家族写真を撮影し、Twitterに投稿している石川祐樹(@yuki_ishikawa75)さんが、娘さんのある瞬間をとらえた1枚を公開。多くの人々の胸を打ちました。心臓の病気が原因で、年長組からの1年間しか幼稚園に通えなかったという娘さん。初登園の朝は、きっと幼いながらに万感の思いだったのでしょう。母親と手をつなぎ幼稚園に向かっている娘さんの姿を撮影した、こちらの写真をご覧ください!大好きな一枚。フィルムで一発。娘は病気だったから幼稚園は一年間だけ通った。その初登園の朝。息子は普通に3歳から幼稚園行ってる。息子の初登園も同じ場所でデジタルで連写しまくったけど良いのはゼロだった。切実さが写真に乗らない。結局僕の写真は結局は娘を記録したかっただけ。 pic.twitter.com/YPFuPfhXSG — 石川祐樹 (@yuki_ishikawa75) June 13, 2020 この躍動感…全身から喜びがあふれています!隣を歩く母親の笑顔からも、どれほど待ち焦がれた登園だったのかが伝わってきますね。・最高のショット。・この写真、ものすごく好きです!・幸せな気持ちが痛いほど伝わってくる。素敵な写真だ。奇跡的なタイミングで撮れた1枚。家族の温かさや、命の輝きに心震えますね。[文・構成/grape編集部]
2020年07月04日通園していた幼稚園が新型コロナウイルスの感染対策として3月に休園を宣言。子どもが卒園間近だったため、心配になったのは卒園式のこと。どのような制限で卒園式を執りおこなわれたのか、園側からのうれしかったフォローについてもご紹介します。 通園している幼稚園から3月に休園宣言が…3年間通った幼稚園の卒園が間近に迫っていた3月、休園を宣告されました。そのため、制服の着用やバスでの登園、給食も終了。 そんななかで心配になったのは卒園式の実施。もし卒園式がなくそのまま小学校へ上がるとなると、同じ小学校ではない幼稚園のお友だちとは突然のお別れ、お世話になった先生にもごあいさつができないまま……。 卒園式は制限ありで実施園の想いと保護者からの強い要望により、卒園式は実施されることになりました。ただ、例年通りの卒園式というわけではなく、クラス単位、保護者の参加はひとりのみ、マスクの着用、来賓はなし、式の内容を短縮しておこなわれました。トータルで30分にも満たない卒園式となりました。 貴重な姿を残すことができた簡略化された卒園式でしたが、園側の配慮によって式の様子はすべてビデオで撮影してもらうことができました。他のクラスの様子や通常では見ることのできない壇上側からの子どもたちの晴れ姿、その場で園長先生から渡される証書授与を、園からもらったビデオで観ることができ、貴重な記録となりました。また、写真撮影にも制限があり、思うように撮れませんでしたが、クラス全体で写真を共有してもらうことができました。 私の子どもが通っている園では簡略化されていましたが、無事に卒園式をしてもらうことができました。園側からの配慮もあって、通常の卒園式では見ることができない姿を見ることもできました。さまざまな制限がありましたが、この年ならではの特別な日にすることができたと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの地域の保育課や通園している幼稚園・保育園へ相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:原由実
2020年07月04日この春、お姉ちゃんの入学を機に、最寄りの保育園に転園したのですが…■息子の登園拒否に悩んでいます前の保育園では生後8ヶ月からお世話になっていて、自然と友だちができていたハル。そこから成長し、知っている子もいないなかで、友だちとの関わり方がわからなくなっていたのかもしれません。そんななか、実母が以前通っていた保育園の先生に会い、ハルの現状について話を聞いてきてくれました。■家族のサポートや先生からの励ましお友だちは私を見つけると必ず撃ってきますが、面白い良い子です。このエピソードを描いた日、ハルが「保育園大好き! 明日は遅く迎えに来て!」と言ってくれてうれしさと安心感で泣きそうになりました。そして翌朝…「今日は休むー!!」と泣かれたのでした。うん、そんな気はしてたよ…!でも、こうやって少しずつ新しい環境に慣れていくのかもしれません。新しい保育園で、継続し、ハルの今後を見守っていこうと思います。
2020年07月01日4歳と2歳の息子、0歳の娘を持つパパです。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言。わが家のママは育児休暇中のため、登園の自粛要請が幼稚園からきてしまいました。外出もできない生活で、今後いつまで続くかもわからない状況。何か行動しなければ上の息子はだらけた生活をしてしまうと思い、規則正しい生活のために実践しようと決めた3つについて紹介します。 時間を決める1つ目は、起床時間と就寝時間、食事の時間を決めました。幼稚園では時間割があり息子は規則正しく生活していますが、自宅ではテレビばかり観ることになってしまうため、規則正しく生活することができるように努めました。 また、最近幼稚園で少しずつ勉強する時間を作ってくれていたので、1日20分間、5ページひらがなの練習をすることに。お風呂から上がり就寝するまでの時間で、息子が勉強する機会を設けるようにしました。 当番として任命する2つ目は、お手伝いの当番として息子を任命しました。幼稚園ではさまざまなことを当番として子どもたちに実践させてくれています。しかし家では、あまりお手伝いをしてこなかった息子。 難しいことを任命するのではなく、「食器を運び片付けること、ゴミ出しをすること、拭き掃除すること」に限定し、一緒に実践することに決めました。簡単なことで、一緒に実践するので息子も張り切ってくれ、ご褒美シールを追加するとよりやる気を持ってくれました。 一緒に作成する3つ目は、何でも息子と一緒に作成するようにしました。起床時間や就寝時間を決めたり、当番を任命しても、外出できなければどうしても時間が余ってしまいます。そのため、一緒に工作をするだけではなく、ホットケーキやお好み焼きを作るなど、簡単な料理を息子とチャレンジ。 ダンボール箱や牛乳パックを使う工作は普段からしていたことですが、一緒に料理をする機会はなかったので、息子も新鮮な体験だったようで反応がよかったです。 新型コロナウイルスの影響により登園自粛となってしまった息子。幼稚園に通っていたときと同じように生活できるよう時間を決めたり、当番を任命したりして、わが家でも規則正しく生活することができるように努めています。今後、登園自粛が延長されることも有り得ると考えられるため、息子と一緒に考えながら実践していけたらと思います。 著者:西川しょた普段は看護師として勤務する4歳と2歳の息子、0歳の娘の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2020年06月13日入園後、発熱した息子。病院へ行くとちょっとした風邪との診断でした。でも、それから数日間、熱は上がったり下がったり。そしてついに気管支炎で入院することに。初めての入院で私はとても落ち込みました。こんなにひどくなる前に何かできたかもしれない…。代われるものなら代わりたい…。もっと私がしっかりしていればと、ただただ自分を責めるばかりの毎日でした。初めての幼稚園に大泣きする息子入院のため、友達と一緒にスタートができなかった息子。ひとりで幼稚園に行くのはこの日が初めて。泣きながら先生に抱っこされて保育室へ入っていく後ろ姿の切なさといったら。私も思わず涙がこぼれました。大丈夫かな、あのままずっと泣いていないかな、お弁当食べられたかな…。心配しながら降園時間を待ちました。母が思っている以上に成長している息子の姿こっそり保育室をのぞくと、息子と同じクラスの子どもたちが、各々の時間を過ごしていました。おもちゃで遊ぶ子、先生に抱っこされている子、ひとりでぐるぐる歩き回る子。そんなクラスの中で、息子は自分と同じ新幹線好きのお友達を見つけて、おしゃべりを楽しんでいたのです。甘えん坊だから、私がいないときっと泣いている…という想像をはるかに超えた楽しそうな息子の姿に、ちょっぴり切なくなった私。でも同時に。息子の笑顔をとても頼もしく感じました。この日、私自身もちょっとだけ母として成長できた気がします。子どもの成長する力は本当にすごい!そしてそんな子どもの力に、日々たくさんのことを教えてもらっている私です。<まんが・文:しみず宇海>
2020年06月08日子どもを幼稚園や保育所に預けて仕事に行かなければならないのに、毎朝のように我が子が大泣き……。そんなことに悩んでいる人も多いかもしれません。どうすれば登園時に子どもは泣かないようになるのでしょうか?アドバイスをもらったのは、欧米で学んだ心理学を子育てに生かし母親たちをサポートしている、公認心理師の佐藤めぐみさんです。佐藤さんは、「鍵を握るのは『アタッチメント』」だと語ります。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹登園時に子どもが泣いてしまう3つの要因子どもが登園時に泣いてしまうことには、いくつかの要因が考えられます。ひとつは「年齢」が挙げられます。子どもが1歳になったタイミングで仕事に復帰する方は多いですが、ちょうどその頃から1歳半くらいにかけて記憶力が発達し、子どもたちは過去と現在を比較できるようになります。ですから、幼い子どもを幼稚園や保育所に預けると、子どもは「さっきまで一緒にいてくれたお母さんがいまはいない……」と感じて、大泣きするわけです。1歳過ぎから1歳半くらいまでのあいだは、いわゆる分離不安のピークですので、この時期の子どもが登園時に泣いてしまうのは、発達的に見ても「あって当然」のことなのです。このケースでは、「泣かなければラッキーで、泣いても仕方ない時期」と考えて、自分を追い込まないようにしてほしいなと思います。預けなくてはいけない以上、できる工夫はしつつも、「時間が解決してくれる」といういい意味での割り切りも肝心かもしれませんね。しかし、いちばんの要因としては、もともとの「気質」があるでしょう。大人のみなさんでも、行ったことがない場所に行ったり面識がない人に会ったりすることにワクワクする人もいれば、不安を感じる人もいますよね?それは、人生経験の少ない子どもだったら、なおさらのことです。さらには、初めて行った場所や初めて会った人に対する順応のスピードも気質のひとつ。すぐになじむことができる子どももいれば、そうではない子どももいるのです。ただ、気質についても年齢と同じように割り切らなければならないかというと、そうではありません。のちにお伝えしますが、ある方法で解決できる可能性もあります。もうひとつ要因を挙げるとすれば、「家の環境」があります。あまりに家の居心地がいいために、子どもが外に出たがらないのです。もちろん、親子のあいだの愛情にあふれているという居心地のよさであればなんの問題もありません。でも……異なる意味合いで見た場合、居心地のよさが子どもを王子さまやお姫さまのように扱い、なんでも親が世話をして甘やかしていることからであれば問題があります。幼稚園や保育所での集団活動では、我慢しなければならないことが多々あります。そういう場所(幼稚園や保育園)と、とことん甘やかしてもらえる家を比べ、子どもは登園を嫌がるということになるのです。子育てのすべての土台となる「アタッチメント」が鍵ではどうすれば登園時に子どもが泣かないようにできるのでしょうか?その鍵となるのは、「アタッチメント」です。アタッチメントとは、「子どもが特定の人に示す愛着感情」のこと。簡単にいえば、特定の人との「精神的な絆」のことです。そして、小さな子どもにとっての最初の「特定の人」とは、一般的には、もっとも身近に接して世話をしてくれるということで母親というケースが多いと思います。このアタッチメントこそが、子育てのすべてを支える土台なのです。また、子どもは親とのアタッチメントを通じて、人との接し方も学んでいきます。親から「こういうふうにまわりの人とかかわっていけばいいんだな」というテンプレートを学ぶのです。つまり、アタッチメントとは、その子の将来の人間関係の広げ方にも大きくかかわるものなのです。こう表すと、その重要性を強く感じられたのではないでしょうか。そして、このアタッチメントの育み方次第で、気質的には引っ込み思案で幼稚園や保育所で不安を感じるような子どもであっても、しっかり元気に登園できるようにもなります。もちろんその育み方とは、王子さまやお姫さまのように甘やかすことではありません。その育み方とは、親があれこれ手を出すのではなく、子どもが甘えたがっているときにその気持ちをしっかり受け止めること。幼稚園や保育所に子どもをお迎えに行くと、子どもが「抱っこして」といったり手をつないできたりと、子どもに甘え行動が出ますよね。そのときにしっかり甘えさせてあげるのです。もちろん、子どもが望むのなら自宅に帰ってからも膝の上に子どもを乗せて絵本を読んであげたり、一緒にお風呂に入って遊んであげたりすることも、子どもの甘え行動を受け止めることのひとつです。「アタッチメント」で子どもにエネルギーをチャージ!なぜ、こういう行為によって、登園に不安を感じるような子どもでも泣かずに登園できるようになるのでしょうか?それは、アタッチメントによってエネルギーをチャージできるからです。気質が引っ込み思案である子どもの場合、親と離れて幼稚園や保育所で過ごすにも、引っ込み思案ではない子どもと比べ、より多くのエネルギーを使います。だからこそ、翌日も元気に登園できるように、たっぷり甘えさせてエネルギーをしっかりとチャージしてあげることが大切になります。加えて、子どもの気質を無視して、親の主観で言葉をかけることに注意してください。ありがちなのが、自分が子どもの頃には幼稚園や保育所が大好きだったというケース。親子でも気質が正反対ということも珍しくないですよね?それなのに、自分が子どもの頃には幼稚園が楽しかったからと、「大丈夫、大丈夫!元気よく行ってらっしゃい!」「絶対に楽しいから!」と押しつけてしまうのはよくありません。もともとの気質は変わらないものなので、そこを理解したうえのアプローチをしないといい方向へは進みにくくなります。どんな子どもにもアタッチメントは大切なものですが、引っ込み思案の子どもにとってはとくに大切なこと。引っ込み思案の子は、時間をかけてその場所や人々に慣れていくものなので、そのペースに合わせ、日々、子どもにしっかりとエネルギーをチャージしつつ進んでいくことが大事になります。『子育て心理学のプロが教える 輝くママの習慣』佐藤めぐみ 著/あさ出版(2012)■ 公認心理師・佐藤めぐみさん インタビュー記事一覧第1回:「登園時、毎朝大泣き」問題は、親がコレをしてあげると解決できる!第2回:子どもの「泣き落とし」を収めるテクニック。コツは“ルール作り”にあり(※近日公開)第3回:子どもは「甘やかす」より「甘えさせる」!甘えさせてもらえない子は将来こうなる(※近日公開)第4回:「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?(※近日公開)【プロフィール】佐藤めぐみ(さとう・めぐみ)1969年生まれ、東京都出身。公認心理師。オランダ心理学会認定心理士。イギリス・レスター大学大学院修士号取得。欧米で学んだ心理学を日本のお母さんが取り入れやすいかたちにしたポジティブ育児メソッドを考案。