょ?』と鈴木さんから長谷川さんに別れを告げたというのですが……」(スポーツ紙記者)鈴木を知る仕事関係者は言う。「鈴木さんは今年が芸能生活30周年。1月はNHKドラマ(BSプレミアム)で主演し、2月27日には藤井隆さん(46)のプロデュースでCDをリリース。自ら作詞を手掛けたりと昨秋以降、“節目の年”を充実したものにしようと、多忙な生活を送っているのです」かたや、長谷川も大阪での朝ドラ撮影がいまも続いている。「その傍ら、主役に決まった20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で演じる明智光秀についての資料などを読み、役作りをしているそうです」と語るのはドラマ関係者。「鈴木さんは“長谷川さんはまさに今、役者としていちばん大事な時期”と誰よりも理解しています。鈴木さん自身も、長谷川さんと同じ40歳前後はドラマ『華麗なる一族』(07年・TBS系)など、大きな仕事が続き、女優としての基盤を築けた。そのため、いまは彼を陰でしっかり支え、温かく見守ることにしたそうなのです」鈴木は当面、役者として正念場を迎えた長谷川を “内助の功”に徹しサポートしていく覚悟のようだ。「2人は定期的に連絡を取り合っています。会える時間は限られますが、お互いを尊重する良好な関係は変わらないそうです。朝ドラは2月末に撮了予定なので大阪“単身赴任”生活は終わります。今春の大河のクランクインまでの間に、“久々に一緒に旅行にでも行こうか”という話も出ているそうです」(2人の知人)売れっ子役者同士の“大人の秘愛”は、数少ない“逢瀬”でも「まんぷく」になれるのだろう。
2019年02月05日新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛(50 音順)が演じる12人の未成年たちが、廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦 以下『シニコド』)が公開中。去年、『シニコド』の情報が発表になったとき、十二人の俳優の顔がわからないようになっていて、少しだけのぞく顔のパーツや、短い映像の「死にたい」という声などから誰が誰だか推理する楽しみがあった。その後、11人の俳優が明かされたが、ただひとりだけ秘密のままの女性がいた。12月下旬まで、役名“秋川莉胡”で紹介されていたその人物は、橋本環奈だった。すばり当てていた人もいっぱいいたようだ。秋川莉胡は芸名で、自殺の集いにはリョウコとして参加しているという設定。誰もが知る人気女優の秋川莉胡がなぜ「死にたい」のか……とても気になるではありませんか。リョウコは宣伝のみならず、映画の中でも長らく帽子とマスクで顔を隠している。演じる橋本環奈は、福岡で活動していたときの「奇跡の1枚」の写真が話題になって、この美少女は何者? と一躍注目され、全国区の人気に。だからこそ、彼女の魅力の筆頭にどうしたって“美少女”が挙げられる。だが、アイドルを卒業し、俳優になってからの橋本は、俳優への矜持からか、主に、福田雄一監督作『銀魂』シリーズ、『斉木楠雄のΨ難』『今日から俺は‼』などで、美少女なのに激しい変顔も厭わず、見る者を驚かせてきた。そのきっぷの良さ、豊かな表現力とそれによるみごとなギャップが彼女を“美少女”ではない(美少女だけど)“俳優”なのだと周知させた。それだけではまだまだ……ということなのか、橋本環奈は『シニコド』で、その顔自体を封印してしまった。なんて俳優だ。よく考えてみたら、『シニコド』は、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙のイケメンを全員眼鏡にし、橋本環奈の顔を隠し、黒島結菜を化粧っ気なく髪の毛ひっつめにして、杉咲花は黒ずくめ。いまどきのイケメン、美少女のオーラを完全封印している。みんなそろって“死にたい子どもたち”役だから、控えめというのは筋が通っているともいえるけれど。○美少女とは精神の表れ話を戻して。若干、リョウコに関するネタバレを。決定的なことは書かないが、まっさらな気持ちで見たい方は、お気をつけください。