映画『あの頃。』が、2021年2月19日(金)に公開される。主演は松坂桃李。ハロプロ愛を描いた青春コミックエッセイ実写化原作は、“神聖かまってちゃん”の元マネージャー・劔樹人の自伝的青春コミックエッセイ『あの頃。 男子かしまし物語』(イースト・プレス刊)。ハロー!プロジェクトのアイドルへの熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた物語を、『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』など、次々と話題作をリリースしている監督・今泉力哉が実写化に挑む。脚本は、これまで『南瓜とマヨネーズ』『素敵なダイナマイトスキャンダル』「ひとりキャンプで食って寝る」などで監督・脚本を手掛けてきた冨永昌敬が手がける。主演は松坂桃李ハロー!プロジェクトのアイドルにどっぷりハマり、“ハロプロオタク”と化する主人公・劔樹人(つるぎみきと)を演じるのは、『娼年』『新聞記者』『蜜蜂と遠雷』などの話題作に出演し続けている松坂桃李。劔は、大学院受験に失敗し、地獄のようなバンド活動を続けながら、金なし彼女なしの底辺の生活を送っていた。しかし、ある日松浦亜弥のMVを観たことをきっかけにアイドルにのめり込み、やがて仲間たちと共に遅すぎる青春の日々を謳歌することになる。松坂は出演に際し、「誰しもが持っているであろう"あの頃"。その時間にどんな思いがあって、どんな出来事があって今の自分が生きているのか。原作者の劔さんのお話を伺った時、自分も"あの頃"に触れた時、ふと感じ入るものがありました。」とコメントしている。仲野太賀や山中崇ら実力派俳優陣剣が出会う個性豊かなオタク仲間たちにも注目。『今日から俺は!!劇場版』で好演した仲野太賀や山中崇、本作が映画初出演となるお笑いコンビ「ロッチ」コカドケンタロウなど、個性豊かな俳優陣が集結した。コズミン(仲野太賀):藤本美貴の魅力を熱く語るプライドが高くてひねくれ者ロビ(山中崇):石川梨華推しでリーダー格西野(若葉竜也):痛車や自作のオタグッズを制作するオタクナカウチ(芹澤興人):劒がオタク仲間と出会うきっかけを作るCDショップの店員イトウ(コカドケンタロウ):ハロプロ全般を推すオタクその他にも、劔の後輩であり、いつの日か恋心を抱くようになる女子大生・靖子役を中田青渚が演じるほか、大下ヒロトや木口健太、片山友希、西田尚美が出演。さらに、ぱいぱいでか美、どんぐり、いまおかしんじ、増子直純(怒髪天)、MONO NO AWARE、ニーネといった超個性的な面々も集結している。“松浦亜弥役”に山﨑夢羽主人公の劔がハロプロにハマるきっかけとなったアイドル・松浦亜弥役を演じるのは、同じくハロー!プロジェクトのアイドル「BEYOOOOONDS」の山﨑夢羽。映画化の情報解禁時から、誰が”あやや”を演じるのかと、ハロプロファンの間で話題になっていた中で、見事山崎が物語をリードする重要な役どころを射止めた。山﨑夢羽は、尊敬する松浦を演じるにあたり、「こんなに嬉しいなということはないです」と語る一方、「歌って踊るシーンではなかったので、どうやって松浦さんを表現したらいいのかが難しかったです。でも、応援してくださっている方に雰囲気が松浦さんに似ているねと仰っていただくことがあったので、このまま頑張ろうという気持ちで取り組みました。精一杯出来たと思います!」と撮影シーンを振り返っている。作品詳細映画『あの頃。』公開時期:2021年2月19日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショーキャスト:松坂桃李、仲野太賀、山中崇、若葉竜也、芹澤興人、コカドケンタロウ、大下ヒロト、木口健太、中田青渚、片山友希、山﨑夢羽、西田尚美、ぱいぱいでか美、どんぐり、いまおかしんじ、増子直純、MONO NO AWARE、ニーネ監督:今泉力哉脚本:冨永昌敬音楽:長谷川白紙原作:劔樹人「あの頃。 男子かしまし物語」(イースト・プレス刊)配給:ファントム・フィルム<ストーリー>中学10年生の夏休みのような、そんな毎日が永遠に続くような気がしていた――大学院受験に失敗し、彼女なし、お金なし、地獄のようなバンド活動もうまくいかず、どん底の生活を送っていた劔(つるぎ)。ある日、松浦亜弥の「♡桃色片想い♡」のMV を見たことをきっかけに、劔は一気にハロー!プロジェクトのアイドルたちにドハマりし、オタ活にのめり込んでいく。藤本美貴の魅力を熱く語るケチでプライドが高いコズミンをはじめとした個性的なオタク仲間と出会い、学園祭でのハロプロの啓蒙活動やトークイベント、また「恋愛研究会。」というバンドを結成しライブ活動を行うなど、くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌する劔。しかし時は流れ、仲間たちはハロプロのアイドルとおなじくらい大切なものを見つけて次第に離れ離れになり…。
2020年01月23日俳優の松坂桃李が、映画『あの頃。』(2021年公開)に主演することが20日、明らかになった。同作は劔樹人による『あの頃。 男子かしまし物語』(イースト・プレス刊)の実写化作品。大学院受験に失敗し、彼女なし、お金なし、楽しいことなど何もないどん底の生活を送っていた劔(松坂)は、ある日、松浦亜弥のMVを観てハロー! プロジェクトのアイドルに魅せられ、イベントで出会った仲間たちと共に「恋愛研究会。」というバンドを組んだりと情熱を傾けるようになる。時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて次第に離れ離れになっていく中、劔は仲間の一人・コズミンが癌に冒されていることを知り、久々に「恋愛研究会。」のメンバーと再会を果たす。松坂は、アイドルにどっぷりハマり、やがて仲間たちと共に遅すぎる青春の日々を謳歌するハロオタ役に。メガホンをとるのは、記録的ヒットを飛ばした『愛がなんだ』(19)、『アイネクライネナハトムジーク』(19)、『his』(20)など次々に話題作を発表し、いま映画界から最も熱い視線を集めている今泉力哉監督。登場人物の心の機微を繊細に映し出してきた今泉監督が、振り返ってみれば「どうかしていた」としか思えない、可笑しくて、ばかばかしくて、そしてちょっぴり切ない、誰もが持つ愛おしい「あの頃」の記憶を描く。脚本はこれまで『南瓜とマヨネーズ』(17)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)、『ひとりキャンプで食って寝る』(19/TX)などで監督・脚本を手掛けてきた俊英・冨永昌敬で、今泉監督とのタッグが実現した。○松坂桃李 コメント誰しもが持っているであろう"あの頃 "。その時間にどんな思いがあって、どんな出来事があって今の自分が生きているのか。原作者の劔さんのお話を伺った時、自分も"あの頃"に触れた時、ふと感じ入るものがありました。初めてご一緒する今泉監督と共に作りあげていく『あの頃。』をスタッフ、キャストで楽しみながら形にし、お届けできればと思います。○今泉力哉監督 コメント松坂桃李さんとご一緒できること、とても嬉しく思います。原作の『あの頃。』は他愛ない時間の蓄積から生まれた変化球的な出会いと別れの物語です。移ろいゆく季節の中で確実に存在した、くだらなくも愛おしい仲間たちとの時間。常にその中心にあったハロプロの存在。憧れの監督である冨永さんに脚本を引き受けていただき、松坂さんはじめ、スタッフキャストの力を集結させて、原作よりもくだらなくてだらしない日常を生み出せたらなと思っています。お楽しみに。○冨永昌敬(脚本) コメント劔さんは『あの頃。』の“あとがき”を、「僕の友人たちが、この作品を通じてみなさんの友人のように思えたなら」と結んでいます。この一節にしびれました。作者の登場人物に対する「なれなれしさ」はすこぶる心地よく、脚本を書きながら、まるで自分の友人がそこにいるみたいな親近感を持ちました。そして登場人物への「なれなれしさ」とは今泉監督の絶大な美点でもあります。この映画がみなさんのよき友人となり、笑いも涙もともにしてくれることを心から願っています。○劔樹人 コメントこの作品は元々、引き受けたものの何のプランもなく、苦し紛れに描き始めたweb連載のマンガエッセイでした。それがまさか、こんな豪華な映画になるとは未だに信じられないし、登場する実在の友人たちは、今なお映画化は私が嘘をついてると思っています。それでも私の人生で忘れることのできない大事なひと時と、自慢の友人たちを記録した大切な作品ですので、映画の力で多くの方に伝わり、さらに愛するハロー! プロジェクトが、一層盛り上がるきっかけになれば、私のアイドルオタク人生に思い残すことはありません。今泉監督ですから、間違いなく原作より面白いです! また、主演の松坂桃李さんには、モーニング娘。のコンサートも一緒に観に来て頂き、その熱心な気持ちに、私のほうが感激して勇気をもらってしまいました。人生って素晴らしい。必ずkeep your smileで、笑顔に涙な作品になると思います!