現在は公認心理師として、ポジティブ育児研究所でのオンライン子育て心理学講座、育児相談室ポジカフェでのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動等を通じ、子育て心理学を活用した育児支援を行っている。HP:megumi-sato.com【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月11日職場に復帰するためには必要な保育園。しかし子どもにあまりに泣き叫ばれると、そうまでして働く意味はあるのか……と後ろめたく感じてしまいます。思い悩みながらも通わせ続けた結果、保育園に入れて本当によかった!と心から思えるようになった私と娘の保育園奮闘体験談を紹介します。 うれしいような寂しいような入園決定 復職を希望しているため保育園の入園希望を出したものの、いざ保育園の入園決定通知が来ると、ずっと一緒にいられるのもあと何日か……とカウントダウンしてしまうくらい寂しさがありました。 娘は生後8カ月で入園したのですが、入園準備を進めるなかで、やっとハイハイができたくらいの赤ちゃんなのに本当に手元から離してしまっていいのだろうか……と疑問に感じる日々が続きました。 毎日大号泣の慣らし保育期間そんな後ろめたさを抱えたまま始まった慣らし保育。最初の1週間は午前中だけ、次の1週間は午後3時まで……と決められたプログラムで慣らし保育をしていくのですが、娘はひときわ大号泣。毎日お迎えに行くと目を腫らして疲れた顔をして泣いており、先生からも「ごはんも飲み物も拒否で水分がとれないので、もうしばらく午前中だけで迎えに来てください」と指示があるほどでした。 娘が保育園に行っている間は私にとっては貴重なひとりの時間でしたが、家事も手につかないくらい罪悪感にさいなまれていました。 ニコニコ登園できる日がやってきた毎日泣きながらも1カ月ほど頑張って通っていると、少しずつお茶が飲めたりごはんが食べられたり、床に降りて遊べるようになったりと進歩が見られ始めました。先生たちのことも覚え、特に懐いている先生もいたりして、お友だちともだんだんなじみ始めました。 通い始めて半年以上経った今では、登園すると早くお友だちのところに行きたくて、体温を測っている間もうずうずしてしまうくらいになり、成長を感じています。 慣らし保育で泣き叫び続けていたころは、やっぱりうちの子には無理だったんじゃないか、そうまでして働く意味とはなんなのかと考えてしまっていました。しかし、いざ通えるようになってみるとお友だちができて、先生やお友だちから毎日いろいろな刺激を受け、歌ったり踊ったり外遊びをしたりして楽しそうにしており、頑張って通わせて本当によかったと思えています。こんなにママっ子なうちの娘でも楽しく通えるようになるなんて、保育園の力はすごいなと心底感じています。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:ののぱ著者:わけ はるか2017年6月に長女出産。1歳を過ぎても夜泣きに悩まされ、アメリカの赤ちゃん専門の睡眠コンサルタントに相談をし、自身も睡眠コンサルタントになるべく資格取得中。
2020年03月28日理屈くさい男子大学生に、恋人ができて振られ、事実を受け入れがたいまま妄想が暴走する、森見登美彦さんのデビュー作『太陽の塔』(新潮文庫刊)。森見文学の出発点として今なお根強い人気を誇る一冊だが、そのコミカライズを手がけたのが、本作が連載デビューとなるかしのこおりさん。担当編集者も原作の大ファンで「かしのさんはかわいい女の子を描くのが得意なのですが、男性の多い『モーニング』編集部員を紹介するマンガを描いてもらったところ、デフォルメが上手でこれならいけると思いました」とのこと。たしかに「才能と知性の無駄遣いっぷりは余人の追随を許さない」という主人公の盟友・飾磨(しかま)や、生きている女性に告白されて動揺しまくる山男のような高藪など、中身も見た目もアクの強い男が勢ぞろい。「森見さんの作品に登場するキャラクターはみんな個性的で、とても愛嬌がありますよね。だけど主人公と飾磨の外見は、小説のなかであまり触れられていなかったので、悩みながらも読んで受けた印象を、そのまま素直に絵にしてみました」意外に難しかったというのが、かしのさんが得意なはずの希少な女性キャラ、元恋人の水尾さん。「小説で水尾さんは、主人公の思い出や妄想として出てくるのですが、何を考えているのか見えてこなくて。あるシーンで悩みすぎて森見さんにお聞きしたら、主人公目線でわからないことはわからないままでいい、と言われて納得しました」独特の文体が大きな魅力といえるので、原作に愛着がある人ほどマンガ化を無謀だと思うかもしれない。しかし失恋中の貧乏学生の目に映る京都の景色や、夢と現(うつつ)を行き来する脳内など、文字で記されていることだけでなく、行間からも空気やにおいをすくい取るように、マンガならではの表現にこだわっている。「最初に読んで好きだと思った気持ちのまま、最後まで突っ走った感じです。いい言葉がたくさんありすぎて、泣く泣くカットしたのですが、そのぶん絵でうまく置き換えられたらいいなと思いながら描きました」原作ファンの期待を裏切らず、マンガから入った人も置いてけぼりを食らわない。森見&かしのワールドにどっぷりハマれる、幸せな出会いが生んだコミカライズといえる。『太陽の塔』3終わらない失恋の行方はいかに。クライマックスの「クリスマスええじゃないか騒動」は必見。森見さんのあとがきも収録。原作は新潮文庫(490円)より発売。講談社650円©森見登美彦/新潮社 2003©かしのこおり/講談社かしのこおりマンガ家。「夏の種」(Webコミック「モアイ」で公開中)にて月例賞「モーニングゼロ」2016年8月期佳作受賞。『太陽の塔』が連載デビュー作となる。※『anan』2020年3月18日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年03月13日「できれば認可保育園に入れたい!」。そう思うママもたくさんいると思います。今日は認可保育園から無認可保育園へ転園した私の体験談をご紹介します。 働くママに冷たかった認可保育わが子が0歳児のときに預けた認可保育園は、とにかく仕事が理由でない限りは預からないというルールがありました。もちろん、美容院や友だちと遊ぶために子どもを保育園に預けるのは違反ですが、駅に隣接しているスーパーで買い物をしてからお迎えに行くと、「買い物はお迎え後に行ってください」と言われました。もちろん買い物は仕事ではありませんが、ベビーカーを押して混雑しているスーパーに行くことを考えると、少し早めに駅についてひとりで買い物を済ませたほうが効率的だと思ったのです。しかし、認可保育園の保育士さんからは、お迎え時間に間に合っていても、先に買い物をするのはNGとのことでした。何人かのママ友に聞いたのですが、このルールに関しては厳しいところと厳しくないところがあるようです。 延長保育をすると…私は子どもが生後11カ月のときに職場復帰したのですが、復帰直後からほぼフルタイム働いていました。もちろん延長保育を利用することも多く、子どもに申し訳なくなるときもありました。でも、もっともつらかったのは認可保育士さんからの言葉でした。「0歳児の子が園内で一番遅いお迎えになるなんて、この園では初めてのことです」。そう冷たい視線で言われたとき、母親として失格だと言われている気分になりました。19時を過ぎるときには「こんな時間まで待ってておなかすいたわよね」などと言われたり、「この時間だとお友だちが誰もいなくてさみしいね」などと言われているのを聞いたりもしました。 3歳で認可外保育園に転園認可保育園での人間関係に疲れた私は、次第に認可外保育園への転園を考えるようになります。もちろん人間関係だけでなく、4畳ほどしかない園庭に疑問を感じたこと、できたら習いごとをさせたいという気持ちもありました。次に見つけた認可外保育園には園庭はありませんでしたが、大きな体育館がありました。毎週水曜日にはプールがあり、ネイティブの英語の先生もいました。オプションでそろばんやアート、サッカーなどを選ぶこともでき、さらには自宅マンション前までバスの送迎もしてくれました。 何がいいかはそのとき次第もちろん認可外保育園がすべてよかったわけではありません。給食施設は園外でしたので、認可保育園のほうが温かいできたてのごはんやスープが食べられましたし、料金も認可外保育園のほうが高くなりました。それでもバスの時間に間に合わなくて、直接園までお迎えに行ったときに「お母さん、お疲れさまです! 〇〇くんもう帰っちゃうのか〜。さみしいな」と明るく言ってくれる認可外の園長先生に何度も救われました。認可保育園の規定には園庭があることや給食施設を持っていることなどいくつかの規定があります。でも、たった4畳ほどの園庭でも外にあれば園庭とみなされたり、線路の高架下で日当たりが少なくても園庭とされます。一方で室内にある体育館は園庭には含まれません。 どんな保育園で子どもが育つのがいいかは、親の考え方次第です。私が預けた保育園の場合なので、認可だからとか認可外だからかはわかりませんが、認可だから安心、認可外だから不安と決めつけず、自分の目で確かめてみることが大事だと思いました。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年12月11日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 ついに保育園登園初日を迎えた長女N子。 ドキドキわくわくしながら3人で家を後にしたものの、保育園初登園というN子の社会デビューを写真に残そうと出産直前に梅田のヨドバシカメラで購入した一眼レフを取りに帰りマンションの前で記念撮影をしました。 いつものように昔の記憶があいまいなので、アルバムで当日の写真を確認してみると、マミー普段着&パピーちゃん仕事着という記念日にはほど遠い服装でうれしそうに浮かれてポーズを取っている両親(私とパピーちゃん)と、その2人に代わる代わる抱っこされて終始超怪訝な顔をしているN子。 え〜そうやったのN子?何やねんこれ?って思ってた?? ごめんごめん、あなたの保育園デビューを記念する撮影会でしたよ。あなたのことはなおざりやったけど! イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週2回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。HP:「やましたともこのホームペー痔」
2019年10月30日子どもたちが保育園や幼稚園、学校などにスムーズに通えることが、あたり前と思う人もいるかもしれません。でもときに子どもから「行きたくない」と言われ、頭を悩ませた経験がある人もいるでしょう。今回は、子どもたちが「園や学校に行きたくない」と言ったときの対処法について、アンケートをもとに考えてみたいと思います。■6割以上の親が「行きたくない」を経験アンケートでは、「園や学校に行きたくない」と言われたことがあるかどうか聞きました。その結果、「よくある」、「時々ある」、「数回だけある」と答えた人が合わせて63.3%となり、6割以上のパパやママたちが「ある」と答えたことがわかりました。一方で、「ほとんどない」、「ない」と答えたのはあわせて35.6%で、「園や学校に行きたくない」と言われたことのある人の方が多い結果になりましたQ.「園や学校行きたくない」と言われたことある?よくある 16.8%時々ある 17.5%数回だけある 29.0%ほとんどない 19.1%ない 16.5%その他 1.0%■行きたくない理由1、「お母さんといっしょにいたい」アンケートに寄せられたコメントからは、子どもたちが園や学校に行きたくない理由は複数あることがわかります。それぞれの理由について、具体的なエピソードをみていきたいと思います。「息子が保育園の時によく言っていました。サービス業の私は日曜日仕事のことが多く、一緒にいたかったみたいです」(新潟県 40代女性)「保育園時代は毎日泣いていました。泣きすぎておう吐してしまうほど。仕事に行くのが、本当につらかったです」(福島県 30代女性)「小学1年になって間もなく、ある日突然『行かない!』と。スクールカウンセラーの先生に相談したところ、『赤ちゃんがえり』だと言われました」(鳥取県 40代女性)園児や小学校低学年の子どもたちの親を中心に、「親と離れたくない」という理由から登園や登校を嫌がるエピソードが多く寄せられました。嫌がる子どもを前に、後ろ髪を引かれる親たちの様子が目に浮かびます。筆者自身も、2歳で幼稚園に通い始めて、毎朝号泣する長男を泣く泣く園のバスに乗せていました。幼稚園や保育園での生活は、初めて親と離れて過ごす第一歩。「離れたくない」という思いは、成長の証とも言えそうです。■行きたくない理由2、「いじめがつらくて教室に入れない」学校生活を送る子どもたちの親から寄せられたのは、学校でのいじめや友人との人間関係に悩んだ子どもたちから発せられた「行きたくない」の声です。「小学生のとき、長い間いじめられていて、『行きたくない』と言いました。先生を信じて話したら否定されたときには、『もう学校やめたい』と」(神奈川県 40代女性)「長男が1年生のときから意地悪されて、『行きたくない』と言っています。学童では、うちの子がやり返さずに泣いてしまうから面白がって集団で意地悪された。学童に行かないで済むならそうしたい」(静岡県 40代女性)「長女は中2のときにクラスのグループメールのやりとりでトラブルになり、教室に入れなくなった。本人の気持ちとしては、学校には行きたいけど、どうしても教室には入れない、苦しかったと思う」(神奈川県 40代女性)どのコメントも、胸が痛くなるような子どもたちのエピソードがつづられています。学校に通い始めると、子ども同士だけのやり取りや関係性が深くなっていき、親がをすべて把握するのは難しくなっていきます。しかし多くの親は、子どもたちの「行きたくない」理由がいじめによっているのであれば、その事実を把握したいと思っていることでしょう。■行きたくない理由3、「先生が怖い…」また、子ども同士ではなく、先生との関係性に苦しんでいるという声も多く寄せられていました。「幼稚園のとき、突然『園バスに乗らない。行きたくない』と泣きだし、これが何日も続きました。そのうち本格的に登園拒否が始まり、しばらくして、原因は担任の先生が意地悪だからとわかりました」(神奈川県 50代女性)「担任の先生に陰険なことをされたり、怒ってばかりで先生が怖かったりで、学校に行きたがらなくなりました」(和歌山県 40代女性)「原因は校長でした。何かうまくできないことがあると、『そんな事もできないのか? 学校来なくていいから』と言われたり、1人だけ休み時間に個室に入れられて勉強させられたこともありました」(島根県 20代女性)園や学校では、担任の先生といっしょに過ごす時間が長いため、うまく関係が築けないと子どもにとっては大きなストレスになってしまいます。もしかしたら本当に先生の方に原因がある場合もあるかもしれません。しかし、人間同士でのやりとりには相性の良し悪しが出てしまうことも事実としてあるように思えます。コメントのなかには、「娘が男性の担任を嫌がり、学校に行きたくないと言った」というものもあり、担任の先生との付き合い方の難しさを実感させられます。■行きたくない理由4、「集団生活が合わない」また、そもそも『集団生活が合わない』という声も寄せられていました。「現在小1男児ですが、行きたくない時期に波があり、変化の時期はつらい様子。