橋本環奈が『シニコド』で最後まで顔を見せなかったら、さすがに、ファンならずとも拍子抜けするだろうし、ある瞬間、ようやくその顔を見せることになる。そこは安心してほしい。その場面は映画の見どころのひとつでもある。そして、それこそ、橋本環奈が圧倒的な美少女であることが効を奏する。堤監督はプレスシートで「国宝級美少女」と讃えていて、まさにそういうありがたい感じがして必見だ。眼鏡をかけて地味にしていた子が、あるとき、眼鏡を外して大変身という少女漫画などによくみられる伝統芸のアップデート版といえるような場面。姿勢がよく、すっと長くのびた首にそっと乗った小さな顔。宝石自体も素晴らしいが、それを乗せた台座もすばらしく値打ちがありひれ伏すみたいな感じなのである。このときの、現世に絶望し、死にたいと思いつめている少年たちの反応が受ける。でも、実のところ、橋本環奈、おそるべしと思うのは、御尊顔を表す前から、力が発揮されていることなのだ。顔を隠してもなお圧倒的な自信が漂っていて、只者じゃない感じがするのだ。リョウコ役を橋本環奈にキャスティングした人はすばらしい。あることをしている様子をある人物にくもりガラス越しに目撃される場面でも、ぼんやりしか映っていないにもかかわらず、いわゆるオーラがあった。着ているワンピースが素材も高級のちょっといいものということも助けになっているのかもしれないが、美少女とは見た目だけでなく、精神のあらわれなのだと橋本環奈には思わされる。インタビューしていても、立て板に水という話し方で、頭の回転がよいなあと目を見張るばかり。○任せなさい感を出していた橋本自信が人を美しくさせるのか、美しいから凛となるのか、コロンブスの卵のようではあるが、何にも動じない強さを感じさせる俳優だ。主演映画『セーラー服と機関銃 —卒業—』(16)では、突然、女子高生ながら暴力団の親分として組を率いるヒロインを演じ、それもよく似合っていただけあって、ものすごく小柄にもかかわらず、強烈な、任せなさい感がある。『シニコド』でも、古川琴音演じるミツエ(ゴスロリ少女)がリョウコに感情をぶつけるシーンで監督が何テイクも重ねたとき、芝居を受ける橋本が「何度芝居を繰り返しても大丈夫ですよ」と任せなさい感を出していた。そういうふうにしてもらえると相手役は安心するだろう。そうかと思うと、杉咲花演じるアンリ(理屈ぽくキツイ物言いをする少女)と対峙する場面では、互いが一歩も引かない、タイマン! という迫力を見せる。とにかく、なんだかすごいとしか言えないのだが、橋本環奈は、つまるところ、美少女であることを、何倍にも効果的に使っているのである。美少女を元手に、ギャップで驚かせたり、外観だけでない精神性の強さに思いを馳せさせたり、顔を見せないけど先入観を生かしてなんかすごそうと思わせたり、何通りものイメージを付加していく。まるで、元手を何億にも増やす、やり手のトレーダーみたいな俳優だ。橋本環奈を「美のトレーダー」と私は呼びたい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月04日12人の未成年たちが廃病院で集団自殺を確実に実行すべく奮闘する問題作『十二人の死にたい子どもたち』(原作:冲方丁 監督:堤幸彦以下『シニコド』)が公開中。12人の気鋭の俳優たちの中から注目の俳優たちについてレビューする短期企画。第1回のノブオ役・北村匠海については“ネタバレしない俳優”というテーマで書いた。彼と、サトシ役の高杉真宙と3人で、眼鏡対決する(注意:お話の中で対決するわけではありません。小道具使いの上での話です)シンジロウ役の新田真剣佑のことは、“瞳がキラキラしすぎる俳優”として書いてみたい。○すべてを受け止めた男の芝居各々悩みを抱えた十二人(新田真剣佑、北村匠海、黒島結菜、杉咲花、高杉真宙、竹内愛紗、橋本環奈、萩原利久、坂東龍汰、渕野右登、古川琴音、吉川愛 以上50 音順)で集団自殺をしようと思ったら、なぜか死に場所にすでに死体があり、その謎を解くにあたって、シンジロウは探偵役を担い、その才能を存分に発揮する。病気で身体の自由がきき辛いため、思考することを唯一の楽しみにしている設定だから。