2020年01月20日松坂桃李が主人公を演じる映画『あの頃。』の公開が決定。監督・今泉力哉×脚本・冨永昌敬という奇跡のタッグが実現する。本作は、「ハロー!プロジェクト」への熱い愛と、大切な仲間たちとの出会いと別れを描いた劔樹人の自伝的青春コミックエッセイ「あの頃。 男子かしまし物語」の実写映画化。大学院受験に失敗し、どん底生活を送っていた劔は、ある日、松浦亜弥のMVを観て「ハロー!プロジェクト」のアイドルに魅せられ、イベントで出会った仲間たちと共に情熱を傾けるように。くだらなくも愛おしい青春の日々を謳歌していたが、時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて次第に離れ離れになっていく。そんな中、劔はコズミンが癌に冒されていることを知り…というあらすじ。『娼年』『新聞記者』など話題作に出演、難役にも果敢に挑み続ける松坂さんが今回の映画化で演じるのは、ハロプロアイドルにのめり込んでいく主人公・劔。底辺の生活を送っていた劔だが、アイドルにどっぷりハマり、仲間たちと共に遅すぎる青春の日々を謳歌することに。松坂さんは「誰しもが持っているであろう"あの頃"。その時間にどんな思いがあって、どんな出来事があって今の自分が生きているのか。原作者の劔さんのお話を伺った時、自分も"あの頃"に触れた時、ふと感じ入るものがありました」と言い、「初めてご一緒する今泉監督と共に作りあげていく『あの頃。』をスタッフ、キャストで楽しみながら形にし、お届けできればと思います」とコメントしている。監督は、記録的ヒットを飛ばした『愛がなんだ』や『his』など次々に話題作を発表している今泉力哉。『南瓜とマヨネーズ』『素敵なダイナマイトスキャンダル』の冨永昌敬が脚本を担当する。『あの頃。』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年01月20日『耳をすませば』が10年後のオリジナルストーリーも加えて、清野菜名、松坂桃李のW主演で実写映画化。2022年10月14日(金)に公開される。雫&聖司の青春ラブストーリーを実写映画化『耳をすませば』『耳をすませば』は、1989年に柊あおいが少女コミック誌『りぼん』で発表した青春恋愛漫画。1995年には、その漫画をスタジオジブリがアニメ映画化し、大ヒットを記録した。読書が大好きな中学生・雫が、夢に向かって生きる聖司に想いを寄せていく姿を描いた、ピュアなラブストーリーが多くの人々の心を惹きつけた。原作の世界観に10年後のオリジナルストーリーを追加この度、実写映画化される『耳をすませば』では、原作の世界観を忠実に再現する“あの頃(過去)”と、オリジナルで加わる“10年後(現在)”を二重構造で描く。中学生の時に約束を交わした雫と聖司が大人になった今、離ればなれになりながらもお互いを想い続け、夢に向かって突き進む様子が描かれる。雫とバロン、そして聖司を結びつける重要な場所となるアンティークショップ「地球屋」の内装など、細部に至るまでこだわって作り上げられた『耳をすませば』の世界観に注目だ。あれから10年、お互いを思い続ける二人は今?月島雫(清野菜名)読書が大好きだった中学生時代。小説家になるという夢を持っていた。そんな中、同級生・天沢聖司と出会う。最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれていった。それから10年が過ぎ、24歳になった。恋も夢も中途半端なまま大人になった雫。夢もあきらめ、出版社で児童小説の編集者になっていた。そんな彼女が、忘れていた“あの頃の気持ち”を取り戻す…。天沢聖司(松坂桃李)小説家になるという雫の夢を知り、聖司もまた彼女に想いを寄せ始める。そして2人は「お互いきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして、10年の月日が流れ…大人になった“今”の聖司は、夢を追い続けてイタリアで暮らす。イタリアでカルテットを組み、まっすぐかつ真剣にチェロと向き合うものの、理想の演奏を追い求めるあまり、音楽を楽しむ気持ちを忘れてしまい、苦悩することも。杉村⻯也(山田裕貴)野球部に所属し、幼馴染である雫へ好意を寄せていた。10年後は、山田裕貴が担当。原田夕子(内田理央)杉村へ恋心を抱いていた雫の親友。10年後は、内田理央が演じる。バロン劇中には、象徴的なキャラクターである猫の男爵の人形「バロン」の姿も。彼は時がたっても二人を暖かく見守り続けているようだ。そのほか、『耳をすませば』おなじみの「地球屋」「図書カード」「自転車」なども登場する。中学生時代の雫....安原琉那映画『耳をすませば』が映画初出演となる安原琉那が演じる。中学生の天沢聖司...中川翼『浅田家!』『Arc アーク』などの話題作にも出演している中川翼が担当。中学生の杉村⻯也&原田夕子...荒木飛羽&住友沙来雫の上司・堀内部長...⾳尾琢真雫の先輩・津田みどり...松本まりか雫の後輩・⾼⽊洋輔...中⽥圭祐雫が担当を受け持つことになる作家・園村...⽥中圭雫の両親...⼩林隆、森⼝瑤⼦聖司の祖⽗、地球屋の店主...近藤正⾂ムーン…ぽんず⽗が忘れたお弁当を届けるために雫が乗った電車の中で出会う猫。ムーンに導かれるようにして、雫は「地球屋」に。主題歌は杏がカバーする名曲「翼をください」映画『耳をすませば』の主題歌は、杏がカバーする名曲「翼をください」。子供から大人まで、誰もが知る名曲を、杏が澄み渡る歌声で爽やかに歌い上げる。監督は平川雄一朗監督は、『ROOKIES 卒業』『ツナグ』『春待つ僕ら』『記憶屋 あなたを忘れない』など数々の感動作・ヒット作を生み出し、『約束のネバーランド』も手掛ける平川雄一朗が務める。映画『耳をすませば』ストーリー読書が⼤好きで元気いっぱいな中学⽣の⼥の⼦・⽉島雫。彼⼥は図書貸出カードでよく⾒かける、ある名前が頭から離れなかった。天沢聖司―――全部私よりも先に読んでる―――どんなひとなんだろう。あるきっかけで“最悪の出会い”を果たした⼆⼈だが、聖司に⼤きな夢があることを知り、次第に惹かれていく雫。聖司に背中を押され、雫も⾃分の夢を胸に抱くようになったが、ある⽇聖司から夢を叶えるためイタリアに渡ると打ち明けられ、離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、10年後また必ず会おうと誓い合う。それから10年の時が流れた、1999年。雫は、児童書の編集者として出版社で働く傍ら夢を追い続けていたが、思うようにいかずもがいていた。もう駄⽬なのかも知れない―――そんな気持ちが⼤きくなる度に、遠く離れたイタリアで奮闘する聖司を想い、⾃分を奮い⽴たせていた。⼀⽅の聖司も順⾵満帆ではなかった。⼾惑い、もどかしい⽇々を送っていたが、そんな時の⽀えは聖司にとっても同じく雫であった。そんなある⽇、雫は仕事で⼤きなミスをしてしまい、仕事か夢のどちらを取るか選択を迫られる。答えを⾒つけに向かった先は―――。作品詳細映画『耳をすませば』公開時期:2022年10月14日(金)出演:清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、⾳尾琢真、松本まりか、中⽥圭祐、⼩林隆、森⼝瑤⼦、⽥中圭、近藤正⾂監督:平川雄一朗原作:柊あおい「耳をすませば」(集英社文庫<コミック版>刊)配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹
2020年01月17日俳優の松坂桃李(31)が、柊あおい氏を原作とする『耳をすませば』の実写映画版で主演・天沢聖司役に抜擢された。またヒロイン・月島雫役には清野菜名(25)が松坂とダブル主演を務め、9月18日から全国公開される。原作は高校受験を控えながらも小説の執筆に励む雫と、ヴァイオリン職人を目指す同級生の聖司との恋模様を描いた物語だ。同作品は95年にスタジオジブリが長編アニメ映画化し、大ヒット作となった。各メディアによると、実写映画版は原作で描かれた青春時代に10年後のオリジナルストーリーが加えられるという。出版社で児童小説の編集者になった24歳の雫(清野)と、夢を追い続け海外で暮らす聖司(松坂)の“現在”が描かれる。ネットでは同作の実写映画化に注目が集まるとともに、松坂の主演抜擢に歓喜の声が上がっている。《なんとまたまた嬉しいニュースジブリ好きな桃李さんならきっと素敵な作品になるはずツナグの平川監督なんですね》《娼年や新聞記者を経た松坂桃李の演技が楽しみすぎる!》《桃李くんこのオファーは嬉しかったんじゃないかな~ 『耳をすませば』好きだもんね!むか~しブログで書いてた!w10年後の聖司…ピッタリすぎる!!》いっぽうで、アニメ映画版は当時15歳だった高橋一生(39)が聖司役の声優を務めたことでも名高い作品だ。そのため、往年のファンからは高橋を推す声が続出。Twitterでは松坂と高橋の名前が連なってトレンド入りするほどだった。《いままで実写化は「それはそれ」っていう精神でいたけど 耳をすませばの実写で高橋一生を使わないのは見過ごせねぇ… 彼はまじで天沢聖司なんだよ…》《「耳をすませば」の実写映画化発表で高橋一生さんの名前がトレンド入りするのもよく判る(笑)実写化があと10年早ければ》《耳をすませばの実写化。聖司じゃないならバロンで高橋一生に一票》果たして、高橋のカメオ出演といったサプライズもあるのだろうか!?
2020年01月14日誰もが知る作品にして、一度観たら忘れることができない名作『耳をすませば』が、清野菜名と松坂桃李のダブル主演で実写映画化されることが決定。この度、キャスト、スタッフのコメントが公開された。1989年、柊あおいが少女コミック誌“りぼん”で発表した青春恋愛漫画『耳をすませば』。読書が大好きな中学生・雫が、夢に向かって生きる聖司に想いを寄せていく姿に心を惹かれ、多くの女性たちのバイブルとなった作品だ。それが1995年、スタジオジブリがアニメ映画化し、大ヒットを記録。そしてこの2020年、あの頃みんなが憧れた雫と聖司の物語に10年後のオリジナルストーリーも加え、新しい『耳をすませば』として実写映画化される。恋も夢も中途半端なまま大人になった雫。そんな彼女が、忘れていた“あの頃の気持ち” を取り戻す……。大人になった“今”の雫を演じるのは、数多くの映画、テレビドラマ、舞台に出演し、現在放送中の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』でも主演を務める清野菜名。そして、その雫が想いを寄せる大人になった“今”の聖司を演じるのは、『不能犯』『娼年』『居眠り磐音』『新聞記者』と主演映画が続き、人気、実力ともに今もっとも勢いのある松坂桃李だ。このふたりがダブル主演として、雫と聖司の “10年後”の物語を紡ぎ出していく。監督は、『ROOKIES 卒業』『ツナグ』『記憶屋 あなたを忘れない』など数々のヒット作を生み出してきた平川雄一朗。原作の世界観を忠実に再現する“あの頃(過去)”と、オリジナルで加わる“10年後(現在)”を二重構造で描き、実写化する。学生時代の雫や聖司、その他の登場人物には個性豊かなオールスターキャストが集結し映画を彩る。中学生キャストをはじめ、他キャストは後日発表予定なのだという。公開されたキャスト、スタッフのコメントは下記。■清野菜名(10年後(現在)の月島雫役)この度、映画『耳をすませば』で、月島雫を演じることになりました。誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在できること、とても嬉しく光栄に思っております。あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています。■松坂桃李(10年後(現在)の天沢聖司役)『耳をすませば』はアニメーション映画で何度も見た作品です。学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました。あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います。平川監督とは初主演の作品『ツナグ』でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組むことができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います。■平川雄一朗(監督)『耳をすませば』という沢山の人たちが知っている原作の10年後を描くという実写映画化に大変な緊張感とプレッシャーを抱えていますが、主演のふたりをはじめとするスタッフ、キャストの力を集結させ、原作の空気感をそのままに心温まる映画となるよう邁進したいと思います!■西麻美(プロデューサー)私も大好きな作品『耳をすませば』を実写映画化しようと考えた時、とても悩みました。ですが、実写映画の形を探る中で、原作にある中学生時代に加えて10年後の大人になった雫と聖司を描いたらどうだろうと思いつきました。そして、雫役に清野菜名さん、聖司役に松坂桃李さんというおふたりが決まったことで、これは素敵な作品にできると確信しました。中学生時代と大人時代を描く実写版『耳をすませば』、楽しみに待っていただけたらと思います。『耳をすませば』9月18日(金)より全国公開