小学生になってからは、あきらかに精神的な腹痛が毎日のようになり、保健室登校をしています」(神奈川県 40代女性)「下の子は人見知りが激しい性格のため、集団行動、団体生活になじめないようで、幼稚園から5年生になった今でも毎朝、『気持ち悪い、おなかが痛い』と嫌々登校していきます」(千葉県 30代女性)「『HSC』をご存じでしょうか? とても敏感に感じてしまう特性です。 新しい環境、騒がしい教室、ちょとした言葉で傷つくなど普通の子にはなんてことはないことに、ストレスを感じ悩まされてるのです。わが子は騒がしい教室、先生が他の子をしかる声に、家で体を震わせていました」(神奈川県 40代女性)人一倍敏感な気質の子どもを表す「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」についてのコメントも寄せられていました。集団生活が合わないという子どものなかには、かなり深刻な理由を抱えている子もいて、それに悩む親子の様子がうかがえます。■行きたくない理由5、「通学がつらい」などさまざまな意見園や学校に行きたくない理由は、本当にさまざまなようです。ここからはそのほかに寄せられたコメントをいくつかご紹介します。●通学がつらい●偏食のため給食を食べることが苦痛●保育園で昼寝が嫌さらに、「理由がわからない」という声も寄せられていて、園や学校に行けない理由が単純なものではないことが伝わってきます。■「学校が好きでたまらない!」一方で、3割以上の親は、子どもが「園や学校に行きたくない」と言ったことは「ない」、もしくは「ほとんどない」とと答えています。「園についたら一回ハグを求められて、後は振り向きもせず園庭に駆けていく。頼もしいけどちょっとさみしい」(広島県 30代女性)「いつ言われるかと心の準備だけはしてきましたが、高校卒業まであと半年。心配は、取り越し苦労に終わりそうです。いまは中学高校通算6年間、皆勤賞を狙っているようです」(神奈川県 50代女性)「学校が好きでたまらないのか、登校指定時間の15分以上も早く学校に行ってます。家から5分とかからない場所ですが、『あと20分遅く出ればパパと一緒に出られるのに』と思ってしまいますね」(東京都 50代男性)「学校に行きたくないと言われたことはなく、むしろ大事をとり休ませたくても休んでくれなくて困ったことはありました。意地悪を言われたり嫌なこともあるみたいですが、学校を休む事自体がそもそも嫌みたいです」(神奈川県 40代女性)寄せられた声からは、園や学校が大好きだという無邪気な姿と、真面目にがんばる姿の両方が目に浮かびます。「親としてはちょっと寂しい」という意見もありましたが、子どもたちにとっての居場所があるということには、親として安心できますよね。ただ、「体調を崩していても行きたい」という子どもたちの姿勢には、心配する声も寄せられていて、時にはストップをかけてあげるのも親の役目かもしれません。■「行きたくない」と言われたら……それでは、「園や学校に行きたくない」と子どもから言われたとき、親としてはどのように対応すればいいのでしょうか。コメントからヒントを探してみたいと思います。<その1、友だちや人の手を借りる>●下の子が年少の時、行きたくないと泣いていましたが、仲良くしてくれる友だちができて、無事に行けるように。友達の力は大きい●学校で嫌がらせされていましたが、仲の良い友だちがかばってくれて改善した●1年生の頃は集団登校が嫌で学校に行きたくないと泣いていた。ある日、事情を知った近所のおばさんが娘の登校時間に合わせて犬の散歩をしてくれて、登校できるようになりました<その2、必要に応じて親が介入する >●イジメが原因だったので、担任に手紙を書き、道徳の授業でイジメに関して授業をしてもらいました●子どもたちの「行きたくない」はしょっちゅうです。そのなかで、本当にSOSを出しているものを見抜くのは親の役目。私がイジメにすぐ気づいて、担任に対処してもらい、解決したことがありました<その3、行きたくない気持ちを受け止める>●元気がないときは「何かあった?」と声をかける。少し間を置いたときは、次の言葉が核心である可能性が高いので、子どもの気持ちを受け止めて、どうしたいか、どうできるかをいっしょに考えてあげる●「なんで行きたくないの」と子どもを問い詰めるのは逆効果。「そうだね、行きたくないよね」と同調してあげると気分が落ち着いたようだった●初めて幼稚園に行くときから数日は全身で拒否されましたが、成長と共に必ず通る道。私と家が最高の避難場所になってあげることが大事だなと思います<その4、一時的に休ませる>●年長の時に「行きたくない」って言われたので「行かなくていいよ!」と話して、丸1日ズル休みをして遊びに行ったら「次の日にはやっぱり行く!」って言いました。つらい時はちょっと回り道するのもアリですよね●幼稚園の時に小児科で「休ませるなら期間を決めること。両親でよく考えて決めること。決めたならそこからブレない事」と言われて、結局1週間休ませました●「本当にだめそうかな?」って時は休ませて悩みを聞く。そうすると、本人もすっきりするみたいで次の日からは普通に行きます<その5、園や学校をやめる、長く休む>●娘が高校で不登校になり、通信制高校に転校。いい同級生に囲まれて、1年遅れで無事に高校を卒業しました●長女は学校に行っていません。でも毎日元気に過ごしています●中2の夏休みから長い休みをとりました。今では、高校は毎日行けるようになり、建築の勉強が楽しいみたいですどのコメントからも、子どもへの愛情が垣間見え、親として何がしてあげられるか考え、行動していることがわかります。きっとどんなパパもママも、子どもの「行きたくない」という言葉を聞いたら、最初は戸惑ってしまったのではないでしょうか。それでも、子どもがどんな対応を求めているのか、親である自身には何ができるのか考えて行動したパパとママたちからのコメントは、大きなヒントとなります。最後に、こんなコメントもご紹介します。「長男が保育園登園をぐずり途方にくれていた時、先生に『保育園に行きたくないというのは、おうちでお母さんとの関係がとてもいいという証拠ですよ』と言われ、気持ちが楽になりました」(茨城県 40代女性)「勉強できてもできなくても、運動できてもできなくても、『行きたくない』ってことはある。大人だって仕事に行きたくないってことあるんだから!」(山口県 40代女性)「子どもの言葉を優先し、休ませると休み癖をつけてしまうのではないか? 子どもの気持ちを励まし、登校させてつらい思いを増やしてしまうのではないか? 命より大事なモノなどありませんが、欠席か登校させるかの判断は、やはり日々ともに過ごし、当人の顔を見ている家族のみんなで判断するしかないですよね」(神奈川県 50代女性)子どもの「園や学校に行きたくない」という声は、転じて「家にいたい」というメッセージを発している場合もあるようです。家族との関係がうまくいっているからこそ、子どもがSOSを出せているということを聞くと、親としても少し落ち着いた判断ができる気がします。嫌がる子どもを前に、最終的に園や学校に行かせるか休ませるか、親としては判断を迫られることもあるでしょう。「一度休ませたら、ずっと行けなくなってしまう」と思うと、なかなか休ませてあげられないと感じる人は多いと思います。また、筆者自身もそうですが、「仕事があるから、行ってもらわないと困る」という切実な思いがあることも確かです。そうした働くパパやママたちの思いを子どもももしかしたら敏感に感じ取っているかもしれません。ただ、子どもたちが本当に深刻な状況になる前に、「園や学校に行きたくない」というSOSを出してきたら、そのときにできるだけ子どもに向きあって、いっしょにどうすればいいか考えてあげることが大切でしょう。忙しい日々の中でも、子どもの気持ちに寄り添う時間は少しでも作り、何か変わった様子がないか気にかける、そうした日々の積み重ねが、子どもたちの助けになると信じたいと思います。Q.「園や学校行きたくない」と言われたことある?アンケート回答数:4482件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年10月06日「夜の動物園」が、静岡市立日本平動物園にて、2019年9月7日(土)、14日(土)、28日(土)、10月5日(土)に開催される。静岡市立日本平動物園の「夜の動物園」は、2019年で10回目を迎える恒例イベント。様々な動物たちの夜の行動を観察できると人気を博している。静岡県内はもちろん首都圏からの来園者も増加しており、2018年は4日間で延べ約1万6千人が訪れた。見どころは、昼間より涼しい夕暮れ時から活発に活動するレッサーパンダ。「レッサーパンダの聖地」として日本国内のレッサーパンダの繁殖管理を担う拠点となっている日本平動物園では、現在9頭のレッサーパンダを飼育している。生き生きとしたレッサーパンダの姿を、さまざまな角度から間近に観察することが可能だ。また2019年は、日本平動物園の開園50周年を記念したイルミネーションも展開。ふれあい動物園に「光のオブジェ」が、正面エントランスにフラミンゴの群れをイメージしたイルミネーションが登場する。【詳細】静岡市立日本平動物園「夜の動物園」開催日:2019年9月7日(土)、14日(土)、28日(土)、10月5日(土)夜の動物園 開園時間:17:30~20:30(入園は19:30まで)昼夜完全入替制※通常の営業時間は9:00~16:30(入園は16:00まで)開催場所:日本平動物園(静岡市駿河区池田1767-6)TEL:054-262-3251入園料:《一般》個人610円、団体490円 《小中学生》個人150円、団体120円夜の動物園 アクセス:JR東静岡駅南口発着の無料シャトルバス※運行時間17:00~21:00(動物園行き最終19:00発)※自家用車での来園は事前申込制の駐車整理券が必要。(駐車料610円)事前申込については日本平動物園公式WEBサイトより確認。※入園制限はしないため、駐車整理券を取れなかった場合も、自家用車以外(無料シャトルバス・タクシー等の交通機関等)で来園可能。※消費税率の引き上げに伴い、10月1日より駐車料および入園料《一般》は、上記価格からそれぞれ10円プラス。※画像は過去開催時の様子。
2019年09月05日女優・桐谷美玲が、「ar」9月号で3年ぶりのカバーに登場!さらに、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」川村壱馬&吉野北人らイケメンたちも続々と登場する。桐谷さんは高校時代にスカウトされ、雑誌「SEVENTEEN」(集英社)の専属モデルとして活躍し、その後『春の居場所』で女優デビュー。「好きな人がいること」「人は見た目が100パーセント」『ヒロイン失格』などに出演し、昨年の夏、俳優・三浦翔平との結婚発表も大きな話題となった。今回久々のカバー登場ということで、インタビューでは「久しぶりにarに出させてもらうから、私が出ても大丈夫かな…!?って最初は不安でした」と話していたものの、同号では結婚を経てますますハッピーオーラいっぱいの姿を披露。「なんでそんなにモテるの?」の問いや、読者からの恋愛相談にもじっくり回答。さらに裏表紙にも登場している。また、イケメンたちも15Pにわたって続々登場!『HiGH&LOW THE WORST』でシリーズ新加入する「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」川村壱馬と吉野北人の悶絶するほど美しい姿、さらにロングインタビューは必見。そして、若手俳優の神尾楓珠と鈴木康介は、“2人で仲よく過ごす夏の1日…”という妄想シチュエーションで登場。公園、スーパー、キッチンなどで様々な表情を見せている。顔面偏差値高すぎな特集は、ファンならずとも見逃せない。ほかにも、自分に自信が持てるメイク=“酔えるメイク”企画には森絵梨佳が登場し、デート前必見のメイクテクを伝授。「乃木坂46」堀未央奈のUVアイテム特集や、「日向坂46」齊藤京子の“おひさま顔”メイク企画。指原莉乃の連載では、大好きなチェック柄の衣装をまとって登場。そして今号から、美容に超ストイックな女優・矢作穂香の新連載がスタート。“読者と一緒に美の知識を深めていく…”という趣旨で、初回からマニアックすぎるコスメ情報を披露する。「ar」9月号は8月9日(金)発売。(cinemacafe.net)
2019年08月08日園の先生と子どもが合わないと感じることはある?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「園の先生と子どもが合わないと感じることはある?」と聞いたところ、「ある」と「ない」が約半々。それぞれの声を聞きました。子どもにも先生にも、好きと苦手がある!?■ 先生との相性はある。年少の時も少しあったが、年中になるとベテランなのに余裕がないのか、笑わない先生になったら行きたがらなくなった。その時は理由もわかっていたので、嫌がる日は時々休ませて、息抜きをさせていた。年長となった今は笑顔がいっぱいで明るく大胆な先生であっているのか、休みたがらない。愛を持って接してもらえてありがたい限りです。(ひらはなさん/42歳)■ 春からクラスも変わり、担任も変わってしまいました。いまだに前担任を見ると現担任ではなくそちらに走って行き、「登園時も○○先生がいいー!○○先生と行く!」と、現担任の前で言ってしまうので、気まずいです。おうちでは、現担任の良いところや、ステキなところ、すごいところなどのお話をして、褒めたりしています!(のんのんさん/45歳)■ 年少年長さんの時は、大きく包んでくれる先生でした。 年中さんの時はベテラン先生。わがお兄ちゃんは一挙手一投足いつも先生に目をつけられていたようでした。同じようなことをしても、名指しで先に注意される。いろいろなことをガマンできないのはきょうだいがいないからだ(その時はまだ一人っ子でした)と言われて。いつもいろいろなことをよく見ているから、見ないように注意してほしいとまで言われました。(8787さん)■ うちの子はあまり家族以外とハグをしたくないタイプ。先生から「さようならの時、みんなハグするのにしてくれないんです」と言われた。私は「別にそれで良くない?」と思ってますが…。ハグしなきゃダメなのかなー。(おかめさん/5歳)■ 上の子(女の子)はきっちりしているので、厳しい先生が好きです。がちゃがちゃしてる子も叱ってくれるようなマジメなクラスが好きなよう。下の子(男の子)は甘えん坊なので、とにかく優しい先生が好き。若くてかわいいならなおさら好き(笑)。もし、タイプが違うなぁと思う時でも、子どもは意外となじんでいくのでしばらく様子を見ています。(ひーママさん/35歳)■ 先生が出したお題にひと足遅れて発言した娘に対して、的外れの答えであしらっていた。(まるさん/35歳)■ 年少の時の担任と合わず心の病になりました。(ゲストさん)■ 懇談の時に、園での様子を話す内容が薄いとき。3人の子どもがいて、通算15人の担任を見てきたけれど、今までで1人だけそういう先生がいました。関わってないんだな、気にかけてもらえてないなって感じで、残念な1年でした。(とりあえずさん/43歳)■ ありました。厳しい先生で子どもも萎縮してましたね。でも厳しい分、子どもは言うことはよく聞いて、1年を通してみるとしっかり成長したかも!?(ふさん/36歳)先生と合わないと思ったことはない■ 幼稚園の先生には全信頼を置いているので、すべてお任せしています。どの先生が担任になっても、不満に思った事は一度もありません。(あっきーさん/32歳)■ 優しく上手く導いてくださる先生ばかりで甘ったれな息子には合っているよう。ただ、今の担任の先生は若く一生懸命だけど、息子には物足りないようで、包容力のある中堅クラスの先生たちを大好きなようです。(あったっけさん/35歳)■ 幼稚園で有名な大人気の先生が担任です。 最初は、明るく大きな声で話す先生に圧倒されていた娘でしたが、今では先生が大好きで、少しずつ自分のお話ができるようになってきました。降園の際にも、どの子にも一言コメントをくださるので、気にかけてくださってるんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。(ぷっちょさん/4歳)■ 先生がたはいつも良くしてくれます(よっきゅんさん/43歳)■ わが子の通う園は、どの先生も子どもたちをよく見てくれていると思います。ありがたいです。(あさじさん/43歳)■ 子どもが個人的に大好きな先生はいるが、合わない・もしくは嫌いな先生は今のところいなさそう。(ういママさん/34歳)■ 娘も私も担任の先生のことが大好きです!(ちーままさん/30歳)投票期間/2019年5月8日〜5月29日<あんふぁんWeb編集部>=========あんふぁん読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)