あと、ほかにも理由があるが、それはぜひ映画を見ていただきたい。ともあれ、思考することが唯一の楽しみと聞くと、なんだか気の毒に思えてしまうが、いいえ、そうではない、シンジロウは絶望に負けず、生きる強さをもっている、少なくとも、新田真剣佑はそう感じさせてくれる。新田真剣佑は、名アクション俳優・千葉真一の息子としてアメリカで生まれ育った。俳優としてアメリカでも活動したのち、2014年に日本でデビュー。真剣佑という個性的な名前は、まつるぎ・ゆうなのか? まつ・けんゆうなのか? いや、まっけんゆうであるというような話題にもなりつつ、16年、映画『ちはやふる - 上の句 - / -下の句 -』(16)で注目され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。現在の芸名・新田真剣佑の由来にもなった『ちはやふる』シリーズ(『上の句』『下の句』のときは"真剣佑"だった)で演じた役は、広瀬すず演じる主人公ちはやのカルタ仲間・新(あらた)。ちはやに影響を与えるカルタの才能を持ちながらも、名人である祖父の介護や死によってカルタから遠ざかり、それが物語を劇的にする。視力が悪くこどものときから眼鏡をかけていて、性格もわりとおとなしげでなにかと受け入れてしまう新は、こどものとき、眼鏡を幼馴染の太一(野村周平)に隠されて試合に負けたことを成長してから聞かされても、怒ることがないし、祖父に自分の青春をささげてしまっている節もある。いつも受け身。よく言えば、どんな運命も受け入れる懐の広さをもっている。これが、『シニコド』のシンジロウにも共通しているように感じた。『シニコド』の劇場用パンフレットで「すべてを1回受け止めた男の〜〜(後略)」という新田真剣佑の回答がいい。シビれる。ぜひ、インタビューページを手にとってしっかり読んでいただきたい。ちなみに、インタビューで回答する新田真剣佑は、とても仕事に対して真面目に取り組んでいる印象だ。役の扮装をしたままのコメント録りだと、役のように話すし、本人として話すときは、役についていろいろ考えていることがわかる。「すべてを1回受け止めた男」がどうするか、『シニコド』で印象的な部分は、完全にネタバレなので書けないが、12人の死にたい理由が千差万別のなかで、シンジロウがある人物の死にたい理由と自分の死にたい理由を比べて、ある判断を下す場面の表情だ。なんともいえない。見た人によって様々な解釈ができるだろう。おそらく、それは、見た人の気持ちを映し出している。もうひとつ、すべてを受け止めた男の芝居といえば、13人めの死体の謎を検証する場面で、珍しく体を使った方法をとって不思議な声を出してしまうところ。これは、堤監督が現場で急にやってとリクエストしたものだという。まさに、堤監督の要求を受け止めた男。シンジロウのイメージと違うようだが、抑制している強い生命力の現れにも思える名場面になった。○目ヂカラを眼鏡で抑制ところで、シンジロウと『ちはやふる』の新が共通しているのは、運命を受け止める役柄だけではない。もうひとつある。眼鏡で目ヂカラを抑制しているところだ。シンジロウは、主張の強い八角形の眼鏡をかけ、しかも伏目がちにして、いつも何かを考えているような雰囲気を出している。唇に指で手をやる仕草はアップが多いのでアクセントとして考えたものだそうだ。溌剌としたキラキラ感を抑えてもなお、生命力がにじみ出てしまうのだから、やばい。もともと、新田真剣佑の大きな瞳はどれだけ光を集めることができるのか、と驚くほど、キラキラしていて、生きる希望に満ち満ちている。いま、放送中のドコモのCMの彼の瞳は好奇心でいっぱいである。瞳の印象が強すぎて、顔全体がわからないというか、全身瞳のような、例えば、鬼太郎のお父さん目玉の親父をやっても、新田真剣佑だとわかってしまうに違いないというような魅惑の瞳をもっている。太陽の光を集めるインテリア・サンキャッチャーというものがあるが、新田真剣佑の瞳は、生きたサンキャッチャーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。
2019年02月03日