2020年01月14日清野菜名&松坂桃李のW主演で名作「耳をすませば」(漫画:柊あおい)が実写映画化されることが決定。あの名作に、10年後のオリジナルストーリーも加えて製作。撮影はこれから、2月中旬にクランクイン予定だという。――名作「耳をすませば」原作は、1989年、柊あおいが「りぼん」(集英社)で発表した青春恋愛漫画「耳をすませば」。読書が大好きな中学生・雫が夢に向かって生きる聖司に想いを寄せていく姿に心を惹かれ、多くの女性たちのバイブルに。そして1995年には、この漫画をスタジオジブリがアニメ映画化。当時14歳、人気俳優・高橋一生が聖司役で声の出演を果たした本作は、大ヒットを記録した。新しい「耳をすませば」が誕生そんな様々な世代にいまも愛される「耳をすませば」が2020年、10年後のオリジナルストーリーも加え新たに実写映画化。原作の世界観を忠実に再現する【あの頃(過去)】と、オリジナルで加わる【10年後(現在)】を二重構造で描き、切なくピュアな青春ラブストーリーが誕生する。“現在”10年後の雫&聖司役は…恋も夢も中途半端なまま大人になった雫。そんな大人になったいまの雫を演じるのは、連続テレビ小説「半分、青い。」の裕子役が話題となり、「今日から俺は!!」、「やすらぎの刻~道」などに出演、現在放送中の「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」では主演を務めている演技派女優・清野菜名。雫が想いを寄せる大人になったいまの聖司を、「この世界の片隅に」「パーフェクトワールド」『娼年』『新聞記者』など話題作が続き、先日発表された主演ドラマ「微笑む人」にも注目が集まる松坂桃李が演じる。“学生時代”の雫や聖司、そのほかの登場人物には個性豊かなオールスターキャストが集結。そんな物語を彩るキャストは後日発表予定だ。清野菜名コメントこの度、映画『耳をすませば』で、月島雫を演じることになりました。誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております。あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています。松坂桃李コメント「耳をすませば」はアニメーション映画で何度も見た作品です。学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました。あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います。平川監督とは初主演の作品「ツナグ」でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います。監督は平川雄一朗本作の監督は、「白夜行」「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」『ツナグ』などを手掛け、もうすぐ公開を迎える山田涼介出演の『記憶屋 あなたを忘れない』でもメガホンをとった平川雄一朗が務める。平川雄一朗監督コメントストーリー読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会う。最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれていく雫。聖司も小説家になるという雫の夢を知り、彼女に想いを寄せ始める。そして2人は「お互いきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして、10年の月日が流れ24歳になった雫は、出版社で児童小説の編集者になっていた。小説家になる夢はあきらめ、本を売るために必死な毎日。一方、夢を追い続けて海外で暮らす聖司との間には、いつの間にか距離が生まれていて――。『耳をすませば』は9月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年01月14日1995年にスタジオジブリがアニメ映画化した青春ラブストーリー『耳をすませば』が、俳優・松坂桃李と女優・清野菜名のW主演で実写映画化(9月18日公開)されることが14日、明らかになった。本作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、『ROOKIES 卒業』(09)、『ツナグ』(12)、『記憶屋 あなたを忘れない』(19)などで知られる平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。読書が大好きな中学3年生の月島雫は、同級生・天沢聖司と出会い、最初の印象は最悪だったが、夢を追う聖司に次第に惹かれ始める。聖司も、小説家になるという雫の夢を知り、彼女に思いを寄せ始め、2人は「お互いにきっと、夢を叶えよう」と誓い合う。そして10年の月日が流れ……。10年後の雫を演じる清野は、「誰もが大好きな名作『耳をすませば』の世界に雫として存在出来ること、とても嬉しく光栄に思っております」と喜びを伝え、「あれから10年。雫はどのようにして大人になっていったのか、彼女の思いに寄り添いながら、雫の持っているピュアな心を大切に、丁寧に演じていきたいと思っています」と意気込む。一方、同じく10年後の聖司を演じる松坂は、「『耳をすませば』はアニメーション映画で何度も見た作品です」と相当な思い入れがあるようで、「学生生活の日常にある歯痒さや微妙な距離感で感じる甘酸っぱさ。あの頃にしか感じられないものが詰まっていて素敵だなと思っていました」と回顧。さらに、「あの物語の“その後”を想像した方もいらっしゃるのではないでしょうか。僕もそうでした。月日を経て描かれる“その後”の物語に関われることを嬉しく思います」と感謝し、「平川監督とは初主演の作品『ツナグ』でガチガチに緊張していた僕にムチを打ちながら支えてくださった方。監督のお陰で走りきることができました。その平川監督ともう一度組む事ができる喜びと緊張感を噛み締めながら、撮影に臨みたいと思います」と気合をみなぎらせる。本作は、2月中旬にクランクインし、3月クランクアップ予定。学生時代の雫や聖司、その他の登場人物のキャストは後日発表される。■平川雄一朗監督のコメント『耳をすませば』という沢山の人達が知っている原作の10年後を描くという実写映画化に大変な緊張感とプレッシャーを抱えていますが、主演の2人を始めとするスタッフキャストの力を集結させ、原作の空気感をそのままに心温まる映画となるよう邁進したいと思います!■西麻美プロデューサーのコメント私も大好きな作品「耳をすませば」を実写映画化しようと考えた時、とても悩みました。ですが、実写映画の形を探る中で、原作にある中学生時代に加えて10年後の大人になった雫と聖司を描いたらどうだろうと思いつきました。そして、雫役に清野菜名さん、聖司役に松坂桃李さんというお2人が決まったことで、これは素敵な作品にできると確信しました。中学生時代と大人時代を描く実写版『耳をすませば』、楽しみに待っていただけたらと思います。(C)柊あおい/集英社(C)2020『耳をすませば』製作委員会
2020年01月14日「乱反射」の貫井徳郎による大ヒットミステリー小説「微笑む人」が、松坂桃李主演でドラマスペシャルとして映像化決定。秦建日子が脚本を担当し、ドラマオリジナルの展開も盛り込まれる。貫井徳郎の“最恐”ミステリーが待望の初映像化!原作は、2010年に「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞、「乱反射」で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した貫井氏が、2012年に発表した小説。誰もがうらやむエリート銀行員が、妻子を殺害するという世間を騒がせた事件を追ううちに、彼の過去に隠された衝撃の真実が判明。次々と明らかになっていく事実と、ラストには驚愕の展開が待つ…というあらすじ。ドラマ化では、「刑事・雪平夏見シリーズ」や「天体観測」「サマーレスキュー~天空の診療所~」脚本の秦建日子が脚本を担当し、「世にも奇妙な物語」シリーズや『呪怨 終わりの始まり』の落合正幸が監督を務める。「映像化不可能」と言われた本作を、テレビドラマの“巧者”とも言える秦氏がドラマオリジナルの衝撃的な結末を用意し、落合監督の作り出す独特の世界観と融合。視聴者を物語の世界へと引き込む。ストーリー「本の置き場所が欲しかったからです」。妻子を殺害した罪で起訴された仁藤俊美(松坂桃李)は、公判で衝撃の動機を明かす。1年半前、神奈川県相模原市の西北部を流れる安住川で、仁藤が妻の抄子(かんこ)と娘の亜美菜(池谷美音)を溺死させたとされる「安住川事件」。被告人の仁藤は、日本最難関の大学に現役合格し、大手都市銀行に就職。結婚後は順風満帆な生活を送っていた。そんな仁藤がなぜ妻子を殺害するという凶行に至ったのか。事件前から仁藤とは面識があった週刊海潮の記者・鴨井晶(尾野真千子)は、その真相を明かすべくデスクの井上肇(生瀬勝久)に直談判。巻頭特集を約束された晶は仁藤の関係者に取材を続け、彼の人物像を掘り下げていく。だが知れば知るほど、仁藤への疑念を深めていく晶。自分が以前から知っていた仁藤と、捜査関係者から聞く仁藤、いったいどちらの姿が本当の彼なのか…。やがて仁藤にまつわる衝撃の過去が明らかになり、これまでに彼に関わる何人もの人間が不審な死を遂げていたことを知る――。松坂桃李、母子殺人事件の容疑者役に『孤狼の血』の若き刑事、『娼年』の娼夫、『新聞記者』の官僚と、近年役柄の幅を広げてきた松坂さんが今回演じるのは、妻子を殺害したエリート銀行員・仁藤俊美。一流大学を卒業後、大手都市銀行に就職し、妻子と共に幸せな生活を送っていたはずが、突然妻と娘を溺死させた罪に問われる役どころ。「不思議な感覚」「今回のような役柄は初めて」柔らかな微笑みの裏には思いもよらない顔も…。そんな謎多きエリートサラリーマンを怪演する松坂さんは「仁藤という男がやってきた行為は、もちろん許されるものではないのですが、台本を読んだ最初の印象では、なぜか嫌な感じがしなかったんです。彼の振る舞いや言動は、ある種の正論を言っている部分もあるので、不思議な感覚でした」とキャラクターの印象を明かす。また「仁藤はどの局面、どんな場面においてもフラット。だからあまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心に留めていました。作品の全編を通して感情の揺れ動きやテンションが一定、という今回のような役柄は初めてだったかもしれません」とこれまでとはまた違った役柄だったと語る。さらに「この作品に出てくる言葉には、心に刺さるものがすごく多い。『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品なのではないかと思っています。現場でもとても熱量を感じた落合正幸監督がどんな風に料理して完成させてくれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。尾野真千子がドラマオリジナルキャラクター! 事件を追う女性記者にドラマオリジナルキャラクターとして登場する、週刊誌の女性記者・鴨井晶は、「週刊海潮」の契約記者で夫に家事を任せ、再び第一線の記者として活躍しようと奮闘。ドラマ内で仁藤の事件は、“晶の目線”で語られていく。そんな晶役を演じるのは尾野真千子。「この世界の片隅に」以来2度目の共演となり、姉弟役から一転、殺人事件の被告人と彼を追う週刊誌記者という立場で相対することに。「異様だな」尾野さんは「この作品を読んで、まず湧き上がったのは『異様だな』という感情でした」と本作の第一印象を語り、「完全に理解できるわけではないのだけれど、『あぁ結局人間っていうのはこういうものなのかな』と思わせるような、とてもリアルな人間の感情が描かれている気がしました」とコメント。