2019年07月31日日本全国にはさまざまな動物園があり、休日のレジャーとして不動の人気があります。しかし、動物園の役割はそれだけではありません。長年、動物園の研究にも力を入れていらっしゃる、上野動物園教育普及係の井内岳志さんにお話をお聞きしました。構成・編集/木原昌子(ハイキックス)取材・文/田中祥子写真/児玉大輔(※)進化する動物園。さまざまな展示方法の違いも楽しい動物園はさまざまな技術進歩とともに、展示方法も進化しています。子どものおじいちゃん、おばあちゃん世代から見ると、かつてとはかなり違った形態に変わっていると思います。そのひとつに、北海道の旭山動物園に代表される「行動展示」を取り入れる動物園が多くなってきました。行動展示とは、動物が本来持っている能力を活かした行動を見せる展示法です。旭山動物園では、「ととりの村」ゾーンで鳥が自由に飛べるように大きなネットで囲ったり、キリンのエサかごを工夫して長い舌を使って食べる様子が観察できるようにしたりしています。上野動物園でも、ホッキョクグマが水中を泳ぐ姿をアクリルガラスごしに横から見たり、歩く足の動きを下から観察したりできるようになっています。大きなホッキョクグマが水の中で泳ぐ姿は迫力があって、とても人気です。これも、丈夫な水槽の技術が進歩したおかげです。大きなホッキョクグマが泳ぐ姿は迫力満点ホッキョクグマの足の裏も観察できるまた、「環境展示」という考え方もあります。これは、動物が野生で生息する環境を再現し、動物の本来の生態や動きの特徴を観察できるようにしたもの。環境展示を取り入れている動物園として、よこはま動物園ズーラシア(神奈川)やときわ動物園(山口)が有名です。環境展示には、自然な環境で動物を見られるというメリットがありますが、その反面、やぶなどの中で休んでしまうと全く動物が見られないというというケースもあります。動物の細部を観察するには、コンクリートの運動場のような昔ながらの展示方法が適している場合もあるんですね。見る目的によって動物園を使い分けるなど、動物園ごとの違いを楽しむのもおすすめです。ふれあいコーナーはルールを守って優しく触れ合ってさまざまな動物園で、小さな子ども向けにふれあいコーナーが設けられていることは、皆さんご存じでしょう。上野動物園でも、「子ども動物園すてっぷ」でウサギやモルモットとふれあえる体験プログラムを実施しています。その目的は何といっても、子どもたちが動物とふれあうことで、動物を身近に感じられるようになることです。しかし、動物たちにとっては、たくさんの人間に触られることは大変なストレスになります。そのため最近では、動物について正しく学んでいただいた後に、飼育員の指示に従って動物をひざに乗せて一定時間だけふれあっていただくようにしています。また、上野動物園では人数制限を設け、整理券を配布しています。それぞれの動物園が動物の福祉や安全を尊重しながら運営していますので、必ず動物園ごとのルールを守って動物にやさしく接してあげてください。(公財)東京動物園協会提供地球にはたくさんの動物がいる。それを知ってもらうことが動物園の役目動物園の役割は、「レクリエーション」「教育」「野生動物の保護」「研究」の4つです。そのうちの「野生動物の保護」というのは、絶滅危惧種となった希少動物を増やして野生に戻していくこと。『それなら、人に見せない閉鎖施設でやれば効率的だ』と考える方もいらっしゃいます。確かに、動物にとってはそのほうが良いかもしれませんが、動物を増やして元の環境に戻しても、周りの人間にその動物を守ろうという気持ちがなければ、また同じように絶滅の危機に追いやられるかもしれません。動物園で動物のことを知ってもらうことで、多くの人たちにそれらの動物たちを何とかしてあげたいと考えてもらう環境をつくる。それが、今の動物園の一番大きな使命なのです。たとえば、みなさんは、ジャイアントパンダが絶滅の危機だと聞くと、保護してあげなきゃいけないと考え、行動する人もいるでしょう。それはたぶん、みなさんがジャイアントパンダという存在を知っているからです。しかし、名前を知らない動物が絶滅の危機にあると聞いても、あまり心は動かされないのではないでしょうか。また、家の向かいにシロという犬が飼われていて、毎日学校に行くときに頭を撫でてあいさつをしているとします。そのシロが病気になって死にそうだったら、とても悲しくなって何とかしてあげたいと思いますよね。動物園の役割は、地球上にいるさまざまな動物を「向かいのシロ」のように思ってもらうことです。動物を見て、自分と同じように生きている身近な存在に感じることが保護の気持ちにつながります。一般的に嫌われがちな蛇やコウモリも、持っている能力のすごさを知ってもらいリスペクトされることが大切なのです。ジャイアントパンダのシンシン(公財)東京動物園協会提供2020年春、上野動物園に新しいパンダの施設が完成2020年の春、上野動物園の西園に新しい展示施設「パンダのふるさとゾーン(仮称)」が開園します。ジャイアントパンダの生育地(中国四川省)に近い環境を再現し、本来の行動を引き出す起伏に富んだ放飼場を設置する予定です。楽しんで見ていただけるだけではなく、ジャイアントパンダの繁殖のための施設も充実します。分布域の重なるレッサーパンダなどの動物も複合的に展示し、よりパンダについて学べる施設になる予定です。毎年「国際博物館の日」(5月18日)を記念して、上野動物園・国立科学博物館・東京国立博物館が連携したイベントを行っています。2019年は、国立科学博物館の「大哺乳類展」で標本や剥製を見た後に、上野動物園で本物の動物を観察できるようなコラボ企画を実施しました。今後も上野ならではの連携企画を考えていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしてくださいね。***動物園の大切な役割を、子どもにもわかる言葉で井内さんに話していただきました。親御さんからお子さんへぜひ伝えてください。動物園を楽しみながら、子どもの中に動物愛護の心が育ち、地球に住むさまざまな生き物を身近に思う。動物園は学びだけなく、心も育てる場所といえるでしょう。(※写真クレジット注記:(公財)東京動物園協会提供写真および記事冒頭画像を除く)■ 上野動物園教育普及係・井内岳志さん インタビュー一覧第1回:動物園は学びの場!上野動物園の学芸員が伝授する、親必見の「動物観察準備テク」第2回:解説のメモなんてしなくていい。「目の前の動物」から最大限学びとるコツ第3回:「夏休みの自由研究」は動物園で。上野動物園おすすめの“調べ学習”のテーマとポイント第4回:動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値【プロフィール】井内岳志(いうち・たけし)恩賜上野動物園教育普及係主任(学芸員)。大学ではサルの生態を研究。恩 賜上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園などの動物園・水族館で30 年以上、 動物園教育に関わる。大哺乳類展などの国立科学博物館との企画展 や、上野動物園で毎年恒例の夜間開園「真夏の夜の動物園」の企画など、さまざまなイベント・企画で動物たちの生態を紹介している。
2019年07月20日たくさんの動物がいる動物園は見どころが満載ですが、「学び」を意識して観察するためには、どんなところを見れば良いのでしょうか?動物園のおもしろさやすばらしさを伝えるために活動されている上野動物園教育普及係の井内岳志さんに、ポイントをお聞きしました。構成・編集/木原昌子(ハイキックス)取材・文/田中祥子写真/児玉大輔(※)動物の観察で、着目するポイントを頭にいれておく小さな子どもでもわかりやすいのは、体の大きさですね。とても背が高いキリンの頭は小さく見えますが、じつは人間の子どもの胴体とおなじくらい大きいのです。キリンが頭を下げたときには、ぜひ観察してみてください。逆に、小さくて驚くのはネズミ類です。上野動物園にいるコビトハツカネズミは世界最小のネズミといわれ、500円玉とほぼ同じ大きさしかありません。実際の大きさが体感できるのは、テレビや図鑑ではわからない動物園ならではの楽しみですね。ウンチも観察のポイントです。形や大きさはまちまちで、体が大きな動物だからといってウンチも大きいわけではありません。ゾウのウンチは1個が1kgもある大きなものですが、キリンはポロポロの小さなウンチをします。パンダのウンチは良いにおいがするといわれていて、上野動物園では、毎週水曜日にボランティアが解説をする際に、実際ににおいをかぐこともできますよ。動物園で生まれた赤ちゃんが公開されている場合は、パンフレットやホームページ、動物舎の掲示で確認することができます。親と子で模様や色がまったく違う動物もいます。たとえば、マレーバクの大人は胴の途中で白と黒にはっきりと分かれていますが、子どもは “うり坊” と呼ばれるイノシシの子どもと同じような茶色の斑模様です。サルのアビシニアコロブスの親は白と黒ですが、子どもは真っ白い毛に覆われています。ゴリラの子どもはお尻に白い毛があります。子どもの頃は多少いたずらをしても許されていますが、成長するにしたがって白い毛が抜け始めると大人として扱われるので、いたずらをするとほかの大人に怒られてしまうんですよ。アビシニアコロブスの親子。子どもの毛は真っ白(公財)東京動物園協会提供動物はなにを食べているのでしょうか。動物園によっては、エサやりの時間を案内しているところもあるので、エサやりタイムを巡るのもおすすめです。残念ながら上野動物園では、人が集中して危険な場合があるためエサの時間は公開していませんが、食べているところが見られなくても、食べ残しを観察することもできます。ちなみに、ツキノワグマにミカンやドングリをあげると、きれいに中身だけ食べて皮は残します。クマの口や舌先が器用だということがわかりますね。ツキノワグマ(公財)東京動物園協会提供動物園だからこそできる調べ学習のテーマを考えよう調べ学習のおすすめのテーマとして、動物の体の部分の細かな特徴を見比べるというものがあります。観察をして、なぜその違いがあるかを考えてみるとおもしろいと思います。たとえば、目は動物によってついている場所が違います。草食の動物の目がついている場所は、頭の横のほう。そうすると視界が広くなるので、肉食の動物が自分を襲おうとして近づいてくるのが、真後ろ以外なら察知できるのです。逆に、肉食の動物の目は前の方についています。正面を左右の目でしっかりと見られるため、獲物との距離を正確に測ることができます。肉食ではありませんが、サルも目は前の方についていますね。これは枝から枝へジャンプするときの距離を知るためです。人間もサルの仲間なので、目は前についていますね。蹄があるか、指が何本あるかなど、足の形もさまざまです。馬は1本指、ウシやキリン、シカは2本指(さらに小さな2本の指をもつことも)、バクの後ろ足やサイは3本指です。鳥の場合は、前に向いている3本の指のほかに、後ろに向かって親指が1本ついているものがあります。これは、木に止まるための支えです。こういった小さな部分を観察するには、双眼鏡を持っていくと便利ですよ。日本古来の在来牛の見島牛。ウシの足は2本指。キリンやシカもウシの仲間で2本指です。いろんな動物の足の形を見比べてみよう上野動物園で会える動物たち上野動物園の園内では、「アイアイのすむ森」や「アフリカの動物」のように場所や種類により分類して展示しています。とても広いので、1日で全部見ようとせず、1つの部分だけをじっくり見るのがおすすめです。たとえば「クマたちの丘」では、エゾヒグマ、ツキノワグマ、マレーグマ、ホッキョクグマを比べて見ることができます。同じクマの仲間でも、大きさも毛の色も姿もそれぞれ違うもの。今いるエゾヒグマは、北海道で保護されたクマです。上野動物園に来たときは子どもだったので、リードをつけて園内を散歩していましたが、今では体重が300kg以上に成長しました。クマ舎の壁の色が黒くなっているのは、背中をこすり付けてマーキングをしているからです。クマが立ち上がったときの大きさがわかるので、注目して見てください。隣にいるツキノワグマは体重が60kgほど、熱帯のマレーグマはさらに小さなサイズです。ヒグマを見た後にマレーグマを見ると、「これなら俺でも勝てる」と言う若い男性がいますが、人間は猫より大きな肉食獣にはとても敵いませんよ。マレーグマヒグマより一回り小さいマレーグマの園舎には、同じ地域に住んでいるコツメカワウソとハクビシンが同居しています。それぞれのテリトリーには電気柵を張っているので、クマに食べられる心配はありません。電気柵を使うことは可哀想だという意見がありますが、多くの動物は1度触ってショックを受けると、もうそこには近づかなくなります。哺乳類は基本的に学習能力が高いので、電気柵は効果的です。また、不忍池では飼育動物と野鳥が同居しています。島の中に巣をつくって繁殖しているカワウソの隣には、飼育しているモモイロペリカンがいます。また、天然記念物のオオワシも池の島で飼育しています。天然記念物ですが、違法に撃たれて飛べなくなってしまったため、保護したものです。池のそばにある施設「不忍ラボ」には、池にどんな鳥がいるかの定期観察や、自然に見られる昆虫などの展示をしています。図鑑も用意していますので、調べ学習や夏休みの研究の参考にもなりますよ。不忍池のオオワシ***「エサ」や「ウンチ」は、小さな子どもでも喜びそうなテーマですね。高学年になってきたら、体の特徴や生育地域などを、図鑑や地図と照らし合わせて調べると、より学びを深められそうです。じつは、動物園は飼育展示ということのほかに大切な役割があります。次回は、井内さんに大切な動物園の役割について教えていただきます。(※写真クレジット注記:(公財)東京動物園協会提供写真および記事冒頭画像を除く)■ 上野動物園教育普及係・井内岳志さん インタビュー一覧第1回:動物園は学びの場!上野動物園の学芸員が伝授する、親必見の「動物観察準備テク」第2回:解説のメモなんてしなくていい。「目の前の動物」から最大限学びとるコツ第3回:「夏休みの自由研究」は動物園で。上野動物園おすすめの“調べ学習”のテーマとポイント第4回:動物園は子どもの「心」を育てる場所。“楽しみながら動物を知る”ことの大きな価値(※近日公開)【プロフィール】井内岳志(いうち・たけし)恩賜上野動物園教育普及係主任(学芸員)。大学ではサルの生態を研究。恩 賜上野動物園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園などの動物園・水族館で30 年以上、 動物園教育に関わる。大哺乳類展などの国立科学博物館との企画展 や、上野動物園で毎年恒例の夜間開園「真夏の夜の動物園」の企画など、さまざまなイベント・企画で動物たちの生態を紹介している。