演じる役柄については「私が演じる鴨井晶という女性は、いわゆる“ジャーナリスト”なのですが、ごく普通の主婦だった女性が、家事を夫に任せ、外に働きに出ている――特別なことは何もない女性でいたいと考えて現場に入りました」と言い、「この作品で仁藤が語る『殺害の動機』って、一見しただけだと『え、それってどうなの』というものだけれど、実は誰しもが心の中に持ち得る感情なのかもしれないと思うんです。感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたらなと思いました」と他人事ではないのでは、と話している。脇を固めるキャストに注目ほかにも、晶の上司である「週刊海潮」のデスク・井上肇役を生瀬勝久。晶とは旧知の仲で、仁藤の事件を担当した所轄の刑事・佐藤役を福田転球。拘置所の刑務官・滝沢役を田中要次。阿部亮平、薬丸翔、小久保寿人、佐藤乃莉らも出演する。ドラマスペシャル「微笑む人」は今春、テレビ朝日日曜プライム枠(毎週日曜よる9時)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月09日女優の高畑充希、俳優の松坂桃李が19日、都内で行われた「2019 有馬記念フェスティバル」に登場。イベントでは22日に開催される有馬記念の公開枠順抽選会が行われ、高畑と松坂は抽選の順番を決めるくじを引いた。1年の中央競馬を締めくくるレースとして、暮れの中山競馬場を舞台に開催されるグランプリレースの有馬記念。ファン投票上位馬と選考委員選出の推薦馬によって争われ、各世代を代表する馬が出走するとあって、競馬界のオールスター戦ともいえるレースとして競馬ファン以外からも注目を集めている。有馬記念を間近に控えたこの日は、同イベントで公開枠順抽選会を実施。ゲストとして登場したJRA年間プロモーションキャラクターを務める高畑充希と松坂桃李が、抽選ポットにある馬名ボールを引き、選ばれた競走馬の関係者が枠順の番号が書き記された馬番ボールを抽選ポットから選択するというくじが行われた。昨年に続いて参加した松坂は「去年も思いましたが、我々がやっていい案件なんですかね?」と恐縮しきりで、「本当に今でもそう思っていますが、すでに手汗をかき始めています」と緊張した面持ち。有馬記念抽選会は2年ぶりの参加となった高畑は「ここでしか味わえない緊張感を味わえてソワソワしています」と話した。今年の有馬記念の注目は、16頭の中でGI最多6勝(海外GIを含む)を記録しているアーモンドアイ。結果、5枠9番を引いたクリストフ・ルメールル騎手は「すごくいい枠だと思います。中山競馬場は初めてですが、全く心配してないですね。乗りやすい馬ですから、どこのコースでも走れると思います」とファンには心強いコメントも聞かれた。そんなアーモンドアイ陣営に対して「頑張ってください! 応援しています」(松坂)、「すごく楽しみです。頑張ってください」(高畑)とエールを。最後に抽選会の感想を求められた松坂が「本当に緊張しました。なかなか感じることのない緊張感だと改めて思いましたね」と話していた。
2019年12月20日11月5日(火)今夜放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」に芸能プロダクション社長・渡辺万由美が出演。中村倫也、松坂桃李、菅田将暉ら人気俳優を次々と世に送り出すその仕事ぶりに3か月にわたりカメラが密着する。昨年「崖っぷちホテル!」、連続テレビ小説「半分、青い。」に「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」などで瞬く間に超人気俳優に。この夏放送の「凪のお暇」でも多くの視聴者を虜にするなか12月13日(金)からは、神木隆之介、浜辺美波らと共演、主題歌を「Perfume」が担当しミステリーランキング4冠を達成した今村昌弘原作の小説を映画化する『屍人荘の殺人』が公開となる中村さん。人気俳優への登竜門である戦隊シリーズ「侍戦隊シンケンジャー」に出演、そこから「視覚探偵 日暮旅人」や『キセキ -あの日のソビト-』など多彩な作品への出演を経て、最近では「パーフェクトワールド」や『娼年』『新聞記者』などに出演。史上初となる「直木賞(第156回)」と「本屋大賞(2017年)」のW受賞を果たした恩田陸の原作を映画化、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士らと共演した『蜜蜂と遠雷』が絶賛公開中の松坂さん。日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した『共喰い』や『あゝ、荒野』などでその演技力が高く評価され、1月クールの「3年A組」も大きな話題に。音楽アーティストとしても大きな注目を集めるなか、アルベール・カミュによるローマ帝国皇帝を題材にした傑作戯曲「カリギュラ」に主演。11月9日(土)~新国立劇場 中劇場から上演を控える菅田さん。所属する俳優たちが次々とブレイク、ドラマ、映画界をリードする存在となっている渡辺さん。数千人を超える所属者を抱える事務所もあるこの芸能界で、渡辺さんは自分が目の届く範囲でしか抱えないという。そこには“実家のように” “人生を預かる”という流儀と覚悟があった。華やかな世界の第一線で活躍しながらも“人見知り”と語る渡辺さんの3か月に及ぶ仕事ぶりをカメラが追った。今回は渡辺さんをはじめ中村さん、松坂さん、菅田さん。さらに渡辺さんの事務所に所属する木村佳乃、佐々木希、杏、尾上菊之助に伊藤蘭、映画プロデューサーの鈴木敏夫らも出演する。プロフェッショナル 仕事の流儀「芸能プロ社長・渡辺万由美」は11月5日(火)22時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2019年11月05日10月7日、俳優の松坂桃李(30)が『菅田将暉のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演。松坂が本番組に出演するのはこれで5回目。今回は自身が出演する映画『蜜蜂と遠雷』と声優を務める『HELLO WORLD』の宣伝が目的だったが、松坂には“前科”があった。昨年1月にも主演映画の宣伝で同番組に出演した松坂。菅田将暉(26)から「深夜1時ころは普段どうしていますか?」と問われると、「寝ているか遊戯王やっている」と回答。その後は、宣伝以上に大好きな『遊☆戯☆王』の魅力についてひたすら熱弁してしまったのだ。それゆえ菅田も不安視するなか始まった今回の番組だったが、なんとか無事に『蜜蜂と遠雷』を紹介することができた松坂。菅田も思わず「5回目の出演にしてようやくまともに宣伝した」と、安堵する。しかし『HELLO WORLD』について聞かれると、松坂は「遊戯王ダークサイドオブディメンションがどんな映画化というと……」と、またしても遊戯王の話に。菅田からは「いや、HELLO WOLRDの話よ」とツッコミを受けながらも、最終的には「『HELLO WORLD』は遊戯王初のラブストーリーです」と遊戯王でたとえる始末。結局、今回も遊戯王への愛を隠しきれなかった松坂にTwitter上ではツッコミが続出した。《遊戯王初のラブストーリーとか笑かすなwwwwww センスの塊すぎる無理wwwwww》《遊戯王の映画部分の方が説明長い。笑》《やっぱり菅田将暉のANNに松坂桃李来たら遊戯王トーク9割になるな笑》さらに、『蜜蜂と遠雷』のTwitter公式アカウントからも《うちの明石さん、『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』には出てないですよね…。ずっと話してるけど…》と、ツッコまれていた。松坂のあまりの遊戯王への愛にファンからは《次劇場版遊戯王製作する時は松坂桃李にゲスト声優として参加して頂いたらどうでしょうか》といった声も。憧れの作品へのデビューも近いかも?
2019年10月08日史上初の快挙となる直木賞(第156回)、本屋大賞(2017年)のW受賞を果たし、映像化不可能と言われた『蜜蜂と遠雷』が豪華キャスト、スタッフ陣により実写映画化。10月4日に全国公開された。国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒‘していく物語だ。音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル役を森崎ウィンが熱演。ジャンルは違うが、同じアーティストとして活躍する森崎の目にマサルはどう映ったのだろうか?「マサルはすごく繊細だけど、責任感もあって、サービス精神がある。でもそれは人から見えているマサルで、内面は芯がとても強くて、自分で世界を切り開くんだ、自分で新しいものを作るんだ、というビジョンがとてもはっきりしている人。だから本番でも先生から言われた通りじゃなくて、自分流にやってしまうところがある。そこにはよし、いける!っていう絶対の自信があって迷わず突き進める強さがある。そういう感覚的なところは、僕と似ているなって思いましたね」森崎もマサル同様、端正な顔立ちと精悍なたたずまいで「王子」と呼ばれるのに相応しい。しかし本人は「王子」と言われるとプレッシャーに感じると言う。「僕とマサルは全然似てないというか(笑)。マサルが刻むリズムってすごくゆっくりなんですが、僕はすぐ反射的に返してしまうことが多くて。ゆっくりしゃべるとか、動作も静かに流れるようにするとか。マサルに寄り添うために、リズムを落とさないといけないのが、すごく難しかったです」森崎はアーティストとしても活躍しているが、クラシックはこれまで演奏したことがなかった。マサルを演じる上で、「ピアニストとしてのマサル」を知るために、音楽教室に通い、半年以上かけて弾けるようになったという。同時に、クラシックの難しさを痛感した。「クラシックって弾く指の番号まで決まっていて、決められたルールを守らないといけないんです。それはなかなか慣れなかったですね。どうしても自分が弾きやすいように手を動かしてしまって。あと指を広く開くこと。運よく僕は手が大きかったので届きましたが、それでも痛い!って思いながら、でもどんどん弾かないといけないし。レッスンが終わると本当に手が痛かったですね」『蜜蜂と遠雷』は「音楽の神様に愛された天才」の戦いの物語でもある。どんな世界でも、「天才」という人がいて、その中で神様に愛されるのは、「努力をする人」だと森崎は考える。「諦めずに前向きに、しっかりと自分の将来を見据えて、努力をする人が最終的には勝つと思います。人ってやっぱり見ているんですよ。そこは信じて、しっかり努力を続けていくことじゃないかなって思います。僕も他の仕事の合間でピアノの練習をしていたので、本当に大変でしたが、絶対に弾いてやるっていう気持ちで練習しましたし、本番では弾けるようになっていました。撮影後に石川監督から、感動したって言ってもらえて、本当に嬉しかったです。一つひとつを怠らず、積み重ねることだと思います」4人のライバルには、同世代で活躍している松岡茉優、松坂桃李、大型新人として鈴鹿央士との共演があった。現場ではライバル同士だったこともあり、和気あいあいとした雰囲気はなく、程よい緊張感があったという。「茉優ちゃんも、桃李君もキャリアは僕なんかより長いですし、場数も全然違うんで。もう一回違う作品で出会えるように頑張りたいなって思いました。鈴鹿君は初めてとは思えないくらい堂々としていて、人としても魅力的でした。現場で今日のお弁当は何を食べましたか?とか、昨日は何をしていたんですか?とか聞いてくれて、可愛かったです(笑)」『蜜蜂と遠雷』は4人の天才ピアニストの葛藤や人生の壁を乗り越えるヒントが見つかる作品でもあり、まるでアスリートの戦いを見ているような感覚になれる映画でもある。「クラッシックコンクールの話だから敷居が高くて、近寄りがたいイメージがあると思うんですけど、そんなことはないです!僕の言葉を信じて、一度劇場に足を運んでくださると、本当に画面の中でアスリートたちが、癒しの音楽と共に戦っているんで、ぜひその臨場感を劇場で味わっていただけたらと思います」『蜜蜂と遠雷』全国ロードショー中撮影/高橋那月、取材・文/若村幸江