2019年07月19日こんにちは、はな@まるママです!今回もまた 前回 に引き続き、まるの幼稚園登園エピソードを書いていきたいと思うのですが…第4回目の今回でこのお話も一段落となります。朝の登園準備で大泣き大暴れ…何とかまる本人の気持ちが前向きに身支度をして家を出られるようにと色々と対応策を講じたものの、空回り…いよいよ何の策もなくなり、大泣きのまるを担いでバスの送迎場所へと運ぶ日々が数日続きました。そこから何をきっかけに、まるが泣かずに幼稚園へ行けるようになったのかというと…■息子の気持ちの本質に行き着いた母幼稚園に通い始めて3週間目の、ある日の夜に…新しい環境に戸惑いもあるだろうし、朝は大泣きだし…それでも園に行けば楽しくお友達と遊んで過ごせてる様子で、本当は遊ぶこともお歌も好きなのに。本当は好きなものや楽しいものを全部“だいすきじゃない”と言うほど、朝、幼稚園へ行く時の寂しさが勝ってるのだろうかと思うと、何だか胸がぎゅーっとなるような切ない気持ちになりました。その夜、まるが眠ってから、どうしたものかと考え始めた私でした。ノートにまるの言葉や自分の気持ちを書いて整理する中で、ふと気付いたことが…『まるは“寂しい”と思っているんだよな…』ということには気付いたけど、まるの口からはっきりとその言葉が出てきたことはなくて、私の方も何となく、あえてそれをまるに意識させない方が良いと思っていたのかもしれません。言葉にして『寂しいよね』と受け止めた事はなかったのです。これまでまるを送り出すために私がしてきたことが、『寂しい気持ち』の本質から目をそらすためのごまかしだったように感じられて目が覚めた気分でした。もちろん、楽しい事やちょっとしたご褒美作戦で、朝の寂しさが紛れて泣かずに幼稚園へ行けるようになる子だっていると思うし、その方法が間違いだとは全く思わないのです。ただ、この時のまるにとってはそうじゃなかったんですね。きっと一番大切なことって…■息子の気持ちをしっかり受け止めよう次の日の朝…やっぱり、“行きたくない”と布団に潜り込むまるに…すると…この日まるは暴れたり大泣きすることなく、着替えをして家から出ることが出来ました。バスに乗ってお別れの瞬間も、何と泣かずに…!この時は何だか私の方が泣きそうになってしまいました。この日を境にまるは朝泣かずに幼稚園バスに乗って登園できるようになったのでした。
2019年07月09日「登園時にお気に入りの物を連れて行く」のがマイブームな息子。最初は指人形や絵本だったのですが…。■クセが強い! 登園時はお気にアイテムが欠かせない大きなクマのぬいぐるみとか謎のホースを大人が持ち帰るのは、なかなかに恥ずかしいものがあります。ただ、たまに園児さんに囲まれないこともあり、そんなときは逆にシュールさが増すうえに「寂しいっ…! 誰かつっこんで…!!」となります。■保育園の先生がバッグと見間違えたのは?先生との雑談中に、息子の「登園のおとも」の話題になりました。氷枕も「クラッチバッグ風に持つとオシャレ感が出る!」という気づきを得ました。氷枕を持ち運ぶ際には、クラッチバッグを意識すると、よりスタイリッシュになりますね。
2019年07月03日文学座の公演『ガラスの動物園』が6月28日(金)、東京芸術劇場 シアターウエストにて開幕する。アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズによるこの名作を、文学座が上演するのは5回目で、1990年の前回から実に29年ぶりとなる。「『ガラスの動物園』は、文学座の人間にとっては馴染みの深い作品です」と語るのは、その大切な演目を自ら選び、演出に名乗りを上げた高橋正徳だ。「名作なのでプレッシャーはあるけれど……、よくプレッシャーに対して“肩肘張らずにやろう”とか言いますが、座組の皆とは、むしろ“肩肘張って、やっていこう”と話しています。ちゃんとプレッシャーを受け止めて、そういう作品をやるチャンスを得たことを、肝に銘じてやっていこうと」文学座の俳優養成機関である附属演劇研究所において、森本薫『女の一生』、ソーントン・ワイルダー『わが町』に次いで、長きに渡り教本として扱われてきた戯曲が『ガラスの動物園』だ。高橋も、研究所時代にこの戯曲と初めて出会ったという。「僕が研究所に入ったのは20年近く前です。それ以前の学生時代は主に小劇場演劇を観ていたので、いわゆる演劇の名作戯曲を読んだのは研究所からでした。とても読みやすいし、当時の僕自身にも身につまされる内容ではあったんですが、やってみたいとまでは思わなかった。その頃はやっぱり、新しいものをどう取り入れるかということばかり考えていたんですね。20年経って、当然ながら歳を取るごとに戯曲の見え方も変わってきます。新しい作品、作家との出会いで刺激を受けることも大事だけど、過去の文学座の作品を先輩方から受け継いで、あらためて検証し、リニューアルというか、更新することも大事だと考えるようになりました」父親不在の家庭で、現実に心を閉ざして生きる母アマンダと娘ローラ。トムはそんな母と姉にいら立ちながら、見捨てることもできずにいる。そこに青年ジムが現れ、一家の生活に変化が訪れる——。アマンダ役の塩田朋子、ローラ役の永宝千晶、トム役の亀田佳明、ジム役の池田倫太朗と、高橋の望む最強の布陣が整った。とくに29年前の劇団公演でローラを演じた塩田には、「ぜひアマンダを演じていただきたかった」と強調する。「29年前の塩田さんのローラは残念ながら観ていないけれど、芝居に対する熱量や力強さが素敵だなと感じる女優さんです。アマンダは、家庭の中で母としての役割を全うしようといろんな表情を見せる役なので、今回は塩田さんの多彩な表情が見られると思います。亀田君は同い年で、演劇的な言葉のやりとりができる俳優です。すごく信頼しているので、二人三脚で作品作りをしているような感覚でいますね。永宝さんも実力のある女優さんで、舞台より先に声の仕事で……、『スター・ウォーズ』のレイ役とかで忙しくなったんですが、本来は舞台がやりたい、文学座の作品に出たいと。ローラは相当内面が屈折した、闇を抱えた女性なので、深く掘り下げる力のある女優を考えた時に、永宝さんが思い浮かびました。池田君は元サッカー少年で、怪我でサッカーから離れる時に、ふと思い立って文学座を受けたら受かっちゃった人(笑)。だから当初は演劇のエの字も知らなかったけど、やっぱり身体性が優れている。役者はどこかナルシスティックなところがあるから、自分の役ばかりに集中しがちなところを、彼は無意識に周りを見られるタイプなんですね。また、演劇って初舞台から数年は楽しいけど、徐々に成長曲線が落ちてきて、未来に対するぼんやりとした不安を抱える人は多いと思うんです。でも長年スポーツに取り組んできた彼みたいな人は、2、3年で結果は出ないということを知っているから頭でっかちにならない。つねに前向きに、じゃあ今何が必要かということを具体的に考えられる人間なので、すごく面白いです」後列左からジム役の池田倫太朗、トム役の亀田佳明、前列左からローラ役の永宝千晶、アマンダ役の塩田朋子過去の公演はすべて鳴海四郎訳での上演だが、今回は小田島恒志に新訳を依頼。その狙いを「とても現代劇な問題を孕んだ家族劇なので、よりアクチュアルな関係を観客に提示したい」と語る。「描かれているのは1930年代のアメリカです。金融恐慌から立ち直ろうとする社会状況の中、トムは仕事の単純作業に日々明け暮れ、生きている実感を得られずにいる。若者たちが未来を想像できない状況という点は、とても今の日本に通じるものがあります。また、父親不在による問題、母と娘の関係など、観る人によって、“他人事じゃない”といった共感ポイントはたくさんあると思うんですよね。“あんな母親がいたら、逃げ出すよ”って人もいれば、“いや、母親とはそういうものだ”と、トムを責める人もいるかもしれない。客席からどんなリアクションが聞こえてくるのか、楽しみです」文学座での初演は1969年。劇団力で引き継いできた至宝の舞台が、清々しく頼もしい精鋭たちの力で、さらに太い幹となって立ち上がろうとしている。「それぞれのキャラクターが持つ寂しさ、悲しみがちゃんと浮き出てくるよう、丁寧に作り上げたいと思います」7月7日(日)まで。取材・文:上野紀子
2019年06月21日夫の帰りは基本深夜0時超え、日常生活の中で、子どもとふれあう時間が圧倒的に足りないわが家です。息子が赤ちゃんのときは、まず夫に子どもが慣れない!家庭内でも人見知りが全開で、母親である私の負担は相当なものでした。そんな、時間がない夫が作り出した息子との「朝活」を紹介します。保育園へは徒歩で!と譲らない夫毎朝の送りはパパ担当。時間があうときは私も一緒に行きます。わが家から保育園までは電車で1駅分の約1.5キロ。子どもの足だと20分超えの距離になります。保活サバイバルの中やっと入れた保育園だったので、「多少遠くても自転車を買えば大丈夫」と思っていたのですが、夫は自転車を買うことに反対。保育園へは歩いていくと言います。私は「自転車は便利だし、時短になるのに」と抵抗してみたもののかたくなに却下するのです。送迎に自転車はNGの理由夫にどうして送迎に自転車を使わないのか、と聞いてみると、以下の理由を挙げました。・朝しか子どもと話せる時間がないからこそ、手をつないで一緒に保育園まで歩く時間が親子時間になる・歩くことで子どもの体力がつく・自転車だと前後になってしまうため、ゆっくり話ができない・住んでいる街がより身近に感じられ、お気に入りの場所が増える・季節の移りかわりを感じられる忙しい朝、少しでも時短になるようにと思って動く私としては「この時間があれば、あれもこれもできちゃう」と考えてしまうのですが、夫の言うことも一理あると、自転車の送迎はあきらめることに。すると、父と子の関係に変化が見えはじめたのです。たとえば、息子が好きなテレビアニメの主題歌を二人で歌いながら登園することで、同じ番組をもっと楽しめるようになったり、今何が好きなのかがよくわかるので、息子が一番喜ぶ小さなご褒美を内緒で買っておいてあげることができたり。この朝時間をつくることによって、夫と息子はより仲良しで楽しそうに二人だけでわかる会話をしたりするようになったのです。また「移動=歩く」ということを1歳半頃からやっていたためか、お出かけをしていても「疲れた、歩きたくない」と言わない強い子になりました。母親にうれしい、もうひとつのよいことそして私自身にもひとつうれしいことがありました。それは、朝の送りをすることにより同じクラスのお友達の名前はもちろん、朝よく会うほかのパパママとも軽く話をするので、息子の園事情に夫が詳しくなったことでした。日々のちょっとした楽しい話なども、前段の説明がいらないため話が通じやすく、ストレスなくいろんな話ができるようになりました。息子はパパと秘密のお話しをしたり、かけっこしたり、歌を歌いながら登園できるのがうれしいようで、毎日ニコニコで「いってきます!」を言って出かけていきます。わが家の場合は、「朝」の時間を活用しましたが、パパによって作り出せる時間帯は違うと思います。それぞれの生活スタイルの中から、20~30分でも子どもと一緒に話しをする時間ができると、普段ふれあうことが少ないパパでも子どもとのつながりができてくるのではないかと思います。<文・写真:ライター水玉445>
2019年06月04日動物園をデートコースに選ぶ場合には、服装や行動など細かい点に気を配らなくてはいけません。今回は、動物園デートを成功に導く秘訣について解説していきます。身だしなみに気を付ける身だしなみへの気遣いは全てのデートにおいて共通する大事なポイントですが、動物園をデートコースにする場合は特に気を付けなくてはいけない点がいくつかあります。まず基本として挙げられるのが服装や履物です。動物を見る目的で訪れている以上、園内を見て回るために長時間歩くことになります。場所によってはアスファルトの舗装がされていない所もあるので、足への負担を減らせる靴を選ばなくてはいけません。動物園という場所柄、アクシデントで汚れてしまうことも想定されるため、服装は汚れても良い物が好ましいと言えます。そのほか、夏場などの日差しが強い時期は日焼けをしない対策も忘れてはいけません。当日の天気をチェックしておく屋外でデートをする場合に、重要となるのが天候です。せっかく動物園に訪れても雨が降っていてはテンションが下がってしまうのは否めません。また、荷物が増えてしまう上に傘が邪魔をしてお互いに距離ができてしまって、手を繋ぐなどのスキンシップも難しくなってしまいます。こうした失敗をしないためにも、事前に確認しておくのはもちろん、天気が変わりやすい時期は屋外ではなく屋内で楽しめる動物園を選ぶといった対策が必要です。純粋な気持ちで楽しむことを忘れない男性は自分が提案したデートプランを楽しんでもらえることに喜びを感じます。例え自分が期待していた場所と違っていても、好きな人といられることも含めて純粋の楽しむことが大切です。この時に相手への感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。女子力の高さのアピールも含めたお弁当の持参場所によって若干の違いはありますが、動物園などの施設は飲食ができる場所が限られていることも少なくありません。その場合、週末など混雑が予想される日は待ち時間が長くなってしまいます。そこで最適となるのが手作りのお弁当の持参です。自分で準備をしていけば飲食店の有無に左右される心配がなくなる上に、女子力の高さもアピールできます。