2019年10月08日10月5日、6日の全国映画動員ランキングは、名優ホアキン・フェニックスが誰もが知る人気キャラクターの“誕生のドラマ”に挑んだ衝撃作『ジョーカー』(全国324館)が初登場で首位を飾った。3週連続トップだった『記憶にございません!』(全国352館)は、公開4週目は2位になった。3位から5位には新作が並んだ。人気シリーズ『HiGH&LOW』と人気漫画『クローズ』『WORST』がクロスオーバーしたアクション映画『HiGH&LOW THE WORST』(全国322館)が初登場3位に。恩田陸の同名小説を松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士らで映画化した音楽ドラマ『蜜蜂と遠雷』(全国324館)は初登場4位。キアヌ・リーヴスが最強の殺し屋を演じる人気シリーズ第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』(全国201館)は初登場5位になった。そのほか、公開12週目の『天気の子』(全国367館)は7位につけている。次週は『アップグレード』『イエスタデイ』『クロール ―凶暴領域―』『最高の人生の見つけ方』『真実』『空の青さを知る人よ』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『ボーダー 二つの世界』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『記憶にございません!』3位『HiGH&LOW THE WORST』4位『蜜蜂と遠雷』5位『ジョン・ウィック:パラベラム』6位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』7位『天気の子』8位『人間失格 太宰治と3人の女たち』9位『HELLO WORLD』10位『アナベル 死霊博物館』
2019年10月07日直木賞・本屋大賞を史上初めてW受賞した小説家・恩田陸の『蜜蜂と遠雷』が若手実力派キャストにより実写映画化され、10月4日より公開された。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人の天才ピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描いた同作は、「小説なのに音楽が聴こえるようだ」と話題を呼び、映画でも一流ピアニストの音×吹き替えなしで演奏演技に挑む役者陣という驚くべき手法で数々のシーンが浮かび上がっている。今回は、原作者・恩田陸と、妻子を持ち楽器店に勤めながら、年齢制限最後のコンクールに挑む高島明石を演じた松坂桃李にインタビュー。原作者と俳優、それぞれの視点から見た同作の魅力や、表現者として向き合う"賞"について話を聞いた。○■「かっこよすぎる」キャストも演技に納得――先ほどお話を伺ったんですが、お二人は今日が初対面なんですね。恩田先生が撮影現場にいらしたときは、松坂さんの撮影がなかったとか。松坂:この瞬間が初です。恩田:お目にかかれて光栄でございます。松坂:こちらこそ! よろしくお願いいたします。――それでは、ぜひ松坂さんから見た原作の魅力と、恩田先生から見た映画の魅力をそれぞれ教えていただければ。松坂:オファーをいただいて『蜜蜂と遠雷』を読んだんですが、今までは小説を読んでめくるたびに音が聴こえる感じを経験したがことがなかったので、すごい本だと思いました。これを映画化するなんて、可能なのか? と、衝撃でした(笑)。小説が本当に面白いからこそ、我々にとってはハードルが高いと思っちゃうんです。仮に上手に置き換えられたとしても「小説の内容のまま表現されてるじゃん!」と思われてしまうので、今回は「実写化するからこそできること」はなんなのか、ものすごく意義を迫られた感覚がありました。恩田:よく映像化したなと思いました(笑)。私も「小説でなければできないことをやろう」と思って書いていたので、逆に皆さんが映画でしかできないことをやってくださったなと思って。映画として完成されていたので、嬉しかったです。松坂:そういう言葉を聞くと、ほっとします。恩田:松坂さんが、明石を演じると聞いて、「それはかっこよすぎるだろう」とは思っていたんですけど、映画を見たら本当に明石そのものでした。松坂:いやいや、とんでもないです!――原作で思い描いていた明石はどういうイメージだったんですか?恩田:もうちょっと、普通の人です(笑)。でも、2次予選の後に松坂さんが1人でカメラに向かってしゃべっているシーンはすごくリアルで、驚きました。松坂:実は、あのシーンが初日だったんですよ……。恩田:初日だったんですか! みなさん、意外なシーンが初日なんですよね。いきなりあのシーンだとは……すごいですね。松坂:とにかく、体の中にいろんな実感を入れるようにイメージして。すごく緊張しました。――ちなみに、明石じゃない松坂さんを目の前にされた感想はいかがでしたか?恩田:「やっぱりかっこいいわ!!」と思いました(笑)。――松坂さんは、そういうかっこよさをどうやって封印されてたんでしょうか?松坂:明石は他の3人に比べて、家族と過ごしたりと、生活を描写しているシーンが多かったので、そこはすごく大事にしたいなと思いました。たぶん、すごく不器用でめんどくさいやつだなと思ったんです。自分のことを天才とは思っていないけど、他人には言われたくない、という。恩田:その通りです。松坂:たとえば奥さんと少し口論になったシーンでも、明石のめんどくさい感じが出ている。すごく人間くさいけど、良いところでもあると思います。恩田:そういう役を演じるのは、珍しいんじゃないですか?松坂:そうなんです。これだけの不器用さと人間臭さを表す役はあまりやったことがなかったので、嬉しかったです。恩田:本当に松坂さんはキラキラしたイメージだったので、地に足をついた感じが出ていて、びっくりしました。松坂:嬉しいです。○■流れをつかむことが大切――今回はピアノコンクールが舞台となっていますが、作品自体も直木賞と本屋大賞を史上初めてW受賞されていて、松坂さんも昨年たくさんの賞に輝いていて。賞にかける思いについて、お二人はどう感じているのかなということも気になりました。恩田:結果としての賞なので、書いてる時にはもちろん考えていないです。でも、「流れが来てる」みたいな時って、あるじゃないですか。そういう意味では幸運な本だったと思います。こんなにハードルが高そうな作品がスムーズに映画化できたというのも、やっぱりいい流れがあったのかな、と。松坂:確かに、流れってありますよね。僕のマネージャーさんも「今年は流れ、来てますから」とよく言ってたんですよ。「じゃあ、信じます」と言ったら、ありがたいことに本当に賞をいただけたりしたので、実感しています。――松岡茉優さんも、同じように昨年いろいろな賞に輝かれて、全部の流れが『蜜蜂と遠雷』に集中しているようですね。松坂:授賞式で、松岡さんとは会うことが多かったです! 会うたびに『蜜蜂と遠雷』盛り上げましょう、という話をしていました。恩田:幸運な流れが来ていますね。実際にコンクールを見ていても、最初は目立てなかった方が2週間の間でどんどん良くなっていったりして、成長する人は本当に成長するし、順番の違いひとつでもまったく印象が違ってきてしまうんです。どんどん人が減っていくから、何番を掴むかという運もあって。本当に、流れを掴むことが大事なんだと思いました。――松坂さんは今回、ステージの上で演奏するシーンも多かったですが、音楽家を演じて、役者との共通点などは感じられたんですか?松坂:舞台上で、お客さんの前でお芝居をするときの緊張感や、稽古で失敗を繰り返しながら初日を迎える緊張感は共通すると思いました。演奏シーンは最後の方だったので、スタッフ・キャスト全員が「あと1週間だぞ!」「あと5日だぞ!」みたいに、プレッシャーがすごくて(笑)。だんだん音楽チームも顔がピリついてくるんです。だからこそ生々しくて、良い緊張感でした。エキストラの方もたくさん来てくださったので、入場シーンも本当のコンクールのような緊張感でした。怖いんですよ! でも演奏はお芝居と違って、お客さんの反応を見て動きを変えられるところは、羨ましくも思いました。恩田:私も演奏をしていた経験がありますが、自分があがっているかって、全然わからないですよね。絶好調と思ってもボロボロだったりとか。逆に「ダメだ」と思った時が良かったりする。松坂:それはあります! 自分がダメだと思っていても、周りから「良かったね!」と言われたりとか。恩田:意外とありますよね。それって、なぜなんだろう? 不思議ですね。小説でも、書いてる時には乗っていたけど、後で読むと「なんなんだろう」と思う時もありますし(笑)。○■小説家と役者、原動力は――せっかくなので、何か松坂さんから恩田先生に聞きたいことなどはありますか?松坂:これだけの作品を生み出す原動力がなんなのか、伺いたかったんです。続けるためのモチベーションを保つのは難しくはないんですか?恩田:きっと、なんでもそうですよね。役者さんも、毎回毎回違う役を演じると思うので、どういう原動力なのか、逆にお聞きしたいです。松坂:作品に入ってる時は辛いことの方が多いし、考えなきゃいけないことや不安要素がたくさんあるばかりなんですが、終わった瞬間が本当に楽しくて。スタッフやキャストの方と、「じゃあ、一杯いきますか!」という瞬間(笑)。その一瞬が、辛かったメーターを上回るんです。それが持続的にやってくるので、乗り越えられるというか、支えになっている感覚はあります。恩田:どこも同じですね(笑)。私も原稿を書いているときは全く楽しくなくて。――でも、これだけずっとコンスタントに作品を出されてる作家さんも、なかなかいらっしゃらないのではないかと思いました。恩田:続けていないと不安になってしまうんです。常に書いてないと「小説家」と名乗れないような気がして。縮小再生産になってしまうのが怖いし、「休んじゃうと戻れないんじゃないか」と思うので、そこが原動力なのかもしれません。松坂:「休みたい」と思ったことはないんですか?恩田:いつも、思ってはいるんですけどね(笑)――それでは、最後に作品を楽しみにしている方へのメッセージをいただけたら。恩田:原作ファンでも、原作を読んでない方でも楽しめると思います。音もすごく贅沢な作りになっているので、ぜひ、映画館でご覧ください。松坂:僕自身、クラシックからは縁遠い男だったので、この作品で初めて「クラシックって静かなだけじゃないんだ!」と思いました。まるで縦ノリのように心が踊る、前のめりになる感じが味わえたのはこの作品が初めてだったんです。僕のような、クラシック初心者ですという人でも、味わえる体験が待っていますので、ぜひ音響のいい劇場でご覧いただけたら嬉しいです。■恩田陸1964年生まれ、宮城県出身。1992年、『六番目の小夜子』でデビュー。『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞と本屋大賞を受賞。『中庭の出来事』で山本周五郎賞を受賞。『蜜蜂と遠雷』で直木三十五賞と二度目の本屋大賞を受賞(直木賞と本屋大賞のダブル受賞も、二度の本屋大賞も史上唯一)。著書多数。■松坂桃李1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。近年の主な出演作は、映画『不能犯』(18/白石晃士監督)、『居眠り磐音』(19年)、『新聞記者』(19年)。2019年には『孤狼の血』(18年)で第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。現在、声の出演をしている映画『HELLO WORLD』が公開中。
2019年10月06日「今、大河(ドラマ)の現場で会う先輩たちは、みんな病院とか体の不調の話ばっかり(笑)。僕も、寝付きが悪くなったり、セリフ覚えも衰え始めたりしていて」そう語るのは、話題作への出演が続いている松坂桃李(30)。意外なことに、今いちばんの関心事は“健康”だという。「20代のころは、作品に入るとあんまりご飯を食べてなかったんですよ、眠くなっちゃうから。でも今それをやると疲れが如実に出る(笑)。だから最近は意識的に食べるようにしています」最新作の映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)では、最後のピアノコンクールに挑むサラリーマン・高島明石を演じている。「ピアニストって、どこか孤高なイメージが強いですけど、明石が目指すのは“生活者の音楽”。いろんなピアニストがいていいじゃないかって精神性には共感できるし、ちょっと勇気づけられました。僕自身、若い俳優に悔しさを感じることもありますけど、それって気持ちのいい悔しさなんですよね。『すげえな!』っていう。だから、明石と自分がすごくなじんで、気持ちよく表現することができたと思います」今年4本の映画に出演。今、1日オフができたらしたいことは?「ずっと家にいます。休みがあると家にこもれる!ってうれしくなる(笑)。ソファに座って、とりためたドラマを見たり、アニメも見ますよ。この作画、最高だな!って。最近は、せっかくだから音の環境を整えてみようかなって思ってます」そんなインドアな松坂だが、家でのルールは?「あんまり散らかさないようにすること(笑)。朝から晩まで撮影があったりすると、洗濯物やゴミがたまって、家に帰るのが憂鬱だった時期もあったんです。もうそんな思いはしたくないので、気付いたときにちょっとずつ片付けてます」
2019年10月05日10月4日(金)に全国公開される『蜜蜂と遠雷』は、まったく異なる境遇にある4人の天才ピアニストたちが、国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒”する物語だ。「天才少女」と言われながらも母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった栄伝亜夜役に松岡茉優。音大出身だか妻子持ちで楽器店勤務をしながらも夢を諦めきれない高島明石役を松坂桃李が演じる。今回初共演というふたりは、お互いのことをどう思ったのだろうか?「松岡さんは『空間把握認識能力』がめちゃくちゃ高いです。監督の言葉を飲み込んで理解した上で、そこのシーンで使われている場所を最大限利用するというか。例えば、亜夜がピアノを弾きたいと言ってピアノを探し回って、いくつか部屋を覗くシーンがあるんですが、撮影の時、実は部屋には何も無かったりするんですけど、松岡さんはあたかもちゃんと人が居るかのような演技をすぐにできるんです。頭の回転の速さが、見ていて純粋にすごいなって思いましたね」(松坂)「私もまさに同じシーンで、亜夜がピアノを探している時に明石がピアノのあるところ知っていますよって言うんですが、それに『ギャップ』を感じました。私は松坂さんにもギャップを感じていて、優しい行動なのに、その中に相反する感情があって。ライバル心ではなくて、ちょっとした野次馬心。昔から聞いていた元天才少女が困っているっていう野次馬心もあったと思うし、ピアニスト同士のエゴイズムがあるから、真っ直ぐじゃない感情。音で言うと倍音が存在しているような、ふたつ音が聞こえるようなすごいお芝居をなさるなって思っています」(松岡)今回の映画では、役者、ピアニスト、演奏指導者など、多くの人と関わりながらひとつのキャラクターを作り上げてきた。これまでにない経験をどう感じたのだろうか?「演奏の指導をしてくださる先生と最初にお会いした時に、明石のプロフィールをその方が作ってきてくださったんです。僕は役作りでそんなことをやったことがなかったので、すごく刺激的でした。面白かったのが、プロフィールとか凄く細かく書いてあるんですよね。明石のカバンの中身とか(笑)。 僕は明石をこう思いますって。驚きましたね。弾き方も体の構造から入るんですよ。筋肉がどうで、骨がどうでって説明されるから、あれ?これ、ピアノの練習の授業じゃなかったっけ?って。これがふたりで作っていく感じなのかなって思いましたね」(松坂)「実は松坂さんの先生が教え方が上手いっていうことが我々に伝搬していったので、最後の1~3週間は他の3人全員もその先生から教わっていました(笑)。ピアノに入る姿勢の本をコピーしてくださったりして。役作りは、十人くらいのサンプルからぎゅっとしてひとりを作るんですが、今回のようにふたりでの作業の時は、それぞれ感じ方も違ったりするので、それは違うとか、本音を言える関係性を築かせてくださって良かったです」(松岡)今作の見どころは「それぞれの演奏シーン」と松坂は言う。同じ曲を演奏するシーンでも、各々の葛藤だったり不安だったりが表れているので全く違う曲に聴こえる。そこをぜひ楽しんで欲しいと語った。「クラシックに縁遠い方でも、曲に乗れる作品だと思うんで、敷居が高いと思わずに、劇場まで足を運んでもらえると嬉しいです。きっとその意外さにビックリすると思いますんで、ぜひ楽しんでください」(松坂)「クラシック映画という枠組みではあるんですけど、演奏シーンとかは、アトラクションのような、かなりアグレッシブなアプローチをしている映画だと思っています。私も完成した映像を見て、新しい音楽映画が出来上がったなって思いましたので、デート中や、お仕事帰り、学校帰りにフラッと寄って、元気をもらっていただければ嬉しいなって思います。劇場でお待ちしています」(松岡)撮影/高橋那月、取材・文/若村幸江『蜜蜂と遠雷』10月4日(金)より全国ロードショー
2019年10月03日秋篠宮皇嗣妃殿下がご臨席された映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の試写会が2日に都内で行われ、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が取材に応じた。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。紀子様の隣で作品を鑑賞し、上映終了後に歓談したというキャストと監督。松岡は「大変、言葉にならないほど感動しました。常にこちらまで背筋が伸びるかのような佇まいで、とても貴重な体験をさせていただいたと思っています」と振り返る。森崎は「とても貴重な経験をすることができ、改てこの作品に携われたことに感謝の気持ち。初めてお目に掛かる妃殿下は言葉にできないくらい、見えない包容力で包み込んでくれたような感覚がしました」と感謝する。石川監督も「あまりにも緊張して映画の内容が全然入ってこなかったです。優しく声をかけていただいたりして、今もふわふわと夢の中にいる感じがしています」と夢見心地だった。松岡は「印象的だったのが、『この作品がクラシック音楽の映画ということで、演奏のシーンがたくさんあるんですけど、臨場感があって、会場にいるかのようでした』と言ってくださって。拍手がしたくなったんですけど、周りの私たちがあまりにも緊張していたので、『小さくぽんぽんぽんっと叩きました』と言っていただきました。音楽の映画として胸を晴れるお言葉をいただけたなと思っています」と語る。レポーターからの「震えましたか?」という質問には、「勝手に震えてました」と自身の代表作に絡めて答えた。ミャンマー出身の森崎は「ミャンマー人を代表して、一生に一度訪れるか訪れないかという経験」と感じ入り、松岡は「森崎くんについて、『国際的に活躍されてますね』というお言葉も」と紹介。「いつもおしゃべり」という森崎だが、「何も言えなかったです。『ああ、はい!』って。全然しゃべれなかった!」と反省していた。昨年まで普通の高校生だった鈴鹿は、「他の映画のこういう記事を予習で読んだんですけど、僕が出ていいのかなあって。ちょっとネガティブに考えてたんですけど、最後にお話の時間ですぱっと消してくださって、『これからに期待してます』って言葉をいただいて、もう頑張るしかないです」と意気込む。「次の作品頑張らないとな、とか、19歳なんですけど、人生100年と考えて、あと80年長いなと思って。80年どう生きようかなとか、そういうことをいろいろ考えました」とスパンの長い話で、周囲を和ませていた。「信じられないですね。夢みたい、と思った」という鈴鹿は、「東京に来ることも異世界に来るって感じだったんで、松岡さんと森崎さんおとなりにいるのもびっくり仰天で、ちょっとよくわからないですね」と苦笑。「誰にも言ってはいけない」と言われていたために、親にも報告していないというが、「『ニュース見た?』って言います。『見た』ってきたら、報告します。『見てない』って言われたら、『お楽しみに』って言います」とプランを明かした。
2019年10月02日今田耕司と女優・広瀬アリスが司会を務める「アナザースカイII」の9月27日(金)放送回に、女優の松岡茉優がゲスト出演。主演最新作『蜜蜂と遠雷』の公開を間近に控えた松岡さんは憧れの地・オランダを訪問する。2008年、「おはスタ」のおはガールとしてデビュー。その後2013年に連続テレビ小説「あまちゃん」で劇中に登場するご当地アイドルのメンバーを演じ大きな注目を集め、ドラマ「She」に主演、「コウノドリ」シリーズへの出演など活躍の場を広げていく。2016年には広瀬すず、野村周平、新田真剣佑らと共演した『ちはやふる』が公開され、「真田丸」で念願の大河ドラマ出演を果たすなど女優として躍進。昨年公開された『万引き家族』では第42回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を獲得したほか、『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞も受賞。『万引き家族』は第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得するなど、いまや世界がその存在に注目しつつある松岡さん。今回は松岡さんが憧れのオランダで名物パンケーキに感動、運河ツアーで街を巡る恐怖のブランコを体験。そんな松岡さんがオランダを訪れたかった理由とは…?放送をお楽しみに。演技派若手女優として今後の活躍が期待される松岡さんが天才ピアニストの女性を演じる『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。同作は史上初となる「直木賞(第156回)」と「本屋大賞(2017年)」のW受賞を果たした恩田陸の原作を映画化。かつて国内外のジュニアコンクールを制覇するも13歳のときに母を亡くし、ピアニストになることから長らく逃げてきた元天才少女・栄伝亜夜を松岡さんが演じ、亜夜が20歳となったいま、再びコンクールへの出場を決心。音大出身で楽器店に勤務、コンクール年齢制限ギリギリのため最後の挑戦としてエントリーする高島明石(松坂桃李)。優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院在籍中のマサル・C・レヴィ=アナトール(森崎ウィン)。フランスのパリで行われたオーディションに突如現れた謎の16歳の少年・風間塵(鈴鹿央士)といった若者たちと国際コンクールでの熾烈な戦いを通して互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ“覚醒”していく姿を描く。11月には佐藤健、鈴木亮平らと共演した『ひとよ』も公開を控える松岡さんをゲストに迎える「アナザースカイII」は9月27日(金)23時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月27日4人のピアニストたちの挑戦と運命を描いた映画『蜜蜂と遠雷』完成披露イベントが9月16日(月)、都内にて行われ、出演する松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、そして石川慶監督が登壇した。松岡さんは、「日本映画離れした映像美。新しい音楽映画ができた自信があります。…大きなこと言っちゃった(笑)」と茶目っけたっぷりにコメントしつつも、完成作に胸を張った。数々の無茶ぶりに、松岡さん&松坂さんも苦戦!?天才ピアニストたちがコンクールを舞台に火花を散らすとあって、ピアノの練習はもちろん、高いレベルの技術が要求された。石川監督は、「(原作の)恩田先生の本、あんなに100%音楽を書ききった小説はなかなかなかったと思うので“音楽は妥協しません”から始まった。何といってもキャストの皆さんに、ものすごい無茶ぶりをいっぱいした。中でも音楽は、すごく頑張ってもらってよかった」と話し、各キャストの手元が映っている演奏シーンは吹替なしという完璧さを収めた。過去作でバイオリン経験はあれど、ピアノは初挑戦となった松坂さん。練習を振り返り、「なかなかのハードルで。ピアノを触ったことはほぼなくて、最初の練習で先生の一言目が『松坂さん、ドはどこですか?』だった(笑)」ここかなと押したところがファだったそうで「ファ~~って(笑)」と苦難の道が見えたという。そんな松坂さんの練習風景をちらりと見たという松岡さんが、「バンビみたいでした。小鹿みたいな…」と手元がガクガクしていたと明かすも、撮影の段になると、「まさかの明石(役名)だ!って。あのときのバンビは何だったんだ、俳優はすごいなって思った」と絶賛すると、照れ隠しか、松坂さんは「だましだましやっております」と恐縮していた。