2019年06月02日朝ってバタバタしますよね。 我が家はまず7:40に小学生組2人を送り出したあと、8:00過ぎに三男を保育園に送っていきます。小学生組を送り出すまでは朝ごはんの準備~後片づけ、洗濯をしながら次男の時間割をチェックしたり、水筒の準備をしたり、小学生を送り出してからは自分の身支度をしながら三男の保育園の準備を進めます。ドラマのように家族そろって朝ごはんをゆっくり食べられればいいのですが現実はそういうわけにはいきません。 そんなある日、三男が「今日は保育園お休みしたい」って言い出したんです。■突然の登園しぶり実は4月から別の保育園に転園したばかりなんです。 登園初日は少し緊張していたものの、相性がよかったのか2日目からは一度も嫌がる事なくよろこんで登園していました。 それが数週間経って初めて「行きたくない」と言いだした三男でしたが、私は特に気にしませんでした。慣れてきた頃の行きしぶりは子どもによくある事なので深く取りあおうとはしませんでした。 私:「お休みするのはダメ。ママお仕事あるもん」 三男:「じゃぁ12時で帰りたい(従来のお迎えは17時前後)」 私:「今日はママどうしても外せない仕事があるから行ってもらわないと困る」 三男:「ねぇママ~~、 私:「え?? カブトの折り方?? あ~~もうすぐ子どもの日だから?? 今は無理だからまた今度ね~~」 三男:「行きたくない~!!」 なんでよ! はい! 行くよ!! 靴履いて!! なんでいきなりカブトの話が出てきたのかなと思いつつ、なんとか連れ出して保育園に着きました。教室に入ると先生が出迎えてくれたので、ちょっと一言耳に入れておこうと思って、今朝は保育園をお休みしたいと言い出したことを伝えました。 私:「今朝は珍しく行きたくないと言いました」 先生:「へ~~どうして~~??」 私;「なんかカブトの折り方を教えてほしいとか言ってるんですけど…」 先生:「あぁ~~!! なるほど!! 今ね、カブトの折り方を3日間ほどみんなで練習してたんですよ。 でもほーちゃん(三男)折り方がよくわからなかったみたいで、お友達に『教えてあげてね~』って先生役をお願いしてたんですけどまだ分かってなかったかな!?」 私:「3日も練習してたんですね。たしかにカブトの折り方ちょっと難しいですよね。しかもうちの子折り紙ほとんどやったことないから…」 先生:「それに今日は、年長さんが小さいクラスの子にカブトの折り方を教えてあげる日なんですよ~」 …!! あ~~それで!! ここでようやくピンと話がつながりました!! 「小さい組さんにカブトの折り方を教えられるかどうか不安で行きたがらなかったんだ!!」 今日そんな予定が入ってるだなんて全く把握していなかった私は、適当にあしらっていたんです。 が、 三男からしたら… 不安だったんですよね。 「できない事が恥ずかしい」と思うタイプなので、教えられないのならいっそのこと休みたい!! という思考回路になったようで(笑) 「行きたくない」と言った裏にはきちんと彼なりの理由があったんだなとこの時ようやく分かりました。 私:「それで行きたがってなかったんですね!」 先生:「ほーちゃん、折り方が分からないんだったら、教える係じゃなくて紙を配る係とかしとけばいいよ。できることをやればいいんだよ~!」 先生にそう言ってもらった三男の表情は一気にほころび、安心したようにお庭に遊びに出ていきました。 あぁ~… あの時ちょっと手を止めて行きたくない理由をきちんと聞いてあげればよかったな。 朝から後悔です。 いや、でも…たしか、私「どうして行きたくないの??」と聞いたような気もするな…。どうして行きたくないの?? と聞いたんですけど語彙力の足りない5歳の説明ではなかなかここまで詳細に分からず、単純にカブトの折り方が分からないだけかと判断していました。低年齢のうちはまだまだ自分の思いを完璧に言語化するのが難しいので、ヒアリングもなかなか難しいですね。 そのために担任の先生との連携が存在してるような気がします。 今回も別に深い意図があって先生にカブトの話をしたわけではないのですが、ポロッと言った一言から三男が行きたくないと言った理由がわかりました。 一緒に子どもを育てていくパートナーとして、先生とは些細な事でもこまめにお話をするってとても大事だな~と感じました。そして忙しくても少し手を止めて子どもの話を聞く。日々の暮らしの中でつい忘れがちな事ですけど、今一度見直さなくちゃなと思った出来事でした。
2019年05月17日新年度がはじまり、幼稚園や保育園に通うお子さんをもつパパ・ママにとって、親と離れている時の子どもの様子って気になりますよね。そんな園生活での子どもたちのかわいらしい様子をTwitterで発信し、そのフォロワー数は46万人超え! 超人気現役保育士・てぃ先生の新刊「きょう、ほいくえんでね…!!」の発売を記念して、話を聞いてきました。Twitterフォロワー46万人超え!てぃ先生ってどんな人?笑顔で会場に現れたてぃ先生。さわやか、顔小さい、かっこいい! 子どもたちだけではなくママたちにも大人気なのも納得です。まずはてぃ先生が保育士になろうと思ったきっかけを聞いてみました。「スーツを着て仕事に行くお父さんが、子ども心にあまり楽しそうには思えなかったんです…。サッカー選手、パイロット、お医者さんなど専門職につきたいと思っていました。でも、年齢があがって中学・高校と進むにつれて、だんだん現実が見えてくるじゃないですか(笑)。自分が興味があって好きなもの(子どもが好き)で専門職というと保育士だと思いました。幼稚園は園児20人くらいに対して先生ひとり。そのため園児はお友達同士で遊んでいる印象がありました(てぃ先生自身は幼稚園を卒園)。保育園のほうがより深く子どもたちと関われると思いました。僕は保護者と一緒に子どもを育てていると思っています。保護者と二人三脚でがんばって成果が出た時、達成感や喜びを感じますし、うれしいですね」まだまだ女性保育士が多い中、てぃ先生が男性保育士として心がけていることは?「男性・女性という違いではなく、どういう環境で育ってきたかが大きいと思っています。例えば、食事を残すかどうかについても、保育士自身が育ってきた環境で判断が異なるのではないでしょうか。なので、男性だから、女性だからということはないと思っています。ただし、男性の方が力も強いし、体力もあるので、重い荷物を運べる、子どもとダイナミックな遊びができるというのは利点ですね」先生だってもっと自分のことを聞いてほしい!?入園直後は担任の先生がどんな人かわからないことも多く、微妙な緊張感があることも。先生とよい関係を結ぶヒケツは?「よく知らない、信頼関係が築けていない先生に、いきなり“あなたのお子さんのこんなところが気になります”と言われてもなかなか受け入れにくいですよね。そのため、保護者と先生の関係作りはとても大事だと思っています。でも、事務連絡・ビジネス会話のみでは仲良くなりようがありません。僕は“◯◯くんのパパ・ママ”ではなく、“◯◯さん”と名字で呼びかけています。また、子どものことだけでなく、パパ・ママ自身のことにも触れるようにしています。“花粉症は大丈夫ですか?”、“春らしい服ですね”など。その上で子どものことを話しています。同じように、先生たちも自分のことを聞かれると嬉しいのでは?先生たちにどんどん話しかけてみてください!」3〜6歳の子どもとの遊び方や声かけ、年齢の違う複数の子どもを同時に満足させるコツはありますか?「基本的に子ども扱いしないこと。パパ・ママ同士が話すように、その日にあった出来事や仕事の話をしてみては?年齢の違う子どもがいる場合、僕は上の子を基準に遊びますね。上の子に合わせると下の子は楽しいんです。チャレンジできるしスリルがある。逆に下の子に合わせると上の子はつまらない。上の子が愛されている実感をもてて余裕が生まれると、“◯◯ちゃんはまだ小さいから”、“◯◯くんをみてあげて”と、上の子が下の子に優しくしてくれるようになりますよ」GW明けに「園に行きたくない!」と行きしぶり、泣く子も多いですが、対処法はありますか?「園に行きしぶるのは朝ですよね。その時になって、“◯◯先生に会えるよ”、“今日は幼稚園で◯◯をするんだって。楽しみだね”など言っても遅いです。子どもたちにはうまく乗せようとしているのがバレバレです(笑)。もっと早い段階、前日の夕食の時やお風呂、寝る前などにポジティブなイメージをもてるような言葉がけをするのがオススメ。また、泣きながら登園しても、パパやママが帰った5分後にはケロッと泣き止んでいる子がほとんどです。子どもは順応性が高いので大丈夫!幼稚園の先生や保育士は特別な勉強をして専門の資格をもっている育児のプロです。安心して送り出してください。行きしぶることがずっと続くようなら“園で何かありましたか?”と相談してみてもよいと思います。“苦手な子がいる”、“プールがイヤ”など、その子が行きたがらない原因があるはずです」多くの親が、わが子は大事だしかわいいけど、余裕がもてずにイライラ…。先生は毎日、子どもと接しているのに、どうしてかわいいと思えるの?「保育士と保護者は立場が違います。パパとママは育児以外にも掃除や洗濯、ごはんの支度やお風呂の準備など、子どもを見ながらやることがたくさん、余裕がなくなるのは当然です。子どものしつけにも責任がありますから、目につく行動も多いでしょう。保育士は子どもと関わるのが仕事。常に子どものかわいいところを探していますし、子ども自身に思いをはせることが習慣化していると思います。何かよくないこと、危ない行動をしていても、かわいいことに変換します。“もしかして、こう思ったのかな? こうしたかったのかな?”など(笑)。子どもは言うとおりになるものではありません。子どもはマルチタスクが苦手だし、効率を考えられない。保護者が率先して見本を見せたり、きちんと理由を話してあげてください。またパパ・ママだけで抱え込まないこと。幼稚園や学校の先生、おじいちゃんやおばあちゃん、学童の先生など第三者に頼ることも必要です」「子どもの気持ちを受け止めましょう」といわれても、精神論では片づかないことがたくさんあるのが育児。筆者も一気読みしたてぃ先生の新刊「きょう、ほいくえんでね…!!」には、Twitterに書かれていない裏側や、育児にすぐに役立つワンポイントが満載です。隙間時間にも読みやすい構成になっています!てぃ先生(著)/1100円(税別)/発行:マガジンハウス<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2019年05月11日この春新しく入園したお子さんを持つママたち。どうですか?? 毎朝スムーズに登園できてますか?? なんの未練もなくさっさと教室に入っていって拍子抜けしてしまった、むしろママの方が寂しいという話も時々聞きますよね。 4月に入園して少し慣れたのに、GWを挟んだらまた振り出しに戻っちゃったというご家庭も少なくないと思います。 つい先日、小学5年生の長男がこんな事言い始めたんですよ。なに?? いつの事?? おおおーーーーー。 かれこれ7年前、当時3歳の日のことを今でも鮮明に覚えているそうです。 今までこんな話を聞いたことはなかったのですが、聞いてみたらすごく面白かったんです。そう、あれは登園初日。入園して1か月は慣らし保育なので 2時間で帰ってくるんですよ。 子どもたちのことを思っての時間配分なのですが私からしたら早すぎでした(笑)で、大人の私からしたら2時間幼稚園に行くなんて「たったこれだけのこと」なんですよ。 幼稚園にちょろっと行ってお歌うたって遊んで帰ってくるだけ。なーーーんも難しくないですよね。 でも子どもからしたら一大事の大問題らしく、前日の夜はこんな事になってしまいました。 (以下、当時の記録をもとに書いています)■初登園の前夜。長男に「1人での登園」を説明しようとしたら…夜20:10。寝床に入った長男。 電気を消して寝る前に、明日のことをもう1回ちゃんと説明しておこうかなと思った私。 私:「明日はひとりで幼稚園バスにのって幼稚園行くからね」 長男:「…ママも!」 私:「ママはバス停まで一緒に行くから」 長男:「ちだう!」 うーんやはり…。1人で登園できそうな気配が感じられません。 私:「ママはいかない。11時にお迎えにいくから」 長男:「ママもいっちょにようちえん いちゅぅぅー!」 私:「ママはいかないの。おうちでお留守番」 怪しい雰囲気になってきました。何を言っても しか言いません。 私:「ううん。行かない。幼稚園バスどんなんだったかママに教えて?」 長男:「マーマーもーーいっちょにいちゅ!」 私:「ママはいけないの。幼稚園は子どもが通うとこなの」 長男:「マーマーもーーいっちょにいちゅーー!!」 …もう、このあたりまで来たら、 ひっくり返って大号泣です。あぁ~~寝ようと思った時にまずかったかな…。いやいや、でも、このままうやむやにしたところで、明日の朝、押し問答するのは目に見えてるし…ここはしっかりと話し合っといた方がいいんじゃないかしら。とにかくその場しのぎで適当にごまかすのだけはやめておこう。 「ママはいかないの」「ママもいっちょにようちえんいちゅ!(泣)」「ママはいかない」「ママもいっちょにようちえんいちゅー!(泣)」「ママはいかない」「ママもいっちょにようちえんいちゅーーー!(泣)」ひたっっすらこのやり取りの繰り返し!!たぶん……100回ぐらい(笑)母もしつこけりゃ、子もしつこい(笑)もういっそのこと「ママいかない」「11時お迎え」「バスひとりで乗る」この3セリフをテープに録音してエンドレス再生でもしようかと思ったほどです。 ひたっすらおんなじやり取りを繰り返し、時すでに1時間経過です。 一度場所を変えてリビングへ移動しテーブルに座ってみました。が、そこでも差し向かいで号泣する長男。 私:「いいよ。ママ、長男が分かるまで待ってる」 うぉーーーーーーんうおんうおん!!(号泣) 長男:「マーマーもーーー! うぉーーーーんうぉーーーん!」 ひたすら同じ事を言い続け21:25。 長男:「わたった! わたったよー!」 私:「…え!? 分かったの!? えらい突然やな(笑)」 長男:「うん…ねよ」 どひゃーーー!! 思わず笑っちゃいました! 突然終わりました!!かなり怪しいけど、どうやら納得したらしいです!(ほんまかよ) 長男:「…ママも…いっとに…いちゅ…ぐーーーzzz」 やっぱり納得していない…。恨み節を吐きながら寝ましたわ(笑) ■夫に報告すると…その後、帰宅した夫にこのいきさつを話したら、 夫:「そりゃ、今までずっと一緒にいたんだもん。いきなり1人で行くなんていやに決まってるやん。それを一晩で納得させようなんてムリムリーー(呆)」 …だってだって。ちゃんと納得してもらわないと明日の朝大変と思ってさぁ。 夫:「そんな初日から完璧なんて求めなくても。泣いたってバスに放り込めばいいやん」 …そうやけどぉぉ。そのバス停に行くまでがネックで…ちゃんと家出れるかなぁ…。 私も第1子で初めての経験なので不安です。 夫:「大丈夫だって。なんとかなるって! 明日は俺もいるし」(いや君は役に立たんだろ!) 夫:「長男はなんだかんだ言って、行けば楽しめるタイプの子やから、楽しいところってわかったらすすんでいくようになるって!」 そうかあ~~。気にしすぎなのはわかってるんだけど、自覚はしてるんだけど…やっぱり今朝はドキドキ落ち着かなかった私。 はー…ドキドキ。家、ちゃんと出れるかしらぁ…■いよいよ当日。いざ、登園!!結局翌朝は昨晩の健闘むなしく、まったく同じやり取りを繰り返し…。最終的には奥義・「ママもパパも行っちゃうよ!」を実行し、夫婦そろって玄関で出発しちゃうフリしたら、慌てて長男も出てきたという…完全におびきよせでございます。 無事、家の近くの待ち合わせ場所に到着! よっし!! なんとか家、脱出成功!! 第一関門クリア!(なんの戦いこれ) 朝の通勤ラッシュの車をあれやこれやと観察してるうちにバスが到着してー… どうかなーー!? 乗るかなーーー!? のるか!? そるか?!のるか! そるか?! …おーーーーっと!! すんなりとバスに乗りこんだぁアーーーー!!では、先生! よろしくおねがいいたしますーーー ブルブルブルーーーー… 超不本意そうな顔をしながら無理やり先生に手を振らされ、バイバイしながら息子は旅立っていきました。 いってらっしゃぁぁーーーい。 やれやれ。 昨日の夜はどうなるかと思ったけど、朝が来て、目の前にバスが来れば意外にすんなりと乗り込んでいきました。 パパの言う通り、あんなに必死になって納得させる必要なんてなかったのかもね。もっと自然の流れに任せてもよかったのかも。 という初日でございました。 ■あれから7年。長男が当時を振り返って語ったこと当時、私も若くて一生懸命でしたね。 そして、あれから7年経った長男があの時どういう気持ちだったのかを語ってくれました。とにかく彼の頭の中ではだそうです。 ママは色々安心させようと言ってくるけれど、ボクからしたらどこに行くのかも何をするのかもわからなくて不安で、行く事は別にいいけどママについてきてほしい、ママと一緒に行きたいっていう気持ちで溢れていたそうです。 なるほど。 たしかに「行かない!」とは言ってなかった。ママも一緒に行くって主張してましたね。 長男:「バスに乗り込んだ時には嫌で嫌でしょうがなかったけど、走り出したらすぐに窓の外の車を見るのが楽しくなって、どうでもよくなった」 え!!!! 切り替えはっや!!!! 現にあの日迎えに行ったら、朝の不安気な顔とは打って変わってニコニコ笑顔で出てきました。でも翌日からしばらく朝は泣き続けたんですけどね(苦笑) 大人の私達からすれば、幼稚園がどういう場所かも、幼稚園が何をする場所かも経験しているので不安はありませんが、自分に置き換えてみたら。。。 いきなり「お前このバスに乗れ!!」とか言われて、どこに行って何をするのかもわからないバスに無理やり乗せられるような感じかな??え、こわっ!! 絶対イヤだ!! バスなんて乗りたくなぁぁぁぁい!! ていうか、一緒についてきてよ! どうして1人で乗せるんだよ!! やだよ! 家にいたいよーーーー!!!! って、なりますね…おぉ…。 というわけで、人生で初めてママと離れて小さな社会に出て行く子どもたちからしたら、大人が思ってる以上に、不安で心細くてドキドキしちゃう事なんだということが、長男の証言からもわかります。 でもじゃぁ一体どうしてほしかったのかと聞くと「無理やりにでも放り込んでくれてよかった」だそうです(笑) そうなのか! 休ませてほしかったとか、乗せないでほしかったとかじゃないのか!長男は長男なりに「そりゃ無理やり乗せるしかないやろ」と思ってるらしいです。親が思ってる以上にたくましい一面も持ち合わせているということですね。 もちろんその子その子によって性格も違いますし、感受性も違うので一概にこうとは言えないのですが、我が家の長男の「当時を振り返る」でございました。