直木賞&本屋大賞W受賞を果たした恩田陸による同名小説を映画化した『蜜蜂と遠雷』は、『愚行録』で長編監督デビューを果たした新鋭・石川監督による最新作。芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まった復活をかける元神童・亜夜(松岡さん)や、年齢制限ギリギリの挑戦となった不屈の努力家・明石(松坂さん)らピアニストたち。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされるが、音楽の神様に愛されるのは誰なのか。「いま一番戦っていること、もの」個性豊かな回答に…イベントでは、葛藤と闘いながらコンクールに挑むピアニストにかけ、「いま一番戦っていること、もの」を聞かれた登壇陣。「飛行機のアプリ」(森崎さん)、「食費」(鈴鹿さん)、「初日まで寝れない」(石川監督)と答えが揃う中、松岡さんはInstagramのフォロワー数を嘆き出す。「宣伝で、いま流行りのInstagramを期間限定で開設したんですけど、フォロワー数が思わしくない…。いま7万人。若手女優群雄割拠のいい時代で、ちょっと足りないかな。2桁いきたい!」と松岡さんはマスコミにもアピール。一方、松坂さんは「事務所と戦い終わりました」と気になる発言。森崎さんが「赤裸々すぎて…」と言い、松岡さんも「フォロワー数の話、ふっとんだ」と言うも「10年間アウトプットの連続だったので、インプットの時間をくださいと言った結果、お許しが出た」と見事お休みを獲得したと伝え、平和な内容に観客からも拍手が巻き起こっていた。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。作品にちなみ「今一番戦ってるもの」を聞かれたキャスト陣。松坂は「事務所と戦い終わりました」と告白し、松岡は「大丈夫ですか?」と苦笑、会場もざわつく事態に。松坂は「これは別に取り上げなくていいんですけど!」と慌てつつ、「お仕事させていただいて10年経ち、なかなかアウトプットすることの連続を10年でございまして。そこからなかなか一息つく間がなかった」と振り返る。さらに「それを事務所サイドとお話をして……」と言う松坂に、森崎も「赤裸々すぎて」とツッコミ。しかし松坂は「なんとか、どうにかできんものでござろうかと。ちょっと休みたいかな、インプットの時間くれよとした結果、ようやくお許しが出た」と結論を語ると、役者陣・会場も「おめでとうございます!」と拍手で祝福する。松岡から「アフリカでもブラジルでもいってらっしゃい!」と激励された松坂は、「行ってこようかな!」と嬉しそうにしていた。
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。「言葉では言い表せないほど素晴らしい小説の実写映画化ということで、挑戦というより戦いの日々でした」と振り返る松岡。また女優・広瀬すずにスカウトされたという新人・鈴鹿は「こんなにフラッシュを焚かれるのは人生初なので、眩しいです」と初々しく話すが、松岡は「今回お芝居も初めて、映画初出演ということで、完成披露試写会も初めてなんですよ。どうですか?」と司会のように話しかける。「ホールでよかったなと思います。(今作の)撮影でホールに立ち慣れてるので」と答えた鈴鹿だが、松岡はそんな鈴鹿の蝶ネクタイを直し、森崎もチェックするなど、全員が鈴鹿を見守る体制となっていた。撮影では演奏シーンも全て本人たちが行ったが、松岡は「小さい頃にピアノを習っていたことがありまして、みなさんよりは楽な位置からスタートした」と振り返る。一方、初体験だった鈴鹿は「楽譜が読めないので、ノートに線を引いてドレミファソラシドを横に書いて、白鍵は白丸で黒鍵は黒丸で、音ゲーみたいな感じで……」と独特の覚え方をしていた様子。松坂は「本当に触ったこともなかったので、レッスンの先生の一言目が『じゃあ松坂さん、ドはどこですか〜』。ここかな……『それはファですね!』」と苦笑し、松岡も「練習がかぶることもあったので、松坂さんがひいてるのちらっとみてたんですけど、バンビかと思った」と震える松坂の様子を説明する。「成長がすごかった」という森崎は「役が決まって『本番は全部弾いてもらうから』ということをいきなりドーンとボールを投げられまして、自分も負けず嫌いなもので』」と振り返った。イベントではそれぞれが「戦っていること」についての質問も。期間限定でInstagramを始めた松岡は「思わしくない、フォロワー数が。ちょっと足りないかなあ。二桁行きたいですね」とアピール。シンプルに「食費」と答えた鈴鹿には全員が爆笑で、岡山から東京に出てきて「牛乳が高い」とこぼす鈴鹿に、ミャンマー生まれの森崎は「一番安いのはミャンマー」と紹介していた。
2019年09月16日『時をかける少女』『サマーウォーズ』など細田守監督のもとで助監督を務め、2017年『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール‐』をヒットに導いた伊藤智彦監督の劇場版最新作『HELLO WORLD』。9月11日(水)、2027年の京都を舞台にした本作にちなみ、レッドカーペットイベントに続いて、東本願寺400年の歴史“史上初”となる野外上映会が実施され、サプライズで和装姿の北村匠海、松坂桃李、浜辺美波が登壇した。京都・東本願寺にて公道を封鎖して行われたレッドカーペットアライバル(全長110メートル)は、降りしきる雨の中、集まった1,500人のために特別にマスコミ以外の一般客にも写真撮影が許され、大盛り上がり。松坂さんから「皆さんの興奮が伝わっているのか、先程から匠海くんの汗が止まらなくて…」と振られると、レッドカーペット上からしきりに汗をぬぐっていた北村さんは「雨が降っているので涼しいはずなのですが、皆さんの熱気で汗が止まらん!!」と応じるひと幕も。また、浜辺さんは「映画に出てくるシーンの中で『鴨川デルタ』が印象的なのですが、京都の代表的なデートスポットで、皆さん等間隔に座るというのを聞いたので、是非その中に混ざりたいなと思いました」と明かしていた。その後、京都タワーを背景に、東本願寺境内に設置した縦5,5m×横10mの巨大スクリーンにて初めての野外上映会が実施された。上映後、北村さん、松坂さん、浜辺さんの突然のサプライズ登場に歓喜の悲鳴が上がる中、それぞれに雨の中に集まってくれたことを心配しつつも、用意した1,500席を埋め尽くす観客に興奮を隠せない様子でトークに花を咲かせた。その光景に、北村さんは「感無量です。僕自身もこんなに大きなイベントは中々経験できないことで、それがはじめて声優をやらせて頂いた『HELLO WORLD』だというのが本当に嬉しくて、もっともっと多くの方々にこの作品を観て頂けるよう、より一層頑張ろうと思いました」とコメント。また、今回苦労した点については、「台本に『うひぃ』というセリフがあるんですけど、普段自分が出さない声は大変でした。でも、色々なシーンで『うひぃ』が登場するのでたくさん録ったのですが、完成したのを見たら、それがたった一つになっていて、実はやっていて全然『うひぃ』に自信がなかったので助かりました(笑)」と、胸をなでおろした(?)よう。一方、松坂さんは、「今回収録がプレスコという、我々が声を入れる時に画が無い状態だったのですが、台本のト書きやセリフ、監督の言葉を頼りにして想像して声を入れていくのがとても苦労しました」と告白。「生身のお芝居と違う部分としては、相手が何か衝撃的なことを言ったときの返しのリアクションとして『っあ』みたいな声を入れるのですが、今までそういった描写の入ったアニメを違和感なく見ていた身としては『なるほど…ここで声が必要なんだ』と勉強になりました」と、しみじみとふり返っていた。『HELLO WORLD』は9月20日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HELLO WORLD 2019年9月20日より全国東宝系にて公開©2019「HELLO WORLD」製作委員会
2019年09月12日映画『HELLO WORLD』(9月20日公開)で声優を務める俳優の北村匠海と女優の浜辺美波が7日、さいたまスーパーアリーナで開催中の「マイナビ presents 第29回 東京ガールズコレクション 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。TGC初ランウェイとなった浜辺は「緊張しましたし、意外とランウェイって長いんですね」と感想を述べ、「ただ歩いて帰るだけだと思っていたら、ちゃんとポージングしてやらないといけないと聞いて一気に緊張しました」と告白。自身の衣装については「ニットがすごくかわいい」と言い、「萌え袖になっている」とポイントを説明。すると、浜辺のことが大好きだというMCのトレンディエンジェル・たかしが「好きになっちゃう」と反応し、浜辺がステージを去る際も「美波ちゃーん!」と何度も声をかけていた。本作は、『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を手掛けた伊藤智彦監督の最新作。2027年の京都を舞台に、声優初挑戦となる北村匠海が内気な男子高校生・直実を演じ、直実の前に10年後の未来から来た自分を名乗る“ナオミ”(松坂桃李)が突如現れ、ヒロイン・瑠璃(浜辺美波)を救おうする、というストーリーだ。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。29回目となる今回は、「世界から注目を集める東京のガールズ文化が永遠に輝き続けるように」という思いを込めた“レイワガールズレボリューション”をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開する。
2019年09月07日恩田陸の新たな代表作を松岡茉優が主演をつとめ、松坂桃李、森崎ウィン、そして新星・鈴鹿央士の共演で描く映画『蜜蜂と遠雷』。この度、松岡さんと鈴鹿さんが月光の下でまるで会話を交わすかのように奏でる連弾シーンが解禁された。この度解禁となったのは、ピアノ連弾シーンの本編映像。松岡さん演じる“元神童”・栄伝亜夜と、鈴鹿さん演じる“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵がピアノ工場で、月明かりが差し込む中、2人きりでピアノの連弾を楽しむシーン。塵がドビュッシーの「月の光」を弾きはじめると、促されるように亜夜も楽しげに音を重ねてくる。そのまま、H・アーレンの「IT’S ONLY A PAPER MOON」で盛り上がりを見せた後は、弾き始めとは反対に亜夜のリードで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」とタイトルに「月」が出てくる楽曲を使用し、“ムーンメドレー”を締めくくる。セリフがなく、ピアノの音色と楽しげな2人の表情だけの演技は、まるでピアノで会話を交わしているかのようで亜夜と塵の感情が伝わってくるシーンだ。原作者の恩田陸はこのシーンを「劇中のお気に入りのシーンの1つ」と挙げ、映像・音楽の美しさを絶賛しており、松岡さんも「亜夜が音楽の楽しさを思い出す、重要なシーンで撮影も印象深かった」と語るなど、劇中でも重要なシーンとなっている。劇中では亜夜と塵だけでなく、亜夜とマサル(森崎さん)の連弾シーン、各キャストごとのキャラクターに寄り添った楽曲が聴きどころ。劇中の演奏曲には、ショパン、バッハ、ブラームス、モーツァルト、プロコフィエフなど一度は耳にしたことのある作曲家の代表曲を、日本最高峰のピアニスト(河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央)が、それぞれのキャラクターに沿った演奏で作り上げている。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年09月03日権力とメディアの“たった今”を描き、現代日本に大きな衝撃を与えて大ヒットとなった『新聞記者』のプロデューサーが新たに世に問う、ドキュメンタリー『i -新聞記者ドキュメント-』が11月15日(金)より全国公開されることになった。本作は、オウム真理教を題材にした『A』やその続編『A2』、ゴーストライター騒動の佐村河内守を題材にし、絶賛を受けた『FAKE』などで知られる森達也監督が、東京新聞社会部記者・望月衣塑子の姿を通して日本の報道の問題点、ジャーナリズムの地盤沈下、ひいては日本社会が抱える同調圧力や忖度の正体に迫っていく社会派ドキュメンタリー。