2019年05月10日登園をイヤがったことはある?ゴールデンウイークが明けて、久しぶりの登園。行ってきまーす!とニコニコ出かけてくれればいいけれど、中には、「行きたくない!」と涙した子どもたちもいたのでは?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「子どもが登園をイヤがったことはありますか?」と聞いたところ、8割以上が「ある」と回答。どんなときに登園をイヤがったのかと、そのときの対応を聞きました。母も泣きたい、その気持ちは見せずにとにかく笑顔で!■入園から数か月、教室の前で別れるたびにホロホロと泣いていた娘。いつも先生におんぶされて部屋へ。私も涙しそうになるのをこらえて、とにかく笑顔で元気に送り出すように心がけていました。夏休み前に担任の先生が家庭訪問で自宅に来てくれてから先生を近く感じるようになったのか、泣かなくなりました。(りんりん/33歳)■ 毎朝バスに乗るのを拒み続けて1年半。泣いたり、バスのドアにしがみついたり、私の服を離さなかったり毎朝格闘でヘトヘト。でも幼稚園に着くと楽しく過ごしていると先生から聞いていたので不安なく笑顔で送り出しました。息子に理由を聞くとママと別れるのがツライからと。ある朝突然バイバイして行くようになりました。1年半は長かった。(まめこさん/44歳)■ 次女が生まれてから、「行きたくない、ママと赤ちゃんと家にいる」と泣くようになりました。そこで、朝は玄関で、「〇〇ちゃんだけ特別に元気がでる魔法のキラキラをあげるね、赤ちゃんにはナイショよ」と小さな金平糖をあげるように。そして、出かける前と帰ってきたときはとにかく笑顔で。赤ちゃんのお世話はせずに、数分だけでも長女とベッタリすることを心がけました。2〜3か月で笑顔で登園できるようになりました。(きょん/33歳)■ 年少さんの時は、毎日のように泣いていて、私もストレスを感じていました。でも、大人でも会社に行きたくないときもあります。子どもにとっては、幼稚園は会社に行くのと同じなのかなぁって。友達との人間関係やお遊戯など頑張ってやらないといけないことがあって。そう考えたら、少しは娘の気持ちもわかるような気がして、泣いても怒らないで送りだせるようになりました。(さっちゃんさん/44歳)■ 下の子が生まれてから、毎朝言うように。保育園なんて大キライ!とも言っていました。どうして?と聞くと、ママがいないから、だそう。ほかのお友達はママ来てる?と言うと、来てないことがわかったのか、仕方なく行っていました(笑)。また「保育園に行って帰って来たらいっぱいギューしてあげるから、行きなさい」と言ったら行ってくれました。(このんべぇさん/36歳)大丈夫!行ったら楽しいからと送り出す■ 行ったら楽しいから行かせちゃいます。ぐずつく息子に、バスの先生が、「じゃぁ◯◯先生(担任)に、今日はぼく幼稚園休みます!って言いに行こう!」と。その言葉にふきだしちゃって笑顔でバスに手を振れました!先生に脱帽でした。バスが出発し、園に着いたら、泣いていたことがウソのようになることを分かっている先生の余裕の発言でした!(じゅんちゃんさん)■ 娘が年少の時、幼稚園に着くまでは泣いたりも嫌がったりもしないのに、お部屋の前に行ったらスイッチが入り「行きたくない」と泣く日々が続いた。結局泣きながら先生に引き離され、後ろ髪引かれながら帰っていた。でも、本人は行ってしまえば気持ちを切り替えて人一倍楽しんで来ていた様子。その節は本当に先生にお世話になりました。(aokoさん/36歳)子どもなりの理由を受けとめる■ 課外で入っているスポーツクラブがイヤ!と登園を嫌がっていた長女。期間は1か月位で週1回なので回数としては4回くらい。できるつもりのイメージと実際のできない自分とのギャップに折り合いがついたのか、自然と嫌がらなくなりました。(たまみさん/38歳)■ 1日だけ。 その日は2回目に体操の先生が来る日。 体操の先生が怖かった息子は園直前で行かないと号泣… 下の子を抱っこしてたため、長男をおんぶして園へ。 その日、たくさん体操の先生と遊んでもらい、その日以来大好きになりました!(みさん/33歳)行きたくないなら、休ませるのもあり■ なんだか幼稚園に行きたがらない。 そんな時、まずは子どもの話を聞きます。それでも言わない、ただぐずる時は、休ませちゃいます。まだうまく気持ちを伝えられない、自分の考えてることが整理できない年齢の子どもです。ズル休みなんて思いません。そういう時があってもよいと思っています。(芝えびさん/39歳)■ 行きたくないと泣いたら、「行ったら楽しいよ」「今日のお弁当は大好きな〇〇だよ」と笑顔で声かけします。それでも行きたがらないときは、「よーし!今日は特別にお休みしちゃおっか」と休ませます。大人だってそんな日があると思うから。親子でゆっくり過ごすと翌日は笑顔で登園しています。(たこ/30歳)<あんふぁんWeb編集部>
2019年05月07日緊張してはじまった新学年、そしてその緊張がとけたであろうゴールデンウイーク。長い休みのあとに、登園・登校をしぶる子どもは多いのでは。そんな子どもの不安をとりのぞくために、食事でサポートできることはないか、国際食学協会の準食学士でナチュラルフードコーディネーターの早瀬可依子さんに話を聞きました。不安定な心やイライラの原因は食事にもあった?「世の中便利になり、いつでもどこでも何でも手軽に食べられるようになりましたが、簡単に食べられる加工食品には添加物がたくさん。添加物は摂りすぎると必要な栄養素を排出してしまうのですよ」と、話し始めた早瀬さん。「え、必要な栄養素を排出!?」と、スタートから食いついてしまった筆者。たとえばハムやソーセージ、練り物などに含まれる“リン酸塩”は、カルシウムを排出させ、トリプトファンというアミノ酸を減少させるそう。このトリプトファンは、私たちの神経伝達にとても重要なセロトニンという神経伝達物質を作るのに必要なもの。このセロトニンが不足すると精神的に不安定になったり、イライラしたり、睡眠障害を起こし朝起きれないという負のループに陥ることも。子どもだけでなく、大人のイライラや睡眠障害にも当てはまりそうです。トリプトファンを含む食物は?体内では作られず食物から摂取するしかないトリプトファン、一体どんな食物に含まれているのでしょうか?「トリプトファンはたんぱく質の多い食物に含まれます。肉やマグロやかつおなどの赤身の魚もですが、大豆製品、魚貝類。卵はアレルギーの心配がないのなら、とてもポイントが高いです」中でも早瀬さんオススメなのが、ひじきと高野豆腐。ひじきはトリプトファン以外にもマグネシウムとビタミンB6が豊富。高野豆腐は大豆製品の中でもトリプトファンの含有量が多いそう。どちらも乾物として売られているので、いつでも手に入り便利です。「でも高野豆腐は煮物以外の食べ方を知らないし。そもそも高野豆腐の煮物が苦手で…」という場合は、水で戻した高野豆腐をフードプロセッサーで崩し、ミンチの代わりに肉そぼろにしたり、ミートソースに入れるとよいようです(お店によっては粉状のものも売られています)。甘いもの=“砂糖”の摂り過ぎにも注意が必要加工品以外にも、注意すべきなのが“砂糖の摂り過ぎ”。砂糖を多く摂取すると太ってしまう…と心配されがちですが、実はそれ以外に注意すべきポイントが、“甘いもの中毒”なのです!砂糖など甘いものを食べると脳内に快楽物質ドーパミンが放出されます。それが常習になると、常に甘いものがほしい状態になり、またさらに甘いものを欲することに。人間は甘いものを食べると血糖値が上昇しますが、ジュースなどの液糖は吸収も早く、上昇も急激。このアップダウンの激しさで精神的にも不安定になるのだそう。「アメやラムネをなめさせていればおとなしいから」、「ジュースを与えれば落ち着くから…」と、その場しのぎで子どもに与えてきたおやつ、話を聞きながらすぐに見直すべき点だと思いました。早瀬さん曰く、甘いおやつの代わりにはアーモンドやクルミ、ブルーベリーがオススメ。おやつ用の小魚などを持ち歩くのもよいかもしれません。バランスよく、野菜も何でも摂り過ぎ、偏りはNG。バランスのよい食事が基本です。これらのほかに、オススメの野菜についても聞いてみました。かぶの葉は、イライラを押さえ安眠効果も得られるカルシウムが豊富。にんにくには脳内の活性化に関わるビタミンB1の吸収を高める働きがあり、また梅のクエン酸は血液をきれいにし、カルシウムの吸収を高めるそう。梅は小魚や海草と一緒に食べることでイライラ防止にもつながるようです。一番大切なのは、親子のコミュニケーションチャイルドケアの資格を持ち、ベビーマッサージの講師でもある早瀬さん、「食事以外にもできることはあります。お子さんにマッサージをしてあげると、心が落ち着きますよ」と、食事以外のケアについてもアドバイスをくれました。肌に触れるということは、新陳代謝を促進するだけでなく、自律神経を整え、精神を安定させるといいます。もちろん親子のコミュニケーションなので、話しかけ、語りかけ、笑顔も大切。これらが子どもの心を安定させます。子どもが少しイライラしているかな?不安定かな?と思うときには、話をしながら手や足をマッサージしてあげるとお互いの心が落ち着くかもしれません。最後に、「食事は誰が作ったかということもだけれど、誰と一緒に、どのように食べるのかも大切ですよね」と早瀬さん。1日1食だけでも“おいしく、楽しく”コミュニケーションをとりながら食事をしてほしいとのことでした。子どもたちが安定した園生活、学校生活を送れるよう、また家族が気持ちよく生活できるよう、日々の食事を見直していきたいと思います。取材協力:<文・写真:フリーランス記者林未香>
2019年05月06日子どもの学校生活では、登下校時の交通安全が心配だという家庭もあるでしょう。また、すでに学校に通っているという子どもたちについても、ニュースなどの事故や事件を見ると、登下校時の交通安全対策が不安になったりします。子どもたちが安心して通学するために、どのような安全対策が必要なのか、親たちの声から考えてみたいと思います。■8割近くが地域の交通安全対策が「ある」と回答アンケートでは、登下校時の交通安全について、地域の取り組みがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が約8割で、多くの地域では交通安全の取り組みが行われているようです。ただ、「ない」や「わからない・どちらとも言えない」と答えた人も2割近くいて、地域間で取り組みの有無は異なるようです。Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?ある 79.6%ない 7.6%わからない・どちらとも言えない 12.8%■ボランティアによる見守り活動とは「ある」と答えた人の声を見ると、登下校時に子どもたちを見守るボランティアが多く存在するようです。どのような活動をしているのでしょうか。「下校時に、高齢者のボランティアさんで構成される“地域の見守り隊”が、交通量が多くて見通しの悪い場所に立って注意してくれています。よく言い聞かせてくれているようで、この間息子に“自転車乗っている時は並列しちゃダメ”と私が注意されました」(千葉県 40代女性)「町内会の人や、学校の生活の委員会、先生たちが月に1~2回交差点に立ってくれています。あとは毎日みどりのおばさん、おじさんも立ってくれています。雨の日、雪の日、風の日も毎日感謝です」(北海道 40代女性)「毎朝、学校がある日は車の通りが多い場所に、ボランティアのおじさんが毎日立ってくれています。奥さんも亡くなって、それが生きがいなんだとお聞きしたことがあります」(福島県 40代女性)「私の住んでいる町は、小学校1〜2年生の下校時には、必ず見守り隊という大人の方が、家まで送って下さいます」(島根県 40代女性)ほかにも、「ボランティアが生徒の名前を覚えていてくれて安心できた」という意見など、その存在に心から感謝する親の声は多く寄せられていました。一方で、ボランティアが高齢者で構成されていることも多いため、その体力を心配する声も。活動があくまでボランティアである以上、継続可能な取り組みかどうか、懸念する人もいるようです。たしかに、地域の子どもたちのために、無償で通学ルートの見守り活動を行うというのは、なかなか簡単にできることではありませんよね。多くの地域では、そういった人たちの善意によって、安全な登下校が可能になっていて、パパやママたちは感謝の声を寄せていました。■保護者による見守り活動、負担に感じる声も…また、保護者自身による取り組みがあると答えた人も多くいました。「保護者の“パトロール当番”がある。登校時は、危ないところなどで旗を持って立ちます」(茨城県 30代女性)「小学校のお母さんの役が毎年選出されて、朝と下校時に立ってくれています」(神奈川県 40代女性)「登校班で親が当番で引率しています」(神奈川県 40代男性)旗を持って危ない道に立つ、登校時に引率するなど、保護者による当番制で子どもの登下校時の安全を守る取り組みをしている地域も多いようです。同じエリアに住む子どもたちをまとめて、代表の親が見守ることで、協力体制が取れているようで、「子どもとの触れ合いを楽しみながらやっている」という前向きな意見も寄せられていました。ただ、一方でその当番を負担に感じる人も少なからずいるようです。「朝は保護者が順番で旗振り、帰りは週三日、保護者が順番で学校の門から子どもたちのあとについて指導しながらついていきます。自分はシングルで頼れる家族もなく、仕事は休みをもらわなければならない。月に1回だけど、年間にすると10万以上収入が減る。だれが決めたか知らないが、保護者が過保護になり過ぎていないか?」(茨城県 40代男性)「保護者、教員、地域の見守り隊が、登校する道の各所に点々と立って、生徒の登校を見守る。必要なのはわかるが、寒いなか、乳児を抱えてまるで雪だるまのようになって、1時間近く立つのは正直つらかった。ほかの小学校は、ほとんどがボランティアと教員。同じ市内にあって、この差は何だ?と思ってしまう」(愛知県 40代女性)「PTAで毎週見守りをしていて、家から微妙な場所に立たなくてはならない。仕事にも行かないといけないので、毎週は負担が大きすぎます」(広島県 40代女性)どれも切実な声で、保護者が自分の仕事や育児など、多くのタスクに追われている様子がわかります。同じ市内でも、保護者の当番の有る無しが異なるという意見も多く、「なぜうちの子どもの学校だけ?」と思ってしまう気持ちも理解できますよね。「自分たちの子どもは自分たちで守らなければ」と思う気持ちはあるものの、現実ではなかなか難しいということがわかります。■「登下校が心配」という切実な声「取り組みがない」と答えた人たちをはじめとして、登下校に関するさまざまな心配の声も多く寄せられました。「一応見守り隊の人がいますが、車で通るだけで危ないところに立ってくれないので意味があるとは思えない。同じ町の違う地域ではちゃんと横断歩道や下校時についてくれているのに、残念です」(島根県 30代女性)「登下校を見守るボランティアを募集しているが、うちの地区は協力をしてくれる人がいない。隣の地区は協力をしてくれる人がたくさんいて、地域の温もりを感じる」(静岡県 30代女性)「団地に囲まれていて高齢者が多く人通りが少ないので、不審者などの連絡は頻繁にあります。ただ、個々の家庭で“1人で出歩かない”などと子どもたちに言うしかないのが現状です」(千葉県 40代女性)「小学校の立地周辺にスクールゾーンがない学校です。大きなトラックが子どもスレスレに通っています。登校時間の20分だけでも通行止めにしてほしい。事故が起きないと改善されない現実がもどかしいです」(埼玉県 40代女性)ほかにも、「人の少ない地域に引っ越したら、見守り活動をしていなかったので驚いた」という意見も。登下校の安全対策が、どうしても地域の高齢者や保護者によるボランティアに頼りがちとなっているため、地域ごとの取り組みの格差が出てしまうようです。■小学校への親の送り迎えは過保護なのか?子どもの通学は毎日のことなので、保護者の心配は募ります。なかには、みずから送り迎えをしているという人もいるようです。「3km近い山道を一人で帰ってくるので、お迎えにいっています」(島根県 30代女性)「歩道がないところがあり、道幅も狭く危険な場所が多いので、毎朝見守りのために途中まで一緒に登校します。『過保護かな?』と思うときもありますが、同じ班の子どもたちもみんなかわいいし、大人の目線で危険を察知して未然に防いであげることが大事かなと思います」(神奈川県 40代女性)「最近圏央道が学校の近くを通ってますが、歩道橋ができただけで、とくにガードレールもない道を30分かけて登下校しています。朝も帰りも集団登下校なので 娘が一人になる所まで迎えに行っています」(茨城県 30代女性)ほかにも「ひとりで下校してくる時もあるので、GPSを付けて途中まで迎えに行っている」という声もありました。筆者も4月から小学1年生になる長男が通う小学校では、人ひとりが通れるかどうかという狭い通学路を使うため気になっています。子どものギリギリ横を大きなトラックが通ることもあり、大人でもヒヤヒヤする場所なので、しばらくは筆者も送迎する予定。ただ仕事との両立もあるので、いつまで続けるかは悩みのタネです。■子どもの安全を守るために親にできることは?地域の取り組みがある人もない人も、それぞれ子どもたちの登下校について悩み、考えていることがわかりました。そんな私たち保護者に、できることとは一体なんなのでしょうか。▼子どもに普段からしっかり交通ルールを教えるとくに多かったのは、子どもにしっかりと交通ルールを教えることの重要性を訴える声でした。「うちの娘には、『横断歩道の信号機が青になってもすぐ渡らないで、まず車が来ないか、来たにしてもちゃんと停まってから渡るように』と言って聞かせています」(北海道 40代女性)「大切なのは親がきちんとしつけているかどうか。広がって歩いたりとか道に走って飛び出たりとかは、普段から親が注意して諭さないとダメだと思います」(愛媛県 30代女性)「子ども本人の意識が大事だと思います。学校だけでなく普段から家庭での教育が欠かせないと感じています」(徳島県 50代女性)ほかにも、「登下校ルートの危険な場所を口をすっぱくして教えるしかない」という意見もあり、親の方も努力が必要だということがわかります。子どもが1人で登下校するとき、危険なルートを通りそうになったときに、「はっ」と親の声を思い出せるよう、根気強く注意喚起することが必要そうです。▼親自身がしっかりと行動して教えるさらに、親自身が行動で示すことも大切だという声も。「子どもの安全は親の仕事だと言いますが、横断歩道のない所を子どもの手を引いて渡っている親はどうなんでしょう。歩道を歩いていても、事故に巻き込まれるこのご時世です、少しでも減らせていけたらと思います」(愛媛県 40代男性)「朝の旗降りなど面倒だとは思いますが、やっぱり子どもの安全を思うと仕方ないことだと思います。子どもたちにも『道で広がらない、ふざけない、何かあったら助けを求める』ように言い聞かせています」(神奈川県 30代女性)親自身が交通ルールをきちんと守ったり、交通安全活動に参加したりして、子どもたちに対して行動で示すことが大切だという意見もありました。筆者自身、急いでいるときに信号が点滅してから慌てて走って、子どもに「信号が赤になるよ」と諭されて恥ずかしい思いをしたことがあります。言葉では「右左を見てから道を渡ろうね」などと簡単に言えますが、もしかして子どもの心に一番響くのは、親の立ち居振る舞いなのかも。普段からみずからが行動で示して、子どものお手本となるのが大切なのかもしれませんね。ここまで、登下校時の地域の取り組みと、親にできることについて考えてきました。交通の状況や、地域の人口や世代など、それぞれに特徴があるため、なかなか一概に答えを出すことは難しいテーマだと思います。地域ボランティアの減少や共働きが多くなり親の登下校見守りが難しくなるなか、最近では不審者情報がメールやSNSを使って情報が入ったりします。今後はもしかしたらスクールバスなども日本でも導入されるかもしれません。国でも「登下校防犯プラン」として対策をまとめ出しています。国、警察、学校などの取り組みも期待したいところです。ただどんな状況であれ、交通安全について親が子に伝え、さらに行動で示すことが、まずは基本の第一歩となるだろうと思います。口で交通ルールを守るように言ったとしても、自身が信号を無視したり、スマホ片手に歩いていては、子どもにも伝わらないでしょう。ほかにも一緒に通学路を歩いて危険場所を確認する、車移動の激しい場所をチェックする、不審者への対応方法などを教えるなども必要となってきます。多くの子どもが持っている防犯ブザーもいざというときに使えるように練習するなど、親にできることは多くあるだろうと思います。筆者を含め、不安な気持ちを抱えながら登下校させているパパやママもいるでしょう。それでも自分自身にできることを小さなことから積み重ねて、子どもの登下校を見守っていきたいですね。<参考>内閣府: 登下校防犯ポータルサイト 警察庁: 登下校防犯プラン Q.登下校時の交通安全、あなたの地域の取り組みは?アンケート回答数: 8469件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年04月17日園のママ友と卒園後も続く?あんふぁんWebの「どっちだポン!」コーナーで「園のママ友と卒園後も続くと思う?」と聞いたところ、「続かない」が58.1%、「続く」が41.9%と、わずかながら「続かないと思っている人が多い」という結果に。それぞれの理由を聞きました。(投票期間/2018年11月21日〜12月4日)自分の友達とは違うから…【続かない・続けたくない】■ 続けたくない! 表面的なつきあいに上辺の会話、もういらない。(ののさん/47歳)■ 子どもが長子だとお互いが腹の探り合い。会話を聞いているとその中に入る気になれず。小学校でPTAを通じて相談できる友人ができたので問題なし。(表面上のお付き合いさん/?歳)■ 小学校が違ってしまうと段々疎遠になってしまう。学校行事も日にちが違うと代休も重ならず、一緒に遊ばせる機会もほぼなくなる。(ゆきにゃさん/36歳)■ 子どもが同い歳ってだけで自分の友達とは違う。 縁がある人とは仲良くなれるのですが、なかなか難しいし、ベッタリするのは危険!!(マドンナさん/36歳)■ まだ年少なのもあり、あまり親しいママ友さんはいませんが…今後親しくなったとしても、我が家が転勤族で周期的に卒園と同時に県外に転居することになりそうなので、続かないと思う。(かぜコンコンさん/41歳)■ 続けたいけど、仕事もしているので、時間がなくてなかなか難しいと思う(ぴよかあさんさん/40歳)■ その人次第だとは思うけれど、子どもがそれぞれ友達を作ったら、会う機会も減るし難しいと思う。でも私的には続いてほしい!(ピロさん/33歳)■ 続くと思われたママとは続いていなく、どうかな?と思っていたママとは続いています。 続くと思っていたママたちの共通点は「表面上だった」ということ。その場が楽しければよい。後から気づくものですけどね。 (ゅ~ちゃんさん/42歳)■ 仲良さそうにしてはいるけど、ママ友の子育て方針とか、どこにお金をかけているかとか、実は内心目についていて違うなって思うことが出てきている。それでも気にならないふりをして親しくしています。小学校に上がっても半分くらいは幼稚園の持ち上がりだけど新たな出会いがあれば変わっていくと思う。(ゆうちゃんはるちゃんさん/32歳)■ 続かないと思う。もともと幼稚園の中で同じ小学校に行く同級生が4人と少なく…。少し悲しいですが、子ども達は小学校でまた新しい友達ができますし、そうしたらまた新しい出会いもあると信じつつ。今はかなり働いているママさんもいるので、付き合い自体も浅くって感じだと思います。(わかめうどんさん/31歳)■ 続けたい!けど、小学校が離れたらむずかしいかな。どんどん家庭の考え方や子どもが仲良くしたい人も変わってくるし。。それでも交流が続くママ友は宝ですね!(mimimiさん/39歳)本当に気が合う人と出会えた!【続く・続いてほしい】■ 気の合う人だけ残るはず(ここかあさんさん/39歳)■ 仲の良いお友だちとは違う小学校ですが、予定が会うと必ず会います。(あっきーさん/31歳)■ グループだと難しいかもしれないけれど、1〜2人の本当に仲のいい人で子どもも同性で仲が良ければ続くと思います。(コッシーさん/36歳)■ ほんとに仲良しの、私を含めた3人組がいます! 上の子のときの同級生で、いま、在園中の子の学年は違うけど、1.2カ月に1回集まったり、 夏はお泊まり会も。先日もタコパしました。(悠優ママさん)■ すごく気が合うから。学生時の友達みたいな感じ。(のこのこさん/43歳)■ 気の合うママ友達とは、現在進行形で続いてます。 子どもが成長して手がかからなくなったら、旅行とか行きたいね!と話をしてるぐらい。 住んでるところが地元ではないので、学生時代の友達のほうが疎遠になってるなぁ…。(キティさん/38歳)■ いちばん上の子は高校生ですがスーパーで再会したり、年賀状のやりとりをしたり。 色々悩ましい事もあったのに、すっかり時間が洗い流してくれて、もはや同志です。頑張らない、気張らない、自然体で。(うさぎさんさん/40歳)■ 来年、年長さんになる時に引っ越してて転園しますが、続けたいと思ってます。今でもすぐ近くではなく、自転車や車で移動する距離にみんな住んでいるし。。更に遠くなりますが。 数人ですが、結構なんでも話せるママ友が出来て、子ども達も仲良しなので、新しいところでももちろん友達を作りたいですが、少し離れていた方が話しやすい事もあるし、ずっと関係を続けたいです。(コトケイママさん)■ 続くと思うし、続けたい。 満3歳クラスから一緒だったママ友がすごくいい人だったし、他のお母さんもいい人がすごく多いから。 園でも行事に卒園児を招いてくれるので、会いにいく機会もあるので、利用したい。 (いろはにへとへとさん/42歳)■ 続きます。長男の幼稚園のママ友とは中学になった今でも会ったりしてるし、長女のママ友とは小学校がバラバラになってもランチに行ったり、子どもたち込みで遊んだりしてます。次男はまだ幼稚園ですが、上二人と年が離れていることもあり、知り合いが少ないのでママ友ができるか心配です。(ソレシさん/38歳)■人によるけど学校が違うからこそグチれることもありますよ。 私は学校が同じママ、違うママ、人数はしぼられてるけど、子どもが中3になった今でも続いてますよ。(えりささん/46歳)<あんふぁんWeb編集部>
2019年03月27日関西人主婦で二児の母のモチコです。娘の幼稚園の送り迎え、普段は自転車なのですが、冬は寒い……! ということで、冬は徒歩で登園しています。幼稚園への送り迎え、幼稚園に向かう道は意気揚々と歩いて走る二太郎。幼稚園から家へ戻る道は、上り坂だからかずーっと抱っこまたはおんぶです。つ、辛い!でも徒歩登園、良いことがたくさんあるんです!体力がつく幼稚園まで片道15分ほど。そんなに長い距離ではないですが、アップダウンもあるし、毎日の積み重ねとなると、体力作りに一役買ってるのでは……と思います。大人でもなかなか良い距離ですし。ちなみに子どもの足で片道15分、そこから家までまた10分かけて帰るとなると、大人にもなかなか良い散歩です。痩せないかな〜!季節の移ろいを感じられる幼稚園までの道中、今の時期は白い息や枯れ木で冬を感じます。空気もものすごーく冷たい!これが春になると桜やたんぽぽが咲いたり、緑が生い茂ったり、虫がいたり…季節の移ろいをいろんな場面で感じられます。ちなみに夏は暑すぎて、自転車一択! 季節を感じる余裕はありません……。いや本当暑過ぎる。会話やふれあいも楽しめる子どもと一緒に歩くと会話も楽しめます!幼稚園で習った歌、娘考案の謎のゲーム(落ち葉を踏んだら負け)、放課後のお楽しみ(主におやつ)など……。他愛ないことを話しながら歩いています。手をつないで歩けるのも嬉しいです。そのうちつないでくれなくなると聞くので、今のうちにいっぱいつなぎたい! 登園は良いチャンスやなぁと思います。お友達と合流して、子ども同士のやりとりを聞くのも面白いですよ!ただ時間はかかる……ただまあ……時間はめちゃくちゃかかります。なぜか踊りながら歩く4歳児、普通に歩くのも遅いのになぜか柵に登り出す1歳児。ほかにもいきなり立ち止まってみたり、ダッシュしてみたり、葉っぱ拾ってみたり、葉っぱ踏んでみたり、石を拾ってみたり、コンクリートに埋め込まれている石を取ろうとがんばったり…。どんだけ〜!それでも、運動になって体力がつけば……疲れて夜早く寝てくれれば……と、いろいろ期待して今日も母は子ども達と歩きます!●ライター/モチコ
2019年02月27日こんにちは。5歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹を育てている田仲ぱんだです。5歳の双子たちは、現在、幼稚園の年中さん。毎日、私が送り迎えをしています。1歳の暴れん坊の末っ子を連れながら、ぐずる双子たちを連れて幼稚園に行くのはなかなか大変です。みんなが毎日機嫌よく行ってくれればいいのですが、そう簡単にいかないのが育児。とくに雨の日の送迎は、晴れの日と比べて難易度が格段に上がります。■雨の日に一番大変なことは?3人分のレインコートや傘、長靴など雨具一式を用意をしなければならないし、みんながみんなすんなり着てくれるわけではありません。転んだときなんかは絶望です。制服が汚れるのはもちろん、転んだ本人のテンションがだだ下がりです。もう幼稚園に行く気がなくなってしまいます!でも、一番大変なのは、雨上がりの晴れた日…。■雨上がりの園庭が危険すぎる!園庭に無数にある水たまり。雨が降っていると、抱っこしてダッシュで行って戻ってくるのですが、晴れているとそうもいかず、水たまりに入らないよう、常に気が抜けなくなります。水たまりに入ってしまったら、もうおしまい。汚れたまま抱っこするしかないですよね~…。
2019年02月25日