シム・ウンギョン×松坂桃李のW主演で話題となった映画『新聞記者』を手掛けた河村光康が企画・製作。また、同作は望月記者の同名著書が原案となっている。森達也監督が製作への思いをコメント!望月衣塑子記者の名前を、あなたはいつ知っただろうか。官房長官の記者会見で質問を重ねる女性記者。同じ質問を何度もするなと官邸スタッフに咎められたとき、「納得できる答えをいただいていないので繰り返しています」と彼女は即答した。とても当たり前のこと。でもその当り前の言葉が、ずっと僕の頭から離れない。この国のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。そんな言葉を日常的に見聞きするようになってから、もう何年が過ぎただろう。いや見聞きするだけではない。僕自身も頻繁に言ったり書いたりしている。かつてテレビ・ディレクターだった。その後に映画監督が肩書に加わった。それから活字も仕事の領域になった。いわば僕のこれまでの人生は、常にメディアと共にあった。そのうえで断言する。確かに今のメディアはおかしい。ジャーナリズムが機能していない。あなたが右だろうが左だろうが関係ない。保守とリベラルも分けるつもりはない。メディアとジャーナリズムは、誰にとっても大切な存在であるはずだ。だから撮る。撮りながら考える。望月記者はなぜこれほどに目立つのか。周囲と違うのか。言葉が残るのか。特異点になってしまうのか。撮りながら悩む。考える。だから観ながらあなたにも考えてほしい。悩んでほしい。きっと最後には、あるべきメディアとジャーナリズムの姿が見えてくるはずだ。ー森達也『i-新聞記者ドキュメント-』は11月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月03日9月20日公開のアニメ映画『HELLO WORLD』プロジェクト始動イベントが8日、都内で行われ、北村匠海、松坂桃李、浜辺美波、伊藤智彦監督らが登壇した。本作は、2017年に公開されて大ヒットを記録した『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を手掛けた伊藤智彦監督の最新作。2027年の京都を舞台に、声優初挑戦となる北村匠海が内気な男子高校生・直実を演じ、直実の前に10年後の未来から来た自分を名乗る"ナオミ"(松坂桃李)が突如現れ、ヒロイン・瑠璃(浜辺美波)を救おうする、というストーリーだ。この日はメインキャストの声を担当した北村らキャスト陣と伊藤監督、そして音楽を担当したOKAMOTO’SとOfficial 髭男 dism、Nulbarichが登場して本作のプロジェクト始動イベントを開催。本作で声優初挑戦となった北村は「昔からアニメーション映画が大好きで、実は中学生の時に細田守さんの作品のオーディションに行ったこともあって。その時は落ちたんですけど、どこかでやれるかな? と夢を見ていましたが、今回叶いました」と笑顔を見せつつ、「普段はカメラの前でお芝居ができるんですが、声だけなのでそこは難しかったですね。頭の中でリアルな感じを思い浮かべながらやっていました。お二方の声に助けられ、隣で一緒に会話していく中で直実の人格が出来た感じがします」と共演した浜辺と松坂に感謝の言葉。北村とは対照的に、これまで多くのアニメや映画などで吹き替えの経験がある松坂は「クマは『パディントン』でやったから、じゃあ何だろうな? と。パンダとかワニとかこうもりとか、自分の中でシミュレーションしていましたが、10年後の人間でした。そこは意表をつかれましたね(笑)」と驚いたようで、「本当に難しかったです。パディントンは出来上がっていましたが、今回はプレスコ(最初にセリフの収録を行い、後から映像を制作していく手法)というやり方だったので想像力を膨らませながら声を入れなければいけませんでした。監督の要求もミリ単位で、すごく難しかったですね」と振り返った。ヒロイン・瑠璃の声を担当した浜辺は、伊藤監督の長編監督デビュー作『劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール』を一人のファンとして見ていたという。「劇場に行くほど好きでした。そんな監督にお会いできるのがうれしかったです」と喜んだ。また、本作でのアフレコでは北村と一緒に収録することもあったそうで、その時のことを「何の話をしたか忘れちゃいましたが、北村さんがガンダムのプレゼンをしてくれたのを覚えています」と明かすと、北村は「色んなところでしていますから」と照れ笑いを見せていた。映画『HELLO WORLD』は、9月22日より全国公開。
2019年08月09日史上初の快挙となる〈直木賞〉(第156回)と〈本屋大賞〉(2017年)のW受賞を果たした恩田陸の代表作『蜜蜂と遠雷』が、豪華キャスト、スタッフ陣により映画化され10月4日(金)に公開される。そして、本作に即したインスパイアード・アルバムが9月4日(水)に発売されることが決定した!日本を代表するピアニストたちが、原作に登場するそれぞれのキャラクターに沿った演奏によって作り上げられた映像とアルバムに注目したい。主人公のひとり、松岡茉優演じる【栄伝亜夜】の演奏を担当するのは、感性豊かな音楽性と独創性で世界の数々の桧舞台で聴衆を魅了している実力派ソリスト河村尚子。松坂桃李演じる【高島明石】には国内外のコンクールで活躍し、2015年に行われたアイスショー『Fantasy on Ice』で羽生結弦と共演した実績を持つ福間洸太朗だ。森崎ウィン演じる【マサル・カルロス・レヴィ・アナトール】には、自身もマサル同様海外で育ち、その才能を幼いころから発揮してきた金子三勇士。そして鈴鹿央士演じる【風間塵】には、弱冠18歳にして第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝したほか、2019年6月に行われた第16回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門で第2位に輝いた藤田真央が参加。まさに映画史上最も贅沢な奏者陣が揃ったと言えそうだ。今回発売となるインスパイアード・アルバムは、亜夜、明石、マサル、塵が劇中のコンクールで演奏する楽曲を収録した全4種類!それぞれのキャラクターに寄り添って奏でられる演奏の美しさに酔いしれること間違いなしだ!さらには、劇中で演奏されるコンクールの課題曲でオリジナルの楽曲である『春と修羅』もキャラクター別に収録されている。*作曲を務めるのは国際的に評価の高いロンドン在住の作曲家・藤倉大。●アプリ版ぴあ“クローズアップ”のコーナーでは、水先案内人のひとりで音楽ライターの高坂はる香が、『あなたの知らない国際ピアノコンクールの世界』を連載中(7月30日から全10回予定)。これさえ読めば、映画もコンサートも、そしてアルバムも楽しめること間違いなしだ!
2019年08月08日田中圭(35)が週刊誌「anan」の「SEX特集」に登場すると8月2日に発表された。今月7日に発売されるもので、その色気と肉体美で魅了する田中にネットでは嬉しい悲鳴が上がっている。先行公開された表紙で、金髪の女性に肩が抱かれている田中。各メディアによると“ずぶ濡れのシャワーシーン”もあり、鍛え上げられた肉体のセクシーさを披露しているという。また田中は「ベッドでの撮影は、役者スイッチが完全に入りました」といったコメントや、「恋人同士にとって、SEXが圧倒的に大事なコミュニケーションであることは間違いない。ふたりで、しあわせになれる時間を一緒に作り上げていく行為だと感じます」と持論を展開しているという。これまで97年の椎名桔平(55)や98年の木村拓哉(46)、09年の向井理や(37)14年の松坂桃李(30)といった時代を代表する数々の色男たちが彩ってきた同特集。ネットでは田中の登場に興奮冷めやらない声が上がっている。《圭くんが35歳、二児の子持ちが!!an・an様!ありがとうございまーーーす》《今起きて知りました……… 起きてすぐ死亡案件です…… anan、表紙、圭くん もうこれだけでお分かりですね? 次の表紙、anan、圭くん、夏のanan……… 起きてすぐ知る案件じゃない…… 興奮して文字打てない》《これ、本屋で並んで大丈夫なやつなん???!!!!?????!!!》
2019年08月02日渋谷ヒカリエにて開催中の「Nスポ!2019-SHIBUYA-」にて、7月21日に現在放送中の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」のプレミアムトークが開催。ゲストに主演の阿部サダヲと脚本家・宮藤官九郎が登場した。事前抽選の着席座席は満席となり、加えて立ち見客も会場に溢れる大盛況ぶりとなった今回のトークショー。この状況に「いだてん」後半の主人公・田畑政治を演じる阿部さんも「こんなたくさん人がいらっしゃるとは思ってなくて、ちょっと鳥肌が立った」と驚きの様子。阿部サダヲ、役を演じる上でのエピソード&苦労を明かす中村勘九郎と阿部さんの2人がリレー形式で主演を務める今年の大河ドラマ。1912年の「ストックホルム」から1964年「東京」まで激動の52年間を描いていく本作で阿部さんが演じる田畑政治は、1964年の東京オリンピックを組織委員会事務総長として成功に導く“オリンピックを呼んだ男”だ。今回この田畑を演じるにあたり、「脚本が宮藤さんなので、絶対的な信頼をしているので、何も考えなかったですね」と言う阿部さんは、「田畑さんは何を言っているのかわからないくらい早口で、とにかく熱い男だと。書いてあるとおりのことをやっています」と台本に忠実に演じているとコメント。一方の宮藤さんも「一回につき5分から10分台本が長いって言われるんですよ。二部からは阿部君だってわかっていたので、(長さは)なんとかなるだろうと」とお互いに信頼を寄せている様子。また、「本当、ほかのキャラクターは全角で、阿部君のセリフだけ半角で書こうかなって思うくらい」と宮藤さん。続けて「だいたい人が田畑さんを評する時に、『(早口すぎて)何を言っているか分からない』『“あれ”や“それ”が多い』と」「実際の田畑さんの映像を見たら、本当に何を言っているか分からないんですよ!」。「ほかにも、手記にあったたばこを逆さに咥えたというエピソードや、口癖、田畑さんのご遺族の『こんなことできる?できないよぉ~!』というしゃべり方は、そのまま生かしています。早口は(阿部さんなら)大丈夫だろうなと思っていました」と忠実に再現されているようだ。一方、大変だったことについては「ロサンゼルスオリンピックのエキシビジョンのシーン」と阿部さん。「4月のプールで本当に寒かった。日本泳法を披露するんですけれど、本当にずっと立ち泳ぎしているんですよ」と言いながら、阿部さんが日本泳法の足さばきを再現!その完成度に会場からは歓声が。今後の見どころは「ショーケンさんに殴られてる」シーン!?そして、ほかのキャストについてもトークが展開。宮藤さんが「松澤一鶴って水泳界ではすごい人なんですよ」と皆川猿時演じる日本泳法の達人・松澤一鶴について話し始め、「田畑は最初から阿部君がやると決まっていたのでそのつもりで書いたんですが、松澤一鶴に関しては途中で皆川君がやると決まったので、不安でしたね(笑)でも、大丈夫なのですごいなと思っています」と言うと、すかさず阿部さんが「それ、実は大丈夫じゃないんですよ。すごい面白いことをやっているんですが、全部カットされているんです(笑)でも、今まで見たことがない皆川さんが見られます」とコメントした。また、今後の見どころについては「田畑さんの第二部に入りましたけど、金栗さんもちょこちょこ出てくるんですよ。主役だった人が途中から脇役になるという新しいパターンです。だんだん可愛らしくなっていくので、そこも楽しみにしていてほしいなと思います。第一回や途中に少しだけ出ていた都知事の松重豊さんや松坂桃李くんが後半は中心になっていきます」(宮藤さん)、「ショーケンさんのシーンは特に見ていただきたいですね。このあと、僕はショーケンさんに殴られてるんですけど、本気で殴られているので。あんまり痛すぎると人って笑うんだな、と」「来年オリンピックが来ますが、みなさんどうやって招致されるかなどの裏方のことは分からないのではと思うので、そういうところを見ていただきたいです」(阿部さん)と答えていた。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は毎週日曜日<総合>20時~、<BSプレミアム>18時~<BS4K>9時~放送中。(全47回)(cinemacafe.net)
2019年07月24日